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  1. 山形市議会 2010-02-25
    平成22年産業文教委員会( 2月25日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成22年産業文教委員会( 2月25日) 産業文教委員会   日   時   2月25日(木) 14時07分〜14時47分 場   所   第4委員会室 出席委員    折原政信中野信吾遠藤吉久長谷川幸司今野誠一,         阿部典子加藤賢一阿部喜之助 欠席委員    後藤誠一 当局出席者   教育長教育部長関係課長 委員長席    折原政信 協議事項    1.報告事項         (1)地区公民館コミュニティセンター化について         2.その他         (1)高楯中学校生徒交通死亡事故後の対応について      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.報告事項 (1)地区公民館コミュニティセンター化について   社会教育課長から,別紙資料に基づき報告があった。 ○委員   資料6ページのコミュニティセンター使用基準比較表に,「地域による施設使用度の拡大」とあるが,コミュニティセンター(案)に記載の点をどのように満たそうと考えているのか。 ○社会教育課長   現在の公民館使用については,大部分のところで2カ月前に予約を受け付け,利用希望の多いところではくじ引き等を行っているが,例えば地域団体の会議などの地域活動については,2カ月前よりも以前に先取りを認めるという考えである。なお,希望が重なる場合の団体間調整は現在も行っており,実際上,他団体との障害が出てくることはない。
    委員   地域団体として認めれば,優先的に貸し出すとの理解でよいか。 ○社会教育課長   そのとおりである。 ○委員   市街地公民館については,先進地の例や今後の社会的状況を含めてどんなイメージを描いていけばよいのか。 ○社会教育課長   先進地においては,市街地公民館運営を委託している例が多いが,受託団体が必ずしも地域団体ではなく,NPOなどが受託している。一方,本市では地域活動活性化を図りながら,行政と一緒に進んでいく力を身につけるため,地域団体との関連が強い地区公民館から運営委託を始めている。そのような中,市街地公民館運営を委託しようとすれば,NPOなどは受託してくれると思うが,地区公民館とは違う動きになり,自治活動を育てていく上でどうなのかという問題がある。また,地区公民館では行政取り次ぎ業務を行っており,自治推進委員各種団体との連携もあるが,市街地公民館では純粋に貸し館社会教育事業を行ってきたため,コミュニティ活動との関連で今後の進め方をどうするのかという点を考えていかなければならない。それから,特殊なのは中央公民館である。中央公民館については,第一地区と第四地区拠点施設となっているが,その機能も残しながら,もっと使いやすく,もっと人を集められるようなシステムを考えていく必要があると思う。なお,市街地公民館においては生涯学習だけでもよいと考えている市民方々がいる反面,社会教育も必要だという市民方々もいるため,地区公民館コミュニティセンターへの移行期間において,市街地公民館から平等に各地区社会教育事業を提供しながら,社会教育・生涯学習のあり方も含めてトータルに検討していきたい。さらに,市街地公民館コミュニティセンター化しようとすれば簡単ではあるが,それで将来本当によいのかという問題が残るため,さまざまな面から検討していかなければならないし,その中で,中央公民館については施設老朽化の問題もあるため,できるだけ早く先行して進めていかなければならないと考えている。 ○委員   中央公民館など,市街地公民館であっても若干性格が違う施設もある。そのため,同じ市街地公民館でも,ある程度分けて検討せざるを得ない時期が来ると思う。また,中央公民館ホールだけでも教育財産から外し,規制緩和しながら使いやすくする方法を今回のコミュニティセンター化の検討と並行して考えてほしいがどうか。 ○社会教育課長   そのようなことを含めてこれまでも検討してきたが,例えば大きなイベントを開催する際,利用者ホールだけでなく,打ち合わせ等で他の部屋使用したいということがあり,一体的に規制緩和した方がよいのではないかという考えを現在持っている。 ○委員   初めに「より利用しやすい施設」,次のステップとして「住民による地域課題自己解決が可能となる施設へ」との考えが示されているが,「住民による地域課題自己解決が可能となる施設へ」の中に例示されている「子育て介護予防等」については,どのようなイメージを持っているのか。 ○社会教育課長   イメージとしては,新たな機能の付加ということがある。地域を支えるために,例えば学童保育施設介護予防拠点施設を併設したり,一定の部屋子育てサロン専用使用したりといったことが考えられると思う。 ○委員   まず,地区公民館の改革をよくぞやってくれたと思うし,残された市街地公民館についても早い時期に同じような方向に転換させるべきではないかという気がする。それから,滝山地区で次のような案件があった。ある部屋保育室として使用したいので連日貸してほしいという申し出があったが,公民館運営委員会大変頭を悩ませ協議した結果,認めないという結論を出した。この件は,大局的な市民社会教育活動からはちょっと逸脱している。保育園のかわりにするという発想であり,問題がある事例だった。それを考えると,例えば学童保育介護予防拠点施設の併設という話をされたが,コミュニティセンターになってから,果たしてそのような使い方を全部認めてよいのかという問題が当然出てくる。それは,限られた特定の方々利便性のために専有使用するという形になる。公民館コミュニティセンターという目的でつくったのだから,慎重に判断すべきではないかと思う。ぜひ慎重に議論しながら方向性を定めてほしい。あわせて,公民館コミュニティセンター使用における光熱水費程度の軽い経費負担についても,十分議論してほしい。利用する人が冷暖房などを使って活動するが,税金で施設運営しているのに無料というのも,本当に平等の原則に合致するのだろうかという考えをずっと持っている。ごくわずかでもよいから,利用者経費負担しなければならないと思う。そして,みんなで大事に使用していくという考え方になるべきだと思うがどうか。 ○社会教育課長   利用料についてはこれまでも検討してきており,社会教育課としての素案は持ち得ている。具体的には,地域団体無料サークルで利用する方々からは光熱水費の一部程度の軽い負担をいただくという考えであり,時期が来ればその案を出させてもらうような状況にある。なお,サークルで利用する方々市民全体の5%足らずと思われ,さまざまな公民館をかけ持ちしながら活動しているが,利用料をいただいた方がよいのではないかという考えが,市民の合意になりつつあるものと考えている。 ○委員   コミュニティセンター所長は,どのような方が選ばれるべきと考えているか。 ○社会教育課長   地域団体活動のニーズと受託団体考え方が,所長に反映されることが必要だと思う。そのため,受託団体の長を所長として想定している。 ○委員   これまでであれば,受託団体の長と公民館長は別に選考し,それなりの位置づけをしていたが,今後は兼務という形で対応していくケースが多くなるのか。 ○社会教育課長   現在は社会教育法上で公民館長を置かなければならないことになっているが,その規制がとれる。そのため,運営を代表する方が就任してくれればよいとのことである。なお,現在の公民館運営で困っていることは,運営については受託団体考え方が優先され,公民館事業については公民館長考え方が優先されていることであり,そういったことからも受託団体の長と所長を一本化した方がよいと考えている。 2.その他 (1)高楯中学校生徒交通死亡事故後の対応について   スポーツ保健課長から,次のような報告があった。  [報告概要]  平成22年2月1日午後5時30分ごろ,下校途中の高楯中学校1年の女子生徒が,主要地方道山形山寺線風間ガード下より約50m北側の横断歩道を横断していた際に,大野目方面から来た4トントラックにはねられ死亡するという,大変痛ましい事故が発生した。改めて,亡くなられた生徒の御冥福をお祈り申し上げる。  教育委員会では,日ごろより,各学校関係機関団体との連携のもとに交通安全指導通学路防犯灯設置などを行い,児童生徒通学等に関する交通安全対策を講じているが,このたびの事故を受け,2月2日付,教育長名で各小中高等学校長あてに「児童生徒の交通安全の徹底について」の通知を行い,交通事故絶無に向けて緊急かつ具体的な交通安全指導徹底を指示したところである。また,市及び教育委員会においても,緊急に次の具体的対応を行ったところである。  第1点は,当該T字路交差点近くには既存の道路照明灯設置されているが,さらなる交通安全確保対策について,道路維持課において道路管理者である県に要請を行ったところである。その結果として,県において当該横断歩道を直接照らす道路照明灯を増設することになり,その工事については既に発注がなされ,3月末までには設置工事が完了する予定となっている。  第2点として,このたびの事故を受け,高楯中学校では当面,当該横断歩道使用せず,風間ガード南側信号機つき横断歩道使用するよう対応することとしている。このことから,スポーツ保健課では,T字路交差点から風間ガード南側信号機までの歩道側防犯灯2基を設置して,通学路の安全を確保する措置をとったところである。この防犯灯については,今週末に設置が完了する予定である。さらに,防災安全課では,当該箇所への信号機設置について山形警察署に要望しているところである。  現時点での対応状況は以上であるが,教育委員会としては,今後とも各学校庁内関係部署との連携を図りながら,児童生徒通学等に関する交通安全対策に努めていきたいと考えている。...