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平成21年 9月定例会(第4号 9月25日)

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  1. 山形市議会 2009-09-25
    平成21年 9月定例会(第4号 9月25日)


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    平成21年 9月定例会(第4号 9月25日)   平成21年9月25日(金曜日) 〇出席議員(34名)     1 番  佐 藤 亜希子 君       2 番  川 口 充 律 君     3 番  武 田   聡 君       4 番  渡 辺   元 君     5 番  中 野 信 吾 君       6 番  菊 地 健太郎 君     7 番  遠 藤 和 典 君       9 番  斉 藤 栄 治 君    10 番  遠 藤 吉 久 君      11 番  折 原 政 信 君    12 番  小 野   仁 君      13 番  鑓 水 一 美 君    14 番  丸 子 善 弘 君      15 番  長谷川 幸 司 君    16 番  後 藤 誠 一 君      17 番  今 野 誠 一 君    18 番  阿 部 典 子 君      19 番  石 沢 秀 夫 君    20 番  菊 池 文 昭 君      21 番  高 橋   博 君    22 番  加 藤 賢 一 君      23 番  須 貝 太 郎 君    24 番  五十嵐 吉 信 君      25 番  斎 藤 武 弘 君    26 番  高 橋 嘉一郎 君      27 番  豊 川 和 弘 君    28 番  加 藤   孝 君      29 番  酒 井 靖 悦 君    30 番  阿 部 喜之助 君      31 番  鈴 木 善太郎 君    32 番  峯 田 豊太郎 君      33 番  尾 形 源 二 君    34 番  長 瀬 洋 男 君      35 番  斎 藤 淳 一 君
     ――――――――――――――――――――説明のため出席した者   市長       市 川 昭 男 君  副市長       荒 井   満 君   総務部長     富 田   博 君  財政部長      寒河江 敬 史 君   企画調整部長   榎 森 正 志 君  市民生活部長    伊 藤 博 夫 君   環境部長     樋 口 孝 司 君  健康福祉部長    伊 藤   久 君   子育て推進部長  阿 部 和 信 君  商工観光部長    奥 山 仁 博 君   農林部長     設 楽 新 一 君  まちづくり推進部長 玉ノ井   一 君   会計管理者    新 関 信 一 君  消防長       草 壁 利 則 君   済生館長     平 川 秀 紀 君  済生館事務局長   片 桐 伊三郎 君   上下水道事業管理者            芳 賀 賢 二 君  上下水道部長    山 本 好 伸 君   教育委員長    佐 山 雅 映 君  教育長       後 藤 恒 裕 君   教育部長     瀧 井   潤 君  選挙管理委員長   細 谷 伸 夫 君   選管委事務局長  武 田   隆 君  代表監査委員    安 達 重 晴 君   監査委員事務局長 長谷川 博 一 君  農業委員会会長   高 橋 功太郎 君   農業委事務局長  長 橋 義 雄 君  ――――――――――――――――――――事務局職員出席者   局長       鈴 木 康 友   総務課長     荒 井   進    議事課長      中 村 一 明   議事課長補佐   深 瀬   博    調査係長      高 橋 清 真   主査       伊 藤   寛  ――――――――――――――――――――議事日程第4号   平成21年9月25日(金) 午後2時開議  第 1 諸 報 告  第 2 議会案第8号 日米FTAへの反対と,農家経営危機打開を求める意見書の             提出について  第 3 議第52号 平成20年度山形一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定につ            いて  第 4 議第53号 平成20年度山形水道事業会計決算認定について  第 5 議第54号 平成20年度山形市立病院済生館事業会計決算認定について  第 6 議第55号 平成21年度山形一般会計補正予算  第 7 議第56号 平成21年度山形公共下水道事業会計補正予算  第 8 議第57号 平成21年度山形老人保健医療事業会計補正予算  第 9 議第58号 平成21年度山形後期高齢者医療事業会計補正予算  第10 議第59号 平成21年度山形介護保険事業会計補正予算  第11 議第64号 山形一般職職員に対する退職手当支給条例等の一部改正につ            いて  第12 議第65号 山形市営住宅条例の一部改正について  第13 議第66号 山形児童遊園条例の一部改正について  第14 議第67号 山形印鑑条例の一部改正について  第15 議第68号 山形国民健康保険条例の一部改正について  第16 議第69号 山形農業委員会委員選挙区及び定数に関する条例の一部改正            について  第17 議第70号 山形水道給水条例の一部改正について  第18 議第71号 山形手数料条例の一部改正について  第19 請  願 4件  第20 議員派遣について  ―――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件  日程第 1 諸 報 告  日程第 2 議会案第8号 日米FTAへの反対と,農家経営危機打開を求める意見               書の提出について  日程第 3 議第52号 平成20年度山形一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定              について  日程第 4 議第53号 平成20年度山形水道事業会計決算認定について  日程第 5 議第54号 平成20年度山形市立病院済生館事業会計決算認定について  日程第 6 議第55号 平成21年度山形一般会計補正予算  日程第 7 議第56号 平成21年度山形公共下水道事業会計補正予算  日程第 8 議第57号 平成21年度山形老人保健医療事業会計補正予算  日程第 9 議第58号 平成21年度山形後期高齢者医療事業会計補正予算  日程第10 議第59号 平成21年度山形介護保険事業会計補正予算  日程第11 議第64号 山形一般職職員に対する退職手当支給条例等の一部改正              について  日程第12 議第65号 山形市営住宅条例の一部改正について  日程第13 議第66号 山形児童遊園条例の一部改正について  日程第14 議第67号 山形印鑑条例の一部改正について  日程第15 議第68号 山形国民健康保険条例の一部改正について  日程第16 議第69号 山形農業委員会委員選挙区及び定数に関する条例の一部              改正について  日程第17 議第70号 山形水道給水条例の一部改正について  日程第18 議第71号 山形手数料条例の一部改正について  日程第19 請  願 4件  日程第20 議員派遣について  ―――――――――――――――――――― ◎午後2時 開議 ○議長斎藤淳一君) これより本日の会議を開きます。  出席議員は,定数に達しております。  本日の議事は,日程第4号をもって進めます。  ―――――――――――――――――――― ◎諸報告議長斎藤淳一君) 日程第1 諸報告を行います。  市長から,既に配付しております文書のとおり,平成21年9月8日付で,本市庁用自動車の事故に係る損害賠償の額の決定について,地方自治法第180条第1項の規定により専決処分した旨,同条第2項の規定により報告されております。  以上で報告を終わります。  ――――――――――――――――――――議会案第8号 ○議長斎藤淳一君) 次に,日程第2 議会案第8号を上程します。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○(議会案第8号)      日米FTAへの反対と,農家経営危機打開を求める意見書提出について  山形市議会は,次のとおり,日米FTAへの反対と,農家経営危機打開を求める意見書提出する。   平成21年9月25日提出
                             提出議員 折 原 政 信 同 中 野 信 吾                           同   長谷川 幸 司 同 後 藤 誠 一                           同   今 野 誠 一 同 阿 部 喜之助        日米FTAへの反対と,農家経営危機打開を求める意見書  農産物の輸入が増え,米価も下落している中,農業経営を続けられない事態が急速に広がっている。農業と農村の再生に,今,最も必要なのは,農家が安心して生産に励める条件を整えることである。  その点で,今回表面化した日米間のFTA自由貿易協定)促進問題,現に交渉が進んでいる日豪FTAEPAは,農産物全面自由化に道を開くとともに,日本農業の崩壊につながりかねず,ひいては食の安全・安心も脅かされかねない。自由化一辺倒WTO世界貿易機関)を根本から見直し,「食料主権」を保障する貿易ルールを確立すべきである。  また,米価が低落を続け,このままでは,米をつくる人がいなくなりかねない。日本農業農業経営の当面する危機に対し,打開策をとることなしに,食料自給率の向上や農業所得の増大はあり得ない。  よって,国においては,日本農業を持続可能なものとして発展させ,地域経済活性化食料自給率の向上を図るため,下記事項を実現されるよう強く要望する。 記 1.日本農業を崩壊に導きかねない日米FTA交渉は行わないこと。日豪FTAEPA交渉も中止すること。  以上,地方自治法第99条の規定により,意見書提出する。                               山 形 市 議 会  衆議院議長 ┐  参議院議長 │  内閣総理大臣│あて  外務大臣  │  農林水産大臣│  経済産業大臣┘   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜提案理由説明議長斎藤淳一君) この場合,提案者説明を求めます。5番 中野信吾議員。 〔5番 中野信吾君 登壇〕 ○5番(中野信吾君) ただいま上程されました議会案第8号日米FTAへの反対と,農家経営危機打開を求める意見書提出について,提出者を代表して提案理由を申し上げます。  農産物の輸入が増え,米価も下落している中,農業経営を続けられない事態が急速に広がっております。このような中,今回表面化した日米間のFTA交渉や,交渉中の日豪FTAEPAの促進は農産物全面自由化につながり,日本農業の崩壊や,ひいては食の安全・安心も脅かされかねません。農業の再生は,農家が安心して生産に励める条件を整えることが最も重要であります。  さらには,日本農業農業経営の当面する危機に対し打開策をとることなしに,食料自給率の向上や農業所得の増大はあり得ません。このため,自由化一辺倒WTO世界貿易機関を根本から見直し食料主権を保障する貿易ルールを確立すべきであります。  よって,日本農業を持続可能なものとして発展させ,地域経済活性化食料自給率の向上を図るため,お手元の文書のとおり,国に対し意見書提出しようとするものであります。  以上,説明を終わりますが,よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長斎藤淳一君) 以上で提案者説明は終わりました。  ――――――――――――――――――――質疑議長斎藤淳一君) これより質疑に入ります。  上程議案に対し,御質疑ありませんか。3番 武田聡議員。 ○3番(武田聡君) それでは,ただいまの中野議員からの提案に対しまして,1点だけ質問させていただきたいと思います。  平成19年から,私も産業文教委員会委員として所属しておりました。その中においても,同等の請願等々が提出されて,その中で議論をし,採択した意見書もあったかというふうに記憶しております。その中の部分におきましては,FTA交渉EPA交渉等々については,上がってきた請願に対しては,粘り強く交渉することというふうに,文面を議論した上で変更して,意見書提出がされ,採択されたというふうに記憶しております。今回の委員会での議論の中で,そのようなこれまでの経緯等々を踏まえた議論があったのかどうかということについて,御質問させていただきたいと思います。 ○議長斎藤淳一君) 5番 中野信吾議員。 ○5番(中野信吾君) ただいま,武田議員から質問があった件につきましては,今回,衆議院選挙というような中で,改めてFTA,アメリカとの貿易交渉がクローズアップされる中で,特に農業団体等からFTA交渉,締結に向けた促進は,日本農業の崩壊につながるというような議論がなされ,そういったことを踏まえながら,今回,山形市として意見書を上程するべきであろうというような議論に至りました。以上です。 ○議長斎藤淳一君) 3番 武田聡議員。 ○3番(武田聡君) 今の内容については,そういった議論だったと受けとめますが,これまで御主張されてきた見解,意見というものを変えられたという形で理解したいと思います。以上です。 ○議長斎藤淳一君) ほかに御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長斎藤淳一君) 御質疑なしと認めます。  以上で質疑を終わります。  ――――――――――――――――――――動議委員会付託省略) ○議長斎藤淳一君) 25番 斎藤武弘議員。 ○25番(斎藤武弘君) この際,動議提出します。  ただいま上程されました議会案第8号については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会への付託を省略して審議されるよう動議提出します。 ○議長斎藤淳一君) ただいま斎藤武弘議員から提出されました動議を議題とすることに,御異議ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長斎藤淳一君) 御異議なしと認めます。  したがって,委員会付託省略動議を議題とします。  お諮りします。ただいまの動議のとおり決定することに,御異議ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長斎藤淳一君) 御異議なしと認めます。  したがって,議会案第8号については,委員会付託省略動議が可決されました。  ―――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長斎藤淳一君) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので,これを許します。12番 小野仁議員。 ○12番(小野仁君) 緑政・公明クラブ小野仁です。会議規則第51条の規定により通告に従い,議会案第8号日米FTAへの反対と,農家経営危機打開を求める意見書提出について,反対の立場より申し上げます。  現在の日本農業環境は,先ほどの中野委員が申されたのと重複する部分がありますが,従事者高齢化後継者不足を初めとして大変厳しい環境にあります。耕作放棄地の拡大も進み,地域集落の崩壊がさらに進み,水や緑の保全も失われつつあります。食料自給率も,前年より1%上がったとの報告もありますが,積算値における分母の減少により上がったのであり,分子における拡大はなされておりません。そのような農業政策は,誰が続けてきたのでありましょうか。  そのような中で,過日,衆議院選挙が行われ,民主党を中心とした政権が誕生し,日本では初めてといっても過言ではない政権交代がなされました。その民主党農林水産部門の基軸は,日本貿易立国であり,日本経済自由貿易を基盤に成り立っており,従来からWTOFTAを積極的に推進する立場を明らかにしております。  その一方,我が国農林水産物市場は,米などの一部産品を除き,市場開放は進んでおり,今や我が国は世界に冠たる農林水産物輸入国であります。前段でも述べたとおり,国内農業は衰退の一途をたどっており,これ以上の一方的な農産物市場の開放は,我が国農業にとって致命的ともなりかねません。  FTAの推進を図っていくに際しては,民主党は,日本農林漁業農山漁村を守ることは絶対条件であり,農産物に関して,米などの重要な品目の引き下げ,撤廃するとの考えはとらないと表明しており,農林漁業農山漁村を犠牲にした交渉の妥結はあり得ないとも表明しております。民主党の掲げる農業分野30項目のマニフェスト,特に農業者戸別所得補償制度は,WTO農業協定及びウルグアイ・ラウンド農業合意の枠組みを前提に組み立てられており,農産物のさらなる自由化を前提にしたものでは全くないと表明し,ましてや,農業者戸別所得補償制度の導入により,農産物のさらなる自由化を進めるということでは全くないと重ねて表明しております。  EPAFTAにおいて国益を損うような重要品目について,関税の撤廃,引き下げをしないことは,WTOルール上も認められており,いわば世界の常識になっております。以上のような観点に立ち,重ねてになりますが,私は,日本貿易立国であり,日本経済自由貿易を基盤に成り立っているとの考えに賛意を示し,日米FTA交渉すらも行わない,日豪FTAEPA交渉をも中止するという願意には賛同できないと述べさせていただき,採択には反対と述べさせていただきます。 ○議長斎藤淳一君) 以上で討論を終わります。  ―――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長斎藤淳一君) これより採決します。  日程第2 議会案第8号日米FTAへの反対と,農家経営危機打開を求める意見書提出についてを,起立により採決します。  お諮りします。議会案第8号を原案のとおり決定することに,賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長斎藤淳一君) 御着席ください。起立多数であります。  したがって,日程第2 議会案第8号については,原案のとおり可決されました。  ―――――――――――――――――――― ◎議第52号ほか15件,請願4件 ○議長斎藤淳一君) 次に,日程第3 議第52号から日程第18 議第71号までの議案16件及び日程第19 請願4件を一括して議題とします。  ――――――――――――――――――――委員長報告議長斎藤淳一君) この場合,各委員会における審査の経過と結果について,委員長報告を求めます。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜総務委員長報告議長斎藤淳一君) 総務委員長 4番 渡辺元議員。 〔総務委員長 4番 渡辺元君 登壇〕
    ○4番(渡辺元君) 総務委員会における審査の経過と結果について,御報告申し上げます。  議第64号山形一般職職員に対する退職手当支給条例等の一部改正について,その主な質疑を申し上げます。  委員から,退職後に,在職中の懲戒免職処分を受けるべき行為が発覚した場合などに,支給した退職手当を返納させることができるようにするとのことだが,相手が退職手当を既に使ってしまい,返納する能力がなくなっている場合はどうなるのか,との質疑があり,当局から,一度に返納することができないとしても分割納付を促すなど,あくまでも全額を返納してもらうことになる,との答弁がありました。  次に,委員から,返納を命じたとしても,相手が応じない場合には訴訟ということになるのか,との質疑があり,当局から,条例に基づく法的な効力のある命令ではあるが,場合によっては訴訟ということもあり得ると思う,との答弁がありました。  また,委員から,これまで該当するような事例はないとのことだが,今後の抑止的な効果なども期待して,このような規定を設けるということなのか,との質疑があり,当局から,懲戒免職処分を受けるような行為は在職中に発覚するのが通常であるが,仮に退職後に発覚しても対処でき,また,行為を抑止する効果があると考えている,との答弁がありました。  大要以上の後,議第64号については,全員異議なく可決すべきものと決定いたしました。  以上で報告を終わります。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜厚生委員長報告議長斎藤淳一君) 厚生委員長 14番 丸子善弘議員。 〔厚生委員長 14番 丸子善弘君 登壇〕 ○14番(丸子善弘君) 厚生委員会における審査の経過と結果について,御報告申し上げます。  初めに,議第67号山形印鑑条例の一部改正について申し上げます。  委員から,市民カードのほかに住基カードでも自動交付機による印鑑証明交付ができると思うが,交付の割合はどうなっているか,との質疑があり,当局から,平成20年度の交付枚数は,住基カードが749枚,市民カード2,441枚のあわせて3,190枚の利用があった,との答弁がありました。  また,委員から,今まで市民カードで自動交付できたものができなくなるに当たり,住基カードへの移行についてのPRは行わないのか,との質疑があり,当局から,市民カード印鑑登録証にかえている方へ個別に市民カード廃止の案内をする際に,住基カードへの切りかえのチラシも配付し,また,自動交付機設置場所でも切りかえのPRをしていきたい,との答弁がありました。  大要以上の後,議第67号については,全員異議なく可決すべきものと決定しました。  最後に,議第66号山形児童遊園条例の一部改正について,議第68号山形国民健康保険条例の一部改正については,当局説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決定しました。  以上で報告を終わります。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜産業文教委員長報告議長斎藤淳一君) 産業文教委員長 11番 折原政信議員。 〔産業文教委員長 11番 折原政信君 登壇〕 ○11番(折原政信君) 産業文教委員会における審査の経過と結果について,御報告申し上げます。  初めに,議第69号山形農業委員会委員選挙区及び定数に関する条例の一部改正については,当局説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決定しました。  続いて,請願について申し上げます。  まず,継続請願第6号国に対し教育予算の拡充を求めることについて,及び請願第8号私学助成予算の充実を求めることについては,さらに調査研究が必要であることから,継続審査とすべきものと決定しました。  次に,請願第9号価格を維持するため,備蓄目標に達しない分の早期買い入れを求めることについては,米が豊作だったり,不作だったりしたときの調整で政府が買い入れているものであり,必ずしも100万トンを買い入れなければならないとのことではないと思う。また,米価を維持するという部分で言えば,備蓄された米が古々米として市場に安価な値段で出ることにより米価が下がるのであって,請願の趣旨と本来の米価が下がっている趣旨とが違っていると思うため,不採択としたい,とする発言と,政権もかわり,農業政策においても今後どのように対応していくのかがわからない現状であるため,継続審査としたい,との発言,さらに,備蓄はもちろん価格の維持だけではなく安定供給を柱にしているが,国が価格形成に関与せず,市場の成り行きだけに任せることとなった段階では,需要と供給のバランスによって価格が変動する。きちんと備蓄数量を確保し,ある程度国内米供給量を安定させることは価格にも直接結びつき,ひいては農家安定供給にも結びつくと考えるため,現在の米づくり農家の要望としては十分願意妥当である,といった発言がありました。  大要以上の後,初めに継続審査とすべきかを諮ったところ賛成少数であり,採決した結果,賛成少数で不採択とすべきものと決定しました。  最後に,請願第10号日米FTAへの反対と,農家経営危機打開を求めることについては,新政権を縛るべきではなく,不採択としたい,とする発言と,日米FTA交渉を行うのかどうかも新政権の方針として確立しておらず,推移を見守る意味で継続審査としたい,との発言,FTAを締結すれば,日本農業は壊滅的な打撃を受けると思うため,願意妥当である,との発言や,新政権にかわっても,オーストラリアやアメリカなどの広大な面積を持つ国の農業日本古来の小規模の農業はどこまで議論しても合致しない。なお,日本は生産費が高くつくが,よい物がつくられることは間違いない。日本農業,命をはぐくむ食を守るため,また,再生産ができるような農業政策を進めてもらうためには一定のガードを行ってほしいので,願意妥当である,といった発言がありました。  大要以上の後,初めに継続審査とすべきかを諮ったところ賛成少数であり,採決した結果,賛成多数で採択すべきものと決定しました。  以上で報告を終わります。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎環境建設委員長報告議長斎藤淳一君) 環境建設委員長 23番 須貝太郎議員。 〔環境建設委員長 23番 須貝太郎君 登壇〕 ○23番(須貝太郎君) 環境建設委員会における審査の経過と結果について,御報告いたします。  初めに,議第65号山形市営住宅条例の一部改正について,その主な質疑を申し上げます。  委員から,条例改正する場合,現時点での課題だけではなく,それ以外の部分でも時代に合っているかという見直しは行うのか,との質疑があり,当局から,今回の改正は南山形住宅の建てかえに関する部分のみであるが,課題という点では,昨年度,暴力団関係者の入居を制限する改正をした。国の制度改正なども見ながら,随時対応していく考えである,との答弁がありました。  大要以上の後,議第65号については,全員異議なく可決すべきものと決定しました。  議第70号山形水道給水条例の一部改正については,当局説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決定しました。  最後に,議第71号山形手数料条例の一部改正について,その主な質疑を申し上げます。  委員から,土壌汚染には,具体的にどのようなものがあるのか。また,市内で土壌汚染の処理ができる業者はどのくらいあり,その処理方法はどのようなものか,との質疑があり,当局から,現在の法律においては,水質汚濁防止法による特定施設を廃止するときに調査が必要となる。市内では昨年度,1件の区域指定を行った。現法では届け出の必要がないため数を把握していないが,想定されるのは産業廃棄物処理業者などである。処理方法としては,埋め立てする方法と燃やして汚染物質を分解する方法などが考えられる,との答弁がありました。  さらに,委員から,業者は届け出さえすれば,誰でも事業ができるのか,との質疑があり,当局から,届け出ではなく許可申請になる。許可の基準を定める政令がまだ決定していないが,業者は許可申請することが必要となる,との答弁がありました。  大要以上の後,議第71号については,全員異議なく可決すべきものと決定しました。  以上で報告を終わります。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎決算委員長報告議長斎藤淳一君) 決算委員長 7番 遠藤和典議員。 〔決算委員長 7番 遠藤和典君 登壇〕 ○7番(遠藤和典君) 決算委員会における審査の経過と結果について,御報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は,議第52号平成20年度山形一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について,議第53号平成20年度山形水道事業会計決算認定について,及び議第54号平成20年度山形市立病院済生館事業会計決算認定についての3件であります。  本委員会は9月10日に開会し,当局からそれぞれの会計決算について説明を受けた後,大綱質疑を行いました。  その主な質疑を申し上げます。 1.市民の安心・安全を守る消防体制の整備について。 1.農業における資金貸与制度の現状と考え方について。 1.幼稚園における2歳児保育の活用について。 1.未収金徴収における現状と対策について。 1.介護保険制度における課題等について。 1.選挙事務に対する職員研修等について。 1.伝統工芸産業育成への助成の効果について。 1.現行制度における済生館の経営等について。 1.水道管理センターにおける宿・日直業務委託の状況について,などであります。  これらの質疑に対し,当局から答弁があった後,案件を各分科会に分割付託しました。  次に,委員会を9月18日に再開し,各分科会における審査の経過と結果について報告を受けた後,議第52号から議第54号までの議案3件について一括して採決した結果,全員異議なく認定すべきものと決定しました。  以上で報告を終わります。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎予算委員長報告議長斎藤淳一君) 予算委員長 9番 斉藤栄治議員。 〔予算委員長 9番 斉藤栄治君 登壇〕 ○9番(斉藤栄治君) 予算委員会における審査の経過と結果について,御報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は,議第55号から議第59号までの補正予算5件であります。  本委員会は9月10日に開会し,ただいまの補正予算5件について当局から説明を受けた後,大綱質疑を行いました。  その主な質疑を申し上げます。 1.今回の補正予算における,国からの交付金などの活用状況について。 1.政権交代に伴う国の予算執行停止措置への対応について,などです。  これらの質疑に対し,当局から答弁があった後,案件を各分科会に分割付託しました。  次に,委員会を9月18日に再開し,各分科会における審査の経過と結果について報告を受けた後,補正予算5件について一括して採決した結果,いずれも全員異議なく可決すべきものと決定しました。  以上で報告を終わります。 ○議長斎藤淳一君) 以上で各委員長報告は終わりました。  ――――――――――――――――――――質疑議長斎藤淳一君) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し,御質疑ありませんか。28番 加藤孝議員。 ○28番(加藤孝君) 請願第10号に関して,折原産業文教委員長にお尋ねいたします。  先ほど議会案第8号が可決をされております。その際に,農業をめぐる状況なり,このままではだめだという話も含めまして可決されたと私は思っております。そして同時に,なぜ今の農業がだめになったのか,そういうことも含めて8月30日,一つの国民の審判が下されたと思っております。ただ,今77万トンのミニマムアクセス米を輸入している,山形県の,約41万トンの倍の米を外国から輸入しているという状況の中で,それならどうしていくんだという部分の中で,民主党が今回,マニフェストでそのFTA関係について扱ったと。これが,先ほど来話があったように3つの,委員会における審査の採決においては分かれたということの話だったと私は思っております。  それで,新政権という,委員長報告の中にも何回か出てきている部分であって,ただ,新政権が発足して,具体的にFTA交渉に入るという話はまだなっていないし,あくまでこれはマニフェストなんだと。政党のマニフェストがそのまま国会でどういうふうになっているのか,取り上げられていくのかという部分は,国会における国会議員の先生方がこの問題をどう扱うのか。これが国会で扱われて初めて,FTAに関する部分の,きちんとした国会の対応が出てくると私は思っております。  それで,特にマニフェストの関係,議員も触れられたと思うんですが,食の安全,安定供給食料自給率の向上,国内農業,農村の振興などを損なうことは行わない。これが,外交分野における51番目の民主党のマニフェストが,そういう形になっているんですね。農村の振興などを損なうことは行わないんだと。そして,お金が下がった場合については戸別所得補償方式をやって,今の前政権における農業がずたずたにされてしまったという状況を取り戻さなきゃならないというのが,民主党における国民に対する約束事なんだと私たちは理解しております。  その状況の中で,今回請願第10号が採択されたというふうになっているんですが,今私が言ったようなその背景も含めた状況についての議論がどうであったのかということ。
     それから,請願第10号の中でも言っているように,FTA交渉を行わなければ,じゃあ農業がよくなるという保障という部分なんかも,私はかなり疑問だと思っているんですが,農業をだめにするような交渉を行わないということを前提にしてのマニフェストになっているということも含めた民主党の考え方になっているんですが,そのことについての議論の経過,それについてはどういう扱いになっていたのか。その点についてお尋ねしたいと思います。 ○議長斎藤淳一君) 11番 折原政信議員。 ○11番(折原政信君) ただいまの加藤議員の御質問に対しましてお答えさせていただきます。私の報告の方にもありましたけれども,この請願の取り扱いにつきましては,各委員の方からお話があり,さまざまな部分の中で継続審査,そしてまた請願の不採択,そしてまた請願の採択ということでお話がございました。その中におきましては,民主党のマニフェストだから云々という話ではなくて,農業そのものとしての日米FTAの問題についてどうなのかと。これをきちんとやっていくことがどうなのかというお話が趣旨であり,その中で,本来的にはもっと勉強すべきでないかという御意見もあり,継続審査という形もお諮りさせていただいたところでございましたけれども,委員会としては採択すべきという結果になったということで,本会議の中におきまして,各議員の皆様方の考え方で,山形市の議会という形の中での総意をとっていただければと思っているところでございます。 ○議長斎藤淳一君) ほかに御質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長斎藤淳一君) 御質疑なしと認めます。  以上で質疑を終わります。  ―――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長斎藤淳一君) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので,これを許します。12番 小野仁議員。 ○12番(小野仁君) 請願第10号日米FTAへの反対と,農家経営危機打開を求めることについての請願につきまして,請願者に敬意を表しながら,反対の立場より申し上げさせていただきます。  過日の政権交代を図られた民主党を中心とする政権においては,その中心である民主党は,従来から,農林漁業農山漁村を含めた日本の経済社会全体が今後とも発展していくためには,FTAWTO交渉の推進など,世界と協調・協力の関係を通じて実現していく必要があると述べております。  FTA交渉を行う際には,農林漁業農山漁村のこれ以上の衰退を招く事態は絶対に避けることを前提に,米などの重要な品目の関税の引き下げ,撤廃をしないことを条件に交渉するものとし,日本農林漁業農山漁村を犠牲にする協定はあり得ないとしてきたところであります。  こうした基本姿勢は,豪州やFTA交渉開始などについて稚拙な交渉への反対の表明,農業者戸別所得補償法案の国会での今後の審議などについて,明確に示されるものと期待しております。  先ほどの意見書と重なる部分もありますが,私は,日本貿易立国であり,日本経済自由貿易を基盤に成り立っているとの考えを重ねて申し上げ,この請願第10号に関しましては,願意に賛同できないと述べさせていただき,採択に反対の立場より述べさせていたきます。 ○議長斎藤淳一君) 以上で討論を終わります。  ―――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長斎藤淳一君) これより採決します。  最初に,日程第19 請願4件のうち,初めに,請願第9号価格を維持するため,備蓄目標に達しない分の早期買い入れを求めることについてを,起立により採決します。  お諮りします。ただいまの請願を願意妥当と認め,採択することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長斎藤淳一君) 御着席願います。起立少数であります。  したがって,請願第9号については,不採択とすることと決定しました。 ○議長斎藤淳一君) 続いて,請願第10号日米FTAへの反対と,農家経営危機打開を求めることについてを,起立により採決します。  お諮りします。ただいまの請願を願意妥当と認め,採択することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長斎藤淳一君) 御着席願います。起立多数であります。  したがって,請願第10号については,採択することと決定しました。 ○議長斎藤淳一君) 最後に,日程第3 議第52号から日程第18 議第71号までの議案16件及び日程第19 請願4件のうち残り2件を,一括して採決します。  お諮りします。ただいまの議案16件及び請願2件を,各委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長斎藤淳一君) 御異議なしと認めます。  したがって,日程第3 議第52号から日程第18 議第71号までの議案16件については,いずれも原案のとおり認定及び可決,日程第19 請願4件のうち2件については,いずれも委員長報告のとおり決定しました。  ――――――――――――――――――――議員派遣について ○議長斎藤淳一君) 次に,日程第20 議員派遣についてを議題とします。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                               平成21年9月25日        議員派遣について  地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定により,次のとおり議員を派遣する。                記 1 議会運営委員会視察同行  (1) 派遣目的 議会運営調査のため  (2) 派遣場所 岐阜県高山市,石川県金沢市,石川県加賀市  (3) 派遣期間 平成21年10月13日〜15日(3日間)  (4) 派遣議員 長瀬洋男 2 山形市議会議長会第122回定期総会  (1) 派遣目的 上記総会に出席のため  (2) 派遣場所 山形県東根市  (3) 派遣期間 平成21年11月24日,25日(2日間)  (4) 派遣議員 長瀬洋男   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜議長斎藤淳一君) お諮りします。お手元に配付しております文書のとおり議員を派遣することに,御異議ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長斎藤淳一君) 御異議なしと認めます。  したがって,お手元に配付しております文書のとおり,議員を派遣することと決定しました。  この際,お諮りします。ただいま議決された議員派遣について変更の必要が生じた場合は,議長において措置したいと思います。  これに御異議ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長斎藤淳一君) 御異議なしと認めます。  したがって,議員派遣に変更の必要が生じた場合は,議長において措置します。  以上で本日の日程は全部終了しました。  ―――――――――――――――――――― ◎あいさつ ○議長斎藤淳一君) この際,市長から発言を求められておりますので,これを許します。市川市長。 〔市長 市川昭男君 登壇〕 ○市長(市川昭男君) 9月市議会定例会が閉会されるに当たりまして,一言ごあいさつを申し上げます。  去る9月3日に招集の,今時市議会定例会に提案いたしました各案件について,慎重なる御審議を賜り,それぞれ御決議いただきまして,まことにありがとうございました。  会期中において議員各位から寄せられました御意見,御要望等につきましては,十分尊重いたし,今後の市政経営に取り組んでまりいたいと存じます。  各位には,今後とも市政発展のため,なお一層の御支援,御協力を賜りますようお願い申し上げまして,あいさつといたします。本日はまことにありがとうございました。  ―――――――――――――――――――― ◎閉会 ○議長斎藤淳一君) 以上で,平成21年9月市議会定例会を閉会します。     午後2時44分 閉 会      議  長 斎 藤  淳 一      副議長  長 瀬  洋 男      署名議員 武 田    聡      署名議員 後 藤  誠 一...