山形市議会 2008-09-25
平成20年 9月定例会(第4号 9月25日)
平成20年 9月定例会(第4号 9月25日)
平成20年9月25日(木曜日)
〇
出席議員(34名)
1 番 佐 藤 亜希子 君 2 番 川 口 充 律 君
3 番 武 田 聡 君 4 番 渡 辺 元 君
5 番 伊 藤 香 織 君 6 番 中 野 信 吾 君
8 番 遠 藤 和 典 君 9 番 斉 藤 栄 治 君
10 番 遠 藤 吉 久 君 11 番 折 原 政 信 君
12 番 小 野 仁 君 13 番 鑓 水 一 美 君
14 番 丸 子 善 弘 君 15 番 長谷川 幸 司 君
16 番 後 藤 誠 一 君 17 番 今 野 誠 一 君
18 番 阿 部 典 子 君 19 番 石 沢 秀 夫 君
20 番 菊 池 文 昭 君 21 番 斎 藤 淳 一 君
22 番 高 橋 博 君 23 番 須 貝 太 郎 君
24 番 五十嵐 吉 信 君 25 番 斎 藤 武 弘 君
26 番 高 橋 嘉一郎 君 27 番 豊 川 和 弘 君
28 番 加 藤 孝 君 29 番 阿 部 喜之助 君
30 番 鈴 木 善太郎 君 31 番 長 瀬 洋 男 君
32 番 峯 田 豊太郎 君 33 番 尾 形 源 二 君
34 番 加 藤 賢 一 君 35 番 酒 井 靖 悦 君
記
1.崩壊の危機に直面している
地域医療の再構築をはかるため,国による一層の
財政支援措置を講ずること。
2.
地域医療を担う医師・看護師などの確保と養成のための必要な施策を拡充するとともに,必要な
財政的支援体制を整備すること。
3.
救急医療体制や周産
期医療体制を整備維持するため,従事する勤務医などの労働環境の改善をはかるなど支援策の拡充をはかること。
4.病院事業にかかる
地方交付税措置については,不
採算地区病院,小児・救急・精神科・へき地・高度・周産期医療,追加費用などについて,その所要額を確実に確保すること。
以上,
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
山 形
市 議 会
衆議院議長 ┐
参議院議長 │
内閣総理大臣│あて
総務大臣 │
厚生労働大臣┘
~~~~~~~~~~~~~~
○(議会案第6号)
石油,肥料,飼料,
農業資材等の
価格高騰に対する
緊急対策を求める意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,石油,肥料,飼料,
農業資材等の
価格高騰に対する
緊急対策を求める意見書を提出する。
平成20年9月25日提出
提出委員会 産業文教委員会
石油,肥料,飼料,
農業資材等の
価格高騰に対する
緊急対策を求める意見書
昨今,石油,肥料,飼料,
ビニール類,ダンボールなど,あらゆる
農業資材等の価格が急激に高騰しているが,それらの
価格高騰に伴う
生産コストの上昇分については,生産農家からの出荷価格には反映されず,生産農家がその負担を甘受せざるを得ない状況にあり,農家経営に重大な打撃を与えている。
国際的な穀物価格の高騰などにより,外国からの安定的な食糧の輸入の確保が危ぶまれ,国内における農産物の増産による
食料自給率の向上が待ったなしの状況となっている今,政府として,それら
農業資材等の
価格高騰による農家の負担を緩和するための対策が急務である。
以上のことから,その対策として下記に掲げる事項の実現を求めるため,
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
記
1 石油,肥料,飼料,
農業資材等の
価格高騰に伴う
生産コストの上昇分の補償を含め,農家の負担を緩和するための対策を緊急に実施すること。
2 原油や穀物に対する投機を規制する施策を講ずること。
山 形
市 議 会
衆議院議長 ┐
参議院議長 │
内閣総理大臣│あて
財務大臣 │
経済産業大臣│
農林水産大臣┘
~~~~~~~~~~~~~~
○(議会案第7号)
2009年度県予算における
私学助成関係予算の増額を求める意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,2009年度県予算における
私学助成関係予算の増額を求める意見書を提出する。
平成20年9月25日提出
提出委員会 産業文教委員会
2009年度県予算における
私学助成関係予算の増額を求める意見書
山形県においては,1991年に県議会が「
私学助成の充実強化と
父母負担軽減に関する要望書」を採択して以来,
私学助成関係予算が年々増額されてきたところであるが,今年度当初予算における
私学助成関係予算は,昨年度の当初予算に比べ,約1憶8,000万円も削減されている状況である。
現在,私立学校においては,
経済的理由により授業料を滞納している者が数多く存在し,それに起因して退学せざるを得ない者も毎年発生しており,その数は公立学校と比較して突出している状況である。
予算の削減に見られる山形県の
私学助成に対する姿勢は,そのような公立・私立の格差をさらに拡大させ,私立学校に子供を通わせる父母,さらには私立学校の経営自体にも深刻な打撃を与えるものである。
以上のことから,父母の負担軽減と教育条件の改善,公立・私立の格差の是正を図ることを目的とした2009年度県予算における
私学助成関係予算の増額を求めるため,
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
山 形
市 議 会
山形県知事 ┐
山形県
教育委員会┘あて
~~~~~~~~~~~~~~
○(議会案第8号)
食の安全の確保を求める意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,食の安全の確保を求める意見書を提出する。
平成20年9月25日提出
提出委員会 産業文教委員会
食の安全の確保を求める意見書
昨今,北海道の
ミートホープ社による食肉偽装に端を発した様々な食品の偽装や
賞味期限等の改ざん,中国製冷凍ギョーザ問題など,これまで我々国民が抱いていた食の安全性に対する概念を根底から覆す事件が相次いで発覚し,最近では,農薬やカビなどに汚染され,工業用としてのみ流通されるはずの事故米が食用に転用されていたという,いわゆる汚染米問題が新たに発覚し,日を追うごとに被害の状況が明らかになっているところである。
食の安全の確保は,国民の生命・健康に直結する重要な問題であるが,これらの事件が起きるたびに食品に対する国民の不安は募る一方である。したがって,こうした国民の不安を払拭し,国民が安全・安心な食生活が送れるよう,その対策として下記に掲げる事項の実現を求めるため,
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
記
1 安全を確保するための措置が確実に講ぜられるまでの間,汚染米の主な供給源となっている
ミニマムアクセス米の輸入を一時中止すること。
2 輸入食品や
農畜水産物の検査体制の充実を図ること。
3 加工食品における原料の原産地や消費期限などの食品に係る表示の適正化を図ること。
4 食品の
トレーサビリティ制度を拡充・徹底すること。
山 形
市 議 会
衆議院議長 ┐
参議院議長 │
内閣総理大臣 │あて
経済産業大臣 │
農林水産大臣 │
消費者行政推進担当大臣┘
~~~~~~~~~~~~~~
○(議会案第9号)
生活品の
物価高騰に対する
緊急対策を求める意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,生活品の
物価高騰に対する
緊急対策を求める意見書を提出する。
平成20年9月25日提出
提出議員 鑓 水 一 美 同 川 口 充 律
同 石 沢 秀 夫 同 菊 池 文 昭
同 高 橋 嘉一郎
生活品の
物価高騰に対する
緊急対策を求める意見書
昨今の
原油価格暴騰によって,原材料や
資材価格,
各種食料品,
エネルギー等の諸
物価高騰など,国民生活や産業・経済活動は大変苦しい状況に陥っている。
日本の景気はさらに減速しているとの見方が増えており,このままでは特に
生活困窮者などに「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」が保障されなくなることも危惧される。また,いざなぎ景気以上の長期にわたるこれまでの
景気回復局面にあっても,地方ではそれを実感することができないまま,
地域経済は疲弊した状況に追い込まれている。賃金や可処分所得が低下している現在の状況においてこのまま物価の高騰が続けば,住民生活に大きな負担となることはもちろん,
地域経済や地方の行政運営にも深刻な影響を与えることが懸念される。
よって,国においては,原油や食料の高騰に伴う実質所得低下を緩和することを目的として,所得税減税や
生活困窮者に対する補助金制度の創設,生活扶助基準に物価上昇分(3%程度)の上乗せなどを行うよう,強く要望する。
以上,
地方自治法第99条の規定により,意見書を提出する。
山 形
市 議 会
衆議院議長 ┐
参議院議長 │
内閣総理大臣│あて
財務大臣 │
厚生労働大臣┘
~~~~~~~~~~~~~~
○(議会案第10号)
燃料・
生産資材等物価高騰を打破する政策実現を求める意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,燃料・
生産資材等物価高騰を打破する政策実現を求める意見書を提出する。
平成20年9月25日提出
提出議員 阿 部 典 子 同 中 野 信 吾
同 今 野 誠 一 同 須 貝 太 郎
同 豊 川 和 弘 同 阿 部 喜之助
同 尾 形 源 二
燃料・
生産資材等物価高騰を打破する政策実現を求める意見書
原油や穀物の世界的な価格暴騰は,農協等の協同組合の生産活動や市民の消費生活に直接的な打撃を与え,
生産コストの抑制や家庭における生活費の節減はもはや限界を超えており,協同組合や市民の自助努力では対応できない事態に陥っている。
協同組合による市民への安全・安心な農畜産物の供給を維持するためには,燃料や生産資材等の
価格高騰を抑制する対策が不可欠であり,その対策として下記に掲げる事項の実現を求めるため,
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
記
1 急激な
生産コストの上昇に直接対応するセーフティネットや
生産コストに着目した経営安定対策,
生産コストの上昇分を価格に転嫁するサーチャージ制度などを確立すること。
2 農業用燃油の価格を直接的に抑制する施策,燃油使用量を削減できる省エネルギー設備・施設の整備に関する施策を充実・強化するとともに,電力料金の営農用特別価格を設定すること。
3 肥料流通の合理化を図るとともに,耕畜連携の推進や土壌分析に基づく低成分肥料の活用,施肥効率の向上等の取り組みへの支援に関する施策を講ずること。
4 配合飼料価格の高騰に対応する畜産経営の安定に向けた追加対策を講ずるとともに,飼料価格が高止まりした場合における新たな経営安定対策を確立すること。
山 形
市 議 会
衆議院議長 ┐
参議院議長 │
内閣総理大臣│あて
財務大臣 │
経済産業大臣│
農林水産大臣┘
~~~~~~~~~~~~~~
○(議会案第11号)
「協同労働の
協同組合法」(仮称)早期制定を求める意見書の提出について
山形市議会は,次のとおり,「協同労働の
協同組合法」(仮称)早期制定を求める意見書を提出する。
平成20年9月25日提出
提出議員 小 野 仁 同 阿 部 典 子
同 武 田 聡 同 今 野 誠 一
同 豊 川 和 弘 同 阿 部 喜之助
「協同労働の
協同組合法」(仮称)早期制定を求める意見書
昨今の日本の労働環境においては,失業者やワーキングプアといった働くことに困難を抱える人々が増大し,深刻な社会問題となっている。
こうした中,市民自身が出資し,協同で組織を経営し,自ら働き,地域の課題を解決する「協同労働」という新しい働き方が注目され始めている。地域に根ざし,市民自身が主体となってまちづくりを創造する,この協同労働の取組みは,働くことや生きることに困難を抱える人々が,社会連帯の中で自ら仕事を創出し,社会への参加の道を開くものであり,また,地域における公的サービスの担い手としても大いに期待されるものである。
イタリアやフランスなどにおいては,既に協同労働に関する法制度が整備され,その有効性が証明されているところであるが,日本では,協同労働に対する社会的な認知度や理解が低く,また,生活協同組合などと異なり,協同労働を目的とした協同組合については,法的な根拠がないことから,社会保険の適用が受けられないなど,不安定な活動とならざるを得ない状況である。
よって,協同労働の
協同組合法の早期制定を求めるため,
地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
山 形
市 議 会
衆議院議長 ┐
参議院議長 │
内閣総理大臣│あて
総務大臣 │
厚生労働大臣│
経済産業大臣┘
~~~~~~~~~~~~~~
◎提案理由の説明
○議長(
酒井靖悦君) この場合,提案者の説明を求めます。
議会案第5号について,9番 斉藤栄治議員。
〔9番 斉藤栄治君 登壇〕
○9番(斉藤栄治君) ただいま上程されました議会案第5号
地域医療の拡充を求める意見書の提出について,
厚生委員会を代表して提案理由を申し上げます。
少子・高齢化の進展,
医療ニーズの多様化など我が国の医療を取り巻く環境は大きく変化し,地域や診療科における医師の不足及び偏在や看護師を初めとした
医療スタッフの不足の解消は大きな課題であり,
地域医療サービスをめぐっては,危機的ともいえる状況に全国で直面しております。
また,昨年12月には,
公立病院改革ガイドラインが出され,経営形態の見直しや再編・
ネットワーク化などを含めて,各自治体に対して今年度内の
改革プラン策定を求めており,
へき地医療・周産期医療・
高度先進医療・救急医療など採算性のとれない
医療サービス,いわゆる政策医療を支えてきた公立病院の存続が危ぶまれております。
地域医療は,住民の生命・健康に直結する不可欠なライフラインの
公共サービスであり,国民が安心と信頼の上に,
地域医療にアクセスできる
医療提供体制の確保が図られるよう,お手元に配付しております文書のとおり,国に対し,意見書を提出しようとするものであります。
以上で説明を終わりますが,よろしく御賛同賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(
酒井靖悦君) 次に,議会案第6号から議会案第8号,議会案第10号及び議会案第11号について,18番 阿部典子議員。
〔18番 阿部典子君 登壇〕
○18番(阿部典子君) ただいま上程されました議会案第6号,第7号及び第8号について,
産業文教委員会を代表して提案理由を申し上げます。
まず,議会案第6号石油,肥料,飼料,
農業資材等の
価格高騰に対する
緊急対策を求める意見書の提出について申し上げます。
昨今,石油,肥料を初め,あらゆる
農業資材等の価格が急激に高騰しておりますが,それに伴う
生産コストの上昇分については,生産農家が負担せざるを得ない状況にあり,農家経営に重大な打撃を与えております。また,国際的な穀物価格の高騰などにより,外国からの安定的な食糧輸入の確保が危ぶまれ,国内農産物の増産による
食料自給率の向上が不可欠です。
よって,農家負担緩和のための
緊急対策の実施を求めるなど,お手元に配付しております文書のとおり,国に対し,意見書を提出しようとするものであります。
次に,議会案第7号2009年度県予算における
私学助成関係予算の増額を求める意見書の提出について申し上げます。
県においては,
私学助成関係予算が年々増額されているところですが,今年度は,昨年度との当初予算比で約1億8,000万円も削減されております。
現在,私立学校では,
経済的理由による授業料滞納者も多く存在し,父母負担や私立学校の経営にも深刻な打撃となっており,父母負担の軽減と教育条件の改善,公立・私立の格差是正を図ることが望まれます。
よって,県予算における
私学助成の増額を求めるため,お手元に配付しております文書のとおり,県に対して,意見書を提出しようとするものです。
次に,議会案第8号食の安全の確保を求める意見書の提出について申し上げます。
昨今,これまで国民が抱いていた「食の安全」を根底から覆す偽装,改ざん事件が多発し,最近では汚染米問題が発覚するなど,事件が起こるたび食品に対する国民の不安は募る一方です。
このため,国民の不安を払拭し,安全・安心な食生活が送れるよう,お手元に配付しております文書のとおり,国に対し,意見書を提出しようとするものであります。
次に,議会案第10号及び第11号について,提出議員を代表して提案理由を申し上げます。
まず,議会案第10号燃料・
生産資材等物価高騰を打破する政策実現を求める意見書の提出について申し上げます。
原油や穀物の世界的な価格上昇は,農協などの生産活動や市民の消費生活に直接的な打撃を与え,協同組合や市民の自助努力では対応できない事態に陥っております。
このため,燃料や生産資材の
価格高騰を抑制する対策が不可欠であり,お手元に配付しております文書のとおり,国に対し,意見書を提出しようとするものであります。
次に,議会案第11号「協同労働の
協同組合法」(仮称)早期制定を求める意見書の提出について申し上げます。
昨今,我が国の労働環境において,失業者などが増大し,深刻な社会問題になっている中,地域に根ざし,市民自身が出資し,協同で組織を経営すると同時にみずからも主体的に働く「協同労働」という取り組みが注目されております。
この取り組みは,働くことなどに困難を抱えている人々が,社会連帯の中で仕事を創出し,社会参加の道を開く上で,大いに期待されているものであり,イタリアやフランスでは,既に法制度が整備されております。
よって,協同労働の
協同組合法の早期制定を求めるため,お手元に配付しております文書のとおり,国に対し,意見書を提出しようとするものです。
以上で説明を終わりますが,よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
酒井靖悦君) 次に,議会案第9号について,2番 川口充律議員。
〔2番 川口充律君 登壇〕
○2番(川口充律君) ただいま上程されました議会案第9号について,提案者を代表して提案理由を申し上げます。
昨今,原油価格の高騰により食料品やエネルギーなどの諸物価が高騰し,国民生活や産業・経済活動は大変苦しい状況に陥っています。
日本の景気はさらに減速しているとの見方が増えており,このままでは
生活困窮者などに健康で文化的な最低限度の生活を営む権利が保障されなくなることも危惧されます。また,これまでの
景気回復局面にあっても,地方ではそれを実感できないまま,地方経済は疲弊した状況に追い込まれています。
賃金や可処分所得が低下している現状において,このまま物価の高騰が続けば,住民生活はもとより,
地域経済や地方の行政運営にも深刻な影響を与えることが懸念され,緊急な取り組みが求められています。
よって,国に対し,原油や食糧の高騰に伴う実質所得の低下を緩和することを目的として,所得税減税や
生活困窮者に対する補助金制度の創設,生活扶助基準への物価上昇分の上乗せなどを行うよう,お手元に配付しております文書のとおり,意見書を提出しようとするものであります。
以上で提案理由の説明を終わりますが,よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
酒井靖悦君) 以上で提案者の説明は終わりました。
――
――――――――――――――――――
◎質疑
○議長(
酒井靖悦君) これより質疑に入ります。
上程議案に対し,御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
酒井靖悦君) 御質疑なしと認めます。
以上で質疑を終わります。
――
――――――――――――――――――
◎動議(
委員会付託省略)
○議長(
酒井靖悦君) 24番
五十嵐吉信議員。
○24番(
五十嵐吉信君) この際,動議を提出します。
ただいま上程されました議会案第9号から議会案第11号までの議会案3件については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会への付託を省略して審議されるよう,動議を提出します。
○議長(
酒井靖悦君) ただいま
五十嵐吉信議員から提出されました動議を議題とすることに,御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
酒井靖悦君) 御異議なしと認めます。
したがって,
委員会付託省略の動議を議題とします。
お諮りします。ただいまの動議のとおり決定することに,御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
酒井靖悦君) 御異議なしと認めます。
したがって,議会案第9号から議会案第11号までの議会案3件については,
委員会付託省略の動議が可決されました。
――
――――――――――――――――――
◎討論
○議長(
酒井靖悦君) これより討論に入ります。
討論の通告がありませんので,討論なしと認めます。
以上で討論を終わります。
――
――――――――――――――――――
◎採決
○議長(
酒井靖悦君) これより採決します。
最初に,議題に供している案件のうち,日程第8 議会案第9号生活品の
物価高騰に対する
緊急対策を求める意見書の提出についてを,起立により採決します。
お諮りします。議会案第9号を原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
酒井靖悦君) 御着席ください。起立多数であります。
したがって,日程第8 議会案第9号については,原案のとおり可決されました。
○議長(
酒井靖悦君) 次に,日程第9 議会案第10号燃料・
生産資材等物価高騰を打破する政策実現を求める意見書の提出についてを,起立により採決します。
お諮りします。議会案第10号を原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
酒井靖悦君) 御着席ください。起立多数であります。
したがって,日程第9 議会案第10号については,原案のとおり可決されました。
○議長(
酒井靖悦君) 次に,日程第10 議会案第11号「協同労働の
協同組合法」(仮称)早期制定を求める意見書の提出についてを,起立により採決します。
〔退席者あり〕
○議長(
酒井靖悦君) お諮りします。議会案第11号を原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
酒井靖悦君) 御着席ください。起立多数であります。
したがって,日程第10 議会案第11号については,原案のとおり可決されました。
〔退席者着席〕
○議長(
酒井靖悦君) 次に,日程第4 議会案第5号から日程第7 議会案第8号までの議会案4件について,一括して採決します。
お諮りします。ただいまの議会案4件を原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
酒井靖悦君) 御異議なしと認めます。
したがって,日程第4 議会案第5号から日程第7 議会案第8号までの議会案4件については,いずれも原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――
◎議第59号ほか14件,請願12件
○議長(
酒井靖悦君) 次に,日程第11 議第59号から日程第25 議第78号までの議案15件及び日程第26 請願12件を,一括して議題とします。
――
――――――――――――――――――
◎委員長報告
○議長(
酒井靖悦君) この場合,各委員会における審査の経過と結果について,委員長の報告を求めます。
~~~~~~~~~~~~~~
◎総務委員長報告
○議長(
酒井靖悦君) 総務委員長 13番 鑓水一美議員。
〔総務委員長 13番 鑓水一美君 登壇〕
○13番(鑓水一美君) 総務委員会における審査の経過と結果について御報告します。
初めに,議第71号山形
市山寺芭蕉記念館条例等の一部改正について,主な質疑を申し上げます。
まず,委員から,利用料金によって,
市に対する財政的な効果はどのくらいになると見込んでいるか,との質疑があり,当局から,指定管理料をどれだけ抑えられるかという点では,18年度導入時,3年の指定期間の場合にはその期間内で債務負担の金額を5%,5年の場合は7%減らすこととしてきた。次の更新時には,また努力目標を検討した上で設定したい,との答弁がありました。
次に,委員から,市民の負担が増えることはないのか,との質疑があり,当局から,条例に定めた額の中でという制限があるため,現状維持か下がるかのどちらかになる,との答弁がありました。
大要以上の後,議第71号については,全員異議なく可決すべきものと決定しました。
次に,議第73号山形
市公益法人等への職員の派遣等に関する条例の一部改正について,主な質疑を申し上げます。
まず,委員から,実際に,どのくらい派遣の実績があるのか,との質疑があり,当局から,平成14年4月1日から始まった制度であるが,これまでに14名の実績がある。具体的には,ニュータウンの開発事業で地域振興整備公団に,西公園の関係で環境事業団に,また,テルサなどで山形
市開発公社に派遣している,との答弁がありました。
次に,委員から,公益「的」法人「等」という表現によって,派遣できる範囲が広がるのか,との質疑があり,当局から,現時点で今までより範囲が拡大するとは考えていない。新たな団体ができる可能性はあるが,それも今後の動向次第である,との答弁がありました。
大要以上の後,議第73号については,全員異議なく可決すべきものと決定しました。
次に,議第74号山形
市市税条例の一部改正について,主な質疑を申し上げます。
まず,委員から,後期高齢者医療制度では,年金からの特別徴収が問題になっている。対象となる方の気持ちも大事だと思うが,どう配慮して対応していくのか。選択性の導入などはできないのか,との質疑があり,当局から,65歳以上で18万円以上の老齢年金を受けている方は全員が対象となり,年金受給者の約2割の方が特別徴収となる。この法改正は,16年度から市長会などで毎年要望をしてきた結果であり,納税者の利便性を考えて導入するものであるが,まだ1年あるので,インターネットや広報紙を通じて十分に周知を図っていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,メリットとして,若干の収納率アップとの答弁があったが,それではシステム改修などに伴う負担などの方が大きいのではないか,との質疑があり,当局から,システム改修には大分経費がかかる見込みで,国も交付税で4,300万円ほど算入しているようである。市長会でも要望していくと聞いているが,東北の県庁所在都市などの動向も見ながら精査していきたい,との答弁がありました。
ここで,一委員から,年金を含め,憲法に保障された私有財産から同意も得ず,勝手に天引きするというのは憲法に反するのではないのか。何でも利便性を理由に天引きするということには納得できず,この改正には反対する,との発言がありました。
大要以上の後,議第74号山形
市市税条例の一部改正について採決した結果,賛成多数で可決すべきものと決定しました。
次に,請願について申し上げます。
本委員会に付託された請願は,請願第12号生活品の
物価高騰に対する
緊急対策を求めることについて及び請願第13号地方財政の充実・強化を求めることについての2件です。
請願第12号については,委員から,原油を初めとする
物価高騰が続き,国民生活は今,非常に厳しい状態にあり,各種産業に影響が出てきている。こうしたときこそ国や地方の取り組みが必要で,願意は妥当である,とする意見と,これが財政のばらまきになりはしないか,あるいは上乗せを求める物価上昇率にしても3%として認めるのかどうかという問題もあり,採択すべきではない,との意見,さらに,この問題については国でも定額減税などの論議を始めており,対象を
生活困窮者に限定してよいものかという疑問もある。もう少し研究する必要があり,継続審査とすべきではないか,といった意見がありました。
紹介議員の説明も求めて慎重に審査しましたが,委員から,緊急性の高い問題でもあり,今回で結論を出すべきである,との意見がありました。
大要以上の後,初めに継続審査とすべきかを諮ったところ賛成少数であり,採決した結果,賛否同数となったため,委員長裁決により採択すべきものと決定しました。
次に,請願第13号については,さらに調査研究の必要を認め,継続審査とすることと決定しました。
以上で報告を終わります。
~~~~~~~~~~~~~~
◎厚生委員長報告
○議長(
酒井靖悦君) 厚生委員長 15番 長谷川幸司議員。
〔厚生委員長 15番 長谷川幸司君 登壇〕
○15番(長谷川幸司君)
厚生委員会における審査の経過と結果について,御報告申し上げます。
初めに,議第67号字の区域の変更については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決定しました。
次に,議第75号山形
市印鑑条例の一部改正について,主な質疑を申し上げます。
まず,委員から,印鑑登録証を使用して自動交付機から印鑑証明書を取得できるようになるのか,との質疑があり,当局から,これまで同様,窓口で印鑑証明書を取得するために使用するものであり,自動交付機を利用するには,住基カードをつくっていただき,印鑑証明書を取得できる機能を付加してもらうことになる,との答弁がありました。
また,委員から,窓口業務の効率化,市民の利便性を考えれば,将来的には検討すべき事項だと思う。また,余りにもカード状のものがはんらんしており,行政はもっと効率化を図るべきだし,今後,全庁的に統一化を考えてもらいたい,との意見がありました。
大要以上の後,議第75号については,全員異議なく可決すべきものと決定しました。
次に,議第76号
山形市立病院済生館条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決定しました。
次に,議第77号
山形市立病院済生館高等看護学院出願手数料及び
授業料条例の全部改正について,主な質疑を申し上げます。
まず,委員から,済生館高等看護学院の学生の国家試験合格率は非常に高く,それが理由で当院を受験する方は結構いると思う。学生の大きな目的は国家試験合格であり,合格率100%を目指す意気込みで指導していけば,値上げする部分はカバーできると思うがどうか,との質疑があり,当局から,高等看護学院の学生の国家試験合格率は,現在100%であり,常にきめ細かな指導を行い,今後も合格率100%を目指していこうと教員とも話している。学生の話を聞くと,自分が行きたいところを選んで受験するということが多く,そういったことも考慮しながら,今後とも頑張っていきたい,との答弁がありました。
次に,委員から,3学年あることで,在学生と来年度の新入生との間で金額に差が出てしまうが,段階的に上げていくことは考えていなかったのか,との質疑があり,当局から,段階的に上げることも検討したが,今回値上げする額でも,まだ他校との差がある。まずは1回で,これだけの値上げをさせていただき,他校の様子を見ながら,また,値上げをすれば,学生がどういう行動に出るのか,入試倍率にどう影響してくるのかといった動向を見ながら,次の段階を踏みたいということで今回の提案となっている,との答弁がありました。
次に,委員から,減免規定に対する配慮はどのように考えているのか,との質疑があり,当局から,奨学金制度があり,入学前に手続が可能となっている。なお,減免規定について議論はあったが,具体的にどういう形で適用するかという結論に至っておらず,今後,運用を検討する予定である,との答弁がありました。
なお,一委員から,お金の出どころについては,
市として,本人だけの受益でないという立場で,看護師の養成に対して
市が出すべきだと思う。入学のハードル,学生にかかる負荷は下げるべきと考えるので,この議案について反対する,との意見がありました。
大要以上の後,議第77号については,採決した結果,賛成多数で可決すべきものと決定しました。
最後に,請願について申し上げます。
まず,継続中の請願第8号家庭ごみの有料化をしないことについて,請願第4号後期高齢者医療制度の撤廃を求めることについて及び請願第6号後期高齢者医療制度を中止し,元の制度に戻すことを求めることについては,さらに調査研究が必要であることから,継続審査すべきものと決定しました。
次に,請願第14号
地域医療の拡充を求めることについては,願意妥当と認め,全員異議なく採択すべきものと決定しました。
以上で報告を終わります。
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◎産業文教委員長報告
○議長(
酒井靖悦君) 産業文教委員長 12番 小野仁議員。
〔産業文教委員長 12番 小野仁君 登壇〕
○12番(小野仁君)
産業文教委員会における審査の経過と結果について,御報告を申し上げます。
今回,当委員会に付託された案件は,請願6件であります。
まず,継続審査としていた請願第7号JR不採用問題の早期解決を求めることについて及び請願第8号
ミニマムアクセス米の輸入停止を求めることについては,さらに調査研究の必要を認め,継続審査すべきものと決定しました。
なお,この請願第8号とは別に,最近の汚染米問題における食の安全の確保の必要性にかんがみ,この請願の願意に配慮した上で,食の安全の確保を求める意見書を
産業文教委員会において提案することと決定いたしました。
次に,請願第9号燃料・
生産資材等物価高騰を打破する政策実現を求めることについて,主な意見を申し上げます。
委員から,請願内容にある「電力料金の営農用特別価格を設定すること」については,国に要望する範疇のものではなく,また,さらに営農用電力に関する特別料金が設定されているものもあり,さらなる特別扱いは,一般消費者や他業種との公平性に欠けるため反対である,との意見や,請願の趣旨は,
生産コストの増大に直面している一般の農業者を広く対象とした特別価格を設定してほしいというものであり,願意は妥当である,などの意見が出されました。
大要以上の後,採決した結果,賛成多数で採択すべきものと決定しました。
次に,請願第10号「協同労働の
協同組合法」(仮称)早期制定を求めることについての主な意見を申し上げます。
委員から,制度の内容や問題点などについてまだまだ調査すべき点が多く,継続審査にすべきである,との意見や,創意工夫を凝らしながら様々な形態で働いている労働者を制度的に認めることは必要であり,願意妥当である,などの意見が出されました。
大要以上の後,採決した結果,賛成多数で採択すべきものと決定しました。
次に,請願第11号石油,肥料,飼料,
農業資材等の
価格高騰に対する
緊急対策を求めることについて及び請願第15号
私学助成予算の充実を求めることについては,それぞれ願意妥当と認め,全員異議なく採択すべきものと決定しました。
以上で報告を終わります。
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◎建設委員長報告
○議長(
酒井靖悦君) 建設委員長 16番 後藤誠一議員。
〔建設委員長 16番 後藤誠一君 登壇〕
○16番(後藤誠一君) 建設委員会における審査の経過と結果について御報告いたします。
議第68号平成20年度
公営住宅(南山形団地)第一期建替
C棟主体工事に係る
工事請負契約の締結について,議第69号平成20年度
公営住宅(南山形団地)第一期建替
D棟主体工事に係る
工事請負契約の締結について,議第70号山形
市土地開発公社の定款の変更について,並びに議第78号山形
市水道給水条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決・同意すべきものと決定しました。
以上で報告を終わります。
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◎決算委員長報告
○議長(
酒井靖悦君) 決算委員長 14番 丸子善弘議員。
〔決算委員長 14番 丸子善弘君 登壇〕
○14番(丸子善弘君) 決算委員会における審査の経過と結果について,御報告申し上げます。
本委員会に付託されました議案は,議第58号平成19年度山形
市一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について,議第59号平成19年度山形
市水道事業会計決算認定について及び議第60号平成19年度
山形市立病院済生館事業会計決算認定についての3件であります。
本委員会は,9月11日に開会し,当局から,それぞれの会計決算について大綱説明を受けました。
これらに対する主な質疑を申し上げます。
1.地区公民館の運営委託に係る受託団体職員の待遇について
1.市内の非正規労働・派遣労働の実態等について
1.利用料金制度導入後における駐車場事業会計の方向性について
1.未収金対策について
1.コンビニ収納による水道料金の収納状況について
1.済生館の今後の方向性について
1.医師・看護師の確保について
などであります。
これらの質疑に対し,それぞれ当局から答弁があった後,案件を各分科会に分割付託しました。
本委員会は,9月22日に再開し,各分科会における審査の経過と結果について,報告を受けました。
その後,採決した結果,議第58号については全員異議なく認定すべきものと決定しました。また,議第59号及び議第60号の2議案については,賛成多数により,それぞれ原案のとおり認定すべきものと決定しました。
以上で報告を終わります。
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◎予算委員長報告
○議長(
酒井靖悦君) 予算委員長 10番 遠藤吉久議員。
〔予算委員長 10番 遠藤吉久君 登壇〕
○10番(遠藤吉久君) 予算委員会における審査の経過と結果について,御報告申し上げます。
本委員会に付託された案件は,議第66号平成20年度山形
市一般会計補正予算であります。
この案件を審査するに当たり,委員会を9月11日に開会し,当局から説明を受けた後,各分科会に分割付託しました。
次に,委員会を9月22日に再開し,各分科会における審査の経過と結果について報告を受けた後,議第66号について採決した結果,全員異議なく可決すべきものと決定いたしました。
以上で報告を終わります。
○議長(
酒井靖悦君) 以上で各委員長の報告は終わりました。
――
――――――――――――――――――
◎質疑
○議長(
酒井靖悦君) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し,御質疑ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
酒井靖悦君) 御質疑なしと認めます。
以上で質疑を終わります。
――
――――――――――――――――――
◎討論
○議長(
酒井靖悦君) これより討論に入ります。
討論の通告がありますので,これを許します。26番 高橋嘉一郎議員。
〔26番 高橋嘉一郎君 登壇〕
○26番(高橋嘉一郎君) 日本共産党
山形市議会議員団を代表し,反対の討論を行います。
議第59号山形
市水道事業決算認定について,議第60号山形市立病院済生館事業決算認定について,議第74号山形
市市税条例の一部改正について,議第77号
山形市立病院済生館高等看護学院出願手数料及び
授業料条例の全部改正について,市民の立場に立ちまして,反対をいたします。
山形
市の
一般会計に対する消費税の添加を行わないことについては評価をいたしますが,水道事業,済生館事業の消費税添加についてでありますが,佐藤亜希子議員が決算委員会で発言しましたが,逆進性の強い税制度を指摘しました。税法では,税の原則は所得に応じた税負担となっておりますが,消費税は所得のあるなしにかかわらず,消費すれば税負担になるもので,所得の低い方ほど負担率が増大するもので,庶民には打撃が大きい。消費税は消費にかけられる税金なので,株,証券の資本の取引には課税されず,本質的に資本投資や貯蓄などのできる余裕のある人に有利な税金であります。
今は1カ月に20万円代で家計のやりくりをしている家庭が増えていますが,この家庭にとっては,毎月消費税として消えてなくなる1万円が暮らしに使えるならばという思いはとても切実なものであります。しかも大企業は1円も払っておりません。むしろ輸出などで還付を受けている。すべて価格に添加し,腹が痛まないものとなっております。
それに対し,課税業者の売上免除額が3,000万円から1,000万円に引き下げられたことで,零細業者は大変になってきております。消費税導入から19年間で,国民が払った消費税は188兆円にもなりますが,法人税が159兆円も減っています。結果的には法人税収が減った分の穴埋めに消費税が消えたのであります。
福祉のためとよく言いましたが,福祉は大幅後退をしておりますし,福祉のためではなく,大企業の減税のための消費税ではなかったのかと指摘し,水道事業,済生館事業の消費税添加について反対をいたします。
次に,
市税条例の一部改正でありますが,65歳以上の高齢者が対象で,年金支給者6万5,000人中,約2割の1万5,000人が年金から市民税を天引くというもので,来年10月から実施するものでありますが,まず,市民のほとんどの方々が知らないのに進めること自体おかしい,との声が寄せられております。ほとんどの高齢者は,戦争体験から,苦労の連続の人生であったお年寄りの,老後を安心して暮らせると思っての年金であり,その人その人の財産であります。同意もなしに行政の便利,効率性を追求する中で,憲法で保障されている個人の権利,財産を侵害するものとなると言えます。
次に,済生館高等看護学院授業料等徴収条例についてでありますが,上げ幅がとてつもなく大きい。授業料9,600円を2万円に,出願手数料を5,000円を1万円に,入学金0円を10万円に引き上げることは,NHKテレビで一昨日から取り上げておりましたが,今の高校生の途中退学者が増大している。親の懐具合が悪くなったので,高校に通学できないという家庭が増えている。教育の平等,受ける権利があることを強調しまして,退学者をなくす運動が高等学校教職員組合で取り組んでいる様子,深刻な社会問題として取り上げておりましたが,例え資格を取るための専門学校,看護学院であるとかをいいましても,貧富の拡大,格差社会の進んでいる中にあって,倍の値上げ,入学金の0円を10万円とは,余りにも格差社会に対応した,若者への施策としては逆行するものと言えます。例え奨学金等の援助策があろうとも,若い方たちが親の懐具合を見てちゅうちょせざるを得ない,ひどい施策なのではないかと主張いたしまして,反対の討論といたします。
○議長(
酒井靖悦君) 以上で討論を終わります。
――
――――――――――――――――――
◎採決
○議長(
酒井靖悦君) これより採決します。
最初に,議題に供している案件のうち,日程第11 議第59号平成19年度山形
市水道事業会計決算認定について,日程第12 議第60号平成19年度
山形市立病院済生館事業会計決算認定について,日程第13 議第74号山形
市市税条例の一部改正について及び日程第14 議第77号
山形市立病院済生館高等看護学院出願手数料及び
授業料条例の全部改正についての議案4件を,一括して起立により採決します。
お諮りします。ただいまの議案4件を原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
酒井靖悦君) 御着席願います。起立多数であります。
したがって,日程第11 議第59号から日程第14 議第77号までの議案4件については,いずれも原案のとおり認定及び可決されました。
○議長(
酒井靖悦君) 次に,日程第26 請願12件のうち,初めに,請願第9号燃料・
生産資材等物価高騰を打破する政策実現を求めることについてを,起立により採決します。
お諮りします。ただいまの請願を願意妥当と認め,採択することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
酒井靖悦君) 御着席願います。起立多数であります。
したがって,請願第9号については,採択することと決定しました。
○議長(
酒井靖悦君) 次に,請願第10号「協同労働の
協同組合法」(仮称)早期制定を求めることについてを,起立により採決します。
〔退席者あり〕
○議長(
酒井靖悦君) お諮りします。ただいまの請願を願意妥当と認め,採択することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
酒井靖悦君) 御着席願います。起立多数であります。
したがって,請願第10号については,採択することと決定しました。
〔退席者着席〕
○議長(
酒井靖悦君) 次に,請願第12号生活品の
物価高騰に対する
緊急対策を求めることについてを,起立により採決します。
○議長(
酒井靖悦君) お諮りします。ただいまの請願を願意妥当と認め,採択することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(
酒井靖悦君) 御着席願います。起立多数であります。
したがって,請願第12号については,採択することと決定しました。
○議長(
酒井靖悦君) 最後に,日程第15 議第58号から日程第25 議第78号までの議案11件及び日程第26 請願12件のうち残り9件を,一括して採決します。
お諮りします。ただいまの議案11件及び請願9件を,各委員長報告のとおり決定することに,御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
酒井靖悦君) 御異議なしと認めます。
したがって,日程第15 議第58号から日程第25 議第78号までの議案11件については,いずれも原案のとおり認定,可決及び同意,日程第26 請願12件のうち9件については,いずれも各委員長報告のとおり決定しました。
――
――――――――――――――――――
◎
議員派遣について
○議長(
酒井靖悦君) 次に,日程第27
議員派遣についてを議題とします。
~~~~~~~~~~~~~~
平成20年9月25日
議員派遣について
地方自治法第100条第13項及び会議規則第160条の規定により,次のとおり議員を派遣する。
記
1 議会運営委員会視察同行
(1) 派遣目的 議会運営調査のため
(2) 派遣場所 岡山県倉敷
市,岐阜県岐阜
市,静岡県
浜松市
(3) 派遣期間 平成20年9月29日~10月1日(3日間)
(4) 派遣議員 加藤賢一
2 第8次日中友好山形市民のつばさ
(1) 派遣目的 第8次日中友好山形市民のつばさ参加のため
(2) 派遣場所 中国吉林省吉林
市ほか
(3) 派遣期間 平成20年10月13日~10月19日(7日間)
(4) 派遣議員 丸子善弘,加藤賢一
3 山形県市議会議長会第120回定期総会
(1) 派遣目的 総会出席のため
(2) 派遣場所 山形県鶴岡
市
(3) 派遣期間 平成20年11月5日~11月6日(2日間)
(4) 派遣議員 加藤賢一
4 山形県市議会議長会議会報研修会
(1) 派遣目的 議会報研修参加のため
(2) 派遣場所 山形県南陽
市
(3) 派遣期間 平成20年11月18日~11月19日(2日間)
(4) 派遣議員 佐藤亜希子,川口充律,菊地健太郎,折原政信
~~~~~~~~~~~~~~
○議長(
酒井靖悦君) お諮りします。お手元に配付しております文書のとおり,各議員を派遣することに,御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
酒井靖悦君) 御異議なしと認めます。
したがって,お手元に配付しております文書のとおり,各議員を派遣することに決定しました。
この際,お諮りします。ただいま議決された
議員派遣について,変更の必要が生じた場合は,議長において措置したいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
酒井靖悦君) 御異議なしと認めます。
したがって,
議員派遣に変更の必要が生じた場合は,議長において措置します。
以上で本日の日程は全部終了しました。
――
――――――――――――――――――
◎あいさつ
○議長(
酒井靖悦君) この際,逸見啓
教育委員長,佐山雅映さん,金村勲さん及び市長から発言を求められておりますので,順次これを許します。
――
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◎逸見啓
教育委員長あいさつ
○議長(
酒井靖悦君) 逸見啓
教育委員長。
〔
教育委員長 逸見啓君 登壇〕
○
教育委員長(逸見啓君) このたび教育委員を辞することに当たりまして,一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
来る11月の11日に任期満了ということで教育委員を辞することになりました。長い間,議員の皆さんにはいろいろ御指導,御鞭撻をいただきまして,本当にありがとうございました。
実際振り返ってみますと,私,平成4年,べにばな国体のときに,金沢市長さんから辞令を受けまして,その後,佐藤幸次郎市長,そして吉村市長,そして現在の市川市長と,4人の市長さんから辞令をいただいて,16年という長い間に山形の教育に携わらせていただきました。本当によかったなというふうに思っております。
その16年の間にも,私,全国の教育委員会の協議会の副会長や,それから東北の会長等をやりまして,平成4年の学校週5日制のときから去年の教育基本法改正の仕事まで,いろいろと携わらせていただきました。私も本当にいろいろ教育には携わってきたんだなというふうに,今思っているところでございます。
私がやめるにあたりまして,今年行われました全国学力テスト,子供の学力テスト,これが全国の平均の数字よりもすばらしくよかったし,山形県内においても山形市内の子供の成績がよかったということが,私の退陣するときの花道に花を添えてくれたのかなというふうに私は思っているところでございます。そういう形で私も辞することができるということ,幸せだなというふうに思ったところでございます。
終わりになりますけれども,今後は,議員の皆様方には山形市政のますますの発展にいろいろと頑張っていただくように御祈念を申し上げまして,あいさつにさせていただきたいと思います。本当に長い間ありがとうございました。
――
――――――――――――――――――
◎佐山雅映氏あいさつ
○議長(
酒井靖悦君) 佐山雅映さん。
〔佐山雅映さん 登壇〕
○(佐山雅映君) ただいま御紹介いただきました佐山雅映でございます。まさえいと呼ばれることが多いんですけれども,まさあきでございます。一言御礼とごあいさつを申し上げます。
先ほど,山形
市教育委員会委員の再任の御同意を賜りまして,誠にありがとうございました。再び教育委員の重責を担うに当たりまして,3期目になりますが,心の,身の引き締まる思いでございます。
私,現在小学校と中学校の1校ずつですけれども,校医をしておりますので,その目線から現在の生徒の現状の一端をちょっと一言述べさせていただきます。
山形の生徒の体格ですね,体は平均しまして全国一でございます。それに最近ここ数年間で敏捷性が加わって,非常にいい感じであります。それからもう一つでございますけれども,先ほど逸見委員長がおっしゃいました全国学力テストの結果ですけれども,非常にいい成績なんです。ベスト10の中に1科目は入っているんですけれども,これが全科目ベスト10に入って,上位でいてもらいたいなと願っているところでございます。
それから,もう一つですけれども,私の担当している学校でですね,礼儀というものをしっかりしなくてはならないと,親しき仲にも礼儀ありということで,それでは何からしたらよいのかと,前からあいさつをきちんとしようという運動といいますか,それを行っております。目上,先輩の人には尊敬の念を込めてですね,仲間とは親しく,信じ合いながらということ。それから,後輩に対しては優しくという気持ちを持ってあいさつをするという運動をしてます。「長幼序あり」という言葉がございますけれども,そういう意味で行っておりますが,現在学校の中は非常に明るくなってきてですね,いじめや卑怯者が非常に少なくなったというんですか,なくなってきたという感じで見ております。
それはそれとしまして,このたび
教育委員会委員という大役を受けまして,安全で安心できる教育環境の整備や特別支援教育の振興,さらに命と心の教育の充実と,さまざまな課題がございますけれども,山形
市の教育の発展と充実のために,一生懸命この職務を全うしていきたいと考えております。
市議会の議員の皆様から,一層の御指導,御助言を賜りますよう,お願い申し上げましてあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。本日はまことにありがとうございました。
――
――――――――――――――――――
◎金村勲氏あいさつ
○議長(
酒井靖悦君) 金村勲さん。
〔金村勲さん 登壇〕
○(金村勲君) ただいま御紹介をいただきました金村勲でございます。一言お礼とごあいさつを申し上げます。
先ほど,山形
市教育委員会委員選任につきまして,御同意を賜りまして,誠にありがとうございました。
教育委員の責任の重さを常に心しながら,私自身のこれまでの学校教育,教育行政の経験をあらためて思い起こし,さらに一市民の立場から,本市教育の充実,発展に誠心誠意努力してまいります。
市議会議員の皆様からは,あたたかい御指導と御鞭撻をよろしくお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました。
――
――――――――――――――――――
◎市川市長あいさつ
○議長(
酒井靖悦君) 市川市長。
〔市長 市川昭男君 登壇〕
○市長(市川昭男君) 9月市議会定例会が閉会するに当たり,一言ごあいさつを申し上げます。
去る9月4日に招集の今次市議会定例会に提案いたしました各案件について,慎重なる御審議を賜り,それぞれ御決議をいただきまして,誠にありがとうございました。会期中において,議員各位から寄せられました御意見,御要望等につきましては,十分尊重いたし,今後の市政経営に取り組んでまいりたいと存じます。各位には,今後とも市政発展のため,なお一層の御支援,御協力を賜りますようお願い申し上げまして,あいさつといたします。本日は誠にありがとうございました。
――
――――――――――――――――――
◎閉会
○議長(
酒井靖悦君) これをもって,平成20年9月市議会定例会を閉会します。
午後3時14分 閉 会
議 長 酒 井 靖 悦
副議長 加 藤 賢 一
署名議員 長谷川 幸 司
署名議員 菊 池 文 昭...