○国民健康保険課長 そうである。
○
委員 ミニドックについて,申し込み多数のため抽選で受診者を決定しているが,
市民の健康に対する意識が高まっている中,受け入れ機関を増やすなど,不公平感をなくすためのさまざまな手だてを考えるべきではないか。
○国民健康保険課長 受け入れ機関での処理可能件数なども含め,取りまとめを行っている健康課と連携しながら検討していきたい。
○
委員 国民健康保険税の収納率の推移はどうか。また,収納率の高い75歳以上の方が後期
高齢者医療制度に移行することにより,今後の収納率の見通しはどうか。
○国民健康保険課長 現
年度分について,19
年度は90.7%,18
年度は91.15%,17
年度は91.11%である。今後の見通しについては,今のところ不明だが,後期
高齢者医療制度への移行により収納率は下がることも考えられる。
○
委員 不納欠損額や収入未済額が多いが,どのような対策を実施しているのか。
○国民健康保険課長 収入未済額は約24億8,000万円であり,大きな数字と認識している。国保加入者に低所得者や
高齢者が多いことは構造的なものであり,そのような方が納税困難な場合は,徴税部門の納税課と一緒に納税
相談を実施し,納めていただけるよう努力している。
○
委員 滞納については市税全体の問題であり,先進事例を研究し,多重債務
相談にまで踏み込むなど,全庁を挙げて対策を講じるべきである。
○
委員 滞納世帯のうち,資格
証明書交付世帯はどのくらいか。そのうち,非課税世帯はどのくらいか。
○国民健康保険課長 現在42世帯に交付しており,その中に非課税世帯はないが,所得100万円未満が16世帯あり,未申告も11世帯ある。また,資格
証明書については確実な納付計画や分割納付等により,短期保険証への切りかえを行っている。
大要以上の後,
全員異議なく認定すべきものと決定した。
〇老人保健
医療事業会計
国民健康保険課長の
説明を了承し,
全員異議なく認定すべきものと決定した。
休 憩 14時06分
再 開 14時14分
【環境部関係】
1.議第58号
平成19
年度山形市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について
〇
一般会計歳出 第4款衛生費 第1項保健衛生費(第7目)
廃棄物指導課長から
説明を受けた後,質疑に入った。主な
内容は次のとおり。
○
委員 公衆便所は現在11カ所に設置されているが,今後減っていく方向か。まちなか活性化やまちなか観光といった視点も入れながら,必要な場所に設置すべきでないか。
○廃棄物指導課長 基本的には利用
状況を見ながら決めていくが,まちなか活性化なども勘案しながら行っていきたい。
大要以上の後,
全員異議なく認定すべきものと決定した。
〇
一般会計歳出 第4款衛生費 第2項清掃費(第1目〜第3目)
関係課長から
説明を受けた後,質疑に入った。主な
内容は次のとおり。
○
委員 立谷川リサイクルセンターの処理量が減っている要因は何か。
○ごみ減量推進課長
市民のごみ発生抑制意識の向上により,可燃物,不燃物とも発生量が
減少している。また,瓶・缶容器から,より軽量のペットボトル容器等への移行が社会的に進んでいるため,重量ベースの全体量が
減少したと考えている。
○
委員 蔵王半郷集会所建設
補助金については,集会所の
補助金としては額が大きすぎるのではないか。内訳はどうなっているのか。また,今後も
補助等の予定はあるのか。
○ごみ減量推進課長 清掃工場移転問題について地区と話し合いを続けてきた結果,今回の
補助金となった。内訳は,建設費2,000万円と解体設計費等の積み上げである。今後については
補助等を行う予定はない。
○
委員 ごみは減量化されていると思うが,集団資源回収量の
減少幅が大きすぎるのではないか。その要因は何か。
○ごみ減量推進課長 19
年度までについては,新聞
業者が実施している新聞回収
サービスなどによるものと考えている。しかし,20年6月から,集積所からの資源の持ち去り行為が見られるようになり,大きな問題と認識している。
市民にも情報の提供を呼びかけ,目撃情報はこれまでに26回で,場所は全市にわたっている。回収量については,対前年比2割減となっている。警察とも連携しながら
対応しているが,警察の指導にも限界があり,また,持ち去り行為を窃盗罪とするには,集積所に集められた資源の所有権を明確にすべきとの意見もあり,場合によっては,条例への規定化も必要と考えている。
大要以上の後,
全員異議なく認定すべきものと決定した。
〇
一般会計歳出 第4款衛生費 第3項環境保全費
環境課長から
説明を受けた後,質疑に入った。主な
内容は次のとおり。
○
委員 住宅用太陽光発電装置
補助の基準はどうなっているか。
○環境課長 1キロワット当たり2万円で,4キロワットを上限としている。
○
委員 資源循環型食用油リサイクル事業費
補助金の内訳はどうか。
○環境課長 七日町商店街のBDF製造装置購入
補助に1,400万円,NPO法人知音の遠心分離機設置
補助に265万円である。知音については,BDFの品質確保のための機器設置について支援要請があったもので,設置後,品質向上を確認している。
○
委員 七日町商店街のBDFを菜の花栽培の耕運機に使用するなど,循環型社会の仕組みづくりに取り組んでほしい。
○
委員 市長公用車やパッカー車は,七日町商店街のBDFを使用しているのか。
○環境課長 20
年度当初まではNPO法人知音で製造したBDFを使用していたが,七日町商店街BDF装置の本格稼動後に,七日町のものへ全面的に切りかえている。
大要以上の後,
全員異議なく認定すべきものと決定した。
休 憩 15時21分
再 開 15時28分
【健康福祉部関係】
1.議第58号
平成19
年度山形市
一般会計及び
特別会計歳入歳出決算認定について
〇
一般会計歳出 第3款民生費 第1項社会福祉費(第1目〜第6目)
関係課長等から
説明を受けた後,質疑に入った。主な
内容は次のとおり。
○
委員 先日の一般質問で市長が,昨
年度実施した灯油券の配付について,国・県の動向を見ながら考えていくとの答弁があったが,対象者を広げるなど,今検討していることがあれば伺いたい。
○生活福祉課長 まだ具体的な検討までは入っていない。減税の話も出てきており,国・県の動向を見ながら進めていきたい。
○
委員 灯油の価格が,灯油券配付を実施したときよりも上がっている
状況もあるし,子育て世帯なども視野に入れてぜひ検討してほしい。
○
委員 昨
年度の灯油券配付における実施結果を伺いたい。
○生活福祉課長 昨
年度の結果は,助成対象世帯が9,546世帯であり,1世帯当たり1,000円券5枚を送付した。使用された枚数としては,発行した47,730枚のうち42,603枚であり,率にして89%である。
○
委員 山形市の世帯数から見れば約1割の世帯が対象となったが,どうせ行うなら対象を絞って,困っている世帯に集中的に行った方がよい。
○
委員 生活保護の
状況について伺いたい。
○生活福祉課長 昭和30年代が一番多く,その後ずっと
減少に転じたが,ここ数年横ばい,あるいは若干の微増傾向となっている。なお,数については19
年度末で879世帯だったが,一番新しい数字では855世帯となっている。
○
委員 家族介護者交流激励支援事業の利用
状況はどうか。また,介護が必要な方を
病院等に通院させるためにタクシー券を発行していると思うが,その利用
状況と在宅介護している方へのガソリン代等の支援があってもよいと考えるがどうか。
○介護福祉課長 家族介護者交流激励支援事業については,現在,蔵王温泉と黒沢温泉で実施し,介護者同士の交流を図ってもらっている。さまざまな情報交換などもでき,喜んでいただいているとの話も聞いている。利用者数については,18
年度は127名,19
年度は126名である。在宅介護者すべてではなく,ある程度重度の介護認定を受けている方の家族に限定しているため,基準を下げれば利用者はもっと増えると考えている。また,介護が必要な方を
病院等に通院させるとき,リフトつきのタクシー利用の助成を行っているわけだが,在宅介護している方へのガソリン代等の助成といったところまでは今のところ考えていない。今後,要望が高まれば検討したいと思う。
○生活福祉課長 タクシー券は,重度障がい者の社会参加,生活圏の拡大を図るためにタクシー料金の一部を助成するものであり,用途制限のない500円券を年間24枚支給している。対象としては,身体障がい者手帳1〜3級の方,療育手帳Aの方,精神保健福祉手帳1級の方である。
○
委員 介護保険利用者
負担助成事業について,介護保険利用料の低所得者に対する軽減対策ということで行っていると思うが,執行額が年間で98,000円,利用者が2人と数字的に低いのはなぜか。
○介護福祉課長 その
制度については,ほとんど
生活保護の方で
適用になっている。どうしても
生活保護を受けたくないという方が対象となってくるため,低い数字となっている。
○
委員 実績をかんがみ,その
制度の周知徹底やもっと使いやすい
制度となるよう
改善を図ってほしい。
○
委員 ホームヘルパー事業はどういった
状況になっているのか。
○介護福祉課長 18
年度の報酬改正により,ホームヘルプ派遣の方の報酬はかなり厳しくなっており,事業所サイドでも
経営面で考えている
部分があると思う。また,現在はデイ
サービス利用増加の傾向もあり,ホームヘルパーの
減少に影響を与えているとも考えられる。
○
委員 民生
委員児童
委員連合会活動費
補助金として1,200万円ほど出ているが,会の運営に使うものか,それとも手当として使われているのか。また,民生
委員児童
委員のなり手不足の問題についてはどう考えているか。
○生活福祉課長 主に研修に使ってもらっている。また,民生
委員児童
委員については,福祉にかかわる事情が非常に厳しくなっており,なかなかなり手がいなく,充足するに至っていないのが現状である。手当等は国の方から
負担金がきており,市で若干プラスして出させていただいている。ただし,年額約6万円弱ほどの
金額しかならず,ボランティア的に担っていただいているような
状況である。なり手不足は全国的な傾向なので,国の方でも何らかの方策を考えてもらわないと解消にはつながらないと思っている。
○
委員 現在,老人クラブへ加入する人が少なくなって,活動が低下している。そのような中,魅力ある老人クラブを形成していくための指導はどのようにしているか。
○介護福祉課長 老人クラブの数は年々
減少している。元気な老人の方は,まだ老人クラブに入らなくともよいといった昔と違った意識が大分あるし,ほかにもさまざまな社会参加形態が出てきているため,魅力ある老人クラブ形成に向けた指導を市としてどのように行ったらよいか,悩んでいる。
○
委員 老人クラブにおいて,具体的にどのような活動を行っているのかを把握しているか。
○介護福祉課長 それぞれの老人クラブの活動までは把握していないが,旅行に行ったり,趣味の会を開いたり,といった活動をしているようである。
○
委員 老人クラブに対する助成金等は,今後実情に合った形で見直しをかけるなどの検討が必要と思う。
大要以上の後,
全員異議なく認定すべきものと決定した。...