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  1. 山形市議会 2007-12-07
    平成19年産業文教委員会(12月 7日 産業文教分科会・予算)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成19年産業文教委員会(12月 7日 産業文教分科会予算産業文教委員会 産業文教分科会予算)   日   時   12月7日(金) 10時00分〜13時06分 場   所   第4委員会室 出席委員    小野 仁,阿部典子,武田 聡,中野信吾今野誠一,         須貝太郎豊川和弘阿部喜之助尾形源二 欠席委員    なし 当局出席者   商工観光部長農林部長農業委員会事務局長中央卸売市場長教育長教育部長関係課長等 委員長席    小野 仁 審査事項    1.議第73号 平成19年度山形一般会計補正予算         2.議第81号 平成19年度山形中央卸売市場事業会計補正予算         3.議第82号 平成19年度山形農業集落排水事業会計補正予算      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.議第73号 平成19年度山形一般会計補正予算  審査に先立ち,委員長から,一般会計補正予算のうち初めに人件費に関する部分に限って先に審査することとし,その部分については各部等主管課長からそれぞれ説明を受けた後,一括して質疑採決する旨の発言があり,了承された。  〇歳出人件費部分】     第5款労働費 第1項労働福祉費     第7款商工費 第1項商工費
        第6款農林水産業費 第1項農業費,第2項林業費     第10款教育費 第1項教育総務費,第2項小学校費,第3項中学校費,第4項高等学校費,第6項社会教育費,第7項保健体育費  議第73号の人件費に関する部分について,商工課長農政課長農業委員会事務局次長,(教)管理課長説明を受けた後,質疑に入った。その主なものは次のとおり。 ○委員   今回は若年層給与引き上げるとのことだが,これまでラスパイレス指数が問題視されてきた経過もある。今回対象となる若年層だけの部分について,他市と比べてラスパイレス指数はどのようになっているのか。 ○(教)管理課長   その部分のみの資料は持っていない。 ○委員   県の対応との関係で,我々も市民から指摘を受けたときに説明責任がある。4月から遡ってというのはやはり抵抗がある。 ○委員   恐らく総務委員会でもそうした数字が求められるかもしれない。採決は保留して,それまでにその資料の提出をお願いしたい。  ここで人件費部分採決はいったん保留し,人件費以外の部分審査に移った。 1.議第73号 平成19年度山形一般会計補正予算  〇歳出人件費以外の部分】     第6款 農林水産業費 第1項農業費(第3目,第6目,第7目) 2.議第81号 平成19年度山形中央卸売市場事業会計補正予算 3.議第82号 平成19年度山形農業集落排水事業会計補正予算  次に,議第73号の人件費以外の部分について,初めに第6款に関して関係課長から説明を受けた後,関連するため議第81号,議第82号についても引き続き説明を受け,一括して質疑に入った。その主な内容は次のとおり。 ○委員   そば大豆等品質向上推進事業費補助金の追加は,大豆そば転作面積が予想以上に増えたからということか。 ○農政課長   240ヘクタールほどになると想定していたが,それを超えて322ヘクタールとなったための措置である。 ○委員   そば大豆への転作割合はどのくらいか。そばなどは,山形市の地産地消にどの程度寄与しているのか。農業面ではそうした報告がなく我々に見えてこないが,地元産のそばがどこのお店で使われているかなど,もっと市民に見えるようにすべきである。 ○農政課長   作付面積では,全体で322ヘクタールのうち,そばが204ヘクタール,大豆が118ヘクタールとなっており,収量としてはこれまでの平均的収量から,そばで123トン,大豆で201トンを想定している。でわかおりなどはすべて山形の農協が扱い,市内そば屋などに販売されているが,広がりという点で検討したい。全店に供給されているわけではないが,店頭の黄色いのぼり旗で周知している。 ○委員   市内そば屋でも100%でわかおりを使ったそばではないと思うが,市内で消費されているそばの何%がでわかおりなのか。100%使うとすればどのくらい賄えるのか。 ○農政課長   市内には約100トンが流通しており,それを市内全店で100%使うとなれば数カ月分と聞いている。 ○委員   これまでも,そば品目横断的経営対策対象に入れてほしいと国に要望しているが,その件について今の状況はどうか。 ○農政課長   各地から要望が上がっており,国も検討はしているようだが,次年度に反映されるなどといった話は見えていない。 ○委員   転作奨励金定額支払い生産量支払いは,転作に協力して頑張った人にきちんと支払うという制度だが,この効果はどう評価しているか。 ○農政課長   この事業が始まった当初は作付しただけで補助があったが,問題も見受けられ今の制度になった。そばについても農家収量重視になってきており,その効果はあったと認識している。 ○委員   二年三作という形もあるが,天候などから実際に定着できるものか。 ○農政課長   そば大豆,麦を二年でローテーションさせるものだが,麦は梅雨の時期に収穫期を迎え,そこが難しい。ゆきちからという品種に取り組む中,段々力もついてきていると思う。大豆は丈が伸びず,機械化の中で刈り残しの多さが問題となっている。しかし二年三作は収益性のアップにつながるもので,よりよい方法を探っていきたい。 ○委員   今は大規模化が進められているが,そうした農家負担が重くのしかかっている。瀬戸際で作付収穫を行っているような中,品質向上などに取り組めるかが心配だ。  大要以上の後,議第73号の人件費以外の部分農林部関係については,全員異議なく可決すべきものと決定した。また,議第81号,議第82号については当局説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決定した。                休 憩   10時48分                再 開   10時55分  委員会再開時に,(教)管理課長から発言があった。 ○(教)管理課長   先ほど請求のあった,対象年代のみのラスパイレス指数資料はなかった。各市に照会する必要があり,すぐには用意できない。 ○委員   これまでラスパイレス指数が焦点とされてきた経過からも,きちんと調べる姿勢は持つべきでないか。これくらいの水準は維持したい,といった説明はあってしかるべきである。では,山商の先生の給与は今回の改正に該当するのか。 ○(教)管理課長   山商の教員については県の給与に準じているため,今回の改正には含まれておらず,引き上げも4月からとなっている。また,これまで市が行ってきた独自削減についても適用していない。 ○委員   この給与引き上げに関しては,まだ会派でも意見がまとまっていない。4月に遡ってというところも引っかかっている。採決は待ってもらいたい。  以上の後,議第73号の人件費以外の部分で,教育委員会関係審査に入った。 〇歳出人件費以外の部分】    第10款 教育費 第7項保健体育費(第1目,第3目)  スポーツ保健課長,(教)管理課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主な内容は次のとおり。 ○委員   全国大会に出場した学校では,ほかの学校に対しても周知するなど,次につながるような成果報告などはしているか。スポーツでの優秀な成績は市民にも夢を与えてくれる。ぜひ形として成果をあらわすようお願いしたい。 ○教育長   今回の六中を初め,好成績を残した学校はそれぞれ祝賀会などを設けて来賓にも報告を行っており,教育委員会関係団体にも結果を報告している。問題は頑張っても結果が残せなかった所で,そちらも報告は受け,次につなげるよう還元を図りたい。 ○委員   出場奨励金の使途に制限はないのか。 ○スポーツ保健課長   主に旅費に充てられ,交通費宿泊費などとなっている。 ○委員   本市で頑張って奨励金を出していても,ほとんどは県代表という看板を背負って出場する。県でももっと負担すべきであり,教育委員会としても強く主張してもらいたい。 ○委員   スポーツ振興基金について,今後の取り組みとしては安易に取り崩さず,施設維持補修などのために計画性を持って積み立ててもらいたいがどうか。 ○スポーツ保健課長   基金にはスポーツ振興基金体育施設整備基金の二つがあり,体育施設整備基金に関してはその利子分を積み立てている。補修の際には可能な限り基金には手をつけず,通常の予算の中で対応するよう努力している。 ○委員   スポーツ振興基金はその目的がはっきりしない。もっと目的を明確にして,市民からの寄附やファンドの活用なども検討すべきではないか。 ○スポーツ保健課長   御提案については検討・研究したい。 ○委員   新給食センター水道管敷設に関しては、今の残土捨て場全体の構想と連動させた埋設でなければ問題ではないか。 ○(教)管理課長   沼木地区建設土砂集積用地土地利用構想では緑地や住宅地等構想しているが、今回の水道管は150ミリの管を敷設するもので、それらにも十分対応できると考えての予算化である。 ○委員   今回その構想の中で給食センターだけが動き出した。土砂の中にセンターだけが建っていては給食のイメージもよくない。全体の計画同時進行ができるよう協議を促してもらいたい。  大要以上の後,議第73号の人件費以外の部分で,教育委員会関係については全員異議なく可決すべきものと決定した。  〇第2条 債務負担行為       (仮称)山形商工会議所会館整備事業費等補助金   商工課長から説明を受けた後,質疑に入った。その主な内容は次のとおり。 ○委員   商工会議所三浦新七博士記念会はいつまでも市で抱えている必要はない。この機会に、きちんと市から離れるように整理してはどうか。 ○商工課長   三浦新七博士記念会理事会評議員会の場で方向性を見出すよう検討していきたい。  以上の後,債務負担行為については全員異議なく可決すべきものと決定した。                休 憩   11時45分                再 開   13時00分  委員会再開時に,(教)管理課長から次のような報告があった。 ○(教)管理課長   正式な数字ではないが,職員課試算値では,本市独自削減後,一級に相当する大卒5年未満職員と,二級の7年未満職員をあわせた部分でのラスパイレス指数平均は,本市が98.6で,他の東北県庁所在市の平均は102.20となっている。また,一級相当となる高卒10年未満職員については,本市が102.22で,他の東北5都市の平均は105.10となっている。  以上の後,保留していた議第73号の人件費部分採決を行った結果,全員異議なく可決すべきものと決定した。...