• 遺品(/)
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  1. 山形市議会 2007-11-15
    平成19年産業文教委員会(11月15日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成19年産業文教委員会(11月15日) 産業文教委員会   日   時   11月15日(木) 15時00分〜16時13分 場   所   第4委員会室 出席委員    小野 仁,阿部典子,武田 聡,中野信吾今野誠一,         須貝太郎阿部喜之助尾形源二 欠席委員    豊川和弘 当局出席者   商工観光部長教育長教育部長商工課長,(教)管理課長,         施設整備室長関係職員 委員長席    小野 仁 審査事項    1.(仮称山形商工会議所会館における三浦博士顕彰施設に           ついて         2.山形学校給食センター整備運営事業に係るPFI審査会審           査講評について      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 1.(仮称山形商工会議所会館における三浦博士顕彰施設について  商工課長から,別紙資料に基づいて報告があった。  [報告概要]  平成14年3月に,当時の遠藤栄次郎商工会議所副会頭が当時の吉村市長を訪れ,独自会館建設のため現在地を貸してほしいとの要請があった。その際,既に三浦記念館機能を残すことが条件として商工会議所に対し伝えられており,それを受けてその機能をどう残すのか,どう位置づけるのかの検討が庁内で始まった。
     まず最初に,これまで三浦記念館が持っていた機能のうち,大ホールなどの会議室については,昭和38年当時とは状況が異なり,市の施設としては必要ないことが確認された。  次に,博士の偉業を後世に伝え,顕彰する施設はぜひ必要であるという認識で一致し,遺品などの状況を確認した。しかし研究資料等の多くは一橋大学,山形大学,山形銀行などに納められており,身のまわりの品などは散逸して残っていないことなどから,入館料を取るような施設ではなく,博士業績や人となりを紹介する展示コーナーのようなものが適当と判断した。また,あわせてその施設では財団法人三浦新七博士記念会資料を収納するとともに,役員会などの会議を開催する際の談話室を設けることを基本として,三浦家商工会議所とも連携をとりながら検討してきた。  その結果,商工会議所建設計画では5階に大会議室が設けられるが,その会議室前のホールに面し,先ほどの顕彰施設を設けることで合意に達した。会議室の向かいに設けることで,会議講演会参加者来客者博士業績などを自由に見てもらえると考えているが,展示内容などは今後さらに検討していく。また,談話室については財団資料整理や,大会議室講演などを行う際の講師控え室としての機能も併せ持つこととなる。  これらの施設について,市が直接管理することや区分所有することも検討したが,区分所有の場合は初期費用が比較的安く済むものの,その後の維持管理にかかる費用や,想定される大規模改修にかかる費用などが大きいこと,また警備や設備点検清掃委託などの維持管理については,これらを一括して商工会議所に委ねることが適当との判断に立ち,総合的に勘案した結果,区分所有はしない方向で最終的な詰めを行っているところである。  現在商工会議所では実施設計を進めているが,近く建物を解体し,年明けにも建設工事に着工することとしており,平成21年春の完成を予定している。このような予定を睨み,これからも鋭意最終的な検討を進めていく。 ○委員   区分所有でないとすれば,どのような方法を考えているのか。 ○商工課長   区分所有では維持管理費のほか将来的に改修の必要も生じるため,最初にまとめて負担をして維持管理商工会議所に任せる,という話をしている。希望としては,維持管理費をまとめて補助金として出したいと考えており,12月定例会債務負担を計上する予定なので,そこで議論していただきたい。 ○商工観光部長   昭和36年に三浦氏から山形市の商工業発展のためにと寄附を受けた経過などから,市としては三浦氏を顕彰する責務があり,新しい商工会館にも顕彰の場を設けてもらう必要があると考えている。債務負担は,3月から着工の予定で2年間にまたがるためで,3月の当初予算にも計上される。 ○委員   財団をいつまでも市で抱える必要はない。顕彰の仕方にしても,必ずしも新会館内に設ける必要はなかったのではないか。整理すべきところは整理して,自立を促すための補助金としてもよいのではないか。 ○商工観光部長   かなり時代もたっておりいろいろな考え方もあるが,三浦新七記念会には理事会評議員会があるが,ちょうど三浦家の方が副理事長という立場についていることもあり,委員の意見を踏まえて話をして,今後の会の運営や市としてのかかわり方について,三浦家としての意向も十分伺いながら検討していきたいと考えている。                休 憩   15時22分                再 開   15時27分 2.山形学校給食センター整備運営事業に係るPFI審査会審査講評について  (教)管理課長より,別紙資料に基づいて報告があった。 ○委員   現在の給食センター職員を積極的に雇用するとのことだが,職員の身分はどのようになるのか。 ○(教)管理課長   事務職が10名,技労職が90名,それに臨時職員がいるが,各グループからの提案は,調理パートなどで臨時職員を積極的に雇用するというもの。技労職は他の部署などに配置転換もしくは任用替えとなるが,事務職は引き続き管理業務に当たる。 ○委員   地産地消を進める上で,今の給食センターの取り組みでは妨げになる。地元産をあまり使っていない。 ○(教)管理課長   学校給食会はこれまでどおり存続する。給食センターでは栄養士献立を作成し,必要な量の食材学校給食会が調達し,学校ではその経費を給食費として徴収するという役割分担で,これまでどおり地産地消に取り組んでいくという考えに変わりはない。 ○委員   これまでどおりということは,学校給食会も残り,県内産でも24%という状況が維持されるということか。 ○(教)管理課長   それぞれの量に見合った食材を提供してもらうことが必要で,使用量に耐えられる供給が年間通して確保できるのであれば地元使用もできる。 ○委員   一部の期間だけでも使うことがなぜできないのか。全体の一部を使うということでもよいのではないか。 ○(教)管理課長   発注の仕方はそのようにしているかと思う。年間を通した方が価格的に安くなるが,山形産でも安く,規格に合ったものが出てくれば可能になると思っている。 ○委員   教育委員会でも,学校給食会に対し地産地消を進めるよう強く働きかけてもらいたい。 ○委員   100名の職員がいるとのことだが,将来児童数が減って食数も減れば,パートなどの職員数も減るのか。建物にしても新しくなって,定型的な事務業務量などもローリング的に考えていく必要があるのではないか。 ○(教)管理課長   教育委員会が求める水準を達成するために必要な人員はSPC内部で判断される。3月に議決をいただいた債務負担も金額と食数の変化を視野に入れた内容となっており,契約についてもそのような考え方を踏襲する。 ○委員   技能職任用替えについて,見通しはついたのか。 ○(教)管理課長   調理をしている技労職の実数は89名。今は配置先任用替え検討をしているところだが,何とかクリアできそうである。 ○委員   現場では同じ調理の仕事がしたいという声も聞く。新しい職場にも配慮をお願いしたい。 ○(教)管理課長   新しい給食センターでの調理は完全にSPC管理下にあり,市の職員は入っていけない。事務職補助といった業務であれば残ってもらうこともできるが,調理がしたいということであれば保育園での調理もある。精神的負担にならないように配慮をしたい。 ○委員   総合評価で「ごみの分別・減量」とあるが,敷地内にBDFや残滓処理施設などを働きかけてはどうか。 ○(教)管理課長   敷地内にそうしたものは衛生管理上求めていない。外部施設を活用して環境に配慮してもらうよう要求している。 ○委員   給食のメニューに年々冷凍食品が増えている。特に魚は中国,タイでとれたもので,骨をとって,食品用接着剤でつけたものを給食に出している。子供は魚に骨はないものと思っている。食育という点で,こうしたことも保護者にきちんと伝える仕組みをつくってもらいたい。 ○(教)管理課長   今後も栄養士市職員であり,現在でも「たより」毎月発行しており,その中に献立のほか食材の産地を記載するなどして,保護者にきちんと伝えていきたい。 ○委員   新しい給食センターでも,栄養士などは逆に増やしてよいのではないか。 ○(教)管理課長   SPCで当然置く栄養士もいる。献立の作成は行政責務として市がつくるが,互いの栄養士が連絡・調整をしながらと考えている。我々ですべてやらなくとも,SPCが持つ調理のノウハウを活用して対応できる。 ○委員   行政給食がどのような関係にあるのか。栄養や事務などはともかく,問題が起こったときの対応については十分想定されているのか。 ○(教)管理課長   リスク分担管理SPCとの契約の中できちんと定めながらやっていく。...