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山形市議会
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2005-06-15
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平成17年建設委員会( 6月15日 建設分科会)
平成17年建設委員会( 6月15日)
平成17年厚生委員会( 6月15日 厚生分科会・予算)
平成17年厚生委員会( 6月15日)
平成17年総務委員会( 6月15日 総務分科会・予算)
平成17年総務委員会( 6月15日)
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山形市議会 2005-06-15
平成17年厚生委員会( 6月15日)
取得元:
山形市議会公式サイト
最終取得日: 2021-06-17
平成
17年
厚生委員会
( 6月15日)
厚生委員会
日 時 6月15日(水) 11時25分~15時08分 場 所 第3
委員会室
出席委員
五十嵐吉信
,小野 仁,
石沢秀夫
,
須貝太郎
,
渡辺ゆり子
,
鈴木善太郎
,
長瀬洋男
,
小野寺建
,加藤 孝
欠席委員
なし
当局出席者
市民生活部長
,
環境部長
,
健康福祉部長
,
済生館事務局長
,
関係課長
委員長席
五十嵐吉信
審査事項
1.
請願
(1)
継続請願
第2号
社会保障制度
の
抜本改革
を求めることに ついて (2)
継続請願
第3号
山形広域環境事務組合管理者会議
の「次
期広域ゴミ処理場
を
表蔵王口
に建設する」 決定の再
検討
を求めることについて 2.
報告事項
(1)
情報公開制度
及び
個人情報保護制度
の
運用状況
について (2)
国民健康保険
被
保険者証
の
カード化事業
について
(3)
アメリカシロヒトリ
の
防除
について (4)雑がみ
回収
について (5)
社会福祉法人山形
市
社会福祉事業団平成
16年度
決算状況等
について (6)
財団法人山形
市
健康福祉医療事業団平成
16年度決算及び平 成17年度
事業計画等
について (7)その他 3.
行政視察
について 4.その他 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 1.請 願 (1)
継続請願
第2号
社会保障制度
の
抜本改革
を求めることについて ○
委員
願意は良いのだが,年金の
一元化
のことなどがあって
継続
となってきた。年金の
一元化
だけが先行してはいけない。
意見書
を出すときには,
基礎年金
の底上げについてもふれてほしい。 ○
委員
一元化
問題を含む
社会保障制度全般
の
一体的見直し
ということだから,問題ないのではないか。 大要以上の後,願意妥当と認め,
全員異議
なく
採択
すべきものと決定した。なお,
意見書
の案文については,正副
委員長
に一任することとなった。 (2)
継続請願
第3号
山形広域環境事務組合管理者会議
の「
次期広域ゴミ処理場
を
表蔵王口
に建設する」決定の再
検討
を求めることについて ○
委員
現在の
清掃工場
は
老朽化
しており,早急な改築が必要だ。半郷地区の
住民
の
意見
を
最大限
に取り入れつつも,ここに決定して進めている中では,ここに建設するしかない。
請願
は不
採択
とすべきである。 ○
委員
土地収用
に該当するか難しい問題であるが,決定したことについては,議員は
地区民
を説得していくのが務めであろう。不
採択
とせざるをえない。 ○
委員
委員会
の
委員構成
が替わったわけだが,
前回継続
になった時の経過は,
組合議会
では不
採択
とした際には,
周辺住民
の8割が反対ということを重く受けとめて
住民
に十分説明して理解を得るようさらなる努力が必要だという
付帯意見
がついて,その
付帯意見
を尊重するべきという
意見
や,
住民
の理解なしでは
事業
は成り立たないという
意見
などがあった。当局も,人が替わっているが,その後の
状況
の変化はあったのか。 ○
環境部長
新年度に入って
メンバー
も替わったので,
広域環境事務組合
の
事務局長
と一緒に,5月に
反対住民
と
蔵王公民館
で会った。その場を持つ際に,
反対住民
は,建設の話は聞かないが,こちらの話を聞くのならということで会った。しかし,まだ一部の
町内会
には,
説明会
を開けるような見通しはなく,それに応じてくれる
状況
でもない。 ○
委員
請願
は,再
検討
を求める趣旨だ。8割の
反対者
がいるということを考えれば,再
検討
が妥当だ。 ○
委員
環境準備調査書
を公表したが,それに対する
意見書
は何件あって,どんな
内容
だったのか。 ○
環境部長
4月にまとめた結果では59件来ている。約8割がダイオキシン,悪臭,煙等の関係であり,約2割が
景観等
の問題となっている。現在,
広域事務組合
では,
意見
に対する
事業者
としての見解について取りまとめ中である。 ○
委員
それらには回答するのか。 ○
環境部長
各個人に回答するのではなく,提出された
意見書
の
内容
とその
意見
に対する
考え方
を県に出すことになる。県では,
住民意見
や市町村の
意見
と県の
審議会
の
意見
を聴いて,県の
考え方
を示すことになる。 ○
委員
施設
を造る際にはすべて,
住民
の理解と協力を得るのは当然だ。しかし,これまでの経過からして
組合議会
の結論は大事だ。あそこに造ることの
問題点
については
最大限
努力してもらわなければならない。
清掃工場
は今の市政の大きな課題であり,いつまでも
継続
はできない。不
採択
として,
最大限
の努力を求めたい。 ○
委員
広域事務組合
の
議会
では,不
採択
の結論を出している。不
採択
である。 ○
委員
不
採択
である。 ○
委員
広域事務組合
の
議会
において不
採択
とした際に
付帯意見
を付けたのはあまりなじまないやり方だったと考えるが,市
議会
として,
議会
を代表して議員を送り,組合の
議会
で不
採択
としたのであれば,その決定を重要視すべきであり,不
採択
とすべきである。 大要以上の後,採決した結果,
賛成少数
で不
採択
すべきものと決定した。 休 憩 11時53分 再 開 13時00分 2.
報告事項
(1)
情報公開制度
及び
個人情報保護制度
の
運用状況
について
市民相談課長
から,
別紙資料
に基づいて
報告
を受けた後,質疑に入った。主な
内容
は次のとおり。 ○
委員
窓口は
市民相談課
ではなく,
総務課
にあるべきではないか。 ○
市民相談課長
総務課
と連絡を取り合って適切に処理しており,現在のところ不都合な点はない。 ○
委員
特定の人から大変な数の請求があり,職員はそのために残業までして対応していると聞いている。
事務量
に応じた
受益者負担
を求めるべきではないか。 ○
市民相談課長
非常に悩ましい点ではあるが,
情報公開
の
考え方
からすれば,現在のところはある程度の
行政側
のコストはやむを得ないと考えている。 ○
委員
市民
の意識が全般にもっと高くなった時には,もっと大変になる。他市の例を参考に,
検討
すべきではないか。 ○
市民相談課長
当面は現行のままとするが,今後とも
検討
が必要だと考えている。 (2)
国民健康保険
被
保険者証
の
カード化事業
について
国民健康保険課長
から,
別紙資料
に基づいて
報告
を受けた後,質疑に入った。主な
内容
は次のとおり。 ○
委員
カード
の再発行が頻繁に出てくるのではないか。 ○
国民健康保険課長
現行の
世帯ごと
の被
保険者証
では,年間900~1,000件の再交付があるが,これが
個人ごと
に携帯することになるので,再
交付申請
は伸びると予測している。無くさないように,周知していくことも必要だと考えている。 ○
委員
再交付も無料なのか。 ○
国民健康保険課長
有料化
は考えていない。 (3)
アメリカシロヒトリ
の
防除
について
清掃管理課長
から,次のような
報告
を受けた後,質疑に入った。主な
内容
は次のとおり。 [
報告概要
] 本市では
農薬散布
による
アメリカシロヒトリ
の一斉
防除
を昭和40年代より,
希望町内会
と
市有施設
で行っており,
農薬散布
を希望する
町内会
には,使用する
農薬
である
スミチオン
を無償で配付している。 このような中,
住宅地
における
農薬使用
は,
平成
14年の
農薬取締法
の改正と,15年には
農薬
を使用する者が遵守すべき基準を定めた農林水産省・環境省の省令が出されるなど,
アメリカシロヒトリ
の一斉
防除
に関する適正かつ安全な
農薬
の
取り扱い
,
使用農薬
の選定,さらに
農薬飛散
により
住民
,子供に
健康被害
を及ぼすことのないよう
最大限
の配慮をすることが法的に求められてきている。 このため本市においても,
法改正
などに合わせた
防除計画
を策定し,
農薬
の
取り扱い
や
防除方法
などを,
町内会
及び各
施設管理者
に周知を図っていたが,昨年に続いて本年5月,山形県
危機管理室食品安全対策課長
から,特に,
アメリカシロヒトリ
の
防除
は,
使用場所
,
対象植物
などを十分考慮したうえで
農薬
を選定し,
農薬取締法
で定められた
使用方法
を遵守するように
指導徹底
を行うことの通知が改めて出された。 このため,本市の17年度
アメシロ防除計画
については,更なる
安全確保
を図るため,一部
防除内容
の
見直し
を行い実施することになった。
見直し
の第1点は,特に
巣虫駆除
の徹底である。具体的には,法に定められた
使用方法
に基づく
巣虫駆除
の徹底をする
防除手順書
を作成し,各
町内会
に通知している。
内容
は,
防除
前日まで,せん定・捕殺による
巣虫駆除
の実施,
薬剤散布予定周辺住民
への
事前通知
を行い,
防除
当日も,
アメシロ発生状況
を確認し,できるだけ巣のついた枝や葉を切り取り,
薬剤散布
を行う区域を最小限に限定して行うことにした。 第2点は,
市有施設
はこれまで第1
化期
,第2
化期
の2回の一斉
防除
を行ってきたが,15,16年度の第2
化期
の
発生状況
などから,第2
化期
を取り止めても問題が少ないと考えられるため,第2
化期
を取り止めることにした。
発生状況
から駆除が必要と判断される場合は,
施設管理者
の判断で行うことになる。また,
市有施設
の第1
化期
の
薬剤散布方法
も,
薬剤散布
する樹木の選定を各
施設管理者
が行い,
住民
,子供の安全に対する
最大限
の配慮のもと行う。 なお,今年度
防除
を希望する
町内会
は549
町内会
のうち242
町内会
と,
実施率
は半分以下の44%の
状況
である。 また,
市有施設
についても,
発生状況
と
住民
の
安全性
の観点から,今年度から市役所,
市営住宅
,
市民会館
など23
施設
では一斉
防除
による駆除は行わないことになった。 ○
委員
以前は
スミチオン
ではなかったと思うが,以前のものは毒性があったのか。
防除
を行う
町内会
は全体の半分以下とのことだが,それは薬剤の
散布
で
アメシロ
が減ったためか。 ○
清掃管理課長
以前は,毒性が劇物のディープテレックスを使用していたが,劇薬ではない
普通物
の
スミチオン
を使うようになった。
農薬散布
による
健康被害
はこれまで聞いていないが,近年,一斉駆除を行うと
市民
から
健康被害
を危惧する声が非常に多く聞かれる。まず手による捕殺をしていただき,どうしようもない場合のみ,薬剤を
散布
することになる。なお,上山市ではすでに
薬剤散布
を止めており,天童市では10年前から実施していない。また,今年度に入って新庄市,寒河江市でも取りやめた。今後とも
安全対策
を徹底して,適切に
防除
していく。 ○
委員
町内会
で実施するのは,特に役員が大変だ。
町内会
で行うという
制度自体
,ないほうが良いのではないか。 ○
清掃管理課長
今年度の
発生状況
を踏まえて,今後のことを十分に
検討
していく。 ○
委員
行政が関わっての
農薬
の一斉
散布
は,全体としてはやめる方向だということを,
市民
はまだ認識しておらず,もっとやれという声もあるのではないか。 ○
清掃管理課長
機会をとらえて,
市民
に理解してもらえるような情報を出して,
意見
を伺っていく。 ○
委員
公園の
協力員
の会議では,よく理解していない方もいたようだ。
清掃管理課
も会議に同席して説明してはどうか。 ○
清掃管理課長
一斉
防除
の
計画づくり
にあたって
関係課
と協議しており,
公園緑地課
とも確認している。今後とも連携を密にしていく。 (4)雑がみ
回収
について
ごみ減量推進室長
から,次のような
報告
を受けた後,質疑に入った。主な
内容
は次のとおり。 [
報告概要
] 5月1日から始めた「雑がみ」の
回収状況
について,まず
回収事業
の目的は,燃える
ごみ
に混入しているリサイクル可能な紙類である
包装紙
,はがき,
菓子箱
,封筒などの雑がみ
回収
を行い,さらに
資源化率
の向上を目指すものである。
回収
は当面,3年間程度の試行として行い,その間,
回収方法等
に
検討
を加えながら
資源化率
の向上,
ごみ
の
減量化
を目指す。
回収見込み
は,
平成
16年度の
家庭系
の燃える
ごみ
に含まれる雑が
みの量
が約2,700トンと推定され,一昨年に
西中央町内会
で行った
モデル回収
の結果などから,年間2,000トンを目標に掲げており,この達成によって約2%の
資源化率
の上昇を見込んでいる。
市民
に対する協力の呼びかけについては,4月から
集積所
への張り紙,広報やまがたへの折り込みや
特集記事
の掲載のほか,テレビ,新聞によるPRを展開してきた。開始まで1カ月間と短い
周知期間
のため心配していたが,5月の1カ月間で約35トンの雑がみを
回収
することができた。今年度の
回収見込み
については,試行の初年度でもあり,目標の半分1,000トンを想定している。 条例に定める義務ではなく,あくまで
市民
へのお願いという形での試行であり,これまでの
市民
からの問い合わせや
集積所
からの
回収量
など,
資源化
への
市民意識
の高さなどに大いに感謝をしている。 今後とも,
市民
への
情報提供
を積極的に行うとともに,
関係業者
とも
情報交換等
をしながら,リサイクルしやすい
環境整備
を進めていく。 ○
委員
回収
する業者への
委託費
は変わったのか。 ○
ごみ減量推進室長
平成
13年度から
古紙回収
を実施しており,それと合わせて
回収
してくれるようお願いしている。
委託費
は変わっていない。 ○
委員
年間目標
の半分の1,000トンの達成はむずかしいのではないか。もっと周知を徹底すべきではないか。 ○
ごみ減量推進室長
回収業者
に同行して調査した際には,1回目よりは2回目の方が多くなってきていた。今後とも機会をとらえて
市民
への周知に努めていきたい。 (5)
社会福祉法人山形
市
社会福祉事業団平成
16年度
決算状況等
について
生活福祉課長
から,
別紙資料
に基づいて
報告
を受けた後,質疑に入った。主な
内容
は次のとおり。 ○
委員
山形学園
の
入所者
の中に,
知的障害児
,ADHDの子供もいるのか。 ○
健康福祉部長
養護学校
に通う子供もいる。
心理療法士
を週に3回頼んで,個別のケアを実施している。 ○
委員
入所者
の約3分の1がこれに該当するようだが,適切に対応してほしい。中学生以上には個室を与えると聞いているが,こういうケースでも問題ないのか。 ○
健康福祉部長
障害
の程度としては軽い方だと思うが,
心理療法士
を確保しており,
専門機関
と連携して,
スタッフ
も研修を行うなど,いろいろ努力している。 (6)
財団法人山形
市
健康福祉医療事業団平成
16年度決算及び
平成
17年度
事業計画等
について
高齢福祉課長
から,
別紙資料
に基づいて
報告
を受けた後,質疑に入った。主な
内容
は次のとおり。 ○
委員
蔵王温泉クリニック
について,
平成
17年度は冬季だけとのことだが,16年度の収支をみると赤字ではない。これについてどうか。 ○
健康課長
16年度はインフルエンザの
患者
の増に伴い
検査キット
の
使用等
により収入が増えたと考えている。17年度は冬季だけの診療になり,18年度以降は
観光振興
の視点からの運営となることについて,地元と5回話をして了解を得ている。 ○
委員
蔵王が四季を通しての観光を目指す中で,夏の
医療体制
がなくなることを,行政としてどう考えているのか。 ○
健康福祉部長
17年度は冬季のみとなり,18年度からは
観光振興
に重点を置いた
医療体制
の確保となることを地元と話をしている。
商工観光部
とも話をしている。
患者
の
状況
を見ると,ほとんどの方が
内科系
の
かかりつけ医
をお持ちである。この
クリニック
は
外科系
が主である。冬場は毎日診療を行っているが,年々利用が減っている
状況
である。建物の
老朽化
の問題,道路の問題もあり,それらも含めて
検討
し,地元とも話をした結果,こういう方向となった。蔵王の
医療体制
をすべてなくすわけではなく,
観光振興
に重点を置いた体制としていく。今年中にはめどをつけたい。 ○
委員
蔵王観光
をサポートする体制は大切だ。
議会側
とよく相談してもらいたい。18年度以降のことについて,どんな
検討体制
で進めているのか。 ○
健康福祉部長
地元の
観光協会
,
健康課
,
観光物産課
で協議している。 ○
委員
蔵王に
医療施設
は必要だ。
市全般
の施策として考えるべきだ。財団への委託ではなく,
市立病院
として運営してはどうか。
○
済生館管理課長
新たに医師も
スタッフ
も採用しなければ対応できない。新たに採用してまで運営していくのはどうかと思う。 ○
委員
もともと山大の
医科学研究所
で運営していたのを,できなくなったから
事業団
で運営してきた。経過をふりかえって議論すれば,方向が見えるのではないか。 ○
委員
老人保健施設
の
サニーヒル菅沢
で
機能訓練
を行っており,それがとても効果があるようだ。寝たきりの人がとても回復して帰ってくる。なかなか入れない
状況
のようだが,どうか。 ○
高齢福祉課長
効果が上がっている
施設
であり,さらに
稼働率
を上げるため,
営業努力
をして
専門性
を高めてほしいと,
施設
に言っている。 (7)そ の 他 ・
過剰照射事故
の原因及び
再発防止
に関する
調査報告書
について
済生館管理課長
から,次のような
報告
を受けた。 [
報告概要
]
平成
17年6月1日
付け医学放射線物理連絡協議会
から別紙の
調査報告書
が送付され,
済生館
において6月10日に受理した。
平成
16年3月に判明した
放射線治療
における
過剰照射事故
については,
患者
・
市民
・
委員
の皆様にご迷惑をおかけし,改めてお詫び申し上げる。
済生館
において,
放射線治療
時の
過剰照射事故
の発生が明らかになったため,
第三者機関
である
医学放射線物理連絡協議会
に対し
事故調査
を依頼した。
協議会
では,
済生館
での
原因究明
と
類似事例
の
再発防止
を目的として,
平成
16年4月1日に
調査団
7名を派遣した。
現地調査
の結果,本件の
直接的原因
は,
平成
14年10月に導入された
放射線治療システム
のうち
放射線治療計画装置
の
コンピュータ
上の誤操作により,
シャドウトレイ無し
の
治療
を
シャドウトレイ
有りとして計画し,
治療
を行ったことである。
シャドウトレイ
は
放射線
を制御するため鉛などを置く台のことであるが,
シャドウトレイ自体
についても
放射線
が通過する際に
放射線量
が弱められる。
コンピュータ
では弱められる率を補正して
放射線量
を計算しており,結果的に弱められる分だけ
過剰照射
となった。この
過剰照射
の割合は4.3%から13.3%までだった。
対象患者
は導入以来,
事故
が判明した
平成
16年3月まで
放射線治療
を受けた
患者
255名のうち今回の
過剰照射
となった
矩形照射野治療法
で
治療
された
患者
25名だった。
放射線治療事故
の
患者
の
クラス分類
は,
クラスI
は
障害
の
可能性
がある場合で,
タイプA
は25%以上過剰された場合,
患者
の生命を脅かす
障害
に直接関与する
可能性
がある場合となっている。
タイプB
は,5~25%相当の
過剰照射
があった場合で,
患者
の生命を脅かすほどではないが
障害
がおきる
可能性
がある場合となっており,総線量と
治療部位
から3段階に分かれている。
クラス
Ⅱは
障害
の
危険性
が少ない場合となっている。 今回の
済生館
の場合の
クラス分類
では,
クラス
ⅠAに該当する
患者
はいなかった。
クラス
Ⅰ
B-
1に該当する
患者
は
喉頭癌
の
患者
で5名。
クラス
Ⅰ
B-
2に該当する
患者
は14名で,乳癌の
患者
の例が多く,再発を防止するため
放射線治療
を行っている。
クラス
Ⅰの
患者
の合計は19名だった。
クラス
Ⅱに該当する
患者
は6名で,癌の痛みを和らげるために
放射線治療
を行っていた。
心筋梗塞
やもともとの病気の腫瘍などで6名の方が亡くなっている。 今回,
障害
が発生した2名の
患者
の
状況
については,いずれも
喉頭癌
の
患者
で
クラス
Ⅰ
B-
1に分類された。
現地調査時点
において,
喉頭浮腫
により
気管切開
を行った
障害
が1例発生している。
調査団
としては「
放射線
の
過剰照射
と
障害
との関連を疑った。」と書かれている。
当該患者
は,
東北大学病院
に転院して
高圧酸素療法
などの
治療
により,症状は軽快しつつあるとのことである。「この
患者
は
平成
17年1月に死亡したが,
心筋梗塞
など
心疾患
が原因と考えられ,
調査団
としては
過剰照射
との関連は無いと考えた。」と書かれている。また,
訪問調査
後,
クラス
Ⅰ
B-
1に分類された症例のうちから
喉頭浮腫
により
気管切開
を行う症例がもう1例発生した。
調査団
としては,「
放射線
の
過剰照射
と
障害
との関連を疑った。」と書かれている。「
当該患者
は,
東北大学病院
および
山形大学病院
で
高圧酸素療法
などの
治療
を行い,現在,
経過観察
中である。」と
報告
されている。今のところ,他の
患者
には
放射線
によると思われる
障害
,症状は発生していない。
済生館
としては,これまで対象すべての
患者
について
経過観察
を行ってきたが,今後とも厳重な
経過観察
を
継続
していく。また,
障害
が現れた
患者
には誠意をもって対応していく。
報告書
には,「本
病院済生館
の医師,
技師とも
に
技術水準
は高く,高度な
放射線治療
が行われていたが,相互のコミュニケーションの不足や
チェック
の不足により,
事故
が発生し長期間にわたり発見されなかった。
放射線治療
はきわめて高度な作業であるので,熟練に頼ることなく
作業マニュアル
や
チェックリスト
を作成し,それにしたがい作業することが求められる。
病院
においてはその点を反省し,
事故防止
の観点からの
作業マニュアル
や
チェックリスト
を作成した。これらを遵守すれば,今後の
事故発生
は防ぐことができると考えられる。」と記載されている。 また,
済生館
では,医療の質や
病院
の機能・組織を評価・審査する
第三者機関
である
日本医療機能評価機構
より認定を受けており,この
評価機構
に
事故
の
報告
をしていたが,
平成
17年4月に
事故防止策
が
継続
して実施されているかの
訪問審査
があり,的確に実施されているとの評価を得ている。
協議会
においては,
関係学会
と協力して,今後
マニュアル
の作成を行うが,
放射線治療機器
の製造・
輸入販売業者
に対しては装置やデータの
標準化
,
事故
につながる恐れがある部分の
和文併記
を,また,
厚生労働省
などの行政に対しては,
治療
の
質的保証体制
の確立に向けた施策をとることを要望したい,以上が概要の
内容
となっている。 3.
行政視察
について これについて,次のとおり決定した。 ┌────┬───────────────┬─────────────────┐ │ │ 1 班 │ 2 班 │ ├────┼───────────────┼─────────────────┤ │日 程│7月6日(
水)~
7月8日(
金)│
7月11日(
月)~
7月13日(
水)│
├────┼───────────────┼─────────────────┤
│ │佐世保
市
│函館
市 │
│ │(
1)
ごみ処理施策
について │(1)
ごみ減量対策
について │
│ │(
2)
市立保育所
の
民間委託
につ│(2)
子育て支援事業
について │ │ │ いて
│札幌
市 │
│視察場所│(
3)病後
児保育事業
の
状況
につ│(1)
高齢者運動プログラム推進 │
│・項 目│ いて
│ 事業
について │
│ │福岡
市
│ │
│ │(
1)
福岡市民病院
の
運営概要
に
│ │
│ │ ついて(
診療情報
の提供,
セ│ │
│ │ カンドオピニオン外来等
)
│ │
├────┼───────────────┼─────────────────┤
│ │小野仁
副
委員長
,
石沢秀夫委員,│五十嵐吉信委員長
, │
│メンバー│須貝太郎委員
,
渡辺ゆり子委員,│
鈴木善太郎
委員
,
長瀬洋男
委員
, │ │ │加藤孝
委員
│
小野寺建
委員
│ └────┴───────────────┴─────────────────┘ 4.そ の 他 ・有害物質流出の防止について ○
委員
新庄市でのシアン流出の件に関連して,山形市でも使用している所はあるのか。また,新庄市のように
事業
所と協定書を結ぶなどの動きはあるのか。 ○
環境部長
本市では,水質汚濁防止法に基づく有害物質使用
事業
所は37あり,そのうちシアンは18
事業
所で扱っている。そのうち電気メッキ
施設
は6
事業
所である。水質汚濁防止法は市の事務であり,シアンは毒劇物なので保健所の管轄である。新庄市での件を受けて,本市としても,県と連携し,
平成
17年5月18日付けで6
事業
所あてに,有害物質の
事故防止
の徹底等についての文書を出している。また,5月20日には,県の保健所と合同で立ち入り検査を行った結果,電気メッキ
施設
の排水にシアンは検出されなかった。...
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