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  1. 山形市議会 2004-06-10
    平成16年 6月定例会(第1号 6月10日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成16年 6月定例会(第1号 6月10日)   平成16年6月10日(木曜日) 〇出席議員(38名)     1 番   斉 藤 栄 治 君     2 番   遠 藤 吉 久 君     3 番   渡 辺   元 君     4 番   折 原 政 信 君     5 番   小 野   仁 君     6 番   遠 藤 和 典 君     7 番   丸 子 善 弘 君     8 番   長谷川 幸 司 君     9 番   今 野 誠 一 君    10 番   阿 部 典 子 君    11 番   石 沢 秀 夫 君    12 番   鑓 水 一 美 君    13 番   菊 池 文 昭 君    14 番   斎 藤 淳 一 君    15 番   後 藤 誠 一 君    16 番   須 貝 太 郎 君    17 番   五十嵐 吉 信 君    18 番   斎 藤 武 弘 君    19 番   渡 辺 ゆり子 君    20 番   高 橋 啓 介 君    21 番   豊 川 和 弘 君    22 番   加 藤   孝 君    23 番   高 橋   博 君    24 番   加 藤 賢 一 君    25 番   鈴 木 善太郎 君    26 番   渡 辺 弥寿雄 君    27 番   長 瀬 洋 男 君    28 番   峯 田 豊太郎 君    29 番   高 橋 嘉一郎 君    30 番   佐 藤 義 久 君    31 番   酒 井 靖 悦 君    32 番   佐 藤   稔 君    33 番   高 橋 伸 行 君    34 番   阿 部 喜之助 君
       35 番   尾 形 源 二 君    36 番   宝 沢 啓 輝 君    37 番   小野寺   建 君    38 番   枝 松 昭 雄 君  ―――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者   市長      市 川 昭 男 君   助役       池 野 勇 男 君   収入役     佐 藤 忠 明 君   総務部長    芳 賀 賢 二 君   財政部長     荒 井   満 君   企画調整部長  瀧 井   潤 君   合併推進部長   舟 山 政 紘 君   市民生活部長  鈴 木 正 人 君   環境部長     深 瀬 淳 一 君   健康福祉部長  佐 藤   武 君   商工観光部長   榎 森 正 志 君   農林部長    鏡     啓 君   建設部長     渡 辺   肇 君   都市開発部長  浅 沼 義 明 君   下水道部長    飯 野 典 男 君   消防長     斉 藤 則 夫 君   済生館長     峯 田 武 興 君   済生館事務局長 駒 谷 修 二 君   水道事業管理者  岡 崎 教 雄 君   水道部長    市 山 孝 弘 君   教育委員長    逸 見   啓 君   教育長     大 場   登 君   教育部長     城戸口 庄 悦 君   選挙管理委員長   職務代理者   佐 藤 章 夫 君   選管委事務局長  会 田 幸 雄 君   代表監査委員  横 倉 明 雄 君   監査委員事務局長 高 橋 保 雄 君   農業委員会会長 武 田 清一郎 君   農業委事務局長  小 林 喜四郎 君  ――――――――――――――――――――事務局職員出席者   局長       山 口 正 志   総務課長     会 田 芳 男    議事課長     鈴 木 康 友   議事課長補佐   笹 原 信 之    調査係長     岡 崎 健 巳   主査       増 川 悦 裕  ――――――――――――――――――――議事日程第1号   平成16年6月10日(木)午前10時開議  第 1 会期決定  第 2 会議録署名議員指名  第 3 諸報告  第 4 請願の撤回について  第 5 議第43号 平成16年度山形一般会計補正予算  第 6 議第44号 土地の取得について((仮称)ニュータウン小学校施設整備事業            用地)  第 7 議第45号 工事請負契約の締結について(山形西土地区画整理事業十日町            双葉町線道路改良工事)  第 8 議第46号 工事請負契約の締結について(公共下水道第6001工(沈砂            機械設備二期)工事)  第 9 議第47号 工事請負契約の締結について(公共下水道第6002工(№1            最初沈殿池機械設備工事)  第10 議第48号 山形公告式条例の一部改正について  第11 議第49号 山形市議会議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する            条例の一部改正について  第12 議第50号 山形福祉医療給付金支給条例の一部改正について  第13 議第51号 山形国民健康保険税条例の一部改正について  第14 議第52号 山形中央卸売市場業務条例の一部改正について  第15 議第53号 山形火災予防条例の一部改正について  第16 議第54号 山形社会教育委員等に関する条例の一部改正について  第17 報第 2号 専決処分承認について(平成15年度山形一般会計補正予算)  第18 報第 3号 専決処分承認について(平成15年度山形区画整理事業会計            補正予算)  第19 報第 4号 専決処分承認について(平成15年度山形公共下水道事業会            計補正予算)  第20 報第 5号 専決処分承認について(平成15年度山形中央卸売市場事業            会計補正予算)  第21 報第 6号 専決処分承認について(平成15年度山形農業集落排水事業            会計補正予算)  第22 報第 7号 専決処分承認について(山形恩給条例の一部改正について)  ―――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件  日程第 1 会期決定  日程第 2 会議録署名議員指名  日程第 3 諸報告  日程第 4 請願の撤回について  日程第 5 議第43号 平成16年度山形一般会計補正予算  日程第 6 議第44号 土地の取得について((仮称)ニュータウン小学校施設整備              事業用地)  日程第 7 議第45号 工事請負契約の締結について(山形西土地区画整理事業十              日町双葉町線道路改良工事)  日程第 8 議第46号 工事請負契約の締結について(公共下水道第6001工              (沈砂機械設備二期)工事)  日程第 9 議第47号 工事請負契約の締結について(公共下水道第6002工              (№1最初沈殿池機械設備工事)  日程第10 議第48号 山形公告式条例の一部改正について  日程第11 議第49号 山形市議会議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関              する条例の一部改正について  日程第12 議第50号 山形福祉医療給付金支給条例の一部改正について  日程第13 議第51号 山形国民健康保険税条例の一部改正について  日程第14 議第52号 山形中央卸売市場業務条例の一部改正について  日程第15 議第53号 山形火災予防条例の一部改正について  日程第16 議第54号 山形社会教育委員等に関する条例の一部改正について  日程第17 報第 2号 専決処分承認について(平成15年度山形一般会計補正              予算)  日程第18 報第 3号 専決処分承認について(平成15年度山形区画整理事業              会計補正予算)  日程第19 報第 4号 専決処分承認について(平成15年度山形公共下水道事              業会計補正予算)  日程第20 報第 5号 専決処分承認について(平成15年度山形中央卸売市場              事業会計補正予算)  日程第21 報第 6号 専決処分承認について(平成15年度山形農業集落排水              事業会計補正予算)  日程第22 報第 7号 専決処分承認について(山形恩給条例の一部改正につい              て)  ―――――――――――――――――――― ◎午前10時 開 議 ○議長枝松昭雄君) これより6月3日告示招集されました平成16年6月市議会定例会を開会し,直ちに本日の会議を開きます。
     出席議員は,定数に達しております。  本日の議事は,日程第1号をもって進めます。  ――――――――――――――――――――会期決定議長枝松昭雄君) 日程第1 会期の決定を行います。  お諮りします。今定例会の会期は,本日から6月24日までの15日間としたいと思います。  これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長枝松昭雄君) ご異議なしと認めます。  したがって,会期は本日から6月24日までの15日間と決定いたしました。  ――――――――――――――――――――会議録署名議員の指名 ○議長枝松昭雄君) 日程第2 会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員に,7番 丸子善弘議員,30番 佐藤義久議員を指名いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎諸報告議長枝松昭雄君) 日程第3 諸報告を行います。  監査委員から,4月および5月執行の例月出納検査結果が,地方自治法第235条の2第3項の規定により,議長あて報告されております。  次に,市長から,すでに配布しております文書のとおり,3月31日付けおよび4月16日付けで,本市庁用自動車の加害に係る損害賠償の額の決定について,4月9日付けで本市市道(城北1号線)の管理瑕疵による車両損傷事故に係る損害賠償の額の決定について,ならびに,4月26日付けで山形市営住宅の明渡しおよび滞納している家賃等の支払を求める訴えの提起について,それぞれ地方自治法第180条第1項の規定により専決処分した旨,同条第2項の規定により報告されております。  また,市長から,すでに配布しております文書のとおり,平成15年度山形一般会計予算繰越明許費平成15年度山形水道事業会計予算繰越平成15年度山形区画整理事業会計予算繰越明許費,および,平成15年度山形公共下水道事業会計予算繰越明許費について,地方自治法施行令第146条第2項および地方公営企業法第26条第3項の規定により,それぞれ報告されております。  さらに,市長から,6月8日付けで,財団法人山形開発公社財団法人山形文化振興事業団財団法人山形健康福祉医療事業団財団法人山形コンベンションビューロー社団法人山形農業振興公社山形土地開発公社財団法人山形スポーツ振興事業団,および,財団法人山形水道サービスセンター経営状況を説明する書類が,地方自治法第243条の3第2項の規定により提出されております。  なお,これら法人経営状況については,6月22日に開催される全員協議会において報告を受けることになっております。  次に,去る5月25日に開催された第80回全国市議会議長会定期総会において,20年以上在職議員として尾形源二議員表彰されましたので,ご報告いたします。  以上で報告を終わります。  ――――――――――――――――――――表彰状伝達議長枝松昭雄君) 表彰された尾形源二議員には,心からお祝いを申し上げます。長きにわたり,市政の健全な発展に尽力されましたご功績に対し,心から敬意を表するものであります。  それでは,全国市議会議長会表彰状の伝達を行います。 ○総務課長会田芳男君) ただいまより,表彰状の伝達を行います。尾形源二議員,どうぞ前のほうにお進みください。 ○議長枝松昭雄君)      表  彰  状       山形市 尾 形 源 二 殿  あなたは市議会議員として20年の長きにわたって市政の発展に尽くされその功績は特に著しいものがありますので第80回定期総会にあたり本会表彰規程によって特別表彰をいたします。   平成16年5月25日        全国市議会議長会         会長 片山  尹 印 〔拍   手〕 ○議長枝松昭雄君) 以上で,表彰状の伝達を終わります。  この際,尾形源二議員から発言を求められていますので,これを許します。35番 尾形源二議員。  ――――――――――――――――――――尾形源二あいさつ ○35番(尾形源二君) ただいま20年の表彰をいただきました。本当にありがとうございます。この表彰につきましては,先輩議員そして同僚議員行政当局のこれまでいろいろご指導をいただいた皆様方,そして選挙でご支援をいただいた市民皆様方のお陰というふうに心から感謝を申し上げたいと思います。そして,この表彰が私一人の表彰じゃなくて,今まで一緒に私と歩んでくださった皆様方と一緒にいただいたものというふうに今改めて感謝を申し上げたいと思っております。  振り返ってみますと,初当選は昭和58年,33歳でありました。前半の10年は,平成元年の市制100周年,そして平成4年のべにばな国体と,非常に活気のある,今考えてみると本当に良い時代だったなあというふうに思います。そして,後半の10年はというと,バブルが弾けて,そして市の財政も今の緊張状態にひたすら歩まざるを得ない,そういう時代背景の中の10年でありました。総合計画は第5次総合計画,第5次後期,そして第6次と歩みを進め,山形市も,初当選から振り返ってみますと,少しずつではありますが,着実に発展を遂げて,そして変化を遂げてきているなというふうに思っているところであります。この市政の歩みの中に20年,議員として在籍をさせていただいて,いろいろ発言をさせていただきましたことに改めて感慨深いものがありますし,その席においていただいたことに対して,大変私にとっては光栄と同時に,意義の深いものがございます。今,時代は21世紀に入って,そして新たな時代を今切り開いていこうというそういう場面にいるわけでありますが,この表彰を1つの契機として初心に返って,また新たな気持ちでこれからも市民の皆様と一緒に歩んでいきたい,そんな覚悟を改めてご披露させていただきながら,御礼のごあいさつにさせていただきます。どうもありがとうございました。 〔拍 手〕  ―――――――――――――――――――― ◎請願の撤回について ○議長枝松昭雄君) 日程第4 請願の撤回についてを議題とします。  お諮りします。お手元に配布している文書のとおり,継続請願第1号国立病院独立行政法人化にあたり,安全でゆきとどいた医療・看護など地域医療の充実と現在勤務しているすべての職員の雇用継承を求めることについては,提出者から撤回の申し出があります。これを承認することに,ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長枝松昭雄君) ご異議なしと認めます。  したがって,継続請願第1号の撤回については,提出者申し出のとおり承認されました。  ―――――――――――――――――――― ◎議第43号ほか11件,報告6件 ○議長枝松昭雄君) 日程第5 議第43号から,日程第16 議第54号までの議案12件,および,日程第17 報第2号から,日程第22 報第7号までの報告6件を,一括して上程します。  この場合,提案者の説明を求めます。市川市長。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎提案理由の説明 〔市長 市川昭男君 登壇〕 ○市長市川昭男君) おはようございます。初めに一言申し上げます。市議会議員として20年以上在職し地方自治の進展に貢献された尾形源二議員に,全国市議会議長会からの表彰状が伝達されましたが,議員のこれまでのご功績に対し心から敬意を表し,お祝いを申し上げます。  本日,ここに6月市議会定例会を招集し,平成16年度一般会計補正予算をはじめ,諸議案を提出するにあたり,その大要についてご説明申し上げます。  私が市長に就任いたしましてから初めて迎えた新しい年度も,スタートして2カ月が経過いたしましたが,議員各位をはじめ市民の皆様のご理解,ご協力のもと,環境先進都市の実現に向けて各種事業の進展に全力をあげて取り組んでいるところであります。  しかしながら,地方自治体を取り巻く財政環境は依然として厳しいものがあり,経済情勢について政府は,5月の月例経済報告で景気は着実な回復を続けていると判断しており,また,山形公共職業安定所管内の4月の有効求人倍率が前年同期を上回っているものの,地方においては個人消費の動きが弱いなど,まだ回復力に力強さが欠けていると感じております。  また,国が進める三位一体の改革における地方交付税の大幅な削減等により地方財政は極めて厳しい状況におかれており,より簡素で効率的な行政システムの確立が求められております。  一方で,国庫補助負担金の削減と税源移譲については,その動向を見極めながら対応してまいりたいと考えておりますが,真に地方の自立と再生に資するものとなるよう,財源の安定確保とあわせ,市長会等さまざまな機会を通じて,これまでも要望活動を行ってきたところであり,今後とも積極的に要望を続けてまいる所存であります。  本市といたしましては,こうした状況や今後の見通しを十分に踏まえ,創意工夫をもって,経費支出効率化と財源の重点的かつ効果的な配分に徹しながら,健全財政を維持し,市民生活の向上のため市政経営に取り組んでまいる所存であります。  このたび提案いたしました一般会計補正予算は,国および県事業制度改正内示等に伴い,市民生活に直結し,緊急を要する諸事業の経費を中心に編成したものであります。  その第1は,福祉行政の推進であります。在宅の高齢者を対象として,地域に密着したデイサービスなどを行うNPO法人に対し,新たに施設整備補助を行うほか,乳幼児福祉医療給付事業において,保護者所得制限緩和に伴う所要の予算措置を講じたものであります。  第2は,教育環境の充実であります。  不登校児童生徒の対策として,これまで中学校のみに配置していた相談員小学校3校にも配置し,小学校および中学校の連携について調査・研究を行うとともに,学校および家庭での登校支援体制の連携を図る事業を推進するものであります。  その他といたしましては,国指定名勝史跡山寺石積み崩落復旧事業に対し,昨年度に引き続き助成措置を講じております。  以上が一般会計における補正の主なものでありますが,このたびの補正総額は1億298万1,000円となり,その財源といたしましては,前年度繰越金を見込み計上したものであります。  次に,事件決議および条例関係の主なものについてご説明申し上げます。  議第44号の議案については,(仮称)ニュータウン小学校施設整備事業用地を取得しようとするものであります。  議第45号の議案は,十日町双葉町線道路改良工事について,2億3,625万円をもって渋谷建設株式会社請負契約を締結しようとするものであります。  議第46号の議案は,浄化センター内の沈砂機械設備二期工事について,2億527万5,000円をもって日立機電工業株式会社東部支店東北営業所と,また,議第47号の議案は,同じく浄化センター内の№1最初沈殿池機械設備工事について,1億3,072万5,000円をもって株式会社山形企業請負契約を締結しようとするものであります。  議第50号の議案は,乳幼児医療給付制度の充実を図るため,保護者所得制限を緩和しようとするものであります。  議第51号の議案は,地方税法改正に伴い,国民健康保険税所得割額の算定の対象となる土地等長期譲渡所得について,100万円の特別控除を廃止しようとするものであります。  議第52号の議案は,迅速かつ効率的な流通を図るため,中央卸売市場の開場時間を変更しようとするものであります。  議第53号の議案は,喫煙率低下等に伴い,劇場等における喫煙所設置基準を緩和するなどの措置を講じようとするものであります。  次に,報告案件について申し上げます。  報第2号から報第6号までの5件は,平成15年度一般会計ほか4特別会計の起債の借入限度額の変更について,所要の予算措置を,報第7号は,平成16年度における国民年金法による年金の額等の改定の特例に関する法律の制定に伴い,恩給条例の一部改正専決処分いたしましたので,地方自治法第179条第3項の規定に基づき報告を申し上げ,承認を求めようとするものであります。  以上が提出議案の大要でありますが,細部については,説明を省略した議案とともに予算委員会および各常任委員会等において,関係部課長が十分に説明いたしますので,よろしくご審議のうえご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○議長枝松昭雄君) 以上で提案者の説明は終わりました。  ――――――――――――――――――――
    ◎質疑 ○議長枝松昭雄君) これより質疑に入ります。上程議案に対し,ご質疑ありませんか。6番 遠藤和典議員。 ○6番(遠藤和典君) ただいま市長提出議案説明の中に,真の地方の自立・再生という言葉と,今後の見通しを十分踏まえ,創意工夫を持って経費支出効率化と財源の重点的かつ効率的な配分に徹しながら,健全財政を維持し,市民生活の向上のため市政経営に取り組むとあります。これは市長がご自身の選挙の際にも公約にされ,また,市長になられた直後,昨年9月議会での市長就任あいさつの中での行財政の改革と広域合併が緊急かつ最重要課題だと位置付けられたことを,改めて表明なされたものと理解いたします。市長がおっしゃる今後の見通しを十分に踏まえ,ということについてでありますけれども,見通しを立てるうえで避けて通れない問題として,現在法定協で議論を重ねております,合併問題があります。  現在,法定協では11回,付属の小委員会では付託された案件を8回にわたり議論を重ねておりまして,法定協では合併方式の決定に始まり,これまでの複数の協議事項について合意に達して,市長の公約の実現に向けまして一歩一歩前進していると感じております。しかしながら,現在までの協議を通じまして,合併母都市たるわが山形市にフラストレーションがうっ積しつつあるのも事実ではないのでしょうか。つまり,これまでの協議では,他市町の主張に最大限配慮してきたと思います。この姿勢が今後も続くのであれば,自立・自治,合併は最大の行財政改革という本来の目的から大きく外れた,肥大化した行財政のままの新市になってしまうのではないかという不安は大きくなるばかりであります。そこで,法定協議会の会長という立場ではなくて,現山形市の市長たる市川市長につきまして,市長に以下3点についてご見解をお伺いいたします。  1つ目,合併に向けましての市町間,また市民間,町民間の信頼関係ということについてどう認識されているのか。現状についてどう考えておられるのでしょうか。私は,合併母都市の配慮という名目で,合併相手先の意見を丸呑みすることが信頼関係ではないと考えます。  2つ目,これまで山形市が他市町へ最大限配慮をしてきたというのは今も申し上げましたけれども,他市町側山形市民への配慮という点について,私,記憶の中では聞いたことがありません。この点についてあるのかないのか,また市長はこの点についてどう認識なされているのか,お尋ね申し上げます。  3つ目,法定協議会,小委員会の議論の中にたびたび出てきますのは,「われわれは山形市に頼まれたから合併をするんだ」,「合併は不安だ」という趣旨の発言が他市町の委員よりなされております。このような言説を聞くにつけまして,「新山形市をともにつくっていくのだ」というような共通認識があるのか,非常に疑問に思うところであります。そもそも合併がないと私ども山形市は自立・自治,行財政改革が不可能だというわけではないと思います。だからこそ,改めてになりますけれども,市長,今この時期になぜ合併するのかという点について,改めて2市2町で共通の認識があるのかどうか,お尋ね申し上げます。  以上3点について市長のご見解をお聞かせいただくとともに,合併の相手であります上山,山辺,中山にも自立・自治,行財政改革の精神というものを徹底して実践していただかなければ,市長のおっしゃる健全財政を維持し,市民生活向上のため市政経営に取り組むという姿を求めることは困難ではないかと思われますが,その辺どうするおつもりでしょうか。以上です。 ○市長市川昭男君) 私の提案説明の中で「市民生活の向上のため,市政経営に取り組んでまいる所存であります」,これに関してのご質問でございますが,その中での合併に対する私の考え方と思いますが,私は今遠藤議員がおっしゃったように,法定合併協,あるいは小委員会で真摯に議論をしていただいております。また,山形市議会の合併検討委員会の中でも真摯に議論をしていただいております。私は合併,この時期に合併というのはどうしても必要だというふうに思っております。私はより強い母都市,あるいはこれまでの生活圏が一体となった上山,山辺,中山との一体的な生活圏,これのさらなる形成のためという,いろいろ合併についての考え方がありますが,私は一番,行革はもちろんでございますが,地方自治地方の分権あるいは主権,これが私はより強い自治体を目指して,そして地方分権を,さらなる権利を勝ち取っていくと。われわれがそれをより自分で決めて自分で施策をする,これが私は合併するための最大の目的であろうというふうに思っております。その中で信頼関係,丸呑みするのが信頼関係か,はならないんじゃないかと,まったくおっしゃるとおりです。それはやはりこれまでの長い歴史,文化をそれぞれが持っております。また行政の考え方をそれぞれの自治体が持っております。それが一緒になろうとするのでございますから,そう簡単にいかないのは当たり前でございます。私は決して丸呑みしようという気持ちは持っておりません。われわれ山形市が最大限相手に配慮すべきものは配慮して,どうしてもそれは無理難題なものはお断りする。それは率直に,今までもそういう態度でいたし,これからもその態度でいきたいというふうに考えております。そうしたことによって,信頼関係は生まれてくるだろうというふうに思っております。  それから,2番目の他市町での山形市への配慮,他市町では山形市に対して配慮しているのかというふうなご質問でございますが,やはりこれまでの合併という,具体的になればなるほど,自分の自治体を守りたいという気持ちが出てくるのも,これまた当たり前であろうと思っております。しかし,合併という大前提をするのであれば,大前提のもとに,それぞれの利害関係がありますが,前に編入と決めた首長同士の合意事項の中に,行革,あるいは母都市,そしてより住みやすいまちづくりという前提があるわけです。それを目指してそれぞれの自治体でがんばっているというふうに私は理解をしております。  それから,「頼まれたから」,「合併は不安だ」,「頼まれたからするんだ」という,そういう主体性のない自治体はないというふうに私は思っております。それぞれ編入して合併をしようというふうに意思決定をしたのは,それぞれの自治体でございます。編入方式が一番スムーズにいくというふうに自分で判断したわけですから,自分でそれの編入という線に沿って,では最大限,一番円滑に進められる合併は何なのかということを,今真剣にそれぞれの自治体で話し合いをして,そして小委員会,合併協で論議をしているという段階でございますので,私は合併という前提についてはいささかも揺るぎがないというふうに思っております。以上です。 ○議長枝松昭雄君) 遠藤和典議員に申し上げます。上程議案ということに質疑ということに逸脱しないようにご質問願います。遠藤和典議員。 ○6番(遠藤和典君) 今,答弁いただいたわけでありますけれども,今のような決意でぜひ取り組んでいただきたいと思っておる次第です。時期が時期ですので,市長が今おっしゃられたことを具現化して成就させることについて,時期が時期です,本当に。リーダーシップが必要だと思っておる次第ですけれども,競馬場の件に関してなど,市長は強いリーダーシップを発揮されて,具体的に知事に会われたと。そういう行動を伴うようなリーダーシップを今後求めたいと思っております。  そこでですね,リーダーシップという点について,ぜひご認識をいただきたいと思う点が1つあります。それは,民主主義の原則という点についてでありますけれども,多数と少数という概念について,もう1つお尋ね申し上げます。  そもそも民主主義の原点,原則としての多数決,多数の意見,という概念についてどのように考えていらっしゃるのか。具体的に申しますと,25万山形市民の考えと6万数千市町民の考えが対立する場合,これまでの協議では配慮という名目でかなりの譲歩をしてきていると思います。また今後の協議でも,合併特例法の期限が迫っている中で,もめるのであれば少数派の意見も入れようというような姿勢で,また譲歩を迫られるのであれば,6万数千の意見が通ってしまうということになるのではないでしょうか。また,この多数と少数という原則の問題で,シンボリックな問題としまして,市民の関心が非常に高い問題として,われわれの議会の構成の問題も含んでおります。仮にですよ,あくまで仮にですが,他市町が一致して主張している在任特例などという事態になれば。 ○議長枝松昭雄君) 上程議案に対する質疑ですので,それに逸脱しないように,質疑を願います。 ○6番(遠藤和典君) そのつもりでおりますが。25万市民の代表と6万市町民の代表が,数の上で逆転してしまうという可能性もあるわけです。つまり,少数の代表が多数を否定しうる。こういう事態が起こりうる可能性もあるわけです。このような点を踏まえてお尋ねしますが,合併本来の目的であります最大の行財政改革という命題と,民主主義の原則であります多数決という命題をも否定しうるのかどうか。議会構成の問題だけにとどまらず,それだけでなくて,多数と少数,民主主義の原理原則の問題として市長にご所見をお尋ね申し上げます。 ○議長枝松昭雄君) 市川市長。 ○市長市川昭男君) 合併は行財政改革の最大の1つの手段でございます。また,民主主義の原則をどう考えるか,それは当然尊重いたします。私どもは,合併につきまして法律がございます。その法律にあらゆる選択が,この法律のもとでどんな選択ができるのか,それをわれわれは真摯に求めていくべきだろうと思っております。いささかも民主主義を否定するものは何もございません。以上です。 ○議長枝松昭雄君) ほかにご質疑ありませんか。29番 高橋嘉一郎議員。 ○29番(高橋嘉一郎君) 市長提案理由の中で,三位一体の改革によって地方交付税の大幅な削減というようなあるわけですけれども,山形市の財政に極めて厳しい状況におかれているというふうな,こういう指摘があるわけです。国は数年前までね,大型公共事業をやれやれと,こうやってきたわけだね。そして,みな金来ると思って錯覚を起きた状況もあったんだけど,7割ぐらいで借金3割自己負担。借金はどんどん増えたと。1,100億の借金になってしまった。この本来ならば地方交付税削減されないのではないかと。むしろ大型公共事業によって維持費とか,うんとかかるわけだね。だから交付税削減どころか,多くならなければならないのではないか。この言っていることとやっていることが違うのではないかと,この点での現状をお聞きしたいと思います。 ○議長枝松昭雄君) 市川市長。 ○市長市川昭男君) これまでのいわゆる起債によって,いわゆる有利な借金ですね。地方交付税7割補てんするということで,たしかに箱物も造ってまいりました。でもそれを7割がゼロになったとか,半分になったとか,それはございません。ございません。以上です。 ○議長枝松昭雄君) 29番 高橋嘉一郎議員。 ○29番(高橋嘉一郎君) ないというふうなこと,そういう答弁だったけどね。質問には不十分だなと思っているんですけれども。この地方交付税の削減を大幅という言葉が出ているんだからね。本来ならば地方交付税を多くしなければならないのだ。そこを私指摘しておきたいわけだね。結局はやっぱりそういう削減は市民生活にしわ寄せ来る。福祉にしわ寄せ来る。例えば,例として国民健康保険税の引き上げというように,こういうようにならざるを得ないのではないかと。そこら辺の理解はどんなもんです。 ○議長枝松昭雄君) 市川市長。 ○市長市川昭男君) 私は今これまでの有利な起債に対する交付税措置についてのお答えさせていただいたわけですが,交付税全体につきましてはご承知のとおり,今年度の当初予算で6億円減額なっております。じゃ,どこにしわ寄せ来たんだと言いますと,それのしわ寄せがいわゆる公共投資部門,いわゆる道路,ハード,インフラですね。これにおよそ3割減,30%減,これがしわ寄せが来ております。以上です。 ○議長枝松昭雄君) 簡潔に願います。高橋嘉一郎議員。 ○29番(高橋嘉一郎君) 答えとしては公共投資部門が減額になったと,金というのは一緒だからね。これがこの分とか色ついていないわけだ。やっぱり減は減で,これは市民生活に影響するんじゃないかと。市長会等でうんと要請を強めたと,これが重要だと思うわけだね。市長としては市民の状況,福祉は後退させないというような,そういう考え方はあるとわかるしね。ぜひ地方交付税の削減はだめなんだと,そういう点であらゆる機会をとらえて,より一層の強い取り組み方をご期待したいと指摘しておきます。以上です。 ○議長枝松昭雄君) ほかにご質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長枝松昭雄君) ご質疑なしと認めます。以上をもって質疑を終わります。  ―――――――――――――――――――― ◎動議(予算委員会の設置,議案付託) ○議長枝松昭雄君) 25番 鈴木善太郎議員。 ○25番(鈴木善太郎君) この際,動議を提出いたします。  ただいま上程されました議案のうち,議第43号の議案1件,ならびに,報第2号から報第6号までの報告5件については,議長を除く全議員で構成する予算委員会を設置して付託のうえ,審議されるよう動議を提出します。 ○議長枝松昭雄君) ただいま鈴木善太郎議員から提出されました動議を議題とすることに,ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長枝松昭雄君) ご異議なしと認めます。したがって,予算委員会の設置および議案付託の動議を議題とします。  お諮りします。ただいまの動議のとおり決定することに,ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長枝松昭雄君) ご異議なしと認めます。  ――――――――――――――――――――委員会付託 ○議長枝松昭雄君) したがって,議第43号の議案1件,ならびに,報第2号から報第6号までの報告5件については,議長を除く全議員で構成する予算委員会を設置して付託,その他の議案は,配布している付託案件表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託します。  なお,請願は請願文書表のとおり,各常任委員会に付託します。   ~~~~~~~~~~~~~~ ○議長枝松昭雄君) 以上で,本日の日程は全部終了しました。  ―――――――――――――――――――― ◎休会 ○議長枝松昭雄君) この際,お諮りいたします。議案調査のため,明日から6月14日までの4日間,休会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長枝松昭雄君) ご異議なしと認めます。  したがって,会議は明日から6月14日までの4日間,休会することに決定しました。  ―――――――――――――――――――― ◎散会 ○議長枝松昭雄君) 本日はこれをもって散会します。     午前10時41分 散 会...