山形市議会 > 2001-03-05 >
平成13年予算委員会( 3月 5日)

ツイート シェア
  1. 山形市議会 2001-03-05
    平成13年予算委員会( 3月 5日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成13年予算委員会( 3月 5日)   平成13年3月5日(月曜日) 〇出席委員(39名)        今 野 誠 一 君    阿 部 典 子 君        長谷川 幸 司 君    後 藤 誠 一 君        須 貝 太 郎 君    五十嵐 吉 信 君        斎 藤 武 弘 君    菊 池 文 昭 君        斎 藤 淳 一 君    加 藤 賢 一 君        渡 辺 ゆり子 君    石 澤 秀 夫 君        高 橋 啓 介 君    金 峰 聡 和 君        鈴 木 善太郎 君    渡 辺 弥寿雄 君        佐 竹 盛 夫 君    高 橋   博 君        高 橋 伸 行 君    長 瀬 洋 男 君        高 橋 嘉一郎 君    豊 川 和 弘 君        加 藤   孝 君    峯 田 豊太郎 君        会 田 邦 夫 君    渡 辺 秀 夫 君        竹 田 和 義 君    小野寺   建 君        阿 部 喜之助 君    尾 形 源 二 君        酒 井 靖 悦 君    枝 松 昭 雄 君        武 田 一 夫 君    佐 藤   稔 君
           大 沢   久 君    浅 野 泰 孳 君        宝 沢 啓 輝 君    深 瀬 悦 男 君        佐 藤 義 久 君  ―――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者   市長      吉 村 和 夫 君  助役      市 川 昭 男 君   総務部長    佐 藤 忠 明 君  企画財務部長  池 野 勇 男 君   市民生活部長  會 田 善 夫 君  環境部長    向     裕 君   健康福祉部長  会 田 佐武郎 君  産業部長    新 海 武 久 君   建設部長    伊 藤 光一郎 君  都市開発部長  岡 崎 教 雄 君   下水道部長   杉 本 政 則 君  消防長     伊豆田 民 弥 君   水道事業管理者(兼)水道部長           東海林   強 君  済生館事務局長 横 倉 明 雄 君   教育長     相 田 良 一 君  教育部長    斎 藤 健 司 君   選管委事務局長 岩 田 充 巨 君  監査委事務局長 今 川 政 弘 君   産業推進監(兼)農業委事務局長           内 海 秀 次 君  ―――――――――――――――――――― ◎午前10時 開会 ○渡辺弥寿雄委員長  ただいまから,予算委員会を開会いたします。  それでは議事に入ります。  本委員会に付託されました案件は,議第1号から議第6号までの補正予算6件,及び,議第7号から議第19号までの新年度予算13件,並びに報第1号から報第4号までの報告4件であります。  ―――――――――――――――――――― ◎提案理由の説明 ○渡辺弥寿雄委員長  これらを一括議題とし,各案件について当局の説明を求めます。  最初に,議第1号から議第6号までの補正予算6件,及び,報第1号から報第4号までの報告4件について説明を求めます。池野企画財務部長。 ○池野企画財務部長  ただいま上程されました議第1号平成12年度山形市一般会計補正予算第1条歳入歳出予算補正のうち,企画財務部関係についてご説明申し上げます。  最初に,歳入について申し上げます。  議案書2ページ,事項別明細書7ページからでございます。  第9款地方交付税につきましては,今年度の普通交付税の再算定の結果を受け,追加計上したものであります。  第13款国庫支出金及び第14款県支出金は,国の日本新生のための新発展政策に係る1次補正予算に基づくIT関連事業及び公共事業の追加計上であります。  第16款繰入金は,財源確保として予定しておりました減債基金からの繰り入れを一部取り止めする補正措置,及び民間立保育所少子化対策事業費補助の額確定に伴いまして,少子化対策基金からの繰り入れを一部取り止めする補正措置であります。  第17条繰越金は前年度繰越金,及び第18款諸収入は,サービス産業等立地促進資金貸付元利収入をそれぞれ追加計上したものであります。  第19款市債は,道路橋りょう整備事業ほかの適債事業の許可見込み額に基づく、補正措置であります。  第20款寄附金は,保健体育総務費寄附金の計上であります。  以上,このたびの歳入補正予算は,13億7,914万9,000円を追加し,総額を822億1,162万円にしようとするものであります。  次に,議案書5ページでございますが,補正予算第3条地方債の補正でありますけれども,本年度の許可見込みに基づく起債限度額の変更であり,所要の予算措置をお願いするものであります。  次に,歳出について申し上げます。事項別明細書11,12ページでございます。  第2款総務費のうち,企画財務部所管にかかるものについてご説明申し上げます。  第1項総務管理費でありますが、平成11年度末に廃止しました,市民保養所べにばな荘の運営にかかる欠損金の最終補てん額を計上したものであります。  第7項企画費でありますが,赤字路線バスに対する補助金を新たに計上するものであります。  続きまして,報告案件についてご説明を申し上げます。別紙になります。  報第1号及び第3号の専決処分の承認につきましては,このたびの大雪から市民生活を確保するため,道路の除排雪等の経費を中心に,去る1月16日及び2月15日に専決処分により補正措置させていただきましたので,地方自治法第179条第3項の規定によりご報告を申し上げ,ご承認をお願いするものでございます。  以上でございますが,よろしくご審議のうえご決議,ご承認くださいますようお願いを申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  佐藤総務部長。 ○佐藤総務部長  報第1号 専決処分の承認についてをご説明申し上げます。事項別明細書は,9ページ及び10ページでございます。  第2総務費第1項総務管理費において,豪雪対策として町内会等除排雪対策事業費を去る1月16日に専決処分いたしましたので,地方自治法第179条第3項の規定により,ご報告申し上げ,ご承認をお願いしようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご承認くださいますようお願いを申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  會田市民生活部長。 ○會田市民生活部長  市民生活部関係の補正予算について,ご説明申し上げます。  議第1号の一般会計補正予算であります。  議案書3ページ,事項別明細書15・16ページからであります。  第7款商工費第2項消費者保護費についてでありますが,国のIT普及国民運動推進施策の一環としてのIT利用消費生活情報提供事業費補助金を受け,山形市生活情報センターへのパソコン導入に係る経費の計上をお願いするものであります。  続きまして,議第2号平成12年度山形市老人保健医療事業会計補正予算について,ご説明申し上げます。  議案書は6ページ,事項別明細書は25ページからでございます。  はじめに歳入からでございます。  第1款第1項支払基金交付金,第2款国庫支出金第1項国庫負担金,第3款県支出金第1項県負担金並びに第4款第1項繰入金はそれぞれ,医療諸費に対し,国の定める割合で計上したものであります。  次に,歳出でございます。第2款第1項医療諸費は,これまでの状況から勘案しまして,医療費の支払いに充てる費用の増額をお願いするものであります。  以上が,市民生活部関係の補正予算の概要でございますが,よろしくご審議のうえ,ご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  会田健康福祉部長。 ○会田健康福祉部長  健康福祉部関係の補正予算について、ご説明申し上げます。  議案書は3ページ,事項別明細書は11ページ,12ページからであります。  はじめに、第3款民生費第1項社会福祉費でございます。  介護保険事業会計に対する繰出金につきましては,介護サービス給付金並びに介護認定に要する費用等の事務費の見直しに伴う減額補正をお願いするものでございます。  次に,第2項児童福祉費でございます。事項別明細書は,同じでございます。  児童扶養手当電算システム導入事業費でありますが,地方分権一括法による児童扶養手当法の一部改正に伴い,現在,県において担当しております児童扶養手当の認定事務が,平成14年8月から市町村に委譲されますことから,当該手当の認定のための電算システムの導入に要する費用について補正をするものでございます。  なお,当該事業につきましては,国の補正予算による事業で,経済の活性化を図るための予算措置の一つでございます。  続いて,事項別明細書13ページ,14ページをお願いいたします。  少子化対策事業費につきましては,国の少子化対策臨時特例交付金に基づき設置した少子化対策基金を財源として,保育待機児童解消のために実施した民間立保育所4カ所の増築事業等に対する補助金において不要額が生じたことから,所要の措置を講ずるものでございます。  次に,第4款衛生費第1項保健衛生費であります。議案書は3ページ,事項別明細書は同じく13・14ページでございます。  老人保健費につきましては,老人保健医療事業会計の財政基盤の安定化等を図るために,当該事業会計に対する繰出金を計上するものでございます。  続いて,繰越明許費についてご説明申し上げます。議案書は4ページ,事項別明細書21ページ,22ページをお願い申し上げます。  第3款第2項児童福祉費の児童扶養手当電算システム導入事業につきましては,先程申し上げましたとおり,国の日本新生のための新発展政策による補正予算に伴う事業であり年度内の完了が困難であるため,地方自治法第213条第1項の規定により,事業の全部について翌年度への繰り越しをお願いするものでございます。  続きまして,議第3号平成12年度山形市介護保健事業会計補正予算についてご説明申し上げます。  議案書は8ページから10ページ,事項別明細書は31ページ,32ページからであります。  歳入歳出それぞれ11億6,468万1,000円の減額補正をお願いするものでございますが,はじめに,歳入からご説明申し上げます。事項別明細書は33ページ,34ページでございます。  第1款保険料でございますが,昨年10月から第1号被保険者保険料の徴収をいたしているところでございますが,賦課徴収実績等から見込計上したものでございます。  第3款国庫支出金につきましては,介護サービス給付費等の見直しや要介護認定に係わる経費の減額等による国の負担額並びに補助金を見込計上するほか,平成14年1月からの通所訪問系サービスと短期入所サービスの支給限度額の一本化のためのシステム開発に要する経費に対する国の助成額等の計上でございます。  第4款支払基金交付金,そして,次のページにございますが,第5款県支出金及び第7款繰入金につきましては,介護サービス給付費の見直しにより支払基金,県及び市からの交付金及び負担金等についてそれぞれ減額補正するものでございます。  次に,歳出についてご説明申し上げます。  事項別明細書は37・38ページでございます。  第1款総務費第1項総務管理費でありますが,平成14年1月から,先程申し上げましたが,通所訪問系サービスと短期入所サービスの支給限度額一本化に伴う事務処理システム開発に要する費用の計上であり,第3項介護認定審査会費につきましては,認定審査会の開催状況や認定訪問調査において嘱託職員による調査が増加したことなどにより減額補正をお願いするものでございます。  事項別明細書37ページ,38ページからの第2款保険給付費第1項介護サービス等諸費,第2項支援サービス等諸費,第3項その他の諸費及び第4項高額介護サービス等費につきましては,療養型医療施設の指定を受けた事業者が少なかったことや居宅サービスの利用が当初計画を下回ったことなどから介護給付に係わる所要額をそれぞれ減額するものでございます。  第3款財政安定化基金拠出金につきましては,県に拠出する額が確定したことによる減額補正でございます。  事項別明細書43ページ,44ページの第4款基金積立金につきましては,介護保険給付の実績に合わせまして,第1号被保険者保険料からの保険給付も下回ったことから,その余剰額を介護給付基金に積み立てるための補正でございます。  次に,繰越明許費についてご説明申し上げます。議案書は10ページ,事項別明細書45ページ,46ページであります。  第1款総務費第1項総務管理費の支給限度額一本化システム開発事業については,国の日本新生のための新発展政策による補正予算に対応する事業であるため年度内の完了が困難であることから,地方自治法第213条第1項の規定により,補助対象事業のうち,今年度完了する部分を除いた額を翌年度に繰り越しをお願いするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  新海産業部長。 ○新海産業部長  産業部関係の補正予算についてご説明申し上げます。  議案書3ページ,事項別明細書は13ページからでございます。  第6款農林水産業費第1項農業費における補正についてでありますが、平成11年度農業集落排水事業会計における繰越金の額の確定等に伴い、繰出金の減額補正をお願いするものでございます。  第7款商工費第1項商工費における補正につきましては,昨年8月にアルカディアソフトパーク山形に立地いたしました企業が,県と協調して制度化しておりますサービス産業等立地促進資金を利用することから,山形県信用保証協会へ原資を預託するための所要額を補正しようとするものでございます。  次に,議第6号平成12年度山形市農業集落排水事業会計補正予算について,ご説明申し上げます。  議案書17ページ,事項別明細書73ページからでございます。  最初に,歳入でございますが,前年度繰越金の額の確定により補正をお願いするものでございます。
     次に,第2条の繰越明許費について,ご説明申し上げます。  議案書18ページ,事項別明細書は77ページでございます。  第2款第1項農業集落排水処理施設建設の東山地区におきましては、国の第2次補正に係る事業でありますけれども、年度内完了が困難なため,国の承認を得,地方自治法第213条第1項の規定により、事業費全額について,翌年度に繰り越しをお願いしようとするものでございます。  続きまして,報第1号から報第4号までの専決処分の承認について一括してご説明申し上げます。  はじめに,報第1号及び報第3号について申し上げます。別紙資料の9・10ページ及び23・24ページでございますけれども,平成12年度一般会計補正予算のうち,第6款農林水産業費において,中央卸売市場事業会計への繰出金の補正でございます。  続きまして,報第2号及び報第4号についてご説明申し上げます。別紙資料明細書は13から16ページ,及び,25から28ページでございます。  これは,いずれも山形市中央卸売市場事業会計における予算の補正であり,豪雪による除排雪作業及び卸売棟屋根の雪降ろし作業の業務委託に関する予算の補正でございます。  去る1月16日及び2月15日に地方自治法第179条第1項に基づき専決処分いたしましたので,同条第3項の規定によりご報告申し上げ,ご承認をお願いするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議,ご承認下さいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  伊藤建設部長。 ○伊藤建設部長  建設部関係の補正予算についてご説明申し上げます。  議案書3ページ,事項別明細書15ページからでございます。  第8款第1項土木管理費でございますが,若木地区の急傾斜地崩壊対策事業に要する県負担金の計上でございます。  次に,第2項道路橋りょう費でございますが,道路橋りょう新設改良費としまして,山形県道路整備事業費負担金の増額をお願いしようとするものでございます。  次に,繰越明許費でございますが,議案書4ページ,事項別明細書21・22ページでございます。  第8款第2項道路橋りょう費につきましては,道路新設改良事業の市道立谷川北志田線ほか3路線に係る委託費,工事請負費,用地費,補償費について,第3項河川費につきましては,都市基盤河川改修事業野呂川ほか2河川に係る工事請負費,負担金,用地費,補償費について,それぞれ地権者との調整に時間を要したこと,また,第6項住宅費につきましては,村木沢地区田園定住区住宅地供給事業でありますが,公共下水道との調整,及び豪雪等により年度内完了が困難になりましたので,地方自治法第213条第1項の規定により翌年度へ繰り越しをお願いしようとするものでございます。  最後に,報第1号及び報第3号の専決処分の承認についてご説明申し上げます。  まず,報第1号,平成12年度山形市一般会計補正予算,別冊の資料明細書9・10ページでございます。第8隷土木費第2項道路橋りょう費において豪雪対策として道路の除排雪対策事業費を去る1月16日に専決処分をいたしました。  さらに、報第3号の一般会計補正予算でございますが,別冊の資料明細書23・24ページでございますが,報第1号と同様,道路の除排雪対策事業費を去る2月15日に専決処分いたしました。地方自治第179条第1項の規定によりご報告申し上げご承認をお願いしようとするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議,ご承認くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  岡崎都市開発部長。 ○岡崎都市開発部長  都市開発関係の補正予算についてご説明申し上げます。  はじめに,一般会計について申し上げます。議案書3ページ,事項別明細書17ページからであります。  第8款土木費第4項都市計画費の土地区画整理費につきましては,区画整理事業会計への繰出金の減額補正をお願いしようとするものであります。  街路事業費につきましては,2次補正による追加内示に伴い,事業費の増額補正をお願いし,十日町双葉町線の事業促進を図るとともに,県施行に係る街路事業の確定に合わせ、県事業負担金の補正をお願いするものであります。  次に,繰越明許費でありますが,議案書4ページ,事項別明細書は21ページ,22ページであります。  都市計画街路事業につきましては,十日町双葉町線ほか2路線における移転補償費について,移転先の選定に時間を要したために物件移転などの年度内完了が困難となったことや2次補正の受け入れなどの関係により,事業費の一部について,地方自治法第213条第1項の規定により翌年度への繰り越しをお願いするものであります。  続きまして,議第4号平成12年度山形市区画整理事業会計補正予算についてご説明申し上げます。  議案書11ページ,事項別明細書47ページからであります。  はじめに,55・56ページの歳出から申し上げます。  第1款総務費につきましては,組合施行土地区画整理事業に対する国の2次補正による追加内示に伴う事業負担金の増額補正と水道工事補助金などの完了精算による減額をお願いするものであり、第2款山形駅西土地区画整理事業費につきましても,同じく2次補正を受けて,特定道路から通常費への組み替えを行うものであります。第3款十日町区画整理事業費につきましても,国庫補助事業の内示に伴い,移転補償費の増額補正をお願いし,事業の促進を図ろうとするものであります。  以上の歳出にかかる歳入につきましては,国庫補助金,一般会計からの繰入金,市債などをもって措置しようとするものであります。  次に,繰越明許費についてでありますが,議案書は13ページ,事項別明細書は59・60ページをお願いいたします。  山形駅西及び十日町区画整理事業費におきまして,仮換地先の家屋移転の関係上,年度内移転が困難なこと,また,国の2次補正にかかる事業については年度内執行が困難であるため,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度への繰り越しをお願いするものであります。  続きまして,議案書13ページの地方債補正でありますが,事業費の増額や金種変更により,起債の限度額の変更をお願いしようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  杉本下水道部長。 ○杉本下水道部長  下水道関係の補正予算について,その主なものをご説明申し上げます。  議第5号平成12年度山形市公共下水道事業会計補正予算について,ご説明を申し上げます。議案書は14ページから,事項別明細書は61ページからでございます。  はじめに,歳出からご説明を申し上げます。事項別明細書は,67ページからでございます。  第2款建設費でございますが、国の日本新生のための新発展政策による補正予算に伴う内示を受け,下水道事業のより一層の整備促進を図るため,事業費の追加計上をお願いするものでございます。  第2款第1項公共下水道建設費のうち,汚水管渠建設費につきましては,黒沢幹線の蔵王松ヶ丘地内,蔵王幹線の蔵王上野地内等の整備に要する経費をお願いするものでございます。  また,雨水管渠建設費の減額につきましては,国庫補助事業におきまして,補助率の異なる事業への変更によるものでございます。  続きまして,第2款第2項流域下水建設費につきましては,県事業であります,最上川流域下水道山形処理区の山形浄化センターの水処理施設整備及び上山・山形幹線の汚水管渠の整備にかかる,本市負担金の増額をお願いするものでございます。  次に,第2款第3項特定環境保全公共下水道建設費の汚水管渠建設費につきましては,村木沢,椹沢,志戸田地区等において整備のための,測量設計の委託に要する経費をお願いするものでございます。  第3款第1項公債費につきましては,平成11年度事業に係る借り入れ利子が確定したため,増額補正をお願いするものでございます。  以上の歳出に係る歳入につきまして,ご説明申し上げます。  事項別明細書は,63ページからでございます。  第1款第1項負担金は,下水道受益者負担金でありますが,本年度新規賦課となる,11年度整備区域におきまして,特に特環区域などについては,家屋の密集度が少なく,農地,緑地が多かったこと,また,幹線の整備を進めたことにより,当初想定した新規賦課面積との差異が生じたため,決算見込に基づき,減額補正をお願いするものでございます。  第2款第1項使用料は,下水道使用料でございます。使用水量全体としては伸びておりますが,市民の環境に対する意識の高まりから,節水が浸透していること,昨今の景気の低迷による産業活動の停滞等により,使用水量の減少傾向が続いていることから,決算見込に基づき,減額補正をお願いするものでございます。  第3款第1項国庫補助金,及び第7款第1項市債は,建設事業費の増額に伴う計上であり,第5款第1項繰越金は,前年度の決算剰余金を全額計上したのもでございます。  次に,第2条の繰越明許費については,公共下水道事業,及び特定環境保全公共下水道事業におきまして,国の補正予算に係る工事費等の事業費であります。また,当初から事業におきましては,土中の転石の処理に手間取り,見込んでいた施行能力を確保できなかったこと等により,年度内完成が困難となったため,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度への繰り越しをお願いするものであります。  第3条,地方債の補正につきましては,起債対象事業の変更に伴い,限度額の変更をしようとするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださるようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  斎藤教育部長。 ○斎藤教育部長  教育委員会に係る補正予算についてご説明申し上げます。  議案書は3ページ,事項別明細書は17ページからでございます。  第10款教育費第6項社会教育費につきましては,学習活動支援設備整備事業費としてIT講習推進に関する国の施策を受けパソコン等の機器及びインターネット接続に要する経費等を計上したものでございます。  また,第7項保健体育費につきましては生涯スポーツ・競技スポーツ振興事業費としてスポーツ振興基金への積立金を計上したものであります。  次に,第2条繰越明許費についてご説明申し上げます。  議案書4ページ,事項別明細書は21・22ページでございます。  第10款教育費第6項社会教育費の学習活動支援設備整備事業につきましては,国の補正予算に対応する予算措置でありますが,年度内の完了が困難なため,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度へ繰り越しをお願いしようとするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願いいたします。 ○渡辺弥寿雄委員長  これで当局の説明が終わりました。  ―――――――――――――――――――― ◎質疑 ○渡辺弥寿雄委員長  これより質疑に入ります。  なお,申し合わせにより,本委員会での議題に対する質疑は,款項に対する大綱質疑とし,また,自己の所属する分科会の事件については,できるだけ質疑をしないことになっておりますので,委員の皆様のご協力をお願いいたします。  それでは,議第1号から議第6号までの補正予算6件,及び,報第1号から報第4号までの報告4件について,総括的な質疑がありましたらお願いをいたします。大沢委員。 ○大沢久委員  私からは,報告専決処分関係についてですね,おたずねしておきたいと思うのです。  この豪雪で,市長以下大変なご苦労したことはですね,今度の一般質問の中でも,各位から取り上げられて,一定の評価もあるわけなのですが,今度の豪雪は,本当に何年にもないやつだったですね,年明け早々から降るは降るは降るは降るはですね,汽車は止まるはね,本当,この先どうなるんだとこういう状況なってます。ですから,私は,1月16日の専決処分は,これはある程度やむを得ないと思うのです。これは。だけども,手続き的にはね,どういうふうにとったかということなのですね。それから,2回目は2月15日ですね,専決処分は,地方自治法の規定からいってね,金額の僅かなものとかというのならね,これはもう議会でも何も言う必要はないのだけれども,少なくとも億以上というね,予算を補正するわけでしょう。専決するわけでしょう。これは,大事なことなのですよ。それで,私は,今度の豪雪の中で,町内会長会議を開いて,豪雪対策本部が,今までになかった,例えば,町内の除排雪に対しては,倍額補助金を交付するとか,これはね,市政のね,重要な施策の変更なのですね,町内会長会議に報告するというのではなしに,こういう場合は,急施議会ですね,私ら,県会議員と違って,みんな山形市内にいるのです。それで,この先どうなるか,どうなるか,こう市は,我々もどうしなければいけないと,こう毎日いるのです。県会議員なら,ほら,米沢からだ酒田からだと,ちょっと時間があるということは,あるかもしれないけれども,もう,明日集まれと言えば,重要なときは,いくらでも集まれるのですよ。  ですから,この専決処分のあり方,特に2回目のこの専決,議会側の方とは,どんなふうにね,この連絡をし合って,仕方ないだろうというふうになったのかですね。まず,最初に財務部長の方から,ちょっとこの専決についての,財政担当の責任者ですから,あり方について,ちょっと正しておきたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  池野企画財務部長。 ○池野企画財務部長  専決処分の方の前に,補正予算でございますが,それは,私の所管でございますので,私の方からお答えをさせていただきたいと思います。  いずれにいたしましても,除排雪に要する経費,当初予算で見たわけでございますが,ご案内のとおり,年末年始を挟みまして,非常に豪雪になったわけでございます。  当初,見積りました3億なにがしについては,これでは,不足をきたすということから,1回目を1月に専決処分をさせていただいたと,その専決処分につきましては,額そのものについて,今,大沢市会議員の方から,億を超えるものについては,どうなんだというふうな話ございますが,今の財政の中で,仕組みの中では,金額によって専決処分する,できないというのは,あれはございません。ただ,できるか,できないかというのは,道義上の問題になると思いますが,法律の方の中では,金額に基づいて専決処分できる,できない,その区分はございません。  第2回目でございますが,1回目の専決処分をさせていただいて,2月15日にさせていただいたんですが,その直前になりまして,非常に,混とんとして雪がまだ降ってくるというようなことで,明日明日金が不足をきたすと,しかも市場の方の雪降ろしにつきましては,当時,50㎝以上の雪は降っておったわけでございます。70㎝を超えるということになりますと,これは,危ないというふうなことで,降ろさなくてはならないと,ところがご承知のとおり,市場会計につきましては,一般会計でないと,一般会計ですと,当然,これは予備費でもって対応できるわけでございますが,特別会計というふうなことから,予備費が使えないと,どうしても,これにつきましては,補正予算をせざるを得ないのではないかというふうな判断のことと,合せて除排雪経費につきましても,底をついたと,これからの見通しとしては,まだ,降る見通しであるというふうなことから,急遽,これは,補正予算を組まざるを得ないのではないかというふうなことで,補正をまず組みました。この補正予算をどうするかというふうなことで,上司とも相談をいたしまして,現在の状況から判断すれば,これは,専決処分せざるを得ないのではないかというふうな形になって,2回専決処分をさせていただいた次第でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  今の細部に渡っての経過は,池野部長からのご報告のとおりでございます。  私から申し上げたいのは,議会軽視という大きな問題がございます。  従いまして,山形市では,私が就任当時から専決はありませんと,ただ,急施の場合,それはやむを得ませんと,こういうような専決処分に対する議会側の考えをお聞きしました。なぜかと問いましたら,1時間で議員が全部集まりますので,臨時議会ということは,県と違いましてできますと,したがって,災害とかこう動いているものは別でございますけれども,必要に迫られた急施の場合は,これは,やむを得ませんけれども,それ以外は,専決はしていないと,これが,市の慣例でございますと,こういうような話を聞きまして,まったくそうだなと,こういうふうに思っておった次第でございます。  従いまして,私は,専決というものは,なるべくやらないと,こういうような考えで,今日もおりますし,今後もそういうことでやっていきたいと,こう思っております。  ただ,この雪のことにつきましては,2回目の場合,ちょうど2月15日に専決いたしましたけれども,そのときに,今,池野部長から報告ありましたとおりに,ちょうど私のところに豪雪対策委員会作りました。豪雪対策委員会の委員長が,助役になっておりまして,助役と建設部長,道路維持課長,それから産業部長とまいりまして,このままでいきますと,中央卸売市場の屋根が雪のために,崩壊する可能性があると,というのは,あそこの屋根は70㎝までが大丈夫だそうでありまして,70㎝以上ですと危険というふうなことを言われていると,現在,すでに,当日すでに,50㎝以上の雪が積もっているので,もしも,もう1回きますと,崩壊する可能性があると,それから,もう1つは,雨が降りますと,重くなりますから,非常に危険性があるというのが,産業部長の報告でありました。  道路関係は,もう1回,やっぱりやらないとだめでしょうと,現在,7億1,000万円しか残っていませんと,7億3,000万円だと思いましたけれども,そのうちに除雪費が,7億1,000万円しか残っていませんので,もう一度来ると大変なことになるというふうなことの報告を受けまして,総括的に豪雪対策委員長の市川からこの際専決してもらいたいというふうな,事務方からの提案がございました。  従いまして,一度やっておりますので,二度目というのはこれは大変だと,しかし,ちょうど前の日の14日に米沢のJRの機関車の倉庫が崩壊した記事が載っておりました。これは,誰が悪いかれが悪いのではなくて,私は,やっぱり行政も常日頃見回りをしておかなくてはならないというようなことから,そういう非常に大事なことでもあると思いまして,議長を捜しました。議長は,ちょうど麹町会館におりまして,全国議長会に出席しておりましたので,会議中,議長を呼出しまして,電話に出ていただきまして,こういう実情であると,したがって,専決せざるを得ないと,ご意見はどうですかと聞きましたら,いや,しょうがないじゃないかと,じゃ議会の方には,議長の方から然るべく了解をとるので,どうぞやってくださいというふうな意見を聞きまして,専決やったのが,第2回目であります。その後,すぐ3関係の,3というのは公民館関係,それから,市の責任のある建物,それから,学校の責任者を呼びまして,もう一度点検しろと,今日専決をしたので,もう一度点検して,通学路とかそういうものの確保をするようにと,それから,雪ぴだから,雪ぴに対して十分に気をつけろというような指示を出して,専決をさせてもらった次第でございます。  従いまして,議会軽視とかそういうことでございませんので,ご理解を賜わりたいと,私としましては,議会の方のご意見も,聞いてやったのが,第2回目でございますので,おかげさまで結果は非常に良好であると,このように判断をいたしております。よろしくお願いをいたしたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  大沢委員。 ○大沢久委員  市長の話,長々聞きましたけれども,これだけのね,大雪ということなりますとね,我々にもいろんな意見が出てるわけなんです。端的に私なんか経験したことを一つ申し上げますと,市役所だけでなくて,公共機関すべてですね,影響出てるんですね,汽車が止まったと,山形駅に電話すると山形駅の電話は全然出てきません。鳴りっぱなしで,だから,汽車が何時動くんだ,何だというのは全然わからないんですよ。私しょうがないからね,駅前の交番署に電話してやった,あなた交番署,困り事相談所になってるんだから,ちょっと調べてみたらどうだと,わからないのかと,早速行って,調べてきます。なんて言うので,国鉄の状況が分ったり,ですから,その前にですね,市役所なら市役所のどこどこに電話してもらえば,列車は何時頃どうなって,例えば,仙山線はどうなってなんて全部わかりますよとか,これがね,親切な行政になるんですよね,それから,もう一人暮らしの家なんかは,もう参ってるわけですね,そうすると,除雪の場合はこういうふうに,その福祉協力員とか民生員を通じてこうだとか,市の方でいろいろやってますね,そういうようなことなんかも,議員も皆この知って,少なくともですね,議会軽視ではないと,こう言われますけれども,私に言わせると,この豪雪の間に,この議会が始まる前に,私ら1回もね,この議長の方から招集があって,全協の中で当局が報告するとか,何にもなかったでしょう。専決2回した。それは,今日今度の議会で初めてでしょ,我々の意見を聞いたりなんか,批判受けたりなんかするというのは,私は,これは,即断即決の吉村市長さんにしては,いささか,いささかもっと気配りがいいのではないかとね,少なくとも,議長の方にそういう話をしたのなら,したならですよ議長さんと,ぜひね,全員協議会でも開いていただいてですね,市長の方でも,今の雪害の状況,農業被害の状況,道路の状況,いろいろ報告したいので,よろしくお願いするぐらいあってもよかったんじゃなかろうかなと,その点いかかです。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  非常に急施でございましたので,申し上げますけれども,私はやったと思うんです。まず,議長に意見を聞いた。総務部長をして,会派の代表の方に話をしろと。だから,私は,これ以上は,やると内政干渉,議会側にですね,そういうふうになるのじゃないかと思っておりますけれども,しかし,今のような大沢先生の大ベテランのご意見であれば,今後そのように綿密にやっていきたいと,こう思いますけれども,今回は,私は私なりで,一応,これ以上やると,議会への内政干渉なると思いましたんで,議長と会派の代表には,議長には直接,会派の代表には,総務部長,副議長も議長に入りますから,議長でいいわけですから,というなことでやったんですが,今のご指摘ならば,今後は,あとはないと思います。専決はないと思いますけど,急施の場合はそのように心掛けてやりたいと思いますので,ご理解をいただきたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  大沢委員。 ○大沢久委員  私もやめたいと思いますけれども,少なくともね,2,000万円とか3,000万円なんていうと,私何も言わないんですよ,それは,そして,何年にもない豪雪なものですから,それから,中央卸売市場の屋根の雪が何時落ちるかわからないとか,除雪費が足りなくなってきた。足りなくなりそうだなんていうのは,前もって予見できるんですから,行政側では,ですから,いつ頃になると,もう除雪費も底をつきそうだと,なればですね,これだけの大きな金を補正する場合は,少なくともやっぱり急施議会を招集してもらうとか,そこで詳しくご報告申し上げて,万全の体制を取りますということを,市長が言えばね,立派な市長なるんですよ。そういう意味で私今言っているもんだから,改めて,この大きな金額なんていうときはね,必ず専決じゃなしに,皆さんの意見も聞きながら,やらせてもらいますよと,こう言った方がいいですね。 ○渡辺弥寿雄委員長  他に,ご質疑ございませんか。高橋(啓)委員。 ○高橋啓介委員  会田健康福祉部長にちょっとおたずねしますけれども,介護保険の関係ですね,介護保険の関係で,サービスが非常に落ちている状況があるわけですけれども,これは,料金の関係でそういうことになっているのか,あるいは,特に,在宅介護の関係なると,まだまだ自宅にですね,迎え入れる体制が地域的にもないとか,そういうふうな部分がいろいろあって,そういうふうなことがですね反映しているのかですね,そういった部分のサービスが落ちてきた背景ですね,あと,施設介護関係は,これ7億円ほどなっていますけど,これは療養型病床の関係でそういうふうになったのかですね,そういった背景ちょっとおたずねしたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  会田健康福祉部長。 ○会田健康福祉部長  この度,介護保険の方の給付費13億円ほど減額をさせてもらっております。このことにつきましては,介護保険の導入当初を,やはり,制度の周知が不十分であったというような部分もあったかというように思います。また,その中でですね,委員から,今ご指摘ありましたように,在宅サービスにつきましては,昨日の朝日新聞等にも出ておりましたが,やはり,家の方へ,やっぱり入れたがらないというような考え方も一部にはあったのかなというような考え方をいたしてございます。  ただ現在は非常に在宅サービスも今伸びてきております。そういった意味では,段々と介護保険に対する認識が深まってきたというような考え方をいたしております。  施設サービス関係につきましては,主には,療養型施設サービスが最初270床の計画をさせてもらったのですが,現実は41床止まりだったというようなことで,療養型の方の介護給付が少なかったというようなことに大きな理由がございます。このことにつきましては,療養型病床群は山形市内には300を超えるものがあるのですが,介護保険の方の指定を受けなかったというようなことで,病院の方の医療系の療養型病床群の方には入院をされてるというようなことですので,介護保険の給付は減りましたが,医療系の給付は受けてるというような状況だというふうに理解をしております。以上でございます。
    渡辺弥寿雄委員長  高橋(啓)委員。 ○高橋啓介委員  わかりました。利用料金はね,来年度に向けて,いろいろ施策立てているようですけれども,やっぱり介護保険の考え方ですね,今までの福祉と違う,医者にかかるのと同じだと,保険料ですからね,そういった視点で私も何カ所で介護保険始まる前に勉強会させていただきましたけれども,なかなか前の考え方が根強いんですね,福祉の考え方が根強いもんだから,嫁さんがいるとなんかね,他人を入れるのは,おかしいんではないかと,こういうふうなまだまだ考えなんかもあって,私はもうちょっと地域的にもね,PRをしていく必要があると,都市化されているとかそんなに問題ないんでしょうけれども,特に,農山村に行くとそういうふうな部分があって,人の目が非常に気になる。こういうふうな部分ありますから,そういった視点含めてやっていく必要があるのではないかなというふうなことを意見を申し上げながら,終わりたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  ほかに,ございませんですか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡辺弥寿雄委員長  ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎提案理由の説明 ○渡辺弥寿雄委員長  次に,議第7号から議第19号までの新年度予算13件について説明を求めます。 ○渡辺弥寿雄委員長  池野企画財務部長。 ○池野企画財務部長  それでは,議第7号平成13年度山形市一般会計予算第1条第1表歳入歳出予算のうち,企画財務部関係についてご説明を申し上げます。  議案書2ページ,事項別明細書8ページからでございます。  第1款市税は,現行制度を基に見込計上したものであり,前年度当初予算額に比較しまして2.3%の伸びとなってございます。  第1項市民税の個人につきましては,前年度の調定実績等を基に積算いたし,法人につきましては,前年度の実績及び今後の経済動向等を勘案のうえ見込計上したものであり,前年度と比較いたしまして3.9%の伸びとなっております。  第2項固定資産税の土地については,地目変更等の実績,家屋については,新築状況等をそれぞれ勘案し見込み計上したものであります。  第3項軽自動車税,第4項市たばこ税,第5項特別土地保有税及び第6項入湯税は,これまでの実績等を勘案し,第7項都市計画税は,固定資産税と同様の理由で,それぞれ見込計上したものであります。  第2款地方譲与税,第3款利子割交付金及び第4款地方消費税交付金につきましては,前年度交付実績を勘案しそれぞれ見込計上したものでございます。  第5款ゴルフ場利用税交付金,第6款自動車取得税交付金,第7款地方特例交付金につきましては,現行制度によりそれぞれ交付見込額を計上したものであります。  第8款地方交付税は,前年度の交付見込額及び新年度の交付税総額や配分動向等を総合的に勘案して,普通交付税120億円,特別交付税5億円を見込み,前年度同額を計上したものであります。  第9款交通安全対策特別交付金は,交付見込額の計上であり,第10款分担金及び負担金は,福祉施設にかかる入所者負担金の見込計上が主なものであります。  第11款使用料及び手数料は,前年度の収入実績見込等を勘案し,見込計上したものであります。  第12款国庫支出金及び第13款県支出金は,いずれも歳出各款の事業実施計画に基づき見込計上したものであります。国庫支出金は,都市計画街路事業,公営住宅建設事業の補助金の増額等により,前年度と比較いたしまして34%の増額計上となったものであります。  また,県支出金につきましては,児童手当制度改正に伴う増額等はありますが,平成13年度3月に完成する勤労者総合福祉センター(B型)建設事業費の皆減などによりまして,前年度と比較いたしまして,減額計上となったものでございます。  第14款財産収入は,基金運用収入及び土地売却収入見込計上が主なものであり,第15款繰入金は,財政調整基金から財源措置として5億円の活用を図るほか,減債基金からも,財源対策債および各市債の定時償還に充当する措置として,21億5,500万円を繰り入れする予算措置が主なものでございます。  第16款繰越金は,前年度繰越金の計上であり,第17款諸収入は,持家住宅建設及び農業,商工業に対する諸制度融資資金の元利収入の計上が主なものであります。  第18款市債は,各種プロジェクトを推進するため,適債事業についてその活用を計画し,所要の予算措置を行ったものであります。臨時地方道整備事業債等の増額はあるものの,霞城セントラル建物取得等事業債の皆減等によりまして,前年度当初と比較いたしまして,マイナス14.2%,金額にして8億4,260万円の減額計上となったものであります。  次に,歳出について申し上げます。  事項別明細書66ページからでございます。  第2款総務費第1項総務管理費のうち,所管にかかるものについてご説明申し上げます。  第4目財政管理費は,予算書等の印刷経費を主とした財政管理費と,財政調整基金及び減債基金の利子相当額を積み立てる予算措置であります。次,第6目財産管理費でございますが,10階フロア改装など庁舎及び財産の管理に要する諸費であります。第9目政策推進費は,「政策塾」,「まちづくり市民会議」等の共創プロジェクト推進事業に要する経費であります。  次に,事項別明細書92ページをお願いいたします。  第2項微税費は,賦課及び収納等に要する経費の計上であります。  次に,事項別明細書102ページからでございます。  第5項統計調査費は,事業所,企業統計調査をはじめとする各種委託統計調査等に要する経費であります。  第7項企画費は,各種事業を推進するための企画調整経費,IT講習会開催などの地域情報化推進事業及び地域総合整備資金貸付事業に要する経費の計上が主なものでございます。  次,事項別明細書318ページお願いをいたします。  第12款公債費は,市債の償還元金及び利子並びに一時借入金利子等を計上したものであります。12年度当初予算対比2.9%の増となるものであります。  第13款予備費は,前年度と同額の計上であります。  次に,議案書の方お願いします。第3条地方債でありますが,各適債事業にかかる起債の限度額について,所要の予算措置をお願いするものであります。  また,第4条の一時借入金は,借入限度額を前年度と同様の200億円に定めようとするものであり,第5条歳出予算の流用は,人件費にかかる同一款内での流用規定をお願いするものでございます。  次に,特別会計について,ご説明を申し上げます。  事項別明細書は522ページでございます。  議第14号平成13年度山形市財産区会計予算は,各財産区における財産貸付収入,不動産売払収入,及び積立金繰入金収入等の見込計上,並びに公益事業費補助金の計上が主なものであります。  以上でございますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願いを申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  佐藤総務部長。 ○佐藤総務部長  総務部関係の予算について,ご説明を申し上げます。  はじめに,議案書は5ページでございます。事項別明細書64ページからでございます。  第1款第1項議会費につきましては,議会の運営に要する経費を,これまでの実績及び新年度に予定されている事業等を勘案しながら計上したものでございます。  次に,第2款第1項総務管理費についてご説明申し上げます。事項別明細書は,66ページからでございます。  その主なものとしまして,1目一般管理費につきましては,例規集検索システムデータの更新に要する経費や分権行革に要する経費等を計上するとともに,2目人事管理費については,職員研修や職員の福利厚生に要する経費等を計上したところでございます。  3目文書広報費につきましては,地域社会の活性化を図るため,地域集会所等建設費補助金やまちづくり市民運動推進支援事業費等の経費を計上したところであります。  7目電子計算費につきましては,行政事務の効率化と市民サービスの向上を図るため,財務会計システムを稼働させるに必要な経費を計上するとともに,住民基本台帳ネットワークシステムの整備に向けて所要の経費を計上したほか,庁内での電子メールを試験的に導入するための行政情報ネットワーク化研究事業に要する経費を計上したところであります。  国際交流費につきましては,五つの友好姉妹都市との交流事業に要する経費を計上するとともに,新たに海外友好姉妹都市留学生交流事業費を計上し,来年度はその手始めとして,中国吉林市から留学生を受け入れようとするものであります。また,第7回目となる山形国際ドキュメンタリー映画祭の広報宣伝及び実施運営等に要する予算措置を講じたところでございます。  次に,第2款第4項選挙費についてご説明申し上げます。事項別明細書は98ページでございます。  新年度におきましては,平成13年7月22日に任期が満了となる参議院議員の通常選挙等が予定されておりますので,それらに要する経費などを計上したところでございます。  次に,第2款第6項監査委員費について申し上げます。事項別明細書は104ページからでありますが,監査事務に要する経費をこれまでの実績を勘案しながら計上したところであります。  次に,第3款第5項防災対策費についてご説明申し上げます。事項別明細書は146ページからでございます。  新年度におきましては、避難場所の案内板の整備を図る経費のほか,自主防災組織の結成を促するための補助金や土砂災害危険区域からの住宅移転に対する補助金を計上するとともに,総合防災訓練に要する経費等を計上したところであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願いを申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  會田市民生活部長。 ○會田市民生活部長  市民生活部関係の当初予算について,ご説明申し上げます。  議案書は5ページ,事項別明細書94ページからでございます。  第2款総務費第3項戸籍住民基本台帳費についてでありますが,経常的な窓口業務,平成13年1月から開設した霞城セントラル内の市民課証明コーナーにかかる経費,及び平成12年4月から実施しております市民課の一部業務委託に要する経費を計上したものでございます。  次に,第8項交通安全対策費でありますが,事項別明細書は,112ページからでございます。  交通安全対策に要する経費につきましては,交通安全推進のため,啓発や指導の充実を図るための経費や,高齢者福祉バスの本運行4路線に要する経費等を計上したものであります。  第3款民生費第1項社会福祉費であります。  事項別明細書は,130ページからでございます。  国民年金の業務に要する経費等につきましては,将来,年金所得のもとに安心して生活できるよう,市民一人ひとりの年金受給権確保のため,年金業務に要する所要経費を計上したものであります。  次に,第3項女性青少年費についてご説明申し上げます。  事項別明細書は,140ページからであります。  まず,男女共同参画施策でありますが,平成12年度に策定しました「いきいき山形男女共同参画プラン」を推進するための,プランPR講座や地域づくり講座の実施等の経費を計上しております。  女性センターの運営管理につきましては,市民企画講座など諸講座,相談事業のための費用を計上したものであります。  次に,青少年施策でありますが、青少年健全育成のための市民大会等の開催をはじめ,健全育成の一層の充実を図るための所要の経費を計上したものであります。  また,青少年の非行防止のための街頭指導活動等を中心とした,青少年指導センターの活動推進のための経費を計上しております。  第5款労働費第1項労働福祉費でありますが,事項別明細書は,174ページからでございます。  勤労者の生活安定と福祉の向上を図るための所要の経費を計上したほか,現在,県へ設立許可申請中であります山形市勤労者福祉サービスセンターの運営費補助金等の経費を計上したものであります。  また,勤労者総合福祉センター山形テルサ運営費補助金及び用地購入費を計上したものであります。  続きまして,第7款商工費第2項消費者保護費でありますが,事項別明細書は,222ページからであります。  消費者教育の充実と啓発を図り,消費者保護施策の推進に要する経費や,平成13年1月に霞城セントラル内に開設した山形市生活情報センターの運営管理に要する経費,それに計量検査等に必要な予算を計上したものであります。  次に,特別会計について,ご説明申し上げます。  議第10号平成13年度山形市国民健康保険事業会計予算でございます。  議案書は17ページ,事項別明細書は400ページからであります。  事業勘定の歳入よりご説明申し上げます。  まず,402ページでございますが,第1款国民健康保険税は,医療給付費分,介護納付金分共に,昨年度同様の税率,賦課方式に基づき算定したものでありますが,今日の景気低迷から,所得割額では,対前年比で減額計上となったものの,控除額が大幅に減少になったことなどにより,総額では前年度比で増額となっております。  次に,406ページでございますが,第2款使用料及び手数料は,前年同様の計上であります。第3款国庫支出金は,老人保健拠出金負担金の減額などにより減額計上したものであります。  次に,第4款療養給付金費交付金,そして,408ページからの,第5款共同事業交付金,第6款財産収入は,それぞれ現行制度により算出し,見込計上したものでございます。  次に,第7款繰入金は,保健基盤安定繰入金などの一般会計からの繰り入れと,税収の伸び悩みなどから,歳出に対処するため,給付基金からの繰り入れを計上したものであり,410ページからの第8款繰越金,第9款諸収入は,それぞれ,ほぼ前年同様の計上であります。  続いて,412ページ,第10款連合会支出金でありますが,収納対策給付金について計上させていただいたものであります。  続きまして,歳出についてご説明申し上げます。  事項別明細書は414ページからであります。  第1款総務費第1項総務管理費・第2項微税費・第3項運営協議会費につきましては,経常的な経費をお願いするものであります。  次に,416ページからでございます。  第2款保険給付費第1項療養諸費・第2項高額療養費・第3項移送費・第4項出産育児諸費・第5項葬祭諸費につきましては,前年度実績を勘案し見込計上したものでございます。  次に,422ページからでございます。  第3款老人保健搬出金は,県の予算内議資料に基づき見込計上したものであり,第4款介護納付金は,国の試算により示された額を計上し,第5款共同事業拠出金は,前年度同額を計上したものでございます。  次に,424ページからでございますが,第6款保健事業費は,健康の保持,増進を図るための経費をお願いするものであります。また,第7款諸支出金,第8款予備費につきましては,前年度実績を勘案し見込計上したものであります。  次に,議案書でございますが,議案書の17ページでございます。議案における第2条の一時借入金は,借入の限度額を定めたものであり,第3条歳出予算の流用は,保険給付に係わる同一款内での流用規定についてお願いするものであります。  続きまして,診療施設勘定についてご説明申し上げます。
     議案書20ページ,事項別明細書は434ページからでございます。  国民健康保険移動診療所の経費でありますが,歳入・歳出とも医業収入とそれに係わる経費を見込計上したものであります。  次に,議第11号平成13年度山形市老人保健医療事業会計予算について,ご説明申し上げます。  議案書は21ページ,事項別明細書は448ページからでございます。  歳入につきましては,医療の給付などに見合う支払基金交付金,国庫支出金及び県支出金,繰入金などの計上であります。  歳出でございますが,総務費,医療諸費など,前年度の実績を勘案し見込計上したものであります。  続きまして,議第16号平成13年度山形市交通災害共済事業会計予算について,ご説明申し上げます。  議案書は37ページ,事項別明細書564ページからであります。  はじめに,歳入でありますが,事項別明細書566ページをお開きいただきたいと思います。  第1款事業収入から第5款雑入まで,共済加入率の動向及び共済見舞金の支出傾向等とを勘案の上,見込額を計上したものであります。  次に,歳出でありますが,事項別明細書570ページからであります。  第1款事業費,第2款予備費でありますが,これまでの共済見舞金の実績等を勘案のうえ,事業に要する経費を計上したものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議下さいますようお願いを申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  向環境部長。 ○向環境部長  環境部関係の予算につきまして,ご説明申し上げます。議案書は5ページ,事項別明細書は158ページからでございます。  はじめに,第4款衛生費第1項保健衛生費の環境衛生費でございますが,快適な環境を守るため,全市一斉清掃の実施など環境衛生に要する経費のほか,アメシロ防除事業費及び公衆便所の管理に要する経費について計上したものでございます。  次に,160ページからの第2項清掃費について申し上げます。  まず,清掃総務費でございますが,清掃問題審議会の運営など清掃総務に要する経費のほか,作業センターの運営に関する経費,また,資源回収等によるゴミの減量化とリサイクル運動を,より一層推進するために,新たに,設置するリサイクル推進室に係る所要の経費,並びに山形広域環境事務組合の負担金について計上したものでございます。  次に,162ページからの塵芥処理費でございます。家電リサイクル法の施行に伴う経費と,ゴミの収集に要する経費のほか,立谷川清掃工場,半郷清掃工場,上野最終処分場の運営管理に要する経費,また,清掃工場建設整備事業に係る事務的経費,及び立谷川清掃工場のダイオキシン類対策に要する経費,並びにゴミ減量化率・資源化率の向上事業に要する経費を計上したものでございます。  次に,166ページからのし尿処理費でございます。し尿収集に要する経費及びクリーンセンターの運営管理に要する経費,並びに,し尿収集合理化計画に基づく収集業者への転廃業助成交付金等の,し尿収集適正化事業に要する経費を計上したものでございます。  次に,第3項環境保全費についてご説明申し上げます。明細書は168ページからであります。  はじめに,公害対策費でございますが,市民の生活環境を守るため,水質汚濁,大気汚染,騒音などの環境監視調査及び公害防止協定に基づく監視調査を継続して,実施するための経費と,特例市の指定に伴い委譲される事務に要する経費を計上したものでございます。  また,地盤沈下防止対策として,地下水位及び地下水位による地盤変動などの観測を実施するための経費のほか,生活排水処理対策としての,合併処理浄化槽設置費補助金等を計上したものであります。  次に,170ページ中段からの自然保護費でございますが,緑多い豊かな自然を保全するための自然保護に要する経費のほか,本年1月に策定した新環境計画に定める重点事業等の推進に要する経費,また,樹木保存等の管理に要する経費,山形市を美しくする運動を推進するための経費,並びに空き缶等散乱防止条例に基づく啓発事業費等を計上したものでございます。  さらに,新環境計画の発刊に要する経費及び地球温暖化防止の地域推進計画を策定するのに必要な経費並びに市民の自然環境保全活動を促進するための経費を計上したものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  会田健康福祉部長。 ○会田健康福祉部長  健康福祉部関係の当初予算の主なものについてご説明申し上げます。  議案書は5ページ,事項別明細書は114ページ,115ページからでございます。  はじめに,第3款民生費第1項社会福祉費であります。  社会福祉総務費につきましては,山形市総合福祉センターの管理運営委託に要する経費や国民健康保険事業会計に対する繰出金,さらには,民生委員の活動に要する経費等について計上するものであります。  事項別明細書は116ページ,117ページをお願いいたします。  障害福祉費につきましては,行政と市民,そして民間事業者等が一体となってバリアフリー等を推進するために,福祉の街づくり啓蒙事業に加え,新たに福祉の街づくり推進事業や障害者の生活と活動を支援するための点字新聞購読に対する助成や要約筆記の派遣事業を実施するための経費を計上したほか,手話通訳者の増員や障害者福祉タクシーの利用助成の拡大のための所要の予算措置を講じました。  また,小規模作業所の家賃等に対する補助金の拡大を図るとともに山形市社会福祉事業団まんさくの丘の運営管理に要する経費等を計上するものでございます。  続いて,老人福祉総務費であります。事項別明細書は120,121ページでございます。  元気で,生きがいのある高齢化社会を推進するために山形市シルバー人材センター及び老人クラブ等の運営と活動を支援するための補助金等を計上するとともに,介護保険に該当しない高齢者を対象に,閉じこもり防止や心身機能の維持向上,そして在宅での安全で安心な生活を支援するため,生きがい対応型デイサービス事業,生活支援型ホームヘルプサービス事業,寝具類洗濯乾燥消毒サービス事業及び在宅介護支援住宅改修補助事業を引き続き実施するための経費を計上するほか,単身又は高齢者夫婦だけの世帯の冬期間の雪かき等を援助する軽度生活援助事業を新たに実施するものであります。  さらには,介護保険制度を適正で公平に運営するため,介護サービス適正実施指導事業や介護相談員派遣事業を引き続き実施するほか,低所得等の事由により,必要な介護サービスを受けることのできない高齢者の負担を軽減するために,国及び県と協調して実施する利用者負担対策事業を拡充するとともに,新たに,本市独自の施策として実施いたします介護保険利用者負担助成事業に要する所要額の見込計上であります。また,介護保険事業会計に対する繰出金を計上するものでございます。  次に,老人福祉施設費であります。事項別明細書は124,125ページでございます。  養護施設入所措置費や老人いこいの家又は老人福祉センターの運営費,さらには痴呆対応型老人共同生活援助施設,即ちグループホームの整備補助事業に要する経費のほか,去る2月21日に認可を受けた社会福祉法人慈風会が開設します特別養護老人ホームいこいの里の整備事業に対する補助金や,第九小学校跡地に建設する市営薬師アパートに併設する(仮称)馬見ヶ崎デイサービスセンターの工事費を計上するものであり,また,老朽化した黒沢老人憩いの家を,生きがいデイサービスセンターを併設して改築整備するための測量及び設計費等を計上したものであります。  事項別明細書126ページ,127ページをお願いいたします。あたご荘費につきましては,施設内の段差改修のための工事費を計上したほかは,ほぼ昨年度と同様の予算計上であり,次のページの福祉文化センター費については,老人鍼灸マッサージ助成事業の対象年齢を68歳以上から65歳以上に拡大を図ったほかは,昨年度とほぼ同様でございます。  次に,第2項児童福祉費でございます。事項別明細書は132ページ,133ページからでございます。  はじめに,児童福祉総務費であります。  児童手当につきましては,平成13年6月から所得制限が緩和されることに伴う所要額を見込計上するとともに,放課後学童クラブを支援するための児童健全育成事業補助金について所要の措置を講ずるほか,山形学園の運営・管理に要する経費について計上するものでございます。なお,放課後学童クラブにつきましては,運営並びに家賃補助を引き上げるとともに,新たに指導員加算補助を導入いたしました。  また,福祉医療に要する経費やチャイルドシート購入補助事業に要する経費をそれぞれ見込計上するとともに,今年度から,新たに,子育て支援ネットワーク事業としまして幼児虐待の未然防止等を図るための,(仮称)児童虐待防止連絡協議会の費用並びに今年4月から改装オープンするつくも保育園に子育て支援センターを開設し運営するための費用を,さらには,少子化対策の施策づくりを進めるための少子化対策調査事業に係わる経費を計上するものでございます。  次に,保育所費であります。事項別明細書134ページ,135ページをお願いいたします。  市立保育園の運営管理に要する経費並びに民間保育所への運営委託料等を計上するとともに,保育待機児童の解消のため,国の少子化対策臨時特例交付金を財源として市立保育所1カ所と民間保育所4カ所の増改築等に係わる工事費及び補助金を措置するものでございます。  事項別明細書140・141ページをお願いいたします。  母子寮費でありますが,山形市母子寮につきましては,今年度限りで廃止することに伴い,当該母子寮跡に社会福祉法人出羽むつみ会が実施します母子寮の施設整備事業に対する補助金と山形県市町村制連絡協議会で決定された負担金等を計上するものでございます。  続いて,第4項生活保護費についてご説明申し上げます。事項別明細書は144・145ページからであります。  生活保護総務費につきましては,生活保護の事務等に要する費用を,扶助費については,生活扶助及び介護扶助などについて所要の予算措置を講ずるものでございます。  次に,第4款衛生費第1項保健衛生費についてご説明申し上げます。  議案書は5ページ,事項別明細書は148ページ,149ページでございます。  保健衛生総務費につきましては,地域保健対策推進としまして40歳未満の成人を対象とする健康診査委託料等の費用の計上でありますが,今年度から新たに,本市にはじめて住む外国人登録者の健康診査受診率向上のために無料検診を実施することにいたしました。  また,蔵王温泉地区の医療確保対策のため,山形市健康福祉医療事業団が運営する蔵王温泉クリニックに対する運営補助金等を計上するほか,今年1月にオープンしました霞城セントラル内にある保健センターの運営管理に要する経費や健康情報システム機器の借り上げに要する経費等を計上したものでございます。  事項別明細書は152ページ,153ページをお願いいたします。母子保健費と次のページの老人保健費につきまして,各種健康診査等に要する経費や老人保健医療事業会計に対する繰出金等を計上するものであり,予防費については犬の登録や狂犬病予防注射済票交付事務並びに各種予防接種業務を委託するための経費等を計上するものでございますが,特に,高齢者のインフルエンザ予防接種事業を介護予防の観点から新たに実施することにいたしました。  事項別明細書は156ページ,157ページでございます。  斎場費について申し上げます。斎場につきましては,業務の増大化への対応と市民サービスの向上を図るために,稼働日数並びに1日あたりの業務の拡大,さらには送迎の確保が課題でございます。  これらの課題を解決するため,今年4月から斎場業務を委託することにいたしたところから,委託料等の経費を計上するものでございます。なお,委託先につきましては,業務の性格等から山形市葬祭事業共同組合とし,4月からの円滑な移行を図るために,2月20日から業務の研修と合わせ準備をいたしているところでございます。  事項別明細書の158ページ,159ページをお願いいたします。診療諸費でございますが,夜間急病診療所の運営委託に要する経費並びに病院事業会計に対する負担金,補助金及び出資金の計上であり,また,事項別明細書174ページ,175ページの上水道費につきましては,水道事業会計に対する補助金のほか,最上川中部水道企業団等の給水区域高料金対策としての助成金等を計上するものでございます。  次に,第5款労働費第1項労働福祉費,事項別明細書は176ページ,177ページでございますが,そのファミリーサポートセンターの運営に要する費用を計上するものでございます。  続きまして,債務負担行為についてご説明申し上げます。  議案書8ページ,事項別明細書は330ページ,331ページでございます。  新規事業は2件で,一つは(仮称)馬見ヶ崎デイサービスセンター施設整備事業でありますが,13年度及び14年度の2カ年事業であるために14年度分の建設費についての債務負担行為であり,また,黒沢いこいの家建設用地取得事業につきましては,老朽化した黒沢老人いこいの家の移転改築用地を取得するための経費について債務負担行為をお願いするものでございます。  続いて,特別会計についてご説明申し上げます。  議第12号平成13年度山形市介護保険事業会計予算でございますが,議案書は24ページから26ページ,事項別明細書は464ページ,465ページからでございます。  はじめに,歳入からご説明申し上げます。事項別明細書は466ページ,467ページでございます。  第1款保険料,第1項介護保険料でありますが,介護保険第1号被保険者の保険料につきましては,国の特別対策を受け,所定の保険料の4分の3の額で算定した見込額の計上でございます。  第2款使用料及び手数料は,督促手数料の見込額であり,第3款国庫支出金,次のページをお願いいたします。第4款支払基金交付金及び第5款県支出金につきましては,国及び県の負担,そして,第2号被保険者保険料に係わる支払基金からの保険給付に対する負担割合に基づく見込額の計上でございます。  第6款財産収入は,介護保険円滑導入臨時特例交付金の基金積立てに係わる利子収入分であり,第7款繰入金,第1項一般会計繰入金については,介護給付費と人件費及び要介護認定等の事務費に係わる市の負担額であり,次のページをお願いいたします。第2項基金繰入金につきましては,第1号被保険者保険料の軽減等に充てるために介護保険円滑導入基金から繰入れするものでございます。また,第9款諸収入第3項貸付金元利収入は保健福祉事業として実施する高額介護サービス貸付事業に係る返還金の見込計上でございます。  続いて,歳出についてご説明申し上げます。事項別明細書474ページ,475ページからでございます。  第1款第1項総務管理費,第2項微収費でありますが,人件費や支給限度額の一元化に係わる事務処理システムの委託料及び保険料の賦課徴収等に要する経費の計上でございます。  事項別明細書476ページ,477ページをお願いいたします。  第3項介護認定審査会費でありますが,審査委員の報酬や要介護認定件数を新規及び更新合わせて約9,800件の審査判定に係わる経費の計上であり,第4項趣旨普及費については広報等の費用でございます。  事項別明細書478ページ,479ページからの第2款保健給付費第1項介護サービス等諸費,第2項支援サービス等諸費,第3項その他の諸費及び第4項高額介護サービス費でありますが,介護認定を受けた被保険者に対して給付されます額を平成12年度の実績等に基づき見込計上したものでございます。  事項別明細書484ページ,485ページをお願いいたします。第3款財政安定化基金拠出金は,市町村の介護保険財政の安定化のために都道府県が設置します基金に対する拠出金であり,第4款基金積立金につきましては,第1号被保険者保険料が,当該保険料からの保険給付を上回る場合,その余剰額を介護給付基金に積み立てるものでございます。  事項別明細書486ページ,487ページの第5款諸支出金は高額介護サービス費の貸付金,第6款予備費につきましては保険給付費に不足が生じた場合に備えるための計上でございます。  次に,議案書をお願い申し上げます。24ページをお願いいたします。  第2条歳出予算の流用につきましては,保険給付に係わる同一款内での流用規定をお願いするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  新海産業部長。 ○新海産業部長  産業部関係の予算についてご説明申し上げます。  議案書6ページ,事項別明細書は178ページからでございます。  第6款農林水産業費第1項農業費についてご説明申し上げます。  はじめに,農業委員会関係でございますが,農業委員会の運営に関する経費のほか,認定農業者への支援などの農業委員会の事業に要する経費の計上でございます。  180ページからの農業総務費につきましては,農業の担い手の育成支援を図るため,海外派遣研修費や農業後継者及び認定農業者育成事業貸付金等を引き続き計上したほか,認定農業者経営改善計画支援事業として,中核的な担い手である認定農業者が農業機械などの導入を図るための補助金を新たに計上したものでございます。  次に,182ページからの農業振興費の主なものをご説明申し上げます。  青果物生産者に対する補給金支援の補助金等を計上したほか,農業金融の利子補給についても所要の措置を講じたものであり,水田農業経営確立対策事業につきましては,米の生産調整を円滑に推進するため,転作田を活用した地域振興作物の生産振興を図るための補助金等を計上したほか,緊急拡大転作支援特別事業として大豆・そばなどの生産振興を図るための補助金を新たに計上したものでございます。  園芸作物生産基盤整備事業につきましては,野菜のハウスやさくらんぼの雨除けハウスの導入を促進し,施設園芸型周年農業の確立推進を図るための補助金等の計上でございます。  中山間地域農業活性化推進事業につきましては,中山間地域等直接支払交付金の計上並びに中山間地域の特性を活かした作物振興のための経費を計上したものでございます。  環境保全型農業確立推進事業につきましては,農業用使用済プラスチックの回収,及び適正処理をするための補助金の計上,並びに本市の環境保全型農業の推進を図るための調査費等を計上したものでございます。  次に,190ページからの畜産業費について申し上げます。放牧場の管理運営に要する経費や畜産経営の安定を図るための経費を計上したほか,畜産環境保全整備貸付金を増額計上したものでございます。  次に,192ページからの農地費の主なものについてご説明申し上げます。  広域営農団地農道整備事業,水田農業経営確立排水対策特別事業,農道整備事業及びため池等整備事業につきましては,農業生産の向上と農家負担の軽減を図るための所要の負担金を計上したものでございます。  紅はなの丘整備構想総合推進事業でありますが,本市の西部の中山間地域の活性化を図るため,調査費を計上したものでございます。  五堰整備事業につきましては,かんがい用水として,また,親水資源として整備を図るための負担金の計上であり,中山間地域総合整備事業につきましては,中山間地域の農業農村の生産基盤及び環境基盤を一体的に整備し,地域の立地条件を活かした農業と地域の活性化を図るため,所要の負担金を計上したものでございます。  次に,198ページからの第2項林業費の主なものについてご説明申し上げます。  林業総務費につきましては,林業の育成指導を行うもので,森林の保全管理をはじめ,生産森林組合や緑の少年団などの育成に要する経費を計上したものでございます。  次に,林業振興費でございますが,林業の普及啓蒙を行うとともに,森林病害虫防除,水土保全間伐及び民有林林道整備,並びに民有林間伐等対象林の現状を把握し,適切な森林整備を行うための基礎調査などの事業に要する経費を計上したものでございます。  基本財産造成費につきましては,市有林の枝打ちや間伐を中心とした保育等に要する経費及びニュータウン周辺環境保全林整備に要する経費をお願いするものでございます。  森林総合整備事業につきましては,市有林の造林・保育事業を国の高率補助を受けて除伐・間伐等を行い,森林の公益的機能の増進を図るための経費をお願いするものでございます。
     続きまして,第7款商工費第1項商工費についてご説明申し上げます。  事項別明細書は206ページからでございます。  はじめに,商工業振興費の主なものについて申し上げます。  企業金融対策につきましては,厳しい経済状況にあって,企業経営における資金調達の円滑化を図るため,本市独自の制度であります産業振興資金融資あっせん事業貸付金の融資枠を拡大するとともに機械類貸し付け事業及び融資あっせん事業等を継続して実施するための予算措置をお願いするものでございます。  商業振興策といたしましては,商店街の近代化及び活性化を推進するため,街路灯などの共同施設の整備や共同イベント事業などへの助成を行うとともに,中心商店街活性化のための循環バス実験運行事業等への支援,チャレンジショップ支援,さらに,七日町の開発計画に係わる支援事業に要する経費などについてお願いするものでございます。  工業振興策といたしましては,中小企業の技術力の向上を図るための人材育成事業や伝統的工芸産業の育成,異業種交流をとおして,新製品や新技術の開発を行うための新分野開拓対策事業等に要する経費を計上したものでございます。  次に,企業誘致費についてでありますが蔵王産業団地及びアルカディアソフトパーク山形の両団地の早期の事業完結を目指して,企業誘致情報の発信等のほか,県と協調した立地促進融資あっ旋制度に対する貸付金等の所要の経費をお願いするものでございます。  次に,観光費関係の主なものについてご説明申し上げます。  物産の振興と宣伝につきましては,国内主要都市で,各種の観光と物産展等を開催し,郷土の優れた物産品の販路拡大を図るとともに,初市・植木市といった伝統行事を開催するための経費を計上したものでこざいます。  観光の宣伝と振興及び誘客宣伝事業につきましては,山形の魅力を発信するための宣伝経費や観光キャンペーン展開などに要する経費を計上したものでございます。  次に,山形の祭り開催等事業につきましては,山形花笠祭り,日本一の芋煮会フェスティバル,山形大花火大会など,山形を代表する観光イベントの開催及び充実を図るために要する経費を計上したものでございます。  山形国際交流プラザ関係につきましては,施設の管理運営について,財団法人山形コンベンションビューローに委託する経費の計上であり,コンベンション推進事業につきましては,コンベンションビューローへの負担金等にかかるものでございます。  次に,第11款災害復旧費,第1項農林水産施設災害復旧費について,ご説明申し上げます。  議案書7ページ,事項別明細書は316ページからでございます。  融雪や豪雨等により,緊急の災害発生に対処するため,農地農業用施設の災害復旧費並びに林道の災害復旧費として,所要の経費を計上したものでございます。  続きまして,債務負担行為についてご説明申し上げます。  議案書は8ページ,事項別明細書は334ページからでございます。  農業総合振興資金,園芸銘柄産地育成推進資金,農業後継者及び認定農業者育成支援事業貸付金,農業災害復旧資金の利子補給につきまして,それぞれ債務負担行為の措置をお願いするものでございます。  続きまして,議第18号平成13年度山形市中央卸売市場事業会計予算についてご説明申し上げます。  議案書42・43ページ,事項別明細書は602ページからでございます。  歳入歳出予算の総額は,それぞれ4億4,872万9,000円となっております。  歳入につきましては,事業収入として,市場使用料を見込んだほか,一般会計からの繰入金等を計上したものでございます。  次に,歳出についてでありますが,第1款総務費は市場の運営管理に要する経費を計上したものでございます。  第2款公債費は,市場建設にかかわる市債の元利償還金の見込計上でございます。  続きまして,議第19号平成13年度山形市農業集落排水事業会計予算についてご説明申し上げます。  議案書44ページ,事項別明細書は620ページからでございます。  歳入歳出の総額は,それぞれ5億6,396万円となっております。  歳入につきましては,東山の排水処理施設整備費の分担金及び7地区の排水処理施設使用料並びに県補助金,一般会計繰入金,市債等を見込んだものでございます。  歳出についてでございますが,7処理施設における維持管理費及び東山地区の施設整備に要する設計及び工事等建設費並びに宝沢地区処理施設の機器更新等に伴う経費等を計上したものでございます。  地方債につきましては,農業集落排水事業に係る起債の限度額等を定めようとするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  この際,説明の途中ですが,午後1時まで休憩いたします。     午前11時58分 休 憩  ――――――――――――――――――     午後1時     再 開 ○渡辺弥寿雄委員長  休憩前に引き続き,予算委員会を開きます。  それでは,当局の説明を続けます。 ○渡辺弥寿雄委員長  伊藤建設部長。 ○伊藤建設部長  建設部関係の予算についてご説明申し上げます。  はじめに,一般会計からご説明申し上げます。  議案書6ページ,事項別明細書224ページからでございます。  第8款土木費第1項土木管理費でございますが,建設の総括事務に要する経費,建設土砂集積施設事業のための経費,建築設計に要する経費,建築確認審査及び指導に要する経費のほか,持ち家住宅建設促進のため,昭和60年度から実施しております持ち家住宅建設資金貸付事業を引き続き実施するための経費,土木積算システム管理に要する経費の計上でございます。  第2項道路橋りょう費でございますが,道路橋りょうの総括に要する経費のほか,本年度からの事業であります法定外公共物譲与申請に要する経費をお願いしようとするものでございます。  道路新設改良費といたしまして,補助事業の市道立谷川北志田線,市道三本木線,地方特定道路整備事業の市道半郷黒沢線など11路線,さらに単独事業の市道向河原桧町線,市道荒谷二本堂線等,また橋りょう架替工事費県負担金及び山形県道路整備事業費負担金など,そして緊急地域雇用対策事業として,本年度実施いたしました市道立谷川北志田線の埋蔵文化財発掘調査の分析,報告書の作成経費を計上したものでございます。  道路橋りょう維持管理費としまして,道路台帳整備,路面清掃,街路樹管理などの委託費のほか,側溝・水路・舗装道などの道路維持補修及び橋梁の維持補修に要する経費,並びに道路関連施設の維持管理に要する経費,さらに踏切安全対策事業費,冬期間の交通安全確保をすべく道路の除排雪に要する経費をお願いするものであり,また放置自転車の防止を目的にした各駐輪場管理委託料など自転車対策に要する経費を計上するものでございます。  また,交通安全施設等整備事業費といたしましては,区画線新設など委託料のほか,歩行者の安全と地域活性化を図る道路整備,歩道整備工事などでございます。  次に,第3項河川費でございますが,河川の総括管理及び水防に要する経費のほか,都市型水害から市民の生命財産を守る防災情報基盤整備に要する経費を,新たにお願いするものでございます。  また,改修事業としまして,補助事業の都市基盤河川野呂川及び準用河川王川,不動川の2河川,単独事業の普通河川旭川,藤沢川などの経費を計上したものでございます。  次に,事項別明細書254ページからでございます。  第6項住宅費でございますが,市営住宅の維持管理に要する経費のほか,新規事業として老朽化が著しい薬師町住宅の立替工事を予定しているところであり,その建設工事費でございます。  また,現在整備を進めております村木沢地区の田園定住区住宅地供給事業費として,道路などの公共分の負担金の計上でございます。  さらに,高齢者が安心して生活できる住まいづくりを推進するための,高齢者向け優良賃貸住宅供給推進事業費の計上でございます。  次に,議案書7ページ,事項別明細書316ページからでございます。  第11款第2項公共土木施設災害復旧費でございますが,道路橋りょう及び河川災害に係わる応急的な措置としての経費を計上したものでございます。  次に,債務負担行為でございますが,議案書8ページ,事項別明細書338ページからでございます。  道路維持補修用資材置場整備事業につきましては,下椹沢・志戸田地区の用地取得をお願いするものでございます。  公営住宅建設事業につきましては,薬師町住宅建替え事業でございますが,平成15年度までお願いしようとするものでございます。  次に,村木沢地区の田園定住区住宅供給事業につきましては,これまでは平成14年度までとしてご決議いただいておりましたが,住宅着工の延期に伴い,これを廃止して,新たに平成17年度まで期間を延長する債務負担行為をお願いしようとするものでございます。  次に,議第17号平成13年度山形市駐車場事業会計についてご説明申し上げます。  議案書39ページ,事項別明細書576ページからでございます。  歳入につきましては,各駐車場の使用料収入などの見込計上と,歳出につきましては,管理委託料,及び起債償還経費などの計上が主なものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  岡崎都市開発部長。 ○岡崎都市開発部長  都市開発部関係の予算について,ご説明申し上げます。  はじめに,一般会計でありますが,議案書6ページ,予算に関する説明書240ページからであります。  第8款第4項都市計画費について申し上げます。都市計画総務費については,都市計画の総括事務に要する経費,都市基盤や根幹的交通網の整備を促進するための市街化区域など土地利用見直し事業費,都市計画道路網形成推進事業費などを計上したほか,東北中央自動車道の建設促進に要する経費を計上しようとするものであります。  また,個性豊かで快適な都市空間の創出や都市の活性化を目指した計画的なまちづくりを市民参加で推進するため,都市景観形成推進事業費や中心市街地活性化推進事業費,1月にオープンしたまちづくり情報センター運営管理費などの計上をお願いするものであります。  土地区画整理費につきましては,区画整理事業会計への繰出金であり,その内容は区画整理事業特別会計においてご説明申し上げます。  街路事業費につきましては,継続中の事業を重点的に推進しようとするものであり,東原村木沢線,十日町双葉町線,薬師堂上桜田線,美畑天童線の4路線に係る用地費及び補償費などのほか,東原村木沢線の工事費の計上をお願いするものであり,新規事業として無電柱化された路線の街路灯設置事業費補助金の計上をお願いするものであります。  公園管理費につきましては,公園の維持管理経費と野草園,馬見ヶ崎プールの運営管理経費を,公園整備費では,継続事業である霞城公園本丸一文字門石垣復元工事費や鈴川公園散策路整備費,大坊川緑道等の整備費などを計上したほか仮称西公園や仮称松原緑地の公有財産購入などに要する経費を計上したものであります。  緑化推進費につきましては,生け垣設置奨励費補助金をはじめとする緑化啓発に要する経費の計上をお願いするものであります。  都市拠点総合整備事業費につきましては,事業推進に要する経費のほか,東口駅前広場人工地盤整備事業費として、下部工事に要する経費などの計上をお願いするものであります。人工地盤は,2カ年で東西自由通路から東側へ70mを整備する計画であります。  ニュータウン開発整備事業費につきましては,13年度早々の事業認可を見込み,いよいよ区画整理事業に着手することになりますが,予算内容といたしましては,代替農地整備に伴う農業緑地整備事業負担金や中核施設用地を含む不動川周辺整備構想策定に要する経費のほか,事業推進に要する諸経費の計上をお願いするものであります。  次に,債務負担行為について申し上げます。  議案書8ページ,説明書338ページからでありますが,先に廃止についてご説明いたしますので,340ページをお願いいたします。  都市計画街路事業の十日町双葉町線におきまして,大規模建築物の移転補償を2カ年にわたって行う予定でおりましたが,移転再築する用地が決まらず,契約に至らなかったため,廃止をお願いするとともに,338ページお願いします。再度債務負担の設定をお願いしようとするものであります。  また,薬師堂上桜田線につきましても,大規模な建築物の移転補償契約から移転完了まで相当の期間を要することから,同様に債務負担の設定をお願いするものであります。  続きまして,議第13号山形市区画整理事業会計予算についてご説明申し上げます。  議案書27ページ,説明書は494ページからであります。  はじめに,506ページの歳出から申し上げます。  第1款総務費につきましては,白山土地区画整理組合など4組合と山形ニュータウンに対する事業費負担金や水道配水管工事補助金及び公園設置にかかる公共施設管理者負担金,埋蔵文化財発掘調査補助金などを計上するとともに,仮称べにばな土地区画整理事業基本計画作成に要する経費の計上をお願いしようとするものであります。  第2款山形駅西区画整理事業費について申し上げます。  仮換地指定は,平成12年度末において,面積費で93%,地権者比で89%の状況にあり,平成13年度ですべて指定を終了する予定であります。  予算の内容といたしましては,埋蔵文化財調査経費,電線地中化設計や建物移転補償費積算などの委託費,霞城公園南口線や区画道路の築造費,仮換地指定に伴う移転補償費を計上し,事業の促進を図ろうとするものであります。  第3款十日町区画整理事業費につきましては,仮換地指定は,面積比で42%,地権者比で40%となっておりますが,さらに事業を推進するための予算措置をお願いするものであります。  予算の内容といたしましては,移転補償物件調査など委託費や仮換地指定に伴う移転補償費,山形停車場松波線にかかる地下埋設物や拡幅整備工事費などを計上しようとするものであります。  第4款七日町区画整理事業費につきましては,中心市街地の活性化を図るため,かねてから検討しておりました七日町二丁目のほっとなる広場周辺の約8,000㎡の区域において,都市再生土地区画整理事業を行うため,所要の予算措置をお願いするものであります。当年度は土地区画整理事業の認可を得るほか,物件調査などを行うものであります。  平成13年度から19年度までの計画で事業を進め,あわせて地権者の方からは,いくつかの共同事業により建設事業を立ち上げていただき,賑わいを創出しようとするものであります。  以上の歳出にかかる歳入につきましては,説明書496ページからでありますが,国庫補助金,一般会計からの繰入金,市債などをもって措置しようとするものであります。  次に,議案書29ページの地方債でありますが,区画整理事業にかかる起債の限度額などを定めようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  杉本下水道部長。 ○杉本下水道部長  下水道部関係の予算について,ご説明申し上げます。  はじめに,一般会計からご説明申し上げます。  議案書は6ページ,事項別明細書は,252・253ページでございます。  第8款土木費第5項下水道費につきましては,公共下水道事業会計への繰出金をお願いしようとするものでありますが,内容については特別会計においてご説明申し上げます。  続きまして,議第15号平成13年度山形市公共下水道事業会計予算についてご説明申し上げます。  議案書は33ページ,事項別明細書は536ページからでございます。  最初に,歳出の主なものからご説明申し上げます。事項別明細書は544ページからでございます。  第1款総務費につきましては,下水道事業の管理運営費をお願いするものでありますが,一般管理費におきましては,下水道使用料微収事務等委託料,及び下水道利用資金等利子補給補助金などの経費を計上したものであります。
     管渠管理費につきましては,汚水及び雨水管渠等の維持管理費のほか,都市計画道路事業等に伴う,汚水管渠の移設経費を計上したものでございます。  終末処理場管理費につきましては,浄化センター等における維持管理費でございます。  続きまして,第1款第2項流域下水道管理費は,最上川流域下水道山形処理区の,本市分の汚染処理費の負担金でございます。  次に,第2款建設費についてご説明を申し上げます。  下水道の整備につきましては,快適な生活環境と安全な水環境をつくるため,これまでも積極的に推進を図ってきたところでありますが,13年度におきましても,下水道整備区域の拡大を図るための,所要の経費をお願いするものでございます。  はじめに,第2款第1項公共下水道建設費のうち,汚水管渠建設費につきましては,蔵王幹線,黒沢幹線のほか,吉原,成沢,芸工大前の各区画整理地内,及び成沢,飯田,桜田西,桜田東,中桜田,平清水,今塚地内等において,合わせて141haの整備を図ろうとするものでございます。  次に,雨水管渠建設費につきましては,嶋堰幹線,花川幹線のほか,竜山川,鳴沢川,坂巻川,犬川等の各排水区枝線の雨水管渠整備を行い,市街地の浸水対策を図ろうとするものでございます。  また,山形ニュータウンにつきましては,後で申し上げます13年度からの債務負担による工事委託により,汚水及び雨水管渠等の整備を図ろうとするものでございます。  終末処理場建設費につきましては,浄化センターの機械更新等の実施設計のほか,№1汚泥脱水機の機械・電気設備の更新,及び汚泥消化ガス発電設備の増設などを行うものでございます。  第2款第2項流域下水道建設費につきましては,県事業であります,最上川流域下水道山形処理区の山形浄化センターにおける水処理施設の整備,及び上山・山形幹線の汚水管渠の整備に係る,本市負担金をお願いするものでございます。  次に,第2款第3項特定環境保全公共下水道建設費のうち,汚水管渠建設費につきましては,伊達城,新開,内表,十文字地内等において枝線整備を行い,約40haの整備を図ろうとするものでございます。  第3款公債費につきましては,元利償還金を見込計上したものでございます。  第4款予備費につきましては,事業規模を勘案し,前年度と同額の予算措置をお願いするものでございます。  以上の歳出に係る歳入につきましては,受益者負担金,下水道使用料,国庫補助金,市債,及び一般会計繰入金等をもって措置しようとするものであります。  続きまして,第2条債務負担行為についてご説明を申し上げます。  公共下水道建設事業のうち,山形ニュータウン地内におきまして,汚水管渠及び雨水管渠を,13年度から19年度までの7年間で整備いたしたく,債務負担をお願いするものでございます。  次に,第3条の地方債につきましては,下水道事業に係る起債について,所要の予算措置をお願いするものであり,第4条の歳出予算の流用は,人件費に係る同一款内での流用規定をお願いするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  伊豆田消防長。 ○伊豆田消防長  消防費について,ご説明申し上げます。  議案書6ページ,事項別明細書は,258ページからでございます。  最初に,第1目常備消防費についてでありますが,職員給与費をはじめ,火災予防の推進と訓練指導,消火災害活動,救急救助活動業務に要する経費及び消防本部各出張所の維持管理経費等を計上したものであります。  特に,救急業務に関しましては,救命効果の向上を推進するため,白川出張所の救急車を高規格救急自動車に更新するほか,引き続き救急救命士の養成を図るものであり,消火活動に関しましては,科学的な火災等特殊災害に,より的確に対応するための装備の充実・強化を図るための経費を計上したものであります。  また,本年11月山形で開催予定の大規模災害の発生に際し,迅速かつ効率的に人命救助救出消火活動等を行うための緊急消防援助隊北海道・東北ブロック合同訓練に派遣する経費,及び災害時における消防支援協力員の充実強化を図るための経費を計上したものであり,火災活動や救急救助などの消防防災活動の迅速性と機動力を図るために,平成10年度に組織された山形県消防防災航空隊に,引き続き職員を派遣する経費を計上したものであります。  第2目非常備消防費についてでありますが,消防団の運営及び活動に要する経費を計上したものであります。  第3目消防施設費は,消防施設の維持管理及び整備強化を図るための経費をお願いするものでありますが,その主なものは,60t級耐震性貯水槽や消火栓の新設,ポンプ車庫等の改築,消防ポンプ自動車,小型動力ポンプ積載車,小型動力ポンプ等の更新を図るほか,県防災行政無線の再整備に係る経費を計上したものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  斎藤教育部長。 ○斎藤教育部長  教育委員会に係る当初予算についてご説明申し上げます。  議案書は6・7ページ,事項別明細書は264ページからでございます。  以下,各項について主なものをご説明申し上げます。  第10款教育費第1項教育総務費については,教育委員会及び事務局運営に要する経費,教育指導費につきましては,学校教育指導内容の充実強化に関する経費のほか,文化活動の振興のための補助金・負担金等,また,教職員研修に要する経費のほか,総合学習センターの事業に要する予算を計上したものであります。  さらに,スワンヒル市との短期交換留学事業を行うとともに,外国語指導助手招致事業については,3名の増員による中学校全校への配置を行い,国際化に対応した教育を充実するために要する経費を計上したものであります。  また,情報ネットワーク整備事業は,総合学習センターを基地として小・中学校を結び,各学校の情報活用能力の育成や教育情報の交流の場として機能する環境を整備しようとするものであります。  情緒障害児等指導支援事業については,情緒障害児等の指導学級の教員補助として雇用する介護員に要する経費を計上したものであり,中高一貫教育研究事業については,導入に向けた研究に要する経費等を計上したものであります。  次に,276ページ,第2項小学校費についてご説明申し上げます。  安全で効果的な学校施設の運営管理に要する経費のほか,情報化の進展に対応するためのコンピューターの整備等に要する予算措置をお願いするものであります。  学校建設費につきましては,校舎改修の整備を推進するとともに,第一小学校校舎等新築事業に着手するなど,教育環境の充実を図るための予算措置をお願いするものであります。  次に,278ページ,第3項中学校費についてご説明申し上げます。  小学校と同様に学校施設の運営管理に要する経費を計上したほか,コンピューターを使った情報教育の充実を図るなど教育に要する予算措置をお願いするものであります。  学校建設費につきましては,校舎改修工事に要する経費等のほか施設整備に要する経費等を計上したものであります。  次に,282ページ,第4項高等学校費についてご説明申し上げます。  学校管理費・教育振興費は,ほぼ前年度と同様の予算措置であり,学校建設費につきましては修繕料等を計上したものであります。  次に,284ページ,第5項幼稚園費についてご説明申し上げます。  私立幼稚園の円滑な運営と適切な幼児教育の推進のほか,少子化対策事業に補助する経費等の予算措置をお願いするものであります。  次に,286ページ,第6項社会教育費についてご説明申し上げます。  社会教育総務費については,生涯学習に対応した成人教育や青少年教育の推進に要する経費のほか,成人式に係る経費等の予算措置をお願いするものであります。  全国生涯学習フェスティバル事業費については,今年10月に山形市ほか県内5市を会場に全国大会を開催するために要する経費の計上であります。  次に,公民館費につきましては,生涯学習を推進するための予算措置を講じたほか,滝山公民館駐車場用地購入費やその整備に要する経費を計上したところであります。  次に,図書館費でありますが,施設の運営管理費と図書購入費については,前年度同様の経費を計上したところであります。  少年自然の家費につきましては,豊かな自然環境を生かした教育を実践する施設としての,運営管理費等に要する経費の計上であります。  次に,文化振興費でありますが,市民の特色ある文化の創造と振興を図り,文化芸術活動に対する支援とその育成に要する経費をお願いするものであります。  また,文化関係の各施設については,運営管理,維持補修等に要する経費を計上したものであります。  さらに,山形城三の丸公有化事業につきましては,最終年となる事業経費を計上したものであります。  第18回国民文化祭開催事業費は,平成15年10月に本市で開催される事業の準備に要する経費の計上であります。  次に,302ページ,第7項保健体育費についてご説明申し上げます。  保健体育総務費については,児童・生徒の健康増進と体力向上を目指した学校保健施策の事業に要する経費を計上するとともに,学校体育における全国大会等出場奨励費や小学生スキー教室バス借上げ等への補助金や負担金を計上したものであります。社会体育の指導に要する経費としては,各種奨励費・補助金・負担金等に要する予算措置をお願いするものであります。  さらに,国際蔵王ジャンプ大会については,前年度同様の予算措置を講じたものであり,また,老朽化が進む学校給食センターにつきましてはその改築構想策定に要する経費を計上したものであります。  体育施設費については,施設の有効活用を図り,維持管理するための経費をお願いするものであります。平成16年に開催される第59回国民体育大会冬季大会に向け,蔵王ジャンプ台を整備するための経費や野球場の改修整備事業に要する経費,スケート場の基本計画策定に要する経費等を計上したものであります。  さらに,ドーム型競技場建設基金への積み立てについては,引き続き所要の経費を計上したところであります。  学校給食センター費は,ほぼ前年度と同様の運営管理費及び施設整備に要する経費を計上したものであります。  次に,312ページ,第8項市民会館費についてご説明申し上げます。  広く市民の文化の享受と発展のための施設としての維持管理に要する経費を計上したものであり,さらに,地域の文化振興を図るための自主事業の実施に係る経費等を計上したものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  東海林水道部長。 ○東海林水道部長  議第8号平成13年度山形市水道事業会計予算についてご説明申し上げます。  議案書は,11ページ,予算実施計画は,説明書346ページからであります。議案書によってご説明申し上げます。  第2条の業務の予定量でありますが,給水栓数及び給水量につきましては,給水収益等の基礎となる,それぞれの予定量を計上したものであります。  また,主な建設改良事業につきましては,老朽配水管等の改良整備事業,道路工事に伴う配水管布設工事,松原浄水場新築整備事業及び水道部庁舎を含む各施設の老朽設備の改良更新工事,下水道工事や区画整理事業等他事業体からの要請による工事等に係わる予算措置が主なものであります。  第3条収益的収入及び支出について申し上げます。  第1項営業収益のうちその大半を占めます給水収益につきましては,平成12年7月から広域水道からの受水費引き下げに伴い水道料金を平均で4.49%引き下げたことにより,前年度当初予算に対し5.14%減を見込計上いたしました。また,加入金・受託工事収益等につきましては,実績等を勘案し,ほぼ前年度並みを予定しそれぞれ計上したものであります。  第2項営業外収益につきましては,一般会計補助金が主なものであります。  支出の第1項営業費用につきましては,受水費をはじめとする浄水関係費,給配水管等の図面情報を総合的に管理・運用するためのコンピューター・マッピング・システム開発に要する経費や建設改良工事等に係る配水管の仮設及び給水管の切替工事費等,配・給水管の維持管理関係費,水道料金の毎月納付及び水道事業の管理運営に要する一般管理費及び減価償却費等について所要の経費の計上が主なものであります。  第2項営業外費用につきましては,企業債の支払利息及び消費税納税予定額が主なものであります。  第3項特別損失につきましては,水道料金不納欠損処分等の過年度損益修正損を計上したものであります。  以上のとおり,収益的収入及び支出の差引きにより,4,900万円余の純利益を予定し計上したものであります。  次に,第4条資本的収入及び支出について申し上げます。  収入第1項企業債は,先程,第2条業務の予定量のところで申し上げました,松原浄水場新築整備事業,配水管整備事業及び施設整備事業に要する起債の予定額を計上したものであります。  第2項工事負担金は,消火栓新設等に伴う一般会計負担金,並びに下水道工事に伴う配水管等の移設工事負担金,土地区画整理地内の配水管布設工事負担金等であります。  第3項補助金は,上水道施設整備に係る一般会計補助金であります。  第4項受託金は,工事の共同施行に伴う負担金の予算措置であります。  支出の第1項建設改良費につきましては,松原浄水場新築整備事業の第1期工事,老朽配水管等の改良設備工事,道路工事に伴う配水管布設工事,各施設の老朽設備の改良更新工事,下水道工事及び区画整理事業等,他事業体からの要請による負担事業に要する経費の計上が主なものであります。  第2項企業債償還金につきましては,本年度において償還予定の企業債元金を計上したものであります。  本文かっこ書きにつきましては,資本的収入及び支出額の不足額の補てん財源を定めたものであります。  第5条は平成13年度と平成14年度の2カ年にわたる松原浄水場新築整備事業第1期工事及び見崎浄水場中央監視制御設備更新工事について,債務負担行為をすることができる事項,期間及び限度額を,第6条は企業債の借入について必要な事項を,第7条は一時借入金の限度額を,第8条は予定支出の各項の経費の流用について,第9条は経費の流用制限について,第10条は一般会計からの補助金の受け入れについて,第11条は棚卸資産の購入限度額について,それぞれ予算の定めをお願いするものであります。  以上が予算の大要でありますが,よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますよう願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  横倉済生館事務局長。 ○横倉済生館事務局長  議第9号平成13年度山形市立病院済生館事業会計予算について,ご説明申し上げます。  平成13年度予算の説明を申し上げる前に,平成13年度からの済生館新世紀3カ年計画の概要をご説明させていただきます。平成13年度予算は,この3カ年計画の財政計画に基づき編成したものであります。  新世紀3カ年計画の概要について申し上げます。済生館が医療の質の高い急性期病院としてさらに成長していくために,三つの点を基本的方向として計画を策定いたしました。  一つ目は,診療機能の充実でありますが,地域の基幹病院として,現在の平成10年度から12年度までの計画に引き続き,診療機能の充実を図っていくものであります。  二つ目は,診療収益の改善でありますが医業収益の改善を図ろうとするものでございます。  三つ目は,病院アメニティの改善でありますが,患者の皆様が病院内で快適に過ごしていただくための改善を図ろうとするものでございます。  3カ年計画に基づく財政計画では,診療機能の高度化,医師の増強のもと,入院収益の増加を見込み,ほぼ収支均衡の計画となっておりますが,計画を推進しながら,引き続き経営の健全化を図ってまいる所存であります。  それでは,平成13年度予算について,ご説明申し上げます。  議案書は,14ページ,明細書は372ページからでございます。  議案書によりご説明申し上げます。  第2条業務の予定量のうち患者数につきましては,入院患者数は19万3,085人,外来患者数は38万5,875人を見込んでおります。  建設改良事業としましては,外来受診時の患者さんの利便のため,エスカレーターの整備を予定しております。また,医療器械器具は,新世紀3カ年計画に基づきデジタルX線TV装置の購入,全自動錠剤分包器の更新等を実施しようとするものであります。  第3条収益的収入及び支出について申し上げます。
     第1款病院事業収益につきましては,前年度に比べ2.8%の減額計上となっております。  平成8年度から,累積赤字解消を目的とし,一般会計から各年3億円の補助をいただいておりましたが,12年度で終了したことが収益減の大きな要因であります。  以下ご説明を申し上げます。  第1項医業収益は,前年度に比べ0.8%の減額計上であります。入院収益については,診療機能の充実により1億円余の増収を見込んでおります。外来収益につきましては,薬価基準の引き下げ等による12年度診療単価実績により,前年度比1億9,000万円の減収を計上しております。その他医業収益も実績に基づき減額しております。  第2項医業外収益は,前年度に比べ3.7%の増額計上であります。一般会計からの補助金及び負担金が主なものであります。  第3項附帯事業収入は,高等看護学院に係る授業料及び一般会計負担金等であります。  次に,支出について申し上げます。  第1款病院事業費用につきましては,前年度に比べ2.9%の減額となっております。  第1項医業費用は,病院運営に要する職員給与費,薬品等の材料費,維持管理等の経費,固定資産の減価償却費等であり前年度に比べ2.9%の減額となっております。企業債元金償還金に係る4条繰入金について,受入科目を出資金から負担金に変更したことに伴う償却資金財源見直しにより,減価償却額が減ったことによるものであります。  第2項医業外費用は前年度に比べ1.7%の減額計上であります。主なものは企業債利息であります。  第3項は高等看護学院の運営に要する経費であります。  第4項特別損失は,過年度過誤納還付金等の過年度損益の修正分であります。  以上が収益的収支の主なものであります。  次に,第4条の資本的収入及び支出でありますが,支出から先に申し上げます。  第1項建設改良費につきましては,第2条で申し上げました1・2階間のエスカレーター整備事業費及び医療器械器具の購入費であります。  第2項は企業債の償還所要額であります。  第3項は借上公舎の敷金を計上したものであります。  これらの支出予算に対する収入といたしましては,建設改良費に係る企業債のほか,一般会計からの出資金,負担金及び補助金等を見込計上したものであります。  収支不足額につきましては,内部留保資金をもって補てんするものであります。  第5条は企業債の限度額等について,第6条は一時借入金の限度額について,第7条は経費の流用について,第8条は一般会計からの補助金について,第9条はたな卸資金の購入限度額について,それぞれ予算の定めをお願いするものであります。  第10条重要な資金の取得につきましては,医療機器の購入について,予算の定めをお願いするものであります。以上が予算の大要であります。よろしくご審議のうえ,ご決議くださいますようお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  以上で新年度予算について,当局の説明が終わりました。  ―――――――――――――――――――― ◎質疑 ○渡辺弥寿雄委員長  ただちに質疑に入ります。  なお,新年度予算については,一般会計と,企業会計及び特別会計とに分けて質疑を行います。  最初に,議第7号の一般会計予算について,総括的な質疑がありましたら,お願いをいたします。武田委員。 ○武田一夫委員  所管委員会外のことで2,3お聞きしたいことがあります。  まず,最初に,市民部長ですが,この第5款労働費に関連してね,おたずねしたいのですけれども,いよいよ山形テルサがオープンを迎えていると,非常にいいことであると思いますけれども,山形市からの補助金が,結構ね,多い額になっているなというような感じがするわけです。それは,それとして,かつては,労働福祉事業団というのがありましたけれども,あれが,この行政改革によって,今度統合なりましたね,名称も変わったと思うんです。そこで,ともあれ中央の方から,このテルサの運営にあたって,補助金があるのかないのか,端的に一つお応え願いたい。  二つ目,介護保険事業に関係するわけですけれども,かつては,この老人医療費と,介護保険,今,去年の4月から始まりました介護保険というのは,一緒にやりましたからね,つまり,すべてこう含めて,福祉医療という形で,やられてきましたけれども,今度は完全に分れまして,医療と福祉の分野がね,老人問題あるいは高齢者問題については,はっきりしてきたわけでございまして,そういう意味でいうと,この認定などを通じてね,いろいろ配慮されているようでございますけれども,この実際,認定後のサービスを受けた場合にね,この給付される給付金,午前中も話題なりましたけれども,この給付費の伸びるのか,伸びないのか,ここが私は,この介護保険と医療保険とに分けられたね,この部分で考えると非常にこの懸念される部分がありますから,その懸念というのは,吉村市長は福祉は後退させないということ言っておりますから,その部分についてはね,私は大変いいことだなと思いますけれども,実際現場に行きますとね,かなりやっぱり厳しい環境にさらされている高齢者の方々が結構いるんですね,そういう意味で,この医療費と介護保険に,分けられたわけだから,そういう制度ができたわけだから,その後のこの財政を巡る課題についてね,いい方向に行くのか,悪い方向に行くのか,簡単に言えばそういう意味でね,分けたことによって財源が少なくて済むと,国も地方も含めてねそういうふうになるのかどうか,そこを一つ簡潔にお知らせ願えれば幸いと思います。  それから,三つ目,今済生館の新年度予算がありましたけれども,この間,山形新聞の投書欄にね,いみじくも,駐車場に係わる問題についてね,投書がありました。あれを読んでね,なるほどなというような感じがしました。しかし,現状を見る限りは,あれ以上どうしたらいいのか,私自身もね,思案に苦しむところなんだけれども,ともあれ,今度医療費体系がだいぶ変わってくるんですね,どんどん,毎年毎年のように,最も極端に言えば,この自己負担分が増えてくると,いうことによってね,今までこの診療所や,あるいは病院に月に3回行った,4回行ったという方々が,その行く回数が減ってくるんじゃないかと思うのよ。現に開業されている方々の先生方の声などを聞くとね,少しは足が遠のいているようだなと,いうふうなことも聞くんですよね,そうした場合に,この診療収入と,かなりこの関係ありますから,患者の出入りの部分がね,そういう意味で,そこら辺の見通しがどう立てられたのかということと,それからともあれ,職員が一生懸命やっておられて,喜んでいる患者さんもおりますけれども,その中にはね,この対応が,ちょっとまずいじゃなかいということでね,不満を漏らしている市民の方も少なくありません。そういう意味で,私はこの治療行為と医療事業そのものと,患者が係わる問題でございますからね,この患者の不満などが出てこないように,一つしっかりとその対応をしていただきたいと,いうことも含めておたずねをしたいと,あっこれは特別会計か,どうもすみませんでした。 ○渡辺弥寿雄委員長  最初に,會田市民生活部長。 ○會田市民生活部長  勤労者総合福祉センターにつきましては,13年の1月24日に引渡しが終わったところでございます。  最初に,建設時の事業団の方との,前は雇用促進事業団,現在は,雇用能力開発機構というふうに名称が変わっているわけですが,いわゆる運営費の補助金については,機構の方からは出ないと,ということで,いわゆる受託の方,受託団体での持ち分となります。なお,それについては,不足分については,市の方が負担をするということになっているところでございます。  それから,老人医療費についてでございますが,老人医療費につきましては,やっぱり,毎年一人当たりの費用関係も伸びてきております。  例えば,11年度の場合ですと,10年度と比較いたしますと,約7.8%の増はなっているところです。というふうなことで,今回も,約10%くらいが,先程ご提案申し上げました12年度の3月補正でも,当初の8%が10%くらいに,老人保健医療費が伸びるんではないかというふうに,実は3月の補正の方でも,お願い申し上げたところでございます。ただ,申し上げましたとおり,老人保健の対象人数や医療費は増加を辿ってきておりますが,さらには,介護保険制度が発足いたしましたけれども,実は13年の1月から,一部負担金の改正等が行われております。これによりまして,どのようにちょっとまた伸びが下がるのか,あるいは現状と同じような形で伸びていくのか,いわゆる13年1月の実績が,13年の3月に医療費の方の請求がまいりますので,1月改正に伴う結果というのは,まだ拾えてないということで,これがどのようにこう進んでいくのか,私も注目しているところですけれども,ただいずれにしましても,介護への移行というのが,やっぱり当初の国の見込みよりは進んでいない。やはり老人保健の方に,その負担の方が来ているんじゃないかと,いうふうに思っているところでございます。 ○渡辺弥寿雄委員長  他にございませんか。石澤委員。 ○石沢秀夫委員  バリアフリー住宅改修支援事業について会田健康福祉部長におたずねしたいのですが,実はこの事業は昨年の6月からスタートしまして,当初3,000万円,その後すぐ無くなりまして,2,000万円を追加し,さらに,9月の補正でさらに,3,000万円を補充したと,こういうふうなことで大変市民から見れば好評を得ている事業ではないかなというふうに思います。  昨年の12月22日に一端この事業が打ち切られたわけですが,それは,予算上の,金が無くなったのかね,あるいはその他の理由があるのか,さらに,新年度予算ではどういうふうな形でしようとしているのか,お伺いしたいと思います。  12月22日以降に,その事業をですね受けたいという方がもしおったとしても,受けれないとこういうふうな状況も出てくるだろうと思いますので,そういう意味からすると不公平を生じると,そういう意味では通年でその事業をやっていくと,こういうふうな形にしていかないと,うまくないのでないかなと,こういうふうに思いますので,この点よろしくお願いしたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  会田健康福祉部長。 ○会田健康福祉部長  バリアフリーの住宅改修補助事業につきましては,今,委員ご指摘のとおり,昨年6月から実施をさせていただいたのでございますが,191件,8,600万円の助成が今年度分として決定してございます。1件当たり45万円平均でございますが,このことは本当に景気浮揚にも大きな効果があったというように考えさせていただいているところでございます。  当面,補助金の今年度分の申請につきましては,昨年12月22日で締切をさせてもらったわけでございますが,これは,助成事業でございますので,今年度内に工事完了を待って助成金を交付すると,いうようなことから,工事期間を見ての取り扱いというようなことで,補助金が無くなったからということじゃなくてですね,支払い手続きの関係でそういった措置を取らさせていただいたというようなことでございます。今,ご指摘がありましたように通年の受付けということでございますが,介護保険の方のもバリアフリーの改修の給付事業があるわけでございますが,それらと併用することによって,大きな効果があるというようなこともありますので,来年に向けましては,また同様の8,100万円の予算をもってるわけですが,それらについては,今後の課題とさせていただきたいというように思っております。 ○渡辺弥寿雄委員長  石澤委員。 ○石沢秀夫委員  今の部長からありましたように,この事業については,市民から大変喜ばれていると,こういうことと合せて,地域の大工さんとかね設備屋さんとか,いわゆる地域経済の活性化,あるいはそういった波及効果,こういったものも非常に大きいだろうというふうに思います。そういう意味では,一石二鳥の事業ではないかなと,こういうふうに思っておりますが,なお,新潟市では,80万円,山形市は60万円ですが,やりまして,それで介護保険の20万円と合せると100万円という制度ができていると,こういうふうなことも聞いておりますので,山形市としてもこういう大変好評な事業ですから,今後そういったことに向けてもご検討いただければ大変ありがたいと,こんなふうに思っております。その点についてはどうでしょうか。 ○渡辺弥寿雄委員長  会田健康福祉部長。 ○会田健康福祉部長  当該制度につきましては,まず市民の皆さんから広くご活用願うということも大事な用件だろうというように考えてございます。そういった意味で介護保険と併用させていただければ,80万円という額になりますので,今後もですねこの制度の維持継続に努力をしていきたいというふうに考えております。 ○渡辺弥寿雄委員長  加藤孝委員。 ○加藤孝委員  第2款総務費第1項総務管理費市長会負担金に関する部分について,市長におたずねをいたします。  27日の新聞にですね,県市長会の会長ということでの報道がありました。私は,てっきりこの吉村市長が当然のこととして県市長会の会長に就任されるというふうに期待をしておりました。そういう点では,私は率直に残念だなというふうに思っております。  それでですね,この県の市長会の,会議が開催されたのは26日なのですね,新聞の報道によりますと26日,そして11時から開催をされている。それで26日は山形市議会のこの定例議会の開会日ということで,当然山形市長は出られないという。私が疑問に思うのは,この市長会の規約によりますと,第6条「総会は会長が招集し」というふうになってますんでね,詳細についての規定はないんですが,最大のこの負担金を負担する山形市長が不在の時に,市長会のこの会長を決める人事を決めるこの会議を開催するというのはいかがなものかというふうに思うのですね,それで,これは私は,吉村市長のみならず,我々山形市議会の議員としても,極めて残念だし,なぜそういう形になったのかという部分についてね,やっばり市長からもきちんと私は聞きたいなというふうに思っているんですね,それで,この負担金の関係いろいろ見てみますと,人口についても山形は25万人ですし,今回,会長なられた米沢市は9万3,000人ということで,副会長については,新庄市,寒河江市ということで,4万2,000人,4万3,000人という,そして山形市のですね負担額が約500万円,米沢市が218万円なんですね,そして副会長市の新庄市が127万円,そして,寒河江市が131万円ということで,500万円に近い負担をしていて,なおかつそういう形でこの会議を招集するというこの市長会の運営のあり方について,私は一つ不信があるということを率直に申し上げておきたいなというふうに思っております。  それで,この市長会の規約を見ますと,この事務局長は会長の命を受けということで,たぶん事務的な関係はですね,事務局長がそういういろんな形で日程等もするというふうに思うのですね。そういうときに,冒頭申し上げましたように,なぜ山形市がこの定例会の開会のときに,そして,最大のこの負担をしている山形市の市長が不在のときに会長を決めるということがなされるのかという部分については,本当に不可解だというふうに思っております。  それで,前回ですね,いわゆるこの不測の事態ということで,1年間はしょうがないという感じしたんですね,これは,会長に事故あるときは副会長というふうに明確に規約でなっていますので,しかし,それがこの正常というか吉村市長が発足をして1年経つわけですから,当然私が冒頭言ったような形になるのかというふうに思っておりましたので,これらが,経過と規約にもし不備な点があればね,やはりこの13の市長が揃える時期を選ぶということも含めての,これからのこの運営のあり方についてもね,私はいろいろ検討すべきではないのかというふうに思いますので,市長の方からぜひこの見解考え方についてお聞かせをお願いしたいというふうに思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  大変ご心配かけまして申し訳ありません。今,市長会に対する負担金は,山形市の場合は,人口割で446万5,000円,平等割で52万8,000円,合計しまして499万3,000円納めているわけであります。  今回は,2月26日に総会を開くという,これ2年に1回だそうでございまして,役員会改選入っておりました。私は,電話で私行けないから,これ日延びですね,というふうなこと考えられないのかと,こう申し上げたら,一端決めたものだからしょうがありませんと,こういう話でした。私は,そうかと言うて,そのまま当日我が方の一番大事は議会ですから,ところが13市の中で,うちの方では樋口を出したんですけれども,これはもちろんオブザーバーという立場で行ったわけですね,だめですから,見ますと13市のうち私だけが行かなかったそうです。行けないわけですから,だから,今加藤委員が言うとおりね,相手が村山市長なんですよ。はっきり言うと,だから,どういう考えなのかね,私自身が不思議でしょうがない。それから,私はだから当分黙ってようと思ってます。何も米沢さんが悪いとか言うのではないんですよ,私は決め方が間違っていると,もっと民主的にねやるべきであると,なんか指名だそうですから,会長は指名と言うから,そんな馬鹿なことはないと思うね。だから私自身としては,今度の2年後に発言して,ブロック制で,こう選考委員会出して,置賜それから村山,最上,それから庄内と,こういうブロック制で選考委員会を出して,そして,やれと皆でどうするかということを,決めていかないと,一番民主的であるべき市長会が,最も民主的でないと,こういうふうになるような感じがするので,それはやりたいと思っております。それは2年後の改選のときにまだ私も市長でありますから,そのときは大いに発言して,そういう悪いことは正していきたいとこう思います。専制ですよ,そんなことしたら専制主義ですよ。自分で指名するなんていうことはね,誰も言わないし,皆利口な方ですから,おとなしい方ばかりですから,誰も言わないし,ただ中で一人山形いなくていいんだかというような話を出してくれた人もいるそうでありますけれども,私,誰が悪い,かれが悪いんじゃなくて,私も初めての経験ですから,だから,今度私行かなかったのは悪かったのかなと思っておりますけれども,私にとりましては,我議会が一番で大事でございますので,ただ本来ならば,全員が集まった中で協議するのが当り前なことでありまして,当り前でないということは思っております。  したがって,それが2年後にもの申し上げたいと,米沢さんが悪いわけじゃないですから,今言うと米沢が悪いように思われますから,米沢さんが悪くないわけですから,どうぞおやりなさいと,協力しますよというような気持ちであります。以上です。 ○渡辺弥寿雄委員長  加藤孝委員。 ○加藤孝委員  あとですね,私の記憶では,これまでの市長会の会長というのは,ずっと一時期を除いては,県都山形が出ておったと,それは先程申し上げた理由なんですね,お金をいっぱい出したところは,それだけの人口も人も物も金もという,これは当然だと,そしてましてや山形市の場合はですね,4月から特例市なんですね,13市の中で最初の特例市ということからしてもね,これは単なる選び方がまずい,何か仕組んだ,悪い言葉で言うと,なのかなというふうに思いたくなるようなこの極めてこの不透明な,ましてや県都の市長がいないときに決めるなどということはね,やっぱりあってはならないことだというふうに私は思うんですね。  それで,私が言った県市長会の規約を見ると,ただしその種のものの決める部分の規約というのは,私ないとこう思うんですね。どういう形で決めるという。先程言ったように「総会は会長が招集し」という。そして,漏れ伝え聞くところによりますと,11時から開催をされて,会長の選任については,現会長がお諮りをして,米沢市長が選ばれたという経緯になっている。そうなりますと,この歴代の会長が指名権,あたかも指名権があって,名前が出た人にあの人だめだから,県都山形市長の吉村市長なんていうのはなかなかね,ましてはいないわけですから,私は言えなかったのかなというふうに思うんですね。  そんなことで,これからの地方分権を控えて,財政的な部分なんか含めて,いろいろ東北でもの申す。そして,東北から県都の市長会の会長となれば,全国の市長会の幹事というふうになっているんですが,我山形市長の場合は全然そういう場にないのですね。そんなことからしても,私は極めて問題だということをですね,市長はきちんと言うべきでないのかというふうに思うのですね。そんなことで再度市長の方からのそういう立場で言っていただきたいなというふうに思っております。  それから,当然,私は,頭では市長会の会長ということなのですが,副会長が新庄と寒河江ということで,財政だって人だって,これで県の山形を,県を代表してどうなんだというね,感じするのですね。だから,市長の場合は,決め方が間違ってると,最大限市長はもっと言いたいんだと思うんですけれども,私は議員なんで,やっぱりおかしいということをね,これは市長会についてね,やっぱり言うべきだというふうに,極めて非民主的,そして,市長がいないときに決めるなんていうのは,欠席裁判みたいなことは,大変よくないということをね,市長もう少し言ってもいいんではないかと,これは議会のね,総意としても当然言うべきだというふうに思いますので,市長から再度,こっちの方いろいろ言っておりますが,市長の方から再度ね考え方をお聞かせをお願いしたいと,以上です。 ○渡辺弥寿雄委員長  大沢委員。 ○大沢久委員  市長さんね,去年のね市長会,市長出られましたね,それで,村山の市長がなったという話私聞いたものだから,すぐ市長のところに行って,なんで市長が会長にならなかったんだと,私言いましたね。ですから,去年の総会のときは,この次は,吉村さんなったばかりだから,今回は村山の佐藤市長でまずなと,こういう話なかったのかどうかということ,それを聞いておきたい。  それと,もう一つ,それで市長会を代表する人がいろんな団体の長になるというのは,いっぱいあるんだね。例えば,私が知っているものだけでも,日ソ沿岸市長会だとか,あれ山形入ってるでしょ。あるいは,県内で言えば,県内の全市町村が入っている国保運営協議会とかねありますね,これには,やっぱりどこかの長が,山形県の会長になって出てるのですね。市長会の会長だけでなく,そういういっぱいあるんですよ。そういうところにね,山形市長は積極的に出ていって,やっぱりやってもらいたいと思うんですね。今までやってきたんですから,皆,だから,去年はどうだったのかということと,その他のそのいろんなありますね,それらについては,あなた自身どういうふうに対処しようとしているのか。何か山形市議会までなめられたのじゃないかということで,私は思っておったんです。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  今の大沢委員と加藤委員からのあれでございますけれども,この前はですね,私行きましたら,村山市長がですね,臨時会で,臨時会でやったとおりでいいですかという,私に対して話がありました。臨時会というのは,佐藤市長が会長だったわけですから,佐藤市長がお辞めになった。副会長がこれを代理しなければならないと,やっぱり空けておけないですから,副会長であったのが,米沢市長と村山市長でありました。年の多い方からということで,村山市長がなったという話を後から聞きまして,東北6県の市長会の会長,全国の副会長終わったわけですもう去年のうちに,私は,常識から言いますと,山形除いて13の市長会がやるわけはないとこう思っておりました。本当に,議会もそうですから,だから,必ず皆が集まったところで,決めるのだろうなということも考えておったし,この前は,私,お断りしたんでした私の方から,ということは,原因者が山形ですから,どうぞ6カ月間だけこの次までやってくださいと,この次というのは今度同じですね,2月の26日まで続けてやってくださいと,こういうふうなこと申し上げたんです。混乱するといけませんからね,そしたらそういうふうな話で,私もいささかね,市長会というのはそういう決め方をするのかなと思って,先程申し上げた非民主主義の選び方だと,こういうふうに思いますので,発言ありませんから,規約生きているわけですから,だから,私は市長会は出席しないと思っております。今後,2年間。そして,特例市だけは一生懸命やってやろうと,こういうふうに私は考えておりますので,ご理解をいただきたいと,市民には申し訳ないんですけれども,欠席裁判だから,そんな欠席裁判なんかに行くことないですと,行く必要ないですよ。いやいや,私の姿勢ですから行きたくないということ,私いらないわけでしょうから,山形市民をいらないわけですから,だから,私はそういうふうに思っております。考えです,私の。だから,ただ,行って,市民を代表して喧嘩するというものでないと私は思いますので,そういう姿勢で望みたいと,ただ県から言われた場合は出ると,県の場合は出ますけれども,市長会からの招請は,しばらく,私体もあまり良くないし,お休みしようかと思っておりますので,助役とかは出しますから必ず,そういうふうなことでいきたいと思いますので,ご理解いただきたいと。 ○渡辺弥寿雄委員長  浅野委員。 ○浅野泰孳委員  今の市長のあれですけれども,これは私の例なんですがね,昭和50年です。黒木先輩と私と正副議長をやったんですね,ところが,県内の議長会長を酒田の議長が強引にもっていった。ところが,もっていったけれども,とてもじゃないが,職員が足らない。もうてんやわんやして,そして,山形に謝りに来たんですよ。当時のお金で50万円持って,ぜひ一つ勘弁してくださいと,山形で一つやってくださいと,こういうふうにきたんです。いや,そんなことしないでやってくださいよと,言ったんだけれども,こういうわけで,50万円で少ないのでしょうけれども,こういうもんですから,せっかくなので貰いましょうということで,黒木さんと私二人でこう懐にしたんではなくて,それは事務局の方にきちんとお返ししてますからね,その点あれなんですが,立ったついでなんですけれども,ちょっと私もですね,吉村市長になって本当に実戦的な予算を,あなたの手によって今回は作られたと,こういうことなんですね。したがって,どういうその予算が出てくるんだろうなと思って,非常に興味をもっておったんでした。ところが出てきてみますと,いろんなところでやっぱりどういう考えでこうなったのかなと,こう疑問に思うところがあるんです。  それで,委員長が先程申し上げたようにですね,特別会計とそういうものに関係もあるんですが,これにはふれないで一般会計だけについて,二,三ちょっとおたずねしてみたいと,こう思いますのでよろしくお願いしたいと思います。  最初にですね,あなたは,とにかく環境と,私も今度の選挙では環境と云々ということでね,選挙のスローガンに掲げてやったんですが,この環境ということ非常に力説されていますね,当初予算の説明の際にも,その点にふれておりますし,あなたの文章みましても,非常にこの多く使われている。そういう中で,実は今年度の予算でも,新規のね,新しい街路事業というのが沢山あります。だとしたら古いのはどうでもいいといういうことじゃないんですが,とにかく,先進都市に行ってみますとね,人口はちょっと山形の半分もないところですよ,行ってみましてもね,この環境とは,非常に広いですから,いわゆるその自治体としてやらなくちゃならないのは,なんといっても街の景観ですね,きれいだという,これに非常にこの力を入れているところがあるんです。ですから,私も新しい駅西の関係の開発,あの時に行政の方に強くその点を要望したのですが,減歩の関係があるんで,これはできないということになってしまったんですが,とにかく一つにはね,電線,これがないということ,それからもう一つは今度は,電話線,これは全部地下埋設,水道管ももちろん下水もそうなんですが,そういう格好している。何にも見えないです。消火栓はたまに見えますけどね,見えますけども,そういうふうにして街を整備していると,こういうことなんですが,そういう意味で,今回のあれ見ましても,新しい事業の中には,そういうものが見えないんですがね,でそういう意味で,あなたの今回のあれは,今回は何ともしょうがないと思うんですが,今後の方策としてね,そういう考えをぜひ持つべきじゃないかと,こう思っておりますので,その点一つです。  それから,次はですね,午前中もだいぶ時間がかかりましたが,豪雪ですね,何か私も行政の方にちょっと聞いてみたんですが,何か334㎝とか降ったんだそうですね,これは累積かと言ったら,累積だと言うんです。ですから,私共はこの前の豪雪のときは1m13㎝ということで,記録的だったんですが,今回はそれはとっていないようなんですね,累積なんです。累積で3m34㎝と,こう聞いております。で,その3m34㎝も降ったんですから,やっぱり午前中にお話あったように,年末年始の休暇で蔵王のスキーに行こうということで,非常にこう楽しみにしながら,山形に来た。蔵王のスキーのやる雪は安比のスキー場よりはずっと立派だということで,来たんですが,さあどっこい帰ろうと思ったところが,新幹線が動かない。3日間動かなかったですよ。うちの末っ子もおったんですが,3日の日ようやく仙山線もあって,仙台から帰っていったですけれどもね,これは大事なところですから,これは,気を長くしてやらないとね,そういうことで,今度は山形には行かないと,こういう話だったそうですよ,列車の中でね,だから,これはね,本当に非常に大きな問題。いってみれば,行政としては,今度は,先程も,なんというんですか,この観光関係で予算を組んでますからね,あるいは,コンベンションビューローで誘客してますよね。そういうような宣伝をされますと,せっかくのあれが,来なくなっちゃう。この観光客というのはね,馬鹿にならないですから,お金を落としていくということでは。そういう意味でね,やっぱり,なんと言いますかね,それに加えてこの環境の問題といいますか,交通のアクセス,これもよくないですね,環境問題では,まず,東京便が1往復でしょう。それから,JRが今私図面をもっているんですけれども,この図面ですね,この図面,これが米沢で,こっちが福島なんですが,こういう図面なんですよ。今度は新しく計画もっているんだそうですけれども,このね,あれでいきますとね,40ミリ雨が降った場合に,新幹線が止まると,こうなっているんですよ,計算が,これは初めてでしょう。市長も随分政治活動長いんですけれども,これは,なぜかといいますとね,東北新幹線は1m当たり5億5,000万円掛かったと,5億5,000万円。山形新幹線は3億円しか掛かっていないと,したがって,整備新幹線なるが故に,この間糠野目であったように,新幹線と軽四輪が衝突して死んじゃったと,こういう事故が出てる。私いろいろ聞いてみますとね,人が死んだからああいうふうに大きくなったけれども,死なないで,その踏切で間違ってこう入っていった,かなりあるんだそうですよ。平面クロスですから,平面ですからね,そういう意味でやっぱり安上がりのこの新幹線ではだめなんで,今後は,高規格のやっぱり新幹線というような,雨が降っても止まらないと,そして,今年のような雪であっても止まらないと,こういうようなね新幹線をやっていくべきではないかと,こういうふうにね私は要望しておきたいと思うんで,それにしても,やっぱり,山形県内の市長会長という立場で行く場合と,山形市長でいく場合は,これは違うのですよね。県内市長会としての要望ですから,これは山形だけの問題でないですからね,そういう点でね一つ問題提起をさせてもらいたいと思っております。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  まったく今の二つの質問は私も同感です。まず,私も環境先進都市というふうなことを叫んで,当選させていただきましたけれども,どのような街づくり例えばやるかというと,いわゆるハードの面では,今おっしゃったアンダーパスです。ヨーロッパのようにね,電信柱も全部地中に潜っていると,ヨーロッパの場合は下水道を利用したものでございますけれども,そういうものをやると,ご承知と思いますけれども,これは,建設省でやっております。全部ですね,割当てを決めているんですよ。そして,何mまで,今年は山形県何m,青森県何m,というふうなことでやっているんです。その財源は何かというと,東北電力も入っておりますんで,東北電力の差益で,余った分でいたすというふうなことで,東北の地建,昔地建と申しましたけれども,地建でいろいろ割り当てをしているんですが,それと,別にですね,私の方で今度の予算に一応入っております。十日町と西口の区画整理地内に入れてあります。少々でありますけれども,なるだけ,私の方で,そういう区画整理事業とかというものには入れていきたいと,ただメインの場合は非常に金もかかりますし,大変な金額ですから,だから,それは,東北6県でやっているアンダーパスと地中キャブと申します。そのあれに入っていって,余った分をですね,私たちの市でやれる分においては,今後もやっていきたいとこのように考えております。これは,もう絶対にしておかなければならない。そして,電柱がない,電信柱もない,もう何にも電話線もないと,あるのは信号機だけのあれとかね,そういうふうなものであれば,ヨーロッパのようなすばらしい街がでるし,明るくなるし,人も集まるし,人が集まれば金も落とすだろうし,景気も良くなると,こうなるわけですから,ぜひとも,それは実現していきたいと,このように考えております。  それから,新幹線の止まるやつでごさいますけれども,今その辺は,1時間40ミリと言いましたけれども,50ミリじゃないですか,50でしょう。私50と聞いたんですよ。50ではもう雨1時間50ミリなんというのは,もういくらでも降るんだから,だから,例の雨量計ですね,雨量計換えたらいいんじゃないかと,各駅にあります雨量計ですね,あれを換えて,70まで上げれば,新幹線は止まらないで行くんじゃないかということは,新幹線が,いやいや,私が言うのは,新幹線が止まるでしょう。止まるのはなぜかというと,普通の汽車が動いていて,新幹線が止まるんだから,あれなんでかと調べたら雨量計だそうです。雨量計の1時間50ミリになると全部止まるそうです。現在,だから,新庄まで行くやつも全部。在来線が動いていて,新幹線が止まる馬鹿なことないじゃないかと聞いたらば,1時間50ミリですというような話でした。去年のうちですね,その話は,だから,じゃ直したらいいじゃないかと,そしたら,県の方からも要望して,1時間の雨量を50ミリが,危険だけれども,それを70ミリまで上げるように努力しますと言ったのが,今の佐々木部長なんですよ。ちょっと今問題違いますか,同じでしょう。新幹線を通すにはどうすればいいかということでしょう。だから,今の浅野委員か言ったのは,交差点の問題であるんでしょう。運用の問題,全部なんです。だから,やっぱり,雨量計を直さなければだめなんです。ということを私精進しますので,なお,我々研究してみますけれども,そういうふうなことでございますので,やっぱり,恥ずかしくてね,1日止まっていて,在来線が動いていて,新幹線止まっていたら山形在郷みたい思われますから,それは,私の方からも要望していきたいと,こう思いますので,ご協力,特に,その方にかけては達人でしょうから,よろしくお願いいたしたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  浅野委員。 ○浅野泰孳委員  そういうことで,今の問題は専門的になりますから,これ以上あれしませんけれども,要は,冒頭に申し上げたようにですね,いろいろ事業主体が違っているわけですね,東北電力とかね,NTTとか,皆違うんです。ところが,一般市民は,ここが終わったと思ったら,また掘ってると,これ事業主体が違うからだめなんだよと,皆でお互いに話合って,そうやったらいいんじゃないのかと,もっともだと,したがって,そういう点では,私は,吉村市長なってから,こういう方向で今後進みたいと思うんだけども,ぜひ,あなた方の方で,これに合せて計画に入れてもらえるように,こういうことを事前に要請をしておくということが大事じゃないかなとこう思うんで,一つよろしくお願いをしたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  佐藤稔委員。 ○佐藤稔委員  新年度の予算編成の大綱について,若干,市長の考え方なり,私の考えとちょっとこう違っている点が2,3ありますので,この際,正させていただきたいと,こんなふうに思うところです。  提案理由でも言っているようにですね,積極型の予算編成なりました。0.9%増。一般質問では,悩みというふうな言葉もでましたけれども,800億円に近いですね,予算を編成していただいた。基本的に私は賛成する原案だなと,そして,やろうとする折り込まれた政策,施策,積極的で1年間市民から寄せられた要求要望がかなり広く盛られておるなというふうにも思うところで,ぜひ方針に向かってがんばっていただきたい。市長会にいかないというようなこと言わないで,やっぱり堂々と行って山形市はこうやるよと,胸を張ってやっていただきたいな,冒頭お願いを申し上げながら,第1点はですね,地方分権一括法が通って,いよいよ分権の時代というふうな中でございます。  しかし,市長も言っているように,国も言っているように,穏かに景気は回復しつつありますけれども,まだまだ先が見えないと,こういうふうな見方でございまして,極めて財政の見通しとしては,厳しいのではないかというふうに思います。  そして,これまで,地方6団体,市長会や議長会等々で国に対して,分権一括法と合せて財源措置がなってないんではないかというふうに指摘をしてきた経過がございます。それは,今もって6団体の大きなテーマであり,山形市,あと分権推進の立場からしても重要な問題だ。そういう点からすると,今回市長の言っているところでは,税の再配分について,国に要望していくと,ものを言っていくと,こういう姿勢が見られない。非常に私はその点が残念だなというふうに思いますので,やはり,今の一括法は一括法,一人歩きをして,いかにも分権推進のようになっておりますけれども,いざやっていく金が一切手立てなっていないとの実態というものを見たときに,財源の再配分を強く要求して,こういう点,やっぱり市長からきちんともっていただきたいというふうに思うわけでございまして,この点に対する考え方が第1点です。  第2点はですね,歳入の見方なんですけれども,個人所得も減ってる。私どもの報酬も減ると,ですから,市の方,税収は少なくなるわけです。そして,法人もまだ緩やかに景気の途上にありますけれども,先は見通しがつかない。そういう指摘しながら,法人市民税は,2.何%増額ですと,こういう予算を組んだわけです,これは,なんとしても,支出と合せてね,収入を辻褄合せるために,少し景気を良くして見込めと,こういうふうなことになったのかですね,本当に課税客体を掴んで,これだけ,景気はまだ穏かだれども,伸びるよと,こういうふうに,この法人市民税2.何%伸びの見方が,私は誤りはないのかな。私の心配なんです。ですから,この点は非常に指摘している点と,財政をもった点と,非常にこの矛盾がありはしなかいというふうに私は感じますので,市長の見解をお伺いしたいというふうに思っております。  3点目でありますが,歳出関係で第6款第1項の関係で,今回唐突とも思える農業委員の報酬の値上げというものが,議会に計上なっております。私の友人,友達,私も農民ですから,農業委員の方々知り合いたくさんおります。  今回提案なった額が,決して高いものではない。朝晩農地の問題で相談を受ける。市会議員並に忙しい方々もいるわけですから,それは,それなりに理解はするわけでありますけれども,市長が言っているように,施策については,あるいは提案については,市民や議会と十分相談をして進めていきますよと,この説明でも2回ほど市長は言っているんです。ところが,今回はですね,私にとっては,20何%上げるということは,この議会に前もって相談してもいいような問題にはならないのか。私どもの市長さんの報酬は,報酬等審議会こういうものでかかるわけです。その他の特別職の関係は,やっぱり,市長部局と議会の方と,だいたいどんなもんでしょうと,こんなことでね今までもきているわけで,やっぱりそこの点の扱いというものに対して,市長さんが言っている市民や議会と十分相談をして物事進めていく,こういうものと,今回は唐突としてね,ちょっと私は,理解に苦しむ点がございます。そういう点でどこまで検討なされてですね,あるいは調査をされて,今回の原案が作られてきたのか,市長さんが考えるこの根底ですね,その辺を基本的な考え方としてお聞きをしたいこのように思うところです。大綱3点についてお伺いを申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  いろいろご提言を入れましての質問ありがとうございます。  簡単に今ありました三つについて,私の考え方を入れながらご答弁いたしたいとこう思います。  まず,税の再配分の件ですけれども,まったくそのとおりだと思います。ただ,冒頭に出さないというふうなこと,あるいはこの中身の問題今問われましたけれども,これはもう我々が傾斜配分とかですねそういうことやっていかなければならないわけでありますが,それをどの時点で呼びかけていくかというふうなことを考えますとね,私としましては,そこまで気が届かなかったのが実際です。そこまで考えが及ばなかったと,自分の方で出た背景がこうきちんとなって,そして借金を返すような努力をして,そして,市民の方々のニーズをやっていけば,まず,これで私から見れば2年目でございますので,2年目はこれでいけるんじゃないかなというふうな,もう少しこう遠大なですね考えをもって,財源の点からずっとふれていったような予算であれば良かったんですけれども,場当たり過ぎな点もなきにしてもあらずと思います。それは,反省しておりますので,来年度に向けてきちんとしたものを作っていきたいとこのように考えおりますけれども,決して頭から離れたわけではないんです。その点一つご理解をしていたたぎたいとこのように思います。  それから,実際景気が良いのかどうかと,客体を調べたかというふうな,私の判断ですけれども,私今回はですね,もうあらゆる団体の方々から聞きました。景気どうだということですね,それで,私なりに議会ともちょっと話したときありますけれども,常日頃も非常に悪い団体が,決算で悪くなかったわけですよ。もちろん私の方で驚きまして,どうなんですか,いいんですかと言ったら,いやいいんだと,これ製造業でございますけれども,そういうふうなことから考え,また,12年度の会計の閉鎖ですね,時期における税収の伸び,これ法人税が良かったわけでありますので,そういうものを,あらゆるものを私なりに判断しまして,客体としては,景気は回復に向かっているという判断をした次第でございます。ただ,ばらつきがあると思います。実際,今悪いのは運送業ですね,運送業の方が,我々が考えている以上に悪いと,それから,生産農家の方がですね,どうなっているのかまだその点は把握していませんけれども,全体的には,まあまあの去年と比べますとやや上になってんじゃないかなという判断をしたということは,私のこの予算を編成するに当たってのものでございまして,必ずしもそれが当たるかどうかはわからないけれども,半分は期待感もあるわけですね,景気良くなってくれと,これをやればある程度景気良くなるんじゃないかと,いうふうなことも考えてやっていたわけですが,今回の専決処分による11億3,000万円の例の除雪の費用は,金は景気浮揚にもろに影響したなどという考えと,これ天も味方しているのかなというような気持ちもあるわけありますけれども,実際上,客体については,ある程度,私は認識したつもりで予算を計上したというふうなことを申し上げておきますので,なお一層いろいろ教えてもらいたいとこのように思います。  それから,農業委員の報酬の値上げでございますけれども,私は,前から農業委員の方々が,公職選挙法に基づいて,選挙を打って出てくる方々でございますので,そこから考えますと,きちんとした報酬というものは,決めておくべきだと,この考え方は,私も昔から思っていたものですから,たまたま,平成5年に市長会と農業委員会の方々が,いろいろ話をして,今回提示しました山形の場合は,会長が市長の10分の1,委員の方々が,市会議員の報酬の10分の1と,いうふうなことで,話合いついたんだと,こういうふうなことも側聞しておりましたんで,だから,私は,特に38名の中で,5名の方々議会から選ばれておりますので,そういうふうなことで,ある程度,私は,話合いがついてるんじゃないかなというふうなことで,今回計上した次第でございます。全然話合いがついていないというならば,私の方でもう少し綿密に議会側と相談をすべきだったという反省はしております。以上です。 ○渡辺弥寿雄委員長  佐藤稔委員。 ○佐藤稔委員  わかりました。ぜひ,特例市の今度市長さんですから,やっぱり,グローバル的にこの全国のですね,景気の動向,そして,東北の中枢になっていく山形市が,やっぱり発言力を上げていくと,こういう意味からしても,この高い次元からの分析や,この判断,発言も重要だというふうに思います。市長もまったく認識しているとこういうふうなことでありますから,私も安心をいたして,今後大いにがんばっていただくようにお願いを申し上げたいというふうに思っております。  確かに,景気は,今誰がやっても景気が良くならないというふうな状況のようでありますから,少しは,神頼みの点もですね,やっばりこの際はあっても良いというふうにも思います。  しかし,今回のこの800億円の予算執行が,やっぱり山形市の経済活性化になると,こういうふうな市長の期待もね理解しまして納得です。  ただ,3点目の問題については,何か私どもも唐突,私だけなのかわかりません。唐突として出てきた問題でありまして,私は,前から農業委員の報酬等の問題は,定数議論とは避けて通れないもんじゃないかなと,こういうふうに思っておったところです。  そういう点,定数問題等々の検討や何かどのようになっておりますか,お解かりだったらお知らせいただきたいと,こう思うところでございます。 ○渡辺弥寿雄委員長  内海農業委員会事務局長。
    ○内海農業委員会事務局長  定数問題につきまして,応えさせていただきます。  委員の定数は,ご案内のとおり,構成委員が30人,また,推薦委員としまして,農業協同組合,共済組合の理事にあるものから,それぞれ1名,都合3名,そして,議会の方から5名というふうになっております。  農業委員会の選挙区,及び定数につきまして検討するため,平成10年度におきまして,検討委員会を設置しております。  委員会は,おおむね,今後5年を見通しての適正な選挙区,及び定数のあり方ということにつきまして,検討をさせていただきました。検討の経過についてございますが,検討委員会は平成10年度におきまして,7回開催させていただいております。  また,検討委員は農業委員の各選挙区から検討委員10名でございます。  また,検討に当たりましては,農業委員の役割を議論する必要がある,との意見があり,女性,認定農業者,実行組合長,青年農業者等の代表10名の参加を得まして,農業委員代表者と農業者代表との懇談会も開催させていただき,農業の役割についてどう感じているのかというふうなことにつきましても意見を徴しております。  そういう中で,構成委員の定数につきましては,現在の定数を決定した昭和35年当時と比較して,選挙人数,農地面積,基準農家数が減少していると,見直すべきとの意見がありました。これに対しまして,各委員から,一つは中山間地もあるが,今後,市全体としましても,都市型農業に変わりつつあると,産業としての農業の衰退を防ぐためにも,委員の地域活動が必要であると。一つ,昭和35年と比較しますと,選挙人員,面積,基準農家数が減少しているが,近年認定農業者に対する農地の利用集積や違反転用防止など新たな業務が生じ,委員の業務が増加していると。一つ,客観的に判断すると,法定基準数の農地面積や基準農家数が減少しているので,委員も減少すべきであるとの意見もありました。  しかしながら,農業者から,集落に居住している農業委員として,地域に密着した活動が期待されている現状を考えると,現状のとおりとすべきであると,以上の意見があり,現状維持すべきとの意見の一致を見たところでございます。  選任委員の定数についてでございますが,一つは青年,あるいは女性農業者などの登用と土地改良に精通したものの選任を図るべきである。一つ,2号推薦委員は,議会から推薦されているので,会派代表者などとの話合いの場の設定が必要である,との意見がありましたが,これに対しまして,構成委員は選挙によって選出され,地域活動が主に求められると,推薦委員は母体があって,全市的な立場で活動されていると,1推及び2推委員を別の立場におきかえるのは難しいと。一つ,推薦委員は本市農業発展のため,推薦母体の良識ある推薦により市長が任命しており,現状のとおりで統一すべきである。以上の意見があり,現状維持すべきとの意見の一致を見たところでございます。  選挙区の定数についても,現状維持とするべきとの意見がありました。  以上のとおり,検討委員会から会長に平成11年1月14日に検討結果報告がありました。  しかしながら,この検討委員会の設置は,あくまでも委員会内規に基づく設置でありまして,しかも,検討の委員の構成も現在の農業委員だけで検討しているので,委員の自主的な検討には理解はできますが,客観的に見ると市民の意見としての意見としてはちょっと薄いのじゃないかと,いうふうなことを考えております。  そういうことでございますので,現在の定数につきましては,平成10年度においてこういうふうな検討結果も出ておりますので,次回の選挙,つまり,来年の平成14年の統一選挙までは,現行のままとしていくしかないのではないかと,私は考えているところでございます。  従いまして,今後,委員定数及び選挙区を検討する場合は,市長部局とも十分検討した上,市民の総意としての意見として検討するよう努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。以上です。 ○渡辺弥寿雄委員長  他にございませんか。阿部喜之助委員。 ○阿部喜之助委員  簡単に質問させていただきます。  私実は総務委員でございまして,本来ならば,自分の所管の委員会のことは,できるだけ質問しないというふうなことでございますが,詳しい質疑については,所管の委員会で深めていきたいと思いますので,まずもって,基本的なことの税に対する市長のお考え方をお尋ねをしておきたい,確認をさせていただきたい。  税というのは,私は,たくさん市民税から固定資産税から様々あるわけですが,公平公正,そして,適正に評価をしながら,課税をし,そして,市民の我々におきましては,それを納税しなければならない。両方に責任と義務があるはずでございます。  私は,こんなふうに税に対して考えているんですが,市長の考えはどんなものでしょうか。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  まったく同じです。 ○渡辺弥寿雄委員長  阿部喜之助委員。 ○阿部喜之助委員  さて,そこででございますが,先日の一般質問で加藤賢一議員が,税に対する問題を市長にただしておられました。  これは,固定資産税から都市計画税,法人税を中心であったと思います。これについて,この答弁は,市長は,大変重要な大きな問題であるので,調査研究をしてみたいというご答弁をされておりました。  私は,ちょっと重複になりますが,都市計画税について,市長の基本的な考え方,そして,私の矛盾点というか,私が疑問に思っていること,市民が疑問に思っていることを,ちょっと申し上げさせていただきたいと思います。  市長もご案内のように,都市計画税というのは,目的税でございます。今の本市における都市計画税の賦課の状況は,新都市計画法という法律の昭和45年に制定された新しい法律の基で市街化区域,調整区域というふうに指定をされたわけです。その中で,本市は市街化区域に指定された区域の方々に,土地及び家屋に100分の0.3という税率で賦課をされております。これは,良いとか悪いとかと私,論じるわけでございません。  ただ,昭和45年からおよそ30年が経過しているわけです。都市計画法のこの目的は何かといいますと,簡単に申し上げますと,都市整備または土地区画整理事業に使うんだよというのが目的なんです。はっきりしているんです。ガソリンや灯油,軽油と同じ目的税でございまして,ですから,ただそこで私は,以来30年間,その恩恵が極めて薄い地域,昔からの町の,町名を申し上げますと,若干差し障りあるかと思いますが,例えて申し上げさせていただきますと,若葉町とか鉄砲町,松山,鈴川町,双月町,山家町とかね,印役町あたりの一部,清住町,こういうところは,30年間その市街化区域に指定されて,納税をしながら極めてその恩恵が薄かったのではないかという問題点。それから,もう一つは最近になりまして,今本市で,田園定住区なども,今事業をやろうとしております。これらと,それから,企業の方々が,知事の開発許可を取りまして,一大団地を作られている町がございます。  こういうところは今の本市では,市街化区域に認定なっていないわけですね。こういうところは,賦課なっていないというところがあるわけです。最近の街は,やはり,近代化ということで,本市では,上下水道等々も,逐次整備なってきていると,これは,大変いいことであるし,ありがたいことである。  そういう観点から今の状況を見ますとですね,やはり,この都市計画税またはそれに類するようなものの課税のあり方を全庁的にですね,やはり,真剣に検討していただく時期でないかなというふうに私思っているわけであります。  因みに,簡単にと私申し上げたので,余り詳しく申し上げませんが,全国的には,都市計画税をいただいていない,取っていない都市もあるわけです,数は少ないのですが。これは,どういうことかといいますと,固定資産税に若干上乗せをするというふうな考え方のようでございますがね。ここから先の詳しい質疑は,委員会でやらせていただきますが,私のこの疑問について,市長さんから簡単に考え方をお尋ねしたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  今,阿部委員からご指摘がありました点,確かに,ある程度,矛盾をしている点もあると思います。  固定資産税,都市計画税というふうな中で,果たして税の公平性が斉一されているかというふうなことやら,あるいは,評価のやり方の違いとかですね,大変なものがあると思います。それで,簡単に申し上げたいんですけれども,私,13年度にね,このことについて,見直すか見直さないかは別にして,勉強会ですね,を開いていきたいと,14年度に向けた勉強会を,そのためには,固定資産税をやった,固定資産税をスライドした市もあります。当分の間ですね,スライドした市もあるし,青森県のように,今,おっしゃったのは青森でしょう,おそらくね,だから,青森,秋田と思ったんだけれども,そういう市もありますので,そういうところのですね,ものをいろいろ勉強会に入れてね,研究してきまして,そして,ある程度どうするかというものを立てていきたいと,13年度に立てていきたいと,このように思います。ということは,これは,今は余りありませんけれども,ドーナツ化現象とかですね,何れはそういうものに結び付くんです。だから,やっぱり,早くきちんとして,納得した上で税を出してもらうというのが一番良いわけでございますから,そういう点でも,一つ検討していきたいとこのように思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  渡辺ゆり子委員。 ○渡辺ゆり子委員  中高一環教育研究について,導入を前提に研究を行うというふうな説明がありましたけれども,このことについて,関係者の方々から大変心配の声が出ておりますので,お聞きしたいと思うんですけれども,市立の商業高校というふうなことだと思うんですが,中高一環,現状のままで,選択的に中高一環が導入されれば,中学校の段階で何らかの選抜あるいは選定というふうな,生徒の方が選択になるのか,あるいは,受験になるのか,形はいろいろ考えられますけれども,そういう状況が考えられます。ということは,私立であれば,まだ,市内にも1校ありますけれども,わかるんですが,そういうふうになった場合に,受験が結局は低年齢化,小学校から準備をする。あるいは,競争が激化する。あるいは,そういうふうな特定の高校,中・高がエリート校化する。そういうふうなことが,非常に心配されるというふうな声があります。この研究に当たってどういうふうな観点でなさろうとしているのか,部長になるのか教育長さんになるのか,その辺お答え願いたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  相田教育長。 ○相田教育長  中高一環教育でありますが,これは一つの教育改革の一つのやり方として,いろんな個性を伸ばすと,選択性を強調した中でですね,個性を伸ばすという観点から,そういう導入が図れないかというようなことで,考え出されてきたわけでありますが,このことにつきましては,県の方でもですね,来年度からですね,4月1日からいわゆるご案内のように,金山とそれから小国の方で連携型のいわゆる中高一環が導入されると,こういうことになっているわけであります。  この中高一環教育は,タイプが三つありまして,一つは,いわゆる中等教育学校といいまして,一つの学校で6年間のスパンの教育をやる,こういうやり方が一つでございますね。それから,今度,山形県でやるその連携型,いわゆるそこにある高校と,それから地元にあるその中学校が連携をして,一つの教育内容を考えて6年間の中で教育をやろう,こういうやり方ですね。それから,もう一つは,いわゆる併設型というのがあります。いわゆる高校,ある特定の高校と,この近くに新たな中学校を作ってですね,そして,そこで希望すれば,今みたいないわゆる高校の入学選抜のような敷居をなくしてですね,そして,高校に進んで,やはり,その中でも,6年間の中である目的に向かって,いわゆるその学習しようと,こういう三つのタイプがあるわけであります。  県の方では,どういう型と言っていないわけでありますが,一応,それぞれの高校には通学区域というのがあります。四つあるわけでありますが,その地区に,どうしても一つぐらいずつ作っていきたいと,こういうような意向があるようであります。そういうことなどを受けながらですね,山形市にもいわゆる商業,市立の設置者が同じ商業高校と,それから,これは,中学校は市立なわけでありますから,いわゆるどちらかというと,そういう学校が二つ同じ設置者の中であるもんですから,併設型のいわゆるその中高一環教育ができないかということで,検討に入らせていただきたいと,こういう意味での予算を,いわゆるこう今計上したと,こういうことにしてあるわけでございます。  それから,その入学の選抜の低年齢化,いわゆる中学校で,したがって併設型ですから,いわゆる山形商業のその近くに同じ敷地といってもいいと思いますけれども,そこに新しい中学校を作るわけですから,当然,そこに入ってくる,小学校から中学に入るわけですから,選ぶというか,そこに入ってくる生徒はいるわけですね,そのことについての選抜等については,いろんなやり方があります。そのことも,今回の平成13年度の導入に向けてのそういう事業の中で検討すると,こういうことを考えているわけであります。決して,いわゆる今のような高等学校の入学選抜のいわゆる低年齢化ということにならないような方向で,私としてはですね,考えていきたいなと,こういうふうに思ってますけども,その方法についても平成13年度に検討していただくと,こういう考えでいるわけであります。以上です。 ○渡辺弥寿雄委員長  渡辺ゆり子委員。 ○渡辺ゆり子委員  今のお話を聞いても,その中学校の入学段階での選抜といいますか,そういうふうなのが,不透明というかわからない状況なわけで,非常に不安感をもっていらっしゃる方がおられます。高校は比較的そうでもないのかもしれませんが,義務教育の小学校,中学校の現場,それから父母の方々,そういった方々も非常にどうなるんだろうかと,いうふうな心配をもっておられますので,そういった方々の実態であるとか声なんかを十分やっぱりこう聞く必要があるんじゃないかというふうに思うんですけれども,いかがでしょうか。 ○渡辺弥寿雄委員長  相田教育長。 ○相田教育長  そういう心配ですね,こういう声などもよく聞きながらですね,いろいろこう平成13年度の中で検討していきたいと,こういうふうに思っております。 ○渡辺弥寿雄委員長  渡辺ゆり子委員。 ○渡辺ゆり子委員  委員会の方で,もっと十分論議していただきたいと思いますけれども,ここ予算委員会ですので,但し,今教育長さんがおっしゃったように,今心配されているようなそういったことが絶対やっぱりないように,皆さんこれは市民の方々,父母の方々の教育の,義務教育の現場の方々そう考えておられますので,そのことを強く申し上げておきたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  質疑の途中ですが,休憩したいと思います。10分間休憩を,3時20分再開をいたします。     午後3時06分 休 憩  ――――――――――――――――――     午後3時20分 再 開 ○渡辺弥寿雄委員長  休憩前に引き続き,予算委員会を開きます。豊川委員。 ○豊川和弘委員  私は,先程の佐藤委員から出ました農業委員の報酬の値上げの問題について,再度,市長の考えをお聞きしたいという立場の中で,関連して質問させていただきますので,よろしくお願いいたしたいというふうに思います。  先程,市長の方からは,農業委員の皆さんとそれから議員から出た農業委員の皆さん方の意見が相一致していないのであればという話がございました。  そこは,今後の課題といたしましても,私は,東北6県の県庁所在地の農業委員の報酬がどうなっているのか,あるいは,議員,あるいは,市長との比較の中でどうなっているのか,あるいは,市長がおっしゃっている市長の10%,議員の10%という,その根拠などについてですね,少し数字などを出しながら,考え方をお聞きをいたしたいというふうに思っているところでございます。  そこで,まず,農業委員会の事務局長におたずねいたしますが,山形市の農業委員会の現在の報酬,そして,現在の報酬に至る経過と,農業委員会の現在の登録者数,そして,農家の戸数,農業の人口,耕地面積はどうなっているのか,お知らせいただきたいというふうに思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  内海農業委員会事務局長。 ○内海農業委員会事務局長  どうもすみません。山形市の農業委員会の委員の現在までの改定の経過でございますが,一つは平成8年に,現在の報酬額になっております。  会長は10万6,000円,会長職務代理者は6万2,000円,部会長が6万1,000円,部会委員が5万4,000円というふうに,平成8年から現在までそのようになっております。  なお,山形市内におけるこの農地面積でございますが,平成9年の農家基本台帳によりますと,5,601haでございます。  基準農家数につきましては,平成10年3月31日現在では,7,772が基準農家数ということで,農家の登録が農業委員会の方になっております。  あと,東北6県と県内の報酬もでしょうか。 ○渡辺弥寿雄委員長  豊川委員。 ○豊川和弘委員  今の答えは,農家の戸数ですね,それから,耕地面積ですね,農家人口は3万1,136人というふうに,私の調べではあるんですがそのとおりでございますか。 ○渡辺弥寿雄委員長  内海農業委員会事務局長。 ○内海農業委員会事務局長  すいません。農家数がちょっと今ここでは。 ○渡辺弥寿雄委員長  豊川委員。 ○豊川和弘委員  わかりませんですね,大変残念なんですが,私の手元の方には,農業委員の選挙の登録者数,農家戸数,農家人口,全部調べてございます。  ちなみに,東北6県の青森,盛岡,仙台,秋田,福島の各内容も調べておるんですが,総務部長,東北6県の県庁所在地の市長,並びに議長,並びに議員の報酬はお分かりになりますか。 ○渡辺弥寿雄委員長  佐藤総務部長。 ○佐藤総務部長  それでは,ちょっとご報告します。  青森からまいりますが,青森は,議長は72万5,000円です。それから,市長が120万5,000円です。それから,農業委員の会長は7万7,900円ということになっております。  盛岡は,議長が75万円,それから,市長が120万円,それから,農業委員会の会長さんが7万6,900円です。  仙台が,議長が103万円,市長が133万円,それから,農業委員会の会長が7万8,000円です。  秋田は,議長が72万円,市長が120万円,それから,農業委員会の会長が8万7,000円です。  それから,福島が,議長が74万円,市長が120万円,それから,農業委員会の会長が6万9,800円というふうになっております。  これは,12年度現在でございます。  山形は,議長が77万円,それから,市長が120万円,それから,農業委員会の会長が10万6,000円でございます。 ○渡辺弥寿雄委員長  豊川委員。 ○豊川和弘委員  今,数字をそれぞれ羅列をしていただきました。  今,数字を出していただいたとおりですね,山形市の場合ですと,会長が市長の約8.83%となっております。  委員は,議員の約8.05%になってございます。  市長が先程の答弁の中でおっしゃられましたとおり,農業委員会として平成5年の11月の24日から,1回,2回,3回,4回,平成5年,8年,13年,13年ということで,10%相当額を引き上げてほしいという要望を出しております。  私が,非常にわからないのは,まず,10%という根拠はいったい何なのかということなんですね,いわゆる先程総務部長の方からお話ありましたように,各東北6県の会長さん,並びに委員さん,職務代理者さんの方は,ほとんど今約8%から7%なんですね。  市長の報酬の7.25%が秋田,福島は5.8%,盛岡は6.4%,仙台は,政令都市の仙台が5.86%,いわゆるこの現在の中でも,8.8%と,山形市の報酬は非常に高いことになっております。  したがって,10%というその根拠がですね,いったいどういうふうなところからきているのかというのが私はわからない。  ただ,市長がおっしゃるように,農業委員の皆さん方の報酬はいかにあるべきかという方程式は私必要だと思います。  したがって,その方程式を決めるのにどうするかというのであれば,いろんな論議の中で,先程,佐藤委員から出たように,あるいは,先程の事務局長から出たように,農業委員のあるべき姿はどうなのかということも含めてですね,報酬を決めていくというのであれば,それなりに私も納得したいというふうに思うんです。  しかし,現在の東北6県の動き,現状などを見ますと,それでも,山形市は各県よりは,高いという状況の中にあって,なぜ,10%という引き上げをしなければならないのかという根拠がですね,非常に私たちにも理解できないし,市民の皆さんからすれば,なおさら,わかりにくいのではないか。ましてや,山形市においては,昨年の12月に,年度末手当,あるいはボーナス含めて,2%の減とか,様々な格好の中で,厳しい財政を乗り切るために,一生懸命がんばっているわけですね。当山形市の議会の中でも,議会行財政改革検討委員会を作ってですね,少しでも,経費を減らしていこうという努力をしているわけであります。そういう中にあって,10%という根拠を私は非常に理解させてもらうのには,非常に苦しい数字だなというふうに思っておりますし,公選で選ばれたからというふうにおっしゃっている部分もあるんですが,もう一つの公選で選ばれているのは,土地区画整理組合の土地改良区の総代さんも公選,準公選で選ばれているという状況にあるわけです。  これは,また,別でありますけれども,そういう意味からすると,ちょっと10%については,検討をすべきではないのかというふうに思っておりますので,ぜひ,市長さんのお考えをお聞きをいたしたいというふうに思っております。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  農業委員の報酬のことにつきましては,二つあると思います。  一つは,先程来申し上げております公選法によって選ばれるものであると,もう一つは,議会に席を持つと,市議会に席を持つと,これは,各地方自治体でそうであります,県議会以外は。そういうふうなことから考えまして,非常にある意味では,市会議員の方々と意味は違いますけれども,農地に関してはそれだけの責任も重いものであると,こういう私は認識をもっております。  それから,これからの山形というものは,大変な問題が惹起されて,あらゆる面で出てまいりますが,特に,農地というものをきちんとした管理のもとでやらなければならない。開発がどんどんどんどんどんどん出てまいりますと,冒頭に私が申し上げました農は日本の基本であるというようなことを申し上げましたけれども,その基本ですら,失われていくんではないかということが第2点であります。  したがって,農業委員の方々からは,一所懸命がんばってもらわなければならない。そのためには,ある程度の報酬を出すべきだというふうな考えであります。  3番目は,私は,農業委員の方々は,頭を下げて報酬を貰うべきでない。例えば,市会議員の方々が給料上がっていくと,それに,スライドして上がっていくべきだと。乞食のよう,乞食と言うと失礼でありますが,頭下げて金くれ金くれと貰うべきのものではない。それだけの品格を与えるべきだと,私は思います。  それから,今のデータを見ますと,私,このデータは参考にしたくありません。なぜかというと,議会の議長がものすごく高いところもあります。安いところもあります。だから,そういうものではなくして,やっぱりこの際しっかりしたものを作っておくのが,今後の課題ではないかと。特に,私一番とその中でも平成5年に市長会に対して,農業委員会の方々がかつて陳情したと,そのときの話が,山形の場合は市長の10%というふうな数字が出たということを側聞しましたので,それでやろうというふうなことを考えた次第でございます。以上です。 ○渡辺弥寿雄委員長  豊川委員。 ○豊川和弘委員  市長のおっしゃることについて私は100%否定はいたしません。ましてや,乞食みたいなという言葉については,私は,これは削除していただきたいんですが,そういう性質のものでもないと思います。  それから,ますます今後の農地の問題については難しいということでは,それも承知をしてございます。  しかし,この報酬を策定するに当たっての私は経過が必要ではないかというふうに思ってます。
     これまで,10%要求をしてきたから,あるいは,市長会に対して要望したから,その数字をそっくりそのままね,山形市も10とするんだということに,私はならないんじゃないかと,したがって,これまでの経過も踏まえていけば,農業委員の皆さん方の改定というのは,これまで,議会の方,特別報酬は平成7年の5月にやっております。その後は,農業委員の皆さん方については,平成8年に上がってるんですね,上げてるわけですね。  したがって,これは,佐藤幸次郎の時代ですから,これまた違うんでしょうけども,議員の方とのスライドとしては上がっているわけです。その際上がった数が今の数字になっているわけですね。問題はそのときに,過去のことですからあまり言えないわけですけれども,10%というもの,基準をつけてですねやれば,それまでの報酬が決まってきたんでありましょうけれども,私はそういう意味からすれば,現在の8.8%を10%にですね,急にですね上げる必要性はないんではないかと。いわゆる先程,農業委員会の事務局長がおっしゃった今後の農業委員会のあり方,農政部会のあり方,農地部会のあり方含めてどう活性化をしていくのかという論議と合せてですね,そして,これまでの要求であった10%というものを考えていこうやと,いうふうにしていかないと俸給だけが一人歩きをして,そして,農業委員会のあるべき姿問題がですね,わきに置いちゃってるとなると,同時に,いわゆる市長が担っている報酬も上げて,ある程度の位置付けをして,そして,任務を預けて,きちんとやっていきましょうよというものにはですね,私はならないんじゃないかと。ただ単に金額の報酬だけの問題で論議されていきはしないのかということで,私は心配なんですね。したがって,今年1年間,再度議員の方も含めてですね,農業委員会の在り方問題も含めて検討する中で,10%に近づくような格好での論議をですね,この1年間していただく中で,来年度報酬の引き上げというふうに,私は結び付けていくべき姿が一番と納得できる方法ではないのかなというふうに思いますので,もう一度,市長の考え方をお聞きしたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  私の考え方は,先程申し上げました点でそのような判断をしたと。でこの問題は,他の市がこうだからこうだというふうなものではないと,あくまでも,私は,農業委員という方の性格として,しっかりしてもらうと,しっかりしてもらうために,それだけの報酬を出すと,これが,私の基本,考えでありますので,何%上がったかなとかというものとは意味が違うと,このようにお願いをしたい,議会の方でもご理解をいただきたいとこのように思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  豊川委員。 ○豊川和弘委員  そんなに長く時間とって申し訳ありませんが,これで終わりたいと思うのですが,私は,農業委員会の皆さん方の位置付け,それから,その働きに対する報酬,それは,市長が言ったとおり,それなりの明確な位置付けをしていただいて,私は結構だと思います。  そして,引き上げなければならないという考え方については,私はOKです。ただ問題は,この厳しい経済状況の中にあって,市長も一番最初,冒頭に少ない財源をいかに使っていくのかという現状況にあって,他の市町村と別ですよ,25%ですよ報酬の引き上げ,額からいきますと,現在の会長さん,含めて,8.何%ありますけども,それを10%にすると,会長さんは25%の報酬引き上げになりますね,これは,今の市民感情からしていかがなものか,先程,市長は,製造業含めて景気良くなっているというふうな話聞きましたけれども,現実的には本当に景気良くなったなというふうに思っている余りいませんよね。労働者は,働いている人たちは,そういう状況の中にあって,25%もですね,報酬上げるなんていうことは,私市民感情からして,私は納得いかないと思うんですよ。ですから,二つの観点からぜひ考えていただきながら,今回の農業委員の報酬に関してですね,再度,私は検討をしていくべきだと思うし,検討する期間を1年間もつべきではないのかと,いうふうに思いますので,あえて,再度,市長の考えをお聞きをいたしたいというふうに思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。再度ということなんですが。 ○吉村市長  ぜひ,ご理解していただきたいとこう思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  豊川委員。 ○豊川和弘委員  わかりました。じゃあですね,今日は予算委員会でございますので,ぜひ,所管をする常任委員会の中で,徹底的に討論していただいて,その報告は,ぜひ,委員長の方からお聞きをいたしたいというふうに思いますので私の質問を終わります。 ○渡辺弥寿雄委員長  会田委員。 ○会田邦夫委員  それでは,第2款1項に東北6都市助役会というのがあるわけですが,助役にですね,この会に会長があるかどうか,まず1点お聞かせ願いたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  市川助役。 ○市川助役  東北6県の県庁所在市の助役会はございますが,会長はないそうです。持ち回りで会議を開いているというふうに聞いております。私,助役就任してからは出席したことございません。 ○渡辺弥寿雄委員長  会田委員。 ○会田邦夫委員  そこでですね,先程,加藤孝委員に対する市長の答弁の中で,この2年間市長会には出席しないとこういうふうな発言が,私が聞き違ったのか,聞き取れたわけです。それで,その内容は,今日皆さんが市長は2年間行かないのでないかと,こういうふうに誤解しているのか思いましたので,再度,お聞かせ願いたいんですが,市長は出席はしないと,代理出席をさせると,こういう意味なのか,まず市長。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  県では,知事が招集する44市町村の首長会があります。これは,どんなに忙しくても出席するつもりでおります。  市長会にはしません。 ○渡辺弥寿雄委員長  会田委員。 ○会田邦夫委員  そのしないというのはどうもあれなんですが,つまり,代理出席をさせると,こういうことに理解してよろしいわけですね。 ○吉村市長  はいその通りです。 ○会田邦夫委員  であれば,あえてここで出席しないとなると,明日の新聞をまた賑わすと悪いから,一つその点ね委員長の方でその内容を精査されて,それで,市長の考えを検討していただきたい。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  どうもありがとうございます。出席しないということでなくして,必ず代理出席をさせます。はい。 ○渡辺弥寿雄委員長  会田委員。 ○会田邦夫委員  その件についてはわかりました。それでですね,実は第3款の1項災害対策費について,ちょっとだけおたずねしておきたいと思います。  今ですね,山形市に21分団68部448班,そして,消防団員,これが,1,762人おられるというふうに聞いているんですが,この町内会がですね,100戸から200戸ぐらいのところの町内会予算の3分の1をこの消防が食っているんですよ。予算の3分の1が消防費なんですよ。100戸から200戸,それで,新興市街地とか,そういうところは,ほとんど常備が守ってくれるから,そういう防災費は,それは全然ないというわけではないけれども,それは,あるけれども,3分の1まで予算をくっているというところは少ないわけです。  それで,その町内会がですね,今一番困っているのは,ここ何十年続いた消防組織がもう団員になり手がいないと,核家族で住まいも同居していないので,団員がいないので困ると,こういうことなんですよ。  それでですね,一つは,この前の一般質問でも,その一署制を早期に実現するということとですね,もう一つが,常備消防を拡充すると,この点ともう一つはですね,この団員が構成できない地区で,つまり,停年を迎えて,60歳から70歳ぐらいの人が,その自主防災の組織を作ってはという運動も起こってると,こういうことの非常事態にあると,いうふうに考えた場合にですね,ぜひ,その今回市民部の方に移った自主防災組織というものを,やっぱり,消防組織の末端としてね,大火が鎮火して,その後の再発火を見守るという組織が実際は必要なわけですよ。留守部隊というか,そういった意味で,自主防災組織というものを,もう一度ですね市民部でいいのか,消防組織の中でいいのか,その辺一つ見直してはもらえないかとこんなことを申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  伊豆田消防長。 ○伊豆田消防長  私のところでよろしければですが,先程の現在の消防団の方は条例でもって1,762名ということになっております。  現在は1,708名,消防団員がおります。それぞれの地域によって,確かに消防団員のなり手が少ないというふうなところ,いわゆる過疎地域の場合などもございます。そういうところは,例えば,それぞれの148班のですね,それぞれの班の統廃合といいますか,それらの課題は今後出てまいることであろうと思っております。ただ消防団の方のそれぞれの活躍いただいております内容,最近では,今回の豪雪に係わって,2,700ほどの消火栓,それから1,000ほどの防火水槽等に係わるものとしての,いわゆる水利確保のために,それぞれ皆協力していただいて,動いていただいているというふうなこと,それから,春と秋のそれぞれの防火週間にあたって,各家庭を廻って,それぞれの予防啓発をしていただいていること,それから,実際火災が起こった後の,いわゆる警戒ということで,数時間に及んで夜昼なくですね,警戒をしていただく状況というふうに考えますと,やっぱり消防団の必要性というのは,十分これからもお願いいたしたいというふうに思っております。  それから,町内会との係わりのものについては,私どもそれ存じ上げてないところではありますが,何かそれの課題というふうなことがありますれば,何か今後どういうふうなことなのか,詳しくまた先生の方から教えていただきたいというふうに思っているところです。  それから,自主防災組織との係わりというふうなものは,今後どうすべきかというようなことでありましょうが,それを消防団に組み入れるということは,現在のところは無理だと思います。  これから,総合防災に係わるものとして,それぞれの組織が協力して,何と言いますか,災害に対応していくという姿,これは考えていかなければならないというふうに思っております。以上です。 ○渡辺弥寿雄委員長  会田委員。 ○会田邦夫委員  ぜひですね,総務委員会で内容を吟味していただいて,議論いただきたいということを申させていただきます。ありがとうございます。 ○渡辺弥寿雄委員長  加藤賢一委員。 ○加藤賢一委員  教育部長におたずねいたします。  第一小学校が,いわゆる新築になるわけでありますけれども,今後,市街地の小学校でも改築しなくちゃならない部分がたんさんあるわけであります。  ただですね,一部この間部長の方から,市街地の小学校も増えたところありますよという話があったわけでありますけれども,ほぼ減ってるんですね,一小,二小の例をとりますとですね,そうしますとですね,今後,どういうふうに小学校の新築をなさっていくか,結論を申し上げますと,第一小学校なら特認校という形でやるわけですけれども,他の小学校はそういかないと思います。その場合ですね,いわゆる学区の編成が今後あるのか,それとも,今後検討するのか,全然ないのか,この点をまずお聞きしたい。  それから,もう一つはですね,この特認校でありますけれども,第一小学校特認校をすればですね,当然他の小学校にも影響してくるかと思われます。そういった場合,どういうふうな形で,第一小学校を特認校として認定して開校していくのか。  この2点につきましておたずねいたしたいと思います。今後のいろいろな学区編成もありますので,一つよろしくお願い申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  斎藤教育部長。 ○斎藤教育部長  学区の問題でございますが,当然,小学校区,その後の中学校区もそうですが,町の成り立ち形態と当然附合しながら変化すべきものだと考えております。  さらに,当然のことながら,子どもや中学生や小学生の歩行距離の問題から,距離関係もございます。  例えば,人数がこうまばらになったからといって,じゃあそれをずっと大きくまとめてですね,相当の距離数を歩いて学校に通うということは,小学校の場合は相当無理がございます。そういう意味では,一定の学校規模を保ちながら,学区は維持していかなければならないとこう思っております。この学区を見るスパンの長さですが,相当の大きなスパンでいけば,当然変わることだろうと思っておりますが,私どもたてております平成18年までの推移予測ではですね,現在の学区を基本にして,そして,弾力性のあるですね,配慮をしながら運営していければと,こう思っております。  あと,特認校の問題ですが,平成14年に第一小学校と双葉小学校の特認校の指定を目指して,さらに,研究を進めていきたいと思っておりますが,この影響の出方,そのことについては,また,具体的に積み上げてございません。当然ながら隣の学区からすっかり移るなんてことがあればですね,大変なことが起きるわけですが,私どもとしては,ある意味では広く薄くですね,特認校集約がなっていくのではないかと,こんなふうに予測しているところでございますので,さらに,そのシミュレーションを起こしながら,進めてまいりたいとこう思っているところでございます。 ○渡辺弥寿雄委員長  加藤賢一委員。 ○加藤賢一委員  今の部長の答弁を聞いたわけでありますけれども,いわゆる市街地の学校というのは近いんですね,例えば,第一小学校,第二小学校,第五小学校,第四小学校,ほぼそんなに遠くないエリアだと,私は感じております。そういった意味では,必ずしも,小学生が通える範囲がですね,かなりスパンといいますか,距離が長いというふうには捉えていないわけでありますけれども,そういった状況からみますとですね,18年までは,今のところは,検討していないというお話でありますけれども,そうしますとですね,当然,第一小学校は今回は新築なると,特認校と兼ね合いですね,後の小学校に関しましては,18年までの改築という予定はないわけではありますけれども,改築若しくは新築に伴って,18年度以降は学区編成を考えるとそういうふうに解釈してよろしいわけですか。 ○渡辺弥寿雄委員長  斎藤教育部長。 ○斎藤教育部長  基本的に学校の建て替えについては,昭和46年,これは耐震設計になったという時代にそこに切れ目がございます。それ以前の学校は,基本的に建て替えを視野に入れた改築計画を立て,46年以降は大規模改修等によって,環境整備をしていきたいと,こう考えております。  先程申し上げましたように,人口動態だとか,そういう予測の中で,私ども18年まで見てますが,それが大きく変化するような事態が生ずれば,当然のことながらその時点で考えていかなければならないと,こう思っております。 ○渡辺弥寿雄委員長  加藤賢一委員。 ○加藤賢一委員  最後にもう一度おたずねいたしますけれども,特認校しますと,市内全域から集まるわけですね,当然,附属小学校とは違うと思うんですけれども,附属小学校の場合はいわゆるその特殊学級がありませんで,養護は別にありますから,違うと思うんですけれども,附属小学校との兼ね合いというのは,どのように考えていらっしゃるのでしょうか。 ○渡辺弥寿雄委員長  斎藤教育部長。 ○斎藤教育部長  これは,あくまでも,特認校の基礎には,その学校の特色を活かし,その学校の特色にですね,子どもたちが引かれてこう集まると,こういうことが極めて自然なわけでございます。  そういう意味では,第一小学校は特殊学級と普通学級の融合という一つの特性をもってますし,さらには,112周年を迎える歴史と伝統のあるその市内の小学校としての,やっぱり誇りだとかそういうものもございます。  そういうところに求めながらなってまいりますので,基本的には,附属小学校の選ばれ方と第一小学校の選ばれ方は,学校の特色が違う限り違ってくるだろうとこう思っております。 ○渡辺弥寿雄委員長  加藤賢一委員。 ○加藤賢一委員  これで,質問終わりますけれども,いわゆる特認校のですね特色を十分に活かして,他の小学校もですね,活きるように,共に活きるように,一つ,今後ご検討のほどのご意見を申し上げます。 ○渡辺弥寿雄委員長  他に,鈴木委員。 ○鈴木善太郎委員  脇に金峰さんもいるわけでありますが,実は,焼却場のことについておたずねしたいと,今,3月5日という日になったわけでありますが,これまで,3月中にその移転というか,場所を決定したいと,こういうようなお話でずっときたわけであります。  おそらく,この2市2町の事務組合ということもあるわけでありますが,あと,25日足らずとこうなったわけでありますが,やはり,土地をどのように山形市の土地を利用していくのか,そして,焼却場というそのものについての搬入経路とかいろんなこうアクセスの中で,どの土地柄がいいのかなと,こうある程度,場所はそう難しい問題でないだろうと,こう私は思っているんですが,半郷の買収のときは,私も当時担当したものでありまして,そういうふうな中でこの場所ということで,そうとう根回しを事前に行ったというようなことでありますが,場所をただ決定しておくだけが3月いっぱいなんだと,買うのではないんだと,こういうふうなことだろうと思うんですが,やはり,その取得されるのかどうかと,こういういろんな個所があるわけでありますが,すでに,今,使っている半郷の焼却場というのは,耐用年数もきたようなこともお聞きしているわけでありますが,そういうふうな中で,何とか決めるんだという,こう誠意を一つのこの辺でお聞かせしていただきたいなと,これは,市長ですか。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  私管理者ですので,あと管理者でありませんから,私からお答えします。  今の鈴木委員からの話のとおり,1カ所決めたいと年度内にですね,ということで,しかも,全部オープンでやっております。  いろいろなことで新聞紙上で見られるとおり,山形県内とも大変問題が起きているゴミ処理場もありますので,全部誰が見てもわかるようにということで,時間をかけながら今日までまいりました。  まず,土地の選定につきましては,選定委員会を作ってやっていただきました。ご案内と思いますけれども,大川教授を議長にしていただきまして,そして,山形市,上山市,山辺町,それから中山町と,委員の方々を選んでいただきまして,まったく議員でも関係のない,我々も関係のない,まったくの市民の方々から選んでいただきまして,そして,希望のあった地区について,それぞれ検討をしていただきました,その結果出てきたのが三つでございます。この三つを我々に土地選定委員会のほうから返ってまいりまして,この三つの中から決めなさいというふうな指示でございますので,その三つの地区,もうすでにご案内と思いますけれども,蔵王地区,中屋敷地区,それから村木沢地区と,この三つの中でいろいろ今検討をいたしております。  それで,管理者会では,間もなく広域議会を開きますけれども,管理者の中では,今年度内,いわゆる3月31日まで,1カ所決めていこうというふうなことできたわけでありますけれども,それぞれの地区で,今,三つのうち2地区であります。蔵王地区とそれから村木沢地区だけが,今の検討する相手になっておりまして,中屋敷の方は,これは,ほとんど反対でございますので,それを重く見まして,一応,二つにしぼって,今やっておりまして,その結果いろいろな反対派の方から出てまいります。それを,今一つ一つ潰しております。潰してということは,例えば,煙突がないものがいいという話が出ました。煙突ないところあるかと思ったら,ドイツにあるそうです。ドイツのを調べなさいということで,今調べております。その結果の報告が,この次の管理者会で行われますので,それを踏まえて議会の方にお願いをして決めたいという考えでおりますけれども,どうも決まらないというような問題であれば,もう1回くらい延ばしてもらって,それで,きちんとして決めていきたいというふうな段階でございます。選定決まりましたら,もう精力的に説得に入りたいとこう思いますが,今のところ土地を決めるのが大事でございますので,蔵王では,ここで金峰議員が本会議で申されたことも,管理者会議では,申し上げております。あらゆるものを出し合って,今検討しているというのが,現実でございます。  ご案内と思いますけれども,村木沢には,緑営がゴルフ場を検討しました。実際上,3億何円の金が落ちておりますので,緑営にも組合の事務局から責任者が緑営の社長と合って,今後どうするんだということも,確めております。この報告がまだ来ておりませんが,そういうものを全部入れまして,右か左か決めていきたいとこう思いますので,暫時期間を貸していただきたいと,このように思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  鈴木委員。 ○鈴木善太郎委員  蔵王半郷につきましては,24年ほど経過していると,そろそろ寿命かなとこう思うわけでありますが,今度新しく建てるときに,地区からそういうふうなものいらないんだと,土地は山形市でありますが,そういうふうになれば非常に困るということも,何か話聞いてますので,その辺もぜひ頭に入れて選定していたたぎたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  産業部長にお伺いをしたいと思いますけれども,商工費の伝統的工芸産業だね,これに関する重視してる予算が組まれているわけですけれども,素晴らしい産業あるわけだね,ここにも出ているわけだけれども,仏壇,仏具というような,日本でもそうない素晴らしい指定になっている産業があると,それを支援しているというわけなんですけれども,ところが,売上げがどんなもんだと聞いたところが,30%落ちているというわけだね,これは,山形の仏壇だけでなくて,京都も大阪も,この伝統的工芸品と指定になっているところの仏壇などが落ちているというような,こういう状況になっているわけだけれども,この辺ね,部長,落ちているのではうまくないんだからね,伸びないとうまくないんだから,そこら辺どう考えているのだかなというようなこと思うんだけどね。 ○渡辺弥寿雄委員長  新海産業部長。 ○新海産業部長  高橋委員からもご指摘のとおり,伝統的工芸ということで,今の金額が全国的に落ちているというのも,これは当然でございますけれども,ただ一番と心配になっているのが,後継者不足が,今一番,非常に心配なんです。  今回の当初の方に上げさせていただいたわけでありますけれども,新規学卒者とかあと転業者なんかが伝統的工芸の方にこう就きたいというふうな感じできたときに,果たして,そのどういう形でその人を育成していったらいいのか。その辺をまず調査しようということで,今回,この後継者の実態調査とともに,一緒に今回調査費を上げさせていただいているというふうなところでございます。  それから,今現在,非常に後継者難で苦労しているのが実態というふうなところでございます。 ○渡辺弥寿雄委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  調査というふうなことで,調査費も出るようだけれどね,実際やっている方々が,仏壇の売上げが30%も落ちているという中では,当然,後継者だっていなくなるのは当り前なわけだね,売れない中ではやってられないのだから,農家の後継者もいないというのは,農産物が再生産できないような状況なっているから後継者がいないわけだ。仏壇だってそういう状況だと思うわけだね。  だから,調査するのはいいのだけれども,調査とともに,そういうふうに落ち込んでいるというのであれば,手を打つというような,私も一般質問の中で,市内の産業振興策を図るべきだというような,そういう質問を聞いていたというようなそういうことあるわけですけれども,この伝統的工業製品だけでなくて,農業も落ちている,観光産業もぐんと落ちている。市長の答弁では,製造業が若干いいと,ばらつきがあると,全体的には私は落ち込んでいるんじゃないかね,これは大変ことなわけだ。この何とかしないと,遅くなるんじゃないかと思うのだな,このまま,何十%落ちた,落ちた,後継者対策やりますと言ったって,遅くなるんじゃないかと,そこどうするというのかね,やっぱり,私は言ったのは,商工課で,職員がありきたりの今までの対応でなくて,やっぱり個別の企業の状況なり,それから販路の問題から何からいろんな援助策を具体的にしないとね,今までのありきたりの取り組みでは,遅くなるんでないかと思うんだよね,だから,職員配置いるのならいるように職員の配置をきちんとしてよ,そういう対応しないと遅くなるのではないかというような,ここら辺,いかがなものでしょうか。これは,市長だね,市長,やっぱり,部長いいですからね。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  良い方法あったら教えてください。ということは,そのとおりなんですよ,山形市で,今伝統工芸品で,不況業種入っているのでは,鋳物ですね,それから,仏壇です。この二つは,歴史と伝統のある山形市の代表伝統工芸になっております。鋳物は,今回も予算措置しました,ある程度ですね。それから,千年和鐘作っていただきました。非常にいいんだそうであります。この間,あるところに行きましたら,お神輿を仏壇組合で作って,そして,花笠のときに,前をダーといったらいいんじゃないかと,お神輿で,お神輿は仏壇組合で作るんだそうですよ。1機高いからなと言ったら,1,000万円を500万円にまけると,あれ1,000万円くらいかかるのです。そうすると,また景気良くなるからなという話もありました。ともあれ,何かやらないと大変なことになるということを,私も認識しておりますので,今の質問でございますけれども,早速,勉強させたいと思います,他のところですよ。ということは,前は,ダムに沈むというと,仏壇屋さんがずっときておりますけれども,特に,仏壇の仏具に関しては,山形が本当に鋳物と同じくらいの歴史と伝統のある工芸でございますから,大事なものだと思います。したがって,今すぐ何が間に合うかということ,このことにつきましては,検討させたいとこう思いますので,よろしくお願いいたしたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  ぜひ,本当に踏み込んだ対応をしないとね,良くないと,やりたい,検討させてほしい,勉強させてほしいだけでは,解決しないと思うわけだね,本当に職員も配置して,その産業その業種をどのように販路を伸ばすかというような,いろいろ踏み込んだ取り組みをしないと,もう解決しないんじゃないかと思うんだよね。議会で適当に執行部頭がいいもんだからね,適当に答弁して過ごすということでは済まないと,私たちはそうか,そうかと,議員の立場ではいられない。おまえたち議員のとき何をしていたとなるわけだね,この産業を潰したんじゃないかと,振興策があるにもかかわらず,潰したんじゃないかと,こんなことを言われたんでは,たまったもんじゃないわけだね,だから,私問題にするんであって,だから,やっぱり住宅造成なんかどんどん広げたって,産業がだんだん衰退しているんではね,住宅なんてうまくいかないわけですよ,だから,ぜひ,これはのっぴきならない仕事だ。そこだけは市長に申し上げてね,口先みたいなことで,過ごすなんていうのは,そんなことではすまない。そこだけは申し上げておきます。 ○渡辺弥寿雄委員長  ちょっとお諮りします。時間もだいぶ経過しましたんで,今まで一般会計予算について,質疑を行ってきたんでありますけれども,まだ,企業会計と特別会計があります。そっちの方に移行してはと思うんですが,もう1点ありますか。はい,どうぞ。 ○金峰聡和委員  どうも貴重な時間ありがとうございました。  今ね,高橋議員がおっしゃったことで,ちょっと私テレビ見てね,堺屋太一さんね,日本の役人は非常に優秀だと,何が優秀だかというと,与えられた仕事をこなすのは優秀だと,すごい能力を持っていると,仕事を与えれば,ものすごくうまくやると,ただし,ただし,自分で考えて,発想して,何かをやろうということは,残念ながらそういうことを期待してはいけないと,まったく山形市の職員はそんなことはぜったいないと思うのですが,そういうことをおっしゃられておったということで,だから,市長に言うんですが,市長さんは大統領だからね,山形市の大統領ですから,市民から直接負託を受けて,堂々の当選をした吉村和夫先生ですから,4年間はね,だから,吉村市長が,思い切って自分の施策を市の職員に執行部の方々にぶつけて,俺はこう思うからこれをやれと,そして,思い切ってやっぱりやらなければ,何で市長になったか,これわからないのではないかということで,私は吉村市長にみんな期待していると思うだから,ね,4回も挑戦してやっとなった吉村市長ですから,だから,やっぱりね,執行部がああだこうだと突つかれても,これはやれないんですよ。高橋嘉一郎議員は7回も当選しているけれども,そういうふうな,やっぱり,質問でなくてそういうことを市長さんにお願いしてね,残されて貴重な4年間ですから,お願いすると,予算化してください。そういうことをお願いします。 ○渡辺弥寿雄委員長  それでは,議第7号の一般会計予算についは,ご質疑なしと認めて差し支えございませんか。枝松委員。 ○枝松昭雄委員  さっきから上げてるんですけれども,なんでも質疑なしとみたということで,ちょっと付け加えさせていただきます。  ちょっと私も産業文教委員のことですから,具体的には申し上げませんが,市長さんに一つだけお伺いしておきます。といいますのは,昨年の12月の一般質問ときも私申し上げたんですが,いわゆる,その競技場ですね,競技場ということで,予算とのにらみの中で検討したいと,こういうふうなご答弁がございました。  しかし,今回の予算を見ますとですね,予算ないのはないんですけれども,さらに,また,3カ年計画の中にも,入っておらないとこういうふうなことです。日本で県都でただ一つ公認トラックのない市,山形市,こういうふうな実態の中ではね,こんな恥を日本にさらしてるみたいなもんだと,しかも,また,今年もモンテディオ山形が,あそこの薬師公園の方で2試合やるそうですけれども,若干のこと手入れをしたようには感じますけど,そんなことでは困るんで,ぜひ,この競技場のことについてですね,前向きに取り組んでいただきたいと,3カ年計画にもないのだというようなことではね,なんですかというふうに,私は言いたいわけです。その辺で一つ市長の今後の考え方についてだけ,1点お伺いしておきます。  それから,総務部長に2点お伺いします。  一つはですね,市長の提案理由の説明の中に,地域主権を確立するという姿勢でもって施策を進めるとこういうふうなことで,行政自らが変革を実施するんだと,こういうふうなことを,市長の提案理由の説明の中で述べております。こういった点について,今回の予算の中で,どのような処置を考えているのか,その内容について,総務部長,一つお願いします。  それと,もう一つは,その次は行財政改革大綱の見直し,行財政改革に全力を上げて取り組むんだと,こういうふうなことが同じく,市長の提案理由の中にございます。  さらにまた,ここにですね,去年の11月の2日,第2次行財政改革委員会から意見書ということで,懇話会の方からね,市長の方にですね,意見書が提出されております。  これとの絡みで,具体的にどのような形でね,行財政改革大綱を見直しをして実施していく計画になっているのか,その辺との,これは,総務部長ではなくて,こっち企画の方ですか。じゃあ今の2点について,これは総務部長,先の方は市長1点だけ一つお願いします。
    渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  今の枝松委員のお話のとおりであります。私も頭の痛いところなんです。ということは,競技場をですね,どういうふうに利用するかというの,これ,はっきり申し上げますと,足かせ手かせなっているということです。山形市が,モンテディオのためにですね,ためにじゃないけどね,モンテディオを勝たせるために,皆が応援しているんで,たった2回の試合で押さかれていると,それに対して陸上競技の方々がやってみたり,こういろいろもう一つのこう姿勢がありません。  そこで,なぜ3カ年計画に入らないかと,入れられないんです。3カ年計画に,はい,これが,白紙であれば,もうすぐにでも入れられますけども,足かせ手かせかかっているから入れない,の割合に金をかけていると,それで,使い方が非常に少ないと,そこで,つい最近だけれども,市会議員の中で,あれをむしろ,トラックだってあれは公認のトラックですから,あそこ400mだから,だから,あれをね,ちびっ子だけのね,ガキ大将広場したらいいんじゃないかと,そして,もう専門に小学校,ちびっ子の人をね,あそこでさせると,70mあると野球はね,とれるんですよ,野球場も,そういうことで今度トラックも使えるフィールドも使えると,こうなれば,本当にあそこは,子どもの殿堂になるんじゃないかというふうなことを提言してくれた市会議員の方もおります。  だから,思い切ってやろうかなと思ってるんだけれども,何しろモンテディオと話をしないといけないものだから,というふうなことであったんです。今,はっぱかけられたものですから,いよいよ13年度になってどうするかということを,お蔭様でね,野球場の方も,まず,お認めいただければ,10年間野球で使うわけですから,あとは,やっぱり,整備していくのが心身ともに,丈夫な子どもさんを成長できるというような場を作っていかなければならないと考えておりますので,これは,思い切って13年度,さっきの仏壇屋と一緒にがんばっていきたいと思いますので。 ○渡辺弥寿雄委員長  佐藤総務部長。 ○佐藤総務部長  3点だったと思いますが,一つは地域主権の高まりの中で,来年度施策にどういう形で反映するのかと,こういうような1点でございますが,先程,設定いたしました重点プロジェクトにもうたっておりますが,まず,共創環境プロジェクトという,大きな七つのうちの一つ取り上げております。そこで,まさにその分権に相応しいですね,市民主権にたった市と行政の中で,より良い街づくりをするための話合いをどんどん進めていくと,そして,そこから出てきたものを施策に結び付けていくと,こういうような大きなテーマで,まず,一つは取り組んでおります。  さらには,広報課の方では,広報委員と町内会等の見直しも,今現在始まっております。そして,まさにその地域主権というのは,どういったものなのか,市民はどうあるべきか,行政はどうあるべきかということを,含めましてですね,これを議論していって見直しをかけるということを,今進めております。  それから,もう1点は,街づくり市民運動推進事業に対する支援もやっております。これも,まさに,それぞれの自治会単位ですね,自主的に物事を考えて,いい街をつくろうと,こういった努力に対して,市が応援をするという形でですね,まさに,その主権を確立させようという形でですね,取り組んでおりますので,そういったところを金額的には,随所に盛り込ませていただいております。また,継続している事業もございます。それが,1点でございます。  それから,行革でございますが,先般,行革推進懇話会の方から,答申をいただきまして,今,検討しておりましてですね,ようやくその大綱がまとまります。それで,今後,全員協議会の中でですね,ご報告をさせていただきたいと思いますが,そういった大綱に基づきまして,今,実施計画の策定準備に入っております。これを,13年度の早い時期にまとめ上げまして,その具体的な実施計画に基づきましてですね,行政改革を進めていくと,こういうふうな,今段取りになっておりますので,その全体はもう少し実施計画で待っていただきたいと,このように思っております。以上でございます。 ○渡辺弥寿雄委員長  枝松委員。 ○枝松昭雄委員  今,総務部長の二つの答弁については分りました。最初の,市長のお話も大変市長も心配しているんだなという,市長の心配のほどは十分受け止めました。でも,ただですね,何回もいいますように,トラックについては,あかねヶ丘陸上競技場にしても,こっちの陸上競技場についても,トラックの企画そのものが公認トラックですよと間違いなく,だけど,その他付則の関係の施設も含めて総合的にとなると,公認にはならないと,こういうことになるわけですね,ですから,この辺については,県との協議関係もあるんですけれども,あかねヶ丘陸上競技場,これは県ですけど,こっちの方とのね,一緒に,同じような形なっているという現実から,これ県との協議ということも踏まえてですね,もしあったらあかねヶ丘陸上競技場は,山形市に当分貸してくれと,そのかわり,薬師公園の方は,県の方に無条件でかすから,あっちの競技場に割りきっていきますよと,競技ですね,陸上競技じゃなくて,ないほうの関係で割りきっていく。こんなことでよりやり方というのはいろいろあるんじゃないかと思うんですよ。ですから,その辺を踏まえて,今後,3カ年計画もないんですから,これは,産業文教委員会で教育部長にとか,教育長だけにお聞きしても,市長と相談してとこうなるんでしょうから,あそこで申し上げませんけれども,そういったことを含めて総合的に一つご検討いただきたいということ,特に市長にお願いをしておきます。 ○渡辺弥寿雄委員長  他にございませんか。加藤孝委員。 ○加藤孝委員  1点だけおたずねをします。  第10款7項保健体育費,それから,13款県支出金に絡む,いわゆる蔵王ジャンプ台整備事業の関連でございますが,県支出金としては8,000万円計上されているのですが,産業文教委員会等の議論の経過もあり,その8,000万円という部分が確実に見込めるのかどうか。これが,第1点,教育部長おたずねをしたい。  第2点目は,市長におたずねをいたします。  いわゆる国体のあり方についてはですね,いろいろ一巡二巡ということで,そして箱物を造るということにおける多額の借金を,他の県,市町村かかえているんですね,そういうこともありまして,あり方論として,市長として,今後,国体はどういう形であるべきなのかという考え方があればね,ぜひおたずねをしたいなというのは,今回,1億6,000万円かける搬送施設についても,なかなかそんなしょっちゅう使われるものではないんですね,それと同時に,前に開催されたオリンピックでは,長野の状況は今どうなっているのかというと,なかなか白馬村のジャンプ台なんかは使われないですね,なかなか使われない。だから,せっかく金かけて箱物を造っても使われないという状況が一方であり,そして一方では,多額の負担金を各市町村が負担をしなければならない,この国体のあり方という部分についてはね,やはり,検討すべきではないのかという議論がありますので,私は,そういう点でおたずねをしたいな,特に,蔵王ジャンプ台整備事業の促進については,市の方で要望しておりますように,県が主体となって,他の国体施設整備については,県が主体となって行ってる状況があり,特殊性を十分に賢察いただいて,補助金をお願いしたいというのが,13年度における山形市の重要要望事項になっていますのでね,そういう点を含めて,それぞれおたずねをいたしたいというふうに思います。以上でございます。 ○渡辺弥寿雄委員長  斎藤教育部長。 ○斎藤教育部長  蔵王ジャンプ台の選手搬送設備につきましては,私どもとしては,何とか1億6,000万円の費用の半分くらいもっていただきたいと,こう要望しながら見積もりも上げてもらいながら,県に進めてもらってまいりました。  2月の半ば頃に,県の予算内示を見ましたところ,今度の国体の地域支援ということでは,山形にだけですね,3分の1ということで,5,400万円の県の補助金の計上があったということを聞き,私ども8,000万円と計上していたギャップについてですね,大変力不足だったなと,こういうふうに思っております。  今後に向けてはですね,その積み上げをさらにお願いするとともに,これからジャンプ台そのものは審判棟の整備だとか,もう少し長いスパンでいけば,サマーヒル化なんていう問題もありますから,長い目で県の支援を引き出していきたいと,こう思っているところでございます。  国体に関連した最上町でありますとか,あるいは真室川の方の支援については,県は当面計上せずに向こうを整備させようとしているようですが,山形市の専門競技施設には,そういう意味では理解があったけれども,十分ではなかったと,こう思っているところでございます。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  ジャンプ台の予算のことにつきましては,県と私どもの方の中では,2分の1,2分の1というような話であったんですけれども,今のような教育部長からの報告のような数字になったということで,今,改めて私の方で執行部に対して,どうしたんですかということ聞いております。そしたら,向こうでは,補正もあるからと,こう言ってましたので,しかし,出てみなければ,金はにぎってみなければわからないということですから,あくまでも最後まで押し強く約束じゃないかということは,県も国体しなければならないと,責任があるのですよ。我々はジャンプ,蔵王ジャンプですね。両方同じなんですこれ,だから,国体は県の責任ですから,ジャンプのあれが入っているわけですから,だから,どっちが責任だと言わないで,立派なものを造ろうじゃないかと,知事も大賛成していただいたものですし,副知事も大賛成してもらったものですから,我々はそのつもりでいたのですが,事務方でちょっと手違いがあったということでありますので,あと,残りの6分の1ですね,それを補正頼むということで,今お願いをしております。そういう状況でございます。  それから,国体のために,箱物なんか作って無駄ではないかと,極論すればですね,もっと別な方法で,金を使えばいいんじゃないかというふうなお考えですけれども,それも,一理がありと思います。ただ,蔵王の場合はこれは今どんどんどんどんお客さんの入りが下がっておりますし,やっぱり何かこうやりたいと,こういうふうなこともありますが,あのリフトでは,もう恥ずかしいリフトですから,国際ナンバーワンだといわれた蔵王地区としてはですね,ああいうリフトそのものを残しておくということは,我々の良識が疑われるんじゃないか,というふうなことも考えまして,やっぱり,この際,新しい物を作ったらいいんじゃないかというふうなことで考えた次第でございました。  上がっていくやつですから,階段を,だから,一番いいんだそうですがね,実際は,運動になって,抱えていくんですから,だけど,ああいうのはないという話ですから,ならばきちんとしたものを造っておこうではないかと,あそこに蔵王体育館があります。これは,インタースキーのときに造ったものであります。もう少し,きちんと残しておけば,4カ国会話できるイヤホンが入っていたんですから,もったいないなと,今はもう全然なくなりましたけれども,11回のインタースキーで作った山形市で作ったものでありますが,あれは,東北で一つだけだったんです。4カ国通訳が入るというやつは,だからあれをきちんと残しておけば,もっともっと今活用ができたなと残念だなと思っております。そのように,やっぱり造るものは,いいものは造って,悪いものは造らないと,いうふうな選択をしていかなければならないと,そういうふうに私は考えております。  したがって,今度のリフトはこれは必要だとこのように考えております。 ○渡辺弥寿雄委員長  加藤孝委員。 ○加藤孝委員  大変厳しい状況だなというふうにまず分ったのですが,これは,これまで,産業文教委員会の中で,いわゆるジャンプ,コンバインド競技についての,この市としての考え方について議論なってるんですね,県が主催であるという,そして,市がそれに対して,お金を全然出さないというんではなくて,負担をするのはやむを得ないけれども,あくまでも県が主体であるということで,そして,今回,1億6,000万円計上なっている,そして,県の支出金については,13款で8,000万円だから,これ全額きて当り前,むしろ,それ以上にね,私らはあてにする立場にあってもいいのではないのかというふうに思うんですね,しかし,今の説明によりますと,2,600万円減額されて,5,400万円だというふうになれば,これまでの産業文教委員会,さらには市の方でも議決をしてくれということだから,議決をしたと,国体開かれないということなりますので,ということからすればね,極めて不満として残るのではないのかというふうに思うんですね,それと同時に,どちらかといえば,アルペンなんていうのであれば,結構お客さんも来るということなんですが,ジャンプとコンバインドというふうになれば,それだけのお金をかけて,本来であれば市の,県の方でというふうになってまいりますので,私は16年の開催に向けては,やっぱり市長先頭にしてせめて2分の1の8,000万円は出してくれと,それでなければ,協力できないというくらいのね,先程の市長会の話ではないんだけど,それくらいの決意でぜひ,私は望んでいただきたいなというふうに思いますので,ぜひそのことについては,市長,最後に決意お聞きしたい。 ○渡辺弥寿雄委員長  吉村市長。 ○吉村市長  まったく私も同感でございますので,全力上げてがんばっていきたいとこのように思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  ほかに,質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡辺弥寿雄委員長  それでは,議第7号の一般会計予算については,ご質疑なしと認めます。  次に,議第8号から議第19号までの企業会計及び特別会計予算12件について,総括的な質疑がありましたら,お願いをいたします。武田委員。 ○武田一夫委員  先程は,議事進行に協力できなくて,大変失礼しました。  改めて,済生館事業会計について,3点ほどお伺いします。  一つは,この診療収入の今後の推移をどう見られているか。これは,先程,冒頭この提案説明の中で,局長からありましたけれども,改めておたずねします。  なぜかというと,今,日本に大きく分けると健保組合というのは九つありますね,大きく分けて,そのいずれの国保団体も,健康保険団体も,皆赤字で苦しんで厳しい状況におかれていると,これは,マスコミ報道でも皆承知されていると思うんです。  したがって,その健保組合の方ではね,受診を抑制するような,患者に対して受診を抑制するような,一方では,指導を強めているのですね,そういう背景が一つあるということ,つまり,健保組合の財政の問題から発端になった受診抑制策を強めてきていると,だから,国の方も,この健保組合が国に対してできるだけ,この医療給付金を少なく抑えるようにと,あるいは,診療費を高くぜったいおさえるなと,安くしろと,こういうふうな指導をどんどん強めてきているものだから,一般市民,一般国民もね,どうしても,病院にかかりにくくなってきているような状況になってきていると,そうした中で,この診療収入の推移,済生館ではどのようにね,見られているのか,第1点。  それから,二つ目,先程,申し上げましたけれども,同じことを言いません。やっぱり,この済生館のこの診療体制の中でね,評価する患者さんと,ちょっと問題あるなという患者さんがおります。これは,人間だからね十人十色といいますから,皆同じでないかと思います。しかし,市立病院という大きな使命があるわけですから,その使命を全うしてもらわなければ,市立病院の役割を果たしたということはならないわけであってね,そういう意味からすれば,この患者に対する,この接するとき対応の仕方,これは,やっぱりしっかりやってもらわなければならないというふうに,私は思うので,そこら辺の対応はどのようになっておられるのか。  それから,三つ目,今,新聞紙上,マスコミなどを見ますと,医療事故が連日のように報道されておりますね,幸いにして,済生館ではそういう報道がないと,そういう事件がない,事故がないということだから,大変ありがたいことなんですけれども,今後,必ずしも起きないとは,限らないというようなことを前提におかなければならない思う。そういう意味では危機管理体制というのは,しっかりしなければならないしね,そういう意味ではね,したがって,今職員の状況なんかも見ますと,忙しく働いているような部分もあるようでございますから,職員の健康管理体制,それから,安全管理対策,こういったことについてね,どのような手配をなされているのか,その3点について,簡潔に一つお答えを願いたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  横倉済生館事務局長。 ○横倉済生館事務局長  最初の診療収入の見通しですが,医療保険制度の抜本改正が謳われて,今,平成14年度を目途に,高齢者の医療制度の見直しということも検討されているようでございます。  今回,済生館の3カ年計画の中では,大きい三つの方向を,一つは診療機能の充実,それから,二つ目が診療収益の改善ということを上げてやっております。  診療機能の高度化,医師を増強しながら,入院収益の増収を見込んでいきたいというふうに思っているところでございます。  なお,外来収益については,非常に厳しい状況にあるというふうに認識をしております。  それから,患者さんに対する対応でございますが,平成12年度に患者サービス向上委員会を立ち上げて,患者さんのサービスを向上しようということで,いろんな検討させていただいております。その中で十分充実をしながらやってまいりたいというふうに思っております。  それから,医療事故対応につきましては,平成10年度に医療事故の予防対策委員会を設立をして,院内事故防止体制の充実に努めているわけでございます。なお,3カ年計画の中でも,事故防止については,充実をしていきたいということで進んでおります。なお,職員の先程ありました健康管理・安全管理にも十分注意をしながら,職員の気の緩みあるいは慣れといったことがないような形で,病院として職員に対する啓発もしながら,やってまいりたいというふうに思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  石澤委員。 ○石沢秀夫委員  区画整理事業会計について,岡崎部長にお聞きしたいんですが,北部地区区画整理事業についての,概要をお聞きしたいと思うんです。何haなのかとか,あるいは,そこを造成する目的ですね,例えば,住宅なんだとこういうふうなこととか,もし,住宅だとすれば,私,この前一般質問でもいろいろ申し上げましたが,ただ心配される部分もあるんで,その見通しについてお聞きしたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  岡崎都市開発部長。 ○岡崎都市開発部長  今のところですね,面積的には100ちょっとを超える面積であります。その中でですね,当然,住宅地を前提に造成するわけでありますけれども,そういうふうな中で,どういうふうな区画整理をするかということで,今回のお願いしている予算では,基本計画なり,基本構想なりを作るための予算であると,こういうふうなことでございます。  それから,住宅需要がどれくらいあるかというようなことは,非常に心配されるわけでありますけれども,一応,私ども都市計画上はですね,平成17年の人口を27万人というようなことで想定しますと,一応,都市計画法上では,平成7年の時点で,約490haほどまだまだ開発してもいい面積であると,こういうふうなことから,芸工大とか嶋とかニュータウンとかの区域を区画整理として決定してやってきたと,その中で,人口的には見ていきますと,だいたいまだ160haほどですね,拡大してもいいであろうというふうな面積がでてきました。ただ,それが,また,平成27年,ですね,20年後を想定しますと,さらにまた,人口が伸びるという見方をすれば,また,伸びるという現状にあります。ただ,そういうふうな中で,実際上,住宅需要がどれくらいあるであろうかというのは,また別問題でございまして,ただ,これもですね,ここ10年間の持ち家の住宅着工件数を見ますと,順調に宅地がなされていると,こういうふうな現状でございますので,私どもとしては,非常に今は厳しい経済状況でありますけども,また,ある程度の需要が見込まれると,こういうふうなことで考えているところであります。ただ,やっぱり,問題は値段だと思うんですね。値段が高いとなかなか売れないということで,ある程度供給が豊富になればですね,かなり,需要があるんではないかと,そういうふうな中で,今,嶋の方につきましては,県の住宅供給公社が,かなりの戸数の住宅地を,安い値段で供給するというふうな方針がありますから,この辺で,かなり貢献するのではないかと,さらには,ニュータウンは,今のところ平成15年の早い時期に第1回の分譲と考えておりますが,この辺もできればですね,できれば,市内の住宅地の値段を下げるものになれば,非常に貢献できればと,こういうふうに思っているところでございますので,見方はいろいろあるかもしれませんが,私どもといたしましては,まだ,可能性としてはあるんではないかと,そして,べにばなにつきましては,今後,調査をしながら,その中でもちろん環境アセスとかいろいろありますから,具体的な着工は,さらに3年,4年後というような見通しもあるかもしれませんが,そういうふうな中で,将来の土地需要を組合員の皆さんがですね,考えて事業化を決断するかしないかはこれからというふうなことで理解しているところであります。以上であります。 ○渡辺弥寿雄委員長  石澤委員。 ○石沢秀夫委員  今,部長が言いましたように,やっぱり,値段がね,宅地の値段が一番問題だと思うんです。  べにばな団地についても,その,私はサラリーマンが入手可能な手ごろな値段とこういうふうな表現をしたんですが,そういった形でやっていけるんだとすれば,それは,市民のニーズに応えると,こういうことになろうかと思います。  市長は,この前,自力でね中核市つくるんだと,こういうぐらいの気持ちでやるとこういうふうなことを言いましたので,今の少子化とか,あるいは企業もなかなかこないという中で,大変厳しい状況はありますけれども,そういう決意を持ちながらやっていくと,こういうことであればいいんですが,もう一つは,やっぱり村木沢でね今やっていただいておりまして,大変ありがたいんですけれども,ああいった田園定住区,あるいはこの前赤坂ガーデンの話もしましたし,それから,優良田園住宅供給の関係もありますので,そういったことも含めて安い宅地をきめ細かく提供していく,こういった事業も併せてぜひ取り組んでいただきたいなとこういうこと申し上げたいと思います。 ○渡辺弥寿雄委員長  ほかに,ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○渡辺弥寿雄委員長  それでは,議第8号から議第19号までの企業会計及び特別会計予算12件について,ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎分科会付託 ○渡辺弥寿雄委員長  本委員会に付託されました案件全部を付託案件表のとおり,各分科会に分割付託いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~      付託案件表 (総務分科会) 議第1号 平成12年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳入,歳出第2款,第3条 議第7号 平成13年度山形市一般会計予算のうち第1条第1表歳入,歳出第1款,第2款(第3項・第8項を除く),第3款第5項,第9款,第12款,第13款,第3条,第4条,第5条 議第14号 平成13年度山形市財産区会計予算 報第1号 専決処分の承認について(平成12年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳入,歳出第2款,第13款) 報第3号 専決処分の承認について(平成12年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳入) (厚生分科会) 議第1号 平成12年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第3款,第4款,第7款第2項,第2条第2表第3款 議第2号 平成12年度山形市老人保健医療事業会計補正予算 議第3号 平成12年度山形市介護保険事業会計補正予算 議第7号 平成13年度山形市一般会計予算のうち第1条第1表歳出第2款第3項・第8項,第3款(第5項を除く),第4款,第5款,第7款第2項,第2条第2表(仮称馬見ヶ崎デイサービスセンター施設整備事業,黒沢いこいの家建設用地取得事業) 議第9号 平成13年度山形市立病院済生館事業会計予算 議第10号 平成13年度山形市国民健康保険事業会計予算 議第11号 平成13年度山形市老人保健医療事業会計予算 議第12号 平成13年度山形市介護保険事業会計予算 議第16号 平成13年度山形市交通災害共済事業会計予算 (産業文教分科会) 議第1号 平成12年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第6款,第7款第1項,第10款,第2条第2表第10款 議第6号 平成12年度山形市農業集落排水事業会計補正予算 議第7号 平成13年度山形市一般会計予算のうち第1条第1表歳出第6款,第7款第1項,第10款,第11款第1項,第2条第2表(農業総合振興資金の利子補給,園芸銘柄産地育成推進資金の利子補給,農業後継者及び認定農業者育成支援事業貸付金の利子補給,農業災害復旧資金の利子補給) 議第18号 平成13年度山形市中央卸売市場事業会計予算 議第19号 平成13年度山形市農業集落排水事業会計予算 報第1号 専決処分の承認について(平成12年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第6款) 報第2号 専決処分の承認について(平成12年度山形市中央卸売市場事業会計補正予算) 報第3号 専決処分の承認について(平成12年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第6款) 報第4号 専決処分の承認について(平成12年度山形市中央卸売市場事業会計補正予算) (建設分科会) 議第1号 平成12年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第8款,第2条第2表第8款
    議第4号 平成12年度山形市区画整理事業会計補正予算 議第5号 平成12年度山形市公共下水道事業会計補正予算 議第7号 平成13年度山形市一般会計予算のうち第1条第1表歳出第8款,第11款第2項,第2条第2表(道路維持補修用資材置場整備事業,公営住宅建設事業,田園定住区(村木沢地区)開発整備事業,都市計画街路事業(十日町双葉町線),都市計画街路事業(薬師堂上桜田線)) 議第8号 平成13年度山形市水道事業会計予算 議第13号 平成13年度山形市区画整理事業会計予算 議第15号 平成13年度山形市公共下水道事業会計予算 議第17号 平成13年度山形市駐車場事業会計予算 報第1号 専決処分の承認について(平成12年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第8款) 報第3号 専決処分の承認について(平成12年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第8款)   ~~~~~~~~~~~~~~ ○渡辺弥寿雄委員長  委員会は,3月8日午後2時に再開し,補正予算6件,及び,報告4件について各分科会委員長の報告を求めることにいたします。  なお,新年度予算13件については,3月15日の委員会において,各分科会委員長の報告を求めることにいたします。  各分科会のご協力をお願いいたします。  ―――――――――――――――――――― ◎散会 ○渡辺弥寿雄委員長  本日は,これをもって散会いたします。     午後4時44分 散 会...