山形市議会 > 1999-03-24 >
平成11年 3月定例会(第5号 3月24日)

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  1. 山形市議会 1999-03-24
    平成11年 3月定例会(第5号 3月24日)


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    最終取得日: 2021-06-17
    平成11年 3月定例会(第5号 3月24日)   平成11年3月24日(水曜日) 〇出席議員(39名)     1 番   石 澤 秀 夫 君      2 番   高 橋 啓 介 君     3 番   豊 川 和 弘 君      4 番   渡 辺 弥寿雄 君     5 番   高 橋   博 君      7 番   金 峰 聡 和 君     8 番   澤 渡 和 郎 君      9 番   斎 藤 淳 一 君    10 番   加 藤 賢 一 君     11 番   渡 辺 ゆり子 君    12 番   加 藤   孝 君     13 番   石 沢 忠 八 君    14 番   竹 田 和 義 君     15 番   高 橋 民 夫 君    16 番   鈴 木 善太郎 君     17 番   長 瀬 洋 男 君    18 番   高 橋 伸 行 君     19 番   佐 竹 盛 夫 君    20 番   峯 田 豊太郎 君     21 番   高 橋 嘉一郎 君    22 番   佐 藤 義 久 君     23 番   酒 井 靖 悦 君    24 番   荒 井   啓 君     25 番   佐 貫 宏 一 君    26 番   小野寺   建 君     27 番   尾 形 源 二 君    28 番   阿 部 喜之助 君     29 番   会 田 邦 夫 君    30 番   渡 辺 秀 夫 君     31 番   枝 松 昭 雄 君    32 番   武 田 一 夫 君     33 番   大 沢   久 君    34 番   浅 野 泰 孳 君     35 番   深 瀬 悦 男 君
       36 番   渡 辺 卓 弥 君     37 番   加 藤   正 君    38 番   中 村 幸 雄 君     39 番   宝 沢 啓 輝 君    40 番   佐 藤   稔 君  ―――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者   市長      佐 藤 幸次郎 君  助役        山 口 寿 男 君   収入役     今 野 和 子 君   総合政策室長  斎 藤 健 司 君  総務部長       川 昭 男 君   財務部長    鈴 木   啓 君  市民生活部長    會 田 善 夫 君   環境部長    向     裕 君  健康福祉部長    横 倉 明 雄 君   産業部長    新 海 武 久 君  建設部長      伊 藤 光一郎 君   都市開発部長  岡 崎 教 雄 君  下水道部長     丹 野 長四郎 君   消防長     小野寺 重 志 君  済生館長      櫻 田 俊 郎 君   済生館事務局長 武 田 忠 男 君  水道事業管理者   梅 津 久 勇 君   水道部長    佐 藤 忠 明 君  教育委員長     音 山 幸 子 君   教育長     後 藤 和 弘 君  教育部長      加 藤 順 功 君   選挙管理委員長 柿 崎 喜世樹 君  選管委事務局長   岩 田 充 巨 君   代表監査委員  奥 山   漸 君  監査委事務局長   木 幡 五 郎 君   農業委員会長  日 野 晃 昌 君  農業委事務局長   今 川 政 弘 君  ――――――――――――――――――――事務局職員出席者   局長      垂 石 定 敏   総務課長    田 中 愿 弘    議事課長      堀   勝 弘   議事係長    金 澤 孝 弘    調査係長      菅   澄 子   主任      鈴 木 直 之  ―――――――――――――――――――― 〇議事日程第5号   平成11年3月24日(水)午後2時開議  第 1 最上川中部水道企業団議会議員選挙  第 2 議第46号 山形教育委員会委員の任命について  第 3 議第47号 山形固定資産評価審査委員会委員の選任について  第 4 議会案第1号 山形市議会委員会条例の一部改正について  第 5 議会案第2号 情報公開法早期制定を求める決議について  第 6 議会案第3号 地方事務官地方公務員への身分移管を求める意見書の提出に             ついて  第 7 議会案第4号 聴覚障害者社会参加を制限する法律の早期改正を求める意見             書の提出について  第 8 議会案第5号 山形の病院の適正配置を求める意見書の提出について  第 9 議会案第6号 30人以下学級の早期実現を求める意見書の提出について  第10 議第5号 平成11年度山形一般会計予算  第11 議第6号 平成11年度山形水道事業会計予算  第12 議第7号 平成11年度山形市立病院済生館事業会計予算  第13 議第22号 土地の取得について(山形勤労者総合福祉センター(B型)建設            用地)  第14 議第8号 平成11年度山形国民健康保険事業会計予算  第15 議第9号 平成11年度山形老人保健医療事業会計予算  第16 議第10号 平成11年度山形区画整理事業会計予算  第17 議第11号 平成11年度山形財産区会計予算  第18 議第12号 平成11年度山形公共下水道事業会計予算  第19 議第13号 平成11年度山形交通災害共済事業会計予算  第20 議第14号 平成11年度山形駐車場事業会計予算  第21 議第15号 平成11年度山形市民保養所事業会計予算  第22 議第16号 平成11年度山形中央卸売市場事業会計予算  第23 議第17号 平成11年度山形農業集落排水事業会計予算  第24 議第18号 町及び字の区域並びに名称の変更について(住民表示実施区域内            (白山土地区画整理事業区域及び 周辺地区))  第25 議第19号 市道路線の認定について  第26 議第20号 市道路線の廃止について  第27 議第21号 市道路線の変更について  第28 議第23号 工事請負契約の締結について(特環公共下水道緊特第10工区            (汚水・流関)工事)  第29 議第24号 「工事請負契約の締結について」の一部変更について(都市基盤            河川野呂千刈橋橋梁工事(上部 工))  第30 議第25号 山形と上山,東村山郡山辺町及び同郡中山町との伝染病患者            の診療に関する事務の委託の廃止 について  第31 議第26号 山形下水道使用料審議会条例の設定について  第32 議第27号 山形伝染病棟の設置等に関する条例の廃止について  第33 議第28号 山形職員定数条例の一部改正について  第34 議第29号 山形職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部改正について  第35 議第30号 山形特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について  第36 議第31号 山形一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について  第37 議第32号 山形職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について  第38 議第33号 山形一般職の職員に対する退職手当支給条例の一部改正について  第39 議第34号 山形特別会計条例の一部改正について  第40 議第35号 山形福祉事務所設置条例及び山形精神薄弱児者総合施設設            置及び管理に関する条例の一部改 正について  第41 議第36号 山形児童館設置及び管理等に関する条例及び山形保育所設置            条例の一部改正について  第42 議第37号 山形児童遊園条例の一部改正について  第43 議第38号 機械類の貸付及び譲渡に関する条例の一部改正について  第44 議第39号 山形農政審議会条例の一部改正について  第45 議第40号 山形市営住宅条例の一部改正について  第46 議第41号 山形火災予防条例の一部改正について  第47 議第42号 工事請負契約の締結について(山形勤労者総合福祉センター(B            型)建設工事)  第48 議第43号 工事請負契約の締結について(山形勤労者総合福祉センター(B            型)電気設備工事)  第49 議第44号 工事請負契約の締結について(山形勤労者総合福祉センター(B            型)機械設備工事)  第50 議第45号 「業務委託契約の締結について」の一部変更について(山形新幹            線関連道路事業業務)  第51 請願11件  第52 特別委員会中間報告  第53 閉会中の委員会活動について  ―――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件  日程第 1 最上川中部水道企業団議会議員選挙  日程第 2 議第46号 山形教育委員会委員の任命について  日程第 3 議第47号 山形固定資産評価審査委員会委員の選任について  日程第 4 議会案第1号 山形市議会委員会条例の一部改正について
     日程第 5 議会案第2号 情報公開法早期制定を求める決議について  日程第 6 議会案第3号 地方事務官地方公務員への身分移管を求める意見書の提               出について  日程第 7 議会案第4号 聴覚障害者社会参加を制限する法律の早期改正を求める               意見書の提出について  日程第 8 議会案第5号 山形の病院の適正配置を求める意見書の提出について  日程第 9 議会案第6号 30人以下学級の早期実現を求める意見書の提出について  日程第10 議第5号 平成11年度山形一般会計予算  日程第11 議第6号 平成11年度山形水道事業会計予算  日程第12 議第7号 平成11年度山形市立病院済生館事業会計予算  日程第13 議第22号 土地の取得について(山形勤労者総合福祉センター(B型)              建設用地)  日程第14 議第8号 平成11年度山形国民健康保険事業会計予算  日程第15 議第9号 平成11年度山形老人保健医療事業会計予算  日程第16 議第10号 平成11年度山形区画整理事業会計予算  日程第17 議第11号 平成11年度山形財産区会計予算  日程第18 議第12号 平成11年度山形公共下水道事業会計予算  日程第19 議第13号 平成11年度山形交通災害共済事業会計予算  日程第20 議第14号 平成11年度山形駐車場事業会計予算  日程第21 議第15号 平成11年度山形市民保養所事業会計予算  日程第22 議第16号 平成11年度山形中央卸売市場事業会計予算  日程第23 議第17号 平成11年度山形農業集落排水事業会計予算  日程第24 議第18号 町及び字の区域並びに名称の変更について(住民表示実施区              域内(白山土地区画整理事業区域 及び周辺地区))  日程第25 議第19号 市道路線の認定について  日程第26 議第20号 市道路線の廃止について  日程第27 議第21号 市道路線の変更について  日程第28 議第23号 工事請負契約の締結について(特環公共下水道緊特第10工              区(汚水・流関)工事)  日程第29 議第24号 「工事請負契約の締結について」の一部変更について(都市              基盤河川野呂千刈橋橋梁工事( 上部工))  日程第30 議第25号 山形と上山,東村山郡山辺町及び同郡中山町との伝染病              患者の診療に関する事務の委託の 廃止について  日程第31 議第26号 山形下水道使用料審議会条例の設定について  日程第32 議第27号 山形伝染病棟の設置等に関する条例の廃止について  日程第33 議第28号 山形職員定数条例の一部改正について  日程第34 議第29号 山形職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部改正につ              いて  日程第35 議第30号 山形特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について  日程第36 議第31号 山形一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について  日程第37 議第32号 山形職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について  日程第38 議第33号 山形一般職の職員に対する退職手当支給条例の一部改正に              ついて  日程第39 議第34号 山形特別会計条例の一部改正について  日程第40 議第35号 山形福祉事務所設置条例及び山形精神薄弱児者総合施              設設置及び管理に関する条例の一 部改正について  日程第41 議第36号 山形児童館設置及び管理等に関する条例及び山形保育所              設置条例の一部改正について  日程第42 議第37号 山形児童遊園条例の一部改正について  日程第43 議第38号 機械類の貸付及び譲渡に関する条例の一部改正について  日程第44 議第39号 山形農政審議会条例の一部改正について  日程第45 議第40号 山形市営住宅条例の一部改正について  日程第46 議第41号 山形火災予防条例の一部改正について  日程第47 議第42号 工事請負契約の締結について(山形勤労者総合福祉センター              (B型)建設工事)  日程第48 議第43号 工事請負契約の締結について(山形勤労者総合福祉センター              (B型)電気設備工事)  日程第49 議第44号 工事請負契約の締結について(山形勤労者総合福祉センター              (B型)機械設備工事)  日程第50 議第45号 「業務委託契約の締結について」の一部変更について(山形              新幹線関連道路事業業務)  日程第51 請願11件  日程第52 特別委員会中間報告  日程第53 閉会中の委員会活動について  ―――――――――――――――――――― ◎午後2時 開 議 ○議長(佐藤稔君) これより本日の会議を開きます。  出席議員は,定数に達しております。  本日の議事は,日程第5号をもって進めます。  ――――――――――――――――――――最上川中部水道企業団議会議員の選挙 ○議長(佐藤稔君) 最上川中部水道企業団議会議員の任期が,来る3月31日をもって満了いたしますので,この際,選挙を行っておく必要がございます。  日程第1 最上川中部水道企業団議会議員の選挙を行います。  ―――――――――――――――――――― ◎動議(指名推選) ○議長(佐藤稔君) 29番 会田邦夫議員。 ○29番(会田邦夫君) この際,動議を提出いたします。  最上川中部水道企業団議会議員の選挙の方法につきましては,投票の煩を避け,地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によることとし,議長において指名されるよう,動議を提出いたします。 ○議長(佐藤稔君) ただいま会田邦夫議員から提出されました動議を議題とするに,ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,指名推選の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するに,ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,最上川中部水道企業団議会議員の選挙は指名推選によることとし,議長において指名いたします。  ただちに指名いたします。  最上川中部水道企業団議会議員に,高橋啓介議員金峰聡和議員宝沢啓輝議員を指名いたします。  お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました3名を最上川中部水道企業団議会議員の当選人とすることにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,最上川中部水道企業団議会議員に,高橋啓介議員金峰聡和議員宝沢啓輝議員が当選されました。  当選されました,高橋啓介議員金峰聡和議員宝沢啓輝議員が出席されておりますので,会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。  ――――――――――――――――――――
    ◎議第46号ほか1件 ○議長(佐藤稔君) 日程第2 議第46号及び日程第3 議第47号の議案2件を一括して上程いたします。  この場合,提案者の説明を求めます。佐藤市長。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎提案理由の説明 〔市長 佐藤幸次郎君 登壇〕 ○市長(佐藤幸次郎君) ただいま上程されました議案について,ご説明申し上げます。  議第46号山形教育委員会委員の任命については,本市教育委員のうち,古田久子委員の任期が,今月末日をもって満了となることに伴い,新たに武田節子氏を委員に任命することについて,ご同意をお願いしようとするものであります。  議第47号山形固定資産評価審査委員会委員の選任については,本市固定資産評価審査委員会委員のうち,高橋一夫委員の任期が,来る3月25日をもって満了いたしますので,引き続き同委員を選任いたしたく,ご同意をお願いしようとするものであります。  以上が提出議案の大要でありますが,よろしくご審議のうえご同意くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤稔君) 以上で提案者の説明は終わりました。  ―――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(佐藤稔君) これより質疑に入ります。  上程議案に対し,ご質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎動議(委員会付託省略) ○議長(佐藤稔君) 29番 会田邦夫議員。 ○29番(会田邦夫君) この際,動議を提出いたします。  ただいま上程されました議第46号及び議第47号の議案2件につきましては,会議規則第37条第2項の規定により,委員会の付託を省略して審議されるよう,動議を提出いたします。 ○議長(佐藤稔君) ただいま会田邦夫議員から提出されました動議を議題とするに,ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,委員会付託省略の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するに,ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,議第46号及び議第47号の議案2件については,委員会付託省略の動議が可決されました。  ―――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(佐藤稔君) これより討論に入ります。  討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(佐藤稔君) これより採決いたします。  議題に供しております日程第2 議第46号及び日程第3 議第47号の議案2件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。ただいまの議案2件を原案のとおり決するに,ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第2 議第46号及び日程第3議第47号の議案2件は,いずれも原案のとおり同意されました。  ―――――――――――――――――――― ◎議会案第1号ほか5件 ○議長(佐藤稔君) 日程第4 議会案第1号から日程第9 議会案第6号までの議会案6件を一括して上程いたします。  この場合,提案者の説明を求めます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第1号)      山形市議会委員会条例の一部改正について  山形市議会委員会条例の一部を改正する条例を次のように制定する。   平成11年3月24日提出                     提出議員 会 田 邦 夫 同 佐 藤 義 久                          高 橋 啓 介 同 渡 辺 弥寿雄                          高 橋 民 夫 同 鈴 木 善太郎                          高 橋 伸 行 同 小野寺   建                          阿 部 喜之助 同 加 藤   正      山形市議会議員条例の一部を改正する条例  山形市議会委員会条例(昭和41年条例第41号)の一部を次のように改正する。  第2条の表総務委員会の項中「,総合政策室」を削り,「財務部」を「政策財務部」に改める。    附 則  この条例は,平成11年4月1日から施行する。    理 由  行政組織機構の改革に伴い,規定の整備をしようとするものである。   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第2号)      情報公開法早期制定を求める決議について  山形市議会は,次のとおり,情報公開法早期制定を求めることを決議する。   平成11年3月24日提出                     提出議員 豊 川 和 弘 同 金 峰 聡 和                          石 澤 秀 夫 同 高 橋 伸 行                          竹 田 和 義 同 高 橋 嘉一郎                          大 沢   久 同 深 瀬 悦 男      情報公開法早期制定を求める決議  本は,平成9年12月,情報公開条例を制定した。これは,情報の公開を求める権利を明らかにし,広く情報を公開することにより,公正で民主的な開かれた市政を実現しようとするためである。  当然,国においても,行政機関の保有する情報を広く国民に公開することは,日本の民主主議を成熟させ,公正・透明な国政の実現のために欠かすことができない。情報公開法は,そのための国民の知る手段であり,民主主義を支える大きな柱の一つである。  よって本市議会は,早期に,国民が利用しやすい情報公開法を制定するよう国会に要求する。  以上,決議する。   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第3号)      地方事務官地方公務員への身分移管を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,地方事務官地方公務員への身分移管を求める意見を提出する。   平成11年3月24日提出
                        提出議員 豊 川 和 弘 同 金 峰 聡 和                          石 澤 秀 夫 同 高 橋 伸 行                          竹 田 和 義 同 高 橋 嘉一郎                          大 沢   久 同 深 瀬 悦 男  地方事務官制度については,主務大臣の任命権と知事の職務上の指揮監督権に分かれるなど,きわめて変則的な身分におかれ,地方自治法施行以来50年以上にわたり運営されてきている。これまでも,円滑な行政運営を図るために,身分の地方移管など地方事務官制度の改革が求められてきた。  しかしながら,昨年5月に閣議決定された地方分権推進計画では,地方事務官制度を廃止し,社会保険関係事務及び職業安定関係事務については国の直接執行事務とするとともに,その身分を厚生事務官及び労働事務官とするとの方向性が示されている。  このような地方事務官の事務及び身分の国への一元化は,国の行政機構の肥大化につながるばかりか,社会保険行政の実態を踏まえた年金サービスの提供や,地域に根ざしたきめ細かい職業安定行政の推進にとって大きな問題を生じることが懸念される。  よって政府は,地方分権関連法案の法制化にあたり,行政サービスの低下が危惧される「地方事務官の事務及び身分の国への一元化」を再検討され,当該事務については都道府県の法定受託事務とし,地方事務官についてはその身分を地方自治体に移管し,都道府県の職員とするよう要望する。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                               山 形  議 会  内閣総理大臣┐  厚生大臣  │  労働大臣  │あて  自治大臣  │  総務庁長官 ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第4号)      聴覚障害者社会参加を制限する法律の早期改正を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,聴覚障害者社会参加を制限する法律の早期改正を求める意見善を提出する。   平成11年3月24日提出                     提出議員 高 橋 啓 介 同 高 橋   博                          澤 渡 和 郎 同 石 澤 忠 八                          佐 藤 義 久 同 小野寺   建                          会 田 邦 夫 同 渡 辺 秀 夫                          武 田 一 夫 同 加 藤   正      聴覚障害者社会参加を制限する法律の早期改正を求める意見書  1981年の国際障害者年は,「完全参加と平等」をテーマに掲げ,国際的にも国内的にも,障害者に対する差別をなくし,社会的理解を広げるために大きな力になりました。また,その理念は一般社会にも着実に浸透しつつあり,物理的な障害も徐々に取り払われてきています。しかし,今なお,障害者を一方的に排除し,その社会参加を制限している法律が残されています。  道路交通法等のほか,医師法,薬剤師法等の医事・薬事関係法を中心に,「耳が聞こえない者,口がきけない者」を絶対的欠格事由に規定し,個々の能力も事情も一切関係なく,聴覚や言語に障害があるというだけで,一律に国家資格や免許等の取得が認められておりません。しかし,聴覚障害者社会参加を促進する観点からすれば,個々の障害の程度や業務遂行能力を検討し,手話通訳等必要な支援を行い,資格や免許の付与を講じるべきです。  また,欠格事由が記載されていないものの,結果として聴覚障害者社会参加を制限している法律もあります。著作権法では,視聴覚障害者のために本や雑誌の点訳の自由を認めていますが,映画やテレビ番組を録画したビデオテープに手話通訳や字幕をつけて聴覚障害者へ普及する自由を認めておりません。そのため,情報を獲得して生活向上に利用する活動が制限されています。また,公職選挙法では,侯補者のテレビ政見放送はそのまま放送することと規定しており,手話通訳や字幕を付けることは認めておりません。そのため,聴覚障害者が候補者の政見を知る機会が制限されており,参政権は保証されておりません。  よって,聴覚障害者に係わる欠格条項を規定している法律及び,間接的に聴覚障害者社会参加を制限する法律については早急に改正されるよう強く要望します。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。                               山 形  議 会  内閣総理大臣┐  法務大臣  │あて  厚生大臣  ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第5号)      山形の病院の適正配置を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,山形の病院の適正配置を求める意見書を提出する。   平成11年3月24日提出                     提出議員 高 橋 啓 介 同 高 橋   博                          澤 渡 和 郎 同 石 澤 忠 八                          佐 藤 義 久 同 小野寺   建                          会 田 邦 夫 同 渡 辺 秀 夫                          武 田 一 夫 同 加 藤   正      山形の病院の適正配置を求める意見書  本市では,行政と医療関係機関等で綿密な連携のもとに永年にわたって地域医療・保健・福祉体制の充実発展に努め,市民の健康保持増進の向上に大きな成果をあげてきました。  山形県の保健医療計画では,村山医療圏の既存の病床数は5,303床,必要病床数は6,006床と設定され,703床が不足するとされています。しかし,本市においては,山形市立病院済生館をはじめ山形大学医学部付属病院等の公立病院のほか,民問の総合病院や医院等の医療機関が充実しており,人口10万人に対する一般病床数は,1,525床で,全国平均の1,000床,県平均の886床を大きく上回っている状況にあります。  しかし,先日の新聞報道によると,全国規模の医療法人徳洲会が,山形に500床の総合病院を開設すべく,県に対し,許可申請に向けた事前協議の申し入れを行っております。このことは,これまで円滑に運営されてきた本市の地域医療・保健体制にも何らかの影響が出てくることが予想されます。  また,平成12年4月から介護保険制度が実施されることにより,それぞれの医療機関では,介護保険制度に向けた取り組みを積極的に行っておりますが,福祉だけでなく,医療機関を取り巻く環境も大きな転換期にさしかかっております。  よって,県におかれましては,山形の市民医療体制の現況に鑑み,市民の健康保持増進の向上,地域医療・保健体制の充実発展が図られるよう慎重に対応し,適正な病院配置をなされるよう強く要望します。  以上,地方白治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。                               山 形  議 会  山形県知事 あて   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第6号)      30人以下学級の早期実現を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,30人以下学級の早期実現を求める意見書を提出する。   平成11年3月24日提出                     提出議員 佐 竹 盛 夫 同 斎 藤 淳 一                          渡 辺 弥寿雄 同 渡 辺 ゆり子                          酒 井 靖 悦 同 佐 貫 宏 一                          尾 形 源 二 同 阿 部 喜之助                          浅 野 泰 孳 同 渡 辺 卓 弥      30人以下学級の早期実現を求める意見書  現在,全国の小・中学校における30日以上の不登校者は10万人を越え,さらに,「キレる」子どもの増加や学級崩壊,いじめ,青少年による事件も相次ぐなど,教育の間題は社会的危機とも言うべき事態となっております。  この深刻な状況に対し,行政,教育関係団体及び教職員は,間題の解決に向け,子ども一人ひとりの性格を把握し,きめ細やかで行き届いた教育を進めようと全力を傾け努力しております。  しかし,小・中学校の一学級当たりの児童生徒数が「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」で40名と定められている現状では,限界があると言わざるを得ない状況にあります。  よって,政府におかれましては,21世紀を担う子どもたちにゆとりと行き届いた教育を実現するため,早急に「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」の学級編制基準を30人以下に改正するよう強く要望いたします。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出いたします。                               山 形  議 会  内閣総理大臣┐  文部大臣  │あて  自治大臣  ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎提案理由の説明 ○議長(佐藤稔君) 最初に,議会案第1号について,22番 佐藤義久議員。 〔22番 佐藤義久君 登壇〕 ○22番(佐藤義久君) ただいま上程されました議会案第1号山形市議会委員会条例の一部改正について,提案者を代表して提案理由を申し上げます。  改正の内容につきましては,平成10年12月定例会において,山形市部等設置条例の一部を改正する条例が議決したことに伴い,平成11年4月から,総合政策室が廃止され,「財務部」が「政策財務部」に改められるため,委員会条例第2条に規定する常任委員会の所管事項について,改正しようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤稔君) 次に,議会案第2号及び議会案第3号の議会案2件について,7番 金峰聡和議員。 〔7番 金峰聡和君 登壇〕 ○7番(金峰聡和君) ただいま上程されました議会案第2号及び第3号の議会案2件について,提案者を代表して提案理由を申し上げます。  はじめに,議会案第2号「情報公開法早期制定を求める決議について」の提案理由を申し上げます。  本は,平成9年12月,情報公開条例を制定しました。このように地方自治の段階では,情報公開がかなり進んできています。しかし,国民が最も関心のある国政においては,情報公開法がないまま現在に至っています。  国会に提出されている情報公開法案は,他の案件の審議に時間を取られているためか,3度継続審議になり,やっと先月,衆議院を通過し,現在参議院で審議中でありますが,公正・透明な国政の確保のためには,情報公開法の制定は,一刻の猶予もありません。  よって,法の目的に「知る権利」が明記されていること,請求者の住所地で訴えを提起できること,及び,手数料は低廉であること等を考慮した,国民が利用しやすい情報公開法をできるだけ早く制定するよう,決議をしようとするものであります。  次に,議会案第3号「地方事務官地方公務員への身分移管を求める意見書」について提案理由を申し上げます。  政府は,地方分権推進委員会の勧告を踏まえ,昨年5月「地方分権推進計画」を閣議決定し,現在,関連法案の法制化に向けた作業に取り組んでいるところであります。  このなかで,社会保険及び職業安定に関する事務については国の直接執行事務とするとともに,地方事務官制度を廃止し,その身分を厚生事務官及び労働事務官とするとの方向性が示されております。  これらの事務は,地方自治法施行以来の歴史的な経過を踏まえつつ,地方自治体の行う福祉・衛生などの諸施策との連携を図りながら,地域に密着した行政として発達してきております。また,少子・高齢化社会に対応し,安心と信頼の得られる年金・医療制度の確立など,社会保障制度の充実に向けた国民の期待はますます高まっており,年金行政の実態を踏まえたサービスの提供,及び,きめ細かな職業安定行政の推進のためにも,円滑な行政運営を基本にした制度改革が図られる必要があります。  こうした中で,地方事務官の事務及び身分の国への一元化を行うことは,国の行政機構の肥大化につながるばかりか,地方分権の名に逆行し,住民サービスの低下をもたらすことが危惧されます。  従いまして,地方分権を推進するとともに,住民サービスの充実と社会保険及び職業安定に関する事務の円滑な執行が図られるよう,お手元に配布しております文書のとおり,政府に対して意見書を提出しようとするものであります。  以上で提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願いいたします。
    ○議長(佐藤稔君) 次に,議会案第4号及び議会案第5号の議会案2件について,5番 高橋博議員。 〔5番 高橋博君 登壇〕 ○5番(高橋博君) ただいま上程されました議会案第4号及び議会案第5号の議会案2件について提案者を代表して提案理由を申し上げます。  はじめに,議会案第4号「聴覚障害者社会参加を制限する法律の早期改正を求める意見書の提出について」の提案理由を申し上げます。  1981年の国際障害者年は,「完全参加と平等」をテーマに掲げ,国際的にも国内的にも,障害者に対する差別をなくし,社会理解を広げるために大きな力になっただけでなく,その理念は一般社会にも着実に浸透しつつあり,物理的な障害も徐々に取り払われてきています。  しかし,日本国憲法ができてから50年以上がたち,21世紀が目前に迫っているこの時代に,今なお,障害者を一方的に排除し,その社会参加を不当に制限している法律が残されております。国家資格や免許などについて,「耳の聞こえない者,口の聞けない者」を絶対的欠格事由として,一人一人の能力,事情など一切関係なく,聴覚や言語に障害があるというだけで一律に免許や資格の取得が認められておりません。  ところが,諸外国の状況をみてみると,フィンランドでは国の法律に「身体的障害」を欠格条項に規定している例はないといわれています。また,アメリカやドイツなどでは,現に聴覚障害者の麻酔科医師や検査技師などが活躍していると聞いております。  このような状況をみた時,障害者の社会参加と平等という面では,日本は遅れていると言わざるを得ない状況です。聴覚障害者社会参加を促進する観点からも,個々の障害の程度や業務遂行能力を検討し,手話通訳など必要な支援を行い,資格や免許の付与を講じるべきです。  また,欠格事由が記載されていないものの,結果として聴覚障害者社会参加を制限している法律もあります。著作権法では,映画やテレビ番組を録画したビデオテープに手話通訳や字幕をつけて聴覚障害者へ普及する自由を認めておりません。  また,公職選挙法では,候補者のテレビ政見放送はそのまま放送することと規定しており,手話通訳や字幕を付けることは認めておりません。そのため,聴覚障害者が情報を獲得して生活向上に利用する活動や候補者の政見を知る機会が制限されております。  しかし,報道等によりますと,障害をもつ母親が無事元気な子供を出産,その後しっかりした育児もし,大変幸せな家庭を築いているとか,また本においても障害をもつ高校生が障害を乗り越え競争率の厳しい国立の筑波大学に合格するなど朗報が相次いでおります。  よって,お手元に配布いたしております文書のとおり,政府に対し,聴覚障害者にかかわる欠格条項を規定している法律及び,間接的に聴覚障害者社会参加を制限する法律については,早急に改正されるよう意見書を提出しようとするものであります。  次に,議会案第5号「山形の病院の適正配置を求める意見書の提出について」の提案理由を申し上げます。  本市では,行政と医療関係機関等で綿密な連携のもとに永年にわたって地域医療・保健・福祉体制の充実発展に努め,市民の健康保持増進の向上に大きな成果を上げてきました。  しかし,先日の新聞報道によると,全国規模の医療法人徳洲会が,山形に500床の総合病院を開設すべく,県に対し,許可申請に向けた事前協議の申し入れを行っております。  山形県の保健医療計画によれば,尾花沢から上山までの村山医療圏の病床数は703床が不足するとされています。しかし,本市においては,山形市立病院済生館をはじめ山形大学医学部附属病院等の公立病院のほか,民間の総合病院や医院等の医療機関が充実しており,人口10万人に対する一般病床数は1525床で,全国平均の1000床,県平均の886床を大きく上回っている状況にあります。  また,平成12年4月から介護保険制度が実施されることにより,福祉だけでなく,医療機関を取り巻く環境も大きな転換期にさしかかっております。  このことは,これまで円滑に運営されてきた本市の地域医療・保健体制にも何らかの影響が出てくることが予想されます。  よって,県におかれましては,山形の市民医療体制の状況にかんがみ,市民の健康保持増進の向上,地域医療・保健体制の充実発展が図られるよう慎重に対応し,適正な病院配置がなされるよう,お手元に配布いたしております文書のとおり,意見書を提出しようとするものであります。  以上で提案理由の説明を終わりますが,ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(佐藤稔君) 次に,議会案第6号について,9番 斎藤淳一議員。 〔9番 斎藤淳一君 登壇〕 ○9番(斎藤淳一君) ただいま上程されました,議会案第6号「30人以下学級の早期実現を求める意見書」につきまして,提出者を代表して提案理由を申し上げます。  平成8年7月に文部大臣に対してなされた「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」と題した中央教育審議会の第一次答申の中で,「子供達一人一人の個性を尊重し,ゆとりの中で自ら学び考える力や豊かな人間性などの生きる力をはぐくむことが重要である」とし,「教員一人当たりの児童生徒数を欧米並みの水準に近付けることを目指し改善を行うこと」などを提言しております。  しかし,我が国における小・中学校の一学級当たりの児童生徒数は「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」で40人と定められており,欧米諸国の大半が20人から30人の学級編成となっているのに対し,今なお,その数は総じて大きいものとなっています。  また,近年,社会情勢の変化や,これに伴う子供達を取り巻く環境と生活様式も大きく変化しております。このようななか,全国の小・中学校における30日以上の不登校者は10万人を越え,さらに,「キレる」子供の増加や学級崩壊,いじめ,青少年による事件も相次ぐなど,教育の問題は社会的危機とも言うべき事態となっております。  これらの問題を解決するためには,一人一人の子供を大切にした教育指導ができる環境づくりが重要であり,行政や教育関係団体及び教職員は全力を傾け努力しておりますが,現状の一学級40人の基準では限度があると言わざるを得ません。  よって,政府に対し,21世紀を担う子供達に,ゆとりと行き届いた教育を実現するため,早急に,公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律の学級編成の基準を30人以下に改正するよう,お手元に配布いたしております文書のとおり,意見書を提出しようとするものであります。  以上で提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤稔君) 以上で提案者の説明は終わりました。  ―――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(佐藤稔君) これより質疑に入ります。  上程議案に対し,ご質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎動議(委員会付託省略) ○議長(佐藤稔君) 29番 会田邦夫議員。 ○29番(会田邦夫君) この際,動議を提出いたします。  ただいま上程されました議会案第1号から議会案第6号までの議会案6件については,会議規則第37条第2項の規定により,委員会の付託を省略して審議されるよう,動議を提出いたします。 ○議長(佐藤稔君) ただいま会田邦夫議員から提出されました動議を議題とするに,ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,委員会付託省略の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するに,ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,議会案第1号から議会案第6号までの議会案6件については,委員会付託省略の動議が可決されました。  ―――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(佐藤稔君) これより討論に入ります。  討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(佐藤稔君) これより採決いたします。  日程第4 議会案第1号から日程第9 議会案第6号までの議会案6件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。ただいまの議会案6件を原案のとおり決するにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第4 議会案第1号から日程第9 議会案第6号までの議会案6件は,いずれも原案のとおり可決されました。  ―――――――――――――――――――― ◎議第5号ほか40件,請願11件 ○議長(佐藤稔君) 日程第10 議第5号から日程第50 議第45号までの議案41件,及び日程第51 請願11件を一括して議題といたします。  ―――――――――――――――――――― ◎委員長報告 ○議長(佐藤稔君) この場合,各委員会における審査の経過と結果について,各委員長の報告を求めます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務委員長報告 ○議長(佐藤稔君) 総務委員長 3番 豊川和弘議員。 〔総務委員長 3番 豊川和弘君 登壇〕 ○3番(豊川和弘君) 総務委員会における審査の経過と結果について,ご報告申し上げます。  議第28号山形職員定数条例の一部改正について,議第29号山形職員の勤務時間,休暇等に関する条例の一部改正について,議第30号山形特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について,議第31号山形一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について,議第32号山形職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について,議第33号山形一般職の職員に対する退職手当支給条例の一部改正について,議第34号山形特別会計条例の一部改正について,及び,議第41号山形火災予防条例の一部改正についての議案8件については,いずれも当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,請願について申し上げます。  請願第8号地方事務官の地方への身分移管を求めることについては,願意妥当と認め,全員異議なく採択すべきものと決しました。  請願第5号青年の政治参加をひろげる18歳選挙権の早期実現を求めることについて,請願第6号「周辺事態法」などの制定に反対することについて,継続中の請願第5号日米防衛協力指針(新ガイドライン)関連立法に反対することについて,及び,継続中の請願第9号新ガイドライン関連法案に反対することについては,いずれも,さらに調査研究の必要を認め,継続審査すべきものと決しました。  以上で,総務委員会の報告を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎厚生委員長報告 ○議長(佐藤稔君) 厚生委員長 2番 高橋啓介議員。 〔厚生委員長 2番 高橋啓介君 登壇〕 ○2番(高橋啓介君) 厚生委員会における審査の経過と結果について,ご報告申し上げます。  はじめに,議第22号土地の取得について(山形勤労者総合福祉センター(B型)建設用地)における主な質疑を申し上げます。
     委員から,取得予定地の東側部分は県が購入するのか,との質疑があり,当局から,取得予定地の東側は,平成12年4月のオープンまでに県が駐車場として6,000㎡を整備する。また,北側は県の文化施設が設置になる予定である,との答弁がありました。  次に,委員から,と県は同じ額で土地を購入するのか,との質疑があり,当局から,では土地開発公社から購入することになるが,価格が同じになるかはわからない,との答弁がありました。  また,委員から,購入価格はいくらか,との質疑があり,当局から,1㎡当たり20万7,000円である,との答弁がありました。  大要以上の後,議第22号については全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に,議第36号山形児童館設置及び管理等に関する条例及び山形保育所設置条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,山形児童館設置及び管理等に関する条例の「伝染病,精神病その他疾病」を「感染症の疾病」に改めるということであるが,精神病も感染症に入るのか,との質疑があり,当局から,精神病については,同条例の第4条の後段「使用させるに著しく不適当と認められる児童」という条文があるのでその中に含むものである。また,山形保育所設置条例については,「その他保育することが不適当と認められる者」に含むものである,との答弁がありました。  大要以上の後,議第36号については全員異議なく可決すべきものと決しました。  議第42号工事請負契約の締結について(山形勤労者総合福祉センター(B型)建設工事),議第43号工事請負契約の締結について(山形勤労者総合福祉センター(B型)電気設備工事),及び議第44号工事請負契約の締結について(山形勤労者総合福祉センター(B型)機会設備工事)の議案3件については,一括して審査しました。  主な質疑を申し上げますと,委員から,雇用促進事業団は公的な団体とみなしてよいのか,との質疑があり,当局から,労働省の外郭団体で特殊法人である。地方自治法に基づく公的な団体ということではない,との答弁がありました。  さらに,委員から,地方公共団体と公的でない団体が登記する際の線引きはあるのか。建物はどのようにして登記するのか,との質疑があり,当局から,明確な線引きはない。合築比率で登記される,との答弁がありました。  次に,委員から,将来建物を補修しなければならなくなった場合,負担割合はどうなるのか,との質疑があり,当局から,現在は補修等などの大改修をしなければならない場合,労働省と話し合いをし,持ち分によって行っている,との答弁がありました。  また,委員から,雇用促進事業団は,今月いっぱいでなくなるということであるが,別の法人に引き継がれるのか,との質があり,当局から,事業団は,4月1日で廃止されるが,9月まで残務処理をする。しかし,管理部門は,新たな名称の団体となり,管理業務はそこに引き継がれる,との答弁がありました。  大要以上の後,議第42号,議第43号,議第44号については,それぞれ全員異議なく同意すべきものと決しました。  なお,議第18号町及び字の区域並びに名称の変更について(住居表示実施区域内(白山土地区画整理事業区域及び周辺地区)),議第25号山形と上山,東村山郡山辺町及び同郡中山町との伝染病患者の診療に関する事務の委託の廃止について,議第27号山形伝染病棟の設置等に関する条例の廃止について,議第35号山形福祉事務所設置条例及び山形精神薄弱児者総合施設設置及び管理に関する条例の一部改正について,議第37号山形児童遊園条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  最後に,請願について申し上げます。  請願第3号聴覚障害者社会参加を制限する欠格事項の早期改正については,願意妥当と認め,採択すべきものと決しました。  また,請願第7号介護保険制度の充実を求めることについて,及び継続中の請願第13号労働行政の充実強化については,さらに調査研究の必要を認め,継続審査すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎産業文教委員長報告 ○議長(佐藤稔君) 産業文教委員長 19番 佐竹盛夫議員。 〔産業文教委員長 19番 佐竹盛夫君 登壇〕 ○19番(佐竹盛夫君) 産業文教委員会における審査の経過と結果について,ご報告申し上げます。  最初に,議第38号機械類の貸付及び譲渡に関する条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第39号山形農政審議会条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,今回の条例改正では審議会で審議する事項がほとんどなくなるのではないか,との質疑があり,当局から農業振興地域整備計画の変更,いわゆる農振除外についての審議はほとんどなくなり,本市の農政の指針となる農業振興基本計画の策定が数年に一度くらいになるため,審議会を開催する場合には,委員は,必要に応じて市長が委嘱することになる,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,請願について申し上げます。  請願第2号「小中学校における30人学級早期実現について」及び,請願第4号「学級編制の標準を30人以下に改正することについて」は,一括して審議した結果,いずれも願意妥当と認め,全員異議なく採択すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎建設委員長報告 ○議長(佐藤稔君) 建設委員長 17番 長瀬洋男議員。 〔建設委員長 17番 長瀬洋男君 登壇〕 ○17番(長瀬洋男君) 建設委員会における審査の経過と結果について,ご報告申し上げます。  まず,はじめに,議第19号市道路線の認定について,議第20号市道路線の廃止について,議第21号市道路線の変更についての主な質疑を申し上げます。  まず,委員から,市道の認定条件は幅員が6mとなっているが,6m以下で認定する場合の条件はあるのか,との質疑があり,当局から,認定要項では基本的に車道は6m以上,自転車専用道は3m以上,歩行者専用道は1.5m以上となっているが,側道でわずかに足らない場合は,待避場的なものを設けて認定したり,部分的に6mに満たないものは将来的に6mにできるものは市道として認定することもある,との答弁がありました。  次に,委員から,未供用路線として市道に認定されているところがあるが,本来ならば市道としての要件がそろってから市道に認定すべきではないのか,との質疑があり,当局から市道として認定されていることにより,補助事業が受けられる場合や,市道に認定されていることにより税の控除が受けられる場合などがあり,道路管理者に引き継がれるのは,供用開始になるときである,との答弁がありました。  次に,委員から,新しく市道に認定した路線は何本で,その延長は何㎞になるのか,との質疑があり,当局から86路線,23㎞である,との答弁がありました。  次に,委員から,急ピッチで住宅地の造成が進んでおり,将来ニュータウンや高速道路が完成すると,市道の本数もかなり増えると思われるが,それに伴う維持補修費が予想されるが,今後のシミュレーションができているのか,との質疑があり,当局から,年々維持管理費は増えている。国や県から市道として引き継ぐ場合は,すべて改修が終わってから引き継ぐようにしており,側溝等については,水上がりや,詰まる所を重点的にやっていきたい,との答弁がありました。  大要以上の後,議第19号,20号,21号市道の認定,廃止,変更については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第23号工事請負契約の締結について(特環公共下水道緊特第10工区(汚水・流関)工事)についての質疑を申し上げます。  まず,委員から,今回は,条件付き一般競争入札を取ったようだが,グループはいくらあってもいいのか,との質疑があり,当局から,一般競争入札の場合,自由競争なのでかなりの申込が予想されるので,条件付きとした。2社以上であれば入札を行う。今回は12のJVが参加した,との答弁がありました。  以上の後,議第23号工事請負契約の締結について(特環公共下水道緊特第10工区(汚水・流関)工事)については,全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に,議第24号「工事請負契約の締結について」の一部変更について(都市基盤河川野呂千刈橋橋梁工事(上部工))については当局の説明を了承し,全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に,議第26号山形下水道使用料審議会条例の設定についての主な質疑について申し上げます。  まず,委員から,審議会の委員の任期が2年になっているが,短くはないのか,との質疑があり,当局から,常設審議会方式をとっており,再任は妨げないとなっている,との答弁がありました。  次に,委員から,審議会委員が他の審議会委員と重複しないのか,との質疑があり,当局から,できるだけ重複しないよう調査をした。また,女性を4名登用したので,女性の登用率は約27%になっている,との答弁がありました。  また,委員から,審議会は毎年開催し,料金が適正か,検討するのか,それとも料金の値上げの時だけ開催するのか,との質疑があり,当局から,最初の年は,下水道の財政状況を理解してもらうよう,回数を多く開催し,その後は年に1~2回くらい開催し,広く意見を求めていきたい,との答弁がありました。  以上の後,議第26号山形下水道使用料審議会条例の設定については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第40号山形市営住宅条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  まず,委員から,半郷住宅4棟は同じ年に建設されたものであるが,このうち1棟だけを廃止するのはなぜなのか。また,今後はどうするのか,との質疑があり,当局から,残る3棟に現在4世帯が入居しており,他の市営住宅へ住み替えするようお願いしている。希望するところに優先的に入居できるよう配慮し,転居した後に廃止し,解体・撤去したい,との答弁がありました。  次に,委員から,跡地はどうするのか,との質疑があり,当局から,行政財産から普通財産として所管替えする,との答弁がありました。  以上の後,議第40号山形市営住宅条例の一部改正については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第45号「業務委託契約の締結について」の一部変更について(山形新幹線関連道路事業業務)の質疑を申し上げます。  まず,委員から,立谷川北志田線については債務負担行為をしていたと思うが,どうなのか,との質疑があり,当局から,新幹線開通に支障をきたす橋脚部分の改良工事を県に委託していたが,このたび同路線改良工事の全部を委託するため,委託金額と委託期間を変更するものである。  新幹線関連については,は5%の負担となっている,との答弁がありました。  以上の後,議第45号「業務委託契約の締結について」の一部変更について(山形新幹線関連道路事業業務)は,全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に,請願第1号国民本位の公共事業の推進と,執行体制の拡充を求めることについては,さらに調査検討が必要であることから,継続審査すべきものと決しました。  以上でご報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎予算委員長報告 ○議長(佐藤稔君) 予算委員長 27番 尾形源二議員。 〔予算委員長 27番 尾形源二君 登壇〕 ○27番(尾形源二君) 予算委員会における審査の経過と結果について,ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は,議第5号から議第17号までの新年度予算13件であります。  まず,委員会は3月9日に新年度予算13件について,当局から説明を受けた後,大綱質疑を行いました。  その主なものを申し上げますと, 1.山形ニュータウンの中核施設の見通しについて 1.市政施行110周年記念事業についての考え方について 1.行政改革の今後の取り組みについて 1.スポーツ少年団の育成について 1.学校給食センターの改築及び民間委託の考え方について 1.下水道部のあり方について 1.PFIに対する考え方について 1.青少年施策の所管について 1.新幹線新庄延伸に伴う本への影響について 1.消防2署制への考え方について 1.コンピュータ2000年問題への取り組みについて 1.投票所の統廃合への考え方について 1.ISO14000シリーズへの調査研究を含めた取り組みについて 1.廃プラスチックの処理問題とダイオキシン対策について 1.子育て支援への取り組みついて 1.非行防止への取り組みについて 1.霞城公園の転落事故と安全対策について 1.菅沢住宅団地への公園設置に対する考え方について 1.県立中央病院の移転に伴う交通アクセスについて 1.PC容器への対応について 1.福祉の充実に対する考え方について 1.新都心ビルの人的雇用について 1.中心市街地の活性化について 1.国の出先機関の適正な配置について 1.高齢者福祉バス等の運行について 1.予算編成方針について
    1.課の見直しについて 1.病院機能評価認定証の交付を受けたことによる済生館財政再建への影響について などでありました。  これらの質疑に対し,当局より,それぞれ答弁をいただいた後,案件を各分科会に分割付託いたしました。  次に,委員会を3月23日に再開し,各分科会における審査の経過と結果について報告を受けた後,採択に入りました。  まず,議第5号平成11年度山形一般会計予算,議第6号平成11年度山形水道事業会計予算,議第7号平成11年度山形市立病院済生館事業会計予算の議案3件について,一括して採決した結果,賛成多数をもって可決すべきものと決しました。  次に,議第8号から議第17号までの議案10件については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(佐藤稔君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  ―――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(佐藤稔君) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対して,ご質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(佐藤稔君) これより討論に入ります。  討論の通告がありますので,これを許します。11番 渡辺ゆり子議員。 〔11番 渡辺ゆり子君 登壇〕 ○11番(渡辺ゆり子君) 市民の方々の声を代弁し,日本共産党市議団として議第5号平成11年度山形一般会計予算,議第6号水道事業会計予算,議第7号市立病院済生館事業会計予算の3議案について反対討論を行います。  一般会計の新年度予算案についてですけれども,駅西拠点ビル内建物取得事業については問題が大きく認めるわけにはいきません。その理由について述べていきます。  近年,どの自治体も一般財源の伸びが期待できない状況の下で,義務的経費の増大により厳しい財政状況におかれています。今議会の議案説明の中でも「このため行財政改革に引き続き全力を上げて取り組むとともに,財源の重点的かつ効率的な配分と歳出の抑制を図りながら,健全財政の維持に最大限の努力を払ってまいる所存であります」と述べています。そして,一般会計の前年度当初予算額と比較して,新年度予算では20億7,360万円の債を減額させ58億720万円としています。  しかし,すでに国の緊急経済対策にかかる事業が,平成10年度中に前倒しして予算措置が予定されていますし,債の内容も駅西新都市拠点ビル関係だけで20億円を超えています。一方で,各種補助金の削減,敬老祝金の廃止や制度見直しが行われております。  市民の方々からは,大規模プロジェクト優先ではないのか,納得できない,との声が数多く寄せられています。そもそも財政の厳しさ,借金増大の要因はどこにあるのか,当局自身も広報や議会答弁の中で「大型施設整備や,国の総合経済対策の受け入れなどが,主な要因となっている」と認めています。とするならば,その主な要因に対して山形は今後どういった打開策をとっていくのか,その方向こそが新年度予算で打ち出さなければならないことではありませんか。  財政危機の要因のしっかりした分析に立ち,その教訓や反省のうえに今後の市政運営をするのが当然ですが,新年度の予算には示されていません。まず,第1点として財政危機の現状や要因に対する深い認識と分析が必要であることを強調しておきます。  第2点として,重点プロジェクトの中に,駅西関連の事業や24階建ての拠点ビル建設,ニュータウン開発事業など,大規模な事業があり関係する予算案も新年度計上されていますが,中止凍結も含めて見直すべきであることを主張します。いずれもバブル期以前に計画されたものであり,過大な需要を見込んでいるものです。  同様に駅周辺の整備として拠点ビルを建設した仙台,盛岡などは,民間企業の入居や運営に様々な問題を抱え,苦労していると聞きます。山形の拠点ビルは公的施設の割合が大変多くなっていますが,結局,今後は億単位の維持費を毎年かかえることになるのです。こういう借金増大の大きな要因となる事業こそ,内容を吟味し慎重に検討すべきです。  第3に,拠点ビル建設やニュータウン開発事業などは県主導の大型事業です。また国も総合経済対策として地方自治体へ建設,土木事業を受け入れるよう要請しています。これらに対する山形としての自治体としての考え方,姿勢を強く持つべきであると主張するものです。県や国からの強い要請だとしてもよく内容を調査し断るものは断る,公共事業の内容も,生活基盤,福祉に関わるもの,地元発注を高め経済活性化にもつながる事業を優先し重視すべきです。  この国・県いいなりでなく自治体が住民の立場でき然とした態度を取ることは,今後ますます重要です。特に,新ガイドライン関連法案,戦争法案が議論されている状況でアメリカの戦争に日本も自動的に参戦させられる。自治体も協力させられる,職員,労働者,医療関係者などに影響が及んでくることが心配されます。平和を守る点でも自治体がき然とした態度をとることが重要です。  第4に,行財政改革の問題点です。行財政改革として各種補助金や制度の見直しが行われています。確かに見直しが必要な事項もありますが,多くはささやかな補助金であり見直したとしても数万から数100万,多くても1,000万単位です。  一方で,大規模プロジェクトは数10億から数100億円にのぼる事業であり,1%削減しただけでも億単位の財政の節減になるのです。  前に述べたことを繰り返しますが,借金増大の主たる要因は大型事業推進なのです。市民の方々への各種補助金などが財政危機を招いているわけではないのです。それなのに行財政改革の内容が大規模プロジェクトはそのまま進め,一方で補助金削減や制度見直しなどを実施することになっています。敬老祝金支給も廃止となり制度が後退しています。  これでは,怒りを感じる市民がいるのも当然ではないでしょうか。行財政改革の大綱と実施計画について,特に不要不急の大型事業の見直しについて,改めて検討し直すことを強く述べるものです。  第5に,地方自治体の仕事,使命はそこに住んでいる住民の方々の安全,健康,福祉を保持することにあります。地方自治法の第2条に明記されていることです。ゆらぐことなくこの基本的立場にしっかり立って市政運営を進めていくよう強く求めるものです。  介護保険導入にあたっての不安,子供達の教育に悩む父母や教育関係者の声など,行政に対する要望と同時に激励も多くあります。  自治体がこれら住民の声を大切にしていくことが,今後強く求められていることです。  あたかも開発会社のようになって失敗し,後始末に苦しんでいる自治体もある一方で,従来の姿勢を切り換え,大型事業をストップし,住民要求の計画的実現と借金返済,財政建て直しに大きく前進している自治体もあるのです。  山形地方自治法の趣旨に立ち返って,果たすべき使命をきっちりとやり切るよう強く求め,西口新都心ビル市有部分建物取得事業の予算に反対をいたします。  続いて,水道,病院の2企業会計予算について述べます。  どちらも日常生活に欠かせない分野ですが,消費税が転嫁されており問題です。消費税は,国によって1989年4月に導入されました。まもなく丸10年になります。新日本婦人の会の全国家計簿モニター調査によりますと,10年間で4人家族が負担した消費税総額は平均84万円となっています。  特に,消費税が3%から5%に増税されてから月平均額は約2倍の負担増となっています。また,消費税導入の理由に「高齢化社会のため」と言っていましたが,医療費や社会保障費は,引き上げによって実収入に占める割合が,消費税導入前の7%から,98年度は10%となり家計をさらに圧迫しています。  高齢者は,消費税の負担増と社会保障の負担増と両方背負わされることとなりました。これで「高齢化社会のため」などと言えるのでしょうか。そもそも消費税は導入の時から低所得者に負担の重い逆進性の強い税制である事が指摘され,国民の反対を押し切って導入されました。その本質は5%に増税されて以後,ますます強くなっています。「不況をさらに長びかせた失政であった」とマスコミでも海外からも指摘されています。「有効な景気対策は消費税の減税」との声は,どの世論調査をみても8割前後を占め,経済界からも出ています。全国の生協やスーパーによる消費税分還元セールが大変なにぎわいをみせているのもその表れではないでしょうか。  消費税減税を望む声が強いなか,山形が納税義務のない一般会計に消費税を転嫁しない姿勢は高く評価するものです。しかし水道や病院などの企業会計は国への納税義務により消費税を納入せざるを得ない状況となっています。  市民にとっては,暮らしに欠かせない水道や病院の診断書や差額室料などに消費税をかけられるのは,どうにも納得がいかないことです。低所得者に負担が重く,生活必需品全般にわたってかけられる税制,そして「高齢化社会のため」という理由付けも成り立たない消費税は廃止を,せめて3%に戻せ,地方議会からも,この市民の方々の声を主張し,当局も国に対して,機会あるごとに意志表示をするよう述べて,議第6号,7号の2企業会計予算に反対をいたします。  以上,3議案に対する反対討論を終わります。 ○議長(佐藤稔君) これをもって討論を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(佐藤稔君) これより採決いたします。  最初に,議題に供しております日程第10 議第5号平成11年度山形一般会計予算,日程第11 議第6号平成11年度山形水道事業会計予算,及び日程第12 議第7号平成11年度山形市立病院済生館事業会計予算の議案3件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。ただいまの議案3件を原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(佐藤稔君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,日程第10 議第5号から日程第12議第7号までの議案3件は,いずれも原案のとおり可決されました。  次に,日程第13 議第22号土地の取得について(山形勤労者総合福祉センター(B型)建設用地)を採決いたします。  なお,地方自治法第117条の規定により,関係議員はご退席願います。 〔関係議員除斥〕 ○議長(佐藤稔君) お諮りいたします。ただいまの議案を原案のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第13 議第22号は,原案のとおり同意されました。 〔関係議員着席〕 ○議長(佐藤稔君) 次に,日程第14 議第8号から,日程第50 議第45号までの議案37件,及び日程第51 請願11件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。ただいまの議案37件及び請願11件を各委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第14 議第8号から,日程第50 議第45号までの議案37件については,いずれも原案のとおり可決及び同意。日程第51請願11件については,いずれも委員長報告のとおり決しました。  ――――――――――――――――――――特別委員会中間報告 ○議長(佐藤稔君) 日程第52 特別委員会中間報告を行います。最初に,広域行政推進特別委員長 28番 阿部喜之助議員。 〔広域行政推進特別委員長 28番 阿部喜之助議員 登壇〕 ○28番(阿部喜之助君) 広域行政推進特別委員会の活動状況について,その概要をご報告いたします。  最初に,昨年6月定例会では,当局から,「平成10年度の合併推進に向けた取り組み」及び「広域行政協議会各種行政調査について」の説明を受けました。  それに対し,委員からは, 1.上山との合併ビジョンをつくるべきでないか。 1.行政で策定している合併ビジョンの中に議会の意見も入れてもらうべきである。 1.合併は,本市にとってはデメリットの方が多いのではないのか。 などの意見が出されました。  次に,閉会中の8月26日及び9月定例会では,当局から,「合併都市ビジョン素案などについて」の説明を受けました。  それに対し,委員からは, 1.合併の必要性をもっと強調すべきである。 1.市民が合併の是非について考えられるようなものをつくるべきである。 1.もっと山形らしいものをつくるべきである。 1.中核になることへの必要性をもっと強調すべきである。 などの意見が出されました。  また,先進都市における広域合併及び中核の現状等を調査研究するため,9月から10月にかけて2班に分かれ,静岡・堺及び清水・岐阜を視察してまいりました。  次に,12月定例会では当局から,「合併都市ビジョン等について」の説明を受けました。  それに対し,委員から, 1.これからは,他市町独自でビジョンをつくってもらうべきである。 1.もっと市民に情報を提供すべきである。
    1.静岡・清水のように,けん引役をつくって,多数意見をもって強引に進めていくべきである。 などの意見が出されました。  さらに,7月6日には,初めて32町の広域行政に関する特別委員会の正副委員長及び正副議長が一同に会し,広域行政懇談会を開催し,意見交換を行いました。また,11月2日には,32町の広域行政に関する特別委員会の委員及び正副議長で,東北大学大学院の新川達郎助教授を迎え,「広域行政の推進と市町村合併」をテーマに,広域行政研修会を開催しました。  今定例会では当局から,「合併の形態について」の説明を受けた後,広域行政全般について,意見交換しました。  そこで委員から, 1.上山をはじめ,周辺市町の首長も変わっており,状況を見極めながら進めるべきである。 1.市長が,22町それぞれに出向き,首長同士,一対一で,話を詰めてくるなど,もっと積極的な行動をとるべきである。 などの意見が出されました。  以上が,今日までの本委員会の調査活動の大要でありますが,ご理解を賜りますようお願い申し上げまして中間報告といたします。 ○議長(佐藤稔君) 次に,地域振興整備特別委員長 24番 荒井啓議員。 〔地域振興整備特別委員長 24番 荒井啓議員 登壇〕 ○24番(荒井啓君) 地域振興整備特別委員会の活動状況について,その概要をご報告いたします。  まず,昨年6月定例会では,当局から,新都心地区の整備に関すること,山形大学の統合に関すること,山形ニュータウンの建設に関すること及び蔵王産業団地とアルカディアソフトパーク山形の企業立地状況について説明を受けました。  委員からは, 1.駅西の埋蔵文化財調査と駅西開発との関わりについて 1.西口新都心ビル建設事業について 1.山形ニュータウンの中核施設の見通しについて 1.蔵王産業団地の分譲区画K区画への企業誘致の見通しについて などの意見が出され,協議してまいりました。  次に,昨年9月定例会では,山形ニュータウンの現地視察を行い,その後,当局から,山形大学の統合について,山形ニュータウンについて説明を受けました。  委員からは, 1.山形ニュータウンの中核施設の見通しについて 1.経済状況が不況な中での企業誘致活動の見通しについて などの意見が出され,協議してまいりました。  9月及び10月には,先進都市における新都市整備事業,企業誘致について調査するため,2班に分かれて,八代,尼崎,宇部,荒尾を視察しております。  次に,昨年12月定例会では,新都心ビルの現地視察を行い,その後,当局から,蔵王産業団地とアルカディアソフトパーク山形の企業立地状況について説明を受けました。  委員からは, 1.蔵王産業団地とアルカディアソフトパーク山形への市外の企業の立地状況について 1.山形ニュータウンの中核施設に対する具体的な方策,考え方について などの意見が出され,協議してまいりました。  次に,今定例会では,当局から,新都心地区の整備について,蔵王産業団地とアルカディアソフトパーク山形の企業立地状況について,山形ニュータウンの進ちょく状況について説明を受けました。  委員からは, 1.東ソーの残土処理の状況について 1.十日町双葉町線の見通しについて 1.蔵王産業団地の分譲区画K区画の未取得地について 1.山形ニュータウンの周辺緑地について 1.山形ニュータウンの中核施設の見通しについて などの意見が出され,協議してまいりました。以上が今日までの本委員会の調査活動の大要でありますが,ご理解を賜りますようお願い申し上げまして,中間報告といたします。 ○議長(佐藤稔君) 次に,交通網整備特別委員長 12番 加藤孝議員。 〔交通網整備特別委員長 12番 加藤孝議員 登壇〕 ○12番(加藤孝君) 交通網整備特別委員会における,平成10年3月市議会定例会以降の活動状況について,その概要を報告いたします。  昨年6月11日には,当局から,高速道路の進ちょく状況及び都市計画道路網について説明を受けました。  それに対して,委員からは 1.用地買収を進めるうえでの問題点及び遅れの理由について 1.農地転用の許可等手続き関係について などの意見が出され協議してまいりました。  次に,昨年9月14日には,羽前千歳駅構内自由通路・市道千歳駅東口線及び東北電力南側の都市計画道路東原村木沢線の現地調査を行い,事業の進ちょく状況等を把握してまいりました。  また,昨年9月から10月にかけて,先進都市における都市計画道路の整備状況や交通渋滞緩和対策,及び鉄道の高架化などについて調査するため,2班に分かれ,甲府浜松市及び一宮・長野を視察しております。  次に,昨年12月15日には,当局から,平成10年度道路除雪計画について説明を受け,それに対し,委員からは, 1.除雪に対しての講習会をすべきではないか 1.除雪だけでなく排雪にも取り組んでほしい などの意見が出されました。  また,山形新幹線新庄延伸など鉄道の整備促進に絡んで,急きょ浮上してきた山形東京便の廃止問題について,当局から,経過報告を受けました。  次に,今次定例会では,当局から,高速道路の進ちょく状況について説明を受け,それに対し,委員からは, 1.東北中央道の供用開始時期について 1.共有地の買収状況について 1.東北中央道と東北横断道酒田線の交差部分について 1.の持ち出しについて などの意見が出されました。  また,昨年12月に引き続き,山形東京便のその後の状況について,当局から報告を受けました。  以上が,今日までの本委員会における調査活動の大要でありますが,ご理解を賜りますようお願い申し上げまして,中間報告といたします。 ○議長(佐藤稔君) 以上で特別委員会中間報告を終わります。  ―――――――――――――――――――― ◎閉会中の委員会活動 ○議長(佐藤稔君) 日程第53 閉会中の委員会活動についてを議題といたします。   ~~~~~~~~~~~~~~                               平成10年3月24日  山形市議会議長 佐 藤   稔 様                          議会運営委員長 会 田 邦 夫                          総務委員長   豊 川 和 弘                          厚生委員長   高 橋 啓 介                          産業文教委員長 佐 竹 盛 夫                          建設委員長   長 瀬 洋 男      閉会中の委員会調査申出書  本委員会は,下記事件について,閉会中もなお調査を要するものと決定したので,会議規則第104条の規定により申し出ます。         記 1.議会運営委員会  (1)議会の運営に関する事項について  (2)議会の会議規則,委員会条例に関する事項について  (3)議長の諮問に関する事項について 2.総務委員会  (1)広報,広聴及び国際化の推進などについて  (2)総合企画,財政,財産及び税などについて  (3)消防及び防災について  (4)その他,総務委員会の所管に属する事項について 3.厚生委員会  (1)消費者保護,計量,交通安全対策,勤労者福祉及び女性青少年に関することについて  (2)戸籍,住民基本台帳,国民健康保険及び国民年金について  (3)環境保全及び清掃について  (4)社会福祉,保健衛生及び介護保健などについて  (5)病院事業運営について  (6)その他,厚生委員会の所管に属する事項について 4.産業文教委員会  (1)観光,物産及び商工業について  (2)農業,畜産及び林業について  (3)中央卸売市場運営について  (4)学校教育,社会教育,保健体育などについて  (5)その他,産業文教委員会の所管に属する事項について
    5.建設委員会  (1)道路,河川及び公営住宅などについて  (2)都市計画及び都市整備などについて  (3)下水道について  (4)水道事業運営について  (5)その他,建設委員会の所管に属する事項について   ~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(佐藤稔君) 各委員長から,会議規則第104条の規定により,お手元に配布いたしております文書のとおり,申出書が提出されました。  お諮りいたします。閉会中の委員会活動について,4月1日から4月30日までの1ヵ月間,各委員会申出書のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,閉会中の委員会活動については,各委員会申出書のとおり決しました。  ―――――――――――――――――――― ◎日程追加 議員辞職(澤渡和郎君)の件 ○議長(佐藤稔君) 以上で本日の日程は全部終了いたしましたが,お手元に配布いたしております文書のとおり,澤渡和郎議員より本日付けで辞職したい旨の辞職願が提出されております。  よって,議員辞職の件を日程に追加し,議題にいたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,議員辞職の件を日程に追加し,議題とすることに決しました。 〔澤渡和郎議員除斥〕 ○議長(佐藤稔君) 日程を追加いたします。澤渡和郎議員の辞職の件を議題といたします。   ~~~~~~~~~~~~~~                               平成11年3月11日  山形市議会議長 佐 藤  稔 様                          山形市議会議員 澤 渡 和 郎      辞  職  願  今般,都合により平成11年3月24日付けで議員を辞職したいので,許可されるよう願います。   ~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(佐藤稔君) お諮りいたします。澤渡和郎議員から提出されております文書のとおり,本日付けで議員の辞職を許可するに,ご異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(佐藤稔君) ご異議なしと認めます。  よって,澤渡和郎議員の辞職は許可されました。 〔澤渡和郎議員・武田節子氏着席〕  ―――――――――――――――――――― ◎あいさつ ○議長(佐藤稔君) この際,石澤秀夫議員,澤渡和郎議員,武田節子さん,及び佐藤市長から発言を求められておりますので,順次これを許します。  ―――――――――――――――――――― ◎石澤秀夫君あいさつ ○議長(佐藤稔君) 1番 石澤秀夫議員。 〔1番 石澤秀夫君 登壇〕 ○1番(石澤秀夫君) 21世紀を目前にした平成11年3月議会は,経済対策,雇用の確保,財政健全化,地方分権,そして福祉と環境という世相を反映した課題について議論が展開された議会だったと思います。  この議会を最後に,この度,21世紀を展望し,活力ある山形実現を目指し,多くの市民の声を市政に届けようと,情熱と行動力で山形市政の発展のために努力されてきました。澤渡和郎議員がご辞職なされるにあたり,はなはだせん越ではありますが,ここに議員を代表して私から,送別の言葉を申し述べたいと存じます。  澤渡議員は平成7年4月の統一自治体選挙で初当選され,1期4年間という短い期期ではございましたが,ユニークな発言で大変注目度が高かったように感じております。  この間,総務委員会,厚生委員会に所属し,国際経験豊かな澤渡議員は,常に国際比較における市政のあり方を説き,また,福祉の心とは,と質問するなどグローバルな見地から発言されておりました。  交通網整備特別委員会では副委員長をつとめられ,100年の大計に基づく街づくりを熱っぽく語り,確か予算委員会だったと思いますが,マスコミは庶民の木鉐たれとマスコミ論をぶちあげたことなどが,強く印象に残っております。  今,地方自治体は県,を問わず地方分権,情報公開,行財政改革,介護保険,環境問題など,極めて難しく,また重要な転機を迎えております。  このような時期に誇り高き議会人として,26万市民の幸せのために尽力され,すぐれた活動を展開されておられる澤渡議員を我々の議会から失うことは,誠に残念であり,惜しみて余りあるものがございます。  来る4月2日告示の山形県議会議員選挙に立候補なされると伺っております。  このうえは,新たな志に向かって,山形市議会議員の経験を遺憾なく発揮され,所期の目的を達成され,山形県勢発展のためにご活躍なされますとともに,山形が今後とも県都にふさわしい力強い発展ができますよう,ご尽力をいただければ幸いと存じます。  今後の更なるご健闘とご活躍をお祈り申し上げ,澤渡和郎議員を送る言葉といたします。  ―――――――――――――――――――― ◎澤渡和郎氏あいさつ ○議長(佐藤稔君) 澤渡和郎さん。 〔澤渡和郎氏 登壇〕 ○(澤渡和郎君) 一言ごあいさつを申し上げます。先程は辞職願を提出いたしましたところ快く受理いただきましてありがとうございます。また,ただいまはご丁重・格調高い惜別の言葉,激励のお言葉を同僚の石澤秀夫議員から賜りまして,胸の厚くなる思いでございます。本当にありがとうございました。  顧みれすれば,平成7年春の当選以来4年間世紀末の激動の時期,伝統と栄光の本議会に身を置かしていただきまして,山形市政の発展,市民本位の政治の実現に参画させていただきまして,本当にありがとうございました。  今まさに時代が変わろうとしております。そういうなかで,4年間を振り返ってみまして自らの不勉強・見識不足はもとより,青っぽい書生論を振りかざして,何かと不都合の点,汗顔の至りでございます。  今日,ここに至りましたのもこれ偏に先輩・同僚議員・市長はじめ執行部・議会事務局の皆様方のご厚情,ご指導のたまものと厚くお礼申し上げます。  情報公開と行財政改革は,世界の常識,時代のニーズをいち早くとらえて,ソフト・ハードあらゆる面で市民本位の政策を推進されておられる本市。特に,全国中心市街地活性化市長会の会長として我が山形市長の佐藤幸次郎市長は,今後さらなる新しい21世紀の夢とビジョンを描いて,市勢の発展,充実を期待するものでございます。  議員の皆様方におかれましては,議会制民主主義のもとまもなく施行されます統一地方選挙さらなる多くの市民との対話を通じ,誇りある県都,新世紀のふるさとづくりにますますのユーモア心とチャレンジを精神を発揮されますことを心よりお祈りいたします。  不祥私この4年間の体験を糧としまして,皆様方のご指導,ご教訓を肝に銘じて,新しい視点でふるさと山形の発展,誇りある県都の創設に魅力を尽くしてみたい。育み育ったこのふるさとにご恩返しをしたい,このような思い決意でございます。何とぞ皆様今後ともよろしくご指導,ご鞭撻のほどお願い申し上げまして私の辞職のあいさつに代えさせていただきます。どうもありがとうございました。  ―――――――――――――――――――― ◎武田節子氏あいさつ ○議長(佐藤稔君) 武田節子さん。 〔武田節子氏 登壇〕 ○(武田節子君) 私は武田節子でございます。このたび,図らずも議員の先生方より温かいご同意をいただきまして,教育委員会の委員の重責を担わせていただくことになりました。ご同意心からお礼を申し上げます。  私はまだまだ経験も浅く,若輩者でございます。議員の先生方のご指導を承りまして,今後精神誠意与えられました仕事を,私なりに努力してまいりたいと思います。どうぞ今後ともご指導よろしくお願いいたします。今日は本当にありがとうございました。  ――――――――――――――――――――佐藤市長あいさつ ○議長(佐藤稔君) 佐藤市長。 〔市長 佐藤幸次郎君 登壇〕 ○市長(佐藤幸次郎君) 3月市議会定例会を閉会するにあたり一言ごあいさつを申し上げます。  去る2日に招集いたしました,今次市議会定例会に提案いたしました,各案件につきましては,連日慎重なるご審議を賜り,それぞれご決議,ご同意をいただきまして,誠にありがとうございます。会期中において各位から寄せられましたご意見,ご要望等につきましては,十分尊重いたし今後の市政運営に取り組んでまいりたいと存じます。  このたびの議会は,皆様方にとって現在の任期における最後の定例会となったのでございますが,任期中に賜りました数々のご尽力,ご功績に対し改めて深甚なる敬意を表しますともに,衷心より感謝申し上げます。  今期を最後として,後進に道を譲られる方々にはくれぐれもご健康にご自愛のうえ,今後ともご指導,ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。  また,統一地方選挙が目前に迫ってまいりましたが,県議選を目指して本日付けをもって辞職された方,そして市政発展のため重ねて市議選に臨まれる皆様方には,必勝期して全力を傾注され,勝利の栄冠を勝ち取られることを心からご祈念申し上げる次第でございます。  最後になりましたが,各位にはくれぐれもご健康に留意のうえ,今後とも魅力ある都市づくりのため大きな力添えを賜りますようお願い申し上げまして,ごあいさつといたします。  本日は誠にありがとうございました。 ○議長(佐藤稔君) この際,私からも一言ごあいさつを申し上げます。  去る3月2日開会されました任期最後の定例会も,本日をもって日程は全部終了いたしました。時節柄,時にご多忙中にもかかわらず熱心にご審議を賜り,かつ議事進行にご協力を賜わり,衷心より感謝申し上げます。  この4年間を振り返ってみますと,阪神淡路の大震災,地下鉄サリン事件,バブル崩壊による長期不況の到来,失業率の増加,銀行や証券会社の倒産等,極めて暗い出来事が続きました。  そんななかで,長野冬季オリンピックの開催や中央集権体制から地方分権の確立に向けてのうねりは,国民レベルで高まってきたときでもあります。  本はこれらの影響を受けながらも,21世紀の扉を開く佐藤市政のもとで,市民参加による第6次総合計画を策定し,少子・高齢化社会に対応し,福祉施策や子育て支援体制が強化され,中心市街地の活性化策や広域行政の推進により〝堂々たる県都〝づくりに尽力されてきたのであります。  議会にあっても25万5,000市民の負託に答えるため,情報公開の拡大を実践しつつ,21世紀の山形市政の誤りなき発展を期し,多くの提言で市政に参画してこられました議員各位には,これから進む道は異なっても,この議場にはそれぞれ万感の思いを残されることと存じます。  今期を最後に後進に道を譲られる方々にはくれぐれも健康にご自愛のうえ,今後とも市勢発展のためご指導,ご協力を賜りますよう切にお願い申しあげます。  また,来るべき統一地方選挙に挑戦される方々には,全員当選の栄を勝ち得て,再びこの議場に相まみえることを心から念願するものであります。
     最後に,市長はじめ職員の方々から寄せられましたご厚情に対して,厚くお礼申し上げます。今後とも市勢発展のため,なお一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げましてごあいさつといたします。  ―――――――――――――――――――― ◎閉会 ○議長(佐藤稔君) これをもって,平成11年3月市議会定例会を閉会いたします。     午後3時41分 閉 会      議  長 佐 藤    稔      副議長  宝 沢  啓 輝      署名議員 枝 松  昭 雄      署名議員 渡 辺  卓 弥...