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  1. 山形市議会 1997-03-28
    平成 9年 3月定例会(第7号 3月28日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成 9年 3月定例会(第7号 3月28日)   平成9年3月28日(金曜日) 〇出席議員(39名)     1 番   石 澤 秀 夫 君      2 番   高 橋 啓 介 君     3 番   豊 川 和 弘 君      4 番   渡 辺 弥寿雄 君     5 番   高 橋   博 君      6 番   金 峰 聡 和 君     7 番   澤 渡 和 郎 君      8 番   斎 藤 淳 一 君     9 番   加 藤 賢 一 君     10 番   高 橋 伸 行 君    11 番   渡 辺 ゆり子 君     12 番   加 藤   孝 君    13 番   石 沢 忠 八 君     14 番   竹 田 和 義 君    15 番   高 橋 民 夫 君     16 番   鈴 木 善太郎 君    17 番   長 瀬 洋 男 君     18 番   佐 竹 盛 夫 君    19 番   峯 田 豊太郎 君     20 番   阿 部 喜之助 君    21 番   高 橋 嘉一郎 君     22 番   佐 藤 義 久 君    23 番   酒 井 靖 悦 君     24 番   荒 井   啓 君    25 番   佐 貫 宏 一 君     26 番   小野寺   建 君    27 番   尾 形 源 二 君     29 番   会 田 邦 夫 君    30 番   渡 辺 秀 夫 君     31 番   枝 松 昭 雄 君    32 番   武 田 一 夫 君     33 番   佐 藤   稔 君    34 番   浅 野 泰 孳 君     35 番   深 瀬 悦 男 君
       36 番   渡 辺 卓 弥 君     37 番   加 藤   正 君    38 番   宝 沢 啓 輝 君     39 番   中 村 幸 雄 君    40 番   大 沢   久 君  ―――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者   市長      佐 藤 幸次郎 君   助役       山 口 寿 男 君   収入役     今 野 和 子 君   総合政策室長  斎 藤 健 司 君   総務部長     市 川 昭 男 君   財務部長    鈴 木   啓 君   市民部長     村 田 善 隆 君   環境部長    寺 崎 琴 雅 君   福祉部長     横 倉 明 雄 君   産業部長    岸   善 明 君   建設部長     垂 石 定 敏 君   都市開発部長  小野寺 重 志 君   下水道部長    丹 野 長四郎 君   消防長     相 良   憲 君   済生館長     櫻 田 俊 郎 君   済生館事務局長 山 川 正 雄 君   水道事業管理者  梅 津 久 勇 君   水道部長    黒 沼 吉 男 君   教育委員長    音 山 幸 子 君   教育長     後 藤 和 弘 君   教育部長     加 藤 順 功 君   選挙管理委員長 柿 崎 喜世樹 君   選管委事務局長  三 澤 與右エ門君   代表監査委員  奥 山   漸 君   監査委事務局長  木 幡 五 郎 君   農業委員会長  日 野 晃 昌 君   農業委事務局長  安 藤 昭 夫 君  ――――――――――――――――――――事務局職員出席者   局長      酒 井 正 男   総務課長    田 中 愿 弘     議事課長     岩 田 充 巨   議事係長    深 瀬   博     調査係長     鈴 木 好 善   主査      金 澤 孝 弘  ―――――――――――――――――――― 〇議事日程第7号   平成9年3月28日(金)午後2時開議  第 1 諸報告  第 2 請願の撤回について  第 3 請願の一部訂正について  第 4 最上川中部水道企業団議会議員選挙  第 5 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて  第 6 議第50号 山形市固定資産評価審査委員会委員の選任について  第 7 議第51号 小白川財産管理委員の選任について  第 8 議第52号 関沢財産管理委員の選任について  第 9 議第53号 山寺下組財産管理委員の選任について  第10 議会案第2号 山形市議会委員会条例の一部改正について  第11 議会案第3号 (仮称)「こどものくに」の山形ニュータウンへの誘致を求め             る意見書の提出について  第12 議会案第4号 私学助成の充実と負担軽減及び公私格差の是正を求める意見書             の提出について  第13 議第7号 平成9年度山形市一般会計予算  第14 議第8号 平成9年度山形市水道事業会計予算  第15 議第38号 山形市農業集落排水処理施設設置及び管理等に関する条例の一部            改正について  第16 議第42号 山形市下水道条例の一部改正について  第17 議第47号 山形市水道給水条例の一部改正について  第18 議第9号 平成9年度山形市立病院済生館事業会計予算  第19 議第14号 平成9年度山形市公共下水道事業会計予算  第20 議第34号 山形市市民保養所設置,管理及び使用に関する条例の一部改正に            ついて  第21 議第37号 山形市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部改正につ            いて  第22 議第39号 山形市中央卸売市場業務条例の一部改正について  第23 議第40号 山形市駐車場条例の一部改正について  第24 議第44号 山形市立商業高等学校授業料等徴収条例の一部改正について  第25 議第46号 山形市立病院済生館使用料及び手数料条例の一部改正について  第26 議第10号 平成9年度山形市国民健康保険事業会計予算  第27 議第11号 平成9年度山形市老人保健医療事業会計予算  第28 議第12号 平成9年度山形市区画整理事業会計予算  第29 議第13号 平成9年度山形市財産区会計予算  第30 議第15号 平成9年度山形市交通災害共済事業会計予算  第31 議第16号 平成9年度山形市駐車場事業会計予算  第32 議第17号 平成9年度山形市市民保養所事業会計予算  第33 議第18号 平成9年度山形市中央卸売市場事業会計予算  第34 議第19号 平成9年度山形市住宅団地造成事業会計予算  第35 議第20号 平成9年度山形市農業集落排水事業会計予算  第36 議第21号 市道路線の認定について  第37 議第22号 市道路線の廃止について  第38 議第23号 市道路線の変更について  第39 議第24号 土地の処分について(元山寺中学校用地)  第40 議第25号 山形市行政手続条例の認定について  第41 議第26号 山形市空き缶等散乱防止条例の設定について  第42 議第27号 山形市固定資産税等の納期の特例に関する条例の設定について  第43 議第28号 山形市小売市場設置,管理及び使用に関する条例の廃止について  第44 議第29号 山形市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部改正            について  第45 議第30号 山形市農業委員会農地部会等の委員の定数に関する条例の一部改            正について  第46 議第31号 山形市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について  第47 議第32号 山形市特別会計条例の一部改正について  第48 議第33号 山形市勤労者体育施設設置,管理及び使用に関する条例の一部改            正について  第49 議第35号 山形市福祉医療給付金支給条例の一部改正について  第50 議第36号 山形市児童遊園条例の一部改正について  第51 議第41号 山形馬見ケ崎屋外プール条例の一部改正について  第52 議第43号 山形市立学校設置条例の一部改正について  第53 議第45号 山形市体育館等設置,管理及び使用に関する条例の一部改正につ            いて  第54 議第49号 山形市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について  第55 請願13件  第56 特別委員会中間報告  第57 閉会中の委員会活動について  ―――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件  日程第1 諸報告  日程第2 請願の撤回について  日程第3 請願の一部訂正について  日程第4 最上川中部水道企業団議会議員選挙
     日程第5 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて  日程第6 議第50号 山形市固定資産評価審査委員会委員の選任について  日程第7 議第51号 小白川財産管理委員の選任について  日程第8 議第52号 関沢財産管理委員の選任について  日程第9 議第53号 山寺下組財産管理委員の選任について  日程第10 議会案第2号 山形市議会委員会条例の一部改正について  日程第11 議会案第3号 (仮称)「こどものくに」の山形ニュータウンへの誘致を               求める意見書の提出について  日程第12 議会案第4号 私学助成の充実と負担軽減及び公私格差の是正を求める意               見書の提出について  日程第13 議第7号 平成9年度山形市一般会計予算  日程第14 議第8号 平成9年度山形市水道事業会計予算  日程第15 議第38号 山形市農業集落排水処理施設設置及び管理等に関する条例の              一部改正について  日程第16 議第42号 山形市下水道条例の一部改正について  日程第17 議第47号 山形市水道給水条例の一部改正について  日程第18 議第9号 平成9年度山形市立病院済生館事業会計予算  日程第19 議第14号 平成9年度山形市公共下水道事業会計予算  日程第20 議第34号 山形市市民保養所設置,管理及び使用に関する条例の一部改              正について  日程第21 議第37号 山形市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部改正              について  日程第22 議第39号 山形市中央卸売市場業務条例の一部改正について  日程第23 議第40号 山形市駐車場条例の一部改正について  日程第24 議第44号 山形市立商業高等学校授業料等徴収条例の一部改正について  日程第25 議第46号 山形市立病院済生館使用料及び手数料条例の一部改正につい              て  日程第26 議第10号 平成9年度山形市国民健康保険事業会計予算  日程第27 議第11号 平成9年度山形市老人保健医療事業会計予算  日程第28 議第12号 平成9年度山形市区画整理事業会計予算  日程第29 議第13号 平成9年度山形市財産区会計予算  日程第30 議第15号 平成9年度山形市交通災害共済事業会計予算  日程第31 議第16号 平成9年度山形市駐車場事業会計予算  日程第32 議第17号 平成9年度山形市市民保養所事業会計予算  日程第33 議第18号 平成9年度山形市中央卸売市場事業会計予算  日程第34 議第19号 平成9年度山形市住宅団地造成事業会計予算  日程第35 議第20号 平成9年度山形市農業集落排水事業会計予算  日程第36 議第21号 市道路線の認定について  日程第37 議第22号 市道路線の廃止について  日程第38 議第23号 市道路線の変更について  日程第39 議第24号 土地の処分について(元山寺中学校用地)  日程第40 議第25号 山形市行政手続条例の認定について  日程第41 議第26号 山形市空き缶等散乱防止条例の設定について  日程第42 議第27号 山形市固定資産税等の納期の特例に関する条例の設定につい              て  日程第43 議第28号 山形市小売市場設置,管理及び使用に関する条例の廃止につ              いて  日程第44 議第29号 山形市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部              改正について  日程第45 議第30号 山形市農業委員会農地部会等の委員の定数に関する条例の一              部改正について  日程第46 議第31号 山形市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について  日程第47 議第32号 山形市特別会計条例の一部改正について  日程第48 議第33号 山形市勤労者体育施設設置,管理及び使用に関する条例の一              部改正について  日程第49 議第35号 山形市福祉医療給付金支給条例の一部改正について  日程第50 議第36号 山形市児童遊園条例の一部改正について  日程第51 議第41号 山形馬見ケ崎屋外プール条例の一部改正について  日程第52 議第43号 山形市立学校設置条例の一部改正について  日程第53 議第45号 山形市体育館等設置,管理及び使用に関する条例の一部改正              について  日程第54 議第49号 山形市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について  日程第55 請願13件  日程第56 特別委員会中間報告  日程第57 閉会中の委員会活動について  日程追加  委員調査派遣の件  ―――――――――――――――――――― ◎午後2時 開 議 ○議長(大沢久君) これより本日の会議を開きます。  欠席通告議員は,石沢忠八議員であります。  出席議員は定数に達しております。  本日の議事は,日程第7号をもって進めます。  ―――――――――――――――――――― ◎諸報告 ○議長(大沢久君) 日程第1 諸報告を行います。  既に配布いたしております文書のとおり,監査委員から,平成8年6月から平成9年2月までに実施した行政監査の結果について,地方自治法第199条第9項の規定により報告されております。  また,地方自治法第235条の2第3項の規定により,3月執行の例月出納検査結果が,議長あて報告されております。  以上で報告を終わります。  ―――――――――――――――――――― ◎請願の撤回 ○議長(大沢久君) 日程第2 請願の撤回についてを議題といたします。  お諮りいたします。お手元に配布いたしております文書のとおり,請願第8号「医療費負担増の凍結と抜本的医療制度改革を求めることについて」は,提出者から撤回の申し出があります。  これを承認するに,ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。よって,請願第8号の撤回は提出者の申し出のとおり承認されました。  ―――――――――――――――――――― ◎請願の一部改正 ○議長(大沢久君) 日程第3 請願の一部改正についてを議題といたします。  お諮りいたします。お手元に配布いたしております文書のとおり,継続請願第21号「私立中高校に対する助成措置の充実と父母負担の軽減と公私格差の是正をはかることについて」は,提出者から一部訂正の申し出があります。  これを承認するに,ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。よって,継続請願第21号の一部訂正は,提出者の申し出のとおり承認されました。
     この際,産業文教委員会を開くため,暫時休憩いたします。     午後2時3分 休 憩  ――――――――――――――――――――     午後2時14分 再 開 ○議長(大沢久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ――――――――――――――――――――最上川中部水道企業団議会議員選挙 ○議長(大沢久君) 最上川中部水道企業団議会議員の任期が,来る3月31日をもって満了いたしますので,この際選挙を行っておく必要があります。  日程第4 最上川中部水道企業団議会議員の選挙を行います。  ―――――――――――――――――――― ◎動議(指名推薦) ○議長(大沢久君) 23番 酒井靖悦議員。 ○23番(酒井靖悦君) この際,動議を提出いたします。  最上川中部水道企業団議会議員の選挙の方法につきましては,投票の煩を避け,地方自治法第118条第2項の規定により指名推薦によることとし,議長において指名されるよう動議を提出いたします。 ○議長(大沢久君) ただいま,酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,指名推薦の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,最上川中部水道企業団議会議員の選挙は,指名推薦によることとし,議長において指名することに決しました。  直ちに,指名いたします。最上川中部水道企業団議会議員に,高橋啓介議員石沢忠八議員中村幸雄議員を,指名いたします。  お諮りいたします。ただいま議長において指名いたしました高橋啓介議員石沢忠八議員中村幸雄議員を,最上川中部水道企業団議会議員の当選人とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,最上川中部水道企業団議会議員に,高橋啓介議員石沢忠八議員中村幸雄議員が,当選されました。  当選されました高橋啓介議員中村幸雄議員が,出席されておりますので,会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。なお,石沢忠八議員が欠席しておりますので,後日,文書にて告知いたします。  ――――――――――――――――――――人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて ○議長(大沢久君) 日程第5 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについてを議題といたします。  お手元に配布いたしております文書のとおり,市長から人権擁護委員の候補者について意見を求められております。  お諮りいたします。人権擁護委員の候補者として,大寿昭芳さんを推薦することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,人権擁護委員の候補者として,大寿昭芳さんを推薦することに同意されました。  ―――――――――――――――――――― ◎議第50号ほか3件 ○議長(大沢久君) 日程第6 議第50号から日程第9 議第53号までの議案4件を一括して上程いたします。  この場合,提案者の説明を求めます。佐藤市長。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎提案理由の説明 〔市長 佐藤幸次郎君 登壇〕 ○市長(佐藤幸次郎君) ただいま上程されました議案について,ご説明申し上げます。  議第50号山形市固定資産評価審査委員会委員の選任については,本市固定資産評価審査委員会委員である佐藤要輔委員の任期が,今月末日をもって満了となることに伴い,新たに浜田敏氏を委員に選任することについて,ご同意をお願いしようとするものであります。  議第51号から議第53号までの3議案はいずれも財産区管理委員の選任に関するものであり,小白川,関沢及び山寺下組の各財産区とも,今月末日をもって管理委員の任期が満了いたしますので,新たな委員を選任するについて,ご同意をお願いしようとするものであります。  以上が提出議案の大要でありますが,よろしくご審議のうえご同意くださいますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で提案者の説明は終わりました。  ―――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。  上程議案に対しご質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎動議(委員会付託省略) ○議長(大沢久君) 23番 酒井靖悦議員。 ○23番(酒井靖悦君) この際,動議を提出いたします。  ただいま上程されました議第50号から議第53号までの議案4件につきましては,会議規則第37条第2項の規定により,委員会の付託を省略して審議されるよう動議を提出いたします。 ○議長(大沢久君) ただいま酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするに,ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,委員会付託省略の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議第50号から議第53号までの議案4件については,委員会付託省略の動議が可決されました。  ―――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入ります。討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(大沢久君) これより採決いたします。  議題に供している日程第6 議第50号から,日程第9 議第53号までの議案4件を一括して採決をいたします。  お諮りいたします。議第50号から議第53号までの議案4件を原案のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議第50号から議第53号までの議案4件については,原案のとおり同意されました。  ―――――――――――――――――――― ◎議会案第2号ほか2件
    ○議長(大沢久君) 日程第10 議会案第2号から日程第12 議会案第4号までの議会案3件を一括して上程いたします。  この場合,提案者の説明を求めます。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○(議会案第2号)      山形市議会委員会条例の一部改正について  山形市議会委員会条例の一部を改正をする条例を次のように制定する。  平成9年3月28日提出                     提出議員 酒 井 靖 悦 同 峯 田 豊太郎                       同  高 橋 啓 介 同 加 藤 賢 一                       同  加 藤   孝 同 石 沢 忠 八                       同  長 瀬 洋 男 同 阿 部 喜之助                       同  尾 形 源 二 同 深 瀬 悦 男      山形市議会委員会条例の一部を改正する条例  山形市議会委員会条例(昭和41年市条例第41号)の一部を次のように改正する。  第2条の表厚生委員会の項中「市民部」を「市民生活部」に,「福祉部」を「健康福祉部」に改める。    附 則  この条例は,平成9年4月1日から施行する。    理 由  行政組織機構の改革に伴い,規定の整備をしようとするものである。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○(議会案第3号)      (仮称)「こどものくに」の山形ニュータウンへの誘致を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,(仮称)「こどものくに」が山形ニュータウンに誘致されるよう求める意見書を提出する。  平成9年3月28日提出                     提出議員  佐 藤 義 久  同 鈴 木 善太郎                       同   渡 辺 弥寿雄  同 澤 渡 和 郎                       同   斎 藤 淳 一  同 高 橋 民 夫                       同   阿 部 喜之助  同 佐 藤   稔                       同   渡 辺 卓 弥      (仮称)「こどものくに」の山形ニュータウンへの誘致を求める意見書  21世紀を目前にし,次代を担う子どもたちが健やかに育つことは,私たちの共通の願いです。本市の山形市新総合計画でも,特に力点をおいて取り組まなければならない重点プロジェクトとして「子育て応援プロジェクト」を立て,児童健全育成に向けたさまざまな施策を推進しているところであります。  その一環として,山形ニュータウンに県立児童健全育成施設(仮称)「こどものくに」を誘致し,(仮称)「子ども科学文化館」を併設して,効率的な運営を図り,県と市が一体となって児童育成のネットワークを形成し,子どもを通じて県民の交流の場としていくべきと考えます。  山形ニュータウンの予定地は,山形・上山両市に及ぶ緑豊かな丘陵地であり,ニュータウン内に計画される南山形天童線をはじめ,国道13号線,また,東北中央自動車道山形南IC予定地にも近く,交通の便に恵まれた位置にあります。  よって,ぜひとも(仮称)「こどものくに」を山形ニュータウン内に設置し,(仮称)「子ども科学文化館」との連携・機能分担を図り,全体的な相乗効果を高め,広域的な中核施設としていくよう強く要望します。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。                               山 形 市 議 会  山形県知事 あて 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○(議会案第4号)      私学助成の充実と負担軽減及び公私格差の是正を求める意見書について  山形市議会は,次のとおり,私学助成の充実と負担軽減及び公私格差の是正を求める意見書を提出する。  平成9年3月28日提出                     提出議員 会 田 邦 夫 同 佐 竹 盛 夫                      同   金 峰 聡 和  同 加 藤 賢 一                      同   加 藤   孝  同 酒 井 靖 悦                      同   小 野 寺 健  同 渡 辺 秀 夫                      同   枝 松 昭 雄  同 深 瀬 悦 男      私学助成の充実と負担軽減及び公私格差の是正を求める意見書  わが国の私学は,教育において欠くことの出来ない極めて重要な役割を果たしております。それにもかかわらず,長期にわたる生徒数の減少が,父母負担の増大や教育水準の低下を招くことへの懸念が指摘されております。しかし,私学をめぐる最大の問題である過重な父母負担や,拡大の一途をたどる学費の公私格差は,少しも解決の兆しを見せておりません。また,私立学校の経常費等に対する国,県の助成についても,国・公立学校に比べて少ないのが実情であります。  こうした私学をめぐる厳しい状況と父母負担の実情を考えると,私学助成の抜本的な充実強化と父母負担軽減の具体的な措置と並んで生徒急減期対策の策定を図ることが緊急の課題であります。さらに,施設設備等における公私格差も早急に解決されることが望まれております。  従って,政府及び県におかれましては,父母負担の軽減をはかるため経常費助成の増額と授業料への助成制度の拡充及び施設設備への助成制度の新設を図るとともに,私立学校に対する国庫助成の削減を行わないよう強く要望するものです。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。                               山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  大蔵大臣  |  文部大臣  |あて  山形県知事 ┘ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎提案理由の説明 ○議長(大沢久君) 議会案第2号について,19番 峯田豊太郎議員。 〔19番 峯田豊太郎君 登壇〕 ○19番(峯田豊太郎君) ただいま上程されました議会案第2号山形市議会委員会条例の一部改正について,提案者を代表して提案理由を申し上げます。  改正の内容につきましては,平成8年12月定例会において,山形市部等設置条例の一部を改正する条例が議決されたことに伴い,平成9年4月から,「市民部」を「市民生活部」に,「福祉部」を「健康福祉部」に改めるため,委員会条例第2条に規定する常任委員会の所管事項について改正しようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 次に,議会案第3号について,16番 鈴木善太郎議員。 〔16番 鈴木善太郎君 登壇〕 ○16番(鈴木善太郎君) ただいま上程されました議会案第3号(仮称)「こどものくに」の山形ニュータウンへの誘致を求める意見書につきまして,提案者を代表して,提案理由を申し上げます。  山形ニュータウンは,山形・上山両市に及ぶ緑豊かな丘陵地に,健康・福祉及び文化・教育に関する高度な機能の集積と,それらを背景としたゆとりある居住環境を形成していくものであり,県内外の老若男女が交流するまちを目指すものであります。  ニュータウン内の中核施設として,さまざまなものが計画されているわけですが,その一つである(仮称)「子ども科学文化館」は,子どもも大人も直接的体験を通して楽しみながら学ぶことのできる科学と文化に関する総合的な施設であります。  (仮称)「子ども科学文化館」の利用対象者は,山形市内に限らず,隣接県にまで拡大して構想されており,その意味では,県が進める「こどものくに」との有機的な連携を図ることが重要な課題となっています。「こどものくに」を山形ニュータウンに誘致し,子ども科学文化館と併設して,効率的な運営を図り,県と市が一体となって児童育成のネットワークを形成し,相乗効果を高めていくことが不可欠であります。  県内他市でも,「こどものくに」を誘致している自治体がありますが,山形ニュータウン内に計画されている南山形天童線をはじめ,国道13号線,東北中央自動車道山形南IC予定地に隣接し,交通の便にも恵まれた山形ニュータウンこそ「こどものくに」設置に最適の場所であると確信するものであります。  よってお手元に配布しました文書のとおり,県知事に対して(仮称)「こどものくに」の山形ニュータウンへ誘致を求める意見書を提出しようとするものであります。  以上で,提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 次に,議会案第4号について,18番 佐竹盛夫議員。 〔18番 佐竹盛夫君 登壇〕 ○18番(佐竹盛夫君) ただいま上程されました議会案第4号「私学助成の充実と負担軽減及び公私格差の是正を求める意見書の提出について」であります。  わが国の私学は,大学の8割,高校の3割,幼稚園の9割を占めており,教育において欠くことのできない重要な役割を果たしております。  また,山形県の高校進学率は97%を超え,その中で私立高校生は約3分の1を占めており,私学教育は,本件でも重要な役割を果たしてきております。  しかし,私学をめぐる最大の問題である過重な父母負担や,拡大の一途をたどる学費の公私格差は,少しも解決の兆しを見せておりません。  さらに,長期にわたる生徒数の減少により私学経営はますます困難になることが予想されます。父母負担の増大や教育水準の低下を招くことが懸念されております。  また,国の私学関係予算が昭和57年以降,抑制され続けており,私学の経常費などに対する国・県の助成についても,国・公立学校に比べて少なく,施設設備等における公私格差も広がっているのが実情であります。  こうした私学をめぐる厳しい状況を考えると,私学助成の抜本的な充実強化と,父母負担の軽減,生徒の急減期対策の策定を早急に図ることが望まれております。  よって,父母負担の軽減を図るための経常費助成の増額と授業料への助成制度の拡充,施設設備への助成等の新設を図るとともに,私立学校に対する国庫助成の削減を行わないよう,政府及び県に対し,お手元に配布しております文書のとおり,意見書を提出しようとするものであります。  以上で,提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で提案理由の説明は終わりました。  ―――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。上程議案に対しご質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎動議(委員会付託省略) ○議長(大沢久君) 23番 酒井靖悦議員。 ○23番(酒井靖悦君) この際,動議を提出いたします。  ただいま上程されました議会案第2号から議会案第4号までの議会案3件については,会議規則第37条第2項の規定により,委員会の付託を省略して審議されるよう動議を提出いたします。 ○議長(大沢久君) ただいま酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって委員会付託省略の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議会案第2号から議会案第4号までの議会案3件については,委員会付託省略の動議が可決されました。  ―――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入ります。  討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(大沢久君) これより採決いたします。  日程第10 議会案第2号から日程第12 議会案第4号の議会案3件について,一括して採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議会案3件を,原案のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第10 議会案第2号から日程第12 議会案第4号までの議会案3件については,原案のとおり可決されました。  ―――――――――――――――――――― ◎議第7号ほか41件,請願13件 ○議長(大沢久君) 日程第13 議第7号から日程第54 議第49号までの議案42件,日程第55 請願13件を一括して議題といたします。  ―――――――――――――――――――― ◎委員長報告 ○議長(大沢久君) この場合,各委員会における審査の経過と結果について,委員長の報告を求めます。  ―――――――――――――――――――― ◎総務委員長報告 ○議長(大沢久君) 総務委員長 22番 佐藤義久議員。 〔総務委員長 22番 佐藤義久君 登壇〕 ○22番(佐藤義久君) 総務委員会における審査の経過と結果についてご報告いたします。  議第24号土地の処分について(元山寺中学校用地)については,当局の説明を了承し,全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に議第25号山形市行政手続条例の設定についての主な質疑を申し上げます。  委員から,市民が行政手続をする中で,多いものは何か,との質疑があり,当局から,施設の使用申請が多い,との答弁がありました。  次に,委員から,3月28日に議決し,4月1日からの施行で,市民に十分周知できるのか,との質疑があり,当局から,議会の議決を得ない段階での施行はできない。市民の利益になるものであり,広報やまがた等で周知していきたい,との答弁がありました。  また,委員から,市民から条例を設定してほしいという要望はあったのか,との質疑があり,当局から,市民の要望というよりも,国や諸外国など世界的な流れから出てきたものである。との答弁がありました。  さらに,委員から,市民が具体的にどういう点で利用するのか,との質疑があり,当局から,「申請に対する処分の審査基準・標準処理期間」や「不利益処分の処分基準」を市民から求めに応じて明確にし,申請がなぜ認められないのか,処分が出るまでのおおよその期間などを具体的に示すことにより開かれた行政になる,との答弁がありました。  また,委員から,書類は各施設にも備えつけなるのか,との質疑があり,当局から,4月1日から備えつけられるように準備している,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  議第27号山形市固定資産税等の納期の特例に関する条例の設定について,議第31号山形市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について,議第32号山形市特別会計条例の一部改正について,議第34号山形市市民保養所設置,管理及び使用に関する条例の一部改正について,議第40号山形市駐車場条例の一部改正については,いずれも当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第49号山形市特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,市長の給与を減額するということだが,1カ月20%減額とした根拠は何か,との質疑があり,当局から,市長自身の考えから出たことであるが,今回の彩問題に関する県の対応も参考にした。知事が1カ月30%減としているが,知事は法人の許認可権を持っているなど,市長とは権限が異なる。そのあたりを考慮して,1カ月20%減額とした,との答弁がありました。  次に,委員から,法人決定の経過等について,市長に対し,前市長からの引き継ぎはあったのか,また,法人についての民間による信用調査の結果報告は市長になされたのか,さらに職員の視察復命書は市長までいったのか,との質疑があり,当局から,前市長から現市長への引き継ぎは,膨大な量の書類でなされた。彩問題を特に取り上げての口答による引き継ぎはなかった。民間の信用調査の供覧については,当時の部長止まりであった。出張の復命書については,すぐ上の身分までしか供覧しないことになっており,市長までは,いっていない,との答弁がありました。  また,委員から,民間による信用調査の依頼は市長名で出しているはずだが,その調査結果が市長までいっていないというのはおかしいのではないか,との質疑があり,当局から,緊急に必要な施設ということで意欲的に取り組んだ。結果として問題が出たということであるが,書類を添付して市長の判断を仰ぐべきであった。軽率であったと反省している,との答弁がありました。  さらに,委員から,市長が携わった期間は短い。市長だけが責任をとるのは納得できないと思うがどうか,との質疑があり,当局から,職員に対する監督において慎重さを欠いた。4月に施設を開所するめどがついたことで,市長の責任を明らかにし,けじめをつけるという意思の表れであるとの答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に請願について申し上げます。  請願第6号2兆円特別減税の継続を求めることについては,願意にはおおむね賛成ということであったが,国の審議状況は減税をしないという予算案が衆議院を通り,参議院でも可決されそうな見通しであり,このような時期に意見書を出しても効果が薄いという意見があり,採決の結果,不採択とすべきものと決しました。  また,請願第3号「夫婦別姓」選択制導入について,請願第7号婚姻制度等に関する民法改正を求めることについて,継続中の請願第13号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定について,継続中の請願第20号「夫婦別姓」制の導入反対については,いずれも,さらに調査研究の必要を認め,継続審査すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,当委員会決定どおり,ご賛同賜りますようお願いいたします。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎厚生委員長報告 ○議長(大沢久君) 厚生委員長 24番 荒井啓議員。 〔厚生委員長 24番 荒井啓君 登壇〕 ○24番(荒井啓君) 厚生委員会における,審査の経過と結果について,ご報告申し上げます。  最初に議第26号山形市空き缶等散乱防止条例の設置についての主な質疑を申し上げますと,委員から,これまで当委員会で数回にわたり検討を重ねてきたところであるが,効力があるようにするための条例であり,厳しくしたほうが注意しやすいが,この条例では難しいと思う。市民同士が注意しやすい方法が良いので,罰金にした方が良いと思うがどうか,との質疑があり,当局から,罰金が過料かで議論したし,司法当局とも話し合いをしたが,行為そのものについては,罰金を科すことはできない。廃棄物処理の法律で捨ててはならないとの規定があるが,条例でするには,是正命令違反の場合でないと罰金,過料は適用できない。また他市で,現実的に罰金を適用した例はない。罰金は前科となって犯罪人名簿に記載され,罰金以外の不利益を受ける。軽犯罪法は拘留又は科料に処せられる。罰金だと軽犯罪と比較して,刑が重くなる等の理由により,ポイ捨てした時の是正命令違反等については過料になった,との答弁がありました。  次に委員から,市内の各空き地に空き缶が散乱しているのが見受けられる。土地の所有者が遠い所に居たらどうするのか。空き地の管理についてはどのようになるのか,との質疑があり,当局から,ポイ捨てによる空き缶の散乱は,ポイ捨てをする人が悪く,条例では空き缶等のポイ捨て及び犬等のふんの放置の禁止等について規定しているが,空き地の管理等については規定していない,との答弁がありました。  これに対して,委員から,空き地について,もう少し考えてほしい。また空き缶については,自動販売機から缶ジュース等を買ってそこで飲まないで,他の所で飲むので,例えばガソリンスタンドで回収できるようにお願いするとか,いろんな角度で検討していってほしい,との要望がありました。  次に委員から,美化推進員は何名位なるのか,また,どのような任務を与えるのか,との質疑があり,当局から,美化推進員は50名位になる。地区から30名,ボランティアを20名位募集する。また任務については,住民に対しての啓発活動,散乱状況の把握及び市への報告,清掃作業等である,との答弁がありました。  次に,委員から,美化モデルを指定するが,具体的な施策はあるのか,との質疑があり,当局から,パトロールを他の地区より増やすとか,モデル地区内のゴミ回収支援を行なう。指定するには地元の協力を得られる事を条件としているが,市街地に1カ所,公園付近に1カ所,幹線道路付近に1カ所をモデルとして他の地域に波及効果を促したい,との答弁がありました。  次に委員から,犬を飼っている人に啓発チラシ等を送付したらよいと思うがどうか,また,登録している犬はどの位いるのか,との質疑があり,当局から,保健所の統計では平成9年2月13日現在で8,035頭と聞いている,それらについては毎年登録申請があるので,その時に条例制定についてのチラシを配布していきたい,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第28号山形市小売市場設置,管理及び使用に関する条例の廃止について申し上げます。  議案の内容は,北部小売市場及び南部小売市場を本年3月末をもって廃止しようとするものであります。  これらの小売市場は適正な価格による食料品の安定供給及び地域のプライスリーダーなどの役割を担って,それぞれ昭和53年及び昭和57年に開設されたものでありますが,近年の商業環境,社会経済情勢の変化,消費者ニーズの多様化等より,その役割を終えたと判断し提案されたものであります。小売市場のあり方については以前より当委員会でも,調査検討を続けてきたものであり,このたびの当局の説明を了承し,全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議第33号山形市勤労者体育施設設置,管理及び使用に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げますと,委員から,現在,教育委員会に事務委任されているが,他の施設はどうするのか,との質疑があり,当局から,他の施設は年次計画で委託していく方針ときいている,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第35号山形市福祉医療給付金支給条例の一部改正について,議第36号山形市児童遊園条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第37号山形市廃棄物の減量及び適正処理に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げますと,委員から,し尿処理を行っている世帯数はどの位あるのか,また,1世帯当たりの年間の料金はどの位になるのか,との質疑があり,当局から,約1万5,000世帯あり,3人家族で年間2万2,000円から2万3,000円位になる,との答弁がありました。  次に,委員から,消費税2%分がプラスになるのだと思うが,国の消費税制度には問題がある。市民の負担増につながるので,この条例には反対する,との意見がありました。  大要以上の後,採決した結果,賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に,議第46号山形市立病院済生館使用料及び手数料条例の一部改正について,主な質疑を申し上げます。  委員から,100分の5にすることによって,どの位アップするのか,との質疑があり,当局から,平成9年度予算ベースで750万円位とみている,との答弁がありました。  次に,委員から,診断書や特別室等の入院加算料に消費税がかかるのは理解できない。住民の負担が増えるのでこの条例には反対する,との意見がありました。  大要以上の後,採決した結果,賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に請願について申し上げます。  請願第2号厚生省・彩福祉グループによる汚職事件の徹底糾明を進めることについては,市の責任,並びに市補助金の交付対象施設の決定及び法人認可の経緯を明らかにすること。百条調査委員会の設置を含め,真相の徹底糾明を進めていくとするものですが,各委員から,次のような意見がありました。  一つ,連合審査会や参考人の招致を行ってきた。また,厚生委員会としては,閉会中も委員会を開催し原因究明に努めてきたし,今後も究明に向け進んでいるので不採択で良い。  一つ,委員会としてこれまでも原因究明に向け,努力しているので,百条委員会は必要でないと思うので,不採択で良い。
     一つ,市民は彩事件の解明がなされていないとの意見はあるが,議会としても一生懸命行ってきたし,その事には誇りを持つべきだ。主旨は理解するが,継続でよいのでないか。  一つ,市民にはまだ彩グループ事件の真相解明が明らかになっていない。市民の疑問に対して我々は答えていく必要があるので,この請願の主旨は妥当だと思う。  などの意見が出され,慎重に審査した後,採決した結果,賛成少数で不採択すべきものと決しました。  次に,請願第4号遺伝子組み換え作物の輸入を行わず表示義務を行なうよう求めることについては,所管課長から現在の状況説明を受け,審査しましたが,引き続き調査研究の必要を認め継続審査すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。  続いて,彩福祉グループ関係の問題については,先の12月定例会にも報告いたしましたが,その後の経過をご報告いたします。  委員会として,1月13日,2月13日,2月26日に建物の現地調査を含め,この問題の真相究明に向けて論議してきました。  この間,県議会で行った,唐沢氏と黒川氏の両参考人に対する聞き取り調査の概要について,県議会の社会福祉法人彩山会・彩江会対策特別委員会の正副委員長を訪問して概略報告を受けてきました。  これらに基づき委員会として,唐沢氏,黒川氏に対し,再度,参考人として招致する必要があるとのことで,議長名で出席を要請いたしました。  この結果,両人とも国会開催中とのことや業務の関係で出席できないとの返事があり委員会として,東京で参考人に対して聞き取り調査を行うことにしました。この結果,委員長及び高橋啓介副委員長,加藤正委員,武田一夫委員と事務局とで3月6日に都内の全国都市会館内の会議室で聞き取り調査を行いました。  聞き取り調査の主な内容は,次のとおりであります。  まず,唐沢氏についての主な内容を申し上げますと,最初に,委員長から2項目について聞き取りを行った後,各委員から,質疑を行いました。その中で,唐沢氏から,今回の事件では小山氏の裏の性格を見抜けなかったことで,県民や山形市民,福祉を担当している皆さんに迷惑をかけたことについてお詫びを申し上げたい,との発言がありました。  続いて,委員から,山形県内市町村のゴールドプランの計画は,補助金の関係で事前に県と協議すると思うが,この関係から唐沢さんが県に在職中山形市の計画について相談がありましたか,との質疑があり,県からの一方的な指導では,各市町村の自主性がなくなるので,各市町村の特色を出してほしいとのことは話をした。市の計画が県にくるのは重要事業のときであるので,私の在任中は,まだ,考えのレベルであったと思う,との答弁がありました。  また,委員から,山形市内大郷地区から特老の誘致についての要望があって,その後1カ月も過ぎないうちに,山形市から大郷地区へ特老設置の回答を出している。この関係で山形市から,何らかの相談はあったのか,との質疑があり,そのことについては記憶がない。ただ,山形市の特老待機者が多く,施設に入所できるまでが1年以上と,長い状況にあった。何とかこのような状況を打開しようとした記憶はあるし,市民の声も強いのは承知していた。との答弁がありました。  次に,委員から,ゴールドプランによる施設の数値は山形市が9カ所になっているが,山形県も認めていたと考えていいのか,との質疑があり,山形市の9カ所については,おそらく山形市の待機者が県内で最も多いので,重点的に配分したい考えはあったと思うし,他の市町村とのバランスも考えて配分した,との答弁がありました。  さらに,委員から,法人設立の指導は社会課なのか,との質疑に対し,社会課で指導を担当するし,設立認可に際しては,基本的に厳しい指導はしていないが,ただ,実態のない法人等は精査する,との答弁がありました。  続いて,黒川氏に対しても委員長から概ね5項目について聞き取りを行った後,各委員からの質疑を行いました。  初めに,黒川氏から,今回の事件では責任を感じているし,彩福祉グループの実情を見抜けなかったことを深く反省している。また,昨年の参考人招致の際は,体調を崩し出席できなかったことについてもお詫びを申し上げたい。私は小山氏のために動いたのではないし,山形県の福祉の実情を見て,例えば障害者施設の整備計画も無かったので,自分なりにその施策は前に進んだと思う。ただ,小山氏は厚生省幹部と知り合いだったし,彩福祉グループの本部長も厚生省のOBだったので,このような実態になるとは思わなかった。ぜひ,現在進んでいる施設は必要であり,意義ある施設だと思うので,ぜひ,スタートさせてほしい,との発言がありました。  引き続き,各委員から,彩福祉グループが山形に進出するきっかけのために,指示したことはないのか,との質疑に対し,私が彩グループを山形市に紹介したことはないし,人の仲介での紹介もあり得ない,との答弁がありました。  さらに,委員から,平成6年9月21日に,小山氏,黒川氏,社会課長補佐が山形市を訪問し,彩福祉グループについて説明を行っているが,このときに山形市側から,彩福祉グループへのお願いしたい旨の話があったのか,の質疑に対し,平成6年9月頃に小山氏が県庁に来て,山形市を訪問することがセットされていて,案内役として社会課の補佐が動向したと思う。山形市を訪問した時の具体的な話は覚えていないが,特老の整備状況などの説明を受け,今後の計画の話があったと思っている,との答弁がありました。  これに対して,委員から,黒川さんが話をしていないのはわかるが,他の人にお願いして動いた経過はないのか,との質疑に対して,当時は山形県庁に赴任したばかりで,社会課の職員も知らなかったし,私が社会課の職員に頼めるような状況ではなかった,との答弁がありました。  次に,委員から,参考人の話,県議会の調査等を聞いているが,黒川さんの話と一致していない点もある。特にリブウエルの関係でも参考人として招致した,当時の彩山会山形事務所長の渡辺氏は,黒川さんと約30社を訪問しているとの発言をしているが,どうなのか,との質疑に対して,私は30社も訪問していないし,訪問したのは5社から6社だと思う。  さらに,委員から,平成6年8月頃に小山氏の履歴書をもらっているが,なぜなのか,また,どのような理由でもらったのか,との質疑に対して,社会課から小山氏の履歴書がほしい,とのことで私が頼まれ,事務的に相手側にお願いしてFAXで頂いた。そして,社会課を通じて山形市に送ったと思う。履歴書を頂く理由としては,山形県が履歴書をほしい,とのことを電話で頼んだ,との答弁がありました。  次に,委員から,彩福祉グループを紹介したことには,一切関与していないのか,との質疑に対し,私が山形市に彩福祉グループを紹介したことはないし,誰かを仲介しての紹介もない,との答弁がありました。  これに対して,委員から,新進党の調査団が山形県に来たときに,「なぜ山形に来たのか」との質問に副知事は,「小山氏は全国に福祉施設を展開しており,埼玉県には茶谷氏,山形には黒川氏がいたから」と答弁している。そうすると矛盾があるのでないか,との質疑に対して,前にも言ったように,私は赴任したばかりなので,担当職員に言えるはずがないし,山形市としても社会課長補佐から一言あったからといって,それだけで決まるはずがない,との答弁がありました。  次に,委員から,法人認可は社会課になると思うが,県では認可するときに庁内の各部等と打ち合わせがあるのか,との質疑に対し,法人認可は社会課の担当であるが,認可のための審査打ち合わせに私は参加していない,との答弁がありしまた。  さらに,委員から,山形市では信用調査を行ったが,県でも同様の調査をしたのか,との質疑に対して信用調査については,今日初めてお聞きしたので内容は知らない。ただ,認可するのだから調査は行ったと思うし,調査で問題がなかったから認可されたと思う。との答弁がありました。  次に,委員から,市議会での参考人からの聞き取りでは「県から話がくれば信用するし,決めた」と言っているが,どうなのか,との質疑に対して,全部私が悪くなっているが,私ではない。山形市の方も彩福祉グループに厚生省OBか入っているとなれば信用せざるを得ないと思う。時期は明確に判明しませんが,お願いとか,紹介,依頼は,私が心にもなかったし,一般的な会話の中から先方で,そのような意味に受け取ったと言われると推測すれば,いたしかたないと深く反省しているところであります,との答弁がありました。  次に,委員から,前にも述べたが,リブウエルの関係で黒川さんは5社から6社,渡辺所長は,30社を訪問したと言っている。どのように思われるか,との質疑に対して,シルバーサービス懇談会の勉強会にも何社か出席していたのでこれらを合わせると10数社と思うが,30社を訪問した事実はない,との答弁がありました。  以上のような聞き取り調査を行いました。  なお,リブウエルの関係で,会社を訪問した回数が,渡辺参考人と黒川参考人の回数が一致しなかったので,正副委員長で,再度,渡辺氏に確認したところ,委員会では動揺し,違った数字を答弁した。訪問した数は5社から6社だった,との確認を得ました。  その後も委員会を開催し,この問題についての論議をしました。主な内容は,委員から,法的な措置を考えているというが,どのような形で争うのか,との質疑があり,当局から,どこの部分に権利が発生するかについて調査しているし,顧問弁護士にも相談している。債権発生を見極めながら訴えをしていきたい,との答弁がありました。  次に,委員から,契約変更の問題で,輝きの会,JWM,熊谷組との話は終わっているのか,との質疑があり,当局から,実際には,補助金が決まらないといきいきの郷の施設の引き渡しができないし,県では国に対し事業費の確定についてお願いしている。決定後にどのようにしていくか相談していく,との答弁がありました。  さらに,委員から,契約変更の見通しはどうなのか,との質疑があり,当局から,契約変更は,今月中に行う,との答弁がありました。  次に,委員から,損害賠償請求の場合,目的をはっきりさせる必要があるしと思うが,どういう根拠にもっていくのか。また,輝きの会は,請求する権利があるのか,との質疑に対し,当局から,弁護士と相談しているが,輝きの会が損害を受けたとなれば訴訟になるのではないか,との答弁がありました。  さらに,委員から,財産の寄付贈与について相手と話がついていないと心配だがどうか,との質疑があり,当局から,法人に対する寄付と捉えていたので,これに対しては輝きの会が訴訟することになる,との答弁がありました。  次に,委員から,市長の報酬減額に関する条例がでているが,これで事件の解決が終わったと思っているのか,との質疑があり,当局から,不明な点がまだあるので,目配りしながら,また今後は争いも含めて万全の対応をとっていきたい,との答弁がありました。  これに対して,委員から,真相究明については,どのような対策にしていくのか,との質疑があり,当局から,真相究明,法的手続きについては,県と十分連絡をとり,市独自の考え方も入れながら行いたい,との答弁がありました。  次に,委員から,今後の進め方で補助金が確定した段階では,委員会を開催し報告をしてほしい,との意見がありました。  次に,委員から,議論はまだまだあるし,解明されない部分もある。今後の課題としては,小山氏に対する損害賠償,財産の寄付贈与の関係,資金の流れの解明などについて調査していくべきだし,当局も対応できる取り組みが必要と思う,との発言がありました。  これらに対して,委員会としてもこれらの問題については,今後も真相の究明をしていくことになりました。  以上で報告を終わります。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎産業文教委員長報告 ○議長(大沢久君) 産業文教委員長 29番 会田邦夫議員。 〔産業文教委員長 29番 会田邦夫君 登壇〕 ○29番(会田邦夫君) 産業文教委員会における審査の経過と結果についてご報告いたします。  議第29号 山形市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に議第30号 山形市農業委員会農地部会等の委員の定数に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,第1から第5選挙区まであるが,定員の割り振り,部会の定数の変更など定期的に行なっているのか,との質疑があり,当局から,5つの選挙区の中での定数の見直しは,検討委員会を設けて10年で見直しをすることにしている。平成元年に実施しており,平成10年に見直しをしようと話になっているとの答弁がありました。  これに対して,委員から2つの部会の割り振り,地区別の割り振りはどうしているのか,との質疑があり,当局から部会については半々,地区ごとの割り振りは調整しているとの答弁がありました。  大要以上の後,議第30号 山形市農業委員会農地部会等の委員の定数に関する条例の一部改正については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に議第38号 山形市農業集落排水処理施設設置及び管理等に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,消費税の改正は国では決まったが,市では据え置きできないのか,との質疑があり,当局から,税法の改正によるものであり,改正しないと市で消費税アップ分を負担しなければならなくなるとの答弁がありました。  これに対して委員から,据え置きにした場合,市民の税金で見なければならないのかとの質疑があり,当局から,外税であり,消費税率5%と3%の差額分を事業会計で負担しなければならなくなるとの答弁がありました。  次に委員から,下水道事業は市民から3%の消費税をもらい,国に納め,工事費にも3%の消費税を払っているので,国から消費税が還付なっているが,農集排はどうなっているのか,との質疑があり,当局から収益的支出としては,平成9年度試算で,使用料収入1,885万6,000円,その内,5%の税額は,89万7,906円と見込んでいる。歳出に伴う消費税は,平成9年度試算で,3,323万6,619円となり,市で還付請求できる金額は,1,297万円ほどになる。建設に係る歳出が多いので,市としては還付なる金額が多くなる,との答弁がありました。  これに対して委員から,平成9年度でもおおよそ1,300万円の還付であり,この中から消費税分の90万円を市が出しても,今後の事業に影響はないのではないか。普及率を見ると60%のところもあるので,普及率を高める上でも,税金で工事費を払っているのだから,据え置きにしても良いのではないか。国からペナルティがあるなら別であるが,どうかとの質疑があり,また,他の委員からこれだけならそれでも良いだろうが,下水道等のこともあり,他の事業とも歩調を整えるべきではないかとの意見もありました。  これに対し,当局からは,平成9年度歳入歳出はこうなっているが,他の事業もあり,4月1日から消費税の転嫁を図り,事業の推進に努めてゆきたい。また,使用料については,各組合等でも説明会を開催しており,議決後は消費税についても,各組合の理事長から集まってもらい,説明会を開催していきたいとの答弁がありました。  委員から,一般会計には消費税を転嫁していない。還付があるのだから,値下げしても良いのでは。一般会計から繰り入れして支払うのなら問題であるが,据え置きにしても良いのではとの意見が出されました。  他の委員からは,受益者負担が原則でないかとの意見や,農集排の負担金の上限も決めてあり,受益者にそれなりの手当をしており,消費税アップ分の負担はしょうがないのでは,との意見も出されました。  また,委員から,一般市民が,消費税分の還付を知ったらどんなものか,との質疑があり,当局から,消費税を3%に抑えても歳出は同じになり,2%分の持ち出しが増え,その上,限度額条例を適用すれば,一般会計からの繰り出しとなり,一般市民からその分,負担してもらうことになるとの答弁がありました。  大要以上の後,議第38号 山形市農業集落排水処理施設設置及び管理等に関する条例の一部改正については,採決した結果,賛成多数で可決するものと決しました。  次に議第39号 山形市中央卸売市場業務条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,品物を取引するのだから5%の税を払ってもらうのが当然である。消費税アップは基本的に反対であるが,義務は果たされなければならない。メリハリを付けた導入をしなければならないとの意見が出されました。  大要以上の後,議第39号 山形市中央卸売市場業務条例の一部改正については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第43号 山形市立学校設置条例の一部改正について,及び議第44号 山形市立商業高等学校授業料徴収条例の一部改正については当局の説明を了承し,いずれも全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第45号 山形市体育館等設置,管理及び使用に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,委託予定の施設は,との質疑があり,当局から市民プール3カ所を委託予定しているとの答弁がありました。これに対して,委員から,陸上競技場等の委託はいつ頃かとの質疑があり,当局から平成11年に体育館,平成13年に他の施設を委託する予定であるとの答弁がありました。  次に委員から,現在保健体育課の直営であるが,スポーツ振興事業団に委託することになると,事業団で再度業務を委託することになるのではとの質疑があり,当局から今まで保健体育課でやっていた業務を事業団に委託することになり,内容は事業団で考えることになるとの答弁がありました。  これに対して委員から,事業団に対する委託料が多くなるのかとの質疑があり,当局から管理運営費が多く事業団に行くとの答弁がありました。また,委員から直接管理より事業団に委託したら経費の節減になるのかとの質疑があり,当局から現在は約7,600万円で事業をおこなっているが,事業団には約6,960万円で委託する予定であり,人件費の削減となる。今後その他施設の維持管理を委託することにより全体的に若干であるが経費は少なくなると考えているとの答弁がありました。  大要以上の後,議第45号 山形市体育館等設置,管理及び使用に関する条例の一部改正については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に請願について申し上げます。  請願第5号 遺伝子組み換え作物を学校給食に使用しないよう求めることについては,国で承認された作物も数種あり,また,安全と認めている。輸入品を使わないと給食が作れないということもあり,現状にあわないとの意見がありました。協議の結果,全員異議なく不採択すべきものと決しました。  次に,継続請願第7号 学習指導要領の見直しを求める意見書の提出については,委員から,現在でもゆとりある教育を目指して学校ではがんばっている。学習指導要領を見直しても,いじめや不登校はなくならない。中央教育審議会からも答申が出ており,教育過程審議会では,これを受けて現在学習指導要領の見直しを進めており,平成10年度には結果が出ると聞いており,それからでも良いのではとの意見も出されました。  協議の結果,全員異議なく不採択すべきものと決めました。  次に,継続請願第21号 私立中高校に対する助成措置の充実と父母負担の軽減と公私格差の是正を図ることについては,昨年12月定例会から,その内容について継続して慎重に審査してまいりました。この請願についての一部訂正を受けて,当委員会で審査した結果,願意妥当と認め,全員異議なく採択すべきものと決しました。  次に,継続請願第22号 学習指導要領見直し実現までの緊急措置として学校現場にゆとりを取り戻し,子どもに寄り添った教育を実現することについては,あれもこれもやめ,その上,先生自身の研修もなくしてはどんなものか,研究指定校を減らしており,また,負担も軽くしているようだ。子どもに寄り添った教育をやっていないわけではない,との意見が出されました。協議の結果,全員異議なく不採択すべきものと決しました。  次に,継続請願第24号 いじめ・不登校克服のために学習指導要領の早急な見直しを求めることについては,継続請願第7号と同様に,学習指導要領の見直しをしても,いじめ,不登校は無くならないとの意見が出されました。協議の結果,全員異議なく不採択すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎建設委員長報告 ○議長(大沢久君) 建設委員長 17番 長瀬洋男議員。 〔建設委員長 17番 長瀬洋男君 登壇〕 ○17番(長瀬洋男君) 建設委員会における審査の経過と結果についてご報告を申し上げます。  最初に議第21号・22号・23号については,市道路線の認定,廃止,変更についてでありますが,このたび,新規の認定路線数は109本,新規総延長は22.6で平成9年4月1日付の総延長は1,151.5,路線数は3,321本になる予定であります。  廃止路線は3路線で,このうち2路線は道路再編成の分割・再認定に伴う廃止の路線で,残りの1路線は老朽化した吉原地区の吉原橋の落橋に伴い,地区関係者の承諾を得て廃止するものです。  路線の変更については,10路線ですが,都市計画道路の引き継ぎにより,起点・終点の変更や延長増に伴う3路線の他に,団地造成による終点短縮や道路改良に伴う終点延長でありますが,これらについて主な質疑を申し上げますと,まず委員から区画整理をした所では,南北の水の流れが悪いというが,どういう指導をしているのか。との質疑があり,当局から,指導要綱では,勾配は0.5%以上としているが水の流れが悪いようなので,2%前後の勾配を取るよう指導している。との答弁がありました。  次に委員から,区域変更になる半郷黒沢線についてはどんな内容なのか。との質疑があり,当局から,蔵王産業団地の造成が完成したことにより,土地開発公社から引き継ぎを受けたので,区域を変更するもので,この路線の起点,終点は変わらない。との答弁がありました。  また委員から,福田橋は,これまでに増水により流されるような橋だったがそれを永久橋にした際に,なぜ6m幅にできなかったのか。県施行とはいえ,利用するのは市民なのであるから,もっと強く県に要望すべきものではなかったのか,との質疑があり,当局から,県の河川改修では2.2m幅の予定だったが,山形市が1.3m分を負担して3.5m幅にしたものである。との答弁がありました。  さらに委員から,酢川橋と福田橋の両方からの見通しが悪く,幅も狭いので,途中で出会った車のどちらか一方が道をゆずらなければならないような所であるが,この解消策をどう考えているのか,との質疑があり,当局から,現状は把握しており,警察とも相談しているが,今のところ解決策は出ていないので,もう少し時間をいただきたい。との答弁がありました。  大要以上の後,議第21号,指導路線の認定について,議第22号指導路線の廃止について,議第23号,市道路線の変更については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に議第41号,山形市馬見ケ崎屋外プール条例の一部改正についてを申し上げます。  馬見ケ崎屋外プールと一体となる施設として建設を進めていた屋内プールが本年6月に完成することにより,これまでの条例の一部を改正するものでありますが,主な質疑を申し上げますと,まず委員から,今回の料金設定はこれまでより安くなるのか,との質疑があり,夏季の使用については,これまで大人800円のところ600円に,高校生が500円のところ400円に,中学生以下400円のところ300円になり,これまでより安くなる。との答弁がありました。議第41号山形市馬見ケ崎屋外プール条例の一部改正については全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に議第42号山形市下水道条例の一部改正について申し上げます。  このたびの改正については,平成9年4月1日から消費税が3%から5%に引き上げられることに伴い,本市の下水道使用料の額を改定しようとするものでありますが,その主な質疑を申し上げますと,まず委員から,下水道の消費税については,工事額が大きいので納める消費税額より還付される額のほうが大きいので消費税は3%のままでもよいのではないのか。利用者の負担を少しでも軽減すべきではないのか。との質疑があり,当局から,心情的には理解できるが,還付されるのは,事業費に投資した額の消費税分から歳入の使用料等に伴う消費税分を差し引いた額が還付されるもので,利用者からいただいている消費税が還付されるものではない。還付された金は,できるだけ早く事業を完了させて,多くの市民が利用できるようにしていきたいので,ご理解いただきたい,との答弁がありました。  さらに,委員から,3%のままでも,平成7年度と同じ位の還付金があるのではないのか,との質疑があり,当局から3%の消費税のままだと,一般会計から4,262万6,000円持ち出しになる。現在の下水道の普及率が約60%であり,早く事業を進めたい,との答弁がありました。
     また委員から,消費税2%の引き上げについては,市民の暮しを圧迫することから反対するとの意見が出され,議第42号山形市下水道条例の一部改正については,採決の結果,賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に,議第47号山形市水道給水条例の一部改正について申し上げます。  この度の改正は,消費税の改正に伴い,水道料金及び加入金の額を改定するとともに,給水区域の整備をしようとするものですが,主な質疑を申し上げます。  まず委員から,消費税の還付金はあるのか,との質疑があり,当局から,平成8年の決算はまだ出ていないが,見崎の高度浄水処理施設で約26億円の事業があったので若干還付されると思われる。との答弁がありました。  次に委員から,平成9年度についてはどうなのか,との質疑があり,当局から,平成9年度については支払いの消費税6,900万円を予定しており,還付になる消費税は見込んでいない,との答弁がありました。  次に委員から,予算の組み方について水道事業だけが,消費税を5%に見込んだ歳入予算を組んでいるがどうしてか,との質疑があり,当局から,昨年水道料金の改定の審議の際に明細な財政計画書を作り提示した中で,消費税が5%になるものとしての数字を計上したので,整合性を取らなければならないという考えが先行してしまったが,条例先議の原則から,大変申し訳なく,深く反省しているとの答弁がありました。  次に委員から水道事業の収益を上げる方策の一つとして水道部の隣接の土地約3,000坪を有効利用する考えはないか,との質疑があり,当局から,土地を購入する際に公共用地として使うことで土地を提供してもらい,公共用地に提供するとして税の軽減を受けていることもあり,市全体で公共用地として使う方向で検討している,との答弁がありました。  最後に,委員から,消費税については不公平税制であることから反対する,との意見が出され,採決の結果,議第47号山形市水道給水条例の一部改正については,賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に,請願第1号南原町三丁目地区計画の推進については,さらに調査検討が必要であることから継続審査すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,当委員会の決定どおりにご賛同賜りますようお願いいたします。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◎予算委員長報告 ○議長(大沢久君) 次に,予算委員長 20番 阿部喜之助議員。 〔予算委員長 20番 阿部喜之助君 登壇〕 ○20番(阿部喜之助君) 予算委員会における審査の経過と結果についてご報告申しあげます。  本委員会に付託されました案件は,議第7号から議第20号までの新年度予算14件であります。  まず委員会は3月11日に開会し,新年度予算14件について,当局から大綱説明を受けた後,大綱質疑を行いました。  その主なものを申し上げますと, 1.公債費比率の今後の見通しと大規模事業の見直し等について 1.人件費の削減の一つとしての,フレックスタイムの導入について 1.議会費について 1.東ソー跡地の利用計画について 1.新食糧法の下での減反政策について 1.救急隊の養成と一般の消防活動との関わりについて 1.広域合併について 1.農協の合併について 1.下水道の普及率と利用率について 1.いこい荘の今後の運営について 1.公営駐車場の共通システム参入について  などでありましたが,これらの質疑に対し,それぞれ当局から答弁があった後,案件を各分科会に分割付託致しました。  次に委員会を3月26日,本会議終了後に再開し,議第7号平成9年度山形市一般会計予算のうち第2条第2表特別養護老人ホーム用地取得事業の債務負担行為についての議案の一部訂正がありました。  当局の説明を受けた後,厚生分科会を開催いたしました。  次に委員会を,厚生分科会終了後に再開し,各分科会における審査の経過と結果について報告を受けた後,議第7号,議第8号,議第9号,議第14号の議案4件について採決した結果,賛成多数をもって可決すべきものと決しました。  次に議第10号から議第13号までと,議第15号から議第20号までの議案10件について一括して採決した結果,全員が異議なく可決すべきものと決しました。  以上でご報告申し上げますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  ―――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより,質疑に入ります。  ただいまの委員長の報告に対し,ご質疑ありませんか。11番 渡辺ゆり子議員。 ○11番(渡辺ゆり子君) 産業文教委員長にお伺いいたします。遺伝子組み換え作物を学校給食に使わないようにしてほしいというような請願を不採択にしたようですけれども,この中で遺伝子組み換え作物についての安全性について,まだ研究途上で安全性は未知数というようなことが公的なところでもいわれております。専門の学者の間でも誰も安全を保障できないという状況です。こういったことは,十分に論議をされたのかどうか,1点としてお伺いします。  それから2点目として,教育に関する学習指導要領に関する請願3件が不採択になっているようですけれども,学習指導要領の見直しについては,すでに全国の900以上の地方議会で見直しを求める意見書を提出しております。今の学校現場のゆとりのなさ,このゆとりのなさは,6日間の授業を5日間を行うという非常に生徒や教師にとっても大変負担の重いものになっているわけですが,そういった実態について,委員会の中で十分に論議をされたのかどうか,この2つについてお聞きしたいと思います。 ○議長(大沢久君) 産業文教委員長 29番 会田議員。 ○29番(会田邦夫君) ただいまの,渡辺委員の第1番目の遺伝子組み換えの作物を学校給食に使用しないよう,というようなことでございましたが,委員会としては,現在の輸入食品に頼らなければならない学校給食の状況と,輸入食品については,農林水産省を通って十分な検疫をやっているので,その安全は農林水産省,厚生省で安全性を確認しているということを踏まえまして,以上のようなことになったわけであります。  学習指導要領については,昨年の6月,9月,そして12月とそれぞれ継続審査もなっておりましたので,今回その対応について相談したところでありましたが,実は学習指導要領については週休2日,これは単なる教育界の問題でなくて,産業界の時短から出てきたものであるし,こういうことで解消されたということではなかったが,学習指導要領によるものでなく,社会の変化に伴ういろんな問題が出てきて,そういうひずみが出ているのではないのかということで,特に学習指導要領の見直しについては,実態と合っているか,見直しをする必要はあるのではないかという意見もあったわけであります。つまり,現場学校でもそうした意見を無視してやっているのではなくて,一所懸命努力して今の状況でありますので,学習指導要領の見直しのよって全て解決するとは限らないが,社会全体,家庭の問題もあるので,その辺を十分に今後検討してまいりたいということで,不採択になったのであります。 ○議長(大沢久君) 11番 渡辺ゆり子議員。 ○11番(渡辺ゆり子君) 最初の遺伝子組み換えですが,安全性については,企業の行った中性毒性試験これだけをもって安全というふうにしていますが,この中性毒性試験だけでは不十分です。しかも,現在はこの遺伝子組み換え食品少数ですけれども,今後,全面的に入ってくる可能性があります。今ならまだ,表示,区分,区別,輸入を規制することが可能ですということを指摘しておきます。  それから,先の学習指導要領のことについて私は,今の現場のゆとりのなさ実態について,論議をされたかどうかいうふうにお聞きをしたのですが,それについては明確なご答弁がなかったように受け取りました。すでに平成6年の9月には,この産業文教委員会で意見書提出がされておりますが,その中には完全週5日制を目指して,そのために今の学習指導要領の改定を経てやっていただきたいというような意見書を提出しておりますが,その当時からみると,大幅な後退だというようなことを指摘しておきます。 ○議長(大沢久君) ほかにご質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので,これを許します。21番 高橋嘉一郎議員。 〔21番 高橋嘉一郎君 登壇〕 ○21番(高橋嘉一郎君) 日本共産党山形市議会議員団を代表し,市民の願いに答え討論をいたします。  消費税の転嫁または5%の条例の議第8号水道事業会計予算,議第9号市立病院済生館事業会計予算,議第14号公共下水道事業会計予算,議第34号市民保養所設置の一部条例改正について,議第37号廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例の一部改正について,議第38号山形市農業集落排水処理施設設置及び管理等に関する条例の一部改正について,議第39号市中央卸売市場業務条例の一部改正について,議第40号市駐車場条例の一部改正について,議第42号市下水道条例の一部改正について,議第46号市立病院済生館の使用料及び手数料条例の一部改正について,議第47号市水道給水条例の一部改正について,議第7号一般会計の吉林市への友好会館及び彩福祉グループの跡を継いだ「輝きの会」の件,駅西新都心拠点ビルの件,議第44号市立商業高校の受験料,入学費の引上げについて,以上が反対の討論でありまして,さらに,賛成討論ではありますが,請願2号厚生省,彩福祉グループによる汚職事件の徹底糾明について,請願5号遺伝子組み換え作物を学校給食に使用しないよう求めることについて,請願6号2兆円減税の継続を求めることについて,継続中の請願7号学習指導要領の見直しを求める件について,請願22号ゆとりをもとめ,学習指導要領の見直しを求める件について,請願24号いじめ,不登校克服のための学習指導要領の早急な見直しを求める件についてであります。  討論に入る前に,今議会に際し,佐藤幸次郎市長市政についての所見を述べますが,消費税についての反対の意思表示として一般会計には転嫁をしない。市民本位の市政として根幹ともなる情報公開条例制定の諮問の審議の答申を得まして,9月議会に提案になることに進んだこと,福祉を後退させない,との姿勢を強め,お年寄や母親達の願いに答えている。特に乳幼児の就学児までの無料化の実施等々の前進。3月4日の開会冒頭の市長提案での農林業を基幹産業として位置づけたい等々を高く評価をいたすものでございますが,反対の討論も行わなければなりません。  最初に消費税の転嫁及び5%への条例改正についてでありますが,色々なアンケート調査に表れていることは,国民の70%から80%の方々が反対しているということであります。  その中にあって,とんでもないと怒りを込めている国民が多いことであります。昨年10月の総選挙において,6割の候補者が引上げ反対を表明し,または,引上げに慎重審議を行なうことを公約としてかかげ当選したこと,公約を守らない政治家は,国民の不信が募っているといいます。この公約を守るということは,民主主義の原理原則でありまして,公約を破ることは民主主義を損なうものだともいえます。  そもそも消費税は不公平税制の最たるものであり,税というのは所得のある人がそれなりの税を負担していただくというのが累進課税であり原則であります。所得のない人,出せる能力があろうがなかろうが,税の負担をしないと日常生活ができない,朝起きると水道の蛇口をひねると消費税がかかる,その後,生活全てに万般課税になる。不公平税制そのものなのであります。  ましてや,3%から5%であります。2,000万円の家を建てますと,100万円の税金,消費税の税が負担になります。また最近,自動車がこれまでになく売れると報道されていました。  これらは新たな5%の消費税の負担に耐えるに大変であるという駆け込み的購入の現れでもあります。5%への公約違反のゴリ押し的消費税は絶対に容認できないし,今後次から次へと財政危機を理由に引き上げる危険性を持っています。  国民の多くの方々は税金は出したくない,と直感的に思っているし,そういう行動を示します。これは,福祉国家,民主主義が進んでいる北欧とは異なることであります。北欧では税の使い方が,ガラス張りであり国民のために使う。将来とも安心して暮らせるために使うという国々と,日本の場合はどうでしょう。住専という民間金融会社,ましてや,親会社のために子会社が損を出した。それを国民の税金で補う。国民の90%の方々が納得しない。それなのに,ゴリ押しをして,財政危機の中にあって,拠出をする。これでは国民は納得されないのは当然であります。  また,次から次へと,政治家との関わりで,汚職腐敗が起こる。身近なことには,彩福祉グループの汚職でありまして,これらの乱れは,最近での日本の歴史上に無かった腐敗でもあります。このように税金を食いものにすることが次々に出るものですから,国民の多くの方々が税金は出したくない,となるのは当然であります。  市民は消費税として水道料,済生館の使用料,下水道使用料,中央卸売市場使用料,農業集落排水事業,し尿汲みとり料,市民保養所等々,他に市として,諸々の土木建築等の発注での5%を転嫁して,つまり,公的負担をして発注する。具体例としまして,下水道事業にかかわる消費税について述べますが,平成9年度の5%見込みで,使用料として市民からいただくのが,1億1,900余万円でありますが,国からの還付金1億6,200余万円を差引いても,事実,市が国に納入する金額は,市民から消費税をいただく約3倍強の3億5,900余万円になるわけであります。  市民への負担の不公平税制,市の財政上からも多額の出費を余儀なくされる。また,昨年9月20日に当議会としても,消費税率の引上げの中止を求める意見書を満場一致の採択で意見書を提出しているのであります。これらの理由によりましても,消費税転嫁及び5%への引上げ条例への反対の討論といたします。  次に,地域交流型総合福祉施設,いわゆる彩・小山福祉グループの問題であります。現在は「輝きの会」でありますが,彩・小山グループは,姿は消したことにはなっているものの依然として問題が残されております。  新聞報道なり厚生常任委員会等の説明ではJWMの下請,熊谷組と直接契約を進めることをいっておりますが,依然として彩グループ代表の小山が実質的に経営しているJWMが,彩山会小山代表より34億1,900万円で受注していることが生きており,JWMが熊谷組に丸投げで約4億数千万円を横取りしている実態を把握していながら,民間法人が発注したのだから,法的に問題なしとしています。公金による建設発注であります。これでは市民が納得されません。  そもそも社会福祉法人彩山会として,理事会が開かれておらず,成立はしていなかった。建物を建てるまでには3回程の理事会を開かねば進められないのに,ただの1度も開いていなかったのであります。そもそも,このことは法律に抵触しております。つまり,福祉法人の認可を山形県が行使していますが,全くの偽造文書であったものを県は認可したのですから重大であります。  だから,これまで国,県の補助金として,彩を通じJWMに支出した10億5,900万円のうち,下請業者には5億9,300万円しか支払っておらず,小山グループが4億6,600万円を横取り,利益となっているのであります。法人の設立要件の理事会が開かれていないのだから,法人は当然無効であり,4億6,600万円の全額返還を求めるのが当然であります。  先ほど厚生委員長の報告では,顧問弁護士と相談しているとのことだが,市民が納得されるように,顧問弁護士としても法律を守る立場から筋が通るよう取り扱われるように希望を申し上げます。  今回,補助金3,800万円を増額し,合わせて債務負担として,14億1,622万3,000円となりますが,法律に抵触して進めた増額については認めるわけにはまいりません。  現地の建物を調査してまいったわけでありますが,入居者が,快適に暮らせることが,望まれるわけであります。一例をあげますが,設計は部屋の窓ガラスが2枚になっている。ペアガラスになっていますが,実際は,1枚ガラス戸になっており,動かしてみますと,カタカタと音がする。サッシ戸であり,いかにも安物の建物かという実態であり,この設計無視で約2,000万円を浮かしているのであります。  寒冷地の公的施設は,ほとんどペアガラスになっております。  これでは,入居者が困ります。暖房がうまく効かない,床面が冷えると専門家は指摘しております。  入居者の公平確保は当然であり,これではあってはならない差別になります。もし,入居者から,このような差別的な施設には入りたくないといわれたら,どう対応されるのか。わが党議員団は,12月議会でも要求してまいったわけでありますが,重ね重ね設計通りの,せめて入居室の2枚ガラス戸にすることを要求します。  これらの彩福祉グループのリバーサイド成安を進めた厚生省からの天下り役人複数が,積極的に進めたこと,公文書偽造をやったのを短期間で県は認可を行ったこと,4億6,600万円が小山らに横取りされたままになっていること等々,汚職や腐敗にまみれたのであることであります。  山形市は,小山福祉グループの独自調査を行い,不安材料が指摘されながら,県のいうがままに進めたこと等々,市民の納得のいく解明にはほど遠いものになっております。債務の増額3,800万円に反対し,請願第2号厚生省・彩福祉グループによる汚職事件の徹底糾明を進めることについては,請願妥当なものとして,採択すべきものと賛成をいたします。  駅西開発の新都心ビルについて,そもそも,ゼネコンがなぜ入ってきたのか。国の開発計画によって,入ってきたことが問題であります。県,市,民間という聞こえは良いが,建設後の管理も建てたゼネコン系列が行うというもの。いわゆる,ゼネコン型開発予算の使い方であります。建てる単価が坪150万円と高い。市役所が坪単価116万円。この立派な建物がそれと比較しまして大幅に高いのであります。たびたび指摘するのだが,日本のゼネコンの建築単価がヨーロッパ,アメリカと比較しまして,30%も高いといわれています。駅西都心ビルは総額209億円でありますから,30%高いとしたなら,60億円が高いという勘定になります。  さらに問題は,市は情報センター的役割をは果すものと説明をしておりますが,建設委員会で集中的な中身を検討したのでありますが,なかなかすとんと納得できない。担当職員は,それなりの努力をされていることは評価はしますが,議会では無理であったわけであります。いわゆるソフトの面でありますが,市民の福祉に具体的にどのように役立つものにされるのか。山形市の産業振興にどう役立つのか。役に立たせることが,具体的にできるのか,これらの点では,まだまだ煮つまった内容にはなっていないのであります。建てるのが先で,その後考えるのでは,公共投資としての責任を果たせないではないのかということで,同意できないのであります。県の主導,国の公共事業の開発計画の進める中にあるものであり,ゼネコンの利益追求の開発であることは明らかであり,総事業209億円で,うち公共分が155億円であり,山形市が55億となっております。これらの市費の投下で,果たして市民の福祉なり産業振興等々に役立つことが極めて低いと考えますので反対といたします。  次に,中国吉林市への友好会館建設でありますが,山形市は,核兵器廃絶を盛り込んだ「平和都市宣言」を行っているのであります。昨年6月に被爆国の日本の願いに反し,中国は核実験を強行したのであります。これに対し全世界的に核戦争の危険性,核実験反対の各国の人々の抗議の声が起こったのでありましたが,さらに,山形市長も抗議文を送ったのでありますが,こういう中国の核兵器開発,核実験の強行に対して友好関係は,保つことができないと考えます。  また,社会主義国と自称しておりますが,そもそも民主主義が保障されてこその社会主義であり,中国の現状では社会主義などといえる状況にはありません。天安門事件が示すように,国民の不満を訴える集会に武力で弾圧する。集会,結社,表現の自由が保障されていない。人権を踏みにじる,民主主義を踏みにじる,武力で国民を抑えつける国,そういう国は歴史が示すように,極めてもろいものであると考えます。山形市と吉林市の友好を深めることには同意をいたすものの,一方的に市民の税金を使った友好会館建設の投資については反対をいたすものであります。  次に,公共料金の引き上げについてでありますが,市立商業高等学校の受験料,入学料の引き上げについて,また,駐車場使用料の引き上げについては,諸物価が上がっていない,米・農産物は下がっている中で,公共料金の突出した引き上げには反対をいたすものであります。  請願案件についてでありますが,継続中の7号,22号,ゆとりある学習指導要領の見直しを,24号の不登校克服のための学習指導要領の見直しの請願に,賛成の討論を行います。  今,教育現場では,「いじめ」「不登校」「低学力」「新たな荒れ」等々が,問題になっております。  わんぱく児童のいじめではなく,陰湿ないじめの問題には,父母はもちろん教育に携わる方々の悩みであり,社会的な責任の問題ともいわれております。不登校の子を持つ親たちの集まりで,口々に「自分の子育てのまずさをさておいても,学校は弱い立場にいる生徒にもっとやさしい指導の手を差し延べて欲しい」と涙を流して訴えています。30日以上の不登校は山形市内の小中学校で,平成5年で188名が,平成7年では278名にもなり増え続けているのであり,深刻な事態であります。一体,学校は今どうなっているのでしょう。子供に寄り添って,子供と共に考え,悩み,共感し合っていく教育が,なぜ,できなくなっているのだろうか。もともと学校は楽しいものであるはずのものであります。どうしてこういうことが起こっているのか。誰しもがご承知のように,学校の教科内容がたくさんあって難しい,特に,小学校の教科内容が難しい,教科書を見ても分かるように,はなはだ難しいものになっております。追いついていけない基礎学力を身につけられない子供達が,増えているのが実態であります。子供達に時間的ゆとりと豊かな体験をとの趣旨で,学校の週5日制が月2回になったわけでありますが,もともと教科内容が多く,難しいのに加えてのことでありますから,一層,教育現場がゆとりがなくなっているわけであります。文部省の国立教育研究所の幹部が5年前にNHKテレビ「義務教育は,これでいいのか」の番組で「まあ,せいぜい3割ぐらいの子供がわかったら,いいじゃないですか」と発言したことが,問題になっておりますが,ほぼ実態を述べているともいえると思います。  果たして,国民の教育を受ける権利を持つ市民として,このような教育現場は,人間形成上も正しいとは言えないと考えます。人間の能力の開花は,未知数であるのに教育現場にある先生方は,子供達の一人一人にわかる授業をどうするのか。これまた,多忙の極みであります。いじめや,不登校,低学力を克服するには,一人一人の子供に寄り添ってやりたい。しかし,今の学習指導要領では,応えることができないと訴えているのであります。  また,自主的な教育研究は当然必要なのか。現在,行われている研究指定校の公開研究では,今の子供達の悩みや,父母の願いには応えられない。形式や準備だけに追われてしまうというのが実態といわれております。県教育委員会は研究指定校は進めないとなっております。各自治体の教育委員会に委ねることになっており,全国的にも廃止の方向にあり,新潟県はやめております。天童や山辺町でも午後だけとなっており縮小となっております。  いずれにしても,現代の学習指導要領は,いじめ,不登校,低学力の解消の願いに学校の教育現場には,適さない状況になっており,緊急に改正が迫られていると考えます。一人一人に行き届いた教育ができるようとの主旨の請願に対し,採択を求めまして賛成の討論といたします。  次に,請願第5号遺伝子組み換え作物を学校給食に使用しないよう求めることについてでありますが,遺伝子を組み換えた大豆,ジャガイモ,トウモロコシ,菜種がアメリカから輸入され,日本の市場に出回っていると,報道されています。これらはNHKテレビでも取り上げられています。大豆の95%は,輸入ものでありますし,そのうちアメリカから75%であります。大豆は納豆,豆腐はもちろん醤油,食用油,マヨネーズ等々に利用されており,遺伝子組み換えの大豆は,ラウンドアップという強力な除草剤,雑草のほとんどが枯れるものでありますが,例えば,ギシキシという雑草は,普通の除草剤では根までは枯れない。ラウンドアップを使えば枯死する。もちろん,サクランボ園などで使えば,雑草はきれいに枯れるが,サクランボまで弱まってしまうという強力な除草剤を使っても,遺伝子組み換え大豆は,影響を受けない除草剤耐性の大豆であります。遺伝組み換えトウモロコシには,虫が食べると繁殖能力がなくなる。今後は,殺虫性と除草剤耐性を合わせ持つものを作ろうとしていると報道されています。  遺伝子組み換え食品が未知のアレルギーや新しい毒性を生み出し,栄養価を減少させるなど,今は予想できない副作用を起こす可能性があるといわれております。  しかも,それに対する研究,安全性テストは極めて不十分でありまして,マウス等の動物に4〜6週間食べさせて,急性毒性があるかどうかの実験をしているだけだと,アメリカの科学者が指摘しております。
     人間が,これらを長い間食べると,神経や消化器系統などに,どのような影響を受けるかといった慣性毒性や催奇性などの実験は,全くされていないといわれています。昨年11月23日東京で,「安全な食と環境を考えるネットワーク」と「日本消費者連盟」が,シンポジウムを開き,「遺伝子組み換え食品ボイコット宣言」を行っております。山形市でも,昨日,生協連と市消費者連盟等による,遺伝子組み換え作物食品について学習会が開かれており,危険性についての不安が広がっているのであります。  この遺伝子組み換え農産物を学校給食に使わないよう求めた請願は,子々孫々と人間の生命にかかわることとして,請願を採択すべきものとして,賛成の討論をいたします。  次に,請願6号2兆円減税の継続についてでありますが,請願理由に述べているように,97年4月から消費税率が5%への引き上げに加えて,特別減税の打ち切りを決定しました。  その結果,国民全体では7兆円の負担増加になり,医療費の患者負担増なども合わせると,負担増額は9兆円になると試算されています,と記述されております。これは大変であります。国民一人当たりにしますと年7万5,000円,4人家族で30万円の負担増になりますので,軽々しく扱えないものであります。  不況は,不況を生む原因になる国民消費の減少ともなります。ゼネコンへの公共事業の見直し,国際的に見て異常に高い薬価にメスを,住専への国民の税金は使うべきものではない,ODA開発援助の見直し,軍事費5年間で25兆円の大軍拡予算の半減等々を行い,国民の懐を豊かにすることこそ不況克服・財政再建の道であると考えます。2兆円減税の継続について採択すべきものと強く申し上げ,賛成の討論として終わります。 ○議長(大沢久君) これをもって,討論を終結いたします。  ―――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(大沢久君) これより採決をいたします。  日程第13から日程第17までの議案5件については,それぞれ1件ずつ採決いたします。  最初に,議題に供している日程第13 議第7号平成9年度山形市一般会計予算を採決いたします。  お諮りいたします。議第7号を,原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,議第7号平成9年度山形市一般会予算は,原案のとおり可決されました。  次に,議題に供している日程第14 議第8号平成9年度山形市水道事業会計予算を採決いたします。  お諮りいたします。議第8号を,原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,議第8号平成9年度山形市水道事業会計予算は,原案のとおり可決されました。  次に,議題に供している日程第15 議第38号山形市農業集落排水処理施設設置及び管理等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  お諮りいたします。議第38号を,原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,議第38号山形市農業集落排水処理施設設置及び管理等に関する条例の一部改正については,原案のとおり可決されました。  次に,議題に供している日程第16 議第42号山形市下水道条例の一部改正についてを採決いたします。  お諮りいたします。議第42号を,原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,議第42号山形市下水道条例の一部改正については,原案のとおり可決されました。  次に,議題に供している日程第17 議第47号山形市水道給水条例の一部改正についてを採決いたします。  お諮りいたします。議第47号を,原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,議第47号山形市水道給水条例の一部改正については,原案のとおり可決されました。  次に,議題に供している日程第18 議第9号から日程第25 議第46号までの議案8件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。ただいまの議案8件を,原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,日程第18 議第9号から日程第25 議第46号までの議案8件は,いずれも原案のとおり可決されました。  次に,日程第55 請願13件のうち6件について,それぞれ1件ずつ採決いたします。  最初に,請願第2号厚生省・彩福祉グループによる汚職事件の徹底糾明を進めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。請願第2号を,願意妥当と認め,採択するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立少数であります。  よって,請願第2号厚生省・彩福祉グループによる汚職事件の徹底糾明を進めることについては,不採択と決しました。  次に,請願第5号遺伝子組み換え作物を学校給食に使用しないよう求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。請願第5号を,願意妥当と認め,採択するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立少数であります。  よって,請願第5号遺伝子組み換え作物を学校給食に使用しないよう求めることについては,不採択と決しました。  次に,請願第6号2兆円特別減税の継続を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。請願第6号を,願意妥当と認め採択するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立少数であります。  よって,請願第6号2兆円特別減税の継続を求めることについては,不採択と決しました。  次に,継続請願第7号学習指導要領の見直しを求める意見書提出についてを採決いたします。  お諮りいたします。継続請願第7号を,願意妥当と認め採択するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立少数であります。  よって,継続請願第7号学習指導要領の見直しを求める意見書提出については,不採択と決しました。  次に,継続請願第22号学習指導要領見直し実現までの緊急措置として学校現場にゆとりを取り戻し,子どもに寄り添った教育を実現することについてを採決いたします。  お諮りいたします。継続請願第22号を願意妥当と認め採択するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立少数であります。  よって,継続請願第22号学習指導要領見直し実現までの緊急措置として学校現場にゆとりを取り戻し,子どもに寄り添った教育を実現することについては,不採択と決しました。  次に,継続請願第24号いじめ・不登校克服のために学習指導要領の早急な見直しを求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。継続請願第24号を願意妥当と認め採択するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立少数であります。  よって,継続請願第24号いじめ・不登校克服のために学習指導要領の早急な見直しを求めることについては不採択と決しました。  次に,日程第26 議第10号から日程第54 議第49号までの議案29件及び日程第55 請願13件のうち残り7件についてを一括して採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議案29件,請願7件を各委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第26 議第10号から日程第54 議第49号までの議案29件は,いずれも原案のとおり,可決及びに同意。日程第55 請願13件のうち7件については,それぞれ委員長報告のとおり決しました。  ――――――――――――――――――――特別委員会中間報告 ○議長(大沢久君) 次に,日程第56 特別委員会中間報告を行います。  最初に,広域行政推進特別委員長 19番 峯田豊太郎議員。 〔広域行政推進特別委員長 19番 峯田豊太郎君登壇〕 ○19番(峯田豊太郎君) 広域行政推進特別委員会の活動状況について,その概要をご報告いたします。  本委員会は昨年の3月定例会において,中核市指定及び3市2町の合併等に関する諸問題について調査研究するために設置されたものであります。  昨年6月14日には当局から,広域行政として行っている業務全般について説明を受け,それに対して委員から,合併した場合及び中核市に指定された場合のメリット・デメリットについて,合併についてのキャンペーン方法について,住民対策について,などの意見が出されました。  次に昨年9月12日には当局から,前回に引き続き広域行政の業務をさらに関係各課が実態調査したものについて,及び中核市の概要について説明を受けました。それに対して委員から,合併後,いつ中核市の指定を受けられるのか,山形市としてどのような特色ある地域にしていきたいのか,合併後も山形市の行政レベルを維持できるのか,中核市に指定された場合それに見合った財源の確保ができるか,合併の気運が高まっているので担当の課を設置し,率先してやっていくべきだ,などの意見が出されました。  次に先進都市における広域合併及び中核市指定について調査するため9月から10月にかけて2班に分かれ,熊本市及び福岡市を視察して参りました。  次に昨年12月13日には当局から,山形広域行政協議会各種行政制度調査項目について,及び3市2町の財政状況や税制状況について説明を受けました。それに対して委員から,3市2町の上下水道料金や各種委員の報酬等の比較表を出してほしい,合併に関してのアンケート調査をする考えはあるのか,各団体へ呼び掛けをするなどの条件整備が必要だ,などの意見が出されました。  次に3月25日には当局から,3月24日に開催された山形市広域行政懇談会について,及び青年会議所が実施した広域まちづくりに関する意識調査結果について等の説明を受けました。それに対して委員から,行政当局と特別委員会とが共同して行動すべきである,合併は強力な指導力を必要とするが,具体的な計画やタイムスケジュールをいつ作っていくのか,山形市が率先して,住民の意識調査を実施すべきだ,住民の大半は,中核市や合併についてもよくわかっていないと思う。市民サービスを高めるためにももっと議論すべきだ,などの意見が出されました。  この間,昨年11月5日に上山市議会と,1月17日には天童市議会と,1月24日及び2月12日には山辺町議会と,それぞれ広域行政懇談会を開催し,活発な意見交換を行いました。  以上が,今日までの本委員会の調査活動の大要でありますが,ご理解を賜りますようお願いいたしまして中間報告といたします。 ○議長(大沢久君) 次に,地域振興整備特別委員長 26番 小野寺建議員。 〔地域振興整備特別委員長 26番 小野寺建君 登壇〕 ○26番(小野寺建君) 地域振興整備特別委員会の活動状況について,その概要をご報告いたします。  本委員会は,昨年のに3月定例会において, 1.山形大学の統合について関すること 1.高等教育機関の機能充実に関すること
    1.山形ニュータウンの建設に関すること 1.企業立地促進に関すること 1.新都心地区の整備に関すること についての諸問題を,調査・研究するため設置されたものであります。  まず,昨年6月14日には,当局から,調査すべき項目についての現状の報告を受け,問題点を検討し,将来の方向づけを見い出していくことを確認し,協議に入りました。  委員からは, 1.ニュータウンの買収状況等について 1.ニュータウンの中核施設として予定されている「こどものくに」及び,「(仮称)子ども科学文化館」について 1.ニュータウンの交通アクセスについて 1.蔵王産業団地の下水道整備について 1.蔵王産業団地の分譲状況についてなどの意見が出され,協議してまいりました。  次に,昨年9月12日には,蔵王産業団地,山形ニュータウン,アルカディア・ソフトパーク,山形駅西口,東ソー工場地内の現地調査を行い,事業の進捗状況等を把握してまいりました。  また,昨年10月には,先進都市におけるニュータウン整備事業と,新都市拠点整備事業について調査するため,2班に分かれ,下関市,宇多津町,及び鳥取市,浜松市の3市1町を視察しております。  次に昨年12月13日には,当局から,山形ニュータウン開発事業の進捗状況,蔵王産業団地及びアルカディアソフトパーク山形の立地状況,山形駅周辺整備事業の進捗状況について,それぞれ説明を受けました。  委員からは, 1.ニュータウン用地譲渡同意取得等の進展状況について 1.ニュータウン用地買収事業の状況について 1.山形ニュータウンの中核施設の設置構想について などの意見が出されました。  次に,3月25日には,当局から,調査すべき項目全てについて,事業の進捗状況の報告を受けました。  委員から, 1.山形大学統合を促進するための市の対応,体制づくりについて 1.山形ニュータウンの地域振興整備公団への事業要請の申請要件の達成状況について 1.山形ニュータウンのこどものくに構想の状況について 1.アルカディアソフトパークの立地事業者に対する支援措置について 1.山形駅周辺整備事業完了後の東ソー跡地の土地利用計画について などの意見が出され,協議してまいりました。  以上が,今日までの本委員会の調査活動の大要でありますが,ご理解を賜りますようお願いを申し上げまして,中間報告といたします。 ○議長(大沢久君) 次に,交通網整備特別委員長 32番 武田一夫議員。 〔交通網整備特別委員長 32番 武田一夫君 登壇〕 ○32番(武田一夫君) 交通網整備特別委員会の活動状況について,その概要をご報告いたします。  本委員会は,昨年の3月定例会において,都市計画,高速道路網の整備,交通道路網の整備,鉄道の立体化・複線化の整備促進等に関する諸問題について調査研究するため設置されたものであります。  昨年の6月17日には,当局から,都市計画,高速自動車道の整備,交通道路網の整備,鉄道の立体化・複線化の整備促進について説明を受けました。それに対して委員から,東北中央自動車道の中央インターから市内へのアクセスについて具体的に説明して欲しい。山形自動車道及び東北中央自動車道のジャンクション周辺の整備について,連続立体交差事業への考え方はどうか,などの意見が出されました。  昨年の9月13日には,東北中央自動車道の椹沢・中央インター,大郷ジャンクション,滑川・4車線工事現場を視察し,進捗状況について説明を受けました。  次に9月及び10月に,先進都市における連続立体交差事業,交通渋滞緩和対策等について調査するため,2班に分かれて,四日市市,岸和田市,福井市,福知山市を視察しております。  昨年12月16日には,当局から,山形新幹線の新庄延伸,冬季における交通網の確保などについて説明を受けました。それに対して,委員から新庄延伸した場合の採算性について,東北中央自動車道に関連しての(仮称)山形西公園建設についてなどの意見が出されました。  1月22日には,当局から,東北中央自動車道,都市計画道路などについて説明を受けました。それに対して委員から,パーキングエリアと連携した(仮称)山形西公園の整備,都市計画道路の重要路線を決めて優先的に整備すべきだ,などの意見が出されました。  3月25日には,当局から,山形新幹線の新庄延伸,高速道路から市街地へのアクセスについて説明を受けました。それに対して委員から,東北中央自動車道からの双月志戸田線への交通量の予想について,大郷ジャンクション周辺の開発整備の考え方について,などの意見が出されました。  以上が,今日までの本委員会の調査活動の大要でありますが,ご理解を賜わりますようお願いいたしまして,中間報告といたします。 ○議長(大沢久君) 以上で特別委員会中間報告を終わります。  ―――――――――――――――――――― ◎閉会中の委員会活動 ○議長(大沢久君) 日程第57 閉会中の委員会活動についてを議題といたします。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜                             平成8年3月28日  山形市議会議長  大 沢   久 様                      総務委員長    佐 藤 義 久                      厚生委員長    荒 井   啓                      産業文教委員長  会 田 邦 夫                      建設委員長    長 瀬 洋 男                      議会運営委員長  酒 井 靖 悦  ―――――――――――――――――――― ◎閉会中の委員会調査申出書  本委員会は,下記事件について,閉会中もなお調査を要するものと決定したので,会議規則第104条の規定により申し出ます。             記 1.総務委員会   総合企画及び土地利用計画などについて   国際化の推進,広報,公聴及び地域振興などについて   財政,財産及び税などについて   消防及び防災について   その他,総務委員会の所管に属する事項について 2.厚生委員会   消費者保護,交通安全対策及び女性青少年などについて   国民健康保険及び国民年金について   環境保全及び清掃について   社会福祉及び保健衛生などについて   病院事業運営について   その他,厚生委員会の所管に属する事項について 3.産業文教委員会   観光,物産及び商工業について   農業,畜産及び林業について   中央卸売市場運営について   学校教育,社会教育,保健体育などについて   その他,産業文教委員会の所管に属する事項について 4.建設委員会   道路,河川及び公営住宅などについて   都市計画及び都市整備などについて   下水道について   水道事業運営について   その他,建設委員会の所管に属する事項について 5.議会運営委員会   議会の運営に関する事項について   議会の会議規則,委員会条例等に関する事項について   議長の諮問に関する事項について 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○議長(大沢久君) 各委員長から会議規則第104条の規定により,お手元に配布いたしております文書のとおり申出書が提出されました。  お諮りいたします。閉会中の委員会活動については,平成9年度中において,定例会の期間を除き,各委員会申出書のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,閉会中の委員会活動については,各委員会申出書のとおり決しました。  ただいまの件が可決されたことに伴い,各委員を予算の範囲内で先進地へ派遣する必要を認めます。  よって,委員調査派遣の件を日程に追加し,議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,この際,委員調査派遣の件を日程に追加し,議題とすることに決しました。
     ―――――――――――――――――――― ◎日程追加 委員調査派遣の件 ○議長(大沢久君) 日程を追加いたします。委員調査派遣の件を議題といたします。  お諮りいたします。各委員全員を先進地に予算の範囲内で,調査派遣することとし,その方法等については,各委員長に一任したいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,委員調査派遣の件は承認されました。  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  ―――――――――――――――――――― ◎佐藤市長あいさつ ○議長(大沢久君) この際,佐藤市長から発言を求められておりますので,これを許します。佐藤市長。 〔市長 佐藤幸次郎君 登壇〕 ○市長(佐藤幸次郎君) 3月市議会定例会が閉会されるにあたり,一言ごあいさつを申し上げます。  去る3月4日招集の今次市議会定例会に提案いたしました平成9年度の予算をはじめとする各案件につきましては,連日慎重なるご審議を賜り,それぞれご決議,ご同意をいただきまして,誠にありごとうございます。会期中において各位から寄せられましたご意見,ご要望等につきましては,十分に尊重いたし,今後の市政運営に取り組んでまいりたいと存じます。  特に地域交流型総合福祉施設いきいきの郷につきましては,各位をはじめ市民の皆様のご理解とご協力をいただき,本年4月開所の道筋がついたところであります。今後は,各位からいただいたご意見を真摯に受け止め,初期の目的に沿った同施設の運営ができるよう全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。  間もなく迎えます平成9年度は,新総合計画に基づく3カ年実施計画の初年度であります。その計画を通して人いきいき豊かさ実感都市の構築に向けて全力を傾注する所存でありますので,各位のおかれましても格段のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして,ごあいさつといたします。  本日は,誠にありがとうございまた。  ―――――――――――――――――――― ◎閉会 ○議長(大沢久君) 以上をもって平成9年3月市議会定例会を閉会いたします。     午後4時31分 閉 会      議  長 大 沢    久      副議長  中 村  幸 雄      署名議員 渡 辺  弥寿雄      署名議員 尾 形  源 二...