1つ目は,
用地取得の
見通しであるが,1月30日現在で地元の約8割の
同意が得られている。未
同意の
地権者は,
農業等の
代替地の
確保が問題であり,
事業に対する明確な
反対は少ない。今年度中にさらに10%の積み上げを見込んでいる。
2つ目は,
農用地利用計画の
変更であり,農振
除外について
関係機関と調整し,2月4日の
市農政審議会で
農用地利用計画の
変更(
除外)の
同意を得た。3月中に知事の認可を得る
見通し。
3つ目は,市
議会の
議決書であり,
議会の
同意を得たうえで,
地域振興整備公団へ
事業要請する。
また,1月30日,
地域振興整備公団へ3月末に
事業要請を行うことを申し入れ,了解を得ている。
○
委員 用地取得同意のための
プロジェクトチームの
リーダーは誰か。
○
ニュータウン推進課長 県の
企画調整部を
リーダーに,
本市と
上山市の
部課長が,3人1組で
要請にあたった。
○
委員 反対同盟があると聞いたがどうか。
○
ニュータウン推進課長 平成4年度
時点で,
ぶどう農家がたくさんいて,
営農継続を
考える会を20数人で結成した。現
時点では,80%の
同意を得た。
代替農地が不確定の人から
同意を得ていない。
考える会は実体として活動していない。
2.
平成9年度
地方税制改正(案)の
概要
市民税課長及び
資産税課長から,
別紙資料により,
説明があった。
○
委員 最近の
土地の動向をどのようにとらえているのか。
○
資産税課長 大都市では下がっている。
本市の
中心市街地も下がっている。
基準地の
本市香澄町の
グリーンホテルは0.959となり,
平成6年と比べると0.04%ほど下がっている。今回の
評価替えにおいても,
負担水準というものがでてきて新
評価額が分母となっており,下落が大きい場合は,0.8%まで据え置きになる。
○
委員 本市の
土地は高いと
考えている。
評価額を低くおさえれば
土地の
価格も安定してくると思う。
土地政策は簡単にはいかないが,
行政側の対策が必要。
税収確保の必要はあるが,
実勢価格が下がれば,
評価額も下げることはできないのか。
○
資産税課長 土地の
専門家の
評価により,法律に基づいて行っており,
土地の需要と供給により
土地の
価格は決まってくる。
○
委員 商業地の場合,
地価が下がっても税は1.025に増えるが,そのあたりが理解できない。
市民にどうやって理解してもらうのか。
○
資産税課長 市報やパンフレットで,わかりやすい形で
市民に理解してもらいたい。
○
委員 負担水準を
導入したことにより,かえって税が増えてくることもあるのか。
○
資産税課長 負担水準により,
税負担の
公平化が図られる。
○
委員 今回の
改正による,
資産税の
税収増の見込みはどのくらいか。
○
資産税課長 税額の試算中である。
評価額は,全体で5.9%ほど伸びる。
○
委員 固定資産税の
縦覧期間に
市民が
説明を求めた場合,納得するように懇切丁寧に
説明してほしい。
○
委員 今回の
改正は,
大都市で
税額が下がった分を
地方にかぶせるという感じがするがどうか。
○
資産税課長 全国の
負担水準を均衡化する。
地方にかぶせるというわけではない。
○
委員 路線価は,
相続税の
路線価がベースになっているのか。
○
資産税課長 相続税とは別もの。国税は毎年変わるが,
資産税は3年に1回,
評価額を
見直しする。その
地価公示価格の7割を
基準にしている。
○
委員 地価が下がっても7割なのか。
○
資産税課長 著しく
地価が下落した場合は,
自治大臣が定める
修正基準に基づき修正した
価格を
土地課税台帳に登録する。
○
委員 家屋床面積というのは居住している部分だけなのか。
○
資産税課長 車庫や小屋も含む。
○
委員 市民税の増収見込み,5億2,000万円の
算出基準は,前年度
実績からなのか。
消費税が5%になることによって
消費が減り,
特別地方消費税が落ち込むことが予想されるがどうか。
○
市民税課長 今年度の
課税実績に基づいて算定した。
特別地方消費税は,
市町村交付金の
交付率が
納付額の5分の1から2分の1に
改正になり,2.5倍になるので,市に入ってくる金額は大きくは減らないと見込んでいる。
休 憩 12時02分
再 開 13時02分
3.
友好会館建設について
国際交流課長から,(仮称)
山形・
吉林友好会館建設について次のように
説明があった。
10月に市長を団長とした
友好代表団を
吉林市に派遣し,
友好会館建設及び7月に行った
調査団の
協議内容を確認した。
山形市の
負担分は,
着工時50%,
竣工時50%支払うこととし,
平成10年4月
竣工予定である。
設計図面の送付について
要請したが,まだきちんとした
図面が到着していない。2月11日に
吉林市からFAXでおお
ざっぱな図面が届いた。正式な
図面を送ってくれるように
要請し,
山形市側からの
提案も示しながら,
図面を3月に提示できるようにしたい。
友好会館の
維持管理は
吉林市が行うことから26節
寄付金で
支出していきたい。
債務負担の
議決をお願いしたい。
地方自治法第232条の2は,
公益上必要がある場合には,
寄付または
補助をすることができると規定しており,
行政実例では,
寄付または
補助をすることの
公益上の
必要性を認定するのは長及び
議会であるとしており,3月
議会で
議決されれば問題なしということであった。県にも確認している。
協定書の
調印に関しては,十分に事務的な
折衝を行い,
吉林市からの
代表団が来形した際に行いたい。第1回目の
山形市からの
寄付金の
支出については,
着工の事実をきちんと確認してから行いたい。また,これまで
委員会の席上,
委員からご指摘のあった
市民募金運動については,
調印の時期に合わせて取り組んでいく。
日中友好協会を
中心に幅広い
運動にしていきたい。
○
委員 今のところ,正式な
契約書はないのか。
○
国際交流課長 地方自治法上,
協定は
予算の裏づけがないとやれないので,
代表団が来形したときに行いたい。
○
委員 国内他市の
事例はどうか。
海外各国の
事例はあるのか。
○
国際交流課長 友好会館では,
高知市と
蕪湖市,
高松市と
南昌市,
秋田県と
甘粛省があり,
仙台市が長春市と建設する
動きがある。沖縄県と
福建省が10階建てのビルを造る。他国の例としては,大津市がスイスのインターラーケン市と“
友好の庭”という
日本庭園を造っている。大阪市がシカゴ市に,姫路市がフェニックス市にそれぞれ
日本庭園を造り,また,広島市がドイツのハノーバー市に
日本庭園の
整備をしている。
○
委員 どのくらいの
予算を
支出しているのか。
○
国際交流課長 高松市は
平成8年3月
竣工した3,300㎡の
建物で1億2,000万円,
高知市は
平成5年4月
竣工した900㎡の
建物で1,500万円,
秋田市は
平成6年7月
竣工した4,051㎡の
建物で1億円
支出している。
○
委員 協定書の形式はどうか。
○
国際交流課長 他
都市は
日本語と
中国語で
協定書を作っている。
○
委員 見積書はどうなるのか。
○
国際交流課長 折衝の中で確定していく。大まかな枠組みはできたが,
面積・
事業費が確定していない。
○
委員 設計は誰がするのか。
○
国際交流課長 当初,
民間からの
コンペ方式をとったが,
内容があまりよくなかった。
吉林市の
職員が
設計している。
○
委員 総額はいくらか。
○
国際交流課長 総
事業費6,000~7,000万円の半分ずつをそれぞれ
負担する。
○
委員 教科書問題が話題になっている。その中で,従軍慰安婦問題が議論されているが
歴史認識についてはどういう
考えなのか。今後の
交流の
考え方はどうか。
○
国際交流課長 昔は昔,今は今という
考えで
市民レベルの
交流を進めていこうと
考えている。
○
委員 経済的なメリットはあるのか。
○
国際交流課長 経済交流としては,
日本地下水,木川が
合弁事業,タルイシが
合作事業を行っており,さらに広げていきたい。
図們江付近の
開発計画があるので,具体化すれば
山形の企業が
吉林市との
関係を生かして進出することも
考えられる。
国際協力事業団で
吉林省開発計画もある。実現すればかなり違った展開になると思う。
○
委員 民間から
寄付があった場合,
本市の
支出分3,500万円に含まれるのか。
○
国際交流課長 寄付があった場合,3,500万円に含めたいと
考えている。
○
委員 この
図面ではあてにならない。
ホテルを造るという
計画もあったようだが,
維持管理等はどうなるのか。
○
国際交流課長 もっときちんとした
図面を取り寄せたい。
ホテルについては,
山形市は
関係しない。
吉林市の
負担で
ホテルを造るのは差し支えない。その
考えがあるようだ。むしろ
ホテルがあって
友好会館と補完しあう方が良いと思う。
○
委員 国際交流は,相互的なものでなければならない。
友好会館建設は,彩問題と同様の疑念が持たれる。
日本の
建設業者が
中国に行って建設する
考えはないのか。
○
国際交流課長 他市でも,
日本の
建設業者が
中国に行って建設した例はないし,我々も
考えていない。両市の取り決めでも
中国の
業者が
設計及び建築を行うとしている。
国際交流は,相互的なものでなければならないというのはそのとおりと思う。
予算を
支出する以上,役に立たないものにはしたくない。
山形市民も使えるようなものにしていきたい。
○
委員 吉林市でも
山形市に
友好会館を建てないのか。
○
国際交流課長 その
考えはない。建設することが
山形市民にとってどうかという問題もある。
○
委員 今回の
友好会館は,こちらから与えるだけのような気がする。
国際交流というのは,ギブアンドテイクではないのか。
○
総合政策室長 友好会館建設は,短い
期間ではギブアンドギブかもしれないが,長い視野でみると,そうではない。昔,
日本という小さな島国に漢字を始めとするさまざまな文化が
中国から入ってきた。その時は,むしろ
日本が
中国から一方的に恩恵を受けるだけだったかもしれない。21世紀には,世界の
動きは
中国を軸とした回転も見える。グローバルな視点で
国際交流をしていく必要がある。
○
委員 3月まで正式な
図面を送るよう確約しているのか。
○
国際交流課長 確約はできていない。こちらからもいろいろな
提案をしながら間に合わせたい。
4.
行政手続制度について
総務課長から,
別紙資料により,
説明があった。
○
委員 市民にとって公平でよろこばしいが,条例化した結果,
職員の
事務量は増えるのか。
○
総務課長 これのために人員を配置することはない。
5.
市民運動推進事業の
見直し案について
広報課長から,
別紙資料により,
説明があった。
○
委員 街づくりに関わっている団体の中で,1番もととなる
町内会への
育成指導がなされていない。どのように
考えているのか。
○
広報課長 市民運動の
推進母体には
町内会長が必ず入ることになっている。
市民運動を3年間続けてきて
地区内のコミュニケーションが高まってきているのは事実である。
町内会への助成としては
公衆街路灯電気料補助がある。
連合町内会の結成に向けて努力していきたい。
○
委員 3年間続けてきて定着,理解されてきた。ばらまきという声もあるが,生かした使い方をしていると感じている。みんなが働きかけてやっているのは素晴らしい。
平成11年までといわず,続けてほしい。
○
委員 たとえば,今年度は
ごみ集積所を全市あげて直すというように,
年度ごとに一定の方向づけをして
事業を行うことはできないのか。
○
広報課長 こちらから指定するのでなく,
対象事業の中から選んで実施してもらいたいと
考えている。
○
委員 街全体の
運動として広げていくことはできないのか。
○
広報課長 事業を
3つくらいに絞るようにすれば集中して
予算を使えるようになると思う。
市民の熱意に期待したい。
○
委員 成果があったといいながら,
平成11年でやめるのはなぜか。素晴らしいことをやっている
地区もある。それを全市に広げられないのか。やるならやるで理念をもってやるべき。
○
委員 素晴らしい
地区もある。蔵王と滝山で行っている
大山桜の
植栽等継続が必要な
事業もある。良いものは伸ばしていくべき。
○
委員 一律100万円はどうかと思ったが,100万円を有効に使うという
責任感も出てきている。なくなると困るという声もある。始めたばかりであり,ここで終わりにしない方がこの
事業の価値が出てくる。
○
委員 事業あっての
予算が普通であり,
予算あっての
事業というのはおかしい。
平成11年でやめるのは大賛成。継続的なものがあればそれをやっていくのは構わない。
○
広報課長 3年間というのは時限立法的なもので,3年経過して続けるべきという声が多ければ続ける。3年経過した
時点で検討する。これで終わりという時期がないものもあり,そういう
事業だけを支援していくということもありうる。
○
委員 旧市内は花いっぱい
運動を続けていくなど,
事業内容を見極めながら整理していくことが必要。
休 憩 14時44分
再 開 15時03分
6.
財務会計システムの
開発計画について
情報システム課長から,
別紙資料により,
説明があった。
○
委員 開発経費概算で,
端末が200台と400台の場合を検討しているが,それについての
考え方はどうか。
○
情報システム課長 電子決裁システムの
導入についても合わせて検討している。
財務会計システムが稼働した後に将来は
導入したいと
考えている。その時は400台が必要になる。
○
委員 導入することによって
経費はどのくらい節減されるのか。
○
情報システム課長 時間外が減って,年間4,500万円
程度削減が見込まれる。処理時間がだいぶ軽減されて,人的にも省力化される。
○
委員 将来的には
職員減も
考えているのか。
○
情報システム課長 人的削減も含めて
考えていく。