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平成 8年12月定例会(第5号12月24日)

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  1. 山形市議会 1996-12-24
    平成 8年12月定例会(第5号12月24日)


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    最終取得日: 2021-06-17
    平成 8年12月定例会(第5号12月24日)   平成8年12月24日(火曜日) 〇出席議員(39名)     1 番   石 澤 秀 夫 君      2 番   高 橋 啓 介 君     3 番   豊 川 和 弘 君      4 番   渡 辺 弥寿雄 君     5 番   高 橋   博 君      6 番   金 峰 聡 和 君     7 番   澤 渡 和 郎 君      8 番   斎 藤 淳 一 君     9 番   加 藤 賢 一 君     10 番   高 橋 伸 行 君    11 番   渡 辺 ゆり子 君     12 番   加 藤   孝 君    13 番   石 沢 忠 八 君     14 番   竹 田 和 義 君    15 番   高 橋 民 夫 君     16 番   鈴 木 善太郎 君    17 番   長 瀬 洋 男 君     18 番   佐 竹 盛 夫 君    19 番   峯 田 豊太郎 君     20 番   阿 部 喜之助 君    21 番   高 橋 嘉一郎 君     22 番   佐 藤 義 久 君    23 番   酒 井 靖 悦 君     24 番   荒 井   啓 君    25 番   佐 貫 宏 一 君     26 番   小野寺   建 君    27 番   尾 形 源 二 君     29 番   会 田 邦 夫 君    30 番   渡 辺 秀 夫 君     31 番   枝 松 昭 雄 君    32 番   武 田 一 夫 君     33 番   佐 藤   稔 君    34 番   浅 野 泰 孳 君     35 番   深 瀬 悦 男 君
       36 番   渡 辺 卓 弥 君     37 番   加 藤   正 君    38 番   宝 沢 啓 輝 君     39 番   中 村 幸 雄 君    40 番   大 沢   久 君  ――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者   市長      佐 藤 幸次郎 君   助役      山 口 寿 男 君   収入役     今 野 和 子 君   総合政策室長  斎 藤 健 司 君   総務部長    市 川 昭 男 君   財務部長    鈴 木   啓 君   市民部長    村 田 善 隆 君   環境部長    寺 崎 琴 雅 君   福祉部長    横 倉 明 雄 君   産業部長    岸   善 明 君   建設部長    垂 石 定 敏 君   都市開発部長  小野寺 重 志 君   下水道部長   丹 野 長四郎 君   消防長     相 良   憲 君   済生館長    櫻 田 俊 郎 君   済生館事務局長 山 川 正 雄 君   水道事業管理者 梅 津 久 勇 君   水道部長    黒 沼 吉 男 君   教育委員長   音 山 幸 子 君   教育長     後 藤 和 弘 君   教育部長    加 藤 順 功 君   選挙管理委員長 柿 崎 喜世樹 君   選管委事務局長 三澤 與右エ門 君   代表監査委員  奥 山   漸 君   監査委事務局長 木 幡 五 郎 君   農業委員会長  日 野 晃 昌 君   農業委事務局長 安 藤 昭 夫 君  ―――――――――――――――――――事務局職員出席者   局長      酒 井 正 男   総務課長    田 中 愿 弘     議事課長    岩 田 充 巨   議事係長    深 瀬   博     調査係長    鈴 木 好 善   主査      金 澤 孝 弘  ――――――――――――――――――― 〇議事日程第5号   平成8年12月24日(火)午後2時開議  第1 諸報告  第2 議案の訂正について  第3 議会案第15号 彩福祉グループ関連事件徹底解明再発防止及び社会福祉施設            整備に対する補助金の交付を求める意見書の提出について  第4 議会案第16号 社会保険行政と職員の身分の地方移管を求める意見書の提出につ            いて  第5 議会案第17号 介護保障制度の確立に関する意見書の提出について  第6 議会案第18号 医療保険制度の改革に関する意見書の提出について  第7 議会案第19号 義務教育における学校事務職員学校栄養職員給与費の国庫負担            制度の堅持に関する意見書の提出について  第8 議第88号 平成8年度山形市一般会計補正予算  第9 議第108号 工事請負契約の締結について(公共下水道緊特第12工区(汚水・流関)           工事)  第10 議第111号 山形市職員定数条例の一部改正について  第11 議第115号 山形市水道給水条例の一部改正について  第12 議第87号 平成7年度山形市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について  第13 議第90号 平成8年度山形市立病院済生館事業会計補正予算  第14 議第114号 山形市児童館設置及び管理等に関する条例の一部改正について  第15 議第106号 土地の取得について(蔵王産業団地公園緑地用地)  第16 議第89号 平成8年度山形市水道事業会計補正予算  第17 議第91号 平成8年度山形市国民健康保険事業会計補正予算  第18 議第92号 平成8年度山形市老人保健医療事業会計補正予算  第19 議第93号 平成8年度山形市区画整理事業会計補正予算  第20 議第94号 平成8年度山形市財産区会補正予算  第21 議第95号 平成8年度山形市公共下水道事業会計補正予算  第22 議第96号 平成8年度山形市交通災害共済事業会計補正予算  第23 議第97号 平成8年度山形市駐車場事業会計補正予算  第24 議第98号 平成8年度山形市中央卸売市場事業会計補正予算  第25 議第99号 平成8年度山形市小売市場事業会計補正予算  第26 議第100号 平成8年度山形市住宅団地造成事業会計補正予算  第27 議第101号 境界変更について(志戸田住宅団地分譲事業に係る山形市と東村山郡           山辺町の境界変更)  第28 議第102号 境界変更に伴う財産処分に関する協議について  第29 議第103号 町及び字の区域並びに名称の変更について(馬見ケ崎土地区画整理事           業区域)  第30 議第104号 町及び字の区域並びに名称の変更について(馬上台土地区画整理事業           区域)  第31 議第105号 土地の取得について((仮称)特別養護老人ホーム富神荘建設事業用           地)  第32 議第107号 土地の取得について((仮称)成沢城跡公園整備事業用地)  第33 議第109号 山形市御殿堰中央親水広場設置及び管理に関する条例の設定について  第34 議第110号 山形市部等設置条例の一部改正について  第35 議第112号 山形市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について  第36 議第113号 山形市福祉医療給付金支給条例の一部改正について  第37 議第116号 山形市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について  第38 報第6号 専決処分の承認について(平成8年度山形市一般会計補正予算)  第39 請願9件  ――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件  日程第1 諸報告  日程第2 議案の訂正について  日程第3 議会案第15号 彩福祉グループ関連事件徹底解明再発防止及び社会福祉              施設整備に対する補助金の交付を求める意見書の提出について  日程第4 議会案第16号 社会保険行政と職員の身分の地方移管を求める意見書の提出              について  日程第5 議会案第17号 介護保障制度の確立に関する意見書の提出について  日程第6 議会案第18号 医療保険制度の改革に関する意見書の提出について  日程第7 議会案第19号 義務教育における学校事務職員学校栄養職員給与費の国庫              負担制度の堅持に関する意見書の提出について  日程第8 議第88号 平成8年度山形市一般会計補正予算  日程第9 議第108号 工事請負契約の締結について(公共下水道緊特第12工区(汚水・             流関)工事)  日程第10 議第111号 山形市職員定数条例の一部改正について  日程第11 議第115号 山形市水道給水条例の一部改正について  日程第12 議第87号 平成7年度山形市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定につい            て  日程第13 議第90号 平成8年度山形市立病院済生館事業会計補正予算  日程第14 議第114号 山形市児童館設置及び管理等に関する条例の一部改正について  日程第15 議第106号 土地の取得について(蔵王産業団地公園緑地用地)  日程第16 議第89号 平成8年度山形市水道事業会計補正予算  日程第17 議第91号 平成8年度山形市国民健康保険事業会計補正予算  日程第18 議第92号 平成8年度山形市老人保健医療事業会計補正予算
     日程第19 議第93号 平成8年度山形市区画整理事業会計補正予算  日程第20 議第94号 平成8年度山形市財産区会補正予算  日程第21 議第95号 平成8年度山形市公共下水道事業会計補正予算  日程第22 議第96号 平成8年度山形市交通災害共済事業会計補正予算  日程第23 議第97号 平成8年度山形市駐車場事業会計補正予算  日程第24 議第98号 平成8年度山形市中央卸売市場事業会計補正予算  日程第25 議第99号 平成8年度山形市小売市場事業会計補正予算  日程第26 議第100号 平成8年度山形市住宅団地造成事業会計補正予算  日程第27 議第101号 境界変更について(志戸田住宅団地分譲事業に係る山形市と東村             山郡山辺町の境界変更)  日程第28 議第102号 境界変更に伴う財産処分に関する協議について  日程第29 議第103号 町及び字の区域並びに名称の変更について(馬見ケ崎土地区画整             理事業区域)  日程第30 議第104号 町及び字の区域並びに名称の変更について(馬上台土地区画整理             事業区域)  日程第31 議第105号 土地の取得について((仮称)特別養護老人ホーム富神荘建設事             業用地)  日程第32 議第107号 土地の取得について((仮称)成沢城跡公園整備事業用地)  日程第33 議第109号 山形市御殿堰中央親水広場設置及び管理に関する条例の設定につ             いて  日程第34 議第110号 山形市部等設置条例の一部改正について  日程第35 議第112号 山形市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正について  日程第36 議第113号 山形市福祉医療給付金支給条例の一部改正について  日程第37 議第116号 山形市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正について  日程第38 報第6号 専決処分の承認について(平成8年度山形市一般会計補正予算)  日程第39 請願9件  日程追加 議会運営委員の選任  日程追加 山形市農業委員会委員の推薦  ――――――――――――――――――― ◎午後2時3分 開議 ○議長(大沢久君) これより本日の会議を開きます。  出席議員は,定数に達しております。  本日の議事は,日程第5号をもって進めます。  ――――――――――――――――――― ◎報告 ○議長(大沢久君) 議事に先立ち,報告いたします。  本市議会議員阿部豊三郎議員は,去る12月18日に逝去されました。ここに謹んで哀悼の意を表します。  なお,追悼の言葉は,次の会議で行うことといたします。  ――――――――――――――――――― ◎諸報告 ○議長(大沢久君) 日程第1 諸報告を行います。  すでに配布いたしております文書のとおり,監査委員から,地方自治法第199条第9項の規定により,財政援助団体監査の結果についてが議長あて報告されております。  ――――――――――――――――――― ◎議案の訂正について ○議長(大沢久君) 日程第2 議案の訂正についてを議題といたします。この場合,訂正の理由について説明を求めます。佐藤市長。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎訂正理由の説明 〔市長 佐藤幸次郎君 登壇〕 ○市長(佐藤幸次郎君) ただいまお願いいたしました議案の訂正についてご説明申し上げます。  去る12月2日の本会議におきまして提案いたしました議第115号山形市水道給水条例の一部を改正する条例につきまして,別表第3に定める一般用及び公衆浴場業用の従量料金を,都合により,訂正をお願いするものでございます。ご承認賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で説明は終わりました。 ○8番(斎藤淳一君) 議長。 ○議長(大沢久君) 斎藤議員に申し上げます。先例によりますと議案の撤回及び訂正の理由説明に対しては発言をしないのが例になっておりますが,この場合,特に許します。8番 斎藤淳一議員。 ○8番(斎藤淳一君) 今,市長からご提案あった訂正ですけれども,非常に納得いかない訂正だと私は思ってます。まず,第1に115号議案を出すにあたっての根拠がこんな簡単に変わるものなのかどうか。それから,これを出すにあたって審議会を開催しているはずでございます。審議会というのは,市民の総意を受けての答申を受けたと思いますけれども,それをどの程度尊重なさったのか。その2つをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(大沢久君) 佐藤市長。 ○市長(佐藤幸次郎君) 審議会につきましては,私ども精力的に審議をしていただきました。答申をいただきました。これは尊重しなくてはならないと,こういう考えでございますが,今回都合によりまして訂正をさせていただきたいと,今後このように審議会の答申については十分に尊重していかなければならない。このような努力をしなければならないと,このように考えております。審議会の皆さんについては,これまでの多くの市民の代表,各界の代表によって,審議会を構成していただきながらやってまいりました。この答申については,私どもは水道部のこれからの経営,その他についても十分にこれを尊重していかなければならないと,このような考えのもとに提案させていただいたものでございます。以上でございます。 ○議長(大沢久君) 8番 斎藤淳一議員。簡潔にお願いします。 ○8番(斎藤淳一君) そうするとですね。最初に上程された根拠というものが,いいかげんであったというふうに理解せざるを得なくなると思うんですけれども,わずか議案提案してからまだ20日余りです。その間に訂正するというのは最初の提案の理由が非常に曖昧だったとか,間違いがあったというふうに理解してよろしいでしょうか。 ○議長(大沢久君) 佐藤市長。 ○市長(佐藤幸次郎君) 私ども,十分にこれまでの水道のこれからの将来の運営経営についても,いろんな実情を勘案しながら提案させていただいたものでございます。今回このようなことになって,大変申し訳ありません。今後とも十分気をつけながら,こういったことのないようにやっていかなければならないと思っているところでございます。出来るだけの今後のそれぞれの水道のあり方、そして,また経営の運営の仕方についても十分にこれから調査しながら,このようなことのないようにしていきたいとこのように思っております。 ○議長(大沢久君) お諮りいたします。ただいま,説明がありました議第115号山形市水道給水条例の一部改正についての議案の訂正を承認するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって議第115号の訂正は承認されました。  この際,建設委員会を開くため休憩に入ります。     午後2時09分 休 憩  ―――――――――――――――――     午後4時30分 再 開 ○議長(大沢久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際,ご了承をお願い申し上げます。会議の半ばにおいて,会議規則第9条第1項に定める会議時間午後5時を経過することが予想されますので,その際には時間を延長して続行することにいたしたいと思います。ご異議ございますせんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) それでは再度休憩に入らせていただきます。     午後4時31分 休 憩  ―――――――――――――――――     午後4時50分 再 開 ○議長(大沢久君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ――――――――――――――――――― ◎議会案第15号ほか4件 ○議長(大沢久君) 日程第3 議会案第15号から,日程第7 議会案第19号までの議会案5件を一括して上程いたします。  この場合,提案者の説明を求めます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第15号)      彩福祉グループ関連事件徹底解明再発防止及び社会福祉施設整備に対する補助金の交付を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,彩福祉グループ関連事件徹底解明再発防止及び社会福祉施設整備に対する補助金の交付を求める意見書を提出する。   平成8年12月24日提出                    提出議員  酒 井 靖 悦  同 峯 田 豊太郎                     同    高 橋 啓 介  同 加 藤   孝                     同    石 沢 忠 八  同 長 瀬 洋 男
                        同    阿 部 喜之助  同 尾 形 源 二                     同    深 瀬 悦 男    彩福祉グループ関連事件徹底解明再発防止及び社会福祉施設整備に対する補助金の交付を求める意見書  彩福祉グループによる社会福祉施設建設を巡る事件は,これまでに例を見ない不祥事であり,福祉行政に対する国民の信頼を大きく失墜させた。  特に,本市では,同グループにより「リバーサイド成安」の建設が着手されたが,このたびの事件により,福祉行政に期待する市民の感情を踏みにじる極めて憂慮すべき事態となっている。これは今後の福祉行政を根底から揺るがしかねない由々しき問題である。  よって,政府は,綱紀粛正を徹底し,国民の信頼をいち早く回復するとともに,福祉行政の推進を図り,次の事項について特段の措置を取られるよう強く要望する。                記 1.事件を徹底解明し,その内容を国民に明らかにするとともに,再発防止策を早急に確立すること。 2.本市に現在建設中の社会福祉施設リバーサイド成安」の整備については,所期の目的が達成されるよう最大限の配慮をすること。 3.社会福祉法人の設立認可については,認可基準をこのような事件の再発防止ができるような内容に改善し,十分な審査及び指導体制の整備が図られるよう配慮すること。 4.社会福祉法人施設整備にかかる補助金の交付については,交付時期を早める等地方の実態に即したものとなるよう改善し,福祉基盤の着実な整備に努めること。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  大蔵大臣  │  厚生大臣  │あて  山形県知事 ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第16号)       社会保険行政と職員の身分の地方移管を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,社会保険行政と職員の身分の地方移管を求める意見書を提出する。   平成8年12月24日提出                    提出議員  佐 藤 義 久  同 鈴 木 善太郎                     同    渡 辺 弥寿雄  同 澤 渡 和 郎                     同    斎 藤 淳 一  同 高 橋 民 男                     同    阿 部 喜之助  同 佐 藤   稔                     同    渡 辺 卓 弥            社会保険行政と職員の身分の地方移管を求める意見書  現在,社会保険の事務は,都道府県に機関委任され,そこに働く職員は,地方自治法制定以来「地方事務官」として変則的な身分とされている。知事の指揮監督を受けながら,都道府県に勤務する一方,人事と給与等については国という,人事・予算権と指揮権監督が主務大臣と知事に分離されているため,行政執行上大きな障害となっている。  さらに,昨年5月地方分権推進法が制定され,その元に置かれた地方分権推進委員会を中心に,機関委任事務の廃止や補助金,税財政制度の見直しなど,地方分権の推進に向けた議論が進められており,そのなかでも,この地方事務官制度については廃止の方向が示されている。  よって政府は,地方分権の流れを推進するとともに,その行政のもつ社会保障的機能をさらに実効あるものとするため,社会保険行政と職員の身分を地方自治体に移管するよう要望する。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  大蔵大臣  │  厚生大臣  │  自治大臣  │あて  総務庁長官 │  人事院総裁 ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第17号)         介護保障制度の確立に関する意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,介護保障制度の確立に関する意見書を提出する。   平成8年12月24日提出                    提出議員  荒 井   啓  同 高 橋 啓 介                     同    石 澤 秀 夫  同 高 橋   博                     同    渡 辺 ゆり子  同 竹 田 和 義                     同    峯 田 豊太郎  同 武 田 一 夫                     同    加 藤   正  同 宝 沢 啓 輝           介護保障制度の確立に関する意見書  最近は,急激な高齢化社会を迎えて,健康で生活するのは国民だれもが望んでいる切実な願いである。特に高齢者の介護問題は深刻な事態であり,高齢者に対して介護をどのように保障するかが最大の課題になっている。  よって,政府は,新たな保険料負担による介護保険制度の導入をやめ,現在の介護保険制度の構想を白紙に戻し,国の責任と負担によって国民の期待に応える介護保障制度を確立すること,また,運営については,十分に地方自治体と協議し,地方自治体の不安を解消して,高齢者保健福祉計画の達成に向け,ホームヘルパー,福祉施設整備介護サービスの整備と財源確保を図るように強く要望する。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  厚生大臣  ┘あて   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第18号)        医療保険制度の改革に関する意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,医療保険制度の改革に関する意見書を提出する。   平成8年12月24日提出                    提出議員  荒 井   啓  同 高 橋 啓 介                     同    石 澤 秀 夫  同 高 橋   博                     同    渡 辺 ゆり子  同 竹 田 和 義                     同    峯 田 豊太郎  同 武 田 一 夫                     同    加 藤   正  同 宝 沢 啓 輝           医療保険制度の改革に関する意見書  高齢者社会を迎え,国民の医療と保健・福祉等に対するニーズが高まっている。だれもが安心して良い医療・看護を受け,健康で快適な生活を送ることは,国民全体の願いである。  また,昨年に医療保険審議会が「今後の医療保険制度改革について」を発表したなかでは,「給付の重点化,給付と負担の公平の確保及び医療提供体制の見直しへの着手」などの38項目があげられている。これには,健康保険本人自己負担が1割から2割,薬品の自己負担が3割,5割,10割の三区分制,高齢者の負担が定額制から定率制などへと,大幅な「改定」が進められようとしている。これらが実施されれば,医療・福祉の国民負担が大幅に増えるだけでなく,介護保険の無保険者が生まれる恐れがあり,介護を受けられない事態が懸念される。  よって,政府は,現在の医療保険制度における根本問題を解明し,保険制度間の給付の格差を社会保険の水準に是正すべきである。ついては,国民の生存権,国の社会保障義務をかんがみて,国民の負担増をさける方向での医療保険制度の改革が図られるよう強く要望する。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  厚生大臣  ┘あて   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第19号)    義務教育における学校事務職員学校栄養職員給与費の国庫負担制度の堅持に関する意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,義務教育における学校事務職員学校栄養職員給与費の国庫負担制度の堅持に関する意見書を提出する。   平成8年12月24日提出                    提出議員  会 田 邦 夫  同 佐 竹 盛 夫                     同    金 峰 聡 和  同 加 藤 賢 一                     同    加 藤   孝  同 酒 井 靖 悦                     同    小野寺   建  同 渡 辺 秀 夫                     同    枝 松 昭 雄  同 深 瀬 悦 男   義務教育における学校事務職員学校栄養職員給与費の国庫負担制度の堅持に関する意見書  義務教育費国庫負担制度は,教育の機会均等とその水準の維持向上を目的として創設され,それ以来,現行義務教育制度の根幹として定着してきたところである。  しかしながら,義務教育における学校事務職員学校栄養職員給与費義務教育国庫負担法から適用除外し,その負担を地方へ転嫁しようとしていると聞いている。  このことは,単に地方財政負担の増大をもたらすばかりでなく,義務教育の円滑な推進に重大な影響を及ぼすことが懸念される。  従って,政府においては,義務教育における学校事務職員学校栄養職員給与費に対する国庫負担制度を堅持するよう強く要望するものである。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  大蔵大臣  │  自治大臣  │あて  文部大臣  ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎提案理由の説明 ○議長(大沢久君) 議会案第15号について,19番 峯田豊太郎議員。
    〔19番 峯田豊太郎君 登壇〕 ○19番(峯田豊太郎君) ただいま上程されました,議会案第15号「彩福祉グループ関連事件徹底解明再発防止及び社会福祉施設整備に対する補助金の交付を求める意見書」につきまして,提案者を代表して,提案理由を申し上げます。  彩福祉グループと厚生省による,社会福祉施設建設をめぐる一連の贈収賄事件は,福祉行政に対する国民の信頼を大きく失墜させたばかりでなく,福祉行政に期待する国民の感情を踏みにじったものであります。  現在,本市では,同グループにより「リバーサイド成安」が建設中でありますが,この事件により,補助金の凍結や法人の今後の運営などが問題となり,予定どおり完成されるのか先行きが不透明であります。高齢化が進む本市では,この施設の完成を待ち望んでいる市民が大勢おります。そういった市民のためにも,この施設を予定どおり完成し,所期の目的が達成されるよう国や県が最大限配慮すべきであります。  また,本議会において,同グループにより「リバーサイド成安」の建設に至った経緯や今後の対策などについて,十分論議されたなかで,法人認可の際のチェック体制の甘さや補助金行政の欠陥などが浮き彫りにされ,指摘されました。  よって国と県におかれましては,国民や県民の信頼を回復するためにも,事件の徹底解明を図り,今後こういった事件が起こることのないよう綱紀粛正を徹底し,再発防止策を早急に確立すること,また,建設中の社会福祉施設リバーサイド成安」の整備にかかる補助金の交付については,地方の実態に即したものとなること等,お手元に配布致しました文書のとおり,意見書を提出しようとするものであります。  以上で,提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 次に,議会案第16号について,16番 鈴木善太郎議員。 〔16番 鈴木善太郎君 登壇〕 ○16番(鈴木善太郎君) ただ今上程されました,議会案第16号「社会保険行政と職員の身分の地方移管を求める意見書」について,提案者を代表して提案理由を申し上げます。  社会保険行政は健康保険や年金など,その多くのものが住民と密接な関係があり,特に国民年金など市町村との関わりがますます重要になっております。  また,社会保険の事務は,昭和22年地方自治法が制定された当時,暫定規定として「都道府県職員のうち,制令で定めるものは,当分の間,これを官吏とする」と規定されました。以来,約50年が経過しておりますが,いわゆる地方事務官として都道府県の職員でありながら,その身分が国家公務員という変則的な立場のままとなっています。そのため,人事・予算権と指揮監督権が主務大臣と知事に分離されている状態となり,行政執行上,大きな障害となっております。  さらに,現在,地方分権の推進に向け,機関委任事務の廃止や補助金,税財政制度の見直しなど地方分権推進委員会を中心に検討されておりますが,そのなかでも地方事務官制度については,廃止の方向が示されております。  以上申し上げましたことから,地方分権の流れを推進するとともに,その行政のもつ社会保障的機能を,さらに実行あるものとし,地方行政の円滑な執行が図られるようお手元に配布しました文書のとおり,政府に対して意見書を提出しようとするものであります。  以上で報告を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 次に,議会案第17号,18号の2件について,2番 高橋啓介議員。 〔2番 高橋啓介君 登壇〕 ○2番(高橋啓介君) ただ今,上程されました議会案第17号並びに議会案第18号の2件につきまして提案者を代表しまして提案理由を申し上げます。  最初に,議会案第17号「介護保障制度の確立に関する意見書」について提案理由を申し上げます。  日本は,急速なスピードで長寿社会を迎えたものの,いま介護に対する不安は,核家族や産業構造の変化による総労働の中で大変深刻な問題となっております。  そのような現状を克服するため,国はゴールドプランの10カ年計画を策定し,老後の保障の確立に向け,各自治体と一体となり,その実現に努めてきました。しかし,国の財政難を背景に新たな介護保険制度の導入に着手し,その法制化に向け取り組みが行われています。本来,社会保障は国の責任で行うことが基本であり,ましてや,国民にゴールドプランを約束し,老後の保障を確約,さらに,消費税の導入の際も福祉予算にあてることを前提にして来た経緯があります。  いま,介護保険が導入されることになれば,ゴールドプランは後退をし,さらに,国の予算が削減され,そのしわ寄せは自治体や国民に強いられることは明らかであり,まさに二重の負担といわざるを得ません。  つきましては,今,進めている介護保険制度構想を白紙に戻し,国の責任において国民の期待に応える介護保障を確立するよう強く要望し,意見書を提出するものであります。  続きまして,議会案第18号「医療保険制度の改革に関する意見書」につきまして提案理由を申し上げます。  ご案内の通り,国民の医療に関するニーズは高齢化社会を反映し,年々高まり平成7年度医療費総額見込額は27兆2千億余円となり,大変な額に膨れ上がっています。その中には,過度の検査や薬づけ,あるいは不正請求,さらに患者が医療機関をはしご受診したり,重複受診という無駄な医療行為等が指摘されていることも事実であるといえます。  このように,年々増え続ける医療費の抑制や医療保険のあり方について医療保険審議会は今後の医療保険制度の改革を発表し,その中で38項目にのぼる改善策をあげ改革を答申しています。しかし,国における具体的改善策は,来年度大蔵原案でも明らかなように,高齢者医療の負担やサラリーマン本人の1割から2割負担,さらに,外来で受ける薬については,1種類毎に1日分15円の負担に見られるように,財政の穴埋めを安易に国民に強いるものといわざるを得ません。  ましてや,この度の改正は医療費の負担増により,患者が医療機関に足を運ぶことにブレーキをかけ医療費の伸びを抑えようという意図が明らかであるといわざるを得ません。医療の抜本的改革にメスを入れず,人命を経営的視野で改革を進めることについては断じて容認できるものではありません。よって,政府に対してお手元に配布いたしました文書のとおり,意見書を提出しようとするものであります。  以上で提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 次に,議会案第19号について,18番 佐竹盛夫議員。 〔18番 佐竹盛夫君 登壇〕 ○18番(佐竹盛夫君) ただ今上程されました議会案第19号「義務教育における学校事務職員学校栄養職員給与費の国庫負担制度の堅持に関する意見書の提出について」,提案者を代表して提案理由を申し上げます。  学校教育は,学校に勤務する者,全ての協力協同の指導体制のもとで活動することにより,その目的を果たすことができるものであります。  学校事務職員が行っている子ども・教職員に係わる事務・学校予算執行事務,施設設備・物品の維持管理や,栄養職員が行っている学校給食を通しての子どもの健全な身体発達に係る仕事の重要性は,学校教育法等の諸法律や,国会決議のなかでも明らかになってきております。  「公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律」でも,事務職員・栄養職員について,算定基準を明確にし,義務教育費国庫負担法が「教育の機会均等とその水準の維持向上を図ることを目的」として制度化されたものです。  しかし,大蔵省は財政審議会で学校事務職員・栄養職員の義務教育費国庫負担をシーリングの対象とし,これをもとに予算編成をしようとしております。  もし,これが実施されれば地方自治体の財政負担が一層増え,地方自治体の財政力如何によって学校事務職員・栄養職員の定数にも大きな格差が生じ,教育水準の維持向上,ひいては教育の機会均等にも大きな影響を及ぼすことは明らかであります。  よって,義務教育における学校事務職員学校栄養職員給与費に対する国庫負担制度を堅持するよう,政府に対してお手元に配布した文書のとおり意見書を提出しようとするものであります。  以上で提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で,提案者の説明は終わりました。  ――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。  上程議案に対しご質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご質疑なし認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎動議(委員会付託省略) ○議長(大沢久君) 23番 酒井靖悦議員。 ○23番(酒井靖悦君) この際,動議を提出いたします。  ただいま上程されました議会案第15号から議会案第19号までの議会案5件については,会議規則第37条第2項の規定により,委員会の付託を省略して審議されるよう動議を提出いたします。 ○議長(大沢久君) ただいま,酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,委員会付託省略の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議会案第15号から議会案第19号までの議会案5件については,委員会付託省略の動議が可決されました。  ――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入ります。  討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(大沢久君) これより採決いたします。  日程第3 議会案第15号から日程第7 議会案第19号までの議会案5件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議会案5件を原案のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第3 議会案第15号から日程第7 議会案第19号までの議会案5件は,いずれも原案のとおり可決されました。  ――――――――――――――――――― ◎議第88号ほか29件,報第6号,請願9件 ○議長(大沢久君) 日程第8 議第88号から日程第37 議第116号までの議案30件,日程第38 報第6号の報告1件及び日程第39 請願9件を一括して議題といたします。  ――――――――――――――――――― ◎委員長報告 ○議長(大沢久君) この場合,各委員会における審査の経過と結果について,委員長の報告を求めます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務委員長報告 ○議長(大沢久君) 総務委員長 22番 佐藤義久議員。 〔総務委員長 22番 佐藤義久君 登壇〕 ○22番(佐藤義久君) 総務委員会における審査の経過と結果についてご報告いたします。  最初に,議第101号境界変更について(志戸田住宅団地分譲事業に係る山形市と東村山郡山辺町の境界変更)についての主な質疑を申し上げます。  委員から,行財政区域の異なる市町間の交換だが,何の目的のために行ったのか,との質疑があり,当局から,志戸田地区に予定している分譲住宅団地内に山辺町の飛地があり,飛地を解消したい。同じ団地内で住所が異なる箇所があるため,同程度の面積の土地と所有権者を変えずに,所在を変更するものである。なお,山辺町議会にも同じ議案が上程され,議決をいただくと県に申請するものである,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第102号境界変更に伴う財産処分に関する協議については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。
     次に,議第110号山形市部等設置条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,今回の部の名称変更はあくまでも行政サイドの立場からのものであり,市民の立場からすると今までのとおり,市民部及び福祉部の方がわかりやすくていいのではないかとの意見や議案のとおり市民生活部及び健康福祉部と名称を変更した方がより具体的でわかりやすいという意見が出され,当局から,市民部は機関委任事務のイメージが強く,地方分権の流れの中で,より市民の生活に密着したサービスを行うということで今回の名称変更となった。また,健康福祉部は,健康と福祉が一体となることを表すための名称であるとの答弁がありました。  また,委員から,今回の名称変更に限らず,部の名称や機構に改善すべき所が見受けられるので,もっと全庁的な見直しを検討してもらいたいとの要望が出されました。  大要以上の後,全員意義なく可決すべきものと決しました。  次に,議第111号山形市職員定数条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,行財政改革大綱の内容は,職員減を目指すという事なのかとの質疑があり,当局から,大綱では,人的資源の活用の項で,事務事業の見直しを図りながら,職員数は抑制しようと述べている,との答弁がありました。  また,委員から山形市行財政改革推進本部は市長が本部長になっているが,本来は執行者とは別の機関が行財政改革大綱を定めるべきではないか,との質疑があり,当局から,大綱は執行機関が行財政のあり方を自らが立て,市民に明らかにしていくものであり,改革のあり方については,市民による懇話会で論議してもらい,それをもとに市長が定めたものであるとの答弁がありました。  また,委員から,定数減となる部署の了解は得たのか,との質疑があり,当局から水道部及び農業委員会から了承を得ているとの答弁がありました。  また,委員から,水道部は水道サービスセンターに委託すれば,いくらでも職員は減らせるのではないか,また,市長部局の定数についても見直しが必要なのではないかとの質疑があり,当局から,水道部では職員について長期的な計画を持っていると聞いている。市長部局の定数についても見直しを行い,各部局との調整を行うこととしている。内部改革を自分達の手でやっていくという職員全体の意識改革を進めていきたいとの答弁がありました。  また,委員から,農業委員会の職員が減少するということだが,農業が軽んじられているような気がする。農業委員会の業務量が減ったということなのかとの質疑があり,当局から,農業委員会事務局の職員減については,事務の見直しと組織の統合を考えているとの答弁がありました。  また,委員から,行財政改革大綱に基づく改正ということであるが,行財政改革については,もっと具体的な数字で市民に示すべきであるとの意見が出されました。  大要以上の後,採決した結果,賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に,議第112号山形市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,総額でどのくらいの予算が必要になるのか,また予算措置はどうなるのかとの質疑があり,当局から,夜間看護手当約220万円,教員特殊業務手当約63万円の増となり,これを加味して補正しているとの答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,12月17日に追加付託されました議第116号山形市一般職の職員の給与に関する条例等の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,寒冷地手当は職員全員が減るのか,との質疑があり,当局からほとんどの職員が減る。特に,独身者は,大きく減るとの答弁がありました。  また,委員から,寒冷地手当は本市全体で何%の引き下げになるのか,との質疑があり,当局から21.2%の引き下げになるとの答弁がありました。  また,委員から,今回の給与改定は0.98%の引き上げということだが,教育職の2級の給与の一部に10%を超える引き上げがあるが,その理由は何かとの質疑があり,当局から,教育職の給料表の改正があったためであり,国は0.95%,県は0.92%の引き上げとなっており,本市は0.98%の引き上げである。これは平均であり今回の人事院勧告は若い人の引き上げ率が高くなっているのが特徴になっているとの答弁がありました。  また,委員から教育職給料表の2級13号給を受けている職員の年齢層はどのくらいかとの質疑があり,当局から30歳代の職員の給与であるとの答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に請願について申し上げます。  継続請願第18号社会保険行政とそこで働く職員の身分を地方自治体に移管することについては,願意妥当と認め,採択すべきものと決しました。  請願第20号「夫婦別姓」制の導入反対について及び継続請願第13号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定については,いずれも調査・研究の必要を認め,継続審査すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願いいたします。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎厚生委員長報告 ○議長(大沢久君) 厚生委員長 24番 荒井啓議員。 〔厚生委員長 24番 荒井啓君 登壇〕 ○24番(荒井啓君) 厚生委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  最初に,議第103号町及び字の区域並びに名称の変更について(馬見ケ崎土地区画整理事業区域)については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第104号町及び字の区域並びに名称の変更について(馬上台土地区画整理事業区域)の主な質疑を申し上げます。  委員から,区域及び名称の変更を行うとき関係者の論議はあったのか,との質疑があり,当局から地域住民の方々には,説明会を開いて内容を説明し,納得していただいた,との答弁がありました。  次に,委員から,陣場は,一丁目,二丁目になっているが,なぜ陣場南に丁目,例えば三丁目とか四丁目とならなかったのか,との質疑があり,当局から,町名・街区番号は,山形駅に近い所から付けている。今回の陣場南のケースは,陣場一丁目,二丁目の南側にあたり,三,四丁目とは付けられなかった。これらの理由については,地元の検討会でも話題になったが了承していただいた,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第105号土地の取得について((仮称)特別養護老人ホーム富神荘建設事業用地)の主な質疑を申し上げます。  委員から,富神荘の建設用地は,市がほとんどを買収して,法人に貸すということだが,リバーサイド成安は法人で取得している。整合性はどうなのか,との質疑があり,当局から用地の取得には二つの方法がある。リバーサイド成安は法人自らが用地を取得し,法人の財産にすることもある。法人が用地を取得する時は,要綱によって補助するが,市で用地を買収して貸す方法よりは市の持ち出しが少なくなる,との答弁がありました。  また,委員から,地権者の中に土地を寄付する方がいるが,最初に予定された寄付面積と最終的に寄付される面積が違っている。理由は何だったのか,との質疑があり,当局から寄付される方は,自身の体もすぐれず,農地の耕作も出来ないので純粋な気持ちからの寄付で福祉施設を作ってほしいとの事だった。最初は,全部寄付の要望があったが,その後,土地改良区に支払わなければならない費用が出てきた。その費用を支払うために,最初予定していた寄付面積の一部を買収する事になったため,寄付面積が減った,との答弁がありました。  次に,委員から,純粋な気持ちでの寄付とは思うが,寄付する事によっての要望はあるのか,との質疑があり,当局から,本人とも会っているが,純粋な寄付と思っている,との答弁がありました。  これに対して,委員から,寄付される農地も売れば家も直せるのに,寄付していただくことはありがたい事だが,寄付してくれるのは理解しにくい,との意見がありました。  次に,委員から,富神荘の職員採用試験で試験を受けるのに,受験手数料が必要だったと聞いたが,どうだったのか,との質疑があり,当局から,試験は,他の施設と足並みをそろえてほしいと思っていたところに,募集要項が配布されていた。しかし,市としても他の施設で受験手数料を取っている施設もないし,このような方法は取らないでほしいと話をした,との答弁がありました。  次に,委員から,採用試験に応募した方々は,受験手数料を支払って,試験を受けたということなのか,との質疑があり,当局から,受験手数料を納めて試験を受けていた,との答弁がありました。  これに対して,委員から,試験に際して受験手数料を取るのは問題がある,との意見がありました。  次に,委員から,用地についてもしっくりいかない。用地が決定した段階はどうなっていたのか。寄付行為が先行したのか。本来は買収すべきだったと思う,との発言もあり,また,委員から,疑問点があるのでそれらの解明をしないと審査を進められない。例えば,受験手数料については,何らかの対応をとる必要がある,との発言がありました。  ここで,委員会として,受験手数料と用地の寄付の件については,当局に対して調査をお願いし答弁を求めることになりました。  その後,当局から,受験手数料については,受験された方々に返却するということで,今後時期,方法を法人で協議していく,との答弁があり,用地の寄付については,再度,寄付される方とお会いして,寄付は純粋な気持ちからだったと確認した,との答弁がありました。  これらの答弁に対して,委員から,受験手数料は,法人で返すということか,との質疑があり,当局から,法人ではその方向で早急に協議していくとの事だった,との答弁がありました。  次に,委員から,寄付される方に,一部土地代金が入るが,住民税などへの課税については知っているのか,との質疑があり,当局から,住民税は控除が5,000万円まであるので大丈夫だが,国保税に加算される。加算については国民健康保険課と協議して高額にならないとようにしたい,との答弁がありました。  次に,委員から,福祉施設建設には,市もそれなりの負担をしているのだから,老人福祉のために法人と関係を密にしていくのが良い。市は遠慮する事なく,言うところは言って,施設の堅実な運営に助言していくのも市の責任だと思うがどうか,との質疑があり,当局から,福祉施設は市にとっても必要な施設だし,堅実な運営も重要だ。今後も指導は行っていく,との答弁がありました。  次に,委員から,以前,一口1万円で寄付の募集を行っていたが,どのくらい集まっているか把握しているのか,との質疑があり,当局から2,892人分集まり,これに利子を含めると2,314万3,422円となっている,との答弁がありました。  これに対して,委員から,寄付を集めないと施設が開所出来ない体制になっているのではないのか,行政としてその辺の事をチェックしているのか,との質疑があり,当局から,目標金額に達しない場合は,法人が市中銀行から借りる事になる,との答弁がありました。  さらに,委員から,リバーサイド成安のようにならないか心配だ。健全運営については,行政として強力に指導してほしい,との意見がありました。  次に,委員から,法人のメンバー,財産,信用等については,許可する県に一存していたのか,との質疑があり,当局から,法人が認可される前には準備している事務局と話し合って調査はしているが相当部分は県にお願いしていた,との答弁がありました。  これに対して,委員から,その調査が後手になると彩山会のような問題が起きる。市も助成するのだから事前に徹底的に調査してまちがいのないように行ってほしい,との意見がありました。  これに対して,当局から,法人の準備会が出来たときも話し合いはしたが,今後は認可決定する過程でも厳格な調査が必要と認識している,との発言がありました。  大要以上の後,全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に,議第113号山形市福祉医療給付金支給条例の一部改正については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第114号山形市児童館設置及び管理等に関する条例の一部改正についての,主な質疑を申し上げますと,委員から,南部児童館を除く3カ所の児童館で,午前中の幼児指導の利用者は,何人なのか,との質疑があり,当局から12月1日現在で東部児童館が26人,西部児童館が30人,北部児童館が13人で,計69人となっている,との答弁がありました。  最後に,一委員から,保育料も値上げされたし,景気も良くない中で賃金も上がらない。このような時の値上げはすべきではない。子育て支援に力を入れている中で児童館の使用料値上げには反対である,との発言がありました。  大要以上の後,採決した結果,賛成多数で可決すべきものと決しました。  最後に,継続請願第3号については,慎重に審査した結果,願意妥当と認め採決すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。  続いて,彩福祉グループ関連の問題について,厚生委員会の経過をご報告いたします。  まず,委員会としては11月21日,12月3日の2日間に渡って,この問題の集中的な論議を行いました。この結果,リバーサイド成安の誘致に至る,例えば,誘致までの経緯,福祉法人の設立,山形県との関係,信用調査,理事会・評議員会の確認,補助金の流れ,3カ年計画への位置付けなど,不鮮明な部分については,継続して論議していくことになり,その中で12月20日に参考人を招致して委員会を開催する決定をいたしました。  参考人として,黒川弘樹氏,唐澤剛氏,結城勝也氏,渡辺守彬氏の4人の方々に参考人として出席要請を議長名でいたしました。その結果,黒川氏,唐澤氏の両名から都合により出席出来ない旨の連絡があり,結城氏,渡辺氏の2名から出席していただいて開催いたしました。  最初に,結城参考人に対し,概ね11項目について委員長から聞き取りを行った後,各委員からの質疑を行いました。主な内容は,委員から,大郷地区から要望が出されてから,1カ月で総合福祉施設建設の方向付けが決定されているが,その経緯は,との質疑があり,参考人から要望書が出される以前にも,地元と話のやりとりはあったし,一連の流れの中で決定されたと理解している,との答弁がありました。  次に,委員から,当時福祉部長として上京した際に,小山氏,岡光氏,阿部氏などにお会いしたことがあったか,との質疑があり,参考人から,福祉部長としては,あまり上京していない。全国の福祉主管部長会議などで,上京したが,厚生省に出向く用務はなかった。小山氏と会ったのは平成6年9月21日に来庁されたのが初めてであった,との答弁がありました。  さらに,委員から,大ノ越より成安が早くなった経緯は何か,との質疑があり,参考人から,大ノ越に予定されていた場所は,優良な農地で,農地の規制もあり,規制除外にも手続きに時間がかかる。また,成安の用地は原野状態になっており法の網もなかったし,地権者の同意もあったので,手続き的には大ノ越より早くなる。このような事から,大ノ越を早くするとの理由がなくなった,との答弁がありました。  次に,委員から,小山氏と県の障害福祉課長が,一緒に来た事は不思議に思わなかったか,との質疑があり,参考人から,不思議には思わなかったが,紹介してくれたのかなとの感じしかなかった,との答弁がありました。  これに対して,委員から,県からの打診があってから,早い意志決定になっているが,どう思うか,との質疑があり,参考人から,早くなった背景には,いろんな要素があるが,総合的には,県からの紹介が大きな要素になったと思う。また,補助金がセットになっていたので心強かった,との答弁がありました。  次に,委員から,信用調査の結果は,公表されていないが,関連法人には負債が大分あると聞いた。このような事でも大丈夫と判断したのか,との質疑があり,参考人から,実際に,施設が開所してからの費用は,措置委託料になるが,この中から,多額の利益を生むのは不可能だし病院事業につぎこむのは絶対ないと思った,との答弁がありました。  また,参考人から,当時の責任者として今回の問題は残念に思っているし,当初から見抜けなかったのは残念だ。施設の実現に向け配慮していきたい,との発言がありました。  続いて,渡辺参考人に対しても,概ね9項目について委員長から聞き取りを行った後,各委員からの質疑を行いました。  委員から,彩グループに採用された経緯についての質疑があり,参考人から平成6年12月上旬頃に職員課へ再就職先の紹介をお願いし,平成7年3月中旬か下旬頃に福祉企画課から福祉施設の準備事務所で働いてはという連絡があり,その後お世話になった,との答弁がありました。  そして,委員から,発起人会を開催し,その後,理事会を開催して,法人の認可申請をしているが,内容は知っていたか,との質疑があり,参考人から,採用前だったので知らなかった,との答弁がありました。  さらに,委員から,小山会が結成されているが,動機は何だったのか。また,山形にも小山会を作ろうとした事はあるのか,との質疑があり,参考人から,結成したきっかけはゴルフを行うための仲間を集めたと聞いている。山形での結成は考えていなかった,との答弁がありました。  次に,委員から,黒川前課長と初めて会ったのはいつ頃か,との質疑があり,参考人から平成7年4月頃に,県へ書類を提出した時に初めて会った。その後は,かなりの回数で会っている,との答弁がありました。  次に,委員から,リブウェルという会社を作ろうとした理由は何か,との質疑があり,参考人から主旨としては,施設を利用できない方々にサービスを提供しようとの考えで設立しようとして,出資者を募った。発案者は黒川前課長で,私も一緒に賛同される方々を訪問した。黒川前課長は,この計画に熱心であり,山形からこのサービスを発信しようと考えていた,との答弁がありました。  次に,委員から,リブウェルの開設の呼びかけは二人で回ったのか。また,黒川前課長は休みをとってきたのか,との質疑があり,参考人から,二人で30人くらいの方々を回り,主に黒川前課長が説明した。時期は平成7年6月頃から回りはじめたが,休みかどうかはわからなかった,との答弁がありました。  次に,委員から,施設工事の契約書,設計図などは見ているか,との質疑があり,参考人から,施設の平面図は見ているが,他の書類は見ていない,との答弁がありました。  また,委員から,今回の事件についてはどのように思われるか,との質疑があり,参考人から,福祉施設ができる事は,小山氏の力もあると思うが,地元も熱望していた。今後は目的どおり,健全な運営にもっていくように頑張るのが自分としての気持ちだ,との答弁がありました。  次に,委員から,議事録に参考人は押印されているが,どうなのか,との質疑があり,参考人から署名,押印はしたが,何の書類だったか知らなかった。後で議事録だったと分かった,との答弁がありました。  また,参考人から,今回の彩福祉グループの不祥事については,心から,お詫び申し上げます。この事を真摯に受け止めて,今後は誠心誠意,身を粉にして再生のため頑張っていきたい,との発言がありました。  委員会は,参考人からの意見聞き取り終了後も,論議を進めました。  委員から,山形で会食しているが,場所・参加者について聞きたい,との質疑があり,当局から,平成7年1月13日は,七日町の料亭,平成7年3月30日は,宮町の店で市職員も参加し,平成7年6月15日は,1月13日とは別の七日町の料亭で,市職員と土地開発公社の職員が参加した,との答弁がありました。  次に,委員から, 1.3カ年計画に成安が位置付けされた時の企画調整会議のメンバー 1.平成6年7月28日に行われた推進会議の出席メンバーの役職 1.平成6年10月13日の発起人会議事録が添付されている法人の認可申請書類  などを,次の委員会に提出してほしい,との要望がありました。  次に,委員から,12月11日に行われた理事会の内容について聞きたい,との質疑があり,当局から,理事会は平成8年12月11日午後12時50分から午後1時11分まで山形県生涯学習センターで開催され,大野理事,渡辺理事,伊藤理事,三沢理事の4名,他に,県から2名,市から2名も参加した。議長選出まで渡辺理事が進め,議長に三沢理事が選出された後は,三沢議長が理事会を進めた,との答弁がありました。  これに対して,委員から,この時の議事録を提出してほしい,との要望がありました。  次に,委員から,県と市が入って新理事を推薦するのはわかるが,なぜそんなに急ぐ必要があったのか。あわてずにじっくり考えても良かったのではないか,との質疑があり,当局から,理事会を開催するには4人の理事の出席が必要だった。大野理事と伊藤理事の出席が必要であったが,二人は12月11日以降では山形に来るのがむずかしい日程だったため,理事会が12月11日になった,との答弁がありました。  これに対して,委員から,もっと慎重に望んで良かったのでないか,また,新理事については,厚生委員会でも話し合っても良かったのではないのか。どうもすっきりしない,との意見があり,当局から,法人を早く手直しをして,補助金の受け入れ体制も必要だったので,早期の理事会開催になった,との答弁がありました。  次に,委員から,理事には責任も付いてくるので対応を慎重にしてほしいし,今後は不信感を持たれないよう,情報は赤裸々に報告してほしい。また,議会として不明な点は今後も問いただしていく必要がある,との意見がありました。  次に,委員から,法人に補助金以外の公金を支出すると問題になる。将来の方向付けがないと先に進めないし,他の法人との矛盾も出てくる。実際に進んでいくには,理事のメンバーも別のメンバーになるのでないか,との質疑があり,当局から,地元法人が立ち上がるためには,県と市の支援が必要だし,支援がなくては先に進めない。今は,他の法人とは同列に出来ないが,将来は変わって来ると思う,との答弁がありました。  次に,委員から,職員採用の問題は,どのような状況なのか,との質疑があり,当局から,現在採用関係の書類を本部から取り寄せているので書類の整理をして,受験者が不安を持たないようにしながら,なおかつ,オープンに間に合うよう進めていきたい,との答弁がありました。  次に,委員から,採用するにも相当の資金が必要だ。運営資金はどうなるのか,との質疑があり,当局から,採用に関する費用は,法人が応えるべきとの考えだが,法人の運営資金の状況も調べていきたい,との答弁がありました。
     次に,委員から,法人の財源問題については,今後どのように考えているのか,との質疑があり,当局から,法人の資金対応として,市の対策会議でも話題になったが,議決をいただいている債務負担行為の中で努力したい。また,市中銀行からの借り入れも考慮して進めたい,との答弁がありました。  さらに,委員から,法人の立ち上がりの努力は良いが,他の法人との差がでないようにしてほしい,との意見がありました。  次に,委員から,評議員はどうなっているのか,との質疑があり,当局から,評議員は人選中であるが,年内に評議員会を開催したい,との答弁がありました。  最後に,各委員から,彩グループ問題,リバーサイド成安の開設に向けては,今後とも委員会に報告をもらって,閉会中も委員会を開催してほしい,との発言がありました。  これに対して,委員会としてもこれらの問題については,今後閉会中も随時調査し真相の究明をしていくことになりました。  以上で報告を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎産業文教委員長報告 ○議長(大沢久君) 産業文教委員長 29番 会田邦夫議員。 〔産業文教委員長 29番 会田邦夫君 登壇〕 ○29番(会田邦夫君) 産業文教常任委員会における審査の経過と結果についてご報告いたします。  議第109号山形市御殿堰中央親水広場設置及び管理に関する条例の設定についての主な質疑を申し上げます。  委員から,条例の第4条の公益上特に必要と認める場合とはどんな場合なのか,との質疑があり,当局から市が主催する行事,周囲のデパート等の避難訓練,産業まつり等で申し込みがあれば使用させるつもりである,との答弁がありました。これに対して委員から,これらの事項は減免の対象になるのではないのか,との質疑があり,当局から,この条例は都市公園条例等を参考にさせてもらった。物品販売の場合,市に売り上げ収益が入る場合は減免するが,それ以外の収益事業の場合は一部有料になる,との答弁がありました。これに対して委員から,占有料などは必要ないのではないか,人が集まる場所,人がいての親水空間なのだから,そのための条例は簡素化すべきでないか。最初から公益性のないものはだめだ,としておけばよいのではないのか,との質疑があり,当局から,公園的形態が強いので最低限の条文にしている,との答弁がありました。  また委員から,団体の行為であろうが,個人の資格で何かをやる場合でも規制できるものか,との質疑があり,当局から,この条例は規制は規定していないが,許可条件で規制できると思っている。また,電柱の設置等も考えられるので,占有規定を設けている,との答弁がありました。これに対して委員から,許可なしで不特定多数の者が集まって使用した場合,排除できないのか,との質疑があり,当局からこの条例では特に規定はしていない,との答弁がありました。また委員から,法の抜け道を作っているのではないか。今後,このような条例を制定する際は,市長が公益上認めたものだけにするよう検討してほしい,との意見が出されました。これに対して,当局から今後検討して行くとの答弁がありました。  大要以上の後,議第109号山形市御殿堰中央親水広場設置及び管理に関する条例の設定については,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に請願について申し上げます。  請願第23号学校事務職員及び学校栄養職員の給与費等について,現行の義務教育費国庫負担制度を維持するよう求めることについては,願意妥当と認め採択すべきものと決しました。  請願第21号私立中高校に対する助成措置の充実と父母負担の軽減と公私格差の是正について,請願第22号学習指導要領見直し実現までの緊急措置として学校現場にゆとりを取り戻し,子どもに寄り添った教育実現について,請願第24号いじめ・不登校克服のために学習指導要領の早急な見直しを求めることについて,継続請願第7号学習指導要領の見直しを求める意見書提出については,いずれも,さらに調査研究の必要を認め,継続審査すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎建設委員長報告 ○議長(大沢久君) 建設委員長 17番 長瀬洋男議員。 〔建設委員長 17番 長瀬洋男君 登壇〕 ○17番(長瀬洋男君) 建設委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  最初に議第106号土地の取得について(蔵王産業団地公園緑地用地)の主な質疑を申し上げます。  まず委員から,一般的な考え方としては,分譲価格の中には,公園整備費等は含まれると思うが,なぜ山形市が土地を買ってまで,公園として整備しなければならないのか,との質疑があり,当局から,本来は開発コストの中に入るのが基本であるが,蔵王産業団地は市街化区域に編入して,団地分譲したこともあり,市と土地開発公社が協議して公共部分を負担することにより,価格を下げ,スムーズな分譲を図ろうとしたものであり,公園の管理は公園緑地課で行うものである,との答弁がありました。  次に委員から,この土地を買うことにより緑のマスタープランでは,どの位遅れることになるのか。また,取得する25,500㎡の土地は総額でいくらになるのか,との質疑があり,当局から,市民の要望は若干遅れると思う。整備費用は,土木・植栽・照明等で,1億9,200万円であり,土地代を含めた総額は,5億1,000万円になる。また,土地開発公社のプロパー事業としては,土地の買収,造成,分譲,処分までであり,土地開発公社にも利息がかかるため,買い取る時期が重要であり,今回適切な時期と考えた,との答弁がありました。  次に委員から,市民の要望の中には5万~10万円位で出来る遊具整備の要望などもあるが,それすら何年もかかっている。こういう状況の中で,5億円余もかけて取得するのはどうしてか,との質疑があり,当局から,政策的なこともあり,今後の公園整備については,精一杯努力していきたい,との答弁がありました。  次に委員から,坪単価についての質疑があり,当局から,用地費は,約3億1,766万円で,坪単価は約41,000円である,との答弁がありました。  また委員から,この公園を一番利用するのは,近くで働く従業員であることから,公園管理協会のようなものをつくって,企業参加により,理解を得ることも大切なことなので,企業の誘発を考えてほしい,との要望が出されました。  最後に一委員から,財政難の折に,今この土地を買うことには賛成できない,との意見があり,議第106号土地の取得については,採決の結果,賛成多数をもって同意すべきものと決しました。  次に議第107号土地の取得について((仮称)成沢城跡公園整備事業用地)の主な質疑について申し上げます。  まず委員から,この土地はいくらで買うのか。また,長谷堂城跡公園用地と比べると,土地の価格は成沢城跡公園用地の方が高いと思われるが,どうなのか,との質疑があり,当局から,成沢城跡公園用地は,平成7年度に,平成16年度までの債務負担行為として,3億9,200万円をお願いしたものであり,3億5,100万円で買う予定をしている。また,長谷堂城跡公園用地の債務負担額は同額の3億9,200万円で,買収予定価格は3億7,984万円になっている。面積は,成沢城跡公園が11万6,000㎡,長谷堂城跡公園は12万6,000㎡であり,平均単価は成沢城跡公園は3,007円,長谷堂城跡公園は3,009円で,補償費や面積に違いがあるため,長谷堂城跡公園用地の買収価格が高くなった,との答弁がありました。  さらに委員から,整備費はどの位なのか,との質疑があり,当局から,歴史広場や四阿,駐車場などを整備する予定であり,基本構想では,7億円を見込んでいる,との答弁がありました。  次に委員から,財政の建て直しが必要となるくらい厳しい中,なぜ今取得しなければならないのか,との質疑があり,当局から,総合計画の中では,重要な歴史的遺産として長谷堂城跡,成沢城跡の整備がうたわれている。両方,一緒に進める予定だったが,農振除外の手続き等があり,成沢城跡の方が一歩遅れ今回となった,との答弁がありました。  また委員から,整備はいつから入るのか,との質疑があり,当局から,三カ年計画では,Cランクになっており,平成12年度以降になる,との答弁がありました。  次に委員から,土地の取得については,どこまで話が進んでいるのか,との質疑があり,当局から,公園緑地課と土地開発公社職員が地権者と数回交渉をして,地権者60人中58人から売り渡し同意書をもらっている。残る2人についても早期に同意が得られるよう努力している,との答弁がありました。  次に委員から,土地の単価についての質疑があり,当局から,長谷堂城跡は山林1㎡当り1,100円,成沢城跡は山林1㎡当り1,450円となっており,畑や原野,地域性の格差もあり,成沢城跡の方が高くなっている。厳しい財政状況の中,債務負担行為で,大きな負担とならないよう平準化し,時間をかけて買いもどしていく。整備については,歴史的遺産を壊さないよう整備をしていきたい,との答弁がありました。  大要以上の後,議第107号土地の取得については,全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に議第108号工事請負契約の締結について(公共下水道緊特第12工区(汚水・流関)工事)の主な質疑について申し上げます。  まず委員から,指名業者は何社だったのか。また,入札に関して,下水道部としての基本的な方針はあったのか,との質疑があり,当局から,指名業者は12社で行った。また,下水道部としては,今年度落札していない業者を指名してほしいということを要望した,との答弁がありました。  さらに委員から,今回落札した業者はこれまで落札したことのない業者なのか,との質疑があり,当局から,今年度はまだ落札はしていないが,去年1回落札しており,今年度は2回指名になっている,との答弁がありました。  次に委員から,今回落札した業者は,業者間では,取るべくして取ったと言われているが,これが本当なら談合以前の問題ではないのか,との質疑があり,当局から,今回指名した12業者について個別に事情の聞き取りを行ったが,言われているような事実はなかった,との答弁がありました。  次に委員から,入札における談合の話はこれまでも何度となく言われているが,何か良い方策は無いものなのか。不信が不信を呼び,議会の権威にも係わることになる。部長の考えはどうか,との質疑があり,当局から,全国的な話題でもあり,今のままで良いとは考えていない。入札制度検討委員会を設置し,より良い方策を検討している。談合が起きにくく,少なくとも談合に荷担することのないようにしていく,との答弁がありました。  次に委員から,落札した業者が他の業者に下請をやらせることが談合の巣になっていると思われる。届け出をすれば,下請は認められるとは言うが,丸投げ工事のチェックも必要である。ある業者は,「毎年のように市に寄付をしているので,落札するのは当り前だ」ということを言っているというが,こういうことを耳にしたことがあるか,との質疑があり,当局から,公共事業については,丸投げ工事は一切認めていない。また,寄付をしてくれたから,そこに発注するということはない。今後もそういうことは無い,との答弁がありました。  さらに委員から,寄付は,ある意味で政治献金と同じであり,議会から指摘があったということで,真意を含め厳重な注意をしてほしいという要望が出されました。  なお,当局から,部長会で,12月定例会の中でどんな論議が出ているかの話し合いがあり,その中で,寄付行為のことが話題になり,今後,受け入れるべきか否かを検討していくことになったので,そのこと等も踏まえて進めていきたい。なお,指摘されたことについては,今後厳しく指導していきたい,との発言がありました。  このことについて,今後のあり方や,入札についての勉強会をしていきたい,という要望が出されました。  大要以上の後,議第108号工事請負契約について(公共下水道緊第特12工区(汚水・流関)工事)については,採決の結果,賛成多数で同意すべきものと決しました。  次に議第115号山形市水道給水条例の一部改正について申し上げます。  まず委員から,水道料金の基本的考え方として,給水原価の計算方法はどのようなものか,との質疑があり,当局から,収益的収支の支出額を年間の有収水量で割ったものであり,平成7年度決算では1m3あたり226.08円となっている,との答弁がありました。  次に委員から,一般会計からの補助金はあるのか,との質疑があり,当局から,経営に対する補助は過去も現在も一切受けていない。ただ石綿セメント管の更新や高度浄水処理施設の建設など特定の建設工事についてのみ補助を受けている,との答弁がありました。  次に委員から,山形市の水道料金は県内では安いほうに入るが,全国的にみると高いと言われているがどうか,との質疑があり,当局から,山形県内には4つの広域水道が整備されている。全国でも他に例をみないことであるが,広域水道の受水費が高いことが影響しているものと考えられる,との答弁がありました。  次に委員から,高度浄水処理施設に対する補助金の内容はどうなっているか,との質疑があり,当局から,総事業費26億円で,補助基準事業費のうち,3分の1が国庫補助金,3分の1が市の一般会計からの出資金,残りの事業費を起債等の単独財源で賄っている,との答弁がありました。  次に委員から,3カ年事業計画のなかで,緊急性,必要性を考慮して事業を減らすことができれば料金値上げも小さくすることができるのではないか,との質疑があり,当局から,事業については水道部各課から44事業が提案されたが,精査して20事業を平成9年度から11年度までの事業とした。今回の財政計画に組み入れており,おいしい水の供給に欠かすことのできない事業として進めていきたい。また,水道料金審議会の答申を尊重し改定率8.93%,実施時期が平成9年7月となったことから,資金不足は約6億円を生じることとなる,との答弁がありました。  これに対し委員から,3カ年計画の中で最低限すべき事業と少し先送りできる事業を振り分ければいい,具体的に繰り延べできる事業を出してほしい,との意見がありました。  大要以上の後,当局における検討結果を待ち,委員会は12月18日に再開されました。  まず当局から,20事業のうち3事業について精査した内容の説明を受けた後,審議に入りました。  その主な質疑等について申し上げます。 1.3事業について精査しても約3,000万円の赤字が残るが,将来の料金値上げのときに負担がかかってこないか。 2.基本的に赤字の出ることを前提にして提案することはどういうことか。 3.一般会計からの繰り入れをもっと増やすことはできないのか。 4.公務員や民間企業の給与はわずかしか上がっていないのに水道料金だけ8~9%も値上げするのはどうか。水道料金に直接はね返ってくるので,事業のさらなる見直しをして,どの事業を削減するのか,はっきりしたものを出してほしい。 5.3条予算の中では人件費の割合が経費の約19%となっている。職員数は減らしたが,業務手当を整理すべきではないのか。 6.4条予算の資本金を多くしなければならない理由は何か。 7.過去に水道料金を値上げする際,今後公営企業として経営努力をしていくということを何度も聞いているが,実際にはどのようなことを行ってきたのか。 8.水道事業管理者は法的に置かなければならないものなのか。  などの質疑がありました。これに対し当局からは, 1.約3,000万円の赤字については,平成12年度以降に影響が出てくるものと予想されるが,事業の精査,見直しにより,節減を徹底し,後年度負担を避けるように対処していきたい。 2.赤字を見込んでの料金値上げは考えていないが,安全で安心な水を供給していくため,不採算部門でも,やらなければならない事業もあると考えている。 3.企業会計は公営企業法の規定に基づいての経営であり,独立採算制により経営することになる。法律で許されるもの以外は繰り入れできるものではない。現在,一般会計からは目一杯の出資となっている。 4.3カ年事業計画の中の事業は,義務的事業がほとんどであり,水道部としての単独事業は少なく,これ以上事業を減らすことは難しい。 5.業務手当については,全国的に問題があるものと感じている。しかし,これは労使協定の中でできたものであるので,仮称特殊勤務手当等検討協議会を発足させ,労働組合と同じテーブルで様々な情報を収集しながら,検討していきたい。 6.水道事業は資産を運用し,10年20年を見据えて取水設備や配水管などの多大な設備を維持管理していかなければならない。また,災害等による非常時には市民に対して最低限のサービスができることを想定し,広域的な事業も拡充しなければならないためである。なお,4条予算の工事負担金は収入であるが,4条の支出については,使い途が限定されている。4条から3条への資金の流れは認められない。 7.経営努力については,無駄をはぶき効率的な事業を進めるため,人員の適正配置,業務委託,業務の見直しによるOA化など検討を重ねてきた。また,市民サービスの低下を来さないよう労働組合と協議し,これまで職員を10人削減した。 8.地方公営企業法では管理者を置くことを原則としているが,本市では昭和34年に管理者を設置した。昭和42年の法改正により兼職が禁止され,専任の管理者が設置されることになった。法律では給水人口5万人以上,職員200人以上の地方公営企業に管理者の必置を定めている。  との答弁がありました。  大要以上の後,委員会としての意見がまとまらず,当局による料金改定率をさらに下げる訂正案の提示を待ちました。  委員会は本日の本会議の後再開し,当局から改めて説明を受け審議に入りました。  様々な質疑が出された後,総括原価算定表及び総括原価分解表,2つの資料を提出してもらうことになりました。  さらに,村山広域水道からの受水費が高く,県の負担額を増額するよう,3月議会で意見書を提出するよう委員会の意見がまとまりました。  また委員から,水道料金算定要領をもとにして料金を設定したことを明確にしてほしい。情報公開制度のこともあり,料金設定に関して透明性についても検討してほしい,との要望がありました。  次に一委員から,改定率を1%下げて7.93%にしたことについては評価する。しかし,公営企業が独立採算性により経営されていること自体に問題がある。さらに建設工事については,利子が低いときには,もっと活用すべきであり,工事を繰り延べすることは好ましくないと思うが,それが出来るのなら,2%まで下げて繰り延べしてもよいのではないのか。このようなことから,本案件については,反対する。との意見がありました。  最後に一委員から,今回の議案の訂正については,やむを得ないとは思うが,水道料金審議会の答申は市民の総意であると考えるので,今後は審議会の答申を尊重すべきである,との意見がありました。  大要以上の後,議第115号山形市水道給水条例の一部改正について採決した結果,賛成多数をもって可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎決算委員長報告 ○議長(大沢久君) 決算委員長 4番 渡辺弥寿雄議員。 〔決算委員長 4番 渡辺弥寿雄君 登壇〕 ○4番(渡辺弥寿雄君) 決算委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は,議第87号平成7年度山形市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定についてであります。  委員会はまず12月9日に開会し,当局から決算についての大綱説明を受けました。  一般会計では,歳入決算額815億2,143万4,137円,歳出決算額788億4,013万1,844円となり,剰余金26億8,130万2,293円となりますが,この剰余金の中に繰越財源1億6,851万8,750円が含まれておりますので実質収支額は25億1,278万3,543円となります。
     特別会計では,国民健康保険事業会計のほか,12会計となっておりますが,歳入決算総額550億761万9,178円,歳出決算総額537億8,508万332円となり剰余金の総額12億2,253万8,846円となっております。  これらの決算に対する主な質疑は  1.地域交流型総合福祉施設建設補助金5,000万円について  1.彩山会の法人格取得の時期について  1.埼玉県内にある彩福祉グループの施設の現地視察について  1.彩山会の理事会と理事について  1.固定資産税の収入状況と評価替えに対する考え方について  1.食糧費の使い方について  等でありますが,これに対し当局から答弁を受けた後,案件を各分科会に分割付託いたしました。  委員会は12月10日に再開し,地域交流型総合福祉施設建設補助金については,各分科会で構成する連合審査会を設置し,集中審議することといたしました。  さらに委員会は,12月19日に再開され,各分科会委員長から審査の経過と結果について報告を受けた後,採決した結果,議第87号平成7年度山形市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定については,賛成多数で認定すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎予算委員長報告 ○議長(大沢久君) 予算委員長 20番 阿部喜之助議員。  〔予算委員長 20番 阿部喜之助君 登壇〕 ○20番(阿部喜之助君) 予算委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は,議第88号から議第100号までの補正予算13件及び報第6号の報告1件であります。  今回の補正は一般会計については歳入歳出それぞれ11億579万4,000円を追加し,歳入歳出の総額をそれぞれ774億4,024万3,000円にしようとするものであります。  また,国保事業会計(事業勘定)ほか10の特別会計,水道事業会計,病院事業会計の補正後の一般会計を含む予算総額は1,617億1,090万7,000円となるものであります。  まず,委員会は12月9日に開会し,補正予算13件と報告1件について当局から大綱説明を受けた後,大綱質疑を行いました。  その主なものについて申し上げます。  1.産業の空洞化について  1.不要不急の普通財産の処分について  1.公設小売市場の今後の見通しについて  1.男女共生社会について  1.耕作放棄地対策推進調査費について  1.減反面積の増加と輸入米とのかかわりについて でありました。  これらの質疑に対し当局から答弁があった後,案件を各分科会に分割付託しました。  次に委員会は12月19日に再開し,各分科会における審査の経過と結果について報告を受けた後,議第88号及び議第90号の補正予算2件について起立採決をした結果,起立多数をもって,原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に,議第89号及び議第91号から議第100号までの補正予算11件ならびに報第6号の報告1件について一括採決した結果,全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で,各委員長の報告は終わりました。  ――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長報告に対し,ご質疑ありませんか。21番 高橋嘉一郎議員。 ○21番(高橋嘉一郎君) 総務委員長にお聞きしたいと思います。追加議案の第116号でございますけれども,委員長報告の中には寒冷地手当がほとんど減ると,独身者が特に減ると,あるいは21.2%引き下げなるというような報告があったわけですけれども,これは大変なことだと思うわけだね。増えるというのであれば,それなりの納得される面があるわけですけれども,減るというのは,しかも内容吟味しますと大幅に減る。これについて好ましくないとか,そういう意見がなかったかどうか。ひとつお伺いしたい。 ○議長(大沢久君) 総務委員長 22番 佐藤義久議員。 ○22番(佐藤義久君) この内容につきましての報告の通りなんですが,前回9月の段階でこの寒冷地手当引き上げについてということで,これは職員に係わる寒冷地手当の部分もありますが,これは経費変更ということと連動すれば,市のそれぞれの事業についての補助金等も変わってくるということもありまして,総務委員会全体の中で諮って意見書を関係機関に送ったという経過もあります。今回でもその部分の意見書を出した効果があったのかなかったのかということも含めて,委員の中からは,いろいろ意見が出たと思います。これは当局の方も,いろいろ職員との話し合いの中で決定されてきたというような状況であります。 ○議長(大沢久君) 21番 高橋嘉一郎議員。 ○21番(高橋嘉一郎君) この内容については,かなりの複雑な内容を持っているわけですけれども,是認される面もあるわけですね。住居手当とか,通勤,扶養とか,宿日直手当の引き上げとか。こういう内容があるわけで,否定される面は寒冷地手当大幅に引き下げられるというのはあるわけですけれども,これについては,好ましくない。こういうことだけは指摘しておきます。 ○議長(大沢久君) ほかにございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入ります。討論の通告がございますので,これを許します。11番 渡辺ゆり子議員。 〔11番 渡辺ゆり子君 登壇〕 ○11番(渡辺ゆり子君) 1996年12月議会定例会において,市民の方々の声を代弁し容認できない,議第87号平成7年度決算認定,議第88号平成8年度一般会計補正予算,議第90号平成8年度市立病院済生館事業会計補正予算,議第114号児童館に関わる条例の一部改正,議第115号給水条例の一部改正について反対討論をいたします。  平成7年度の施策については,耐震性貯水槽の設置や介護激励金の増額,乳幼児の医療給付年齢の引き上げなど,その姿勢を一定評価するものです。しかし,総合福祉施設である「リバーサイド成安」の用地購入助成費5,000万円については,とうてい決算認定できるものではありません。報道されているように,「彩福祉グループ」と厚生省官僚が手を組んで,税金である施設建設に対する補助金を横取りし,懐に入れていた事件は,国民を驚きあきれさせ,怒りをまき起こしています。まさに福祉を食い物にした事件にほかなりません。情熱をかた向けてまじめに現場で奮闘されている福祉関係者や切実に施設や施策の充実を願っている市民の方々の期待を裏切る行為で,許されない事です。「徹底的に解明してほしい」という声が圧倒的です。まだ丸投げの実態や資金の流れを初めとして未解明の点が多く,用地購入についても大きな不安が残っています。何よりもこの補助金の支出先,多額負債をかかえた前理事長の下で設立されたとされる彩山会が,設立準備会も理事会も開催していないペーパー法人だったという事です。そのため用地についても,所期の福祉施設用地の目的を完遂するのに顧問弁護士の力を要する現状です。  昨日,立ち上がりのための新しい理事会が開かれましたが,公的助成をどうするのか,自己資金の確保をどうするのか,施設の内容や運営,行政の支援など多くの課題をかかえ,山形市は財政的ばかりでなく関係者の労力など莫大な被害をこうむったのではないでしょうか。事件の徹底解明と同時に,成安の施設が彩グループと全く切り離された形で,市民の切実な福祉要求が反映された施設として再出発できるよう強く望むものです。  さて,福祉を食い物にした前理事長と厚生省官僚の責任は,言うまでもありませんが,橋本総理は特別な業者と官僚の事件とかたずけています。しかし処分を受けた十数人の官僚の肩書きは厚生省のトップクラスの方々ばかりで構造的腐敗としか言いようがありません。法人の認可権をもつ山形県もしかりで,東北で一番多いと言われる天下り官僚が県政の中枢を占め,知事は要請をして来てもらっていたと言っています。今後はやめるそうですが,県民のくらしと福祉を守るべきはずの県政が,天下り厚生省官僚と一体となって県民に被害を及ぼす結果となったのです。国・県の責任は重大なものがあります。しかし山形市も「彩グループ」という福祉をもうけの手段とするような法人を受け入れてしまった責任は問われなければなりません。  法人の調査,議会での指摘,受注業者の調査など何度かくい止める機会はあったもののそれをいかせませんでした。当局も反省しているように「県からの話だったことと福祉法人がまさかという」甘さによるものでした。  この事は,地方自治体の仕事は,上からではなく住民の方々の立場で進めなければならない事,そのためには毅然として地方自治を発揮する必要がある事をあらためて示したのではないでしょうか。事件の解明と残された課題の解決にも地方自治の観点をしっかり貫くよう主張し,彩グループへの用地購入助成費5,000万円の決算の認定に強く反対するものです。  次に,議第88号の一般会計補正予算案ですが,歳入には1月から実施される,老人いこいの家と老人福祉センターの入浴料有料化に伴う民生使用料が見込まれています。9月議会で主張したように無料であったものが有料化されるわけですから利用者にとっては負担の増大,福祉の後退にほかなりません。しかもこれまで無料で入れる入浴施設としてお年寄りに喜ばれ利用者も大変多かった施設です。山形のすぐれた施策のひとつでもありました。長年働き貢献して来たお年寄りに,続けてほしい施策をやめてしまった事は,非常に残念です。財源としてお年寄りの入浴料有料化分を見込んだ補正予算には反対をするものです。  次に,議第90号の市立病院の補正予算についてですが,6月市議会で指摘した,差額室料と非紹介患者の初診料の引き上げ分が見込まれています。これは医療負担の増大にほかなりません。今でも,医療費の負担は年々大きくなり家計を圧迫しています。しかもこの動きは,厚生省の医療改悪の流れにそったものです。  医療保険の範囲を狭め,患者負担を増大させる方向,国の医療に対する責任を民間まかせにする傾向が強まっています。市立病院は市民の医療を守る立場で,自治体病院として奮闘していただきたいと考えます。18日,与党が提示した医療保険制度改革試案では,健保本人2割負担への倍増,薬剤費の上乗せ,お年寄りの患者負担増は3倍になるという内容です。今大きな問題となっている厚生省汚職事件に関わっては,医療食や病院寝具分野で特権を悪用して医療保険から巨額の公金が吸い上げられ,首相や厚生大臣らの献金に使われた問題が表面化しています。医療保険を食い物にしておきながら保険財政の「赤字」を理由に患者負担増を押しつけるのは本末転倒です。  利権構造の徹底究明や,医療保険への国庫負担を削減してきた問題など政府の責任は大きいものがあります。それらのしわ寄せが自治体病院や市民にも及んでいるのです。医療改悪を許さない立場からも患者負担の増大を見込んだ補正予算に反対をするものです。  次に議第114号は,児童館使用料の引き上げを内容とする条例改定です。保育料の引き上げに1年おくれ連動して引き上げられるものですが,最近の経済情勢,特に庶民のふところは決して景気が良くなったと言える状況ではなく,むしろ厳しい状況です。また,新総合計画では子育て支援を重要な柱と位置づけています。政策のひとつとしても児童館使用料は据え置くべきだと考え,引き上げに反対するものです。  最後に議第115号,水道料引き上げを内容とする議案についてです。内容は水道料を平均7.93%引き上げるもので,当初は平均9.48%引き上げ案であったものが,審議会で0.55%圧縮の答申が出され,さらに議会建設委員会での論議をふまえ引き上げ幅が圧縮されたもので圧縮した点については評価するものです。しかし,この事はそれだけ市民の方々の値上げに対する反発が非常に強い事をあらわしています。賃金もさほど上がらず,人勧は0.95%アップにすぎず米価は年々下がっています。消費税増税や,年金,医療保険への負担増が心配される状況の中で,せめて公共料金は据え置いてもらいたいと考えるのは当然ではないでしょうか。  企業会計という制度上の問題も大きなものがあります。上水道の経費は料金でまかなうという独立採算原則が義務づけられ一般会計からの繰り出しは厳しい制限が加えられています。そのため建設改良資金を企業債でまかなうほかなく,企業債の償還も利息も減価償却費もすべて料金にかぶせられるというのが原則なのです。そこが株式資本を元金にして創設された民間企業とのちがいでもあります。具体的には損益収支の減価償却費を積み立てておき,それを資本収支に繰り入れて償還金にあてるのです。また収支の利益剰余も自己資本金として組み入れられ温存されます。結果として過年度利益剰余金が消去され,欠損が累積しやすい会計基盤がつくりだされ水道料金引き上げにつながるわけです。  これらが,地方公営企業の公共料金引き上げの構造的特徴となっているのです。住民の立場からすれば,公営企業の会計制度の矛盾にメスを入れて問題を解決していく事が求められているのです。企業会計制度には大きな問題点があります。こういう状況の下で市民負担増大の水道料金引き上げには反対をするものです。  以上,容認できない5議案に対して,市民の方々の声を代弁し反対討論を終わります。 ○議長(大沢久君) これをもって討論を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(大沢久君) これより順次採決をしてまいります。  最初に,議題に供している日程第8 議第88号平成8年度山形市一般会計補正予算を採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議案を原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,日程第8 議第88号平成8年度山形市一般会計補正予算は原案のとおり可決されました。  次に,議題に供しております日程第9 議第108号工事請負契約の締結について(公共下水道緊特第12工区(汚水・流関)工事)を採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議案を原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,日程第9 議第108号工事請負契約の締結について(公共下水道緊特第12工区(汚水・流関)工事)は,原案のとおり同意されました。  次に,議題に供しております日程第10 議第111号山形市職員定数条例の一部改正についてを採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議案を原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,日程第10 議第111号山形市職員定数条例の一部改正については,原案のとおり可決されました。  次に,議題に供しております日程第11 議第115号山形市水道給水条例の一部改正についてを採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議案を原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,日程第11 議第115号山形市水道給水条例の一部改正については,可決することに決しました。  次に,議題に供しております日程第12 議第87号平成7年度山形市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について,日程第13 議第90号平成8年度山形市立病院済生館事業会計補正予算及び,日程第14 議第114号山形市児童館設置及び管理等に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議案を原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。
    〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,日程第12 議第87号平成7年度山形市一般会計及び特別会計歳入歳出決算認定について,日程第13 議第90号平成8年度山形市立病院済生館事業会計補正予算及び,日程第14 議第114号山形市児童館設置及び管理等に関する条例の一部改正についての議案3件は,原案のとおり認定及び可決されました。  次に,議題に供しております日程第15 議第106号土地の取得について(蔵王産業団地公園緑地用地)を採決いたします。  なお,地方自治法第117条の規定により,関係議員はご退席願います。関係議員は峯田議員,佐貫議員,長瀬議員,浅野議員であります。よろしくお願いします。 〔関係議員 除  斥〕 ○議長(大沢久君) お諮りいたします。議題に供している議案を原案のとおり決するに,賛成の方は起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,日程第15 議第106号土地の取得について(蔵王産業団地公園緑地用地)は原案のとおり同意されました。 〔関係議員 着  席〕 ○議長(大沢久君) 次に,日程第16 議第89号から日程第37 議第116号までの議案22件,日程第38 報第6号の報告1件,日程第39 請願9件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議案22件,報告1件,請願9件を各委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第16 議第89号から日程第37 議第116号までの議案22件は,いずれも原案のとおり可決及び同意,日程第38 報第6号の報告1件は承認。日程第39 請願9件については,委員長報告のとおり決しました。  ―――――――――――――――――――日程追加 議会運営委員の選任 ○議長(大沢久君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしましたが,議会運営委員に欠員が生じておりますので,この際,委員1名を補充したいと思います。  この際,議会運営委員の選任についてを日程に追加し,議題に供したいと思いますが,これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議会運営委員の選任についてを日程に追加し,議題といたします。  議会運営委員の選任については,委員会条例第8条第1項の規定により,加藤賢一議員を指名したいと思います。  これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議会運営委員として,加藤賢一議員を選任することに決しました。     ~~~~~~~~~~~~~~   議会運営委員会補欠委員は次のとおり(1人)       加 藤 賢 一 君     ~~~~~~~~~~~~~~日程追加 山形市農業委員会委員の推薦 ○議長(大沢久君) 次に,山形市農業委員会委員の阿部豊三郎議員が死亡したため,この際,委員を補充したいと思います。  この際,山形市農業委員会委員の推薦についてを日程に追加し,議題に供したいと思いますが,これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,山形市農業委員会委員の推薦についてを日程に追加し,議題といたします。  この際,地方自治法第117条の規定により阿部喜之助議員は,ご退席をお願います。 〔阿部喜之助君 退席〕 ○議長(大沢久君) 議長において指名いたしたいと思います。これに,ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議長において指名いたします。  山形市農業委員会委員に,阿部喜之助議員を推薦いたしたいと思いますが,ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,山形市農業委員会委員に阿部喜之助議員を推薦することに決しました。 〔阿部喜之助君 着席〕 ○議長(大沢久君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  ―――――――――――――――――――佐藤市長あいさつ ○議長(大沢久君) この際,佐藤市長から発言を求められておりますので,これを許します。佐藤市長。 〔市長 佐藤幸次郎君 登壇〕 ○市長(佐藤幸次郎君) 12月市議会定例会が閉会するにあたり,一言ごあいさつを申し上げます。  初めに,故阿部豊三郎議員につきましては,9月定例会において元気なご様子で一般質問をなされていたのでありますが,突然のご逝去は今も信じがたく哀惜の念を禁じ得ないところであります。ここに謹んでご冥福をお祈り申し上げます。  去る2日に招集いたしました今次市議会定例会に提案いたしました各案件につきましては,連日慎重なるご審議を賜り,それぞれご決議,ご同意をいただきまして,誠にありがとうございます。会期中において,各位から寄せられましたご意見,ご要望等につきましては,十分尊重いたし,今後の市政運営に取り組んでまいりたいと存じます。  特に,社会福祉法人「彩山会」の問題に関しましては,福祉に後退があってはならないと,このことが大変なご論議とご意見をいただきました。今後,本事業の立て直しにあたっては,各位からいただいたご意見を十分尊重し,社会福祉施設が所期の目的通り開所できるよう,全力を傾注してまいる所存でございます。  本年も余すところわずかとなりましたが,各位におかれましては,よき新年を迎えられますとともに,今後とも市政発展のために特段のご尽力を賜りますようお願い申し上げまして,ごあいさつといたします。本日は誠にありがとうございました。  ――――――――――――――――――― ◎閉会 ○議長(大沢久君) 以上をもって,平成8年12月市議会定例会は以上をもってすべてを終わらせていただきます。議員の皆様方のご協力,誠にありがとうございました。     午後6時39分 閉 会      議  長  大 沢    久      副議長   中 村  幸 雄      署名議員  渡 辺  ゆり子      署名議員  枝 松  昭 雄...