山形市議会 > 1996-09-20 >
平成 8年 9月定例会(第5号 9月20日)

  • 在日米軍(/)
ツイート シェア
  1. 山形市議会 1996-09-20
    平成 8年 9月定例会(第5号 9月20日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成 8年 9月定例会(第5号 9月20日)   平成8年9月20日(金曜日) 〇出席議員(39名)     1 番   石 澤 秀 夫 君      2 番   高 橋 啓 介 君     3 番   渡 辺 弥寿雄 君      4 番   石 沢 忠 八 君     5 番   高 橋   博 君      6 番   金 峰 聡 和 君     7 番   鈴 木 善太郎 君      8 番   澤 渡 和 郎 君     9 番   斎 藤 淳 一 君     10 番   加 藤 賢 一 君    11 番   渡 辺 ゆり子 君     12 番   豊 川 和 弘 君    13 番   加 藤   孝 君     14 番   竹 田 和 義 君    15 番   高 橋 民 夫 君     16 番   荒 井   啓 君    18 番   高 橋 伸 行 君     19 番   峯 田 豊太郎 君    20 番   阿 部 喜之助 君     21 番   高 橋 嘉一郎 君    22 番   佐 藤 義 久 君     23 番   酒 井 靖 悦 君    24 番   佐 竹 盛 夫 君     25 番   佐 貫 宏 一 君    26 番   小野寺   建 君     27 番   尾 形 源 二 君    28 番   阿 部 豊三郎 君     29 番   会 田 邦 夫 君    30 番   渡 辺 秀 夫 君     31 番   枝 松 昭 雄 君    32 番   武 田 一 夫 君     33 番   佐 藤   稔 君    34 番   浅 野 泰 孳 君     35 番   深 瀬 悦 男 君
       36 番   渡 辺 卓 弥 君     37 番   加 藤   正 君    38 番   宝 沢 啓 輝 君     39 番   中 村 幸 雄 君    40 番   大 沢   久 君 〇欠席議員(1名)    17 番   長 瀬 洋 男 君  ――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者   市長      佐 藤 幸次郎 君   助役      山 口 寿 男 君   収入役     今 野 和 子 君   総合政策室長  斎 藤 健 司 君   総務部長    市 川 昭 男 君   財務部長    鈴 木   啓 君   市民部長    村 田 善 隆 君   環境部長    寺 崎 琴 雅 君   福祉部長    横 倉 明 雄 君   産業部長    岸   善 明 君   建設部長    垂 石 定 敏 君   都市開発部長  小野寺 重 志 君   下水道部長   丹 野 長四郎 君   消防長     相 良   憲 君   済生館長    櫻 田 俊 郎 君   水道事業管理者 梅 津 久 勇 君   水道部長    黒 沼 吉 男 君   教育委員長   音 山 幸 子 君   教育長     後 藤 和 弘 君   教育部長    加 藤 順 功 君   選挙管理委員長 柿 崎 喜世樹 君   選管委事務局長 三澤 與右エ門 君   代表監査委員  奥 山   漸 君   監査委事務局長 木 幡 五 郎 君   農業委員会長  日 野 晃 昌 君   農業委事務局長 安 藤 昭 夫 君  ―――――――――――――――――――事務局職員出席者   局長      酒 井 正 男   総務課長    田 中 愿 弘     議事課長    岩 田 充 巨   議事係長    深 瀬   博     調査係長    鈴 木 好 善   主査      金 澤 孝 弘  ――――――――――――――――――― 〇議事日程第5号   平成8年9月20日(金)午後2時開議  第1 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて  第2 議第86号 山形市教育委員会委員の任命について  第3 議会案第8号 消費税の税率引き上げ中止を求める意見書の提出について  第4 議会案第9号 老齢福祉年金の支払い事務の改善を求める意見書の提出について  第5 議会案第10号 学童保育の制度確立を求める意見書の提出について  第6 議会案第11号 第2次森林整備事業計画及び第9次治山事業五箇年計画における            積極的な投資規模の確保に関する意見書の提出について  第7 議会案第12号 道路整備特定財源諸税率の堅持及び道路整備予算の大幅な拡大確            保を求める意見書の提出について  第8 議会案第13号 第9次治水事業五箇年計画の投資規模の確保を求める意見書の提            出について  第9 議会案第14号 水道事業に対する起債融資条件の改善を求める意見書の提出につ            いて  第10 議第70号 平成7年度山形市水道事業会計決算認定について  第11 議第71号 平成7年度山形市立病院済生館事業会計決算認定について  第12 議第74号 平成8年度山形市公共下水道事業会計補正予算  第13 議第81号 山形市老人いこいの家設置及び管理等に関する条例の一部改正につい          て  第14 議第82号 山形市老人福祉センター設置及び管理等に関する条例の一部改正につ          いて  第15 議第72号 平成8年度山形市一般会計補正予算  第16 議第73号 平成8年度山形市国民健康保険事業会計補正予算  第17 議第75号 平成8年度山形市農業集落排水事業会計補正予算  第18 議第76号 救助工作車の購入について  第19 議第77号 工事請負契約の締結について(南沼原公民館移転改築主体工事)  第20 議第78号 町名の変更に伴う施設の位置の整理に関する条例の設定について  第21 議第79号 山形市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部改正につ          いて  第22 議第80号 山形市交通災害共済条例の一部改正について  第23 議第83号 山形市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改          正について  第24 議第84号 工事請負契約の締結について(仮称山形市上野最終処分場(管理型)土          木建設工事)  第25 議第85号 工事請負契約の締結について(仮称山形市上野最終処分場(管理型)浸          出水処理施設建設工事)  第26 請願11件  第27 海外渡航願いについて(ヨーロッパ諸国行政産業視察)  第28 海外渡航願いについて(山形市友好代表団)  ――――――――――――――――――― 〇本日の会議に付した事件  日程第1 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて  日程第2 議第86号 山形市教育委員会委員の任命について  日程第3 議会案第8号 消費税の税率引き上げ中止を求める意見書の提出について  日程第4 議会案第9号 老齢福祉年金の支払い事務の改善を求める意見書の提出につ              いて  日程第5 議会案第10号 学童保育の制度確立を求める意見書の提出について  日程第6 議会案第11号 第2次森林整備事業計画及び第9次治山事業五箇年計画にお              ける積極的な投資規模の確保に関する意見書の提出について  日程第7 議会案第12号 道路整備特定財源諸税率の堅持及び道路整備予算の大幅な拡              大確保を求める意見書の提出について  日程第8 議会案第13号 第9次治水事業五箇年計画の投資規模の確保を求める意見書              の提出について  日程第9 議会案第14号 水道事業に対する起債融資条件の改善を求める意見書の提出              について  日程第10 議第70号 平成7年度山形市水道事業会計決算認定について  日程第11 議第71号 平成7年度山形市立病院済生館事業会計決算認定について  日程第12 議第74号 平成8年度山形市公共下水道事業会計補正予算  日程第13 議第81号 山形市老人いこいの家設置及び管理等に関する条例の一部改正に            ついて  日程第14 議第82号 山形市老人福祉センター設置及び管理等に関する条例の一部改正            について  日程第15 議第72号 平成8年度山形市一般会計補正予算  日程第16 議第73号 平成8年度山形市国民健康保険事業会計補正予算  日程第17 議第75号 平成8年度山形市農業集落排水事業会計補正予算  日程第18 議第76号 救助工作車の購入について  日程第19 議第77号 工事請負契約の締結について(南沼原公民館移転改築主体工事)  日程第20 議第78号 町名の変更に伴う施設の位置の整理に関する条例の設定について  日程第21 議第79号 山形市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部改正            について  日程第22 議第80号 山形市交通災害共済条例の一部改正について
     日程第23 議第83号 山形市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一            部改正について  日程第24 議第84号 工事請負契約の締結について(仮称山形市上野最終処分場(管理            型)土木建設工事)  日程第25 議第85号 工事請負契約の締結について(仮称山形市上野最終処分場(管理            型)浸出水処理施設建設工事)  日程第26 請願11件  日程第27 海外渡航願いについて(ヨーロッパ諸国行政産業視察)  日程第28 海外渡航願いについて(山形市友好代表団)  ――――――――――――――――――― ◎午後2時 開議 ○議長(大沢久君) これより本日の会議を開きます。  欠席通告議員は,長瀬洋男議員であります。  出席議員は,定数に達しております。  本日の議事は,日程第5号をもって進めます。  なお,山川済生館事務局長から欠席の届出があります。  ―――――――――――――――――――人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについて ○議長(大沢久君) 日程第1 人権擁護委員の候補者の推薦に関し意見を求めることについてを議題といたします。  お手元に配布いたしております文書のとおり,市長から人権擁護委員の候補者について意見を求められております。  お諮りいたします。人権擁護委員の候補者として,小松貞夫さん,石垣克之さんを推薦することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,人権擁護委員の候補者として小松貞夫さん,石垣克之さんを推薦することに同意されました。  ――――――――――――――――――― ◎議第86号 ○議長(大沢久君) 日程第2 議第86号 山形市教育委員会委員の任命についてを上程いたします。  この場合,提案者の説明を求めます。佐藤市長。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎提案理由の説明 〔市長 佐藤幸次郎君 登壇〕 ○市長(佐藤幸次郎君) ただいま上程されました議案について,ご説明申し上げます。  議第86号山形市教育委員会委員の任命については,本市教育委員会委員のうち,音山幸子委員及び逸見啓委員の任期が,来る11月11日をもって満了いたしますので,引き続き音山幸子さん並びに逸見啓さんを同委員に任命いたしたく,ご同意をお願いしようとするものであります。  以上でありますが,よろしくご審議のうえ,ご同意くださいますようお願い申し上げます。  ――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。上程議案に対しご質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎動議(委員会付託省略) ○議長(大沢久君) 23番 酒井靖悦議員。 ○23番(酒井靖悦君) この際,動議を提出いたします。  ただいま上程されました議第86号については,会議規則第37条第2項の規定により,委員会の付託を省略して審議されるよう動議を提出いたします。 ○議長(大沢久君) ただいま酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって委員会付託省略の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,委員会付託省略の動議は可決されました。  ――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入ります。  討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(大沢久君) これより採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議第86号山形市教育委員会委員の任命についてを,原案のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議第86号山形市教育委員会委員の任命については,原案のとおり同意されました。  ――――――――――――――――――― ◎議会案第8号ほか6件 ○議長(大沢久君) 日程第3 議会案第8号から,日程第9 議会案第14号までの議会案7件を一括上程いたします。  この場合,提案者の説明を求めます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第8号)           消費税の税率引き上げ中止を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,消費税の税率引き上げ中止を求める意見書を提出する。   平成8年9月20日提出                    提出議員  佐 藤 義 久  同 鈴 木 善太郎                     同    渡 辺 弥寿雄  同 澤 渡 和 郎                     同    斎 藤 淳 一  同 高 橋 民 夫                     同    阿 部 喜之助  同 佐 藤   稔                     同    渡 辺 卓 弥             消費税の税率引き上げ中止を求める意見書  政府は消費税の税率を現行の3%から5%に引き上げることを閣議決定し,来年4月から実施しようとしている。  しかし,国の行財政改革や税制全体の方向性が示されていない状況のなかでの税率引き上げについては,国民の合意が得られていないのが実情である。また,消費税の導入理由や税率引き上げの理由として,「福祉の充実」等があげられているが,公的介護保険の導入が検討され,医療保険制度や年金の見直しが予測されるなかで,さらに,今回の税率引き上げが実施されれば,生活保護世帯年金生活者等はもちろん,国民にとって多大な負担増となり,消費支出を押さえ,景気の回復に大きな影響がでてくることは明らかである。  よって政府においては,国民合意が得られない消費税の税率引き上げを中止するよう強く求めるものである。
     以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  大蔵大臣  │あて  自治大臣  ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第9号)           老齢福祉年金の支払い事務の改善を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,老齢福祉年金の支払い事務の改善を求める意見書を提出する。   平成8年9月20日提出                    提出議員  荒 井   啓  同 高 橋 啓 介                     同    石 澤 秀 夫  同 高 橋   博                     同    渡 辺 ゆり子  同 竹 田 和 義                     同    峯 田 豊太郎  同 武 田 一 夫                     同    加 藤   正  同 宝 沢 啓 輝           老齢福祉年金の支払い事務の改善を求める意見書  現在,高齢化が急速に進み,高齢者人口の比率が高くなっている。このような高齢化社会のなかで,改正前の老齢福祉年金の支払い事務は,老齢福祉年金支払規則(昭和35年2月15日郵政省令第3号)に基づき,郵便局において取り扱うことになっているが,老齢福祉年金受給者は,概ね85歳以上の高齢者となっており,印鑑と国民年金証書を郵便局まで持参しなければ受給できない制度は,現在の高齢化福祉政策には逆行している。  よって,政府は,老齢福祉年金の請求書兼受領証書の作成を,受給者の口座振込の手続きにより簡便化し,国民年金証書持参差し出しについては,身上報告書,受給者の諸異動報告などの提出に切り替えるなどにより,老齢福祉年金の支払い事務の改善を図られるよう強く要望する。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により,意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣 ┐  厚生大臣   │あて  社会保険庁長官┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第10号)           学童保育の制度確立を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,学童保育の制度確立を求める意見書を提出する。   平成8年9月20日提出                    提出議員  荒 井   啓  同 高 橋 啓 介                     同    石 澤 秀 夫  同 高 橋   博                     同    渡 辺 ゆり子  同 峯 田 豊太郎                     同    武 田 一 夫  同 加 藤   正                     同    宝 沢 啓 輝             学童保育の制度確立を求める意見書  全国的な女性の職場進出などにより,共働きの家庭が増えている。小学生の子どもたちは,放課後の時間をどのように過ごすか,親にとっては大きな問題になっている。親の帰宅まで子どもたちの面倒を見る学童保育システムがほしいところですが,学童保育が国の子育て支援プログラムエンゼルプラン」の重点になったこともあり,自分たちで学童クラブを作る親たちが増えている。  全国で運営される学童クラブは,約8,600カ所で小学校2.7校に1カ所に過ぎない。また,多くの学童クラブは,放課後の生活の場として不安定であり,運営費や学童クラブで働く指導員の労働条件・身分保障も不十分である。  よって,政府は,次の内容を備えた学童保育の法制化を図られるよう強く要望する。                記 1.共働き・母子・父子家庭の子どもたちの放課後の生活を守るという,学童保育の役割が,適切に表現される条文であること。 2.子どもたちの生活の場に必要な内容を備えた,学童保育専用の建物または部屋があること。 3.父母の労働日・労働時間が基本的に保障される開設日・開設時間であること。 4.子どもたちの安定した毎日の生活が保障できること。 5.指導員は専任・常勤で,一つの学童保育に常時複数の配置がなされること。 6.父母の協力のもとに,子どもと地域の実態に即した創意ある生活をつくることが保障されること。 7.子どもたちの生活内容を充実させるために,指導員の社会的地位の向上を図り,研修内容の充実から図られるものであること。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により,意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  厚生大臣  ┘あて   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第11号)      第2次森林整備事業計画及び第9次治山事業五箇年計画における積極的な投資規模の確保に関する意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,第2次森林整備事業計画及び第9次治山事業五箇年計画における積極的な投資規模の確保に関する意見書を提出する。   平成8年9月20日提出                    提出議員  会 田 邦 夫  同 佐 竹 盛 夫                     同    金 峰 聡 和  同 加 藤 賢 一                     同    加 藤   孝  同 酒 井 靖 悦                     同    小野寺   建  同 渡 辺 秀 夫                     同    枝 松 昭 雄  同 深 瀬 悦 男     第2次森林整備事業計画及び第9次治山事業五箇年計画における積極的な投資規模の確保に関する意見書  我が国の森林は,国土の七割を占め,狭隘で地形急峻な国土を災害から守り,水を育み自然環境を保全し,木材等林産物を供給する等国民生活に欠くことのできない大切な資源である。  しかしながら,最近の森林,林業・木材産業を巡る情勢は誠に厳しく,林業経営意欲の低下,生産基盤の整備の立ち遅れ,山村の過疎化の進行等により,森林の荒廃が年を追うごとに深まり,森林の有する公益的機能の低下が危惧される。  このため,造林事業,林道事業及び治山事業の積極的な推進が急務となっている。  よって政府は,平成9年度を初年度とする「第2次森林整備事業計画」及び「第9次治山事業五箇年計画」の策定に当り,現行計画を大幅に上回る積極的な投資規模を確保され総合的な森林整備による公益的機能の充実及び安全でうるおいのある生活基盤の形成等を図るための諸対策を強力に推進されるよう強く要望する。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により,意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  大蔵大臣  │  農林水産大臣│あて  自治大臣  │  国土庁長官 ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第12号)      道路整備特定財源諸税率の堅持及び道路整備予算の大幅な拡大確保を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,道路整備特定財源諸税率の堅持及び道路整備予算の大幅な拡大確保を求める意見書を提出する。   平成8年9月20日提出                    提出議員  高 橋 伸 行  同 石 沢 忠 八                     同    豊 川 和 弘  同 高 橋 嘉一郎                     同    佐 貫 宏 一  同 尾 形 源 二                     同    阿 部 豊三郎  同 浅 野 泰 孳       道路整備特定財源諸税率の堅持及び道路整備予算の大幅な拡大確保を求める意見書  道路は,活力ある地域社会の形成,豊かさとゆとりの実感できる生活大国の実現を図るうえで,最も重要な役割を果たす社会資本である。  しかるに,本県道路の現状は,高規格幹線道路の供用延長は,わずか25キロメートルと,東北管内はもとより全国的にも最後発県となっている。また,高速交通施設へのアクセス道路の整備,さらには,一般生活道路の整備等,地域間交流ネットワークを形成するための道路整備が緊急の課題である。  これらの課題に適切に対処し,交流の広がる美しい県土づくりを推進するためには,第11次道路整備五箇年計画の完全達成を図ることが不可欠であり,国土構造の骨格を形成する高規格幹線道路から,日常生活基盤としての市町村道にいたる道路網の整備を促進し活力ある地域づくりをしていく必要がある。  ついては,これらの道路整備を計画的に推進するには所要の財源確保が必要であり,次の事項について特段の措置が講ぜられるよう強く要望する。 1.平成9年度予算編成にあたっては,第11次道路整備五箇年計画の完全達成のため,道路整備費の大幅な拡大・確保が図られるよう配慮すること。 2.消費税の引き上げにあたっては,ガソリン税,軽油引取税,自動車取得税等の道路特定財源諸税の現行の税率を絶対に堅持するとともに,地方の道路整備財源について充実強化し,一般財源の投入を大幅に拡大すること。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣 ┐  大蔵大臣   │  建設大臣   │  自治大臣   │あて  経済企画庁長官│  国土庁長官  ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第13号)        第9次治水事業五箇年計画の投資規模の確保を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,第9次治水事業五箇年計画の投資規模の確保を求める意見書を提出する。   平成8年9月20日提出
                       提出議員  高 橋 伸 行  同 石 沢 忠 八                     同    豊 川 和 弘  同 高 橋 嘉一郎                     同    佐 貫 宏 一  同 尾 形 源 二                     同    阿 部 豊三郎  同 浅 野 泰 孳           第9次治水事業五箇年計画の投資規模の確保を求める意見書  治水事業は,国土を保全し,水害,土砂災害及び渇水被害から国民の生命と財産を守り活力ある経済社会と安全で快適な生活環境を築くうえで,欠かすことのできない,国家としての最重要課題の一つである。  しかるに,我が国の国土が災害に対して極めて脆弱であるにもかかわらず,治水施設の整備水準は,今日依然として低い実態にある。  特に本市の主要河川の流域は,都市化の進展により,土地の利用形態が大きく変化する中で河川の氾濫が懸念されており,又,集中豪雨及び融雪期には,毎年のように河川災害が発生している状況にあり,治水事業の速やかな対応が急務となっている。  よって政府は,平成9年度を初年度とする第9次治水事業五箇年計画の投資規模25兆3千億円の早期策定(確保)並びに平成9年度治水事業概算要求額を満額確保されるよう強く要望する。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣 ┐  大蔵大臣   │  建設大臣   │  自治大臣   │あて  経済企画庁長官│  国土庁長官  ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ○(議会案第14号)         水道事業に対する起債融資条件の改善を求める意見書の提出について  山形市議会は,次のとおり,水道事業に対する起債融資条件の改善を求める意見書を提出する。   平成8年9月20日提出                    提出議員  高 橋 伸 行  同 石 沢 忠 八                     同    豊 川 和 弘  同 高 橋 嘉一郎                     同    佐 貫 宏 一  同 尾 形 源 二                     同    阿 部 豊三郎  同 浅 野 泰 孳           水道事業に対する起債融資条件の改善を求める意見書  水道事業は,起債を主な財源とし水道諸施設の整備拡充を行ってきているが,年々増加する元利償還金が財政を圧迫し,ひいては水道料金高騰の要因ともなっている。  今後も安全で安定した,よりおいしい水の供給を確保するため,逐次整備拡充が必要であり,これに要する巨額の資金を起債に依存せざるを得ないのが実情である。  よって,水道財政の健全化や水道料金を抑制するため,下記のとおり起債の融資条件の大幅な改善を図られるよう強く要望する。                記 1.起債の利率は,金融事情の変化に連動することのない低利な政策的金利とすること。 2.政府資金の高金利既往債を低金利債に借り換えられるよう措置するとともに,繰上げ償還を認めること。 3.起債の資金は,全額政府資金,公営企業金融公庫資金とし,両資金の利率を同率の低利資金とすること。  以上,地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。                          山 形 市 議 会  内閣総理大臣┐  大蔵大臣  │あて  自治大臣  ┘   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎提案理由の説明 ○議長(大沢久君) 議会案第8号について,7番 鈴木善太郎議員。 〔7番 鈴木善太郎君 登壇〕 ○7番(鈴木善太郎君) ただ今上程されました議会案第8号「消費税の税率引き上げ中止を求める意見書」について,提案者を代表して,提案理由を申し上げます。  議員各位におかれましてもご承知のとおり,政府は消費税の税率を5%とし,平成9年4月1日から引き上げを実施しようとしております。  消費税は平成元年4月に導入され,これまで7年余りが経過しております。今回の税率引き上げの理由として「今後の少子,高齢社会を展望しつつ安心と活力ある豊かな福祉社会を支える新たな税体系の構築をめざす」として,消費税導入時の理由と同じように「福祉の充実」等があげられています。しかし,今般,公的介護保健の導入が検討され,さらに医療保険制度や年金の見直しが予測されるなど,決して福祉の充実が進んでいるものとはいえません。  そのうえ,今回の税率引き上げが実施されれば,生活保護世帯や年金生活者などの低所得者層はもちろん,国民にとって多大な負担となり,消費支出を抑え,景気の回復に大きな影響が出てくることは明らかであります。  さらに,国の行財政改革や税体系全体の方向性が,いまだ明確に示されていない状況であり,今回の税率引き上げについては,国民の合意が得られていないのが実情であります。  したがいまして,政府に対して,国民合意が得られない中での消費税の税率引き上げ中止を求めるため,お手元に配付いたしました文書のとおり,意見書を提出しようとするものであります。  以上で提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 議会案第9号及び議会案第10号の2件について,2番 高橋啓介議員。 〔2番 高橋啓介君 登壇〕 ○2番(高橋啓介君) ただ今,上程されました議会案第9号並びに議会案第10号の2件につきまして,提案者を代表して提案理由を申し上げます。  最初に議会案第9号「老齢福祉年金の支払い事務の改善を求める意見書」について申し上げます。  ご案内のとおり,老後の生活保障であります各種年金受給に関しましては,老齢福祉年金を除き口座振り込みがなされております。しかし,老齢福祉年金につきましては,老齢福祉年金支払規則に基づき,支払い窓口が郵便局になっており,その請求については,年3回直接窓口に出向かなければならないほか,更に2度国民年金証書の確認事務の関係で行政窓口に足を運ばなければならない現状にあります。現在,本市における老齢福祉年金受給者は1,100名を超え,受給されている方々のほとんどが85歳以上という状況にあります。確かに,郵政省において,受給の宅配が平成3年度より行われているものの,他の年金受給と比較しても支払い事務の簡素化が図られておりません。よって,事務の改善を求めるため政府に対して,お手元に配付いたしました意見書を提出するものであります。  続きまして,議会案第10号「学童保育の制度確立を求める意見書」について申し上げます。近年の都市化の進展や女性の社会進出が年々増える中で,児童を取り巻く環境が著しく変化をし,とりわけ放課後児童の健全育成の立場から,これまで全国各地において学童保育が保護者を中心に進められて来ました。しかし,運営にあたる課題も山積し学童クラブの設置場所やあるいは指導員の処遇や身分の関係で必ずしも満足をえられず,多くの保護者に負担を強いてきました。そのような中で,国においても平成3年度より放課後児童対策として,補助対象事業となったことはご案内のとおりであります。本市におきましても,現在21カ所に設置をされ,市単独で補助を行っている状況にあります。少子化の中で,次代を担う児童の健全育成は,大きな社会的課題であり,併せてその改善が図られることは男女共生社会を築くうえで非常に重要な取り組みであるといえます。幸い国におきましても,子育て支援の一環としてこの問題をとらえ,年々改善がはかられていますが,必ずしも現段階では十分なものとは言えません。よって,学童保育の法制化を強く求めるため政府に対してお手元に配付しました意見書を提出するものであります。  以上で,提案理由を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 議会案第11号について,24番 佐竹盛夫議員。 〔24番 佐竹盛夫君 登壇〕 ○24番(佐竹盛夫君) ただ今,上程されました議会案第11号「第2次森林整備事業計画及び第9次治山事業五箇年計画における積極的な投資規模の確保に関する意見書」について,提案者を代表して提案理由を申し上げます。  森林は,水資源の涵養,水害等の防止,木材等林産物の提供,また今流行のアウトドアレクリエーションの場としても,私達の生活において重要なものとなってきております。  しかし,林業に係る人は近年減少傾向にあり,高齢化も進んでおります。また,人の手が入らなくなった森林は,荒廃が一層進んでいるというのが現在の状況であります。  このような状況から,森林に対する公的な支援を積極的に行う必要があると考えられます。  現在,国において策定が進められている,第2次森林整備事業計画及び第9次治山事業五箇年計画において,林野公共事業の積極的かつ計画的な推進をはかり,現行計画を大幅に上回る投資規模が確保できるように,お手元に配付した文書のとおり,国に対して意見書を提出しようとするものであります。  以上で提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 議会案第12号から議会案第14号までの3件について,12番 豊川和弘議員。 〔12番 豊川和弘君 登壇〕 ○12番(豊川和弘君) ただ今上程されました議会案第12号から議会案第14号までの意見書3件について,提案者を代表して提案理由を申し上げます。  最初に議会案第12号「道路整備特定財源諸税率の堅持及び道路整備予算の大幅な拡大確保を求める意見書」について申し上げます。  平成9年4月の消費税引き上げにあたり,石油業界等から,道路特定財源諸税を軽減すべきとの趣旨の活動が活発に行われております。  しかしながら,わが国の道路整備の現況は依然として低い水準にあり,国土の均衡ある発展,快適な地域づくりに向けて道路整備に対する国民の要望は極めて強いものがあります。道路特定財源は,安定した財源として立ち遅れた我が国の道路整備を支えるものであります。  特に本県道路の現状は,高規格幹線道路の供用延長はわずか25㎞と,東北管内はもとより全国的にも最後発県となっています。また,高速交通施設へのアクセス道路の整備や,一般生活道路の整備等,地域間交流ネットワークを形成するための道路整備が緊急の課題となっています。  これらの課題に的確に対処し,交流が広がる美しい県土づくりを推進するためには,第11次道路整備5箇年計画の完全達成を図ることが不可欠でありガソリン税・軽油引取税・自動車取得税等の道路特定財源諸税の現行の税率を絶対に堅持し,道路整備財源について,充実強化することが重要であります。  したがいまして,お手元に配付いたしました文書のとおり,意見書を提出しようとするものであります。  次に,議会案第13号「第9次治水事業五箇年計画の投資規模の確保を求める意見書」について申し上げます。  治水事業は,国土を保全し水害,土砂の被害や渇水被害から住民の生命と財産を守り,活力ある経済社会と快適な生活環境を実現するために社会資本整備の中で最も優先的に取り組むべき根幹的な事業であります。  また,近年河川空間は,住民の生活や文化と深くかかわってきており,緑豊かで貴重な自然とのふれあいの場としてその価値が見直されており,「うるおい」と「やすらぎ」のある地域のニーズに沿った水辺環境の保全と創出が強く望まれております。  こうした中,本市においても野呂川や飯塚川を初めとし,河川改修事業について着々と整備が進められておりますが,一方で集中豪雨及び融雪期には毎年のように河川災害が発生している状況にあり,治水施設の整備水準は依然として低い実態にあるといえます。生活基盤整備の中で,最も基本的な事業である治水事業を,地域に根づいた豊かな自然が息づく空間の創造を図るうえで,緊急的かつ計画的に実施することが極めて重要であります。  したがいまして,お手元に配付いたしました文書のとおり意見書を提出しようとするものであります。  次に,議会案第14号「水道事業に対する起債融資条件の改善を求める意見書」について申し上げます。  本市の水道は,大正7年3月に認可を得て,大正12年5月4日に通水式を行い,これまで産業・文化の発展,さらに隣接地域の合併による人口の増加等により,水の需要が大幅に増大するなか,昭和29年から昭和33年に第1次拡張事業,昭和38年から昭和43年には第2次拡張事業,さらに昭和58年度を目標とした第3次拡張事業,昭和63年度に完了した第4次拡張事業によって,市民に安定したおいしい水の供給に努めてきたところであります。  また平成3年に厚生省が提唱した「ふれっしゅ水道計画」を受け,21世紀に向けたより質の高い水道を目指すため,平成5年9月「山形市ふれっしゅ水道整備事業基本計画」を策定したところであります。  しかし,水道事業は巨額な建設資金を必要とし,そのほとんどが起債に依存せざるを得ない実態にあります。そのなかで年々増加する元利償還金は水道事業財政に大きな圧迫を与えており,ひいては水道料金の高騰を招く要因ともなっております。  したがいまして,水道財政の健全化と水道料金の抑制を図り,起債の融資条件を大幅に改善されるよう,お手元に配付いたしました文書のとおり意見書を提出しようとするものであります。  以上で提案理由の説明を終わりますが,よろしくご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で提案理由の説明は終わりました。  ――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。上程議案に対しご質疑ございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎動議(委員会付託省略
    ○議長(大沢久君) 23番 酒井靖悦議員。 ○23番(酒井靖悦君) この際,動議を提出いたします。  ただいま上程されました議会案第8号から議会案第14号までの議会案7件については,会議規則第37条第2項の規定により,委員会の付託を省略して審議されるよう動議を提出いたします。 ○議長(大沢久君) ただいま酒井靖悦議員から提出されました動議を議題とするにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,委員会付託省略の動議を議題といたします。  お諮りいたします。ただいまの動議のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議会案第8号から議会案第14号までの議会案7件については,委員会付託省略の動議は可決されました。  ――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入ります。  討論の通告がありませんので,討論を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(大沢久君) これより採決いたします。  お諮りいたします。最初に,議題に供している議会案第10号学童保育の制度確立を求める意見書の提出について,賛成する方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。  起立多数であります。  よって,議会案第10号学童保育の制度確立を求める意見書の提出については,原案のとおり可決されました。  次に,議会案第8号及び議会案第9号,並びに議会案第11号から議会案第14号までの議会案6件について原案のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,議会案第8号及び議会案第9号,並びに議会案第11号から議会案第14号までの議会案6件については,いずれも原案のとおり可決されました。  ――――――――――――――――――― ◎議第70号ほか15件,請願11件 ○議長(大沢久君) 日程第10 議第70号から日程第25 議第85号までの議案16件,日程第26 請願11件を一括して議題といたします。  ――――――――――――――――――― ◎委員長報告 ○議長(大沢久君) この場合,各委員会における審査の経過と結果について,委員長の報告を求めます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎総務委員長報告 ○議長(大沢久君) 総務委員長 22番 佐藤義久議員。 〔総務委員長 22番 佐藤義久君 登壇〕 ○22番(佐藤義久君) 総務委員会における審査の経過と結果についてご報告いたします。  まず,議第76号救助工作車の購入についての主な質疑を申し上げます。  委員から,現在の救助工作車はいつ購入しその耐用年数は何年かとの質疑があり,当局から現在の車両は昭和57年2月に購入している。また国庫補助の対象が5年間となっており耐用年数も5年となる,との答弁がありました。また,委員から,現在の救助工作車の年間の出動件数と今後の利用方法はどう考えているのか,との質疑があり,当局から,平成7年の出動件数は111件であり,特に照明設備があるため,夜間の火災には常に出動している。また現在の車両はすぐ廃車しないで,予備車として使用していきたい,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に請願について申し上げます。  継続請願第7号消費税の税率引き上げをやめ,廃止を求めることについて,継続請願第14号消費税の増税中止と廃止を求めることについて及び継続請願第15号消費税率引き上げ中止を求めることについての3件はいずれも消費税の廃止を求めていくとするものであり,消費税廃止まで求めるものには同意出来ないとして3件ともに,全員異議なく不採択すべきものと決しました。  次に,請願第16号在日朝鮮人の人権保障と民族自決権の尊重を求めることについて,請願第18号社会保険行政とそこで働く職員の身分を地方自治体に移管することについて,継続請願第2号定住外国人に対する地方選挙への参政権に関することについて,及び継続請願第13号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制度については,いずれもさらに調査研究の必要を認め継続審査すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,当委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎厚生委員長報告 ○議長(大沢久君) 厚生委員長 16番 荒井啓議員。 〔厚生委員長 16番 荒井啓君 登壇〕 ○16番(荒井啓君) 厚生委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  最初に,議第80号山形市交通災害共済条例の一部改正についての主な質疑を申し上げますと,委員から加入率を高めるには,今後具体的にどうしていくのか,との質疑があり,当局から,これまではチラシを作成して各機関,各団体などへ配布したり広報やまがたに掲載して周知していたが,今後はテレビ,ラジオなども活用していきたい,との答弁がありました。次に委員から,加入率を高めるのも大切だが,交通事故防止の啓もうも大事だと思う。どのように考えているか,との質疑があり,当局から,事故防止は交通安全計画に基づきながら行っていくが,住民にも年代に応じた展開なども実施していきたい,との答弁がありました。  次に,委員から,交通事故の分析とか見舞金の支給状況の分析を行って,その結果を市民に知らせるようなことを行っているか,との質疑があり,当局から,見舞金の支給状況の資料は内部資料としてもっているが,公表はしていない。また,交通事故防止対策として事故多発地点での指導を実施している,との答弁がありました。  そして委員から,交通災害共済事業の実態を知ってもらう意味でも市民に対して交通共済の収支とか事業内容を掲載したパンフレットを作り周知させることも良いのではないか,との意見が出されました。  次に委員から,会費は480円から650円になるが,小・中学生はいくらになるのか,との質疑があり,当局から,基本的には650円だが,うち100円を市で負担することになる。他にケースによって減免措置もある,との答弁がありました。  次に委員から,見舞金の申請があった後の審査はどのように行うのか,との質疑があり,当局から,申請は治療が終わったところで提出してもらうが,受付は毎日行っている。申請には証明書,診断書を添付して提出してもらっているとの答弁がありました。  そして,委員から,簡単な手続きで見舞金を支給するが,審査の方法を精査する必要はないか,と質疑があり,当局から,支給区分の判断が大きな問題なので,審査の方法も今後の課題として検討したい,との答弁がありました。  次に委員から,各町内にもチラシが配布されるが,配布だけで説明はない。なるべく家庭訪問を行って個別の対応ができるようにしてほしいとの要望がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に,議第81号山形市老人いこいの家設置及び管理等に関する条例の一部改正について,議第82号山形市老人福祉センター設置及び管理等に関する条例の一部改正については関連がありましたので,一括審査いたしました。  主な質疑を申し上げますと,委員から,今回の料金改定にいたった経緯は具体的にどういうことだったのか,との質疑があり,当局から,昨年老人クラブ連合会から応分の負担をしてもよいから,施設などを充実させてほしいとの要望があり,それを受けて利用者へのアンケートを行った。その結果を参考にして有料化を行うことにした。また,各施設の経営状況を調査してみると,一人あたりの平均が404円の原価になり,入浴できない方とのバランスを考えた場合に入浴車などの充実も必要になるので有料化になった,との答弁がありました。  これに対して,委員から,100円に設定した理由は何か,との質疑があり,当局から,建物も老朽化しており,改築や設備の交換が必要になってくるし,人件費の高いものもあるので施設を維持していくには,何らかの負担が必要と考えた。またアンケートの結果でも100円以上の方々が大部分であったので100円にした,との答弁がありました。  さらに委員から,有料化に抵抗ある方もいるが,どのように対応していくのか,との質疑があり,当局から,有料化の実施は1月1日から予定しているが,一部のサービスは10月1日から行いたい。今後住民の理解を得るために周知を図っていきたいとの答弁がありました。  次に,委員から,アンケートの結果はどうだったか,との質疑があり,当局から,60歳以上の600人を対象として行い,そのうちサービスを充実するなら有料についてはやむをえないというのが90%強を占めていた,との答弁がありました。  次に,委員から,各施設の運営はどのようになっているのか,との質疑があり,当局から黒沢いこいの家,大曽根さわやか荘,漆山やすらぎ荘は社会福祉協議会へ業務委託,鈴川ことぶき荘は社会福祉協議会が独自で運営している,との答弁がありました。  また,委員から施設によっては特定の利用者が施設内を使用しているとの声もあるので,公平な利用ができるよう指導してほしいとの要望がありました。  次に,委員から,浴場にシャンプーとか石けんを置いて充実するから,料金をいただくということではなく,福祉全般を考え互いに助け合いの精神でやるんだという意識がほしかったが,どう考えるかとの質疑があり,当局から,相互扶助を先に考えていくべきだったと思うし,その事を念頭において今後進めていきたい,との答弁がありました。  これに対して,委員から,料金をいただくのだから貴重な財源として,福祉全般に有効・適切で住民に役立つように使ってほしい。またこのような内容を利用者へ伝えるべきと思うので,何らかの形で利用者に周知できる方法も考えてほしいとの要望がありました。  次に,委員から,有料化は,年金生活者にとって大変な負担になる。年齢を定めて無料にできないのかという声もあるが,どう考えるか,との質疑があり,当局から生活保護者はすでに条例で減免になっているが,生活困窮者についても減免については,今後,検討したい,との答弁がありました。  次に,委員から,昨年のアンケート調査は有料化を前提にした調査なのではないか,との質疑があり,当局から,施設を利用する方々の声を聞くためのアンケート調査であった,との答弁がありました。これに対して,委員から,無料から有料になることは,福祉の後退と思うがどう考えるか,との質疑があり,当局から,利用者から備品の設置とか,駐車場の整備などの要望もあるし経営を行うには経費もかかるのでいつまでも無料とはいかないと思う。また広く福祉を充実させるために,ある程度の有料化は必要と思う,との答弁がありました。  次に委員から,有料化をする場合は市民から料金をいただくのだから入浴車の増車など具体的にどのように使っていくのかを市民に対してはっきり示すべきであり,市民もそのように思っている。そうすれば市民も納得すると思う,との意見がありました。  最後に,委員から,無料から有料にする事は他のものにも波及するのでは,という心配を市民は思っているし,年金で暮らしている老人も大変な出費になる。福祉の後退につながる有料化のこの2つの条例改正には反対である,との意見がありました。  大要以上の後,議第81号及び議第82号を採決した結果,いずれも賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に議第78号町名の変更に伴う施設の位置の整理に関する条例の設定については,当局の説明を了承し,全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に9月13日に追加提案されました,議第84号工事請負契約の締結について(仮称山形市上野最終処分場(管理型)土木工事),議第85号工事請負契約の締結について(仮称山形市上野最終処分場(管理型)浸出水処理施設建設工事)については,建設部長,建設部管理課長の出席を求めて両議案の審査をしました。  最初に議第84号についての主な質疑を申し上げますと,委員から,この度の入札に対して談合情報があったが,情報収集の経過はどうだったのか。また山形市公正入札調査委員会ではどういったことを聞くのか,との質疑があり,当局から,直接市へあったのではないが,報道関係を通して談合情報があった。業者からの聴取内容としては,  1.入札に先だってすでに落札業者が決定しているとの情報があるが,そのような事実があるのかどうか。  1.他社の人と何らかの打ち合わせ,話し合いをしたことがあるか。  1.打ち合わせがあったとすればどのような内容なのか。 の3点を聞くことになっているとの答弁がありました。これに対して委員から,このような内容では誰も明確に答えるはずがない。業者への聴取方法は一社ごとに行うのか,との質疑があり,当局から,方法としてはJV3社の代表を呼んで1社ごとに時間をずらして聴取している。確かに聴取内容は今後他市,他県等のやり方を参考にしながら検討していきたい,との答弁がありました。  さらに委員から,このようなことでは山形市の入札に対する信頼がなくなるのではないのか。例えば入札に対して談合情報が入ったら行政は調査が必要ということで,その入札を延期してもよいのでないか,との質疑があり,当局から,入札には各種の方法があるが,入札担当としては談合情報が一番やりにくい。今回は金額も大きいので,一般指名競争入札,公募型指名入札を導入したのに談合情報がでたのは残念に思っている,との答弁がありました。  次に委員から,公正さを期すために導入した入札方法にもかかわらず談合疑惑がでたことは残念だ。業界の体質に問題があると思うが,どのように思われるか,との質疑があり,当局から,工事の発注側としては透明性,競争性,公正さを確保するのが使命であり,基準に基づいた入札に努めている。ただ,業界の体質まで入るのは限界がある,との答弁がありました。  次に委員から,業者への事情聴取は国又は県の指導のもとで行っているのか。また,聞きとる項目も同じなのか,との質疑があり,当局から,聴取の方法は,国・県の指導に基づいて行っているし,国と県も同じ方法になっている。マニュアルも国と県に準じているが,内容の検討は必要と思っている,との答弁がありました。  次に委員から,最終処分場の実施設計入札のとき,入札が不調に終わったが,再度入札するときは初めに参加した業者は参加できるのか,との質疑があり,当局から,再度入札する場合は三つの方法があり,  1.業者をすべて入れ替える方法  1.入札最低価格と随意契約をする方法  1.設計内容を再検討して,同じ参加者による再入札を行う方法 などで,この中から選定することになる,との答弁がありました。  次に委員から,入札終了後に談合が判明した場合の対応はどうなるのか,との質疑があり当局から談合の事実が確認されれば入札は無効になる,との答弁がありました。
     次に,委員から,談合を防ぐためにも入札方法を変えて行っても,談合情報がでることは業界の体質の問題だと思う。行政としては誓約書を受けとるしかできないのが現状であると思うがどうか,との質疑があり,当局から,行政としては今後このような疑惑のないよう,さらに入札制度検討委員会で,入札制度の改革をしていきたい,との答弁がありました。  次に委員から,土木工事の残土処理はどうするのか。また,進入道路はどうなっているのか,との質疑があり,当局から,残土は処理場内に一時保管して埋立てをするときに使用する予定になっている。また道路については測量がほぼ完了したので,用地を取得した時点で早急に着工して,平成9年度まで完成したい,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に議第85号は,当局の説明を了承し,全員異議なく同意すべきものと決しました。  続いて,請願について申し上げます。  請願第17号改正前の国民年金法第79条の2に規定する老齢福祉年金の郵便局での支払い事務の改善については,願意妥当と認め,採択すべきものと決しました。  次に,請願第19号学童保育の制度確立を求めることについては,採決した結果,賛成多数で採択すべきものと決しました。  最後に,継続請願第3号国民の期待にこたえる介護保障の確立と国の予算増額をもとめることについては,さらに調査・研究の必要を認め,継続審査すべきものと決しました。  以上で,報告を終わりますが,本委員会決定どおり,ご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎産業文教委員長報告 ○議長(大沢久君) 産業文教委員長 29番 会田邦夫議員。 〔産業文教委員長 29番 会田邦夫君 登壇〕 ○29番(会田邦夫君) 産業文教委員会における審査の経過と結果についてご報告いたします。  最初に,議第77号工事請負契約の締結について(南沼原公民館移転新築主体工事)の主な質疑を申し上げます。  委員から,南沼原公民館は今年契約,来年完成であり,来年度は大曽根公民館の新築もと聞いているが,9年度に2つの公民館の建設となるがどうしてか,との質疑があり,当局から,南沼原公民館は規模が少し大きいので2カ年にわたっている。今後の公民館建設年次については,財政当局と協議の上,決定されるとの答弁がありました。  次に委員から,南沼原公民館の規模が大きいのはどうしてか,との質疑があり,当局から,社会教育委員会議の答申で決めた基準では,駐車場50台位,敷地面積2,500㎡程度というのであるが,建物については教育委員会で,人口割,利用状況等から決めている。敷地についても,土地の形状及び残地の面積等により敷地面積が変化してくる,との答弁がありました。  次に委員から,毎年公民館を建設するというのはどういうものか,との質疑があり,当局から地域文化の拠点として必要なものであり,今後の建設については財政当局とも協議の上,進めていくとの答弁がありました。  次に委員から,入札はどうしたのか,また給排水・電気設備等の入札状況はどうか,との質疑があり,当局から公募型指名競争入札にしており,給排水・電気設備については,9月20日入札予定となっている,との答弁がありました。  大要以上の後,議第77号工事請負契約の締結については全員異議なく同意すべきものと決しました。  次に,議第79号山形市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  委員から,町名変更だけだが,来年の農協合併以後はどうなるのか,との質疑があり,当局から合併により,市内4農協が2農協に変わるので定数も減る,との答弁がありました。  次に,すげさわの丘に選挙人はいるのか,また選挙人がいないのなら改正する必要はないのではないか,との質疑があり,当局から,地区の中での町名変更であり,条例を整備するために必要である,との答弁がありました。  次に農業委員会委員の中に,議会推薦の委員がいるが,推薦が議会の既得権のような報道があったが,議会推薦委員が委員になじまないのか,また,何か問題があるのか,との質疑があり,当局から議会において真剣に協議してもらっていると思っており,議会推薦の委員は,他の委員と一緒に一生懸命やってもらっている,との答弁がありました。  大要以上の後,議第79号山形市農業委員会委員の選挙区及び定数に関する条例の一部改正については全員異議なく可決すべきものと決しました。  次に請願について申し上げます。継続中の請願第7号学習指導要領の見直しを求める意見書の提出については,今後さらに調査研究する必要があると認め,継続審査すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおり,ご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎建設委員長報告 ○議長(大沢久君) 建設副委員長 18番 高橋伸行議員。 〔建設副委員長 18番 高橋伸行君 登壇〕 ○18番(高橋伸行君) 建設委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  本委員会に付託されました議第83号山形市地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部改正についての主な質疑を申し上げます。  まず委員から,この議案を出すにあたっての基本的な考え方はどういうものか,との質疑があり,当局から,地区計画は各地域の用途地域の状況に合わせ,良好な環境の市街地を形成するために定めているものである。今回,用途地域が8種類から12種類に変更になったため,各地域の土地利用方針に沿って変更したものである,との答弁がありました。  次に委員から,地区計画に重きをおくと景観条例がおろそかになる危険性はないのか,との質疑があり,当局から,地区計画において決められることは建築が可能かどうかや盛土の高さなどであり視覚に関していえば景観条例の方が強く,競合はしないと思う,との答弁がありました。  これに対し,委員から,景観条例の方が精神的に上位になるべきではないのか,との質疑があり,当局から,まちづくりの観点からみればどちらも同じである。地区計画で決めることは基本的なことであり,建築物の種類や高さなどだけでは街はよくならないので,景観条例で補完する形になる,との答弁がありました。  大要以上の後,全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおり,ご賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎決算委員長報告 ○議長(大沢久君) 決算委員長 3番 渡辺弥寿雄議員。 〔決算委員長 3番 渡辺弥寿雄君 登壇〕 ○3番(渡辺弥寿雄君) 決算委員会における審査の経過と結果について,ご報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は議第70号平成7年度山形市水道事業会計決算認定について,及び議第71号平成7年度山形市立病院済生館事業会計決算認定についての2件であります。まず,水道事業会計決算では,収益決算額は,消費税抜きで66億188万5,611円に対し,費用決算額は63億1,534万5,226円となり,単年度で2億2,213万9,889円の純利益を計上しております。市立病院済生館事業会計決算では,収益決算額は消費税抜きで110億8,406万3,400円に対し,費用決算額は116億8,117万5,300円となり,単年度の純損失額は5億9,711万1,900円,累積欠損金は40億4,916万9,080円となっております。  決算委員会は,まず9月9日に開会し,議案2件について,それぞれ当局から,大綱説明を受けた後,大綱質疑を行いました。  主な質疑を申し上げますと,  1.石綿セメント管の改良整備計画について  1.水道サービスセンターの設置による行政効果について  1.村山広域水道からの受水料と水道料金の見通しについて などでありますが,これらの質疑に対し,それぞれ当局から答弁があった後,案件を各分科会に分割付託いたしました。  次に,委員会は18日に再開し,各分科会における審査の経過と結果について報告を受けた後,採決した結果,議第70号及び議第71号の両議案ともに賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおり,ご賛同賜りますようお願い申し上げます。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎予算委員長報告 ○議長(大沢久君) 予算委員長 20番 阿部喜之助議員。 〔予算委員長 20番 阿部喜之助君 登壇〕 ○20番(阿部喜之助君) 予算委員会における審査の経過と結果についてご報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は,議第72号平成8年度山形市一般会計補正予算,議第73号平成8年度山形市国民健康保険事業会計補正予算,議第74号平成8年度山形市公共下水道事業会計補正予算,議第75号平成8年度山形市農業集落排水事業会計補正予算の補正予算4件であります。  今回の補正は,一般会計については,歳入,歳出それぞれ12億8,365万6,000円を追加し,歳入,歳出の総額をそれぞれ762億6,474万9,000円にしようとするものであります。  また,国保事業会計(事業勘定)と公共下水道事業会計,農業集落排水事業会計の補正後における一般会計を含む予算総額は1,602億7万8,000円となるものであります。  まず,委員会は9月9日に開会し,当局から説明を受けた後,大綱質疑を行いました。  その主なものを申し上げますと,  1.補助金に対する基本的な考え方について  1.広域的地域振興団体助成金の内容について  1.処分可能な普通財産について  1.起債の返済方法について  1.新生産調整対策事業について  1.ごみ焼却炉の熱利用について  1.学校の職員トイレ,休養室の改善等について  1.世界平和都市会議in山形について  1.山形新幹線の踏み切り対策について  1.上野最終処分場建設関連整備事業について 等でありました。  これらの質疑に対し,当局から,答弁があった後,案件を各分科会に分割付託しました。  次に,委員会は9月18日に再開し,各分科会における審査の経過と結果について報告を受けた後,議第74号平成8年度山形市公共下水道事業会計補正予算については,採決の結果,賛成多数で可決すべきものと決しました。  次に議第72号,議第73号および議第75号の補正予算3件について,一括して採決した結果,全員異議なく可決すべきものと決しました。  以上で報告を終わりますが,本委員会決定どおりご賛同賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(大沢久君) 以上で各委員長の報告は終わりました。  ――――――――――――――――――― ◎質疑 ○議長(大沢久君) これより質疑に入ります。  ただいまの委員長の報告に対し,ご質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎討論 ○議長(大沢久君) これより討論に入ります。討論の通告がございますので,これを許します。21番 高橋嘉一郎議員。
    〔21番 高橋嘉一郎君 登壇〕 ○21番(高橋嘉一郎君) 平成8年度9月定例議会での案件の議決を行うことに当たって日本共産党市議会議員団を代表いたしまして,市民の要求や切実な願い等を背負いまして,議第70号,71号,74号の消費税転嫁について議第81号,82号の老人いこいの家,老人福祉センターのお年寄りが,設置以来,無料で温泉に入浴できたのに初めて有料化する案件についての反対討論,及び継続請願第7号,14号,15号の消費税増税反対及び廃止を求める件で,請願は採択すべきもので,請願賛成,この立場の討論をいたします。  最初に消費税についてでありますが,中央大学名誉教授の富岡幸雄氏は日本の消費税について次のように述べています。氏の略歴は,大蔵事務官,国税審査官,税務会計学,租税学,商学博士という方であり,次のように述べております。消費税の導入で私が危惧するのは,民主主義の基盤を危くすること,もともと累進課税,応能負担原理は,資本主義社会の税制の基本的な理念です。この原理に基づく所得の再配分機能によって,資本主義社会で必然的に生まれてくる所得の格差,不平等が是正される。これに対しまして消費税は,所得税や住民税のかからない人,先程も意見書で指摘があったわけでありますが,つまり母子家庭とか,生活保護者とか,年金生活者など,弱い立場にもかかる逆進性のものです。  結局,資産格差や,所得格差などの社会的ひずみがますます大きくなります。民主主義社会が,いつまでも平和な姿で,持てなくなる,不公正を拡大する反デモクラシーの税金で「悪魔の仕組み」であり「諸悪の根源」です,と述べております。  それは,民主主義社会での議会の選挙で,消費税の導入時の公約を行った政党がなかったし,また,5%に引き上げることについても公約に行っていないこと,また消費税の導入時に福祉に使うかのようにいったが,たったの6%しか使ってきていないということである。こういうことから最近の世論調査では,いずれも,約80%の国民が反対をしていることからも,反対する理由が十分にあります。  また,日本共産党は,反対するだけではないのであります。消費税を取らずに財源は十分あるし,今の日本の財政危機も再建できる根拠を明らかにしたいと思います。  それは大企業の海外進出で利益を増大させているのに,大企業への優遇税制のため税の空洞化が起こっている。法人税の税率は37.5%でも,数々の特権的措置のため,実際の税負担率は欧米の主要国に比べまして特別に低くなっている。銀行には不良債権処理のための優遇税制が行われており大企業,高額所得者優遇の特別措置をやめれば約5兆円の財源が確保できます。  長年の不公平税制の結果,巨大企業には膨大な利益のため込み利益や,含み利益の一部を地価税等で活かし,当然,当たり前の課税を行う等々で約10数兆円の財源確保ができます。次に年間,国,地方で50兆円を超える公共投資の抜本的見直しを行うことが重要であります。  公共投資額は欧米の3~4倍と異常に大きいのであります。それにもかかわらず住宅や下水道などの生活基盤が欧米にたち遅れているのに,ゼネコン奉仕のムダ遣いの東京湾横断道,長良川河口堰,中海干拓等々の大手ゼネコンの仕事の受皿つくり,また,アメリカの圧力で,1995年より10カ年で,630兆円も使うという破天荒な計画,このようなゼネコン浪費型をやめ「国民生活優先型」をどうしても必要です。また,アメリカより3割も高いといわれるゼネコンの土木建築の水増し事業費などを削減することにより約4兆円の財源が確保できます。  次に,年間5兆円にものぼる軍事費,米軍への思いやり予算を半減すること,政府開発援助,ODA,これは全く不評判のもので,メスを入れる今の国債を低利で借り替えし,1%程度の金利負担を低くする,これらを合わせて約10兆円の無駄をはぶくことができます。もちろん今問題になっております。住専処理のため第2次の税金投入,金融機関の数10兆円の不良債権処理には断固反対をいたします。  さらに,首都機能移転はもともとゼネコンとゼネコン型政治家が計画したものです。国会の建設だけで14兆円,関連施設も含めれば,20兆円以上といわれ,こんな浪費は直ちに中止するよう求めます。  これらの国民の立場にたった財政運営を行うことにより,消費税を廃止しても大幅な返り銭がくるし,財政再建が可能であります。水道事業,済生館決算認定に反対し,これは消費税の転嫁の問題で反対し,下水道事業予算の消費税の転嫁に反対。また,市内3万余会員の生活協同組合等々から出されている請願の消費税増税反対及び廃止を求める件では,願意が妥当であり,請願賛成であります。不採択は,まことに市民の願いに応えていないことを表明し討論といたします。  次に,黒沢老人いこいの家,さわやか荘,漆山老人福祉センターの無料を有料化することは,福祉の具体的な後退であると考えます。  渡辺ゆり子議員が一般質問で指摘したように,アンケート調査のやり方自体が問題があることを,市当局も認めざるを得なかった。老人クラブでは有料化をやるについて同意をしていると言っていたが,それは,一般会員の考えには到っていないこと,敬老の精神の高揚をかかげていても,老人への具体的なしわよせでは口先だけになること,有料化で老人福祉センター等の設備の充実をすると言っているが,この論理は,次々と市民,利用者への費用負担の増大になること,よくいうことだが,今の日本の社会を築いてきたのは,お年寄りであり,老後を安心して暮らせるよう敬老の精神が大切だと,これらの考えの立場に立つならば,せめて年寄りの温泉風呂に入ることぐらいは無料にしても,ばちが当たらないというものであると考えます。  最後になりますが,佐藤市長は,今議会において,消費税5%に引き上げられても,一般会計には転嫁しないことを名言したことを高く評価をいたします。また,知的障害者,精神障害者の作業所への補助金増額等は,市民から大変喜ばれています。また,債務に対しまして,利率の引下げに力を出すことを議会の席で名言したこと等々に対し,高く評価をいたし討論を終わります。 ○議長(大沢久君) これをもって討論を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎採決 ○議長(大沢久君) これより採決いたします。  最初に,議題に供している日程第10 議第70号から日程第14 議第82号までの議案5件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議案5件を,原案のとおり決するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,日程第10 議第70号から日程第14 議第82号までの議案5件については原案のとおり,認定及び可決されました。  次に,日程第26 請願11件のうち請願第7号消費税の税率引き上げをやめ,廃止を求めることについて,請願第14号消費税の増税中止と廃止を求めることについて,及び,請願第15号消費税率引き上げ中止を求めることについての請願3件について採決いたします。  お諮りいたします。請願第7号,請願第14号及び請願第15号の請願3件について,願意妥当と認め,採択するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立少数であります。  よって,請願第7号消費税の税率引き上げをやめ廃止を求めることについて,請願第14号消費税の増税中止と廃止を求めることについて,及び,請願第15号消費税率引き上げ中止を求めることについての請願3件については,不採択と決しました。  次に,日程第26 請願11件のうち請願第19号学童保育の制度確立を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。請願第19号学童保育の制度確立を求めることについて,願意妥当と認め採択するに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(大沢久君) ご着席願います。起立多数であります。  よって,請願第19号学童保育の制度確立を求めることについては,採択することに決しました。  次に,日程第15 議第72号から日程第25 議第85号までの議案11件及び,日程第26 請願11件のうち残り7件についてを一括して採決いたします。  お諮りいたします。議題に供している議案11件,請願7件を各委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。  よって,日程第15 議第72号から日程第25 議第85号までの議案11件は,いずれも原案のとおり,可決及び同意。日程第26 請願11件のうち7件については,委員長報告のとおり決しました。  ―――――――――――――――――――海外渡航願い ○議長(大沢久君) 日程第27 海外渡航願いについてを議題といたします。  東北市議会議長会主催のヨーロッパ諸国行政産業視察に係る海外渡航願いについてを議題といたします。   ~~~~~~~~~~~~~~                               平成8年9月20日 山形市議会議長  大 沢   久 様                          山形市議会議員                            峯 田 豊太郎                            佐 竹 盛 夫                            阿 部 豊三郎                海 外 渡 航 願 い  このたび,東北市議会議長会主催のヨーロッパ諸国の行政産業視察団の一員として,下記により海外渡航することになりましたので,ご承認下さるようお願いいたします。                   記 1.期  間    自 平成8年10月8日           至 平成8年10月23日  16日間 2.視察訪問都市  5カ国 15都市            ロンドン,パリ,フランクフルト,コペンハーゲン,ハイデルベルグ,バーデンバーデン,フライブルグ,ベルン他 3.目  的    ヨーロッパ諸国の行政産業視察   ~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(大沢久君) なお,地方自治法第117条の規定により,関係議員は退席願います。 〔関係議員  除  斥〕 ○議長(大沢久君) お諮りいたします。東北市議会議長会主催のヨーロッパ行政産業視察に参加する,峯田豊太郎議員,佐竹盛夫議員,阿部豊三郎議員から,お手元に配布いたしております文書のとおり,海外渡航願いが提出されております。この申出書のとおり承認することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。よって,峯田豊太郎議員,佐竹盛夫議員,阿部豊三郎議員の海外渡航願いについては承認されました。 〔除斥議員  着  席〕 ○議長(大沢久君) 日程第28 海外渡航願いについてを議題といたします。  吉林市「山形市友好代表団」の海外渡航願いについてを議題といたします。   ~~~~~~~~~~~~~~                               平成8年9月20日 山形市議会議長  大 沢   久 様                          山形市議会議員                            竹 田 和 義                            阿 部 喜之助                            深 瀬 悦 男                            中 村 幸 雄                海 外 渡 航 願 い  このたび,友好都市である中国・吉林市との交流を更に深めるため,市長から要請がありました「山形市友好代表団」の一員として下記により海外渡航することになりましたので,ご承認下さるようお願いいたします。                 記 1.期  間    自 平成8年10月22日           至 平成8年10月29日   8日間 2.視察訪問都市  中国 吉林市 他 3.目  的    中国・吉林市との友好親善を更に深め,両国間の国際親善を図る。   ~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(大沢久君) なお,地方自治法第117条の規定により,関係議員は退席願います。 〔関係議員  除  斥〕 ○議長(大沢久君) お諮りいたします。吉林市「山形市友好代表団」の一員として,竹田和義議員,阿部喜之助議員,深瀬悦男議員,中村幸雄議員からお手元に配布いたしております文書のとおり,海外渡航願いが提出されております。この申出書のとおり承認するに,ご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(大沢久君) ご異議なしと認めます。よって,竹田和義議員,阿部喜之助議員,深瀬悦男議員,中村幸雄議員の海外渡航願いについては承認されました。 〔除斥議員  着  席〕 ○議長(大沢久君) 以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  ――――――――――――――――――― ◎あいさつ
    ○議長(大沢久君) この際,音山幸子さん,逸見啓さん,佐藤市長それぞれから発言を求められておりますので,これを許します。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎音山幸子氏あいさつ ○議長(大沢久君) 音山幸子さん。 〔音山幸子氏 登壇〕 ○(音山幸子氏) 音山幸子でございます。この度は,教育委員の再任につきまして,ご同意を賜りまして,誠にありがとうございます。  ただ今,教育界は非常に多くの重要な課題を抱えております。誠心誠意努力して任務の遂行に当たる所存でございますが,どうぞ皆様方からのご指導とあたたかいご支援をお願い申し上げまして,ごあいさつとさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎逸見啓氏あいさつ ○議長(大沢久君) 逸見啓さん。 〔逸見啓氏 登壇〕 ○(逸見啓氏) ただ今,ご紹介をいただきました逸見啓でございます。この度は,教育委員の再任ということでご同意いただきましてありがとうございました。  ただ今,音山先生の方からもお話しありましたように,非常に教育委員会いろいろな課題をもっている非常に難しい時期だなというふうに思っております。私もその他にスポーツ等を担当いたしておりますけれども,現在,山形市の中体連の成績は非常に優秀なものがございまして,県,東北のみならず全国大会で活躍ができるという種目を数種目,現在もっておるところでございます。  平成10年には,全国の中学校大会が東北ブロックで開かれるわけでございますが,山形県で受け持ちをする種目としまして,陸上競技とバレーボールでございますが,当市で開催するのは,バレーボール競技でございます。  この点につきましても,昨年度から強化にあたりまして,山形県として恥ずかしくない成績を収めていくように思っております。  皆様方のご指導ご協力を切にお願いをいたしたいと思います。今日は,大変ありがとうございました。   ~~~~~~~~~~~~~~ ◎佐藤市長あいさつ ○議長(大沢久君) 佐藤市長。 〔市長 佐藤幸次郎君 登壇〕 ○市長(佐藤幸次郎君) 9月市議会定例会が閉会されるにあたり,一言ごあいさつを申し上げます。  去る9月2日に招集の今次市議会定例会に提案いたしました各案件につきまして,慎重なるご審議を賜り,それぞれご決議をいただきまして,誠にありがとうございます。会期中におきまして各位から寄せられましたご意見,ご要望につきまして,十分尊重いたし,今後の市政運営に取り組んでまいりたいと存じます。  なお,私は来る10月22日から10月28日までの7日間,中国吉林市等を友好代表団として訪問いたします。この期間中は助役を職務代理者として職務執行に当たらせてまいりますので,よろしくご了承を賜りたいと存じます。  今後とも,市勢発展のため尚一層のご支援ご協力を賜りますまようにお願い申し上げまして,ごあいさつといたします。  本日は誠にありがとうございました。  ――――――――――――――――――― ◎閉会 ○議長(大沢久君) 以上をもって,平成8年9月市議会定例会を閉会いたします。     午後3時23分 閉 会      議  長  大 沢    久      署名議員  高 橋    博      署名議員  阿 部  喜之助...