山形市議会 > 1996-03-08 >
平成 8年予算委員会( 3月 8日)

  • "分科会付託"(/)
ツイート シェア
  1. 山形市議会 1996-03-08
    平成 8年予算委員会( 3月 8日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成 8年予算委員会( 3月 8日)   平成8年3月8日(金曜日) 〇出席委員(39名)        石 澤 秀 夫 君    高 橋 啓 介 君        渡 辺 弥寿雄 君    石 沢 忠 八 君        高 橋   博 君    金 峰 聡 和 君        鈴 木 善 郎 君    澤 渡 和 郎 君        斎 藤 淳 一 君    加 藤 賢 一 君        渡 辺 ゆり子 君    豊 川 和 弘 君        加 藤   孝 君    竹 田 和 義 君        高 橋 民 夫 君    荒 井   啓 君        長 瀬 洋 男 君    高 橋 伸 行 君        峯 田 豊太郎 君    阿 部 喜之助 君        高 橋 嘉一郎 君    佐 藤 義 久 君        酒 井 靖 悦 君    佐 竹 盛 夫 君        佐 貫 宏 一 君    小野寺   建 君        尾 形 源 二 君    阿 部 豊三郎 君        会 田 邦 夫 君    渡 辺 秀 夫 君        枝 松 昭 雄 君    武 田 一 夫 君        佐 藤   稔 君    浅 野 泰 孳 君
           深 瀬 悦 男 君    渡 辺 卓 弥 君        加 藤   正 君    宝 沢 啓 輝 君        中 村 幸 雄 君  ――――――――――――――――――― 〇説明のため出席した者    市長        佐 藤 幸次郎 君  収入役     今 野 和 子 君    総合政策室長    斎 藤 健 司 君  総務部長    梅 津 久 勇 君    財務部長      佐 藤 冨 也 君  市民部長    酒 井 正 男 君    環境部長      寺 崎 琴 雅 君  福祉部長    横 倉 明 雄 君    産業部長      日 野 茂 男 君  建設部長(兼) 山 崎 輝 翁 君                         下水道部長    都市開発部長    垂 石 定 敏 君  消防長     武 田 鉄 雄 君    済生館長      櫻 田 俊 郎 君  済生館事務局長 山 川 正 雄 君    水道事業管理者   阿 部 勇 蔵 君  水道部長    黒 沼 吉 男 君    教育長       後 藤 和 弘 君  選管委事務局長 加 藤 順 功 君    監査委事務局長   加 藤 弘 一 君  農業委事務局長 岸   善 明 君  ――――――――――――――――――― ◎午前10時01分 開会 ○阿部喜之助委員長  これより予算委員会を開きます。  それでは議事に入ります。  本委員会に付託されました案件は,議第3号から議第7号までの補正予算5件及び議第8号から議第22号までの新年度予算15件であります。  ――――――――――――――――――― ◎提案理由の説明 ○阿部喜之助委員長  これらを一括議題とし,各案件について当局の説明を求めます。  初めに,議第3号から議第7号までの補正予算5件について説明を求めます。佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  ただいま上程されました議第3号平成7年度山形市一般会計補正予算第1条歳入歳出予算補正のうち,財務部関係についてご説明申し上げます。  最初に,歳入について申し上げます。  議案書2ページ,事項別明細書8ページからでございます。  第1款市税におきましては,3億円の追加補正をお願いし,総額を343億2,168万8千円にしようとするものであります。  第1項市民税のうち,個人市民税につきましては,調定実績を勘案し見込み計上したものであり,法人市民税につきましては電気,ガス業等の業種において,調定実績が伸びている状況を勘案し追加計上したものであります。  第2項固定資産税から第7項都市計画税につきましては,調定実績及び納付状況を勘案し,追加計上したものであります。  第3款利子割交付金は,預貯金利率の低下により調定実績が落ち込んでいるため減額補正をお願いするものであります。  第10款使用料及び手数料は,山形国際交流プラザ使用料の増収見込みに基づく追加計上であり,第12款県支出金は,農地利用集積支援事業費補助金の計上であります。  第13款財産収入は,土地開発基金運用収入及び土地売払収入を追加計上し,第14款繰入金は,財源対策措置として予定いたしました減債基金及び土地開発基金からの繰り入れを取り止める補正措置と駐車場事業会計からの繰入金の追加計上であり,第16款諸収入は,市預金利子を追加計上したものであります。  第17款市債は,道路橋りょう整備事業の許可見込みに基づく補正措置であります。  次に歳出について申し上げます。  事項別明細書16,17ページでございます。  第2款総務費第1項総務管理費は,駐車場事業会計への繰出金の減額補正であります。  次は,議案書4ページ,事項別明細書22,23ページでございます。  補正予算第4条地方債の補正でありますが,本年度の許可見込みに基づく起債限度額の変更であり,所要の予算措置をお願いするものであります  次に,特別会計について申し上げます。  議案書11ページ,事項別明細書44ページからでございます。  議第7号平成7年度山形市駐車場事業会計補正予算は,各駐車場における使用料収入及び消費税還付金等を,歳出は一般会計繰出金をそれぞれ追加計上したものであります。  以上でございますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  酒井市民部長。 ○酒井市民部長  市民部関係の補正予算について,ご説明申し上げます。  初めに一般会計でありますが,議案書1ページ,事項別明細書の16ページをお願いいたします。  第2款総務費第8項交通安全対策費についてでありますが,地方バス路線の運行維持を図るため,補助金の計上をお願いするものであります。  つづきまして,第4款衛生費第1項保険衛生費について,ご説明申し上げます。  結核予防及び予防接種についてでありますが,接種率の向上による,委託料の増額補正であります。  以上が市民部関係の一般会計補正予算の説明でございます。  つづきまして,議第6号平成7年度山形市交通災害共済事業会計補正予算について,ご説明申し上げます。  議案書は9ページ,事項別明細書は38ページになります。  歳入の第1款事業収入第1項共済会費収入は,加入者数の減による減額補正であり,第2款財産収入第1項財産運用収入は,利率の低下に伴う減額の予算を計上しているものです。第3款第1項繰入金は,交通災害共済基金からの繰入金の計上であり,第4款第1項繰越金は,前年度の繰越金の計上であります。  歳出の第1款第1項事業費でありますが,共済見舞金に要する経費の増額を計上するものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  日野産業部長。 ○日野産業部長  産業部関係の補正予算についてご説明申し上げます。  第6款農林水産業費第1項農業費につきましてご説明申し上げます。  議案書3ページ,事項別明細書は18ページでございます。  農業委員会費でございますが,農地の流動化を進めるため,農地流動化推進補助金について,所要の経費をお願いするものでございます。  つづきまして,第7款第1項商工費についてご説明申し上げます。  観光費でございますが,山形国際交流プラザ使用料の増額に伴う,財源の組み替え措置をお願いするものでございます。  次に,第2条繰越明許費についてご説明申し上げます。  議案書3ページ,事項別明細書20ページでございます。  水環境整備事業でございますが,特殊工事が伴うことなどから年度内完成が困難となり,工事費の一部について,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度への繰越をお願いしようとするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  山崎建設部長。 ○山崎建設部長  建設部関係の補正予算についてご説明申し上げます。  議案書3ページ,事項別明細書18ページからでございます。  初めに,第8款土木費第2項道路橋りょう費でございますが,県道の整備に伴う山形県道路整備事業費負担金の増額補正をお願いするものであります。  次に,繰越明許費でありますが,議案書3ページ,事項別明細書20ページからでございます。  道路新設改良事業につきましては,市道中部3号線ほか4路線に関する工事費,用地補償費について,また,河川改修事葉につきましては,都市小河川野呂川ほか2河川に関する工事費,用地補償費について,更に,河川災害復旧事業につきましては,南沢川の復旧工事費等について,年度内の完了が困難になったため,地方自治法第213条第1項の規定により翌年度に繰越をお願いしようとするものであります。  次に,債務負担行為についてご説明申し上げます。  議案書4ページ,事項別明細書22ページからでございます。  補助事業として実施します準用河川不動川にかかわる河川改修事業費について,所要の措置をお願いするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご蕃議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  垂石都市開発部長。 ○垂石都市開発部長  都市開発部関係の補正予算について,ご説明申し上げます。  初めに一般会計でありますが,議案書3ページ,事項別明細書18ページでございます。  第8款土木費第4項都市計画費でございますが,区画整理事業会計への繰出金の増額補正をお願いしようとするものでございます。  次に繰越明許費でありますが,議案書3ページ,事項別明細書20ページでございます。  都市計画街路事業・荒楯天童線ほか3路線及び公園整備に関する事業費につきまして,物件移転等の年度内完了が困難となったため,事業費の一部について,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度へ繰越をお願いしようとするものでございます。  次に議第4号平成7年度山形市区画整理事業会計補正予算についてご説明申し上げます。  歳出から申し上げますが,議案書6ページ,事項別明細書28ページでございます。  第1款総務費では,都市計画道路白山若宮線とJR奥羽本線との立体交差設計協議に時間を要するため,これに係る負担金の減額補正を,第2款山形駅西区画整理事業費では,国庫補助事業費の追加内示に伴う建物等の移転補償費の増額補正をお願いしようとするものでございます。  以上の歳出に係る歳入につきましては,国庫補助金及び一般会計からの繰入金等により措置しようとするものでございます。  次に繰越明許費でありますが,議案書6ページ,事項別明細書30ページでございます。  山形駅西区画整理事業及び十日町区画整理事業につきまして,物件移転等の年度内完了が困難となったため,事業費の一部について,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度へ繰越をお願いしようとするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  山崎下水道部長。 ○山崎下水道部長  議第5号平成7年度山形市公共下水道事業会計補正予算についてご説明申し上げます。  議案書は7ページ,事項別明細書は32ページからであります。  初めに,歳出から申し上げます。  明細書は34ページであります。  第2款建設費第2項流域下水道建設費につきましては,最上川流域下水道山形処理区における山形浄化センター汚水処理施設実施設計等に要する,本市負担分の追加をお願いしようとするものであります。
     歳出による財源につきましては,起債をもって措置しようとするものであります。  次に,第2条の繰越明許費でありますが,公共下水道雨水管渠建設事業において,河原田地内第175,176,177工区において,工事用仮設道路及び仮排水用地の一部変更により,また,北町地内第73工区においては,片側通行での工事を予定しておりましたが,関係機関より,交差点の交通量が多いとの指摘があり,また,城南町地内第52工区の工事につきましては,工事施工途上において地盤状況が劣悪であったことなどの事情により,年度内の完成が困難となった部分の工事費について,地方自治法第213条第1項の規定により,翌年度への繰越をお願いしようとするものであります。  第3条の地方債の補正につきましては,起債対象事業の変更に伴い,限度額を変更しようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  以上で当局の説明は終わりました。  ――――――――――――――――――― ◎質疑 ○阿部喜之助委員長  ただちに質疑に入ります。議第3号から議第7号までの補正予算5件について,総括的な質疑がありましたらお願いいたします。尾形委員。 ○尾形源二委員  財務部長にお尋ねをいたしますが,第13款第2項財産売払収入,普通財産の処分について,そのときに踏まなければいけない行政手続きとか,具体的な普通財産を売却するときの方法についてお尋ねをさせていただきます。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  山形市のこれまでの処分のやり方ですけれども,ケースによっていろいろやり方が違います。違いますということは,比較的大きい面積の場合ですと,跡地利用について庁内的に各部等々の検討を加えまして,その山形市としての跡地利用としてのやり方について決定になって,そして処分という決定がくだりますと,財務部の方でその処分の仕方については,場合によっては一般競争入札,あるいは今回のように貸付用地の場合ですと,貸付者の申し出によって処分する場合もございます。そのケースバイケースによって,そのつど庁内で決定して処分しているというのが実態でございます。 ○阿部喜之助委員長  尾形委員。 ○尾形源二委員  約7,000m2ですか,3カ所にわたって山形市が寄付を受けた。これが第1回目に申し込みがあったのが1月16日,しかし,寄付されるのが具体的に,本格的に出てきたのが3月4日。そして,市長決裁がいっなされたのかなんですがね,この寄付を受けた土地をある特定の範囲の人に去年のうちに,どうですかという売り方をした。いろいろ問題点が考えられるんですが,この辺の手続き的に落ち度がなかったのか。どういう行政的な手順を踏んで,ですから,今財務部長はいろいろなケースバイケースで,という話でしたが,このケースの場合にどういうふうな手順を踏んでおやりになったのか,やろうとしているのか,その辺の説明をいただきたい。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  ただいまの質問は,おそらく駅西区画整理事業絡みの案件だろうと思いますけれども,こういう場合はですね,普通財産の処分ということに最終的になるわけですけれども,事業絡みの場合は,その事業担当部門でですね,それぞれその利活用についても計画をしていただいて,これはその手続き的にといいますか,私の方では,財務部としては,事務指定というやり方をとっております。庁内的には。だから,それぞれ事業担当部門がですね,計画を詰めていただいて,それを山形市の事業として決定なった後に,私どもは財産処分とか,そういう形で議会にもご提案申し上げたり,事件決議をお願いしたりして,事務を進めると,こういうやり方をとっております。 ○阿部喜之助委員長  尾形委員。 ○尾形源二委員  そうするとですね,例えば市条例の6条ですか,契約及び財産の取得,または処分ならびに財産管理などに関する,これで例えば条例上の制約があって,そして議決を得なければいけないとか,こういう手順を踏んだ後に,初めてそういう売買の行為に入るというふうに理解をしていいわけですね。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  正式な契約を締結する場合には,その通りでございます。  ただ,事前のいろいろな協議といいますか,いろいろ特に事業に絡んでいるような場合はですね,いろいろな売り払い先の意向とか,それから事業との絡みとか,そういうことがございますので,事前の協議とか,打ち合わせとか,それ以前にある程度進めさせていただいている場合もございます。 ○阿部喜之助委員長  尾形委員。 ○尾形源二委員  もう1つお尋ねをしておきたいのですが,総務部長,例えば寄付者の意図が明らかになったときに,その条件付の寄付行為になって,議決を得なければならない,こういうところはどういうふうに今回のケースの場合理解をすればよろしいのか,お尋ねをしておきたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  梅津総務部長。 ○梅津総務部長  手続的には,事前に議会の方にこういった状況であるという説明といいますか,それが若干欠けたというか,その配慮がなされなかったということがあったのではないか。  いわゆるその決定,あるいはその契約しようとする場合に,仮契約して,その後に事件決議というような形になるのが必要でございます。 ○阿部喜之助委員長  尾形委員,なおこれ以上の議論は補正予算にはあがってきていないので,新年度予算でなお深めていただきたいと思います。 ○尾形源二委員  今まで款と項で質しただけですから,あとそれ以上踏み込んでおりません。あとは総務委員会,建設委員会の方で十分論議をさせていただきますから。 ○阿部喜之助委員長  そのほかございませんか。加藤正委員。 ○加藤正委員  東ソーが7,000m2を山形市に寄付すると,それは駅西区画整理を円滑にするために,いわゆる代替的な措置として使って下さいと,こういうふうに言われた。  ですから,駅西区画整理のいわゆる換地としてのものとして,市では大いに利用したいという意図であったわけです。このように聞いておりますが,その詳細をですね,何月何日に東洋ソーダから7,000m2を山形市に寄付するからという話がもう一度私はお聞きしたいということが1点。  2点目は,裏を返せば企業ですから7,000m2,つまり駅西の土地はいかに安くみても私は坪30万をくだらないだろうと。したがって6億円以上のお金になるわけですが,その6億円も出す企業が山形駅西のために無償で提供する。こういうことのようですので,裏がないのかということを私は疑念に思うわけですので,その2つを明快にご答弁願いたい。  あとは,区画整理の手法については後で話をしたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  加藤委員にお願いしますが,補正予算に直接かかわりないと私は思うんですけれども,新年度の審議の中でお願いできないでしょうか。加藤委員。 ○加藤正委員  区画整理も今言ったとおりありますので,駅西のいわゆる繰越明許費とか,建設費がありますので,そういうふうに私はお聞きしたいんですけれども,そこまで入りますと,冒頭言ったとおり,直接に入りますから,大きいところだけお聞きしたいとこう思います。 ○阿部喜之助委員長  垂石都市開発部長。 ○垂石都市開発部長  今のご質問に対してお答えさせていただきます。  裏は一切ないと理解しております。事実裏はございません。それから寄付の申し出の意向ですけれども,去年の10月でございます。 ○阿部喜之助委員長  ほかにございませんか。  加藤正委員。 ○加藤正委員  もう一度答弁願います。 ○阿部喜之助委員長  垂石都市開発部長。 ○垂石都市開発部長  寄付をしても良いという意向が示されたのが10月でございます。 ○阿部喜之助委員長  加藤正委員。 ○加藤正委員  10月ですと,私が冒頭で言ったとおり,12月は私はいなかったわけですから,12月に議会に報告したのかどうかお聞きします。 ○阿部喜之助委員長  垂石都市開発部長。 ○垂石都市開発部長  12月ではしておりません。 ○阿部喜之助委員長  ほかにご質疑ありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○阿部喜之助委員長  ご質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  ――――――――――――――――――― ◎提案理由の説明 ○阿部喜之助委員長  次に,議第8号から議第22号までの新年度予算15件について説明を求めます。佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  議第8号平成8年度山形市一般会計予算第1条第1表歳入歳出予算のうち,財務部関係について,ご説明申し上げます。  議案書2ページ,事項別明細書8ページからでございます。  第1款市税は,税制改正による減収額を加味せず,現行制度をもとに見込計上したものであり,前年度当初予算額に比較しまして,9.9%増となっておりますが,本議会に提案いたしております平成7年度の最終予算額に比較し,4.4%の増となるものであります。  第1項市民税の個人につきましては,前年度の課税状況等をもとに積算いたし,法人につきましては,前年度の実績及び今後の経済動向等を勘案のうえ,見込計上したものであります。  第2項固定資産税の土地については,地目の変更等,家屋については新築状況等を,それぞれ勘案して見込計上したものであります。  第3項軽自動車税,第4項市たばこ税,第5項特別土地保有税及び第6項入湯税は,過去の実績等を勘案し,第7項都市計画税は固定資産税と同様の理由で,それぞれ見込計上したものであります。  第2款地方譲与税,第3款利子割交付金,第4款ゴルフ場利用税交付金,第5款特別地方消費税交付金及び第6款自動車取得税交付金につきましては,いずれも現行制度による交付見込額の計上であります。  第7款地方交付税は,前年度の交付見込額及び新年度の交付税総額や配分動向等を総合的に勘案し,普通交付税91億1,200万円,特別交付税5億円を見込計上したものであります。  第8款交通安全対策特別交付金は,交付見込額を計上し,第9款分担金及び負担金は,福祉施設に係る入所者負担金などを見込計上したものであり,第10款使用料及び手数料は,前年度の収入実績並びに新規施設に係る使用料などを勘案して,見込計上したものであります。  第11款国庫支出金及び第12款県支出金は,いずれも歳出各款の事業実施計画に基づき,見込計上したものでありますが,国庫支出金では,上野最終処分場建設事業都市計画公園整備事業及び史跡等購入事業など,県支出金では,農業生産体制強化総合推進対策事業の計上等により,増額計上となったものであります。  第13款財産収入は,基金運用収入及び土地売払収入の見込計上が主なものであり,第14款繰入金は,減債基金から起債償還に充当する通常の繰入のほかに財源措置として4億円の活用を図る予算措置が主なものであります。  第15款繰越金は,前年度繰越金の見込計上であり,第16款諸収入は,持家住宅建設及び農業,商工業等に対する融資資金の元利収入の計上が主なものであります。  第17款市債は,各種プロジェクトを推進するため,積極的な活用を計画したものでありますが,総合福祉センター等の福祉施設の完成,及び住民税等減税補填債の減額計上などにより,前年度当初予算額に比較して,28.9%減の予算措置となったものであります。  次に,歳出について申し上げます。  事項別明細書は,58ページからでございます。  第2款総務費第1項総務管理費のうち,所管に係るものについて,ご説明申し上げます。  第4目財政管理費は,利率の低下に伴う財政調整及び減債基金利子収入積み立て金の減額計上が主なものであり,第6目財産管理費は,ほぼ前年度同様の予算措置であります。  次に,事項別明細書66ページからでございます。  第2項徴税費は,市税の賦課及び市税の収納等に要する経費の計上であります。  次に,事項別明細書210ページからでございます。  第12款公債費は,市債の償還元金,利子及び一時借入金利子等を計上したものであり,第13款諸支出金は,市民保養所事業会計への繰り出し金であり,第14款予備費は前年度と同額の計上であります。  次に,第3条の地方債の補正でありますが,各適債事業に係る起債の限度額について,所要の予算措置をお願いするものであります。  また,第4条の一時借入金は,借入限度額を前年度同額の150億円に定めようとするものであり,第5条歳出予算の流用は,人件費に係る同一款内での流用規定をお願いするものであります。  次に,特別会計について,ご説明申し上げます。  議案書26ページ,事項別明細書366ページからでございます。  議第14号平成8年度山形市財産区会計予算は,各財産区における財産貸付収入及び積立金繰入金収入の見込計上と公益事業費補助金の計上が主なものであります。  次は,議案書34ページ,事項別明細書414ページからの議第17号平成8年度山形市駐車場事業会計予算でありますが,使用料収入の見込計上と管理委託料及び起債償還経費などの計上が主なものであります。  次に,議案書37ページ,事項別明細書432ページからの議第18号平成8年度山形市市民保養所事業会計予算は,使用料収入の見込計上と管理委託料等の計上であります。  以上でありますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  斎藤総合政策室長。 ○斎藤総合政策室長  議第8号平成8年度山形市一般会計予算のうち総合政策室関係についてご説明申し上げます。  議案書5ページ,事項別明細書は54,55ページからであります。  第2款第1項総務管理費のうち,秘書事務に要する経費については,旅費,交際費,食糧費等を見直し,所要の予算を計上したものであります。  次に事項別明細書の,64,65ページでございます。  第2款第1項政策推進費について申し上げます。新総合計画の7章部分で述べられております市民と行政との共創関係の具体化に向け,人いきいき豊かさ実感都市共創事業費を計上し,また,昭和59年に本市で行った平和都市宣言の趣旨を尊重し,平成9年度開催予定の「山形世界平和都市会議」の準備に要する経費を計上したほか,福祉分野にとどまらない幅広い分野でのボランティア活動推進に要する費用の計上などが主なものであります。  次に事項別明細書78,79ページからでございます。  第2款第7項企画総務費について申し上げます。前年度に引き続き50万都市構想の推進を図るため,3市2町の一体的な都市圏形成等について調査検討を行うのに要する経費を計上したほか,新総合計画の実施初年度にあたり市民の皆さんと共有化を図るため,同計画書の印刷及び普及・啓発活動,実施計画の策定等に要する経費,地域総合整備資金貸付事業費並びに山形JR直行特急保有株式会社出資事業費の計上なとが主なものであります。  なお,次ページの大学整備推進費は平成7年度で大学が完成し,ニュータウン開発推進費は所管替えによる組替えによる皆減であります。  以上でありますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  梅津総務部長。 ○梅津総務部長  総務部関係の予算について,ご説明申し上げます。  初めに,議案書5ページ,事項別明細書52ページからであります。  第1款第1項議会費につきましては,議会の運営に要する各種の経費を,これまでの実績並びに新年度に予定されている事業等を勘案しながら,計上したものであります。
     次に,第2款総務費第1項総務管理費についてご説明申し上げますが,事項別明細書は54ページからであります。  その主なものといたしましては,まず,行政事務の効率化等を図るため,パソコン・ワープロ等のOA機器を増設する経費,及び行財政改革の推進に要する経費のほか,海外研修など職員研修の一層の充実を図るための経費を計上したものであります。  また,市政情報を分かりやすく伝達するグラフ誌等の発行に要する経費を計上するとともに,地域社会の活性化を図るため,地域集会所等建設費補助金及び市民運動推進事業費を前年同様に計上したほか,市の行政に対する市民の希望等を把握するため,市民意識確認調査の実施に要する経費を計上したものであります。  更に,情報化社会に対応した行政の展開をト図るため,総合行政情報システムネットワーク化計画の策定経費及びインターネットの開設事業に要する経費を新規計上するとともに,友好姉妹都市との国際交流の促進を図るため,ウランウデ市,吉林市への友好代表団派遣事業経費を計上し,ニュータウン開発に関しては,引き続き事業推進経費を措置したものであります。  次に,第2款第4項選挙費についてご説明申し上げます。  事項別明細書は70ページからでありますが,新年度におきましては,沼の辺及び南山形の各土地改良区総代選挙,山形県知事選挙,更には農業委員会委員選挙がそれぞれ予定されておりますので,各選挙の準備に要する経費を計上したのが主なものであります。  次に,事項別明細書74ページからの第2款第5項統計調査費につきましては,事業所統計調査等を実施するための経費を計上したものであり,明細書76ページの第2款第6項監査委員費については,監査事務に要する経費をほぼ前年同様に計上したものであります。  最後に第3款民生費第5項災害対策費についてご説明申し上げます。  事項別明細書は102ページからであります。  昨年1月に発生した阪神淡路大震災を教訓とし,現在,防災会議専門委員会の意見等を踏まえながら本市の地域防災計画の見直し作業を進めているところでありますが,新年度には作業を完了させ,より充実した防災体制を構築したいと考えております。  新年度の予算におきましては,避難場所案内板を増設するための経費,乾パン等保存食糧の備蓄費,自主防災組織の結成を促進するための補助金並びに土砂災害危険区域住宅移転事業費補助金等を計上したほか,総合防災訓練の実施に要する経費を計上したものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  酒井市民部長。 ○酒井市民部長  平成8年度当初予算,市民部関係の予算についてご説明申し上げます。  議案書は1ページ,事項別明細書は68ページからであります。  第2款総務費第3項戸籍住民基本台帳費でありますが,経常的経費と住居表示の整備に要する経費を計上したものであります。  次に,第8項交通安全対策費でありますが,事項別明細書は80ページになります。  交通安全教育及び指導などの推進に要する経費につきましては,交通安全指導車の増車をはじめ,教育・指導の充実を図ったほか,自転車等放置防止対策事業費を計上し,また,新たに本市の公共交通機関としてのバスの活性化は市民の足を守るために重要であり,バス活性化を推進するに必要な調査費など,必要な予算措置を計上しております。  次に,第4款衛生費第1項保健衛生費についてご説明申し上げます。  事項別明細書は104ページからになります。  高齢化社会に対応した市民の健康づくりと保健衛生事業の推進を図ってまいりますが,主なものとして,骨粗鬆症を含めた婦人の健康診査に要する経費及び老人保健施設の建設に係る補助等を計上したほか,核家族化による子育てに対する不安解消等を目的とした母親学級等,子育てを支援する事業を引き続き実施してまいります。  また,大腸ガン検診を含めた総合検診に要する経費,老人保健医療事業会計への繰出金等について,所要の予算を計上しております。  予防接種につきましては,集団から個別接種へと順次移行を図っており,その委託等について所要の予算を計上しております。  また,第4項上水道費でありますが,事項別明細書は120ページになります。  主なものとしては,水道事業会計への補助等でありますが,老巧管更新事業及び高度浄水施設整備事業等に対する繰出金であります。  また,給水施設整備に伴う助成及び最上川中部水道企業団の給水地域等に係る高料金対策費補助等について,所要の予算をお願いしようとするものであります。  次に,第5款労働費第1項労働福祉費でありますが,事項別明細書は122ページであります。  勤労者生活の安定化を図るための金融施策や,福祉施策を充実するほか,勤労者のための施設設置にかかる経費等を計上したほか,また,新たに「子育て応援プロジェクト計画」の1つとして,ファミリー・サポート・センター調査事業費など,所要の経費をお願いするものであります。  つづきまして,第7款商工費第2項消費者保護費でありますが,事項別明細書は150ページからであります。  消費者教育の充実と啓発を図り,消費者保護施策の推進に要する経費と,小売市場会計への繰出金をお願いするとともに,計量の検査等に必要な予算の計上をお願いしようとするものであります。  以上が一般会計でございます。  次に,特別会計についてご説明申し上げます。  議第11号平成8年度国民健康保険事業会計予算について,ご説明申し上げます。  議案書は15ページ,事項別明細書は290ページからであります。  事業勘定の歳入からご説明申し上げます。  第1款国民健康保険税は,現行の賦課方式により算定し,計上したものであります。  第3款国庫支出金,第4款療養給付費交付金,第5款共同事業交付金,第6款財産収入は,それぞれ現行制度により算出し見込計上したものであります。  第7款繰入金は,保険基盤安定繰入金などの一般会計からの繰入金,医療費の増加などに伴う歳出に対処するため,給付基金からの繰入金を計上したものであります。  第8款保健事業収入は,「いこい荘」の利用者の動向を勘案し,見込計上したものであります。  なお,今後とも,国庫負担金,国庫補助金の増額等,国保財政の健全化に向けて引き続き努力してまいります。  つづきまして,歳出についてご説明申し上げます。  事項別明細書302ページからであります。  第1款総務費第1項総務管理費,第2項徴税費,第3項運営協議会費につきましては,経常的な経費をお願いするものであります。  第2款保健給付費第1項療養諸費,第2項工学療養費,第3項移送費,第4項出産育児諸費,第5項葬祭諸費,第6項育児諸費につきましては,前年度実績を勘案し,見込計上したものであります。  次に,第3款老人保健拠出金,第4款共同事業拠出金については,前年度の実績を勘案し見込計上したものであります。  また,第5款保健事業費は,いこい荘の運営委託料が主なものであります。  次に,議案における第2条の一時借入金は,借入の限度額を計上したものであり,第3条歳出予算の流用は,保健給付に係わる同一款内での各項の流用規定について,お願いするものであります。  次に,診療施設勘定について,ご説明申し上げます。  議案書19ページ,事項別明細書は318ページからであります。  移動診療所につきましては,歳入・歳出とも医業収入とその経費を計上したものであります。  次に,議第12号平成8年度山形市老人保健医療事業会計予算について,ご説明申し上げます。  議案書20ページ,事項別明細書330ページからであります。  歳入につきましては,医療の給付などに見合う支払い基金交付金,国庫支出金及び県支出金,繰入金等の計上であります。  歳出につきましては,総務費,医療諸費等は,前年度の実績を勘案のうえ見込計上したものであります。  つづきまして,議第16号平成8年度山形市交通災害共済事業会計予算について,ご説明申し上げます。  議案書は32ページ,事項別明細書は402ページであります。  歳入,歳出につきましては,これまでの実績などを勘案しまして計上しましたが,財産運用収入や共済見舞金に対応し,基金からの繰入金をお願いしております。  つづきまして,議第20号平成8年度山形市小売市場事業会計予算について,ご説明申し上げます。  議案書は41ページ,事項別明細書は458ページをお願いいたします。  歳入につきましては,諸経費に対応し,一般会計からの繰入金を計上しております。  歳出につきましては,運営管理に必要な予算をお願いしております。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  寺崎環境部長。 ○寺崎環境部長  一般会計予算のうち,環境部関係の予算につきましてご説明申し上げます。  議案書5ページ,事項別明細書112ページからであります。  初めに,第4款第1項保健衛生費の環境衛生費でございますが,本市の快適な環境を守るため,全市一斉清掃の実施など環境衛生に要する経費,アメリカシロヒトリの防除に要する経費などのほか,馬見ケ崎川河畔の市有地に公衆便所を新たに建設するための事業費を計上したものであります。  次に,第4款第2項清掃費につきましてご説明申し上げます。  初めに,清掃総務費でございますが,清掃問題審議会の運営など清掃総務に要する経費,作業センターの運営に要する経費,山形広域環境事務組合の管理運営などに要する組合負担金のほか,ごみの減量,リサイクルを更に促進し,ごみの排出抑制を図るため,ごみ減量推進事業費を計上したものであります。  なお,立谷川リサイクルセンターの建設が完了したため,山形広域環境事務組合負担金が前年度と比較して約16%の減額となっております。  次に,塵芥処理費でございますが,第1点は,塵芥収集,立谷川清掃工場,半郷清掃工場及び上野埋め立て場の管理運営に要する経費のほか,粗大ごみ収集手数料の有料化の導入,ごみの分別区分及び収集方法の周知などの啓発を図るため,ごみ収集体制整備事業費を計上したものであります。  第2点は,上野最終処分場の残存用地を市開発公社から購入し管理型の最終処分場を建設するため,上野最終処分場建設事業費を新たに計上したものであります。  なお,上野最終処分場の建設につきましては,本年1月に地元の同意を得たので,平成8年度から建設に着手し,平成10年度に供用開始を計画しております。  次に,し尿処理費でございますが,し尿収集及びクリーンセンターの管理運営に要する経費のほか,下水道整備に伴うし尿処理量の減少に対処するため,し尿収集合理化計画に基づく,し尿収集業者の転廃業助成事業費を計上したものであります。  次に,第3項環境保全費についてご説明申し上げます。  事項別明細書116ページからであります。  初めに,公害対策費でございますが,市民の生活環境を守るため,水質,大気等及び公害防止協定に基づく監視調査並びに公害対策,地盤沈下対策及び生活排水処理対策に要する経費を計上したものであります。  次に,自然保護費でございますが,本市の緑多い豊かな環境を保全し,環境計画に基づく環境施策を推進するため,環境審議会の運営,自然保護,環境対策の推進,保存樹木等の保存管理及び山形市を美しくする運動の推進に要する経費のほか,自然保護トラスト運動を展開しようとするため,同運動推進調査事業費を新たに計上したものであります。  なお,自然保護トラスト運動推進調査事業は,広く市民,企業などの参画を得て同運動を促進する方向性を探るため,市民意識等を調査する事業であります。  最後に,第2表債務負担行為につきましてご説明申し上げます。  議案書8ページ,事項別明細書222,223ページをご覧下さい。  上野最終処分場建設事業でございますが,管理型の最終処分場建設事業につきまして,債務負担行為をお願いしようとするものであります。  以上で,説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  横倉福祉部長。 ○横倉福祉部長  福祉部関係の予算についてご説明申し上げます。  議案書5ページ,事項別明細書82ページからでございます。  第3款民生費のうち,第5項災害対策費を除く各項の主な内容について申し上げます。  第1項社会福祉費でございます。  第1点は,社会福祉総務に要する経費についてであります。  新総合計画の重点プロジェクトである「子育て応援プロジェクト」の推進を図るための児童福祉計画策定に要する経費を計上したものであります。  また,障害者福祉計画策定のための経費を計上し,「ともに支えあい,健やかに暮らせるまち」をめざして事業の推進を図ろうとするものであります。  更に,福祉ボランティアの育成や活動支援のための経費を計上して,市民の福祉活動の推進を図ろうとするものであります。  また,平成9年9月に山形県内を会場に開催される「全国健康福祉祭山形大会」(通称ねんりんピック)の山形市で担当する種目の開催準備のための経費を計上したものであります。  第2点は,福祉施設の整備であります。  高齢者保健福祉計画に基づき建設された,特別養護老人ホーム菅沢荘の運営・管理に要する経費及び(仮称)社会福祉法人やまがた市民福祉会が山形市大字門伝に建設を計画している,特別養護老人ホームの用地確保に要する経費を計上したものであります。  また,この2月にオープンしました総合福祉センターの運営・管理のための経費を計上し,市民の福祉活動の拠点施設としての機能の充実を図ろうとするものであります。  更に,在宅の高齢者や介護者を支援するため民間ボランティア等が実施している託老所事業に対し助成するための事業費を新たに計上したものであります。  第3点は,障害者福祉施策であります。  在宅身体障害者の自立促進,生活改善,身体機能の維持向上を図るための,通所によるデイサービス事業を新たに開始するための事業費を計上したものであります。  また,在宅心身障害者の通所小規模作業所7施設の運営の充実を図るため補助金を増額するとともに,知的障害者の社会復帰及び社会参加を促進するため,知的障害者生活寮援助事業に要する経費を新たに計上したものであります。  次に,ホームヘルプサービス事業につきましては,在宅介護支援体制を充実させるため,ホームヘルパーを20人増員するための経費を計上したものであります。
     第4点は,高齢者に対する福祉施策であります。ここでも,在宅介護支援体制の充実をめざし,新たに,在宅介護支援センター,デイサービスセンターの増設を図り,かつ,ショートステイの受け入れ体制を増床して在宅福祉事業の充実を図るための経費を計上したものであります。  更に,寝たきりのお年寄りや,からだの不自由な方々に対する紙おむつ支給につきましては,所得制限を税額6万円未満から,10万円未満までに緩和して,援護の充実を図るための事業費の計上であります。  第5点は,国民健康保険事業会計に対する繰出金でありますが,保険基盤の安定化等を図るため事業勘定に繰り出すものであります。  以上のほか,身体障害者療護施設創設事業費補助金,特別養護老人ホーム創設事業費補助金,老人福祉施設創設事業費補助金,精神薄弱者更生施設創設事業費補助金,ケアハウス創設事業費補助金,及び地域交流型総合福祉施設創設事業費補助金につきましては,それぞれの債務負担に対する平成8年度分の元利金の計上であります。  また,あたご荘,福祉文化センター及び国民年金の業務に要する経費等につきましては,ほぼ前年同様の予算の計上であります。  次に,第2項児童福祉費であります。  第1点は,児童福祉総務に要する経費についてであります。  年々進行する少子化に加え,核家族化の進展や共働き率の増加等,子育てに関する市民ニーズの高まりに対応し,在宅における子育て支援の充実を図るため,多胎児養育支援のための事業費の計上であります。  また,乳幼児医療費につきましては,平成7年度に乳幼児の対象年齢を1歳引き上げましたが,本年度におきましても更に1歳引き上げて満5歳の誕生月まで延長し,乳幼児が健やかに育つよう,医療費負担の軽減を図るための経費を計上したものであります。  第2点は,保育所に要する経費であります。  子育て支援事業のより一層の充実を目指し,一時的保育事業の実施保育園を1カ所増やして,安心して子供を産み育てることができる環境の整備を図るための経費を計上したものであります。  また,民間立保育所に対しましても運営の充実をはかるための助成金を増額して計上したものであります。  そのほか,児童館,児童遊園及び母子寮については,ほぼ前年同様の予算の計上であります。  次に,第3項女性青少年費についてであります。  第1点は,女性施策でありますが,男女共同参画社会を目指し,女性の各種活動の拠点となる女性センター「ファーラ」がオープンしましたので,その運営や各種講座のための経費を計上したものであります。  第2点は,青少年施策であります。  児童の健全育成の一層の充実を図るため,児童育成クラブに対する支援を強化するための経費の計上であります。  次に,第4項生活保護費でありますが,平成7年度の実績を考慮して予算を計上しております。  なお,平成8年2月1日現在の被保護世帯は620世帯,人員は842人となっており,保護率は3.33パーミルであります。  次に,債務負担行為についてご説明申し上げます。  議案書8ページ,事項別明細書220ページでございます。  平成8年度,9年度の2カ年事業で建設が予定されている特別養護老人ホーム(仮称)富神荘の施設整備に補助をしようとするものであり,平成8年度から28年度までの債務負担をお願いするものであります。  以上が,福祉関係予算の大要でありますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  日野産業部長。 ○日野産業部長  産業部関係の予算についてご説明申し上げます。  議案書6ページ,事項別明細書124ページからでございます。  第6款農林水産業費,第1項農業費についてご説明申し上げます。  初めに,農業委員会関係でございますが,農業委員会の運営に要する経費のほか,農業委員会委員の改選に伴う経費の予算措置が主なるものでございます。  農業総務費につきましては,農業後継者の育成確保を図るため,海外派遣研修をはじめ各種研修事業や育成事業貸付金制度を引き続き実施するための予算措置でございます。  次に,農業振興費につきまして主なものを申し上げます。  昨年11月の新食糧法の施行を受けて実施される新生産調整対策の取り組みとして,地域調整等支援事業費や調整水田円滑化事業費などを計上したものでございます。  また,基幹施設を核とした効率的な稲作農業システムを確立するため増設されます,カントリーエレベーター建設事業や,優良種子・種苗の供給を推進するための機械等の導入事業について,助成費の計上をお願いするものでございます。  更に,米づくりをはじめ野菜,果樹などの総合的な振興を一体となって推進するとともに,中山間地域における住民の創意工夫による,集落機能の改善や活性化に向けた取り組み等を支援しようとするものでございます。  次に,園芸作物生産振興対策でございます。施設化と栽培技術の高度化を促進し,産地銘柄を確立するための助成費等を計上するものでございます。  農業研修センター費につきましては,運営管理に要する経費の計上でございます。  次に,畜産業費について申し上げます。  肉用牛等の生産振興対策をはじめ,銘柄確立のための消費宣伝活動や畜産ヘルパー制度に対する助成及び環境保全対策など,畜産業の振興を図るための予算措置等が主なるものでございます。  次に,農地費関係についてご説明申し上げます。  広域営農団地農道整備事業でございますが,村山東部2期地区,べにはなの丘地区及び蔵王山麓地区それぞれの広域営農団地農道の整備促進を図るため,所要の経費の予算措置をお願いするものでございます。  農村総合整備モデル事業につきましては,農村地域の生産基盤と生活環境を総合的に整備するための経費を計上したものでございます。  また,水田営農活性化排水対策特別事業につきましては,水田営農活性化対策に伴う転作作物の定着を図る目的で,県営事業で行う椹沢,沼木など5地区の基幹排水路の整備に伴う所要の負担金を計上し,地元負担の軽減を図ろうとするものでございます。  老朽ため池等整備事業につきましては,危険防止のため県営事業で行う本沢ため池,羽竜沼など5カ所の整備に伴う所要の負担金について計上したものでございます。  農道整備事業及び団体営土地改良事業につきましては,農業生産性の向上と地元負担の軽減を図るための助成措置をお願いするものでございます。  次に第2項林業費についてご説明申し上げます。  林業総務費につきましては,森林保全管理費・植樹祭経費・緑の少年団育成事業及び山形県林業従事者育成基金出損金等について所要の経費を計上したものでございます。  次に,林業振興に要する経費では,森林組合育成強化・公益機能林整備事業等への助成並びに松くい虫防除対策事業・林道整備等に要する経費を計上したものでございます。  次に,基本財産造成費につきましては,私有林造林に要する経費及び市行分収造林に要する経費の計上でございます。  流域森林総合整備事業費につきましては,分収方式によって適切な森林整備を推進するために要する経費を計上したものでございます。  林業構造改善事業につきましては,平成8年から国の補助事業として,林業の活性化を図るために要する経費をお願いするものでございます。  つづきまして,第7款商工費第1項商工費についてご説明申し上げます。  初めに,商工業振興費の主なものについて申し上げます。  企業金融対策としましては,企業経常の健全化と安定化を図るため,制度融資及び機械類貸付制度並びに高度化団地の活性化を推進するための所要の予算措置をお願いするものでございます。  工業振興計画推進に要する経費は,工業振興計画並びにアクションプログラムを具体化するための所要の予算措置をお願いするものでございます。  商店街の近代化対策といたしましては,現在,商店街で積極的に取り組んでおります近代化事業をはじめ,街路灯等の共同施設の設置事業に係る助成措置など所要の予算措置を計上したものでございます。  また,商業振興計画策定事業といたしましては,平成8年度から2カ年計画で実施するための所要の経費をお願いするものでございます。  商工会館費は,三浦記念館の運営管理に要する経費の計上でございます。  次に,企業誘致関係の主な内容についてご説明申し上げます。  企業誘致に要する経費につきましては,蔵王産業団地及びアルカディアソフトパーク山形の同団地に対し,積極的な企業誘致を進めるため,企業に対するニーズ調査等,所要の経費の計上をお願いするものであり,また,頭脳立地構想を推進するため,山形県ソフト産業集積促進協議会への負担金などが主なものでございます。  次に,観光関係の主なものについてご説明申し上げます。  観光の宣伝と振興につきましては,山形花笠まつり,日本一の芋煮会フェスティバルなどのイベントのほか,紅花の山形路観光キャンペーン事業の重点地区として村山地域が指定され,「旬・華・酒・場」をテーマにした広域的な事業を展開するため,所要の経費を計上したものでございます。  また,この度策定いたしました山形市観光基本計画に基づき,都市型観光の創造事業・食文化創造事業を行うために要する経費を計上したものでございます。更に,今年は最上義光公生誕450年にあたる年であり,その記念事業を行うための経費を計上したものでございます。  観光施設の整備につきましては,観光基本計画に基づき,登山道・キャンプ場の整備,蔵王・面白山・西山形地区の充実整備等に要する経費を計上したものでございます。  山形国際交流プラザの整備に要する経費につきましては,利用者の誘導を的確に行うための道路案内板設置工事費及び下水道受益者負担金に要する経費の計上でございます。  また,山形国際交流プラザの運営管理を財団法人山形コンベンションビューローに委託するための経費並びにコンベンション推進事業に要する経費の計上をお願いするものでございます。  次に,議案書7ページ,事項別明細書208ページからでございます。  第11款災害復旧費第1項農林水産施設災害復旧費でございますが,融雪や大雨などによる緊急の災害発生に対処するため農地,農業用施設の災害復旧費及び林道の災害復旧費として所要の経費を計上したものでございます。  次に,第2条債務負担行為についてご説明申し上げます。  議案書8ページ,事項別明細書222ページからでございます。  農業総合振興資金及び園芸銘柄産地育成推進資金等に係る利子補給について,債務負担行為の措置をお願いしようとするものでございます。  つづきまして,議第19号平成8年度山形市中央卸売市場事業会計予算についてご説明申し上げます。  議案書39ページ,事項別明細書440ページからでございます。  歳入歳出予算の総額は,それぞれ4億7,551万1千円であります。  歳入につきましては,事業収入としまして市場使用料を見込んだほか,一般会計からの繰入金などを計上したものでございます。  次に,歳出でございますが,市場の運営管理に要する経費並びに市場建設にかかわる市債の元利償還金の見込計上したものでございます。  次に,議第22号平成8年度山形市農業集落排水事業会計予算についてご説明申し上げます。  議案書45ページ,事項別明細書476ページからでございます。  歳入・歳出予算の総額は,それぞれ7億1,045万円でございます。まず,歳入でございますが「上野」「双葉」及び「東山」3地区の排水処理施設整備費の分担金,「宝沢」「中里」「藤沢」及び「上野」4地区の排水処理施設使用料,その他県補助金,一般会計繰入金,市債等を見込んだものでございます。  次に,歳出でございますが,処理施設の維持管理費,「上野」「双葉」「東山」3地区の施設整備に要する設計及び工事等建設費,並びに公債費等,所要の経費を計上したものでございます。  つづきまして,第2条の地方債でございますが,農業集落排水事業債について,所要の措置をお願いするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  山崎建設部長。 ○山崎建設部長  建設部関係の予算についてご説明申し上げます。  初めに,一般会計からご説明申し上げます。  議案書6ページ,事項別明細書154ページからでございます。  第8款土木費第1項土木管理費でございますが,建設の総括に要する経費,建築設計に要する経費,建築確認審査及び指導に要する経費のほか,がけ地近接等危険住宅移転事業のための経費,また,持家住宅建設促進のため昭和60年度から実施しております持家住宅建設資金貸付事業につきましては,引き続き新年度におきましても貸付事業の継続を図るため,新規貸付原資及び再預託原資の計上が主なものであります。  次に,第2項道路橋りょう費でございますが,道路と橋りょうの総括に要する経費のほか,補助事業としての市道上反田下反田線ほか,3路線の道路改良事業費,また,地方特定道路整備事業として市道三本木線,ニ口線の道路改良に要する経費,更に,単独事業として市道鮨洗東志戸田線,千手院線,上平中央線,沢田線等の道路整備,そして野呂川等の橋りょう架け替えに伴う道路拡幅負担に要する経費が主なものであります。  道路橋りょう維持管理費といたしまして,道路台帳整備,路面清掃,街路樹管理等の委託費のほか,側溝,水路,舗装道などの維持補修に要する経費,道路関連施設及び作業センターの維持管理に要する経費,更に,任意就業事業委託費,踏切安全対策事業に係る道路改良工事費,無散水消雪道路整備に係る工事費等をお願いしようとするものであります。  交通安全施設等整備事業といたしましては,道路区画線新設,交通混雑解消を図る交差点測量等の委託費のほか,道路照明灯,防護柵等の安全施設の設置に要する経費,更に,歩行者の安全と地域活性化を図る歩道整備工事費等をお願いするものであります。  次に,第3項河川費でございますが,河川の総括管理に要する経費及び水防に要する経費のほか,補助事業といたしましては,都市小河川野呂川及び準用河川の王川,不動川,飯塚川の3河川,単独事業としては,普通河川鳴沢川ほか4河川の改修に要する経費,そのほか新規事業として須川の桜づつみ等による環境整備事業費,須川,馬見ケ崎川の河川整備事業調査費,馬見ケ崎川の流水確保に関する調査費等が主なものであります。  次に,事項別明細書168ページからでございます。  第6項住宅費でございますが,市営住宅の維持管理に要する経費のほか,7年度末着工,9年度完成予定で建設してまいります大森住宅一棟52戸の建設費,住宅施策の基本となる「住宅マスタープラン」策定事業費及び住宅団地造成事業会計への繰出金をお願いしようとするものでございます。  次に,議案書7ページ,事項別明細書208ページからでございます。  第11款災害復旧費第2項公共土木施設災害復旧費でございますが,道路橋りょう及び河川災害にかかわる応急的な措置としての経費をお願いしようとするものでございます。  次に,債務負担行為についてご説明申し上げます。  議案書8ページ,事項別明細書は230ページからでございます。  公営住宅事業として,先程ご説明申し上げました大森住宅につきまして,平成9年度まで債務負担行為の措置をお願いするものでございます。  次に,議第21号平成8年度山形市住宅団地造成事業会計についてご説明申し上げます。  議案書43ページ,事項別明細書466ページからでございます。  初めに,歳出からご説明申し上げます。  第1款第1項事業費でございますが,宅地分譲に要する経費をお願いするものでございます。
     第2款第1項公債費は,起債償還経費の計上でございます。  以上の歳出に係る歳入につきましては,財産売払収入,一般会計からの繰入金等をもって措置しようとするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  垂石都市開発部長。 ○垂石都市開発部長  都市開発部関係の予算について,その主なものをご説明申し上げます。  初めに,一般会計でありますが,議案書6ページ,説明書162ページからでございます。  第8款土木費第4項都市計画費でありますが,都市計画総務費では,市街化区域及び調整区域見直し調査事業費及び都市計画道路調査事業費の計上のほか,東北中央自動車道の建設を促進するため,地元等との設計協議に要する経費の予算措置を行おうとするものでございます。  また,個性豊かで魅力的な都市空間の創出を図り,更に活性化を目指した計画的なまちづくりを推進するため,都市景観形成推進事業費,中心市街地活性化推進事業費及び都市マスタープラン策定事業費の予算措置をお願いするほか,都市交通マスタープランを策定 するための街路交通情勢調査費を計上したものでございます。  まちづくり情報センター建設事業費では,(仮称)西口新都心ビルに計画しております展示関係実施構想調査費を,市街地再開発事業費は,本町第1ブロック地区への優良建築物等整備事業費補助金をお願いしようとするものでございます。  土地区画整理費では,区画整理事業会計への繰出金であり,その内容については区画整理事業の特別会計においてご説明申し上げます。  街路事業費では,引き続き事業の積極的な推進を図るため,公共事業の全面受け入れを図り,荒楯天童線ほか3路線を継続して整備を行うほか,単独事業として市街地で継続中の路線に財源の重点配分を行い,東原村木沢線ほか5路線の整備費を,また,荒楯天童線 に係る鉄砲町地内の調査費を新たに計上したものでございます。  公園管理費では,公園の維持管理費のほか,野草園及び鈴川公園屋外プールの管理運営費を,公園整備費では,継続して鈴川公園の整備を図るほか,新たに蔵王産業団地内公園の用地購入費及び緑の基本計画策定費を計上したものでございます。  緑化推進費では,生垣設置奨励補助金を初めとして,緑化啓発に関する所要経費を計上したものでございます。  都市拠点総合整備費では,(仮称)山形西公園整備事業及び山形駅周辺整備事業に係る工事費及び用地購入費等整備費のほか,(仮称)西口新都心ビル建設準備委員会への負担金の計上でございます。  次に,債務負担行為でありますが,議案書8ページ,説明書228ページからでございます。  都市計画街路事業東原村木沢線及び鈴川公園施設整備事業につきまして,事業促進を図るため用地購入費及び工事費に関し,限度額及び期間を定めようとするものでございます。  次に,議第13号山形市区画整理事業会計予算についてご説明申し上げます。  議案書23ページ,説明書344ページからでございます。  初めに,説明書352ページの歳出から申し上げますが,第1款総務費につきましては,商館土地区画整理組合ほか4組合に対する事業費負担金,水道配水管工事補助金及び公共施設管理者負担金のほか,鈴川及び穂積地区における土地区画整理事業推進のための調査経費でございます。  第2款山形駅西区画整理事業費では,区画道路等の整備費のほか,仮換地指定に伴う移転補償費の計上でございます。  第3款十日町区画整理事業費では,昨年度事業認可を得,事業を進めているところでありますが,引き続き物件調査費,用地購入費及び補償費の計上を行い,事業の推進を図ろうとするものでございます。  以上の歳出に係る歳入につきましては,説明書344ページよりの国庫補助金及び一般会計からの繰入金等をもって措置しようとするものでございます。  次に説明書364ページの地方債でありますが,区画整理事業に関し,限度額を定めようとするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  山崎下水道部長。 ○山崎下水道部長  下水道部関係についてご説明申し上げます。  議案書6ページ,事項別明細書は168ページからでございます。  第8款土木費第5項下水道費につきましては,公共下水道事業会計への繰出をお願いしようとするものであります。内容につきましては,特別会計においてご説明申し上げます。  次に,議第15号平成8年度山形市公共下水道事業会計予算について,ご説明申し上げます。  議案書は29ページ,事項別明細書は376ページからでございます。  まず,歳出からご説明申し上げます。事項別明細書は384ページからでございます。  総務費につきましては,下水道事業の管理運営費についてお願いするものであります。  一般管理費におきましては,下水道使用料徴収委託料,下水道利用資金等利子補給補助金等の経費を計上したものであります。  管渠管理費につきましては,管渠の維持管理費を計上したほか,宮町二丁目地内における都市計画街路の改良等に伴う汚水管渠移設経費等を計上したところであります。  終末処理場管理費につきましては,処理場にかかわる維持管理費をお願いしようとするものであり,流域下水道管理費は,最上川流域下水道山形処理区本市分の維持管理負担金を計上したものであります。  次に,建設費について申し上げます。  本市の下水道事業の方針につきましては,国の策定であります第7次下水道整備5カ年計画に基づき,山形市独自の整備計画を策定し,国の総合経済対策に伴う公共事業費を積極的に活用し,整備促進を図ったところであり,平成8年度を初年度とする第8次下水道整備5カ年計画に合わせ,より一層の整備促進,普及促進,利用拡大を図ってまいる所存であります。  初めに,汚水管渠の建設についてでありますが,流域下水道関連の竜山幹線の延長を図り,市街地南部地区及び,南館土地区画整理地内と鈴川,楯山地区の一部など145.7haの面整備を予定しております。  雨水管渠の建設につきましては,引き続き嶋堰幹線,馬見ケ崎第4号幹線及び竜山川排水区元木地内などを整備し,更に,落合地内等の地域においても,雨水管渠の建設を行い,市街地の浸水解消を図ろうとするものであります。  また,浄化センター施設につきましては,最終沈殿池機械設備及びエアタン散気設備の更新に伴う工事費をお願いするものであります。  流域下水道建設費につきましては,最上川流域下水道建設負担金の計上であります。当年度の事業といたしましては,水処理施設及び汚泥消化槽の整備等を行うものであり,これに伴う本市負担分についての所要額をお願いしようとするものであります。  次に,特定環境保全公共下水道建設費でありますが,汚水建設費については,引き続き流域下水道の幹線管渠の通過する出羽,大郷地区と山寺地区の整備を進め20.4haの面整備を予定しているところであり,更に,蔵王温泉地内の事業認可にかかる委託料等の所要額をお願いしようとするものであります。  また,雨水管渠建設費につきましては,新開幹線管渠の整備を行い,新開地内等の浸水解消を図ろうとするものであります。  公債費につきましては,当年度の元利償還金見込額を計上したものであり,予備費については,事業規模を勘案し,所要の予算措置をお願いするものであります。  以上の歳出にかかわる歳入につきましては,下水道使用料,受益者負担金,国庫補助金,市債並びに一般会計繰入金ほかをもって措置しようとするものであります。  次に,第2条の地方債につきましては,限度額,起債の方法,利率等を定めようとするものであり,第3条の歳出流用は,人件費にかかる同一款内での各項間の流用規定を,お願いしようとするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  武田消防長。 ○武田消防長  第9款消防費についてご説明申し上げます。  議案書6ページ,説明書172ページからでございます。  第1目の常備消防費の主なものといたしまして,第1点は,職員給与費をはじめ火災予防の推進と訓練指導及び職員の研修に要する経費並びに消火活動及び救急業務等に要する経費を計上したものであります。  第2点は,最近の救急業務を取り巻く社会的環境に適切に対応し,救命効果の向上を図るため,昨年度に引き続き救急救命士の養成を行うとともに,救急隊員の応急処置範囲の拡大等に伴う教育訓練等の経費を計上したほか,消防本部,各出張所の維持管理費等を計上したものであります。  次に,第2日の非常備消防費につきましては,消防団の運営及び活動に要する経費でありますが,主なものといたしまして,消防団員の報酬,出動,警戒,訓練等の費用弁償,被服貸与,退職報償負担金等に要する経費を計上したものであります。  次に,第3目の消防施設費につきましては,消防施設の維持管理及び整備充実を図るための経費をお願いするものでありますが,  主なものといたしまして,第1点は,防火水槽,消火栓等の維持補修等に要する経費を計上したものであります。  第2点は,消防施設整備に要する経費といたしまして,防火水槽の新設2基,ポンプ庫の改築2棟,ポンプ庫の用地購入費のほか,救助工作車,消防団配備の消防ポンプ自動車の更新と小型動力ポンプ3台の配備及び消火栓の新設25基等の整備に要する経費を計したものであります。  第3点は,通信体制の強化を図るため,老朽化している通信指令装置を更新するための基本構想作成と新たに全国共通波の消防無線装置を導入するための経費等を計上したものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  後藤教育長。 ○後藤教育長  第10款教育費についてご説明申し上げます。  議案書6ページ,事項別明細書176ページからでございます。  以下,主なものについて各項にそってご説明申し上げます。  第1項教育総務費につきましては,教育委員会及び事務局運営に必要な経費のほか,学校運営の効率化と学校週5日制の月2回実施へ向けての継続的対応や,不登校児童・生徒への対策,農業体験学習推進事業の継続実施など,教育指導内容の強化を図るとともに,情報教育の充実を含めた教職員研修体制の整備や総合学習センターの事業推進のため所要の経費をお願いしようとするものでございます。  また,中学生・高校生の語学力向上と国際理解を深めるため,8年度から外国語指導助手を増員し,教育内容の充実を図るとともに,姉妹都市スワンヒル市からの短期交換留学生を受け入れようとするための所要の経費,更に山形の教育史第4巻の発刊事業にかかわる所要の経費などを計上いたしております。  次に,第2項小学校費についてでございますが,効率的な学校の維持管理に必要な経費のほか,教材教具,児童用図書,理科教育備品などの整備充実を図るための所要の経費をお願いするものでございます。  また,情報化社会に生きる人間の育成が大きな教育課題となっていることに対応し,小学校段階においてコンピューターに慣れ親しむことを基本に,コンピューター導入に要する経費を計上いたしております。  小学校建設につきましては,第六小学校の校舎改築の継続,大郷小学校のプール改築,西小学校・蔵王第一・蔵王第二小学校の暖房改修,蔵王第三小学校の給排水改修事業など,小学校施設の整備に要する経費についてお願いしようとするものでございます。  次に,第3項中学校費でございますが,小学校と同様に中学校の維持管理に要する経費のほか,生徒用図書や理科教育備品などの経費をお願いするものでございます。  学校建設では,第一中学校と第九中学校校舎の大規模改造,第八中学校屋内運動場の改造,蔵王第一中学校のグラウンド改修などに要する経費をお願いするものでございます。  第4項高等学校費でございますが,学校管理費,教育振興費につきましては,前年度とほぼ同様にお願いしようとするものでございます。また,校舎外壁改修及び屋内運動場屋根改修に要する経費を計上しております。  第5項幼稚園費につきましては,私立幼稚園の円滑な運営と適切な幼児教育の推進のための所要の経費をお願いしようとするものでございます。  次に,第6項社会教育費につきましては,事項別明細書188ページでございますが,生涯学習社会に対応した情報システムなどの調査研究や,事業展開について計画を策定するほか,(仮称)子ども科学文化館建設に向けた調査,男女共同参画社会づくりを推進するための所要の経費などについてお願いしようとするものでございます。  公民館費では,地域の特色を生かした各種の社会教育事業を展開するための所要の経費のほか,地域の教育力の向上を図るための家庭教育推進事業を継続実施するなど所要の経費をお願いしようとするものでございます。  また,公民館建設では,南沼原公民館の改築,千歳公民館の外構整備などに要する経費についてお願いしようとするものでございます。  図書館費でございますが,経常的な維持管理と市民の需要に応じた新鮮度の高い図書の購入のため前年度とほぼ同様の所要の経費をお願いするものでございます。  少年自然の家費では,豊かな自然環境を生かした教育の実践に必要な経費を計上するとともに,野外活動センターのオープニングイベントやセンターの整備のための所要の経費をお願いするものでございます。  次に,文化振興費でございますが,山形市の特色ある文化の創造と振興を目指し,諸文化活動の支援と育成に要する経費とともに,山形城三の丸遺構現況調査や三の丸跡の公有化,嶋遺跡保存のための計画策定など,文化財の保全・保護を図るほか,郷土館,清風荘,山寺芭蕉記念館,最上義光歴史館,郷土資料収蔵所の運営管理に要する経費をお願いしようとするものでございます。  清風荘,最上義光歴史館につきましては,展示資料の充実を図るための経費を,また文化施設(音楽ホール)の運営計画策定調査などに要する経費についても計上させていただいております。  次に,第7項保健体育費でございます。  児童・生徒の健康づくりに力を入れた学校保健施策を推進するとともに,学校体育と社会体育について,生涯スポーツの視点に立った体育・スポーツの一層の育成を図るため,全国大会等の出場者への支援など各種育成策を継続するほか,山形市で開催する競技大会開催に要する経費をお願いするものでございます。  また,市民の新たな体育施設へのニーズを調査するとともに,将来の大型スポーツ施設等の建設に備えるため,ドーム型競技場建設基金として所要の経費を計上させていただいております。  学校給食せンタ一につきましては,前年度とほぼ同様の管理運営費,設備整備費の計上でございます。  次に,第8項市民会館費でございますが,効果的な館の管理運営に要する経費のほか,建設から23年を経過した会館の建物調査診断に要する経費,更に好評を得ております松竹大歌舞公演などの自主事業運営のための所要の経費についてお願いしようとするものでございます。  最後に,債務負担行為についてでございますが,議案書8ページ,事項別明細書230ページからでございます。  公民館建設事業を,平成9年度までの2カ年事業として所要の措置をお願いするものでございます。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますよう串原い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  この際,午後1時まで休憩いたします。      午後12時   休 憩  ―――――――――――――――――――      午後 1時   再 開 ○阿部喜之助委員長  休憩前に引き続き会議を開きます。新年度予算の説明を続けます。山川済生館事務局長。 ○山川済生館事務局長  議第10号平成8年度山形市立病院済生館事業会計予算についてご説明申し上げます。  議案番は13ページ,明細書は262ページからでございます。  議案書によりご説明申し上げます。  第2条業務の予定量のうち患者数につきましては,前年度の実績を勘案し,入院は前年度より1,295人多い19万5,275人,外来は1万3,230人多い37万4,850人を見込み積算したものであります。  医療器械器具購入につきましては,各種医療器械を整備し,診療の充実向上を図ろうとするものであります。  第3条収益的収入及び支出について申し上げます。  第1款病院事業収益につきましては,前年度に比べ14.1%の増額計上となっております。収入の大宗をなす第1項医業収益は,前年度に比べ8.6%の増額計上であります。  入院・外来収益につきましては,第2条で予定した患者数等に基づき,見込み計上したものであります。  第2項医業外収益は,一般会計からの補助金及び負担金が主なものでありますが,このたび繰入措置の見直しにより,増額計上となったものであります。
     第3項附帯事業収入は,高等看護学院に係る授業料及び一般会計負担金等であります。  第4項特別利益は,累積赤字を削減するための一般会計補助金であります。  次に,支出について申し上げます。  第1款病院事業費用につきましては,前年度に比べ2.7%の伸びとなっております。  第1項医業費用は,病院運営に要する職員給与費,薬品等の材料費,維持管理等の経費,固定資産の減価償却費等であり,前年度に比べ3.3%の伸びとなっております。  第2項医業外費用は,企業債利息が主なものであり,第3項は高等看護学院の運営に要する経費であります。  第4項特別損失は,過年度過誤納還付金等の過年度損益の修正分であります。  以上が収益的収支の主なものであります。収入においては,4月に実施される診療報酬の改定が,国の医療費抑制策により,給与費や諸経費の伸び率よりも低い改定率となる見込みでありますが,病床利用率の向上等による入院収益の増収と,外来患者の増加による外来収益の増収を図っているところであります。一方,支出においては,委託業務の見直しや,徹底した経費の節減を行い,単年度収支の改善に努めた次第であります。  この結果,昨年6月に策定した済生館の経営健全化実施計画にそった収支の改善となるわけであります。  次に,第4条の資本的収入及び支出でありますが,支出から先に申し上げます。  第1項建設改良費につきましては,第2条で申し上げました医療器機器具購入費と,災害時停電対策用の病棟無停電装置設備工事費の計上であります。  第2項は企業債の償還所要額,第3項は借上公舎の敷金を計上したものであります。  これらの支出予算に対する収入といたしましては,建設改良費に係る企業債のほか,一般会計からの出資金及び補助金等を見込み計上したものであります。収支不足額につきましては,内部留保資金をもって補填するものであります。  第5条は企業債の限度額等について,第6条は一時借入金の限度額について,第7条は経費の流用について,第8条は一般会計からの補助金について,第9条はたな卸資産の購入限度額について,それぞれ予算の定めをお願いするものであります。  以上で説明を終わりますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  黒沼水道部長。 ○黒沼水道部長  議第9号平成8年度山形市水道事業会計予算についてご説明申し上げます。  議案書は10ページ,説明書は236ページからでございます。議案書によって,ご説明申し上げます。  第2条の業務の予定量でありますが,給水栓数及び給水量につきましては,予定されます給水収益を基礎に,それぞれの予定量を計上したものであります。  また,主要な建設改良事業につきましては,「山形市ふれっしゅ水道整備事業基本計画」に基づき,より安全で,よりおいしい水道水を安定的に供給するため見崎浄水場に高度浄水処理施設を建設するほか,地震等の災害時にも強い水道を構築するため「震災用緊急貯水槽」の設置等の震災対策事業を実施するものであります。  更には,蔵王温泉地区の年間を通じての,水の供給の安定化を図るため,原水調整池の建設を実施するほか,石綿セメント管等老朽管の改良整備工事,未給水地区解消を図るための配水管布設工事,各施設の老朽設備の改良更新工事のほか,下水道工事・区画整理事業等他事業体からの要請による工事等に係る予算措置が主なものであります。  第3条収益的収入及び支出について申し上げます。  収入の大要を占めます第1項営業収益のうち給水収益につきまして,前年度に比べ0.2%増を見込み計上いたしましたが,加入金,受託工事収益等につきましても,実績等を勘案し,それぞれ計上したものであります。  第2項営業外収益につきましては,一般会計補助金が主なものであります。  支出第1項営業費用につきましては,県営村山広域水道からの受水費をはじめとする浄水関係費,建設改良工事等に係る給水管の切り替え工事費等,配・給水管の維持管理関係費,水道事業の管理運営に要する一般管理費,減価償却費等について所要の経費の計上が主なものでありますが,地震等の災害や渇水に備えた施設整備をはじめ,浄水方法の高度化など水道の質的充実等が大きな課題となってきており,それらの財源措置を検討するための所要の経費も併せ計上したものであります。  第2項営業外費用につきましては,企業債の支払利息,及び消費税納税予定額が主なものであります。  第3項特別損失は,水道料金不納欠損処分等の過年度損益修正損を計上したものであります。  以上,収益的収入及び支出の収支差引により,180万円余の利益を計上したものであります。  次に,第4条資本的収入及び支出について申し上げます。  収入第1項企業債は,先程,第2条業務の予定量のところで申し上げました配水管整備事業及び浄配水施設整備事業に要する起債の予定額を,第2項工事負担金は,消火栓新設等に伴う一般会計負担金及び下水道工事に伴う配水管移設工事負担金並びに土地区画整理地内配水管布設工事負担金等であり,第3項補助金は,水源開発整備等に係る一般会計補助金及び高度浄水処理施設建設に係る国庫補助金であります。第4項受託金は,工事の共同施行に伴う負担金の予算措置で,第5項出資金は,石綿セメント管改良整備及び見崎浄水場に高度浄水処理施設を建設するにあたり,その事業費の一部を国の制度に基づき一般会計出資金で充てるための措置であります。  次に,支出について申し上げます。  第1項建設改長費につきましては,先程,第2条業務の予定量のところで申し上げましたとおり,見崎浄水場に高度浄水処理施設の建設を実施するほか,震災対策事業として「震災用緊急貯水槽」の設置及び松原配水場に非常時における配水池の水を確保するため「緊急しゃ断弁」の設置等に加え,応急給水車の増設や浄水場等基幹施設の耐震調査を実施するものであります。  更には,引き続き石綿セメント管等老朽配水管の改良整備を推進するとともに,未給水地区である切畑地区に給水するための工事も引き続き実施するものであります。  また,年間を通じ,蔵王温泉地区における水の安定供給を図るため,原水調整池を建設するほか,各施設の維持改良に要する経費及び下水道・区画整理等他事業体からの依頼による負担事業に要する経費の計上が主なものであります。  第2項企業債償還金につきましては,本年度において償還予定の企業債元金を計上したものであり,本文かっこ書きにつきましては,資本的収支の不足額の補填財源を定めたものであります。  第5条は,企業債の借入れに必要な事項を,第6条は,一時借入金の限度額を,第7条は,経費の流用制限について,第8条は,一般会計からの補助金の受け入れについて,第9条につきましては,たな卸資産の購入限度額についてそれぞれ予算の定めをお願いするものであります。  以上が予算の大要でありますが,よろしくご審議のうえご決議下さいますようお願い申し上げます。 ○阿部喜之助委員長  以上で新年度予算について,当局の説明は終わりました。  ――――――――――――――――――― ◎質疑 ○阿部喜之助委員長  ただちに質疑に入ります。なお,新年度予算については一般会計と特別会計及び企業会計とに分けて行います。  まず,議第8号一般会計予算について総括的な質疑がありましたらお願いいたします。  尾形委員。 ○尾形源二委員  さっきの続きみたいになりますが,遊休不動産を整備して,財政が厳しいから売り払った,そして財源にあてていったらどうですかという意見なんかもこれからどんどん今の状況を財政の推移なんかもみるとでてくると思う。それで,とにかく今回の一連の動きでどうにも理解できない,そして建設委員会で審査をするにしてもしっかり確認をしておかないと,なかなか審査に入れないと,そういうことですので再度お尋ねをさせていただきたい,正しておきたいんですが,まず財務部長,山形市の公有財産取得管理及び処分に関する規則の37条で売り払いをしようとする普通財産の公有財産台帳記載事項理由評価調書,代金の納入方法,指名競争なのか,あるいは随契によるのか,その場合どういうふうな事業に使うのかとか,いろいろきめ細かにやりますね,そうすると基本的に寄付を受けて,しっかり公有財産台帳に記載をされてから初めて,ではどういうふうにしましょうかという相談が,前回補正予算で説明を受けた財務部長からのいろいろな関係部と調整してというふうに,初めて始まるのではないかと思うんですが,ところがまちづくりかわら版でも去年の11月にこういった寄付をいただく予定の土地をどうしましょうかという相談がスタートして,そして何区かに割って,坪いくらでという話がどんどん進んでいた。こういうことがあっていいのかどうか。  あと,総務部長にお尋ねをいたします。やはり3条,6条,条例上の制約で,受ける面積が5,000m2以上ですね。そうすると,受けるときも議決を得なければいけないのではないだろうか。寄付されるのだから,議決を必要としないという答えが返ってくるのかなという気はしますがね。  その確認と,改めて財務部長にお尋ねをした一般的な普通財産の売り払いの方法として,見込みでスタートして後付けする,こういう行政のやり方が一般的に行われているのか,いないのか,そしてそれが許されるのか,許されないのか。  以上について,総務部長に午前中にも質疑したんですけれども,その答えは全然さっき返ってきていないんですよ。だから改めて今しっかりお尋ねをさせていただきます。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  ただいまのご質問の財務規則上の37条の売り払い規定はそのとおりでございまして,これまでの取り扱いも基本的にはそういう形で取り扱っております。ただ,財務規則の同じ公有財産の取得管理及び処分に関する規則の中に,第3条で事務分掌についての例外規定がございまして,いわゆる事業に伴って市の普通財産がその中にあるとか,それから今回のように寄付を受けるような土地があるとか,そういう場合には財務部長所管ではなくて,事務指定をしまして,受けること自体から事業担当部の方に事務指定をして処分までをしていただくと,いわゆる担当部の方が措置をすると,こういうやり方をやっておりますので,ただ,今回の場合はその事務指定による事業に伴う寄付財産の受領なり処分というふうになろうかと思います。 ○阿部喜之助委員長  梅津総務部長。 ○梅津総務部長  いわゆる寄付の件につきましては,一般寄付金,あるいは指定寄付金,あるいはその負担的寄付金等があるわけでございますが,今回の場合には,指定寄付という範ちゅうに入るという具合に思っております。したがいまして,その場合には,議決を要する場合には負担付寄付金の場合にはあらかじめ議決を要するわけでございますけれども,今回の場合は,いわゆる先ほど申し上げましたとおり指定寄付金,いわゆるまちづくりのために使ってくださいという,こういう寄付だと。こういう性格上いわゆる寄付を受ける段階での議決は必要としないという具合に考えるところでございます。したがいまして,処分時における議決は当然必要でございます。以上でございます。 ○阿部喜之助委員長  尾形委員。 ○尾形源二委員  こういうことは一般的に今までなされていないとは思うけれどもね,あったの,こういう取り扱いのケースというのは。 ○阿部喜之助委員長  梅津総務部長。 ○梅津総務部長  寄付につきましては,あったかどうか記憶にございませんので調べてご報告いたします。 ○阿部喜之助委員長  尾形委員。 ○尾形源二委員  確かにさっき都市開発部長からは10月に東ソーの方から,そういう申し入れをいただきました口頭で。そして1月16日に東ソーの私文書で来まして,そして3月の4日に寄付に関する公文書で初めて入ったわけでしょ。そして,今決裁がまわっている。だから,市の普通財産になっていない,まだ,完全に。しかし,去年の10月,11月からこの土地を何区かに割って,そして関係者に売っちゃいますよという,そして12月に申し込みを決めて,締め切りを終わっちゃったという,建設委員会も何もその過程を知らされていない。そういう方法が今まで行政的に地方都市であったのか。とったことあるのか,ないのか。 ○阿部喜之助委員長  梅津総務部長。 ○梅津総務部長  詳細に調べてみないとわかりませんが,記憶にございません。 ○阿部喜之助委員長  尾形委員。 ○尾形源二委員  それと財務部長にもう一度確認をさせていただきますが,その事務指定で移したからということで,しかしあくまでも財産の売り払いはまた所管の財務部に移って,そして正規の手続きを踏んで普通財産売り払いということになるのではないですか。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  先程申し上げましたのは,途中の経過については所管部に事務指定してその計画とか進めていただく。先程総務部長が申し上げました売り払いが契約間近といいますか,いわゆる議会の議決を処分議決を要するようなものの窓口としては,財務部が所管いたします。その時点はですね。ただ,最終時点でそこまでのいわゆる処分の計画なり,それからどこに処分するか,あるいは事業との絡みでどういう形でその土地を使うか。そういうものについては,所管部の方で担当していただく。最終的に契約とか,それから条例に基づく議会の議案を作るとか,そういう場面になって初めて財務部が所管する。こういうことになります。 ○阿部喜之助委員長  尾形委員。 ○尾形源二委員  これで終わりにしておきますが,今度,その寄付をいただいたものを分けて売るというときに,随契ですね,結局は。今話を進めておられるのは。そうすると随契で許される金額の範囲というのが市町村では30万円までとかあるんですが,この辺,今後問題にならないのかどうか。それだけを確認させていただきます。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  ただいま委員からご指摘ありました30万円までというのは工事の請負とか,物を買うとか,そういう場合の適用条項だというふうに私ども考えております。 ○阿部喜之助委員長  尾形委員。 ○尾形源二委員  地方自治法の施行令,これで167条の2,第1項の第1番目に売買ということがあるんですよ。そして,別表第3,そこに具体的に30万円と書いてあるわけですが,土地の売買も当然これに全部縛られてくるはずなんですが,ちょっと見解おかしいのではないですか。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  一般的な競争すべきものについては,確かにそういう条項が適用になると思いますけれども,特別なというか,公共事業に伴うようなこういうものについては許されるというふうに判断します。 ○阿部喜之助委員長  尾形委員。 ○尾形源二委員  この辺は私もまだこれから調べてみなければいけない。そして例えばこのためにお使い下さいという,これがさっき指定だということなんですがね,その指定寄付を受けるときに議決は本当に必要ないんですか。 ○阿部喜之助委員長  梅津総務部長。 ○梅津総務部長  お答え申し上げます。地方自治法第96条第1項第9号には,負担付寄付を受ける場合には,必ず議会の議決を得なければならない。こういう具合に記載されているものでございます。それ以外の先程申し上げました2種類の寄付の際については,議会の議決は必要ないという具合に解釈するものでございます。 ○阿部喜之助委員長  加藤正委員。 ○加藤正委員  今回の寄付のいわゆる収入は5億5,500万円,当初予算にかかっているわけですね。これは何を意味しているかというと,今の土地の売却代金だと私は思う。で,10月に東ソーから寄付の申し出があり,善意の寄付であり,山形駅西の都市開発のために使って下さい。無償です。この面積がいわゆる7,546m2,坪数にして2,280坪,これが城南の土地です。もう1つ,東原にあります工場長社宅跡地456m2,138坪,これも寄付。大体単価的にみますと8億円以上が山形に使って下さいと,こうなるわけですが,10月にわかったならば,せめて12月議会に東ソーさんから,山形市勢発展のために寄付していただいたと,こう議会に報告すれば議員の皆さんも,東ソーの方と会ったときあるいはまたいろいろな方々と会ったときに,さすが東ソーだったと,ありがとうと,山形市の発展のために寄付していただいて本当にご苦労様,ありがとうと,こういう議員の皆さんも陰に陽に御礼の言葉をいうのではなかろうかと,私は思うのであります。今まで知らずにいて,そして急に出て規則がどうだ,こうだというよりも,人情的にこうあるべきが議会でもあり,執行部でもあると私は思う。この点どう思うか。  2点目は,いわゆるその面積を西口の地権者に200m2以上500m2の方に申し込んでくれと,もうすでに11月2日に出ているんです。11月2日に出ている。かわら版だ。とんでもない話だ。公的な,いわゆる山形市の財産を,その目的に処分する場合には,公文書で地権者にあるいは審議会の皆さんにも報告をして,近々こうこうと,過小宅地の人はこういう土地があるから申し込んでくれと,こう言うのが当然であろうと,それを11月9日と11月10日に福祉会館と霞城公民館で受付をやったと,すでに。今,尾形委員が言ったとおり,稟議もなし,公文書もなし,すでに東ソーからの西口再開発の目的に向かってやったのは分かるけれども,すでにかわら版が出ている。これはいかなるものかということは,財務部長。  3番目,これは都市開発部長。山形市有地をやるのは結構だけれども,保留地としてはされない。いわゆる従前の宅地としての等価交換だと私は思う。したがって,7,000m2以上の土地すべてが地権者にいくとすれば,山形市有地として,小さく分割なる。7,000m2が。皆希望した場合にはですよ。過小宅地もある。以上のものも出てくる。細分化なるということが1つ。したがって,その等価交換したあかつきに山形市の財産として金額が入ってくると私は思う。この点の従前の面積の宅地としてやるものか。すでに仮換地の説明がなされている。本来ですと,仮換地前にほかに土地があるからという,この説明会のように言われなければならないんですが,当然だと思うんですが,その点はどうなっているのか。これは保留地としてはされないから。山形市有地に一旦帰属をして,市でそれを売却すると,こういったあかつきに5億5,500万円以上の金が入ってくる。こうなるわけですから,この点をひとつ詳細に説明して下さい。あとは建設委員会にお任せします。 ○阿部喜之助委員長  最初の質問については,佐藤市長。 ○佐藤市長  10月に東ソーの方から善意による土地の寄付という申し込みがあったということでございます。その後12月の議会が開催されたわけでございますが,その際,建設委員なり,委員会なりに報告すれば長かったわけですが,そういう事務的な非常に不手際があったろうとこのように思います。改めて皆さんにこの点をご了承していただきながら今回の案件について審議を進めていただければと,このように思っているところでございます。以上です。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  私の方に質問をいただいたわけですからお応え申し上げますけれど,土地の処分といいますか寄付であろうと,市有財産であろうとおっしゃるとおりで,公式な形でやるべきだというふうに考えております。  そういう形が私も先程申し上げましたように,この財産の取り扱いについては財務部が所管でなくて,事業担当部で所管していただくと,こういう形をとっていただいたものですから,経過も良くわかりませんけれど,加藤委員がおっしゃるとおり,なんていいますか公式にやっぱり明らかにしてやるべきものだというふうに思います。その点について私共,かかわりがないわけでございませんので,今後,十分こういうことのないように気を付けてまいりたいと,このように考えております。 ○阿部喜之助委員長  垂石都市開発部長。 ○垂石都市開発部長  区画整理事業を進めるにあたっては,かなりこのなかでも肝心なというか,その計画を円滑に進める上では,換地計画をいかにうまく進めるかと,いうふうなところが大きな課題でございます。今回の東ソーからの寄付用地の扱いについては,東ソーさんの方の意向もありまして,この土地区画整理事業をうまく進めるために使うというふうなことで,活用させていただくのが最善というふうなことで,きちっと誘導の要綱を策定しまして,これに基づいて募集をしたというふうなことでございます。  ご質問の件の,土地区画整理事業の換地はきちっと換地がなされるというふうなことでございます。いわゆる区域内で換地を行うというふうなことにしております。そして東ソーの用地は事業地区域外ですから,そこに区画整理地内の権利者の土地を与えるわけですから,区域内の土地については,加藤委員おっしゃるとおり,市有地になるというふうなことで扱っております。そう計画しております。 ○阿部喜之助委員長  加藤正委員。 ○加藤正委員  第1点,第2点は,立場上了承する。第3点は都市開発部長に話してもらったわけですが,換地計画ではなく,仮換地の指定というんです,はっきりいうと。換地というのは登記だから,登記してからするのかと。そうでないね。仮換地の指定が行われてからするんだね。そうすると土地の状況がわかるわけだ。自分の土地。それと精算金もわかるわけですよ。例えば100坪ある人が,良い所に行ったもんだから60坪になったと。60坪では生活がうまくないと。こういうと私は60坪出すと,だから東ソーの土地をくれと,そして選択権も出てくるわけだ。向こうに行った場合は。更地なわけですから,ここがいいと。そうすると,後に残った脇の人,例えば今みたいに一宅地なって使えればいいんだけれど20坪,30坪に細分化される場合もある。山形市有地として。そうすると隣の人が親にしか売れないと,山形市は。20坪しかないから。山形市有地として。そうすると単価的にもうまく売れるかということも問題に残る。これはしようがない,事業のためだから。あくまでも高く売れとは言わないけれども,問題はそういう隣と隣の取引も出てくる。これは実例があるんですから。本来ですと,痛みをみんなで分かち合う。開発はみんなでやろうと。これが区画整理の最大の目的ですから。つまり,7,700m2の土地が,1つであって価値観のある場合と,細分化して価値観がある場合と,両方あるわけですけれども,今回は,小さく分けるわけですから,山形市有地が20m2,あるいは100m2が相当出てくると思う。指定したんですから。指定する前だとわかりませんよ。こういうことが私は事業促進のためにマイナスになるのではなかろうかという危慎の念もある。ですから私言うんであって,やるとすれば,従前の土地で等価交換,これが一番長い方法ですよ。自分の土地がいくらになるか見てから山形市と交換する。これに私は危惧の念を持つので,これは建設委員会,とくと議論していただいて,地区民のために異論のないように,地区民が区画整理をして良かったと,良かったと言われないけれどもね,とられたという考え方だから。土地を出したという考え方だから。だけれども,将来の発展のためには,長かったという住民の方々の意見を聞きたいし,私としては,できればあそこの中に1つでも商業地を設けて,せっかく7,700m2の土地を東ソーで出してくれたとすれば,その内の5分の1でも,あるいは6分の1でも合併換地をして,山形市有地をあそこに,そしてさあここで商店街を興そうと,西口とつなげた公共用と相携えながらこっちの方はある程度の商業区域にして街の活性化を図ろうと,一これも産業部あたりで私は考えるべきだと思う。この辺は今後大いに議論を深めていただいて,今からでも遅くない。お願いをしたいと,こう思います。 ○阿部喜之助委員長  垂石都市開発部長。 ○垂石都市開発部長  ことばの使い方で私は換地というふうに申し上げたのは,加藤委員がご指摘のとおり,それは最終段階のことばでございまして,仮換地の指定というふうに訂正させていただきたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  佐貫委員。 ○佐貫宏一委員  財務部長に質疑をいたします。第1款市税の法人市民税に関連して,住専処理の関係なんですけれども,政府は住専7社の処理にあたって,一時損失分の6兆4,100億円について母体行,一般行に5兆2,000億円を債権放棄させると,また,農林関係では5,300億円の贈与と,そしてそのほかに非常に不届きなんですけれども,税金を投入すると,6,800億円ぐらいとなっております。非常に我々は賛成できかねる問題なんですけれども,それでですね,この一時損失分の債権を放棄する金融機関,いわゆる5兆2,000億円なんですけれども,それに対する法人税法の特例を適用して,その損失についてはすべて無税償却という形になります。そうすると,国の法人税ばかりでなく,法人住民税に関しても,いわゆる法人税が課税標準になっておりますので,法人住民税の,そういう意味では,法人住民税におきましても税収面でかなりの減収があるのではないかと考えられるわけですが,これを千葉市で調べましたら8億9,900万円という数値が出ているようですけれども,山形市の場合そういう計算がなされているのか,なされていればどういうふうな数字になるのか,お伺いしたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  私どもはどういう形で山形市内本店はもちろんですけれども,営業所も含めて,どういう形で各金融機関が決算処理するのかというのが,全然まだ分かっておりません。これはおそらく決算公表でもならないと分からないと思います。そういう中でどのくらいの税収に影響があるのかということは計算のしようがないんですけれども,あえて今佐貫委員がおっしゃった千葉市で試算した方式で,これも私ども自信もって申し上げられる額でも何でもないんですけれども,1つの方式,この計算方式についても私どもは疑問がないわけではないんですけれども,仮定した形でただいま千葉市の方式というご質問ですので,そういう形で計算しますと,影響額が5,000万円程度になるかと思っているところです。これはまったくの試みの案といいますか,仮定した数字でございますけれど。 ○阿部喜之助委員長  佐貫委員。 ○佐貫宏一委員  確かに5兆2,000億円に法人税率をかけていきますと,大体全国的ないわゆる法人市民税,税額減収分というのが,2,141億円余りになるようですので,それを山形市の分の0.2くらいかけますと,5,000万円という計算が単純に出てくるわけです。噂で側聞するところによりますと,昨年の金融機関の利益はかなり大幅な増加と,5月あたりの新聞にも書かれておりました。今年も同じでしょうと,そうなれば必ず損失分として参入して入れてきて,税金関係をということが考えられるわけです。それで噂に聞きますと,山形市にある金融機関も3月の決算でそういう損失分を参入して出していくと,具体的におそらく表れてきますのは,5月頃に出てくるのではないかと思われます。そういう意味ではこの新年度の予算にかなり響くのではないかと私はかなり心配するわけなんですけれども,この新年度の予算はどのようにこういうことを考えて反映されているのか,そこら辺についてまず財務部長にお伺いしたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長
    佐藤財務部長  私どもは内示会なり,今回の予算説明でもご説明申し上げましたとおり,あくまでも現行税制でやっております。それからそういういわゆる住専絡みのことについては,情報もなかなかつかみにくいということもございまして,一切加味しない形で計上をしております。 ○阿部喜之助委員長  佐貫委員。 ○佐貫宏一委員  県の中でも農林系の損失の分について,1,000万円とか何千万円とかという話はちらっと出ていたようですけれども,そういう意味ではやはり同じような形で参入して税金の減収分が出てくるのではないかと考えられます。そういう意味では,住専処理の今の問題というのは,非常にあちらこちらに問題を派生していくと,こういう意味でこれをどういうふうにお考えになるのか。そしてまた,こういう事態が出てきたときにはどういう対処をなさるのか。そこら辺のことについておおまかなところをお伺いしたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  佐藤市長。 ○佐藤市長  過日の本会議でも申し上げましたとおり,国民,また山形市民が納得いくような処理で解決してもらいたいというのが第一の希望でございます。ただいまの試算は本当に仮の試算ということでございますが,そうなった場合はこれまで以上の財源確保に向けて努力していかなければならないと思っております。これからの国会の審議等をみながら,国民の声にそういったものを十分に尊重しながら今回の財政の財源の確保と,こういう意味で努力してまいりたいと思っております。 ○阿部喜之助委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  産業部長にお伺いしたいと思います。今度の予算の中では減反の対策費なりいろいろ出ているわけだけれどもね,山形市は減反率が非常に高いということをこれまでも指摘してきたわけですけれども,その辺のところ,県平均はいくらで,山形市はいくらに減反の割り当てがされたかということをまずお聞きしたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  日野産業部長。 ○日野産業部長  今年の新生産調整の配分率ということでございますが,国から県への配分率はちょっと分かりませんが,山形市への転作配分率につきましては,29.9%となっております。 ○阿部喜之助委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  県平均はいくらかという答弁はなかったわけですけれども,私の調査では,県平均は19.88%と,山形市は今答弁あったように29.9%。しかも実質的に一反一畝以下の方は減反割り当てはしないとしいうことなので,一反一畝以上の方にその分を上乗せするということになっているので,実際は33%ちょっとぐらいの減反が割り当てになってきている。今度の新しく強化策という点で,県平均が27.7%多くなった。山形市は8%ね。山形市はたったの8%多くなった。これは市長はじめ当局が大変がんばって,県に,山形市はなんでこう多いんだという働きかけ方をやっていただいたという,そういう点での成果だということはこれは評価をしたいと思うわけだけれどもね,評価はしたいけれども,実体的には先ほど申し上げたように33%の減反が割り当てになってきている。これは部長,お伺いしたいわけですけれども,こんなに3分の1の減反では農業振興基本計画が出たわけですが,10ha以上の農家を育成するということもあるわけですけれども,例えば1人当たりの所得が500万円になるようにと,これはなかなか通りのいい計画なわけですよ。1人当たりの所得が500万円ですからね。これは他産業からみると差がないと,見栄えがいいわけだね。ただ,その計画の中には減反が入っていないではないかと。  減反が3分の1になれば,はたしてその計画どおりいくのかどうか。そこをひとつお願いしたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  日野産業部長。 ○日野産業部長  先程の答弁で私勘違いをしまして,県内の市町村の平均転作率,これは本年度の場合には20.8%でございます。山形市は29.9%と,こういうことに訂正させていただきます。  それから,このたびの第4次山形市農業振興基本計画の中で,減反の方を加味していないのではないかと,こういうことでございますが,確かにいわゆる生産調整を積極的に進めるという表現はしていませんが,稲作振興の中でとも補償を拡充し,需要動向に即した計画的な生産と販売を進めると,こういう表現であります。そういうことで本年度から実施される新生産調整につきましても,やはり対応していかなければならないと考えて予算編成させていただいたということでございます。認定農家の場合には1人年間の所得を500万円以上という計画で進めてまいりますが,確かに厳しいものはございますけれども,認定農家につきましては,とにかく意欲ある営農を続けるということでございますの、で,農業振興計画にそった所得の実現について,私どもも鋭意努力をし,支援してまいりたいと,このように思います。 ○阿部喜之助委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  あまり細々としたくないんですけれどもね,問題は500万円以上の計画は良いわけだけれども,ぜひなるように進めてもらいたいと思うんだけれども,問題は減反が33%もきているというのが,ここに私が調査した中では,農政課長は具体的に入っていないというわけだね。これでは33%は逆にマイナスになるんですからね,大変なことではないかと指摘しておきたいと思います。  やはり今部長から答弁あったように,あらゆる手だて,都市近郊農業という課題もこの予算の中の説明にもあったし,そういうことに力を入れてぜひその実現に向けての具体化,具体的なものでなければだめだからね,単なる数字上の500万と言っているのではだめだから。具体的に500万円以上の所得が得られるという施策をしてもらわないとうまくない。  それから減反の問題と絡みますけれども,市長はきのうの本会議でも,さくらんぼ,特産物の振興にも力を入れるという答弁があったわけですけれども,これはいろいろ調べてみますと,転作さくらんぼもかなり増えているわけだね。今やはり減反した中で,転作した場合に何があるのかと言った場合にはあまりないわけだね。ハウスとか何とかということがあると思いますけれども。さくらんぼが一番目立つわけです。そのさくらんぼに相当の力を入れると市長が答弁した。ところが,今までのようなさくらんぼは大変金がかかる,雨よけハウスなんて莫大な金をかけてやるわけだけれども,あれに3分の1の助成金制度があるわけですけれども,それが活かされていなのではないか。そういう実態ね,これについては部長いかがなものですか,そういうふうになっているというのか,なっていないというのか,そこら辺いかがですか。 ○阿部喜之助委員長  日野産業部長。 ○日野産業部長  本市の特産物ということで,さくらんぼの雨よけ施設につきましては,要綱を定めまして3分の1以内ということで助成をしてまいりました。そういう3分の1以内ということでありますので,若干の誤差はあるかもしれませんが,適正に行われているということで,私どもは考えております。 ○阿部喜之助委員長  高橋嘉一郎委員。 ○高橋嘉一郎委員  要綱は3分の1以内と,3分の1以内となるとずっと下がってもさっぱり出さなくても良いというわけではないと思うんだけれどもね,そんな適当な答弁はおかしいと思うんだけれども,3分の1というのであれば3分の1出すという制度でないとね,3分の1以内だから果てしなく下がっていってもいいというような答弁では話にならないと思うわけだね。3分の1以内だからそれで良いなんて,そんなことは我々議員としてね,これは公の金で出すんですからね,これまで3分の1近く出してきた,それを今度は財政が厳しいからすとんと落とした,それでも3分の1だから良いなんて,そんなことは公正な問題からね,これまでやってきたそのケースからいって公正でないと,こういうことも出るわけだね。だから,ぜひきのうの市長答弁は重要な答弁ですからね,これは私はその答弁は重要だと。そういうことを部長きちっと活かしてもらうと。もう1回とにかく極力要綱にある3分の1に近付けるごとく,この予算にがんばるというのは,そこら辺はどうですか,だめですか。 ○阿部喜之助委員長  日野産業部長。 ○日野産業部長  答弁で舌足らずで申し訳ございませんでしたが,3分の1で今助成をしているわけです。そんなことで3分の1があまり4分の1とか,そういう掛け離れた補助率は好ましくありませんので,3分の1,若干の誤差はあるかもしれませんが,これからもやってまいりたい。そういうことで,これは生産者団体を通じて補助申請を受けて交付しているという形でありますので,懸念するようなことがあるすれば,よく指導してまいりたいということでございます。 ○阿部喜之助委員長  小野寺委員。 ○小野寺建委員  私の方から2点ほどお聞きいたしますが,1つは市民部長の方にお尋ねいたします。  スポーツ医科学研究所という法人とですね,蔵王診療所の関係なんですが,予算にないから私が言うのでありますから,非常に蔵王地区はもちろん,これからの蔵王診療所がどのようになっていくのかということが,地域医療との関係で地元の方は大変心配をしているわけであります。マスコミ等の情報によりますと,スポーツ医科学研究所,並びに蔵王診療所の経営内容が非常に悪いという話が出ているわけでありますけれども,今回の予算の中には出てないようでありますし,今後どういうふうな基本的な考え方にたって蔵王診療所というものを運営していくのか,この辺についてのお話をお聞きしたいと思います。  2点目はですね,きのう私が一般質問で,共通駐車券の運営の参加の問題について提起をいたしました。市長からは,前向きに中心商店街の活性化のために,そのシステム参加に取り組んでいきたいという答弁をいただいたわけですけれども,今回の当初予算をみた場合に,どこの項目でそういった共通駐車場経営システムへ参加するための予算措置がなされているのか,一生懸命みたんですがわかりませんでした。その辺についてお知らせをしていただきたいというふうに思うわけです。と申しますのは,きのう申し上げましたけれども,すでに5月の連休から実施しようとしているわけでありますから,当然,この話は今さら出てきたわけではないわけですから,当初予算に対策としての費用が載ってきてもいいのではないかと私は思っているわけですが,もし載っているとすれば,あとでお知らせをいただきたいと思います。  先程2つと言いましたけれども,もう1つですね,最近厚生省で薬害エイズの問題が非常に社会問題になっているわけであります。これは血友病患者に対する関係なんですけれども,済生館でですね,そういった関係でこういう患者に対応した経緯があるのかないのか,これは直接予算と関係ないかも知れませんけれども,済生館のこれからの運営を健全にしていくためにあえて質問させていただきましたので,その辺の関係について館長の方からお答えをいただきたいと思います。以上です。 ○阿部喜之助委員長  酒井市民部長。 ○酒井市民部長  蔵王診療所のこれからの運営ということで,スポーツ医科学研究会との関係でございますが,昨年の秋から運営についての赤字経営ということで,市の方に常務さんがおいでいただきまして,更に補助金を増額していただきたいと。これは地元の蔵王温泉の方にも要請しているということであったわけでございますが,更なる増額ということでございますと,もう少し自助努力での余地があるのではないかと,これは蔵王温泉の方でも更なる助成よりも,もうちょっと経営内容を考慮する方法があるのではないかということで,そういうことで助成の増額お願いということ,山形市と蔵王温泉の方にそれぞれ,現在は500万円ずつ出しているわけですが,更に増額お願いしたいということではなくて新たなシェイプアップでの方法があるのではないかというやりとりがあったわけですが,1月17日になりまして増額を認めてもらえないなら,そのほかまた3点あるんでございますが,これを認めていただけなかったら,私達は3月で診療を返上しますと,こういうふうに文書がきたわけでございます。  ちょうど予算編成期でございます。私達もそこで話し合えばどうかということはあるかと思いますが,その時の状況ということで,私達も別の事後策,これも考えなければということになったわけでございますが,そういう意味で引き受けないということになっている状態で,新たな補助金の予算を組むということは,主体がないところに組みようがないという判断で新たな形でそういう引き上げられれば,対応しなければといったわけですが,それが2月になりまして,突然,今度4点の中で1つ1つ話し合いで,条件によっては私達はまだ続けますよと,こういうふうに話が変わってきたわけでございます。こちらも主体がないといいますが,これまで8年間やっていただいた診療所でございますので,お願いしたいと。条件については,現在お互いに話し合いをしている状態でございまして,そういう事情で予算計上はできませんでしたが,医科学研究会は4月以降,いつまでも延ばしておけませんが,地元に対して診療の心配はかけないように,解決されなければそのままやっていく,それが当然お医者さんの,病院として続けるべきであるということで話し合いをしておりますが,いつまでもそういうふうに延ばしはできませんが,市としましてはどういう形になるかわかりませんが,地域医療の蔵王診療所は続けさせていただくとこういう方向でおります。 ○阿部喜之助委員長  共通駐車券の件について,日野産業部長。 ○日野産業部長  共通駐車券につきしまては,実は中心商店街のまちづくり協議会というところで,今実施に向けて計画の詰めをやっているところでございます。この協議会に対しましては,200万円の助成をさせていただいておりますけれども,この共通駐車券の実施につきましては,今協議会の幹事会で承認した。それで,まもなく開かれます代表者会で実施について決定を行っていくと,こういうことでございます。したがいまして,そういう状況をみながら今後必要であれば,そういう助成についても何らか検討してまいりたいというふうに思います。 ○阿部喜之助委員長  薬害エイズの件で,櫻田済生館長。 ○櫻田済生館長  ミドリ十字の製品に関しましての問題は,うちの病院では話題になっておりません。患者さんも出ておりません。血友病の患者に関しましては東北大の方で非常に精力的に重点をおいて診療しておりまして,済生館の方では扱っていないと思います。 ○阿部喜之助委員長  小野寺委員。 ○小野寺建委員  診療所の関係は委員会で十分に審議をしていただきたいと思います。  共通駐車場の関係ね,これは駐車場そのものは管財でしょう。商工課ではないでしょう。しかも,必要あればなんて,いまさらそんな話は。私の部門になりますから,それはあとで委員会で話しますので,私は管財の方に話をしているわけ。管財。駐車場の財産を管理している管財。その中によると,市民からね,その共通駐車券の話は市民の意見として上がっていないからと言っている担当者もいるみたいなのよ。どうもね,基本的に5つの駐車場そのものも共通になっていないわけね。みんなバラバラになっている。その内面はわかるんだけれどもね,そういうことの改善も含めて,もっと積極的に私は取り組んでいかなければならない時代だと思う。そういう面でやっぱり財産を管理している管財の方の回答をもらわないと,これからの委員会審議に支障をきたしますので,よろしく。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  私が聞いている範囲では,以前に案内システムの時にもそういう駐車協会側から話題が出たそうですけれども,むしろ商店街の方から乗っていただけなくて実現しなかった。そういうことがございましたそうです。ただ,最近もそうですけれども,ただいま産業部長さんが申し上げましたように,まちづくり委員会の方での協議といいますか,その時点で駐車協会とか,駐車場側に,山形市もそうですけれども,具体的に何も協議も何もきていないというのが実情なものですから,ただ,いわゆる中心商店街の振興とか,市民の利便が高まるとか,そういうことであれば積極的に取り上げてまいりたい,こういう考え方を持っております。 ○阿部喜之助委員長  加藤正委員。 ○加藤正委員  教育長にお尋ねします。これは先般来一般質問で峯田議員が,歴史的なもの,文化財的なもの,これは後世に残すべきではないか,こういう質問をなされました。それに関連して三の丸の遺跡,2億5,500万円程,今回計上しているようであります。これはご案内のとおり,歌懸稲荷の裏のケヤキの木が植えられているところとなっておりますけれども,実は山形城はご案内のとおり,江戸城に匹敵する面積があった。私達も若い頃はちょうど東洋ソーダの西の方の三の丸の跡で水泳をした経験がある。これは昭和36年に六十里越の区画整理で無くなりました。これはその当時賢明な方がおって,それは遺跡として残すべきだという論を当時の審議会に出しましたけれども,いや,時代の流れで宅地化になるんだと,こういうことで,それをブルで全部平らにし公園にしました。ところが,西口の再開発と同時に地域の皆さんからせっかく都市改造するとすれば,きれいな三の丸のあの跡を復元すべきでないか,こういう話が出てきましたので,教育長は賢明な歴史保存家であるように聞いておりますので,その辺のご所見をお聞かせ願いできれば,私は公園の跡地ですから非常に復旧には良い場所でもあるし,西口の再開発と同時に出るだろうと思いますが,私はなるべく良い返事をいただきたい。こう思います。 ○阿部喜之助委員長  後藤教育長。 ○後藤教育長  お答えいたします。お話のようにいろいろな経過があって,今,公有化実現に向けて進めている一部は山形交通の所有地が,歌懸稲荷の西側にございますので,その一部は購入の形で,全部とはいきませんけれども,将来購入するべくなっておりますが,その歌懸稲荷の方につきましても,できたらそういうことで保存して何らかの形で公有化の実現をしたい。ただ,文化庁のいろいろな問題がございますので,私どもの方だけでするわけにはいかない,いろいろなことがございますし,そういったことで,担当の方でも文化庁との折衝,あるいは県とのかかわり等も一部あるやに聞いておりますので,進めているところで,ご要望に近付くような努力をしていきたいと思っております。 ○阿部喜之助委員長  長瀬委員。 ○長瀬洋男委員  第4款の衛生費についてお尋ねしたいと思います。  これは環境部長にご質問いたします。  今年は6次総がスタートということで,人いきいき豊かさ実感都市ということですが,きめ細かい予算編成をやっているようでございまして,私も非常に喜んでいるところでございます。我々は毎年,山形の芋煮会が日本一ということで全国的にも知られているということで,その中で豊かさを実感して芋煮会をやれるようにということで,今回は公衆便所を衛生費の中に繰り入れているわけでございますが,5千万円ということで,かなり立派なものができるのではないかと,このように思っております。  ところで,そこは河川敷になっておりますので,どういった場所に1カ所つくるですか,その辺を1つお聞きしたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  寺崎環境部長。 ○寺崎環境部長  非常に芋煮会でたくさんの人もおいでになりますし,トイレについて大変困っておられると,そういう実態もございますので,そうぃった点で何とか立派な公衆トイレをつくりたいということで,あそこの河川敷自体ですと,なかなか市有地でもございませんので,何とか市有地の中で確保できないかということで,実は消防本部の方の現在,訓練所になっているところがございますが,そこを候補地にさせてもらえないかということで消防の方とも話しているわけですが,ただ,消防の方の訓練に支障のある部分ではできませんので,そこは綿密に打ち合わせさせていただいて,今の候補地ですが,訓練所の端になりますが,およそ百数十m2ぐらいの場所,しかもあそこにかなり深い堰がございますが,そこに橋を造る必要も,現在は暗渠になっておりますが,引っこんでおりますので,そこら辺の状況も考慮しながら,実際に芋煮会を実際にやっていただく方,それらの方ともお話をさせていただきながら,なんとかその範囲内でできるだけ立派なトイレを造りたいということでございます。 ○阿部喜之助委員長  長瀬委員。 ○長瀬洋男委員  わかりました。河川敷の中に造るのかと思ってちょっと心配しておったんですけれども,そういったすぐ消防署の近くというとこですので,十分話をして造っていただきたいと思います。  それでもう1つはそこ1カ所なんですか。 ○阿部喜之助委員長  寺崎環境部長。 ○寺崎環境部長  新総合計画の中でも,快適な生活環境,あるいは余暇利用のために,市民が余暇利用で野外に出られるということについては,やはり基本計画の中でも公衆トイレを整備していくという基本方針がうたっておりますので,現在は具体的にはそこ1カ所しかございませんが,今後その辺を詰めてまいりたいというふうに思っております。 ○阿部喜之助委員長  長瀬委員。 ○長瀬洋男委員  わかりました。では,そのように立派なものを造っていただきたいと,このように思います。そして先程三の丸の話が出ましてですね,せっかくつくってもですね,実を申し上げますと,三の丸の前に公衆便所があるんです。そこはちょうどバス停留所があるわけですね。たまたまそこにちょうど私もある用向きがあって,その前を通りまして,そのトイレに行ったわけなんですけれども,正直言ってちょっと恥ずかしいんですよね。  便器がまるっきり見えるのよ,便所が。だから,やはり今度造るときにはですね,造ってしまってから,あれではまずかったなというようなことではなく,やはりトイレというものは割合なかなか言いたくもないし,こそっと行きたいということでございますから,そういうことのないよぅにですね,これは私どもの手元にありますから,私も建設委員ですから,やるときはお前のところではないかと,隣の委員長から話しされているわけやすけれども,予算がこっちにあるわけですから,衛生費の方でね。十分その辺を配慮して,やはり立派なものを造っていただきいと要望しておきます。以上です。 ○阿部喜之助委員長  加藤賢一委員。 ○加藤賢一委員  財務部長にお尋ねいたします。  最初に,歳出一般についてでございますけれども,去年,今年,行財政改革ということで,非常に財政のスリム化が話題になっております。そしてまた,調査の中でもそういった検討委員会がございまして,いろいろと検討されていると聞いているわけですけれども,そういった意味ですね,いわゆる委託業務というのは非常に大きな部分を占めると思うんですけれども,今回の予算をつくるにあたりまして,どのように具体的に委託業務を新たに予算書に計上したのか。これが1点。  第2点につきましては,特に歳入の方でございますけれども,市民税,これは昨年度が所得税20%の減税,そして今年度が15%減税ということで,おそらくなかなか国の方も消費傾向を増大させるために減税というふうな形と,もう1つは平成9年から消費税が5%になるというふうなこともございますので,ていろいろな意味で今後とも個人減税というものをやらざるを得ない。そういった具合に恒常的に市民税に影響してくると思うんですけれども,今年度も含めまして,そこら辺の予算はどのように策定したのか。それから,今後どのようにそこらを考えていくのか。  以上2点につきまして,財務部長の方にお尋ねしたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  行財政改革については総務部所管で盛んに平成8年度の策定を目指してやっていただいているわけですけれども,私どももこういう厳しい状況の中ですので,内示とかいろいろな形で申し上げましたとおり,歳出,特に経常経費の削減なんかについては,目標を定めまして削減をさせていただいたわけですけれども,それから業務委託につきましては,施設管理とか,いろいろな業務委託がございます。清掃のごみの収集までございますけれども,できるだけ民間で業務として成り立つようなものについては,民間の方に委託するというような基本的な方針のもとに委託もやっていますし,そういう形で予算も編成してきたと。これまでもそうですし,今後もそういう形で進むのではないかと。いわゆる行政改革の中でもそういうことが出てくるのではないかというふうに思っているところでございます。  それから歳入関係ですけれども,これは確かに今市民税関係は15%,限度2万円というので国会に提出されております。徴税法の改正案が。そういう関係については法律が通りますと,4月早々また臨時議会で市税条例の改正案もお願いすると,こういうことになりますけれども,予算の中では一切織り込んでおりません。それで,その影響額については相当の額になるわけですけれども,これについては,これまでもそうですけれども,減税補填債とか,交付税の中でカバーできるというふうな判断のもとに現行制度で予算化をさせていただいたところでございます。 ○阿部喜之助委員長  加藤賢一委員。 ○加藤賢一委員  財務部長の方からいろいろ説明があったわけですけれども,そうしますと,歳出の部分で新規に委託業務というものは,今回この予算書にはまだなっていないというふうに解釈してよろしいでしょうか。  それからもう1つ,再確認でございますけれども,この歳入の市民税の額につきましては,15%しか織り込んでいない。改めてそういう状況が起きた場合には,財政措置をすると,そういうことですか。 ○阿部喜之助委員長  佐藤財務部長。 ○佐藤財務部長  新規に委託というのはもっとも特徴的なものは,最近おこしました特老の菅沢荘,福祉事業団に委託している。全部です,施設運営を。そういうのが新規としては目新しいものですけれども,あとは新しい施設の清掃とか,いわゆる警備とか,そういったものはすべて新規施設については新たに委託をしている。  それから税の関係ですが,現行制度で計上しておりますので,地方税法の改正,あるいは市税条例の改正が議決いただきますと,年度途中の補正でその財源の入れ替えをさせていただくというような補正予算を出させていただく計画をさせていただいております。 ○阿部喜之助委員長  渡辺ゆり子委員。 ○渡辺ゆり子委員  教育長にお尋ねいたします。  今教育行政の中では,父母も教師も,それから社会全体なんですけれども,いじめ,不登校の問題が社会問題化して予算の中にも,その対策の予算が盛り込まれておりますけれども,全体としてやはり不登校やいじめのないそういう教育,学校をというのが市民の方々の強い願いだと思うんですけれども,予算の中でみてみますと,合宿の費用であるとか,研修費であるとかということに具体的に扱われているようですけれども,そういう予算ということになっているようですが,いかんせん父母や教師の中では,対症療法的ではないのか。全体としてもっとそういういじめや不登校が起きないような,起こさないような,そういう日常的な教育行政というか,学校づくり,そういったところにもっと力を入れるべきではないかという声があるわけですけれども,そういったことに対して新年度の当初の予算という編成にあたって,どういうふうなことで予算編成されているのかお聞きしたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  後藤教育長。 ○後藤教育長  仰せのとおり,教育の究極の目的は私達の未来を託すにたる我々の健全な後継者を育てるということにあろうと思いますので,おっしゃるとおりいじめ,あるいはそれによって起こるかもしれない,起こっているかもしれない不登校の子供達を少なくとも現実に抱えているということは,私達の立場からいって,決して普通の姿ではないと考えてございます。  ただ,教育はそんなに簡単にいろいろな問題が原因として結果を生むのではなくて,ある程度なんらかの形の長い期間の積み上げた結果によって起こるということも事実でございますので,息長くしかも,決して手を緩めることなくやらなければならないことだと思っておりますが,お答えを申し上げますと,そういう意味でいろいろな諸施策をいじめとか不登校という問題の項目もございますが,それだけでなくて学校建設,あるいは設備充実,あるいはコンピューター,その他の教材教具の拡充,先生方の研修費の増加,こういったことも盛り込んでございますのは,結局は私達,先程申し上げた本来の教育の目的を達成するためにお願いしていることでございます。  なお,今お話がございましたから申し上げますが,いじめ,不登校対策としては,特にスクールカウンセラーの形をとったものも含めて今年度は去年より増員してございますし,具体的に申し上げます必要はないかと思いますが,なお,家庭教育支援資料として小学校,中学校に新たに入る家庭の方々に,本来言うまでもないと思うかもしれませんが,やはり核家族化している現状では,どうしてもこれは必要だと思うことを資料にして豊かな,健やかな成長を願ってとか,自立を促す家庭の援助といったことで,小学校中学校の各新1年生の家庭に配ることなどを含めて430万円いくらかのお金を計上させていただいております。  対症療法でない形ということは誠に仰せのとおり,私達教員の立場でも,それから家庭だけでなくて,社会教育の中でも地域の方々にもぜひ援助していただかないと,やはりさっきのような目的はなかなか達成されないと,こう考えておりますので,今後ともいろいろな面でご支援をいただきたい。こう思います。 ○阿部喜之助委員長  渡辺ゆり子委員。 ○渡辺ゆり子委員  ぜひ対症療法でなくというふうなところなんですが,そこのところを現場の声といいますか,父母の方,それから教師の方,両方からですけれども,やはり非常にこの間,土曜休日が増えて,実際は授業をする日数が減っているわけなんですが,学習指導要領の下でそれが変わっていないもんですから,授業時間は変わらなくて平日が非常に大変になってきていると,子供も教師もそのことでしわ寄せを受けて父母は非常に授業が早いと,子供達が宿題が多くて,できなくて泣いて,朝学校にも行かないとかということもあると。教師の側から言えば非常にきつくなっていると。全国的には教師の方々も過労死というふうな問題もでてきているということも伺っておりますが,そういうふうな現場をきちっと把握して,そこの根本的なところにもっと働きかけといいますか,これは市段階ではなくて,やはり県教委であるとか,あるいは国の教育行政にかかわってくると思うんですけれども,これを認識して市の教育行政をやっているかいないかでは,かなり違ってくると思いますので,その辺のところをどう認識されているのか,そしてやはり県や国に対して学習指導要領の見直しであるとか,それから今生徒が減っているのに対して教職員も併せて減らすというふうな状況がありますが,これを逆にもっと教育を充実させるような方向にやっていくべきではないのかという父母の強い願い,そういった点についてどうお考えなのかお聞きしたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  後藤教育長。 ○後藤教育長  市の段階でできること,できないことがあることはご承知いただいたとおりでございますが,ただ学習指導要領もお話のように週5日,月2回というのに必ずしも適切ではないということは,中央教育審議会等で論議されていて,改善を迫られていることでもわかることだと思いますが,それがなおらない以上はそうなるんだとは思っておりません。やはり学習指導要領は改善をされた根本は標準ということで,基準ということで,その上限下限は学校なり,そういったことである所までは当然現況に合わせた形で行うことが委ねられているということでございますので,言ってみれば我々の,あるいは学校を預かる校長さんたちに十分裁量をお願いする面がございまして,私達もそういったことをお願いもし,私達もそういう表現はしているところでございます。やはり週5日ということで,しわ寄せという短絡的に考えないで,そういうことで生み出されるゆとりというか,本来ならゆとりのために行ってきたことでございますが,それが空いている時間がゆとりにならないということになれば,それを直していくのが我々の仕事だろうとも思いますし,先生方の工夫によることだと思います。  ただ,子どもと接触する時間が絶対数少なくなっていることだけは事実でございますので,そういうことで絶対時間を減らしておいてということになれば,接触している時間の密度を高めるというようなことは必要なことだろうと思います。そういったことが教育力ということになるのかもしれませんが,でも精神力だけではなんともならない。したがってコンピューターとかそういった教材教具の施設設備等の充実もまた,それを裏付けるものとして必要なものだろうと思っておりますので,いろいろな面で私達も校長さん方の工夫を進めるように努力をして,やはりいきいきと子供達が学校に行くことを楽しみにするような学校をつくってまいりたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  ほかにございませんか。  浅野委員。 ○浅野泰孳委員  だいぶ時間が経過をしました。私はどなたかに発言があるかなと思っておったんですが,技術振興に協力する意味で,第3款の第2項ですね,青少年指導センター費,これについて見解を正したいんですが,これはご案内のとおりに,ここに計上されているのは,いわゆる給料が1,000万円ですね,報酬が400万円というお金があるわけですが,最近沖縄の米軍によるところの少女の暴行事件があった。その結果は,世界的に大センセーションを起こしているんですけれども,それにもあると思うんですけれども,最近ですね,公衆電話の中にテレクラのチラシが貼られているということで,諸所方々から,それの対策をどうしているんだと,青少年指導センターとしてどういう対応しているのか。  こんなお金で果して十分なのかどうか。こういうことなわけです。報道されているところによりますと,中学生,あるいは高校生の少女が被害にあったやに耳にしておりますけれども,そういう点で青少年の指導センターはわずか嘱託報酬2人,職員給与費2人,これで山形市内全体のこういったような問題に対応されるのかどうか。しかもこの点について,その関係に私も知り合いがいるものですから聞いてみました。なかなかこの法の網を上手に巧みにくぐってやっている行為であると。下手に注意なんかしてぶんなぐられても困るというわけでありますが,仮に逮捕されて起訴されたとしてもせいぜい1万円ぐらいの罰金で終わってしまうということらしいんですね。ですから,非常に巧みにそういう法の網をくぐって純真な子供ら,少女をそういうことに誘っているとこういうことでありますので,関係の福祉部長から見解を聞きたいと思います。 ○阿部喜之助委員長  横倉福祉部長。 ○横倉福祉部長  確かに青少年の最近の犯罪は悪質化していると言われております。青少年指導センターにおきましては,今回の予算の中で嘱託の方2人を配置するという予算をさせていただいておりますが,青少年を指導するにふさわしい嘱託の方を2名新たに配置するという考え方であります。  それから,ご承知のとおり,指導員が700数十名の方がいらして,個々の対応をなさっております。それから電話相談とか,面接相談を受けているわけですが,いかんせん法的な強制力というものがないもんですから,やはり警察,あるいは専門的な指導員の方の力を借りながら700数十人の指導員でもって,青少年の非行防止,健全育成のために努めてまいりたいと思っております。 ○阿部喜之助委員長  ほかにございませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○阿部喜之助委員長  それでは次に,議第9号から議第22号までの特別会計及び企業会計予算14件について,総括的な質疑がありましたらお願いいたします。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○阿部喜之助委員長  ご質疑なしと認めます。
     これをもって質疑を終結いたします。  ―――――――――――――――――――分科会付託阿部喜之助委員長  案件全部を付託案件表のとおり,各分科会に分割付託いたします。   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜      付託案件表 (総務分科会) 議第3号 平成7年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳入,歳出第2款第1項,第4条 議第7号 平成7年度山形市駐車場事業会計補正予算 議第8号 平成8年度山形市一般会計予算のうち第1条第1表歳入,歳出第1款,第2款(第3項及び第8項を除く),第3款第5項,第9款,第12款,第13款,第14款,第3条,第4条,第5条 議第14号 平成8年度山形市財産区会計予算 議第17号 平成8年産山形市駐車場事業会計予算 議第18号 平成8年産山形市市民保養所事業会計予算 (厚生分科会) 議第3号 平成7年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第2款第8項,第4款 議第6号 平成7年度山形市交通災害共済事業会計補正予算 議第8号 平成8年度山形市一般会計予算のうち第1条第1表歳出第2款第3項・第8項,第3款(第5項を除く),第4款,第5款,第7款第2項,第2条第2表(特別養護老人ホーム施設整備補助金・上野最終処分場(管理型)建設事業) 議第10号 平成8年度山形市立病院済生館事業会計予算 議第11号 平成8年度山形市国民健康保険事業会計予算 議第12号 平成8年度山形市老人保健医療事業会計予算 議第16号 平成8年度山形市交通災害共済事業会計予算 議第20号 平成8年度山形市小売市場事業会計予算 (産業文教分科会) 議第3号 平成7年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第6款,第7款,第2条第2表第6款 議第8号 平成8年度山形市一般会計予算のうち第1条第1表歳出第6款,第7款第1項,第10款,第11款第1項,第2条第2表(農業総合振興資金の利子補給,園芸銘柄産地育成推進資金の利子補給,公民館建設事業) 議第19号 平成8年度山形市中央卸売市場事業会計予算 議第22号 平成8年産山形市農業集落排水事業会計予算 (建設分科会) 議第3号 平成7年度山形市一般会計補正予算のうち第1条第1表歳出第8款,第2条第2表第8款,第11款,第3条(準用河川改修事業) 議第4号 平成7年度山形市区画整理事業会計補正予算 議第5号 平成7年度山形市公共下水道事業会計補正予算 議第8号 平成8年度山形市一般会計予算のうち第1条第1表歳出第8款,第11款第2項,第2条第2表(都市計画街路事業(東原村木沢線),鈴川公園施設整備事業,公営住宅建設事業) 議第9号 平成8年度山形市水道事業会計予算 議第13号 平成8年度山形市区画整理事業会計予算 議第15号 平成8年度山形市公共下水道事業会計予算 議第21号 平成8年度山形市住宅団地造成事業会計予算   〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ○阿部喜之助委員長  委員会は3月14日午後2時から再開し,補正予算5件について各分科委員長の報告を求めることにいたします。  各分科会のご協力をお願いいたします。  ――――――――――――――――――― ◎散会 ○阿部喜之助委員長  本日はこれをもって散会いたします。     午後2時44分 散 会...