田辺市議会 2017-11-29
平成29年12月定例会(第1号11月29日)
建設部長 栗 山 卓 也 君
都市計画課長 合 川 弘 君
龍神行政局総務課長 寒 川 佳 裕 君
中辺路行政局長 虎 地 一 文 君
消防長 安 田 浩 二 君
消防次長 梅 田 昌 宏 君
教育次長 弓 場 和 夫 君
水道部長 岩 本 章 君
――
―――――――――――――――――
〇
出席事務局職員
議会事務局長 糸 川 一 彦
議会事務局次長 前 田 淳 司
議会事務局主任 松 本 誠 啓
議会事務局主査 岡 本 友 子
開 会
○議長(小川浩樹君) 皆様、こんにちは。
それでは、
地方自治法第113条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の平成29年第5回
田辺市議会定例会を開会いたします。
(午後 1時00分)
◎
市長招集挨拶
○議長(小川浩樹君) 日程に入るに先立ち、市長から本
定例会招集の挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) 本日、平成29年第5回
田辺市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私にわたり何かと御多用の中を御参集いただき、まことにありがとうございます。
本定例会の冒頭に際し、
生活保護費に係る不
適正処理事案につきまして、
生活保護受給者の方々を初め、議員並びに市民の皆様、関係機関の皆様に多大な御迷惑をおかけしたことに深くおわび申し上げます。これまで以上に服務規律及び事務の適正な執行の徹底について強く指導し、一日でも早く市政に対する市民の皆様からの信頼が回復できますよう全力で取り組んでまいる所存でございますので、議員各位におかれましても、何とぞより一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
さて、ことしも早いもので、残すところ1カ月余りとなりました。今月中旬より徐々に冷え込みも厳しくなり、いよいよ年の瀬を実感できるような時期になってきました。
先月は、相次いで発生した台風が日本列島に接近した影響もあり、近畿地方や
中国四国地方などでは、10月の降水量が過去最多を記録しました。当地域におきましても、栗栖川・龍神村・本宮町の各観測点で、10月の降水量がそれぞれ
観測史上最多となり、特に本宮町では900ミリに迫る降水量を記録し、平年の10月の4倍を超える雨量となりました。また、先月は、台風以外にも秋雨前線が停滞した影響で、雨の日が多くなり、当地域におきましても平年の6割程度の日照時間しかなく、10月としては過去最少の日照時間となりました。
本市におきましては、台風の接近に伴い、
災害対策準備室を設置し警戒に当たりましたが、幸いにも、大きな被害はなく胸をなでおろしたところです。しかしながら、県内では、人命にかかわる被害や床上や床下浸水などの
住宅被害等が多数発生した地域もあり、台風の進路や気象条件次第では、どの地域でも同様の被害が発生し得ることからも、「被害がなくてよかった」で終わらせるのではなく、教訓として次の災害に備えることの重要性を改めて感じたところです。
さてこのほど、世界最大のシェアを誇るオーストラリアの
旅行ガイドブックの2018年版で、最も旬な旅行先10地域において、国内で
唯一紀伊半島が選ばれ、地域部門で世界第5位となりました。これは、「いにしえより続く巡礼の道、温泉や熊野古道など、その魅力の多くは和歌山県にある」と英語で紹介され、熊野三山や高野山を含め、都市部にはない雄大な自然遺産や伝統文化が共存するエリアとして高く評価されたものです。今回の
ガイドブック掲載により、全世界の各メディアでも取り上げられることとなり大きな反響が見込まれます。
これまでも当地域を訪れる
外国人旅行客は増加の一途をたどっており、本宮地域に限って申し上げれば、10月末時点で過去最多となった昨年1年間の宿泊客数を既に上回り、昨年同時期と比較して約21%増加しています。町なかの鬪鶏神社が世界遺産に追加登録され、市街地を歩く外国人の姿を目にする機会もふえましたが、もう少し町なかに滞在してもらえるような
仕掛けづくりを、つまり、
景観まちづくり刷新支援事業や
扇ヶ浜公園整備事業の着実な推進により、町なかの回遊性を高め、滞在時間をふやすことで地域経済の好循環につなげてまいりたいと考えております。
今後とも、魅力あふれる地域の創造に全力で取り組んでまいりますので、議員各位におかれましても、引き続きお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。
さて、今議会におきましては、専決処分の報告2件、条例に関するもの10件、予算に関するもの5件、その他8件について、御審議をお願いするものでございます。よろしく御審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、招集の挨拶といたします。
(市長 真砂充敏君 降壇)
開 議
○議長(小川浩樹君) それでは、お手元に配付の日程により、本日の会議を開きます。
(午後 1時06分)
――
―――――――――――――――――
◎諸般の報告
○議長(小川浩樹君) この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
議会事務局長、糸川一彦君。
(
議会事務局長 糸川一彦君 登壇)
○
議会事務局長(糸川一彦君) 報告申し上げます。
去る11月22日付、田総第249号をもって、市長から本定例会に提出の案件として、5定議案第1号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正についてなど議案23件、及び5定報告第1号
専決処分事項についてなど報告案件2件、並びに
議案参考資料の送付がありました。
いずれも、お手元に配付いたしております。
以上でございます。
(
議会事務局長 糸川一彦君 降壇)
○議長(小川浩樹君) それでは、日程に入ります。
◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(小川浩樹君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第89条の規定により、本定例会の
会議録署名人として、10番 北田健治君、11番 橘 智史君、12番 尾花 功君、以上、3人の諸君を、また、
会議録署名の予備議員として、13番 二葉昌彦君、15番 安達幸治君、以上、2人の諸君を指名いたします。
◎日程第2 会期の決定
○議長(小川浩樹君) 続いて、日程第2 会期の決定を上程いたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から12月20日までの22日間といたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から12月20日までの22日間と決定いたしました。
◎日程第 3 4定議案第17号 平成28年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてから
日程第19 4定議案第33号 平成28年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算についてまで一括上程
○議長(小川浩樹君) 続いて、日程第3 4定議案第17号 平成28年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてから、日程第19 4定議案第33号 平成28年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算についてまで、以上17件を一括上程いたします。
ただいま上程いたしました17件については、さきの9月定例会において、それぞれ所管の
常任委員会にその審査を付託し、かつ閉会中の継続審査としていたものであります。
この場合、順を追って各
常任委員会委員長から報告を求めます。
まず、初めに、
総務企画委員会委員長の報告を求めます。
12番、尾花 功君。
(12番 尾花 功君 登壇)
○12番(尾花 功君)
総務企画委員会の
委員長報告を行います。
本委員会は、去る9月19日の本会議において付託を受けた議案8件のうち、閉会中の
継続審査事件でありました平成28年度
各種会計歳入歳出決算3件について、10月12日、13日及び11月29日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、4定議案第22号 平成28年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第32号 平成28年度田辺市
四村川財産区
特別会計歳入歳出決算についての2件は全会一致により、同議案第17号 平成28年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分は賛成多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて、
行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第17号 平成28年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、
まちづくり推進事業費にかかわって、平成28年度に
地域おこし協力隊の導入に至った経緯、導入後の地域の状況と行政の取り組みについてただしたのに対し、「導入に当たっては、田辺市
地方創生総合戦略を策定する中で、地域で稼ぐ力をつけていくため、地域が主体で
コミュニティビジネスの拠点になり得る団体に派遣している。現在4地域で4名が地域活動に参加しながら協力隊としての活動を行っており、3年後の定住を目指している。1名が途中退任した反省を踏まえ、
地域づくりの進め方について、地域、協力隊、行政が共通認識、コミュニケーションを図りながら一層の支援をしていく」との答弁がありました。
次に、
市民生活費にかかわって、
市民法律相談事業について、相談件数の増減傾向と相談1件当たりの時間等の充実についてただしたのに対し、「相談件数は平成26年度が253件、27年度が240件、28年度が200件と若干減少傾向である。相談に当たっては、事前に相談内容、具体的に聞きたい事項の聞き取りをするなど、解決の糸口として利用いただくことを目的として実施している」との答弁がありました。
次に、行政局費にかかわって、合併以降
行政局職員数を減らしているが、適正人数の考え方をただしたのに対し、「職員数は本庁、
行政局ともに市全体で
定員適正化計画に基づき、業務量、国等の制度、所管業務の範囲等を勘案し、適正な職員数の維持に努めている」との答弁がありました。委員からは、地域住民に一番近い
行政局職員が地域に出向き、住民の声をくみ上げられるような体制になっていないことから、行政局が地域の身近な窓口として機能できるような職員配置と業務内容となるよう見直しを要望する意見がありました。
次に、
税務総務費にかかわって、
地方税回収機構に移管した実績と今後の機構のあり方の方向性についてただしたのに対し、「平成28年度の本市の移管件数80件、7,400万円のうち徴収が65件、3,800万円であった。本市の移管状況は年々減少してきている。回収機構の今後については、平成32年度までは現行どおり運営されるが、平成33年度以降については、機構として、設置目的、目標の達成状況、課題等の動向を踏まえ、機構存続の要否を含め再検討することとなっている」との答弁がありました。
次に、
参議院議員選挙費にかかわって、
投票所設置数の状況について、また、
投票率低下が課題となっている現状での投票所の閉鎖等について、考え方をただしたのに対し、「投票所を閉鎖した地域については、高齢化や過疎化に伴い、開設に必要な
投票管理者及び
投票立会人の確保が難しいため、地元の要望により閉鎖した経過がある。特に、投票終了後、開票所への送致に係る負担が大きいことから、市として、
投票管理者及び
投票立会人の負担を軽減できるよう、法改正に向け要望しているところである。また、閉鎖した地域の投票機会の確保についても検討する必要があると認識している」との答弁がありました。
次に、歳入のうち、
都市計画税にかかわって、
都市計画区域の変更については、昨年の
決算委員会において、平成29年度をめどに検討するという説明があったことから、進捗と今後の方針をただしたのに対し、「
都市計画マスタープランの策定とかかわるものであり、県が決定権者であるため、現在、所管の
都市計画課と県で
都市計画区域の変更について協議中である」との答弁がありました。これに対し委員から、
都市計画税については、地域によって目的税としての恩恵のない地域があり、市民の中に不満があることを認識し、見直しに向けて早期に取り組むよう要望がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成29年11月29日、
総務企画委員会委員長、尾花 功。
(12番 尾花 功君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 続いて、
産業建設委員会委員長の報告を求めます。
13番、二葉昌彦君。
(13番 二葉昌彦君 登壇)
○13番(二葉昌彦君)
産業建設委員会の
委員長報告をさせていただきます。
本委員会は、去る9月19日の本会議において付託を受けた議案9件のうち、閉会中の
継続審査事件でありました平成28年度
各種会計歳入歳出決算6件について、10月5日、6日及び11月29日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、4定議案第17号 平成28年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第21号 平成28年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第23号 平成28年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第30号 平成28年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第31号 平成28年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算について、いずれも全会一致により、原案のとおり認定、また、同議案第33号 平成28年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算については、全会一致により、原案のとおり可決及び認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて、
行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第17号 平成28年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、
農業振興費にかかわって、田辺の梅・赤穂の
塩活用推進事業の実績と今後の見通しをただしたのに対し、「
地方創生加速化交付金を活用した兵庫県赤穂市との
広域連携事業であり、JA紀南に委託し、本市で生産した梅と赤穂市の伝統的な製法である流下式枝条架塩田で製造した塩で、日本一の梅干しをつくる取り組みを行った。本事業により製造した梅干しは大変評価が高いことから、今後とも特徴ある地域資源が連携した新商品として製造量及び市場への流通量の増大を図ってまいりたい」との答弁がありました。
次に、みなべ・
田辺地域世界農業遺産推進協議会の事業内容について詳細説明を求めたのに対し、「
地方創生加速化交付金を活用した和歌山県及びみなべ町との
広域連携事業で、みなべ・
田辺地域世界農業遺産推進協議会が事業主体となり、傾斜地における梅の栽培、薪炭林の里山管理による備長炭の製造、ミツバチとの共生、地域に根づく伝統文化や食の文化など、世界農業遺産に認定された梅システムについての情報発信や、梅の消費拡大及び販売促進活動を実施した」との答弁がありました。さらに、世界農業遺産をPRすることでどのように梅の生産向上につなげていくのかをただしたのに対し、「世界農業遺産に認定されたことで、直接的に梅の生産性が向上したり高く販売することはなかなか難しいと思われるが、長年にわたり継承し、培ってきた梅栽培を中心とした農業には意味があり、世界に誇れるものであるという自信と誇りを持って今後も取り組んでいくことで、将来に向けて梅産地としての維持向上が図られると考えている」との答弁がありました。
次に、柑橘PR海外販路拡大事業の実績と今後の課題についてただしたのに対し、「JA紀南が事業主体となり、香港においては、温州ミカンを中心にポンカンなどの晩柑類を含めて約11トン、約450万円分のミカンを販売し、シンガポールにおいては、温州ミカンと晩柑類を含めて約3トン、約130万円分のミカンを販売した。海外における本市のミカンの評価は大変高く、輸出すれば確実に販売できている状況であるが、品質のよいミカンが不足していることから、農家の方にさらにたくさん生産していただくとともに、農家所得に還元できる仕組みづくりが課題であると考えている」との答弁がありました。
次に、水産振興費の漁業就業体験事業にかかわって、実績が少なくなってきていることを踏まえた取り組みについてただしたのに対し、「漁業は第1次産業の中で一番厳しい状況であると考えており、漁業者の減少とそれに伴う漁獲高の減少により、漁業に魅力を感じて体験事業に参加していただける方が減少している。市としても漁協と連携しながら、各種放流事業や生しらすを核とした漁協食堂の開設など漁業の魅力を高める取り組みを進めているが、効果が発現するまで時間を要するのではないかと考えている」との答弁がありました。これに対し委員から、地産地消や地域振興という点において漁業は大事な産業であり、就業者への給付金制度なども含めて、漁業者を確保するために何が必要なのか総合的に考えて取り組まれたいとの要望がありました。
次に、商工振興費の商工業診断指導事業にかかわって、実績と診断後のフォローアップについてただしたのに対し、「平成28年度の実績は小売業3件、サービス業1件、工業1件の計5件である。本事業は平成4年度から実施しているが、診断後は商工会や商工会議所のフォローアップを受けており、廃業されているケースはほとんどなく、本事業を活用されている事業者は魅力を底上げする取り組みを積極的に行っていただいている」との答弁がありました。
次に、商店街開業支援事業にかかわって、実績を向上させるための課題についてただしたのに対し、「商店街に立地したいと思わせる魅力が弱いところや、家賃補助が支給されなくなった後の負担が重くなることで、本事業の活用にちゅうちょされる方が多いのではないかと考えている。若い方に創業し空き店舗で開業していただけるように、創業支援のカリキュラムにおいても本事業を活用いただけるような取り組みを進めていきたい」との答弁がありました。これに対し委員から、多額の事業費を投入し中心市街地にハード整備を行ってきたものの、それに見合うにぎわいの創出ができていないので、新規開業を目指す方に魅力を感じていただけるよう取り組まれたいとの要望がありました。
次に、観光費にかかわって、世界遺産等を生かした魅力あるまち検討事業の詳細説明を求めたのに対し、「観光とまちづくりを一つと捉えた計画である、世界遺産等を生かしたまちづくり基本計画を策定するための委託料である。紀伊山地の霊場と参詣道をつなぐ質の高い観光のまちを将来像に据えて、五つの基本方針とそれぞれに取り組むべき施策を掲げ、『町なかにおける受け入れ環境の整備』、『海外からの観光客への対応力強化』、『二次交通の整備・充実』という三つの重点プロジェクトとともに計画を遂行していく」との答弁がありました。これに対し委員から、本市に来ていただくお客様にどのように喜んでいただくかが重要であるので、特にソフト面で何が不足しているのか研究しながら取り組まれたいとの要望がありました。
次に、橋梁新設改良費にかかわって、橋梁の点検に係る考え方と改修の方針についてただしたのに対し、「全国の国道、都道府県道及び市町村道の橋梁を平成26年度から5年間で一斉点検するものであり、状況に応じて4段階の判定を行うものである。現時点までの点検により、緊急措置を講じる必要がある橋梁3件を通行どめにしているが、撤去するか改修して引き続き供用するかについては、全体計画の中で検討していく」との答弁がありました。これに対し委員から、調査をする中で、該当する橋梁等の地域における重要性を十分考慮しながら対応されたいとの要望がありました。
次に、都市計画費にかかわって、万呂、秋津地域など、
都市計画区域内で都市下水路が整備されていない地域への対応に係る考え方についてただしたのに対し、「平成21年の七夕災害や平成23年の台風12号による災害で、万呂、秋津地域なども浸水被害があったものの、都市下水路を整備するための国の採択基準に合致しないと整備が困難である。採択基準は厳格であるが、浸水戸数や浸水時間等を勘案し、実際に採択可能かどうか慎重に検討してまいりたい」との答弁がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成29年11月29日、
産業建設委員会委員長、二葉昌彦。
(13番 二葉昌彦君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 続いて、文教厚生委員会委員長の報告を求めます。
11番、橘 智史君。
(11番 橘 智史君 登壇)
○11番(橘 智史君) 文教厚生委員会の
委員長報告を行います。
本委員会は、去る9月19日の本会議において付託を受けた議案17件のうち、閉会中の
継続審査事件でありました平成28年度
各種会計歳入歳出決算10件について、10月10日、11日及び11月29日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、4定議案第17号 平成28年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第18号 平成28年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第24号 平成28年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第25号 平成28年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第26号 平成28年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第27号 平成28年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第28号 平成28年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第29号 平成28年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算についての以上8件については、全会一致により、4定議案第19号 平成28年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について及び同議案第20号 平成28年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算についての以上2件については、賛成多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況とあわせて、
行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第17号 平成28年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、児童福祉費にかかわって、病児・病後児保育事業費補助金に係る利用実績及び受け入れ状況についてただしたのに対し、「平成26年度が延べ303名、27年度が延べ526名、28年度が延べ683名で、利用希望者は全て受け入れることができている」との答弁がありました。
次に、文化財費にかかわって、熊野古道を含む世界遺産紀伊山地の霊場と参詣道等の維持管理状況について説明を求めたのに対し、「熊野古道沿いについては、民間の植林が多く、所有者に適切に管理いただいている。緩衝地帯については、林業との両立を前提に伐採及び植林等の適切なサイクルを維持できるよう許可等を行っている。神社や神社林等については、個別の状況を勘案し対応している。また、熊野古道管理のためのパトロールを月1回以上実施している」との答弁がありました。
次に、教育委員会費にかかわって、いじめ問題や不登校問題への対応についてただしたのに対し、「田辺市教育研究所での電話相談や市教育委員会へのダイレクトメール、さまざまな機関と連携した情報収集といった取り組みを行っているが、最も大切なのは学校現場における教諭の対応であり、子供と日々接する中で、顔色や様子の変化を感じ取って、すぐに行動できる体制づくりを進めている」との答弁がありました。さらに委員から、教諭が子供と向き合うための環境整備についてただしたのに対し、「現在、校長、教頭、教諭等がそれぞれの役割を果たし、おおむね子供と向き合えていると考えているが、教諭等の負担は重くなっている。特別支援教育支援員の配置や、今後国が進める働き方改革が推進されることにより、さらに環境が整うものと考えているが、地域を含めた社会全体で子供を育てていくという意識を共有することが何よりも重要だと考えている」との答弁がありました。
次に、教育委員会費の教育振興費にかかわって、高等学校通学費等助成金の対象地域についてただしたのに対し、「現在、御坊市以南の県立高等学校等に公共交通機関を利用して通学する生徒及び寮・下宿生活をする生徒を対象としているが、今後、地域制限を撤廃する方向で検討する」との答弁がありました。
以上、
委員長報告といたします。
平成29年11月29日、文教厚生委員会委員長、橘 智史。
(11番 橘 智史君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 以上で、各
常任委員会委員長の報告が終了しました。
これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
これより、討論に入ります。討論は一括して行います。
討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 討論があるようですので、この場合、委員長の報告はいずれも認定であります。
よって、認定に対する反対討論の発言を許可いたします。
5番、川﨑五一君。
(5番 川﨑五一君 登壇)
○5番(川﨑五一君) 日本共産党田辺市議団を代表して4定議案第17号 平成28年度田辺市
一般会計歳入歳出決算、並びに4定議案第19号 平成28年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、4定議案第20号 平成28年度田辺市介護保険事業
特別会計歳入歳出決算の認定に反対の立場から討論を行います。
後期高齢者医療制度は、75歳という年齢だけをとって一般の医療制度から切り離し、受けることができる医療にまで差別を持ち込むという制度そのものに重大な欠陥を持つ制度です。ましてや医療を受ける機会がふえる高齢者を別建ての保険制度に囲い込み、その負担を現役世代に目に見える形で拠出させるという年代間の分断を図る二重に許されない制度です。こうした制度の中で実施される会計であり、認めるわけにはいきません。
また、介護保険制度も同様に、制度そのものに根本的かつ重大な欠陥を抱えています。
これまでも保険あって介護なしと言われてきた介護保険ですが、3年ごとの改定のたびに保険料の負担が大きくなり、高齢者の年金から天引きされる保険料は、その暮らしを圧迫してきました。そのように負担がふえる一方で、要介護3以上の認定をうけなければ施設入所ができないなど、まさに保険あって介護なしの状況がひどくなりつつあります。かつてこの介護保険制度の創設にかかわった役人からも、介護保険制度は国家的詐欺という発言が行われる状況となっています。
後期高齢者医療制度も介護保険制度も国の制度であり、市町村の裁量権はそれほど大きくはないかもしれません。しかし、地方自治の本旨である住民福祉の増進の観点から見れば、まだまだ住民負担の軽減など手だてはあります。そうして住民の利益を守る一方で、国に対して後期高齢者医療制度の廃止と介護保険制度の抜本的見直しを求めることが必要です。
平成28年度会計において、市にはそうした対応が不足しており、決算については認めることができません。
続いて、一般会計ですが、田辺市はことし3月、すなわち平成28年度の3月に田辺市協働推進指針を策定しました。そこには、こう書かれてあります。
少子高齢化の進行や人口減少等社会情勢も変化し、市民ニーズや地域が抱える課題は年々多様化、高度化しています。また、地方自治体には、地方分権の進展に伴い、みずからの判断と責任で創意を発揮し、個性豊かで活力あるまちづくりを進めていくことが求められています。
第1章では協働のまちづくりの定義において、「協働のまちづくりを進めるためには、行政等の情報を共有するとともに、市民が積極的に参画できる機会や活動の場づくりを促進し、市民の創意工夫をまちづくりに生かすことが大切です」と書かれています。
そうした方針を確定した同時期に行われたのが市庁舎移転候補地の決定と発表です。三つの候補地を挙げ、市民の意向を調査することもなく、いわば独断で移転の候補地を決定しました。100億円に及ぶ大事業であり、近隣住民の生活や業者の営業に多大な影響を及ぼす、この事業の推進に当たって、市民との協働という掛け声がいかに空虚なものであるかを市はその行動によって示しました。
さまざまな方針や計画を時間と労力と予算をかけてつくっても、実行されないのであれば無駄としか言いようがありません。公共交通再編計画についても同様の指摘をせざるを得ません。この計画の策定は一昨年の平成27年度ですが、その現状認識と対応の必要性を明確にしたにもかかわらず、平成28年度中に具体的な手だてはとられることがありませんでした。
田辺市は住民に対して、その行政からどのようなメッセージを発信するのかが問われています。住民が行政の姿勢を認知するのは、記者発表でも新聞でもありません。日々の暮らしに対する行政の施策によって、住民は行政からのメッセージを受け取るのです。
日本共産党市議団で乗り合いタクシーの視察に行った三重県熊野市の住民の声は、行政への感謝の言葉であふれていました。自分たちの暮らしのことにどれだけ気配りしてくれているかを肌で感じ、それをメッセージとして受け取っているのです。
昨年、田辺市が発信した最も大きなメッセージは、職員の告訴と逮捕でした。そして、先日ようやく発表された調査結果、余りにも遅く、信頼を完全に失墜させた対応だと言っても過言ではありません。
平成28年度の決算には、不正を働いた職員の給与も含まれています。最初の処分時に、日本共産党市議団が指摘したように、徹底した調査を行っておれば支出せずに済んだものであり、危機管理能力の低さが招いた無駄な支出は決算を認めることができない理由でもあります。
合併以来、行政の管理システムの不備からこれまで3度の大きな不祥事がありました。一度目は給食の食肉偽装、二度目は森づくり補助金、そして3度目が今回の
生活保護費です。それぞれに手法は違いますが、共通しているのは、行政の確認システムの甘さとずさんさです。4年ごとに繰り返される不祥事の根絶をするためにも、行政の体質を根本から改善する必要があり、行政に真摯な反省を求めるためにも、平成28年度決算は否決すべきであることを主張して反対討論とします。
(5番 川﨑五一君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 続いて、認定に対する賛成討論の発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 16番、安達克典君。
(16番 安達克典君 登壇)
○16番(安達克典君) 賛成討論を行います。平成28年度の予算の執行状況を見ると、日々の清掃、ごみの収集・運搬業務に始まり、斎場の建築、これは長年の案件でありましたが、それに係る一部予算の執行がされました。また、子供たちを見守る事業として、保護者から強い要望があった新庄第二学童保育所、中芳養学童保育所が紀州材を多く使用し、ぬくもりのある施設が完成しました。さらには各学校の耐震化や改築等に大きな予算が投じられ執行されています。
このほかにも、安心・安全なまちづくりを進める上で適正な予算が執行されておりますので、賛成討論といたします。
(16番 安達克典君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
これより、ただいま議題となっております17件について、順次採決に入ります。
◎日程第3 4定議案第17号 平成28年度田辺市
一般会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) それでは、4定議案第17号 平成28年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第17号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(小川浩樹君) 起立多数であります。
よって、4定議案第17号は認定することに決しました。
◎日程第4 4定議案第18号 平成28年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第18号 平成28年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第18号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第18号は認定することに決しました。
◎日程第5 4定議案第19号 平成28年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第19号 平成28年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第19号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(小川浩樹君) 起立多数であります。
よって、4定議案第19号は認定することに決しました。
◎日程第6 4定議案第20号 平成28年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第20号 平成28年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第20号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(小川浩樹君) 起立多数であります。
よって、4定議案第20号は認定することに決しました。
◎日程第7 4定議案第21号 平成28年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第21号 平成28年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第21号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第21号は認定することに決しました。
◎日程第8 4定議案第22号 平成28年度田辺市同和対策住宅資金等貸付事業特別会
計
歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第22号 平成28年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第22号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第22号は認定することに決しました。
◎日程第9 4定議案第23号 平成28年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第23号 平成28年度田辺市
簡易水道事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第23号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第23号は認定することに決しました。
◎日程第10 4定議案第24号 平成28年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第24号 平成28年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第24号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第24号は認定することに決しました。
◎日程第11 4定議案第25号 平成28年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第25号 平成28年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第25号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第25号は認定することに決しました。
◎日程第12 4定議案第26号 平成28年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第26号 平成28年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第26号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第26号は認定することに決しました。
◎日程第13 4定議案第27号 平成28年度田辺市特定環境保全公共下水道事業特別
会計
歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第27号 平成28年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第27号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第27号は認定することに決しました。
◎日程第14 4定議案第28号 平成28年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第28号 平成28年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第28号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第28号は認定することに決しました。
◎日程第15 4定議案第29号 平成28年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第29号 平成28年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第29号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第29号は認定することに決しました。
◎日程第16 4定議案第30号 平成28年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第30号 平成28年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第30号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第30号は認定することに決しました。
◎日程第17 4定議案第31号 平成28年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第31号 平成28年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第31号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第31号は認定することに決しました。
◎日程第18 4定議案第32号 平成28年度田辺市
四村川財産区
特別会計歳入歳出決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第32号 平成28年度田辺市
四村川財産区
特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第32号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第32号は認定することに決しました。
◎日程第19 4定議案第33号 平成28年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算について
○議長(小川浩樹君) 続いて、4定議案第33号 平成28年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算についてお諮りいたします。
議案第33号は、委員長の報告のとおり可決及び認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、4定議案第33号は可決及び認定することに決しました。
◎日程第20 5定報告第 1号
専決処分事項についてから
日程第42 5定議案第21号 平成29年度田辺市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)まで一括上程
○議長(小川浩樹君) 続いて、日程第20 5定報告第1号
専決処分事項についてから、日程第42 5定議案第21号 平成29年度田辺市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)まで、以上23件を一括上程いたします。
提出者の説明を求めます。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) ただいま、上程されました議案は、専決処分報告2件、条例に関するもの10件、予算に関するもの5件、その他6件でございまして、その概要について御説明申し上げます。
まず、報告第1号
専決処分事項についてでありますが、平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)につきましては、去る10月22日に執行した衆議院議員総選挙に係る経費を、平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第6号)につきましては、10月21日から22日にかけての台風第21号により被災した農林施設及び公共土木施設等の災害応急復旧費等を専決処分したものであります。
報告第2号
専決処分事項の報告については、交通事故3件、道路管理に係る事故1件及びその他の事故1件の損害賠償について専決処分したものの報告であります。
議案第1号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正については、市長及び副市長の給料を減額するため改正するもので、議案第2号 田辺市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化のための
固定資産税の特別措置に関する条例の一部改正については、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律が地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律に改正されたことに伴い、同法に基づく地域経済牽引事業のための施設を設置した事業者について、当該施設の用に供する家屋等に係る
固定資産税の特別措置を講ずるため改正するものです。
議案第3号 田辺市
都市公園条例の一部改正については、都市公園法施行令の一部改正に伴い、都市公園に設ける運動施設の面積の上限を定めるほか、所要の改正を行うもので、議案第4号 田辺市公園条例の一部改正については、新たに新庄町3741番地の50ほかに公園を設置するため、所要の改正を行うもので、議案第5号 田辺市
手数料条例の一部改正については、高圧ガス保安法施行令の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うもので、議案第6号 田辺市
火災予防条例の一部改正については、防火対象物の違反に係る公表制度を設けるため、所要の改正を行うもので、議案第7号
田辺市立小学校及び中学校条例の一部改正については、鮎川小学校と富里小学校とを統合するとともに、近野中学校を近野小学校に併設するため、所要の改正を行うもので、議案第8号 田辺市
集会所条例の一部改正については、末広教育集会所を廃止するため改正するもので、議案第9号 田辺市
体育施設条例の一部改正については、体育施設の使用料の額を改定するとともに、小原テニスコート及び三里体育館を廃止するため、所要の改正を行うものであります。
議案第10号
工事請負契約の締結については、田辺市斎場敷地造成
工事請負契約の締結について、議案第11号 損害賠償の額の決定及び和解については、交通事故に係る損害賠償の額を定め和解することについて、議案第12号 田辺市
紀州備長炭記念公園の
指定管理者の指定についてから、議案第14号 田辺市
龍神温泉センターの
指定管理者の指定についてまでは、それぞれの施設の
指定管理者の指定について、議決をお願いするものです。
次に、議案第15号 平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第7号)につきまして、その概要を御説明申し上げます。
今回の補正額は、4億6,003万8,000円で、歳出の主なものを申し上げますと、職員配置の変動等に伴う人件費の補正を行うことを初め、総務費では、市長及び副市長の給料を減額するほか、車両のリース契約解除に伴う補償金、
固定資産税の評価がえに伴う電子計算機プログラム改修委託料等を、民生費では、障害者自立支援給付費負担金等の精算による国庫及び県支出金返還金を補正するほか、障害者に係る更生医療費及び児童発達支援給付費、
生活保護費の不適正な事務処理に係る国庫支出金等の返還金を、衛生費では、健康増進事業等の精算による国庫及び県支出金返還金を、農林水産業費では、平成30年1月に開催される東アジア農業遺産学会役員会及び国際シンポジウムに係る、みなべ・
田辺地域世界農業遺産推進協議会負担金を、商工費では、さらなる誘客促進を図るため、白浜町との共同プロモーション事業に係る経費及び熊野本宮大社創建二千五十年奉祝記念事業費補助金を、土木費では、工法の変更による橋梁新設改良費の更正を、教育費では、富里小学校の閉校に伴う記念誌作成に要する経費及び国の基準単価の改定に伴う要保護・準要保護生徒援助費を、災害復旧費では、農林施設及び公共土木施設等の復旧費用を補正するほか、債務負担行為及び地方債を補正しております。
今回の補正に要する財源としましては、国庫支出金、県支出金、繰越金、諸収入、市債等をもって充てることにしております。
議案第16号 平成29年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、一般被保険者保険税還付金を補正するもので、議案第17号 平成29年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、職員配置の変動に伴う人件費の減額を行うほか、保険給付費及び地域支援事業費を補正するものであります。
議案第18号 権利の放棄については、住宅新築資金貸付金及び宅地取得資金貸付金に係る債権を放棄することについて議決をお願いするもので、議案第19号 平成29年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、債権の放棄に伴う財源の更正を行うものであります。
議案第20号 田辺市
簡易水道事業の
田辺市水道事業への統合に伴う関係条例の整備に関する条例の制定については、
簡易水道事業の水道事業への統合に伴い、関係条例について所要の整備を図るもので、議案第21号 平成29年度田辺市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)は、職員配置の変動に伴う人件費の補正を行うものであります。
以上、提案いたしました議案について御説明申し上げましたが、詳細につきましては、関係部課長から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。
(市長 真砂充敏君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 続いて、補足説明を求めます。
総務部長、松川靖弘君。
(総務部長 松川靖弘君 登壇)
○総務部長(松川靖弘君) それでは、議案書に基づきまして補足説明をさせていただきます。
1ページをお願いします。
5定報告第1号
専決処分事項については、
地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したもので、同条第3項の規定によりこれを報告し、御承認をお願いするものです。
専決事項といたしましては、平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第5号)及び、平成29年度田辺市
一般会計補正予算(第6号)の2件で、内容につきましては、2ページ目から順を追って御説明申し上げます。
2ページをお願いします。
平成29年度田辺市の
一般会計補正予算(第5号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5,250万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ413億1,871万1,000円とするものです。
なお、人件費につきましては、給与費明細書を7ページに掲載していますので、御参照願います。
内容につきましては、5ページの歳出をお願いいたしますが、今回の補正は、去る9月28日に衆議院が解散されたことに伴い、10月22日を投票日として執行された第48回衆議院議員総選挙に要する費用を9月29日付で専決処分したもので、財源につきましては、県支出金をもって充てています。
次に、8ページをお願いします。
平成29年度田辺市の
一般会計補正予算(第6号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ8,280万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ414億151万6,000円とするもので、地方債の補正につきましては、10ページを御参照願います。
内容につきましては、12ページからの歳出をお願いいたしますが、今回の補正は、去る10月21日から22日にかけての台風21号豪雨により被災した施設の災害復旧に要するものです。
12ページの農林施設災害復旧費、現年度林業施設災害復旧事業費につきましては、林道1件の災害査定申請のための測量・設計を実施するもので、災害応急復旧費につきましては、農道、林道、水路等54件の応急復旧に要するものです。
次に、公共土木施設災害復旧費、現年度公共土木災害復旧事業費につきましては、市道3件、河川4件の災害査定申請のための測量・調査・設計を実施するもので、災害応急復旧費につきましては、市道、河川、水路等79件の応急復旧に要するものです。
13ページにまいりまして、水産施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、芳養漁港及び目良漁港内に漂流した流木等の除去に要するものです。
次に、商工施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、世界遺産熊野本宮館裏の河原に整備している駐車場等3件の応急復旧に要するものです。
14ページをお願いします。
教育施設災害復旧費、災害応急復旧費につきましては、旧近野小学校校舎屋根の応急復旧に要するものです。
以上、補正に要する財源といたしましては、地方交付税及び市債をもって充てています。
続きまして、15ページをお願いします。
5定報告第2号
専決処分事項の報告については、損害賠償の額を定め、和解することについて、
地方自治法第180条第1項の規定による指定に基づき専決処分したもので、同条第2項の規定によりこれを御報告するものです。
まず、1件目の内容といたしましては、平成29年5月18日午前11時30分ごろ、本市環境課職員が、浄化槽の設置確認業務を終え、帰庁するため軽貨物自動車を運転し、市道神子浜14号線を走行中、Aさん宅の門扉に接触し、損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が15万1,524円を相手方に支払うものです。
次に16ページ、2件目の内容といたしましては、平成29年8月3日午後6時ごろ、Bさんが小型乗用自動車を運転し、中辺路町野中745番地先の市道掘割小広線を走行中、横断側溝の鉄板がはね上がり、当該車両の底部が損傷したもので、この損害に対する賠償金として、本市が7万4,504円を相手方に支払うものです。
次に、3件目の内容といたしましては、平成29年9月26日午後3時ごろ、本市管理課職員が、新庄総合公園内において草刈り機を使用していたところ、小石が飛び散り、Cさんが運転する軽乗用自動車の運転席側ドアガラスを損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が2万5,920円を相手方に支払うものです。
次に17ページ、4件目の内容といたしましては、平成29年10月6日午前8時35分ごろ、本市生涯学習課職員が、協議に向かうため軽貨物自動車を運転し、市民総合センターの公用車駐車場から左折して主要地方道田辺龍神線に進入しようとしたところ、左方向から直進してきたDさん運転の電動アシスト自転車と接触し、当該自転車の前輪及びフロントフォークを損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が1万7,300円を相手方に支払うものです。
次に、5件目の内容といたしましては、平成29年7月11日午後0時30分ごろ、本市龍神教育事務所職員が、大阪入国管理局和歌山出張所へ向かうため普通乗用自動車を運転し、和歌山市和歌浦東4丁目2番8号地先の国道42号和歌浦東3丁目交差点を右折した際に、市道本町和歌浦線の中央分離帯上の反射板ブロックに接触し、損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が10万440円を和歌山市に支払うものです。
次に、18ページをお願いします。
5定議案第1号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、退職手当不支給となった本市元職員による
生活保護費の不正事案に関して、市政への混乱を招き、市民の信頼を失墜させたことから、市長及び副市長の給料を減額するもので、平成30年1月分から3月分までの給料月額について、市長は83万円から66万4,000円に20%減額し、副市長は70万円から63万円に10%減額するものです。
次に、20ページをお願いします。
5定議案第2号 田辺市企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化のための
固定資産税の特別措置に関する条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律が地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律に改正されたことに伴い、新たに和歌山県と県内市町村で作成した「地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律に基づく和歌山県基本計画」が、平成29年9月29日に国の同意を得たことにより、当該基本計画に基づく地域経済牽引事業を実施する事業者に対して、
固定資産税の特別措置を講ずるため改正するものです。
その概要につきましては、基本計画の実施期間となる平成35年3月31日までに当該事業者が取得した家屋や土地などに対して、新たに
固定資産税を課することとなった年度以降3カ年度分に限り、その課税を免除するものであり、これによる減収額の75%については地方交付税による補填措置がなされることとなっています。
次に、22ページをお願いします。
5定議案第3号 田辺市
都市公園条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、都市公園法施行令の一部改正に伴い、都市公園に設ける運動施設の敷地面積の総計について、当該都市公園の敷地面積に対する割合を100分の50を超えない割合と上限を定めるほか、所要の改正を行うものです。
次に、24ページをお願いします。
5定議案第4号 田辺市公園条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、新庄町3741番地の50に田辺市ゴールデンタウン第2公園として、また下三栖1816番地の12に田辺市埴田第2公園として、新たに公園を2カ所設置するため、所要の改正を行うものです。
次に、26ページをお願いします。
5定議案第5号 田辺市
手数料条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、高圧ガス保安法施行令の一部改正により、引用している政令の条項が細分化されたことに伴い、所要の規定の整備を行うものです。なお、手数料の改定はございません。
次に、28ページをお願いします。
5定議案第6号 田辺市
火災予防条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、消防法令に関する重大な違反のある防火対象物について、その法令違反の内容を利用者等へ公表することにより、利用者等の防火安全に対する認識を高め、火災被害の軽減を図るため、所要の改正を行うものです。
次に、30ページをお願いします。
5定議案第7号
田辺市立小学校及び中学校条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、平成30年4月1日から、鮎川小学校と富里小学校とを統合するとともに、近野中学校を近野小学校敷地に併設するため、所要の改正を行うものです。
富里・鮎川両地区におきましては、平成28年度から学校のあり方に関する懇談会を重ねてまいりましたが、富里小学校の児童数減少の状況を鑑み、鮎川小学校に統合することとなりました。また、近野中学校につきましては、校舎の耐震化の検討をしておりましたが、現校舎の耐震化には課題があり、また、教育的効果が望めることから近野小学校敷地に併設することとなったものです。
次に、32ページをお願いします。
5定議案第8号 田辺市
集会所条例の一部改正については、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、末広児童館の耐震工事の実施に伴い、末広児童館の3階に位置する末広教育集会所を廃止し、建物全体を末広児童館として運用するため、所要の改正を行うものです。
次に、34ページをお願いします。
5定議案第9号 田辺市
体育施設条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、利用者と非利用者間の負担の公平性の確保と受益者負担の適正化を図る観点から、社会体育施設の使用料の見直しに関する基本方針に基づく体育施設使用料の見直しを行うとともに、小原テニスコートの老朽化に伴う用途廃止及び三里小学校建築による三里体育館解体に伴う用途廃止のため、所要の改正を行うものです。
次に、45ページをお願いします。
5定議案第10号
工事請負契約の締結については、田辺市斎場敷地造成
工事請負契約の締結について、
田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は田辺市斎場敷地造成工事、契約の方法は条件付き一般競争入札、応札者数は28社、入札年月日は平成29年11月7日、契約金額は2億9,559万9,240円、契約の相手方は株式会社伊藤組代表取締役、伊藤研治氏です。
なお、工事概要等につきましては、別冊参考資料1ページを御参照願います。
次に、46ページをお願いします。
5定議案第11号 損害賠償の額の決定及び和解については、損害賠償の額を定め、和解することについて、
地方自治法第96条第1項第12号及び第13号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、平成29年8月5日午後4時15分ごろ、本市田辺消防署職員が、救急出動のため救急自動車を運転し、上芳養地区へ向かうため国道42号田辺バイパスを西進中、稲成ランプ手前で左側車線へ車線変更をしたところ、当該国道を後方から直進してきたEさんが運転する普通乗用自動車に接触し、当該車両の右側部を損傷させたもので、この損害に対する賠償金として本市が127万4,400円を相手方に支払うものです。
次に、47ページの5定議案第12号から49ページの5定議案第14号までは、本市の公の施設3施設について、それぞれの
指定管理者を指定するため、
地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をお願いするものです。
まず、47ページの5定議案第12号 田辺市
紀州備長炭記念公園の
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である、田辺市秋津川1491番地の1、秋津川振興会会長、大澤晃氏を平成30年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、48ページの5定議案第13号 田辺市
龍神総合交流拠点施設「季楽里龍神」の
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である田辺市龍神村龍神189番地、一般財団法人龍神村開発公社代表理事、手谷新一氏を平成30年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、49ページの5定議案第14号 田辺市
龍神温泉センターの
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である田辺市龍神村龍神37番地、有限会社龍神温泉元湯代表取締役、平岡照章氏を平成30年4月1日から平成33年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
続きまして、50ページをお願いします。
5定議案第15号 平成29年度田辺市の
一般会計補正予算(第7号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億6,003万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ418億6,155万4,000円とするもので、債務負担行為及び地方債の補正につきましては、54ページを御参照願います。
補正予算の内容につきましては、歳出の60ページから御説明いたしますが、各費目にある給料、職員手当等、共済費及び賃金のうち、職員配置の変動や時間外勤務手当の増加等による人件費及び賃金の補正につきましては、個々の説明は省略させていただきますので、御了承賜りたいと思います。
なお、人件費につきましては、給与費明細書を83ページから84ページに、工事請負費につきましては工事明細表を85ページに、あわせて別冊参考資料の2ページから10ページに工事事業箇所図を掲載していますので御参照願います。
それでは、60ページをお願いします。
総務管理費、一般管理費につきましては、議案第1号の
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正に伴い、市長及び副市長の給料を減額するものです。
61ページにまいりまして、
まちづくり推進事業費につきましては、
地域おこし協力隊員が使用していたリース車両が、単独事故により廃車となったことから、契約解除に当たり、貸し主に対し補償金を支払うものです。
62ページをお願いします。
徴税費、賦課費につきましては、
固定資産税の平成30年度評価がえ等に対応するため、電子計算機のプログラムを改修するものです。
次に、65ページをお願いします。
社会福祉費、社会福祉総務費につきましては、障害者自立支援給付費負担金を初め、障害者福祉、高齢者福祉、児童福祉施策等に係る各種の負担金及び補助金について、平成28年度の精算等に伴う返還金を計上するものです。
障害者福祉費につきましては、障害者総合支援法等の改正に対応するため、障害者支援給付システムを改修するほか、更生医療費等において、対象者やサービスの利用が増加したことから、扶助費を増額するものです。
福祉センター等管理費につきましては、中辺路福祉センターにおける漏水対策並びに本宮保健福祉総合センターにおける空調設備の修繕に係る費用を計上するものです。
66ページをお願いします。
児童福祉費につきましては、養育支援訪問事業に係る利用者の増加に伴い、委託料を増額するほか、子ども・子育て支援交付金の補助基準額の改定に伴い、わんぱく学童保育所に対する運営費補助金を増額するものです。
保育所費につきましては、社会保障・税番号制度及び民間保育所の保育士等に対して新たに設けられた処遇改善加算に対応するため、子ども・子育て支援システムを改修するものです。
67ページにまいりまして、老人福祉費につきましては、老人医療費に係る受診件数の増加など、実績状況を勘案し、医療費審査手数料及び老人医療費を増額するものです。
次の
生活保護費、生活保護総務費につきましては、
生活保護費の不適正な事務処理によって生じた国庫及び受給者等への返還金を計上するものです。
次に、68ページをお願いします。
保健衛生費、保健衛生総務費につきましては、健康増進事業等に係る補助金について、平成28年度の精算に伴う返還金を計上するものです。
69ページにまいりまして、農業費、
農業振興費につきましては、東アジア農業遺産学会の平成30年度総会が、来年8月に当地域で開催されることを受け、1月に東アジア農業遺産学会役員会及び、みなべ・
田辺地域世界農業遺産推進協議会等の主催による国際シンポジウムを開催するため、協議会への負担金を増額するものです。
次に、73ページをお願いします。
商工費、観光費につきましては、首都圏からの誘客を促進するため、白浜町との連携による共同プロモーション事業の実施に要する費用を計上するほか、熊野本宮大社創建二千五十年奉祝記念事業費補助金については、平成30年の熊野本宮大社創建2050年を誘客の絶好の機会と捉え、年間を通じて実施する各種記念事業に対して補助するものです。
74ページをお願いします。
道路橋梁費、橋梁新設改良費につきましては、三栖41号線の橋本橋及び菅小家坂線の菅小橋の撤去工事について、河川管理者である県との協議による工法変更に伴い、工事請負費を減額する一方、道路構造物定期点検業務委託料を増額するものです。
次に、77ページをお願いします。
消防費、常備消防費につきましては、県防災ヘリコプター共同運航に係る連絡協議会運営費が不足する見込みであることから、負担金を増額するものです。
78ページをお願いします。
小学校費、学校管理費につきましては、平成30年4月から富里小学校と鮎川小学校が統合することから、閉校となる富里小学校の記念誌作成に要する費用を計上するものです。
79ページにまいりまして、中学校費、教育振興費につきましては、要保護・準要保護生徒援助費のうち、新入学学用品費に係る国の基準単価が改定されたことを受け、本年度中に支給する来年4月入学の新中学生に係る援助費を増額するものです。
次に、81ページをお願いします。
農林施設災害復旧費、現年度耕地災害復旧事業費につきましては、本年10月21日から22日にかけての台風21号豪雨により被災した農地4件の復旧工事を行うものです。
82ページをお願いします。
公共土木施設災害復旧費、現年度公共土木災害復旧事業費につきましては、本年10月21日から22日にかけての台風21号豪雨により被災した市道3件、河川4件の復旧工事を行うもので、次の特別会計繰出金につきましては、介護保険、
簡易水道事業の二つの特別会計における補正予算に対応し、必要となる一般会計からの繰出金です。
以上、今回の一般会計の補正に要する財源といたしましては、国庫支出金、県支出金、繰越金、諸収入、市債などをもって充てています。
次に、86ページをお願いします。
5定議案第16号 平成29年度田辺市の
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条 事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ100万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ127億4,111万2,000円とするもので、内容につきましては、88ページの歳出をお願いします。
償還金及び還付加算金につきましては、一般被保険者保険税還付金の実績状況を勘案し、医療給付費分過誤納還付金等を増額するもので、今回の補正に要する財源といたしましては、繰入金をもって充てています。
続きまして、89ページをお願いします。
5定議案第17号 平成29年度田辺市の
介護保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億9,720万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ92億4,083万3,000円とするもので、人件費につきましては、給与費明細書を100ページに掲載していますので御参照願います。
内容につきましては、96ページの歳出をお願いします。
総務管理費につきましては、職員配置の変動に伴う人件費の減額のほか、介護報酬改定等に対応するため、介護保険システムを改修するものです。
介護サービス等諸費から98ページの高額介護サービス等費までの各種保険給付費につきましては、各介護サービスの対象者数、利用件数等の実績状況を勘案し、それぞれ補正するものです。
介護予防・生活支援サービス事業費につきましても、各介護サービスに係る実績状況を勘案し、それぞれ補正するもので、次の包括的支援事業・任意事業費につきましては、職員配置の変動に伴う人件費の増額です。
以上、今回の補正に要する財源といたしましては、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、繰入金、繰越金をもって充てています。
続きまして、101ページをお願いします。
5定議案第18号の権利の放棄については、
地方自治法第96条第1項第10号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、住宅新築資金及び宅地取得資金の貸し付けを受けた1人に対する2件の債権を放棄するものです。
放棄する権利の内容は、住宅新築資金貸付金及び宅地取得資金貸付金に係る債権で、債務者はFさんです。
放棄する債権の額は、住宅新築資金貸付金882万526円、宅地取得資金貸付金386万3,412円で、理由といたしましては、昭和58年12月1日に他の債権者からの申し立てにより貸付対象物件が競売されましたが、本市への配当はなく、その後、定期預金を差し押さえ、宅地取得資金貸付金の償還金の一部として充当しましたが、残債務につきましては、回収できませんでした。現在、債務者は、無資力の状態にあり、連帯保証人は、海外へ渡航したまま行方不明となっているためです。
今回債権放棄する2件の金額を合わせますと1,268万3,938円となりますが、国費・県費補助金で57.4%が交付されることにより、残る42.6%、539万7,938円を市が実質的に債権放棄をする金額となります。
続きまして、102ページをお願いします。
5定議案第19号 平成29年度田辺市の
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ5億892万4,000円とするもので、内容につきましては、議案第18号に基づき、住宅新築資金貸付金に係る債権を放棄することにより、県補助金が交付されるため、歳入の財源更正を行うものです。
続きまして、105ページをお願いします。
5定議案第20号 田辺市
簡易水道事業の
田辺市水道事業への統合に伴う関係条例の整備に関する条例の制定について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、平成30年4月1日付で、
簡易水道事業を上水道事業に統合するに当たり、田辺市簡易水道条例及び田辺市
簡易水道事業分担金徴収条例を廃止するほか、関係する条例を改正するものです。
続きまして、107ページをお願いします。
5定議案第21号 平成29年度田辺市の
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ484万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ11億949万3,000円とするもので、人件費につきましては、給与費明細書を110ページに掲載していますので御参照願います。
内容につきましては、109ページの歳出をお願いいたしますが、今回の補正は、職員配置の変動に伴う人件費の増額で、補正に要する財源といたしましては、繰入金をもって充てています。
以上をもちまして、補足説明を終わらせていただきます。
よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
(総務部長 松川靖弘君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 以上をもって提出者の説明が終了いたしました。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております23件については、審議の都合上、後日審議願うことにいたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
◎日程第43 5定発議第1号
特別委員会の名称変更及び付議事件の追加について上程
○議長(小川浩樹君) 続いて、日程第43 5定発議第1号
特別委員会の名称変更及び付議事件の追加について上程いたします。
提出者の説明を求めます。
議会運営委員会委員長、10番、北田健治君。
(10番 北田健治君 登壇)
○10番(北田健治君) それでは、ただいま上程されました発議第1号について、議会運営委員会を代表いたしまして、私から提案させていただきます。
5定発議第1号
特別委員会の名称変更及び付議事件の追加について。
田辺市議会会議規則第14条第2項の規定により、次のとおり提出する。平成29年11月29日。提出者は、
田辺市議会会議規則第14条第2項の規定により、議会運営委員会からの提案とさせていただいております。
特別委員会の名称変更及び付議事件の追加について。
平成29年6月1日議決により設置した新庁舎整備
特別委員会の名称及び付議事件を次のように改める。
1.名称。変更前、新庁舎整備
特別委員会。変更後、新庁舎整備及びまちづくり等
特別委員会。
2.付議事件。変更前、新庁舎に求められる機能、庁舎のあり方等に関する調査について。追加変更後、新庁舎に求められる機能、庁舎のあり方等に関する調査及び市街地におけるまちづくり、基盤整備等に関する調査について。
3.提案理由。新庁舎の整備に加え、市街地におけるまちづくり、基盤整備等について調査研究を行う必要があるため。
続いて、提案理由の説明をさせていただきます。
現在、市議会においては、新庁舎整備事業が進められていることに伴い、新庁舎整備
特別委員会を設置し、調査を行っているところでありますが、「中心市街地に近い場所に新庁舎を整備すること」との答申が、市長の諮問機関である田辺市庁舎整備方針検討委員会から提出されたことでもわかるように、市庁舎と市街地の関連性は非常に深いものであると考えます。
また本市では、時を同じくして、景観まちづくり刷新事業や新武道館建設事業、さらに県営事業の扇ヶ浜海岸環境整備事業など、市街地の活性化を図る上で非常に重要な事業を続いて実施しており、市庁舎移転後の跡地の利活用等も含め、市街地における総合的なまちづくりを検討する絶好の機会であると捉え、今回、既存の新庁舎整備
特別委員会の調査事項に、「市街地におけるまちづくり、基盤整備等」に関する事項を追加し、それに伴い名称を新たに「新庁舎整備及びまちづくり等
特別委員会」と変更することを提案するものであります。
議員各位の御賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
(10番 北田健治君 降壇)
○議長(小川浩樹君) 提出者の説明が終了いたしました。
これより、質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 質疑なしと認めます。
本件については、会議規則第37条第2項本文の規定により委員会の付託を省略いたします。
それでは、お諮りいたします。
5定発議第1号は、原案のとおり可決することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、5定発議第1号
特別委員会の名称変更及び付議事件の追加については、原案のとおり決しました。
この場合、お諮りいたします。
本日の会議はこの辺にとどめ散会し、あす11月30日から12月7日までの8日間は議案調査のため休会とし、12月8日、午前10時から再開いたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(小川浩樹君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、一般質問の通告につきましては、あす11月30日午後2時までに事務局へ提出願います。締め切り後、抽せんにより質問順位を決定し、通知申し上げます。
散 会
○議長(小川浩樹君) それでは、本日はこれをもって散会いたします。
(午後 2時36分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
平成29年11月29日
議 長 小 川 浩 樹
議 員 北 田 健 治
議 員 橘 智 史
議 員 尾 花 功...