海南市議会 2016-09-15 09月15日-04号
また、ピロリ菌の除菌に成功すると、胃がんの危険性が3分の1となるとの報告もあり、ピロリ菌除菌の治療は胃がん発症予防に効果があることが明らかとなっていますので、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、慢性胃炎のある方に対するピロリ菌検査は保険診療が適用され、除菌などの治療もおこなわれているところでございます。
また、ピロリ菌の除菌に成功すると、胃がんの危険性が3分の1となるとの報告もあり、ピロリ菌除菌の治療は胃がん発症予防に効果があることが明らかとなっていますので、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、慢性胃炎のある方に対するピロリ菌検査は保険診療が適用され、除菌などの治療もおこなわれているところでございます。
しかし、我が公明党議員の国会質問や100万人を超える署名活動などの強力な推進で、本年の2月21日から保険の適用が拡大し、ピロリ菌による慢性胃炎や萎縮性胃炎が内視鏡で確認された段階での除菌が保険適用となり、国はこれをヘリコバクター・ピロリ感染胃炎という新たな病名で認めました。
1994年、WHO--世界保健機関のIARC--国際がん研究機関が、ピロリ菌は慢性胃炎や消化器潰瘍の主な病原因子であり、また、胃がんとの関連性において間違いのない発がん因子と認定をしました。これにより、胃がんは生活習慣病ではなく、ヘリコバクター・ピロリ菌により発症する、いわゆる感染症であることが明白になり、このピロリ菌を除菌しない限り胃がんはなくならない、撲滅できないとの結論であります。