ツイート シェア
  1. 印南町議会 2020-06-12
    06月04日-01号


    取得元: 印南町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-08
    令和 2年  6月 定例会会議の経過) △開会 9時00分 ○議長 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達しています。 これより、令和2年第2回印南町議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配布のとおりであります。 ただいまより、議事日程に従いまして議事を進めてまいります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第126条の規定により、本日の会議録署名議員は          8番 藤本良昭君          9番 古川眞 君を指名いたします。 日程第2、「会期の決定について」を議題といたします。 お諮りします。今期定例会会期は、本日から6月12日までの9日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 ◆議員 「異議なし」 ○議長 ご異議なしと認めます。したがって、会期は本日から6月12日までの9日間と決定いたしました。 日程第3、諸般報告を行います。 今期定例会において本日までに受理した請願につきましては、お手元に配布の請願文書表のとおり1件であります。請願第1号を事務局長に朗読させます。 ◎議会事務局長 請願書請願第1号。令和2年5月27日。印南町議会議長 堀口晴生様。和歌山教職員組合日高地方支部 支部長 吉田収紹介議員藤薮利広。 和歌山県に「公立学校教員に1年単位変形労働時間制を適用しないことを求める意見書」の提出について。 政府は、令和元(2019)年12月、都道府県・政令市の条例によって、公立学校に「1年単位変形労働時間制」を導入するため「公立学校義務教育学校等教育職員給与等に関する特例措置法」(給特法)を一部改正しました。 労働基準法に定められた「1年単位変形労働時間制」は、業務の繁閑のある職場において、1年間で平均すれば週40時間以内となることを条件に、繁忙期の勤務時間を1日10時間まで延長することを認める制度であり、時間外勤務が恒常的に生じている職場には導入できないとされています。 和歌山県でも長時間労働が問題になっており、6人に1人が過労死ラインを超えて勤務していることが分かっています。この制度導入所定勤務時間が延びることによって長時間労働が固定化する恐れがあり、教員のいのちと健康にかかわる重大な問題です。 教員労働環境は、子どもにとっての学習環境です。長時間過密労働影響教員だけにとどまらず、教育現場は、「子どもに余裕をもって接することができない」「あしたの授業準備さえままならない」などの悲痛な声であふれており、もはや教育の質を保障できているとは言い難い状況です。教員がしっかりと子どもと向き合い、教育活動に専念できる抜本的な労働環境の改善と日々の教育の質を保障するための投資がいま、早急に求められています。 以上の理由により、下記の事項について請願いたします。また、この制度の導入にあたって、早くて6月の県議会条例改定が行われます。今議会中の審議をよろしくお願いします。 記。1.貴議会より和歌山県知事県教育委員会教育長に「公立学校教員に1年単位変形労働時間制を適用しないことを求める意見書別紙案)を提出してください。 以上です。 ○議長 請願第1号については、印南町議会会議規則第92条の規定により、文教厚生常任委員会に付託しますので、よろしくお願いします。 以上で、諸般報告を終わります。 ここで町長より発言を求められていますので、これを許します。 -町長-町長 皆さん、おはようございます。 本日、令和2年第2回印南町議会定例会を招集いたしました。議員皆様にはご多用のところご出席を賜り、誠にありがとうございます。 最初に、大変残念なご報告をさせていただきます。職員不祥事についてであります。この度、本町の建設課工務係主査 大山剛平(31歳)が、窃盗(置き引き)容疑により、去る5月22日(金)午前8時36分に田辺警察署に逮捕されるという事案が発生いたしました。関係者をはじめ、町民皆様に深くお詫び申し上げます。容疑内容につきましては、今年2月11日(火)午後3時38分頃、田辺市内パチンコ店で田辺市の男性所有の財布、現金5万円相当が入っていたものを盗んだ疑いであります。公務員として、更には社会人として、絶対にしてはならないことであり、今後の対応につきましては捜査の進展を見ながら厳正な対応を図ってまいります。公務外の行為とは言え、一旦職員不祥事が発生しますと、印南町職員全体の信用を失墜させ、町民皆様の信頼を裏切ることとなります。町長として深く反省いたしております。改めて全職員に対し、公務員としての倫理の確立、服務規律の遵守と綱紀粛正の徹底の強化に取り組みます。町民皆様に対し、ご迷惑をおかけしたことを重ねて深くお詫び申し上げるとともに、二度とこのような不祥事を起こさないよう、町政信頼回復に努めてまいります。誠に申し訳ございませんでした。 さて、新型コロナウイルス感染症についてであります。最初に、新型コロナウイルス感染症でお亡くなりになった方々に対して心からご冥福をお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆様にお悔やみを申し上げます。また、発症されて病と闘われている方々には早期の回復を心より祈念いたします。併せて、医療現場で目に見えないウイルスと懸命に闘ってくれている医療関係者の皆さまに改めて感謝を申し上げます。ようやく、全国に発出されていた緊急事態宣言が解除されましたが、新型コロナウイルス感染症危機感は、いまなお第2波が心配されます。また、この季節になりますと、恵みの雨から急に大雨・ゲリラ豪雨となることが多くなってまいります。自然災害新型コロナウイルス感染症との複合災害を視野に入れ、今まで以上に緊張感をもって危機管理に取り組んでいくことが重要であると考えています。 このような状況の中での議会開会でございますが、議案の説明に先立ち、3月議会以降の町政の主だった執行状況及びその概要と、その他諸般報告など、順次ご報告を申し上げたいと思います。 最初に、職員人事管理・働き方改革についてであります。 去る3月31日付けで4名のベテラン職員が退職しました。例年感じておりますが、これまで町職員として町や町民方々のために一生懸命に仕事をしていただいたことに心より感謝するとともに、一方では寂しい想いを持ってお送りさせていただきました。しかしながら、今年も4月1日には希望に満ち溢れた新規採用職員2名と、空席になっていた副町長を迎えると同時に、一部機構改革と総勢43名の人事異動を実施し、私自身も身が引き締まる思いで新年度を迎えたところであります。また、現在の全職員数は83名であり、平均年齢が34.9歳と、昨年度より更に若い組織となっています。今まさに、町を支える現役世代から次世代への引継を目的として、適材適所の異動を行なったものであります。一日も早く配属された職場に慣れていただいて、自分の力を100%発揮できるように、それぞれが努力していただきたいと考えています。 同時に、職員の「働き方改革」として、「印南特定事業主行動計画~女性が輝く社会のために~」に掲げている職場環境の実現を目指し、仕事の仕方や能力開発等を幅広く検討するなど生産性の向上を図るとともに、週に2日以上の「ノー残業デー」の実施を引き続き推進していきたいと考えております。 次に、新型コロナウイルス感染症支援対策についてであります。 令和2年4月16日、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部より「全都道府県を緊急事態措置すべき区域とする」方針が示され、更なる感染拡大防止対策を強化したところであります。この間、町民皆様には不要不急外出自粛要請、密閉・密集・密接の3密対策小・中学校休業等にご協力いただいたところであります。現在まで、印南町から感染者を一人も出すことなく経過しています。引き続き、感染者を「一人も出さない、出させない」取組みを町民皆様とともに推し進めていきたいと考えています。なんと言っても、感染拡大を防ぐためには、町民皆様一人ひとりの行動が極めて重要であり、咳エチケットや手洗いなど基本的な感染症対策に努めていただくことを改めてお願い申し上げます。 次に、経済活動についてであります。特に飲食業、民宿・旅館業については、外出自粛や県外からの往来自粛影響で、前年同月比5割以上の減収。お土産や贈答品を扱う事業者については、取引先営業縮小による減収。漁業者においては、高級食材の値崩れや予定していた取引の中止など、収入が見込めない事業者があり、事業の継続・持続について大変憂慮する状況となっています。そういった中、5月8日に副町長をチームリーダーとした新型コロナウイルス感染症支援チーム対策本部内に設置し、町民への生活支援事業者への経済支援を柱とする取組みを検討してまいりました。 まず、1世帯3万円の「印南町元気にかえる応援券」を発行し、世帯経済的負担の軽減と町内事業者への支援を強化します。また、印南町商工会とタイアップし、町内飲食業経済支援感染拡大防止対策として取り組んだ「テイクアウトクーポン券事業」に続き、「印南町元気にかえるプレミアムクーポン券事業」を展開します。これは、3千円で5千円分(2千円分のプレミアム付き)の商品券(一部飲食に限定)を販売します。 次に、国・県が取り組む中小企業個人事業者向け持続化給付金制度に該当しない事業者に対して、町独自の支援として「印南持続化給付金制度」を設け、取り組んでまいります。具体的には、新型コロナウイルス感染症影響によって収入が前年より30%から50%未満減少した事業者を対象に、最大30万円を給付するものであります。 漁業では、漁業者向け継続支援事業を実施します。昨今の漁業を取り巻く環境は大変厳しく、先行きの見えない状況であり、今回の新型コロナウイルス感染症による影響事業収入の落ち込みは特に深刻であります。漁業の光を消さないため、印南漁民の未来を構築していくため、本事業を積極的に実施してまいります。 次に、教育分野についてであります。 小・中学校においては新型コロナウイルス感染防止に最大限配慮し、子どもの心身の健康と学びの保障を両立させながら教育活動を再開するために、段階的に登校日を実施してきました。ようやく、6月1日より「学校の新しい生活様式ニューノーマル)」など感染防止対策をとりながら学校を再開したところです。この間、いなみこども園には開園していただき、学童クラブにつきましても臨時的に7時30分から19時00分まで開設しました。いずれも、家庭で保育が可能な場合は利用を自粛していただくよう、保護者皆様にご協力いただきながら実施できました。保育士学童指導員方々には心より感謝申し上げます。 また、社会教育施設社会体育施設等利用につきましては自粛等の制限をかけさせていただいていましたが、6月1日より新型コロナウイルス感染症予防対策またソーシャルディスタンスを確保したうえでの貸館を再開しました。これまで自粛等町民皆様にご協力をいただきましたことに、厚く御礼申し上げます。 次に「GIGAスクール構想」についてであります。GIGAスクール構想に伴う学校での高速大容量ネットワーク無線LANの整備につきましては、先の3月議会で議決いただいたところでありますが、新型コロナウイルス感染症拡大影響により学校臨時休業が長期化し、教育課程の実施に大変な支障が生じています。今後、第2波の発生時や災害時また不登校児支援等に備えた新時代の学びを保障するため、令和年度までに児童生徒1人1台の端末を整備するスケジュールを前倒しし、オンライン学習やICTを活用した授業に必要な教育用端末等環境整備を進めるための予算を今議会に計上していますので、よろしくお願いいたします。 次に、令和元年度決算の概要についてであります。 去る5月31日に出納閉鎖を迎え、令和元年度会計決算を終えております。一般会計ほか6事業特別会計は、ともに全て黒字決算であります。一般会計及び特別会計歳入総額は87億4,727万3,000円、歳出総額は85億616万8,000円、差引2億4,110万5,000円の黒字であります。一般会計では、歳入総額59億7,486万7,000円、歳出総額は57億9,597万6千円、差引1億7,889万1,000円で、このうち繰越財源町道印南停車場水越線改良事業地籍調査事業など)を差し引いた実質収支は1億3,770万9,000円の黒字決算であります。 また、一般会計特別会計を合わせた年度中の起債の状況は、新規借入れ町道印南山口線改良事業また町道殿平農免線整備事業等に伴う過疎対策事業債)の3億5,190万円を含めて7億6,330万円、償還元金は6億5,256万3,000円で、前年度比1億1,073万7,000円の増額となり、令和元年度末現在高は78億6,448万9,000円となっております。 一方、各種基金の動向は、積立額4億2,529万7,000円に対し、取崩し額1億4,421万2,000円、差引2億8,108万5,000円の増であります。令和元年度末の基金現在高は73億1,296万8,000円となり、類似団体また県内市町村の中でも高い基金保有高を維持しております。 水道事業会計については、企業会計となって3年が経ちました。経営成績を表す決算の一つである、費用と収益を比べてその差額を利益として表す損益計算は、収益の部で1億9,445万円、費用の部で1億9,985万円となり、540万円の赤字となります。キャッシュ・フロー計算では、資金が1,168万4,000円減額され、期末残高が1億8,564万7,000円となっております。「印南水道事業経営戦略」を基に、引き続き安定した中長期的な経営を図る必要があります。 なお、各会計決算状況については現在担当課において分析作業中であり、今後、機会を見て詳細をご報告させていただきます。 最後に、今議会に提案している議案についてご説明申し上げます。 議案第25号は、非常勤消防団員等に係る損害補償の基準を定める政令の一部改正に伴う「印南消防団員等公務災害補償条例の一部改正」について、専決処分事項承認を求めるものであります。 議案第26号は、地方税法及び地方税法施行令の一部改正に伴う「印南税条例等の一部改正」について、専決処分事項承認を求めるものであります。 議案第27号は、同じく地方税法及び地方税法施行令の一部改正に伴う「印南国民健康保険税条例の一部改正」について、専決処分事項承認を求めるものであります。 議案第28号は、決算見込みによる「令和元年度印南一般会計補正予算(第6号)」で、既定歳入歳出予算総額に1億6,932万1,000円を追加し、58億3,369万8,000円とする専決処分事項承認を求めるものであります。 議案第29号は、同じく決算見込みによる「令和元年度印南国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)で、既定歳入歳出予算総額から686万1,000円を減額し、12億7,806万9,000円とする専決処分事項承認を求めるものであります。 議案第30号は、和歌山後期高齢者医療広域連合後期高齢者医療に関する条例の一部改正に伴う、新型コロナウイルス感染症感染者に対する傷病手当金支給受付事務に係る「印南後期高齢者医療に関する条例の一部改正」について、専決処分事項承認を求めるものであります。 議案第31号は、地方税法の一部改正に伴う、新型コロナウイルス感染症影響により経営状況が悪化した中小事業者等への固定資産税減免措置等に係る「印南税条例の一部改正」について、専決処分事項承認を求めるものであります。 議案第32号は、新型コロナウイルス感染症感染した被用者等に対する傷病手当金支給に係る「印南国民健康保険条例の一部改正」について、専決処分事項承認を求めるものであります。 議案第33号は、国の補正予算による新型コロナウイルス感染症緊急経済対策特別定額給付金また子育て世帯への臨時特別給付金)に伴う「令和年度印南一般会計補正予算(第1号)」で、既定歳入歳出予算総額に8億4,020万円を追加し、59億2,845万9,000円とする専決処分事項承認を求めるものであります。 議案第34号は、新型コロナウイルス感染症に対する傷病手当金に係る「令和年度印南国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)」で、既定歳入歳出予算総額に300万円を追加し、13億1,967万9,000円とする専決処分事項承認を求めるものであります。 議案第35号は、地方税法及び所得税法等の一部改正に伴う「印南税条例の一部改正」についてであります。 議案第36号は、新型コロナウイルス感染症影響により一定程度収入が下がった方等への国民健康保険税減免措置等に係る「印南国民健康保険税条例の一部改正」についてであります。 議案第37号は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正により、個人番号通知カードが廃止されたことに伴う「印南手数料徴収条例の一部改正」についてであります。 議案第38号は、新型コロナウイルス感染症影響により一定程度収入が下がった方等への介護保険料減免措置等に係る「印南介護保険条例の一部改正」についてであります。 議案第39号は、町道奈良井白河線道路改良工事に伴う「工事請負契約」についてであります。 議案第40号は、町道奈良井白河線道路改良(その2)工事に伴う「工事請負契約」についてであります。 議案第41号は、小学校トイレ改修工事に伴う「工事請負契約」についてであります。 議案第42号は、教育委員会委員の任命についてであります。 議案第43号は「令和年度印南一般会計補正予算(第2号)」で、既定歳入歳出予算総額に3億4,238万1,000円を追加し、62億7,084万円とするものであります。 議案第44号は「令和年度印南国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」で、既定歳入歳出予算総額に191万円を追加し、13億2,158万9,000円とするものであります。 議案第45号は「令和年度印南介護保険事業特別会計補正予算(第1号)」で、既定歳入歳出予算総額から116万7,000円を減額し、10億4,845万1,000円とするものであります。 議案第46号は「令和年度印南水道事業会計補正予算(第1号)」で、既定資本的収入及び資本的支出に600万円を追加するものであります。 次に、報告第1号は「令和元年度印南一般会計繰越明許費繰越計算書」についてご報告申し上げるものであります。 以上、専決処分事項10件、条例の一部改正4件、工事請負契約3件、人事案件1件、令和年度一般会計特別会計及び公営企業会計補正予算4件、報告事項1件の、計23件であります。議案の詳細については、その都度、副町長教育長及び担当課長がご説明申し上げます。ご審議のうえ全議案可決賜りますようお願い申し上げ、諸般報告並びに議案の説明とさせていただきます。 長時間ご清聴ありがとうございました。 ○議長 ここでお諮りします。都合により、明5日を休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 ◆議員 「異議なし」 ○議長 ご異議なしと認めます。よって、明5日を休会とすることに決定いたしました。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日の会議はこれをもって散会いたします。 △散会 9時32分地方自治法第123条第2項の規定により、下記に署名する。      令和  年  月  日        印南町議会議長        印南町議会議員        印南町議会議員...