印南町議会 > 2017-08-06 >
09月20日-02号

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  1. 印南町議会 2017-08-06
    09月20日-02号


    取得元: 印南町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-08
    平成29年  9月 定例会(会議の経過) △開議 9時00分 ○議長 皆さん、おはようございます。ただ今の出席議員は12名であります。定足数に達しています。 これより平成29年第3回印南町議会定例会第2日目の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 ただ今より議事日程に従いまして、議事を進めてまいります。 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第126条の規定により、本日の会議録署名議員は、          5番 杉谷考祥君          6番 玄素彰人君を指名いたします。 日程第2、一般質問を行います。 順次、発言を許します。 それでは、-7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 皆さん、おはようございます。7番議員、岡本庄三です。 議長のお許しを得ましたので、通告順に従い一般質問をさせていただきます。 マリアナ沖で発生した台風18号はフィリピン、台湾を通過し、中国大陸へ向かうと思いきや、急に進路を変え、3連休に日本列島を縦断いたしました。台風18号の被害は18日午前10時現在、全国で死者2名、行方不明3人、重軽傷28名などとなっています。お亡くなりになられた方や被害に遭われた方々に心からお悔やみとお見舞を申し上げるとともに、一刻も早い復旧復興を願うものであります。 印南町におきましてはビニールハウス等に被害があったと聞いております。改めてお見舞い申し上げます。 先般8月6日に施行されました任期満了に伴う印南町議会議員選挙におきまして、無投票ではございますが3期目再選を果たすことができましたのも、私の印南町への思いに対し、多くの方々のご支持を頂いているおかげであることを今一度肝に銘じて、印南町発展のために進んでいきたいと思っています。皆様今後ともよろしくご指導いただきますようにお願い申し上げます。 質問項目も6項目と多いため、時間内に収まりますようにご答弁も簡潔にお願いをいたします。それでは早速質問へと入らせていただきます。 1番、町道の管理について。 (1)町道の草刈り等について基準はありますか。 (2)フルーツラインは元々県道だったものです。そのまま県道にしておけば県が管理してくれていたのに、町に受け取った限りは町で管理をしなければならないと思いますが、草刈りがされていません。カーブ付近は道路にかぶさり込んでいるため、大変危険です。みなべ町側はされていますが、印南町側がされていません。住民の方から「どうして刈ってくれないのか」と言われていますが、今後の対応はいかがでしょうか。 大きな2番、町有地の管理について。 (1)町有地の管理状況をお聞かせください。 (2)本郷区で裏山の雑木が民家の屋根の上にかぶさっています。台風時には枯れ枝や葉っぱが、裏の排水路にたまります。過去には水があふれ、浸水した経緯もあり、今回の台風5号の時も、風雨の合間合間にびしょぬれになり、一人暮らしの80歳を超した老女が片付けていましたが、キリがありません。片付けた後にまた溜まっていきます。その少し前には落石があり、住民の方に迷惑をおかけてしていることがありますが、今後の対策をお聞かせください。 大きな3、教育施設について。 若もの広場グラウンドですが、大雨のたびに雨水がライトからセンター付近を流れ、レフト方面に川の様に筋が出来てしまって、特にライト付近は土が流出してしまって、石や岩が多く露出していて、競技を行う上で危険なため改善を求めています。外から見ただけでは分かりません。実際に競技を行うことにより危険性が分かります。担当課では土を入れてはくれるのですが、雨のたびに流出してしまって再度入れるのですが、普通の転圧ローラーでは土が締まらないため、深い所では私の足の甲まで踏み込み、砂場状態となります。競技の中で夢中で走っていて急に砂場に飛び込むような状態では、競技に集中できません。若もの広場で試合をする際、他のチームを呼ぶと相手チームに申し訳なく思っているようです。少年サッカーをする際は印南町では若もの広場しかコートの広さを取れないためです。 彼らは完璧なグラウンドを求めている訳ではなく、最低限度で良いので、子ども達がこけただけで大怪我をしないため、伸び伸びと競技に集中できることを望んでいますが、今後の対応についてお聞かせください。 大きな4番です。子育て支援について。 子育てで親が最も困難を感じるのは子どもが病気の時である。児童が発熱等の急な病気となり、集団保育が困難であって、保護者が家庭において看護できない場合の受け皿として、病院・保育所等において病気の児童を一時的に保育する他、保育中に体調不良となった児童への緊急対応等を行うことで、安心して子育てができる環境を整備することを目的として、病児・病後児保育はできないのでしょうか。 大きな5番です。防災について。 (1)住民の皆さんが災害時や大雨等の避難場所として役場庁舎に来られた場合は、受け入れるということに問題はないですね。 (2)本郷地区の避難階段ですが、階段を上がり切った所でぶっつりと切れていて、足元は落ち込みます。その先は雑木林で先に進むこともできません。これでは避難路として機能しないのではないでしょうか。 大きな6番、耕作放棄地や遊休農地について。 (1)印南町の耕作放棄地と遊休農地を過去の調査から現状はどのようになっていますか。 (2)現状の取り組みはどのようにされていますか。 以上で私の1回目の質問を終わります。再質問につきましては自席で行います。 ○議長 ただ今の質問に対し、執行部の答弁を求めます。 -建設課長-建設課長 私の方から「町道の管理について」ということで。1点目の「町道の草刈り等に基準はありますか」という問いでございます。 現在、町が発注している町道管理に関する草刈り等の工事についての発注基準かと考え、お答えさせていただきますが、発注している路線の選定基準につきましては、特に規定等で定めてはございません。毎年予算の範囲内におきまして、通学路、通学バスの運行路、斎場等町施設へのアクセス道路のうち、通行に支障となる樹木の伐採や路肩にある外側線、白線ですけれども、これが目視できない状況などを勘案し、路線の選定をしてございます。 また、町道草刈・美化活動等支援事業として、各団体の皆さんが自分たちの手で町道を美しくとの思いで実施していただいている活動支援につきましては、別途補助基準により行っているところであります。 以上でございます。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 課長、基準財政需要額というのがありまして、これで地方交付税というのが頂けるわけなんですけれども、その一つの資料に市町村分として土木費の中で道路の面積、町道の面積、町道の延長というのがあって、その率によって細かい式があるんですけれども、その中で地方交付税というのを頂いているわけなんですけれども、その分について当町に国から頂いている交付税というのはどのぐらいあるものなのか、まずそれが1点。 1級町道、2級町道、その他町道の違いがあるわけなんですけれども、先ほど課長の冒頭の説明があったわけなんですけれども、草刈り、今年とか去年された所の距離、どれだけの距離をされているのか。今年は盆前くらいにされたと思うんですけれども、どれぐらいの予算を充てられているのか。それが2点目です。 3点目として、道路の下の草だけではなしに、立木が大きくかぶさり込んできているので、普通乗用車で走るとなかなか気が付かないんですけれども、トラックとかバスで走った場合、トラックのシートを破いたりとか、バスの屋根をこすって。この樹木の樹液というのは皆さん軽トラで山の中を走る経験はあると思うんですけれども、筋が付くとなかなか取れにくい。そういうことで皆さんどうしてもそういう所があると中央寄りを走ってしまうという危険性があるんで、対向、直線ではそういうことは無いんか分からんですけれども、カーブ付近でそういうことがあると、やっぱり危険であるということで、そのような対策、木も刈ってほしいなということです。 今、課長の説明にもあったんですけれども、草刈りの美化活動支援事業として町民の協働の推進、道路愛護意識の向上及び地域の交通の安全確保等を目的とすると謳っているわけなんですけれども、そういう補助金で地元でもやるんですけれども、「怪我した時にどうするんよ」と。区の役員さんとかでするんですけれども、「怪我した時に誰が責任取るんよ」という、そういうことにだんだんと高齢化により、なってきております。 あと、今まではうちの地域とかでもそうなんですけれども、住民の皆さんは昔から奉仕活動、奉仕精神というのか、そういうことで何とかしてくれるやろうという気持ちでやってきていた訳なんですけれども、先ほども申し上げましたように、高齢化によりなかなかできなくなってきている訳なんです。今までやってきてくれた方々も、自分の家の管理とか、自分の田畑をやるのが精いっぱい、それもできないような状況にも地域差のギャップはあるかと思うんですけれども、そういうような状況になってきているわけなんですけれども、この辺の町としての今後の対応、対策はどのようにお考えなのか、この4点について。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 まず、最初に地方交付税の関係について私の方から申し上げます。 地方交付税につきまして、今手元に細かい資料等を持ち合わせてございませんので答弁することはできませんけれども、考え方の一つでございます。地方交付税、国から印南町の場合であれば学校がこれだけある。または土地の面積がこれだけある。また道路等につきましても延長がこれだけの長い町道がある。また面積はこれだけあると。町道の面積等々によりまして基準財政の需用額等がはじかれます。基本財政需要額というのは、印南町が維持していくのにこれくらいの費用が要るだろうという、国が国のベースによって定めた額でございます。こちらが要望して全てくれる訳ではございませんので、国が定めた額でございます。その国の定めた額によりまして、一応印南町ではこれぐらいが要るだろう。そして印南町では税収がこれだけあるだろうと、その差額分についていただけるのが地方交付税であります。目的は、日本におきまして全ての住民が等しく最低限のサービスを受けることができるということを目的に地方交付税制度が成り立ってございます。そしてそれを頂きますとその地方交付税を、今年はこの道路に使うのか、または、学校に空調を設置するために教育費では少なかったんだけれどもその部分を回してするのか、というのは長の政策であったり、この議会の場で毎回、毎年予算として議論されているところでございます。ですので、その額をもってこれに当てはめるということもございます。ただ、手元に詳細な資料がございませんので、この場では金額的な答弁は差し控えさせていただきます。 以上です。 ○議長 -建設課長-建設課長 工事の発注額、それから延長距離はどのぐらいかというご質問だったかと思います。平成28年度におきましては、工事で314万3,880円の工事の発注額となってございます。延長距離につきましては、12.7km、それから平成29年度では、464万7,240円ということで、延長距離が12.1kmということでございますので、印南町内の町道が総延長291kmということになりますので、約4.1%ということになろうかと思います。これとは別に、草刈り支援補助金というのがございますけれども、こちらの方につきましては259万2,500円の補助額ということで、延長距離が62kmということでございます。平成29年度におきましては、現在8月末現在では235万円ということになってございます。ちなみに28年度の62kmというのは、総延長のうちの21.3%が草刈り支援補助金で実施されているということになろうかと思います。 以上でございます。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 課長、その交付金の額については後日で結構ですので、また資料の提出をよろしくお願いいたします。 あと、建設課長、今ご答弁いただいたんですけれども、町道の延長といただいたんですけれども、草と先ほど言いました横からかぶさり込んでいる木とでは違うと思うんで、その辺どの程度に、草刈るだけの分なのか、それを含めて説明あった金額には樹木の伐採、それとか屋根にかかるような所の部分もあるのかということ、それと以前から言うてることなんですけれども、この町道管理に限らず今後はいろんなメンテナンス、水道管であったりとか、いろんなことのメンテナンスに金がかかっていく時代かなと思っているわけなんですけれども、先ほどから何遍も言いますように、町内全般に高齢化が進んでおります。印南町が特に日高管内でも34.何%かで管内でもトップな訳なんですけれども、そういうことで今後できないんだとか、予算が無いんだとかいうことではなしに、やっぱりやりたくてもできない状況というのがだんだんと起こってくるのが現実だと思います。ですから、何とか制度化するというか、やっていかんと放ったらかしになって、誰も地域の方も、協力もしたくてもできない状況というのが続いていくと思うんで、その辺町としての考え方、今後の方針ということについて、何かお考え等があるんでしたら明快な答弁でよろしくお願いします。 ○議長 -建設課長-建設課長 主に草刈りの関係につきましては、できるだけ草刈り支援補助金という形の中で実施していただいているということでございます。 あと、町の工事として発注するところにつきましては、主に樹木の伐採、地元でなかなか処分できないような所を心がけてやってございます。工事で発注するとどうしても処分費がかさんでくる。地元の草刈り支援補助金で実施すると、処分費というのは地元で処理していただいているので、経費としては安くつくというようなところもございますので、そういったバランスをとりながら、工事のほうを発注しているという実態でございます。 あと、樹木がカーブの所で覆いかぶさっている所もあるのではないか。また、地域差によって高齢者等の区民の皆さんの年代比率によるギャップということも考えていかないのか、というふうなお尋ねもございましたけれども、こういったことも当然視野に入れて、通学路、通学バスの運行路、町施設へのアクセス道路といった所を基本に支障となる物につきまして総合的に判断して、あくまでも予算の範囲内で対応を図っていきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 次。-建築課長- ◎建築課長 2点目の「フルーツラインが元々県管理の道路であったのに、町が受け取ったために管理しなければならない」といったことで、「印南町側の草刈りにつきましてもみなべ町側は草刈りされているのにしていない」という趣旨のご質問だったと思います。 これにつきましては、まず最初に議員からフルーツラインは元々県管理ということではありますけれども、正確に申しますと本道路は旧緑資源公団、現独立行政法人森林総合研究所が実施した農用地総合整備事業に伴う黒潮フルーツラインとしての道路であります。完成後は町道として管理することが条件で、平成12年度から事業がスタートし、平成22年度に完成したものであります。したがいまして町道樮川南部線及び古屋みなべ線として町が管理している道路であることをまず申し上げたいと思います。 草刈りにつきましては、先ほどの答弁でも申し上げたとおり、予算の範囲内におきまして必要に応じ、各道路で実施しているところでありますが、本年度の工事の設計時に外側線、白線の目視ができるのかを確認したところ、支障なしとの判断から、本年度の工事区間から外したものであります。来年度以降の対策につきましても、まずは地元の樮川区や古屋区の皆さんと協議を行い、草刈り支援事業で行うのか、また町道管理工事で対応するのか、その時期を待って総合的な判断の下で対応していきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 先ほどの課長の答弁に予算の範囲内で、白線が見えるか見えないかというようなことの基準の中で、ということなんですけれども、国家賠償法第2条の中に、「道路河川その他の公の営造物の建設または設置、または管理に瑕疵があったために他人に損害を生じたときは、国または公共団体はこれを賠償する責に任ずる」と、「本来道などの道路は国や公共団体が管理者として管理しています。設置または管理の瑕疵とは具体的にいうと以下のようなケースが当てはまります」ということで、その一個として、「その他何らかの整備不良や管理不行き届き、これらが原因で交通事故が発生した場合は、管理者である国や公共団体に対して危険な状況を放置して修復を怠ったとして国家賠償請求が可能」です。道路を管理する国や公共団体には道路を安全に使用できるように常に気を配って管理する義務があるのです。だから交付税にその町道の距離と面積が加算されている。そういう意味だと思っております。まずそのことに対する見解がまず1点と、このフルーツラインというのは22年に完成ということなんで、まだまだ新しい部分なんですけれども、通ってみてご存じのように、割と樹木というのが部分的にはあるんですけれども、全体的に見ると草の部分が多くて、樹木の部分が比較的少ないんかなという認識はあるんですけれども、ご存じのように木というのは放っておいたら見ている間に大きくなるわけなんです。ですから今のうちに、美しいのは国体、その前のプレイベント、そんなことで草刈り、その以前からも草刈り等もされていたんで、現状がまだまだ維持できているんかなと思うんですけれども、今後これ放置することによって木が生えだすと、先ほど課長のご答弁にもありました重点的には草刈りじゃなしに樹木の伐採に重きを置いているんだということなんですけれども、早い目に今のうちにでも処置することによって将来樹木が大きくなってきて、木の伐採ということになると処分費用等でますます負担がかかってくると。特に地元の方も管理に困っている、高齢化により管理に困っているところについては、安いお金というか、草刈り程度で済むんであれば、それを今やっておくほうが将来に対しては負担が少なくなるのではないかな、そのように思って、その辺の見解。 それと今、風力発電が夜中に部品とか運ばれているわけなんですけれども、風力発電の関係事業者の方が町道の草刈り等をされているという話も聞きましたし、私も見かけたこともあるわけなんですけれども、彼らは印南町に莫大な固定資産税、税金を落としに仕事に来てくれているわけでございますので、そんな方に負担をかけるのは。彼らは税金も重量税やそういう税金も払われているわけなんで、そこへ負担をかけるというのは普通一般の方から見られて草刈ってくれれば良いんですけれども、その辺の考え方というのか、その辺はどのように、筋違いではないんかなということを感じております。 それと、先ほど申しましたようにも樮川区には風力発電が13基、全部が樮川でもないようですけれども、設置されて莫大な税金も、またこれから運営していく会社の事業税等も、色々と収入が見込まれるわけなんで、そんな所へ多少でも、一部の所に支出するというのは問題があるんかもわかりませんけれども、草刈り程度のことであったらそんなに高額な金額にもならないと思うんで、そういう所へ使われてもいかがかなと思っております。還元してあげても良いんかなと思っておりますので、その辺の見解についてお答え願えますか。
    議長 -建設課長-建設課長 まず最初に賠償責任についてというお問い合わせですけれども、賠償責任があるのかないのかというのは我々印南町が判断するのではなくて、別の機関のところで判断されるということになろうかと思いますので、そういったケースが発生したときにはケース・バイ・ケースで対応していきたいというふうに考えてございます。 それと、今議員ご指摘のとおりに、今フルーツラインの方につきましては樹木もそんなに生い茂ってないから今やれば良いんと違うんかというご質問でございます。確かに、今やれば安くつくというのはそのとおりだと思います。まさにそういった大きな木が無いというような状況のところで地元の皆さんの、先ほども説明させていただいた草刈り支援事業でやっていただけるのかどうか、また、フルーツラインの草刈りが、公費の工事の発注に含めるのがその時の判断基準の中で良いのか悪いのかというようなところにつきましても、総合的に291kmの延長の中で考えていきたいと考えてございます。 あと、風力発電施設の業者に負担を求めて良いのか、ということでございましたけれども、風力発電の施設を設置するために業者さんがそこへ必要な資材を運んでくるというのは当然のことでございまして、それに対しまして町道を利用させてほしいということでございます。必要な資材を運んでくるのに町道の部分部分を、例えば改修工事をする、仮設のものを置く、邪魔になる木を倒す、そういったことは業者さん自らの活動の中で対応していただくというのは基本かというふうに考えてございます。そういった中で草刈りも行ったということでございますので、特に我々から特別な負担を求めてお金をいただいたというようなことはございません。 以上でございます。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 還元についてのご答弁がなかったんですけれども、そのことを。どっちかな、誰が答えてくれるんか。税収があると、今後設置されることによって、それを地元へも多少還元しては、という質問やったんですけれども、そのことに対する答弁が無かったわけなんです。財政ですか。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 風力発電だけではなくて、あらゆる企業活動等をされているところがございます。そういう中で法人税等々がございますし、個人等につきましても所得税等々、町県民税というふうに納税をしてもらっているわけでございますけれども、それをその地域にその部分のということでございます。それについては、やはり先ほども申し上げましたように、町には先ほど地方交付税のご質問的なものもございましたけれども、全て町で賄うことはできてございません。その足らず分を地方交付税で補ってもらっているという町でございます。そういう中におきまして、全体的にこのお金を要望がここにあるから、ピンポイントでということも一つでございますけれども、全体的に今回は教育の方に回そうやないかとか、今回は道路整備に特にとか、安全・安心の方にとか、そういうことと等につきましては、政策的な判断等にかなり大きく左右されます。そういう中で毎年当初予算という中で長が議会にお示しをしまして、議会の議決をいただきまして執行しているわけでございます。ですので、今この場でそれを一部そこに還元するんだというふうな断言的なことは申し上げることもできませんし、やはり企業は当然利益があれば法人税を納めてもらうのは当然であるというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 業者が忙しいとか予算が無いとかいうことも色々あるんかなと思うんですけれども、業者が忙しければシルバー人材やとか森林組合さんにお願いするとか、あと先ほどの町道草刈・美化活動支援事業に充てているお金、満額使われていないんで、残った部分を入札の方に回されるとか、そういう方法は色々あるかと思うんです。 また一番思うのは、ここ去年一昨年国体会場として自転車ロードレースの会場として使われた場所なわけですから、せっかくそんな素晴らしいコースだと思うんで、今後ここはもしかしたら国際大会でも開けるぐらいの会場にはなるんかなと思うんですけれども、きれいにしておく方が今後また練習に来られる方、そういう方のためにもイメージは良いんかなと。みなべ町とかでしたらクライミングのやつを三回目の大会とか、その使われた国体会場の後の施設を利用されていますけれども、せっかく国体で全国に名をとどめたフルーツラインでございますので、そういう面からも日ごろから管理して、いろんな方を呼び込むあれに。せっかくお金かけてやってきたことなんで、利用されたらどうかなというのが一つと。先ほどから何遍も言いますけれども、人口減少や高齢化が進みで維持できなくなってくるわけですから、町長も言われているわけなんですけれども、「思いやりと安らぎを実感できるまちづくり」の気持ちで、町で管理していくんだという、そういうふうな前向きな気持ちには、考えにはならないのか、その辺について。先ほど申しましたように制度化も含めて何らかの、今のままで予算無いんやとか、できないんやということじゃなしに、時代は大きく変わりつつありますので、高齢化社会に大きく変わりつつありますので、その辺の町の考え方を再度お聞きして終わりたいと思います。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 全般的なことということの中で財政的なことの面がございますので、私の方から申し上げます。 町道管理につきましては全然やっていないわけではございませんでして、町道が291kmと、先ほど建設課長の方から色々と答弁があったというふうに思っております。限られた財源の中で、より良い住みやすい、住んで良かったな印南町というふうな中で、どこにどれだけの予算をつけていくかということの優先順位等については種々検討しているところでございます。 今議員が言われました高齢者が増えてきて、なかなか草刈りまたは木の伐採がしにくくなってきているというのは現状でございます。そういう中でやはり、優先順位があるというふうに考えてございます。通行量もあれば、また後で質問もあろうかと思いますけれども、民家の傍であったりとか、そういうあるゆる所があります。全て一気にできれば良いんですけれども、そういうわけには、財政の方では許されてはございません。ですので、先ほどから申し上げていますように、与えられた財源を今年度はどこに、子ども達のために使うのか、いやいや今年度は特に木の伐採に重きを置いて、少し辛抱してもらうところがあったとしてもそちらのほうに持っていくのか、というのが長の政策的な判断もございますし、議会のあらゆる議論の中で決定されていく事項だと思ってございます。ですので、ピンポイントでこの部分の伐採をというのが通行量、使用量、使用する頻度ですね、そういうことを考えた中で判断されて予算が配当されていくというふうに思っていただければ幸いかなというふうに思います。 以上です。 ○議長 次。-総務課長- ◎総務課長 町有地の管理についての1点目、町有地の管理状況はどうなっているのかということでございます。 先ほど来の道路等々、町道等ともリンクしていくのかなと思いますけれども、町有地と一言で言いましても、町には町内のあちこちに多くの町有地を所有してございます。行政財産のように、既に何らかの明確な目的を持ってその用に供しているもの、また普通財産にあっては貸し付けを行っているもの、更地とはなっているが利用目的が当面無いもの、山林、雑種地等、様々なものがございます。こういった町有地について管理の状況というご質問でございますけれども、この土地が管理されている状態を考えますと、それぞれの所在、または面積、地目等の基本的事項が、台帳上整理されております。また、行政目的の達成のため十分に理解され、また経済的価値が発揮されていること、物理的な管理としましては、町有地が不当に占用されておらず、また周辺地域の環境を害することなく、このことにつきましては当然地域の方々の協力を得てでございますけれども、良好にされているというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 その町有地の管理の費用、予算はどれぐらい持たられているのか、行政財産と普通財産についてです。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 行政財産等につきましては、各使用目的によりまして各原課で管理をしてございますし、なおかつ道路等々につきましては、どんどん延長または幅員の拡幅等がされているところでございます。 普通財産の中では、今現在管理費というのは草刈りであったり、周辺のごみ収集といいますか、ごみ集め等のために持っているのが、今は50万円程度でございます。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 そういうことであれば、その山林等で住民の方から「ここ刈ってよ」とか、された時は、それの中で対応されるという認識で良いわけですか。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 色々と先ほど来もございましたけれども、やはり予算の許される範疇の中で優先的に、ということでしてございます。また、更地等の場合であれば職員がボランティアで休み等に出て刈ることもありますし、地域の方、地元区長さん等にお願いをして対応してもらっていることもあります。何分町有地というのは住民皆様方の大切な財産でございます。その財産を、やはり地域の方のご協力なくして守ることは難しくなってございます。特に今地籍調査等々も実施していまして、その中で町有地という、登記名義が町有地、しかし実際は地元の土地であったり、というふうなこと等もございます。そういう中でいろいろと協議をしながら、一番多くは地元の区長さんと話をしてご協力をいただいて管理をしているのが現実でございます。 以上です。 ○議長 次。-建設課長- ◎建設課長 本郷区の高齢者宅裏山の雑木の葉や落石が過去に急傾斜事業で実施した排水路によくたまりますが、今後の対策をお聞かせくださいとのことでございます。 本箇所は本郷区にある、通称東宮さんの山の、急傾斜事業で施工された箇所かと思われます。かねてより区長さんからもご要望もあり、事業で施工した構造物と干渉する樹木の枝葉の伐採、それからのり面の砂利等の水路への落下を防ぐポケットの施工などの対策により、転じて排水路に影響を及ぼさないよう県に依頼し、既に施工完成した場所であります。また、施工に伴い、現地で区長さん、それから関係する住民の方、県及び町の担当者で協議を行い、日頃の管理につきましては付近住民の皆さんと協力して努めていただけるようお願いし、快くご理解を頂いた上で実施したところであります。したがいまして、特にこの場所で更なる対策を講じる必要は無いと考えてございます。 以上でございます。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 特に対策を講じる必要は無いということのご答弁なわけなんですけれども、先般、2週間ぐらい前だったか、テレビを見ていたら、大阪府の高槻市の上宮天満宮というところで半径150mぐらいの小高いお宮さんがあって、その周辺に住まわれている住民の方が、屋根の上に大きな大木の枝がずっとかぶさり込んできていると、この私が質問している比じゃないぐらいの大きなものなんですけれども、かぶさり込んできている、困っているんだということなんですけれども、所有者が、多分お宮さんは昔からうちのものだと認識しているけれども書いたものが無いんや、ということなんですけれども、これ、今法務局で調査中ということなんですけれども、その時に出ていた弁護士の見解では、やっぱり所有者が分からない段階ではできないけれども、所有者が確定すればやっぱり所有者責任というのがありますよということなんです。その宮司さんは、邪魔になったら自分で切ってよと、これ、勝手に下の人が切るわけにはできないんで、確定はしていないんですけれども、その方は邪魔になったら切ってよということなんですけれども、「枝一本切るのに100万円、レッカーして、そんなもの私出せないよ」というテレビのやり取りがあったわけなんですけれども、所有者責任というのがあるわけで、今回質問している部分については、民家の上にかぶさり込んでいるわけなんですよね。その台風等で枯れ枝やとか枯れ葉がたまっていくと。急傾斜しているんで余計に、昔だったら山に落ちる部分があったか分からんですけれども、急傾斜あるんで余計コンクリートで全部排水路にたまっていくということなんで、さっきの町道のあれと一緒なんですけれども、この書いているように80歳の老女の方一人暮らしで、家を守らんならんという使命感から一生懸命にされていると。せやけれどもなかなかできないと、今後。だからそういうところには何とかして、先ほど言いますように行政として手を差し伸べていかなければならないんかなと思います。町は住民の生命と財産を守ることをしていかなければならないと思うんですけれども、このことについて再度、誰が答えてくれるんか。端的ご答弁いただけますか。 ○議長 -建設課長-建設課長 町で管理すべきところというのは当然町で管理しなければならないというふうに考えておりますけれども、今回の箇所というのは対策をしなかったのではなくて、対策をしたということでございます。その後の管理につきましても区長さんにも確認いたしましたけれども、先だっても区長の奥さんが掃除をしたというようなことも聞いてございます。ただ山に隣接する印南町内の家屋というのは数多く点在しております。その点在する家屋の所の一筆一筆を調べて、所有者の方に山の木の樹木の管理を促すというようなことは、物理的にも難しいかなというふうに考えてございますし、やはり個人の財産は個人で守っていくということかというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 個人の財産を守るんですけれども、かぶさり込んで来て、落ちてきて、それによる被害というのを受けるわけですから、それを何とか事前にするのが行政ではないんかな、そのように思っております。 今後、責任がどうのこうのということは僕もそんなことで何をしやんのなということは余り言いたくないわけで、今後こういう高齢化でだんだんとやりたくてもできない状況というのができてくると思うんで。防災の観点で地元の一応名義は印南町所有なわけなんですけれども、自治会が管理している山なわけなんですけれども、農道整備のような補助金を出して区へ働きかけて、区で何とか、これだけ補助金出しますよ、何とかこれで対策できませんかと。区もなかなか100%全部自分で全部するというのは大変かと思うんで、今後そういうことも視野に入れて制度化を図っていかないと、何度も言いますが町道の管理と一緒で、どんどん増えてくるわけなんで、放っといたら大変なことになるんかなと思って。その辺について一回ご答弁。もう最後になるんかな、明快な前向きなご答弁で終わりたいと思いますのでよろしく。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 防災面ということもございますけれども、町道と、今言われているのは個人の方の裏山ということで町名義であるというふうなことであります。ただ再度申し上げますけれども、その町名義とはなってございますけれども、元々は印南浦中という所有でございまして、印南浦中というのを、今登記をやり変えますと、印南町に一度承継しなければならないということでございます。そして、現実的には印南の本郷地区の東宮さんというふうなところで管理されていたんかなというふうに考えてございます。そういう中で誰が管理していた、いないというのは別としまして、やはり今後高齢化が進んでまいります。そして防災面であったとしても、制度化は制度化でございますけれども、地域の助け合いということが非常に防災面でも重要になってきます。向こう三軒両隣というふうなこともございますし、そういうふうなことの中で助け合いということが非常に大事かなと思っております。特に印南地域につきましては、地域の環境美化活動として、自分たちの地域は自分たちで美しく管理するんだというふうなことの中で、一斉清掃や草刈り等の奉仕作業がございます。このことにつきましては私も、都会には負けない地域助け合いの力、地域力の高さと、誇らしく思っているところでございます。このことは地域の田舎であればこそということもございますので、このことを大切にしながら、色々と管理していきたいというふうに思っておりますし、どうしてもとなれば高齢者の負担を軽減するために、この助け合い運動をなお一層地域の自主防災会等々と協議をしていきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 次。-教育課長- ◎教育課長 それでは大きな3番の教育施設についてのご質問でございます。 3点目でございますけれども、若もの広場の整備についての質問であります。 町立運動場につきましては、若もの広場、島田運動場、古井運動場、稲原西運動場と4カ所、現在設置されており、いずれも各種スポーツ競技等に利用されてございます。管理は教育委員会でございますが、関係条例また規則を基にしながら利用者への貸し出しについて、運用を図っているところでございます。 日常管理としましては必要に応じ、各グラウンドへの土入れ、大きな石または岩の撤去、フェンスやトイレの修繕、周辺清掃、トイレ掃除とか草刈り、木の伐採、溝の土砂上げ等でございますが、これを実施してございます。 大雨のたびに土が流れ、石等が露出するとのことでありますが、水はけのことを考えますと、自然の摂理でもあり、当グラウンドができて以来、特に大きく現状も変わりなく、日々の整備を施しながら、これまでの長い間利用できてきたものと考えてございますし、また子どもたちによる日々の整備がグラウンドへの愛着心、感謝の心といったことを養う、このことも考えてございます。したがいまして現在特段大きな改修については考えてございません。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 私も補助金無いんかなと思って、色々調べたんですけれども、部分改修的な、一部のグラウンドが悪い、全面ということでもない。全面すれば一番良いんですけれども、全面改修については補助金もあるんですけれども、部分改修については補助金も無いようなんですけれども。一度課長、昨年の年末だったか、ずっと前から言っているんで、悪い部分をユンボで掘ってもらって石とか拾い出してもらった。そこに土を戻してもろたようなんですけれども、土が締まりきってないんで、余計にまた砂場状態が続いているということなんで、大きな重機の転圧ローラーの、高速とか抑えているような、重機のローラーで、普通の手押しのローラーではなかなか締まらないんですよね。やったと思ったらもう雨降って、また緩んで、それの繰り返しでなかなか締まらない。そういうことで一回補助金も調べると無い様なんで、その部分だけ、20m、30m画ぐらいかな、面積にしたら。その部分なんで、大きな重機のあれで抑えればどれぐらい要るんかな。見積もりぐらいはせめて取っていただきたいなと思っています。このまま放っておくことが、将来に対して良いのか悪いのかというようなことを思っております。 多くの方は町内一番の施設ということで、多くの方が使っているわけなんですけれども、冒頭も申し上げたわけなんですけれども、他所から来た方もここを使われます。うちの方も県内、町外、県外いろんな所へ行かれるわけなんですけれども、いろんな施設を見てこられていることと思いますけれども、大変危険であるということを訴えられております。そのようなことで何とか、見積もり取って、どれぐらい要るんやよというぐらいのことでもできないのか。その辺について課長、ご答弁いただけますか。 ○議長 -教育課長- ◎教育課長 グラウンドの整備についての見積もりを取っていただけないかということであります。また補助金等についての話もございました。これらにつきましては、必要に応じ、必要なお金をかけるということの中で全ての管理を行ってございます。特にグラウンド整備については、これまでも塩カル、あるいは石拾い等、必要に応じ対処しているわけでございますけれども、如何せんこの大雨につきましては、若もの広場に限らず、また島田グラウンド、古井グラウンド、同じ状況であります。特に若ものだけが悪いというようなことではございません。また島田へ行きますと同じ様な現象が起きてございます。しかしながら、利用者にあっては、それぞれのできる範囲の中で整備をしながら、あるいは野球をしながらということの中で、やってございます。大事かなというふうに考えてございます。特に例えば若もの広場でございますけれども、町の一番中心地というような話もございましたけれども、申し上げますと、町の若もの広場につきましては、ここ5年ほどで6,900万円、約7,000万円を若もの広場の整備として使ってございます。これは、いわゆるどこにも負けないトイレ、施設であったりとか、バックネットあるいはフェンスと、あるいはバックネットの横にあります小さなため池、この部分の水利の管理とかいうようなことで非常に大きな整備費をかけてございます。そういった意味でもグラウンドを使う側にあっては、町民皆様の財産でございますので、そのことをしっかり意識しながら整備いただきたいと考えます。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 課長の言われるのは良く分かります。6,900万円、7,000万円近くかけてトイレ等改修されているわけなんです。メインはやっぱりグラウンドなわけなんです。フェンスやバックネットやトイレ、きれいに良いに越したことはないんですけれども、ネットが破れていてボールが抜けていってもあれなんですけれども、グラウンドで伸び伸びとプレーできる、これが一番基本にすべきじゃないんかな。グラウンドが一番メインディッシュだろうと思うわけなんですけれども、その辺。それと若い方たちが先般来られた。彼はもう15年ぐらい自分の子ども達がスポーツしているんで15年間土入れ等ずっとしてきたけれども、毎回、毎回入れても流され、入れても流されで、手押しのローラーではなかなか締まらないんやと、最後のお願いとして何とかならないかということなんです。こういう未来ある若い方たちが、一生懸命このように整備を訴えられているわけなんです。町長メッセージにも「印南町から日本を代表する選手が誕生することを心から願っている」と町長も言われているわけなんですけれども、そういう面からも、せめて見積もり取り、取らないことはないんでしょうけれども、もっと前向きなグラウンド整備ということで、もっと若い方の声にも、住民目線であるならば町長、若い方の声にも耳を傾けていただきたいと思います。もっともっと言いたいことはあるんですけれどもこの程度にとどめます。どうぞご答弁いただけますか。 ○議長 -教育課長- ◎教育課長 サッカーのという話でございました。その中で10年15年前にサッカーをやっていた選手に聞いたことがございます。その中でいきますと、「僕らがやっていた時よりも今の方がグラウンドは良いやないか」というような話を聞いてございます。これは何かといいますと、10年15年かけて使う方がチームとなって、あるいは子ども達と一緒にということの中で整備してきた、その賜物だというふうには考えてございます。そのことが町民皆さんの財産を利用させていただいているというようなことに繋がるんかなと。そのことは全て子どもにも通じますし、子どものまた子どもへ通じていくというようなことが大事かと思います。公共施設のあり方については、より地域の皆様の協力が大事やというふうに考えてございます。今現在は特段大きな改修は考えてございませんし、これまでと同様、必要に応じて必要な修繕を施す。 以上でございます。 ○議長 次。-住民福祉課長- ◎住民福祉課長 私からは議員質問の4点目、子育て支援について答弁させていただきます。 病児・病後児保育事業の実施について、でございますが、平成27年3月に町が策定した印南町子ども・子育て支援事業計画では平成31年度からの事業の実施を見込んでおります。また、実施については、住民ニーズの検証、それと保育現場等での実態把握等を踏まえ判断したい、というふうに考えております。現時点において直接行政の窓口や保育現場で住民の方からご意見等は頂戴していない状況でございます。住民ニーズは低いものと今現在判断しているところで、実施には至っていないものでございます。しかしながら、病児・病後児保育につきましては、町長の政策目標である実感できる5つのまちづくり、子育て教育分野にも掲げられていることから、町長より実施を検討する旨、現在指示を受けているところであり、子ども・子育て支援事業計画を基本に、教育課と連携を図り協議を進めているところでございます。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 どこの親御さんでも我が子が熱を出したら、何を放ってでも看病ついて行ってあげたい。それは一緒について看病してあげたいと思うのは当然のことであると思います。ただ今の時代、核家族で夫婦共働きであるとか、今のこの年代の皆さんも過去にはそういう経験があろうかと思うんですけれども、そういうことは多々あったことと思うわけなんですけれども。子どもさんって、さっきまでご飯食べて元気だったのに、寝るようになってから何か熱出たよとか、また兄弟いていると連鎖反応で次々と、ということで、なかなか大変であるということ。今の時代では夫婦共働きということでイクメン、男性の方もご主人も一緒になって子育てをするというのが常識の時代なわけなんですけれども、夫婦共稼ぎでされていると、そうやって休まれると有給やとか年休を夫婦で取られるんですけれども、お互いにあれして、聞くところによると、全てではないと思うんですけれども、早い段階で使ってしまうんやよというような話も聞きます。僕の中でできるだけの限りの手だてをする中で、最終的な受け皿となることで、安心するのではないかということです。日高管内では10年ほど前に御坊市が中心となって、北出病院の中に「ひまわり保育室」というのが御坊市、由良町、日高町、美浜町、美浜町は途中から入ったわけなんですけれども、日高川町等が加入して運営を行っています。現在印南町とみなべ町が加入していないんですけれども、みなべ町は広域圏が田辺であるということで、実質印南町だけかなというふうな感じで受けとっているわけなんですけれども。あと管内には日高病院、和歌山病院があるわけなんですけれども、これは職員用の院内用ということで、一般の方はなかなか使えないということなんです。この北出さんの中のひまわり保育室については、預かっていただいて1日、所得のあれによるんですけれども、1,000円から2,000円ぐらいの費用で運営されているということなんですけれども。周辺の市町村の負担を見ましても、当町で大体20~30万円もあれば負担かなと思われるわけなんですけれども、私が思うのは、若者定住、子育てを、町長も挙げられているわけなんですけれども、今もこの町長の2016年の「日裏勝己は実感できる5つのまちづくり目指します」の中に、課長からもありましたように、子育て、教育の充実の中で「病児・病後児保育の実施を進めます」と謳われているわけでございます。一応計画の中では、31年実施予定だということなんですけれども、今29年度です。早めて30年から前倒しでしていってはどうかなと、そのように思うわけなんですけれども、その辺について。ニーズが少ないさかとかいうこと、考え方かも分からんのですけれども、ニーズではなしに最後の砦として、働く若者定住、子育ての支援をできるものであると思っておりますので、その辺についてご答弁いただけますか。町長。 ○議長 -住民福祉課長- ◎住民福祉課長 議員おっしゃるように、現在の社会情勢というものは、ワークライフバランスであるとか、働き方改革、今話題になっておりますけれども、そういった働く環境を改善する視点から町が施策展開することも考えられます。しかしながら、私どもの考えとして、子育て支援事業として柱とするところは、乳幼児期、特に小さい子どもさんの時分は親が、家族が子どもに寄り添い、そういうことを柱とした子育て支援事業の実施を考えたいというふうに思うわけです。 病気のとき、子は親がそばにいることを願います。親も子に寄り添うことを望む。このことはやはり純粋に等しく誰もが感じるところであり、印南町の子育て支援施策は、このような方々に寄り添った、安心して仕事ができる、このことも重要ではございますけれども、安心して子育てができる施策でありたいと、このように考えるわけでございます。このような理由からも病児・病後児保育事業の優先順位は、今現在としては、優先順位は低いというふうな位置づけでございます。 それと議員提案がございました、北出の保育室での受け入れということでございますけれども、これについては実施する場合、印南町も合理的な手段であるというふうには考えております。子育て支援事業で平成31年度からの実施を基本に今現在協議を進めているところでございますけれども、状況によっては前倒しというのも十分可能ではございますけれども、他の優先する子育て支援施策の実施を今現在は優先したい。したがって平成31年の実施ということにターゲットを絞って今現在協議を進めている段階ということでございます。ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 よく理解はできるわけなんですけれども。誰しも、さっきも同じことの繰り返しになるか分からんのですけれども、親というのは子どもが熱出したら自分らもそうだったけれどもついていてあげたい、それは誰しも思うことであって、これはいざという時の核家族で、私も知り合いの中で兄弟とかの中で皆助け合うて、実家からお母さん来てんとか、お父さん来てもうてんとかいう話から、色々聞いている。ありとあらゆる手だてをしていく中で、ニーズが少ないというのはその辺で皆が一生懸命になって助け合うてやってきているからこそニーズは少ないと思う。ですから、ニーズが少ないさかということではなしに、やはりそこをサポートしてあげるのが行政かなと思うんで、31年から実施に向けてということなんですけれども、できる限り30年から、財政負担もそんなには、課長のご答弁の中でも、財政負担はそんなに無いんかなということだったんで。最後に町長、町長の公約の中にも謳われているんで、もう2年近くなって、真っ先にでもしていただきたかった施策でもあるかと思うんで、最後に町長の見解、前倒しするということについての町長の見解をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長 -住民福祉課長- ◎住民福祉課長 町長の答弁ということでございますけれども、私のほうからもう一度福祉分野における考え方について述べさせていただきたいと思います。 まず私の方から答弁させていただきたいと思います。 子育て支援施策として印南町の福祉分野の行政もしくは教育分野の行政として柱と置くところは、先ほども申し上げました、安心して子育てができる施策でありたい。親、家族が子どもに寄り添う施策でありたいと願うわけでございます。働き方改革等、働く環境改善等については、社会情勢等が色々変革してございますので、事業者の休暇取得をするための制度を想定する義務だったり、もちろん行政においても働く環境整備については社会的な中で解決される。まず優先して解決されるものというふうに私どもは捉えております。子育てでやはり重要なことは、子どもに寄り添うというようなことを柱に考えたい。なるほど緊急避難的に最低限のサービスを展開する用意という部分はございますけれども、直接的病児・病後児保育がそのもの全て解決できるということでもございません。もちろんこの病児・病後児保育に限定した事業の実施については、教育課と連携を図りながら今現在協議を進めて、具体的に進めるべく協議は進めております。他の分野の子育て支援施策と合わせて、より一層の充実を図りたい。ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長 -町長- ◎町長 町長からということでございます。 基本的には31年からやっていきたいというふうに思ってございます。その理由につきましては、ただいま住民福祉課長が申し上げたとおりでございます。 以上です。 ○議長 次。 -総務課長- ◎総務課長 私の方からは、防災についての1点目でございます。 防災についての1点目の避難所として、役場庁舎に来られた場合は受け入れるということに問題は無いのか、でございますが。基本的に役場庁舎は災害発生時に災害対策本部を設置し、災害対応の指揮を取る場所、司令塔となる所でございます。多くの避難者が来られた場合、混乱を避けるため、地域防災計画では役場庁舎ではない、別の施設を避難所として指定してございます。また同じく地域防災計画では、避難所の開設については、あらかじめ指定している施設を利用することを原則とする。また対象者につきましては大きく分けて2つございます。1つ目が災害によって現に被害を受けた者。2つ目が災害によって避難を受けるおそれがある者、等々と記載してございます。この原則に基づきまして、避難所の開設及び受け入れを行っているところであります。具体的には先月、8月7日の台風5号接近の際には、避難所として印南町公民館、稲原防災センター、切目川防災センター、切目小学校体育館を開設し、印南町公民館には2世帯3名、切目小学校には1世帯3名の方々を受け入れてございます。 先ほども申し上げましたが、通常は開設済みの避難所において避難者を受け入れることを基本としてございますが、今回1世帯2名の方につきましては、諸事情、議員もよくご承知と思いますが、本人の非常に強い希望により、役場庁舎に避難されていきました。何はともあれ、計画の原則は原則としまして、災害の規模等、現実に即した対応を図っていきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 その方は山口地内のこの下の方の方で、庁舎が見えるか見えんかというぐらいの所に住まわれている方なんで、川沿いに住居されている方で、「堤防を越すんだ、越しそうなんだ、避難したい、役場へ行きたいんや、歩いてでも行けるんやよ、一番近い公共施設で高台へ行きたいんやよ」ということだったんで、当初断られたということだったわけなんですけれども、「印南公民館に行って」ということだったわけなんですけれども、「自分の家よりも低い場所へは行きたくないんだ、そんな危険な所へは行きたくないよ」と。「ほんなら稲原防災センターはいかがですか」ということだったわけなんですけれども、「そんな遠い所、知らん所へも遠い所へはまた川沿いを上って行かんならん。そんな所へは行きたくない。目の前に300mほど歩けば行ける所にあるので行きたいんやよ」「ぜひ来てくださいよ」ということだったわけなんですけれども。今回も台風18号がありまして、その前から、やはり絶えず一回お伺い立てて行かなければならないようでは困るんやと。私はそこへしかよう行かんねやよということなんで、その辺についてきちっとした、来たら困るんやじゃなしに、臨機応変に対応していただけるんだろうと思うんですけれども、その辺電話もろて、受け取る者によって「あかんよ」というんか、「いやいやどうぞ」ということなのか、その辺のきちっとしたものをお聞かせ願えればと思っています。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 きちっと、と言いますか、地域防災計画で定めているのは、先ほどもご紹介しましたけれども、それがうち所でいう計画であります。ただ、計画は計画としましてということの中で、先般庁舎の警備室といいますか、宿直室等の畳の間に避難をしていただいたということであります。 ただ、その一般的な議論として申し上げますと、やはり役場庁舎、ここに来たのは高台であり、津波等も想定していますけれども、そういう中で司令塔の役割をしたいと、そして全ての住民の方に情報発信をしたい。その情報が住民の方の命を救うんだ、ということであります。長はいつも言っていているんですけれども、災害で一人の命も失いたくはないと、まず一番大事は人命であるということであります。それに基づきまして庁舎移転をさせていただいたわけでございますけれども、そういう中で、庁舎にあまり多くの方が避難されますと、司令塔の役割が薄れてしまわないかということ、またやはり避難されてきますと、その方への部屋等も考えなければならないという中で、責任を持って避難場所を確保したいという中で、先ほど申し上げました8月7日の場合につきましては、印南町の公民館、ここにつきましては畳の部屋等を開放してございますし、他の使用を全て止めてございます。そして避難者優先ということの中で、隣には社会福祉協議会もありますので、そちらの方で世話のお願いをしたり、教育委員会の職員にお世話をお願いしたりということで、ある程度の責任を持った中で対応してございます。それが、前回の8月7日の対応は別としまして、今後こういうふうになってきた場合に、あまり多くの方が庁舎の中へとなれば、非常に混乱することがあるという懸念を持っているわけでございます。そして、その避難の準備情報を発令しまして、高齢者避難開始という発令をしたわけでございますけれども、やはりその時のことにつきましては、大雨ということでございました。大雨であり、公民館なら大丈夫だろうと、もし万に一つ、公民館の1階部分になるのであれば2階部分へ、というふうなことも考えた中で指定をしてございます。これが、津波であれば公民館へという指定はしなかったわけでございますし、その状況を判断しながら避難所として指定しているわけでございます。その点もどうかご理解いただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 要は、公表はしないけれども受け入れる、ということで理解して良いということなんですか。カルフールさんにもお聞きすると、「結構ですよ、どうぞ来てください。ただ、町を通じて、役場へ一報入れてくださいよ」ということなんで、そのことも申し伝えておきます。 そういう理解で課長、良いということなんですか。ただ言うのは、彼の住まわれている所は海抜7mぐらいの所。6mか7mぐらいの所なんです。公民館は5mなんですよね。1階、2階ということもあるわけなんだけれども、車で行った場合、車が浸かるんだということもあり得るか分からんのです。やはり心情的に、低い所には行きたくない。これは当たり前の話であると。周りが、今の現状Aコープからあの辺全部浸かるわけですから。堤防越した場合はあの辺海になるわけなんで。その辺だけ申し伝えておきます。あとご答弁いただけますか。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 私、今言わせていただいたのは、一般的な避難所ということで、全町民の方々のということで答弁をさせてもらっています。早く言えばカルフール・ドにつきましては、福祉避難所ということで指定をしてございます。ですので、高齢の方であったりとか、障害を持たれている方であったりとか、ということの中で広さ等も考えた中で優先的にということで対応しているわけでございますけれども。だからこの場におきまして、公の場におきまして、それをその人だからその人はオーケーなんですよ、というふうな答弁はしにくい場所だというふうに考えてますし、まあまあ言うてきたらというような話にはならないのではないかというふうに思っております。この場でやはり私が答弁として答えられるのは、あくまでも役場は司令塔ですよと。だから逃げてこられる、例えば地震が揺って、熊本の地震の時もそうでございましたけれども、やはりその時の映像を見ますと、役場の前の駐車場が住民の方々でいっぱいであるというふうなこと。そんなんは当然受け入れるべきものであったりとかいうことの中で、役場も備蓄食料であったり毛布等も用意してございます。それはそれとしまして、この場におきまして警報が出て、内水、川の氾濫等の場合には役場の庁舎なんだ、この方は不安だから、というふうな具体的な個別事案については答弁を控えたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長 次。-総務課長- ◎総務課長 次に防災についての2点目でございます。 本郷区の避難階段は機能していないのではないかということでございます。本郷区の避難階段は、あらゆる避難路の確保の観点から、地元の自主防災会とともに平成26年度に県に設置してもらったものであります。避難階段付近は、和歌山県から津波災害警戒区域、いわゆるイエローゾーンに指定されてございます。しかし、ご質問の避難階段が設置されている擁壁の高さは、南海トラフ巨大地震による津波が発生した時も、この避難階段を上り切った場所に避難していただければ津波を避けることができる、安全である、という計算上でできてございます。なお、この付近は本郷地域でございますけれども、平成26年度から28年度におきまして、地域の方々のご協力、家屋の立ち退き等をいただき、以前の避難路とは比較できないほどの幅員等を確保した本郷避難道が完成してございます。またその先は、東光寺光川避難道へと続いてございます。今後につきましても、地元自主防災会とともに、全ての避難路を利用し、とにかくいち早く高台へ、というふうな訓練を重ねていきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 課長、何か勘違い。避難道じゃなしに、避難階段。急傾斜地に付いている70cm幅ぐらいかな、階段、二十数段かある、その階段のことを言うている。僕、この間できた避難道路については別に質問していません。避難階段のことについての質問なんです。再度。ノーカウントで。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 その防災の面から私も答弁させていただいていますけれども、避難階段といいましても、本郷地域につきましてはその階段だけではなく、あらゆる避難路、高台に逃げるという道を確保してございます。なおかつ今後においても、自主防とあらゆる話をしながらより一層ということは望んでいますけれども、その中の一つに避難階段がございます。その避難階段につきましても、万に一つ避難路等があるのにもかかわらず逃げ遅れたという場合、とにかく高台へと、命だけは助かってほしい、という望みの中で、急傾斜があるのにそこに上れないというふうな声等が地域でございます。そういう中でそしたら階段でも付けてとにかく高台へ行こうと、津波の届かない高台へだけ逃げようと、そして津波が引いた後については避難所というのはまた別に、ということで考えたものであります。ですので、避難階段が機能していないのではないかということではなくて、避難階段も避難する命を救う一つであるというふうに捉えていただきたいと思いますし、やはり逃げ遅れたらどんな所でも上に上るということから見ますと、やはりこの階段があって安心が増しているということと考えてございます。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 この階段は、調べると6年ぐらい前に設置されたということなんですけれども、先ほどからも言いますように、階段、ずっと肩幅ぐらい七、八十cmの幅で急傾斜の所を上がっていくと、上で1mぐらいの、水泳でいう高飛び込み、突き出た感じの、下は急傾斜のポケットになっている。急傾斜にはネットが張られているわけでございますけれども、高飛び込みの台のようなやつが上がり切った所で1mぐらいの物があって、その下は落ち込んでいるわけなんです。急傾斜のポケットで。そこから上は雑木林なんです。何とかして、暗闇の中ででも這うて行こうか、というあれがまるっきし、そこへ上がるだけというのか、階段へ立てってえいうのか、あれ、暗闇で上がっていたら落とし穴に落ちるような感じで、却って大変危険なんかなと。するのであれば先へつながる、舗装していなくても木を切り開いて、高飛び込みのような落ち込む状況じゃなしに、高台へ繋がっていく、先へ展望の持てるような施設に、それだけの階段を付けるのであればもうちょっと先はええんかなと。何か無責任なというのか、やりっ放しというのか、見て私もびっくりしたんですけれども。課長ももちろん現場は見られていると思うんですけれども、建設課長か、見られていると思うんですけれども。この状況、あれがほんまに住民に対して優しいものであるのかどうか。その辺についてご答弁いただけますか。 ○議長 -建設課長-建設課長 議員お尋ねの急傾斜に設置された階段の道路でございますけれども、更にその上に階段を設置したらどうかなという提案も以前させていただいた経過もありました。ただ、地元の方の賛同をまず得ることができず、現状維持の方針で地元において避難計画等が立てられているという現状であります。先ほどの総務課長の答弁にもありましたけれども、そういった階段以外にも本道の本郷避難道線、そして更にそこから高台になる東光寺の光川の避難道線と続く避難路というものも整備してございます。地元におきましても、この本道を利用して高台へ逃げるというような訓練が日頃からできているということでございますので、引き続き地元の要望、また地元の計画の支援を基本としたハード整備に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 そこから先へ階段を付けようというあれもあったけれども、地元の理解が得られなかったということなんですけれども、それは元々計画自体に問題があったんじゃないんですか。そこまできて、そこから先また別の計画やということない。初めからずっと上へ繋がるものが計画されていて、そこへきてできなかったということではなしに、そこから先の理解を得られないというのは一体どういうことなんでしょうか。その計画の見込みというんか、問題があったんではないですか。見通しが。ずっと繋がっていく、もう階段付けるんやよというんであれば、もっともっとずっと先までの用地も含めて計画があったんだろうと思うんですけれども、そこで理解が得られないということは問題があったということ。そこまでしてしもうて、予算もそこまで使ってしもうて、できないというのは大きな問題じゃないですか。 ○議長 -建設課長-建設課長 平成26年度の工事で設置しているということでございますけれども、計画はそれ以前にあったもの、というふうに解してございます。ただ、そこの所に階段を付けるというのは当然地元の要望、それから地元の方の同意、そういったものの上でできているというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 防災ということの中で、地域のワークショップ、それから自主防災等々の中で、先ほども申し上げましたけれども、急傾斜が非常に急傾斜地ということで急傾斜の事業がされていると。その中でワークショップとかの中で、その急傾斜に何でも構わん、階段さえあれば、というふうな声等がございました。そういう中で、そこに階段を付けることはできるのかどうかということで、県と協議したということでございます。そして、県の事業で設置していただいたということであります。そして、その時には、とにかくそのフェンスの所まで、高台まで逃げるんだと、逃げ遅れた者がおった時にはとにかく階段を走れ、というふうなこと等でございます。そういう中の一つのツールと言いますか、一つの方法がその階段であります。全ての方がその階段を上に上がるというのではなくて、万に一つ、そこまで来て津波に追いつかれるというのであれば、とにかく階段を駆け上がれ、というふうなことであります。ですので、そういうふうな階段等につきましては、切目地域にも設置してもらっていますし、切目川地域にも設置してもらっています。まだ急傾斜地があるその急傾斜に階段でもできんのか、というふうなワークショップでの声があることは事実でございますけれども、何分県との協議の中で、設置することができないということでございます。だから、それが完璧なものかどうかというよりも、そこの急傾斜の上に上ることができるようになった、ということでご理解をいただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長 岡本庄三君の質問は既に3回になりました。会議規則第55条の規定によって発言は許しません。 次。-産業課長- ◎産業課長 大きな6点目の耕作放棄地や遊休農地について、2点質問がございました。その1点目ですけれども、印南町の耕作放棄地と遊休農地を過去の調査から現状はどのようになっていますか、についてでございますが、現在農業委員会で毎年調査期間を設け、各地区で現場確認を行っております。耕作放棄地とは「過去1年以上作付けせず、今後も耕作する考えのない農地」で、遊休農地とは「耕作の目的に供されておらず、かつ引き続き耕作の目的に供されないと見込まれる農地、また農業上の利用の程度がその周辺の地域における農地の利用の程度に比べ著しく劣っていることが認められる農地」でございます。 農業委員会の調査では荒廃農地という位置付けで毎年調査をし、増加傾向にございます。 以上でございます。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 よく分かりにくいんですけれども、平成29年度の目標及びその達成に向けた活動計画というのが、印南町農業委員会から出されているわけなんですけれども。そこで今言われた、課長説明があった遊休農地と耕作放棄地の違いというのが、同じように耕作放棄地とは「過去1年以上作付せずに、しかもこの数年間に再び耕作する考えのない農地」と定義されているということなんですけれども。遊休農地においても、農地法の第32条の中に耕作放棄地と同じような文言なわけなんですけれども、この辺についてのあれが何か分かりにくいということがあります。それと、時間無いんであれなんですけれども、平成29年度の目標及びその達成に向けた活動計画の中で、遊休農地面積というのが昨年28年3月31日現在では40haだったのが、29年3月31日現在で6haに、すごく減少しているんですけれども。あと、経営耕地面積についても昨年は1,192haであったのが、今年は613haと大きく減少しているんですけれども。この原因について詳細ご説明いただけますか。 ○議長 -産業課長- ◎産業課長 耕作放棄地と遊休農地が分かりにくいということですけれども。遊休農地というのは耕作放棄地プラス低利用農地という形でカウントされていると解釈してございます。 農業委員会の中で平成27年度荒廃農地の調査ということで、私どもが掴んでいるのは48.5haでございます。そして平成28年度では58haという形で捉えてございます。これは、農業委員会が毎年調査を繰り返すことで、徐々に調査範囲が行き届くようになったと感じております。ただし新たに発生する耕作放棄地も毎年確認されており、増加傾向になることは認められている。こういうことでございます。 ○議長 次。-産業課長- ◎産業課長 耕作放棄地や遊休農地についての2点目でございますけれども、現状の取り組みはどのようにされていますか、についてですが、現在農業委員会の法定事務として、農地利用状況調査、いわゆる農地パトロールがあり、これを毎年実施して耕作放棄地の把握を行ってございます。その後に調査により確認された耕作放棄地等は集計し、中でも比較的容易に耕作地に復帰できそうな農地については、農地中間管理事業等の農地の借り手を斡旋する事業に誘導してございます。 以上でございます。 ○議長 -7番、岡本庄三君- ◆7番(岡本) 7番、岡本です。 最後になるかと思うんですけれども、今後の課題と、それに対する取り組み、端的に。お時間なんでよろしくお願いします。 ○議長 -産業課長- ◎産業課長 関係機関への借り手を斡旋する斡旋希望とか、自ら耕作を再開することなどを目指すという形で、所有者から意向を確認してございます。次年度以降でもこの調査を追跡していることにより、農地の有効利用等が図られるよう、方向付けができていると考えてございます。ただ、課題としては耕作放棄地増加に対して、農地を担う若い農業者というのが絶対的に不足していると考えてございます。 以上でございます。 ○議長 以上で7番、岡本庄三君の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。 ただいま10時30分です。10時45分まで休憩いたします。 △休憩 10時30分 △再開 10時45分 ○議長 休憩前に引き続き一般質問を続けます。 次に、-6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 御無沙汰いたしております。6番議員、玄素でございます。 先ほど来、私は16年前になります、初めて議員になって、ここに立って、足が震えるのを押さえて、震えたことを思い返しておりました。もう16年経ったんやなと、まさか自分自身もここへ戻ってくるとは思ってみなかったんですけれども、今年で町制60周年ということでございます。これも神さんが、お前がしっかり正してこいとの思し召しがあったんかなと感じております。いずれにしましても、ここに立たしていただいたからには、全力で当たらせていただく覚悟でございます。 私は幸い、野球で言うと攻めと守り、すなわち執行部側も議員側も経験させていただいている身でございます。的の外れた好い加減な答弁や、先ほども岡本議員の質問でもありましたけれども、指名したにもかかわらず、自らが答えない答弁、また時間稼ぎの答弁などに対しては、断固とした姿勢で臨むことをあらかじめ申し上げておきたいと思います。 何だか厳しい前置きになったんですけれども、全ては今の印南町、そしてこれからの印南町を思ってのことでございます。各位におかれましては、ゆめゆめ誤解のないようにお願いしておきたいと存じます。 それでは、中身に入らせていただきたいと思います。 まず、1つ目ですけれども、日裏町政2期目も1年半が経過する中で、任期はあと2年半となりました。そんな中、町長は残りの任期の中で具体的にどのような事業政策を実施していきたいと考えているのか。具体的にかつコンパクトに自身の考えを自身の言葉で述べてください。 次に、地籍調査についてでございます。 少し前に、町の広報誌に地籍調査についての特集がされているのを見ました。過去、私が在任中には、それまでの2倍から3倍のスピードで進めるように指示をし、平成36年で事業が完了するプランを計画していたように記憶しておりますが、その計画は順調に進んでいるんでしょうか。 6月の町長メッセージでは、進捗率45.3%と書いておりましたけれども、地籍調査の完了は現在のところ、いつを予定しておりますか。これには建設課長が簡潔明瞭にお答えしてください。 また、町長は、地籍調査についての町長メッセージの中で、高齢化が進む中、「隣地との境界が分かりにくくなっている現状がある」と述ベ、スピードアップの必要性を綴っていますが、いつ頃までに完了したいと考えているのか。これには現状のスピードで良いのか、スピードアップを考えているのか。これには町長が同じく、簡潔明瞭にお答えをください。 次に、職員採用についてでございます。 職員の適性化計画につきましては、私の在任期間中1%の人口スライド、例えば人口が1万人だったら100人、8,000人だったら80人、3,000人になったら30人というわけにはいかんのですけれども、6,000人ぐらいになるまでは、ITの進化、AIの発達、人口減少ということもあって、具体的には平成22年から32年の間に、職員数を80名にしようということで順調に推移をしていたというふうに思います。現状、事前に総務課長からは、現在の職員数は83名と聞いておりますので、順調だと考えております。 しかしながら、一方で、今後人口の減少は続くにもかかわらず、職員数については平成32年までに90人まで増やす予定と聞いておるのですが、それはどうしてですか。お答えをください。 次に、採用試験の一次試験における作文試験についても質問します。 職員採用については、3年前から一次試験に作文試験を取り入れていると聞いております。それ自体に異論は無いんですが、一次試験における作文の採点方法はどのようになっておりますか。三役は採点に関与しているのか、お答えをください。 加えて、受験者の採点を最終的に集計して、確定作業をするのは誰ですか。総務課の担当職員なのか、総務課長なのか、お答えを。 さらに、去年採用された8人のうち、2人が既に精神疾患等の理由で職場に出てきていないと聞きますが、これは本当でしょうか。具体的にどのような状況にあるのか、今後どのような対応をしていくのか、お答えをください。 次に、補助金の運営に関してでございます。 これには町長が訴えられていて、第1回の期日が今月15日だと聞いております。訴状を含め、関連資料を読ませていただきましたが、地方自治法208条の2項、町の補助金交付規則第13条、第14条、第18条、印南町補助金交付基準規程第1条や同第3条第3項第7号など、町で定めたルールを忠実にやっていないことから生じたことであると考えております。仮に、敗訴となれば、訴訟費用で貴重な税金を使うことになるのだと思うんですが、規則や規程、また規定に即していないところは素直に認め、改善すれば良いことで、訴訟までする必要はなかったのだと思うのですが、それでも訴訟に踏み切ったのはなぜか。最終判断をした町長、お答えください。 加えて、係争中につき、個別具体的な内容については答えられないと思いますけれども、少なくとも今回の訴訟において、町のしていることが正しいというのなら、しっかり説明するために広報誌に双方の主張を掲載し、町民に知らせるべきと思うのですが、どうも及び腰のように感じます。掲載してはと思うのですが、これについても町長、お答えください。 次に、印南町の特に女性の平均寿命の向上についての質問です。 これにつきましては、7月20日の地方紙に健康寿命延伸に向けた議論の材料として、市町村ごとに健康指標を示し、県内順位や県と全国平均値との差が分かる「健康見える化シート」を作成して、健康意識の向上を図ると掲載されておりました。これによりますと、和歌山県における男性の平均寿命が最も長かったのが、何と男性では印南町で79.8歳でした。健康寿命もともに1位。地道に活動を続けてきた結果であろうと思うと同時に、歴代の健康行政担当職員に敬意を表するところですが、一方で、女性については、和歌山県の平均寿命の全国順位が45位、その中でも県下での平均寿命が8位、健康寿命は14位と芳しくありません。 そこで質問いたします。印南町の女性の平均寿命を上げるためには、まず和歌山県の女性が何で平均寿命が短いのかというのをリサーチする必要があると思います。その上で、印南町の平均寿命が見える化シートで顕著になっている心疾患や心不全の対策が必要のように思いますけれども、何か対策を考えておりますか。既に実施しているかどうか、お答えをください。 次に、町営住宅についてでございます。 現在の町営住宅事業の全体の事業費が18億円と聞いております。最初は23億円とも、25億円とも聞いておりました。ちょうど私が就任期間中に、この計画についてプラン作成に着手していたと思うのですが、その時の事業費は約3億円だったように思います。将来的に町営住宅の家賃基準を当てはめてしまうと、返済や支払いが滞ったり、負担になるので、その負担が最小にかつ最悪の場合でも、町の財政に影響がないような30戸程度のプランを立てていたと記憶しておりますが、現在は70戸の計画と聞いております。起債はできますけれども、交付税の償還がなく、現状では28戸が完了、今年度8戸を予定していると聞いております。 そこで、この事業を完了することによる、将来にわたる町の実質的な負担はいくらになるのか。この試算においては、国の補助基準をオーバーして建築している、坪約70万円ぐらいと聞いておりますけれども、このことによる町の持ち出し分を考慮に入れて計算してください。 以上、誠意ある答弁をお願い申し上げまして、1回目の質問を終わります。 ○議長 ただいまの質問に対し、執行部の答弁を求めます。 -町長- ◎町長 私から答弁をさせていただきます。 1つ目といたしまして、日裏町政任期残り2年半ということで、どういった事業政策を実施したいと考えているのかと、具体的にかつコンパクトに町長自身の考えを自身の言葉で述べよということでございます。コンパクトということでございますので、そのように答弁をさせていただきたいと思います。 2期目日裏町政に対する期待と受けとめ、答弁をいたします。 まず、柱としての考えは、私の目指す5つの実感できるまちづくり、そして第5次印南町長期総合計画の後期計画、それと、まち・ひと・しごと創生印南町総合戦略に基づく町政運営であります。 1期目の4年間は、あの凄まじかった東北の震災を教訓に、犠牲者を一人も出さない、出させないとして、強靭で安全・安心なまちづくりを柱にして、避難道の整備であったり、町道橋の耐震化、また印南の避難センターの整備、あるいは備蓄食料の確保、自主防災会への支援強化や防災教育の充実を図り、本年4月からは御承知のように、大規模災害時に備え、防災拠点である新庁舎での執務を開始いたしました。引き続きハード、ソフト両面において、防災対策を進める考えでございますし、特に行政報告でも申し上げましたが、危機管理、防災対策として、防災情報収集伝達の多重化とスピードアップに取り組む考えであります。 2期目については、私の目指す5つの実感できるまちづくりの1つであります「住みたい、住み続けたい」の施策を更に充実をさせていきたいというふうに考えてございます。 町有地の利活用として取り組んでおりました民間賃貸住宅建設事業でありますが、当初の完成戸数は10戸でありました。しかし、既に入居も開始され、若い世代を中心にすぐに満室になったということでございます。そして、当初計画から更に増築計画が進められ、現在8戸の賃貸住宅が建設中であります。この8戸に対しましても入居希望者が多く、ほぼ満室に近い状況であるという報告をいただいてございます。このように、民間活力も利用した住宅、宅地整備を更に充実していきたいというふうに考えてございます。 次に、「子育て・教育の充実」として取り組みを開始した10年義務教育化について、園、小、中連携の充実を図り、「子育てするなら印南町」を保護者、父兄の皆様と共有していきたいというふうに考えております。 去る9月16日に執り行いました、印南町町制60周年記念式典で、皆さんもご出席されたと思いますが、小、中、高の皆さんによる「私の好きな印南町」という題でのメッセージは、多くの招待者からお褒めの言葉をいただきました。農林水産物や自然豊かな印南町、歴史・文化のある印南町、人情の厚い印南町などを、私たちの期待以上に誇らしげに発表をされている姿は、「ふるさとは人づくりである。ふるさとは人を育み、人はふるさとをつくる。」私の考えの的を射たところであります。継続は力なり、印南町の教育をさらに充実していく思いを強くした次第であります。 次に、「強靭で安全・安心を実感できるまちづくり」については、これからも避難道の整備や防災訓練の実施、犠牲者を一人も出さない、出させないということは可能であり、引き続き取り組んでまいります。また、職員の防災訓練は、訓練の更なる実施と防災教育の充実につきましては、先般の行政報告でも述べさせてもらいましたけれども、9月1日の防災の日に執り行いました新人研修もその1つでございます。議員も御承知のことと思いますが、警報発令時の対応として、役場に集合できる職員は全て役場に集合すること。また、防災服も揃えており、着用して対応することなどは、絶えず危機意識を持つ、緊張感を持つ意味から取り組んでいるところであります。また、自主防災会等が中心となり、「自分の命は自分で守る」を基本として、訓練や活動を行っているところであります。 次に、「思いやりと安らぎを実感できるまちづくり」でありますが、本年3月、印南町地域福祉計画を策定いたしました。この地域福祉計画は、社会福祉協議会が策定する地域福祉活動計画と一体に策定をされてございます。福祉のまちづくり実現のため、印南町福祉まち連携会議のリーダーシップの下、住民ニーズに応えられる福祉政策が推進されるというふうに思ってございます。 次に、「地域産業が輝き賑わいを実感できる施策」といたしましては、企業誘致や起業支援を進めていきたいというふうに考えてございます。既に、今年の春からでありますけれども、複数の企業と接触を持ち、県当局と連携しながら誘致活動に取り組んでおります。ハードルは高いかもしれませんけれども、鋭意取り組んでまいりたいというふうに思っております。 また、移住・定住を見越した大学等の合宿誘致の交流事業についてでありますけれども、昨年度より町内の旅館、民宿への宿泊数が増えてございます。皆様御承知のように、去る9月8日の関西学院の落語研究会による寄席を行っていただきました。公民館大ホールはほぼ満席になり、大変好評でありました。このような取り組みにますます磨きをかけ、印南町をアピールしていきたいというふうに考えてございます。 具体的かつコンパクトとの趣旨でございますので、まだまだ話したいこともあるわけでございますが、1回目はこの程度の答弁とさせていただきます。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 通告書ちゃんと見ていただけましたか。残りの任期で具体的にどのような事業、政策やりたいんかと。今までどんなことやってきたからて聞いていないんです。それと、あと聞くけれども、自身の言葉で書いてください、述べてくださいとわざわざ書いているんです。最初の枕言葉だけは自分の言葉やと認めるんですが、それほんまに今述べた言葉というのは自分で、町長、ワープロ打てるんか、打てない、打てんねな。ほんなら、これ自分で書いたかて、自分の言葉やないと思う。誰かに書いてもうたん違うんかなと思うんです。書いてもうてんな、これな。いやいや、それはっきりさいてほしいんです。あくまで僕は、政治家としてあなたの考えを聞きたかってん。だけど、今の言葉は、どう考えても職員書いた答弁にしか思えへん。それと、通告も無視してある。議会軽視も甚だしいと思うんです。ちゃんともう1回再答弁してほしいんやけれども、これ自分でちゃんと書いたんですか、どうですか。それについてお答えください。それで、仮に自分で書いてあるんだったら、もちろんワープロもよう打たんのだったら、原稿残ってあるはずです。今まで、最初に就任時に、全国に所信表明盗用してお騒がせをしてあるさかいに、こんな疑いたくないけれども、その辺のところまでちゃんとやってあるというんだったら見せてください、この答弁終わってから、一般質問終わってから。やってないと言うんだったら、何でそれを自分で書かなんだんか。なぜできなんだんか。自分自身にやる能力がないんかということについてお答えをいただけたらと思いますけれども、いかがですか。どうぞ、お答えください。 ○議長 玄素議員の発言について申し上げます。 ただいまの発言は、議会の品位を落とすような不適切な発言を含まれ……
    ◆6番(玄素) 品位をどうして、どこが、どうやって落としたと言うんですか、議長。どこが議員の品位を落としたると言うんですか、それ説明してください。何をもって…… ○議長 もう少し冷静になって質問をしていただきたいということです。 ◆6番(玄素) 冷静になって質問している。 ○議長 冷静になっていないです、今の言葉。 ◆6番(玄素) これ冷静になっていないのか、お答えください。 ○議長 冷静になっていないて、今の町長に対する質問に対して、もうちょっと穏やかな質問するなら進めていったらええけれども、もう喧嘩腰になってこうやって質問するんちょっと…… ◆6番(玄素) 先に申し上げておくけれども、これ時間止めておいてそう、久保井君。 先に申し上げておくけれども、質問の通告に対して誠意をもって答弁していないのはそちら側です。先にそれを議長、たしなめてもらわなんだら。そのたしなめも無しに今、品位を落とすとかという話に。 ○議長 何を、それは玄素議員が捉えてあることであって、私が捉えてあるのは、誠意もって答弁しやると確信したるさかい、そのまま答弁さす…… ◆6番(玄素) だから、どこが誠意もって答弁したるのかというのを説明してください。それでないと、議長の言葉というのは僕には響かんで。 ○議長 何、ちゃんとした答弁しやららよう。自分が町長の答弁…… ◆6番(玄素) だから、それを受けて僕もちゃんとした質問しているんですよ。 ○議長 それがきちっとした再質問の仕方であれば、素直にこうやって続けていったらええけれど、喧嘩腰にというか、議会の雰囲気を壊すような質問やったらおかしい。 ◆議員 議長、もう暫時休憩したら。 暫時休憩しよう。 ○議長 暫時休憩いたします。 △休憩 11時07分 △再開 11時26分 ○議長 ただ今11時26分です。休憩前に引き続き一般質問を続けます。 執行部の答弁を求めます。 -町長- ◎町長 マイクも入ったようでございます。 本来、議論しなければいけない部分から若干外れているような気もいたします。しかし、2回目の質問で、私がパソコンできるのかどうかということでございました。そのことにつきましては、私もしっかり勉強をさせていただいて5年半も経ってございます。いつでも私のパソコン開けていただいたら入っていますので、その点はご心配なく。私が作った文章でありますので、ご了解をいただきたいと思います。 そしてまた、玄素議員も4年間は町長としての立場で町政を預かり、町政を運営する、それを務められたわけであります。その立場ということも勘案し、皆さんから選ばれた議員であるということにも十分自覚を持っていただいて、責任ある発言をしていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) さっき再質問させていただくに当たって、質問したのはワープロ、パソコンできるとかということじゃなくて、最初の冒頭で答弁をされた時に、最初の言葉は自分の言葉と分かったんです。だけど、その後の答弁というのは役所の方が書いたような答弁にしか僕は見受けられなかったので、それは自分でパソコンで、ワープロで打ったんですか、それともパソコン、ワープロよう打たんのであれば、原稿でちゃんと残っていると思うんやけれども、原稿残っているんですかと。なぜそこまで聞くかと言うたら、所信表明に関して、かつて全国的にお騒がせした経緯もあるさかいに、ちょっと疑うて申しわけないけれども、これ根本の問題やさかいに、ちゃんと聞きたかったんです。最初冒頭、枕言葉で言うてもうた後の文章は、本当に自分でやったんですかと。ワープロが打てんということであったら、その原稿残っているはずですから、終わった後に見せてくれますかという話をしたんです。 ちゃんとやってあるというふうに、今は何かよく分からんような答弁だったんで、いやそれは自分で今、最初に答弁された内容は全部私が自分の言葉で書き、もしくはワープロで打ちましたというような言葉に。打てるんか、打てないんかというのも、だからはっきりしてもらわないと、僕今の答弁では納得できないんですけれども。それで、自分でやっていないと言うんだったら、誰にやってもらっているんですかと、それはなぜ、ほんならようやらんのかということについてお答えをください、という話をしたんです。もう1回答弁願います。 ○議長 -町長- ◎町長 余りこういったことで貴重な時間を取りたくはないんですけれども、ご質問でございますので、お答えさせていただきます。 当然、それに関する資料というのは、それぞれの担当課から集めてきたことは事実でございます。そのために課長がいて、参事がいて、副長がおるわけで、教育長もいてます。その中で、情報を集めた中、私がそれをきっちり整理し、自分のパソコンへ入れ、それを打ち出したということでございます。こんなことで、余り時間は取りたくないんでございますけれども、以上でございます。 ○議長 よろしいか。 ◆6番(玄素) はい。 ○議長 次、-建設課長- ◎建設課長 2点目の地籍調査について、平成36年度までに終わるプランであったが、6月の広報誌で現在、進捗率45.3%となっていた。完了はいつになるのか。また、町長メッセージの中でスピードアップの必要性を述べているが、いつまでに完了したいのか。現状のスピードで良いのかという問いでございます。 平成22年度に本事業の完了年度を平成36年度と目標設定し、以後、鋭意事業推進に努めてまいりましたが、本町は国土調査の再調査地区であるため、必ず実施年度においては、前年度の新規調査地区の事業量を上回る事業量が求められること。また、毎年のように日本列島を襲う大災害への対応等により、国家予算の地籍調査予算の割り当てが思うように伸びないことなどから、若干の遅れがあるものと認識してございます。スピードアップは、遅れを取り戻すためには必要と考えますが、予算獲得などからも、町だけの努力では如何ともしがたいというのが現状でございます。 また、議員もおっしゃるように、現場においては筆数に限らず、境界争いやまた、相続人調査、更には立会拒否などで、筆界未定となるケースも大いにございます。細かい折衝や粘り強い調査を無視した筆界未定已む無しのスピードアップは考えてございません。平成36年度完成ありきで事業に臨むのではなく、住民目線に立った、住民が将来に不満を残さないよう筆界未定を解消しながら調査を進めていくのが大切と考えてございます。したがいまして、スピードアップばかりに目を奪われるのではなく、完成年度はその結果であるというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長 -町長- ◎町長 ただいま建設課長が答弁いたしました。重複する部分もあろうかと思いますけれども、ご理解をいただきたいというふうに思います。 スピードアップは遅れを取り戻すために必要であるというふうに考えてございますけれども、予算の獲得などから、町単独でやる、町だけの努力では、ちょっと難しい部分もあるというふうなのが、まず1つでございます。 それから、現場でありますけれども、筆数に限らずに境界の争いであったり、その相続人がどうであるとか、そういった調査であったり、またその地権者の方が立会を拒否するとか、そういったことも発生するわけでありまして、そのことにより筆の境界がなかなかできないというふうなことも現実として起きていることでございます。住民の皆さんが相手でございます。細かい折衝であったり、そういったことは粘り強く調査をし、その粘り強い調査を無視して、一番楽なところが筆界未定已む無しというところでございますが、できるだけそういったことをなくすように、ということでございます。そういったことで、ただスピードアップだけを求めていくというものではないと考えてございます。 それから、平成36年度の完成ということで目標が設定されてはございますけれども、36年の完成ありきで事業に臨むのではなくて、やはり住民目線に立った、住民が先ほども申し上げましたように、将来に不満を残さないよう筆界未定を解消しながら、地籍調査を進めていくのが肝要であると思ってございます。したがいまして、同じことを繰り返しますけれども、スピードアップばかりが全てではなく、それに目を奪われるのではなく、完成年度はその結果がついてくるものであるというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 今の町長の答弁聞いていても、何かもう建設課長書いたような意見にしか聞こえへんねんけれども、それは良いです。 筆界未定あるさかいに、なかなか前に進めんねということですけれども、僕も不動産の仕事をやっていて、筆界未定というのは常に生じるんです。これが解消するかは、なかなか解消でけへんと思うんです。こんなことしていたら、45年にも50年にもなってしまいますよ、ということをまず言うておきたい。その上でかつ予算も取れんのやということであったけれども、これ交付金の事業であるから、予算、前年度の実績上回れば取れるわけなんです。だから、早くしようとかと思ったら1人増やすとか、もっと効率良くしてちゃんと事業実績出していったら次の予算は取れるということを町長理解しているのかどうかとか、分からんけれども、取れるんです。 自分ところから、国からくれんような言い方をしやったけれども、取れるんです。だから、そこを十分にご理解した上で、地籍のスピードアップを図っていただいきたいというのが、私の思いです。 そこで、もう一回、今回僕この地籍調査の質問をさせてもうたというのは、6月だったと思うけれども、町長メッセージを読ませてもうたんです。前向きな姿勢でええなというふうに思ったんやけれども。これもさっきの質問と、町長、かぶるけれども、悪いと思わんと聞いてほしいんやけれども、その町長メッセージも僕も読みやった。僕自身も今まで町長メッセージを書いてきた、書きました。もちろん自分の言葉で書いてきたんやけれども、その文章の中、地籍調査のやつ見ていたら、オーバーラップとかスムーズとかという横並びの言葉が出てくるんです。同時に、歴代の町長メッセージをずっと読ませてもらったら、一番前に広報でトピックスがありますよね。多分自分分かって書いているんだったら分かっているはずです。トピックスというところに連動して、いつも何か町長メッセージは書かれているんです。これ文章の内容見ていても、失礼承知で言うけれども、これちゃんと答えてほしいんやけれども、自分で書いているように思わんのです。ちゃんと書いていますと言うんだったら、僕も余りもうしつこくは言いたくないけれども、ちゃんと書いていますと、またその根拠としてはこういうことですと言ってほしいし、ちゃんと書いていないんだったら、そのことついて答弁をいただきたいんやけれども、どうぞお答えください。 ○議長 -町長- ◎町長 町長メッセージは町長が発するところでありまして、それは私が書かなくて誰が書くんですか。それと、広報誌のトピックスには関連をさせてございます。今回は、運動会について特集をしているということであれば、やっぱり運動会について、私はこういうふうな考えを持ちます、ということを伝えていますし、当然、地籍のことについてもそうであったと思いますし、どうしてもそれを知りたいというのであれば、ぜひ私のパソコンを見ていただけたらご理解いただけるかなとは思いますけれども、拙い文章なんで、なかなか皆さん見てもらえるようなもんではないかなと思いますけれども、私は気持ちを込めてやっております。 以上です。 ○議長 次、-総務課長- ◎総務課長 私の方からは、大きく3点目の職員採用に関連してということの1点目、職員数を増やす予定だと聞いているのですが、それはどうしてですかということでございます。 議員御承知のとおり、現在、職員数は83名であります。印南町長期総合計画後期基本計画、平成28年から平成32年までの分でございますけれども、平成32年4月1日における職員数は90人体制というふうに計画をしてございます。また、第5次印南町定員適正化計画においても、同様に平成32年4月1日の職員数を90人と目標を設定し、その目標に沿って計画的な採用を行っているところであります。 なお、総務省から公表されてございます類似団体別職員数の状況というものがございます。全国の市町村を対象に、その人口と産業構造の2つの要素を基準として類似団体のグループ、同じ様な仲間ということでございますけれども、そういうグループに分けまして、そこの職員数を比較するものでございます。 印南町は2のゼロという類に入り、平成28年度4月1日現在、当町と同じ類似団体は全国に109の団体がございます。その109の団体の普通会計の人口1万人当たりの職員数は153.09となってございます。当町の人口を1万人当たりでしますと、1万人はございませんけれども、それを1万人に置き換えた場合ということでございます、97.38となります。109団体のうち、職員数が少ないほうから数えて7番目に位置し、類似団体平均を大きく下回ってございます。これは、非常に少ない職員数で行政運営を行っているということでございます。職員1人当たりに係る業務負担も非常に大きいということでございます。職員数が多くなり過ぎるのではないかということは、決してございませんので、その点だけご心配なく。よろしくお願いを申し上げます。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 今、総務課長から説明がありました。類似団体でいうたら、うちところ少ないんやというようなことでありましたけれども、その類似団体というのは幼稚園の先生とか、保育園の先生とか、給食員とか、下水関係の外部委託みたいな、印南町がしているようなことに対しての職員も含まれての数やと思うので、ここの印南町とは当てはまらないということを申し上げておくし、類似団体も幅も広いですから、良い方を取ろうと思ったら幾らでも取れるんやということを申し上げておきたい。 その上で、私が町長の時には、8,000人で80人にしましょうという方向を定めてあるんです。もちろんそこに根拠が無いということはないと思って定めてあるわけですし、そのときの関係者もそれに同意をしてくれていたということなんです。 職員1人雇うということはどういうことかと言うたら、例えば平均500万円ぐらいかどうか分からんですけれども、それに社会保障や何やらついてきたら700万円ぐらいになってくるわけです。平成32年で80人と90人では、もちろん10人違いますから7,000万円違うてくるわけです。7,000万円違うて、10年で7億円、20年で14億円、もちろん職員の給与に対しては交付税の措置も十分理解して言うんやけれども、毎年7,000万円あったら、例えばさっき岡本先生から話があったように、町道の管理もできるんだと思う。もちろん福祉や介護にもお金を回せる。30年に1回しかできん花火大会、毎年だってできると思うんです。 もちろん職員数というのは簡単にやっぱり決めるべきではないと思っているんです。あえて僕、今のところから例えば、80人にするプランを立てろと言われたら、1階の例えば税務課と生活環境課、これを住民福祉課と一緒にして窓口課という形にしたとして何ら支障ないというふうに思っているんです。これで2人減る。例えばです。職員の研修、今若い子いっぱい出てきてある、だからそういう子にもっとやる気持たせたら業務効率は上がると思うし、例えばシステムエンジニア、皆さん多分そうやと思うけれども、電算で苦労されていると思うんです。だったら、専門職雇うて、そこの部分カバーしたら、もっと業務効率が良くなるん違うかなというふうに思うし、例えば50歳以上に退職勧奨をかけさせてもうて、もっと頑張れ、もっと頑張れという、要はモチベーションの部分です。そういうようなことだって色々やって、その上で90人が必要なんですと。今も83人で業務回ってあるという現実があるんです。だから、それを90人にするということは、よっぽどの根拠があってやられていると思うんやけれども、これから平成32年までに7人余分に出られる方と入る方と含めて7人余分に雇われることになると思うんやけれども、この7人、もうとっくにどこに配置するかというのを決めてあるんだったら、ここ今日は傍聴人も来られてあるけれども、納得してくれると思うんやけれども、金無い、金無いと言うてて、金出す努力もせなんだら、やっぱりあかんと思うんです。もちろん7人どこに配置しているのかというのを分かっていて、そういった計画を立てられていると思うんやけれども、そこについてはどんなになっているか。総務課長、お答えください。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 議員のおっしゃること等につきましては、議論上といいますか、この場でそういう議論等については、というところはあるんですけれども。職員が今勤務をしてございます。オーバーワーク的なところもございます。そして、職員のモチベーションが低いわけではなく、モチベーションは高いというふうに考えていますし、今現在の平均年齢的なものにつきましても36歳代でございます。かなり若返ってございます。そういう中であらゆる業務をやってございます。そして、全国的でございますけれども、以前は量の行政改革ということでございます。行財政改革をやるんだとなれば、職員を減らすんだという量を減らす職員減らしというところでございます。ただ、昨今色々と住民ニーズ等々が多様化されていますし、当然民営という、先ほど保育園が入っていないじゃないかということもありますけれども、民間で担えるところは民間へという行財政改革等についても実施しているわけでございます。 そんな中で、今は最低限90人を必要とし、住民のサービスの向上を図りたいというのと、当然職員が研修をして質を高めたいということも願っております。ですので、何もかも関係なく90人にするんだということでございませんし、機構改革の1つの提案といいますか、1階の生活環境課と税務課というふうなこと等ございますけれども、そういう機構改革についても何も考えていないわけではなく、ただ一番においているのは、住民サービスの低下を招かないというところに重きを置いてございます。そして、今後採用した職員をどこに配置するかということでありますけれども、正に職員の採用試験中でございます。どういう人物かということもございますし、定年退職者、また早期退職者等々がこれから絞られてきますので、その上によって対応していきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 今、予定している7人をどこに配置するんですか。それくらいの計画はあってこそ住民の皆さんに人を増やすんです。年間700万円使って、これ生涯賃金で言うたら、これから退職の時期を延ばそうと、今国会でも議論されていると思うんやけれども、30年が40年になってきて3億円超えるぐらいの金額をその職員に一生かけて払うんです。例えば、僕は民間の会社経営をしているけれども、1人雇うのに、もしこの人上手いことやってくれなんだらとか、常に考えて、考えて、それでも1人雇うのにえらい騒ぎをするわけなんです。 役所というところは、申しわけないけれどもコスト意識が無いんです。なぜなら、自分のお金と違うさかいなんです。だから、そこのところをもちょっと肝に銘じてもうて、例えばさっきも言い忘れたけれども、併任辞令を出していく。忙しい時期と忙しくない時期があるんです、職員さんには。だから、そういうところでお互い助け合いのことをするとかいうようなこともできるんだと思うし、窓口の業務委託だって今はできる。ちょっと最近、窓口の対応悪りなったというような話も聞くんです。これ多分距離ができたからやと思う。もっと短かったらそんな感じにもならないかも分からんし、それは人それぞれやと思うけれども、少なくとも僕の主観やなくて、周りからそういう話も聞くさかいに。外部委託したとしてできる。今制度的にはできなくはないんだと思うんです。とにかく、頭、脳味噌沸騰するほど考えて、考えて、それでもやっぱり7人必要です、32年までに必要ですと言うんなら、町民の皆さんは理解してくれるんですけれども、これちゃんとやっていただきたいというのが、町に対する私の思いなんです。 そこで、事務方のトップである副町長、今の発言を聞いてどういうふうにしていくのか。今の考えで全く良いんか。いや、今話聞いたさかいにその辺のところはしっかり胸に刻んでやりますと、適正管理計画立てていきますということついてご答弁ください。 ○議長 -副町長- ◎副町長 ご指名ですんで私の方から答弁させていただきます。 この適正化計画、90名ということの計画につきましては、これはもう適正であるというふうに思っております。 以上です。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 すみません、訂正させてください。 先ほど来より7名、7名とありましたけれども、今回募集しているのが一般行政職は5名であります。技術職が1名の…… ◆6番(玄素) 平成32年度で7名プラスになるから、そこをどうお考えかというところのその辺の話。 ◎総務課長 なるほど。はい、すみません。 今年は今のところ、一般事務職が5名と土木職が1名ということであります。今、言われましたように、平成32年で90名にするという差額等につきましては、単純計算で7名の増加ということであります。 以上です。 ○議長 次、-総務課長- ◎総務課長 職員採用の2点目であります。 一次試験における作文の採点の方法はどのようになっているのか、ということでございます。 当町では、平成26年度より一次試験と二次試験の両方に作文を取り入れてございます。これは、より優れた職員採用、優秀な人材確保を図る目的で導入したものでございます。 作文のみの採点方法につきましては、採点は一部委託業者にお任せをしてございます。また、残りの部分のところにつきましては、当然、町三役と町職員を含む計5名で実施してございます。その委託している部分等につきましては、特に文法部分等につきましてはその委託業者の方でということと、内容部分、印南町への思い等々の部分つきましては町の方でということで、あわせて採点を行っているところでございます。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) なぜ今回、この質問をさせていただいたかというと、どこの町もそうだと思うんですが、一次試験作文やっている所というのは、外部委託そのまま別に三役が関与して、プラス職員2名が関与して採点をする必要がない。例えば、今、文法的な部分は業者に委託するんやと。だけどそのやる気とかというものは五役で見るんやということやけれども、それ五役でどんだけ見る力があるのかというのは、正直分からんのよ。逆に、業者に全部委託したら、そのやる気の度合いというのも文章を見る力があるんだと思う。少なくとも、悪いけれども皆さん専門家やない。教育長は仮に入ってあると思うんやけれども、それは今まで先生やってこられたんやさかいに、文字を見て、なるほど思いが伝わるなとあるんやけれども、どうもその辺が理解できんのです。 それで、町長と副町長にこれ聞きたいんや、それぞれ。聞きたいんやけれども、これ二次試験で作文で二役が絡んでいく、町長と副町長が絡んでいく、職員は上から言われたらそれは入らないとしようがないし、教育長も多分入ってくれんかということで、経緯としてはそうなったんやと思うんやけれども、二次試験でも作文見るし、面接するさかいにやる気らというのも分かると思うし、何で一次試験から町長と副町長が、その採点の範囲で関与していかなあかんのか。妙な勘ぐりして悪いんやけれども、何ぞあんのかいな、何ぞ言われたさかいかなというようなことも、申し訳ないけれども思ってしまうんです。逆に、そういう思いを持たれるんであれば、そんなんもうやめてしまっても、別に町長と副町長に何のデメリットもないと思うし、変な負担も増えへんし、一次試験に関しては、作文試験に関しては、もう五役はとてもやないが、業者さんに適正な採点を依頼しているんですと言えばそれで済む話やと思うのに、町長も副町長も僕も経験あるけれども、職員採用に関して、すまんけれども入れたってくれんかというようなことを今まで言われたことないと言うたら嘘になると思う。だから、そういったことにも適正さというのも含めて、これやめたらどうかというふうに思うんやけれども、今の私の意見に対してどう思うか。いやそんなやめる必要無いというんだったら、どういう理由でやめる必要が無いんかということについて、お二人どちらからでも良いさかいにお答えください。 ○議長 -副町長- ◎副町長 それでは、私の方からまず、答弁させていただきます。 作文といいましても、まず二次試験は前から作文と面接ということでやっておりました。面接で時間的にやっぱり10分ぐらいという短い間しか面接はできんということで、やっぱりそういう本人の資質とか、色々な本人の育ってきた環境とか、色々なことも知りたいということで、それでは不十分ではないかということで、一次でも作文を入れて、本人の考えていることとかいうことも聞きたいと。2回それを聞くチャンスを与えるということで、私たちもそれを与えてもらうということでしております。 確かに、我々も一次から作文を入れるというのは、今回もそうですけれども、かなり負担にはなります。けれども、やっぱり良い職員を採用したいという思いから、そういう負担は仕方ないのかなということで、今実施しております。そういうことで、今後もこのやり方については続けていきたいと、そのように思っております。 以上です。 ○議長 -町長- ◎町長 ただいま副町長の申し上げたとおりであります。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 町長、これ副町長と全く同意見なんですか。分からんな。とりあえず先言うてもうた人が上手いけれども、まあええわ。 これ面白い数字と言えば面白い数字でということ紹介させてもらいたいんやけれども、要はこの5年間の採用の結果について申し上げたいんやけれども、2013年5人のうち、印南町の出身者というのは2人合格しています。だから、40%が印南町の方がなっている。その次の年、4人のうち2人、これが印南町の方がなっています。 ここから聞いてください。その次の年、ここから作文の一次試験により作文の試験が始まっていますけれども、多分8人のうち8人が印南町の方になっている。その次の年、同じく8人のうち8人が印南町の方になっている。ここにあるよ、副町長。ちゃんと紙あるさかい、後で見てもうたらええ。その後、今年入った子8人のうち7人が印南町になっている。これ偶然やと言えば偶然になるかも分からんけれども、ちょっと見方変えたら、何どしやるんと違うかなというふうに思ってしまうんです。だから、僕今回こんなような質問もさせてもうてあるんやけれども、別にそんな因果関係無いということであれば無いで良いんやけれども、僕は何か採用調整しているのかなと。ただ、印南町の人だけ入れたいという思いは、皆さん持っていると思うし、僕も正直なところあったと思う。 だけど、これ人事院規則で印南町の人だけ入れるというようなことは、禁止されてあると思うんやけれども、いずれにしたって、そういう結果が出てある以上、もうちょっと考えたら良いんかなというふうに思うんです。 もう1回、町長、ほんなら聞くけれども。さっき副町長と同じと言いやったんやけれども、本当に同じかというのを聞くんやけれども、これだけこの3年間で印南町の人ばかりになってあるんです。悪いとは言わんで、結果ちゃんとしてあるんだったら文句は無いんやけど、何でこんな結果になっているというふうに自分自身は判断するかということと、本当に一次試験で、そういう変な疑いを持たれるような採用の仕方というのはやめたらどうかと僕は思うんやけれども、再度、副町長と同じやと言うんだったら、そんなに答えてもらったらいいし、自分の意見があるならそのことについて、もう1回答弁してくれませんか、お願いします。 ○議長 -町長- ◎町長 色々と勘ぐられているということではないかと思います。一切そういったことはございません。そして、それだけ印南町に優秀な子がおったということに尽きると思います。 以上です。 ○議長 次、-総務課長- ◎総務課長 同じく職員採用に関する3点目であります。 採点を最終的に集計して確定させる作業をするのは誰ですか、総務課の担当職員なのか、総務課長なのかについて、でございます。 行政の確定ルールにつきましては、特に議員はよく御承知のことと存じますけれども、受験者の採点を集計するのは総務課の人事担当の職員で行いますが、当然行政のルールに則り、人事権者であるトップ、町長の決裁を仰ぎ、最終的には町長の確定ということになってございます。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 最終的な決定者は町長と分かってあるんです。その最終的な点数をもちろん起案するに当たって確定させるんは総務課長やと思うんやけれども、違うんかということをもう1回確認であれするんと、それとあと採点に当たって、多分鉛筆で書きやって、今まで僕のころは書きやって、こんなんだったらなと思ったことがあるんやけれども、今もその鉛筆で採点をしているのか、それともボールペンで採点をしているのか、そこについてもお答えをいただけたらと思います。はい、総務課長。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 最終的に起案を上げていくのは、起案者は総務課の担当職員でいくんですけれども、総務課、総務課長と思ってもらって結構ですけれども、それから上司の方に伺いを上げるということであります。そして、長の最終的な決裁を仰いで確定ということであります。 そして、点数等の集計等でございますけれども、採点委員5名があれば5名が各々採点をして、自分の名前を書いてサインをして担当者に提出をするということであります。そして、集計を担当者にさせるということであります。それにつきましては、ボールペンか鉛筆かと聞かれますと、またそれが全てボールペンか鉛筆かということになるかと思いますので、ちょっと分かりませんけれども、いずれにせよサインをして、それで担当者に渡して、担当者はそれを単純に集計するということであります。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) ちょっと鉛筆で書きやるか、ボールペンで書きやるぐらい分かっていると思うけれども、そんなこと言うていたら余計に疑いたくなってくるんやけれども。 今年山梨の市長が、結局三役から改竄を指示されて捕まって、今起訴されているんです。だから、立派な犯罪になるんです。そんなことが印南町にあったら悪いという推測の下で、今後のことも思うて質問させてもうて、何も悪気でやりやるんとは違うんやということを理解してください。極力そういうような町の採用試験とか言うたら、誰それに入れてもうたんやとか、どこそこの議員が頼んだとか、副町長が差配したとかといろんなことを言われるんです。僕の時もそんな経験をしてきた。であるならば、やっぱりそんな疑いというのは排除していかなんだらあかんと思うんです。だから、多分鉛筆で僕は書きやるという下の前提で、町長に質問すんねやけれども、そういった細かいことまで、疑いの無いように、適正にやっているようにやらすということが町長としての使命かというふうに思うんやけれども、今のやり方で良いと言うなら良いで結構です。その理由と、それで悪いと言うんだったら、どういうところを改めていきたいかというのがあれば、お答えをいただきたいと思います。 ○議長 -町長- ◎町長 鉛筆かボールペンかという議論よりも、やはり優秀な職員を採用するということであります。鉛筆で書いて悪くて、ボールペンで書いたら良かったというそういう議論にはならないと思ってございます。いずれといたしましても、最終的な責任もそうですけれども、決裁は町長にある、人事権は町長にあるということは、以前玄素町長からも何度も聞かされたことでありまして、そのことは、私は神に誓って、天に誓って、正々堂々とやっているということをこの場で発言をさせていただきます。そのことでご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長 次、-総務課長- ◎総務課長 同じく職員採用に関しての4点目であります。 昨年採用された8名のうち、2名が既に精神疾患の理由で職場に出てきていないと聞きますが、本当ですかということでありますけれども、その関連で具体的にどのようなと、今後どのようなということでございますけれども、現時点においてやむを得ず病気により休養している職員は2名おりますが、その病状等の詳細につきましては、全ての健康情報は職員の個人の情報であることから、プライバシーを保護する必要があると考え、ここでの公表は差し控えさせていただきたいと思います。 なお、この質問の精神疾患等の対応でございますけれども、前もって申し上げますけれども、先ほど来の個別事案とは別としまして、一般的な事案としまして申し上げます。 平成28年度より労働安全衛生法が改正されてございます。その中で全職員にストレスチェックを実施するということがあります。ストレスチェックを年に1度せよという法の改正であります。それに基づきまして、ストレス、メンタル面の不調を未然に防ぐために、印南町でも昨年度より実施してございます。そして、その結果についてでございますけれども、それはやはり個人情報の関係もでございますけれども、個人のストレスチェックにつきまして結果は個人に返すというものであります。そして、個人に返してその個人が自分のストレス度を事前に把握しまして、その後、うちところの産業医、契約しているお医者さんがございますけれども、その方の診断を受けると、受けたい場合は自分で申し込んで受けるというふうな説明文書もつけながら全職員に配付しているものでございます。ですので、今後の対応といいますか、そのメンタル面のケアにつきましては、当然人事の管理の総務課の方で全てやっているんですけれども、ストレスチェックをやっているということであります。 また、よく昨今聞かれてございますけれども、先ほども少し出ていましたけれども、働き方改革と言われてございます。その中で、印南町におかれましても、職員の健康と福祉のより一層の増進を図り、合わせて職員の勤務能率の向上に資するため、毎週水曜日及び金曜日を健康と家庭の日として定時退庁に取り組んでいるところであります。早く言えば、5時半になれば今日はそういう日です、できるだけ仕事に区切りをつけて帰りましょうというふうな庁内放送等を入れて、職員の健康管理をしているということでございます。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 鉛筆かどうかというのは関係ないんやと、良い人材採ったら、という意味やけれども、もう今年から、去年の採用者で2人そんな形で出ているんやというのが、ちゃんと採用した結果なんかというのは、僕は分からんけれども。ただこれに関してはものすごく僕も冷たい男やと思われたくないんで、事前に予防線張っておくけれども、もちろん自分の意思で、当然なりたくてなっていないと思うんです。ただ一方で、行政を運営しているわけですから、マネジメントというのは必要になってくると思うんです。じゃ、精神疾患のままでずっと3年も5年も置いとくんかというような話にもなれへんし、逆にそういうことをしたら、そんなことできるんや、というような話にもなっていくと思う。そうだったら、やっぱり町民の皆さんに説明責任というのは果たせないというふうに思うんです。だけど一方で、簡単にそれは首切れんというのも十分分かっています。だけど県なんかも、もちろんそういう方が出てきた時には自主退職、辞めさせるんではなくて自主退職を促すという方向で、もちろんそれは病状も見ながら、もうこれはあかんなとどこかでやっぱり判断をせなあかんと思うんです。期間的なこともあるし、その時の症状いろいろあるんだと思うんやけれども、どこかで区切りつかなんだら、やっぱり何なよという話になってこざるを得ない、というふうに思うんやけれども、これどっかで目途みたいなものがあるんであれば、例えば有給がつく間というのはそうするけれども、有給がもう無くなってしまったところにやっぱり線引きせなあかん、一定の目途です。1年やさかい1年でぱっと辞めさせろという話にはならんし、自主退職促すということにもならんけれども、結果が出ている以上、原因が生じている以上、そこに対して何らかの形を打っていかないと、というふうな思いはあるやけれども、町長に聞いても分からんやろうさかいにあれやけれども、総務課長、どういうふうな運用をしていくべきやという、もうこれ総務課長の考えは町長の考えやと言うと思うさかいに総務課長お答えください。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 病気等の休暇等の関係で申し上げるんですけれども、その前段といたしまして、その職員が、今の2名の休んでいる職員が、どの職員に該当して病名がそれだということはもう別というふうに思っていただきたいというふうに思っております。 ただ、病気等でやむを得ず休職する場合がございます。そういう場合の復帰をかけて、ということで休暇をいただける、労働者としての権利でございますし、雇用者側、人事を担当する総務課としても1日も早く復帰をしていただきたいという願いの下で申し上げますと、病気休暇というのが90日間認められてございます、3カ月でございます。そこまでは給与保障はしますけれども、その後は休職扱いとなります。休職扱いになりますと、給与が2割カットされます。8割になります。そして、1年間ですけれども8割程度になると、2割はカットしますということであります。そして、その後1年6カ月間につきましては、給与の6割から7割程度ですけれども、その後は市町村共済組合から補填されるという制度であります。 そして、例えばもう復帰できます、というふうなことになったとしても、当然医師の診断書等は求めます。再発等の場合がございます。その場合につきまして、3日来たからまたゼロからスタートというふうなことではございません。一定期間をクリアしないと、再度同じ病名の場合であれば、引き続いてその期間を通算するというふうなルールになってございます。あくまでも今申し上げたルールにつきましては、職員に復帰をしてもらいたい、その間の期間というふうに捉えていただきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 今の答弁聞きまして、最悪のところまでは頑張るけれども、その後はだけど自主退職促していくというふうに聞こえたんですけれども、それで良いんかなというふうに思っております。 結局、これ採用とも絡んでくるんですが、今年何人受けたんかな総務課長、24人かな、24人やな。24人受けてあるということなんですけれども、そのうち6名採用するというふうに理解をしています。25%の人を採用ということなんやけれども、受ける方の人数からしてちょっと多いんかなというふうに個人的には思っているんです。同時に、私やらせてもらっていた時に、多分見た時に職員数の平均年齢は、全国から最下位から2番目だったと思うんです。それで、若い人を入れなあかんというふうにどんどん入れてきたんやけれども、今思ったら新卒だけにこだわってしまって、今度新卒が膨れてきやるように思うんです。ちょうど主幹、副課長のあたりの人数というのがえらい狭いな、少ないなというふうに思うんです。だから、そういうところも若い職員ばかりというふう形で考えたら、社会人も含めてそういったもう主幹幹部候補であるとか、副課長幹部候補とか将来の課長候補というのを育てる時期にあるのかな、というふうにも思ったりするんです。そうしたら、もうちょっと受けてくれる人も増えるんだろうし、無理に何か採りやるようなイメージを僕は受けているんですけれども、これ町長どない思います。このままで、やっぱり新卒だけ採っていったら良いんか、お前の言うことは、なるほど、ちょっとは分かると言うんか。新卒だけで採っていったら良いというのに、もし理由があったらそのことについて答弁をいただきたいと思いますけれども、いかがですか。 ○議長 -町長- ◎町長 基本的には、今の状態を続けていきたいというふうに思ってございます。そして、やはり若くても能力のある、そういった職員をだんだんと上へ上げていく、課長にしていくということで、十分対応できるというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 ここで暫時休憩いたします。 ただいま12時13分です。1時15分まで休憩いたします。 △休憩 12時13分 △再開 13時15分 ○議長 ただいま1時15分です。休憩前に引き続き一般質問を続けます。 -町長- ◎町長 それでは、4番目の、町長が被告として訴えられていることについて、答弁をさせていただきたいと思います。ここで議長に少しお断りをいたしまして、先ほど私の町長メッセージとか、その原稿について実際、町長のパソコンに入っているのか、町長がパソコンを使えるのかどうかということにつきまして、お昼の休憩時間に玄素議員から提案がございまして、私も町長室においてその確認をしていただきました。そのことについて玄素議員からその見解をいただきたいと思いますが、議長、お許しをいただきたいと思います。 ○議長 今の町長の答弁について。-6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) この一般質問を終わってから町長の室に行かせていただいて、僕なりに確認をさせていただきました。町長メッセージについては、私もパソコンへ入っていって、また議会の答弁についてもパソコンへは入ってあるのは確認をさせていただきました。同時にそのタイピングができるのかということについても確認をさせてもらいましたけれども、例えば町長メッセージにおいて確認できなかったことは、その作っている過程のものが一切無いということなんです。要は成果品しかない。自分自身の経験を元に申し上げると、自分で作ったやつがあって成果品があるということについて多少疑義を持っていますということを申し上げておきたいと思います。これに関して、他にその答弁書に関しても、皆各課から集めてそれを集合させているんであればその過程があるんやけれども、そのデータが全く無いんですね。成果品で上がってあるやつしかないんで、私としてはそれに関しては限りなく黒に近いグレーやというふうに思っているということを申し上げておきたいと思います。 以上です。 ○議長 -町長- ◎町長 どうも貴重な時間ありがとうございました。それでは、敗訴となれば訴訟費用で貴重な税金を使うことになるだろう。この町長が被告として訴えられているということについてでありますが、規則、規程や規定に即していないところは素直に認め、改善すれば良いことで、訴訟にまでする必要はなかったのだと思うのだが、それでも訴訟に踏み切ったのはなぜかと、最終判断をした町長、答えろということでございます。本件につきましては、議会冒頭の私の行政報告でも申し上げましたので多くは語りませんけれども、原告は和歌山県日高郡印南町の住民で、既に新聞報道もされてございますので申し上げますけれども、前町議会議員の井上孝夫氏であります。内容につきましては、産業振興協議会に対する補助金交付についてであります。このことにつきましては、井上氏が町議会議員現職であった本年、今年の3月下旬に住民監査請求を起こし、そして町監査委員による監査の結果、町には損害を与えていないという判断に基づき、5月の下旬に棄却という結論が監査委員の方から出されてございます。この判断については、住民監査請求制度の趣旨に則ったものとして監査委員により適正になされたものと考えております。また、それ以前に平成27年度の決算特別委員会で議論はあったものの、平成28年第4回印南町議会定例会において認定されているものであります。しかしながら、結果として議員のご指摘のとおり、訴訟にまでする必要はなかったとありますが、まさに同じ考えであります。今回、住民訴訟にまで踏み切られたということで訴訟化したことについては、町といたしましては本意ではございません。訴訟化させたのは、あくまでも井上氏であり、町行政を預かっているトップとして議会での認定監査結果を重く受けとめ、粛々と法廷の場において明らかにしていく所存であります。再度申し上げますけれども、訴訟を起こしたのは私ではなく井上孝夫氏であるということでございます。 以上です。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 今の答弁聞かせていただきました。やる気なかったんやというふうに僕は捉まえました。やる気なかったらせんでも良いんですよ、調停でもしましょうと言えばいいし。ただ、これ全体的なことで僕、申し上げると、自分がですよ、町長の立場だったらこれ各規定に違反してあるのは文字見たら分かるで。だからといって監査委員から損してないさかいええんやって。ほんだら規定破っても損していなかったらええんかって話になって、その辺のおいやん言いやる様な話やなっていうふうに僕は理解をしてしまうんですね。だから言えばやらんとこうと思ったらやらんとくことはできるんやけれども、これ今、言うたかな、町長ね、お聞きするんやけれども、決裁、当然回ってきて判子押したんやな、応訴をするということで、訴訟において起案していた分、町長の決裁事項やと思うんやけれども、その時に今回のこの件が何でこんだけ騒がれているんかというのをどの程度理解してあるかって僕、分からんのです。町長、簡単にまとめてもらったらと思うんやけれども、この事件に対してどんだけ理解をして判子押したということを僕は知りたいんやけれども、これどこが悪い、どこが争点になっているかというのについてお答えをください。町長に聞いたんやで、町長が最終的に判子押してある。議長、そうでしょう。 ○議長 -町長- ◎町長 先ほども申し上げましたけれども、議会も通ってございます。議会の中で議論されて、それが良いんだということで監査委員さんとの中で決まったわけであります。私はそれを支持します。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 違う違う。その内容を分かっていますかって、分かっていて判子押したんですかということを言いやんねん。だからその内容の、これくらいのことは僕、分かりますよというのを。分かっていなかったら●●●●押したん違うかというふうに理解されますよということを言うている。この中身分かっていてそれ言うてるんですかということを言いやるねん。中身のこと言うてそ。もう分からんなら分からんでええよ。 ○議長 -町長- ◎町長 どのことを説明すればいいのか私には理解できないんですけれども。 ◆6番(玄素) 議長、今のやりとり分かりますよね。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) もう一回言いますね。今回、訴訟に当たったその背景については答弁として聞いたんやで。だけれども僕が聞いているのは、その今回の補助金で訴えられるようになったのは、何で訴えられるようになったんかその中身について分かっているんですか、分かっていないんですかというのを聞いてん。分からなんだら分からなんだで良いんですよ。分かったんのだったらちょっとでも分かってあることについて答弁してくださいと言っているんです。 ○議長 -町長- ◎町長 補助金を出した団体から再度、補助金を出すということはいかんよという部分もあるんかなと思います。そういうことでございます。 以上です。
    ◆6番(玄素) もうええわ。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 今のご質問でもちょっと私もそこの点がどの部分を、ということは分かりませんけれども、まず最初に長の行政報告に大体の内容等もございますし、先ほど答弁された中にも内容等があったのかなと思いますけれども、平たく言えば、印南町産業振興協議会に100万円の補助金を出していますよということであります。そしてそのお金が余っているのではないかということ。また今、長が言われたように、その中から4団体、農業士会、または4Hクラブ、それから営農改善グループ、花卉連合会等々に、4団体に補助金をまたに出しているのは駄目じゃないんかということだと思います。そして余った部分については返還を求めよというふうな訴えだというふうに押さえてございます。そういう中でうちところも監査の担当している総務課としまして、監査委員さんがかなりそういう調整、原課は産業課でありますけれども、そちらとのやりとりの中でいろいろと事情を聴取したんですけれども、結果としまして町に損害を与えていないということ。それからその産業振興協議会自身が平成26年度に設立してございます。その前に農業振興協議会というのがございます。これは以前からあります。そういう団体で、その団体にもその4団体が加入していまして、その各々補助金の中でというふうなことがあります。そういう中で色々と協議した結果、やはり今回につきましては町に損失を与えていない、また翌年度で精算をしているというふうな判断に至ったわけでございます。 以上です。 ○議長 玄素彰人君の質問は既に3回、4回になっています。会議規則第55条の規定によって発言は許しません。 次、-総務課長- ◎総務課長 私の方からまず最初にご答弁を申し上げます。広報等で住民に知らせるべきではないかというふうなことと、町は及び腰になっているのではないかということでございますけれども。あくまでも今、係争中であります。その内容を一方的に、やはり発行するのが印南町でありますので、それをどういう方から、公平にということの中であったとしても、町が発行している広報紙にそれを載せていくというのは如何なものかということもありますし、内容等を顧問弁護士の方に委任をしているわけでございますけれども、訴訟中ということの中で、広報的なものは控えていきたいというふうに考えてございます。ただ、結果等が出た場合につきましては、また皆様方にご説明をさせていただきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) さっき総務課長に別に今回の事件の内容について聞いたんと違うんですわ。要は最終的に55億円の一般会計の決裁権者の最終の責任というのは町長が追うべきなんです。押すからにはその内容は、少なくとも重大なことに関しては、覚えていなかったらあかんし、理解できていなかったら、●●●●押して上がってきたやつ押しただけになってしまうということは、非常に危険やということを言いたかったということをまず理解してください。その上で今の広報ということについてなんですけれども、これ全くそのオチみたいな話なんですけれども、これ29年度の予算からは、まさにこの訴訟で原告が言っているトンネル補助の禁止なんかというのはきれいに直っているんですね。普通、喧嘩しよかって言うんやさかい、訴訟は喧嘩ですわ、喧嘩しよかっていうんだったら、こんなとこ悪りないんやって、そのまま出したら良いのにきれいさっぱりきれいにしてしまってある。最初からうちとこ負けましたよ、すみませんでしたっていうのに近いような内容のことを29年度の予算でやってあるということが理解できないんです、やるんだったら。だから何でそんなことをするんか、これマイナスになるとは思うんやけれども、それに関して副町長、どないに思うかお答えいただけませんか。 ○議長 -副町長- ◎副町長 私になぜ質問が来たかよく分からないんですけれども、トップ、そうですか、分かりました。それは良いんですけれども、そのことにつきましては、この裁判の訴訟を起こされたということにつきましては、それはもう遺憾であると町長もさっき答えたとおりでございます。今年から改善したということは、やはり監査委員の結果にも出ておりますけれども、やはり我々もそういうことを反省しなければならないということで、少しでもそれが監査委員の意見も聞きまして改善したということでございます。 以上でございます。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 要は規定や規則に外れてあったということやさかい直してあるということなんや。だからそれに対して応訴するというのは僕には理解できないということを申し上げておくと同時に、これ今回の発端となった産業振興協議会という団体があります。行政報告の最初には、「地域産業の経営安定、向上に資する総合的な地域産業の振興を図ることを目的にしている」と大々的なPRがありましたけれども、今年の産業振興協議会の予算は20万円です。20万円補助金をもらうそうなんですけれども、事業計画見たら、ほとんどがかえるフェスティバルに参加、60周年の記念式典の参加と、地域産業を盛り立てていくんやにしては、別にそれを産業協議会でする必要がどこにあるのかなって正直思うんです。僕が同じ町長の立場だったら、申しわけないけれども、どうせやること自体は否定せえへんのです。だけれども100万円、200万円のぐらいの予算組んで、月に1回、農業部会や水産部会や産業部会やとやりやんねやって、その中で今回はこんなにしてコミュニティービジネスでもやっていこうかっていうような結論が出るというのが、ここに大々的に言われるような産業振興協議会のあり方やし、そのために構成メンバーも立派な方が入っているんですね。だけれども予算20万円で産業振興というのはどうも理解できない。もうやめとこか。もう最後良いですか、これだけで終わりますね。あと5分ある、ごめんなさい、すみません。その会長が町長の後援会長をされているというようなこともあって、それは言いにくいか分からんけれども、普通の基準でおいたらもう協議会畳んだ方が良いん違うかって。だけれどももっとやるんだったら予算つけて僕、やったらいいと思うんです。だけれども今の内容に関しては、申し訳ないけれどもお粗末としか言えない。これに関して行政報告で、これ大事なんやって言いやるので、言うてある限り町長にお答えいただきたいんやけれども、20万円の予算で産業振興、これ大々的なことをやるんやっていうのにしては乖離があり過ぎると思うし、私の所見としては、これはもうクローズしたらどうかいなと思うんですけれども、町長、どないに思いますか、お答えください。 ○議長 -町長- ◎町長 当初は農業振興協議会ということで、4団体が運営をしておったわけであります。そのことにつきましては、今の玄素議員が町長をされておった時におきましても、その団体はあったわけであります。それからその以後、産業振興協議会というのが立ち上がりました。その一番の趣旨でありますけれども、印南町には農業もあれば漁業もあり観光もあり、いろんな分野があるわけであります。それでその分野それぞれは独立して皆さん頑張ってくれてございます。文化協会もそうですし、色々あるわけであります。しかし全体としてそれを一つのテーブルの上へ出して、ほんで農業ではこうやよと、ほんだら例えば真妻でできたワサビ、ほんだら漁業の関係でその刺身と一緒につけて魚とワサビと一緒に売ったらどうなんという、そういう発想が出るとすれば、やはりその産業協議会が中心となってできる。それをそれぞれの分野が一つのテーブルの上で、先ほども申し上げましたけれども議論して、一つの印南町のこれからというふうな部分を形成していく、その基礎になる部分だと私は思ってございます。そのことによって、どこかへ視察に行くというふうなこともあれば、それはそれで予算をつければ良いことであって。ただ、会議をするお茶代だけやという話の年もあろうかと思います。そういった積み重ねがこれからの印南町を支える産業の形成につながっていくと思ってございます。 以上です。 ◆6番(玄素) 構わん。そないもう、関連質問も何でもない。 ○議長 -6番、玄素彰人君- ◆6番(玄素) 今のよう分からなんでんけれども、20万円のことについてお答えをいただきたかってんけれども、もうこれであと4、5と6あるんですけれども、もう時間無いんで、これで終わりたいと思うんですけれども、皆さんにちょっときついような言い方をしたというのはお詫びをするんやけれども、やっぱり緊張感を持ってほしいという思いからやったことについてはお許しをいただきたいと思います。また次、またこの残りやらせていただくんで、よろしくお願いします。これでもう一旦終わります。 ○議長 以上で、6番、玄素彰人君の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。10分休憩いたします。 △休憩 13時35分 △再開 13時45分 ○議長 ただいま1時45分です。休憩前に引き続き一般質問を続けます。 次に、-10番、榎本一平君- ◆10番(榎本) 10番、榎本一平です。9月の定例議会におきまして議長の許可を得ましたので、通告順に従いまして今回3点について質問を行います。 質問の前に、7月の初旬に発生した九州北部の豪雨、また、先日の台風18号などで亡くなられた方々にはお悔やみを申し上げます。そして被害に遭われた方々にはお見舞いを申し上げます。 それでは、質問に入ります。 1点目の質問は、教育現場の環境問題に関連しての質問であります。最近の気候状況は大変厳しい状況となっています。これは誰もが認識をしていることではないでしょうか。特に高い湿度と相まって気温の上昇による気候であります。消防庁は8月29日に、8月21日から27日の間に全国で熱中症で搬送された人数が4,109人に上り、その前の週、14日から20日までの2,696人から1.5倍増加になったとの記事なども発表いたしました。私たちの住んでいる日高地方には、旧川辺町に気象庁の観測所がありまして、降水量、気温、風向、風速、日照時間など日々記録されております。記録によれば、6月は30度に達した日はありませんでしたけれども、23日に29.9度を記録しています。7月は30度以上を記録した日は25回、26日には平均気温28.6度、最高気温が34.2度を記録しております。8月は、33度以上を記録した日は19回ありまして、8月1日には平均気温が29.4度、最高気温が35.3度にも上りました。近年は、学校の教室にクーラーの設置が完了、また、積極的に設置を進める行政区もどんどんと増えてきております。私はこの間、議会の一般質問の中で近年の気温状況や文科省の学校衛生基準には、「教室の温度は夏で30度以下、冬は10度以上が望ましい」と示されていることなども訴えて、普通教室へのクーラー設置を求めてまいりました。現在、4つの中学校の普通教室にクーラーが設置されています。地域の皆さんや学校現場の先生などからは、中学校へのクーラーの設置の行政への評価と、小学校へもぜひ進めてほしいなど旨の声なども聞いております。年々厳しくなっている気候の下、4つの中学校の普通教室へクーラーが設置をされております。一方、4つの小学校へは未設置となっております。今日は4つの小学校の普通教室へのクーラーの設置を求めたいと思います。答弁をお願いいたします。 2つ目の質問は、子育て支援事業に関連する質問です。私は、選挙中に地域を訪問していて何人かの若い世代の方々から、印南町は、病児保育はされていないのですか、との問い合わせを受けました。その時私は、まず担当課に現状をお聞きして、問い合わせをされた住民の皆さんにはその旨をお伝えいたしました。御坊・日高地方には、病児・病後児保育事業が行われています。この事業は、子どもが病気中や病気の回復期に集団保育が困難で、医師が必要と認めた期間中、医療施設等に付設されたスペースで一時的に保育や看護ケアなどを行う事業であります。この事業の経過は、まず御坊市が中心となり始まりました。御坊市で平成17年度に策定された次世代育成支援前期行動計画で、市民のニーズ調査で乳幼児健康支援一時預かり事業の要望が多く、平成19年の御坊市長期総合計画に政策的事業として計画されたところから始まりました。その後、実施場所の選定作業や、職員や看護師などの確保などを行いながら、近隣の行政区などにも参加を呼びかけ、当時は御坊市、日高町、由良町で委託契約などを締結しました。そして共同して実施し、国庫補助金を申請する時は一つ自治体が代表して事業申請や受け入れを行うとして、この仕事を御坊市が担うことになりました。平成20年の7月から本格的に事業がスタートし、平成21年度、22年度、23年度の延べ利用数は、それぞれ99人、209人、228人となっています。現在は御坊市、由良町、日高町、美浜町、日高川町が、費用を負担し合って運営をしています。費用については、この事業に係る全体の予算に対し、利用料と国や県からの補助金などを差し引いた金額を、御坊市と各行政区で結ばれた協定書に示されている負担金を計算して、それぞれの行政区が支出するという仕組みになっています。病児・病後児保育事業については、印南町では子育てに関する3つの事業計画が基本となっています。1つは平成17年から21年までの次世代育成支援行動計画、2つ目は平成22年から26年までの次世代育成支援行動計画(前期)、3つ目は平成27年から31年までの子ども・子育て支援事業計画(後期)であります。平成17年から始まった行動計画には、まだこの病児・病後児支援事業については、位置づけはされておらず、平成22年から始まった行動計画から病児・病後児保育事業と位置付けられ、平成26年度の目標値を1カ所で、年間で延べ30人と位置付け、単独ではなく広域利用などについて検討すると、このように示されています。そして、平成27年からの事業計画では第5章、子ども・子育て支援事業の中に位置付けられています。 質問①平成22年からの事業計画、平成27年からの事業計画にそれぞれ病児・病後児支援事業が位置付けられておりますけれども、当町は見送られています。この対応の見解を求めたいと思います。 質問②御坊市からいただいた資料では、平成28年度の全体のこの事業の費用は約763万円で、そこから利用料、国と県の補助金を差し引いた約225万円を、御坊市を含む5行政区で負担をしています。各行政区は均等割、人口割、利用者割の3項目で負担額が決まります。平成28年度の御坊市を除く4行政区の負担金は最大で日高町の43万9,000円から最少では由良町の18万5,000円となっています。その年、その年で行政区の負担金は変動が生じますが、法外な金額にはならず、費用の問題がネックにはならないのかと考えますが、答弁を求めたいと思います。 最後の質問は、防災に関連する質問です。9月1日は、自然災害に対する備えを強める防災の日です。今、私たちは日本のどの地域に住んでいても、恐ろしい自然災害に遭遇する可能性を持っています。7月5日に発生した九州北部豪雨の死者、行方不明者は、福岡・大分両県で41名にも上りました。また、2014年の広島の大雨など、最近の集中豪雨が同じ場所に強い雨を降らせる線状降水帯という現象が関係していることが分かってきました。この現象は、大きさの違う積乱雲が風などの影響を受けて一列に並んだ集合体です。この線状降水帯が発生した地域では、長時間、大変強い雨を降らせます。大分県の日田市という自治体も、大きな被害を受けました。ここは2012年にも豪雨を受け、この時に高齢者など避難するのに支援が必要な住民への対応が大きな問題になったそうであります。要支援者リストは作成していましたが、避難に時間がかかるなどの問題が起こり、自主防災組織が中心となって体制を見直し、今回は対応ができたとのことでした。今日は避難所と要支援者への対応について、基本的な問題で質問いたします。8月7日に台風5号が日高地方を襲いましたけれども、避難について風水害時に指定されている28カ所の避難所の開設状況は、どのような対応をされましたか。また、地域防災計画で示されている要支援者について、具体的にリストが作成されていると思いますけれども、このリストの情報というのは、情報を把握しているのはどのような人たちでしょうか。答弁をいただきたいと思います。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長 ただいまの質問に対し、執行部の答弁を求めます。 -教育課長- ◎教育課長 それでは、私の方からは、1つ目の4つの小学校への普通教室へクーラーの設置を、ということについてでございます。空調設備につきましては、高校受験を控える中学校へ6月、また7月、9月という授業、また夏休み中の補充授業、また補充学習への活用と、平成27年から2年かけて中学校全4校へ、この6月にようやく整ったところでございます。学習環境の向上とともに、学習時間の拡充、そして学力の向上へ結びつくことを期待してございます。去る12月議会においても他の議員先生から問い合わせがございましたが、小学校への空調設備については、必要なものと考えてございますが、現在、具体的な計画はございません。 以上でございます。 ○議長 -10番、榎本一平君- ◆10番(榎本) 10番、榎本です。中学校にクーラーが設置されたということで、大変、学校現場の皆さん方は、環境が良くなったということで、大変評価をされております。地域の皆さん方も、中学校にクーラーが付いたというのを割と知っているんですね。ですから今度また小学校やのう、という話も私、聞いたこともあるんです。私も9月の6日と7日に町内の4つの小学校だけですけれども、訪問をさせて、色々聞かせていただきました。割と4つの小学校は、校舎の建て方で言うたら風通しの良い設計になっているんです、皆4つとも。でも今の皆さんもご存じのように、こんだけ湿気があって暑かったらもう我慢の限界やというのが、どこの学校現場も共通した声になっています。聞いてきました。それで一つちょっと深刻やな、と思ったんは、印南小学校は今、3階まで校舎、階があるんですけれども、4年生が38人、教室に入っているんですね。それで5年生が37人、6年生が36人ということで、この4年生、5年生、6年生は1階ではなくて一番上の、気温が更に高くなる教室で、こんだけの人数で勉強しているということで、ここへまたTTの先生も入ってくるということで、大変更にこの暑さを、不快感を感じるということも言われておりました。9月7日の日には切目小学校へもちょっと訪問させてもらったんですけれども、この日はもう朝から気温が30度を超えるという大変暑い日で、先生も汗だくになって子どもさんらと勉強をしておったという状況です。小学校の中には、特に今回、子どもさんが深刻な熱中症になったというような事件なんかは無かったんですけれども、中学校はクーラーを付けておって、適切な温度で生徒の皆さん方は学校で生活できます。ところがこの生徒の健康管理なんですけれども、教育委員会としてどのようなことに留意して学校現場には伝えているのでしょうか。特に熱中症対策って俗に言われるのは、適度な温度の部屋でおらなあかんというのと、適度の水分の補給と言われているんですけれども、単純にお茶を飲むだけではあかんと、その水分の中に適度な塩分も摂る必要があるというようなことも言われておりますけれども。ここのあたりの対応というのは、教育委員会は、学校現場に対してはどのような指導をされているんでしょうか。 ○議長 -教育課長- ◎教育課長 小学校の教室の温度が高いというお話であります。特に先生ご指摘の様に、川辺町の観測所でございますけれども、ここ10年、15年ほど見ていますと、データの中では7月が少しずつではありますが、ちょっと右肩上がりかなと、温度が上がっているかなというふうには考えます。ただ、その年によって上げ下げが非常に多く、7月でも30度を超えない時もたくさんありますし、そういうことで、非常にその年々によって気温が変わるのかなというふうには考えてございます。その中ででも特に今年の夏、あるいは6月末から7月上旬でしたか、非常に暑いというようなことがありました。その時においては、特に外でする授業については、涼しいうちに、というような話でありましたし、また水分補給については、たびたび水分の時間、補給の時間ということを取るように、というような話の中で、その確保をしながら工夫をしながらやってきたところであります。健康面でいきますと、特に今、言われていますのが、耳にしますのが、低体温というようなことが言われているんです。その影響の中には、特に睡眠不足であったりとかいうのもあるんですけれども、クーラーに入り過ぎているというようなことも、よくお医者さんの方から言われているようであります。こんなことからも含めて、特にクーラーに入りますと結局、汗腺というんかな、その辺の機能が弱るというような指摘もされている先生もございます。こういったことの中で、成長期における空調については、そのバランス等を考えながら設置するのが必要かなというふうに考えます。また、県下の状況でございますけれども、これは5月1日現在の状況であります。申し上げますと、県下全体では現在は36.4%が空調の設置率であります。市レベルにおいては27.6%、町村圏では59%といってございます。印南町においては、今後、健康管理面、あるいは低体温等を含めながら、子どもの成長に合ったことをしっかり見ながら考えてまいりたい。 以上でございます。 ○議長 -10番、榎本一平君- ◆10番(榎本) 10番、榎本です。確かに今、課長が言われとった心配事ですね、特に健康管理については、ある学校の先生からも、暑い所とクーラーの入っている教室と、かなり温度差が違うということで、そこら辺の対応は、もし設置をされたんだったら、大分気を使って考えていかなあかんなって、そのようなご意見もあったわけです。それで先ほど課長の方からも、12月議会の様子も紹介をされて、小学校への教室へのクーラーの設置は必要であるという考え方やというのが今、ご答弁の中でありましたけれども。8月の上旬に町長と副町長と、それとあと教育長と課長ということで、4人で町内の学校の訪問をされているというふうに思うんです。この、学校を4人で訪問されたというその目的は何なのか、ということなんです。その時に学校現場からは、ぜひクーラーの設置をしてほしいという要望も上がっているというふうに私、思うんですけれども、そこら辺のやりとりはあったのか、ということなんです。それで、これ最後の質問なんで、それがまず1点、お答えいただきたいと思います。それから小学校は中学校と違いまして、中学校だったら1年、2年、3年と、小学校は6年生までありますから、その分、教室も多くなってくるということで、費用の面でどうなのかということなんです。私たち平成28年度の決算の資料をいただいています。一つの目安になるのは、この資料の中には、印南中学校へクーラーを設置するための費用がどんだけかかっているのかというのが具体的に数字で示されています。普通教室に6室、特別教室に4室、そして設置機器として室外機4機、そして内機ってある、ここちょっと僕、分からんのですけれども、内機16機ということで、この時には地方債と一般財源で、この印南中学校に設置する費用として約1,880万円の予算がかかっているということで、この資料の中に示されているわけなんです。これが小学校ですから、金額的には前後があると思うんですけれども、今日は私の主張は、先ほど課長の方からも気候の状況なんかもご答弁いただきましたけれども、9月議会が終わりますとすぐに12月議会、迫ってまいります。来年度の予算編成も執行部でやっていかなあかんということで、私は来年の夏には小学校でも、クーラーを適度な温度で使えるようにしていただきたいというのが今日の私の訴えなんです。それで印南町の一般会計の決算書の資料の中に基金の状況というのが示されているんですね。それで一つは、義務教育施設整備基金というのが、平成28年度末で1億5,800万円あります。これちょっと遡って二、三年でどうなっているんかなということで見ますと、平成27年度末で1億5,700万円、平成26年度末では1億6,000万円ということで、こんだけの金額が基金として置かれているわけなんです。印中のクーラーの設置の費用を、これ1校で1,800万円ですから、4校になれば大体どれぐらいかというのが金額出ると思うんです。この金額で十分、ちょっと前後するか分からんのですけれども、対応もできるのではないかというふうに思います。印南町は幸い校舎の大規模改修、たくさんお金要る事業というのは、割と比較的早い時期からやられていますので、この義務教育施設整備基金というのが、一つ財源としてあるのではないかということなんです。それともう一つは、財政調整基金というのがあります。これはこの平成28年度の決算の資料で見ますと約14億9,000万円があります。印南町では、この財政調整基金については条例というのがありまして、第6条に、この財政調整基金はこんな時に処分することができますよ、ということで、6項目ほど挙げられているわけなんです。その中には事業をするためにも使うことができるというふうに書かれているわけなんです。それで印南町の最近の、これは総務課でもうた決算カードというものなんですけれども、特に先ほど午前中も議論がありました地方交付税というのも、過去5年間を見ても約21億円、22億円と、安定した地方交付税の交付金となっています。でもトップランナー方式というのがこれから始まりますので、ここのところがちょっと不安要素なんですけれども、これまでの状況で言えば地方交付税も安定をされているということです。それとあと一般会計の中で、実質単年度収支というのがありますけれども、これは真水ですね、この単年度で真水でどんだけの収支になっとるんかというのが、この実質単年度収支というのがあるんですけれども、これも資料を見てみますと、例えば平成26年度で言えば約1,900万円のマイナスということになっておりますけれども、平成27年度で言えば2,900万円の黒字ということになっています。経常収支比率も約70%台の後半ということで、特に経済状況の中で激変をするというような状況には今、無いのではないかというのが一つ、その財政調整基金を使ったらどうなというのが一つの根拠です。それと一方で印南町は、前も総務課長にも質問したんですけれども、類似団体と比べて財政調整基金がどうなっているのか、というのも、以前にも質問させてもらったんですけれども。課長、僕は類似団体に比べて多いのではないかという質問をした時には、確かに多いということを答弁があったと思うんですけれども。この類似団体比較カードというのがありまして、これ大変便利なカードでして、印南町と他の類似団体との比較を見ることができます。それで大体、平成22年、5年間に遡ってこの印南町の財政調整基金というのがどないなっているんか、というのを見ますと、例えば平成27年度で言えば、この財政調整基金は人口1人当たりですね、印南町が約28万5,000円、それで類似団体が21万7,000円。印南町の方が多くなっています。それで26年度に際しまして、印南町が27万8,000円、類似団体が20万9,000円ということで、常に他所の類似団体に比べてたくさんの保有をしておるというのが、これを見れば分かるんです。ですから設置をする費用としては、義務教育整備基金がありますし、財政調整基金も類似団体よりもあると。クーラーの設置がこの財政調整基金を圧迫するというような予算の規模ではないので主張させてもらっているんですけれども、多く財政調整基金を積んでいると。今こそこのお金を町民の皆さんに還元して、小学校のクーラー設置の財源にしてはどうかという提案なんです。行政側は行政側で、その進め方の考え方あると思うんですけれども、こういうお金もありますよということで、今日は提案をさせてもらったんですけれども。ここのところは予算の執行権を持っている町長に基本的なちょっと見解をいただけたらと思うんですけれどもいかがでしょうか。 ○議長 -教育課長- ◎教育課長 町長ということで、後ほどまたお願いしたいと思いますが、私の方からは、まず中学校の関係でどのぐらいの費用かという話がございましたので、その部分についてお答えさせていただきたいと思います。4中学校につきましては、設計あるいは工事管理費、工事費ということで、全てで約1億1,000万円費用がかかってございます。設置部屋数につきましては35室ということで、必要でない部屋については付けてございません。その中で35室、約1億1,000万円ということの費用がかかってございます。これにつきましては、先生ご指摘のとおりでありまして、財源の方につきましては、過疎対策債とかということの中で空調設置の方へ優先順位をおいていただいて、設置できたものというふうに考えてございます。今後、先ほども申し上げましたけれども、子ども達の成長期にあります、中学校よりも体がまだまだこれからという時期でありますので、その健康管理という面からも含めまして、検討課題というふうに考えてございます。 私からは以上です。 ○議長 -町長- ◎町長 先ほど議員からもお話しございましたように、8月の上旬であったかと思います。4中、4小を副町長、そして教育長、課長とで見てまいりました。施設を見て回ったわけであります。夏休み中でございましたので、子ども達の様子とかということではなくて、施設がどういう状態であるかということを見てまいりました。周りのコンクリートにひびが入っているとか、あるいはこの辺のセメントの表面が荒れているとか、クラックが入っているとかっていろいろ見てまいりました。その中で必要であるなという部分については、早急に対応できるようにということで指示をしたところであります。そしてまた、クーラーについてであります。エアコンにつきましては、空調につきましては、4校から要望がございました。暑い日がと。当然であろうと思います。暑さは尋常ではない。異常気象といいますか、温暖化といいますか、そういったことも影響しているんかなと思いますけれども、そういったことの中で、議員もいろいろ心配をしていただいております費用の面につきましても、まだ全体でどれぐらい要るのかということもきっちり把握はしてございませんし、財源をどこへ持っていくのか。ただ、できるだけ単費で出費をしない。いかに有利な財源を探してくるか、ということは、財政担当している者が必死になって考えているところでありまして、そういったこともきっちり整うということができるのであれば、先ほどから課長も答弁してございます、設置につきましては基本的には必要なものである、というふうに私も考えているところでございます。 以上です。 ○議長 次、-住民福祉課長- ◎住民福祉課長 それでは、私の方からは、2点目の病児・病後児保育事業への対応ということでございます。午前中、岡本議員からの質問も、この件についてはあったかと思いますので、答弁についても多少ダブる部分があるかというふうに考えます。あらかじめご了承いただきますようよろしくお願いします。 それでは、まず1点目でございますけれども、当町が作成しております平成22年度からの事業計画、それと27年度からの事業計画の中で、この病児・病後児保育を見送っている、ということについての見解でございます。平成22年3月に策定した次世代育成支援後期行動計画、また平成27年3月策定の印南町子ども・子育て支援事業計画には、病児・病後児保育の実施目標年度及び見込み量等を、法令等に定められた他の子ども・子育て支援事業と同様に、これは設定しております。これらの計画は、次世代育成支援対策法及び子ども・子育て三法に根拠を置き、アンケートを実施し、策定委員会や子ども・子育て会議の意見を聞いた上で、法律で定められております13項目等について、計画年度内の数値目標を定めたものでございます。また、この数値目標の設定についてでございますが、計画年度、これは5年間ございます。この5年間における最大限の事業の実施の可能性、また方向性を計画づけたものであり、その具体的な事業の実施については、その都度、住民ニーズの検証、または実態把握等を踏まえ、適正に判断するものであります。これまで計画年度内、または現状において、この事業につきましては、住民の方から直接、病児・病後児保育の実施について意見を頂戴しておらず、住民ニーズが低いものと判断し、実施を見送っているものでございます。ただ、平成27年3月策定した子ども・子育て支援事業計画においては、平成31年度からの実施を見込んでおります。今現在、平成29年度中でございますけれども、今後それについて具体的に検討している段階ということでございます。 以上です。 ○議長 -10番、榎本一平君- ◆10番(榎本) 私、壇上の方では、なかなかこの事業について具体的な内容を述べませんでした。御坊・日高では北出病院の2階のフロアを6つに区切って、定員を6人に設定をされております。完全予約制となっておりまして、朝8時から夕方の6時まで。基本的には、週末と年末年始は対応をしていないという状況です。それで一つ驚いたのは、普通、インフルエンザなんかに罹ったら、一般的に言えば家とか部屋からは出れんという状況なんですけれども、ここの事業では、インフルエンザとかはしかとか風疹とか、そういう感染をする病気に罹患している子どもさんも、ここで診てくれるということなんです。というのは先生も医師もおられるということで、私、これを聞いてちょっとびっくりして、そこまでやっているのかということで、一つ勉強になりました。それで、もしそこに保育として依頼をすれば、利用料というのがありまして、これは3階層に分かれています。生活保護世帯とか住民税非課税世帯とかということで半日分、1日分ということで、それぞれ金額が支払われているわけなんです。これが現在、御坊・日高で行われているその事業です。先ほども課長からもご答弁の中でありましたけれども、27年の3月に印南町で子ども・子育て支援事業計画ということで、私もこのパンフレット、教育委員会からもらったんですけれども、この事業計画は1章から6章で組み立てられておりまして、病児・病後児保育事業というのは第5章のところで、子ども・子育て支援事業計画ということの中で位置付けられています。これなかなかよく細かなところまで書いているなというふうに思ったんですけれども、一つは第2章のところで、出産から育児に関わることが多い年齢の方々の就労率というのが、印南町ではどんどんと右肩上がりになってきているというふうに指摘しています。それで18歳未満の子どもさんのいる世帯で、核家族の世帯というのが、これは両親もしくはひとり親家庭ですけれども、この世帯というのは58.3%と、22年の時点ですよ、こんなふうにここで示されています。それで核家族の世帯の割合が、子どもさんが小さければ小さいほど、6歳未満の子どもさんのいる世帯、だから年齢が小さければ小さいほど、この核家族の率は高いというのが印南町の傾向になっているということで、これによりますと65.7%の核家族の世帯が、ゼロ歳から5歳児までですね、あるということになっています。もらったこの資料というのは平成22年ですから、今年29年ですから、もう5年以上前の資料になると思うんですけれども、ここの傾向というのは、印南町の場合は更に傾向が顕著になってきているというふうに、そこら辺の状況というのは、行政の方では把握されているのか、というのが一つ聞きたいわけなんです。いかがでしょうか。 ○議長 -住民福祉課長- ◎住民福祉課長 印南町での核家族の状況というようなことを直接的に、子育て世帯の核家族の状況実態把握については、私の方では把握していないんでございますけれども、住基人口もしくは住基の世帯数については、住基人口は減少傾向にある一方、世帯数については増加傾向にあるということです。したがって、核家族というような実態は、増えている傾向にあるかというふうなことは想定されますが、今、議員質問された、子育て世帯の核家族化が進んでいる状況にあるかというようなことは断定できない、というふうに答弁させていただきたいと思います。ただ、子育てをする場合、特に病児・病後児保育を実施する場合、病気の子どもの時に親がどのような対応をするかというと、住基人口もしくは実態把握による核家族が、全てそこで問題解決をされるのではない、というふうには考えます。親元へ預けたりとか、もしくはアンケートも実施しておる中でもあるんですけれども、お父さんお母さんどちらかが仕事を休んで子どもの看病に当たるというようなことで、核家族の数値、町全体に占める数値が高い傾向にあるからといって今、即、この病児・病後児保育の実施に結びつけるというような考え方は、当方は今現在、考えておらない状況です。正確な実態把握については、今後努めて分析をしていきたい。今現在、町長からも実施について指示をいただいている状況でございますので、そういった議員ご指摘の情報も整理しながら、適正に判断したいというふうに考えます。 以上です。 ○議長 -10番、榎本一平君- ◆10番(榎本) 印南町での子どもの子育てニーズ調査というのが、課長の方から、実施しているというふうにお聞きしました。それでこの行政がアンケートする場合には、この子ども・子育てニーズという項目というのを必ずこのアンケートの中に入れなあかんということらしいんです。それでニーズはどうなのかということなんですけれども、そのアンケートの答えの中では、「利用したいとは思わない」という方が56.8%になっている一方で、「できれば利用をしたい」というふうに答えている方が42%あるんですよ。これの数字をどう見るかということで言えば、課長のご答弁からは、ニーズは高くないというご答弁があったんですけれども、私はこの「できれば利用したい」という数字で言えば、42%というのはかなり高い数字ではないのかなというふうに思うたんです。それでいろんな意見を書く欄ということで、病児・病後児保育を希望する意見というのは8件しかないと。ここのところを捉えて課長はニーズが少ないとご答弁いただいたんかも分からんのですけれども、利用したいという方が42%もあるということは、やっぱり多いほうではないのかというふうに思うんです。私は来年度から印南町もこの病児・病後児保育事業に参加していただきたいということなんです。これが今日の私の主張なんです。でもこれは単に印南町だけが、一人ではなかなかできん事業なんですね。今、やっている各行政区と御坊市が協定書を結んでいます。御坊市も北出病院にはお伺いを立てなあかんということで、印南町単独でできる事業ではないということで、そこら辺の道筋もあるんですけれども、私は、今課長のニーズは高くないというところには、そうではないのではないか、というふうに付け加えておきたいと思うんです。ひとり親家庭の皆さん方の対応なんですけれども、お母さんが一人で子どもさんを育てられているということで、アルバイトやパートなどの人が多いと思うんですけれども、こういう労働者の皆さん方は仕事を休んだら賃金をカットされると、給与がダウンするということになっていると思います。ここのところをこの事業がサポートをしている、インフルエンザの子どもさんも診てくれる、そういう感染症の子どもさんも診てくれるということで、ここら辺の、印南町としてこういう子育ての支援策の体制を来年度から作っておくと、何人の利用かというのが分からんのですけれども、そこのところは体制を整えておくということは、何も矛盾はせえへんの違うかなというふうに考えるんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長 -住民福祉課長- ◎住民福祉課長 ニーズ調査、アンケートの数値が、ニーズが低いと捉えるかどうかとまず質問あったかというふうに思いますので、その考え方でございますけれども、議員ご指摘のように、「できれば病児・病後児保育施設等を利用したい」と答えた方が42%、一方、「利用したいと思わない」と答えた人は56.8%という結果でございました。このことは印南町においては、やはり病気の時は、子どもに寄り添って看病したいと、こういった方々に寄り添った子育て支援事業でありたいというふうに考えます。色々数字の捉え方はあるかというふうには思いますけれども、今現在、可及的速やかに対策を講じる事態にはない。計画事業内の実施について検討していきたいというふうに思います。また、印南町が実施する場合、議員がおっしゃったように、今現在、1市4町で北出さんの院内保育所に委託している方法を、うちも選択させていただくのが最も合理的であるかというふうに考えます。当町独自で実施した場合においては、やはり子ども・子育て支援交付金の対象基準額に満たない想定の中で、合理的な事業実施ができないというようなことでございますので、1市4町の理解、あわせて北出病院さんの理解の下、この事業に参画したいというふうに考えます。現在、北出病院に対しては、色々打診はさせていただいている中で、了解は得ている状況ではあります。ただ、関係市町の意見調整も含めた中で、段階を追って適正に判断してまいりたいというふうに考えます。色々ご意見もあるかというふうには考えますが、31年度までの実施について、適正な判断をしていきたい、ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長 次、-住民福祉課長- ◎住民福祉課長 それでは、2点目でございますけれども、実施するに当たって判断する基準としては費用の問題と、これについてネックにはならないと考えますが、というご質問です。これについては、印南町が病児・病後児保育事業の実施を見送っている理由についてでございますが、財政的な観点から実施を見送っているものではございません。真に子どもが健やかに成長するための施策として、必要であるかということを考えた上の、現時点における結果でございます。乳幼児期における心身の成長に最も重要なことは、親が子どもに寄り添い、愛情を持って接することと考えます。やはり親、家族が子どもに寄り添うことを柱とした、子どもを中心とした子育て施策の実施に努めたいと考えます。このような理由から実施に至っていないものでございます。財政上の理由ではございません。 以上です。 ○議長 -10番、榎本一平君- ◆10番(榎本) そうですね。これは御坊市の担当課でいただいた資料なんですけれども、今、課長のご答弁のように、法外な金額になっていないんです。印南町はまだ実施されておりませんので、具体的に幾らって分からんのですけれども、平成28年度の実績で言えば、全体にかかった費用が約763万円ということで、具体的に御坊市を含めて4行政区が負担をするお金が約225万円あるということで、それぞれの行政区で均等割、人口割、利用割という3項目を計算しています。それで一番高いのが日高町の43万9,000円、由良町が18万5,000円、美浜町が25万4,000円、日高川町が38万1,000円、それで御坊市が99万5,000円ということで、費用的にはそんなに高くはないというふうに思います。ここのところは、日高町とか美浜町というのは御坊市に近いですから、比較的、割と利用度が高くて費用も高いと思うんですけれども、印南町の場合は、この利用で言うたら、車で行ったら、単純に印南町から御坊市まで行くのに大体20分か25分ぐらいかかるということで、そこら辺の距離的な観点というか利用状況で言うたら、もし実施をするということになったら、そこら辺はどのような予想というんですかね、そこら辺は見られているんでしょうか。 ○議長 -住民福祉課長- ◎住民福祉課長 28年度の実績でございますけれども、今、議員おっしゃったように、一番高いのは御坊市が286人、日高町が184人、由良町が5人、日高川町が80人、美浜町が11人ということでございます。全体の割合は、やはり御坊市が全体の50.5%を占めております。次いで日高町が32.5%、由良町が0.9%、日高川町が14.1%、美浜町は1.9%と。一概に距離をもって測定することは難しいんかというふうには思いますけれども、大体この28年度の、1市4町の利用状況を準用して、印南町が加入した場合、1市5町で費用負担分担を行った場合を試算した場合でございますけれども。大体、年間、印南町においては10件程度と仮定してございます。そうなりますと年間の均等割、利用割等を合わせますと、印南町の負担は、試算数値でございますけれども、24万1,255円という数字になります。この数字は決して負担になるような状況でないということでございますので、費用の問題は無いというふうに考えます。ただ、そこへ預けるか預けないかというような、お父さんお母さん、もしくは家族の判断が、どの程度及ぶかというようなことは、今のところ想定できない状況であると。やはり正確な実態把握、ニーズ調査を再度実施して、事業判断をしてまいりたいというふうに考えます。 以上です。 ○議長 次、-総務課長- ◎総務課長 3項目の、防災の基本的な対応を問う、の1点目、8月7日の台風5号の避難所の開設状況、また、要支援者の情報把握をしているのは、どのような人たちなのか、ということでございますけれども。まず最初に、8月7日の台風5号の避難所の開設の状況でございますが、8月7日の午前3時50分に台風5号の影響による暴風波浪警報が、また8時40分には大雨洪水警報、14時36分に高潮警報、15時56分には土砂災害警戒情報と、次々と警報等が発表され、最終20時19分に、発表されていました全ての警報が解除をされました。その間、午前3時50分の暴風波浪警報と同時に、全町職員に緊急参集をかけ、町長をトップに課長級を中心として、災害警戒対策会議を5回開催、また、住民の方々には、防災行政無線、町ホームページ、防災情報システムを活用した各テレビへのテロップ、また、テレビ和歌山の放送Dボタンへの掲載等、あらゆる情報発信媒体を活用して警戒を促しました。また、13時30分から開催しました第3回警戒対策会議において、今後の状況を見据え、13時45分に避難準備、高齢者等避難開始情報を発令することを決定。同時に町内4カ所、印南町公民館、切目小学校、稲原防災センター、切目川防災センターの避難所を開設しました。印南町公民館には、先ほども申し上げましたが、2世帯3人、切目小学校体育館には1世帯3人の方が避難してきていました。それとは別に、先ほども申し上げましたが、役場に1世帯2名の方が避難して来られています。ただ、うちところではこの4カ所の避難所でございましたけれども、樮川集会所につきましては、自主防災会が自主的に開放すると、開くということで連絡をいただいてございます。ただ、避難された方は無かったということであります。そして今回の情報発信で初めての試みとしまして、エリアメールの配信、ドコモ、ソフトバンク、KDDIにて情報、この避難所の開設情報を発信したところ、非常に反響があり、予想はしていたものの、より効果があるということを確認したところでございます。 次に、要支援者についてでありますけれども、要支援者、要配慮者と防災上の対象となるのは、「在宅で生活を営む障害者または高齢者、乳幼児、妊産婦、それから病弱者等」であります。また、情報収集把握は民生委員、児童委員、また自主防災会、それから各種福祉団体等々で、そちらの方から各情報を収集して、名簿リストを作成しているところでございます。また、その情報の共有は、避難支援者等の実施に必要な限度で、情報提供の同意が得られている者等につきましては、自主防災会、民生委員、消防関係、警察関係というところに提供することとなってございます。印南町におきましては、毎年10月ごろに台帳の整備、更新を住民福祉課、社会福祉協議会のヘルパー、それから民生児童委員、総務課の危機管理担当が一堂に集まり、作業を実施してございます。現在、もう一つランクを上げる、ワンステップアップさせるという意味で、個別計画、各要支援者の個別計画に着手しているところでございます。ただ、この個別計画等につきましては、その高齢者がこの家のどこに普段寝ているのかとか、また日々どういう生活をしているのか、というふうなことを、かなり詳細にする台帳であります。そして、その支援者の情報、誰が避難の支援をするのか、というところもありまして、その支援者の情報のところで、各自主防災会において行き詰まっているところでございます。 以上です。 ○議長 -10番、榎本一平君- ◆10番(榎本) 10番、榎本です。今の台風5号の対応については、経過も含めて詳しいご答弁をいただきました。課長のご答弁で言えば、台風5号の場合には、13時45分に避難準備情報を出したと、それで町内4カ所の避難所を開いたというご答弁だったと思うんですけれども、印南町では地域防災計画を持っておりますけれども、この避難については、この地域防災計画の基本計画の第3章というところに具体的に書かれています。この避難については、南海トラフ地震の時にはどうやとか、色々パターンがあるんですけれども、全体の基本計画の中でこの避難ということについてずっと記述をされております。それでもうご存じのように、避難というのは準備情報、避難の勧告、避難の指示ということなんですけれども、この避難準備情報というのは、住民の皆さんに避難の準備と、それで大災害の時に要支援者、その配慮する方ですね、今、課長からも具体的に答弁があったんですけれども、こういう方々に避難の開始を促すというのが、この避難準備情報を提供する大きな役目というふうにこの地域防災計画の中では示されているんです。そうしますと、今回のこの台風5号ですけれども、この台風に限りませんけれども、これから台風も本格的に日本列島にやってくるシーズンなんですけれども、そうしますとこの時点で町内4カ所だけの避難所の開設というのは、間違っているのではないかというふうに思うたんです。地域防災計画の中では、風水害の場合には、町内の28カ所の避難所を町が指定をされております。やはり基本的にはこの28カ所と、あと福祉施設ですね、カルフール・ド・ルポとか、そういうような所も書かれているんですけれども、地域の28カ所の避難所が指定されています。やはり基本的には、この28カ所を全てやっぱり開設をしておく必要があるのではないかと思ったんです。この避難準備情報というのがどういう役割を果たすのかという立場で言えば、4カ所ではなくて基本的に28カ所の避難所を全て開設していくという、こういう対応は今後、見直しをしていく必要があるのではないかと思うたんですけれどもいかがでしょうか。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 この台風5号の時でございますけれども、これの時につきましては、避難準備情報を発令したのが、印南川の氾濫注意水位というのがございます。注意の部分のところでございますけれども、その注意部分のところに、2mのところに、差しかかったということもありまして、できるだけ早くという中で避難準備、高齢者避難開始を出したところであります。そういう中で避難するということなんですけれども、避難所へそのまま逃げるのが良いのか、特に台風の風、暴風等のこともありますので、河川の関係であれば、ちょっと河川から離れている所は2階の方に上がるとか、というふうなことも考えてございます。ですので、この二十数カ所の避難所を全て開放し、避難されてきますと、そのまま建物を放っとくというわけにもいきません。ですので今、この4カ所を開放してそこに職員を張りつけてございます。そういう中で全て28カ所を開放した時には、責任持った避難所の運営がしづらいということもございます。災害の規模にもよりますし、避難準備がどこを心配して出しているのかというふうなこともあります。そういう中で特に風水害、台風の時につきましては、家の中で2階に逃げるとかというふうなことも考えているということであります。ですので、現実的にはやはり全てを開放するのは、今の段階では困難であるというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 -10番、榎本一平君- ◆10番(榎本) 私の最後の質問です。そういう指定をされておるということで、私はそう思うんですけれども、今、課長の方からも職員の数なんかも言われていましたけれども、今、圧倒的に役場の職員の皆さんの数が激減をしておりますので、そういうところも私は大きなネックの要素の一つになっているのではないかというのを今、課長の答弁を聞いて一つ思いました。それから、あと2つです。地域防災計画の中には、避難先として安全かどうかということで星印が付いているんですけれども、一番右端に。最も安全やというのが3つ星ついています。1つの星が付いている所もあるんです。それは宇杉の研修施設と、山口の研修センターと、松原のコミュニティーセンターなんです。それでここの所は、この1つ星というのはどういう意味かと言いますと、「大規模災害等が想定される場合に、事前に開設しないとするか、開設した時でも危険が迫った時に閉鎖の可能性がより高い避難所」だというのがこの1つ星の付いている意味なんですね。それでここの所は、この1つの所へも避難をしなければならない災害というのがいつ起こるか分からないという状況の中で、ここの対応は今後どのようにされていくのかということなんです。それともう一つ、要支援者の対応なんですけれども、私は基本的には、ここの地域には要支援者の方がどんだけおって、どこどこの家にこんな人がおるよというのは、やっぱり地域の人が一番よく知っているというふうに思うんです。大事なのは、今、課長からも民生委員さん、児童委員さんとか、自主防災組織の方々が、そういう要支援者の情報をつかんでおるということなんですけれども、これはもちろん、要支援者の方々の情報というのは、横のつながりでも行き来をしておって、少なくとも民生委員さん、児童委員さんや自主防災組織の皆さんが、要支援者がどこにどういう人がおるかというのは共通して情報を持っておる、ということで認識をさせてもらったらよろしいんでしょうか。そこのところ大変大事やと思ったんで、その2点、お願いします。最後です。 ○議長 -総務課長- ◎総務課長 その一つの避難所の中で風水害の場合でございますけれども、その星の関係がございます。今後これが全て3つ星になれば良いんですけれども、その状況の、その集会所等の建っている位置によりまして、大雨等の場合であれば、裏山があるという場合については星2つとか、そういうふうないろいろの想定をしてございます。そういうふうなことも兼ね合わせながら、今の段階でできているのは、先般もそうでしたけれども、印南町全域に避難準備情報、高齢者避難開始を発したわけでございますけれども、今後はどういう、先般は台風は台風だったんですけれども、例えば印南川の氾濫が予想されると、だから避難準備情報を発令しますよ、というふうにしていきたいなと防災担当の方では話をしてございます。ただ、それを例えば印南川だけを出すということ、切目川は良いのかというふうなこともなってきますので、非常に難しいところもございます。そしてこの星につきましては、立地条件でやむを得ないということもありますけれども、先ほどもありましたけれども、これ全てを開くのが、町職員が全部行かなければいけないのか、樮川であれば樮川の自主防災会の会長さんが開いたということを連絡いただいています。非常にありがたかったということであります。ですので、そういうふうな自主防災会の活動として、強制はできませんけれども、地域の方が一番、危険度というのが分かりますので、そういう中で開設をしていただけないかというふうなことも検討していきたいと考えてございます。それから、どこに要支援者の方がいるかという情報につきましては、うちところの危機管理の担当は当然、その台帳も持っていますし、民生委員さんにも持ってもらっています。ただ、自主防災会の方にも1部持っていただいているんですけれども、なかなかその会長さんが、区長さんと兼務されておられまして、替わられることが多々ございます。その引き継ぎの時に、非常に難しくなってくるというのが実情であります。災害の時には、必ず情報は必要なんですけれども、日々その個人情報をどう管理していくか、という難しさというところもございます。ですので、今のところでは共有しているのは当然、住民福祉課はそうでございますけれども、危機管理、それから民生委員、この三者ではいつも情報は共有してございます。 以上です。 ○議長 以上で、10番、榎本一平君の質問を終わります。 ここで暫時休憩いたします。ただいま2時55分です。3時5分まで休憩いたします。 △休憩 14時55分 △再開 15時05分 ○議長 ただいま15時5分です。休憩前に引き続き一般質問を続けます。 次に、-4番、藤薮利広君- ◆4番(藤薮) 4番、藤薮です。ただいま議長から発言を許されましたので、通告順に従い、一般質問を行わせていただきます。私の質問は、大きく分けて3項目ございます。 まず、1点目として、「チョットええとこ いなみ」について、お伺いしたいと思います。 まず、1点目、実行委員会「チョットええとこ いなみ」の委員会の構成及び総会状況についてお聞きします。 ②いなみ魅力発信プロジェクトアドバイザー委託業務の状況をお聞きします。 ③いなみ魅力本の刊行の趣旨をお聞きします。 続きまして、2の①ふるさと納税の状況をお聞きします。 ②ふるさと納税のPR費用及び返礼品の状況をお聞きします。 ③ふるさと納税の今後の展望をお聞きします。 最後の質問の3番目です。旧庁舎の解体について。 ①として、先の6月議会で同僚議員の質問に対し、解体費用については概算で約1億円程度が必要と答弁されていましたが、根拠についてお聞きします。 ②使われている材料等によって見積もり以上のお金が必要になるかと思われますが、どのようなお考えかお聞きしたいと思います。 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。2回目以降は自席で行いますので、よろしくお願いします。 ○議長 ただいまの質問に対し、執行部の答弁を求めます。 -企画政策課長- ◎企画政策課長 それでは、「チョットええとこ いなみ」についての1点目、委員会の構成及び総会の状況についてでございますが、この委員会につきましては、いなみ魅力本制作実行委員会として、昨年5月25日に第1回実行委員会が開催され、取り組み内容に賛同した方々13名からスタートしてございます。それ以降、毎月1回の委員会が開催され、これまで計15回会議を重ねてきております。取り組み内容は、印南町の魅力ある光景を写真に撮り、写真をウェブに投稿しながら町の魅力を再発見し、町内外に発信しながら元気づくりをしていこうとするものでございます。また、平成29年、本年ですけれども、町制60周年を迎えることから、多くの町民の皆様に参加呼びかけし、記念誌づくりをしていこうとするものでございます。委員会のメンバーは、各種団体の長や一般の方々、様々でございますが、現在46名の方がサポーターとして活動をしてございます。 以上でございます。 ○議長 -4番、藤薮利広君- ◆4番(藤薮) 4番、藤薮です。1点お聞きしたいんですけれども、平成28年度で21万円、29年度で37万8,000円となっておりますが、この積算についてお聞きしたいと思います。 ○議長 -企画政策課長- ◎企画政策課長 まず、平成28年の21万円でございますが、これは委員会を行うに当たって、会議費であったりとか、あるいは、これちょっと皆さん聞き初めの部分あるかと思うんですけれども、この委員会の活動は主にこれまで毎月1回、印南町の魅力のある写真を、写真のウェブサイトに投稿していただいて、それを毎月1回配布してございます。いろんな各地区の写真が掲載された内容を、これまで昨年の8月以降7月まで毎月1回掲載し、配布してございます。そういったところでのチラシの印刷等に要する費用として、28年度はカウントしてございます。それと29年の37万8,000円でございますが、これはチラシ配布につきましては、本年の7月で一応終了してございますので、その分、安くなっておるわけなんですけれども、今年はこの写真を用いた中で、かえるのフェスティバルでのフォトのコンテストであったりとか会議費、そういったもの、郵送料も含めまして37万8,000円の計上ということでございます。 以上でございます。 ○議長 次、-企画政策課長- ◎企画政策課長 それでは、「チョットええとこ いなみ」についての2点目でございます。いなみ魅力発信プロジェクトアドバイザー委託業務の状況についてでございますが、「チョットええとこ いなみ」の取り組みは、印南町の魅力発信、地産外消プロジェクトの一つとして進めてきてございます。この委託先のスタッフである方が、この実行委員会のアドバイザーとして毎回会議に参加したり、記念誌づくりとして各地区に入り、聞き書きしながら取り組みを支援してもらってございます。チラシの内容も含めまして、記念誌づくり等でスタッフとしていただいているということでございます。 ○議長 -4番、藤薮利広君- ◆4番(藤薮) 4番、藤薮です。ただ今課長から答弁いただいたわけですけれども、なかなか今、書きかけたんですけれども、よう押さえ切らなんだんで、またペーパーでいただけたらと思いますけれども、よろしくお願いできますか。書きかけてんけれども、書き切らなかったんで、何か書類等があれば、この事業のその詳細の書いたもんがあれば、いただけたらありがたいと思います。今でのうても結構ですよ、後日で結構です、あれば。 ○議長 -企画政策課長- ◎企画政策課長 これは決算書、あるいは予算書でこのアドバイザー事業というのは掲載してございますので、その点での資料ということと、内容説明につきましては、所管課が産業課とダブる部分がございますので、そういった形で対応させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長 次、-企画政策課長- ◎企画政策課長 いなみ魅力本の刊行の趣旨ということでございます。本年は平成29年ですけれども、町制60周年であることから、住民の皆様が印南町の魅力を再発見し、町内外に発信することで、印南町を自慢する、あるいは誇りに思う、そういった取り組みが大事であると考えてございまして、アドバイザー等の協議を経て、まちづくりに参加しやすい新しい形として、ウェブ上での写真投稿に取り組みをしているところでございます。この写真を記念誌づくりに溶け込ませながら、手づくりのいなみ魅力本を発行していこうとするものでございます。 以上でございます。 ○議長 -4番、藤薮利広君- ◆4番(藤薮) 4番です。この刊行については各戸配布というのはされないんでしょうか。ウェブサイト上だけなんでしょうか。やはり住民の方というのは、その本を欲しいという方も多々あると思うんです。また、費用が要っても欲しいんやよ、という方もおられると思うんですけれども、そういった点、どうですか。 ○議長 -企画政策課長- ◎企画政策課長 本の形態ですけれども、いわゆるデジタルブックというような形で、ホームページ上にそのデジタルブックとして掲載をしていくということでございます。一定、取材とかあるいは聞き書き等で調整をしていただきました地元の方々、こういった方々については、本として無料で配布するというような考えでございます。広く皆様方に通知をするということであれば、そういうデジタルブック的なものでの刊行というのを今現在、主に考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長 -4番、藤薮利広君- ◆4番(藤薮) 4番、藤薮です。本の刊行は、税が財源になるんかと思いますけれども、公平性の観点から言いますと、各戸配布するのが原則ではないかと思われます。やはり本は欲しくても、そういうデジタル的なもんであれば、なかなか見ることもできない方もおられる。やはり町制60周年を迎えて、印南町、60年前はこんなんだってんな、というのが分かるように、住民の方々にお見せする、また知っていただくというのも、これも町政を盛り上げていくには大事なもんではないかと思いますがいかがですか。 ○議長 -企画政策課長- ◎企画政策課長 当然、この本の制作増刷ということでいきますと、費用がかさむということでございます。あくまでもこの実行委員会としては、当初の説明したとおりデジタルブックを主に考えておると。その実行委員会の協議を経て、例えば本の発行に対して補正予算を計上して、それが町の税金という形を担保とした中で本を発行し、全戸配布をするというような、当然、議会手続を経ながら、そういった一つの意見として方向を出していくということについては、今後の課題といたしたいと思いますけれども、何分、主体は実行委員会でございますので、議員がそういうご意見はあるということも委員会の中へ下ろさせていただいて、ご披露させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長 藤薮議員の質問は既に3回になりました。会議規則第55条の規定によって発言は許しません。 次、-企画政策課長- ◎企画政策課長 それでは、質問事項の2つ目でございます。ふるさと納税についての1点目、ふるさと納税の状況についてでございますが、まず寄附件数、それと寄附金の状況ですが、これまでの経過を申し上げますと、平成24年度が1件10万円、平成25年度が4件で23万5,000円、平成26年度は15件で203万5,000円、平成27年度は521件で634万円、平成28年度は215件で300万円となってございます。なお、本年度9月13日現在では71件の195万円となってございます。 以上でございます。 ○議長 -4番、藤薮利広君- ◆4番(藤薮) 4番、藤薮です。これは今年で9年目となると思うんですけれども、毎年、印南町を応援してくださっている方というのは、どのぐらいおられるんか、お聞きしたいと思います。私も町のホームページ等で見てみますと、ここにも先ほどもいただいてきたんですけれども、毎年応援してくれている方というのは、あまりお名前が、そんなにあるわけじゃないと思うんですけれどもいかがですか。 ○議長 -企画政策課長- ◎企画政策課長 毎年必ず、リピーターといいますか、印南町を応援していただいている方というのは、そのほん数%ではないかな、というふうに考えてございます。そのほとんどの寄附者の方々は、印南町をノックしてきて、その返礼品等で次の自治体、あるいはまた次の自治体というような形での内容がほとんどでございまして、必ず毎年、印南町を応援していただいている方については数%であるというふうに認識してございます。 以上でございます。 ○議長 次、-企画政策課長- ◎企画政策課長 それでは、ふるさと納税の2点目でございます。ふるさと納税のPR費用及び返礼品(送料を含む)の状況についてでございますが、必要経費と捉えさせていただきたいと思います。まず、平成28年度決算から。ふるさと応援寄附金の記念品代として92万7,841円で、主な内訳は、ミニトマト、小玉スイカ、それと干し物等が上位を占めてございます。次に、楽天ポータブルサイトへの掲載手数料、システム利用料として23万4,710円、合わせて116万2,551円が支出額でございます。また、返礼品の送料を含む状況でございますが、現在、13品を提供してございまして、最も希望する割合の高い、1万円の寄附に対しては、送料込みで3,500円を設定してございます。 以上でございます。 ○議長 -4番、藤薮利広君- ◆4番(藤薮) 4番、藤薮です。返礼品のその購入価格というのは、店頭販売価格なのか、お聞きしたいわけなんですけれども。スイカやミニトマト、また乾燥した乾物のようなものというのは、いろいろ出品されているわけなんですけれども、特にスイカなんかですと、早期に買うと結構、単価も高くつくんですよね。加工品の場合の乾物というんですか、干物等とか何かは、値段はある程度安定しているんかと思いますけれども、スイカなんかばらつきがありますんで、いつこの返礼品を返すかによって単価がすごく変わってくると思うんですけれども。その辺どのようになっているんでしょうか。 ○議長 -企画政策課長- ◎企画政策課長 おっしゃるように、加工品であれば、年間取り扱い期間については通年という設定をして、寄附返礼品という形で対応をしてございます。印南町の特産物であるミニトマトの詰め合わせセットであったりとか、あるいは小玉スイカですね、こういったところについては、通年での対応はしてございません。ミニトマトであれば、1月の中旬ごろから5月の末までを取り扱い期間として、寄附金の返礼に答えると。小玉スイカにつきましては、これ3個入りでございますが、6月の中旬から6月の下旬というような期間を設定して対応してございます。 以上でございます。 ◆4番(藤薮) 店頭販売価格なのか、どうなのかというのを、先ほど。 ○議長 -企画政策課長-
    ◎企画政策課長 あくまでも1万円以上の寄附、1万円の寄附であれば、送料込みで3,500円を設定してございますので、基本的に送料は最低でも700円は必要であるというふうに言われてございます。例えば3,500円を農協に支払って、農協は、例えば小玉スイカ3玉入りは2,700円以下で発送するということでございますので、店頭販売の1玉価格が1,000円なのか1,500円なのか、そういったところには関係なく、3,500円以下の内容で手配をし、発送をしていただいているということでございます。 以上です。 ○議長 -4番、藤薮利広君- ◆4番(藤薮) 4番、藤薮です。そうしますと、定価かどうか分からないけれども、ということなんだと思うんですけれども、もしこれスイカやミニトマト、定価に近いような状況でもし送られているとなると、すごくJAさんが儲かる、出品された方が儲かるという考え方があるんじゃないでしょうか。また、シイタケとか何か、色々あると思うんですけれども、幾らというのを決めておく方が。返礼品のその諸経費というのは、全国の平均というのは、4割がその経費として使われるということなので、3,500円なら十分だとは思うんですけれども、何か今の話聞くと、僕の考え方がおかしいんか分からんけれども、農協さんが儲かる、どこかが儲かるというような感じに受けてしまうんですけれども、その点どうですか。 ○議長 -企画政策課長- ◎企画政策課長 例えば小玉スイカであれば、最初の出だしで言うと、1玉1,500円とか2,000円近い時ありますよね。それが6月の中旬あるいは6月の下旬ぐらいになると、大体1,000円、1,000円下回るような形での流通ではないかなというふうにも抑えてございます。例えば1玉800円として、3つで2,400円、それに送料を700円足すと3,100円、遠くであれば当然、3,500円近くなるということでございますので、どうなんでしょうか、1玉700円、800円というのは、農協の利益として非常に利益率があるんか無いんか、というふうな物差しで言うと、PR効果も含めて、あるいは返品の後処理も含めると、妥当な金額じゃないかなというふうに考えてございます。 以上でございます。 ○議長 次、-企画政策課長- ◎企画政策課長 それでは、ふるさと納税の3点目、ふるさと納税の今後の展望ということでございます。考え方の柱は、印南町を応援していただける方からの寄附金を募らせていただくということでございます。特に印南町の出身者で、町外や県外に出られている方に対して、ふるさと情報等を発信しながら、ふるさとへのエール、または感謝として、応援寄附金をいただけたらと思ってございます。また、印南町の特産品の地域情報を発信する、あるいは地域特産物のブランド化や販路拡大、こういったこともあわせて図っていけたらなと、かように考えてございます。 以上でございます。 ○議長 -4番、藤薮利広君- ◆4番(藤薮) 4番、藤薮です。特産物を他の地域に知っていただく、やっぱりPR効果というのは考えられるというんですけれども、リピーターがどれぐらいあるかということも考えてみたらどうかと思うんです。送らせていただいたけれども、返礼品目的でと言ったら言葉悪いですけれども、目的で寄附いただいているっていうような感じにも受けることがあります。そこで町長にお伺いしたいんですけれども、企業版ふるさと納税というのを、このことについては平成28年の3月議会の行政報告の中で、町長が報告されておりましたが、その後どのようになっているんでしょうか。 ○議長 -企画政策課長- ◎企画政策課長 町長の答弁ということでございますが、私、担当課長として企業版ふるさと納税についてのその後ということで答弁をさせていただきます。長の行政報告の内容で企業との出会い、企業とのおつき合いを始める中で企業版ふるさと納税も取り組んでいくと、いきたいという所信の表明がしてございます。その後、幾つかの企業さんとの折衝等で、ふるさと納税についてのお話等々もしてはございますけれども、基本的に印南町のまちのファンになったよと、あるいは印南町のまちでビジネスを起こしていきたいと、こういった方、企業様の申し出をまず町が受けて、それから地域再生計画を国に申請し、内閣総理大臣の認可をいただくと、こういうところが事務的な手続でございます。したがいまして、企業誘致の関連でも長の所信の表明がありましたけれども、複数の企業さんと接点を持ちながら、印南町の独自性を発揮する中で、ふるさと応援寄附金もこの一つとしてご提案をしていくと、こういうことでの事務として今、考え、取り組みを進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長 -町長- ◎町長 またお叱りに遭うかわかりませんけれども、今、課長が答弁したとおりであります。今、現時点では企業版のふるさと納税は成立をしてございません。 以上です。 ○議長 -4番、藤薮利広君- ◆4番(藤薮) 4番、藤薮です。今、企業版ふるさと納税は成立していないということなんですけれども、やはり行政報告の中で取り上げるということは、それをするんだという意気込みがあって多分書かれるんだと思う。思いつきで行政報告の中へ、こんなこともやったらええん違うかな、というような書き方しているんじゃなしに、やはりこれができるっていう考えの下で行政報告の所信というんですか、あれに書かれているんだと思うんですけれども、それがまだ進んでいないということであれば、やはり28年3月の時点では、その検討がもうひとつ甘かったんではないかというように思いますし、また、先ほどの一般の納税されている方も、印南町の応援というのではなく、やはり返礼品目的というのが推測されるんではないか。他の県とか町でもうお肉も貰ったよ何も貰ったよ、ああスイカも出てきたな、これ食べてみたいな、ほなスイカあるからこれしようか、というような感じで、印南町でなければ駄目なんだという寄附をしてくれているというふうには、なかなか思えないんですよね。そうしますと去年で600万円でしたか、今年で300万円ということで、徐々にその金額も減ってきているように思われます。今後はやはり他所のまち、また県では、このふるさと納税というんですか、これも見直しの時期に来ているようなところもやはりございます。商品券で渡しているような所、またこれを廃止するというような所も、だんだん出てくるというような話も出ていますんで。ここで一回ちょっと見直してもいいんじゃないかなって僕は思うんです。やはりもらったお金なんで、1万円もらって3,500円返すんやからあと残るやないか、という考え方もそれはあるかとは思いますけれども、やはり使途別に寄附金のその寄附していただいた金額で見ますと、事業主体が全くないというのが、金額164万5,000円というのが、昨年度の使途別寄附金額という中に出ていると思うんです。そうしますと、これは教育に使ってほしいんや、環境に使ってほしい、やはりそういう目的を持って送ってくれている方もいているんですけれども、何でも構わんさかいに返礼品目的で、というようなところもあると思うんで、やはりちょっと見直しても良い時期には来ているんではないんかな、というふうに、私の勝手なあれですけれども、思いますけれども。いかがですか。 ○議長 -企画政策課長- ◎企画政策課長 答弁の中でも、特に町が考えるふるさと納税の柱という部分で言いますと、印南町を応援していただける方、あるいは印南町から町外あるいは県外へ出てふるさとを思う、そういう感謝の気持ちを、故郷印南町に応援寄附金という形でお納めいただくというのが、本来ではないんかなというふうには考えます。リピーターの話になりますけれども、ここ2年、3年の間にふるさとに老いた母親を案じて毎月、金額をお納めしていただいた方もおったわけでございます。事情があって今は途絶えてはございますけれども、そういうその年老いた母をふるさとに置いたまま、自分は都会生活の中で暮らさなければならないというふうな方々、そこがやっぱり我々町としてもそうですし、議員先生方もそうかと思いますけれども、そういう思いの通じるような町づくり、こういったことが非常に大切であるというふうに思いますし、先ほど「チョットええとこ いなみ」の活動でも紹介させていただきましたけれども、やっぱりふるさと印南町って素晴らしい所なんやと、それは写真を投稿、ウェブサイトだけでも68万アクセスが寄せられています。枚数で言いますと2,000枚を超えています。これも若い方もおられるし、主婦の方もおられるし、中学生の方も投稿をされています。こういうやっぱり自分らで良い町だと、もう少し磨きをかけるんだと、そういったことを共有しながら発信していくと、そういうつなげていく、紡ぎ合っていく、そういうところを大事にしながら、親戚のあの子、大阪行ってあるよ、住所教えてくれたら我々も町のパンフであったりとか、広報紙なんかも発送させていただきます。そういうところを積み重ねながら進めていけたらなというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長 次、-企画政策課長- ◎企画政策課長 それでは、旧庁舎の解体ということで、1点目の解体費用について概算で1億円程度という答弁の件でございます。これは解体費用については概算で1億円程度が必要という根拠でございますが、旧庁舎の構造体、延べ床面積等の積算から標準的な施工単価、あるいはそれを設計した経過年数等を、概算ではありますが、計算して1億円程度と見込んでおる答弁でございます。 以上でございます。 ○議長 -4番、藤薮利広君- ◆4番(藤薮) 4番、藤薮です。今、説明していただいたんですけれども、面積で勘定したら大体1億円ぐらいかかるんだ、ということなんですけれども、持ち出すにも費用もかかってきます。解体のスクラップ、セメントを搬出したり何かするんも要って、それで1億円ぐらいで大体済むもんなんですかね。ざっと面積だけで勘定したらそのぐらいになるというだけで、2番の質問にもかかってくるかと思うんですけれども、もっと費用が要ってきた場合は、この前、6月で1億円程度と、はっきりと言ったら良いんか、説明されていますんで、これを打ち消してもう一回言い直すというようなことがあるんでしょうか。 ○議長 -企画政策課長- ◎企画政策課長 1億円のその数字が前歩きしているように感じるんですけれども、あくまで概算ですよ、ということを踏まえた中での答弁としてご理解を願いたいということで考えてございます。その根拠は、これは平成22年度に、この調査も含めた中で業務を委託してございまして、その数値を根拠に当然、労務単価であったりとか、おっしゃるようにレンタルの機材の金額が上がっているであったりとか、大体平均して、これまで25%から30%ぐらい上がっているんですね。そういうことを担保にして、概算ですよ、実施設計を組んで適正な価格を出すという段階ではありませんので、そこの部分だけご理解を願いたいというふうに考えます。 以上です。 ○議長 次、-企画政策課長- ◎企画政策課長 1点目の答弁とダブる部分はあると思うんですけれども、使われている建材等によって見積もり以上のお金が必要となると、どのように考えているのかということでございます。あくまでも概算費用ということでございますので、来たるべき時期には実施設計の予算を計上し、それから解体、撤去を発注する計画の中で、適正な費用を算出していくということになります。 以上でございます。 ○議長 以上で、4番、藤薮利広君の質問を終わります。 次に、-1番、中島洋君- ◆1番(中島) 1番、中島です。議長の許可を得ましたので、通告順に従い、質問をさせていただきます。8月の町議会議員選挙におきまして当選させていただき、本当にありがとうございました。4年間、精いっぱい頑張りますのでよろしくお願いいたします。また、60周年記念の式典は大勢の皆様が出席され、盛大に催されましたが、イベントは台風により23日に延期となりました。しかし人々の安全を第一に考えた決断であり、ベストな判断であったと思います。式典に参加させていただき、改めて60年の歩みを振り返り見ますと、先人たちの努力やご苦労をしていただいたおかげで、今の印南町があるのだと改めて感じました。また、「印南町っていいな」の子ども達の作文を聞かせていただき、小学生には印南町の歴史の深さや町民の心の温かさなどを再確認させられ、中学生には自然の豊かさを改めて気付かされました。高校生には、これからの印南町が歩んでいくためのヒントになり得ると思われる、地元を知り、世界で活躍するという言葉を聞き、子ども達はみんな印南町を愛し、誇りを持って、前へ前へと伝統を守りながら進んでいく気迫のようなものを感じさせられ、うれしく頼もしく思いました。そして感動させられました。印南町の未来も苦しいこともあるかもしれませんが、この子達なら必ず乗り越えていってくれると希望が持てましたし、印南町の子育て政策は間違っていなかったんだな、と確信いたしました。この子達の教育に携わったご父兄や先生方には改めてお礼と感謝を申し上げたいと思います。また、関係者の方々には本当にご苦労様ですが、あと数日頑張っていただき、素晴らしい記念イベントとなる様、よろしくお願いいたします。私事でございますが、花火は39年ぶりに地元の印南漁港で見させていただけるということで、今から楽しみで待ち遠しい気持ちでいっぱいです。そして職員の方々は、前々の週より本当に暑い中、汗を流しながら草刈りや掃除に一生懸命、イベントの成功に向けて精いっぱい取り組んでいただき、延期の決定が決まったその瞬間から、休むことなく台風に備え、ポンプの設置や色々な準備に取りかかっていただき、また、雨の中の交通整理までしていただき、本当に感謝申し上げます。中には、仕事だから当たり前だと言われる方もあるかもしれませんが、なかなかできることではないと思います。やる気が無い、元気が無い、緊張感が無いと言われる方もございましたが、職員の皆様の働きを目の当たりにして見ていますと、決してそのようなことがないと確信し、安心いたしました。今後も印南町の発展のためによろしくお願いいたします。 それでは、質問に入らせていただきます。今回は大きく分けて2つの項目を質問させていただきます。 大きな1つ目は、小・中学校における今後の課題についてをお伺いします。 ①町内の小・中学校の生徒数と、今後の推移は、どうなっていますか。 ②今後、各学校とも生徒数は減少していき、勉学だけでなく、運動会などの行事、特に中学校のクラブ活動にも、徐々に支障が出てくるように思われますが、このことについてどのように考えていますか。また、今後どのような対策を考えていますか、をお聞きします。 2つ目は、既存体育施設の充実についてをお伺いします。昨年12月議会におきまして質問させていただきました、切目武道館の設置はもう既に完成し、また、畳も整備していただき、印南町体育センターの空調設備はもうすぐ入札されるということで、素早い対応をしていただき、本当にありがとうございました。高校生や大学生の合宿誘致にも、良い弾みになると思います。そのことで民宿等にも良い影響が出てくるんではないかと考えます。現在、印南町出身の、特に柔道、高校野球、テニスなどの子ども達が、大活躍をしています。その他のスポーツでも大変頑張っていますし、立派な成績や結果を残しています。これには色々な要因があると思います。本人の努力や頑張りはもちろんのこと、周りを取り巻く環境や既存体育施設の充実も大きく影響を及ぼしていると思います。そこで質問です。今後も既存体育施設の整備等、充実を図ってはと考えますがいかがですか。 これで1回目の質問は終わります。2回目からは自席にて質問させていただきます。 ○議長 ただ今の質問に対し、執行部の答弁を求めます。 -教育課長- ◎教育課長 それでは、小・中学校における今後の課題についての1番でございます。小・中学校における今後の課題についての1点目で、町内小・中学校の生徒数と今後の生徒数の推移について、ということでございます。小学校の生徒数は現在、439名、中学校においては212名となってございます。また、今後の生徒数の推移につきましては、小学校においては平成30年度で419名、今年と対比しますと20名の減、平成31年度では398名、前年度対比で21名減。それから平成32年度は381名、それから平成33年度では362名、平成34年度では354名と、平成35年度、これは330名というふうに推移してございます。今から6年後の平成35年度でございますけれども、今と現在と対比しますと109名の減と、約25%の減となります。また、年平均にしますと18名ずつの減少となります。また、中学校につきましては、平成30年度は202名、次に232名、次に238名、また次の年に234名、それから204名、平成35年度では201名というふうな推移をしてございます。今から6年後ということの比較をしますと11名の減と、5%の減ということで、年に平均2名ずつの減ということであります。小学校の方が若干、減り幅が大きいというところでありますし、中学校においてほぼ横ばいであります。今後、進学先、また転出入により変動する数値ではございますが、小学校における減少幅が比較的大きく推移してございます。 以上でございます。 ○議長 次、-教育長- ◎教育長 小・中学校における今後の課題についての2点目、今後、各学校とも生徒数は減少していき、勉学だけでなく、運動会などの行事、特に中学校のクラブ活動にも徐々に支障が出てくるように思われるが、このことについてどのように考えているか。また、今後どのような対応策を考えているかについて答弁いたします。小規模校のメリット、デメリットにつきましては、一般論でなく町内小・中学校で現在それをどのように捉え、どのようにメリットを生かし、デメリットを克服している取り組みをしているのか、その実態は把握しておりますが、本年度7月に確認し、まとめたところであります。結果、メリットにつきましては、学習指導、生活指導ともにきめ細かな指導をし、効果を上げていることを初め、小規模校ならではの取り組みとして、全児童・生徒による学校行事、体験活動を多く実施できる等が挙げられました。デメリットとしましては、集団活動に支障があるということですが、ほとんどの学校では縦割り班を編成し、掃除、給食当番を初め、学校行事、集会活動等、工夫して行っております。中学校での部活動につきましては、町内では自分の希望する部活動の種目が校区の中学校に無い場合、住所を変えずに、設置している町内の学校へ通学することを認可しております。なお、チーム競技の部につきましては、人数不足は当町各校に限らず、日高地方、和歌山県全体においても同様であります。ちなみに、この秋の日高地方中体連新人大会におきまして、野球部の単独チームは南部中、大成中、丹生中の3校のみであり、他14校は合同チームであります。バレーボール部におきましては、単独チームは印南中、丹生中、河南中、松洋中、日高中、湯川中の6校であり、他8校は合同チームであります。この様に野球、バレーボール等、合同チームの編成につきましては、全日中ですね、全日本中学校体育連盟において、近畿地方は2校まで、他の地方は3校までの合同チームを、全日中でも認めております。単独チームを組めない具体的な例を挙げますと、これは印南町に限らずですけれども、例えば、最近、野球において社会体育系の硬式野球を希望する者が多くなっている傾向が見られます。逆にその分、中学校の部活動の軟式野球部に入部する者が少なくなっています。結果、日高地方内の大きな規模の学校でも、チームを編成できない学校は少なくはありません。今後の対応策についてでありますが、合同チームの運営において、練習等で生徒移送の問題は残りますが、しばらくは現在のような状態で進め、合同チームの良いところを伸ばしていくことに期待したいものでございます。 以上でございます。 ○議長 -1番、中島洋君- ◆1番(中島) 1番、中島です。今、答弁お聞きしまして、本当にいろいろご苦労なさっているということは感じました。そして子どもを第一に、合同チームとか色々認めていただいて、本当に努力していることは本当に分かります。僕も野球しているんで、子どもが硬式へ行く子もほんまにかなりいます、今は。やっぱり色々中学校は難しい問題抱えているとは思います。しかしながら、今後、小・中学校の問題は、統合を視野に入れて考えなければならないと私は思います。しかし統合は1年や2年考えたり話し合ったりしただけでは、できるようなたやすい問題ではないと思いますし、色々な考えが錯綜、混ざってくると思います。しかし、あと3年ですか、今の小学校6年生が中学校3年生になった時に、ほとんどの生徒や父兄が印南こども園を卒園されて、一度は同じ様に勉強されたり保護者活動をされています。その年代になったら、統合問題は10年先になるか15年か20年か、それは誰にも私にも分かりませんが、3年後に本格的に議論ができる良い条件が整うように思われます。その3年後に向けて、今から取り組んでいかないと、その良い条件がそろっている時に本格的な議論ができるように、土台づくりというんかな、そういうふうなんしていただけないかな、と考えますが、いかがですか。 ○議長 -教育長- ◎教育長 確かに単独ではもう非常に支障が多くなってくるということを予想もできると思います。それで、やがては統合ということも考えなければならないと思っております。しかし、これについては本当に慎重に、総合的に考えなければならないと思っております。先ほども言いました様に、現在、例えばメリット、デメリットにつきましても、これも本当にメリットは更に伸ばさねばいけない、それからデメリットにつきましては本当に克服しなければならない、今の状態において克服しなければならない。今まで例えば小学校でも小小連携、それから中学校でも中中連携ですけれども、恰好だけの年の一、二回では効果はないと思いますし、今しばらくは統合までは、それなんかもかなり考えてしなければならないのかな、と色々思っております。 以上でございます。 ○議長 -1番、中島洋君- ◆1番(中島) 1番、中島です。ほんまに人口が増えて、色々な施策を講じて10年、15年先、人口が増える、それが一番望ましいことですが、今の現実を見ていますと、そういうのもなかなか一遍にはいかんのかなと。やっぱり最悪のシナリオというんかな、やっぱり統合も頭の中へ入れて、やっぱり町民の方にも知らせていかなあかん時が来ているんかなということも感じます。3年後にほんまに条件がそろうんで、そこに向けてもう一度また検討をしていただきたいと思いますんで、それでよろしくお願いします。もう答弁は結構です。 ○議長 次、-教育課長- ◎教育課長 それでは、②の既存体育施設の充実についてでございます。今後も既存体育施設の整備等、充実を図っては、と考えますが、いかがですか、ということについてであります。現在、体育施設につきましては体育センター、それから運動場4カ所、テニスコート、武道館、町民プール、また学校開放としては学校の運動場だったり屋内運動場を含め、できる範囲で既存の施設の有効活用ができるように運用してございまして、スポーツ、レクリエーション等の活動の振興に利用いただいてございます。既存体育施設の整備等、充実を図ってはということでございますが、日頃の維持管理につきましては、利用者状況に鑑み、基本的に公園等については地元へ、またグラウンド等の広場につきましては、利用団体により実施いただいてございます。また、フェンス、トイレ等、日頃の維持管理の範囲を超える修繕などにつきましては、状況を見ながら順次対応しているところであります。今後必要なものは修繕、整備していきたい、かように考えてございます。 以上でございます。 ○議長 -1番、中島洋君- ◆1番(中島) 1番、中島です。ここ最近、印南町の子どもの活躍がほんまに新聞等でよく掲載されています。バレー、野球、サッカー、剣道、柔道、陸上、テニス、まだ他にもあったかと思いますが、特に中学校のテニスは今年全国大会で3位という活躍をされています。印南の町のキャッチフレーズでございますが、「子育てするなら印南町」、スポーツするなら印南町と皆さんに言っていただけるような、更なる充実も図っていただきたいと思います。昨年12月にも質問させていただきましたが、テニスの大会とかは4面無かったらできないということで、若者広場は今3面あるんで、あと1面あればテニスの大会も開けるということで。今、テニスもそこそこ頑張ってくれているし、大会開いたらやっぱりお茶一つでも弁当一つでも売れるんかなと。地域の活性化とか、人が、若い子ども達が、たくさん来てくれるような状況を作っていただきたいなと。野球の場合は若者広場でも切目の島田の運動場でも大会等は利用されていますが、テニスはされていないということで、そのテニスコートの4面化や、いろいろ他にスポーツ施設、印南若もの広場、島田運動場、古井、そしてまた稲原西の4つグラウンドがございますが、更なる充実を図っていただけたらありがたいなと。子育てするなら印南町、スポーツするなら印南町というキャッチフレーズに使っていただけるように、今、実際、子ども達ほんまに活躍しているんで、できる範囲していただけるという答弁をもらいましたが、施設も幾つもあるんで、やっぱり一つだけするというのも難しいと思うんで、できるところがあればやっていただきたいと、要望ですがお願いします。 ○議長 -教育課長- ◎教育課長 テニスコートと、あと残りいろんな体育施設の整備を今後ますます、というお話であります。先ほど大学連携等の話も出てございました。もちろん地元あるいは今、町を挙げて進めています大学合宿等について、合宿していただいて、地元の皆さんと交流いただくというような事業を去年度からやってございます。今年も聞いておりますと約2,000名の大学生が合宿に予定も含めまして来ていますということであります。また昨年からずっと見ていますと、グラウンドではラグビー部であったり、あるいは体育センターではバレーボール、あるいはダンス等、いろんな様々な合宿が来てございます。その中で、印南町の子ども達と交流し、あるいは一緒にプレーをしながら、ということの中で、非常に刺激的な、交流の機会となっているというふうに思います。大学生にとりましても、そういった意味においては特に印南町へ来ていただいたら、非常に印南町っていいな、というような、持って帰っていただける、そんな気持ちを作り上げられたらなというふうに思います。その中でもっと言えば近畿圏、または全国へ印南応援団が発信できればな、というふうな一つの機会だと思います。今回の印南体育センターにおいてもその一つの交流拠点となって、町内はもとより郡、県のあるいは合宿というようなことの中で、交流拠点となる、人口が昼間ですけれども増えるという、寄り集まる人口が増えるといいましょうか、そういうような拠点施設になるかというふうに思います。テニスコートでございますけれども、今後いろいろと施設整備につきましては計画的に考えてまいりたいと思いますし、今後の検討課題とさせていただきたい。 以上でございます。 ○議長 -1番、中島洋君- ◆1番(中島) 1番、中島です。最後になるんですが、行政が施設整備をしていただく、それはもう本当にありがたいです。そやけれども使用される方にも団体等にも、やっぱり立つ鳥跡を濁さず、というぐらいのように、次に使う人が気持ち良く使用できるように、アフターケアというんですか、後片づけや整備ですね、そういうのを十分指導していただきたいと、教育委員会の方にはお願いします。そして私、ちょっと個人的に思っているんですが、古井のグラウンドと島田のグラウンド、僕、同じ野球関係で知っているんですけれども、切目川の清流小学校かな、清流と切目の小学校の父兄、本当にきちっとやってくれます。草もしっかり、夏になったら本当に皆で夜遅くまで刈ってくれます。そしてグラウンド整備も、石拾いも、本当にやってくれてほんまにありがたいです。あそこあの、ビッキーズというんですけれども、ビッキーズさんの父兄がなかったら荒れ放題になっていると思うんで、そういう人がお手本なんで、きちっと使えば美しく使えるという、そういうやっぱり教育委員会も指導していただきたいなと思います。作るばっかりが行政ではなく、使う方もそのルールを守ってきちっとやっていくのも、お互いに美しく長く使えるかな、という感覚を持っているんで、その方の指導もよろしくお願いします。これで結構です。 ○議長 -教育課長- ◎教育課長 議員ご指摘のとおりでありまして、施設整備、先ほど若ものも大変な整備をしてございます。それは整備したらやはりプレイヤーといいましょうか、やっている皆さんが、やっぱりきれいに使おうというところの中に求めているものでありまして、例えば若もの広場のトイレでございますけれども、そのトイレでは時々でございますけれども、例えば大会した後であったりとか、あるいは練習した後であるとか、必ずトイレ掃除をしていただいている光景が最近出てきました。その中ででもどこかのクラブでしょうか、来た時にはきれいにして、トイレットペーパーを1巻置いて、「きれいに使わせていただきありがとうございました」というようなことで書いて置いているもの、時々ございます。非常に施設の整備につきましては、狙い所はそこであるというふうには考えてございますので、今後ともご協力のほどよろしくお願いします。 以上でございます。 ○議長 以上で、1番、中島洋君の質問を終わります。 これで一般質問を終わります。 議事日程の終わりに、玄素議員から一般質問の一部発言を取り消したいとの申し出がありましたので、これを審議してよろしいか、お伺いします。 お諮りします。一般質問の中で「●●●●」との発言を取り消すことにご異議ありませんか。 ◆議員 「異議なし。」 ○議長 ご異議なしと認めます。よって、申し出のとおり、発言を取り消すことに決定いたしました。 以上をもって、本日の日程は全部終了しました。 ここでお諮りします。議案審査のため、明21日を休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 ◆議員 「異議なし。」 ○議長 ご異議なしと認めます。よって、明21日を休会とすることに決定いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。どうもお疲れ様です。 △散会 16時08分地方自治法第123条第2項の規定により、下記に署名する。      平成  年  月  日        印南町議会議長        印南町議会議員        印南町議会議員...