高野町議会 > 2019-12-09 >
令和元年第4回定例会 (第2号12月 9日)

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  1. 高野町議会 2019-12-09
    令和元年第4回定例会 (第2号12月 9日)


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    令和元年第4回定例会 (第2号12月 9日)                   令和元年            第4回高野町議会定例会会議録(第2号)        第7日(令和元年12月9日 月曜日)          午前9時30分 開議     第 1 一般質問 2 出席議員(10名)    1番 大 西 正 人         2番 松 谷 順 功    3番 菊 谷   元         4番 新 谷 英一郎    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 谷 保 幸         8番 所   順 子    9番 負 門 俊 篤        10番 﨑 山 文 雄 3 欠席議員(0名) 4 事務局職員出席者   事務局長  倉 本 文 和   書記    大 谷 至 子
    5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       角 濱 正 和   会計課長      辻 本 寛 美   企画公室長     中 尾   司   総務課長      辻 本 幸 弘   税務課長補佐    吉 田 綾 子   観光振興課長    茶 原 敏 輝   福祉保健課長    苗 代 千 春   建設課長      小 西 敏 嗣   生活環境課長    松 本 嘉 文   防災危機対策室長  井 上 哲 也   診療所事務長補佐  岡 本 哲 明   消防長       中 西   清   教育次長      中 西   健   富貴支所長     植 田 達 夫                午前9時30分 開会 ○議長(大西正人) 皆さん、おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。 ○議長(大西正人) 議事進行に先だちまして、当局より報告の申し出がありましたので、これを許可します。  辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) おはようございます。  本日、和泉税務課長の父親急病のため欠席となり、代理といたしまして吉田税務課長補佐が出席をしております。また、高野山総合診療所中上事務長が体調不良のため、代理といたしまして岡本事務長補佐が出席しておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、順番に発言を許します。  6番、中前君。 ○6番(中前好史) 皆様、おはようございます。  本日は12月となりましたけれども、本日は晴天に恵まれ、よい気候になっております。本来ならば積雪のあるころだと思いますけども、今日は穏やかな日よりかと思います。  本日、議長に申し入れしましたところお許しを得ましたので、質問させていただきます。  私からの質問ですけれども、1点は冬の血管事故防止について、2点目は積雪時の本年度の除雪計画についてでございます。  まず、初めに冬の血管事故防止予防についてですけれども、高野町の住民の皆様におかれましては、健康で過ごしていただきたい、そういうことを願っておるわけです。町当局のほうも、町民の皆様がより一層健康で過ごしていただけたらということで、いろんな計画をしていただいているところでございます。しかし、冬の高野町としましてはかなり冷え込んでくる時期になってきます。そんな折に、血圧の変動が高いために、特に高血圧の方なんかは心筋梗塞であるとか、脳卒中のことを心配しているわけでございますけれども、その予防としまして、ふだん以上に心得なければならないことがあるかと思います。そんなことを町当局からは、どのように住民の方にその病気の予防をしていくということを伝えていくか、また、どのように健康で過ごしていただくことができるか、そんな計画を聞かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  ふだんから健康のことをいつも願ってくれております福祉保健課のほうでは、どのように計画しているかということをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。  この後は自席によって質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 苗代福祉保健課長。 ○福祉保健課長(苗代千春) おはようございます。6番議員さんの質問について御説明いたします。  議員おっしゃるとおり、冬の血管事故というのは非常に恐ろしいものかなと思っております。31年度の高野町の健康づくり予防事業は、11月までは高野山地区、富貴地区においてウオーキングを実施してきました。高野山のウオーキングは月1回、富貴では月3回を実施しております。ウオーキング教室で参加した人には、歩く前後に血圧が下がる傾向にあることも実感していただいております。冬に入りましたので、安心して安全なウオーキングを勧めることも非常に難しくなったことを判断し、室内での有酸素運動を計画しております。  12月からはフィットネスジムを利用し、朝9時30分から約1時間ほど有酸素運動を行います。フィットネス機器も使用し、安全で専門的な内容を加えるために、講師として作業療法士を迎える予定としております。12月の予定は、12月17日火曜日です。1月、2月と3カ月の間はフィットネスのほうをさせていただきまして、3月になりましたら少し暖かくなりつつあるということで、役場からいつもどおりの玉川を通ってまた役場に戻ってくるコースを考えております。  それでは、啓発についてです。今現在、国保の保険事業を活用し、健康づくり教室を年4回実施する予定としております。実施機関は12月から2月までです。富貴地区、高野山地区、花坂地区を主に予定しております。国保の事業でありますが、後期高齢者の方、社会保険の方、家族の方、どの方でも参加可能としておりますので、より多くの方に参加していただきたいと思っております。  内容といたしましては、生活習慣に改善が必要な人を勧奨して健康づくり教室を実施し、食事と運動を中心としたプログラムを予定しております。食事指導には栄養士、運動指導には作業療法士または健康運動指導士の協力を得ながら、生活習慣や糖尿病、高血圧状態心疾患脳血管疾患に影響することを後半の4カ月の事業で啓発し、予防していくことが大事だと思っております。  今回、健康運動指導士という方をお迎えしようと思っているんですけども、健康運動指導士というのは、保健医療関係を連携しながら効果的な運動を実施するプログラムを作成する、または調整する役割を担う人です。昭和63年から厚生労働大臣の認定を受けて全国的に広まっている方ですので、その方が高野町に意識づけというんですかね、運動の意識づけをするのに来てもいいよというお返事をいただいておりますので、活用し、皆さんに広く健康のことが大事であるよという啓発を続けていきたいと思っております。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) それぞれ計画いただいておりますので、これは何かとありがたいことかと思います。  その中で、健康運動指導士という方を迎えて、運動なんかも今以上に勧めていくということでありますけれども、やはり運動も実際本当に大切なことだと思います。それにつけ加えて食事なんかもやはりこちらから住民の方に伝えていくわけですけれども、やはり実感を持って食事についてもっとこういう調整をしていかなならんなというようなことの指導もしていくという計画なんですけども、病気になってない方につきましては、そんなに意識は持ってないと思います。そんな中で、予防という意味で、今現在高血圧になってない方にもこういう食事を考えてみてはどうですかということのような計画はされているか、聞かせてください。 ○議長(大西正人) 苗代福祉保健課長。 ○福祉保健課長(苗代千春) 失礼します。6番議員さんの質問について御説明させていただきます。  健康な方の食事についての御質問だったと思います。高野町のほうでは、先ほど健康づくり教室を年4回ということで、長い間、この健康づくり教室のほうは開催しております。その中で、栄養士の人に来ていただいて、主に当町のほうで勧奨するのは特定保健指導でひっかかった方なんですけども、それ以外に、いろんな推進さんもいておりますし、食に関する興味のある方も非常に多くいらっしゃいます。そういう方を、一緒に健康づくり教室に来ていただいて、調理をして、こういうものが血圧を下げるんだよという効能を全て説明していただいた上で試食をしていただきます。それが大体年4回。それが地道に根づいていくのが一番いいのかなとは思ってるんですけども、ほとんどの高野町のほうで一番多いのはやっぱり高血圧、糖尿病、透析というのが多いように思いますので、塩分指導も含めて、それは引き続き啓発事業として当課のほうでも行っていく予定となっております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) そういう健康づくりは非常にありがたいことかと思います。  そんな中で、広報を通じて住民の方に、私も参加してみようかなと思えるような、そんな広報づくりなんかも今現在は考えていただいているか。また、今後、どのような形で住民の方に健康づくりをしてますよということを周知していただくかということなんかも聞かせてください。  やはり文字だけでは、文字を読む方はしっかり読むんですけども、絵で見て、やはりこういう食事だったら病気につながってしまうかなというようなこともあるかと思いますので、図画を見て病気になっていく上の順番とか、それをここで食いとめるにはこういう形で食事をしていけばいいかというような、それを絵図をもって皆さんにわかっていただくというふうな、そんな考えをしたらどうかなと思いますけども、いかがですか。 ○議長(大西正人) 苗代福祉保健課長。 ○福祉保健課長(苗代千春) 失礼します。  広報を通じてということでございます。健康づくり教室、広報のほうに掲載のほうがなかなかできておりませんでして、実際、地域限定で、花坂地区で実施するときは細川とか花坂の人に対してダイレクトというんですかね、個別に広報といいますか、折り込みを入れさせていただいている状態になっているのが現状です。  絵で見てわかるものを食事でつくったらどうかなという御意見もいただきました。実際、食事に関する冊子等はございまして、そのときにわかるものを配布したりはするんですけども、冊子を見て、どこまでレシピとかではなかなかないので、国が掲げている食生活の指針のほうの図で示させていただいているのが現状です。  今、議員おっしゃっていただいたように、ちょっと目でわかる、そして実績が住民さんの目を引くようなものができれば、今後そのようなことも当課のほうに広報等で組み入れていこうと思っております。  また、国民健康保険に加入されている人に関しましては、ダイレクトなお便りを送付させていただいております。そこはちょっと目を引くような色合いであったり、今までだったら健康づくり教室を行います、実施しますみたいなかたい文章だったのを、今回、健康づくり教室に来ませんかみたいなお誘い文に変更して実施しようと思ってますので、いろいろ課内でも協議して、今後、より住民の方に見ていただきやすい方向に改善していきたいと思っています。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) そのように進めてください。  一つちょっと聞いておきたいんですけども、これは福祉保健課のほうで答えてくれるかということはわからないんですけども、高脂血症とか、動脈硬化ということに関しては、高野町の住民の方はどれぐらいの多さといいますか、少ないかと思うんですけども、そんなことも数字には出ておりますかね。高脂血症、動脈硬化、非常に今健康にはつながっていくと思うんですけども。 ○議長(大西正人) 苗代福祉保健課長。 ○福祉保健課長(苗代千春) 失礼いたします。  高脂血症、動脈硬化等、いろいろな疾患があろうかと思います。その中で、当課が一応把握しておりますのは、後期高齢者医療の方、国民健康保険の医療の方に関しましては、当課のほうでデータのほうで把握は可能です。それ以外の保険に入られている方に関しましては、なかなか情報連携というものが個人情報の関係もありまして難しいということで、全体的な把握は難しい状態になっているのが現状です。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) わかりました。健康づくりについて、住民が健康でいつまでも暮らしていけるように、また努力してください。  続きまして、積雪時のことですけども、本年の除雪計画について、大まかなことが決まっておるんであればお聞かせ願えますか。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) おはようございます。  私のほうからは、除雪機についてちょっと御説明させていただきます。  平成29年2月の大雪を教訓にしまして、その年の11月に小型除雪機30台購入しております。これは議員の皆さんも御承知かなと思います。それを各拠点、また各地区への配備、それから高野山の上については町内会への貸し出しということで、除雪作業についてのサポートをしておるというところです。今年につきましても、既に高野山の上につきましては除雪機の配備、完了しております。あと残りの地域につきましても、順次、準備が整い次第、今年度中の配備をめどに完了させていきます。  この除雪機を活用しまして、まず地域でできることは地域でしていただくと。それが無理なときには、また職員が出向いて除雪の作業をするというようなことで考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) おはようございます。6番議員さんの御質問について説明させていただきます。  委託についての除雪作業計画ということなんですけども、作業計画につきましては例年どおり、広報でお知らせしています。内容としましても、建設課としましては実施する除雪については道路交通網の確保が目的です。大量の積雪は災害体制となります。基本的な考えとしましては、交通網の最低限の確保を目的としていますので、各地区のメインの道路の交通体系の維持のため、冷結のおそれがあるときには融雪作業、またおおむね10センチ以上で除雪の基準を設けて委託先に発注しております。主な目的の交通体系維持を行うため、財政状況、また早期対応の必要性、また業者数を考慮いたしましたら、現在の範囲が限度と考えています。  今までの経緯としましても、先ほどありましたように、平成28年度、かなりの積雪が多くあり、また2月、例年を超えるような積雪がありましたので、大変苦慮しております。どうしても同時に積雪が出る地域、対応が一斉になりますので、なかなかできないということで、非常に多くの方から苦情もいただきました。また、平成29年度では記録的な寒波がありましたので、凍結も多く、また12月から2月まで零下の日が続き、大変融雪作業にも苦慮しております。おかげさまで平成30年は例年並みということでの動きでした。  どうしても天候によって非常に難しい道路管理を行っております。また、最近の傾向としましても、安全対策としまして融雪作業が多くなってきております。そういった状況で作業のほうをさせていただいております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 答弁を聞かせていただきました。そんな中で、防災危機対策室のほうでは今後とも除雪機を導入して、住民の方が使いやすいような形をとっていただくということを聞かせてもらいました。  その中で、もちろん住んでいる住民がその除雪機を使ってラッセルするのが当然かと思いますけれども、地区によりましてかなりの高年齢の方の地区もあります。そういう場合はどのような形で役場のほうに申し出て、その除雪機を使うような計画をすればいいかというようなことの指導なんかも町内の方に伝えるということをとっているか、聞きたいと思いますけど、よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 除雪機の使い方等は、貸し出しの申し出をいただければそのときに使い方を説明しますし、その地域によって、地域の方で除雪作業ができないところ等は、また町内会長さんを通じてこちらのほうへ申していただければ、そら状況なんですけども、当然そらもう仕方がないなというところであれば、職員のほうを派遣しまして、作業に当たるというところで考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 建設課のほうから、課長が今道路状況を見て通行しやすいような形で除雪していくというお考えだと思いますけれども、突然大雪に見舞われて、どこの地区も早く来てほしい、そういうことになるもんだと思います。その中で住民の方に一斉に出たいですけれども、人員も限られておりまして、順次回ってラッセルしていきますというような通達を、雪のない折に回覧等で住民の方に伝えておれば、そういう状況を踏まえて順次回ってきてくれるのかなということで、少し待つような気持ちにもなるかと思いますので、その辺も雪のない折にですけども、前もって住民の方にそういう計画なんかもお知らせしておけばいいんではないかと思いますので、その辺はしていただけることはできますかね。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼します。  6番議員さんの御指摘のとおり、やはり一斉になりますと各地区、どちらからも電話等で御連絡いただいております。ですので、やはり時間的にどうしてもすぐに行けない地域もありますので、先ほどもありましたように広報でちょっとお願いということで、状況によりまして大変御迷惑をおかけするんですけども、作業のほうを後ほど行かせてもらうというような形でお知らせはさせていただいております。  何分、業者数、また我々作業等も人数が限られております。先ほど議員がおっしゃられたように、どうしてもそういったこともありますので、対応等苦慮するんですけども、何分地域の方、先ほどもありましたように、まず自助ということで住民さん御自身、また共助ということで地域の方、また最終的に公助ということで町ということでさせていただいていきますので、またよろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) ここでも広報の仕方によるんですけども、やはり文章はもちろん読めばわかるんですけども、住民が見やすく、少し待ってみようかなと思えるような、そういう広報の仕方をぜひともしてください。そういうことはできるかと思いますので、いかがですか。
    ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 6番議員さんの御指摘につきまして、大変今後見やすいような形でのお知らせということで、どういった形が一番見やすいのかどうか、またちょっと研究させていただきますので、またよろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 防災危機対策室長にお聞きするんですけども、高野町では防災についての活動ということでそれぞれ町内が行うわけですけれども、そんな中で、例えばですけれども、明遍地区であったりとか、桜ヶ丘の地区であったりとか、表、向かいに家があり、雪をどこへ持っていったらいいんかなというような大雪のときには、申し出ればまた対策とかはとっていただくような相談はできるんですね。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 除雪した後の雪の行きどころということでしたら、うちだけの判断ではできませんので、また関係各課と相談させてもらって、何らかの回答はさせていただけるのかなとは思います。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) そのようにお願いしておきます。  それで、もう一つですけども、各町内には場所によって町の施設があって、そこへ融雪剤なんかも保管できるとこがあるかと思うんですけども、それがないような地区では、融雪剤を確保していく上で、もちろん役場に来ればそういう融雪剤は出していただくんですけども、それまでに地区に少し保管するという場所を設けるというようなことについては、防災危機対策室として町内の防災についてのことで何か相談させていただければ、そういう場所の地代とか、少し負担とかは考えてもらうことはできますかね。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 融雪剤を置く場所等の御相談、うちのほうでされましても、それを明確にお答えできるかというのはちょっと自信もございません。まずはそういう地域の中でどこか置くのに適当なところがないんかというようなところをお話しいただくというのも必要じゃないかなと思います。  私とこの鴬第1町内会では、冬場になればその地域の点々と、誰それ宅前とか、そんな感じで置かせてもらって、冬の間はそこに置くというようなところで、そのお宅の協力を得ながらやっとるというようなところもありますので、まずはその地域でお話しいただくというところじゃないんかなと思うんですけども、うちのほうから置き場所をというのはちょっと何とも、御相談みたいなことはできるんかもわからへんのですけど、ちょっと明確にお答えするのはちょっと難しいかなと。まずは地域でお話しいただきたいなというふうに思います。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) そのように答弁いただいたので、今後とも地区のほうで考えていきたいとは思います。  そんな中で町長にお聞きしますけれども、各町内で防災についての計画を立てて、住民の方にもそれを周知していただき、もしものときには住民の財産・生命を守るという意味についてどのようなお考えをされているのか、聞きたいと思います。  それといいますのは、ある地区によっては、地区で近隣で、近所で集まっていただくような場所がないとしたときには、何かそのような手だてというのはありますかね。住民が寄り合うような場所は、ここを設けてくださいというような。避難所なんかは計画はされているかと思いますけども、例えばですけども、防災について話をしていく上で、例えばですけども、玉川通りでしたら近くに寄り合う場所としましては商工会館等ありますので、そこをお借りして話し合いをしていく。そんな中で、その話し合いをする場を借りるという意味で、その使用料とかは町のほうから考えていきますよと、そういうお考えはありますかね。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 6番議員の質問に答えさせていただきます。  防災に関して、雪に関してですよね、その件についてなんですが、やはり議員おっしゃるとおり、雪が降りますと一斉に積もっていきますので、ある地区だけ積もった、じゃあそこに集中的に除雪に行こうというようなことはなかなかできないのかなと思います。いろいろ地域の事情というんですか、高野山地区があって、またその周辺の地区もあってというようなとこで、まずはどこからしていくのがいいのかなというのがあるんですが、まず当然道路を開いていかないといけないというところで、幹線道路をしっかりとあけていくというのがまず初めのことかなと思います。  2年前に大雪が降ったとき、職員で出ていかないといけないなというようなところは、やはり独居の方がおる地区とか、もう近所に雪をかいていただけるような若い方がいないとか、そういったところを、役所にも連絡も入ってくるし、こちらから気にかけて、あのあたりは行ったらなあかんのと違うかとかいうのがあって、もうそのときは臨機応変で何班かにつくって職員が出ていったということもございます。  議員おっしゃるには、今後、どういった形で、雪が降った後来てくれるのを、来てくれるのか、来てくれないのか、また自分たちでどうすればいいのかというようなところで、しっかりわかるようなまずは広報もしてくれということだと思います。  当然、建設課のほうとか防災のほうで、1袋、塩カリ何ぼですよとか、あと10センチ積もったら除雪が始まりますよとか、そういうのはあるんですが、図的に、雪が降ってじゃあどこから入るとか、このあたりは小型除雪機、役場にありますから事前に申し込んでくださいとか、申し込むにはどうすればいいのかとか、そういった季節に入る前にしっかり住民に心構えというんですか、そういうものができるようなことを周知、もっとしなさいというようなことだというふうに思います。  今年はもう今12月に入ってますので、次の広報も12月20日ぐらいになってくると思うんで、ちょっと遅いかなというふうにも思いますが、今回の指摘を次にしっかり生かせるようにしたいと思います。  また、先ほど御質問いただきました、例えば玉川通りであれば商工会館に集まって話する。そのときの集会所用の費用を町が負担できるかどうかというところは、ちょっと即答ではできませんので、そういったところは地域の中で公共的な建物というようなこと、また話し合う中で自助と共助をしっかりと確立するためのお話だというようなことで、施設の持ち主さんと一度町の役場のほうと協議とかさせていただいて、そういったときには住民さんからお金をとるのか、役場が支払うのか、減免してもらうのか、全額見ていただけるのかとか、そういったところを、商工会館だけじゃないと思うんですね。ある地区ではもうお寺しかないとか、さまざまな形態があると思いますので、そういったこと、すぐにはちょっと答えが出ないかもわかりませんが、防災、また集会所を管理している総務課とか、いろんな関係機関と一度そのテーマの一つとして話をしていきたいというふうに考えております。  それと、もうあれなんですが、初めに言うていただきました健康管理のことです。健康寿命を延ばしていくというのが当然役所としてもしっかりやっていきたいということでございます。長期総合計画の中でも、すこやかな生活を送るための健康の促進ということをこの10年間で掲げております。その中で、各種健診のまずは受診率を上げていくというのが非常に大切なことかなというふうに思います。担当課だけの仕事、重要な考えを持たずに、これも役場全体でこの受診率を上げていくというような取り組みをしっかりやっていきたい。その取り組みの中で、データが血圧の方が多い、高脂血症の方が多いとか、あと肝機能を考えないといけない人が多いとか、いろいろデータとして出てくる、とれる部分もあるかなというふうにも思います。  そういった中で、高野町でやっぱり食が大切でありますので、食が健康をコントロールする部分も当然ございます。そういった中で、今広報の中でも保健師のちょこっと健康アドバイスみたいのがあるんですが、ある程度自分たちで血圧なら80から130以内でおろうよとか、そういった数値的な目標を出して、それをするにはどういったメニューが必要だとか、そういったものを以前から僕はしてほしいなというふうには考えておりますが、今後、栄養士もおります、保健師もおります、また福祉保健課もいろいろなところで健康増進を考えてますので、わかりやすく、取り組みやすく、みんなが、よし、一遍やってみよう、みんなで健康になるためにこういった食事をやってみようねというような連携も取れるような仕組みづくりというのも、今後の課題、ずっと課題ですけど、しっかりそれも改めて認識させていただきまして、今後に取り組まさせていただきたいと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 答弁いただきました。高野町の住民の皆様が健康で健やかに、安心・安全で暮らせるように、今後とも進めてください。  以上で私からの質問を終わります。 ○議長(大西正人) 順番に発言を許します。  2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 質問の機会を与えていただきまして、誠にありがとうございます。  私からの質問は、高野町における景観の保全とまちづくりについてということ。それから、今回、不幸な出来事でございましたけども、発生した民家火災から考える問題点について。それから、もう一つは空き家対策についてということで、三つがちょっとこんがらがってしまうかもわかりませんが、担当課長さん、また町長、よろしくお願いいたします。  高野町の景観区域が決められておるわけです。その中で、景観地区、要するに積極的に景観を形成する必要性のあるところということで、主要道路から20メートル以内ということであるわけでございますが、最近、高野山の主要道路のところを見てまいりますと更地が非常に増えて、空き地が増えてまいっております。最近、私の工場の周辺の空き地ですが、地主さんが地域の安全、要するに建物の安全等を考えて解体費用を全額負担してあげようという好条件が出ました。それに対しまして、3階建てを含め5棟が解体され、今週末には完了する予定です。そのほか1棟、これは二個一の建物でございますが、1棟は自費負担で解体されております。  なぜこういう形になってくるんかということ、空き家対策のこともございますんですけども、主要な道路に面したところ以外、空き家についてはもう売買、取引がなされていないんではないかと。要するに、昔は財産的価値があったのに負の財産になっているような形でございます。  更地にして、地主様に返却するということは相当の費用、また家財道具の処分という、家財の処分ということが非常に問題となっておりまして、空き家の利用が進まない。また空き家の解体が進まないというのが現状かと思います。  現在、解体したおかげで非常に日当たりがよくなったりということ、それから湿気がなくなってきたといって喜んでいるところもありますが、景観形成に関しまして問題点はないのかどうか。将来、ここは多分1人の地主さんで伝統的な建築物、日本建築を建てていただけるものと期待してはおりますが。  まず1番目としまして、高野町の景観の良さの基本は切妻平入りであるということで、連続したものとされておりますが、今後、どうやって守っていくのか。現在、連続性がなくなりつつありますが、その辺のところを今後、景観の保全と安全との非常に問題点がいろいろあるわけですけども、難しい。どちらが優先せなあかんのかというところがありますけども、それにつきまして、まず高野町の景観と保全のまちづくりについてという形でお答えいただきたいと思います。後の件につきましては自席で行いたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼いたします。2番議員さんの御質問について説明させていただきます。  高野町における景観の保全とまちづくりについてということで、平成21年3月に高野町景観計画を作成しています。その中で、目的としましては、良好な景観の形成に関する方針があり、私たち高野町民は、その歴史、文化を受け継ぐ町並みを守り、美しい景観をつくっていきます。そのために景観法による景観計画を定めて守り、発展させていきます。  基本的な方針は3点ありまして、まず1点目としまして、高野町には伝統的な日本建築をつくります。2点目、高野山の伝統的な形、材料を基本とします。3点目、建物や工作物の形状、色彩を周辺環境に調和させてとあります。よって、景観のよさ、先ほど御指摘のありましたように、切妻平入りの連続した長屋建築も同様に守っていかなければいけません。ですので、景観保全のまちづくりにつきましては、以上のようなことになりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 高野町の景観計画を策定して、景観条例ですね、これを守っていきますよということでございます。  ただ、今回、解体しとる件を見まして、以前から気にはなっとったんですが、長屋ですね、長屋。いわゆる二個一であったり、三個一になっとったりする長屋。壁を共有している長屋があります。この中にもありましたんですけど、解体した現場を見まして、いわゆる今問題となっている、もちろんこれ建築基準法、今の建築基準法が適用されるわけと違いますけども、今何とかパレスとかで問題になっているような、いわゆる界壁というやつですね。天井裏に達する界壁ですね。  小屋組みが木造の建物にはその部分が延焼経路となって火災が拡大しないように、界壁は間仕切り壁、隔壁などの防火措置を施すよう規定があります。これは今の建築基準法です。長屋や共同住宅では各戸の界壁を、または学校や病院、旅館などでは防火上必要な間仕切り壁を準耐火構造とし、小屋裏または天井裏に達するようにします。建築面積が300平米を超える建築物の小屋組みが木造の場合は、桁行き間隔12メートル以内ごとに準耐火構造の隔壁を設けるというような規定があります。  これ今の建築基準法ですので、必ずしももちろん適用されません。されませんのですけども、要するに今まで私も改修した現場とか、今回の解体現場を見まして、隣と全部つながっていると。要するに、今回、もしかすれば火災が発生した現場、壁がつながってなかったんか、天井裏はつながってなかったんかなということはちょっと心配するわけですけども。今回、火災に対しては非常に弱い建物の構造だなというふうに思ったわけですが、それにつきまして、消防長、どうでしょうか。 ○議長(大西正人) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 2番議員から通告のありました御質問で、11月12日に発生しました建物火災から考える問題点について御説明させていただきます。  まず、火災の概要についてですが、御説明申し上げますが、火災の発生日時については11月12日、午前8時20分ごろで、橋本伊都地域消防指令センターに付近の住民から119番通報がありました覚知時刻が同日8時35分。高野町消防本部・署への出動指令時刻が8時36分。消防署の放水開始時刻が8時43分となっております。なお、消防署が出動すると同時にサイレンを吹鳴し、消防団の出動要請も行い、当火災での出動人員は、消防本部・署が22名、消防団が70名、出動車両については、消防本部・署が3台、消防団が8台で、火災の鎮圧時刻が同日10時50分、鎮火時刻が同日12時39分となっております。  焼損状況につきましては、出火建物である木造2階建て住宅兼店舗一棟が全焼、類焼は木造2階建て住宅兼店舗が二棟であります。また、当火災の出火原因については、現在調査中であります。  さらに今回の火災の問題点についてですが、長屋の火災であり、議員御指摘のとおり、一部の屋根裏がつながっていたことから、延焼速度が速く、拡大に至ったと推察されますが、消防法では特にこれらの建物に対し消防設備の設置義務はなく、一般住宅として捉えて、住宅用火災警報機のみの設置をお願いしているところでございますので、御了承願います。  最後に、今回の火災は秋季全国火災予防運動中に発生した火災であったことから、大変遺憾であり、これから一段と寒くなり、火気を取り扱う機会が多くなるとともに歳末を迎えるに当たり、二度とこのような不幸な火災が発生しないよう、より一層住民の防火意識の向上を図るため、広報活動等に努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) ありがとうございました。  今消防長がおっしゃられた中の原因の一つとして、やっぱり小屋裏がつながっているというのが、長屋でつながっているのが一つの延焼を防止する、拡大させるのを抑止することができなかったということではないかと思います。  この辺のところ、実際これを界壁をつくれということではございませんですけども、ある住民の方には、このことを十分周知徹底するような施策をとってもらえないでしょうか。何かの回覧で、こんな形になってます、小屋裏を点検してくださいよというような形。もしつくれるならば、もしつくれるならすき間なくつくらなければいけないんですけれども、基準が非常に難しいですけども、小屋裏に達するようにつくるということで、石こうボード二重張り、両面からの二重張り、間には2.5センチ以上のグラスウール、もしくはロックウールで10センチ以上の幅のものをつくらないと。石こうボードの二重張り1.2センチ以上ですね、二重張り、2枚張ったものを両面から、間にはグラスウール25ミリ以上を入れたものをつくって、すき間なくつくるということが界壁の条件になっておりますので、もしつくれるところがあれば、そういうことも一つの抑止策にはなるんではないかなというふうに思います。  こういうことで、高野町の町並みがひょっとしたらこういう不幸な出来事で焼失していく、減っていく。連続している建物が多いところが非常に危険であるということを周知徹底してほしいと思いますが、建設課長、いかがでしょうか。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 2番議員さんの御質問について説明させていただきます。  今回、解体の件とかで御指摘のあった部分につきましては、建設課としましても、残念ながら把握はしておりません。景観では外見のみとなっていますので、いま一度、所有者の皆様には対策をしていただかねばなりませんので、これを機に屋根裏まで御確認をしていただければ幸いと思っております。  また、御指摘いただいた対策としましても、やはり防火壁、また防火床を設けるなどということによりまして、延焼の抑制につながることから、高野町の伝統的な建物を後世に残す、また引き継ぐことが大事ですので、住民の皆様には御理解と御協力をお願いするとともに、建設課としましても、景観保全の先進地による長屋の防火対策についても、一度調べられる範囲で調査したいと思います。  まずは火を出さないことが大事ですので、皆様にはより一層の注意をお願いいたします。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 今、建設課長のほうから、対策として防火壁、防火床を設けるというお話が出ましたですけども、これ実際可能なんでしょうかね。  というのは、防火壁となると、耐火構造で、自立する構造で、組積造はだめなんですよ。上端や外壁から50センチ以上突出させる。要するにコンクリートでつくったものでそんな壁をつくって間に差し込んでいくようなことはちょっと不可能かなと思うんですが、こういう形が新築されているところであれば可能であろうかと思いますが、今の現在の建物に適用するのは無理ではないかなと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 2番議員さんの御質問について説明させていただきます。  やはり高度な技術のところで状況によっては難しいところもありますけども、先ほどありましたように、界壁からでも進めていただければありがたいと思いますので、住民の皆様にはいま一度屋根裏のほうを御確認いただきまして、そちらから入っていただければと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) これはなかなか今の現在の建物にするというのは難しいんですけれども、町長、何か界壁を補助するというか、つくっていくような指導をしていくというようなことは難しいでしょうか。延焼防止、阻止するためにも。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 先ほど来からのお話でございますが、界壁を新たに入れていくというのは、長屋に住んでる私から考えますと、非常に難しいかなというふうにも思います。また、それを調査するというのもなかなか厳しい。役所から調査をするというのも厳しいものかなというふうにも思いますが、やはり先日の火災のとき、やっぱり一番思ったのが、まずは初期消火をどうするかというとこで対処しないと、これはもうどうにもならんなと。今の建物はどうにもならんなというふうに思います。  先日の火災は、あれは時間も天気もよかったんでしょうか。人もたくさん、朝、消防署もたくさんおったということ。あと風もあまりなかったというところで、私も近所が燃えているということを聞きまして、近所に高齢者がたくさんおるので、役場に来てすぐ戻ったんですが、これはもう下手したら消防署まで燃えてしまうん違うかと思うぐらいの恐怖感を抱きました。その中で、1軒ほとんど全焼して、けがも出て、もう大変痛ましいことであります。町としても心からお見舞い申し上げます。また、類焼したところも非常に残念なことで、これから景観を守っていく中でもそれぞれがどうしていこうというようなことで、一番端っこの類焼した家も、町の景観のほうでせっかく直していただいたのに、今後はどないしたらええんやろうなというようなこともございました。  今後、延焼をどう食いとめていくかというところは、やはり防火の啓発というんですか、そういったところ。今回の事例をしっかり検証して、住民に知っていただくということが一番大切なことかなというふうにも思います。  ちょっと私、壁、防火壁とか界壁のこととか、申し訳ない、ちょっと素人でなかなか言えませんし、それを設置するのに役所からの公的な補助が出るというのは、まずこれは無理だろうというふうにも考えます。でも、耐震診断とか、そういったところは県が無償でやりますよとか、そういうのがあります。  この間の火災を受けて、和歌山県のほうに、長屋というのはたくさんあります。高野山だけじゃなくてたくさんあります。その中で、類焼防止のための界壁があるかないかというような診断も県が一遍やったらどうなっていうのも県に伝えてます。これはなかなかすぐには施策としてはならないというふうに思いますが、やはり南海トラフの地震とか、そういったことのときにでもやっぱり火災も生じますので、類焼を防ぐために、まずは自分の家が長屋で界壁があるとかないとか、そういったところを知るということを行政のほうで診断していくような制度づくりができないかというのは、引き続き、また県のほうにも言っていきたいというふうにも考えてます。  この間、火災現場で、これはもう言うの、ごめんなさい、順序が反対になりましたけど、消防団の皆様にも非常にお世話になりましたし、また議長も大切な会議があったにもかかわらず、やはり住民の生命と財産を守るという一番大切なことで判断していただけたというのは、もう町として本当に感謝しているところでございます。政治家としてのもう一番大切なところを瞬時に判断していただいたというところは、心から感謝しているところでございます。  これはもう誰しもそういうふうなことだというふうに思いますが、私も次なる災害のために生命財産を守るためにしっかりと判断できるように、また今回の火災でさまざまな勉強もさせてもらいました。そういったことを今後にも生かしていけるように、町また県、国にも訴えかけていきたいというふうに思ってます。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 今回の火災に関しまして、1棟が全焼、あとの2棟につきましてどうされるのかわかりませんが、ここは都市計画道路になっていると思います。もし建てかえられるようなことがありましたら、建設課長、どうされるのでしょうか。県道でございますので、多分セットバックの問題が出てこようかと思うんですが、その辺のところをどう指導されるんでしょうか。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 2番議員さんの御質問について説明させていただきます。  御指摘がありましたように、高野町では都市計画区域があります。また、その中にも都市計画道路があります。よって、また今後、先ほどありましたように建てかえ等が検討されましたら、計画の幅員、場所によっては約11メートルぐらい確保する場合もあることから、先ほどありましたようにセットバック、下がっていただくことも考えられますので、建築確認等の際にまた県と相談しながら、また協議事項となりますので、この件につきましても住民の皆様の御理解、御協力をお願いするということで、今後お知らせしたいと思いますので。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 深くは追及しませんが、その辺のところも含めて考えていっていただきたいと思います。  それから、空き家対策についてちょっとお伺いしたいんです。これ空き家対策がなかなか進まないというのは、今回の解体工事を見ててよくわかったんです。なぜかと申しますと、空き家の住人のほとんどは山外に住んでいます。いわゆる持ち主がおりません。子供さんたちが財産として引き継いだとしても、おられません。高野山に1棟分だけ住民が住まれてるというか、子供さんが住まれている家がありましたですけども、その他の家はもう大変やったと思います。遠いところは県外から自動車を何台も用意して、中の家財道具を運び出した。この辺も高野町の住民ではございませんので当然のことかもわかりません。しかし、この1棟を除きまして皆そういう作業をしましたので、見てて大変だなと。これはそのまま、放置したまま現状空き家という形で残しておるのは仕方ないんじゃないかなというふうに思いました。今回、解体という話が出なかったら多分そのままだったでしょう。  その中で、私も1軒、隣のUさんと共同でタンスと家財道具の搬出を手伝いました。これ軽四で5台ぐらい、2日分あったんですけども、ただ、これ申し訳ないことに、私ども、僕らが間違ってたんです。要するに施主さんがついていってないということで、事前に許可をとってなかったということで、受け入れは気持ちよくしていただいたんですが、後で苦情みたいになりまして、課長からちょっと注意を受けたというような現状であります。この辺につきましても、何かいい方法が考えられないかというふうに思います。  というのは、もう時間が迫ってくる。解体の時間がなくなってくる。何とかして手伝ってやらなきゃいかん。僕らは業者でも何でもないけど、ボランティアで2日間でやったと。それを車の台数としましては5台、大きくは5台ですけども、実際はもっとあったと思います。細かいものも含めましたらですね、受け入れてくれないもの、受けてくれるもの、その辺がばらばらであったり、いろいろしました。この辺について、何か対策を打てないか。  要するに書類、これ施主さんがおられんわけですね、亡くなっておられるので。相続してなかったら施主はおらんのです、はっきり言うて。持ち出せる人がおらんという形になりますので、その辺、生活環境課長さんにお尋ねしたいんですけども、何かいい方式というんかな、受け入れてくれる方式がないやろうかというふうに。気持ちよくですよ、気持ちよく受け入れてくれる方式がないやろうかというふうに思うんですが、いかがでしょう。  この辺、今後、空き家を利用していこうと考えたときに、この量たる物は相当なもんだと思いますが、この辺も山外の人も含めて、山外は山外へ持ち出せ、高野町の住民は高野町で、もちろんのことでございますが、家庭用のごみでございますんでもちろんのことですが、山外の人もどうやって対策を打つんよということを考えないと、空き家が、中が、空間があきません。家財道具を残したままです。  今回、こんなことを言うてええかどうかわかりませんが、一番ひどい物件はまだ布団を敷いたままだったという現場もありました。こんなことを言うてええかどうかわかりませんが、そういうことがありましたので、非常にその辺の対策、家財道具の搬出、家庭用ごみの搬出というのが非常に難しいと思うんですが、いかがでしょう。生活環境課長さん、お願いします。 ○議長(大西正人) 松本生活環境課長。 ○生活環境課長(松本嘉文) 失礼いたします。  今御質問いただきました空き家の大量のごみの処分のことでございます。大量にごみが出る場合は、軽トラ等に積み込んで、100円シール、200円シールを張っていただいて、塵芥処理センターのほうへ御本人が持っていっていただくというふうなことに現在なってございます。今、松谷議員から御説明にありましたように、住民がいない、また入院されてて処分を行えないというふうな事例がますます増えてくると思いますので、町といたしましても何らかの対策を講じる必要がございますと思いますので、この件につきましては検討させていただくようにいたします。
     以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 本人がいないということですが、本人は全員死亡しております。子供さんも姓もかわっておるし、その家の名前ではないような場合、本人が乗っていった場合はそれで行けますよと。もちろん今回も100円シールを皆張りましたよ。100円シールも張って、気持ちよく受けてもらいましたですけども、本人さんがいるかいないかというのは、ちょっとなかなかその条件をつければ難しいと思うんですが、家族の方であるとか、何か隣人でもいいよと。町内会の了解を得た、何かの公的な保証みたいなものがあればいいよというような形をとっていただいたら、非常に動きやすいかと思うんですが。  それと、もう一つは、今空き家で残っているやつの対策をどうするんかということについては、まだお答えがありません。課長、答えられへんのかな。答えられへんかもわかりませんですけども、本人という、今表現されましたですけど、本人はおりません。死亡しておりませんので、その場合はどうされるんですか。 ○議長(大西正人) 松本生活環境課長。 ○生活環境課長(松本嘉文) 失礼いたします。  今御本人がいないということでございますが、事前に取り壊しされる方が生活環境課のほうへ御連絡をいただきまして、その持ち主がいない、その辺のところを協議いたしまして、申請書等を出していただいて適正に処分できるように行っていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 要するに、本人がいない場合、何らかのルールづくりをしていただけるということでございますね。ぜひこれを進めていただきたいと思います。  町長のほうにお伺いします。この空き家対策、今後たくさんの空き家があると思います。中に物がいっぱい詰まっていると思います。家財道具が詰まっております。これをどうやって処理していくのか。それを進めないと空き家対策はできません。いかがでしょうか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。議員おっしゃる質問というのは全国津々浦々の悩み事かなというふうにも思いますので、いろいろな事例を参考にしながら、うちの町に合ったような制度づくりにつなげていければと思いますので、まずは少し研究を一遍してみたいというふうに思います。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 山外の方でも、山外の方でもそういう処分、中の整理をしたい場合、高野町での家庭ごみですね、受け入れを考えられておりますか。山外は山外へ持ち出してくれと。山外に住んでる住民は山外へ持ち出してくれという考えでしょうか。それとも高野町に住宅が、住宅というか空き家がある、その中のものについては高野町でも処分してもいいよというふうにお考えでしょうか、お伺いします。 ○議長(大西正人) 松本生活環境課長。 ○生活環境課長(松本嘉文) 失礼いたします。  高野山地区以外の住民ということでございますね。その方も高野山のほうで塵芥処理センター、またはエコライフ紀北のほうへ持っていただいても結構でございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 今、課長のほうから、これはもうほんまにすごい回答やと思うんですけども、それでよろしいですね。要するに、高野山でもと住まれていた方の親族なりが高野山で処分する場合は、家財道具を整理して空き家を利用できるような形にする場合は、その家財道具につきましては高野山で処分してよろしいということでいいんですか。町長よろしいか、それで。今課長はそう答えましたけど。山外へ持ち出せ、要するに住民でなければ山外へ持ち出せというのが、現在はそのルールで行ってるように思うんですけども、高野山内で処分できるんでしょうかね。今課長はオーケーと答えましたよね。 ○議長(大西正人) 松本生活環境課長。 ○生活環境課長(松本嘉文) 失礼いたします。  そこに住まわれてた方、もう住民の方はいらっしゃらないんですけれども、いらっしゃった間は税金等いろいろ町に納めてくれてたわけでございます。そのことを考慮いたしますと、家族がそのごみを処分するということについても問題はないのかなと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 課長は問題ないという発言ですが、町長、よろしいでしょうか。それでオーケーですか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) さまざまな事例、事情によって対応は要るんかなというふうにも思いますが、現段階では、やはり行政ができる範囲というのは、誰も持ち主もいなくなったとか、あと建物が倒壊する危険性があるとか、そういったことに関しては裁判所を通じて代執行ができるというような形にようやくなってきました。今後、空き家が増えていくというようなところで、まだ相続人がおるとか、そういったところ。以前住まれておって、どこかに行かれたと。以前税金を払っとってどこかへ行かれたということでも、やはり相続人がいる場合には、やはりさわることはできないというふうにも思うんですね。そういったところは、当然、広域のところには持ち込みはNGだというふうにも思いますし、NG。 ○2番(松谷順功) オーケーということ。 ○町長(平野嘉也) 広域。 ○2番(松谷順功) いやいや。また2回目に。 ○町長(平野嘉也) ちょっとそのあたりは再度、一度こちらで協議させていただいて、2番議員に御回答するという形でもよろしいでしょうか。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) いやいや、生活環境課長はオーケーって、問題ないと答えたのに、町長はちょっと違うような回答をされたんですけども、そういう意味じゃないんですよ。家を、建物をどうこうするんじゃないです。中に入っている生活ごみ、中に入っている生活ごみは他府県に住んでる人、もとの地主がおられまして、亡くなられて、相続された方が、高野町の方でなくても高野山で処分してもいいかという話。家庭ごみですよ。で、空き家をつくり、それを再利用していったらどうやという話なんですが、課長はオーケー、町長はNG。ノーでしたね。どちら、高野町で処分していいんかという話なんですよ。はい、どうぞ。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。申し訳ないです。僕は建物のことを返事しておるので、中の家財道具に関しては、ケース・バイ・ケースはあると思いますが、基本的に、基本的に担当課長が言うようなルールでいいのかなというふうにも思いますが、それをするに当たっても、前もって担当課としっかり詰めた上でしていただきたい。そのときにはいける、いけないというのも判例も出てくるかなと思いますが、原則はいけるという考えでよろしいかなと思います。 ○議長(大西正人) 2番、松谷君。 ○2番(松谷順功) 町長からいけるという回答をいただきました。課長、早速そのルールづくりをしていただきたいと思います。親類の方であったり、家族の方であったり、元住んでいたものは高野山で処分できるよというようなルールづくりですね。ぜひできればしていただきたいと思います。  ありがとうございました。以上をもちまして質問を終わります。 ○議長(大西正人) しばらく休憩します。               午前10時53分 休憩               午前11時08分 再開 ○議長(大西正人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  順番に発言を許します。  5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 失礼いたします。質問の機会をいただきましたので、2点質問をしたいと思います。  1点目は減税対象除外されたふるさと応援寄附金の現在の状況について質問します。寄附額は、除外以降どれくらい集まっているか。また、今後の見通しはどうなっているか。  それと、先日、テレビを見ておりますとガバメントクラウドファンディングを利用して寄附を募っている自治体の取り組みが放映されていました。寄附金の使用目的を明確にして、賛同者を募り、必要額を調達しようとする方法で、橋本市でも、市内に子供食堂を開きたいと300万円を目標に賛同者を募ったところ、340万円が集まり子供食堂を開設したとのこと。高野町の場合も利用方法を考えてみてはいかがなものでしょうか。  2点目は、令和5年開校予定の小中一貫学校の進捗状況について伺います。  あとは自席で質問いたします。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼いたします。5番議員さん御質問のふるさと納税についてでございます。  皆さん御存じのとおり、現在、高野町につきましてはふるさと納税の仕組みということに参加できない状態でございます。平成31年の4月に地方税法が改正されまして、令和元年6月1日以降にふるさと納税をする地方団体については総務省が指定した団体に限るということで、制度の改正がされました。高野町につきましても、ほかの1,787団体と同じく、今年の春にこの申請をいたしました。申請をいたしましたが、高野町と泉佐野、小山町、みやき町の4団体については、平成30年の11月1日から申請書を提出するまでの間に返礼割合が3割を超える地場産品以外の返礼品を提供したという理由によりまして、指定を受けることができませんでした。このことによりまして、高野町では令和元年6月1日からふるさと納税の受付を中止して、現在に至っております。  議員御質問のそれ以降のふるさと納税の受け入れ額ということですが、受付をしないということで、ゼロ件のゼロ円となっております。  ただ、今年度の5月に2週間だけ限定ということで、国の指定が切れる前にふるさと納税を受付しておりまして、約5,000万円程度の寄附をいただいております。年度でいいますと今年度の受け入れ額としては約5,000万円程度ということになります。ただ、新しい制度になってからはゼロ件のゼロ円という現状でございます。  それと、いつからふるさと納税復活できるかというところにつきましては、県を通じて総務省のほうに問い合わせをいたしましたが、現在、明らかにされておりません。ただ、今ふるさと納税の指定を受けている団体が1,783団体ございます。この団体につきましては来年の9月30日までの指定となっておりますので、その9月30日の指定が切れる前、多分6月か7月ごろには次の指定に向けた申請が受け付けられると考えておりますので、本町もそれにあわせて申請を行えるような準備をしなければならないなと考えているところでございます。  現状、以降はゼロ件のゼロ円ということでございます。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 現在のところ、寄附額はゼロ円というのを聞かせていただきました。5,000万は集まっているということ。平野町長になってからふるさと納税で新規事業、たくさんのことをされてたと思います、ふるさと納税を有効利用して。そして、これは非常に税金の少ない自治体、高野町にとりましてはありがたいことだったなと思ってます。  今聞かせてもらいますと、来年の9月30日まではどないなるかわからないというような返事だったと思います。県のほうへ問い合わせしたり、町のほうも動いてくれてると思うんですけども、泉佐野市は訴えてますね、国を。あの結果はどないなるんかなと僕らも非常に興味を持って見てるんですけども、町としてはこのまま9月30日まで冷静に審判を待つというか、そういうお考えでございますか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 5番議員の質問にお答えさせていただきます。  今年ふるさと納税の対象から外されたということは非常に遺憾なことだというふうに思っております。もともと制度設計が悪い国の制度ですんで、その中でどう、税が上がらない自治体が努力するかというところで、本町としてはしっかり頑張ったつもりでございます。  先生おっしゃられるように、このふるさと応援寄附金、平成26年の10月から変えて、かなりいただけるようになりました。その中で、やはり学校の義務教育の無償化とか、福祉のタクシーの件とか、もうちょっと、今言えないぐらいたくさんの事業に充てております。先生おっしゃるように、昔はようさんいただけとったというような過去形ですけど、来年にまた復活する予定というふうにも私のほうは考えてます。また、しっかりと、31年度のような寄附額は当面無理だとは思いますが、当初にいただけたような額に達するように必死に努力してまいりたいというふうに考えております。  また、最近、家電製品がだめだというようなことをずっと言われておったんですが、また家電製品も復活してきておったり、基準は根室らしいんで、カニが上がる根室が基準というふうに総務省、また元大臣からも聞いております。大臣にも言うたんですが、根室市内の池でカニが育ったんかと聞いたんですけど、あんなサハリンかどっか、遠くのところで育っているやつを上げるだけで地場産品になる、それを基準にするというのは、これはまたおかしな話やでというのも言うんですが、基準づくりにも非常に総務省も難儀しとるというのも事実やというふうに思います。  また、派手なCMをしてはだめというふうなことでありますが、インターネット上では、どこどこ町に早く来てくださいとか、物すごく総務省の意向に沿わない自治体がどんどこどんどこまた出てきておりますが、それをどう今度、総務省がさばいていくのかというのは十分注視していきたいと思います。  また、先生おっしゃるように泉佐野が今係争中でございます。いろいろな方々の予想も聞きますが、これはもう係争中でございますので、その判断を待って、我々も司法の結果を見て、動けるところは動く、静観するところは静観しとくというようなことで、着々と復帰に向けて準備に取りかかりたいと思います。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今、町長から復帰に向けて着々と準備を進めていきたいというありがたい、強いお言葉をいただきました。義務教育無償化とか、非常にたくさんのことをやってくれております。これは今後も、あと1年間、寄附金はないですけども、これはもうずっと踏襲するということでよろしいでしょうか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。当然、数十と言うていいんでしょうかね、ふるさと納税を原資としてしている事業もございます。義務教育の無償化、1子からの無償化、それも30年間の分はもう昨年度いただいたという計算でおります。当然、私の次の町長が、いや、そんなもんしなくていいとなればまた判断は変わるでしょうけど、自分としてはその分の原資は置いとくというつもりでおります。また、福祉の件とか、町内会の電気代の補助とか、いろいろ多岐にわたっておるんですが、それも20年ぐらいはしっかり担保できるような額になっておりますので、教育、また福祉、医療等に、今日、明日というような額だけが残っているでもなく、私の任期内だけのものしかであるというふうな考えも持ってなく、町政としてやはり長期ですね、長期的に使っていけるような財源として31年度分をしっかり活用してまいりたいと思います。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 11月の27日だったかな、高野山小学校のほうへ総務文教の所管調査で、学校とそして学童保育に行ってまいりました。そのときに、3年生のクラスが27名いてて、わあ、こんくらいいてたら非常に元気で活発でいいな。ほかの学年もこれぐらいいてたらいいのになということで、そういや義務教育無償化でここまで町もしてるのに、子供たち、子供を持った親御さんたちが高野町に移り住んでくれたら非常にいいのになというようなことを考えて帰ってまいりました。  それと、先ほどちょっと言わせてもらったんですけども、橋本市の子供食堂、たまたま橋本市もこんなことをやってるんやというのを、たまたまニュースを見てたらやってましたんで、ただ宇治市は何かゲームソフトを開発して、それで何か宇治市へ来てもらうようにという、そんなことも考えているようです。これは何か賛否が、議会のほうでも非常に賛成、反対というのがあるみたいですけども、ソフト開発に1,200万か何かかけているようです。それを上回るような観光客が宇治市に来てくれたらということでやってるみたいなんですけども、高野町としてはこのようなお考えは、考えていこうという意向はございますか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 5番議員の質問にお答えさせていただきます。  移住施策というようなことで、それぞれの自治体、頑張ってはるのかなというふうにも思っております。本町としましては、これも長年、これはもう反省しないといけないんやと思いますが、流出していく人をどうなくしていくかという施策は一つもなかったというふうにも思います。  高野町の一番の人口の減少していく原因としては、亡くなる方の数もそうですが、やっぱり子供を連れて家族ごと出ていかれるというのがかなり多かったというふうに思います。前回の議会でもフリップでも説明させていただきましたが、平成7年から25年、6年ぐらいまでに6,000人から3,000人に減ってます。その減り方というのは異常なぐらいの減り方で、多分近隣の新興住宅、またそういった学校の近いところとかに移住されたのかなと思います。そういったことをまず第一にとめて、人口流出をまずはとめるということをする。そして、移住に関してでも、少しちょっと移住者も増えてきてるのかなというふうに肌でも感じます。  長期間にわたって施策がなかったので、どういったことでまた人口が回復していくか、維持ができるかということはまだまだはっきりは言えませんが、先生おっしゃられるようなゲームソフトとか、また子供食堂とか、いろいろ子育て、また教育に優しい町を皆さんどこの自治体も進めていこうというふうに考えておると思いますので、うちはうちの独自性を出しながら、いろいろな他の自治体のこともお手本にして、財政の範囲内で、でも積極的にいろいろとやっていきたいというふうに考えています。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 町長、人口流出を防ぐ手だて、そしてまた移住者を増やしていくような手だて、考えていきたいということですので、議会のほうも全面的に協力は惜しまないように頑張りたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、2点目の小中学校のほうにお願いしたいと思います。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。5番議員の御質問について御説明させていただきます。  現在、小中一貫学校の建築の進捗状況ということで御質問があったかと思われます。今、コンサルタント業者のほうからイメージ図、モデルプランの図面が出てきておりました。比較3案というのを作成いたしまして、10月9日に小中学校等の建設に係る調査特別委員会では御説明させていただきましたとおりでございます。その中からモデルプランを作成しているというところでございます。モデルプランについては条件面を精査いたしまして、こども園、小中学校の先生の意見や、またワークショップ等での保護者説明会等の結果を踏まえて、必要面積等について割り出しを終了したところでございます。  現在、このプランの法令の確認とか、工事費用の概算、そして実施に際するスケジュールを作成しているところでございます。また、今後は整備についても精査していきたいと考えております。  次に、要求水準書のことなんでございますが、現在、モデルプランに関係のない部分ですね、土地等の条件とかなどを記載した要求水準書、案なんですけども、12月末ごろにできる予定でございます。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) この17日に公民館のほうで説明会というか、住民説明会が開かれるというのを聞かせてもらっております。総務文教のほうでも一回聞きにいってみようかという話になってますけども、そこの席でも今のような回答になるんでしょうか。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。5番議員の御質問について説明させていただきます。  住民説明会の内容につきましては、関係各課、関連する課の者が出て、ハード面、ソフト面等についての御説明をさせていただきたいと思っております。また、財政の関係につきましても、企画のほうから財政課のほうが出て御説明をさせていただきたいなというふうには考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今ちょっと聞かせていただいたんですけども、この後、いろんな行事というか、事業が出てくると思います、付随の。令和5年4月開校できるんでしょうか。ちょっと不安に思うんですけども、いかがなもんでございましょうか。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。5番議員の御質問について説明させていただきます。  確かに事業を進める上で突発的なこと、想定外のことというのが出てくる可能性もございますし、できるだけそれを想定してスケジュールは組むんですけども、いろんな検討課題等が出てくる可能性もあるんで、それも含めて一度スケジュール等も考えていかないといけないという場合が出てくることもあるかと思いますので、よろしくお願いします。
    ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 以前、教育長の話を聞かせてもらいますと、子供たちの通学、ここの通学路が狭くなるんで、役場からスクールバスか何かでピストンとかって、そんなんは具体的に動いているんでしょうか。 ○議長(大西正人) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。  今御指摘のように、通学路に関しても、それからプロジェクトに関しても、なかなか一つの大事業になりますので、今まだ通学路に関しては、まだ今のところ進んでいるという状況ではございません。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 小中の建物はもう向こうへ建てるというのは大体決まってるかなと思うんですけども、通学路というのは非常に大事になってきますので、早急に通学路の確保というんですか、そっちのほうをまた検討していただけたらと思います。 ○議長(大西正人) 答弁ありますか、今の。中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。5番議員の御質問について説明させていただきます。  確かに通学路という部分についても検討し、進めていかないととは考えておりますので、またあわせてできるだけ早い時期にある程度その方向性というのは出していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) また通学路のほうもよろしくお願いしたいと思います。  小中建築に関しまして、建設課のほうで何かございましたらお願いしたいと思います。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 5番議員さんの御質問について説明させていただきます。  何分、大規模な事業になりますので、また建設課としましても、また建築の基準とか、またいろいろそういった基準もありますので、原課とすり合わせながら対応したいと思います。  また、先ほどの通学路の件につきましても、関係機関とあわせて一回点検しておりますので、それも小規模ながら改善のほうをさせていただいております。  以上です。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 町を挙げての大事業というんですか、すごい事業になると思います。それと、町長は複合型施設というようなお考えもお持ちかなと思うんですけども、複合型施設、小中学校に付随してのやつになった場合、補助金等はどんな形になるのか、わかっている範囲で結構ですので、お知らせいただけたらと思います。 ○議長(大西正人) 補助金。中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼します。  補助金等につきましては、現状、小中学校の建てかえの部分については該当する補助金がないということで、起債を充てる予定でおります。ただ、複合施設ということで、ほかのいろんな施設については補助金があるかもしれませんので、そちらのほうはそれぞれの課で少し検討していただく必要があるのかなと思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 小中建設に関しては、耐震とかは済んでますんで、小中一貫校にしても補助金が出ないというのは以前から聞き及んでおります。複合型にすることによっていただける補助金、そこら辺も検討していただいて、ふるさと応援寄附金で70億近いプールがございますが、できるだけ町の負担が少なくて、よりいいものを建てていただけるように、各担当課で補助金の検討をしていただけたら非常にありがたいかなと思いますので、よろしくお願いして、質問を終わりたいと思います。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 公共施設の再整備ということで、私も選挙のときにもそれは公約として挙げさせていただいております。  先生おっしゃられたふるさと納税70億があるということで、それを全部使うということなんかまずあり得ません。もともと平成30年の10月か11月ごろに、大体頭の中で40億、キャッシュが40億を残した以降の額は学校教育に皆ほうり込もうかなというふうな考えでおりました。大体そう考えると30を、すぐにほうり込むということはないんですけど、将来的に返していく起債ですね、それに対してそのお金を充てていくということなんで、ふるさと納税、そのまますぐに全部使い切るということは全然ありません。  また、公共施設の適正管理推進事業債というのがございますので、それは集約化するということで、事業費の半分は国のほうから交付税措置として返ってきますので、そう考えますと、健全財政を保ちながら、また今しているふるさと応援寄附金事業、町民に対している事業ですね、十分続けていっても大丈夫のような考えでこちらはおりますので、御安心ください。  以上です。 ○議長(大西正人) しばらく休憩します。昼からの再開は1時からとなりますので、お願いいたします。               午前11時38分 休憩               午後 1時00分 再開 ○議長(大西正人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  順番に発言を許します。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 一般質問の機会をいただきましたので、2件ばかり質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、町民憲章といたしまして、高野町の封筒の裏にこういうのが書かれています。「歴史と伝統に培われた仏都にふさわしい魅力あるまちをつくります」という憲章があります。これにも関係してまいりますので、よろしくお願いいたします。  今日の私の一般質問の最初は、清福の発行をとめた理由。とめたという言葉は語弊があるかもわかりませんが、遅くなったということですけど、いまだに発行されてないということはとまっているんやなという状況でございます。通告をいたしましたのには、一般質問は議員活動の一端を町民に伝えるものであって、何の落ち度もない私たち議員にとっては甚だ遺憾でありますという通告をさせていただいております。  次に、復元した徳川霊台の外周の木柵についてですけれども、これについても9月定例会の一般質問と今回と関連するんですけれども、つながりが町民の皆さんに知っていただくことができなかったと。非常に残念であると、このように思うわけでございます。その点について、清福がとまっている状況を御説明をいただきたい、こんなふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  繰り返しになりますが、一般質問は議員活動の一端を住民に報告する義務があります。今回のようなことがあれば、何の落ち度もない議員にとっては甚だ遺憾であります。越権行為と言われても仕方がないのではないですか。発行をとめた理由の説明を伺いたいと思います。2週目までに発行するという決まりになっております。  そして、それに関連しましてふるさと納税についてでございますが、新制度から高野町が除外されたということについては、もう皆さんよく知っておられると思いますが、これらについても説明責任があるんではなかろうかと思うわけでございまして、こういう事情になったということをやはり広告というんですか、文書を出していただいたらとこんなふうに思うわけです。  そして、今日までにその都度何回か申し上げてきたんですけれども、こういったふるさと納税につきまして、このような動き方をしておれば特別地方交付税が減らされるんではないですかと、二度ほど申し上げたことを記憶しておるわけですけれども、そのたびにそういったことはありませんという答えをいただいております。しかし、状況はいかがなもんでありましょうか。  そして、続いてまいるわけでございますが、9月に一般質問をさせていただきました徳川霊台の木柵についてでありますが、21日に現地を見せていただきました。工事は既に完了しております。しかし、もとの形には復元されていません。かさぎの部分が小さい、柱はあのままだと思うんですが、土台が非常に小さくてバランスが整っておりません。なぜもとどおりに復元ができなかったのかということをお聞かせいただきたいと、このように思います。  この重要文化財、徳川霊台の霊屋周辺の毀損等につきましては写真を提供させていただいて、特に周辺の木柵が、全体が崩壊してますよと、なぜ放置しておるんですかということを質問しておりますが、8月から国交省の補助金を利用して工事をさせていただきますという答弁がそのときにありました。  そして、そのとき確か次長がこのように答弁されております。重要文化財徳川霊台の破損箇所を指摘し、なぜ放置しておくのですかと。特に周辺の木柵は壊れ、惨たんたる状況だということで写真を提供させていただきました。そのときに答弁といたしまして、木柵は文化財として徳川霊台を構成する要素や管理上必要な施設とは位置づけられていないため、木柵は文化財としての修理の対象にはなっていないというようなことも言われております。  教育長はこのように言われております。文化財の修理や整備に当たっては、文化財保護法、高野町の文化財保護条例、文化庁や県教育委員会、県の文化財保護審議会、高野町の文化財審議会等の機関の指導を仰ぎながら修理をしていきたいと、こんなふうにもおっしゃっておられます。そして、ここで写真を撮ってきておりますので、この写真を一応提供させていただきたいと思いますので、一遍確認をしていただきたいと思います。  そういうことでございますので、清福の発行が遅くなったということの理由、それから謝罪文が掲載されるかどうかということ、新制度が除外されたということについての報告、こういったものを掲載されるかどうか。特別交付税が減らされますよと言うたら、そのときにはそういうことはありませんということを二度ほど答弁をいただいておるんですけれども、これについての意見を、考えをお聞かせいただきたいと思います。  それと、復元ができなかった徳川霊台の木柵、もとどおりに復元できなかった木柵については、なぜもとどおりに復元しなかったのか。誰がこれでいいというオーケーを出したのか。設計、施工、工事費の明細を示していただきたいと、こんなふうに思います。オーケーを出したということについては、文化財専門家の方なんでしょうか。そういったところの説明をお願いいたしたいと、このように思います。  ほかについては自席のほうからまたお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 10番議員の御質問にお答えいたします。  清福の中には議員の活動をしっかり書いていただいて、住民の人が正しく議員活動を知るという上では非常に大切な発行物かなというふうに思います。先日、議長、また広報委員長さんから、もう間もなく発行されると聞いておりますので、私もそれを楽しみに待っておきたいなというふうに思っております。  また、通告内の範囲でのふるさと納税のお話で答えさせていただきますと、特別交付税がいただけなかったというようなところ、またふるさと納税の現状というのは、町内各15カ所のタウンミーティング、また自分のフェイスブック、また広報高野の私のメッセージ等で十分住民に伝えておるつもりでございます。  不交付団体になるというようなところでは、全国で一つの都道府県は東京都でしょうね、東京と85の市町村が不交付団体、特別交付税の不交付団体、交付税も含めてですね。ということは財政指数が、財政が非常に健全過ぎるというようなことですので、交付されなかったんでそれはおかしいじゃないかというのは、国の制度上計算されたことでございます。30年度に計算されたことでの不交付団体ということでございますので、財政運営、行財政がしっかり高野町は今のところ行っているということではないでしょうかということだけお答えしときます。そのほかのふるさと納税に対する問いは通告外でありますので、控えさせていただきます。 ○10番(﨑山文雄) 木柵の件について。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。10番議員の御質問について説明させていただきます。  言われましたとおり、木柵につきましては史跡指定範囲外の施設ということで、文化財には含まれておりません。そして、また文化庁関係補助金では補助対象外ということで、今回、観光庁の補助金の対象となったため修繕いたしました。また、指定範囲外であるんですけども、教育委員会としては県に修繕内容について協議は実施しております。文化財としての規定の範囲対象でありますが、景観に配慮するよう教育委員会からも指導し、事業者は遵守して施工しているというふうに認識しております。  木柵は史跡の指定範囲外ということで、対象であるんですけども、県の文化遺産課に内容を伝えましたところ、文化財としての現状変更等の手続は不要であるということで、しかしながら、近接するために景観に配慮して修繕を行うようということで助言がありました。高野町から事業者、要するに本山ですね、にその旨を伝えております。それを受けて、金剛峯寺としても既存の木柵と同様の木柵修繕の計画を実施したということで、修繕された木柵は既存の木柵とほぼ同じものであるというふうに認識をしております。  多少、その材が若干細くなっていること、または茶系ですね、に塗布している点では若干異なっておるんですけども、徳川家霊台の景観に十分配慮したもので、破損した木柵の状態より景観面では向上しているというふうに考えております。  また、総事業費といたしまして約500万円。そして、国庫補助として約166万円の補助を受けております。これについては文化財関係ではなしに、昨年制定いたしました歴まちですね、歴史的風致維持向上計画が認定されたことによって、観光庁より歴史まちづくりに関連する補助金事業の実施について打診がありまして、それが今年の5月でございました。事業内容として、老朽化し景観阻害要因となっている施設の修繕などが補助事業対象となったということで、本木柵修繕の実施を決定したということになっております。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) それぞれ答弁をいただいたわけでございますが、この清福の発行が遅くなったということについては、町長がブレーキをかけたというようなことも聞いておりますし、議員が質問した内容の原稿に相違があるというような話も聞いておるんですけれども、そういったことについて、なぜ早くこの程度の、この程度といったら失礼に当たるんかわかりませんですけれども、解決してすぐ発行に至らなかったということについては、どんなふうに考えておられるんでありましょうか。  それと、9月の定例会のときに、徳川霊台のその他のところの修理のことについてもお伺いしてるわけですけれども、特に木柵が倒れ、境内に放置されたまま、なぜこういう状況にあるんかなということを、写真まで提供してお示しさせていただきました。とにかく崩壊した木柵を早急に片づける、とにかく片づける。そして、修理をしなければいけないんと違うかと、そういったことを承知しておるんかと、パトロールしておるんかということをお尋ねしたわけであります。  そうしましたら、次長が、放置しているわけではないんやと、ただ文化財として修理することはできない。国交省の補助事業を利用して8月から修理工事を行いますというように答弁されてるわけですね。文化財としての補助の対象にはならないけれども、別の枠でということでありました。そうであるならば、もとどおりに復元するようにということを促しております。そういったやりとりが9月の定例会の清福の中にもあると思うんですが、それが皆さんに伝わっていないわけであります。  木柵は文化財として徳川霊台の構成する要素でないというんですね。管理上必要な施設とは位置づけられていないと、こういうような答弁もされてるんです。そしたら、教育長はどのように言うておられるかと言えば、文化財の周辺環境の保全については、文化財の魅力に強い影響力を持つということから、文化財の存在、それらの活用を図る上で、文化財単体だけに措置を講ずるのではなく、その周辺環境と一体的な措置を講じることによって、文化財の魅力を高めていくことになろうかと思うというように答弁されているわけであります。  そういった中で、今回、先ほども申し上げましたですけれども、12月の1日に近くに行く催しがありましたので、現地を見せていただきましたら、前の形から大分変わっているなということを見ました。  この文化財というのは、その本体だけではなくて周辺の環境というものも保全していくということが非常に大事であると、私はこのように思っております。教育長もそんなふうに言われております。なぜ形が変わったのか、予算の都合なのか、文化財の関係者がこれでいいですよ、その設計書というんですか、そういう姿図というんですか、そういうのを見られてこれでいいですよというように言われたのか。言われたんであればどんな人がそういうことの許可を出しておられるんかということをお尋ねしたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。10番議員の御質問について説明させていただきます。  さきの9月議会においても教育長が述べましたとおり、もちろん指定文化財史跡以外のところではございますけども、周りの景観には添うようにということで、そこら辺は十分認識しているところでございますし、議会終了後も担当者等にこの現状というものを再度確認する意味で伝えてはおります。  誰が決めたかということなんですけども、うちとしてもどういうものを建てるかということで、つけるかということでいろいろ協議はしているかと思いますし、その中でもこの現状、つけている木柵について特に問題はないという判断をしたところではあると考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) ほか答弁はありませんか。角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。10番議員さんの御質問でお答えさせていただきます。  先ほど来からうちの次長のほうから説明がございましたけれども、重要文化財ということで、その中には含まれないということでございますので、ただ私のほうで議員さんのほうから御説明があったかと思うんですけれども、文化財の建造物修理に関しては、文化財建造物を価値あるものとして後世に伝えるため、文化財の価値を保存しつつ適正に行う必要があるというふうに私も思っておるところでございます。  ただ、指定範囲外のものということでございますので、金剛峯寺との打ち合わせの中で文化遺産課とそれから十分協議を行ってまいってきたつもりでございます。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 町長、謝罪文とか、越権行為ではないかというような質問もありますが、それに対してはいかがですか。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) 10番議員の御説明、質問にお答えさせていただきます。  10月10日に広報特別委員会さんのほうから、清福第88号の校正についてというようなことで依頼を受けました。それを7名の議員さんの質問でしたっけね。これはちょっとウエブでも見てもらわないといけないのかなと思いますけど。その中で、やはり正確な内容を住民に知らせるというのが本来の広報、公的な広報の役割かなというふうにも思います。意図的な情報操作等で施策を曲げられる、また住民に勘違いされるということもあってはなりませんので。  また、それでは越権行為じゃないかというようなことも言われますが、当然、議会と町当局というのは別々の機関であります。議事機関としての議会があります。しかし、最終的に議会であろうと、いろんな部署であろうと、教育委員会であろうと、支出をしていく責任者は全部私が責任者でございますので、やはりそこは住民に対して理解をしていただける公平な広報づくりというのを議会も心がけていただかないとよう支払わんよというのがこちらの立場でございます。  10月18日に依頼させていただいたのは、ここの赤線から読ませていただきますが、「公共の出版物として発行、配布することはできません。常識の範囲内で正確に校正していただきたく強く要望いたします。また、このような状況では議場において、私たち当局側が、書かれて言うたことも違うようなふうにとられるような書き方をされたり、言ってないことを書かれたりするというようなことがありますと、答弁や説明ができなくなりますので、正確な情報に修正していただき、再度校正依頼をしていただきますようお願い申し上げます」ということを10月18日に大西議長と広報特別委員会の負門委員長2名にお願い文として出させていただきました。  その中で広報特別委員会も何回か会議を開いていただいて、今後、どういうふうな広報にしていくかというのをしっかりと協議するよというようなことで、12月にそのまま発行させてほしいというような御依頼がありましたので、先々にこの議会の広報誌がしっかりとして書かれるというようなことをおっしゃっていただきましたので、どうぞ議会の発行部数は出してくださいという形で返答させていただきましたので、間もなく発行されるというふうに考えています。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 町長の説明で、内容等についてこういう問題があったということのお話を聞かせていただきました。編集委員会には、編集していくということについては絶対権限を持っておるわけであります。そこへ町長が物言いしてくるということについても、これは間接的と言うたらいいんですか、いかにも問題があるんじゃないかというようなことで提起されて、訂正されていくということは今までどおりでよろしいかと思うんですけれども。  ここに問題は、委員会という絶対権限を持った組織があるんです。こういう形で編集し、出版をいたしますと。そして、今回においては町長と出稿者との間の文章において問題が生じたと、今その解説をいただいたとおりで了解するところであります。しかし、今日まで遅くする、2週目に発行するという決まりがあるんですけれども、こういった、ただこれだけの問題をなぜもう少し早く解決というんですか、解決して発行しないのかというところに私は疑問を感じるわけであります。  それと、この木柵の件ですけれども、いろいろ言われるんですけれども、やっぱり文化財の周辺というのは変えていいものではないと、私はこんなふうに考えております。ですから、もとどおりに復元してくださいよということを促してあったわけです。どれだけの費用の違いが出てくるのか、ちょっと疑問に思うわけです。  今回のような木柵と私が促しましたもとどおりの形に復元するということにすれば、大きな金銭的な問題があるのかどうか。恐らくあまりないと、こんなふうに思うわけです。ですから、なぜ文化財に関係しておられる人、一般の人じゃなくて、文化財に関係しておられる人、高野山の文化財を管理しておられる人、文化財にかかわっておられる人の考えとはなかなか思いがつかんのですけれども、そういったことについて御指摘をしたいと思います。  普通であったらやり直しせえというようなことを言いたいんですけれども、そんなわけに行きませんでという答弁が出てくるでしょうし、あなたから言われなくてでも、こういった機関においてこれでいいという合意のもとでやったと言われればそれまでだと思いますけれども、そういった状況を後世に残していくということは非常に残念であると思うんですけれども、その辺についてはいかがなもんでしょうか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 清福の件についてお答えさせていただきます。  発行が早いか遅いかというのは議会のほうの問題かというふうに思いますので、それ以上の答えは私のほうにはありません。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。
    ○10番(﨑山文雄) 町長、そない言われるんですけれども、この清福については2週目には発行するというような決まりになっているわけですね。そういうものを踏まえていただいて、2週が3週になったとしてでも、問題を起こしておるのは町長と出稿者との間の問題。それを委員会がどのように扱いしたか、するかということになるんですけれども。委員会としてでも2週、あるいは3週ぐらいまでには発行できるような動きをしてあげてほしいと、こんなふうに思うんですけれども。委員会に委ねられるということはちょっと無責任なような気がしますが、いかがですか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答え申し上げます。私のほうからは、10月18日にこの要請書、要望書を議会議長さん、また広報特別委員長さんに出しておりますので、その後、どういった経緯で進んでおるかというのは私のほうでは一切わかりません。最終的に11月に入ってから、次の広報のほうはしっかり広報特別委員会、主になって、公平な、また正しい内容のものを出していくように、議会改革の一つとしてしていきたいというようなお話も聞きましたので、そのあたりで議会等、広報特別委員会のほうで時間が食ってるのかなというふうに、推測ですけど、そう思うところでございます。私のほうは10月18日に要望を出していますので、それ以降の判断は議会によるというようなことだというふうに思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  私のほうからは、回覧、月1回になったということで、総務課のほうが回覧の事務をしておりますので、そちらの御説明をさせていただきます。  これにつきましては、1回になったことですよね。 ○8番(所 順子) そんなことは聞いてない。それは私の質問なんで。 ○総務課長(辻本幸弘) よろしいですか。 ○議長(大西正人) 12月の回数については聞いていないと思います。  10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 町長の答弁で、10月18日に既に回答を出しておられるということでありまして、その後の処置が遅くなっておられるんではないかということでありますけれども、要望、この要望というてもそれが成立したのかどうか。町長が見られて回答を出すわけですけれども、その回答について受け側ですね、受けた側というのは委員会であるでしょうし、出稿者との会談の中で、会合の中で折り合いがついたんかどうか。ついてないとしたら、結局回答を出したということの意味がなくなってくる。成立してないから発行が遅くなっているという内容になっていくんだろうと思うんです。  こういったことについては、やっぱりただこれだけのことやから、お忙しい中ではあると思いますけれども、もっと積極的に席を交えて、委員会は委員会、出稿者は出稿者、それを受けた町長といたしましても話し合いをしていただいて、即刻解決をしていただきたいと、するべきやとこんなふうに思うんですけれども、考え、間違っておるでしょうか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 10番議員のおっしゃるとおりで、私もそういった要請が直接あれば広報特別委員会のほうに出席させていただいて、思いのたけを、18日に要望書を出しておるんで19日にでもはせ参じて話をしに来いというんであればほかの公務が入ってなかったら自分は何ぼでも時間をつくるつもりでございます。  議会のほうがちょっと日付が入ってないんであれなんですが、10月から回答をもらってます。文書にて回答をいただきたいというふうにも言うてますので、読み上げさせていただきます。「令和元年10月18日付の申し入れありました表記のことについては、議会としては回答できません」という返事を私のほうはいただいておりますので、あとは議会の広報特別委員会が采配をする、していただけるんだろうというようなことで静観しておったということでございます。  また、これは余談になるんですが、議会広報誌のことで私もかつらぎ町の議長とか、橋本市の現議長とかともいろいろ情報交換しております。今後の提案なんですが、これも議会介入とかというふうにはとらないでくださいよ。参考として聞いていただけたらいいと思うんですが、答弁を作成するのを担当課がするというコースと、議員が答弁を作成するというコース、この二つを導入すれば、いろいろな労力も省けて、また住民に伝わりやすい答弁内容、説明内容ができるんではないのかなというふうにも思ってます。一応、また31年の4月3日、土井橋本議長さんからいただいた書類等ございますので、またよろしければお渡ししますので、ぜひ参考にしていただいて、町民のためのいい広報誌づくりに努めていただけたらというふうに思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) 本件につきましては了解いたします。物事等につきましては、起これば、できるだけ早く解決、答えを出すというように、ほかの件につきましてでもそういう動きをしていただきたいと、心がけていただきたいとこのように思います。これが私の信条でもありますので、よろしくお願いいたします。  これに関連したということになれば、委員会はもちろん、それから出稿者、町長、3者が即刻解決すべき問題だったんではないかとこのように思いますので、今後の問題として、事が起こればすぐに解決する、答えを出していくということに心がけていただきたい。我々もそういう方向で物事を考えていきたいと、こんなふうに思いました。本件につきましてはこれで一応終わります。  この木柵等につきまして、文化財を保護していくというんですか、文化財を後世に伝えていくという中で、やっぱり文化財保護意識というんですか、そういうものをもって物事に携わってほしいとこんなふうに思うんです。  難しいことはやめて、なぜあの型のものを設計されて、そしてこれでよろしいよと言うたのは誰なのか。予算としては500万ほどというようなことを言われるわけですけれども、許可を出した、許可を出すまでの状況というんですか、プロセスについてちょっとお話をしていただきたい。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。10番議員の御質問について説明させていただきます。  修繕に至った経緯といたしましては、徳川家霊台と背後の山林との間に設置されていた木柵というのは、獣害防止の役割を果たしていました。老朽化し、破損、脱落があり木柵の機能を果たしておらない、景観阻害の要因にもなっていた。そして、木柵自体は史跡、先ほどから申し上げております史跡指定範囲外であって、文化財として徳川家霊台を構成するものでは位置づけられていないということで、文化財関係の補助金の対象外であったため、長年修繕の対応がとられていなかったということです。  昨年度、歴史的風致維持向上計画が認定されたことによりまして、今年の5月ごろ、観光庁より歴史まちづくりに関連する補助事業の実施について打診があり、事業内容として、老朽化し景観阻害要因となっている施設の修繕などが補助対象となっていたため、金剛峯寺は補助事業を活用して木柵修繕の実施を決定したということで、経緯になっております。  修繕事業に関しての金剛峯寺と町とのかかわりということで、補助事業の周知、補助金の申請に、事務手続に関しましては企画公室、金剛峯寺とのやりとりになってくるんですけども、それに支援して文化財の関連法の手続等に関しましては教育委員会が金剛峯寺と県教委との間に入って調整しております。  なぜこういうふうな形で木柵ができたかということなんですけども、それは当初では高野槙ということで予定したんですけども、その高野槙の部材が調達できなかったということもあります。あと金剛峯寺との予算関係等で今回の修繕内容となったようでございます。  設置目的には合致していましたので、また事業者直接補助であるため、これ以上町からの要望等については、あまり無理にというような形では指導できないということでありました。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) いろいろと言われるわけですけれども、問題は結局なぜもとに復元せえへんだんかということが僕が一番疑問に思うわけです。あそこへ来られる観光客の様子をじっくり見ておりますと、あの門を入りますと、あの門の前の石垣に注意するわけです。特別な石垣の積み方ですね。日光東照宮の石の積み方と一緒なんですね。その上に木柵でありましたですけれども、土台が大きくて、土台の中に穴をくったような状態にして柱を立てて、上のかさぎというんですけれども、かさぎがちょっと頭でっかちのような形につくられておって、そして水垂れ勾配というんですか、こういう屋根のような形にして、いかにも普通の家の生け垣と違うんですよというイメージがあるわけです。それが今まであの周辺というんですか、見てきたものについては非常に印象があるわけですね。それが変わっていくということについて、本当に文化財を守っていく、後世に伝えていくという精神から言えば、それでいいんかなと。なぜ、どない言うたらええかな、できないことをせえというんじゃなし、もとに復元することについて何ら問題なかったんではないかと、こんなふうに考えるわけであります。我々文化財を守る者としては、非常に気をつけてやっていかなければならないとこんなふうに思うんです。  もうできたものについてはやり直せというてもやり直せるような状況ではないというようなことがわかります。しかし、しかしですよ、やっぱり議員らが発言したこと等については、やっぱり真剣に受けとめていただいて、議員からこんな発言もあったけれども、こういう形に復元することがいいんと違うんかと。しかし、こういう無理があってできなかったんやという答弁であれば仕方ないですけど、何らそれを阻止するような問題がなかったとこのように思います。  時間は。 ○議長(大西正人) いや、まだです。 ○10番(﨑山文雄) それで、これは通告はしておりませんですけれども、関連しておりますので申し上げたいと思いますが、通告がないから資料がないということであればそれで結構なんですけれども、ここの文化財施設にはドレンジャーが二つあるんですね。このドレンジャーというのは、通水試験というようなものをされてみられるというようなことは教育委員会のほうではあるんですか。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) すみません。10番議員の御質問について説明させていただきます。  そのドレンジャーについてはまだ確認はしておりませんので、また後ほど報告させていただきたいと思います。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) こういった文化財施設、水道施設、あるいは自動火災施設というものは、国の補助金をいただいて建設したものでありますので、教育委員会としたら、でき上がったらそれでいいというもんじゃなくて、それがうまく運用されているかということを、やっぱりパトロールしてくださいよというのはそれなんです。パトロールをして、見守ってほしいよということであります。  この間、沖縄のほうへ議員研修をさせていただきました。最後に首里城を見学させていただいて帰ってきたんです。首里城の正殿の裏側に消火銃があるんです。消火銃にこういうようにカバーがかぶっておりまして、僕はそれは確認して帰ってきたんです。立派なきれいな形のものがあるなと。今回の火災においては、このふたがあかなかったんですね。それで消火銃が使えなかった。この消火銃というのは、据えつけたものでありますので、女性の方でも操作できるような仕組みのものであります。しかし、残念ながらこのふたがあかなかった。今ここの徳川霊台においてでもカバーを今されております。立派なカバーです。そういったカバーがぱっぱっと外すことができるんかどうかというようなことも、やっぱりパトロールの中で確認してほしいなと、こんなふうに思います。  そして、正殿の前に2つの消火銃があるんです。僕はそれは確認をようしませんでした。北側にも1つあるんです。この3つは使えなかったというんです、今回の火災で。なぜ使えなかったかといえば、イベントの舞台の壁というんですか、そういうものがあって、放水銃というのは持って走れませんから、そこの場所からしか放水できませんので、その壁が邪魔になって放水できなかった。そして、その壁を壊して放水をした。しばらくしたら水圧が落ちた。少しの間水が出なかった。こんなおそまつが起こってるわけですね。  我が高野町においてはあちこちにドレンジャーの設備とか消火銃の設備とか、水道を張りめぐらせておりますんで、やっぱり気をつけて回るというんですか、確認していただきたいとこんなふうに思います。  先ほども質問に出ておりましたが、山内で火災・火事がありました。そのときに近くには文化財防災として持明院さんの下の駐車場に300トンの水槽をこしらえてあります。それから、西門院さんの門を入ったところに消火栓を設置してあります。これをうまいこと使うてくれたんかなと、僕は山におりませんでしたので、そういうことを想像しながら、高野山を離れておりましたので心配しておったんですけれども、帰ってきて消防署のほうへ問い合わせてみますと、十分活用できたということを聞かされて、うれしく思ったわけであります。そういったことについても教育委員会のほうとしたらそういうことを頭に入れて、文化財の施設の一つとして、こういう施設があって活用されておるかなということに神経を注いでいただきたいとこんなふうに思うんですけれども、そういったことについて、今後の問題としてしっかりパトロールをしていただいて、そういった指導に携わってほしいと思うんですけれども、心構えをお聞きしたいと思いますが、いかがですか。 ○議長(大西正人) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。  9月の議会でもそうだったんですけれども、いわゆるパトロールということでも、私のほうでもその課題はございますということで答弁をさせていただいております。今後につきましても、ドレンジャーにつきましても、なかなかこの時点の、不動堂とかっていうのは毎年2月の火災訓練のときには放水することができるんでございますけれども、なかなかほかの重要文化財のところに、そしたら私どものほうが立ち入ってということが非常に難しいかなと。金剛峯寺との関係もございますので、今後、またそのように努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 10番、﨑山君。 ○10番(﨑山文雄) ありがとうございます。そういうことでございまして、文化財の保護、管理につきましては教育委員会が窓口になっておりますので、十分今後御配慮いただいて、守っていただくよう努力をお願いいたしまして、この質問を終わりたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。  以上をもって終わります。 ○議長(大西正人) 順番に発言を許します。  8番、所君。 ○8番(所 順子) 失礼いたします。  﨑山議員さんも議会だよりについての質問もしてくださっておりますが、今から私が質問する中には、その﨑山さんが知りたいともおっしゃっておりますプロセスですか、そのことについて説明、質問をさせていただきたいと思っております。  この私の質問、委員会でいろいろと、何ですか、要望も感想も言えなくなるように、町長のお話を受け入れ、なってまいりましたんで、私も質問のやり方を変えなくてはいけない状況になってまいりましたので、最初に私の言いたいことをずっと言わせていただいて、その後で質問をさせていただくというふうに、私も質問方法を変えていかなくてはならない状況にあると思って、今回の質問をさせていただきたいと思っております。  9月議会だよりがいまだ発行されず、2カ月ほどもおくれております。この理由は、町長が私の一般質問にだけクレームをつけ、通常は、﨑山さんもおっしゃったように、2回で終わるはずの広報委員会が2カ月もの間、私の一般質問でとまり、今回も通常の2回で終了はいたしましたんですよ。それにもかかわらず、延々と1カ月半にわたり、会議にかけられていたのです。このことは大西議長、負門委員長と町長とで、私の知らないところで話し合いをした結果、5回も会議を開いたのです。町長の身勝手な権力行使と圧力により、大西議長と負門委員長がそのことを受け入れたがために、このようにおくれてきた結果でもあります。  12月議会冒頭でもまだ町長よりの圧力とも言える言葉が続いております。12月3日に御挨拶がございました。そのとき、全員協議会の中で町長は、この清福議会だよりを出すに当たっては、先ほど町長がお持ちになった書類を添付して、清福議会だよりを出すようにしていただくというような内容でございました。そして、議員個人の責任による編集だというようなものから、広報委員会の責任のもとでの校正に今後していきたいというような委員長からのお話もありましたと、私はメモをいたしておりましたですけれども、広報委員会では要望、感想については取り除くということで、この話し合いは出ておらなかったように思っております。ですから、町長と委員長さんの間でこのように報告をされているのかもしれませんけれども、委員会では要望、感想はこれからは出さない、出せないことにするというだけの決定でございました。  これ私、1カ月半にもわたり会議をかけられておりますので、この一般質問、すごく長く時間がかかると思いますので、この続きは自席にて、議長さん、どうかお許し願いたいと思います。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) まず、私は4回にもわたり一般質問の内容を委員会で諮られ、6人の議員に心労とモラハラとも感じる、いじめにもつながりかねない状況に押しやられてきました。今も委員会ではぎくしゃくし、収拾がつかない状況に近いです。議員は言論を封殺されることは、議員をやめることである。平野町長はまるで北朝鮮以上のごとく、言論の自由を奪いにきます。これは民主主義の町政とはとても言いがたい。私の一般質問の内容がよほど住民に知られたくないようで、このようなことをしてきたのでしょうが、議員は住民のチェック機関で、町が正しい町政をしているのかを住民代表の議員がチェックする仕事だと私は思っています。が、町長に議員がチェックされるのは逆さまではないのかと私は思っております。まさに透明度のない、開かれた町政とはほど遠いし、言いがたい。私は町長の部下ではありませんよ。  今からこの2カ月にわたった委員会での全容を公開したいと思います。このような一般質問をしなければならないことは残念であります。議会では広報委員会は6名と議長で成り立ち、会議は2回で通常終わることになっております。先ほど﨑山議員さんもおっしゃったとおりでございます。今回は2回目の委員会に町長より議会事務局に電話があり、所議員の一般質問を載せるのであれば、議会だよりの予算の支払いはさせない、判もつかないと連絡などがあり、私の一般質問の内容は、町長が勝手にひどい文字でペケ印をつけられ、これを取り除けと、消せと言わんばかりの修正をしてきたのです。  何とも失礼なやり方に驚きました。町長に修正する権利はどこにあるのですか。ないでしょう。人の原稿をそうやってペケ印をつけてきて、おまけに9月議会で富貴・細川地区の水道料金が高野町より2%も高くなっていた条例案が撤回、取り下げられた事実。これも消せとペケ印をしてきたのである。条例などを消し去ることは当然できるはずもないものを、それをそのように抹殺せよという、ペケ印の書類を提出してきたのである。撤回イコール否決問題である。町長は自分に不利になるものは全て抹殺しようとする。このような町政はやるべきではないし、身勝手きわまりない。そんなこともわからず町政をしていく町長。今までの歴代4人の町長を見てきていますが、条例案撤回、ていのいい否決。それを消せと言っているのは平野町長だけです。あなただけです。結局は撤回された事実を住民に知られたくないだけだと推察はいたしておりますがね。  あまりにも執拗に、またその数日後、今度は文書で先ほどお読みになった文書ですね、何日ですか、10月18日に。町長と教育長の連名で、事務連絡と称し、私の一般質問についてを事務局に書類を提出をしてまいりました。このことを事務局長は、その内容を私に伝えました。そうすると、教育長より、なぜ所議員に伝えたのか、おかしいやろというので、教育長室に二人で出向き、何もおかしくない、本人所の問題でありますので、なぜ言ったらおかしいのかと尋ねると、所さんには言わず、直接委員会にかけようとしたかったというような内容でありました。こんな陰湿きわまりないやり方は、元教育者、教育長とはとても思えません。おまけにこの文書は誰がつくったのかと教育長に尋ねると、私は知らないというのですよ。知らずにしてなぜ町長と連名を連ねているのかと尋ねたのを記憶しております。これは局長も聞いております。知らない文書でこれだけ長く委員会をさせられた議員。とんでもないと思っております。  先ほどお読みになった町長のその文章の中身といたしまして、再度ここで町長は添付してまで住民に知らせたかったとおっしゃるので、ここでもう一度、議会だよりに載るように読ませていただきます。  そうですね。事務連絡として、令和元年10月18日、高野町議会議長、大西正人様、広報特別委員会負門様。高野町長平野嘉也。教育長角濱正和。押印は省略でございます。  「議会だより清福88号の校正について。ますます御盛栄のこととお喜び申し上げます。平素より町行政に種々御協力をいただき厚くお礼申し上げます。  さて、令和元年10月10日付事務連絡にて依頼ありました議会だより清福88号の校正について確認をさせていただきましたが、議場にて発言がされていないことや議員個人の感想などが記載されています。議会だよりで住民に誤った内容を伝えることは、公共の出版物として発行、配布することができません。常識の範囲内で正確に校正していただきたく、強く要望いたします。また、このような状況では議場において答弁や説明ができなくなりますので、正確な情報に修正していただき、再度校正を依頼していただきますようお願い申し上げます。なお、このことにつきましては、文書にて御回答をいただきますよう、あわせてお願いを申し上げます」とこのような文章でございました。  何とも議員を侮辱し、自分の部下にでも言うような内容で情けない限りと私は思いました。議会では議会の決まりごとがあるし、一般質問の内容をチェックするのは広報委員会で、町でチェックするのは答弁のところだけである。町長が感想を消せ、また条例を消せとかはできませんよ。これでは議会の権威も、議員もなきものと同じ。  私は別にうそを書いているわけでもございません。鶯谷に建設する66億円の費用の中で、場所について、議場で諮らずに決定したことを事後報告で知らせたと答弁があったので、それを裏で決定したことを裏話と書いただけ。裏話とは、一般に知られてない内輪話とありますよ。そういう意味です。これを書いて、何が言ってないことと言われなくてはいけないのか。本当のことでしょう。議会で諮っていないのですから、本当のことですよ。  また、コンサルタント料5,500万円を予算化していることも事実。これは半分は2,200万でしたか、可決してございます。5,500万円もあれば、家1軒建ちますよと書いて何が悪いのですか。感想ですよ。これも消せと言うが、事実じゃないですか。現実に5,500万円は要るんですよ、別にうそを書いているわけではないんですよ。4年間で5,500万円、これ要ると町長はおっしゃってて、その半分が通過してますやん。こんなんうそ違いますよ。感想は議場で言っていないから消せと町長は言うが、感想も要望も委員会の中では慣例で許されていること。6月号にも感想は載っていますし、今回の私の質問の中の感想部分が町長はよほど気に入らないだけでしょう。何か住民に知られて悪いところでもあるのですか。誤解を招くようなと先ほどおっしゃっておりますけれども、一般質問に対しての感想であり、町長に対し、誹謗中傷は一切ありません。それにもかかわらず、議長や委員長を使い、私の一般質問にクレームをつけてくるのは理解できませんよ。これを越権行為と言うのですよ。  この一般質問を出すなら予算は出さない、印鑑を押さないとは、住民軽視につながりますよ。予算は税金です。町長のお金ではありませんよ。町が配布している広報高野も税金ですよ。議会も議会だよりに予算化されて当然ですし、町長の考えで税金を私物化するようなことは許されない。権力をふるうのはやめていただきたい。  町長さんこそ広報高野11月号でうそのメッセージを書いていますよ。条例案撤回イコール否決が2案件もあったのに、11月広報高野に全33案件は議会の承認、同意をしてもらったと書いている。真っ赤なうそですわ。これを御自分が載せたいために、議会だよりの条例撤回をペケ印をつけ、取り除いて消せと言ってきたわけですよね。  住民も投票もしないので、一般質問で66億に関し質問をし、それについての感想文、何が悪いのですか。まるで犯罪者のような扱いで会議にかけられているような気にさえなりました。政治は、町政は野党も与党もあり、いろいろな意見や質問がありますよ。町長の思惑どおりに質問してくれる議員ばかりではありませんよ。大西議長、負門委員長を使い、このような陰湿なやり方は許すことができません。議員も町長の言うことを聞き入れたせいで、次回から一般質問においては要望や感想を取り除くとまで決定したが、何も町長の言うとおりにしなくてもよかったのではないのでしょうか。これでは言いたいことも言えなくなりますよ。住民のチェック機関が遠のいていますよ。こんな議会は住民にとっては不利益きわまりないです。これも皆町長と教育長の責任だと思っています。開かれない町政はやめるべき。町長に検閲されてしか出せない議会だよりなど、出さなくてもよいのではないのかと思っております。  町長、広報高野にうそを書いて発行しても誰も文句は言えませんよね。議員は口出しもできません。それと同じく、議会だよりには権力行使で介入してはいけませんよ。こんな勝手なことはやめていただきたい。町長から広報に書いていたうそを取り消していただきたいと思っておりますよ。条例案2案件、2案件、撤回、否決じゃないですか。自分はよくて、議員には書かれた自分にとって不都合のあることは抹殺に来る。また、このことを聞き入れた大西議長、委員長、だめでしょう。これでは住民のチェック機関とは言えませんよ。  私は委員会の中で、数の力で心労をもらい、モラハラ的いじめに遭ったように思ってます。町長、教育長から委員会に出してきた文書はそっくりそのままお二人に返したいですよ。うそはだめでしょう。11月広報に水道料の条例2案件、取り下げられたでしょうが。なぜうそを書くのかが知りたいです。あなたの言っていること、議会に言っていることと自分のやっていることは全然違うじゃないですか。自分さえよければいい。そういうことになりますよ。  私は3回目の委員会で議長に、申し入れの文書まで出しているにもかかわらず、議長は何の対処もしてくれず、委員会で文句を言えば、出ていかせますよと二度も言われ、私のことなど聞く耳も持たず、町長のことばかり重視する始末。その内容は、今から読ませていただきます。  議長、委員長宛てです。申入書。議長、大西様、委員長、負門俊篤様。議会議員、所順子提出。令和元年11月6日。  「委員会の決定事項は変更できない。2回の委員会で通過したことである。不当な委員会を開いている責任はどうするのか。私の一般質問の変更はあり得ないし、できない。町長の言ったことに従う議長、委員長は、議員としてあるまじき行為で、議員の資質を疑うものである。委員会で決定した回答書を町側にいまだに提出もしておらないことは、委員会冒涜の何物でもない。責任は重い。これは委員会で決定した回答書、2週間後に提出をいたしております。議員は町長の言いなりであってはいけないのに、議長、委員長は言いなりである。全てにおいて法律に従ってない。私に対してのモラハラである。許しがたいことである。このようなことが通るなら、議会議員は要らない。このモラハラは許すことができません。」と、このように私は議長、委員長宛てに申し入れを出しております。  2回目で、町に対し回答書として、広報委員会では町長の出してきた文書に、回答は町に対してできないという結果で終わっていたものを、これは全員一致で再度町長の言うことに耳を傾け、3回、4回と委員会を開いてきたのです。4回目には中前委員発議で、全員協議会にかけるということを採決をとり決定し、全員協議会にまで持ち込まれたのです。全員協議会には、﨑山、松谷、中迫議員も出席し、全員10人での会議でしたが、この3人は、広報委員会でもない私たちが、冷静に意見を言ってくださいまして、私たちには口を挟めないと回答を出していただきました。冷静な判断でございました。その後、5回目の委員会で、やっと議会だよりを出そうということになり、12月20日にしか出せないということになった。このことは、町長が越権行為と議会だよりに介入したこと、議長、負門委員長を初め5人の議員に責任があると思っております。  本当は2回目の会議で町長より出してきた文書について、委員会では町長に回答できませんとまで、6名の議員で決定したのですよ。その回答書を2週間以上も議長と委員長は町長に出さず、出す間がなかったという理由で延々と3回目の委員会にかけられ、中前委員さんの発言で全員協議会にまで採決して。 ○議長(大西正人) 所君に申し上げます。町当局に対する質問をお願いいたします。 ○8番(所 順子) いや、これはでも当局に関連しておりますので。  これは経緯です、委員会での。全員協議会は広報委員会には全く関係ないことですが、多数決で決定されれば従うしかなく、かけられたんです。本当にこういうことを議会で平気でしているとは情けない限りです。このことはまさに町長介入を許した大西議長、負門委員長に責任があると思っております。  重複すると思います。これは1カ月半もこういう会議にかけられておりますので、私も順を追って説明をするのは大変なのでございます。そういう意味では重複したり委員会の今までにあった経緯をここで説明しておりますので、その経緯の後、町長さんに質問を私はさせていただきますので、議長さん、ですから私はこのプロセスを今言っておりますので、別に議長、議員宛てに質問しとるわけではございませんので、プロセスです。委員会でのプロセス。そして、住民軽視につながる、このように議会だよりがおくれたプロセスを話しているんですよ。邪魔をしないでいただきたいです。 ○議長(大西正人) 邪魔はしておりません。 ○8番(所 順子) じゃあ黙って、後で質問いたしますので。  そうですね、そして12月20日にしか出せないということになったんですよ。この件に関しましてですが、先ほど辻本課長が間違って教壇に、正面に立たれましたですけれども、今月は、12月は回覧板は1回だということを町で決定し、課長の方たちに回っておられるそうでございます。通常は月2回、2週目と4週目に決まっております。それを12月だけは1週しか出さない。  私は局長に、これだけ清福議会だよりがおくれているので、もっと早く住民に出したいので、2週目の13日には出せないのかと私は進言しました。そしたら、それは、初めはできると言っておりましたのに、途中から、何か今月は1回だけになったということを役場で決まったということを言われ、ええっ、そしたら、いつ出すんですかということに聞きましたら、12月20日しか出せないと、そのように聞いておりまして、じゃあ、12月終わりにしかこの清福議会だよりは出せないんだな。せめて住民説明会以前に出せれば、住民さんも読んで、また御意見なりも言えるのではないかなという思いもございましたが、町長はそれを阻止したかのように、回覧板、月1回、それも20日以降にしか出さないと決定したらしいです。こんなことはあってはいけないでしょう。  それも私1週目に今回回覧板が回ってきてるんですよね。こんなことあっていいんですか。1週しか出せないと決定しておきながら、1週目に、昨日、一昨日、私、家の前に回覧板が回ってきてました。これ何ですか。そしたら、いつでも議会だよりを配布できるんじゃないですか。2週と4週と決まって決定しているものを、1週目に、昨日、一昨日ですか、私、回覧板が回ってきて、お隣に回しましたですよ。こんな支離滅裂なことを町政やって、町長さん、本当に気分が悪いですよ。どういうつもりでこれ、月1回と決めたんですか。そして、昨日、私が回覧を回した、1週目にこの回覧板を出した、この理由は何ですか。それも後で説明をいただきたいと思っております。  まず、回覧板についてですね。答弁、いただきたいと思っております。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  ただいまの御質問の中で回覧のことがございました。この回覧につきましては、役場総務課において事務を行っております。 ○8番(所 順子) ええ、何ですって。 ○総務課長(辻本幸弘) 役場の総務課において事務を行っております。それで、今回20日ということに決定させていただいたのは、総務課において決定をいたしまして、決して町長から指示が出て、20日にしなさいというふうなことがあったわけではございません。  今回、1回とした理由につきましては、通常月2回、町内回覧をお配りしておるんですが、大体第2週目、最初の週ですね。そのときには比較的配りものが少ないというふうなことがございましたので、今回12月につきましても少ないことが予想されたということと、また町内会長さんの負担の軽減というようなところから、1回にさせていただきました。
     また、第4週の27日、このときに町内回覧をいたしましたら、年末年始、各世帯にごみのチラシであるとか、門松であるとか、こういったものは12月中に各世帯に配布する必要がありますので、この20日ということで1回と決めさせていただいたものでございます。 ○8番(所 順子) そしたら1週に回ってきた回覧板、回ってますが、それは何ですか。 ○総務課長(辻本幸弘) それはちょっと詳しいことはわかりませんが、恐らくその町内会の中での各班々の回される町内回覧ではないかと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そんなわけないですよ。高野町の回覧板の赤いバインダーに挟まれるのは、町内会長が町から配布されて配布するものでありますから、各町内で配布するような内容ではございませんでしたよ。道路の、何ですか、通行どめとか、12月にかかわるそういうふうなものと、そして何か売るようなパンフレット的なものとを二つ挟んで、回覧としてはっきり回ってきておりますので、町自体、個人で出すような内容の回覧ではございません。それはね、課長さんには申し訳ないですけど、それは詭弁でございますし、そういうことはあり得ない。そういう答弁、いただきたくないですね。  町長のこの何ですか、私たちにくださった紙の中で、答弁はできませんとまで書いてるんですよ、ちゃんとした答弁、いただきたいですよね。うそのある答弁は要りませんよ。ちゃんとした答弁をください。なぜ町からこんなものを出したのに、それは町内が出した。そしたら、私、町内会長さんに、町内会長さん、こんなもんどこから預かって出したんですかって聞きにいかんなん羽目になりますやん。そういうものを回覧板で配布したらいけませんでしょう。その辺のところどうなってますの、説明くださいな。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) ただいまの御質問でございます。高野町から町内回覧として11月22日に各町内会長さんに配布をさせていただいております。そんな関係で、各町内会におかれましては、すぐに各戸に配布される町内会と、あるいは若干日にちがおくれる町内会があると思いますし、またその世帯の数によりましても、当然回って来る日にちが変わってくるものと思われます。ですので、町から発行したのは11月22日が今は最終の発行日ということでございます。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そうすることによりますと、11月12日から12月の半ばまで町内会長さんは出さなかったということになるんですかね。そんなわけないと思いますよ。この町内会長さん、真面目ですし、うちまだ2番目なんですよ、回ってくるのが。そんな11月12日に渡して、その内容たるものは、12月分の道路、通行どめの書類ですから、11月12日ではないはずですよ。そんなうその答弁、やめていただきたい。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 失礼いたしました。総務課が町内回覧をした日は、今のところ議員は11月12日とおっしゃっておりましたが、11月22日、総務課から発送した町内回覧では。 ○8番(所 順子) それはいいですよ、12月22日発行でも結構でございますけれどね。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それは今回1回出されるという日を20日と違って22日と、それは結構でございます。その日はもう22日に議会だより配布の日と思っておりますが、私が言いたいのは、第1週目にこのように回覧まで回ってきておりますのに、議会だよりはおくれてますから、いつ出したっていいっていうことになりますやん。2週と決まっているのに、第1週で回ってきてるんですよ。そんな理不尽なことがあっちゃいけないでしょうが。そしたら、私、町内会長さんに確かめて聞くしかないんですけれども、12月の問題でありますから12月に出したんでしょう、第1週目に。その辺のところ、はっきり言ってくださいな。こんなことで時間をとりたくないんですよ。ほかの質問もございますから、出した出さないで結構でございます、第1週に回ってきたのは。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼いたします。  先ほどの回覧につきましては、全域ではないんですけども。全域、高野町全域ではないんですけども、該当するところが通行どめしたるを得んということで、回覧のほうはさせていただいております。 ○8番(所 順子) 第1週でやろ。 ○建設課長(小西敏嗣) 別途で各戸回覧ということで。通常のではなくて、今回やむを得ず、日にちのほうが急遽来週に迫っておりますので、それにあわせて調整しながら上げさせていただいております。出しております。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 出すエリアと出さないエリアがあるとは言いましたですけれども、それ以外のパンフレットですね。ついておりましたよ、こんなセールス的なもの。何ですかね、私写真では撮っておりますけれども、そうですね、セールス。あれは何ですかね、身体障害者の何かですか、手袋300円、5,000円とか、そういう広告までつけて回っておりますよ。それ、ここに私は写真をとってますからありますけれども。そういうのもつけて配布してるんですよ。  それは町内会長さんが勝手に出されるようなものでもありませんし、こんな広告的なものを出されるんであれば、清福議会だよりも出されるはずでございますよ。第1週でも2週でも3週でも、いち早く、一日でも早く出せるという状況にあると思っております。なぜこんなにおくれているのかと﨑山議員さんも質問されておりますよ。  私は一刻、一秒でも早く配布していただきたいと、事務局長にまで再三再四お願いをし、広報副委員長でありますので、まだ出せないんか、まだ出せないんかと、何度聞いておっても、局長は、今回は配布は1回って町から回覧が回ってきておりますって。今年に限り、たった1回なんですよ。毎年は年2回って決定してるんですよ。それを決定しておりながら、この1週でこれを回す。こんな無責任なこと、決定しなかったらいいんじゃないですか。こんなものは、私の一般質問を追及する前に町がいかにいいかげんな町政をやっているかということを町長もわからなあかんの違いますか。もっとちゃんとした町政をするべきでしょう。自分が言うんであれば、ちゃんとしたことをやりなさいよ、町が。自分たちには都合のいいことだけで、議員にはこういうふうに押しつけてくる。そういうことは私は許しません。私はね、1カ月半も会議にかけられたんですよ、モラハラ的なことをされて。許しがたい。こんなことはあってはいけないですよ。住民代表の口封じ、自分本位の町政、やめていただきたいですね。  もう一つの質問をしたいと思います。教育長にお聞きしたい。なぜ私と局長があなたの教育長のところ、教育長室を訪問に、お尋ねに行きましたときに、私はこの町長と一緒に連名のこの書類について知らないと言ったのか。その理由をお聞きしたい。私はこれを書いたのは内容は知りませんとはっきり言われました。その内容を知りたいです。知らなかった理由です。それをお尋ねしたい。 ○議長(大西正人) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 経緯から申しますと、一つは10月10日付議会だより第88号の校正について依頼があったと。そのことについて、私は議会事務局のほうに、10月の9日だったのか10日だったのか、ちょっとその辺のところ、10日と先ほど﨑山議員さんが何かおっしゃってたので、ああ、そうしたら僕9日の日かなということで思ったんですけど、この日にちは定かでないですが、議会事務局に電話をさせていただきました。そのことについて、私、事務局のお名前は存じないんですけども、電話で対応されて、今日は事務局長は出張ですということで、ただ、議会だよりについては何も問題ありませんよということで、回答をさせていただきました。  その後、私の意見として、議会だよりの中で感想を書くのはいかがなものかということで言わさせていただきましたところ、事務局長が出張で、後日また伝えさせていただきますということでした。  10月18日に、次長のほうから、私は公民館の運営会議の出張中、車の中で次長から電話があって、町長と連名を出すということで言われました。このことにつきましては、私は議会だよりというのは、これは議会とそれから執行部とのいわゆる二院制ということでは、皆さん方に、もちろん町長も住民から選挙されております。そして、皆様方も、先生方も住民から選挙されてる。その中で、相牽制し合いながらいい町政づくりをやっていこうというのが私の思いでありましたので、この中で、議会だよりに個人の感想を書くのは私はいかがなものかなということで、文書ではありませんけれども、口頭で述べさせていただいたということでございます。  ですから、私のほうに。 ○8番(所 順子) 文書に載っているこれをなぜ知らない。 ○議長(大西正人) 今、答弁中でございます。 ○教育長(角濱正和) ですから、私のほうにつきましては、疑問点、もちろん6月の議会だよりも感想ということで載っておりました。しかし、これはこのまま継続して同じようなことが起こるというのは、これは住民に対してちょっと不思議ではないかということの中で、思いの中で、議会の事務局長のほうに依頼をした、依頼というのか、お願いをしたというのが経緯でございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) まともな答弁もいただいてないように思っております。なぜ、まだ私が質問中でございます。 ○議長(大西正人) 質問中でございます。 ○8番(所 順子) 私がお尋ねしたのは、88号の校正について連名で出された内容を知らないと言ったのはなぜかという質問をいたしましたんですけれども、今、全然違うような答弁をいただいたように思っております。これは内容重視ではないような答弁でございましたですよ。  そして、教育長が感想文を取り除けというようなことを事務局におっしゃってくるというのはおかしいです。町長が言ってくるのは、まあ任命権者でありますから仕方がございませんが、教育委員会、教育長さんは別の範囲の部署でございますよ。教育に関するところのトップでございます。そのことが議会に進言をしてきまして、教育長のお名前を載せるというのもおかしいなって、教育長を経験された方もおっしゃっていたように私は記憶をいたしております。だから分野が違うと、教育長さんからこの感想を取り除けというような、同じような議会だよりにこのように文章を出されるというのも、私はちょっと今までになかった町政だなというふうには思っております。  そういうことは、教育長さんからは町長と連名で申し入れてきた、今まで長く議員をやってるけど、そういうのはあったような試しがないんですよ、私にしましたら。だから、その辺のところ、ああ、教育長さんも議会だよりについて一応文句は言える立場なのかしらと、その辺のところもどのような立場なのかなという部分もお尋ねをいたしたいと思っております。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○8番(所 順子) いや、教育長が手を挙げて、教育長がさっきから言いたいと言っているのに。私、別に町長とは御指名してないですよ。 ○町長(平野嘉也) 8番議員の捏造といいますか、威圧的に話をつくられるというのは、大分なれてはきましたが、やはり今回もすごくしんどいです。  教育長が、感想とかおかしいだろうというのは、最も教育者であり、より住民の人に正確な内容を与え伝えないといけないのではないかというような思いが教育者としてやはり強いんかと思います。だから私と同じような感想を持っておったので、一緒の連名にした。私と、それと他部署の副町長、この二人からお願いをしたということは、非常にそれは重く受けとめていただく内容かなというふうにも思います。議員にはいろいろなお考えがあるかもわかりませんが、仮定をいかにも事実のようにつくり上げる、そういう議会は、あまりよくないんではないでしょうか。  以上です。 ○議長(大西正人) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 何とも失礼な町長ですね。捏造ですって。じゃあ、委員会で入っているテープ、全部高野町の住民に公開しなさいよ。委員会では全部テープに録音しておりますよ。私が捏造をやってるかどうか、町長さん、町民にこのことを公表してください。委員会にはテープがございますよ。それを住民に公表したらよろしいでしょう。何が捏造ですか。私が捏造して、1カ月半もこうやって委員会にかけられたというんですか。どんなに嫌な思いをし、モラハラ的ないじめにも思うようなことばかり、委員会で幾ら意見を言ったとて口封じされ、そういうふうな思いをさせられてきたんですよ。それを捏造っておっしゃる町長さん。あなたのほうが捏造じゃないですか。  そしたら、このここにありますよ、このペケマーク、これ括弧、質問になっていません、感想になっていません、言ってないです。これはい、括弧して、これも条例取り除け、これも取り除け、皆書いて証拠ありますやん。これが捏造と言うんですか。  これを黙っている議員さんたちもおかしいと思います。私は捏造なんてした覚えもございませんし、1カ月半もこのように会議にもかけられ、広報委員会以外の3人の議員さんには迷惑をかけてるんですよ。その辺のところも申し訳ないと思っておりますよ。こんなに議会だよりをおくらせて、町長が介入してこなかったら、2回目の委員会で、これには回答できませんと、5人か6人の委員さんたちで回答書まで町に出してるんですよ。その後町長の言うことを聞いて、延々と会議を開いて、5回も会議を開いたということなんですよ。もっと早く回答できませんという書類を議長、委員長が町長に突きつければよかったんですよ。議会としてはこの文書に関して回答できないってまで委員会で決定、皆でして、提出までしているんですよ。それを渡しもしないで、委員長と議長。2週間後ですか、渡して、延々と会議されて、議会だよりがおくれているのは現実でありますやん。私が捏造ですって。出るところに出てもいいですよ、この問題に関しまして。私が捏造ですか。そんなうそが町長の口から出るなんて、許しがたいですよ。そんなことやってません、捏造なんて。いいかげんにしてください。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。先ほど言うた捏造というのは、この議場での発言のことを言うとるんですよ。もう一回言います。議場での発言を。 ○8番(所 順子) 議場での発言、私これずっと発言してますよ、原稿どおり。 ○町長(平野嘉也) 聞いてください。うそつきとか、何というんですか。 ○8番(所 順子) うそじゃないですか、うそ書いて。 ○町長(平野嘉也) うそつきとか、いろいろな仮説のことを言うのはよくないというのを言うてるんです。  まず言いますね。そしたら、よく聞いてくださいね。この事業主は誰がどのように選定されたのかというのを所さんから聞かれました。答弁として、町長が教育委員会からの説明書を見て決めた。 ○8番(所 順子) それは答弁の中にもありましたから。 ○町長(平野嘉也) これ答弁ですので、ここは町長というのは私なんですよ。だから、ここは私がに変えてください。これも変えてくれない。説明書を見て決めた、説明書なんかないんですよ。そんな答弁もしてないんで、それは答弁どおりに書いてほしいということで、言いますね、教育委員会からの説明を受けて、それを精査した上で決定し、前に進めているというふうに書いていただいたら何の問題もないんです。わかりますか。 ○8番(所 順子) はい、もう結構でございます。 ○町長(平野嘉也) まだ答弁中です。それと、やはり議会だよりというのは、思ったことを書くんじゃなくて、ここで発言されたことを端的にまとめて書くというのが議会だよりじゃないんかなというふうに私は思いますし、そういうようなことで書かれてもよいように、自分たち含めて、附属機関も答弁しとるというふうに思います。  それと、先ほど所さんのほうが裏話でという。 ○8番(所 順子) 所さんじゃないでしょう。 ○町長(平野嘉也) 所さんでしょう。 ○8番(所 順子) 議員さんとか言うてください、8番議員とか。 ○町長(平野嘉也) 8番さん。 ○8番(所 順子) 8番さんじゃないでしょう。これ飲み屋違いますから。そんな言葉自体が町長さん。 ○町長(平野嘉也) そんな。 ○8番(所 順子) そういう言葉自体が町長さん。だめでしょう。8番さん、9番さんって言うんですか。 ○町長(平野嘉也) 撤回したほうがいいんじゃないですか。ここは議場ですよ、飲み屋じゃないですよ。 ○8番(所 順子) あなたがでしょう、8番さん、5番さんとかそういうふうな言い方はだめでしょうが。 ○町長(平野嘉也) じゃあ所議員さんと言いますね。裏話で説明が終わったというのは。 ○議長(大西正人) 静かに願います。 ○町長(平野嘉也) 裏話というこういう文言も言ってないんですよ。だから、ちゃんと書いてくれたら何を載っけてくれてもいいんです。ちゃんと発言したこと、そして質問していただいたこと、それを町民に正確にわかりやすく書きましょうよ、先生。思ったこととか。 ○8番(所 順子) もう結構でございます、答弁。温かい御支援の答弁ありがとうございます。 ○町長(平野嘉也) 先生からも言っていただきました。でも、議会と広報委員会に要望書というのを出させていただきました。でも、やはり出すということは、こちらもやっぱりつらいとこもあります。私と教育長の連名で、それも議長さん宛てにです。議長さん宛て、そして広報委員長さん宛てに出すということは、やはり広報を何とかいいものにしたいというような思いがあるから出させていただきました。その中で、議長も負門委員長もいろいろな会議で討論は、議論はあったかと思いますが、骨を折っていただきました。苦労してまとめていただきました。今後、また回覧の12月の2回目のときには配布されるのかなというふうにも思いますが、今後、今回は言ってないことも書かれてる広報ですが、所議員が言ってないことも書かれている広報ですけど、ぜひここでしゃべったことを。 ○8番(所 順子) もう早くまとめてください。 ○町長(平野嘉也) 質問したこと、そして説明したこと、そして答弁したことを短くまとめましょう、わかりやすく。それでできなかったら、うちの当局も答弁をつくるのにお手伝いいたしますんで、橋本市議会のような形で一生懸命お手伝いいたしますんで、そこは住民にしっかりと伝わるようにいいものをつくりましょうよ、税金ですんで。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 8番、所君。あと8分ほどの残りです。8分です。 ○8番(所 順子) 町長にそっくりそのままお返しをいたしたいと思いますよ。11月号のメッセージ、そのほかの案件を含め提案した全33案件について議会の承認、同意をいただき終了いたしました、とこうあるんですよね。これ御自分はこのようなことを書いて、議会に条例を消せ、バツバツまでつけてきて、そうしてこれを出してるんですよ。私にそういうことを言える口がどこにありますかねというふうに町長、思いますし、失礼やなと思います。  私は捏造した覚えもございませんし、私も1カ月半以上にわたり委員会にかけられ、数の力で進行されてきたわけでございますよ。一つ一つの文字、裏話って書いて裏話とは言ってない。先ほど裏話というのは一部の人しか知らないことであるということを説明したでしょう。そして、一つ一つの、何ですか、校正は広報委員会でするんですよ。広報委員会でこれ誤字ですよ、これ違いますよと決めるのが私たち議会の仕事で、町長さんに誤字を直していただくというのは違うんですよ。その辺のところも御理解していただいてないというのが情けないというんですよ。町長さんには答弁のところ、その辺のところを町にこの原稿をお渡しするんですよ。  私たちはあなたのこの高野広報ですか、広報高野、これに対して間違いを書いてたって一つも文句も言えないですよ。言える場所もないんですよ。条例案、全部通過しましたって、これ書いてますやん。でも私たちは、議会で町長さん、これうそ書いてますやんって言っていけませんし、言えませんし、分野が違うんですよ。町と議会、別の問題でございますよ。それを町長は踏み込み過ぎですよ、議会に対して。  こんなもの、後ろに議員の責任のもとで配布するというこういう文言があるんですよ。清福、一般質問については、発言及び答弁の内容は、質問者、編集、校正をお任せし、質問者の責任のもと掲載しておりますと、これをうたっております。これを今度は発言及び答弁の内容は町長に編集、校正をお任せし、町長の責任のもと掲載しておりますに変えたらよろしいんや、そういうことをおっしゃるんであれば。私はそう思いますよ。  そして、町長の検閲なしにしか出せないような清福議会だよりはもう議会としては権威もございませんので、出さなかったらいいんですよ。こんな北朝鮮的なことはやめていただきたいです。言論の自由、言論封殺はやめていただきたい。何が捏造ですか。怒りますよ。もうこんなことを言って質問すること自体、私自分自身が嫌なんですよ。もうちょっと高尚な予算についたりとか、そういう質問をやりたいですよ。それに清福議会だよりをとめられたあげく、捏造したとまで言われて、これ住民の皆様、ユーチューブで見てると思いますよ。前も景観条例のこと、大阪の方々からユーチューブで、所さん大変でしたねってお手紙をいただいてますよ。 ○議長(大西正人) 残り5分となりましたので、お知らせします。 ○8番(所 順子) ですから、そういうふうなのは皆、これ見れる人は見てますよ。もうちょっとやはり町長も、議員さんは、議員さん、別物と思ってやっていただきたい。私たちは選挙でここに来て、住民を背中に負って町政に質問をし、精査していく仕事でございますよ。町長に圧力をかけられ、私たちは町長の言いなりになる。そういう仕事ではありませんし、私も自由に発言、自分の支持者に対しての自分の思いのたけをここで質問しているんでございますよ。私の支持者、捏造だって言われて嫌な思いをいたしますよ。全部テープに入ってますから、これユーチューブ、あなたの、町長の大好きなユーチューブで流したらいかがですか。どちらが捏造しているかということを、住民さんは判断してくれますよ。そういう意味でございます。  そして、先ほど中迫議員の質問の中で、ふるさと納税で30億円を残して無償化のほうは残すと言いましたですけれども、そうすることによりますと、この小中一貫建設66億と私たちはお伺いしておりますけれども、70億のうち30億を抜きましたら40億になりますよね。そしたらお金が足りなくなるんではないかなと、私ちょっとこれ先ほどの答弁の中で疑問を抱いた次第でございますけれども、この辺のところも、私たちの説明では、何ですか、交付税、国からの借金ですか。それが四十数億円と税金が20億円の借金、負債、そしてそれをふるさと納税より利子を払うというふうな説明を受けている次第でございますけれども、この30億、ふるさと納税から抜きましたら残りが40億しかないのにやな、66億円の借金を払ったり、建物33億円、そして付随外構工事に35億円、トータルで66億円でしたか、数字はちょっと間違っているかもしれませんが、そのようにお伺いをいたしておりますけれども。先ほどの中迫議員さんの説明の中で30億置いといてとしたら、お金が足りなくなってくるんではないかなと思ったんですけれども、これは明瞭端的に説明をしていただきたいですね。もう時間もございませんので、言われたことにだけ答えてください。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員、所議員にお答えいたします。  公共施設を整備していく中で、公共施設の適正化債というものがございます。また、今後、集約化していくということが行政としても非常に大切なことでございます。小学校、中学校、こども園、そして公民館機能、給食センター、それぞれ建てかえたりしていけば、今回の予算以上の、倍以上かかるかもしれないだけでございます。だから今回複合化ということで、議員がおっしゃる額までは多分行かないと思うんですが、担当課には少ない額で、なるべく少ない額で建てられるように交渉してくれというふうに言うております。  また、財源につきましては、当然ふるさと納税も先々は入ってくるかもしれませんが、今やっているいろいろな教育、福祉、保健、医療に関して、手厚くしているふるさと納税の事業に関しては、20年、30年はできるという確信のもとに進めておりますので、財政のことはしっかり住民に大きな負担がかからないように配慮しつつ、財政がいいままに、しっかりした後世に残るものを建ててまいりたいと思います。御意見ありがとうございます。 ○議長(大西正人) 8番、所君に申し上げます。あと30秒でございます。 ○8番(所 順子) 町長さん、言われたことに答えてくださらず、私は中迫議員さんにふるさと納税から30億残して無償化の方向性を言っておりますのに、後の残りのその精査はどのようになっていくのかという質問でございましたが、それに値するような答弁は全くございませんでした。やはり答弁というものは、あなたがこうやって文書で、答弁できません、まともなことは答弁いたしませんよ、議場で、とまで書いてこられてるんですから、答弁も住民にわかりやすくもうちょっと真摯のある答弁をしていただかんとだめなんではないかなと思っております。私は、最後に、捏造なんかではないということだけははっきりと申しておきます。  以上で質問を終わります。 ○議長(大西正人) しばらく休憩します。               午後 2時52分 休憩               午後 3時04分 再開 ○議長(大西正人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  発言を許します。  4番、新谷君。
    ○4番(新谷英一郎) 失礼します。皆さんお疲れのところ、よろしくお願いします。  私からは今回2つの質問をさせていただきます。1つ目は、教育環境の整備と充実をという内容について、幾つかお聞きします。2つ目は、本町の職員にかかわる働き方改革及び職員の研修についての2点です。  まず、教育環境の整備と充実をについてですが、先日、総務文教委員会の所管調査で高野山小学校を訪ねる機会があり、元気な子供たちが先生方と元気よく生き生きと学び合う姿、そして、次に放課後の時間帯での学童保育を参観し、授業のときとはまた違った伸び伸びした姿に触れることができました。未来をつくるこの子供たちが生き生き伸び伸び育ち暮らしながら、やがて地域を学んで誇れるような教育及び教育環境の一層の充実を図ることが、まちづくりにおいて優先課題であると考えます。もちろん義務教育の実質無償化など、本町は先駆けてさまざまな施策を行い、高評価を得ているところではあります。これから町民はもちろんのこと、広く子育て世代がIターン、Uターンなど移住をして、この地で暮らし、子育てをし、学ばせたいと評価できるような教育環境の充実も必要です。そこで、以下について伺います。  1点目、小・中学校におけるICT機器の整備状況、活用、利用状況についてです。これまでも一部知らせていただきましたが、学校内、校舎内の各普通教室と特別教室及び職員室のハード面、ソフト面等、ネットワークも含めてどの程度進んでいますか。また、利用や活用の状況はどうなっているのでしょうか。県下や伊都地方の普及整備の状況も参考になるのかと思いますので、わかっている範囲でお願いします。  また、関連して、プログラミング教育(前回も出ていたと思いますが)は県が力を入れて今年から先行して実施していると聞き及んでいます。来年度の本格的な実施に向けて、教育委員会はどのように支援をしていますか。また、今後支援をする計画でしょうか。やがて中学校でも学習することになると思いますが、指導体制を強化する必要があると思います。  以下については自席で質問させていただきます。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。4番議員の御質問について説明させていただきます。  まず、小・中学校におけるICT機器の整備状況及び利用活動状況ということで、現在、全国の小・中学校のパソコン整備率というのは、平均して5.6人に1台ということにとどまっております。しかし、高野町ではキーボード脱着型のノートパソコンを3人に1台程度導入しております。また、各教室においては無線LANの環境を構築しており、パソコン室以外でもタブレットとして持ち運びができ、また各教室でいつでも活用できる状態にしております。  管内小・中学校でもこれまでも各校の教育計画にのっとり、ICT機器を活用する技術の習得を初め、インターネット等を活用した情報収集を授業に取り入れてまいりました。  また、先ほど議員もおっしゃられたとおり、和歌山県下では今年度より、小・中学校、そして高等学校において発達の段階に応じた体系的なプログラミング教育、きのくにICT教育を実施しております。これは学習指導要領改訂に伴うプログラミング教育の必須化に伴いまして、和歌山県が全国的に先駆けて取り組んでいるものでございます。管内小・中学校でもパソコン上で簡易的にプログラムを組んだり、ロボットを操作したりする学習が5年生以上で始まっているところです。  今後、プログラミング教育ということで、先生方もそれに関しては研修等を行っておりますし、機会があれば外部からの講師等でプログラミング教育というものを充実していきたいというふうにも考えております。  そして、先日来より新聞等で、政府が全国の小学校5年生から中学校3年生にパソコンを1人1台使える環境を整備する案というのを検討しているという報道がされております。現実的に配布されるにはしばらく時間を要すると考えていますが、近い将来、5G時代を迎えることは確実視されており、今後、高野町でも大容量通信を可能とするパソコンの環境整備は必ず必要であろうと考えているところでございます。今回、小中学校の新設に当たり、そういう環境も考えて、十分対応できるような状態を、そういう整備を行っていきたいと考えております。  あと、パソコン等の整備状況、台数なんですけども、小学校、中学校あわせて児童・生徒用の台数については、花坂小学校は5台、そして高野山小学校は31台、そして富貴には2台、そして高野山中学校に20台の配備をしております。あと50インチのテレビですね。各教室にあるテレビについては、各学校で花坂小学校5台、高野山小学校7台、そして富貴小学校は5台、そして高野山中学校6台の配備をしているところでございます。これは平成21年度のICTの補助金によって設置されたものでございます。年代的にももうかなり古くはなってきてるんですけども、まだまだ使えるんですが、また環境を整える際に、いろいろそういう設備の整理というか、整備もしていかないといけないと思っております。  あと利用状況についてなんですけども、花坂小学校におきましては、低学年については週に一度程度、中学年については大体二、三日に一度ぐらいに使用しております。補充の学習等ですね。あと単元末のまとめテストなどをソフトを使って活用しております。  高野山中学校におきましては、技術科においてプログラミング教育、そしてワード、エクセル、図形とか、そういう学習を行っております。年間については、1年生は5時間程度、2年生5時間、3年生が15時間ということになっております。総合的な学習の時間においても、各学年10時間程度、調べ学習やまとめ、発表の資料づくり等に行っております。あと全国学調の英語ですね、話すほうの英語のほうの学習で、3年生は1時間程度、あとふるさと検定は各学年2時間程度使っております。  高野山小学校においては、1年生は月2時間程度、1年生から3年生まで月2時間程度、そして4年生は週2時間程度、5年生は週4時間程度、6年生も週4時間程度になっております。主には、低学年についてはお絵かきとか、あと計算ソフト、漢字ソフト、あとeライブラリーというソフトを使っての学習、3年生についても国語や総合的な学習、理科、ローマ字練習とかも入ってきております。4年生については総合的な学習と社会、国語、理科等に使っております。5年生についても同様な形で、総合的な学習、社会、国語、英語、あとプログラミング教育も5年生から入ってきております。6年生についても総合的な学習や社会、国語、英語、そしてプログラミング教室、理科、外国語ということで、入ってきております。あと支援学級においても月1時間程度、計算ソフト、漢字ソフトを使って活用を行っております。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) かなり現場のほうでは子供たちが想像以上に親しんでいると、また技能を身につけているということが伝わってくるようなデータだったんですけども、昨今社会問題にもなってますけども、ちょうど私も教育現場におった立場から言いますと、今の小・中学生の保護者の皆さんは、かなりこういう機器については精通するというか、小・中学校で身につけている世代ではあります。そうした中で、SNSの利用をめぐっていろいろな危機的な状況があるということであるとか、社会問題が起こっています。そうした使い方といいますか、メディアにかかわっていく周辺のそのベースになる部分のことも、保護者ともども学校現場で扱っているとは思うんですけども、ぜひそういった機会も保護者世代に向けて発信する必要があるのではと。自分ら大人全体に言えることなんですけども、よろしくお願いします。  次に、こども園、小・中学校間の連携交流について伺います。現在、来るべき小学校、中学校一貫校の開設が計画中です。その過程において、より連携交流を密にすることが求められているとともに、重要であると思います。現在、連携交流はどのように行っているのでしょうか。  参考までに、今年初めて高野山小学校、中学校の運動会を見せていただく機会がありまして、児童・生徒の皆さんがしっかり自分たちで計画した内容もあって、中学生あたりは非常に自主的に動く姿に感動したわけなんですけども。そこで思ったのですが、今後、運動会などの行事や一層の教育効果が期待できる分野など、また領域などについて検討して、一緒に学習を進めるとか、体験活動を行うというふうな機会も設けてはいかがでしょうかというふうにも思います。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。4番議員の御質問につきまして説明させていただきます。  まず、こども園、小・中学校間の連携、そして交流についてということなんですけども、中学校入学後の環境等に伴う変化にとまどい、いわゆる中1ギャップによる不登校が全国的に課題となっておるんですけども、教育委員会ではこの中1ギャップを少しでも和らげるために、授業や行事、職員間の連携に力を入れております。例えば、以前は高野山小学校で入学式直前に形式的に行われていた中学校入学説明会を見直しまして、中学校入学半年前にはクラブ活動の体験を含めた入学説明会を中学校で実施しております。また、その説明会では、中学校の生徒が中心となり、学校生活やクラブ活動を6年生児童に説明することとなっております。  教職の連携も進んでおりまして、高野山小学校と高野山中学校の教員が一堂に集まる小中連携会議を開催しまして、授業面や生徒指導面等でさらなる連携が図れるように、定期的に情報交換研修を行っております。また、中学校の英語科教員に兼務発令をかけ、小学校3年生から中学校の教員と一緒に学ぶ機会を設けております。花坂小学校の教職も授業部会には参加し、教職の交流を深めております。  さて昨今、幼小接続期の重要性についてというのも大きく取り上げられておりますし、そこで教育委員会では昨年度より小・中学校と同じように幼・小連携部会、連携会議を設置しまして、従来、従前の幼小園児、児童の交流に加えて、教職と保育士の交流も深めております。小学校職員、教職による園訪問とか、保育士による小学校訪問を実施するとともに、園児が小学校の生活や教科の学習にスムーズに適応していくことを目指して編成するカリキュラム、いわゆるスタートカリキュラムの開発にも努めております。今後は、本連携をさらに深めて、高野町の子供たちのよりよい成長につなげていきたいと考えております。  4番議員のほうからもありました運動会等、合同でというような、一緒にするということですけども、将来的にやっぱり近くにあると一緒にするという可能性も含めていろいろ検討中でございます。今、高野山中学校とそれこそこども園、花いっぱい運動というのがあったんですけども、ああいうので子供たちと中学生と、園児と中学生が一緒に花を中学校の敷地内でプランターを使って花を植えるとか、そういう世代交流というんですかね、そういうのも実際行っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 地理的にも恵まれた環境だと思うんです。花坂小学校、またちょっと離れている富貴分校の開設もあるんですけども、そのあたりで今も非常に連携が活発に行われていると聞いて安心はしているんですけども、そこに地域と保護者のかかわりというのが出てくると思うんですけども、次にきのくにコミュニティースクールについて伺います。  これは保護者、地域を、地域資源といいますか、地域の人、物、事というふうなことを教育現場に反映させるというふうな背景もあるかと思うんですが、この設置の目的ですね。そして、構成のメンバーですとか、活動の内容、またどのような成果が既に上がっているのか、また課題があるとすればどんなことかということで、お答えいただけたらなと思います。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。4番議員の御質問について説明させていただきます。  教育委員会では一昨年度、平成29年度に学校運営協議会会則を策定し、本年度は高野山小・中学校に一つ、そして花坂小学校に一つの学校運営協議会を設置しております。それで全ての小・中学校がコミュニティースクールとなっております。  学校運営協議会委員の内訳につきましては、高野山小・中学校に15名、そして花坂小学校に8名となっており、PTA会長を初め地域の役員の方々、そして保護者、有識者から構成しております。和歌山県でも数年前よりきのくにコミュニティースクールを推進しており、本年度より県下全ての学校に学校運営協議会を設置することとなりました。  さて、御存じのとおり高野町はPTA活動が盛んに行われており、学校と保護者が一体となって子供たちを育てるすばらしい風土が根づいております。しかし、この学校運営協議会制度の導入をきっかけとして、地域を巻き込みながら学校と保護者、地域の皆さんがともに知恵を出し合い、一緒に協働しながら子供たちの豊かな成長を支える、地域とともにある学校づくりを進めていきたいと考えているところでございます。  これ学校運営協議会、前に評議委員会等があったと思うんですけども、それよりももう一つ踏み込んだ学校運営について一緒に考えるというような組織でございます。例えば、ボランティア的なことでも、いろんな学校の行事において地域の方と相談し、そういう行事に合った人材がいないかどうかというのを運営協議会の委員さんを通してお願いしたりとか、そういう機会もありますし、あと小学校においては学習ボランティアということで、地域の方、本年度は大体16名ぐらいですかね、ちょっと学習する、裁縫とか、そういうので得意な方がいれば一緒に授業に入ってもらうとか、そういうところでかかわりを持っているところでございます。  今のところ、課題としてなんですけども、割と地域的にも高齢化が進んでいるんですけども、あまり目立った課題というか、そういうところは今のところないかなというふうには思っておりますけども。いかんせん、人材的に、ものに、その種類によればなかなか見つけるのも難しいかなというところもありますし、今後いろいろ地域の方とも協力して子供たちを育んでいきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 高野山小・中学校のPTA活動が非常に盛んであるといいますか、PTA新聞とか、ああいう広報活動も非常に昔から積極的になされてまして、地域のほうにも理解が、協力体制もできているということなんですけども、これは我々富貴筒香地区とか、周辺の地域にしましたら、町内唯一の中学校の、我々今学校だよりを見る機会があって、中学校の現場のことを月2回わかるんですけども、町内のほうに学校だよりあたりは、今配布、山内はされとるんですかね。  そういったことで、学校には届いていたようにも思うんですけども、そういったことで、町内全体に子供たちが、中学生、小学生、こんなことをしているというふうなことで、保護者でない家庭、高齢化も進んでいるんですけども、そんなんに励まされるといいますか、刺激を受けるということもあろうかなと思うんですけども、ちょっと検討いただけたらなと思います。  続きまして、高野山小学校富貴分校の開校に関して2点伺います。  一つは1年生を迎えるに当たり、学校の存続や地域の活性化につながる子育て支援事業を実施することになって、現在行っていると思うんですけども、その事業に関しまして、現在の活動状況と今後の見通しをお知らせいただけたらと思います。  あと1点は、新入生を迎えるに当たって、環境整備という点では長期間のブランクがありまして、富貴小学校のほう、前ですが、設備、施設の点検とか、教材、教具の準備作業等が必要になるかと思うんです。現在、そうしたことも行っていると思うんですけども、そうした進捗状況をお知らせ願いたいと思います。あわせて、現時点での配置予定をされている職員の構成などがわかっているのであれば、お願いしたいと思います。 ○議長(大西正人) 苗代福祉保健課長。 ○福祉保健課長(苗代千春) 失礼いたします。4番議員さんの質問について御説明さし上げます。  高野山小学校富貴分校の開校についての事業の中に子育て支援事業ということで、今現在、富貴小学校の1室をお借りし、富貴で子育て支援事業のほうを実施しております。実施状況は、今、週2回子育て関係としてお子さんをお預かりしております。ファミリーサポート的なことができないかということで、地域のほうで協力を得まして、地域会員が50名ほどになりました。その中には御高齢者の方もいらっしゃいますので、全ての方が日がわりで来ていただくというわけにはなかなか難しい状態になっておりますが、子供が高齢者宅に行って昔話を聞くという取り組みも実際行っております。  そこにかかわりました御高齢者の方にお話を聞かせていただきましたら、少ない人数の子供が来て、自分の庭先で遊んでくれるというのは非常にうれしいというお言葉もいただきました。  それ以外に、大体最低月一、二回は子育て支援事業として、高野町全体に配布はさせて、こども園とかには配布はさせていただいてるんですけども、富貴のちっちらこという活動になりますので、ちっちらこ発信によるイベントのほうを実施しております。そこには地域の御高齢の方から教えていただく、この12月でしたらしめ縄づくりを行います。そのほかは、富貴が昔からつくっておりますコンニャク、そういうものをつくったり、ちょっと人気はなかったんですが、春先には小学校の畑をお借りしまして野菜を育てようという、そういう作付もやったんですが、ちょっと作付するというのはなかなか人気がなくて、参加人数のほどは5名でした。ただ、収穫になったら他地域からも子供さんがたくさん来ていただいて、10名から15名の参加はあったと聞いております。  今後、この子育て支援事業、富貴だけではなしに、もし高野町内で預かるのが難しいというものがあれば、日にちが合えばやっていきたいという意向もあるんですけども、子育て支援事業と高齢者の見守り部分を含めて何らか展開できないかというのは、今現在担当していただいているちっちらこ、そして富貴小・中学校のあり方を語り合う会の母体と、今後、密に協議していく必要があるのかなと思ってます。  以上です。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。4番議員の御質問について説明させていただきます。  高野山小学校富貴分校の開校についてということで、設備面につきましては、以前よりいろいろ調査をして、中の傷み具合、そしてハード面ですね、あと教職が配置された場合の指導書云々について、時事いろいろ調査等をして進めている段階でございます。  そして、あと配置のほうにつきましては、できるだけ常時3名はいるようにはしたいと考えております。教職につきましては本校への配置した後に分校へ、分校主任とそして担任ということで、教員が2名配置される予定でございます。あと町雇用ということで、校務さんとあともう1名ということで、2名の計4名ということで、そのうち3名は常時常駐するというような形にしたいと考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 今のところから地元住民の支援協力もあり、準備が整いつつあるということですが、本校と富貴分校と花坂小学校との連携協力も図っていただきたいなとは思うんですけども、今日はないんですけども、遠隔授業等の実証実験といいますか、実際に行われているとも聞くんですけども、そうしたことも積極的に研究していただいて、導入を図っていただけたらなと思います。学校の再開が地元だけでなく町全域の活性化につながるように、地域の意見や希望も尊重しながら、引き続き行政の支援をお願いしたいところです。  そして、あわせて町内の学校のホームページを時々見せていただくと、非常にちょっとリアルにわかるというか、子供たちの表情もわかって、学校でこんなことをやっとるというのが伝わるんですけども、それを統括している教育委員会のホームページのほうも見せていただくんですけども、ここでちょっと今まで先に質問したようなことも含めて、そうした情報が発信されるというふうになると、非常に町民としては、また外部からたどってホームページに入った人にとっても、そうした高野町の教育という部分でPR、またアピールにつながるのかなと思いますので、いま一度、教育委員会のホームページの見直しといいますか、今も必要十分な情報は発信されているんですけども、また御検討ください。  では、次の質問に移ります。2つ目です。町職員にかかわる働き方改革及び職員の研修についてということで、今年度より施行の働き方改革関連法は皆さん御存じのとこなんですけども、働く人の視点に立った働き方が、民間企業から広く官公庁まで求められています。企業とは異なり、公務員が働く現場では、それぞれの所属部署や異なる業務や緊急時の任務等のため、やむを得ない理由で長時間の労働、休日の出勤等があると思います。  本町の職員の皆様方の働く現場の状況について伺いますが、せんだってなんですけども、この法律の施行に関連して、周知のために職員向けの資料配付や研修は行われているんですかね。まずそれをお聞きしたいと思います。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  職員向けの周知ということでございますが、個々職員全員を集めてということはありませんけれども、それぞれの課長会議の席において、いろいろ残業時間であるとか、有給休暇であるとか、そういったことはお話をさせていただいておりますので、その内容については全職員に伝わっているものと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) それで、各部署、課とか、いろいろ非常勤の方とか、いろんな勤務条件は違うと思うんですけども、いわゆる残業時間であるとか、有給休暇の取得等については、なかなか個人的な問題もあるかと思うんですけども、全体としてどのような状況になっているんでしょうか。それと、課題や問題点というのがあるのでしょうか。それと、職員はそれについてどのような捉え方をしているのか。これはちょっとアンケート等がないとわかりにくい部分もあろうかと思うんですけども、幹部である皆さん方の捉え方もあると思うんですけども、その辺の長時間労働等、時間外労働にも当たるんですけども、それの是正、必要があれば是正などをどのようにして取り組んでいるのかということも含めてお答えいただけたらなと思います。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  各部署における勤務の状況等ということでございますが、高野町役場全体として残業時間が増える傾向にありましたが、ノー残業デーでは残業をしない、また通常業務は通常時間内に対応する旨、職員に指導し、職員の協力もあり、残業時間も以前に比べ減る傾向にございます。  また、有給休暇につきましては、付与日数はほとんどの職員は年20日ですが、全体の休暇取得率は1月から10月の実績で37%でございます。また、休暇につきましては、年5日以上消化するように指導をしています。業務に支障が出ない範囲で、所属長の判断のもと有給休暇を消化しております。  超過勤務時間につきましては、これは部署によりまして、消防、医療職等はかなり時間数が変わってきますので、それ以外の職員で計算をしましたら、平均1カ月3.3時間の超勤の時間ということでございます。ですので、残業時間も減らし、過度な業務もできる限り減らし、町職員の健康管理に努めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 数値的にはかなり皆さん改善されてきたということなんですけども、あと具体的な取り組みですとか、それと課題も聞きたいとこはあるんですけども、先ほどの教育に関連した質問とつながるのですけども、既に実施していると思うんですけども、庁内でのICT機器の活用による職員間の情報の共有であるとかネットワーク、それから情報交換、文書の電子データ処理ですとか、ペーパーレスとか、その業務が残業も減ってきたということなんですけども、その背景、負担軽減というのはどのように進められてきたんですか、その背景というか。実際、具体的に取り組んだことがあるとすれば、よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) ただいまの御質問で、具体的に庁内のICネットワーク、文書等、どういったものについて取り組んで残業時間が減ってきたのかというような御質問であったと思います。  実際のところは、こういうことをしたから減ってきたという今の時点、明確なものは出ておりませんが、日々、職員に対しては、先ほども申し上げましたが、極力通常時間内に業務を終了させるようにというようなことで、ノー残業デー、これも必ず守るようにというようなことで、時間の削減を行ってきたというものでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 来年度にかけて、この働き方改革というのが民間、官公庁、公務員にも適用されてくると思うんですけども、日々奮闘している職員の皆さんの声を聞き取ったり、アンケートを実施したりするというふうな実態調査のようなものをして、そういった声を酌み上げていくというふうな仕組みも、方法もあろうかと思いますので、ぜひ評価する一方で、さらにそういった改革が進むようにお願いしたいところです。  そして、柔軟な働き方というのもキーワードの一つですけども、例えば町独自の子育てや介護にかかわる職員が仕事との両立ができるような労働環境をつくるために、在宅勤務制度、いわゆるテレワークとかフレックスタイムというふうな制度があると思うんですけども、そうした制度を試行的に取り入れていくことは検討できないものでしょうか。その中で、必要な機器の整備や運用面で難しさもあると思うんです。実現すれば通勤や現場勤務の時間的な短縮・軽減につながり、何しろ働く意欲にもつながるはずです。働き方改革が、役場で働きたいと希望する若い世代にも伝わる、実効性を伴う改革となるように、ぜひお願いしたいと思います。また、ブロードバンド回線が整備された現在、広くサテライトオフィス開設の誘致活動等も進めていると聞いていますが、その誘致活動の上でも意義があると思います。  そこで、次にです。職場内の研修です。各職場では個々で、またチームや各年代の職員が日常業務に当たっていますが、そうした多忙な中で訓練とか経験などを身につける能力や技能に関して、ブラッシュアップ、高度なものにしていくということも必要かなと思うんですけども、業務のため全体で集まっての研修は無理かと思うんですけども、各部署ではどのような形で、研修というふうなことを銘打ってはできないと思うんですけども、どのような形で若年層も含めて研修といいますか、異動直後といいますか、しているのか。県のほうでそういう目的を持った研修というのはあるとは聞いてるんですけども、日常の研修的な活動というのも必要であると思うんですが、いかがですか。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長(辻本幸弘) 失礼いたします。  ただいまの御質問につきまして、職員全体の研修、また職場での研修というふうなことで、二つの研修が大きく分けてございます。  まず、職員研修につきましては、主に和歌山県市町村職員研修協議会が主催する研修会、これは実施計画がございまして、多様な研修があるために、職員が苦手な部分については進んで研修に参加しております。また、高野町においては、現状、計画はございませんが、約4年前ぐらいから、国、県との職員の人事交流や派遣を行っております。今年度は近畿農政局と職員1名が人事交流をしております。また、高野町においては、令和2年度から実施計画を作成するよう検討しております。  成果と検証につきましては、役職に応じた職員研修への参加により、他の自治体との交流、その役職での業務遂行能力を身につけ、専門研修では自身のスキルアップにもつながっています。今後は実施計画に基づき、人材育成の観点から、率先して研修への参加を呼びかけ、人事評価に反映することも検討する予定でございます。  また、役場内職場での研修についてでございますが、毎年2回から3回の研修を行ってます。今年度につきましては、パワーハラスメント研修を終え、来年1月から2月にかけましては、セキュリティー研修を行う予定となっております。もちろんこの毎回行う研修でございますが、全職員が対象になる部分、あるいは若手が対象になる部分、そのときそのときによって研修内容が違いますので、その対象者によって研修をしているというものでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 4番、新谷君。 ○4番(新谷英一郎) 今のように役場内での研修も数回にわたって行われているということなんですけども、現場の課題に対応する意図的な研修というのも必要かなと思います。今の内容でしたら人権にかかわっての研修ですとか、今日的なテーマについて実施されているということなので、ぜひまたその内容を充実させていただけたらと思います。  終わりに当たりまして、今回の2つの質問の共通項でもあるんですけども、学校や役場及び関係機関において、児童・生徒と教職、また役場職員の皆さんが、ICT機器等の整備に伴い基本的な知識や技能を学ぶ機会と場が必要かと考えます。現在、こうした状況下で、各学校の先生方や役場職員の中から専門知識や技能を備えた方がそうした分野で先導して、本来業務の傍ら、責任を持ち、目いっぱいの中で指導しているのではないでしょうか。今後、3年から5年後を見通して計画的に系統立てた指導により、有効活用ができる、成果が上がるためにも、正規の指導資格を持つインストラクター的な外部講師を呼んでの研修会というのもあったんですけども、そうした立場で、またメンテナンスもできるというふうなことで、なかなかそういう人材も少ないとは思うんですけども、子供から大人まで指導実績、または指導ができるというふうな人材を、町として専任の非常勤のような形で配置するというのも有効な手段かなと思いますので、ぜひ検討していただけたらなとこう思います。 ○議長(大西正人) 今のことに関しまして答弁はございますか。  角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 先生、御指摘ありがとうございました。今、人材の発掘、育成というところで御質問をいただいたわけでございますけども、何分にも高野山小学校の先生方というのはまだまだICTというか、私もそうなんですが、できてない部分もありますので、今後、やはりこういう町職員の中でそれに秀でた方の派遣とか、そんなことも考えていくのも一つの手かなというふうに思っておるところです。  先生方につきましては、ICTの勉強会とか、そういったところにも参加していただいておりますけれども、今先生がおっしゃられたように、貴重なやはり特技を持った方というのはたくさんおられると思います。ただ、やっぱりこの高野町では、いかんせん、まだ少ないというところもありますので、今後の課題として検討させていただきたいというふうにこう思っておるところでございます。本当にありがとうございます。 ○4番(新谷英一郎) よろしくお願いします。
     以上で質問を終わります。 ○議長(大西正人) これで一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  お諮りします。議事進行の都合により、明日10日は休会としたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(大西正人) 異議なしと認めます。したがって、明日10日は休会とすることに決定いたしました。  本日はこれで散会します。  御苦労さまでした。                午後 3時50分 散会...