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平成31年第1回定例会 (第1号 3月 5日)

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  1. 高野町議会 2019-03-05
    平成31年第1回定例会 (第1号 3月 5日)


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    最終取得日: 2023-06-15
    平成31年第1回定例会 (第1号 3月 5日)                平成31年         第1回高野町議会定例会会議録(第1号)        第1日(平成31年3月5日 火曜日)          午前10時00分 開会     第 1 会議録署名議員の指名について     第 2 会期の決定について     第 3 諸般の報告     *町長施政方針並びに提案理由説明* 2 出席議員(9名)    1番 大 西 正 人         2番 﨑 山 文 雄    3番 下垣内 公 弘         4番 上 野 幸 男    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 谷 保 幸         8番 (欠員)    9番 松 谷 順 功        10番 負 門 俊 篤 3 欠席議員(0名)
    4 事務局職員出席者   事務局長  倉 本 文 和   書記    大 谷 燎 平 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       角 濱 正 和   会計課長      辻 本 寛 美   企画公室長     中 尾   司   総務課長      辻 本 幸 弘   税務課長      和 泉 ひろみ   観光振興課長    茶 原 敏 輝   福祉保健課長    苗 代 千 春   建設課長      小 西 敏 嗣   生活環境課長    松 本 嘉 文   防災危機対策室長  井 上 哲 也   診療所事務長    中 上 浩 貴   消防長       中 西   清   教育次長      中 西   健   富貴支所長     植 田 達 夫                午前10時00分 開会 ○議長大西正人) ただいまから平成31年第1回高野町議会定例会を開会いたします。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第126条の規定により、議長において、6番中前君、7番大谷君を指名します。  日程第2、会期の決定についてを議題とします。  お諮りします。本定例会会期は、本日から3月25日までの21日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長大西正人) 異議なしと認めます。  よって、会期は本日から3月25日までの21日間と決定しました。  お諮りします。議事の都合により、3月6日、7日、8日、9日、10日、13日、15日、16日、17日、18日、19日、21日、22日、23日、24日を休会にしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長大西正人) 異議なしと認めます。したがって、3月6日、7日、8日、9日、10日、13日、15日、16日、17日、18日、19日、21日、22日、23日、24日は休会とすることに決定いたしました。  日程第3、諸般の報告を行います。  地方自治法第121条の規定により、本定例会説明のため出席を求めた者は、町長並びに教育長であります。  高野監査委員から、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納監査報告については、お手元に配付の報告書をもって報告とします。  議員派遣の件について、会議規則第127条第1項ただし書きの規定により、お手元に配付のとおり議長において決定いたしましたので、報告をいたします。  当局からの報告事項はありませんか。 〇当局(「なし」) ○議長大西正人) なしと認めます。  これをもって諸般の報告を終わります。  平野町長施政方針並びに提案理由説明をお願いいたします。  平野町長。 ○町長平野嘉也) 皆様、おはようございます。  平成31年第1回定例会を招集させていただきましたところ、議員全員出席をいただきまして、誠にありがとうございます。後ほど説明させていただきますが、今回の案件は議案26件、同意1件でございます。  さて、今日は総本山金剛峯寺で第414世葛西光義管長晋山式があるということで、この高野山にとって非常に大切な儀式があるその初日に議会があるということも、非常にうれしく思っておるところでございます。新たな管長さんのもと、高野山がいろいろな活動をされ、また高野山高野町も両輪となっていろいろと進んでまいりたく思っておるところでございます。  さて、現在、平成最後の第198回通常国会が開催されております。会期は新元号6月26日までの150日間で、平成31年度一般会計予算など5つの予算案と66の法案が審議されておるところであります。  ふるさと納税寄附金額向上における指定制度の導入を盛り込んだ地方税法改正案、また町村及び都道府県が実施する森林の整備及びその促進に関する整備の財源に充てるため森林環境税を創設し、その税収額に相当する額を森林環境譲与税として市町村及び都道府県に対して譲与するための森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律案など、本町に影響の大きい法案もございますので、引き続き国の動向には注視してまいりたいというふうに思います。  それでは、1月から3月までの各課関連当局からの主な報告事項をまずさせていただきたい、そのように思います。  総務課関連でございます。  平成29年12月に議会より要望のありました議員報酬引き上げ申し入れについて、高野特別職報酬審議会条例に伴いまして、5名の委員さんに組織をしていただき、高野特別職報酬審議会を開催しております。これによって、この会議は第1回目が1月、そして第2回目に2月、3月にも開催をして、合計3から4回の審議会をしていただいて答申をもらい、そして議会宛てにこちら当局のほうからお示しをさせていただくというような形になってくるかなというふうに考えておるところでございます。  審議会に対しては、報酬を含めてさまざまな角度から議論をしていただきたいというふうなことも申し入れしております。また、審議会委員様より、議員さんとぜひこの審議会条例の中で議論した内容等を、議員さん全員と情報交換をさせていただきたいという申し入れもございますので、ぜひ議会も御検討していただけたらというふうに思っておるところでございます。  光ケーブル開通式でございます。富貴筒香地区光ケーブルが3月22日金曜日に開通して利用可能となります。当日は東富貴多目的集会所高野観光情報センターインターネットでつないで開通式を行う予定であります。今後、この地域の振興に対しさまざまな要素が生まれてくるのではないのか、この光ケーブル事業をスタートとして、富貴筒香地区の発展に努力してまいりたく思っておるところでございます。  続きまして、教育施設の今後に関する保護者説明会、またワークショップの開催をしております。教育施設に関するこれまでの経緯、そして今後の方針について、2月6日水曜日、高野山小学校PTA役員会、また同20日水曜日、高野山中学校保護者に対して説明会を行っております。また、明日、あさってになりますが、高野山小学校保護者、またあさっては高野山こども園保護者にも説明をする予定であります。説明に赴くのは、私を初め総務課の管財、そして福祉、そして教育のほうで説明をする予定でございます。  どういった形で、どういったことを説明するのかということを言いますと、場所の選定がどのような過程で行われたか。そして、今後いつまでにそういったものをつくっていかなければならないのかという、行政が考える案、それを広く住民の方々に、保護者方々、またワークショップを通じて住民の方々から意見をちょうだいいたしまして、いい形に持っていきたい。デザインビルドという工法でしっかり進めてまいりたい、そのように思っております。  コーディネーターとして、当役場の管財係がしておりますので、多少、事務作業、またいろいろな調査に対して、今後、支障が出てくる可能性もございますので、しかるべき時期にそれ用のコンサルタントも必要ではないのかなというふうにも考えておるところでございます。  また、4月には統一地方選挙がございます。本町におきましては、高野町議会議員一般選挙、また和歌山県議会議員一般選挙がございます。しっかりとこの選挙に誤りのないように、しっかりした体制で準備を進めてまいりたく思っておるところでございます。  続きまして、企画公室関連でございます。国土交通省、また農林水産省、また文部科学省、各大臣から認定をいただきました高野歴史的風致維持向上計画が、平成31年1月24日に国交省において認定式を経て認定証をいただきました。これにかかる期間、また後ほども説明が入りますが、31年度から平成40年度の10年間かけて取り組んでいこうかなというふうに思っております。社会資本整備交付金事業町並み整備事業を活用して、主に石畳等の道路の美装化、電柱の地中化歴史的建造物の修景など町並み整備に取り組むとともに、多言語表示対応した案内板解説板整備を行うというようなことで、徹底的にこの事業計画をつくり進めてまいりたいというふうに考えておるところでございます。  また、長期総合計画も仕上がりましたので、各議員先生方、また町関連のところにも、でき次第、配布させていただきたい、そのように思います。また、部数が限られていますが、ネット配信もしておりますので、インターネットでも高野町の長期総合計画を見ていただきたいなと思います。  この長期総合計画も絵に描いたもちにならないように、しっかりそのときの人口動態、またいろんな国、また県の政治状況等考えながら、軌道修正もしながら、平成40年、新元号40年ですね、に向けて進んでまいりたいというふうにも考えております。  建設課関連でございます。  日本農業遺産認定ということで、和歌山県、そして有田川町有田川町が主の会長として、花園村を抱えるかつらぎ町、そして高野町とで協議会を設置しまして進めてまいりました。残念ながら、1月24日、農林水産省において、非公開形式平成30年度の世界農業遺産への認定審査にかかわる承認及び、日本農業遺産認定に関する2次審査で、県の農林水産部長プレゼンテーションをしていただきましたが、残念ながら認定ならずということで、この農業遺産をしっかり生かして、いろいろな1次産業の活性化をねらっていきたいというのはあったんですが、有田川の中山町長、またかつらぎ井本町長とも話し、また関連する県議会、また知事とも話をして、一度もう一回仕切り直しをして、また2年後に登録に向けて活動をしようじゃないかというような話で今動いておるところでございます。  観光振興課関係でございます。  もう3カ月も前になるんですが、年末年始の対応ということで、観光情報センターの件であります。条例におきましては12月29日から1月3日まで休館となっておりますが、12月31日には午前9時から深夜1時までをあけました。また、1月1日につきましては正月の修正会もありますので、午前9時から午後9時まで臨時に開館させていただきました。31日の御幣納め、また除夜の鐘、諸堂参拝修正会等に参加する参拝者を中心に御利用いただきました。来館者に対しては甘酒の無料接待も行いまして、その2日で約500から600名の方が来館して、高野町のことの情報を入手してゆっくりされていかれたというようなことでございます。  また、積極的に海外に対してインバウンドPR等も行っております。台湾観光のPRの実施ということで、昨年も私も行かせていただいて、その継続的な事業ということで、3月2日から4月14日まで台南市で、地元出身高野山出身永坂嘉光さんの「聖地高野山空海の軌跡」という写真展を催しております。和歌山県とも共同して、高野山の魅力を伝えるプロモーションを今実施中でございます。和歌山県との共同プロモーションに関しては、3月7日、現地に職員を派遣して、精進料理、またこの写真展、そして高野山のすばらしいところを観光関係職員が一生懸命プレゼンテーションを行ってくるというふうに思います。  消防本部関係でございます。  消防本部では、高野消防出初め式、また文化財の防火デー、そしてただいま期間中であります春季全国火災予防運動ということで、消防本部、また消防団の皆様、そして女性消防団の皆様初め、役所の皆さんも加えて、防災予防かつ運動を展開中でございます。今後も各機関とも連携して、今年も異常気象になる可能性もございますので、しっかり連携して、高野町の安全、安心のために努めてまいりたく思っておるところでございます。  続きまして、教育委員会関連でございます。  成人式が1月にとり行われ、合計23名が対象でありまして、15名の出席ということで、非常に賑やかないい成人式でありました。成人になられた皆さんも、育てていただいた保護者皆さん、またおうちの方々に感謝する気持ちというのが非常に強かったというふうな印象を持っておるところでございます。  また、2月12日には和歌山県の市町村対抗ジュニア駅伝大会がございました。12日に壮行会をさせていただいて、そして2月17日に紀三井寺競技場をスタートいたしまして、結果は、すさみ町には勝ったというような形で頑張っていただきました。個人のタイムを見てますと、10人の走者のうち2人、3名は和歌山県の中でも真ん中より上のタイムを持っているというふうなことを考えますと、少し練習期間、いろいろボランティアの関係で練習時間が短くなってしまっているというのもございますが、少し訓練をすれば、すさみ、九度山、古座川あたりには勝てるようになってくるんじゃないのかなというふうに楽しみにしております。  しかし、この市町村対抗というような中で、若干無理が出てきてる大会ではないのかなというふうに、高野町としては考えております。もともと若者のパイの大きさで、非常に高野町なんかは少ないと。高野町の中学生はもう出てもらわないと出場ができないというような形でございます。ほかの市町でありますと、陸上部があったり、それをクラブ活動として日ごろからやっているところがおるということで、これを「せいの、ドン」で競うやり方で順位をつけていくというのは、いささか無理がある、ちょっと子供たちにもかわいそうなところもあるのかなというふうなことも、高野町もそうですが、小さい町村ですね、そういったところからは声が上がってきておるというようなこともありますので、その点は今後、町からもそうですが、教育委員会のほうからもそういった声もあるよというようなことで、選手が最後の焼き肉のバーベキューを楽しみにするんじゃなくて、楽しくレースをできるような仕組みづくりというのが今後必要ではないのかなというふうに考えておるところでございます。  そして、富貴中学校休校式が3月9日にございます。議員先生方も御出席されることかなというふうにも思いますが、非常に当町にとっては残念な出来事ではあります。でも、終わりがありますが、ここが出発点というような考えでございますので、休校式のときには、私の富貴筒香地区への思いというのをしっかり地域住民、また富貴子供たちにも伝えたい、そのように思っておりますので、ぜひ議員先生方も御出席のほう、よろしくお願いしたいというふうに思います。  そのほかいろいろあるんですが、31年度にかかわる案件、また方針等を申し上げさせていただきたいと思います。3月の分もかぶるんでございますが、3月1日より4代目のケーブルカーが就航いたしました。当日、たくさんの方が乗降され、2日には記念式典管長猊下御導師のもと、無事に開通式運行式が終了いたしました。今後、今高野町、高野山の入り込み数というのは去年よりも伸びてきております。開創法会が終わりまして、一度、当然落ちます。そのまま考えによれば、だっとゆっくり減少ぎみになってくるのかなというふうにも思いますが、データを見てみると、宿泊客も29年度より30年度のほうが伸びている。そして、交流人口、入ってくる観光客参拝者も増えているというようなことを考えますと、今後とも南海電気鉄道とともに、また和歌山関連市町村等も協力して、インバウンド、また日本の方々をしっかりと誘致していただける、参拝していただけるような作戦を練っていきたいなというふうに考えております。  主な伸びてきている要因というのは、これは正確なことじゃないと思うんですが、自分の思う範囲では、アジアの方々の訪問が増えてきたのかなというふうにも考えております。ということで、しっかりこれからも観光行政に対してしっかりしていきたいというふうに考えてます。  続いて、新元号が4月1日に発表されることになっております。5月1日より、新元号のもと新たな紀元が始まります。役所におきましてもさまざまなシステムの改修、またいろいろなことで手続等、混乱の起きないようにしっかり対応してまいりたいというふうに考えております。  また、大阪万博に関してなんですが、2025年に55年ぶりに大阪万博の開催が決定されました。今後、その万博もそうなんですが、カジノを含む統合型リゾート(IR)の開業も決まれば大阪ベイエリアの再開発などのインフラ整備が加速するのと同時に、高野町に対しては、日本人も初めインバウンドの増加など、本町への影響も非常に大きいものかなというふうにも考えております。  和歌山IR等もございますが、両IR候補地に対してしっかり高野町としてアンテナを張りながら、事業に関して積極的に参画できるところはしてまいりたいなというふうに思います。  また、IR事業者、これは大阪のIR事業者ですね、参加表明している事業者も、高野町との接触もしたいというようなこともありますので、今後、こういった機会に高野町自身のPRもしっかり進めてまいりたいというふうに思っております。  消費税増税に関する話でございます。10月に消費税率が10%に引き上げに今のところなるという予定でございます。商工業者においては食料品などの税率を軽くする軽減税率導入への対応キャッシュレス決済を使った消費者へのポイント還元への対応などにより、準備が必要となります。今後、まちとしても支援策をしっかり検討していかなければならない。また、町としてもこの制度導入に対して、その対応を間違いなく進めてまいらなければならないというふうに考えております。  それに伴って、水道料金ですね。水道料金は26年の消費税増税のときに、そのとき私、5%のままの据え置きにしております。今後、今の消費税の10%増税になっていく中でどのような形にして税率を上げていくのかということを、しっかり担当課と、また財政担当者とともに考えてまいりたいなというふうにも考えておるところでございます。5%に据え置くというのは厳しいかなと思いますので、段階的に伸ばしていくか、まずは8%にさせていただくかというようなところで進めていかなければならないのかなというふうに考えております。  ふるさと納税地方税法改正がございます。地方税法改正案では、6月以降に寄附金特例控除を受けるために総務大臣が指定する自治体への寄附に限るとし、指定基準返礼品の費用は寄附額の30%以内にしなさい、また返礼品には区域内において生産された物品または提供される役務、その他これに類するものであって、総務大臣が定める基準に適合するものであるものとしておる。また、指定を取り消された自治体は2年を経過するまで指定を受けることができないとしておるというようなことになってきております。  当初、ふるさと納税の趣旨からいいますと、いささか返礼品を出す、また過熱ぎみであるとか、カタログショッピングになっておるとか、いろいろな表現で報道はされておるところでございます。総務省が許可をするというところにおいては、地方分権においていささか総務省は手を突っ込み過ぎではないのかなというふうに、首長としてはそう考えるところでございます。  しかし、法律で決められるんであれば、その法律の範囲内でしっかり高野町のふるさと応援寄附金が生き延びていけるように、担当者一同考えていきたいなというふうにも思っておるところでございます。  おかげさまで大体確定値に近いだろうと思いますが、30年度は196億のふるさと応援寄附金をいただきました。そのうち約70億は基金のほうに積み立てて、32年度から実質使用していくというふうに考えておるところでございます。  ふるさと納税考えとしては、以前からこの場でも申し上げておりますように、割合は30%なのかもしれませんが、やはり地場産品というところで、地場産品イコール歴史文化ゆかりのある品で行こうというふうに考えております。それをはねるんであったらはねればいいじゃないかというふうな考えで今はおりますので、高野山、お大師さんに関係のある、ゆかりのある商品、また高野山ゆかりのところに行こうというような何かしらをできたらいいなというふうにも考えておりますので、そこは知恵を絞って頑張っていきたいなと思います。  間違いなく196億から1億ぐらいには下がりますので、そのあたりは31年度の予算案にはあらわれてあるというふうに思いますが、前回の臨時会でも申し上げましたとおり、最大4億いただいておりましたときを換算しますと、約49年分の基金をいただいたということで、当面の財源の確保にはできたかなというふうに考えておるところでございます。  また、歴史的風致維持向上計画、今回の31年度予算にも当然出てきております。31年度より動いて、初年度は実施計画まちづくり調査、それをしていこうというふうに考えております。10年間の計画なんですが、平成35年までの、31、32、33、34、35の5年間で総額5億の事業費を見込んでおるところでございます。おおむね2分の1国庫からというようなことでありますので、あとの2分の1はもうふるさと応援寄附金のほうで確保しておりますので、財源には心配ないということを報告させていただきます。  また、耕作放棄地の件でありますが、高野町が出資しとるわけでもありませんが、高野町と業者等で努力をして、今ホップですね、ホップに関してやっております。今年度はホップ80キロを収穫して、約5,000リットルをつくろうではないのかというようなことで今動いております。まだまだこの商品というものは、いろいろ補助金を受けておるとかそういった関係上、販売することはできないので、地域のイベント等にこれらを役立てていただきたいなというふうにも考えておるところでございます。第一弾目の給食の地元米というのも順調に行っておるかなというふうにも思いますし、第2弾のワイン用のブドウに関しては、引き続き、有田市の業者と協力をとりながら、今後に対していい方向に進めていきたいというふうに、模索を続けてまいりたいというふうに思います。  また、第4弾として新たな事業としていろいろ考えております。計画中でもあります。その中で、今、その問題に直面しておるのが農地が足りないというようなことで、今壁にぶち当たっているのと苗が高いというところにぶち当たっておるというところであります。町として農地を買い上げるということは当然できませんので、何かしらの形で最低でも1ヘクタール、平たんな農地があればということで行きたい。また、苗に関してはふるさと納税を使ってそこは対応していって、最終的にはそれらを回収していけるような仕組みづくりをしていきたいなというふうにも考えております。  まだまだ事業化には1年、2年はかかるかなというふうにも思いますが、今、コンタクトをとっております業者の社長との関係の中では、高野山にはぜひうちが展開させていただきたいというような声もいただいておりますので、その波に乗って、富貴地方の、また花坂地方の、また広く田畑があるところの地方の活性化につなげたい。また、その農家の人たちが少しでも収入が増えるようなことを考えていきたいというふうに考えておるところでございます。  そのほかなんですが、一般の当初にも出てきます南海りんかんバスのIC化への補助を行わさせていただきたいと思います。業者が3分の1、事業費レベルで3分の1、国が3分の1、県が6分の1、橋本市12分の1、高野町12分の1ということで、これを導入することによって何が起こるかというようなことでございます。インバウンドの方、また参拝者の方、非常に今キャッシュレスで登って来られる方も非常に多くなってきております。また、バス会社から、また住民の間から、バスが停留所でかなりとまってしまうという事態があって、渋滞につながっています。自分も一回数えたんですが、5分ぐらいバスが動かなかったというふうにも覚えがあります。そのようなことで、交通渋滞の解消等、またこれも高野山上、山上でもないか、りんかんバスが走っているところであれば全部使えますので、これによる特典をつけろというふうにかなり交渉したんですが、公共交通の考えで、陸運局のほうから、そういう割引制度みたいな、そういうのはある地区だけではできないという返事がありましたので、そういったちょっとお得なパッケージみたいなのは今のところはできないかもしれませんが、地域の方々の大切な公共交通でもありますので、IC化をして、いろんな方がスムーズに、スマートに乗りおりできるような高野町にしていきたいなというふうにも考えております。  また、新たな事業の一つではありますが、高齢運転者のサポカー購入補助の導入を始めたいと思います。高齢化に伴い、地域の交通は厳しくなっております。また、急発進、また運転ミスなどによる事故が全国でも多発しております。県内でも、県議会でもこういった話もあったようですが、県としてはしないというような方向を聞いております。しかし、ある県では県レベルでこのサポカー制度も入れている自治体もあります。先駆けて高野町が単独でもこれを先にしていこうということで、今年度から、県内初でありますが、この高齢運転者サポカー購入補助を導入できればというふうにも思いますので、どうぞ議員先生方も御理解していただけたらなというふうに思います。  あと、地籍に関してでございます。あと26年、あと25年ですかね、あと25年となっておりますが、31年度中にもう少し短縮できないか、真剣に、積極的に検討してまいりたいというふうに思います。あと78%、87平方キロメートルが残っております。総事業費で約15億の事業費であります。国が2分の1、県費4分の1、町費4分の1ということで、これもふるさと応援寄附金で財源を、この分の確保はもうできておりますので、この地籍に関しては、人数の確保というのも要るんですが、進めてまいりたい。加速しても15年かな、15年が一番短い期間かなというふうに担当者のほうからは説明を受けておりますので、31年度中にしっかり議論をして、32年度から少しでも加速できるようにしていきたい、そのように考えております。  また、ブロック塀の除去、改修の補助金等も今議会に提案させていただいております。大阪北部地震で犠牲になられた少女もおりました。また、それに伴って全国の通学路、また避難通路のブロック塀の調査というのが全国的に行われました。それに対するブロック塀の改修・除去というような補助金等もついてきておりますので、金額のほうはまた予算のときにお示しできると思いますが、そういったことも高野町もしていかなければならないというふうに考えています。家の中の庭の中の全然通路に面してないところのブロック塀というのはなかなか厳しいかなと思いますが、少しでも高野町内の通路、避難路、学校の通学路が、安全に、そして安心して歩けるようになるように進めてまいりたいというふうに思っております。  公共施設の整理、そして整備についてでございます。公共事業適正化債を使う前提でも進めております。今回、教育施設の件で、管財係、また教育委員会、福祉保健課等が一緒に動いてくれております。できる限り今の議論を保護者の方、住民の方、また議会先生方等で話をして、デザインビルド、みんなでデザインをして建てていくというようなことで進めてまいり、33年度末までには事業に着手して、34年度内には事業を完了させたい、そのように考えておるところでございます。  そのほか森林環境譲与税を使いまして、高野町ウッドスタート宣言というものを2019年度内にさせていただきたいというふうに思います。これは何かといいますと、地産地消にかかわってくるんですが、まちの森を使おうじゃないかと。生まれたときから、生まれたときのおもちゃから棺箱までというようなぐらい、町の木を使おうじゃないか、県の木を使おうじゃないかというようなことで、宣言を来年度中にしたいというふうに考えております。  そのほか関連事業、森林に関する、また森林環境譲与税等を使う事業として、木育キャラバン、移動式のおもちゃ美術館に来ていただいたり、高野町森林所有者意向調査の委託をしたり、間伐材搬出支援事業等を森林環境譲与税高野町の交付金を使って事業を進めてまいりたいなというふうにも考えております。
     また、ウッドスタート宣言をした後に、ふるさと納税返礼品高野霊木、高野六木を使ったおもちゃ、また製品等を返礼品に加えることができないのか、そういったことも含めて考えていきたいというふうに思います。  また、大河ドラマに対しての予算も計上させていただいております。前年度も計上しておりますが、今、民間のほうで一生懸命署名集め等をしていただいておるところでございます。2019年度もさらに計画的にこの運動を広げていきたい、そのように考えておるところでございます。  また、2020年にはオリンピック・パラリンピックが開催されます。オリンピック自治体首長連合に加入しておる本町といたしましては、2020年、また19年度からもあると思うんですが、しっかり高野町がPRできる、また高野町への海外の方が交流事業として来ていただくというようなことで、高野町のインバウンドに少しでも寄与して、また高野山というところをオリンピックに来た多くの方に知っていただけるような事業展開を2020年にはしてまいりたいなというふうにも考えております。  そして、2019年、来年度になりますが、ねんりんピックがあります。ねんりんピックは高野町のほうは将棋をさせていただくことになっております。今のところ72チームの216名の選手、夫婦とか御家族でいらっしゃったらこの倍、倍にはなるんかなというふうにも思いますが、一つのいい交流になるのかなというふうにも思っております。  これに先立って、高野町の将棋広場というのも今2回ほど開催させていただいております。まちかどサロン縁において、月1回開催しております。学童保育の子供たちや学校帰りの子供、また地域の将棋を指す大人の方々、また高齢者の方々とか、そういった方に来ていただいて、将棋をまず習ったり、真剣勝負をしているところもございます。今後、今までスポーツの交流とか、住民同士の交流というところでいろんなやり方があると思うんですが、こういった将棋という古来からある日本の文化を通じて、住民同士が交流し合えるというのは非常に大切なことだなというのを、子供たちが大人と打っている姿を見て、また感じさせていただきました。  また、将棋をしている中で、囲碁も高野山でも打つ人も多いんだというようなことで、囲碁教室もしたらどうよというようなことも住民の人からも言われております。いろいろ手を伸ばしていきたいところではありますが、まずは将棋のほうが、高野町の町民が打てる人はまちかどサロン縁だけじゃなくて、役場の1階でも、いろんなところでも将棋盤を置いて交流できる広場ができればなというふうにも考えておるところであります。  それでは、本定例会におきまして御審議いただく議案等について御説明させていただきます。先ほど来から申しているものも当然含んでありますので、そのあたりは御了承いただきたいというふうに思います。  議案は26件でございます。  議案第2号、高野森林環境譲与税基金条例の制定についてでございます。森林所有者自身から、森林管理を実行できない場合に町が行う間伐や人材育成、担い手の確保、木材利用の促進や普及啓発等の森林整備などに充てるための基金を設置するものでございます。  議案第3号、高野職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例についてです。遠隔地、また僻地に位置する高野山総合診療所及び富貴診療所において勤務し、時には放射線技師、検査技師、薬剤師の役割も担わなければならない医師に対して支給する特殊勤務手当の上限額を、近年の医師不足に鑑みて増額するための一部改正でございます。  高野町災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、災害援護資金の貸し付けに係る保証人の規定を新たに定めるための一部改正でございます。  議案第5号、高野町水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例でございます。学校教育法の改正により新たに創設された専門職大学の制度により、専門職大学前期課程修了者を短期大学卒業者と同等に扱うこととなったことから、布設工事監督者の資格について必要な改正を行うものでございます。  議案第6号、平成30年度高野町一般会計補正予算(第9号)でございます。歳入歳出それぞれ6,500万円の減額となり、予算総額は234億1,390万円となりました。  歳入で主なものとしましては、国庫支出金500万8,000円の減、県支出金887万9,000円の減、繰入金3,637万2,000円の減などとなっております。  また、歳出で主なものとしましては、民生費1,396万円の増、総務費3,060万9,000円の減、土木費に関しては1,431万6,000円の減、教育費に関しては561万1,000円の減、災害復旧費に関しては1,142万2,000円の減などに伴う補正でございます。  議案第7号から議案第14号は、8特別会計の補正になっております。  議案第15号、平成31年度高野一般会計予算につきましては、前年度比で1.9%、6,780万円増の総額36億3,600万円となりました。  歳入の主なものとしましては、町税が前年度より680万7,000円の減額の3億3,721万6,000円、地方交付税が前年度同様の17億6,000万円、ふるさと応援寄附金地方税法改正による制度見直しにより寄附金額の減少が見込まれるため、前年度より1億円減の1億円、前年度までに積み立てたふるさと寄附金を取り崩し各事業に充当するためのふるさと寄附金繰入金を前年度に比べ1億5,000万円増の2億5,000万円とし、財源不足を補うために取り崩す財政調整基金繰入金は前年度に比べ7,100万6,000円減の1億2,300万円としております。また、過疎対策事業債1億5,690万円などの町債として、前年度より190万円減額の3億2,400万円を計上しております。  歳出の主なものとしましては、新規事業費として交通系ICカード導入支援事業費1,073万1,000円、県内初の事業であります高齢運転者サポカー購入補助事業費100万円、避難所へのソーラー照明整備事業費100万円、ウッドスタート宣言、ウッドスタート事業関連事業費401万7,000円、森林所有者意向調査事業費314万6,000円、間伐材搬出支援事業費200万円、ブロック塀除去・改修補助事業費1,200万円、高野山地区街並環境整備事業費600万円、消防団ポンプ自動車購入など消防用設備整備事業費3,385万3,000円、継続事業として公共住宅長寿命化改修事業費として1億100万円、橋梁長寿命化修繕事業費として1億1,900万円などと計上しております。  議案第16から議案第26号までは10特別会計及び1企業会計の平成31年度予算でございます。  議案第27号は高野町健康長寿のまちづくり宣言につきましては、町民の皆様と行政が一体となり、生活習慣の改善や疾病の予防などに努め、健康寿命の延伸を図るとともに、健やかで心豊かに暮らせる活力あるまちづくりを推進するために、高野町を健康長寿のまちとして新たに宣言するものでございます。  同意は1件でございます。  同意第1号、高野監査委員の選任につき同意を求めることにつきましては、任期満了による再任のためでございます。  議案については以上でございます。  各議案等の詳細につきましては担当課長に説明させますが、どうぞ慎重審議を賜りまして、御同意をいただきますようお願い申し上げ、開会に当たりの施政方針並びに提案説明とさせていただきます。  同意は1件です。 ○議長大西正人) ちょっと資料のほう、ありますか、そちらに。 ○町長平野嘉也) 資料をください。 ○議長大西正人) 手渡していただいて結構です。どうぞ。 ○町長平野嘉也) 同意2件ございます。同意1号が先ほど申した監査委員のことでございます。  同意第2号、高野富貴財産区管理委員の選任につき同意を求めることについてでございます。失礼いたしました。  各議案等の詳細につきましては担当課長に説明させますので、慎重審議賜りまして御同意いただきますよう申し上げ、開会に当たりの施政方針並びに提案説明とさせていただきます。どうぞ今議会、よろしくお願いいたします。 ○議長大西正人) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれで散会します。御苦労さまでした。  引き続き、議員の皆様には11時10分から全員協議会続きをさせていただきたいと思います。その後、引き続きまして議会改革推進の特別委員会を始めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。            午前11時00分 散会...