高野町議会 > 2018-12-10 >
平成30年第4回定例会 (第2号12月10日)

  • 自殺(/)
ツイート シェア
  1. 高野町議会 2018-12-10
    平成30年第4回定例会 (第2号12月10日)


    取得元: 高野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-15
    平成30年第4回定例会 (第2号12月10日)                平成30年         第4回高野町議会定例会会議録(第2号)        第7日(平成30年12月10日 月曜日)          午前9時30分 開議     第 1 一般質問 2 出席議員(8名)    1番 大 西 正 人         2番 﨑 山 文 雄    3番 下垣内 公 弘         4番 上 野 幸 男    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    8番 (欠員)            9番 松 谷 順 功   10番 負 門 俊 篤 3 欠席議員(1名)    7番 大 谷 保 幸 4 事務局職員出席者   事務局長  倉 本 文 和
      書記    大 谷 燎 平 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       角 濱 正 和   会計課長      辻 本 寛 美   企画公室長     中 尾   司   総務課長      辻 本 幸 弘   税務課長      和 泉 ひろみ   観光振興課長    茶 原 敏 輝   福祉保健課長    苗 代 千 春   建設課長      小 西 敏 嗣   生活環境課長    松 本 嘉 文   防災危機対策室長  井 上 哲 也   診療所事務長    中 上 浩 貴   消防長       中 西   清   教育次長      中 西   健   富貴支所長     植 田 達 夫                午前9時30分 開議 ○議長(大西正人) 皆さん、おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、順番に発言を許します。  6番、中前君。 ○6番(中前好史) 皆さん、おはようございます。  気温も下がりまして、東北、また北海道では雪のようでございます。本町でも昨日はちらちら雪を見たわけですけども、おかげさまでまだ積雪には至っておりませんので、除雪等まではいってません。  本日、私からの質問、議長からお許しを得ましたので、まず1点目は防災及び災害対策について、2点目は町営住宅、桜団地及び桜ヶ丘の造成についてでございます。  まず1点目といたしまして、本年も台風接近のたびに、町職員の皆様、本当に御苦労さまでした。本年台風21号による高野町住民宅、また道路の被害がありましたけれども、台風の発生の場合には、町長を先頭に町役場の職員の方々が、台風接近から台風が通過するまで地域を守る意味、また皆さんの安全を考えて待機しておることに対しては、本当に御苦労さまでございます。  そこでお聞きしたいのですけれども、住民の皆様の安心、安全を考え、どのような行動をとったかを改めて説明していただきたいと思います。町民の皆様にも知っていただくような行動をしているのでしょうか。と思いますのも、町職員の行動を住民の方に知っていただくために、そうすることによって住民の方も町職員がこれだけ動いてくれているのだなということを知っていていただけるのかなとは思ったりもするわけです。  災害箇所はまた21号の折、何件あったのでしょうか。また、道路の災害の場合にはどのような取り組みをしたのでしょうか、そのことも聞いていきたいと思います。  台風21号の災害の折、また長時間の停電があり、住民の方々は不安を感じたと思います。以前、私が質問しましたけれども、災害時の折、停電時には発電機が重要であり、これは最も重要性があるということを述べましたけれども、そのことに対しても、今回、発電機はどのように使用したのかも聞いてみたいと思います。  また、今後の災害において音がしないようなそういう対策で、発電機の音を気にせずに使えるような、長時間対応できるようなバッテリーなどの導入も早急に必要だと思いますけれども、どのように考えているかも、その辺も聞いていきたいと思います。  台風だけではなく、いつ起こるかもしれないであろうとする地震の災害においても、さらに考え備えなければならないと思います。先日、12月3日にも地震がありました。近隣では震度1から2ということで発表があり、大きな被害等はなかったかもしれませんけれども、いつ起こるかもしれません。そのことなどをしっかり考えて、どんな取り組みをしているのかを聞きたいと思います。  あとは自席のほうで聞かせていただきます。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長井上哲也) おはようございます。  6番議員からの御質問です。台風21号ですけども、皆様も御承知のように、今回は非常に強い暴風の影響で、建物の被害ですとか、倒木の被害がありました。それに伴い長時間の停電ということも起こっております。  この台風21号での被害ですけども、被害箇所としましては、住家被害が11件、それから非住家被害8件、それから人的被害1件ということで、県のほうにこちらから報告をしております。それから、道路被害の箇所については、倒木ですとか、崩土ですけども、大小合わせてその期間、5、60件あったというふうになっております。それから、文化財関係、これはこちらから報告した数字ではないんですけども、後に県のほうから取りまとめとして上がってきた数値の中では、15件の被害があったというふうに上がってきております。  議員のほうから、このときの役場職員の活躍であるとか、重要性であるとかというようなこと、その広報はどうなのかということも言っていただいておるんですけども、特段に、特別我々がそのときに何らかをしたというものでもなく、ただただ通常すべきこと、当然すべきことというのを、そのときにできること、考えられることというのを職員一丸で行ってきました。それが万全であったかと言われますと、当然まだまだ足りない部分もありました。当然、その中でおしかりの言葉というものもいただいております。  それで、広報とかいうことなんですけども、私の中では過去のことを振り返って取りまとめる、広報という文章に取りまとめる時間があるんでしたら、この先の対策ですとか、先につながるようなことに考える時間にそれを充てたいなというふうには思っております。  発電機の使用方法、どう使ったかという御質問もありましたけども、今役場でこの手元に大体10台、発電機を持っております。それから、21号の際には民間のほうから2台をお借りしました。それと、青連協のほうから4台をお借りしております。この使い道というのが、どういうふうに使ったかということですけれども、防災無線、町なかとかにスピーカーが立っておると思うんですけども、あれには非常用ということでバッテリーというのは備わってます。そのバッテリーはおおむね2日間いけるような想定でバッテリーがついているんですけども、長時間続きましたので、電力が復旧してない地域にある屋外のスピーカー屋外子局というんですけども、それを機能させるために、そのバッテリーに発電機をつなぎにいって、そのバッテリーを充電するというふうなことも対策を行いました。それが全部で7カ所のそういう屋外子局に対してバッテリーを使用して対策をとったと。  それから、花坂地区で呼吸器でしたか、ああいう医療器具、電気の必要なものを使われている御家庭があるということで、これは福祉保健課のほうからの動きになるんですけども、そういうお宅に発電機をお持ちした。それから湯川地区においても長時間にわたってきまして、ちょっと体の弱い方もおられて、その方のところに発電機1台を持っていったと。停電も終盤、最後神谷地区だけが残ったというときには、手元にある残った発電機約6台ですけども、持っていって、それぞれの御家庭で使っていただくというような取り組みをしております。  それから、バッテリー電源、この先のことを考えて発電機じゃなしに蓄電池型のバッテリー電源ということなんですけども、このバッテリー電源は既にうちのほうでもそういうことも考えてある程度導入を進めております。平成29年に比較的大きい3,200ワットアワーという容量なんですけども、これが購入するのに240万円ほどかかったんですけども、このバッテリー電源を支所のほうに1基配置しております。それから、今年度、30年度ですけども、550ワットアワーという容量の蓄電池バッテリー、これを5台購入しております。この5台購入、8月にその購入について契約して、この21号のときには間に合わなかったんですけども、10月に納品されております。これは本庁に4台、支所に1台ということで、簡単に、15キロぐらいですかね、手で持って運べるというようなものです。  それから、この先なんですけども、来年度、31年度の予算要求では、このバッテリー電源についてかなりまとめて今のところ予算要求させていただいてます。査定のほうはまだこれからなんですけども、その中では462ワットアワーという容量のもの、これも手軽に持ち運びできるものなんですけども、これを避難所用ということで10台。それから、1,500ワットアワーというもの、これを本庁に2台、支所に2台ということで考えます。それから、もう1個、一番大きいので3,000ワットアワー、というのを本庁用に1台ということで、いろいろコンピューターのこともありますし、あと電話機のこともありますし、そういうものの電源に、発電機というのもなかなかすぐ間に合うものでもないし、発電機をかけるとなれば、男子は引っ張ってかけられると思うんですけども、女子、休日の日直、女子が日直であったときに停電が起こって、すぐ発電機で対応できるかといったらちょっと不安な面もありますので、そういうバッテリー電源、もうつないでスイッチを入れるだけ、そういうものがあれば、いざというときの災害対応にも有効であるかなと、初動にも有効であるかなということで考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 今、室長のほうから聞かせてもらったわけですけれども、私が職員の方、本当に御苦労さまですというのは、これは心から話した言葉です。また、それに対しまして、役場職員は当然すべきことはしている、当然のことだ、そういう言葉を聞かせていただきましたので、それも住民としては感謝するのではないかと思います。  それについて、後を振り返るよりも、これからをどうすればいいのかもっと考えていきたい、そういうお言葉でしたので、それでありましたら、我が町には自主防災組織が備わっております。そんな中で、自主防災組織というのは、当然自分たちがすることなので自主防災組織。でも、まとめていくという形でありましたら、やはり町が切り出して、住民の方に何か提案があったら一緒に考えましょう、一緒にやりましょう、そういうことが大事なことだと思います。任せたからあなた方がすべきというんじゃなしに、一緒に考えて、一緒にともに対応していきましょう、そういうことが大事なことと思いますので、その辺も自主防災組織のほうに声をかけ、進めていっていただきたいと思います。  それから、バッテリーに関しましては本当にいろんなことを考えてくれて、導入もしてくれてあると思いますので、これは安心なことと思います。その費用は大変かかりますけれども、やはり今回のあのような長い停電を身にしたときに、本当に重要なものだ、それを感じての導入。まずはそれ以前にも導入を考えてくれているということなので、そのほうもしっかりとまた対応していただきたいと思います。  それから、先日ですけれども、これは聞きたいんですけれども、自主防災組織のことも考えてですけれども、防災の出前授業というのを小学校体育館、また運動場でしたわけですけれども、それはこちらの防災対策室のほうで考えたんですかね。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長井上哲也) まず、先日の高野山小学校での防災学習ですけども、それはうちのほうで企画させていただきました。先ほどのちょっと質問で言い忘れたんですけど、地震への対策ですよね。その中で、地震への対策というようなこともありますので、運動場のほうに県の起震車ごりょうくんという地震体験車というのも来ていただいて、それを体験していただいたと。  あのときには町内にも各戸配布ですかね、こういうのがありますよということで、地域の皆さんも来てくださいねというようなことで御案内をさせてもらって、本当はもっと来ていただきたかったんですけども、実際はなかなか平日の昼間であったというちょっと時間的なこともだめやったのか、たくさんの人の参加には至らなかったんですけども、ああいうことも地震、防災に対しての一個の取り組みという中でさせていただきました。  自主防の育成というか、今後の活動なんですけども、当然、地域任せ、自主防任せにしていたらなかなか進まないということも、当然、私どものほうでもわかってます。うまく何とかやる気になっていただくというか、やらなあかんなというふうに地域がなっていただきたいなということで、以前も開催しましたけども、避難所運営リーダー養成講座。これは29年の12月に1回目を開催して、30年の1月に町内全てを自主防災ということで指定をさせていただいた。指定させていただいて、本当はその足で、新たなちょうど年とともに町内会の会長さんもかわりますので、そこで早いうちに2回目の避難所運営リーダー養成講座を開催したかったんですけども、12月に1回やってるということで、県のほうがその開催を受けていただけなかったんで、30年の6月に2回目、そのときの役員、町内会、自主防の役員さんを対象ということで開催させていただきました。  今度、来年、また年明けて役員さんがかわるわけですけども、来年からは3月、もう既に来年は3月2日の土曜日に開催するという方向で今いろいろ準備を進めておるんですけども、毎年毎年、この避難所運営リーダー養成講座というのを新たな町内会の役員さん、イコール自主防災の役員さんということで、毎回、毎回、毎年継続して開催していきたいと。そういう中で、その年、その年に地域の役員さんが一応はその講座を受けていただいて、防災に関する知識を学んでいただく。それを繰り返しやっていくことで、役員さん自身は1年交代していくんですけども、その講座の受講者というのは年々年々、この町内に増えていきます。そうやっていく中で町内会、それぞれの町内会の中にも当然それを受講した方も増えていくわけですから、町内会の総会というのは大体年に2回ぐらいかなと思うんですけども、そういう中で、その年の活動をどうするかというふうな話、議題というのが今後出ていってくれたらなというふうなことも思ってます。  今週13日、木曜日ですけども、とりあえず高野山内の町内会の会長さんに集まっていただいて、うちのほうから防災に関しての説明会、報告というか、を開催します。その中では、町内会に消火器を配備する計画を持っておるんですけども、その消火器を配備することで、それぞれの地区に幾つか、何本かずつの消火器というのを配備するんですけども、それを町内地区のどこに置いてもらうかというようなこともちょっと決めていただかなあきません。そういうことも考えてくださいねということや、あとこれから雪の降るシーズンになりましたので、以前、こちらのほうで購入させてもらって、除雪機の貸し出しというのも始めさせていただきましたけども、そういうことの説明についてもそのときにやりたいなと。  そういう説明の中でも当然、今後、防災について地区でも何とかやってくださいね、とにかく地域のほうから動いてもらわんことにはなかなか難しいとこもあるんですけども、当然、我々も何かお声がけいただければいつでも行かせていただくつもりではいてますんで、そういうこともお伝えしたいなと。  先日も、11月でしたか、明遍の町内会にちょっと呼んでいただきました。その中では防災危機管理監、4月から着任しましたけども、消防署のほうから。応急的な担架のつくり方であるとか、あと自助、共助というようなことについて話をさせていただいたというようなこともあります。そういうことで、何とかいろいろと町内の方々と接する機会とかというのを増やして、その中で信頼関係というんですかね、つながりをもって先へ進めていきたいなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 今、答弁を聞かせていただきましたら、積極的に住民にかかわるという姿勢があるというのは感じさせてもらいました。現実に、次に町内会長にも集まっていただいて、今後どのようにして進めていくかということも話し合っていく場もつくるということなので、これは一つの安心の言葉と思います。何かと忙しいと思いますけれども、その辺もしっかり住民の方と相談し合いながら進めていくことが大事かと思います。声かけしてもらったらいつでも行きますよという言葉の中にあるように、そういうのは役場のほうでは受けとめていると思いますけれども、やはり住民の方は声をかけてもらったほうが、自分たちが率先していくというよりも、最初は取りかかりはいいかと思いますので、その辺よろしくお願いします。  それで、先日、防災出前授業ですかね、このときには町内会長さんとかには声かけとかはせずに、町内の全戸配布ということで済ませたんですかね。それも今後ですけども、その場合でもこのようなことぐらいというんではなしに、やはり町内の役員さんにも声をかけて進めていったほうが、よりよい出会いの会ができるかと思いますので、よろしくお願いします。  あと戻りますけども、道路の破損状況もあったということですけども、その辺については建設のほうではどのような動きをされているんですかね。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長小西敏嗣) おはようございます。失礼します。  私のほうからは、道路の災害についての行動といいますか、どういった進め方をしているかということで説明させていただきます。  まず、台風の前の事前準備としましては、工事現場等の確認、また関係各位連絡体制の確認を行っています。また、台風の通過とともに、土砂等で通行に支障がある場所につきましては、道路の開放に向けまして、職員、また高野町建設業協会の協力のもと、早期に作業を行っています。また、国道、県道等道路の状況につきましても、伊都振興局情報共有をして、対応に当たっております。  また、今回、倒木が非常に多くて、ちょっと職員のほうもかなり苦慮したとこなんですけども、森林組合と、非常に危険な中ではありますが、倒木の処理を行いました。  道路の復旧に向けても職員が早期の調査を行いまして、国への災害の報告、また災害査定等進めていきまして、予算、工事の発注に向けまして、迅速な対応を今現在行っています。  大変住民の皆様には御迷惑をおかけしますが、道路の復旧に向けましては皆様の御理解、御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 迅速な対応ということで、動いてくれていると思います。ただ、すぐにといっても場所が多ければ時間がかかるわけですけども、迅速に対応してくれているということで、安心はしております。何かあったときには、できるだけそのような対応でよろしくお願いします。  それでですけども、脅かすのではありませんけれども、最近、南海トラフ地震などの大規模災害がいつ起こってもおかしくないと言われている中で、高野町でもハザードマップなどをつくっているわけですけども、そのハザードマップを使っての何か動きとかはしてるんですかね。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長井上哲也) 地震に対して、ハザードマップでの取り組みということなんですけども、今皆さんにお配りしたハザードマップは、28年の3月でしたか、4月でしたか、にお配りしたと思うんです。あれは一応土砂災害ハザードマップというようなことで、土砂災害の危険なところを周知することがメインでつくらせてもらったハザードマップでして、その中には地震についても載せている部分は当然あるんです、30年以内に70%、今80%とか言われてますけども、そういう割合で来ますよですとか、高野町の想定震度ですね、5強から6弱とかということも入れさせてもらってるんですけども。  一つ、後から思うに、ちょっと抜けてる、抜けたというか、そのときはちょっと気がつかなかったんですけども、県内でどのぐらい、この箇所がどのぐらいの震度なのかという色分けしたマップがあるんです。それで、その中でまた高野町の部分もちょっとアップにしてつくったマップというか、図があるんですけども、ハザードマップ、来年更新する予定でおりますので、その中には地震の震度マップというんですかね、そういうものも入れて、もうちょっと地震についてもわかりやすいものにしようかなというふうには思っております。  とりあえずハザードマップを通じての取り組みというのはそういうところで、もうちょっと地震の部分についての記事というのを充実させたいなというふうには思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) また新たなものを作成していき、地震に対応できるような、見てわかりやすいようなものをつくるということで聞かせていただきました。そのように進めてください、お願いします。  続きまして、2点目ですけれども、町営住宅桜団地及び桜ヶ丘の造成についてということで聞いていきたいと思います。  町民の生活の場所として、桜ヶ丘、桜団地を造成したわけですけれども、これを行うに当たっての経緯、またその造成の工法等について聞きたいと思います。  といいますのは、最近、先ほど言いましたけれども、南海トラフ地震などの大規模災害がいつ起こるかもわからないということで、私たちが住むこの場所は、造成をするに当たって今心配をするほどのものではないのか、また、どのような造成をしているのかという心配をされている方もいらっしゃいます。その中で、どういうようなことで、どういうような整地をしたのか、少しわかる範囲で結構なので聞きたいと思います。年数もたっておりますけれども、わかる範囲でよろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) おはようございます。  ただいま6番議員さんからの御質問でございます、桜ヶ丘の造成の関係ということで御説明をさせていただきます。  この造成事業についての事業名は、高野町地域開発事業であり、公営住宅及び一般住宅の造成となっております。  造成されて約35年たつわけなんですけれども、町営住宅桜団地及び桜ヶ丘の造成につきましては、まず経緯でございますが、当時、昭和54年に高野町長から和歌山県知事宛てに出した高野龍神国定公園特定地域における特定行為についての要望書には、公営住宅は本来、低額所得者を対象とし、これに伴い、高額所得者の処置がかねてからの懸案であり、近年、所得の向上と住宅新築資金貸付制度の活用等によって、住民の強度な持ち家要望があり、国有林野が活用されることになりました。また、造成の工法については切り盛り工法により造成をしております。また、ブロック積みの工法につきましては、斜面の荒廃防止としてブロック積み及び重力式擁壁により造成を行っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) そのブロックの工法ですけども、重力積み工法というのは、重力をかけることによって地盤が安定するというような工法のことですかね。わかる範囲で結構なので。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼します。  重力式擁壁というものは、重い材料で構築されており、その重量で背後から圧力に抗する構造であるということで、かなり大きな圧力をかけた中で強固な擁壁をつくっているというものでございます。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 地震によって災害はどのような災害が起こるかもわかりませんけれども、今の答弁を聞かせてもらうに当たっては、ブロックの崩壊等は少しの震度の緩い地震でも大丈夫というような考え方でよろしいですかね。大きな災害が起こったときはわかりませんけども、どのように考えられますかね。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長
    総務課長辻本幸弘) 失礼します。  ただいまの御質問につきましては、どのような災害が起こるかということは当然、現時点わかりません。そんな中で、先ほど申し上げましたが造成されて約35年たっております。この中で、今までは大きな事故、あるいは災害等なく、桜ヶ丘が何か起こったということはございませんので、現時点、特に大きな問題になることはないかとは思われますが、これは必ず100%そういったことではないということでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) これは住民の方に不安を与えるというのではなしに、不安が少しでも減らせるようなことを知っておればいいということで聞かせていただきましたので、今の答弁で結構です。ありがとうございます。 ○議長(大西正人) あとないですか。6番、中前君。 ○6番(中前好史) 全般に通してですけれども、やはり災害はいつやってくるかもしれません。忘れたころにやってくるということがありますので、その辺も十分踏まえて、今後取り組みをよろしくお願いします。  町長、何かありましたら。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) おはようございます。  1番目に中前先生のほうから災害対応ですね、また桜ヶ丘の関連の質問をいただきました。ありがとうございます。  先ほど担当の課長が申し上げたように、災害のとき、今年でありましたら台風21号が主な災害の一つであったというふうにも思います。マニュアルは当然あります。情報収集体制から始まって、警戒1、警戒2、配備1、配備2、そして甚大な被害が起こる、または起こった、起こる可能性があるときは、災対本部を設置するというのがありますが、台風通過後とか、そういったところで次第にまた段階を押さえていって、情報収集体制に切りかえて、最終、被害確認のほうに動くというような形になっていくかなというふうに思ってます。  マニュアルはあってないようなものでして、そのときの台風の進路、また雨量、そういったところで臨機応変にどのようなとこが危険な箇所か、どういったことが起こる可能性があるかというのを各職員、また各課でいろいろ考えて対応に当たっておるというふうに考えております。  当然、万全な体制をとっていきたいんではありますが、台風のようにタイムラインで少し動けるようなこともできる災害もあれば、線状降水帯のようなそういう場合には、なかなか初動態勢がおくれるというのもあります。そのようなことを考えると、自主防災組織で、まずは住民のほうで自助、共助というところで、まずは自分の命を守っていただくというところで、どういった災害に対しても動いていただくことが必要なのかなというふうにも思っております。  災害は先生がおっしゃられるように、脅かすんじゃなくて、絶対来ます。地震も来ます、台風も来ます、大雪も来ます、それは今年も15回、町内の各箇所でタウンミーティングをするときも、脅かすんじゃないですけど、絶対来ます、ぜひハザードマップを見てくださいというようなことで言うてます。ハザードマップを見て、じゃあ役所はどうしてくれるんなというような質問も来ますが、答えとしては役所は何もしませんというふうに言うてます。それを見て、自分の住んでいるとこがどれだけ危険かどうかをまず自分たちそれぞれがわかっていただいた上で、役場が流す避難準備情報、避難勧告、またそれに間に合わないときは垂直避難とか、そういったことで対応していただくということが非常に大切なものかなというふうにも思ってます。  役場は何もしないって、それは極端な言い方ですけど、まずは自助、共助。公助というのは最後にしていかなければならないというふうにも思っております。そういった中で自主防災組織を育てていきたいというふうにも当然考えていますが、役場がこの町内会、この町内会、この町内会、じゃあこれをしましょうよというようなことで、なかなか町内会も多いですし、防災対策室も人数にも限りがありますんで、初めの数%やった防災自主組織の率が今100%になってます。100%にして、だから役場は一体何をしたいのという町内会も当然あります。そういうふうにクエスチョンを持ってくれたのが、もうそれでまずは第一歩目は成功かなと思ってます。自分とこが自主防災組織になって、何をしたらええのとまずは考える。そこからスタートが切れるんかなというふうにも思います。だから、住民の人がそれぞれ考えていく中で、役所としても町内会長の会議のときに防災に関する講座もするとか、今回、小学校でやったのには町内会長さんはちょっと含めなかったというのはありますが、今後はそういった双方向で、一方的じゃなくて、双方向で自主防災組織というのを高野町全体で育てていかなければならないというふうに考えておるところでございます。  今後は発電機、大きな停電の災害でもございましたので、発電機等も充実していかなければならないと思いますし、強風、暴風で、今回物すごい倒木等でいろんな箇所が被害がありました。そういった中で、新年度、ドローン等ですね、そういったものも今後必要に、町で持つドローンというのも必要なのかなというふうにも考えております。予算が許せる範囲であれば、そういったことも今後検討していきたいなというふうにも考えております。  それと、防災の課長のほうから、過去を振り返って広報記事にまとめる時間があるなら、今後の課題を少しでも前に進める時間に充てたいというような発言がありました。前のことはしっかり記述で置いて、ちゃんとこれは検証はしております。検証して、じゃあ今回の台風と似た台風が来たらどうしていくかというようなマニュアル、そういった考えはしっかり防災担当者のほうで持っておりますので、そのあたりは誤解のないようにしていただきたいなと思ってます。  また、桜ヶ丘の造成地につきまして、昭和54年ということで、日数も年月もたっておりまして、うちも桜ヶ丘に家があるんですけど、家がちょっとぐっと傾いてきたりもしてますんで、これは長い間建ってるから、また盛り土もしてるさかいにしゃあないんかなというように思うんですが、切り土をしているところもあれば、盛り土をしてるところもあるというような中で、当然、その上には谷がいっぱい背負っておったりしますんで、今後、じゃあどうしていくかというところもあるんですけど、今後、どうしようもないというのもあるんですね。今まで災害がないから何とかいけてるのかなというのもあるんですが、治山の事業で考えるんであれば砂防等というのもあるんでしょうが、数がかなり増えてくるというようなこともございます。  今後、考えられる豪雨、またそれに伴う土砂災害について、なかなか予想もできない。また、地震によって擁壁が崩れる場合もあるかなというふうにも思ってます。ゼロとは絶対ないというふうにも思うんですね。だから、そういった中で、しっかりと災害が起こったらそれぞれの家でどうしていくか、その地区でどうしていくか、そのとき役場はどう対応していくかというのをしっかり、100%発揮することはできないかもしれませんが、気持ち的には150%、200%発揮できるような体制でいろいろな災害に対して当たっていきたいなというふうにも思ってます。  うちも家、傾いてたのを最近どないしようかなと悩んでるところもあるんですが、そういったところも考えながら、地域の方々もそういったお悩みも当然あると思いますが、まずは命を守るというところで、個人、そして公がみんなと一緒に動いていければというふうにも思っておりますので、今後も御指導よろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(大西正人) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 答弁ありがとうございます。  最後の、それぞれの家がどのような動きをするか、自分たちもしっかり考えて取り組んでいくというふうな方向性を、皆さん住民に、忘れたころにやってくるかもしれないということを十分把握してもらって、心配を与えるんじゃなしに、安心を与えるという意味で、また今後取り組みをよろしくお願いします。以上です。  私からの質問は以上です。終わります。 ○議長(大西正人) 通告順に発言を許します。  9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) おはようございます。  質問の機会を与えていただきましてありがとうございます。  今までチャレンジしてこなかったことや新しいことに、町長は常に若い感覚で挑戦し続けていることに町民は期待し、私も期待しております。その結果の一つがふるさと納税であると思います。確かに、マスコミ等で指摘を受けているとはいえ、返礼品のほとんどない本町で難しいと思われた本制度を、発想を柔軟に持つことにより多くの支持を受けていることができていることには、評価をすべきであると私は思います。と同時に、次の一手を打ち続けていただきたいというように思います。  そこで、私も詳しいわけではありませんが、2008年ごろからインターネットが非常に発達し、新聞やテレビがオールドメディアと呼ばれるようになった時代で、今後のITやAIなどを含むテクノロジーへの本町の取り組みについてお尋ねしたいと思います。  人口減少による深刻な人手不足に対応するための改正出入国管理法が成立されました。本町内でも今後外国人がさらに多く活躍してくれることとなるかもしれませんが、ここで考えておかなければならないのは、テクノロジーの活用を並行して考えていくことが重要だと思います。人口が減少し続けている本町など、地域が率先してテクノロジーの活用を考えていくべきだと思います。  なぜ本町が率先すべきかという理由は3点あります。まず、人口が少なく、高齢化率が高いこと。次に、地理的に都市部から離れていること。最後に外国人の観光客が多いこと。この3点です。  人口が少なく、高齢化率が高いということは、仕事が自動化されても誰かが仕事をとるということの発想にはなりません。地理的な部分でいうと、都市部から離れているため、今まで受けることのできなかったサービスや、時間をかけて都市部まで行って受けていたサービスを、テクノロジーを活用することで住民生活が劇的に変わること。最後に、外国人の観光客に対するサービスが向上することと住民のコミュニケーションが円滑になる可能性があり、高野町のファンを全世界に広げることができる可能性が広がることです。  まず、行政事務の活用についてお聞きします。各地域でAIなどを利用して行政事務が自動化され、効率化されていますが、本町の取り組み状況と今後の活用方法についてお聞かせいただきたい。  後ほど、あと2点ほどあるわけですが、それにつきましては自席で行いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼いたします。  ただいま9番議員さんからの御質問で、行政事務についてのデジタル化について、どう進めていくかというふうなことでございます。行政のデジタル化は、住民との接点に限られるものではなく、行政事務のあらゆる分野でデジタル化、IT(情報技術)やAI(人工知能)の活用によって、大幅な業務の効率化やコスト削減が見込める可能性がございます。現在、高野町のデジタル化につきましては、ホームページ、知らせてネット、公用車使用予約、会議室予約、地籍調査等、他の自治体との関係においては基幹系システムクラウド、情報セキュリティークラウド、戸籍システム共同化についてIT化を行っております。今後は業務の効率化や住民の利便性を考慮しながら、さらにデジタル化等を検討していきます。  また、IT化等の分野では、教育、医療、介護、健康、観光と多種多様でありますが、今後の国や県の動向を踏まえつつ検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) いろいろ検討いただいておるようでございます。行政こそIT化をということで、今年の12月3日の日経新聞ですけれども、具体的な例が出ております。行政事務のデジタル化によって大幅なコスト削減の可能性があるということで、埼玉県の例が出ておるわけです。埼玉県の保育園の入園者の希望者が、市内300カ所の保育園に割り振りしたい。8,000人の保育園児らしいです。保育園児の希望者を300カ所に割り振った。これを人員でやりますと、30人の人が50時間かかるらしい。今までそれだけかかってきたらしいです。これをAIでやりますと、人工知能でやりますと、数秒で終わったというようなことが書かれております。具体的に、高野町でこういうふうに、実例としてこういうふうに出されることがあるでしょうか。その辺あればお答えいただきたいと思います。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼いたします。  現在、高野町におきましては、AIの人工知能を使った業務等は行っておりません。 ○議長(大西正人) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 人工知能(AI)について行っていないということなんですが、今後行う考えがあるのかどうか。これも技術者がいるかもわかりませんし、他の自治体からの横並びというんですか、横へスライドさせていただくというようなこともあるようでございますんで、この辺のところ考えていかれる予定はあるんでしょうかどうか、お答えください。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼いたします。  AIと一言で言いましても、かなり多種多様なものがございます。すぐに高野町として取り向かう事業等は、現状は検討はなかなかできていないわけなんですけれども、国全体から見ますと、総合案内システムであったり、道路管理システム、あるいは職員の業務支援というような大きなくくりの中で、そのAIを活用して業務を行っていくというふうなこともされているところもあるようでございます。  ただ、高野町におきましては、現時点、やはり財政規模、あるいは人口規模等が少ないということもございますので、すぐにそういったシステムを導入して事業を行っていくということは、現時点、まだないということで、今後検討していきたいと思っております。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 9番議員からIT、またAIについて御質問していただきました。行政のIT化というのは今も行っているところもありますし、今後も引き続きしていかなければならないというふうにも思います。また、そのAI化というのはまだまだこれからの分野であるということと、先ほど先生がおっしゃっていただいた埼玉県の例でAIを使って効率化がすごくあったと。その物すごい県単位の大きなところでするのと、うちのような3,000人の町でそういった仕事をするというのは、一緒にてんびんにはかけられないというとこもあると思います。  こういったところで、やはり高野町に住んでいただいたりするためには人をしっかり雇って、雇用して、人と住民とのつながりも大切にしていくということも大切かなというふうにも思います。  そのIT化で申し上げますと、当然、先ほどから総務課長が言うとるようなジャンルでございますが、ぜひ私のほうからもあれなんですが、議会でこのペーパーがいっぱいあるのを、これをもうぜひペーパーレスにしていただきたいというのもあるんです。自分たち、これも10年前になるんですが、青年会議所、JCというところで所属していたときには、もう膨大な資料が初めあったんですけど、それをインターネットじゃなくて、自分たちでIT化をして、電子書類でやっていくというようなことがあったんで、ぜひ議会改革の一つで議会のペーパーレス化というのもしていただけたらというふうにも思います。  また、AIに関しては、議員の先生方は絶対言われることはないと思います。絶対そのAIに関して、AIというのは人工知能でいろいろな情報でいろいろ判断をしてもくれます。そういった中で、先生方は言われないと思うんですが、僕の場合、もう町長は要らんからAIのような町長でやったらええん違うかと言われるような時代も来るかもしれませんので、そういったあたり、今後も技術の発展等をいろいろこっちも勉強しながら、また業務の効率化、そしてその中でも人の雇用をしっかりしていくというのを考えながら進めてまいりたいというふうに思ってます。  以上です。 ○議長(大西正人) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 議会のペーパーレス化ということも今町長のほうから提案ありましたですけれども、今後検討していかなければならないかなというふうに思います。  デジタル化ということで、先ほどAIまでという話もありましたですけども、やっぱり小さい自治体だからできないということじゃなくて、要するにそういうデータというか、そういう資料というたらおかしいですが、ノウハウが手に入れば、それを利用していっていただいて、余った、余ったっておかしいですけども、より多くの住民へのサービス、ほかの職員が住民へのサービスにつなげていただけたらいいんじゃないかなというふうに思います。  それから、ちょっとこれは建設課長に別に聞いたわけではないんですけども、要するに自治体が有するインフラの老朽化による維持更新にもこれから人材が不足してきます。図面なしでできますように、先ほど町長が言われた図面なしでできますように、デジタル化、情報化のデジタル化について何か考えられてないでしょうか。今後、維持更新に効率化、維持更新の大幅な費用の削減になると思うんですが、その辺のところ、考えられてないでしょうか。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼いたします。  今後のデジタル化等々についてでございますが、現時点、総務課のほうに情報管理室というものを置いております。ただ、これは残念なことに、現在、なかなか機能はしていないわけなんですけれども、今後、こういったことも含めた中で、町全体についてその室のほうでも十分検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 有効に利用していただきたいと思います。  次に、今後、来年からになると思うんですが、過疎地での遠隔授業が認められてきております。テレビ会議システムが使えるのかどうかということははっきりわかりませんが、今後ますます利用が促進されると思われる教育部門での本町への取り組み状況、今後の活用についてお聞かせください。 ○議長(大西正人) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  9番議員の御質問について御説明させていただきます。  先日、政府の企画改革審議会議というのがございまして、2019年から中学校での遠隔授業ができるように提言するというような報道がされております。今まで遠隔授業を活用すれば、地方でも英語以外の語学とか、専門学習ができるようにとか、入院中や不登校の生徒も授業を受けることができることが可能になるということで、教育現場からの導入を求める声もありまして、高校については2015年度から採用されているということだったんですが、小中学校においては、教員が立ち会わないと生徒が本当に授業に取り組んでいるのかどうか把握できないなどの理由によって、小中学校については特に認められておりませんでした。そのことについて、2019年から中学校においても導入ということで提言をされるということで可能性が出てきております。  ただ、ICTのそういう環境上の課題とか、教育上の課題というのも確かに挙がっております。ですので、その課題等もありますので、県下においても特に事例等がいまだにありません。ですので、その動向を見ながら、教育としても今後高野町において導入が的確かどうか、適当かどうかという判断を今後して、検討を進めていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 今、次長からの発言は、私が言いたかった2018年11月9日の日経新聞のそのままであります。内容はそのままであるんですが、高野町においてそういうことを今後考えていくのかどうか。その辺のところをお答え願いたいと思うんです。  過疎地といいます、過疎地、本当に富貴での学習発表会等を見させていただいて感激はしたものの、要するに全国的に考えれば、東京での、ここでは東京でのと書いてますけど、そんな授業が今後受けれるようになるよというようなことで、非常に今後活用していかなければならないことではなかろうかなというふうに思います。高野町も過疎地、決してこれから過疎地と言われるような位置づけになってくるのではないかなというふうに思うんです。  これが来年から解禁されるということで、町長は今、建物を含め非常にハードな部分を検討いただいてると思うんですが、その辺も含めて、今後、これも多分設備費用、かなりかかると思うんですが、この辺のところも検討課題として考えられているのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。  教育のICT化、IT化ということで御質問をいただいております。非常にこれからそういった分野が教育に入ってくるというのも、時代とともに本町もしていかなければならないことかなというふうにも思っております。  先ほど次長が言うたように、いろんな動向を見てというようなところで、今はそれをしていこうかなというふうにも思っておりますが、高野町の中に小学校、富貴があって、花坂があって、高野山小学校があるという中で、英語の連携の教育に関しては、高野山中学校から高野山小学校にALTが行く、また中学校の先生が行くということで、英語の授業が少し、和歌山県下でも連携の中でしておる中で、すごくいいというようなことで評価はされております。  しかしながら、花坂小学校に関してはそういったことはできていないということで、今後、富貴の中学校が休校になって、今後、子育て支援云々で富貴の小学校が復活されるであろうというような中では、やはり高野町内で教育格差というものができることは、そういうことは生じさせてはいけないというふうに考えてます。  それぞれの人員配置、これも教育委員会でしていただくんですが、そういった中で、町内で全てそういう格差がないような形でICT化、IT化が今後活躍というか、頼っていかなければならない分野なのかなというふうにも思っておりますので、まだ細かくは考えて、ビジョン的にはまだまだないんですけど、とにかく町内での教育格差をなくしていくためにICT化を進めていくというふうには考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) ありがとうございます。  今、町長、英語という発言がありましたですけれども、この遠隔教育を利用すれば、これは中学校以上と今、いう形になっているみたいですが、小学校は対象外みたいですが、英語以外の語学と書いてるんです。英語はもうするのは当たり前で、英語以外の語学など、専門的な学習が可能になるということでございます。ですので、英語を今やっているからいいんだという考えではなくて、英語以外の学習もできるということで、この遠隔授業を取り入れたらどうだというような提言でございます。  教育現場では非常に求める声が大きいと聞いておるんですが、先生方からそういう答えはありませんでしょうか。 ○議長(大西正人) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼をいたします。  教育現場におきましては、先生方が今のところ、本当にまだついていけてないのが、先生方がついていけてないというのが現状かと思います。といいますのは、ICTのいわゆる取り組み方というのが、先ほど次長のほうから申し上げましたように、2019年より遠隔授業と、そこのところに3点ほどメリット、それからデメリットが出てくるんでございますけれども、一つには、やっぱり先生方がまだついていけない状況にあると。当然、私もそうなんですけど。  ICTにつきましてもなかなか、今、始まったばかりということでございまして、平成30年の5月22日の記者発表では、きのくにICT教育がスタートしたということで、やっと橋本におきましてはあやの台小学校、それから紀美野町の小学校で、ロボットを使って、動かしてプログラミングをしていこうというその辺のところと、少し遠隔授業とは話が違ってきますけれども、和歌山県におきましても、ICTの教育がスタートしたということでございます。その辺のところも、先生方もまだまだ研修、研修ということで、プログラミングの研修には一生懸命参加はしていただいておるんですけども、高野町におきましても、まだロボットを動かすとかというところまではまだ行っていないのが現状かと思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) ロボットを動かしてというふうなお話がありましたですけれども、この遠隔教育とはちょっと大分離れるかと思います。ICT化ということで今お話がありましたですけども、ICT化というのは、インフォメーション&コミュニケーションテクノロジーとかという難しい英語の中の頭文字をとっておるわけでございますが、情報技術だけでなく、情報や技術を共有するコミュニケーション、コミュニケーションのほうを強調した用語ということで、先ほどちょっと言われた遠隔授業とはちょっと外れてくるんかなと思います。  今後、こういう施設、非常に費用もかかるんですけども、今後検討される予定はあるんでしょうか。 ○議長(大西正人) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼します。
     今後ということでございますので、世の中というか、社会の情勢が進んでくれば、そのように考えていかなければならないというふうに思っております。 ○議長(大西正人) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 高野町のように、だんだん高野町も人口が減ってまいりまして、なかなか専門的な授業も受けられないかもわかりません。教師の負担の軽減にもなるというふうにも書かれておりますので、ぜひこの遠隔授業について、今後検討いただけたらというふうに思います。それを希望しまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(大西正人) しばらく休憩します。            午前10時45分 休憩            午前11時00分 再開 ○議長(大西正人) 休憩前に引き続き、議事を進めます。  通告順に発言を許します。  2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 法を破って生きるより、法を守って死ぬほうがいいといって自殺した裁判官がおりました。戦後の間もないころの話です。我々は決められた申し合わせ事項、条例、それに法規、法令を守り、正しく生きることが基本であると思いますし、これが私の信条であります。  一般質問の機会をいただきましたので、私は今まで取り組んできました個人情報の回収について質問をさせていただきます。  この質問は9月定例会で質問する予定でありましたが、同じ内容の質問が通告されているとの御指摘を受けましたので、この質問は当事者にお任せすることが相当であると考え、冒頭に通告を取り消し、質問を取りやめました。しかしながら、清福85号では、私の一般質問の通告は訂正されることなくそのまま掲載されましたために、読者から、通告をしながら質問しないのはなぜかという御忠言を受けましたので、今回は負門議員の9月一般質問に対し、当局の答弁の内容に少し疑問がありますので、その点につきましてお伺いをいたしたいとこのように思います。  公開条例に基づかずに持ち出されている負門議員の個人情報は、高野町の個人情報保護条例で公開されていない個人情報であることから、担当者は保護条例の第63条で規定されている秘密の漏えいまたは盗用、それに不適当な目的に使用されてはとの懸念から、保護のために返却を強く求め続けてこられたのであります。個人情報保護法に関する法律、または高野町個人情報保護条例の定める内容からして、元に戻すことが原則であり、当該文書は、今行われている裁判のどちらに有利に働くかは別として、目的外使用をしてはいけないと私は考えております。  当局側の答弁によりますと、負門議員が言われておりましたこの裁判の被告人でも被告でもなく、ただ補助参加人であることがはっきり証明されました。今回の一件で職員関係者を処分しているとのことであります。職員関係者ということでありますので、職員なのか、関係者なのか、職員、関係者両方なのか、その辺が少しわからないところであります。  公務員の処分には、免職、停職、減給、戒告の四つがあります。それ以外に、訓告、厳重注意というものがあります。後で詳しく述べたいと思いますが、誰がどのような処分を受けたのか。職員関係者なのか、職員なのか。誰が処分を受けたのか。私の記憶では、以前、この質問に対し、町長は職員には処分をしないと言われたことを記憶しておりますが、いかがなものでございましょうか。  また、持ち出された文書については相手方の弁護士に渡しているとの問題から、町顧問弁護士に確認したところ、弁護士にも守秘義務があり、個人情報がほかに流出する心配がなく、返却の必要はないことで、ないことで、ないということですね。返却する必要はないことで、これは原文ではこのように書いてありますので、返却しなくてもいいんだということだろうと思います。よって。 ○4番(上野幸男) くどいぞ。 ○議長(大西正人) お静かに。 ○2番(﨑山文雄) 現在、返却に至っておりませんというのが答弁でありました。今回伺ったことについては、今申し上げた、伺ったことについては間違いないでしょうか。  以下の質問に対しましては自席のほうから順次質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼いたします。  2番議員の御質問につきまして御説明をさせていただきます。  まず初めに、処分したのは職員関係者等々という質問でございますが、処分したのは職員でございます。職員を、その当時にかかわった者を処分しております。  そして、持ち出されたコピーというふうなことでございますが、前回から内容は変わっておりません。個人情報の件でありますが、原告側の弁護士に支払い調書のコピーを渡しているということですので、町顧問弁護士に確認いたしましたところ、弁護士が持っているのであれば当然守秘義務があるというようなことで、特に問題ないということを聞いております。町といたしましては、以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 先ほど申し上げた点につきましては、ほぼそのように答弁されたということを了解させていただきます。  顧問弁護士についてお聞きした点につきましては、私はこのように思うんですけれども、弁護士さんに確認という言葉を使ってますけれども、確認のために相談された。弁護士さんは、相談を受けるのに対して真意が十分に伝わったんかと。相談をかけるというんですか、確認をすることについて、その話が弁護士さんに十分伝わったんかということがちょっと疑問に思うわけであります。  このことにつきましては、先般、負門君側の弁護士さんで、同行したことがありまして、最後に何か質問はありませんかと聞かれたときに、それにちょっと触れたんですけれども、それは後ほどに報告させていただきます。  高野町の個人情報保護条例の第3条第2項に抵触するような気がします。その書類が弁護士さんに渡っているということにつきましては、抵触するように思います。個人情報の保護に関する法律というのがあります。これの第17条、18条、20条、第63条に抵触するんではないかなと。返却をしなくてもいいということになりますと、この規則や法律が無視されてくるような気がするんです。何か向こうのマニュアルに従えというような感じを受けるんですけれども、この点についてはいかがなもんでしょうか。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼いたします。  個人情報保護条例についての第3条2項に抵触するのではないかという御質問でございます。こちらにつきましては、実施機関の職員は職務上知り得た個人情報をみだりに他人に知らせ、また不当な目的に使用してはならない。その職を退いた後も同様とするということでございます。もちろん、知り得た情報については外部に出すことはできないというふうなことにはなるわけなんですが、今回の問題につきまして、当然、このようなことにも該当してくるのかということがもう少し調べる必要もあるかとは思うんですが、現時点につきましては、先ほど来から申しているように、原告側の弁護士のほうに渡されているというようなことが言われておりますので、町としてはその弁護士のほうに渡っているということであれば、守秘義務があるということで、特に問題はないものだというふうに考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 今の答弁を聞かせていただきますと、相手に移っているものについての返却等については問題がないというようなお話だったと思います。  今回まで担当者は繰り返し返却を求めて、また内容証明郵便を何本も出して、また電話で交渉し、議場では返却を求めて哀願をしてきた。返却状況の進捗を求めて質問も我々は繰り返してやってきた。これは何だったんかということにつながると思うんですけれども。  裏返して考えれば、下垣内議員側に立って考えてみれば、もともと返却の必要がないものやったんやなと、何度も何度も繰り返し返却せよと、内容証明郵便まで送ってきて困惑させ、議会を混乱させてきたその責任はどうなるんなというようなことを考えて、ひょっとしたらおられるかもわからないと。  こういうような状況で、今まで誤って出した書類を元に戻すために担当職員が頑張ってこられたその行為が、今の答弁によりますと、これは返却しなくてもええんやと、今後これについては請求もしないんやということになれば、今までやってきたことは何やったんだと。その中で職員が処罰されているんだと。  この問題について職員を処分するということについては、町長さん、問題あるんと違いますかと以前に僕は質問してあります。そのときに、確かに職員に対しては処分しませんという答弁をいただいたように思うんですけれども、これは私の記憶でございまして。 ○4番(上野幸男) しつこいわ。 ○議長(大西正人) 静粛に願います。 ○2番(﨑山文雄) それについて御答弁をいただきたいとこのように思います。  そのときに、こんなような話だったと思うんですけれども、職員が誤って出してしまったと決めつけることはできないんではないかなというのが私の問いかけでした。職員がこの計画にはまったというような感じもいたします。この職員に対し、処分を科すのかという質問に対しては、町長は処分はしないと答弁している。ただし、このような事件が起こり、私のところに報告が届くのに10日間もかかっていると。これに対し処分をしたいと、処分であるというような話だったと思うんです。  そのときに、私は職員の職務怠慢ということですかというようにお尋ねしたら、町長は、職務怠慢という言葉はそこでは一切使わなかったように思うんですけれども。この点につきましては、いかがなもんでしょうか。私の問いかけは、職員に処分をした、この問題で処分をしたという問題について、いささか疑問を感じておるわけですけれども、答弁いただきたいと思います。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼いたします。  まず冒頭といいますか、前段の御質問でございます。前回返却を求めて内容証明、あるいは電話等で催促をさせていただいてたということにつきましては、その時点におきましては相手方の弁護士のほうにその書類が渡っているかいないか、現在その議員がお持ちであったのか、そういったことの中で返却を求めていたというものでございます。その後に、その議員から弁護士に渡されているという情報がございましたので、先ほどから申し上げているとおり、弁護士のほうに渡っているのであれば守秘義務があるということで、問題は特にないのかというような判断をさせていただいたところでございます。  また、職員の処分につきましては、3名の職員を処分しております。28年の7月、このときに厳重注意、訓告、また1名の職員につきましては責任をとって辞職といったようなことでございます。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 処分の件と弁護士さんに相談した件については、今説明を受けたわけですけれども、この問題等について弁護士さんに相談したということがもう既に間違いでは、間違いというか、間違いというんかな、外の問題であるような気がするんです。どう言うたらいいかな、この問題というのは、誤って水へ落としたかばんを手を伸ばして拾う。そうすることによって自分の手元へ戻ってくる。そういうものでなかったらいかんと私はこういうように思うわけです。  そういう中で、このいきさつの中で、職員にどんな処分せんなんような罪があったんかと考えたときには、どないしても考えつかんのですけれども、当局の考えでやられることでありますので、それはいいとか悪いとか、元へ戻せとかいうことは私は申し上げられませんですけれども、こういった一連の問題でいろいろ今までの資料というんですか、皆さんが話された中のメモの中から見ましてでも、そういったやり方というのはどうもぐあい悪いんと違うかなというような感じをいたします。  そして、弁護士さんも2人おられるわけですけど、尋ねた弁護士さん、そして裁判にかかわっている向こうの弁護士さん。この弁護士さんに書類が渡ったということ自身がもうこの条例違反になっていると。弁護士さんもそれを受け取ったということについても、弁護士さんとして受け取って中を見るということは漏えいにつながるものであると、こんなふうに思うんですけれども、その辺、弁護士さんは相談した、弁護士さんに相談する意図というものが弁護士さんに十分伝わったのかどうか。弁護士さんがそのような答えを出したということであるならば、一遍行政の担当者の方を交えて弁護士さんに会わせていただきたいとこんなふうにも思うんですけども、その点はいかがですか。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼いたします。  弁護士のほうにといいますか、相手方の弁護士に書類を渡したと聞きました中で、もちろん町といたしましては、問題が起これば町顧問弁護士に相談するというのが流れになっております。今回の一連の件で、かなりいろいろ別の件と申しますか、現在、裁判を行っております。そんな中で、町顧問弁護士のほうに先ほどの件を確認させていただいたというところでございます。そういうことで、下垣内議員のほうから、どういった理由で相手方の弁護士のほうに渡されたということまではこちらのほうはわかりませんが、そういう状況をもって町顧問弁護士に相談をいたしましたところ、先ほどから申し上げているとおりのことになっております。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 何遍も答弁いただいて申し訳ないんですけれども、弁護士さんがそのような答えを出したということについて、弁護士さんがどういう意図でそういう答えを出したんかなということを不審に思いますので、一遍会わせていただくような機会をつくっていただきたいとこのように思います。  先ほども少し触れましたですけれども、さきの負門議員側の弁護士さんにお会いすることがありました。説明会の中に、傍聴してくださいよということで参加させていただいて、終わり際に、何か質問することはありませんかということの声をかけていただきましたので、この書類が相手方の弁護士さんに渡っている、渡しているということ、弁護士さんがこれを受け取るということについて問題はないですかということのお尋ねでありました。  そのときに、女性の弁護士さんで、若い弁護士さんです。その前に六法全書が積んでありました。「先生、その六法全書というのは、我々が読んでも、我々といったら失礼ですけど、自分は読んでもなかなか理解ができない。ですから、起こった問題について先生にお尋ねして、先生から答えをいただくということが一番納得できるというんですか、了解できるんで、そういう意味でお尋ねするんですけれども、この書類が相手の弁護士に渡った、その弁護士が受け取ったということについて、いささか問題があるんではないかな」とこのように申し上げました。  そしたら、その女性弁護士さんは即、「私だって受け取りますよ」とこういうような物の言い方で返事が返ってきました。私がそこでびっくりしまして、「先生、本当ですか、市場にないものですよ、それを受け取るんですか」と言うたら、隣の男子弁護士さんに、「私らでも受け取りますよね」というように声をかけました。 ○4番(上野幸男) 議長、ここは裁判所か。議会と違うんか。 ○議長(大西正人) 上野君に申し上げます。発言中でありますので、静粛に願います。 ○2番(﨑山文雄) そうしたら、その男子弁護士さんは、やっぱり何も言わずに黙って座っておられました。その女性弁護士さんも、もう書類を抱えて次の会場に行かないかんような状況でありましたので、「公開されているもんでしょう」と、「公開されているもんでしょう」ということを二、三回述べられて、「失礼します」と言うて出ていったということでありますので、やっぱりその辺にも問題があるんではないかとこのように思うんですけれども、いかがなもんでありましょうか。  そういう流れがありますので、できればこういうことの問い合わせで、このような答えを出したんや、というような話を聞かせていただければ一番いいんではないかとこのように思いますんで、そういう配慮をできればお願いしたいと思います。できなかったらできないという答弁で結構でございます。  それから、職員については3名の処分があったということを聞かせていただきましたが、以前には町長は、そのように職員には処分はしませんという、こういう問題の流れの中で職員に処分するんですかと言うたら、職員には処分しませんと。ただしというのを先ほど申し上げたとおりであります。この点について、2件について答弁願います。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。  職員を処分しないというような発言は記憶の限りではした覚えはございません。3名の職員というふうになりますが、1名は自己都合ということで、退職願を私が受け取って受理したということで、私が処分したものではございません。そして、2人に対しては厳重注意、戒告処分ということで、上司への報告がおくれたというような内容で処分はさせていただいております。  原本自体は平成28年の6月17日に返ってきております。コピーに関しては、下垣内議員が持っておるというふうに聞きましたので、全部で11回、電話もしくは内容証明にて返却の依頼を出しております。そのうち9回目の7月31日の電話ですね、そのときに書類をなくしたと、本人のほうから当時の担当課長との電話の中でなくしたというふうなことがありまして、その後、2月20日の電話で、担当の者と話の中で、相手方の弁護士に渡したというふうに聞きましたので、相手方の弁護士のほうに確認はするんですが、やはり弁護士さんも持っている、または持っていないに関しても守秘義務があるというふうにも、法律的にもそうなると思います。だから、あえて守秘義務、町顧問弁護士に、先ほどから言います中で町顧問弁護士に確認したところ、弁護士がそのコピーを持っているのであれば守秘義務があるので問題ないということでありますので、弁護士にも持っている、持っていないという守秘義務がございます。また、漏えいすることもだめというふうな守秘義務がございますので、町としましては、この件につきまして終結したと考えております。  以上です。 ○議長(大西正人) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 事実から言えば、その書類はもう外に出て相手の弁護士さんが所持しておられるということについて、高野町の個人情報保護条例に既に違反しておるんやと。それをどないするんなと。個人情報保護法に関する法律にも抵触しとんやと。そういうものについて、もうそれをしゃあないなというような形で弁護士さんの説明どおりに行政は従うのか。ほかに作法を、作法というんですか、解決しようとする構えがないのか、そういったところにどないするんですかという疑問が残るわけであります。  それと、先ほど職員の処分等につきましては、これは議事録か何か拾ってみらんとどのように載っているか、それはちょっとわからない。私はそういう記憶があります。町長は言った記憶がないと言うんですけれども。  ここではっきりしておるのは、町長、確かに言われたのは、10日間、この事件が起こって、事件という言葉を使ったらいかんのやと、この問題が起こって、私の耳に入るのに10日間かかったと、10日間とはっきり言ってます。そのことについて、やっぱり職員に注意せないかんというような意味の話をされたのを覚えております。私はそのときに、先ほど言いましたとおり、職員の職務怠慢を追求するんですかと言うたら、そうですとはそのときは言わなかった。それは言っていません。職務怠慢という言葉は使っておりません。私は、この問題については町長もどうですか、職員にも悪いけれども、議員にも問題があるということをはっきり言われてますんでね、答弁されてますんで、そういう中から考えて、やっぱり職員を処分したということについてはどうも腑に落ちないという点がありましたので、今回質問をさせていただいたということになります。職員に処分すべき事件、問題ではなかったと私はこのように確信いたしております。  清福から拾ったんですけれども、町長、こんな答弁もしております。情報公開条例に基づき職員が処理しなかった点がまず問題であったと思うと。それと同時に、公開条例に基づかずに書類を取得した議員先生の勉強不足にも、悪いとは言うてないですね、先生にも勉強不足があったと思います。これ両方やっぱり悪いということを言うておるんですね。議員関係では、今のところ何も処分は受けておりません。ただ、職員だけが処分を受けたという、〇〇〇〇という言葉は今悪いんですかな、に問題があるような気がいたしますが。それで追求というんですか、お聞きさせていただいたということになります。その点についてはいかがなもんですか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。  職員の処分については、しっかりと検証した中で処分を下しております。問題が、今回の場合は情報公開云々というのもあるんですが、情報公開条例云々の前に、大切な案件に関して報告しなかったと、報告がおくれたというような、上司への報告が遅延したということに対して、それを重きに置いた処分を科したというふうに覚えております。  以上です。 ○議長(大西正人) ただいま﨑山君の発言の中に不穏当と認められるような、〇〇〇〇というような言葉がございました。﨑山君に申し上げます。﨑山君のほうで取り消してはいかがでしょうか。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) そうですね、〇〇〇〇という言葉は禁句ですか、使ってはいけない言葉になっております。発言したことにつきましては取り消しをさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。  こういった言葉というのは、相手にわかりやすく伝えるためにやっぱりこういう言葉が何ぼかあります。建設界の中にもありますし、大工さんの関係の中にもあるやろし、土木関係の中にも、この言葉を使えばすぐに相手にわかるようなことであって、それが禁句になっているということがあります。先ほど私が申し上げた言葉につきましても、そういう意味で申し上げたのでありまして、決していい言葉ではないということでありますので、取り消しをさせていただきますので、御配慮をいただきたいとこのように思います。  それと、今町長のほうから処分のことにつきまして説明をいただきました。その内容等に、どの職員にどんな処分が下ったのかという内容については御報告がありませんが、今の言葉の中では、何というんですか、この問題が起こって私の耳に入るまでというんですか、報告遅延の問題等について焦点を当てて処分をしたというようなことでありますので、まずそれで、この件については了解いたしたいとこのように思います。  それでは、弁護士さんのその件についてはいかがですか。 ○議長(大西正人) 﨑山君のただいまの発言の取り消しは、私のほうで命じさせていただきます。 ○2番(﨑山文雄) ありがとうございます。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼いたします。  先ほどからの弁護士の件でございますが、町といたしましては、専門家である弁護士に御判断をいただいて、その旨行っているというものでございます。  以上でございます。 ○議長(大西正人) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) もう重ねて言いませんが、行政はこの条例、あるいは法律を尊重せずに、相談した弁護士の言葉を重要視して、それに従っていくということの説明をいただきました。それ以上については私は申し上げませんが、こういう答えを出した弁護士さんとも一遍話をさせてほしいなというように思います。  そういう中で質問したいのでありますが、結論的にはなりますけれども、この一般質問の中の答弁を精査させていただきますと、個人情報を元に戻してほしいということがこの被害者である負門君が強調しております、この中で。これについては、どんなお考えでおられますか。どのように今後処理されていくようにしますか。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼いたします。  当事者でございます負門さんのほうが元に戻してほしいと言われるような今の御質問でございました。町といたしましては、本来であれば当然そのような形になるのが一番いいのかなというふうにも考えますが、現時点、相手方弁護士に渡っているということでもございますので、先ほどからの説明のとおりというようなことになります。また、負門議員のほうには、もちろん改めて町のほうからも謝罪等させていただくというふうなことになろうかと考えております。
     以上です。 ○議長(大西正人) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) もう一つ町長にお伺いするんですけれども、この質問の中に、責任が最も重く受けとめ返還に御尽力をいただきたい。早期解決を強く求めます。町長の返答をお願いしますということで、町長さんが答弁をいろいろされておるんですけども、この件については何も言われてないんですけれども、町長さん自身はどんなお考えであられるのか、お聞きしたいと思います。  下垣内議員に内容証明まで出して返還を求めているが、いまだ返還されていません。弁護士に渡しているということですが、当局にお願いします。私の個人情報を出した責任を最も重く受けとめ、返還に御尽力をいただきたい。早期解決を強く求めます。町長、答弁くださいという質問に対して、町長は質問されておりますけれども、この中で、一句ともこの件については触れてないんですけれども、いかがなもんでしょうか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員の質問が、もうこれ3年近くたっておる中で、どの部分に対して言うておられるのかというのがちょっと的確ではないので、なかなか答えにくいところではございますが、個人情報の件、もういつの議会だったか忘れましたが、10番議員にも、申し訳なかったということで謝罪もさせていただいております。また、文書を返却してもらうために、当該議員に電話、または書類を渡してきた努力というのは、議員の先生方にもわかっていただきたいなというふうに思っております。  また、その中で相手の弁護士に渡っているというふうなことでございますので、先ほどから言ってますように、弁護士にもそれを持っている、持ってない。3番議員が渡したというふうに言われても、弁護士もそれをもらった、もらってないというのも、それ自体が守秘義務であるというふうにも聞いておりますので、もうこれ以上何もすることも不必要なのかなというふうにも思っております。町としてはその弁護士に渡っているというふうに解釈しておりまして、この文書のコピーが渡っていることに関しては終結したと考えています。 ○議長(大西正人) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 申し訳ありません。いろいろ質問して今までまいりましたが、私の申し上げておることは、誤って水へ落としたかばんを手を伸ばして拾えば自分の手元へ戻ってくる、そうしなさいよということを申し上げてきたわけです。そういう意味のことを申し上げてきたわけです。しかしながら、そうではなくて、そのかばんは違うほうへ行っておって、それについて返却を求めて動いているんだと。動いているんであれば、どういうような動きをしておるんですか、現状はどのようになっているんですかということでお尋ねしてきたんですけれども、そのたび進行していないような状況。しかし、作業はしている内容が聞かされてきたわけであります。  今回につきましても、この問題については何を求めてるんなよということについては、今申し上げましたとおり、それ以外は何もありません。誤って落としたんやから、手を伸ばして拾ったら自分の手元へ戻ってくるんやということです。  いろいろ考えてみれば、不自然なことがたくさんあります。コピー、コピーと言いますけれども、コピー、向こうへ行ってるのがコピーなのか、こっちにあるのがコピーなのか、そんなんわかりますか。そのぐらい正確なものが向こうへ行ってるということを町当局も認識して、物事を考えていただきたいとこのように思うわけであります。  そういうようなことで、大つかみで結論になるかもわかりませんが、この問題等についてはどのように終結というんですか、きょうはもう終結したら今後この問題は出てきませんわな。行政としてどのようにおさめるというんですか、したいと考えておられるんですか。 ○議長(大西正人) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。先ほどから3回目になるんですが、この文書のコピーにつきましては弁護士に渡っておるということで、終結したというふうに考えておりますし、役所としてできる最大限のことはしたというふうに考えておるところでございます。 ○議長(大西正人) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) こういった問題、ただこれだけの問題かというようなことを思われるかもしれませんですけれども、これに関与していろいろの後遺症というんですか、被害的なものが出ているわけですね。こういう質問をすることによって、議会を混乱させているというような発言もありますし、﨑山は犯罪者であると、都議の内田と同じやというような発言もありました。何回か出てくるわけですけれども、これも僕調べてみたら、東京都千代田区神田淡路町の都議の、前の、前です、前都議のドンです。これ内田茂というんです。この人のことです。  そして、また和歌山地検のほうへ29年の12月21日に、犯罪者、無犯罪者証明を出してくれませんかという照会を出しました。即、回答が来ました。そして、またその回答に従って、高野町の、その地検が言うのには、犯罪者であれば市町村役場のほうへ通達しておる。市町村役場では犯罪者名簿がある、それを閲覧したらどうですかという話です。即、役場のほうへそれを尋ねてみました。これが29年の12月26日。3日ほどでこれも返事をくれました。その内容を見ましてでも、自分は犯罪者ではないなということが確認できました。それで、立証できたわけであります。  そういうようなことも発生しますし、こういった文書が委員会だとか、議会で出てくるんやさかい、もうこれを取り消ししてくれよと、訂正して削除して、もう取り消ししてくれよと。そしたらもう一件落着するやんかという意味から、清福のほうにも訂正と謝罪文広告を載せてくれよという願書を出しました。これは85号ですけれども、これを見ましてもこの掲載はありませんでした。願書まで出しているのに、何で載せてくれへんのかな。その願書に対する何で返事をくれへんのかなということが気になりましたので、85号を受け取ってから、気になったので。 ○4番(上野幸男) 議長、ほんまにこれ議会か。こんなことばっかり言わせてもええんかい。 ○2番(﨑山文雄) 局長を通じて副委員長に。 ○議長(大西正人) 上野君に申し上げます。発言中でありますので、私語は禁止をいたします。それから、﨑山君に申し上げます。質問の趣旨が少し変わってきておると思いますので、内容を変えて質問するようにお願いをいたします。 ○2番(﨑山文雄) この問題を解決するために、こういう言葉を削除してくれたらどうかということを申し上げておるんで、決して関連してないという問題ではないと思います。解決するための話として、そういう願書も出して削除してくれというお願いをしてあるんですけれども、副委員長もそのアポイントは受けられないという返事だけはいただいておりますが、願書に対する返事も何もいただいておりません。  そういうようなことで、一つ一つ解決していこうと努力するんですけれども、それにはなかなか応じてくれないというところに非常に残念なところもあります。  いろいろそういうことになりますと、奇怪な問題もありまして、先日、南院さんのほうへ間違ったファックスが入った。そのファックスが﨑山さんに謝罪を求めるような内容やったでということですので、これも願書を出してありますけれども、いまだにその内容がわかりません。内容がわかれば住職とも会って、あの人も民生をやっていただいております。民生の会長です。社会福祉協議会の会長でもあります。私も少し関連しておりますので、こういうことを言われてますけど、こういうことではなかったですよと、自分の証を説明したいとこのように思っておるんですけれども、その返事もまだいただいていない、出してこないというのが現状であります。  こういった問題をちゃんと解決しておかなければ、次から次へと後遺症というんですか、副産物のごとく出てきますので、行政の難しさというのはそういうところにあるんではないかとこのように思って、特にいろいろの問題を抱える行政としては考えていってほしいと思うし、お願いしたい点であります。  そういうことで、もう一番当初に申し上げましたとおり、条例法規違反にこれなってくるんですね。これをこういうことで解釈してくださいよと、拡大解釈というんか、解釈してくださいよという弁護士さんの説明を聞ければ一番いいんですけれども、そういったことは不可能ですか。 ○議長(大西正人) 辻本総務課長。 ○総務課長辻本幸弘) 失礼いたします。  町顧問弁護士への、お会いしてできないかというふうなことでございますが、当然、この部分に関しましては、もしお会いするということがあれば、また町のほうとしても検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(大西正人) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 了解です。お会いすることは不可能であるというように受けとめました。  そういうことでありますので、我々議員も同じでありますし、行政も同じでありますけれども、決められたことにつきましては守っていくと。法規、法令というものは守っていかなければならない。そういう中で矛盾が生じております。それを一つ一つ解決していくというのも行政の仕事の一つでもあります。  今日までこの問題について苦労されてきた職員がおります。この席上において、涙を流さんばっかりの哀願というんですか、お願いの言葉を述べられたことも記憶に残っております。町長としては、やっぱり職員というものは家来でありますので、家来を育てる、家来を育てるということは行政が育っていくということにつながっていきますので、そういうことを申し上げまして、この質問を終了させていただきたいと思います。  老婆心ながら、今後の行政の行き方等について、具申、申し上げたような格好になりますが、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で質問を終了することにいたします。 ○議長(大西正人) しばらく休憩します。  再開は13時から開きますので、議場に参集願います。            午前11時50分 休憩            午後 1時00分 再開 ○議長(大西正人) 休憩前に引き続き、議事を進めます。  通告順に発言を許します。  5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 失礼いたします。  一般質問の機会をいただきましたので、1点質問をしたいと考えております。  2カ月ほど前でしたが、所用で町なかを通り抜け、高野山道路を経由して岩出に向かおうと大門付近に差しかかったときのことでした。右折して、高野山道路に出ようとしましたが、前に2台車がつかえており、しばらく待機していました。高野山道路を走ってくる直進車の間隔があいたので、前進しようと右折しかけた前の車と、猛スピードで突っ込んできた直進車が大事故を起こしそうな場面に出くわしました。間一髪のところで接触事故は回避できましたが、この場所は非常に危険な三差路だと痛感いたしました。そこで、この箇所に信号機をつけてはいかがなものかという提案です。  あとは自席で質問いたします。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長井上哲也) ただいまの御質問ですけれども、一般質問通告書をいただいた時点では、この大門三差路のことについては、交通渋滞緩和ということでの信号機の設置ということで御質問いただいてましたんで、私のほうでもそのことで御説明するのは用意していたんですけども、今のおっしゃられた事故云々ということについてはちょっと用意はしてなかったんですけども。あそこのところ、高野山の町なかから環状道路に出るところというのは、一旦停止になっているかと思うんです。一旦停止して、左右を十分確認して、それから右折なり左折なりしていただくというのが交通ルールということになってますので、まずはその事故になりかけたというのがどういうケースかわかりませんけども、十分な安全確認をされていたのかどうかというのもちょっとこの場ではわかりかねますが、まずはそういうところからかなというふうには思っております。ということで、一旦、交通渋滞ということでなければそういうことで、一旦は御説明というか、お答えさせていただきます。  以上です。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 交通渋滞緩和もかねての質問でございます。環状道路が完成し、大門南駐車場へ直進する車や、スカイラインへ直進する車の台数が非常に増えております。直進車優先はわかっていますが、町なかで買い物をしてから大門を右折して、高野山道路を帰路につく方も多く、秋の紅葉の時期、特に渋滞緩和のために環状道路をつくられたと思うんですけども、この11月3日でしたか、覚海トンネルの手前で交通事故が起こって、非常に町なかが停滞したというのを聞いております。まして手前には町石の下山口への横断歩道もあり、ピーク時にはいつ事故が起きても不思議ではないと思われます。  道路標識も手前についておりますが、非常にわかりにくい表示となっているのではないかなと思います。というのが、大門南駐車場、高野龍神スカイライン直進というような標識だと思います。そして、高野町の市街というんですか、町なかへ入る表示はないです。しばらく行った観光案内所の手前のところに、恐らくどこが立てた看板かわかりませんけれども、茶色い看板で、左、高野山何とかってそんな看板があるように思うんですけども、多分あの表示を見てたら、恐らく一般の人というか、カーナビで来てる人はわかりませんけども、私たちもカーナビ、自分とこへ帰るときはカーナビら使うことはございませんので、直進せずに左折すると思うんですけども、そしたらやっぱり町なかから来た車が直進が優先だったらずっと停滞すると思うんです。  一般住民の方で、ここに信号云々という、そんな要望はございませんでしたか。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長井上哲也) 交通渋滞緩和という観点での大門三差路への信号機設置についてということで、橋本署の交通課のほうには、意見というか、それは問い合わさせていただきました。  橋本署の見解なんですけども、まず今のあの大門付近の形状では、信号機の柱を立てるスペースはないであろうと。その柱を立てようと思ったら大門の境内というんですかね、階段があってちょっと道より一段高くなって塀をされてますよね。ああいうところを削ってその信号機の柱を立てるスペースをつくる必要があるであろうということとか、あと谷側なんですけども、路側の白い線があって、もうそのすぐ、ほとんど人が歩くので、目いっぱいのところでもうガードレールがあって、谷があるというところで、その部分、その面というんですかね、その方向についても信号機の柱を立てるようなスペースはないであろうと。そやから何らかのあのあたりの改修というんですかね、そういうことをしないと信号機の柱は立てられないというようなことを言われてます。  それと、渋滞緩和について、あそこに信号を立てるのが有効であるのかどうかということについては、あそこだけではないと。まず大門から矢立へ向いての道路の形状、その部分が渋滞原因というのもありますし、あと高野の町なかに入ってくるところでいえば、大門からちょっとおりていったところ、南峰堂さんの前のあたりも当然ちょっと細くなっている。大きい車でしたら対向しにくいようなことになっているというようなところで、あそこのところが、信号がついたからといってその先でどうせつかえてしまうという状況であるということで、信号の設置が渋滞の緩和につながるというふうには考えていないという意見。  それと、信号機を設置しますと、皆さんも当然経験はあるかと思うんですけど、目の前の信号が青から黄になったときに、皆さんちょっと渡りきってしまおうと思ってスピードを上げられることもあったかと思います。あるかと思います。そういうことになった場合、大門周辺でおられる方、歩行者にとっては、逆に危険なことにもなるんではないかというようなこと。そんなことで、信号を設置するメリットよりもデメリットのほうが多いんではないかというところで、あまり警察的にはいかがもんかなというようなことはおっしゃってました。  それと、あと警察の言うことではないんですけども、あのあたりは史跡になっているということで、信号機を設置するとなれば史跡の形状変更というような届け出も必要になってきますし、大門の前に信号機がある景観というのはいかがなもんなのかなというような感じもいたします。  とにかく警察が言うには、信号を設置するよりもまたほかの方法で何らか対策する手だてはあるんじゃないかなというようなことはおっしゃられてましたけども、ちょっとそれは私どもの課のほうで担当するようなことでもありませんので、道路管理者であるとか、そういうところの協力なり、取り組みなりが必要になるんではないかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 行楽のシーズンというんですか、モミジのシーズンには土日はガードマンが立ってくれてるかなと思うんですけども、何かあまりそのガードマンの人も手際よく整理をしてくれていないというのを聞いております。それで、大門の町なかを通って右折する車はどうしてもついてくるんじゃないかなと思うんですけれども、いかがなもんでございましょう。 ○議長(大西正人) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長井上哲也) その渋滞なんですけれども、紅葉シーズンであるとか、高野山が一番お客さんが見えられるとき、渋滞するのはある程度仕方がないというふうに割り切りも必要やないかなとは思うんですけども。その一時期の、信号がとにかく渋滞解消にはあまり意味がないという警察、専門家、プロからの御意見もありますので、仕方がないものはそこは我慢をするしかないんじゃないかと。それが年にそういう事象がどれだけあるのかといえば、どんなもんなんですかね、10回もあるんかないんか、そんなもんじゃないんかなと思うんですけども、それだけお客さんが見えられるというのは、逆に地元としたら不便な面もあるかもわかりませんけども、そこをそれだけお客さんが来てくれてあるというふうに喜びにかえるような考え方に切りかえたらいかがでしょうかというふうにも思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 小西建設課長。 ○建設課長小西敏嗣) 失礼します。  5番議員さんの質問について説明させてもらいます。  今、大門周辺の整備ということで、ちょっと町としましても歩行者の安全対策としまして、南駐車場から大門の歩道整備を和歌山県に要望しております。徐々にではありますけども、改善を進めていただいております。  内容としましては、歩行者の安全確保ができるように、側溝にふたを設けて路肩を広げる工事を行っています。また、今後は大門のバス停付近、助けの地蔵側にはなるんですけども、あわせて改良していただきまして、人と車が安全にスムーズに流れができるような対策を今後とも要望していきます。引き続き、関係各位とともに、安全対策や渋滞緩和に向けた改善、または対策に取り組んでいきたいと思いますので、議員の皆様には御理解、御協力をよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(大西正人) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今、建設課長のほうから道路整備のほうにも力を入れているということをお聞かせいただきました。ただ、願わくば事故だけ起こらないようにというのが私の切なる願いでございます。事故が起こってからではやっぱりもう遅いかなと。国道と県道との入れかえがございましたよね。それでやっぱり大分向こうが優先道路というのはもう国道側なんでわかってるんですけども、逆に右折する車が停滞して、町なかが混雑していくんじゃないかなと、それが考えられてなりません。そこら辺も考えて、また何かいい方法があれば、室長も言われてましたけども、信号以外の何らかの方法を考えていただけたらなと思います。  それと、もう1点質問するつもりであったんですけども、もう工事も始まっているということで質問は控えさせていただきました。ただ、最後になりますけども、台風等の影響で、道路が寸断されたり、復旧が大幅におくれた昨年の町道筒香線。そして、町道作水線等、災害復旧の補助金のかげんもあると思われますが、素早い対応をお願いして、質問を終わりたいと思います。昨年も橋本方面、紀ノ川筋へ下る3本の道の2本が通行どめで、しばらく通れなかったということがございました。もう1本つぶれてしまったら、高野山、まるっきり孤立してしまうん違うかなという、そういう懸念もありましたので、素早い対応を。倒木等はこの10月の台風でも役場の職員、森林組合の方、すぐに対応して通れるようにしてくれておりましたけども、工事につきましてもぜひとも素早い対応をお願いして、質問を終わらせたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(大西正人) 順番に発言を許します。  3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 質問の機会を与えていただき、ありがとうございます。  私のほうからは2点質問させていただきます。  まず1点目としまして、高野町むらづくり支援員について。もう1点目はふるさと納税についてです。  まず、ふるさと納税について質問したいと思います。一、二年前まで4億円ぐらいだったふるさと納税が、本年度50億円には私は大変驚きました。私個人の見解ではありますが、現状、高野町にとって地場産業が乏しく、また返礼品に対して国の縛りの厳しい中、この数字にはびっくりさせられました。高野町は特に少子高齢化の上、人口減少が進む中で、高野町の財源不足を補う点において、このふるさと納税増額の役割は大変重要であると感じています。今後、一層ふるさと納税を増やしていただき、高野町の発展のために目に見える形で活用していただきたいと私は思っていますが、この件について当局の見解を求めたいと思います。  あとは自席で質問させていただきます。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼いたします。  3番議員御質問のふるさと納税についてでございます。議員おっしゃるとおり、高野町ふるさと納税は、去年より今年に入りまして金額が、件数、金額ともに増えております。そんな中、総務省からは29年の4月にふるさと納税に関する返礼品の送付についてということで、返礼品の金額の割合を30%以内にすることということと、あと返礼品は地元産品に限るという通知がありました。そういう中で、ほかの市町村につきましては総務省の指導に従って30%以内にしたというところもありました。ということで、結果として高野町に御寄附いただく方が増えたということで、金額につきましては、12月9日、日曜日の時点で、件数が3万9,711件、金額にしまして46億1,449万円の御寄附を現在いただいております。  高野町ではふるさと納税の使い道としまして八つの項目を挙げております。一つ目が町の自然と環境を保全する事業。二つ目が町の歴史と文化を伝承する事業。三つ目が生涯学習で輝く人たちを応援する事業。四つ目が町の活性化を応援する事業。五つ目が町民の福祉と健康を応援する事業。六つ目が子供たちの未来を応援する事業。七つ目が住民自治やコミュニティー活動を応援する事業。八つ目がその他目的達成のために町長が必要と認める事業。この八つとなっております。  実際に平成28年度には、主な事業としまして地籍調査事業の推進ですとか、参詣道の修繕、県指定文化財の保護、小中学校、公民館図書の充実、地域づくりイベント補助、団体旅行の誘致、アクセスバスの整備、フィットネスクラブの運営、国際交流の推進、給食設備の充実、インフルエンザ予防対策、避難所の備品、備蓄品の充実、防災ラジオの配布、救急応援体制の整備、AEDの購入等の事業に充てさせていただきました。そして、平成29年度につきましてもたくさんの事業に充てさせていただいております。平成30年度につきましても、約1億円をこのふるさと納税の寄附金を事業に充てさせていただく予定でおります。今後も寄附いただいたふるさと納税をぜひ有効に使わせていただきたいと考えております。  高野町は、議員おっしゃるとおり自主財源に大変乏しいまちであります。今後につきましては、貴重な自主財源として活用させていただきたいと考えているところでございます。  以上です。 ○議長(大西正人) 3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今、いろんな使い道を教えていただいたんですけれども、私としても、この国の何といいますか、やり方といいますか、勝手な都合で3割という、何の根拠もない法的なことで行っていますけれども、やはり地場産業が乏しいということは、やっぱりほかの地域と同じではどうしても弱い立場に立たされるという意味において、私はこれはもう大賛成で、3割が5割でも国民の方がこの高野町に納税していただけるということは大変ありがたいことであると私は思います。  週刊誌も読ませていただきましたけれども、やはり前の市長ですかね、いいことを書かれていましたけれども、やはり知恵を絞って、その結果、法に触れない部分で、国民の方がこの高野町に納税していただいて、その使い道を、こういう使い道をしてるんだということで納得していただけているということは、大変私はすばらしいことだと思っています。そして、また今後、過疎地域や移住促進対策につながるようなふるさと納税に生かしていただきたいなとも思っていますけれども、この件について、最後、答弁願いたいと思います。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼します。  ふるさと納税につきましては、当初、高野町は、寄附金額は大体去年、29年度の実績でいいますと2億円弱ということで、毎年1億円程度を事業費として充当していこうということで計画をしておりました。本来、自主財源がなければできないような事業について使えるということで、町独自の事業をたくさんできるということで、貴重な財源ということで考えております。例えば、徳パックの事業ですとか、そういった国の補助ですとか交付金をなかなか充てられないという事業がたくさんありますが、そういった事業に積極的に使っていきたいと考えております。  今後とも、今回急に金額がふえたわけですけども、このたくさんいただいている寄附金を活用してどういう事業をやっていけるかというのは、いろんな課で検討しながら、補助金ですとか交付金がなければできなかったという事業について、積極的に活用していきたいなと考えております。町独自の事業がこれから展開できるんじゃないかというところで期待をしておるところでございます。  以上です。ありがとうございます。 ○議長(大西正人) 3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今おっしゃられたように、これからもこれについては住民の皆様のためにもぜひ進めていっていただきたいと思っています。  続きまして、高野町むらづくり支援員についてですけれども、まず支援員の仕事の内容と役割について、説明願いたいと思います。
    ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) すみません、今、議員御質問の件ですけれども、まずむらづくり支援員というものなんですけれども、これは二つの事業に分かれます。現在、高野町においては、むらづくり支援員として集落支援員、それと地域おこし協力隊という二つの仕組みを導入して事業を進めさせていただいております。これは国の事業ということもあって、経費につきましては特別交付税の算入がなされるということで、非常に町にとってはメリットのある事業になります。  まず、集落支援員の活動ですけれども、現在、大滝地区で1名、杖ケ薮地区で1名の2人が活動しておりまして、例えば大滝地区では、おおたき山の学校の運営、施設周辺の清掃、整備、集落内の道路の清掃、側溝の泥上げ、生活用水の管理、世界遺産熊野参詣道小辺路の利用者への声かけ、案内、そういうようなことをやっています。杖ケ藪のほうでは、集落内道路の清掃、側溝の泥上げ、生活用水の管理、獣害の防止、そういったことをやっていただいております。  また、地域おこし協力隊ですけれども、これは都市部から高野町へ移住をした者で、3年間地域で生活をしながら、地域にあるよさを掘り起こして、地域を活性できるような事業につなげられないか、いろいろと考えて動いているというところです。今現状、高野町内では移住定住の促進に向けての事業で1人、高野ブランド創出事業というところで2人、3人が活動しております。そんな状態です。  以上です。 ○議長(大西正人) 3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今説明していただいたんですけれども、一番わかりやすい点でいえば、この富貴に来ていただいている方は地域おこし協力隊に入るんだと思うんですけれども、この高野町は平成21年度から和歌山県で最初にこの制度を取り入れたと聞いています。支援員として最大の目的は、過疎地域移住促進、地域活性化であると思っていますけれども、今まで富貴地区で活動していただいた支援員の方はよく頑張ってくれていると思います。特に、今回、地域活性化支援団体代表でもある支援員の田中さんという方が各地域での活動と富貴の住民の協力のもと、若い4人の家族の方が富貴に移住してくれます。大変すばらしいことだと思ってます。  しかし、支援員の方の任期は、今おっしゃられたように3年で、来年で終わると聞いていますが、今後、これまでの活動などは次につながっていくのか疑問に思います。特に、今回の支援員の田中さんはさまざまな専門分野でのブレーンを持っている方なので、町として今まで以上に協力して、移住促進、地域活性化のために彼をうまく活用できないかと私は思っているんですけれども、その辺のところの答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今の富貴の田中隊員の事例ですけれども、田中隊員も今年が3年目の最終の年を迎えております。彼につきましては、いろいろなスキルもあります。それと、あと富貴であったり、筒香であったり、この地元にある地域資源というものを活用するということで、いろんな目で見て使えるものがないかなというふうに今動いてくれています。  特に、薬草について、彼は今年かなりいろいろと勉強を積んでいただいておりまして、その薬草をもとに起業、彼自身は、もう富貴に隊員として入っていただくときにもう既に起業をされて入ってきておりますので、その事業を拡大する一部になるんですけれども、薬草を使った地域づくりができないかということで私たちも聞いております。  それで、この集落支援員につきましては、集落支援員として3年務め上げて、3月31日で3年になるんですけれども、その1年前、それと3月31日から向こう1年間について、起業をするための支援ということで、これも交付金が充てられる、100万円という事業費を使うことができます。私たち、ずっと彼と話をしながら、起業支援金を使って起業していくんであればしっかりと準備をしないといけないということをずっと言い続けているような状態で、彼についてもそれを使いながら薬草をもとにした事業を興していきたいということで私は聞いておりまして、今、一生懸命バックアップをしているような状況です。  以上です。 ○議長(大西正人) 3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今、課長がおっしゃられたように、彼とここ最近ちょっと話できる機会がありまして、今課長がおっしゃられた薬草の話とか、いろいろ聞かせてもらって、今後について話をさせていただいた中で、やはり彼は正直、富貴で住んで起業を起こしてというのはどうしても無理であると。それは、その理由としては、やはり僕一人ではできないと。僕が幾ら薬草のことをいいと思っていても、やはり補助してくれる方がなかったらいけないし、あとは継いでくれる方であるとか、薬草づくりを今されている方が高齢化してきた後に継いでくれる方であったりとか、そういう点を考えると、一人では無理であるし、どうしても住むとことかが難しいと。そういうふうな話をされていたので、3年でまたよそへ行かれるというのは大変もったいない話やなと僕は個人的に思ったので、これを質問させていただいてるんですけれども。  それと、これは彼の話なんですけども、幾つかの企画書というんですかね、20ぐらい今町に提出はしているんやけれども、それの回答というのがほとんどないという点。  それとまた、自分が一生懸命動こうと思ってるんやけれども、要するにパンフレットであったりとか、そういうものがないので、なかなか多くの人に伝えにくい点もあると。今できたあそこで、高野町の、高野山のあの場所でそういうものを置いてくれたら、また相談なりあれば私は動きやすいんやけれどもという話も彼とさせていただいたんですけれども。  あまりにも3年というんですかね、期間が短過ぎるというのが僕の思いというんですか、話を聞いていた中で。それに続いてあとまた次に来てくれる人が、それに続いていけるかとなったら、なかなかこれも難しいんじゃないかなと私自身も思いますし、彼も恐らくそういう考えも持っている人だなと僕も思ったんですけれども。  僕も彼の活動の一環の中で、同じではないんですけれども、富貴の学校のほうで、よその大阪の人とか子供連れの方が30人、40人集まっていただいて、いろんな田舎のよさというのを説明してくれていたのを私も話を聞かせてもらったんですけれども、そういうところからこつこつと言うたら何ですけれども、一生懸命やっていただいて、また住民の富貴の方も来ていただこうと思って一生懸命食事なり提供して、そういう会を開いて、僕も行かせてもらったんですけれども、さすがにプロというんですかね、すばらしい説明をしてくれてましたけれども。  その中で、残念ながら今はっきりと来てくれる方というのはまだ決まってないんですけれども、可能性として二、三人、声が上がって、その方たちとも話をしてるという。田中さんじゃないんですけれども、そういうブレーンで一生懸命動いてくれるみたいですけれども。  なかなか富貴の場合、畑とかはあるんですけれども、住むとこが一番のネックになってきてると思うんですけれども、空き家はあってもなかなか貸してくれない、またなかなか住める状況じゃないということで、難しい点もありますけれども。今後、町としてその点についてはどう思っているのか、その辺のところ、最後答弁願いたいと思います。 ○議長(大西正人) 茶原観光振興課長。 ○観光振興課長(茶原敏輝) 今、議員さんのほうから3年ではちょっと短いという御意見がありました。確かにそういう部分もあるかとは思うんですけれども、これは先ほどから言っております総務省、国の事業になってきます。その枠組みの中で、3年間については特別交付金の算入対象になるということでやっていけるんですけれども、やはりそれ以降についてはその仕組みが利用できないということになるので、やはりちょっと事業の仕組み的に難しい面を持っているのかなというふうに思います。  3年間、彼については富貴・筒香でずっと活動していただいて、地域の方、議員さんも言われるように、いろんな方とのコネクションというんですか、そういうのも持っておられますので、とにかく私たちとすると、今はやはり3年御縁があって、富貴・筒香に入っていただいた。その中でそこのものを使って起業していっていただけるように、できる限り協力をしていくということかと思います。  住むところが難しいという話ですけれども、議員さん言われたとおり、空き家はあるけどなかなか貸してくれない。そこがなかなか難しい、整備とかが必要やというところももちろんあります。こちらも空き家については以前に調査もさせていただいておりますので、本人、現状今空き家を改修して住んでいただいているんですけど、ちょっとお風呂の部分が十分じゃないとは聞いていますけれども、もちろん費用は個人でお持ちいただかな仕方ないんですけれども、そういったところをまた引き続き借りていくであったりとか、もし別のところということであれば、空き家のデータの中からいいところをまたチョイスして、本人にも伝えていく、マッチングをさせていくというところはこちらもやらせていただけるのかなというふうに思っております。  3年間の中で、やはり地域で過ごして、地域の方といろんな御縁を結んでいただいているということが、地域おこし協力隊がそこで起業していく力になっていきますので、そういう意味ではある一定のベースがある子かなというふうには思っております。  展示の話もございました。観光情報センターのほうの展示というのもできますし、過去に富貴の行政報告会のときにも、富貴の地区の方で展示をしたいと言われるような方もありましたし、そういったところで具体的な話ということであれば、展示会場として使っていただいたらいいかなというふうに思っております。  彼にも展示はできるよということはこの間も会議の席で話もしてますし、使えるものは使っていただいて、こちらとしても協力していける部分は協力していきたいなというふうに思ってますので。とにかく少しでもやはり地域の魅力というものが高まっていってくれて、それで生活がしていっていただけるんであれば、長く富貴に住んでいただけるんであれば、非常にいいかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(大西正人) 3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今後ですけれども、田中さんに聞いた話と課長が今答弁された話とはちょっと食い違うとこもあるんですけれども、とにかくああいう方になるべく住んでいただいて、地域のために先頭に立ってやっていただきたいという思いも持っていますし、空き家に関しても、今課長おっしゃられたみたいに、調べて貸してくれるところがあるとおっしゃってましたけども、どうもその辺が彼との認識とは違って、僕に彼が言ったのは、住むとこどこかないですかねというて聞かれたんですけれども、そういうやっぱり点も彼と当局とで共通して、今後、移住促進に向けて進めていただけたらいいなと特に思います。  以上です。 ○議長(大西正人) 答弁はよろしいですか。 ○3番(下垣内公弘) あれば。 ○議長(大西正人) 中尾企画公室長。 ○企画公室長(中尾 司) 失礼いたします。  先ほどのふるさと納税の御質問の中で少し説明が足りない部分がありましたので、少しお願いをいたします。  最終日に御審議いただく一般会計の補正予算6号のほうに、今回、ふるさと納税の増額の補正を上げさせていただいております。当初の10億に50億を補正させていただいて、60億円という補正をさせていただきたいと思っておりますが、今時点で、この12月に入って1日大体1億円程度の御寄附をいただいております。このままいきますと、12月中に今回補正で計上させていただいた60億円を超えるという可能性が高いことから、以前のような専決処分ではなくて、できれば議会の最終日に追加議案ということで追加の補正を上げさせていただけないかなと思っております。議長さんと事務局のほうにはまだ相談をさせていただいておりませんが、できれば追加で補正をさせていただくということで、少し手続をさせていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  失礼します。 ○2番(﨑山文雄)30%っていう根拠はどんなんですか。 ○議長(大西正人) まだ、待ってくださいね。3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今の内容というか、それはまたそれでやっていただいたら結構ですので、僕の質問と今の回答とは、何というんですかね、ちょっと違うような気がしますし、それはそれでまた言ってくれたらいいことですし。  それと、議長、今、﨑山さんが今の僕の、私の一般質問の間に自分から声をかけてましたけれども、これは副議長としておかしいんと違いますか、こういうあれは。私の一般質問です、まだ終わってない中での。その辺のところの注意はよろしく今後お願いしたいと思います。  これで終わらせていただきます。 ○議長(大西正人) これで一般質問を終わります。  以上で本日の日程は全て終了しました。  議事進行の都合により、明日12月11日は休会としたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(大西正人) 異議なしと認めます。したがって、明日12月11日は休会とすることに決定しました。  本日はこれで散会します。御苦労さまでした。            午後 1時50分 散会...