4
事務局職員出席者
事務局長 倉 本 文 和
書記 大 谷 燎 平
5
説明のため
出席した者の
職氏名
町長 平 野 嘉 也
副
町長 西 上 邦 雄
教育長 角 濱 正 和
会計課長 辻 本 寛 美
企画公室長 中 尾 司
総務課長 辻 本 幸 弘
税務課長 和 泉 ひろみ
観光振興課長 茶 原 敏 輝
福祉保健課長 苗 代 千 春
建設課長 小 西 敏 嗣
生活環境課長 松 本 嘉 文
防災危機対策室長 井 上 哲 也
診療所事務長 中 上 浩 貴
消防長 中 西 清
教育次長 中 西 健
富貴支所長 植 田 達 夫
午前10時10分
開会
○
議長(
大西正人) それでは、ただいまから
平成30年第4回
高野町議会定例会を
開会します。
これから本日の
会議を開きます。
ここで、
議事に入る前に一言申し上げます。
本
町議会では、
町民の
皆様に開かれた
議会、身近な
議会を目指して
インターネット録画配信や
会議録の公開など、さまざまな取り組みを行っています。今回、その一つとして、本
定例会の様子を
役場玄関ロビーに設置しております来
庁者用テレビにライブ中継することといたしましたので、
報告をさせていただきます。
それでは、
議事に入ります。
本日の
議事日程は、あらかじめお
手元に
配付したとおりであります。
日程第1、
会議録署名議員の
指名を行います。
会議録の
署名議員は、
会議規則第126条の
規定により、
議長において、2番﨑山君、3番
下垣内君を
指名します。
日程第2、
会期の
決定についてを議題とします。
お諮りします。本
定例会の
会期は、本日から12月17日までの14日間としたいと
思います。これに御
異議ありませんか。
〇
議員(「
異議なし」)
○
議長(
大西正人)
異議なしと認めます。
よって、
会期は本日から12月17日までの14日間と
決定をいたしました。
お諮りします。
議事の都合により、12月5日、6日、7日、8日、9日、12日、13日、15日、16日を
休会にしたいと
思います。これに御
異議ありませんか。
〇
議員(「
異議なし」)
○
議長(
大西正人)
異議なしと認めます。
したがって、12月5日、6日、7日、8日、9日、12日、13日、15日、16日は
休会とすることに
決定いたしました。
日程第3、
諸般の
報告を行います。
地方自治法第121条の
規定により、本
定例会の
説明のため
出席を求めた者は、
町長並びに
教育長であります。
高野町
監査委員から、
地方自治法第235条の2第3項の
規定による
例月出納監査報告については、お
手元に
配付の
報告書をもって
報告といたします。
次に、
議員派遣の件について、
会議規則第127条第1項ただし書きの
規定により、お
手元に
配付のとおり
議長において
決定しましたので、
報告をいたします。
当局からの
報告事項はありませんか。
なしと認めます。
これをもって
諸般の
報告を終わります。
平野町長に
行政報告並びに
提案理由の
説明を求めます。
平野町長。
○
町長(
平野嘉也)
皆様、おはようございます。
このたび、
平成30年第4回
定例議会を御案内申し上げましたところ、全
議員出席いただきまして、誠にありがとうございます。後ほど
説明させていただきますが、今回の
案件は
議案7件、
同意1件でございます。
慎重審議のほどよろしくお願い申し上げます。
さて、11月25日執行の
和歌山県知事選挙は、県全体の
投票率38.33%に対し、
高野町における
投票率は63.81%でありました。県全体では、
前回の
投票率をワンポイント以上下回る中、
本町は
前回の
投票率を0.57ポイント上回る結果となりました。今後、県との
連携をより一層
連携を進めて、道路の
整備等諸
課題に対して
協働で取り組んでまいりたいというふうに
考えておるところでございます。
また、国会のほうでは
水道法の一部を改正する
法律案と、
出入国管理及び
難民認定法の一部を改正する
法律案の二つの
法案が成立する見込みとなってきております。
水道法の改正、また
出入国管理の
法案等、いろいろな諸
課題を抱えておる中、
水道法においては、経営安定のための
広域連携の推進、また
民間参入を促すいわゆる
コンセッション方式を導入していくというような流れであります。
水質の維持、また
水道料金等、
先進諸国では公から民へ行ったものが、民から公へと返ってきている時代に、果たしてこの新しい
水道法の一部を改正する
法律は、今後、各
自治体においてどのように実施されていくのか、しっかり
議論が必要なことかなというふうにも
考えてきております。
両
法案とも
高野町に影響をもたらす
法案でございますので、国の動向を注視するとともに、今後、国から示されるであろう
基本方針や
分野別運用方針、国が行う
支援計画など詳細を待って、
高野町としてしっかり対応してまいりたいと
思います。
まず、
各課関連の10月から12月まで、今
議会までの主な出来事を御
報告させていただきたいと
思います。
福祉保健課関連でございます。11月1日に、
富貴のほうから
子育て支援についての
要望事項がございました。今後、
富貴の
小学校の再出発を目指していく
本町としては、
富貴での
子育て支援というものをしっかり
整備していかなければならない。そのために、11月20日に
計画案を相手の
団体のほうからいただきまして、ただいま当課、
原課のほうで
協議しておる最中でございます。新
年度にはしっかりした対応ができるように、町を挙げて
子育て支援、
富貴のほうの
小学校復活を目指していけるように頑張りたいというふうに思っておるところでございます。
防災危機対策関連でございますが、先月27日に4校合同の
防災教室を行いました。
桂枝曾丸さんを講師に招いて
防災講座を開き、
起震車、そして煙の出る
ハウス等、
子供たち、また
保護者の方に体験していただくいいきっかけとなりました。
続いて、
観光振興課でございます。11月3日、
高野町
交流ひろば第3回目を迎える、第3回目の
住民交流広場を、今回は会場を移して
開催することになりました。以前は、転
軸山公園の
管理棟のところでやっておったんですが、一度
高野山大学の
学園祭と、また秋の
紅葉シーズンでお客様がたくさん来ていただく、そういうふうな中でしてはどうかというようなことで、今回霊木の家、そして
観光情報センター、
高野山大学のほうで
開催をいたしました。
例年よりも数は当然増え、1,500名を超える
来場者がありましたが、
住民同士の交流できる場というところを
考えますと、今回の
場所が最適なのか、今までのところがいいのか、今後、来年の
開催に向けて
議論をしてまいりたいというふうに思っております。
それと、11月19日、90周年、60周年の
記念にはなるんですが、第1回
高野山少年柔道大会を
開催させていただきました。
全国から40チーム、約350人、
保護者、
指導者を含めて500人ぐらいにはなると思うんですが、多くの選手に来ていただき、道のつく武道や
文化、そして
高野山の持つ
精神性とのかかわりの中で大切にしていきたいという
考えのもと、今後も第2回、第3回というふうに続けてまいりたいというふうに思っております。何が一番運営する側にとってよかったかなと言いますと、やはり天気を心配せんでもよかったということで、今後、少しずついろいろな
関係者に御
協力を賜りながら
事業を拡大して、
全国の
高野山の
少年柔道大会というものをつくり上げていければなというふうに思っております。
それと、11月19日、総本山金剛峯寺へ、
富貴産の
ホップ、またその生
ホップでつくった
高野山クラフトビール、それを金剛峯寺に奉納させていただきました。かねてから
富貴地方の
耕作放棄地をどうにかしていかなければならないという
考えの中で、第3弾になります。まずはその
地元米を使った
給食ですね、それは約半分、3分の2ぐらいは
地元米を使うようになってきたのかなというふうにも
思います。そして、
ブドウですね。
ワイン用の
ブドウをつくっていく。これは少し
実質失敗と言ってもいいのかもわかりませんが、これはもう息長く
事業者さんと今後いいタイミングを見計らって継続していきたいなというふうにも
思います。そして、その第3弾となる
ホップを一旦栽培させていただいて、今回奉納させていただいたということであります。
今後、
耕作放棄地含め、
農林に関してどのような、137平方キロあるこの
高野町で、どのような
活用をされているのか、どういったところが荒れているのか。それを新
年度に
地域おこし協力隊等を入れて、まずは
調査をして、しっかり第1次産業が根づく、また復活する
まちにしていきたいというふうに思っております。この
ホップの
事業は、来春より
事業をもう少し拡大して、地域の
活性化になるように、
まちとしてもしかるべき
支援をしていきたいというふうに思っておるところでございます。
続いて、
観光情報センター、iKOYAの
利活用についてでございます。近畿大学との
連携を通じて、
交流スペースで
近大国際交流展in高野山を
開催、また、堺市との
観光の
協定、
連携協定は結んでないですが、市長との話の中で、一緒に取り組んでいこう、
仁徳天皇陵・
古市古墳群を
世界遺産にしようというようなことで、いろんなつながりができてきております。その中で、
高野山の上で、堺市の
世界遺産登録を進めている
案件をPRしようというブースも開設、17日より開設しておるところでございます。
7月2日の開館以来、約4万5,000人ぐらいですね、来ていただいております。今後、冬場には当然
来場者というのは全体的に下がるということで、あそこの
来場者、
来館者も必然的に下がってくることかと
思いますので、そのあたりは
住民の
方々に上手に還元できるような人の配置というのもしていきたいというふうに
考えておるところでございます。
当初から
予想されておりましたとおり、第2
駐車場にとめる車の
方々はあそこを使っていただいておりますし、あそこの
大門方面を歩く方もかなりあそこを利用して、
休憩場所、また
情報収集をしていただく
場所というふうに育っていってるというようなことでございます。
続きまして、
教育委員会関連でございます。
町民文化祭が3日に開かれて、
文化功労賞に
高梨晃瑞様、そして
文化奨励賞に
高野和太鼓DONKAKAが表彰されました。これからの御活躍を期待したいというふうに思っておるところでございます。
また、
町民親睦大運動会、これも90周年、60周年の
事業として、第1回目としてさせていただきました。約200名の
子供から大人の方まで、
高齢の方まで来ていただいて、世代を超えた競技などをして盛り上がりました。ぜひこれも第2回目、第3回目というような形で、
住民がしっかりと交流できる場をつくっていきたいというふうにも
考えておるところでございます。
また、
光ファイバーの件ですが、3月22日を
開通式というふうな形で予定をしておるところでございます。町全体を
光ファイバーにしたいという中で、まずは可能なところ、
地区ということで、
富貴・
筒香地区の
光ファイバー事業というのを昨
年度より進めてきて、ようやく開通していく運びとなってきております。12月、そして来年の1月には
住民の
皆様に
説明等がございまして、今
年度中には
開通式をする、そして、
光回線が使えるような
環境になるというふうなことで進めておるということを御
報告させていただきたいと
思います。
それと、
企画公室関連でございます。まずは先日の12月1日、
高野山大学の
黎明館におきまして、
高野町制施行90周年、そして
富貴村合併60周年の
記念式典を
開催させていただきました。多くの来賓の御参加、御
出席を賜り、また、約70名の
功労者の
皆様を表彰する、
感謝をあらわす場をつくることができました。次の100年ですね、しっかり100周年をできる場として、今回は先人に対する
感謝、そして次の100年に向ける決意をあらわせる場であったのではないのかなというふうに
考えております。
1部は当然
式典ですので人の入りはあまりよくなかったんですが、2部に関しては、半分以上席が埋まるようなぐらいほっこりした
式典となったということで、90周年の
式典はまずまずうまいこといったのではないのかなというふうに思っておるところでございます。
それと、今、
議員の
先生方もいろいろと御心配していただいております
ふるさと応援寄附金の
案件でございます。今回は大型の
補正予算をしていくというふうなことで審議していただきたいというところなんですが、前
年度、2億の
ふるさと納税、これをどう上げていくかということで、
年度前、30
年度の半ばから終盤にかけて、いろいろと
担当の課、また
担当の
職員といろいろ
協議をしてきた中、
サイトをしっかり増やしていこうというようなことで進めてまいりました。初めは1つの
サイトだったんですが、全部で4つ、5つの
サイトに増やしていく。当然、当初の
予算は2億というようなことで、前
年度の実績で上げたところでございます。
サイトを上げることで、
予想と言ったらいいんでしょうか、現段階で
予想どおりの展開となってきております。
また、10月末に
総務省のほうからいろいろな御
指導、御
指摘等がございました。その中で、
議員の
先生にも、また
町民の
皆様にも御理解していただきたいのは、
総務省バーサス自治体という構図、これは全くメディア、
週刊誌レベルの話でございますので、
総務省の指示にまだ今のところ検討している。今後、
基礎自治体が国としっかり
協議をしていく中でこの
ふるさと応援寄附金という
制度を育てていきたいという
高野町の
思い。そして、いろいろなやり玉に挙げられている
全国7
団体もそのような
思いであるというふうに思っておるところでございます。
当初、どうしていこうかというふうな悩みもありましたが、やはり責任を持った中で
自主財源を確保していくということを優先させていただきました。
子供に対して保育の
無償、
幼児教育無償、
義務教育小・中の
無償、そして
学校給食には
地元米を使う等々、いろいろと
子育て関係には類を見ないほど
高野町は先進化しております。国の抱える問題として
少子化、当然、
高齢化というのもありますが、国のスピードでやっておりますと、非常に心配するような感じを受けます。国がしっかりと国難というふうに
少子化を捉えるんであれば、我々
基礎自治体がこういった仕組みをつくるよりもっとスピーディーにしていかなければならないというふうに思うんですが、なかなかそうにはならないようでして、そうであれば我々で
自主財源をつくって、それをしていく、サービス化していくというのが当然のことであります。
その
財源として、大体年間3,000万円ぐらいを
考えております。それをやはり30年間分の
予算は置いておきたい。今、
高野町で生まれて、そして30年後にはその
方々も親になります。そのときに
高野町でも、
高野山でも
子育てをしたいなというふうに思えるように、しっかりとこの30年間分の
財源を確保したい。3,000万掛ける30年間ですので、9億ですね。それはもうしっかりと蓄えておきたいというふうに
考えております。
また、137平方キロある
高野町でございます。
地籍調査も75%残ってます。75%進んでおるんじゃなくて、75%残っております。
あと100年かかるという
地籍調査を
あと26年に縮めました。それをもう少し縮めることができないかというのを来
年度から一度
考えてみたいと
思います。
地籍調査関連では、やはり15億の国費、県費、また5億の
単費が必要であります。そのために今回の
ふるさと納税、今
年度の
ふるさと納税もそれに充てていくということで、
財源確保という意味でも、今回
ふるさと納税を続けていかなければならないというふうな
思いにさせられました。
また、そして
人口3,000人というような中で、
来訪者、
交流人口が150万人前後、延べでいいますと500万人以上の
方々がこの
高野町にいらっしゃいます。それを支える
社会インフラの
整備、いろいろな中で支出していかなければならないことがございます。3,000人の
住民が負担するには非常にやはり大きなコストになってくるかなというふうにも思っておりますので、その
財源確保のためにも、今回その
ふるさと納税というものを
高野町の財政をしっかり健全を保ったまま
財源を確保していく、
財源を確保しなければならないというような
覚悟でしております。
当然、
総務省のほうから、
納税先外にするかもしれないよとか、そういったいろいろな御意見がこれからいろいろ出てくるかなというふうにも
思います。そういった中で、やはり町として、しっかり国に対して
地場産品というものはどういうものなのか。ゆかりの品というものはどれほど大切なものなのかというのを、しっかり
まちとして
説明していきたいなというふうに
考えております。それは泉佐野でも同じであるでしょうし、新潟の三条も同じであろうと
思います。いたずらにこの
制度を利用して
財源をいたずらにいただいておるわけではございません。それ
相当の
方針、その中で
相当の
覚悟もしながら
財源確保をしていくというような今回の判断。そして、今回の
補正予算計上というふうにもなっておりますので、どうぞ
議員の
先生にも御理解をいただき、いい
議論をできればなというふうにも
思いますので、どうぞよろしくお願いしたいというふうに
思います。
それでは、本
定例会において御審議いただく
議案等について御
説明させていただきます。
議案は7件でございます。
議案第45号、
高野町
職員の給与に関する
条例の一部を改正する
条例につきましては、
人事院勧告に基づき
給料表の水準を改め、
期末勤勉手当等の
支給割合を改めるとともに、
初任給調整手当の額を改正するものであります。
議案第46号、
高野町
景観条例の一部を改正する
条例につきましては、国道、県道、
町道の振りかえと、
女人道の
世界遺産追加登録に伴い、
高野町
景観計画の一部を変更するための
条例の一部を改正するものであります。
議案第47号、
平成30
年度高野町
一般会計補正予算(第6号)につきましては、
歳入歳出それぞれ51億2,880万円の増額となり、
予算総額は96億7,800万円となりました。
歳入で主なものとしましては、
寄附金50億の増、
国庫支出金4,356万4,000円の増、4,370万の増などによるものであります。また、
歳出で主なものとしましては、
ふるさと寄附積立金18億2,405万5,000円の増、同じく
ふるさと納税謝礼品代24億8,700万の増、また台風20号により被災した
農林業施設、
公共土木施設の
災害復旧にかかる費用1億548万9,000円の増などに伴う
補正でございます。
議案第48号から
議案第50号につきましては、
平成30
年度高野町
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)など3
特別会計の
補正予算でございます。
議案第51号、
工事請負契約の締結につきましては、
花坂地区農業用施設改修工事の
契約で、
高野町議会の議決に付するべき
契約及び財産の取得又は処分に関する
条例第3条の
規定によるものでございます。
同意は1件。
同意第4号、
高野町
固定資産評価審査委員会委員の選任につき
同意を求めることにつきましては、
任期満了に伴う再任に伴うものでございます。
議案等については以上でございます。
各
議案等の詳細につきましては
担当課長より
説明をいたしますので、
慎重審議を賜りまして、御
同意をいただきますようお願い申し上げ、
開会に当たりの
提案説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○
議長(
大西正人) 以上で本日の
日程は全て終了しました。
本日はこれで
散会します。御苦労さまでした。
午前10時40分
散会...