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平成29年第4回定例会 (第2号12月 5日)

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  1. 高野町議会 2017-12-05
    平成29年第4回定例会 (第2号12月 5日)


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    平成29年第4回定例会 (第2号12月 5日)                平成29年         第4回高野町議会定例会会議録(第2号)        第6日(平成29年12月 5日 火曜日)          午前 9時40分 開議     第 1 大谷君に対する懲罰の件について     第 2 一般質問 2 出席議員(10名)    1番 所   順 子         2番 﨑 山 文 雄    3番 下垣内 公 弘         4番 上 野 幸 男    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    7番 大 谷 保 幸         8番 大 西 正 人    9番 松 谷 順 功        10番 負 門 俊 篤 3 欠席議員(0名) 4 事務局職員出席者   事務局長  倉 本 文 和
      書記    大 谷 燎 平 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       角 濱 正 和   会計課長      植 田 達 夫   総務課長      下   勝 己   税務課長      和 泉 ひろみ   防災危機対策室長  井 上 哲 也   企画公室長     辻 本 幸 弘   福祉保健課長    苗 代 千 春   建設課長      小 西 敏 嗣   富貴支所長     茶 原 敏 輝   消防長       中 西   清   教育次長      中 西   健   診療所事務長    中 上 浩 貴   生活環境課長    松 本 嘉 文   産業観光課長    中 尾   司                午前 9時40分 開議 ○議長(所 順子) おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、大谷君に対する懲罰の件についてを議題とします。地方自治法第117条の規定により、大谷君の退場を求めます。             (大谷議員 退場) ○議長(所 順子) 本件について、委員長の報告を求めます。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 皆さん、おはようございます。  大谷君に対する懲罰特別委員会委員長報告を申し上げます。  平成29年9月定例会において、下垣内議員より大谷議員に対する処分要求書が提出されました。  処分要求の内容であります。広報委員長である大谷議員初め、中迫、松谷、大西議員の4名が、町民の方々にとって大切な広報を発行しないことを決定しました。私は事務局長から電話はありましたが、議長の許可も得ず、法に定められた文書での日時の通達もなしで、委員会には出席しませんでした。その後、事務局からの報告ではなく、議長から広報が発行されないことを聞き、別の委員会で、私は「4人の議員でこのような大切な問題を決めることは間違っている」と答弁すると、質問、答弁、ここ答弁になってますが、答弁すると、大谷委員長からは、「出席しないおまえが悪い」の言葉が返ってきました。私も町民の方々から選んでいただいた議員の1人です。自分のしたことは棚に上げ、委員長という責任の重い立場の大谷議員に、公の場で「おまえ」呼ばわりされたことに私は憤りを感じています。よって、大谷議員に対し、侮辱罪としての処分を求めます、というのであります。  地方自治法第133条の規定により、9月25日の本会議において議題として取り上げられ、懲罰特別委員会が設置されました。委員会条例第6条の定める処分要求書によって7人の委員が決められ、会議規則第111条によって本委員会に付託されました。よって、10月13日金曜日、午後1時から委員会を開催し、下垣内議員から提出されました大谷議員に対する侮辱を受けたという処分要求書に対し審査し、協議を行いました。  懲罰に対する審査。  初めに、今回の委員会の進め方について提案をいたしました。処分要求書の精査、2番に質疑、3番に科すべきかどうか等の意見、4番目に2回目の質疑、5番目に下垣内議員の意見、これは大谷議員の弁明を求めることであれば下垣内議員の意見も聞くということであります。 ○議長(所 順子) ちょっと﨑山さん、この文書どおり読んでくださいね。つけ加えはなしで。 ○2番(﨑山文雄) 上記の進め方を提案しましたが、回りくどいといった意見や今日中に結審を行いたいといった意見が他の委員から提案されたため、処分要求書と大谷議員の議場での弁明の文書を見た上で、質疑を行い、結審するということに決定しました。処分要求書と大谷議員の議場での弁明を局長が読み上げ、懲罰に科すべきかどうかについて、次の旨の意見が出ました。  一つ、広報特別委員会開催の連絡がなされていなかったとはどういうことか。全4回委員会を行い、3回まで通知したが、4回目は文書の通知はしておらず、電話連絡のみ、また下垣内議員から電話連絡の際、日時について聞いていないとの話を伺っている。  一つ、処分要求書に、「おまえ」呼ばわりされたことについて憤りを感じているとあるが、どうか。広辞苑には同等の目下の者に対して使う言葉と記載されている。暴言を吐いても問題のない議会になっている。全員協議会は意見調整の場と聞いているが、その場での発言も懲罰の対象になるのか。昔は対象外だったが、近年、議会の公開が進み、条例化されていない全員協議会中の発言であっても、懲罰の対象になる方向になっているとの県からの回答をいただいている。  休憩後意見を伺ったが、特に意見が出なかったため、採決前、最後の発言をいただくということで、直接各委員に意見を聞きました。  一つ、通知の件は委員長としての不手際があったと思うが、それが懲罰に科すべきかどうかはわからない。弁明を見ると、自分の非を認めているところがある。筒香弁だからでは通らないとも思っている。そのときの感情でかっとなって、不適切な発言をしてしまうことはあり得る。気をつけるべきである。自分に置きかえて考えてみたが、懲罰にかけないと思う。広報の件は議長に文書で謝罪しているので問題ないと思うが、「おまえ」は不適切であり、今後、気をつけるべきだと思う。とはいえ、今まで委員会等でよく使われていることも考慮すべき。1名、発言なし。  全委員発言後、懲罰を科することについての賛否をとった結果、賛成2名、反対4名となり、懲罰を科さないことで結審しました。  以上でございます。  平成29年12月5日。  懲罰特別委員会委員長 﨑山文雄。  以上であります。 ○議長(所 順子) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。  下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) まず、質疑を始める前に、﨑山委員長に一言言いたいのですけれども、この前のときに同じような形でこういう、今と同じような形で質問に入ったんですけれども、18年近く議員をやってきて、私は驚いたんですが、これ同じことを2回繰り返しになるんですけども、そういったことが議長をやられた方でもあり、今副議長をやっている中で、同じことを2回せなあかんというのは、誠に僕としても不愉快な思いであります。もう少し大先輩として、きちっとした形でルールというものを守っていただきたい、そのように思います。  質疑に入りたいと思います。  懲罰はかける側、科せられる側にもそれぞれに理由があると私は思っています。私が提出した処分要求書の内容の中で、議長や私に文書での通達もなしに出席もしていない中、前委員長の大谷議員が他の議員とともに広報を取りやめにして、それを私に指摘されたからといって「出席しないおまえが悪い」と言ったことが、この件に対しての「おまえ」発言は特別なものであり、大谷議員みずからが後に議長や町民の方々に謝罪をしなければならないことをして、出席委員からの聞き取りを多数で決めてしまうことが本当の民主主義ではないと私は思います。対象になっている事案に対してもっと真剣に議論していくべきで、どうも仲間意識のあらわれで、大事なところを見失っているんじゃないかと私は推測します。  また、委員長自身、議長に対して「うるさい、出ていけ」の発言で処罰を受けた身として、今回の大谷議員の「おまえ」といった発言は、﨑山議員自身、よいと思っているのか。委員長は中立を保つためには助言も必要じゃないかと僕は思っていますけれども、その辺のところ、答弁よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) ただいまの質問にお答えしたいと思います。  同じことが2回繰りかえされているという点につきましては、先般申し上げた中で、委員会において委員長報告を了解いただいていないということが指摘されまして、再び委員会が開かれ、そしてこの委員会報告をもって行うということを決められましたので、2回目になったということで御了解いただきたいと思います。  前回におきましては、委員会をつかさどっておりました私が、委員会報告、これでいいのではないかという、委員会をやってましたんですから、委員長報告としてこれでいいのではないかということで報告申し上げたんですけれども、その内容が委員の皆さんに了解を得られていなかった作法があるということで、振り出しに戻ったということでございますので、御了解をいただきたい。  それから、委員会を進める中で、委員長というのは皆さんの意見を出していただいて、その出していただいた意見が議会民主主義におきまして最終的な多数で決めていくよりほかに方法がないと、このように私は思っております。  この前も少し申し上げましたんですけれども、議員が議員をさばくんであって、やっぱり真剣に物事を考えていただいてやっていただきたいと。できれば統一した、全員が統一した見解を出したいというのは委員長の考えでありましたですけれども、なかなかそうはいきません。賛成される人、反対される人、賛成される少数の意見も一応慎重に取り上げるというんですか、大事に取り上げて、それも将来の委員会活動に生かしていただくということを考えた中で、最終的には採決をしなければならない。  採決、人数が多くてというふうに言われますけれども、これは最終的にはやっぱり採決で物事を決めていくよりほかに方法がないと思います。よって、採決によって決められたということを御理解いただきたいと、このように思います。  下垣内君が出されました処分要求書を見せていただいたんですけれども、こういう文書が出てますね。法に定められた文書で日時の通達もなく、委員会に出席しなかったと。これは通達したのは事務局からだろうと思うんですけれども、「委員会を開きますよ、委員会を開きます」と言いながら日時を言わない。「委員会を開きますから出席してください」「はい」それに対して日時を聞いていない。その辺にちょっと私としては考えられない疑問を持っております。  それと、広報が、議長から広報を発行しないということを聞かされたというんですけれども、私らはこの広報を発行しないということについては誰からも聞いておりません。そういった矛盾もあると思います。  また、その中で侮辱罪という言葉を使われているんですけれども、これ懲罰処分ではないかとこのように思います。侮辱に対する懲罰処分、そして懲罰処分の中には地方自治法によって4段階の階級に分かれているということでございますので、そういった点についても御配慮いただきたいと、このように思っています。  ほかにお尋ねのことについては。 ○議長(所 順子) もうちょっとまとめてください、簡潔に。 ○2番(﨑山文雄) 委員長としてのまとめ役というんですけれども、委員長は中立の立場で、少数意見もありますし、賛否をとったら賛否に分かれるんですので、委員長としてはやっぱり意見を申し上げるよりも、委員の皆さん方の意見を集約していくというのが仕事のうちではないかとこのように思っております。委員長自身がせっぱ詰まれば委員長としての考えを申し上げるというのが普通だろうと思いますが、今回のような場合につきましては、皆さんそれぞれの御意見を申し上げられて、そしてここで委員長のどっちかに振らないかんというような問題が生じたら、委員長自身の考えを申し上げるということにつながっていくんではないかと、こんなふうに思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 今の﨑山さんの中で、私も聞いておりませんでした、議会だよりを出さないということがありますけれども、この発行しない旨は事務局より通達をいたしていることでございますので、今の答弁の中にはそれは間違いでございます。訂正をいたしておきます。 ○2番(﨑山文雄) 事務局から連絡くれたんですか、私に。 ○事務局長(倉本文和) はい、しました。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今、委員長からの答弁で日時の通達がないから出席しない、私には理解できないとお答えが返ってきたんですけれども、その点について、私自身は法的にも委員会の出席に関しては通知で必ず報告すると議員必携に書いとんですけども、その点について僕の認識が間違っているのか、今﨑山議員がおっしゃった理解できないのが正しいのか、その辺のところをきちっと説明していただきたいと思います。  そして今、僕は最初に委員長というのは中立な立場であるべきであると、そういうふうに話させていただいたんですけれども、その根拠として、皆さん方の意見の中に、今委員長がおっしゃった話の中に、意見はそれぞれ言うのは自由です。しかしその意見の中にも、何といいますか、そのことに対して真摯に向き合っている意見もあれば、例を挙げますと広辞苑には同等か目下の者に「おまえ」という言葉を使うと記載しているとか、あまり関係のないことを何点かおっしゃっている方もいてるんですけども、その中でほとんどが「おまえ」という言葉を使うこと自体は正しいとは1人も言っていません。  また、今先ほど私が言いましたけれども、そういう意見の中でやっぱりそういう意見が出たときに、委員長としてやはり注意じゃないですけれども、もう少し深掘りした形で議員の皆さんに説明していくのが委員長の役割じゃないんかと僕は思っています。そうでないと、﨑山議員は常に民主主義、民主主義ってかざして、最終的には数の力というけど、最終的に数の力の手段を用いるということは本当の意味での最終手段ですよ、これは。もっと中身の議論をあってこその最終手段ではないかと私は思っていますけれども、その辺のところをもう一度、きちっとした形で答弁願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) いろいろと御質問をいただいておるわけでございますが、通知は必ず公文書でしなければならないということではないと思います。常に緊急という事態がありまして、とにかく通知しなかってでも、ただいまから何々委員会を開きたいとかいうような通達ということがあることは、これは常識でございますので、その辺を御理解いただきたいと思います。  委員長の意見を申し上げるというのは、委員長として意見を申し上げなければならない事態が起これば委員長としての考えを申し上げるということになるでしょうけれども、そのために委員長というのは賛否に加わらないというところを御理解いただきたいと思います。  委員長というのは委員会を円滑に進めていくというのが仕事の役目でありまして、委員会の中には、先ほども申し上げましたとおり、賛成の方の意見、反対の方の意見がありますので、そういった意見を調整しながら最終的にはやはり議会民主主義、これは多数決によるより方法がないと。ほかにどんな方法があるんでしょうか。  そして、今回の委員会におきましては、私は1日で結審をせいというシナリオができておったというようなこともありまして、深く協議していただく間がなかったといえばそういうことになるかもわかりませんが、しかし、皆さんの最終的な御意見、一人一人の御意見の中には結審に近い御意見があったとこのように思っております。 ○議長(所 順子) ちょっと﨑山議員さん、もうちょっとまとめていただけませんか、時間がたちますので。 ○2番(﨑山文雄) 終わります。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今の答弁ですけど、全く僕の言ったことに対しての答弁にはなっていないと僕自身は感じたんですけれども。  その上で、今﨑山議員がおっしゃったように、緊急で開くのは常識やと。口頭で開いて、じゃあほんな今日開くから今日来てくれと言われて、こういう大事な委員会というんですかね、この話はもともと決まっとった話であったから、僕は後で聞いてびっくりしたんですけども、取りやめにしたということを聞いて余計にびっくりしたんです。決まっとった話を取りやめにしたから、緊急に連絡して、僕は議長も知らないところでこれを決めたと。それが問題があったから謝罪したんと違うんですか。今の﨑山さんの答弁やったら、緊急で来いと言うたら、議員やったら出てこいよと。そういう意味でしか僕は捉えられなかったんですけども、それは大変大きな間違いと違うんですか。  前もってわかっとる議会でも、当日に理由をつけて休んだり、そういう方もおられる中で、今日言うて、今日開くから来いというのは、到底私には考えられないことであります。その辺は﨑山さんの認識不足と違うんですか。  失礼な言い方ですけれども、あなたの答弁は常に、何というんですかね、尾ひれをつけるというか、ごまかそうとしているんかわからないですけれども、私には到底そういうあれは納得できない話であったと私は思います。その辺のところを、先ほども何回も失礼ながら言わせていただいているんですけども、18年近く議員としてやってきて、いろんな経験された方の答弁とはとても私には思えないし、理解できません。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) これですね、委員会を招集するのに必ず文書で今までやってきたか。文書でなくて、緊急に、緊急というほどのことがなくても、緊急ということが適当であるかどうかわからへんですけれども、とにかく電話通達で、こういうことがあるので一度集まっていただきたいというような通知というのは、今まではなかったかと、そういうことはなかったと思います。必ずしも公文書で何日か前に呼び出ししなければ委員会に出席せんでもええんやとか、出席するんやとかというような問題ではないと、私はそのように思っております。我々議会議員として、通達のできない状況にあるときには、みんなそれなりに理解をして集まってきていただいて、協議をするということは常識であると私はこのように考えますが。  それと、18年間議員をしたからいいとか悪いとか、﨑山議員はということをよく言われるわけですけれども、こういったことというのは不適切な言葉にはなれへんのですか。議会の中ではいろいろなことを、委員会の中でもいろいろなことを言われております。老人ぼけだとか、ぼけ老人でとか、﨑山が出てきて物を言うたら委員会が混乱するとか、こういうような言葉も委員会の中では出ております。  とにかく我々議会議員として常識をもって物事の判断をして、そして僕がよく言うんですけども、互助の精神、お互いに譲り合った物の考え方でいかなければ、この議会というようなものは、議会というんですか、議会にしてでも委員会にしてでも進めることはできないと、私はそう思うわけです。  この法に定められた文書で日時の通達もなくというような言葉を言っておりますけれども、通達する側にも日時を告げない。それを聞いた議員も、それじゃあその委員会はいつ何時から開くんですということも問いただしもしないというところに、皆さんどう思いますか。行政においてでもそのような通達するようなことはあるんですか。そういうことも考えていただいて、我々議員は議員としての、そりゃ万能な人間ではありませんので、やはりその辺は互いに理解し合いしながら物事を考えていく、進めていくということが大事であるとこのように思いますが、いかがですか。 ○議長(所 順子) 﨑山君、この件に関しては局長が通達の手はずをしなかったために始末書を書いております。そんな今おっしゃられたことは、また最初に戻らなくてはいけない問題となりますし、議場で発言する場合には、そういうちょっと曲がったような答弁はやめていただけないでしょうか。何のために局長が始末書を書いたかというのは、この通達をしなかったために局長は始末書を書いているんですよ。﨑山さんの答弁であれば、それは全く事務局はしなくてもいいというふうな答弁でございましたんですので、意味がつながりません。このことに関しては、もう3回言いましたですけれども、一応、この通達をしなかったために事務局長は始末書を書いているということをここで言わせていただきます。  ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(所 順子) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。  下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今までの﨑山議員の答弁ですけれども、僕にしてみたら納得もいかないし、最後に言いたかったことを議長が言ってくれたのでそれ以上申しませんけれども。  今回の件も、中迫議員の件も同じですけれども、人を傷つけるような発言、また見下げたような発言は、議員必携に書かれているように、十分慎むべきである。委員会での議員の方の発言内容は、決しておまえとかいった発言はよいという言葉は誰も出ていないし、そういった点を踏まえて考えれば、本人のためにも何らかの処罰はやはり必要であると私は思っています。それがやはり住民から付託され、大切な税金を給料という形でいただいている以上、それは世間の目から見ても常識であると私は思っています。そうすることで、今後、お互い懲罰をかけられないような努力をすべきであり、これまで議長に品位と秩序を求め問責決議まで提出してきた議員の皆さんが、本人みずからが品位と秩序を守るべきであり、お互いに議員同士で許し合う心を持つべきではないと私は思っています。  大谷議員本人も言っていますように、筒香弁が出るからついかっとなってしまうのでという、そういった発言は我々公人です。しかるべき罪であり、そういうものはしかるべき受けなければならない場面も多々あって当たり前だと思っています。人のことを言う前に、まず自分を改めるべきであり、私はそのような理解をしています。
     私自身ももちろん未熟でありますし、そういうところも多々あるのはよくわかっています。そういったことの中で、大谷議員には本当の意味での品位と秩序を守っていただくためにも、何らかの処分が必要であると私は考えます。それこそが前議長で、今は副議長をされている﨑山議員の言う、本当の民主主義であると私は思います。最終的に数の力、数勘定で合わすようなやり方は民主主義ではないと私は思っています。そういう意味で私は今の委員長報告に対して反対をしたいと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 賛成討論はありませんか。  大西君。 ○8番(大西正人) 失礼いたします。  私も気をつけなければならないことでありますけれども、議員は処分要求書を出されるような言動であるとか、行動をしないようにすべきであるというようなことを、内容を委員会で申し上げたように思います。  今回出された処分要求書の内容を議論した上での委員長報告でございます。事務局の不手際もありということではありますが、委員長として最終の委員会への案内に不備があったということは思いますが、和をもって貴し、これは私の信条です。時と場合で、もちろんそれだけでは済まない、そういう場合もありますけれども、今回は委員長報告のとおり懲罰を科さないということに賛成をいたしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(所 順子) ほかに討論はございませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(所 順子) これで討論を終わります。  これから大谷君に対する懲罰の件についてを採決します。  この採決は起立によって行います。本件に対する委員長の報告は、大谷君に懲罰を科すべきではないとするものです。  お諮りします。本件は委員長の報告どおり決定することに賛成の方は起立を願います。 〇議員(賛成者起立) ○議長(所 順子) 起立多数でございます。8対2です。したがって、大谷君に懲罰を科すべきでないと可決されました。  大谷君の入場を許します。             (大谷議員 入場) ○議長(所 順子) 大谷君に申し上げます。本件については、懲罰を科すべきでないものと決定いたしました。  日程第2、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、順番に発言を許します。  9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。  まずその前に、昨日の火災で被災された方、お見舞い申し上げますとともに、消火活動に参加していただきました消防団の皆様、消防署の皆様にお礼申し上げます。  私からの一般質問は、住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行に伴う高野町の対応についてということでございます。平成30年6月15日から施行される民泊新法(住宅宿泊事業法)についてでございます。  平成30年6月15日から全国で民泊の解禁を控えるわけですが、私は率直に言いまして高野町の地方創生の大きなきっかけになるのではないかなと考えていますが、町長はどのように捉えられておられますでしょうか。  まず、地方創生に大きなきっかけになると考える理由としまして二つあります。  一つは空き家問題についてでございます。日本全体が抱える社会課題の一つであります空き家問題について、高野町でも課題になっています。特に、高野山内では大学生用に建てられたアパート、マンション等がたくさん使われない状態となっております。しかし、これらが民泊解禁により利用できることになります。このことによりさらに多くの宿泊者を受け入れることができる。これが一つ目でございます。  二つ目としまして、宿泊者が増加することで他の業種(飲食業を中心として)への経済効果等が考えられると思います。このことにより新しいビジネスを高野山で行う人材の確保につながることも考えられます。Iターン、Uターン促進等が考えられるわけですが、このことに関しまして、町長、その他の方より、担当課長より御答弁願いたいと思います。  一般質問の一つ目はこれでございます。二つ目からにつきましては、自席で行いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) おはようございます。  ただいま御質問いただきました件につきまして御説明をさせていただきます。  まず初めに、住宅宿泊事業法(民泊新法)とは、従来の旅館業法で定める四つの営業形態、ホテル営業、旅館営業、簡易宿所営業、下宿営業や国家戦略特別区域の特区民泊に当てはまらない新しい営業形態である住宅宿泊事業に関して規定する法律でございます。平成29年6月9日に住宅宿泊事業法が成立し、平成30年6月15日が施行となっております。住宅宿泊事業は既存の住宅を1日単位で利用者に貸し出すもので、1年間で180日を超えない範囲内で、有償かつ反復継続するものでございます。  法律的には区域の指定を行うことになります。住宅宿泊事業に起因する騒音の発生や生活環境の悪化を防止することが特に必要である地域内の区域について、指定を行うことになっております。住宅宿泊事業法第18条により、都道府県は政令で定める基準に従い条例で定めることになっていますので、県条例において盛り込んでいくということになると思われます。その場合、県が条例制定前に市町村の意見を聴取するということになっております。  また、制限ができる内容につきましては、年間提供日数の期間の指定、上限は180日と、区域の指定として、騒音の発生、生活環境の悪化を防止することが特に必要である地域内の区域について行うことになっております。  今後、検討していくことになりますが、高野町全体を宿泊事業対象にすることは難しいと思われます。例えば、学校、病院、福祉施設等の近隣は制限を行っていく必要があるのではないかと思われております。先ほど空き家問題等々の御質問もございましたが、確かにこの法律によって手を挙げていただく事業者が出てくれば、そういったこともある程度は解消していけるものではないかというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 今、今回の場合、騒音等の問題により県条例で指定するということですか。高野町では条例化はしないということですか、その辺もちょっとお答え願いたいのと。  先ほど言いましたように、空き家問題の解決につながるんではないかという問題。それから、Iターン、Uターンの促進につながるんではないか、新しい事業ができるんではないかというような意見も私は言わせていただきましたが、それに対する回答がなかったように思います。それにつきましてお答えいただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) 失礼いたします。  ただいまのこの県条例の関係でございますが、こちらにつきましては、先ほども申しましたように、住宅宿泊事業法第18条によりまして、都道府県がこの条例を作成するということになる。これは任意ということになります。その中で、高野町がこの条例をつくるのかということでございますけれども、高野町におきましては町での単独の条例というのはつくりません。よりまして県条例に盛り込んでいく中でいろいろな制限等を入れていただくということになってきます。  空き家のほうはまたちょっと産業観光課のほうから。 ○議長(所 順子) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼いたします。  議員御質問の新たなビジネスとして民泊新法を考えられないかという御質問でございますけども、議員おっしゃるとおり、高野山にあります学生アパートですとかワンルームマンション等、民泊に転用できそうな建物がたくさんございます。また、外国人旅行者が急増しているということ。あと外国人旅行者の中には連泊を希望されるという方もたくさん多いと聞いております。そういうことを考えますと新たなビジネスとして成功するという可能性が大変高いですが、ただ学生アパート等が住宅地ですとか、あと学校の近くですとかにあるということも考えますと、今、大阪等で問題になってます民泊の騒音ですとか、ごみの問題等、住民の方への影響も少なからずあると思われますので、その辺については県条例の制定というところで市町村の意見を聞くと県が言っておりますので、市町村としての意見を述べながら、条例のほうで。ただ、条例で規制できるのが日数の制限のみと聞いておりますので、その点も県と相談しながら進めていきたいと思います。  あと、高野山以外の地区につきましては、以前から農家民泊ですとか、古民家の再生といった取り組みをされてる方もいらっしゃいますので、それについても、先ほど議員おっしゃいましたIターン、Uターン等につきましても大変可能性があると思います。あと、高野山と違って周辺環境への影響というのも少ないと思われますので、その辺については地元の御意見も聞きながら、前向きに検討させていただきたいなと思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 高野山はちょっと今、例外的に考えられてるようでございますね。高野山以外のところであれば問題はないんではないかというような意見だと思うんですが、高野山で空き家がたくさんあるということも踏まえて、県との打ち合わせで十分検討していただきたいなというふうに思います。  2番目の質問に移ります。高野町の活性化のためにも外国人宿泊者数を増やすことが重要になると思いますが、2020年ごろ、外国人宿泊者はどのぐらいを目指していきますか。その経済効果はどのぐらいと試算されておりますでしょうか。 ○議長(所 順子) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼いたします。  昨年時点で高野山に宿泊された方、日本人、外国人の方を含めて約21万人です。そのうち7万人、3分の1の方が今外国人の宿泊というのが今高野山の現状でございます。将来的に幾らを目指すというところまではまだ至ってませんが、毎年増え続けております。一昨年は5万人、それが昨年は7万人ということですので、毎年増えております。  それと、先ほど言いましたとおり連泊を希望される外国の方が大変多いということで、昨年行いましたアンケートでは、日帰りの外国の方というのは大変少ないです。ほとんどの方がお泊まりいただいて、中には2泊、3泊と連泊していただいている外国の方もいらっしゃいます。あと、高野山での宿泊以外に、近くの市町ですとか、あるいは大阪等で宿泊されて高野山に来るというふうな旅行をされている方も多いです。  ただ、外国の方の消費額、昨年行いましたアンケートでは、日本の観光客の方については観光消費額を問い合わせておりますけども、外国人につきましては消費額を調査しておりませんでしたので、今後調査する中で一体どれぐらいのお金を使っているのか、あと宿泊の方と日帰りの方でどのような消費の傾向があるのか等を調査して、今後の取り組みの参考にしたいと考えております。  以上です。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 外国人は連泊が多いということでございますが、今、高野山内で何らかの規制をせんとあかんやろうという話もありましたが、マンションやアパート、学生のアパートですね、空き家対策になると考えておりますが、そのところをどのように、高野山内をどのように考えられておりますでしょうか。 ○議長(所 順子) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼いたします。  今の時点で具体的にどのようにしていくかというところの結論までは至っておりませんが、今後、県が条例を定めるまでに町としての方針を固めて、県のヒアリングに臨みたいと考えております。  先ほど言いましたように、確かに需要があるというところは事実でございます。ただ、生活環境に与える影響というのがあるのも事実でございますので、その点を考慮して庁内で検討を進めたいと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 具体的には町としての方針は県のヒアリングのときにということでございますが、需要もあり、空き家もあり、空き室もありのところを十分検討いただきたいなというふうに思います。  町長、この辺、御意見ございませんでしょうか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 失礼いたします。  松谷議員の質問をいただいての答弁となります。住宅宿泊事業法、民泊新法ですね、この件に関しましては本町としても深く研究をまずしていかなければならないというふうに考えております。今周辺の集落、また近隣でも農家民泊、また古民家の民泊等をしておられる方々、またゲストハウス、民泊じゃないですけどゲストハウス、高野町の中での高野山の中を考えますと、宿坊以外の宿泊施設というようなところで、今後長期滞在していただくためにあらゆる考えを持っていかなければならないかなというふうにも思っております。  その中で、高野町全体が元気になるには周辺の地区が元気にならないといけないという、基本的にそういう方針の考えのもとでやってる中で、この民泊新法は非常にいいものかなというふうにも考えております。  しかしながら、この大字高野山地区に関しましては宿坊が52カ寺あるというような中で、今現在、旅行者、また信者様、参拝者様がなかなか予約がとれない状況にもなってきておるというふうにも聞いております。そんな中で、前年度、今年度で産業観光課のほうでしっかり情報を分析した内容、先ほど産業観光課長が申し上げましたが、それを考えますと、やはりもう少し滞在したい、それについてまた高野山、高野町で落としていく消費額も増えていくであろうというようなことでございます。  町としては、今増えておりますインバウンドに対する対策、それをしっかりしていかなければならないというふうにも思うんですが、このインバウンド、外国人観光客の入り込み数というのはいつまで増えていくのか。そしていつから変化が起きるのかというところもしっかり見据えて動いていかなければならないのかなというふうにも思っております。  高野町はインバウンドでたくさんの方々、国に対して宣伝をし、たくさんの方が来ていただいておりますが、日本人を増やしていきたいというところも施策の中でうたっておりますし、実行しておるところでございます。  今後、この民泊ですね、金剛峯寺、また宿坊協会、そして地域の住民の方々等いろんな意見を聞いた中で、進めれるところは進めていき、地域の事情というところも考えなければならないのであれば、ある一定のところで高野町としての規制というのも考えていかなければならないのかなというふうに思っております。  小さいころ、大学生がたくさんいて、アパート等が満員で、高野山内、高野町全体が活気に満ちてありました。そして、議員おっしゃるとおり、空き家もそうですが、空きアパート、空きマンション等もございます。それの利活用については今後まさしく検討課題であるというふうにも思います。  できればこの町内で、この大字高野山地区内で申し上げますと、宿坊と民泊がセットになるような仕組みづくりというようなところで、宿坊には迷惑をかけず、より宿坊に来ていただけるための民泊づくりみたいな、そういうものを地域の中で考えていけたら非常にいいものかなというふうにも考えておりますので、今後は町の中でもしっかり検討し、またいろんな生活環境、経済効果等もしっかりと見据えた上で検討をしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 町長は周辺の集落であれば問題ないということでございます。大字高野山については、今後宿坊と民泊をセットにするような形で考えたいというような結論だったと思うんですが、異文化交流の場としてビジネスセンター、観光情報センターですか、まだ名前ははっきり決まってないと思うんですが、この辺のところを異文化交流の場として検討をして、使えるように検討してみたらどうかなということでございますが、どなたか回答をいただけますでしょうか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 仮称ビジターセンター、正式名高野山観光情報センターでございますが、ここの1階部分は、日本人もそうですが、多国籍の方々が集まって情報交換、交流をする場、その中で高野山、高野町、和歌山県、日本をPRできるようなスペースにしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 民泊を推進することで地域の活性につながるんではないかなという私の意見を述べさせていただきましたが、先ほども出ましたように、問題点がいろいろとあると思います。高齢化が進む高野町で民泊するために人材が果たしているのかどうか。民泊を始めるにしても、県に対して事業者登録が必要であり、民泊者の管理も必要になる。また宿泊者が外国人が多いため、言葉の問題も出てこようと思います。  それから、民泊については現在各地で特例で出ると思うんですが、ごみの問題や騒音の問題でイメージがよくない、周辺住民との理解が必要であるというようなことが言われております。  また、先ほど町長は山外ですね、要するに周辺集落だと思うんですが、農家民泊等を考えられてる場合であれば問題はないというふうに考えられているようでございますが、町全体として、一番必要なのは高速でインターネットができるような状態、光ケーブルですね。光ケーブルを町全体に引くであるとか、交通問題、交通体系を整備するなりというふうな問題があろうかと思いますが、この辺について御意見ございませんでしょうか。 ○議長(所 順子) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼します。  新たな民泊新法で、民泊ができる事業者として家主さんが御自分でされるというところと、あともう一つ、家主不在型の民泊がございます。これにつきましては、新法で定める住宅宿泊管理業者という業者、これは国への登録が必要になりますが、国へ登録した住宅宿泊管理業者が家主の委託を受けて民泊ができるという新たな取り組みもございます。そして、都道府県がその住宅宿泊管理事業者を管理監督するという仕組みになるとなっております。  例えば、御高齢の家主さんで、家の管理、宿泊の管理ができないという場合は、そういう住宅宿泊管理業者に委託をしてするということも可能になるというところです。その辺も含めて、制限を設けるのか、設けないのか等につきましても、県と相談をしていきたいなと思っております。  それと、インターネット等を含めた環境の整備ですけども、こちらについては民泊の有無にかかわらず、地域の住民の方の要望もあるところでございますので、できるところは町でということで取り組んでいただいていると考えておるところでございます。  以上です。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 今、住宅家主不在の場合、住宅管理業者、国へ登録した住宅管理業者が行うというようなこともおっしゃいましたですけども、この辺のところを高野町の住民の中で管理業者を登録するような方がおられないんでしょうか。これもう実際、こういう業者さんが出てきてますよね。インターネット等で調べますとそういう仲介するような業者さんもいてるわけですが、どちらにしましても仲介してもらいますと手数料が発生しますんで、外部へ出てしまうというふうになります。山内でどなたかそういう管理業者をやられるような人材の方がおられるんでしょうか。その辺のところをお答えいただけませんでしょうか。また、逆に言えば育てていこうという考えがないんでしょうか。 ○議長(所 順子) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼いたします。  いずれにしましてもまだ検討段階というところで、その辺のところも含めて検討を進めたいなと考えております。事業の開始が来年6月ということで、それまでには何らかの結論を出して県と相談を進めたいと考えております。  以上です。
    ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) これらの問題を抱えながら民泊を推進するためには一定のサポートが必要と考えますが、町でサポートをすることはできる体制にすることは可能でしょうか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。  この民泊に関しては、多くの方に来ていただくためのツールの一つとして検討の余地は十分あるかなというふうにも思っております。しかし、この地区、大字高野山地区に関しては、地主が金剛峯寺、またいろいろな内規等で転貸禁止とかそのようなものもございます。また、金剛峯寺の内局、執行部だけの意思でもできない案件かなというふうに思います。中には金剛峯寺の中の山内協議会、墓地管理委員会、山林委員会等ある中で、当然住職会等も絡んでくる話になるかなというふうにも思いますので、この件はやはり日本的には進むことでありますが、うちの町の空き家対策等もございますが、前のめりになり過ぎずに慎重に考えてみたいというふうにも思っております。  先生言われるように、サポート体制をつくったらどうな、いろいろ町の抱えている課題に対してクリアしていくのにこの民泊の提案をしていただいてるわけですが、役所の中で先走りはせず、いろんな団体、機関と御相談しながら、高野町として、また高野山地区内、また高野山地区外を少し分けて可能性を考えていけたらというふうにも思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 今おっしゃられたように、高野山地区、山内ですね、民泊については規制を検討すべきだと思いますが、今後、規制するのであれば早く、3月の中旬ぐらいから登録が始まりますので、早く検討してあげたほうがいいと思うんですが、その辺のところいかがでしょうか。 ○議長(所 順子) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼します。  日数等の制限につきましては、新法の中で都道府県条例で定めるということになっております。市町村で独自の条例を定めて制限するということができないということですので、県条例の制定に先立つ県のヒアリングにおいて町としての意見を述べさせていただいて、条例に反映していただきたいなと、そのように考えております。  以上です。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) できるだけ早くやってあげたほうがいいかなというように思います。  まとめとしまして、全国的に民泊が解禁されるということは、全国でさまざまな取り組みをされることになるでしょう。私の願いとしまして、高野町全体を一つの宿泊所として考える、捉えて、いろんな分野の業種が協力して宿泊数を増やしていくことが高野町の地方創生の大きな柱だと思います。ぜひ民泊についても積極的な施策の立案をお願いしたいと思います。  私自身も過去、山小屋を簡易宿泊所で登録したことがございます。これは今までですと保健所ですか、保健所に登録すれば意外と簡単に簡易宿泊所の許可をとることができます。これは山外であるということでもあるんですが、そういうことをやりましたですけども、実際はテスト的にはしてもう20年ほど前にはなりますが、やってはみましたが、その時分インターネットも普及してなくて、なかなかラインに乗ることができなかったというのが事実でございます。  ですから、これから今現在インターネットの時代になってますんで、僻地も含め、高速通信ができるようにしていただきたい。また、交通問題も解消できたらしていただきたいと。今回のバス廃止によりまして、外国人も利用できるような話もしていただいておりますんで、一つの交通手段かなと思うんですが、とにかく一つのなかなか遅々としてUターン、Iターンが進まない高野町におきまして、やっと少しでもIターン、Uターンが可能になるような法律が出てきましたので、ぜひこれを推進していただきたいと。うまく宿坊との調整があると思うんですけども、うまく調整をしていただきたいと思います。  最後に一言、町長からいただきまして、私の質問を終わります。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷先生、ありがとうございます。  高野町が抱える課題として、人口減少、少子高齢化等はございますが、その中で交流人口、また関係人口が非常に多くなってきております。減少傾向ではないです。維持する、もしくは伸びてきているというのが現状だと思います。その中での可能性というところで、町の中の活力を出すためにこの民泊ですね、しっかり高野町全体、そして高野町の中でしっかり了解をとっていかなければならないところとか、そういったところ、また環境への配慮とか、そういったところを、時間はあまりないんですが、担当の課でしっかり勉強して、年内中にも一言ぐらい、一歩でも進むように、関係機関と一度話を持ってみたいというふうにも思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 一つ例を挙げておきます。東京である旅館があります。その旅館はもちろんお風呂と宿泊のみです。そこの周辺の町を一つのホテルと考えております。例えば、何々の料理を食べたければどこどこへ行ってください、それからクリーニングはここでやりますよと、注文すればその町全体を一つのホテルと考えるというような考え方がある。ぜひ高野町もそうやって町全体が潤うような形、それを今回の民泊新法で滞在する宿泊者を増やしていただければ、町の活性化につながると思います。  以上、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 失礼いたします。  私からの質問ですけれども、空撮ドローンの必要性についてということでございます。最近では技術も進み、他府県ではありますが、町のよさを空から撮影して、多くの方々に知っていただく、このような方法もとっておるところもありますし、また運送業でありますけれども、小さなものであれば宅配便のようなことを考えているようなことも先日聞いたように思いました。  そんな中で、高野町の行政としてでありますけれども、防災危機対策室でありますとか、また建設課でありますとか、教育委員会でありますとか、産業観光課でありますとか、消防でありますとか、このようなところに生かすようなことのできるこの空撮用ドローンの利用する計画があるなら聞いていきたいと思います。また、他府県、近隣の市町村ではどのような利用をしているかもまた調べているかと思うんですけれども、そのほうも聞いていきたいと思います。  あとは自席でよろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) おはようございます。  私のほうからは、防災担当のほうからということでちょっと御説明させていただきます。  今現在、私ども防災担当としてこのドローンを購入するような計画は今は持っておりません。今、うちのほうでは庁舎用の資機材であるとか、避難所用の資機材であるとかというところを中心に整備を進めているんですけども、これらについては和歌山県の補助金、防災パワーアップ補助金というのがあるんですけども、それが2分の1補助をしてくれまして、それを活用して整備を進めているところです。ドローンにつきましては、この制度というのは補助対象外になっているというところがあります。  このドローン、県内の状況を調べてみたんですけども、和歌山県のほうでは900万円をかけてドローン1機を導入しているようです。それから印南町、ここは今年の4月に2機購入されてまして、これが2機で76万円、47万円のものと29万円のもの2機用意されているみたいで、この操作の研修ですね、その研修費用におよそ50万円を予算計上しまして、合計130万の予算計上になっているみたいです。それから紀美野町、ここも7月に2機購入されているようで、41万円ですね。研修費用は、紀美野町さんの場合は10名分を相当して35万円、合計76万円ということで、かなり予算費用というのがかかるなという印象もあります。  そういうところで、このパワーアップ補助金というのが利用できないというところもありますし、あとなかなか今までうちのほうで言いますと情報収集になるのかなと思うんですけれども、ドローンがなかってどうにもならなかったという事案もないというところで、ちょっと費用対効果というんですかね、そんなところでまだ積極的にドローンについて検討する段階には至っていないという状況です。  ただ、ドローンの実用性ですかね、もし人の立ち入れないところ等の調査云々ということになれば、やっぱりドローンというのは有効に働くケースもあるかと思いますんで、その購入というよりもドローンを活用している民間企業であるとか、そういうところと防災協定のようなことを結ぶという方向で今後検討していけたらなというふうには今思っております。  うちのほうからはそういう状況です。失礼します。 ○議長(所 順子) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  6番議員の御質問に対して説明させていただきます。  教育委員会としては、今まで事例といたしまして相ノ浦のトガサワラの木があるんですけども、あれの上部の状況を調べるために業者がドローンを飛ばして撮影したという事例がございます。教育委員会としても、特に災害時とか、台風の被災状況とかということの関連で文化財の状況とかということになってくるかと思うんですけども、教育委員会がドローンを所有するという必要性は非常に低いかなというふうに考えております。  以上です。 ○議長(所 順子) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼します。  6番議員さんの御質問について説明させていただきます。  ドローンについては、技術革新により建設現場や防災、災害状況で活躍の場が期待されています。特に、安易に立ち入ることのできない設備で、安全な点検の実施に向けて課題解消として注目はされています。しかしながら、建設課では今現在、利用する計画はありません。また、先ほど県内の利用については防災課さんと同じで、建設関係での投入は今のところはありません。  以上です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 今のところ購入の予定もないということを聞かせてもらったわけですけれども、私思うんですけども、例えば建設課に関しましては、本年は国といたしましてはトンネルの事故でありますとか、また橋の傷みも出ているということで、その状況を把握するための点検なんかを思ってるわけです。  先日、町当局のほうにも、パネル展示でトンネルの傷みであるとか、橋の傷みであるとか、そういうことを町行政の皆さん方も御存じであるかと思います。そんな場合に、一つ橋を点検するに当たりましては足場を組まなければならないというような状況にも置かれるかと思います。そんな場合、今目視での検査といいますか、状況を把握するだけであれば、足場を組まずにでも安全な状態で橋の裏を見る。そんな場合に、そのドローンを利用して点検はどうかなと思うところから、今私は思っているわけです。  その場合に、購入というよりも、もしドローンをリースで借りれるんであれば、それを使うに当たってそういう操作ができる技術をまず身につけておけば、いつでも対応できる、そんなような考えはございませんかね。 ○議長(所 順子) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼します。  6番議員さんの御質問に説明させていただきます。  建設課での業務に生かせないかという質問からですけども、議員さんがおっしゃるとおり、橋の点検の状況を確認するには、前段として利用が期待されてますし、民間会社も積極的に投入を検討するなど、大いに活躍の場が期待されています。しかしながら、ドローンの墜落事故など発生するにつれ、法整備と相まって実働はまだまだ見出せない状況です。  そのような中、国の点検要領が変更されまして、現在の橋の点検は近接目視点検が義務づけとなっています。ドローンを橋梁点検に活用する上での法的な壁になっており、基本、人が直接橋梁などに近づいて行う必要があります。また、打診など、人と同じだけ正確に行う技術も必要です。こういったことから、ドローンの活用は注目はされてはいますが、なかなか課題があるため、導入はできないということで、導入に至ってません。  以上です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) またそういう状況に置かれたときに、または活用のときにこれから生かすような状態ができたときには、またそういうのを検討していけばいいかと思います。  また、防災危機対策室におかれましては、何も行っていないからそういう意をもって考えるべきだとは思うんですけども、町全体を考えたときに、町長としましてはそういうことを少し頭に置いておくという必要性は考えてはないですかね。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。  ドローンにつきましては、非常に私だけじゃなくて役所の職員、皆さん興味を当然持っておるところでございます。昨年度の予算要求時にもドローンが上がってきておりました。しかし、まだまだ活用用途とか、そのあたり等で詰めていかないといけない、また新しい機種がどんどん出てくる中、いつのタイミングでというところもございました。  考えますと、建設、教育というよりも、やはり消防、防災関係で今後は必要に、まず必要になってくるのかなというふうに思っております。今年度の予算の要求時にドローンが出てきたときに、一度ドローンというのはどういうものかということで、私、安いドローンを購入していろいろ実験しました。その結果、1日で風に吹かれてどこかに行ってしまいまして、そのときの印象が非常に悪かったんでしょうね。こんなすぐなくなるもんやったら、これ大丈夫かなっていうような気持ちもあったんですが、いろいろ研究の中で聞いておりますと、今はGPSでこの場に行きたいというようなことを設定すればどのような風、気象状況でも制御を整えていく、すぐれたものが出てきているというふうにも聞いております。  今後、防災もそうでありますが、防災に絡んでの災害ですね。そういったところにも今後活躍していくためにも、少しは持っておればいい機材の一つではないかなというふうにも思っております。そんなことを考えながら、次年度の予算の中で切り詰めた予算にもなりますが、必要性も考えて庁内で一度検討してみたいというふうに考えております。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 今町長も言われたように、技術はどんどん進んでおります。今までは貧弱だったドローンもどんどん進化しておりますので、そういう新しいものを見ればまた生かすように、新たなまた考えもできていくと思いますので、今町長が言われてるように、少し頭に置いてもらって、また考えて進めてください。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) それでは、2件について一般質問をさせていただきます。  まず最初に、国道480号線未改良区間の早期整備促進について。一つは個人情報漏えい文書返却問題で、9月以降の進捗状況についてを伺います。  国道480号線未改良区間の整備促進についてですが、平成27年に国体、高野山開創1200年記念大法会が開催され、それまでに完成を見込んで国道480号線、矢立から大門間の改良工事が行われてきましたが、いまだ4工区、5工区等の改良工事が着工されていません。こういった区間の要望活動が行われているのかということをお聞きしたいと思います。  不幸にいたしまして、台風20号、21号による災害で、高野山唯一の足がかりの南海電車が不通となっております。復旧には来春になると情報が流れております。 ○議長(所 順子) 﨑山君、その南海電車のやつはこの課題には入っておりません、一般質問には。 ○2番(﨑山文雄) どういうことですか。 ○議長(所 順子) いやいや、申請には国道480号と個人情報漏えいしか申請してないようですが。 ○2番(﨑山文雄) 申請と違うて、これは関係しとるから申し上げとるんで、ここで申し上げることは自由に発言できるって前、議長が言うたことがあるやんか。そうでしょう。質問してないことでは答弁いただかなくても結構ですけれども、そういうことではないんです。続けます。  台風20号、21号による災害で、高野山唯一の足がかりの南海電車が今不通になっております。復旧するには来春になると情報が流れております。高野山駅に伺ってみますと、来年のゴールデンウィーク、ゴールデンウィークって5月の初旬でありますが、このくらいまでかかるんではないかという南海高野山駅の答弁であります。路線改修でしたら南海としてもすぐできるんだけれども、山が動いているというようなことでありますので、国、県の査定というか、調査が入っておられるようでございまして、少し長引くような話のようであります。  そういうことでありまして、橋本駅ではバス等による代替輸送はしておりますが、高野山への観光客はあまりにも予想以上の時間がかかってとまどっておられるようであります。  幸いにして国道480号の改良で生活、産業、それに緊急時の輸送道路としては今のところ支障はできておりませんが、観光客が増えている現状では、この夏の交通事情を顧みますと、観光バスによって引きずられていることによる渋滞が発生しております。  高野山へのアクセス道としては、国道480号と南海電気鉄道高野線の二本立てでありまして、今までは特に支障、不便は感じませんでしたが、このような状況で南海電車が不通になり、国道480号線が未改良区間があるということになれば、これは本腰を入れて改修を進めていっていただくように要望をしていかなければならないとこのように思うんですが、建設課のほうにおきましてはどういうお考えであるのか、お伺いをいたしたいと思います。  もう一つ、9月の議会から続いてでありますが、個人情報漏えい文書の返却を求めている問題で、9月以降、進捗状況はどうなっているのか伺いたいと思います。  この問題につきましては、個人情報の漏えい問題はもう少し危機感をもって行政においてでも真剣に取り組んでいただきたい、こんなふうに思うわけであります。できれば本件につきましては課長に特に申し上げたいと思うんですが、この問題等についてはいろいろ続いてきておりますが、来春の3月議会までには解決されるように要望というんですか、約束をしていただきたいとこのように思いますが、いかがなもんでありましょうか。  以上、2点についてお伺いをいたします。 ○議長(所 順子) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼します。  2番議員さんの御質問について説明させていただきます。  国道480号については、高野町、特に世界遺産の高野山へ向かう道路で、非常に重要な道路です。また、議員さんがおっしゃるように、多くの観光客、また住民の方々において、生活道路、通勤等に欠かせない道であります。さらに近年の台風や災害ではこの道が全ての状態となり、非常に重要な路線です。議員がおっしゃるように、渋滞の解消には大型バスの対向がスムーズに行えるように、狭い箇所の拡幅工事を進めていかなければなりません。  そのような中、今現在の工事の状況についてとしまして、ちょっと形にはあらわれてはないんですけども、3カ所ありまして、花坂の交差点から上がりましてちょっと田んぼを越えた急カーブのとこ、そこから上の狭いところから電光掲示板への付近、約0.3キロ。続きまして、土砂を埋め立ててる付近、今ちょっと深い、それが0.4キロ。また、橋で一旦改良されたところから大門までの区間、これが0.9ということで、今3カ所の調査等を行っている状況です。  今後の計画につきましては、ちょっと聞いたところによりますと、本年度、29年度では測量、ボーリング調査及び設計業務、また次年度、30年度からは地籍調査の進捗を見て用地測量となり、翌年度かそれ以降にはなるんですけども、工事については用地取得の状況次第となります。ですので、用地交渉については町のほうも協力させていただきますので、またそういった状況です。  あとまた今後の計画につきましても、地元高野町から要望箇所を入れていただくよう、そのように考えております。  工事については以上です。 ○2番(﨑山文雄) 課長。一つ一つで行きましょうか。 ○会計課長(植田達夫) はい。 ○2番(﨑山文雄) 課長、また後で質問したら。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) この480号線というのは、高野町にとっては大変貴重な今道路になっております。当時の計画では、この道路は30キロ未満で走行すれば何の支障もなく対向できて、スムーズに流れるというような当初の計画があったと思うわけです。そういうことで、もう相当改修されておりますんで、そういう区間があるわけですけれども、今言われました3カ所ほどのところについてはまだ未改良のところがあって、その部分にくれば速度が遅くなる、対向ができない。それから、次から次に走ってくる車がだんだんつかえてきて、今年の夏のように非常に車の多いときにも相当な渋滞が起こっております。  こういう現象を僕は見かけた人に話をされたわけです。矢立の検問所、赤信号に何台かの車がそれを走ったんです。バスの後ろについて、3台目の車両が、もう赤信号で皆車はとまっているのにそのバスを抜いて走っていったと。その話を聞いて、赤信号で車が走ると大変な違反やなと思いながら、長いことあのバスで引っ張ってこられた状況から考えれば、なるほどそれも一つわかるなと。ひょっとしたらおれもそないするかもわからんなというような話をしたことがあります。そういうような意味で、あの道を早く改修するということが大事であるとこのように思います。  今の話では、30年以降でないと、用地買収の問題もあるし、工事にはかかれないというようなお話のようでありますので、できるだけ振興局、県、国、道路関係につきましては近畿地方整備局ですか、また地元出身の議員さんらに陳情しまして、一日も早く着工できるような要望活動を進めていただきたいとこのように思います。
     観光地の条件といたしましては、やっぱりどない言ったらいいんですかな、私いつも高野山の観光を考える中で、やっぱり高野山へ来るお客さんに対する宿泊ですね、宿泊設備はどないなっとんかというようなことをよく聞かれますけれども、やはり高野山では宿坊に泊まっていただくということが基本ではないかなとこんなふうに思っております。それで、また食べ物はどうかな、高野山は山の上やから、食べ物は大丈夫かなと、そりゃもちろん大丈夫ですというような状況でもありますし、現状においては食べ物については問題は起こっておりません。それじゃあ観光資源はどうかなと。観光資源についてでも、これだけの自然がありますし、歴史の縮図のような場所もありますし、建造物ですね、木造建造物。地方にはあまり少ない木造建築物がある。そして、美術工芸品があると。こういうものを観光資源として十分見ていただくと。高野山へ登ってくる、観光者にこれを紹介するということが非常に大事ではないかなとこんなふうに思うわけです。そうなってきますと、次に言われるのが病院があるかと。病院の存在を言われます。そこで考えるのがこのアクセス道の問題であります。  高野山というのは、平地にある観光施設ではありません。橿原とか、奈良とか、そして京都というようなところはこういった平地にある観光施設でありまして、道路があります。道路が整備されております。鉄道があります。鉄道による輸送があります。しかし、高野山というのは一応海抜1,000メートルに近い山の上に開けた仏都であります。こういうところを観光していただくということになれば、例を挙げて考えてみますと、屋根に上がるのにはしごがかかっております。そのはしごが立派であるかどうか。これが480号線に匹敵するんではないかとこのように思います。屋根に登るこのはしご、480号線をやっぱり整備していくということが基本であると、私はそんなふうに思います。  そして、また1本、鉄道ですね。今度は自動車じゃなくて、道路でなくて、鉄道として南海電気鉄道が高野山へ引かれておりますので、これがやはり整備されて、一日も早く高野山に通じるというように、これは我々働きかけするというのも大変なことでございますが、これが高野山へのアクセスの条件になっているんではないかとこんなふうに思うわけであります。  ですから、とにかくこの当初の計画、480号線というのはいわゆる高野山へのアクセス道として、また国体をやる、開創1200年祭記念事業をやる、そのためにこうでなければならないということを先人の人たちが働きかけてここまでやってきた。それがまだ完成されていないということにつきましては、引き続いた我々といたしましては要望活動をしていただいて、一日も早く工事にかかれるように努力していただきたいとこんなふうに思いますが、いかがですか。 ○議長(所 順子) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼します。  2番議員さんの御質問について説明させていただきます。  要望活動についてですけども、住民の方々の強い要望や、先ほどありましたように観光促進、防災面でも、一日も早く渋滞解消や災害に強い道路として改良してもらうために、要望活動をして、近隣市町村と連携し、各市町、また議員様、議長、あと議会厚生建設常任委員長と組織して、協議会等を構成しております。  中でも国道480号につきましては三つの協議会等があり、一つが一般国道480号整備促進期成会、橋本、伊都があります。その中でも一般国道、国道480号の花坂から大門間の整備促進を強く要望しております。  二つ目が一般国道480号建設促進期成同盟会、先ほどの橋本、伊都に加えまして和泉市、紀の川市が入っております。その中でも花坂から大門間の整備推進を強く要望しています。  三つ目が、国道480号有田高野間ですけども、整備促進並びに有田川河川改修促進協議会があり、その中では相ノ浦から花園の間の拡幅整備を強く要望しています。  要望・陳情としましては、和歌山県、大阪府、国土交通省、近畿整備局と要望書を持って活動してます。また、地元県議会議員様、それから地元国会議員様へも要望活動をしています。  また、先ほど渋滞対策としましてなんですけども、走行の遅い車や、先ほどおっしゃったように大型バスで数珠つなぎ現象を緩和するため、高野町が要望し、和歌山県では譲りゾーン、待避所をつくっています。ドライバーの心がけが必要でありますが、少しでも有効に活用できればと思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員の質問にお答えさせていただきます。  国道480号、非常に大切な道でございます。九度山から来る370、そしてかつらぎから登ってくる480、今は鍋谷峠トンネルを越えて和泉市のほうにも延びるこの紀北の幹線道路の一つといえるような道になっておるというふうに思っております。  その中で、先ほど課長が申しましたように、いろいろな協議体ですね。期成同盟会とか、そういった区間に分けて陳情活動というのを毎年強力に行っておるところでございます。当然、県議会議員と一緒に県庁、そして国、国土交通省、道路局ですね、そちらのほうにも行っておる中で、3桁国道ですんで和歌山県管理ということで、480号についてはこの道路全体の予算の中で本年度はしっかり予算はつけたというふうにおっしゃってくれております。  そのような中で、今40町付近の盛り土がどんどんどんどん上に上がってきておるというのがまずその一つの効果かなというふうにも思っておりますし、大門の高野山駅に行くところの三差路のところがありますね、狭いとこ。あそこに測量等にも本年度かかるというふうにも聞いておりますので、ここは順調に進んでおるというふうにも思います。  この3工区を引き続きスピード感をもってやってほしいというような要望は引き続きやっていきたいというふうにも思いますし、今後、その工区等が終わりますと、その480号でまだ改良したほうがいいところがあれば、新たに県に提案等もしてまいりたいというふうに思っております。  それよりもやはり本町で抱えておる問題としては、町道であります河合橋から筒香の道、また富貴から五條への道等をしっかりやらなければならないということが最優先課題の一つでもありますので、議員先生、また県会議員とともに、480号とともにこういったところを重点的に陳情活動をしてまいりたいと思いますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 課長、並びに町長のほうから答弁いただきました。促進事業は進めていただいておるという力強いお話をいただきました。工事としては31年以降になっていくんではないかとこのような話のようです。  そこで一つ教えていただきたいんですけど、用地買収という言葉が出てきたんですけれども、あの沿線で私有林というのがあるんでしょうかね。あまり関係のない話ですけれども、そういうところの買収だろうと思うんですが、その点だけちょっと聞かせていただきたいと思います。  それから、370号線については、これはもう現状維持のような話を聞いておるんですけれども、以前はこれを改修するというような話もありましたですけれども、現在はこれは質問の対象にはなってませんですけれども、わかっておられましたらお教えいただきたいとこのように思っております。  とにかくこの370号線はどうなっていくのかということと、それから480号線につきましては、一つ促進事業につきまして努力していただきますようお願い申し上げときます。  用地買収の用地の件と370号線は今後どうなっていくのかということがわかってらしたら、ちょっとお教えいただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) お答えいたします。用地買収の件に関しては担当課長から答弁させます。  370号、通告にはないんですが、聞いていただけたこの機会に少し説明できたらなというふうに思っております。370号は紀美野町を通ってきて花坂、そして矢立を超えて九度山のほうに行くというような中で、県の方針といいますか、知事さんは次は370号をしっかりやるというふうに言ってらっしゃいます。どこを重点的にするというのは、当然九度山領内、町なかも非常に狭いというようなところがありますので、まずはそこから入るんだろうなというふうに考えてます。  高野町としては矢立から笠木付近までの370号に関しては、今のところ重点的な整備目標というのは立てておりませんし、進言もしておりません。しかし、花坂から紀美野に向かうところで、2車線に何とかできないかという話をしっかり県のほうにも言うてきております。というのは、海南から紀美野町を通って花坂に出てくるという中で、2車線のところがかつらぎ領と高野領の中が1.5車線というふうな形で非常に狭い。これを今振興局、また和歌山県、国のほうには2車線化にしてほしいというような要望は出しておるところでございます。  以上、進捗状況のお知らせです。 ○議長(所 順子) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼します。  2番議員さんの御質問なんですけども、用地取得ということで、それ次第ということで、今地籍調査のほうが29年度、今年度調査しております。また30年度に閲覧、また31年度に登記ということで、そういったことで今ちょっと地籍調査のほうを進めております。  また、その後、用地測量というときにまたそういったことで計画されると思いますので、今のところは、ちょっと地籍の状況はそういうふうなことになっております。  以上です。 ○2番(﨑山文雄) 国有地ですか。 ○建設課長(小西敏嗣) ちょっとすみません、内容のほうを今持ってないので、申しわけないです。今ちょっと地籍を進めているということで御理解をお願いします。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) オーケーです。370号線についてはもうえらい勝手な考えですけれども、大門から九度山というのが頭にあるわけでございまして、我々としてはこの改修については一番興味を持っているというところでございます。それと、用地買収につきましてはまたわかったらお教えいただきたいと思います。  大分以前になるんですけれども、知事さんは金はあるでと。道を直すのに金はあるでとこのように私に言われたことがあります。そして、紀北の仕事、紀北の工事をする人が紀南へ仕事とりにくるなよと。そないしなくてでも紀北は紀北で仕事出すからね、金があるんだというような話をされたことがありますので、しっかり県のほうにも陳情されて、一日も早くこの道が当初計画どおり、先人が考えられていたとおりに道ができることを要望いたしまして、本件については質問を終わりたいと思います。  続いて、個人情報の漏えい文書の返却を求めている問題について、9月にも質問をいたしております。その以降の進捗状況について伺いたいと思います。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問に説明させていただきます。  経過ですが、紛失した文書を探していただくよう文書で依頼しました。電話でのお願いをしています。今後も文書、電話での依頼を続けていきたいと思います。  それと、3月議会までに解決しますかという質問なんですけれども、3月議会までに解決するかどうかはお約束できません。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 今の課長の答弁では、文書を送り続けております。電話でも交渉をしておりますという話でありますけれども、そんなことで実際文書が返ってくるんですかということも前にお尋ねしてあるわけですけれども、それが憶測発言にもなるということでおしかりをいただいております。  この前にはたしかこういう答弁をいただいたと思うんです。失われた文書は探していただき、返却をお願いする文書を送付していきたいと、こういうことですね。町長もしっかり探していただいて返却していただくよう、返していただくよう今後もお願いしていこうかと思っています。そのときに、このような状況で返却されてくると思っておられるんですかと、そのように申し上げたように思うんですけれども、やっぱり個人情報の漏えい問題というのは、もう少し危機感をもって慎重にやっぱり対応していただきたいと。そうしなければ行政の信頼を損なうことになるんですよというようなことを申し上げたと思うわけであります。もう少しこういったことについて慎重に考えてください。  文書というのは内容証明をつけられた文書を送られたんですか。電話ではどんな交渉をされたんですか。その文書が1回だけなんですか。3カ月、4カ月が経過しておりますけれども、その文書は閲覧させていただくことができますか。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問に説明させていただきます。  文書のほうは一度出しておりまして、その後、電話で発見、見つけてくださいということでお願いしておりまして、そして発見次第、また連絡くださいということで連絡させてもらっております。  文書についてはまた閲覧は、依頼文書をいただきましたら。  以上です。 ○2番(﨑山文雄) 内容証明つきですか。 ○会計課長(植田達夫) 書留で送らせてもらってます。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) この失われた文書というのは恐らく返ってこんでしょう。それでいつまでもこんなことの言い合いというんですか、「返してもうたんか」、「まだです」、「返してもうたんか」、「まだです」というようなことを繰り返しておってもいけないので、3月の定例会までには、来春の3月の定例会までには一応片をつけてください。そうしなければ、町民の人もこのことについては関心を持っておられます。  一つ例を挙げて申しますと、町が回収しておりますごみ、ごみの回収をしとるボックスがありますね、各町内へ置かれてるあの黄色い箱ですけれども。あそこに入れてあるものを見まして、「あそこにほかしてあるな。あれがまだ使えるような気がするんでもうて帰ろうかな」というて持ち帰ったとしたら、これは罪になりますよということになりますね。そして、またそのボックスにごみ焼却場なんかに集めてあるあの中からパソコンの古いのがあると。これ部品どりできるなと思ってそれを持ち帰ったとしたら、これは刑法にひっかかりますよというような状況であったと思うんです。  そういうようなことですので、ましてや個人情報が持ち出されているということについては、これはやっぱり行政としては危機感をもって対応していただきたいとこのように思いますが、その点についてはいかがですか。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問についてですけれども、今後も文書、電話での依頼を続けていきます。3月議会までには解決しますかなんですけれども、どうかはお約束はできません。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 解決できませんって、「返してください、返してください」という請求はしていくけれども、3月議会までには、来年もこういったやりとりが続くということになるんではないかと思います。  ちょっとメモが出てきましたので、先ほどのことを繰り返しますけれども、ごみ捨て場に置いてあるものを持ち帰る行為は遺失物等の横領罪が成立する可能性がありますよと。行政の管理下にある回収ボックスに廃棄されているもの等を持ち帰ることは、行政側に占有権がありますので、占有があると考えられますから、刑法の235条、254条に抵触する可能性がありますよと。道端に置いてあるものを持ち帰ってでもそれだけの罪がある、抵触する、そういう罪があるんですよということを言われておるんです。ましてや行政がしっかり管理しなければならない個人情報が外にあるということについての責任というのは、やっぱり感じていただかなくてはならないと思います。  以前に町長はおっしゃいましたですけれども、個人情報条例に基づかずに出してしまったということについては行政の責任があるというようなことを言われております。そのときに持って出られております議員においても、やっぱり不注意であったんではないかというようなことを前に答弁されたことがあったと思うんですけれども、そういうようなことについて、道端に置いてあるものを持ち去ることもいけない。ましてや課長がしっかり管理しているものが外に持ち出されてある、現在もまだ外にあるということについてのやっぱり責任は感じてもらわな、行政として感じてもらわないかんとこのように思います。  最終的には、これは議員としても、どない言うたらええんかな、我々この事件を知ったのは町長の開会の冒頭に、大事な書類が紛失しているので橋本署に届けてますよということで知らされた。そして後に請願に対する調査特別委員会が開かれて、そのうちの3人が調査するための委員に選ばれて調べられた。その報告によって我々が知ったわけで、こんなことが起こっとんかと。知った議員としては見て見ぬふりをするわけにはいかんでしょう。告発の義務があるでしょう、議員として。その辺をやっぱり課長はどんなふうに思っておられるのかと。我々の議員としての立場も考えて対応をしていただきたいとこのように思います。  3月議会までには解決することはできませんというようなことでは、次に起こってる問題というのは告発よりできないと。こういうことが起こっておるんですけれども、こういうことについてええか悪いかだけ教えてくださいということで司法に頼むより仕方ない、こんな問題が起こってきますよ。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問ですけれども、告発については私からは御返事できません。  以上です。 ○2番(﨑山文雄) 何ですか、もう一遍言うて。聞こえへん。 ○会計課長(植田達夫) 私からは御返事できません。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) そしたら、課長、今日の質問に対しての結論になりますけれども、紛失したものについては郵便で探していただいて、返してくださいよと。そしてそのことについて電話でもお願いしていると。そういう答弁、前と同じ答弁ですね。そして、それに対して、この問題についても来年の3月の議会までに一応解決してくださいよと。終止符を打ってくださいよということをこちらからお願いしとるんですけれども、それもできないと。できないという答弁で終わりということになりますか。  そないすれば、やっぱり我々議員としてこういうことを聞かされた、町長によって聞かされた。調査特別委員会によってこういうことを知らされた。知らされた議員は見て見ぬふりというんですか、聞いて聞かないふりをせいと言われるんですか。  議員の中にはこういうことを言われておる人がおるんですよ。「蛇のようにしつこい、もう嫌になる」。私の質問がね、「もう蛇のようにしつこい、もう嫌になる」というふうに発言されとる人もおるんです。確かにそういうように受けとめられておられるんか知らんですけれども、議員として、こういうことを知った者として、解決してくださいよということが不自然なのか。おかしいことなのか。もう黙ってほっといたらいいと言われるのか。その辺について、町長、どんなふうにお考えですか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員にお答えいたします。  この件に関しましては担当課長が説明してきたとおり、返却に対する文書ですね、そういうものを出して、一日も早くそのコピーを返していただきたいというような流れで、現在進行形というふうな形でございます。  日にちを切られるというところはどういった考えがあるのか。年度末にはきれいさっぱりしてくれよというようなことなのかもわかりませんが、当局としてもこの件に関しまして、文書、情報公開条例に基づいて出さなかったという点に対しては、職員をその時点で処分をさせていただいておりますし、こちらの役場全体も文書管理についてしっかりしていくというようなことで進めております。  現状維持というふうな形でおっしゃられるかもわかりませんが、引き続き、文書返却をお願いする。紛失しておるんであれば捜していただくというような内容で、今後も引き続きこの件に関しましてはお願いをしていくところでございます。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 引き続いて文書を出して返却を求めていくという。紛失しているものがなぜ返却、発見されて返却されてくるんかということについては少し疑問を抱いております。  既にこの文書が出ている本人に前に聞いたことがあるんですけれども。当事者ですね、この文書の名前の当事者もやはりいろいろと迷惑をこうむっているということを聞かされております。そういうことでありますんで、やっぱり我々はこの事件に対して物言いしている。しかしこれに対する非常に迷惑をこうむっている議員、家族もおるということをやっぱり頭に入れていただいて、その対応をしていただきたいと。  どうですかね、これを解決してくださいよと、もう紛失して、ないものであれば、紛失してないということの文書を入れてもらうとか、そして、議会に納得していただくとかというような作法というものがあるんではないかと、このように思われます。このことについて、職員の処分もあったということを今町長も言われましたですけれども、こういうことについては当然かもわかりませんが、何らかの始末をつけるという方法はありませんか。私やったらできると思うんですけれどもね。ほんならどういうようなやり方でするんかと言われたら、こういうことは考えられるんと違いますかということは申し上げることはできるんですけど、行政マンとして、しでかしたこの問題についてはこのように終結をしたいという考えで仕事をしていただきたいと、こんなふうに思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(所 順子) 植田会計課長。 ○会計課長(植田達夫) 失礼いたします。  2番議員さんの質問に説明させていただきます。
     今後も文書、電話での依頼を続けていきます。発見されない場合は、紛失届等の書類提出を要望したいと考えております。 ○2番(﨑山文雄) よう聞こえん。 ○会計課長(植田達夫) 今後も文書、電話での依頼を続けていきます。発見されない場合は、紛失届等の書類提出を要望したいと考えております。  以上です。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 本件につきましては、とにかく今課長が言われたとおり、まだ捜していただいて、返却を願っていくと。なければということで、十分によう聞き取らんかったんですけれども、対応されていくということであるようでありますので、ぜひ終結する方向で物事を考えていただきたい。3月になってからまた同じようなことを質問するということは私はもうしないと思います。そうなってくれば、あとはもう司法に頼んで、司法の判断、こういうことがあったということについては悪いんですか、いいんですか。悪いことですよ、いいことですよという答えをもらえばそれで納得できると、私自身が納得できるし、町民に対してでも申し開きができるというように私は考えていきたいと、こんなふうに思っております。水かけ論のような格好になりますので、本件については質問をこれで終わりたいと思いますが。  議長、以上をもちまして、一応水かけ論のような格好になります。このようにして終結をしたいという答えも出ませんので、それにつきましてはまたこちらのほうとして方法を考えていかなければならないとこのように思っております。これで本件についての質問は終わります。 ○議長(所 順子) しばらく休憩をいたします。  開会は1時からでございます。            午前11時58分休憩            午後 1時00分再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、議事を進行いたします。  その前に、寒い中、報道関係の方々、御苦労さまでございます。写真撮影の申し出がございましたので、これを許可いたします。  引き続き、8番、大西君。 ○8番(大西正人) 失礼いたします。  質問の機会を得ましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。  質問事項につきましては、今後の町政と次期町長選への対応についてということでございます。  平野町長におかれましては、平成26年4月に行われた高野町町長選挙で初当選され、今日まで3年8カ月ほどになりますが、「宗教と環境と道徳のまち」実現を掲げ、安心、安全、安定、安寧、安らぎの五つの「安」をキーワードとして町政に今日まで邁進してこられました。町民皆様の評価はさまざまであると存じますが、高野町内はもとより、県内、県外へ頻繁に足を運び、高野町のための政策を実現する環境づくりに飛び回っておられる姿には、それは町長として当然とおっしゃるかもしれませんが、よくやっておられるのではないかと思い、敬意を表する次第でございます。  そこで、次期町長選まで残り4カ月ほどになったわけでありますけれども、町民の皆様も次はどうされるのかと思っておられるところではないかと存じます。高野町のかじ取りをしていく道を決める大事な期日が迫ってきたと考えます。2期目となる次期町長選を目指されるのか、町長の意思を伺いたいと思います。  あとは自席で質問をいたしたいと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 大西議員先生からの一般質問について答弁させていただきたいと思います。  早いもので就任をしてから3年と218日になるわけでございます。就任後に町長職に忙殺され、細かいところに配慮が行き届かなかったんではないかという反省の日々もございます。この間の非礼はお許しをいただきたいというふうに思うわけでございます。  この間、議員の先生皆様方におかれましては、若輩者であります私を陰日なたからお支えいただきまして、安心して町行政に携わる環境をおつくりいただきましたこと、改めてこの場をおかりしまして御礼申し上げる次第でございます。そして、また現下の状況下、町行政の推進についてその趣旨を理解し、御協力をいただきました全ての町民の皆様に、この場から御礼申し上げたいと思います。そして、1期目の町政について、管理職を初め、全職員、不安、またストレスのあったことだと思いますが、私についてきていただいたことについて、感謝を申し上げたいと思います。  さて、就任後、私が表明いたしました最も大きなコンセプトとして、「宗教、環境、道徳のまち」という概念でございました。この概念につきましても、当初は非常にわかりにくいであるということで説明が必要であったわけではございますが、少しずつではありますが、浸透してきたのではないのかなというふうに思っております。  さて、再出馬に関する御質問でございます。大変ありがたい御質問でございまして、少しお褒めの言葉もいただきましたが、私の後援会を初め、家族等にも相談して、今後どうするかということを相談してまいりました。そして、また多くの方より出馬要請をいただいたり、そのようなことが本当に身に余る光栄でございますけれども、そういうことをしっかり熟慮いたしまして、この上は健全財政を維持しながら安全で安心な地域をつくっていく、そして何よりも現在の施策を継続的に執行するため、またこの町のため、住民のためしっかり働くために、来春の選挙に再出馬することを決意いたしました。この場をおかりしまして、皆様方に御報告する次第でございます。  議員の皆様方、そして町民の皆様方の絶大なる御支援と御協力を賜りまして、再度当選を果たして行政に携われるように、努力、またお願いをしたいというふうに思います。壇上からではございますが、出馬表明、そしてお願いをいたしまして、答弁とさせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) ただいま町長のほうから力強く出馬を表明するというようなお言葉をいただきました。健全財政を維持する、今までやってきた施策を継続的に執行しなければならないという思い、町民のためにこれからもしっかり動くことを約束する、働くことを約束する、町民の代表としてこの高野町の行く末を責任をもって私がかじ取りをしていきますというような重大な決意のもと、出馬を表明されたんだと思います。町民もそういうところをどうされるのかということを聞きたかったのではないかと、この時期に質問をさせていただきました。  それで、今決意はいただいたんですが、その中で私も出馬をされるんであればこういうところを聞きたいというところがございますので、そのことについて少し質問をさせていただきたいと思います。  まず、「宗教と環境と道徳のまち」の実現を目指し、五つの「安」をキーワードに今まで政策を展開してこられたわけでございますが、任期中に取り組んできた政策の内容、これを一つわかりやすく伺いさせていただけたらありがたいと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員の質問にお答えします。  就任以来、「宗教、環境、道徳のまち」の実現ということ、また五つの「安」ということでいろいろ提言させていただきました。誰もが安心できる医療の復活、小規模多機能診療所を目指す。また、産業安定の確立に向け、地域活性化策を展開。防災に関しては、災害の際に優しさと強さを兼ねた安全な防災をする。人口流出に関しては、子育て世代や高齢者が生き生きと暮らす安寧都市高野をつくる。まちづくりとして、宗教と観光のまちとして、安らぎあふれるまちをつくる。そういったことを大きく掲げさせていただきました。  安心の中では、充実した小規模多機能診療所を目指す。医師の数名を確保して、また夜間の救急体制の日数を皆様の御協力のもと増加することができました。また、県立医科大学、地域医療振興協会、当該地域の医師会等の連携強化、医師派遣について非常にいい環境が整いつつございます。また、訪問看護の充実、そして今年1月から総合診療所に通所リハビリ、機能回復訓練施設もつくらせていただきました。また、富貴地区に関しては、橋本の消防本部と提携を結び、救急の応援出動提携、そういったものをし、健康寿命を延ばすために高野山の社会福祉協議会の2階に健康増進のためのジムも開設させていただきました。  安全に関してです。防災では、防災対策室という課をつくらせていただきました。その中で、防災の出前講座、また総合防災訓練の実施、防災に関してFM橋本の電波発信の開始、また幅広い情報発信としてSNS、また知らせてネットの再構築、防災ラジオを全世帯に配布、ハザードマップの全世帯への配布、広域災害ネットワークの9協定の締結、自主防災組織の立ち上げ支援と強化、橋本伊都消防指令センターの運用開始、また高野町消防本部に必要とする車両の導入等でございます。  産業の安定につきましては、社会関係資本の蓄積による創造、ブランド化をしていきたいという思いから、当初、ワインを富貴でつくれないか、また今後ホップがつくれないか、いろいろなことを挑戦しておるところでございます。その中で、耕作放棄地解消のために、行政主導で行わせていただきました学校給食のお米の地産地消を実現しております。富貴、筒香、花坂地区のお米を、町内のお米屋さんで精米し、それを直接学校給食に持ち込むそういったこと。また、観光関連で、日本人の観光客を増やしていきたい思いで、徳パックというもので林間学校や企業研修の積極的な誘致活動を展開して、初年度はその制度で1,000名、今年度は約2,000名使ってもらっております。また、今柔道や剣道、書道など、道のつくスポーツの誘致活動にも発しておるところでございます。  人口流出に関して、安寧したまちづくりということで、子育て支援の充実というところで、出産報償金、また保育、幼児教育の無償化、義務教育の無償化を開始させていただきました。また、交通弱者、そういう方たちのために、80歳以上の方に対するタクシー補助事業も開始。また、大西議員が従来から言っておりました学童保育も開始させていただいております。  生涯学習等でしっかりしていかなければならない、交流を深めていかなければならない、そういう観点から、まちかどサロン「縁」も開設させていただき、少しずつ住民の方に利用していただいておるところでございます。また、若者定住促進奨励金交付金等、また空き家の有効活用、これはまだまだ課題はありますが、行政としてしっかり取り組んでいくつもりでございます。  安らぎに関してでございますが、これは毎年、タウンミーティングを開催して、町民の声を直接聞くというようなことを4年間させていただきました。先日終わりまして、通算60地区に行かせていただき、少しはきめの細かい行政ができたのではないのかなというふうに思っておるところでございます。  そのほか、当然ではありますが、金剛峯寺との多様な連携、良好な連携。財源が乏しい本町にとって、税収増加をどうすればいいのかというようなことから、ふるさと納税も変えさせていただきました。また地籍調査も進む、そして2034年に向けて道路、施設等の積極的な要望活動、また10年来とまっておりましたイタリアアッシジとの友好関係の再交渉等、いろいろしてきたところでございます。  まだまだ当初掲げた中で100点満点ではありませんが、引き続きこのようなことを目標に掲げ、してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 町長のほうから、この4年近くにわたり五つの「安」をキーワードとしてやってこられた政策の数々を御披露といいますか、言っていただいたわけなんですが、何といいますか、一番のやはり取り組みといいますのは、救急体制をしっかり構築するということで、今、木、金、土というように三つの日が受け入れ態勢といいますか、急患を受け入れていただく、また救急で運ばれた方を診ていただくというような体制が整ってきたように思います。ここに至るまでにも医療関係の方といろいろと折衝され、また高野町に西上副町長もあり、県との良好な関係を築くような下地こしらえが始まりました。非常に力を入れておったんだなというふうに感じる次第でございます。それが、少しずつ実を結び、医大との関係も風通しがよくなって、話がしっかりできるような関係を築いていただいたとそういうふうに理解をしております。  まだまだ住民の方からしたら医療体制にはいろいろと申したいことがあると思いますが、いろいろな施策の中でその重大な事柄として真っ先に取り組んでこられたということは私も承知をしておるわけでございます。  そして、町長になられて新しい政策といいますか、おやりになった中で、近年ではありますが、高野町独自の高野版教育無償化と申しますか、給食費、教材費、修学旅行の積み立て等を無償で行う。これは今政府がやろうとしていることの先駆けではないかとそういうふうに思っております。それと、第1子より保育料の無料化、これも9月の議会で推進するような動きだったと思います。  そして、私長年言わせていただいた学童保育、これも町長に就任してすぐに取りかかっていただきました。感謝を申し上げる次第でございます。  それから、老人の福祉施策として、これも9月でしたか、福祉タクシーの補助金、こういうものにも目を向けていただき、老人福祉のほうにも力を入れていただいておると。また、介護に至らないように通所のフィットネスクラブですね、これを開設されて、健康に力を入れるというような姿勢も見せていただいております。そして、診療所の2階に通所のリハビリテーションを開設していただきました。これはまだまだ利用客が伸びるようなことを考えていただかねばならないのですが、しっかりとこれを活用できるような環境を整えていただきたいと思いますが、こういうことをやられてきたということで非常に私も感慨深いものがございます。  そして、消防のほうでタンク車、またあるいは工作車、そして救急車のほうの新設、買いかえをしていただいたというようなことで、消防関係者も非常に喜んでおるんではないかと。そして、また町民の方も、いざ火災が起こったとき、急病のとき安心ができるというふうに考えておるのではないかと思う次第でございます。  そういう中で、私が一つどうしても聞いておかねばならないということがございます。それは、これは4年ほど前の討議資料ではございますが、町長が立候補されたときに町長がつくったといいますか、町長の支援する人が町長とともに考えた文面だと私は思っております。そこにこういうものが、見覚えがあると思いますがあります。実は、相手の方のもございます。  それで、町長選の公約と申しますか、一つ目の安心ということで、24時間、365日の救急、入院ができる体制を復活するため医療スタッフを確保します、こういうふうにうたわれております。町民は入院ができる以前の病院に近い小規模多機能診療所になるかもしれない、こういうふうに思い期待した部分が大きかったのではと私は、今でもそう思っている住民の方がおられると推察をいたします。  26年6月17日、町長になられて初めての一般質問の答弁で、今のところ、医療確保、また入院等のことの発言で軌道修正というふうに取られてもしかたのないところではございますが、山の上で一番必要なのは、24時間の救急体制、そして責任をもって次の翌日まで診れる2床、経過観察ができる2床、こういうふうに少し軌道修正と思われる答弁をされております。次期町長選を今目指すというような発言をしっかりと私もお聞きしました。そうであるならば入院のできる体制の復活ということへの軌道修正について、まず皆さんに理解していただけるよう何度でも説明し、そして修正をしたことをきっちりとおわびし、今後の青写真を示した上で、次期町長選に臨まれることが肝要になってくると思いますが、いかがでございますか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員の質問にお答えさせていただきます。  議員がおっしゃるように、就任して間もない議会の答弁で軌道修正させていただきました。医療に関しては、就任直後より、まず何をしたかと言いますと、高野町と医療関係機関、ここでいう医療関係機関というのは、和歌山県立医科大学、また伊都医師会、そして自治医科大学の学生を管轄する地域医療振興協会との関係改善からのスタートでございました。高野町に医師の派遣をためらってしまっているそれぞれの機関がございました。それらを関係改善のためにしっかりとした良好な関係構築を目指して各方面で強力な働きかけをしてまいりました。当然、私が先頭に立って、副町長も一緒になって、いろんな分野で折衝させていただきました。その甲斐もあって、医師も多くの機関より来てくださることができるようになりました。今後は、医師のさらなる確保の見通しとして、その明かりはしっかりと見えてきております。  その中で、就任して後の議会で診療所の体制の方向性について、軌道修正を議員おっしゃるようにさせていただきました。入院に関しては、診療所の院長先生初め、関係者、コメディカルとよく協議をして、それぞれの今までの患者利用数、医師を初めとするコメディカルの確保と必要な人数、そして町財政への影響。何よりも橋本医療圏構想の中での当診療所の役割を考える中で、またその中でも国の施策として在宅へのシフト等を考えると、入院のない小規模多機能診療所を目指す方向へと判断をいたしました。  今後も現在の診療の充実はもちろんではございますが、在宅医療、これは入院にかわる在宅医療でございます。そして、機能回復訓練、リハビリ機能、そういったものに力をしっかりと入れてまいりたいというふうに思っております。  当初、掲げておりました入院の点につき修正決断したことに対し、期待に沿えなかったことに心よりおわび申し上げます。今後はより住民に必要とされる小規模多機能診療所を目指すのはもちろんのこと、伊都橋本の圏域内の中規模の公的病院の機能の充実、それを町から県に働きかけていくこととともに、先ほど申しました当診療所の充実を目指し、関係機関としっかり手を組み、連携し進めていきたく思います。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 今、町長のほうから、何といいますか、医療のことに関して、まず最初の障害を取り除くことから始まった、長い道のりであったと思います。それを一歩ずつ登っていかれて、明かりがしっかり見えてきたというような言葉を今お聞きしました。本当に町長としては孤独な道のりであったと思います。  しかしながら、それが仕事でございます。私もここで町長にこういう少し、町長がしっかりやっておるのはわかっておるけれども、やはり住民の代表の一人として聞くべきところは聞いていかなければならないということで聞いております。そこはお許しをいただきたいと思います。  それで、私思いますのは、平成26年4月20日、これ当選後の挨拶なんですが、今日も来ておられる報道機関の方が書いていただいたと思いますけれども、最も重要なのは医療の再生、この町に今一番必要なのは医療の再生だと思い出馬したと、こういうコメントをしておられます。これは新聞に載っておりましたが。ですから、最初からこの医療の再生、まずこの1点を何とかしたい、何とかします、そのいちずな思いが町長選への出馬となり、そしてそのひたむきな訴えが住民の皆さんの心を動かしたと思っております。ですから、医療に関することでの軌道修正についての説明、おわび、そして今後の医療の青写真というものが必要なのではないかと申し上げた次第ですが。  今、この場で町民の方に、入院に関することに関しましては、一生懸命頑張ったんだけれども、皆さんが期待していたその思いまでには至らなかったということで。しかしながら、在宅医療やリハビリや、そういうところに力を入れていって、不安を少しでもなくしていく。高野町に残っていただけるような環境をつくっていくというようなお言葉の上に、心よりおわびを申し上げますという言葉を最初に言っていただきましたので、住民の皆さんもある程度はわかっていただいたんではないかなと思う次第でございます。ここのところは、また4年近く前のその思いをまたしっかり胸に抱きまして再出馬をするということでございますから、頑張っていただきたいなと思うわけでございます。  最後に、一つお聞きしたいのは、新たに31年から10年間の長期総合計画を当町でも制作する時期に入ってきたところでございます。この高野町のまちの将来について、今後どうあるべきかを現平野町長に伺います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員の質問にお答えさせていただきます。  先ほど医療の話、本当にありがとうございます。医師の確保について明かりが見えてきた。物すごく前にいろんな意味で進める可能性が出てきたということは、非常に私もそうですが、町としていいチャンスが巡ってきたなというふうに思っております。その点についてはしっかり、引き続き小規模多機能診療所の機能の充実というところでやっていきたいというふうに思います。  さて、今後というような話になりますが、来年、高野町町制施行90周年、そして富貴村と合併して60年を迎える本町におきましても、人口減少、また少子高齢化、これは本町でも深刻な問題です。これらが全国的に進む中、高野町は特に交流人口、そして参詣人、信者さん等の関係人口が非常に多い本町として、これから本当に大切な時期、10年、20年だというふうに思っております。  その中でも、教育環境の整備、今、小中一貫の話も教育長でしっかりまとめ上げていただきました。また、公共施設の整理、そして整備。介護、医療、福祉の連携、また気象変動による防災の意識改革等、待ったなしの状況でございます。そして、この地区で住み続けたい、この地で学びたい、住んでみたい、子育てしたい、そういう活力ある人に対し、優しいまち。また、高野山を中心とするこの町が日本の中の高野町、そして世界の中の高野町として、コンパクトな行政でありながら大きな存在感を出せる、大きな存在感をさらに出せる町にしていくために、いま一度さまざまな課題を全住民で共有して、2034年に迎える弘法大師御入定1200年、そして私たちの次の世代、そしてまた次の世代に向けて、しっかり人をつくれるまちづくりをしていきたい、そのように考えておるところでございます。  今後とも議員先生方のいろいろな御指導のもと、また今日は傍聴でもたくさん来ておられます住民の方にも、町行政を進めていく上で一緒になって、この先大切な10年を一緒に考えていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 人口減少、また少子高齢化の全国的な流れの中で、当町も著しいそういう局面に立っておるわけでございますが、高野町は、特に大字高野山は、住んでいる方は少ないのですが、訪れる方は非常に多い。特に交流人口、そしてまたその関係する人口が多いので、この高野町の独特の政策といいますか、そういうことを構築していかなければならない、そういうようなことで町長もこれからいろんな施策を考えておられると思います。そして、日本の、また世界の高野町であるよう、いろいろと自信と誇りをもって町民の方は暮らし、そしてその思いでしっかりと受け入れ態勢を整え、おもてなしのできる豊かな心を持った、訪れる人もいる人も優しいまちでなければならないというような思いであると思います。  30年3月の当初予算の段階では、選挙前ということで骨格予算になるというようなお話も言われておりましたが、またこれは今ではございません、前の話ですが、全協のときか議員運営委員会のときですね、挨拶のときに言っておられましたが、骨格予算になるというようなことでございました。  また、どのような方が町長選挙に出てこられるかもわかりません。そういう中ですが、残っている任期を全力で全うされて、3月以降に新施策等の補正予算、これをしっかりと提案されますように御期待を申し上げて、私の今日の質問を終わりたいと思います。残りの任期をしっかり頑張っていただきたいと思います。失礼いたします。 ○議長(所 順子) 通告がございましたので、5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 失礼いたします。  私は、昨年の12月議会におきまして桜ヶ丘入り口にある沈砂池に関連した質問をいたしました。現在はしっかりとした水位が保たれ、夏場の悪臭もなく、ボウフラの繁殖を心配することもなく1年が経過したことを感謝いたします。まして50トン近くの水が確保され、昨日、発生したような民家火災に直面したとき、より安心して生活できるのではないかと考えます。今回は、大雨が降ったときに沈砂池から排出される水が流れ込む河川の改修工事について伺います。  3年前に地盤沈下がひどい箇所の修復をしていただきましたが、沈砂池から門谷宅までの十数メートルの箇所の傷みが激しく、側面のコンクリートが倒壊して河川の中央に集まり、小さなダムをつくった状態となっています。放置しておくと200ミリを超える豪雨が降った場合、川幅も狭いため、近隣の民家が被害を受けるおそれがあるため、至急の対策をお願いしたい。  あとは自席で質問いたします。 ○議長(所 順子) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼します。  5番議員の御質問について説明させていただきます。  沈砂池から流れ込む河川の補修について、御質問の箇所ですが、雨水を処理しているための構造物をつくって管理しています。まず、御指摘いただいたところは、現状についてですが、おっしゃるとおり徐々にではありますが、老朽化と申しますか、傷んできています。特に、底の部分が傷んできてます。対策としましては、底が悪い箇所は補修を行ってます。以前でもありますが、先ほどおっしゃったように補修を行いました。平成26年度に延長47メートルのコンクリート工を行いました。また、草木等の除去についても、作業員がおくればせながらではありますが、作業を行っています。  以上です。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今課長のほうから、以前の修理箇所の、そして伐採等の話も聞かせていただきました。この河川全ての改修工事、一度にしていただけたら非常にありがたいんですけども、予算的な面もありますので、継続的、計画的な取り扱いをお願いしたいと思います。  草等も川を覆うほど茂っている箇所もあるので、まして憩いの家の前からはヒューム管で地中を通って御殿川に排出しているため、詰まらせると大変なこととなるので、ヒューム管の定期的な検査とともに、河川の清掃もお願いしたいと思います。この質問に対しまして、答弁ございましたらお願いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 小西建設課長。 ○建設課長(小西敏嗣) 失礼します。  5番議員さんの御質問について説明させていただきます。  計画的にということで御質問されてるんですけども、近年、災害等で状況でも、貯水池ということで、水量、調整機能も効いていることから、大きな災害には至ってないと思います。しかしながら、今後も構造物の機能を維持するには、おっしゃったように定期的な点検や補修も欠かせませんので、課内や関係課で確認を再度行い、議員さんがおっしゃるように、安全性について何か措置ができないか、また財源等も検討しなければなりません。関係課と協議いたしまして、計画的に進めたいと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今、計画的にしていくということですが、ヒューム管の点検はぜひとも近々行っていただきたいと思います。憩いの家の前からヒューム管が入ってますけども、あそこら辺が私の地区の一番低いところ、恐らく大雨が降ったときに、加藤さん、中谷さん、あそこら辺が床下浸水の可能性が十二分にあるので、ヒューム管がとめられた場合、間違いなしにあそこから浸水していくと思いますので、ぜひとも来年にはヒューム管の点検、そして川を覆ってます草木の伐採をお願いしたいと思います。  自分たちでしてもあれなんですけども、川に流すと間違いなしにヒューム管が詰まるおそれがありますので、ちょっと本格的に伐採というか、草木の剪定をお願いしたいなと思います。お願いできますか、お答えいただければ。 ○議長(所 順子) 松本生活環境課長。 ○生活環境課長(松本嘉文) 失礼いたします。
     今御質問いただいた件でございますが、生活環境課では公共下水道を管理しておりまして、汚水管と管渠と雨水管渠がございます。今御指摘いただいたところは雨水管渠ということで、うちのほうで改修、補修については行っておりました。そして、暗渠となっている部分ですね、それにつきましては下水道の点検、管渠の点検も行っておりますので、来年度、それとあわせて同時に行いたいと思います。  草木の伐採につきましては、そこの持ち主と相談いたしまして、伐採できるものであれば伐採したいと思います。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今、環境課長のほうからありがたいお言葉をいただきました。ヒューム管も点検したのはいつ以来ですか。それをちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(所 順子) 松本生活環境課長。 ○生活環境課長(松本嘉文) 失礼いたします。  中谷さんのお宅から大霊園の下を通っている部分のことをおっしゃっているわけですよね。あれは何年か、数年前にうちのほうが工事をいたしまして、その後、一度きりしか点検は行ってございません。中へ入って毎年見てるというわけではございません。  以上です。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) 数年していないということで、恐らく川に草木が茂って、それを流した人もいてると思います。それが直接御殿川まで流れ出たら大丈夫だと思うんですけども、途中でとまってた場合、詰まりの原因になると思いますので、至急ヒューム管の点検等をお願いして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(所 順子) 通告がございましたので、3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 皆さん、よろしくお願いします。  まず、質問に入らせていただく前に、6月か9月議会かは忘れましたが、私の一般質問で、副町長がかなり興奮をして、声を荒げ、議長に制止を受けた場面がありましたが、これから質問させていただく内容は、先日、議長と私が副町長室に行かせていただいたとき、副町長や課長みずからが述べられた内容について質問させていただきたいと思います。今回はぜひ議長に制止されないよう、誠実で真摯な答弁をよろしくお願いをしたいと思います。  それでは、質問に入りたいと思います。  職員の1人が、亡くなった前町長の印鑑を貸してほしいと事務局に電話をかけ、事務局長にありませんと言われたにもかかわらず、その後すぐにほかの職員が事務局の中に入り、亡くなった前町長の印鑑を、議長、事務局長の見ている前で職員が持ち出そうとしたが、その辺のところの内容を詳しく説明していただきたいと思います。  あとは自席で答弁をさせていただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) ただいまの議員の御質問でございますが、一部の議員、ほかの議員さんはほとんど御存じないと思いますし、職員も町長以下、数名の職員しかまだ知らないことでございます。その御質問の件につきましては、担当課のほうから私のほうに一報がございまして、すぐ後、すぐに町長に報告を入れたと。同時に、町長の指示を受けまして、委員6名で構成する賞罰審査会を立ち上げまして、現在、審査会のほうで調査、審議中でございます。ですので、その内容につきましては結論が出るまでお話をすることができませんが、ただ1点申し上げられるのは、私のもとへの報告が非常に遅かったということがございます。事が起こってから約3週間後でございました。このことにつきましては、町長に報告した際に、町長からも叱責を私自身受けましたが、この報告がなぜ大幅におくれたのかということも含めまして、現在調査中でございます。  こうしたことから、さきに開催をいたしました12月の課長会議におきましても、町長のほうからいわゆる「ほうれんそう」、報告、連絡、相談を徹底をするように再度指示がございましたし、私のほうからも、何かあればすぐに上司に報告をするようにと指示をしたところでございます。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今の副町長の答弁でありますけれども、これはみずからが副町長室へ行ったときに、課長初め職員の方もきちっとした内容をもって説明していたはずであります。副町長は私に、メモを見ただけで詳しい内容は知らない。事務局に印鑑をお借りしに行ったが議長にとめられたと聞いている。また、副町長は仕事に必要のない他人の印鑑を引き出しに置いてあること自体間違いであり、今は詳しい内容がわからないので、行くのであればどうぞ警察に行ってくださいとまでおっしゃっていましたが、そういった答弁をなされていた副町長が今の答弁で私は納得できないのは、ある程度のことは理解できてると私は思っています。また、理解できていかなかったらおかしい話で、職員は副町長の前ではっきり言ったはずです。しかしながら、今の答弁というのは詭弁にすぎないと思うんですけど、もう一度はっきりとした答弁を求めたいと思います。 ○議長(所 順子) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 再度の御指摘でございますが、ただいま申し上げましたように、現在、町長の指示によりまして賞罰審査会を立ち上げまして、調査中でございます。内容については現在ここでお話しすることはできませんので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 私が想像していたとおり、そういう答弁が恐らく返ってくるだろうと思っていましたけれども、それでは私も全く納得できないということで、私もこれだけ調べてきた上で質問を求めておるわけで、一つはっきり言えることは、職員の方が、以前にも亡くなった前町長の印鑑かどうか忘れたが押したことがあると、ほかの書類に対して。そうはっきり言っていますけれども、その辺のところの答弁。どういうものに書類を押したのか。その辺のところをはっきり聞かせていただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 何度も申し上げますが、現在、調査中でございまして、その内容については調査が終わるまでお話しすることができませんので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 副町長、言われた答弁は答弁してくださいませ。調査中ということは誰も伺ってもないし、やっぱり議員が質問したら答える義務があると思いますよ、当局として。わかっているはずでしょう。 ○副町長(西上邦雄) いやいや、大体こういう問題というのは、もう少し詳しくそれじゃあ経緯を申し上げますと、町長の指示を受けまして、関係者から報告書を徴しました。その報告書に基づきまして、委員6名で協議をいたしまして、個別にまた聞き取り調査を現在いたしております。最終、何回審査会を開くかというのはまだちょっと決まってはございませんが、処分に値するかどうかという判断が出ましたら、処分が妥当ということになりましたら、最終弁明の機会も与えまして、処分をすると。その後、発表させていただくということになると思います。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) これでは質疑にはならないし、副町長みずからが言った言葉ぐらいはきちっと皆さんがおる前で答えてくださいよ。私と副議長が副町長室へ行ったときには。 ○議長(所 順子) ちょっと、副議長と違うやろ。 ○3番(下垣内公弘) 議長と私が副町長の部屋を尋ねたときに、私はメモしか見ていない。だから詳しい内容はわからない、はっきり言ってるんですよ、副町長は。しかしながら、その後に副町長が見たそのメモと言われる書類は、きっちりマル秘となって、こういうA4の用紙に職員の方がきっちりと、今までの流れをきっちり書いて報告書を提出しているんですよ。それを副町長はメモと言ってたけれども、それはどういうことなんですか、そのメモというのは。あれが報告書じゃなくて、副町長にしたらメモなんですか、あれは。もう一度はっきり答弁していただきたい。 ○議長(所 順子) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 先ほども申し上げましたように、関係者からそれぞれ正式な報告書を徴しておりまして、それに基づいて審査会で調査を行っているということでございます。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) それでは、課長にお伺いしたいと思います。課長は議長や私の前で、「副町長にはきっちりと説明はしています」とそうおっしゃっていました。また、「印鑑をお借りしに行ったと副町長は言っていたがこれはどうか」と聞いたときに、「いや、私はそういうふうには言ってません」と課長みずからの口ではっきり言って、「あるとすればニュアンスの違いだ」とそういう答弁を課長なされてましたけれど、その認識で課長、よろしいですか。お伺いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼いたします。  御質問の件でございますが、先ほど副町長も申し上げましたとおり、高野町賞罰審査委員会において審査中の案件でございますので、今この場でお答えすることができません。申しわけございませんが、御了承をお願いいたします。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) これじゃあ全く一般質問している意味がない状態になっています。これではほんまに私としても、少なくとも副町長が答弁してお話になられたことぐらいは自分の責任において話をされるのが普通、一般社会でもそうですけれども、常識やと僕は思っています。少なからず最低限の常識やと思っています。詳しいことを聞かれたときには、それはわからない、まだそこまでというんであればまだ私も多少なりとも納得できますけれども、これじゃあ全く質問した意味もないし、それが誠実な答弁だと副町長自身思っておるんですか。 ○議長(所 順子) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) お答え申し上げます。私ももう40年以上、いろんな仕事をやってまいりまして、職務上、また一個人といたしましても、今までに無責任な行動をとったことはないと自分では考えてございます。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今の副町長の答弁ですが、私も逆にはっきり言いたいですけど、私も57年、いろんなところで職場もいろいろ変わって、人にも仕えてきもし、自分もみずからを商売もやってきましたけど、これだけある程度のことがわかっていながら今の答弁というのは、私は聞いたことがないですわ。これを無責任と言わずして何というのか、私には理解できません、全く。この高野町の行政というのはこの程度なんですか。  一般質問、議員が住民のために一般質問をしたことに対して、わからない、今会議をしているから罰にしても今後になると。今日質問するのがわかっていて、今の答弁は。僕今思い出しましたけど、前の私が質問しようとしたときに、富貴の工事の三つの公共工事で皆さんが、この場で議員の方がそろってボイコットし、3カ月間延ばされました。それと全く一緒じゃないですか、これ。これは大問題ですよ、これ。やったこととか。亡くなった前町長の印鑑を持ち出そうとしたんですよ。その上で書類を作成しようとした。これが問題視されんで、私には理解できませんわ。その辺のところをもう一度、副町長、答弁してください。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 3番議員にお答えいたします。  行政の中では、会社でもそうでありますが、しっかりした伺い書、そういったものをもって連絡、また報告ですね、そういったことになります。普通のこういったものでさっとこう持ってくる、誰の印鑑もついてないというようなものは行政の中では書類とはみなさないというふうに思います。だから、簡単にメモと言うたふうに思うんですね。だから、その後、伺いが回ってきて、先日私も少し拝見させていただきましたが、しっかりした各それぞれの内容で上がってきたので、それぞれまた対象の方からお話を聞いて、そしてしかるべき対応を町としてしてくれというようなことで指示を出して、今に至っておるところでございます。  その報告がおくれた云々というところは、少し上司に言うなというような圧力もあったふうにも聞いておりますが、そういったところもしっかり委員会のほうで、そういうこともあったのかどうかというのをしっかり確認した上で、当該職員の行動について対処してまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今副町長にかわり町長が説明されたんですけれども、私が言っているのは、メモがと言うたけども、あれはメモじゃない、そういう解釈でメモやと副町長が言ったんだと今町長は言ってましたけれども、そういう問題よりも、先ほど、今私が言うたみたいに、前町長の印鑑を持ち出そうとしたことに対してどう思うんですかと。これ会議開かなくても、現実、部下からの報告を受けた副町長もその現実はわかっているはずですよ。少なくとも私と議長と副町長室へ行ったときのお話もさせてもらっているし、部下もちゃんと報告を上げてるんですから、その部分に関してははっきり答えが出るはずですよ。どう思ってるんですかという答えぐらいは。  あのときにメモと言ったけどもとかいう言葉遊びじゃなしに、もう一度お伺いしますけども、印鑑を議長や局長のおる前で持ち出そうとしてとめられたと。ましてそれを報告を受けて、課長は報告をしたとはっきり言ってるんですから、そこの部分を逃げたらこの質問にもならんし、答弁にもならんのと違いますか、これは。ましてやった行為そのものはそんな簡単に、今までまだそんなん聞いてないというようなのんきな話と違うんと違いますか、この問題は。判を押そうとしたんですよ、これ。その辺のところをきっちり説明できないということはほかに何かあるんですか、これ。今説明したらまずいということが。はっきりその辺のところは副町長も答弁していただきたいと私は思っていますよ。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) だから、3番議員にお答えしますが、だからきっちりと調査するために調査委員会を設置しろということで、今会議を開いておるということなんですよ。メモの言葉にこだわっているのか、我々が聞いた時期が遅かったのか。そのあたりも含めて、今ちゃんとした内容を調査して、していく。別にこの場所で言えないから犯罪性があるからと、別にそんなん全くないんで、職員がとった行動がどういったことだったのか、それを時系列にしっかり調査して、いろんな圧力もかかったというふうにも聞いてますんで。でもそれがほんまかどうか、そういったとこまで調べていく、それが行政として、また社会として当たり前のことやと思います。公の場であやふやなことなんか言えません。  以上です。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 町長に言いたいんですけども、あやふやなことを言ってくれとは僕は一言も言うてません。わかってることをきっちりと私の質問に対して副町長は副町長室で述べたことを言った本人だから答えられるでしょうと、その部分に関しては。わからん部分を答弁してくれとは僕もこっから先も言ってません。副町長自身、町長はそのときいてなかったんであれですけども、副町長ははっきりと言ったことに対してだけ答えていただきたい。  あの状況の中で私も一緒におったのでよくわかるんですけど、もう何か、今日は何の御用ですかと、いきなり。その御用の内容がわかっててそういうふうな態度をとったということは、これは副町長に私は言いたいんですけども、そんな議長に対して失礼な態度もとりいの、今になってそれは調査中だから言えないとか、それが社会の、行政のと言うけども、マル秘とまで書いてるんですよ。職員が出したこのA4の、4枚ぐらいあったと思うんですけども。そこには何もそんなことは、副町長が言ったことは一言も書かれてませんでした。そこをまずはっきり言ってください、その部分は。今調べらんだかてその部分はわかっとるはずですよ、自分が見た書類と自分が答弁した書類とあるんやから。そんなこともできないんですか、これ。 ○議長(所 順子) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 町長が今申し上げましたように、調査をいたしまして、ある程度複数の委員で事実関係がはっきりすれば、責任をもってお答えできると思うんですが、現在のところは私が内容について云々することはやっぱり無責任な発言になりますので、ここでは先ほどから申しておりますように、発言は差し控えさせていただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 答弁いただけないんであれば、私のほうで職員の方から聞いた話であったり、副町長がはっきりと言った事実に関してだけ述べさせていただきたいと思います。  私は議長と副町長室で副町長と会話させていただいたが、あなたのとった態度は、副町長のとった態度はあまりにも議長や私をばかにした態度であった。職員が事務局長の目の前で、亡くなった、議長や局長の目の前で、亡くなった前町長の印鑑を持ち出そうとしたさまを見てとめに入り、その後、職員から相談を受け、何日間も悩み苦しんできているのに、副町長は詳しいことは何もわからない、今と一緒です、の一点張りで、上司として部下を守ろうとする意思が全く見受けられない。それどころか議長に対し、何のために部下から聞いて調べたのかと、挑発的な言葉も使っていました。あなたの、副町長の言ったことは、議長をより一層苦しめただけでなく、自分の部下も同様に、高野町全体の恥を世間に知らせることになってしまうが、恥ずかしく思わないのか。また、高野町の副町長としてもっと責任ある態度をとるべきではないのか。町民の方からの大切な税金で給料をいただいている以上、公務の仕事だけではなく、こういった案件にこそもっと重く受けとめ、自分の部下のためにもしっかり対処していくべきではないのか。  あなたは、副町長はこの神聖なる高野山の聖地には全くふさわしくない人間であり、高野町や職員のためにもこの場で謝罪もできないのであれば、みずから責任をとって辞職すべきであると私は思ってます。これは今もうここでは答えられないとおっしゃったのを聞いて、余計私は思いました。その辺のところを自覚、副町長として自覚があるんかないんか。あるんかないんかだけ答えてください。 ○議長(所 順子) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 自覚は十分に持ってございます。責任があるからこそ、この場で無責任な発言はできないということでございますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 先ほどから同じ答弁ですけども、もう正直言ってあきれました、これは。前のときもあきれましたけども、役所の答弁ってそういう逃げ方があるんやなと。皆さん見ている前で、マスコミの方も見ている前で、こんな重大な案件を今までほうっておいて、まだこれから調べるとこですわと。そんなのんきな時間、どこにあるんか僕には理解できませんけども。  それと、副町長の答弁ですけども、無責任なことは言えない。言わないことが無責任であって、わかっとることも話もしてくれない。今までで一番僕が質問もさせてもらいして今まで来た中で、今の副町長の答弁は、僕自身、最低の答弁ですわ。もうこれ以上話をしても、幾ら話をしても同じ答えしか返ってこないので、これでもう私の質問を終わらせていただきます。  以上です。 ○議長(所 順子) 議長の私が一般質問を行いますので、副議長の﨑山君に議長の職務についてもらいます。﨑山君、議長席におつき願います。 ○2番(﨑山文雄) 休憩されたらどうですか。 ○議長(所 順子) じゃあ5分休憩。            午後 2時15分休憩            午後 2時25分再開 ○副議長(﨑山文雄) 休憩前に続き、議会を再開します。  ただいま議長から指名を受けましたので、これからの議事進行の議長を務めさせていただきます。  所君より通告がありましたので、所君の一般質問を許可します。  所君。 ○1番(所 順子) 失礼いたします。  先ほど3番議員さんと同じ質問でございますけれども、この問題に関しまして先ほどの答弁で私も質問の内容を変えるしかないかなと今ここに立っております。何とも悩ましい質問をしなくてはならないことが残念でなりません。しかしながら、議員として現実を知った以上質問し、町当局においてはこのことを改めていただかなくてはなりませんし、この問題につきましてはいろいろ私は悩んでまいりましたが、1カ月以上、個人的に悩んでまいりました。とても恐ろしいものを見てしまった現実でございましたし、1カ月以上私は悩み抜いての質問でございます。そんな中で、副町長の対応があまりにも悪く、あえて質問をすることといたします。  また、議員としてもしなければならないため、私は決して圧力などかけた覚えもございませんし、ここでもう本当のことを述べるしかないと思っております。職員にもかかわってくることでございますので、随分と、1カ月以上、この問題に関しては私自身、ほんと胸に秘め、議員の皆様方にも明かすこともなく悩んでまいった次第でございますけれども、もう言うしかございません。  今日の町当局の答弁は、何やかんや、審査委員会をつくって諮るとか、そういうことになっておると先ほどの答弁でお伺いをいたしましたですけれども、そういう審議をなさることよりも、全てがわかっていらっしゃると思っておりますことを思いまして、今から質問をさせていただきます。本当に情けない問題でございますけれども、質問を自席でさせていただきます。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 10月25日の出来事でありました。この日は私も事務局を訪れて職務をしているときの出来事でした。事務局に他の課から1本の電話があり、事務局長は応対の中で、「ありませんよ」と応答をしていました。私が一体何のことかと尋ねると、判こがあるかという問い合わせであったと申すのです。電話を切って数分後に、ほかの課の職員が突然事務局に入ってこられ、何やら机の中を捜し出し、判こを持ち出そうとしました。私と局長は唖然となり、その場で局長に、ここの場所のものの貸し出しは私の許可が要るのではないかと叱咤いたしました。これは局長もわかっていることでございます。  そして、他の課の職員に私が注意をし、なぜ判こが要るのかと尋ねましたら、何やら押し忘れた、伺い書に判が要るとのことでした。先ほど町長が伺い書がなければ何事もできないとおっしゃいましたですけれども、このとき職員は伺い書に判を押し忘れているので、それに判を押すために判こが要ると言って事務局に来たのです。  私たちは、その職員がそのように言い、判こを片手に持っている姿を見て茫然といたしました。ですけれども、11月6日に県より町に対して監査が入るための書類の中で要るようで、とても急いでいる様子でしたが、職員に、「この判こを持ち出したらあなたは犯罪者になりますよ」と私が説教をし、その場でその職員は考え直し、結局持ち出すことを諦めました。  これを持ち出すことになれば犯罪になるし、窃盗になるし、公文書の偽造となることになったからです。そして、26年度にさかのぼる書類で、元町長、木瀬町長の判こが必要だったようで、私は死んだ町長の判こを勝手に使うことがあってはならないと思い、とっさにとめたのです。この私が言ってることは、うそも何もございません。  そして、これを局長と私が目の前で見た日から、私は随分と悩んでまいりました。20日以上でございます。職員のこの本当にしてはいけないことを私と局長の目の前で職員がこのようなことをなさったことを、私はどうしたらいいのであろう。職員のこの行動、そして偽造文書をつくろうとしている職員のこの動作。そして、黙って事務局に入って判こを持ち出そうとした職員。まあいえば、私は悪い言葉でありますが、「あなた泥棒ですよ」と、黙って事務局に入ってきてその判を持ち出そうとした職員にそう言ってしまいました。何の許可もなく、私と事務局長の目の前でこのことが起こったのです。  こんなこと、私も見たくはございませんでしたし、職員の粗相を議長の目の前で、ましてや事務局で見なくてはいけない私の立場も、町当局はお考えになったことがあるんですか。私が圧力をかけたからとか、そんな問題ではないでしょう。圧力をかける以前の問題でございますよ。こんなことをして、役場がやっていいんですか。私が圧力をかけて、このように職員にかけたとおっしゃるんであれば、私たちが今回までに調書をとっておりますものを全部提出するしかないようになっていくと思います。  私は一人ではこの問題にかかわっておりません。事務局長も入れ、そして途中からは議運の議員さんも入れ、そして職員さんも御意見を伺うことを2回ほどいたしましたですけれども、町当局の職員からは、一度も御返事がなかったんでございますね。そして、私が善通寺に出張の前でございまして、ある課の課長補佐ですか、「議長がいなかったんで、お留守だったので、その後、書類を持って御説明に行かせていただきます」とそういうふうな答えをいただいておりましたですけれども、一向にそのこともなされないので、私が「どうなってるんよ」と言って声をかけました。本当のところ、職員は魔が差したのであろうと思いますけれども、ごめんなさいということで、そういうことがございましたですけれども。  2回ほど議長室にお呼びをいたしました。そして、その課の課長、そして課長補佐、そしてその判をとりに来た職員さん3人を、どのようなことであったのかと私はお伺いをしましたところ、三人三様、言うことが違いました。私は困惑をいたしました。どうしてそんな答えしか出てこないのかと。そして、課長に、なぜ課長がわかってないのかということを申し上げました。そしたら、課長は黙るばかりで答えはございません。そして、その後の2人の方は、「私はその判こを持ってきてくれと言われたから、命令かけられたからとりにいった」と言うし、もう一人の方は、「私はそんな命令はしていない」。そして、課長に関しては、「課長補佐のほうが正しくて、この方の言ってることが本当である」と言いましたら、そしたらもう一人の職員は泣き出しました。私はそのときに、怒りました。「いいかげんにしてくださいよ」と。「三人三様で違うことを言って、そんな自分たちの課でできたことなのに、どうしてそんな同じ課の方が泣いたり、言ったりしてることが違うのか」と、そういうことを尋ねました。これが圧力になるのでしょうか、町長のおっしゃる。
     私はそのようなことを2回、議長室に、私1人ではございません。局長、そして議運の委員長さんも連れての部屋でのお話でございました。こういうことになろうかと思い、事務局でテープをとってございます。それは正真正銘圧力をかけたかどうかということが判明すると思いますよ、町長。自分たちの部下がしでかしたことでございますよ。それに関して、一度も副町長も事務局にお謝りに来ることすらなく、町長も素知らぬ顔、職員も素知らぬ顔。このような公文書偽造をしようとしていることをしておいて、これが圧力をかけてきた。そして審査をしなくては答えが出ませんと、はっきりと課の職員たちはおっしゃっているのですよ。言うことが違うことまで調書はとりました。圧力と思っておりませんし、現にそんな死んだ前の町長の判こを持ち出すようなことはとんでもないことであります。  副町長室にお邪魔したときに、「何のことですか」と副町長はおっしゃいましたよね。「いや、わかってるはずでございますよ。職員から、てんまつ書を提出しているはずでございます」と私と議運の委員長が行きましたら、「そんなものは紙だけで、私ははっきりも見てもないし、これから調査するところでございます」とおっしゃいました。それで、私は課長に「その書類を見せてください」と言って目を通しましたです。そしたら、てんまつ書には本当のことを書いてございましたですよ。それを紙切れで調査をしなくてはいけないということであれば、マル秘と判まで押しておりましたし、課長に預けている書類は私は目を通しました。全部本当のことを職員は書いておりましたよ。調査する必要もございません。それなのに調査をして、処分に値するのであれば処分をすると。一体誰が調査するんですか。そのことをお伺いしたいですね。  事務局に、局長にも一度もどうやったんや、これはどないなったんやということもお尋ねにも来ていない町長、副町長。それが審査委員にかけられるんであれば、我が議員の事務局でいる事務局長さんもお伺いしなくちゃいけないんじゃないですか。事務局長に一度とてあなたたちは、どんなことやったんかということすらお尋ねもしてないじゃないですか。その辺のところはどのように審査をなさるおつもりなのでしょうか、お答えをいただきたい。 ○副議長(﨑山文雄) 誰に答弁を求めますか。 ○1番(所 順子) 町長でも副町長でも結構でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 町長、副町長、どちらか。  西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) ちょっと御質問の趣旨、質問はあれでございますか、謝りに来なかったということでございますか。 ○1番(所 順子) いいえ、全体的なことでしょう、何をねぼけたことを言っているんですか。 ○副町長(西上邦雄) どういうことでございますかね。先ほど下垣内議員の御質問でかなりの、私がお話しできる部分は大分お話をさせていただいているんですが。  それと、一つ、議長もその場におられたということで、その場に局長さんもおられたわけですよね。 ○1番(所 順子) 当然ですよ。私の質問を聞いてくださってませんか。 ○副町長(西上邦雄) 今、賞罰審査会、先日6名の委員で始めたんですが、順番に関係者においでいただいてますので、議長と事務局長もお願いの文書を出させていただく予定にしておりますので、御都合が合えば御出席いただきたいと思います。  以上でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 何か失礼な言い方ですけど、寝ぼけたことは言わないでいただきたいと思いますね。そんな調書をとるのであれば、私たちが一般質問をする前に調書なりなんなり、とりに来たらよかったんと違いますか。そんなこともしないで、何とか審査員ですか。先ほど聞き忘れましたですけれども、それを調べた上でと、町長、副町長が決めたとおっしゃっておりますけれどもやな、そんな問題ではないと思っておりますし。  そして、これ木瀬町長の奥様は存じ上げないと思いますけれども、こんな判こを、役場で元町長の判を勝手につこうとしているのを私がとめたから未遂に終わりましたですけれども、私もいなく、事務局長も知らなくて、そのまま貸しておりましたら、その公文書には印鑑を押してたということになりますが、そんな恐ろしいことを私は目の当たりに見らされてしまったんですよ。  そして、現にその文書には判を押していらっしゃる課長さんもいらっしゃるんですよ。その課長さんも私はお尋ねをいたしました。圧力とかそういう問題ではなく、「なぜこの書類に判を押したんですか」と私はお尋ねをしました。この中にいらっしゃる課長さんです。その課長さんは、「26年度の書類に押してはいけないものを押したというのもわかっておりますと、とても悪いことをいたしました」と反省をしてくださっておりましたので、私はこの問題を本当は議場でしたくはございませんでした。もう少し役場の町長、副町長の対処がよければ、もっと早くに「議長、この問題は何とかならないか」とか、そういう質問を議会事務局にしてきてくださってましたら今日の質問はなかったと思います。ナシのつぶて、ほったらかし、職員のミスイコール町長、副町長のミスと私は思っておりますよ。これは上司の責任でありますし、町当局のミスでもありますし、こういうことばっかりやっていたら、住民に信用がなくなります。何の書類でもミスをしたら勝手にある判で判こを押して始末をしていたのかと疑わざるを得ないことをやっているということを認識していただきたい。  そして、私が昨年でしたか、職員さんのミスで、私に本当の書類をくださったときに、私は泥棒扱いまでされました。そのときには副町長が勝手にてんまつ書を片方の意見だけ聞き、書き、それを議員の皆様が私を泥棒扱いにまでしたという例もございます。私はちゃんとれっきとして事務局に、職員のところに、この書類を出していただきたいとお願いをして行ったにもかかわらず、このようになっておりました。そして、そのことに携わった課長さんが処分をされておりました。私の知らないところで町長が処分をなさっていたんですよ。  そういうこともございましたですし、先ほどの答弁で町長は伺い書を出さなかったら本当の書物とはこちらは取り扱われませんという答弁がございましたですけれども、その職員は伺い書に判をつき忘れていたので、それを押すために判が必要だったということを言っていたんですよ。そして、その後、私は職員のことが気になり、心配になりましたもので、もう一度お話を聞こうと思い、産業観光課のほうに議運の委員長とともにお話を聞こうと思ってまいりましたら、副町長に口どめをされていると。一対一ではしゃべるなと言われているということをお聞きしました。この副町長が職員に口どめをした理由は一体何でしょうか。そのことについて答弁願います。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○1番(所 順子) いやいや、副町長です。 ○町長(平野嘉也) 議長に指名していただきましたので、少し発言させていただきたいと思います。  書類に関しては、副町長、また町長の決裁の要らない書類でございまして、先ほどから偽造というような言い方をされておりますが、検査に出すための書類、その不備をただすために用意をした。そこでちょっと自分としては悲しかったんですが、平成26年度の町長はまだ職員の中で前職の木瀬さんやという思いがすごくあったんでしょうね。ちょっとそのあたりは自分の力が足らなかったのかなというふうに思っておるところでございます。しかし、とった行動については今後しっかりその調査委員会で調べて、適正なる処分等を考えていかなければなりません。  また、10月の25日の話やと思うんですが、10月26日に課長が議長室に呼んでいただいて、その際に議長から「上司に報告するな、後で印鑑を押そうとした書類を見せろ」と言われたと報告をこちらは受けております。また、尾家さんの、26日に「戻って上司に報告する」と尾家は言ったところ、「今は報告する必要はないが」というようなことを議長から言われております。それが私たちのほうに報告が上がってくるのが遅くなった原因だというふうに思っておりますが、今調査委員会、しっかり職員から調書をとりまして調べておるところでございます。  とった行動に対してはひどくこれは町として教育をしていかなければならないというふうなこともございますが、その中には、職員が役場の書類として、偽造ではなくて不備をなくして検査員に提出するという使命感からなってしまったこと。職員を責めなければならない、またその中で私たちの監督義務もしっかりしなければならないというようなこともありますので、今後、この偽造ではなくて不備訂正のために動いた案件につきましては、しっかりと調査して、しかるべき対処をしたいと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 先ほどの名前は出ましたから尾家課長補佐と申しましょう。私はこの問題は最初は何とか方法が、表に出ない方法がないかと思い、私は尾家さんが私の家に来て泣きましたんで、表に出る前に「もうちょっといい考えがないか」ということを言いまして、「私も考えるからもう少し待ったほうがいいのではないのかな」と言って、それは20日以上悩んだ出来事でございました。しかしながら、その後、尾家さんとそこにいらっしゃる中尾課長が書類を作成し、副町長に、私も知らない間に書類を提出していたというのが現実でございます。私は、私が悩んで何とかならないかなと思ったことを踏みにじられたと思っております。その辺のところは圧力とか、そのようにお考えでしょうけれども、事務局長が一番よくわかっていると思っております。  この件に関しましては、随分と私は悩み苦しみ、そして職員をいかにいい方向に持っていこうかという考えを持っておりましたですけれども、今この場に立ちましたところ、言うなとか、圧力をかけたとか、そのような方向性に変わっていること自体、私も驚いておりますし、とんでもないことだなと思っております。そういうことにならないために、私は事務局でテープをとっております。これを表に出せば、町長、副町長さん、そのようなことを言ってる場合ではないようなことが起こると思いますよ。そんな簡単なものではございませんし。  私が泣きながら、課長、尾家さん、辻本さん、3人を議長室に呼びましたところ、課長は何も申しません、貝の口のようでした。そして、この現場のときに、この書類を作成するのに課長はいたんか、いなかったんかということにまで発展し、そしたら、尾家さんはいなかった。辻本さんはいた。意見が食い違う。そして、とりに行けと言ったのかといえば、とりに行けとは言ってないという。そして、とりに行けと言われたという。そしたら、課長は片方の女の人の味方をし、片や泣く。とんでもない私は現場を見らされてきたわけでございますし、これが圧力の何であるというんですか。私は圧力どころか、私は被害者でございます。  事務局に黙って印鑑をとりにこられ、それをまだ犯罪する前にとめたんでございますよ。未遂でございます。押してません。しかしながら、この場にいらっしゃる課長さんと尾家さんの判はついております、書類には。それは私が持っております。コピーをいただきました。それは決裁書類でございました。それはにせものですって言いましたら、要らないものだと言ってましたので。  何をそこでもさもさやっとるんですか。何をもさもさそこで相談なさっているんですか。そういうこともお聞きにもなってなくて、何が審査委員会ですか。何が審査ですか。ちゃんとしたことを事務局、局長、議長にもお尋ねにもこんと、片方だけで聞くからこのようなことになるんでしょう。  私はこの責任は上司、副町長、町長の責任だと思っております。職員の監督不行き届きにつきますよ。私は処分していただくのであれば町長と副町長に処分を求めたいと思っております。その辺のところを答弁願います。 ○副議長(﨑山文雄) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 処分が必要かどうかということを決めるために、現在審査会を開いて審査中でございまして、内容が確定いたしましたら町長に報告いたしまして、町長の決裁を受けたいと思っております。  以上でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 1番、所君。 ○1番(所 順子) いや、私は職員の処分を望んでおりませんよ。監督不行き届きの上司の責任でありますので、町長、副町長に責任を望みたいと思っております。こういう職員のミスですか、そういうことをなさるのは副町長の職員に対する監督不行き届きに尽きると思うんですよ。職員を処分する前に、自分たちの処分も考えたらいいのではないかと思っております。  清福議会だよりのときでもそうです。町長が事務局に書類を持ってこられ、これを載せらんように圧力をかけたにもかかわらず、結局事務局長の責任になり、事務局長は始末書を書いております。町長は勝手に議会がやったことで、私は一切関係はございませんと言ってのけておりました。ですから、今回も職員がやったこととおっしゃりたいでしょうけれども、職員と上司の関係、どこでもそうでございます。相撲業界でもございます。上司と職員、その関係、重要なものでございます。事務局に侵入し、判こを黙って持っていこうとしたにもかかわらず、事務局には当局から一切謝罪の言葉も、謝罪文も何もございません。そういうところからもう間違っていると私は思っております。  事務局と町は別のものでございます。副町長は町であったことやから、町で解決いたしますと副町長室で言いましたですけれども、町の問題イコール私たち議員、住民の問題であります。そして、口どめをされた職員。住民に本当のことを話すなということになるんですよ。これを口どめされた副町長、このことについての答弁はないんですか。先ほどから逃げてばっかりいらっしゃる。あなたの副町長としての資質を疑いますわ。答弁願います。言われたことに答えてください。なぜ口どめしたんですか。 ○副議長(﨑山文雄) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 先ほどから何度も申し上げておりますように、私の処分も含めまして、最終的に町長が決裁されることになると思います。  ただ、それから一つ申し上げておきたいのは、町長と副町長は一応特別職でございまして、地方公務員法の適用はございませんので、制度的に処分の対象にはならないわけでございますが、ただ道義的な責任がございますので、町長の判断で、町長自身なり、私自身への処分はあり得ると思います。以上でございます。  既にもう報告を町長にいたしたときに叱責はいただいてございますが。  以上でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 1番、所君。 ○1番(所 順子) 任命権者には誰も責任をとらす、処分をするということはないのはこちらもわかっております。副町長に関しましては別でございますけれども、町のトップでございます。そんな中で町のミスでございます。そして、責任もとらなくていいというふうなお立場にある町長さんでございますけれども。  職員のミスイコール町長、副町長の責任であるということをやっぱり認識していただきたいんですよ。どんなときでも逃げれるのは上司である町長、副町長ということを思ってらっしゃるのかもしれませんけれども、町の職員も一生懸命仕事をして、真面目にして、仕事をした上での魔が差した出来事だとは思っておりますけれども、私も議員として現実にその場で居合わせたことに対しましては、私は目を閉じるか、この毒をごくり飲めばそのままこれは表に出てこなかったと思いますけれども、私は議員としての使命感がありますし、随分と間に挟まれ悩みました、この問題は。議員はやはり町のチェック機関であります。ですから、前町長の印鑑を持ち出し、どんな書類であろうと押そうとしたことには間違いがございません。後で、「これは監査にかからなかったから本当はこの書類は要らなかったんだ」と言ってる課長がおりましたですけれども、そんな問題ではないんですよ。これひっかからなかったから要らなかった、そうではないでしょう。結局、その場で必要だった印鑑だから、一旦事務局で「ありません」とお断りまでしているのにもかかわらず、再度、事務局を訪れ印鑑をとりに来たという、大切な、大切な書類の印鑑だったと私は認識をいたしております。  そして、その後、私は事務局にある印鑑を全部片づけました。副町長は「そんなとこに印鑑を置いてるのが悪いんやないか」と言って、事務局の責任に振ってきたんですよ。だから私は事務局長に、「あんた、事務局の局長が悪いと言ってますよ」と言って、副町長室に局長を連れていき私は怒りましたですよ。「あんたの責任と言われてますよ」と。「こんなとこに印鑑を置いておくのが悪いんやないか」と、そのようなことを副町長は事務局の局長におっしゃったんですよ。  その後、私は印鑑を調べましたです。70年も前からの町長さんたちの印鑑が山ほどございました。それを全部70年もこれを整理してなかった町当局に、整備のできていない役場ということに尽きますね。60年、70年前の方の印鑑までございましたですよ。それを私は全部封筒して、封印をいたしました、今回。そして、その事件があった日の木瀬町長の印鑑は、私はお持ち帰りしましたよ。このように使われるんではとんでもないと思いまして、局長の許可を得て、これは木瀬町長の奥様にお返ししなくてはいけない印鑑だと思いまして、私は現在は局長の許可を得てあるところに保管をいたしておりますけれども、これを二度と押すことのないように私は全部印鑑を整理しました。二度とこのような出来事があってはいけない。事務局に印鑑があるということすら知っていること自体が恐ろしい。そして役場の当局の判を押す。今までもそのようなことをしてきたということを職員も言ってるんですよ。そんな体質だめでしょう。そんなものを押したらだめでしょう。人のいない、人の判こを押して、こんなもん、犯罪としか言いようがないんじゃないですか。その辺のところを答弁願います。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員の質問にお答えいたします。  役所でいいますと、私1人が執行機関でありまして、副町長以下、全ての職員が附属機関でございます。その附属機関に何か問題があれば、当然私は逃げるつもりもございませんし、自分の監督のもとだというふうに思っております。当たり前です。議会の中の出来事も議会事務局の全ての出来事も議長の監督下の責任でございます。一緒でございます。  そのような中で、しっかり今調査をして、この間、12月の初めにそういう調査委員会をして、そしてまた何回か開いて、そして本人たちの弁明の機会も与えて、そして議長さん、また局長さんにもお越しいただいて、いろいろお話を聞いてから、しっかり自分たち、まずは附属機関の職員たちがどういった対象になるのか。それによって私もどういうふうなことをしなければならないかというのは、しっかり考えていかなければならないと思います。  とった行動は非常にこちらも頭を抱えるようなことでございます。議長さんが職員のためを思っていろいろ心苦しく20日間ばかし悩んでいただけたというのも、職員のことをかわいがっていただけたというようなことで、しっかりまたそういった職員に対してこちらからも教育等をして、間違いのない行政をこれからもしっかりと続けてまいりたいと思っております。 ○副議長(﨑山文雄) 1番、所君。 ○1番(所 順子) いやいや、今の答弁は町長は町のトップでありますし、議会のトップは私でございますけれども、議会の中であった出来事でございますので、私も本当に悩み、苦しみしてきたわけでございます。町のトップの町長さんが職員の教育にこれからもやっていこうとしている姿勢。でも私も事務局の局長さんに、「なぜこんな場面をあなたはとめないのか」と、その場で叱咤をしておりますよ、怒っておりますよ。「私の権限なしにそんなものを出しちゃいけないじゃないか」ということを言って怒りました、目の前で、辻本さんの前で。辻本さんには10分、15分ほど説教をそこでいたしました。「犯罪になるからやめてください」と。「犯罪者になりたいんですか」と。「そういうふうな手に染まらないでいただきたい」と。「そこまで仕事はしてもらわなくても結構です」ということまで私は言いました。そしたら、彼女は印鑑を離し、「置いていきます、なかったと言います」と言って帰ったのが本当の話でございます。それを町長、副町長が、圧力をかけられた、こっちが圧力をかけられておりますよ、正直なところ。  そして、お越しいただいてって、私たち議会でありましたことでございますので、事務局であったことでございますので、町長のところに出向いていく気はございませんし、そちらからお越しになったらいかがかと思っております。私たちは町長の部下でも何でもございません。町のチェック機関でございますので、町にミスがあったのをチェックする機関でございますので、これがチェックとして、人の判を黙って押すようなことをしている職員さんたちの教育をなさっている町当局がだめでしょうということを言っている問題でございますよ。何が圧力ですか。圧力以前の問題でしょう。町の職員がミスをしているのに、議長に圧力をかけられた。その言葉自体撤回していただかないと、私は圧力をかけているとかそんなことは一切思ってございませんし、皆様の悩みを、こんな悩みをいただいて苦しめられたと思っておりますので、とんでもないことだと思っております。町長が圧力とおっしゃるんであれば、いつでもそのテープも書類も提出いたします。警察にも相談に行ってるんですよ。そしたら、その書類を提出して、そして証拠を出せば、家宅捜索に入るしかないということもおっしゃっておりましたですよ。ですけども、私はそこまではしておりませんし、そういうこともしないつもりではおります。  口どめをした理由を副町長答えてください。時間がある限り私はお伺いいたしますよ。 ○副議長(﨑山文雄) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 先ほど町長が申し上げたことにちょっとつけ加えさせていただきたいと思います。町長は当然逃げるわけにはいかないわけでございまして、そのかわりといってはなんですが、先ほど町長が出馬表明されましたが、4年に一度、いいことも悪いことも含めまして、町の全てのことに対して有権者の審判を仰がなければいけないというのがございます。  もう1点、私も一応特別職の一端に入ってございますが、私の職は町長が議会の同意を得て町長が任命しているということでございまして、私の職は、町長がいつでも理由のいかんを問わず解職をできるということになってございます。ちょっと蛇足ですがつけ加えさせていただきまして、以上でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 1番、所君。 ○1番(所 順子) 別にそんなことを私はお尋ねしとるわけでもございませんし、どうして職員に口どめをして、議員の方にはしゃべるなということを言ったのかということをお尋ねしてるんですよ。誰も副町長の進退にかけて町長権限であるというふうな、そのような質問をしてございません。言われた答弁にお答えいただきたいと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 西上副町長。 ○副町長(西上邦雄) 先ほども申し上げましたが、事実関係がはっきりするまで、私の口から無責任なことは申せません。これは関係者全てそうでございますので、その点御理解いただきたいと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 1番、所君。 ○1番(所 順子) 事実を調べてからって、事実は一番よく知っているのは私と局長でございまして、その事実関係を調べる以前の問題だと思いますよ。事実を知っているのは私と局長でございます。そのことをおわかりにならないのかなと。それ以上何をお調べになるんですか。  今日は議場で述べたことが全事実でございますし、その中でまだ私は職員をかばって言っていることは省いている部分もございます。言いたくない部分もございますので、その分は省かせていただいておりますけれども。何も事実を調べる必要がないんですよ。現実にあった出来事ですわ。それに関してどのようにお調べになるというんですか。  判をとりに来て、その書類に判を押そうとしたという事実は事実でございますので、それを私は議員として、そんなことは町がしたらいけないでしょう、死んだ人の判を押そうとしている職員がいたらいけないでしょう、そういう書類をつくったらいけないでしょうということを訴えてるんですよ、私は。そういうことを簡単にできる町であってもらっては具合悪いんですよ。ちゃんとした書類を町当局はして、ましてや補助金の決裁の書類でございましたよ。伺い書以上のものでございました。  伺い書よりも、私近隣で調べたんですよ。伺い書よりも決裁と処理決裁、処理決裁という書類になってございましたですよ。それのほうが伺い書よりはもっと重要な書類でございますということはこちらも認識はいたしております。  ごまかすことばかり考えないで、自分たちのしでかした始末をちゃんと謝罪するのが本来でないでしょうか。事務局にも一度も謝罪もないし、まだ私が脅迫したかのように、圧力をかけられたと、そのようなことをおっしゃってる町当局なんですよ。これは住民さんに判断していただいたらよろしいと思いますけれども。町の勝手なそういうことの書類を作成することが、私がこのような質問をすることがいけないのかどうか。圧力をかけていると思うのであれば、住民に判断を仰いだらよろしいし、死んだ木瀬町長の奥様はこの問題をどのように思うかですね。  ある議員がおっしゃいましたよ。こんなもの、お金の借りるときの裏判されててもわからへんなという議員もおりましたですよ。議運の委員長さんがそのようなことをおっしゃいましたです。人の判を勝手に押す、この行為自体がだめだと言ってるんです、私は。それがたまたまあったという町当局は恐ろしいなと思っておるんですよ。その責任は、どのような責任をとってくださるのか。私は職員には処分を求めませんよ。これは上司である方々の対応を望みます。どのような対応をしてくださるのか。その対応をお待ちをいたしております。答弁願います。 ○副議長(﨑山文雄) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼いたします。  先ほどから出ております押そうとした伺い書ということでございますが、こちらについても審査会での審査の対象ということでございますが、書類につきましては伺い書ではなく。 ○1番(所 順子) 処分決裁でしたよ。 ○産業観光課長(中尾 司) 文書処理カードという書類でございます。 ○1番(所 順子) 処理決裁だったですよ。処理決裁ですよ。 ○産業観光課長(中尾 司) 正確に言いますと、文書処理カードという書類でございまして、決裁としては課長専決事項であったということで、結果としては町長の印鑑が必要なかったということでございます。  以上です。 ○副議長(﨑山文雄) 1番、所君。 ○1番(所 順子) 私書類を拝見しましたです。町長、副町長、課長、課長補佐、係長、全ての方が押す書類でございました。  そして、もうお名前を出しますね。尾家さんは副町長さんには、前のですよ、おやめになられてるので、副町長さんのところに行って書類に判を押していただくと。そしたら、「町長の判は誰が押すんや、死んでるし」と言ったら、副町長、前おやめになった副町長に押していただくと、そのようなことを聞かせていただいておりました。「そんな副町長さんが死んだ人の町長の判を押したらあかんし、押してくれへんのと違いますか」ってそのようなことも私は言いましたですけれども、このようなことを表に出す私も1カ月以上、町長も知らないところで悩んできた、本当に苦しい問題でございます。これが私であれば議員さんたちはこぞって私のことを首をとりにきている問題ではあると思いますが、これはたまたま町職員のしでかした問題でありましたので、その辺のところは私は議員さんの方たちもこの件に関しては一切口を開いておりませんでした。今日の今日までこの質問をするまで知らない議員さんたちがほとんどだと思っております。議運の委員長さんには会議の中に入っていただきましたですけれども、ほかの議員さんには私は一切言っておりません。そういう中での出来事で私が圧力をかけたとおっしゃられるのは、とても残念に思いますし、とても反省の色も見えないなと私は思っております。  その辺のところはとても残念でございますし、ですからもう本当のことを言うしかないかなと思いまして、今日はこの原稿にはもっと違う、名前も書いてない、もう少し美しい文章で一般質問をしようと思っておりましたですけれども、町当局の対応の悪さに、私は本当のことを言うしかなかったという、心をお察ししていただければありがたいかなと思っております。  もう結構でございます。私の質問は、もう時間もないでしょう。あと何分ありますか。 ○副議長(﨑山文雄) 10分あります。 ○1番(所 順子) あと10分ありますか。そうですか。そしたら、もう南海電鉄のことにかわらせていただきます。もう課長も、副町長も町長も貝の口、問い詰めますと、中尾課長なんぞは一言もお話なんぞしてもらっておりません。貝の口で、圧力どころの騒ぎではございません。一言もしゃべりませんでした。一言しゃべったのは、女の方のどちらかの味方で、「こっちの言うことがほんまです」とそういうことを言いまして、ほかの女の方がわいわい泣いて、それはひどいといって泣いたという、たった一言でございましたです。ですから、それ以上は何もお伺いは課長よりはしていただいてないというのが本当のところでございます。  南海電鉄について質問をさせていただきます。  今、電車がとまっておりますけれども、これに関しまして町当局は何らかの作法をしていらっしゃるのでしょうか。その辺のところを簡単明瞭にお答えをいただきたいと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 中西教育次長。 ○教育次長(中西 健) 失礼いたします。  1番議員の御質問について説明させていただきます。  教育委員会としては、高野山駅を利用している伊都橋本管内の公立高校、教育委員会で把握している人数なんですけれども、橋高、笠高、紀北工業高校、紀北農芸、伊都中央とそれぞれ通学しているわけなんですけども、教育委員会としては高校までの教育というのは管轄外なんですけども、保護者からのお話もありましたので、以下のような対応をさせていただきました。  まず、各学校、校長、教頭に問い合わせいたしまして、台風による授業、登校への影響はないかどうかというのを確認させていただきました。その中で、笠田高校なんですけども、バスの途中下車を要望して、高校の近くで下車させていただいているというお話も聞きましたので、再度そのことについて高野山りんかんバス及び高野山駅のほうへ確認させていただきました。そうすれば、学校長から要望があれば途中下車の対応をさせていただくということで、そういう回答を得ましたので、バスのルートを、高野山からおりて渋田通って、そして国道24号線を通って、そして橋本駅にバスを運行しているというところで、その国道の沿線で全ての高校があるということで、そういうことを御存じですかということで、また各学校に連絡させていただいて、もし保護者と相談してそういう対応がしていただけるんであれば、そういう要望を高野山駅なりにしていきたいということで、各学校の校長先生に御回答をいただいております。  以上でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 残り時間は7分です。1番、所君。 ○1番(所 順子) 電車がとまって長い時間がたっておりますけれども、住民からはいろんな問題が聞かれます。駅まで連れていかれて途中でおろしてくれない。病院に行っても一旦駅まで運ばれて、駅からタクシーも何もないのにどないして帰ったらいいんだとか、そういう問題が聞こえてまいりますので、南海バスに町より申し立てまして、途中ででもバスでおろしてあげるぐらいの配慮が必要かなと思っておりまして、そんなところを町当局も随分と電車がとまっておるのに対応が遅いし、議会にも何も相談もないし、ですから町としましてもやはり議会と町とで南海さんにもの申しにいくということもあってもいいのではないかと思ってますし、何の対応も聞かれることもないし、住民には文句は聞きますよ。対応がちょっと遅いんではないかなと思っております。  ですから、なるべく一刻も早く議会も、一般質問が終わりましたら、この南海電鉄につきましては一応そのことを皆さんに御相談して、町当局よりと議会から南海電鉄にでも申し入れをしたらいいのではないかという思いは持っておりますけれども。  町長は全然このことに関しては、こちらからこういう質問を投げかけるまで、議会にも、電鉄のことどうなってるんやとか、どうしようかという相談すらないんですよ。お寺さんもキャンセルが多い。観光人がキャンセルされている。病人さんはこうピストン運動のアクセスが悪い、いろんな問題が生じております。町長、いろんな問題がございますでしょうが、大事な問題でございますので、その辺のところを一言答弁。
    ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 発災当時から防災対策室、産業観光課、教育委員会、企画公室、建設等々で南海電車の申し入れ、また国等への要望もしっかりしております。  今後の方向性というのを今から担当課長、特に産業観光課のほうから説明させます。  以上です。 ○副議長(﨑山文雄) 1番、所君。 ○1番(所 順子) 何しろ早く開通することを協力をして、皆さんで協力して、金剛峯寺とも協力をし、町も議会も協力をし、南海に申し立てるということが大事なんではなかろうかと思っておりますので、よろしくお願いいたします、この件に関しましては。 ○副議長(﨑山文雄) 中尾産業観光課長。 ○産業観光課長(中尾 司) 失礼いたします。  電車の不通による代行輸送のことにつきましては、南海さんと何度も協議をさせていただきまして、金剛峯寺さんも入って協議をさせていただいております。  その中で、南海からの改善案ということで、現行、大門南駐車場でUターンを、方向転換をして高野山駅に向かっているわけで、終着、目的地が高野山駅になっていますが、冬場、駅線の道路が凍結するということもありますので、大門南駐車場を代行輸送の拠点として使うということで改善策が提示されまして、町としてもそちらのほうを全面的に協力していくということで、早急に手続に入っていただくということで、現在、南海のほうで大門南駐車場をバスの拠点とするための手続等を準備されているというところでございます。  以上です。 ○副議長(﨑山文雄) よろしいですか。 ○1番(所 順子) これで私の質問を終わります。 ○副議長(﨑山文雄) 以上をもちまして所君の一般質問が終わりました。  議長の職務に復帰していただきます。所君、議長席におつきください。 ○議長(所 順子) これで一般質問を終わります。 ○2番(﨑山文雄) 議長、動議。 ○議長(所 順子) 何の動議ですか。受け入れるかどうかわかりませんけれども、何か。 ○2番(﨑山文雄) 一つ動議を申し上げたいと思います。  29年6月の議会におきまして、議会改革推進特別委員会が設置されました。6カ月が経過しようとしておりますが、いまだに委員会が開かれないのは何ゆえなのですか。何かちゅうちょしておられるんでしょうか。速やかに委員会の開催をお願いいたします。あと残された時間は6日、8日、11日の予備日しかありませんので、よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) これは賛同者がいらっしゃるんですか。 ○2番(﨑山文雄) これは賛同者は要りません。 ○議長(所 順子) 動議は賛同者がなかったらできませんので、この辺のところはだめですわ。賛同者が要ります。それは。 ○2番(﨑山文雄) 賛同者、誰か。 ○議長(所 順子) もうそんなん今さらちょっとな。これはもうそんなん議場でできませんので、またそれでは違う日に動議を起こしてこのことに関してはやってください。まだ日がありますので、議案審議の日はございます。 ○2番(﨑山文雄) 賛同されています。 ○議長(所 順子) これはまた次回に回してください。こんなところでそういうふうなことをするもんではございませんので。 ○2番(﨑山文雄) いえいえ、時間中でありますので、動議は受け付ける。動議やから。 ○議長(所 順子) そんなんこの中でこんなもめるわけにはまいりませんので、今します、今しますって、そんなルールにのっとってないことはできませんので。 ○2番(﨑山文雄) まだ時間があるし、動議が今出たんやから、その動議を受けてくれたらええ。 ○議長(所 順子) それはしばらく休憩するしかないんで、このことに関してはね。ですから、そんな議場で、私します、私しますって、そういうふうな聞いてないことはできませんので、しばらく休憩をいたします。            午後 3時25分休憩            午後 4時05分再開 ○議長(所 順子)  休憩前に引き続き、議事を進行いたします。  これで一般質問を終わります。  お諮りします。議事進行の都合により、明日12月6日は休会といたしたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって12月6日は休会とすることに決定をいたしました。  﨑山議員さんの動議の件につきましてですけれども、会期中に特別委員会を開催することでいいのではないかというお話を全員協議会の中で決定をいたしましたので、動議はなしで、特別委員会をまた開催をする日程などはこの会期中に決めて、皆さんでなさるということに決定をいたしました。 ○2番(﨑山文雄) お願いいたします。 ○議長(所 順子) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれで散会をいたします。  御苦労さまでございました。            午後 4時07分 散会...