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平成27年第3回定例会(第3号 9月18日)

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  1. 高野町議会 2015-09-18
    平成27年第3回定例会(第3号 9月18日)


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    平成27年第3回定例会(第3号 9月18日)                平成27年         第3回高野町議会定例会会議録(第3号)        第11日(平成27年9月18日 金曜日)          午前 9時31分 開議     第 1 認定第 1号 平成26年度高野町一般会計歳入歳出決算認定について     第 2 認定第 2号 平成26年度高野町国民健康保険特別会計歳入歳出決算                認定について     第 3 認定第 3号 平成26年度高野町国民健康保険富貴診療所特別会計歳                入歳出決算認定について     第 4 認定第 4号 平成26年度高野町簡易水道特別会計歳入歳出決算認定                について     第 5 認定第 5号 平成26年度高野町富貴財産区特別会計歳入歳出決算認                定について     第 6 認定第 6号 平成26年度高野町下水道特別会計歳入歳出決算認定に                ついて     第 7 認定第 7号 平成26年度高野町農業集落排水事業特別会計歳入歳出                決算認定について     第 8 認定第 8号 平成26年度高野町介護保険特別会計歳入歳出決算認定
                   について     第 9 認定第 9号 平成26年度高野町生活排水処理事業特別会計歳入歳出                決算認定について     第10 認定第10号 平成26年度高野町立高野山総合診療所特別会計歳入歳                出決算認定について     第11 認定第11号 平成26年度高野町後期高齢者医療特別会計歳入歳出決                算認定について     第12 認定第12号 平成26年度高野町水道事業会計決算認定について     第13        一般質問     第14 選挙第 7号 仮議長の選挙について     第15        﨑山君に対する処分要求の件について     第16        議員派遣の件について     第17        委員会の閉会中の継続調査(審査)について 2 出席議員(9名)    1番 所   順 子         2番 﨑 山 文 雄    3番 下垣内 公          5番 中 迫 義     6番 中 前 好 史         7番 大 谷 保 幸    8番 大 西 正 人         9番 松 谷 順 功   10番 負 門 俊 篤 3 欠席議員(1名)    4番 上 野 幸 男 4 事務局職員出席者   事務局長  山 本 剛 久   書記    辻 本 香 織 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       角 濱 正 和   会計課長      阪 田 圭 二   総務課長      下   勝 己   税務課長      中 谷 鈴 代   防災危機対策室長  井 上 哲 也   企画公室長     辻 本 幸    福祉保健課長    上 江 良 幸   建設課長      奥 坊 恒 雄   富貴支所長     南   明 人   消防長       中 西   清   教育次長      中 上 浩 貴   診療所事務長    中 尾   司   生活環境課長    松 本 嘉 文   産業観光課長    倉 本 文 和                午前 9時31分 開議 ○議長(所 順子) これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、認定第1号、日程第2、認定第2号、日程第3、認定第3号、日程第4、認定第4号、日程第5、認定第5号、日程第6、認定第6号、日程第7、認定第7号、日程第8、認定第8号、日程第9、認定第9号、日程第10、認定第10号、日程第11、認定第11号、日程第12、認定第12号の一般会計及び各特別会計歳入歳出決算認定並びに水道事業会計決算認定についての件を一括議題とします。  本件に関し、決算審査特別委員会委員長の報告を求めます。  10番、負門君。 ○10番(負門俊篤) 平成26年度決算審査特別委員会委員長報告。  決算審査特別委員会に付託された平成26年度高野町一般会計及び特別会計事業会計歳入歳出決算について、去る9月15日、16日の2日間にわたり決算審査特別委員会を開会いたしました。慎重な審議の結果、平成26年高野町一般会計及び特別会計事業会計とも適正に執行されていることを委員一致で認め認定すべきと決定したので、会議規則第77条の規定により報告いたします。  決算審査特別委員会での指摘事項、特に予算流用については財務規則上問題はないものの、内容的に不適切な部分も数多く見受けられました。改正すべき点は改正し、今後の予算執行に生かすとともに、今後とも一般会計特別会計事業会計の一層の健全化をお願いするものであります。  平成27年9月18日。  決算審査特別委員会委員長 負門俊篤  以上です。 ○議長(所 順子) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(所 順子) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(所 順子) 討論なしと認めます。  これから認定第1号から認定第12号までの12件を一括して採決します。  この採決は起立によって行います。この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。この決算は委員長報告のとおり認定することに賛成の方は起立願います。 〇議員(賛成者起立) ○議長(所 順子) 起立全員です。したがって、認定第1号から認定第12号までの高野町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算並びに水道事業会計決算については、認定することに決定しました。  日程第13、一般質問を行います。順番に発言を許します。  6番、中前君。 ○6番(中前好史) 皆さん、おはようございます。  私からの質問でございますけれども、町民への広報についてということでお聞きしたいと思います。  町民の皆様への広報についてでございますけれども、高野町長、また当局が行おうとしていることや、また行ったことなどを町の広報紙などで町民の皆様方に知らせていただいているところでございます。また、特に重要なことにつきましては町内回覧によりお知らせしていただいているところでもあります。  見ること、読むことで知ることができますが、しかしながら町民の方の中には早く回覧しなくてはならないとの思いから、次の方への送りということもあり、家族の中でも見ていなかったということもたびたびあるようでございます。知っていただくようにということにとりましては、書面配布してもよいのではないかという思いもあるのでございます。  このように行政の報告のあり方について、どのようなお考えか聞かせていただきたいと思うところでございます。  といいますのは、先日の行政報告会の町民の方の参集を見た場合に、山上に関してはそんなに多くなかったように感じたからでございます。行政の動きがよくわかったという思いから、参加された方はよくわかっておりますが、回覧を見なかったために、日時、場所を書きとめていなかったために参加できなかったという方もいらっしゃったのではないかと思います。重要な事柄については、重なったとしてでも書面の配布もよいのではないかと思いますので、その辺、一度聞かせていただきたいと思います。  よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) おはようございます。  ただいまの6番議員様の御質問について御説明させていただきます。  町民の皆様に対しいろいろな伝達方法で情報発信をしています。議員様御指摘の広報紙、町民回覧等以外にも、知らせてネットやフェイスブックなどで新しい情報を町民の皆様に発信しているところです。  また、町内放送した内容については、すぐ知らせてネットで発信することになってます。これは聞こえづらかった人が知らせてネットで確認してもらえるということで行っております。  それから、知らせてネットは高齢者の方はどうかと思うんですけども、受信していただけたら手元で文字で見れるということがありますので、登録していただいたらよいかなと思っております。いろいろな手法で広報に努めております。  議員御指摘のようにより重要な事柄は書面を配布してもよいのではということにつきましては、全戸配布等を今後考えていきたいとそのように思っております。  ただ、町内会長会議におきましては、なるべく回覧などを減らしてほしいという町内会長さんからの要望もありますので、配布物を増やすことに協力していただけるようにこちらからまたお願いするしかないと、そういうふうに思います。  それから、最近マイナンバーの説明会の回覧をしましたが、参加者が少なく、全く関心のない状態ですので、書面を配布しどこまで関心を持っていただけるかというのは実際のところよくわかりませんが、よりよい広報に努めてまいりたいとこのように考えます。  それから、先ほどの行政報告会の件につきましては、また後で企画公室長のほうから説明があると思いますが、また後で説明させていただきます。  以上です。 ○議長(所 順子) 辻本企画公室長。 ○企画公室長(辻本幸弘) おはようございます。  私のほうからは行政報告会の関係につきまして御説明をさせていただきます。  平成27年度の高野町行政報告会につきましては、平野町長就任以来2回目となりました。日程につきましては、第1回目を6月9日に実施し、最終の第14回目を9月4日に終了いたしました。また、高野山地区は町において日時、会場を決定させていただきましたが、高野山地区以外では日時、会場等は地区町内会長さんと協議をいたしまして、昼の時間帯がよいか、また夜の時間帯がよいのか等確認の上、決定させていただいております。  また、住民の方の参加者は14回で延べ159人となりました。平成26年度と比べて62人の減少となり、要因といたしましては、高野山地区、富貴地区での減であり、他の高野山以外の地区におきましてはほぼ前年度と同様の参加の人数となっております。  また、会場につきましては高野山地区で3カ所、高野山地区以外で11カ所、合計14カ所ということでございます。  確かに参加人数こそ減少しておりますけれども、町長からの事業説明、今後の方針等を説明させていただき、住民の方からまたさまざまな御意見をいただき、有意義な報告会であったと考えております。  そして、その周知方法なんですが、高野山地区におきましては、各戸回覧並びに町内放送ということでさせていただきました。その他の地区におきましては、各戸回覧や先ほど申しましたように各町内会長さんに依頼し、参加者を集めていただいたということでございます。  ですので、住民の方が少なかったというようなこともございますが、町内回覧町内放送町内会長への依頼というふうなことで考えていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) おはようございます。  6番議員の御質問の中での広報、そして町政報告会タウンミーティングの件でございますが、回覧等につきまして全戸配布ということで、必要な書面につきましては回覧を通じて全戸配布できたらなというふうに考えております。また、フェイスブックホームページ、知らせてネットというような多重発信で住民の方々にいろいろと見ていただきたいなというふうに考えております。
     また、今回のタウンミーティング、若干人数が減りました。この件に関しましては、自分も知り合いとかそういった方に来てくださいねというような案内を大分したんですが、高野町町長室のフェイスブック、また高野町のホームページ内の高野町のフェイスブック、それと知らせてネット、あと広報ですね。そういったことで、リアルタイムにいろんな情報をもうわかってるよというような形で見ていただいておる住民の方もいらっしゃったので、ちょっと情報の発信というのは毎日、日々更新して公開してるということが多少減少にもつながったのかなというふうに思っております。これがよいのか悪いのかわかりませんが、これまで以上にインターネットを通じたり、また広報を通じたりして情報発信して、来年度はタウンミーティングに参加していただく人が今年よりも減らないように努力してまいりたいと思います。 ○議長(所 順子) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 答弁ありがとうございます。  今町長がおっしゃられたように、重なってでも多くの方に知っていただくという情報発信というのはいかに大事なことかなと思いますし、また私たち住民といたしましても、聞いたことをまた知り合いにも伝えて、行ってみませんかというそういうつながりも大事ではないかと思っているところです。  それと、先ほどマイナンバーの件に関してなんですけども、関心がないから来ていないんじゃないかなという言葉がありましたけども、その日、ちょうど都合がつかなくて行けなかったという方も多かったかと思います。その辺は決して関心がないというんじゃなしに、いかに大事なことかということをまず知っていただいて、それで呼びかけて知ってもらうということは、それが町当局の役目でもないかなと思いますので、その辺も今後のことを一度聞かせていただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼いたします。  マイナンバーの関心がないというふうに先ほど言わせていただきましたけども、町からは回覧や配布物も何回も配布させていただいております。説明会、この間1回やらせていただいたんですけども、参加者は割と少なかったということです。あれが8月27日の午後2時から一般向け、役場でやりました。それから午後7時から事業者向けということで、商工会の2階で開催しました。参加者は昼2名と夜5名というような状況だったんですけども、また続きましてこの間9月11日付で第2回目のマイナンバーの説明会をするということで回覧をさせていただきました。次の説明会は9月29日の火曜日に一般向けということで、役場の2階で午後2時から行います。それからその日の夜ですけども、富貴のほうへ行かせていただいて、午後7時から行いますので、議員の皆様も参加いただけたらと思いますし、町民の方々にお声がけをしていただけたらと思います。  それから、町内会単位等で要望があれば、私なり、担当の職員が説明に出向かせてもらいますので、また声をかけていただけたらと思います。昨日も大滝地区のほうから説明に来てくれということで、担当の職員が行って説明に行っております。それから、今役場のホールにおいて毎日マイナンバーのDVDを流して、来た人に見ていただけるように広報に努めております。  資料を送付した時点で、タウンミーティングでもマイナンバーの件、各地の集会所等でマイナンバーの説明も実施しております。  以上です。 ○議長(所 順子) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 答弁ありがとうございます。今のお答えを聞かせていただきましたところ、前向きな姿勢で住民の方に知っていただこうとしているのはよくわかりましたので、私たちも町民の人に、出会った方に誘い合って行きませんかというようなことを伝えていきたいと思いますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。全戸配布の件も考えていただけるということで、よろしくお願いします。  終わります。 ○議長(所 順子) 続いて、9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) おはようございます。  質問の機会を与えていただきましてまことにありがとうございます。  私からの質問につきましては、町の施設についてでございます。平成21年度より平成30年度までの第3次長期総合計画が出されておりまして、平成27年の推定人口は3,759人、計画人口は4,000人です。平成27年8月末の住民基本台帳の人口は3,324名、うち外国人23人となっております。この3年間を見ましても、ちょうど年平均100人減になっております。  このような中で平成15年、平成26年と町の庁舎の耐震診断が行われ、耐震強度不足ということで町の庁舎の検討委員会が設置されます。庁舎のみならず、地盤沈下の著しいということで問題点の指摘されている中学校校舎の問題。これ小学生今90名、中学生31名の状況で、このことからこれからの教育も含めまして小中一貫も検討されていきます。また、ほか使用されてない施設もあり、総合的に中長期のビジョンを立案して、施設の有効利用を検討する必要があるのではないだろうかというふうに私は思うわけです。  こども園問題もこれから出てくる可能性があります。財源が厳しく、人口減の歯どめがかからない本町で、全て何をするにしても投資が必要になってきますので、まず何に重点を置いて投資するのかをお答えいただきたいと思います。  以上、よろしくお願いします。自席でやらせていただきます。 ○議長(所 順子) 教育長。 ○教育長(角濱正和) おはようございます。  このような格好で申しわけございません。実はちょっと粗相をいたしたということで、それこそ議会開会の招集日から御迷惑をおかけいたしました。ということで、本当にまことに申しわけございません。こんな格好で答弁をさせていただきます。  まず、松谷議員さんの御質問でございますけれども、高野山中学校の地盤沈下につきましては、それこそ平成25年度から同じような答弁ばっかりで、そして6月の議会でも大西議員さんのほうからも御指摘がございました。そのことにつきまして、私もこの議会で答弁できるかなというふうに準備をいたしておりましたんですが、岡本設計さんのほうに、それこそどれほど沈んでいるのか、それから危険度はどうなのか。それからそれを修理する工法は、あるいはどの程度の費用がかかるのかという等々を含めまして、この議会で答弁できるかなという準備をいたしておりましたんですが、まだ回答のほうが参っていないという状況でございます。それの結果を受けての今後検討がされていくものということに考えております。それも私の答弁のほうで、就任当初から大学の施設を利用しての小中一貫も心中にあったということもお伝えさせていただいております。  そのほか、他施設の老朽化と申しますか、本町、ここの庁舎、あるいは高野山会館、そしてまだ現在未使用というか、使われておりませんスケートリンク等々の施設も、それこそ老朽化がしてまいっておる状況でございます。  そんな中であって、高野町の将来を考えるとき、一過性のことだけでなく、いわゆる中学校は中学校だけとか、あるいは小学校は小学校だけということではなくて、松谷議員さんのおっしゃられるように、長いビジョンでの計画性を持った取り組みということが一番大事かというふうに思っております。  私のほうからは、まさしく松谷議員さんのおっしゃられる長期的、総合的長期ビジョンの立案が急務というふうに考えております。  ただ、私のほうから申し上げさせてもらうとすれば、次代を生きる若者にとって、教育をおろそかにするということはできません。もちろん教育を最優先ということがあってほしいわけでございますけれども、財源の少ない高野町の中にあって、町全体でその取り組みの最優先をしていただけばというふうに思っておる次第でございます。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  9番議員様の御質問について御説明させていただきます。  先ほど庁舎のことが出ましたので、庁舎について、現在までの少し流れを説明させていただきます。  先ほど議員様からありましたように、平成15年度において庁舎の耐震の2次診断を実施しております。そのときから強度が不足しているということがわかっておりました。それで、平成26年度において、役場庁舎の耐震化の補強計画を策定するということで動いたんですけども、これは緊急防災減災事業というようなことで、補強事業にも補助金がつくということが出てきまして、災害対策本部とか、本拠地になるような庁舎なんかは補助が出るということで、これが28年度中に繰り越しをしてもいいということやったんで、実施すればということで、早速補強計画を一回立ててみるかということでやりました。  それから、その補強計画というのはいろいろ検討したんですけども、業務中に行う工事ですので、全体をアウトフレームというか、外側に補強をしようという工法で設計をしていたんです。それで、一応概算では3億7,000万円ぐらい必要だということがわかりました。  そして、仮にですけども、近くに臨時に同程度の庁舎を新築すれば約7億円が必要だということがわかり、それから仮設の庁舎を仮に建てて、ここを壊してここに建てかえるというような工法でいきますと、今の規模で建てるということになりますと8億8,000万円ぐらいかかるかというような試算が出ました。  それで、この庁舎は昭和37年に建設されております。もう既に53年が経過しており、一応コンクリートの構造物、耐用年数は一般的に65年と言われています。もうあと残り12年の耐用年数というような庁舎に、補強だけで約4億円近くもかけて、とても出費が多いのでちょっと無理ではないかという判断になりました。  よって、今後は新庁舎をどうするかということで、検討委員会を設置して検討ということになっています。委員会はまだ開いてはおりませんが、委員会は副町長を中心に、議会の議長様や役場の中でも多くの施設を抱える課長等を考えております。  中学校の校舎は、先ほど教育長のほうからも出ましたが、総合的に役場の庁舎も中学校の校舎も総合的に検討していく必要があると思います。  そして、今その他の施設につきましては、今年ですけども、今年度で公共施設の総合管理計画というのを、今、地域科学研究所に協力いただいて調べております、策定中でございます。その中で、今後有効利用、廃止などを含め、検討していくということになっております。  以上です。 ○議長(所 順子) 教育長。 ○教育長(角濱正和) こども園につきましては、おとといですか、宗会だよりというんですか、それが出ておったと思うんですが、それの中を見させていただきましたら、来年度だったと思います、ちょっと記憶が定かでないんですが、開園予定というふうになっているみたいです。今のところ、佐々木園長さんのほうの答弁がそのようになっていたかというふうに思っております。  一つは学校の奥の施設に建てると。それを明年度の9月開園予定というふうなことが書いておったと思うんですが、ちょっと定かでないので、申しわけございません。  以上です。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 議員御指摘の庁舎の施設のこれからどうしていくかというようなことであると思いますが、先ほど総務課長が今までの流れというのを説明していただいたと思います。その中で、当初はやはり早くこの司令塔となる庁舎を耐震化するか、また新しい庁舎にするかというような判断をしていかないといけないなというふうに思ったんですが、震度5から6で非常に傷みがこの庁舎にあらわれるというようなふうにも聞いております。そういった中で、30年以内に大きな地震が来るんではないかというようなことが言われておる中で、どうしていくべきかというのを考えさせていただきました。  しかし、コンクリートの耐用年数とかそういったものを考えますと、耐震補強するに当たっては、骨粗鬆症の患者さんにギプスをするようなものでございます。たとえ耐震補強をしても、投資に見合う年数がもつかというところを考えますと、少し考えさせられることもございました。  また、新庁舎をつくるに当たっては、先ほど総務課長が言われたような莫大な金額がかかってきます。財政の小さい役場の中で、高野町にとって新庁舎にすぐ走るのかどうかというのは少し考えないといけないのかなというふうにも思いました。  今後は使える、ある施設で対応できないかという、無駄を出さないような施設の管理、整理、整備というのを考えてまいりたいというふうに思っております。  また、先ほど教育長からもこども園の話がありましたが、29年4月開園というふうに当初は聞いております。それに向かって今、金剛峯寺の内局、それと町のほうで、また県の子ども未来課を通じて、今まで以上によい保育サービスができないかというのを検討して進んでおるところでございます。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 私は今回こども園の教育のこと、こども園の移転のことを言うわけではないんで、要するに全体的に考えていかなきゃいかんのじゃないかということで、一つ提案をしたいんですが、先ほどからいろいろお答えありましたけども、どうも耐震は非常に無駄に近いような御意見でございます。  これはもちろん検討委員会で検討していただくということで結構でございますが、またこんなことも考えてはどうかなと思うんです。例えば、この本庁舎、今1,775.68平米という形で決算書にうたわれてます。例えば小中一貫をしまして、どこへ投資するのかというのは先ほど聞きましたですけども、後ほど答えていただきたいですが、例えば庁舎を小学校へ移転するという案も考えられないこともないんではないかと。校舎は、例えば1棟が1,309平米、これ昭和49年建築だそうです。それから、もう1棟が54年建築の2,054平米、合計しまして3,363平米、屋内運動場が909平米、これはもちろん避難所に使っているわけですが、合計しますと庁舎の今2.4倍の面積があるわけです。ですから、これ全て小中一貫であるとか、どこへ投資するのかということをまず最初に決めないと動かせないということで、用途変更が可能かどうかわかりませんが、ただ単に小学校へ、先ほど小中一貫の話に行きますが、小学校へ中学校を移すとなりますと、グラウンドの面積が狭いであるとかいうような問題が出てまいります。  小中一貫につきましては、最近小中一貫の校舎についての指針が出ております。これ2016年4月施行予定で、これから導入する自治体が増えるんではないかというようなことが出てます。このときに小中一貫対策、適切な学校づくりのポイントというのが出ておりまして、これに見合ったようなものをつくっていかなければならないという形になってきます。  要するに、この庁舎の移転なりが全てに対して、移転、改築、それからどこへ投資するんよということ全て、何か検討委員会のようなものを開いてこれから決めていかないと、1個だけ動かしても、ほかの問題が多々出てきまして、当然、先ほども言いましたが、財源が厳しい本町では、何を優先するんかというのが一番重要になってきます。先ほども話が出ましたが、こども園も例えば5年契約になってると思うんですけれども、こんな形で移転するとなりますと、これもまたあいてくるというふうな形になってまいります。ですから、その辺のところも踏まえて、町長どういうふうにお考えなのかをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷議員御指摘の施設関連の話ではございますが、検討委員会は10月末ぐらいから会議等をつくっていければなというふうに考えております。  それと、全体的に施設を見ていかなければならないという議員御指摘の件でございますが、私も同感でございます。2034年の次の法会、19年後はもう言うとる間に来ますので、それまでに教育もそうですし、役場もそう、福祉もそう、公共施設を総合的に整理、また整備していく必要はあるかなというふうに思っております。  役場だけの移転、また学校だけの移転とか、保育所だけの移転とか、そういったものじゃなくて、一つが動くといろんなものが動いて、そして次の町の形態、まちづくりに生かしてまいりたいというふうに思っております。  本日いただいた松谷議員の小学校の案とか、目からうろこというような状況で非常にうれしい内容でございます。先ほど先生の言われる話を聞いておりますと、小学校に行きますとまたプールもありますし、またそのプールが役場のプールになれば一般開放ができるとか、いろいろ考えられるような気がいたしますので、今後とも移転に関して御指導いただきたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 庁舎の検討委員会は10月末から始められるということですが、この総合的な検討委員会というのは計画はあるんでしょうか。 ○議長(所 順子) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) ただいまの件につきまして御説明させていただきます。  総合的な検討ということですけども、とりあえず庁舎のほうの検討委員会を一応立ち上げて、先ほどから各施設、いろいろ小学校を使えないかとか、そこでは庁舎の件については庁舎とあわせてそういうことも検討していきたいとは思っております。  ただ、その他の集会所なり、いろいろな施設、先ほども言いましたけども、今年度で総合管理計画というのをつくっていく中で、大体今調査はしているんですけども、公共施設というのがこの役場を含めて129カ所あります。それは箇所ごとに数えているんで、転軸山にあるような公園のログハウスなんかを1個ずつ数えていきますと600以上になるんかなと思います。その全てを今公共施設の状況、量とか、管理運営コストとか、利用状況、保守メンテナンス等の4つの視点からそれぞれ調査分析を行っております。それを今後建てかえや改修や、もう廃止にするのかというような一応素案というのを今年つくる予定になってます。  その案を今コンサルに出してますけども、大体10月末ぐらいに素案が出てくるということになってますので、そこで一応役場と協議しながら、こんな方向性でええんじゃないかなという方向で決めていくということになっています。  例えばですけども、そこの中で取り壊したほうがいいというような施設がもし出てきた場合は、交付税措置もあると、その計画書にのっておればということで、交付税の措置があるということも聞いております。ただ、取り壊すというふうになったとき、計画書にもしなった場合は、地域の人との協議とか、そこで検討委員会とかといろいろなものを開いて、検討していかなければいけないかなというふうには思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 要するに細かいことはまずはいいんですよ。要するにとにかく庁舎を動かすということから始まって、どういう形にするんかというので小中一貫の問題も出てくるん違うかというふうな話を今してるわけでございます。  小中一貫に関しましても、約10年前からもう検討されておりまして、まだ協議会自体も立ち上げていない状態で、本当に検討されているのかどうかというのが疑問でございます。いつこういう会議を開きまして、いつに結論を出すのか、いつから実行するのか。町長は庁舎にもとを入れるんか、教育にもとを入れるんか、その辺のところの御決断というか、今まだ検討中ですので意見でよろしいんですが、その辺の気持ち、どういう気持ちでおられるのか、お二方からお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。  今、松谷議員さんのほうからいわゆる小中一貫という話も出ておる中で、教育委員会の中でもその動きは現在いたしておるところでございます。そして、後ほど中迫議員さんからの御質問もあろうかと思うんですが、いわゆる統廃合のことについても御指摘があろうかと思います。そのことも踏まえて、今後それこそどうしていくかという検討を重ねていく準備段階でございます。そして、今のところは各施設、学校を教育委員会のほうで一応視察をさせていただきたいというところまでは来ております。  以上です。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷議員御指摘の件でございますが、役場の移転が先かとか、教育関連の施設が先だとか、これからいろいろ判断はしていかなければならないというふうに思っております。  災害時を考えたり、2034年に向けてまちづくりをどう進めていくか、また移住定住を進める中でよい環境で子供たちが学べる施設も必要ではないかとか、いろいろ考えていかなければならないというふうに思うんですが、これからいろいろ最優先課題、その一つを教育委員会と話し合って、しっかり煮詰めて、その一歩が動けばいろいろな施設の今後の再編ということにつながっていくかと思いますので、積極的にこれは教育委員会も含めて高野町全体で話をしてまいりたいというふうに思っております。 ○議長(所 順子) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) なかなかどちらを優先ということをはっきり言っていただけないんですが、非常に残念ですが、私は教育が優先ではなかろうかというふうに思っております。教育優先となりましても、やっぱりこうなりますと指針が出てまいりましたら建てかえという形が好ましいんではないかなというふうにも出てまいります。  そんな中で、最近の技術でございますが、木造耐火というような技術も完成されております。これは要するに柱等に荷重をかけまして、1,000度の温度で1時間対応できるかどうか。本町に非常に多いような杉材を使いまして、杉の集成材を使っての柱ですが、その上に石こうボードを巻いて、その上にもう一度杉材を巻くと。そういうので非常に自然に優しい、子供たちにも優しいような、庁舎を建てるに当たりましてもそういうふうな優しい木材を大量に活用する木造建築が見直されてきております。そういう技術もできております。2時間耐火というのもできておりまして、技術的には14階建てまで可能になっているという形になっております。ぜひそういうことも今後検討していただいて、ぜひ採用できるものであれば採用していただきたいというふうに思います。  なかなか結論が出ませんが、最終的にいつまでぐらいに結論を出すのかだけ町長からお願いしたいのと、細かいことではございますが、中学校への登り口の点字ブロックの膨らみであるとか、抜け、社会福祉協議会での入り口のタイルの剥離等浮いてきている状況、これは再工事したはずですが、そんなことも含めまして、細かいこともございますので、一つこれからよろしくお願いしたいということと、最終的にはいつごろまでにこの全体の結論を出すのかということをお答え願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 御指摘ありがとうございます。  公共施設等総合管理計画は全国の地方公共団体で28年度までに完了するようにというふうに定められております。28年度までに完了しておけば、それ以降の支援、補助というのが出てくる可能性があるんではないかなというふうに思っておりますし、中学校のところに小学校が行くとか、いろんなこれから議論は積極的に進めていかなければならないと思いますが、まず第一に動いていただく機関というものをしっかりとしてまいりたいと思いますし、28年度までにこの計画をしていかなければならないというのもありますが、私の任期内のうちにある程度の方針を決めて、その次の始まるときからいろんなことで動いていければなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼します。  ありがとうございます。本当に教育のことについて、議員さんからの御意見を賜るということは本当にありがたいことだというふうに思っております。  今御指摘していただきました木造庁舎につきましても、JR西日本がエクスプレスというんですか、それにも木材を使うとかというふうな動きの中にありますので、できれば本当に高野町としてのそういうふうな校舎ができれば非常にすばらしいなというふうに思うわけでございます。  ただ、今町長様のほうからも御指摘がありましたように、今後やっぱりこれをどのようにして進めていくか、今がスタートの時点、また戻ると、もうそれこそ年度年度というか、毎年同じようなことを繰り返してこられたのが非常に私としては残念に思っております。  町長任期の間というんですか、これを本当に長いビジョンでもって進めていくその第一歩が、今日松谷議員さんからの御指摘だという、心を引き締めて今後それを取り組んでいかなければならないというふうに思います。  ですから、中学校の耐震強度等につきましても、その結果が出る、出ないということよりも、まずそこのところを第一歩ということで考えて小中一貫も含めていくと。そして木造校舎の建築と、最終的には総合庁舎の公共施設の施設充実というふうなところに持っていければ最高かなというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 平野町長
    ○町長(平野嘉也) すみません、少し抜けておりました。その新庁舎、中学校もそうですが、小学校もそうですが、この庁舎もそうです。次に建てかえるとかそういったときは、ぜひ町有林ですね。自分たちの町の人の財産である町有林を使っていきたい。それで足りない分は金剛峯寺のほうも、どうぞ使ってくれというような形で今お話をしておりますので、もしかそういった建てかえとかそういうことが課題になってくるようであれば、木造というようなことで考えて進みたいと思っております。 ○議長(所 順子) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 教育長におかれましては、日付を言われなかったわけです。28年度の9月までに決めたらどうですか。もういつまでたっても検討委員会も開いてないし、協議会ですか、協議会も開いてないし、結論が1個も出ません。もう先ほど町長が言われた総合管理計画の決定する28年9月までに結論を出したらどうでしょうか。一緒にやらないと、これできませんで。もうはっきりこの場で28年9月と言ってほしい。どうでしょうか。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 御指摘のように結論を出せということでございますけれども、ただやっぱり財政というものが絡んでくるというふうに思っております。  計画倒れになってはならないというふうに考えておりますので、何年というふうなことについては、ちょっと今のところは難しいかなというふうに考えます。 ○議長(所 順子) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 前回、前々回か、何かちょっと忘れましたが、前回他の議員の質問に対しまして約10年と答えてるんですよ。10年ということになりますと、小中一貫が始まってから20年かかるということになるんです。庁舎を動かそうと今考えてるわけです、どないするかと検討されているわけです。一緒に検討しないと、いつまでたっても結論は出ませんよ。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) もちろんおっしゃるとおりでございます。ただ、計画をまずやっぱり慎重にやっていくということがこの高野町では今大事なことだというふうに思います。 ○議長(所 順子) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) いや、総合計画を28年度までに決めたらどうですかと言うとるわけですよ、総合計画を。28年度までに実行せいと言うとるのと違って、28年度に総合計画を入れたらどうですか、それまでに結論を出したらどうですかというふうに言うてるんです。町長のほうも教育のほうを優先したいというふうなお話もあるんじゃないですか。教育長として、私のとこが優先やと主張するのがあなたの仕事と違いますか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 議員御指摘の件でございます。日ごろから教育長と今後の施設をどうしていくかというような中で、教育委員会の中には教育委員さんも数名いらっしゃいます。その教育委員さんの中でしっかり議論をしておる最中ということで、なかなか日にちのほうは言えないというのがありますが、高野町全体としては、先ほど言いましたように28年度、29年3月31日までに総合的な計画というのは出していかなければならないというふうに思っておりますので、教育委員会だけじゃなくて、全ての機関と連携して、29年3月31日をめどに出していきたいなというふうに考えております。それをしてから次の段階に進むことができるかというふうに思っております。 ○議長(所 順子) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 教育長と押し問答をしても仕方がありませんので、ぜひその辺で折り合いをつけていただきたいと、一生懸命頑張っていただきたいというふうに思います。  先ほど町長から町有林を使っての木造の話が出ましたですけども、やはり庁舎等々となりますと耐火が必要でございます。ぜひ木造耐火の勉強をしに行ってほしい。これは山形県の南陽市で木造で1時間耐火、5,563平米で、収容人員が1,403人のメインホールができております。また、近くの京都におきまして、京都木材会館プロジェクトという形で、これは面積は少ないですが、木造の耐火で2時間耐火の木造のビルができております。これはいずれも柱材には杉材。京都の場合は京都産の杉材、ヒノキ材を100%使用という形になっております。それから、山形県の南陽市では、木造利用を優良施設として林野庁長官の受賞もしております。ぜひこの2点が今ちょっと近くで説明会があるんですけども、こういう資料もありますので、ぜひ参考にしていただいて、ただ木造ではなく建てるときには木造耐火のことも考えていただきたいと思います。  以上で終わりたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(所 順子) 続きまして、2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 私は次の2点について通告しておりますが、御質問を申し上げたいと思います。  平成15年度に法律第71号でいじめ防止対策推進法が制定されております。これに伴いまして、平成15年に制定された同法を十分理解され、そして高野町の学校校区内にどのように指導され、活用されているかということをお聞きしたいと思います。  1件につきましては、7月1日に突然執行されました議会事務局長の人事異動でありました。唐突的にというか、なぜこの時期に年度の途中でただ1人の異動がなされたのか。理解ができないということを申しておりますと、﨑山知らんのおまえだけやと、すみませんというようなのが最近のせりふであります。  それでは、申し上げますが、まずいじめの防止対策推進法でありますが、これは平成15年法律第71号でいじめ防止対策推進法が制定されました。考えてみますと、学校におけるいじめ問題は、一向に減る状況ではありません。毎日のように新聞紙上ではこの問題が取り上げられております。減らない、これをゼロに近づけようとの志向からこのいじめ防止対策推進法が制定されたものだと私はこのように解釈し考えております。  未来を担う子供たち、社会にとってかけがえのない存在、いじめはこうした子供たちの尊厳や人権をも著しく侵害するものであり、決して許される行為ではありません。いじめられる子供にとりましては、いかに悩み、苦しみ、命を捨てる思いで日々生活をしているのだと。  こういうような状況はなかなか私たちのもとには伝わってはきません。いろいろな人権問題とか、プライバシーの問題とかというのも抱えておりますので、無関心過ぎるのではないかというように私自身反省もし、そういうような思いをしているわけであります。  安心して学びたい、友達と声を出し合って笑い、語り合いたいと考えたとき、速やかな成長を見守る地域社会の仕組みが重んじられる、このように思うわけでございます。  いじめ防止対策推進法が制定されたこの理由を高野町においても転ばぬ先のつえと申しましょうか、この問題を取り上げて検討していく、検討は既にしておるということになるかもわかりませんが、この辺の事情を、進めておられる事情をお聞かせいただければとこのように思っております。  そこでお尋ねする項目といたしましては、教育長よ、教育委員会さんよ、同法の十分な理解はされておられるんですか。﨑山議員に言われなくても、既にこういった動きをしておりますという答弁がいただければとこのように思っております。  だとすれば、高野町の校区内の学校にどのような指導をされ、実際にどのような指導をされ取り組んでおられるのかということのお尋ねでございますので、よろしくお願いいたします。  次に、7月1日に行われました事務局長の人事異動でありまして、突然のことでありまして、とまどっておるのは私だけじゃなくて、議員の諸氏全員の方だったんではないかとこのように思うわけでございます。7月1日に突然執行されました議会事務局長の人事異動がありましたが、唐突的になぜこの時期、年度の途中でただ1人の人事異動が行われなければならなかったのでしょうか。そこにどのような理由があったというのでしょうか。全く理解ができません。何でやろうな、知らんのはおまえだけや、そうですか、すみません、というのは先ほども言いましたとおり昨今のせりふであります。  議会事務局の職員、事務局長ではなくて、事務局職員の任命権者は議長であるということは私たちはもう既に承知しております。町長は執行機関の長として、こういう人事の実際の人権をにぎっておられる。これはもう皆さん承知のとおりであります。議会は議員が黙って従えばいいというようなことになれば、ここに問題が生じると思います。人事異動につきましては、議会議員は口を出さないというのが暗黙の了解であったように思われます。特にこのことについて指導を受けたわけではありませんが、先輩諸氏からの雰囲気というんですか、物事の中で教え伝えられてきたことはそうであります。議会議員は人事異動については口出しをしないんだよという暗黙の了解があった。これは行政におられる職員のことであります。  この暗黙の了解というものがあるとすれば、この暗黙の了解が生かすためにどのように考えていったらいいのか、考えておられるのか。 ○議長(所 順子) 当局に対しての質問で、議会から議会は質問できませんよ。 ○2番(﨑山文雄) 事務局長の異動には若干の必要だということは全議員が承知しているところであります。このようなことになれば、どっちを向いて仕事をしているのかというようなことにもなりかねません。それで、議会との関係をどのように考えておられるのか。この時期の人事異動についての説明をお願いいたしたいとこのように思う次第であります。  よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。  﨑山議員さんからの平成15年に制定されたいじめ防止対策推進法について十分理解しているかという御指摘だったと思います。今本当にこの世の中のいじめということについては、学校を挙げての取り組みが必要かというふうに思っております。  まず、2011年の大津のいじめ事件をきっかけにこの法律ができたというふうに解釈をいたしております。そして、そのいじめにつきましても、いじめの定義をしたと、定義づけを今までなかなかいじめというのは定義がなかったように思われるんですが、定義づけをしたということと。それから、学校、あるいは当局の対処方法を明確にしたということだというふうに思っております。  その対処方法につきまして、重大な事態に進んだというふうなところまでもやっぱり警察との連携ということもうたわれておるというふうに思っております。  一応和歌山県におきましてもいじめ問題の対応マニュアルというものもございまして、そしてその中にはいじめの5カ条というものもございます。そして、高野山中学、それから高野山小学校におきましても、高野山中学校いじめ防止基本方針、こういうふうなものを毎年つくって、学校の先生方にも配布して、そして徹底しておるところでございます。  高野山の学校にはどのように指導されているかということにおきましては、今、先ほど申し上げましたように冊子をつくって、先生方との教育というか、研修も進めておるところでございます。  いじめというのはそれこそ見ようとしても見えないというのが根底にあるということで、取り組まなければならない最重要課題だというふうに思っております。そして、それには早期発見であるとか、早期対応であるとかいうふうなこともあろうかと思います。  簡単でございますが、以上でございます。 ○議長(所 順子) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 取り組んでおられる内容につきましては、御説明いただいた中で、なかなか私も一つかみ砕いて了解できないところがあるわけですが、これは私の不徳のいたすところと思います。  今、学校側で道徳教育ということをよく言われていますけれども、高野山においては道徳教育についてはどういうような指導を実施されておられるんでしょうか。いじめ行為の早期発見等についても検討しておって、そういうことがないかということで平素見ておられる、見守っておられるという内容の説明でありましたので、これはごもっともなことでございまして、先生方、教職員の仕事の一つであり、そういうように心がけていただくということは問題が起こらないということにつながっていくことでありまして、そういった先生への指導ということも大事ではないかとこのように思われるわけであります。  そういう意味から申し上げまして、先日岩手県のほうでいじめの生徒が鉄道自殺をしたという生徒がおりました。これは先生と毎日日記交換をしておったと。その中に、自分は死ぬ場所を決めている、日記に書いてあるんですね。「自分は死ぬ場所を決めている」。その「し」というのは和歌山市、橋本市の市という字を使ってる。「私は市ぬ場所を決めている。」そして同じように、今度支部の支ですね。「私は支ぬ場所を決めている。」もう一つに、自分は仕ぬ場所、仕事の仕という字を使っているわけですね。それを一つのますの中に書いてある。「私は仕ぬ場所を決めている。」ここまで日記に書きながら、なぜそれを対応できなかったのかなというようなことが重んじられるわけです。  そこで今教育長の説明がありましたように、早期発見のための措置を講じておられる、先生方にそういう指導をお願い、また指導しておられるということにつきましては、高野山ではそういった問題は発することはないと思いますが、その点、よろしく見守り、御指導していっていただきたいと、このように私は考えますのでよろしくお願いいたします。  この道徳問題について、教育長、高野町の教育長としてどういうようなお考えでおられるか。高野山というのを考えてみますと、蓮の中にいるようなところでありまして、蓮という環境の中で高野町は子供を育成しておられます。ここに宗教教育というのは持ってくることはできないでしょう。しかし、宗教、仏塔の高野町において、いわゆる蓮の中で、蓮の中のような環境で子供を育てている、その中で問題事が発生するというようなことになれば、大変なことになろうと思います。そういう意味において、宗教教育的な考え、道徳教育、どんな考えでおられるのか説明をいただきたいと思います。  以前に和歌山県の教育長、名前は忘れてしまったんですけれども、いじめ問題で困っているときに、和歌山県の教育長が私にこう言いました。私は高野山、高野山と、僕はいつでもどこへ行くんでも﨑山ですという名刺は出しますけれども、﨑山ですということは言わないんですけど、高野山です、高野山ですということを言います。そのときに教育長がこのように言いました。宗教教育を学校に持っていきたい。しかし、特定の宗教を持ってくるわけにいかないんで、これは困る点ですね。どのように考えていったらいいんかなというような意味を私に話しされました。そのときに、やっぱり教育長も宗教教育というのは必要なんだなということを私はそこで思いまして、いまだに心の中にそれが残っているわけであります。  高野山におかれましての道徳教育、この中に宗教的なニュアンス、その辺の事情をお聞かせいただきたいと思いますが、いかがなもんでしょうか。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。  まず一つ目というんですか、早期発見というこの取り組みにつきましては、4月、それから9月、それから1月にアンケート調査を生徒にいたします。その後、アンケート調査の結果を踏まえて、私どものほうで教育委員会のほうから学校のほうに出向いて、その調査の結果を伺って、実際にどうだということを聞かせていただいております。その後、定期的に三者面談とかという方法をとらせていただいて、教職員間の情報交換と。これにつきましては、一番大事な点というのは、その先生、担任の先生、あるいは学校の校長だけでとどめるんではなくて、全体の教職員がその取り組みを行うということがまず大事であろうかと思っております。  そんな中で、私は1年生の担任だから、これはもうその1年生の担任に任せておけばいいんだという考えには、これはならないと。全体でもって生徒、朝の取り組みから、おはようから始まって、御飯を食べてる最中、それから休憩時間、そして最後、学校が終わるまで、四六時中学校の先生方というのはいじめについて見張っておかなければならないということが、まずいじめということの取り組みの前提だというふうに思っております。  そして、道徳教育もそうでございますけれども、宗教ということで、これを取り入れたらだめだという中には、やはり生き物には命という大切なものがあるんだということもやっぱり宗教の中、道徳の中に宗教を取り入れてはだめだというお考えというのは、私の個人としてはやっぱりいかがなものかなと言う思いはあります。  やっぱり物を、それこそ一粒のお米にもたくさんの命が宿っているんだ、そういうところからの発想を生徒に伝えていくということが大事かなというふうに思っております。  先生方におかれましては、道徳教育研修会というのを毎年させていただいて、その中で道徳に関する意識の高揚を高めておる、あるいは啓発活動をしておるというところでございます。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) ありがとうございます。そうですね、道徳教育の中に宗教を持ち込むということは大変ですけれども、高野山はたまたまそういう環境の中で子供を育てていくということを、やっぱり先生なり、先生も地方から来られる先生もおられますけれども、先生なり、それから地域の人とか、父兄とかということを十分考えた中で進めていかなければならない。  我々は高野山で育った。この仏徒高野山で育った。特殊という言葉を使えば悪いかわかりませんけれども、そういう環境の中で子供を育てていくということにやっぱり心がけなければならないと思います。高野町風道徳教育というようなはっきりしたことは言えませんけれども、そういう考えも持って当たっていかなければならないんではないかと、こんなふうに思います。  取り組んでいただいている様子につきましては、了解するところでありますので、今後とも高野町の子供たちの育成に努力されますことをよろしくお願いいたしたいとこのように思います。  この言葉が非常に僕は、子供たちが学校の登校下校の間で必ずうちの家内は玄関に出て、前を通る子に声をかけてますけれども、そういう様子の中で、ほんまにこの子供たちは心の中で何を考えてるんかな、不安がないんかなと思いながらじっくり子供を見て、「お帰り」と言うても、「ただいま」と、反応が悪いというか、「お帰り」と言ったら、「ただいま」というような反応はないこともよくありますので、この子はどんなことを考えてるんかなということを関心を持って見ることがあります。  この間ちょっと新聞の中にこういうのがありまして、夏休みがあけた9月1日が子供の自殺が突出して多いと、このようにメディアが伝えてるんですね。学校が始まるのが死ぬほどつらい。明日から学校へ行かんなんという、学校が始まることが死ぬほどつらいという子供がやっぱりおるらしいです。その子供に呼びかけている人がおるんです。どんな人が呼びかけてるかといいますと、ツイッターでありましたけれども、鎌倉市の市立図書館の司書の方が、学校に行くの嫌やったら学校を休んだらええがなと、うちの図書館に来なさいと。学校がそんなに苦しいところやったら、学校を休んでうちの図書館に来なさいというツイッターを出して呼びかけてるわけですね。これも一つの子供を救う手段の一つだと、このように思います。全て常に24時間、365日アイデアを持って、アイデアを考えて子供に接していくことが大事ではないのかと、このように思います。  今のところ高野町におきましては問題も出ておりません。そういう状況の中で今後ともひとつ子供の育成によろしくお願いしておきます。  次に、こういった質問というのはかつてなかったものでありますが、何でという問題に突き当たりましたので、町長のコメントをいただきたいとこのように思いますので、よろしく。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員の御指摘の件でございますが、日ごろから目配り、気配り、思いやりを大分やってくれているなというふうに言われてる私ではございます。ちょっと議会のほうに気配りをし過ぎたかなというようなことで、この今回の質問になられておるのかなというふうに思っております。  当初、4月1日に人事異動をしたかったんですが、議員の地方選挙、町会議員の選挙もありましたので、それを終了後に6月議会もあったり、また法会もいろいろあったりして、議会運営がスムーズに行くようにと思って、6月議会終了後にさせていただいたというようなことで、それ以上でもそれ以下でもございません。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 2番、﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 簡単明瞭に御回答いただきました。こういうこともあっての人事異動やったということを聞かせていただきたかったんですけれども、それも難しいようでございまして、町内、町外で語られていることを理解して、了解しなさいというように言われているんかなというような気がいたしております。  4月の末にもう人事異動のことについては考えておられたと。いろいろな事情があった。選挙もあった。6月定例会、その他のこともあったと。議会に対して非常に気配りをしていただいておったんだというようなことでありますけれども、もう一つそれが本当だったのかなということについては、理解のできないところがあったわけでこのような質問をさせていただきました。  先ほども申し上げましたですけれども、人事権というのは町長がにぎっておられて絶対的なものでありますけれども、そういったことに口出しをするなということは、もう既に議員の人も知っておられるし、職員の皆さん方もよく知っておられるんです。時には、町長、あいつを今度はここへ一遍回したれよというような、過去にはそういうこともあったかもしれません。あったとは言いません。あったかもしれません。しかし、そういう中から考えて、私らが感じていることは、職員の人事については口出しするなよと、もちろんですというようなことで、暗黙の了解というんですか、そのものがあったというような中で、ことやっぱり議会事務局ということになりますと、やっぱり議会でのいろいろな準備もありますし、年度の中途等に、昨日まで一緒に議会の政策について協議しとったのに、一晩、二晩のうちに違う内容になってきたと。どの局長がよくて、どの局長が悪いという話をしているのではありません。唐突にそのように変更されるということについて、議員がとまどうやんがと、そういうことの配慮というのは町長、できなかったんですかというようなことを申し上げたいと、こう思うわけでございます。  もう一度答弁いただければと思います。 ○議長(所 順子) ちょっとお待ちください。﨑山君、議員必携をお読みください。先輩議員としてこの質問に関しましては越権行為でもあります。町長に人事のことは権限がありますし、こういうことを言い出しましたら、課長の異動のときに全部町長に質問なさるということになります。これは越権行為でもあります。人事は町長権限にありますよ。議会は議長権限にありますし、議員必携には書いております。それをお読みください。この問題は、何が言いたいのかわかりません。却下していただきたい。  この問題は却下いたします。 ○2番(﨑山文雄) 町長、何かありませんか。 ○議長(所 順子) 却下するんですよ。答弁は要りません。却下します。  ほかの質問でしたら、﨑山君、どうぞ。 ○2番(﨑山文雄) 議会運営委員長さん、どんな考えですか。 ○議長(所 順子) 議員から議員には聞けません、この場は。当局に質問です。 ○2番(﨑山文雄) 町長、答弁の必要なしと言うていただけますか。 ○議長(所 順子) いや、議会では私が議長ですので、却下することを決めておりますので、それに従っていくしかございません。 ○2番(﨑山文雄) しばらく休憩を求めます。 ○議長(所 順子) しばらく休憩。  5分後に開会。            午前11時00分 休憩            午前11時07分 再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、会議を始めます。  2番、﨑山君、ほかに質問はございませんか。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) この人事に関する質問につきましては、議長のほうから質問の許可は取り下げられたような格好になっております。町長の先ほどの答弁もありましたですけれども、町長がこの現時点でどういうことをお考えになっておられるのか、それをお聞かせいただければと思いますが、それも質問から除外するということであれば仕方のないことでありますので、町長並びに議長のどちらかからこの問題については発言をやめさすというんですか、という内容でしていただきたいとこのように思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 議長は答えるわけにはいきません。議員から議長には質問できません。  この件に関しまして、質問を終わらせていただいてよろしいでしょうか。この件に関しまして。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) この問題につきましては、先ほど議長のほうから、どない言われたんかな、すみません。 ○議長(所 順子) 私はこれはもう人事は町長権限にあるから却下いたしますと言いました。
    ○2番(﨑山文雄) 却下ね。今私が質問を申し上げた内容について、人事に関することであるので。 ○議長(所 順子) ちょっと待ってください。以前に私が議場で言いました言葉は、もう議事録にしか載りませんので、今質問されて私が答えるわけにはいきませんので、それは今取り消しにいたします。 ○2番(﨑山文雄) この問題については既に却下されたということで。 ○議長(所 順子) それは自分が聞いてらっしゃるでしょう。 ○2番(﨑山文雄) いやいや、確認ですわ。却下されたんですね。 ○議長(所 順子) 一応そうは答えておりますが、そのように議員さんから私に質問されて、質疑応答はできないということですよ。 ○2番(﨑山文雄) この人事問題につきましては、これは職員の人事問題じゃなくて、事務局の人事問題について質問をいたしたわけですけれども、これには問題があるという内容でこの質問を却下されましたので、この質問については終了させていただきます。  ほかに通告している問題がありませんので、ほかに通告している問題がありませんので、これで終わらせていただきたいと、終わりにいたします。 ○議長(所 順子) 続きまして、5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 失礼します。  私は今回の議会におきまして2点質問をしたいと考えております。  まず、1点目は子育て支援事業の一環として、本年4月より学童保育が開始されている、その内容につきまして、人員スタッフ、費用等について伺いたいと思います。  2点目は、学校の統廃合について、行政側、教育委員会はどのように考えているか伺いたいと思います。  本年度をもって富貴小学校の児童2名が卒業と同時に入学児童もなく休校となる可能性が強いと聞き及んでおります。また、花坂小学校においても現在、全校児童6名、6年生1名、5年生3名、4年生2名。富貴中学校におきましては3年生1名、2年生1名の計2名ということを踏まえて御回答いただきたいと思います。  後は自席にて質問いたしたいと思います。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) 失礼します。  5番議員さんの質問について御説明させていただきます。  まず、学童保育についてなんですけども、学童保育とは学校から帰っても保護者が仕事などで家を留守にしている家庭の小学生を対象として、放課後や学校が休みの日に子供たちの安全な居場所の確保と健全な育成、遊びや生活の場、集団での学びの場の提供を図ることを目的として開設しております。  保育時間につきましては、学校の授業のある日につきましては放課後から午後6時まで開設しております。土曜日については朝の8時から夕方の6時まで、そして夏休み等の長期休業中につきましては朝の8時から夕方6時までを開設しております。  保育対象といたしましては、今年の4月から子ども子育て支援新制度が実施されております。その関係で学童保育の対象年齢がこれまでのおおむね小学校3年生以下ということがあったんですけれども、その関係で小学校6年生まで対象としております。  人数につきましては、小学校1年生が現在で10名、2年生が5名、3年生が6名、4年生が1名、5年生が2名、6年生が1名の合計25名の児童の方が登録されております。  そして、スタッフについてなんですけども、町職員の保育士の資格がある職員が1名、そして臨時職員でフルに来ていただいている方が2名、パートの方で2名の合計5人の方で、月曜日から土曜日までに勤務のローテーションを組んで実施しているところでございます。  そして、利用料にはなるんですけれども、通常の平日の場合、保護者の方から1日につき500円、そして月の上限がございまして、1月上限額として6,000円を設定しております。そして、8月中、夏休みの1カ月の期間なんですけども、その8月の期間につきましては1日1,000円で、上限額としては1万2,000円を設定しております。そして、8月以外の休業日、春休みとか冬休みの場合の休業日なんですけれども、その場合も1日当たりは1,000円なんですけれども、上限額につきましては6,000円の上限額を設けております。  そして、今後のことなんですけれども、先ほどの今年の4月から子ども子育て支援新制度が始まっておりますので、学童保育の指導員に対する専門資格、放課後児童支援員という新しく創設されている、支援員を創設しなさいよということがあります。それと、待機児童の問題の解消と、保育の質の確保が求められております。放課後児童支援員の配置義務につきましては、今後、県のほうの養成研修を受講し配置することになっております。そして、また指導員さんの研修を通じて、スタッフ全員で連携をしながら、チームワークによってより質の向上した学童保育となるように努めているところでございます。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) ありがとうございました。人員、今のところ25名、学童のほうへ参加しているということを聞かせてもらっております。  1点お聞きしたいんですけども、1年生につきましては、2時ぐらいに終わると思うんですけれども、そこら辺、3時以降に学童が始まるということで、その時間のロスはどないしているのかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) 1年生の場合、早く学校のほうが終わる場合がございます。うちのスタッフとしましては、学校さんとの連携の上で準備とかもございます。午前中に準備の段階がございますので、午前10時ぐらいから現場のほうへ行かせてもらって準備しながらおりますので、もし早く来ていただいたとしても、そういうふうにスタッフがおりますので、対応はできるようになっております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 新1年生につきましても配慮していただいているということを聞かせていただきまして、納得いたしました。  それと、もう1点なんですけども、学童以外の子供たち、警報発令のときの送迎とか、学童の子供たちはどうなっているのかなというのを聞かせていただきたいのと、それと立ち上げ当初、多分町長さんが答弁されたかなと思うんですけども、近隣にないような学童を模索していきたいというような、そんな内容になっているかどうか、あわせてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) 警報時の対応なんですけども、警報が出た場合に、通常学校と同じような朝の7時の時点の対応とか、その時点での学校の対応と同じような考えをしております。警報が当然発令された時間帯によって対応が異なってきますので、もし仮に学童をしていて警報が出、学校が休みになった場合は、当然学童もしないんですけども、途中で学童の活動中に警報が発令された場合の対応として、保護者の方にその時点で連絡をして、お迎えに来ていただくというふうな形をとっております。  それと、4月からスタートしている中で、今後どのような学童に持っていくかというところで、当然、手探りの部分、初めてのことなので、手探りの部分がございます。指導員のほうも、自分らのそういう研修機会をできるだけとって、なおかつ近隣の先進的なところをできるだけ見学したいんやということで聞いておりますので、そういう機会を通じて高野町の今の高野山の学童に合った部分を今後指導員と一緒につくっていきたいということでやっておりますので、また御指導のほうよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(所 順子) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 警報発令時も学校と同等の対応をしていただいている、送迎についてもということを聞かせていただきました。  それと、近隣にない学童を模索していくということで、現在思案中ということを聞かせていただいてます。御大師さんのおひざ元で、非常に文化面でもすぐれた地域ですので、いろんな方向、またいろんなスタッフもいてると思います。そんな方をどんどん利用して、いい方向に進んでいっていただきたいと思います。  学童につきましては以上で終わらせていただきます。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 5番議員御指摘の学童保育の件でございますが、先ほど担当課長が言ったように、現時点で25名の利用がされております。毎日25名ということではございませんが、登録が25名で、家庭の事情等でその日の人数は決まってくるのかなというふうに思っております。  今後、この人数も少なくなったり、多くなったりしてくる場合もございます。町としては、現時点ではやはり必要としておる家庭がある以上、1名がおってでも学童保育は続けてまいりたいというふうに思っておるところでございます。  それと、議員御指摘の近隣にないような学童ができないかというようなところで、私も他の箇所の学童保育というところのまだまだ勉強不足のところもございますが、ここ高野町をいろんな角度から小さいころから学べるような、少し生涯学習的なものも入ってもいいのかなと。また、英会話とかも入ってもいいのかなとか、いろいろ考えておるということもあるんですが、やはりそこは保護者、学童保育に通っている保護者会というのも立ち上がっておると思いますので、そういったところでいろんな御提案をいただけたらというふうに思っております。  聞くところによると、学童保育に通っておれば宿題も教えてもらえますし、自分たちが進んで校舎内のトイレとかも掃除をしたり、便所を磨いたりというようなことも進んでやっておるというふうなことを聞きますと、ちょっと学童保育というところで学ぶことは非常に多いのかなというふうに思っております。  うちの子に限って言いますと、宿題もしないし、学童保育に預けるぞというたら、いやいやといって大分拒否をするんですが、学校全体を考えますと、学童保育の雰囲気というんですか、そういったものも非常によいというふうに聞きますので、これからもこの学童保育を必要とする家庭がある以上、いろんなニーズを担当課のほうで聞いていただいて、よい学童保育、近隣にない学童保育というのをしていければなというふうに考えておるところでございます。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。  中迫議員の御指摘の学校の統廃合について、教育委員会はどのように考えているかということでお答えをさせていただきたいと思います。  御指摘のように、花坂小学校におきましては6年生が1名、それから5年生が1名ということがあります。それから、富貴の小学校は6年生が2名と、それから中学校が3年生が1名、2年生が1名ということで、次年度につきましては花坂は2名、今のところ予定があるそうでございます。ぜひともそのようであってほしいなという思いがあります。  そして、富貴に関しましては小学校6年生が出てしまいますと小学校がそれこそ今人数がいなくなるというのが現状でございます。その中で、せんだっても富貴をよくする会というところに参加をさせていただいて、いろんな富貴の方々が意見を交換し合って、今後富貴をどのようにしていこうかという取り組みがなされているところでございます。  子供さんにつきましては、これは冗談の話をすればいけないんですが、今小学生でいてくれているのが駐在さんのお子様が1人いらっしゃる。その駐在さんが来年度はひょっとしたら転勤になったら小学生がいなくなると。ぜひぜひ今度駐在さんが来られるときには、駐在さんの子供さんが小さい駐在さんが来られるように、そんなようが御意見もあったり、そしてまた今町のほうで取り組んでおられますブドウの栽培についても、これが活性化できれば、またそれに小学生が連なっていくんではないかなというふうに思ってます。  私といたしましては、小学校が少子化で子供が減るということの中で統廃合、いわゆる花坂の生徒を高野山の小学校に来ていただくとか、そういうふうなことは毛頭考えておりません。といいますのは、やはり学校というのはその地元地元にあって、そして学校存続と。そして、その地域が活性化というか、元気が出るという思いの中にありまして、町長が言われたように、1人になってでも学校は存続していきたいというふうに私は考えておるところでございます。  ですから、国のほうで学校の統廃合云々ということがあって、新聞なんかでもそれこそ消滅自治体であるとか、それから地方消滅であるとか、そういうことを全面的に出して、そして小学校、いわゆる学校を統廃合しようと。その中に組み込まれていたんではないかなというふうに考えておるところです。  ですから、今も申し上げましたように、高野山小学校におきましては次年度は9名の入学生を予定しておるところでございます。ぜひそういうふうな中で学校の生徒が1人になってでも続けていきたいというふうに考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 質問させていただこうかなと思っておった富貴地区において、数年前から立ち上がっております富貴をよくする会にも教育委員会が参加してお話を聞いているということを聞かせていただいて安心しております。私も富貴の学校に平成5年から9年まで在籍したことがございます。そのときはたしか子供が小学校が三十数名、中学校が20名弱いてたと思います。それがわずか20年の間にこない減少してしまって、何か手だてがなかったんかな、行政側でフォローすることがなかったのかなというふうな、そんな反省もしております。  そして、教育長さんの言葉に、教育委員会としては統廃合は1人になっても考えていないということ。やはり親御さんの意見が第一かなと思いますので、親御さんの意見を尊重して、対処していただけるようにお願いしまして、質問を終わらせていただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 答弁は要りませんか。 ○5番(中迫義弘) はい。 ○議長(所 順子) それでは、しばらく休憩。  1時より開会いたします。            午前11時30分 休憩            午後 1時00分 再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、一般質問に入ります。  大西君。 ○8番(大西正人) 失礼いたします。  質問の機会をいただきましたので、今から一般質問をさせていただきます。私のほうからは地域福祉についてということと、町民健康運動会の開催ということについてでございます。  地域福祉につきましては、高野町での見守り活動、また生活支援、居場所づくり、孤立防止、孤独死の防止等の取り組みなどについてお聞きいたしたいと思います。  また、健康運動会、町民の健康、大がついてないんですけども、健康運動会の開催につきましては、10年前に企画しておりました町民運動会が当日大雨のために中止になったということがあったんですけれども、それ以後そういう話も出ておりませんでしたが、この計画を今年度中にある程度考えていただいて、28年度にそういう健康を重視した運動会を開催してはどうかというような提案でございます。  それでは、まず一つ目の地域福祉についてお尋ねをいたします。  それぞれの地域におきまして、人々が安心して暮らせるように、地域の住民や公私の社会福祉関係者がお互いに協力し合い、地域の福祉問題の解決に取り組んでいかなければならないわけですけれども、高野町におきましては、見守り活動、生活支援、居場所づくり、孤立防止、孤独死の防止などについての取り組みはどうされているのか、まずお聞きをしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) 失礼します。  8番議員さんの御質問について御説明申し上げます。  超高齢社会の到来に伴い、65歳以上のひとり暮らし高齢者や認知症高齢者の増加もある中、見守り活動は自治体にとって取り組むべき喫緊の課題でもあります。また、住民同士で支え合う互助の取り組みも必要となっております。  見守り活動には3つの種類がございまして、まず緩やかな見守り、地域住民や民間事業者が日常生活、日常業務の中で、いつもと違う、何かおかしいと感じたら町のほうへ相談するなど、地域で緩やかに行う見守り活動がございます。  2番目に担当者による見守り、定期的な安否確認や声かけが必要な人に対して、民生児童委員や町職員が訪問するなど、定期的に行う見守り活動がございます。  そして、3番目に専門的な見守りとして、認知症、虐待など、対応が困難なケース等に対して、地域包括支援センター等の専門機関の職員が専門的な知識や技術をもって行う見守り活動がございます。  見守りは住民、民間事業者、行政とさまざまな主体が、それぞれの役割分担の下、連携して行われることが重要と考えております。高野町では毎月定期的に開催しています高齢者サービス調整チーム、社会福祉協議会南山苑さん、高野山総合診療所、包括支援センター、福祉保健課の構成として、地域の見守りネットワークとして、その調整チームのほうを位置づけており、さまざまな情報を共有し、対応を協議しているところでございます。  また、民間事業者との連携、協定の上では、マツゲンさんや郵便局、農協さんとの連携をしておりますが、今後より一層の連携強化は必要と感じております。そして、他の取り組みとしまして、緊急通報システムの活用と円滑な運用、高齢者サロン等による居場所づくりと孤立防止策がございます。高齢者サロンについては、高齢になると家の中にひきこもりがちになり、地域で孤立してしまう恐れがあります。それを防ぐために、地域とのつながりをつくるために、高齢者を初め地域の誰でもが気軽に立ち寄って、お茶を飲んだり、食事をしたりしながら、おしゃべりできる居場所づくりと孤立防止策を進めることが必要と言われております。  高野町では社会福祉協議会さんが月に1回、第2金曜日に実施しておりまして、他の町内におかれましても同様な活動が機会を捉えて行われております。町としましても、継続できるよう支援していかなければならないと思っております。  また、社会福祉協議会では配食サービス、65歳以上の独居、老夫婦世帯及び障害者世帯を通じての、配食サービスを通じての見守り活動も行っております。そのときに利用者さんへの買い物の支援サービス等も行われているところでございます。  以上で、介護保険制度等を通じてのサービス提供時の見守りや生活支援、デイサービスを通じての居場所づくり、そして地域民間事業者による見守りの充実が必要とうたっております。また、見守り居場所づくりの充実が孤立防止につながると考えております。  次に、生活支援についてなんですけども、過疎の地域の触れ合いタクシーとか、福祉有償運送、むらづくり支援員、地域見守り協力員の配置等、住民の健康づくり事業とともに、今後は介護保険制度の改正に対応した地域支援事業の充実が必要となっております。  具体的には、要支援者等の多様な生活支援のニーズに対応するため、掃除、洗濯等の日常生活の支援を提供する訪問型サービス、機能訓練や集いの場など、日常生活上の支援を提供する通所型サービス、そしてひとり暮らし高齢者等への見守りサービス等の提供を充実するための取り組みを推進していかなければならないとなっております。  同時に、生活支援サービスを担う事業主体としてボランティアさんやNPO、社会福祉法人、企業、町内会、老人クラブ等々、さまざまな主体があるんですけども、そういう地域資源を発掘し、整備に向けた支援を町として図り、サービスの充実へつなげたいと思っております。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 見守り活動のことに大体重点を置いて答えていただけたと思うんです。マツゲンさんや郵便局さんにも協力をいただいて、見守り活動に加わっていただいているというようなこともお答えをいただきました。  今、ヤクルトのお姉さんというのも各地を回っておりますので、そういう方にも非常にお声をかけていただいて、協力体制をとっていただければありがたいなと思うわけです。  いろんな団体、また地域との連携というものがこれから必要になってくるというようなお話でございました。居場所づくりでも社協ではやっているが、各町内でももっと広げていかなければいけない。また、生活支援におきましても、今までよりも地域資源を活用して、きめ細かく、手厚くしていかなければならないというような内容であったと思うんですけれども、そして、緊急通報装置も導入されて、それが稼働しているというようなお話もいただきました。やはり孤独死の防止というようなことにこの中でもなりましたら、見守り活動というのがやっぱり有効になってくると思います。  そこで、私の質問の中でお尋ねするわけなんですが、高野山の中でこの夏に、人知れず家で亡くなっておられたというようなことがございました。以前もそのような事案が起こる中、9番議員さんが緊急通報装置の導入を提案され、今はそれが必要な人に使われて、効果もあらわれているというような報告もいただいております。しかしながら、またこのように長い期間、誰にも気づかれず亡くなられるというような孤独死が起こってしまうのはなぜなんでしょうかということなんです。  もう少しほかにいろいろな方法を考えて、そういうことがないようにしていかなければならないんではないかと思うのですが、その辺につきましてのお考えをもう少しお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) 失礼します。
     先ほどの孤独死のことなんですけども、8月24日の月曜日に、夕方、孤独死されている方が発見されました。生活保護を受けられている方で、7月19日に病院を退院されて、7月の月末に県の担当者が訪問したと。そして町の保健師も月末には訪問してはおるんです。ところが、訪問してはいたんですけども、本人との面会ができなかったというところがございます。その辺で何とか、そういう状況になっているかどうかというのが全くわからない中での訪問でしたので、その時点ではそれ以上家の中に入るとか、そういうことはなしで帰ってきております。  その本人さんの死因としては急性心不全で、時期の推定としたら7月の月末ごろかなということなんです。訪問した後なのか、先かはどうかわからないんですけども、そういう中で、ふだんから地域の方とのかかわりも少なかったということもあって、地域の方の見守り自身も機能していなかったということなんですけども。突然の病気の発生でもあったので、今後このようなことでどのように町として対応すべきかという課題がございます。当然、民生委員さんと町との情報というか、何らかの情報の共有も当然また図っていかなければいけないと思います。  それと、あと訪問時に本人さんと面会できなかったという中で、そのときに御近所の方との聞き取りとかということも含めてできなかったかという点と、あと地域での見守りの充実を今後どんなふうにしていくかというところを考えていきたいということで考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 地域の見守りの機能が十分生かされていなかったんではないかというような反省であったと思います。そして、民生委員さんにも情報が十分行ってなかったといいますか、働きをいただくことができなかったというようなことだと思うんです。  そのことで、亡くなられた方のことで民生委員さんが責められてつらい思いをしてるというようなことも伝わってきております。ボランティアで民生委員をお引き受けいただいて、いろんな活動をされている民生委員さん、これ以上いろんなことで責められますと、次になっていただく方がいないんではないかと思うようなことでは困るわけでして、その亡くなられた方や見守るべき対象の人たちの情報が民生委員さんや各町内の役員さん、必要な方たちに情報が入っているのか、それがわからないのでお聞きをするわけなんですが。  個人情報保護とか、プライバシーの問題ということもありまして、みんなで情報を共有するということは今非常に難しいと思うんです。しかしながら、民生委員さんとか、見守りをすることにおきまして、限られた、必要な方には、やはり情報が入らなければ動きようがないということもあります。何とかその辺のところをクリアしていく必要があると思うんですけれども、このことに関しましてはどうでしょうか。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) どこまで民生委員さんとの情報を共有していくかという部分で、町としても当然検討していかなければいけないんですけども、今回ちょっと退院されてからの期間が短かった時点で、民生委員さんには情報も当然行ってないわけです。通常、そういう病気がちとかいう部分で注意せなあかんということではなかったので、そこまで考えていなかったという部分がございます。突発的な急性心不全というような形になってしまって、あと県の担当の人も、町の保健師も当然訪問はしているということで、ある程度うちの関係するかかわりの部分については定期的な訪問というのは当然かけておるんです。ただ、そのときに接触することができなかったときの対応の仕方というのを今後考え直していかなければならないと思ってます。  それと、民生委員さんとの情報の共有の部分で、当然日ごろの見守り活動というのはいろんな地域でしていただいているんですけども、そこでの該当する方の情報を民生委員さんのほうへどのように伝えていくかという部分で、こういうこともあったらあかんので、その辺はまた民生委員会のほうでも協議していきながら、うちのほうで必要な情報についてはできるだけ出せるように考えていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 7月31日に町の職員さんも接触を試みたわけなんですが、そのときに会えなかったと。そういうところの対策をもっと深く入り込んでいけるような、そういうようなことも考えていかなければならないというようなことで、そういうこともお考えをいただきながら、また民生委員さんにも必要な情報を落としていくというようなことも早急に考えていただきたいということでございますが。  地域見守り員制度というのが以前からあるんです。それが大滝とかほかの地域で、少ない人数ではあるんですがおられると思うんですけども、そういう制度の活用というのは今どうなっているんでしょうか。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) 現在、高野町内で4名の方が見守り員さんとして県知事から委嘱されております。この数についてはまだ十分ではないというのは認識しております。あと活動として民生委員さんとの協力のもとで見守り活動を推進していくということになっておりますので、見守り推進員さんとの協力を得ながら、民生委員さんと連携をしながら進めていくということで、今後進めていかなければならないと思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 今、4名の方が県知事のほうから任命を受けて活動していただいているということなんでございますが、この制度がもっともっと広がって、民生委員さんや各関係者の方と協力しながら、そういう孤独死が起こらないように、また困っている方がすぐに気づかれるような、そういう状況を早く構築していただきたいと思うわけです。  それぞれの地域で安心して日常を暮らしていくには、制度によるサービスというのを、これを利用するということも方法なんですけども、それだけではなくて、やはり地域の人と人とのつながり、それを大事にして、お互いに助け合いの関係、またその仕組みをつくっていくということが重要であると思うんです。  今後も地域福祉の向上、充実ということはやっぱり住民の皆さんとともに進めていかないと、どうしても行政のほうの考えだけではそういうことに追いついていけないということを非常に思いますので、その辺につきまして、住民の皆さんとともにしっかりと取り組んでいただきますようにお願いを申し上げて、この質問は終わらせていただきます。  それでは、もう一つあるんですけれども、これは町民健康運動会と、私、勝手にそういう題目をつけたんですけれども、以前に、随分前の話になりますけども、当町におきましてはソフトボールというのが盛んでありまして、何チームもありました。議員皆様の中にも、また職員の皆様の中にも夜間照明のもと、一生懸命にプレイされた、そういう経験がある方がたくさんおられるんではないかと思います。  そして、また歩け歩け運動というのもありました。これは冬場やったんですが、日ごろの運動不足の解消というようなことで教育のほうで行われておったと思います。子供からお年寄りまで一緒に元気に歩かれておったという姿を私も覚えておりますし、私も参加をさせていただいておりました。  そして、少子高齢化、この当町の少子高齢化、町人口の減少で、今までやってきたスポーツですね、それとか体を動かす機会が大変減ってきているというふうに思います。  この町民健康、大が抜けておるんか、大までつけるようなそんな大がかりなことは要らんぞというか、それはわかりませんが、こういう運動会を機会に、各町内の皆さんの交流が深まって、スポーツに親しみ、体を動かすことのきっかけになるような大会、そして健康を意識していただくような、それぞれの年齢に考慮した町民健康運動会、大は抜けております、平成28年度にぜひとも開催をいただきたいというような思いで質問をさせていただいておりますので、まず町長、教育長のお考えをよろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) ありがとうございます。  実は私も運動不足で、このようなことになったということで非常に悲しい思いをしておるんですが、おっしゃられるように平成17年の町民運動会は、平成16年、第40回を終えた町民ソフトボール大会に変わり計画されたものというふうに聞き及んでおります。その後、再開する動きも現在になく至っているということでございます。  今おっしゃられたように、健康ということでは、本当に私も含めてでございますけども、私もソフトボールもさせていただきました。その中で運動会という銘を打つというのは非常にどうかなと。その名称についてはちょっとこだわるところはあろうかと思うんですが、それよりも体を動かすその方法をどのようにしていくかと。これは公民館でのいわゆる活動の一環になろうかと思っております。  現在も卓球であるとか、それからバドミントンであるとか、それからソフトバレーを公民館では利用していただいておりますし、それからテニスコートにつきましても利用していただいているということで、若干、人数的には非常に少ないんでございますけれども、その利用人数をできるだけ私どもの広報のやり方でもって人を集めていくということは可能かというふうに思っております。  ただ、今歩け歩けという御説明もございましたけれども、今年度も10月24日、25日を通してツーデーマーチが開催される予定でございます。それにも町民の皆様の参加を得て、そして歩く健康、そして参加をしていただくという取り組みを今後とも続けていきたいというふうに思っておりますし、そして、なおかつ高野町にはスポーツ推進委員というのがございます。現在のところはなかなかその推進委員さんの活躍という場が非常に少ないんでございますけれども、ぜひこの機会を通して、また推進委員さんの活性化にもつながっていくような努力をしていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員の御指摘の件でございますが、町民健康運動会、非常に町のことを考えていただいており、ありがたく思っておるところでございます。  当初よりこういったものが何かできないのかなというふうにも私自身も考えておりました。そうする中で、先ほど教育長が言いましたように、ツーデーマーチとか、今いろいろなところで、町民の皆様が一堂に会することはないかもしれないけど、運動をしていただくというような取り組みも継続してやっているところでございます。  当然、住民同士のつながり、それと健康を意識してもらうようなそういう会というのは、これからは必要、余計必要になってくるんではないかなというふうに思っております。  世間ではよくPPK、ピンピンコロリで行きましょうというような言葉がよく出ておりますが、まさに病気になる前に少し健康に気をつけていただく、未病のためにどういったことが必要なのかというので進めていかないと、病気になってから医療を受ければいいということだけでは医療費の過剰な支払いにもなっていきますので、なるべく病気の人を出さないようにしていくというのが、行政としてもしっかりとしていかなければならないというふうに思っております。  今後、開催も含めて各方面と調整、するか否かを検討してまいりたいと思いますし、その枠内には町役場、また学校関係者、町内会、また地域の医師会、歯科医師会、薬剤師会、看護師会とかいろいろありますので、そういったところと相談して、皆さんが出てきやすいような環境を一度考えてみたいというふうに思っております。  それと、一番目の質問でございましたが、今回の住民さんの孤独死、それを無駄にすることがないように、福祉保健課のほうでいろいろ考えてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 町長のほうから1番目の質問につきましても、亡くなった方の死が無駄にならないようにというふうなお話もございました。どうぞよろしくお願いいたします。  運動会のことに戻りますけれども、教育長のほうからは、名称はともかく、体を動かすというようなことは教育として考えていかなくてはいけないというような内容で、今高野町ではツーデーマーチというのも始められて、もう数回になると思います。そういうところでも出ていただいて、参加していただいて、もっと内容もいろいろ考えて、みんなが参加していただくようなものにしていけば、少しは体を動かすというようなことになじんでもらう、またそういうきっかけになるというようなことも考えられると思うんです。  そして、スポーツ推進委員、これ昔、体育指導員というような名称であったと思うんです。今何名かの方が高野町でもおられて、いろんな活動をされておるとは思うんですけども、あまりどういうことをされてどういう効果があったかというところまでは私も存じ上げていないんですけれども、もう少しそういうところが前面に出てきて、ああ、一生懸命やってくれておるなというようなことがあってもいいんではないかなと思うわけです。その辺もお考えをいただいておるということなんで、ぜひともその辺のこともよろしくお願いしたいわけです。  また、町長のほうからは、御自身でも何か考えて、町民の方が一堂に会するまではいかなくても、そういうものがあればいいなというようなお気持ちはお持ちであったというように御拝察するわけでございます。  また、ピンピンコロリというのが適当な言葉かどうかわかりませんが、そういうこともおっしゃっていただいたんですけども、本当にそういう形で一生を送れれば私もいい人生であるんだなというような同感はいたします。  そして、健康を重視したそういうものが必要であるんではないかというような共通した御認識もお持ちだと思うんです。行政としてはその辺を全面に出してやるというようなこういう催し物は、やはりいろんな関係者と協議して進んでいかなければならないというような慎重な御答弁であったと思うんですが、ぜひとも開催してほしいという私の気持ちというのは、私が10年前に、まだ体育指導員ということで拝命を受けて、ちょうど中止になった運動会のために一生懸命やった結果が、朝、大雨が降りまして、万国旗が雨にぬれて無情な姿で、また茫然としたんですけども、朝早く。そのまま一日じゅう雨は降り続いて中止になりました。ちょうど10年前でございます。10月10日。そのときには消防団が協力するよというようなことをおっしゃっていただいて、最初からもろ手を挙げてということではなかったと思うんです。こちらから働きかけていろんなところに協力してほしいよという話の中で、そしたらポンプ操法というのを町民の方に披露しましょうというようなお話もいただいておりました。そして、そういうこともありまして、今回、そういうものが開催できるかどうかはまだわかりませんけれども、私なりに勝手にいろんなことを考えてみました。  太鼓の演奏をしていただく、鬼もみ太鼓とか、山内にもDONKAKAとかベスチャとか、太鼓の演奏をしてくれる人がいます。そして、3B体操の披露、これは簡単な体操をみんなでやってみると。8月30日、高野山中学校で3B体操のデモがあったわけなんですが、私もほかの議員の方も参加させていただいて、税務課長の指導のもと、一生懸命体を動かして、よい汗をかかせていただきました。そういうこともやってはどうかと。  また、ニュースポーツの紹介、これはいろんな新しいスポーツができてるわけなんですが、そういうこともこういうスポーツもあるんですよというような御紹介をしてはどうかというようなことも考えてみました。もちろんやるかどうかは何も決まっておらず、私が勝手に今考えたことを発表させてもらってるだけです。  健康相談コーナー、保健師さんに血圧とかをはかってもらったり、日ごろから心がけるべき健康のアドバイス、そういうものも一緒に併設して、走った後にぜいぜい息がするな、ちょっとこのごろ体力が落ちてるんがや、ちょっと健康相談に隣に行ってみようというようなことにならないかと。そして地域包括支援センターの方にも開設していただいて、いろんなよろず相談といいますか、日ごろこういうことでちょっと困っておることもあるんですけどというようなことが、その場で相談できるというようなこともどうかなというようなことも考えました。  そして、離れていて、あまり今他町内との交流というものがないような、花坂であるとか、また筒香、富貴地区の皆さんであるとか、そういう方々との交流。これ高野町でやるとか、富貴でやるとか、何も私の中では組み立ててないんですけども、そして町職員の方にも参加していただいて、町の一体感が味わえるような、そういう催し。みんなが健康で、次も、来年もぜひ参加したいなと思えるようなそういう、運動会じゃなくてもそういう催しですね、そういうことが今必要ではないかなというふうに思ったわけなんでございます。  健康ということを重視しての私なりに運動会と言うてるんですが、そういう催し物について、福祉保健課長さんにそういう催し物についてのお考えをちょっとお尋ねをいたしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) 失礼します。  いろいろな御提案どうもありがとうございます。福祉保健課として健康について、誰もが健康で生きがいを持って生活できることは大きな願いでもあります。健康を維持するには私たち自身による健康づくりへの意識づくりが重要と考えております。自分の健康は自分で守らなければならないこと、生活していく上でどうしても自分のことが後回しになってしまったりしてしまいますが、病気になってしまうと自分だけでなく、家族、周りの人にそのしわ寄せも出てきます。そこで健康づくりは生活をする上で大切な要素と考えております。  高野町といたしましても、健康づくりの情報や機会を増やすことによって、町全体で健康づくりの意識を高め、町全体が健康で元気になれるシステムづくりの構築が必要と感じております。その中で健康運動会を企画立案、実施することは、その一つの施策として検討すべきことだと思います。  具体的には運動を通じての健康づくりの方法や、健康チェックを通じての住民の皆さんの現状の把握、そして、例えば歯科医師会さんとの連携した口腔ケアのチェックとか、健康運動会に御参加いただくことによって、より健康づくりに関心を持ってもらえる機会の提供が可能になるのではないかと思っております。  課題としては、いかに運動会が住民の皆様に御理解をいただいて、住民参加の運動会となれるかどうかというところの、住民の皆様への動機づけというか、そういうところが必要と感じておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 課長のほうからも住民参加でそういう動機づけができればいいんじゃないかというようなお話でございます。一つの施策でそういうような運動の機会、健康を思っていただくような機会がやはり住民の皆さんに回数を多くといいますか、機会を増やすということは一つの施策で、そういう運動会のようなものも一つの大事な施策であるというふうなお答えであったと思うんですが。  このことに関係する部署は教育、またもちろん町長も旗振り役になっていただけるかどうかということもありますが、健康に関することで福祉保健課の皆さんとか関係するところが一応協議いただいて、運動会というような名前でなくてもいいんですけれども、そういう機会をぜひとも設けていただいて、町民の皆さんの親睦、また健康増進、体力の向上などを目的とした、そういうような催し、そして町の一体感が感じられるような、健康で来年もぜひ参加したいなと思うような催しを開いていただきますように再度申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(所 順子) 答弁、要りませんか。 ○8番(大西正人) もし何かつけ加えることがありましたら、よろしくお願いいたします。なければ結構です。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員のおっしゃられるとおり、住民が一つとなってする機会というのが、この町にももっと必要なことではないかなというふうに思っております。  開催の時期とか、そういったことをいろいろ考えると難しく感じるときもございますが、住民のつながり、それを再確認したり、また新たにつくっていくためにも、今日は御意見いただいた内容を十分に、私もそうですけど、各担当、全町役場挙げて考えてまいりたいというふうに思っております。  また、御意見を伺うときもあるかと思いますが、そのときはぜひ積極的な御意見をいただければ幸いかと思っております。よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 続きまして、3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公) 前回に引き続き、今回も質問の機会を与えていただき本当にありがとうございます。  私からは2点で、除雪作業と災害時の対応と対策について。もう1点、ハイランドタクシーの運行料金についての2点です。  1点目ですが、これからまた寒い季節がやってきます。近年、突然の大雨が降ったり、雪も例外ではないと思います。今までにない、以上の状況が生まれてくるかと思います。  そこで、1点目の質問として、高野町としては県道3センチ、町道10センチ積もれば除雪作業を行うとされていますが、県道は除雪されることが比較的早いんですが、町道のほうはもうここ最近、私たちの地域はほとんど除雪されていない状況でしたので、これはどうしてか、答弁願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長(奥坊恒雄) 失礼します。  3番議員さんの御質問について説明させていただきます。  まず、除雪作業について中身を少し説明させていただきたいと思います。  まず、高野町で行っている除雪作業については、建設業協会のほうと契約させてもらっております。契約している路線については、町道と国道が入り乱れておりますが、町のほうで契約しておるのは町道と林道のみです。  住民の方から見られたら国道も町道も見た目は多分一緒だと思うんですが、県と町では契約内容が違っております。うちのほうでは仕様において除雪基準を決めているんですけども、具体的に申しますと、県道、国道の除雪については伊都振興局のほうで契約を結んでいると思いますが、3センチと聞いております。  町道については建設課のほうで契約を行っているんですけども、一応基準としまして10センチ以上で除雪、その他の状況で融雪ですね、塩化カルシウムをまいて融雪剤の散布を行っております。それと、町内は10センチという基準なんで、それ以外の道については入ってはおらないんですけども、富貴地区については、いろんな要望もございまして、今現在20センチ以上の分も一部入れております。  次に、道路の除雪の対象となる範囲についてなんですけども、まず国道、県道、町道にかかわらず、交通を確保するということをメインとしておりますので、どうしても国道から除雪に入りまして、その次には町道に入ってくるような形になっているのが現状です。ただ、町道に入りましても、国道、県道からの各地区のメインになる道路1本を契約の内容としております。  なぜ1本にしているかということなんですけども、基本にある役場の考えといたしましては、自助、共助、公助の観点を考えまして、自分たちの町内は自分たちで守っていただくとか、ある程度の作業は協力していただくような地域の活動として見守ってほしいというようなことから1本にしております。その1本のところまで細かいところの路地の雪を出していただければ、契約のほうでは委託業者のほうで運んでいただけるようにしております。  以上が中身になるんですけれども、3番議員さんお尋ねの件なんですけども、私のほうで調べたところ、昨年度、富貴、筒香地区においては確かに実績としては上がっておりません。これは昨年も当然雪は降ったと思うんですけども、一度に大量の雪が降ることがなかったためと判断しております。除雪の判断については、天気予報などの気象情報に十分注意していただいて、交通に支障を来す恐れのある場合には、速やかに作業できる体制をとるように委託のほうには指示しているんですけども、各道路の積雪状況を確認した上で作業に入るのはなかなか難しいと考えております。それで、最終的には委託する業者の判断に任せておるのが現状です。  また、高野町内の建設業者の数も少なく、除雪については県の委託も受けております。そんな関係で国道から入ったりとか、いろんなパターンが出てくると思うんですけども、ただ、どうしても交通の確保という観点から考えたとき、大きいメイン通りの国道や県道から除雪作業に入っているというのが現状と思います。今の委託内容の中で考えたときなんですけども、除雪作業の範囲に入らなかったんで昨年度は除雪に入らなかったと思っております。  このようなことで解釈とか見解の違いがあると思うんですけども、除雪を行っていないと感じておられる住民の方も確かにおられると思いますので、今後、いろんな面を上とも相談しながら何かいい方法がないか検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(所 順子) 3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公) 今当局のほうでおっしゃっていただいたことは十分わかっていますし、昨年も雪が少なかったということで除雪がなかった、これは当たり前のことでありまして、私が質問させていただいたのは、そういうことを聞くのではなしに、1点申しますと、私たちの町のほうで業者さんと住民の方のやりとりをちょうど私家の前で聞いていまして、住民の方は一旦庭をかいたのに、また除雪車が通ることによって戻されると。それやったらもうかいてくれんでええんやという住民側の、これまた一方的な話でもありますし、また業者さんにしてみたら、富貴の住民は文句ばっかり言うんでかなわんのやと、そういう話のやりとりを僕が聞いたときに、私たちの地元では土建業者がいないので、やはり高野山のほうの建設業会の担当の人たちのやっぱり助けをからんことにはどないもならんという状況も十分わかっていますし、自分たちの町が雪が積もるぐらい、10センチとか15センチじゃなしに、もっと私が言ってるのは30センチ、40センチ、災害に近いような、これ雪の災害であろうというときのことを私はこれからお聞きしたいと思ってるんですけども。  業者さん、高野山がそりゃ、私たちの町が雪が積もるぐらいはもちろん高野山のほうもたくさん積もっているやろうし、高野山から私たちのほうへ地域に来るのにもなかなか来れるというのも大変なことだと思います。木がこけてみたり、雪でそれこそ現場へ来るのに大変だということを認識して、私が認識した上で1点例でありますけども、今まで住民の方もこの件に関して町政にはいろいろ話をさせてもらいました。しかし、予算がない、作業をする人数が足りないなどの理由で除雪がされなかったことも事実です。何年か前は町政側も知ってのとおり、私の地域でも歩くことはもちろん、車の運行さえも困難な状況のときがありました。役場に重機は置いていたんですけども、その重機を住民の方が貸してほしいと届けたところ、だめだと。理由はある程度把握して聞いてるんですけども、そういうことがありまして、その結果、多くの住民の方があのときは生活していく上においても困難を強いられ、大変苦労なされました。  今、住民の多くの人が足腰が悪くなり、電動カーを利用しているという状況です。雪が積もれば電動カーはもちろん使えません。しかし、病院、役場、局など、またごみ出し、買い物などに痛々しい足を引きずりながら歩いていかなければならないような状況。町政の方には十分理解していただいて、町道の除雪の重要性も十分思っていただきたいと思います。  そこで、2点目の質問に入ります。  地域の雇用対策という点から、町道の除雪に限り、町政が地域の担当業者の方と相談して、地元のことは地元の者がよくわかるので、住民の方々と対応していってもらいたいと思いますけども、答弁願います。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長(奥坊恒雄) 失礼いたします。  3番議員さんの内容の中で、地域の担当業者の方と相談して地元の住民の方々と対応していくべきだと思うがということでございますけども、この件についてなんですけども、確かに運営上といいますか、すぐに雪もかける、そういう状況が生まれて非常にいいこととは感じております。それと雇用促進になると思うんですけども、ただ除雪に限って雇用するとなると、昨年度の実質、先ほどもお話ししたようにゼロでした。それに例年を見ても、シーズン中数回程度の業務になると思うんです。そんな中で心配なのが、いつあるかわからない仕事を待っているような状況になると思うんです。呼び出しがあるのかわからないのに、冬の約3カ月の間になると思うんですけども、実質的には束縛されるような形になると思っております。こんな状況の中で、協力していただける住民の方がおられればいいんですけども、ちょっとそこら辺がなかなか難しいんではないかと感じております。 ○議長(所 順子) 3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公) 今の答弁で、僕は思うんですけども、物すごい当局は勘違いしてると思うんですけど、単刀直入に言いまして、担当の業者の方から、ずっと雇ってくれじゃなしに、そういう災害的な状況、30センチ、40センチ積もって、こっちの業者の方が来れないときのための対応をとっていただきたいと。何もずっと2カ月、3カ月雇用してくれというわけじゃなしに、緊急時の場合の対応をしっかりとっていただいていれば、役場の要請で業者の方とお話ししていただいて、こっちから来れないときに10センチ、15センチの話じゃなしに、30センチ、40センチ積もったときの対応をとっていただきたいというのが私の質問であります。何も3カ月雇ってくれ、2カ月雇ってくれと言ってるんじゃなしに。  それにつけて関連を引き続き質問させてもらいます。そのとき一緒に答弁願えたらと思います。雪が降った場合、早い対応が必要だと思います。仕事に行かれる方や高齢者の方が生活していく上で、県道はもちろん、町道や診療所、役場などに高齢者の方が多く利用する場所も除雪が必要だと私は思ってます。そういうことを理解していただいて、他の地域も同様に、こういったところにこそこれまでより多くの予算をつけていただいて、住民の方が安心、安全に暮らせるように配慮していただきたいと思います。その上で、もう一度言いますけども、何カ月雇ってくれという話じゃなしに、緊急のときの対策をとっていただきたいということです。  そして、3番目の質問にまいりたいと思います。
     災害は台風だけと違い大雪も一緒だと思います。特に停電が長期化したとき、ひとり暮らしの高齢者の方が不自由されると思います。こういったときの町政側の対応、対策をお聞きしたいと思います。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長(奥坊恒雄) 失礼いたします。  先ほどの件なんですけども、一応そういう災害的な雪害ですね、それは3年ほど前やったと思うんですけども、一度ございました。そのときは職員なんかも全部出て、緊急的に路地の部分とか、家の出入りが不自由なところ、雪かきに参加させてもらいました。そういう私の認識の中では、ふだん委託に出している部分、それはメインの通りとか、そういうところは業者さんに依頼している中でやっていただけるということで、今度住民の方が不自由している、その部分については、前回のような対応も必要かなと思っております。  それと、地区によって孤立するような形になるというふうな中で、うちのほうでも住民からの要望と十分理解しておりますので、いろいろと検討はしておるんですけども、業者を入れるというても、御存じのようにいろいろ無理な面がございます。  そんな中で、町としてどういうことをやっていけるかというところで、財政的な問題も当然あるんですけども、実施可能な方法、いろんな財政の許す限りの中で、地区の住民の協力とか連携、そういうものをいろいろ模索しながら、上と相談しながら今後検討していきたいと思っております。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公) 今の答弁、3年前の話を今おっしゃったんですけれども、物すごく認識不足だと思います。役場の方が出て除雪に回ったのは、雪が降ってから大分たってからです。12月31日の昼ぐらいから降り始めて、明くる日にかけて、朝起きたら歩けれんぐらい、車も通れんぐらい、動けんぐらい降ったときに、あれから2週間ぐらいでしたわ。役場が来て、2回目に雪が降ったぐらいのときに、やっとこさ。だから、その状況を言うとるんですよ。来れないから、そういう体制をつくってほしいと。上辺だけと違って、実際もうちょっと認識してもらわな。あのときほんまに車も通れん、車は横転する、はまる、それが1日、2日じゃなかったから私が言うとるのであって、今当局が言うたのは、大分たってからの雪かき、住民の皆さんが住んでいるところの雪かきであったことを多分言ってるんだと思います。もうちょっとそのときの状況を、僕も今説明させてもらいましたけども、十分地元の役場の人もいてたんで、当局のほうの担当の方が。大概見回りに来てましたわ、見回るだけは。でも一向にそれがなされてなかったんで、こっちの当局の状況もわかるから、そういうことが今度起きないような対策をとってほしいということです、私としては。  以上です。 ○議長(所 順子) 奥坊建設課長。 ○建設課長(奥坊恒雄) 失礼します。  今御質問あったように、確かに後手後手に回った面はあると思います。ただ、言いわけではないんですけども、実質、正味いろんな方の協力を得てそのときは復旧したように認識しております。ちょっと富貴地区のほうへは私は行っておりませんので、詳しい状況はわからないんですけども、支所のほうからも派遣されて、していただいたと思います。  今度、早急にするとなってくると、いろんなパターンを考えながら、これから計画的にそういう配置とかも考えてやっていかなければいけないことと思いますので、ちょっといろいろ検討させていただきたいと思います。  それと、大規模、何センチを基準にするんかわからないんですけども、一応議員さんおっしゃるとおり災害的な面もございますので、防災のほうとも連携をとりながら、また支所とも連携をとりながら、ちょっといろいろ検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 失礼します。  私のほうからは、停電が長期化したときの対策について御説明させていただきたいと思います。  日ごろから安定した電力供給系、電気製品に囲まれ生活していますと、わずか5分、10分の停電にも不便な思いを感じます。各御家庭でも懐中電灯であるとか、予備の乾電池、ろうそく、マッチとか、ある程度の停電の備えはしていただいていると思います。また、冬場になりますと電気を使うファンヒーターなんかは使えませんので、電気の要らない、昔ながらの石油ストーブというものも備えといていただく必要もあるかと思います。まずは自助というふうになるんですけども、そういった御準備していただいた上で停電の復旧を待っていただくことになるかと思います。  そして、もし復旧に長時間を要するということになりましたら、また状況を見ながら避難所の開設であるとか、そういった部分を検討し、判断させていただくことになります。 ○議長(所 順子) 静かにお願いします。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 停電のみに対して特に避難所を開設するという具体的な基準というのはないんですけども、今言われている大雪の場合の停電になりますと、寒さへの対策というのが必要になってくると思いますので、暖かい避難所を準備し、住民の皆さんの命を守って、危険が及ばないように対処したいと思っています。  停電ということで、発電機というのが必要になってくるわけですけども、今現在、役場の本庁に4台、富貴の支所に今年1台追加するんですけども、4台が保有されるような状況になります。これで十分ではないんですけども、また順次資機材をそろえて、またこういった場面に対応していけるようにやっていきたいと思います。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公) もう一度、富貴のほうの発電機は何台、4台ですか、現実。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 今年1台買って4台になります。 ○議長(所 順子) 後で答弁願います。 ○3番(下垣内公) 今話されたことについては、私も地元のほうで前に大雪が降ったときに役場の人が一生懸命対応しているのを見て思ったんですけど、役場の人だけで対応して、確かあのとき発電機1台やったと思いますわ、小さな発電機、あっちへとりにいったり、こっちにとりにいったりして。長い時間たって、さあできました。放送で住民の方来てくださいと、マイクで放送したんですけど、そんな夕方暗うなってから来れることもないし、住民の方も。中がぬくもるような状況でもなかったのは事実だと思います、僕も見にいったんですけども。そういうところの配慮であったりとか、住民の人に対してのそういう、これからもっときめ細やかな準備というか、対策というのを、消防団の方にもこういうときにはこういうふうな場所へ集まっていただいてこうすると。そういうマニュアル的なものをつくって、町政が中心になって日ごろから頭の訓練じゃないけど、こういうときにはこうするんやという、民生委員の方にはこうしてもらうという、あれをとっとかんと、いざ電話したかて出えへんとか、そんな頭で描いているようにスムーズにまず行くことはないと思います。特に冬場はほんま年寄りの人はストーブついて火事いったりとか、自分で守りなさいじゃなしに、昔はそないして支え合ってこれたと思いますけども、今はもう若い人たちが少なくなった、今現実そういうこともなかなかできないのも事実やと思いますんで、過疎地域のほうの、先ほどから述べさせてもらっているような過疎地域、山内が中心になるのはわかるんですけども、過疎地域のそういう今まで答弁させてもらったような問題について解決していただけるようにお願いしたいと思います。  何かもう一度答弁をお願いします。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長(井上哲也) 先ほどの発電機の件ですけども、富貴支所、今年1台購入して4台になる予定です。  消防団の方とかのお力もかりなければいけませんし、また建設業協会さんの方々の力をかりながら、適切な対応をとれるようにいろいろ協議してまいりたいと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 3番議員の御指摘の雪関連のことですが、全町的に考えますと、この大字高野山地区においてもやはり除雪できないところというのはたくさんございます。そこをどうするかといいますと、やはりそこのところに住まわれておる方々が除雪機が通るところまで一生懸命出してきてくれるというようなことで、当然、そこの細部まで入ってくれというような話も当然あるんですが、やはり予算の関係上、なかなかできないというようなことでございます。  今後も今までと同様に、町道は幹線を主にかいていくというようなことで進んでいきたい。また、30センチ、40センチ、富貴で積もるということを考えますと、多分高野山、この大字高野山地区周辺にしますと五、六十センチ積もって、機能が停止してしまうということもございますので、雪が降った場合の災害対策というか、大雪が降ったときの備えというのを今後防災対策室とともに一度研究していきたいなというふうに考えております。  また、災害のひとり暮らしの高齢者の方が不自由にされているというようなこともございますが、今町のほうでは災害が起こる前に、台風とかが来る前に避難準備情報、勧告を出しておる状況でございます。長期になるかもしれないという場合は、まず避難所で生活していただくようなことになろうかというふうに思っております。災害は忘れたころにやってくるというようなことで、いつ来るかわかりませんので、そのあたりは危機意識を持ちながら、雪も雨も風もいろんなことに対してなるべく緊急な対応ができるように、またどうしても時間差はできると思いますが、その時間差もうまいこと効率よく短くいけるようにこちらでも工夫してまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公) 今答弁していただいたんですけども、私が先ほどから言っているように、建設業会の土木の方がいなければ何もできないという状況ですので、とにかく間に僕たちが直接話できるわけでもないので、その辺は行政のほうでしっかりと、こういうときにはお願いしたいと、そういう対策というか、業者の方にしっかりとっていただいて、今後の災害に対応していっていただきたいと思います。  最後に、ハイランドタクシーの運行料金についてですけども、筒香・富貴間のバスの料金を東富貴入り口から西富貴区間の料金と同じ金額に私はすべきだと思いますけども、答弁お願いします。 ○議長(所 順子) 南富貴支所長。 ○富貴支所長(南 明人) 失礼します。  今3番議員さんから御質問いただきました夢たまごハイランドタクシーの運行料金について御説明申し上げます。  まず最初に、夢たまごハイランドタクシーにつきましての全体的な説明をさせていただきます。運行ルートといたしましては、行きは下筒香を出発して、富貴、隅田地区、五條病院を経由して、五條イオンが終点となりまして、帰りはその逆のルートで五條イオンを出発して、五條病院、隅田、富貴地区を経由して、下筒香が終点となっております。往復を1便としまして、1日平日4便、土日祝日は2便の運行となっております。  料金につきましては、下筒香から乗車した場合、上筒香までが100円、西富貴にある富貴口まで300円、そして隅田地区、五條病院、五條イオンまでが900円となっておりまして、東富貴から乗車した場合、西富貴にある富貴口までが100円、隅田地区、五條病院、五條イオンまでが600円となっており、その夢たまご全体の乗客数は、平成26年度実績で3,085人となっております。  次に、その内訳といたしまして、筒香からの利用状況なんですが、平成26年度実績で筒香から富貴までの300円区間の乗客数が560人になりまして、主としましては富貴診療所への通院、郵便局、農協、役場への用事、富貴地区での買い物とか、美容院で利用されております。  筒香から隅田地区、五條病院、五條イオンまでの900円区間の乗客数が590人で、主としましてはもちろん町外への病院への通院、そして買い物とか親戚、子供さん宅への訪問ということで利用されております。それの合計、筒香から富貴、筒香から隅田五條方面への利用者は先ほど言いました数字の合計で1,154人となっております。  そういった利用状況の中で、質問の筒香・富貴間の運賃300円を東富貴入り口から西富貴区間の運賃100円と同じにすべきという質問であるということですけれども、議員も御承知のとおり、町では今年6月にこの地域公共交通であります夢たまごハイランドタクシーを富貴・筒香地区住民の移動手段として将来にわたって使い続けていくことができるようにということで、利用者を初め、一部地区住民の皆様に御協力をいただき、利用調査をいたしました。そして、またもっといろんな意見を広くいただくために、近々富貴・筒香地区住民の全世帯対象にアンケート調査を実施する予定であります。町としましては、そのアンケート調査の結果を検証し、利用者の皆様方に今まで以上に便利に利用していただけるように検討したいと考えております。  ただ、地域公共交通に関しましては、利用者の要望を町だけの判断で決定し変更することはできません。特に、このハイランドタクシーにつきましては、町外、そして県外へ乗り入れしている関係上、他路線との兼ね合いで複数のバス、タクシー事業者、複数の自治体や地域公共交通会議との協議と調整、そして陸運支局の認可が必要となります。つきましてはこの運賃についてでも同じでございます。  それで、御質問の運賃の件に関しましても、運賃収入の減収とか、運行補助金の問題等もありますけれども、近々実施いたしますこのアンケート調査をした結果を含めて、今後関係団体と協議調整しながら検討していきたいと考えております。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公) まず、今回支所長がタクシーの件で住民の方々からアンケートをとっていただいて、この前の議会のときに、高野のほうからも来ていただいて、富貴・筒香地区の区長や各議員の皆さんと話し合いの場を持てて、前向きに検討できたことは本当に感謝したいと思います。住民の多くの方がこの件に関してさまざまな思いがありまして、意見や要望を私もこの件については聞いてきました。そういう点で、今後住民の方が今おっしゃられたように声を十分できるだけ反映していただけるよう頑張っていただきたいと思います。  そして、この料金の問題ですけど、私個人としての考えですけれども、筒香も富貴地区も同じ高野町富貴という点で、筒香から富貴へ来るのに特別に便が出るわけでもないので、通路の一環として通っているだけで、ましてや診療所や役場など公共施設を利用される方がほとんどですので、この件に関しても僕は300円を同じ100円にするべきだと思うし、特に1,500万円近い補助金が町から出ているということを考えたら、なおさら一律であってもいいんじゃないかという私個人の考えですので、どうかそれも住民の皆さんとの話のときに反映させていただきたいと思います。  以上で終わります。 ○議長(所 順子) 10分休憩。            午後 2時19分 休憩            午後 2時31分 再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。  議長の私が一般質問を行いますので、副議長の﨑山君に議長の職務についてもらいます。  﨑山君、議長席におつき願います。 ○副議長(﨑山文雄) ただいま議長から指名を受けましたので、これからの議事進行に議長を務めさせていただきます。  1番、所君。 ○1番(所 順子) 失礼いたします。  失礼が多々あろうかと思いますが、御容赦をいただきまして、質問をさせていただきます。  最初に診療所の問題から質問をさせていただきます。  過日の議案審議において、総合診療所予算の中で、設計費用として800万円が賛成多数で可決されました。これはコンサルタント料も含めてでございますが、つまり診療所の入院施設17床をなくし、通所リハビリテーション施設に変え、残る2床も緊急、当日の夜のみとなり、実質入院を諦めたということになります。町長は公約の中で365日、24時間体制を維持し、私の給料を半分にしてでも医者を確保し、入院施設を取り戻すと言われてきました。就任して約1年4カ月よりたってませんが、もう公約を破棄することになります。お考えをお聞きいたしたいと思います。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員の御指摘の高野山総合診療所の件でございます。  今議会に来年28年度から始めようかなという通所リハビリの案件で、賛成多数で認めていただいたところでございます。就任当初から医師の確保ということで、いろんな方々とお会いして、そして高野山総合診療所の現状というものを事細かくいろんな方に説明させていただきました。今ある医療資源の中で最大限住民の皆様にサービスできること、小規模多機能診療所を構築していくというのも私の公約の一つでございます。  入院に関しましてはなかなか実現には至っておりません。前回の議会の中でも、病院で死にたい方がいらっしゃるというような中でありましたが、やはり病院の今の院長先生、それと蒸野先生のこの高野町でしていきたい地域医療というものをしっかりと実現させていくというのが行政の役割であるというふうにも感じとっておるところでございます。  今後は福祉との連携、また介護との連携を進めて、地域包括ケアをしっかりと組み合わせていって、在宅を進めて、でき得る限り慢性期から回復期、そして最後のみとりというものを高野町内でできるように体制を整えてまいりたいというふうに思っております。 ○副議長(﨑山文雄) 1番、所君。 ○1番(所 順子) 8月末に総合診療所運営委員会並びに同経営検討委員会が開催され、私は議長として初めて出席させていただきました。この会合では、通所リハビリサービス開始についてが議題でした。これまでにも高野町病院のころは病院運営等検討委員会があったのでしょう。病院がマンパワー不足で診療所に変わり、診療所がリハビリ施設になっていく。これらはこの会合で決定され、議会は大した検討も加えず、議決のみしてきたのです。いわばこの委員会と検討委員会でほぼ決定されてきたといっても過言ではありません。  その議題は町長が提出をしております。町長みずから入院施設をなくそうとしている、これまたそう言っても過言ではないでしょう。提案者が当日欠席、先日の議員全員協議会にも院長と事務長のみで町長は出席しませんでした。公約をほごにしてまでリハビリ施設にする、これはお医者さんを連れてこられなかったゆえの、悪い言葉ではございますが、まやかしではないでしょうか。  山内には立派な社会福祉法人があり、通所のみならず送迎つきのリハビリやデイケアも行っております。同じような施設ではなく、町民は病院を、それがだめなら病院に近い、病院ではありません、今は診療所ですけれども、それがだめなら病院に近い入院できる診療所を求めております。いかほどの採算があるのか具体的に示されておりませんが、きっと12月議会、来年3月議会で予算が計上されてくることでしょう。  お聞きしますところでは、診療所改修に5,000万円、人件費に毎年1,500万円から2,000万円必要とのことでございます。公約違反で町長を続けるおつもりでしょうか。それはだめでしょう。町長の進退問題になってくるのではないかと危惧いたします。勇気ある構想の撤回を求めたく思いますが、回答をお願い申し上げます。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員の御指摘の診療所の件でございます。  昨年度からいろいろな方と接しまして、医師の確保というところに努めてまいっております。1番議員さんのお力もありまして、また町当局のほうも動いたということで、開創法会中の医師の確保というのはできたかなというふうに思っております。その点に関しましては、1番議員さんにもお礼を申したいというふうに思っております。  それ以降、医大との関係等良好で続けておりまして、木曜日の夜間の救急体制というのは確保できております。以前よりも1日多い救急の体制がとれておるところでございます。  また、昨年から申し上げますと常勤には該当いたしませんが、2人の先生に来ていただいておるというような、新たに2人の先生にお越しいただいた。そして、医大関係の先生にも来年度、どないかうちの診療所で勤めていただいてもらえないかというような形で依頼もかけておるところでございます。  いずれにしてでも24時間365日の救急体制、そして入院。私就任時に入院というよりも365日の救急のほうに重点を置いて進んでおるわけでございますが、診療所のほうでの救急外来のデータ、また今までの入院患者のデータ等を考えますと、財政上、今後いろんな方面で考えていかなくてはならないというふうには考えております。  また、診療所の院長先生、また蒸野先生等が目指す地域医療というようなことで、働きやすい環境をつくっていくというのも行政の役割であるというふうに思っております。  それで、まだ公約の中で医療の充実というようなことも当然言っておるわけでございます。その中で、小規模多機能診療所を目指すというのをしっかりと進めていきたいというふうにも思っているところでもございますし、公約を掲げておりますと、いろんなことがございます。トータルで言いますと、種をまいたもの、進んでおるもの、そしてもう始まっているもの等とすると、大体7割ぐらいは今のところ公約はいけておるのかなというふうに自分的には解釈しているところでございます。  今後とも、私も当然医師の確保という点において一生懸命努力して、関係機関と調整して獲得に向けて進みたいと思いますし、1番議員を初めとする皆様におかれましても、いろんな情報がありましたらこちらに寄せていただいたり、またそれぞれいろんなルートで動いていただければ高野町のためになるのではないかというふうに感じております。  以上でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 1番、所君。 ○1番(所 順子) 町長のお気持ちもわかりますが、また通所リハビリも結構なこととは思います。でもこんなにたくさんのお金、修理代も含めまして1億近いお金をお使いになるということになります。やはり夜の穴埋めと申しましょうか、診療所にやはり2日ぐらいしか夜はお医者さんがいらっしゃいません。それを穴埋めするのが先決ではないかと私は思うんです。その後でこの通所リハビリなりやっていただければいいのではないかと思っておりますが。  高野町の住民はやはり夜は不安だと思っております。病気が起こっても、月曜日から金曜日まではお医者さんがいないことがほとんどでございます。やはり私自身も夜になれば、病気が起こったら直接救急車でその辺の近隣の病院に運ばれるしかないのかなと思い不安を感じております。そして、住民もやはり減少していくと思うんですよ。病院のない町、この世界遺産、三ツの町、これは決してふさわしいとは思っておりません。  病院から診療所に変えるからこういうふうな事態になったと申しましたら過言ではございますが、やはりこの世界遺産の町、そして世界の方々が来る町に、やはり1日でも入院できる施設を残していただきたいと私は思ってこの質問をさせていただいております。  2床、たった2床は、病気が夜に起こって、朝はよその病院に運ばれるためだけの入院の、たった1日だけのものが残る。あとの17床はリハビリに消えてしまいます。それはもう入院がないという形をつくられる。それはやはり私は反対でございます。もしこうなさるのであれば、高野町の住民の皆様に診療所にしたときと同じように、やはり皆様に住民説明なりして、納得していただいてからこのことを進めていただきたいと思っております。たくさんのお金も使うことになりますし、そして、これが現在いらっしゃる院長先生も、あと2年後には退職でございます。28年度にこのリハビリが始まるんでございますよね。そうすれば院長先生がもしリタイアされた場合、お医者様は現在1人になってしまいます。その辺のところも大丈夫なんでございましょうか。そのことに関して、町長、答弁をお願いいたします。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員の御指摘の件でございます。当然入院があればいろんな面でカバーできるということも当然あると思いますが、現在の人的資源においてできること、それを今模索中でございます。院長先生の考え、また私の考えといろいろすり合わせて、福祉との連携で往診に行ったりするようなこともできるのではないのかとか、いろんな方向を、新たな方向性を今見出している最中でございます。  先日、地域医療構想検討会という会が保健所でございまして、高野山総合診療所も当然呼ばれまして、管内の各病院等が集まった会がございます。この橋本医療圏の中で病床数の減少、国の施策でもございます。病床を減らしていくというような流れに沿って、この橋本医療圏も今後動いていくような形でございます。  その中で、橋本市民病院、また山本病院等の先生とお話させていただいて、特に山本病院の先生につきましては、49ある急性期のベッドを絶対に満床にはしないと。高野山から送ってくる患者のために、そこは必ずあけとくさかいに、いろんな患者があると思うけど、遠慮せんと送ってきてくれというようなことも言うていただいております。  今後、急性期の患者さんの搬送の仕方というようなとこは、橋本医療圏全体で考えていかなければならないと思いますし、また慢性期の患者さん、そして回復期の患者さんをどういった形で地域でケアしていくかというのは、橋本医療圏のみならず和歌山県を超えて、日本全国中で課題になっていくことであると思いますので、今後とも当診療所の院長、また常勤の先生ともお話をした上で、いろいろ前向きに進んでまいりたいというふうに思っております。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) いろんなことがあると思いますが、私は愕然としております。17床の入院施設がなくなる。それがやはり一番重大なポイントと思ってるんですよ。ですから、このことをやはり住民に知らしめなくては町長の最初の出だしの公約からは随分とずれてしまうというのがございますので、この問題につきましてはそこのところだけが私が申し上げたいという思いでこの質問をさせていただいてるんです。
     私も水面下でやはりお医者さんのことは模索して、いつも気にかけ、お医者さんに声をかけさせていただいてます。法会のときも4月、5月にも一応協力させていただいたと思っておりますが、それ以後にも私はお医者さん確保のために結構水面下で動かせていただいてることがございます。それはやはり住民の方が、夜を不安で過ごせなくて、せめて5つあいた曜日を穴埋めしたい。夜にたとえ注射の1本でもしてもらって、痛みをとめて、そのまま救急車で行くのと、そのまま行くのとでは随分違います。救命士の方は注射は打てません。痛いまま運ばれるのと、ちょっと救急処置をしてくださるのとでは、偉い違いが出ると思いまして、不安から少しは解消されるんではないかという思いをずっと持っております。やはり高野町の住民の不安、安心、安全な町をおつくりになるというのが町長の課題でありましたんですので、この不安をぜひ解いていただきたいと思いまして、もう本当に強烈ではございますが、町長にこうやって反対のような質問をしなくてはいけないというふうな形をとらせていただいております。  町長、いま一度考え直して、やはり少しでも入院施設があるような、せめて2部屋、3部屋でも結構でございます。それに向けて努力していっていただきたいと私は思っておりますので、この辺でこの問題は終わらせていただきたいと思いますが、私の胸の内は町民代表でありますので、ぜひ最初おっしゃってた公約のことを少しでも、あと少し頑張って、やった後にはこのようなことをやっていただいても結構でございますが、まだ少し早いのではないかなと思います。あと少し任期中に努力をしていただきたい。入院施設に向けてということを私は願望として言わせていただきます。答弁があれば答弁のほうをよろしくお願いします。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員の御指摘の件でございますが、今後、今ある施設、また人的資源、そういったものをしっかりと考えた中で、あらゆる可能性に向けて頑張りたいというふうに思っております。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 私の質問したことに少しでも近づけるよう、よろしくお願いを申しておきます。  それでは、ほかの質問に入らせていただきます。7月1日より新観光協会が立ち上がりました。金剛峯寺、町、宿坊組合、商工会の4つの組み合わせでできましたが、どのような形で、理事長は誰になるのかをお尋ねいたします。 ○副議長(﨑山文雄) 倉本産業観光課長。 ○産業観光課長(倉本文和) 失礼します。  ただいま1番議員の御質問に対して御説明させていただきます。  新観光協会の組織ですけれども、今おっしゃられましたように平成27年7月1日付で、和歌山地方法務局に登記申請を行い、法人登記が完了しております。このことによって高野町観光協会として設立はされております。  ただ、今御質問のありました役員等については、現在のところ、設立の際に発起人ということではありませんが、設立理事ということで町長ほか、各事業所から名前をいただいて設立に当たっております。  それで、その中で登記といいますのは、一定会社でいう定款を提出になりますが、そこに今回の役員のことが書かれておりまして、まず設立のときに向けての役員につきましては、第1回の社員総会までとなっております。それで、組織につきましては社員というものを募集いたします。社員の中には正会員と賛助会員がございまして、それぞれ出資金というような形で会費というものを徴収いたします。そして正会員が法律で言うところの社員となります。  それで、御質問の役員につきましては、定款によりますと理事3名以上、監事1名以上と、理事の中から代表理事、理事長というものを定めることになっております。  それで、理事をどのようにして決めるかということでございますが、この定款によりますと、理事は社員総会によって定めることとされております。今現在、社員集めといいますか、組織的には立ち上がっておりますがまだ社員の募集はされておりません。今現在、宿坊組合、それから商工会の会員を軸に、個人的、また団体の社員を集めることになっておりまして、それが集まった時点で第1回の社員総会を開きまして、その中で理事を選出することになっておりますので、現在役員は決まっておりません。  また、理事長につきましては、その理事の中から互選ということになっておりますので、今現在おる役員といいますのは、設立に当たっての世話人的な理事でございまして、正式な観光協会の役員につきましては今後になるということでございます。  以上でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) この社員というのは紛らわしいんですけれども、私の知り得るところでは、社員イコール出資者、お一人様3万円。これを集めてというお話だと思います。そして、商工会が200万円集める。宿坊組合も200万円集める。金剛峯寺と町は別口でもう少したくさんだと思いますけれども、これは毎年お一人様3万円で集めてということを伺っておりますけれども、こんなん1人3万円で社員イコール出資者ですね。その中から理事長を決めてなさっていくという形でございますよね。これは毎年皆さん、よう集めるんかなと思いますし、既に立ち上げているにもかかわらず、理事長なしでお金だけ今集めてるというのもおかしいし、誰がこれ主になってこの社員の出資を集めているのかなという。  じゃあ、今お聞きするところでは、前の立ち上げた方が中心になってやってらっしゃるというのも、これはおかしげな話で、会社を立ち上げているにもかかわらず、会社の社長がいないわけで、そんな中で出資金、1人3万円を集めていらっしゃるわけでしょう。これはちょっと問題かなと思うんですよね。理事長がじゃあ出資を1人3万円で集めましょうよとかいうんだったらいいですけど、トップがいないのに出資金だけ、これをするための出資金集めだと認識をしておりますけれども、何が一体やりたいのかなと思って、この出資金を出してまで新観光協会をつくる、この意図がわからないというのが本音でございますね、会議に入りまして。その辺のところを町長、どのようにお考えでしょうか。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員御指摘の新観光協会のことでございます。この観光協会の設立というのは、引き継ぎは受けておりませんが、前町長からの宿題であるというふうに思ってやっております。  今後、この高野町をしっかりとPRしていくための司令塔というような形になっていただきたい。高野町、また総本山金剛峯寺、宿坊組合、協会ですね、失礼しました。商工会等、いろいろやっておる事業を、いろんな角度で新しいこの観光協会が見て、そしていろんな部署がいろんな部局が無駄を省けられたら、非常にいいものができるんではないかなというふうに考えております。  登記上は立ち上がりましたが、次の総会でしっかりした役員等が決まってくるかなというふうに思っております。今後、高野町を日本国中、また世界中にPRしていくためにも、この高野町観光協会をうまく高野町全体で使っていければというふうに考えております。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 私は議長としてこの会議に入らせていただきまして、いろいろ言わせていただいたんでございますけれども、今度は町とは全く関係のない一般社団法人となるわけでございますよね。ということは、議会も物も申せないということになるということを伺っておりますし、議長としてもこの会議には入れないということになりますと伺っております。  町からお金を出すにもかかわらず、議会のかかわれない、このような法人に仮にもしお金を出資、町からされるとなれば問題でもありますし、その辺のところは町から割り当てのお金以外には何も出さないということでありましたらそれもよかろうと思います。ですが、議会で可決しなくてはいけない予算がもし出ましたらやはり議会に諮らなくてはいけません。それなのに議会も物は申せないというこの仕組みになっております。  仮に私が3万円出して、出資者になりましたら口は挟めるらしいとは伺っておりますが、高野町のお金を出す私たちは、諮問、可決しなくてはいけない立場の人間が誰ひとりかかわれないというのも、これは全くおかしいと私は思ってるんですけど。これは私だけかしら、こういうおかしいと思いますのは。高野町の税金を投入するに当たって、議会も口出しできず、この4者の限られた理事会が決まった方たちだけで新観光協会を遂行していくというのは、一体何を考えているのかしらという不思議な思いにかられて仕方がないんですよ。  一つ聞きたいのは、では高野山宿坊組合に今まで高野町から700万円、観光費用として出ております。この費用は高野町からはこれからも続いて出されるのかどうかということを一つ聞きたいのと、そして観推事業で2,400万円残っておりますね。そのお金はそっくりそのままこの新観光協会に回されるのか、その辺のところを、簡単明瞭でございますが、どのようになっていくのかをお尋ねいたします。 ○副議長(﨑山文雄) 倉本産業観光課長。 ○産業観光課長(倉本文和) まず町がお金を出して物は言えないかということでございますが、高野町はもちろんこの観光協会につきましては支援というか、共同で加わっていくと思います。それで、もちろん補助金のほうは出すことになると思いますが、それは会費に換算されるということでございますので、社員に、さっきから言う構成員といいますか、会員になるということになります。  それで2,400万につきましては、多分おっしゃられておられますのは今もって観推のほうへ事業を委託している分だと思います。それにつきましては、今後正式に立ち上がった時点で町営でしていく作業になるのか、また今までどおり観光協会のほうへ委託してその事業をするのか、これからの検討になると思います。それで、従来出ておりました観光事業推進協議会、観推への分担金等は、そのまま新観光協会に移行する予定でございます。  以上です。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 今聞くところによりましたら、ちょっと答えが外れてましたですけど、私、毎年宿坊組合に出してる700万円はこれからもずっと払うのかというのを聞いたんですけれども、お答えがございませんでした。そして、またこの観推事業の、この間特別監査委員の中でも2,400万円が出ておりました。それは移行するという形でございますが、町からこんな大金を移行して、この4つの組み合わせの中にお金を持っていくというのも、おかしいんではないかと思います。その辺のところは、4者を組み合わせてなさるんであるから、分担は金剛峯寺と町がたくさんというのはわかります。しかし最初から観推事業のお金をそっくりそのままそちらに移行しまして、町の権限もなくなるというようなことでは、もってのほかかなと思ってるんですよ。  そして、この宿坊組合の700万円はこれからどのように毎年出されるのか、出されないのかを、出せる、出さないということだけを答弁お願いいたします。 ○副議長(﨑山文雄) 倉本産業観光課長。 ○産業観光課長(倉本文和) 従来出しておりました680万円ですか、それにつきましては、今後も引き続き新観光協会のほうへ支出する予定でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) いや、それはおかしいですよ。宿坊組合さんに私は委員会でお尋ねしましたよね、審査委員会か検討委員会かわかりませんが。それは宿坊組合さんは宿坊のことはこちらでする、今まで観光部門があったのを移行するために新観光協会が立ち上がるのかと私は思っておりました。そのときに宿坊組合の会長にお尋ねしました。うちも観光部門はいたしますとおっしゃいましたよ。その分はやはり700万円をいただくためにそのような部分を残したのかと思うんでありますが、新観光協会をつくる意味がございませんよ。そうすることによれば、その700万円も払わなあかんし、観推事業のお金もそっくりそのままお支払いになる。そして高野町から権限はなくなる。私たち議会も外されますということになったら、こんな新観光協会をつくる必要はないと思うんですよ。そうであるならば、町独自で新観光協会でもなさったらいいんじゃないですか。そして協賛という形で金剛峯寺、商工会、宿坊組合からお金をいただいて、新観光協会たるものをつくったほうがスムーズに行くのではないかなと私自身は思っております。ほかのことはどのように思っているかは知りませんが、これはあまりにも込み入って大変なことをやろうとしているわけで、後で問題が生じないかなと思います。  そして、私たち議会も物を言えません。何かあったら一体どなたが責任をとるのですか。そしたら高野町から離れた、出資された方の中で選ばれた理事長さん、顧問さんたちが責任をおとりになるのですか。その辺のところをお聞きしときたいです。簡単明瞭に、何かあった場合の責任はこの出資者、社員さんたちが責任をとられるという形になるのですか。その辺のところはどのようになっておりますか。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員の御指摘の観光協会の件でございます。今までの観光事業推進協議会がしっかりといろんな事業をされておりました。透明性もあったことだというふうに思います。いろんなしっかりした事業もしておったというふうに思います。これをより住民の目が届くように、もっと透明性が増した、いい観光の事業ができるような形で立ち上げるつもりでございます。  責任に関しましては新観光協会の総会において決まる理事長を含め、役員の責任が発生するものだと思っております。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) やはり町からたくさんの税金を投入するわけで、町の議会も口を挟めない新観光協会に関しましては、不安が募るし、それを可決しなくちゃいけない立場も中身も全然わからないわけですよね。これ町民に付託されている議会に諮らず、外の会議でほぼ決定している、全てが。議会が機能していないような気がするように思えてなりませんし、議会重視の政治ではございません。ほかの分野の方たちが何事も政治をなさっているというふうなことを我々は決定していってるという。ただそのようにしか思えてなりませんので、やはりこのようなことで町政はいいのかなという思いにかられるという部分ですね。  そして、もう一つお尋ねいたしたいのは、個人で法人を立ち上げている方がいらっしゃいます。高野広報にも出ておりますので、お名前はTERA KO-YAというんですか。その法人も同じように立ち上がっておりますよね。同じような観光的なことを、町でなさる新観光協会的なこととほとんど中身は変わっておりません。これは何かダブっておるような気がするんですけれども、これは町とはどんな関係にあるのでしょうか。その辺について答弁をお願いします。 ○副議長(﨑山文雄) 倉本産業観光課長。 ○産業観光課長(倉本文和) ただいまの御質問でございますが、新観光協会につきましては、設立の趣旨といいますか、当初は観光事業推進協議会を改組し、それで町民全体が参画して観光事業を行うということで、町もかかわっていかなければならないと考えております。  ただ、今出ました個人の設立した法人ということでございますが、法人でありましても一企業と同じでありまして、その法人が行う事業に対して、特に直接助成、支援等を行う、また支援するというようなことは適当ではないかなと考えておりますが、ただ、その法人が行う事業であっても、町と共同で行えるもの、また町にとって有益だなと思われる事業については支援していくこともある場合も出てくると思いますが、今現在では特に支援、個人で立ち上げたものについて、観光をしているからといって支援ということは考えておりません。  以上です。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) ただいまの課長の答弁では、支援するかもしれないとおっしゃいましたけれども、一個人の法人に支援するというのはおかしいと思います、新観光協会ができるにもかかわらず。  そして、この個人の法人のTERA KO-YAですか。これに町の職員が理事長として入ってございます。そして、ボランティアとはうたっておりますが、高野町の方に私は言われましたです。高野町の職員が一緒に寄附集めをしに回ってきてます。これは高野町とはかかわりあるんですよね。役場の方が寄附を集めに来たから町がかんでいるんでしょうね。だから安心して寄附をしようかと思います。これはどうなってますかとお尋ねされたんですよ。私はこのことは知りませんと、そういうふうに答えました。  ですが、書類がございまして、寄附の中にはお一人様3万円、全く新観光協会と同じなんですね。3人までの企業の方は1万円。3人以上の事業者であれば3万円以上となっているんですよ。そういう寄附を集めることに高野町の職員がかかわっているというのは、この辺のところはどのようなお考えでかかわっているのかをお尋ねしたいと思います。二つの企業にお金を出すんですか。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員御指摘の件でございます。観光にはお金がかかりますね。そういった中で、適切な支出というのを高野町はしていかなければならないというふうに思っております。  今後、新観光協会の職員の数とかそういったものも、その新しい役員の皆様でしっかりと議論していただいて、より出すお金よりも効果的な活動をしていただきたいというふうに町としては指導していきたいというふうに思っております。  ほかの観光協会、白浜もそうです、田辺もそうですが、やはり一番大きい原資というのは公からの補助金というのがなくてはならないものかというふうに思っております。高野町に限っては金剛峯寺もあれば宿坊協会もありますし、商工会もある。そして今後は個人さんからも寄附、また商店からの希望があればですが投資していただくというような形で、全員で町の方々、いろんな方々の意見で観光を進めていける、観光を考えている人間だけじゃなくて、日ごろ商売とかお勤めなさっておられる方々の意見も聞いた上で、観光が進んでいけるんではないかなというふうに思っております。  それと、新しい、詳しくは私のほうは知りませんが、まだまだ勉強中でございますが、TERA KO-YAという法人がございます。考えてみますとUターンしてきて、それで高野山で仕事をつくって、より高野山の方々を一遍雇おうじゃないか、何とすばらしい考えの持ち主かなというふうに思っております。なかなか高野町に帰ってきてくれる方々がいない中で、新たに自分の得意とする分野で起業なさる、生業を興すというこの勇気と情熱、それは高野町としてもしっかり受けとめていく必要があるんではないかなというふうに思っております。  当然、お金を出すこととか、どういった形でお手伝いできるのかというのがあると思うんですが、Uターンまでしてきて高野山で頑張るよ。それで高野町でもっと雇用を増やせるような会社にしたいよというような方に対しては、いろんな形で高野町も応援していかなければならないなというふうに思っております。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 町長、それは通らないと思います。私は知らないではないですよね。高野広報に載ってございます。そして役場の職員が理事になっております。そのパンフレットはここにあるんですよ。このお二人の写真が載って、理事長に職員がなってございます。そして、寄附集めをなさっております。その辺のところは、職員がかかわっておるんでございますよ。それはやっぱり問題でありますし、新観光協会をなさる上で、同じようなこの一個人の法人をサポートするのは結構かと思いますが、役場の職員が入ってございます、理事長で。ということは役場もかかわっているということに住民は見ておりますよ。これ会社でいえば企業スパイと違いますかと今日も言われる方もおりました。役場の情報を全部ここに持っていかれるんではないんですかというふうにお尋ねされた方もいたんですよ。役場職員がこれにかかわっておりましたら、情報が流れるのは周知でございますよね。ですから、新観光協会を立ち上げて町長もやっていこうというやさきに、役場の職員がもう一つの個人法人に携わっている。これは両方を町はサポートしているとみなされても仕方ないし、住民の方の企業さんは、役場の方が寄附を集めにきているから、安心してお金を出資をしてもいいんですかと尋ねられた議員の気持ちを考えていただきたいと思いますよ。  議員さんはこのことは御存じかどうかございませんよ。その辺のところは皆さん御承知しているのかどうか私は知りませんが、私は住民によってこのように言われておりますので、ややこしいですね、これは。町の職員が携わっている一企業法人、また新観光協会という社団法人の観光協会と。こんなややこしいことを町長、する必要があるんですかね。もう少しシンプルな方法でやれないんでしょうか。その辺のところはいかがですか。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員御指摘の町職員なんですが、理事長ではなく理事として行っておるというふうに聞いております。私自身も一般社団法人と青年会議所理事、そして理事長もさせていただきました。登記的にも理事長というような形で出させていただいたこともございます。  それとなんですが、TERA KO-YA、この間テレビでやっておったんですが、非常にすばらしい活動をしておるというふうに思っております。子供たちも集めて生涯教育のような形で、伽藍の歴史を観光客の方々に、みずから勉強して、そして自分たちが観光客の皆様に説明する。また高野山の子供たちがインタビューを聞いてますと、今まで知らんかったことが多かったですと、そういうような内容で答えていらっしゃいました。  やはり今していかなければならないのは、まさしく郷土愛、またふるさとのことを思う人々をつくっていくというのも当然していかなければならないところなんでございますが、それを民間の方がまず手を挙げてやっていただいたというところは、非常に敬意を表しておるところでございます。  その一般社団法人に関してとやかく言うようなことは当然町の立場としてはできませんが、Uターンして帰ってきて、この地で起業し暮らしていくんやというような方は、しっかりと町は応援していかなければならないというふうに思っております。 ○副議長(﨑山文雄) 残り5分です。  所君。 ○1番(所 順子) 町長、私がおっしゃってるのは、そりゃボランティアで個人の法人をつくるのは人の勝手ですし、この方も日本に帰ってこられて自由でございますし、ボランティアは一生懸命やっていただいて結構でございますと思いますが、寄附金集めに町の職員が理事として入ってるんですよ。そこら辺のところが問題であるということを私は言ってるんです。それはいけないことじゃないんですか、町の職員が理事として一緒に寄附金集めに回るということは。これはいいんですか、公務員としての立場上。簡単に、時間がございませんので。 ○副議長(﨑山文雄) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼いたします。  先ほどから職員が寄附に回っているということを1番議員さんが質問で述べておられますが、今確認したところ、本人は寄附集めには回ってないということでございます。  ただ、職員がこのTERA KO-YAの理事になっているという件につきましては、職員がそういう団体とかの役員とか、顧問とか、そういうところの者になるというときに、地方公務員法の38条に、職員が任命権者の許可を受けなければ、営利を目的とする私企業を営むことを目的とする会社及びその他の団体の役員、その他人事院規則においてということがありまして、町長の許可を得ればそういうことができるということになってます。  それで、この人はとりあえず個人で立ち上げた一般社団法人なんですけども、うちの職員が行っているのは町長の許可を得て行っているということになっておりますので、決裁もこのようにとっております。それで、手伝いに行くのは無報酬ということで、土日、原則休日に従事しますということで届が出ておりますので、御報告いたします。 ○副議長(﨑山文雄) 所君。 ○1番(所 順子) 町長の了承のもとでこの職員さんはボランティアの理事をされていると。その中で寄附を集めているという形を今お聞きいたしました。  新観光協会のことと含めまして、ダブルで町長は進行なさっているというふうにお見受けいたしました。こんなややこしいことはもう今すぐ取りやめて、町独自の新観光協会をつくることを私は望んでおきます。そして、議会重視の政治をお願いいたしたいと思っております。  以上でございます。 ○副議長(﨑山文雄) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 1番議員御指摘の件でございます。先ほど総務課長が言いました許可制で認可をして、今はボランティアの部分だけ従事しております。寄附金集めはしておりませんので、そのあたりは御理解いただきたいと思います。  それと、新観光協会については、今後進んでいくと思います。また予算が上がっていくこともあると思いますので、いろんな方々、議員の皆様方からいろんな話を聞かせていただいて、新しい一般社団法人、観光協会をスタートしてまいりたいと思います。ありがとうございます。 ○副議長(﨑山文雄) 所君の一般質問が終わりました。私の職務を終了させていただきます。議長の復職に付していただきます。所君、議長席におつき願います。 ○議長(所 順子) これで一般質問を終わります。  日程第14、仮議長の選挙を行います。  お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定によって指名推選にしたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、選挙の方法は指名推選で行うことに決定しました。  お諮りします。指名の方法については議長が指名することにしたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、議長が指名することに決定しました。仮議長に負門君を指名します。  お諮りします。ただいま議長が指名しました負門君を仮議長の当選人と定めることに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、ただいま指名しました負門君が仮議長に当選されました。  ただいま仮議長に当選された負門君が議場におられます。会議規則第33条第2項の規定によって当選の告知をします。  負門君、議長席におつき願います。 ○仮議長(負門俊篤) 日程第15、﨑山君に対する処分要求の件を議題とします。  所君から、地方自治法第133条の規定によって、﨑山君に対する処分の要求が提出されています。地方自治法第117条の規定によって﨑山君の退場を求めます。
               (﨑山文雄議員 退場) ○仮議長(負門俊篤) 所君から説明を求めます。  所君。 ○1番(所 順子) 高野町議会議長 所 順子  処分要求書。  9月15日の決算審査特別委員会において、次のとおり侮辱を受けたので、地方自治法第133条の規定により処分を要求します。  侮辱を与えた者の氏名は﨑山文雄議員であります。  侮辱を受けた事実、または事情についてを御説明いたします。  先日の決算特別委員会の中でございます。私が質問をしたいがために手を挙げました。そうすれば、「議長はものは言えない」と言われました。そして、私は、「ああ、そうですか」と言って引き下がりました。その後、委員長がまた自分自身で手を挙げて質問をするような場面になりました。そのときに、私は議長も言えないけれど委員長も同じ立場であるということを申しました。そうすれば、「うるさい、帰れよ」と罵倒されました。それで、私は「帰ります」ということになり、特別委員会が中止される運びになりました。  その後、帰る、帰らないでいろいろありましたですけれども、「委員長さん交代ということでしていただけるならば、私はその特別会計の会議を続けさせていただきます」ということになりまして、そのような運びでいくような形をとっておりました。ですが、﨑山議員は、それでも委員長を引くこともございませんでした。というのが流れでございました。  その後、そして特別委員会の後で議運を開き、そのことについて会議を開きました。その中でもまた「やかまし言うな、おまえは」というふうな暴言をいただきました。よって、私は議員侮辱罪で処分要求を求めている次第でございます。  議員という職業は委員会において質問するのが当然のことだと思っております。それを制止したりすることは委員にはもってのほかでありますし、言えない場所もございますが、言える場所ではこれをとめるということは議員侮辱罪にもつながると思っております。そして、「言ってはいけない、うるさい、帰れ」ということを議長である私に言われる副議長さん、もってのほかでございますと思いますので、処分を要求している次第でございます。 ○仮議長(負門俊篤) 﨑山君から本件について一身上の弁明をしたいという申し出があります。  お諮りします。これを許すことに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○仮議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、﨑山君の一身上の弁明を許すことに決定しました。  﨑山君の入場を許します。            (﨑山文雄議員 入場) ○仮議長(負門俊篤) 﨑山君に一身上の弁明を許します。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 弁明のお許しをいただきましたので、申し上げたいと思います。  私、建設時代からこよなく愛してきたこの建物にどうしても土足で上がることができませんでした。しかし、今のような立場に置かれますと、足腰をしっかり踏まえて構えなければならないということから考えがぶつ切れまして、今靴をはいて土足で上がらせていただくことに決めました。今後、皆さんと同様、私の拙い考えをぶち切りまして、今後は土足で議場を汚すことになります。そういう意味におきまして靴をはいて登壇させていただきました。  それでは、弁明ということになるわけですけれども、この弁明、自分のやったことの正当化、何をやったかということは今のところ聞いておりませんですけれども、多分このことだろうということはわかっております。自分のやったことについて正当化する考えは一向に持っておりません。私の信条であります。  この弁明というのを辞書を引いてみますと、自分のしたことの説明ということでありますので、これは皆さんにお伝えしなければならないということから、時間をいただきまして弁明をさせていただきます。  9月15日、午前9時30分、8人で構成される決算審査特別委員会が開催されました。その席で、委員長に﨑山が、副委員長に負門君が選任されました。私は着任につき次のように御挨拶を申し上げました。  議員の皆さん方には既に御承知のとおりでありますが、老婆心ながら申し上げたいと思います。決算認定のねらいは、町長が決算され、成果を審査し、認定するものであります。これがこの会の趣旨、ねらいであります。これを済めば執行責任というのは町長になります。町長、住民に向かって解除する意義があります。よって、予算審議ではなく、決算審査認定することになりますので、よろしくお願い申し上げますと御挨拶をいたしました。  次、私の議長としての心構えです。担当課長から予算執行に伴う成果説明を求め、そして予算効果と行政効果を客観的に判断してもらう、その中で審議をお願いし、住民に対して誠意ある認定をすべく心がけなければならないという意味で、考えで着座をいたしました。にもかかわりませず、私語が続いておりました。たまりかねた私は、委員会におきまして不適切な言葉を吐いてしまいました。「やかましい、出ていけ」、「やかましい、出ていけ」、この二文字であります。大声で発しました。小さい声でかけませんので、大きな声で言ってしまいました。その後、委員会はとまり、委員会で〇〇委員さんが、謝罪が必要だとの発言があり、そのように進み、謝罪することになりました。  委員会におきまして不適切な言葉がありました。その言葉は、やかましい、出ていけであります。委員会に対し、不適切な言葉遣いをいたしました。取り消し、深く謝罪いたします。そのように申し上げた後、それでも委員会は動かず、委員長の入れかえが強く言われたそうであります。  私は退席をいたしまして、委員会に委ねることにいたしました。呼び戻されて、委員長の退任と思いきや、正副委員長の入れかえであり、負門副委員長が委員長に、そして私が副委員長にの入れかえでありました。これで委員会が動き始めまして、以上のような経過の中で認定業務が終わることができました。  私はいつも考えておりますが、悪いことにはペナルティー、よいことには褒めたたえる、これが私の信条でありまして、懲罰委員会が設置され、委員並びに住民の皆さんの審判を受けることとなりますが、これも私の不徳のいたすところの発言からでありまして、処置を見守りたいとこのように思っています。  やかましい、出ていけ、出ていった人はやかましい人だったのでしょうか。その人が無礼な発言を聞いて、議会の申し立てをされたと思われます。 ○1番(所 順子) 議長、ちょっと待ってください。違うことを言ってもったら困るので。 ○仮議長(負門俊篤) 所君に申し上げます。﨑山君の弁明を最後まで聞くよう、注意しましょう。 ○2番(﨑山文雄) 続行してよろしいですか。 ○仮議長(負門俊篤) はい、どうぞ。 ○2番(﨑山文雄) 委員会をつかさどる委員長といたしましての配慮が足らなかったものと私は考えております。予算執行を決算までこぎつけた担当課長、職員に成果を聞き出し、労をねぎらいながらも行政効果の有無を審査することが本会の使命であったと心得ております。そのような対応をしている中での今回の出来事でありました。これが偽りのない経過でございます。  以上でございます。 ○仮議長(負門俊篤) 﨑山君の退場を求めます。            (﨑山文雄議員 退場) ○仮議長(負門俊篤) お諮りします。懲罰の議決については、会議規則第111条の規定によって委員会の付託を省略することができないことになっています。本件は委員会条例第6条の規定によって、7人の委員で構成する懲罰特別委員会が設置されましたので、これに付託することにしたいと思います。 ○1番(所 順子) 仮議長、ちょっと待ってください。これには、私は今の副議長とのことに食い違いがあるのはどこで言ったらいいんですか。それを言わせてもらわないと困るんですよ。議会は残るんですよ。 ○仮議長(負門俊篤) 懲罰特別委員会の中で発言してください。  本件は委員会条例第6条の規定によって、7人の委員で構成する懲罰特別委員会が設置されましたので、これに付託することにしたいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○仮議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、本件は懲罰特別委員会に付託することに決定しました。  お諮りします。懲罰特別委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第2項の規定によって、お手元に配付した名簿のとおり指名したいと思います。御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○仮議長(負門俊篤) 異議なしと認めます。したがって、懲罰特別委員会の委員はお手元に配付しました名簿のとおり選任することに決定しました。  なお、この件は閉会中の継続調査とします。  﨑山君の入場を許します。            (﨑山文雄議員 入場) ○仮議長(負門俊篤) 所君、議長席におつき願います。 ○議長(所 順子) 日程第16、議員派遣の件についてを議題とします。  議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付しましたとおり議員派遣を行います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定しました。  日程第17、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から、目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査等とすることに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査等に付することに決定しました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議は全て終了しました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定しました。  閉会に当たり、町長の挨拶をお願いします。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) 閉会に当たりまして、一言御挨拶申し上げたいと思います。  平成27年第3回高野町議会定例会、いろんな議案、議員の先生方に慎重審議していただきました。前年度の決算の認定、そして今回の補正等、いろいろございましたが、先生方のいろんな御意見を聞いて、今後とも高野町行政を進めてまいりたいというふうに思っております。  間もなく10月になりますが、この短い夏、そして10月になりますと高野町、高野山におきましてはいろんな行事、法要等がございます。5月の法要のときと同じような方々が、たくさんの方々が来ると予想されております。そのような法会にいろんな議員さんも出仕することもあろうかと思いますので、どうかこの10月、また11月と、訪れる方々が安心して訪れる、そして迎える側は笑顔で迎えていただきたいというふうに思っておるところでございます。  また、マイナンバーの件、そして国勢調査も始まっております。私、昨日インターネットで国勢調査の登録をさせていただきました。非常にわかりやすくてやりやすいというような感じを受けましたので、このインターネットによる国勢調査、今後ともいろんな方々がしていただいて、そして感想を書く欄もありましたので、皆様の御意見を書いた上で送信していただけたらというふうに思っております。  それと、ただいま国のほうでは安全保障関連の話も大詰めを迎えております。自分たちの子供、そして孫の時代にどのような形でこの法が適用されていくのか、しっかり、個人もそうですが、町の長としてでも見てまいりたいと思うと同時に、しっかりとこの安全保障法制を勉強してまいりたいというふうに思っておるところでございます。  また、本定例会におきまして人事案件等の御質問もございました。議会等の公式の場で人事案件を問題というような形で挙げられますと、なかなか適正な人事ができかねないのではないかというふうに危惧してなりません。今後は町政を進めていく中で適正かつスピーディーな人事をしてまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。  明日はネパールとの調印式、また法要がございます。議員各位におかれましてもどうか御出席、御協力していただきますようお願い申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(所 順子) これで平成27年第3回高野町議会定例会を閉会します。  お疲れさまでした。            午後 3時52分 閉会   この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する   平成27年9月18日   高野町議会   議長   所   順 子   議員   松 谷 順 功   議員   負 門 俊 篤...