高野町議会 > 2012-03-21 >
平成24年第1回定例会(第6号 3月21日)

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  1. 高野町議会 2012-03-21
    平成24年第1回定例会(第6号 3月21日)


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    平成24年第1回定例会(第6号 3月21日)                   平成24年            第1回高野町議会定例会会議録(第6号)        第14日(平成24年3月21日 木曜日)          午前 9時40分 開会     第 1 一般質問     第 2 議員派遣の件について     第 3 委員会の閉会中の継続調査(審査) 2 出席議員(11名)    1番 﨑 山 文 雄         2番 目 黒 寿 典    3番 中 前 好 史         4番 掛   正 和    5番 大 谷 保 幸         6番 大 西 正 人    7番 松 谷 順 功         8番 所   順 子    9番 負 門 俊 篤        10番 平 野 一 夫   11番 西 辻 頼 数 3 欠席議員(0名)    なし
    4 事務局職員出席者   事務局長  尾   和 哲   書記    奥 坊 保 子 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        木 瀬 武 治   副町長       中 島 紀 生   教育長       上中居 悦 弘   会計管理者     山 本 剛 久   総務課長      前 西 一 雄   企画財政課長補佐  辻 本 幸 弘   健康推進課長    阪 田 圭 二   建設課長      今 井 俊 彦   富貴支所長     中 山 秋 夫   消防長       奥 坊 恒 雄   教育次長      下   勝 己   病院事務長     上 江 良 幸   生活環境課長    井 上 哲 也   まち未来課長    佐 古 典 英                午前9時40分 開議 ○議長(﨑山文雄) 皆さん、おはようございます。  これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 本日、日吉田企画財政課長所用につきまして、かわりまして辻本課長補佐が出席しております。御了承のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 日程第1、一般質問を行います。質問の通告がありましたので、発言を許します。  3番、中前君。 ○3番(中前好史) 今日は3月21日でございます。弘法大師様が皆様の幸せを願って入定をされた日でございます。その日に質問させていただくということは意味あることだと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  この町を観光の町としても考え、日ごろから交通の面、また歩いて楽しめる町というまちづくりについて、いろんなことを考えながら進めさしていただいているわけです。そしてまた、今日は21日は弘法大師参拝ということで、多くの参拝客、また観光客がこの山に訪れてきております。  金剛峯寺を出て千手院に向かい、奥の院の入り口の一の橋に差しかかってきます。自分が一人一人観光客としてとらえて考えてみた折に、一の橋の歩道の整備、すごくいい感じになっております。いよいよ一の橋にかかってきました。そこで手水に水を受けて手を清め、口をすすぎ、いよいよ一の橋を渡ろうとしたときに、ふと川の流れが聞こえてきます。そして橋から川を眺めたときに、イメージ的には清らかな川であってほしい。そういう願うところから、護岸の工事のところで少しコンクリートの肌が目につきます。皆さんどうでしょう。もっとやわらかな川であってほしい、そういう思いでのぞいているはずじゃないでしょうか。  そこでですけれども、大水が出たときには今の川は必要です。その水量を受けるための川は必要なんですけれども、そこにプラス何か安らぎをというときに、その川を二重底にして、そして上のほうの表面をさらさら流れるような、小動物がすめるような、そんなビオトープ、そういうイメージの造りの川にしてみてはという考えがあるわけです。  川を流すときの水、その水量をどれだけ受けとめるかということは、専門の方が計算すればわかるかとは思います。けれども、この山上を訪れたお客様が一番最初に見る川がコンクリートの表面を見るよりも、何か気持ち的に安らぎたい、そういう川づくりはできないものでしょうか。  今現在、一の橋の保存整備、すごく感じがいいです。また、一の橋から中の橋にかけての歩道の整備も進めてくれております。そこでもう一つ一の橋の橋から眺める川を何とか気持ちのいい、安らげるような川づくりをしていただけないものか、そういうことを少し問いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長今井俊彦) 川の整備ということで、まちづくりにとって川というのはすごく重要なものというふうに私自身も認識しております。  川があることによって、お寺なんかは結界というような形のとらえ方をして、そこに橋をかけて渡るというようなことが、高野山のこの歴史の中ではそういうまちづくりが行われてきたかなというふうに思います。  ただ、以前上下水道課長時代からもずっと思っておりましたが、やはりこの今現在の川のあり方というのがどういうものかと言いますと、やはり安心、安全、川の水を雨が降ったときに速やかに流すということで、護岸の底にコンクリートを張りまして、三面張りということをしまして、速やかに流すという方法をとってきております。上下水道課時代にそこを少しコンクリートの上に何かつくってというふうなことも考えておりましたけれども、やはり今現在の川の整備は、1時間当たり57ミリたまることで整備をしておりまして、それでも年間で時々は1時間当たり60ミリの雨も降っているということで、そこのところでどのような整備をすればいいかということで今までに至っておりまして、何もまだ今手つかずになっているということです。  いろいろと川の復元とか、いろんなものがありますけど、まず高野山の状況を考えたときに、28年の豪雨災害、高野山の町の中、玉川通りを初め、東小田原から一面水浸しになったというような状況もあります。これは千手院橋が川を閉塞して、道路に水が流れたかもわかりませんけど、ただそれが玉川通りでも道路を二、三十センチのような水が流れている写真等を見ますと、やはりもう少し川の断面を大きくしたりとか、いろんなことが考えられるかなというふうに思っております。  ビオトープということで、都会では今現在そういう河川を二本化するような形でいろいろと親水性を持たすということが行われてますけど、この高野山の中のこの中でどのようなことができるかということが今後の課題かなというふうに思います。  世界中を見ますと、ドイツのように早くから川を自然のものにしたりとか、いろんなお隣の韓国ソウルでは川を復元すると、ソウル市内で川を復元するということは、東京の川を、東京の首都高速が走っているところ全部川に戻すようなことをお隣の韓国のソウルではやられてます。  高野山でもそういうことができないかと考えたときには、やはり今の断面以上のものをまずつくってからそういう仮の整備もしなければいけないんかなというふうに思います。そういうところで、まず今できるのはコンクリート三面張りを元に戻すこと。それができることによって、少しは見た感じがよくなるのではないかなと思います。ただ、高野山の現状を見ますと、年間降雨量1,800ミリとすごく雨が多いと。雨にも対応しながらそういう安らぎを持てるような川にする必要があるかなということで、それは今後の課題かなというふうに思います。  ただ、それと同時に、また将来を見据えたときに、高野山に車を乗り入れることによって道路を広げるために川を暗渠化もしております。この暗渠化も今現在総合交通のほうでもいろいろと議員さんのほうから意見も出していただきながら検討しておりますけど、環状道路ができることによっていろんな取り組みができるのではないかなというふうに思います。今後の高野山を見据えた上で、川のあり方というのは今後とも何をすべきかということで、住民の皆さんと一緒に考えて行動に移すときが来ているのではないかなというふうに私は思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 3番、中前君。 ○3番(中前好史) 答弁ありがとうございます。  今井課長さんも前々から川のことには力を入れていただき、いろんなことを考えていただいているわけです。そして、またこれからもできることならそういう安らげるような川の復元とかも描いてくれてあるようですけれども、まず何ができるかと思ったときに、先ほどから水量のことをお話ししていただいてました。私も玉川通りで小さい頃から住んでおりましたので、豪雨のときには川のあふれることを心配したり、また自分とこの家も山からの水により浸水したこともあります。そういうことを心配しておった折に、川の底を加工して深くして、そして表面に道路を整備していただいて、川は今は見えないんですけども、水の心配は一切なくなりました。けれども、通称玉川通りという場所なんですけども、今は川は見えない通りになっております。その通りを楽しめるという場合に、川を復元するというのは非常に難しいことですけれども、その玉川通りを生かすために、まず一の橋の川の整備、今現在ふたをして道路になっておるところは、植物なり、何か歩いて目で安らげるような、そんな通りにしてほしいような気もします。  環状道路の話が出ておりましたように、環状道路を通って奥の院へ行き、そこで駐車場を降り、奥の院へお参りし、戻ってくる折には、前々から看板なども設置する計画ということを聞いておりますので、玉川通りにかけて人を導き、そしてこの山内中央のほうに呼び込むようなそんな手だてをしていく折、まず中の橋駐車場からすぐさま隣になる玉川通りの整備とかも考えていただき、観光客が足を運びやすい、また玉川通りから千手院にかけて進んで歩けるような、そんな整備も考えていただきたいと思います。  そのことについては、建設課長さん並びに町を考えていただいている町長さん、また関係各位の課長さん方が、これから心を込めて、一度町を歩いていただいて、そしてこういうふうにしていけばもっとよくなるんじゃないかなというそういう提案も私たち町民にしていただき、会を持ち、山を、町を活性化していけるような、そんな方向性を持っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  これで私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(﨑山文雄) 中前君の質問が終わりました。  次に、7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 質問の機会を与えていただきましたので、副町長に質問させていただきます。  平成18年度の法改正により、従来の助役の呼称が改められ、権限についても副町長は(一部抜粋ですが)長を補佐し、長の命を受け、政策及び企画をつかさどり、その補助機関である職員の担任する事務を監督し、長の職務を代理する。これは地方自治法167条の1が職務として改めて明記されました。長の命令を受け政策及び企画をつかさどられた副町長にでございますが、24年度の町長の施政方針として示されました大きく分けて4点についてお聞きします。  まず1番目、活力、魅力あるまちづくりについてどうお考えでしょうか。  その他、2、3、4は自席でさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) ただいまいただきました御質問は、私就任後10カ月経過するわけでありますが、副町長の職務をおまえはちゃんと理解しているんかと。町長の打ち出した四つの軸をほんまに理解してるんかというような厳しい御指摘を含むものかと受けとめております。  ただいま御質問にありましたとおり、地方自治法第167条で、私副町長は地方公共団体の長、すなわち高野町におきましては町長を補佐いたしまして、町長の命を受けて政策、企画をつかさどり、その補助機関であります職員の担任する事務を監督し、それから別に定めるところによりまして、町長の職務を代行すると規定されております。つまり、町長の命令のもと、業務の詳細についての検討でありますとか、政策の企画立案を行ったりするほか、町長まで判断を仰ぐには及ばない事案、もしくは町長から委任を受けた事案についての決定や処理を行うことになっております。  この場合、すべての政策や企画に関しまして、私が全部担当するものではないということは御理解いただけると思います。やはり町長の命を受けた重要な事柄について企画立案していくものであると理解しております。その内容も非常に多岐にわたっておることも承知しております。  とは申しましても、町行政にかかわる決裁等はもちろん私のもとを通ります。ですから、必要のあるときはその都度説明を求めておりますし、事業の遂行に当たりましては適宜報告、連絡、相談を受けております。  また、平成24年度、先日来御審議いただきました新年度予算の査定に当たりましては、副町長査定ということで、私も財政担当課とともにかかわらせていただいております。  したがいまして、個々の事業についての御紹介は、先日来町長の施政方針演説にもございましたし、当初予算を御審議いただいたことでもあり、できるだけ割愛させていただきたいと思いますが、まず町長の施策であります温かさに満ちた活気あるまちづくりの四つの軸のうち、一つ目の活力と魅力にあふれたまちづくりでありますが、産業の振興と定住の促進というのは重要な課題であると思います。先般、こちらで御紹介がありましたように、高野町の人口は合併当時の1万202人が、昨年末には3,732人と、もとの4割弱になっております。最近でも平成17年の国勢調査時の4,632人から5年間で657人も減少しております。  こうしたことから、観光はもとより、農業、林業、商業の振興や、空き家、空き地の利用活用の意向調査でありますとか、むらづくり支援事業などを新年度は実施してまいりたいと思っております。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 1番目の活力ある魅力あるまちづくりについて、農業や林業の活性化等、Iターンという言葉は出ませんでしたけども、遊休農地の調査とか、いろいろ細かなことについていろいろ対策を打っていただいているわけでございます。  この間の、先日の知事さんとの県政の報告会におきましても、移住起業者受け入れ支援であるとか、新規就農地産者地域育成プログラムであるとか、青年就農給付金の問題であるとか、県産品ブランド向上作戦であるとか、当町にとりましても非常に参考になるような意見がございました。なかなか具体的にどういうふうにするかというのは難しいことではございますが、この辺の県の方針にも従いまして、また取り入れていただきまして、政策のほうに反映させていただきたいと思います。まず1問目はそれで終わります。  2番目、歴史、文化に調和したまちづくりについて、どうお考えでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 初めに、先週土曜日に開催されました知事の行政報告会に関しましては、皆さん御多忙のところ多数御参加いただきましてありがとうございます。その折に、ただいま御指摘がありましたように、県の新政策等に関しましていろいろ話がありました。そして、メニューも紹介されておりました。  あの中で、当高野町においてもすぐ取り入れていくべき内容、あるいは町の負担なくしてすぐ手を挙げたら採択してもらえるようなメニューもございましたんで、議員御指摘のとおり、町の行政、施策に反映できるものはすぐにでも取り入れてまいりたいというふうに考えております。  二つ目の歴史と文化に調和した世界に誇るまちづくりでございますが、実は2月に私上京いたしまして、大学の同級生たちと会ってまいりました。その30何年ぶりに会った仲間もおるんですが、彼らと話をやっておりますと、全員高野町をよく知っておりました。そして、副町長就任をお祝いしていただきました。  事ほど左様に全国に知られた高野町でございます。その文化や伝統を守り、次世代、次の世代へ継承していくこと。それから心のいやしの場として世界遺産の魅力をさまざまな方法で全国に、全世界に発信していくことは非常に重要なことであります。あわせて、景観形成を推進するべく、新年度では修景の施設の整備助成事業等に取り組んでまいりたいとこういうふうに考えております。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 歴史と文化に調和したまちづくりについては、高野町の文化、伝統を守り、次世代に継承する、心のいやしの場として世界遺産の魅力を世界に発信するというようなことをおっしゃいましたが、非常にこの発信の方法というのは難しいような気がするわけでございますが、どうやって発信するかというのは、各担当課長の責任になろうかと思います。  細かいことはちょっとさておきまして、景観形成の推進ということで、24年度の主な事業として、公衆トイレの改修であるとか、総合交通の政策の事業であるとかが出されておりますけれど、この辺についていかがでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 最初に、世界遺産の魅力の全国発信でありますが、これは御指摘のとおり各課のほうでいろいろ頑張っております。それぞれの事業を通じての情報発信もございますし、広報という方法もある。それから報道に取り上げていただくパブリシティという方法もございます。さまざまな形で当町の魅力を発信してまいりたいというふうに考えております。  それから、御質問いただいた内容は新年度の主な事業ということで、町長がお話し申し上げた部分かと思います。公衆トイレの改修でありますとか、総合交通計画の策定、修景施設整備助成云々というのは、やはりこの高野町が、先ほど私が申しましたように、やはり全国に誇るまちづくりを進めていく上で欠かすことのできない事業であるかと思います。  私が2年前にこちらにお世話になったときに最初に驚きましたのが、まず町の風格があるということですね。それはいろんな建物もありますし、ごみが非常に少ない。電線も地中化されている。私趣味で走っておりますが、走りよい町であります。こういう魅力的な高野町をさらに魅力あるものにしていく上で、先ほど申し上げたような事業は非常に重要なものであるというふうに考えております。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 大まかな件でございますが、ありがとうございました。  3番目に移ります。住みやすい優しい環境を考えたまちづくりについて、どうお考えでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 住む人すべてに優しく環境を考えたまちづくりでありますが、快適な生活環境の整備は、人口減少対策の上からも欠かすことができないものであると思います。新年度につきましては、地域公共交通事業でありますとか、取水施設整備事業下水処理場長命化事業等に取り組んでまいります。個々の事業の詳細につきましては、冒頭申しましたように既に一般質問等々でも御審議いただいておりますところでございますので、割愛させていただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 過疎地域におけるバスやタクシーの運行で使いやすくするというようなことの事業は、今回公共交通事業という形でされるようなことになっております。それから整備されていない地域の上下水道設備の普及を進めるようなこともおっしゃっておられたんですが、実は、以前大谷議員からも御指摘のあったように、筒香地区の簡易水道の問題であるとか、取り組みはいただいておりますが、各過疎地で川の水を引くことすらできないような状況のところもありますし、引いててもうまくいかないと、冬場に凍るというようなこともございます。この辺につきまして、後でちょっと少し回答をいただきたいと思います。  それから、温暖化対策の問題も一部町長がおっしゃられたと思いますが、電気充電設備を一部玄関のところでやっていただいておるようでございますが、温暖化対策まちづくりはなかなか難しいと思いますが、この間の県の政策の中で、県の節電対策具体例として、こたつでミカンというような発想から、いろんなデータをとりまして、いわゆる細かい、何時に洗濯をすればいいかとかというようなことまで含めたような細かいデータが出ておりましたので、この辺も広報を通じて住民の皆様に公表されてはどうかなというふうに思うわけでございますが、この件に関しいかがでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) ただいまの点でありますが、いずれも本会議冒頭で町長が申し上げた点の繰り返しになるかと思いますが、やはり過疎地域におけるバスやタクシーの運行、使いやすくするということ。それから上下水道に関しても非常に重要でございます。まだ整備されていない地域の施設の普及を進めてまいると。  それから地球温暖化のお話もございました。高野町におりましたら温暖化というのはあまりピンとはまいりませんが、やはり地球全体で考えると温暖化、それから節電の必要性等々が繰り返されております。このあたりに関しまして、御指摘のとおりいろんな広報、効果的な広報の方法を考えてまいりたいと思っております。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) ありがとうございました。3番目につきましてはその辺で終わらせてもらいまして、4番目、安心、安全のまちづくりをどう考えられますか。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 四つ目の安心、安全なまちづくりは、実はこれは先ほど御指摘がありました、先般ございました県の行政報告会、そこで県の新政策というのが提示されました。その新政策の三つの柱のうちの二つを占めていたように、住民の皆さんの生命にかかわる大変重要なものであると考えます。特に、防災、医療、福祉の充実に努めてまいりたいと思います。  さらに、項目としてはこちらに位置づけられておりますが、高野町の未来を担う人づくりですね、未来を担う人づくりについても力を入れてまいりたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 安心、安全のまちづくりの中に道路整備によるまちづくり防災マップ見直し等があったと思います。医療機関の充実であるとか、住民福祉の充実。今の副町長の言葉とダブるところもあるわけでございますが、平成24年度の事業としましては、町道の修繕であるとか、電線地中化地下埋設事業であるとか、耐震事業であるとか、自主防災組織の補助であるとかという話がありましたが、この間の県とのお話の中でも、耐震に対しても補助金が一部つくようでございますし、一部は知事からも全体じゃなくて1室でもというお話もありました。医療機関の充実等では、訪問看護訪問診療の充実等も考えられるわけでございますが、その辺につきましていかがでしょうか。  子供の学力向上云々というところでも、語学力のアップ、児童虐待防止法の強化というような知事のお話もございましたが、その辺につきましていかがでしょうか。
    ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 耐震の重要性は申すまでもないことでありまして、新年度におきまして耐震事業を進めてまいります。また、その関連でお話がございました補助金ですね。これも使える分は効果的に取り入れてまいりたいと思っておりますし、私も各課の課長を通じまして、補助金の有効利用ということをお話しさせていただいておりますので、できるだけうまく補助金については情報を仕入れ、うまく活用してまいりたいというふうに考えております。  それから、その次にお話ありました訪問診療訪問看護、これも高野山病院総合診療所になるということで、皆さん大いに関心をお持ちのことであると思います。このあたりは病院サイドで着々と準備を進めてくれているものと信じております。  また、語学力云々というお話がございました。これは県の教育委員会の取り組みで、英語をどんどん勉強して国際化に対応しようという云々でございました。私個人的には国際化に向けて英語力というのは一つの手段、ツールであり、英語がしゃべれれば国際化したとは思っておりませんが、一つの有力な手段として、子供たちに英語力をつけさせて、それからふるさと、高野町のこと、和歌山県のこと、日本のこともいっぱい勉強させて、国際的に通用する子供を育てたいと思っております。  また、虐待についても当然あってはならないことで、いろいろ県も取り組みを進めておりますが、高野町におきましても虐待防止にしっかり取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 道路に関してですが、環状道路の取りつけ道につきまして、12月議会の一般質問で町長の意見をお聞きしましたが、その際の回答としまして、環状道路へのアクセス道については、4キロメートルの道路に果たして何本引き込み道が必要なのか。高野町の総合計画をかんがみ、検討していかなければならないと思います。駐車場整備に伴って、この地点にアクセス道の計画を立ててはどうかという設計図面はでき上がっています。また、計画ではなく、設計を立てたと理解してほしい。交通総合政策検討委員会には付託せず、要か不要か、住民の方々の意見を聞いて検討したいと回答されております。  高野町商工会長より、環状道路を結ぶアクセス道路及び関連駐車スペースの早期整備についての要望書が町長に提出されていると思いますが、その一部を読ませていただきます。  要望書の一部なんですが、平成26年度には紀伊山地の霊場と参詣道登録10周年、平成27年度4月2日からは高野山開創1200年記念大法会が50日間にわたってとり行われ、同年秋にはきのくに和歌山国体が予定され、商工会関係者として大いに期待申し上げるところでございます。また、それにあわせて高野山の南側、大門と中の橋を結ぶ環状道路が着工の運びとなったとお聞きしております。交通停滞の解消、道路交通の円滑化に役立つものと思われます。  一方、大半の車が環状道路に流れ、町の中心から人や車が消えて空洞になるとの声もあり、危惧の念が払いきれません。観光客、参拝客の増加、利便を図るには環状道路から山内のアクセス道と山内近くのアクセス道周辺に車の駐車スペースはどうしても必要だと考えます。アクセス道を利用し、駐車スペースに車をとめ、そこを拠点に山内をゆっくり周遊していただくことにより、観光客、参拝客の対流が活発になり、町の活性化に寄与するものと思います。  当初の計画どおり、山内への進入アクセス道を中央付近にある旧幼稚園跡への計画、工事を高野町並びに総本山金剛峯寺との間で協議いただき、実現に向け、特段の御協力を賜りたくここにお願い申し上げます。  また、万が一山内で火災、水害が発生し、長時間にわたる国道480号、371号幹線道路が通行できなくなった場合でも、アクセス道を利用して、人の搬送、文化財保護のための緊急車両の複数の流通ルートの確保、住民、観光客、参拝客の避難ルートの確保等、災害にも強い防災、減災を意識した安心安全なまちづくりの一助になるものと信じます。  財政状況は非常に厳しい折とは承知しておりますが、将来を見据えた長期的なまちづくり、道づくりのための環状道路と山内を結ぶアクセス道の早期整備促進を切に望みます、という文章が来てると思うわけでございますが、これは実は商工会の理事会で24年1月23日に要望書を出しましょうという了解のもとに出されたものだというふうに考えております。受け取っております。商工会員さんの理事さん25名、会長、副会長2名、28名あてにファクスされたものでございます。これは陳情に行ったようなものでございまして、法的には保護を受けるものではございませんが、受けた当局側もこれに回答し、その処理結果について報告する法的義務はないわけでございますが、企画立案される副町長としての御意見を承れれば幸いかと思いまして、お伺いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) ただいま御紹介ございました商工会からの要望書を私も読ませていただきました。私の考えということでございますので、申し述べさえていただくならば、やはり12月議会で町長がお答えしたように、これに関しましては住民の皆さんの意見を承りながら、それから今お話あった防災の点も考慮に入れながら、さまざまな角度から検討してまいりたいというふうに考えます。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) これは個人の意見でございますが、もともと商売人さんが非常に防災のことももちろん書かれておりますが、非常に山内に車が入ってこないんではないかというような危惧の念が大きいようでございます。ただ、ヘリポートを当町、幸いにもヘリポートが整備されておりまして、病人等、一刻を争うようなときにヘリポートのアクセス道としても今計画というか、案を出された部分のアクセス道は重要ではないかなというふうにも思っております。一つ御検討のほどをよろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) しばらく休憩します。               午前10時25分 休憩               午前10時50分 再開 ○議長(﨑山文雄) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  8番、所君。 ○8番(所 順子) お待たせいたしました。所、質問させていただきます。  昨年12月の定例議会に604名の署名を添えて高野山病院の診療所化に反対の請願書を提出いたしましたが、厚生建設委員会で不採択となり、本会議では否決されました。民意を聞かない委員会、高野町議会と情けなく思った次第です。しかし、議会で診療所になることが決まった以上、それに従わねばならないのが民主主義かとも思います。そこで診療所となった場合の諸問題についてお尋ねをしたいと存じます。  まず最初に、入院ベッドは2床となり、緊急用以外には使用できないとのことで、当然ほかの医療機関に搬送されることになりますが、橋本市民病院との契約はでき、ほかの2病院とも近日中に契約予定と町長が言われましたが、紀北病院、那賀病院との契約は完了いたしておられますか。  あとは自席でさせていただきます。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 救急用の2床の運用という形の中で、入院の必要な方、継続した入院が必要な方についての対応をどないするかというところなんですけども、入院が必要な方については、一応近隣の病院のほう、今言われましたように橋本市民病院さん、そして紀北分院さん、那賀病院さん、公立の病院が三つあります。その病院のほうへは院長と私のほうで出向かせていただいて、緊急的な入院とかについて要望をし、受け入れをしていただくようにお願いしてまいっております。それと、あと民間の病院で、近隣のほうで伊藤病院さんとか山本病院さんがございます。それと紀和病院さんのほうへも行ってきまして、そこの院長先生との間で話をして、受け入れについての要請をしておりますので、できるだけ皆さんに迷惑のないように入院に関しての紹介をさせていただいて円滑に行けるようにしたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) ただいまの課長の答弁では、それでは紀北病院、那賀病院、そして個人病院と契約をされているということを私は考えてよろしいのでしょうか。契約はされているんですね。されてないんですか。その辺のところを答弁をお願いしたいんです。簡単明瞭に、されているか、されていないかということが重要なんですよ。お願いをしているという問題ではなくて、契約をされているかどうかということをお尋ねいたしております。簡単明瞭に。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 8番議員さん、穏やかに答弁をさせていただきますので、よろしくお願いをしたいと思います。  今現在も橋本市民病院さん、紀北病院さん、那賀病院山、契約云々はもちろん交わしておりません。今もスムーズに救急関係は橋本市民病院さんを中心に受け入れをしていただいております。今までと変わらず、もちろん橋本市民病院さんも受け入れをしていただけます。その辺のところは住民の方々が非常に不安に思っている部分だと思いますので、今までどおり変わらず受け入れをしていただけるということは確約をさせていただきますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 町長の答弁でよくお聞かせいただいたんですけど、橋本市民病院は契約をされてできておりますということをお伺いしております。私の伺っているのは、紀北病院とか那賀病院との関係はどうなっているかということをお尋ねしてるんですよ。ですからここの二つの病院は入院はさせていただけるんですか。その辺のところをお伺いしたい。橋本病院はさせていただけると私は質問しております。あと那賀と紀北、これについての質問をしているんです。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 市民病院さんとの契約なんですけども、これまでも高野山病院と市民病院さんのほうは先生の応援とか、いろんな形で契約はしてます。ただ、入院に対して、高野町から市民病院さんのほうへ行かれる入院に対しての契約というのは今までもございませんでしたし、これからも契約はしてございません。通常の病院間の連携のもとでやってきているものなので、契約書の書類はございません。  紀北分院さんと那賀病院さんについても同じことで、今までも連携はしてきてますけども、契約は発生しておりませんので、御了承いただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 契約はしていらっしゃらないということは、今お伺いいたしましたです。契約はしていなくても、紀北病院、那賀病院とかは受け入れはしていただける、橋本市民病院と同じように受け入れはしていただけるんですか。住民に説明会ではやはりこの3病院ができるというふうな説明会での配りものもありましたし、そういう意味では紀北、那賀病院も橋本と同じようには受け入れてはくださるということにはなっているんですか。そこのところをはっきり私はお聞きしたいんですよ。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 紀北分院さんと那賀病院さんについても、これまでも同じように受け入れはしてくださっております。そして、引き続き受け入れについてはお願いをしてきておりまして、受け入れをしてくれるということで確約をいただいてます。  特に、紀北分院さんは県立医科大学の分院ですので、うちから直接医科大学のほうとの連携もございますんですけども、医科大学として紀北分院さんを今まで以上に地域に密着した病院としたいという考えがございまして、紀北分院さんのほうも高野山診療所についての応援についてはさせていただくということで、救急体制もこれまでよりは厚くしていくという方向で分院さんのほうも考えておられます。  対応ができない場合は、まず紀北分院さんのほうでまず救急に行った場合に対応ができない場合は、本院さんのほう、県立医科大学のほうへ行かれるというふうな対応を考えられておられますので、一応今までだったら夜に1人の先生しかいなかったのを2人の先生の対応で分院さんのほうも対応してくれるようになってますので、そういう関係で協力していただくように話はなっております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) そのときだけの住民をだますようなことにはならないように、紀北病院や那賀病院にも入院できるようなことを切望いたします。  そして、事務長さん、簡単明瞭にお答えをいただきたいと思っております。所さん、早く30分以内で終わってよというふうなことを言われておりますので、質問もたくさんありますので、簡単明瞭にお答えをいただけば幸いかなと思います。  それでは、2番目の質問、今後は消防署との連携が大切になりますが、来る高野山開創法会は50日間、当年は年間を通して法要年として高野山上でイベントを開催し、参拝客を募る予定との計画が本山や町にあるようですが、消防署の人員、救命士・救急車の増員、増車も考えなければならないと存じますが、どのような構想、予定を立てておられるのかをお伺いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 開創法会50日間がございます。今の現状でというか、以前の59年の御遠忌のときもございましたんですけども、全国からたくさんの観光客の方が参られます。その対応として、当時も観光客の方の救急対応というのがあったわけなんですけども、それに準じ、今回の場合診療所とはなりますけども、その50日間については診療所のほうで受け入れ体制というのを当然考えていく予定でおります。  特に看護師さんのその当時の配置状況とか、先生の配置状況とかを今後の診療所を運営していく上で、その50日間についてはできるだけ手厚くできるような方法を考えていきたいと思っております。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 質問したことに対してのお答えを明確にいただきたいです。私が聞いているのは、消防署員人員、救命士何名、救急車の増員、増車も考えなければならないと思うということなどを聞いているんですよ。それに対しての答弁をいただきたいです。考えて、余計な答弁は要りません。私の質問していることに簡単明瞭にお答えをいただければありがたいです。 ○議長(﨑山文雄) 奥坊消防長。 ○消防長(奥坊恒雄) ただいまの件について説明させていただきます。  簡単明瞭ということですのであれですけども、救急車の増車については、一時期のものなので、一応今のところは考えておりません。  ただ、人員等については、待機体制の強化とか、そういう部分で今後増員というか、そのときの待機状態ですね、そういう分で対策を練っていきたいと思っております。 ○8番(所 順子) 今の人員は。 ○消防長(奥坊恒雄) 今現在人員は常時5名、夜間5名です。昼間のほうが一応来年は11名になる予定です。そのうち救命士が現在うちの署では8名いてます。その中で2班に分かれますので、1日当たり4名ずつの配置になります。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 私は消防署の人員全部で何人かということをお尋ねしたような気がしたんですけれども、大体21名ということをお伺いしております。そして救命士が8名ということを伺っております。  この中で21人中何人が山外に住んでいらっしゃるのでしょうか。そして、この診療所をスタートいたしましたら、これでちゃんと診療所としての役割を果たせるのでしょうか。消防署員、ましてや救命士、これで果たせるのかどうか、その辺のところが心配でなりません。その辺のところはどんな構想をお持ちでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 奥坊消防長。 ○消防長(奥坊恒雄) 今御質問ありました消防職員21名のうち、6名が現在山外に居住しております。  それと、救命士の体制なんですけども、先ほどもお話ししたように待機状態というものの改善を行っていきたいと思っております。救急車は2台あるわけなんですけども、1台が出た時点では今すぐに応援要請をかけてます。2台目の出動に備えてということなんですけども、そこの部分の待機、都合等により出てこれないとかそういう場合もあるんですけども、そういうことを極力なくすような待機命令とか、そういう体制をとっていきたいとは思っております。  それと、診療所との関係なんですけども、うちとしましても基本的には要請があれば搬送であれ、救助であれ、行くのが基本となっております。そんな中で、やはり一応一番重要になるのが救命士の搬入先の病院への判断、そういう部分にかかってくると思います。それに備えて、今も救命士の技術向上を図るために、訓練とかそういうものも積み重ね、より強化していきたいと思っておりますので、そこら辺のところで御了承をお願いしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 診療所になりましても十分対応できるというふうな認識をしてもよいのでしょうか。本当にこれでちゃんと診療所になって救急体制が整えられると認識をいたしてよろしいのですか。そのように思っていいのですね。  それでは、車も消防車もふやさないという考え、そしてこの人員で賄えるというふうに認識をしてもいいということですね。その辺のところを私も認識させていただいて、間違いのないようなことをやっていただきたいと思っております。  三つ目に、町、病院から配布された病院を診療所にする旨の配布紙というんですか、配布物は、当局や賛成討論を行った議員は住民に十分告知し、熟知されているような発言が相次ぎましたが、実は訪問診療について誤った思いのあることを御存じでしょうか。家から病院に電話をして、訪問を依頼すれば来ていただけると思っている方の何と多いことか。過日の議会でも言われたように、該当者は富貴、筒香地区を除けば40名ほどであるとのことであったが、個人経営の医療機関が行っているような訪問診療と勘違いをしております。病院事務長は診療所となるまでの3カ月の間にさらに集会所などで説明したいと述べられました。12月の議会後、何カ所で説明会を開催されたのかをお伺いいたしたい。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 広報、啓発という形で、私のほうから12月議会のほうでしていかなあかんということで話をしていたんですけども、広報をするということで話はしてました。説明会については、日程の都合でできませんでした。ただ、今後診療所となった上でも定期的な説明会というのは必要と感じておりますので、随時していく予定でおりますが、この3月の末までの中では、12月から3月までの中では説明会のほうはできませんでした。おわびいたします。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) その場しのぎの答弁ということですよね。ですからそういう答弁はやめていただきたい。やはり言ったことは守って、実行をしていっていただきたいと思っております。  なお、訪問診療には1人での通院が困難で、診療所が訪問診療の対象者と認めた方とあるが、診療所、すなわち医師が認める基準や規定があるのかをいま一度お聞きしたいです。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 訪問診療の対象者をどんなふうに考えていくかというところで、広報等では8番議員さんが言われましたように、1人で通院が困難な方で、診療所が訪問診療の対象者と認めた方となっております。主に今想定しているのは、診療所へ来られている患者さんが通院が困難になった場合という形で、これまでも主治医がその患者さんといろんな診察等で情報を得た上で、情報がございます。その中で困難になる可能性の方も当然ございますし、今後なる方もございます。その時点で一応本人さん、家族さんからの申請によって主治医のほうで判断してもらうということで、一応先生のほうへその辺の判断のほうはお願いしたいと思ってます。  ただ、病院のほうへ当然来られてない方もおられると思うんです。病院のほうへ来たいんやけども来れない状態で、他の病院さんのほうへ行っている場合とか、往診を受けられている方とかもおるかもしれません。その方の場合はうちのほうへ情報がないので、そういう方の場合は申請をしていただいた上で、おうちのほうへ行かせていただいて、話を聞かせていただいた上で決定していくような形になろうかと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) お年寄りの中に、申請できる人はいいですけれども、申請できない年寄りもいると思うんですよ。そんな場合はどうお考えですか。申請できる、近所に子供さんがいらしたり、身内がいらっしゃる方はよろしいですけれども、申請のできない方はどうするんですか。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 診療所としましては、かたい意味での申請というふうには考えてないんです。あくまで手続的な問題で、仮にひとり住まいの方で、病院へは来れないという方もおられると思います。その場合は電話等でしていただいて、対応を考えたいと思ってます。だから何もかもが病院へ来てせなあかんということじゃなしに、当然来られない方がそういう形、対象になる可能性が大ですので、電話等での対応でも対応はできると思っております。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) なかなかお医者さんが認める基準と規定があるかをいま一度聞きたかったんですけど、規定がなさそうなというふうなにおいに感じておるんですけれども、この対象者と認めるという判断がすごく難しいように思うんですよ。どの程度で、どういう判断をしていくかという、その辺のところが、その個人のお医者さんにかかっていらっしゃるということになるので、その対象になりたいんだというひょっとしてお年寄りの方や病人がいらっしゃるかもしれないんですけれども、その辺のところも十分ちゃんとなさっていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 訪問診療のほうは、現状で前倒しではスタート、往診というような形でスタートしているんですけれども、4月以降、できるだけ先生4人の中での外来のほうの部分との並行として、空き時間を確保した上でしていく予定でおりますし、診療所としての新しい新規事業ですので、できるだけ患者さんの意向に沿った形で出ていけるように対応したいと考えております。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 何しろ患者さんに迷惑のかからないように、住民に本当に診療所にしてよかったと思わせるように望みたいところであります。  マンパワー不足を一因に診療所化となりますが、ありがたいことに医者が1人増えると耳にしました。医師不足で時間外勤務が多く、診療所化するとのことでしたが、医師が確保できたのなら診療所化しなくてもよかったのではありませんか。このことについてお答えください。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 1名の先生の、この間からの議会の中で、応援の先生が1人、2月から来ていただけますよという話はさせていただきました。その応援の先生は、当然ほかの病院もかけ持ちしながら、大学の講師とかもしながらうちのほうへ限られた時間の部分について来ていただいてることですので、今は毎週土曜日1日来ていただいてます。4月からはできることでしたら土曜日の朝から日曜日の朝までの24時間で、日勤と夜勤なんですけども、24時間で来ていただけませんかということでお願いをし、一応月に2回程度の話になっております。  ということで、あくまで現状の4名の先生の休日の日勤、夜勤、平日の夜勤とかの負担がございますので、その分の一部として来ていただいて、今の現状の4名の先生の負担を軽減するために来ていただける先生ですので、通常、毎日毎日来てくれる先生ではございませんので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) どちらにしましてもお医者様を確保しようと思えば確保できるのではないでしょうかと、私は思っております。ただ努力してなかっただけのような感がいたしてなりません。  なお、看護師を訪問看護の研修、実習につかせるとの答弁もありましたが、今何名の看護師がおられ、実習には何名が行かれ、またケアマネは何名を確保されておりますか。
    ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 看護師については、4月1日現在でうちが今把握している人数は、育児休暇から復帰する方を入れて12名になります。その中で訪問看護の研修という形で12名の方全員に1週間、紀和病院さんのほうへお願いさせていただいて、2月と3月の一部で研修に行ってございます。実際、4月以上はその中で2人ぐらいの人数でローテーションを組みながらスタートすると。1人についてはやっぱり責任者が必要ですので責任者を1人置いて、訪問する看護師については一応全員の看護師ができるようにということで研修に行ってきております。  それと、ケアマネさんの話なんですけども、診療所で訪問看護とか訪問診療をする場合に、ケアマネさんのほうは必要ではないんです。ただ、ケアマネさんがおれば、逆にそういう居宅の介護保険のサービスの計画を立てることができます。自分のとこでサービスの計画を立てた上で、自分とこのサービスの提供とか、ほかの介護保険のサービスの計画も立てられますので、ケアマネさんの資格がある看護師さんがおれば、そういう事業も新たに立ち上げることができるようになります。  現状で診療所になりまして看護師さんの中で2人の看護師さんがケアマネの資格は確かに持っているんですけども、1人は産休中でしたので研修も受けてないという形の中で、すぐにケアマネさんの資格を生かして事業所を立ち上げるということは今の時点では無理なんですけども、研修をした上でケアマネさんがおるほうが診療所として将来的にはプラスになる部分がございますので、そこはそこで資格を生かしていけるような形も考えていかなければならないかなとは思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 12名の看護師さんで診療所を賄っていかれるというふうに認識をいたしましたですけれども、これで本当に十分なケアが診療所としてやっていけるかどうかというのはとても心配なところであります。  ケアマネはあまり関係なく、実質的には看護師さんのお仕事だと、そう認識いたしましたですけれども、この12名で本当に診療所をちゃんとやっていけるかどうか、これまた不安に思っております。  そして、もう一つは、今予約制ということをやっておりますけれども、これは予約制は患者が激減する一因となっているように今思っております。それも考え直すべきではないでしょうか。診療所となりましたら、予約制度というのは患者を減らす一因と、皆さんが町民がこぞっておっしゃいます。個人病院は予約制ではないのでたくさんの患者が行かれておるように見受けられます、高野山内では。この予約して行けなかったら、お年寄りの方が行けない、そしたら今日は病院に行かないでいこうかというお年寄りがたくさんいらっしゃるそうです。そこのところの計画を考え直す必要はないのでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 予約制についてなんですけども、1診、2診体制で平成22年の4月から予約制度を開始しております。その中で、まずは予約制がなかったときは、当然朝7時から受付のカード置きを置いて、その受付順番で診察をしておりました。  その中で、山上の方につきましては7時に来て受診箱へ受診券を入れて、すぐにまた帰ってという形で対応はしやすかったんですけども、山外から来られる方については、早く診てもらおうと思ったら早く起きてきて、入れて、そこからもう帰る時間がございませんので、そのまま病院のほうで待ってなかったらいけないということがありました。その関係でどうしても待ち時間が長いという部分と、山上の方でもどうしても、今の院長先生、副院長先生のときはどうしても待ち時間が長いということがございましたので、その待ち時間の解消を図るために予約診療というのを開始させていただきました。  その中で、予約制を導入することによって待ち時間を解消するのと、それと先生のほうもこの日はだれだれさんが来ていただけるということで、事前にまあ言うたら来られる患者さんの準備というか、次の日の診察の準備も行えます。この日は検査もせなあかんとか、そういう検査関係のこととか、事前の準備もできるわけなんです。そういう部分で効率的な診察というのが可能とはなっているんですけども、それはあくまでも予約という中の話で、急なときにそしたらその1診の予約の先生に診てもらわれんのかなというのが当初から懸念があって、そういうところで通常来てもらっている患者さんが、予約をしていた患者さんが急に風邪をひいたとか、ちょっとしんどくなったんで予約してないけど診てくれないかなというのがございます。  その辺の中で、病院としましては当然1診の先生の横には2診の先生がおって、急な病気の対応については2診の先生のほうでしていただいております。そこのところでやっぱり1診の先生に診てほしい、2診の先生よりは1診の先生に診てほしいというのが患者さんの要望がございます。その辺を1診、2診の予約制度の部分で、そういうところで診察を受けたいけども受けられないという意見がその意見だと思うんですけども、病院としてのスタンスは、診療所になったとしても一応2診の先生のほうで当然診ていただいて、その患者さんの情報というのは電子カルテで情報は全部載ってますので、1診の先生が診たカルテというのは全部残ってますので、それを見ながら2診の先生は対応は十分できるんです。そのときに対応はできるし、2診の隣の1診では先生がおりますので、もしわからんことがあったら隣の院長、副院長に聞くこともできますので、そういう対応で御理解をいただきたいと思っていますのと。  患者さんに対しても、そういう部分をもう少し説明を改めてしなければいけないかという部分は考えております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 今の説明ではちょっと私はちんぷんかんぷんでしたけれども、この予約制度は外していただきたいと思っております。これはやはり住民の方が不満を抱いております。今日は出してないから行きませんといって、家で待機している老人がたくさん多いそうです。行く気がしないと。申し込んでなかったら行けないということで、病状が悪化する場合もございますので、人口減でもありますし、大きな病院でもありませんので、こういう予約制度というのは外したほうがもう少し患者が増えるものだと私は思うんですけれども、このところはまた考えていっていただきたい事柄だと思っております。  毎年2億何千万円かの繰り入れや町債が必要だからと診療所化するのも一因でもありました。診療所となって、今度10年程度の経済的シミュレーションを公表していただきたい。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 12月の議会前に、議員皆様との全員協議会の中で、今後の交付税とか財源の流れというか、診療所になってからの流れというのを数字でお示ししたと思うんです。ちょっと今日、今持ってないですけども、そこで一応10年間については、向こう10年までは書いてなかったと思うんですけども、5年ぐらいのスパンでシミュレーションのほうの数字は挙げさせていただいたと思っておりますので、また見ていただきたいと思うんですけども、一応財源的には厳しいのは厳しいですけども、交付税をいただいて、あと不足分は町からの繰入金で賄えるという形で考えております。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 大体当局はいつもいつも全体会議、全員協議会で話したとおり、説明したなどとよく言われるが、これは議員のみ話されたことで、町民にも伝わらず、議会広報やインターネットにも掲載されないのです。同じことを本会議で聞いてもそれに答えるべきで、全体会議で説明したとの言葉は慎んでいただきたい、今後。こういうのは議場では通用いたしません。お尋ねしたことについては、全員協議会やこういうところで話したというのはやめていただきたいです。  シミュレーションの数字は今ここでは公表できないということでございましたので、また何かのときに、また次の機会にこれをちゃんと説明するように質問をしたいと思っておりますので、そのときまでにちゃんと勉強をして答弁をしていただけるようにお願いをいたしたいと思います。  シミュレーションは出ていないということですか。出ているということですか。 ○病院事務長(上江良幸) 出してます。 ○8番(所 順子) 出してくれてる。そうですか。  何を申しても、さいは投げられました。夕張市を初め、各地で診療所化した結果、好成績を残している地域もございます。行政の努力と医療関係者の献身で、診療所が独立採算できるぐらいの頑張りを示していただくことを思っております。この辺のところについて、町長、答弁いただければありがたいと思っておりますけれども、よろしく。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) シミュレーション、先ほど自席のほうで、すぐ渡しますと言わせていただきました。この会議後、今日中に事務長のほうからまたお渡しをさせていただきますので、御了解をいただきたいと思います。  それと、今の質問ではないんですけども、8番議員さんの財政的な問題であります。先般も病院関係に関しての質問の中で、一般会計のほうから前年度は1億7,000万円当初予算繰り入れと。今年度に関しては3,000万円減の1億4,000万円の繰り入れという数字になっております。ただ、23年度に関しましては当初予算より3,000万円ほどの増ということで、2億からの増になっております。そんな中で、今年度は1億4,000万円、もちろん交付税云々というような問題もあるわけでございます。  先ほど8番議員さんの中で、これから診療所に向けての経営改善というような質問の中で、病院のほうも種々努力をして、これからの運営に携わっていきますので、御了解のほどよろしくお願いをしたいと思います。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 新年度は少なくなったとは申せ、相変わらず1億4,000万円の町からの繰り入れと町債2,000万円となっています。シミュレーションは出しているということですので、これはまた次の機会に聞くといたします。  診療所化すれば経費負担減となることと計算しての3,000万円の削減なんでしょうか。その分、ほかに転嫁されれば同じことなんでしょうが、このことに関しましては、また検討委員会や運営委員会ではこの件に関しどのような意見が出されましたですか。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 経費については、2階の病棟部分がなくなります。そこで建物はございますけども、そこで使う光熱水費とか、諸々の費用というのが発生しなくなります。それと、あと給食関係の業務もなくなります。それとそれに伴う人員の異動等々ございますので、そういう関係で節減をした上で今年度の、24年度の予算ができているところでございます。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 検討会や運営委員会ではどのような意見が出されたんですか。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長(上江良幸) 検討会については、過去、去年の11月に検討会をさせていただいて、2回目がちょっとまだ3月の末になるんですけども、この議会が終わってからの検討会、運営委員会になります。  検討会、運営委員会の中では、病棟がなくなることについて、その後の病棟の残った部分をどんなふうに活用していくとか、また新規事業について円滑に進めていけるようにお願いしたいとか、当然経営改善をしていかなあかんということとか等々、御意見をいただいております。  3月の会議については、この議会が終わって来週29日に改めて検討会、運営委員会を開催する予定でございます。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 何はともあれ、新しい診療所としてのスタートを切るわけです。住民に満足できる、本当に文句の出ないような診療所に向けて、訪問看護、またそういう諸々のことに関しまして、よい方向で、前よりはだめだというふうな診療所にならないように切に要望いたします。  そして、住民にやはり訪問看護というのは、家に往診に来てくれないということをやっぱりもう少し町当局からちゃんと説明すべきであります。そのとき逃れの説明はいたします、ちゃんといたしますと言って、いまだにしておりません。もう来月からスタートです。ですから住民にこのことを十分に把握させるようにお願いをいたしたいと思っております。  何しろ診療所、私は反対でございましたですけれども、もう来月からスタートでございます。住民に迷惑のかからないように、文句の出ないようにしていただきたいと思って、質問を終わらせていただきますけれども、当局のほうで、何かこれに向けての答弁がございましたら、最後にお願いいたします。まだ時間がありますから、その答弁によって質問するかもわかりません。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 4月1日から総合診療所化になります。8番議員さんが心配した部分、質問された部分、十分対応して住民に安心、安全、不安を与えないような総合診療所化に向けて、病院の職員一同、また行政としても取り組んでいきますので、御了解のほどよろしくお願いをしたいと思います。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 町長、その言葉をお忘れにならないように切に要望をいたしまして、質問を終わります。 ○議長(﨑山文雄) しばらく休憩します。               午前11時39分 休憩               午後 1時10分 再開 ○議長(﨑山文雄) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  6番、大西君。 ○6番(大西正人) 議長に質問のお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。  まちづくりについてでございます。町行政、本山、町民のすべてが一体となってこの町のまちづくりを進めていかなければと考えております。その中でも若者が元気に活動する姿は町に活気を与え、周りに希望を感じさせます。町長は商工会青年部の若者たちと懇談会などを持たれ、互いにこの町のことについても話し合われたと聞いております。  また、そのほか多くの若者とも接し、いろいろと彼らの考えや課題などを感じておられるのではないかと思います。彼ら若者の力を生かしたまちづくりについての動きが今必要であると思うのですが、このことにつきましての町長の考えをお聞きしたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) まちづくりについてという大きな質問をいただきました。まちづくりにつきましては、いろんな分野のことなどがあろうと思います。それと、朝、午前中なんですけども、7番議員さんのほうから、副町長のほうに質問があったわけです。今年度、四つの軸ということで、7番議員さんが副町長のほうに質問をし、副町長のほうから答弁をいただきました。今年度の四つの軸のまちづくりについては、ここで割愛をさせていただきたいと思います。  6番議員さんが質問をされた若者との協議、話し合いを持たれた中で、若者とこれからのまちづくりについて協議した内容等々を少しお話をさせていただきたいと思います。  今で約2年になります。その間、商工会青年部、また伊青連等々ともお話をさせていただきました。そんな中で、彼らは今絶対人数的なものがかなり少なくなっております。6番議員さんにいたしましても青少年活動、商工会の青年部として活躍をされてこられたと思います。そのときに興した事業の中で、高野町石道の参詣のイベント、これは伊青連を通した事業です。それと商工会青年部として、6月15日前夜祭のねぶた等、また商工会独自の女人堂めぐり等々、6番議員さん等が中心になって御活躍をされて、今現在、今の商工会青年部、また伊青連等、高青連等が中心になって活躍をして、継続して事業を行っていただいております。  ただ、先ほどもお話をさせていただいた絶対数というのがかなり少なくなって、6番議員さんが活躍された時代に比べまして、3分の1ぐらいの人数になられてるんではないかと思っております。実際、そのような青少年の中で彼らは事業を継続して頑張っていただいているわけです。  ただ、彼らに関しては、この高野山を含む高野町の活性化という部分で、非常に御努力して頑張っていただいているんですけども、絶対的な人数が少なくなっていると。その部分で町行政に対してかなりの厳しい要望、厳しい質問、また職員に対する厳しい考え等々もお聞きをしました。  ただ、青年たちが頑張っている中で、行政と青年が一体となったまちづくりというのは非常に重要になってくると思います。若者たちもそのような気持ちで行政と一体というような感覚でまちづくりを考えていただいておると思います。行政ももちろん若者を含めて、町民全体という考えでこのまちづくりを考えております。  そんな中で、ただ彼らが新規の事業云々という提言、提案があれば非常にありがたかったわけなんですけども、その辺の部分が希薄といったら何ですけども、ただいろんな事業をしながら自分たちの生業の家業を継ぎながらまちづくり云々という部分で、新規の部分というのはもちろん彼らの頭の中にはあるとは思うんですけども、ただそれが現実問題として具体化してこないという部分があろうと思います。  その辺の部分は彼らとこれからの話し合いの中で、こちらのほうからも事業化的なことを、具体的に彼らにも提案をして、このまちを、将来彼らもちょうど子育て世代ですね、そういう世代になっております。彼らも彼らで次の子供たちの時代のことを考えてまちづくりという部分を考えられておると思いますので、その辺のところは再度一体となってまちづくりに取り組んでいきたいと思っております。  具体的な案に関しましては、この新年度予算をつくったのが1月末になるわけです。当初予算の中にはあらわれてない数字もあります。ただ、私の中にも具体的な案として彼らに提示をしていきたい、求めていきたい部分がありますので、その辺のところは順次予算化をして、彼らにまた提案もしていきたいと思っておりますので、都度、都度、彼らの意見を吸収しながら行政に生かしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 御答弁ありがとうございます。  町長が何回か若者たちとの、若者といっても40までの商工会青年部員なんですけれどもその方たちと、また今お聞きしますと、高野山の青少年団体連絡協議会のメンバーとも意見交換をされておるというようなお話の中で、大分今の組織の実際に動いている人たちは、今までと違い人数も減ってきておるというところで、苦しそうであるというような感じで、なかなか新しいような新規の事業まではなかなか行かないのではないかというようなお話でありました。また、具体的な提案をこれからも考えていき、若者の考えも都度、都度にお聞きしますよというような前向きな御答弁であったと思います。  その中で私が思っているのは、企画財政課長、ちょっとお休みということなんですが、この間少しお話を伺った中で、今から20年以上も前になりますが、当町にもふるさと創生事業ということでお金が交付されまして、そのときはケーブルの通る斜面のほうにシャクナゲなどを植える事業を行って、ほとんどがそっちのほうで使ったと。それは少ない金額だと聞いておるんですが、残りの多くは現在基金として、環境とか町並み景観の特定目的金となっておるというようなことを聞いております。  そういうようなところも利用されまして、少し若者、動けるものに、ちょっとこういう基金があるんで、使用目的といいますか、そういうには沿っていくように活用していかなければならないとは思うんですが、それの使い方とか、そういうことをちょっと働きかけてみたらどうかなと、そういうふうに思ったりもしたような次第でございます。そこら辺のところ、ちょっとお考えをお聞かせいただきたいんですが、どうでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 財政的な数字を言いますと限りがないといいますか、予算的な話ももちろんあるわけです。ただ、必要なものに関しましては使っていただきたい。もちろん町の活性化という部分で使っていただけるような提言もしていきたいと思いますし、彼らからも提案もいただきたいと思います。  昨年度、まち未来課のほうからも青年たちに一つの提案というような、提言というようなお話もさせていただいております。その辺の考え等的なことはまた再度こちらのほうに入ってくるんではないかと思っております。  それと、先ほど具体的な提案、提言をこちらのほうから彼らにしたいという部分のところは、この会議中にはすぐここで、私の頭の中にはあるんですけども、今ここでは少し提案を差し控えをさせていただきまして、時期が来れば彼らにそのような提言をさせていただきたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 具体的な提案、提言などは、またこの期間中には少し無理であるが、引き続き考えていただけるというようなことでございます。  一つ私のほうからもう一つどうでしょうかという、お聞きしたいという部分は、この際、その前にちょっと町長の言われておること、また青年部、また高青連の方たちの言われておることを聞きますと、町長は若者がもっとこんなことをしたいんやと、こういうことを進めていきたい、町長どうやろかというような、そういう前向きな意見を言ってくれたらもっといいのになというような期待をされておる。また若者のほうは、町長のほうがこんなことをしたいんで力をかしてほしいなというように、どうも意見がすれ違いに終わっているような気がして、せっかくそういう機会を持たれておるのに、前向きな感じの活動につながらないのかなと思って、今回ちょっと町の中で若者が生き生きしているような姿が一番町民の方にも勇気を与えるのと違うかなと思ってお聞きをしてる次第でございます。  そこで、町長が若者に呼びかけるような形で、地域の再生、活性化を図るためのまちづくりを進める、若者版寄り合い会のようなものを開くのはどうかなというようなことで、それに対するお考えを少しお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 先ほどもお話をさせていただきました。何回か若者たちと懇談会を持たせていただいた中で、やはりそのときは要望、質問等々が中心になりました。要望に関しましては即答もさせていただきましたし、質問に対してはお答えもさせていただきました。  質問、要望に答えるのはしごく簡単でございます。ただ、提言ということになってきますと、双方具体的な考え、案がなく、そこまで話が進まなかったわけです。次回彼らとの話の中では、こちらからも提言をする、彼らも提案をするという、そのような実のあると言ったらまた語弊がありますけども、町の活性化につながるような話を持つよう、彼らにも事前にそのような話をさせていただいて、予備知識を入れて、それをもとに懇談会を持ちたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 非常によい答弁をいただいたような気がいたします。私も自分とこの子供を含め、若い者たちに、町長、積極的にこういうことを言うてくれてるでというような感じで、また報告もできると思います。  そこで、今先ほど若者版寄り合い会というような話をしたんですけれども、まち未来課のほうも若者に呼びかけて、どういうような内容かわかりませんが、そういう事業を、事業といいますか、まちづくりを考えておられるようなことも聞きましたので、そこら辺、担当課長のほうから若者版寄り合い会はどうかなというような意見に対して、こちらの問いかけに対してちょっとお考えをいただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 御質問いただきました件でございますが、現在、過疎集落の寄り合い会を活発に進めております。それで高野山の山上におきましても、若い方の意見、当然これから高野町を担っていく若いパワーでございますので、そういうことも積極的にやっていきたいということで、先日の火祭りのときも高野山の若い方に出店していただいてまして、その現場でもいろいろお話もさせていただきましたので、これからそういう御要望等がございましたら、こちらからも積極的に出席させてもらうようにしますし、進めていくべきかなと思います。よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 若い者たちが集まって、いろんな意見を出して、この町をこういうふうにしたらどうなと、こういうふうにしたいなというような話がありましても、なかなかまとめて、また実際に形にしていくというような作業は、今筒香とか、それから花坂でやられておられるような寄り合い会のような形で、県とか町の職員の方が入って、その地域の人のまとめたものを実際に予算をつけて、形をつけて実際行っていくというようなとこまでなかなか行かないのかなと思って、そういう手助けをしてもらえればなというような形で、ちょっと言わせていただいたんでございますけれども。  若者のほうが、いやいや、そんなことをせんでも自分らが決めていって、またお願いに行くよというようなことになるか、そこらはまだ全然わかっておりませんが、またその辺のところも配慮いただいて、まち未来課の佐古課長なんかは若者といろいろ事業をしていく機会も多いと思いますので、これからもよろしくお願いをいたします。  若者がこの高野町の中でいろいろと自分たちの事業だけではなくて、全体のまちづくりのために何か活躍するような場を与えると言うたら語弊になりますが、その一翼を担っていただくことで、自分たちも実際にまちづくりにかかわって、これから自分たちの子供たちのための町をつくるんだというような、そういう勢いが欲しいなと思ってこういうお話をちょっと問いかけをさせていただいております。  この高野山小学校の卒業式におきまして、私と議長と所委員長と3人、議会のほうからは出席させていただいたんでございますけれども、その折に、卒業生代表の保護者の方が、町の宝であるこの子供たちのことを、この町の子供たちの未来をよろしく頼みます、お願いしますと、町長を初め、私たちの来賓席に懇願されておりました。町長もそのことはまだ耳に残っていると思います。今後も子供たちの未来につながるさらなるまちづくりを、町民とともに町長には推し進めていくことを強く願い、私の質問を終わります。
     ありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) 5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) 質問させていただきます。  富貴・筒香で運行しているふれあいタクシーの件についてなんですけれども、お伺いいたします。  運行して1年がたとうとしてますが、一般の人で橋本、五條へ行く人の人数及び目的を把握していますか。日、曜日、月別にわかる範囲で結構なんですけども。そして、ふれあいタクシーを利用している通学している生徒はいますか。まずここまででお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 御質問いただきました筒香・富貴地区の公共交通、ふれあいタクシーについて御説明申し上げます。  このタクシーにつきましては、平成22年、23年に若干問題が発生しまして、23年から新しい仕組みの中で運行を始めております。タクシーにつきましても夢たまごハイランドタクシーという、富貴地域の子供たちが将来に向かって明るい名前をということで、大変親しんでいただいております。  それで、御質問いただきました1年がたつという中で、乗客につきましても以前の仕組み自身が変わりまして、運行の1日の便数も4便にということで便数も増え、また出発地点も、筒香地区の皆さんのミーティングの中でいろいろ意見を聞かせていただいて、本当に5割から6割ぐらいの乗客が増えたという実績でございます。  それで日単位の統計はとってないわけですが、昨年4月から24年の2月末までで2,889名の方の乗客がおります。その中で、以前筒香地区の利用の方があまり目立ってなかったんですが、下筒香から運行することによって筒香地区の方もかなり利用いただいておるというふうな実績でございます。  それで、通学でございますが、富貴地区、筒香地区に6名の高校生の方がおられます。ただし、この6名の方に聞いてみたんですが、1名の方につきましては週2回、もしくは3回ぐらいを利用してるということでございますが、後の5名の方につきましては、利用実態がないというのが今の現状でございます。 ○議長(﨑山文雄) 5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) 今お伺いしたんですけども、週2回、1人が利用しているとお聞きしたんですけども、どこの高校へ行っているんですか。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 高校につきましては奈良智辯へ通学されておられる高校生1名が週2回もしくは3回ぐらい利用されておるということでございます。あとの方につきましては、このバスに、月に1回とかはあるかもわかりませんけども、ほとんど見かけないという運転手からのお話を伺っております。 ○議長(﨑山文雄) 5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) ふれあいタクシーを運行する前に、何回かこの会議がありました。そのときに、筒香地区の要望として橋本市民病院、橋本駅へ運行してほしいという意見があり、今年の筒香なんですけども、区総会でもこの意見が出ました。月、月曜日から金曜日は4便、土・日・祝日は2便の運行は本当にうれしい限りなんですけども、しかし乗車している人たちは高齢者が多くて、今までの運行でいくと乗り継ぐ回数が多いことから、体に負担がかかるという意見もあります。この点を考えていただき、運行方法を変更することができないかをお聞きします。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 運行形態でございますが、このバスの利用者の6割程度、年間1,500人ぐらいですが、6割程度が橋本の隅田駅、あとの4割の方が五條のイオン前を利用しておるということでございます。  それで、橋本の隅田駅で約6割ぐらいの方がということでございますが、この6割の中で筒香の人はすべてJRに乗り継いで橋本へ行かれる。富貴の方につきましては約半数ぐらいが橋本へ行かれるということで、それで五條へ行かれる方につきましては、富貴の方の残りの半分ぐらいが利用されている。年間1,000人ぐらいが利用されておるというふうな統計をとってございます。  それで、橋本へ行かれる方につきましては、隅田駅からJRかりんかんバスで橋本駅、そこから市民病院の無料バスや南海電鉄を利用されておると。五條に行かれる方につきましては、五條病院に月に数人利用するということで、智辯高校の生徒は週2回程度片道のみ利用しているというような現状でございます。  それで、筒香地区につきましては毎月1回タウンミーティングしております。そんな中で、議員がおっしゃるとおり橋本方面へ行ってほしいというふうな声も届いております。  ただ、富貴の地域の方と筒香地域の方の意見が若干違うという中で、うちでいろいろ調べてみたんですが、筒香地区の皆さんにつきましては、従来からやどり経由で橋本へ出られてるという生活形態が今も続いているということで、病院等についても橋本のほうが生活拠点になっておると。富貴地区については五條が生活拠点になっておったという、そういう形態が今も続いているということで、富貴、筒香地区の意見が若干違うのかなということを感じております。  それで、橋本へ行くということになった場合に、便数が1日の4便から若干減りますけどどうですかというような話の中で、やはりせっかく4便計画していただいておるので、4便はそのまま走ってほしいというふうな声も届いております。  それで、行政で別にどこへ行くとか、どこへ走るというよりも、これ夢たまごハイランドタクシー筒香、富貴地区の住民の皆さんのバスですので、富貴の方と筒香の方の意見が同意できれば、行き先等も変更してもいいんじゃないかなと考えておりますし、橋本駅前に行くことが本当に便利でよいということであれば、当然変更もできます。  ただ、今年度の4月に立ち上げたときに、高校生も乗れるようにということで朝の6時20分に出発して、奈良智辯、五條高校、橋本高校、それと紀北工業等への通学にも間に合うようにということで、下筒香を6時20分始発で計画したんですが、やはりちょっと聞いてみましたら、定期代が若干高いとか、帰りの便が不便なので家で送り迎えをしておるとかというふうな話も聞いているわけでございますが、全部の高校をクリアするとなれば、かなり便数も増えてくるようになりますし、若干待ち時間とかもできますが、最低限の中で通学もできるというもとの今年度4月からのダイヤ変更をしたわけでございますが、その辺も踏まえて地域ミーティング、また筒香のほうも毎月入る中で、議題で出していただいたらそういうことも検討できると思います。  それと、もちろん運輸支局の承認もとらなければならないんですけども、行き先についても地域の住民の方の希望に基づいて変更できるということでございますので、地域のほうの意見を聞きながら、今言うて今というわけにもいかないですが、6カ月ぐらい時間があれば、行き先変更、時間変更等も十分可能ですので、その辺も十分視野に入れて、地域の方とまたミーティングしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) 今課長さんのお話を聞いてますと、橋本へ6割、五條へ4割、6割のうちには橋本の市民病院なんか、筒香の人は行っている人が多いと思います。富貴の診療所の先生なんかは、自分らもちょっと通ってるんですけども、大体橋本の市民病院へ行ってくださいというようなことをよく聞きます。筒香の今かかっている病院は大半ではないんですけども、100ではないんですけども、大体橋本の市民病院へ入院及び診察に行っていると。  週月曜から金曜まで4便となっているんですけども、これを全部の時間を固定するんじゃなしに、ある程度の、2便なりのことで考えられないかと。強く筒香で、自分は筒香なんですけども、大体そういう考えを聞きます。  さっき言われたように五條4割、筒香の人も利用しているというのは、イオンへ買い物へ行ったりというのが多いような気もします。それじゃなくて、橋本市民病院というか、そっちへ行けばあやの台のあそこでも買い物ができるんじゃないかというような考えを自分としては持っています。そこのところをちょっとお聞きします。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 議員おっしゃる意味の話も聞いてます。ただ、このバスの4月に変更した際にも、従来奈良交通が入っておったということで、五條のバスセンターのほうへというラインが残っているという中で、急に変更するということも住民の方についてもとまどうところも出てくるしということで、そういうふうな意見も出とったのも事実です。  ただ、橋本市民病院のお話も今聞きまして、地域の方が本当に橋本市民病院のほうのニーズが多いのか、また五條病院に行かれる方についてはどうするのかとか、いろんなケースが出てくると思いますので、筒香地域の皆さんとはミーティングで毎月話をしますので、あと富貴地域の方ともまたお話しする機会がございますので、その辺すり合わせながら決めていきたいと思いますので、それで御理解いただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) 難しい点は多々あると思いますが、1区民としてみんなだんだん筒香地区も高齢化して、歩けないとか、腰が痛いよ、足が痛いよというような人がたくさんいてます。それを隅田の駅で降ろされて、橋本駅へ行き、橋本からまたバスに乗って、非常にかわいそうな気がします。そういうことをよく聞くんで、一歩でも前向きな考えをいただきまして、また課長さん、並びに担当者の人、よろしくお願いしときます。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) それでは、一般質問の機会を与えていただきましたので、本日の最後のランナーとして二、三質問をさせていただきます。  私の質問は、今日は前議員の質問と大方重なるところが多いわけでございます。通告どおりさせていただきますと全く同じことになりますが、政策というか、具体的というか、町長が就任以来、2年前所信表明をされて、そしてそのときに申された所信表明というのは、平成27年度に開催されます開創法会のことでした。そのときは行政と住民が一体となって、そして知恵と工夫を凝らして、観光参拝客を高野山に呼び込みたい。そのためには四つの軸を考えたと言って所信表明をされて、私たちは聞いております。  この四つの軸ということで、朝から2議員からいろいろと質問されて、具体的には何ら申されておりません、その経過ばかりでございます。私の意図するところは、それぞれ具体的にどういうようにやったかと、した結果こういうことになっております。だけどこの24年度からはこういう予算をもって、なお一層これをこういうことにしていきたいと、そういうような答弁をちょうだいしたいと、こういうように考えております。  第1番目としては、活力と魅力あふれるまちづくりをしていきたいと、こうお話がありました。それでは、その活力あふれる、魅力あふれるそういう具体的な本日までの2年間の実績は、どんなことがいわゆる具体的に実現されたかと。これをもうちょっとこれから進めていきたいなということで、当初の24年度の34億円の一般予算、特別予算というものを組んで本日にかかっておるわけでございますが、そういう具体的なことを箇条書きに、文章的に述べるんじゃなくて、わかりやすく箇条書きに質問に答えていただきたいとこういうように思います。  第1番目としては、具体的に活力あふれる、魅力あふれる具体的なそういう2年間というのはどういうことをされたか、まず一つお願いしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 若干通告と質問が変わったわけであります。23年度、24年度、この間当初予算を可決をいただきました。24年度の予算の趣旨説明、また所信表明の中で四つの軸の具体的な項目、先ほど議員が言われたように箇条書きで示させていただきました。これをまた箇条書きで読んでおりますと時間のほうもかなり経過をして、議員の質問の時間をとってしまう形になろうと思いますので、ここに文章がございますので、また後ほどコピーをさせていただきまして、23年度の結果、24年度の予算案、もう案ではないですね、もう可決をされましたから、予算等箇条書きにありますので、また議員のお手元に渡させていただきますので、御了解をいただきたいと思います。  先ほどから7番議員さん、6番議員さん、四つの軸という話をさせていただきました。10番議員に関しましては開創法会、平成27年度に向けての取り組み云々という質問もございました。そんな中で観光参拝客をいかに増やしていくのか、どのような具体策があるのかという、その辺の部分がかなり強い質問ではなかろうかと思います。  ただ、観光参拝に関しましては非常に難しい部分があろうと思います。世界遺産に登録をされた平成16年には、その1年度はかなりの参拝観光客が増えました。約150万人前後の参拝観光客があったと思います。ほかの年度に関しましては、平均して120から130万人というような数字だと把握をいたしております。平成22年度が128万人、昨年度が台風の関係、また震災の関係という形で10万人が減になったわけです。いろんな自然環境等々によって観光というのは非常に左右する部分ではないかと思っております。そういうのを抜きにして、いろんな形で世界、もちろん日本に高野山というのをPR、アピールというような部分で、いろんな担当課のほうから、もちろんPR等をいたしております。  ただ、この議会の最初に全員協議会の中でお話をさせていただいたわけなんですけども、自分たちがこの高野町に、御大師様が約1200年前にここを開創したと。この聖地に自分たちが住まいをさせていただいているという、そういう感謝の気持ちが非常に大事ではないかと思っております。  それと、この地に自分たちが住んでおると、そういう誇りが非常に大事ではないかと思います。その誇りを持って参拝観光する来訪者に接していかなければならないんではないかと思っております。それと、いつも話をさせていただくわけなんですけども、おもてなしの心、それが一番の基本ではないかと思っております。  それと、もちろんおもてなしの心プラス、今高野にもう一つ欠けるのが食の部分ではないかと思います。議員もよく口にすることだと、考えられていることだと思います。その辺のところは24年度、先ほど6番議員さんにも一つ提言をしたいんやという部分は、その辺の考えもあって行政と住民が、商工会も含めて取り組んでいかなければならないんではないかと思っております。  それと、行政がまずできることは環境整備という部分で、来訪者の方々に安らぎを与えられる、憩いを与えられる、今年度取り組みます電線の地下埋設、また中の橋のトイレの整備、玉川の歩道の整備等々を中心に環境整備に取り組んでいかなければならないんではないかと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) ありがとうございます。  具体的というよりも、今のように玉川の歩道とか、あるいはもう一つ言いましたよね、そういう具体的に形が残った、こういうものをして観光客を呼びつけるんだと、そういうものを私は知りたいわけでございます。  今最後に言うてくれたんで、こういうものをこういうことでつくってくれたんだなということは、結果的に呼び込みの一つの材料になると、私はこう考えております。  次に、2番目にまいります。次に2番目の軸として、過疎集落を活性して、歩いて観光周遊ができる観光事業。また歴史と文化に調和した世界に誇るまちづくり。その中には環境整備中の中の橋の立体駐車場の公衆トイレの整備、こういったものもあったと思います。そして、標識板の観光プレートをつくり直すというようなことを言ったと思うんですよ。これも第2の軸に入っていたと思うわけです。こういったことも果たしてやってくれたかどうか。こういうことについて、またその部分で過疎集落の活性化、こういったことも、歩いて観光周遊事業の中に入っていたんじゃないかなと思います。これが第2番目の軸だと私は思いますが、どうですか。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) ちょっと質問が飛び飛びになって、すべてが答弁できるか、できない場合は御容赦を願いたいと思います。  標識等の質問がございました。今年度標識に関しましては金額200万円を予算に計上させていただいております。標識に関しましては統一的なものをつくるということで、金剛峯寺等々ともこれから話し合いを進めて、高野の景観にマッチをしたような標識等に変えていきたいと思っております。  それと、歩いて楽しく周遊型観光ですね。これも担当課長のほうから一般予算のときに説明がありました。それは緊急雇用で県の100、100の事業です。もちろん緊急雇用ですからハローワークを通して雇用をしてというような形の中で、高野町全域を歩いて楽しく周遊型、長期的な滞在をしていく消費型観光というような部分で考えております。  ただ、それこそ具体案がないんじゃないかという話になろうかと思われると思いますが、こういう形にするという、今具体的なものはございません。これから緊急雇用を採用して具体案をまた提示をさせていただきたいと思います。ただ、案的なものは担当、私のほうにございますので、上がったときにまた報告をさせていただきたいと思います。  通告にないようですので、また次のときに質問が出たら答弁をさせていただきます。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 平野議員、通告にあまり軌道を外れないように御質問していただくようお願いいたします。  10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 議長に申し上げます。私は通告に町長の行政と住民が一体となって知恵と工夫を取り入れ、参拝観光客を誘致する具体策、特に本山との関係のタイアップを含めてということで、町長の2年目の成果を尋ねるという質問事項でございますので、的は外れておりません。続けます。  次に、第3の軸でございますが、観光名所をライトアップして明るくする、そして参拝客を夜遅くまで気持ちよく観光できる。今現在大塔の伽藍、あるいは大門、こういったところをライトアップしておりますが、そのほか設置される、あるいはされたか確認いたします。そして、富貴、あるいは花坂、相ノ浦、大滝、湯川、杖ケ藪、細川、こういったところの過疎集落の活性化として、どのような成果を上げられたかということと。  そして空き地、空き家の利用、これはどのように進んでおるかということを質問いたします。  そして、鳥獣対策についてもお尋ねいたします。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) まずライトアップの件でございます。ライトアップに関しましては、町当局はかかわってはおりません。今、大塔と大門を金剛峯寺がライトアップをいたしております。失礼しました、じゃばら道もございます。  ただ、ほかのライトアップに関しましてはこちらのほうからも環境等々の問題があろうと思いますので、こちらのほうから、町のほうから本山のほうに要請をするというような形はとるつもりはございません。  それと、過疎の、先ほどの質問の続きになるわけですけども、今、これも24年度の予算の中で話があったと思います。高野圏と富貴圏という形の中で、これも県の助成でございます。今寄り合い会というような形で筒香地区、細川地区、花坂地区で県の人を交えて担当課と話を住民の話を聞きながら進めている段階でございます。23年度にまとめた話を今度24年度に事業化という方向で一つの事業化に進めておるところでございます。各地区住民の話を聞きながら具体案も出てきておりますので、24年度には事業化ができると思っております。  それと、鳥獣対策です。鳥獣対策に関しましては、22年度、結果から話をさせていただきますと、かなりのイノシシ、シカ等によって被害をこうむっておると。22年においては電気柵に関して県もある組織何軒か一くくりでないと助成が出ないということで、それではいかんということで、町単独で補助を出すという形をとらさせていただきました。高野町初めての取りかかりでございました。それを県が23年度から、高野町方式とは言いませんけども、県のほうも単独でも助成を出すということで、23年度からは一つの何軒か固まっての補助だけではなしに、単独で助成をいただけますという方向で、23年度から県もそのような方向性で取り組んでいただいております。24年度も、この間の当初予算の中でもお示しをさせていただいたとおり、県、町を含めて今まで23年度と同様の助成を出す運びになっております。それと24年度に関してはおりを10基購入する予算も計上させていただいております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 次に、第4番目の軸として、安心、安全を守り、地下埋、それからシルバー人材センター、ちょっとここで総合診療のこのことも含めて申されておったんで、この四つの軸としての中で、これは診療所は結構でございます。シルバーセンターとそれから地下埋、それから私の原稿では総合診療所ということを書いてますが、これについては結構ですが、安心、安全を守る地下埋、それからシルバー人材センターと、こういうところをお話しください。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) いろいろ質問いただきましてありがとうございます。  まず地下埋に関してです。23年度から千手院、女人堂間を3カ年計画で計画を立てて、23年度、一部明許繰り越しという形で24年度にまたがります。今年度も1億6,000万円の予算を組んで、来年度25年度に千手院まで完成になっております。もちろん開創法会までに間に合いますので、了解をいただきたいと思います。  シルバー人材センター、昨年度発足をいただきました。これも担当課長のほうから予算案のとき話があったわけなんですけれども、現在会員数が45名という形です。それと、もちろんシルバー人材センター、仕事を提供する場でももちろんありますが、仕事だけを提供する場ではございません。高齢者の生きがい対策、その辺が重要になってきます。ただ、予算も要ることです。ある程度の仕事をつくっていただけないとかなり町財政に負担が来るというところで、昨年度は公園の整備等々をしていただきました。今年度もそのような形を町当局としてはとりたいと思っております。  それと、金剛峯寺ともシルバー人材センターのほうがお話をしていただいて、金剛峯寺の1カ所、あれはどこでしたか、大塔でしたかね。1カ所シルバー人材センターのほうが金剛峯寺から受けて、そこで働いていただくという、そのような形の報告をいただいております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 丁寧に説明ありがとうございます。  それぞれ四つの軸のいずれも内容につきましては、観光事業を支える軸足であるとこのように考えておりまして、今本山という言葉も出ましたが、こういう観光事業に当たるにつきましては、町と本山とが互いに相協力して、タイアップしながら作業をしていると思います。  質問の冒頭に申し上げましたが、27年度の開創法会に向かって、いずれの事業も目的が一つであります。そのことを今本山とそういうようなシルバー人材のことでも話し合って協力していくということでございますが、全体を見渡したときに、この観光の資源についてどのように考えておるか。またタイアップの仕方、本山との協議の仕方ということについて、再度お尋ねしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) いろんなカーブをかけた質問をいただき、本当にありがたく思っております。  この間、宿坊組合が新しく改装されて、もちろん観光協会もその中に入っているわけなんですけども、観光、また参拝で宿泊される一つの拠点としてあの場所がこれから重要視してくるんではないかと思っております。  それと、開創法会という話が出るわけなんですけども、本山の執行部との話の中で、開創法会が4月2日から5月21日までだと、50日間だと。ただ、50日間にぎわって、それで、はい、さようならでは、高野町のこれからの行く末を考えたら非常に寂しい部分があると。本山のほうでは、その1年を開祖イヤーととらえて、1200年祭は1年間であるというような、そのような観点で取り進んでいくという考えも聞いております。町としてももちろん開創イヤー1200年祭に向けていろんな環境整備も含めて取り組んでおるわけでございます。  ただ、町としてはその1200年云々、この1年だけではなしに、その後のまちづくりという部分で、これから取り組みを進めていかなければ、もちろんこの高野町の活性化、発展というのはないと思っております。そんな意味で1200年は一つの契機であるというような形で町としては取り組んでいきたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 本当に丁寧にわかりやすく町長のお言葉をいただきました。まさにイヤー、その以降もこれをできるような手だてを考えながら政策を進めていく、今後そういうようにして町の運営をしていただきたいと思います。  次に、町長の片腕となって日夜御苦労していただいております副町長さんにお尋ねしたいと思います。  副町長さんにお尋ねすることは、まず現在、全町長の仕事内容を把握できておりますか。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 私も一生懸命町長の施政方針を学び、町長を補佐するべく頑張っているつもりでありますが、町長は非常に懐も深く、また意欲も強く、とてもすべてをカバーするには至っておりません。ただし、今おっしゃったようにできるだけ町長を補佐すべく頑張ってまいる所存であります。
    ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 先ほど来、副町長の言葉には、前議員から質問がありました。副町長としての大きな仕事、これは把握されておりますね。  例えば、職員のマナー、それから仕事内容について、職員の応対態度、まだまだたくさん副町長としては町長の代行として、町長の片腕となって、町長が不在のときには町長の仕事を遂行していくというのが副町長でございます。  さて、この副町長が町長不在のときに、数カ月の内にどの程度のフォローができましたか。 ○議長(﨑山文雄) 中島副町長。 ○副町長(中島紀生) 副町長として10カ月あまり経過するわけでありますが、いかほど町民の皆さんのためにお役に立てているのかと言われますと、大変内心じくじたるものがございます。  先ほど、午前中答弁をさせていただいた副町長の地方自治法に定める仕事、役割の折には申し上げなかったんですが、実は副町長というのは解職、職を解くですね、首になる規定というのがございまして、これはあまり役に立たなかったら町長に解職される、これは規定されてます。それから、住民の皆さんのリコールを経て議会で解職されると、こういうような規定もございます。そういう非常に厳しい役割であるかということを認識しながら、日々頑張っているわけであります。  毎日、一番時間を割かれますのは決裁でございます。いろんな書類が回ってまいります。何百円という決裁から、何千万という決裁まで、非常にたくさんの決裁を処理しておりまして、これが一番時間を割かれる部分であります。疑問がわきましたらその都度聞いたりもいたします関係で、かなりの部分が時間を食われると。それ以外に町長にかわりましていろんな行事、イベント、式典、会議等々出席もさせていただいております。あるいは副町長として出席する機会もございます。また、できるだけ時間を見て、県庁でありますとか、伊都振興局、それから各市町村等を訪問しております。この折には情報収集、それから意見交換、陳情、要望などを行っております。また、町中ではいろんな方の声に耳を傾けまして、いろんな御意見をいただき、必要に応じて町長にもお伝えするというようなことを行っておりますし、町長の特命事項に関しまして、町長とキーパーソンをつなぐようなこともいたしております。  そこで、具体的に何の成果を上げているのかと言われますと、本当にお恥ずかしい限りなんですが、あえて申しますれば、一番たくさんこの10カ月足を運んだのは県庁の医務課であります。そこで繰り返し、繰り返しお願いしてまいりました結果、高野山病院総合診療所になるに当たって、かなり医師の数が問題になっておりまして、各自治体からも強い要望が出てるということで厳しい話をされておったんですが、幸い、現状維持ができたというのにも、いささかなりともお役に立てているかなというような気はしております。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) ありがとうございます。  日々御苦労してくれていることがよくわかりました。今後とも町の三役としてしっかりと操縦をして、町長の片腕というか、相談役となって、町の運営に当たっていただきたいとこういうように思っております。  次に、昨年は東日本の大地震によって今までにない災害が発生いたしました。とうとい命、また財産、またせんだっては8月の紀伊半島の台風によってたくさんの方が亡くなり、財産が非常に損失したわけでございます。そういう本町におきましてでも、先ほど町長が申し上げておったような感じで、観光資源であります南海電車が橋本の鉄橋がつぶれたということで通行どめになって、10万人の観光客が非常に高野山に来てくれなかったと、減少したということ、こういった影響も出てきたようなことも聞いております。  昭和21年の昔のことでございますが、南海地震というのがありました。これは地震自身は縦に揺れずに横にがっと長く揺れたわけです。それがために我々の住んでいる山はどっと揺られて、大師協会におった我々は、あの四本柱があります、四本柱の交錯しているところがグラグラ、シュシュとこういうようにねじれかけました。そういうような地震が、南海地震の経験をしておるわけでございます。  そういうようにして横に揺れますと山が崩れて、岩が崩れてきます。ということは、高野山においては津波は発生しませんが、山崩れで高野山が陸の孤島になると、私はそれしかないと。こういうように災害から見れば、台風以外は考えます。そういう孤立、海辺でありますと津波や、あるいは原発のあるところでは原発の心配もございますが、そういうような災害というものに対しまして、いろいろと先日から消防団は消防団、また民間では民間、町内会では町内会、各自治体では自治体、国を挙げていろいろ災害に対しての今後のあり方について、日夜いろいろとテレビ、ラジオで放送されております。  このことにつきまして、やはり例えば消防団の災害に対して、私は詳しくわかりませんが、水門がありますね。あの水門は先日聞きますと自動扉にするというのを聞きました。あの水門を閉める仕事が大きな運営の消防団の仕事と、こういうように認識しておるわけで、その水門を閉めに行って、そして命を、波にさらわれたということを聞いております。やはり最終の判断というものは、やっぱり誤らずに自分の身を考えて、自分を守るという鉄則、こういったことに立って、どんな災害においてでもやはり自分を守るしかないと思います。  災害のそういった町としては、私は通告書には3大地震ということで、近々高い確率で発生するということで、管内の幼稚園、小学校、中学校、そして老人に対しての災害が発生したときの初動操作、初動対策、こういうものについては、先日町が把握したマニュアルは各家庭に配布されてますが、これはただマニュアルでありまして、実際そうすればどのように災害が発生したときには行動をしたらいいのかということが問題になってくるわけでありまして、これについては前からこういうことについては町内会や、また役場の職員を中心に避難訓練をしなければいけないんじゃないかなと、実際の行動を起こしておかなければ右往左往するんじゃないかなということが、本日の質問の課題であります。  避難訓練というものがいかに大事であるかということが、この書物で見て、マニュアルを見てはよくわかりますが、さてそれが発生したときにどこへ逃げたらいいのか、どうしたらいいのか、食料はどないしたらいいのか、自分を守るためにどないしたらいいのかということについて、特に今言いましたように、子供、小学生、生徒、こういった安全確保のために、高齢者が多いこの高野町におきましてでも、これは高野町だけではございません。日本全国高齢化が進んで、どこの町も高齢者が増えてます。そういうときに1人の老人なんかが逃げたときに、防災意識がなければどのようにして対応するかということをまず民生委員とか、あるいは消防署の人とか、警察の人とか、あるいは役場の職員が見回りに行って、こういうようなもし災害が起こったときには、というような指導をいかにするかということをここで改めて質問いたします。 ○議長(﨑山文雄) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 通告書、災害に強い町、特に幼児(学童・生徒を含めて)、そして老人への配慮についてということでいただいております。  初めに、東南海・南海地震の予測についての説明をさせていただきます。京都大学地震予知研究センターでは、東南海・南海地震の発生確率は2020年、平成32年から高まり、2035年、平成47年にピークに達するとの予測をしております。このことから、今後10年をかけてこの地震に対して備えるのが重要であると言われております。また、和歌山県が平成18年3月に、県内の地震被害予測をしております。現在もこの予測をもとに、県も防災、減災対策中でございます。  東南海・南海地震が発生し、被害が最も大きいとされるのは、冬の18時、6時です。このときの予測、高野町では想定震度は5弱から5強で、建物被害が地震増による全壊6棟、がけ崩れによる全壊4棟の合計10棟、人的被害が死者ゼロ、負傷者5人となっております。また、道路被害箇所17カ所、停電人口629人、一時的住居制約数69人と予測されております。これはあくまでも予測であって、もっと被害が大きいかもわかりません。これはあくまでも予測をした数値でございます。  大規模地震に対しての備えについて説明いたします。地震などの被害を最小限に抑えるには、自助、共助、公助、それぞれが役割を果たしていくことが大切でございます。阪神・淡路大震災では自力で助かった人が80%、これは自助です。近所の人に助け出された人15%、共助です。消防、警察等に助けられた人5%、これは公助です、となっております。  まず、自助の対策として、地震による犠牲者の多くは、地震発生時の建物の倒壊や家具の転倒によるものから、県と合同で木造住宅耐震化、家具固定の減災事業を行っております。23年度の実績は、8月に二つの対策であなたを地震から守りたい、減災対策申し込み募集のチラシを町内会により各戸配布しましたところ、木造住宅の耐震化、耐震診断ですが2件、家具固定に2件の申し込みがありました。  共助の対策としては、行政が住民一人一人に対する初期の行動がとれません。実際、地震が起こったときに、どこの人、どこの人というような形ですぐには対応はできませんので、地域防災力の向上、例えば自主防災組織等が最善の方法だと考えております。今年の連合町内会長会議において、地域で防災について備えていただけますよう、自主防災組織結成のお願いをしております。積極的に取り組んでいただけますよう、平成24年度予算に自主防災組織結成補助金を計上させていただきました。現在、1自主防災組織の結成届が出されており、また3町内からの説明会要請等があります。なお、要介護者の避難に必要な車いす、リヤカー、資機材・備品整備に伴う補助といたしまして、現在検討いたしております。  公助の対策として、地域防災のかなめはやかり消防団であることから、消防機器のハード面の充実でなく、ソフト面で女性消防団員の加入を促進しております。女性消防団により、災害弱者に対しても優しく対応できるものと思っております。  また、要援護者、高齢者等の対策といたしまして、社会福祉協議会において要援護者台帳が整備されておりますので、自主防災組織や民生委員さんなどと協力いたしまして、個別計画を行うよう計画中でございます。  また、保育所では幼稚園児、保育園児合同の地震が起こったときの訓練(机の下等に入る)や、園庭への避難誘導訓練、小学校でも災害マニュアルに沿った同じ訓練を実施しております。また、集団登下校時には、避難所等の場所、ここが避難所になってある公民館ですよとか、そういうような形で確認をしていると聞いております。  3月26日に高野町の防災会議を開催する予定でございます。地域防災計画の修正案ができましたので、改正について防災委員の皆様に審議していただき、平成10年以来の高野町地域防災計画の改定をいたします。4月下旬に製本ができますので、配布させていただく予定でございます。この計画で、別に地震アクションプログラムなど具体的な目標を掲げ、政策を進めたいと思っております。  ちなみに防災会議の委員さんは、会長が町長、委員に伊都振興局の振興部長、同じく橋本警察幹部交番署丸山署長、高野町議会議長、高野町連合町内会長、そして金剛峯寺の執行部、そして高野町商工会の副会長、高野町福祉協議会の事務局長、高野町消防団長、そして高野山病院長、そして副町長、教育長、総務課長建設課長、企画財政課長、まち未来課長生活環境課長健康推進課長、そして消防長、そしてちょっと法律的になりますので、現在見直しをかけてます東京法令出版からも来ていただきます。そして事務局として総務課防災対策推進室長が出席するようになっております。この会議が終わりまして、早急にそういういろんな形をとりたいと思います。  災害訓練とか、それにつきましては全体的に町が主催で行くのではなくて、やはり先ほど委員が御指摘のとおり、地域住民が主体となる訓練のほうが有事のときには役立つと思われます。自主防災組織や町内会でやっていただけますよう指導していく、そしてまた協力をお願いするというような方法になろうかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 平野君、質問、答弁を含めてあと10分でございますので、よろしくお願いします。  10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 本当に綿密なる、また審議会ができるということで、喜んでおります。これを大いにこれからフルに委員会を活用していただきまして、地域の町内会の若い人たちに呼びかけていただきまして、その起爆剤となるのがその委員会だと私は思います。その委員会がじっとしておりますと、私はこう申し上げていることが全く意味がないということでございますので、ぜひとも今申された委員の皆さん方には、議長も含まれておりますので、議長もこの・・・を聞いていただきまして、何とぞこれが実行されることを、高野町の町民を守るために、こういった災害に強い町に育てていっていただけるような手だてをお願いして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) これで一般質問を終わります。  日程第2、議員派遣の件についてを議題とします。  議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付したとおり議員派遣を行います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定しました。  日程第3、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から、目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付した申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ございませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査等に付することに決定しました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議はすべて終了しました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定しました。  閉会に当たり、町長のあいさつをお願いします。  木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 24年第1回の定例議会、これで閉会をさせていただきます。全議案可決をいただきまして、どうもありがとうございました。それと一般質問を含め、熱い提案、提言をいただきました。それを踏まえて、24年度行政一体、職員一体となって取り組んでいきますので、議員各位におかれましては、より一層の御指導のほどよろしくお願いをしたいと思います。  それと、この3月いっぱいをもちまして3課長が退職をします。24年、新体制、課長がかなりかわります。その折にもまた議員の御指導のほどをよろしくお願いを申し上げまして、閉会のごあいさつにかえさせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) これで平成24年第1回高野町議会定例会を閉会します。  一言議長からお礼を申し上げます。  提案議案の全議案が滞りなく承認をいただきまして、誠にありがとうございました。当局におきましては、質疑の内容を十分御理解をいただき、今後の予算執行に生かしていただきますよう、よろしくお願いいたします。議員各位におかれましては、質疑した内容を答弁どおり、予定どおり進行しているか、追尾をしていただきまして、時には厳しく監視をしていただきながら、今後とも御協力をいただきますよう、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。               午後 2時40分 閉会   この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する   平成24年 3月21日   高野町議会   議長   﨑 山 文 雄   議員   目 黒 寿 典   議員   中 前 好 史   議員   掛   正 和...