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平成23年第4回定例会(第3号12月21日)

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    平成23年第4回定例会(第3号12月21日)


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    平成23年第4回定例会(第3号12月21日)                   平成23年            第4回高野町議会定例会会議録(第3号)        第9日(平成23年12月21日 水曜日)          午後 1時00分 開会     第 1 一般質問     第 2 議員派遣の件について     第 3 委員会の閉会中の継続調査(審査) 2 出席議員(11名)    1番 﨑 山 文 雄         2番 目 黒 寿 典    3番 中 前 好 史         4番 掛   正 和    5番 大 谷 保 幸         6番 大 西 正 人    7番 松 谷 順 功         8番 所   順 子    9番 負 門 俊 篤        10番 平 野 一 夫   11番 西 辻 頼 数 3 欠席議員(0名)    なし
    4 事務局職員出席者   事務局長  尾   和 哲   書記    奥 坊 保 子 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        木 瀬 武 治   副町長       中 島 紀 生   教育長       上中居 悦 弘   会計課長      山 本 剛 久   企画財政課長    日吉田 健 五   まち未来課長    佐 古 典 英   総務課長      前 西 一 雄   健康推進課長    阪 田 圭 二   建設課長      今 井 俊 彦   生活環境課長    井 上 哲 也   富貴支所長     中 山 秋 夫   消防長       奥 坊 恒 雄   病院事務長     上 江 良 幸   教育次長      下   勝 己                午後 1時00分 開会 ○議長(﨑山文雄) これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。質問の通告がありましたので、発言を許します。  10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 一般質問の機会を与えていただきましたので、本日通告のとおり1点から4点質問させていただきます。  そのうち第1点目の病院の将来像についてということでございますが、この12月議会当初より、町当局並びに病院長、また副院長、それから担当者によって、それぞれの町内会を回り、15回の説明会を行い、また議会議員の各位の改まる町住民、また観光客の参拝者の安心、安全を守るために、またその中でも664名の尊重すべき請願書も出され、そして活動していただきました。そして、いろいろと検討していただきました結果、条例が可決されました。そして高野町の医療、福祉、十分これを討議していただき、これから町当局の病院のあり方、将来について御説明をお願いしたい。  その前に医療、保健、福祉、この連携こそが我々のこの人生を細かく刻む、そしてまた生まれたものはだんだん衰えていって年寄りとなり、そのうち病に倒れ、いずれ死亡するというようなことは皆さんが体験するわけであります。  そういうことからして、医療の充実ということは大事であり、そのためにもやはり医療、保健、福祉、この3連携こそが医療の充実につながると私は思っております。  そして、町の予算を見ても、病院、国民健康保険老人保健、そして民生費、これを足してでも医療、福祉を占める予算というのは非常に大きい。これを見てでも、いわゆるすべて包括して、これから将来像を述べていただきたいとこういうように思っております。もうここで方向性が出てきておりますので、あまり詳しいことは省略していただきまして、今私が述べたようなことについて、当局の説明をお願いいたします。  あと2点、3点、4点目は自席で行います。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長上江良幸) 御質問にお答えさせていただきます。  病院の将来像という形で、診療所化に決定し、今後病院が診療所に向かって進むべき道という点について御説明したいと思います。  まず、診療所化する上でどうしても財政上の問題がございます。それについては診療所化することによって国からの交付税の見込みも算出しながら、財政上今後やっていけるという見込みの上での診療所化でございます。そして、新たに病院での病棟をなくすことによっての人的な余力を外来業務訪問診療訪問介護のほうへシフトしていく新しい医療体制に変えていきます。そのことによって、ただ新しい事業ですので、新規事業としての訪問診療訪問看護については、当然安定したサービスとして提供していく必要がございます。そして、提供できるように今後準備し、4月から円滑にスタートできるように取り組んでいる次第でございます。  それと、安定した医療をする上で当然マンパワーの確保が必要になってきます。そのために近年医師不足看護師不足というのがございますので、全国的な問題であって、医療崩壊につながっている現状がございます。医師については高野山病院では平成17年度までは5人体制でしたけども、平成18年度からは4人体制となって、24時間体制の維持のため先生には大変な御負担をおかけしております。病院といたしましては当直の応援医師の招致をし、2名の先生が応援に来ていただけていますが、月1回が限度でありますので、応援のお医者さんについては県の医務課、県立医大さんのほうへお願いをして、簡単には行かないですけども、今後も引き続き医師の招致をお願いしているところでございます。  そして、看護師さんの確保についても、診療所になりますと現状の看護師さんで必要な人員は充足いたしますけども、今後のこともございますので、これまでの奨学金制度利用対象者の拡大を図っていきまして、高野町出身の看護学生さんは今いない状況なんですけども、看護学校の学生さん全員を対象とした奨学金制度に変更し、各看護学校へお願いする予定でございます。  それと、診療所になって新しい医療体制になるんですけども、看護師の希望者の皆さんに対してはPRをし、病院からも情報を発信し、高野山で勤務を考えてもらうような機会をふやしていきたいと思っています。新たな医療体制になることになって、先ほど議員さんが言われましたように医療と保健、福祉、介護が合体し、連携をとりながら患者さんに対して取り組んでいかなければならないのは以前から言われているとおりですので、それについてより以上今後充実した上での医療体制に持っていきたいと思ってますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 今事務長のほうから答弁させていただきました。医療に関しましては訪問医療訪問介護に力を入れていくと。これは住民の説明会においても、議員の全員協議会においてもお話をさせていただいたとおりです。  財政的なシミュレーション等々に関しましても、全員協議会のほうで数字を上げさせていただいておりますので、御理解をいただいておるんではないかと思っております。  少し遅くなったわけなんですけども、議員各位におかれましては、本当に重き判断をしていただいたことに感謝を申し上げるところでございます。ただ、住民の方々にいたしましては、説明会におかれて250名余の説明を聞いていただいた方がいてないという部分で、まだ住民全体に認識、これからの病院の形態変更という部分で認識をされてない部分があろうと思いますので、あす号外版ということで、高野広報のほうで経過等々、これからの進捗状況、病院の新しい体制等々と、それと含めて不安に思われている部分に対してQ&Aというような形で号外版を出させていただいて、住民の方々に安心していただけるような広報をさせていただきたいと思っております。  それと、これから非常に今の体制といたしましても、24時間の救急体制に関しまして、非常に重く重要な部分になってこようと思います。ただ、紀北病院においては救急体制のほうがまだ確立をされておりません。その辺のところは、今までも紀北病院、また県立和医大等と学長との話の中で紀北病院等救急体制を確立をしていただきたいというようなお話を今までどおり進めていきたいと思っております。  それと、住民の方々の中で不安に思われておる部分という中で、救急体制の中でドクターヘリ24時間というような要望もお聞きをいたしております。前回の町村長会においても県知事のほうにも要望したわけなんですけども、ただ県側の受け入れ態勢が確立をされておりません。今年度、西浜地区において多少救急体制受け入れ時間帯が延びたわけなんですけども、その辺のところも県のほうに強く要望、要請をしていきたいと思っております。  議員各位におかれましては、新しい医療体制が来年4月1日から診療所化というような形の方向性に決定いたしておりますので、住民の安心、安全、不安を解消するような部分を、議員の各位におかれましても住民の方々に不安がないような形でお話をいただければありがたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) ただいま町長並びに担当者からるる説明を受けました。本当にこれからの方向性というものが出てきております。町長からは号外版を出されると、これは本当に町民に対してのアピールというんですか、行き届いてない町民の皆様方にはぜひとも理解をしていただくためにも、なるほど号外版を出して、Q&Aを出していただいて、十分理解していただいて、また安心、安全を守っていこうという町の姿勢の考えを出していただき本当にありがとうございます。  また、担当者からはその人的資源、こういったことについてもお医者さん、それから看護師、これがいなくなったとき、非常に病院、診療所がなくなっていけば、住民の不安が募っていきます。そして、安心のない、それこそそういった町は死の町になっていくんじゃないかなと思います。今のうちに、先ほど事務長がお話ありましたとおり、お医者さんの実力をつけていただき、訪問医療、あるいは在宅ケア、これを充実させて、そして今までどおりの外来をしていただいて、そしてまた病室の空室の部分の利用につきましては何とか考えていただきまして、例えば理学療法士、専門の作業療法士とか、そういう理学療法士の方を雇用して、そしてリハビリという社会福祉の一助にしていただいたら非常に我々もうれしいなとこういうように考えております。  ただいまはヘリのこともお話がありましたとおり、本当に消防署の救命救急士の役割というのは非常に大事に出てくると思います。そういうときに今までどおり対応していただきまして、町住民の安心を守っていただいて、今後の医療の包括の診療システム、それを十分構築してほしいなとこういうように考えて、まず1点目の将来像については終わらせていただきます。  次に、2点目につきまして申し上げます。  新しく高野町の教育長に就任されました上中居教育長さんにお尋ねいたしたいと思います。就任されて、そして高野町の学校教育、そして社会教育、それぞれの教育行政に半年経過されたわけです。就任されて教育長さんとして何か目標を立てられて、その目標に対して教育長はこれだけの実績が上がったというような、そういうまず目標から一度お話し願いたいと思います。まず1点目はそれをお願いしたいと思います。  また、高野町は非常に歴史的な価値のある文化財、そういったものがたくさんあります。そしてまたそのほか今現在進行しております町史編纂、こういったことも関与されております。そして、また世界文化遺産としての指定を受けて、これに対応できるようなまちづくり教育行政というものがいかに行われているかというのを自分で、教育長自身の目で見てどういうように考えているかということを、役割をお願いしたいと思います。  そして、高野町の教育長さんは他市町のことを思えば非常にちょっと、文化の町ということで非常にたくさん勉強をしなければいけないという点がたくさんございます。努めてそういう勉強をよろしくお願いしたいと思います。  以上、教育長さんに御質問して、お尋ねしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 上中居教育長。 ○教育長(上中居悦弘) 御質問いただいた高野町の学校、社会教育についてお答えさせていただきます。  5月に中島副町長の後を引き継いで教育長に就任し7カ月になります。ついては昨年6月に策定されました高野町の指針である「温かさに満ちた活気あるまちづくり」それに基づいて作成された教育委員会における学校教育社会教育の方針、目標に沿って業務を行わせていただいております。  まず、学校教育についてでありますが、町設置の小学校3校、中学校2校における行事、研究授業及び授業参観等、機会のある限り訪問させていただいております。大体7カ月で今38回ほど各学校のほうを訪問させていただいて、確認させていただいております。所管調査なども含め、議会の総務文教委員の方々とも一緒になることが多く、ふだんから高野町の子供たちは住民に見守っていただいておりますこと、ありがたく感じております。  頻繁な訪問で感じたこと、あと校長先生からの聞き取り、各種報告書の確認により課題を見つけ、月1回開催される教育委員会で協議いただくとともに、結果を校長会にて提案、指導することで現場に反映させていただいております。  学校関係の帳票といたしましては、小学校6年生、中学校3年生を対象に年1回実施される全国学力学習状況調査というものがございます。また、小・中学生の全員が対象となって年1回実施されるスポーツテストがあります。高野町においてはすべての学校が小規模校であることもあり、学年による力量の差が結果に大きく反映したり、あるいは小学校6年生でトライした子供が、中学進学時に抜けることもあって、同一クラスにおいても評価の困難さもありますが、すべての先生、私たち教育委員会担当者は結果を真摯に分析し、学習、体力面の課題を見つけ、授業や指導方法の改善に役立てております。  先ほど申したとおり、高野町の学校は小規模校で基準を満たさないことから、県配置の人員は十分ではありません。ついては子供たちのために支援員や養護教諭を町独自で置いていただいておりますし、校舎や設備の改修、修繕もできる限り不便のないようにと取り組んでいただいておりますこと、非常にありがたく感じております。これからも町民の皆様の期待にこたえられるよう、用意していただいたベターな環境で、児童・生徒がそれぞれのベストな成果を上げられるよう取り組ませていただきます。  次に、社会教育ですが、本年は職員2名が同時に異動したこともあって、ツーデーマーチや文化祭などの事業では前年並みの参加者をどうにか集められたと言えます。高野山学においても同様です。大きく変わった点といたしましては、昨年から本年にかけて、公民館、図書館の充実と、あと部屋の改修等により平成22年度下半期には貸し出し数が153冊であった図書が、4月から昨日までで1,041冊と大幅な増を記録しました。公民館の基本の機能であるたまり場的な様子も見られるようになってきております。  社会教育においては、専門的で熟練した職員が必要です。本来の役割であるコーディネーターとして現に活躍している各種団体。例えばボーイスカウト商工会青年部、あるいは婦人会、語り部の会等の皆さんに御協力を仰いだり、今は形骸化している委員会を活性化したり、ほかの課との連携を調整するなど、職員は町民のかなめとならなければなりません。皆さんに満足していただける、そして動いて協力いただけることこそが社会教育の実績につながるものと指導させていただきます。  学校教育現場社会教育現場での共育ミニ集会、この共育というのは「共に育つ」と書いております。共育ミニ集会の開催についても県から積極的な推進の要請をいただいております。共育ミニ集会とは、同じ地域に住む人同士が集まり、子供を中心に自分の思いを語り、共感し合うことで、地域のつながりが生まれ、地域ぐるみの子育て、大人育てにつなげていこうとする取り組みで、既に先月11月から高野山小学校、中学校、花坂小学校富貴小・中学校で開催され始めました。これからも各学校より町内の皆様にパンフレット等で案内しますので、気軽に参加いただいて、一人でも多くの町民が教育にかかわっていただけたらと思っております。  あと文化財についてなんですけれども、文化財については県の文化財課のほうと今調整、連携をとりながら、高野町独自のことについて社会教育課のほうで進めております。ただ、新しく文化財を保存、そして活用し、そして次代に残していくという基本的な作業をするにはまだなれてないところはありますけど、十分に係の者は学んで、そして活用につなげていっていただけると思っております。  あと先ほど申しました町史編さんの件です。町史編さんは2000年から始まっております。それで今年3月31日に史料編が発刊されました。一応300部発刊されて、町民のかかわっていただいた方に配布したり、それから50部販売に回しております。今残っておるのは教育委員会に2部と、世界遺産センター、向こうの観光情報センターのほうへ8部残っておって、10部、定価1万円で販売しておるということで残っております。あと、平成23年度末を目指して民俗編の発行に今最後急ピッチで取り組んでおります、23年度末。恐らく500部ほどの発刊ができる予定になっております。また販売させていただきますので、お問い合わせいただけたらと思います。  一番最後に、町史のほうでは通史編というのを予定しております。これは大体資料をそろえてはいるのですけれども、今ちょうど民俗編の最終段階と同時にとりかかっております。大体平成26年度末を目指して発行を予定しております。これで平成21年には高野町史の近代文書目録及び高野町史、近代年表表を発刊しておりますので、すべてで4部作になる予定であります。  そういうことで、まだ教育長になって1年もたっておりませんし、実績を語るには少し早いとも思いますが、わかりにくい評価を少しでもわかりやすくあらわし、皆様の意見をいただいて、教育の改革に、改善に取り組みたいと思いますので、今後も御指導のほど、どうぞよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 学校教育社会教育につきましてるる詳しく説明していただき、半年しかたっておりませんが、かなりの勉強をされて、目標というよりも教育長としての目標をやってるんじゃないかと、そういうように今の報告から見れば感じとっております。  その中でも、特に学校教育におきましては、この高野町の未来を背負っていただく子供たちの学力、それから子供たちの立場、そういうことをいろいろ考えて、いろいろと高野町は高野町だけの教育、これはやっぱり少ないところでは少ないように、小規模校として体力とともに学校教育を進めていこうという教育長の気持ちもよくわかりますし、当局の取り組んでいる姿勢もよくわかりました。なお、これからもこれは続けていっていただきたいなとこういうように思っております。  学校教育は別にしまして、社会教育のほうでございますが、ツーデーマーチとかたくさんの諸行事に取り組み、大変敬服しております。その中でも公民館の運営、これも恐らく教育長さんの範囲だと思います。ともに隣にある体育館も恐らく教育長になるんだと思います。これは公民館活動の中でも、やっぱり社会教育というのは恐らく社会体育社会教育に分かれていくんじゃないかなと思います。そして、その中の例えば今商工会青年部とおっしゃいましたが、それも含めて青連協というのがあります。その中に青年何とか、あるいは商青とか、ボーイスカウトとか、そういうものが入って青連協と称するわけでございます。それは一応青連協の構成の何でございますが、その活動についてでも、やはり社会体育社会教育そういう中で範疇でとらえて、しっかりとこの高野町の社会教育行政を勉強していただき、推進していただいてほしいなと思います。  また、社会文化社会教育の中であれば、天狗太鼓なんかもありますよね。高野町の天狗太鼓、花坂のほうにも。これなんかもこういったところにも入ってきます。それから、大きな祭りでありますろうそく祭り、こういったことも社会教育の中の一環だと思います。こういったことと、それから先ほど教育長さんが言ってくれましたようにボーイスカウト社会教育の大きな活動だと思います。そういったものも含めて、社会教育ということでございます。  先日、いろいろと議会のほうで総務文教委員会で学校訪問されて、そのとき同席されたというふうに聞いております。そのときにやっぱり意見が、例えば用務員さんがいない学校があると、それをちょっと聞いたんですが、それは本当にあるんですか、それをちょっとお尋ねします。 ○議長(﨑山文雄) 上中居教育長。 ○教育長(上中居悦弘) 校務員のいない学校が、今用務員と申しません。学校のほうは校務員になっております。学校の校と書いて校務員になります。  校務員の不在な学校は高野山小学校あと花坂小学校、あと今度高野山中学校のほうの校務員の坪井さんという方がちょうど定年退職でやめることになっております。あと富貴小・中学校については現状ではアルバイトで校務員の方が入っておられます。  先生方が校務員の業務を、例えば溝の土上げとか、あと管内の整備、そういうのについてどっちかというと先生方、校長先生、あるいは事務の先生とかが取り組んでいただいておる次第です。すべての学校に配置というのはなかなか、まず事務員とか、あと養護の先生とか、どうしても順番があります。それですべての学校になかなか、毎年希望は出ておるのですけれども、なかなか配置できずに、学校の先生方にお世話になっている次第であります。現状ではそういうことになっております。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) この人事関係は教育長さんの仕事ですよね。そうすると、例えば公民館とか、出先の機関でいわゆる校務員をやっていただくような方というのはいらっしゃらないんですか。今現在の中で、校務員というのは昔の用務員でしょう。学校の先生たちのお手伝いをしてくれる仕事ですよね。とすると、別に専門的な知識がなくても学校の校務をつかさどってもらったらいいわけでしょう。そういう方が公民館とか、あるいはほかにそういう人材は現在おらないんでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 職員の配置はこちらで人事のほうもさせていただいております。教育委員会のほうには出向という形になります。  人員の配置にかかわってくる問題で、全体の採用というような、全体的な職員の数も限られてきます。ただ、先ほど教育長のほうから中学校の校務員さんが来年3月で退職という形で、引き続きアルバイト、臨時というような形でお願いできませんかという要望は出させていただいております。  それと、各学校、高野山小学校花坂小学校等々におきましては、学校の清掃費といいますか、作業費といいますか、そういう予算組みはさせていただいておりますので、その予算の中で学校の清掃をされたり、グラウンドの周りの草刈りをされたりという費用はこちらのほうで計上させていただいておりますので、その辺のところで対処いただいております。  人員の配置に関しましてはまたこちらのほうで学校等々、文教委員さん等とのお話を聞きながら検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) よくわかりました。そんなことで、非常にもし学校の中で支障の来すようなことがあったら具合が悪いんで、できるだけないというのは何かおかしいなというような感じで、校務員は置くべきやけども、今人材が町は不足している。そして、またその手当については町長のお話がありましたとおり、予算は一応町のほうで何してくれるということでございますので、教育長さん、やっぱりそういう学校に必要な校務員はやっぱりそういうように自分で探すとか、あるいはそういうようなことをして人員を確保してほしいなとこういうように希望いたします。予算の許す限りお願いいたします。  そういうことで、学校関係について、また社会教育学校教育についてはこのあたりで一応とどめさせていただきまして、次に3点目に移ります。  3点目につきましては、多目的集会所として使われておるのかどうか知りませんが、実は西院の児童館がありますよね。これはどなたに申し上げたらいいのかな。箱物の請求はだれ。  実は高野町には非常に元気なお年寄りがたくさんおります。そういう方が結局毎日生き生きと日常生活を送っておるわけです。その中でもいろいろとそういった児童館、いわゆるそういうところへ集まってきて、そして自分でお話ししたいこと、またしたいこと、そしてまたそこで書道をしたり、話し合いをしたり、年寄りの会をしたりとかするような場所を、この西院の児童館がありますよね、弁天さんのとこに。あそこあたりを開放してあげてくれないかなということを今質問させていただくわけでございます。自由にコミュニケーションができる場、そういうところをつくっていただけたらありがたいなということでございます。  とにかく一人でそういう場に望んで行って、遠慮の要らん、そして自由に自分でしゃべれる、そういうような気楽な場所、そういう場所をひとつ何とかそういうところでつくっていってもらえないかということです。  書道をしたり、音楽を聴いたり、それからその場で元気に人との集まりでコミュニケーションをして、手芸をする人は手芸をしていただいたり、書道をする人は書道をしていただいたり、自由に勝手にそこを使わせていただくという、そういう館にしていただいて、そういう管理は使った人たちでそれぞれ管理していただくというような場所を提供していただけないものかなということをお尋ねしたいと思います。  特に、これは企画の佐古課長さんにも関係があるんですが、いわゆるほかに耕す耕地、これがあれば非常に自由に体を動かして、太陽の下で浴びながら、自分で花をつくったり、野菜をつくったりしながら、自分たちが汗をかいてつくったものを自分たちでそれこそ試食したり、地産地消していただく、そういう元気な老人ができるんではないかなとこういうように思って、空き地の耕す場所、そういう場所が、先ほど言いました館の隣にあればいいですが、今児童公園になっておりますので理想的には行きませんが、とにかくそういう空き地があればまた紹介をお願いしたいなと思っております。  この2点についてちょっとお答えください。 ○議長(﨑山文雄) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) ただいまの高野山多目的集会所についての御質問かと思います。
     従来、児童館という看板を持たせとったんですけども、建て直してからも高野山多目的集会所という、地域のコミュニティの拠点という位置づけになってございます。したがって周辺地域、大門西部、大門中部、大門東部、その3地域の地域住民の集う場というような解釈でございます。  それで、現状の多目的集会所使用形態ですけども、大体グループ単位で使用されております。例えば御詠歌の教室ですね。そういったものをかなり定期的に利用されております。それとか大正琴教室とか、それとか公の事業で親子教室とか健康相談とか、大体地域住民のためのそういう集まりとか、あるいは周辺地域の方も集まってくるような趣味的なもの、そういったことで使われてございます。  一応公の施設ですので、管理規則というちょっとかた苦しいものがございます。使用する前には必ず申請を出していただいて、使用ができるかどうかというのを審査するということなんですけども、現状ではそんな難しいことはやってません。近隣に管理人さんをお願いして、その方に管理していただいて、その使用の台帳管理につきましてもその近隣の方にお願いしているということで、団体でも個人単位でも使用できるかなということです。  ただ、困ることは、これだけは使用できないということは公序良俗に反するような行為、それから営利目的、この二つだけは困りますよということで、それ以外のことだったら地域のために何かするとか、地域の集いだとか、例えば老人会の集まりで貸してくれというのが大いに使っていただいて結構かと思います。  地域の方々の集まりについては一応無料という形で開放しております。ただし、地域外の方等、あるいは趣味の教室とか、そういった方については一応有料でお貸しするという形で管理しておりますので、その辺御理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 遊休農地の活用について御質問いただいたと思っております。  高野町において遊休農地、無耕作地についても増えつつある現状も把握してございます。それで本年23年度の県の緊急雇用対策事業を利用しまして、現在高野町の農地をすべて高野山周辺地区、富貴、筒香地区のすべての農地の現状調査に入ってございます。2名の方が今調査に入っているわけですが、年が明けまして1月からもう1名増員しまして、3名の方ですべて耕作地、非耕作地の状況がわかるという中で、それをどのように活用していくかということを23年度に結果を出すという仕組みになってございます。  それで遊休農地につきましては鳥獣害対策の原因にもなっておるということも、富貴、筒香地区でもお話出てございますし、農地景観等についてもよくないというような状況でございますので、いましばらく年明けの3月まで、いましばらく調査期間という形で結果が出ますので、その結果に基づきまして利用状況を考えていきたいと考えてございます。  ただ、農業委員会等の指導によりまして、遊休農地が自由に使えるという状況でもございませんが、農業希望者、今富貴地区でもIターン2名、花坂地区でも1名ということで、Iターン、Uターン等もPR効果も出ていると思いますので、そのようなことも利用しまして事業に移していきたいと考えてございますので、いましばらく調査期間をお待ちいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 児童館の多目的集会所の使い方について、従来もう既にこういう規則で使っておるんですね。ということは今私が言うたようなことは不可能なことなんですよね。使っていくけども、だれが行ってもばっと使えるというようなことでもないわけなんで、だからその場所を自由に使えるようにしてくれんかというのを私は、申請せんでも、自分らで勝手に集まってこれる、そういうようなところがないかということです。  それと、耕地なんですが、これが計画しているのはよくわかるんですけども、そうじゃなくて、もっともっと自分たちの民間の、山の、町内で、自分らの端でどこか耕すようなとこを提供してやろうというような場所はございませんか。耕地です。これは佐古課長に尋ねます。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 多目的集会所自体が地域のサロンとして完全に開放しているわけでございません。もちろん地域住民の方のそういったコミュニティという形の拠点ということなんで、できるだけ地元優先ということで使ってもらってるんですけども、あくまでも施設の管理をしております管理人さんに、いついつだれが使うというような管理をもって運営をしておりますので、個人で使うに当たっても事前に管理人さんにあいているかどうかを確認していただいて、その上で使っていただくというのが今の高野山大門多目的集会所の運営のやり方となっております。ですから、さっと行って、もちろんあいとったら使えるのと違うかということなんですけども、やはりその日、どなたかがほかで使うことがあったらやっぱり重なってしまうので、管理人さんにまずは声をかけていただいて使っていただくと。それが筋かと思います。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 平野議員の御質問の内容を理解しました。高野山の山上、もしくはその周辺で、近くで気軽に家庭菜園のようなものができる、そういう場所がないかという御質問ということで、再度お答えさせていただきます。  御存じのとおり、高野山の山上に農地といわれる場所もそんな、一部分ございますが、家庭菜園をつくってるというような場所しかございません。まして土地につきましても私有地、町有地、本山所有地という中で、あえてそういう農地を探して町民に農業に親しむというんですか、そういう場所を見つけて提供したらどうなという御質問と思うんですけども、そういう場所につきまして、今町有地で使っていただける場所というのはございませんが、そういう今新しい住宅の後ろでちょっと家庭菜園ができる農地がついてるとかというようなイメージで、土地になじむというか、家庭菜園がちょっとできる場所、グループでできるような場所、そういうことと思いますので、今現状でしたらそういう場所はございませんが、住民の希望でそういう場所があればということであると思いますので、それも踏まえて検討したいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 阪田課長のお話では、一度どのくらいの量があるか、今でなくても結構です。後日で結構ですから、一覧表を提出してください。  耕地については了解しました。  次に行きます。4点目でございますが、世界遺産として認められて7年がたち、また1200年の大法会を控えている高野町の中で、まちづくりというか、鋭意御苦労されていると思いますが、実は熊谷寺の下のバスの停留所の前、横ですね、非常に道路が石垣に汚い、危険を感じるような場所が、あのあたりを通行している、通勤されている職員の皆さんであれば、ああ、あそこかとわかると思います。非常に危険を感じる場所なんで、環境整備の上からも、もう少し熊谷寺さんというお寺に沿ったああいう石垣を積んでいただいたら、非常に美的感覚がいいんじゃないかなと思いますので、ここを一つお尋ねしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 熊谷寺さんのところの国道371号と熊谷寺さんのところにあります町道のことかというふうに存じます。この件につきましては、以前から何度か質問をお受けしておりまして、その都度、前課長であったりとか、私も返答をさせていただいております。  前のときには地籍調査の問題がありまして、地籍調査を確定後、順次取りかかりたいというふうなことで答弁をさせていただいております。今現在、あそこの熊谷寺さんと国道371号線の間の土地につきましては、現在、金剛峯寺さんの底地ということで、高野町につきましては昭和61年の町道認定の際、明遍通1号線というような認定をさせていただいてお借りをしております。ですので、整備するのであれば高野町が整備をしていかなければならない道かなというふうに思っております。  ただ、国道371号の管理している県と調整も図っておりますし、金剛峯寺さんとも調整を図ってます。ただ問題はそこにある木をどうするか。木を残して工事をするとなると大変な、道が狭くなって、国道371号線のほうを狭くしなければいけないというような問題もありまして、木を切ればいいのか、切ったらだめかということにつきましては、本山のほうでも賛否両論ありまして、いろいろと検討もさせていただいているところです。  ですので、あのまま木を切らずに工事を施工することもできるかなというふうに思うんですが、きちっとしたものができないと。ただ見ばえをよくすればいいんかという話だけのことで終わってしまいますので、やはり総合的に考えますと、今現在私ども町担当課として考えておりますのは、木をすべて伐採させていただきまして、きちっとした擁壁をつくって、あの間につきましては美装化、歩道等使えるようなものにしていきたいと。  また、外国人の方がよくバス停を利用もされておりますので、あそこのバス停につきましても今の現状のようなバス停ではなく、やはり高野山に合ったような木造を使ったものにもしていければというような形で構想は描いております。  今現在、玉川通地区で歩道の美装化等も行ってきておりますので、その関連した工事という形の中で法会までにできるような形で関係機関と詰めていきたいなというふうに思っておりますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 平野君、予定時間があと約5分ほどですので、よろしくお願いします。 ○10番(平野一夫) ありがとうございました。  今の課長さんの考えで、木の件ですが、あれは所有者はだれもないそうです。それで勝手にあの場所で大きくなったという形になっていて、だから切っても所有者がないんでどうしようもできないなと思います。切ってもだれも責任を言うてくる人もおりませんしというような状態だと思いますので、ぜひとも美的にあれを何とかしていただきたいと思います。  時間がございません。もう1点、作水線のあそこの、前、町長さんにも見てもらったという坂口参二さんという方の下の長いずっと道があるんです。あそこに後退できるスペースをつくってもらうことはできないかというのを前から言うてお願いしています。今の地権者はいわゆる町内会長の紙谷さんが町内会長さんで、ことしだったら地権者のほうは了解してくれて、前向きにやってくれるけども、年度がかわってしまったら、もう言うとる間ですけども、これ去年から私建設課のほうには申し出ておるんですけども、一向に前に進んでなかったんで、この場で最後に申し上げて、質問させていただきます。これについて。 ○議長(﨑山文雄) 通告がありませんので、建設課長、支障立木のことについて、最後に。  今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 立木の件につきまして、だれのものかわからないということですけど、現状ではあそこの土地につきましては本山の底地ということになってます。だれが植えたかといいますのはわからないところもありますけど、自然に生えてきたものではないというふうに私は思ってます。定期的にきちっと道路の端に沿って植えられてます。基本正しく植えられてますので、自然に生えたものではないなというふうには思ってますので、そこらも本山の許可もいただき、熊谷寺さんの了解もいただけなければいけないものかなと。あれを切ることによって熊谷寺さんのところの景観的なものの改修とかも出てきますので、切る場合はそういうとこもきちっと御理解いただいた上で工事を進めていきたいというふうに思ってますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 10番議員、よろしいですか。 ○10番(平野一夫) 結構でございます。 ○議長(﨑山文雄) ただいまをもちまして、10番、平野君の一般質問を終わります。  次、通告により7番、松谷君の発言を許します。  7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 私の一般質問は環状道路とまちづくりについてです。  環状道路、国道480号道路改良工事が12月16日、県議会で原案可決され、工事業者も決定されました。まず年度内に着工されます。計画では大門のお助け地蔵尊と塵芥処理センターの間より、元中の橋のスカイライン料金所の近くまで、計画延長約4キロメートル、道路幅員5.5メートルの道路ができる予定です。よって、町の中を通らず、中の橋まで通行できるようになります。平面交差する場所は文化通と371号線相ノ浦の予定です。  この道路につきましては、高野町総合交通計画検討委員会、学識経験者の方、住民の代表の方、公共交通の事業者の方、道路管理者の方、交通管理者の方、その他町長が必要と認める方が出席され、検討されていると聞いております。交通の停滞時期は緩和され、災害寺、緊急時には役に立つと考えます。  そこで質問させていただきます。町長はこの環状道路を有効に利用したまちづくりをどのようにお考えですか。道ができることにより、通り抜けになるのではないかと町民が懸念している方もおられます。  関連質問は自席によって行わせていただきます。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) この間、全員協議会の中で480環状道路の説明を建設課長のほうからさせていただいて、今議員がお話になった内容でございます。まちづくりという観点から少し議員の質問と外れるかもわかりませんけども、私が5月にこの職、町長になった折に、まちづくり、環状道路を生かしたという部分のお話をさせていただいております。環状道路が建設された折には景観云々もかんがみ、また観光資源の一つである広葉樹林化という方向性を示していきたいんだという話をさせていただきました。今、建設課と県のほうとの調整のほうでその方向性を向いております。  それと、京奈和に関しましても平成27年度供用開始、今年度23年度中には大谷まで供用開始という形で、480志賀トンネルも今年度供用開始というような形で、高野へ観光、参拝に来られる主要道路が480という形になってきております。  先ほど広葉樹林化というお話をさせていただいたわけなんですけども、480に関しましても広葉樹林化ということで、昨年度から森林管理署等との話もさせていただいております。ただ、森林管理署におきましては規制のほうがかなり厳しい部分がありまして、まだ緩和されない部分がございますので、進捗は思わしくございません。ただ、本山に関しましては広葉樹林化というような方向性を示していただいております。今年度なんですけども、民間の地権者の方におかれても、ある部分を伐開をし、この秋に広葉樹林を植林した土地等もございます。  松谷7番議員さんが指摘される環状道路を生かしたまちづくりになるわけなんですけども、高野は一つの目的地であると。環状道路を利用して直接奥の院に参拝される方ももちろんおられるとは思いますが、ただ現状を見た中で奥の院にだけ参拝をされて、そのまま下山をされる参拝観光客の方もおられます。そういう方々は環状道路を利用していただいて、奥の院のほうに参拝をしていただければよろしいんではないかと思います。渋滞緩和の一助にもなるんではないかと思っております。  環状道路が完成という部分で、町の誘導看板ですね、その辺の部分が非常に重要性が増してくるんではないかと思っております。今、総合交通計画検討委員会でもそのような話もしていただいております。それと、駐車場の整備ということで、幼稚園跡、また一の橋、それと大門等々計画を立てております。  この後、多分質問に出ようと思いますんで、アクセス道等に関しましては、今ここで答弁せずに、質問を聞いてからまた答弁をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 広葉樹林化を考えているということが中心だったように思えるんですけども、確かに広葉樹林化をするのは非常にいいことだとは思います。ただ、秋の観光客は広葉樹林を求めて来られている方も多いと思います。逆に誘導するような形になるんではないでしょうか。それについてどうでしょうか。誠に結構なことだということは理解しております。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 観光、参拝にいたしましても、いろんな複合的な部分があって観光、参拝に来られると思います。全国各地を見てでも、ただ広葉樹林があるからそこへ行って広葉樹を見ようかという、それだけで観光に行くものではないと私は思っております。高野山があって、そこに広葉樹があって、複合性のものがあって、そこに広葉樹を見て、また金剛峯寺へ来られて、奥の院へ来られてというような、そういう観光、参拝の方がニーズを持って来られると思っておりますので、それプラス広葉樹林化というのは、それ以上のお客様を呼べるんではないかと考えておりますので、かえってそちらのほうに観光人員、観光客がとられるというようなことはないと考えております。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 今年も台風12号により龍神へのアクセスができなかったということで、それも一つの大きな原因だろうと思うんですけども、観光客の減があったように聞いております。それでキャンセルになったと。龍神へも行ってという形で高野山での宿泊がキャンセルになったという話も聞いておりますので、その辺のところをひとつよろしくお願いしたいと思います。  次の質問に移らせていただきます。環状道路から取付道路について質問させていただきます。  町長は御存じだと思いますが、平成15年、ルートは少し違いますが環状道路の計画がありました。しかし、商工会の反対で実現しませんでした。今回の計画の陳情を県にするに当たり、アクセス道路、いわゆる取付道路をつけるということで商工会が同意したと聞いております。現状、平面交差する2カ所は大型自動車は通れません。どのような取付道路をどこに計画されているのか、計画があればお答えいただきたいと思います。取付道路がなければ町は死んでしまうのではないかと懸念されている方もおられます。ひとつよろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 平成15年ではなしに、もっと以前から環状道路に関しましては建設予定があったと。その中で町民の理解が得られなかったということで、町当局、また本山を含めた中で、県のほうの要望、要請というのがおくれてきたのではないかと思っております。  ただ、先ほどもお話をさせていただいたように、高野は目的地であると。環状道路を生かした形のまちづくりをこれから町民を含めて、議員各位も含めて、これから、もちろん特別委員会もつくっていただいておりますので、その辺のところを含めて高野町の交通総合計画、高野町のまちづくりという部分で検討していただかなければならないと思っております。  ただ、アクセス道に関しましては4キロの中に果たして3本が必要なのかと。2本にしてでも必要なのかという部分を考えますと、大門が一つの駅としてとらえた場合、中の橋が一つの駅ととらえます。その間の中で1本、2本、果たして必要かという部分はこれからの高野町の総合交通計画等々もかんがみ、検討していかなければならないんではないかと思っております。  ただ、駐車場に関しましては、先ほどもお話させていただいたとおり、整備という部分は非常に重要な部分だと考えております。ただ、この地点に、この場所にアクセス道を計画を立てればどうかというような設計の部分、図面はでき上がっております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 今2本、3本とおっしゃいましたけども、それは商工会の理事会での説明の話だったと思います。決して2本、3本つけろと言うとるわけではございません。アクセス道路が必要じゃないんかということです。その当時は理解が得られなかったということで、最終的には15年だと思うんですけども、15年に反対で実現しませんでした。  平面交差するところがないということ、大型車が通れないということと、それともう一つはそこの駐車場へのアクセスも町長は多分考えられていると思うんですけども、一応計画だけがあるということの理解でよろしいでしょうか。実行するということではなしに。予算計上してやるとか、そういう考えが今のところあるかということでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 計画ではございません。設計を立てたということで理解をいただければありがたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) それは、最終的には先ほど言いました委員会に付託するような形をとられるということでしょうか。高野町総合交通計画検討委員会ですか、そこに付託されるという形でしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 付託ではございません。付託はいたしません。ただ、住民の方々の全体の意見を聞いて、建設するか、せぬか、利用が要か、不要かというのは、住民の方々の御意見を聞きながら検討をしていきたいと思っております。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) まだ未定のような感じに受けますけれども、一応そういう要望をさせていただきます。  それから、先ほどちょっと触れられましたけども、案内板をどのように表示するかというのも検討材料です。表示の仕方によって大きく変わります。また、スピードの出そうな道であり、事故の可能性もあります。信号等をつける、信号等をつけていただくというか、信号等は町がつけるわけではございませんけれども、そういう計画はございますでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 40キロの設計速度ということで聞いておりまして、40キロですので、車が走ると60キロぐらいのスピードで走ってしまう道路になろうかなというふうに思ってます。  その中で信号をつけるところというのは、今現在予定しております、予定というか候補に挙がっております南谷のところの交差地点と、それと国道480号、371の平面交差、それと大門と中の橋という形になろうかと思いますけど、今県の計画の中では信号については一応、今の段階では考慮していないということです。これから公安委員会等の調整もありますけど、交差するときには必ず90度交差というのが原則になってますよということで、公安委員会等は調整を図られてまして、その中で信号の設置ということは今現在うたわれていないということになってございます。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) わかりました。  40キロメートルの設計速度、60キロということでちょっと心配なところもありますけども、一応質問ということではこれで終わらせていただきます。  以上終わります。ありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) これで7番、松谷君の一般質問を終わります。  次、通告により、6番大西君の発言を許可します。  6番、大西君。 ○6番(大西正人) 初めに、議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  私の質問の内容は高野山病院についてと、次世代育成支援についてでございます。高野山病院につきましては、先ほどより最初に質問がございましたので、重なるところはどうぞお許しをいただきたいとそういうふうに思います。  平成24年4月1日より新しい医療体制が始まります。住民の皆様には町内の懇談会、病院だより、町広報などを通じて、高野山病院の現状と今後の医療体制について説明をしてこられました。また、私たちは議会を通じても説明をしていただいているわけでございますけれども、このことにつきましては、今後もいろんな機会を利用して皆様に知っていただくことが必要であると考えます。  そこで先ほど言いましたとおり重なるところもございますが、高野山病院のこれからの医療体制、新しい形、内容などをいま一度お聞きしたいと存じます。  あとは自席にてさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。
    ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長上江良幸) 質問にお答えいたします。  ただいま6番議員さんから質問ございました、先ほどの病院の将来像と重なる部分もございますが、お答えさせていただきます。  4月からの診療所化に伴い、病棟の人的な余力を外来業務、そして在宅サービスへシフトしていきます。在宅サービスについて、まず訪問診療なんですけども、訪問診療は通院が困難な方を対象に、医師が定期的、計画的に行う往診でございます。訪問先は富貴、筒香地区を除く町内のすべてを対象地区といたします。訪問日程については外来業務を維持しながら、4名の先生による週1回ずつの訪問診療を考えています。1人の患者様を月1回訪問するとして、1人の先生が週1回に2名から3名の患者様を訪問するとして、一月に約30名から40名の患者様への訪問が可能と考えております。また、訪問診療では、診療所内の看護師の訪問看護との連携もしながら、在宅での療養生活ができるようお手伝いをさせていただきます。  訪問診療を行うことによって居宅の療養管理指導というのがあるんですけども、患者様の病状や心身の状況を把握し、介護保険のケアプラン作成に必要な情報をケアマネさんに提供すると同時に、利用者等に在宅介護における指導、助言を行うことも可能となります。そして、現在円滑に4月から開始するための準備として試行的に訪問診療については開始しております。  次に訪問看護なんですけども、訪問看護とは診療所から病気や障害を持った人が住みなれた地域や御家庭でその人らしく療養生活を送れるように、看護師等が生活の場へ訪問し、看護ケアを提供し、自立への援助を促し、療養生活を支援するサービスでございます。具体的なサービスは点滴、注射、褥瘡のケア、排せつのケア、清潔ケア、服薬管理、生活動作の指導、介護方法の指導、在宅酸素等の導入等でございます。  現在、高野町では訪問看護を利用している方は介護保険の制度上で約20名の方が利用されております。特に、高野町ではサービスの事業者がいないため、ほかの市町からの事業者に頼っているところでございます。診療所が新たに訪問看護事業に参入することにより、必要な方へのサービスも今後可能となります。訪問先は訪問診療と同じ範囲内で、1人の看護師で1日3名から4名訪問するといたしまして、1週間に15名から20名の訪問が可能と考えております。  訪問看護については現場研修も必要なことから、他の実施事業者さんへ行かせていただいて研修を積んで、3月末までに行って、4月からの開始に備えてまいります。  診療所での在宅医療は、診療所の医師、看護師が情報を共有して連携をとって、訪問診療訪問看護を効果的に行っていきます。在宅医療については今後広報を通じ、住民の皆様に周知していくとともに、病院での診療を通じても案内を行っていく予定です。また、町の包括支援センター、社会福祉協議会、南山苑さんとの連携によって、サービスが必要な方を把握し、各関係機関でのサービスと今後の診療所の訪問診療訪問看護を組み合わせながら、一体的、体系的にサービスを提供し、在宅での生活を維持できるよう取り組んでまいります。  なお、診療所の窓口等で看護師による在宅医療に関する相談窓口の開設等も必要ではないかと検討しております。診療所化によって外来業務等、在宅医療での町民の皆様ができるだけ入院をしなくてもよい、疾病の重症化の予防の医療を今後目指していきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 今事務長のほうから、私通告で在宅医療に関することを入れておりましたので、そこを中心に答弁をしていただきましてありがとうございます。  その中で、非常にまだまだ説明もこれからというとこと思われますので、在宅医療に関することで不安を抱く方が結構おられまして、どのような内容になるのかということが非常に関心があるような方もおると聞いております。私もそういうふうな話を直接聞いておるんですけども、これは今お聞きしますと、内容の中でまだ保険とか福祉とか、健康推進課との連携といいますか、そういうところがちょっとわかりにくいんですが、その辺がわかりましたら少しお聞きしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長上江良幸) 連携なんですけども、高野町の中で先ほど言いました町の包括支援センター、そして社会福祉協議会さん、南山苑さんとの連携のもとで今後行っていくわけなんですけども、これまでも月に1回は調整チームと言いまして、各関係機関がよって、各患者さん、介護保険のサービスを利用されている方についての調整の委員会を持っております。そちらのほうへうちの院長と、そして看護師長がことしの途中から参加させていただいて、今後訪問診療とか訪問看護の関係もございますので、院長と看護師長が参加して、そこで協議を行っておりますので、その中でのいろんな今後の取り組み等、患者さん、介護が必要な方の情報提供等もいただきながら取り組んでいくという形で連携を深めていくということで考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 少し保険、福祉との連携の内容が一般の住民の人にも一目でわかるような広報、そういうのをしっかりしていく必要もあると思うんですけども、既に号外ですぐに広報を出すようになっておるようなんですけども、今までの内容のQ&Aとかも作成をしていただいておるということで、その辺も理解できるんですけれども、今後もそれ以外にさまざまな機会を通じて、また新たな医療体制の説明をしていく必要があると思うんですが、その辺のところはどうでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 上江病院事務長。 ○病院事務長上江良幸) 先ほどの号外版なんですけども、あす各町内のほうへお配りさせていただくという形になっております。それと、中身についてはこれまでの内容についてのことと、Q&A的な質問に対しての答え、主な質問がございましたので、その主な点についての答えを入れております。  そして、それはあくまで号外ですので、あと病院のほうで病院だよりといたしまして町長さんの診療所化に伴っての文章と、そして町民の懇談会の中での質問に対してのお答え、そして在宅医療の訪問診療訪問看護についての内容について、主に記事を掲載して、今年中に印刷して配布するという形で考えております。  広報については、これまでも議員の皆さんから御指摘がありましたように、今後のかなり重要な点でございますので、懇談会が終わったさかいこれで終わりではなしに、4月に向かって今後も広報もしていかなあかんし、また懇談会、説明会なりについても4月までの間でもう少し具体的な話ができるようにしなければならないと思っております。その節にはまた御案内させていただきたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) これからまだまだ広報、いろんなことを通じてまたお知らせをしていくということでございますので、その辺をまたしっかりやっていただきたいとそういうふうに思います。このことに関しましては、さきに将来像なども質問されておりますので、これ以上のことをここでは言いませんけれども、これからも住民の皆さんが安心して暮らせる、継続的な医療体制の確立に全力で取り組んでくれるようにお願いをしたいとそういうふうに思います。  次に、次世代育成支援のことについての質問をさせていただきます。  高野町では第3次高野町長期総合計画における次世代育成支援で、子供たちは町の宝であり、活力の源であることから、子供を産み育てる家庭への支援の充実を図り、子供がすこやかに育つ環境づくりを推進するとしています。少子化が特に進む高野町にあっては大変重要な施策であると考え、22年12月議会でも高野町の次世代育成支援について質問をいたしました。それに対してその後の進捗をお聞きしたいと存じます。よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) ただいまの御質問に対しての答えです。長期総合計画の中に子供は宝であると、確かにそうでございます。担当部局、健康推進課として、平成22年3月に、次世代育成後期行動計画、そういうものを策定しまして、具体的な行動目標、あるいは数値であらわされるようなものを掲げてございます。それ以前にも就学児医療とか、保育料の無料化とか、経済的な支援というのは既に始まってございます。今御質問されているのは、児童の健全育成のための環境づくりという部分であろうかと思います。  ぶっちゃけた話ですけども、1年前に御質問いただいて、それから着々と進んでいるよとは言いがたい状況です。これは担当部局としてちょっと申し訳ない状況なんですけども、いろいろ今まで計画を策定してきたりとか、タウンミーティングとかをやってきて感じ取ったことは、もちろん現存の保育、あるいは学童保育等の要望、それらの充実というものもあるんですけども、子育て世代の保護者の方々の一つの横のつながりとか、組織化とか、サークルをつくっていくかとか、そういうものもやっぱり重要じゃないかなと考えています。  ですから、タウンミーティングを2回やったんですけども、できるだけ継続して、そういう方々の集まりを通じて輪を広げていく、あるいはリーダーを育てていく、そういうことをやっていきたいと考えています。  それと、施策的には先ほど言いました学童保育事業、これはやるべきかなと考えています。計画の中にも策定の目標に入れておる事項なんですけども、今幼稚園、保育園に通われている子供さんというのは、保育所でしたら一応基本的には5時まで、それと幼稚園でも一応2時、3時に子供は授業を終わるんですけども、あと預かり保育ということでその穴埋めをしているような形で、それは学童保育、預かり保育をかなりの方、子供さんが利用されています。ただ、問題は幼稚園、保育園を卒園したら、あと何もないという状況が待ち受けています。  学童保育で制度的には小学校3年までを目標とした事業なんですけども、そこは実現へ向けて、一度詳細なニーズ調査を一遍やってみたいと考えております。行動計画だけでは国が示したニーズ調査でかなりざっぱなもので、具体的に学童保育ってどういうものかというのを説明した上での調査じゃなかったんで、約50%の必要だよという回答が来てるんですけども、さらに突っ込んだ調査をやってみて、それでどういう形で事業展開するかというのを考えていきたいなと考えております。  それと、これも前回申していることかわからないですけども、子育て支援拠点事業ということで、いわゆる地域子育て支援センターということなんですけども、これも非常に必要な事業で、県当局からも早くやれと言われている事業です。一応平成26年度には実現したいなと現状でも思っております。これもタウンミーティング等の集まりの中でどんな形の支援センターをつくっていくかというものを模索していきたいと考えています。  それと、もう一つは地域協議会ですね。後期計画策定に携わっていただいた策定委員さんを組織して、また地域協議会でいろいろと、現状とか、これからどういう形で軌道修正が必要なところは軌道修正をしていくと、そういった形の協議会を開かせていただいて、最終26年度を目標の計画なんですけども、それに向けて本当に着々と進めていきたいなと考えております。  以上、担当課、私のほうで考えていることは以上のようなことでございます。よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 残念ながら着々と進んでいないというふうな答弁もございましたので、これは非常に残念なことやなと、しっかりともう少し努力をしていただきたいなと思うことでございます。  そして、平成22年度にあっては、高野山と富貴の一部で子育て支援のタウンミーティングを開催しておりますが、今年度はいかがでしたか。 ○議長(﨑山文雄) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長(阪田圭二) 今年度はまだ実施しておりません。ただ、先ほど申し上げたような考えの中で、年度中に地域協議会と、それからできたらタウンミーティングもやっていきたいなと考えております。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 今年度にそうしたものを開催していただけるということで、その展開を期待しております。  学童保育のことなんですけれども、高野町のニーズを調べていただけると、まずは、ということなんですが、これにつきまして、私は所管調査で一応学校訪問をさせていただきましたときに、ある校長先生やったんですけれども、学童保育がその地域の学校へ通う子供たち、安心して任せられるそういう環境づくりの一つになって、そこの学校に新たに通ってくれる子供たちができるきっかけになるんじゃないか、そういう話をいただきました。私も近くで働けない家庭があるなどでは、学童保育で帰ってくるまでの間、子供たちを見てくれたら安心して仕事ができるからいいなと、そういうふうに思っておりましたので、そのことがその学校、地区の学校に新しい児童を迎え入れるような、そういうことにつながったらいいなとそういう思いもしたわけでございます。  このときは教育長も同行していただきまして、その話も一番最初のとこでありましたので、校長先生から話を聞いておられてると思うんですけれども、このことに関しては22年度の質問の中で教育委員会とも話をしていかなければいけないと思っていますというような課長の答弁もありましたので、この辺は教育長はどういう御見解でございますか。 ○議長(﨑山文雄) 上中居教育長。 ○教育長(上中居悦弘) この学童保育については、恐らく花坂小学校へ行ったときにちょっと校長先生のほうから話を聞いた件と思います。  学童保育、もちろん学校、場所と人ということになると思います。花坂でちょっと話をさせていただいたときには、花坂小学校の例えば空き教室を活用できないかという話も少し出ておりました。それは保護者の方からこの前伺ったこともあります。ただ学校のほうとは調整はちょっとまだ、具体的に話はできておりませんので、具体的に調整することはまだ入れません。  あと人の面の人の確保ということになって、健康推進課長とも今後の学童保育のあり方について、人の確保、あと場所の確保ということで連携していかなければならないなと申しております。  先ほど健康推進課長のほうから、一応ニーズ調査を行いますということで、そのことによってまた具体的な取り組みについて、協働して考えていけたらということで話も伺っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 今、教育長の答弁を聞かせていただきましたら、いろんなことで動けるのはやっぱりニーズ調査をしてというようなニュアンスを受けたわけでございますけれども、それを早く進めていただいて、着々と進んでいくというような感じに進めていただきたいなとそういうふうに思うわけでございます。  さきの答弁でなかなか進んでいないということなので、これ以上なかなか質問しづらいんですけれども、これからも病院との連携とかも、そういうことも介護とか保険の関係で出てくるというような状況の中で、仕事も大変になってくると思うんですけれども、健康推進課としても当町の次世代育成支援を充実させていただき、次代を担う高野町の子供たちがすこやかに育つ環境、そういうものをしっかりとつくっていただく。そしてこの事業を推進していただきたいと、そういうことを申し上げて質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君の一般質問を終わります。  しばらく休憩します。               午後 2時40分 休憩               午後 2時55分 再開 ○議長(﨑山文雄) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  一般質問を行います。  通告により3番、中前君。 ○議長(﨑山文雄) 3番、中前君。 ○3番(中前好史) よろしくお願いします。  今回は経済効果のあるまちづくりをということでお聞きしたいと思います。  この高野町では安心、安全のことを常に考えながら物事を考えていただいているわけですけれども、この和歌山県では観光のことを考え、また町当局でも観光のことを考えながら進めていただいております。そのことについてですけれども、来る平成27年には高野山開創1200年記念大法会が4月2日から5月21日までの50日間行うということで、総本山金剛峯寺さんが考えております。それにつきまして、開催するに当たることにより、多くの観光客、また参拝客が高野町に来ていただけることと予想されます。  県では高野山のことを考え、矢立大門間の改修工事の促進なども進めていただいているわけですけれども、高野山環状道路においてもつくることによって山内を通る車をスムーズに運行させる、それはそのようなことでよろしいのですけれども、高野山の環状道路を通ることによって、山内の中の車のことはどうか、そのことをお聞きしたいと思います。  山内を混雑させずに参拝客、また観光客が、安全で快適であり、高野山に来てよかったと思っていただけるような交通対策、また歩行環境について、現在進めていただいているところではありますけれども、経済効果のあるまちづくりの準備進行状況をお聞きいたしたく思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 今、中前議員より経済効果のあるまちづくりというタイトルのもとで御質問いただきました。  経済効果のあるまちづくりってどういう町をつくっていったら経済効果のある町になるんかという、そこにたどり着くと思うんですけども、そういう町に近づけていくことによって、住民と一緒にそういう経済効果の上がるそういう町をつくっていく仕掛けを行政はするべきじゃないかなと考えてございます。  まず最初に、平成27年には御遠忌大法会が50日間開催されるということで、つい先日南海なんば駅においても1200日前カウントということで、電光掲示板も設置されております。機運も高まってきております。  そういう中で、この3年間において高野山の絶好のPRをする機会じゃないかということで、観光振興についてもいろいろ考えていかなければならないと考えてございます。  まず最初に、本山からも法会の予定表等をいただいておりますが、ちょっと前回の資料を見ますと180万人高野山のほうに来られてます。昭和59年、1150年の御遠忌には180万のお客さんがその年に来られているということは、法会期間中に40万、50万の人が通年よりもたくさん来られておるというふうなデータが出てございます。昭和40年の開創1150年、また平成6年の入場1160年、やはりこういう高野山の町の中において御遠忌等が開催されましたら、それだけの御大師さんの信者さんが高野山に来られるということで、これは高野山にとって、この町にとって1200年法会は大きな事業でもございますので、町のいろんな整備をやっていかなければならないと考えてございます。  それで、先ほどからも循環道路のお話も出ておりましたが、やはり町民にとって循環道路ができれば乗り入れが規制されるんではないかとか、高野山内に車が入れなくなるのではとか、また世間一般にはバイパス道路ができれば、迂回されたその地域は車が通れなくなって、寂しくなってしまうというふうによく言われてますけども、高野山でも循環道路が通って直接奥の院へ行った車が増えてきて、山内の町はさびれてしまうんじゃないかと、いろんな不安の声も聞いてございます。  それで、今の交通体系、高野山のバス、電車、タクシー、もちろんマイカーも含めて、今の交通体系が本当によいのか、問題はないのか。また、町の人が不安に思っているような、循環道路ができたために高野山内の商店がさびれてしまってということにならないのか、こういうことを総合的に検討しなければならないということで、実は13名の方に委員になっていただいて、本年の8月に高野町総合交通計画検討委員会というのを立ち上げました。  もちろんこの会には学識経験者であります大学の准教授をお招きして、また住民代表として5名、各種団体です。町議会、総本山金剛峯寺初め、観光協会、商工会、また公共交通事業者としまして南海電鉄、高野山タクシー、りんかんバス、有鉄タクシー等も入っていただいております。それで道路管理者として和歌山県、交通管理者として橋本警察、それとその他町長が認める団体として、県の総合交通政策というところも入っていただいて、高野町の今の体系をどうすればいいのか、問題はどこにあるのかというようなことを検討に入ってございます。  この検討委員会では、循環道路ができた後の高野山の交通についてどのような取り組みをすることが必要かということを議題にして、23年、本年3回終了してございますし、ことしあと2回する予定です。24年には5回程度の開催をしまして、具体的な対策案について今後さらに検討を重ね、議論を重ねながら、24年度中、来年度に高野町総合交通計画という案を町長に答申していただく予定でございます。その会から出てきました交通計画につきまして、町長に答申後、13名の委員の皆さんの意見を町のほうで検討しまして、当然議会にも報告する義務がございますので、それができましたら議会のほうにも報告の予定となってございます。  そして、この計画でございますが、総合交通計画で検討を今後していくということは、これが経済効果のある町につなげていくための項目でございますが、来てくれた人をどのように満足度をアップするか。高野山内を訪れた人に、高野山に来てよかった、ほかの観光地にはないすばらしい雰囲気があったと、またぜひ来たいとか、そういうふうに思っていただける環境をつくるには、どういうふうな体系をすればよいかという大きな問題。  そして、二つ目には高野山内に人が入ってくる仕組みづくり。奥の院に直接行って直接帰ってしまう人がないように、この循環道路や高野山道路、中の橋駐車場を設置して、行き場所を先ほど町長が説明しておりましたとおり、どのように人を誘導する、どのような誘導看板をつくっていく、人の流れをどのようにつくっていくという仕組みが必要と感じております。観光客が気軽に安心して、歩いて観光できて、町中のにぎわいが生まれるような仕組みづくり。例えば高野山内の駐車場とか、今のりんかんバスの方式をバスターミナル方式にして整備するとか、そのような仕組みをこの検討委員会で考えていきたいと思っております。  そして、一つ大きな事実なんですけども、高野山に住んでいる人、高野山に通勤している人の自動車の使い方についても検討しなければならないということで、これも大きなこの会の中の項目でございますが、来た方が車をとめる場所を確保するためには、たくさんの人に高野山に来てもらうためには駐車場の整備だけでなく、高野山に住んでいる人の車の使い方の転換、通勤しておる方の車両の駐車対策も必要ではないかという話も会で出てございます。  高野山の快適な歩行環境を阻害しているのは観光の車だけではなく、地元の車であるというふうな事実もわかっております。観光客用の駐車場に地元の車がたくさんとめられているという警察からの報告書も届いてございますので、まず町から離れた場所であってでも、通勤してくる方、高野山で働いている方の専用駐車場を確保して、そこから町の中に中心部へ、千手院付近ですけども、中心部へ送迎するような試みをしてはどうなということで、これは24年度中に実施したいと考えております。場所についてはまだ決定しておりませんが、どこか一部分場所を確保して、働きに来ている方にその場所にとめていただいて、その方を町の中へ輸送してくる。そうすることによって町の中の駐車場なり、道路の使い方が変わってくるんじゃないかということで、これは実験することが先日の会議でも決定してございます。  それと、トップシーズンの交通対策。ゴールデンウィーク、お盆、紅葉シーズンに発生する渋滞を緩和するにはどういうふうな対策をすればよいか。それと公共交通を利用する仕組みづくり、公共交通を利用する人をどういうふうにすればえて増えてくるかというふうな仕組みづくりという、この5つをこの協議会の中で検討したいということで、高野町総合交通検討委員会を立ち上げ、考えてございます。  まさに高野町の経済効果がある町をつくっていくには、私の部署は観光等、この公共交通を担当しているわけでございますが、時間を高野山で消費していただく、そういう仕組みをつくっていく。要するに時間を消費するということにおいては、そこで消費する金額も増えてくる、時間も増えてくるという一つの流れもございますし、人がたくさん来ることによって、にぎわいのある町がつくれる。そこで経済効果がある町ができるんじゃないかと考えてございます。  また、いろいろこの会で検討していただいて、お互いの知恵やお金を有効に使いながら、やはり最終、共通、高野町民の目標であるにぎわいのある創出、これも大きな活性化事業になると思うんですが、にぎわいのある創出に向かって計画を組み、事業化をしていくというのが大きな基礎じゃないかなと考えてございます。  幸いこの13名の委員の皆さん、十分いろんな意見を出していただきます。出ております各所属というんですか、担当部署から意見を出していただけるように広く13名の委員の皆さんになっていただいてますので、その立場において、その分野において意見を出していただいておりますので、それをまとめて町のほうで検討していく、そのような会でございますので、答申後は町のほうでいろいろまた判断していかなければならないかなと考えてございますが、公共交通のあり方、これが法会に向けても大きな大きな問題になってくると感じておりますので、この会で出てきた答申されたことにつきまして、町のほうで十分検討しまして、議会のほうにはどのような形で報告させていただくのか、議会のほうでどのような判断をいただくのかということも、また局長のほうと相談しまして、会議で決まったから、会議でこういう意見が出たから町でするというんではなく、町長のほうから議会のほうに何らかの形で報告なり、協議という形になってくるかなと思っておりますけども、その辺はまだ局長とちょっと相談あると思うんですけど、そのような動きで、町全体、とりあえず観光客の誘致パンフレットをつくって、エージェント訪問をしてどうのという、そういう事業も当然ございますが、総合的に大きな、来ていただいたときにどういうふうな受け入れをするか、どのような体系で受け入れするのが一番理想かと、そのようなことも事業化として進んでございますので、今の進捗状況になりますけども、御報告しておきます。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 3番、中前君。 ○3番(中前好史) 今の御説明でよくわかりました。  一つだけお聞きしたいんですけれども、観光客が高野山に来た折に、駐車スペースの確保というところで、実験的に駐車場をどこかに設けていうことでありますけれども、どのような場所を、いつ頃ということをお考えか、聞かせていただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 従業員さん、働いている方の駐車場の対策のことじゃなしに、一般的に。  実はまた議員さんに課のほうに来ていただくなり、私また議員さんのほうに資料をお持ちしますけども、実は高野山の地図の中で見ましても駐車場で使えそうな場所というのも何カ所かございます。それで先日も大門で個人所有の駐車場を何とか貸してほしいということで、大門周辺でも町であれば使ってもいいよというふうな、まだまだ煮詰めてない点もございますが、転軸山公園周辺でもあり、いろんな場所もございます。どの場所をどういうふうに活用していくというのを今後この会で検討していかなければならないし、必要であればそれも町として考えていかなければならない大きな問題かなと思っております。  駐車場の設置についてはうちの課でも当然、うちの課でこういう場所が要りますよ、こういう場所が欲しいですよ、じゃあつくっていただくのはどこよ、一応建設課のほうで設計を組んでもらうよという、それは連携を図りながら、町行政としてやっていかなければならない問題と思いますが、今本山のほうでも実は駐車場の必要性を感じていただいておるという中で、いろんな連携を図りながらやっていけるんじゃないかなと考えてますが、大駐車場をどこにつくるとか、そういうふうなまた具体的な案は出ておりませんが、平成27年には実際40万、50万の方が増えるという事実もある程度想定しておりますので、その辺やりたいなと考えてますし。  実は第2駐車場、今金剛峯寺の第2駐車場、大乗院跡ですけども、48台のスペースが25台、30台余分に置けるようになったという。それはラインを引きかえることによって、それだけのことができたというような事実もございますので、ちょっと有効利用を考え直したらそのようなこともできるんじゃないかなと、大きなヒントみたいになったわけでございますが、そのように有効利用をどんどんしながらやっていかなければならないかなと感じてますけども、今どこの場所へ何十台の駐車場増というのは検討中でございますので、また決まり次第御報告させていただきます。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 3番、中前君。 ○3番(中前好史) 以上をもって終わります。ありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) これで3番、中前君の一般質問を終わります。  これで一般質問が終わりました。  日程第2、議員派遣の件についてを議題とします。  議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付したとおり議員派遣を行います。
     これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定しました。  日程第3、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から、目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付した申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査等に付することに決定しました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議はすべて終了しました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会にしたいと思います。これに異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定しました。  閉会に当たり、町長のあいさつをお願いいたします。  木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 12月閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。  議員各位におかれましては、上程した議案、全議案を可決いただきまして、誠にありがとうございます。特に高野山病院診療所化の条例に関しましては、議員各位におかれましては本当に先ほども述べさせていただきましたが、重き判断をしていただき、ありがとうございます。来年4月から診療所化の形態という形の中で、先ほどからも一般質問の中で質問もございましたが、新しい形態、住民の方に安全、安心、不安を残さない病院形態、診療所化という方向性で、病院、院内、当局含めて努力をしてまいりますので、議員各位においても御理解のほど、よろしくお願いをしたいと思います。  それから、先ほどからまちづくりに関しまして7番議員さん、また3番議員さんのほうから一般質問もございました。もちろん平成27年度の御遠忌に向けて、また開創法会に向けて金剛峯寺と一体となり、取り組んでいきますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  ことしも残すところ10日しかございません。10日、本当に平穏であることを祈りまして、また来年1年も皆さんの御健勝、また平穏であることを御祈念申し上げまして、閉会に当たり一言ごあいさつにかえさせていただきます。  本日はどうも御苦労さまでございました。 ○議長(﨑山文雄) これで平成23年第4回高野町議会定例会を閉会します。  お疲れさまでした。               午後 3時19分 散会   この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する   平成23年12月21日   高野町議会   議長   﨑 山 文 雄   議員   平 野 一 夫   議員   西 辻 頼 数...