高野町議会 > 2011-09-21 >
平成23年第3回定例会(第3号 9月21日)

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  1. 高野町議会 2011-09-21
    平成23年第3回定例会(第3号 9月21日)


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    平成23年第3回定例会(第3号 9月21日)                   平成23年            第3回高野町議会定例会会議録(第3号)        第10日(平成23年9月21日 火曜日)          午前10時35分 開議     第 1 認定第 3号 平成22年度高野町一般会計歳入歳出決算認定     第 2 認定第 4号 平成22年度高野町国民健康保険特別会計歳入                歳出決算認定     第 3 認定第 5号 平成22年度高野町国民健康保険富貴診療所特                別会計歳入歳出決算認定     第 4 認定第 6号 平成22年度高野町簡易水道特別会計歳入歳出                決算認定     第 5 認定第 7号 平成22年度高野町富貴財産区特別会計歳入歳                出決算認定     第 6 認定第 8号 平成22年度高野町老人保健特別会計歳入歳出                決算認定     第 7 認定第 9号 平成22年度高野町下水道特別会計歳入歳出決                算認定     第 8 認定第10号 平成22年度高野町農業集落排水事業特別会計
                   歳入歳出決算認定     第 9 認定第11号 平成22年度高野町介護保険特別会計歳入歳出                決算認定     第10 認定第12号 平成22年度高野町生活排水処理事業特別会計                歳入歳出決算認定     第11 認定第13号 平成22年度高野町後期高齢者医療特別会計歳                入歳出決算認定     第12        所君の高野町広報特別委員会委員の辞任につい                て     第13 選任第 3号 高野町広報特別委員会委員の選任について     第14        一般質問     第15        議員派遣の件について     第16        委員会の閉会中の継続調査(審査)   追加日程     第 1 同意第11号 高野町教育委員会委員の任命につき同意を求め                ることについて     第 2 議案第46号 平成23年度高野町一般会計補正予算(第4                号) 2 出席議員(11名)    1番 﨑 山 文 雄         2番 目 黒 寿 典    3番 中 前 好 史         4番 掛   正 和    5番 大 谷 保 幸         6番 大 西 正 人    7番 松 谷 順 功         8番 所   順 子    9番  門 俊 篤        10番 平 野 一 夫   11番 西 辻 頼 数 3 欠席議員(0名)    なし 4 事務局職員出席者   事務局長      尾   和 哲   書記        倉 本 文 和 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        木 瀬 武 治   副町長       中 島 紀 生   教育長       上中居 悦 弘   会計課長      山 本 剛 久   企画財政課長    日吉田 健 五   まち未来課長    佐 古 典 英   総務課長      前 西 一 雄   健康推進課長    阪 田 圭 二   建設課長      今 井 俊 彦   生活環境課長    井 上 哲 也   富貴支所長     中 山 秋 夫   消防長       奥 坊 恒 夫   病院事務長     上 江 良 幸   教育次長      下   勝 己                午前10時35分 開議 ○議長(﨑山文雄) これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、認定第3号、日程第2、認定第4号、日程第3、認定第5号、日程第4、認定第6号、日程第5、認定第7号、日程第6、認定第8号、日程第7、認定第9号、日程第8、認定第10号、日程第9、認定第11号、日程第10、認定第12号、日程第11、認定第13号の一般会計及び各種特別会計歳入歳出決算についての件を一括議題とします。  本件に関し、決算審査特別委員会委員長の報告を求めます。  8番、所君。 ○8番(所 順子) 平成23年度決算審査特別委員会委員長報告をさせていただきます。  決算審査特別委員会に付託された平成22年度高野町一般会計並びに特別会計歳入歳出決算について、去る9月16日、20日の2日にわたり、決算審査特別委員会を開催いたしました。慎重審議の結果、平成22年度高野町一般会計並びに特別会計とも適正に執行されていることを委員一致で認め、認定すべきと決定したので、会議規則第77条の規定により報告をいたします。  決算審査特別委員会での指摘事項については、今後の予算編成並びに行政執行に生かされるよう最大限の努力を期待するとともに、今後とも一般会計、特別会計の一層の健全化をお願いするものであります。  平成23年9月21日。  決算審査特別委員会委員長 所 順子   以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 質疑なしと認めます。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 討論なしと認めます。  これから認定第3号から認定第13号までの11件を一括して採決します。  この採決は起立によって行います。この決算に対する委員長の報告は認定とするものです。この決算は委員長報告のとおり認定することに賛成の方の起立をお願いいたします。 〇議員(賛成者起立) ○議長(﨑山文雄) 起立多数。したがって、認定第3号から認定第13号までの高野町一般会計及び各特別会計歳入歳出決算については認定することに決定しました。  ただいま町長から、同意第11号、高野町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて、議案第46号、高野町一般会計補正予算(第4号)についての件が提出されました。  これを日程に追加し、追加日程第1、追加日程第2として議題といたします。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。同意第11号、高野町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて、議案第46号、高野町一般会計補正予算(第4号)についてを日程に追加し、追加日程第1、追加日程第2として議題とすることに決定しました。  追加日程第1、同意第11号、高野町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを議題とします。  本件について提案理由の説明を求めます。  前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 同意第11号、高野町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについて。  下記の者を高野町教育委員会委員に任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定により議会の同意を求める。  平成23年9月21日提出。  高野町長 木 瀬 武 治。                    記  住所、伊都郡高野町大字高野山259番地。  氏名、中石松雄。  生年月日、昭和29年11月29日、56歳です。  提案理由は前任者の任期満了による選任でございます。23年10月1日から27年9月30日までの任期となります。後ろに略歴書をつけておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) これで提案理由の説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。  8番、所君。 ○8番(所 順子) これの選任の選任方法はいかがなものでしたんですか。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 選任というより、教育委員としてこの人が、中石松雄氏が教育委員にふさわしいということで、私が任命をさせていただきました。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 町長の選任でということを今お聞きいたしました。ほかには対当の方はいらっしゃらなくて、この中石さんにということで町長がお決めになったということを認識していいんですね。 ○議長(﨑山文雄) それでよろしいですか。 ○8番(所 順子) はい、結構です。 ○議長(﨑山文雄) ほかに質疑はありませんか。
    〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 討論なしと認めます。  これから同意第11号、高野町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについてを採決します。  この採決は起立によって行います。本件はこれに同意することに賛成の方は起立願います。 〇議員(賛成者起立) ○議長(﨑山文雄) 起立多数です。したがって、同意第11号、高野町教育委員会委員の任命につき同意を求めることについては、同意することに決定しました。  追加日程第2、議案第46号、高野町一般会計補正予算(第4号)についてを議題とします。  本件について提案理由の説明を求めます。  日吉田企画財政課長。 ○企画財政課長(日吉田健五) それでは、御説明させていただきます。  議案第46号。めくっていただきまして、1ページをお願いします。  平成23年度高野町一般会計補正予算(第4号)   平成23年度高野町の一般会計補正予算(第4号)は次に定めるところによる。  (歳入歳出予算の補正)   第1条 既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ7,450万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ35億7,490万円と定める。  2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに、補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。  (地方債の補正)   第2条 地方債の変更は「第2表 地方債の補正」による。  平成23年9月21日提出。  高野町長 木 瀬 武 治。  4ページをお願いしたいと思います。  第2表 地方債の補正   起債の目的ということで、公共土木施設災害復旧事業で補正前の限度額が2,160万円。  起債の方法、証書または証券借入。  利率が4.5%以内(ただし、利率見直し方式で借り入れる政府資金及び地方公共団体金融機構資金について、利率の見直しを行った後においては、当該見直し後の利率)。  償還の方法、償還方法・期限については、借入先の条件に従う。ただし、町財政の事情により償還期間を短縮し、若しくは繰上げ償還または低利に借換えすることが出来る。  補正後の限度額といたしまして4,400円で、起債の方法、利率、償還の方法については先ほどと同様でございます。  次に、林業施設災害復旧事業。  補正前はございません。  補正後の限度額が320万円で、起債の方法、利率、償還の方法については、先ほどの公共土木施設災害復旧事業と同一でございます。  あと補正されなかった地方債といたしまして2億60万4,000円でございまして、補正前の限度額の合計が2億2,220万4,000円、補正後の限度額が2億4,780万4,000円で、差し引きで2,560万円の増となっております。  8ページをお願いします。  2歳入の明細でございます。  14款国庫支出金1項国庫負担金2目災害復旧費国庫負担金、補正額4,488万9,000円、補正後の額8,828万6,000円、1節公共土木施設災害復旧費国庫負担金4,488万9,000円。2項国庫補助金7目災害復旧費国庫補助金で、補正額が400万円で、補正後の額も同額でございまして、1節農林業施設災害復旧費国庫補助金が400万円です。  次に20款諸収入4項雑入9目雑入、補正額1万1,000円、補正後の額が2,177万1,000円、1節雑入で1万1,000円。  21款町債1項町債9目災害復旧債、補正額2,560万円で補正後の額が4,720万円、1節公共土木施設災害復旧事業債で2,240万円、2節農林業施設災害復旧事業債が320万円。歳入については以上でございます。  次の10ページをお願いしたいと思います。  3歳出でございます。  2款総務費1項総務管理費1目一般管理費、補正額139万円で補正後の額2億7,271万円、3節職員手当等79万9,000円、9節旅費で27万円、11節需用費で25万円、14節使用料及び賃借料で7万1,000円。5目財産管理費、補正額2,600万円の減で、補正後の額が2億2,925万6,000円、25節積立金で2,600万円の減。19目諸費で、補正額300万円で補正後の額が2,750万4,000円、26節寄附金で300万円。  次に、8款土木費2項道路橋梁費1目道路維持費で、補正額121万6,000円、補正後の額4,598万8,000円、12節役務費で6万2,000円、18節備品購入費114万6,000円、27節公課費で8,000円でございます。  次のページの10款教育費6項文化財費2目参詣道保存管理費、補正額15万円で補正後の額が82万5,000円、11節需用費で15万円。  次に、11款災害復旧費1項公共土木施設災害復旧費1目現年災害復旧費で、補正額が8,430万円で、補正後の額が1億6,598万8,000円、13節委託料で700万円で、15節工事請負費7,730万円。次に2項農林業施設災害復旧費1目林業施設災害復旧費で、補正額が1,050万円で、補正後の額が2,040万円、15節工事請負費で1,050万円。  14款予備費1項予備費1目予備費、補正額5万6,000円の減で、補正後の額が2,066万4,000円。  以上となっております。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) これで提案理由の説明を終わります。  これから質疑を行います。質疑はありませんか。  8番、所君。 ○8番(所 順子) ちょっと一つお尋ねをいたします。  11ページの災害復旧費で6,730万円と国道内子谷の委託料700万円のことについて、よろしく説明をお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 御質問のありました委託料700万円です。これは台風12号に関連しました災害復旧に伴う測量調査等を行いたいということで、700万計上させていただいてます。お手元に今回台風12号によります国の災害復旧として行う工事がこの図面に掲示させていただいているところでございまして、かなりの復旧事業が必要となっております。  町の職員でできるものについては町の職員で測量調査等を行って設計書を組むんですが、なかなか大規模になったりとか、測量に時間がかかるものについて外注をしたいということで計上させていただいてます。  あと災害復旧工事ということで1,000万円計上させていただいております。これにつきましては補助対象にならないものの整備事業費ということで、応急的に崩土を除去したものも含めまして、現在のところ12路線40件ほどありまして、それに伴う工事費を計上させていただいております。  あと平成23年発生災害復旧工事ということで、6,700万円計上してます。これは河川が3件、道路が5件ということで、国の補助をいただいてするものでございます。  場所的には今回の台風12号の被害のところにつきましては細川地区、湯川地区、それから相ノ浦地区という具合に、高野山の西側の付近が雨が多かったということで被災しております。前回の3号で補正させていただいたところもこの西側の災害が非常に多かったということになっております。富貴、筒香地区につきましては小さな災害はあるんですけど、大きなものについては1件というような形で、西側についてかなりの被害が出ております。その復旧工事を行いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) この復旧工事は高野町の建設会社の方でございましょうか。これからも雨災害がふえるものと思いますので、町民の不備のないようにはお願いはしたいと思うんですけれども、工事の建設の方は高野町の方でございましょうか。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 今回の災害の規模的なものを見ますと、町内の建設業界の方で十分対応できると思っております。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) わかりました。たくさんの金額が出ていらっしゃいますので、たくさんの税金を入れていただきたいと思っておりますので、町民に迷惑のかからないようによろしくお願いして、終わります。 ○議長(﨑山文雄) ほかに質疑はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。 〇議員(「なし」) ○議長(﨑山文雄) 討論なしと認めます。  これから議案第46号、平成23年度高野町一般会計補正予算(第4号)についてを採決します。  お諮りします。本案は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、議案第46号、平成23年度高野町一般会計補正予算(第4号)については原案のとおり可決されました。  日程第12、所君の高野町広報特別委員会委員の辞任についてを議題とします。  地方自治法第117条の規定によって、所君の退場を求めます。                (所議員 退場) ○議長(﨑山文雄) 8月26日、所君から一身上の都合により高野町広報特別委員会委員を辞職したいとの申し出がありました。  お諮りします。本件は申し出のとおり辞任を許可することに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、所君の高野町広報特別委員会委員の辞任を許可することに決定しました。  しばらく休憩します。               午前10時58分 休憩                午前11時20分 再開 ○議長(﨑山文雄) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  日程第13、高野町広報特別委員会委員の選任を行います。  お諮りします。高野町広報特別委員会委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定によって、お手元に配付した名簿のとおり指名したいと思います。  御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、高野町広報特別委員会委員はお手元に配付しました名簿のとおり選任することに決定しました。  高野町広報特別委員会委員長に中前君、副委員長に目黒君が選任されましたので、報告いたします。  日程第14、一般質問を行います。質問の通告がありましたので、発言を許します。  3番、中前君。 ○3番(中前好史) 今、この周りを見渡してみますと雨が降り続いております。このたび12号によりまして大きな災害が起きております。その災害に対しまして、道路の決壊等あるということで、素早く関係の機関の方が動いていただきまして、復旧に向けていただきました。  今日私が申し上げたいところは防災無線の件のことでもあります。こうして、またこのような少ない雨といいますか、風のない雨の中でしたら防災無線放送を使いまして、町内のある行事であるとか、また行政のこととか伝えていくことができます。そして、いざ震災を受けた場合に、町民の皆様方に伝えたいというところになっておりましたときに、豪雨によりまして聞き取りにくい、こういうことがあるかと思います。屋内で聞くよりも屋外でその放送を聞くのが基本的ですよということでありますけれども、何分この高野町には高齢の方も多く、すぐに町内の放送をしていることに気づくということも少ないわけであります。その豪雨の中で震災があったこととか、皆様に伝えるということで放送をした場合に、どのようにして聞くことができるか。そう思ったときに、今こう聞いております。屋内で放送は聞くことができますよ。防災無線を通じて情報を得ることができますよと、そういうことを聞いております。それはこの町民の皆様方にどのような形で伝えているのでしょうか。  また、若い者でも足を痛め屋外に出てその放送を聞き取れないときに、こんなときに屋内で情報を得ることができたらどんなに安心できるか、そういうことを思うわけです。そのことに対しまして、屋内の放送を使えるようにということに対しまして、町当局の方々はどのように進めていただいているかということをお聞きしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 今の防災行政無線は平成8年度に従来の有線放送から無線に変更しております。この変更に伴いまして、放送スピーカーの設置数が減っています。設置に当たっては十分調査を行い、聞こえない場所のないように設置していますが、どうしても聞こえにくいところや避難所、また有料で宿坊、寺院等へは個別受信機を設置して対応しました。設置当初からは家の中で放送を聞くのではなく、屋外で聞こえるように想定していますので、屋外での対応となります。  設置から15年たっていますので、その当時聞こえていたところも、木が大きくなったり、建物が新築されたり、また豪雨や台風のときなどは聞こえにくいとの声もあり、個別には対処していますが、全町内の再調査をするよう検討しております。  議員指摘の高齢者の世帯や身体障害者の方、独居老人の世帯では外に出て聞くということも無理かと思います。そのような世帯には個別受信機の設置が望ましいとは思いますが、1台当たり約5万円、アンテナ設置が必要であればさらに2万円、合計7万円かかります。個別受信機については希望があれば個人負担で設置していただいていますが、個人負担も高額になりますので、関係機関の健康推進課社会福祉協議会との意見も聞きまして、高齢者の世帯や身体障害者の方、独居老人の世帯にはできるだけ個人負担のないような方法も考えていきたいと思っています。
     また、災害発生時にはすぐに対応できないことや、各地区のことについて行政として対応しにくい面があります。防災対策推進室ではすぐに地区において対処できるように、現在自主防災組織の組織づくりを進めております。たとえ防災行政無線が聞こえなくても、各地区においてこのような組織があれば、災害対応や高齢者、身体障害者の方の避難等については協力して行えると思いますし、必要と感じていますので、自主防災組織についても進めていく方針でございます。どうかよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 3番、中前君。 ○3番(中前好史) 今答弁いただきまして、計画していただいているということを聞きますと、少し安心しております。このことを各個人個人から問い合わせがあったときのみではなしに、こういうこともできますよということを少し早目に伝えていっていただけたらありがたいなと思いますので、よろしくお願いします。  災害復旧の救済に手だてをということなんですけども、このたびの12号の災害には、建設課を初め各課の方が素早く対処をしていただき、また当局に詰めていただき、減災に対しても活動していただきました。そのこともあるんですけども、含めてそれ以前の台風のことなんですけども、各課の関係の課長様方、また職員の皆様方は承知のことだと思います。杖ケ藪地区で大雨により家の前の庭が決壊しました。そのときに町当局の方が素早く来ていただいて、見ていただきましたところ、これは各家の持ち物なので、町ではすぐさま対応は難しいですねということで帰られたそうです。そのことを聞き、町長さんもどういう状態であるかということを見るためにかけつけていただき、そのうちの方にねぎらいの言葉もかけていただいたように聞いております。  私が何を言いたいということを言いましたら、すぐさまここは町道だから町がするんですよとか、ここは個人の持ち物だから自分で直してくださいね。それももちろんよくわかるわけです。でも震災を受けた被災されている方は、そのことによって心がすごく弱くなっておるわけです。そのうちの方も、大雨が後続いた折に、また庭の石垣が崩れないか、また音がしたときに恐ろしい目に遭わないか、そういうことを感じて数日間熟睡することができなかったとお聞きしました。そんなことから、すぐさま庭の修繕をするということも大切ですけれども、その方の心のケアなんかも必要ではないかなと思ったわけです。  これからどのように対応していけるかということはわからないんですけども、どのぐらいの大きな災害があれば相談に乗っていただけるとか、そのことを少し聞かせていただけたらなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 今回の台風12号、今日来ているのは15号ですけども、12号によりましても、個人的な被害も多々出ております。先ほど全員協議会の中で公共的な事業等はお話をさせていただきましたけども、今回12号に関しましても山林、また畑、市道等々、かなり荒れた部分がございます。  3番議員さんの言われている杖ケ藪地区におきましては5号台風だったと思います。私も確認をさせていただきまして、基本的なお話をさせていただきますと、3番議員さんも理解していただいているとおり、個人の持ち物に関しては個人が修復をするという形になっております。ただ、被災された方々に対しましては非常にお見舞いの言葉を述べさせていただきたいと思います。  3番議員さんの質問の中で、どれぐらいの被害があれば国、県と対処できるかという答弁なんですけども、基本的に各自治体単位で10棟以上の全壊があれば、これも収入等によりまして金額は変わってますけども、救助法が適用され、一定の金額が被災された方々に寄附される形になっております。  自治体単位では10軒、全県では100棟単位以上というような形になっております。今回8月、新宮等々激震災というような形で指定を受けたわけなんですけども、そういう激震災を受けた部分に関しましては国等が救済の手だてをして対処するという形になっております。  ただ、個人的な形で道決壊、石垣等々が被害を受けた場合には、基本的には先ほども述べさせていただいたとおり個人の負担という形で、個人が手だてをする形になっておりますので、御理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 3番、中前君。 ○3番(中前好史) 答弁ありがとうございます。  そのところ十分よく理解をしておりますけれども、被災された方が心を痛めるということもありますので、心の部分でまた手助けをしていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。  和歌山県のほうでも防災に関しては力を入れておりまして、安全情報24時ということで流していただいてます。ただ、全住民の皆さんが見れるようにまではいってないように聞いておりますので、その辺、画面を通じて情報を得て、安心できるということを早目にできることがあればそのように進めていただきたいと思いますので、今どのような状態で進んでいるか教えていただけたら、よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 日吉田企画財政課長。 ○企画財政課長(日吉田健五) 御説明させていただきます。  先ほど述べられました安全情報24時というのは、テレビ和歌山の情報番組だと思います。この番組は気象情報等について、皆さんがわかるように表示をされているのを私も見て確認をいたしております。  さて、御指摘のテレビ和歌山については、この間の、7月24日でデジタル化のテレビ番組ということになったわけですが、該当する、まだそれができてないといいますか、視聴できてない地区については、筒香地区、高根地区、大滝地区などがあります。また、あと樫原地区、東又地区とか湯川地区のうちの宮垣内、高野山の一部においてもあります。それらについてはBSの衛星放送で関東からの地上デジタル波を飛ばしてきて、それを受けてというような感じの代替措置で今やっているところでございます。そういった意味で、それらの地区についてはテレビ和歌山は視聴することが実際できません。  特に筒香地区、高根地区、大滝地区については本年度中に工事が完了する予定になっておりますので、年度内には見ることが可能やというふうになります。  あとそしたら先ほどの樫原地区とか東又地区とか、湯川地区の中の宮垣内はどうかなという話になるわけですけども、これらについては今までの経緯で、今までVHF、そういう電波を受信されとったんですけども、なかなか受信点が従来のところではとれないということで、かなり上へ向いて上げていってもとれないというようなことの中で、仮にぐっと上げていったら当然見える可能性はあるんですけども、今のところ、後の維持管理費等の絡みもありまして進んでないのが現状でございます。そこらについては地元の皆さんに御協力いただきながら、またその方向、テレビ和歌山を視聴できるような方向で考えていきたいと思っているんですけども、何せ先ほどお話しさせてもらったように維持管理については地元の負担ということになりますので、金額的にはかなりとなるので、その辺との調和というか、兼ね合いが問題かなと思っております。  ただ、BSの受信している各家庭につきましては、関東方面の地上デジタル波でございますので、当然テレビ和歌山を見ることができないんですけども、そこの受信しているテレビ局から、高野町の気象情報を見ることは可能です。それは皆様御存じのとおり、dボタンというんかな、そういったリモコンを見ていただいたらわかりますけど、連続データと書いて、その下にdボタンというのがあります。それを押していただいたら、あとデータの取得中ですというような表示があって、ちょっとしばらく待っていただいたらそこからまた高野町を選択していただかなあかんので、ちょっとお年寄りには大変難しいかなという面もあるんですけども、そういった形で情報を見ることは可能でございます。  このことについて町広報についてもそういった操作についての記載を今のところしていないので、その辺の方法についても記載したいというふうに考えております。  以上でございます。どうかよろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 3番、中前君。 ○3番(中前好史) 安全、安心という高野町ということで、そちらのほうもできるだけスムーズに進めていただけたらなと思います。また、広報のほうでも皆さんに知っていただけるようにということとは思いますけれども、また防災の関係でも町内会も通じて、また改めてそういう操作の方法とかも年配の方にもわかりやすく進めていただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いします。  以上、終わります。 ○議長(﨑山文雄) しばらく休憩します。               午前11時41分 休憩                午後 1時00分 再開 ○議長(﨑山文雄) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  10番、平野君の発言を許します。 ○10番(平野一夫) 質問の機会を得ましたので、質問をさせていただきます。  去る9月4日発生した台風12号について、あわせて3月11日、東日本の地震、津波、原発、こういったものによる天災、人災について、高野町としてこういうことをしてきたよ、こういう計画をしているんだ、準備をしてるんだと。これからこういう災害があるときにはどう取り組まなければいけないよというようなことをたくさんそれぞれの災害地を見て、また現場に行かれた職員も含めて検証し、これらを生かしていかなければいけない点が多々たくさんあると思います。東日本の災害地で、海岸沿いで車、車両が無残にひっくり返っておる状況、また山間部では大きな岩が家を押しつぶしているような、そしてまた道路がなくなったり、山肌が見えるそういう山崩れ、また崩壊等でたくさんの方が被害を出している、そういった様子をうかがったとき、ちょうどこの紀伊半島の和歌山県、奈良県を中心に荒れ狂ったあの12号台風の様子と全く同じ被害が、皆さんはテレビで報道されました。  その台風は非常にスピードが遅く、風だけではなく、多量の雨をもたらしまして、山崩れ、また河川の増水によって崩壊し、恐ろしい自然の勢いに接し、今回他市町に比べて高野町の被害というものは、今日の全協でお話ありましたが、何とか最小限にと思います。しかし、これは今後のため、当町として心して災害に対しての赤信号が出されたように思います。  そこで私はこの災害について、まず高野山の孤立を考えたとき、最初の質問でありますが、道路事情、どういうふうに確保できるのか。そして2番目には地域住民との連係プレー。また、町民の皆様の安心、安全を守るために、備えとして今まで防災意識向上のため何度か申し上げておりますが、日本の世帯を見たとき、何と高齢者がふえました。その高齢者がひとり暮らしの方がまたふえ、一概には決めつけることはできませんが、災害時にはどうしても体力がなく、いろんな病気を抱え、逃げおくれたり、また自分に必要ないつも服用しておるお薬やら、また補聴器とか入れ歯とかメガネ、こういったものを、慌てて逃げようとして、そういった自分に必要なものを、災害に巻き込まれまいと思って一生懸命逃げて、そして後で、あっ、あれも忘れた、これも忘れたといって自分の家にとりにいって、またそのときにそれまでは災害が襲ってこなかったんですが、とりに行った瞬間、瞬時に災害に巻き込まれて亡くなった人もたくさん見えてました。  また、台風12号では夜中に襲ってきたので、町では避難してくださいという指示が出ておったにもかかわりませず、避難しようかな、どうしようかなと家の中で迷っているうちに、家ともどもに流されて不幸になった老人や若者がたくさんおりました。  今、日本の国は長寿大国と言われます。高齢者が元気に・・・おります。災害に遭われた方は仮設住宅等に入居をされておりますが、その仮設住居が高齢者の身体障害者とか、そういった障害者に合う、いわゆる段差のない住宅を提供してくれておったかどうかということも、また一人一人老人、一人老人で生活している方の孤独感、こういったことも防止対策を考え、お年寄りが、弱い者が弱者にならないように、今後高野町としてきめ細かな施策実行を希望するものであります。  私も阪神淡路の地震のとき、神戸の中央区に出向きました。7日間救護避難所に薬剤師としてボランティア活動に参加してまいりました。飲んでいる薬は家に置いてきて、何を飲んでるかわからんのよというお年寄りがたくさんおりました。病気をいろいろと聞き、こんな薬違うか、こんな薬違いますかと尋ねて、そして薬を判別していつも飲んでいる薬を提供できる。お医者さんや看護師と一緒になって、そういった活動を続けてまいったわけでありますが、こういった今ボランティア活動に参加している方も、そういうことにも出くわしているんじゃないかなと私は考えております。  このように着の身着のまま被災された方というものは、避難するだけで精いっぱいなんです。自分がいつも、先ほど言いましたように飲んでいる薬というものについては、1人の住まいの老人であれば、特に家族がみえていないのでその薬を何を飲んでいるかというものなんかは何かメモでもして、そして避難袋、救急袋、災害袋、そういったものをつくって、若い人たちと一緒に同居しておるならば、若い人たちがそのメモをつくって、おじいちゃんやおばあちゃん、あるいは障害者の方々のそういった袋の中に入れて、そして万が一のことがあれば、これをすぐ見ればどんな薬を飲んでいるんだということがよくわかる。そういうような手だてをしてくれる家庭が少なくなってきております。  これは現代の社会が核家族ですか、年寄りだけで生活をして、若い人と一緒に住んでいない昨今。今までお話ししたようなことは、いわゆるできない社会になってきておるわけです。よく言いますが、遠くの親類よりも近くの他人というようなことわざがあります。そのとおりです。  このように高野町としても高齢者だけの世帯がふえてきます。ふだんから近所の人たちに、このお年寄りはどんなお薬をどこで診てもらっているかということを知ってもらわなければ、いざというときに、災難に遭わずに高齢者が災害弱者とならない世の中づくりになるんじゃないかなと思います。  この質問の中でもライフラインということを私は言いますが、水、電気、衣類、食糧、こういったもの。こういったものについて日常から災害に備えたいわゆる教育と実践というものが期待するわけであります。  そして大きなメーンの2番目として、災害が起きたときに、今日起こった場合、また明日起こった場合、明日になり、二、三日たってから近隣の、高野町であれば自治体との連係プレーというものが三つ目に必要になってくるんじゃないかなとこういうように考えるわけであります。  こういった点につきまして、当町の、以上言った三つについて、お答えを願えればありがたいと思います。  あとは自席でお尋ねしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 災害についてということで、日ごろから考えておかなければならない、自治体が災害に備えなければならないことというようなことで御質問いただいております。  まず道路事情ですが、当町は高野山と富貴を中心として中小集落が点在しております。そのため、地勢的に土砂災害の発生によって他の地域との交通手段が遮断され、孤立してしまう危険が高く、また状況によっては高野町全体が孤立化してしまうおそれがあります。ある程度の期間は外部との応援がなくても自立して生活できるよう備蓄しておく必要があります。そのため伊都農業協同組合や金剛峯寺の備蓄についても、使わせていただくように災害協定を結んでいます。また、富貴地区避難所には備蓄食を置いております。  当町では道路が生命線であると思っていますので、大規模災害発生時には道路交通確保のため、応急復旧できるように県とも連携を密にし、高野町建設業界とも協定を結んでおります。災害発生時における緊急輸送を円滑に実施するため、災害の発生が予想される区域に対しては、災害予防工事の実施、巡回警戒等必要な措置を講じる、県における道路災害防除事業等による防災事業の実施を促進し、災害の未然防止に努めております。  そして、連携なんですけれども、御質問のありましたお年寄りの薬はどうするんなというようなことなんですが、それにつきましては社会福祉協議会が民生委員さんとともに要援護者台帳というのをつくって、どこの病院にかかってある、薬は日ごろどんな薬を飲んでいる、そしてまた万が一のときのその人の親戚、身内の連絡先というようなことの台帳を数年前からつくって整備しております。それが多分役に立とうかと思っております。その分についてはこちらのほうにもいただいております。  また町全体が孤立したり、大規模災害が起きたときに備えまして、町内で自立手段を講じていくことが必要だと考えております。町内会を中心に自主防災組織を結成するとともに、行政、地域という枠にこだわらない、寺院、大学などのさまざまなネットワークで助け合える環境を構築していかなければならないと思っております。避難所もうちには高野山上では3カ所を用意しておりますが、それに対して一番安全なのは黎明館じゃないかというふうな声もあります。大学とのそういう協定を結んで使わせていただくようなことも考えております。まだ大学とは話はしておりませんが。  そういうことなんですけど、町としてはまず町内の自主防災組織づくりを進めております。防災訓練についても実施するように計画していくつもりでございます。  また、ライフラインの確保等なんですが、これにつきましては電気については関西電力と連携を密にしまして、災害時における早期復旧に努めるよう、事前に予想される災害については職員等の派遣も行っていただいております。今回も、前々回も高野町のほうに数名の人が車両とすぐに対応できるような体制をとっていただいております。  電気、電話等の通信設備の予期せぬ災害につきましては、災害による故障発生を未然に防止するため予防対策を実施していかなければなりません。復旧を迅速かつ的確に行い、サービスの確保を図っていただいております。  上下水については、各施設の耐震化等の防災対策の強化を図らなければいけません。耐震整備を行っているところもありますが、まだまだ進んでいないのが現状です。耐震計画により、上下水道の施設がある庁舎や配管設備について進めるようにしております。今の対応として、飲料水の確保のため、2トンと1トンのタンクを使って飲料水の確保を行っております。今回の台風12号による西郷、西細川地区については、タンクとポリタンクにて飲料水の確保に対応しました。  まず、近隣自治体との連係プレーなんですが、災害が発生し、独自では対応できない場合は、県及び他の市町村に応援を要請し、応急措置等を円滑に遂行するため協力体制をとる必要があります。現在は長野県高森町との相互応援協定しかありませんが、近隣市町村、広域に被害が出た場合を想定した遠隔市町村との相互応援協定を積極的に締結し、協力体制を築いていかなければいけないと思っております。  県内の市町村については、県が中心となり、各市町村に応援時指示要請をしてもらい、応援を必要とする人員、物資、資機材、その他必要とするものについても援助するようになっております。本町以外でも大規模が発生した場合については、困っている被災自治体を援助するということでなく、もし本町で災害が起こったときに活用できるように、貴重な危機対応のノウハウを取得するために積極的に応援活動を行いたいと思っております。今回もこういう意味もありまして、新宮市、那智勝浦町、古座川町のほうで人材を派遣しております。  それと、災害発生時に伴い孤立したときの各自治体、警察、自衛隊、消防署、消防団への協力要請の手法ということが書かれてあったと思うんですけど、それに対しましては県に対する応援要請は、町長が知事に対し災害の状況は応援を求める理由等を明確にし、災害対策基本法第68条の規定に基づき応援を求め、要請することになっております。それにより、県及び各自治体の要請が得られます。自衛隊や警察の応援要請についても、町長が直接要請することができますし、知事からの要請もできます。消防士や消防団については、消防組織法第18条により、消防庁の命により要請することができます。また、各地の消防署員で組織する緊急消防援助隊や災害急性期に活動できる機能を持った、トレーニングを受けた医療チーム、リーマットは、要請しなくても判断により、状況により派遣していただけるようなシステムになっております。  以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) たくさん私も質問したので、たくさん答えていただきました。何から言うていいかわかりませんが、逐次気づいたことをお尋ねしときます。  今直近に申されました近隣自治体との連携プレーということでございます。私は町から県、それから国、自衛隊というような感じで応援を求めるわけでございますが、ここではやっぱり高野町として見れば、いわゆる孤立化を考えなければいけないと思います。そうすると孤立化ということになりますと、近隣の九度山町、あるいは野迫川。例えば野迫川であれば経済圏でもあるし、それからまたいろんな交流も深いし、かえって野迫川のあたりは非常に自治体として、奈良県でございますがいろいろと応援してもらいやすいんじゃないかと、こういうようにも考えるわけでございます。  ここで、ちょっとさきの12号台風によって、野迫川の話をちょっとさせていただくんですが、私もちょっと調べてまいったんですが、ちょうど北股、野迫川のうちでも30軒ほどあります。そのうち4軒ほどが流されて、1軒の中でお年寄りが閉じ込められとって、それを住民の皆さん方が助けたと。だから人災はなかったということでございます。  このことについては木瀬町長も多分、この日にちが19日であったんで、恐らく明くる日の20日ぐらいに電話で恐らくやりとりしたんじゃないかと。町長そうですね。村長さんとお話しましたね。それを確認しております。それで、非常にいち早く隣の村長さんに連絡して、また当町は案外と被害が少ないというのは町長が確認できた上で、向こうの村長さんのほう、あるいは副村長さんのほうに、人材派遣とか、あるいは被害状況とかいったものについて確認しているというのを私も知ったもんで、非常になかなかよくやってくれたなと私は喜んで、向こうの村長さんも喜んでおりました。物資の輸送なんかもしますよ、人材の派遣もしますよという話も、町長しましたね。そういう話もしましたね。それは向こうの副村長さんに聞きました。  道路につきましても、スカイラインもいち早く奈良県の振興局、並びに和歌山県の振興局にお願いして、片側通行を可能にしていただいたと。それから天狗木の道もその後9月13日には通行可能になったと。スカイラインのほうは9月11日から通行可能になっております。というようなことも、やはり隣の村長さんなり、町長の近隣の方々からそういう応援するようなメッセージが飛んでいて、そして早くしていただいたということも聞いております。だから、遠くの長野県と一緒に仲よくなっても、こんなときには間に合わない。やっぱり近隣の市町村と仲よくして、連係プレーというものを考えてもらったほうが、こういう災害の多い和歌山県におきましては、絶対に必要であろうと私は考えるわけでございまして、九度山町、あるいは野迫川、こういったところとの自治体との交流、今後も引き続きやっていただきたい。  また、北股の方面ではそういうことで4軒ほど崩壊されたということで、これはパイプラインですか、電気が全く使えなくなりまして、十津川、あるいは那智勝浦、田辺、和歌山県の状況なり、自分とこの県の、野迫川村が、十津川とか、あの辺の状況が全くわからなかった期間が4日間あったと聞いております。ドコモの会社によって発電機を利用させていただきまして、何とか電気が通じる、また電話ができるとなって、初めてそこで十津川の発生の状況を知り得たということも聞いて、ああそうやったんかというような感じもいろいろと聴取してきました。大変なことだったんだなということも、この野迫川では近隣の町村との交流によって、町長もそういうことはすべて聞いておると思いますが、恐らく詳しいことは聞いてないと思う。ただ電話でやりとりしただけじゃないかなと思っております。今現在、まだ北股へは上垣内からは通行できません。制限されております。  そして、先ほど来総務課長から答弁あったとおりでした。いろいろとたくさんの回答をいただきました。防災訓練、訓練といいますが、やはりこれは机上でやるんではなく、こういう表をいただいておりますよというお年寄りの表をいただいとるというだけにとどまらず、役場にあるだけではなく、それを町内会に回して、町内会の会長さんあたりから、またどういう方がこの村におるんだな、町におるんだなということを把握してもらうためにも、やっぱり福祉協議会とか、あるいは南山苑とか、あるいはそういうところからも手に入れて、まとめてそれを資料にアウトラインさせていただいて、そして役場の中に、宝として置いておくんじゃなくて、それを配付して、活用してほしいと私は思うんです。ただもらっておりますじゃああかんと思います。それを活用してほしいと思います。  それから、次ちょっと時間が。災害発生に伴って、高野山が孤立化するわけでございます。そしてしたときに各自治体、また警察、自衛隊、消防団、消防署、こういった方々の協力なしではどうにもならないと思います。そうすると、質問の三つ出しておりますが、この三つについて答弁願います。  私の質問を読ませていただきますと、町として消防団の任務と役割について、それから2番目に任務遂行のために、その能力と限界について、その対策について。3番目、活動を極限に達したときの町のとるべき態度、姿勢を聞きたいと。この三つについて答弁願いたいと思います。  参考までにちょっと申し上げるんですが、全国の消防団の組織についてでも、それぞれの場所によって、消防団の活動の仕方が違います。海辺の消防団の人であれば、海の、先日東日本で襲ったいわゆる水門、こういうものの開閉を消防団の団長がやる仕事があります。ところが高野山においてはこういう山間部では消防団の任務はそういう任務じゃないと私は思います。  そして、また一番大きな仕事としては、人の財産を守る、生命を守る、これが大きな仕事であり、災害が起こったときに避難誘導をする大きな仕事が待っております。こういうような仕事も含めて、報告願いたいとこういうように思っております。既に消防団ではこれの取り組みをしておると思いますが、そういった地域の消防団、消防団はどういうことをせないかんかということをちゃんと皆さんがふだんから消防団の方々は行っていただいておると思います。  こういうようにして、地域ではなくてはならないこういう防災の神であります。こういう消防団のいわゆる我々の防災の守り神というような存在で、ややもすれば住民の避難誘導もせないかんということも、一緒にあわせてそういう避難誘導をしたときに、たまたま誘導の仕方が軟弱な山のほうに引率したために、もろとも一緒に住民の皆さん方と命を落とされたという方も聞いております。そういう極限の限界までやられておるというのは消防団の皆さんの仕事だと、非常に最高の、ハイレベルのボランティア活動をしておるこういった方々、こういう方々の全国でも非常にこういう殉職者という方が、非常に若年層の方が亡くなっている方が多い。年寄りがそういうことをしておりません。若い人がそういうようなことをして、いわゆる巻き添えを食って一緒に不幸になっているという方が全国でもたくさんいてるということを聞いております。こういったことについてもあわせて十分な、補償問題についても、手当についてでも真摯に考えていって、町の考え方を示してください。  以上。 ○議長(﨑山文雄) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 町として消防団の任務と役割についてということがまず1番目だったと思います。消防団は、消防組織法第1条に、消防はその施設及び人員を活用して国民の生命、身体及び財産を火災から保護するとともに、水火災、または地震等の災害を防除し、及びこれらの災害による被害を軽減するため、災害等による傷病者等の搬送を適切に行うこととすると定められております。  また、同法第18条第19条には、消防団については条例で定めることとされていますので、高野町の条例で、高野町消防団の設置に関する条例、高野町消防団員の定員、任命、給与、服務等に関する条例等定めております。これは法的な解釈であり、町としては消防団員の皆様は権限と責任を有する非常勤特別職の地方公務員である一方、他に本業を持ちながら、みずからの意思に基づく参加、すなわちボランティアとしての性格もあわせ有しております。大災害時におきましては、消火活動、要救助者の検索、救助活動、給水活動、危険箇所の警戒活動などの幅広い活動に従事、活躍を期待し、地域密着性や大きな動員力を有する消防団の役割の重要性を認識しております。  災害時にはいろんな活動をお願いすることになりますが、任務遂行に当たっては能力限界があると思われます。大規模災害の発生時の阪神・淡路大震災や今回の東日本大震災の例を見ますと、要救助者の検索、救助活動、給水活動や危険箇所の警戒活動になろうと思われます。災害発生時には消防団だけの活動となりますが、その後は自衛隊や警察へ引き継ぎ、警察、自衛隊、緊急消防援助隊との連携をとりながらの活動となろうかと思います。  また、町長から市町村長への要請によりまして、県下市町村の消防団にも要請できるようになっております。県下市町村消防団の要請をとりまして、協力を仰ぎ、自衛隊の要請も行い、活動人員を確保しなければならない。十分な休養をとっていただきながら、活動をお願いしていただくと思っております。これらについては現在見直しております高野町地域防災計画が近々でき上がりますので、早急に高野町防災会議を開催いたしまして、計画に基づき、各関係機関との連携をとりながら防災計画を進めていきたいと思っております。  よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 2番目と3番目の答えは。 ○議長(﨑山文雄) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 申し訳ございません。任務遂行のための能力限界、そしてその対策についてということで答えさせていただきました。一緒にちょっとそれは飛ばさせていただきましたが、災害時にはいろんな活動をお願いすることになりますがというようなことで、ちょっとお答えさせていただきました。  そして、活動限界に達したときの町のとるべき姿勢を聞きたいということで、県下市町村への消防団への要請を図ると、自衛隊の要請も行いということで、十分な休養をとりながらの活動をお願いするというようなことで、ちょっと抜けましたので、申し訳ございませんでした。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) それは書いたものを読めばそのように書いてると思いますが、実際はやはり私言うように、ぽつぽつと何というんか、机の上でやるんと違って、実践をやっぱり描きながら、どういうようにせないかんかというようなことの表現が欲しいんですけどね。がっと難しい条文を今読まれたんです。読まれただけじゃ我々、僕があせをかきもて、そこでお話ししたように、かみ砕いて、ああ、あんなことを言うとるなというようなことを言うてほしいわけなんですよ。条文をざっと読まれてしもうたら、丸写しのような感じなんで、実際こういうことを町はしていきたいんやと。だけどこういうことはできないんや。今までこういう例があったんだけど、こういうふうにできてないんやというような答えが欲しいわけです。  僕らもこの質問をこういうようにしてくださいというように局長から言われました。だからそういうようにして、きめ細かく説明できるように、条文をだっと読んでもろうたらええわと。机上の空論ではなく、やっぱり実践を伴うような、こういうようにしようやないかというような、話し合いができるような答弁が欲しいんです。ものに書いてるものをだっと読むんやったらだれでも読めるんです。それを、こういうように町はこんなんやけども、こんなことをしてなかったんやと。こういうように書いてあるけども、こんな例もあるんやということを、平野さん、こんな例があるんやというわかりやすい説明をしてもらえば、住民の人たちもわかりやすいと思います。  我々が質問を出すときも、こう書きなさいというように質問されたから、私はそういうようにしてくれるんかなと思って、わかりやすく、こういうようにこんなことを聞きますよと、だからこういうように答えてくださいというような内容を議会事務局長から言われたから、私はそういう答えがもらえるということで質問の内容を書いたわけなんです。だから、そう出て、はい、質問に答えてくださいというて席に戻ってもいいわけなんです。質問したいことは全部この紙に書いておるんやから。  町長、あまり僕ばっかり顔を見やんと、座りますよ。何か言うてください。 ○議長(﨑山文雄) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) これについては、現在、そういう今までに難しい例とか、そういう大規模な災害は起こっておりません。ただし、これについてはこのような職務をするというのは防災計画に基づいて、現在もしこういうことが起こればこのようにしていただくということで説明させていただいております。ですから、例を出せと言われても、ちょっとそういう例は近年来そういう例はうちのほうでは出ておりませんし、消防団にどのように、どこまでを求めるんかというような具体的な例というのもちょっと、いろんな問題があろうかと思いますし、そのときはこのような仕事をしていただきたいというのは消防長とも、防災本部ともそういう連絡をいたしまして、消防団の人にお願いするというような形をとらざるを得ないと思っております。  これはあくまでも防災計画で、このようにして消防団はこのような活動をしていただくというようなことが書いてるので、議員指摘のとおり、決められた文書というんじゃなくして、これはもし高野町がそのような事態に陥った場合、このようにして動くんであろうかというようなことでございます。  それと、これが今見直しをかけておりますが、まだちょっとできるのがいつかというのがちょっと不明でございますが、また新しいこともありましてちょっとまたとまどっておるみたいです。県との協議も終わり次第、高野町の防災会議を開きまして、もちろん消防団の方にも参加していただくようなシステムになっております。そしてそのときに一つ一つをこのような形というような形でお願いして、もし起こればこういう形で援助していただきたいというような形になろうかと思われますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 参考の例というか、いろんな私も参考に自分がやってきたことを、また調べたことを述べたわけです。  やはり東北の地震の折も、当町からも行かれた、行かれてなかったかな。派遣されましたよね。その方々が地にやっぱり見てきておるわけです。そんな報告はないんですか。行ってきた方の報告はないんですか。この間、田辺のほうにいろんな物資を持っていってくれましたね。そんなときに、ただ宅急便の兄ちゃんが物を届ける、それだけでしたか。  担当の課長さんはだれですか。やはり報告書をもらい、もしそういうような質問があったら、実情をお話ししようというような、作文を書いてもらって、職員に書いてもらって報告書をいただいてないんですか。ただ、物を運ぶだけの人だけで、そんな人だったら現地に行ったって何の役にも立たない。ボランティアに参加しようと思って、バスで行ったところで、何の作業の仕方も考えようせず、何をしていいかわからないというような、右往左往するような人間が職員としておること自身が、町の職員として、町長、もっと指揮系統、もっと報告書やそういうものを作成できるような、またこういう場においてできるような職員を育ててほしい。
     福祉課長。私かなり福祉関係に関して申し上げました。感想を言ってください、感想を。答弁でなくて、感想を言ってください。 ○議長(﨑山文雄) 平野君にちょっと申し上げます。けさほどの全員協議会の中で、派遣されたことと物資を送ったということの説明をいただきました。あなたは確かにそういう行為に対して感謝していますということをつけ加えておりましたので、その点だけ申し添えておきます。  町長の発言を許します。 ○町長(木瀬武治) 平野議員さんの質問の意図が少し変わってきたように思います。ただ、東北関東大震災にも職員を派遣をさせていただきました。それとこの間から古座川、今現在那智勝浦のほうに職員を派遣をいたしております。随時職員が帰ってきた場合に、成果報告、状況報告、こちらのほうにいただいております。  そんな中で、活動した中で、いざ有事高野町に起こった場合にという考えのもと、彼らも向こうで頑張って、避難所、避難民のために頑張っております。もちろんこの高野町で起こった場合の有事を考えた反省点等々もこちらのほうに報告をいただいております。  先ほど総務課長のほうから、10番議員さんに対する質問は防災計画の中で的確に書いておりますので、それを的確に答弁をしたと思います。ただ、10番議員さんの質問の中で具体的なことがないではないかというような意味合いのことだろうと思います。  災害に関しましては、今那智勝浦、新宮、古座川を含めて水害というような形が起こっております。当町におきましても、もちろん山崩れ等々、またもちろん水害等も地区によっては起こり得る場所もございます。その辺の部分も含めて、これからもちろん防災計画、防災訓練を具体的な状況を想定した中で訓練をしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 10番、平野君。 ○10番(平野一夫) 結構です。 ○議長(﨑山文雄) 以上をもちまして、一般質問を終わりまして、次に7番、松谷君の発言を許します。  7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 7月24日より地上デジタル放送に切りかわりました。そこで地上デジタル放送についてお伺いします。  まず、1番目にデジタル化の住民に対する窓口はどこでしょうか。企画財政課と思いますが、テレビ受信者センター、いわゆるデジサポと言われる方の相談コーナーも開設しておりましたので、お聞きします。デジサポで相談された方の内容を企画財政課で把握されておりますでしょうか。これが第1問、一つ目です。  それから、二つ目としまして高野山内は2カ所のアンテナでカバーできるというふうに聞いておりましたが、現状を測定器で木々と木々のすき間の電波を探して、何とか屋根の近くで見つける、もしくはその近くの山で見つけるような状態の地区があります。本来ならば測定しなくても屋根にUHFのアンテナを立てる状態で映るような状態にするのが新設アンテナ高野局の役目ではないでしょうか。木が考慮されてないと発言される電気業者の方もおられ、今後は木が大きくなるにつれ難視地区がふえることも考えられるのではないでしょうか。  三つ目としまして、天候によって難視地区があります。一応難視対策として衛星放送で対応されている方もおられますが、東京の放送であり満足されておりません。雨でこの状態ですので、積雪の場合長時間難視になることも考えられます。昨年秋設備された方で、6、8、10チャンネルが映らなかったという話も聞いております。この対策は考えておられますか。また関係機関に相談されていますか。なお、今回の12号台風で全く映らないという方もおられます。  以上につきまして、御回答をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 日吉田企画財政課長。 ○企画財政課長(日吉田健五) 御説明させていただきます。  今窓口はどこかというまずお話なんですけども、住民さんに対しては高野町役場の企画財政課でございます。  あとデジサポの内容です。この間、6月23日からこの8月25日まであったわけですけども、相談のない日もあったりですけどもね、おおむね七、八件ということで、内容的には私がデジサポの職員さんから聞いたところでは、雨の日にはテレビが映りにくいよとか、そういった受信状況のこととか、あとチューナーの値段がどうですかとか、そのようなことが大多数ということになります。  あと基地局のお話やったと思うんですけども、高野山の場合は2カ所ございます。1カ所が南側にある高野山局、北側にある東局がありまして、それぞれ出力も多少違うわけですけども、それで一応カバーできるということで当初設計を組まれているというふうに考えております。  あと、そういうことですけれども、雨の日とか、先ほどのデジサポへの相談というのも同じことなんですけども、現実的にはそういった天候による画面の乱れがございます。これはデジタル波は御存じのように、電波の性質上、アナログと違ってある強度以下であれば映らない。ちょっと上がったら映るとかいう、そういう性質的なものもありまして、従来のアナログだったら映りにくいけど映るよというようなことでないような電波の性質というふうに聞いております。  木の問題でしたかな。高野山は木に囲まれておりまして、樹木に囲まれております。当初、だからそれらを考慮して設計されているというふうに考えます。この事業主体はNHKと民法各局による合同の事業でございまして、町は基本的には参加をしておりません。したがってお金も出しておりません。そういうことで、設計をそういう方で、そういう組織で協議会等でやられて実施をしてるんですけども、そういった現象が起こっているのは事実かというふうに思っております。  とりあえず以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) わかりました。話はわかるんですけれども、それに対して対策をどうするのか。今後町としてどう考えられているのかというのをお伺いしたいんですけれども。 ○議長(﨑山文雄) 日吉田企画財政課長。 ○企画財政課長(日吉田健五) すみません。ちょっと抜けまして申し訳ないです。  それで最近では8月26日に和歌山市のほうで、和歌山県とか各市町村、近畿総合通信局、ここが結局デジタル化の推進部局、総務省のもとにあるわけですけども、それと外郭団体的なデジタルサポート和歌山、そういったところと、また放送局においてもそういった会議があったわけです。そこでうちの担当者が、ほかの市町村もあったと思うんですけども、こういった現象があるよと、何とかしてもらわな具合悪いということで、会議でも提案をしております。これは当然全県下でもいろいろ同じような感じで起こっているんかなと思うんですけども、検討しますと。状況把握したいと。ただ、日程については今のところ決まっておりません。  町としましては、これはそもそもこのUHF帯のテレビ電波のデジタル化事業というのは国が電波政策の変更をしたというところに起因している問題でありますので、基本的には国、総務省の責任であるというふうに当然考えております。窓口は住民さんに対しては町ですけども、あくまでも国が責任を持つべきものであるという観点で、今後も強く対策を県や国に対して要望していきたいと考えております。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) ありがとうございます。  高野局の出力ですけども、A局が0.1ワットですか。B局が0.3ワットと聞いてますけれども、要するに今の現状は要するに雨の日に映りにくい、雪のときに映らなかったというようなことを改善するために出力を上げられないのでしょうかという質問をちょっとしたいと思います。  他局との混信も考えられるということですが、上げられると発言される業者の方もおられます。いかがでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 日吉田企画財政課長。 ○企画財政課長(日吉田健五) 御説明させていただきます。  先ほど申しましたが、高野山局が0.1ワットというふうに聞いてます。これは南側にある局ですけども、あと北側に高野山東局、これ0.3ワットというふうに聞いておるんですけども、それについても会議等で、これ出力を上げることはできないのかというふうな質問をしました。したところ、四国方面に混信を起こす可能性があると。  また、これはNHKの話なんですけども、現在の機械設備ではすぐに対応できないというような、そのとき回答といいますか、そういった返事をいただいております。  そしたら、新規に電波局を建てることができないのかということも言うたんですけども、今は別の箇所に建てる予定はないというような返事で終わっております。  先ほども申しましたけども、今後そういったことで対策についてはそこも要望していきたいというふうに考えておりますので、どうかよろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 2カ所にアンテナを設置したにもかかわらず、品質ですか、電波の品質といいますか、ばらつきがあるため、従来使用していたUHFのアンテナを方向をかえるだけで映る方もおられます。何度も業者、もしくはデジサポを含め来ていただいて、多額の費用を負担してでも雨で難視になるところと、費用の負担及び電波に対しては非常に不公平感を持っておられます。天気のよい日に調査するのではなく、本日のような雨の日、それからまた積雪の日等、今後調査をするときにはそういうことも考えて、再調査を関係機関に申し入れていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 日吉田企画財政課長。 ○企画財政課長(日吉田健五) 御説明させていただきます。  先ほどのアンテナの方向をかえるだけで映る場所とか、また費用を負担している方がおられるということで、不公平感があるんじゃないかというお話なんですけども、高野山において大半の世帯においてはこのUHFのアンテナの方向をかえるだけで済む事例が多いかなと思います。しかし、先ほどからのとおり、映りにくいところがあります。それはアンテナの箇所の置かれてる地形とか、樹木の関係とか、当然先ほどからの天候なんかで信号が低下するというんかな、それとか当然従来UHFで来ていたアナログ、アンテナは基本的には一緒でいけるんですけども、古いアンテナとかコードであれば、そういった経年劣化というのが考えられますので、そういった理由もあるのかなと。  また、アンテナをちょっと上げたり下げたり、特に上げたりする移動とか、ちょっと角度をかえて移動さすとか、そういったことでも受信できる場合もあるし、できない場合もあると。状況によっては増幅器をつける必要もあるのかなと思うんですけども、こういった場合は、やっぱり線が長くなったり、増幅器を設置したりしたら、多少の経費はかかると考えられます。  今の高野山の受信形式は個別受信方法でございます。山外とか、富貴と高野山はそういうような感じになっておりまして、それ以外の地区については、基本的に共同アンテナで、それを各戸へ配信するという、線でつながっていますので、基本的には同じ条件ではございますが、こういった個別受信の場合は、当然置かれてる家の位置とかによって異なってきますので、すべての世帯を同じ条件に合わすというのは実際問題不可能かなというふうに私、事務サイドでは考えております。  先ほどからの国とか県を通じて出力を上げるなり、基地局を新たに設けてもらうとか、そういった対応しかないのかなというふうに、今の段階ではそういったことで思っておりますので、御了解いただきたいというふうに、とりあえず今の時点では御了解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 今課長のほうから、大半の家はもとあったUHFのアンテナを方向をかえるだけで映るというお話ありましたけども、大半の方は新規にアンテナをかえられたんではないでしょうか。私はそういうふうに思ってるんですけども。要するに従来のUHFのアンテナを方向をかえただけで映った家庭というのは少ないんではないですか。 ○議長(﨑山文雄) 日吉田企画財政課長。 ○企画財政課長(日吉田健五) 御説明させていただきます。  確かに従来のUHFでも飛んでくる電波の拾い方によっては映る場合もあると思います。新しく買いかえられて、年数とかたっているということもあってかえられている家庭もあると思います。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 未整備地区があります。現在難視対策の対応をしておりますが、いつまでに地上デジタル化が完了できるかお伺いしたいと思います。先ほど中前議員の回答の中で、本年中と回答されておりますが、本年中に完了できますでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 日吉田企画財政課長。 ○企画財政課長(日吉田健五) 御説明させていただきます。  先ほど中前議員さんと重なる部分があるわけですけども、現在、未整備地区は大滝地区、けさ述べた樫原地区、東又地区、湯川の宮垣内地区があります。  それらについてはBSの衛星放送で、関東の地上デジタルテレビ局を受信しております。あと筒香地区と高根地区については、民法は関西が見れてるんですけども、NHKについても見れてるんですけども、テレビ和歌山とNHK和歌山というのが未整備の状態でございまして、大滝地区と筒香地区、高根地区については本年度内に完了できるように今事務を進めておりますので、その辺で御理解いただきたいと思います。  あと、樫原地区、東又地区、湯川の宮垣内地区等につきましては、けさも申しましたけれども、世帯数が単数、もしくは複数の2軒とか、宮垣内地区は4軒ございますが、そこで組合とかつくってあれしても維持管理というのがこれ後々大変な状態になる場合があります。維持管理については基本的にはその受信組合が責任を持って維持をしていただくということもありますので、そこらが大きなネックになるのかなと。  一応BSの受信については5年間継続できることになっておりますので、その間、国のそういった電波行政の変更でございますので、そこらを強くあれして押していって、その辺の地域についても対応できるようになるべく早く方向性を出していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 今のお話と連動するわけですけども、現在共聴施設をつくったところの組合、共聴施設は組合の所有と聞いておりますけども、高齢化が進んでるというのも御存じのとおりでございます。特に、人口の少ない過疎地域の施設の維持管理については、近い将来非常に無理が生じるんではないかなというように考えるんですが、今現在設備が終わっているところについてはいかがでしょうか。もちろん全国同じやというふうな発言をされれば同じことなんですが、高野町としてどう考えておられるのでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 日吉田企画財政課長。 ○企画財政課長(日吉田健五) 御説明させていただきます。  今の共聴組合がそういった過疎化の進行の中で維持できない、管理が維持できないという事態のことであると思うんですけども、基本的には共聴組合が責任を持って維持管理すべきものと考えております。  しかし議員さんも触れられたように、これは全国的な問題、高野町だけじゃなくて、全国的な問題だと思います。今後の状況いかんでは、今後というても、もう今でもそういう状況かもわかりませんけども、今設置したばかりなんであれなんですけども、状況によっては対応も、国とかの援助も含めて対応も考えていく必要があるのかなというのが現時点での考えでございます。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 7番、松谷君。 ○7番(松谷順功) 以上でございます。ありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) 以上で松谷君の一般質問を終わります。  しばらく休憩します。               午後 2時07分 休憩                午後 2時20分 再開 ○議長(﨑山文雄) 休憩前に引き続き、議事を進行します。  一般質問を続けます。  6番、大西君の発言を許します。6番、大西君。 ○6番(大西正人) 失礼いたします。  議長よりお許しをいただきましたので、質問をさせていただきます。防災対策についての質問でございますが、先ほどからの質問と重なるところは何とぞ御容赦をいただきますようにお願いいたします。  前回の台風12号によります大雨で、近隣市町村では河川のはんらん、また大規模な地すべり、土砂崩れなどが発生いたしまして、甚大な被害をもたらしております。今も行方不明の方の捜索や復旧作業が続いておるわけなんですけれども、当町においては土砂崩れなどによる道路の被害が出ておりますが、重大な人的被害などは報告されておらず、安堵をしておるところです。しかしながら、近隣の災害を受けられている地域の方々を思うと胸が痛くなるのは皆さんも同じであろうと存じます。6月の議会でも防災のことに関して質問をさせていただきましたが、このような大きな災害が身近に起きている今、ますます防災対策の重要性が伝わってくる思いがいたします。  朝の全員協議会におきましても、動きにつきましては総務課の防災対策推進室のほうより説明を我々も受けましたが、12号台風のときに災害による被害を最小限にとどめるために行政としてどのような対策、対応をしたのか、そこのところをお聞きしたいとそういうふうに存じます。  あとの質問等につきましては、支援員につきましても含めまして自席のほうでさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 ○議長(﨑山文雄) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 今回の台風12号時に防災としてどのような対策、対応をしたかという御質問にお答えしたいと思います。  台風12号の接近に伴いまして、大雨洪水警報が発令された9月2日金曜日の夕方、課長を召集しまして、今回の台風に備えた対応について説明を行い、台風の予定進路が和歌山県を外れることから警戒態勢1号を発令し、総務課3名、企画財政課1名、まち未来課1名、健康推進課1名、建設課2名、生活環境課2名、富貴支所1名、教育委員会1名、高野山病院1名、消防署3名の合計16名を待機しまして、夜中でも状況に応じた配備体制2号、3号にも対応できるような措置をして各課に指示をいたしました。直撃ではないという予想でしたので、消防団には待機要請はしませんでした。台風の通過が遅いということでしたので、翌日3日、土曜日についても警戒態勢1号の対応ができるようにしました。この警戒態勢については、近隣のかつらぎ町、九度山町の状況も聞かせていただきまして判断いたしました。  そして、台風通過後の4日、日曜日には各地区の被害状況を把握するため、建設課は道路関係、まち未来課は農林関係、富貴については支所、その他の状況については2課1支所を除く全課から18名の職員を動員し、6班での被害状況の把握ができる体制をとりました。  2日、金曜日の待機については13時10分に大雨洪水暴風警報が発令されましたが、道路の崩壊等の連絡があれば建設で対応し、他は町内や河川の増水の見回りを行い、橋本市や紀の川市は警戒水位を超えるとの情報が入りましたが、高野町はあふれるほどの水量はふえてなかったのと、道路のがけ崩れや倒木等の通報がありましたが、建設課と県建設部が対応していましたので、消防団の待機や配備体制に切りかえないで、警戒態勢のまま翌土曜日もそのまま継続しました。  また、2日23時20分にはJ-ALERTによる土砂災害警戒情報が発令されましたが、高野町全域が危険区域であるのと、夜間でしたので、夜間の避難は危険を伴うため注意を呼びかけるにとどめました。自主避難は上筒香2名、下筒香3名です。台風通過後は当初の予定どおり、各班に分かれて被害状況の把握を行ったのが今回の台風12号に対しての対応でございます。  大雨警報が解除になりましたのは9月5日月曜日の10時50分です。また、土砂災害の危険箇所につきましては、現在県の委託業者が調査中ですので、結果が出ましたら報告させていただきたいと思います。関西電力は2日から4日にかけ、停電に備えて今回も高野山に職員、車両を派遣していただき、待機をしていただいて、停電時にはすぐ対応できる体制をとっていただきました。  以上でございます。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 職員のほうも関係諸団体のほうも警戒態勢をとって、いつでも出動できるといいますか、箇所に配備できるような体制になっておったようなんですけれども、消防団に対しては、直接の進路ではなかったこともあったり、また近くの町村とも話し合って要請をしなかったということなんでありますけれども、危険も伴うことですから、簡単に消防団の出動を要請するということはなかなかそう軽々にはできないと思いますけれども、12号台風のときはこの高野町に大雨警報が出まして、また洪水、暴風の警報も出ました。そして土砂災害の警戒情報発令、こういうことも出たということも含めまして、消防署のほうはもちろん警戒の体制をとっておったわけでありますけれども、広範囲の地域を警戒するために、やはり消防団にも要請をかけて、受け持ち地区の見回り、そういうものをお願いすべきであったのではないかなと私は思うのですが、このことに関しましてはどのように考えておられますか、お願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 確かに結果的には消防団の待機をお願いしなくてもよかったというような状況ではございます。ただし、住民の方は非常に不安がっておったというのも現状でございます。  前々回のときには消防団の方も待機していただきまして、台風の通過後に解散していただきました。そういうような経緯もございます。こちらのほうも一応判断をして、なるべく負担をかけないようにとは思っておりますが、台風の今回のようなちょっと雨のひどいというようなときには考えていきたいと思いますし、それは消防長とも連携いたしまして、消防団長、そしてまた待機をどのようにしていくかというのもちょっとその前に話し合いを持ったらよかったなと思っておりますので、今回のことも反省いたしまして、次回からはちょっとそういうような形で、もしその後で何もなかったというような事態が起ころうかとあっても、待機していただくというような配慮も考えていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。
    ○6番(大西正人) 私も求めておったような感じの答弁をしていただきました。地区によっては孤立するおそれがある場所や、お年寄りだけのところでは不安なことであったように思います。ですから、私としましてはできることかどうかはわかりませんが、何らかの新たな規準を設ける、そういうようなことによって、消防団や関係団体が警戒などに出やすいような体制づくりがもしかしたら必要ではないのかなとそこまで思ったわけですけれども、そこまでの規準を新たに設けるというようなことまでは考えておられませんか、どうですか。 ○議長(﨑山文雄) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 職員の初動マニュアルには、大雨警報、洪水警報、暴風警報が出る場合には警戒態勢第1号となっております。ですけども、一応高野町に大雨洪水警報が出てある、発令されたというても、高野山上で雨も降ってない、支所のほうへ電話しても、いや大丈夫ですよ、そんな雨じゃないですよというようなこともあります。そういうこともありますので、一応規準というような形ですか、雨量が何ミリとかいうような形はとりやすいと思いますが、ただ単に警報だけではちょっとそういうふうに御負担をお願いするというようなことも考えておりませんが、その辺も十分に消防署、消防団の団長のほうにちょっと話させていただきまして、警戒態勢、もし配備体制がとれるような形を考えていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) まさに総務課長のほうにいろいろと判断をいただかなければならないような状況が続いて、課長としましても苦しいことであったとは思いますが、やはり住民の安心、安全を考えますと、一丸となってそういうものに取り組んでいただきたいとそういうふうに思うわけです。災害時の体制の強化ということはもちろんでございますけれども、災害を未然に防ぐための体制づくりを消防団も出やすいような形を考えていただければ、ほかの諸団体にもお助けをいただくような体制がとれるような、そういう対策を早急に行っていただきまして、当町の安心、安全のまちづくりにこたえられるような防災対策を実施するようにお願いいたしたいと思います。  続きまして、支援員のことに関しましてお尋ねをいたします。  高野町が21年度より行っております村づくり支援員の導入、これは全国的にも注目をされまして、各地から視察や問い合わせを受けているとそういうふうに聞いております。集落の一員となって、住民とともに地域の元気再生に取り組む、そういう活動が実れば、その地域の喜び、存続、それはまた高野町の魅力のアップにもつながり、訪れる人たちにも満足度を高められるのではないかと私のほうも期待をしておるのですけれども、当初、期間3年と聞いております。住民の方からも支援員で来ている方たち、来年はどうなるんですか、そういうようなことも聞いてもおります。その地区でなくてはならないような存在になっていれば、余計にいなくて困ってしまうようなそういう事態が起こらないのか心配をいたしております。  本年で3年目を迎えているわけでありますけれども、支援員の今後をどうされるのか、そこをお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 議員から御指摘いただきました村づくり支援員について御説明申し上げます。  21年からこの支援員制度を導入したわけでございますが、一応3年間という区切りの中で支援員を採用してございます。それで支援員の役割につきましては、いろいろとその地域によって違うものもございますが、ねらいとしまして、地域の課題を地域住民が一体となって解決するために行う支援という形でございます。地域の課題や、地域の元気な形、これは画一ではないので答えはないと思います。しかし、地域に住みながら、地域の一員となって仕組みをつくるというのがこの支援員事業の大きなねらいでもございます。  それで、本年で3年を迎えるわけでございますが、この3年を迎えた後どうするのかという支援員の今後でございますが、支援員の今後というよりも、地域の今後ということに大きなウエートを占めているんじゃないかと思います。支援員につきましては、一応当初から3年という形で、その約束で来ていただいております。  この支援員事業につきましては、いろいろ地域でも当然トラブルもございましたり、喜んでいただいたりとか、右往左往する中で23年度を迎えたわけでございますが、支援員の今後について、事業実施3年目が終わった今で所見、検証を本年しなければならないと感じております。地域に新しい風を入れるという意味で、町外の人材を21年に採用いたしました。外部からの視点で集落の魅力を再認識できるんではないか。地域の習慣や文化、地域性など、地域に長く住み続けないとわからないというような事項については、認識を深めることに時間がかかって、集落内で仕組みづくりにまで至っていないという支援員さんもございます。  また、地域に根づいた支援の形ということで、Uターンの方を支援員に採用した、これ22年に採用してございます。地縁関係とか地域性など、地域の実情がある程度理解できているので、スムーズに地域に入れたというふうないろんな現状がございますが、この支援員を配置した集落支援の方向性を見出す、そういう中で地域ができることと、行政がすべきことと、地域と行政でつくっていくこと、そういうことを支援事業を行ってきた中で的確に検証して、高野町の過疎対策の方向を本年見出していかなければと考えております。  ただ、支援員さんが便利屋さんのような形で集落へ入られとるというふうな現状にもなりつつございます。ただ便利屋さんという形で地域に入られていても、やはり将来を見据えた形の便利屋さんというような形であればいいんですけど、今日、明日の生活の支援についてのそういう活動であれば、これ永遠にその地域へ住み続けなければならないということもございますので、一応21年に採用した支援員さんについては、3年間の23年度で終了して、その中で支援員さんがどういうふうな形でこの地域を課題や地域の活性化の手法をとってきたかということを検証しながら、その地域を再生していかなければならないと考えております。  幸い22年3月に過疎地域の自立促進法が7年間閣議決定で延長されたと。その中で内容も充実された形で、ソフト事業までこの過疎地域促進法の過疎債で使えるというふうな、高野町にとっては大変ありがたいような仕組みが国のほうでもしていただいたので、そういう過疎地域自立促進法を活用したり、また今各地域でミーティングを行っております過疎集落の地域の再生、そういうことも踏まえながら、この集落支援員さんが3年間つくってきたそういうものを参考にしながら、今後まちづくりをしていく必要があるんじゃないかと考えております。  それで、支援員さんがつくってきたその地域の方と、今年の秋から地域づくりについてミーティングをしながら、その地域の魅力をどのような形で引き出させたのか、そういうことを検証する最後の年と感じております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 私のほうで支援員の今後というようなことで発言をいたしました。今課長のほうからの答弁の中で、地域の今後、確かにそのとおりだと思います。支援員の今後、地域の今後、非常にそこのところ非常に懸念をして質問をしておるわけでございますが、山内を中心地区ととらえて、支援員の人が入っておりました。  その町内の受け入れた方にお話を伺いました。その方々はどういうことで中心集落に、それは小田原通りでありましたが、受け入れたんですかと伺いました。そうすると、やはりちょっと事情が違っておりました。地区によって違うというのはそこだろうなと思ったんですが。その町内外より発展するための将来設計を描いていただき、それに基づいて自分たちも行動していこうと、そういった前向きなまちづくりのために支援員の人には期待し、話し合ってきた。そういうふうなお話を伺いました。  周辺地域とは事情が少し違いました。大分といいますか、支援員の取り組み内容も地域によって変わってくるのかなと、そういうふうに感じた次第でございます。  高野山地区で受け入れて、この中心地区で、その町内の方が考えていた支援員の人に、まちの魅力をアップしていただく、そういうような絵図面を描いてもらって、参詣や観光で訪れる人々をふやして、そして宿泊や滞在時間を少しでもふやすような、そういうことができれば、高野山地区中心集落がですよ、高野町をひっぱっていくエンジン役をこれからも担っていくことができる。そして周辺地区の再生を可能にすることもできるんではないかと、そういうふうに私は考えるんですけども、このことに関してはいかがでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 当然、この周辺集落と高野山のつながりというのは以前からすごいつながりがあって成り立っておったという時代もございました。それで経済の流通から始まって、周辺集落が高野山を支えていた時代もあったということでございます。  そういう中で、高野山の山内で1地区、西小田原でございますが、支援員さんが実際入って、その地域の中で西小田原発、高野山の中での支援員の一つモデル地区というような形で入ったわけでございます。  高野山の地区へ支援員が入るということについて、町の中でも大分議論したんですが、やはり高野山の中でも全体じゃなしに、一町内の中で一つのモデル的なものができればというふうな、そういった周辺集落へ入る支援員と違った形で入ったわけでございますが、やはり町内が思っておったことと、支援員さんが思っておったことと温度差が十分ありまして、それで支援員活動が十分にできないということで、何とかいい形でしていただいたらというふうなことで再三お話ししたわけでございますが、地域が望む支援員さん、地域が目指していることに支援員さんも入っていって、一緒になって、地域と一体となってやっていかなければならないという、そういうふうないろいろ問題点があったわけでございますが、高野山の山上においては幸い観光協会、商工会青年部の方とか、いろんな地域を支える団体もございますし、そういう中でもう一度リセットかけてもいいんじゃないかという町のほうの判断で、高野山内の支援員さんにつきましては23年、ことしの3月で一応終了したわけでございますが、決して山内と、山内というんですか、高野山の山上とそういう中で地域とつないでいくというのは重要な施策でもございますし、周辺集落の過疎が進んでいく中において、この高野山の役割も大きいものと考えておりますので、この支援員活動の結果を踏まえて、いろんな形で検証していかなければならないかなと考えております。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君。 ○6番(大西正人) 支援員活動の検証もしていき、今後のことを考えるというようなお考えであろうと思いますけれども、私は昨年でしたか、高野山大学で行われた、これは発表会を兼ねた講演のような感じであったと思うんですけれども、そこに行ってまいりまして、そこで石垣村、杖ケ藪と村づくり支援員、そういう題で活動の報告をする支援員の方、そういうことにめぐり会う機会をいただきまして、そのときに杖ケ藪地区の皆さんとその支援員との暮らしぶりを編集ビデオで見せていただきました。  そのときに、その地区で長く営々と続けられてきたような行事、行い事、そういうことを当然のように淡々と行っていく姿を見たときに、そこに住む人たちの気高く、誇りに満ちた顔がそこには映っておりました。この集落、なくなっていくようなことがあっていいのかなと、そういうふうに感じたわけなんですけれども。  そこで支援員の方が、今五つの地区で頑張っておられる。一つは大滝地区、そして湯川のほう、そして花坂地区、そして細川地区、もう一つ、5人の方頑張っていただいて、杖ケ藪も入れて5地区になるわけですけれども、この支援員の方々にこれからも地域の元気再生に向けて本当に力を発揮してもらって、いつまでも各地域の集落が長く日々の営みを続けられるような、そういう仕組みづくりを探しているんだ、考えていただいておる、地区の人と一緒になってというようなお話をいただきましたので、そういう営みを続けていけるそういう仕組みづくりですね、そういうことを村づくりの取り組みとして今後もお願いしたい。ぜひとも支援員の方々に頑張っていただきたい、そういうふうな私の気持ちを申し上げまして、以上で私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大西君の一般質問を終わります。  一般質問を続けます。  8番、所君の発言を許します。 ○8番(所 順子) それでは、一般質問をさせていただきます。  まず、景観条例についてですけれども、その前に簡単明瞭、事務的答弁ではなく心ある答弁をよろしくお願いをいたします。  景観条例について質問させていただきます。  平成20年ごろから盛んに高野町の景観について議会でも遡上に上がりましたが、景観計画とともに高野町景観条例が制定されたように思いますが、既に発効はしておりますか。  条例の第7章だったかに、高野町景観審議会がありますが、この会議は定期的に開催されるのですか。町長の諮問に応じて随時開催されるのかをお伺いいたします。  あとは自席で質問をさせていただきます。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 御質問いただきました件について答弁させていただきます。  景観条例につきましては平成20年12月議会におきまして承認をいただき、条例化をさせていただいております。平成20年12月18日に条例第29号、規則第19号ということで公示させていただきまして、平成21年3月31日より施行しております。  その中で景観審議会というものがありまして、会長が招集して、2カ月に1回程度行うということで、現在も重要案件等がありましたらその都度会長に招集をお願いいたしまして、昨年度は3回、6月、9月、12月の3回に開催していただいております。 ○8番(所 順子) 町長の諮問に応じてるんですか。 ○建設課長(今井俊彦) 諮問に応じてというか、重要な案件というか、きちっとした景観計画というのがありますけども、景観計画というのは漠然としたものであって、こういうものをつくるんですよというものは提示させていただいてますけども、それによって施主さんの思いとかいろいろ出てきまして、いろいろその都度検討もせないけないこともありますので、審議会につきましては会長が招集させていただいております。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) ただいま町長の諮問ではなく、会長さん、景観条例の審議会の会長さんということでよろしいですか。そういう意味ですね。  条例も発効され、審議会も開催されているようですので、お伺いをいたしたところでございます。  それでは、本題に入りたいと思いますけれども、大師協会前の浄菩提院に建設された注文再建工事作業館は、審議会にはかけられたのでしょうか。これについてよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) この案件につきましては、いろいろとああいう場所で建てるということにつきまして景観審議会で審議をしていただきました。  まず目的というのがありますので、どういう目的で建てるかということ、またそれはどんなことをするためにそういう施設をつくるかということについても審議を行いまして、いろいろとこれにつきましては景観審議会にかかる前に金剛峯寺のほうとも担当者ともやりとりをして、現在に至っております。審議会にかけたということでございます。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 私にはどうしても会議にかけられたとは考えられません。  まず、なぜあの場所に作業館が必要なんでしょうか。開祖法会のアピールをするのが目的でしょうが、場所がら適所とは思えません。  次に、赤い柱が立っていますが、これは何のためでしょう。私はこう理解しております。これは目印、看板なのだと。当局はどのようなお考えでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) あの場所といいますのは、高野山の中心地になると。今回中門の建設を行ってますので、中門に近いところに中門で使う材を加工する場所、今幼稚園の跡地の中でもしてますけども、もっと見えるところで皆さんにPRしたいということで、あの場所を選ばれたということを聞いております。  赤い柱が立ってますけど、あれは中門の柱の再現です。ああいう形の柱が何ぼもできて中門ができますよと。上についてます飾りみたいなものがありますけど、あれが1階と2階を結ぶ木造建築の重要な役割を果たすものになるということで、そういうものをつくるところを一般の人に見てもらうための作業館ということになってございます。  ますといって、木を組んでいくつなぎ目のことですね。1階と2階を結ぶ柱を、1階と2階を結ぶものをあそこでつくっているということです。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 私の質問とちょっと外れてるんですけれども、あれは看板かどうかという、目印か、それはますというんですか、それは看板ではないということなんですか、それはどうなんでしょう。 ○建設課長(今井俊彦) 景観計画上、あれは工作物という認定をさせていただいてます。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) あれは多分中門の柱の一部を形どったもので、参拝、観光に来られた方に中門を建設することをアピールするためのもので、看板以外の何物でもないのではないでしょうか。なぜならあの色は建設される中門に塗られるとお聞きしている色、まさに大塔と同じ朱色なのです。このあたりを審議会はどのように答申したのでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 議員承知のとおり、中門と同じもののアピールです。名目も何も変えてませんので、あれについては工作物扱いです。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 私はお店でいえば看板のようなものだと理解はしておりますけれども、工作物という建前というんですか、そういうふうなのをつけ加えただけかなというふうには感じております。  次に、道からわざわざ見えるようにキャラクターのこうやくんをべたべた張った自動販売機が置かれております。これも許可したということでしょうか。条件の景観区域内の形態意匠などの制限には、看板は木製で、幅2メートル以内、高さ1メートル以内とされ、自動販売機は公共の空間から見える場所は色彩、設置位置、目隠しの配慮をするとなっていますが、今はそうなっておりますか。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) これにつきましては、公共空間から見える場所等につきまして、審議会でいろいろと審議をいただいております。自動販売機の色彩です。色彩につきましては本来ならばコカコーラの文字が入った赤色のものを予定されてたらしいんですが、それに配慮したと。要するに赤に白いものを加えて、少し赤いのをぼやかしたと。ただ、こうやくんの白いものがたくさんありまして、遠くから見れば白く見えますけど、近くへ行けばこうやくんだらけになってしまうというのは今指摘されたとおりでございます。  これにつきましても現在オープンを迎えまして、とりあえずあの場所でさせてくれということでしたので許可をしておりますが、今本山と詰めてますのは、建物の中に入れるか、もしくはあれを目隠しをしてくださいということで、今審議会の指摘もありましたので、その旨本山には伝えております。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 私には決して白には見えません。あれはまさしく赤です。そしてあの色が通るんであれば、すべてのものが通ってもいいというふうに私は思うんですよ。そしてあの柱も通るんであれば、赤色ですしね。その辺は次にちょっと質問をしたことを言わせていただいて、後でまた言わせていただきますけれども。  私は新築に際し、壁の色に文句を言われ、塗り直した方を知っています。また、届けることなく短期間で工事を終え、看板を設置している方もいるらしいです。その辺のところはどうお考えでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 以前に壁の色を塗りかえたということは聞いております。話し合いの中で塗りかえていただいたというふうには今理解しております。  それと看板とか家を許可なく建てたということでしょうか。そういうものについてはやっぱり申請が出てきた段階での対応ということですので、建築基準法等もありますので、そこらについては無届けで建てているものがあれば振興局のほうに通知をして、指導を受けてもらうという方向はしております。看板については立てられている、まだ景観条例等につきまして十分把握をされていない方もおられると思いますので、その点は指導させていただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 今お聞きをいたしましたですけれども、あれがすべて審議会で通るのであれば、皆通してもいいと私は思っております。なぜなら、ガソリンスタンドの看板を色をかえてくれ、高さを低くしてくれとか、銀行の看板もかえたところもございます。この条例ができた最初のときには、まだ自動販売機もどこかに隠せというふうな割ときつい条例が出ておりました。そしてあの条例の中には新しい建築物には外壁をつけるとか、そういういろんな条件がはめ込まれていたと私は思っておりますですけれども、最近になればその景観条例がとても崩れてきているように思います。今の状況では厳しい景観条例には当てはまってはおらないと思っております。それは審議委員の方がどの方かは知りませんが、もっと公平に審査することが重要だと思いますし、本山さんだから許可するとか、そういうことではないんでしょうけれども、あの自動販売機、そしてあのアピールする柱、景観条例には本当にふさわしくないとは思っております。これはもっと公平に審議をすることを願いたいです。  この景観条例は私は反対をいたした身なんでございますが、これをつくってしまっているのであれば、もっと審議すべきでもあるし、これを審議する方たちがこのような審議で不公平さを欠くのであれば、この審議委員さんたちにも問題があるとは思っておりますので、この辺のところをもっとしっかりと審議していっていただきたいと思います。どうぞ答弁を。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 一般の住宅を新築する場合と、ああいう具合に展示を兼ねたものをする場合とのやはり差があるというのは歴然と出てきます。なぜならばあれはPRするためにしているもので、いろいろと普通のつくりでつけた場合中が見えないとか、いろいろ問題も出てきます。そやからそれに沿ってあの建物が1200年の法会を迎えて、その中でいろんな催し物をする、PRをするために建てているものと、一般の住宅との区別はあってもいいのかなという判断は、審議会のほうでもあったと思います。  それと、あの建物につきましては期限つきでございます。一応26年の秋解体予定ということで、あれは仮設的に建てているものという御理解もお願いしたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) もちろん期限つきということは理解をした上での質問でございます。期限つきでありましても、やはり一応建物には違いありませんし、工作物とおっしゃってますし、それはPRのためとはおっしゃいますけれども、普通の一般の商店の方々もPRをするために看板もしたいんですよ。赤い看板も出したい方もいらっしゃるかもしれません、PRで。やっぱりその辺のところは間違っていると思っておりますので、その辺をどうぞ、答弁。簡単明瞭に、時間もございませんので。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) あくまでも赤というのは宗教色であり、中門というものを建てるためにその色を強調するということであの赤色をさせていただいてますし、許可をさせていただいてますし、あの建物につきましても景観条例に沿っていろいろとしていただいてます。黒っぽく見えますけども、ガラス面の側面、裏、またそこらについてはヒノキの材料を使って黒く細工をしてると、木材も結構使っておりますので、そこらも御理解をいただきたい。また、景観条例に沿った建物であるということを御理解いただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 私は決してそうは思っていないのでこの質問をさせていただいてるんでございますけれども、その隣にある建物、補助金つきですけれども、あそこの看板も、補助金つきであるにもかかわらず、これは霊木を使って、本山が建立したものであるということを書かれております。補助金という文字はすっかり消えておられます。あれは8年間の補助金つきだと私は認識をしておるものでございますけれども、今の看板は、あの看板もこの審議会では許可をなさったんですか、説明の文章です。あの中には補助金は一切明記されておりません。これは高野山の霊木を使い、本山が建立したものとうたっております。この辺についてはどうでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 補助金を使って本山が建てたものです。本山が建てたものに補助金を出したということですので、本山の所有物ということでございます。 ○8番(所 順子) 補助金の看板は別にしなくてもいいと。 ○建設課長(今井俊彦) それにつきましては、補助を出したところの判断と思いますので、私の今立場の中ではその判断はしかねます。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 最後に、補助金をもらったらもらったで、もう向こうのものであるから、補助金とは書かなくてもいいというふうな今の答弁とみなしていいということでございますね。
    ○建設課長(今井俊彦) 建設課長としての意見です。 ○8番(所 順子) 建設課長の答弁ということは当局の答えということになります。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 霊木の家につきましては、私どものほうの管轄で建てたものではないので、そのように答弁をしただけでございます。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 私の認識では補助金をいただいたら後はもらった人が勝手に何を書いたっていいというふうに認識をいたしたいと思っております。  それでは、次の質問に入らせていただきます。  それでは、富貴路線バスについてを再度質問したいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。  前回もこの件について質問し、高野山タクシーとの契約書を拝見してから次回も質問したいで締めくくりました。この件では3社からの見積もりをとり、入札ではなく、話し合いで決めたということでした。それは地域の方が下筒香から走ってほしい、1日4便走ってほしい、日曜日も走ってほしいとの要望があり、見積もりを出してもらったところ、高野山タクシーに決め、あとの2社は金額的にも折り合いがつかなかったとのことでした。そのほかの2社はどことどこでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 御質問いただきました件でございますが、3社に見積もり提出を求めたのは、高野山タクシー株式会社、奈良交通株式会社、南海りんかんバス株式会社、以上3社でございます。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) それでは、なぜ有鉄タクシーには見積もりを出させなかったのですか、同じ高野山に営業所がありながら。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 3社見積もりをとる中での町としての見解でございますが、まず高野山タクシーに見積もりを求めた理由は、現在も運行業者、下筒香から富貴中学まで運行しておるという運行業者でございます。ただ、路線延長とダイヤ改正だけで対応できるという利点がございまして、高野山タクシーにお願いしました。  奈良交通につきましても現行の運行業者でありまして、東富貴から五條バスセンターまで走っておるということで、路線延長とダイヤ改正で対応できるということで奈良交通にお願いしました。  もう1社につきましては、南海りんかんバスに見積もりをお願いしたのは、新規参入でございますが、橋本市のコミュニティバスの運行をしておるという経験があるということで、3社に決定させていただきました。  有鉄タクシーにつきましては、この路線の現行業者でもございませんし、ほかの市町村でのコミュニティバスの運行もしてないということで、この3社に絞って見積もりの提出を求めました。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) その中の1社、奈良交通に問い合わせました。同社は路線認可を受けております。筒香から富貴までは高野山タクシー、富貴から五條までは奈良交通の認可路線でありました。今課長がおっしゃってたとおりでございます。  奈良交通の話では、今回は補助金を出せないと言われ、同社はこのような補助金が出るのであれば、赤字路線ではあるがやめる必要はなかった。高タクで地元住民の了承を得られたので、高野山タクシーに決めたと一方的に言われたとのことでした。570万円のバスを与える。1,500万円の補助金が出る。そんなことを奈良交通やほかの会社には言わなかったのではないでしょうか、言ったんでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 奈良交通の本社にも行ってまいりました。その中でこの路線バス、筒香から富貴、五條経由のバスについての仕組みを変えないといけないということで、私が前企画課長のときにもちょうどこの路線の中で、ただ補助金を渡すだけじゃなしに、もっと仕組みを変えていかなければならないということで検討してまいりました。  その中で補助金を渡さないからどうのというような話し合いじゃなしに、この仕組みを変える中において、町のほうで仕組みをつくりたいと。バス会社に補助金を渡してバス会社に走ってもらうだけじゃなしに、町のほうで料金設定から始まって、バス停、運行時間、すべて町のほうで地域の方が使い勝手になりやすいような感じの仕組みをつくるというふうなお話に最初言ってきました。  それで、その後、またこういう仕組みをつくったのでどうですかということでお話ししたんですけども、奈良交通の見解として、以前は筒香地区も走っておりましたが、筒香地区は撤退したと。富貴までであれば考えるが、富貴から筒香まであの大型バスで行くつもりはないというふうなそういうことで、見積もりの提出はいただけなかったというのが事実でございます。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 私のお聞きしたところでは、地域公共交通会議というのがありまして、その中で地元の住民に了承を得られたために一方的に断られたということでございました。そういうことでありましたら、地元の公共交通会議のどなたに了承を得たのでしょうか。地域公共交通会議にはいろんな方がいらっしゃると思うんですけれども、その辺のところはどなたに了承を得たのでしょうか。簡単明瞭によろしくお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 公共交通の会議でございますが、平成22年12月20日と平成23年2月15日に高野町地域公共交通活性化協議会という会で承認いただいております。このメンバーは運輸局、県、町内の全交通事業者、町民代表による会でございまして、全員一致で合意いただいておりますし、その交通業者に奈良交通も南海りんかんバスも加入してございますが、異議は出ておりません。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 地元の方というのはどういう方でしょうか。それをお聞きしたい。地元の方、地元というのはどこの地元の方でしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 町民の代表でございます。地元は町民の代表として。 ○8番(所 順子) どなた、富貴の方、高野山の方。 ○まち未来課長(佐古典英) 高野山の連合町内会長に出ていただいております。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) さて、その1,500万円を高野山タクシーに補助する金額ですが、何を根拠で試算をしていますか。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 見積もりをいただいた金額でございます。とりあえず見積もりが正しいのか、正しいというんですか、どれぐらいの金額になっておるかということで検証した結果、1,500万は適正と判断しました。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 1,500万を単純に1年365日で割ると、1日約4万1,100円です。これは妥当な金額でしょうか。ただ乗車料が無料であるなら別ですが、乗車料が有料であるならば、補助金は多過ぎるのではないでしょうか。乗車料収入は町に入るのですか、高野山タクシーに入るのでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 運賃収入は高野山タクシーのほうに入ります。それで最終年に1,500万をめどにして最終調整という形になってきます。利用者が多ければ多いほど町の補助が少ないというふうな感じになってきます。  それと、先ほど御質問いただきましたが、1,500万が適当か適当でないかという判断基準でございますが、これは地域公共交通のコンサル、また地域公共交通確保維持改善事業費の標準経費等によりましたら、適正な価格ということで判断してございます。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) この金額についてはすごくたくさんではないのかと私は思っております。減額すればよいのではないでしょうか。足りない分は自助努力をするべきと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) この地域公共交通で自社努力という議員からの自社努力をしたらどうなという今御質問いただいたんですけども、何のためにこのバスを走らせとんなというそこに視点を見ていただいたら、筒香地区、富貴の方が公共交通を使いやすくするためにはどうすればいいのかということで、実はうちのほうで、町のほうで仕組みをつくってます。料金も若干安くして、従来より安くして、1日2便が4便になって、土日も運行して、365日運行していく。その中で1日通常2便が4便になったことで運転者の雇用もふえてくる。そういう朝も高校生も通学にも使える。夕方夜遅くでも1便帰ってくると。このことによって筒香地域の方も大変喜んでいただいてます。始発も下筒香の集会所まで上へ上がっていくと。そういうふうな仕組みの中で、町のほうでこういう仕組みをつくって、この仕組みに対して幾らで運行できますかという、そういうふうな観点で見積もりをいただいてます。  だから、交通事業者があの地域を走って赤字になったら何ぼ欲しいよというふうな仕組みじゃございません。地域の方が地域の方の利便性ということをまず最初に考えてつくった仕組みでございますので、若干交通事業者ももうけというんですか、収益も当然算定した中での見積もりと思いますが、十分この金額であれば妥当ということで十分判断してございますし、地域の方が一番利便性のよい方向に23年から変更したというそういうことでございます。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 私にはとてもおいしい話ではないかと思っております。新しいバス570万円をあてがっていただき、補助金1,500万円をいただくというのはとてもおいしい話ではないかと思います。  さて、前回質問したときに、事故を起こしたときの責任について伺いましたところ、事故、消耗品は業者持ち、バスの所有権は高野町との答弁でした。当然契約書もそうなっているでしょう。ただ、本当に町には責任はなく、高タクがすべてを担うということで済まされるのでしょうか。近頃の事情を見るにつけ、裁判ざたがふえております。所有者の責任、道義的責任もないと理解してよろしいのでしょうか。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 当然事故の責任については高野山タクシーの責任になってまいります。本年の4月1日に富貴筒香乗り合いタクシー運行に関する契約書ということで、第6条に事故処理等の対応として、一切の責任は運行事業者が負うということでうたってございます。高野山タクシーもしっかりした会社でございまして、運輸省の認可業者でございます。グリーンナンバーで走っております。そういう中で町の責任を負うというようなことも一切ございませんし、契約もきっちり交わしております。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) この問題に関しましては不可思議な契約だと私は認識しております。  続いて、次の問題に入らせていただきます。  環状道路についてです。先日の議会に初めて環状道路の図面が配付されました。このようなものは道路がつくことが決まってから提出されるべきものではなく、計画初期段階で議会にも相談すべきで、一部の長のみが知っており、議員は知らずに、その長たちが県に陳情に行ったごとくでは話になりません。もう決定されたことですから深くは申し上げませんが、話によれば約50億円の予算だそうです。この中には駐車場から山内に入る進入道路が2本予定されております。現在予算化されている金額にはこの2本の道路の建設費も含まれておりますか。 ○議長(﨑山文雄) 所さん、現在の問題については通告にございませんので。 ○8番(所 順子) 通告しておりますよ。高野町環状道路についてと通告しておりますよ。 ○議長(﨑山文雄) ないですね。 ○8番(所 順子) あります。この紙に載ってますよ。 ○議長(﨑山文雄) ちょっと見せてください。 ○8番(所 順子) 見せてくださいって、環状道路についてってあるでしょう。ないわけないでしょう。何考えとんですか。 ○議長(﨑山文雄) 訂正いたします。環状道路及び進入道路の工期と工費についてという通告は出ております。失礼しました。  今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 先般も委員会で御説明させていただいたとおり、詳細な設計図ができましたので提出させていただきました。その前には概略図ということで、大門から中の橋に抜けるルート図につきましては委員会の都度提示をさせていただいていたというふうに私は認識しております。  この道路につきましては県が大門から中の橋まで工事をしていただくということで、平成26年の法会までに間に合わすという予定で、今現在着々と事業は進んでおります。50億についても県が広報されているとおり、50億の予算を計上し設定されているものというふうに認識しております。  ただ、前回も説明させていただいたように、480号の交差点付近の改良については県が行っていただきます。また文化通りの町道覚海線との接続につきましては、町が工事を行わなければならないということになってございます。アクセス道が要るのか要らないのかということもまた議員皆様の御意見をおかりしたいというふうに思っております。アクセス道路の整備ということにつきましては、すべて高野町、文化通りにつきましては高野町の負担ということで御認識願いたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 現時点での計画では、開祖法会の年には間に合わないとのことらしいですが、どちらにしても予算に入っていないということは町負担となる公算が強いということなのか。将来県が順次予算化してくれる可能性があるのかをお聞きしたい。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) アクセス道につきましては町が行う事業という設定になっておりますので、県は道路をつけたときに高野町のまちづくりに必要であれば道路をつけなさいよと。つけやすいところに道を、ルート的な配慮をしますよということで設定をしていただいてますので、高野町が必要だと。すべて高野町の負担になります。  この件につきましては、昨年度調査検討、概略設計を行いまして、概略的なルート、また金額等も出ております。ただこれにつきましては図面上ですべて検討したものでございまして、まだ用地の問題であるとか、そういうものはクリアしておりません。ただ、ルートをつけるとなると、幼稚園の跡地の駐車場の活用に向けてのアクセスという道路をつけていく場合に、駐車場の建設と取付道路とあわせて二つ工事をせないけないようになりますので、ここらについてどちらを優先するかということも、また議員の皆様の御意見、また御判断を願うことになるというふうに私は思っております。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) いずれ入札などを行って業者を決定することになると思いますが、業者選定の裁量は県が持ってるのか、町に裁量権があるのかを伺いたい。簡単明瞭によろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 町が行う場合は町が裁量を握っている、町の計画ですので町が施行、調査設計からすべて工事につきましては町が行い、進入道路、アクセスについては町がすべて裁量を握っていると。 ○8番(所 順子) 進入道路ですか。 ○建設課長(今井俊彦) 進入道路です。進入道路につきましては高野町がすべて、もし建設するのであれば設計から工事までについて高野町が全部行うということです。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 2本の進入道路について、町民に説明会を開き、納得していただきながら進めることが肝要と考えるが、その予定はありますか。ちょっと時間がないので急いでいただきたい。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) これにつきましてはまちづくりの総合交通の検討委員会等も意見をお聞きしながら進めていくということですので、議会の委員会のほうでもいろいろと御検討を願えればというふうに思います。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) 次に行きます。  高野町総合交通計画検討委員会について。高野町総合交通計画検討委員について組織したようですが、この主導はどこで、どのような人が選出され、どのような方法で方向を進められているのですか。簡単でお願いいたします。最後もう一つだけありますので、よろしく。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 実はこの件でございますが、平成22年から基礎調査を始めまして、交通量の調査とか駐車場の台数とか調査しておったわけでございますが、平成24年度、来年度でございますが、来年度に高野町総合交通計画というのを立てたいということで計画してございます。この総合計画を策定するに当たって、幅広く意見を求めた計画に反映する諮問機関をつくりたいということで、実は先日高野町総合交通計画検討委員会というのを立ち上げました。  これはあくまでも今後の高野町の交通体系を見直していく中において重要な計画でもございますので、町当局だけでつくるんではなく、検討委員会の皆さんに、本当に高野山の中でどういうふうにするかということを、町長の諮問機関という形で決定していただいて答申していただく、そういう会でございます。  このメンバーはいいですか。 ○8番(所 順子) メンバーは何名ですか。 ○まち未来課長(佐古典英) 13名でつくっております。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) どちらにしても町内にも優秀な業者もおりますので、賄える部分は町内業者を優先的にあっせんされますように、入札の場合はよろしくお願いいたすのとともに、何はともあれ、住民の声を密にして方向性を間違えないようにやっていただきたいということでございます。  そして、この総合計画の13名の方、どのように選ばれたかは私もちょっと存じ上げませんけれども、景観条例と同じくどのように選ばれたか、また次の機会に聞きたいとは思うんですけれども、この道の問題はこれからが重要な時期に入ってくると思いますので、その辺のところを議会も当局も密にして話し合っていくべきだとは思っております。勝手に進まないようにはしていただきたいと思っております。  13名の方、時間がありましたらどうぞ答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) それでは、簡単に御説明申し上げます。13名の方でございますが、学識経験者として1名、広島工業大学の準教授1名でございます。住民代表としまして5名、高野町議会厚生建設常任委員長、総本山金剛峯寺財務部長、高野町連合町内会会長、高野山観光協会会長、高野町商工会会長、5名でございます。これ住民代表でございます。公共交通事業者代表としまして、南海電気鉄道株式会社鉄道営業本部総括部課長、高野山タクシー株式会社取締役、南海りんかんバス株式会社常務取締役、有鉄観光タクシー株式会社高野山営業所主任、この4名が公共交通事業者でございます。道路管理者としまして伊都振興局建設部副部長、交通管理者としまして橋本警察高野幹部交番所長、その他町長が認める者としまして、和歌山県総合交通政策課の課長ということで、外部団体の皆さんで検討委員会をつくってございます。
     以上です。 ○議長(﨑山文雄) 8番、所君。 ○8番(所 順子) またこの問題は12月に質問をさせていただくこととなります。  いろいろと問題が難問山積の高野町でございますけれども、何しろ住民のことを考えて話し合っていっていただきたいなというのが私の本音でございます。いろいろと当局だけで進めることはやめていただき、議会とともに何もかも御相談していただければありがたいとは思っておりますので、よろしくお願いして、これで私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(﨑山文雄) 所君の一般質問を終わります。  続いて、一般質問を行います。  5番、大谷君の発言を許します。5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) 大谷です。  村づくり支援制度についてなんですけども、先ほど大西議員質問でまち未来課の答弁がございました。それに似た質問を考えてきたんですけども、大体わかりました。要望ということでちょっとお話させてもらいます。  富貴、筒香地区に現在地域支援員として、平成22年度より着任していますが、今年度で終了します。その人については地域の活性として十分とは言えないとこがありますが、それなりに地域支援員として事をこなしていると思います。地区の会議、行事等には出席して、地区住民とのコミュニケーションをとってもらってます。現在、行っていることが絶ち切れ、もしくはしりすぼみになる可能性が十分にあると思われます。今たくさんのことを富貴、筒香地区で行ってもらってます。町として考えてもらいたい、県等に働きかけ、この制度を持続する方法がないかどうか、ちょっと検討してください。ちょっとそこら辺のところを聞かせてください。お願いします。 ○議長(﨑山文雄) 佐古まち未来課長。 ○まち未来課長(佐古典英) 御質問いただきました件で、今富貴地区で1人入っていただいてます。この方につきましてはふるさと雇用という事業で、富貴元気プロジェクトという事業で入っていただいている方でございます。富貴地区、筒香地区で広く御活躍いただいておるということも十分認識してございますし、ふるさと雇用の事業は一応国の方針で23年度で、これ全国的に終了する事業でございます。それで筒香地区のほうでもし支援員さんが今後23年度、24年ですか、当所から必要でということでございましたら、また地域のほうへ行かせていただきますので、議員初め、区長と役員の方とお話させていただいて、今後の方針を決めたいと思いますので、その辺で御理解いただきたいと思います。 ○議長(﨑山文雄) 5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) 大体わかりました。そのまた富貴、筒香地区でまた必要であればということで、またまち未来課のほうに相談させてもらいます。その件はこれで終わります。  次の件なんですけども、土石どめの堰堤についてということなんですけども、川の本流は県の管理で、支流は町で管理とお聞きしてますが、これには間違いありませんか。台風12号、今年の9月1日から4日までの長雨のつめ跡を見ますと、谷に関係する災害が多く見えました。在所にある堰堤を見ますと、土砂で満杯になっている箇所が見受けられます。大変危険だと思ってます。町として認識されていますかどうかお聞きします。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 平成17年に国から移管を受けてます。これにつきましては公図に載っている道路、水路については法定外公共物というものとして町が管理しなさいという具合になってございまして、管理に努めております。  砂防堰堤につきましては、今現在議員質問の土砂で満杯になっている箇所というのは把握はしておりません。これからまた教えていただきたいなというふうに思います。  それで、砂防堰堤、ダムというのはもともと小さな渓流などに設置されまして、土砂災害防止のための設備ということで、目的としては水をためるのではなく土をためるという目的が砂防堰堤です。土をためることによりまして勾配を緩くして、水の流れを緩くしてそこに堆積をさせていくと。それからつらいちぐらいのところが一番理想的な砂防堰堤の利用形態というふうに私は認識してます。それ以上に盛ったりしているものにつきましては適切な処理をせないけないというふうになっておりますので、今現在国から移管を受けて管理してます法定外公共物、水路等につきまして、堰堤が幾つあるのかというようなことはちょっと把握できておりませんので、また把握が必要と思いますし、また災害防止に少しでも役立つのであれば土砂の排除等を行いたいというふうに思っております。とりあえずその地域の堰堤というのはまた教えていただければありがたいです。 ○議長(﨑山文雄) 5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) 今の課長さんの話を聞きますと認識されていないということなんですけども、早急に調査していただきたいと思います。危険と判断すれば早急に対応するようお願いします。  大雨のたびに、水、今つらいちにしたらええとかいう話になったんですけども、筒香地区でいいますと、石ころが上にぎょうさんあります。それを堰堤のつらいちになりますと、堰堤から飛び越えるというか、非常に危険な、その横に民家があると。まあいうたらとんとんとんと流れると。そこに家があると。非常に怖い状態なんです。そういうことも課長さん、考えてください。すみませんけども、この件でもう一度、御意見をお願いします。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 堰堤の上に石があると、堆積しているということで、そこらのことにつきましてもまた調査させていただきたいというふうに思います。とりあえず調査場所を認識してませんので、砂防堰堤というのが結構ありまして、それをすべて把握できてない状況です。といいますのは砂防堰堤というのは県が元来設置したものということになっておりますので、そこらについても県と協議しながら、場所等、いろんな高野町管内に幾つも多分あると思いますので、そこらについても把握に努めていきたいというふうに思います。 ○議長(﨑山文雄) 5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) 貴重な意見ありがとうございます。  本流、今支流の件というか、町関係のあるちょっと話をさせてもらったんですけど、本流の件なんですけれども、土砂どめの堤防が満杯になっているのが筒香地区がいっぱいあります。この高野山地区に来て今日は雨が降っても、楽なところにおるなと思って、そんな気がしました。  この間の12号の台風のときなんですけども、あと1メートル近くの雨が降りますと、もう何軒かが水につかると、そういう状態になってます。堰堤、何年前に筒香地区にこしらえたかちょっと自分で把握してないんですけども、完璧な堰堤をつくったために、土砂の放出がないと。そういうところは非常に危険な状態、農作物をつくれないとか、田んぼの水がはけないとか、そういう状態を見かけます。そういうところがたくさんありまして、一住民としても非常に困ってます。自分らとしてもどこに陳情しにいってええやら、どこが管理されてるやら、自分としても把握してませんし、そこら辺のとこはまた町のほうに知恵をおかりしまして、いろいろ教えてくれたらと思ってます。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 今井建設課長。 ○建設課長(今井俊彦) 県の管理する丹生川につきましてはその都度県に要望もしております。毎年の要望がありますので、土砂を撤去してくれということは県のほうには要望を出しておりますけども、ただ、ちょっと利権者との調整がつかないということで、なかなか話が進んでいかないということです。川を濁すなということを言われますので、そこらについてどのように調整していくかということで、土砂の撤去事業については以前から要望しておりますけど、ストップしてるのが今現状です。 ○議長(﨑山文雄) 5番、大谷君。 ○5番(大谷保幸) ありがとうございます。  自分らも何というか、筒香でこれから何年と住んでいきたいし、これからもまだまだ年がいった人もぎょうさんいてまして、大雨が降るたびに、さっきみたいに集会所なんかに避難するというようなことが目につきます。  土手を高くするよりも土砂をとってほしいと。昔から自分らの工事の内容なんかを見てますと、土砂を取らなくて、ただ単に土手を高くするときにセメントを持ってきてそこへ土を入れて、それで水面を高くしていると。そういう状態が見られました。なるべく土を取るということで、去年、おととしと2回とってくれましたけども、またすみませんけども、町のほうで県のほうに働きかけてもらいまして、お願いしときます。  以上です。 ○議長(﨑山文雄) 6番、大谷君の一般質問を終わります。  これで一般質問の全部を終わります。  日程第15、議員派遣の件についてを議題とします。  議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付しましたとおり議員派遣を行います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定いたしました。  日程第16、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から、目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査等に付することに決定しました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議はすべて終了いたしました。会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(﨑山文雄) 異議なしと認めます。したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定しました。  閉会に当たり、町長のあいさつをお願いします。  木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。  9月議会も全議案を可決をいただきましてどうもありがとうございました。台風15号も緊急災害、急な連絡がなく、無事に過ぎ去ったように思います。  今回一般質問の中で防災、災害に対する質問がたくさんございました。対処できる部分はすぐ対処をしていきたいと思っております。もちろん防災訓練等々も具体的な場面を設定して防災訓練を持っていきたいと思います。  それと、一般質問の中で議員の意見の中で、町当局が勝手にどうこう進めていってもらっては困ると、決してそういうことはございません。議員各位の御意見を一般質問等々を含めた中で町当局も議案等を提出をさせていただいておりますので、御理解のほどをよろしくお願いをしたいと思います。  それと、議員発議もどんどんできますので、町当局にぶつけていただければありがたいと思っております。12月まで議会が閉会になるわけなんですけども、議員各位の御活躍を祈念いたしまして、閉会のごあいさつにかえさせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(﨑山文雄) これで平成23年第3回高野町議会定例会を閉会します。  お疲れさまでした。               午後 3時52分 閉会   この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する   平成23年9月21日   高野町議会   議長   﨑 山 文 雄   議員   大 西 正 人   議員   松 谷 順 功...