高野町議会 > 2010-12-21 >
平成22年第4回定例会(第3号12月21日)

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  1. 高野町議会 2010-12-21
    平成22年第4回定例会(第3号12月21日)


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    平成22年第4回定例会(第3号12月21日)                   平成22年            第4回高野町議会定例会会議録(第3号)        第9日(平成22年12月21日 火曜日)          午前9時40分 開会     第 1 一般質問     第 2 委員会の閉会中の継続調査(審査) 2 出席議員(9名)    1番 東久保 秀 人         2番 負 門 俊 篤    3番 大 西 正 人         4番 (欠員)    5番 松 谷 順 功         7番 北 岡 三 於    8番 平 野 一 夫         9番 﨑 山 文 雄   10番 西 山 茂 之        11番 西 辻 頼 数 3 欠席議員(1名)    6番 目 黒 寿 典 4 事務局職員出席者
      事務局長      山 本 剛 久   書記        安 井 健 人 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        木 瀬 武 治   副町長   教育長       中 島 紀 生   会計管理者     日吉田 健 五   総務課長      前 西 一 雄   企画課長      佐 古 典 英   健康推進課長    阪 田 圭 二   環境整備課長    今 井 俊 彦   富貴支所長     中 山 秋 夫   消防長       尾   和 哲   教育次長      辻 本   一   病院事務長     上 江 良 幸                午前9時40分 開会 ○議長(東久保秀人) これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。質問の通告がありましたので、発言を許します。  8番、平野君。 ○8番(平野一夫) 質問の機会を与えていただきましたので、ただいまより4点ばかりの質問をさせていただきます。本日、小学生の皆さん方が傍聴に来ておりますので、頑張ってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず、第1点目でございます。私は当町高野町における職員の皆さん方の、職員の通勤状況について説明をお願いしたいと思います。  まず、通勤費はもちろん出張費、旅費を含めて支給対象者には全職員に与えている。また、町三役の皆さんにも適用されているかということを確認したいと思います。まず、それが第1点と、あとは自席でさせていただきます。  2点目はインフルエンザの予防と対策についてお尋ねしたいと思います。  3点目は空き耕作地有効利用についてということで質問させていただきます。  4点目には小動物の軽減ということで、獣害の軽減対策について説明をしていただきます。  この4点を自席で説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(東久保秀人) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) おはようございます。  8番の平野議員さんの質問で、まず職員の通勤状況について、当町の職員の通勤費自家用車を含む状況についてということでお答えしたいと思います。  通勤手当は、職員が通勤のため交通機関等を利用してその運賃または料金を負担することを条例とする職員及び、通勤のため自動車等交通用具を使用することを条例とする職員に支給すると条例にあります。ただし交通機関等を利用しなければ通勤できない職員以外の職員で、通勤距離が片道2キロメートル未満の職員には支給しませんということで、2キロ以上の職員には通勤手当を支給するということです。  通勤手当の月額は、交通機関等、これは公共交通になりますが、利用する者は1カ月の通勤に要する運賃等の額に相当する額を支払います。その額が4万5,000円を超えるときは、その額と4万5,000円との差額の2分の1、その額が5,000円を超えるときは5,000円になります。4万5,000円に加算した額、最高5万円が公共交通を利用したときの手当額となります。最高5万円でございます。  また、交通用具等、これは車になりますが、使用する職員については、2キロ以上5キロ未満2,000円、5キロ以上10キロ未満4,100円、10キロ以上15キロ未満6,500円、15キロ以上20キロ未満8,900円、20キロ以上25キロ未満1万1,300円、25キロ以上1万3,700円を支払います。うちは25キロ以上というところが限度となっております。  11月分の通勤手当の支給額は、交通機関利用者4万1,910円と3万2,260円の2人で7万4,170円、交通用具等使用者は2キロ以上5キロ未満24名4万8,000円、5キロ以上10キロ未満6名の2万4,600円、10キロ以上15キロ未満が5名で3万2,500円、15キロ以上20キロ未満が5名で4万4,500円、20キロ以上25キロ未満が10名の11万3,000円、25キロ以上が36名で49万3,200円の86名の75万5,800円。合計で、通勤手当を支給している職員は88名、82万9,970円。これは11月分の支払額でございます。これで変動がある場合は変動いたします。ですから、年間12カ月としまして約990万円が通勤手当として支給されております。  もちろん条例にも三役にも支給とありますので、この中には三役分、町長、教育長、条例のとおり支給しております。  以上でございます。 ○議長(東久保秀人) 8番、平野君。 ○8番(平野一夫) ただいま説明がありましたが、一応25キロ以上ということでるる説明がありました。町三役はどうかという確認をしましたが、三役も同じように出ているということでございます。そうしますと、この公共交通を利用したときの通勤費を与えているということを確認できました。出張費、旅費は今こういうことで、通勤費はそういうことで確認できたんですが、出張費、またそういう旅費を含めて、そういう点についてはいかがか、その点については説明願いたいと思います。  それと、今現在82万というのは11月分と聞きましたが、これは1カ月単位で支給しているということですね。そうすると、これを公共交通で通う場合は恐らく1カ月で買われるというのは個人の理由で買われることであって、通勤費というのは恐らく3カ月、あるいは6カ月というような単位で勤めている方々は、あるいは学生さんは買っていると思います。  ということになりますと、そういう点で考えますと1カ月だったら82万ですが、3カ月、6カ月になりますともっと支出を抑えられると私は考えるんです。そういう計算はできないかということを確認したいと思います。 ○議長(東久保秀人) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 出張費につきましては、本庁からその場所までの額を支給しております。日当についてはしておりません。ただし、和歌山とか、この近辺の出張が大変多くなっております。それについては原則として公用車を使用せよということで、本庁からその現場、和歌山市でしたら和歌山市という形で、そのときは公用車を使用しておりますので、出張の交通機関等を利用したというのは最近ありません。  ただ、大阪市内に行くとか、そういうのは公共交通を利用したというような出張になっております。そして、日当のほうは支給もないということで今取り扱っております。条例にもうたっております。それで、もし和歌山へ出張する、県庁に出張するということになれば公用車に乗っていくだけで、出張費は出ておりません。  それと、これ1カ月単位で一応給料については入れて支給という形でしております。ただ、申請のときに定期券の提示とか、そういうふうな形で金額、交通機関を利用する者についてはその金額を明示する形で算定をいたしております。  ただ、議員御指摘のとおり、うちのほうも3カ月、6カ月単位を買ってほしいというような形には出しておりますが、1カ月が多いようでございます。なぜかと言いますと、本人が購入するので多額の金額になってくると。3カ月分、4カ月分をまとめて買えないから、1カ月分というような形で出ておりますので、その額が算定の基礎になっております。ただし、途中で3カ月、6カ月という形で買っている人もおられると思いますが、1カ月単位で購入をしておるのが現状でございます。  そしてちょっと勘違いされておるようですが、交通機関を利用している職員は2名です。2名で、4万1,910円が1名、3万2,260円の合計2人の7万4,170円というのが交通機関を利用した1カ月の支払いの額になっておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(東久保秀人) 8番、平野君。 ○8番(平野一夫) 交通機関を使っているのは2名ということで、ということになりますと全職員ほとんどの86名の方々は、いわゆる自分の乗用車で通勤を本町は、当局としては認めておると、そういうように確認してよろしいですか。 ○議長(東久保秀人) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) ですから、南海電鉄を利用して、南海電鉄になろうかと思いますが、している職員は2人で、そのほかの86名についてはすべて自分の自家用車で通勤しているというのが現状でございます。 ○議長(東久保秀人) 8番、平野君。 ○8番(平野一夫) とすると、もし個人の車で通勤している途中の災害、事故に遭われたときのそれの補償というんですか、そういう点はどういうふうに当局はなされる予定ですか。 ○議長(東久保秀人) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 条例にありますように、交通用具等を使用する場合と、公共交通を使用する場合があります。それについては、届け出のとおりそのルートを通っていただければ、その間に起こった事故については通勤災害というような形で処理をいたします。公務災害です。 ○議長(東久保秀人) 8番、平野君。 ○8番(平野一夫)  ということは、一応認めておるということですね、公務災害、そういう適用をするということになりますと。そういうように確認させてもろうときます。  次にまいります。今通勤されているということで、出張された場合、例えば橋本に住んでおりまして、和歌山に早朝出張しなければいけないということが起こります。そんな場合は10時に和歌山の県庁で、また同じ県庁の近くに出張される方と一緒に出張される場合があると思います。そんな場合は、本町の高野町に出勤されてから和歌山のほうに出向かれるのか。出向かれるときには出張のそれについてはどういうように計算されるか、その点について説明願います。 ○議長(東久保秀人) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 一応原則として、うちは役場、その事業所教育委員でしたら教育委員会の事務所、病院でしたら病院からが基本となっております。自家用車での出張というのは認めてはおりません。  ただし、現状としては自家用車で行っておる職員もおろうかと思いますが、それは一応公用車で行ったというような形で出張命令簿が上がっておりますので、うちの高野の本庁のほうからその現場へ行ったというような形になっております。出張旅費については払っておりません。  ただ、問題になっておるんでございますが、議員、ちょっと聞きたいかなと思われること、そのときに事故が起こったらどうなるんだというのが問題になろうかと思いますが、それについては役場は認めておりませんので。  ただし、先ほどは通勤の場合のみが自分の自家用車を利用しているというようなことに届け出をいただいて認めておりますので、公務災害の適用になります。ですから、橋本に在住の者が一番近い振興局に行くのに、橋本市に自家用車で行った場合、事故が起こった場合は、ちょっとそういう形ではうちでは認められないというような形になろうかと思います。ただ、今まではそういうような状況は起こっておりません。起こっていてもうちのほうへは報告は来てないというのが現状でございます。 ○議長(東久保秀人) 8番、平野君。 ○8番(平野一夫) よくわかりました。  ということで、同じ目的地に出張される複数の出張者がおりましたときには、できるだけ公用車を使えと。もしなければやむを得ず自家用車でそれに対応していくということで、それは確認できました。そのときには今までそういう事故はありませんが、それについては当局としても今後考えておかなければいけない事例だと思いますので、考慮願いたいと思います。  先ほど、昔のように弁当代というか、日当というのが今現在は出されていないというのも課長から聞きましたので、それについて尋ねません。  そして、この公用車の使用の管理規定というんですか、そういうものはちゃんとした役場には記録簿を保管されておりますか。 ○議長(東久保秀人) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 使用簿というのがありまして、役場の場合ですけども、その使用簿和歌山出張とかそういう形で記入いたしまして一応申請すると。使用簿という形では使用予定表がありましてそれに書いて、今回使用させてほしいということで、それによって使用報告書というような形で、朝何時に出て、だれがいつ、どういう業務で行く、そして距離数は何キロある、それでガソリンはどないして入れたとか、そういうような形でするように報告書を最終的に書いて提出するようになっております。それはその車ごとにとじております。  各公用車一括管理ということで、役場のほうにはそういう形で車は全部おりますが、支所、教育委員会、そして病院、消防署には赤い車があるんですが、そういうことにつきましても一応使用簿使用報告書というのは最終的に、最後に出張が終われば書いてとじるというような形になっておりますので、何月何日、どこへこの車はだれが乗っていったかというような形では保管しております。よろしくお願いいたします。 ○議長(東久保秀人) 8番、平野君。 ○8番(平野一夫) 使用規定管理簿をきっちりと整頓されておるというのを確認できました。  それで先日の子供議会におきまして、コミュニティバスを利用して、いわゆるそういう手段で本庁にいろいろと住民の皆さん方がみえられて、車を置くところに、役場の正面には非常に皆さんの、職員の車はずっと左側にとめておりますが、公用車もちょこちょこととまっているということになりますと来訪者が車を置くところに困るわけであります。ばらばらに車を正面にとめたり、また駐車場の枠の中にもとめてあったりということで、非常に対向車が置くところに困っておるわけであります。  そういうことを考えたときに、職員の皆さん方の車も朝、先ほど言いましたように88名の方がそういうように車で来られますと、88台という車がこの役場の庁内のどこかに置いてる。そうなると大変なスペースの無駄な使い方だと思いますので、これは何とか広場に移動していただいて、朝乗り合わせてそこからこちらのコミュニティバスか何かで、それこそエコバスで、こちらの本庁のほうに乗り合いしながらやってくるというような、この役場の前の玄関口には車をできるだけ少なく、来訪者のためにあけていただきたいと、そういうように希望するわけであります。  そして、道でございますが、役場の角の観音さんの前のカーブですね、ここには右側駐車をいつもしている方がいます。これの非常に、うぐいす谷から来たときには非常に交通障害になりますので、これについても一つお考え願いたいとこういうように思うわけでございます。  今言いましたような駐車場について、当局の御見解をお聞きしたいと思います。 ○議長(東久保秀人) 前西総務課長。 ○総務課長(前西一雄) 職員のマイカー駐車場でございますが、役場の場合、御存じのとおり病院に行くところの通路の10番まで、10番からは病院になっておりますが、そこまでをお借りいたしまして、一応すし詰め状態のような形でとめております。そして病院のほうは一番突き当たりの奥のとこに病院専用駐車場というような形で、借りてそこへ入れております。  それで、先ほどの88名なんですけども、一応教育委員会、消防署、富貴診療所富貴支所というような形で全部入っておりますので、88台がここへ来るわけでもありませんが、また2キロ未満のところの職員もマイカー通勤というような形でしてあるのも現状でございます。  議員さんの御指摘のとおり、観音さんをお借りいたしまして、観音さんの境内、そして右の職員の駐車場、ここへ職員の車を置けというような日ごろからの指導はいたしております。玄関には置かないようにというような形では指導して、玄関はあけてというような形でおります。  それと公用車については、庁舎の右の奥側へ全部入れて、正面へはこれもまた置くなというふうにしておりますが、時たま中で工事してあるときとか、中へ車が入ってあるときとかというような形では玄関に置いてるのが現状でございます。中へ、奥へ入れんときにはちょっと表へ置かせていただいているというのがありますけども、一応正面の玄関は来客の住民の方々の駐車場であるというのを再度回覧等をいたしまして、置かないようにというような形でいま一度指導していきたいと思います。  私もちょっとその現状としてはちらほらちょっと職員の車が置いてあるのを見かけます。そのときは一応置かんようにというような注意はしておりますが、ただちょっと出ていくのに自分の車を使って、町内の事業所へ行くとかいうときには自分の車を使っているのも現状でございます。そのときに玄関へちょっと置いて出ていったり、中でちょっと事務だけして置いとるというような形があります。そして、それと各事業所ですね、事業所のほうから本庁に用事のあるとき来て、車をそこへ置いたりしてあるのも現状でございますので、それについても、そこへは町民の方の駐車場であるので置かないようにというのを再度徹底していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それと、多分そこのカーブのところと思うんですが、以前警察のほうから、そのカーブのところも駐車禁止である。そして役場の正面玄関、門の外なんですけど交差点になっておりますのでポストのとこ、それと病院に上がる高野町庁舎と書いてある塀のしたとこなんですけど、そこも交差点になるんだぞと。それは駐車禁止になりますというような指導を受けております。そこへはもう置かないというふうな形では指導しておりますが、なかなかちょっとそこのところが場所的に広いんで、来客の方もそこへとめて役場へ入ってこられたり、それと職員が車を置くところがない場合、そこのカーブのところに置いたりはしておりますが、そこは駐車禁止になるんであるぞというのも再度、回覧等で回して、置かないようにというのを徹底していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(東久保秀人) 8番、平野君。 ○8番(平野一夫) そんなことで、車を、町長、どこか場所を確保できて、そこから乗り合わせてというようなことを考えられる、それを検討してください。それは一応通勤費並びに職員の手当について、またそれぞれの駐車場についてはこれぐらいにしときます。  次に、2番目にインフルエンザということでお尋ねしたいと思います。  非常に寒い冬がやってきましたんで、いよいよ風邪引きのシーズンが到来ということでございます。昨年度は日本人2,000万人ほどがインフルエンザで苦しんだりいたしました。それで世間を騒がしたんですが、うれしいことにことしはまだまだそういう兆しは現在ないので、これは逆に普通の季節型の感冒がはやるんではなかろうかなというような気配もしておるわけでございます。  このインフルエンザは非常に怖いというのは、昨年度、皆さんも身にしみてよく勉強されたと思いますが、風邪引き等につきましても、すぐ治るんですが、案外と侮っておりますと、高齢者になりますと大変なことになりますので、注意をしなければいけないということでございます。  そこで、昨年度も同じように新型のインフルエンザワクチンの問題で、まだかまだかと、非常にワクチンがないということで騒いだわけでございますが、反対にことしは普通の季節型のA型の香港風邪あたりが蔓延するんじゃないかなとこういうように思うわけでございます。  健康推進課長さんにお尋ねしたいんですが、多種混合ワクチンについてはこれからどういうような予防に、そういうような確保できるんかどうかということと、あわせてインフルエンザの対策について町の取り組み、ことしの取り組みについてお尋ねいたします。 ○議長(東久保秀人) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長阪田圭二) おはようございます。  ただいま平野議員さんのほうから、まずワクチンのことと、それから町としてのインフルエンザ予防に対しての対応ですね、その2点の御質問があったかと思います。  ワクチンの件ですけども、昨年は本当にインフルエンザの、新型のことですけども、優先順位をつけて接種を受けていただいたと。それだけワクチンの生産が追いつかなかったというのが現状です。それもありまして、ことしは季節性と、それから新型インフルエンザ混合ワクチンが開発されまして、国において増産が図られました。したがいまして本年は恐らくどの医療機関でもそうだと思うんですけども、予約してもなかなか接種を受けられないとか、そういったケースはほとんどないんではないかと思います。  今現在、町内の医療機関で集計した数値ですけども、11月末現在で高齢者季節性の対象の方を含めて1,261名ということで、ほぼ町内の医療機関でしたら高野町民の方が受けられておると。それ以外にも町外の医療機関でも受けられている方も多々あるということで、最終的には1,500名ぐらいの方が新しい3価ワクチン季節性とそれから新型の混合ワクチンの接種を受けられておるということになろうかと思います。  昨年のワクチン不足や、あるいは新型インフルエンザに感染したらひょっとしたら死ぬかわからんでというような危機感がええほうに影響しているんではないかと。接種を受けられている方、これは高齢者の方じゃなくて、中年の年代の方ですね、40代、50代の方もかなり接種を受けられているということで、昨年よりはかなり人数が増えているというような結果になっております。  二つ目の質問でございますけども、インフルエンザ予防に対して町は何をするんやというような御質問であったかと思います。  感染症の予防というのは、もちろん新しい感染症、実際治療方法がわからん、予防方法がわからんというものは別として、一般的に町が関係しているような感染症、これというのはインフルエンザは特にそうだと思うんですけども、個人個人の予防ですね、一般的にはうがい、手洗い、マスク、そういったものを励行していただくと。職場、職場でやはり同じように集団でそういうものを励行していただく。万一感染した場合は人混みに出て行かないとか、できるだけ家で静養しているとか、あるいは医療機関に早くかかって早く対処するとか、そういったことに関して啓発を行うというのが町としての役割ではないかと思います。
     ことしもまだ大きな流行というのは、この圏域でも、橋本市でちょっと学級閉鎖が1校あったようにお聞きしてますけども、まだまだこれから流行のピークを迎えるんじゃないかと思っております。町広報等を通じて、そういう啓発というのをこれからもやっていきたいなと考えております。  以上でございます。 ○議長(東久保秀人) 8番、平野君。 ○8番(平野一夫) 広報でしっかりと普及に努めるということでございますが、このインフルエンザという、昨年度猛威をふるったインフルエンザに対して、その当時、注射された方の、その方々が免疫ができているために、ことしですよ、免疫ができとるために案外とことしはかからないんじゃないかということも考えられると思うんですよ。だから、日本中、今静かにおさまっておるということも言えると思います。そういうこともまた考えて、万が一流行したときの町としての考えとして、もちろん小児の子供はもちろんのことですが、高齢者についての対策について、ここでそういう費用についてどないされるかということ、また混合ワクチンにしてでもインフルエンザにしてでも、どういうような予算で行くかということを合わせて混合ワクチン、そういった新型インフルエンザに対しても同じように65歳以上の方々は何%というようなことで、そういうような配慮が町はやれるかどうかということも、予算を含めてお答えください。 ○議長(東久保秀人) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長阪田圭二) 高齢者を含めた接種の支援とか、そういった形の御質問であったかと思います。今国の予防接種事業ということで、全国的に展開している新型インフルエンザ、それと季節性インフルエンザの混合接種のワクチン接種でございます。  まず、高齢者の接種についての支援ですけども、一応平成17年から季節性の接種ということでずっと続けておる仕組みをそのまま継続しております。したがいましてお一人接種を受けられた場合、65歳以上の方ですけども、1,000円だけ負担していただいたら受けられるということにしてございます。  それと、65歳未満の方ですけども、これはちょっと上限つきがありまして、非課税世帯の方に限りまして接種料1回分当町では3,600円ということになっておりますけども、3,600円を上限で補助しますよということで、これも全国レベルの事業ですけども、そういう補助制度を立ち上げております。  それと、もう一つ、当町独自の事業ですけども、中学生以下の年齢の方につきましては、1回分、小学生以下は2回接種になってますけども、1回分、3,600円上限に限り町独自で補助をさせていただくというような制度を立ち上げております。それも昨年から引き継いでことしもやっておるということで、そういう形で、特に高齢者の方はずっと平成17年から実施している1,000円負担だけで受けられるよというその制度をまだ継続して。それと65歳以上の方でも非課税のおりましたらその1,000円も町が負担しますよということで、そういう形で経済的な支援をさせていただいております。  以上です。 ○議長(東久保秀人) 8番、平野君。 ○8番(平野一夫) どうぞよろしくお願いいたしまして、高野町にそういうインフルエンザ風邪引きが伝染しないように、御活躍願いたいと思います。  次に、獣害対策についてちょっとお尋ねいたします。  12月11日に、ここにみえてる高野山小学校の生徒さんも含めてでございますが、花坂、富貴の小・中学生によって町議会が初めてここで開催されまして、そのときに子供議員から、小動物の農作物に対する対策、あるいは小動物の動物園をつくったらどうなるというような質問も受け、非常に貴重な御意見をいただき、また教育委員会ではクマに対してのすずを小学生全員に配布して、クマを追っ払うということ、そういうような手配もしてくれている、本当に対策についてありがとうございます。  今子供議会で質問がありましたようなことでございますが、そんなことについてもぜひとも町長、町当局も実行していただければ、非常にそのとおりだと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  小動物、森から我々が森林を切り開いて、山肌を削って、地肌を見せるというふうになりますと、森がだんだんと彼らの住むところがなくなってきます。そうすると森林がなくなってきますとやっぱり自分たち人間の世界に食を求めてやってくるのは、これは生きるがためのそういうような動物の本能だと思います。  この小動物が、非常に被害が最近ふえております。そういうことで、この小動物の犯罪、こういうものは、事故については、最近銃の規制が非常に厳しくなって、公安委員会からも所持許可が非常にマナーも含めて厳しくなっております。そこへ持ってきてそれぞれ若い人たちが少なくなってきておりますというような現状でございます。  そうなりますと、やっぱり小動物が生きるがためにどんどんどんどん森から我々の農業者、あるいは高齢者のせっかくつくった家庭菜園、農作物あたりにまで被害をこうむるようなことになってきております。高野町の中でおきましてでもこの全域、高野山では全域、これは国、県で捕獲するわけにはいきません。許可された区域というのは非常に限られております。ちょうど鳥獣保護区というようなことで、高野町内はすべて適用されておりますので、そういうようなハンターの厄介にもなれないというのが現状でございます。  そういう点からして、この小動物を何とか減らそうやないかということで考えますと、もう、わなとかおりというふうなものしかございません。高野山には猟友会がございますが、猟友会の方々はそれぞれの仕事を持ってて、そういうおりをつけに行ったり、またわなをつけに行くというような非常に方もみえておりますが、そういう方しかいわゆる立ち会ってわなとかそういうものをつくることはできません。一般の人ができないというのが現状であります。  そういう中で、この被害状況というものはどの程度に被害状況が出てるかというのは、我々がちょっと相ノ浦、あるいは花坂あたりに行って聞きましたら、非常に小動物、そういうものに対して非常に敏感に、それこそとらえるのには厚い鉄板を重ねてずっと囲いをするとか、あるいはニクロム線で、電気線で来ないようにするというようなことで防止をしているそうでございますが、こういった防止のことについてでも非常にお金がかかることでございます。そういうようなことを猟友会の皆さん方がそういうような立ち会いに行っていただく、縄、あるいはわなを仕掛けにいくのも立ち会いしなければいけません。その方々に来ていただくのに、仕事を休んで来ていただくにはそういう手当も必要になってきます。そして、非常にお金が要るわけなんです。町としてでもこういう人間に危害が今現在ないということでございますが、これがもしあったときには非常に大変なことになりますので、このために、人命安全のためにこういった費用を町として今後予算を組み入れて、小動物の軽減対策費用ということで考えていかなければいけないと思いますが、その点について当局のお考えをお聞かせください。 ○議長(東久保秀人) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 議員御質問いただきました件でございますが、確かに鳥獣害被害は増えてございます。それで県のほうの補助規定でありましたら、やはりできる場所も限られておりますので、本年6月、9月、この12月議会におきましても高野町独自のシステムをつくりまして、電気柵の費用の負担金であるとか、また12月、先日一般補正予算で御承認いただきました猟友会に対しましても、猟友会の皆さんが出ていただいたときに、わずかでございますが日当を払えるような仕組みも12月補正のほうで計上させていただいたりとか、町のほうでもできる範囲は限られております。この鳥獣害につきましては、やはり全国的にいろんな被害が出ておるという中で、町のほうにおいてもいろいろ試行錯誤しながら、また保健所等とも協議しながら進めておるわけでございますが、なかなか町が思うように簡単にできるという仕組みもございませんし、できる範囲の中でございますが、猟友会の皆さんといろいろ検討したり、また鳥獣保護員になっていただいている方と相談したりとか、いろんな対策は打っております。  それで予算面につきましても、先日の補正で計上してございますので、十分手厚くというところまではいきませんが、そういうことも考慮した上での予算計上をしてございます。 ○議長(東久保秀人) 8番、平野君。 ○8番(平野一夫) 予算計上してくれております。非常に前向きに考えてくれていること、本当にありがとうございます。この小動物は相ノ浦堰堤のあたりを巣にしたイノシシが、ちょうど霊宝館の裏側に出てきて、このまた大門から花園へ行く道で、擁壁で、その道でイノシシがずっとえさをあさりながら土を掘っている。その掘った土のところに水がたまる。だんだんその水が浸潤して、地面がやわらいでいく。次に雨が降るとそのあたりがずっと土が水を含んで崩壊するというようなことで、道路は崩壊するわ、山崩れするわということで、災害が発生するということになります。何とかしてこういったことについても検討をしていかなければいけないんじゃないかなとこういうように思うわけでございまして、とにかく有害獣の捕獲対策については十分猟友会、あるいはその関係の皆さん方と相談していただきまして、小獣の軽減対策に取り組んでいただきたいとこのように考えております。  獣害に対しては以上で、次に空き地の有効利用についてちょっとお尋ねいたします。  企画課で富貴、花坂地区での地域支援事業の中で地域活性の一環事業になればいいんですが、高齢者が非常に空き地を探しておって、その空き地で太陽を浴びながら、花やら家庭菜園をつくって、そういう健康のためにもそういうような地域を、そういうような空き地を確保していただくというような町の支援をしていただければ、非常にお年寄りの健康づくりにもなるしなということでそういうことを考えておりますが、そういう空き地の有効利用について、町としては企画課としても何かいい考えはございませんか。 ○議長(東久保秀人) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 富貴、花坂、等の空き地利用ということで御質問いただきました。近年、高齢化によりまして、社会現象とも言える担い手不足というのが休耕田畑に見かけられております。高野町においても空き地、休耕田が目立ってきておりますが、広範囲で農業等を営んでおる方は別としまして、小規模でされておる方と先日お話しした中では、生産量の問題とかコストの問題で、もう小売店とかスーパーで買ったほうが安いというふうな方もおられました。  しかし、このような現状の中で、農業を通じて元気な高齢者、元気なまちづくりをする中において、この農業を通じた中で何かビジネスというものが生まれないかという観点で企画課のほうでいろいろ取り組んでおる中で、安心、安全な農作物を高野山で販売できる仕組みを今実験的に行っております。23年度からはすべての地区の方が参画できる仕組みを実施することで、少しでも遊休農地の活用、また元気な地域づくりができればと願っております。  それと、空き地を何か町民の方に開放するという施策でございますが、まず農業に関心のある方を誘致して、人口対策等も含めまして、本年の2月に花坂の空き家を利用して、若い御夫婦の方がJターンという形で花坂に移住してきました。その方は大変農業に興味がありまして、有効に休耕田を地域の方から借りて、本格的な農業を始めたという方も本年おります。  それと、富貴地区では何人かの方が畑たがやし部というふうなサークルをつくって、富貴の休耕田を活用しておるというふうな現状もできております。  そういう中で、地域の方とともにやはり試行錯誤しながらこの休耕田畑を活用して、また効率よく事業化できる仕組みをということで、花坂のほうでも花坂元気プロジェクトであるとか、そういうプロジェクトを立ち上げて有効活用しておりますが、この休耕田と言いましてもやはり所有者がおります。第三者の方にどのような方で貸していただけるかという、当然地権者の理解とか協力も求めなければいけないというのが大きな問題でありまして、休耕田ができたから即それを活用するということになりましても、当然所有者の了解なり、所有者がどこまで提供していただけるかと、そういうふうなこともございます。  先日、広報におきまして、そのような空き家であるとか休耕田であるとか、そういうことを申し出ていただくようなシステムも広報にも載せたわけでございますが、今のところそういう個人的にお貸しするというふうな声も上がっておりませんが、各地域のほうで自分たちの住んでおる地域振興のためにそういうものを使いたいというふうな地域が出てくれることを願っておるわけでございますが、そのような仕組みは各地域でいろいろ行っておりますし、タウンミーティングを開いておる際にもそのようなことは呼びかけております。  ただ、高野山の方が農業したいとか、そういうふうなお申し出がありましたら、またその都度そのような対策も練っていきたいと思うわけですが、休耕田に対しての活用というのは順次進めております。 ○議長(東久保秀人) 8番、平野君。 ○8番(平野一夫) 今、本当に前向きな答弁をいただきました。生き生きとした地域の元気な高齢者づくりということで取り組んでいただいてる。とにかく空き耕作地有効利用ということで、できるだけそういったことで従事できれば、お年寄りも健康づくりにもいいし、またそれが花やら農作物をつくりながら、農作物の中でもしっかりつくってて、そのものがたくさんできて、これは市場に出せれば非常にまた住民の皆さん方にも喜んでいただけるということになりますと、商品としてお店に出して安く売っていく、そして住民のためになれば非常に幸いだと思います。どうかそういう地域づくりについて前向きに考えていただくことをお願いいたしまして、私の四つの質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(東久保秀人) しばらく休憩します。               午前10時35分 休憩               午前10時45分 再開 ○議長(東久保秀人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  5番、松谷君。 ○5番(松谷順功) 質問の機会を与えていただきましたので、鳥獣被害とその対策についてということで御質問したいと思います。  12月11日、子供議会におきまして、富貴小学校の中山咲貴議員から、小動物による農作物の被害対策についての質問があり、動物の保護と被害対策について両面から考えた案が提案されました。また本日、平野議員からも被害対策についての質問があり重なってしまいましたが、再度質問させていただきます。  町民憲章の中に、「緑豊かな森を愛し、恵まれた自然と調和した美しい町をつくります」、また現町長の目指すまちづくりにも「安心・安全な町をつくります」というのがあります。しかし、近年これらの方針も野生動物によって阻まれる危険性が出てきたのではないでしょうか。人的な被害は報告されていませんが、イノシシやシカが増加し、農林業はもとより、一般の家庭の菜園、花壇、寺院庭園等にも被害が激増しております。クマも出没しました。シカは特に自然植生に対して強い影響が出ていると思われております。アライグマのような外来動物も捕獲されていますが、今高野山周辺は広大な鳥獣保護区であり、また特別保護区も2カ所指定されております。生物多様性の確保という問題もあります。また、駆除となりますと、宗教上の問題も考えなければなりません。  この難しい条件の中で早急に対策を考えていかなければならないということで、質問するばかりではなく、ちょっと対策のほうも検討してみました。対策を考えるために鳥獣対策の本であるとか、伊都振興局地域振興部農業振興課のとりい氏を訪ねました。対策としてどういうことをしてるんだということをお聞きしましたところ、狩猟期の延長、11月15日から2月15日を11月1日から3月15日までとするということ。それから、イノシシの頭数はどのくらいかというようなことを聞きましたところ、イノシシの頭数は伊都郡内で約8,000頭いると思われるということでございます。本年は特に気候の変動もあり、今までと違って何をえさにしているのかがわからない状況であるということです。  一般的にはミミズ、トカゲ、カエル、昆虫、それから草の根等雑食であったのですが、かつらぎ町あたりで解剖してみますと、ほとんどが根菜類であるということです。時期によって食べやすいものは何でも食べると、稲の穂でも食べるということです。  増え過ぎているため、イノブタではないかという話があるそうですが、3代でイノシシに戻り、90%以上はイノシシであるということでございます。1回に四、五頭産むらしく、富栄養状態であるため、また気候の温暖化の影響もあって子供での死亡率が低く、子供が親から離れた場合、また2度また生まれる場合があるらしいです。夜行性のために、昼間はやぶの中に隠れていてわからないということですが、約3キロ以内には寝屋があると。冬場にはオスの行動範囲が広くなるということで、現在いる53%以上を捕獲しなければ減らないということでございます。  次いでシカについてです。県内で1万5,714頭いるらしいです。1平方キロメートルあたり5.2頭、これを8,700頭にするのが県の計画らしいです。山の間伐等が行われていないため、下層植物を食べ尽くし、土壌の流出が発生、山の急斜面では崩落が始まっているとのことです。大半の植物、最悪の場合、落ち葉でも食べるということ。それから毎日乾燥重量で体重の約1%を採食するということらしいです。シカは隠れないんですが、人間との距離をはかって行動するということです。  それから、県土木との話し合いはできてはおられないらしいですが、外来牧草、ハリエンジュなどのマメ科の植物、これがいわゆる戦後砂防用、もしくは工事ののり面の緑化に用いられた草が大好物であるということです。  アライグマについては定着した外来種で特定外来種として根絶を目指して駆除が行われるようになってきたらしいです。  それから、クマにつきましてですが、クマは県内で約20頭ぐらいというふうに確認されておるらしいです。紀伊半島で180頭ぐらいで、保護が必要だということでございます。  こうした社会的な問題に対して捕獲が必要となってきますが、捕獲体制はあくまで鳥獣保護法による野生動物の管理に基づいて行わなければなりません。対策の決定権は町にあるということでございますが、専門チームをつくって捕獲するのが望ましいが、地域社会の過疎化が進む中、狩猟人口の高齢化ということで減少が進んでいるということです。  このことから、現在防護柵をつくるというのが最良の方法というふうに考えておるようでございます。国全体で100億の予算が来年計上されるようです。村全体を囲うということを考えて実施しているところもあるらしいです。  そこでお尋ねします。まず1番目、被害状況の把握はできているかと。今現在どんな状況であるかというのをお尋ねします。  2番目に、有害としての駆除頭数、これを何頭ぐらい駆除したかというのをお伺いします。  3番目に対策として高野町農作物鳥獣対策強化事業補助金交付要綱がありますが、農作物への被害防止のため、農業者等というふうに書かれております。農業者というのは10アール以上を指定しているということでございますけども、等というのはどこまで解釈できるか。この辺を改めまして、適用範囲を広げて一般住民にも生活環境被害防止目的で適用できないかというようなことを一つ案として出させていただきます。  4番目に県の補助事業である鳥獣保護の防柵事業ですね、防柵設置支援事業、これも農業者に対してであり、事業主体が2戸以上の農業者をもって組織する団体であることが採択条件となっておりますが、農業者以外の一般にも補助ができるように、緩和を県に申し入れていただけないかということ。それから、柵は最も有効とされておりますが、景観条例との関係はどうでしょうかということ。  それから6番目になりますけれども、防護用ののり面の緑化について、何か別な対策を考えてはどうかと。県との話し合いを持ってほしいということ。  それから、7番目ですが、市販でわなが何の制限もなく販売されて、知らずに使っている人もおられるようです。狩猟登録者、先ほどお話ありましたけども、狩猟登録者の交付を受けた者でなければ使用できないため、注意をしてほしいと。これは1年以下の懲役、もしくは罰金30万円以下ということになっておりまして、伊都郡内でも何人か26万ぐらいの判決が出ておるということも聞いております。  それから、8番目にアライグマの外来種は根絶を目指しておりますが、アライグマを捕獲する場合、非常に危険性があるということを指導していただきたいと。アライグマには回虫症、狂犬病の媒介の可能性があり、対応を考えておく必要があるのではないかと。  それから、9番目になりますけども、町長が進められると考えておられます広葉樹林のことなんですが、動物もすめる森づくりということで、人間が楽しめるもみじや桜ばかりを植えるんではなく、種子ができる例えばクリであるとか、クルミであるとか、イチョウであるとか等も検討していただきたいと。枝打ち等の間伐も検討していただきたいと。犬の活用も非常に有効であるというふうに言われております。  以上、9点につきまして御回答いただければありがたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(東久保秀人) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 松谷議員より、鳥獣被害とその対策ということで、9点あまりの御質問をいただきました。いろいろ調べていただいておりまして、松谷議員おっしゃるとおり、町のほうでも考えております事業等も何点かございます。  この高野町のように周囲が山林に囲まれております地域につきましては、やはり民家周辺に鳥獣害が発生するということが十分考えられますし、本年のように社会現象とも言える鳥獣被害が全国で多発しておるようです。  それで、ホームページを見ましても、どこの市町村においてもこの鳥獣害においては大変苦慮しておる、これといった有効策もないというような現状で、何かヒント等になればということで先日もホームページを見ておったんですが、呉市のページがちょうどヒットしまして、読んでおったわけでございますが、当町と同じようにこれといった対策がないというふうなことも書かれておりました。  ことしなぜこのような被害が急に激増したかということも検討したんですが、やはり夏の猛暑による堅果類、ミズナラであるとかコナラ、ドングリ等の凶作であったということ。それと野生動物の生態、行動範囲が変わってきておるんではないか。また高野町のように中山間地域の問題、農林業施策の変化、狩猟人口の減少と高齢化など、いろんな原因が考えられます。  それと、本町にとりまして実態を見ますと、奥の院の御廟があります聖域周辺、また女人堂の裏にある高野龍神国定公園で特別保護区に指定されております区域が鳥獣特別保護区ということで、いかなることがあっても鳥獣は捕獲できないというふうな指定された地域、そしてまた高野山の山上、その周辺については鳥獣保護区に指定されております。こういうふうな現状の中で、有害駆除の申請をしてもなかなか規制がきつくて、高野山内では思うように捕獲できないというふうな状況もございます。  それで、高野山周辺地域でのイノシシの被害については、ことしの7月26日に細川地区から情報が寄せられ、その後、8件のイノシシの被害状況が寄せられております。この中にはお寺の庭が荒らされたとかということも報告いただいております。  それで、地元の猟友会等とも協力を願いまして、現在14頭のイノシシを捕獲しておりますが、全体から見ればほんの一握りぐらいであるんじゃないかと思っております。  また、クマの出没につきましても、6月25日を初め、7カ所で目撃情報が寄せられまして、鳥獣保護員、猟友会と協議し、11月12日から12月9日までの4週間にわたりおりを仕掛けたわけでございますが、おりにはかからなかったというふうな現状でございます。  それで、町のほうでの対策としまして、今農作物の被害蔓延のために、農家に対しまして県の補助金とあわせて本年度から町単独の補助金制度を制定しました。これ先ほど平野議員からも御質問いただいたわけでございますが、6月、9月、12月の補正において、高野町農作物鳥獣被害対策強化事業ということで、秋の収穫期にあわせて農家の方のダメージを少しでも和らげるべき対策をとっております。そして、また広報等でも呼びかけ、ごみの出し方、また夜間の外出の自粛等も呼びかけております。  しかし、民家や寺院の庭、また個人がつくられた植木であるとか、家庭菜園であるとか、そのようなとこもたくさん荒らされておるということも確認しておりますが、今の現状では範囲が広く、県、また周辺市町村ともいろいろ協議しながら考えてございます。高野町の場合、隣接には野迫川村、九度山町、かつらぎ町と隣接しておりますので、周辺の担当課長ともいろいろ会議があるごとに協議しておるわけでございますが、なかなかこれといった打開策もございませんし、花火の打ち上げとか空砲銃等も一緒になって検討したわけでございますが、コスト的なこと、費用的なこともございますし、周辺への環境問題、またそれを導入したところでいたちごっこになってしまう等、効果的な対策も見つからず、今は自主防衛をお願いしているところでございます。  町において人的な被害も今は出ておりませんが、的確な情報をつかみ、混乱を起こさせないようにするということと、住民へ対して適切で迅速な情報公開が必要と感じてございます。町内放送を通じて住民にPRするなり、クマが出たとき、そういう対策をどういうふうにすればいいかというようなことも、広報を通じて町民には周知徹底してございます。  それで、状況につきましてはそのようなこともすべて状況判断でしておりますし、本年の場合14頭のイノシシを捕獲したということでございます。  それと、強化事業につきましても町のほうで独自で補助金制度をつくりまして、農家さんに対しましての補助金制度をつくり、対策をとっております。  また、アライグマにつきましても大変凶暴な動物であるということで、アライグマの確保につきましては伊都振興局のほうでアライグマの捕獲の講習会を受けまして、町の職員も何名か講習を受けて、アライグマのおり等についても確保しております。  それと、県の事業の拡大でございますが、2戸以上というふうな規制があるわけでございますが、これは先日5月に全県下の市町村長、知事も交えての懇談会があったわけでございますが、町長のほうから直接知事に、こういう緩和をしてほしいということで直接県のほうに申し入れておりますので、23年につきましては何らかの形で回答をいただけるんじゃないかと期待しております。  それと、無許可でわなを仕掛けておるというふうなことでございますが、町のほうもパトロールを強化しまして、基本的には鳥獣保護区につきましては当然許可も要ります。わな等の仕掛けにつきましても猟友会の皆さんにお願いして、町のほうでわなをかけた場合は必ず表示板をつけてということで、猟友会のほうに表示板等も渡しておりますので、無許可につきましては後の処分の問題とかいろいろ出てくると思いますので、見回りにつきましては鳥獣保護員、また猟友会の皆さんと協議しながら、徹底したいと考えております。  それと、広葉樹等の植栽でございますが、植える場所にもよります。道路周辺に広葉樹を植えて、高野山の山の環境も変えたいということでいろいろ考えておるわけでございますが、ミズナラであるとかドングリであるとか、当然そういう鳥獣に対してのえさというんですか、そういうふうな植栽も状況によっては必要かなと思いますが、今のところそういうことの予定はございませんので、そのことも踏まえて森林につきまして考えていきたいなと思っております。  それと、県なり町ののり面の緑化工事につきまして、そういうえさになるような植物があるんではないかということでございますが、当然これまた町のほうでは環境整備課のほうでそのようなことも十分協議していただきますし、県におきましても、これ県下全体的な被害の問題でございますので、県土木につきましてもそのようなことは十分把握した上での今後工事等になってくるんじゃないかなとそのように考えております。  以上でございます。 ○議長(東久保秀人) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 鳥獣に関しましては、駆除と保護の両面から考えていかなければならないと思っております。今、駆除のほうで課長のほうから答弁したわけなんですけども、保護という観点で、今広葉樹、クヌギ等々のお話が松谷議員のほうからあったわけなんです。この間も子供議会でも広葉樹林化というような話もさせていただきました。これはもちろん保護という観点からそのようなお話をさせていただいたわけでございます。  今課長のほうがちょっとニュアンス的に違うような発言をしたんで、この間森林管理所の所長にお話をさせていただきまして、もちろん環状道路建設に向かってということでその近辺の広葉樹林化、また480等に関する改修に伴っての広葉樹林化等々のお話をさせていただいております。  森林管理所等も数年前から針広混交林というような方向性を打ち出してきております。実際そのような方向で動いているかどうかは確認はしておりませんが、そのようなお考えを持っているようでございます。  それと、今6月の議会で町有林の間伐というような形で予算を計上させていただいた中で、スギ、ヒノキ等を間伐して収入を上げるというような形の予算だったわけなんですけども、そこにもスギ、ヒノキが育たない、成長できない部分に関しましては、できればそのような広葉樹林化、クヌギ等々に植栽ができる方向で考えていきたいと思っておりますんで、御理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(東久保秀人) 5番、松谷君。 ○5番(松谷順功) 対策としていろいろ回答いただいたわけですが、先ほどの補助金の件なんですが、農業者から一般住民にも生活環境被害の防止という目的で適用できないかということに対して、課長からの回答がなかったように思いますんで、もしその辺お考えがあるようでしたらお答え願いたいと思います。 ○議長(東久保秀人) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 一般住民、もちろん寺院等も含めて、先日役場の周辺のお寺で庭がすごい荒らされておると、これ客場へ入っていくん違うかというふうなことで現場を見てきたわけでございますが、かなり広いです。一般民家の周辺を防護柵等でするとなれば、高野町全域、もちろんかなりのメートル数になってきますが、そういうことも今後考えていかなければならないということは十分認識してございます。  ただ、新年度予算を今計上中でございますので、どこまで予算が許されるかということもございますが、当然農作物、農業者に対しましては県なり、町のほうで仕組みをつくっておりますが、やはり一般の方が庭で植木をしてるとか、裏で家庭菜園をしてるとか、そういうことも十分把握はしてございますので、今どのようにできるという御回答はできませんが、そのことは十分認識はしてございます。 ○議長(東久保秀人) 5番、松谷君。 ○5番(松谷順功) ありがとうございます。考えていただいておるということでございます。  ただ、今までの聞いた住民の方々のお話をちょっとしてみたいと思うんですけれども、まず選挙のときに相ノ浦地区なんですが、兄さんやと、トタンで囲いたいんやけども横にしかつくれないよと。いわゆる金額が高いので、縦に使えないと。イノシシは防止できるけども、シカは防止できないんやというようなお話もあります。  それから、これは一般の住民の方ですけれども、大事にしていたチューリップ、ユリ、その他の植物も食べられてしもうたというような話。寺院の方から、築山でモグラと思ってたんだけども実はイノシシだったと、もうぼこぼこにされてるよと。せめて大事な庭だけでも守りたいよというふうな話があります。犬の散歩をしようとしても、動かない場合があると。これは多分動物がおるという反応だと思いますけれども、せめて指定された大事な庭を守りたいというような意見でございます。  環境整備課長にちょっとお伺いしたいんですけども、これと景観条例との関係を少しお話しいただけたらありがたいと思います。
    ○議長(東久保秀人) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) 鳥獣被害の防止対策と景観条例の関係ということで、大変ちょっと難しい、柵の関係で難しい話かなというように思います。  今現在は鳥獣被害等で受けられた方、受けられるおそれがあるところにつきましては、各個人がいろんな対策をされてきておりまして、これは日本各地を見てみましても、中山間地の田畑を見ますとトタンで囲ったりとか、いろんな対策をされてます。  本来はやはりなぜ動物がその地域におりてきたかということとかもいろいろ考えて、その地域におりてこないようなことが昔からされていたと。そやから里山というのが崩れてきたことによってそういうことが起こってきてしまったというふうに私は思っております。  柵につきましては、いろんな動物によりましてその柵が違うということがあります。今国有林でも植林されたところの苗木がやわらかいということで、シカが好んで食べると。高いネットを張って防止対策をしていたりとかしております。  そういうことで、この柵につきましては今後その地域にどのようにマッチするかということ、防護柵についてはどのような形でマッチさせていくかということを、今後検討課題というふうに思っておりますので、今後審議会の皆様とか住民の方とお話し合いをさせていただいて、どのような柵がその地域に合うものかということを検討し、鳥獣対策になるものであればある程度猶予するというようなことも考えながら、担当課とも相談しながら進めていきたいというふうに思っております。  それと、もう一つ先ほど緑化の話がありまして、外来種を使った緑化というのが、土肌をさわったときに、その土肌をすぐに緑化をするというような対策で、根の張りやすい外来種を今現在使っているのが実情です。在来種もその中に含んでおりますので、世代交代とかで在来種もその時期を後にして緑化対策には有効なんですけど、まず土肌を荒らしたときにすぐにやっぱり根を生やして、二次災害等を防ぎたいということで在来種を使っております。この在来種がまた鳥獣の食べ物になっているというようなことも少し聞いておりますので、今後県の土木関係のところとも調整しながら進めていきたいというふうに思っております。 ○議長(東久保秀人) 5番、松谷君。 ○5番(松谷順功) ありがとうございます。景観条例の工作物の中に柵という項目がありますので、該当するんではないかということで御質問させていただきました。  いろいろ調べてみたんですけども、柵については書いてるようで最終的にはうまく表現されてないというふうに思っております。景観条例に対してどういうデザインのものがいいのかというのも出てくると思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  そのようなことでいろいろ考えておりましたところ、12月18日のNHKのきのくにスペシャルということで、森で何が起こっているかというようなことの番組がありました。近年、獣が里におりてくるというようなことで、ミカンの被害であるとか、シカの被害であるとかが報告されておりましたけれども、現実、和歌山市街地にイノシシが出たというようなこともございます。和歌山市駅前で事故があったということ。それから県内で500件ぐらいの交通事故があるらしいです。  今、先ほどからいろいろ回答ありましたけれども、要するに森林が家の近くまで、要するに田畑を含めて森林にしてしまったというのも一つの原因らしいですし、昔のカヤ場、いわゆる屋根ふきのカヤ場がなくなったり、マキをとるための山がなくなったりということで、広葉樹林が非常に減ったと。6割方が人工林であるというようなこと。それから4,200ヘクタールあたりの耕作放棄地、全体の15%らしいですが、4,200ヘクタールの放棄地があるということ。それから、過疎地に人の援助をしなければ、今後ますます増えていくであろうということ。それから、草をできるだけ生やさないというようなことも大事だということのようなお話がありました。  見ていて思ったんですけども、必ずしも高野町と状況が違うわけですけれども、大変な被害が出ておりますので、一つ全般的に町長よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。ありがとうございます。 ○議長(東久保秀人) しばらく休憩します。               午前11時16分 休憩               午前11時28分 再開 ○議長(東久保秀人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  3番、大西君。 ○3番(大西正人) 質問のお許しを得ましたので、ただいまより高野町次世代育成支援について質問をさせていただきます。  今急速に少子高齢化が進行して、また核家族化、地域コミュニティの弱体化等により、家庭や地域で子育てをする機能が低下する傾向にある中、高野町に住むすべての子供たちを守り育てていく、そのための次世代育成支援が大変重要であると考えます。町長はその支援策をどのように推進していこうと考えておられるのかをお尋ねしたいと思います。  また、アンケート調査、グループヒアリングなどを行っておられますが、子育てをしておられる親の多くが気軽に話し合える場として、子育てサロンのような場所の開設をも望んでいると伺っておりますが、このような要望に対する各地域での取り組みはどのように進んでいるのかお聞きしたいと存じます。  よろしくお願いをいたします。 ○議長(東久保秀人) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 答弁をさせていただきます。  子育て支援は地域社会、企業、学校、行政等を含め、社会全体で取り組むべき課題であります。そのためさまざまな地域の支え合う機能を生かし、地域に対する誇りや意識の強化を図り、地域の子供は地域で育てるという共通認識のもと、一人一人が自分の知識と経験を生かしながら次世代の育成にかかわる環境づくりを推進していきたいと考えております。  少子高齢化の中、地域のすべての子育てを支えるための施策といたしまして、既に他町村に先んじて小・中学生の医療の無料化、就学時医療制度や保育所、保育料の第2子以降の無料化などを実施してきております。  また、並行して公立保育所と私立の幼稚園が合同活動になる一元化が実現し、幼保一貫した幼児保育、教育が実現し、今後さらなる発展を期待いたしております。  しかし、少子化により子供とその親の孤立化は避けがたい問題であり、児童虐待につながる大きな要因と考えられます。医療や教育の問題等、ほかにもいろいろな解決すべき問題は山積みしております。要するに行政として公助としての各種サービス、教育、福祉、医療の充実と、共助、当事者のサークルづくり、自助、家庭教育、親子関係への支援等、行政と地域が連携して取り組んでいきたいと考えております。  今後、町の施策として、少子化の中で保育サービス、学校教育の充実、地域子育て支援センターの設置による相談支援業務の充実、子供の居場所の対策として学童保育の実施など、重要課題について取り組んでいくとともに、お年寄りから若者まで地域全体で支えていくような子育て環境をつくっていきたいと思っております。  また、子育てサロンにつきましては、本年高野山と富貴の2地区で子育て支援タウンミーティングを開催し、それぞれの地区で住んでいてよかったことや、逆に困っていることなど、いろいろなお話をお聞きをさせていただきましたが、それぞれの方々が地域のために自分は何ができるか等、積極的にかかわっていく姿勢を示していただきました。  今後、こういった住民の方々が自由な意見を言える集いを継続するとともに、行政主導ではなくて、地域の方々が自主的に集まれる場づくりについて、いろいろな機会を利用して支援していきたいと考えております。  3番議員さんも非常に青少年活動を通して、また子育て支援というか、青少年活動をしていただいております。それと剣道少年クラブというような活動の中で子育て支援、地域ぐるみの御支援をしていただいておることに感謝を申し上げまして、答弁にさせていただきます。 ○議長(東久保秀人) 3番、大西君。 ○3番(大西正人) 今町長の答弁の中で、子育て支援センターというような話も出ておりました。前期の支援策といいますか、次世代育成の計画の中でも子育て支援センターというのも入っておりましたが、この5年の間に設置がされなかった。いろいろと考えますと、その支援センターを核にして、中心にしていろんな支援策がまた打てたんではないかなと、そういうふうにも思ったわけなんですけれども。  以前から取り組んでおられた健康推進課長のほうにお聞きしますが、なぜ子育て支援センターの設置が今までできなかったんでしょうか、お尋ねをいたします。よろしくお願いします。 ○議長(東久保秀人) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長阪田圭二) 地域子育て支援センターについての御質問でございます。御質問のとおり、前期計画から既に目標に掲げてございました。前期計画5年間のうちにできなかったというのはもう事実でございます。  とにかくいろいろな施策、事業を立ち上げていく上で、我々健康推進課だけじゃないんですけども、マンパワーですね。マンパワーとそれから予算と、その二つというのがすごいいつも悩ましい問題でございまして、特に予算以上にマンパワーが不足しているというのが現状です。  地域子育て支援センターというのは公的な機関です。専門職員配置の上相談業務を行うということで、まず子育て支援センターに必要なマンパワー、保育経験を持つような専門的な知識を持っている方、例えば保育士を長年務められて、そういう子供の生活、親子関係、諸々のことを十分熟知されているような方、そういうような方が必要です。それもほぼ常勤に近いような形で配置しなきゃならないということで、そういうこともありましてなかなか開設に至らなかったと。  それと今後のことですけども、先ほどの答弁の中でも、これじゃないですけども、幼保一元化ということで、合同活動でこれからどんどん発展させていきたいということなんですけれども、一つの目標なんですけども、認定こども園というのを見据えてこれからも高野山学園と協議を進めていきたいという考えがあるんですけども、その認定こども園、これまだそこまで行きつくかどうかわからないんですけども、そのときに一緒に認定こども園で地域子育て支援センターを立ち上げたいという一つの構想がございます。まだ、これは構想の段階ですけども、一応後期計画の中で5年スパンの計画です。この地域子育て支援センターというのは市町村、必ず1カ所設置、校区に1カ所でしたか、設置してほしいというような事業ですので、ぜひこの5年間のうちに何らかの形で立ち上げていきたいというように考えております。  以上です。 ○議長(東久保秀人) 3番、大西君。 ○3番(大西正人) 今答弁を聞かせていただいて、なかなかマンパワーであるとか、予算であるとか、専門家が要るとか、難しい問題も含んでおって、なかなか前に進まないようでありますが、あと後期の5年間において何とかそういうものを立ち上げたいということなので、それをしっかりと進めていただきたいとそういうふうに思います。  また何回か年に集まりを持たれて、子育て中のお母さん、また地域のそういう委員さんですか、次世代育成に関するそういう方が集まられて、高野地区、富貴地区といったような形で分かれていろんな意見交換とかされておるということなんですが、またことしもやられておると聞いております。そのときには町長も出席をされて、いろんなことを直接伺ったというふうにも聞いております。  そういう子育て中の不安や悩みとか、将来の夢とか希望とか、そういうことをお互いに話すことができる場所ですね。私が申し上げた子育てセンターにかわる、もうちょっと軽い感じの子育てサロンといいますか、そういうものがあれば、お母さん方がそこに集まって、また地域の人がそこに集まって、おじいちゃん、おっちゃん、おばちゃんが、そんなんやったらうちがあした子供を見といてやるわよと、ああほんまに、じゃあそんなんやったら、私一遍紙芝居をやったるわとか、昔の遊びをそこで一遍ちょっと披露するわとか、いろんな場がそこで、気楽な場がだんだんだんだんとしっかりとしたものになっていって、支援センターのかわりになるようなところができるんじゃないかなと。それが子育てサロンということになるのかどうかわかりませんけども、そういう場づくりですね、そういうのを行政がまず主導してちょっとつくっていただく。その後は当事者の方々にお守りをしていただいて、自分たちでそこを定期的、また継続的にやっていただくと。もちろん責任関係とか、管理関係とかで難しい面もあろうとは思うんですけども、そういうふうなことを考えていただけたらなとそういうふうに思って子育てサロンということをちょっと言わせてもらったわけでございますが、そういうこともしっかり再考していただきたいと、そういうふうに思います。  次、少し変えますが、今町長のほうからも答弁の中で、他町村に比べて高野町、当町は非常に支援策、第2子からの保育料無料化とか、中学生までの医療の無料化、これは日本全国どこで医療を受けられましても無料化を実施するということで、負担をしていただくようになっておるわけなんですけども、経済的に負担が軽くなって、住民の皆さんからも非常に高い評価を受けておるということは私も承知しております。  その中で、一つ気になるのは、まだ未実施の部分で、今後ますます共働きというようなものが増える傾向があると思うんですが、昼間子供が1人で過ごすような機会、そういう時間が多くなることが予想されます。そういうとき、学童保育のようなものを望む人も出てくると思うんですけれども、そこの見通しですね。これからどういうふうに学童保育というふうなものを取り入れていくか。そういうところを健康推進課長、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(東久保秀人) 阪田健康推進課長。 ○健康推進課長阪田圭二) 学童保育ということで、ちょっとこれも悩ましい問題で、実際に県下でもかなりの市町村でもう実施されております。  学童保育というのは小学校3年までの子供さん、制度的に言うたら3年までの子供さんですけども、学校の授業が終わってから居場所がないという子供さんについて、何らかの形で親御さんが仕事から帰ってくるまで預かってあげようやないかというような事業ということを認識しております。これもどこでやるか、だれがそのとき面倒を見るかというそういったものが一つ問題になってくると思うんですけども、まず教育委員会等ともちょっと協議して、学校のほうで終わってからちょっと教室をお借りしてできないかというふうな形で考えてございます。  あと、ただ教室で勝手に遊んどれというわけにもいかないので、そこで何らかの遊び相手とか、何か本を読み聞かせるとか、そういった形のボランティア的な方というのを養成したらどうかなというのは考えております。  これももちろん学童保育も制度的にきっちりとした形でできるのが一番いいかわからないですけども、それに違っても何か地域性のあるような、ボランティアで集まってきて、学校以外でもどこかいい場所があったら集まっていろいろと遊ばせてあげるとか、そういう仕組みというのも考えていくべきかなと、両面考えております。制度的な学童保育、あるいはそういった地域の人たちが放課後、終了後の子供さんの何か遊び相手、面倒を見る、そういった両面のやり方をこれから考えていきたいとそういうふうに考えております。  以上です。 ○議長(東久保秀人) 3番、大西君。 ○3番(大西正人) 小学3年生までの児童がやはり1人で学校から帰って、そして私が小さいときに覚えがあるのは、植木鉢の下からかぎを出したり、牛乳箱もしくは郵便受け、そのところにかぎを置いておって、それで自分の家をあけて入る。また初めからかぎを持っている。いわゆるかぎっ子ですか。そういう、私の子供のころはかぎみたいなもんをつけておるのがなかったというのが本当のところではありますが、私が自分たちの子供やその周りを見ておって思ったのはそういう光景です。そういうことがあまり好ましくないというのは皆さん御承知のとおりやと思うんですけれども、やはり親にとっては子供を気にしながら社会で働く、そういう時間というのは非常につらいものがあると思います。ですので、学童保育ということにつきましては、しっかりと取り組んでいただきたいとそういうふうに思うわけでございます。  それで、どの取り組みも非常に大事なことばかりなんでございますけれども、教育に関する支援について少しお尋ねをします。今の私の前の質問の中でも触れられておりましたけれども、富貴と花坂、また高野、それぞれの学校から15名の子供たちが、12月11日、この議場で子供議会を行いました。私もそのとき傍聴をさせていただきましたけれども、親を敬い、ふるさとを愛する気持ちがひしひしと伝わってくる、堂々とした立派な質問で、本当に感心をいたしました。今、国がゆとり教育からの方針を変える中、感謝の気持ちとか人を思いやる心、郷土愛をはぐくむ教育の充実、自分たちの町に誇りと自信を持ち、未来に伝えるためのふるさと教育などを学ぶ時間がこれから十分に取れるか心配しているところなんですけれども、教育長にその辺の今後の動きがどうなるかを少しお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○議長(東久保秀人) 中島教育長。 ○教育長(中島紀生) 先般開催いたしました子供議会につきまして、高い御評価をいただきましてありがとうございます。あすの高野町を担う小学生でありますとか中学生が郷土の歴史を学び、ふるさと高野町に誇りを持てるように育てていくということは、議員御指摘のとおり極めて重要なことだと考えております。  高野町教育委員会では副読本といたしまして「私たちの高野町」、御存じかと思いますがこういう冊子を作成し、学校で活用してもらうようにしておりますほか、小学生用に世界遺産高野地域協議会がつくりました副読本、それから中学生用には県教育委員会作成の「みんなで学ぼう世界遺産、紀伊半島の霊場と参詣道」こういうものを提供しております。また、地元の祭りや行事に参加し、高野町の伝統文化を体験するようにも努めております。ちょうど本日も高野山小学校において蓬莱づくり体験があるやに聞き及んでおります。  今後とも郷土教育の充実に努めまして、次の世代にしっかりとバトンタッチできるよう取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(東久保秀人) 3番、大西君。 ○3番(大西正人) 次代を担う子供たちには大事な教育でありますので、しっかり時間がとれますよう、御配慮のほうをよろしくお願いしたいと思います。  最後になりますが、答弁を聞かせていただいて、高野町に住む子供たちを守り育てていく、この高野町次世代育成支援をしっかりと推進していく、そのことが高野町の未来につながることであると確信をいたしますので、この施策の推進をより一層強固に進めていただきたい。そう申し上げて、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(東久保秀人) しばらく休憩します。               午前11時51分 休憩               午後 1時00分 再開 ○議長(東久保秀人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  9番、﨑山君。 ○9番(﨑山文雄) お許しをいただきましたので、一般質問をこれからさせていただきます。ちょっと口の中を傷めておりまして、言語が出にくいところがありまして、お聞き苦しいところがあると思いますが、お許しをいただきたいとこのように思っております。  今回、私が質問させていただく問題は、観光産業の構築の一環として、一の橋から奥の院参拝を考えられないか、この1点でございます。  今夏、この夏でありますけれども、町民の1人から、高野山に来られた参拝観光客に、一の橋から参拝してもらえるような流れにはできないのかという質問がありました。確かにそうあるべきだと私も考えているわけです。何年か前には一の橋で観光バスをとめ、ここから歩いて参拝観光されたことがありました。もちろん帰りは下向道を通り、中の橋に出て、駐車場に待機するバスに乗られてここから帰られるというそういった時期があったわけであります。しかし、旅行業者の時間の都合なのか、ほかに理由があったのか、だんだん様子が変わり、今日のような流れになり、中の橋からの参拝が当たり前のようなことになってきております。  現在の中の橋の様子を見てみますと、大駐車場があり、バスからおりれば参道に通ずる門があり、左には手水鉢、右側には納経所あり、奥の院への参拝口が一の橋にとってかわったような現在様相を呈しております。  紀伊山地の霊場と参詣道の世界遺産を持つ高野町にとっては、高野山信仰を広め、この町に住んでいる者は信奉する真言宗の開祖空海上人が広められた真言密教の教えがいかにとうとい教えであるかと知らしめることに努力しなければならないと思っております。  昨今、今やマスコミメディアが伝える世相はいかにも精神的不健康で、正しい教えに飢えているかに感じております。この教えというのは、私今ここではノリ、法という字を書いております。仏の教えとそういう意味でございます。私たちの幸せの生活は、肉体と精神の両面が健全であって初めて完成された日々の暮らしができるものであります。一の橋から祖廟までの約2キロメートルの間には、小杉と墓石によって占められております。このところを見てもらいたい。見せてあげたい。1100余年の目で見ることのできる歴史の縮図がここにあります。  歴女、若い女性ですね、歴女が増えている今日、若い人たちに大師の偉業を教えることも、高野山信仰を説いていかなければ将来信仰の町でなくなってしまうおそれがあると考えております。  前町長のマニフェストに、行政の壁を越えた観光の広域化、高野山を紀伊半島の玄関口に、観光産業の構築に力を注ぎたいと言われていましたが、実行には至らなかったようでありますけれども、ここに残されたプロセスはそれぞれの担当の方々の脳裏に残っておられるものと思います。これらの知識を踏まえ、この観光資源をどう生かしていくかということで、まず担当課長にこの点をお伺いしたいと思います。集約すれば、高野山を訪れる方々に一の橋から奥の院を参拝していただけるような流れの構想をつくることはできないのかということのお尋ねでございます。  次に、この問題の質疑が終わりました後で、町長には本山との月例会の再開、この月例会は実行されておるんかなと思っておったんですけれども、先般、町長のお言葉の中に、今は例会というんですか、月例会というものは続いておらないようなお話だったと思います。しかし、本山にその都度出向いて、空気を読み取っておるんだというようなお話だったと思います。私はぜひこの月例会というものを開いていただいて、我々の考えをやっぱり伝えていっていただきたい。本山の僧侶の立場と高野山の在住する在家、我々との考えの中には、大きな開きがあるんではないかとこんなふうにも思いますので、月例会の実行をお願いいたしたいと思います。  その中で、以前本山は史跡の保全、修理に毎年数百万円の予算を計上して、いわゆる一の橋から奥の院までの史跡ですね。修理していくということを言われておりました。実際、予算を計上し、これを実行されているのかどうか。こういうことも探るというんですか、尋ねるというんですか、話題に出していただきたいとこのように思うわけであります。  続いて、ちょっと関連しますので、教育長にもお願いをしたいと思うんですけれども、この一の橋から中の橋、奥の院に至るまでの間には国指定の文化財は幾つかあります。国の指定の文化財というのは、国が保護することは当たり前であります。しかし、国の末端機関であります教育委員会としては国にかわってその責務を行っていくという責任があるわけでありまして、指定された文化財におかれましては所有者がおられます。高野山は恵まれたことに財団法人文化財保存会という組織があります。そして国の末端機関である教育委員会があるわけでございます。  そういう意味から、これらの重要文化財、建造物に対して、お目配りをいただきたいとこのように思うわけでございます。たくさん文化財を抱える当地に来られた教育長でございます。見ていただいたところの所見を伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  今申し上げましたとおり、まず課長のほうからこの問題の答弁をいただいて、そして質疑応答をさせていただいて、その後、町長、教育長の答弁をお願いいたしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(東久保秀人) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 﨑山議員さんのほうから観光産業の構築の一環ということで、一の橋からの参拝という御質問をいただきました。一応観光部署を担当しております企画課のほうで考えております考え方等を御説明させていただきたいと思います。  今の現状を見ますと、中の橋に駐車場がある関係上、どうしても表参道は中の橋からの参拝ルートというふうに思われがちなのが現状でもあり、また団体客で来られた場合、時間等の制約の関係上、中の橋が表参道のように思われがちになっておるのが現状でございます。  しかし、朱印等に来られる方につきましては奥の院の裏へ車をとめて、奥の院の裏から、水かけ地蔵のところから行かれておるというふうな現状もございます。それで本山のほうにおかれましては、先日より奥の院の裏に看板を立てて、表参道からの参拝も呼びかけておりますし、また観光協会におかれましては、十数年前より表参道案内所という形で、一の橋の案内所をリニューアルし、いろいろ対策を練っておる現状でございます。  町においても一の橋の入り口に参道のマップ看板を立てたり、また参道マップをつくったりということで、大師御廟参拝のルートを推奨しておりますが、なかなか一の橋が表参道で、一の橋からお参りしていただくという現状も浸透されていないというのも現状でございます。  しかし、見渡しますとやはり一の橋から参拝していただき、本当にこの町のよさを体験し、この600年、700年たったコケむした大杉が生い茂り、諸大名のお墓がある日本の歴史、文化探索していただくには、従来の参拝に付加価値をつける、いわゆるしゅんの話題とか、タイムリーな情報等を提供して、一つの大きなきっかけづくりをするのも効果ではないかなというふうに考えております。  幸い、来年のNHKの大河ドラマは「江」、お江さんの姫たちの戦国ということで決定しております。まさに参道にある奥の院の一番大きな一番石塔、この五輪塔の供養塔はお江こと駿河大納言忠長の母で、2代将軍秀忠夫人の供養塔でもございます。まさに戦国ルネッサンス、戦国絵巻物がこの奥の院の参道にあるわけでございます。来年はそういうようなこともありまして、一番石塔、全国的にも注目を浴びるんじゃないかなと考えてございます。こういうことも加味しまして、観光協会、金剛峯寺と連携をとりながら、一の橋から参拝を推進していく仕組みも今模索しております。  この一の橋から1人の方でも多く参拝していただくことが、今町で取り組んでおります観光のまさに時間消費型観光につながっていくんじゃないかということでいろいろ考えておるわけでございますが、やはり今の現状を見ましたら、団体客が中の橋でおりて、そこで案内さんが案内をしていくというふうな既成の事実もございますが、少しでもこの高野山の本当のよさをわかっていただく、そういうことも踏まえて、一の橋からの参拝というのには力を入れていきたいと思っております。  ただ、駐車場の問題であるとか、一の橋でバスをとめた場合、バスが渋滞しないかとか、いろんな問題はあるわけでございますが、それは工夫によって解決できる問題であると思いますので、とりあえず奥の院にお参りするときは一の橋から参拝していただくという、そういう意識づけが重要じゃないかなと考えておりますので、その点につきましても推進していきたいと考えております。 ○議長(東久保秀人) 9番、﨑山君。 ○9番(﨑山文雄) そうですね、確かに奥の院の裏へ行きますと、車が進入してきて、若干車がいつも奥の院を参拝されるのに車が進入をしてきております。1年通じて言えば相当な量になるんではなかろうかと、こんなふうにも思われるわけです。  そして、中の橋につきましては今課長のほうから説明あったように、本通りに近いような便利さになっております。駐車場があって、その関係で中の橋からお参りすると。これが一つの時代の流れといえばそうかもわかりませんですけれども、我々高野山に在住する者として、これからの高野山を考えていく場合、やっぱり高野山信仰というものに着目しなければならないとこんなふうに私は考えているわけであります。  今課長の答弁の中に、一の橋からやっぱり参拝してもらうような流れをつくる、本山、あるいは観光協会等とも協議して、高野町もその取り組みを考えておるというお話をいただきました。そういう位置づけにあるということを言うていただきましたので、ひとつそれに期待を申し上げたいとこのように思っております。  ことし、この夏、この写真を見まして、私この子供の姿に非常に好感を持ちました。ちょうど孫が帰ってきておりましたんで、孫と3人で四国参りをしたわけであります。四国参りした中で、最後の3日間、この近辺の人に出会いまして、いろいろ話をしながら、先行くか、後になるかというようなことで3日間一緒になったわけですけれども、四国へお参りした人は、1回でもお参りした人は必ず2回、3回とお参りしてるわけですね。それはなぜかと言えば、やっぱり霊場、お寺の境内、あの中に入りまして心がいやされるというんですか、何か平素の生活と違うものを感じると、こんなふうに言われるわけですね。必ず1回行った人は2回、3回行っております。それはやっぱり信仰という面から行っておられるんではないかと。  高野山においてでも、やっぱりそういう位置づけをせんと、今の若い人は宗教離れしているというように、このように言われておりますけれども、この若い人がこれから高野山をやっぱり大事にしてもらわないかんので、この全国の若い人にその思想を伝えていかないかんと。高野山信仰、大師信仰、あるいは祖先崇拝というものは大事なんだという動きの観光計画というものが非常に大事ではないかとこのように思っております。  今、一の橋から奥の院に至るイベントといたしましては、1年に一遍のろうそく祭りだけなんですけれども、こんなことも考えてみたんですけれども、課長の手元で計画、企画されるような考えがないかどうか。  一の橋の観光協会のほうにちょうちんを用意していただいて、逮夜の日、高野山でいう二十日の日ですね。二十日の日に、日が暮れたときにそのちょうちんに火をともして、そして無言で奥の院参拝、奥の院、お大師さんの前にお礼参りをするというような逮夜参りを計画してみたらどうかと。そんな行く人おるかということになるわけですけれども、やっぱり大師信仰。夜間何人かの夫婦がこの町を歩いておられます。それはやっぱり健康のため、強脚のために歩いておられるんですけれども、こういった人にもそれは声をかけて、一の橋からこういう形で逮夜参りをしたいんで協力してくれよというようなことになれば、賛同してくれるんではないかと思います。暗くなったあの参道を数十人にもなれば大したもんですけれども、10人ぐらいの者がちょうちんをともして、黙った姿で行き交う姿は、僕は絵になると思うんです。やがて新聞、テレビに取材されることにもなるでしょう。それは大きなPRとなって、そういうことを毎月やっておられるんやったら、月参りしておられる方とか、あるいはこの近隣の人たちが一度それに参加してみたい、いわゆるろうそく祭りのような形で人数も増えてくるんではなかろうかというようなことも考えております。
     イベント、ろうそく祭り以外に逮夜参り、これは仮称ですけれど、逮夜参りのような計画というようなものはできないものでしょうか。 ○議長(東久保秀人) 佐古企画課長。 ○企画課長(佐古典英) 今御提案いただきました逮夜参りにつきましても、今現在も白装束の方が何人も夜歩いておる姿が見えます。女人堂から多分歩いてくるんじゃないかなと思うんですけど、私の五の室もたくさん通られて、浪切不動尊にお参りして、それから多分奥の院に行かれるんじゃないかなと思うんですけど、11時、12時ごろに何人かのグループをよく見かけます。  それで、奥の院につきましてはろうそく祭りということで大きなお祭りですが、そのようなことも今後将来的に取り組んでいけば、また一つの形ができ上がればいいかなということで今聞かせていただいておりました。  21日には、以前町には何もなかったんですけど、各商店には21日、お大師さんの縁日ということで、ちょうちんを店先に出していただいたりとか、今日も21日で、町の職員も1人行ってますが、高野山各所でお接待事業等も行っております。各分担を決めまして、大門から中の橋の区間で何カ所に分かれて参拝客にお接待するということで、町の持ち分につきましては中の橋の入り口のところでお接待しているわけでございますが、そういうことも踏まえまして、やはりもちろん大師信仰、重要な高野山にしかない、高野山でしかできない事業でもございます。この観光事業というのは行政が離れてある程度民間とやっていくというのが本来の姿勢かなと思いますので、一の橋の案内所も観光協会のほうと協議して、十分に活用し、そのようなことも可能かどうかというのはわかりませんが、一度提案しまして、そのようなことも取り組んでいければいいかなと考えております。御提案ありがとうございます。 ○議長(東久保秀人) 9番、﨑山君。 ○9番(﨑山文雄) 考えますという話はどうも先々に延びることが通常なんですけれども、一遍この逮夜祭りというものを私も協力させていただきますので、一遍早急に観光協会あたりと協議していただいて、今私が申し上げましたような形でお参りできないかということも一度御相談をいただきたいとこんなふうに思います。  確かに21日に町つじに出ますと、ちょうちんが掲げられて一つの違った雰囲気を感じることができます。今課長からのお話もありましたですけれども、夜の11時、12時ごろになれば白衣姿の人たちが奥の院参りをされると。そういう人がおられれば、そういう人らにもやがて目につくことになるでしょう。一の橋に集合して、そして、僕ね、その姿を見たことがあるんです。ちょうちんを持って、黙って行列を組んで奥の院参りをしとる姿。ああ、これはしかし絵になるなというように感じたことがありますんで、事実女人堂から、そして一の橋を通ってお参りされるというような人がおられるということであれば、ぜひ逮夜参りのような計画をしていただきたいと思います。  今、女人堂からのお参りということもちょっと出ましたんで、こんなことも私は考えております。月参りをしておられる人で、やっぱり女人堂の前でバスからおりられて、そして奥の院へ月参りされるわけですけれども、バスをおりて山内に入るときに見る風景が一番好きなんだと、このように言われて、そして1日かけて奥の院参りして、女人堂まで歩いて帰ってきてバスで帰られると。  だとすれば、今後の問題ですけれども、これから電柱地中埋設、電柱地中化されるわけでございますけれども、女人堂から警察署前までの町並み景観にふさわしい歩道の計画をしていただくことがいいのではないかと。そういう計画を今しておくと、この電柱の地中化に伴い、将来のことを考えて女人堂から警察の前までの歩道の改修計画もその中で考えておくということも大事ではないかと思いますんで、そういうお考えがあるかどうかと、このようにお聞きしておきたいと思います。  やっぱり高野山に登られて、女人堂から山内に入っていただくというのも一つの一の橋から奥の院へ参拝していただくのと同じような意味があります。今や五の室地区は裏高野、裏高野と言ったらしかられましたですけども、本通りから外れまして、ひっそりとした沿線になっておりますんで、そういう考えも今後の問題としてお持ちいただいたらいいのではないかとこのように思います。  話が前後して申し訳ありませんが、倉敷に美観地域というのがあります。これも毎年、あるときが来たら必ず行かんなんかということないわけですね。一度行っておけばもう十分だと思うんです。旅行か何かで、バスツアーか何かで近くへ行ってそこへ寄るでと言ったら見学はさせてもらいますけれども、我々が計画して、その都度毎年ある時期にそこへ行かないかんかということは恐らくないわけであります。  しかし、八十八カ所のような巡礼であれば、必ず1回行けばもう一回行きたいなというような気持ちになる。これが高野山でもなかったらいかんとこんなふうに思います。もう一遍、課長の女人堂警察間、電線の地中埋設に伴い、将来のことを考えて歩道の整備計画を立てておくというようなことはいかがでしょうか。 ○議長(東久保秀人) 今井環境整備課長。 ○環境整備課長(今井俊彦) 女人堂から五の室地区を歩いていく中での歩道整備ということは、五の室地区でいろいろと、懇談会じゃないですけど住民の方にお集まりいただきまして、いろんなまちづくり、今五の室地区が衰退している中でどのようにしていこうかというお話はしております。電線の地中化もその中の一環ということ。それに伴いましていろんな修景整備もするということもお話も出ております。  ですので、電線を地中化するだけではなくて、やはりその地域がどのように修景整備をなされて、そこを歩いていただく方がたくさんできるかということにつきましては、今後とも電線地中化の工事を行うことに対して、住民の方とまた相談もさせていきながら整備していきたいなというふうに思っております。  それから、歩く道につきましてはすべて一の橋地区につきましても、今現在重要な地点ということで、玉川地区のところにおきましても、県費をいただいて歩道整備をするというようなことも今後継続的に行っていくということで予定しております。 ○議長(東久保秀人) 9番、﨑山君。 ○9番(﨑山文雄) 我々には耳に入ってこないような計画もされておられるというんですか、進んでおられるということに敬意を表したいと思います。ひとつよろしくお願いいたします。  今質問申し上げました一の橋からの参拝等につきましては、流れを変えていくというんですか、そういう方向で物事を考えていくという答弁をいただきました。また、逮夜参りに関しましても、観光協会、本山、その他の関係機関と相談して一遍協議してみるというお話をいただきました。これにつきましては試行というんですか、試験的にも一遍やっていただいたらとこんなふうに思いますんで、極力この件については進めていただきたい、このように思います。  人集めというんですか、連絡というんですか、そういったことについても、発言者といたしまして協力をさせていただきたいとこんなふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、次に町長に一つ先ほど申し上げましたように本山との月例会を再開していただきたいということと、本山が史跡地の保全に毎年数百万円の予算を計上してやっていくという前の町長のお話がありました。それが実行されているのかどうかということについて、お聞きいたしたいと思います。  と同時に、この月例会というのは続けてやっていただきたいと。時には担当議員というんですか、一緒に出席させていただいて、その協議に加わらせていただくということも大事ではないかとこんなふうに思います。  以前に某総長がこんな話を公の場所でしたことがあります。私は行政のほうに、いうたら役場のほうに一度も行ったことはないんやと。しかし町長はたびたび本山を訪ねてくれて、いろいろと話を聞かせていただくし、協議というんですか、話をしているということを言われたことがあります。  しかしながら、一度だけ役場へお礼に行ったことがあるんやと。その場所で言うわけですね。それは何かと言えば、総長は文化財の理事長ですので、年間予算を上限1,000万円の枠を見ていただいて、そして文化財の修理、保存、管理等について、予算を出してくださいよと、その範囲で助成しますんで、補助しますよということが確約いただいた時期がありました。それで理事長は喜んで、役場のほうへお礼に来た、それだけが1回あるんやと。町当局も本山のことをそんなふうに思うてくれておったんかというような話があったわけであります。  その裏側ではいろいろ町長との折衝もあったわけですけれども、そういうこともあります。今の状況から言えば、本山から総長が役場へ来て、いろいろ話にくるということは、ちょっと恐らく形の上ではできないだろうと思うんですけれども、高野町を預かる町長といたしましては、本山へたびたび行っていただいて、その空気を感じとる、あるいはその中で話題を提供して、話し合ってくる、これも大事なことだとこんなふうに思います。そういうことを踏まえて、町長の答弁をいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(東久保秀人) 木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 本山との月例会というお話でございます。実際のところ、月例会という形では持っておりません。ただ、事あるごとに、この間も8番議員さんのほうから質問があったわけなんですけども、事あるごとに連絡をとり合っているというのが現状でございます。それと、全執行部においてでも事あるごとに連絡をとられたことだと思うんですけども、月例会的なことは2年ほど途切れておるように聞いております。  もちろん月1回、2回、また2カ月に1回というのは非常に重要なことだと思います。その辺は両方日程的な調整もあろうと思いますんで、日にちを決めてというような、なかなか設定もしにくい部分であろうかと思います。  それで、今度24日ですが、本山のほうの執行部の方と担当課長と行きまして、病院関係、また環状道路関係のことについてお話をさせていただくようになっております。それに関しましては、先ほど﨑山議員が言われた文化財に本山が数百万のお金云々という話が出ましたんで、その辺のところはまた確認もとっておきたいと思います。  それと、参考までですが、高野町が文化財に対する補助として、美術品に2%、建造物に対しては3%というような補助を出ささせておりますので、御了解をいただきたいと思います。 ○議長(東久保秀人) 9番、﨑山君。 ○9番(﨑山文雄) 本山とのつながりにつきましては、せいぜい交流というんですか、進めていただきたいとこんなふうに思います。発言者の意図を十分お酌み取りをいただきまして、今後ますます本山との関係をうまく行きますようによろしくお願いしたいと思います。  今度の会議のときに今確かめておきますという答弁をいただきましたですけれども、毎年数百万円を組んで直していくんだということをはっきり言われておりましたんで、言われたことについては実行しておるんかどうかというのは知りたいところであります。ありがとうございました。  それでは続いて教育長でございますけれども、お尋ねしたいわけでございますけれども、山内にはたくさんの文化財があります。けさ、先ほどだれかの質問で、子供の教育に当たられることにつきましては大変なことでございますけれども、それ以外に伝承されてきた文化財というものが高野山にたくさんあります。  今先ほどから質問しております一の橋から奥の院に至るまでのこの参道というのも、この道を参詣してくれというのについては、やっぱりあそこの中の整備もしておかないかん。五輪塔がこげておれば、こげとるやんかと、屋根の上を見たら実生の苗木が生えとるやんかというようなことが言われますので、なかなか所有者、文化財保存会、それから教育委員会の三つの話し合いというのがどのようにできておるんかどうかということはちょっとさだかでないんですけれども、やっぱり国の末端機関として教育委員会はそれぞれの文化財に身を配っていただくということが大事であって、ひどいものについては国の補助で直さないかんとこも出てくるでしょう。そういう手続も要るでしょう。しかし軽微なものについては、やっぱり延命していくために手を加えていかなければならない、そういったことに御配慮もいただきたい、こんなふうに思うわけでございます。  そういう意味で、教育長におかれましては文化財をたくさん抱える高野山へ来ていただいて、大変なことやなということになるのか、その辺の所見をお尋ねをいたしたいと。難しいことをお尋ねしとるわけではございませんので、感じたことで結構でございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(東久保秀人) 中島教育長。 ○教育長(中島紀生) それでは、若干の所感を交えてお答え申し上げます。  先ほどお話のございました一の橋から奥の院までの参道、すなわち国史跡金剛峯寺境内奥院地区は、まさに本来の参道でありまして、議員御指摘のとおり、沿道には多数の貴重な文化財があります。私も趣味のジョギングのついでによく通りますが、一の橋の近くにある司馬遼太郎ゆかりの碑にあるごとく、独特の世界を体験することができます。  観光客の皆さんにここを歩いていただくことは、こうした雰囲気を味わっていただき、高野山の歴史に触れていただく上でも非常に意義深いことであります。この夏に県の町村教育長会がこちらで開催された折に、参加した教育長さん方に歩いていただきまして大変好評でございました。  教育委員会といたしましては、参道周辺の文化財の整備、保存に関しまして、国や県、金剛峯寺、文化財保存会など関係先としっかり連携して取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○議長(東久保秀人) 9番、﨑山君。 ○9番(﨑山文雄) どうもお力強い答弁をいただきましてありがとうございました。高野山の目に見える範囲の文化財というのは、やはり高野山を訪れる人たちの気持ちに触れるものでありますので、教育委員のみならず、我々議員といたしましても、山内に住む者としても、十分気をつけていかなければならないと思うわけでございます。  私もあの道をちょこちょこ歩きまして、感じまして、ことしの夏前にも佐竹廟と上杉廟、住職もよく知っておられる関係もありまして、住職、あそこの屋根に実生が生えとるような状態やさかい、あれ一遍掃除してよというように申し上げたら、快くやっていただきました。専門の職人さんで2日ほどかかるわけでございますけれども、受けていただきました。毎年春の時期と、そして今の時期もせないかんわけですね。今の時期と年2回はせないかんとこんなふうに思うんですけれども、2回目はよう言わんと、じっとしているというような状況です。  一番目につくのは松平廟の石廟でありますけれども、この間も行ってきましたらやっぱり屋根の上に大分落ち葉が落ちておりました。以前であれば、私も関係の仕事をしておりましたので、以前であればはしごをかけてさっさっさっさとさらえで落としたというようなこともありましたですけれども、今はそういうこともできませんので、目につくところがありますので、そういったものについてはやはり文化財保存会とか、あるいは所有者とか、ものを言えるような会の組織をつくっといていただいて、これから物を言うていっていただきたいとこんなふうに思います。  そういうことをお願いいたしまして、一応私の意図とするところの質問が終えたように思いますので、これで質問を終わりたいと思います。  どうもありがとうございました。 ○議長(東久保秀人) これで一般質問を終わります。  日程第2、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から、目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。  各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(東久保秀人) 異議なしと認めます。  したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査等に付することに決定しました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議はすべて終了しました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会にしたいと思います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(東久保秀人) 異議なしと認めます。  したがって、本定例会は本日をもって閉会とすることに決定しました。  閉会に当たり、町長のあいさつをお願いします。  木瀬町長。 ○町長(木瀬武治) 閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。  12月議会におきまして提案させていただきました全議案可決をいただきまして、誠にありがとうございました。ただ、うぐいす谷住宅問題の文書問題、それと予算執行に当たる入札のあり方、また見積もりのあり方等御指摘をいただきました。その辺の部分は指導し、注意をして行っていきたいと思っておりますので、御了解のほどよろしくお願いいたします。  また、一般質問を含め、いろんな形で提言いただきましてありがとうございました。これからの町政に生かしていきますんで、その辺の部分も御了解のほどよろしくお願いいたします。  それと、来年当初1月になりますが、すぐ臨時議会を持たなければなりません。これは先ほどもちょっと皆さんがおる前でお話をさせていただいたわけなんですけども、きめ細やかな交付金、それと光をそそぐ交付金というふうな形で、国のほうから6,300万の予算が交付されております。それの予算執行に当たる議案ですので、ぜひとも慎重審議をよろしくお願いしたいと思います。  これから年末を迎え、正月という形でかなり気候も寒くなってきます。議員の皆様方におかれましては、お体に十分御留意をいただき、御活躍を祈念いたしまして、閉会のごあいさつにかえさせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(東久保秀人) これで平成22年第4回高野町議会定例会を閉会します。  お疲れさまでした。               午後 1時48分 閉会 この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する  平成22年12月21日  高野町議会  議長   東久保 秀 人  議員   大 西 正 人  議員   松 谷 順 功...