新宮市議会 2024-06-20
06月20日-04号
令和 6年 6月 定例会 令和6年6月
新宮市議会定例会会議録 第4日(令和6年6月20日)
---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員14名、氏名は次のとおり。 1番 大西 強君 2番 大坂一彦君 3番 湊川大介君 4番 大石元則君 5番 月輪匡克君 6番 福田 讓君 7番 濱田雅美君 8番 東原伸也君 9番 百村匡洋君 10番 吉良康利君 11番 竹内弥生君 12番 中山忠吏君 13番 榎本友子君 15番 三栗章史君
---------------------------------------欠席議員1名、氏名は次のとおり。 14番 榎本鉄也君
---------------------------------------議事日程 令和6年6月20日 午前10時開議 日程1 一般質問 別冊
一般質問通告表 番号(10)から
---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問 別冊
一般質問通告表 番号(10)から(11)まで
---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長 田岡実千年君 副市長 向井雅男君
企画政策部 部長
勢古口千賀子君 次長兼
企画調整課長 小林広樹君
商工観光課長 津越紀宏君 総務部 部長 南 守君 総務課長 赤木博伯君 財政課長 得能一弥君
防災対策課長 栗林圭一君
市民生活部 部長 小渕 学君
生活環境課長 廣井和樹君
健康福祉部 部長兼
福祉事務所長 中上清之君
子育て推進課長 梶田卓哉君
健康長寿課長 西 洋一君
建設農林部 部長 木村雅洋君
都市建設課長 工藤英二君
熊野川行政局 局長 下路 拓君
住民生活課長 杉岡 睦君
医療センター 事務長 福嶋律文君 庶務課長 岡本真治君
水道事業所 所長兼業務課長 佐藤尚久君 工務課長 城 弘樹君 消防本部 消防長 竹田和之君
教育委員会 教育長 速水盛康君 教育部 部長 尾崎正幸君 次長兼
教育政策課長 馬込克彦君
文化振興課長 峪中直樹君
---------------------------------------本会議の
事務局職員 局長 西山和視 次長 岡崎友哉 庶務係長 大石 梓
議事調査係長 大居佑介
議事調査係主事 西川 諒 第4日(令和6年6月20日)
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△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(三栗章史君) おはようございます。 ただいまの出席議員は14名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。
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△日程1 一般質問
○議長(三栗章史君) それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、
一般質問通告表、番号10の発言を許可いたします。
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△福田 讓君
○議長(三栗章史君) 6番、福田議員。
◆6番(福田讓君) (質問席) おはようございます。ちょっと風邪で寒くて、冷房で喉もちょっと弱っていますので、聞こえにくいところあると思いますが、何とぞ御容赦をよろしくお願いいたします。
通告どおり一般質問を、議長の許可を頂きましてさせていただきます。 以前から、私もこれ、
医療センターのことで10年間ずっとやってまいりました。本当に10年とはあっという間ですね。院長も三木先生から中井先生、そして北野院長、3名も替わりました。10年というのはほんの過ぎていくんですね。年月というのは、もう川の流れじゃないんですが戻りません。いろんなことがございました。田岡市長が初めて当選されたとき、本当に新風を新宮市に送っていただける。そして、
市議会議員や
県議会議員も経験ないところから、ここまでよくやっていただいたと思っています。 取りあえず、
医療センターについて自分の考えを、市長はじめ、ここにおられる部長、課長は国で言えば官僚ですから、あなた方に対して質問するわけです。下手な質問したら笑われます。あなた方は、専門に総務、財政、税務、いろんな面でもうプロですから、そのプロに対して我々、一般質問をするんです。
市議会議員というものは、行政のトップじゃないんです。一応バッジをつける以上は、15人は選挙で選ばれた一つの個人の商店主と同じように権限は持っています。しかし、行政に対する一般質問です。議長の許可を得て、1時間30分ですか、議長の指示どおり計っていただいて、1時間30分にするということで異議なしということでやっていますから、なるべくその間に行きたいと思っております。 まず、公立病院の重大な役目、使命とはということで、タイトルは立派なものですが、中身的にいって、
医療センターは市立であり公立病院であります。今、和歌山県内において、市立病院はどれほどございますでしょうか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君)
医療センター庶務課、岡本より答弁させていただきます。 県内において、公立病院は全部で13病院となっております。
◆6番(福田讓君) 恐らく、和歌山市から新宮市までの13医療機関があるということですね。昨今の3年前のコロナ発生から、国からのいろんな補助金、支援金がありまして、13の公立病院でも経営についてはなかなか厳しいものがあると思います。東京都と違って、少子高齢化によって地元の和歌山県の人口も100万人切っていますね、もう90万人切ってきていますね。その中で、公立病院の経営というのは大変難しいと思います。 パイが少なくなる以上、いかにして効率的に病院を運営していかねばならないか。これは、開設者である田岡市長が管理者です。そこで、院長先生はじめ事務方の事務長がトップ、庶務課長、
医療業務課長がそれについて日夜取り組んでいただいていると思います。 過日に
新宮市立医療センターの改革プラン、以前に頂きましたのは平成29年度から平成32年度までです。そして、過日に頂いたのは、令和6年から令和10年ですか。一応これは県にも報告せなあかんし、公立病院でありますから県の支援も頂いている、国からの支援を頂いているということで、こうして冊子を作って
市議会議員全員にお配りいただいて、一通り目を通させていただきました。 平成29年度から平成32年度とそれほど変わっているのは、やはり人口が減っているんですよ。その中で、個人の開業医の先生、新宮市で24ほどありますね。歯医者さんでも23、これだけ人口、新宮市で2万8,000人、那智勝浦町で1万5,000人、串本町でも1万5,000人、隣の紀宝町で8,000人、御浜町で9,000人、熊野市で1万6,000人、太地町で3,000人、古座川町で2,000人でしょう。その中で、公立病院も三重県の紀南病院、そして私たちの新宮の
市立医療センター、そして
那智勝浦町立温泉病院、そして串本町にある。
新宮医療圏というのは新宮市から串本町まで、和歌山県の
新宮医療圏内なんですが、だからお互い同じ公立病院として、経営的にも、恐らく議会の中でもいろんな発言もあると思います。 しかし、市立、公立病院というのの使命というのは、いつも申し上げていますが、市民の方にもいつも私、申し上げています。個人開業の先生は、赤字が出たら必ず閉院されますよというて。当然なんですよ。利益がなければ、土木事業の方やいろんな事業をやっている方だって赤字を出したら、ストックしている貯金等でいろんな補填はできますが、しかしながら、公立病院とは何かということですよ。その使命を私は市民にいつも言っています。 岡本課長にお聞きしたいんですけれども、まず公立病院の使命、その役目というのはどのように考えていますか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 地域医療のために不採算でも担わなければならない医療、例えば救急や周産期、小児、災害などのいわゆる
政策的医療があるため、公立病院としてやっていかなければならないと考えております。
◆6番(福田讓君) そのとおりですね。黒字を上げることは本当にいいことなんですが、これだけ東京に一極集中型で、和歌山県の人口自体がもう10万人も減っている。新宮市だってこれ、毎年お亡くなりになられる方が400名、そして新しい命が生まれる方が200名です。この状態の中で、この医療を市民に対して公平にやっているんでしょう。 まず、救急がある。中には救急は赤字だという人もいらっしゃいます。当然ではないですか。救急患者がないほど、市民の方が安心して暮らしているんでしょう。そうじゃないんですか。救急が少ないといっても、それだけ救急を頼りにしている方も少ないことは、元気でやっていただいているんです。だから、
医療センターの救急、先生が2人常に常駐され、看護師さんや技術士が、お客様すなわち患者様が来なくても朝までやっているんでしょう、24時間365日。新宮市の個人開業の先生でそんな方いらっしゃいますか。いないはずですよ。 私は、だから公立病院の使命というのは違うということをいつも言っているんですけれども、しかし、なるべく経費を少なくして、そして、赤字というんですか、不良3部門。しかし、今度20の診療科目になりました。新しい
ロボットアームも出て、内科、消化器で膝の関節を自動でできるとか、ダヴィンチみたいにね。そういった金にも相当な金がかかる。先生方に来ていただきたい。若い先生方というのは、常に新しい日進月歩の医療の世界で、
新宮市立医療センターへ行ったらいいねと、新しい機械は入っているし、自分の腕を磨けると、そういって言われてほしいということで、今回、まして市民の皆さんの今までは和医大へ行かなければならなかった検査、画像診断できるようになったんですよね。要りますね、お金、費用。でもそれをして、新しいいい先生、というよりも若い先生、これから和歌山県の医療に携わる先生方を育てていかねばならない。そうでなければ、いつまでも古い機械でやったら、和医大の先生や三重大の先生、
奈良県立医大の先生も、新宮へはやっぱり遠慮されるかも分かりません。
そこらあたりのいろんな問題も解決しなければならないんですね。 ただ赤字、赤字と言っていて、言うのは簡単ですよ。自治体だってそうじゃないですか。この予算書見たら分かりますやろ。
地方交付税交付金、市税で我々が払っている税金は僅か16%ですよ。178億円の予算の中で、法人税を入れて24%ですよ。国の
国庫補助金、県の補助金、いろんなあれでやっているんです。だから、
医療センターが、今、独立のやはり企業体としてやっている以上、
医療センターでしっかりと頑張って知恵を出して、収支を上げるように頑張っていただくのは当然であります。あなた方も
医療センターで長くお勤めの方もいらっしゃると思いますし、でも
医療センターの使命ということなんですよ。
医療センターは、県から
救急告示病院、
災害拠点病院、
地域医療支援病院として
和歌山県知事から認定を受けている紀南で唯一の病院じゃないですか。那智勝浦町は違うでしょう。串本町は違うでしょう。やっていますか、一緒になっていますか、このような指定病院に。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君)
医療センターはこの地域の中核病院であり、県の様々な計画において、議員おっしゃられました
災害拠点病院であったり、
地域医療支援病院であったり、またがんの
連携推進病院であったりと、いろんな指定を受けております。
◆6番(福田讓君) そのとおりですね。だからこそ、
和歌山県知事が、2年前ですか、産婦人科の先生が急遽退職されました、大騒ぎでしたね。もう市長、執行者はじめ議会、全部が一生懸命になったと。それでもあれだけ早く、
東京慈恵医大から先生が来ていただいた。なぜですか。やはり、
医療センターが国の法律をしっかり厳守して、県知事、そしてあのときは野尻技監ですか、よく活躍していただきました。東京の慈恵医大へも行っていただいたり、そして何よりも
近隣市町村長の方々の御支援があったんですね。というのは、
医療センターが、この紀南で唯一のそういった重要拠点である病院だからじゃないんですか。私はそう思っていますが、どうですか。そうやなかったら、普通の一般病院みたいになったら、それほど知事も野尻技監も、当時の、私はできなかったと。まして、これだけ早くできたということは、私はやっぱり
医療センターが、国・県からも信頼ができているということだと思います。いかがですか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 議員おっしゃるとおり、当地域の中核病院であり、県においても、また和医大においても当院を重要視していただいていると思っております。
◆6番(福田讓君) もう分かったあて聞いているんですよ、ごめんなさいね。そのとおりなんですよ。これテレビで映っているんですよ。 だから、私、市民の中でお話聞くんですよ。
医療センターへ行ったらあかん、紀南病院、田辺へ行かなあかんと。何で旦那さん、奥さんいうて言うたら、いろんな話聞いても、いろんな先生もいらっしゃると。
新宮市立医療センターでは46名の先生がいらっしゃいます。その先生方、全て国家試験に受かったお医者さんです。
医師国家試験に受からなんだら、どれだけ頭よかっても医者になれませんね。 法律家というのは自分で勉強して、昔はできたんです法律家は。今は法律家の司法試験を受けるために、その認定試験を受けなあかんのですよ、年に1回。それを取ってから受けなければ、今厳しくなってきたんです。それか
法科大学院で3年学んで、そこで卒業した方は3年ほど司法試験を受ける権利をいただいています。ほとんど東大の出身の方らは、皆、お金の裕福な家庭ばかりじゃないですね。自分で働きながら勉強して、司法試験に臨んでいるんですよ。お医者さんだってそうですよ。だから、お医者さんは
医師国家試験を受けるためには、医学部を出なければならない。司法試験は大変難しいと思うんですが、でも、自分で独学できるんです。そして、資格試験を取るんです。1年間に1回、それで2年受けられるんです。そこの違いなんです。だから、一番難しいのは
医師国家試験と司法試験なんです。でも、
法科大学院へ3年行ったら、3年間はもう資格試験要らないんです。 でも、お父さんやお母さんに言うんです。お医者さんだって偏屈なお医者さんもいらっしゃいますよと。優しい先生、親切な先生もいらっしゃいます。
医療センターで46名の先生がいらっしゃいます。その中には、やっぱりちょっと自分の肌に合わない先生もいらっしゃいます。私も毎月、
医療センターでお世話になっています。いろんな検査とか、いろんな定期的にかかっていますから。いろいろ先生いらっしゃいますね。和医大から来た先生、本当にきつい先生もいらっしゃったけれども、お話ししたら、やっぱり先生も患者様のことを思ってきつく言うてくれるんかなと、それから行ったら仲よしになって。やっぱり医者も人間ですよ。疲れたときもある、腹が立つときもある、だから一概に何が優秀な先生かと。一般の方は、優しくて親切で、それで、聞いても必ず答えが返ってくると。それは高齢者の方がよく言いますけれども、やはり最終的には、一人一人の先生が技術を磨くと、それが大切だと思いますとお話しします。だから、奥さん、旦那さん、そんなこと言わずに、どういうことがあったんですかとお聞きしたら、いやこうこうでこうでした。そうですか、私としても大変つらいですけれども、
医療センターにもいろんな診療科がありまして、先生、何人もいらっしゃいますよいうて。でも、自分がどうも肌に合わない人があったら、やはり別の先生にもかかっていただけるように
地域医療連携室へでも行って御相談してくださいねと話しているんですよ。 だから、公立病院というのは、和医大がほとんどですね。そして、三重大、
奈良県立医大、そして、
世耕弘成先生のおかげで、産婦人科の先生が近大から来ていただいた。そして、あの有名な慈恵医大、そこからも来ていただいた。これ、いつまでもおれるとは限りませんと思います。これは、担当課どんなんですか。いつまでこうやって来ていただける考えをお持ちですか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) なかなかいつまでというのは難しいところなんですけれども、当院で、現状では分娩を継続していくためには、もう慈恵医大から先生が来ていただけなければ継続できないという事情があり、県のほうもその事情をよく分かってくれていますので、県と協議して、なるべくずっと継続できるように協議していきたいと考えております。
◆6番(福田讓君) 常のやっぱり活動ですから、もちろん開設者である市長を先頭に、我々議会だって協力は惜しまないつもりであります。やっぱり行政のトップである市長、そして事務方のトップであり、これからも県知事に対していろんな要望、毎年、要望書を上げていますけれども、やはり特に紀南で唯一のこの三つの使命を持っている拠点病院ですから、知事もそこはよく心得ていただいておると思います。 和歌山市なんか大きな民間病院あるでしょう。
ろうさい病院、
和歌山県立医大、大きいですね。そして、
赤十字病院ですか。それで、人口は40万人をちょっと切ってきたということなんですが、我々のこの新宮、紀南地区と比べてそれだけの人口があるから、いろんな病院がいらっしゃるし、いいところもあります。特に
脊柱管狭窄症いうんですか、今問題になっている。今度、新宮のほうにも村田先生というのはお聞きしてびっくりしたんですが、もう評判よくて、
脊柱管狭窄症の手術もできる。以前の延與先生みたいなものですかね。もうすごい人気がありますね。 だから、いい先生をどうして君たちは連れてこないんだというので、これは奥さん、旦那さん、新宮市が独自でお医者さんをつくっているわけじゃないんですよいうて。県立医大から、今申し上げました三つの大学病院、そして東京の慈恵医大、近畿大学からこうして派遣してきていただいているんです。医者の社会ってそんな簡単なものじゃないんですよいうて。どこかの病院へ所属して、医局に所属しなきゃ駄目なんでしょう。今、同僚議員がおっしゃっていましたように、お医者さんでもフリーでやっている、私の知人の息子さんがフリーでやっています、病院、クリニックを持たずに。でも、こういった人もやはりどこかの医局に所属されるんでしょう。医者が独自でやっても、後の自分の腕を磨こう思ったら、どこかで腕を磨かな駄目なんでしょう、そのあたりどんなんですか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 例えば御自分で開業しているお医者さんとか、そういった方でも、かつて所属していた大学の医局に対して、同門という形で所属しているお医者さんが多いと聞いております。
◆6番(福田讓君) 過日の過ぎ去ったことですけれども、去年ですか、和医大のほうでそういう
訪問ドクターというのか、そういう講演会ありましたね。新宮であったら聞きたかったんですが、和歌山であったですね。 医療の技術は進歩するし、お医者さんは少ないんでしょう、今。今回のいろんなお医者さんの時間外労働が厳しく制約されてきますし、今、
医療センターにおいても看護師さん不足と聞いております。しかしながら、
医療センターの看護師さんというのは、ほとんどの患者さんが重篤患者さんですね。個人開業の病院と違って、日夜見ているわけじゃない。専門の先生も常勤していますから、大変難しいんですよね。 しかし、
医療センターの使命というのは、収入の高低に関係なく、公平公正にお客様の身になって、心は診療所の気持ちで、技術は大学病院に近く、そして優しくやはり病院の手当てをするというのが、
医療センターの基本理念じゃないですか。だから、私言うんですよ。お金の裕福な方でしたら
地域医療連携室に行って、東大でも京大でも阪大でも名古屋大でも、別に行こうと思ったら先生とお話しして行けますから。しかし、新宮市の人口で、65%が国民年金の方ですよ。毎月5万円から6万円しかないじゃないですか。今1万9,480円毎月払っていますね、国民年金。それで今、最高にもらっている方が6万5,000円しかないんですよ。それは手取りじゃないですよ。そこから介護保険、健康保険引かれるんですよ。5万円少しじゃないですか。 そういった方に、やはり
医療センターが高度な技術、そして高度ないい腕を持った先生を招聘することは最もいいことなんですが、これも和歌山医大、大学病院の医局でやっていただけることですから、人事権は新宮市にないでしょう。だから、新宮市がその先生に支払っている給与等は、新宮市がその間はお支払いさせていただいている状態なんで。だから、
医療センターの使命というのは、常に皆さん公平公正にやっているという。 それにどうしてももっと高度な、昨日、同僚の議員がおっしゃいました福島先生、脳外科の。私もずっと10年前から知っていまして、ビデオ撮っています、ビデオじゃなしにCDに。ほいで、同僚議員に聞いたら、亡くなったそうですね。アメリカで活躍されて、日本へ来ても休むことなく働き続けて、本当に神様な人ですね。こういった人、全てがそのような方であったら。 人間だってそうでしょう、私だってもう人間あまりできたほうじゃないですよ。だから、お医者さんだって、やはり勉強する先生、そして普通の先生もいらっしゃるから、これから奥さん、旦那さん、先生と対峙して、先生に分からないことをよく聞いてくださいと。そして、先生が親切にお答えしていただける。私の子供の頃は逆でしたよ。医者のことに口出すなですよ、怒られましたよ。今はそうじゃないんですよ。いろんなネット、いろんなコンピューターでもう全て大体分かるんですよ。この薬だったら副作用どんなことがあるか、みんなよく知っているんです。だから、お医者さんに対峙するときは、やはり先生というのは助けてくれるんですよね、医師なんですよ。 私ら
市議会議員に対して「先生」と言う人がおるので、そんなこと言わないでくださいというて、私は
市議会議員ですよと。先生というのは、教え導く。学校の先生とかね、そしてお医者さん、人の命を助けてくれる、そういった人を先生と私は呼んでいますと。我々、
市議会議員は「先生」と言われてほしくない。でも、言う人もあるんですよ。我々は、市長も含めて選挙で選ばれるだけなんですよ、そうでしょう。だから、先生じゃないんですよ。だから、学校の先生は教え導くんですよ、子供さんたちを。そうでしょう。だから、学校の先生を私は先生と言いますよ。誰々君と言いますか、校長先生いうて。お医者さんに誰々君といいますか、病院に行ったら。そうでしょう。そういうことなんですよ。
医療センターがこれだけ、平成13年5月に当時の三木先生が院長でやられた。そして、もう23年ですか、早いものですね。もうその月日が流れたんですよ。でも、あそこの施設だってもう23年たったら老朽化します。これからがまた
医療センターも大変だと思いますね。補修もしなければならない、外壁も直していかなければならない、医療器具も入れていかなきゃならない、大変でしょう。だから、それを考えると、我々議会の議員の一人として、幾らでも言えるんよ、言いたかったら。議員は好きなん言えるんですけれども、やっぱり医療は何ですか、命のとりでじゃないですか。そこをやはりいかにして持続可能な形の経営をすると、当たり前の話ですよ。 でも、そこで働いている看護師さん、最近お辞めの方もおられて、病棟も少し閉鎖されておりますが、今の現状はどうなんですか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 当院全部で285床、病床はあるんですが、そのうち6階病棟と3階の一部病棟を閉鎖しておりまして、全部で76床、今閉鎖しております。ということで、稼働しているのが209床という形になります。
◆6番(福田讓君) よく
医療センターで看護師さん募集、技術者募集になっていますけれども、やはり
医療センターは24時間365日稼働していますから、個人の開業医の先生方でお勤めしている看護師さんは、大体6時ですね。それで、いろんな事務を取って終わったら大体7時頃ですか。だから、夜間勤務ないんですよね。だから、そういったところもやはり懸念されるんかなと思うんですが、だから誰でも昼働いて、そして夜は就寝したいというのは誰でもそうです。 私も民間会社で夜勤もしました。3交代もしました。だから分かります。そのあたりでやはり
医療センターは、正看護師さんを採用されていますね。だから、こういう人もあるんですよ、看護師さんの勤務もなかなか厳しいと。夜間に、お子様をお持ちの看護師さんなんか大変だと思います。そのあたりは
医療センターとしては、看護師さんを募集するに当たってどういうお考えで進めていますか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 看護師、議員御指摘のとおり、今不足している状況でございまして、なるべく多くの看護師を採用したいということもありまして、採用試験を以前よりも増やしたりとか、あと、奨学金制度の枠を増やしたりとかいう施策を今しているところです。
◆6番(福田讓君) お医者さんはおかげさまで、これ市長も頑張っていただいたし、県知事もそういうことで、和医大からも46名の医者を30名にするらと言うてきていないと思うんですけれども、やはり拠点病院として。あと、看護師さんでしょう。今現在でもなかなか厳しいことで、病棟閉鎖されているということで、閉鎖するということはそれだけ売上げが上がらない。レスパイト入院をしていただきたいと、この間、三重県の紀宝町の町議会議員が言っていましたけれども、レスパイトしたとしても、それだけ対応できる看護師さん、お医者さんはあったとしても、その看護師さんのめどというのはなかなかつかないんじゃないんですか。そのあたり、どうですか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 従来、レスパイト入院を行う病棟として、6階の地域包括ケア病棟というものがあったんですが、そこが今、看護師不足のため閉鎖している状況となっておりますので、現状ではなかなか受入れが厳しいという形になっております。
◆6番(福田讓君) だから、令和6度の予算においても9億8,000万円赤字とかになっているけれども、これ財政に聞きたいんですけれども、ぱっといきますよ、ごめんなさいね。
医療センターがあるということで、国からの交付税はどのぐらい入ってくるんですか。
◎財政課長(得能一弥君) 財政課、得能より答弁させていただきます。 昨年度、令和5年度では、普通交付税と特別交付税、合わせて約3億8,600万円ほど措置されていると考えております。
◆6番(福田讓君) それが結局、3月に繰り出しでいくんでしょう。今回の令和6年度の予算、それについてちょっと説明してください。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 議員御指摘のとおり、令和6年度、大変厳しい予算になっておりまして、予算ベースで約10億8,000万円の赤字予算という形になっております。ただ、この予算の中には、今、御指摘のあった一般会計の繰入れについては含まれておらず、毎年の経営状況等を財政課と協議して、例年3月補正のほうで計上させていただいております。
◆6番(福田讓君) だから、その実質的に穴埋めというんじゃないんですが、経営的にどんなんですか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 令和6年度予算については、先ほど申し上げた病棟を閉鎖している影響と、あと昨年度までは新型コロナウイルスの病床確保補助金というものが数億円あったものが、来年度は見込めないというところもあって、かなり大きな赤字予算となっており、大変厳しい状況となっております。
◆6番(福田讓君) それを結局、償還しようと思ったら、ほかから財源というのがあるんでしょう。ただ、平成13年にあそこに行った
医療センター、あれ建設費でも100億円要ったはずですわ。その償還金、そういう補助も国と県も頂けるんでしょう。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 病院の建設に当たっては、約100億円ほどの起債を借りて、現在償還しているところでありまして、その起債の償還元金と利息に対して3分の2を一般会計から頂いております。この3分の2のうちの60%が交付税として、新宮市に入っている状況だと思います。
◆6番(福田讓君) 確かに、節約するところは節約する。そして、洗い直すところは洗い直す。しかし、基本理念である公平公正に所得の高低差がなくこれやれるということは、やっぱり公立病院の本当の使命なんです。 三木院長先生がおられるとき、独立行政法人化にするんだということで、ここで一般質問でずっと毎回やりました。前の会議のときね。でも、三木先生はここへ出てきてくれないから、公務があって。事務方の事務長とか庶務課長、そして
医療業務課長に対して質問するだけなんですけれども。いろんな方法あるんですよ、指定管理者とか。指定管理者にしてしまったら、うまくいかなかったらどうしてひっくり返せるんですか、これ、元に戻すとき。お答えできたらお答えください。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 指定管理者ですか。
◆6番(福田讓君) だから、指定管理者、独立行政法人とか全部適用のとかになって、そんなことを言う人もおられるからさ。そういったとき、それがうまくいかなかったらまた戻れますか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 指定管理については、その指定管理者に業務委託する形になりますが、独法であったりすれば、独立行政法人化としての体制を整えるためにもかなりの労力がかかることですので、なかなか元に戻すのは厳しいのかなと考えております。
◆6番(福田讓君) 別のことで言わせていただければ、独立行政法人て声はいいんですよ。経営権を持ってこいですわ。そして、その理事長を市長がこれ任命するんでしょう。一回任命してしまったら、我々議員は何ですかというんですよ。今だったら、
医療センターの局長とか
医療センターの事務長とか看護師長でも話できますけれども、もう経営権が離れてしまって赤字になったら、新宮市が払えでしょう。これで私、三木先生にかなり、三木先生がしようとしたことに対してすごく疑念を抱いたんですよ。あのとき何て言ったか言いましょうか。給料は上げる、働きやすくなる、法律に抵触しない限りいろんな柔軟に運営できると。仮にそれうまくいかなかったら、いずれその病院は私に言わせたら、危惧しているのは、その法人にできなんだら別のどこかの医療法人に売却できるんでしょう、違うんですか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) すみません、その辺までちょっとまだ勉強できていないところなんですけれども、そういうこともできるのかなと考えております。
◆6番(福田讓君) 私が一番危惧しやるのは、何で私がこうやってここであなた方に質問できるか、市長に対しても。我がの命を守るためあり、市民の命を守るんですよ。そのために、市民から選挙で選ばれて、ここに15人の議員がおられるんですよ。独立行政法人化にしたら何も権限ないですよ。私が仮に
医療センターへ行って、
医療センターの事務長、理事長に話に行っても相手にしますか。下手したら出ていってくださいと言いますよ。経営権ないんやもん。経営権は市長にあって、我々は監視する権限を持っているんよ。その経営を監視する。私はここにバッジつけているのは何でバッジつけているかだ。市民から選ばれているんです。監視権を持っているからなんですよ。なかったら、個人の病院へ行って先生にいろんなこと言えますか。それは幾らでも法人の中に、理事長がどんな人間かいっぱいありますよ。 日大の問題あったでしょう、日大の理事長が日大の大学の副学長を免職できんのやで。それだけ法人というのは簡単なものじゃないんですよ。まして、私が危惧するところは、独立行政法人化で、市長がそういう理事を選任した。議会でオーケーになったら、もうそれで終わりやで。何にも言えませんよ。そこへ議員が1人出ていって、理事の中へ入るか知らんけれども、そんなことしやったら全く分からん。うまくいけばええけれども、これだけ人口が少子高齢化になってきて、ますます人口が減ってくるんですよ。極端に言うたら、それを法人化した
新宮市立医療センターが経営難になったらどこへ行くんですか。民間のいろんな病院、法人ありますね。悪い言葉やないけれども、そこに委託した。そしたらそっちに渡ってしまうんでしょう。私はそれを危惧しているんです。
医療センターが市立であって、市民の皆さんが安心して、市長が管理者であって、そして我々議会はそれに対していろんな話もできる、注文もできる。そうやなかったら、もう本当に誰が監視するんですか。そこの中で理事やいうて専門の方じゃないです。専門を連れてきたって、どんな人間なのか分からん。 これは、新宮市だけじゃないです。和歌山県の13の公立病院でも、恐らくいろんな話があると思います。私は絶対それをさせたない。だから、8年、9年やってきたんよ。それは、やはり市長が考えをきちっとしてくれましてできてきたんですよ。でも、我々の病院でしょう。確かに赤字を少なくする。そのためには、私はこう考えています。市立であっても経営を任す人が来て、その人をいつでも辞めさせることができるのがなかったら、どこの人が来るか分からんで、これ。口ではきれいごと言いますわ。もう医療の専門に任せたらええんやいうて。その人間、どこの人か分からん人によ。実際、日本でもあるじゃないですか。私はそれを危惧するんです。市長、いかがですか。
◎市長(田岡実千年君) とにかく、この地域にとって
医療センターは大変重要な施設でございますので、いろんな面で充実を今後も頑張っていきたいというふうに思います。
◆6番(福田讓君) そういう市長のお言葉です。今後とも、
医療センターが市民の皆様に愛されて、そして看護師さんをやっぱりしっかり募集もしていただいて。医療がなかったらどうするんですか。個人開業の先生は6時まででしょう。ドクターヘリ、緊急病院、災害病院、人口50万人からあったら、そんな和歌山市みたいなものなんで30万人、40万人、いろんなところで利益が上がるから。我々の紀南というのは人口は少ない、少子高齢化でしょう。その中でいかにして若い人たちに子供を産んでいただいて、少しでも増やしていただいて、お年寄りにも優しく、そういった病院で24時間体制でやっていかなんだら、本当に市民の、近隣町民、住民の方の命を守れますかということなん。確かに経営的にはきついですよ。どこの病院でもそうでしょう、言うたら。 一遍、岡本課長、和歌山県の13の病院をちょっと調べてくださいよ、どのような考えを持っているか。できますか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 県内13の公立病院がありまして、和医大は独立行政法人化しておりますが、残りの部分というのは、全て普通の地方公営企業会計で運営している病院となっております。このうち四つの病院が全部適用で、残りは当院と一緒の一部適用の病院となっております。
◆6番(福田讓君) もう一度、ちょっと聞きにくかったんですが、お願いします。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 和医大が独立行政法人化しておりますが、残りの公立病院は、全て当院と同じような公立企業会計で行っている病院となっております。
◆6番(福田讓君) 分かりました。 市長も今から病院に関しても熱心にやっていただけると思いますし、やはり国の補助金、県の補助金、これからもしっかりと知事に対して、市長を先頭に議会も支援をしていただくように、それは陳情に行くのは、市長、一番大切だと思うんですが、いかがですか。
◎市長(田岡実千年君) この
医療センターを持続可能で充実した病院の運営、今後もしていかなければならないわけでありますが、なかなか、議員もおっしゃるように財政的に厳しいところがあります。そういったところを、とにかくしっかりと持続する体制を考えていくというのが課題かなというふうに思っております。
◆6番(福田讓君) 今回もほかに一般質問もございますので、議長、ここでちょっと休憩。この項は終わりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(三栗章史君) 一般質問中ですが、10分程度休憩いたします。
△休憩 午前10時47分
---------------------------------------
△再開 午前11時00分
○議長(三栗章史君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 6番、福田議員。
◆6番(福田讓君) (質問席) 休憩が終わりましたので、続いて、ふるさと納税についてお聞きいたしたいと思います。 ふるさと納税が始まって、もう大分年月が過ぎたと思いますが、初めは800万円、500万円と、最近ではもう1億円を超えると。本当にありがたいことでございます。これを一般財源として、市長はそれを子育てとかいろんなところに使える、何でも使えるということで。それはあくまでも、私も知らなかったんですけれども、前回のとき、企業版ふるさと納税というのがあるというのが分かってきまして、一般のふるさと納税寄附金というのは返礼品があって、その返礼品が3割の間でやるということですね。間違いないですね。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 企画調整課、小林より答弁いたします。 今、議員おっしゃるとおり、返礼品につきましては3割までということになってございます。
◆6番(福田讓君) 昨日も同僚議員が、吉良議員が詳しく聞いておりましたので、重複しないように割愛させていただくところがあると思います。 企業版ふるさと納税について、ちょっと簡単に説明してください。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 企業版ふるさと納税につきまして概要を説明いたしますと、令和2年度に国に認定されました地域再生計画というのがございまして、それには、各団体の地方創生プロジェクトが記載されております。それに対しまして企業が寄附を行った場合に、法人関係税から最大現在9割が税額控除されるという仕組みでございまして、市にとりましては事業の財源が確保できますし、企業側としましては減税効果を受けながら地方創生の取組を応援するということで、企業のPRにもつながるという仕組みでございます。
◆6番(福田讓君) 今の御説明で大体分かりました。企業さんが新宮市のほうへ寄附していただければ、法人税が9割減額になるということですね。ありがたいことです。しかし、その用途というのはどんなんですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 企業さんが、新宮市のほうに寄附をされたいという申出がもしございましたら、先ほど申し上げました地域再生計画の中に記載した事業に、それに対して寄附を頂きまして、具体的には、既存の事業であったり、またそこにない事業であれば補正予算を組んだりしながら、その寄附の充当先というのをまた予算化していくということになろうかと思います。
◆6番(福田讓君) お聞きしたいのは、企業さんが新宮市へ寄附をしてくれますね。しかし、企業さんが寄附したお金、それをどの事業へ使っていただきたいという指定が来た場合は、それはそのようにされるんですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 企業側から寄附の申出があった場合に、私どもと協議しながら、具体的な事業をどういうようにするかということを調整させていただいて、市のほうでまた充当していくという作業になるかと思います。
◆6番(福田讓君) では、企業さんがこのような寄附をさせていただきますと、しかしこれはこのような事業にお使いくださいと指定してきた場合は、それに対してお話をすると、今おっしゃったとおりだと思うんですが。しかし、市としては、ほかの事業にも使いたいということは言えるんですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 企業さんからの申請書を頂く場合に、具体的な事業も記載する必要がございますので、その時点で事業の調整はさせていただくことになるかと思います。
◆6番(福田讓君) ということは、企業の方が寄附をさせていただきますと、しかしその寄附はこういった事業、こういったところの施設に使っていただきたいという指定というかお願いしたいというふうになったとき、それは調整するということですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) その事業が地域再生計画の中に該当する事業であれば、そしてその事業が新宮市に必要な事業となれば、同じ事業であれば予算化されますし、そこは調整になろうかと思います。
◆6番(福田讓君) では、お聞きしたいんですが、企業版ふるさと納税を使っていただきたいということで寄附をしてくると、それが新宮市の地域、新宮市内で使ってくださいということでいいんですけれども、新宮市地域以外のところで企業さんがいろんな施設、事業をしているところへ寄附したいと言うてきたときに、どのように対応されるんですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 通常は、新宮市の地域再生計画に合致した事業ということになりますので、もし他団体の事業にということであれば、まずは他団体の地域再生計画に合致する事業があるのではないですかということで御案内させていただくことになろうかと思います。
◆6番(福田讓君) 今の御答弁では、地域外のところへ使っていただけませんかという、そういう寄附の場合は、その地域外のところを紹介するということですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 通常の流れであれば、そのようになるかなとは思います。
◆6番(福田讓君) だから、企業の方も大切ですから、新宮のほうへ寄附していただける、そしてその企業の方がこういうところへ使ってほしいと言われたら、それは調整されるということで。しかし、今、私が申し上げました新宮市地域以外、いわゆる、ほかの地域で使用するときは、また話合いもあると思うんですが、恐らく新宮市に効果がなければ、ただ一応寄附はして、その寄附のお金を別のところで使っていただきたいという、そのようなことも可能なんですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 通常は、先ほど申し上げました流れとなりますけれども、何らかの理由で、他団体の事業をするために新宮市に寄附をしたいという申出があった場合に、その場合は制度的には、もし他団体の事業をすることによって新宮市に地方創生の効果が発生する場合、その場合は制度的には可能でありますけれども、それが新宮市にとって必要な事業であるのかなどの精査をした上で、新宮市として寄附を受け入れるかどうかを決定する。決定した場合にのみ受け入れることができると考えております。
◆6番(福田讓君) だから、今、課長がお答えしていただいたとおり、新宮市でじっくりと考えて、効果があるか、どれだけの反映があるかと、それを精査するということですね。そのとき仮に企業の方が、ここやなかったらもう要らないと言われたときは、もう仕方がないんですね。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 企業さんのほうがそういう意向であったとしても、新宮市のほうがそういう決定をしなければ、それをお断りすることになるかと思います。
◆6番(福田讓君) 別の方向からお聞きしたいんですが、初めこのふるさと納税というのは、議会に何も上がってこなかったんですよ。だから、これは執行者でこのふるさと納税は、どのようにして国に申請されたということですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 令和2年度に国のほうに、先ほど申し上げました地域再生計画というのを申請しまして、それを認定を受けております。それに従って、企業さんがその計画の中にある事業に寄附をしていただいて、そしてそれを充当する事業についてもし予算化が必要であれば、またそこで議会の承認を頂くという流れになるかなと思います。
◆6番(福田讓君) この予算が出てくるというのは、歳出で出るんですね。収入は私らには分かりません。市議会に別に報告なかってもいいんですね。そういうことで了解してもいいんですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 先ほど申し上げましたとおり、支出の予算を上げる場合には、当然、歳入、今で言えば寄附額を同時に上げることとなります。ただ、ふるさと納税は一般財源でありますので、一般財源でありますけれども収入として寄附額を上げ、そして事業の歳出を上げて予算を提出するということで、これまでもそのような事例はあったかと思います。
◆6番(福田讓君) 今、回答頂いたんですが、新宮市にとっても効果があるか。ただ、御寄附を頂いて、そのままそちらの事業とか施設にするとなったとき、やはり協議されるんですね、あなた方で。だから、効果がなかったらというお言葉頂いたんで、あなたから。新宮市において、やはりそれが少しでも新宮市にとって、市民にとって事業あると、そういう考えでよろしいですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 例えば他団体の事業をという話があった場合に、それにつきましては先ほども少し言いましたけれども、それが新宮市にとって効果があると十分説明ができる状況になった時点での話ですので、それがないとそういうことはできないということになります。
◆6番(福田讓君) 大体、企業版というのは分かりました。それ以上は私も今初めて聞いて、ああそんなんあるんと。これは、国からのそういうやっぱり、その取扱いの指導とか、そういうのがあるんですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 地域再生計画の認定は、国にしていただきます。ただ、具体的に寄附を頂いてどの事業に充当するというような報告というのは、途中では国には報告はいたしませんが、最終的にどの事業に充当したという実績報告みたいなものは提出することにはなってございます。
◆6番(福田讓君) 最終的には、国としても各自治体の裁量にお任せすると、そういうことでよろしいんですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 実績を報告する時点では、もう事業を執行しておりますので、そのあたりはもう自治体の判断になるかと思います。
◆6番(福田讓君) ただ、その予算化されてきたときに議会には諮るということですね。そうなったとき、また議会の考えもあると思いますので。
◎市長(田岡実千年君) いろいろ質問ありがとうございます。うちの担当者の答弁が抽象的なのでちょっと分かりにくいと思いますので、少し具体的に説明させていただきたいと思います。 最近の事例なんですけれども、この地域に大学を設立したいという団体がありまして、設置する場所は周辺の町なんですが、資金調達のために、新宮市の企業版ふるさと納税が受皿になっていただけないかという要望が私にありました。この地域に大学ができるとなると、すばらしいいろんなメリット、新宮市にもありますので、状況が整えば、新宮市としてもしっかりと応援、協力させていただきたいというふうな話をさせてもらっているところでありまして、なかなか周辺の状況、まだまだ整っていない状況でありますが、何らか協力できたらなというふうに思っております。
◆6番(福田讓君) 今、市長からも御答弁頂きましたとおり、私は企業版というのは、そういうものじゃないと思っていたのでお聞きしたわけなんです。だから、新宮市にとってもやはり効果が、それを各自治体の裁量に任されたあると。そういうことで御答弁頂いて、一応、私も確認をさせていただきました。 以上でこの項は終わります。 続いて、新宮市の福祉、そして熊野川町の福祉についてお聞きします。 昨今、国の岸田内閣になりましてから、均等割いわゆる非課税の世帯に対して、令和5年度10万円、そして令和6年度も10万円という形で国からの支援金がまいっております。 財政にお聞きしたいんですけれども、今、それ以外に国からの支援金があるということもお聞きしていますが、いかほど残っておられますか。
◎財政課長(得能一弥君) 財政課、得能より答弁させていただきます。 昨年度から繰り越しまして、令和6年度に活用可能な物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金、推奨事業枠分というものがございまして、約7,000万円ございました。今補正で、住宅リフォーム助成事業の財源に2,020万円充当させていただきましたので、残りは4,939万6,000円となります。
◆6番(福田讓君) それほどの残りでしたら、市民1万4,000世帯ぐらいありますから、以前は1万円の商品券でしたけれども、太地町が5,000円のを発行しています。太地町で2,000人ちょっとですからね、人口が、世帯数にしたら知れていますけれども、やはり新宮市は2万6,000人、世帯にして1万4,000近くございますので、なかなかちょっと難しいですね。 物価が高くなる、今回年金等も少し上がりましたけれども、やっぱり市民の皆さん、何か新宮市の独自の支援金がないのでしょうかというお問合せがあります。今回、年金が少し上がっておりますが、国民年金の方が65%の新宮市内でございます。なかなかそうは入りませんので、その期待に応えてあげたいと思っているんですが、なかなか財政課も厳しいし、そして第三セクターの2億円の毎年の返還金も一応、令和6年度で終わるということで、田岡市長の目指す生活環境に適した市政づくり、若者が安心して暮らせる、そして子供を産んでいただいて人口を増やしたいという市長の考えによって、今回もいろんな施策が出ました。でも、我々の自治体というのは、個人の税金は1割6分、法人で合わせて2割4分のところなんです。なかなかこれは決定するのは市長のほうですから、だからこれだけやっていただけることはありがたいです。 それで、以前からも話しております。熊野川町のB&Gへ行くためのバスが走っていますが、それについて、空き時間を熊野川町の人たちに使っていただいて、福祉のバスとして運用できないかということで、2回ほどさせていただきましたが、恐らく担当課長も調べていただいたと思うんですが、恐らく回答は前と同じだと思います。申し訳ないですけれども、私からは話は大体分かると思うんです。 公共交通が熊野川町に奈良交通さん、そして熊野御坊南海バスさんが五條まで走っていますし、熊野御坊南海バスさんは本宮町まで走っていますね。だから、今回、市長の肝煎りでタクシー補助券、年間1万2,000円。ありがたいですね。新木保育園の近くの市道なんか、バスが走っていない。免許証を返した人とかたくさんいらっしゃる。それで、今回1万2,000円、月にして1,000円ちょっとですか。それでも補助していただけるということで、これでも約1,400万円。これ一般財源です。だから、本当に今回よかったと思います。 私は、新宮市の福祉は、新宮市内は木ノ川を抜けて新宮市内でしたら大体2キロ範囲で市内に行けます。タクシーはワンメーターで640円ですか、1.2キロ。だから、それを使ってやっていただけると思います。 でも、市長にお聞きしたいんですけれども、熊野川町でデマンドタクシーを今運営していますが、これは、熊野御坊南海バスさんが路線バスを廃止してしまった関係上、過疎対策交通の補助金をもらって100円タクシーでやっています。ところが、今、熊野川町には、歯医者さんがお亡くなりになられて、ないんですよ。だから、歯医者さんに行きたくても、高齢者の方、やはり国民年金の方がほとんどですから、だからタクシー券もいいんですが、熊野川町の方もタクシー券を頂いておりますが、私は、今回は本当にいいことなんですが、熊野川町の日足まで熊野川町各地域からタクシーを使って、第一交通さんのタクシーで片道100円なんです。そして、往復200円なんです。バスは熊野御坊南海バスさんを使っていただいたら、日足のバス停から新宮まで1,000円要ります。往復2,000円なんです。そこから
医療センターへバスに乗って、100円の割引券を頂いて260円。260円ですから520円。大体2,520円要るんですよ。月1回でも病院へ行かれる方もいらっしゃると思うので。 だから、一番心配しているのは、西課長、大体分かりますから、御答弁ください。もう構わんですよ。今までの経過も含めて一番厳しいのは、やっぱり公共交通に官が民を圧迫しないということだと思うんです。それでよろしいですね。
◎
健康長寿課長(西洋一君) 今、議員おっしゃっていただいたように、この件につきましては関係課と協議を重ねてまいりました。一番、今言っていただいたように、民業圧迫の懸念もございます。また、国や県の補助要件を満たさず補助金の不交付になる懸念もございますので、今回はちょっとB&Gのバスを使った件は難しいかと思います。
◆6番(福田讓君) 分かります。だから、あまり課長にお願いしても、それはやっぱり官が民を圧迫すること。私は、逆な発想をしていたんですよ、今度はね。熊野御坊南海バスさんを御利用して、バス券を少しでも熊野御坊南海バスさんに乗車できる、それに対する割引というんですか。 今回は、市長は、熊野川町地域も含め、高田も含めて、免許証をお持ちでいない方に対して年間1万2,000円でしょう。そしたら、今申し上げましたように、熊野川町各地域からデマンドタクシーを使ったら、往復で200円で済みます。そこからバス賃が要るんですよ。バス賃が往復で2,000円要ります。だから、歯医者さんも行きたかってもなかなか、御承知のとおり、熊川町で65%以上もっと、やはり国民年金の方ですね。だから、そういった方に対して、市長、何とかタクシー券は本当にありがたいです。しかし、日足地区から新宮まで約23キロあるんですよ。これタクシー使ったら大体片道6,000円ぐらい、7,000円要るのかな。だから、そのあたり、市長、財政のやっぱり許す、これは市長の考えですから、熊野御坊南海バスさんに対してもそういうことで使えたら、私はいいんじゃないかと。西課長にも尽力いただきましたけれども、なかなか難しいんでしたら、そのあたり。 私も免許証がなかったら、もうバスで新宮へ来なければなりません。もういつまでも、運転免許証を持っている時間もだんだん少なくなってきます。今、高齢者に免許証を返納していただきたいということで、警察のほうからもお願いもあると思いますし。だからどうしても、市長、新宮市内、木ノ川でしたらまだ近くにオークワがあって、いろんなものが購買できるけれども、熊野川町には、今、ふれあい公社か、下阪殖保さんが理事長でやっていただいています。ここにもお店があるんですよ。それは衣料品じゃなしに、食料品だけなんですね。だから、衣料品もやはり月1回でも新宮へ行きたいと。 そういう福祉バスは、やはり官が民を圧迫することはしてはならないと、そういうこともありますので、そのあたり、タクシー券というよりも、私は逆に熊野御坊南海バスさんを利用して公共交通を使って、少しでも福祉の、高齢者のためにお手伝いできないかと考えていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか、市長。
◎市長(田岡実千年君) いろいろ意見聞きながら、研究させていただきます。
◆6番(福田讓君) そういうことで、どうしても田舎に住んだ場合、合併して私らも新宮へ出てきていますけれども、毎日22キロかかります。でも、合併して新宮市の力を頂いて、今から13年前の台風のときは、旧新宮市の合併したいろんな補助金等で助かりました。だから、田舎に住んだ場合は、車で運転免許証を持っているときはいいんですよ。 今、ライドシェアというて、車で国のほうも認めたところだけタクシー会社さんが管理してやっています。今、熊野川町のある地域から
医療センターまで行って、自家用車で送ってもらって幾らかかるんですかと聞いたら、1万円要るというんですよ。それもお食事も入れてね。だから、5万円ほどの少ない低所得者の方、年金の方がなかなかそういうこともできない。ただ、日足までは来られるんですよ。これは、市の職員の方々が、今から2年前ですか、デマンドタクシーを考えてくれた。それも過疎地域の公共交通の補助金を頂いたからできることなんですが。そうなれば、やはり今の熊野御坊南海バスさんにも協力していただいて、少しでも福祉のために補助を出していただきたいと、私はそういうことで今回質問させていただきました。 今、市長も検討していただけるということなんで、今後、許せる財政の限り。
市議会議員は市民に対して選挙で上げていただいていますから、市長だって同じなんです。やはり市民の方のことを考えながら、公平公正にどこに予算を配置するかということは、これはトップの市長の考えですからそれでいいんですが、やはり議員も15人が、いろんな市民の方の声を吸い上げていきたいと思いますが、やはりこうやって長く議員していましても、財政がこういう状態ですから、やっぱり市民の方には分かっていただくように御説明はしております。人以上にしています。 だから、普通の民間会社だったら、営利なかったら絶対しません。熊野御坊南海バスさんだって大変ですよ。これだけ自家用車があって、車で走った場合、ほとんど熊野御坊南海バスさんも乗る人が学生とか子供たちとか、高齢者が多いですね。だから、熊野御坊南海バスさんも頑張ってくれている。そのために国からの補助金もあり、市からも補助金を出しています。だから、熊野御坊南海バスさんにもずっとこうして継続的に、熊野御坊南海バスの本宮線ですか、これをやっていただけることありがたいです。そうやなければ何も、もうタクシーしかないんですよ。熊野川町のタクシー券というのはあるんですが、町内だけです。それはもう町内しか乗れないです。だから、新宮市までの日足から約20キロか22キロですか。やはりこの道のりの長さというんですか、これは住んでいる者にしか分かりませんし、車を持っているときはいいんです、免許証も。皆さん苦労しています。市長もそこを考えていただいて、検討するということで、私も一応それを期待しております。 最後になりましたけれども、財政についてお聞きします。 現在の経常収支は、令和6年度ではどのような形になりますか。
◎財政課長(得能一弥君) 財政課、得能より答弁させていただきます。 直近、令和4年度までは経常収支比率、確定しておりまして、令和4年度では95.1%となっております。令和5年度につきましては、ただいま決算統計の作業中でありますが、それよりもちょっと上がってきているという状況にございます。
◆6番(福田讓君) 経常収支、経常収支と申しますけれども、御承知のように、得能課長なんかもう本当のプロフェッショナルいうんですか、財政の。やっぱり交付金を獲得する、それに日夜頑張っていただいていると思います。自治体というのは、大きな企業がたくさんあれば、そこで法人税があればいろんな事業もできますが、新宮市も今2割自治体ですわね、もう。あと8割がほとんど国・県、そういったところからの補助金とか交付税、ほいで、繰入金から始まってもう本当にこの財政を見ていたら大変厳しいですね。それを私らも市民の皆様に言います。 こういう財政の中で、しかし市長が実行されて、こつこつと今まで丹鶴ホールも完成された。そして、庁舎も完成したと。丹鶴ホールでは職員がよく頑張って、24億円ですか、都市再構築戦略事業交付金、あれがなかったらなかなかできなかったと思います。全国で7か所しか許可がなかったということなんですが。得能課長はじめ小林次長、よく頑張っていただいて、これからも財政しっかり。私らそれしかないんですよ、やっぱり。財政の詳しい、要求、要望はできますよ。でもそこをちゃんとぎっしりと、あなた方が官僚ですわ、国から。しっかりとたもとを引き締めて、市長に対してもいろんなお話もさせていただけると思いますが、市長に対してもいろんな要望が来ます。ますます市民からの要望は多いと思います。 財政これだけ、公債費比率、今どのぐらいですか。
◎財政課長(得能一弥君) 財政課、得能より答弁させていただきます。 公債費につきましては、先ほど申し上げました経常収支比率の中に占める割合というのが、令和4年度、全体95.1%のうちの22.7%を占めております。ただ、平成28年度は経常収支比率が100.2%と100%を超えていたんですが、そのときの公債費の占める割合は27.9%と、今よりはるかに大きかったこととなります。第三セクター等改革推進債等の繰上償還が進んできた効果が見られると思われます。
◆6番(福田讓君) 課長、普通赤信号というのは17%ぐらいですか。熊野川町も1回、再建団体に陥りました。新宮市もお聞きしたら、陥ったんですね。そうなれば、市民からの要望とかいろんな事業をやっていただきたいというても、なかなかできないんですよ。今でも令和4年度で22.7%ですか。ちょっと18%超えてきたらきついと思うんで、そのあたり大丈夫でしょうか。
◎財政課長(得能一弥君) すみません、先ほど議員がおっしゃっていただいたのは、18%の実質公債費比率のことだと思います。そちらにつきましては、新宮市のほうはどんどん比率が下がってきておりまして、そこまでのところはいっていない状態となっております。
◆6番(福田讓君) 今はどのぐらいの比率ですか。
◎財政課長(得能一弥君) 直近、令和4年度の数値となりますが、12.4%まで下がってきております。
◆6番(福田讓君) 12.4%いうたら、まだ15%まで十分あるんですが、これも市長が頑張ってくれた第三セクター等改革推進債、毎年2億円もう返済できたということが一番大きいですね。だから、その2億円でいろんな子育て、そして老人福祉等に使いますわね。そのあたり市民の方にも分かっていただくように、私らも説明はしています。 だから、大きな企業があれば法人税でゆったりとして、市民のためにいろんな事業できます。しかし、市長というのは市民の行政局のトップですから、いろんな方のいろんな事業、そしていろんな団体からのいろんなことがあります。今回でも育児、保育ですか、市長も決断されました。これは、少し県とか国の補助があるんですからいいんですが、もう単独しかないというのは大変きついと思います。 それから、同僚議員からもおっしゃったように、やはり子供たち、幼稚園とか認定こども園の給食費無料と、私も以前からそれは述べさせていただいておりますが、全てこれ財政課、一般財源ですね。
◎財政課長(得能一弥君) 一般財源で予算化しております。
◆6番(福田讓君) 那智勝浦町はしていると言うんですよ。だから、那智勝浦町はしても、うちにはないやないですかと言われても、那智勝浦町でない事業をうちがやっているんですよ。だから、市民の方は必ず見て比べるんですよね。だから、若い人たちに結婚をしていただくときの結婚のお祝い金とか、そういうこともあるわけなんですよ。やはり若い方に結婚していただいて、お子様を産んでいただいて、やはり人口も増やしていかなあかんし、そして高齢者には高齢者の温かい支援もしていかなならない。本当にトップとして大変だと思います。それを公平公正にすみ分けして、そしてその予算を配置する。それのために財政課が市長に対していろんな、市長もトップですから、要望があるから、その中でしっかりと財政とにらみ合わせながら、今後とも。 必ず議員は経常収支言うてくるんですよ、大丈夫かというて。新宮市も先ほど申し上げましたように、再建団体に陥ったことある。熊野川町もあったんです。だから、二度とそこへは行きたくない。夕張市みたいに300億円も借金してとうとう大変なことになりました。そのあたりは、財政課の官僚である課長、次長、職員の皆さん、しっかり頑張っていただきたいと思います。 我々議員は執行権がありませんから、市長に対してこうして一般質問しているんです。だから、ここにおられる議員の皆さん、若い人らにも、やはり議会で市長に対して一般質問しています。これをしていただいたらどうか、これはできないのか。なかなか15人の皆さんからいろんな、その15人の後ろには多くの市民の方が支援しているわけですから、多くの声なんですよね。そのあたり、これから若い議員の皆さんは、やはりトップを目指すというんですか、やはり自分で行政の長になっていただきたいと、いずれはね。私らもう70歳になっていますから、若い人に頑張っていただいて、財政もしっかり職員の皆さんはよく知っていますから、これからの若い新人の議員には、もっとやはり上を目指して頑張っていただきたいというのが私の気持ちなんです。 市長、ここまで政治経験のないところから4期、全く新宮市で始まって以来。ほとんど2期、3期で終わってしまうんです。田岡市長は、やはりそこを乗り越えて4期も当選された方です。民間でお勤めであったと思いますが、また民間はどうしても営利を目的としますから、営利がなければ会社は潰れてしまいます。しかし、行政というのはそうじゃない。自分のところで金もうけはできない。いかにして国の補助、県の補助を獲得して、そこで実費というんですか、独自の予算を少なくして、国・県、いろんな事業の補助金を取って頑張っていただけるのは、ここにおる職員の皆さん、私に言わせたら官僚ですから、今後とも頑張っていただきたいと思います。 以上で一般質問を終わります。
○議長(三栗章史君) 一般質問中ですが、午後1時まで休憩いたします。
△休憩 午前11時40分
---------------------------------------
△再開 午後1時00分
○副議長(大石元則君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 この際、御報告いたします。 6番、福田議員から一般質問における発言について、お手元に配付のとおり発言訂正の申出があり、議長においてこれを許可いたしましたので御了承願います。 それでは、一般質問を続けます。
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△大坂一彦君
○副議長(大石元則君) 2番、大坂議員。
◆2番(大坂一彦君) (質問席) それでは、一般質問を始めさせていただきます。 大きな項目三つとなっておりますが、今回は市民の皆さんからお聞きしてきた話をお伝えしつつ、少し細かくお聞きしていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 まずは、新宮市の現況を問うから、タクシーチケットの件について。 これは、一般質問初日、竹内議員も聞いておられましたが、いま一度、概要の説明をお願いします。
◎
健康長寿課長(西洋一君) 健康長寿課、西より答弁させていただきます。 高齢者等タクシー券交付事業は、新宮市に住所があり、介護保険施設に入所していない方のうち、運転免許証(原付含む)を持っていない、または返納したことを市に申告していただいた75歳以上の方、または運転免許証(原付含む)の返納証明をお持ちの75歳未満の方を対象とさせていただいております。75歳以上の方全員に申請書を郵送しており、6月17日時点での申請者数は2,152名、そのうちタクシー券を配付した人数は1,907名となっております。
◆2番(大坂一彦君) ありがとうございます。 この件に関して、私も何か所かの会合で説明させてもらいました。ただ、やっぱり市民の中には少々誤解をされておられる方もおられました。1万2,000円を出せば少し安く買えるんやよねとかという誤解もあったりもしたのも事実です。ただ、ちゃんと説明したら理解してくれて、その後、大変喜んでおられました。 これ、竹内議員もおっしゃっておられました。皆さん総意やと思うんですけれども、私からも、来年度も継続しての実施をお願いしたいと思います。 そんな中、一つお願いというか、こんな相談を頂きましたのでお聞きください。 その方は女性で75歳を過ぎておられます。旦那さんはお亡くなりになられ、おられません。年齢的には今回の十分といいますか、対象。その方の子供さんですので40代後半だと思うんですが、障害を少しお持ちで、そのお母さんなので、病院に連れて行ったり施設に連れて行ったりされるのに、やはりタクシーをよく使われるそうであります。ただ、日々の暮らしの買物、買い出し、子供さん等々を施設へ届けたり病院へ連れて行くときの買い出し等はやっぱり歩いては無理で、昔取っておったバイクの免許でバイクを使って行かれております。今回はバイクの免許を持っていても駄目というふうにお聞きしています。なので、今回はおわび申し上げたんですが、もし来年もこれを継続して実施いただけるとするならば、こういう特別な御事情があられる場合は一度検討してもらえませんかというお願いです。 いや、ほかにも様々な特別な事情の方はおられると思います。なので、これだけということではないんですけれども、市長が初日おっしゃっておられた弱い立場の人を救いたいという言葉に望みを託したいと思います。 これは急な質問ですので、今の御答弁は結構です。結構ですので、ぜひ一度、来年継続もお願いしつつ、来年やられるとなるとこのようなことも一度御検討頂いたらありがたいと思いますので、よろしくお願いします。 続けます。補聴器購入助成制度について教えてください。
◎
健康長寿課長(西洋一君) 高齢者補聴器購入助成事業につきましては、新宮市に住所のある65歳以上の市民税非課税世帯高齢者のうち、両耳の聴力レベルが40デシベル以上で聴覚障害の身体障害者手帳の交付を受けていない、または交付対象ではない方で耳鼻咽喉科の医師から補聴器の利用の必要性を認められている方であり、過去にこの要綱による助成金の交付を受けたことがない方を対象とさせていただいております。 6月17日時点での申請者数は5名であり、このうち3名の方に補助金を交付済みであります。
◆2番(大坂一彦君) こちらも市長のおっしゃる弱い立場の人を救いたい一つの表れだと思われます。引き続きよろしくお願いいたします。 続けます。今期上程のリフォームの助成についてお尋ねいたします。 概要の説明をお願いします。
◎
商工観光課長(津越紀宏君) 商工観光課、津越より答弁させていただきます。 住宅リフォーム助成事業は、市民の居住環境の向上を図り、住宅分野の市内事業者における需要喚起を図るため、市内施工業者が施工する住宅リフォーム工事に要する経費に対して補助をするものでございます。 内容といたしましては、新宮市に住民票を置かれた方が、自らお住まいになる市内の住宅リフォーム工事を行う者に助成するものでございます。助成内容は、経費が税抜き20万円以上の工事で、対象経費の20%を新宮商工会議所の共通商品券にて給付いたします。助成の上限は20万円でございます。 なお、今議会で可決いただきますと、広報いたしまして、8月上旬から約2週間程度受付を行いたいと考えております。
◆2番(大坂一彦君) これは前回、大変好評だったとお聞きしています。前回も募集期間は2週間程度でしたか。
◎
商工観光課長(津越紀宏君) 令和3年に2回ほど行いました。1回目は先着順ということでありまして、ちょっと公平性がないというお声もある中、2回目は2週間程度受付期間を取って行いました。
◆2番(大坂一彦君) なるほど。 応募多数という場合は抽せんということでしたね、今の話も含め。どのような方法を取られますか。
◎
商工観光課長(津越紀宏君) 応募多数の場合は、ガラガラ抽せん器を利用しまして、マスコミ等立会いの下、公平公正に抽せん会を行います。
◆2番(大坂一彦君) 今、課長の概要説明の中で自らという言葉を強くおっしゃっておられましたが、お尋ねします。 常時住んでいないが、空き家にしておきたくないので、手を加えてどなたかに借りてもらいたいが、そんな家のリフォームの助成はしてもらえますか。
◎
商工観光課長(津越紀宏君) 先ほども、ちょっと繰り返しになりますけれども、対象条件といたしましては、自らお住まいの住宅を対象としております。あくまでも自ら住んでいる家の居住環境の向上が当事業の主な目的でございます。
◆2番(大坂一彦君) なるほどです。確かに、現在自らお住まいの住宅を対象にしているというのはよく分かりましたし、優先されるべきものとも思います。 ただ、今後、この予算にゆとりが出てきたらなのかも分かりませんが、空き家対策の一環としても、今のような方のことも踏まえ御検討頂ければありがたいと思います。 続けます。ごみ問題についてであります。 三輪崎支所に常設エコ広場を設置してから、その後、いわゆる各地の今までの従来のエコ広場のごみの量はどのように変化しているでしょうか。
◎
生活環境課長(廣井和樹君) 生活環境課、廣井より答弁させていただきます。
設置開始から2か月ほどですので、変化についてはそう出てはおりませんが、利用者については、1日平均100人前後で推移してございます。常設エコ広場への排出が増えた分は、その分、その他のエコ広場が減ってくるものと思われます。
◆2番(大坂一彦君) そうですよね。そうやと思います。 その1日平均100人前後というのは、三輪崎支所の話ですか。
◎
生活環境課長(廣井和樹君) はい、三輪崎支所の常設エコ広場のことでございます。
◆2番(大坂一彦君) 新宮市は平均どのぐらいになりますか。
◎
生活環境課長(廣井和樹君) 新宮市の常設エコ広場の平均につきましては、約300人程度になります。
◆2番(大坂一彦君) ありがとうございます。 このエコ広場制度ですが、エコ広場制度と申しますが、何年から開始されて、現在何か所で、月に何回行われておりますでしょうか。
◎
生活環境課長(廣井和樹君) 平成14年度にごみの減量化を図ることを目的に、資源物の分別をエコ広場方式により開始しております。 現在のエコ広場につきましては、旧市内167か所と熊野川町40か所、こちらのほうが原則火曜日から金曜日、月2回開催になります。 そのほか常設エコ広場、これは先ほどお話に出ましたが、市役所、あと三輪崎支所、それとあと日曜エコ広場、月2回、クリーンセンターのほうで行っております。そのほか、排出が困難な方についてはふれ愛収集、約300件のほうを実施してございます。
◆2番(大坂一彦君) 今の御答弁の中にありました、ふだんの通常のエコ広場を補完する形で常設エコ広場、市役所、三輪崎支所があるということですよね。分かりました。ありがとうございます。 このエコ広場のことを触れるにつけ、3人のエコ広場の運営員さんの話を聞いてきました。お伝えします。まずお1人、やっぱり人数が足りないというお話でした。地区は申しませんが、ただ、この方、後日ですけれども、その後、よそから1名補充してくれたので大変助かった、ありがたかったという御連絡をいただきました。もう一つ、別のところですけれども、うちは人数は足りているんやけど、みんなその方より高齢なんだそうです。その方が一番若いとまでは申しませんけれども、みんな自分より高齢で辞めたくても辞められないという言葉をおっしゃいました。6人体制のところであります。で、人数が足りておるということなので、すごいなと聞きました。もう一人、当初は4人で回していたが、今は時々1人のときもある。これは大変厳しいと思われます。量も少ないのかも分かりませんけれども、いま一度、各運営所というんですか、エコ広場の運営所のアンケート、されておられると思いますけれども、状況を把握していただけたらと思います。 さらに、出されるごみの量、いわゆる常設が三輪崎にもできた、新宮にもあるということで、ごみの量の変化をそれぞれお尋ねしてみたんですが、今までよりやっぱり減ったと言われるところと、いや、今までとあんまり変わらへん等様々で、若い人であったり車を持っておられたり時間にゆとりがあるなど、常設エコ広場に持っていける人たちが多い地区のごみは少なくなったと感じられる傾向で、その地区に住んでいる人たちの状況によってごみの量というのは多少変化しているんだろうと思います。ただ、課長今おっしゃったように、減ってくるものと思われるという御見解をお聞きしました。 それらを踏まえまして、今後のごみ回収問題はどのようにお考えでしょうか。
◎
生活環境課長(廣井和樹君) 平成14年度にごみの減量化を図ることを目的に資源物の分別をエコ広場方式により開始しておりますが、約20年余りが経過する中、今後さらに進んでいく高齢化などにより、今おっしゃられました人員確保等が難しくなってくることが予想されます。 現在行っているサービスの利用実態等を見極め、どのような手だてが必要かの研究を進めるとともに、エコ広場全体のバランス等、総合的に考え、よりよい運営に努めてまいりたいと考えています。 また、将来に向けてごみ焼却施設の広域化の話も進めているところでございます。
◆2番(大坂一彦君) そうですよね。 私、この一般質問でも委員会の席でも申してきたんですが、このごみ問題というのは、どちらのどなたにも、これから一生ついてくる、続いていく問題だと考えます。 エコ広場設置当初は大変御苦労もあったと思います。また、その時を経てしっかり認知もされ、今に至ります。ごみを資源にするわけですから、大変すばらしい制度だとは思っておりますが、何せ20年の月日が経過しているため、お手伝いくださる運営員さんも当時60歳で始められた方も今は80歳になられています。また、制度としても経年による劣化もしてきていると思います。 新たな制度の構築は決して容易なことではないと思いますが、分かっておりますが、もう研究したい、検討したいと言っている場合ではないと思っています。ぜひ、市民に寄り添う新たなごみ回収制度を一日も早く構築していただけますようによろしくお願いしたいと思います。お願いします。 続いて、今年の春以降に私が出席させてもらった地元の、私は神倉一丁目に住んでおりますけれども、地元の会議、憩いの家の運営委員会ですとか老人会の役員会、また町内会の組長会議とか、開催場所は全て神倉老人憩いの家でなされましたが、その全ての会合で、今後起こり得る南海トラフ巨大地震等の発災後の避難場所として神倉憩いの家を望む声、これが出た会合でみんな出てきました。 そして、私は今までも、この防災に関することであったり避難することに関してですけれども、橋本隣保館、福祉センターまでは私らとてもよう行かんという切実な声もお届けしてきました。 また、その神倉憩いの家では、今なお特に高齢な方々の利用率が大変高く、あるときには皆さんでホウ酸団子を作ったり、雑巾を縫って小学校へ寄贈したり、カラオケをしてみたりと、まさに今、各自治体が目指す、長く健康に暮らすための実践を皆さんで体現されている施設であります。 ただ、施設的には経年による劣化が各所で進んでいるのも事実。役所のお力添えを頂きながら、何とかかんとか利用できている状態であります。その現況を見ると、経年劣化がひどいからなどで、近い将来、その活動の場所を軽々に取り上げるのはいかがなものかとも思います。加え、それがために建て替えを望む声も多くあるのも事実です。 さらに、あそこは神倉4区、千穂3区、磐盾、またその近隣の方々が集う場であり、その地区の方々に安心して避難いただけるべき場所として、今後、建て替えも視野に入れぜひ検討いただきたいと思うんですが、この件について市としての見解をお聞かせください。
◎
健康長寿課長(西洋一君) 健康長寿課、西より答弁させていただきます。 新宮市には、神倉のほか、福寿園、はまゆうと3か所の老人憩いの家が設置されております。 老人憩いの家の設置目的につきましては、市町村の地域において、老人に対し教養の向上、レクリエーション等のための場を与え、もって老人の心身の健康の増進を図る目的で設置されております。 しかし、近年では、町内会の会合や一部老人クラブとしての利用もございますが、設置目的以外の利用が多くなってきておりますのも事実です。 また、老朽化が進み、修繕等にも多額の費用がかかり、議員御要望の建て替えにも大きな費用がかかります。地域の方からも避難所としての建て替え要望等を頂いており、庁内でも協議を重ねているところでございます。
◆2番(大坂一彦君) 確かに、当初の老人憩いの家としての役目から利用の目的は少し変わってきているかもしれませんが、この老人の方々の利用率の高さと災害避難所としての要望があることをいま一度お伝えさせていただきたいと思います。 さらにであります。この話の延長で必ず、隣接する旧医師住宅をどうするかというのも話題に上がります。その後、旧医師住宅、何か進展はありましたでしょうか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君)
医療センター、岡本より答弁させていただきます。 以前の答弁で、売却に向けて事務処理を行おうとしている旨を答弁させていただきましたが、その後、市のマネジメント委員会で老人憩いの家と総合的に協議することになり、現在はその場で協議していただいているところです。
◆2番(大坂一彦君) あそこ、一部の民間の土地があったり、ちょっと難しいということも承知しております。 ただ、このやり取りの中でこういう話をされるんです。もっと早うから売りに出すとかしといたら買うてもらいやすかったんじゃないんかなどの声、今さらなんですが、ももらいます。こちらも前向きな協議をぜひお願いしたいと思います。 憩いの家に触れました。町内会のことについてちょっとお尋ねしたいと思います。 町内会制度について、昨年、政治倫理条例の下、私、町内会長さんを替わってもらうときももちろんだったんですが、今期令和6年度、新たに組長さん、班長さん、会計さんを受けてもらう際に、各組各班の皆さんが大変苦労しておられました。また、それぞれの皆さんの受けてくださった善意で成り立っています。が、逆に、時代の変化を理由に、この町内会の制度に疑問を持たれる方も結構数いらっしゃいます。 そこで一度、この町内会という制度についてお尋ねいたしたいと思います。 まず、新宮市内に町内会というのは幾つありますか。
◎
生活環境課長(廣井和樹君) 生活環境課、廣井より答弁させていただきます。 令和6年5月末現在、旧市内133団体、熊野川町28団体の合計161団体がございます。
◆2番(大坂一彦君) そもそも、この町内会制度というのを教えてください。
◎
生活環境課長(廣井和樹君) 町内会制度とは、自分たちが暮らす地域を安全で安心な住みよいまちにするために、地域住民の皆さんによって自主的に運営されている一番身近な自治組織のことです。お互いの助け合い、支え合いを通じて、日常生活をする上だけでなく、災害時にも安全・安心の確保を図ることができるものでございます。
◆2番(大坂一彦君) そうなんですよね。今御答弁頂いた内容というのは、この制度に御理解を頂いている方はよく理解されていると思います。ですが、さっきも申しましたように、若干否定的な方もおられるというのはさっき申したとおりであります。 町内会の運営のことやその他困った折には、窓口はどこになりますか。
◎
生活環境課長(廣井和樹君) 町内会関係の窓口は、生活環境課の市民生活係になります。
◆2番(大坂一彦君) 御相談に行ってもいいんですよね。 さらに、新宮市として、今後、この町内会の制度というものをどう考えておられますか。
◎
生活環境課長(廣井和樹君) 市にとって地域コミュニティーはなくてはならないものであると考えており、その重要な役割を担うのが町内会であると思っております。
◆2番(大坂一彦君) 確かに。 今後、この町内会制度の見直しや再編とかは考えておられますか。
◎
生活環境課長(廣井和樹君) 任意の団体ではありますが、市として、先ほどお答えさせていただきました地域コミュニティーはなくてはならないものであると考えており、その重要な役割を担うのが町内会であるとの考えの下、制度の重要性の周知を図っていきたいと思っております。 また、他団体の先進的な取組などを参考に、自治会連合会とも連携し、よりよい対応を考えていきたいと考えています。
◆2番(大坂一彦君) 先ほどのごみの回収のこともそうですし、この町内会のことも市民の皆さんの日々の暮らしに密接に関わります。おっしゃった自治会連合会さんとしっかり連携いただいて、よりよき方向へお導きいただきたいと思っております。よろしくお願いします。 そして、この項の最後に、1項の最後に、項目は設けていないんですが、いつも時にお尋ねしている少しの無駄を省いて稼げる自治体への関連で、今年10月に郵便代が値上がりすることについてお聞きします。 封書1通84円、94円が50グラムまでオーケーとなって110円になるそうで、はがきは1枚63円が85円になるんだとか。これは民間では結構大きな問題で、例えば月に100通の請求書を送るお店、会社は、単純計算ですが、今までは8,400円のところ1万1,000円ということになるんですね。これが12か月、年間にして3万1,200円のプラスの支出となります。 そこで、まずお尋ねします。 役所と郵便局、何かしらの提携とかで民間より安価に郵便を送ることができるんでしょうか。
◎総務課長(赤木博伯君) 総務課、赤木よりお答えさせていただきます。 市と郵便局との契約によりまして、ゆうパックに関しては通常より安価で対応いただいておるところでございます。
◆2番(大坂一彦君) ということは、郵便代というのは一緒という話ですよね。 さらにお尋ねします。 市として、郵便代は年間どのくらい支出されておられますか。
◎総務課長(赤木博伯君)
医療センターや
水道事業所などの外部施設を除く郵便に関してお答えさせていただきますと、令和3年度から5年度までの3か年平均ですが、年額で約3,860万円となっております。
◆2番(大坂一彦君) 3,860万円。これ、今お答えいただいたように、
医療センターと水道事業所は入っていないですよね。もしかしたらですけれども、含めると5,000万円余りになるのかもしれません。 ただ、今回は御回答頂いた3,860万円、役所内だけの話でお伺いしますけれども、報道でこの値上げによってどのぐらいというのがありました。3割ぐらいアップされると考えられるというお話でした。3,860万円で3割アップしたとすると、約1,000万円のアップということになりますよね。大変大きな金額だと思います。国の施策やからやむなしではなくて、10月以降のこの対策を何か講じておられますか。
◎総務課長(赤木博伯君) 全庁的な取組とはなりますけれども、各課において送付先との関係性やまた送付内容、そういったことを踏まえつつ、相手方に礼を欠くことにならないか、そういったことや要件の重要性などを適切に考慮しながら、メールなどの活用やオンライン化の推進、そういった代替手法によって郵送件数を少しでも減らすことで郵送料の抑制に取り組んでまいりたいと考えております。
◆2番(大坂一彦君) 私、この件、前にも1回触れたことがあって、我々は招集いただくときに何とも重々しいというか、1通封筒を頂くわけです。印鑑が押してあって。これ、メールとかでええことないですかって一般質問で言わせてもろたときに、そんな簡単なもんじゃないんやという御注意と御説明を頂いて、そういうわけにいかんのかと。 我々15名のやつはよいとしてになるんですけれども、例えばなんですけれども、よく関係各所から届く納付書とか、できるできんは別ですが、例えばその納付書をまとめて1部にしてそこのお宅に送るとか、回覧板も結構あちこちの課から郵送されます。それを例えば一つにまとめてみたら、いや、重くなるかもしれんけれども、例えであります。 要するに、これとこれはまとめられるんじゃないかというのを日常業務にプラスアルファで、申し訳ないかもしれんが、これとこれはまとめられるんじゃないかと考えてみたら郵送代はある程度抑えられて、案外その結果、業務の効率も上がるんじゃないかとも思ったりしています。小さな無駄を省く。今回これは小さくはないですけれども、小さな無駄を省く一環として、ぜひ御検討頂きたいと思います。そして、この項を閉じます。 続けます。「防災」についての項であります。 5月29日付の紀南新聞の記事「能登の教訓を伝える」であります。これに職員さんが行かれたことを書いています。令和6年能登半島地震を受け、被災地へ派遣された市職員7名による活動報告があった。被災現場とその対応に直面し、生きた経験を得た職員らは、新宮市で生かせることなどについて語ったと。現場では電気は通じていたが、断水が継続しており、水がないことの不便さを痛感した。発災当初は避難所の仮設トイレの汚物があふれることがあったので、凝固剤を使用する簡易トイレや他の方法についても検討しておく必要があるとしたなどなど、ほかの6名の方の御意見も書いてくださっております。もう本当に経験された貴重な御意見やと思って読ませてもらいました。 今回、この防災についてを触れるに当たって、私は輪島市に友達がおります。結論から言うと、彼は、生まれ育ちも輪島市です。ただ、今は所帯を持って、当たり前ですが同級生なので、かほく市というところ、70キロ80キロ離れたところで生活をしておられます。一般の方です。会社員さんです。かほく市というのは、さっき言った70キロ80キロ離れたところなんですが、当時1月1日、震度5強だったそうであります。その彼の話を聞きたくて連絡を取りました。そしたら、このようなメールを箇条書にしてくれました。ちょっと読ませてください。 能登半島地震の1年ぐらい前から珠洲市を震源とする地震が頻発していた。避難所に関しては、当初、あらゆるところを避難所とした。学校の体育館、市や県の建物。遅れて行った人は座る場所もない状態だった。プライバシーはない。着替えもできない。不幸中の幸いとして、今年は例年と比べ、雪が少なかったこと。 市の職員に関しては、本人も被災している中、避難所で被災者の世話を行っていたが、休むのが悪のような雰囲気にさいなまれていたようだ。医師、看護師も同様である。 当初の状況。インフラ、電気、水道、食事、トイレ、携帯がつながらない。志賀原発が近くにあるのも心配だった。電気はつかない、水道は出ない、食事がない。トイレ、多くの人が集中するため、また排水管も寸断されているため、詰まって逆流する。特に当初は使用できるトイレがとにかく少なかったので、流れないトイレに山盛りの状態だった。車が無事だった方は、ガソリンがない。真冬なのに灯油もない。私は1月5日に輪島市へ地震後初めて行ったが、羽咋市以北の道の駅や公衆的な建物のトイレは水が出なくて、また地震により排水管がずれており、詰まっているため、水で流そうとするが詰まっており、逆流する始末。山盛りで悪臭の状態となっていた。全国からの支援もあり、工事現場用のトイレが設置されたが、少ないトイレに殺到するため、あっという間にいっぱいになり汚れてしまう。 朝市通り。昔からの商店街。彼の実家はその朝市通りにありました。当初は電柱が倒れており、瓦礫だらけで消防車が入っていけない状況。消火栓も瓦礫の下にあり、使うことができない。消防団の消防車も小屋の下敷きになっており、出せない。近くに河原田川があるのでポンプ車としたが、土砂ダムと隆起のせいだと思われるが、水位が異常に少なく、吸い上げることができなかった。火が収まった後は空襲を受けた後のようだった。朝市通りの商店及び住宅は歴史が古く、古い木造。60年から70年、サイディングではなく板張りと括弧して書いてくれております、の建物が多い。また、小道も狭く、崩れた家屋はつながっている状態となった。そこに火がついた。風向きも悪く、大火となった。 輪島市、珠洲市の位置、地形的な道路事情、ボトルネック。石川県は羽咋市辺りで絞られた地形となっており、道路は、里山街道と読むんだと思うんですが、と国道249号が主なルートとなっている。それゆえに、能登へ向かう道路は選択肢がなく、車両で大渋滞となってしまい、通常1時間30分で輪島市に行けたが、往路7時間、帰路10時間かかった。これは1月の状況だそうです。 全国から自衛隊、消防工作車、救急隊、警察が駆けつけて非常にありがたかったが、大渋滞のため前へ進めない。特にサイレンを鳴らした救助者を乗せた救急車ですら同様だった。土砂崩れ、道路崩壊などで避けようがない。道路は崩れ落ちていたり、割れていて、ぎりぎり1台通過の交互通行のところが多数あった。 懸念として、輪島市、珠洲市は海と山が近く、平地が少ないため、仮設住宅を建てる場所が少ない。若い人たち、括弧して現役世代と書いてくれていますが、が仕事を求め、金沢市などの都市部へ流れ、今は人口がどんどん減ってきている。 結びに、能登半島地震から約半年たとうとしているが、現地は当初と比べて大きく変わっていないというメールを頂きました。併せて写真も20枚ほど送ってくださったんですけれども、今日お見せすることができなくてあれなんですが、それを御紹介した中に、今までの中にキーワードとなるのが幾つかあると思い、以下のことをお聞きしていきたいと思います。 まずは水であります。発災後の水問題について。 断水の影響でトイレが使えないこと、そして半年がたった今もなお断水が続いている地域があるとのこと。新宮市で同様の地震が発生した場合、どの程度の期間断水が続くと見られておりますか。お尋ねします。
◎水道事業所工務課長(城弘樹君) 水道事業所工務課、城よりお答えさせていただきます。 地震の被害想定につきましては、平成26年に和歌山県から公表されています。それによりますと、まず100年周期で発生すると想定されている東海、東南海、南海の3連動地震の場合、1週間後では44%断水が続くものの、1か月後では全域で復旧しているという予測になっております。また、1000年に一度、1万年に一度と想定されている南海トラフ巨大地震の場合では、断水率が1週間後では46%、1か月後では5%との予測になっています。 したがいまして、南海トラフ巨大地震の場合、1か月で断水解消とはなりませんが、県平均の断水率28%に比べましても、また和歌山市や有田市、田辺市などが40%を超える断水率が予想されていることに比べましても、新宮市の5%という数字は、もう一頑張りして何とかゼロに近づけたいと考えているところでございます。
◆2番(大坂一彦君) 御尽力ありがとうございます。 ただ、若干懐疑的になりまして、先ほどの御紹介した輪島市の苛酷な状況等を聞いたがためだと思われますけれども、今お聞きした想定内で収まってくれれば市民も大変ありがたいと思ってもらえるはずであります。どうぞよろしくお願いします。 復旧までの間、市民への給水、水の提供はどのようになりますでしょうか。
◎水道事業所工務課長(城弘樹君) 新宮市では給水車を2台保有しております。これらを使って応急給水活動を行うことになります。しかしながら、それで十分足りるとは限りませんので、日本水道協会の和歌山県支部に水道災害相互応援協定に基づく応援要請を行い、場合によっては全国から支援を受けることとなります。 能登半島地震でも、北は北海道、南は九州各地から被災地支援に駆けつけて助け合う状況が確認でき、本当に心強く感じました。しかし、このたびの能登半島地震のように道路啓開に時間を要し支援が遅れたり、施設の復旧に時間がかかったりする場合も想定し、水道事業所では、防災訓練などを通じ、飲料水では1人1日3リットルの水を1週間から10日間の備蓄と、併せて生活用水の備蓄もお願いしているところでございます。
◆2番(大坂一彦君) 全国から、先ほどの輪島もそうでした、応援が来てくださるのは本当にありがたいことなんですが、これもまた先ほどの御紹介のように、今、課長もおっしゃいました道路の寸断等で、例えばふだんは1時間半のところを7時間もかかったとか、いわゆる最悪なこととしてこの地区が孤立することも考えられると思うんです。その万が一のためにもしっかり備えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 続けます。水道管は地中に張り巡らされていて傷み具合を直接目視できないと思うんですが、それらと水道施設の定期点検というのは行っておられますか。
◎
水道事業所工務課長(城弘樹君) 水道施設の点検につきましては、月に2回は配水池やポンプ場等の施設巡視を行い、機器類の点検及び施設の安全確認を行っています。今年度より5年に一度の施設点検が義務化となりましたので、河川を横断する水管橋などの点検も順次実施してまいります。 埋設されている管につきましては、漏水の多い地域などに目星をつけて漏水調査を実施しております。また、布設替えを行う現場や大きな漏水修繕で管を切ってつなぐ場合に傷み具合などの確認も行っております。 布設替えを行う優先順位としましては、まずその管の布設年度や漏水修繕の多い地域などを優先し、また管種や口径などの重要性も併せて検討を行い、整備を進めています。 今回の能登半島地震では、更新整備を促進していくことの重要性を再確認したところでございます。
◆2番(大坂一彦君) 本当ですよね。 3年前になりますか、和歌山市の水管橋が崩落したときにもお尋ねしたと思います。日々、大変な御苦労を頂いていると思いますが、もう発災時というか、緊急時に市民に命をつなぐ水を届けていただけますよう、くれぐれも今後ともどうぞよろしくお願いします。 続けます。トイレ問題であります。 新宮市には発災後に使用できるトイレ、いわゆる公衆トイレなど、市ではどこに何か所、何基あるか把握できておられますか。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 防災対策課、栗林から答弁させていただきます。 本課で全ての公衆トイレを把握するのは困難ですが、本課で調査したものでは、公園や墓地、駅、外からもトイレを使用できる集会所を中心に、新宮地区に8か所、三佐木蜂伏地区に9か所、高田・熊野川地区に10か所で、計27か所を把握しております。
◆2番(大坂一彦君) それらのトイレが断水で流れなくなってしまったときの対策は考えておられますか。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 公衆トイレにつきましては、原則として所管する各課で対応することになりますが、断水時には簡易トイレを使用していただくことが考えられます。 5月に開催されたNPO法人日本トイレ研究所による能登半島地震・避難所等のトイレ調査報告会において、能登半島の避難所21か所の実態調査を行い、90%の避難所が簡易トイレを使用したとの調査結果がありました。使い方の手間や片づけの問題などの欠点がありますが、初動時には有効なトイレ手段であると考えております。 なお、本市では現在、断水時にトイレ使用が可能となるよう、中核避難所への井戸の整備を進めております。
◆2番(大坂一彦君) 課長、想定は確かにそうなんだと思います。 ただ、発災後、あのクラスの地震が揺った後、場合によったら津波が来るかもしれないとき、すぐに各地に満遍なく必要なだけの簡易トイレを配備することは正直難しいんじゃないかと思うんです。で、やむなく皆さん公衆トイレなどを使われて、先ほどお知らせしたような状態になってしまうと思うんです。 そこで、それに対応すべく、以前、同僚議員が問うておられたバイオトイレですとかマンホールトイレ、役所の職員さんがおっしゃっとった凝固剤を使用する簡易トイレの準備や検討は進んでおられますか。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 災害時の避難所等では、感染対策上、また水分摂取を控えることによる災害関連死を防ぐ上でも、トイレの環境整備が非常に重要であると認識しております。 本市でも、マンホールトイレや簡易トイレ、自動パック式トイレを備蓄しており、今年度においても引き続き利便性の高い自動パック式トイレを追加備蓄していきたいと思います。 今後も、よりよい環境となるよう、新しい技術を取り入れながら整備を進めていきたいと思います。
◆2番(大坂一彦君) 備蓄いただいている簡易トイレ等々が無事各所に届くように、さらなる研究をいま一度お願いします。 トイレ問題、もう少し続けます。 避難所においてのトイレで、例えば100人が避難していて、1日3回の利用でどのぐらいの汚物を処理しなければならないかなどのシミュレーションはなされておられますか。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 本市における簡易トイレは1日の使用回数を5回とし、3日分を確保するように想定しており、国のガイドラインで示されている50人当たり1基とすれば、県の示す避難者想定数に基づく基準、106基以上の備蓄数以上を確保しているところです。
◆2番(大坂一彦君) 御存じのとおり、災害時、とにかく一番困るのが水とトイレだそうです。先ほどの水のときにもお願いしましたが、文字どおり、最悪の事態を想定しての備えをぜひお願いいたします。 その他、以下に発災したときのことをちょっと細かく項目別にお聞きします。 発災後の
医療センターについて、入院患者の食料の備蓄は何日分ありますか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君)
医療センター、岡本より答弁させていただきます。 入院患者用の非常食としては、院内に6日分備蓄しております。 また、入院患者さんの中にはそしゃくや嚥下機能が低下しておられる方もいらっしゃいますので、災害時にもそれらの食事形態に対応できるよう、通常のアルファ米などのほかに、かゆ食やミキサー食などの軟らかい食事も備蓄しております。
◆2番(大坂一彦君) 救急搬送時の道路、ヘリポートは大丈夫でしょうか。液状化や地面の陥没、脱落の心配はされていませんか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 道路状況や地面の陥没等については、病院としても危惧するところではあります。 ただ、当院はハザードマップ上、南海トラフ巨大地震の場合でも浸水想定区域外となっております。 また、ヘリポートにつきましては、ドクターヘリが離着陸可能なヘリポートを院内施設内に保有しており、さらに県では
医療センターの近隣に位置する新宮市民運動競技場を航空搬送臨時医療施設と指定しており、ドクターヘリよりも大きな、大型な自衛隊のヘリなどが離着陸できる場所として活用が計画されております。
医療センターから競技場までの道路が浸水や亀裂等で使用できない場合に備え、那智勝浦新宮道路の新宮南インターチェンジから競技場へ直接車両が出入りできるよう、緊急開口部を整備していただいております。
◆2番(大坂一彦君) 今のをお聞きして少し安心しましたが、
医療センターにも先ほどと同じ、恐縮ですが、最悪を想定しての備えを改めてお願いいたします。 重ねて、水、電気、ガス、燃料等々、治療、診察に必要な物資は確保できますか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 水につきましては、雨水から浄水を生成するろ過装置を導入し、節水体制を継続できれば3日程度は対応できる計画です。 また、電気につきましては、停電した場合、非常用発電機を稼働させ、院内の一部のコンセントを使用できるよう整備しております。また、大型の燃料タンクも備えており、電気と同様、最低3日間程度は対応できる計画です。 ガスにつきましては、館内の配管設備に異常が生じた場合にボンベを分離して活用し、食事提供に問題が生じないよう計画しております。 毎年、トリアージや患者受入れの災害訓練を重ねてきており、設備や材料等もしっかり整えておりますので、地震発生時においてもしっかり治療できる体制は整えております。
◆2番(大坂一彦君) ありがとうございます。日々、御苦労頂いております。ぜひ安心・安全の医療の提供に御尽力ください。よろしくお願いします。 続けます。新宮市発行のハザードマップについて。 「洪水・土砂災害から命を守る」と「津波から命を守る」と大きく二つに分けられているように思います。これについて、いま一度、簡単に御説明をお願いします。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 防災対策課、栗林から答弁させていただきます。 新宮市ハザードマップにつきましては、住民の適切な避難に結びつくようにするため、同じ事象時に実際に起こり得る複数のリスクを考慮し、地震時に起こり得る津波災害と土砂災害、大雨時に起こり得る洪水災害と土砂災害の二つに分けて作成しております。 洪水・土砂災害逃げどきマップにつきましては、裏表紙の裏にあります判定フローと併せて御確認いただくことにより、逃げ遅れた場合の自宅での滞在の可否が分かるものとなっております。 津波・土砂ハザードマップにつきましては、浸水深マップに避難先を、到達時間マップには逃げどきタイミングを御確認いただけます。 また、裏表紙には二つの災害について御確認いただいた内容を記入できるようになっており、繰り返し御確認いただけるようになっております。
◆2番(大坂一彦君) ちょいと時間配分を間違えまして、ちょっと中抜きしてお尋ねします。 避難所についてお尋ねします。医療を必要とする方の避難所はありますか。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 医療が必要な方の限定した避難所は設定しておりませんが、救護所として、新宮地域に市役所別館、熊野川地域に熊野川町保健センターを設定しております。
◆2番(大坂一彦君) その市役所別館、熊野川町保健センターには、職員さんはすぐ配置できる状態ですか。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 災害時にはすぐに派遣できるような状態に持っていきたいと思います。
◆2番(大坂一彦君) 恐縮です。多分、職員さんも自身のお宅も被災されていると思うんでありますが、御苦労さまですが、どうぞよろしくお願いいたします。 もう一つ、プライバシーを守れる避難所を考えておられますか。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 段ボールベッドやパーティションなどによりプライバシーにも配慮した避難所となるよう、対策を進めていきたいと思います。
◆2番(大坂一彦君) お願いします。 ちょいと飛ばします。 これ、防災について、熊野地・蓬莱・あけぼの地区にお住まいの方々の御意見を聞いてきたのでお伝えします。 宮井戸の津波避難所についてであります。ある御高齢の御婦人から、あそこへは行きたくても行けんと言うんです。行ったとしてもトイレも何もない。ベンチなどいっときでも腰かけるものが欲しい。また、関連してではありますが、夜間には電灯の設備、雑草の除去などの維持管理も併せてお話しいただきました。このあたりいかがですか。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 宮井戸津波避難場所などの指定緊急避難場所は、津波から逃れるため一時的に緊急避難する場所であり、災害危険箇所からの立ち退き先の確保を目的としていることから、全ての指定緊急避難場所では、元からトイレが設置されている場合を除いて、トイレは設置しておりません。 その上で、出前講座等の機会を通じて、津波到着時間まで余裕がある場合は津波浸水区域外のトイレのある避難所への避難を呼びかけています。 なお、宮井戸津波避難場所につきましては、想定浸水深が30センチから1メートルであるため、安全が確認できれば数時間で避難所等への2次避難が可能と考えられます。
◆2番(大坂一彦君) 王子ヶ浜小や元蓬莱小の体育館近くの方はまだいいんやけれども、こちら側、熊野地一丁目近辺は避難する場所が少ないとおっしゃるんですが、これに対してはいかがでしょうか。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 大きな地震が発生した場合は、まずは身の安全を確保していただき、揺れが収まったらすぐにできるだけ遠く、高い場所に避難することが重要になります。遠くに避難できない場合は、熊野地一丁目付近にお住まいの皆様には、宮井戸津波避難場所や念法寺、指定緊急避難場所への避難をお願いしたいと思います。
◆2番(大坂一彦君) あの辺の方々にはやっぱり宮井戸なんですね。それと新宮念法寺。 地震後の津波によってもし原木市場の木材が流れ、河口大橋の高架下、トンネルになっている道を塞いでしまって車の通行が妨げられないかという不安を持っておられましたが、この辺いかがでしょうか。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 大きな地震、また津波の発生が想定されるときには、いろいろなことが起こり得ます。揺れによる道路破壊などにより車が通行できないことが想定されますので、地域住民の皆さんの円滑な避難のためにも、徒歩での移動をお願いしたいと思います。
◆2番(大坂一彦君) ありがとうございます。 申し訳ない。自分の時間配分のミスで中抜けしてしまいました。 さらに、6月15日のネット版の紀伊民報のみなべ町総務課消防防災室の取組を御紹介しようと思いました。これはすごく先進的で参考になるんではないかと思って用意したんですけれども、全く申し訳ない。もし次に何か機会があれば御報告させてもらいたいと思います。 この項の締めになりますが、我が国は阪神・淡路大震災以降、東日本大震災、今回の北陸の災害に至るまで様々な大きな災害を経験してきたが、避難所の問題はその昔とあんまり変わっていないように思います。そして、そこに大きな問題があるのではとも思います。あのような緊急事態時に避難してきた人々が少しでも気持ち穏やかに過ごせる避難場所をいかに提供できるか。数がそろっているから安心だけではなく、そのそろっている備蓄をいかに無事に各所に届けられるかなど、行政としてしっかりした準備が必要でないかと思います。市民はとにかく市役所が頼りです。いかがでしょうか。
◎
防災対策課長(栗林圭一君) 大規模な災害が発生すると、多くの方が避難生活を余儀なくされることになります。避難生活が長期化する中では、災害関連死を防ぐためにも、避難されている方々の心身の健康を守ることが重要であると認識しております。 今回の能登半島地震では、トイレトレーラーのような新しい資機材も現れております。国や県の今後の検証結果なども参考にしながら、また能登町へ派遣した本市職員の意見も聞きながら、今後も避難所で生活環境が向上するよう取組を進めていきたいと思います。
◆2番(大坂一彦君) 先ほども申しました。市民はとにかく市役所が頼りです。よろしくお願いします。 休憩をお願いします。
○副議長(大石元則君) 一般質問中ですが、10分程度休憩いたします。
△休憩 午後2時03分
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△再開 午後2時13分
○議長(三栗章史君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 2番、大坂議員。
◆2番(大坂一彦君) (質問席) 続きまして、観光についての部分、お願いします。 今年は世界遺産登録20周年の年、前回の一般質問でも、今年は絶好のチャンスであると申しました。が、まだまだ市民に浸透してはいないと思われます。これは昨日、吉良議員も言われていました。全く同感であります。神倉山の駐車場や駅前等にのぼりは立っています。プレスリリースして新聞にも載りました。でも、まだまだ市民の皆さんの気持ちには届いていないと思われます。歴史、文化、観光のまちとするならば、このチャンスをもっと有効に利用しないとうそです。もったいない。さらに、今年は新宮紀宝道路が河口大橋でつながる二重のチャンスの年であると思います。 そんな思いから、以下の質問をしてみます。 まずは、JRの利用促進の問題から。商工会議所独自のJR利用促進キャンペーンを御存じですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 企画調整課、小林より答弁いたします。 その件につきましては、情報収集させていただきまして、内容を把握してございます。
◆2番(大坂一彦君) 新宮市として、JR利用促進の取組を何かなされておられますか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) JR西日本が公表しました輸送密度2,000人未満の運営状況に新宮白浜区間が掲載されたことを受けまして、令和4年度に白浜以南紀勢本線沿線を中心とした8市町村と関係団体で組織しますJR新宮白浜区間部会が設置されまして、今後の利用促進等について協議を行ってございます。 その部会の令和6年度からの取組としまして、各団体より負担金を支出して実施する事業というのが二つございます。一つ目が部会構成市町村の保育園や学校等の児童生徒、引率者等で構成します8名以上の団体が実施する校外学習への補助です。そして、二つ目ですけれども、構成市町村を目的地としまして、教育旅行やスポーツ合宿等で来訪する学校の生徒及び引率者で構成する8名以上の団体に対する補助で、いずれも新宮白浜区間の運賃等を全額補助するものとなってございます。 また、本年6月より白浜駅に公用車を1台設置しまして、職員出張におけるJR利用を促進する取組についても開始してございます。
◆2番(大坂一彦君) JR新宮白浜区間部会の令和6年度の取組として、一つ目は、白浜新宮区間の運賃を児童生徒、学生、高校生もですか、の遠足やら旅行、遠征等の費用が引率者も含めて8名以上であれば全額補助されるわけですね。 そして、二つ目として、逆に和歌山市から、例えばであります、白浜新宮間の間に来られる児童生徒、学生の遠足やら旅行、遠征等の費用が引率者も含めて8名以上であれば全額補助されるということでよいですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 議員おっしゃいますとおりでございまして、どちらの場合も団体割引が8名以上となりますので、JRの団体割引後の運賃及び特急料金のうち、新宮白浜区間の運賃等の相当額を補助するものとなってございます。
◆2番(大坂一彦君) なるほど。ありがとうございます。 逆にといいますか、例えば尾鷲市とか三重県方面からお越しの学生さんとかも対象ですか。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) その場合は教育旅行補助の対象となりまして、三重県方面からの学生さんにつきましても、JRの新宮白浜区間を目的地としている場合には、その区間の運賃について補助の対象となります。
◆2番(大坂一彦君) なるほど。ありがとうございます。 それですね。今の話。例えば白浜から以北、北の
教育委員会さんとか新宮から南、例えば三重県方面の
教育委員会さんへ何らかの形でお知らせするんですよね。
◎
企画政策部次長兼
企画調整課長(小林広樹君) 部会の構成市町村におきましては、校外学習補助の主な対象が学校関係となりますので、各
教育委員会への周知は実施してございます。 また、三重県方面の
教育委員会に対しましては、教育旅行やスポーツ合宿等が補助の対象となりますが、
教育委員会へのアプローチはまだ実施しておりません。けれども、今後、
教育委員会に限らず、これまで実績のある団体への情報提供なども含めまして、また部会の中でも考えていきたいと思います。
◆2番(大坂一彦君) せっかくのお話なのでぜひ広めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 また、うちのといいますか、新宮市の職員さん方も今年の6月から白浜駅に公用車を1台置いて、白浜まではJRで行って、それから先はその車を使って出先に出向くという職員出張におけるJR利用促進の取組も開始したということでよろしいですね。ありがとうございます。 この部会の施策で少しでも多くの学生さんが御利用いただければと願います。引き続きの御尽力をお願いします。 これから川舟下り関連のことをお聞きするんですが、その前に、下路行政局長、宮井あたりで熊が出たとのこと、地域住民の安心・安全は守られそうですか。
◎
熊野川行政局長(下路拓君) 行政局、下路より回答させていただきます。 6月14日の金曜日です。熊の目撃情報に対して、農林水産課と防災対策課のほうから放送依頼があり、熊野川町全域に2回、注意喚起の放送を行いました。内容については、宮井地区において熊の目撃情報がありました、熊との遭遇に警戒し、早朝や夕方の単独作業を控えてくださいというものです。14日の午後1時と午後8時15分に放送しました。 農林水産課は、情報共有として新宮警察署、保健所、鳥獣保護員に連絡し、鳥獣保護員に現地の付近のパトロールをしてくださいということでしていただいております。確認しております。いずれも宮井地区の市民の方の情報提供で放送をかけております。 熊の被害については、現在確認できておりませんが、関係機関と情報共有しながら注視していきたいと考えております。 以上です。
◆2番(大坂一彦君) くれぐれも市民の安心・安全、よろしくお願いします。 続けます。ちょっと下世話な話になるんですけれども、テレビ東京系「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」という番組で新宮市に立ち寄られた模様が放映されたのは御存じですか。
◎
熊野川行政局住民生活課長(杉岡睦君)
熊野川行政局住民生活課、杉岡よりお答えさせていただきます。 はい、知っています。
◆2番(大坂一彦君) 私は当日見られなくて、後日改めて見たんですけれども、あいにくの雨の中、玉置口の瀞峡めぐりから始まって、国道311号を例の電動バイクで熊野市の花の窟神社を目指し、それから国道42号を新宮方面に南下。その日は新宮市に宿泊。食の紹介として、サンマずしやめはりずしも紹介されていました。そして、次の日は神倉山へ。てっきり下からのぞいて諦めるのかと思いきや、全員登頂され、その後に串本町の最終目的地までという流れの番組でした。 それを見たある方から、大坂よ、新宮市はあんな番組の前にSNSとかで何月何日に放送されますよみたいなことは告知せえへんのかと問われたんですが、その辺全く分からんのですが、例えば協定とかで前もっての告知は駄目なんでしょうか。どうでしょう。
◎
熊野川行政局住民生活課長(杉岡睦君) 御提言ありがとうございます。 このようなテレビ番組は、個々の事案に応じて、放送のタイミングや条件等に配慮が必要な場合がございます。しかしながら、今回のように瀞峡めぐりなどの大切な観光資源をもっと知っていただくためにも、番組サイドの意向を踏まえ、SNS等での発信も含め、今後慎重に研究してまいりたいと思います。
◆2番(大坂一彦君) ここで申し上げたいのは、あの番組中、最初の瀞峡めぐりをしたときはあいにくの雨でしたんですけれども、後日の撮影かその前の撮影か分かりませんけれども、紹介された映像は晴れているときの川を境にとてもきれいな三県境を映し出してくれていましたし、翌日の神倉山山頂からの眺望もとてもきれいに映してくれていました。人気番組ゆえ、御覧になった方も結構おられたのではと思うんです。ならば、市として事前に放送予定日等をSNSで告知してもっとアピールしてもよいのではないかと思った次第です。何かもったいないなと思いました。御検討お願いします。 それと、あの番組を見て、国道311号を走って、花の窟を目指して走っていました。雨の中。その国道311号の画像を見て、やはりあそこは車が普通に擦れ違うだけの道幅が1.5キロ区間、前に申し上げたところなんですが、改めて思いました。そうすることによって、三重県方面からの集客ももっと望めるのではと考えました。担当課に関係機関へのいま一度の呼びかけをお願いしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎
都市建設課長(工藤英二君) 都市建設課、工藤から答弁させていただきます。 道路を管理する和歌山県と奈良県には、住民の方の声をお伝えさせていただきます。
◆2番(大坂一彦君) しっかりお伝えください。よろしくお願いします。 続けます。初日に中山議員も触れておられましたが、先日、川舟下り、瀞峡めぐりの船頭さんの育成が急務であると新聞に掲載されていました。これは間違いのない事実であります。 そこで、私は自身の後学のために、川舟下りの事務所、ふれあい公社の理事長さん、船頭さん、そして北山村役場の地域事業課、北山振興株式会社にお邪魔し、主に船頭さんの育成についてお話を伺ってきたのでお伝えしたいと思います。 まず、熊野川町にある川舟センターでは、川舟事業の充実は大変重要であるが、車のライドシェアのようなわけにはいかず、今は地域おこし協力隊の方に研修でしっかり覚えてもらいたいとのお話でした。 そこで、地域おこし協力隊について簡単に説明願います。
◎
熊野川行政局住民生活課長(杉岡睦君)
熊野川行政局住民生活課、杉岡よりお答えさせていただきます。 地域おこし協力隊とは、地域課題解決のために都市地域から過疎地域等に移住し、地域協力活動を行い、定住、定着を図ることを目的としております。 今回の委託は、川舟船頭の後継者不足解消のための事業でございます。業務内容としましては、川舟船頭としての知識や技術全般を習得し、運航に携わることや川舟運航の拠点となる熊野川川舟センターの運営に関する業務を担っていただくことです。活動期間は最長3年です。委託料は月額25万円です。活動に要する費用としましては、活動委託料がございます。
◆2番(大坂一彦君) その方は今すごくやる気を持って真剣に真面目に取り組んでおられることとお聞きしました。 この後、ごめんなさい。課長、飛ばします。 私、今回残念ながらその方にはお会いできていないんですが、ぜひ頑張っていただきたい、お話をお伺いしたいと思っております。川舟センターでは、現状3名の船頭さんで回していて、行く行くはその方も今の研修においてしっかり体得され、仕上がってもらいたいとのことでありました。 さらに、川舟センターでは、コロナ禍前と比べヨーロッパ系の外国人が増えている旨、ツアーに限ってですが、来年11月までの予約が入っていると聞きました。 そこで、少々気になる話として、川舟下りで終点となる速玉大社の下に着いた先で絵解きなどを聞く川原家の屋根が雨漏りするや座ってもらう椅子が壊れているとのお話を聞いてきたんですが、役所はそのあたり把握しておられますか。
◎
商工観光課長(津越紀宏君) 商工観光課、津越より答弁させていただきます。 川原家横丁の一番奥にございます模擬の川原家のことをおっしゃっているのだと思いますが、あの建物は昔の川原家を再現した簡易な建物でございます。屋根から雨漏りしているわけではなく、簡易な建物でございますので、横壁の隙間から雨水が中に入って降雨時において中が湿っているということは把握しております。椅子につきましても、順次修繕は行っておるところでございますが、多少経年劣化によって壊れているものもあるということも認識しております。
◆2番(大坂一彦君) その昔、時代衣装に身を包んだやんごとなき方々が乗っておられた舟を今に体験でき、世界にここだけの世界遺産である川の参詣道を悠久の歴史に思いをはせながら、着いた先の絵解き場の椅子が壊れていたり、雨漏りがするようでは興ざめしてしまうと思うんです。早急な対応をお願いします。 その日の川舟センターでは船頭さんの話が聞けなかったので、その足で玉置口の瀞峡めぐりの乗り場へ行きました。5月30日の平日の午後だったんですが、岐阜、和泉、奈良のナンバーの車と台湾からお越しのマイクロバスの御一行がいて、その御一行が瀞峡めぐりに出ている間にマイクロバスの運転手さんにお尋ねしたところ、今は前に関西に来たことがある人が再度新たな場所に行きたくて来ているように思うとのことでした。 そして、その後、案内を終えて戻ってこられた船頭さんにお聞きしたんですが、ここ、乗船場へ来るのに、看板等を設置してくれたおかげで場所が分かりにくいというのは大分減ってきたように思うが、でも、いまだに旧道へ行く人もいる。その際には注意が必要。それと、若い人にこの仕事を担ってもらうとすると、12月から3月までの間をどうするかを考えんとあかんよねとの意見をもらいました。 また、せっかくなので、乗船場の御近所にお住まいの方のお話も伺ってきたんですが、その方、やっぱり車の数は増えた。玉置口入り口のトンネル、瀞峡トンネルですか、から右折してこっち、いわゆる乗船場に下りてくるまでの道が狭くて危ない。他府県ナンバーは結構飛ばしてくる人がいるから危ない。せめて双方向通過できる道幅が欲しいとのことですが、来てくれるお客様のためにも、そこに住まわれる住民の安全のためにも、これはどうでしょうか。
◎
都市建設課長(工藤英二君) 都市建設課、工藤から答弁させていただきます。 議員御指摘の市道玉置口2号線の一部区間につきましては、事業費などの観点から、全線にわたって道路改良は難しいと考えますが、車両の通行性が特に悪い区間については、昨年度に測量設計を行い、今年度は用地の取得、来年度に工事の予定で道路改良を進めております。
◆2番(大坂一彦君) ありがとうございます。今度またお伝えしてきます。 さらに後日であります。北山村役場の参事、尾中さんと北山振興株式会社の山本社長の2人のお話を聞いてきました。ちょい早でお伝えします。 北山村の観光筏下りは昭和54年に開始、平成10年に若者定住の一環で全国に船頭の募集をかけたそう。夏場にいかだ、冬場には林業に従事してもらう。10年前に500万円の資本金、100%村出資で北山振興株式会社を立ち上げ、現在社員は15名、後継者育成事業等として村で毎年300万円の予算を確保しているそうです。村という公的機関がやっている安心感もあるのではと定住人口の増加にもつながっている。ただ、せっかく育ててきたのに辞められることもしばしばあるとのことであります。現在は30代4名、40代5名、50代6名が在籍中。次の世代へどう渡すか、各年代別に構成していくことが大事とのお話でした。 北山村の筏下りと新宮の川舟下り、瀞峡めぐり、それぞれ歴史も規模も舟の形もお客様への見せ方も違うので、北山村のやり方を全て踏襲することはできないと思いますが、十分参考にさせてもらえるものであると思います。今後の検討の参考になればありがたいです。 山本社長から最後に、うちの筏下りとそちらの川舟下りで何かしらの連携イベントでもできないですかねとの提案もいただきました。ぜひ一度、まずは関係者同士で調査研究してみてはいかがでしょうか。 続けます。川舟関連の最後に、ふれあい公社の下阪理事と話したことなんですが、船頭になりたいとの問合せは時々ある。だが、うちの舟はエンジンはついているがブレーキはない。大切なお客さん、人の命を乗せる大変な事業なので、まずはしっかり川を覚えてもらった上で、しっかり丁寧に育てなければならないと考えています。地に足のついた育て方をして、今後も川舟を守っていきたいとお話しになられました。その辺の言葉、行政局としてはどう捉えておられますか。
◎
熊野川行政局住民生活課長(杉岡睦君)
熊野川行政局住民生活課、杉岡よりお答えさせていただきます。 一般財団法人熊野川町ふれあい公社の理事がおっしゃられたとおり、安心・安全にお客様を送致することが船頭の仕事なので、今回着任いただいております地域おこし協力隊の方に、まずは経験豊富な船頭の指導により知識や技術全般を習得していただき、文化的遺産の継承に寄与していただきたいと考えております。
◆2番(大坂一彦君) 相互支援の下、ぜひのしっかりしたサポートをお願いしたいと思います。 この後、下阪理事に公社の動き、めはりずし体験の後、乗船とか、「遠くへ行きたい」というテレビが来たときのお話とか、いろいろ聞かせていただいたんですけれども、全く申し訳ないんですがちょいと飛ばさせていただきます。申し訳ないです。 この川舟に関する最後に、初日、中山議員が御自身の経験から、大雨時の舟の上げ下げのスロープの整備、あれはやっぱり経験した彼だから分かることだと思います。今回、この川舟に触れさせてもらった私からもそのスロープの整備は重ねてお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 観光、続けます。 川舟下りと観光の柱となる新宮城跡について、再度お尋ねいたします。 前回、この新宮城跡の石垣の保持の質問をさせてもらった後に、最近は平日でも来場者が目に見えて多くなっていると聞きました。今は草が生い茂る時期で、今年は例年になく成長していますが、先日は鎌を持って草刈りをしてくれている市民の姿を見ましたと、お礼かたがた御報告くださったことを最初にお伝えさせていただきます。 これは小渕先生が自費出版された「国指定史跡 紀伊 新宮城 続日本100名城 改訂版5」なんですが、6月8日朝日新聞の和歌山版でも取り上げられていました。その記事中には、新宮城を長く治めた水野家と徳川家の関係や林産物や熊野詣での拠点として城下町が栄えた歴史が紹介されていて、小渕先生は新宮城跡を「石垣の加工方法や積み方の全てが見られる全国的にも珍しい城跡」と説明、続日本100名城に選出された意義を語っておられます。この5版を拝見して、改めて新宮城跡の石垣のすばらしさ、すごさを感じ入りました。 前回質問したことを少し掘り下げます。 前回、城跡内の樹木、支障木、危険木の伐採など、どのように計画しているかと尋ねたところ、石垣から生えた樹木、くるわ、石垣周囲の斜面地に生えた樹木のうち、石垣や地下遺構に悪影響を及ぼしている樹木や史跡景観の支障となる樹木に関しては文化振興課、郭内、石垣内の樹木は都市建設課が管理し、毎年の予算の範囲内で計画を立て、枯れ木などの危険木の伐採剪定などをしている旨、御答弁頂きましたが、文化振興課と都市建設課で石垣の将来を見据えた計画的伐採などのプランを立てて実行できないでしょうか。
◎
文化振興課長(峪中直樹君) 文化振興課、峪中より答弁をさせていただきます。 危険木等の樹木の伐採や剪定に当たりましては、これまでも都市建設課と連携してやってございますが、今後も情報共有、協議をしながら計画的に事業を進めていきたいというふうには考えてございます。
◆2番(大坂一彦君) ぜひお願いします。 私はあの質問以降、新宮城跡の美しい石垣をより何とか持続させたいと思っています。決して全て伐採してしまえと申しているわけではないんです。石垣の将来を見据えた計画的剪定、伐採プランを立てて実行いただきたいです。よろしくお願いします。 それから、これも前回お願いしました。新宮城跡は、この続100名城に掲載されているんですが、この続100名城のスタンプ押印場所が地理不案内の方には分かりにくい。阿須賀神社内の歴史民俗資料館だけではなく、丹鶴ホールの玄関付近に設置できないかとお尋ねしました。それに対し、設置場所の追加について、他地域の設置場所等も確認し研究していきたい旨の御答弁だったんですが、その後、進展はありませんか。
◎
文化振興課長(峪中直樹君) 他のお城のスタンプ設置場所を確認しましたところ、城場外の施設、特に本市と同様に歴史民俗資料館、歴史資料館のようなところに設置されている事例が多くございました。 本市におきましては、新宮城跡関係資料を御覧頂き、新宮城跡の歴史や価値についてより深く知っていただきたいという考えから歴史民俗資料館に設置しております。これにつきましては、スタンプラリーの主催者である日本城郭協会の指導を通じて、その地域の伝統文化への理解を深めてほしいという趣旨にも基づいております。 歴史民俗資料館の場所が分かりにくいという声があるということでございますが、新宮城跡では現在、城のパンフレット等も置いておりますので、歴史民俗資料館への案内を分かりやすく工夫することも考えていきたいと思いますし、増設についても引き続き研究はしていきたいというふうに考えております。
◆2番(大坂一彦君) ぜひお願いいたします。 あと1ページであります。ちょっとわがままを言わせてください。 丹鶴ホール4階図書館ガラス面に今残っている石垣の上にお城があったときの想像図を描いて、かつての新宮城を想像してもらってはと提案しました。その後、ある方に、外国、オーストリアにある古代ローマ時代に建設された異教徒の門というところで、窓ガラスにではなく、手に持てるサイズのアクリル板にくだんの想像図を描いて、それぞれ手に持って眺めている写真を見せてもらいました。これならば窓ガラスに直接描くわけでもなく、もっと手軽にその時代に思いをはせられるのではないかと思います。後ほどその絵を見てもらおうと思い、御意見頂こうと思いました。 けれども、この項の冒頭に申しましたが、今年は世界遺産登録20周年の年、新宮紀宝道路につながる年、新宮市にとって、まさに絶好のチャンスであります。ですが、残念ながら、まだまだ市民に浸透しているとは感じられません。もっとどんどん世界遺産登録20周年をアピールして、アピールしまくって市民の感情にしっかり浸透させてもらって、おいでになられる方々を市民みんなでお迎えできる環境をつくって、喜んでお帰りいただけるようにしましょう。として今回の一般質問を終わります。ありがとうございました。
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△休会について
○議長(三栗章史君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、明日6月21日から26日までの6日間休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(三栗章史君) 御異議なしと認めます。 よって、明日6月21日から26日までの6日間を休会とすることに決定いたしました。 以上により、次回の本会議は6月27日午前10時から会議を開きます。
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△散会の宣告
○議長(三栗章史君) 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これにて散会いたします。
△散会 午後2時42分...