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03月07日-06号

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  1. 新宮市議会 2024-03-07
    03月07日-06号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 6年  3月 定例会          令和6年3月新宮市議会定例会会議録             第6日(令和6年3月7日)---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員15名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  湊川大介君                             4番  大石元則君                             5番  月輪匡克君                             6番  福田 讓君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  百村匡洋君                            10番  吉良康利君                            11番  竹内弥生君                            12番  中山忠吏君                            13番  榎本友子君                            14番  榎本鉄也君                            15番  三栗章史---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程  令和6年3月7日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(8)から(9)まで 日程2 議案第29号 令和5年度新宮市一般会計補正予算(第9号)     (総務建設・教育民生各委員会委員長報告) 日程3 議案第30号 令和5年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 日程4 議案第31号 令和5年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第3号) 日程5 議案第32号 令和5年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号)     (以上3件 教育民生委員会委員長報告)---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(8)から(9)までから 日程5 議案第32号 令和5年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長職務代理者副市長       向井雅男君               企画政策部               部長               福本良英君               参事(港湾担当)         小渕 学君               商工観光課長           津越紀宏君               総務部               部長               南  守君               次長兼財政課長          小林広樹君               参事(防災及び危機管理担当)兼防災対策課長                                竹田和之君               総務課長             赤木博伯君               税務課長補佐兼収納係長      奥 照由樹君               市民生活部               部長               西山和視君               生活環境課長           廣井和樹君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        中上清之君               次長兼地域保健課長        辻本美恵君               参事(地域医療新型コロナワクチン担当)                                小内洋二君               健康長寿課長           西 洋一君               子育て推進課長          梶田卓哉君               建設農林部               都市建設課長           工藤英二君               熊野川行政局               局長兼住民生活課長        下路 拓君               医療センター               事務長              福嶋律文君               庶務課長             岡本真治君               医療業務課長           須崎誠久君               水道事業所               所長               望月敬之君               消防本部               消防長              垣内一男君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸君               次長兼教育政策課長        馬込克彦君               教育政策課企画員         富田英之君               文化振興課長           峪中直樹君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長               岡崎友哉               次長補佐             杉岡 睦               庶務係長             中尾 愛               議事調査係長           大居佑介             第6日(令和6年3月7日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(三栗章史君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は15名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 当局より木村建設農林部長、疾病のため欠席の届出がありましたので、御報告いたします。 日程に入ります前に、昨日の大石議員一般質問について当局より答弁訂正の申出がありますので、これを許可いたします。 向井副市長。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  大変貴重なお時間を頂戴いたしましてありがとうございます。 昨日、大石議員一般質問への答弁の中で、来年度の後期高齢者医療保険料が確定していないような発言をいたしましたが、令和6年度の保険料につきましては、和歌山県後期高齢者医療広域連合議会において去る2月14日に既に承認され確定をしておりますので、具体的には、令和6年度からは所得割率は9.33%から11.04%へ、均等割額は5万317円から5万4,428円に引き上げられております。 すみません。誠に申し訳ございませんが、訂正をよろしくお願いいたします。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(三栗章史君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表の番号8から順次発言を許可いたします。--------------------------------------- △福田讓君 ○議長(三栗章史君)  6番、福田議員。 ◆6番(福田讓君) (質問席) 議長のお許しをいただきまして、制限時間は1時間30分となっておりますが、短くなる場合もありますが、議長、その点よろしく御配慮をお願いいたします。 項目は6項目ありますが、全てに行く時間があるか早く終わるかは何とも言えないんですが、なるべく一生懸命頑張って市民のために執行者の考えを引き出したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず、医療センターについてお伺いします。 令和6年度の予算大綱に、医療センターについては、「地域の中核病院として、さらに密度の濃い医療の提供を努めるとともに、医師や看護師などの医療スタッフの確保により、安定した病院運営が図れるよう取り組んでまいります」と書かれております。 そのような中で、まず医療センターにおける医師不足について、医療センターの役割については、これまでの一般質問でも何度も申させていただきましたが、地域住民の病気やけがなどに対して、開業医では対応が困難な専門的な治療を行うことのできる地域医療の最後の人間の命のとりでであると私は考えております。このため、医療センターでは様々な診療科を標榜されております。それぞれの診療科に対して多くの医師が大学病院から派遣をされております。 医療センターには、診療科は今現在、以前と変わりましてお幾つありますか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  医療センター、岡本より答弁させていただきます。 現在、医療センターは19診療科でございますが、4月に消化器内科の開設を目指しており、20診療科になる予定です。 ◆6番(福田讓君)  今回、消化器内科ですか、本当にありがたいですね。 以前にも、熊野川町の診療所にも中村先生というすばらしい先生が、34歳だったか、1年しか赴任されていませんでしたが、奥様も労災病院のお医者さんで、お子様ができた関係で熊野川町で1年おってくれました。すごい方でした。腹腔鏡を全て自分でやって、毎週1回和医大へ帰って、その技術を若いお医者さんに教えていっていました。その方は今、第2消化器科に行っております。消化器内科が来たら、また大変ありがたいということです。 これから、大勢の医師が来られていますが、そのあたり、診療科の中で特に今回、診療の科目が増えた、本当に喜ばしいことでございます。まず、それ以外のほかの医師も来られていますが、詳しくあれば御説明願いたいと思います。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  令和6年3月1日現在で常勤医師が48名います。診療科の中には、常勤医師が不在の科や常勤医師が1名しかいない科もあるため外来診療を応援派遣していただいている科もありますし、産婦人科のように特に365日24時間対応が必要となる診療科は、週末を中心に当直医師を派遣していただいております。 また、難易度が高い手術に対しては手術応援のために医師を派遣していただくこともあるため、全体的には多くの医師が和医大などから来られている状況でございます。 ◆6番(福田讓君)  その中で、特に市民の皆様方の要望を申し上げておきます。 整形の先生、以前には当院に延與先生という方がいらっしゃいました。優秀な方で、脊柱管狭窄症スペシャリストというんですか、この方によってうまく手術も成功されて、歩けない方が歩けるようになったということも多くの方にも聞いておりますが、今、延與先生医療センターを退職されて、和歌山県立医大の所属ですから紀北のほうで頑張っていただいていることをお聞きしています。 御承知のとおり、高齢者が増えてきますと、腰が曲がったり足が痛くなったりしびれたりして歩行に困難な人が多く出てきておりますが、なかなか脊柱管狭窄症によってもその手術の仕方、また発症のところによって手術が難しいということを聞いています。 和歌山市には角谷という大きな整形専門の病院がありまして、スタッフの先生方、全て12名ぐらいいると聞いています。そこへ行って手術をされている方もいらっしゃいますが、我が新宮市立医療センターにそういった脊柱管狭窄症の手術ができる先生が今おられるか、そのあたりですね。それとまた、延與先生のようなスペシャリストの人をその手術のときにこちらへ招聘して、手術のお手伝いをできるということなんかはできるんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  現在、整形外科、6名の常勤のお医者さんがいらっしゃいます。それぞれ手であったり関節であったり腰であったりという専門分野の先生がいるんですが、延與先生の後任の先生も同じ分野の治療ができるというふうに伺っていますし、万が一専門外ということでありましても、和医大の整形外科と協力しながら必要に応じて非常勤医師を呼んで当院で対応するということは可能でございます。 ◆6番(福田讓君)  特に延與先生に対して、私の知人なんか紀北のほうへまで追っかけてということはちょっと言葉遣いも失礼なんですが、その先生を頼ってやっぱり遠いところでも行くんだという人もいらっしゃるんですが、延與先生は所属は和医大ですね。間違いないですね。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  はい、そのとおりでございます。 ◆6番(福田讓君)  だから、和医大の所属の先生ですから地方公務員ですから、やはり医局の人事異動によって替わられますから、しかしこれからもそういった脊柱管狭窄症の手術のときに延與先生を招聘してお手伝いしてくれることも、それは医療センターの整形の先生が要請されるんですか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  基本的には当院の整形外科が要請するということになるんですが、延與先生個人に依頼するのではなくて、まずは和医大の整形外科の医局と話し合って方針を決めるという形になると思います。 ◆6番(福田讓君)  昨今、私の知人も腰が曲がって足がしびれて腰が痛いということで医療センターへかかっておりまして、医療センターのドクターのお名前はお聞きしていませんが、手術いたしましょうかと先生がはっきり言ってくれたと。大変喜んでいます。 しかし、御承知のとおり、私の知人の方でも、ある病院へ行って同じ脊柱管狭窄症と言ったっていろんな、今、課長が御説明してくれたように、その疾患によって違うんですね。Aさんはうまく治った、Bさんはちょっとえらい、Cさんはなかなかというお答えがあるんです。だから、一概に脊柱管狭窄症が皆同じじゃないんですよね、発症するところによって。それはやっぱり係の先生と相談してじっくりと、今、私の知人は医療センターのあるドクターに、手術を私はできますよと言ってくれたということは、やっぱりそれだけ信用があって自信があるからですよということで、じっくり先生と対峙してゆっくり質問してお聞きして、自分の判断で行っていただきたいと、そう伝えています。 続きまして、今回の回答にもあったように、医療センターには大勢の医師が来てくれています。これは、医療センターがこの地域の中核病院として県や県立医大が重要視を認めているからだと、私はそう思っています。 医療センターは、県から地域医療支援病院の承認を受けております。この地域医療支援病院について御説明をできればお願いいたします。
    医療センター庶務課長岡本真治君)  地域医療支援病院の制度は、地域の病院、診療所などを後方支援するという形で医療機関の機能の役割分担と連携を目的に創設されたもので、県は医療圏ごとに一つの病院の指定を目指しており、当地域における地域医療支援病院の承認は当院、医療センターが受けているものです。 ◆6番(福田讓君)  ということは、公立病院の全てに地域医療支援病院という承認はないということですね。 ということは、新宮医療圏というのは串本町から新宮市までですね。間違いないですね。ということは、そこで200床のベッドですか、お聞きしましたら。保有したり、いろんな規約があると。串本町も大きな町立病院、那智勝浦町だって町立病院ですけれども、ここは該当しないということなんですよね。 だから、3年前か4年前に厚生労働省が全国の公立病院の経営について、大きく新聞に公表されました。その中に那智勝浦町立温泉病院の経営も大変掲載されて、那智勝浦町民の皆さんもびっくりしたと思いますが、ただそれによって厚生労働省が支援とかいうのはしないとかいうんじゃないんですが、やはり経営についての注文ですか、経費の削減等、そういったことが書かれておりました。 だから、今コロナによって新宮市も、昨今の一般質問の中にもありましたか、4億円ほど国からの支援が来ていると。これからその支援が少なくなる。だからこそ、これから医療センターの経営について、やはり無駄なところは無駄で削っていくと。 しかし、しなければならない公立病院の使命は忘れたら駄目だと思います。赤字だからといって診療科目を減らすわけにいきません。なぜかというと、この地域の新宮医療圏くしもと病院那智勝浦町立温泉病院、こちらでもできない医療を医療センターは賄っています。急性期病院、HCU、そういうもので新宮市もそのために支援もしていただいています。 今申しましたのと同じことを言いますが、この地域医療支援病院は、どの病院でも手を挙げたら承認ってもらえないんでしょう。だから規約があります。私も少し述べていますが、そちらから御回答願いたいと思います。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  議員御指摘のとおり、幾つかの要件がございまして、その中に原則として200床以上の病院及び地域医療支援病院としてふさわしい施設を有することという条件がございますので、当地域において地域医療支援病院の承認を受けることができるのは医療センターのみです。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 今御回答いただきましたように、和歌山県としては医療センターを重要な病院として位置づけているからこそ、地域医療支援病院として承認しているわけであります。ですので、医療センターには多くの医師が、他の病院に比べて48名ですか、されています。 昨今、知事が公立病院への支援を縮小するという話が出ていましたが、そんな話は来ているんですか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  当院には特に伺っておりません。 ◆6番(福田讓君)  ないんですね。はい、分かりました。 地方病院の医師の不足が問題となっておりますが、医療センターには多くの医師が派遣されてきております。医療センターにおいて医師は不足していないということであるのか、しかしもっと医療センターとしては来ていただきたいのか、そのあたりはどうですか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  医療センターには、大多数を和歌山県立医科大学からの派遣によりお医者さんに来ていただいておりますが、やはり全ての科が充足しているわけではございません。特に産婦人科は、県立医大からの派遣が不可能であることから、和歌山県と協力し東京慈恵会医科大学から医師の派遣を受けております。また、内科や救急等におきましても、県立医大の医師が不足しており、専門医の派遣が困難な状況であると伺っております。 ただ、当院はこの地域における急性期医療の拠点となる病院で、地域医療支援病院でもあり、和歌山県や県立医大も当院を重要視していただいていることから、今後も、院長や市長と共に医師派遣については懸命に努力していきたいと考えております。 ◆6番(福田讓君)  ありがとうございます。 そうですね。産婦人科の医師が退職されて急に地元に帰るということで、立派な先生でした。17年ほど勤めていただきました。1年、本当に市長を先頭に議会も近隣町村の首長さんなりも協力をいただいて、また世耕弘成先生の近大の出身の医学部から今来ていただいているんですね。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  産婦人科において、近畿大学を退職されて当院に来られた先生が今常勤で働いていただいております。 ◆6番(福田讓君)  だから、こんなに早く産婦人科の先生が来ていただいたということは、やはり医療センターの運営ですか。もちろん皆さん一生懸命やっていただきますけれども、厚生労働省、やっぱり県、県知事の信頼があればこそだと思うんですよ。いろんな事情があったとしても、やはり信頼関係がなかったら、独自で医療センターで我々地元から医師を育てて大学を造ってしているわけじゃない。常に大学病院のお力を借りて48名のお医者さんを所有するということは、人口2万6,000人ですよ。全国から言ったらすごいじゃないですか。なおかつ、新宮市内では25人のお医者さんがいらっしゃる。そして24人の歯医者さんもいらっしゃる。すごいんですよ、これ。 だから、そこで開業医の先生は一生懸命、やはり自分の投資した以上はリスクがあっても市民のために働いて、そして利益を上げてもらわな駄目なんです。 だから、新宮市で個人の開業医の先生が閉鎖するというのは、御病気でやめられることはありますが、なかなかそんなことはほとんど聞いたことないです。だから、新宮市というのは、医療センターを中心に支援病院として、個人開業の先生としっかり手をつないで、二次医療については医療センターが受け持っていくことをきっちりとわきまえてやっているからこそ、県も国もいろんな支援をしてくれるものと、私はそう思っていますが、いかがですか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  議員今おっしゃったとおり、一次医療についてはしっかり開業医のほうでかかりつけ医で診ていただいて、かかりつけ医では困難なものについては当院にしっかり派遣していただいて、当院がきっちりと治療を行うという役割分担が行われてこそ、和医大からの派遣もきっちりしていただいているというふうに当院も認識しております。 ◆6番(福田讓君)  ありがとうございます。 医療センターでは、それぞれの診療科において専門的な治療を行うための医療機器もたくさん準備する必要があると思っております。そのあたりはいかがですか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  議員御指摘のとおり、専門的な治療を行うためには専門的な機器をそろえる必要がございまして、さらに医療機器の技術は常に進化し、最新の機器がどんどん発売されている状況でございます。新しい機器は、短時間で済む、画像が鮮明、治療が早いなど、それだけ患者への治療のリスクが少なくできているものが多く、患者さんに安心して治療を受けていただけるように、なるべく新しいものに更新を順次行っているところであります。 ◆6番(福田讓君)  最近では内科の消化器の先生がいい先生、詳しい方も赴任されたということで、そこで、前にも述べたか、膵臓がんとか一番難しい。なかなか治療は難しいし発見が難しい。今現在、膵臓のがん等の発見に和歌山県立医大まで行かなければその機械がなかったんです。しかし今回、これも新しい機械が入って、胃の中から膵臓の写真を撮ると。それは、今までは和医大へ行かなんだらできなかったんです。しかし今回、そういう機械が入ったと。当然だと思います。新しい機械によってお医者さんの働く時間を少なくし、そして新しい機械を導入するからこそ和歌山医大から、大学病院から新宮へ行って、たとえ2、3年でもかかって勉強して自分の腕を磨きたいと先生に来てもらえるような、魅力ある市立医療センターになっていかねばならないと思います。今あなたがおっしゃったとおりです。 機器によってお医者さんの事務的なことも違ってくる。今、タスク制度というんですか、お医者さんは治療に専門していただいて、事務方のことは事務方の専門家を育成しているということをお聞きしています。専門の看護師も育成していることも前回聞きました。やはりお医者さんは和医大で磨いて、県立医大、国立、その他の病院から来ていただいている。新宮へ行っても大学病院と同等の技術の機器があるということは、来ていただきやすいんですよ。古い機械を置いていたら、幾ら医局の人事でもやはり求めてはこないと思います。若い先生方が腕を磨くためには、地域の医療に携わってもこういう機械を入れていただくから喜んで来ていただく、そういう医療センターをこれからも目指してやっていただきたいと思います。いかがですか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  議員おっしゃられるとおり、せっかく和医大で最新の医療機器を使って技術を磨いたとしても、当院に来てその医療機器がないのでその治療ができないということがなるべくないように、経営状況を考えるとなかなか限界もあるんですが、なるべく先生に腕を振るっていただきやすいような環境を整えるというところは大事であるかなと考えます。 ◆6番(福田讓君)  そのとおりなんですよ。人口が減ってくるんです。新宮市は今2万6,000人、那智勝浦町は1万3,000人、本日は市長がお見えになっておりませんから、市長にも聞きたかったんですが、市長にいつも申し上げているんです。那智勝浦町立温泉病院は4診療科目ですね、内科をはじめ。しかし、医療センターは19だったですね、今度。だから、脳外科から産婦人科までそういった設備を整えています。費用はかかります。だからこそ、急性期、HCU、そういうところを備えた病院と、那智勝浦町は一般病院ですね。そのあたりのすみ分けというんですか、これは市長と堀那智勝浦町長と、これから広域広域と言う、私の考えはそうじゃないんですよ。 広域は多くの自治体が関わってくるんです。しかし、今うちが一番大事なのは、一番身近なのが那智勝浦町立温泉病院、ここはリハビリに関しては日本でも有数なところです。新宮市の医療センターは、急性期を中心にHCUを含めて高度な医療体制を取ると。がんに対する医療。田岡市長だってそうでしょう。市長は医療センターで腹腔鏡で手術したと。田岡市長は、やはり執刀の先生とじっくり話をして、この先生はすばらしいと、だから医療センターでやっていただいたと思うんですよ。すばらしいことですよ。やっぱり医者と対峙していろんな話を聞いて手術を執刀されたと思います。 だから、今まで、過去の首長さんがどこへ行かれたかというのは、あまり医療センターで手術していないということは、入ってくる情報ではそういうこともありましたけれども、やはり人間の体は自分ですから、医師に対して自分の話をして、しっかりとこの人だったら手術しても大丈夫という、そういう確認は大事だと思います。 市長が医療センターの開設者ですからね。医療センターの開設者がほかの病院へ行ったというて、また市民からいろんな声があります。しかし、田岡市長はしっかりして、やっぱり信頼ある先生だということでしていただいたと思いますので、元気になって早く帰ってきていただきたいと思います。 今申し上げましたような多額の費用が要るんですよね、機器を替えようと思ったら。しかし、人口は2万6,000人、お隣那智勝浦町は1万3,000人ですから、大体4万人ですね。だから、お互いが協力・協定関係を結んで、まず那智勝浦町との医療の、そして4万人の方の命を守れる、那智勝浦の人なんか、私、前も申し上げましたけれども、仕事中に倒れて頭を打って、那智勝浦町の救急車は那智勝浦へ行ったらしいんです。それからいろんなことがあったんでしょう、どうして新宮市へ来てくれなかったんかなと悔やんだんですけれども、知人ですから。その後ちょっと4年ほど脳のことで悪くなりまして、お亡くなりになったんですけれども、やはり脳とか心臓、特に今、早く手術が必要ですからね。だから、那智勝浦町とやっぱり協力関係を持ってやっていただきたいんです。 向井副市長、私が市長だったらそれを切実に訴えるつもりだったんですけれども、向井副市長はいかがですか。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  広域的な考え方というのはこれから先は必須だというふうに思いますので、議員御指摘の点も踏まえて、また市長と相談させていただきながら、広域的なことでできるものは推進していきたいというふうに思ってございます。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 このような状況で、非常に費用がかかると。高価な新しい技術の機器を導入する、そのためには経営状況もよくしていかねばならない。医療センターでは、これからどのように、この経営も含めて新しい機器も入れなければならない、お考えでしょうか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  先ほどからも申し上げさせていただいているとおり、医療機器をそろえることに対しては、購入費用ももちろん、それに係る保守費用というのも多額にかかってくるわけです。ただ、先ほどこれも答弁させていただきましたが、ある程度の医療機器をそろえていないと和医大からの派遣に対しても影響が出てくるということも考えられます。この点も踏まえて、当院がこの地域で存在する意義の一つとして救急患者の受入れや産科の存続などがあります。これらは、たとえ不採算部門であっても決して廃止してはならないというものであるということを認識しております。当然、これまでも費用対効果を考えて、削減できるものは削減してまいりましたが、今後は収益の向上も含め、さらなる見直し、改善、改革が必要となってくると考えております。地域住民の皆様が安心して暮らせるよう、持続可能な病院経営に取り組んでいきたいと考えております。 ◆6番(福田讓君)  今、医療センターでは、事務をしていただいている受付の方々と1階、2階等の事務員の方はニチイからですね。ニチイとの協力関係で契約としてやっていただいていますね。これだって、一般に医療センターの職員として採用しておればかなりの費用が要ると思うんですよ。ニチイの皆さんでもかなりいらっしゃるんですね。新宮市の医療センターで新宮市の職員としては何名おられますか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  ニチイの派遣人数ということですか。 ◆6番(福田讓君)  ニチイの方が分かればいいんですけれども、新宮市の職員としての医療センターで勤務されている職員の数は何人ぐらいなんですか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  約280人います。職員が280人、あと会計年度は約90人います。 ◆6番(福田讓君)  その中で事務方の方ってそれほどないんでしょう。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  事務にも、医療事務のほかにも当然、庶務側の庶務とか経理とか、あと用度、施設担当、そういったものを全て含めまして大体30人ぐらいです。 ◆6番(福田讓君)  何回も言いますけれども、経営、中には元院長先生のように独立行政法人化を進めようとしていまして、私は断固としてこれを阻止するために議会でも8年間やってまいりました。 少し変わるんですけどね、何で市立がいいかということを私、少しお話しさせていただきたいんですけれども、公立病院というのは赤字を覚悟でやっていると思うんですよ。というのは、個人開業医さんのようにやっぱり利潤を追求しなければならない。都会の大きな病院、医療法人が、やはりそれだけの人口の方がいらっしゃるんですよね。我々新宮医療圏域では、人口はさほど増えてこないんです。今でも2万6,000人、大体年間に5、600人の方がお亡くなりになりますからね。しかし、医療は守っていかねばならない。 そして、診療科目も19を減らしたら、もちろん産婦人科は絶対なくしちゃ駄目ですし、結婚して子供さんを産んでいただくための一番大切なところです。だから、医療というのは大変難しいと思います。 しかし、市立でいいところは、日大の事件があったでしょう。理事長は学校の先生の首も切れない。私、だから法人化に反対したのはそこなんですよ。経営権はその方に任せて、赤字になったら市民の税金をつぎ込むんですよ。経営権だけ持ってこいでしょう。冗談じゃありませんよね。日大にあってもそうでしょう。真理子理事長なんて副学長を首にすることはできないんですよね、理事会の決定の中では。そうでしょう。 だから、市立のいいところは、開設したのは市長でしょう。それを監視しているのは我々議会なんですよ。議員個人じゃないんですよ。だから物を言えるんです。独立行政法人で、私が意見を医療センターへ行って院長と話したら、院長は出ていってくださいと言いますよ。当たり前の話なんですよ。 名前、格好は医療法人、市立となっているけれども、赤字になったら、普通の老人施設の経営をされている方は皆自分でやっている。赤字になっても自分でそれを補填しなければならない。公立病院であって経営権だけを理事長に任す、副理事長を2人つけて。そんなことしていたらいろんなことが出てきます。 何で我々市議会議員はこうして壇上で物を言えるか。市民から選挙で選ばれた選良なんですよ。公務員じゃないんですよ。特別職公務員です。市の全体、医療センター、水道全てにおいて議員、皆これ目を光らせて、職員の働き方、市長、教育長を含めて監視する権限を持っているんです。これが剥奪されるんですよ。 あとは、理事会なんです。理事会で決定するには議決も要りますよ、議会も。議会を通ったら、あと好きなようにできますよ。だから私は8年間、元院長に対して厳しく物を言ってきたんです。給料は上がります、職員待遇はよくなります、働く時間が少なくなる、どこで利益を上げるんですか。費用対効果と言って人口を減らして、立派な医療センターですから維持費も大変ですよ。当時やったら3万5,000人ぐらいあったはずなんです。もう22年でしょう。あの医療センターの玄関へ行ったとき、私はいつも思います。だんだん医療センターの外壁も色あせてきました。一番大事なのは、病院がいつも美しい、私はそう思っています。これでも1億円どころじゃないでしょう、塗装したら。要ってくるんですよ。だから、費用は必ず要るんです。 だから、本当に市民を助けるための医療センターでなければならないんです。経営だけを考えるんだったら診療科目を減らしたったらいいんじゃないですか、採算が合わないと。そんなことできません。だからこそ医療、市立なんでしょう。どうですか。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  先ほども申し上げましたとおり、救急や産婦人科といった採算が難しいようなところもしっかり当院としてカバーしていかなければならないと考えております。 ◆6番(福田讓君)  大体、法人とか全部適用とかいろいろあるけれども、やはり監視できる権限を我々議会が持っていなかったら何するか分からんですよ、はっきり言うて。口出しできないんですよ。市長だって、開設者であったとしても経営には口出しできないでしょう。大変ですよ、本当に。 だから、立派な人を引っ張ってきて、そこへ理事長と置いて経営を任す。一番危険ですね、私は。我々議会が、議員一人一人が勉強して、やっぱりそのあたりしっかりしていただいて、いつでも我々の市立病院は我々できっちりと、市民のために働いている病院ですから、利益だけを生むための病院じゃないんですよ。私は、その理念は市議会議員である以上はずっと貫きたいと思います。経営する事務方の方も大変ですけれども、削れるところはどんどん削っていただいたらいいと思います。ただ、市民の医療のサービスが低下したら大変ですからね。 市民の方はいろんな声があります。医療センターで行くんやったら和医大やら田辺へ行くんやとか言う人もいらっしゃいますが、それは、どうぞ行ってくださいと言うんです。2階の地域医療連携室で御紹介いただいて、所得にゆとりのある方とかね、そういうじっくりしたい方は大学病院とかへ行って治療していただいたらいいと思うんです。 新宮は商業のまちです。全ての方が所得が高いわけではありません。国民年金が60%でしょう。厚生年金より多いんですよ、商業のまちですから。だから、それを考えたら、やっぱりこれからもしっかりと、運営においては院長を先頭に、事務方も削れる経費は削っていただいて、医療の質は高める。 医療センターの理念というのは、心は診療科の心を持って、技術は大学病院に負けない技術を備えるというのは、これ医療センターの指針でしょう。そこを頑張っていただきたいと思います。 私も、経営者じゃないですけれども、自分は自分なりに医療センターは市民のためにあるということを念頭に、これは絶対忘れません。 次にいきます。 レスパイトということについてちょっとお聞きしたいんですけど。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  医療業務課、須崎から答弁させていただきます。 レスパイトという言葉ですが、一時休止、休息、一時預かりといった意味でございます。 レスパイト入院ということでございますが、神経難病患者や高齢のがん患者さんなど医学的管理や処置を在宅で受けている患者さんを対象に、医療保険で短期間の入院を受け入れる制度となっております。具体的に言いますと、自宅療養中の患者さんに一時的に入院していただくことにより、介護されている御家族に休息を取ってもらったり、家族自身の急な病気やけがをした場合などにおいて対応するもので、治療や検査目的の入院ではなく、ショートステイでは難しい医療依存度の高い患者さんに対応する仕組みとなってございます。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 前日ですか、同僚議員も子供たちのレスパイトを聞いていました。これによってね、やっぱり実際実績とか、これは介護じゃなしに病気の方でしょう。医療センターのドクターが入院を許可すると。このレスパイトによって今まで実績はどのぐらいなんですか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  先ほど御説明させていただいたような御利用形態になりますので、実際のところ、御家族の体調不良などにより相談いただく場合がほとんどとなっておりまして、件数的にはそんなに多くない状況でございます。 ◆6番(福田讓君)  そうしますと、今高齢者が多いでしょう。熊野川町ら55%、新宮でも38から40%でしょう。だから、そういった方を受け入れるためには200床ベッドですか、今。コロナがないと言っても今でもコロナはあります。だから、そのあたり、コロナも国の支援がないんですが、レスパイト入院となったら医療診療の増収はどのぐらい見込んでいるんですか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  先ほど申しましたとおり、件数的にはそんなに多くございませんので、レスパイトによる病院による増収というのはそんなに多く見込んでいるということではございません。 ◆6番(福田讓君)  あまりレスパイトで医療センターの入院患者の圧迫というんですか、そのあたりもやはりドクター、先生方、院長先生ら考えられていると思うんですけれども、一般入院となったら入院費、上がるでしょう、診療報酬。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  当然、診療報酬として収入が入ってくることになります。 ◆6番(福田讓君)  特にレスパイト入院のための特別診療報酬というのはないんですか。国からの補助はないんですか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  特に国からの補助というものはございません。 ◆6番(福田讓君)  そうしますと、レスパイト入院される方の全部負担ということですね。一般診療ですね。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  すみません。分かりにくい説明で申し訳ありません。 健康保険が使えますので、3割負担の方であれば3割負担とかそういうことになります。 ◆6番(福田讓君)  だから、一般治療という、入院と同じですね。しかし、御家族の方にとっては大変、やっぱり体の悪い、老々介護している方もいらっしゃいますから、そのあたり本当にありがたいことですしね。 ただ、200床のベッドの中で常に空けておかねばならない救急患者の方のこともあります。だから、そのあたりは先生にお任せして、決定権はドクターでしょう。もちろんそうだと思います。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  まずはうちのほうのドクターにかかっていただいて御相談いただいて、状況とか、また今、議員おっしゃられていましたとおり、救急患者の受入れのベッドの確保等の兼ね合いとかも勘案しながらドクターが判断するということになります。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。少し長くなって申し訳ない。 ここまで、医療センターの医師確保、また4月から始まる医師の時間外労働、これに対しては、前議会でタスク制度、ほいで専門の看護師が育成されているということで、少しでも医療センターに来ていただいた先生方にとって医療に専念できるということでよろしいんですね。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  前回答弁させていただいたとおり、タスクシフトというものを導入して専門の看護師の養成等に努めておりますので、お医者さんはなるべく治療に勤務時間を充てていただくという体制を取れるように取り組んでまいります。 ◆6番(福田讓君)  ありがとうございます。今後とも、安定した運営ができるよう、新宮市でも十分バックアップしていただけるようお願いしたいと思います。 ちょっと時間がないので、医療センターがあそこにあるだけで、国からの交付税交付金に入ってくる算入の基準も聞きたかったんですが、5億円の返還金の全て、ほいで3月になったら3億円、約8億円の交付金を医療センターへ出していますが、これはもちろん医療センターがあるからという国からの交付金の、ありますから、詳しいことは次にします。 以上でこの項を終わります。 続いて、福祉についてお伺いします。 さきの議会でも質問しました。今現在、B&Gのプールへの送迎を行っていただいています。生涯学習課が事業で行っている現状についてはお聞きいたしました。 この事業は、高齢者の健康増進といつまでも元気で日常生活を送るために、体力の保持を目的に行っていると考えています。本当に高齢者にとってはいいことでございます。この事業も、恐らくもう5年以上はなっていると思います。週に2回、新宮市から熊野川町のB&Gプールへ送迎していると聞いておりますが、担当は教育委員会とお聞きしております。所有バスは新宮市の所有であります。さらに、運転手は高田小学校の会計年度任用職員が担当していただいているということでございます。送迎を利用されている市民の方々は、全員スポーツ保険に加入されていることもお聞きしております。 スポーツ保険は、死亡等を含め、死亡は600万円、後遺障害は900万円、入院時は1日1,800円、通院時は1日1,000円、保険料は、65歳以下は年払いで1,850円、65歳以上は1,200円と聞いております。本当に、こうして自分の体力を保持するためにやっていただいていることはいいことですし、これからも続けていただいたらいいと思うんです。 ただね、今回このバスを、前も述べたんですが、向こうへ行って恐らく2時間ぐらい時間があるんですよね。そのときに、私は提案したいのは、12月議会でもさせていただきましたが、教育委員会の生涯学習課でありますが、所有者は新宮市であります。プールへ行って空いている2時間に対して、私は、熊野川町の高齢者の方々にそのバスを御利用していただいて新宮への福祉バスとして利用できないかと、それを提案しました。 そんときも聞いたんですけれども、高田の協力隊員の方ってすごいじゃないですか。総務省の補助金で高田に住んでいただき、高田の地域発展のために頑張っていただいております。医療センターへの高齢者の送迎や新宮市内までの送迎等を尽力されています。本当にありがたいことだと思っています。 御存じのとおり、新宮と違って熊野川町内は広いんです。しかし、そこの中でデマンドタクシーというのは、これ企画政策部で頑張っていただいて100円タクシーということで、これも国の補助金を頂いて、往復で200円で町内は乗れます。そういったバスで行政局まで来ていただいて、時間を決めて新宮までこれを走らせていただいて、もちろん保険は入ってもらいますよ。 その保険についてお聞きしました。一般の国内保険というのは、毎回1か月に保険料100円ということでございます。ということは、毎月1回送迎バスを走らせていただければ1,200円です。死亡等の保険は125万円、後遺障害も125万円、入院時は1日2,000円、通院時は1日1,000円となっています。そういう保険も自分で掛けていただいて、この時間を利用して福祉バスとして走らせていただくことはいかがなものかと私はお聞きしました。 太地町は那智勝浦町まで、社会福祉協議会さんがそれを請け負ってやっていると。しかし、うちの場合は、バスは新宮市が所有されています。しかし、福祉課となると運転手さんは高田でしょう。高田の教員の学校の会計年度任用職員で雇われています。そのあたりがちょっと気になるんですが、大型免許は要りますしね。 私は、なるべく経費を少なくして、やはり高齢者、熊野川町では衣類とか電気用品のお店がないんです。公社があって下阪殖保さんが理事長でお店を開いていただいていますが、2軒しかありません。ほとんどもう食料品だけですので、そういった方を月1回でも送迎関係の役目を果たせることはできないかと前回の12月議会でも提案させていただきましたが、その後どうでしょうか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  健康長寿課、西より答弁させていただきます。 福田議員から12月議会に、生涯学習課で行っているB&Gの送迎で使っております教育委員会のバスを利用して空き時間に高齢者を市内の大型スーパー等への買物の送迎を行ってはどうかの御提案をいただき、その後、関係課で検討はしております。既存で現在運行しております路線バスとかタクシー等の民間業者との兼ね合いや保険等の関係等協議を重ねておりますが、まだまだいろんな課題をクリアしなければならないこともあり、今後も調査研究していきたいと思っております。 ◆6番(福田讓君)  片一方は福祉課であって片一方が教育委員会やさか、そのあたりは私が口出すことじゃないんですが、だから相手が高齢者の方で、私だって毎月、自宅から新宮市役所まで22キロです。免許証を返したら何もできません。バスしかないです。バスは日足から大体新宮駅まで1,200円要ります。往復2,400円。それがデマンドタクシーを取ったら2,600円ですか。だから、そういった新宮市が高齢者のために運営しているそういうB&Gのプール、これ、いいことですから、今度、課長、新しい政策を出すんでしょう。介護にならないために新しい、新宮市は初めてでしょう。近隣でもないんでしょう。集中的に3か月、高齢者の方が介護にならないように、要支援じゃなくてもいろんな足の不自由な方にいつまでも元気で長く生活できるための事業、それによって介護保険を使わなかったらそれだけ介護保険もお金が要らなくなる。いいことじゃないですか。それは、説明はもう同僚議員にしていますから、これ近隣町村で初めてやね。どうですか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  今、議員おっしゃっていただきましたように、近隣では初めて行う事業でございます。近くでは上富田町がやっております。 ◆6番(福田讓君)  だから、それによって高田へも行ったり、そのお金も全て県と国から補助もしてもらえると。タクシーも出してもらえると。いいことじゃないですか。どうしてこれどんどんアピールするんですか、市民に対して。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  PRにつきましては、広報やホームページ、支所、行政局や民生委員などの御協力を得ましてポスター等とか、いろいろ関係団体にも紹介をいたしまして、皆さんに周知していきたいと思っております。 ◆6番(福田讓君)  やってみて市民の方に喜んでいただいたら結構ですし、初めての事業ですからしっかりとマネジメントをお願いいたします。 もう一点、これも1年前にもお聞きしました。高齢者を自宅で介護されている方々の介護疲れによる痛ましい事件等が全国で発生しておりました。せめて介護をしている人たちが身体のケアと少しの休息の機会を充てるために、家庭の都合で家を留守にしなければならないときもあります。そのようなときはショートステイで介護施設にお世話になっているのが現状であります。 12月議会、それ以前の議会でも提案いたしましたが、新宮市としては、そのようなときに、介護されている人たちにショートステイの一部でも補助金の支援を出すことはできないものかと考えて提案させていただきました。現に福井県敦賀市では実施されていますが、敦賀市は最高で4,000円ですか、補助金が出ますが、そういったことの研究はされていますか。 ◎健康福祉部次長兼地域保健課長(辻本美恵君)  地域保健課、辻本より答弁させていただきます。 議員おっしゃるように、介護されている方の負担は大きく、時には介護している方御自身のリフレッシュ等も必要であり、施設等に預けるとなれば介護保険を利用しても自己負担がかかってしまいます。 福井県では、県の施策として宿泊費1回4,000円を上限に、年間延べ利用回数12回を限度に補助しておると聞いております。和歌山県においてはこのような施策がありませんので、今後、介護している方の御負担を少しでも軽減できるような施策の実施について県へも働きかけていきたいと思っております。 ◆6番(福田讓君)  やはり一般財源が要ると思うんですよ。今回、市長は生活環境に対する予算をどんどんやっていただいています。ほとんど一般財源です。だからそのあたり、私も本当に恐縮なんですけれども、県の補助とか国の補助が取れる、そういう施策を考えて、県が今しているんでしょう。ほんだら和歌山県がないんやね。そしたら県議会議員に言わなしようがないな、濱口県議会議員にもお願いして。いや、ほいでも県が考えなんだら、うちではないんでしょう。だから、そしたらもう一般財源やね。 今回の令和6年度の予算で、私、後から財政のことでお聞きしますけれども、かなりやっぱり一般財源を出していますからね。これは市長の目玉ですから、今までは田岡市長は、前任の市長の後を継いでいろんなハードをやってきました。丹鶴ホール、市庁舎、神倉小学校の新築等ね。今度はまた教育長、頑張っていただいていますが、緑丘中学と城南中学の統合とかいって、もうこれでほとんど大体ハード面ができてきます。これから市長が目指す市民生活に密着した、市民が笑顔で喜んでいただけるような市政を尽くしたいということですので、かなり財源は要ってくると思います。それは後からの財政のことで聞きますが、課長、そのあたり、県はないんやったら、うちとしては研究言うたって一般財源だから、私らも恐縮ですよ。市長にも申し上げました。一番先に子供たちの18歳の、これ皆、議員同じ考えですよ。18歳までのやはり医療を無料にした。よくやってくれました。 そういうことがあってお金ばかり要るんですよ。そのあたり、財政の配分は財政課と市長ですから市長にお任せしますけれども、やっぱり一般財源は出すことだけだったら大変ですから、今考えていただいているのは県がするかせんかいうたらね。ほんなら、福井県はさせたから敦賀市もできるんよ。ほいたら県の補助をもらって市も出せるということですからね。分かりました。 議長、休憩をお願いします。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午前11時00分--------------------------------------- △再開 午前11時12分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 6番、福田議員。 ◆6番(福田讓君) (質問席) 休憩前に引き続き質問を行います。 まず1点、熊野川町の保育所について簡単に説明してください。4月から会計年度任用職員になるということで、何名配置でどのようにして運営するか、簡単に言ってください。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 熊野川町の保育所、三津ノ保育所でございますが、今年度までは公設民営として運営をいただいておりました。4月からは新宮市の直営といたしまして運営を行ってまいります。 現在の園児数は5名であります。4月には1人減りまして4名の予定となっております。 職員につきましては、会計年度任用職員を3名配置する予定としてございます。 ◆6番(福田讓君)  ありがとうございます。あと1点お願いします。 一応、以前は三津ノ保育所の子供を持つ親として私も会計をしたことがあります。全部私が会計させていただいて、2人で。今回はもう完全な会計年度ということで、いろんな事務的なことは何も要らない。身分は新宮市の会計年度任用職員ということで、それは、今までしていただいた保育士の方とも円満に解決されて、うまくいったということでよろしいですか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  これまで勤務していただいていた職員の方とはお話をさせていただきまして、皆さん了承をいただいた上で会計年度任用職員として勤務していただけることとなりました。 ◆6番(福田讓君)  ありがとうございました。 では、もう一件、これはヤングケアラーについてお聞きしたいんですけれども、子供のあれなんです、小中学校のことで。 ヤングケアラーは、全国で親の面倒を見るために学校を休んでいることが報道等で問題になっております。新宮市内での現状は把握されているんでしょうか。独り親世帯の実情は掌握されているのでしょうか。また、貧困と言われる世帯の子供たちの小中学生の状況はいかがでしょうか。 学校で子供たちに一番身近に接触されているのは、担任の先生ではないでしょうか。学校では、学校長を中心にして、その状態を確認する会議等は行われているのでしょうか、お答えください。簡単で結構です。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田より答弁させていただきます。 小中学校におきましてヤングケアラーの把握でございますが、教員の見取りであったりとか年間数度の生活アンケート等から子供たちの把握をしております。学校からは、毎月の調査の中で、ヤングケアラーの疑いがある児童生徒については報告が上がってくるというような状況でございます。 ただ、保護者の子供に対する関心が薄かったり、家計が苦しくて手伝いをしているというような家庭環境の課題が複合的に見られることも多いですので、判断が難しい状況ではございますが、注視しながら子供を観察しているというところでございます。 ◆6番(福田讓君)  親によって、一般の方が見たら子供が心配される方もあるし、しかし御本人の子供を持つ親として、またそうではない子もあるんです。だからそのあたり、学校で子供たちの担任をしていただいている先生がその子の状態を一番知っていると思いますので、全国で問題になっておりますし、そこらあたり、よろしくお願いします。 そして、さらに子ども食堂についてお聞きしたいんですけれども、今この運営にはどのように市は対応されているか、また国・県等の補助金があるのか、またこういうことをやっていただいている方には本当にありがたく感謝しております。これもやっぱり一人の親の方とかいろんな方だと思いますが、これも今後、今回の予算にも入っておりますし、こういう事業を行おうとする、していただける方々に対してどのような補助とかをやっているんですか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 今年度、5団体ほどが子ども食堂またはフードパントリーを実施していただいております。まだこれから実施を検討していただける団体もございまして、だんだんと広がりを見せているところでございます。 補助制度でございますが、県の補助制度がございまして、こちらは新規開設時でありますとか備品購入に係る補助制度でございまして、各団体1回限りの補助となってございます。 市の補助制度でございますが、運営に係る補助制度でございまして、運営に係る経費として幅広く使っていただけるものとなってございます。 ◆6番(福田讓君)  ありがとうございます。5団体もこうやって加入をしていただけるということで、子供たちにとっても温かいことですし、これからの子供たちを見守っていくためにも子ども食堂、ありがたいことであります。引き続き御支援をしていただきたいと思います。 そしてもう一点、以前にも認定こども園、保育園、幼稚園の副食費の補助についてお聞きいたしましたが、那智勝浦町はやっています。しかし、うちでお聞きしますと、今、那智勝浦町で1万3,000人です、人口。新宮市が2万6,000人。新宮市で副食費を出そうと思えば、これ一般財源ですね。1,700万円とお聞きしていますので、県の補助はないということです。大変ですんでね。 ただ、ほんまにしていただきたいという、そういう方の声、園からも声があるんですが、今回でも子ども医療費のことを優先にやっていただいたこと、本当に感謝しています。ほいで市長が初めて市立小中学校の給食費も無償になったと。今、幼稚園とか、お聞きしますと、私立の保育園と市立の保育所とも授業料というんですか、預かりの必要経費も全く同じと聞いております。以前はそうじゃなかったんです、昔はね。やっぱり私立は美しいとかということじゃないんですが、制服でもかわいい制服を着せて、やっぱりあそこの保育園へ行きたいということで値段は違うたんですが、今は所得によって保育園、幼稚園、認定こども園の使用料は一律同じなんですね、支援があるから。そのあたり、簡単に説明してください。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  保育料に関しましては、公立であっても私立であっても同じ基準でございます。 ◆6番(福田讓君)  ありがとうございます。それで結構です。 今後とも、認定こども園のために市も頑張って、そういってやっていただけるボランティアの方に対して手厚い支援をしていただいたらいいと思いますので、よろしくお願いします。 続いて、防災についてお聞きします。 同僚議員も全て防災については2日前からきっちりと質問していただいて、きっちりと答弁いただいております。私は別の感覚から質問を1件だけします。 能登半島の地震によって、本当に新宮の市民の方もびっくりしたと思います。12年前の台風のときは洪水やったんですね。しかし、今回は地震という物すごい揺れによって家屋が倒壊しました。と申しますのは、免震を対応して採用しているのは医療センターと我が新宮市の庁舎ぐらいだと思います。あとはホテルさんとかオークワさんとかイオンさん、それは分かりませんが、ほとんど、あの揺れが来たらもう倒壊されると思います。 さあそうなったときです。一番困っていたのは、同僚議員がおっしゃったように備蓄は大事。トレーラーのトイレも大事。本当に欲しいです。そして、榎本友子議員がおっしゃった、私は調べたんですが、エアベッドですか、そういうところの補助金ですか、やっぱり何万円もするもんじゃないんでね、調べたら、大量に買ったら2,000円ぐらいで買えるんだったら、補助金をね、榎本議員がおっしゃったように、私、初めて聞いて分かりましたんですけれども、そういうことも考えてください。安いんですやろ、そんなに何万円もするんじゃないんだから。 それ一つと、さあそこからなんですよ。新宮市の土地の中で、仮に仮設住宅を建てるとか、緊急でしょう。そうなったときに、水害の場合と地震の場合と倒壊してしまったときの想定はどんなしてしてるんですか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 倒壊については和歌山県が想定を出しております。仮設住宅の建設につきましても予定地を県と協議している最中でございます。被災後はどうしても広い土地というのが必要になってきます。ヘリの離発着であるとか消防、自衛隊の宿営地であるとかいろんな利用、またごみも利用ができると思いますので、そんな面も含めて広い土地を持っている所管課と協議しながら、また被災状況ですね、そこら辺も見ながら災害対策本部のほうで県・国と協議して決めていきたいと思っております。 ◆6番(福田讓君)  だから、あの家を見てびっくりしたとおりです、皆さん。ほとんど倒壊ですよ。私の家だったらもうぺちゃんこですわ。だから、自分の命も分かりません。だから、命が助かるか助からないかというのはそのときの場所によって違うし、本当に残念ですが、おかわいそうですけれども、しかし後のことです。 だから、今考えていただきたいというのは、支援が来たとき、まずは生活するところの状態、それを必ず考えて、それが発表できなかったら仕方がないけれども、どこに土地があるかと私、探したんやけどね、熊野川町に土地があったとしてもあそこまで来れんでしょう。だから、新宮市内でそんなに土地って、あなた方が考えてすることやけれども、まず震災が終わってすぐ、やっぱり生活せなあかんさか、排せつ物も大事、これも大事やけれども、食料備蓄はできる。しかし、後のことですわ。生活するために、そういう人のために先どんなけ準備されるのかなと思って私の頭をよぎったんよ。だから、あれ本当に新宮市でそれだけの何百という仮設住宅を建てるのに、どこに土地があるんかなと思って、それ、気になりました。簡単な話ですけどね。 だから、今のところは研究しやるだけやね。まだ決めてないんやね。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  大体の予定地というのは、県と協議しながら、市の土地もありますし県の土地もありますし、そこら辺を協議しながら決めていきたいと思っています。 ◆6番(福田讓君)  だから、広角にあるね、前からある大手の企業があそこを貸してくださいということで、ここで説明会したけどね、あれ、なかってよかったと思って、大分前ですよ。今あそこに新宮警察が来ていただいて、安全には大丈夫やし、残った土地もありますね。あれを貸していただきたいということがあって、貸さなんで私は、この災害のことで、やっぱりどうしても使わなあかん。市内を見渡したって、あそこはありますけどね、王子製紙跡、あれは低いでしょう。だから、その辺り広いんだけれども9,600坪あるんでしょう。でも、津波が来てしまった後でまた建てられるかといったら、低いところは無理。やっぱりある程度高さがなかったらあかん。だから新宮市内、どこにあるんか思て。 参事の御答弁では今研究しているけれども、早うしていかなんだらいつ来るか分からんわだ。だから今日お聞きしたんです。これが一番私の今日の質問なんです。もう一回答えてください。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  やっぱり被災後はそういう広い土地は幾つもの利用価値がありますので、そこら辺を研究しながら、災害が起きた場合には仮設住宅の位置とか、この土地は何に使用できるとか、すぐに決めていきたいと思います。 ◆6番(福田讓君)  だから、買収するところだったら買収していかなあかんし、これ、ほんまに能登であれだけ潰れていくんやもん、実際ね。 我々の大水害のときは水だけです。でも、それによって倒壊した家もありますけれども、もう生活するところないんやもんな。そのあたり、本当につらいなと思いながら今日の一般質問に至ったわけなんですよ。あとは同僚議員がきっちりと備蓄とトイレ、マンホール、全てやっていただいていますが、私はその1件だけ、早く土地を確保しておいてほしいなと。頑張ってくださいね。 以上です。 続いて、文化芸術のこと、そして世界遺産20周年のことについて、同僚議員がもう全て聞いていただきましたので、1点私から質問します。 丹鶴ホールについてお聞きいたします。 現在、ホールの照明、音響等の設備については専門家に委託されていると思います。開場から2年目を迎えますが、稼働率も予想どおり順調に推移していると思います。地元新宮市の市民の方々のいろんなイベントを芸術文化活動にも御利用いただいていることは、頻繁に地元新聞にも掲載しております。さらには、近隣町村の方々にも喜んで利用いただいております。 今後、なお一層の芸術文化活動拠点として、日頃は見ることのできないような有名なアーティストや文化人を招待するには、イベント等に精通された専門家の知恵とコネクションが必要になると思います。この件につきましては、専門のプロデューサーに委託する考えはございますでしょうか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  文化振興課、峪中より答弁をさせていただきます。 令和4年度でも自主事業というのは18事業やってきました。今年度におきましても、劇団四季のミュージカルですとか文化庁等の補助事業でのコンサート等を幅広くやってきたところでございます。 我々、今、職員で自主事業を実施する際には、文化庁だったり民間の文化財団の補助事業等の申込みもしながら、いろんなジャンルの方々、子供から大人世代、高齢者の方まで楽しめる様々な事業を実施したいというふうに常に考えて選定をしておるところですけれども、予算もありますのでなかなか選定には難しいところがあるというのが現状でございます。 ◆6番(福田讓君)  そういうことは、まだそういう専門のプロデューサーというのに対して委託ということは考えていないことですか。それだけ答えてください。それで結構です。教育長、答えてください。 ◎教育長(速水盛康君)  丹鶴ホールの運営の在り方につきましては今後検討が必要であると、そのように考えております。議員の皆様方にも御相談をさせていただきたいというふうに考えてございます。よろしくお願いいたします。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 あとは、今教育長から御答弁いただきましたように、これからの進展具合によって考えると、そういうことで了解いたしました。 この項を終わります。 では、最後の項に入ります。市の財政についてお聞きしたいと思います。 今までシミュレーションも年に1回ぐらいされていたんですけれども、財政課のほうから。私、最近はシミュレーションがないし、どんなのかと思いまして、もう時間も少ないんですが、今回、新年度において田岡市長の目玉というんですか、先ほどから申し上げています生活環境に適合した、市民が笑顔で生活できるまちづくり、そういったところに力を入れたいということで、新しいいろんな事業が出てまいりました。 1点お聞きしたいのは、今、経常収支比率は幾つ。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  財政課、小林より答弁いたします。 直近では令和4年度の決算ということになりますけれども、現在95.1%となってございます。 ◆6番(福田讓君)  この経常収支比率が高くなったら危ないと言う方もいらっしゃいますが、我々新宮市は、近隣町村と違って人口も多いし事業が多いんですよね。それによって自然的に出費は重なるし、小さな町でしたら恐らく経常収支比率というのは80から90%内だったと思います。 しかし、新宮市は今まで大きなプロジェクト、これは田岡市長の以前の市長が長期総合計画によって進めてきたことですから、今95.1%。あと、これずっとこのまま95ぐらいで推移するんですか。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  令和4年度95.1%ということですけれども、令和4年度の財政シミュレーションをベースにして考えますと、どうしても人口減少によって歳入が減少する見込みも立てておりますので、少し上昇傾向も見られますけれども、ただ心配するような大きな変動というのは見込んでございません。 ◆6番(福田讓君)  もう一つ、そして公債費比率というのがありますね。今15。これ、大体18を超えたら赤字再建団体へ入っていく予想があるということで、国からの締めつけは来るんですけれども、今現在は13%ぐらいでしょう。だから、これの推移というのは、シミュレーションをいただいていますけれども、このとおり大体下がりぎみでいくんですか。公債費比率というのは借金を返していく、一般財源から返すお金ですから、それによって国からの締めつけが来ます。そのあたり、ちょっと簡単に説明してください。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  実質公債費比率と申しますのは、実質的な公債費の財政への負担を示す指標となってございます。ここ10年にわたりまして大きな事業をいろいろやってきましたけれども、その影響で、平成29年度には16.1%ということで大変高い数値になってございました。その後、徐々に減少いたしまして、現在12.5%ということで、令和3年度から繰上償還も実施しておりますので、そのあたりの効果によるものかなと思います。 今後の見込みですけれども、一旦このまま減少していくと思われますが、ただ過疎債のように有利な起債が万が一なくなったらということも想定されますので、そういうことがあれば、有利な起債ではなしに少し交付税の算入の低い起債も活用することになりますので、そのあたりで少し見込みとしては上昇する可能性はございますけれども、今、議員がおっしゃっていただいたような18%、公債費適正化計画が必要な状況にはならないと考えてございます。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 あと、繰上償還ということも市長の予算大綱に入っています。今回、市長の目玉商品、目玉政治政策の中で、かなり一般財源が使われます。その財源というのはどこから来ているんですか。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  今、議員おっしゃっていただいたように、令和6年度の予算では市の単独事業で一般財源を使う事業が幾つか上がってございます。その中で経常収支比率の中で申し上げますと、どうしても公債費と物件費が高いということで財政課のほうで分析いたしまして、その点を重点的に、例えば物件費であれば、大きな改革としましては寿楽荘の廃止であったり、あと経常経費の目的を持った削減であったり、そういうので何とか一般財源を確保しようということで取り組んでおりました。 公債費につきましても、どうしても第三セクター等改革推進債が以前、毎年2億円という大きな金額を償還しておりましたので、その辺を減債基金がある程度確保できておりますので、繰上償還の財源に使いまして、そのあたりで現在、収支が合っているという状況でございます。 ◆6番(福田讓君)  というのは、新宮港の建設に関して40億円の、これ、ほな全部借金を返せたということですか。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  平成22年度に土地開発公社が解散するということで市から代位弁済をいたしまして、その代わりに土地をこちらに頂いたわけですけれども、その際に41億900万円を銀行より借り入れております。 この第三セクター等改革推進債につきましては、交付税算入が利子の半分程度ということで、ほとんど市の負担ということで大変危惧しておりましたが、新宮港の土地の売却であったり、あと先ほど申し上げました減債基金がある程度確保できてきましたので、それによって繰上償還を令和3年度から行っております。それで、令和6年度につきまして最後の償還ということで繰上償還いたしますと、第三セクター等改革推進債につきましては残額がゼロということで、実質は20年を予定しておりましたが、12年で償還が完了する予定でございます。 ◆6番(福田讓君)  ということは、それがクリアできたら、その財源をほかの一般財源にも使えるということですね。そういうことやね。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  どうしても、公債費が高い状態でありますとほかの財源を圧迫してしまいますので、そのあたりはそれでカバーできているのかなとは考えております。 ◆6番(福田讓君)  財政課はそれを一番よく知っているから、我々はこの数字を見てもお聞きして分かることなんで、ここにおる合併特例債の、これでも実質の借りた金と元金を払っていかなあかんでしょう。だから、これもかなりずっと長いこといかなあかんけれども、第三セクターの土地開発公社のほうが少しでも、令和6年度でもうなくなるということですね。そしたら約2億円の資金が浮いてくると。なおかつ、ふるさと納税によって1億9,000万円、それを子育て、そして今回の新しい福祉事業につぎ込んでくれたということなんですね。 一つでも借金を返していけば、先々に払っていけば、特に新宮市の財源というのは20%しかないですからね、一般市民から納めていただく税金というのは。あとはもう地方交付税交付金、国の補助金、県の補助金で賄っていますから、やっぱり財政課の知恵の出しどころやね。早く借金を返していったらその分だけほかに浮いてくるさかできるということなんですが、このまま推移して一応10年後、うちの最終的な経常収支比率、公債費比率の数字を教えていただきたいんですけど。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  令和4年度のシミュレーションをベースに考えますと、先ほど申し上げましたように、経常収支比率はどうしても歳入を厳しく見込んでおりますので少し上昇をする傾向も見られますけれども、そのあたりは、実際にはもう少し交付税の状況とかでそこまで大きな上昇にはならないと考えております。 実質公債費比率につきましても、少し先ほど触れましたけれども、今、直近で大型事業は予定してございませんのでこのまま下がっていくとは思いますけれども、途中で例えば公営住宅の建設とかそういう大事業が発生すれば、少し上昇するのは見込んでございます。ただ、国の基準まで達するような状況にはならないと考えてございます。 ◆6番(福田讓君)  それから、今、地方債の残高というのがありますね。これはもちろん水道、そして医療センター。今、一般財源の一般会計の中で大体これ210億円ありますね。これの返済によって、ここで辺地債も80%使われていくと。実際比率、医療センター等を含めて、これで、ここで今残っているのでしたら305億円ぐらいあるんですか。そのうちの70%ぐらいは交付税交付金等で還付されてくると。 うちの実際の借金、一般会計ではこのとおりなんですか。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  少し分けて回答させていただきますと、一般会計では今220億円程度の地方債の残高がございます。ただ、交付税の算入、例えば臨時財政対策債であれば100%返ってきますし、先ほど議員おっしゃっていただいたように、過疎債であれば70%が算入されるということで、実際には56億円程度と試算しておりまして、率では、一般会計で言えば26%程度かなと思っております。 そして、企業会計も含めた地方債の残高というのは、今、議員がおっしゃられたように307億円程度ございます。 ただ、交付税算入が少し低い起債もございますので、実際には試算してみますと40%程度の市の負担かなというふうには試算してございます。 ◆6番(福田讓君)  もう時間がないんですけどね、やっぱり300億円というたら市民の方から見たらもうびっくりする数字なんですが、しかし自治体はどこの自治体でも3割自治体、2割自治体、私ら旧熊野川町で言ったら1割自治体やったよね。新宮市は当時3割自治体と言われました。3割が税金で入ってくると。今もう2割あるかないかでしょう。だから市民の方も心配するんですよ。しかし、自治体は生き物ですから、常に継承継承でいきますから、だからなるべくいい率の債権を借りて、それで運営すると、これは財政の課長、手腕ですか。そして、課長補佐とかよく頑張っていただいて、丹鶴ホールのときもそうでしょう。62億円の丹鶴ホールを造るとき、市民の方からいろんな批判もあった。62億円も造るんだったらほかの仕事、防災とかいろんなことに使うようにと、2日間徹夜でやりましたけれども、財政課もよく頑張って、国の都市再構築戦略事業交付金で20億円頂いて、実質、新宮市からの出費は12億円で済んだと。その12億円のうちで、うちが返していく、それによっても大分違うんでしょう。今現在どのぐらいですか。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  丹鶴ホールの建設に当たりまして、地方債は約30億円お借りしました。そして今、議員からありましたように、都市再構築戦略事業の交付金も25億円程度頂いております。そして、市の負担というのは最終的には先ほどありましたように12億円程度ということで、それは交付税算入とか全て差し引いた上で、最終的な負担ということで12億円ということです。 そして、償還につきましては、例えば丹鶴ホールであれば、令和8年度から元金が始まりますので、毎年3億円程度ございますけれども、実際には9,000万円余りということで、そのまま30年という長い償還になりますけれども続いていく。途中、過疎債であれば12年間で終わるということになろうかと思います。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 議長、少し多くなってすみません。 以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時44分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○副議長(大石元則君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △月輪匡克君
    ○副議長(大石元則君)  5番、月輪議員。 ◆5番(月輪匡克君) (質問席) 議長のお許しが出ましたので、私、月輪、一般質問させていただきます。 まず初めに、今年度最後の定例会において一般質問、来年度の展望につながるような一般質問をしていきたいと思いますので、多岐にわたる質問をさせていただきますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 それでは、1番、丹鶴城の石垣を守るため、桜や楠その他、今後根が張って石垣を壊すかもしれない樹木類を全て移植し、その移植先に新しい橋のたもとに広がる王子製紙跡地に新しい緑地公園を造ってみてはどうだろうかを質問いたします。 この2月3日、丹鶴城を研究しているある方に、丹鶴城の現地で城と石垣の解説と今置かれている城跡の現状を3時間程度教えていただきました。子供の頃から遊びに行って慣れ親しんでいた丹鶴城でしたが、現地でいろんなところを見せていただき、何一つちゃんと理解していなかったんだなと思える、そんな時間でした。新宮城にある城跡がどれほど貴重で大切なものなんだなと気づかされました。 今年になって、姉妹都市の広島県三原市に議長についていって三原城跡、教育民生委員会の視察に行った三重県津市の津城跡、亀山市の亀山城跡、短期間の間に三つの城跡を見させてもらったんですけども、ちゃんと見たところ、ちらっとだけ見たところがあるんですけれども、共通して思ったことは、丹鶴城の石垣って何てきれいで立派なんだろうかということです。そのきれいで立派な石垣が数年したら壊れてしまうかもしれない危機的状態にあるということを2月3日のフィールドワークでまざまざと見せつけられました。 すみません、写真を1枚お願いします。 鳥がふんをすることで持ってきた種で育ったであろうクスノキが石垣を押し、石垣が壊れかけている場所もあります。それが写真の場所です。やがて下の住宅に石垣の巨大な石が落ちて、その日解説してくれた先生が言いました。「以前、松阪城で石垣であったんよ。えらい損害賠償になってね、早うクスノキ切らなあかんよね。そんなにならんためにも成長を止めたらな新宮もえらいことになるよね」。桜だけではなく、鳥たちによって持ち込まれた種による樹木によって歴史的価値のある石垣が壊れるだけではなく、近隣の市民生活も脅かす事態を回避するにはどうすればいいんだろうか。 姉妹都市の広島県三原市の城跡は、時代との共存に振り切っていました。城跡の上に新幹線のホームがあり、僕たちが泊まったホテルの上まで城跡の上に造られ、新幹線のホームから突き出た石垣とお堀だけを残し、そのお堀に新幹線のトンネルから出た今なお湧き出る地下水を流し込み、広島だからそのお堀に鯉を放流し、お堀公園にしていました。史跡指定を受けている丹鶴城にそうなれとは言いませんし、そうできるわけではありません。しかし、時代には決定していく分岐点があると思っているのですが、今そのときのような気がします。この際、樹木と石垣の共存を考えるのでなく、石垣と樹木類の切離しを考えてみませんか。移植するんです。丹鶴城の木々を思案しているだけでは事は悪くなります。 写真2、3を出してください。 2番も木の根っこによって石が押し出されています。 3番もお願いします。3番は、根っこによって石垣がだんだんずれていくという、離れていっている状態です。 やはり、考えているばかりでは事は悪くなって、取り返しのつかないことになるんじゃないでしょうか。 そして、移植先を考えました。移植先は、新宮紀宝道路の橋のたもとにある王子製紙跡地の今は放置されたままになっている巨大な土地、その土地に青々とした緑の樹木と、春になれば桜の咲き誇る緑地公園にして、市民の憩いの場所にしましょう。そして、今年の秋開通予定の橋のたもとが、三重方面から迎え入れる車から見える風景が雑草の生い茂る荒地ではなく緑豊かな公園だったら、旅行客だったら通り過ぎてしまわずに、新宮市にも立ち寄ってみようかなと思うではありませんか。移植などうまくいくはずがないと一喝するのではなく、どうか試してみる価値ありと判断してみてください。 公園を造るための補助金は、国交省のホームページの公園と緑のページにある、地方公共団体が行う都市公園の整備については社会資本整備総合交付金等の基幹事業の一つである都市公園事業による支援を活用してはいかがでしょうか。その他の補助金を当局の優秀なスタッフに選定していただき、その補助金を複合的に活用していけば不可能ではないような気がします。 そして、せっかく新しい公園を造るんですから、今話題の誰もが分け隔てなく楽しむことができるインクルーシブ公園にするために、遊具の一部をインクルーシブ遊具にしてはどうでしょうか。そのためのインクルーシブ遊具設置資金に宝くじの助成金を活用してみたらどうでしょうか。宝くじの社会貢献広報事業として、宝くじの受託事業収入を財源として実施しているコミュニティー助成事業があります。既にその宝くじの助成金でインクルーシブ遊具を設置した自治体もあります。昨年3月、茨城県龍ケ崎市のふるさとふれあい公園に宝くじ助成金でインクルーシブ遊具を設置しています。茨城県龍ケ崎市のホームページで確認できますので、ぜひ御参照ください。 何度も言いますが、丹鶴城、急を要する事態のようです。思案をしているだけでは事は悪くなるばかりです。残さなくてはいけない場所と使い方の困っている場所、両方にウィン・ウィンのこの案、どうか御答弁よろしくお願い申し上げます。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  文化振興課、峪中より答弁をさせていただきます。 まず、文化財保護の立場から、石垣等の遺構に悪影響を及ぼしている樹木につきましては、影響の度合いや緊急性等を確認しながら伐採等を行っており、今後も継続して実施していきたいというふうに考えております。 また、議員御提案の移植についてでございますが、地面を大きく掘削する必要もあることから、遺構破壊のおそれもあるため慎重に考えていく必要がございます。また、古木の桜や巨大化したクスノキの移植が技術的に可能かどうかなども十分に研究していく必要があるというふうに考えております。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤から答弁させていただきます。 丹鶴城公園の樹木を移植した都市公園の新設については、財政面や他の事業の調整等の観点から、すぐの整備は難しいと考えております。議員御提案の公園整備については調査研究させていただきます。 都市公園の整備に対する社会資本整備総合交付金の活用については、規模や事業費等の採択要件があり、国や県と協議した上での活用となります。 インクルーシブ遊具ですが、インクルーシブ遊具とは、性別や年齢、能力などにかかわらず全員が利用できる遊具のことで、例えば背もたれのあるブランコや段差の緩やかな滑り台など、障害のあるお子さんもそうでいないお子さんも一緒になって遊べる遊具のことと承知しております。担当課といたしましては、誰もが利用しやすい遊具の設置を考えていくことは当然のことと考えており、議員の御提案を今後の公園施策の参考にさせていただきます。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。十分いろいろと検討、研究をお願いします、これからも。城の問題はこれからもずっとあると思いますので、どうぞよろしくお願いします。 それで、もう一点なんですけれども、丹鶴城の新しく造った門の虫食いの件なんですけれども、倒壊の危険があると市民からの御指導があったので文化振興課に伝えたところ、都市建設課にお伝えしてくれたみたいで、文化振興課から都市建設課は今年度修理する予定はないらしいとお聞きしたのですが、観光客、子供たちの集う通る場所なので、突風や軽度の地震で倒壊する危険性が全くないのかお尋ねしたいです。 また、少しでもその危険性があるならば、今ある虫食いの門は文化遺産でも何でもない下級武士様式のオブジェのようなものだと2月のフィールドワークで御指導いただいた先生にお聞きしました。そうであるならば、この機会に撤去ということも考えてみてはいかがでしょうか、どうか御答弁よろしくお願いします。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  丹鶴公園の二の丸の冠木門が腐食していることは担当課でも把握しております。来年度に応急的な修繕を行う予定としており、将来的には門の改築を検討したいと考えております。 議員おっしゃるように、文化財の観点から冠木門が不要であるという声は私も聞いたことがございます。将来的な門の改築計画を立てる際には、文化財担当課である文化振興課とも協議させていただきます。 ◆5番(月輪匡克君)  それで、すぐに倒壊の危険とかはないですか、来年度にということなんで。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  担当課で冠木門のチェックをさせていただきまして、すぐ倒壊するという危険性はないかなとは考えております。 ◆5番(月輪匡克君)  分かりました。ありがとうございます。 これで1番の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 それでは、2番、医療センター内のコンプライアンスについてお聞きします。 医療センター、この地区の中核病院として稼働しているため、スタッフは激務による激務だと重々承知しております。そしてまた、今度の働き方改革により人手不足と働き方の格差が生じるなど、現場と事務方がますます大変なとき、しかしこのような土地だからこそ医療スタッフと事務方が共通し合える思いだとかちょっとした約束事があったならば、もっとすばらしい医療体制になっていけるような気がして、医療センター内のコンプライアンス、堅苦しいがちがちの決まり事というより、こうしていったら、そのようにしていったら円滑に事が運び、気持ちよく業務が専念できる上、患者さんにも少しの不安感も与えない、お互いに寄り添い合っていける、そのようなお約束を決めていただきたいという願いでこの項をつくりました。そんなことは医療現場では当たり前だ、こんなつまらないことを問題にするべきではないとお叱りの言葉を受けるかもしれませんが、一方で不信感を持つ市民もいるのも事実です。 ある日、市役所からの帰り道、市内スーパーで買物をしてレジで並んでいたら、とある方が「あ、月輪さん、よかった。相談したいことがあるんでレジが終わったら待っててください」。何の相談だろうと待っていたら、「母が施設に入ってるんですけども、急に調子が悪くなってから病院連れて行ってくれと言われたんで、医療センターの横の救急外来に入ったんやけど、母はまあ大したことなかったんですけど、待合室みたいなところになっている廊下のところ、あるでしょう。そこで母を待ってたら、ほかの患者さんの家族さんやろね、お医者さんからその廊下のところで病状のことを聞きやるんやよ、内視鏡であかなんだら今度は胸やら腹やら開いてどうこうするって。聞きたくないんやけど大きな声やから聞こえてくるし、私のお母さん、こんな表で話されたらすごい嫌やと思って、何で隅の個室で呼んで話してくれんのかな。帰ってから何度か旦那にそのことを言いやったら、そんなの家で言うても仕方ないやないか、それやったら月輪さんに言いなあれと言われて、それでさっきちょうどレジのところにおったからお声かけさせてもろたんよ。忙しいのにごめんね」と。そのとき、事務長に直接相談しようかなと思ったんですけれども、この機会にお互いに許し合っていけるというそんな思いの約束事を決めていただいたほうが今後の医療センターの示唆になるような気がして、またその他の市民の方々から「月輪さん、それでよ」といろいろ言うてこられるんやけれども、そんなことをここで全部話していたらただのクレーマーですし、そしてそれに合わせてあれやこれやと決まり事を決めてたら、業務に支障を来すどころか停止してしまいます。現実的ではありません。 とても優秀で頭のよい医療スタッフさんたちやったら、たった一つだけでいいので、さっきお話ししたように、お互いに寄り添い合っていける医療、医療センターを一つだけコンプライアンスに掲げてあげてください。 きれいごとやと思われるかもしれませんが、言葉には言霊というものがあります。だから、きちんと言葉にすることによって必ずいい方向にいくと僕は信じています。忙しいという漢字は、りっしんべんは心という意味で、右はなくす、つまり忙しいという漢字は心がなくなるという意味があります。忘れるという漢字もよく似た意味です。先ほどお話しした先生も、つい忙し過ぎて、いつもは診察室の片隅でお話ししていたのでしょうが、そのことをふと忘れてしまい長椅子前の廊下で話してしまったんでしょうね、きっと。そんなお互いに寄り添い合っている医療、医療センターというコンプライアンスが頭の隅にあったなら、話している最中でも、ちょっとこちらに来てもらえますかと診察室のお話の続きを始めたんではないでしょうか。どうかこのお互いに寄り添い合っていける医療、医療センターという一つだけのコンプライアンス、どうかよろしくお願いいたします。 ◎医療センター庶務課長岡本真治君)  医療センター、岡本より答弁させていただきます。 御指摘の場面につきましては、救急外来横の待合スペースでのことであると推察いたします。 病状の聞き取りや資料説明は、通常の診察であれば診察室で、またHCU等であればカンファレンス室で行いますが、救急外来は一刻を争う救急患者さんの対応を行うことが多いため、緊急的に治療と並行しながら救急外来の中で行うことが多く、救急外来が混み合っている場合などは救急外来横の待合スペースで行うこともあります。 医療センターでは、当院開院当初より、全ての患者様の安全と権利を守り、良質な医療環境の下に安心して適切な医療が受けられる病院を目指すといった基本理念を掲げており、この基本理念は新採用等の職員に対しても教育指導を行うとともに、基本方針とともに病院ホームページにも掲載しておるところであります。 ただ、今回御指摘のありました件につきましては医師の配慮が不足していたと思われるため、院内で周知し、再度基本理念に立ち返り、相手の立場に立った医療の提供ができるよう職員の再認識を促そうと考えております。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。お医者さんだけではなくて看護スタッフも忙しいと思うんですけれども、そのような御配慮でお願いします。ありがとうございます。この項を終わらせていただきます。 3番、小田和正のルーツが北山村なので、北山村と新宮市が協力して丹鶴ホールでのコンサートを実現させよう。行かせていただきます。 この前の土曜日3月2日、「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」で有名なサンボマスターのツアーが熊野市民会館でありました。そして、大好評で終わりました。新宮からも見に行ったでとSNSで報告を見ました。さぞ優秀なインペグ屋か興行主がその後ろにいるのかなと思ったら、何と熊野市文化事業「サンボマスターワンマンツアー2024『ラブ&ピース!マスターピース!』」、主催、熊野市、熊野市教育委員会、熊野市文化支援委員会、何と単独ですよ。和歌山ではどこでやったのかなと調べたら、何と和歌山市の和歌山城ホール、ホールの格差を超えてのツアーが熊野市にやってくるんですよ。熊野市のやる気をまた見せつけられたような気がしました。 実は2015年、キーボーディストの斎藤有太が率いる奥田民生、PUFFY、シンプリー・レッドの屋敷豪太、多数の豪華ミュージシャンが集まり共演したんですよ。収容人数700人くらいしかない紀南地方の小さくてそんなにも新しくない小屋に。もちろんわくわくして僕も見に行きました。そしてそのとき、バンマスの斎藤有太が話したんですよ。「いやあ、こんなところやと知らなかったんですよ。これ、うちの会社、ソニー・ミュージックアーティスツ40周年記念のイベントで、どこでも呼ばれたら行くよって企画で、何とここの熊野市の役場の人が自ら会社に電話をかけてくれたんですよ。うちの会社の人も、はいはいと二つ返事で引き受けたらこの有様ですよ。来るのに1日、帰るのに1日、みんな3日間押さえられた言うてね、大爆笑ですわ。奥田民生は広島から車で駆けつけたんですが、いやあ遠かった、浜ばっかり広がってるやないか」。一本の電話をかける行動が奇跡を生んだんやな、行政は面白いことをするもんやな、あのときは思いました。 この間、3月2日のサンボマスターも、調べたら事務所がソニー・ミュージックアーティスツなので、あのときの電話の縁がつながっているんじゃないかなと思います。 よその行政のことはさておき、新宮市ですよ。新宮市には建てたばかりの丹鶴ホールがあります。最大限に活用しましょうよ。世界遺産登録20周年の今年、放っておいたら来るはずもないビッグネームを呼んで大いに盛り上がり、この地をアピールしましょう。 1970年にオフコースとしてデビューし、53年間にわたって第一線に活躍していった小田和正、そのハイトーンの美しい歌声と数々のヒットソング、若者にも浸透し、世代をつなぐ共感ソングを紡ぐ希有のシンガーです。そんな小田和正のルーツが北山村にありました。小田和正の出身は横浜の薬屋さんということで有名ですが、小田和正の母親のきのえさんは北山村の出身なんです。母親の奥本きのえさんは、大正9年11月5日に北山村で生まれ、小田和正がまだ幼い頃、母のふるさとに何度も遊びに行ったことがあると語っています。そのきのえさん、新宮市とも深いつながりがありました。きのえさんは小学校を出た後、看護師になりたくて新宮市の寺本医院、さらには松橋病院に勤め、その後、兄を頼って上京したと、そんなルーツを持つ小田和正も今年で76歳。吉田拓郎77歳は2020年音楽活動を終了し、井上陽水75歳は2021年、自分の事務所の社長を辞任したり、財津和夫76歳、チューリップとして最後の全国ツアーをスタートさせたりと、70代の大物ミュージシャンたちが活動の一区切りをつけるケースが目立つようになりました。そのようなことを考えても、彼の美しい歌声を生で聞ける時間もそんなにないのかもしれません。 2022年から2023年、足かけ2年、総観客数45万人を動員した全49公演ツアーも無事終わり、今年2024年のツアーの予定はないようで、今年の小田和正出演のイベントは、6月8日、9日、日比谷音楽祭2024、日比谷公会堂、7月13日、14日、スキマスイッチフェスティバル2024、愛知県国際展示場、この二つの出演を今の段階で確認することができました。2年間に及ぶ大きなツアーの後、少しゆっくり創作活動といった状態でしょうか。そんな折、今年は世界遺産登録20周年、特別なコンサートがあったらとてもすてきではありませんか。丹鶴ホール、収容人数は見てもらう人にゆったりしてもらうために立ち見席をなくし、通常レイアウトの801名、小田和正クラスでは小さな小屋になってしまうと思うので、バンドを連れてやってくるというよりはアンプラグド、アコースティックギターとピアノの弾き語りトーク、癒やしの地、蘇りの地である熊野での里帰りライブ。しかし、熊野市民会館の規模でもフルバンドでコンサートできるようなので、どういうコンサートになるかは事務所との交渉になるでしょうね。 まず、この機会に北山村と新宮市が協力し合い、この小田和正丹鶴ホールコンサートをぜひ成功させようではありませんか。市長の入院中ということもあり、即答はできないと思いますが、小田和正、白金台にある個人事務所、株式会社ファーイーストクラブの電話番号も事前に調べました。その番号をここで言うことは差し控えさせていただきますが、この事務所に連絡を取ることや、北山村さんとの協議にも僕自身が自らぜひ参加させていただきますので、何とぞよろしくお願いいたします。それでは、御答弁よろしくお願いします。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  文化振興課、峪中より答弁をさせていただきます。 議員からの御提言、誠にありがとうございます。 丹鶴ホールでの自主事業イベントにつきましては、来場者アンケートなどでホールで実施してほしいイベントなどについて様々なお声をお伺いしているところでございます。担当課といたしましては、年間を通して幅広い年齢層に楽しんでいただくことを念頭に、予算の範囲内においてイベントの内容を決定しているところでございます。 議員から御提言いただきましたこの意見につきましては、今後の参考にもさせていただきたいというふうに考えてございます。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。ぜひ参考にしてください。3番をそれでは終わらせていただきます。 4番、PayPay株式会社が、すでに全国多くの地方自治体と連携している「あなたのまちを応援プロジェクト」に新宮市も参画しようです。 あなたのまちを応援プロジェクト、PayPayが地方自治体と連携してPayPayの決済プラットフォームを活用したキャンペーンを実施し、日本全国の地域経済を盛り上げていく取組です。2020年3月16日から3月31日までの期間で静岡県伊東市で実施された「伊東市がおトク!最大5%戻ってくるキャンペーン」が初めてで、この伊東市のキャンペーンが成功したこともあってその他の自治体からも問合せが増え、全国の自治体で開催されるようになったといいます。その結果、PayPayだけで2022年の段階で、これまでに全国45都道府県、全308の自治体で延べ478のキャンペーンが実施され、ますます増えている状態です。 では、なぜこんな動きがあるのか。地方自治体はPayPayを活用することで、地域経済を盛り上げるために、地域振興券や商品券などの発行や換金、印刷などが不要になります。利用者は商品券の購入などで特定の場所に出かける必要がなくなるなど、自治体、利用者双方にとって多くのメリットがあります。また、このキャンペーンを機会にキャッシュレス決済が普及することにより、今、国が進めている新しい生活様式、キャッシュレス化の定着にもつながります。 PayPayの自治体キャンペーンの仕組みは、地方自治体がQRコード決済事業者と連携して実施するキャンペーンで、ポイント還元を受ける方法はシンプル。地方自治体のキャンペーン対象店舗で決済サービスを利用、後日、利用分のポイントが還元という仕組みです。決済サービス主体のキャンペーンと異なり、ポイント還元の原資は国からの交付金などの税金となります。 既に田辺市ではキャンペーンの第2弾が決定しています。昨年、2023年7月1日から31日が第1弾、この2024年4月1日から4月30日までが第2弾「田辺市キャッシュレスポイント最大20%戻ってくるキャンペーン!」が始まります。キャンペーン対象店舗は、和歌山県田辺市内のPayPay加盟店のうち田辺市とPayPayが対象店舗として指定する加盟店、対象店舗にはキャンペーンを告知するポスターが貼られる予定です。キャンペーン内容は、本キャンペーン開催期間中、対象店舗でPayPayで支払うと最大20%のPayPayポイントが付与されますということです。 この機会にぜひ新宮市も、東牟婁・南牟婁生活圏内、交流人口、旅行者など新宮市でお買物される全ての方々、また新宮市で御商売されている方、双方にメリットがあるこのキャンペーンに参加してみてはいかがですか。 ちなみに、今回はPayPayを例に例えてお話ししましたが、ほかにも楽天ペイ、auPAY、d払い等でキャンペーンが行われていることを付け加えておきます。 そして、田辺市はこのキャンペーンだけで終わることなく、キャッシュレス化のサービスとして、市税の支払いのために店頭へ出向くことなく、いつでもどこからでもスマートフォンから納付ができるキャッシュレス決済サービスで市税等の納付ができるようにしています。このサービスもぜひこの新宮市にも導入していただきたいので、御検討のほどよろしくお願い申し上げます。それでは、答弁よろしくお願いします。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  商工観光課、津越より答弁させていただきます。 議員の御提案ありがとうございます。 この自治体キャンペーンが開始されました2020年に、当課におきましてもコロナによる経済対策の一環として、PayPay株式会社や参加しております自治体にもヒアリングを行い、スキームや自治体が負担すべき還元ポイントの費用、また利用促進を図るための販促品の費用とか広告費用など話を伺いまして、参加するかどうかという検討をした経緯がございます。 このシステムにおきましては、キャッシュレス化とかの利点もございますが、スマートフォンを持っておられない方の取扱いや、先ほど議員がおっしゃっていただいたとおり、楽天ペイなど他社でも同様のキャンペーンを行っており、市民全体に公平にできない限定された施策であるということがちょっと懸念されましたので、ほかの支援策を含めて検討して、導入には至らなかったという経緯がございます。また今後の参考にさせていただきたいと考えております。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。ほかの自治体でも行われているので、新宮市に合った感じのキャッシュレス化を進めるキャンペーンをぜひ取り入れてください、今後。よろしくお願いします。 ◎税務課長補佐兼収納係長(奥照由樹君)  税務課、奥から答弁させていただきます。 議員指摘の市税のことなんですけれども、現在、新宮市では令和3年度からバーコードに加え、令和5年度からQRコードを使った税金の納付のキャッシュレス化を進めております。 バーコードにつきましては、PayPayほか3社が使用でき、住民税、固定資産税、軽自動車税、国保税においてキャッシュレス決済が可能です。 QRコードにつきましては、ほぼ全ての決済アプリが使用できますが、現在、固定資産税、軽自動車税の2税目のみとなっております。そのほか、住民税、国保税につきましては、令和7年度で使用できるよう準備を進めております。 なお、アプリを使用したときのポイントなんですが、市税のほうは付与されません。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。一般の方にそんなに広まっていないと。僕も知らなかったので、ぜひそういうできるということをもっとキャンペーンしていただいて、新宮市もできますよとしていただいたほうが、皆さん、銀行が閉まっているわ、郵便局が閉まっているわという時間帯にどないしようかなということが多いので、払えますよということを大々的にいろいろと告知をお願いいたします。ありがとうございます。以上で4番の項目を終わらせていただきます。 5番、今回の能登半島地震を教訓にした新宮市の地震対策の強化及び見直しについて考えるを行きたいと思います。 正月、能登半島地震直後、帰省中の免震、耐震の仕事に関わる市民の方から新宮市役所免震不適切事案の指摘を受けました。その後、僕がその方にちゃんとした資料の提供を求めるとPDFが届きました。それがこのPDFです。 写真をお願いいたします。もう一枚お願いします。 これなんですけれども、新宮市役所免震障害を招く対象障害物の撤去もしくは免震可動域外への移設を速やかに適切に行ってほしいとのことなんですけれども、免震機能がありますので、免震可動範囲内前後60センチ、こう揺れるらしいんですね、その方が言うには。それであって、天台烏薬かな、もう枯れているけれども、そのボックスがあるんで、それがあったら動けないと。それで被害が甚大になるよと。せっかく免震機能をつけた建物やのに、置いていたらあかんのじゃないという御指摘を受けました。それで、こんなぐらいで大丈夫違うという意見もあるらしいんですよね。実はスポーツカーとかスーパーカー、サスペンションがありますね。それに小さな小石を挟んだだけでも性能が相当落ちると。それと同じものやと思ってくださいと。相当性能がいいんで、免震機能というのはこういうものは置かないでくださいということです。 それで、もう一枚お願いします。 これ、市役所の下の1階のところにあるんですけれども、この建物は免震建物です。地震時に左右にゆっくり揺れ、地震に対して安全性の高い建物になっています。以下のことに注意して建物を使用してください。大地震では地面と建物が最大60センチずれることがあります。出入口の建物周囲では、建物の動きによりけがをしないように十分注意してください。建物の周辺には、この動きを妨げるようなものを置かないでください。新たに設置するものは建物の動きに追従できるようにしてくださいと書いてありますので、本来置くべきではないと下に書いてあるので、ぜひ当局は、免震機能低下による莫大な損害が出るこの事案について早急に対応していただくようにお願いいたします。 なお、それで、この資料だけでは足りない場合は、新宮市役所庁舎設計監理を行った佐藤総合計画関西事務所からの資料を取り寄せると言ってくれているので、ぜひどうでしょうか、答弁よろしくお願いします。 ◎総務課長(赤木博伯君)  総務課、赤木より答弁させていただきます。 当該物につきましては、当時、建物への連絡通路からの転落防止のための設置となりまして、安全管理上のものでありますが、建物の免震機能を最大限発揮できるよう、転落防止措置について他の手法に切り替えることも視野に検討いたします。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。早急にしていただくことがとてもありがたいと思います。 今回送ってくれた方も、たまたま正月、能登半島地震を見てから市役所の前を通ったらこんなになっているんで、こらあかんどと言ってこっちに電話をくれたんで、ぜひ早急な対応をお願いいたします。 それで、次なんですけれども、避難所の鍵問題です。これも能登半島地震直後から市民からの御指摘がありました。避難所となる所定の建物、会館、体育館、集会所等の鍵はそこの代表が持っていることになっているが、この状態は震災時24時間対応は無理。震災は深夜、明け方、いついかなるときに起こるか分からないと。こんなとき、どうしたら速やかに避難所に入ることができるのか考えてほしい、教えてほしいということなんですけれども、答弁よろしくお願いします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 津波の指定緊急避難場所に指定されている小中学校の校舎や隣保館等の公共施設につきましては、震度5弱以上の揺れを感知すると自動的に解除される震度感知式鍵ボックスが入り口に設置されております。地震発生時はボックス内の鍵を使用して中に入ることが可能となっております。鍵ボックスが設置されていない施設や不具合等により鍵ボックスが開かなかった場合には、地震発生時等の緊急時であることから扉や窓ガラスを破壊して中に入っていただくよう、出前講座などの機会を通じて周知を行っております。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。鍵ボックスの存在がそんなに知られていないと思うんで、町内会等及びそういう窓口を通して皆さんに分かっていただくようにお願いしたいんですけれども、そんな鍵ボックスがないところは壊してもええんやでということも町内会を通して皆さんに言っていただいたほうがよろしいかと思います。それでは、よろしくお願いします。 次ですけれども、避難所にどうにか避難することができても、震災の揺れにより窓ガラスが割れ、その周囲に飛散し、その避難所の使用を制限したと今回の能登半島地震で伝えられていますが、早急にコストを最低限に抑えた全避難所への窓ガラス飛散対策をお願いしたいんですけれども、どうでしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  避難所の安全対策につきましては各施設の所管課が行うことになりますので、各部局と連携しながら対策を進めてまいります。 ◆5番(月輪匡克君)  これは対策をしていただけるというお答えでよろしいですか。 窓ガラスを全て換える、二重ガラスなんかにするには大変なんで、フィルムでも貼っていただいたら早急に対応できると思いますので、よろしくお願いします。 もう一つお願いします。 震災時、想定外の液状化は復興の妨げになる要因の一つですが、市内の液状化する地区は当局は把握していますか。できていないのであれば直ちに調査に乗り出してほしいです。ただし、その調査の結果は慎重にお扱いください。それでは、答弁よろしくお願いします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  市内の液状化につきましては、和歌山県が平成26年3月に発表した和歌山県地震被害想定調査の液状化危険度予測図などの資料により把握しておりますが、新宮市ではどこで液状化が発生してもおかしくない土地と考えております。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。結構液状化しやすいということで、液状化しやすい状態ってどういう状態なんでしょう、土地の。もし教えていただけたらうれしいんですけど。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  液状化しやすいところというのは、大まかに言うと地盤が砂地であるとか地下水が多くあるところが多いと考えられます。新宮市の市内も地下水が豊富なところでございますので、どこで起こってもおかしくないと思っております。 ◆5番(月輪匡克君)  分かりました。あのような状態になるということを市民も知っておく必要があるということですね。ありがとうございます。 では次に、震災時、旧市内、三佐木地区は分断されることはないと思うんですが、168号沿い、高田、熊野川地区の孤立化にどう対処するのか。今後来るであろう南海トラフ大地震とはまた違いますが、13年前の大水害のときの道路封鎖の教訓は今後生かされるんでしょうか。よろしくお願いします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  災害時における孤立対策としましては、紀伊半島大水害で高田地区、熊野川地区が孤立したことを受けまして、平成24年に熊野川行政局及び高田支所に衛星回線を使用する衛星携帯電話を配備しております。また、熊野川町内の避難所となる各集会所では可搬型無線機を配備しており、行政局との通信が可能です。これらの通信機器を使用しまして、毎年、和歌山県と合同で孤立集落通信訓練を実施して、災害時における孤立集落からの情報収集に努めております。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。毎年和歌山県との合同の訓練をしていることなんですけれども、機器のメンテナンスとかは十分行き届いているということですよね、毎年しているということで。はい、ありがとうございます。ぜひこれからもよろしくお願いします。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤から答弁させていただきます。 道路整備の状況について説明させていただきます。 国道168号については、高田から熊野川町までの区間において、相賀高田工区、相須工区として和歌山県が既存道路の改良やトンネル工事を進めております。また、道路冠水対策として県道高田相賀線の道路のかさ上げ及びトンネル工事を進めております。地域の道路整備は着実に進んでいると考えておりますが、今後も引き続き、道路整備促進に向けて国や県に対して要望するとともに、本市においても国や県と連携を取りながら必要な道路整備に努めてまいります。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。 道路に関しては、マグニチュード最大級のが来ると言うているじゃないですか。168号は崩れる可能性ってやっぱりありますか。ありますよね。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  新しくトンネルを整備するところはそういった耐震基準を満たした整備になると思います。ただ、168号も全ての区間で対策ができているわけではありませんので、そういったところは影響があるかなと思います。 ◆5番(月輪匡克君)  分かりました。ありがとうございます。 では、次に行かせていただきます。 そんなに遠くない未来にこれから必ず来ると言われる想定外の大震災に向けて、限られた財政の中で費用対効果最大の防災対策を新宮市は今後どう展開していきますか。また、今時点で防災対策で災害が来たとき、想定内の被害想定の何%ぐらいを守ることができるか、教えてください。よろしくお願いします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 平成26年3月に和歌山県が発表した和歌山県地震被害想定調査では、南海トラフ巨大地震発生時の新宮市における人的被害は、死者1,100人、重軽傷者160人、軽傷者770人と想定されております。この事業により被害者数が何%減少するといった試算はできませんが、被害者を少しでも減らすべく、木造住宅の耐震化事業やブロック塀等の改修事業、家具転倒防止金具取付事業等の地震対策を今以上に進めてまいりたいと思っております。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。重軽傷者160人ということですけれども、医療センターで対応することはできますか、急に震災した場合に。中核病院が一つしかないということなので。 ◎医療センター事務長(福嶋律文君)  医療センター、福嶋より答弁させていただきます。 医療センターでも毎年、大地震等に備えた災害時傷病者の受入れに関しては訓練を行っているところでございます。トリアージを含めて最大限受入れできるように訓練してございます。 ◆5番(月輪匡克君)  じゃ、一応想定内だったら大丈夫ということですね、この算出されている数字では。 ◎医療センター事務長(福嶋律文君)  想定人数を受け入れられるかというのはその時々の状況によろうかと思いますけれども、トリアージを行いながら、例えばヘリで搬送するとか、近隣の病院とも連携しながらの対応になろうかと思います。 ◆5番(月輪匡克君)  ありがとうございます。引き続き頑張ってください。よろしく願いします。 ありがとうございました。震災関連をこれで終わらせていただきます。 じゃ6番、昨年から数々訴えてきた一般質問の進捗状況を、次回6月の定例会でお聞きしますという告知です。これは答弁は要らないので、まず聞いてください。すみません。 まずは、千葉県四街道市の宮城市議がSNSで発信している言葉なんですけれども、僕の考えに非常に近いので御紹介します。 「四街道市は音楽文化を使った地域の活性化が、ほぼ何もできていません。自治体が音楽を推進していくことは、地方創生や地方活性化において、とても重要な要素だと考えます」。僕は、そこに文学と映像をプラスして、新宮市には音楽文化と文学文化と映像文化を使い、それを融合させ五感に訴えていく地域活性化がほぼ何もできていません。新宮市という自治体が音楽を、文学を、映像を推進していくことは、地方創生の地方活性化においてとても重要な要素だと考えています。だから僕は、いつも常に一般質問において、これからのあしたへの文化という産業やその種を創造していける何かを当局に問いかけているのです。 さて、前回12月の一般質問において、中上健次文学賞の項で紹介させていただいた株式会社幻冬舎CEO見城徹氏のことを調べていただけましたか。見城氏は、年齢73歳にして、株式会社幻冬舎だけではなくエイベックス株式会社取締役、株式会社テレビ朝日の放送番組審議会の委員長、生前、坂本龍一が所属していた事務所、株式会社キャブ代表取締役もこなし、ユーチューブにも出演し、数々のSNSにも文書を発信し続ける、生きるスーパーメディアです。中上健次賞に関して、あのとき当局の答弁なんですが、新宮市におきましては、中上健次氏だけではなく、佐藤春夫、東くめなどの多くの偉人を輩出してございます。いろんな制度設計もございますので、すぐに創設ということは難しいかもしれません。慎重な議論が必要であるというふうに考えてございますと、ていよく断られた感が強いのですが、あのときの市長の言葉で、また研究させていただきますと言っていたのですが、大いに研究してください。大いにですよ。中上健次文学賞で見城徹氏とタッグを組めば、エイベックス株式会社取締役や音楽事務所、株式会社キャブ代表取締役社長をこなしている彼との縁が結べたならば、東くめ児童文学作詞賞なんかもつくれるかもしれませんし、生前の佐藤春夫氏の多岐にわたる才能による活動をしのんで、佐藤春夫賞は小説、詩、俳句、エッセイなどジャンルを越えた賞なんかも創設できるかもしれません。 何かに固執して何も動けないなら、まず動けるであろう突破口を広げて、今の閉塞感を打破しましょう。そうでなければ何も変わらないどころか、この激動の時代、もっともっと悪い方向に向かってしまうのではないかと危惧しております。 昨年、市議会議員をさせていただいてから、6月から質問してきた新宮港埠頭株式会社を足がかりにしたフレキシブルな事業拡大、また脱炭素社会に向けてのインフラ整備、J-クレジットによる森林の炭酸ガス保有量による換金システムの構築など、これらの行政による数々の先進的取組なんですが、これら国が推し進めている次世代のインフラとプラットフォームの導入が、これからを担う若者たちのスタートアップ企業を起業するための重要な足がかりになるとも考えています。 ここ数年の地元高校生のミュータントのような自発的地域への関わりを見てください。商工会議所のコラボ企画から参加し、活発に意見交換によって最近の名取老女、和傘の灯りなどを成功に導きました。それらの高校生の動きを見て、その後、その後輩たちも確実に育っていっています。知り合いの中学生の娘さんも、これらの先輩の働きに憧れ生徒会に立候補し、生徒会の仲間入りを果たし、毎日笑顔で頑張っています。その子たちが進学し帰ってきて起業するための土壌づくりが、我々大人である行政の重大な役割ではないでしょうか。 また、夢物語みたいなことを話していると感じるかもしれませんが、新宮市になじみの深い近大、その東大阪キャンパスでは、24時間体制で学生が統治して起業できるインキュベーション施設KINCUBA Basecampが注目され、実際稼働し、学生が起業しています。時代は招致や誘致ではなく、若者たちが地元に帰ってきて起業する時代が必ずやってきます。今そんな時代なんだと思える報告が先月、大阪の情報通信会社から報告され話題になっています。 すみません、表をお願いします。 地元に戻ることについて、あなたの価値観に最も近いものを回答してくださいというものなんですけれども、大学進学時に地元を離れた就活生4割以上が地元に帰りたいと回答。2025年卒業対象なんですけれども、2024年に調査を行いました。それがその結果です。やはり35%は帰りたくないんですけれども、ほかの方は、「いずれ地元に帰りたい」32.8%、「すぐにでも帰りたい」7.4%と、40%近く帰ってきたいという答えがあります。時代はさま変わりしてしまったようです。昔は都会に憧れ、絶対地元なんかに帰るかという方が多かったんですけれども、今は時代が変わってしまっている。若者たちも心も変わってしまったようです。 あと7、8年で労働者人口が我が国では1,000万人いなくなると言われています。2040年には、1,500ある地方自治体の半数が消失するとも言われていましたが、昨年末では、半分ではなく1,000近くの自治体がなくなるとまで発表されていました。でも、これらの動向をピンチと捉えるかチャンスと捉えるか、全国の町の生存をかけたこのレースは、行政の向かうべき方向性一つで決まってしまうような気がします。新宮には何もないと嘆くのではなく、新宮には何もないから何でもできると最大限にポジティブに前向きに物事を捉え、ダイナミックな計画を幾つも立てていかなければ、日本がいまだかつて経験したことのない少子高齢化の次に来ると言われている時代の潮流にのまれてしまい、消えてしまうかもしれません。 隣町とその隣町では、地方創生、日本再生をうたう最高学府の創設を近い未来に計画している動きもあります。自分がいつも地方創生や地方活性化をうたう一般質問の項目は、75%近く依存財源に頼るこの地方で自主財源では到底無理に決まっているので、補助金があるものとか、もしくはほとんど費用のかからないもの、これから稼ぐことができるかもしれないものを中心に、議員にさせていただいて初めて質問させていただいた昨年6月の定例会からずっとこのスタンスで来させていただいております。 熊野の都が元気じゃなければ、東牟婁の他の町の人に会って言われるんですよ、「新宮市さん、唯一市なんですからもっと引っ張ってくださいよ」。また、北山村の人にも言われました。「月輪さん、じゃばらいず北山、一般質問で話してましたね」。「ごめんなさい。北山村さんに何かあってそういうこと言ったんじゃないんですよ。北山村さんが羨ましかったんです。500人にも満たない村で従業員が50人以上で8億円以上の売上げを誇る商社を村がつくったんですよ。うちにはナマズの法人があるからそれをどうにかしたい、違う展開でもうける仕組みを」と話したら「分かりますよ、歯がゆいんでしょう」と言ってくれました。 次回、6月の定例会の一般質問は、初めての一般質問からちょうど1年、これまで調査研究、研究と言っていただいた項目の進捗状況をお聞きしますので、引き続きよく調査研究、研究をしていただき、納得のいく答弁を期待しております。 それでは、何とぞ次回の答弁よろしくお願いいたします。 以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○副議長(大石元則君)  9番、百村議員、議事進行。 ◆9番(百村匡洋君)  すぐ終わります。 先ほど、月輪議員の一般質問の中で免震について質問があったんですけれども、ちょっとその答弁について、検討されるという答弁があったんですけれども、すぐ検証しなくても大丈夫なものなのか、免震について影響ないのか確認をしていただきたいなと。 ○副議長(大石元則君)  では、当局。 ◎総務課長(赤木博伯君)  総務課の赤木よりお答えさせていただきます。 当時、あの部分をどうするかというときに、なかなか固定の柵ができないということで、何かできるかとかいう中で、あとは景観も配慮しながらああいった構造物になりました。恐らくなんですけれども、揺れたときにはあの花壇というのは木とか土でできていますので、揺れて壊れて、揺れること自体は恐らく可能というふうなことで設置したものと考えられます。 ただ、やはり何もないほうがより最大限可動域を生かせるというふうな御指摘でもあったかと思いますので、その部分については、より免震機能を発揮できるようなということで花壇を移設なり撤去する、そういったことも視野に可及的速やかに検討して、必要があれば撤去や移設、そういったことを考えていきたいと思っております。 ○副議長(大石元則君)  以上の答弁でよろしいですか。 ◆9番(百村匡洋君)  いえ、今のだと……。すぐ検証して、先ほど恐らく恐らくとあったんで、何かあって免震であればちょっと危機管理能力が大丈夫かなという不信感がありますが。 検証いただいて専門家から問題ないということであれば今後どうしていくか検討していただいても結構なんですが、今のお話だと、専門家、有識者の意見を聞かないまま検討で先ほど答弁が終わっていたので、気になったところです。 ○副議長(大石元則君)  当局は検証していくということでよろしいんでしょうか、専門家の。 じゃあ、答弁お願いします。 ◎総務課長(赤木博伯君)  検証が終わるまでの期間は、まずは移設しまして、その間、仮の落下防止柵をしまして、その間、検証なり検討しまして、その後、やはりないほうが望ましいということがあれば引き続き撤去、移設というふうなことで対策を講じていきたいと思います。 ○副議長(大石元則君)  百村議員、今の答弁でいかがですか。 ◆9番(百村匡洋君)  はい、分かりました。 ○副議長(大石元則君)  じゃ、ほかにないですね。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(大石元則君)  以上で一般質問を終了いたします。 会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後2時05分--------------------------------------- △再開 午後2時15分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程2 議案第29号 令和5年度新宮市一般会計補正予算(第9号) ○議長(三栗章史君)  日程2、議案第29号、令和5年度新宮市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 分割付託となった総務建設、教育民生各委員会委員長の報告を求めます。 なお、各委員会委員長の報告の都度、質疑を行いますので、御了承願います。 まず、総務建設委員会委員長の報告を求めます。 6番、福田議員。 ◆6番(福田讓君) (登壇) 委員長報告を行います。 今期定例会において、総務建設委員会に分割付託となりました議案第29号、令和5年度新宮市一般会計補正予算(第9号)の本委員会に付託された部分につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。 審査に当たって出されました主な質疑について申し述べます。 歳出2款総務費では、委員中より防災費一般経費の減額理由について詳細説明を求めたところ、当局より「ウェブ版ハザードマップへため池の情報の追加などを予定していましたが、今年度末に和歌山県から三佐木地区の河川の浸水想定が出されることから、その情報を追加した改訂業務を新年度で行うことによります」との説明がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、議案第29号中、本委員会への付託部分については、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(三栗章史君)  委員長の報告について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  質疑を終わります。 次いで、教育民生委員会委員長の報告を求めます。 14番、榎本鉄也議員。 ◆14番(榎本鉄也君) (登壇) 委員長報告を行います。 今期定例会において、教育民生委員会に分割付託となりました議案第29号、令和5年度新宮市一般会計補正予算(第9号)の本委員会に付託されました部分につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。 審査に当たって出されました主な質疑について申し述べます。 3款民生費、子ども医療費及びひとり親家庭医療費について、委員中より増額理由の詳細説明を求めたところ、当局より「RSウイルスやインフルエンザの流行のほか、新型コロナウイルス感染症が5類に引下げとなったことが主な要因です」との説明がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、議案第29号中、本委員会への付託部分については、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(三栗章史君)  委員長の報告について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  質疑を終わります。 以上で各委員長に対する質疑を終わります。 各委員長の報告は、いずれも原案を可決すべきものとの報告であります。 以上をもって、議案第29号について討論を行い、採決いたします。 本案について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 各委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第29号は各委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。--------------------------------------- △日程3 議案第30号 令和5年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) △日程4 議案第31号 令和5年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第3号) △日程5 議案第32号 令和5年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号) ○議長(三栗章史君)  日程3、議案第30号、令和5年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)から日程5、議案第32号、令和5年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号)までの3件を一括議題といたします。 付託となった教育民生委員会委員長の報告を求めます。 なお、委員長報告に対する取扱いについては、委員長より順次報告を受けた後、一括して質疑を行います。質疑の終了後、報告の順位に従い討論の上、その都度順次採決いたします。あらかじめ御了承願います。 それでは、14番、榎本鉄也議員。 ◆14番(榎本鉄也君) (登壇) 委員長報告を行います。 今期定例会において、教育民生委員会に付託となりました議案第30号、令和5年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)から議案第32号、令和5年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号)までの3件につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。 審査に当たって出されました主な質疑について申し述べます。 議案第32号、令和5年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号)において、入院・外来に係る延べ患者数の減について詳細説明を求めたところ、当局より「当初の想定以上に新型コロナウイルス感染症の流行が長引き、6階の地域包括ケア病棟が使用できなかったことが主な要因です」との説明がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、付託されましたこれら3件の議案については、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(三栗章史君)  ただいまの報告について一括して質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  質疑を終わります。 これより各号分離の上、討論を行い、採決いたします。 まず、議案第30号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第30号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第31号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第31号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第32号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第32号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。--------------------------------------- △休会について ○議長(三栗章史君)  以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、明日3月8日から20日までの13日間休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、明日3月8日から20日までの13日間休会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(三栗章史君)  以上により、次回の本会議は3月21日木曜10時から会議を開きます。 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これにて散会いたします。 △散会 午後2時25分...