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03月05日-04号

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  1. 新宮市議会 2024-03-05
    03月05日-04号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 6年  3月 定例会          令和6年3月新宮市議会定例会会議録             第4日(令和6年3月5日)---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員15名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  湊川大介君                             4番  大石元則君                             5番  月輪匡克君                             6番  福田 讓君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  百村匡洋君                            10番  吉良康利君                            11番  竹内弥生君                            12番  中山忠吏君                            13番  榎本友子君                            14番  榎本鉄也君                            15番  三栗章史君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程  令和6年3月5日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(4)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長職務代理者副市長       向井雅男君               企画政策部               部長               福本良英君               参事(港湾担当)         小渕 学君               企画調整課長           勢古口千賀子君               商工観光課長           津越紀宏君               総務部               部長               南  守君               次長兼財政課長          小林広樹君               参事(防災及び危機管理担当)兼防災対策課長                                竹田和之君               総務課長補佐           上野 藍君               選挙管理委員会事務局長監査事務局長                                木田和彦君               市民生活部               部長               西山和視君               市民窓口課長           栗林圭一君               生活環境課長           廣井和樹君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        中上清之君               次長兼地域保健課長        辻本美恵君               参事(地域医療・新型コロナワクチン担当)                                小内洋二君               子育て推進課長          梶田卓哉君               建設農林部               都市建設課長           工藤英二君               農林水産課長農業委員会事務局長 生駒貴男君               熊野川行政局               局長兼住民生活課長        下路 拓君               医療センター               事務長              福嶋律文君               庶務課長             岡本真治君               水道事業所               所長               望月敬之君               工務課長             城 弘樹君               消防本部               消防長              垣内一男君               消防署長             堀切 学君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸君               次長兼教育政策課長        馬込克彦君               教育政策課企画員         富田英之君               生涯学習課長           野本 渉君               文化振興課長           峪中直樹君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長               岡崎友哉               庶務係長             中尾 愛               議事調査係長           大居佑介             第4日(令和6年3月5日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(三栗章史君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は14名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  まだ議事に入っていませんので、もう少し後で受けさせてもらいますのでちょっとお待ちください。 本日の議事日程は別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 なお、本日、濱田議員より疾病のため遅刻の届出がありましたので報告いたします。また、当局より、木村建設農林部長、疾病のため欠席の届出がありますので報告いたします。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(三栗章史君)  日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い、順次発言を許可いたします。 当局の答弁は、備付けのマイクを通して明快に答弁願います。 なお、今期定例会の一般質問は、議会運営の都合上、会議規則第54条の2の規定に基づき、あらかじめ発言時間の制限を、答弁を含め1人90分といたします。 議事進行、11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君)  一般質問で公職選挙法違反のことで質問させていただくのですが、12月議会で大石議員に、私の娘の指定管理者の議案で、政治倫理条例に抵触していないのに、親が議員だから政治倫理に違反しているのではないかと含みを持たされる批判をされ、反対されました。娘は純粋に応募して、公正な審査の下、指定管理者として当局が任命者として案を出したものです。私は、5年前に法人会社から辞任いたしております。そして、市議会議員としての仕事を全うしております。12月議会において、民間人である娘は人権侵害を受けました。 大石議員は、人権擁護委員選出のときに私が反対したので、その報復のために反対したのではないかと私は思います。人権擁護委員とは議員の仕事ではなく、公務員として、新宮市の代表として、法務局に名を連ねる委員です。その人権擁護委員である大石議員が、地元のこども園にイチゴ狩りを開催し、お土産にイチゴを園児に持たせている事実について、市民の方からこれは違反ではないのかというお声をいただいております。令和5年、昨年ですね、5月26日熊野新聞、5月27日に紀南新聞、その模様が掲載されています。 そこで、議長、その件を一般質問したいと思っていますが、大石議員に対して侮辱発言にならないのか、また名誉毀損にならないのか、私の政治倫理に関わってきますので、選挙管理委員会に、このイチゴ狩りの行為が政治倫理では違反なのか違反でないのか確認していただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(三栗章史君)  分かりました。 まず、名誉毀損については、市議会で判断することはできませんので、刑事事件または民事事件としていずれも司法判断といたします。 また、侮辱発言については、指摘された議員本人が侮辱と判断し、地方自治法第133条に基づく処分要求を提出することで、懲罰特別委員会を経て本会議での議決による判断となります。 それと、選挙管理委員会に聞くことに対しまして、今から聞かせていただきますので、暫時休憩を取らせていただきます。 暫時休憩します。 △休憩 午前10時04分--------------------------------------- △再開 午前10時07分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの11番、竹内議員の質問に対して、選挙管理委員会より答弁させます。 木田選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長監査事務局長(木田和彦君)  選挙管理委員会、木田より答弁させていただきます。 先ほど言われましたイチゴ狩りの提供につきましては、当時、新聞社からも問合せがございました。その際にも、寄附の禁止に抵触するおそれがあると回答させていただいております。選挙管理委員会では、罪になるとかならないとかという最終的な判断はできませんので、最終的な判断は司法の場になろうかと思います。 以上です。 ○議長(三栗章史君)  11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君)  分かりました。では、一般質問させていただきます。 ありがとうございました。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  1番、大西議員、議事進行。 ◆1番(大西強君)  昨年の12月議会のこの高田の指定管理の案件で、今、竹内議員が大石議員の人権擁護委員の選任について反対した報復と違うかという疑いを言うたんでね、議長、この大石議員は人権擁護委員や、議会選出の。市長が指名するんや。市長が指名するけれども、市長は、議会の了承を得なんだら指名できんのや。だから、大石議員の人権擁護委員の選出は、議会が選出したということや。違うか。だから、新宮市の代表として人権擁護委員になっとるやろ。公平やなきゃあかんのと違うか。そうでしょう。 そこで、報復と違うかと竹内議員は疑問を持ったんや。そこでや、いいですか、この大石議員は、元則は副議長でもあるんやで。公平性が確保されたということに非常に疑問や。いいですか。この高田の問題についても、これに反対したのは大石議員1人やで。全議員が賛成しとるんや。1人反対しとるんや。異常と違うか。こう言うとる。「私は議会の一員であります。公平性を重んじたいと考えております」。公平性を重んじて指定管理の当局提案に反対しとるんや。そしたら、賛成した議員は公平性を重んじていないんか。 人権擁護委員のこと言いやるんやで。いいですか。議員同士の争いやと言うけど、いつも大西やと言われるんや。我々は、議会は、この新宮市の区域内の公共的団体に対する総合調整権があるんや。人権擁護委員会に対する調査権がある。調査の一環として、今、議長に議事進行をかけているんや。確認してほしいから。公平性を重んじていながら、こう言うてんのやで。「建物の老朽化にもかかわらず長年おもてなしの心でもって経営を続けてこられたA団体に対し」、A団体は今まで続けているんやから前の経営者や。「心からの敬意と感謝の気持ちを申し述べて、私の反対討論といたします」。今度落札したこの指定管理を受けた人を差別していないか。どういうことや、これ。そこで、竹内議員は差別されたと思てるで。いいですか、議長。 私は、ここで、同僚議員から痴漢やロシアのプーチンやと罵られた。それを名誉毀損やと懲罰特別委員会に訴えた。訴えたら、そしたら懲罰特別委員会は、侮辱発言やと言うたんや。私は、ここに並んでいる幹部の皆さんに、これ侮辱発言と違うかと言ったら、皆、侮辱発言やと。ほいで、議会はや、懲罰特別委員会もここの議会も、半々や。侮辱発言やというのも、いや、侮辱発言に当たらんというて、その行為者を擁護する意見は半々やったろう。公平を重んじるんやろう。公平を重んじるんやったら、どちらが正しいとか判断しかねますと、半々や、意見。そしたら、私は棄権しますというのが、少なくとも公平を重んじるんやったら、行為者と被害者の大西の公平を保たんかい。違うか。 それを、大西の名誉を毀損、要するに人権を侵害したほうを擁護している。人権を侵害されたら、大西を擁護せんなんのやで、人権擁護委員いうのは。人権擁護委員というのは太陽の下で行われるかもしれないあらゆる侵害された人権を擁護する委員やで。人権を侵害された大西を、したほうを擁護しとるんやで。違いますか。そやから、大西も犠牲者や。大西もやられたことあるから。今、竹内議員は、その人権擁護委員に反対した報復やと思うと、大西も思ってるんや。違うか、公平か、これ。この公平委員会、大石元則は公平か。 それで、議長、大石に確認してくれ。いいですか。これ、この大石議員はこう言うてるんやで。今までやっていたこの事業者は借金を抱えとるんや。借金を抱えとるから、当局は管理料4,300万円提示したんやね。当局が4,300万円を提示した。したら、選定されたこの業者は下げたんや。当局提案の4,300万円から、より低い価格で入札した。そうしたら、大石は、この業者は借金を抱えとると。借金を抱えとるから、これ借金を払わんならんので、当局提案をのめなんだ。そやさか、低い、当局提案4,300万円より低い金額を入れられなんだから落選したんや、不公平と違うかと言うとる。私も会社を経営しとるんや。今、空前の株高で景気がええいうて騒いどるやろう。借金を抱えた企業に投資するか。どうなっているのか、プライバシー。事業家が、あんたも事業したことあるやろう。商売人が運転資金きゅうきゅうとしている事業家が信用されるか。借金を抱えたあるということは、事業家にとって一番不名誉や。 それで、総務建設委員会にこれかかったんや。それで大西は、傍聴をば許可せんといてくれと提案したんや。そしたら、委員会は傍聴許可するほうが多いかって、傍聴が入ったんや、市民が。そやから、大西はプライバシーに関わるから十分な審査ができなんだ。そうでしょう。対象は民間やもん。だから、プライバシーのことを審査できんから、傍聴を許可せんといてくれて申し入れたけど、意見は通らなかって傍聴が入ったから、私は個人的なことを踏み込めなんだんや。それがや、このテレビが入ったあるところで、この前の業者は借金を抱えたあるから当局提案の4,300万円の委託料をのめなんだ、下げられなんだ、相手側は下げたと、不公平やいうて。企業家が借金を抱えてる。うちの会社、借金で、大西の会社よ、俺とこの財務は税務課知ったあるわな、どんだけ借金あるか。大西の会社、借金で首回らんのやいうて、こんなこと言われたらどうなるんな。 だから、この大石はプライバシーの侵害違うか、これ。それでや、確認してくれよ、大石に。この業者は、うちも借金を抱えとるんやと、これ指定管理切られたら借金払てけれんさか、当局の4,300万円の提示金額、うちはとてもじゃないけれどもよう出さんと言うてくれいうて、大石に、この業者はこの内情を、プライバシーを言うことを許可したんかな。許可して言うたんかな。言うてなかったら大変なこと。 これ、要するに人権擁護委員の議会から選出した大石議員の公平性の概念はどこにあるんか聞きたい。「私は議会の一員であります。公平性を重んじたいと考えております」というて、公平性を重んじて、俺をば痴漢やロシアのプーチンやと言うたんか。ええかげんにせんかい。 それ確認してくれ、この業者に了解を得て言うたんか。 ○議長(三栗章史君)  業者のほうに確認を取ればいいわけですね。 ◆1番(大西強君)  違うよ。 ○議長(三栗章史君)  大石議員、ただいまの大西議員の質問に対してお答えをお願いいたします。
    ◆4番(大石元則君)  何事も、私的には会議録を精査していただければ、ただいまお二人の指摘に当たるようなことは、身に覚えがございません。 以上です。 ○議長(三栗章史君)  会議録のほうを見ますので、暫時休憩させていただきます。 △休憩 午前10時25分--------------------------------------- △再開 午前10時36分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 大西議員の議事進行に対してお答えさせていただきます。 本人から確認を取りましたところ、業者からの確認は取っていないということでございます。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  1番、大西議員、議事進行。 ◆1番(大西強君)  今の議事進行に関連したこともあるんやけどね、議長に議事進行。 あなたの議会運営に対する疑義があるんで、今から議事進行をかけるけどね。 議長のう、ここは民主議会やの。民主主義議会において、多数決の原理を、そのコンセプトはどういうことですか。みんな、市民の意見を一つにまとめるために、我々は調査し、協議し、審議するんやね。まとめるため、それが議会や。しかし、どうしても賛否両論、分かれて意見が集約できんときに、多数決の原理を使用するわけやね。ということは、多数決を使うコンセプトは民主主義やというのは、採決したときに賛成多数意見に少数反対意見が協力するということやろう。そうでしょう。反対多数に賛成少数が協力するということなんですよ。これが民主主義や。 そこでや、あんたはここの議会で、選挙で民主的な公職選挙法にのっとって選ばれてそこへ座っている。そうでしょう。あんたを議長に推挙した議員が多かった。だから、私はあんたの議長に支持せなんだで。支持せなんだけれども、あんたが選ばれた以上、あんたの議会運営に協力するのは当然でしょう、民主主義やもん。選ばれたあんたも議長になった以上は、支持しようが支持しまいが全議員に対して公平な議事運営をせなあかんの違うか。そうやろう。それが民主主義や。 そこでや、こうして議員同士の争いでや、今起こったんや。議員同士の争いで大事な市民意見が停滞していると、ずっと大西は批判されてきとるんや、これ、新聞で。そうかって、ずっとやないですか。そやから、今これをやり出すと、傍聴に来たあたの今やいやい言うとるわ。そこで、長年、議長、これ今、テレビや報道でしとるんや。岐阜県の小島という町長がセクハラで、2、3日前も泣きもて辞職の記者会見をしている。議長、俺、5年座らされたんやで、このむしろへ。セクハラ議員や言われて。5年終わって今、選挙の票500票減った。そこで、ここで同僚議員から、痴漢やロシアのプーチンや、議員なんで辞めんのやと言われてつらて、かけたやろ懲罰特別委員会へ。助けてくれと言うたら、懲罰特別委員会は、それは侮辱発言やと処分せいと議決してくれたんやけど、ここ本会議で、この人権擁護委員、この大石元則も含めて、侮辱発言にならん、名誉毀損にならんと否決された。物すごいつらかったんやで。 そこで、解決したから、議員の争いで議会が混乱しているとか、そういう市民に払拭せなあかんから、もうええと解決したんで、議会融和しよう、当局とも市長とも融和すると。この危機的な財政状況の中で、議会も当局も協力してやらなあかんと。いいですか。 それで、医療センターの経営は危機的や。これ、もう我がら新宮市の経営努力だけではどうにもならん。だから広域と交流を図って、広域の問題として、議長、広域も協調して県・国に対する助成をせなんだら、一致団結してやらなあかんから、議長、あんたに広域との交流も図ってくれと要望しとるやろう。要望しているのは大西だけやないか。20年もやりやるんや、大西はね。だから自分は議長になったときに進めとる。今はあんたが議長や。だから大変な問題ですよと言うたんやろう。 そしたらや、これ、この新聞でや、社説で大きいに広域の交流会が持たれたと。参加したある議員も参加していない議員もある。知らんがな、こっちは。参加したある議員に、それで聞いたんや、新聞に載ったこれ何ないうて。おまえら行ってきたんか、おまえら行ってきたんかと聞いた。行ったのは大西の処分要求議案を否決した議員ばかり。賛成した議員は誰も声かけていない。どういうことや。大西も呼ばれてない。榎本議員も呼ばれてない。議長、あんたを支持した議員だけ集めてや、支持せん議員には声をかけんのや。大西は北山村にも太地町にも那智勝浦町にも友達おる。交流会を設けて彼らは行っとるんや。大西は来てない。ほいたら、大西は協力せんのかいうことになるやないか。こっちはおまえ、案内なかったら行けへんやろう。要望している俺を外してや、議長。 それでね、医療センターの、知事を動かさなあかんと。あんたに議事進行かけたやろ。それには新宮市議会いうたって新宮市から出したある県議会議員1人やから、今、議長やけど。これはもう国会議員も、広域も全部挙げて知事に働きかけなんだら、医療センターの経営は大変なことになるでと言うとるやろう。 それでや、議長。広域でみんなでやろうと言やんのに、肝腎の新宮市の議員がばらばらやげ、どういうことや。それで大西も外しとるんや。榎本議員も外しとる。何を考えとんな。県へ医療センターの助成を要請してもや、知事が助成したれと予算案提案してくれても、予算決めるのは県議会や。県議会が通らなんだら助成してもらえんやないか。違うか。予算を決めるのは、提案権は知事やけれども、予算を決めるは県議会議員や。榎本議員は公明党や。和歌山の県議会で公明党の影響力は絶大やろ、違うか。 蜂伏のインターチェンジ、俺がつけたと言うとるやろ。俺がつけたんや。つけたけどや、市長がようせんやろう。ようせんから建設部長が俺に頼みに来たんや。俺が動くと、榎本議員は副議長や、俺が議長で、榎本議員は公明党や、国交大臣は公明党や。今もそうと違うか。そやから榎本議員に協力してもらって、公明党本部へ行ってもろて、大臣さんに頼んどいてくれいうて。俺は俺で我がの政治力して蜂伏にインターチェンジつけた。 実力者を外して、あんたの支持者だけ集めて、こんなの差別やぞ、これ。そしたら、あんたに協力できるか。あんたを支持せなんだよ。分からんけれども榎本議員もせなんだん違うか。竹内もせなんだん違うか。あんたの議長を支持せなんだのは外してや、蚊帳の外や。我がらだけでやるんや。民主主義が成り立つか。あんた、それやったらあんたの議事運営に協力できるか。何で言うかや。 また、俺これ暴れるんやこれ。一般質問を控えたあるのに、また大西がごちゃごちゃ言って議会紛糾させて、審議を混乱させとるというて言われたないからテレビあるとこで言うんや。おかしいやろう。そんな差別的な議事運営をされてやな、そやから大西は怒るの無理ないということをここで今言やるんや。 今さっきの大石議員の、だから大石議員の人権擁護委員に反対したのはみんな外しとるやろ。だから、大西の侮辱発言にならんと言って反対した議員、あんたを含めて、あんた三栗、大石、福田、東原と濱田が残っとるんや、5人。     (「悪いか、反対したら。止めなさいよ、早く」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  5人おるんや。これ案内しとるんや。ほいで、賛成した。     (「勝手なことばかり言うとるぞ」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  反対したのは、はねのけとるんや、これ。 ○議長(三栗章史君)  分かりました。 大西議員の議事進行に対して答弁させていただきます。 ◆1番(大西強君)  だから、議長、民主主義やから、選ばれたらノーサイドやろう。ほいで、議決のあったことに全員が協力するというのは民主主義や。     (「当たり前や、当然や」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  こっちは、そやから協力しようと思っているのに、あんたが支持せなんだ者を除外して、自分らだけが…… ○議長(三栗章史君)  はい、よく分かりました。 大西議員が言われているその集まりですけれども、私は主要メンバーの方から御連絡いただきまして、個人的に知り合いでしたんで、個人的にみんなで集まろうと思いやるんで集まらんかと、これは私の個人的なお付き合いの中で始まった会がたまたまそういう大きな人数になったわけですけれども。ですので、私は、これは個人的な会の集まりだったので、私の知っている方にお声をかけさせていただきました。別に議会をどうのこうのという選定ではございません。これは私の個人の活動ですので、それで集めさせていただきました。 それと、先ほど言われましたように全体で考えなあかんと。医療センターの経営も大変になってくるというのは、私もそのとおりだと思っておりましたので、私なりに、非公式ですけれども、各町村の議長さんのところを訪問させていただきまして、一度皆さんで広域での問題を取り組んでいきたいというふうなことで、非公式ですが集まってそういう協議の場を設けたいので参加していただけませんかというふうに回らせていただいたところ、皆さんから了承いただいておりますので、今後、そういう広域のことについても、各議長さんと広域の問題、それから陳情に関しても皆さんでやっていけるよう、意思の疎通を図っていきたいというふうに考えて動かしていただきまして、皆さんから了解はいただいておりますので、今後そちらのほうもだんだんと問題等捉えて進めていきたいと思っておりますので、そのときはまた御協力よろしくお願いいたします。     (「議長、議事進行、6番」と呼ぶ者あり)     (「発言中やぞ」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  発言中です。はいどうぞ。     (「同じ議員ばかり指したら駄目ですよ、議長。公平性に欠けるぞ」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  ちょっと待ってください。今、発言中なんで。     (「公平性は十分保っていると思いますよ」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  お静かにしてください。静粛にしてください。 1番、大西議員。どうぞ。     (「議長、公平に発言させて議事進行を進めな駄目ですよ」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  公平にしておりますので。     (「公平に進めなさいよ、議長。議事進行は、議長の権限やぞ」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  あのね、議長ね、だから、市民から、議員同士の争いでずっと大西は批判されてきたんやだ。誰が原因かというたら大西が原因やげ。市民に理解してもらわなあかんやろう。それで今言やるんや。 それで、大西は、前回も今回も一般質問を自粛したあるやろ。違うか。だから議会の融和を図らんなん思てて努力しやるんや。そんな扱いされたらや、ここへ来てや、大西がやっぱり一般質問して、真実を市民に報告せなんだら。だから、今期はしてない。してないけれどもせざるを得んげ。 だから、この間の総務建設委員会にあんたが出てきたあたかどうか知らんで。総務建設委員長は福田讓や。こっちが意見を言やんのに妨害する。とにかく、大西の反対グループがやな。大西は何にも議員同士の争いらしたない。降りかかる火の粉を払いやるだけや。だから、6月議会から一般質問を再開する。そやけど、今回は、そういうことで取っていないんや、弱ったと思とるんや。そやから確認してくれ。 ○議長(三栗章史君)  何の確認ですか。 ◆1番(大西強君)  今から言うことをよ。 だから、医療センターの経営は大変なところへ来とるんやと。せやさかいに、広域の問題として、みんなで力を合わせてやってくれと、新宮市だけではもうこれは何ともならんでというて、やってや。してるんや。 そこでや、議長、俺、総務建設委員やろう。だから、教育民生委員会の病院のことは調査できんのや。そやけども、ここへ来てやで、医療センターの病床をば50床減らすという予定がある。医療センターは急性期病院や。急性期病院で一番大事なのは脳と心臓や。違うか。俺、この間がんやったけどよ、がんらいうのは1か月単位。手後れやといっても1か月後や。脳と心臓は秒を争うんや。1分1秒を争うんやだ、心臓と…… ○議長(三栗章史君)  何を聞いたらいいんですか。 ◆1番(大西強君)  そこで、一般質問のこと言っとる。そこでね、経営の銭金の勘定だけと違うんや、医療センターは市民の命を守るとこやろう。そこでや、50床病棟を減らす。心臓血管外科の三重大の先生が撤退する。大変な問題やろう。     (「一般質問じゃないの、これ」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  いや、これから一般質問聞くんや。 ○議長(三栗章史君)  その質問事項を早く言ってもらえますか。 ◆1番(大西強君)  だから聞くんで、一般質問の中に医療センターのことを項目に上げている議員もおるんや。     (「当たり前や」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  おるやろう。だから、聞くけどやだ。その50床減らすとか、心臓血管外科の実績のある先生が引き揚げていくとか、こういうことを病院がそう教育民生委員会へ報告したあるんか。 ○議長(三栗章史君)  それを聞いたらいいんですね。 ◆1番(大西強君)  大西が知らんということをここの議員も市民も知るわけないやないか。したあるんか言うとりんや、そんな報告も受けていない一般質問を聞いたところで、何にもならんやないか。 だから聞いてくれ言やんやで。 ○議長(三栗章史君)  聞きますけども。分かりました、聞きます。 だけれども、その何にもならんということは…… ◆1番(大西強君)  おまえ、人事はこの4月やろ、この議会が終わったら人事や。その心臓外科の先生は、もうこの議会が終わったら撤退してく。議会が終わってから問題にしたって遅いやないか。そやから確認してくれと言うとるんや。 ○議長(三栗章史君)  確認いたしますけれども、ほかの議員の医療センターの一般質問に対して何の意味もないというのは、ちょっと言い過ぎという。それは取り消していただきたいと思います。     (「だから、何を聞くんか知らんけど……」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  分かります。     (「医療センターの経営は大変なとこに来てると」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  それは分かりましたんで、今から聞きます。     (発言する者あり) ○議長(三栗章史君)  はい、それは聞きます。     (発言する者あり) ○議長(三栗章史君)  静粛にお願いします。静粛にお願いします。 福田議員、静粛にお願いします。     (「議事を進めなさい」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  医療センター、ただいまの大西議員の質問に対して、いける。じゃあ、福嶋医療センター事務長。 ◎医療センター事務長(福嶋律文君)  医療センター、福嶋より答弁させていただきます。     (発言する者あり) ○議長(三栗章史君)  すみません。静かにしてください。 ◎医療センター事務長(福嶋律文君)  心臓血管外科、今まで三重大から来ていただいていたのは事実でございます。医局の方針によりまして、今回3月末をもって撤退するというようなことも事実でございます。その代わり、和歌山県立医科大のほうから後任の先生が来ていただくことになってございます。 ○議長(三栗章史君)  よろしいでしょうか。     (「議長、一般質問違うぞ、ここは」と呼ぶ者あり)     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  14番、榎本議員、議事進行。 ◆14番(榎本鉄也君)  議長、僕はこの議事運営を妨害することは避けたいと思いますので、私の議事進行、時間かかりますけれども、受けてくれるんですか。 ○議長(三栗章史君)  1時間たっておりますので、一旦休憩いたしまして。10分間ほど休憩いたします。 △休憩 午前11時02分--------------------------------------- △再開 午前11時13分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 14番、榎本議員。 ◆14番(榎本鉄也君)  一般質問の時間ですけれども、私の議事進行を取っていただきましてありがとうございます。 先ほど大西議員からもありましたけれども、議員有志の会ですか、議長、この会に関しまして議長の答弁だと、私のプライベートな個人の会であるということなんで、だから自由にやらせてもらったという話なんだろうと思います。私はそれも承知しておりました。しかし、熊野新聞、そこに大きく記事が出されました。もうこの時点では、これは個人の会とかそういうことが言えないと思います。それで、あなたは要するにその会に私たち市議会議員の代表として行っているわけじゃないですか。ですよね。ですから、もうこの時点でプライベートの会だから云々ということは、私は非常に遺憾であるというふうにまず言わせていただきます。 で、その件は置いておいて、それに加えて、先日、1日金曜日、議長、副議長出席の下に、第二委員会室で私立の大学の誘致に関する説明会のようなことが、要するに、民間の関係者をそこに招いて、議長の出席の下で行われたと伺ってます。 これに関して、私ども公明党会派には、何の連絡もいただいておりません。議会の委員会室で、しかも外部の業者を招いて、説明会か懇談か分かりませんけれども、勉強会か分かりませんけれども、そういうことを開く。それは議長が許可したわけでしょう。だけれども、私どもは、市議会議員なんですよね。何の連絡もないんです。後から聞いたら8名出席していると。その8名が、さっき言いました議員有志の会の議長が選ばれた議員の方たちです。 先ほど大西議員が、これは差別やないかと、そういう発言をされましたけれども、僕らとしては本当に遺憾です。 まず、私立大学の有志ということなんですけれども、先ほど言いましたけれども、民間の私立大学の関係者を議会に呼んだわけですね。それで、こちらの第二委員会室を使ってその説明を受けた。どこからどういうふうな話で議長のところに伝わったか分かりませんけれども、議長に伝わったわけです。その時点で、その説明会の開催の是非とかも含めて、各議員全員に、それはコンセンサスを得るべきではないですか。どうして、何の連絡もくださらないんですか。 ○議長(三栗章史君)  よろしいですか。お答えさせていただきます。 その第二委員会室での説明会につきましては、東原議員が、知り合いの方がちょっとお話を聞いてほしいことがあるので聞いてもらえんかということで、私はお聞きしておりました。お声がけは、東原議員のほうからお声がけしていただきました。初め、応接室等でやればと思っていたんですけれども、人数が多くなったということで、第二委員会室のほうを東原議員の議員活動として使っていただければと思いまして、私は許可いたしました。 その後、後になって申し訳ないんですけども、初めてそこでお話を聞きまして、大変いい話なんで、今日見えられていないほかの議員にも聞いてほしいので、もう一度来て説明していただきませんかということでお願いは相手方にはお伝えさせてもらいまして、日程のほうも詰めさせていただいております。 それが、つい昨日かおとといぐらいの話だったと思います。そういうことで、東原議員の議員活動の一環として、そういうふうに考えましたので許可をいたしました。 ◆14番(榎本鉄也君)  それは議長、あなた議長としてとんでもない話ですね。議長というのは、新宮市議会15名の代表でしょう。個人の先ほどの議員の有志のほうも一緒ですけど、プライベートだったらプライベートでやっていいんですよ、別に。だけど、今回これね、業者さんをここに呼んでいるわけですよ。そして、第二委員会室、議会を使っているわけですよ。この議会の議事堂というのは、我々新宮市議会議員の職場ですよ。 僕は、個人の政治活動は別にそんないちゃもんつけるわけじゃないですよ。当たり前じゃないですか。だけど、あなたは議長でしょう。議長の立場で出席したんでしょう。議長の立場で許可したわけでしょう。そしたら、まず東原議員からこういうことで説明があるんだけれども、説明を聞きたいんだけどと言ったら、あんたは議長の立場だったら、少なくとも会派代表に連絡を取りますと、それで出席できる人は出席してくださいと。そういうのが当然な話です。 そして、今まで私25年間、この新宮市議会議員を務めさせていただいておりますけれども、今まで議長というのは必ず、そういうこの議事堂を使って、しかも外部の民間の講師を呼ぶんですから、こちらに招くんですから、その是非についてもみんなのコンセンサスが必要でしょう。当たり前の話ですよ。それをやらずに、そういう会合をこの委員会室でやったというのは、これは一つ大きな責任問題だと思う。 それともう一つ、出席した8人ですよ。これは、どういうメンバーなんですか。普通に考えて、外部との折衝とか、それから国に要望に行くとか、議会の代表で行かなければいけないときは、議長は必ずみんなにコンセンサス取って、この方とこの方とこの方が行きますと、この方はこういう立場で行きます、この方はこういう立場で、それをみんなに諮って、それはいいでしょうと、そしてメンバーが決まるわけじゃないですか。それが普通です。だから、外部の人を呼んで委員会室を使って説明を受けるのに、この8名の方、会派でもないですよね。何かそういう、教育は私ども教育民生委員会のテリトリーですから、教育民生委員会の代表という形で行くんであれば、私のところに連絡をくれてもいいはずじゃないですか。だから、その8名というのが一体何なのか、よく分からん。どういうふうに招いた外部の人にどう接したんですか。 そして、もう一つ極めつきは、この会議を終わった後、この8人のメンバーの中の月輪議員が、御丁寧にSNSにアップしているんです。それが、そのアップは、市議会の第二委員会室で、議長、副議長を中心にその業者の方々と記念撮影しているんです。こんなこと勝手にやられたら困りますよ。非常に遺憾です。 この私立大学の誘致ということだけれども、私たちは政治権力側ですよ。いや、すばらしいことだなと短絡的に考えると。これは軽率としか言いようがない。そして、大学の誘致というのは、そこにはいろんな利権も発生するでしょう。 そして、あとその誘致、僕は後でいろいろ調べたら、誘致先はグリーンピア南紀じゃないですか。グリーンピア南紀といったら新宮市じゃないです。那智勝浦町と太地町です。那智勝浦町、太地町の住民の皆様がどういうふうに考えているのか、何の情報もないし、反対される方もいらっしゃるかもしれない。何にも情報がないし、業者も全く分からない。そういう中で、新宮市議会という政治権力が、その業者を呼んで私たちが推薦しますよみたいな、わざわざ御丁寧にうちの議会の委員会室を使って、それで推薦しましょうみたいな形で議長団を中心に記念撮影して、それがインスタにアップされているんです。 議長ね、教育基本法第14条第2項、これに教育の政治的中立性というのが書かれています。これ、何回も言っているんですけれども、こういうことを私たちは何回も言っているけれども政治権力ですよ。私たち政治権力が軽々に、そういう話に推薦だとか推薦じゃないとかね、個人としてやるのはいいですよ、議員個人としては。あんた議長でしょう。市議会に何のコンセンサスもないのに、そういうことを平気でやるんですか。これについて、議長はどういうふうにお考えなんですか。 ○議長(三栗章史君)  推薦どうのこうの以前の問題でしたので、今のところそういう気持ちはございませんけれども、東原議員の、市民からの要望ということがあったのでお話を聞くだけでもいいのかなというふうに思いまして、こういう場を設置させていただきました。それに対して、人選に関しましては、東原議員がお声がけしたものでございますので、その辺は私の意図は入っておりませんので御了承願います。 そういうことで、私のほうとしましては、議員の活動を優先させてあげたいというのが先に出まして許可を出したものでございます。それについて、配慮が欠けたというのであれば、今後そういうのも気をつけて反省していきたいと思います。 ◆14番(榎本鉄也君)  本当に分かっていらっしゃいますか。何か、めちゃくちゃ大きな問題だと思いますよ。勝手に、議長の権限を使っているわけじゃないですか。いや、別に議長の権限の及ぶ範囲では構わないんですよ。だけれども事はこれ、私たち15名、市議会としてあなたは代表者です。非常に軽率ではないでしょうか。 そういうことも含めて、議員有志の会、こういうことも議長が勝手に選んだ議員でしょう。8名参加されて、そして熊野新聞にぼんと出たんでしょう。ほんで、これもう本当に僕らは、プライベートと言われても、大変迷惑していますよ。この記事を見て、私の支持者は、これは何の目的の会なんだと。議員は、鯨料理を食べて酒飲んで懇親会をやらないとこの広域の連携はできないのか。市民が物価高であえいでいるときですよ。聞くところによると、立て続けに2回やっているでしょう。聞いたら、そこに参加しているのは会費で1万5,000円、今まで取られていると。別に払えるからいいか分からんけれども、だけど市民にとったらそういうね、お酒を飲んで、鯨料理を食べて、懇親会をして懇親を深めて頑張りましょうみたいな。 僕ら、さっき大西議員が言っていましたけれども、本当に医療問題なんて大変なんですよ。そして、本当に広域で、我々は真剣にこの話合いをして、そしていろんな諸問題を解決していかなきゃいけない。これ、仕事ですよ。どっち向いて仕事しているのか。何が議員なんだと、もう市民の怒りは心頭ですよ。議員の歳費減らしたれとよく聞きますけれども、これに僕はもうこういうことされたら反論できません。ちょっと議長、本当に猛省してください。 そしてやり方、おかしいでしょう。私も個人です。議員活動の個人であります。あんたは代表ですよ。僕は個人の議員活動に対して一切文句はつけません。大いにやるべきだと思うんですよ。でも、議会全体でやること、そしてそこに及ぶことというのは、ちゃんと我々のコンセンサスが必要です。そして、我々の主張というのがちゃんとそこに結集しなきゃ、集合しなければ、これは先ほど大西議員が言ったように、民主議会じゃないじゃないですか。これは議長の独裁じゃないですか。もう本当に、議長の猛省を求める。僕は非常に遺憾に思っています。 言うたら、8名の議員に対しても、僕は非常に憤りを覚えています。どういう考えで、どういう思いで、その8名というグループをつくったのか分かりません。議長からの選ばれし者なんですか。 ○議長(三栗章史君)  その件に関しましては、大学の説明会に関しては東原議員の選定でございまして、私は何もしておりません。 ◆14番(榎本鉄也君)  だから、そうならんと言っているでしょうが、あなた議長なんだから。ほんで、議会の第二委員会室を使っている。そして、どうやってあなたはその外部の方に名刺を交わしたんですか。どういう立場で交わしたんですか。 ○議長(三栗章史君)  分かりました。やはり個人の活動と議会での活動をしっかり、今後考えてコンセンサスづくりをしっかりやっていきたいと思っております。私の考えも、今後よく考えて、皆さんと平等にいけるようこれから進めてまいりたいと思います。 ◆14番(榎本鉄也君)  もうこれ以上議会運営を遅らせるようなことをするのは私の本意ではありませんので、了解しました。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  1番、大西議員、議事進行。 ◆1番(大西強君)  議長、今議会から6人も新人の議員が来ているんで、先ほどからの発言、まだそしゃくできん議員がおると思うんです。そこ、今、榎本議員が言うた大学誘致の説明会、これ昨日、月輪議員の集合写真を昨日、見せられた。写っている8名は、あんたが広域有志の会へ招集したメンバーだけやのに。交流会へ案内していない議員と同じ構成やろう。そしたら思うやないか、議長を支持せなんだグループには情報を入れない、案内しないと思うでしょう。 そこで、もういつまでも騒いでて、また誤解を招くようになるんで一言ね。あんた後輩や、議長、いいですか。あんたがおったかどうか知らんけれども、J-POWERへ協力金の交渉に行った。そこでや、交渉に行ったときに、大西が臨時専門委員の座長や。それで、J-POWERへ交渉しに行くときに、臨時専門委員を設置した。そのときや、熊野川濁水・治水関連対策特別委員会委員長の前田賢一議員がこう言った。「強兄やん、あんたの気に入った議員だけ連れて行ったら不公平やで。全会派から公平に選んでよ」と。だから、そりゃそうや、そうしてくれと言って、公平に臨時専門委員を選任して、私がJ-POWERと交渉してきた。いいですか。 ○議長(三栗章史君)  分かりました。 ◆1番(大西強君)  だから、県・国に対して要望、要求するときは、議会全会一致で一丸となってやらなあかん。自分らの気に入った派だけでそういうことしたら、公平な議会運営やと思えんでしょと。今後、気をつけてください。 ○議長(三栗章史君)  そういった場合は、皆さんと一緒に行きたいと思います。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  11番、竹内議員、議事進行。 ◆11番(竹内弥生君)  重鎮の先輩方お二人とも、この事件のために市民に迷惑をかけるとおっしゃいますが、これは至って重大です。なぜかと申しますと、私が当選したときには、コロナ禍で10億円もの地方交付税をどんなふうにして市民の皆様にサービスを届けるかということもかんかんがくがく、それと全く御飯を食べに行くことなど、議員同士の交流なんかできませんでした。 今回、コロナが明けまして、みんなおのおの政治的な個人活動をできています。それはもう喜ばしいことだと思いますが、今回、呼ばれていない私とか、重鎮は広域のほうのしっかり話合いに参加させて、重鎮の知恵をいただきたいともありますけども、呼ばれている新人さんも呼ばれていない新人さんも、何がどうなのか分からないと思うんですよ。呼ばれている新人は、そういうことがあるんだったら行きましょうと行きますよね。呼ばれていない新人は、何で呼ばれへんのやろうと。そういうことがないように、議長。今回、その有志の会も新聞に載って、わざわざ飲んだり食べたりしている、市民がこの不景気の間に、新聞に載っていることが事実として出てきてます。それによって私も995の票をいただいている支持者の皆さんから、どこ行ったあたん、何御飯食べたんって聞かれるんですよ。ということは、呼ばれていない新人、呼ばれた新人、議員は御飯とかお酒を飲んでいるじゃないかということは結構話になっているんですね。 先ほどから議長が、それはちょっと軽率だったのでこれからちゃんとしますとおっしゃってくれたので、それならば、呼ばれた議員だけではなく、呼ばれない新人議員のほうにもしっかり声をかけていただけると約束してくれますか。 ○議長(三栗章史君)  すみません。それは、どの会のことについてですか。 ◆11番(竹内弥生君)  有志の会です。 大学のことは、もう一刀両断、全然駄目だと思います。大学は、あの集合写真を大学のほうがどんなふうに活用するか分かりますか。今、SNSの時代。新宮市議会に行ってこういうことをさせてもらったということが、SNSへ流されていくわけなんですよ。グリーンピアに。 我々は新宮市民なので、那智勝浦町、太地町の町民の方の中に入っていくわけにいかない。ただ、こういう大学ができますよという話は、もっときっちり決まってから、しっかり委員会室でやるべきだと思うんです、説明を受けるんでしたら。そこは、私はもう今の先輩方の御意見と同じで、もう全然、全くゼロベースですね。 そういうことで、すばらしいなと思うのも新人でありますし。それで、それの委員会室でわざわざもう一回招集して、もう一回同じのを聞いて、この大学すばらしいわということを簡単には言えません。私たちは予算をつかさどる行政…… ○議長(三栗章史君)  竹内議員、それは、声をかけてくださいというのは、有志の会のほうのことですね。 ◆11番(竹内弥生君)  そういう8人で何でもできるんでしたら、8人でええやないですか、議員。8人でしやるんやから。なので、それは全然違います。 ○議長(三栗章史君)  ちょっとそれは極端な話ですね。 ◆11番(竹内弥生君)  はい、極端でごめんなさい。 なので、呼ばれた新人さんも、私2期目なのでよう分かるんです。この重鎮先輩の2人には分からない。呼ばれたら行きますよ。呼ばれない新人は何でかなと思いますよ。そこの全く政治的な中の、この中の今テレビを見ている市民の方も、傍聴されている方も、中身が分からないわけなんですね。だから、新人は呼ばれてない方もどっちも、そういうことがあったら呼んだってください。約束してくれますか、議長。 ○議長(三栗章史君)  向こうのその会のほうへも、一度、そういう話でお話しさせていただいて、よければ皆さんにも声かけさせてもらいます。それで、向こうの動向もありますんで、聞いてみます。 ◆11番(竹内弥生君)  じゃ、議長、那智勝浦町の議員のほうが大事なんや。 ○議長(三栗章史君)  いや、だから…… ◆11番(竹内弥生君)  私ら、この市議会議員の代表やのに。どいらい残念。 ○議長(三栗章史君)  もう一度言います。これはみんなの集まりなんで、ほかの議会さんも。それで、うちからほかの議員も、誰々議員も招待してええかというふうに声をかけさせていただきますんで、その後で、その回答を待って、また御返事させてもらいます。 ◆11番(竹内弥生君)  それと、2回目の議員有志の会のお食事会、そのときに御浜町とかも呼ばれたと、これは一体、弥生さん、どういうことなんですかと。いや、私は呼ばれていないので分かりませんと答えました。北山村のほうも、何をする目的がないとわざわざ議員が、そこの御浜町は全議員に声をかけて、どういう目的か分からないけれどもとにかく参加したと、行ったら御飯を食べる会だけだったと。 そういう声もありますので、議長は優しいし、私は大好きですよ。ちゃんと那智勝浦町の発起人とお話をして、新人の方が呼ばれないようなことのないように、いろいろこれから考えてください。どうですか。 ○議長(三栗章史君)  先ほど言ったとおり、那智勝浦町の発起人の方とかに御報告させてもらって、その意向を聞いて、また動かせていただきたいと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  どうぞよろしくお願いします。 市民が、今、物価高であえいでいるので、どうぞ私たち議員は襟を正してやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時45分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 それでは、一般質問を行います。--------------------------------------- △百村匡洋君 ○議長(三栗章史君)  9番、百村議員。 ◆9番(百村匡洋君) (質問席) こんにちは。では、一般質問に入らせていただきます。 一般質問項目に入らせていただく前に、一つ余談なんですけれども、私が新宮市に帰ってきてから気づいたことでもあり、また他県、他市を車で通ったときに気づいたことになるんですけれども、新宮市は、横断歩道の前で車を一時停止する方が非常に多いなというふうに思いました。横断歩道前一時停止は、しないと違反になるんですけれども、違反になるので当たり前ではあるんですけれども、その当たり前をしっかりされている方が非常に多いなと思いました。何かそこに向けて啓発を新宮市のほうでも力を入れてされていらっしゃったのか、もしよければ答弁をいただきたいんですけれども。それか、新宮市民の意識が非常に高いということで捉えさせていただいたらよろしいんでしょうか。 ○議長(三栗章史君)  当局、誰かおられますか。 ◆9番(百村匡洋君)  やめましょうか。 ◎熊野川行政局長兼住民生活課長(下路拓君)  行政局、下路からお答えいたします。 和歌山県の公安委員会、免許の書換えのときに、和歌山県は横断歩道で止まる方が少ないということで、皆さんにそういうふうにしてくださいというような講習を受けております。 ◆9番(百村匡洋君)  すみません、急な質問にかかわらず答弁いただきまして、ありがとうございます。新宮市に帰ってきて、そこの意識が非常に高いなというのを感じたところであったので、余談として質問させていただきました。 では、通告書に従い一般質問をさせていただきます。 まず、防災・耐震についてですけれども、防災・耐震といっても非常に幅広くございます。なので、今回の一般質問では、水道管や断水による被害についてフォーカスを当てて質問をさせていただきます。 1月1日、能登半島地震が発生しましたが、現在も復興作業が行われております。ただ、被災後のニュースを見ても、断水被害によるニュースが後を絶ちません。まず、トイレが流せないことによる衛生的な被害、問題。また、トイレに行かないために水分摂取量を減らす方も出てきており、健康被害にも影響が出ている状況と言えます。 二次災害、三次災害を引き起こした要因として挙がっている一つは、水道管の耐震化が進んでいなかったことが挙げられております。石川県を例に挙げますと、水道管の耐震化率が36.8%と報道されていましたが、我がまち新宮市の水道管の耐震化率をお教えいただけますでしょうか。 ◎水道事業所工務課長(城弘樹君)  水道事業所工務課、城より答弁させていただきます。 新宮市の水道管の管路延長は、上水道が138キロメーターで、令和5年3月末時点での集計ですが、耐震率は39%でございます。簡易水道につきましては、上水道より歴史が浅いので、管路延長が56キロの耐震化率が83%となっております。 ◆9番(百村匡洋君)  分かりました。現在の新宮市の状況は約4割、熊野川町、高田エリアの簡易水道は8割以上ということですが、今後の耐震化に向けた計画はございますでしょうか。 ◎水道事業所工務課長(城弘樹君)  現在も、三輪崎配水池の更新整備や老朽管の布設替えを、年600メートルを目標に更新整備を進めているところであります。 今回、能登半島地震の現地の状況を見させていただき、人が生きていくために、暮らしていくためには飲料水がどれだけ大切かを痛感いたしました。今後、配水管の布設替え等の耐震化につきましては、この経験を基に優先順位などを再度検証しながら、市民の安心・安全を守るため、更新整備を進めてまいります。 なお、令和6年度の布設替え工事は、県道池田港線の改良工事等もあり、それに合わせて約1キロを予定しています。 ◆9番(百村匡洋君)  来年は1キロの進捗ということで、理解いたしました。地中に埋まっていることなど、物理的に時間を要することは承知しておりますが、それまでに大型地震が発生し、さらに断水被害が出る可能性も十分に考えられると思います。その場合の対応であったり、代替案はございますでしょうか。 ◎水道事業所工務課長(城弘樹君)  水道管の耐震化率は、全国平均も新宮市とほぼ同じであり、耐震化対策は全国的な課題でありますが、今回、新宮市も石川県の応急給水活動に行かせていただきましたが、これも日本水道協会からの要請によるものでございます。もし、新宮市が大規模地震に見舞われた場合は、日本水道協会を通じて、災害復旧や応急給水等の支援要請を行い、全国から応援をいただけることとなっております。ただ、新宮市も地理的に応援部隊が駆けつけるまで時間がかかることも想定されます。その間は、現在も三輪崎配水池等の整備を行っているところではございますが、地震時には配水池の緊急遮断弁が下り、その配水池の水や備蓄用の飲料水等でしのいでいただくこととなります。 ◆9番(百村匡洋君)  基本的には、応援給水等の支援であったり応援があって、もし応援部隊に遅れが生じる場合は配水池の利用や備蓄品で一定期間賄えるということですね。 また、石川県の水道管の耐震化が遅れていた一つの原因として、耐震化を進めるに当たって工事費が必要になり、水道料金から財源確保するとなると、水道料金の値上げというジレンマが発生しておりました。耐震化と水道料金でこのような懸念を感じていますが、能登半島地震を受けて、国の補助金で工事を進めるような、そういった事例ですとかお話というのはございますでしょうか。 ◎水道事業所長(望月敬之君)  水道管の耐震化につきましては、ただいま担当課長から答弁いたしたとおり、更新整備を促進してまいりますが、お尋ねの国からの補助につきましては、令和6年度から水道行政に関する国の所管が厚生労働省から国土交通省に移管されます。また、今回の能登半島地震もあり、国のほうでも様々な補助が用意されていることも十分考えられますので、その辺の情報については、しっかりと注視していくよう指示しているところでございます。 ◆9番(百村匡洋君)  ありがとうございます。令和6年度の計画と震災後の対応の話も聞けたこと、しっかりと課題として、またニュースを見て同じ温度感でいらっしゃることを確認できましたので、現時点では安心いたしました。 平常時でもそうなんですけれども、緊急事態に備えて優先順位等々もあろうかと思いますが、全体を見て、インフラの整備を今後も続けていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。 では、防災・耐震については以上になります。 続いて、子育て支援についてなんですけれども、先日の議会でも、医療費無償化を高校生18歳までということで拡大いただきましたが、来年度から実施いただくとのことで新たな対象者、中学卒業から18歳までの方になると思うんですけれども、現行と同じく市内外また県外問わず無償化されるということで、お間違いございませんでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 全ての医療機関で18歳までの児童が無償化するということでございます。 ◆9番(百村匡洋君)  もう一点確認なんですけれども、今年3月31日まで通院をしていて、同じ治療で年度をまたいで4月1日以降も通院する場合も、4月1日以降の受診料は無償ということで、お間違いございませんでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  議員おっしゃいますとおり、今回条例改正の議案を上げさせていただいているところでございますが、そちらの附則に経過措置として規定させていただいているとおり、条例の施行日である令和6年4月1日以後に受ける医療が対象となります。 ◆9番(百村匡洋君)  分かりました。4月1日以降であれば、治療を継続していたとしても、その分は無料で受けられるということですよね。分かりました。ありがとうございます。 私も、9月議会で一般質問の場を借りて提言させていただきました。また、自治会連合会やほかの議員も提言していまして、多くの市民の声を反映いただいたと感じており、非常に感謝しています。引き続き、よろしくお願いいたします。 続いて、保育料の無償化につきまして質問させていただきます。 まず、現在の新宮市の保育料の減免、あるかと思うんですけれども、その状況をお教えいただけますか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  3歳以上児につきましては、令和元年10月より保育料が無償化されております。ゼロ歳児から2歳児につきましては、生活保護世帯、住民税非課税世帯は無料。世帯収入で、年収360万円相当の世帯につきましては、第2子、第3子が無料。年収360万円以上の世帯につきましては、第3子が無料となっております。その他、同一世帯から2人以上の児童が保育園等に入所している場合は、2人目が半額、3人目以降が無料となる制度や、独り親世帯につきましては、所得により軽減措置などがございます。
    ◆9番(百村匡洋君)  現状では、3歳児以上は人数、所得がなく無料ということで、3歳児未満は2人以上が保育園もしくは幼稚園に入所していると減額対象ということなんですけれども、例えばなんですけれども、2人きょうだいで、上のお子さんが幼稚園、保育所ではなく小学生の場合、下の子供が保育園に入所というときは、2人以上の条件に当てはまらないということでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  議員おっしゃいます例でございますが、世帯収入360万円以上の世帯につきましては、保育料の減免はございません。 ◆9番(百村匡洋君)  分かりました。 新宮市の保育料の現状を確認させていただいたんですけれども、本題に入らせていただきますと、今回、項目にも上げているように、全ての子供に対して保育料の無償化というのを、この場を借りて提言させていただければと思います。 全国では、保育料の負担額に大きな格差が生じているのは御存じかと思いますが、ほかの自治体では、独自の政策を行い子育て支援に注力している自治体もございます。ここ新宮市でも、「子育てするなら新宮市」という総合計画の政策目標につながると思いますが、この提言に対して、当局のお考えはいかがでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  保育に要する費用でございますが、保護者の方に御負担いただく保育料と、国・県・市が負担する負担金によって賄われておりまして、保育料の減額、無償化を行うには数千万円規模の財源の問題が出てまいります。すぐに実現するのは困難であると考えますが、頂いた御意見を参考に、今後庁内で議論してまいりたいと考えます。 ◆9番(百村匡洋君)  財源の確保が厳しいことというのは私も重々理解しているんですけれども、私の考えにはなるんですけれども、そのくらいのかじを切る必要はあるのではないかと思っております。例えば無償化することで、月1万4,400円から最大6万円の保育料が免除されます。そうなれば、「子育てするなら新宮市」の言葉どおり、子育てする方は新宮市へ居住を移すと考えられます。当然その先には人口増加につながり、税収が増えるなど好循環が生まれると考えています。鶏が先か卵が先かという話になろうかと思いますが、そのような好循環があり、将来的に財源確保ができる見込みがあるのであればという仮定で、どのようにお考えでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  かなりの財源の規模になるお話かと思います。その財源が国・県から頂けるのであれば、そういう無償化ということも当然検討してまいりたいというふうに考えます。 ◆9番(百村匡洋君)  分かりました。 では、ちょっと提案内容を少し変えて提言させていただければと思うんですけれども、では2人目以降の保育園児、幼稚園児を全て所得制限なく保育料を無償化することについてはいかがでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  こちらにつきまして、2人目以降の子供の保育料を無償化するということで試算を行いましたところ、約1,900万円ほどの予算が必要ということになりました。こちらにつきましても、すぐにできるとはなかなか申せません。今後、庁内で議論してまいりたいと考えます。 ◆9番(百村匡洋君)  分かりました。1,900万円の予算が2人目以降の場合は必要ということで、その財源ももちろん必要になると思いますけれども、令和6年度の小中学校の給食費無償化の予算ってお幾らぐらいか、聞いてもいいですか。 ◎教育部長(尾崎正幸君)  始めた当初、保護者の皆様から御負担いただいていた金額的なものについては約6,200万円、この部分を御負担いただいていましたので、それが一般財源に振り替わっているというような形になろうかと思います。 ◆9番(百村匡洋君)  ありがとうございます。 和歌山県のほうでは、令和6年度予算では給食費2分の1を補助するという報道がございました。御存じかと思うんですが、新宮市の給食費、全て新宮市が負担しているのが現状です。県から2分の1の補助が出ると、先ほどの1,900万円という予算も賄えるのではないかなと考えますが、いかがでしょうか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(馬込克彦君)  教育政策課、馬込から御答弁させていただきます。 先ほど部長も言いましたが、今、既に市の予算としまして6,200万円程度負担しておるところです。県から半分補助、10月からという話ですけれども、話は聞いております。そちらを頂いて、うちとしてはその半分の負担で担ってくる。単純にそれを保育料のほうにというのはなかなかちょっと議論が必要かと考えております。 ◆9番(百村匡洋君)  議論は必要かともちろん思うんですけれども、どうすればできるかというのも一つ前向きに研究、御検討いただければなと思います。 この子育て支援について、高校生までの医療費無償化、あとは保育料という形で提言させていただいておりますが、いずれも子育ての分野ということで、現状を子育て推進課においてどのような方針を掲げていらっしゃいますか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 「子育てするなら新宮市」ということで、市長も申しておりますとおり、子育てしている保護者さん、また子供たちにとってよりよい支援ができるよう、子育て推進課として努めてまいりたいと考えます。 ◆9番(百村匡洋君)  ありがとうございます。 もう少しだけ、ちょっと踏み込んで質問をさせていただければと思うんですけれども、「子育てするなら新宮市」という方針であったりテーマというのは非常にすばらしいと思っております。今、実際されている政策もございますけれども、今後考えている、どのように展開していくかですとか、もう今既にそれをやっていて一定の目標が達成されているラインになるのか、その点だけ最後にお聞きしたいんですけれども。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  ここがゴールというところはなかなか難しいところでございます。子育て推進課としましても、精いっぱい取り組んでいるところでございますが、できている部分、まだ不十分な部分、いろいろあろうかと思います。そういうところで、まだまだ頑張って取り組んでいきたい、そういうふうに考えます。 ◆9番(百村匡洋君)  分かりました。ありがとうございます。 では、この項目を終えまして、続いて、本人通知制度について一般質問を移らせていただきますけれども、こちら本人通知制度について、まだまだ認知度が薄いと私の中で認識しておりますが、一度、当局から御説明いただいてもよろしいでしょうか。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  市民窓口課、栗林から答弁させていただきます。 本人通知制度は、戸籍謄本や住民票の写しなどの証明書を第三者に交付した場合に、事前登録した本人に対して証明書を交付した事実をお知らせする制度です。第三者とは、本人からの委任状を持った代理人、弁護士など職務上請求が認められている人、自己の権利行使または義務履行などの理由で申請する人のことです。 本人通知の効果につきましては、不正請求が発覚する可能性が高まることから、不正請求を抑止する効果が見込まれます。 ◆9番(百村匡洋君)  本当、ざっくり簡単に言うと、自分以外の方が戸籍謄本だとか住民票写しを取得した場合に、その本人に通知が行くというものかと思うんですけれども、この制度を申請登録することによって、どういったメリットがあるんでしょうか。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  事前登録をいただきましたら、知らないうちに戸籍謄本などが取得されていないか確認できるため、万が一、不正取得の疑いがあれば、事実関係の早期究明につながります。 ◆9番(百村匡洋君)  不正取得を早期に発見できたり、大きく言えば犯罪の抑止力になるということだと思うんですけれども、この本人通知制度を登録した後、第三者が住民票の写しなどを例えば取得します。その場合、本人にどういった流れで通知が行くものなんでしょうか。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  大まかな流れといたしましては、例えば司法書士などが、相続手続のために法令に基づいて本人通知制度に登録している方の戸籍謄本等の証明書を取得されましたら、担当職員が交付をした旨の通知書を作成し、原則、開庁日3日以内に登録者へ郵送にて通知を行います。 ◆9番(百村匡洋君)  分かりました。本人には、現状、書面で通知が行くということですね。 ちなみに本人通知制度というのは、新宮市ではいつから導入されていらっしゃるんですか。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  本市では平成25年1月1日から施行しています。 ◆9番(百村匡洋君)  分かりました。今実際、和歌山県内の登録状況というのはどのくらいなんですか。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  令和5年9月末時点ですが、県内市町村の登録率は平均1.5%程度となってございます。 ◆9番(百村匡洋君)  平均ということは、和歌山県市町村の平均ということですか。県の平均というよりも、各市町村の平均ですね、分かりました。 では、新宮市の登録状況はいかがですか。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  令和6年1月時点において、登録者数は1,048人、約4%となっております。 ◆9番(百村匡洋君)  分かりました。ちなみになんですけれども、市の職員の方は結構少ないですか、多いですか、登録されている方。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  職員自身は、ちょっと全てを把握できているわけではないんですが、約300人弱程度になっておりまして、あと職員以外にも御家族の方とかにもなっていただいております。 ◆9番(百村匡洋君)  じゃ、今の4%のうちの大体3割、4割ぐらいが占められているんですね。分かりました。これも任意ですし、登録しないといけないものではないんですけれども、ちょっと参考に聞かせていただきました。 現状4%という数値にはなるんですけれども、この本人通知制度の方向性だとか、今後の見通しもよければお聞かせください。 ◎市民窓口課長(栗林圭一君)  制度周知につきましては、毎年、広報紙や隣保館だより、新宮市ホームページへの掲載のほか、二十歳の集いのチラシ配布や職員への呼びかけを行っております。今年度は窓口用の封筒に本人通知制度の概要の掲載を行ったほか、ラジオ放送での周知、新宮市SNSへの掲載、去年の蝶野正洋氏の講演会でのチラシ配布などを行っておりますが、なかなか登録者数が伸びない状況となっております。 まだ少数ですが、他県の小規模町村では、事前登録制とするのではなく、住民全ての方を対象に本人通知を行うといった登録不要型の事例もございましたので、本市においても導入に向けて調査研究を行っている状況でございます。 ◆9番(百村匡洋君)  分かりました。周知に向けていろいろ行っているということなんですけれども。先ほど私も申したとおり、登録が全てだとは思っておりませんが、新宮市にそういう犯罪を抑止することができたりですとか、不正取得を早期に発見できるということは、未然防止につながるのではないかなと思います。あくまで本人が申請するかしないかというのは、各市民の判断にはなろうかと思うんですけれども、この制度について理解し、判断する段階の認知度を上げていくというところを目指してほしいなと思っております。今後もよろしくお願いします。 では、以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(三栗章史君)  一般質問を続けます。--------------------------------------- △湊川大介君 ○議長(三栗章史君)  3番、湊川議員。 ◆3番(湊川大介君) (質問席) 議長のお許しをいただきましたので、通告に基づき質問をさせていただきます。 冒頭ですけれども、田岡市長におかれましては手術も無事成功いたしまして療養中とのこと、一日も早い御回復をお祈り申し上げます。 また、本年1月1日に発災いたしました能登半島地震でお亡くなりになられた方々への御冥福と、被災された皆様方へのお見舞いを申し上げ、一日も早い復興をお祈り申し上げます。 では、早速質問に移ります。先ほどの百村議員の質問とも重複する部分があるかと思いますが、お願いします。 このたびの能登半島地震、大変重大な、甚大な被害が発生いたしました。家屋、道路、そのほかインフラ設備、テレビを見ていると壊滅に近い状況が何度も何度も放映されまして、輪島市、珠洲市、七尾市等では、道路の回復もまだ見込めておりません。被災地へとつながる基幹道路も少ない。結果、ボランティアに入ろうとしても災害現場までは片道数時間もかかってしまう。ボランティアの作業時間は2、3時間しかない。今回ボランティアの件についてはお聞きしませんけれども、これ、もしこの地方での大地震が起こった場合に、この能登半島、新宮市と大変よく似ているように思うんですね。といいますか、新宮市はもっと苛酷な状況にさらされるんじゃないかというふうに思った次第です。 国道42号、168号は寸断され、海路も港湾が使えない、空路も使えない、大型ヘリコプター発着可能箇所も少ない。各所で被害が発生し、多数の箇所で甚大である場合は、自衛隊もなかなか被災地に入ることができない。いわゆる孤立状態に陥る可能性が非常に大きいというふうに考えております。行政は、自助、共助が重要であると言います。もちろん、とても大事な心構えであることは間違いありません。しかしながら、公助には限界があり、当たり前です。行政が被害を受けている中での公助は、たちまち限界を迎えます。 私は、このたびの能登半島地震の災害の教訓を生かさなければ、南海トラフ巨大地震が発災した場合に、いたずらに被害の規模、被災者を増やしてしまうことになるのではという危機感を抱いております。 質問ですが、防災対策課では今回の能登半島の地震について、新宮市としてどのような教訓を得たのか、御教示をお願いいたします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 今回の能登半島地震を受けまして、新宮市としましては、まずは現在行っている耐震事業を継続、強化していきたいと思っております。また、今回の地震で被災地への道路が寸断され、支援物資等が遅れたなど、いろいろな問題点が発生しております。当地方でも、南海トラフ巨大地震が発生すれば、同じように道路が寸断され、支援物資の遅れが考えられます。国は、発災後4日目には、どんな手段を使っても支援物資を届けると言っておりますが、南海トラフ巨大地震が発生すれば、被災地域は広範囲となり、支援物資が届かない事態も発生するかも分かりません。 現在、食料の備蓄につきましては、国からのプッシュ式の支援物資を想定し、3日分の食料を備蓄しておりますが、今回の能登半島地震の状況を考えますと、予算や備蓄場所の問題もありますが、5日もしくは1週間分の食料を検討しなければいけないのかなとは思っております。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございました。今、竹田課長が仰せられたこと、これが空振りに終わることが一番いいことやと思います。現実はそんなに甘くはないというふうに思います。大地震は必ず発生するということまで考えなければならないというふうに思います。じゃ、起こることが確実なら準備はできる。じゃ、できるだけの準備はしておきましょう。起こってから準備をする、これが最悪です。準備ですから前もって備える。途方もないお金もかかる。一見無駄に思えるかもしれませんが、しかしながら、いざというとき準備しておいてよかったよとかなりますし、逆に準備しておいたらよかったのになというふうになりませんように、どうかしつこいようですけれども、市民が安心できる対策をお願いいたします。答弁は要りません。 災害時の二次避難においては、食料、水もそうですが、汚水の話で誠に恐縮ですけれども、排せつ物の話、これが難儀やと思います。人間というか、動物の生理現象でありますから、これはどうにもなりません。犬や猫ではありませんので、その辺で済ませるというわけにもまいりません。この排せつ物の処理、これこそが避難生活をする上で、公衆衛生上最も真剣に考えなければならない問題だというふうに思っております。 防災対策課では、平素から防災出前講座や、市の災害発生時の対応について、それこそ昼夜問わず、本当に一生懸命取組をいただいております。しかしながら、それでも万全の体制ではありません。先ほどの排せつ物処理の件ですけれども、断水等でトイレが使用できないとなりますと、簡易トイレで用を済ませることになる。今、簡易トイレというものも相当進化しておると思います。私は、各自治会の自主防災組織に簡易トイレを加配、増設してほしいというふうに考えております。自治会で防災に関する用品を購入する場合の補助というのではなく、先ほど課長おっしゃられましたけれども、プッシュ式で簡易トイレを自主防災組織に整備していただきたいというふうに考えております。 防災対策課で自治会に対する補助があるということは周知をしておりますが、予算額が非常に少ないと。自主防災組織としては、あれもこれも欲しいというふうになるわけですけれども、予算は青天井ではありません。限られた少ない予算の中でやりくりしていることを承知でお尋ねします。簡易トイレの整備は十分でしょうか。十分という言葉は非常に抽象的ですので、私は、今ある倍の数を自主防災組織に整備してほしいと思っています。今、倍と申し上げましたけれども、数的な根拠はありません。現状では不足するというふうに考えておりますので、どうかよろしくお願いします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  簡易トイレについてですが、現在、市では指定避難所等に、国の基準である106基に対し160基備蓄しております。平均的な1日の使用回数5回の、3日分が利用できるようにしており、内閣府のガイドラインに示す50人当たりトイレ1基という数値を基にしております。 自主防災組織に対しては、備蓄物品購入の補助金も交付しておりますので、各地区で備蓄を検討される場合は、ぜひ補助金を御利用いただきたいと思っております。 トイレについてですが、今後も順次、整備をしていきたいと思っております。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。今、160基準備していただいているということは存じておりました。ぜひ、災害用の簡易トイレも進化しておりますので、グレードアップというか、いざというときに間に合うように、市民の皆さんに衛生的に御使用いただけるように、整備を強く要望いたします。 地震の予知は無理です。しかしながら、災害後の避難生活をする上での準備はできると思いますので、当局におかれましては、今回の能登半島地震を教訓として、市内各自治体への自主防災組織等、防災に関する事業に格段の予算を賜りますようお願いを申し上げます。 避難タワー、高度な防災訓練の実施などについてもお聞きしたかったんですが、またの機会にいたします。 次の質問に移ります。 次に、市内高森地区の道路新設についてお伺いをいたします。 請願として総務建設委員会に付託されておりますので、委員会でもって審査させていただきます。 この道路は、平成8年から高森地区の住民が主体となって取り組んでいると、高森地区に住まう方々から聞いております。かれこれ28年、ほとんどと言っていいほど進捗がありません。この道路、高森住民の生活道路、これを敷設しなければ、高森地区の方々は震災におびえ、近年の桁外れの大雨のたびに土砂崩れにおびえて日々の生活を送らなければならない。私は、道路に関して全くの素人でございますので、何をどのようにするという具体策は持ち合わせておりません。高森地区には、黒潮園さんや悠久さんといった入所・通所施設がありまして、職員を入れて200名近く在所しております。一般住宅として約40件、この地域へアクセスする唯一の道は、土砂災害警戒区域に設定されていることからも、大雨災害や地震が発生した場合、高森地区へ通じている唯一の道は寸断され、救助の車も入れない、ヘリポートもありません。 大地震は、必ず起こると言われて久しいわけですけれども、幸い、今まで大規模な地震災害は発生しておりません。が、近年、頻発する豪雨での土砂崩れなどが発生した場合、この地域は確実に孤立いたします。この地区の孤立を防ぐためにどうしたらよいのか、どうやったらこの道ができるのか、そのために何をすればいいのか。高森地区に住まう方々の悲願であります。地区の方々も積極的に当該部局にお願いに行かれているようですけれども、残念ながら、事態はほぼほぼ動きません。 大きな予算が必要であることは十分理解をしております。しかしながら、お金の問題で地域住民を取り残す、犠牲にするということなど絶対にできないわけです。あってはならないことだというふうに思います。何とかしてこの道を整備していただいて、高森地区住民が安心して暮らせるように、実現に向けて対策を講じていただきたいと思います。 質問なんですけれども、どうやればこの道を実現できるのか。高森地区の方々の利便性だけではない、災害発生時の避難地域、避難場所としての命の道の実現について、どうやれば実現するのか教えてください、お願いします。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤より答弁させていただきます。 高森地区の新設道路整備につきましては、既存道路の通行性や、地震、水害といった災害時の地区孤立等の観点から、新設道路の要望が三輪崎区から出され、担当課としても、道路の必要性は認識しております。 今後も、新宮道路の整備状況を確認しながら、地域の安心・安全な暮らしを守るため、新設道路の実現に向けて努めてまいります。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。当局の皆さんも大変な御努力をいただいていることは十分承知もしております。どうか、この道路が実現に向かいますように、もう一歩、まずは一歩前進してくださいますようにお願いいたします。 道路を造って生活を便利にするというよりかは、地区に住まう方々の命を守るために、この道路の建設を強く要望させていただきます。副市長、何か御見解があれば、よろしくお願いします。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  この道路の要望については以前から認識しているんですが、新宮道路の、この要望の代替地、仮の道路、工事用道路の件もよく理解しておりますので、そのことが明確になれば、市長共々、国のほうにもいろんな話をしながら、前向きに検討したいというふうに思ってございます。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。今こうやって一般質問で取上げさせていただいても、実現するのは何十年か先、実現するかどうかも分かりません。途方もない時間と労力、お金もかかります。何年たっても検討しています、協議しますでは、ちっとも前に進まない。ぜひ一歩前へ進んでいただきますように、強くお願いいたします。よろしくお願いいたします。 申し遅れましたけれども、都市建設課におかれましては、12月の議会で、一般質問中のカーブミラーの件、対応していただけるとのお返事をいただき、誠にありがとうございました。感謝申し上げます。 では、次の質問にまいります。 帯状疱疹予防ワクチンの進捗状況についてお尋ねをいたします。 昨年12月の議会の一般質問でもお伺いをさせていただきました。国の対応を見ながら検討するという御回答でありました。現在の国の対応はどのようなものか、御教示お願いいたします。 ◎健康福祉部次長兼地域保健課長(辻本美恵君)  地域保健課、辻本より答弁させていただきます。 昨年秋に、国の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会のワクチン評価に関する小委員会において、帯状疱疹ワクチンの定期接種化に向けた議論を行われましたが、組換えワクチンに関する有効性、安全性、費用等の知見や生ワクチンに関する有効性の持続期間等の知見、これら2種類のワクチンの中立的な費用対効果、評価など、ワクチンの評価に必要な知見が一定程度集積していると考えられる場合に、再度議論を行うこととされました。これらの知見が集まり、妥当と判断されれば、定期接種化されることになりますが、それまでにはまだ期間を要するものと考えております。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。議論していただいているということではありますけれども、ほぼほぼ進捗がないということと受け取りました。 テレビやマスコミ媒体では、帯状疱疹にはワクチンがあります、御安心ください的な民間企業のコマーシャルがユーチューブでアップされているところでありますけれども、厚労省の資料で見たのですけれども、G7加盟国では、既に接種費用補助制度があるようです。ドイツは州によって対応がまちまちということであります。 日本では、2023年8月のデータでは、全国280市区町村で補助というか助成制度を実施中、あるいは実施予定とありました。和歌山県でも、田辺市ほか5町で実施している現状。我が新宮市は、残念ながらできていない。 医師や専門家ではないので、帯状疱疹ワクチンについての詳細な説明はようしません。確かにワクチン接種をすれば、その症状からは解放される、これはいいことです。問題は費用ですね。不活化ワクチン、シングリックスは1回2万円以上かかる。これを間を空けて2回打たなければなりません。4万円以上かかる。自由診療ですから、保険適用外で自己負担、これは年金生活者にとっては非常に高額です。年金生活者でなくても非常に厳しい。接種したら、年齢による差はありますけれども、おおむね高い効果率ということもある。 質問ですけれども、新宮市として帯状疱疹ワクチンの接種費用補助についての現状のお考えをお示しください。 ◎健康福祉部次長兼地域保健課長(辻本美恵君)  庁内では、担当課において議論しているところです。帯状疱疹ワクチンの有効性につきましては一定の効果があることが確認されており、比較的接種費用は高額なところもあって、市の助成を待ち望まれている方も少なくないと認識しております。 現在、国において定期接種化に向けた議論が行われているところですが、まだ定期接種化に至っていないことから、ワクチンの有効性、安全性、費用対効果などに対する国の見解を注視しつつ、任意接種としての助成実施については慎重に見極めていきたいと考えております。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。この帯状疱疹、私、罹患したことはありませんけれども、年齢を重ねていくと免疫力が低下して、80歳までに3人に1人が感染すると書いてありました。いつ罹患するか分かりません。罹患したくないし、痛い思いをしたくない、誰でもそうです。 当局にお伺いしますけれども、新宮市で補助事業を実施した場合、例えば半額補助しましたといった場合、どの程度の事業規模となるのか、金額的なシミュレートがあればお示しいただきたいのですが、よろしくお願いします。 ◎健康福祉部参事[地域医療・新型コロナワクチン担当](小内洋二君)  健康福祉部、小内より答弁させていただきます。 残念ながら、市内の罹患率というのが把握できてございませんので、費用の試算については試算してございません。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。罹患者数も、事業規模も分からないと。 理由はそれなりに分かりますけれども、これだけ一般化しつつある病気で、もしかしたらコロナワクチンと因果関係があるかもしれないと言われている病気です。自由診療だから、保険適用外だから罹患者数をカウントする必要がないということですけれども、例えば1,000人分の何人とかいうデータというふうによく聞かれますけれども、それもないですね。 平素から、健康福祉部の皆さんには一生懸命保健衛生のために御努力をいただいていることには本当に頭が下がる思いですし、感謝も申し上げております。ぜひ罹患者の立場に立った保健衛生であってほしいと切に思います。答弁は結構です。 新宮市の第2次総合計画の中に、健康づくりの推進という項があります。全ての人が高齢になっても生き生きと生活ができ、住み慣れた地域で住み続けられるよう、一人一人の健康意識を高め、生涯を通じた健康づくりを市民と共に推進するというふうに書いてございます。帯状疱疹云々とは書かれておりませんけれども、先ほど申し上げましたけれども、患者の立場に立って、ぜひ庁内で実現に向けて御英断をお願いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(三栗章史君)  湊川議員、休憩に入りたいんですけれども、よろしいですか。 ◆3番(湊川大介君)  そうですか、はい。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後1時56分--------------------------------------- △再開 午後2時07分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 3番、湊川議員。 ◆3番(湊川大介君) (質問席) 先ほどの続きなんですけれども、当局には前向きというか、そういった答弁をいただけませんでしたけれども、私も一般質問でこのように言うことですので、言いっ放しは大変無責任だというふうに思いますので、いわゆる乗りかかった船ということで、実現するまで、あるいは方向性が見えるまで質問し続けたいというふうに思います。どうかよろしくお願いします。 では次、熊野古道の世界遺産登録20周年についてということです。 熊野古道登録20周年の準備、あるいは進行中も含めまして着々と進めていただいておりますけれども、高野坂の整備についてお尋ねをいたします。 まずは、市内各地に古道案内の看板を設置いただきまして、ありがとうございました。大変見やすい看板で喜んでおります。12月議会で一般質問としてお伺いいたしましたけれども、高野坂の整備、やはりお迎えする気持ちがないと、いわゆる仏を作って魂入れずということになりますので、せっかくのこういった遺産、それこそ世界に向けて発信できるチャンスだというふうに思います。チャンスを生かして、市内にある世界遺産、速玉大社、神倉神社、高野坂しかりですけれども、新宮ええとこ一遍来てくらんし的なプロモーションをお願いいたしたいと思います。 質問ですけれども、熊野古道世界遺産登録20周年事業について、現在までに決まっているイベント、または進行中のイベントがあれば、お示しいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  商工観光課、津越より答弁させていただきます。 世界遺産登録20周年という注目すべき年でありますので、特色あるイベントを1年通じて実施していきたいと考えております。 まず、その中で目玉といたしましては、市内の世界遺産スポットにてプロジェクションマッピングやライトアップなど、光を使った演出を行います。また、山、川、海の熊野古道を全て体験できるのは新宮市ならではの強みでありますので、新宮につながる熊野古道を体感、体験、再発見してもらうために、シリーズ化して、語り部の案内の下、リレーウオークの実施、また首都圏では、新宮、熊野の魅力発信や、歴史的な背景をPRするため、旅行会社やメディア等と連携いたしまして、セミナーの実施、さらに当地への現地ツアーの造成につなげていきたいと考えております。 また、そのほか、登録日であります7月7日には記念式典の開催、あと都市圏での観光キャンペーンとか旅行会社の営業など、県や観光関係団体、庁内の関係課と連携しながら進めていきたいと考えております。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。登録20周年の節目の年に、市民の皆さんが新宮市を誇りと思えるような、市民の皆さんが市外に住まう御親戚とかお知り合いに一遍おいでよ、などと言っていただけるような、わくわくするような行事を展開していただいて、国内はもとより、諸外国の来訪者の方々に我がまちを堪能していただきたいと思いますので、当局にはさらなる御尽力をお願いいたします。答弁は要りません。 通告はしておりませんけれども、新宮城の石垣についての現状はどのようなものか、お分かりであればお願いいたしたいと思います。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  文化振興課、峪中より答弁をさせていただきます。 石垣につきましては、先般、環境整備事業も行ったので、今よく見える状態にはなっておりますけれども、特段、今年度、来年度等で石垣を修理するというような計画はございません。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。世界遺産登録20周年、人間でいうたら二十歳、1月4日の二十歳の集いには、きれいなお着物を着て、本当にべっぴんさんにしてもらっていました。新宮城の石垣も少しは、同列にしたらあかんのかもしれんけれども、少しは化粧したほうがいいんじゃないかなというふうに思いましたので、今言わせてもらいました。 もう一つ、これはお礼ですけれども、三輪崎支所奥側の常設エコ広場を御整備いただきまして、ありがとうございました。現状、利用者にはすごく好評でありまして、大変感謝しております。ありがとうございました。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(三栗章史君)  一般質問を続けます。--------------------------------------- △榎本友子君 ○議長(三栗章史君)  13番、榎本議員。 ◆13番(榎本友子君) (質問席) 引き続きまして、一般質問をさせていただきます。 まず、先ほどの湊川議員と重なりますが、帯状疱疹予防ワクチン接種費用の補助について質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 先ほども説明がありましたが、日本人の90%以上が帯状疱疹を発症する可能性があり、50歳代から発症率が上がり、80歳までには約3人に1人が発症すると言われております。発症すると体の片方に痛みが続き、赤い発疹ができ小さな水膨れとなって帯状に広がっていく症状であります。ここにおる私たちも人ごとではないのです。合併症としては、人によっては痛みの程度は違いますが、水膨れが治っても痛みだけが残り激しい痛みで日常生活に支障を生じたり、長年にわたって終わりの見えない痛みから鬱状態になる人もいると言われております。これを帯状疱疹後神経痛といいます。この帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルスが原因で起こる病気ですが、水ぼうそうの多くは子供の頃にかかり、治った後もウイルスが消滅したわけではなく、背骨に近い神経に症状を出さない状態で潜んでおり、免疫力が低下したとき、ウイルスが活動を開始すると言われております。 最近、この帯状疱疹を発症される方が大変増えていると新聞等で目にしました。その背景の一つに、水ぼうそうをめぐる環境の変化もあると考えられているようです。平成26年に水痘ワクチンが乳幼児の定期接種となったため、最近では子供の水ぼうそうが減少しております。以前は、水ぼうそうにかかった子供と接することで、大人も免疫を活性化できるブースター効果を得ることができていたものであります。その機会が減ったことにより、帯状疱疹を発症される方が増えているとの考え方もあるようです。 国内では公式の統計は出ていないのですが、新型コロナウイルスの流行でのコロナ感染による免疫細胞のダメージ、ワクチン接種によって免疫が一時的に落ちる、そしてコロナ禍の心理的ストレスによって免疫力が落ちるといったことが、この帯状疱疹の発症の増加につながっているのではないかと言われております。加齢による免疫力低下は避けられず、今後の高齢化を考えますと、患者数の増加が予想されます。何らかの対策が必要であります。 予防方法は、大きく分けて二つあります。一つは、睡眠や休息をしっかり取り、疲れやストレスをため込まないようにすることであります。もう一つが、ワクチン接種であります。アメリカ、カナダ、オーストラリアでは、帯状疱疹ワクチンが推奨され、費用助成も実施されております。帯状疱疹の発症率を減らしたというデータもあります。 しかし、新宮市では任意接種のため、全額自己負担です。金額は、生ワクチンで7,000円から1万円、これは1回で済みます。また、不活化ワクチンというのは1回2万2,000円を2回打たないといけないです。とても高額で、帯状疱疹ワクチン接種への大きなハードルの一つになっております。 和歌山県内では、先ほど湊川議員の答弁の中でも当局のほうに答えていただきましたが、この令和6年度4月から、和歌山市でも、また湯浅町でも助成が開始されます。高齢者のインフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンなどと同じように、個人の経済的な負担が軽減されますし、ワクチン接種によって、日常生活に支障を及ぼす激しい痛みに苦しむ方を減らすことができます。高額な接種費用は、特に年金暮らしの方々にとって大きな壁であります。住民の方々からも、助成を出してもらえないかとの声が上がっております。せめて年金暮らしの方への帯状疱疹ワクチンの助成に取り組むべきと考えますが、先ほども答弁はお聞きしているのですが、当局の見解をお聞きいたします。お願いします。 ◎健康福祉部次長兼地域保健課長(辻本美恵君)  地域保健課、辻本より答弁させていただきます。 先ほどの湊川議員の質問への回答と同じ内容になりますが、帯状疱疹ワクチンの有効性につきましては一定の効果があることが確認されており、比較的接種費用が高額なこともあって、市の助成を待ち望まれている方も少なくないと認識しております。 現在、国において定期接種化に向けた議論が行われているところですが、まだ定期接種化に至っていないことから、ワクチンの有効性、安全性、費用対効果などに対する国の見解を注視しつつ、任意接種としての助成実施については慎重に見極めていきたいと考えております。 ◆13番(榎本友子君)  ありがとうございます。帯状疱疹後の神経痛は、日常生活に支障を及ぼす痛みが長く続く病気です。また、高齢になりますと、体の痛みや心の痛みが大変つらく悲しいものであります。どうか新宮市においても、一日も早い何らかの検討をお願いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では続きまして、災害時における避難所の環境整備について質問をさせていただきます。 本年元日に起きた能登半島地震から2か月、新宮市の避難所について不安に思っている市民の皆さん方も多いと思います。風水害や地震といった自然災害で、被災者支援の拠点となるのが避難所であります。自治体が開設し、長期の滞在にも対応します。地震、津波の被害に逃れても、その後の避難生活などで命を落とすケースは災害関連死と呼ばれています。この災害関連死により、2011年の東日本大震災では約3,800人、また2016年の熊本地震では、地震で直接亡くなる人よりも多い約230人に上がっております。 災害関連死を防ぐには、医療の充実だけでなく、被災後の生活環境やストレス緩和ケアが重要になります。このため政府は、令和4年4月に自治体向けの避難所における良好な生活環境の確保に向けた取組指針、また避難所運営ガイドライン、そして避難所におけるトイレ確保運営ガイドラインが改定されました。これは、平成28年4月の避難所をめぐる様々な動向を踏まえてのことでした。避難所をよりよくする取組は、各地の先進事例とともに、衛生管理や食事の提供などで必要な改善策を示しております。 そこで、本日は、新宮市の災害時における避難所の環境整備の状況について質問いたします。特にトイレとベッドに注視しております。 最初に、トイレですが、避難所のトイレは利用者に対して数が少なく、衛生環境も悪化しやすいです。断水で水がなくなり、水洗トイレが使えなくなって劣悪なトイレ環境に陥ります。すると、トイレに行きたくないと、排せつ回数を減らすために水分摂取を控える人が出始めて、脱水状態を引き起こします。その結果、口腔内の細菌が増えて、それが原因で誤嚥性肺炎を引き起こして亡くなる人が出てまいります。 実際に能登半島地震では、陸路の寸断や断水、停電の長期化によってトイレが使えない状況が長引き、避難所などの衛生問題が深刻化しました。新聞によりますと、地震発生から6日目に能登町に入った方の話で、道中で立ち寄ったトイレの便器が汚物で埋め尽くされていた、とてもまたいで使うことができないほどだった。また、地震発生3日後、珠洲市や輪島市に入った方の話では、珠洲市のある小学校体育館には300人を超える地域住民の方々が避難をしていました。体育館のトイレに入ると、便器に非常用トイレのビニール袋は設置されていたものの、汚物であふれていたそうです。不衛生なトイレに行かなくても済むよう、食事や水分摂取を我慢する人も出ていたそうです。特に女性にその傾向が強く、2日間トイレに行っていない人もいたということです。ある避難所では、仮設トイレが届くまでの10日間、300メートルほど歩いたところにある海辺で用を足すしかなかった。介護が必要な高齢者は、避難所の一角をござで仕切り、置いた容器に出してもらっていた。 劣悪なトイレ環境は、避難生活のストレスを高めたり、急性胃腸炎を招くノロウイルスなどの集団感染の原因となるだけではないです。災害関連死の危険性を高めます。避難者が水分摂取を控えるため、血液中に血の塊ができ、肺に詰まって重篤な症状を起こすエコノミークラス症候群を誘発するからであります。このように、災害時のトイレ問題は、本当に想像を絶する状況であります。 そこで、新宮市の災害時避難所のトイレの現状についてお聞きします。トイレの数は足りていると思いますが、また災害用トイレの備蓄について、計画的に取り組んでいると思いますが、今後の計画について教えてください。お願いします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 先ほども答弁させていただきましたけれども、簡易トイレについてですが、現在、市では160基備蓄をしております。これは内閣府のガイドラインに示すように、50人当たりトイレ1基という数値を基にしており、県の算定した避難者数5,300人に対して算出しております。また、令和6年度にはオストメイトトイレ2台を予算計上しております。 今後も、新しい製品とかも出てきますので、そこら辺も検討して、自動パック式トイレであるとか、そういうトイレも順次備蓄していきたいと考えております。 ◆13番(榎本友子君)  ありがとうございます。 新宮市ではマンホールトイレも設置しているそうですので、そのマンホールトイレについても教えていただけますでしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  マンホールトイレについてですが、新宮市では19基の備蓄があります。佐野の防災倉庫と、中核避難所の一部に配置しております。中核避難所につきましては、神倉小学校、緑丘中学校、城南中学校、丹鶴体育館、蓬莱体育館、三輪崎小学校に配置しております。 使用方法についてですが、浄化槽の上にマンホールがあると思いますけれども、マンホールを開けてその上に設置をします。トイレの便座に筒状の袋がついていますので、それを浄化槽の中に入れて使用するというふうになっております。 ◆13番(榎本友子君)  そのマンホールトイレは、今言ってくださった施設に1基ずつなんでしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  神倉小学校には3基、緑丘中学校には4基、城南中学校には1基、丹鶴体育館、蓬莱体育館も1基ずつでございます。三輪崎小学校も1基となっております。 ◆13番(榎本友子君)  ありがとうございます。私も、今回の一般質問でトイレのことを調べていて、マンホールトイレというのを知ったんですけれども、新宮市にはないのかなと思ってたのが、もうきっちり設備されていてびっくりしたんですけれども、ただこれで足りるものではないかと思いますので、今後も備蓄のほう、よろしくお願いしたいと思います。先ほどの簡易トイレにしても、またさらなる充実をよろしくお願いいたします。 次に、和歌山県で2024年度の予算で、これは新聞で読んだんですけれども、トイレトレーラーを導入すると載っておりました。これは新宮市に配置してもらえないのでしょうか。地震のときは、道路もどうなっているのか分からないです。和歌山市から遠い新宮市では、いざというときに間に合わないです。どうか新宮市に配置してもらえるように強くお願いしていただきたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  令和6年度に和歌山県が導入するトイレトレーラーにつきましては、県の防災企画課によりますと、導入台数は1台ということです。また、配置場所についても現在検討中ということであります。 ◆13番(榎本友子君)  ありがとうございます。4,000万円という予算だったから2台ぐらい買うのかなと思っておりましたが、なかなか厳しいなと思いますが、今後も県でトレーラーを購入していただいて、ぜひ新宮市にも配置していただけるようにお願いしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、避難所のベッドについてお聞きします。避難所にベッドの備蓄はありますでしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  避難所のベッドにつきましては、折り畳み式の簡易ベッドが、これは要配慮者用として70基備蓄しております。また、和歌山市の段ボール製造会社と災害時の段ボールベッドの供給についてですが、近々、協定を締結する予定となっております。 ◆13番(榎本友子君)  ありがとうございます。 約100年前の関東大震災から続く雑魚寝の避難所、または我慢する避難所からも脱却することが急務であります。雑魚寝をすれば、床で寝るストレスを受けて睡眠不足に陥ります。その結果、体力や免疫力が低下して呼吸器系疾患を起こす人が出てくることもあります。ベッドは床での雑魚寝を避けて、就寝環境を整えることができます。段ボールベッドも聞きましたが、段ボールベッドは保管場所の確保が困難だとか問題もありますし、ニュースで、契約した段ボールがいざというときには道が通れなくて届かなかったという話もお聞きしました。 そこで、エアベッドの導入を考えてはどうでしょうか。段ボールベッドと違い、保管しやすくコンパクトです。床の上のウイルスや細菌のついたほこりを吸わないよう、避難者にとっては硬い床や段ボールベッドより睡眠不足にならないと思います。このような観点から、避難所にエアベッドを順次導入してはどうでしょうか。答弁をお願いいたします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  エアベッドについてですが、現在ちょうど防災対策課のほうでも協議しているところでございます。空気を入れる手間はありますが、備蓄する場所も取りませんし、また寒さ対策にもなりますので、今後、購入についてしっかりと検討していきたいと思っております。 ◆13番(榎本友子君)  ありがとうございます。ぜひ実現をよろしくお願いいたします。災害はいつ起こるか分かりません。ぜひとも早急に検討していただきますようにお願いいたします。 また、避難所で重視されるのがプライバシー確保の問題だと思います。プライバシー確保をするためには、簡易テントなどの導入も重要だと考えます。欧州やアメリカでは、避難所は被災後が安全かつ健康的に過ごせる場所で、安心して生活再建への力を蓄えられる場としています。 新宮市も、プライバシーが守られる簡易テントで被災家族ごとに簡易テントを確保できるようにしてはどうかと考えますが、当局のお答えをお願いいたします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  新宮市では、避難所のプライバシー確保のために、段ボールパーティションを設置しております。また、簡易テントについては、これも要配慮者用として200個備蓄をしております。 ◆13番(榎本友子君)  ありがとうございます。これもまた、数のほうをよろしくお願いします。 次に、指定避難所となる学校施設の安全対策についてお聞きいたします。 学校、体育館の耐震、また非常用電源の確保はどのような設備をされておりますか。また、発電能力は何日ぐらいもちますか。照明とか、外壁などの耐震についてもお願いいたします。避難所となる体育館への空調設備、クーラーもお金の要ることは分かっていますが、避難所としても使う体育館のことですので、よろしくお願いいたします。御答弁お願いいたします。 ◎教育部次長兼教育政策課長(馬込克彦君)  教育政策課、馬込から御答弁させていただきます。 まず、校舎等の耐震についてですが、市内小中学校の校舎と体育館については、耐震性があることについて確認済みです。 次に、非常時における非常用電源についてですが、各校には自家発電などの非常用電源設備は設置できておりませんので、大規模災害時の避難所運営の際には防災対策課で備蓄しております発電機による運用となります。 また、照明や外壁などの耐震についてですが、市内小中学校の校舎体育館の老朽化による危険箇所につきましては、児童生徒の安全面からも、優先的な改修に努めておるところでございます。また、体育館の照明施設については、建築基準法に基づく点検も行っているところですが、万一の際には落ちないようにワイヤーをかけて落下防止対策を行っているところです。 また、体育館への空調整備については、議会において以前から御質問いただいておるところで、市としても大きな課題と捉えています。今後も調査研究をしていきたいと考えております。 ◆13番(榎本友子君)  よろしくお願いいたします。体育館は、災害時には住民の避難所となるところです。体育館の耐震は大丈夫でも、照明や外壁が落下しないとは限りません。 実際に、本年2月6日に愛媛県内の公立中学校で、老朽化した外壁の一部が剥がれ落ちる事故が起きております。同様の事故は近年各地で断続的に発生しております。地震の揺れで外壁が落下すれば、子供たちがけがをしたり、また避難所としても使えなくなるおそれがあります。非常用電源の確保、自家発電とか、照明や外壁の耐震、また空調、エアコンの整備等、避難所である学校の防災機能のさらなる充実をよろしくお願いいたします。 続きまして、災害時の生活用水、井戸整備についてもどこに整備しているのか、説明をお願いいたします。 また、学校以外の指定避難所においても、耐震、非常用電源、トイレなどの状況はどうなっておりますか。 また、旅館等宿泊避難支援事業は、地震のときは一次避難だけですか、できますか。また、長期宿泊も可能ですか。答弁をお願いいたします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁します。 まず、災害時の生活用水、井戸整備についてですが、今回の能登半島地震のように、災害時は断水が想定されます。災害時の生活用水の確保の手段として、市では市内の中核避難所、指定避難所に毎年1基、井戸を建設しております。今年度までに神倉小学校、三輪崎小学校、王子ヶ浜小学校の3か所に設置をしております。また、令和6年度は、一応、佐野会館を予定しております。また、市民の方に災害時の協力井戸の登録をお願いしており、これまで11か所の登録をしていただいております。 次に、学校以外の指定避難所の件ですが、学校以外の指定避難所についても耐震のある場所を指定しております。簡易トイレや備蓄食料なども備蓄しており、非常用電源がない場所については、先ほども言いましたけれども発電機での対応となります。 最後に、旅館等宿泊避難支援事業についてですが、この事業は、風水害時に市が警戒レベル3、高齢者等避難以上を発令した際に、新宮市が指定するホテルや旅館へ避難した場合に1泊3,000円を補助する制度であります。地震時には、避難期間が長期にわたることが考えられますので、このため現時点では、地震の際は利用できませんが、地震の際に利用できないかどうか、借り上げも含めて、今後ホテルや旅館と協議を検討していきたいと考えております。 ◆13番(榎本友子君)  よろしくお願いします。井戸整備とか、学校以外の指定避難所の整備についても、防災機能のさらなる充実をよろしくお願いいたします。旅館等宿泊避難支援事業についても、風水害だけでなく、地震のときの対策もよろしくお願いいたします。 次に、風水害の避難時のタイムラインの作成について質問いたします。 自然災害の発生を防ぐことはできません。しかし、自然災害による被害を軽減するためには、行政と市民一人一人が適切な行動、避難することが重要であります。自然災害発生時に適切な行動が取れるよう、市民一人一人が避難行動をあらかじめ時系列に、時間ごとに整理しておく取組、これをマイ・タイムラインといいますが、を作成することはとても大事なことです。新宮市において、タイムラインの取組についてお聞きします。また、タイムラインの普及啓発はどのようにしていく計画でありますか。答弁お願いします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁します。 避難所のタイムラインにつきまして、まず風水害の場合は、自宅が洪水の浸水域などの災害リスクがある場合は滞在不可と判断しまして、避難情報が発令された場合は速やかに避難をしていただくようお願いしております。こちらについては、冊子版ハザードマップで逃げどき判定の表がありますので、個々の御自宅などについて御確認いただけるようになっておりますので、このことについては出前講座等でも啓発を行っております。 また、地震や津波の場合のタイムラインの作成はしておりません。地震が起きた際は、まず逃げるということを念頭に置いておくようにお願いします。揺れや津波の情報をきっかけに、できるだけ早く、そのとき行くことができる丈夫な高いところへ避難するようにしていただきたいと思います。 また、能登半島地震でも発生しましたが、土砂崩れも津波同様に大変に危険ですので、土砂災害警戒区域にお住まいの方も、強い揺れを感じたら危険な場所から逃げていただきたいと思います。 ◆13番(榎本友子君)  ありがとうございます。 昨年、総務建設委員会で、茨城県の常総市に視察に伺ったときに、常総市では平成28年度から、みんなでタイムラインプロジェクトという取組をしております。マイ・タイムライン検討会を実施して、参加した住民自身のマイ・タイムラインを作成しております。市内小中学校で、防災教育として、毎年、水害の避難行動計画、マイ・タイムラインを作成しております。 先ほど防災対策課長が言われた新宮市のマップの逃げどきは、こういう感じです。でも、常総市がやっているマイ・タイムラインというのは、このように個人個人がノートを作って、私のマイ・タイムライン、私の逃げどきを作って、これを学校で子供たちが作る、そういう取組をしております。学校でこのマイ・タイムラインを学んだ子供たちは、今度は我が家に帰って家族でマイ・タイムラインを作成します。そこから町内会、自主防災組織など、地域でマイ・タイムラインを作成していく。このマイ・タイムラインを作成することが広がっていくことが、災害時の迅速な避難につながると思っております。 学校も忙しいかと思うんですけれども、小学校、中学校の防災教育の一環として、水害時の避難行動計画、マイ・タイムライン作成に取り組んではいただけないでしょうか。御答弁お願いいたします。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田より答弁させていただきます。 現在、新宮市立の小中学校におきましては、和歌山県教育委員会等が作成しております実践事例集等を基に、各校で年間計画を立てて防災教育に取り組んでおるところでございます。 風水害につきましても、例えば紀伊半島大水害を実際に体験した方から当時の話を聞いたり、ハザードマップを使いまして、自分たちの身近な場所がどの程度浸水するのかを確認したりするなど、学校ごとで工夫しながら取組を進めております。 そのように子供たちが学校で学んだことを家に持って帰って家族に話をすると。そこで自分たちならどんなふうに備えておくのか、どのように対応するのかを話し合うきっかけになるということでございます。それが学校の防災教育の目的の一つでありまして、そのことが子供たちだけではなくて、家庭や地域の風水害のみならず、地震、津波に対する防災意識を高めることにつながるというふうに考えております。 今回御紹介いただきましたマイ・タイムラインを子供たちが作成するという事業案も、そのきっかけづくりの一つになるのではないかというふうに考えますので、今後、参考とさせていただきたいなというふうに考えます。 ◆13番(榎本友子君)  ぜひ検討をお願いいたします。 新宮市としても、ハザードマップにタイムライン欄を掲載しても、タイムライン作成の後押しをしなければ、何人の人が読んで理解して作成するでしょうか。防災対策課は、出前講座で、呼んでくれたら説明しますと言いますが、呼ばれてからではなく、積極的にこのタイムライン普及啓発に取り組んでいただきますようにお願い申し上げます。御答弁お願いします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 タイムラインの普及につきましては、学校など関係機関と連携をしまして、出前講座や広報などでも発信して、今後、積極的に普及啓発に取り組んでまいりたいと思っております。 ◆13番(榎本友子君)  どうかよろしくお願いいたします。この能登半島地震直後で防災予算が増えていると思いますが、また一時的でなく、継続して防災対策を拡充して、避難所の備蓄に取り組んでいただきますように、心から切にお願い申し上げます。 以上です。ありがとうございます。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後2時49分--------------------------------------- △再開 午後2時59分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △吉良康利君 ○議長(三栗章史君)  10番、吉良議員。 ◆10番(吉良康利君) (質問席) おはようございます。 議長のお許しが出ましたので一般質問させていただきます。 今回、こちらの総合計画から参考に質問させていただきます。 まず最初に、このボードを見ていただきます。昨年の12月定例会で、都城市の移住者支援のお話をさせていただきました。皆さん覚えていますでしょうか。 先月、こういうニュースを目にしました。2022年度のふるさと納税で全国最多の寄附を集めた宮崎県都城市への移住者が急増していると。2023年度の移住者は1月で1,833名、前年度1年間735名から約4倍、想定を上回る人口の流入で、今後、保育士さんが不足するおそれもあるという。全国の地方都市が人口減少にあえぐ中、何が起きているのか。市の人口は16万人弱。少子高齢化や若い世代の市外流出などで、17万人超だった2006年の合併以降減少傾向にあったと。移住者も2013年度は僅か1人、2018年度も113人だった。しかし、2023年度4月から2024年の1月まで10か月間で、移住者は何と10年前の1,800倍、5年前の16倍に急伸した。背景にあるのは、市の手厚い支援策だということです。 では、何を取り組んでいるのか。2023年度から、一つ目は、中学生までの子ども医療費無償化、これは新宮市はずっとやっています。二つ目、妊産婦の健診費用の完全無償化、これも新宮市は補助券などを配付して、ほとんどの人が無料で健診を受けられると、当局から回答をいただきました。三つ目、都城市の独自の施策として、市内全ての子育て世帯の経済的支援とともに、子供を産み育てやすい環境の充実を図るため、ゼロ歳児から2歳児までの保育料を無料にし、全児童の保育料を完全無償化しました。 この件に関しては、12月でもお願いしましたが、新宮市では実施されていません。この3点が上げられており、都城市は、子供を産み育てやすい環境整備を進めたと。これを見て、新宮市が劣っているのは、ゼロ歳児からの保育園の無償化だけです。 昨年定例会で、移住してきても親の知り合いがいないと、子供を無償で預ける場所がないと、ゼロ歳児から無償化を提言させてもらいました。また、子供ができたときに、2人目をつくろうと思っても、2歳児まで保育料が有料では2人目をつくるのを自重したり、お金がかかると預けることもできないので1人で仕方ないと思うかもしれませんと。子供を産み育てやすい環境整備を進めて移住者が増えた要因に、ゼロ歳児からの無償化の影響も、結果からして少しはあるのではないでしょうか。ぜひ、ゼロ歳児からの無償化、お願いしたいと思います。 さらに、都城市では、移住者向けの独自の移住応援給付金も拡充。これらの財源には好調なふるさと納税の寄附を充てたということです。自主財源を確保し、子育て支援に力を入れることで移住者の呼び込みにつながり、歯車がかみ合い、結果はすぐに現れたと。このニュースを見て思ったのは、地方も何か抜本的な改革があれば、この都城市のように人口が増えたり、増えなくても減るスピードが抑えられるのではないでしょうか。 まず、最初に注目する点は、ふるさと納税で全国最多の寄附が集まり、自主財源を確保し、子育て支援に力を入れることで移住者の呼び込みにつながるということでした。ふるさと納税で自主財源の確保は、新宮市でもできることです。 企業誘致、なかなか企業は来てくれません。なら、財源を増やすのにふるさと納税を強化し、自主財源を増やすことにはすぐに取りかかれることではないでしょうか。近くの市町村を見ると、2022年度では北山村が約9億6,000万円の寄附が集まり、村民1人当たり229万円が配られるという計算になります。 まず、そこで質問です。 ふるさと納税に対して、新宮市は、2022年度ふるさと納税の寄附は総額幾らで、1人当たりの計算では幾らになりますか。 ◎企画調整課長勢古口千賀子君)  企画調整課、勢古口より答弁させていただきます。 本市での2022年度ふるさと納税の寄附は、総額で1億9,884万9,497円となります。1人当たりに換算いたしますと、約7,474円となります。
    ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。北山村と比べると、非常に少ない金額だと思います。 では、ふるさと納税の寄附金を上げていくには、今後、独自の政策が必要だと思うんですが、今進めている施策や、今後何か考えている政策はあるのでしょうか。 ◎企画調整課長勢古口千賀子君)  独自では、市の木であります天台烏薬のPRを兼ねましてコケ玉、そして、世界遺産登録20周年を記念しまして、世界遺産熊野速玉大社正式参拝と平安衣装の着つけ・記念写真のセットプランなどを開発いたしました。また、新宮市を訪れていただくことを目的としまして、アクティビティーの返礼品づくりなどを進めているところであります。 ふるさと納税は、寄附者がふるさとを応援したい感謝の気持ちを具現化する取組でございますが、返礼品を通しまして、地元地域の活性化、そして地元産品の振興、そして地元企業の販路開拓を図ることができるという側面もございます。今後も、新宮市を応援していただける方を増やし、寄附を増やしていくということはもちろんですが、寄附をきっかけに返礼品を選んでいただいて、地元産品を継続して購入していただけるような魅力的な地元産品の開発、そして広報活動に取り組んでまいります。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。 この1週間ぐらいですかね、東京の友達に天台烏薬について聞いたんです。ほんなら、東京の友達が無知なのか分からんのですけれども、全然知らなくて、ただ徐福茶は、うちの妻が今まで飲んだお茶の中で一番おいしいと言うていたんで、こういうのも何か進めていっていただければありがたいなと思いますし、もっと天台烏薬を全国的に知られるように頑張っていただきたいと思います。 本当、ふるさと納税には力を入れていただきたいと思うんですが、実際、自分が新宮市に来て一番最初に動いたのが、ふるさと納税でした。人口が減る中、人口が減れば自然と財源も減っていきます。そうなれば、無償化どころか市が破綻してしまうんじゃないかという危機感すら感じたんです。そこで、財源確保のためにふるさと納税かと思ったんで、まずそれに取りかかろうと。魅力ある商品は何か、ずっと考えました。そこで、自分は新宮市のイメージが木材のまちだったんで木を使った商品を、またほかの自治体で扱っていない商品を数多く出展すればいいのではないかと思い、工房に出向き、今、そこの会社から2点出展してもらっています。何か、新宮市の特徴を生かして寄附金が増えれば、それを子育て支援に使い、もっと手厚い支援になるのではないかと考えます。 また、来年度より子育て支援策として、18歳までの医療費無償化、またインフルエンザ予防接種補助金が行われるようで、子育てをしている親にとっては家計的にはすごく助かるんですが、これから子育て支援を継続していく上で、安定した財源の確保も重要な課題だと思っています。 そのため、ぜひふるさと納税を強化する必要があるんですが、現在の企画調整課だけでは、ふるさと納税以外にもいろんな業務が多く、今いる人数ではとてもふるさと納税に特化できない状態も分かっております。もちろん、ほかの課の人たちもたくさんの業務を行い、皆さんが多忙な日々を見ております。なので、ふるさと納税を専門とした課を、人員が1人でいいので配置し、委託業者と組んでさらなる強化をしてもいいんじゃないでしょうか。 副市長、市長の議会開会の所信の中に、ふるさと納税などの収入拡大に向けた取組についても積極に行ってまいりますと記されていましたので、ここは思い切って、ふるさと納税課をつくる案はいかがでしょうか。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  ふるさと納税の専門部署については、以前より大坂議員からも提案がございまして、市長からも答弁させていただいておりますけれども、なかなか担当部署の設置というところには、今のところなってございません。また、小課というか、少ない人数での課になりますと、1人当たりの業務負担も増加しますし、それなりに効率や質の確保することも大変だと思います。 今、中間業者でありますところに専門的な委託をさせていただいておりますし、そちらからの業務支援やアドバイス等々をいただいた中で、何とかふるさと納税の効果も上がっているところでございますので、現時点、議員御提案のふるさと納税の貴重な財源でありますからよく分かりますが、現時点では御理解をいただきたいというふうに思います。 そういった部署の必要性というのは重々感じておりますので、全体を見ながら配慮していきたいというふうに思います。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。 ただ、一つちょっと違うんですけれども、僕は委託業者は大賛成で、委託業者がやってくれているんで、今すごい回っているんです。ほんで、役所だけでやれというわけじゃなくて、役所の窓口となって委託業者に頼むというパイプをつくってもらわないと、何かふるさと納税を聞きに行って、分からない分からないということがあるのでね。僕、委託業者には委託したほうがいいと思うんですよ。多分、大坂議員というのは役所だけでやれと言っているのかも分からないですけど、僕は、役所は役所の仕事があって、ふるさと納税はふるさと納税と別のことだと思うんで、ふるさと納税は本当に今やってもらっている委託業者の人、すごい頑張ってくれていて、僕よう委託業者に行ってはいろんな話して、今度ギターの小物とかも作ろうかとか、今度はこういうのを作ろうかというのは本当に提案させてもらっているんで、今やってくれている委託業者、本当に頑張ってくれています。 じゃなくて、窓口を1個つくっていただいて、皆さんからの要するにアイデアとか、あと、これから出展しようと思う人たちの窓口を1個つくってもらえる課をつくってほしい。課というか窓口をつくっていただければと。もう、役所の人たちは役所の業務に専念していただきたいという意味で、今の質問をさせてもらいました。 これに関して、実際特化したほうがいいと思ったのは、1月に三重県の桑名市に1人で視察に行ったときに市役所内で見た光景がありまして、これが企業誘致課という課のプレートを見たんです。新宮市にはそういう名前の課がなかったんで、すごい新鮮に感じて、ただそのときには子育て支援を聞きに行ったので、その課に関しては伺えなかったんですけれども、勝手にこれは特化したい、要するに企業誘致を全面的にやりたい課だったんじゃないかと。今後また視察に行って聞いてきますけれども、そこからの案で、企画調整課じゃなくて、ふるさと納税課という窓口を一個つくっていただきたいという提案です。 ちょっと話変わりますけれども、ただ県から来年、先ほど百村議員も言ったように、小中学生の給食費を完全無償化している市町村に限り、給食費に係る経費の半分を補助するという方針をニュースで見ました。県内に11校ある県立の特別支援学級の給食費についても、今年10月から完全無償化にするということです。財源の少ない市町村にとってはありがたい話です。 次に、給食費無償化についてです。 給食費無償化について新宮市は行っていますので、別にこれに対して質問することはないと思っていました。ただ、2週間ほど前に、市民の方に給食費無償化のことを聞かされ、驚いたことがあります。新宮市が行っている無償化の基準なんです。多分、この給食無償化というのは、親負担の軽減となっていることで、子育て支援としても含まれると思うんですが、そもそも、新宮市の小中学生の給食費無償化になったのはいつからでしょうか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(馬込克彦君)  教育政策課、馬込から御答弁させていただきます。 令和4年4月から無償化としております。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。 そのとき、新宮市にあるみくまの支援学校の小中学生は無償化にならなかったと聞いたんですが、なぜでしょうか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(馬込克彦君)  令和4年4月の学校給食費無償化のスタートに当たりましては、市教育委員会の所管下であります新宮市で給食費を徴収しております新宮市立小中学校の児童生徒の給食費を無償化するということで始めております。そのため、和歌山県の所管であります県立みくまの支援学校の給食費については、対象とはしなかったというものです。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。 後に、私立中学校等昼食費支援補助金として支給し、新宮市立小中学校で実施している給食費無償化相当額を、学校給食の提供を受けていない児童生徒に市は補助金を支給いたしました。上限が、中学生が5万円、小学生が3万5,000円です。ただし、特別支援教育就学奨励費の区分が、世帯の経済状況や世帯構成など3段階の区分になっております。例えば、2段階区分の場合は半額が上限、3段階の場合は対象外となっております。 そこで質問です。 まず、補助金の金額中学生5万円、小学生3万5,000円は、何を基準に金額を決めたんでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 こちらにつきましては、新宮市立小中学校の年間の給食費を参考として決定したところでございます。 ◆10番(吉良康利君)  世帯の経済状況など、区分というのが3段階あり、2段階では半額ということになるみたいですが、では、その区分によっては、給食費の補助金の金額が変わるということでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  特別支援教育就学奨励費など、別制度によりまして給食費の一部に対し補助を受けている場合は、市の補助金を半額、給食費の全額補助を受けている場合は、市の補助金は対象外とさせていただいております。 ◆10番(吉良康利君)  ちなみに、新宮市立の小中学校の給食費無償化も、所得によって無償化になっていない家庭や、また半額補助になっている家庭はあるんでしょうか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(馬込克彦君)  新宮市立小中学校の児童生徒の給食費につきましては、所得に関係なく全て無償化としております。 ◆10番(吉良康利君)  分かりました。 これについて何を言いたいかというと、特別支援学級の給食についていろいろ調べてみました。みくまの支援学校の給食費の場合、小中学校とも1食が300円ということで、年間ともに約5万円から5万5,000円ほどかかるということを聞きました。では、特別支援教育就学奨励費の区分が、例えば2の家庭の場合、給食費が5万円に対して奨励費が2万5,000円、昼食費支援補助金、新宮市が払っているやつ1万7,500円、合計の補助が4万2,500円となり、いまだに7,500円が持ち出しになっている状態です。 そもそも、新宮市立小中学校が給食費無償化になり、みくまの支援学校の生徒が対象外になっていたことを聞いたときに、何でかと思ったんです。みくまの支援学校は、和歌山県の所管である県立のために対象外になったんでしょうが、新宮市在住の支援学校に通っている子供たちは、新宮市立の支援学校が新宮市にはなく、県立のみくまの支援学校しかないので、そこに通っているんです。なので、給食費無償が決まったときに、みくまの支援学校の新宮市民の生徒には申請してもらい、新宮市立の小中学校給食無償化と同様になるよう、全額給食費を支給するべきだったんではないでしょうか。 後に、私立中学校等昼食費支給補助金として支給し出しました。またこれが問題で、それによって無償化になった家庭と、なっていない家庭の差が出ています。みくまの支援学級の給食費を考え、新宮市の全ての子供たちが無償になるようにしなければならなかったのではないでしょうか。そもそも、新宮市立の小学校の給食費を基準に考えているので、みくまの支援学校の小学校の給食費との違いを知っていたのか、それとも多少負担が減ればいいと考えたのか、当局の考えは分かりませんが、ここは全て新宮市在住の子供には全て無償になる調整をしたほうがよかったんではないかと、個人的に思います。 そもそも、支援学校は支援を必要としている子供たちが通っている学校でもあるんです。当初の学校給食費の無償化の際は、真っ先にみくまの支援学校に通っている子供たちを考え、支援してあげてもよかったんではないでしょうか。私立だから、市立だから、県立だからとかいう学校で区分するのではなく、新宮市の子供たちです。公平にしていただき、また必要とされているところからしていただきたいと思います。 教育長、この給食費の無償化の件に関してどう思いますか。 ◎教育長(速水盛康君)  先ほども述べましたけれども、新宮市が設置しているのは、新宮市立の公立小学校であると。新宮市が設置している公立小学校に通っている子供たちに対しての権限を持っているのは、我々新宮市でありましたので、そうではない私立の中学校、もしくは所管が県立である中学校に対しての学校の給食費というのは、当時は考えていなかったというそういう考え方で、この給食費の無償化というのも実施したところでございます。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。市の考えも県の考えもあるんで、ただ一律に新宮市の子供として、これからちょっと考えていただきたいと思います。 また、来年度より県が給食費の半分を負担してくれるというニュースを見たんですが、今まで市が負担していた分が減ります。先ほども同僚議員も言っていましたが、そこで半分のお金を幼稚園、保育園の給食費無償化に充ててもらいたいのですが、御検討していただけないでしょうか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(馬込克彦君)  教育政策課、馬込から御答弁させていただきます。 今回、和歌山県においても給食費の無償化に取り組むということで、詳細な通知はこれからだと思いますが、報道発表からは、新宮市立小中学校の給食費無償化に対して最大2分の1の補助を行うということだと思います。 小中学校給食費の無償化につきましては、全国的な流れもありまして、広がりを見せております。また、新宮市においては、長年の懸案であったもので、財政負担に一定の見通しがつき、実施したところでございます。 御提案のありました幼稚園、保育所等の給食費の無償化については、関係課も交え、研究する必要があると思います。 ◆10番(吉良康利君)  ぜひ、幼稚園、保育園の無償化も検討していただきたいと思います。 この項目の最後の質問です。 子育てにしても、子供にとっても、公園は非常に重要な施設だと自分は思っています。当局の見解を教えてもらえますか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 子供の成長にとりましても、子育てをする保護者にとりましても、公園には、身近で気軽に遊べる、親子のコミュニケーションを深める、自然に親しみ憩う、地域の人と触れ合う、子供同士の刺激から得られる経験など大切にしたいことが多くございます。子供が、親子や友達、地域の人たちと触れ合える場であり、思い切り体を動かして遊び、心も体も豊かに成長でき、公園を利用する方が安心して楽しく過ごせる場所として重要な施設であると考えてございます。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。公園、安心して楽しく過ごせ、重要な施設ですね。御回答ありがとうございました。 次に、2、安心・安全なまちづくりについて。 これは、新宮市総合計画の政策の目標の1項目に書かれている言葉です。また、前回の一般質問でもさせてもらいました「子育てするなら新宮市」と言われるまちづくり、これも新宮市総合計画で書かれております。 副市長に質問です。 この安心・安全に暮らせるまちづくりと子育てするなら新宮市、これは総合計画でよろしいですね。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  行政運営を行っていく市の最上位計画の中の六つの政策目標の一つとして上げているのは、安心・安全なまちづくりです。ただ、子育てするなら新宮市というフレーズについては、その政策目標の一つの中のフレーズとして、文言として上がっている言葉であります。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。 では、その点を踏まえてです。 昨年9月の質問では、大浜体育館の天井部分が落下した件で質問させていただきましたが、その後、10月31日に市役所内の敷地内での爆発事故が起こりました。爆発のシーンを何度も映像を見ましたが、爆発の映像を見ると、マンホールの周りのコンクリートが塀の高さを超えるほど吹っ飛んでおりました。爆発現場の近くは、もともと役所の方や庁舎の別館に来られる人が自転車を止めている位置と近く、人身事故にならなくて本当よかったと思います。人が周りにいたら、命に関わる事故でしょう。 この事故の原因は、高圧ケーブルの絶縁破壊が起こりショート、そのショートした火花が、ハンドホール内に滞留していた可燃ガスに引火して爆発したものだということです。 ここで質問です。 高圧ケーブルの絶縁破壊は、想定外だったんでしょうか。 ◎総務課長補佐(上野藍君)  総務課、上野より答弁させていただきます。 爆発が起こった3日前の土曜日に電気設備の定期検査を行っておりまして、その結果、高圧ケーブルの絶縁が低下しているという報告がありました。それを受け、高圧ケーブルの取替えを検討していたところではありましたが、その時点では、絶縁の不具合がハンドホール内に位置していたケーブルにあり、またハンドホール内に可燃ガスが滞留し、ショートが起こり、引火、爆発するおそれがあるといったことは、想定できておりませんでした。 ◆10番(吉良康利君)  ということは、想定外の事故だったということですね。本当、人身事故が起きなくてよかったと思います。 では、高圧ケーブルの被覆の絶縁破壊が起こったと委員会で報告がありましたが、具体的にはどういうことだったんでしょうか。 ◎消防署長(堀切学君)  消防署、堀切から答弁させていただきます。 ケーブルの亀裂、劣化の要因としましては、一般的には、過電圧による電気的要因や、水や湿度などによる環境的要因などが考えられますが、今回の調査では、高圧ケーブルの被覆に欠損部分や短絡の跡が認められた事実から、絶縁破壊が起こったものと考えております。 ◆10番(吉良康利君)  では、事故から4か月経過しています。今も継続して原因は究明しているんでしょうか。 ◎消防署長(堀切学君)  火災の原因につきましては、消防本部として関係機関と連携し判定しました。現場の復旧に関しては、消防本部としましても、再発防止、火災予防の観点から重要であると認識しておりまして、令和5年12月6日に行われました復旧工事に職員を派遣しまして、復旧手順などについて確認させていただきました。 今回の復旧方法は、高圧ケーブルを改良型に変更したこと、またハンドホール自体を埋めてなくし、ガスなどが滞留しないようにしたことにより、安全が確立されていると認識しております。 以上です。 ◆10番(吉良康利君)  ちなみに、その原因の調査を進めたのは、専門家の人たちが調査したということでよろしいですか。 ◎消防署長(堀切学君)  火災調査は消防で行っております。原因の判定に至るまでの過程の資料としまして、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)をはじめ、関係機関と連携して調査しております。 以上です。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。専門家による原因の究明と今後の対策をすぐしていただいたようで、安心しました。 市役所の周りには保育園があり、民家もあります。多くの園児が散歩したり、市民が通っております。ちなみに、保育園や周りの民家などには、事故後に原因などの報告や現況、また不安にさせたと思うので、何かの言葉など、市長をはじめ担当課の人は足を運んだんでしょうか。 ◎総務部長(南守君)  総務部、南より答弁させていただきます。 申し訳ございません。まだ説明などを行っておりません。議員御指摘のとおりでございますので、早急に対応してまいりたいと、このように考えております。 ◆10番(吉良康利君)  よろしくお願いします。 今回は、犠牲者が出なかったからよかったというのではなく、とにかく市民に安心を与えるのであれば、まず事故後はすぐに周りの施設や家に出向き、事情を説明し、事故の原因が判明した際は、今後の対策などを分かりやすく市民に説明する責任はあるのではないでしょうか。ましてや保育園の前で起きた事故です。通わせている親も心配だったでしょう。子供を育てるなら新宮市というのであれば、今回の対応はどうかと思って聞かせてもらいました。 新宮市に戻り1年半ほどがたちました。安心・安全なまちづくりを掲げている市の割に、1年半の間に体育館の天井の落下事故、役所の爆発など、命に関わる大きな事故が2件あり、本当に施設などの管理体制は大丈夫なのか心配しております。 では、施設などの管理面での質問をさせていただきます。 昨年の体育館の天井落下事故や爆発事故があり、その後すぐに新宮市の全ての公共施設の安全が何か問題ないか確認をしましたでしょうか。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  財政課、小林より答弁させていただきます。 今議員からお話ありました体育館の天井落下であったり、庁舎敷地内の爆発事故を受けて一斉に確認したということではないんですけれども、全国的に公共施設等の老朽化というのが大きな問題となる中で、国におきましては、インフラ長寿命化基本計画が作成されたことから、本市におきましても、全庁的に施設の長寿命化を意識して施設管理を行っているということでございます。その中で、今回の事案を受けまして、より一層の安全管理に努める必要があるのかなとは考えております。 ◆10番(吉良康利君)  では、質問の方向を変えます。 各公園にはいろんな遊具があります。滑り台やブランコ、砂場、こういった公園は主に誰が遊ぶ公園とお考えでしょうか。大人ですか、子供ですか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤から答弁させていただきます。 子供と考えております。 ◆10番(吉良康利君)  では、公園に行けば、子供たちは滑り台やブランコなどで遊びます。滑り台の階段やブランコのチェーンなど、安全管理は何か月に一度点検しているんでしょうか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課で管理している都市公園の安全管理として、維持管理委託業者による遊具も含めた週2回の巡回点検、職員による不定期の安全点検、専門業者による年1回の遊具点検を行っております。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。週2回の巡回点検、職員による不定期の安全点検、巡回点検ということは、何か不都合なことがないか見回っているということです。 では、また質問の方向を変えます。 公園にあるベンチ、何のためにあるんでしょうか。自分は、ベンチは座るためにあるんだと思っています。教育長、ベンチ、座るためでよろしいですか。 ◎教育長(速水盛康君)  座ったり、休憩したり、ときには憩いの場として、子供さんと一緒になって過ごすという、そういう御利用だと思います。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます、もうそれで結構です。 実は、今年の1月末に医療センターに行った帰りに、隣の公園でベンチに座ろうと思ったら、近所から「危ない」って声、言われたんですわ。ぱっと見たら、見てください、ボルトとナットが飛び出しているんです。もう少しで刺さりそうになりました。まあこれはいいわ、隣のベンチに座りに行こうと思ったんです。聞いたところ、この医療センターの横の公園は蜂伏公園というらしいです。 先ほどの点検などを聞いたら、週に2回の巡回点検、職員による不定期の安全点検をしているようなので、1週間や2週間でこうなったようには見えないし、点検していないなら気づかないだろうけれども、点検していたら気づくだろうと思ったし、ボルトが飛び出したのは何かあったのかもしれません。 2枚目のベンチに限っては、この状態で置いている意味が分からなかったんで報告しようかと思ったんですが、まだ新宮に戻って1年半なので分からないこともたくさんあります。何か意図があるのかと思いまして、これに関しては別に追及したいわけでもなく、本当に真剣な疑問なんですが、副市長、これは歴史あるベンチとか、紀伊半島大水害でこういう状況になりましたというのが分かるように置いているものなのか。理由はいいです。理由はまた次の機会に聞くとして、ただ何か意図があるベンチにしても、公園では子供が遊びますし、近くにはみくまの支援学校があります。その学校の近くの公園にこういったベンチを置いていて大丈夫なのかと思いまして、安心・安全に暮らせるまちづくり、子供を育てるなら新宮市と言えるまち、現在の状況で大丈夫なのかと思いまして、ちょっと聞かせてもらいました。 また、先日の議会で、公園のトイレは週に何日掃除していますかの回答に、週2回の回答でした。そこで、週に2日の掃除で、公園のトイレがきれいになると思いますか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤から答弁させていただきます。 一年を通してトイレをきれいに保つように努めておりますが、使用頻度の多い時期や利用者の一人一人の使い方によっては、週2回での清掃では十分ではない日もあるかと思います。 ◆10番(吉良康利君)  公園のトイレは観光客も使われますし、総合計画の中に、訪れた人を温かいもてなしの心でお迎えと記されております。そうでしたら、常に公衆トイレはきれいに保つのは当然のことで、トイレが汚い場所には二度、三度観光客は来ないでしょう。 太地町はトイレがきれいだとよく聞きます。施設や遊具が老朽化して古いのは仕方ないにしても、トイレはきれいにできると思うので、これから観光客が多く来ますし、多く来てもらえるようにするなら、公衆トイレはきれいで清潔に管理していただきたいと思います。 地元に戻り一番感じたのは、9月の定例会での画像で見せた雑草だらけの公園であったり、今回の公園であったり、新宮市が公園に対して重要性を感じられないんです。安心・安全に暮らせるまちづくり、子供を育てるなら新宮市と言えるまち、訪れた人を温かいもてなしの心でお迎えと、そう思えるまちづくりをするのであれば、まずは公共施設の管理の徹底していただき、安心で安全できれいな子供たちが遊べる公園施設にしていただきたいのです。また、公園のトイレの清掃は、さすがに週に2回だときれいに保つことはできないと思います。 先ほど、子育て支援についての質問の中で、公園は子育て、子供にとって重要な施設ですかの問いに、公園を利用する方が安心して楽しく過ごせる場所として重要な施設であると考えておりますとの回答いただきました。 副市長、公園は子供にとって重要で安心して過ごせる場所でしたら、ぜひ今以上遊具やベンチの安全点検は徹底していただき、また公衆トイレはいつも清潔できれいな状態を保っていただけるようお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  その写真は、私は知りませんでした。一度時間を取って、全ての公園を確認したいと思います。議員御指摘の点、十分踏まえまして、至急対応したいと思います。 ◆10番(吉良康利君)  お願いします。 時間がなくなってきたんで、次に、高田の自然プールです。 そろそろ寒さも和らぎ、春も間近です。春が来れば、すぐに夏が来るでしょう。昨年夏に、久々に高田自然プールに行ってみたら、自分が小学生のときに行っていたときより変わっていまして、つり橋もなくなり、川に囲いがなされていました。事故がないよう対策が取られておりました。自分の時代にあったつり橋もなく、今では、時代の流れでしょうが、事故が起きないような対策がなされているんだと感じました。 ただ、驚いたのが監視員さんの年齢です。昨年の委員会でも質問させてもらったんですが、監視員さんの年齢が60代、70代との回答をいただきました。毎年夏になると、ニュースで聞くのは子供の水難事故です。流されてとか溺れてとかで、救助に行った人まで亡くなるというニュースをよく耳にします。 そこで質問です。 自然プールの監視員の仕事は、何をする仕事でしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  生涯学習課、野本より答弁させていただきます。 プール内での利用者の安全管理業務につきましては、危険な場所にいないか、危険な行為をしていないか、指定されたエリア外に出ていないか、溺れていないかなどを監視する業務となっております。 ◆10番(吉良康利君)  監視員さんは救助の講習など受けていますか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  毎年、救急救命講習を受けております。 ◆10番(吉良康利君)  では、60代、70代の監視員さんが3時間の講習を受けるだけで、溺れた子供を助けることは可能でしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  水難事故などが発生しないよう救急救命講習を受講し、監視活動には万全を尽くしております。しかしながら、万が一の場合、ケースにもよりますが、確実に救助、救命が成し遂げられるかは、なかなか明言できるものでありませんが、利用者の皆さんのお力もお借りしながら、命を守る行動に努めてまいります。 ◆10番(吉良康利君)  ちなみに、監視員さんの採用の際、泳げるかどうか、実際に見て確認はしているんでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  採用時の面接の際、口頭での確認はしておりますが、実際に実技までの確認については行っておりません。 ◆10番(吉良康利君)  この質問をしたのには実は理由がありまして、海外のニュースなんですが、2010年、プールで泳いでいた少女が突然溺れるという事故が起きました。幸い、この少女は救助され、大事に至らなかったんですが、ここからが問題で、プールに配置された監視員は、泳げないということを理由に少女の救助を拒んだというニュースを見ました。なので、新宮市に限っては大丈夫なのかと思い、確認させていただきました。 ちなみに、溺れてしまい低酸素状態が3分から5分続くだけで、子供の生命はかなり危険な状態になります。なので、子供が溺れてしまった場合、5分程度しか時間の猶予がありません。同僚議員が委員会でも、もし事故があってさあというときに、60代、70代では助けに行けないですよと言われ、今後の対策をどうしていくか検討しますとのことでしたが、今年の夏はどういった体制でいくのでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  水難事故の防止のため、小さなお子さんをお連れの御家族勢の方については、保護者の方に対しまして、子供から常に目を離さないように声をかけ、ライフジャケットを装着するよう説明を徹底し、持たれていない方につきましては、こちらで用意したものを貸し付けて、つけていただくように考えております。 ◆10番(吉良康利君)  ライフジャケットの着用は、小さなお子様にとってはいい対策だと思います。 ただ、万が一、ライフジャケットをつけていないお子さんが高田自然プールで溺れた場合、監視員が見つけ119番に連絡して助けに来られる最短時間はどれぐらいでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  消防署に確認をしたところ、消防署から第1自然プールまでで約15分、第1自然プールから医療センターまで搬送する場合、約20分かかります。 ◆10番(吉良康利君)  ということは、子供が溺れたのを発見した場合、119番をして子供の救助までに15分かかるということで、それでは間に合うことができず、現場にいる人で救助が絶対に必要になります。 子供が溺れ、それを助けようとした大人が亡くなったというニュースも聞きます。溺れた人を助けるには相当の訓練が必要だと思っていたので、ただ今回の委員会の3時間の講習を受けているので大丈夫ですとの回答に疑問を感じ、こういう危機感のなさでいいのかと、今回の質問にさせていただきました。溺れた人を助けるとして雇うなら、ライフセーバーのような訓練を受けている人を置くか、ただ監視するだけであれば、監視員は助けることができません。溺れる可能性があります。川に入るときは十分気をつけるよう警告しておくほうがいいかもしれません。今の時代、監視カメラもあります。カメラで監視し、危険な行為をしている人にはマイクで誘導する方法もありますし。 副市長、市役所敷地内での爆発、公園の先ほどのベンチの画像、高田自然プールでの安全面に対しても、全てにおいてけがや命に直接関わることです。新宮市は安全・安心に暮らせるまちと言えるでしょうか。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  先ほどの総合計画にうたっております政策目標に従って、誠意努力しているところでございます。当然、予期せぬ、発生してしまうトラブル等ありますけれども、そういったときには、すぐに対応できるというところを心がけながら、またふだん慣れというものにはならないように、そういったことも踏まえながら、職員一同頑張っているところでございますので、その辺は御理解いただきたいというふうに思います。その上でのことですので、何とぞ御容赦のほどよろしくお願いいたします。 ◆10番(吉良康利君)  よろしくお願いします。 あと一つ、この議会の市長の予算の所信の中で、子育て世代の負担軽減を図るため、社会体育施設等を利用している小中学生で構成されているスポーツ団体の各施設料を無償化してまいりますとなっていましたが、ちなみに、これは誰のための支援なんでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  生涯学習課、野本より答弁させていただきます。 今回、この取組によりまして、スポーツ団体の保護者と指導者の負担の軽減が図られ、子供たちがスポーツに触れる機会の確保につながると考えております。また、そのことにより、本市のスポーツの振興につながるものと考えております。 ◆10番(吉良康利君)  子育て世代の負担軽減であるのなら、スポーツに通わせる親が払う月謝は安くなるんでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  その点につきましては、各団体内部での話になりますので、私どもでどのようになるかというのは、お答えしかねるところでございます。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。 市長の所信の中に、子育て世代の負担軽減とだけで、子育ての親とは書かれていないのですが、結局のところ誰のための支援なのか分かりませんが、スポーツ団体の方々は本当に頑張ってくれていて、土日も、家庭より子供たちのために休みを削ってくれています。無償化は団体にとって喜ばしいことだと思いますが、ただ昨年の体育館の天井が落ちたり、雨漏りしたりなど、管理体制がおろそかにならないよう、施設の維持管理だけきちんとしていただきたい。子供たちにとって、無償化より施設の充実のほうが実際望んでいるように見られます。スポーツ施設、グラウンドや体育館、また公園など、子供たちにとって喜ぶのはきれいで整備されている環境ではないでしょうか。少し話がそれましたが、安心・安全を打ち出しているのであれば、徹底した管理体制をお願いいたします。 では次に、防災について。 今年は年始から大変なことが起きました。能登半島地震です。この新宮市でもかなりの揺れを感じ、テレビでは津波警報が流れ、「東日本大震災を思い出してください、早く逃げ出してください」というテレビスタッフからの必死の叫び、地震直後のテレビでは、そこまでの被害は感じなかったものの、時間経過とともに被害の状況を見て、驚きと悲しみになりました。その後のニュースで、被災から1週間余りでも、能登半島はほぼ全域で続く断水が避難所の衛生状態を悪化させている、ペットボトル入りの飲料水が届き始めているものの、生活用水が不足しているというニュースを見ました。 大阪赤十字病院の緊急医療チームは、5日から7日、輪島市の避難所3か所を回ったと。そこでチームの医師は衛生状態の悪さを目の当たりにした。断水の影響で下水処理ができない、トイレは清掃できず汚れたまま、感染症対策の基本となる手洗いの水も十分になかったと。輪島市内のある公民館は70人の避難者がいた。しかし、10人が感染症、胃腸炎で発熱、うち4人が下痢症状を訴えて隔離、現場で一番困ったのが、水がないことだった。衛生状態が悪く、避難所はいつ健康被害が出てもおかしくない中で生活されていると説明する。 避難所では、感染症が広がり始め、同県志賀町では、10日までに町内避難所で新型コロナウイルスに15人、インフルエンザに4人が感染した。また、厚労省によると、被災地では、9日時点で、ノロウイルス感染症の疑いがある消化器感染症が約40人、急性呼吸器感染症が70人の確認がされたという。多くの人が密集して生活する避難所では、感染が広がり始め、各地の避難所で感染保護が出始めており、感染隔離などの対策も強いられていると。2月16日のニュースでも、石川県では今も広い範囲で断水が続いていますとのことで、3月末までに約9割が断水は解消する見込みだと。 昨年9月の定例会でもお話しさせてもらいましたが、阪神大震災を自分は体験し、本当に生活用水がなく、一番トイレに困ったという話をさせてもらいました。石川県輪島市の一部で、3週間ぶりに蛇口から水が出たと、市民からは安堵の涙とのニュースも見ました。このニュースは、本当に気持ちは分かります。ふだん何気なく使っている水、蛇口をひねると出るのが当たり前になり、感動することもないでしょう。1日や2日ならまだしも、3週間使えないとなると本当に大変です。また、3週間ぶりでも輪島市の一部みたいで、震災から1か月半過ぎても、能登地方を中心におよそ2万2,880世帯で断水が続いていますとのことでした。 新宮市では、災害における断水に備え、生活用水の調達として災害時生活用水井戸整備事業がなされていると聞きました。そこで、今まで神倉小学校、王子ヶ浜小学校、三輪崎小学校と造り、今年は佐野を計画しているということですが、年に一つずつ増やしていく計画でしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 議員おっしゃるとおり、生活用水の確保手段としまして、市内の中核避難所に毎年1基ずつ造っていく予定です。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。非常時の生活用水の確保に、井戸水は緊急のときの生活用水になれば本当助かると思います。対策を行ってくれていることに安心しましたが、ただ毎年1基では、断水で市民全員分の生活用水の確保には相当年月がかかりそうなので、ぜひ国にも協力していただき、年に1基だけではなく、井戸整備事業をどんどん進めていただきたい。 また、自分が阪神大震災で被災したときは、川の水をくむために、2時間以上かけてポリタンクとそれを運ぶキャリーカートを買いに行きました。井戸があっても、水を入れるタンクやお年寄りなどで運べるカートがなければ、何の意味もありません。 ちなみに、ポリタンクやキャリーカートなど、市が準備しているのでしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  ポリタンクやキャリーカートについてですが、現時点では、給水バッグ等の備蓄をしておりますが、ポリタンクやキャリーカートは備蓄はしておりません。しかし、今回の能登半島地震を受けて重要性を再認識しましたので、避難所での備蓄を今検討しているところでございます。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。 市の確保だけではなく、家庭に非常事態に備えポリタンクやキャリーカードの備えをしてもらうことを、広報などを通じて伝え、ポリタンクには、万が一に備え水を入れておくことを勧めておいたほうがいいと思います。 では、新宮市は、市民の非常事態のために、何日か分の食料、飲料水、子供用、大人用のおむつ、生理用品などは確保しているのでしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  新宮市の備蓄につきまして、回答させていただきます。 新宮市では、地域防災計画の備蓄計画に基づき備蓄方針を定めており、発災から3日程度は被災地以外からの支援物資が届かないことを想定し備蓄をしております。なお、想定の避難者数は、県の算定した5,300人としております。 現在備蓄している主な物品といたしましては、水やアレルギー28品目に対応したアルファ米やライスクッキー、子供と大人用のおむつ、生理用品があり、その他には簡易トイレや毛布、要配慮者用の折り畳みベッドなどであります。 また、令和6年度には、オストメイトトイレ2基と、経年劣化による買換えとして、子供と大人用のおむつを予算計上しております。 また、市内、市外の企業と協定を締結しており、災害時には、そちらからも食料や生活物資などを供給いただけると見込んでおります。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。今回の能登半島地震では、おむつと生理用品が足りないとのニュースも見ましたので、対策していただいていると助かります。 今後、南海トラフ巨大地震が来ると予想されています。それが明日来るかもしれません。能登半島地震のように、今年元日に誰が予想したでしょうか。天災に関しては、予想がつかないかと思うんです。だからこそ、早急に対策しておかないといけないのではないでしょうか。 災害に遭い、ほかの自治体が助けに来てくれるかもしれません。ただ、災害の被害の大きさによっては、救助が遅れるかもしれません。物資の調達にかなり日数がかかるかもしれません。また、今後の予想される南海トラフ巨大地震には、どれだけの被害になるか予想もつきません。そういった非常に備え、準備しておく必要があると思われます。 能登半島地震の被災状況を見て、今後新たに何か災害対策をなされる予定はございますか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  先ほど申し上げました備蓄につきましては、発災から3日程度は支援物資が届かないことを想定し、県と協力して約5万6,000食の確保に努めてまいります。また、4日目からは国からのプッシュ型支援があると想定しております。しかし、今回の能登半島地震では、道路が寸断されたことにより支援が遅れ、4日以上たっても支援物資が届かないという状況でありました。 能登半島地震は、当地域と同じような半島で起こった地震であり、新宮市でも同じ状況になることが十分考えられますので、今後、5日から7日程度の備蓄ができるよう見直しを検討したいと思っております。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。備品の見直しを検討し、より一層の対策をしてくれるようで少し安心しました。 また、今回能登半島の地震で話題に上がったのが、先ほど榎本議員も言っていましたトイレトレーラーの存在も対策の一つです。 自治体では、災害時におけるトイレ環境の整備や自治体間の相互応援体制のさらなる強化を図るため、クラウドファンディングを活用し、トイレトレーラーを配備しております。新宮市もすぐにでもトイレトレーラーを配備していただきたいのですが、市としては、そういう考えはないんでしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  能登半島地震では、断水や下水管の被害でトイレが使えない状況であり、全国からトイレトレーラーが派遣されたと把握しております。 新宮市での配備につきましては、現時点では予定はありませんが、令和6年度に和歌山県のほうで導入する予定があると報告を受けておりますので、今後、県にも配備の働きかけをしていきたいと思います。 ◆10番(吉良康利君)  よろしくお願いします。ただ、県が購入で配備先が未定で、新宮市に優先的に配備してくれるとも思えません。被災を体験した自分が、昨年の一般質問で、本当にトイレが困ったことを伝えたほど、トイレが大変でした。トイレトレーラーは必ずいざというときには役立ちます。今後、ぜひ新宮市に配備のほど、御検討よろしくお願いいたします。 断水とは別に、今回、能登半島地震では道路の亀裂や液状化、それに土砂崩れなど、交通が寸断され多くの集落が孤立状態となり、救助活動や救援物資の輸送が困難になりました。紀伊半島大水害のときには、国道168号線が崩壊などにより寸断され、高田地区約300人が孤立したと聞きました。 紀伊半島大水害のときに、何日間か高田地区が孤立したのは間違いないでしょうか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  紀伊半島大水害のときには、高田地区は3日間孤立しました。 ◆10番(吉良康利君)  やはり3日間も孤立したんですね。3日間とはいえ、大変だったと思います。それが1週間以上でも続けば、食料もそうですし、その間に病気でもなれば大変なことになります。 今回、能登半島地震以降、道路が寸断され多くの集落が孤立になったニュースをよく見ました。新宮市を見ても、高田地区もそうですし、高森地区の道路が寸断されれば迂回するルートがないのではないかと思ったんです。高森地区は請願も出され、またその件に関しては湊川議員が話されましたので、自分は高田地区を議題にさせてもらいます。 高田地区は山間に面しており、災害などで国道168号が行き止まりになった場合、孤立してしまいます。そういった事態に備え、何か対策はないかと考えました。そこで、いろいろ調べていて分かったんですが、以前から、県道高田相賀線から佐野蜂伏地区への命の道の要望が、15年以上も、もっと前からかもしれませんが、毎年要望が上がっていて全く実現していないと聞きました。 紀伊半島大水害のときには、国道168号が崩壊などにより寸断され、高田地区300人が孤立した地区です。また、支援施設のえぼし寮もあります。どうにか高田地区の市民が災害などで孤立しないよう、国道168号以外に続く道を造っていただきたいのですが、何か方法はないでしょうか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(生駒貴男君)  農林水産課、生駒より回答させていただきます。 市長から、林道整備を検討するよう指示がありましたので、高田地区から佐野蜂伏地区へつながる新規林道の開設について、県と協議を行いながら調査、検討に着手するところです。 御存じの方もいらっしゃると思いますが、過去に、林道高田蜂伏線の開設を計画し、着工いたしましたが、度重なる崩壊のため、やむを得ず計画が中止となった経緯がございます。 今回、調査検討を行う林道に関しましても、急峻な地形で崩れやすい土質が予想されますので、そういった点を十分に踏まえ、ルート選定や用地協力、全体事業費など、慎重に進めていかなければならないと考えております。 ◆10番(吉良康利君)  よろしくお願いします。動き出してくれているようで、命に関わる問題でもありますし、地震など災害いつ来るか予想もつきません。早急に動き出し、一日も早い実現に向けて期待しております。 能登半島地震でも分かるように、道路が一つしかなければ、その道が閉ざされた場合、手段はなくなります。命の道として、早急に取り組んでいただきたいんです。高田から佐野蜂伏方面への両地区を直結させることで、災害などにより孤立した地域への別のルートも確保できるほか、地域住民の通行時間の短縮、また急病患者が出た場合や、先ほど話しました高田自然プールでの事故などの緊急搬送のときでも、医療センターに運べる命の道になるのではないかと思います。 ここに、この2週間ほどで百村議員と集めてきた署名があります。皆さんすごく望んでいました。ただ、この話が全く進んでいないことに、市に対してどうせ何もしてくれないんだろうと期待感もなく、諦めている人もたくさんいました。ただ、先日の議会開会の市長の所信の中に、今後発生が予想される南海トラフ巨大地震から市民の大切な命を守ることを優先に行うとも記されていましたし、市民の誰もが夢と希望を持ち、魅力あるまちづくりを展開してまいる所存であるとも記されていました。 命に直接関わらないのであれば、急ぐ必要もありません。ただ、孤立した前例もありますし、水害や地震はいつ来るか分かりません。先ほども言いましたが、ほかの自治体が助けてくれるかもしれませんが、ただ予想される南海トラフ巨大地震、本当に起きればどれだけ大きな被害になるか分かりませんし、大きさによっては救援物資が来ないことや、復旧まで相当時間がかかるかもしれません。大切な市民の命です。安心・安全に暮らせるまちづくりをするのであれば、早急に実現させていただきたいのですが、副市長どうですか。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  事前防災の考え方は、本当に大切なことだと思います。 国土強靱化の中で、いろんな国の施策というか財源もございますので、そういったものを利用しながら、できるだけ事前対策に施策をしていきたいというふうに思います。 ◆10番(吉良康利君)  よろしくお願いします。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが10分程度休憩いたします。 △休憩 午後4時00分--------------------------------------- △再開 午後4時11分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 10番、吉良議員。 ◆10番(吉良康利君) (質問席) では次に、今後の医師不足に対してです。 今年の4月より、医師の働き方改革が始まります。勤務医の時間外労働を年間で960時間まで制限し、これは日々の残業以外にも休日労働も含み、月の平均では80時間となります。 医師の働き方改革で想定される問題とデメリット。まず1、医師の人手不足が顕著になる。2、医療機関側の費用の負担が増える。3、適用開始までやるべき準備がとにかく多い。4、医師間での働き方の格差が生じるだそうです。医療業界の連携や将来の発展に支障が出るということです。 その中でも、医師不足が不安です。厚生労働省によると、医師数自体は増えていると。しかし、勤務が不規則な外科や産科など一部の診療科は成り手が少なく偏在し、地方では確保も難しいということです。 いっとき、医療センターでも産婦人科医がいなく、かなり困ったと聞きました。産婦人科だけでなく、各科の医師の確保は地方の課題だと思うんです。また、新宮に戻り、よく聞くことは、いい先生が来たかと思うとすぐ先生が異動してしまい、いなくなるというのが不安だということをよく聞きます。自分にとって何がいい先生と言っているかは、人それぞれの考え方なので分かりませんが。 また、病院によっては、医療センターでは手術ができないのか、医師が足りないのか、和医大や他県で手術も受けてきている人も多く聞きます。友達も先日、医療センターに行ったら、ここでは無理なのでと紹介状を渡され、和医大に入院しました。新宮市では、24時間対応の病院は医療センターだけで、また、がんの手術なども新宮市では医療センターだけだと思うんです。24時間体制の中、医師不足になれば、深夜の急病や事故などの重体患者の受入れができないとなれば、市民も安心して暮らしてはいけないでしょう。大都市なら、大学病院も数多くあり、受け入れる病院を探せばたくさんありますが、新宮市での選択は一つです。 そこで質問です。 医師の働き方改革による医師人数は、医療センターでは大丈夫でしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター、岡本より答弁させていただきます。 医療センターで勤務されている常勤医師については、現状の医師数で特に問題ございません。また、和医大等から派遣されてくる非常勤医師についても、働き方改革によって派遣が困難になるという話は、今のところ入っておりません。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。では、現時点では問題ないということですね。 では、産婦人科医は現在何名いらっしゃいますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  現在常勤医師は3名います。常勤医師以外にも、週末等の応援として、近畿大学、奈良県立医科大学、東京慈恵会医科大学等から医師を派遣していただいております。 ◆10番(吉良康利君)  3名。その人数で足りるかどうか分かりませんが、応援派遣してもらっているということは、足りてはいないのでしょうか。 ちなみに、産婦人科医は24時間体制の苛酷な業務だと聞きました。また、産婦人科医が全国的に見ても少なく、総合病院などで産婦人科を閉鎖したところも多いと聞きました。医療センターでも存続の危機だったこともあると聞いたのですが、この先も絶対に大丈夫だと言えるでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  産婦人科に関しては、和歌山県の御助力を得て、東京慈恵会医科大学から医師の派遣を受けております。この先も、引き続き派遣いただけるよう、和歌山県とも協力して取り組んでまいります。 ◆10番(吉良康利君)  ということは、県次第ということになりますね。今後ますます増えるであろう医師不足に対して、当局はどう対応していく考えでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  産婦人科にかかわらず、全ての科において、院長及び市長とともに懸命に医師確保に努めているところであり、今後も、和医大ほか大学の医局などに対して派遣依頼の要望を続けてまいります。 ◆10番(吉良康利君)  なるほど。では、これから先、5年後、10年後、20年後、それ以上先まで考えているんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  当院は、県の計画においても、新宮・東牟婁地域における急性期治療を担う基幹病院として位置づけられており、県立医大からも優先的に医師を派遣していただいております。ただ、県立医大においても、診療科によっては医師が不足している状況とも伺っております。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。 ただ、今まで五つの質問の中で、共通点が見つかりました。副市長、何か分かりますか。 それは、派遣という言葉です。派遣とは、使命を持って向かわせるという意味になり、派遣ばかりでは安定した医師の確保にはならないのではないでしょうか。医療センターでぜひ働きたいという医師が多くいる方向に持っていただきたいのです。 また、全国的に見ても、診療科によって医師が不足している状況も知っております。東京の友達が、大学病院で画像診断科で医師をしています。画像診断科、そういう科があるのも、自分は友達が働くまで知らなかった科です。以前、ある地方で画像診断科の医師が不足していると。詳しく金額は言えませんが、かなりの金額で友達は誘いを受けていましたが、すごい金額にもかかわらず断っていたのです。何で行かないのか理由を聞くと、子供もいるし、家族もいる、地方に行くメリットがない。人それぞれ考え方はあります。行く人もいるでしょう。地方では、かなりの金額を出して来てほしいという、科によっては医師が不足している現実、そのときに見ました。 先ほどの話では、医師が足りなくなったら派遣してもらうというような県や病院頼りといったことの繰り返しでは、市民は不安で仕方ありません。また、医師を呼ぶのであれば、県や病院に要望したところで、来てくれるのは医師です。新宮市出身でなければ、新宮市の土地に慣れないといけないですし、逆に、病院は全国どこでもあるので、別に新宮市で働けなくてもいいわけですから、医師に来てもらうには、新宮市がよほど魅力のある市でなければ、ずっといてもらえないでしょう。 医師は、生きていく上で非常に大切な存在です。では、新宮市で今後、医師不足になった場合を想定して、どうしたらいいか考えました。そこで、新宮市の子供たちから医師を育てればいいんじゃないかと思います。 提言します。新宮市は、小学校、中学校では夏休みを近隣の学校より休みを少なくし、学力向上に取り組んでいます。教育長、夏休みを減らし、学力向上に市も教育も子供たちも頑張っていますよね。今でも優秀な子供たちが、新宮市にはたくさんいると思います。これから訪れるであろう医師不足、すばらしい新宮市の子供たちの中からなっていただければよいのではないでしょうか。また、新宮市出身なので、ほかの地方から来る人より将来新宮市に住むということも抵抗はないと思います。 ただ一つだけ問題あるんです。それは医学部の莫大な金額の学費です。調べてみました。国公立だと、学費は6年間で約350万円、私立医学部に至っては、6年間で平均で約3,300万円でした。1年でいうと国公立は約60万円、私立に至っては平均で約550万円かかります。自分の子供が私立の医学部へ行きたいと言うても、僕は払えません。これは学費だけで、新宮市に医学部はおろか大学もありません。なので、学費だけでなく下宿代もかかりますし、医学部はバイトする時間もないぐらい勉強の日々のようです。 和歌山県では、県として、和歌山県地域医療医師確保修学資金制度があります。将来、県内の僻地の医療機関に勤務しようとする方で、公立大学法人和歌山県立医科大学・地域医療枠入学試験で入学した学生に対し、修学資金が貸与されます。医師免許取得後、引き続いて修学資金貸与期間の1.5倍に相当する期間を、和歌山県が指定する公的病院や僻地の医療機関で勤務することによって、その返還が免除されます。ただし、県が指定する公的病院になっているので、これでは新宮市の常時の医師の確保にはならないと思うんです。 では、どうしたらいいか。この地域医療医師確保修学資金は、都道府県単位でこの制度が出動しておりますが、調べてみると、市独自で行っているところもありました。長野県上田市では、将来医師として市長が指定する医療機関で従事する意欲のある医学部の大学生に、医師確保修学資金貸与制度があり、月額20万円貸与。貸与期間終了後、貸与期間と同一の期間、市長が指定する医療機関に準じた場合は返還免除という制度がありました。 じゃ新宮市として、医師をどう育てるか。新宮市も、独自の新たな医師確保修学資金貸与制度をつくればいいんじゃないかと思います。市が負担しているのであれば、市長が指定する機関で働いてもらうという条件があれば、例えば熊野川診療所に医師が足りなければ、そこで働いてもらうこともできますし。ただ、毎年1人だけ希望者を募り、2人以上の応募があれば、試験と面接で決定し、新宮市は6年間の医学部の学費を医師確保修学資金貸与制度として与える。ただし、医学部を卒業し35歳までに新宮に戻り、その後は市長が指定する新宮市の医療機関で働いてもらうという条件付で、例えば新宮市の医療センター、熊野川診療所、また新宮市の開業医として新宮市のために活動していただければ、医師確保修学資金貸与制度を全面免除するという条件をつけるのはどうでしょうか。この35歳までというのは、医師免許取得後は大学病院やがんセンターなど専門機関で多くの経験や技術を学んできてもらい、それを将来新宮市で活躍の場にしてもらえばと思って、35歳までと考えました。 資金を援助しても、新宮市に戻っていただければ新宮市のためになりますし、ほかの地方で働くという選択をすれば、あくまで医師確保修学資金の貸与なので、何年間で返していただければいいのではないでしょうか。ただ、6年間で国公立だと350万円、私立だと6年間で3,300万円かかります。今、大学などの市の奨学金の話も出ていますが、普通の文系などでは、サラリーマンの年収と金融機関などにお金を借りればどうにかいけるでしょう。ただ、私立の医学部の金額では、普通のサラリーマンでは難しいのではないでしょうか。なので、医学部だけこの制度をつくっていただきたいんです。また、毎年1人は修学資金で入れると分かれば、近郊の市町村から医学部を目指し、新宮市に移住してくる家族もいるかもしれません。人口が増え、将来の医師確保、未来を見たときにいいと思うのですが。 では、今以上、先ほど話したように、ふるさと納税に力を入れ資金に充てるとか、無駄を省いていけばどうにかなるぐらいの資金ではないかと思うんです。ただ、資金調達や具体的な条件などの案は、まだまだ全然自分の中では整理できていないんですけれども、東京で過ごしていたときに新宮市の医師不足の話を聞いたときから、それなら地元の子供たちから育てていけばいいのにとずっと思っていました。それで今回は言わせてもらいます。ただ、今後、将来医師不足などで不安にならないよう、これから長いスパンで育てていくのが賢明ではないでしょうか。 市長が不在のため、来年度から早速始めませんかとは聞けませんが、副市長、新たに医師確保の修学資金制度をつくり、地元の子供たちに将来新宮市の医師になってもらうという案はいかがでしょうか。 ◎市長職務代理者副市長(向井雅男君)  ここ数年、医療が受けられることが当然のことのように感じて受け止められてきたんですが、ここ数年来、医療提供に対して少しフェーズが変わってきたんではないかなというふうに、すごく強く感じています。行政がこの医療を提供するために、やっぱり何かしらの手助けというか、支援というか、そういうものをしていかないといけないというふうにはすごく感じています。なので、庁内の医療連絡会もつくっておりまして、当然、職員の中でこういった医療の提供に関して情報共有をしておくべきだというふうな形で、市長共々、連絡会を使って情報共有をさせていただいております。 そういった中で、御提案いただいた修学資金制度については、当然、医師確保の点から有効な手段の一つだとは感じております。ただ、医師資格を取った後2年間研修をする。また、医局に入って、その後、医局の要請でその勤務先が決まってくるということもございますので、必ず新宮市のほうに来ていただけるかというと難しい面もございますので、その辺も含めて、以前に東原議員から、この奨学金のことについては少し提案いただいたんですが、市長のほうからも、奨学金、あるいはこの修学の援助については検討してほしいというふうに言われてございますので、今、御提案を受けた点も含めて検討課題というふうにさせてください。 ◆10番(吉良康利君)  よろしくお願いします。 本当に、国立はまだ払えるお金なんだと思うんですけれども、私立のお金に関しては本当にサラリーマンではなかなか難しいかなと思ったんで、取りあえず、今回は医師確保ということで言わせてもらいました。 国立出身のお医者さんでも私立出身のお医者さんでも、優秀なお医者さんはたくさんいます。自分の友達なんかは、家庭の事情で国立しか行けるお金がなくて、私立は最初に受かっていたんですけれども、ちょっとそのお金がないということで国立に受かるまで二浪しました。二浪して、そのときは受かってよかったんですけれども、その二浪目で落ちていたら医師を諦めていたという話をしています。ただ本当に今、いまだに仲よくしているんですけれども、本当に立派な大学病院の医師をやっていまして、やっぱりお医者さんになるには、経済支援、すごい大切なものだと思います。 お医者さん、生きていく上で本当に誰もがお世話になるので、新宮市で医者を育てて、将来新宮市の医者として働いてもらうために、新宮市の大切な税金を使っても、本当に新宮市民は納得してもらえるんじゃないかと。また逆に、新宮市から医学部の学費を出してもらってお医者さんにならせてもらったら、子供たちも、医学部を出た子供も、新宮市のために頑張ろうと思ってくれるんじゃないかと。今回、新宮市の総合計画の項目にもあるように、共に支え合い幸せ感じるまちではないでしょうか。新宮市にとって必要なところに財源を使い、市民に安全で安心な暮らしづくりをしていくことが今の新宮市には必要でないかと思い、今回、個人的にこういう提案をさせていただきました。 では次に、高齢者支援についてです。 新宮市総合計画の、共に支え合い幸せ感じるまちの中に、健康寿命の延伸と高齢者が生きがいを感じ安心して暮らすことができるように、高齢者の社会参加の支援や生活環境の整備、認知症施策などの充実を図りますと書かれております。高齢者が多い地方にとって、本当大切な支援だと思います。 新宮市としましては、高齢者の認知症の施策にはどんな取組がなされていますでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼地域保健課長(辻本美恵君)  地域保健課、辻本より答弁させていただきます。 認知症施策といたしましては、認知症に対する正しい理解をしていただき、地域の人で見守りサポートできるよう、一般の方、小学4年生、令和6年度より中学3年生を対象に認知症サポーター養成講座を開催しています。 また、アルツハイマー月間である9月には、パネル展示や講演会を開催し、令和5年度より社会福祉協議会と協議しながら、蓬莱地区にて認知症カフェを月2回開催しています。 また、認知症の家族を介護する者が集い、互いの悩みを打ち明けたり、意見交換できる認知症の人と介護者の集いを月1回、新宮市医師会の協力の下、認知症の心配のある方が気軽に相談できる物忘れ相談会を月1回実施しています。 認知症予防の取組といたしましては、リズム運動教室等の運動教室や介護予防講座を開催しています。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。 実は、自分の父親は10年以上前に、ちょっと脳のほうの病気で倒れて一時寝たきりになり、会話もできず、このままどうなってしまうかと家族で落ち込んでいました。ただ、孫と遊んでいくうちに急激な回復ぶりで、また近所の人の誘いで平日は皆さんと楽しく体操したり会話をしていくうちに、今ではすっかり元気になり、本当に周りの皆様の支えに感謝しております。今思うと、そうやって人と会ったり、話をしたり、孫と遊んだり、それがいいリハビリになったんだと思うんですよ。 高齢者の認知症の施策としまして、まずは楽しみや生きがいを持たせてあげることが一番ではないかと。また、健康で長生きすることが、高齢者の希望ではないかと思うんです。先ほどの回答でもあるように、市の認知症予防の取組もリズム運動教室等、運動教室など運動にも力を入れていますと。 そこでですが、先日、蓬莱テニス場で高齢者が集まったテニスをしている場所に伺わせてもらいました。皆さんは元気で若々しく、80代の方もはつらつとプレーしている姿に感動いたしました。そこでいろいろな話を聞くと、施設料を払って皆さん集まって毎週楽しんでいると。地方は高齢者の方も多く、また物価の高騰で年金だけでの生活では大変な思いをしていると思うんです。来年度より、小中学生で構成されたスポーツ団体の各施設利用料が無償化になります。では、高齢者の施設利用料はどうでしょうか。 体育館の使用では、最低でも電気代がかかると思うんですが、先日見せてもらった蓬莱テニス場では、電気代もかからず、またソフトテニスですとボールもやわらかくネットが破損することもないでしょう。そんなに維持費もかからないと思うんです。 そこでですが、健康寿命延伸と高齢者の生きがいを感じ、高齢者の社会参加の支援や生活環境の整備、認知症施策などの充実を図るというのであれば、高齢者が健康で元気で長生きできるよう、高齢者にも蓬莱テニス場などのスポーツ施設の無償化をしていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  生涯学習課、野本より答弁させていただきます。 議員おっしゃるように、体を適度に動かすことは健康によい影響があると考えています。さきの小中学生で構成されるスポーツ団体の利用料の無償化は、スポーツの裾野を広げスポーツの振興を図ること、団体活動の活性化につなげること、また青少年の健全育成にも資するものとの考えから行いました。 議員の御提言につきましては、本市では、高齢者の方の健康増進を目的とした取組を行っているところでもあり、スポーツの振興だけでなく、高齢者の福祉や健康寿命の視点を含めた研究に努める必要があると考えます。 ◆10番(吉良康利君)  ありがとうございます。これ前向きに捉えてよろしいですか。
    ◎生涯学習課長(野本渉君)  研究に努めてまいりたいと思います。 ◆10番(吉良康利君)  全国的にも少子高齢化のニュースが多く、その中でも、子供支援にばかり目が行きがちです。年を取っても楽しく安心して暮らせる高齢者に対する支援も必要ではないかと思うんです。僕も、今までずっと子供支援、子供支援、子供支援と言ってきましたけれども、新宮には本当に高齢者の数も多く、だから子供支援と高齢者、お互い一緒に考えなきゃいけないんじゃないかと思うんです。 新宮市、子供たちの笑顔があふれ、また高齢者の笑顔があふれるまちづくりをしていただきたいと思い、今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(三栗章史君)  お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後4時36分...