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12月13日-03号

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  1. 新宮市議会 2023-12-13
    12月13日-03号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 5年 12月 定例会          令和5年12月新宮市議会定例会会議録             第3日(令和5年12月13日)---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員15名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  湊川大介君                             4番  大石元則君                             5番  月輪匡克君                             6番  福田 讓君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  百村匡洋君                            10番  吉良康利君                            11番  竹内弥生君                            12番  中山忠吏君                            13番  榎本友子君                            14番  榎本鉄也君                            15番  三栗章史君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 令和5年12月13日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(6)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(6)から(10)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               福本良英君               参事(港湾担当)         小渕 学君               企画調整課長           勢古口千賀子君               商工観光課長           津越紀宏君               総務部               部長               南  守君               次長兼財政課長          小林広樹君               参事(防災及び危機管理担当)兼防災対策課長                                竹田和之君               総務課長             赤木博伯君               人権政策課長           下  基君               市民生活部               部長               西山和視君               生活環境課長           廣井和樹君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        中上清之君               次長兼地域保健課         辻本美恵君               福祉課長             前地秀高君               子育て推進課長          梶田卓哉君               建設農林部               部長               木村雅洋君               都市建設課長           工藤英二君               熊野川行政局               局長兼住民生活課長        下路 拓君               医療センター               事務長              福嶋律文君               水道事業所               所長               望月敬之君               消防本部               消防長              垣内一男君               消防署長             堀切 学君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸君               次長兼教育政策課長        馬込克彦君               教育政策課企画員         富田英之君               生涯学習課長           野本 渉君               文化振興課長           峪中直樹君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長               岡崎友哉               次長補佐             杉岡 睦               庶務係長             中尾 愛               議事調査係長           大居佑介             第3日(令和5年12月13日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(三栗章史君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は15名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 なお、当局より、小内健康福祉部参事、疾病のため欠席の届出がありましたので、報告いたします。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(三栗章史君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表の番号6から順次発言を許可いたします。--------------------------------------- △湊川大介君 ○議長(三栗章史君)  3番、湊川議員。 ◆3番(湊川大介君) (質問席) 皆さん、おはようございます。 議長のお許しをいただきましたので、幾つかの質問をさせていただきたいと思います。 まず第1、熊野古道世界遺産登録20周年に向けて、少しお尋ねをいたしたいと思います。 昨日、同僚議員からも同様の質問がありましたので、若干重複いたしますけれども、どうぞよろしくお願いします。 熊野古道が世界遺産に登録されてから20年、市内の神倉神社、速玉大社、阿須賀神社それと高野坂、それらには海外からも多くの方が訪れまして、受け入れる側の当市といたしましては、当然、お迎えする気持ち、いわゆるホスピタリティを存分に発揮しておもてなしをするべきだというふうに考えております。今回、指摘させていただきたいのは、せっかく来ていただいた、遠方から来ていただいた方々に対して、十分なおもてなしができていますでしょうかというところなんです。 例えば、高野坂。約4キロほどの短い古道ではありますけれども、実に風光明媚なすばらしい眺望箇所が点在しています。コケむした石畳、鯨山見台からの熊野灘を一望する景色、こういったものがそうであるというふうに思います。先日、市の職員の方たちと高野坂を少しだけ歩いてみましたが、古道から大浜海岸、そして熊野灘、見ることのできるスポット、いわゆるスポット、見るところ、そこでは雑木が繁茂してほとんど海が見えてないような状況なんですね。あれ、大変もったいないというふうに思っております。高野坂を案内するパンフレットには、伐採されているところが、きれいな景色が掲載されておりまして、パンフレット等ではきれいな眺望が案内されておるんですけれども、いざ来てみたら海はほとんど見えないですよ。 それから、ところどころに立てている案内板というか説明板というのがありますけれども、非常に汚れておりまして何を書いているのかほとんど分からない。それから、三輪崎駅まで行かないとトイレがない。それから、足を踏み外すと下のJRの線路まで真っ逆さまみたいな箇所が幾つもあるということを前提に、以下の質問をさせていただきます。 1番、来年、熊野古道世界遺産登録20周年に向けての新宮市としての対応、それから準備について御説明いただきたい。 それから2番、高野坂の三輪崎側にバイオトイレを設備してほしい。 先日、本宮町にありますバイオトイレを同僚議員ほかと視察に行ってまいりました。あのバイオトイレ、あのと申し上げましたのは、小雲取越のコースの途中にあるトイレなんですけれども、田辺市に所在しておりますけれども、新宮市も幾ばくかの費用の負担をしておると聞いておりますので、当局は御存じであろうという前提の、あのでございます。 3番、案内板が大変汚れていてほとんど読めない、きれいにしてくださいということ。 4番、それから眺望箇所でありますところの鯨山見台の整備、これは既に現在もう跡形もないふうになっておりまして、以前、立派な展望台がありましたけれども、今は何もない。材質が木材だったので無理もないというふうに思いますけれども、鯨山見台というふうになるからには、すばらしい景色を期待してしまいますので、安全対策を含めた当局の御見解をお願いいたしたいと思います。 以上、今の四つの点について、当局の御見解をお願いいたしたいと思います。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  商工観光課、津越より答弁させていただきます。 まず一つ目ですが、世界遺産登録20周年ということで、現在、予算を伴うことでございますので、イベントについては実施に向けて検討中でございます。なお、議員のおっしゃるとおり、観光客に喜んでもらえるよう、おもてなしの心で取り組んでまいりたいと考えております。 二つ目でございますが、看板の整備、特に汚れているという箇所でございますけれども、看板は市の看板であったり、県の看板であったり、教育関係の看板がありますので、また修繕等現場確認しながら進めてまいりたいと考えております。 三つ目のバイオトイレの設置でございますが、先ほど議員からもおっしゃっていただいたとおり、当課で管理しております三輪崎駅のトイレが近隣にございます。まずは、今年度、高野坂から佐野王子に向けて熊野古道沿いに、多言語の観光案内板の設置を進めておりまして、まずは三輪崎駅等での案内表示を行う予定としております。 また、バイオトイレに関しましては、今後研究してまいりたいと考えております。 四つ目でございますが、樹木が茂っているというところでございますが、場所によって制限されている場所とかございますが、古道を歩かれる方に喜んでもらえるよう、今後、関係機関と協議して進めてまいりたいと考えております。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。安全対策に十分配慮して進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 熊野古道が世界遺産に登録される以前から、歴代の市長、市の職員、皆さんの先輩方、それから民間の有識者でもって、艱難辛苦の末に登録に至ったというふうに聞いております。ですから、先人の苦労を我々は十分理解し、その本意とするものをしっかりと引き継いでいかなければならんというふうに思います。苦労して築き上げてきた先人の顔に泥を塗ることのないように、対応をお願いいたしたいと思います。このくだりを終わります。 2番、帯状疱疹予防ワクチンの接種についてお尋ねをいたします。 これも昨日、同僚議員の質問と重なります。最近、テレビやユーチューブなどで頻繁に帯状疱疹予防ワクチンの広告が流されております。日本人の成人の90%以上は、帯状疱疹の原因ウイルスが体内に潜伏しており、帯状疱疹の多くは、多くの人が子供のときに感染する水ぼうそうのウイルスが原因で発症するというふうに書いてありました。水ぼうそうが治った後でも、ウイルスは体の神経節に潜伏しており、過労、ストレスなどの免疫機能の低下によりウイルスが再び活性化して帯状疱疹を発症するということのようでございます、専門家にとっては釈迦に説法ということでしょうけれども、当局にお伺いさせていただきます。 和歌山県下で、帯状疱疹予防接種の費用補助を実施している自治体はどのぐらいございますでしょうか。 ◎健康福祉部次長地域保健課長(辻本美恵君)  地域保健課、辻本より答弁させていただきます。 和歌山県内においては、令和4年度から田辺市が、令和5年度からは印南町、みなべ町、上富田町、白浜町、すさみ町の現在計6自治体が、接種費用の一部助成を行っております。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。6自治体ですね。 新宮市での罹患者数、概数でいいんですけれども、お分かりになりますか。 ◎健康福祉部次長地域保健課長(辻本美恵君)  感染症法では帯状疱疹は報告の義務がありませんので、罹患者数の把握は困難だと思います。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。なかなか分からんと思います。ですが、相当数いらっしゃるんじゃないかなというふうに思います。同僚議員の中でも、昨日もおっしゃっていましたけれども、罹患された方がいらっしゃるということで、ごく一般的な疾病と考えていいというふうに思います。 先日、罹患したことがあるという方にお目にかかることができました。発疹ができて痛くて、言葉を選びませんけれども少々見た目がグロテスク、発疹が治った後も神経痛みたいなのが残っているということでした。治療としてはワクチンの接種、これが大変問題やというふうに考えております。非常に高額なんです、1回当たり2万円。2回打ちますから、合計4万円。これ、年金生活者にとってみては非常につらい。4万円もの大金を払わなければ、痛みを取るどころかひどくなる。お金のない人は痛くても我慢せえと言われているようで、非常に理不尽さを感じております。 今回御提案させていただきたいのは、いわゆる帯状疱疹ワクチンの予防接種に係る費用の一部を補助していただきたいということなんです。罹患者数も分からない中で、かかる費用総額やその根拠も示すことはなかなか難しいわけですけれども、ぜひ実現していただきたいと思いますけれども、当局の御見解をお願いいたします。 ◎健康福祉部次長地域保健課長(辻本美恵君)  昨日も申し上げましたとおり、国が定期接種化に向けて議論していますが、まだまだ費用対効果とか、有効性、安全性についての治験がまだ不十分だということで、今後も引き続き議論をしていくというような国の状況の中で、今後も国のそういう状況を見ながら、また必要だと感じてというか罹患率も多いということで、国の状況を見ながら、今後、助成については考えていきたいと思います。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。国もちょっとだけ重い腰を上げたんかなという印象です。ありがとうございました。 既に、全国の多くの自治体が実施しております。県下では、先ほどおっしゃっていただいたように、田辺市ほかも4月から取り組んでいるようです。それらを参考にして、なるべく早く取組をお願いいたします。今も苦しんでいる患者さんがいらっしゃるということをお忘れなきよう御配慮いただければ幸いでございます。 実施の詳細については当局にお任せをいたします。参考までに、おおむね50歳以上で、ワクチン接種費用の半分程度を補助している自治体が多いようですけれども、実現に向けて十分御検討くださいますようお願いを申し上げて、このくだりを終わります。 3番、道路反射鏡、いわゆるカーブミラーの設置についてお尋ねさせていただきます。 現在、新宮市では、道路反射鏡いわゆるカーブミラー設置基準の要綱、あるいは似たような基準はおありでしょうか。お尋ねします。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  新宮市においては、基準書という要綱のものは作成しておりませんが、基準を定めて運用しております。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。 当然、新宮市内にはカーブミラーがたくさん設置されておりますが、以前はガラスの材質での鏡面で、破損した場合はガラスが割れて危険でしたんですけれども、現在はアクリル素材ということで軽くて丈夫ということになっているようですね。 この夏の台風7号で、市内の三輪崎地内に設置されているカーブミラーの支柱が折れてしまって使い物にならなくなったと。8月16日にその折れた箇所、当該箇所と言わせていただきますけれども、その近所に住まう方がその修理を三輪崎支所にお願いがあり、その後、やり取りの中で双方によるそごがありまして、結局は取付けに至らなかった旨の連絡が、取付けをできないという旨の連絡が新宮市から三輪崎支所宛てにあったということでございました。 三輪崎支所から新宮市に、設置できない理由を当該箇所の近くに住む方に説明するように担当者に伝えたが、うまく伝わらずに、その後の12月1日に当該箇所の近くに住まう方から三輪崎支所に、カーブミラーの件はどうなったんだという問合せがあり、三輪崎支所では既に対応済みというふうに思っていたところ、まだ修理されていないということが判明したというのが事のてんまつのようでございます。 私、これを誰かを非難するつもりで申し上げるつもりは毛頭ございません。日々、課員の皆さんには、たくさんの案件を抱えられて、予算的にも大変な御苦労をされていることを知っております。本当に頭が下がる思いです。が、今まであった現存していたカーブミラーが台風で破損してしまった、使い物にならん、これ、ふだん生活している人、利用している人にとっては大変不便です。今まであったものがないというのは大変不安だし、さらに危険だということは言えると思います。このミラーは、昔のことであろうと思いますけれども、当時の住民の要望で設置したものであろうというふうに思います。市としては、私道が絡んでいるとのことで対応の難しさや、公益性が低いなどの理由で設置ができないということなんだろうということは、簡単に推測できます。市として、対応基準が曖昧なままでの設置は難しい。 しかしながら、住民の安心・安全な暮らしを担保するためには、このミラーの設置は必須であるというふうに考えておりますので、ぜひ再設置をお願いいたしたいと思います。当局の御見解をお願いしたいと思います。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  カーブミラーにつきましては、市道上の見通しが悪く、直接目視での安全確保が困難な交差点やカーブに設置しております。 議員の御質問の箇所につきましては、再度、設置の経緯や破損の理由等を確認させていただきたいと思います。
    ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。 あの宅地が開発された当時は、当時、子供も多くて、狭い道ながらも車も通りますので非常に危険だということで、カーブミラーの設置を住民がお願いしてきた。民地があることは分かっていたけれども、新宮市において、カーブミラーを当時の市長の判断で取り付けることができたんやと思います。当該地のちっちゃな溝というか川があるんですけれども、今日、そこを暗渠にすることもできました。多分できるんですよ。 市政は、市民のために、弱者のために存在して、弱者のために最大限の配慮をしなければならないというふうに思います。それが市の役割だというふうに考えております。ぜひ、御再考いただき、再設置を要望いたしますが、市長におかれましては、どのようにお考えでしょうか。よろしくお願いします。 ◎市長(田岡実千年君)  行政としては弱者にしっかり味方して、そういったところをしっかりやっていかなければなりません。いろいろ制度とかもありますが、場合によってはそういったところの配慮も考えさせていただきたいというふうに思います。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。ちょっと前向きなお返事いただけたと、実現に向けてよろしくお願いします。 もう一件、三輪崎3丁目の地内の市道で、三輪崎小学校の裏通りの向井歯科医院様と海邊組の本社社屋との間にある新宮市の管理道を北向きに行くと突き当たるんですけれども、この突き当りと臭梧桐畑中村線というそうですけれども、ここの交差部、三輪崎小学校の通学路にもなっております。この交差部で以前、自転車に乗る小学生と軽自動車との接触事故があったということでございまして、私、何度か通ってみたんですけれども、確かに見づらい、飛び出てきたらこれは、たまらんないうふうな印象を受けました。 この場所に、ぜひカーブミラーを設置していただきまして、小学校の通学ほか地域住民の安全を高めていただきたいと思う次第でございます。幸い、ちょうど電柱がありますので、そこを利用して付けられないものかというふうに思いますが、当局の御見解いかがでしょうか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  現地の状況や電柱管理者を確認し対応させていただきます。 ◆3番(湊川大介君)  どうぞよろしくお願いします。 守るべきは子供の命、市民の命であります。こっちでいろいろな規制があっても、やはりそれは市として乗り越えなければならないということを肝に銘じていただきたいと思います。 先ほど申し上げました道路反射鏡の件で、設置の基準となる要綱をつくっておれば、設置できる、できないということが明確になりやすいというふうに思いますので、当局として御検討をお願いいたしたいと思いますが、御見解をよろしくお願いします。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  設置基準の要綱につきましては、他の自治体を参考に作成を検討してまいります。 ◆3番(湊川大介君)  ありがとうございます。しっかり御検討いただき、よい要綱ができるように期待をしております。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(三栗章史君)  一般質問を続けます。--------------------------------------- △東原伸也君 ○議長(三栗章史君)  8番、東原議員。 ◆8番(東原伸也君) (質問席) それでは、通告に従い一般質問させていただきます。 市長の政治姿勢について、2項目についてお尋ねさせていただきます。 初めに、子育て支援について。 「子育てするなら新宮市」と題して、18歳までの学費をどうするか。大学進学に対しての支援はどうするのかということを、お聞かせ願いたいと思います。 まず、市長がよく言う「子育てするなら新宮市」と申しておりますが、その中身について教えてください。 ◎市長(田岡実千年君)  例えばといいますか、令和4年度には小中学校の給食費の無料化を実施させていただきまして、また今年度においては、生まれた赤ちゃんから1歳になるまで、保育士が各家庭を訪問させていただきまして紙おむつ等を配付させていただいて、子育ての悩みを聞かせていただいたり、そういったところをここ最近、新しく実施させていただいてございます。 ◆8番(東原伸也君)  今後なんですけれども、市長の「子育てするなら新宮市」、どこまで進んでいくのか、どういう施策が考えられているのかというのをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ◎市長(田岡実千年君)  いつも申し上げておりますとおり、子育てが結構経済的な負担に各家庭なっておりますので、そこを少しでも応援できないかという観点から、来年度新たな施策として議員各位、多くの議員から提言いただいております18歳までの医療費の無償化、そこを何とか次年度できないかなというふうに思ってございます。 ◆8番(東原伸也君)  ありがたいことです、本当に。私も18歳というよりも、大学卒業の22歳までは、やはり子育てじゃないかなと思っております。より立派な社会人になるために必要な経費をやっぱり子供にかけるということは大切なことだと思いますので、引き続きよろしくお願いします。 今日は、教育に係る費用ということで、お伺いいたします。 まず、高校の授業料無償化についてですが、大阪府が所得制限の撤廃を行って段階的に完全無償化にすると打ち出され、近畿府県のそれぞれが対応していくようですが、和歌山県の方針として何か情報はございますか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田より答弁させていただきます。 現時点においてではございますが、把握はしてございません。 ◆8番(東原伸也君)  報道によりますと、ちなみに県内の私立高校では9校中8校が、大阪のこの政策に賛同するらしいです。市長は、知事や国の動き、また全国市長会等の会合で、高校の完全無償化や大学の無償化など、そういうようなお話というのはありますでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  特に、全国市長会等ではこのことについてはまだ議論にはなっておりませんが、先日、報道で、国がこのことについて無償化の動きがあるようですので、今後、制度とかしっかりと研究しなければならないなというふうに思っております。 ◆8番(東原伸也君)  教育長はどうでしょうか。 ◎教育長(速水盛康君)  全国の都市の教育長会というのがございます。あるいは全国の市町村の教育委員会の組織がございまして、そこの中では今、議員御指摘のあった高等学校の無償化ということについてはまだ確認できておりません。要望等はないという現状でございます。 ◆8番(東原伸也君)  先ほども申し上げましたけれども、私の基本的な考えは、子育ては22歳までということ。そして、経済的な理由で高等教育を受けられない子供が出ないよう、大学まで教育費は無償にするべきだと考えております。 先日、国が大学の無償化を打ち出しました。先ほどの高校の無償化、完全無償化と含めて、方向性が出てきたのは大変うれしいことです。国の制度はまだまだ未完成ですので、子供の数の制限など、市長、教育長は、今こそ国や県に無償化に向けて行動するときではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  このことについては、今後、全国市長会でも議論されて、また政府のほうにも要望することになると思っておりますので、市長会の一員としてもしっかり頑張りたいと思います。 ◆8番(東原伸也君)  ぜひ、よろしくお願いします。 教育長も、先ほどのような会があると、やっぱりそういうことできるんですかね。 ◎教育長(速水盛康君)  今、市長も申し上げましたように、非常に大きな問題でありますので、一つの自治体で動くということよりも、全国的な教育長会組織や教育委員会組織の中で、要望等を新年度予算の中で上げていくというそういう場がございますので、そういった調査等の中で、今御指摘の点、高等学校の無料化、授業料無償化について、我々としても全国組織と連動していきながら要望を上げていきたいと思ってございます。 ◆8番(東原伸也君)  ぜひ、よろしくお願いします。ぜひ、大学のほうもよろしくお願いいたします。 これまでは、授業料の無償化ですけれども、大学まで遠いこの地域では、居住費や生活費が二重に必要になってきます。15万円ぐらいかかるんじゃないでしょうか。今まででしたら、授業料と合わせて年間200万円は要るんじゃないかと言われておりますが、今、市内の高校では新翔高校が大体50%が進学、新宮高校が90%以上が進学で、うち70%が奨学金の申請をしているそうです。 こうした子供たちは、大学を卒業したときに、既に数百万円の借金を背負っているということになります。返済するのに30歳から40歳までかかるとも聞いたことがあります。経済の先行きも不透明な昨今、新宮市で支援することはできないでしょうか。市長、いかがですか。 ◎副市長(向井雅男君)  市長のほうから、大学等も含めて助成をしていくというか、経済的な支援を行っていくということで議論してもらえないかということで、指示を受けております。 この奨学金なんですが、助成をしていくためには、多分大きな目的が二つ出てくるのかなと思います。今、議員御指摘の子育て世帯の経済的な支援、そしてもう一つは、支援をしていく中で、もう一度、その奨学金を受けた方たちがIターン、Uターンを目的に、こちらの若い世代の定住を促進していくというか、そういった喚起をしていくための助成、そして市内の地域産業を若い世代で支えていくと、そういった人材育成の目的、この二つの目的があるかと思います。 税金をそういったところに使うためには、この二つの目的の両方をできたらいいんですが、なかなか難しくて、どうしても毎年毎年継続して支援していく必要がありますので、どうしても財源確保という問題が出てきます。この財源確保、単独でやるのか、それとも民の方にいろんな協力をいただきながら官民連携でやるのか等々というところも、今、調査研究をしながら、市長と相談させていただきながら研究しているところでございますので、もう少し精査が必要なのかなというふうに思います。 今、実際、低所得の方たちの高校、大学の助成もさせていただいていますので、その拡充ということも考えることはできるんですが、やはり継続してずっと続いていくためには制度設計をしっかりする必要がございますので、その辺は慎重にしっかり研究していきたいというふうに思います。 ◆8番(東原伸也君)  ありがとうございます。ちょっと感動しました。そんなにやってくれていると思っていなかったので、うれしい回答をいただいてありがとうございます。 以前には、国家戦略特区とか構造改革特区、もしくは地方創生特区というんですか、そういうものあったように思うんです。そのとき、教育特区というのもあったと思うんですね。ただ、予算の裏づけがあったかどうか、ちょっと私も定かではないですけれども、そういうものをやっぱり獲得、もしくは国・県に財政的なお願いに行く場合、やはり我々もぜひ力になりたいと思いますんで、微力ですがぜひ使っていただければと思います。 ◎副市長(向井雅男君)  この子育て支援に関しては、今回、国家戦略の中でも政府のほうがうたっていまして、単独でやる場合も、一部交付税措置も見ていただけるところも聞いております。そういったところも研究しながら、また議員各位には、その辺の支援も後方支援もいただきたいというふうに思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◆8番(東原伸也君)  よろしくお願いします。大学の無償化になったときに奨学金はどうなるのかとか、いろんな不安もありますので、ぜひよろしくお願いします。 少子化の波の中、政府も大きくかじを切ってきました。遅れることなく、ひるむことなく、新宮市の存在のために、国や県に対して物を言うべきだと思います。 今回の私の質問は、少し先走った形になってしまいましたが、国の方針が見えてきたら、また再度質問させていただきたいと思います。それまでに事がよき方向に進んでいることを願い、この項を終わります。 次に、新宮城を生かした観光ということでお尋ねをいたします。 初めに、新宮城跡を見渡せる丹鶴ホール、このたびすばらしい賞をいただいたそうですが、市長、おめでとうございます。どのような賞なのか、授賞式の模様などお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  今回、日本建設業連合会がもう第64回ということで、もう60年以上前に創設されたこの建築業界にとっては非常に権威のある賞でございまして、BCS賞という賞を丹鶴ホール新宮市文化複合施設が受賞して、本当にうれしく思っております。表彰式には、国土交通大臣斉藤大臣も来られた中での表彰式で、全国で15の建築物が今回表彰された中の一つが我々の丹鶴ホールでございました。ほかには、京都市の美術館でありますとか、あと木造での、完全木造での11階建てのビルとか、あと沖縄の那覇文化芸術劇場とか、本当にすばらしい中にこの丹鶴ホールも入っておりまして、これ、議会で予算をお認めいただくのに非常にかんかんがくがく、朝方まで議会を開いていただいたり、最終的に認めていただいてこうやって無事建設できたことを改めてちょっと思い出しながら感慨深いものがありました。 そして、建築のすばらしさを今回認めていただいたわけでありますが、ソフト面においても、予想以上の利用者もあって、本当に議員の皆様のお力をいただいて完成できたこと、本当にありがたいなというふうに思った次第でございます。 ◆8番(東原伸也君)  ありがとうございます。本当に産みの苦しみもありましたが、関わった事業者の皆さんも大変喜んでいることと推測しています。厳しい予算の中、いい予算執行ができたと、本当にうれしく思いました。引き続き利活用に拍車がかかるように祈っております。 それでは、もう一点、ちょっとお礼を言っておきたいんですけれども、つい先ほどなんですけれども、新宮城に入る二つの登り口のほうに、都市建設課の方がやってくれたと言っておりましたが、パンフレットを入れるポストみたいなものを作っていただきたいということを言ったら、すぐに取り合っていただいて今もう設置して、30部か40部ぐらいは入れてくれたと思うんですけれども、もうなくなってるというような状況で、それだけ今、新宮城に人が来ているんだなというような例がありました。本当にもう当局の皆さんの行動の早さに感動しております。ありがとうございました。 それでは、本題に入ります。 新宮市街地のシンボル新宮城跡は、国指定の史跡になっていますが、今後、どのように保存整備されるか、お聞かせください。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  文化振興課、峪中より答弁をさせていただきます。 新宮城跡につきましては、現存する石垣等の遺構の保存修理を行い、貴重な文化財として次世代へと確実に継承しつつ、市民や来訪者の方々が新宮城跡に親しむことができるよう、適切な整備、活用を検討していきたいというふうに考えております。 まずは、現在取り組んでおります大手周辺の追加指定を進め、その保存を図ってまいりたいというふうに考えております。 ◆8番(東原伸也君)  引き続きよろしくお願いします。 それ以上に考えていることというのは、今のところはないんですか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  ふだんの環境整備というものは年間通して日々やっているところですので、まずは今申し上げたように、大手周辺の追加指定ということを今進めていきたいというふうに考えております。 ◆8番(東原伸也君)  分かりました。 9月議会で、同僚の中山議員の一般質問で、石垣カルテというものがあることをお聞きしました。これはどなたが作成するものなんですか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  石垣カルテにつきましては、文化庁の指導及び補助によりまして、平成25年、平成26年度に新宮市のほうで作成をしてございます。 作成に当たりましては、他の城郭等の先行事例を参考にいたしまして、新宮城跡内にあるほぼ全ての石垣について、専門業者による詳細な測量と観察により現状確認しまして、劣化箇所やその程度の把握を行っているところでございます。 ◆8番(東原伸也君)  私は、石垣に悪影響のある樹木を伐採してほしいと考えているんですけれども、その上で石垣保存と現状の樹木との共生は、樹木医などの専門家に現状確認してもらい、樹木管理などの方法を考えていくべきだと思いますが、これは市長どうですか、考え方として。 ◎市長(田岡実千年君)  この新宮城の石垣は、新宮市の本当に貴重な財産だというふうに思いますので、これからいろんなやらなければならないことをしっかり一つずつやっていって、保存をしっかりとしていくべきだというふうに思っております。 ◆8番(東原伸也君)  ぜひ、専門家を入れた取組というものをお願いしたいというふうに思います。 ここで市民よりちょっと要望がありましたのでお伝えを一応しておきますが、異常気象により、例年よりツタ類が繁殖が激しいらしくて、鐘ノ丸南側の石垣、本丸北側の野面積み部分の除去等の整備をしてほしいというお話です。当局は把握しておりますでしょうか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  石垣のところに繁茂している状況は把握してございます。除去というか、除草できるものについてはやっていきたいというふうに考えておりますし、難しいところについては環境整備の中で実施を、業者に発注しての実施というふうに考えてございます。 ◆8番(東原伸也君)  出丸へ行く方法とは、ちょっと話が違いますけれども、今どういう方法があるんですか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  出丸のところには、今少しちょっと危ない箇所がございますので、基本はお入りいただけないような状況になってございます。 ◆8番(東原伸也君)  多分、ロープ張って、今、危険というて書いている部分だと思うんですけれども、観光客で、僕がたまたま行ったとき、課長に申し上げたかもしれませんが、そこに5人ぐらい出丸の上に乗って見ておりました。来たらやっぱり行きたいですわね。何かあそこ、通れるような工夫はできないですか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  また、ちょっと安全確保等の手法も検討しながら、入っていただけるかというところは研究していきたいというふうに考えます。 ◆8番(東原伸也君)  ぜひ、よろしくお願いします。多分、危険というかロープ張っても、越えていくと思います。ぜひ、よろしくお願いします。 新宮市には、この保存、整備に関わる管理計画というのはありますか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  史跡の保存、管理、活用、整備等の方針を示すマスタープランであります保存活用計画については未策定でございます。文化庁等の指導を仰ぎながら、計画の策定について検討してまいります。 ◆8番(東原伸也君)  ぜひ、つくっていただきたいと思います。 これは、和歌山市の管理計画なんですけれども、和歌山城樹木管理計画と題してつくっております。第1章から第10章まであります。その中の、特にこれは第9章なんですけれども、短期計画と中長期計画というふうに分けて、短期計画にはもう予算の金額まで入っております。これは御存じですか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  一度確認したことはございます。 ◆8番(東原伸也君)  それによると、大体、和歌山城で4,300万円というような短期計画があります。中長期計画については言葉で書いておりまして、トイレと公園施設の見通しをよくする樹木の剪定及び伐採と斜面緑地における森林的管理の実施など、市民の協働による樹木管理体制の構築というふうに書かれております。 こういうことがボランティア等につながっていくのかなと思いますけれども、こういうのをつくっておけば、管理自体の実態、もしくは続けて管理ができるということも可能になってくるんじゃないかなと思いますんで、ぜひ早期につくっていただければと思います。いかがですか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  現在、丹鶴ホールが建っているところの新宮下本町遺跡につきまして、今年度、来年度と、その保存活用計画の策定をしているところでございます。 文化庁の指導、協議等も含めまして、まずはこの2か年で下本町遺跡のほうの保存活用計画を策定し、あわせて、大手部分の追加指定に向けて進めているところでございます。その後といいますか、それに引き続きまして、新宮城の保存活用整備計画を策定していくことになるかというふうに当課では考えてございます。 ◆8番(東原伸也君)  何でも早いほうがいいと思いますんで、ぜひよろしくお願いいたします。 ここで、少し人物を紹介したいと思います。中井均先生、課長も御存じだと思いますけれども、現在、滋賀県立大学の名誉教授で、天空の城として有名となった但馬竹田城にも関わり提言をしてきた方です。ほかにも安土城や全国各地の城に関わっています。最近では、和歌山城の保存整備委員会の委員長に就任されております。 先日の9月28日には新宮城跡にもおいでいただき、新宮市で熱心に取り組んでいただいております小渕伸二先生や和歌山で第一人者であられる水島先生たちとお城歩きをしていただき、また、ゆかりの深い水野家墓所にも足を運んでいただいております。新宮城の石垣はすばらしかったとSNSで発信をいただいており、最近のお客の多さは、この方のおかげだと私は思っております。 新宮城跡の管理もしくは運営、PRを兼ねて、市長、一度お会いしてみてはと思うんですけれども、いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  中井均先生におかれては、日本の城郭関係の第一人者というふうにお聞きしておりまして、その中井先生が先日来てくださったということで、本当にありがたく思っております。また、議員おっしゃっていただいたように、直接お話も伺えればなというふうに思います。 ◆8番(東原伸也君)  芸能界で、よく城の関係で本を出したりしている春風亭昇太さん、笑点の司会者です。この方も、この方の弟子だそうで、よくPRで一緒に写真を撮っているところが見受けられます。SNSを見ていただくと、新宮市の分でも8,000近くフォローされておりました。できればいいアドバイスをいただけるんじゃないかなと思います。3月、4月ぐらいにもう一度来られるというふうに聞いておりますので、またそのとき市長に御案内させていただきます。よろしくお願いします。 相当長時間にわたり、石垣の保存が叫ばれております。石垣はもう今、悲鳴を上げているような状態じゃないかと僕は思っております。ここで、市長の決断をお願いしたいんですが。 ◎市長(田岡実千年君)  本日、東原議員から石垣について、しっかりとした質問、提言いただきましたし、複数の議員からも、このことについては質問、提言いただいておりますので、新宮市にとって、このことはやはり重要なんだなというふうに思います。 保存を担当する文化振興課と、あとまた観光担当する商工観光課などでタッグを組んで、どうやっていくか、しっかりとここは取り組みたいというふうに思いますので、またいろいろ御指導いただきながら頑張ってまいりたいと思います。 ◆8番(東原伸也君)  よろしくお願いします。本腰を入れて取り組んでくれるという理解をさせていただきました。よろしくお願いします。 新宮城は、少しでも城に興味のある方にはすばらしい石垣であると言っていただきます。私たちも小さい頃から、二の丸へ行こう、二の丸で花見しようと出かけた、親しみのある場所ではないでしょうか。新宮紀宝道路ができると、より象徴的なものになると思います。 以前には、一夜復活新宮城ライトアップイベントも青年会議所の皆さんが開催したことがありました。今は、人気俳優の菅田将暉さんや小松菜奈さん、重岡大毅さん、上白石萌音さんが出演した「溺れるナイフ」の撮影も行われ、地元の皆さんも多数エキストラとして出演しております。 最近では、商工会議所の皆さんと近大附属新宮高校、中学校の皆さんが清掃活動を行っていただき、新宮消防も訓練を兼ね清掃をいただいたと、新聞記事で拝見いたしました。数々の方が、新宮城跡に集まって関わってくれております。 今後は、まず市民の皆さんにもっともっとこの城に関わっていただき、興味を持っていただくということが大切ではないでしょうか。そして、PRすることが大切ではないでしょうか。交流人口を増やすため、観光資源として、文化や歴史研究の対象として、また市民の皆さんの憩いの場として活用できるすばらしい場所だと思います。 今後の取組に期待し、私の一般質問を終わります。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前10時57分--------------------------------------- △再開 午前11時10分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △濱田雅美君 ○議長(三栗章史君)  7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (質問席) 通告表に従い、一般質問を行わせていただきます。 まず初めに、以前より提言させていただいております犯罪被害者支援条例制定の進捗状況についてお伺いいたします。 条例制定に向けての現在の進捗状況はどのようになっておりますでしょうか。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  生活環境課、廣井より答弁させていただきます。 現在、県や市などが行っている支援をどうつなげていくかの体制構築を行っているところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  それでは、その条例は、いつ頃制定をめどにお考えいただいていますでしょうか。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  被害者に寄り添った支援、安全で安心に暮らせる社会の実現のため、できるだけ早期の制定に向け、今現在、取組を進めているところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。なるべく早く、何回かお願いしておりますが、制定していただきますように。 それと、あと担当課の職員が、和歌山市で犯罪被害者等支援担当職員研修会というのが開催されていたときに和歌山市まで出席していただいたということで、紀の国被害者支援センターとその関係者の皆さんが、本当に新宮市にはすごい熱心な職員さんがいると言って喜んで御連絡いただきました。本当に遠いところまで出席ありがとうございました。ここでお伝えしておきます。 条例制定を提言させていただいた際に、この紀の国被害者支援センターや弁護士、また関係機関との連携を強化していただき、条例が制定する方向に動いているということを知った被害者の当事者団体も、協力したいとの声をいただきました。また、それらを担当課にお伝えして、それらを踏まえて条例の制定をお願いしたところですが、条例の制定が目的となることのないように、被害者の支援がしっかりできる条例制定となるようお願いしておきます。 担当課には本当にしっかりと丁寧に取り組んでいただいていること、担当課のほうに度々行って確認させていただいています。ありがとうございます。感謝申し上げます。 条例の制定のあるかないかということで、被害者への支援ということに大きな格差が生じます。被害者への支援がしっかりとできる犯罪被害者等支援条例を一日も早く制定していただけますよう、再度お願い申し上げて、この項を終わります。 次に、子ども・子育て会議について、お伺いいたします。 初めに、本市の子育て環境の課題と現状について幾つかお教え願います。 少子化は社会問題ではありますが、10年前と比較して本市の進行状況というのはどのような状況になっていますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 出生届の件数で見ますと、昨年、令和4年度の出生数は135人でございました。その10年前、平成24年は217人となっておりまして、確実に少子化が進んでいる状況にあると言えると考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  やはり本市においても言うまでもなく、少子化というのは確実に進行している中でありますが、その中で、待機児童に関してはどのような状況になっていますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  年度途中におきまして、ゼロ歳児の入所希望に対しまして空きがなく、入所できない状況がございますが、ほかの年齢については待機はございません。 ◆7番(濱田雅美君)  今、若い子育て世代というのは共働きが多く、祖父母に協力を得ようと思っても、その祖父母もまた現役で、孫育てというのがなかなかできないという事情が多くあると思います。 そんな中、2014年、子どもの貧困対策の推進に関する法律が成立し、教育の支援、保護者の就労の支援、生活の支援、経済的な支援の四つの柱を中心に、様々な子供の貧困対策を進めています。 本市においても、子どもの貧困対策推進計画を策定していただいておりますが、これは今後どのように進めていかれますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  議員おっしゃっていただいたとおり、本市では令和5年度から令和9年度までの5年間を計画期間とする子どもの貧困対策推進計画を策定し、「子どもの教育の支援」、「家庭生活の安定に向けた支援」、「保護者に対する就労の支援」、「経済的な支援」の四つを基本目標に掲げ、それらの目標達成に向けて、子供の貧困対策に関連する各課が、それぞれ事業や取組を実施しているところでございます。計画を着実に推進するために、今後、関係課に対しまして事業の取組の実施状況に関する照会を行い、年度ごとに状況を整理いたしまして、点検、評価を行ってまいります。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 今、連携して点検、評価を行ってまいりますということで御答弁いただいたんですけれども、この子供の貧困対策というのは、本当に関係課というのはなく全ての課に関連していると言っても過言ではないと思います。また、気づきにくいとか、踏み込みにくいとか、支援が困難なケースも多々あることを想定しますが、各担当課の連携を本当に強化していただいて、少しでも問題が浮上した際は、早急な対応ができるようにお願いしておきます。 ほかに、今、子育て支援について、担当課として早急に取組が必要とお考えになっている本市の課題というのがあればお教えいただけますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  長年課題となっております病児・病後児保育の実施、また緊急的な子供の預かりに対応できる場所の確保、制度の創設、医療的ケアが必要な子供及びその家族への生活支援の向上を図ること、ヤングケアラーへの支援などが課題として考えられます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 今御答弁いただいた中でも、本当に子育て支援というのは多岐にわたり、困難課題も多くて、その困難課題が解決し終わるというような課題がなく、継続されるような取組ばかりなのかなと思います。 2013年4月に、国の規定と同じく地方版子ども・子育て会議が条例で制定され、本市においても、子ども・子育て会議を設置していただいておりますが、会議の定義をお教えいただけますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子ども・子育て会議とは、子ども・子育て支援法に基づきまして、子ども・子育て支援事業計画を定めるに当たり、子ども・子育てに携わっていただいている各関係者の皆様から御意見を聞かせていただくために設置する会議でございます。 主に新宮市子ども・子育て支援事業計画に関すること、保育施設等の利用定員、利用者負担に関すること、子ども・子育て支援に関する施策の総合的かつ計画的な推進や実施状況に関することを議題として会議を開催するものでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ただいま御答弁いただきましたように、子ども・子育て会議というのは、幼児教育、保育を中心とした子育て支援の政策プロセス等に参画することができる、各市町村の事業計画策定への審議を行うとともに、継続的に点検、評価、見直しを行っていく役割があるとされております。本年度、会議の開催はございましたでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  今年度につきましては、今月20日に第1回目の会議を開催する予定としてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  国の規定と同じくとあるのですけれども、今年度は、今御答弁いただきました12月20日に開催するということで、その今年度12月までに開催がなく、12月20日に開催するということですけれども、年度内に開催しなければならない時期とか、あと会議の回数とか、そういうのは規則というのはないのでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  開催する会議の回数及び時期などについては、特に定めはございません。 ◆7番(濱田雅美君)  では、開催しなければならないとか、開催する時期とか、そういったことは担当課に会議の開催は委ねられているということだと考えますが、しかしこれまでに開催がなかったということは、事業計画の策定の審議や継続的に点検、評価、見直しを行っていく役割、その子ども・子育て会議によって行われていないということになると考えます。 先ほどもお伺いしましたように、少子化問題であったり子供の貧困対策、そのほかにも本当に困難課題と言われているような課題がたくさんある中です。前回の会議開催から12月20日までの開催の間に、大変長期の間、開催されていなかったということを担当課はどのようにお考えでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  前回会議から相当期間が経過しておりまして、委員の皆様への実施状況等の御報告ができていないということについては反省すべきであるというふうに思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  また、この令和6年度におきまして、子ども・子育て支援事業計画、令和7年から令和11年の5か年計画というのを策定しなければならない期間に入っていると思うんですけれども、その取組については、滞りなく進んでいますでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子ども・子育て支援事業計画は5か年計画でありまして、現在の第2期計画は令和6年度が最終年度となってございます。第3期計画については、今年度、令和5年度と来年度の2か年で策定を進める予定となっております。 ◆7番(濱田雅美君)  それは順調に進んでいると考えて、理解してよろしいのかと思いますが、2か年のうちもう1年というのはもう今12月なんで、ほとんどもう1年は過ぎてしまっています。残り1年となっておりますが、令和6年度中にしっかりと事業計画策定が完了するように御尽力お願いしておきます。 担当課におかれましては、本当に日常の業務が山積していることは十分承知しております。しかし、この課題が多いからこそ、子ども・子育て会議に諮り、課題解決に向けて取り組むべきだと考えます。子ども・子育て会議は、本市の幼児教育に大変重要であると考えます。子育て当事者、幼稚園、保育所、認定こども園などの子育て支援当事者、地方公共団体、事業主代表、労働者代表、有識者代表などの子ども・子育て支援に関係する方々が参画していただいて、会議の開催を怠れば、本当に委員は行政や議会に不信感を抱きかねません。今後はしっかりと会議を開催していただいて、新宮市の子育て支援をさらに強化していただけますよう御尽力をお願いして、この項を終わります。 次に、新宮市が市民に依頼している業務について、お伺いいたします。 この項目、ちょっと分かりにくい項目だとは思ったんですけれども、これは本市が市民の協力を得て行われている事業について、エコ広場と広報の配布というのがあると思いますが、そのほかにもあるとは思うんですけれども、今日はこの広報の配布について少し提言させていただきたいんです。 エコ広場の運営員の賃金に関しましては、同僚議員からも時給アップの提言がなされております。こちらももちろん前向きな御検討をいただきたいとお願いするところですが、広報の配布員に関してもかなりの労力があるということをお伺いいたしました。市内全戸配布であること、担当者が各エリアを配布するのですが、効率よく配布するにはやはり経験が必要となるということです。限られた期間内に配布も終わらなければなりません。折り込みは各自で行っていただいているので、折り込みの多い月は1人では無理なときには家族や友人に手伝ってもらって、準備に大変時間を要するとのこと。折り込みが多いととても重くなります。恐らく持って回れる部数というのが限られてきて、何度か分けて持っていくということを繰り返しているんじゃないかということも想定いたします。また、近年の異常気象に対応しなければならないなど、想像以上に配布員さんは労力を費やしてくださっております。 今現在の手数料は、この労力に見合ったものでしょうか。もう決して見合っているとは思えません。配布員さんの協力を得なければ、当然、広報紙の配布は困難になることが想定されます。今現在も配布員さんの人員は決して十分ではないと想定いたします。新しい配布員さんの確保も困難だとは想定いたしますが、常に人員の確保に意識を持っておいていただいて、お声かけや、またお願いというのをしていただきたいと思います。 そして、ぜひ配布員さんの手数料増額について前向きに御検討いただくことを強くお願いしたいと思います。これは予算に関することもあったりとか、いろいろ担当課のほうにもちょっと足を運ばせてもらっていますので、本日はもうこの場ではお願いにとどめておきますが、ぜひ前向きに御検討いただきたいと強くお願いしておきます。 以上でこの項を終わります。 次に、障害者就労支援施設等通所交通費補助金についてお伺いいたします。 現在の補助金制度を簡潔に御説明をお願いできますか。 ◎福祉課長(前地秀高君)  福祉課、前地より答弁させていただきます。 交通手段により助成額は異なりますが、公共交通機関の場合は半額助成、そのほかの場合は距離と通所日数による定額助成となり、いずれの場合も上限が月額1万2,000円となっております。 ◆7番(濱田雅美君)  現在、新宮市にA型作業所、B型作業所、あと自立訓練作業所、就労移行作業所というのはそれぞれ何か所ございますでしょうか。 ◎福祉課長(前地秀高君)  市内には就労継続支援B型作業所が9事業所で、それ以外はございません。 ◆7番(濱田雅美君)  B型作業所のみで、ほかはないという。 本来であれば新宮市内に作業所があって通所していただくということが理想的だとは思うんですけれども、今御答弁いただきましたように、A型作業所や自立訓練作業所、就労移行作業所がない状況で、B型の作業所だけが市内にあって、そのB型の作業所も、恐らくその作業の内容などで様々、利用者さんはお選びになると思うんですけれども、そういうことでない状況と、あと作業所の内容なので市外に通所される方もいらっしゃると思うんです。いらっしゃるというか、市外に行かないと仕方ないという現状もあるかと思います。現在、支援施設等通所交通費の補助対象というのは何名いらっしゃいますでしょうか。 ◎福祉課長(前地秀高君)  12月1日時点で53名でございます。 ◆7番(濱田雅美君)  また、その予算額というのを教えていただいてもよろしいでしょうか。 ◎福祉課長(前地秀高君)  令和5年度予算は168万円となっております。 ◆7番(濱田雅美君)  私が思ったより、この利用者さんというのが意外と少ないのかなという印象を受けました。 それでも利用者様をはじめ、その家族は本当に社会参画をして、自立した生活が送れるようにということで懸命に通所しております。今後、物価高騰により交通費も値上がりすることが想定される中、公共交通を使用せずに自家用車にて送迎している家庭や、交通費を考えると希望する事業所に通所することを諦めていらっしゃる方、また交通費の不安を抱いている御家族もいらっしゃいます。 障害のある方が安心して社会参画できるよう、支援策の一つとして、この交通費の補助というのを全額補助、あるいはもう少し手厚くするということはできないでしょうか。 ◎福祉課長(前地秀高君)  現在、価格高騰による交通費の増加や市外への通所者の増により、市の助成額も増加していきます。この予算については、市単独事業のため、まずは増加に対しても事業の維持を図っていきたいと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  今御答弁いただいたのは、限られた財源の中で市単独事業で取り組んでくださっているということに対しては、本当に担当課には御尽力いただいていると感謝申し上げます。 また、今後、本市の経済負担の軽減とこの事業の継続のために、県からの補助というのをお願いするなどのお考えというのはございませんでしょうか。 ◎福祉課長(前地秀高君)  当課としましても、障害がある方の社会参画のために交通費助成やその他のサービスも含め、機会を見て県等に要望してまいります。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 ぜひ、今御答弁いただいたように、支援の要望活動というのを行っていただいて、この事業が継続、またはもう少し手厚くできるような方向性に持っていっていただきたいと思います。本当に担当課には、障害福祉についても日々御尽力いただいておりますが、障害のある方が安心して暮らせるように、また社会参画が継続できるように、よりよい共生社会の実現に向けて調査研究を行っていただき、今後も御尽力いただきますようにお願い申し上げます。 以上でこの項を終わります。 次に、体験型授業の取組についてお伺いいたします。 小学校4年生において、認知症の授業を取り入れていただいて継続してくださっていることに大変感謝申し上げます。それを実施していただいた後、またお願いしたのが、以前より提言しております、せっかくこの小学校で学んだ知識、認知症についての知識を中学校においてさらにレベルアップさせていただいた授業を取り入れていただきたい、できれば体験型の授業を実施していただきたいと提言しておりますが、その件についての御検討は今行っていただいていますでしょうか。どのようになっていますでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田より答弁させていただきます。 小学校における認知症の授業につきましては、各小学校において、高齢者理解の一環として年間計画に位置づけまして実施しておるところでございます。 中学校におきましては、現在実施しておりませんが、今後、小学校で学ぶ認知症についてより深めさせたいというような声が中学校からございましたら、その支援を行うための準備を関係課と連携しながら検討を整えていくこととなります。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 ということは、中学校から申入れがあれば実施に向けてというような理解だと思うんですけれども、この校長会などで提案していただいて、実施に向けて御尽力いただきますよう、また再度お願いしておきます。できれば本当に一日でも早くというか、来年度できればうれしいんですけれども、あれしてこれしてばっかりで大変申し訳ございませんが。 もう本当に、もちろん学習知識というのは本当に大切なことだと思うんです。しかし、実際に体験して、感じて、考えて、覚えるというのは知識の向上にもつながると考えますし、それだけではなく、人としての成長も得ることができると考えます。中学校レベルの認知症授業というのに限らず、体験型授業というのを入れていただきたいと強く考えます。 専門職からの講話なども、自身の進路や将来を考えるときに大変参考になると考えます。医療センターにおきましては、新宮高校や新翔高校において、看護師の仕事に理解を広めるため、重責で多忙な業務に加え出前講座に尽力いただいております。これは本当にありがたいことだと思います。もう本当に大変な中、出前講座までしていただいているというのを知ったときに本当にありがたいなと思いました。 近畿大学附属新宮高校、中学校では、地域医療のゼミを受けた生徒は、これまでは都会で働きたいと思っていたが、県内でも田舎のほうでは働く人が足りず、分娩も大変と聞き、地方で働くのもいいかもと視野が広がったとの記事を読ませていただきました。 このように、選択肢や視野が広まって、よりよい選択につながるという可能性は大いにあると思います。また、医療系進路を志す中高生を対象に、生と死をテーマに医療ゼミも行われ、ふだんは話さない、人それぞれの価値観や生と死についても学んでいました。 熊野川中学校においても、熊野川診療所の御尽力で体験学習が実施されております。これ、ぜひ熊野川中学校、本当にコンパクトな中学校なんで、こういうことが診療所と連携して可能だったのかもしれませんが、ぜひ旧市内においても、中学校で行っていただければうれしく思います。ちょっと企画は難しいかもしれません。お願いしときます。 それで、近隣自治体が行った認知症の方との触れ合いの場では、認知症の人は何も覚えていないと思っていたけれども、覚えていること、できることもたくさんあると分かった、認知症の人の印象が変わった、認知症の人にも態度を変えずに、これからはできないことをサポートしてあげたいなどの気づきがあったという、生徒からの声を記事にした新聞も拝見いたしました。 医療と介護に関する例ばかりになっておりますが、子供たちには、業種を問わずにたくさんの経験と体験をしてほしいと思います。生徒が憧れの先生を目指し教員になったというように、学生時代に目指す人や目指す場所を見つけて夢や目標を明確にするのは、なかなか少なく困難なことかとも考えますが、自分の好きや特技を早く見つけることは、決してマイナスにはならないと思います。職業体験だけでなく、芸術や文化にも経験や体験を数多くできる教育現場を整えていきたいと考えます。 今現在、本市で取り組んでいただいている体験型の学習には、どのようなものがありますでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  体験活動、体験学習につきましては、学習指導要領に基づきまして、例えばふるさと学習や社会見学、自然体験などを総合的な学習の時間等に位置づけ、年間計画を作成した上で取り組んでいるところでございます。 高齢者理解等に関係する体験としましては、先ほどの認知症授業のほかにも高齢者疑似体験や車椅子体験などを、年度ごとに各校にて計画しております。 また、中学校のキャリア教育の一環としまして毎年実施している職場体験では、生徒たちが新宮市内の事業所や店舗、公共施設などを選択しまして、それぞれの仕事を学んでおります。その中で、毎年、数名の生徒が介護事業所等を選択いたしまして体験もしているというふうに聞いております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。様々なところの企業さん、事業所さんがそうやって生徒さんたちを受け入れていただく体制を整えていただいて、ありがたいと思います。 また、職場体験では、今回答にあったように、介護事業所というのも選択できるんですね。感染対策など本当に高齢者の施設においては様々な課題がある中、そういうふうに受け入れてくださるということに本当に感謝したいと思います。 生徒が介護施設に行ったからといって、恐らく、直接の介護作業というのは行ってはいないと思うんですね。ちょっと見学とかはさせてもらっていないので分からないですけれども、多分、本当に高齢者と触れ合うということになると思うんですけれども、触れ合うということで得るものはたくさんあると思います。保育園でも同じように、園児と触れ合うということで、自分よりも弱い立場の人と接するということで、また感じて考えることというのが重要であり、たくさん経験することもあると思います。医療と介護の現場では、人手不足が深刻な問題となっております。その道に誘導するわけではないんですけれども、きっかけとなって現場で活躍してくだされば、それもうれしいことだと考えます。医療と介護というのは、命と老いに向き合います。命の授業とも言えると思います。 以前、命の尊さと重さ、自分と相手を思いやる赤ちゃん先生の取組を御紹介し、本市にも取り入れてほしいと提言しました。コロナ禍もあって、その提言の影が遠く、薄くなってしまってとても残念に思うんですけれども、そのときも恐らく、教育長はかなりいろいろと悩んで考えていただいて、本当にありがとうございます。そうした中で、命が生まれるのは本当に奇跡であり、何よりもかけがえのないものであるということを、そしてその命が永遠のものではないという事実をしっかりと認識して、自分の命と他人の命を大切にできる命の授業、心の教育も重要不可欠であると考えます。それができれば、本当に近年増加傾向にあるいじめの解消にもつながるのではないでしょうか。 認知症の授業を学校の授業に取り入れてほしいと提言したのは、現在社会の高齢化の中で大きな問題である認知症を正しく理解してもらうということはもちろんでありますが、それを通して、思いやりや人としての心の成長につなげていただきたいという思いがありました。 本市においての命の授業、心の授業についてはどのようにお考えでしょうか。
    教育政策課企画員(富田英之君)  命の授業や心の授業につきましては、学習指導要領では生命の尊重に関する教育というような表現になりますが、道徳科であったり、理科、特別活動、総合的な学習の時間等、教育活動全般の中で教科を横断しまして教育活動に位置づけることによって、自分や周囲の人たちを大切にする気持ちや思いやりの心を育むことができるのではないかというふうに考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 ぱっと聞いたらすごく難しくてよくあれなんですけれども、結局は、学校で全体的にもうどの課でも、子供たちの成長につなげた授業というのを目指してもらっているということでよろしいですかね。 今、道徳にも教科書があるとお伺いしました。それもちょっとどのようなものか一度見たいなと思っていますので、よろしくお願いします。 本市で育つ子供たちが、本当に学習はもちろんのことでありますが、それとともに自分と他人を思いやり、大切にできる強く優しい心を育むことができる教育環境の構築というのをお願いしたいと思います。 最後に、教育長、一言お願いできますでしょうか。 ◎教育長(速水盛康君)  ありがとうございます。 思いやりの心、優しい心、意欲に支えられた体験活動とよく言います。そういった体験活動というのは、子供たちの心の中に染みていくと。そして、体験活動というのは、ただ体験して楽しかった、面白かった、新しい発見があったとそういうことではなくて、やっぱりそこには何かに感動して、震えて、子供たちの心が大きく揺さぶられていくと。そういった子供たちの揺さぶられる中での感性で子供たちの意欲につながっていく。あるいは、新たなそこに発見があり、そしてさらにこういうふうにして学んでいこうという、そういった体験活動本来の役割というのは、実際に見て、課題を解決していくという非常に大きな学習指導要領にひもづけられたカリキュラムとして編成していく上での重要な要素であると言われております。そういった意味では、今御提言いただきました、体験活動の本来の在り方ということを、もう一度、私たちも見詰め直しながら、学校のほうにもその意義なども伝えていきたいと思います。 先ほど、赤ちゃん先生のことを言われましたが、本当にあのときには、何とかそういった、今、議員言われた心の栄養というんですか、思春期教育の中で命の尊さをどうにかして子供たちに伝えていこうということで、参考となるような書籍なども各学校に配付をしながら研究をさせていただきました。そういったところで、思春期教育の中で今取り組んでいるところでございます。ぜひそういったことを絶えることなく、今後も各学校においての啓発に努めていきたいと思ってございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 教育長をはじめ、学校関係者の方々にも御期待とお願いを申し上げて、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時49分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○副議長(大石元則君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △大坂一彦君 ○副議長(大石元則君)  2番、大坂議員。 ◆2番(大坂一彦君) (質問席) それでは、一般質問を始めさせていただきます。 今回は、「防災」、「観光」、また「無駄を省いて稼げる自治体へ」関連でふるさと納税のこと、以上3点に絞ってお聞きいたします。 まず、10月31日火曜日の午前中に市役所敷地内で起きたマンホール内部爆発事故について、まずどういう状況であったかなどお尋ねしたいと思います。あれは、けが人とかはなかったんですよね。 ◎総務課長(赤木博伯君)  総務課の赤木よりお答えさせていただきます。 けが人はおりませんでした。 ◆2番(大坂一彦君)  防犯カメラのだと思うんですが、爆発時の映像をネットで見たんです。相当大きな爆発であったと思われました。同時に、保育園のすぐそばということであったり、万が一あのとき、そばを歩く人がいたらなど考えると、相当な恐怖を覚えた市民も多数おられるのではないかと考えます。一人のけが人もなかったことが本当によかったと思っております。 お尋ねします。あの爆発が起きた場所はどのような施設だったんでしょう。 ◎総務課長(赤木博伯君)  本庁舎に電気を供給する高圧ケーブルが電柱から引き込まれておりまして、地下に敷設されているわけでございますけれども、爆発が起きた場所は、電柱から庁舎の途中にある高圧ケーブルをメンテナンス等するための作業用のハンドホールでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  作業用のハンドホール、課長、要するにそれを作業するところという認識でよろしいんですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  このハンドホールでございますけれども、管路、今回でいえばケーブルですけれども、ケーブルを地中埋設するに当たりまして、ケーブルの挿入や撤去、そういったものを行いやすくするための中継用といいますか、作業用といいますか、そういった地中箱のことでございまして、今回のものでいいましたら、直径で約1メートル、深さでは約1.2メートルほどのものでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  なるほど。それをハンドホールというんですね。ありがとうございます。 あの事故を踏まえ、今後、その施設を同じ場所に設置するんでしょうか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  本件を踏まえまして、電源の本復旧に当たりましては、このハンドホールは撤去して、ケーブルの敷設に当たっても使用しない、そういったことでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  要は、あの施設はもう使わないということでよろしいですね。 その後でありますけれども、原因の究明は進んでおられますか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  こちらの原因につきましては、消防署のほうで引き続き調査をいただいておるところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  先日の12月定例会前の総務建設委員会を傍聴させてもらったときに、漏電などの何らかのトラブルが発生して内部で爆発が起きたと見られるとのことだったと思います。市民は、その何らかのトラブルというところに大変な不安を持っておられると思うんです。その後の調査で、何か新しい情報はありませんでしょうか。 ◎消防署長(堀切学君)  消防署、堀切から答弁をさせていただきます。 今回の爆発火災は、ハンドホール内において高圧ケーブルがショートし、その火花がハンドホール内に滞留していた可燃性ガスに引火し爆発したものと見て調査を進めております。 現在、高圧ケーブルがなぜショートしたのかなど、独立行政法人製品評価技術基盤機構ほか関係機関と連携し、市民の皆様の不安を解消できるよう原因究明に努めております。 以上です。 ◆2番(大坂一彦君)  どうぞ、その件くれぐれもよろしくお願いします。 今の御説明にもありました、総務建設委員会を傍聴させていただいたときに、微量のガスが少しずつ充満し、とのことでしたですけれども、先ほど申したネットでの爆発の威力とかを見ると、自然界にある微量のガスであんなに大きな爆発となるほどたまるもんなんでしょうか。 ◎消防署長(堀切学君)  まず、自然界にも可燃性ガスが存在します。そのガスがハンドホール内に滞留して爆発したと考えられるわけですが、微量の検出であり、可燃性ガスの特定には至っておりません。爆発すると気体の体積は数倍もの大きさになりますので、マンホールやアスファルトを吹き飛ばすことになったと思います。御質問の爆発するほどたまるのかといいますと、消防本部としましては、十分に考えられるという見解でございます。 以上です。 ◆2番(大坂一彦君)  そうなんですね。十分考えられるということのようです。先ほど申しました、安心・安全のために引き続きの調査をくれぐれもお願いします。 その爆発直後の庁内での対応なんですけれども、対策本部などは立ち上げられましたか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 事故当時の対応について御説明します。午前10時33分に庁舎内で停電が発生しました。そのすぐ直後に別館で爆発があったとの情報が入りましたので、すぐに現場を確認しまして、別館前の敷地内でハンドホールの蓋やアスファルトが散乱しているのを確認しました。その後すぐに警察と消防に通報をしまして、現場の安全管理を実施したところであります。その後、消防、警察が現場に到着しましたので、現場の状況等を説明しまして、現場を消防、警察に引き渡して、午前10時50分頃、第1回目の危機管理対策本部員会議を開催しました。 会議では、非常用電源に切り替わっての各課の状況や仮復旧の見込みなど情報を共有しまして、今後の対応について協議をしました。危機管理対策本部員のメンバーについては、災害対策本部員と同一で、三役、各部長で構成しております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。御苦労さまでございます。ありがとうございます。 あのとき、いわゆる出先機関というんでしょうか、三輪崎支所であったり、熊野川行政局であったり、高田支所への影響というのはなかったんでしょうか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  通信の関係で、一時的に支所や行政局におきましても、窓口関係のシステムが使用できなくなると、そういった不具合が生じ、当時、来所された方々に御迷惑をおかけしてしまいました。 ◆2番(大坂一彦君)  課長、ごめん。各出先機関が落ち着くまではどのぐらいの時間を要したでしょうか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  いろんな窓口のシステムによっても復旧の度合いが違いまして、時間的には完全に戻るぐらいは約1時間程度かかったかなと、そのように確認しております。 ◆2番(大坂一彦君)  あのような不意に起こる緊急事態に対応するマニュアルとかいうのは、もちろんあるんですよね。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  平成21年に作成されました新宮市危機管理計画がございます。平成25年と平成30年に一部改定されましたが、今回もその計画に基づいて対応をしております。 ◆2番(大坂一彦君)  当時、しばらく停電していたと思うんですが、先ほどお尋ねしましたのは、熊野川行政局であったりの出先のことをお尋ねしましたが、本庁の窓口業務、例えば住民票の発行であったり、印鑑証明の発行であったり、納税証明書の発行などの問題はなかったんでしょうか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  本庁におきましては、停電後には自家発電電源装置が稼働して非常用電源による対応となりましたが、事象対応であったり、またシステムの電源切替え作業等に時間を要し、その間、窓口業務を一時停止させていただきました。その後、応急作業等を行い、停電から約30分後、縮小体制の下ではありますが、順次窓口業務を再開しまして、当日の午後3時55分には通常体制で窓口業務を再開いたしたところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  今回落ちたというか、いわゆる電源だけだったんでしょうか。例えばシステムへの不具合というのはなかったんですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  システム自体には不具合はございませんでしたが、電源であったり、電気の供給に影響を受けるものも多いため一時的に使用できなくなったものもありまして、それらは順次、復旧作業を進めてまいりました。 ◆2番(大坂一彦君)  ちょうどあのときおいでになっておられた方がおられまして御意見として、今回のあの件でいわゆる市民の声としてでありますけれども、市役所といえば災害対策本部の中枢になるとこやろうと、これからいつ何どき起こるかも分からん南海トラフ地震とか考えると、言葉は悪いかも分かりません、今回ぐらいのことで停電しエレベーターが止まったり空調設備が止まったりするようでは脆弱過ぎへんか、市役所あんなんでほんまに大丈夫なんかという御意見。同じような御意見、何人かからお聞きしました。その点について、いかがでしょう。 ◎総務課長(赤木博伯君)  改めまして、本件につきましては、停電によりまして一時的に支所等を含めた窓口業務について、一時的に停止なり縮小なり、そういったことで来所者の方々に大変御迷惑をおかけしました。また、爆発によりまして、市民の方に対して御不安であったりそういったこともおかけすることとなり、大変申し訳ございませんでした。 非常時の体制でございますけれども、新庁舎の整備に当たってのコンセプトの一つとして、市民を守るための安心・安全な庁舎を掲げまして、具体的には大地震等に備えた免震構造の採用であったり、災害対策本部として必要な防災情報システムや情報通信機器の整備、また非常用電源装備の設置、そういったバックアップの整備を行っております。 今回も停電後には非常用電源設備が稼働しまして、電気の供給を確保したところではございますけれども、窓口業務の一時停止等、市民の皆様に御迷惑をおかけする、そういった結果となりましたので、再発防止であったり、システム等への円滑な連携の切替えなど必要な対策を講じてまいりたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  今回のことを踏まえ、今後の再発防止に向けて全庁を挙げて取り組んでいただきたいと思いますし、さらには、本庁はもとより支所や出先機関も含め、問題なく業務が継続できるよう、ぜひしっかり今後もお努めいただきたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして、12月2日深夜にフィリピン付近で発生した大地震の影響で、和歌山県内にも津波注意報が出されました。スマホから大変けたたましい音がして大変びっくりしたんですが、幸いに若干の潮位の変化は見られたものの、当地方に大きな影響はなかったと聞いております。 翌日の昼のテレビのニュース、関西テレビだったと思うんですけれども、新宮市役所内に災害対策本部が設置され、夜のことなんですけれども、副市長以下幹部職員が深夜にもかかわらず対策を協議している模様が放送されたのを、私たまたま見ました。あれを見られて安心した市民もおられたのではないかとも思いました。 そこで、あの夜、避難所の開設はなされたんでしょうか。お尋ねします。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  まず、津波注意報についてですが、20センチ以上1メートル未満の潮位変動の可能性があるとの情報ですので、相筋河川敷から新宮港岸壁付近まで避難指示を発令しました。1メートルの潮位変動で漁船が転覆するという事例もありますので、沿岸部から逃げてください、または入らないでくださいという意味の避難指示です。 また、1メートル未満の潮位変動では浸水する住宅は新宮市にはございませんので、新宮市避難情報発令の判断マニュアルに基づき、災害対策本部員会議で協議の上、避難所は開設しておりません。また、深夜という時間帯でもありましたので、市民からの避難所の問合せについてはなかった状況にあります。 風水害時の避難情報と地震津波の避難情報については、避難所の開設するタイミングが違いますので、今後、出前講座や広報などで、市民に理解してもらえるように説明していきたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  そこなんです。市民にとっては、風水害時と地震津波のときの避難情報のタイミングが違うとか、これ、なかなか分からへんと思うんです。ましてや、多分多くの方がそうやったと思うんですけれども、スマホの音、すごくけたたましかった。びっくりするわけですよ。パニックになるわけです。なかなか冷静な判断は難しいと思うんですね。 そこで今御答弁いただいた出前講座であったり広報で、ぜひもうこれでもかというぐらいお知らせいただきたいと思いました。多くの市民に、その考えというか、こういうときにどうするということが少しでも浸透しますように、重ねてお願いいたします。 それと、あのような夜間の緊急時に登庁してくる当番みたいなものはあるんですか。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  新宮市の招集体制について御説明させていただきます。 まず、地震・津波での登庁基準ですけれども、3段階に分かれております。 まず、新宮市で震度4を観測した場合、和歌山県に津波注意報が発表された場合、南海トラフ地震臨時情報(調査中)が発表された場合は、地震・津波対策第1号配備体制となりまして、管理職、防災対策課職員が招集されます。 次に、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震警戒、注意)が発表された場合は、地震・津波対策第2号配備体制となりまして、先ほどの管理職と防災対策課職員とそのほか必要人員を招集いたします。 三つ目が、新宮市で震度5弱以上を観測したとき、和歌山県に津波警報または大津波警報が発表されたときは、地震・津波対策第3号配備体制となりまして全職員招集となります。 続いて、風水害時での登庁基準ですけれども、これは災対各部で班分けをして当番制となっており、災害の規模によって増員をしております。配備基準につきましては、時間雨量30ミリ、累積雨量120ミリを超える場合は、防災対策課職員が登庁しまして、今後警戒が必要な場合は、警戒準備体制として災対各部において定められた職員を招集します。 大雨、洪水、暴風のいずれかの警報が発表された場合は、風水害等対策第1号配備体制となり、職員を増員して対応しております。また、この災害の規模によりまして、第2号配備、第3号配備となりまして、その都度、職員を増員しております。 ◆2番(大坂一彦君)  恐縮です。当然のことながら、日中の業務の後、深夜に不意をつくあのような緊急事態、また翌日の業務もありますし、本当にお疲れさまでございます。ありがとうございます。市民の安心・安全のため、それでも、今後もどうぞ御尽力をよろしくお願いいたします。 防災について、もう少し続けます。新市田川排水機場についてお聞きしたいと思います。 12月7日の午後、我々も市田川右岸に設置された新市田川排水機場を見学させてもらいました。こちらの施設設置の経緯や処理能力、市民に少しでも安心いただける施設ができることを少し詳しく説明いただけるとありがたいと思います。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤より答弁させていただきます。 市田川排水機場整備の経緯について、和歌山県新宮市の整備内容を含めて説明させていただきます。 平成29年10月の台風21号では、新宮地域気象観測所で観測史上1位となる累計雨量893.5ミリを記録し、また新宮地点で時間最大雨量を記録した際に、市田川の本川合流地点の水位がピークとなったため、市田川周辺の市街地を中心に大規模な浸水被害が発生いたしました。この浸水被害を受けて、浸水被害軽減のためのハード対策として、国、和歌山県、新宮市三者により平成31年3月に市田川流域大規模浸水対策計画を作成し、短期、長期の計画に基づく対策を重点的に行っていくこととなりました。 国では、熊野川の河口掘削や市田川の河口に排水能力9.4トン毎秒を3台、合計28トン毎秒もの大型ポンプを備えた市田川排水機場を総事業費約60億円で整備し、来年度出水期の本格運用を目指し、既に暫定的に運用を開始しております。 和歌山県では、浮島川排水機場のポンプ整備、新宮市では、学校等のグラウンドを利用した雨水貯留施設の整備や、現在令和6年度の完成を目標に下田地区にポンプ場の建設を進めております。 これらの整備により浸水被害の軽減に大きな効果があると考えておりますが、今後もさらなる浸水被害軽減のため、国、和歌山県、新宮市が連携し、治水対策を進めてまいります。 ◆2番(大坂一彦君)  あのとき現場でいただいた説明でも、今年度末で廃止となる旧施設の排水能力は毎秒17立方メートルだったが、新施設では、今の御答弁にもありました約1.6倍の約28立方メートルに増強されたとのことだったと思います。25メートルプールの水を約15秒で空にできる能力があるんだとか。 この冒頭に御説明いただいた平成29年10月22日の台風21号により、下田水位観測所の水位は、昭和57年に次ぐ観測史上2位を記録した結果、市内において残念ながら1,124戸の家屋浸水被害が発生したそうで。 そこでなんですけれども、今回新設されるこの施設なら、平成29年の被害、どのくらいの被害に抑えられるかとか想定はされておられますか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  整備効果につきましては、平成29年台風21号と同程度の降雨が発生した場合に、熊野川の河口掘削及び市田川排水機場のポンプの増強、新宮市で整備中の下田地区の排水ポンプ場の完成により、台風21号での浸水被害、床上615戸、床下509戸、合計1,124戸、浸水面積118ヘクタールがおおむね半減となる床上369戸、床下304戸、合計673戸、浸水面積68ヘクタールとの想定となっております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 平成29年のような浸水被害を軽減するために、来年度の本格運用に向け準備を進めてくれているんですね。半減、無理を申してもあれですけれども、願わくばゼロに近い数字のほうがありがたいとは思いますけれども、それでも半減される。今の御説明を聞いて、市民も少し安心してもらえるんではないかとも思います。 ただ、この件に関しても、市民にもっと知ってもらいたいと思います。報道では、新聞に出ておりましたが、もちろん、その上で市民に油断されても困るんですが、せっかく造られたこの施設、市民に安心いただくために、もっともっと広報をいただきたいと思います。お願いします。 この防災のことを今回私が触れることを知ったある方が、防災を言うんやったら、そのとき避難所のトイレ問題をしっかり考えなあかんぞとのお知恵もいただきました。今回その件には触れませんが、今後そのことももっと詳しくお話を聞いて、お尋ねしてまいりたいと思います。 それと、やはりこの防災に関しては、私が住まわせてもらっている西道、神倉、磐盾地区の台風時の避難所の再検討、何度も申して申し訳ないんですが、いま一度、御検討をお願いしたいと思います。いずれにしましても、市民の安心・安全のための御尽力を併せてお願いいたしまして、この防災の項を閉じたいと思います。 続けます。昨日も、また今日も何人かの同僚議員が、来年度は世界遺産登録20周年の節目の年であることに触れておられました。ここでは、観光についてお聞きしたいと思います。 まず最初に、熊野川町の観光についてお尋ねします。 熊野川エリアでは、川舟下り、瀞峡めぐりの運航を行っておられますが、コロナが5類になった後のお客さんの状況はどのようでしょうか。 ◎熊野川行政局長兼住民生活課長(下路拓君)  熊野川行政局、下路よりお答えさせていただきます。 令和5年3月から11月末まで、川舟下りが4,118名、うち海外からのお客さんが2,668名、瀞峡めぐりにつきましては3,994名、うち海外からお客様が491名の利用となっております。 ◆2番(大坂一彦君)  今のお話を伺っても、インバウンドのお客さんがかなり増えてきているというふうなこと。バスを待っておられる方々も市内で時々見受けられます。その方々、受け入れるための何かイベント的なことに取り組まれましたでしょうか。 ◎熊野川行政局長兼住民生活課長(下路拓君)  令和4年度には、ふれあい公社が観光庁の補助事業を受けて、めはりずし体験と瀞峡めぐりツアーを実施しました。また、今年度は、熊野御坊南海バスさんが同じく観光庁の補助を受けて、ふれあい公社が協力し、滝へのウオーキングやサイクリング、めはりずし体験、瀞峡めぐり、速玉大社参拝等のツアーを実施しているところであります。 ◆2番(大坂一彦君)  いろいろと工夫をされてくださっております。ありがとうございます。 令和5年度のこのツアーの実施期間はどのように設定されておられますか。また、参加者の状況はどのような状況でしょう。 ◎熊野川行政局長兼住民生活課長(下路拓君)  このツアーなんですけれども、令和5年9月22日より12月24日の期間で実施しております。 また、11月末までの参加者は305名で、うち海外からのお客様が40名であります。 ◆2番(大坂一彦君)  以前も申しました、私もかみさんと乗船させてもらった経験から、この瀞峡めぐり、川舟下り、どちらもすばらしい観光資源だと感じております。 先ほども申しましたように、来年は世界遺産登録20周年の節目を迎えるに当たり、川の参詣道として川舟下りを利用するお客さんがもっと増えてくるんじゃないかと思います。それらのお客さんを受け入れる何か行事とか考えておられますか。 ◎熊野川行政局長兼住民生活課長(下路拓君)  観光のお客さんの集客については、商工観光課を中心として協議を進めたいと考えております。また、瀞峡めぐりについても、同様に集客に努めてまいりたいと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  後ほども触れるんですけれども、来年大チャンスの年だと思います。ぜひ連携してよろしくお願いしたいと思います。 市長、最後にお尋ねするんですが、先日、知事が来新され、瀞峡めぐり、川舟クルージングを体験された県のLINEを拝見したんですけれども、知事はどのようなことをおっしゃっておられましたか。 ◎市長(田岡実千年君)  県の公式LINEでも発信してくださっておりまして、すごく感動しておりました。かつてのウオータージェット船とは違って、川舟は目線が水面に近くて、その分、迫力があって非常に喜んでくださってて、これはインバウンドも含めて、一応、新宮市の観光スポットであるという認識も持ってくださって、市としても、もっとPR、このことについてはしっかりとPRするべきじゃないかなと。本当にすばらしいというふうに言ってくださっておりました。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。外国人さんがもうそれはそれは喜ばれるというふうに聞かせてもらいました。ありがとうございます。ぜひそのPRをもっともっと重ねていただいて知っていただきたいと思います。 と同時にですけれども、熊野川町への観光振興をさらに進めていく上で、以前、熊野川町在住の方の御意見としてこの一般質問でも御提案申しました、国道311号の狭い1.5キロ区間の拡幅工事をいま一度お願いしておきたいと思うんです。あのときにも御答弁ありました。他県の有する箇所なので、なかなか難しいとは思うんです。あの道がただ広がれば、三重県方面からの誘客に一役買っていただけると思います。 いずれにしましても、熊野川町の瀞峡めぐり、川舟下り、本当にすばらしい観光資源だと思っております。これからも一人でも多くの方が乗船され、感動してもらいたいと思います。どうぞよろしくお願いします。熊野川エリアの観光については、以上であります。ありがとうございます。 続けます。新宮市のランドマーク、このランドマークというのは、いわゆる目印という意味ではなく、その土地の象徴になる建造物としてという意味で、新宮城址関連でお聞きします。 最初に整備面について、後半に観光面について聞こうと思っております。 前回、9月議会において2名の同僚議員が、また今議会においてもこの件には触れておられました。少々重複もいたしますが、どうぞそこを御容赦ください。 まず、昨年12月の読売新聞和歌山版にて、新宮市消防本部が高所での訓練を兼ねた清掃作業を行ってくださったとの記事を見ました。今年はそのような計画はされておられますか。 ◎消防署長(堀切学君)  消防署、堀切から答弁させていただきます。 新宮城壁の清掃活動を兼ねた高所作業訓練は、昨年に引き続き今年も、今月中に実施予定であります。 以上です。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 昼夜を問わず市民の安心・安全のためにお働きくださっている上で、さらなる御相談でちょっと恐縮なんですけれども、その高所作業訓練を今後も計画されておられるんであればなんですけれども、もし続けられるならば一年に一度ではなく、半年に一度とかにはできないものでしょうか。お尋ねいたします。 ◎消防署長(堀切学君)  消防としましては、今後も年間訓練計画に高所作業訓練として実施したいと考えております。また、様々な訓練を行う関係で、年に一回でと考えております。 以上です。 ◆2番(大坂一彦君)  承知しました。 この消防本部の作業訓練に先駆けて、新宮商工会議所青年部の皆さんと東牟婁振興局の有志の方々で、昨年1月に、いわゆる本丸南の屏風折と言われる場所で、危険木、支障木の伐採を行ってくれた結果、見通しが大変よくなったとも聞いております。関係者の方々が大変喜んでおられました。ここでお伝えさせていただきます。 いま一度、担当課にお尋ねします。この市街地の中心にある新宮城址は、国指定史跡にもなっていますが、今後どのように保存される計画でしょうか。先ほどの東原議員と重複しますが、申し訳ない、重ねての御答弁をお願いします。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  文化振興課、峪中より答弁をさせていただきます。 新宮城跡につきましては、石垣が非常によく残っておるということでございますので、現存しております石垣等の遺構の保存、修理を行い、貴重な文化財として次世代へと確実に継承しつつ、市民の方々ですとか今たくさん来ていただいております来訪者の方々が新宮城跡に親しむことができるよう、適切な整備活用を検討していきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  これも重なります、申し訳ない。その上で、城址内の樹木、支障木、危険木の伐採などはどのように計画されておられますか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  石垣から生えた樹木やくるわ、石垣周囲の斜面地に生えた樹木のうち、石垣や地下遺構に悪影響を及ぼしている樹木や史跡景観の支障となっている樹木等につきましては、文化振興課において景観整備作業として、毎年予算の範囲内でございますが計画を立てて、伐採、剪定を行っているところでございます。くるわ内、石垣内の樹木につきましては、都市公園を所管しております都市建設課のほうで管理し、枯れ木等の危険木の伐採、剪定等を行っているところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  その樹木根が石垣に悪影響を及ぼしている部分が城内随所に見られると思うんですが、これをどう考えておられますか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  石垣の遺構に悪影響を及ぼしている樹木につきましては、影響の度合いや緊急性等を確認しながら、これまでも計画的に伐採等を実施しているところでございます。 なお、石垣に近接した樹木については、伐採により根を失うことで石垣の崩落等につながる可能性もあることから、有識者等の指導を得ながら、実施方法等について十分な検討を行っていく必要があるというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  石垣、あちらの石垣って本当にすごいんですよね。今回いろいろと御教示いただいた方と現地へ2回ほど赴き、城内を歩いて御説明いただいて、しっかり現状を見ながらいろいろと教えていただきました。そのお話を伺っていると、そのすごさ、石垣のすごさがよく分かってきました。しっかり手入れをして、しっかり残していかなければならないと、今回痛切に感じた次第であります。 ところで、お城の境界に接する土地所有者などとの境界確認等はできておられますか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤より答弁させていただきます。 都市建設課所管の丹鶴城公園については、昭和54年から平成15年に寄附や用地買収により公有地化を進め、都市公園を整備した経緯がございます。その際に、境界確認を行っていると認識しております。 ◆2番(大坂一彦君)  また、それらの所有者とお城の遺跡保全等に関わる共通理解などを得る話合いなど行っておられますか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  文化振興課、峪中より答弁をさせていただきます。 現在、話合い等は行ってはございません。ただ、今後、保存活用計画の策定を進めていく上で、市としての新宮城跡の保存、活用、整備の方針を示し、共通理解の醸成に努めていきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  お願いします。これからのこと、とても大切なことになっていくと思います。丁寧な話合いをぜひぜひ進めてください。よろしくお願いします。 さらに、今年の異常気象のせいか、例年より樹木、ツタ類の繁殖が多いように見られるそうです。鐘ノ丸南側の石垣に生えるツタ性植物や本丸北側の野面積み部分の除去整備はできないでしょうか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  鐘ノ丸南側の石垣につきましては把握をしているところでございますが、毎年、景観整備事業等により除草しておるところでございます。本丸北側の野面積み部分につきましては、二、三年に一度実施しておりますが、また状況に応じて検討していきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  課長、今申し上げたかったのは、二、三年に一度のこれを、もっと短いスパンでできないでしょうかとお願いしようと思っておりました。ぜひ御検討ください。 また、景観維持のための樹木の伐採にはかなりの費用がかかると考えられますが、伐採後の後始末の案として、米子城では、伐採した樹木を切り分けて市民に無料配布して喜ばれているという例もあるんだそうです。処分にかかる費用がかからずに済んでいるらしいです。 また、これも参考までにお伝えしますが、和歌山市では樹木による遺構や石垣の破壊の懸念や天守等の景観阻害、台風や豪雨の影響による虎伏山斜面の土砂崩れ、老齢化、大径化した樹木の倒壊、枝折れ、桜などの樹木の衰弱化等々を背景に、史跡和歌山城の多様な価値の顕在化と調和を図りながら、本質的価値の次世代への確実な継承、適切な活用を図るため、樹林、植栽の適切な管理を行うことを目的に、史跡和歌山城樹木管理計画を策定されたそうです。第7章に樹木管理の方法を令和2年3月に定められ、石垣面に生育する樹木及び天端石・根石から1メートル以内の樹木は原則伐採、天端石・根石から3メートルを目安に伐採または剪定と決められたそうであります。 新宮市の御対応はどうでしょうか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  和歌山城の計画のことについては存じ上げております。また、和歌山城のみならず、ほかの城跡についても、石垣の保存について種々検討されているというところも把握をしてございます。 今後、そのような他地域のお城の城跡の石垣に関する取組を参考にしつつ、有識者の意見を伺いながら、城跡内の適切な管理方について研究していきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  ぜひお願いいたします。今回、私、この新宮城址、石垣のことに触れさせていただいて、私ももっと深く知りたいと思った次第であります。これからも勉強させていただきます。 先ほどの和歌山市のみならずですが、松坂城では、気になっていた危険木が風の影響で倒れ、石垣も崩れ、結局、石垣を修繕するのに巨額の費用が必要になった例や、浜松城、福山城も成長した樹木の根が石垣を押しのけ、積み石の落石、はらみ出し等遺構に影響を及ぼすとして、基本的に遺構の保存管理に影響を及ぼすそれらの樹木などは、適宜伐採等により史跡の保存を図るとしているらしいです。 今回、この様々なことを御教示くださった方も、決して城址内の全ての桜やその他の樹木を全部伐採してしまえと申されているわけでは決してなく、石垣や史跡に支障を来すような樹木の伐採を言われており、石垣の保存とともに樹木との共存、共生を望まれておられます。そこはくれぐれも誤解なきようにお願いしたいと思います。 続けます。これ以降は、観光目線でお聞きします。 これも先ほど東原議員おっしゃったこととかぶりますが、日本城郭研究者の第一人者であられる元全国城郭管理者協議会会長で、現在、九度山・真田ミュージアム名誉館長を務めておられる北川央氏と滋賀県立大学名誉教授で和歌山城保存整備委員会委員長をされておられる中井均氏のお二人がこの9月に相次いで御来新され、そのお二人とも新宮城跡を絶賛されたそうであります。その中井均氏がおいでになった9月28日に、今Xというんですかツイッターで、新宮城跡の石垣はすばらしかったとつぶやいてくれたそうなんです。そして、一晩に7,500を超える「いいね」がついたんだとか。今回、私にいろいろと御教示くださった方は、週1回登城されるそうでありますが、そのつぶやき以降、特に来城者が大幅に増えていることを感じておられるそうです。 そう感じた中、三つお聞きしました。一つ、名古屋からの親子連れの方に、新宮城跡は平日でもこんなに多くの来場者がいらっしゃるのですかと尋ねられた。二つ、休日には登坂の駐車場が他府県ナンバーで満車になっていることが多い。三つ、市内の毎日登城している御婦人が、最近登ってくる人が本当に多くなって石垣のことをよく聞かれるようになったと言われていたなどなど、数々のうれしい状況を聞くことができたそうであります。 ただ残念なことにと、ここから続くんですけれども、これから申すことをお伝えして、パンフレット置場の設置のお願いをしようと思っていたんですけれども、先ほど東原議員からお礼もおっしゃっておられたとおり、都市建設課のお計らいで設置くださったみたいです。どういうことだったのかということで、過去形になりますがお伝えさせてください。 先ほどの続きです。ただ残念なことに、来城者のほとんどの方がお城の案内パンフレットなどを持たずに、どこにどのように遺跡があるのか分かりづらく、スマホで確認できる人はしているようだったと。城内に案内板、登城口にはあります、などがなく、見どころも分からず、ただ城内を歩いているだけの方が多いように思われ、とてももったいなく残念に思う。ただ、晴れた日には、その景色の美しさに多くの方が感動されていた。また、続100名城のスタンプ押印場所が分からず探し回っておられる方も多く見受けられる。せっかく遠方より新宮城址に来られているのに、お城のよさや特徴が分からず帰られるのは、地元の者としては残念でならないと話されておられました。 そして私、今日です。その登城口にある案内板の近くにボックスを設け、商工観光課、新宮市観光協会から発行されているパンフレット、これです、を登城者に自由に持っていってもらえるよう設置できないかとの御希望を持っておられ、今日お伝えしようと思っていたという。もうお伝えしてしまいましたが、これは都市建設課のお計らいで設置くださったと、この日曜日に電話をいただきまして、大変喜ばれておられました。ありがとうございます。 戻ります。続日本100名城のスタンプ押印場所、現状は阿須賀神社内にある歴史民俗資料館まで行かなければならない。その歴史民俗資料館がお休みのときには、新宮市観光協会へ行って押すというシステムになっているそうで、それを、それ以外に丹鶴ホールの玄関付近にも設置できないでしょうかという御相談です。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  現在のスタンプの設置場所につきましては、新宮城跡関係資料の展示を御覧いただき、新宮城跡の歴史や価値等についてより深く知っていただきたいという考えもございまして、歴史民俗資料館に設置しているところでございます。 議員から御提案いただきました設置場所の追加につきましては、ほかの地域の設置場所等も確認した上で研究していきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  課長、歴史民俗資料館に置いておられるコンセプト、今のお話でよく分かります。ただ、遠方から来られて、それが分かりにくいというのは残念です。せっかく来てくださったのに申し訳ないです。 今回、登城門にパンフレットを置く台を設置いただいたので、これには書いているんですね。歴史民俗資料館にスタンプを押せるところがあるというふうに書いてくださっているので、今回、登城門にパンフレットを置く台を設置いただいたので、そのパンフレットをよく見てくだされば御理解もいただけるかもしれませんが、例えば城内にスタンプ台はどこという看板、立て看板でもあってもいいかもしれませんよね。どうぞ御検討をお願いします。 もう一つ御提案であります。丹鶴ホール4階の新宮城址が見えるガラスの上に現存する石垣、見える石垣の上に、かつての天守閣の絵を描いて見てもらう。かつての天守閣を想像してもらうというのも、今の城址を生かす一つの手だてになるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  丹鶴ホール4階、図書館からの新宮城跡の観望につきましては、来訪者の皆様から、観光等に訪れる方も4階まで上がってきていただいて御覧いただいて、高評価をいただいておるところでございます。 図書館内の新宮城跡の見える側の図書の設置スペースのところには、パンフレット等も置いてございますけれども、またその観望を生かしたよりよい活用方法については、今後研究していきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  決して軽々には申せませんですけれども、ガラス越しに見える本物の石垣の上に、あたかもという表現が適切かどうか分かりませんけれども、石垣が見えるガラスの上に当時あったであろう天守が建っているように見える絵を描く。昔あった天守を想像してもらうすべになるような気がします。おいでいただける方も増えるのではないかとも思います。ぜひ御検討いただきたいと思います。 また、先ほどの中井均氏は、今でこそ大変有名で知る人ぞ知る天空の城、竹田城跡の中井均さんのおっしゃったことです。先ほど、これまた東原さんがおっしゃっておられましたが、天空の城、竹田城跡は、30年前は土日にも誰も来ない、寂しい山城だったそうです。天守ややぐらなどの建造物がないからだ。ところが、山上の木々を取り払うと、16世紀の終わりに積まれた本物の石垣が圧倒的なスケールで麓から見えたんだそうです。雲海という自然現象もあって、年に数十万人が訪れる観光地となったと、2021年3月に新聞のインタビューに答えておられる記事がありました。昭和52年、この中井均氏が委員になって、支障木を伐採し石垣を見せることなどを提案され、竹田城跡保存管理計画を立てられたそうです。事業実施後、閑散としていた竹田城跡は多くの人が訪れる史跡となった。 同様のことが新宮城址にも言え、潜在的な宝の宝庫を眠らせたままではもったいない。新宮城を守りつつ見せていく、守り育てていくことが大事なのではと思います。いかがでしょうか。 ◎文化振興課長(峪中直樹君)  国史跡に指定されております新宮城跡を適切に保存、活用するということは、非常に大切であるというふうに考えてございます。史跡の保存、管理、活用、整備等の方針を示す、またマスタープラン等の作成も検討していくことにはなりますので、次世代へと確実に継承していけるよう努めていきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  9月議会に2人の同僚議員が、また今議会では私も含めてになりますが3人、この新宮城址に関連する質問をしています。それだけ、この新宮城址が市民にとって大切な場所であり、大切に守り育てていかなければならない、新宮市のすばらしいランドマークであると考えます。私もこれからもっと勉強させていただきますとお伝えして、次に移ります。 3番目、天空ハーフマラソンを終えてという項目をつくりました。 紀伊半島の大水害の復興を祈り、念じて開始された天空ハーフマラソンが、先日、9回目を数え終了いたしました。コロナ禍の影響で4年ぶりということもありましたし、最後の年ということもあったからか、今年は2,200名余りがエントリーされ、大変盛り上がったとお聞きしました。 私、大会後の打ち上げに呼んでもらって参加させてもらったんですが、中での御意見は、終わってしまうのが本当にもったいないという御意見や、何か形を変えてできないやろうかなど、御遠方から来られた皆さんも交え、思い思いにその熱気は冷めやらずで熱心に話しておられたのが大変印象的でした。 えてして、そんなときにはいい案も出てくるもの、そこで銘々話し合っていた中、来年は世界遺産登録20周年という記念の年、また来年秋には新宮紀宝道路が開通予定、新たなすばらしい道を紹介するためにも、どうでしょう、それらを併せて記念のマラソン大会はできないかと、それはそれは盛り上がりでありました。今回も遠くは沖縄方面からお越しくださったランナーさんもおられるとか。それだけ楽しみにしてくれている人たちも各地におられるということであります。 そこでお聞きします。この天空ハーフマラソンに代わる何かはお考えでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  生涯学習課、野本より答弁させていただきます。 新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会は、今回をもって最後となりますが、エントリーされた方からも惜しむ声がございました。今後、何かほかの形でできないか、関係者と意見交換しながら考えてまいりたいと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  先ほどと重ねての質問となりますが、来年は世界遺産登録20周年の節目の年であります。言わば、新宮にとっても大チャンスの年であります。新宮市独自の記念行事とか、お考えはありませんか。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  商工観光課、津越より答弁させていただきます。 新宮市独自の記念行事でございますが、予算が伴うことでございますので、現在イベント実施に向けて検討しておるところでございます。日程など詳細はこれから決定していきますが、熊野古道のリレーウオークや、目玉となるような催しの実施を考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  もう来月には新年を迎えます。時間はあるようでそんなにありません。ぜひ、この喜ばしいチャンスを最大限に活用いただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。いま一度お尋ねします。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  世界遺産登録20周年は、誘客において大きなチャンスだと考えております。世界遺産を最大限に活用し、市独自の取組はもちろん、県や関係団体と共に連携しながら取り組んでいきます。 ◆2番(大坂一彦君)  阪神タイガースが今シーズンの初めに「A.R.E.」というチームスローガンを決め、開幕当初から最後まで言い続けて優勝をされました。我が新宮市も、来年1年は事あるごとにというか、もう今から事あるごとに、世界遺産登録20周年と言い続けて意識を高めていくことが大切なんではないかと思います。これも昨日、同僚議員が申しておられましたが、一つのイベント、短期の行事で終わらせるのではなく、1年を通して言い続けて気持ちの醸成につなげていければと考えます。その意識は、職員の皆さんはもちろんですが、市民の皆さんにも2024年は世界遺産登録20周年の年としっかり認知いただくため、どんどん告知いただければと思います。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後2時01分--------------------------------------- △再開 午後2時12分 ○副議長(大石元則君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 2番、大坂議員。 ◆2番(大坂一彦君) (質問席) それでは、続けさせてもらいます。 ふるさと納税についてお聞きします。 今回の議案の補正予算関連で上程されていますふるさと納税についてお聞きします。 今回の補正、いわゆる上方修正と捉えていいんですよね。 ◎企画調整課長勢古口千賀子君)  企画調整課、勢古口より答弁いたします。 はい、そのとおりでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  好調な理由はどのようにお考えでしょうか。 ◎企画調整課長勢古口千賀子君)  返礼品とポータルサイトの数を増やしたこと、そして効果的に広告を行ったこと、あと新宮市に興味を持ってくれている方などが増えてきていることなどが考えられます。 ◆2番(大坂一彦君)  新宮市に興味を持ってくれている方が増えてきているというのは、本当ありがたいと思います。 続けてお尋ねします。 寄附額の現況ですけれども、昨年の9月と今年の9月、昨年の10月と今年の10月、昨年の11月と今年の11月をそれぞれ教えてください。 ◎企画調整課長勢古口千賀子君)  令和4年9月で742万1,000円、令和5年9月で6,016万4,498円、令和4年10月で1,488万3,997円、令和5年10月で737万6,000円、令和4年11月が3,247万500円、令和5年11月が1,838万5,000円となっております。 ◆2番(大坂一彦君)  今、9月以降の月別集計をお聞きしたのは、10月のルール変更に伴って9月には駆け込み需要があったであろうと考えられ、おのずとそれ以降は減るんだろうなと考えたからであります。お尋ねしました。これまでの全体で見ると上方修正するほど伸びているとはいえ、今後もこれまでのように伸びていくかは分かりません。好調なことにあぐらをかかず、決してあぐらをかいているというわけではないですが、しっかり状況判断をしていかなければならないと思います。 前回の9月議会で、新宮市の出身で現在はよそに暮らしておられる方が、毎年、ふるさと納税で新宮を応援してくれている方の御意見として重ねて申しますが、最初の頃はなりふり構わずコンサルとか使ってでも寄附金を集めたほうがとか言うたけれども、今は同じような商品がいっぱいあって分かりづらい。清酒では、新宮には太平洋があるのに紀北の清酒を扱うのはどうなんやろう。せっかくの新宮のすばらしい商品が薄れてしまっているんやないやろうか。来年以降は新宮市内の商品との競合はなるべくやめといたほうがいいのではというお考えを、9月議会で代弁させていただきました。紹介させていただきました。 先日、その方が新宮にお帰りになられて少しお話を聞けたんですが、やっぱり、その地元愛というのがすごいんですよ。新宮への思いにあふれているんです。何とか貢献したい、そして新宮の商品を世に広めたい、ふるさと納税頑張ってほしい、だからこそ、新宮市内の商品との競合品はなるべくやめといたほうがいいのではというお考えになるんです。 和歌山県が推す県内共通の返礼品だから難しい部分もあろうとは思いますが、その辺のところをぜひいま一度御検討いただければと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎企画調整課長勢古口千賀子君)  今お話しいただきました和歌山県優良県産品、こちらは和歌山県が優良産としまして推奨しているものでございます。共通返礼品によりまして和歌山県の魅力を発信しまして、県全体で地域経済の活性化を図ること、そして返礼品の数を増やしまして寄附額を上げる取組を県全体で行っているところであります。 また、新宮市の産品の中にも、他自治体の返礼品となっているものもございますので、先ほどのお話のように、何とか新宮市の商品を世に広めていきたい、そしてまた販路拡大、新宮市と地元企業のPRにもつながるものと考えております。 今後も魅力的な返礼品の開発と広報活動に努めてまいりたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  そうなんですよね。その辺、本当難しいところです。先ほど、課長の御答弁に、好調な理由としてポータルサイトを増やしたこと、返礼品を増やしたこと等、挙げておられました。これも毎回申し上げて誠に恐縮なんですが、それだけということではなく、もちろんそれだけではないのも分かっておりますが、もっと自分たちの動きで伸ばしていけないかといつも思うんです。先ほどの効果的に広告を行ったことなどというのは、その一つになるのかもしれません。どうぞ、これからもぜひぜひ頑張ってください。今のが、寄附いただく側、利用者さんの御意見です。 次は、提供する側といいますか、市内の事業所さんからの御意見であります。それは、私宛てに届いたこのメール、内容なんですけれども、新宮市としての説明が全くなく丸投げで、以下のメールが届いただけという1通のメールから始まります。 そのメールには、制度変更になる案内が遅くなったおわびは書かれていたけれども、内容は、今回、いわゆる10月1日の改正に伴い、10月1日から返礼品においても寄附額が上がる予定。御社の商品についても、添付ファイル内の黄色い部分が改正後の寄附額となります。上がるそうです。この金額は添付の価格表を基に設定している。商品代金はそのまま、寄附額のみの変更となりますので御了承くださいという内容だったそうです。 この話を私にしてくれた方は、10月からのルール変更の案内は、まず新宮市から各事業所宛てに先にせなあかんのやないかとのことであります。そして、今回の変更により御社ではこうなるなどの説明を新宮市がした上で、続いて、中間業者からの今回みたいな説明が来るんやったらまだ分かるでと。市は、ただ寄附額を増やすだけやなく、どうすれば寄附いただく利用者にメリットがあるか、例えば、中間業者を抜きにしたらどうなるかなどの検証はしたんか。市はちゃんとやる気あるんかとの大変厳しい御意見でした。 部長、この御意見、どうお感じになられますか。
    企画政策部長(福本良英君)  企画政策部、福本より、答弁させていただきます。 議員おっしゃいますように、寄附額を増やしていくことは大切ですが、寄附していただいた方々がいかに喜んでいただけるか、いかに快くふるさと貢献していただけるか考えていくことも、大変重要であると考えております。中間事業者を介することのメリット、デメリット等もしっかり検証しながら、寄附していただいた方も、また返礼品を御用意いただいている事業所の方も、そして行政も、三方にとって一番よい方法を研究していきたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  ぜひ、よろしくお願いします。 前回も申しましたし、今回も申します。私は、決して中間業者さんを排除せよと言っているわけではありません。この方も言われているように、どうしたら利用者にメリットがあるか、いや、中間業者を抜きにしたらどうやろうかというのは、コストを抑えるためのすべとして、様々な検証をするべきではないですかと申し上げております。 先ほどの方、私にこのメールを下さった方ですが、例えとして、その方の会社の小さい商品を送るときの送料を例に取って教えてくれたんですが、お話聞いたときは、具体的な数字も言ってくれました。ただ、それをここで申し上げるのもいかがなものかと思うんですけれども、うちからこの商品を送るときには、郵便局の特定記録とおっしゃったんですが、配達記録みたいなもんやというふうに私は理解して聞きました、のついた送り方で一番小さく送ると280円なんやよ。ただ、現在の中間業者を挟んで送ると、民間の運送会社を使うということになるので、一番小さいサイズでも60センチからとなって、そちらへ届いた業者さんからの案内は確かに60センチからと書いておられました。やっぱり、それなりの送料になると思うんや。それだけでも年間扱う数に換算したら大分差がついてくると思うで。うちは、この商品をふるさと納税の返礼品として、前は3,000円で提供していたんやけれども、今回の変更後5,000円になって、それだけ利用者の負担が増えた形になる。うちのこの商品が今まで3,000円で急に5,000円になることにめっちゃ抵抗あるんよな。だから、いろんな角度から検証してみたんかって言いたくなるねん。それに、市内の事業所さんて、その他のです、高額商品を扱っているところばかりやないと思うんやよ。こんな少額の商品を扱う商店や会社もあるやろうし、利用者にとっても寄附しやすい少額の商品も絶対必要やと思うんやよと。 これは提案なんやけれどもと、一つの提案をくれました。例えば、1万円以下の商品は、新宮市のホームページで独自にふるさと納税を募るってできんのやろかとのことですが、これってどうなんやろうと。これは今日の御答弁でなくていいので、しっかり調べていただきたいと思います。可能だとしたら、それに波及して、先ほどお伝えした毎年寄附くださる方の言われた地元の商品を大切にの考えから、地元の商品は、新宮市のホームページからとできるかもしれません。 お尋ねですが、ホームページを担当しているのは秘書課でしたか。 ◎企画調整課長勢古口千賀子君)  はい、秘書課でございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ただでさえ、何かとお忙しいであろう秘書課に、ふるさと納税のサイトの管理まで依頼するわけにはいかないので、市が本当にふるさと納税にやる気でこのふるさと納税に取り組まれるお考えがあるならば、何回も申し訳ない、私が前から御提案しているふるさと納税に特化した係でも班でもいいので設置を、改めていま一度御提案いたします。その中で、先ほど申したような市のホームページ上で、例えば1万円以下の商品や地元商品を市独自のふるさと納税のコーナーの検討をしたり、充実したふるさと納税のホームページの作成をしてもらうんです。市独自の。私がお聞きしたところ、総務省もその辺は許可していただけるんじゃないかと思っているんですが、一度それも御確認ください。 これも今日の御答弁は結構ですから、ぜひぜひ前向きに御検討ください。毎回申しております。私も一緒に汗をかかせてもらいたいと思っておりますので、一緒にできることありましたら、ぜひお声をかけてください。 以上で、今年の一般質問を閉じさせていただきます。ありがとうございました。--------------------------------------- △竹内弥生君 ○副議長(大石元則君)  それでは、一般質問を続けます。 11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) 議長の許可をいただきましたので、11番、一般質問させていただきます。 タクシーチケット補助事業の進捗状況を問う、でございますが、これは、改選前から何度も何度も住民の皆様の御不安、そして我慢といったものをお聞きしながら、当局に訴え続けてまいりました。新しく入ってきた同僚議員も、そして先輩議員におきましても、このタクシー事業が開設するに当たりましての心配、そしていま一度の御提言、今議会でございました。これは、私たち市議会議員の立場になりますと、様々な市民の方から、皆さんお声をいただいている案件だと思います。 タクシーチケット事業、公共交通がしっかりと再編するまで、市民の皆様の御不自由なことに対しましてこの事業の立ち上げ、いつから行いますか。予定で結構なので、いま一度教えてください。 ◎企画調整課長勢古口千賀子君)  企画調整課、勢古口より答弁いたします。 タクシーチケット補助事業につきましては、来年度当初予算の計上に向けて制度設計しております。 ◆11番(竹内弥生君)  昨日、先輩議員が、それは大丈夫かと尋ねていただいていますので、それ以上のことは申しませんけれども、ようやく実施になるということは間違いないですか。 ◎企画調整課長勢古口千賀子君)  来年度当初予算に向けて、ただいま制度設計している途中でございます。 ◆11番(竹内弥生君)  なかなか財源のない中、大きなかじを切ったと思いますけれども、これはタクシー業者さんとのいろいろ打合せ等々、住民の声、私たちの提言、様々なことを組み合わせて、大きな事業を実施していただくことに感謝いたします。市長、提出していただきましてありがとうございます。 今は、その同僚議員も言っていましたけれども、ライドシェア、これは菅前総理、そして小泉進次郎国会議員たちが、今、一生懸命報道を前に前に出して、ライドシェアが少しでもリスクをしょってでもできるような取組をしていけということで国と協議している、いろんな形で報道ではたくさん出てきます。ライドシェアというのは、手すきのお暇な方がどんな方でも、人が人を運ぶという仕組みになります。これも、様々な規約と、そして不安とかもあるので、なかなか実施には難しいと思いますけれども、地方公共交通再編までの期間、タクシーチケットを使っていただいて、足の痛い人も病院に行ける、買物に行ける回数が増えるということは本当にありがとうございます。心からお礼申し上げます。タクシーチケット事業はどうですか、どうですかと、大きな声で何回も言ってきました。実現されるということは本当にありがたいことです。 項目2に入ります。 孤独にならないように高齢者カフェ等のコミュニティの場所づくりを提言する。 今日、高齢者のこの社会的孤立は、大変課題というか問題となっております。それは、急激に増えたといいますか、65歳以上の高齢者が日本全国の中でももう半分近くなってきている。なので、前回も一般質問で申し上げましたが、孤独・孤立対策推進法というのが来年の4月1日から施行されます。これは、自治体によって、孤独である方々が孤独にならないような施策を策定して協議会をつくるということをしなさいよという法律、立法が施行されるということです。 新宮市でも、私はここに登壇させていただくたびに申し上げていますが、2万6,696人の人口の約40%、1万人を超えております。65歳以上の高齢者、40%以上となっております。これがまだますます増えます。止まり止めといいますか、まだ10年ぐらいは続くと思います。団塊の世代が75歳以上になるので、あと5年間、およそ10年は厳しい。孤独・孤立対策推進法、施行されたら、当局におきましても様々な施策を考えられることと思います。これ、努力義務ですけれども、努力義務というのは、もうほとんどしなさいよということなので、しっかり協議していただくと思います。 今、新宮市、私たちが小さい頃には、私も62歳なので、もう30年ぐらい前でも、まだ20年ぐらい前までは小売店が元気でした、新宮市内全般の。その小売店が元気なときは、買物もちょっと歩いていったら行けたんです。しかし、その小売店の事業主さんが高齢になり、次々と閉店していく。そして、大型店が次々と出てきた。三佐木蜂伏地区におきましても、大型店がたくさん増えて、交通量も増して、まるで様相が10年前と変わっております。しかし、その小売店が皆様の高齢者のよりどころであった。ちょっと立ち話をしていく、ちょっと近所の人とばったり会えてお話をする、その主とお話ができるという憩いの場であったことは間違いありません。ということは、小売店が少なくなっている、カフェも少なくなっている、小さい規模の店がだんだん閉店しているということは、今まで行っていた高齢者の居場所がなくなっていっているんです。これは様々な住民の方から御意見を伺っております。 佐野地区におきましては、社協と連携いたしまして、民間の人のお力をもって、1か月に一、二回、こういうコミュニティーの場が今開催されています。ありがたいことだと思います。 私は、これからこの高齢者が増えていく現実に対しまして、コミュニティーの場所、集まる集いの場所が必要だと強く認識します。感じております。そのカフェ、コミュニティーの場所、そういったものをつくるのには、民間に委託しても、民間の方は小さい店を今さら開店しようという人はなかなかいません。なので、官民一体となって、空き家を活用して、そこに少し補助を出して、財源が伴いますけれども、比較的元気な方たちに店番をしてもらって、カフェ、コミュニティーの場所をつくっていく。 子ども食堂のほうにつきましては、県からの補助もおりていまして、これも、高齢者が一緒に行くと準ずるということをお聞きしましたけれども、また違うものになると思うんです。 この高齢者が集まるコミュニティーの場所、カフェというものに関しまして、今のところ、補助金は、県も国からもこういったものに関して該当するものはないのは私も承知しておりますが、今後ますます増えて、ちょっとそこへ行って話しようかということがなくなった人が家でひきこもり状態になっているというのは、なかなか厳しい現実なんです。簡単なようですが、独りぼっちで家にいる。うつ状態になっていく。そういったことを防いでいく、これも、この時代において、これだけ高齢者が増えた日本全体にとって、新宮市にとって、コミュニティーの場所づくりというのは必要になってくると思います。 財源もかかりますし、今のところ補助を取ってくるようなすべもないので、これからは、当局の優秀な知恵を出し合っていただいて、構築していただきたいと思いますけれども、当局のお考えをお聞かせください。 ◎健康福祉部次長地域保健課長(辻本美恵君)  地域保健課、辻本より答弁させていただきます。 議員おっしゃるように、新宮市の65歳以上の高齢者は総人口の約40%であり、そのうち36%が独り暮らしの高齢者となっており、社会的孤立は身近な問題だと私も思っております。 高齢者の孤立を予防するには、地域での見守り、助け合いが必要であり、その一つとして、いつでも気軽に集まれる居場所、カフェだと思います。福祉委員等が開催しているサロンもありますが、まだまだ少ない状況であります。 今後は、生活支援コーディネーターをはじめ、社協や地域住民等と協力しながら、中心になっていただける方を求めて、利用できる補助金等を研究し、高齢者の居場所カフェをつくっていきたいと考えます。 ◆11番(竹内弥生君)  前向きな答弁ありがとうございます。 そうです、そのように知恵を出していっていただいて、今の突発的なイベントで、年に1回とか月に1回ではなく、常時開店していつでも行けるようなコミュニティーがあると、本当に高齢者にとって、私もそのうち高齢者です。ありがたいことだと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 項目3です。ここも、買い物難民の深刻化を懸念です。 タクシーチケット補助事業が実施されることによりまして少し状況が変わってきますが、しかしそれでもタクシーチケットはざばざば頂くわけにはいきません。それは公としてしっかり計算の下、これこれこれだけ出して、これだけで何とかしていただきたいということでタクシーチケット補助事業も実施されると思います。いつでもどこでも行けるフリーチケットではないので、それは財源がありません。私も承知しております。ということは、まだまだその底辺に隠されている買物に行けないという方がたくさんいらっしゃるんですよね。買物難民。 それで、車両移動販売というのを推進していっていただきたいと、この項目で提案したいと思います。これは、前回、中山議員がとくし丸号についてもっと増やしてくれないか、そしてまた違う業者を呼んでくることはできないかという中山議員の提案を聞いて、私もそのとおりだと思って、皆様にいろんなお声を集約して調査しましたら、こういう住民の皆様のお声が重なりましたので、項目に入れさせていただきました。 今回はリハーサルやっていないんで、どれがどれやらちょっと分からんのですけれども。 調査しましたところの市民のお声をここで述べさせてもらいます。食べる物を買うのに近くのコンビニに行く、生鮮食品を食べていない。コンビニにお刺身売っていませんので食べていない。近所に住む娘、知人に乗せていってもらう、しかし気を遣う。一緒ですね。宅配を利用するときもあるが見て買いたい。そりゃ、見て買いたいでしょう。80歳を過ぎているのに、買物に行くのにまだ車を運転して行っている。つらい。ネットスーパー等々あるけれども、ついていけない。お弁当の宅配も1か月すると飽きてしまう。知人に送迎を頼んでも本当に気を遣う。 移動のスーパーは玄関先まで来てくれて、軽トラックで出向いてくれて、会話しながら買物することができます。今日は足痛いんやけれどもと言いながらでも自分の好きなものを見る。この移動スーパー、今現在、新宮市はとくし丸ですが、冷凍食品、生鮮食品もある。楽しみにしていらっしゃる方がたくさんあります。そして、この大きな役割として、見守り隊としての役目を果たしてくれていると私は思うんです。 このような生活に密着した移動スーパーを、行政が参加し、先ほどの高齢者カフェと同じでございますが、官民一体となった仕組みづくりはこれからも必要になってくると思います。タクシーチケット割引事業で1か月に1回しか行けなかったのを2回行ける。あとの買物はちょっと我慢していたのを、歩いて足が痛いからよう行かないと言っていたのも、この移動車両が来て買物をすると、ある程度の一定の不安が消えてくると思うんです。四方八方組み合わせながら。それほど財源をかけることはいけませんので、これは仕組みづくりがまた重要になってくると思うんです。 官民というのは、民間に委託業者を頼んで、全国規模ではあります。私もちょっと調べさせてもらいましたが。しかし、今、とくし丸がどこからどこまでして増やすことができない、いろんなスーパーとの兼ね合い等もある。これはもう組合、そういったものがいろいろ生じてくると思いますので、そういったことを理解して、いろんな詳細を集めて、また構築していくことが必要になると思うんです。 この買物に行けない、病院に行けない、人としゃべることができない、集まることができない、ただ人数だけが膨れ上がっていくという、この人口減少、少子高齢化の波の中、公としてやれることは、もう本当に実施されるタクシーチケットを割引する事業、そしてそれでもまだ湯水のようにタクシーに乗っていけるわけではない、工夫していってもらわないといけない、それは当たり前です。自助の力も要ります。それでも、買物に行くのがもうそのタクシーチケット1回使ってもそれ以上は行けないという方には、この車両移動販売というのはかなり大きな力になってくると。高齢者社会の中で、移動車両販売というのは、結構ずしんと効いてくると思うんです。 ただ、これは本当に、事務方の優秀な当局の皆さんが、担当課も併せて民間のを調べていただいて、またその民間から委託をできる。ある程度の補助金はできる。今とくし丸に関しましても、今より、より一層さらに範囲を広げてもらう。そういった話を続けていっていただきたいし、この車両移動販売というものがどういったら現実になるか、そういうことを構築していただきたいと、私はこの項目で提案いたします。 当局、どう思いますか、私の提案に対しまして。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  商工観光課、津越より答弁させていただきます。 高齢化などを背景として、商店の減少により、日常の買物が困難な方が増加しているという状況は把握しております。 また、車両の移動販売の市からの公募とか、補助金等の構築という御提案でございますが、高齢者施策と総合的に検討しながら、ほかの自治体の例も参考にし、今後、研究してまいりたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 課長、ほかの自治体等を見ながら、例を当てにしていくという、前例を見て、しっかりこれなら問題ないなというのが、今までの行政の考え方、官僚の考え方というものだと私は思います。しかし、この激動の社会の中、前例があって、田岡市長はいつも言っていると思うんです、失敗をしてもいいのでやっていくんだよということを、田岡市長の基本政治スタイルがそういうことだと昔お聞きしたことがありますので、変わっていないと思います。前例も必要ですが、これは民間会社がどのようにして日本全国でチェーン店としてこの車両販売というのをやっているかということもお調べしていただいて、構築していただきたいと思いますけれども、どう思いますか。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  議員おっしゃるとおり、市独自の施策も考えながら、また検討してまいりたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 地方交付税というか、国庫支出金、国から来る補助金、県から来る補助金、それと私たちが市税やいろいろ払っている真水の市県民税とかいろんな地方税というのを全てひっくるめて、財源となって毎年出てくるわけでございます。そこで、国から県からの補助がない新宮市単体の事業を行うということはいかに難しいかということも、私やっと最近分かってきました。初めの頃はよく分からなかったですけれども。やっぱり財源が必要になってくるので。それを削減して、どこかから財源を引っ張ってくるのは難しいと思うんです。様々な場面で財源は必要になってくる。だけれども、その上で構築して、この事業をどういったものになるのか、調べていってほしいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 項目4に入ります。医師や医療従事者の人手不足と診療所の減少が深刻化している。これからの新宮市の医療の在り方について問う。 私なりに医療従事者につきましては調べましたところ、医師不足の大きな要因は、大学病院の医局制度の破壊、崩壊だということを、よくよく調べると必ずそこにたどり着くんです。 思い出すのは「白い巨塔」、テレビでやっていましたね。昔は大学教授があって、医局長があって、大学教授になるためには、それこそいろんなことの政治的権力と同じです。権力を取りに行くのに、あのドラマは今でもたまに見ますけれども、すごい、ああいう時代があったんだなと「白い巨塔」ですね。あれが崩れてしまった。あの時代は、それは権力を使うためにお金もまき、いろんな知恵で、水面下でみんなで足を引っ張り合い、教授になるためにはいろんな摩擦を起こしながら教授になっていったというドラマでありますけれども、あの時代はそういうことができたし、まだ元気があった、高度成長期時代で。日本がどんどん元気なときでしたよね。そうすると自然に、研修医はどこどこ行ってください、どこどこ行ってくださいという上からトップダウンの、教授たちまたは医局の御意向がしっかり研修医も届いていて、研修医はそこに行ったと思うんです。 今は、それが全く崩れているというのが、私みたいな医療のこと分からない素人が少し調べてみると、要因がそこにたどり着くんです。これはもう、私たち素人が何を言ってもどうにもならないような問題でありまして、政治力にかかってくると思います。 問題で、医師によって一番日本全国でひどいのは、やっぱり産婦人科だと。医療従事者の女性医師が増えてきても、女性であるがために出産や育児によって休んでしまう。そこで、またシフトがなくなって、次のお医者さんがいない。だから、都会はまだ物すごい報酬もいいし、いろんなせめぎ合い、勉強する環境も整っている、ドクターとか先生方になりますと、まだまだ勉強したいという方がたくさんいらっしゃると思います。なので、私たちの地方のこの中小の病院、医療センター、そういう全く地方の病院は医師不足に陥っているのは、もう当然のことのようになっているのが現実だと思います。 これは、しかしここで諦めるわけにはまいりませんので、市長の政治力、そして広域の市町の長の方たちと連携をして、どうしても僕たちはこれだけ欲しいということを連携して話し合って届けていくしかないと思うんです。 この医師の働き方改革が実行されるということは、そういうふうに医師が少なくなって現場が厳しくなる、当然ですよね、人がいないので。それで、患者は増えてくる。高齢化してくるので、高齢化するということは病気が増えるということで来院する、医師が少ない、シフトが覆いかぶさってくる。若いドクターたちは、そんなふうな苛酷なときから生まれ育っているわけではない。何とかしてでも人の命を助けようというような志を持っている人は少ないように思います。だから、自然と、このようなブラックですよね、働き方改革がない前は。夜中でも呼び出される、様々な勉強をしていなければいけない、命を預けるという重責な立場である。ということを考えますと、頭のいい偏差値の高い学生たちは医師を選ばないというような、医療破壊にもつながっていく、崩壊につながっていくようなことが予想されると、私はいろいろ調べまして読みました。 なので、それでも地方に住む、医療センターという立派な病院を抱えてここまできた、福田先輩なんかも本当に医療センターのことをいろいろ考えながら、医療センターがなかったら私たち困るんですよ。もう、それを継続させていくために、昨日も市長が力強い答弁をしてくれていました。 私もここで、さらにより一層、隣町、市町の首長、そして県、様々な方と市長の今までの経験を生かした政治力を生かして、医局が破壊して、医師がピストン式に繰り出して降りてくるわけではない、今の地方病院の医療センターの実在でございますが、市長たち首長が連携して陳情を続け、頑張っていってもらいたいと思うんですけれども、市長いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  竹内議員おっしゃるとおり、市民の安心・安全で、もう一番目が医療の充実だというふうに思っております。今後、医師、医療現場の働き方改革も導入されて、医師不足というのももうすぐぐらいに予想されておりますので、ここは近隣と連携を取って、この医療センターの体制をしっかりと、落とすことなくしっかりとやらなければなりませんので、北野院長とも連携取りながらしっかりと頑張ってまいります。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 思い出しましたよね、産婦人科が休止したときです。あれはもう、市民の方々がいっぱいこう署名をして持って来てくれて、新宮市議会一丸となって市長共々東京に行き、みんなで陳情をして、慈恵医大から産婦人科のドクターが来て、休止状態から今は常勤医がきちっといてくれるという産婦人科の状態を保っております。 あのときはコロナの真っ最中でもありましたし、我々市議会議員、本当に一丸となってこの産婦人科問題に取り組み、私も濱田議員も女性議員で一緒に東京へ連れていっていただきまして陳情をいたしましたことを思い出します。この活力、熱力はいつまでも私たちは続けていかなければならない。そうしないと、市民の皆様の先ほど市長がおっしゃいました安心・安全、市民の幸せにつながらないとつくづく思います。 医療センターの医療従事者の方々におかれましては、本当にあのときも市議会議員、市民の方、市長、医療センターの上層部の方、その下で働いている医療従事者の方、もう本当に御活躍をしていただき、走り回ってドクター確保に携わっていただきましたことに心からお礼申し上げます。 看護師の問題でございます。 これまた地方の現場では看護師の採用は厳しい状況であると。今回、この間お聞きしましたところ、なぎ看護学校から13名でしたか、ニュー看護師がしっかり入ってくれるということで、医療センターに。ありがたいことだと思います。 しかし、これちょっと調べてみますと、地方では看護師の成り手が少ない、採用することができない状況が続いていますが、全国的に見ますと、看護師の免許を取得する人は、2020年、2021年と6万人もの方が看護師国家試験に合格しているんです。だから、日本全国では、看護師を取ると御飯を食べるのに困らないといいますか、どこでも引く手あまたで行くところができるという、結構人気の職業なんです。 しかし、都会と地方では、まず給料が違います。わざわざ田舎に帰ってきて看護師をしてくれる方に、本当に感謝したいと思います。もう給料が違う。だからといって、それを倍に地方自治体としては上げるわけにはいかない。このはざまが大変苦しいところであります。 給料ばかりではない、環境もあります。看護師もハードな職業だと思います。人の命に携わる仕事でございます。そうすると、いざ、自分の出番が終わりしっかり休みになると、都会だといろんな楽しみありますよね。カフェに行き、夜はバーに行き、いろんな歌舞伎を見たり、ライブを見たりとか、そういう切り替えるすべが都会にはあるけれども、地方にはないんですよ。働きっ放し。特に、今回3年間、コロナ禍の間で医療従事者の方はうつしてはいけないということで、ほとんど外に出ていない状況がある。そこで、我慢ができない人は辞めていきますよね。命を削って、医療従事者というのは働いています。だから、都会と地方の差がもう歴然として露呈しています。コロナでしっかり露呈したと思います。 だから、看護師不足というのは、環境ももちろんあると思います。そういった私が先ほど申し上げました環境、それとまずお給料、ここも大きいと思います。今の若い女性たちが、安い給料で朝から晩まで、働き方改革によってシフト制もありますけれども、いかんせん人数が足りないんだからどこかで埋め合わせをする、残業するということになりますよね。残業のほうもしっかり時間決まっておりますけれども、民間におきましては。そういったいろんな事情を鑑みますと、なかなか難しい。全て難しい、混沌とした社会情勢になっていると思います。 今の若い看護師女性を雇用するために、採用するためには、まず福利厚生の充実、休日、休み、これが欲しい。お金より休みが欲しいという若い女性がたくさんいます。男性もそうだと思います。そういう待遇をよくすることを考え、給料を上げるというような2段、3段方式で、国民健康保険税はありますけれども、2階建て、3階建てで環境を整えていかないと、なかなか看護師になっても帰ってきてくれない。このまちに住んでいる子が、そのままなぎ看護学校に行って、医療センターに行くのは極めて少ない。その中から今年は13人も来られた、途中で病院に入所してくださっている方もいる、都会から帰ってきて。ありがたいことだと思います。 医療センターにおきましては、この厳しい看護師不足の状況を何とかくぐり抜けていかなければならないと思います。そのためには、財源も伴いますが、給与を上げたり、環境を整えたり、緻密な計画を立てて、しっかりと大胆なチャレンジをしていく。採用するためにです。そういう世の中なんです。 昔は怒ったら言うことを聞いた。怒ったり、褒めたり。今はそうではない、しっかりと明確なんです、若い子は。休みが欲しい、給料も多いほうがいい。給料と休みを比べると休みのほうが欲しい。様々なもう社会の価値観が違ってきています。なので、この大胆な改革というか、環境を整えることの取組を行っていくべきだと思いますけれども、どう思いますか、事務局長。 ◎医療センター事務長(福嶋律文君)  医療センター、福嶋より答弁させていただきます。 議員御指摘のとおり、特にここ3年間におきましては、苛酷なコロナ対応もありまして、看護師の離職が加速したというような結果もございます。適宜、職員の追加募集というのは行っておりますけれども、議員おっしゃるとおり、なかなか応募の数も伸びず、現在、看護部の体制といたしましては、非常に厳しい状況にございます。 こちらが理想とする人数を確保するまでには少し時間がかかりますので、その間におきましては、少しでも既存のスタッフの離職を防止するために、さらなる業務改善を行う必要があり、あわせて、専門家、特に現場の声というのもしっかり聞きながら対応していきたいと、そのように考えます。 ◆11番(竹内弥生君)  本当に、現場の声をしっかり聞いて、今ここにいらっしゃる古い歴代のもう何期も何期も重ねている先輩たちが、医療センターになる過程を見てきています。私はまだ2期目で5年目でございます。医療センターの最初から見ているわけではないので、先輩たちの知恵をいただきながら、そして何よりも現場のスタッフの話を聞き、若者の意見も参集して、改革を進めていっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、市内の診療所の話に移ります。 この診療所、まちのお医者さんです。今までも、まちの先生たちは、朝から晩まで、私の母も突然死で夜中に亡くなって、帰ったら亡くなっていたんですけれども、夜中に来てくれるのは町医者の先生しかいないんです。前もここでお話ししましたが、町医者の先生に来ていただいて、うちのお母さんはこんなこんな理由で死んだんだよという診断書がなかったら、警察の冷凍庫に入れられるんだと。そんな、警察の人に入れられたら困ると私が泣いても駄目だと。というので夜中に起きてきてくれた。診断書を書いてもらって、やっとうちの母親は死にましたということになる。そういう夜中に来てくれる先生もほとんどなくなってきていると思うんです。 今、そういうことをしてくださっている先生方には本当に感謝しかありません。みとりをするとか。そういった形の先生たちは、もう高齢者になってきている。しんどい体にむちを打って診療所の経営をやってくれていると私は思っています。若い先生方たちも、少しずつ跡取りの御子息、御息女たちが後を継いで、まちの診療所を継いでやってもらって、何とか今のところ行く場所はありますけれども、これ、これだけ町医者の先生方の高齢化の現実を見ていますと、何年か先、5年先にはなかなか診療所が少ない。そこの町医者に、風邪ひいたよ、頭痛いよというようなことで行っても2時間ぐらい待たされたり、医療センターで2時間、3時間待つという、そうなるとその風邪引いたよというぐらいのが医療センターに行ってしまう。そうなると救急の急患の手助けができないという、いろんなことがもう支離滅裂になってくる。 だから、まちの診療所は、一定の人口の範囲の中で、一定の診療所が要るということは明確ですよね。それが、この高齢化によりまして少なくなってきている。この事実は、もう本当に大変懸念するところでございます。 先生たちもなかなか昔のように、地域の医療を担うんだというような考えで、夜起こされても、少し紹介状を書くのが遅れて、何か重篤なものができたとか、いろんなことを様々な御意見を伺いながら、でも地域の医療に携わってきて診てくれていたわけです。そして、今ほどの高齢者の数ではありませんが、昔はもう少し高齢者が集まってサークルのような形が病院でもあったという。その病院の診療所がなくなっていくということは、これはもうそこだけに任せておけない。私たち、官民一体となって、これも構築していかなければならない問題だと強く思います。 これは、介護施設の経営者たちも、もう悲鳴上げています。介護施設者というのは、いつ亡くなるか分からない高齢者の方々をしっかり見てくれています。その中で、急なときにお医者さんが往診してくれないという、往診しませんというお医者さんが増えると大変なことになってきているんです。今、悲鳴を上げています。これも高齢化社会における物すごいデメリットを受けていると思います。 私たちが願うことは、今、診療所をしていらっしゃる御子息や御息女が帰ってきて継いでくれることを願うばかりですよね。願っても、私もつらいときにお母さんに、仏壇に、お母さん助けてよ、私こんなつらい目に遭いよるんよと、私、配偶者もいませんし独り者なので、何か言うときは仏壇に向かって言います。神頼みですよね。おかん頼み。お母さん死んでいますので、そうか、そうか、おまえかわいそうやねと言うてくれる人は誰もいないんですよね。そういう神頼みや仏頼みをして、先生たちの御子息、御息女が帰って来てくれますようにとお願いして黙っていても事は前に進まないと、私は最近つくづく思います。 厚生労働省は、かかりつけ医についての討議をして、かかりつけ医と今の医療センターのような病院、その様々な役割について、しっかり討議した内容を発表しました。 その厚生労働省いわく、風邪とかそういう軽い症状ではかかりつけ医に行く。そして、紹介状をもらって医療センターというような病院に行く。医療センターが持つ機能は、検査、化学療法、放射線治療と入院、この機能が携わっているから、まずかかりつけ医に行って、そこでちょっと紹介状を書いてもらって、そうすると選定療養費もかかりませんので、医療センターへ行く。そこで、いろいろな検査をしてもらって結果が出る。医療センターに入院することになる。症状が落ち着いてきて自宅へ帰ってもいいよとなったら、今度また町医者に帰る。こういう循環をしなさいというようなことが、厚生労働省のホームページの中でうたわれております。かかりつけ医の安定といいますか、そこに点数が増やしたりとか。 お上事じゃないんですよ。そんなん、みんな分かっていると思うんです、地方の人間。ここで、国やそのお上の施策について、私がどうやこうや言うたかて一緒ですけれども、結局、高齢者社会におきまして、医師の高齢化により、まちの診療所の先生たちの人口というか、人数が少なくなっている。医院が少なくなっている。地域包括ケアを最前列にして、いろんなことを考えて、机の上で考えてもどうにもなりません。それでも今、市議会は、特別委員会を立ち上げて、一生懸命これからどうなっていくかと協議しております。昨日、市長も言われていました。このまちのお医者さんが少なくなっていかないように、せめて、今現在のまま維持してできるような働きかけを、これまた市長の政治力で、医師連盟や組合、様々な方とお話しする市長の政治力が必要となってくると思うんです。 だから、事務方の皆様に関しましては、様々なたくさんの良い知恵を出して、いかに今の先生たちの御子息、御息女たちが帰ってこれる環境づくりにおいて、どんな環境を整え、まちのお医者さんに対してとも同じです。新宮市に帰ってくれるためのメリットを構築していただいて、それを市長に託して、市長が交渉に行くという、そういう道筋がしっかりしたことが、計画が必要になってくると思うんです。 それには、昨日や明日、1か月、2か月でということはありませんけれども、実際に絶対にまちのお医者さんがなくなっていく、みとりをしてくれるお医者さんがいなくなっていくというこの現実に関しまして、今私が申し上げましたところ、事務局の方が、官僚の方がしっかりと構築して市長に託す。市長は、それを持って医師の組合、そして今からその構築した資料がなくても、様々な付き合いを横に広めていただいて、市民生活部長も健康福祉部長も、もう軒並み部長たちも、お医者さんたちと御飯を食べたり、いろんな水面下での付き合いを増やしていただいて、御飯を食べやしたからいうて来てくれませんので、コミュニケーションを取って新宮市の話を訴えるということです。新宮市はこれこれからどうなっていくのかいうふうなことを、皆さんで伝えて、市長を中心にして、今の医院の先生方にお願いをしたりしていっていただきたいなと思います。市長、お考えをお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  医療センターの充実とともに、この市内の開業医、おっしゃるとおり、先生も高齢化しておりますので、そこも本当に重要だと思っております。あわせて、しっかりと対応してまいりたいと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 これは、やっぱり長きにわたり市長が市長であるがゆえに、様々な人間関係が構築されている上なので、最初から入っていく人間関係ではないので、これはありがたいことだなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 項目5に入ります。 ○副議長(大石元則君)  竹内議員、まだ続けられますか。 ◆11番(竹内弥生君)  休憩ですか。分かりました、大丈夫です。 ○副議長(大石元則君)  休憩入ります。 それでは、会議中でございますが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後3時10分--------------------------------------- △再開 午後3時21分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) 早速、項目5に入らせていただきます。体育館の貸館料、グラウンドの無償化。 これ、条例の改正をするものでございます。訴え続けまして4年半、先般の議会におきまして、教育長から予定の声をしっかりいただいております。このスポーツする団体は、今か今かと待ちわびています。担当課、課長ね、長いこと付き合っていたから少しどうですか、予定をお話ししてもらえますか。教育長に話してもらおうかなと思ったんやけど課長がずっと付き合ってきたあるし。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  実施する時期におきましては、新年度の予算編成の中に位置づけ、新年度からの実施を目指し取り組んでいるところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  課長、ごめんなさい、何月ですか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  新年度になりますので、4月からという形で取り組んでおります。 ◆11番(竹内弥生君)  実施ですね。課長、うれしいでしょう。課長もうれしくないですか。やっと、私からワイワイ何年もにわたって言われることが終わるという。 これはスポーツをする子供たちにとって、親にとって、本当にありがたいことなんですよ。心からお礼申し上げます。 項目6に入ります。ファミサポのベビーシッター。 この事業、これ、ベビーシッターといいますか、ファミリー・サポート事業、これは、女性が働きながら子育てをするという非常に重要な事業でございます。これは実動していますかね。ゼロ歳児から子供を預けることができる、この事業を早くから行っている新宮市、本市に対しましてはありがたい制度だと、私は思っております。 しかし、なかなか現状は利用できないという声がたくさん届いておりますので、再度お尋ねします。現在のサポーターの数、登録数を教えてください。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 現在、45名の方にサポート会員の登録をいただいております。 ◆11番(竹内弥生君)  実質稼働数は、何名ですか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  登録45名の方のうち、令和5年度で一度でも稼働されたサポート会員さんは9名でございました。 現在、年に一度、サポート会員の状況や活動の可否について確認をさせていただいておりまして、活動が可能と返答いただいた方を中心にサポートの依頼をさせていただいているところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  1年間で9人、45名のうち9人。これは教育民生委員会でもお尋ねしたので、再度になりますよね。あれよあれよという間に人数が減っていたんですね。実地というか、実動部隊が。お願いしてもなかなか需要と供給が合っていないんですね。人口減少もあると思いますけれども、人手不足の波ですね。 担当課は、この実動数につきまして、広報ないし、どういった活動をなされていますか。担当課におかれましては、ごめんね、課長、もう一回言います。何で登録45名もしているのに9名しか動かないか。まず、その45名の方は本当にサポートしてくれるのかどうか、ちょっとお聞きしたいです。何でと言われても、実質9名しか動いていないので、そのプラスアルファの活動はどんなことか、教えてください。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  今年2月でございますが、民生委員協議会の定例会の場をお借りいたしまして、ファミリー・サポートに関する出前講座を実施いたしました。9月には、市内の大型店舗でチラシの配布と出張相談窓口を設置いたしました。 また、孫育て講座を実施いたしまして、地域の子育て支援にも関心を持っていただくためのアプローチを行ってございます。この講座を受講いただいた方の中から3名の方にサポート会員になるための子育て講座を受講していただきまして、この講座により、1名の方にサポート会員に登録をしていただきました。さらに、今月12月には2名が新たに登録していただける見込みとなってございます。 ◆11番(竹内弥生君)  やれることやっているんですね、課長。今現在、新しく登録している方は、実動部隊となるような可能性が高いですよね、その講座によって入ってくれるんですので。ただ、今までの登録している数の方におきましては、また今後もなかなか動かないと見込んでいますか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  登録をいただいている方のうち、実動いただけていない方につきましては、お仕事でありましたり御家族の介護といった状況がございまして、そういった状況が変わらなければ、あまり数の変動はないものと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  やっぱりあれですね、介護等々、そういった私たちより10歳ぐらい下の年代の方々は、親の介護に入ってきているので、登録している方もそういった年齢の方が多く含まれて、なかなか実動できないという状況になってきていますよね。ここにも人口減少、高齢化、もう全ての波が一遍に押し寄せているって感じですよね、人手不足。 でも、担当課におきましてはやれることを、今お聞きしたとおり、広報活動ないしやっているということですもんね。じゃ、課長お聞きしますよ。今の時給、幾らですか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  こちらにつきましては、全国的に600円から800円の間での設定となっておりまして、新宮市では、開設当初から1時間当たり700円、早朝深夜は800円としてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  課長、一番最初に新設したときとはいつでしたっけ。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  平成28年4月でございます。 ◆11番(竹内弥生君)  何年前でしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  7年前です。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。これ、通告書とかにない質問ですもんね、すみません。 7年前といいますと、エコ広場も何十年、10年単位で変わっていないものが、ちょっと起き出して、今後いろいろ変えていかないといけないものがたくさんあると思います。 このサポーターというのは、半ボランティアということですよね、全国的に。これが、国から補助がおりてくるという形になっているんですか。新宮市単体の事業で、新宮市の地方交付税も使って、この取組の中でだけ、こういったベビーシッターに関する国からの交付金とか国庫支出金、補助金みたいなのもあるんですか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  国からの補助金がございます。 ◆11番(竹内弥生君)  それは、7年前に新設したときからあるんですか。これ。皆さん、通告していないので、課長、一生懸命ありがたいです。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  開設当初からございます。 ◆11番(竹内弥生君)  今も変わりない金額であると。全国的に600円から800円とさっきおっしゃいましたね。この金額の上限というのは決まっているんですか、その補助金で下りてくる。和歌山の最低賃金は、今、929円です。民間の最低賃金が929円になっています。そこから考えると物すごい低い。それでゼロ歳児の預かりをする。なかなか重労働ですよね、精神的にも責任ありますんで、子供を見るということは。それを、今までのような考え方で600円から800円、新宮市は700円、深夜で800円。深夜に赤ちゃんを800円で見てくれるような、そんな稀有な人なかなかいません。 仕組みづくりをちょっと変えていかなければならないと思うんですが、財源ですよね。その国からの大体これぐらいですよというのは分かりますか。分からなかったら、また別に今度でも大丈夫なので。大体が国の法律によって、こういう施策においてはこれだけを補助するという形なんでしょうか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  対象経費の3分の1が国、3分の1が県という補助でございます。 ◆11番(竹内弥生君)  3分の1、3分の1、残りの3分の1が我々の真水、地方自治体が払っている。さあ、これ、3分の1、700円やったら、3分の1、3分の1取ると、新宮市が払っているお金は、あと最低賃金まで、この我々の本市が一般会計の中からちょっと継ぎ足してサポートの数を増やすということできないでしょうか。それはなかなか今この場で「はい、そうです」というわけにはいかないし、分かっていますけれども、可能な金額だと思うんです。9人しか動いていないということは、実動部隊が、そこにおける発生する時給もそれだけしか発生しないわけでしょう。9人の方の、令和5年度の。ごめんね、課長、深掘っていきよるけれども。9人の国から下りてくる補助というのは上限が決まっているんですか。それではなくて、1人につき何時間につき800円のうち幾らとか、いやいや年間これだけですよとかいう上限は決まっていたんですか、これは。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  お一人お一人の活動に関する上限というのは、特にございません。 ◆11番(竹内弥生君)  ということは、これは、年間通じて物すごい予算がかかっている事業ではないですよね。3分の2も補助が下りてくるんですから、国から県から。うちの一般会計から3分の1出している。それが数百円である。700円、深夜800円。深夜なんて多分実動している人いないと思うんですけれども、深夜にゼロ歳児を預かってくれという人もいないですし、なかなか。預かってやるという女性の方も少ないというか、ほとんどないと思います。なので、これは机上の空論ですよね。深夜に預ける800円。 だから、700円を基にして考えると、3分の1、3分の2が国や県でお金が下りてきて、あとは我々の地方自治体が払っていますので、これにプラスアルファをして、和歌山の最低賃金の929円、せめて900円まで持っていくということになりますと、700円で3時間だけ今日は子供の預かりできるわというサポーターの立場になって考えます。700円で3時間を見ますと2,100円。例えば、これが1,000円だったらという人がたくさんいました。3時間当たり3,000円。そうなると、ちょっと本当に子供好きで時間があるから、ちょっと隙間時間を見て働こうという。その登録している方も変わってくると思うんです。 お金を上げよう上げようというても、物すごい財源を使って大きな事業を動かしていくわけではなく、その補助がまだまだ、これは継続して続くんですよね、国からも県からも。この有償ボランティアというようなきれいごとはやめて。きれいごとじゃないですか、有償ボランティアって。私は思うんですよ、ボランティア、ボランティアと言いますけれども、ボランティアをするほど我々は生活の中でお金があり余っているわけでもないし、労働とお金のこのバランスが悪いので、ボランティアをする人は本当に自分の自己顕示欲、または人のために尽くす、まれにそういうことが少なくなっている社会情勢だと思います。これは私の意見なんですが、個人的な。 だから、ボランティアとつくものでも、この有償ボランティア、有償だけつけるとお金が発生しますよね。なので、この一番の要因は、45名の登録者におきまして9名しか稼働していないということは、時給が安いからなんですというお声もたくさんいただいています。今、先ほどから課長にお聞きしましたところ、3分の2はしっかり補助が出ているので、新宮市のお金を少し増やして、有償ボランティアを増やしていただきたいと思います。 これは、教育部長、どう思いますか。お金を増やすんで、教育部長だけやないんですけれども、ちょっとお答えください。何か、課長にばっかり言うてちょっと気の毒なので、すみません。 ◎教育部長(尾崎正幸君)  所管の事業ではないので詳しくないんですけれども、やはり今言われましたように、いろいろな場面で最低賃金というものが勘案されております。そういう中で一考する価値はあるのかなと思います。ただ、財源的なものもございます。市の予算ということの中でどうすべきかということは慎重に検討しないといけないと思います。そういう中で、このファミサポのボランティアで従事していただける方が増える、あるいは気持ちよく業務に従事していただけるということであれば、それらも含めて考えていくべきなのかなとは思います。 ◆11番(竹内弥生君)  急に振ってすみません。 今の私が、度々、課長にこうやり取りしている案件につきましては、お金が、財源がかかってくる問題の、たとえ100円にしろ1円にしろ、しっかり話合いをして財政課にお願いをして事業として立ち上げていく。お金を上げるということは、なかなか手順があるというのは理解していますので。でも、そこの部分も深掘ってやり取りで聞いていますと、なかなか年間に通じて、さほどと言うとおかしいですけれども、今の財政調整基金からでも取り崩して、少しでも時給を上げて、子供を育てる、働ける環境をつくるということが必要になってくると思いますので、どうぞ協議のほうよろしくお願いいたします。課長、ありがとう。 このゼロ歳児からの保育料無償について、括弧で閉じていると思うんですけれども、これは令和元年の10月から、保育において幼稚園、保育園、認定こども園につきまして、3歳児から5歳児のクラスの子供たちは無償化となっていますよね。保育の認定性、必要性を受けてからでございますが。この間、教育民生委員会でも御意見いたしましたけれども、財源がたくさんかかってくるゼロ歳から2歳までを無償化にするということは、なかなか私たち単体の、この地方自治体の一般会計では出せない。当然だし、教育民生委員会におきまして私も承知いたしましたので、ここで取り上げさせていただきましたのは確認でございます。 今、岸田政権は荒れています。ぐちゃぐちゃになっているので、子育て支援に3兆円を出す、または3.6兆円出す。その中から、医療費の中から少しずつ老若男女1人500円ずつ徴収するとかいう報道もたくさん出ています。どれが本当かどうか、まだ全く分かりませんけれども、このゼロ歳から2歳まで、3歳まで、飛ばして無償化にしていくのは、大阪維新の会とかはもういろいろどんどんほかの自治体でやっていると思うんですけれども、私は正直、教育民生委員会で言ったとおり、一般会計の普通の私たちのお金だけでは、新宮市のお金ではできない、承知しています。当局におきましては、国の動向を見て、このゼロ歳から無償化を考えていきたいというお答えでしたけれども、それは変わっていませんか。訴えています、ゼロ歳から。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  特に変わってございません。 ◆11番(竹内弥生君)  国は、この社会保障を中心とした医療費、公的年金、様々なものを少し分からないように、森林環境税、あれは1人100円、今度は医療費の中から1人500円、全国民とかいう報道でちょっと記憶していますけれども、少しずつ税を取って、子育てに回していくというような施策を考えているみたいなんですけれども、これもはっきりしないので、動向が分かってきたら、どうぞ検討のほどよろしくお願いいたします。 前回も申し上げましたが、今、私たちの可処分所得、国に納める税、国民年金、社会保険料、全て戦後最大50%近く納めているんです。手取り給料は半分取られる、税金に。そういう仕組みになってしまっているんですよね。なので、苦しくなっているのは間違いないんです。ただ、日本人の我慢強い優しい性格は、デモを起こすわけでもないのに、給料は安いのに物価が上がっている。買物に行ったら倍の値段になっているぐらい上がっているような気がするんですけれども、これは国の施策でいろいろ考えてもらっていますが、今、政治は混沌としているので、やれるべきことをやっていくしか、地方自治体はないと思いますので、いろいろ述べさせていただいております。 項目6に入ります。女性の家事と仕事について。 時間なくなってきましたので。括弧つきであると思います。これ男女共同参画のコラムから、2016年働く女性の活躍を後押しする法律、女性活躍推進法、10年間の時限立法として施行された。現時点で6年、7年たっているわけなんです。これは、日本が、もうG7のフランスやEUや7つのG7の中から最下位。韓国とかそういったところからも負けて、女性が働く環境を整えていないという試算が出ています。 女性が働く環境づくりを整えるんだと国は高らかにうたっていますけれども、なかなか地方ではそんな環境が整うわけがない。ジェンダーギャップ、これを2021年で日本の総合スコアは0.656、世界156か国の中120位、もう下のほうなんですよ。ジェンダーギャップを上げよう、女性が活躍する社会をつくろうなんていうことは、国は高らかにうたっていますけれども、全然進まない。当たり前です。我々地方自治体、地方に暮らす者は、大企業のように子育て休暇、イクメン、男性の育休、そして女性の管理職休暇、そういうことを整える環境にはありません。事業主も大変で一生懸命経営をしています。だから、国の施策はあくまでも大企業目線、都会目線でやっている。これでは、なかなか地方で女性が働く環境が整わないので、少しずつ環境を整えていっていただきたいと思い、いろんなことをお話ししております。 1人目の子供を産むと大体辞めますよね。帰ってもなかなか居場所がないこともありますし、時間帯もある。ましてや、夏休み、春休みに見てくれるところがなかなかない。ということで、子育てをする母親、女性はやっぱり必死なんですよね。今、子育てをして働いている女性の方の話を聞くと、もうみんな必死で、1週間の洗濯物を一つの部屋に置いて1週間たってから畳むとか、お父さんは飲みに行って腹立つけれどもしょうないわというような、もう必死に働いている、環境は整っていない。 これは国の施策から下りてきて、国庫支出金、地方交付税となって、我々地方自治体にもらって、そこから私たちの新宮市の一般会計からも出して、子育てについて環境を整えていくというような道筋しかないんですよね、その財源のことについても。そこもよく分かっていますので、これから、教育、子育ての担当課におきましては、国から下りてくる補助金等に本当に注視して、さらに一層いただきまして、環境がよくなるような制度、仕組みづくりを行っていただきたいと思います。ありがとうございます。 女性が働くのは、子育て、子供を出産、そして一定の年齢になってきて働こうかと思うときには、親の介護、看護、こういった事情が全部絡み合ってきてなかなか働けない。育児休暇におきましても育児休暇手当、介護休暇におきましても介護休業手当というものを、国はしっかり厚労省のホームページの中でうたっていますし、でもそれを何か実施するという企業は難しい、この田舎で。全く違うんですよ、このお金の価値が、都会と地方では。それをしっかり地方のことを考えていっていただきたいというのを思います。 また、市長は、全国市長会、地方の首長たちとも懇意にしていらっしゃると思いますので、いろいろ課題として取り上げていただきたいと思います。 項目7に入ります。 この新翔高校前からの手前、それからコメリまでの道なんですけれども、これはもう前に要望していただいて、三佐木地区の湊川議員と大石議員は、今、交通見守りしていただいたりと、我々市議会議員としてやれることはしっかりやっている。陳情もしています。だけれども、やっぱり交通量も多くて、何かしら方策を考えていかなければならない。 でも、担当課の前回のお答えを、私、覚えています。用地買収をして、様々な形で大きな事業となっていくので、そういうことを動かしていけることは考えていきたい、前向きな答弁をいただきました。 今年度におきましては、溝蓋をしっかりつけていくということもお聞きしましたね、9月定例会で。その溝蓋の環境はどんなふうになっていますか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤より答弁させていただきます。 水路の蓋かけにつきましては、工事着手に向けて準備を進めており、1月末の完成予定となっております。 ◆11番(竹内弥生君)  もうちょっとですね。早速、取り組んでくれたんですね。ありがとうございます。 あそこ急激ですもんね。これはもう、大石議員が朝立って、しっかり、湊川議員も、みんな三佐木地区の、私もそうなんですけれども、いろんな陳情を受けます。 その中で、ちょっと担当課としてもいろいろ組み合わせて取組していっていただきたいのは、信号機の時差信号がつかないかということなんです。渋滞になると。それで、用地買収をして道路の幅を広げて歩道を造るということは大がかりな工事ですけれども、信号機を変えることも大がかりですが、これは新宮市の事業ではないですよね。それ、どういった道筋をつけたら。信号機を時差に変えるだけで全く違うと思うんです。慣れてくる、時差になると待つのが。今は難しいので、混んで混んで納得しないんですよね、住民たちが。 これも、社会情勢の変化です。大型店舗ができて、あの辺一帯がにぎやかになったということで、全くあの道路に関しましてはあんな渋滞が起きるようなことになるということは、誰も想像しなかったと思うんです、10年前には。 こういう信号機を変えたいというときは、どういうふうに陳情したらいいんですか。担当課、教えてください、課長。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  信号機につきましては、和歌山県公安委員会が設置管理を行っておりますので、時差式信号の設置については、和歌山県公安委員会の判断となります。 都市建設課としましては、一般的に十字路への時差式信号の設置は難しく、当該交差点においては、右折矢印信号のほうが適当ではないかと考えております。しかしながら、右折矢印信号の設置には、右折帯の設置が必須となり、交差点拡幅のための用地取得や工事が必要と思われますので、早期対応は難しいと考えておりますが、要望いただいている歩道整備に併せて、交差点改良について調査研究させていただきます。 ◆11番(竹内弥生君)  うれしいです。前向きですね。そんな簡単にいかないのは本当に承知しております。住民のお声をしっかり受け止めていただいて、今後も本当にそのほうに向かって進んでいってください。よろしくお願いいたします。 項目8、三佐木蜂伏地区の常設エコ広場の設置はいつからやりますか。 これは市長の公約でしたね。私も要望して提案しましたけれども、市長がエコ広場常設というのは前から言っていたことなので、いつからか聞かれるんですよ。教えてください。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  生活環境課、廣井より答弁させていただきます。 現在、開設予定場所につきましては、消防で工事を進めておりまして、工期が2月末までとなっております。工事が完成次第開設する予定で準備を行っており、3月には開設したいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  実現していきますね。市長、いろいろと、こつこつとしたことが、実現していく。それによって10人いれば、もういろんな様々な意見があります。時間をもうちょっと延ばしてほしい、いろんなことがありますけれども、一つ一つ、当局は、住民の皆様の希望に沿って進んでいってくれていると私は認識しておりますので、ありがとうございます。私もこれ提案いたしたので、本当によかったです。ありがとうございます。 項目9に入ります。人から人への誹謗中傷がまかり通る社会情勢において、人間の尊厳を守るために、改めて人権啓発運動の重要さを問う。 誹謗中傷とは、悪口や根拠のないうそ等を言って、他人を傷つけたりする行為です。最近、私がとても心配してこの項に取り上げさせていただきましたのは、インターネット上での誹謗中傷が物すごく多くて、全国的に亡くなる若者がたくさんいる。炎上するわけですよね。全く会ったことのない人で、この10年の流れるインターネットが、もうこの3、4年で全く強く普及しているといいますか、何がどこで何を言ってもよい時代になってしまって、ぐちゃぐちゃなんですね。人間の尊厳というものが損なわれていく。 これは、今でこそやっと、インターネットにおきましても、先ほど言いました根拠のないうわさ、うそ、悪口等は、名誉毀損罪とか侮辱罪等の刑事責任として問われる。こういうことが、ガーシーで皆さんよく分かると思いますけれども、国会議員のガーシーさん、辞められましたけれども。あの方が暴露みたいなことしまして、あれは名誉毀損でしっかりと刑罰を受けましたね。こういうことが、世の中に出てやっとですよ、あれの名誉毀損。新宮では和ネットで。ひろゆきという、今、動画配信でもう200万人ですか、登録チャンネル数を超えているひろゆきさんなんていうのは、フランスのほうで4chan、日本で2ちゃんねるをして、もうけにもうけて、フランスへ行って、今度はフランス圏内の4chanで億万長者になっているという。 ああいうふうな民主主義だから何を言ってもいいというようなではなく、それも必要だと思いますよ。だけれども、誹謗中傷に当たると。私は、例えば、水道事業所長に対して、私が思っていることを言っても、私は誹謗中傷ではないと思っていても、所長から誹謗中傷に当たる、この辺が難しいんです。そういったことをセットして、人権政策課におきますと、インターネット上ということは、サイトとかもこれから今後ますます増えてくるこの誹謗中傷問題、ネットで炎上して、それで自殺とか、もういじめ、リアルではないいじめなんですよね。ハイブリッドになっているんですよ。動画配信と一緒でハイブリッドですよね。 だから、このサイトを立ち上げることに予算がかかると思うんで、私はこの人権政策課によって予算をもうちょっと増やしていただいて、しっかりインターネット上の誹謗中傷とかを削除したり、いろんなケースを行っていくために予算の確保をしてはいかがですかということを、今回通させていただいております。担当課、御答弁よろしくお願いいたします。 ◎人権政策課長(下基君)  人権政策課、下より答弁させていただきます。 議員おっしゃるとおり、SNSなどインターネット上での誹謗中傷が深刻な社会問題になっている現状がございます。 人権政策課としましては、講演会や広報を通じて、関係機関からの情報の提供を含めて、啓発を行っているところでございます。今後も引き続き啓発に努めてまいりたいと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  人権政策課におきましては、本当に日頃から御尽力なされて、様々な人権、人間に関わる尊厳というものを、いろんな啓発運動をして御尽力されていると私も認識おります。感謝をしております。これからもより一層の、このSNS上に関しましても、啓発運動を行っていっていただきたいと思います。 市長、この件に関しまして、いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  本当に、自分の言動とかその発信で人を傷つけるということは、あってはならないことだというふうに強く感じております。新宮市、人権尊重のまちということを標榜して、市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちづくり、目指しております。 そういう中で、人権に対してもしっかりと取り組まなければなりません。なかなか、全市民への啓発活動がしっかりできているのかといえば、まだ足りないところもあるのかなというふうに感じておりまして、今、年4回「明るいまちづくりをめざして」、テーマが「やさしい心と思いやり」という、毎回いろんな話題を載せた冊子を配っているところでありますが、いろいろ形を変えてやっていきたいと思っております。 ただ、うれしいことに、よそから来た方は、新宮市民の方は非常に人情があって優しくて親切だと言ってくださることが多いので、そういう人がどんどん増えていければなと思います。 近々、この17日の日曜日なんですけれども、映画で「福田村事件」という、ちょうど100年前に関東大震災が発生した日の5日後に、千葉県の福田村というところで、誹謗中傷、流言飛語によって、その行商人が8名か9名殺害されるという事件があって、それの実話を基にした映画を丹鶴ホールで、人権啓発の一環として上映させていただきますので、それも多くの市民の方に見ていただければというふうに思っております。この人権尊重のまち、しっかりとこれからもやっていきたいと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  力強い答弁ありがとうございました。本当に行き着くところはそこですもんね。人とは何か、人権とは何か、そして健康ですね。様々な補助をいただきながら生活の環境を整えれば、私たちの声を届けて、それを当局がしっかり執行権を持って、提案、取組をつくっていただく。私たちは、皆様の声を届けて、その人権を守る。健康でいられるだけ、健康寿命を延ばす、そういった人間の最終最後の尊厳に関わるところなので、市長のありがたい答弁に私も賛同いたしますし、これからもどうぞよろしくお願いしたいと思います。 最後に、連日のテレビ報道の中で、先ほどの白い巨塔ではございませんが、ちょっと時間ありますので、金と政治の問題。税金滞納の問題。昔だったら、別に普通だったようなことが今取り沙汰されている。これは、権力のわななのか、何なのか、不思議な現象だなと。何もいわれのない方も巻き込んでいく、権力とは恐ろしいものだなと見ています。 驚きましたのは、田中角栄は、私は中学生のときから大好きで、ファイルにするまで大好きだったんですけれども、田中角栄の本も全部持っていますし。田中真紀子さん、この間、動画に登場して79歳やのに元気、私の大御所先輩、元気で本当ありがたいです。一番先輩、田中真紀子さん79歳やのに、何か答弁に対して、国会議員さんが、政府の立場としてどうのこうのできるもんではないという答弁をしたら、そういう立場やないんやったら国会議員辞めろとかという動画を見まして、79歳になって、やっぱり田中角栄の没後30年ですか、田中角栄が亡くなって、そのための勉強会も立ち上げて、今ここぞとばかりにマスコミに出てきて、田中角栄がロッキード事件で逮捕されたことに関しまして、2審までいって死んでしまったけれども、あれは無罪だったんやと、おまけに言っていました。すごいなと。79歳、80歳になってもうちの一番先輩のような元気……     (「おまえと一緒」と呼ぶ者あり) ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。すみません。そのような様々な状況だけで、元気な高齢者の方にいろいろ知見を学びながら、私たち市議会議員も何期も重ねた先輩たちにいろいろ教えを請いながら、当局の皆さんにしっかりと住民の声を届けていくということが、私たち市議会議員の役割だと思いますので、どうぞこれからも当局の皆さん、私の突拍子もない質問にお付き合いしていただいて、住民の皆様のお声を実現、協議いたしていただきたいと思います。 今日はどうもありがとうございました。一般質問を終わります。 ○議長(三栗章史君)  以上で一般質問を終了いたします。--------------------------------------- △休会について ○議長(三栗章史君)  本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、明日12月14日から20日までの7日間休会といたしたいと思いますがこれに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、明日12月14日から20日までの7日間休会とすることに決定いたしました。 以上により、次回の本会議は21日木曜日10時から会議を開きます。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(三栗章史君)  本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これにて散会いたします。 △散会 午後3時59分...