新宮市議会 > 2023-09-14 >
09月14日-04号

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  1. 新宮市議会 2023-09-14
    09月14日-04号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 5年  9月 定例会          令和5年9月新宮市議会定例会会議録             第4日(令和5年9月14日)---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員15名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  湊川大介君                             4番  大石元則君                             5番  月輪匡克君                             6番  福田 讓君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  百村匡洋君                            10番  吉良康利君                            11番  竹内弥生君                            12番  中山忠吏君                            13番  榎本友子君                            14番  榎本鉄也君                            15番  三栗章史君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 令和5年9月14日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(9)から 日程2 議案第46号 令和5年度新宮市一般会計補正予算(第4号)     (総務建設・教育民生各委員会委員長報告) 日程3 議案第47号 令和5年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号) 日程4 議案第49号 令和5年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第1号)     (以上2件 教育民生委員会委員長報告) 日程5 議案第48号 令和5年度新宮市駐車場事業特別会計補正予算(第1号) 日程6 議案第50号 令和5年度新宮市簡易水道事業会計補正予算(第1号)     (以上2件 総務建設委員会委員長報告)---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(9)から 日程6 議案第50号 令和5年度新宮市簡易水道事業会計補正予算(第1号)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               福本良英君               参事(港湾担当)         小渕 学君               企画調整課長           勢古口千賀子君               総務部               部長               南  守君               次長兼財政課長          小林広樹君               参事(防災及び危機管理担当)兼防災対策課長                                竹田和之君               総務課長             赤木博伯君               市民生活部               部長               西山和視君               生活環境課長           廣井和樹君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        中上清之君               次長兼地域保健課長        辻本美恵君               参事(地域医療・新型コロナワクチン担当)                                小内洋二君               健康長寿課長           西 洋一君               健康長寿課主幹          萩原桂二君               子育て推進課長          梶田卓哉君               建設農林部               部長               木村雅洋君               都市建設課長           工藤英二君               熊野川行政局               局長兼住民生活課長        下路 拓君               医療センター               事務長              福嶋律文君               庶務課長             岡本真治君               水道事業所               所長               望月敬之君               消防本部               消防長              垣内一男君               庶務課長             中家茂樹君               消防署長             堀切 学君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸君               次長兼教育政策課長        馬込克彦君               生涯学習課長           野本 渉君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長               岡崎友哉               次長補佐             杉岡 睦               庶務係長             中尾 愛               議事調査係長           大居佑介             第4日(令和5年9月14日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(三栗章史君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は15名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(三栗章史君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表の番号9から順次発言を許可いたします。--------------------------------------- △榎本鉄也君 ○議長(三栗章史君)  14番、榎本鉄也議員。 ◆14番(榎本鉄也君) (質問席) おはようございます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 早速、質問に入ります。 市長にお伺いをいたしますが、今、医療センターと那智勝浦町立温泉病院との合併とか統合というような話が、首長レベル、もしくは県の勧告とか指導とかというふうな形であるんでしょうか。ちょっとお聞かせいただけますか。 ◎市長(田岡実千年君)  合併とかいうことではなくて、連携が必要だということで、那智勝浦町長とか、あと県の方々とも少しお話はしているところでございます。 ◆14番(榎本鉄也君)  せんだって、同僚議員のお話で、那智勝浦町の議員の方から、町立温泉病院と医療センターの連携をやっていこうというような話があったみたいなんですね。そういう連携の話が大分醸成されてきているのかなというふうに思ったんですが、6月議会で市長が同僚議員の質問の答弁に、広域連携で医師不足、医師の働き方改革の問題を解決していくという旨の答弁がありましたけれども、市長が言われるその広域連携というのは、市長が思われている具体的なイメージといいますか、そういうのがありましたらちょっとお聞かせいただけますか。 ◎市長(田岡実千年君)  議員おっしゃるように6月に答弁させていただいたように、やはり今後、医療の面においても広域地域連携が必ず必要、やらなければならない状況になると思うんです。特に、医師不足の解消にはですね。 ただ、まだなかなか具体的なところまで行っている状況ではなくて、特にやはり要は、医療の現場の院長先生でありますとか、あと医師の派遣元の和医大でありますとか、そういうところともまだお話しできる状況ではございません。これからだというふうに思っております。 ◆14番(榎本鉄也君)  これからまた本題に入らせていただきますが、今、医療制度改革は、コロナのパンデミックという世界的な大混乱からようやく抜け出した状態ですが、これまでに山積している諸問題、先ほども市長からもありました医師の偏在、そして医療崩壊、医師の働き方改革、そして国民医療費の増大、またそれに関わる社会保障制度の改革等々、本当に様々な問題を抱えておりまして、これから日本の医療をどのように方向づけしていくのか、今まさに大きな変革期を迎えていると私は思っております。 我が新宮市としても、医療センターという地域の中核病院を抱える自治体として、地域医療制度改革にしっかり取り組んで、本当に持続可能な地域医療体制を構築していかなくてはいけないと、このことは本当に喫緊の重要な課題であると思います。 そこで、今の医療制度の国においての大きな改革の流れを見てみますと、平成25年に持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律が施行され、その翌年、この法律に基づく措置として、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための法律、いわゆる医療介護総合確保推進法が公布されまして、この一連の法律施行に伴い改正されました医療法において、地域医療構想、この策定ということが都道府県に義務づけされました。 この地域医療構想、私は、これこそが一般質問の題名になっておりますけれども、この地域医療構想、これこそが今、私たちの地域医療改革の一番重要な柱でありまして、これに沿って我が新宮医療圏の医療制度の改革が具体的に行われなければならないと、このように思っております。 この地域医療構想についてですけれども、我が医療センターは、どのような認識を持たれておりますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター、岡本が答弁させていただきます。 地域医療構想は、団塊の世代が75歳以上になる2025年、令和7年に医療需要、介護需要がピークを迎え、その後2040年には約7割まで減少するということを見据え、将来の目指すべき医療機能別提供体制を明示したもので、平成28年5月に和歌山県により策定されております。 この中で、今後の人口推移や人口構造に基づく将来の医療需要を踏まえ、患者の病状に合った質の高い医療提供体制を構築するために、医療圏ごとに病床機能ごとの必要病床数を示されました。 医療センターにおいては、この地域医療構想に示された方向性に沿う形で、新宮市立医療センター改革プランを平成28年度策定し、地域包括ケア病棟高度急性期病床の設置などを行ってきております。また、この地域医療構想に対しては、医療圏ごとに課題について話し合う調整会議が設置されており、新宮医療圏においては新宮保健所が主催し、当院の院長は、会議の委員となっております。医療センターとしては、この地域医療構想、また改革プランに沿った形で施策を進めているところです。 ◆14番(榎本鉄也君)  今、るる説明いただきましたけれども、和歌山県は、既に平成28年5月にこの地域医療構想が策定をされておりまして、そして先ほど医療センターからの答弁もありましたけれども、9月には県内全ての構想区、ここは新宮保健医療圏になりますけれども、地域医療構想調整会議という協議の場を設置いたしまして、2025年、高齢化のピークの医療需要体制構築を目指して、もう既に議論が始まっております。 そして、既に我が新宮保健医療圏地域医療構想調整会議は、この7月25日で14回の開催をしておりますが、残念ながら議会には何の報告もされていないので、議論の内容が全く分からない状況なんです。 しかし、我が新宮市としても、その新宮保健医療圏という構想区の中のその中核病院であります医療センターを抱える地域として、また民間病院も含めた地域医療構想に基づいた地域医療改革をしていかなければいけない、議論をしていかなければいけないというふうに思います。 それともう一つ、地域医療構想に当たりましては、その中にこう書かれてあるんですが、限られた社会資源を効率的に活用しながら、医療と介護の連携を強化し、県民が将来にわたり安心して医療、介護のサービスを受けることのできる地域包括ケアシステムの構築が求められています。そして、構想区域は、地域包括ケアシステム構築を見据え、県の老人福祉圏域と合致させているとも書かれておるんですね。 ですから、地域医療構想は、最終的には地域包括ケアシステムとリンクしていかなければならないということでございます。 市長は、この地域医療構想についてはどのような御認識でありますか。 ◎市長(田岡実千年君)  地域医療構想については、この新宮医療圏、新宮市と東牟婁の圏域でございますが、将来の方向性を定めているものであり、非常に医療センターの今後の施策に大変重要なことだというふうに思っておりますし、今の議員おっしゃられた地域包括の取組にも大きく関わってくる、非常に大切な構想だというふうに思っております。 ◆14番(榎本鉄也君)  地域医療構想の目的といいますのは、構想区ごとに2025年の医療需要にふさわしい必要病床数を高度急性期病床、急性期病床、そして回復期病床、慢性期病床の四つの医療機能ごとに推計いたしまして、地域において効率的かつ質の高い医療供給体制の確保を図っていくことにあるとされております。 結論から申し上げますと、我が新宮保健医療圏では、2025年にこの地域医療構想において、高度急性期の病床の必要数は44、そして急性期病床の必要数は174、回復期病床は212、慢性期は154床と記されております。 では、令和4年4月時点の新宮医療圏の実病床数、これは公立病院、民間病院を含めた10病院がベッドを持っておりまして、この総数ですが、高度急性期病床はまだ5床です。急性期は非常に多くて375床、そして回復期は110床、まだ半分です。慢性期は289床と、かなり多くなっております。 数字を並べたら分かりにくいと思いますから、分かりやすく言いたいことを申し上げあります。まず、新宮医療圏の現在の病床数、全部合わせますと836床、そして地域医療構想で必要病床、2025年に必要病床とされる病床数は584床です。ですから、2025年までにこの新宮医療圏で252床の病床を削減しなければいけない。これが地域医療構想の中身です。かなりの削減となります。そして、この差異を収れんしていくのが、今申し上げました地域医療構想調整会議、この議論に委ねられることになります。 本当に新宮医療圏で10病院がありますが、そこで200以上の病床を削減していくということになりますと、それぞれの病院の本当に経営にも関わってくると思います。本当に廃院になるところも出てくるんではないか、オーバーに言いますと。そういうようなことをうたってきているわけです。 そういうことで、調整会議のこれまで14回やっているんですけれども、これだけの差を埋める議論がされていると思うんですけれども、今その14回、先ほど言いましたけれども、議会には何の報告もないので分からないので、ここでちょっと医療センターに、その調整会議のこれまでの議論、どのような方向になっているのか、ちょっとお聞かせいただきたいんですが。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  調整会議は議員おっしゃられたとおり、これまで14回開催されており、中身については、各医療機関における病床再編の取組内容の報告、または国や県からの通達についての情報共有などを中心に行われております。 この中で、昨年11月には、医療圏における各病院の将来の役割について再確認があり、当院は今後も医療圏の中核病院として二次医療を担っていくということを会議の場で再確認されたところであります。 それぞれの病院で病床の変動等を予定しておれば、その会議で一応報告して承認を得るという形を取ることになっております。 ◆14番(榎本鉄也君)  余談になりますけれども、平成19年に総務省が示した公立病院改革ガイドラインというのがありまして、この中身が大変センセーショナルなものでございまして、公立病院の赤字の増大、それから医師不足、医療崩壊等の問題で、公立病院の病床数の適正化を強力に進めなければならないということで、診療実績の少ない病院の統廃合を奨励するような内容が打ち出されました。 総務省が打ち出した中で、和歌山県でも統廃合に値するとされる五つの病院の名前が公表され、その中にお隣の那智勝浦町立病院の名前が挙げられておりました。私どもも大変驚きましたし、地域医療の切捨てのような話に大変憤りを感じました。その後、総務省も誤解を与えるような内容だったと認めまして、公立病院の統廃合が目的ではないということで、再編、ネットワーク化、またダウンサイジングなどの言葉を使うようになりましたが、私は、結局は同じことだと思っております。 国は、地域医療に対して、高齢化そして人口減少を見据え、縮小の方向で進んでいると言っても決して過言ではないと思います。ですから、地域医療構想も和歌山県で、その中で今後10年間において、和歌山県内で3,000床の病床削減が必要だというふうに言われております。そして、再編ネットワーク化を積極的に進めるとされております。そして、各構想区内の不足する病床機能への転換は原則認めるが、それ以外の病床機能への転換を認めない、このようなことも記されています。大変厳しい内容が記されております。 新宮医療圏では、急性期病床と慢性期病床への機能転換、これはどの病院も認められず、削減しなければいけないということです。そう考えますと、急性期病院のこの医療センター、これはどう考えても、いわゆるダウンサイジングです。縮小を余儀なくされるということになろうかと思うんですけれども、この事態に際して、医療センターはどのような見解をお持ちですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  先ほど地域医療構想の令和4年7月1日現在の病床数を836床というふうに報告いただいたところでありますが、実は地域医療構想ができた当初、新宮医療圏は1,064床からスタートしております。 この中で当院は、開院当初は急性期病床300床を有する病院でした。その後、地域医療構想の方針に従う形で、急性期病床50床を回復期病床である地域包括ケア病床に変更し、また当地域ではそれまでなかった高度急性期病床を5床設置するために、急性期病床24床削減してきました。このため、急性期病床に限りましては、現在、当院では300床から74床減った226床に削減しております。 ただ、地域医療構想策定後に新型コロナウイルス感染症が発生して、各病院にコロナ即応病床の設置が求められたこともあり、ある程度の病床数の確保が必要かなというところもありますので、これ以上の病床削減は慎重に行うべきと考えております。
    ◆14番(榎本鉄也君)  ということは、地域包括ケア病床というのが50床、それとHCUの病床をつくった5床、これはいわゆるこの地域医療構想に即してつくったと言っていいわけですね。よろしいですね。 それでは、もう一点、医療センターが関わっている事柄について伺いたいと思います。 先ほどもお話が出ましたけれども、地域医療構想では、病床機能別に急性期病床と慢性期病床は今、病床数だと半減、削減しなければいけないということでございますけれども、先ほどもありましたHCU、高度急性期病床、これについては地域医療構想の新宮医療圏の話になりますが、2025年の必要病床数は44床ですが、現在は、先ほど言いました医療センターのHCUの5床のみなんですね。ですから、急性期や慢性期の削減とは逆に39床、この急性期病床を増やさなければいけないと思います。 しかし、高度急性期病床を担える医療機関は、新宮医療圏の10病院の中で、どう見ても医療センターだけではないでしょうか。そう考えると、必要病床数、高度急性期病床の必要病床数、残り39の病床は医療センターが全て担う責務があるということになると思いますが、これについて医療センターの見解をお聞かせください。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  議員御指摘のとおり、地域医療構想において、新宮医療圏では高度急性期病床が44床必要であると書かれています。 ただ、現状のHCUでは、看護師1人に対して患者4人までという非常に手厚い看護体制が必要となるため、現状の看護師数では全く足りず、増やすことができません。今後、看護師が一定数確保できた際に、必要と見極めて検討していくということになろうかと思います。 ◆14番(榎本鉄也君)  早い話が39床も、5床でいっぱいいっぱいなのに39床なんて無理だというような話ですけれども、本当に医療センターの答弁を聞いていますと、地域医療構想というのは、もうあと2025年、2年しかないですよね。本当に実効性のない絵に描いた餅みたいな印象になってしまうんですけれども。先ほど私が医療制度改革の柱と言いましたけれども、ほんまにそうかいみたいな印象になってしまうんですが。 しかし、今、何度も言いますけれども、我が国の医療制度は、高齢化、人口減少、そんな中、医療費の増大とか医師不足、医師の働き方改革とか本当に問題が山積しておりまして、本当に思い切った抜本的改革を行わないと、もう本当に日本の医療というのは立ち行かない状況にあり、なかんずく、地方の医療にとりましては、かなり厳しい縮小、削減、これをやっていかないといけないということは明らかであります。 そしてまた、そんな中で地域医療構想の実現に際しては、私は絵に描いた餅みたいと言いましたけれども、かなり地域医療構想には、国・県の本気度がうかがえます。 構想の中にこう書かれております。なお、地域医療構想の実現のために、自主的に病床機能の分化等が進まない場合は、県知事による公的機関に対する命令、指示、勧告を行うことが必要と書いてあるんですね。いわゆる、まさに政治圧力みたいなものをかけろと言っているようなものでございます。 冒頭に市長に質問させていただいたんですが、それを確認したかったんですけれども、市長、県知事から圧力ではないんですけれども、そういう地域医療構想に沿ったそういう改革のプレッシャーといいますか、そういうものは感じますか。 ◎市長(田岡実千年君)  今現在は、まだ、この地域医療構想を定められたことについて、必ず実行するようというような話はしておりません。今後の話だというふうに思っております。 ◆14番(榎本鉄也君)  ともかく、これまでの医療制度改革は、全て厚生労働省の政策誘導によって行われてまいりました。最近の例を取り上げますと、病院機能の分担、かかりつけ医制度を強引に進めるために、皆さんも御存じですけれども、選定療養費、これを7,000円に上げてきました。都会のように診療所の選択肢がたくさんあり特定機能病院もあるところは、7,000円以上の差をつけてもいいかもしれません。しかし、地方、私どもの新宮市は、診療所も少なく選択肢のない医療環境で、医療センターに紹介状なしで直接かかったら7,000円も治療費以外に取られるわけであります。 病院の機能分担、ホームドクター制度の必要性は分かります。しかし、特定療養費のときは800円程度だったんですよね。それが7,000円です。常識外れの値上がりです。お金がなければ、高度医療が受けられないと言っても言い過ぎではない状況が新宮市に出来上がったと言ってもいいわけであります。 本当に余談になってしまいましたけれども、しかしこれも厚生労働省の政策誘導で、これはもう従わざるを得ません。かなり抵抗しましたけれども、従わざるを得ません。今回の地域医療構想もこの政策誘導の一つで、最終的には、しっかりと従わざるを得なくてはなくなることはもう必至であると私は思います。 確かに、今の医療センターの現状を見れば、高度急性期病床は増床できるだろうと言いましても、今のHCU5床だけでも、先ほどありましたように、医師、看護師の確保、そしてそれに係る財源等を考えると大変な状況なのに、それ以上増床しろと、どうするのやという感じですけれども。 しかし、私は今のところ、地域医療構想という地域医療制度の改革は、縮小、削減に向かっているということは否めないことなんですけれども、縮小、削減の中に、さっき言ったような増床でもあるんですね。それは、機能を一歩、高度のほうに導くということもこの中にうたわれているわけであります。だから、そこの部分をしっかりと私たちは力を入れていくべきではないかなということを思います。 それで、そのことを踏まえて一つ提案があるんですけれども、この地域医療構想実現のためにも、この医療センターに地域周産期母子医療センターとしての機能を創設してはどうかということであります。御存じのように、医療センターは、産婦人科医師不足によって、二度の分娩中止という状況を経験いたしました。最初のときは、国が緊急的に医師派遣システムをつくって、国から産科医のドクターを派遣していただきました。これは日本で第1号だったようですけれども、国の力でこの危機を乗り越えました。そして、今回は県が医師確保に尽力をいただいて、今に至っているということでございますが、正直なところまだまだ絶対大丈夫だということにはなっていないというふうなことを聞いております。 こんな状況の中で、周産期母子医療センターなんて絶対無理ではないかと考えるのが普通だと思いますが、先ほど言いましたように、私は、この地域医療構想、一歩高度化するというのは地域医療構想に合致すると、合っているというふうに思います。そして、この無理だということを可能にする、無理だと思ったところから始まるのが私たちの地方の政治の役割ではないかと、このように思っているわけでございます。 ここまでの医療構想の質問のやり取りからは、病床数の削減や病院のダウンサイジング等、地域医療の縮小につながる話ばかりになっていますが、その中で、先ほども述べましたが、高度急性期病床は増床になっております。地域医療構想では、高度急性期病床を増やしなさいということであります。周産期医療には、NICUと言いまして新生児集中治療管理室、いわゆる高度急性期病床が必要であります。周産期医療センターを創設することにより、高度急性期病床を増やすことになります。地域医療構想に沿った改革と言っていいのではないでしょうか。 だけれども、それだけの話ではもちろんございません。和歌山県の周産期医療の体制は、現在、和歌山市と田辺市にしかありません。和医大が総合周産期母子医療センターで、和歌山日赤と田辺市の紀南病院が地域周産期母子医療センターということで県が認定をしていて、周産期医療を担うことになっております。それを総合しますと、県下では3医院しかありません。もちろん、新宮医療圏にはありません。リスクの高い出産に即対応できる施設は、新宮医療圏にはございません。 周産期医療というのは、妊娠22週から生後満7日未満までの期間を指し、この期間の母体、胎児、新生児を総合的に連続的に取り扱う医療でございます。産婦人科医は、胎児の前のところまでが守備範囲で、その後は小児科医がケアを行います。周産期医療は、この小児科医と産婦人科の融合と言ってもいいと思います。 保育器が必要な超未熟児の出産の場合は、医療センターから田辺市の紀南病院まで行かなくてはなりません。医療センター、今そういう体制ですね。そしてまた、先ほども言いましたけれども、医療センターの産婦人科は医師不足がありまして、本当にいつその分娩ができなくなるのか、不安が完全に払拭されているわけではありません。本当にその都度、大変な思いをして医師確保の陳情に行くということをやらなければいけない状況でございますけれども、しかし、ここは発想の転換といいますか、しっかりと発想を転換いたしまして、この地域医療構想実現という大きな大義の下で、県や国、また周辺自治体の協力を得て、より高度な医療体制への創設、安定した医師確保に導いていけないかと、こう思います。 医療センター、どのような見解ですか。前向きに答弁いただきたいと思います。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  今の議員の御提言についてですが、地域医療構想の方向性や当地域の医療需要を考える上では、とても良い策かなとは思います。 ただ、やはり現状をお伝えさせていただきますと、都市部に比べて地方はやっぱり医師不足が続いておりまして、中でもやっぱり産婦人科医師の確保は非常に難しい状況です。当院も昨年3月に、医師不足による分娩休止に陥りました。現在、東京慈恵医科大学からの派遣を受けて、何とか継続しているところであります。 地方の産婦人科医師不足や働き方改革の導入を受けて、産婦人科医師の労務環境の改善のため、全国的にも地方の分娩を取り扱う中規模病院は、大規模病院への集約化の傾向があります。また、さらにはNICUにつきましても、小規模なNICUをお持ちの病院は、大規模病院への集約化の検討が提言されているというようなこともあります。このような状況から、新たな設置というのは、非常に困難な状況であるのかなと考えております。 ただ、地理的要因を考える上で、当院での分娩継続というのは非常に大事なことであると思っておりますので、不採算であったとしても、当院では続けていかなければならないことであると考えております。 ◆14番(榎本鉄也君)  前向きなのか、後ろ向きなのか、非常にファジーな答弁ありがとうございます。 実は、知っている方はいらっしゃいますか。旧市民病院のときに、NICUというのがあった。副市長、御存じ違いますか。一つ保育器がありまして、副市長、どんな状況だったのか、覚えていましたらちょっと答弁願えませんか。 ◎副市長(向井雅男君)  少し年数がたっておりますので記憶は定かではないですが、小児科病棟の近くに、分娩があった後にその子供に何かあれば措置というか、医療をしていたという記憶があります。 ただ、NICUという形は、今の周産期という言葉ということでもその当時全然ありませんでしたので、お産を安心して進められる中で、小児科の先生が、これは三重県のほうの先生でしたが、そういった診療が必要だということで、たしかあったかと記憶しています。 ◆14番(榎本鉄也君)  今の御答弁ありましたように、旧市民病院というのは、本当にいろんな試みをやっているんですね。ですから、確かに現在の医療法、たくさんもう改正、改正で、本当に安心・安全といいますか、一番医療過誤、医療ミスというか、そういうことのないような形を取っておりますけれども、だけれども実際、あの市民病院で先生方、また看護師の皆さんが、本当にNICUと言ったらしいですよ、保育器をね。そこで本当にせっかく生まれてきた胎児が亡くなってしまうと、こういう緊張感の下で一生懸命やってくださっていたんですね。 だから、もう全くこれはもううちはできませんと言うように排除してしまうのではなくて、この医療構想というのがある以上、そこに沿って、そういう高度な医療に転換していく一つの大きなポテンシャルといいますか、そのことを考えて、この周産期医療センターというか、周産期医療がなし得る医療センターにつくり変えようではないかという機運を醸成していただきたいと思います。 ほんでもう一つ、市長に今度伺いますが、本当に人口減少、少子高齢化、そして市長は子育てするなら新宮市ということを政策として打ち出されておりますけれども、でも根本は、安心・安全な出産ができない、子供の産めない地域に発展などあり得るわけがないですね。まずは、本当に安心・安全の出産ができる、どんなリスクの高い出産でも本当に誰一人置き去りにしないという、この市長の信念の下に周産期医療センター創設を私たち市政の力で創設したいというふうに思うんですけれども、市長の御見解をお願いしたいと思います。 ◎市長(田岡実千年君)  本当に議員おっしゃるとおりだと思いますが、先ほど担当のほうからも答弁ありましたが、この地域周産期母子医療センターの新たな設置というのは多くの課題があって大変困難なことでもありますが、それを実現していくのが私たち政治家の役割、仕事だと思いますので、また今後、一緒に頑張りたいと思います。 ◆14番(榎本鉄也君)  よろしくお願いいたします。 ちょっと申し訳ないですけれども、休憩を取っていただけますか。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午前10時40分--------------------------------------- △再開 午前11時01分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 14番、榎本鉄也議員。 ◆14番(榎本鉄也君) (質問席) それでは、一般質問を続けます。 地域医療構想でもう一つ、私が重要であると思うことがございます。それは、公立病院の再編ネットワーク化であります。 県の資料では、地域医療構想区域内の公的病院を中心として、民間病院も含めた病院機能の役割分担や機能分化、連携を推進しますとあります。そしてまた、このようにも書かれています。再編ネットワーク化は、病院の統廃合を目的としたものではなく、公的病院の役割を十分認識しながら、地域の実情に合った病床削減を含む効率的、効果的な病院経営を図ることが必要ですとあります。 結論から言いまして、私は、我が医療センターはその新宮医療圏での役割分担、また病床機能分化、そして先ほどの周産期医療の創設に関しても、それらに伴う医師や看護師などの医療スタッフの確保も含め考えた場合、那智勝浦町立温泉病院との連携強化、あるいは統合という選択肢も含めてしっかり考えていかなければならないのではないかと思います。 冒頭、市長に広域連携とは具体的にどのように考えているのかと質問させていただきましたが、しかし広域医療、広域連携ということですが、その医療の連携と行政の広域連携というのは全く別物だと思うんですね。今、医療センターは、医療制度として町立温泉病院とは既に連携をしています。この連携を地域医療構想の病床機能の分類からいうと、医療センターの急性期病床から町立の回復病床、リハビリの機能、要するに病病連携なんて言うんですけれども病院から病院への連携、地域医療連携室がしっかりその連携の交通整理を行ってくださっていると。 それでまた、医療センターから医師の派遣も行っていると伺っているんですけれども、ここで具体的に、町立温泉病院と医療センターの医療としての連携の内容を教えていただけますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  現在、温泉病院には医療センターから、整形外科、腎臓内科、心臓血管外科、循環器内科の4科の医師が診療応援に行かれています。 また、議員おっしゃられたとおり、患者につきましても、当院での急性期治療が終了した患者のリハビリ等の回復治療のため、患者の受入れを行ってもらっています。 ◆14番(榎本鉄也君)  今、答弁がありましたように、要するに医療制度として、医療として町立温泉病院と医療センターのしっかりした連携というのが取られているということでございますけれども、地域の実情に合った病床削減を含む効果的な病院経営を図るために、要するに統合、再編成しなければいけないということからしますと、私は、その行政といういわゆる合併、町立温泉病院としっかりまさに統合していくということしかないのではないかというふうに思うんですね。 例えば、勝手に言いますけれども、医療センターを高度急性期病床を担う急性期病院に特化して、先ほども言いました高度急性期病床も含めた急性期病床を担う急性期病院に特化して、そして町立温泉病院には医療センターの回復期病床、地域包括ケア病床、この50床を移行して、町立温泉病院のリハビリに特化した病院と病床の機能分担をすると。大きな病院にそれだけの役割分担をさせると。そして、そうしますと大きな経営の効率化も図られるし、そして医師、医療スタッフの確保ということにも大きなメリットが生じるのではないかと思うわけでございますけれども、そんなこと勝手に言っていると町立温泉病院から怒られますけれども、これはここだけの話にさせていただきたいんですが。 しかし、合併統合となると本当に一朝一夕にはいきません。まず、医療センターも町立温泉病院も、経営形態は公営企業法の一部適用で、管理者は市長であり、町長です。合併ということになると、それぞれ自治体の住民のコンセンサスが必要です。今、私が言ったことは、本当に那智勝浦の町民に叱られる、まさにそのとおりだと思います。非常にハードルが高いことであると思います。 そういう中で、いろいろと地域医療構想の書類を調べてみますと、この再編ネットワーク化という一つのポテンシャルとして、地域医療連携推進法人制度、物すごく長い名前なんですが、地域医療連携推進法人制度というのがあるんですけれども、地域医療連携推進法人制度、これ当局、どなたか認識されておりますか。どういう制度か。医療センター、答弁いただけますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  地域医療連携推進法人は、医療機関相互間の機能分担及び業務の連携を推進し、地域医療構想を達成するための一つの選択肢としての新たな法人の認定制度でありまして、複数の医療機関等が法人に参画することにより、競争よりも協調を進め、地域において質が高く効率的な医療提供体制を確保することができるというものであります。 地域における医療機関等の相互間の機能分担や業務の連携を推進するということを主たる目的として、医療法に定められた基準を満たすものを都道府県知事が認定するもので、その例として、病院、診療所、介護老人保健施設、介護医療院のいずれかを運営する法人が二つ以上参加していること、または医師会、患者団体その他で構成される地域医療連携推進評議会を法人内に設置していること、参加法人が重要事項を決定するに当たっては、この地域医療連携推進法人に意見を求めることが定款で定められていること、このようなことが認定要件となっております。 和歌山県内にはこの法人はございませんが、近畿では、滋賀県、大阪府、兵庫県に設置された法人があるようです。 ◆14番(榎本鉄也君)  今、説明いただきましたけれども、説明だけではなかなか難しいんですけれども、イメージ的に、医療センター、町立温泉病院を含む、私的な病院も含め、また介護施設も含めた一つの連携だけではなくて、その連携を法人化するということですね。一般財団法人、そういう形で組織化するという制度が、それがその組織は県が認定するということなんですが、そういう方法もあるということを知っていただきたいんですけれども。 そういう一つのポテンシャルがあるということなので、さっき言いましたように、なかなか公立病院が合併するというのは難しいことですけれども、そういう制度を利用して、ただのネットワークじゃなくて強力なネットワーク、例えば、そのグループ化によって、病床の機能分担、それから業務の連携、それから病院間の診療科目の分担、それから職員の相互の交流、薬剤の共同購入とか、高額医療機器の治療の連携とか、またこの制度で地域構想の推進のために必要とされます病院間の病床の融通ができるというふうにも書かれておりますので、非常に大きなポテンシャルを持った制度だと思うんですけれども、そのことも一度研究をしていただきたいなというふうに思います。 るる述べましたけれども、本当に医療の問題は専門的で、本当に難しいことです。素人が口を出してもなかなかそうはいかないということなんですが、まして経営ということになりますと、実際、病院経営は福祉的側面、いわゆる民間ではできない不採算医療もありまして、どう健全な経営を維持していくか、やはり本当に専門職、病院経営に当たる本当に専門的な職員が、私は必要ではないかというふうに思います。 この地域医療構想に係る医療センターと町立温泉病院との統合や連携という議論も、先ほども言いましたがどちらの病院も公営企業法の一部適用、最終的な判断は首長に委ねられるわけですが、その前にしっかり医療スタッフ側と議論できる専門職、言うならばプロパー職員が必要ではないかと思います。 それで、これまで地域医療構想について述べてきましたが、私は、我が医療センターの在り方を考えたときに、まずやらねばならないことは、経営形態の見直しだと考えます。この経営形態の見直しについては、以前、医療センターのほうで地方独立行政法人化の議論がされていましたが、途中で断念したのは私は承知しております。私は、以前から公営企業法の全部適用にすべきと訴えてまいりました。一般質問にも取り上げて一生懸命言ったんですけれども、全て却下されまして今に至っているわけでございます。 総務省の公立病院の改革会議のガイドラインを見ましても、この地域医療構想を見ても、経営形態の見直しは、もう当たり前のことと言っても言い過ぎではないような内容が書かれております。 全国の自治体病院の約7割が赤字という現実、これは日本の医療にとって大変な問題であります。では、なぜ自治体病院が赤字になるのかということについて、これは日経メディカルのネットの記事の引用ですが、病院運営に素人の管理者が公務員ルールを適用して病院運営をするので効率的運営ができていないのが、公立病院赤字の大きな原因である。数字合わせによる経営計画を策定して病院運営が行われるため、よりよい医療を提供しようとする現場医師との意見が合わなくなり、医師が公立病院を離れる要因となり、さらに赤字に拍車がかかっていると、このように大変厳しいことが書かれてありました。 我が医療センターに当てはめてみますと、ほぼほぼ合っているのではないかなというふうに思います。やはり先ほど述べさせてもらったように、これからの地域医療構想、また医療制度改革を考えた場合、管理者となる者は、しっかり医療スタッフと議論のできる企業経営の専門職がなるべきではないでしょうか。 そう考えると、やはり経営形態は、公営企業法の全部適用か、もしくは独立行政法人にすべきではないかというふうに訴えたいと思いますが、市長は、この医療センターの経営形態を見直すということについてはどのような見解をお持ちですか。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほど議員おっしゃられたように、以前、そのことについてこの議会でいろんな意見をいただいて議論したわけでありまして、なかなかそのことについては実現せずに今に至ってございます。 今後、様々な状況の変化によっていろんなことを考えて、よりよい形態を取っていくべきだというふうに思います。 ◆14番(榎本鉄也君)  コロナ禍で医療センターは、国からの財源措置のおかげで黒字転換をしておりますけれども、このコロナの国からの財政措置が止まったら、残念ながら、また赤字に戻るのは必至だと思います。コロナ前までは本当に決算も赤字を計上しておりました。もう赤字というのが常態化しておりまして、赤字が当たり前のことになっていると言っても過言ではない状況ではなかったでしょうか。 しかし、毎年、一般会計から繰出金3億円、そして建設改良費約7億円ぐらいですか、本当に10億円近い財源が医療センターに一般会計から繰り出されていることを忘れてはいけないと思います。何となく、不採算医療を担う公立病院は赤字でも構わないというような意識が全体にあるのではないかと感じます。しっかり医療センターに経営健全化の意識を醸成しなければならないと思います。 そのためにはやはり、まずは経営形態の見直しを行うべきだと私は思います。私は、今の医療センターは、やはりまだ独法化は難しいと判断されますので、公営企業法の全部適用にすべきと思います。全部適用では、専任の管理者を設定します。そして、その管理者に人事、予算等の権限が付与されます。ですから、医療センター独自の給与制度や就業規則の制定が可能となります。そして、医療センターに公営企業としての経営意識をしっかり持ってもらい、黒字に転換するという意識を醸成していただきたいと、このように思います。 それに関連して、財政課に申し上げたんですが、私は以前から言っておりますが、医療センターへの繰出金3億円、予算に計上せずに期末に金額が決定して、補正で繰り出されています。また、金額も医療センターのベッド数から算定されるという交付税の額が基本となると説明を受けていますが、ここ数年は3億円という数字が続いていましたが、数年前、本庁の財政状況が苦しくなったときは2億5,000万円と、いつもより5,000万円値下がりしました。そして、何と妙なことですが、昨年度のコロナ禍で医療センターが黒字になったのに、3億5,000万円と5,000万円増額して繰り出しました。失礼な言い方ですけれども、丼勘定と言うのではないですか。コロナで病院が大変なときだから5,000万円増やしたという理由でしたけれども、5,000万円という数字の根拠が全く分からない。下がったときの2億5,000万円と今回の差額は、何と1億円です。しかも、期末にならないと、医療センターとしても幾ら繰り入れられるのか分からない。こういう繰り出し方は、医療センターの経営意識の醸成などということとは全く矛盾をいたします。 先ほど言った日経メディカルの記事に書かれてあった、病院経営に素人の管理者が公務員ルールを適用して病院経営をするので効率的運営ができないのが、公立病院赤字の大きな要因であると、この言葉どおりのことが行われているのではないかと懸念をいたします。医療センターへの繰出金は、予算計上すべきです。当局の見解をお聞かせいただきたい。 そして、もう一つ、この交付税の算定基準となるベッド数ですけれども、ここ数年前、たしか基準ベッド数から稼働ベッド数に変更されたということを聞いたんですが、新宮市は影響はなかったのでしょうか。 この2点について、答弁いただきたいと思います。 ◎総務部次長兼財政課長(小林広樹君)  財政課、小林から答弁いたします。 以前から議員には、病院への補助金について、当初予算で計上すべきではないかという意見はいただいておるところでございます。委員会等でも、私のほうから答弁させていただいていますとおり、やはり決算時期に病院の決算見込みであったり、一般会計からの決算見込みであったり、それを見た上で適正な金額を考慮しまして、交付税の算定の数字等も考慮いたしますけれども、それらトータルで考えて、その年度に適した金額というのをはじいた上で補正予算を上げさせていただいておりますので、今のところ、今の方法で継続していきたいというふうには考えてございます。 ◆14番(榎本鉄也君)  予算計上できない。もうこれ以上は言いません。 まず、でも経営形態の見直しは本当に早急に私はやっていただきたいなというふうに思いますので、どうかよろしくお願いを申し上げます。 それでは最後に、地域医療構想と地域包括ケアシステムについての話ですけれども、質問ですけれども、地域包括ケアシステム発祥の病院は、広島県尾道市の尾道市立総合医療センター、公立みつぎ総合病院であることは、当局の皆さんも御存じだと思いますが、私ども議会も以前、尾道市まで行って視察をしてまいっております。 当初、私はこの地域包括ケアシステムは、みつぎ総合病院に倣って、医療センターを中心として、介護、福祉、保健のネットワークをつくっていくことだというふうに思っておりましたが、新宮市の場合、まず介護が中心で、医療センターとの連携をあまり重視されていないように感じております。 しかし、地域医療構想の中で公立病院においては、こういうふうに考えています。公立病院においては、介護保険事業との整合性を確保しつつ、地域における地域包括ケアシステム構築においても果たす役割を検討する必要があると、このように書かれてあります。 医療センターには、地域包括ケア病棟という病床がありますが、先ほども言いましたが、これは病床機能からいうと回復期病床になりますが、今、コロナ病棟となってしまっていまして、全く機能していないと思います。 医療センターとしては、この地域包括ケアシステムについて何かのアプローチといいますか、先ほど申し上げました地域医療構想の中にある地域包括ケアシステム構築に果たす役割の検討というのはされておりますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  地域包括ケアシステムと医療センターの連携という部分については、医療センターは、地域医療連携室に医療ソーシャルワーカーが3名おりまして、これらのスタッフが窓口となって、退院後の患者支援について医療機関や訪問看護、介護事業所と連携、情報を共有しながら、患者さんの在宅医療について相談支援を行っております。これが現状となっております。 ◆14番(榎本鉄也君)  大きな病院なので、即在宅医療という形に直接つながるというのはなかなか難しいかも分かりませんけれども、やはり広くケアシステムという中で十分果たす役割というのは、本当に議論の中でたくさん出てくるんではないかというふうに思いますので、そういう議論をしていただきたいと思います。 みつぎ総合病院の地域包括ケアシステムという言葉が生まれるプロセスは、病院として、みつぎ総合病院で患者さんを一生懸命治療して、すぐ退院させてもまたすぐに戻ってくるという現状がありまして、その現状を嘆いて、その原因を突き詰めていくと、病院の退院後のケアが全く行き届いていないということが分かり、介護や福祉などの連携により、その地域で完結する医療を目指し、退院後も包括的にケアできる体制構築の中で地域包括ケアシステムという、みつぎ総合病院を中心とした独自の一つのコミュニティーをつくり上げたと、このように伺いました。 私はやはり、みつぎ総合病院が構築したように、医療センターを中心に新宮市の地域包括ケアシステムの構築ができればいいなというふうに思っております。先ほど言いました地域医療連携推進法人という制度は、病院だけの連携ではなくて、そこに介護施設も含まれるということでございます。その連携をイメージすれば、まさにそれはみつぎ総合病院が構築した地域包括ケアシステムと一致してくると思います。地域包括ケアシステムは、完成形というのは存在しません。その時々に変化していくシステムであろうと思います。今、私は、医療センターを中心としたケアシステム構築が最も必要であるというふうに考えます。ぜひ、医療センターも積極的にこのケアシステムに関わっていただきたいというふうに思います。 今回は、地域医療構想と医療センターの在り方ということで質問させていただきましたが、ぜひ、この地域医療構想構築の議論とともに、医療センターを中心とする地域包括ケアシステムの構築を全市的な議論としていただきたいと思います。 そして、もう一点、地域医療構想ははっきり言って本当に残念ですが、新宮保健医療圏にとっては大変厳しい内容であります。医療の削減、縮小とならざるを得ない改革であると言っても過言ではありません。しかし、その中でも、我が医療センターは高度医療を担う中核病院の使命として、周産期母子医療センターの創設をぜひ実現をしていただきたいと心から願います。周産期医療から地域包括ケアシステムまで、まさに揺り籠から墓場まで、医療センターに担っていただきたいというような大変なお願いになってしまいましたけれども、実は私自身、医療センターに入院をさせてもらったこともありますし、また外来診療も何度かございます。やっぱり、新宮市民は医療センターが頼りです。このことを強く申し上げまして、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時29分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○副議長(大石元則君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △竹内弥生君 ○副議長(大石元則君)  11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) 議長の許可をいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 まず、この場をお借りして、9月は12年となります紀伊半島大水害のお亡くなりになられた方、そして御遺族の方々に哀悼の誠をささげたいと思います。 人間の脳は、苦しいことや悲しいこと、そういうことが日々起こります、その苦しいことや悲しいことを乗り越える脳の中のメカニズムが備わっていると学者の話で聞いたことがございます、学者さんの。時間とともにこの苦しいことや悲しいことは少しずつ薄れていく。脳の中にしまっていくと申しますか、時間とともに思い出となり、そのときに強烈な苦しさや悲しさは少しずつ収まっていくというのが、人間の脳の中のメカニズムの中に備わっているということらしいです。そうでないと生きていけませんものね。 私もがんになったり、お母ちゃんを亡くしたり、市議会議員に出て様々な出来事に遭遇したり、63歳になりますけれども、様々な困難なこと、人生に立ち向かって生きてきたなと自分でも思います。今でも毎日の日々の中、嫌なことがあったり、腹が立つことがあったり、様々な煩悩によって苦しめられることもございます。何もかも嫌になって、一日中何もできないこともありますが、それはその忘れるというメカニズムの中の思い出となって、一日何もできなくても、また次の日から頑張ろうと、生きていこうという形で私は活動を続けています。 今は市議会議員というこの天命の仕事を頂きまして、市民の皆様のお声を代弁し、行政の監視役として懸命に働いてまいりたいと思いますので、どうぞ皆様、竹内に叱咤激励賜りますよう心からお願い申し上げます。 それでは、一般質問を始めさせていただきます。 項目1、タクシーチケットの補助金制度でございます。 何回もしていますよね、タクシーチケット事業。新人さんが入られてきて、私もこの間まで新人だったんですが、このチケットに関しましては取り上げてきてくれています。それだけ市民の声が大きいということです。 これは公共交通再編におきまして、様々な事情が絡んで公共交通再編がなかなか思うように、来年、再来年というような期限を切って、市民の皆様の今の御不便が、生活が楽になるということは時間的に短期間では難しいと思うんです。何回も何回もこのことを言わせていただいております。市民の方の今の実況、現状、足が痛い、医療センターに行くのも遠い、タクシー代が高い、バスの本数も少ない、そういったお声は、前回、前々回でも取り入れさせて一般質問でお伝えさせていただいております。人口減少、少子高齢化の波にのまれているんです。これも私も何年も前から、この人口減少に関しましてはここでこのように一般質問で取り上げさせていただいております。今回質問する全ての項目が、この人口減少、少子高齢化に当てはまりますので、いま一度振り返りまして、少し手繰ってみたいと思います。 日本全体では、2023年4月で、総務省によりますと、平成元年から比べて世帯の年収は471万円から440万円、国民負担率は、前回の一般質問でも申し上げましたが、平成元年の37.9%から46.8%、約5割、半分が税金に取られています、私たちは。日本人というのは性質的に優しい、我慢強いので、半分も自分の収入が取られたにもかかわらず、暴動も起きない。それも前回申し上げましたし、お話もさせていただきました。 そして、今は光熱費、水道費、2人以上の月平均が平成元年は1万5,000円ぐらい、今現在は2万円になっている。5,000円も上がっているんです。非正規雇用、これもいろいろ非正規雇用を、社会保険を掛けてといろんな社会の取組を政府は今いろいろやっておりますが、まだまだ、平成元年は13.5%だった非正規雇用が今では29.8%、働いている人の3割が非正規だということです。 銀行にお金を預けます。今政府は投資やiDeCoや何や言うていますけれども、そんなもの私たちは、株におきましても、前回でも申し上げましたとおり慣れていない、投資するということに。投資することに慣れていないから、どうしても貯蓄のほうに回る。ただ、金利は平成元年の0.2%から0.0001%、ほとんどないんですね。だから投資しなさいよと政府は決めてくる、どうしたらいいか分からないんですよ。貯蓄、世帯におきましては、平成元年の6.7%から23.1%。貯蓄ゼロですね。私も近しいですけれども。 そして、国民の声は「生活が苦しい」37.7%から53.1%に上がっています。約半数の国民が、生活が苦しいなと感じているんです。 人口におきますと、2020年には女性の半数が50歳を超えたと、これは申し上げたと思います。2024年には3人に1人が65歳以上の高齢者となる。2033年には全国の3分の1が空き家になる。2040年には自治体が半数消滅すると。2100年には日本の人口が6,000万人弱となると、恐ろしい推測がなされています。 新宮市の人口は、全体で2万7,000人を切りました、2万6,496人。そのうち65歳以上の高齢者は1万232人。ここも新宮市も高齢者の人口が約40%を占めています。まだまだ待機組の60歳から65歳の人口は1,899人、高齢者の割合は確実に増えていくことが確実なんですよね、明確に示されている。これが現実だと受け止めていかなければならない。この人口減少につきましては、何回も何回も一般質問で、何年にもわたってここでお話しさせていただいています。 地域公共交通再編におきましても、このように一気に高齢化が進み、まだまだどんどん増える。今さっき申し上げましたとおり、数字が示しています。それを急速に国も地方交付税、交付金をつけますよ、補助金をつけますよ、何とかしてくださいねということは来ていますが、なかなかその額に追いつかない。昨日、吉良議員も一般質問で言っていましたけれども、都会に住んでいる人と地方に住んでいる人とでは格差が全く違います。私たちは、地域公共交通がなくては生きてはいけません。免許証なんて返すと、どこも行けません。だから、この地域公共交通再編をどんどん進めていくということは、とても重要なことであります。 先ほど申し上げました数字がデータでエビデンス化しています。住民生活が低下しているのは間違いないんですよ。社会情勢もひどい。住民の皆様の悲痛なお声、何回も申し上げてきましたよね。車の運転もできない、家族の送迎も難しい、医療センターに行きたい、買物に行きたい、なかなか行けない、こういった皆様のお困りの声をしっかり行政が受け止めて反映していかなければならない、それが公の仕事だと私は思います。 公共交通再編を整えるための機関、公共交通機関が今、バス停が少ない、あそこも止まってほしいよ、路地の中も来てほしいよ、足が悪くて行けないからバス停まで歩けないよという高齢者の方がしっかりと自分の行きたい場所に行けるような公共交通再編が整うためには、時間が必要だと思うんです。そこは承知しています。その公共交通が整うまでの期間、タクシーチケット事業をぜひ実行していただきたいです。 課長、公共交通再編のまず進捗状況をお聞かせください。 ◎企画調整課長(勢古口千賀子君)  企画調整課、勢古口より答弁させていただきます。 議員より御提言いただいておりますタクシーチケット補助事業につきましては、現在、制度設計など、庁内関係課において協議を行っているところでございます。 今後も福祉施策、高齢者施策、それと総合的な交通対策を組み合わせまして、利用者の利便性、そして交通事業者の安定した経営の両立を図りながら協議を進めてまいりたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  課長おっしゃるとおり、バスがなかっても困るんですよ。これはもう私たち行政が、市長率いる行政が、しっかりとバス会社に補助金を出して、バスはもう止められたら困ります。 先日でしたけれども、大阪で三つの地域が路線バス廃止になったと、それも急に。路線バスが廃止になるということはなぜかというと、人手不足で運転手がいないからだと。これはもう外国人労働者を雇わなければいけないということがニュースに出ていました。それだけバス会社のほうも人手不足の中、そして乗ってくる人も少ない中、何とか事業を続けてくれていると認識いたしております。その交通事業者とバランスを取りながら、行政が市民の利便性を維持していく。先ほども申し上げましたけれども、公の仕事だと思います。 この新宮市地域公共交通計画書、物すごいきれいな水色のすばらしいような冊子で、これ書くのも予算がかかっていますよね。この中には、具体的にどうしたらいいかというところが策定までできていません。新宮市として、どれくらいの期間をもって着地点を決めてということには載っていない。こんなことがありますよという。こんな立派な冊子じゃなくてもええと思うんですけれども、財源を使って。これは市民の方一人一人がみんな見るわけでもないですし、特定の方が隅から隅まで読むこともないと思うんですよ。これはちょっと提案しておきますね。こんなにお金をかけなくて、すばらしい立派な冊子じゃなくてもいいんではないかなと私は思います。 いずれにしても、公共交通再編はとにかく前に進めていかなければならない。今協議していると課長から答弁いただきましたが、部長、どうですか。タクシーチケットのほうは協議をしてしまっているとお聞きしましたが、部長のお考えをお聞かせください。 ◎企画政策部長(福本良英君)  企画政策部、福本より答弁させていただきます。 議員おっしゃられますとおり、昨今の社会情勢の中、喫緊の課題であると認識しており、さきの一般質問でも、至急対応し検討していきたいと答弁させていただきました。 公共交通再編につきましては、地域住民、交通事業者、行政が一体となって、利用しやすく効率的、効果的な公共交通構築を目指して、先般、地域公共交通計画を策定したところでございます。しかし、今後も検証を重ね、可能な部分からでもスピード感を持って実行していく、こういう所存でございます。 ◆11番(竹内弥生君)  可能なところからも実施をしていく、これはよい、すばらしい答弁だと思います。そのとおりですね。部長、本当にリードして、しっかり進めていただきたいと思います。 市長、市長もたくさんの方からお困りの声を聞いていると思います。タクシーチケット事業、協議していると思いますけれども、スピーディーに答えを出していってほしいと思いますけれども、お考えをお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  ありがとうございます。毎回毎回このことについて御提言聞いております。改めてスピード感を持って実行できるように頑張ります。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。力強い答弁、本当に市民の方、聞いている方はうれしいと思います。 項目2、続きまして、体育館の貸館料、これももう5年ですよ5年。課長、これ5年、その間に課長は替わりましたけれども。もう散々父兄の方が困っている、スポーツ団体の人が困っている、団費も少なくなっている。ましてや老朽化した体育館で、エアコンもない中で一生懸命頑張っている。スポーツ団体の陳情から始まり4年、もう5年近くなりますね。ずっと取り上げて、どうなっているかとお聞きしてきました。前回、教育長に、ありがたいことに8割いっていますというお答えをいただいたので、私もとてもうれしかったです。 まず、課長、進捗状況をお聞かせください。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  生涯学習課、野本より答弁させていただきます。 現在の進捗状況でございますが、無償化を進めるに当たり、対象とする施設の選定について進め、ほぼまとまってきたところでございます。 実施時期につきましては、予算措置を伴うものであることから、新年度予算編成作業の中でしっかりと位置づけ、新年度からの実施を目指し取り組んでまいります。 ◆11番(竹内弥生君)  出ましたね、新年度からですね。部長、確認したい。新年度からやと今言うてくれましたけれども、無償化は新年度から始まりますね。 ◎教育部長(尾崎正幸君)  課長が答弁しましたように、新年度に実施できるよう目指して頑張っていきたいと思います。 といいますのは、庁内的な手続がございますので、それを経た上で実施できるように目指していきたいということで御理解いただきたいと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  部長、御理解するけれども、新年度はいつですか、1月1日、4月。 ◎教育部長(尾崎正幸君)  スムーズな実施を目指すのであれば、4月1日がベストではないかと今考えてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。今まで御苦労された父兄の方々、グラウンドを貸すのに皆一生懸命運営をしてきたスポーツ団体の方々、実行されます。体育館とグラウンドの無償化が、来年の4月1日から実現できるように目指していきたい、目指していきたいです、目指していく。いずれにしても、来年の春からは無償化ができると私は考えます。ありがとうございます。 続きまして、項目3、空き家問題、空き家バンクの設置や利活用、貸借契約、宅建組合との連携を問う。 この項も空き家問題に関しまして、何回何回も一般質問で取り上げさせていただいております。ますます増えています、市内の空き家。草もぼうぼうで猫がいっぱいおったりとか、たくさんの苦情を聞いております。これも何回も何回も取り上げさせていただき、不良空家除却補助金制度というのもつくっていただいて、市民の方も喜ばれています。一歩踏み出しております。 この増え続ける空き家問題に関しましては、様々な担当課が連携をして、企画調整課、商工観光課、税務課、管理課、いろんなところが協議して進めていかなければならないので、庁内で協議をしておりますということを聞いておりますので、私も簡単にはいかないのは承知しています。庁内で協議をしていただいていることも承知していますので。 今回は熊野川町です。この間、熊野川行政局長から答弁いただいた熊野川・高田地区、移住推進地域に指定されて、県内で空き家改修補助金の支援が行われているということをお聞きしました。 新宮市空家等対策計画では、空き家の利活用について、新宮市総合計画において移住・定住を促進するとされています。和歌山県空き家バンクについて調べてみますと、不動産業者の仲介により、県の空き家改修補助支援が行われている。これ熊野川町と高田だけにしなくて、旧市内、三佐木蜂伏地区のほうにもこの県の事業、これは県から支援金が下りるので、市の一般会計、財政は使わないですよね。課長、どうですか、これ。 ◎企画調整課長(勢古口千賀子君)  この県の空き家改修事業につきましては、現在、高田地域、そして熊野川地域が移住推進地域に指定されておりますので、その補助金を受けることができます。 市内全域につきましても、市内全域が移住推進地域に指定されれば、補助金を受けることができるようになっております。 ◆11番(竹内弥生君)  ということは、その今の手続をすると受けることができる、可能だということで間違いないですか。 ◎企画調整課長(勢古口千賀子君)  手続につきましては、地域住民などで組織します受入協議会を設立すれば、移住推進地域として登録されることができるようになっております。 今後、市全体としまして、取組を研究してまいりたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  これ、課長、地域住民などで組織する協議会の設立と申しますけれども、これはもう市民の方は分からないですよね。だから、今おっしゃってくれたとおり、協議して進めていきたいということですか。周知して、それでよろしいですか。 何回も聞きますけれども、そういうことをしっかりやっていくと、旧市内、三佐木蜂伏地区でも空き家の支援事業が可能だということでよろしいですね。 ◎企画調整課長(勢古口千賀子君)  移住推進地域と市全体がなりましたら、その県の空き家改修の補助金、あとお片付け支援金などの補助金を受けることができるようになっております。 ◆11番(竹内弥生君)  これはぜひ進めていきたいですね。進めていってほしいです。 三佐木蜂伏地区におきましても、旧市内におきましても、貸したいんだけれどもどうしたらいいか分からない、でも貸すためには少しトイレとか直さなければいけないなという修繕費用も出ないし、しょうがないかなと諦めている方もたくさんいらっしゃいます。ぜひこの制度を使うような仕組みを構築していただきたいと思います。 空き家問題に関しましては、本当に協議していただいて、どんどん増え続ける新宮市の空き家を問題解決に向けて向かっていってほしい。副市長、包括的に考えてほしいんですよ。お考えをお聞かせください。 ◎副市長(向井雅男君)  空き家問題については、国としても、固定資産税の軽減措置を撤廃するとか、来年から建物の登記も含めて義務化をするとか、そういったことに対して放置できない社会問題として捉えているところは、市町村にもその旨指示、通達は来ております。 そういった中で、5年前に空き家対策の計画を策定し、今行っておる除却への補助を最近させていただいたところです。 今回、今年に入ってから、その中で総合計画でも、先ほど議員御指摘あったとおり、この計画の中に空き家の利活用についても明記をさせていただいたところです。明記をさせていただいたところなので、今後、先ほどの庁内の関係課が集まった協議会において、どういうふうな、当然、利活用だけではなくて、空き家の前にある啓発であったり、利活用であったり、できなくなれば除却、撤去という形になりますので、そういった一連の関係を議論する中で、議員御指摘の移住・定住、県だけではなくて、市としてもどうするのかということを含めて議論はさせていただきたいと思います。 ただ、御理解いただきたいのは、空き家はどうしても所有者の財産であって、相続の関係なんかでも少し難しいところがございますので、そういった多くの問題を含めた中で進めておりますので、できるだけ議論する中で全庁挙げてやっていきたいんですが、その辺は御理解いただきたいというふうに思います。 ◆11番(竹内弥生君)  副市長、理解はしているんですよ、なかなか簡単にいかないと。空き家自体を持っている人が遠くに行ってしまって、居住者も分からないということがたくさんあって、それで国も問題化して、簡単には進まないからそういう強制的な、罰則ではないですけれども、罰則的なことをするようなことを出してきたわけじゃないですか。 今、副市長がおっしゃってくれたとおり、庁内で協議して、難しいけれども、それは少しずつでも利活用、定住・移住のためのこともありますし、除却のことに関しましても、空き家バンクを設置する、それに関しては少しずつでも、難しいけれども僕は進めていくよ、庁内でという認識でよろしいですか。 ◎副市長(向井雅男君)  人口減少や晩婚化の中で、新築住宅を求めるよりも中古住宅であったり、例えば今回の空き家の再生であるというそういった新しい要因も含まれておりますので、ぜひこの空き家対策の中にはそういったことも踏まえながらみんなで議論しながら、利活用についてこれを前向きに進めていきたいというふうに思います。 ◆11番(竹内弥生君)  どうぞよろしくお願いいたします。もう本当にこの問題については、今、副市長から答弁いただいたとおり進めていただきたいと思います。 続きまして、項目4、防災行政無線が聞こえない。 これももう気の毒なぐらい防災担当課、もう初当選のときから、防災行政無線が聞こえない、聞こえづらい、どうしたらいいんですかと、さんざん大きな声を上げてきました。やっと担当課で御尽力、そして市長の強い思いで、戸別受信機が100台設置、配布、貸与するようになりました。 市は、この急激な地球温暖化による災害に向けまして、いろいろな準備を整え始めたところなんです。それも承知しています。戸別受信機も対応しだした。あとは段階を分けてしっかりと高齢者の手に届くように配布していくということが決まっています。それでもやはり今年の夏のようにこれだけ暑いと、そして今回の台風7号は直撃だったので、市民の方の不安が多くて、避難するのも知人、親戚の家、避難所、ホテル等々に避難をして情報を待つ。心細く、風が強かったですからね、情報を待つ。防災行政無線が鳴ると聞きに行くんですけれども、聞こえないということが度々上がってきます。 市は、本市は、市長を筆頭に、防災行政無線が聞こえないことを防災行政無線のタワーを全部取り崩して、新しいことをするような財政はありませんので、今やっと防災行政無線戸別受信機貸与が始まったところなんです。しっかり届けていくということは私も認知していますが、台風、そういった告知のあるような災害が起きるかもしれないときは、どうしても注目されるんですよね。ましてや、聞こえていない地域もたくさんございます。人命に関わることは、新宮市は一生懸命努力して、防災に係ることを、できることをやっていくことを始めているのは、私も承知しております。今回ちょっとごみの収集も聞こえなかったという苦情もありました。 ここで、防災行政無線戸別受信機は貸与が始まっています。しかし、聞こえないところはまだまだ残っています、高齢者。そのためにはどうしたらいいか、担当課長、もう一回教えてください。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田より答弁させていただきます。 防災行政無線が聞こえにくい場合の対応につきましては、新宮市では、防災行政無線の屋外スピーカーを市内85か所に設置しております。天気や聞く場所により、どうしても聞こえにくい場所も発生してしまいますので、防災行政無線で放送した内容は、電話、メール、ファクス、新宮市の公式LINEなどで御確認いただけます。全て無料で御利用いただけますので、ぜひ御検討ください。 また、このようなサービスに登録していない場合は、フリーダイヤルにて情報を発信していますので、御確認していただけたらと思っております。 また、昨年度から実施している戸別受信機の無償貸与につきましては、昨日も答弁させていただきましたけれども、令和4年度は100台設置しております。令和5年度の100台の戸別受信機ですが、8月に納品されましたので、9月1日付で設置の案内を送付しました。こちらについては、あと残り58名の方です。こちらについては随時設置してまいります。 次の段階としまして、11月の広報にて、携帯電話等を所有する人がいない世帯や新宮市が情報発信しているメール配信、電話配信などが利用できない方への希望を募る予定にしております。 ◆11番(竹内弥生君)  それ、最後のメール配信がない方への無償貸与、いいですね、順序としたら。スマホをお持ちでない方、それと結構大きな災害になりますと、携帯、スマホも止まりますよね、通信ができなくなりますので。このフリーダイヤル、これはもうフリーダイヤルに家電からかけていただきたいということを、割と大きな字で広報してあげてほしいと思います。フリーダイヤルはかかります。 本当にこの防災に関しましては、これからもいろんなことに対応しながら進めていっていただきたいと思います。 ちょっと関連しまして、ペットのことなんですけれども、ペットをお持ちの方は、家族なので、私もそうなんですが、災害が起こったときに避難所に逃げます。そういうときにペットは同伴避難なのか、同行避難なのか、そこがちょっと分からないんですよ。災害で避難所へ逃げたときに、ペットとは外れて避難するのか、それとも一緒の場所でいられるのか、そこを教えていただきたいです。 ◎総務部参事[防災及び危機管理担当]兼防災対策課長(竹田和之君)  ペットの避難につきましては、新宮市では同行避難として各避難所で受入れを行っております。 ペットの避難スペースにつきましては、アレルギーの観点から避難者とは別のスペースに避難することとなるため、その旨を避難者に御了解いただくとともに、避難の際にはゲージやペットフードなどを御持参いただくことを呼びかけております。 ペットと一緒に過ごせる同伴避難については、今後、希望者が増えてくると思いますので、実施している他の市町村を参考にしまして、検討していかなくてはならないと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。そうしていただきたいです。協議していって、研究していっていただきたいです。 同行だと、ケージに入れたまま違う場所に置いて、災害が起きたときにフードも全部持っていかなければならないので、できるなら、まず最初に、このフードを少し備蓄の中に加えていただくこともしていただきたいかなと思います。 同行避難、本市は同行避難であると皆様に認識していただくようにしないと駄目ですね。避難所までは一緒に逃げられるけれども、避難所では別々だよと。それは人の命、まずアレルギー対策、そういったことを鑑みて、別々の場所に避難するんだよということをしっかり載せていただきたいなと思います。 そして、今おっしゃってくれたように、避難所に行ってからも同伴避難、一緒にいられるようなスペースができることも研究していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、項目5に入ります。三佐木蜂伏において、大型店舗出店のため交通量が激増。通学路の歩道や道路整備について問う。 これは三佐木蜂伏地区の大石副議長、湊川議員、私、3名に、このようなレターパックでお手紙をいただきました。大石副議長も湊川議員も現地に行って、しっかりその状況を鑑み、観察して、私も何度か足を運ばせていただきまして、ここの言っている地域は少し危険であるというふうに認識しました。お手紙は悲惨です。市議会議員、竹内弥生様、これも3名の同僚議員に来ております。事故が起こったらどうするんですかということを切々と言っていらっしゃいます。 新翔高校前のバス停の交差点、この35メートルの区間に歩道がないんですね。ここが危ないと、ここが一番混む、早期設置を求めたい。ここは大型店出店のために交通量も増え、本当に35メートル間隔のところの歩道をつけることが安心・安全につながるのではないかなと、私も現場を見て強く思います。そしてこれは、このレターパック以外にも直接、住民の方から要望をいただいております。地域の方ですね。そして、その住民の方に対処方法もお聞かせいただいております。 三佐木地区の新翔高校からよってってまでの間の交通量が増えるということは、よってってのところの集中したところにスーパーセンターとかいろいろな大型店が出店をして、まちが活性化してきているんです、地域が。これは本当にありがたいことなんです。交通的にも不便な、大阪から名古屋、新宮に来るまでの不便な道のりの中でも大型店舗が出店してくるということは、地域の活性化または経済の循環におきまして大変重要で、なおかつ、私はこれはありがたいことだと思っております。 しかし一方で、こういうふうな被害と申しますか、危険なことができてくる。これはいつの世も何かいいことがあると悪いことが来るということの背中合わせと申しましょうか。でも、これは市道路であります。したがいまして、市が、公が何とか解決をしていくということができると私は思います。 この通学、そして歩行者のために安全な道路、歩道整備について早期処置をお願いしたいんですけれども、課長、どうですかね。これはもう、いろんな議員から聞いていると思います。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤より答弁させていただきます。 新翔高校前交差点の光洋中学校側の一部区間には歩道がないことから、これまで歩道設置について検討してまいりました。しかしながら、歩道を新設するには、地権者の方々の用地協力が必要となり、予算的にも大きなものになることから、早期の事業実施には至っておりませんが、早期に可能な交通安全対策を行ってまいりたいと考えております。今年度は歩行者の通行箇所にある水路に蓋をかけ、歩行者の安全性向上を図っていく予定としております。 今後も、引き続き歩行者の安心・安全のためにも予算の確保に努め、他の事業との調整を図りながら、早期に事業を実施できるよう努めてまいります。 ◆11番(竹内弥生君)  蓋をつける。蓋をつけて歩きやすいようにする。そこは歩いてもいいという、今も歩いていますが、分かりやすいように、とにかく安心というか安全に歩行者が歩けるようにしていただきたいんですよね。 今、課長から答弁いただきましたように、これは地権者との話合いもあり、財源の問題もある。一遍にそういうふうにいくわけにはいかないと思いますけれども、これ割と喫緊の問題なんです。本当に人が多い。何かあったときに、あのとき言ったでしょうということになりかねないんですよね。まず、そこの蓋をしてもらって歩道の確保をしていく。 財政課長、お金は余っていないですか。びっくりしたね、急に何を言ってくるんだみたいな感じだけれども、財政課長、いろんなところの担当課から一般会計とか、様々なもう全て頭に詰まっていると思うので、またそういういろんな案が出てきて、ここの整備が地権者とも話合いがつき、うまくいくようになったらどうぞよろしくお願いします。 市長、これどう思いますか。住民の方、本当に三佐木地区の3人の議員に手紙が来、お声が届き、副議長なんかもしょっちゅう立って拝見し、私は本当に3回ぐらいしか行っていないんですけれども、湊川議員も立たれて様子を見させていただいているんですけれども、危険だというのが合致した意見なので、市長もこれに関しましてちょっとお考えをお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  私もその場所、歩道もなくて、また通学する生徒が多いものですから、危険だなというのは認識してございます。 先ほど都市建設課長からも答弁させていただきましたが、多額の建設費がかかる事業、工事となりますので、ただ放っておくわけにはいきませんので、実行できるようにいろいろ工面しながら頑張っていきたいと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。よろしくお願いします。 担当課長、戻りますね。先ほど申し上げましたように、住民の方から案があったんです。今、市長から答弁いただきましたように、本当にすぐすぐにはできない、地権者との話合い、財源を充てる、そんな一年なんかで来年度予算に組み込もうなんて、幾ら急ピッチで庁内で協議してやってもらっても難しいとは、私も本当に認識します。 住民の方から御提案いただいたのは、歩道の縁石に塗料を塗り、道路への、またゾーン30ですか、ちょっと詳しいこと、専門的用語は分からないんですけれども、ハンプ等の設置をする、そして交通量を少し緩やかにするという御提案をいただいたんですよ。これは、その御提案いただいた住民の方から実証実験をしてほしいということもいただいております。要望ですよね。 この有効性は、実証して検討しないと分からないと思うので、この件に関しまして実施していただきたいと思うんですけれども、課長、どうですか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  ゾーン30プラスは、生活道路における人優先の安全・安心な通行空間の整備のさらなる推進を図るため、最高速度30キロメートルの区域規制に加え、車両の進入抑制や速度抑制を図るためのハンプやシケインなどの物理的デバイスを組み合わせ、交通安全の向上を図るものです。 ハンプの設置については、道路の路面に凸状のものを設け、車両速度の抑制や幹線道路への誘導を図るもので、幹線道路である市道比奈久保線におきましては、騒音や車両事故等の発生の原因にもなると考えますが、今後警察とも協議した上でゾーン30やハンプなどの物理的デバイスの有効性、その他の交通安全対策について研究してまいります。 ◆11番(竹内弥生君)  よろしくお願いいたします。 続きまして、項目6、自治会連合会要望書について問う。 初めに、平素から御尽力いただいています自治会連合会の皆様には、地域の見守り、そして活動、地域の様々な案件に関しまして御活動なされていることに感謝いたします。ありがとうございます。 その自治会連合会の皆様方の御要望は、本市においても重い陳情だと私は認識しています。この中には私個人で一般質問させていただいたものもございますので、今回取り上げさせていただきました。重要な案件だと思います。 まず、防犯灯の維持管理にかかる費用を市が全額負担と題名にありますけれども、ここでも少子高齢化、人口減少の波の弊害でございますね。電気代もかかってきた、自治会にかかる負担が大きくなったわけです。本当に防犯灯につきましては、市内全域、熊野川町から全て合わせますと、暗いところもあります、明るいところもあります。それを全部、市が全額負担に持っていくということは、かなり調査研究をしていただかないと、私はとにかくやってほしいということにはならないと思うんです、個人的に。ですので、この防犯灯の維持管理に係る費用、そういったものは調査研究していただきたい。各地域、連合会の皆様とも相談をして、調査研究して取り組んでいっていただきたいと思いますけれども、どうですか。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  生活環境課、廣井より答弁させていただきます。 先般、自治会連合会及び総会においても、防犯灯の維持管理について御意見を伺ったところでございます。現在、自治会連合会から意見等もお聞かせいただきながら、自治会の負担を軽減できるような方法について調査研究をしているところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  これは課長、担当課の皆様、自治会連合会の皆様とお話をして、地域で研究していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、町内会に入っていない人なんですけれども、この場合の維持管理、そういったことにつきましては、どのように今考えていますかね、いろんな御不安等もあると思いますし、どこに陳情したりというか分からない方もいると思います。お答えお願いします。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  町内会に入られていない方等についても、防犯灯の維持組合というのを設立いただきまして、こういった町内会と同じように補助金等を受けられるような制度を設けておりますので、それにつきましては随時相談を受けまして、丁寧な対応を行っているところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  大丈夫ですね、丁寧な対応をしてあげてくれているんですね。防犯灯ですもんね。これも災害が起きたときに、防犯灯が暗かったら本当にもう逃げにくいし、一度、連合会の区域の皆様と、地域の皆様とお話をしていただいて、どの辺が暗くなっているか、空き家がたくさんあるところが明々照らしているのではなくて、新しいところに、住宅が増える人のところに防犯灯をつけていかなければならないとか調査研究してください。よろしくお願いします。 ○副議長(大石元則君)  竹内議員、確認させていただきます。6番ということで入ったんですけれども。 ◆11番(竹内弥生君)  間違うた、すみません、ひっくり返します、6、7。ごめんね、最初に言わんかったわ。 ○副議長(大石元則君)  6番の項目は後からということで。 ◆11番(竹内弥生君)  6と7とひっくり返します。 ○副議長(大石元則君)  じゃ、引き続き7番をお願いします。 ◆11番(竹内弥生君)  それ言うてなかったわ、すみません。でも、この一般質問は、新宮市は割と自由にやらせてもらって、私も今、通告に従って、順番は言っていませんでしたけれども、通告をしていませんがという意見も議員からたくさん出ます。通告をしていなかってもお話ができる。私のように間違っても、今、副議長から細かく注意していただきましたので、思い出したわということで、すみません、ひっくり返っていますので。聞いたら分かると思いますが、職員のプロの方、でも私が間違えましたのでお許しください。 続きます。 常設エコ広場と従来のエコ広場の運営を再構築。 この常設エコ広場の設置につきましては、市民の方から喜びの声はたくさんいただいております。一方で、若い世代の方は時間帯が合わないと。早朝のエコ広場に行けない、常設エコ広場にも仕事が終わってからだと閉まっている、4時までですもんね。そういうお声もいただいております。 従来のエコ広場に関しましては、設置以来20年たっています。その間に再構築していることがない。今このような人口減少、少子高齢化で様々な社会情勢が変わってきている。ということは、いよいよ再構築をしなければならない案件が山盛りになってきた時期だと思うんです。だから、今から職員の方々は大変な時期に入っていると私は推測いたしておりますが、このエコ広場におきましても、従来の、高齢化により人手が少なくなる、運営員の確保が難しくなっているということもお聞きしております。 私は、このエコ広場、従来のエコ広場に関しまして、そして新しく設置した常設エコ広場に関しましても、従来のエコ広場でございますが、連合会の皆様とそして業者、プロの皆様と行政の皆様、職員の皆様が連携して審議会を立ち上げて、しっかり再構築をしていく時期なのではないかなと思うんですよ。もう地域のことは地域の方、連合会の会長並びに皆さんがよく御存じで、そこの方とプロの方、業者の方ですね、費用とかそういったもののことに関しまして、そして知恵、やり方、構築、アイデアを生み出していくという、行政とが集まって審議会をつくって協議を進めていくというのを提案したいんですけれども、いかがですか。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  従来のエコ広場につきましては、議員がおっしゃられますように、運営開始から20年近くが経過しており、当時に比べますと高齢化が進むなど環境が変化してきております。自治会連合会から先ほどと同じように意見等をお聞かせいただきながら、エコ広場、それとあと常設のエコ広場等の利用状況を見極めまして再構築を進めているところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  それは担当課だけでやっているんですか、自治会連合会の皆さんと一緒にやっているか、部長。これは再構築を今しているところだと、課長、おっしゃっていただきましたけれども、今後、連合会からこのような要望も来ています。業者の方の運営費等々もございます。やっぱり集まって、行政の中だけではなく、審議会というものを立ち上げていくべきだと提案いたしますけれども、お考えを聞かせてください。 ◎市民生活部長(西山和視君)  市民生活部、西山より御回答させていただきます。 先ほどの課長の答弁と重なりますが、既に自治会連合会の役員さん等々もお話をさせていただきながら現在進めておるところでございます。議員さんおっしゃっていますように、そういった形で進めていきたいと考えてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  どうぞよろしくお願いいたします。 次、溝掃除なんですけれども、側溝ですよね、これも私、一般質問で市民の方からお手紙を頂いて、10年間溝掃除をしていないので不安だと、水があふれてきたときにどうしたらいいんだということを一般質問で問いました。 それで溝掃除の仕方、今は行政委託によって側溝の蓋上げをしてもらって、町内会で泥上げの作業をして、取り除いた土砂をまた行政が取りに行く、真ん中が抜けているんですよね。これは全部行政委託にしていただきたい。 これも人口減少、少子高齢化の波ですよ、人手が少なくなっている。そして世代別、これもさんざん一般質問で取り上げさせていただきましたが、世代別の考え方が違って、町内会に入らない若い世代の方もいっぱいいらっしゃいます。メリット、デメリットが分からないとか、たくさんいらっしゃいます。なので、これは真ん中だけ町内会、または町内会に入っていない方も取組によって溝掃除をやってもらえるということで、真ん中だけを市民にさせるのではなく、全面的に市が委託業者にやっていただきたいと提案したいです。これもずっとたまっているわけではないので、たまっているところは少ないところもありますでしょうし、なので数年に一度、検査をしていくというところから始めていっていただきたいと思います。 こういった対応について研究していただきたいと思いますけれども、担当課長、いかがですか。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  溝掃除につきましては、市全体の取組ということもございますので、予算等の状況を見ながら、今、議員おっしゃられました方法も含めて、よりよい実施方法について調査研究をしてまいりたいと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  何でも予算がかかるんですよ。人口も減っていきやるのに、内閣も変わりまして、子育てにお金をたくさんつけて、地方自治体に何でも使ってもいいよというお金も頂きたいですし、こういった生活に関する、日本全体が老朽化している、人手も不足していることに鑑みて、いろんな予算をつけていただきたいですよね。だって、私たちは国民負担率50%近く払っているわけなんですから、それを返していただいて、生活のレベルを維持していく方法を考えてもらいたいと思いますので、市長、また市長会でいろいろ意見を言うたってください。よろしくお願いします。 続きまして、公園の遊具なんですけれども、公園につきましても、1期目の当選のときから公園がいかに大切なものであるか、子育てにおいてまたは高齢者の方々の癒やしの場である、様々なことを提案し続けて、黒潮公園にはあずまやをつけて、右と左につけていただきました、ありがたかったです。担当課の御尽力、今でも感謝しております。 今、三輪崎のちびっ子広場なんですけれども、誰の目で見ても機能していないんですよ。私は、駐車場にするのかな、それとも老人の憩いの場にするのかなと考えていたんですが、これは遊具の設置をちゃんとしてあげないと、何のための公園かよく分からないので考えていただきたいと思いますし、当局はもう考えていると思いますが、財源がたくさんあるわけではないので、そうもそうもではございますが、この三輪崎のちびっこ広場に関しましては早急に取りかかっていただきたいと私は提案いたしますが、いかがですか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 三輪崎ちびっこ広場の遊具につきましては、老朽化等により危険と判定された遊具について使用することができず、御迷惑をおかけしているところでございます。地元の方からも遊具の設置を望む声をいただいておりまして、今年度、老朽化した遊具を撤去いたしまして新たに遊具を設置する予定で、現在事務を進めているところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。ずっと思っていたんですよ。これ湊川議員も、皆さんからも陳情を受けています。本当にありがたいことです。よろしくお願いします。 公園につきましては、宝くじ補助金で改選前に横町のちびっこ広場、すごい新しい、よい遊具が取り入れられたんですよね。人がたくさん来ています。私もちょっと見に行ってきたんですけれども、なかなかすばらしい遊具でありました。これは子供が興味を引くなと。 新宮市全体が持っている公園につきまして、その遊具を新しいのと取り替えるといっても、壮大な財源が要るのでなかなか難しいとは思うんですよ。私も承知しています。でも、今は巣籠もりであったり、家の中でいるというのが普通になってきたというこの時代の中で、公園の中にちょっとでも新しい、興味を引くようなアートなもの、そしてデジタルのようなものがあれば、空想を広げ、視野を広げられるような興味のあるものがついていくと、少しでも外へ出てくれて、太陽の中で体を動かすということも、子育てについて重要なことではないかと思うんです。 黒潮公園もあずまやを造っていただきましたけれども、遊具は古いんですよ、担当課長、遊具が古い。どうですか、少しずつでもいろんな周りの、あそこは指定の会社がたくさん周りにございますので、うちの本市の一般財源だけではなく、いろんな補助をいただきながら遊具を少しでも設置していただきたいと思うんですけれども、お考えをお聞かせください。 ◎企画政策部参事[港湾担当](小渕学君)  港湾担当の小渕から御答弁をさせていただきます。 議員御質問の黒潮公園の遊具でございますけれども、ブランコや滑り台などについて、平成21年度に更新をしてございます。その上で、今時点でございますけれども、皆様方に安心して御利用いただくために、専門業者による点検を含めて日々の管理にしっかりと取り組みたいというふうに考えておりますが、一方、遠くない将来には、更新等の必要性が生じてくるものと承知をしてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  うまい、何て、もう一回。その遠くない、何て、課長、ごめんね。 ◎企画政策部参事[港湾担当](小渕学君)  遠くない将来には、更新等の必要性が生じてくるものと承知をしてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。それは分かっていただきたいです。分かってくれていますね。ありがとうございます。 子供たちに外に出てほしいんですよ。黒潮公園や三輪崎だけではない、新宮の旧市内にも、昨日、吉良議員も言っていましたけれども、公園というものの重要さというのをもうちょっと認識していただいていると思うんですが、子供たちが外に出るような、または高齢者たちがお孫さんを連れて一緒に公園を散歩する、そして自分たちがコミュニティーの場となって少しでも集まってお話をするという公園は、割と人生について大事なものなんです。大げさではなく。これは新宮市内におきまして、旧市内におきましても、公園遊具整備、興味を引けるものを取り入れていっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 これ、熊野川町の公園ありますよね。公園についてですけれども、あそこはすばらしいお金をかけて造っているじゃないですか。行政局長にいくとは言っていませんでしたけれども、あそこに人が増える方法というのは何か考えていますか。すばらしい公園ですよね。 ◎熊野川行政局長兼住民生活課長(下路拓君)  熊野川行政局、下路から答弁させていただきます。 現在、遊具等もしっかり、真新しいと言ったらちょっとあれなんですけれども設置しております。 それと、市内だけでなく、ほかの三重県の幼稚園だったり、ぐるりと囲っているので、皆さんでお子さんをそこで遊ばせても危なくないというような形で、利用者数についてはちょっと確認できていないんですけれども、そういう利用は現在されている状況です。 ◆11番(竹内弥生君)  あれは指定管理の管轄ですか、それとも行政局が全て管理しているんですか。 ◎熊野川行政局長兼住民生活課長(下路拓君)  行政局で管理しております。 ◆11番(竹内弥生君)  ということは、伸びしろというか、今からいろんなアイデアを持って、もう少し新宮市の旧市内の方がちょっと広い囲いのある公園へ行きたいなと、土日でも、わざわざ田辺の新庄公園まで行かなくてもいいように、いろいろアイデアを研究して、土日になったら熊野川町の公園に行こうというような父兄の方が思われるようにしていただきたいと、また研究していただきたいと思います。よろしくお願いします。 休憩お願いします。 ○副議長(大石元則君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後2時00分--------------------------------------- △再開 午後2時10分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) 担当課長、お待たせしました。18歳までの医療費無償化、ここを飛ばしていましたね、お待たせいたしました。 これは、改選前の議員説明会で今回辞められた議員が、18歳までするという、議員説明会の中で、18歳までしたらどうだという意見が出ていました、改選前に。そして、和歌山県下はほとんど無償化されている、18歳未満、これも新宮市は着手していくべきだと私は強く思いますし、また本市におかれましても、そのように進んでいると推測いたしますけれども、いかがですか。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 現在、新宮市では、中学校卒業までを対象に子ども医療費の無償化を実施してございます。そのうち小学校就学前の児童を対象に和歌山県から補助をいただいておりますが、小学生以上の子ども医療費は市町村が単独で助成しているため、財政的負担が大きく、国・県に対して要望を行い、支援を求めているところでございます。 全国的にも、県内の自治体におきましても、18歳までの医療費無償化が進められておりまして、少子化等による人口減少を少しでも抑止するため、子育て支援策のさらなる充実が必要であると考えておりますが、18歳までの無償化を行うためには、相当額の予算が今後経常的に必要となりますので、国・県の動向も見ながら今後検討してまいりたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  これ部長、部長はいますか。部長、国がつけてくると、推測の段階ですけれども、子ども・子育て支援に力を入れると岸田内閣が言っていますよね。これついてきたら直ちにやるということですよね。一般財源ではちょっと難しいですもんね、多額な予算が要るので。どう思いますか、部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(中上清之君)  子ども医療費、18歳までは非常に必要かなというふうには思っています。担当課長からもありましたけれども、18歳まで引き上げると大きな予算が要るということであります。 それと、国におきまして、こども未来戦略方針のほうが出ております。まだ予算については明瞭化されておりませんけれども、しっかりそこらあたりを見極めながら考えていきたいというふうに思っています。 以上です。 ◆11番(竹内弥生君)  結局、部長、何に使ってもいいよという交付税が来たら、一目散にここは使っていただけると認識してもよろしいですか。
    ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(中上清之君)  そのように考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  それで、教育長、一目散に空調ですね、市内の小中学校の。教育長、一目散にこの予算が来たら使っていただきたいですよね。 ◎教育長(速水盛康君)  私の立場からするとですけれども、教育関係予算に使用していただきたいというのは思ってございます。 ◆11番(竹内弥生君)  待ってくださいよ、教育長、18歳無償化もやって教育関係、そうですね、教育長の立場やったら、ありがとうございます。 とにかくもって、国会議員の偉い先生方とかに、この地方議員のたかだか地方議員の私が何を申し上げてもあれですけれども、国会議員の偉い先生方はしっかり地方に予算をつけてもらう。どこかで誰かが見ていてくれたらいいなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 項目7、職員の働き方について問う。 現在は社会情勢におきまして、医師、そして教員に……。 何、順番で何か気になる。項目7に、6と7と振り替えますとさっき申し上げましたよ。何かありますか。     (発言する者あり) ◆11番(竹内弥生君)  話しかけないでくださいよ、気になるし、何。 ○議長(三栗章史君)  どうぞ続けてください。 ◆11番(竹内弥生君)  もうB型、瞬間湯沸器なので、すぐ反応するんです。これが私の欠点であり、長所でありとテレビを見ている支持者から怒られます。 今回は、今から項目7、振り替えましたので、項目7をやらせていただきます。 職員の働き方について、項目7、職員の働き方についてです。 社会情勢に応じて、働き方改革が進んでおります。これは教員、医師等々様々な分野で働き方改革が進んでいます。昔は、上司とコミュニケーションを取るために、誘われたら飲みに行ったり、食事に行ったり、ゴルフに行ったり、マージャンをしたり、いろんなことをしてコミュニケーションを取り、役所の中でも上司と部下の関係のコミュニティーが深まっていると考えられますが、今は世代によりまして、若者世代によりますと、休日は休日、プライベートはプライベートとしっかり区別をして働きたいという世代に変わりつつあると思います。庁内におきましても、毎年若い世代の未来ある若者たちが入庁しております。 私、この間、新宮花火大会に行きまして、職員さんが汗をかいて立っているのを見まして、あらお疲れさんね、大変ね、お仕事お疲れさまですと声をかけたら、いやいや仕事じゃないですよと。仕事やないとは何をするんですかという感じで、ボランティアなんですとおっしゃったので、職員さんのボランティアというのは時間外労働なのかな、どういうことなのかなとちょっと考えまして、今、様々な社会的に分野分野におきまして成り手不足、いろんな問題が生じて、働き方改革というものが民間以外にも推奨されている時代になってまいりました。なので、公務員におかれましても、職員さんにおかれましても、そういうサービス残業とかがないようにしっかりと優秀な頭脳を生かして、事務方で新宮市の未来を担っていくという仕事をしていただきたいと私は思います。花火とか、いろんな公式行事では、そういう皆さん、手伝いに来たという形で、手伝いに行くこともあるのかなと思いますけれども、少し心配をいたしました。 ここでは公務員の働き方につきまして、ボランティアと、どこまでボランティアなのか、ある程度ざっくりで結構ですから教えてください。総務部長、お願いします。 ◎総務部長(南守君)  総務部、南より答弁させていただきます。 少し難しい部分もあろうかと思いますが、基本的には、市として行うもの、または市が主体的な役割を担う、例えば実行委員会等が行うイベントや催しに従事する場合は、公務に該当するかと思います。それ以外はボランティアになろうかと思われます。 また、公務で従事した場合におきましては、健康面にも留意するため、勤務時間の割り振り、いわゆる代休にて別の日時で休んでいただくことを基本としておりますが、それが難しい場合は、時間外手当を支給するなどして対応を行っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ちゃんと仕組み的になっているんですね。有休を取る、取れない場合は時間外手当を支給するという形ですね。 管理職の方はボランティア、どうしているんですか。管理職の方もボランティアをしていらっしゃるか。 ◎総務部長(南守君)  管理職ももちろんボランティアには出ておりますが、その場合もボランティアですので、無償というような形です。 ◆11番(竹内弥生君)  そこら辺も管理職につけてあげてほしいですね。ありがとうございます。 これは、項目8に続いていきますので、取り上げさせていただきました。職員の働き方につきまして。 項目8、最後でございます。これ各種団体の、ちょっとプレゼン等のような形になりますけれども、しばらくお聞きいただいて、市長からお考えを聞かせていただきたいと思います。 本市では、様々な市民団体がボランティアであったり、地域貢献、イベント等を開催していると、私も認識しております。本当に御苦労されていると、私からもお礼を申し上げたいと思います。 今、ここで二つの民間団体について、皆様に御紹介させていただきます。 まず最初に、佐野おやじの会、中村優会長。これは2021年7月に佐野保育所の保護者メンバーで設立し、目的は、子育て世代を中心に子供と高齢者をつなぎ、地域に寄り添いながら相互の成長を図る活動を行っている。2020年4月、新宮市のボランティア団体として登録される。 主な活動は、佐野おやじの会の地域のミラー磨き、草刈り、佐野地区からの依頼事、子供たちのイベント開催等、こんな地域のために様々な事業、美化活動さながらの美化活動、カーブミラー磨き、七夕祭り参加、交通安全街頭啓発、縁日体験開催、ドタバタこどもイベント、佐野川沿い美化活動、会員向け餅つき、千人風呂かるた大会、佐野桜まつり、佐野桜マラソン、新宮市ボランティア。ここでこういうたった数年の間にボランティアをたくさん、何だか一生懸命走れるけれども、青年たちがボランティアを続けて、こういったものをいただいたそうです、2年の間で。 私は、この若き青年たちを見て、きらきらして、本当に一生懸命に活動しているなと思うので、この項で取り入れさせていただいております。 もう一つ、この佐野おやじの会からスポトレ、スポーツトレーニングというクラブもつくってあります。加藤誠人代表、コーチ19名、これ以後スポトレと言わせていただきます。スポトレは、子供たちがスポーツに触れて楽しむ機会をつくることを目的とし、活動指針は、幼少期に身につけたい36の基本動作を小学生から中学生まで指導し、運動機能の向上と改善を促します。 これも、このスポトレに関しましても、独立して2年余りなのに、120人の子供の登録があるということです。19名コーチがいます。第2、第4の水曜日にやっているんですけれども、7時半から8時半まで。この間、私、ちょっと視察に行かせてもらったんですけれども、80人ぐらいの子供と父兄の方がいるから、物すごく活気があったんですよ。こんなふうに子供と御父兄の方が集まっているところがあるんだと、ちょっと感動したんです。 ほかにもカヌーやサップ、ボルダリングなどの体験も実施して、修行体験なども行っている。南珠寺での協力の下、雑巾がけ、座禅なども取り組んで日本の伝統芸能の文化にも磨きをかけたいと子供たちを指導している。 この新宮市で、このコロナが明けて、コロナの間は活動を中止していたと言っていましたけれども、こんな青年、30代、40代の青年たちが、こういうようなすばらしい活動をしてくれているということは、私は新宮市の宝だと思い、紹介させていただいております。 二つ目、まず、事務局大丈夫ですか。佐野おやじの会の活動をちょっとズームアップしちゃってくれますか。これミラー磨きですね。今申し上げましたのが、スポトレ、スポーツトレーニングです。ちょっと曲がっていますけれども、こんなふうにいろんな体操とか、マット運動、ボール遊びなどを取り入れて、しっかりコーチの資格を取って教えているという団体でございます。これは、見にくいですかね。柱松ですね、最近お手伝いをしている風景でございます。 佐野区は、この佐野おやじの会によって、本当に助かっていると私は推測いたします。これは南珠寺、座禅ですね。 もう一つは、時間も少なくなってまいりました、GoKumano代表、福本友樹さん、この人もすごい団体をつくっていらっしゃいまして、全国的に有名なアーティストやメーカー様を呼んでいろんな活動していらっしゃる。指針としましては、自然教育や人間力、クリエィティブなことに重点を置き、視点を変えた教育、視点を変えた体験を行い、本気で夢が持てる夢づくりの実現に向かうということを指針としているそうです。 グリーンピア南紀でのアーティストを呼んだイベントでは、ライブですね、来場者900名、南紀勝浦温泉ホテル浦島の駐車場のライブでは、来場者が3,000名、最近でいいますと、浮島の森、熊野川町の民間団体、これもKumano Action代表、福本友樹さん、浮島の森の地域資源を生かした近隣地域からの観光誘致、市民の方々が楽しみ感じる学びの演出をデジタルアートですよね。 ズームお願いします。 こんな形でイベントをこんなにたくさんの人を誘致して、市街地からのたくさんの集客をし、飲食店等々25店舗も出して、地域経済も活性化させているという取組をやっている団体でございます。 そして、この間、つい最近ですね。もう一度ズームお願いします。緑の部分が浮島の森、これは世界に一つしかないんですよ、浮いている森、この新宮市が誇れる文化遺産だと思います。ヒマワリ、熊野川町の11万本もあるヒマワリをライトアップさせて、荘厳な世界をつくり出す、このヒマワリのライトアップを見て涙をしたという方がいらっしゃいました。 時間がないので、ざっくり説明させていただきますが、なぜ私がこういうことを申し上げているかといいますと、お祭りにおきましてもそうなんです。この団体は手弁当で、寄附等によりながら予算をつくって、こういうようなことをしております。お祭りにおきましても、新宮市のお祭り、まだ継続しておりますが、那智勝浦は来年に、船のほうのこぎ手がないので今年で終了ということも聞きました。町内会会費、寄附とかも少なくなっている、人口減少の弊害だとは思います。 そのようなお祭り、そしてこの団体二つ紹介いたしましたが、若者たちが一生懸命取り組んでいる、手弁当でしている団体、ボランティアの活動につきまして、この先は幾ら何でもここに補助金をすぐつけよということではございません。いつかは補助金を出して、手弁当ではなく、しっかり連携していく仕組みが大切になってくるのではないかなと思うんです。 高度成長期は、みんな元気で、子供もたくさんいて、どこでもここでも活性化し、寄附もたくさん集まり、お祭りにも人がいっぱい来て、大人の言うことを聞いて、青年たちも子供たちも前へ進んでいくという形が形成されていましたが、今現在は、大人たちも少し元気がなくなってきている。給料も増えていないですから、人口減少ですし、高齢化ですし、なので30代、40代の青年たちがこんなふうなボランティア活動していくということはとても重要なことだと私は思います。 これは御紹介をして、この民主主義の中、多様性、巣籠もり、疫病、様々な苦しいことに遭いながら、一生懸命活動している若者たちと行政も連携していくことが必要だと思います。さっきの項でございますが、職員の働き方改革につきまして、これもボランティアを少なくして、こういった団体に委託していく、ボランティアをしていただく、連携をしていくことも今後の行政の取組として必要ではないかなと思い、紹介させていただきました。 何をするにもお金が要ります。そのお金を四苦八苦してつくっていく、何でもかんでもお金が、補助金として出すということは、もちろん簡単ではないということを私は認識いたしております。しかし、これからは地域のお祭り、そしてこういったイベント等、地域の活性化に向かい行政が共に民間と連携していくことは、大変重要な取組になってくると思います。ここで、市長の見解をお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  すばらしい取組を御紹介いただき、ありがとうございました。 本当に佐野おやじの会の皆さん、またGoKumanoのすばらしいイベントの開催、本当に心より、この地域を盛り上げていただいて、活性化いただいて、本当に感謝の気持ちでございます。 振り返ってみますと、私も30代、40代のときに青年会議所活動とか、育友会、PTA活動とかでいろいろ活動をさせていただきました。今、紹介いただいた皆さん、自分の仕事も持ちながらプラスアルファで、その地域のため、地域の子供のために頑張っていただいておりまして、結構しんどい中で一生懸命やっていただいていることを本当に理解できるわけであります。 そういう中で、議員おっしゃるとおり、もっと行政も一緒になってということでございます。私も全く同感でございまして、14年前に新宮市長に立候補させていただきました大きな理由の一つに、その当時、青年会議所とかPTAで行政にいろいろお話を持っていっても、比較的前例主義で聞き入れていただけなかったという嫌なつらい思いがありまして、そういう中でやはり行政にもこの民間の感覚をぜひ取り入れなければならないという思いもあって、市長に立候補させていただいたのを話を聞きながら思い出させていただきました。 14年たって、なかなかそこ、まだしっかりと改革できていないことはちょっとおわび申し上げなければなりませんが、本当に議員おっしゃるとおり、これからもそういった前例をなくして、やはりこの行政職員と地域住民が一緒になってまちを盛り上げていく、それは本当に非常に重要だと思っておりますので、またいろいろ御指導いただきながら一緒になって頑張りたいと思います。ありがとうございました。 ◆11番(竹内弥生君)  市長の思い、大変ありがたく思います。感謝します。 結局、市長が市長になって十何年ですか。やっと地方分権が一定の交付金を自由に使ってもいいよという時代になってきた頃だと思うんです。紀伊半島大水害に遭い、それでいろいろ頑張ってきた。昔は国の施策をそのまま下ろしてきて、地方自治体は、大体国の言うことを聞いた施策が事務方によってこなしていくことで時代は賄っていったと。それだけ経済の成長もあり、今のような老朽化、人口減少もなかった。今は急激に、それからバブルがはじけてからこちらですよね。もう一遍にいろんな状況が変わってきた。それでもこの10年前に何とかできなかったのかなと私は思いますけれども。 これからは行政にとってもとても大変な、市長率いる皆さんにとって、私たち市議会議員にとりましても、大変な時期に遭遇して、未来に向かって立ち向かっていかなければならないと私は考えるんです。空き家問題に関しましても、先ほど申し上げました防犯灯や福祉、そして教育、全ての防災、また人口減少して、少子高齢化して、まちは空き家だらけやのに、地球温暖化によってこんなに暑い夏が来、そして災害が近年まれに見る、前例のないという言葉なんていうのは毎回使われているんではないかというぐらいの台風、豪雨に襲われています。 そういったことも全て鑑みながら、昭和初期の焼け残った時代のように、もう一度考えて、私はちっちゃかったのでその根性は分かりませんが、そういう母親、父親たちを見て育ってきましたので、一生懸命頑張っていく、それが政治の役割。そして、私たち地方の議員は、行政の執行権のある皆さんがいろんな施策をつくってくる、それに提案、実現、提言をし、そして優先順位を変えてほしいというような施策におきましては、しっかりと議決で個人個人で考えまして、皆様の代弁者として、今後ともしっかり市議会議員としての職を務めてまいりたいと思います。 今日は順番が少し逆になったりしましたけれども、今後ともどうぞ職員の皆様、提言をいたしましたことについて、協議して研究、勉強していただきたいと思います。市長、どうぞよろしくお願いいたします。 一般質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(三栗章史君)  一般質問を続けます。--------------------------------------- △福田讓君 ○議長(三栗章史君)  6番、福田議員。 ◆6番(福田讓君) (質問席) 議長、申し訳ございません、少し風邪ぎみなのでマスクをさせていただいて、当局の皆様には少し声が聞きにくい、お聞き入れにくいところがありますが、お許し願いたいと思います。 9月定例会の最後の一般質問となります。1時間30分、議長、よろしくお願いいたします。 通告に従いまして、市長の政治姿勢についてをお聞きいたします。 まず、医療センターの運営についてお聞きします。 私も議員、もう10年近くなりますね、8年、医療センターの一般質問はずっと続けさせていただきました。それというのも過去のことですが、前院長が医療センターを民営化することということでいろんなことで考えられて、職員、事務長をはじめ看護師、部長等とともにいろんな考えを持って進めていきましたが、私は医療は人間にとって一番大事な命のとりでであります。何回申し上げても、やはり市民の命を守る、また近隣市町村の8万人の方を守るために一番いいベストな医療センターであっていただきたいし、当然であります、8年間、この医療センターの独立行政法人化のことについて、前院長と、院長はここへは出席はしていただけませんでしたが、事務長をはじめ庶務課長、医療業務課長に質問させていただきました。その後、田岡市長が就任されて、法人化というよりも、田岡市長はやはり運営に力を入れていくと。そして、院長が交代されて、今の整形外科の北野先生が院長、まだ若い方ですが優秀な方ですので、まして和歌山医大出身の方です。本当に朗らかな方で、お話しさせていただいても大変気さくな方です。もう何でもお話しできる方だなということで感じております。 さて、医療センターにつきましては、同僚議員も関連しますが、御質問をしていただきました。若干重複するところがございますと思いますが、よろしくお願いします。 今年の5月8日に新型コロナウイルス感染症が5類に引き下げられました。これまでの制限のあった様々なことが緩和されましたね。まちが少しずつコロナ以前に戻りつつあることを実感しているところでございます。市役所の皆さんも、外食やいろんなところへ行かれる機会が増えてきたんではないかと、私はそう感じております。まちを歩く人もマスクを外している方もたくさん見かけるようになりました。 こうした雰囲気により、コロナウイルスがなくなってしまったというように錯覚している人もいるかもしれません。私は、いつも他人と話すときはマスクをさせていただきます。なぜかと申しますと、他人に迷惑かけたくない、市議会議員として、市民から選ばれた選良の一人としてやはり市民に迷惑かけたくない、だからもし自分が検査をしてなかってもやはり相手に迷惑かけないということで、こうしてマスクをさせていただいております。これは自分を守ることと、相手の方を守るということ、信念を持ってやっております。 しかし、コロナウイルスはなくなっていないんですね。高齢者や基礎疾患のある方が感染した場合、重症化するリスクがあることも変わっておりません。医療従事者の皆さんは、5類移行後も必死でコロナと戦い続けていることを忘れてはいけないと思っております。 新宮市におけるコロナ患者は、定点観測の結果、7月中旬から8月中旬にかけては全国平均より大きく上回る感染率が示されました。いっときは和歌山県下一だったと思います。これも新聞に載っておりました。 このようなコロナ患者が多い状況に続いている中で、医療センターの現状はどのような状態か、お聞かせ願いたいと思います。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター、岡本から答弁させていただきます。 医療センターは、5類移行後も引き続き新型コロナウイルス対策を継続して行っております。このため、来院される皆様にはマスクの着用や手指消毒をお願いしているところであり、また入院患者への面会についても、医師が許可した家族の方に限定させていただいております。 しかし、こうした取組にもかかわらず、8月には院内クラスターが発生し、入院や救急受入れを一部制限しなければならなくなってしまいました。病棟クラスターが繰り返し発生している状況が続いておりましたが、昨日、全員の陰性が確認でき、病棟制限は解除になりました。 コロナ病棟患者は20人程度で推移しておりましたが、現在は減少傾向にあります。 ◆6番(福田讓君)  再度お聞きしますが、現在も同じく患者様への接触というのは、やっぱり担当の医師の許可を得て、御家族だけということで変わっていないんですね。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  そのとおりでございます。 ◆6番(福田讓君)  さらに、働いている医療従事者のスタッフについては、現在の状況はどうでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  コロナ感染症が5類に移行して、濃厚接触者の定義はなくなりましたが、医療センターにおいては、入院患者さんや他のスタッフへの感染を避けなければならないということもあり、家族内感染等でコロナウイルスの罹患が疑われる職員については出勤停止をさせております。 市内でまだまだコロナ感染者が多い状況もあり、スタッフの確保は大変厳しい状況が続いております。 ◆6番(福田讓君)  今後とも、先生をはじめ医療従事者の皆さんにも健康に気をつけられて、市民のため、近隣市町村の8万人の皆さんのために頑張っていただきたいと思います。 つい最近、医療センターについて、地元新聞に記事が提起されておりました。なぎ看護学校の入学者と卒業者の人数の差が大きく、途中で辞められる人が多いとあり、特に市立医療センターでの実習の評判が悪いと書かれておりました。私としては非常に気持ちが沈んだわけでございます。 看護師さんは、人の生命に携わる仕事であります。医療センターにおいては、特に重篤な患者様が多いため、なぎ看護学校の学生さんたちも大変厳しい訓練を受けられていると私は感じております。今、医療センターではどのような実習をされているんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  なぎ看護学校では、当院のほか、あとは紀南病院や那智勝浦町立温泉病院に割り振りを行い、看護実習を行っているようです。この実習先の割り振りについては、なぎ看護学校側で行われています。 実習生は、看護学校の授業内容に沿って実習内容が決められ、小児科の授業の実習であれば小児科外来、周産期実習であれば産婦人科、また看護実習であれば入院している病棟などで行われています。このうち病棟の実習においては、当院では各病棟に5人程度の実習生を受入れしております。 また、これらの実習生に対する当院の指導体制については、指導看護師を各病棟で5人程度選抜して、勤務のローテーションに応じて担当を決め指導に当たっておりますが、実際の指導は看護学校の先生とも相談しながら行っております。 実習の内容も細かく分類されており、体を拭く清拭やベッドメークなどの実際に行う作業から、看護師の高度な作業を見学しながら手順を習得するものまで様々です。 実習の採点については、医療センター側で行わず、なぎ看護学校で行っております。 ◆6番(福田讓君)  ということは、実習に関する項目、その全ての内容は、なぎ看護学校から指摘を受けて、それについて医療センターの看護師長さんをはじめ、看護師さんがそのレジュメに沿って訓練をなされているということで了解してもよろしいんですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  はい、そのとおりです。 ◆6番(福田讓君)  しかし、新聞の記事を拝見しますと、評判が少し悪いということは、私にとっても本当に心が痛む思いでございます。 それでは、医療センター側で学生を評価することはないということでよろしいんでしょうか。では、医療センターが評判が少し悪いということに対しては、医療センター側としてはどのようなお考えをお持ちですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  急性期医療を担う現場の実習においては、非常に責任のある大変な実習内容となることから、ある一定レベルの厳しさも必要となります。特に医療事故につながる事例に関しては、患者の命に関わるため、より厳しくなることもあります。そうした中、結果的に当院の評判が悪いということにつながっているのではないかと考えております。 ただ、直接当院が学生の採点をすることはありませんが、一人でも多くの学生が無事に看護学校を卒業し、立派な看護師になっていただきたいという思いで実習生を受入れしているところであります。 今回の実習に対する当院の評判が悪いというお声は真摯に受け止め、これを機に看護部とも協議の上、より学生の皆さんが実習しやすい環境になるよう改善すべきところは改善していきたいと考えております。 ◆6番(福田讓君)  これ先ほど、今、岡本庶務課長が申し上げましたように、なぎ看護学校からの委嘱は、阿田和の紀南病院や那智勝浦町立温泉病院にも振っているんですね。そのあたり、こういうお話があるということに対しては、今、私が申し上げました二つの町立病院ですか、一つは一部事務組合の病院ですが、そういうお話はお聞きにはなっていないですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  他病院でそういうことがあったということは、今のところは聞いておりません。 ◆6番(福田讓君)  私は、なぎ看護学校が創立されて、そして今、新宮市からもなぎ看護学校の生徒さんに月5万円ですか支給をされ、そして3年間、卒業されて新宮市の医療センターに勤務していただいたら、それはもう支払いはなくてもよいという形でお聞きしています。 新宮市も今、看護師さんが不足している。これは全国的に不足しておりますので、なかなか頭の痛いことだと思いますけれども、医療センターの看護師さんも24時間忙しい通常の業務を担い、看護学校の生徒の指導も行っていただいているということでございます。将来、当地域の医療を担っていただく学生さんが、現場で実習を経験されるのは非常に重要なことであると私は考えております。医療センターには、今後ともなぎ看護学校との連携をしながら、看護師さんの新しい卵を育てていただいてほしいと思います。 この件について、医療センター側は、なぎ看護学校とは話し合ったことはございますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  なぎ看護学校と当院の看護部との連携は特に密に取っていると考えております。 ◆6番(福田讓君)  これは、新聞記事の中にはそのようにしか書いていないので、それもやはりあなた方、医療センターの幹部職員、よくやっぱり調査されて、なぎ看護学校から委嘱を受けて、市立医療センターが実習をさせていただいている。そのあたり、私の考えですが、こういった御意見が出るということは、医療センターとしてもなぎ看護学校の先生方とも御相談しながら、いろんな悩みがあるんじゃないかなというところを含めまして、一人でも立派に育ってほしいという私の考えですので、やっぱり慎重に、医療センターの看護師さんとお話ししていただけるのは結構なんですが、相手は学生でございますので、医療センターで研修を受ける、阿田和の紀南病院、那智勝浦町も行っていますから、そのあたりを慎重に、若い看護師さんの卵ですから心を傷つけないようにそういう悩み事も聞いていただいて。 また、今、私が申し上げましたように、医療センターは個人の病院じゃないですから、重篤な救急患者を扱っていますから、本当に個人開業の先生でしたら、そのような救急な患者を取り扱っていませんから、やっぱり教育、実習においても特に私は厳しくやっていると思いますので、やはり心のケアも含めまして、そのあたり優しくやっていただければと思いますが、いかがでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  議員の御提言も含めまして、また看護部と協議しながらやっていきたいと思います。 ◆6番(福田讓君)  ぜひとも医療センターの院長とも相談されて、運営をされているのは院長ですから、うまく皆様が卒業されて立派な看護師になられて、一人でも多く医療センターで勤務していただけるように、ぜひとも御指導というよりも御尽力をお願いしたいと思います。 その次について、私は、広域医療についてですが、前回の6月議会におきましても質問をさせてもいただきました。医療センターが当地域の中核病院として、地域住民の医療をしっかりと考えていかなければなりません。このための方法の一つとして、近隣町村との広域地域医療についてお聞きしました。中でも医療センターが安定的に運営していくためには、私は一番お近くの那智勝浦町立温泉病院との連携が特に重要になってくると思っております。 聞くところによると、町立温泉病院には医療センターのお医者さんがお手伝いに行かれているそうでございますが、どの程度の医師が行かれているんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  現在、温泉病院には医療センターから、整形外科、腎臓内科、心臓血管外科、循環器内科の4科の医師が診療に応援に行っております。 ◆6番(福田讓君)  いっときは、私の知っている限りの情報でしたら、那智勝浦町立温泉病院は4科目の診療科目と聞いたんですが、調べますと6診療科目あるんですね。内科、循環器科、糖尿内科、整形外科、特にリハビリ科は、もう全国的に有名ですね。6月の議会でもここで皆様にお話しさせていただいたように、全国版のNHKで、歩けなくなった御婦人が1か月、2か月の厳しいリハビリ訓練で治って帰ってきているのを、30分間のNHKのテレビで見ました。 特に医療センターからお手伝いに行っているのは循環器内科、それで今言うたあれですか、心臓外科、循環器内科、腎臓内科というのは新宮市立医療センターしかございません。大きな大学病院でしたら、もう全て分割されて、腎臓内科から膵臓内科、全てありますが、これだけ医療センターが、これは和歌山医大からのこういうことをしていただくこと、派遣することも全て、今現在は、那智勝浦町立温泉病院の院長先生と新宮市の院長先生、そして看護スタッフ等でこれ受け入れていると思うんですが、そのあたりのこれの派遣の理由等は、同じ提携するという形でやられているか、それとも、和医大からこういうこともしていただきたいということでやっているんですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  基本的には、相手側の病院からの依頼ということになっておりますが、和医大とも協議しながら、それを進めていくかどうかというところを決めていると思います。 ◆6番(福田讓君)  だからもう既に、これ市長、これほどやはり市立医療センターのドクター、先生方が那智勝浦町立温泉病院に派遣して、協力しながら一緒にやっていただいているんです。 後から私、質問しますが、今回、消防署が那智勝浦町と119の指令を一緒にこれを共同でやるということが、私、後から質問しますが、やはり消防においても、そういう近隣の那智勝浦町とは合併はできませんでしたね。当時の中村町長と佐藤春陽市長がすると言っていたんですが、これは破談となりました。それからもう十何年ですね、私が新宮の市議会議員になってから1年目か2年目だったですね、それができなくなったと。しかし、合併はなくても、我々新宮医療圏において、串本町から新宮市の間でお互い助け合うことがあれば、いつでも助けられる。特にここから10キロちょっとですね、那智勝浦町立温泉病院までは。 そういった、私はこれから後から述べますが、市長にも、現在の那智勝浦町長の堀さんといろんなことをこれからも話し合っていただいて、やっぱりトップが動かなければ、今、我々市議会も地域医療対策特別委員会を設置しました。それというものを、私の考えは、賛成したのは、やはりトップ同士と議会もお互いが両市町民のために、人の命を助けるために、那智勝浦町の得意とするリハビリとか、すばらしいですね。しかし、新宮市しか紀南にはないんですね、高度HCUを持っているところ、急性期と。それをミックスしてやっていくことが私は一番大事だと思っています。 しかし、これから、来年4月から始まる医師の時間外労働、年間960時間ですか、厳しくなりますね。昨今、あるドクターが、若い方が救急どこそかの市立病院で精神的に参ってしまって命を落とされたということを、御家族の方も大変悲しみに及んでいたことをテレビで拝見しました。まさに来年4月からは医療センターを含め、和歌山県、我々は和医大から70%、奈良県立医大、そして国立三重大、そして産婦人科の先生方は、世耕弘成先生のおかげで近大からも来ていただいた。そして、県知事の、そして野尻技監、そして代議士、近隣町村長のお力を借りました。そして、僅かの間で4名ほどの産婦人科の先生が来ていただきました。これ全て、市長、医療センターが厚生労働省の信頼されている、やはり法律を守ってしっかりしているからだと思います。 いっとき選定療養費で、僅か1票の差で選定療養費、可決になりましたけれども、私、選定療養費が市民にとっては大変つらいことなんですが、やはり法律はきちっと守って、新宮市議会が市長が提案したことに対して可決したんです。それがなかったら、市長、産婦人科の依頼をするのに、厚生労働省の指導の下にやっている、もう法律ですよ、それを守らずに行ったとき、あれだけ早く産婦人科の先生が来られたかなと。やはり知事からの信頼、県からの信頼、和医大、そして奈良県立医大、三重大の先生方からのやはり信頼が厚いから、医療センターはこのように他の県よりも早く、今、全国的に産婦人科医師が少ないんですよ。その中でもあれだけ早くできたということは、やっぱり医療センターがそれだけ信頼を得ていると私は自負しております。市長、いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  ありがとうございます。 議員おっしゃっていただいているように、信頼のある、この地域の中核病院であるというふうに自負してございます。 ◆6番(福田讓君)  確かに選定療養費は7,000円要ります。しかし、第二次医療を背負っている我々市立医療センターです。新宮市にも25軒の開業医の先生方も優秀な方もいらっしゃり、皆さん優秀だと思っています。やはりかかりつけの医の先生、それをなるべく私らもお願いしております。かかりつけ医の先生に紹介状を書いていただければ、800円ぐらいですか、紹介状、どこへいっても初診料が要りますから。それと含めて、私も、皆さん、市民の方にも頭を下げてお願いしています。しかし、市民の方々の中にも、何で医療センターへ行くのに直接行けないのという声もあります。 それは執行者のほうでいろんなことを考えて広報していただいて、我々議会も議会として選定療養費に対して新宮市が、特にこの山間部であって大変厳しい医療状況の中でのことは、意見書にも提出しております。今後ともしっかりと市民の意見を聞きながら、できることはできるという形で、市長、進めていったらいいと思います。 私は、この項の最後になりますが、医療は、先ほど申しましたように、人間のとりでです。やはり市立医療センターがあることによって、開業医の先生との連携も取れて、一次医療、二次医療と、そして緊急の場合はドクターヘリで搬送される。これを基本として、医療センターが市民から愛されて信頼される、もうこればっかり私、望んでいます。 私もいずれ市議会議員を退職します。これは、今現在は元気ですからいつまでも、市議会議員というのは元気であればいつでもできるんですが、自分の体も大切ですが、やはり市議会議員である以上は一番の私の自分の信念というのはやっぱり医療だと思います。そして、子供たちの育てることも大事ですし、子供のことを一番これから日本の育つ子供たちのため、そして今まで終戦後、日本のために活躍してくれた高齢者の方の命を守っていかななりません。介護、医療、子供たちの将来、私は特にそれが大事だと思います。 ただ、市長、私は、やはり那智勝浦町の町長、堀さんとじっくり話し合いながら、この新宮圏域、医療圏域の串本町から新宮市の間で特に近いんです、10キロだけです。町と市が連携していってほしいと思います。いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  議員おっしゃるように、医療センターと那智勝浦町の温泉病院の連携というのは、両市町の住民の安心・安全につながるものでありますから、今後しっかりとどうやっていくべきか考えたいと思います。 ◆6番(福田讓君)  我々今回、濱田委員長が先頭になって地域医療対策特別委員会を設置しましたので、調査研究を随時推進しながら、那智勝浦町と共に、那智勝浦、新宮間の両方合わせて人口が1万6,000人と2万人、約4万人少しですか、この4万人を超える人口の皆様を守っていくための施策を、一番大事なのはトップである市長と堀さんとの連携を結んでいただければと、私はそう思っています。ただ合併とか、病院が合併するとか、いろんなことがこれからですが、特に那智勝浦町の病院、町立温泉病院と新宮市立医療センターが常に連携を結んで進んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 以上でこの項を終わります。 続きまして……、休憩、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(三栗章史君)  会議中ですが、10分間程度の休憩いたします。 △休憩 午後3時06分--------------------------------------- △再開 午後3時19分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 6番、福田議員。 ◆6番(福田讓君) (質問席) 通告順に質問させていただきます。 まず、第2番目の項目ですが、国家賠償法についてお聞きします。 当局にお聞きします。国家賠償法について、少し詳しい説明をお願いします。 ◎総務課長(赤木博伯君)  総務課、赤木よりお答えさせていただきます。 国家賠償制度につきましては、公務員の不法行為によって国民が損害を受けた場合に、国や地方公共団体が代わって賠償する制度のことで、憲法第17条にその規定がありまして、これを具体的に規定したものが国家賠償法となります。 国家賠償法第1条第1項に規定する公権力の行使に当たる公務員の行為であること、公務員が職務上行った行為であること、公務員に故意または過失があること、公務員の行為が違法であること、損害が発生したこと、そういった要件を満たす場合には、被害者は直接公務員に対して賠償責任を問うことはできず、国や地方公共団体に対して賠償を求めると、そういった法律となっておりまして、同じく第1条第2項のほうには、「公務員に故意又は重大な過失があったときは、国又は公共団体は、その公務員に対して求償権を有する」と定められておるところでございます。 ◆6番(福田讓君)  今、御説明していただいたのは、国家賠償法についてと求償法についてですね。よろしいんですね。はい、分かりました。 では、前に進みます。 今般の国家賠償法に基づく裁判で最高裁判判決が決定し、新宮市の上訴が棄却され、33万円の賠償を命じた一審判決が確定いたしました。新宮市は賠償金を原因者である現職市議に請求するかと、私は3月議会で市長に質問をいたしました。答弁では、一旦、新宮市が原告の女性元市議に支払い、その後、原因者である議員に求償するとお聞きいたしております。 6月議会で再度、市長に新宮市として原告に支払った金額をお尋ねいたしました。答弁では、弁護士費用等を含め、本年3月末に39万2,519円を支払ったとの回答を得ております。同じく6月議会で、新宮市は求償権を行使し原因者に請求したのかと尋ねました。答弁では、令和5年5月24日付にて、電子内容証明郵便にて、6月9日までを支払い期日として求償請求をしているが、現在まで入金されていないと回答を得ています。原因者からの支払いがない場合は、新宮市はどのように対応するのかと私はお尋ねしました。新宮市としては、今後、顧問弁護士と相談して法的措置についても検討すると回答を得ております。 6月議会で、原因者が支払いをしなかったときは、顧問弁護士と相談して法的措置についても検討すると回答されておりますが、支払い期日の6月9日から既に3か月が経過しているのが現状でございます。この対応をどうされていますか、お尋ねいたします。 ◎市長(田岡実千年君)  顧問弁護士には事務方が相談を行っておりまして、今の状況を見守っているというところでございます。 ◆6番(福田讓君)  ということは、新宮市が6月9日以降、原因者に再度支払いを求める通達を、電子内容郵便等では請求していないということですね。いかがですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  はい、そのとおりでございます。 ◆6番(福田讓君)  質問を続けます。 私の6月市議会の答弁で、顧問弁護士と相談すると回答を得ております。この状態が長引くと、住民から新宮市に対して公開条例に基づく監査請求が出される可能性も考えられますが、どのように考えられていますか。 ◎市長(田岡実千年君)  そういう状況にならないように、一日も早い入金を期待しているところでございます。 ◆6番(福田讓君)  ということは、原因者が支払うことをお待ちしているということですね。そういうことでよろしいんですか。いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  はい、そのとおりでございます。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 次は、過日、前議員と現職議員との間の名誉毀損に関する裁判の判決が第一審であったと聞いておりますが、いかがですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  そちらの事件につきましては、9月8日に一審の判決が出ております。 ◆6番(福田讓君)  それは、現職議員の訴えに新宮市の判決はどういうことですか。新宮市が訴えられていると思います。 ◎総務課長(赤木博伯君)  判決の結果でございますが、原告は現職市議、被告は新宮市でございます。主文を読み上げますと、1、被告は原告に対し金10万円を支払え。2、原告のその余の請求を棄却する。3、訴訟費用はこれを20分し、その19を原告の負担とし、その余を被告の負担とするという内容でございました。 ◆6番(福田讓君)  ということは、新宮市が敗訴したということですね。間違いないですね、よろしいですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  相手方である原告側の主張が認められたということでございます。 ◆6番(福田讓君)  そうしますと、まだ判決から日が短いので、新宮市が賠償金を現職議員にお支払いしているんですか。これからですか。 ◎市長(田岡実千年君)  この判決文を精査させていただきまして、控訴はしないというふうに今思っておりますので、賠償金10万円を支払うために、できれば今9月議会中に補正予算としてその10万円を計上、提出させていただきたいと、そういうふうに思っているところでございます。 ◆6番(福田讓君)  再度質問を続けますが、国家賠償法に基づいて新宮市が敗訴された。その結果、原因者である前市議に対しては、求償法に基づいて請求されるんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  今回の裁判のこちらの被告側の原因者、元市議会議員に対しまして求償をさせていただきたいというふうに思ってございます。 ◆6番(福田讓君)  そのことも、今求償するということでございますので、その結果が出たときにまた私も質問させていただきます。 以上でこの項を終わります。 続きまして、高齢者の福祉対策についてお聞きいたします。 では、続けます。現在の特別養護老人ホーム、老人保健施設、グループホーム、地域密着型特別養護老人ホーム、有料老人ホームの現状についてお聞きします。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  健康長寿課、西より答弁させていただきます。 現在、市内には特別養護老人ホームは、熊野川園、黒潮園、温泉ハウスくまのの3か所で、定員が180名であります。老人保健施設は、蜂伏のみさきが1か所で118名、地域密着型特別養護老人ホームは、熊野川園新館、クレール高森の2か所で49名、合計347名でございます。以上が介護保険での施設サービスです。 次に、そのほかの施設ですが、グループホームは丹鶴町にありますはまゆう園と熊野川町の開門荘が2か所で36名、有料老人ホームはひだまりいのさわ、ひだまり池田、丹鶴介護、こもれびの丘、山の家の5か所で108名、サービス付き高齢者向け住宅がひだまり広角とグランドール紀の風で定員68名、合計で559名の高齢者施設があります。 ◆6番(福田讓君)  ありがとうございます。 今現在、高齢者の方で施設に入っておられる方がこれだけということで、今、新宮市でも高齢化率がもう50%近くになっておりますね。かなり待機されていると私は思うんですが、後ほど聞かせていただきますが、続いていきます。 新宮市における高齢者施設の設置の計画はございますか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  令和3年度から令和5年度の第8期介護保険事業計画では、特別養護老人ホームの設置計画はございません。令和6年度から令和8年度までの第9期介護保険事業計画を今年度に策定しているところでありますので、待機者数や介護保険料への影響などを総合的に勘案し、計画の策定委員会の中で検討することになっております。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 高齢者が増えてくる。しかし、私がお尋ねしているのは、特別養護老人ホームは金額的にお安いということで後に質問しますが、ますます施設を建築した場合でも2025年がピークになっていって、そして介護保険料が上がると、市民の方からも苦情が来ているんですけれども、介護保険料が上がったということで。そのジレンマもあるわけなんですが、そのあたりのことで介護保険の運営は厳しくなると思います。 さらに、特別養護老人ホームと老人保健施設の利用金額についてお聞きしたいんです。一般の方、老健施設と特別養護老人ホームとの違いというのはちょっと分かりにくいとかで、私は大体分かっているんですが、料金的にはかなり違うんですか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  老人保健施設は、常勤の医師が必要な施設で、看護、医学的管理の下、居宅生活への復帰を目指さなければならない施設となっております。特別養護老人ホームと比べますと、その分使用料は高くなっております。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 普通、特養でしたら一番年金の少ない方で6万円弱ということで、それよりやはり少し1万円以上高くなるんですね。私のお聞きしたところでは、老健施設というのは、やっぱり医者が常駐していると。だから、復帰を目指しているところということですね。だから、それをちょっと分からない方もいらっしゃるんですよね。特別養護老人ホームと同じように思っている。それは大体分かりました。だから少しは高くなるということですね、分かりました。 それで、私もちょっとある人からお聞きしたんですけれども、特別養護老人ホームの入所者の預貯金の金額によって、利用金額がかなり違ってくるということなんですよ。私もちょっと聞きまして私なりに調査したんですが、詳しいことは当局からお聞きしたいんですが、いかがですか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  特別養護老人ホームと老人保健施設、介護医療院などの介護保険施設へ入所したときや、ショートステイを利用したときの居住費、食費の費用が預貯金の額や住民税の課税状況などの基準に応じて、特定入所者介護サービス費として給付されることによるものでございます。 この基準につきましては、四つの段階に分かれておりまして、第1段階では老齢福祉年金や生活保護の受給者の方の預貯金の額は、単身で1,000万円、夫婦で2,000万円未満、第2段階の課税年金収入額等が80万円以下の方の預貯金の額が単身で650万円、夫婦で1,650万円未満となっております。そのほか、第3、第4段階、二通りの預貯金の額が設定されております。 ◆6番(福田讓君)  ありがとうございます。 結局、御夫婦で高齢者になられてお元気で特別養護老人ホームへ入られる方もいらっしゃると思いますが、入る施設は違っても。しかし、貯金通帳によって1,000万円、2,000万円を超えていたらかなり高くなるんですね。そして、どちらかがお亡くなりになったとき、1人になったときは650万円ですね。これ以上の貯金、普通預金、定期預金全てにおいて、これ貯金だけですね。証券等は関係ないですね、一般証券とか株券等は関係ないんですね。いかがですか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  貯金のほかに証券についても含まれます。 ◆6番(福田讓君)  なるほど。それは、現在の値段でいくんですね、1株幾らということで。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  はい、そのとおりでございます。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 だから特に高齢者の方は、これに気がつかずにそのままいっている方も結構あったんですよ。それで私もおかしいなと思って調べたら、こういうことになっていましたんで。2,000万円までは御夫婦やったらいけるんやね。それが亡くなってしまって後の処置をしなくて、そのままでいったら1,000万円、そしたら650万円以上あるから高くなってびっくりしたということで聞きましたので、大体これで分かりました。 さらに、特別養護老人ホーム、老人保健施設、地域密着型特別養護老人ホームとグループホームの有料施設の費用についてもちょっとお聞きしたいんです。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  先ほどと繰り返しになりますが、老人保健施設は、常勤の医師が必要な施設で看護、医学的管理の下、居宅生活への復帰を目指さなければならない施設となりますので、特別養護老人ホームと比較しますと、その分、老人保健施設の使用料は高くなっております。 地域密着型特別養護老人ホームは、入所者の定員が29人以下の施設ですので、入所者定員30人以上の特別養護老人ホームよりは、基本報酬がすごく高めに設定をされております。 特別養護老人ホーム、老人保健施設は、所得の低い方については食事代と居住費が一部軽減されるのに対しまして、グループホームは食事代と居住費が全額自己負担となるため、この中では使用料が一番高くなると思われます。 ◆6番(福田讓君)  そうですか。高森にあるクレール高森、きれいなところで、今29床あります。ここへ同じ年金の方が入るとしますね。しかし、もう一人の方はいっぱいで、特別養護老人ホームへ行ったら、値段的に地域密着型は新宮市民しか入れないですね、那智勝浦町にもスマイルとかありますが。それで、その分だけ高くなるんですね。6万円のところがやっぱり七、八万円要るということを聞いています。そういうことですね。その施設によって29人以上ですから、特別養護老人ホームが安くなるが地域密着型は高くなると、そういう理解でよろしいですか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  はい、そのとおりでございます。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 現在の特別養護老人ホーム等の利用者数と待機者数はどうでしょうか。私は60人ぐらいあると聞いているんですが、今現在の数を教えていただきたいと思います。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  特別養護老人ホームの待機者数につきましては、毎年、県が調査をしておりまして、その状況によりますと、令和5年4月時点で、在宅でおられる方の待機者数は20名。このうち入所の必要が高い方が7名、1年程度で入所が必要な方が5名となっております。 ◆6番(福田讓君)  としますと、60名というのはかなり下がっているんですね。今32名ですね。少なくなっても待っている方がいらっしゃると思うんですが、そうですか。私は60名ぐらいあると思っていたんです。少しずつやはり、これは本当に大変失礼なことなんですが、やはり老人ホームというのは空き数が決まっていますんで、どうしてもお亡くなりになられなければ、あとはそこで面倒を見ていただくとなったらショートステイとか、いろんなところの施設を1か月単位でお願いして利用するという形しかないですね、今のところは。分かりました。 続いて、養護老人ホームが、今度、寿楽荘が太地の南紀園に併合されるということなんですが、私、今回の一般質問の中で、今現在35名の定員となっております。そして、このたび部長が一生懸命頑張っていただいて、南紀園のほうでいろんな事務的なことをやっていただいていますが、35名の定員、新宮市の老人ホームありますね。今、何名あるんですか、今度行かれる方の予想は。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  現在、16名の方が全て南紀園のほうに行っていただくようなことになっております。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。ということは、35名から16引いたら、計算でいったら19名ほどですか。しかし、南紀園でお世話になったときに、新宮市の方が南紀園に移転しますので、35名の枠の中でいつでも入れるということじゃないんですか。そこを聞きたいんですよ。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  今度からは南紀園さんのほうに50名の養護老人ホームの枠がございます。新宮市の方、16名が行っていただいても四十七、八人と聞いております。だから、まだ2名ほど入れるような形になると思われます。 ◆6番(福田讓君)  私うっかり、これお聞きして、その35名の方の定員があるでしょう、仮の話ですよ。そのうち16名がお世話になると、そしたら19名まだ残るんですね。だから、新宮市で養護老人ホームへ行きたいと言うても、優先的に入れていただけるんかなと思っていたんですよ。そうじゃないんですね。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  それは議員おっしゃるとおり、優先的にということはございません。 ◆6番(福田讓君)  特別養護老人ホームは新宮市が一番多く、建物を公開するときに出していますからね。100名ですね、太地町では特別養護老人ホーム。そのうちで新宮市が45名とか、一番補助金によって違うんでしょう。それは変わっていないんですね。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  その負担金は、今も現在も変わっておりません。 ◆6番(福田讓君)  いや負担金じゃなしに、負担金を出している以上は、100名の定数の特別養護老人ホームに対してうちが一番多く予算を使っているから、だからそこで100名のうち、新宮市の方から申し込んで入れる定数というのは、那智勝浦町、太地町と違って少し多いんでしょう。それは変わっていないですね。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  新宮市がその枠を持っているというようなことはございません。 ◆6番(福田讓君)  え、私、聞いたのではあれですよ、100名として新宮市が仮に45名、あとは那智勝浦町と太地町、それがあとの残を収容すると。私はそうずっと思っていたんですけれども。あれ、25億円ほどで新築したでしょう。あのとき新宮市が8億5,000万円ほど出資しましたね。だから、それだけする以上は、そこへお世話になっている新宮市在住の方が優先的に100名のうち、そのうちの4割5分から5割は新宮市が入れるとお聞きしていたんですが、そうじゃないんですか。 ◎健康長寿課主幹(萩原桂二君)  健康長寿課、萩原から御答弁申し上げます。 南紀園の特別養護老人ホームは定員100名、そして養護老人ホームのほうは定員50名となっております。そして、特別養護老人ホームの入所については、南紀園の入所判定委員会に基づいて入所の順番が決定しておりまして、特に新宮市が何人入れるというような枠は設定されておりません。 そして、特別養護老人ホームの費用については、南紀園さんの特別養護老人ホームの収入に基づいて運営されておりまして、養護老人ホームは負担金を各市町村が出して運営しているということになっております。 ◆6番(福田讓君)  いや、私がお伺いしたときは、25億円ほどで新設するとき、うちが一番多く出しているんですよ。だから、多く出しているところが一番、100名の定数に対して何十パーセント。そしたら、うちは出すだけで何もメリットはないんですか。私はそう考えていたんです。だからお聞きしたんですよ。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  今、萩原がお答えしたように定数は決まっておりませんが、南紀園を建てられるときの負担のときに、そのときに入所割りとかあったんだと思われます。 ◆6番(福田讓君)  あったんやね、入所割りがそのまま継続されていないん。
    ◎健康長寿課長(西洋一君)  それはあくまでも負担だけの入所割りと。 ◆6番(福田讓君)  いや、だから今おっしゃるようにね、課長、負担した以上は100人あったら、うちは那智勝浦町、太地町、新宮市でしょう。その割合でいっているんじゃないんですか、入所者の。仮に新宮市は人口が多いからね。違うのか、そしたら。私の考えは間違っていたんですか。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  すみません、その入所者割り、新宮市というのは設けておりませんので、先ほどお答え…… ◆6番(福田讓君)  ごめんなさい、いいですか。建築するときの人口割りであっただけで、そのときやっただけで、入所分担率というのは全く一線ですか、そしたら。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  議員おっしゃられる一線です。 ◆6番(福田讓君)  そうか、私はちょっと勘違いしていたのかな。そう聞いたから、それやったら新宮市ようさんしてもね。第一、この案件の管理者は太地町長やからね。 私は以前、あれ改築するときに、先輩の議員らと一緒になって、新宮市へ持ってきたらどうなと。一番負担したんやったら新宮市の医療センターの近くにどうなんと、かなり言ったんですけれども、これはやっぱり一部事務組合ですからね。同僚議員はいつもいみじくも言っていると思うんですけれども、代議員だって、新宮市が多いからいうて増やすわけにいかん。そうでしょう。 そうか、私、そしたら勘違いしていたね。だから私はそうずっと思っていたから、新宮市はこれだけ入れますと、受け入れてくれるところもあったからね、今まで。ああそうか、やっぱり新宮市は負担金しているからできるんやなと思ってね。 でも、正直言って、昭和45年に那智勝浦町から持って行ったんやね、太地町へ。あのときは、そのときの老人ホームを造るというのは皆、自分のところで受け入れるのは嫌やったんですよ。だから太地町が受け入れてくれたから、それは知っていますから、私も町村議会でおったからそれは分かるんですが、建てるときにやはり一番負担金を出す新宮市のほうにぜひしていただきたいと言っても、組合議会が決定することですから。分かりました、それは私の勘違いでしたね。 そして最後に、今、先ほども申しましたが、特別養護老人ホームを建設すれば介護保険も上がる。しかし、我々の新宮市は商業のまちです。国民年金の方がたくさんいらっしゃいます。これを鑑みると、やはり少しでも金額的に安い特別養護老人ホームを求めるのは当たり前ですが、そのあたり調整はこれからなんですね、3年計画。 というのは、やはり小グループのグループホームですか、こういったことを自分で興したい、立ち上げたい方も何人か出ておるということを聞いていますから、そういった今年度中の計画はどういうことになっていますか、グループホームについては。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  現在、第9期の介護保険事業計画等策定委員会の中で、そのようなことも協議していただくようになっております。 ◆6番(福田讓君)  今、令和5年でしょう。今度、令和8年度に向けて3年計画かな。今から立ち上げるんやね。 ◎健康長寿課長(西洋一君)  先日、令和6年、令和7年、令和8年の3か年のことについて策定委員会を立ち上げまして、今年度中に策定していくように……。 ◆6番(福田讓君)  来年の3月までということやね。分かりました。 大体、老人ホームを建てるにはお金も要るし、そしてどことも職員の方を集めてくるのが厳しいということを聞いています。しかし、高齢者の比率はどんどん上がってくるし、全く新宮市にとっては大変なお金も要る、大変なこととなると思いますが、でも若い方々は、やはりそういう小さなグループホームを起こしたいという方もいらっしゃいますんで、そのあたりのことも鑑みて、これからの計画をしていただきたいと思います。 以上でこの項は終わります。 続いて、消防署についてお聞きします。簡単にいきます。 過日、私の知人が消防署にお世話になりました。確かに消防署の職員の隊員の方は皆、規律正しく、本当に礼儀正しく、きっちりとしていただきました。ところが、私そこへ行ってかなり苦情を言われました。救急車は来てくれるんやけれども、家の中で聞いて救急車はずっとそのまま置いたあると。何で救急車のところへ行って、いつでも待機して走れるように、脳梗塞とか脳溢血だったらどないするんですか、という言葉がありました。 私のところ熊野川町でしたら、新宮市へ行くのは当然だと私は思っています。今でも新宮市民は、基本は医療センターが受けるのは当然なんですね、変わりませんね。医療センターでも答えてくれてもいいですし、消防署でも結構です。 ◎消防本部消防署長(堀切学君)  消防署、堀切から答弁させていただきます。 救急隊は現場に到着すると、傷病者を適切な病院へ搬送するため、その状態を観察するとともに既往歴などの聞き取りを行い、酸素投与など必要な応急処置を行っております。その後、観察結果を基に受入れ先の病院と受入れ交渉を行いますので、現場滞在時間がかかってしまうことがあります。 議員御指摘のとおり、患者さんはもとより、家族にとっては早く病院へ搬送してほしいというお気持ちは十分理解しておりますが、患者さんにとって最適な救急活動を行っておりますので、御理解をいただければと思います。 今後も最適な搬送を心がけるよう、日頃からの訓練に臨むよう、署員に周知したいと考えております。 以上です。 ◆6番(福田讓君)  そうしていただきたいと思います。 やはり遅いと言うんですよ。確かに御自宅へ行ってそこで聞き取りしているだけでしょう。確かにそれから救急車に乗せて走ると、それが新宮市立医療センターが基本なんですが、市民は。ところが、土日とか夜間になると先生が2人しかいない。手術したりほかからも入っていたら、他の近隣市町村の病院へ行きますね。それはドクターと消防署の隊員が話ししてやっていただいていると思うんですが。 私は市民からの声、やはり早く病院へ走る、マニュアルどおりに行くことも結構なんですが、少しでも、まして救急救命士も養成しておりますしね。これは本当に難しい話だと思うんですが、なるべく早く、脳梗塞でしたら約40分でしょう。熊野川町から新宮まで走ったって、大体60キロで走ったとしてもやっぱり30分ぐらいかかりますからね。そこをかなり懸念して、本人も乗ったことあるらしいんですよ。家で面接ですか、治療の現状を聞かれて、それから乗っていくということがありましたんで、私も要らんこと言うのはつらいんですけれども、やっぱり隊員の方は本当に親切でてきぱきしていました。それは感謝申し上げますが、一刻も早く病院へ連れてくように、隊員と幹部の皆さんと話し合われてくれたら結構です。 そして、この間、総務建設委員会で聞かせていただいた件で、那智勝浦町と119が一緒に共同でやると、これはいいことです。ということで聞いたんですが、市民の方は分かりませんからね。それちょっと簡単に説明だけしてください。簡単でいいです、もう5分ぐらいで。 ◎消防本部庶務課長(中家茂樹君)  消防本部庶務課、中家から答弁させていただきます。 それでは、通信指令業務の共同運用について御説明いたします。 まず、通信指令業務というのは簡単に申しますと、119番通報を受けて災害の種別、場所などを聞き取り、その災害に適した活動部隊に指令をかけて出動させる業務となります。 現在は新宮市消防署、また那智勝浦町消防署それぞれで通信業務を行っておりますが、その業務を一つにまとめ、新宮市と那智勝浦町共同で整備して運用していこうというものでございます。まだ検討段階ではありますが、指令センターを新宮市消防本部内に設置し、令和8年4月からの運用開始を目指しております。 ◆6番(福田讓君)  それは、市民にとってマイナスじゃなしにプラスになることだと私は思うんですが、勝浦の職員の方もこちらへ1名来て、しかし那智勝浦町の職員の方は不慣れですから、すぐに119が入った場合、那智勝浦町から来ても、那智勝浦町の消防署へ振るわけですね。だからこの間お聞きしたのでは、いろんな国からの補助金、合併じゃないんですが、協力してやっていくことによっていろんな補助金が取れて、今までやったら那智勝浦町も新宮市も別の救急体制ですから、やはりそのあたり執行者も考えてやっていただいていると思います。 だから、市民にとってプラスになる。前は和歌山県に集約して、119は全部和歌山市へ行くと。和歌山市まで持っていってどないするんなと、そこで誰が分かるんなと、新宮市の地区のこと。それはもう私どもは当然反対しまして、新宮のあなた方消防署もそれはできんということでやっていただいたと、当然だと思います。 これからいろいろのことを那智勝浦町と連携してやっていくんですから、那智勝浦町とはやっぱりこうして仲よくお互いの医療を守るために119も頑張っていただければいいと思いますので、よろしくお願いします。 続いて、生活環境政策についてお聞きします。 人間の市民のライフプランというのは、まず電力、そしてガス、水道、そして電話、あとはやはり排水。 私はこれをお聞きしたいのは、過日、市民からこういう話がございました。私は市のどこどこ区へ入っていないんやと。町内会に入っていないんやと。それでうちだけこれしてくれなんだと。でも、私、現場へ行ってきたんですけれども、市道と私道があって、お聞きしますと、4月、5月に各町内会長さんのところへどこが排水溝の掃除をしていただきたいということで通達を出すんですね。そして、市が調べに行って、10センチ以上ですか、それを決定して各町内会長さんのところへ話を持って行くと。それで、あれ重たいですからね、コンクリート。それは市が業者に頼んでそれを持ち上げて、中の掃除は市民にしてもらうと、そういうことですね。しかし、高齢者になってきて掃除もできんと。そしたら、先日は私のところの前へ来てくれなんだんやという話やったんですけれども。 これ、かなり金がかかると思うんですよ。今、令和3年から令和4年、令和5年でどれだけの予算を使っていますか。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  生活環境課、廣井より答弁させていただきます。 溝掃除につきましては、市が負担しています蓋の上げ下げと清掃後の土砂の回収、それぞれ実績につきましては、今年度、令和5年度では10件で274万1,400円。昨年度、令和4年度では16件で428万2,300円。一昨年、令和3年度では9件で158万7,850円となっております。 ◆6番(福田讓君)  だから、金かかるんやね。10件でこれだけでしょう。16件で400万円。だから、紀南新聞の社説に載ったあたんよ。そして、高齢者が増えてきたら、やっぱり溝蓋を上げてくれるけれども、掃除もできんと。東京へ子供らは行って私らはようせんのやと。というのもつながっていますね、排水溝は。こういったことに対する行政でやるべきではないかというて、これ紀南新聞に書かれていましたけれども。確かにいいことなんですけれども、新宮市でかなり多いでしょう、こういうところ。市道に関するところ、私道もあるし。 今後とも、ほかの町村でどんなことをしていますか、近隣市町村では。もう時間がないので簡潔にしゃべってください。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  ほかの団体の状況としましては、田辺市では、蓋上げ機の貸出しのほか土砂処分を市で実施しております。また、御坊市では、蓋上げ機の貸出しと土のう袋の配布。熊野市では、蓋上げ機の貸出しと希望があれば市職員がしゅんせつ土砂を処分場まで運搬しております。また、隣の那智勝浦町では、同じく蓋上げ機の貸出し、土砂運搬用の軽トラの借り上げ代の補助、溝掃除用の2分の1の補助。これはしゅんせつ作業、外注費用も補助対象としているとのことです。 以上が把握しております他団体の支援等になります。 ◆6番(福田讓君)  そうしたら、新宮市が町内会長さんの要請を受けて新宮市が全部してくれるんやから、私はありがたいと思います。ほかの市町村では、あんたところで区で蓋上げ機を貸すからせえとか。うちとしては、まだやっていただいているほうですね。それはありがたいんですが、お金もかかるし、高齢者が増えてくるし、これ将来的にこの紀南新聞さんの社説で提起されていますから、そのあたり予算も要ることですし。 私の知人からそういうことで、私もう年いってできんのやけれども、うちしてくれなんだんやと来たけれども、お話を聞いたら年に1回、4月、5月に町内会長さんところへお手紙で連絡して、申込みのあった人のところへ来たんですね。ということは、これ令和5年度は10件しかない。10件の町内会やね。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  今年度もう既に終了しております、10件ということです。 ◆6番(福田讓君)  これ全部、市の税金でやるの。補助はないんやね、こんなもん。 ◎生活環境課長(廣井和樹君)  維持管理の部分でありますので、補助等はちょっと難しい。 ◆6番(福田讓君)  そしたら、子育てで医療費が18歳まで1,700万円要る言うたね、そして認定こども園はどうですか、那智勝浦町はしていますかと言うたら、那智勝浦町はやっていますけれども、うちで聞いたら、またこれも1,700万円、一般財源ばかりやだねこれ。だから、本当に執行者として大変な振り分けというんですか、厳しいと思いますよ。右をすればこっちができない。補助金もらえると一番いいけれども、そのあたり各課長頭がいいから、しっかりしているからいい方法で考えて、ここでこうしなさいとか、私はしていただきたいとか申すよりも、実際現場に携わって、田辺市、那智勝浦町やったら我がで上げてくださいとか。うちやったらやってくれるんやからね。いや、これ見てやっぱりすごいなと思ったわ。でも、それはやっぱりしていただけないところもあるから、そのあたりはしっかりと考えて前に進むように。まあ、予算が要ることやからね。そこあたりはよく考えてやってください。 続いて、環境にやさしい公用車について。 実は、市長、2年前に和歌山市が電気自動車の充電器をつけてリーフを買ったんですよ。あのとき一般質問しようと思って、紀南で一番先、電気自動車を市へ導入したらどうかと、忘れていましてね。そして、同僚議員がMIRAIという、水素ガスのステーションのことを言っていましたね。だから今回、電気自動車を買う構想あるんですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  総務課、赤木よりお答えさせていただきます。 電気自動車につきましては、今年度予算におきまして、初めてとなります車両1台の購入手続を進めておりまして、ちょうど昨日ですけれども納車されましたので、間もなく運用の予定となっております。 ◆6番(福田讓君)  それは軽ですか、普通車ですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  軽乗用でございます。 ◆6番(福田讓君)  幾らですか、1台。 ◎総務課長(赤木博伯君)  市の購入金額としては約255万円でございますが、国庫補助金が財源となる補助金を活用予定でございまして、その補助額は55万円でございます。 ◆6番(福田讓君)  55万円余分に要るだけね、金額。詳しく説明してください。 ◎総務課長(赤木博伯君)  申し訳ございません。購入価格は約255万円で、国庫補助金の財源が55万円でございますが、差引きしますと約200万円でございます。 ◆6番(福田讓君)  これは何キロ走れますか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  フル充電で、あくまでカタログ上なんですけれども、航続距離は180キロとなっております。 ◆6番(福田讓君)  分かりました。 やっぱり那智勝浦町も環境に優しいといういろんな政策をやっている。新宮市もやはり環境に優しいまちづくりといったら、二酸化炭素を出さない電気自動車でも1台、2台。そして、市長、やっぱりいいことなんですが、電気で充電器使うでしょう。その充電器は幾らですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  充電器につきましては、ちょうど公用車置場に屋外自立式の充電器を整備する予定でございまして、事業費としては約68万円でございます。 ◆6番(福田讓君)  それは、もう雨にぬれても大丈夫なんですね。 ◎総務課長(赤木博伯君)  屋外に置く用なので大丈夫でございます。 ◆6番(福田讓君)  では、一つ私から提案するんですけれども、それはうちの充電する機械ありますね、今テレビでやっていますが。それをつけて、あれは大体ほとんど軽やったら共通なんですか。メーカーが違っても。 ◎総務課長(赤木博伯君)  おおむね共通かと思われます。 ◆6番(福田讓君)  何て、もう一度。 ◎総務課長(赤木博伯君)  車種によって違いはないものと考えております。 ◆6番(福田讓君)  車種に関係なしに、形式関係なしに同じなんですね。 それでもう一つ、やはりせっかく電気自動車を購入するんだったら、電気代あるでしょう。1台充電したらどのぐらいの電気代が要るかいうことも、できるようなシステムをしていかなんだら、どれだけ使ったか分からんと、その充電に。少なかったらいいことでしょう。ガソリン今180円しますから、1リッター。でも電気で充電して大体8時間ぐらいかかるんでしょう、何時間かかるんですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  充電時間は約8時間でございます。 ◆6番(福田讓君)  だから、仕事終わって、朝から出発して180キロも走るというて、市内でないでしょう。だから、それを考えたら電気で充電して、その充電費が幾ら要るかですね。きちっと調べて、それで安かったら、やっぱり電気自動車に替えて環境に優しいまちづくりを提唱しているんですから、そこらあたりちょっと私もお聞きしたんです。 電気で幾ら要ったんか。この庁舎の電気代も含めたらじゃなしに、そこは今、お考えはどうなんですか。充電器だけでどれだけの電気が要るというメーターかなんかつけてもろうて、実際それがなかったらどんだけの電気代が要るか分からんでしょう。私、電気自動車を持っていないから、そのあたりちょっと気になってね。 ◎総務課長(赤木博伯君)  その充電器で実際どれだけ電気を使用したかというふうなのも把握できるようになっておりますので、実際に運用してみて電気代を計算して、またそれがガソリン車の場合はどうであったか、そういった比較、検討を行ってランニングコスト、そちらについても精査していきたいと考えております。 ◆6番(福田讓君)  そうしていただいたら、やっぱり電気のほうが安いとなったら、やはりこれから市の軽は電気に替えていくと。というのは、公用車というのは180キロも走らないから、新宮で毎日。だから、熊野川町に来ても片道、遠いところで50キロ、よういっても100キロやもんね。だからそのあたりやっぱり替えていくのはいいことやし、もう既に入ってくるんやね。それは新宮市として横のレッテルは貼ったあるのか、新宮市は電気自動車ですというて。そのぐらいのアピールしていかなあかんで。 ◎総務課長(赤木博伯君)  昨日、納車したばかりでございまして、新宮市というふうな、ほかの公用車と同じような表示はさせていただきます。 ◆6番(福田讓君)  新宮市は分かるけれども、電気自動車というのは分からんもん。今の三菱でも日産でもそうでしょう。電気自動車と書いていないもんね。だから、そのあたりやっぱり新宮市も環境に優しいまちづくりをしているんだ、こういうものを購入してやっていますと、電気代が安いんです、ガソリン代が安いんですと。そういうこともやっぱり宣伝していかなあかんと思うんですよ。私はありがたいと思います。これ新宮市で初めて、この紀南で。 ◎総務課長(赤木博伯君)  近隣ですと、串本町が既に1台導入しているようでございます。 ◆6番(福田讓君)  リーフとか今ありますね、ほかのところの会社にも。今回は軽ということで、それを使っていただいてどれだけの電気代で、1か月どれだけの燃費ですね。それで充電時間でどれだけの電気代が要るかという、大体燃費は幾らぐらい走るんですか、御存じですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  ガソリン車とは違いますので、燃費というふうな考え方は少し難しいのかなと考えておりますが、先ほど申しましたとおり、フルに充電しまして、カタログ上ですけれども180キロ走るというふうな車両でございます。 ◆6番(福田讓君)  確かに水素ガス、出てきますけれども、公用車というのは朝出て行って5時までに大体帰って、ただ出張しますね、車で。それはまた別として、市内で公用車でいろんな仕事をするとき、電気でやったほうが静かだしメリットはいっぱいあると思うんですが、ただ充電費とか、充電する機械とか、将来的にやっぱり電気に替えていくというのは、もうどこの自治体でもあります。よかったと思いますよ、私は知らなんだもん。4月の予算に入ったあたか、それで電気自動車と書いてあった。 ◎総務課長(赤木博伯君)  予算書のほうにはそこまで詳しくは明記されておりません。 ◆6番(福田讓君)  そうやね。だから、そういったとき私らも質疑せなんだのが悪かったんやけど、公用車を買ういうたら同じガソリンと思たあるから、やっぱりそのあたりこれから公用車を購入する場合だったら、今度は水素を買いますとか、そのあたりやっぱり予算書のところに書いていてもらったほうが私は親切だと思うんですけれども、まだそれ分からんわな、今初めて聞いた。 まあ、いいことですから、これからそれ見て、公用車、新宮市も電気自動車でやりやるということで、新宮市が環境に優しい自治体だということをアピールすることは大事だと思います。それでなかったら電気自動車を買う必要ないでしょう。ガソリン車でいいんやからね。やっぱり地球環境温暖のことも含めまして大事だと思います。 最後に、もう時間も5分しかないんですか。 田岡市長が初当選されて、もう14年目です。当選されたとき市長は民間上がりで、市民の方から、今まで大体、民間上がりの人も少なくて公務員の方とかね。だから、田岡市長に期待があって、新宮市の窓口の職員の皆さんがすごく優しくなったというお声をいただきました。私もうれしかったですよ。 職員の規範意識の涵養というのは、やっぱり市議会議員は誰かに見られてますからね、常に。だから、自分の行動はしっかりせなあかんと。たとえ自分が別に普通にしていても、人から見られたときやっぱり言われることは多いんです。なぜかと言うたら、市議会議員は選挙で上がってくるから、敵もあれば味方もあるんです。職員はそうじゃないんですよ。やっぱり市民のため働いて、僕らも働いています。我々、ここにおる15人は選挙で上がってこなあかんから違うんです。職員の皆さんは、勉強して一次試験を受かって、そして採用される優秀な方なんです。僕らは選挙なんですよ。だから、そこで田岡市長が民間から上がってきて、そういう優しいお言葉ということを聞いてうれしかったです。 でも、市長、職員の皆さんにお願いしたいのは、窓口の関係で、この間、如実に分かったのは、マイナンバーカードの取扱いなんですよ。マイナンバーカードの取扱いで、職員の方で、手の不自由な方、目の不自由の方、来るんですよ。そのときに、やっぱりその人によって、優しい方は私がしましょうとか、でも、あるんですよ。誰とかいうんじゃないんですけれども、やっぱりその方は新宮市の窓口職員としての規律でやっているんですけれども、本来言うたら全部あれなんですよね。自分でせなあかんねんけれども、しかしせっかく私らもマイナンバーの比率を上げるために、いろんな方にお願いしていましたけれども、やっぱりそのあたり、優しさというんですかね。あなたがスイッチを入れてサインをしなければならない、できない人もおるんです。そのぐらいのことはやっぱり職員の皆さん、やっていただける方もあれば、していただけない、規律があってという人もいらっしゃるんです。 そのあたり、市長、これから新宮市の職員の皆さんは窓口で優しいという形の今までそうだったんですけれども。市長、ここに採用試験のあなたが提起している新宮市の職員像というのは、常に市民目線に立って、市民に優しく、そして職員がお互いがプライドを持って行っていくというのも、採用試験の中で、近隣市町村でこんなことを書いているところないんですよ。ただ何名採用だけ。しかし、新宮市が求める市民・地域・仲間への感謝と報恩です。与えられた職務への情熱と挑戦、新宮市職員としての誇りと責任と。ええことを書いていますよ、これ。だから、新宮市の職員はこうであってほしい。 私は、新宮市の職員がこの近隣市町村ではナンバーワンと言っていますよ。やっぱりしっかりしていると。でも、それもやはり、もう市長も14年になりました。もう一度そのあたり、規律は規律としてあるけれども、やっぱり優しさというんですか、手の不自由な方や耳のちょっと遠い方もいらっしゃるし、特に私、マイナンバーカードの受付のところで、職員によってちょっと若干差があったんです。それが非常に残念でした。だから、これからも職員に対して厳しく優しく、やっぱり職員教育というんですか、それもやっていただきたいと思います。市長、いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  基本的に市の職員、大変難しい試験を通って採用になっているわけで、能力的には非常に優れております。その能力をベースに、もっと大事なのが議員もおっしゃっていただいた市民への優しい対応とか、そういったハートの部分、思いやりの部分、市民のために一生懸命頑張ろうという気持ちが能力にプラスして最も大事かなと思っておりまして、10年ほど前から人材育成基本方針というのをつくって取り組んでいるわけでありますが、議員御指摘いただいたように、職員によってそういった優しくない対応があるとすれば、非常に私としては残念なことであります。 全職員が市民に寄り添って、さっき紹介していただいた人材育成基本方針、職員全員が感謝と情熱と誇りを持って職務に励んで市民に寄り添うというところを、やはり全員に思いを持って実行していただくというのが、私の一番大事な仕事かなというふうにも思っておりますので、いろんな機会を通じて、そういったところを醸成していきたい。それがひいては市民の幸せに必ずつながるというふうに思っておりますので、また議員からも御指導お願いしたいと思います。 ◆6番(福田讓君)  ありがとうございます。 以上で一般質問を終わります。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  ちょっとお待ちください。 以上で一般質問を終了いたします。 議事進行。 1番、大西議員、どういった議事進行でしょうか。 ◆1番(大西強君)  議長、今の福田議員の国家賠償法に係る質問で、行為者である大西に対する33万円の損害賠償を求償したんかと。市長は待っていると言う。これが長引いてくると住民監査が起こるでと。住民監査が起こると、俺、監査委員やで。監査委員は本人のことを監査できんのや。 大西は、議長、今度のこの判決で屋敷元議員の発言は違法発言やと、大西の名誉を毀損したさかというて、それでこの判決が出たんで、もう大西のプライドは、屋敷元議員の発言で大西はプライドを傷つけられたいうて地方自治法第132条違反でかけたやろ、処分要求。それが否決されたんで、プライドが立たんから裁判を申し立てたら、裁判所は大西のプライドを傷つけたと下りたんで、議長、もう5年もやりやるんや。同僚議員ももううんざりや、大坂議員もやめてくれ言やんや。そやから、これでノーサイドやと、違うか。思ったのにやで。 だから、今度の屋敷元議員との問題と違うんや。前の女性議員との裁判の33万円は、大西は新宮の裁判官とはっきりセクハラはなかったいうことを認めること、その認めたことを市民にも議会でも報告するでと。それを条件に和解したんや。だから、ここで判決が出てすぐ報告して、セクハラがなかったことが認められたから、だから女性議員に出したあた処分要求は取り下げると、その提案理由を説明しただけや。そしたら、その女性議員が後になって和解内容を認めたことを人前で言うたらあかんと約束したあたのに議会で言うたと訴えてきたんや。だから、そこで大西は何を言うてるんなと。裁判所で和解したわけや。それで、口外しても構んということになっとるというて争ったんや。争ったらちょっとした文章の食い違いであって、判決は第3項違反、口外したらあかんという約束には違反するということで大西は敗訴したんや。 敗訴したんやけれども、国家賠償法はあんたら職員、俺らはここの会議で言論、表現の自由は保障されとるんや。そやから、その発言によって他の議員の名誉を落としたとしても、発言者、行為者には賠償責任はない。当局が払わなあかんというのは、国家賠償法は我々の言論表現上、目いっぱい認めとるんや。しかし、わざとそれが違法になるのを分かっといて故意に言うたり、あるいは常識的に誰が見たって、誰が考えたって、そんなのは違法やというのは分かり切ったあるのに言うた場合は過失。 ところが、大西は裁判官と絶対に条件や、大西は示談せん言やるんやから。そしたら示談しましょうと。その代わりはっきりと認めなあかんでと、一般質問で言うとるやんか。はっきりと認めることと、それを市民にも議会にも報告せなんだら、新聞でセクハラしたというてたたかれとるんやから、恥ずかしいてまちを歩けんから外しといてというたら、わざわざ外しとるやないか項目。だから、大西は知っていて言うたわけでもなし。裁判官と2人で約束したんやから、大西は何も通常の常識的な子供でも分かるような、判断できるようなのをできていないと、要するに過失は問われることないと、それを認めんでと。 要するに国家賠償法第1条第2項の行為者に対する条件は、故意もしくは重過失や。それは俺、認めれんから払わんでと言うとるんや。もう払わんでと言うとるんやで。だから、市長は大西に求償するのが、国家賠償法の第1条第2項。大西は違法だと知っていてわざとその女の子の悪口を言うた、言うたというか、セクハラはなかったと言うて認められた、うそを言うた。あるいは和解調書を見たら、誰でも身の潔白が証明されたと言うたら、和解条項に違反するのが、常識がある者やったら誰でも分かるやろということやろ。そやんで何が分かるんなと。 市長が裁判で、市長と違うで、市長は代理で顧問弁護士を雇って裁判しとるんやろ。その顧問弁護士は、裁判で大西が議会で言うたのは故意でもないし過失でもないと言うとるやないか。その場合は、裁判に負けたからというて行為者に請求することはできない。できないんやない、したことないんや、されたことないから。だからそこで、もししたとしても、裁判で被告、新宮市が大西に故意、過失がないと争ったやつは負けてから、あんたが故意、過失があった言うて請求することは困難や。 だから、大西は払わん言いないんや。30万円、50万円の話をするな。大西は払ろたりたいけれども、大西がこれを払うたら故意、過失があったいうことを俺認めることになるからね。だから、市長が故意、過失がないと判断して、求償をしないと判断したら、もうこれで終わりやろう。ノーサイドや。してきたら、してきてくれ言やんやで、してきたら俺は国家賠償法に基づいて反訴するげ、そうやろう。ほいたら判例は、判例やない、判例はないんやだ、したことないから。そやけれども最高裁の裁判官の見解は、それはもう困難やから多分却下されるやろう。却下されたときに、その裁判費用はまた無駄や。こっちは監査委員や。無駄なことするな言うとるんや。 ほいで福田に言われたら、この福田はやで、大西に屋敷元議員が言うたやつ、それは侮辱発言にはならん言うたんやで。そやけれども、今度、裁判所で侮辱発言となったやないか。かき回すな言うんや。だから、誤解招くや、今見たら。大西は我が悪いことをして賠償金を払わんのかというて思われたらどもならんやないか。 そやんで、はっきりしてくれよ。この28日に屋敷の大西に払うやつ、補正で出てくるんやろう。それに賛成するか反対するか、こっちはまだ決めていないんやで。そやから、今日中に市長に、求償するんか、裁判を起こすんか、はっきりしてくれよ。何か求償してほしないみたいな、来い言うんや。その代わりこれが却下されたら、無駄なまた予算を使うんや。却下するのは分かり切ったあるやないか。 ○議長(三栗章史君)  分かりました。その旨、市長のほうへ。     (発言する者あり) ○議長(三栗章史君)  議事運営の都合により、あらかじめ本日の会議時間を延長いたします。 暫時休憩いたします。 △休憩 午後4時33分--------------------------------------- △再開 午後5時14分 ○議長(三栗章史君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの1番、大西議員の議事進行に対して田岡市長より答弁をお願いいたします。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほどの大西議員の議事進行でありますが、元女性議員に新宮市が訴えられて新宮市が敗訴した裁判のことであります。そして、市としては大西議員が原因者であるという判断をさせていただいて、この国家賠償法の第1条第2項に基づいて、「公務員に故意又は重大な過失があったときは、国又は公共団体は、その公務員に対して求償権を有する」という条文に鑑みて、5月24日に求償させていただいたわけでありますが、大西議員の思いは、これに当たらないという強い思いも先ほどありました。その思いも受けて、改めて今後の対応については熟慮させていただきたいと思います。 ○議長(三栗章史君)  よろしいですか。     (「了解」と呼ぶ者あり)--------------------------------------- △日程2 議案第46号 令和5年度新宮市一般会計補正予算(第4号) ○議長(三栗章史君)  日程2、議案第46号、令和5年度新宮市一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。 分割付託となった総務建設、教育民生各委員会委員長の報告を求めます。 なお、各委員会委員長の報告の都度、質疑を行いますので、御了承願います。 まず、総務建設委員会委員長の報告を求めます。 6番、福田議員。 ◆6番(福田讓君) (登壇) 委員長報告を行います。 今期定例会において、総務建設委員会に分割付託となりました議案第46号、令和5年度新宮市一般会計補正予算(第4号)の本委員会に付託された部分につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。 審査に当たって出されました主な質疑等について申し述べます。 歳出2款総務費、旧大浜保育所解体工事について、委員中より「本予算に駐車場の整備費も含まれているのか」との質疑があり、当局より「解体工事費のほか、砕石の敷設経費なども含まれています」との答弁がありました。 次いで、委員中より「現状、墓参りによる路上駐車が目立っていると感じるが、駐車場整備により解消されるか」との質疑があり、当局より「整備により20台程度の駐車が可能となるため、多少は緩和されると考えます」との答弁がありました。 次いで、委員中より「本敷地は道路から下った場所になるほか、付近の道路は速度を出して走る車もよくあるため、駐車場出入り時の事故の可能性を危惧する。せめて盛土などをし、道路と同一の高さにするなどしてはどうか」との意見があり、当局より「当初は道路と同等の高さにする案もありましたが、多額の費用を要することなどから現在の計画となりました。事故の可能性については、市としても危惧するところであり、何らかの安全対策は必要と考えます」との答弁がありました。 その他、委員中より「墓参り用の駐車場とのことだが、付近の大浜体育館でのイベント時などにも活用できるようにしてもらいたい」との意見がありました。 次に、7款商工費、小口自然の家トイレ整備事業について、委員中より「設置場所はどこを予定しているのか」と質疑があり、当局より「現在設置しているトイレ付近に造りたいと考えています」との答弁があり、次いで、委員中より「面積的には現在のトイレよりも広くなるのか」との質疑があり、当局より「設計はこれからになりますが、現状トイレが狭いため、ゆとりのある物、まただれでもトイレを設置したいと考えています」との答弁がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、議案第46号中、本委員会への付託部分については、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(三栗章史君)  委員長の報告について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  質疑を終わります。 次いで、教育民生委員会委員長の報告を求めます。 14番、榎本鉄也議員。 ◆14番(榎本鉄也君) (登壇) 委員長報告を行います。 今期定例会において、教育民生委員会に分割付託となりました議案第46号、令和5年度新宮市一般会計補正予算(第4号)の本委員会に付託された部分につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。 審査に当たって出されました主な質疑等について申し述べます。 3款民生費、居宅介護支援事業者補助金について、委員中より「ケアマネ育成のために民間事業所は様々な努力をしており、人材不足解消のために補助金を出すのはよい施策である」との意見がありました。 続いて、私立認定こども園施設整備事業補助金について、「他の施設の整備状況の確認や周知をすべき」との意見があり、当局より「これまでは新施設建設や大改修に伴う相談時に協議を進める形でしたが、事業メニュー等について周知は必要であると考えています」との説明がありました。 次いで、10款教育費、光洋中学校屋内運動場改修工事について、委員中より詳細説明を求めたところ、当局より「相当な経年劣化により、令和6年度に屋根、外壁塗装工事、照明のLED化を予定しており、本補正予算では、その設計業務委託料を計上しています」との答弁がありました。また、委員中より「その他の小中学校の状況はどうなっているのか」との質疑があり、当局より「現在、三輪崎小学校は改修を進めており、緑丘中学校と城南中学校は昨年度実施しました」との答弁がありました。 続いて、総合体育館天井改修工事について、委員中より「体育館も老朽化しており、今回の事故も想定できたと思われる。命に関わる事故であり、これを機に全施設の調査をすべきではないか」との意見があり、当局より「総合体育館については、建築基準法に基づく2年に1回の定期検査と管理人による目視点検を行っていますが、このような事故は想定できませんでした。その他の施設も点検を一通り行っていますが、それに加え日常の開館前の目視点検を徹底するようにしています」との答弁がありました。さらに、委員中より「総合体育館の改修工事に伴い、体育館を使用できない期間の救済措置や代替案は提供できているのか」との質疑があり、当局より「大会の規模や人数などの希望を聞き調整しています」との答弁がありました。 次いで、委員中より「体育館の空調整備や今後老朽化した施設について、どのような管理をしていくのか」との質疑があり、当局より「長寿命化計画に即して長く安全に使用する中で、新しい選択も視野に入れ、庁内議論を進めたい。また、議会にも御相談や御提案をいただきながら方向性を決定していきたいと考えています」との答弁がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、議案第46号中、本委員会への付託部分については、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(三栗章史君)  委員長の報告について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  質疑を終わります。 以上で各委員会委員長に対する質疑を終わります。 各委員会委員長報告は、いずれも原案を可決すべきものとの報告であります。 以上をもって、議案第46号について討論を行い、採決いたします。 本案について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 各委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第46号は各委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。--------------------------------------- △日程3 議案第47号 令和5年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号) △日程4 議案第49号 令和5年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(三栗章史君)  日程3、議案第47号、令和5年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号)及び日程4、議案第49号、令和5年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第1号)の2件を一括議題といたします。 付託となった教育民生委員会委員長の報告を求めます。 なお、委員長報告に対する取扱いについては、委員長より順次報告を受けた後、一括して質疑を行います。質疑の終了後、報告の順位に従い討論の上、その都度順次採決いたします。あらかじめ御了承願います。 それでは、14番、榎本鉄也議員。 ◆14番(榎本鉄也君) (登壇) 委員長報告を行います。 今期定例会において、教育民生委員会に付託となりました議案第47号、令和5年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号)、議案第49号、令和5年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計補正予算(第1号)の2件につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。 審査に当たって出されました主な質疑等について申し述べます。 議案第47号、令和5年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号)について、委員中より「配食サービスは見守りにつながる事業であり継続が必要と考えるが、委託事業所や協力店を増やす取組は考えているのか。また、サービスの周知は徹底しているのか」との質疑があり、当局より「本補正予算が可決されれば、広報での周知と個別の声かけなどにより対応したいと思います」との答弁がありました。さらに、委員中より「本人負担額は現状を維持する方向で研究してほしい」との意見があり、当局より「配食サービスは命につながる重要なサービスと認識しており、意見を受け止め検討したいと思います」との答弁がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、付託されましたこれら2件の議案については、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(三栗章史君)  ただいまの報告について一括して質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  質疑を終わります。 これより各号分離の上、討論を行い、採決いたします。 まず、議案第47号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第47号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第49号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第49号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。--------------------------------------- △日程5 議案第48号 令和5年度新宮市駐車場事業特別会計補正予算(第1号) △日程6 議案第50号 令和5年度新宮市簡易水道事業会計補正予算(第1号) ○議長(三栗章史君)  日程5、議案第48号、令和5年度新宮市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)及び日程6、議案第50号、令和5年度新宮市簡易水道事業会計補正予算(第1号)の2件を一括議題といたします。 付託となった総務建設委員会委員長の報告を求めます。 6番、福田議員。 ◆6番(福田讓君) (登壇) 総務建設委員会委員長報告を行います。 今期定例会において、総務建設委員会に付託となりました議案第48号、令和5年度新宮市駐車場事業特別会計補正予算(第1号)、議案第50号、令和5年度新宮市簡易水道事業会計補正予算(第1号)の2件につきまして、委員会の審査の経過並びに結果を報告いたします。 本委員会は、慎重審査の結果、付託されましたこれら2件の議案については、当局の説明を了とし、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(三栗章史君)  ただいまの報告について一括して質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  質疑を終わります。 これより各号分離の上、討論を行い、採決いたします。 まず、議案第48号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第48号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。 次いで、議案第50号について討論ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第50号は委員長の報告のとおり原案のとおり可決いたしました。--------------------------------------- △休会について ○議長(三栗章史君)  以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、明日9月15日から27日までの13日間休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(三栗章史君)  御異議なしと認めます。 よって、明日9月15日から27日までの13日間休会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(三栗章史君)  以上により、次回の本会議は9月28日午前10時から会議を開きます。 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これにて散会いたします。 △散会 午後5時33分...