◎
保健センター長(西洋一君) 今日、出させていただきましたので、これをもし可決していただいた中、また準備期間等がありまして、また3月までに全員の方に支払いすることができない可能性も出てくるのかなと思っております。それについては、また繰越し等でやらせていただきたいと思っております。
◆11番(
竹内弥生君) 今の時点で、どれぐらいいらっしゃいますか、分かりますか。この給付される市民の方の人数とか。分からないですよね、まだ。
◎
保健センター長(西洋一君) これの対象者につきましては、
令和4年4月から生まれた方を対象にしまして、4月1日から12月20日現在で出生された方が、今104名、また今、妊娠届を出していただいている方が82名となっております。
◆11番(
竹内弥生君) 給与の上限
なしで、今年の4月から遡ってやるんですね。分かりました。ありがとうございます。
○
議長(
榎本鉄也君) 15番、福田議員。
◆15番(福田讓君) 今、竹内議員がおっしゃったこと、私も聞きまして、これ市長、あれですね。国の今回、岸田内閣の案で、この間、市長は2万円ですか、市民の皆様に、お子様にしていただいた。岸田内閣も今、子育てということで、人口が減少している。やはり若い方にお子様を産んでいただいて人口を増やしていきたいということで、政府も本腰を入れて人口増加に向かっています。市長も、今
定例会において、コロナ対策交付金を今回このように2万円ですか、支給していただきました。そして、やはり人口増加のためには、御結婚していただいてお子様を産んでいただくことが一番大事でございます。 一つ重複するかもしれませんが、妊娠されたら5万円と。そして、出生されて5万円と。恐らくこれは、今、竹内議員おっしゃったように、繰り越していく形になりますね。
令和4年度で国が12月に発表したということで。我々の地方、国は4月から3月ですから、4月以降で妊娠されたということで、それで出産は来年4月以降、5月に出産されてもいけるということなんですね。ただ、支給の関係で、今回計上されているのは1,900万円に何人ぐらい予定しているんでしょうか。
◎
保健センター長(西洋一君) 今現在、うちで予定をさせていただいているのが、出産されている方を110名、妊娠届、1月から3月までにまた出てくる方が27名と、あとまた妊娠届を、先ほど82名と言いましたけれども、その方を予定しております。
◆15番(福田讓君) 既に200名を超えるということですね。まず、ここの予算でしたら1,900万円しかないんで、恐らく補正という形で。これはもう一度お聞きしたいんですが、国の全額支給という形だと思うんですよね。柔軟にうちも対応できるという形なんですね。
◎
保健センター長(西洋一君) すみません、これにつきましては、国が3分の2、県が6分の1、市町村が6分の1となっております。
◆15番(福田讓君) 全額じゃないんですね。もう一度、国が3分の2、県が6分の1。
◎
保健センター長(西洋一君) 国が3分の2、県が6分の1、市が6分の1の負担です。
◆15番(福田讓君) 分かりました。 市長も、今、これから子育て対策に政策を切り替えていくようなお考えをお持ちなんで、ちょうどこれもマッチしたということなんで、これからは女性の方が男性と御結婚されて、少しでもお子様を産んでいただいて、人口が増えることは基本ですので、市長もこれからもやっぱり子育てに対して、お子様を育て、妊娠に対しても手厚い政策でそれを補っていただきたいと思います。市長、いかがでしょうか。
◎市長(
田岡実千年君) ありがとうございます。このところずっと続いている少子化、人口減少に対しては、やはりしっかりとした子育てしやすいまちづくりが必要となってまいりますので、引き続きしっかり頑張りたいと思ってございます。
◆15番(福田讓君) 以上です。
○
議長(
榎本鉄也君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。
議案第91号は
委員会付託を省略することに御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
榎本鉄也君) 御
異議なしと認めます。 よって、
議案第91号は
委員会付託を省略することに決定いたしました。 本案について
討論ありませんか。 (「
なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
榎本鉄也君)
討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
榎本鉄也君) 御
異議なしと認めます。 よって、
議案第91号は
原案のとおり可決いたしました。
---------------------------------------
△
日程25
議員発案第4号
自治体病院における
選定療養費の柔軟な運用を求める
意見書
○
議長(
榎本鉄也君)
日程25、
議員発案第4号、
自治体病院における
選定療養費の柔軟な運用を求める
意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 7番、
濱田議員。
◆7番(
濱田雅美君) (登壇) ただいま議題となりました
議員発案第4号、
自治体病院における
選定療養費の柔軟な運用を求める
意見書につきまして、朗読させていただきます。
自治体病院における
選定療養費の柔軟な運用を求める
意見書。
令和2年度の診療報酬改定により、初診時
選定療養費は5,500円に大幅改定されたにもかかわらず、本年4月よりさらに7,700円と高額改定が行われた。 負担拡大の目的は「大病院への患者の集中を防ぎ、かかりつけ医機能の強化を図る医療の機能分担」であることは十分に理解するが、我が地域の医療体制は診療所の数も限られ選択肢が少ないため、
新宮市立
医療センターが一次医療の機能を果たさざるを得ない状況で、既に内科をはじめ、ある程度地域の中での病院機能分担は図られてきている。 しかし、高額な
選定療養費は広域医療圏において唯一の中核病院である市立
医療センターの外来の縮小を招来し、持続可能な経営を脅かすものである。さらに、大きな患者負担を強いるだけでなく、従来大病院において3時間待ちの3分診療と例えられた混雑状況が、現在我が地域においては診療所にて発生しており、患者の外来通院が困難になるなど、地域医療にひずみを生じさせている現状も見られる。 その様な中、高額な
選定療養費の全国一律化は、我が地域の医療体制にはそぐわないと考える。 よって、
新宮市議会は、患者負担の軽減と地域医療の存続のため、以後の改定により
選定療養費の設定を地域
自治体病院が柔軟に運用できる改善となるよう強く求める。 以上、地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。 以上が
意見書の全文でありますが、
令和2年度の診療報酬改定により、初診時
選定療養費が5,500円に大幅改定されたにもかかわらず、本年4月改定が行われ、10月より7,700円という高額な
選定療養費が患者負担となっております。
選定療養費の目的は、大病院への患者の集中を防ぎ、かかりつけ医機能の強化を図る医療の機能分担であることは十分理解しておりますが、大病院も数多くあり、また診療所の選択肢も多い大都市では、
選定療養費制度を制定して一次医療と二次医療の医療機能分担をする必要性があると考えますが、本市は、過疎化や少子高齢化などにより医療圏人口は減少し続けており、都会とは状況も環境も資源も違います。 現在、内科は紹介状持参が原則として地域に定着しております。これは、ある程度、地域医療としての機能分担ができていると言えるのではないでしょうか。確かに、本市においても一定の機能分担は必要だと考えます。しかし、本市の医療体制は診療所の数も限られており、選択肢が少なく、
新宮市立
医療センターが一次機能を果たさざるを得ない状況の中、この
選定療養費を本市で施行することにより、患者は医療機関を自由に選ぶことができなくなり、日本の優れた医療制度の一つであるフリーアクセスを崩してしまうだけではなく、患者は高額な
選定療養費の負担を強いられます。 国民年金暮らしの高齢者の方にとって、一度の受診で1万円ほどの医療費は大変厳しいと想定できます。子ども医療費助成制度、ひとり親家庭等医療費助成制度を受けている家庭にも同様に
選定療養費の負担が強いられるのです。医療費は無料なのに、7,700円の
選定療養費の負担は強いられる。これは負担があまりにも大き過ぎます。あり得ないと思います。紹介状があれば
選定療養費は必要ないとありますが、その日のうちに
医療センターにかかりたいという緊急時には、紹介状は間に合いません。セカンドオピニオンの権利はあるとはいえ、紹介状を書いてほしいとはなかなか言い出しにくいのが現状であり、同じ診療科なら、なおさら言い出せないと想定できます。 診療所が休診のときには、我慢するか高い
選定療養費を払うかの選択になります。高額な医療費が負担なため、受診を諦めている方もいらっしゃいます。実際、紹介状を書いてほしいと言いにくい、初診時の医療費が高額で受診ができないとの声を聞いているのは私だけではなく、同僚議員も同じではないでしょうか。 また、従来、大病院において3時間待ちの3分診療と例えられた混雑状況が、現在、本市においては診療所で発生しており、当日の診察が困難で後日の診察になるという現状が起きております。
医療センターにおいては、当然、初診の患者を減らす結果になっております。それに加え、2024年に医師の働き方改革が施行されれば、なおさら安定的な医師の確保が困難な状況になることを決して忘れてはいけません。それは経営にも大きく影響するであろうこともしっかりと対策をし、持続可能な経営を重視し、広域医療圏の唯一の中核病院である
医療センターをしっかりと守っていかなければなりません。
選定療養費の政策を決して否定するわけではありません。議会は、
条例の改正案も可決し、国の政策に背いているわけではありません。ただ、本市の地域医療にはそぐわないのではないかと考えます。 厚労省の諮問機関である中央社会保険医療協議会においての答申書の
令和4年度診療報酬改定の基本方針の中に、「患者が安心して医療を受けることができる体制を構築」、「地域資源の実情に即した取組を推進」との記載もあります。この基本方針に基づけば、このまま地域医療にそぐわないであろう政策を続けることにより、患者が経済的負担を強いられ、自由に病院を選択できない状況は回避すべきであると考えます。国の制度を変えることは地方議会ではできませんが、市民の声を真摯に受け止め、議員の責務を果たすすべは地方自治法によって認められた
意見書の提出であります。 診療報酬は2年に一度の改定が行われます。その際、地域の実情に合った取組ができるように
選定療養費の運用の緩和を求め、患者負担の軽減と地域医療の存続のために、何よりも市民の命を守るために、この
意見書を衆議院
議長、参議院
議長、内閣総理大臣、厚生労働大臣に提出したいと思います。 以上で提案説明とさせていただきます。議員各位におかれましては、御賛同賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○
議長(
榎本鉄也君) 本案について質疑に入ります。 5番、岡崎議員。
◆5番(
岡崎俊樹君) まず、この5,500円から7,700円になったというのがありますが、それによってどれぐらいの初診の患者数が、5,500円になったときと7,700円になったときを比較されたのかという点と、それに伴って、では幾らが、
濱田議員が考える適正な金額だとお考えでしょうか。
◆7番(
濱田雅美君) 5,500円から7,700円になった患者数の相違というのは確認はしておりませんが、5,500円に初診時
選定療養費が徴収されるようになったときも、市民の声というのはやはり、5,500円が
選定療養費であるという市民の中にあまり理解できている方が少なかったと思います。初診料が上がったという感覚でしかなかったようなんですね。それで、その5,500円、7,700円の違いというのは、正直人数的に、数字的には出しておりません。 あと、私が適正に考える料金、それは私のほうも、幾らが適正であるかというのはしっかりまだ出してはおりませんが、5,500円のときに
医療センター、整形外科にかかった患者さんが、
選定療養費、あとレントゲン、診察、この3点を受けたときに、支払いのほうが1万8,000円ほどかかったということで、何でこんなに高くなったんだという声をいただきまして、その5,500円という
選定療養費の説明をさせていただきました。その際にもいただいたのが、やはりそんなに1回の受診に1万8,000円も取られていたら、これから
医療センターには私たちはかからないではなくてかかれない、ようかからんという声もそのときいただいて、その後にも、私は数人の方に、私らみたいに年金生活の者は
医療センターにかかれんわという声を実際にいただいております。 ですので、幾らが適正かというのは、今後、それは私たち議会が考えるのではなく、本当にそれは国に上げていただく機関、
選定療養費の柔軟な運用を
自治体病院がしていただけることになれば、
自治体病院のほうでしっかりと調査研究していただいて、そしてそこに議会のほうもしっかりと加わって考えていくことであるかと思います。 今、幾らが適正な金額かと言われれば、それはここではっきりとした数字をお答えすることは、申し訳ないですができません。ただ、今も申し上げましたように、5,500円の
選定療養費のときに、一度の受診で整形外科にかかった患者さんが1万8,000円の支払いをしたということは、やはり国民年金であったり、あと独り親家庭の方、様々な制度の補助を受けていただいている方にとっては、大変大きな負担であると考えます。
◆5番(
岡崎俊樹君) その
選定療養費、5,500円がなかった時代でも1,000円ぐらいか何か初診料がかかったと思うんで、初診料というか
選定療養費に当たるもの。その方も、そのときは1万4,000円ぐらいとかは診察料はかかっていると思うんで、その1万4,000円と1万8,000円の差が高い安いをどうこう言う、僕は普通にお金として高いとは思うんですけれども、やむを得ない支出というのもあったりは世の中にあるんで、何とも言えませんが。お金は、病気、けがをしたらかかるんで、そのためにも健康に生きるというのは大事かなと考えないといけないなというのはありますが。 あと、従来、大病院が3時間待ちということで、逆にこの選定療養制度を導入したことによって、
医療センターの患者さんの待ち時間は少なくなったと考えると思うんですけれども、これを例えば従来に戻すと、逆に本当に悪い重い病気の方とかの待ち時間が長くなってしまうおそれもあるのかなと考えますが、その点については、逆に地域の病院のほうが時間かかるのがいいわけじゃないですけれども、地域の病院と
医療センターの病院との待ち時間においては、どちらの病院かの差なんで、その辺についてはどう、逆に
医療センターの時間が長くなる可能性がまた出てくるのかなと思うんですけれども、その点はどうお考えですか。
◆7番(
濱田雅美君) 先ほども申し上げましたように、一次医療、二次医療の機能分担というのは、当地域にもある程度は必要であると考えます。全く要らないというわけではありません。しっかりとそこの辺は市民の方にも理解をしていただき、
医療センターでなくてもかかりつけ医で対応できるものであればかかりつけ医にお願いして、そこから必要とあれば紹介状を頂くという形になるとは思います。 すみません、岡崎議員のその指摘が……。ただ、
医療センターの待ち時間が長くなるかもしれないということですよね。
◆5番(
岡崎俊樹君) そうですね。
◆7番(
濱田雅美君) ですので、そこはしっかりと市民の方のこの
選定療養費がどういうために制定されたのか、一次医療と二次医療の機能分担の理解も市民の方にはしっかりとしていただくということも大変重要ではあると思うんですけれども、ただこの地域の診療科の選択肢が本当に少ない。その中で、かかりつけ医に行きました、混雑してその日のうちに診療が受けられない、先ほども申し上げましたけれども、それが実際、現実に起こっております。ですので、その際に、本当にそのような状況でいいのかということがあって、
医療センターも診療科の少ないものに対しては、一次医療の役割も今までも果たしております。それをしっかりと分離して、もう一次医療は果たさないというふうに切ってしまうようなこの
選定療養費の制定は、我が広域の医療圏にはそぐわないであろうと私は考えております。 全く
なしにするという話ではありません。ある程度、機能分担は必要であるとは考えますが、ただ市民の負担、また市民が自由にというか、市民が本当にかかりたいときにかかれるような環境をつくっていくのが私たちではないですかということは私は考えます。本当に私だけではないと思うんですね、このように初診の診療が高くなって。 先ほど岡崎議員は1万8,000円と1万4,000円、4,000円違うだけじゃないですかというようなことをおっしゃられましたが……
◆5番(
岡崎俊樹君) 違います。そんなことないです。4,000円の違いで、高いというのは現実。
◆7番(
濱田雅美君) あと、先ほども体が悪くなったら医療費がかかるのは仕方がない、必要出費であるというようなこともおっしゃられておりましたが、確かに健康に過ごしていただくというのは、基本一番望ましい形です。でも、それができるかできないか。どれだけ気をつけていても、病気というものはかかってしまうときはかかってしまうと思います。ですので、確かに病気になって、体が悪いんやから医者代ぐらい出すやろというお考えの方もいらっしゃるかもしれません。でも、病気になってしまった、医者代を出すやろの医者代を出せない方もいらっしゃいます。そこで、どうしてもそれが出せないとなると、お医者さんにかかるのをやはり我慢してしまう。我慢して手後れになったりとかということは現実あります。私も聞いております。そこは聞いております。 先ほど岡崎議員が言ってらっしゃいました診療報酬制度のことだと思うんですね、千幾らというのは。診療報酬は千幾らというのは、ずっと制定されております。過去もずっと、今、制定されておりました。ただ、そこに
選定療養費の負担というのがさらに加わったわけであります。これは本当に国の政策誘導で、一次医療と二次医療の機能分担をするだけの政策誘導であり、患者負担の何ものでもないと私は考えております。 ほかにございましたか、質問。
◆5番(
岡崎俊樹君) 終わりですか。分かりました。 最後、1点だけ。 7,700円上がったことによって、初診料の200点控除があると思うんですけれども、その点については、
濱田議員は市民の方に7,700円上がったというときに、そういう説明もされていますか。
◆7番(
濱田雅美君) させていただきました。確かにさせていただきましたけれども、それは、本当に患者さんにとってはそういう中の仕組みというか、説明はさせていただきましたが、なかなかやはり理解される方も本当に理解してもらっているのかなというのはちょっと私のほうでは感じました。詳しくは説明させていただいて、その差額というのがこれだけになるのでということも言いましたけれども。ただ、やはりこの
選定療養費の7,700円という金額に変わりはございませんので、そこをその負担を少しでも和らげる方法が、全く取らないというのではないんですよ。やはり、国の政策なんで、徴収しないというわけにはいかないと思うんです。ただ徴収しないというわけにはいかないけれども、これを少しでも負担が軽減される政策が各自治体で行えないかということなんです。 国は、やはり一つ一つの自治体を見て、この地方はこうだからというふうな政策を下ろしてはいただけません。やはり全国一律で下ろしてきます。それによって、やはり自分たちの地域にそぐわないであろう政策が来た場合は、しっかりと国に声を上げていくというのが、やはり地方議会、地方議員、私たちの責務であると考えますので、そこのところを御理解いただきたいと思います。
◆5番(
岡崎俊樹君) 以上です。
○
議長(
榎本鉄也君)
濱田議員、ちょっと時間が時間なんで、休憩を挟みたいと思うんですが、よろしいですか。
◆7番(
濱田雅美君) はい。
○
議長(
榎本鉄也君) 会議中ですが、10分程度休憩します。
△休憩 午前11時08分
---------------------------------------
△再開 午前11時21分
○
議長(
榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続けます。 それでは、13番、松本議員。
◆13番(
松本光生君) 今の提案者と議員の話、なかなか内容が深くて、ちょっと分からないところもあったんですけれども。 提案者の気持ち、分かります。当初、僕も
医療センター、国から決まったことで、
医療センターの運営にこれが絶対に必要やと、今でも必要と思っています。ただ、このコロナ禍の3年間と近年の物価高、俗に言う、言葉は悪いですけれども、弱者、高齢者及び年金生活者、また中小の労働者、それでかかりつけ医のない方、やはり一番大きな設備のある病院と言えば
医療センターです。やっぱりそこへかかるのに、それだけ費用が要ると。なかなかかかりにくいという提案者の気持ち、分かります。 そういったことで、何とか市のほうでそういった方の補助的なことができないかと、そういうことも含めて、この
意見書、賛成といたします。 以上です。
○
議長(
榎本鉄也君) 11番、竹内議員。
◆11番(
竹内弥生君) 提案者のおっしゃるとおり、5,500円からいきなり7,700円に上がる期間がとても短く、本当に市民の皆様はびっくりしていらっしゃいました。これはもう提案者がおっしゃったとおり、私も賛成でございます。 ただ、緊急医療を鑑みる病院、まちの医療、人口減少、様々な形でいろいろなことをもう一回組替えして考えなければいけない。なので、5,500円から7,700円になった理由というものは、国がしっかり厚労省のほうで示していると思いますし、ましてや、そういう全国に一律にできた値段を逆らえなく、地方自治体はそれに伴い行っていくということは、それは仕方がないことだとしても、先ほど7,700円から5,000円、幾らにしたらいいですかと岡崎議員から質疑がございましたが、
濱田議員が言ったとおり、幾らにすると個人的には言えないと思うんですよ。でも7,700円は高いので、もう少し考えていただけないでしょうかと、地域の事情を鑑みて。値段は別に個人的に決めているものではないということでよろしいですね。
◆7番(
濱田雅美君) (登壇)
選定療養費の料金というのは、私たち議会が決めるものではなく、やはり中医協のほうで協議して決めていただいて、それがまた行政のほうに下りてきて、行政のほうで今回も
新宮市のほうは、確かに7,700円以上取りなさいという国からの指示に、一番低額な7,700円という金額を設定したと。ただ、そこにどういう根拠があるのかということを私なりに調べましたが、そこは国からの政策ですということでありました。ですので、こちらで料金を、先ほど岡崎議員の質疑とかにもありましたけれども、料金を決めるのは私たち議会ではなくて、やはり中医協のほうであると思います。
◆11番(
竹内弥生君) 先ほどの御答弁だけではしっかりそこのところが確認できなかったので、確認をさせていただきました。ありがとうございます。 以上です。
○
議長(
榎本鉄也君) 15番、福田議員。
◆15番(福田讓君) 提案者にお聞きします。 今現在、
医療センターは地域医療支援病院という指定を受けておりまして、これ、質疑でも一般質問でもお聞きしているんです。もちろん提案者の
濱田議員もよく御承知だと思っております。和歌山県で大きな和歌山県立医大、和歌山ろうさい病院、そして田辺では南和歌山
医療センター、そして紀南では
新宮市立
医療センターなんですね。だから、これによって
新宮市の
医療センターが独自じゃ
なしに、国・県からの支援をいただいている。そして、産婦人科の不足のときも、やはり知事が先頭になって、代議士はじめ全ての皆さん、地域の町村長の皆さんにお力をいただいて、早く産婦人科も来ていただいた。それもあります。 しかしながら、今提案されていることも私も話は十分分かっております。だから、和歌山県の中で田辺の紀南病院、250床のベッド、300床あるんですよね。そこは地域医療支援病院に入ってないんですよね。だから、そんなところは入ってないと。ただ
新宮市が入っていると。やっぱりそれだけ指定を受けているということで、紀南で唯一なところです。 私は、
濱田議員が提案していることに対しては、本当にそこだけ、我々としては大きな都会と違って、人口2万6,500人ぐらいのところなんですよ。
濱田議員がこれを提案されたというのは、確かに
選定療養費は国が決めることであって、法律ですから、議会も提案は賛同しています。しかし、あなたがこの思いを込めてこれを提案することは、並々ならぬ決意だと思っています。 そして、
選定療養費が必要であることは十分了解しているということは分かっているんですから、やはり特に我々のような紀南で、病院数も少ない。そして、個人開業の
先生、実際、提案者が申し上げたとおり、一次診療も
医療センターが担っているような状態です。だからこれからこれを国に上げて、やはり
選定療養費は国が中央社会保険医療協議会が決めるんですけれども、人口の、特に
新宮市は商業のまちです、この近隣地方は。やはり国民年金の方がたくさんいらっしゃいます。だから、特にこの紀南の地域のことをよく鑑みて、
選定療養費のことに対して過分なる御配慮を願いたいとそういうことだと思うんですが、いかがでしょうか。
◆7番(
濱田雅美君) 今、福田議員が言っていただいたように、
選定療養費というのは保険外診療費となっております。ですので、保険外診療費であるものの徴収においては、やはり各
自治体病院で柔軟な運用ができるように、この
意見書もこの文面の中にもありますけれども、こちらのほうに、以後の改定により
選定療養費の設定を地域
自治体病院が柔軟に運用できる改善となるよう求める
意見書であります。
◆15番(福田讓君) 議員として提案をしていただいたところは、やはり
新宮、この圏域は特に人口は少ないし、所得の率も少ないということで、そこを国のほうにおいても鑑みて適切な運用をしていただきたいということでよろしいですね。
◆7番(
濱田雅美君) はい、そのとおりです。
◆15番(福田讓君) 分かりました。 以上です。
○
議長(
榎本鉄也君) 3番、大石議員。
◆3番(大石元則君) 改めて一、二点、私なりに確認させていただきたいと思います。 提案者は、6月
定例会においても
選定療養費について質問されていたのを思い出しました。そのときは、正面切って国の施策に注文をつけるという印象を受けましたが、今回の
意見書を見る限りにおいては現状に合った、特にお聞きしたいのは、文面の後半にある、
新宮市においては、どのような地域医療にひずみを生じさせているかという認識をちょっとお伺いしたいのと、あとこの
意見書は、国に直接
選定療養費を見直してくれという
意見書ではないというのが分かるんで、だったらこの機会に
新宮市の地域医療に根差した、特に患者さんの負担と
医療センターの存続の両方を担保するための
意見書かなと私なりに理解したんですけれども、それでよろしいでしょうかという確認です。 提案者なりに、現状において、
新宮市においてはどのようなひずみを生じさせているのかという点と、先ほど申した点についてお答えいただければ幸いです。
◆7番(
濱田雅美君) 1点、ひずみを生じさせている点におきましての目立ったというか、一番感じる部分に関しましては、ここにも記載しておりますけれども、
選定療養費が高額になったことにより、やはり
医療センターの初診にちょっと足が遠のいた患者さん、また一次医療を推進する、一次医療の病院の機能分担のための二次医療のほうに行かずに、一次医療のほうのかかりつけ医、その選択肢が本市においては1か所しかないという診療科もございます。その1か所しかない診療科であったり2か所しかない診療科、でも2か所の1か所がやはり診療日が少ないとかという現状もあります。その1か所に集中したときに、行った当日に診療が受けられずに後日に変更したとか、そういった現状もあります。ですので、診療が必要なときに必要な人に与えられない現状ではないかと私は思っております。 あと1点、申し訳ございません。大石議員、質疑は何でしたでしょうか。
◆3番(大石元則君) 普通、
意見書は、国に対してこうしてほしいというはっきりした文面も見受けられるんですけれども、この
意見書においては、柔軟な運用を求める
意見書となっております。この柔軟なというところに私は意味があるのじゃないかなと思っていますので、この機会に、自分たちが
選定療養費は国の施策として理解できるものであるのですが、当地方において、特にこの
医療センターの受診科においては、患者さんにとって負担のある面が見受けられましたんで、この機会に
新宮市は積極的に現場に応じた対応を取りたいということで柔軟な運用を求めるという文面になっているのかなというところをちょっと確認したかったんです。
◆7番(
濱田雅美君) 先ほども申し上げましたが、この
選定療養費の金額を、今現在、本市において決めるとかということは一切できません。中央社会保険医療協議会において協議していただくものであります。ただ、その診療報酬の中の2年に一度の改定が行われる中の
選定療養費なので、2年に一度の改定のときに、
自治体病院に柔軟な運用をできる政策にしていただきたいという
意見書でありますので、こちらがその内容を決めて上げることはできません。
◆3番(大石元則君) 質疑は以上です。
○
議長(
榎本鉄也君) 8番、東原議員。
◆8番(
東原伸也君) 要するに、市民の負担を軽減するために、下げる方向で柔軟な対応をお願いするという
意見書ということでよろしいですか。
◆7番(
濱田雅美君) はい。下げる方向であったり、またそれが柔軟な運用を制定された場合には、市独自の保険外診療という部分なので、どこまでできるかの補助金制度であったりとか、そういったことをぜひ調査研究していただいて、市民の負担を軽減していただきたいということも含まれると考えております。
○
議長(
榎本鉄也君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。
議員発案第4号は、
委員会付託を省略することに御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
榎本鉄也君) 御
異議なしと認めます。 よって、
議員発案第4号は
委員会付託を省略することに決定いたしました。 本案について
討論ありませんか。 1番、大西議員。
◆1番(大西強君) 本案について賛成いたします。 本案の提案理由については、我々、
新宮市立
医療センターの実情と本案提案理由の指摘は、全く適切な、一々適切な指摘であります。 そこで、私の経験上一例を挙げますが、最近、私は病気治療中なのですが、この指摘にもありますように、異常が自覚されたので
医療センターへ行きたかったんですが、
選定療養費じゃないですね。やっぱりかかりつけ医の紹介状が必要なので、かかりつけ医へ行ったんですよ。そしたら、その病変が
医療センターの乳腺科なんですが、
医療センターの乳腺科の医師は、1週間に1回、水曜日に派遣されてくるんですよ。それで、紹介状を書いてもらうためにかかりつけ医へ行ったんです、朝一番に。朝早く行ったんですが、紹介状をもらうのに、書いてもろうたのが昼前、3時間ぐらい待たされた。寒い日やって、30分ぐらいで書いてもらえるんだと思って行って、待合で3時間近く待たされた。ここへ、この提案理由に指摘されていますけれども。それをもらって
医療センターの乳腺科を紹介してもらってかかった。結果、しょっぱちに分かっているわけですね、病変が、内科にかからなくても。ですから、しょっぱちに
医療センターへかかっていれば、そういう無駄な時間というか、つらい思いをしなくて済むわけです。結局、しょっぱちにかかっておれば、この13日の一般質問、私は名古屋のがんセンターまで行かなくて済んだんですよ。それで、結局は、私はこの議会の13日に欠席したんですよ。 我々は、今はコロナの対策費で経営は黒字になっていますが、それは地域包括ケア病棟をお金の入ってくるコロナ病棟に変えているからです。これが終われば、また赤字になるんです。だから我々
新宮市民は
医療センターに対してそれだけの負担をして経営をしているわけです。なのに、そこにかかるのに、我々市民が自由にかかれないということ自体が矛盾しているんですよ。 ですから、この提案にあるように、政府に対して、各地方にはそれぞれの事情があるんで、それを全国一律のこういうことじゃなくて、やはり各自治体が自由に運用できる、こういう見直しを我々
新宮市民は提案していくのはもっともだと思うんです。ですから、私はこの案には大賛成です。
○
議長(
榎本鉄也君) 反対
討論ありませんね。 それでは、ほかに
討論ございませんか。 (「
なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
榎本鉄也君) それでは、
討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
榎本鉄也君) 御
異議なしと認めます。 よって、
議員発案第4号は
原案のとおり可決いたしました。 この際、お諮りいたします。 ただいま
意見書案が議決されましたが、その字句等の整理を要するものにつきましては、その整理を
議長に一任されたいと思いますが、これに御
異議ありませんか。 (「
異議なし」と呼ぶ者あり)
○
議長(
榎本鉄也君) 御
異議なしと認めます。 よって、字句等の整理は
議長に委任することに決定いたしました。 以上をもって、
今期定例会の
日程は全て終了いたしました。
---------------------------------------
△市長挨拶
○
議長(
榎本鉄也君) ただいま田岡市長より、本
定例会閉会に際し挨拶の申出がありますので、発言を許可いたします。 田岡市長。
◎市長(
田岡実千年君) (登壇) それでは、閉会に当たりまして一言御挨拶を申し上げます。 この
定例会に、当局より提出させていただきました
議案全てに可決いただきましたこと、まずもって感謝申し上げます。誠にありがとうございました。 その中の提出
議案で、補正予算での子育て世帯応援給付金給付事業においては、本日よりしっかりと事務を進めて、一日も早く給付できるよう努めたいと思います。本当に御理解ありがとうございました。 また、新型コロナウイルス感染症でありますが、年末年始を控え、忘年会や新年会などの会食、また初詣、また帰省や旅行などで人の流れが増加することが確実であります。そういう中で、昨日、市民の皆様へのお願いという文章を発出させていただきました。市民の皆様には、これまで同様、三つの密の回避や手洗い、換気等、基本的な感染対策の徹底をお願いして、少しでも感染者が少なくなるよう願っているところでございます。また、議員各位もどうかよろしくお願いを申し上げます。 また、この週末、東北だけではなくて、日本列島全体が寒波に見舞われそうな予想が出ております。皆さんにおかれましては、また年末年始からいろいろと忙しい時期になってくると思います。どうか健康にも留意して、しっかりと議員活動なされますことを願っております。 最後になりましたが、この1年間、この議場において様々な御提言、御指摘、御指導、また御協力をいただきましたこと、この年末に当たり心より感謝申し上げ、閉会の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
○
議長(
榎本鉄也君) 市長の挨拶を終わります。
---------------------------------------
△閉議及び閉会の宣告
○
議長(
榎本鉄也君) 去る12月6日開会以来本日まで、議員各位におかれましては、終始御熱心に審議いただき、また議会運営に対し絶大なる御指導と御協力を賜り、衷心より厚く御礼を申し上げます。
今期定例会に付議されました諸案件につきましては、その議了を見ましたので、以上をもって、
令和4年12月
新宮市議会
定例会を閉会いたします。
△閉会 午前11時46分地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
新宮市議会
議長 榎本鉄也 新宮市議会副
議長 東原伸也 署名議員
岡崎俊樹 署名議員
久保智敬...