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09月14日-03号

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  1. 新宮市議会 2022-09-14
    09月14日-03号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 4年  9月 定例会          令和4年9月新宮市議会定例会会議録             第3日(令和4年9月14日)---------------------------------------議員定数15名、現在員13名、出席議員13名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  大石元則君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 令和4年9月14日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告書 番号(4)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告書 番号(4)から(7) 日程追加変更 議員発案第2号 新宮市議会議員定数条例の一部を改正する条例まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           峪中直樹君               商工観光課長           津越紀宏君               総務部               部長               稗田 明君               参事兼防災対策課長        竹田和之君               総務課長             赤木博伯君               選挙管理委員会               事務局長             木田和彦君               市民生活部               部長               西山和視君               市民窓口課長           南 拓也君               生活環境課長           竹田和博君               高田支所長            平見仁郎君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        福本良英君               保健センター長          西 洋一君               新型コロナワクチン接種推進室長  小内洋二君               建設農林部               部長               木村雅洋君               都市建設課長           工藤英二君               管理課長             岩上賢志君               管理課主幹            前地 望君               農林水産課長兼農業委員会事務局長 生駒貴男君               熊野川行政局               局長               下路 拓君               医療センター               事務長              奥  靖君               庶務課長             岡本真治君               医療業務課長           須崎誠久君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸君               生涯学習課長           野本 渉君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第3日(令和4年9月14日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は12名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 本日、久保議員より通院のため遅刻の届出がありましたので、御報告いたします。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表の番号4から順次発言を許可いたします。--------------------------------------- △岡崎俊樹君 ○議長(榎本鉄也君)  5番、岡崎議員。 ◆5番(岡崎俊樹君) (質問席) おはようございます。 通告に従いまして、一般質問を始めさせていただきます。 まず、男性トイレへサニタリーボックスの設置をという項目について。 まず、サニタリーボックスについてなんですが、男性の方は知っている人は少ないのか、僕は知らなかったんですが、サニタリーボックスについてまず説明させていただきます。 サニタリーボックスとは、生理用品を廃棄する目的で置かれているごみ箱で、女性トイレやだれでもトイレに一般的に設置されています。そんな中、今、男性用トイレにもサニタリーボックスを置いてほしいという要望が高まっています。 近年、高齢化も進んでいることもあるとは思うんですが、高齢の男性を中心に、膀胱がん、前立腺がんになる方が増えてきています。膀胱がん、前立腺がんの手術を受けた方や高齢者など、頻尿や尿漏れ等により尿漏れパッドやおむつを使用するケースが増えて、外出先で処理する場所がないことが問題となっています。処理に困らないために男性用トイレでのサニタリーボックスを設置する、そういった自治体も増えています。 和歌山県では和歌山市が今年7月から実施しています。新宮市も今高齢化率非常に高くなってきており、サニタリーボックスを必要とする方がいらっしゃるのではないかなと思います。また、トランスジェンダーの方への配慮として、男性用トイレでのサニタリーボックスの設置を望まれています。 新宮市は、庁舎であったり行政局、医療センター、保健センター、丹鶴ホールなど様々な市の施設があると思います。小さいところもいっぱいあるとは思うんですが、大きいところでは今言ったところがあるかなと思います。そういった場所への男性用トイレにサニタリーボックスを置くべきではないかと私は考えます。 ですので、新宮市もサニタリーボックスを設置していただけないか検討していただけないでしょうか。 ◎保健センター長(西洋一君)  保健センター、西より答弁させていただきます。 現在、市庁舎及び保健センターのだれでもトイレ等には、サニタリーボックスの設置を行っております。 今回、議員さんの御提案につきまして、市庁舎のお客様が多く使用されると思われます1階男子トイレや保健センター1階の男子トイレ、医療センターの男子トイレへの設置に向け、関係課と協議を行い検討させていただきたいと思っております。 また、市公共施設の各トイレにつきましては、使用状況等を確認しながら、今後もどこに設置すればよいのか検討していきたいと思います。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。前向きに何か考えてくださるのかなという答弁と私は受け取りました。 その大きな施設も必要だと思いますし、今日の私のこの質問によって、報道とかあと11月に広報、議会だよりにも載るかなとは思いますが、それを見た市民の方が、小さな公民館とかでも欲しいよというお声とかもしある場合は、そういったところにも補助とか何かそこ、お声があった際はぜひ検討していただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 この項目については、以上で終わらせていただきます。 次に、地域猫について。 地域猫ですが、今回この地域猫の定義につきましては、飼い主がいない猫について地域猫と言わせていただきます。厳密には地域猫と野良猫というところで違うかなとも思いますが、今回地域猫ということでまとめさせていただきます。 まず、その地域猫がなぜ増えているのかということを説明します。 猫は、繁殖サイクルが非常に早いことが特徴です。妊娠期間は2か月で、1度の出産で平均5匹出産します。そして、約2か月後に子猫が離乳すると次の妊娠が可能となります。その子猫も生後6か月前後で繁殖可能年齢に達します。いろんな計算というか推定されるものあるんですが、1年で20匹以上とか50匹以上というデータもあったりしますが、今回20匹ということで計算すると、1年で20匹、2年で80匹、3年後には2,000匹と、単純計算ですけれども計算上は増えていきます。ですので、地域猫は増えてきているというのが課題になってきています。 もちろん、ふだんから地域猫について活動してくださっている方には、非常に感謝していますが、やはりこの地域猫の問題、解決していかないといけないなというのがありまして、今回、地域猫の活動で私がいいなと思った京都市の事例として、京都市のまちねこ活動というものがございまして、その京都市では5年間の活動で52%の地域猫が減ったという報告がされています。活動としては、活動グループの形成、町内会の合意形成、日々の活動は決まった時間の餌やり、掃除、トイレも設置。最も大事なこととしては去勢手術を行うことです。 これをまねすれば新宮市の地域猫も減少するとは思うんですが、同じことをやろうとしても、私が考えるには二つ課題があると考えます。 一つは、京都市でも一番大事とされている去勢手術、これが一つ問題というか、この地域の問題点としてありまして、病院の数が少ないことが問題となっております。 二つ目として考えられるのが、活動グループの形成とあと町内会の合意形成という、まずこの2点が大きな課題として私は考えました。 そのほかにもいろんな活動として困ることはあるとは思うんですけれども、今回この2点について取上げさせていただきます。 まず、最も大事と言われている去勢手術について、この京都市と同じような対策を和歌山県も行ってくださっていまして、不幸な猫をなくす取組ということで平成28年から行っています。この和歌山県全体のデータによると、平成27年、この不幸な猫をなくす取組をする前、平成27年の開始前と昨年の令和3年度を比較すると、苦情の件数が44%、猫の死体の収容件数が54%、殺処分数が83%減少という効果が出ています。 和歌山県の不幸な猫をなくす取組の去勢手術の補助金は非常にありがたいんですが、ここで問題なのが、新宮市では去勢手術を行ってくれる動物病院の数が少なく、近隣で対応してくれる病院がほとんどありません。ですので、新宮市で地域猫について活動してくださっている方は、この近辺ではなく北部の病院まで行ってくれる方が多いということを聞いています。 ですので、この和歌山県の補助金を新宮市で使う際には、病院の少なさと移動距離の問題という点が考えられます。 そこで、新宮市独自として地域猫の補助金を出すことができないかということを今回、提案したいと思います。 和歌山県の補助金を使う際は、病院までの交通費の支給、これをできないでしょうかということと、また和歌山県の補助金とは別に新宮市独自で去勢手術のお金を補助できないかという点です。市独自に補助することにより、和歌山県ではなく近隣の三重県の病院であったり、和歌山県以外の病院でも手術することができるようになります。どうしてもこの新宮市という土地柄、和歌山県で言うと一番端ですし、三重県に行くほうが近いということもあり、三重県であったりその他の県で手術が可能であれば、そちらでもやれたほうがいいのではないかなと思います。 新宮市の犬猫の去勢手術の補助金も出ているとは思うんですが、これとは別に、その補助金は別に和歌山県じゃなくてもいいということも聞いています。ですので、和歌山県以外の動物病院でも手術できたほうがいいのではないかなと思いまして、新宮市独自の補助金を出していただけないかなと思います。 ただ、どうしても新宮市独自の補助金を出すと言ってもお金が必要ですし、なかなかここに予算を費やすということは難しいのではないかなと私考えまして、財源についても考えてきました。財源については、ふるさと納税のクラウドファンディングというガバメントクラウドファンディングというものがありまして、それを活用できないかと思います。他市の例で言うと、地域猫のガバメントクラウドファンディングを行っている地域は多数あり、その財源で去勢手術や地域猫の活動にお金を充てる市というか、自治体独自の対策を行っています。 ですので、新宮市もこのガバメントクラウドファンディングを行いお金を集めれば、市独自の地域猫の補助金をつくることができるのかなと思いますが、その点いかがお考えでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁をさせていただきます。 地域猫対策は、猫を不要なものとして排除するのではなく、今いる野良猫と上手に付き合いながら、その数とふんや尿などの被害を長期的に減らしていく取組として、和歌山県と共に新宮市も取り組んでおります。 議員御提案の保健所管内での動物病院の少なさ、数が少ないこの地域性を補う施策として、助成金を上乗せする、上乗せできるような支援制度は、活動者の大きな支援となり不幸な野良猫を増やさない皆様の思い、これにもつながるかと思います。 新宮市として、今後持続可能な制度となるよう、和歌山県と共に連携し、また庁内関係課とも協議を進めしっかり研究してまいりたいと思います。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。 なかなか難しい問題かなとも思うんですけれども、このガバメントクラウドファンディングするということに関しては、お金が集まるかどうかは別として、そこまでハードルは高くないかなと思いますので、こちらも前向きに検討して、またもし仮に資金が集まった際は、それをどう振り分けるかなどもまた考えないといけないと思いますが、まずはやれることをやって、失敗というかうまくいかなくてもそんなリスクはないと思うんで、こちら前向きに市の予算を集めるという意味でも、前向きに検討、研究していただきたいなと思います。 次に、2点目の問題と考える活動グループの形成と町内会の合意形成について。 こちらも非常に大事というか、まずこちらができていないと、何か去勢手術もうまくいかないのかなとも考えます。どちらが大切というわけではないですが、非常にやはり地域の協力というものがあってこの地域猫の活動というのは進んでいくと考えます。 地域猫の活動について住民協力ということで、なかなかここが困難ということだとは思うんですが、まずなぜ地域の人が協力してくれないのかということを私考えまして、そもそも地域猫について知らない人が多いのではないかなと思います。私も議員になる前、この地域猫の相談などをされる前は地域猫について全然知らず、その辺にいる野良猫というようなイメージが正直ありました。 ただ、この地域猫の活動について勉強していくと、この地域猫活動は大変だと思いますし、課題は多分僕が考える以上にたくさんあると思います。ただ、解決できない問題かと言われればそうではない、そう思いまして、まずこの地域猫の活動というか地域猫について知ってもらうことが大事かなと思います。知ることによって協力してくれる人が増える。また、知らないから苦情が来るのではないかと思うので、まず地域猫について知ってもらうそういった活動が大事なのではないかなと思います。 そこで提案なんですが、まずこの地域猫について知ってもらうために市で講演会を行う、そんな活動をしてみてはいかがかなと思いますが、どうでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  議員おっしゃるとおり、まず地域猫活動、これを知っていただく、また市民が関心を持って理解を深めていただく講演会の開催は有効な手段と考えております。 コロナ禍ではありますが、早速企画できるように取組を進めてまいりたいと思います。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。こちらについては非常に前向きな答弁というか、やっていただけるのかなと思いますので、今年度はちょっと難しいのかちょっと僕は分かりませんが、遅くても来年度中にはぜひ実行していただきたいなと思います。 実行していただいた際にも、どれぐらいの人が来るのかなども僕はちょっと分からないというのも変ですけれども、来ていただけたら非常にありがたいですし、やることによって何かそこでまた考える対策というものも生まれると思いますので、ぜひそういったものもやっていただきたいと思います。 あと、なかなか紙媒体では見ても分かりづらいというものも地域猫についてはあるかなとは思うんです。広報にも地域猫については載せていただけているということなんですが、なかなか見ても本当に理解するというか、何か興味ないなという人は読まないでしょうし、なかなか読んでも何が問題というかどうしていいのかというのも分かりづらいとは思うんですけれども、この地域猫の活動について知ってもらうという意味では、回覧板であったりそういったものも知ってもらう上では大切なのかなとは思うんで、そちらもよければまた検討していただいたりとか思います。 他市の事例では、あとホームページとかユーチューブとかある、それは自治体でしたけれども、そういったところでも地域猫の動画というか、問題とか課題を地域猫を扱った動画を作成して、地域猫について知ってもらう対策とかもありましたので、多分非常にこの地域猫の問題については難しい問題もありますし、本当僕が考える以上に活動してくださっている方には、多分、岡崎違うぞと、もっとここが大変だぞとか思う方はいっぱいいるとは思うんですけれども、ただ市として何もせず進まず問題というのもおかしいと思いますので、いろいろできることがありますし。 先ほどの和歌山県もそうですし京都市の例でもそうですけれども、5年という時間が短いか長いかは置いておいて、その活動をやっていくと結果としては数字として出てくるとは思いますので、ぜひ新宮市も前向きに取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 あと最後に、最初に述べたお願いした補助金ですね、クラウドファンディングで集められないかという補助金についても市独自の補助金についても、活動費なども餌代であったりそのほか何か分からないですけれども、そういったものも一緒にもしそもそもの交通費などの予算とかいろいろあるとは思うんですけれども、出た場合の話にはなるとは思うんですけれども、そういった活動費であったりそういったものも一緒に検討していただきたいなと思います。 また、担当課にも僕からも相談というかいろいろ提案していきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で、地域猫についての項目を終わらせていただきます。 次に、選挙の投票所についてお伺いいたします。 今、コロナ陽性者新宮市管内も増えてきて、11月には知事選挙、来年の4月には市議会議員選挙があります。 もし選挙期間中にコロナ陽性者になってしまった場合は、現在どのような対応をされていますか。 ◎選挙管理委員会事務局長(木田和彦君)  選挙管理委員会、木田より答弁させていただきます。 コロナ陽性者が投票する方法としては、昨年導入されました特例郵便等投票という制度がございます。 不在者投票の一種で、郵便で請求いただきますと保健所に陽性者の確認を行い、自宅に投票用紙などの必要書類をお送りします。届いた投票用紙に御自宅で記載し、選挙管理委員会に郵送するという流れになります。郵送でやり取りするため、選挙期日の4日前までに申請しなければ利用できません。相談者に対しましては早めの申請をお願いしてまいりたいと考えております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。 コロナにかかったよという方が連絡していただいて、それから確認して陽性者のお宅に投票用紙を送って、また送り返してもらうということで3日間ぐらいかかるという。すぐに返してもらわないといけないと思うんですけれども、結構日付がかかるということで、遅くとも4日前までには申請していただきたいということなんですが、もう前日であったり3日前までにもし陽性になってしまった場合の方には、もう投票手段はないのでしょうか。 ◎選挙管理委員会事務局長(木田和彦君)  この間に陽性になった方が自宅で投票する方法は、残念ながらございません。 公職選挙法上、陽性者に投票させないという規定はございませんが、事前に問合せがあった場合には、感染症法上は投票を含めた外出自粛を要請していることを説明し、理解を得るよう取り組んでまいります。 次回の知事選挙は期日前投票期間が16日間ございますので、健康なうちにというと語弊がありますがこちらを御利用いただき、早めに投票いただけると幸いと思います。 また、コロナ陽性者の買物などの外出について、見直しの検討が行われているとの報道もございます。投票所への外出も今後見直されることも考えられますので、そのあたりの情報にも注視してまいりたいと考えております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。コロナ陽性になった場合の移動制限であったり、そういったものもまた変わってくる可能性が高いですし、11月は分かりませんけれども、来年の4月なんか特に変わっているというか、もうどうなっているのかも分かりませんけれども、現段階ではその3日前までになるとちょっと投票しづらいというか、もう外出禁止というか自宅療養ということで厳しいということで。 11月ですね、まずは知事選挙がある。16日間あるということですが、最近は期日前投票をされる方も増えてくるかなとは思いますが、もしめちゃくちゃはやっている際というか、はやっているというと変ですけれども、陽性者多い場合はそういった期日前投票というかの促しであったり、この郵送による投票できますよということもしっかりアナウンスしてやっていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 次に、この新宮市の選挙なんですが、市議会議員選挙であったり市長選挙においては70%と非常に高い数字となっており、知事選挙が一番低い数字ということをお伺いしました。全国的に見ると投票率高いなと思うんですが、もっと市民の皆様が投票しやすい環境、そういったものをつくるべきではないかなということを思います。 近年、市内のどこでも投票ができる共通投票所を設置する自治体があったり、期日前投票をイオンモールなど商業施設で投票できる、移動車で投票できる自治体、そういったものが増えています。新宮市でもオークワやイオンなど大きな商業施設があります。そういった場所で投票できると、投票してくださる方には非常に便利かなと考えるんですが、そういった点を検討していただけないかということと、共通投票所についてなんですが、設置した自治体は投票所をどこでも投票できるんで、投票所を半分に減らしている。そうすることによって人件費の削減などできたりという面であったり、その分投票所が遠くなった方にはタクシーチケットを無料で配布するなど、いろいろメリット、デメリットあるとは思いますが、こういったことをしている自治体も少しずつですが増えてきています。 新宮市においては、熊野川町と旧新宮市内によって利便性が全然違うんで、またその辺も考えないといけないところだとは思いますが、共通投票所であったり商業施設の投票であったり、そういったものができるようにはなってきているんで、そういったものも検討すべきかなとは思うんですが、それについてお考えをお聞かせください。 ◎選挙管理委員会事務局長(木田和彦君)  選挙管理委員会としましても、投票のしやすい環境を整え投票率の向上に努めてまいりたいと考えており、議員さんからも御指摘のありました移動期日前投票を令和3年度より熊野川地域の5地区を対象に導入いたしました。また、御要望の多かった三輪崎支所での期日前投票を本年11月の和歌山県知事選挙より実施する予定となってございます。 御指摘の共通投票所ですが、現在使用しているシステム会社に問い合わせたところ、現行の選挙システムにはその機能はなく、現時点では実施できないとの回答でございました。 商業施設での期日前投票につきましては、県下でも和歌山市が行っており今後検討していきたいと思いますが、まずは本庁、熊野川行政局、三輪崎支所での期日前投票と移動期日前投票を定着させ、4月の統一地方選挙に臨みたいと考えております。
    ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。 共通投票所はちょっとシステム的に今のところ難しいというところで、システムを変える時期がいつの日か分からないですけれども、また来るのかなと思いますので、そういった際はぜひ検討していただきたいなと思います。今回、三輪崎支所ができたことによってそちらでも期日前投票できることによって、利便性は上がったというのは間違いないとは思います。 ただ、これセキュリティー面というか回線ということで、お金がちょっとかかると問題だとは思うんですが、商業施設での投票についても、こちらもできることであれば前向きにこちらは検討していただきたいと思いますので、そちらは僕のお願いということでやっていただきたいなと思います。 新宮市、非常に、まだ今のところ投票率高い状況とはなっていますが、これから高齢化であったり、昨日も公共施設というか、そういった移動手段の質問をしてくださっている方いましたが、非常に移動手段も困難になってきたり、高齢化になって選挙の投票の仕方もより投票しやすい環境をつくっていかないといけないと思っております。熊野川町については、先ほど移動車による投票ができるということにはなっていますが、そういったこともいろんな地域で検討してやっていただきたいなと思いますので、これからも投票しやすい環境づくり、よろしくお願いいたします。 以上で、私の項目は以上となりますが、最後に、私、昨日ほかの方の一般質問を聞いていた際に、市長が、できない理由ではなく前向きに考えてやれる理由を考えるということをおっしゃってくださっていて、非常にいいことというか、何かちょっと言い方あれですけれども、何か変わってきたっていうのも変ですが、何か昔は僕は結構後ろ向き多かったかなと思ったんですけれども、正直。そうおっしゃってくれるというのは、新宮市がよくなるという意味でも口に出して言うというのは非常に大事だと思います。 もしかしたら何か、何だろう、分からないですけれども、この4年間で議員も多少変わったりとかそういったものも影響してきたのかも分かりませんし、何か4期目になった心の、心境じゃないですけれども、でも本当に何か少しずつですけれども、何かそう前向きにというか、本当にやってくださるというか、考えてくれるというのは非常にありがたいと思います。 僕言っていることが全部正しいと思いませんし、ほかの方もいいことも言ってくださっていますし、ぜひいろいろなことを、やれない理由ではなく職員の皆様もですし、僕たちもそうですけれども、より新宮市がよくなるために、これから本当できない理由ではなく本当難しい問題たくさんあると思うんですけれども、考えれば何かこんなこともできるねとかアイデアというのは、多分本当職員の方もたくさんの人いますし出てくると思うんで。 あと、今インターネットあるんで、調べれば何かヒントはたくさんあるとは思います。ですので、本当やらない理由ではなく、本当やれる理由、どうしたらいいのかなとか、どうしたら何か市民の皆様のためになるかなということをもっと考えて、それを失敗する可能性というか、うまくいかないこともたくさんあるとは思うんですけれども、うまくいかなかったことによってそこから学びもたくさんあると思いますので、失敗して学ばなかったらただ意味ないですけれども、そこで学べることがまた大きな成長につながると思いますので、そちら踏まえて前向きにいろんなことをやっていただきたいなと思います。 市長、最後に何か一言よければ。 ◎市長(田岡実千年君)  ありがとうございます。岡崎議員のような若い優秀な方が議員になられたというのも、大変私にとってはよい刺激を受けているところでありまして、昨日申し上げましたように、そういったこの職員さん、難しい試験をクリアして大変非常に優秀な方ばかりでございますので、その中で何が必要かといえば、今おっしゃっていただいたような前向きな熱意とか、そういったところだというふうに思っております。 なかなか法律の中で、また公正公平な中でいろんなプレッシャーがある中で、どうしても気苦労も多いんですが、それを乗り越えて、今改めて岡崎議員がおっしゃっていただいたやらない理由を考えるんではなくてやれることを探す、そういった意識の醸成をずっと広げていきたい。それが必ず市の発展につながると思っております。 ありがとうございました。 ◆5番(岡崎俊樹君)  本当なんか何かするとすると、もう正直100%というか全員を多分賛成というか、幸せになるということは正直ないと思うんです。何かそれが10%なのか20%なのか分かりませんけれども、誰かにとってはマイナスになる点もあるとは思うんですけれども、そのマイナスを減らしつつも、やはりより多くの人が喜んでくれるために何ができるのかということを考えながら、私もそうですし、みんなでよいまちづくりやっていけるように、今後も私も精進してまいりますのでよろしくお願いします。 以上で、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(榎本鉄也君)  一般質問を続けます。--------------------------------------- △大坂一彦君 ○議長(榎本鉄也君)  2番、大坂議員。 ◆2番(大坂一彦君) (質問席) それでは、始めさせていただきます。 改めましておはようございます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。 それでは、今回も市民の皆さんと同じ目線を大切にしながら、皆さんの考えや思いを代弁させていただくため、また私の思いを述べさせていただくため、一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 質問に立たせてもらうたび、毎回この件についてはお聞きしてまいりましたが、まずは新型コロナウイルスについてであります。今回もお尋ねいたします。 前回の6月議会以降、我が新宮市においても急激に感染者が増え、一時は大変な数字が毎日県より発表される日々が続いておりましたが、ここ1週間余りでしょうか、少し落ち着いてきたかのようであります。ただ、連日報道される内容を見られる市民は、第6波のときよりも感染力が強い、死亡者の数が増えてきているなどなど、いまだ不安だらけの毎日であります。 そこでまず、医療センターにお聞きします。 第7波と言われる現在、当地においても大変多くの感染者の報告がありますが、医療センターはコロナがために混乱することなく落ち着いていますか。また、コロナがために他の診療科の受診に支障を来すようなことはないでしょうか、お尋ねいたします。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター庶務課長、岡本より答弁させていただきます。 第7波が流行する中、先般当院におきましてもクラスターが発生し、一時的に市外からの救急患者の受入れや発生元病棟への入院制限を行っておりましたが、現在は落ち着いてきており通常どおり運用しております。また、医師が罹患する等で一時的に診療を制限することがありますが、他の先生による代診や派遣元大学と調整し非常勤医師を招聘する等により、できる限り通常診療を継続できるよう取り組んでいます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。少し安心することができました。 医師、看護師の方々の仕事も様々な御苦労はおありだと思いますが、混乱することなく通常診療されておられると考えてよろしいですね。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  先ほどと同じような答弁になってしまいますが、現時点では特に混乱することなく通常診療を行っておりますので、安心して受診いただければと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 先生方、看護師さんをはじめ医療に従事しておられる様々な方々に心からの敬意を表しますとともに、引き続き市民の安心安全のために御尽力賜りますよう、心よりよろしくお願い申し上げます。 続けます。 過日、総理が新型コロナウイルスの感染者の全数把握の見直しと、同じく感染者の自宅療養期間の短縮、療養中の外出に関する見直し案等が発表されたと思いますが、何かしら情報が錯綜しているようにも思います。 そこで、今日現在発表されている内容を教えてください。 ◎保健センター長(西洋一君)  保健センター、西より答弁させていただきます。 先日、岸田総理から、新型コロナウイルスの感染者の全数把握の見直しと同じく感染者の自宅療養期間の短縮、療養中の外出に関する見直し案等が発表されました。 9月7日から、総理が発表されましたとおり、感染者の自宅での療養期間につきましては、症状がある方は10日間から7日間に変更されておりますが、7日間経過しかつ症状が軽快後24時間経過した場合には、8日目から解除可能となり、無症状の方も7日間ですが、5日目に抗原検査等で陰性の場合は翌日に自宅療養が解除となると聞いております。 また、療養中の外出につきましては、無症状の方もしくは症状のある方は先ほどと一緒なんですが、症状が軽快してから24時間経過してから、感染対策を十分に取っていただき人との接触をなるべく短時間にして、公共交通機関を使わず食料品等生活に必要なものの購入に限り、外出見直し案が発表されております。 ◆2番(大坂一彦君)  そうなんだと思います。お言葉でいただくとそういうことなんだと思います。 センター長、今はどなたが感染、もしくは濃厚接触者になってもおかしくないこの現状を踏まえると、今教えてもらった内容を分かりやすく市民に告知される予定とかはありますでしょうか。 ◎保健センター長(西洋一君)  現在、新型コロナウイルスに関する状況は変化毎日しております。保健センターとしましては、国の発表や県からの情報を常にアンテナを立て情報の変化に気をつけており、市民への通知につきましては、市のホームページや広報新宮等に掲載をさせていただいております。 ◆2番(大坂一彦君)  先ほども申しましたけれども、市民はいつ何どき我が身、もしくはその近くに降りかかるか分からない現状への不安であったり、そのときにどう対処、どう対応したらいいのか分からないという不安も持っておられます。 そこで、市のほうできっちり整理された情報を市民に告知し理解してもらうというのも大事な広報だと考えますが、その辺はいかがでしょう。 ◎保健センター長(西洋一君)  先ほどもお答えいたしましたとおり、市のホームページや広報新宮等でお知らせをさせていただいておりますが、議員がおっしゃられますとおり、非常に変更をすることが多く分かりづらくなっているのも現状であると思われます。 そこで、広報でも市のホームページでもコロナウイルスに対して分からない場合は、県のコールセンターに御連絡いただきますよう掲載もいたしております。また、保健センターにお電話いただければ、職員が分かりやすく御説明をさせていただいております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。いろいろ状況が変わるのがよく分かります。また、お伝えしてすぐに変わったりということもあることも考えられます。 ネット等を駆使して様々な情報を自分で探しにいける方々はいいんですけれども、ネットに不慣れな高齢者が多くおられるのもこれまた事実であります。そのような方々には、やっぱり新聞広告なり回覧板での都度都度の周知が必要な気がします。どうぞ幅広く広報いただきまして周知が徹底されますようにお願いいたします。よろしくお願いします。 続いて、新型コロナワクチン接種推進室にお尋ねします。 現在、4回目の接種を推進されていますが、現在の接種状況はどのような状況でしょうか。 ◎新型コロナワクチン接種推進室長(小内洋二君)  新型コロナワクチン接種推進室、小内より答弁させていただきます。 4回目のワクチン接種状況ですが、9月11日時点におきまして、60歳以上の方7,169人の接種を完了しており接種率は57.94%となっております。また、18歳から59歳までの基礎疾患等を有する方、医療従事者及び高齢者施設等の従事者の方につきましては、合わせて893人の接種を完了しております。 ◆2番(大坂一彦君)  この4回目の接種でありますが、前回の質問のときにも申しましたが、市民の間では様々な思いが聞かれます。4回目打ったばかりの総理がすぐに感染しその後リモートでの政務となった報道を受け、あんまり意味ないんかなとの印象を受けたとか、重症化を防ぐためとはいえ幾ら何でもこの短期間に3回、4回とワクチンを体に入れることに抵抗がある。また、4回目の案内が来たがオミクロン株に対応するとかいう新しいワクチンが出るらしい。そっちのほうがいいのではないか、それ待とうかな。さらには、一度感染した人にはいわゆる抗体ができていて、しばらくは接種要らないのではと様々な疑問や不安をお持ちでした。 この辺、いかがでしょう。 ◎新型コロナワクチン接種推進室長(小内洋二君)  4回目接種は重症化予防を目的として実施されています。総理自らも8月31日の記者会見で、4回目接種を済ませていたことで軽い症状で済んだと述べられております。 新型コロナウイルスワクチンにつきましては、厚生科学審議会、予防接種ワクチン分科会におきまして、これまでに得られた有効性、安全性に関する科学的知見や諸外国の動向を踏まえて、接種の実施や対象者、接種間隔等の接種方法について議論された後、薬事承認されているところです。 また、オミクロン株対応の新しいワクチンを待って接種したほうがよいのかという件に関しましては、前日の分科会では、重症化リスクが高い等の理由で4回目接種の対象者となっている方について、オミクロン株対応ワクチンの接種が始まるまでの間に接種時期が到来した際には、オミクロン株対応ワクチンの接種を待つことなく、その時点で活用できる従来のワクチンを使用して、速やかな接種を受けることが重要という意見が出されております。 次に、一度感染した場合のワクチン接種の必要性ですが、一度感染しても再度感染する可能性があること、自然に感染するよりもワクチン接種のほうが新型コロナウイルスに対する血中の抗体価が高くなること、多様な変異に対する抗体がつくられることも報告されていることから、新型コロナウイルスに感染した方は、1、2回目接種、3回目接種の追加接種にかかわらず、所定の接種間隔を満たしていれば、感染から回復後、期間を開けずに接種することができるとされております。 ◆2番(大坂一彦君)  恐縮です。御丁寧な御答弁ありがとうございます。 一度感染したから完全な抗体ができるわけでもなく、また新しいワクチンを待たず、現在お勧めしているワクチンを接種いただきたいということですね。 さらには、これはある介護施設にお勤めの方、この方は3回目接種したときの副反応があまりにもひどくて、本当はもう打ちたくなかったそうなんですが、勤め先が介護施設なのと周りの方々が打たれるのを見て、やっぱり打ってもらったそうです。ただ、やはり38度台の発熱ととてつもない全身の倦怠感に2日間苦しまれたそうであります。 前回もお聞きしましたが、3回目、4回目接種後の副反応について、その後何かしらの報告はありませんですか。 ◎新型コロナワクチン接種推進室長(小内洋二君)  国が実施しているワクチン接種後の健康状況に係る調査の中間報告では、3回目接種後では接種部位の痛みや倦怠感が、4回目接種後では接種部位の痛みが多くの人に見られたとされており、発熱につきましては、3回目、4回目接種後とも接種翌日の発現頻度が最も高く、接種3日後にはほぼ消失していたと報告されております。 本市におきましても、3回目、4回目接種後に接種部位の痛みや発熱、倦怠感などがあったということは聞いておりますが、現時点では接種に起因すると確認された重篤な副反応はございません。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。もちろん全ての人にこのようなひどい副反応が起きたわけではないと思います。また、先ほどの方とは逆で、御自身が特定疾患を持っておられる方で既に4回目の接種を受けたけれども、報じられているようなひどい副反応もなくてほっとしておられるという方、この方は今後もし5回目、6回目と進んだら、そのうち有料になっていくんやろうか、金額にもよるけれどもそうなったらよう打たんかもと、御自身の病状と相まって逆の心配をされておられました。 そのような今後の方針なり予定されているような情報はありますか。 ◎新型コロナワクチン接種推進室長(小内洋二君)  接種費用につきましては、現在全額公費負担となっていて無料で接種できることになっております。今のところ国から接種費用が有料化される方針や予定は示されておりません。 ◆2番(大坂一彦君)  恐縮です。お尋ねくださった方にその旨お伝えさせてもらいます。 前回にも申しましたが、接種をお願いする側として、このような市民の情報をしっかり踏まえた上でお進めいただきたいと思いますが、いかがですか。 ◎新型コロナワクチン接種推進室長(小内洋二君)  今後、オミクロン株対応ワクチンの接種も予定されているところで、従来ワクチンを含めて市民の皆様が疑問や不安を抱くことがないよう、ワクチンの効果を理解していただいた上で、ワクチン接種を進めてまいりたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  もうこのオミクロン株対応ワクチン云々というところから、すごくなっていくんやろうと思います。市民の皆様には大変長い間大変な御不便を強いておりますが、どうぞもうしばらく慎重な行動とともに感染対策をお願いしたいと思います。 また、ワクチン接種推進室におかれましては、今後ともどうぞ市民に適切な御指導をお願いいたします。 ◎新型コロナワクチン接種推進室長(小内洋二君)  今後も国内、管内の感染状況や国、県の動向に留意しつつ、保健センターと連携し、感染予防の啓発や必要な情報の提供に努めるとともに、新宮市医師会の御協力をいただきながら、ワクチン接種を希望される方にできるだけ早く接種していただけるよう、事業を進めてまいります。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  大坂議員、切りがよければよろしいですか。 ◆2番(大坂一彦君)  承知しました。 ○議長(榎本鉄也君)  それでは10分程度休憩いたします。 △休憩 午前10時56分--------------------------------------- △再開 午前11時09分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 2番、大坂議員。 ◆2番(大坂一彦君) (質問席) それでは、続けさせていただきます。 これも毎回お聞きしておりますコロナ禍における経済についてお尋ねいたします。 今議会の初日に、新型コロナウイルス感染症や物価高騰などで影響を受ける市民生活の支援と地域経済の活性化に寄与することを目的に、全市民に1万円の商品券を交付する市地域応援商品券交付事業として補正で計上され、可決されました。 その内容を改めてできれば詳しく教えてください。 ◎総務課長(赤木博伯君)  総務課、赤木より答弁させていただきます。 新宮市地域応援商品券交付事業につきましては、新型コロナの影響を受けた市民生活の支援及び消費喚起による事業者支援をもって、地域経済の活性化を図るとともに、原油価格・物価高騰等への対策として、全市民を対象に1人当たり1万円分の地域応援商品券を交付させていただくものでございます。 交付対象者は、令和4年8月1日現在で新宮市に住民票を有している方となり、対象者1人につき1万円分の商品券を世帯主宛てに世帯全員分を郵送します。郵送方法につきましては、予算を可決いただいた後、郵便局さんとも打合せを行っておりまして、ゆうパックを基本としつつその他の郵送方法も含め検討中でございます。 商品券の内容としては、地元店舗限定券が5,000円分、全店舗共通券が5,000円分としまして、利用可能店舗はプレミアム付商品券の取扱い店舗と同一でございます。また、利用可能期間も令和5年1月31日までとプレミアム付商品券と同一となります。 地域応援商品券交付事業の内容は以上でございます。 ◆2番(大坂一彦君)  恐縮です、整理します。今年の8月1日現在で新宮市に住民票を有している人に1万円分の商品券、世帯主宛てに当初はゆうパックでとお聞きしましたが、送り方は現在検討中。送付方法は検討中だが、個々に世帯全員分を郵送するということですね。 これ、初日に上程されたときにも申して御答弁もいただいているんですが、前回は現金を振り込みましたよね。今回、県、国に確認したら現金では駄目ということで商品券ということになったんですよね。 ◎総務課長(赤木博伯君)  市当局としましても、令和2年度、3年度に続いて現金給付といった形での事業を考えてはおりましたが、県を通じて国に確認したところ、給付対象者を区切ることなく市民一律に現金給付をすることは、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金事業としては難しいということでございました。 このため、現金給付の趣旨に近い形での事業の検討を行いまして、市内の消費喚起を図るそういった観点からも、今回の地域応援商品券の交付事業を進めさせていただくこととなりました。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。今の御答弁で、当初市当局も現金給付を考えていたことが分かりました。 この件に関しては、今議会前の市長の記者会見でこの内容が報じられ市民承知の事実となったわけですが、市民はやっぱり前回のように、できれば現金、いわゆる振り込みですね、で頂きたかったとの思いを持っておられる方が多いように思います。要は、今回の支援策、とてもありがたいんやけれども、商品券で買うということに少々面倒を感じるとのことでした。反面、振り込まれたら下ろさんとそのまま預金かもしれんけれども、商品券を郵送してくれたら使わんとおれんから、逆にええでと好意的な御意見もお聞きしております。 いずれにしましても、市民の皆様にはぜひ有効利用いただければと思ってやみません。 あと、市民の手元に一日でも早く届いて一日でも長く御利用いただけますよう、事務作業をしていただく方々ぜひ頑張ってください。よろしくお願いします。 逆に少し心配なのが、これも初日の質疑の際に申しましたが、さきに販売しているプレミアム付商品券の売行きです。現在の発行、販売状況を教えてください。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  商工観光課、津越より答弁させていただきます。 プレミアム付商品券の販売状況でございますが、8月末時点で販売冊数は2万8,376冊、購入率にいたしましては52.4%でございます。 なお、金額にしますと1億9,863万2,000円の販売額でございます。 ◆2番(大坂一彦君)  課長、ごめん、ちょっと下世話な聞き方になるんですが、市役所の職員さんはこれをどのぐらい購入されていますでしょうか。 今回この質問をさせてもらうに、そんなことをふいに思いました。もちろん決して強制するわけではありません。ただ、新宮市の地元経済の活性化のためのプレミアム付商品券と考えると、我々ももちろんですが、職員さんのお一人お一人がある意味、このプレミアム付商品券の宣伝マンになる、そんな意識を持ってもらうことでこの購入率はさらに上がるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  市役所職員がどの程度購入したかということの把握することは、ちょっとできかねます。 ただ、職員向けには、庁内にて販売当初から広報はしております。議員さんの御提案のとおり購入率をさらに上げるには、再度職員向けに広報したいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  私の提案というか、そういう意識を持っていただければありがたいという思いからお伝えさせていただきました。御理解いただければありがたいです。 プレミアム付商品券についてもう少し続けます。 市内消費による地域内循環を推進していくために、プレミアム率も高めに販売しているこの商品券ですが、今回の応援商品券がために、発行、販売が鈍化してしまうのではと少し懸念しております。その辺、担当課としてはどのようにお考えですか。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  新宮市地域応援商品券を交付することにより、プレミアム付商品券の購入率が多少鈍化することも懸念されますが、プレミアム付商品券と応援商品券を一緒に使ってもらうということで、より高価なものを買っていただけるというメリットもありますし、相乗効果も期待されます。 また、応援商品券を発送する際には、購入促進をいただけるような案内もしながら広報していきたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  言われる相乗効果になれば本当ありがたいと思いますが、長期にわたるこのコロナ禍、そこへウクライナ情勢なども加わり、さらにはここへ来ての円安も絡んでの物価高、まさに市民生活において三重、四重の苦しみであります。商売人に至っては、売れない、売りにくいの大変厳しい現状です。 その苦しみを少しでも緩和できるよう、さきに販売を開始したプレミアム付商品券も引き続きしっかり広報いただきまして、市内の多くの事業者や店舗と共に一般の市民、住民の方々に喜んでいただける施策になりますよう、さらなる広報、御尽力をぜひお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  引き続きプレミアム付商品券の購入早期促進につきましても、あらゆる手段を使いまして広報をしっかりと行っていきたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  コロナ禍で苦しむ市民、市内業者のために、今後もぜひの御尽力をお願いします。 そして、この項を閉じます。 項目2、「新宮市の観光行政」についてでありますが、4月、JR西日本の赤字路線の記事が全国紙で大きく取り上げられ、当地も残念ながら大変厳しい状況である事実を突きつけられました。それを受け、6月議会の一般質問で新宮市の観光行政についてお尋ねいたしました。 今回は、前回お尋ねしたその後の確認等、私の住む地元からの声、その他御提言をさせていただきたいと思います。 まず、この項の冒頭で、いま一度申し上げたいのがJR路線の問題であります。これに関して前回、県内でJR紀勢線沿線の6市17町1村で組織する紀勢本線活性化促進協議会という組織の下、和歌山県と連携し利用促進や存続に向けての議論を進めていきたいと御答弁いただいています。これを新宮市が中心となって、今よりもペースアップをして力強く進めていただきたいというのをまず申し上げたいです。 このJRの問題に関して、先ほどと同じく不意に思ったんですけれども、市役所の職員さんの出張のときなどJRを利用するときありますか。もちろん時間や予算等いろんな制約の下で、車のほうがとなりがちなんだとは思うんですが、観光客に、こちらにおいでていただく方々にJR線の利用をお願いして、我々地元民が利用しないでは、ちょっと説得力にも欠けるような気がします。例えば職員さんの出張時に、可能な限りJR線の利用を検討しなければならないかもだと思いますが、いかがでしょうか。 ◎企画調整課長(峪中直樹君)  企画調整課、峪中より答弁をさせていただきます。 先ほど議員から御紹介いただきました紀勢本線活性化促進協議会の事務局は当課で所管しておりますので、職員向けにつきましても、既に公務出張ですとか個人の旅行の際にも、できる限りJRの積極的な利用をするように御案内をさせていただいているところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。正直いろいろと難しいとは思うんです。本当難しいと思うんですが、そこは少し配慮というか、私たちも含め利用の促進をしなければならないとあかんのやないかと思いまして、申しました。さらなる御検討をぜひお願いしたいと思います。 JRに関して、好材料として、JR西日本も10月1日から白浜新宮間で特急くろしおに自転車を解体せずに持ち込める新サービス、くろしおサイクルを始められるとの報道もありました。これは、利用者からの声に応える形で、従来の普通列車に加え始めるサービスだそうで、定期運行の特急では同社初の取組だそうです。全国的にも珍しいとのこと。仁坂知事も非常にありがたい、サイクリストにどんどんPRしたいとおっしゃったそうであります。 くしくもさきの6月議会にて県発行のサイクルトレイン関連のチラシを紹介し、このようなものを利用しつつ、新宮市独自の何かをぜひお考えくださいと御提案させていただきました。その上、今回このような好事例もあります。大変厳しい状況に変わりはありませんが、こんなときこそチャンスとも考えます。 担当課の御意見をいま一度お聞かせください。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  商工観光課、津越より答弁させていただきます。 自転車を活用した観光振興は、今年度の観光施策の一つの柱として進めておりますが、その中で、Eバイクを導入してまちなかや熊野川地域での活用を図るため準備を進めるところでございます。 そこで、議員さんがおっしゃったように、10月1日からはくろしおサイクルが始まりますし、従来からの普通電車のサイクルトレインと併せましてサイクルルートの提案など、自転車を活用した取組をJRとも連携しながら進めていきたいと考えております。 また、10月3日から半年間、WEST EXPRESS銀河が再度紀南地域に運行されますので、当地の魅力を発信し、JRの利用促進にも図っていきたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  お願いします。 今議会開会日の市長の御答弁の中に、観光に関して、自然、歴史、文化の面で豊富な資源を有する我がまちへ交流人口獲得拡大のため、市独自でも施策を打っていきたいとの御答弁がありました。今後もぜひぜひ力強く歩を進めていただきたいと思います。お願いします。 続けます。 これもさきの6月議会にて、JRの利用を促進し得る新宮市の新たな観光資源として、この春に開設された瀞峡めぐり川舟クルーズを取り上げ、そこまでのアクセスの改善をお願いしました。車で玉置口から帰られる際の分かりにくかった看板を分かりやすく新しいものに取り替えてくださっていますし、玉置口付近のサインはまた幾つか増やしていただいていて、本当にありがたいと思います。その近辺はさらに分かりやすくなったと思います。また、玉置口乗船場への自動販売機の設置も早々にお手配いただきましてありがとうございました。 昨日、同僚議員も聞いておられましたが、いま一度関連してお尋ねします。 この瀞峡への川舟クルーズ、今夏、この夏はいかがでしたでしょうか。川舟下り共々実績等をお聞きできればありがたいです。 ◎熊野川行政局長(下路拓君)  行政局、下路よりお答えさせていただきます。 瀞峡めぐりは、7月に470名、8月に854名、計1,324名。川舟下りは、7月に181名、8月に352名、計533名。 瀞峡めぐりにつきましては、今年度からの事業で前年度との比較はできませんが、川舟下りは前年度は7月、8月で420名でした。113名で、若干の増実績となっております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。大変多くの方々に御乗船いただいているみたいで、本当にありがたくうれしい限りであります。 そのおのおのへの乗り場まで行かれるお客様の交通手段、どうやって行っているかは把握されていますか。 ◎熊野川行政局長(下路拓君)  瀞峡めぐり、川舟下りとも乗り場まで来られるお客さんの交通手段は、ほとんどの方が自家用車で来られていると把握しております。 ◆2番(大坂一彦君)  ほとんどの方が車で行かれるということ。それならばなおのことということになるんですが、前回瀞峡めぐりに車で行かれる方に関して、新宮から田辺方面に向かって宮井からの道中、それがメインになるんやと思うんですが、玉置口まで宮井大橋を右折して玉置口付近まで案内がなくて、初めて走るドライバーは不安で仕方ないはず。既に北山村さんがガードレール上に設置している「北山村おくとろ温泉真っすぐ」という小さいサインがあるんですけれども、それと同じように、四瀧地区、九重地区などの玉置口へ向かう途中途中に新宮市も設置できないものかとお伝えさせてもらいました。 そのときの御答弁で、宮井大橋付近からの看板につきましては、国・県とも協議し、乗船客がストレスなくお越しいただけるよう取り組んでまいりますといただきましたが、これはその後いかがでしょう、難しいでしょうか。 ◎熊野川行政局長(下路拓君)  道路管理者の和歌山県及び環境省と協議を進めているところでございます。設置場所、工法について現在協議を行っております。 看板設置については、県の観光振興課にも要望しているところで、引き続き検討していきたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  ぜひよろしくお願いします。 先ほどの利用実績をお聞きしても、新宮市の観光の一翼を担うことのできる川舟下りと瀞峡川舟クルーズ、車でお越しの方々を不安なくお導きできるサイン、看板類は、さらに必要不可欠であると考えます。北山村さんはもう既にガードレール上につけておられるので、同じようなものならば何とかなるんじゃないかというふうにも思います。 どうぞおいでになられる観光客の目線になって、さらにさらに御尽力いただきますようお願いいたします。よろしくお願いします。 観光行政について、続けます。 今度は私の地元神倉山に車で来られる観光客へのクレームに端を発します。8月末、ある方からお電話をいただいてお話を伺ってまいりました。その方いわく、世界遺産にも登録されたあるし、最近はSNSとかでパワースポットと取り上げられて人気なのは分かるし、来てもらうにこしたことはないんやけれども、あの道を他府県ナンバーの車が出入りするやろう。都会の人はあのような道そうそうないんかな。あの道幅やから、もしかしたら一方通行ぐらいのつもりで入ってくるんかもね。抜き差しならんようになってクラクションの鳴らし合いみたいになってしもうたときもあったし、やむなく警察に来てもらったときもあるんやわとのお話でした。 担当課にこのような苦情や御意見は入っていませんか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤から答弁させていただきます。 裁判所南交差点と神倉神社を結ぶ市道につきましては、道路幅員が狭いことから車両の擦れ違いが困難である箇所があり、利用する方から道路を広げてほしいとの声を聞いております。また、国や県、警察や学校関係者等で実施している通学路合同点検でも、道路拡幅や交通安全の指導徹底等の御意見をいただいております。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  商工観光課では、神倉神社観光客用駐車場といたしまして、2か所に21台分の駐車場を開設しているところでございます。しかし、繁忙期になりますと満車になり、道路に駐車する車があり交通の支障になるという御意見は、少数でございますが聞いております。 ◆2番(大坂一彦君)  以前よりも駐車できるスペースも台数も増えたとは思うんです。ただ、先ほどのような御意見があるのは事実で、今おっしゃったように、駐車場の金網に、「道路への駐車禁止 新宮市」という貼り紙がありました。これはやっぱり近隣住民の声を受けてということになると思います。 ただ、商工観光課長、今の御答弁で「少数ではあるが」とありましたが、それは少し違うと思います。この後、駐車場近隣にお住まいの方々からの声を聞いてもらいますが、声には出さなくても我慢しておられる方々の声もあるんです。 ちょっと御紹介してみます。神倉山の駐車場の御近所何軒かに御意見を伺ってまいりました。 御意見は実に様々で、春休みや夏休みとかそろばん教室に通う小さな子たちが、行き交う車に巻き込まれたりせえへんか心配。そりゃ来る人は一生に1回かもしれんけれども、私らはずっとここに住んでいるんやからね。マナーの悪い人とかおったら特に腹立つし、こちらが出たいときに出られんときもあったしね。また、正直いいかげんにしてほしいと思うときもある。いや、商売でもしていれば別やけれども、私らはただここに住んでいるだけやからね。でも我慢せなあかんのやろねとの声。 その反面であります。氏神様に守られたこの地に住まう者としては仕方ないと思たあるよと。お盆、ゴールデンウイーク、土日の主にそのくらいやからしゃあないで。来てくれるんやったらありがたいわだなどなど、とても好意的な御意見や駐車場の草引きも率先してやってくださっている御近所の方、ありがたいお話も聞けました。 この神倉山も新宮市の観光資源の大切な一つです。ただ、近隣に住まわれている方々に多くの我慢を今後も強いていくのは、やはり考えなければならないと思います。かといって、そこへ至る道を一方通行にでもしようものなら、逆に住民の余計な負担、迷惑をかけます。 ある方のところにお邪魔したとき、このような図面を描いてくださったんですが、あとで都市建設課長、お渡ししますけれども、このような図面と共に今後の参考となるような御意見を拝聴しましたので、御紹介します。 その方は、これはあくまでも僕の勝手な思いなんやけれどもとされた上で、昔ほど神倉小学校の生徒数もないみたいやし、例えばこうやってと、この絵には、以前プールがあったところぐらいまでセットバックしてもらって、そこへ追加の駐車場にするとか、行き交うための待避所にするとかできんですかねって。もちろん小学校の子供さんたちが迷惑を被るようなことは絶対あかんですけれども、最近の運動会をのぞかせてもらってもこの辺までは使っていないようやし、もしこうできたら今よりも何台も置けると思うし、スムーズになるんとちゃいますかね。 その方、それとさらに、これはあくまでもさらに勝手な妄想の一案なんですがと続けられたのが、裁判所と市役所に向けてこれから道が広がるでしょう。あれを山のほうに向かってやってもらって、教育会館の前を通って神倉山へのぐるっと回る進入路とする。ただ、これはまた神倉小学校のグラウンドや敷地が狭くなってしまうことにもなりかねんので、子供さんたちには少しかわいそうなことになるんやけれどもと、子供さんたちを気遣いながらも真面目にお話しくださいました。聞かせてもらって私自身、目からうろこでもありました。と同時に、近隣にお住まいの方々は、やっぱり何か策を講じなくてはならないと考えておられ、このような解決策を探っておられるんではないかとも思いました。 後半の小学校の裏を通ってぐるり進入路をは、早々に答えの出る話ではないと思います。思いますが、それは無理無理と簡単に片づけてしまわないで、そのような意見にもしっかりと耳を傾けていただいて検討いただきたいと思います。最初に申したプールのあった場所までのセットバックに関しては、道路のことなので都市建設課なのか、学校関連なので教育委員会なのか、やはり観光関連なので商工観光課なのか、いろいろまたいで難しい問題もあるんだとは思いますが、その近隣に住まわれる方々のため、観光でお越しの方々のため、そこで学ぶ子供たちのため、すぐにでも御協議いただければありがたいと思います。 この件に関しても軽々に御答弁いただけるものではないと思います。なので、今回御答弁は結構ですが、ぜひ真剣に御検討ください。よろしくお願いします。 神倉山関連の御意見として、国道から裁判所前の交差点か、裁判所南の交差点から入ってきての神倉山へ向かう道、神倉山へ向かう道中の月ぎめ駐車場のところがごみ置場になっているんやけれども、あれ世界遺産に向かう道やでと。我々は当たり前に思とるけれども、観光に来てくれた人らから見たら残念やないか。あの場所にごみを出すのは考えたほうがええと思うわとの御意見。それと、今度あんたんとこの前の溝蓋新しいなるやろう。今私の家の前の市道が改良工事をしてくれております。そりゃそっちもかもしれんけれども、神倉山へ向かう溝蓋も新しくせなあかんのとちゃうかと。世界遺産へ通ずる道はやっぱりきれいにしとかなあかんよとの御指摘も受けました。 これは生活環境課、都市建設課になるんでしょうか。こちらの2件も各担当課のほうでぜひ御協議いただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁をさせていただきます。 議員御指摘のごみ置場となっている場所ですけれども、現地を確認しましたところ、道路幅が狭くまたごみ収集車が入れない住宅の可燃ごみの集積場所として、週2回午前中に収集されるまでの間利用されている場所と思われます。集積場所については、地域の事情等により異なりますので、場所はそれぞれ地域住民の話合いの中で運用されているものと認識しております。 なお、不法投棄等見られる場合は、警告や啓発看板等の設置等対応してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤から答弁します。 現在施工中の市道東神倉町西道町線の側溝改良工事につきましては、令和6年度を完成目標に実施しております。議員おっしゃる路線につきましても、側溝、舗装ともに老朽化が進んでいる認識がございますが、まずは現在施工中の路線の進捗を図った上で計画的に整備を進めてまいりたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  ぜひ計画的にお願いしたいと思います。 ごみ置場のことに関しては、地域の皆さんが話し合ってそこの場所を、指示じゃないですけれどもここしかないかということですよね。やむない部分もあるんやろうと思います。ただ、観光客通るときに黄色いネットでかぶせてくださっとる場所なんですけれども、世界遺産に通ずる道をきれいにという市民、地域住民の気持ちも分かるんですよね。何らかの方法というのは難しいかも分からんですけれども、見えにくくというかできるような方策等々を重ねてお考えいただいたらありがたいと思います。 どちらも世界遺産に通ずる道のことであります。おいでる観光客に少しでも気持ちよく思っていただくため、またその近辺に住まわれる住民のためにも、重ねて御検討いただきますようよろしくお願いいたします。お願いします。 観光行政について、もう一つ。 今年没後30年となられる中上健次さんが開かれたと言われる熊野大学の今年のセミナーのお手伝いを先日娘共々させてもらったんですが、今年は会場を丹鶴ホールに移して開催されました。教育長も開会に当たり御挨拶されておられました。 ただ、この熊野大学は、発足時の1994年頃から何度も会場として使用されたのが雲取温泉高田グリーンランドだったそうです。その都度都度で登壇されたのは、著名な文学者や批評家、学者さんたちだったそうで、その講義を受けこの場所から世に出た作家も少なくないとお聞きもしました。さらに、歴代この熊野大学に参加した聴講生からは、芥川賞作家のモブ・ノリオさんや批評家の佐藤康智さんなど様々な才能を輩出されておられるそうで、その講師の中には現在も芥川賞の選考委員もされておられる奥泉光さんもおられ、この奥泉さんは準レギュラーと称されるほど何度も御来新くださっているそうでありますが、言わば中上ファンのみならず、文学ファンにとっても聖地と言えるスポットであろうと、この夏のウェブマガジン「ウォーカープラス」で紹介されております。 私は2日間だけのお手伝いでしたが、この2日間に全国各地から受講に来られた方々は、どなたもみんな熱く熱心な方ばかりだったような気がします。申し上げたいのは、このコロナ禍にもかかわらず、この熊野大学を楽しみにおいでくださる大勢の方がおられる現実。さらには、先ほどのウォーカープラスでも紹介されていたように、中上ファンのみならず、文学ファンにとっても聖地と言えるスポットとして、我が新宮市の有する高田の雲取温泉が紹介されています。こんなありがたいことをもっと有効利用させてもらわんともったいないと思い、今回取り上げてみました。 言わば雲取温泉は、中上健次さんが我がまちに文化と観光の拠点となるべく与えてくれた名湯、まさに「文学の生まれいずる温泉」とでも銘打ってもっともっとアピールすべきだと思いますが、いかがでしょう。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  熊野大学は、高田グリーンランドで長年にわたり御利用されていることは認識しております。また、ウェブマガジンウォーカープラスにつきましても、当課も取材に協力させていただき、あのように紹介されることは誘客促進につながり、大変有効なことだと認識しております。 新宮市独自の売りの一つであります文学のまちとしても外部に情報発信しておりますが、議員御提案の文学と絡めた雲取温泉というPR方法として、参考にしていきたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  この件に関しては、教育長の御見解もお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いします。 ◎教育長(速水盛康君)  私も以前、雲取温泉で地元のレポーターとして参加させていただいたことがあります。熊野大学独特の文学を語る空間というんですか、車座になって皆さん夜を徹して語り合うというそういう場でもございました。 知名度の高い中上健次でありますので、教育委員会が事務局を持って中上健次顕彰委員会を設置しまして、資料収集にも今取り組んでいるところでございます。また、東京大学との連携も今いたしておりますので、その中で中上健次研究者もおられ、今後フォーラム等で実施できないかなというところを模索している最中であります。 教育委員会の立場といたしましては、商工観光課とは違った視点で中上健次や熊野大学を通しまして、新宮市の歴史文化の新たな価値づけを創造していくことが私たちの役割かなと、そのように考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  御丁寧な御答弁ありがとうございます。どうぞ市当局におかれましては、この件に関しましても積極的に御推進いただきたいと思います。 先ほどのウェブマガジンウォーカープラスですが、現図書館内に設置されている中上健次さんのコーナーの紹介もされていましたし、旧チャップマン邸の紹介もなされていました。併せて御報告させていただきます。 観光関連の結びとして、平成30年4月に発せられた新宮市観光振興計画、これ頂いたものですけれども、本年仕上げの年となるわけですが、想定外に新型コロナウイルス感染症の世界的大流行があったりして、当初の予定どおり思うように進められなかったとも思いますが、この新宮市観光振興計画、次年度以降に向けて新たに練り直し作成するんでしょうか。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  新宮市観光振興計画でございますが、今年度が最終年度でございます。コロナが流行する前に策定した計画でございまして、計画期間の後半は、計画の柱の一つでありますインバウンド観光客の誘客をはじめとした観光施策が、思うように進められなかったところでもあります。少し残念となってしまいましたが、計画終了時には取りあえず計画の総括をするよう上司からも指示を受けているところでございます。 現時点では、コロナの終息も不透明な状況にありますが、今後世界遺産登録20周年、関西万博など大きな催事が開催される中、年次ごとにしっかりと観光施策を実施していきたいと考えております。 また、次期の計画をどうするかにつきましては、観光振興計画策定等委員会の委員さんの意見も聞かせていただきながら進めてまいりたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  この振興計画の中にも高田地区触れていまして、高田は雲取温泉周辺の観光コンテンツ化の項目があります。もし作成し直すとしたら、高田地区に関しては、文学の生まれいずる温泉があること、また他地域にも勝るとも劣らない美しいテニスコートがあることも盛り込んで、さらなる交流人口の獲得に御尽力いただきたいと思いますが、いかがでしょう。 ◎商工観光課長(津越紀宏君)  高田地区におきましては、昨年、一昨年と和歌山大学の学生と一緒にモデルコースの作成や、ファミリー層を対象にモニターツアーを実施してきたところでございます。 今後も、高田地区の自然を生かした観光コンテンツや温泉等の魅力、スポーツ合宿地としての要素も盛り込みながら、関係課と連携しながら交流人口の拡大を図っていきたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  そうですね。私6月議会では熊野川町、今回は高田地区に関しての観光面について申しましたが、市内各所にはまだまだ磨けば光る観光のポイントとなる原石が多数点在しております。どうぞ様々な観点から切り口から、引き続きお取り組みくださいますようお願いいたしまして、この項を閉じます。 項目3、続けます。 「マイナンバーカード」についてですが、最近テレビのコマーシャルでもよく見かけるんですが、あれってマイナンバーカードを9月中に申し込んだら2万ポイント、もしくは1万5,000ポイントあげるよしか見えてこん気がするんです。何か国がお金あげるから作ってよとしか聞こえない。だから、申し訳ないですが残念なCMに見えてしまうんです。 本来あのマイナンバーカードには、数多くの行政サービスが盛り込め、国民、市民が便利になるべきカードやと思うんですが、そこでまず、担当課にお尋ねいたします。このマイナンバーカードについて簡単に分かりやすく教えてください。 ◎市民窓口課長(南拓也君)  市民窓口課、南より御答弁させていただきます。 マイナンバーカードについてでございますが、国や自治体におきまして現在推進しておりますデジタル化社会において、公的な手続や民間の各種手続がオンライン化されていく流れとなっております。マイナンバーカードは、そのオンライン手続を行うに当たって、ネット上での本人確認が行える唯一のカードとなっており、個人番号が記載された顔写真つきのカードでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  現在の市民への交付率と取組はどうなっているか教えてください。 ◎市民窓口課長(南拓也君)  交付率につきましては、令和4年8月31日現在で38.4%となっております。 取組状況につきましては、交付率向上に向け、毎月1回最終日曜の日曜受付窓口の設置や毎月第2週目の水曜日、木曜日に夜間受付窓口を実施しております。また、5名以上の団体を対象に予約制出張申請、各事業所や大型店舗での出張申請を行い普及促進に努めております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 議長、ちょっとお尋ね、ちょうどこの持ち時間ぐらいなんですが、時間どんなもんでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  このまま続けてください。 ◆2番(大坂一彦君)  よろしいですか。ありがとうございます。じゃ恐縮ですが続けさせてもらいます。 今のをお聞きしても、残念ながら決して高い交付率ではないですよね。国としては、デジタル庁を新設し、社会全体のデジタル化を推進する中の一環であるとも思うんです。ただ、今の御説明だけを聞くと、お役所にとっては便利なカードとは聞こえるんですが、市民にとってのメリットはどうでしょうか。 ◎市民窓口課長(南拓也君)  市民の皆様におかれましては、本人確認書類としての利用ができることや保険証の代わりとして使用することができます。また、公金受取り口座登録制度を利用でき、緊急時の給付金をより迅速に受け取ることができます。また、e-Taxでいわゆるネットでの税の確定申告がスムーズにできます。そして、マイナポイントを申し込むと最大2万円分のポイントが付与されるといったメリットがございます。 ◆2番(大坂一彦君)  これまでの御答弁で、交付率アップのために御尽力くださっていることは分かります。ただ、残念ながら、今の御説明を聞いても、申し訳ない、あんまりメリットに感じへんのです。そんなに便利なんやったら持っとかなあかんねとならんと思うんです。 例えばこれは一例ですが、今は役所で交付している各種証明書が、マイナンバーカードを持っていけばコンビニで出してもらえるとかにしたら、平日になかなか役所に行きたくても行けない人などには喜んでもらえると思うんです。お調べした限り、県内で市制を敷いているところで岩出市、御坊市と我が新宮市が、残念ながらまだこのコンビニ交付はできないみたいです。 その他、和歌山市をはじめ橋本市、田辺市等々でもコンビニ交付が可能になっているそうであります。もちろんそうするにはお金もかかるでしょうし、ただ、市民に喜んでもらえマイナンバーカードが便利であるという分かりやすい一例にはなるんじゃないでしょうか。 ここに、この新潟県三条市のマイナンバーカードの独自の取組を紹介した記事があるんですが、まさに多種多様な使われ方をしています。少し御紹介いたしますが、三条市では、様々な窓口受付をより優しくスピーディーにをテーマに、マイナンバーカードの普及促進も狙って、主に六つのマイナンバーカードを利用した独自サービスをされておられるそうです。その六つの中身をかいつまんで御紹介してみます。 一つ目、窓口支援。支援の内容は、証明書発行支援と総合窓口支援だそうです。マイナンバーカードでは、住基カードで必須であったパスワード認証を印鑑等登録以外は不要とし、券面による本人確認に変更したそうです。申請書への記入が不要なため、高齢者にも優しいサービスとなっているそうです。また、総合窓口支援はマイナンバーカードの読み取りにより、基本4情報、氏名、住所、性別、生年月日等の記載された約300種類の申請書等を発行するもので、これによって迅速な窓口対応を実現し、オンライン画面では申請書の留意事項や必要な添付書類の確認を可能にすることで、職員の負担軽減も図っているそうであります。まさに役所にとっても市民にとっても便利な両者ウィン・ウィンとなる活用方法ではないでしょうか。 その他については項目だけ御紹介します。 二つ目、選挙の投票入場受付、三つ目、避難所の入退所受付、四つ目、証明書のコンビニ交付、先ほど御提案したのがこのコンビニ交付であります。五つ目、図書の貸出し受付、六つ目、職員出退勤管理と市民のためにも役所のためにも役立つ実に様々な使い方をされておられます。 このようなことを新宮市独自でできないでしょうか。そうすれば、交付率も必然的に上がっていくのではと考えます。 また、あのマイナンバーカードのICチップには、実に多くの情報を取り入れられるようになっているそうで、自治体独自の利用法も可能なんだとお聞きしました。例えばですが、先ほどお伝えした各種証明書のコンビニ交付ですが、和歌山県紀美野町ではもう既に所得・課税証明書の交付も可能なようです。これなどは税務課との連携になるでしょうし、例えば予防接種や健診の情報の管理とかとなると、このような可能性もあるんやないかと思います。そうなると、保健センターやワクチン接種推進室との連携ということになると思うんです。 そう考えると、これは市民窓口課だけの問題にせず全庁挙げて取り組むべきではないかとも考えます。そして、各課で知恵と意見を出し合い、これに使えるんじゃないか、あれに使えるんじゃないか等々、いわゆる国のデジタル化に対応すべく、新宮市役所としてその部分をどう担っていくのかをまず全庁挙げて検討しなければならないのではないかと考えます。 今盛んに1万5,000ポイントあげる、2万ポイントあげるからとコマーシャルされているのはあくまでも枝葉の部分であって、もっと太い幹の部分のマイナンバーカードを持っていたらこんなに便利になるんやで、だから持ったほうがええよってところをPRして知ってもらい、理解してもらうのが一番大事なのではないかと思うんですが、その辺のところいかがでしょうか。 ◎市民窓口課長(南拓也君)  議員のおっしゃるとおりだと思います。マイナンバーカードを取得することによりまして市民サービスの向上が図られ、さらには業務の効率につながればと考えております。 先般、各課にお願いいたしまして、マイナンバーカードを取得していることで受けられるメリットや、今後どのような市民サービスの向上につながる新たな制度を考えているのかを調査依頼させていただいているところでございます。 今後につきましては、市民サービスの向上につなげられる制度の充実を図ってまいります。 ◆2番(大坂一彦君)  この件に関しては、ぜひ副市長の御見解もお聞きしたいと思うんですが、お願いします。 ◎副市長(向井雅男君)  確かに議員御指摘のとおり、公的な身分証明書と今の保険証との中では、なかなか市民の方にその必要性の納得度が高いとは言えない状況です。その中で、担当所管にあっても、先ほど説明があったとおり、いろんな形で企業訪問させていただいたりということで努力はさせていただいているところです。 当然、市役所の行政サービスの中の一環としてその利便性を高めることで、必然的にこのカードを利用すれば楽だねというところから普及率を上げていくということは、当然必要だというふうに思いますし、カードの中のICチップを利用して今後のDX、GXの中につなげていくというのも当然必要です。 これはもう所管だけの問題ではなくて、全庁挙げて市役所の業務の中で何に使えるかというところは、既にもう指示をさせていただいて今各課で議論をしていただいているところです。その中で、特に総務課の情報管理係がございますので、そこと市民窓口課の担当所管と連携する中で、必要な案件が上がってきたらその案件の都度、議論をさせていただいて、どういった利用ができるかというところも進めていきたいというふうに思います。 既にコンビニの交付サービスが始まっているところもありますので、このことについては市長のほうからも、すぐに進めるようにという指示ももらっていますので、担当所管にはその都度伝えておりますので、その辺は早く議会のほうにも上げたいというふうには思っております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。前向きな御答弁本当にありがたいと思います。市民のためにぜひぜひお願いしたいと思います。 先ほどは心ならずも枝葉呼ばわりしてしまいましたが、このコロナ禍において1万5,000円、2万円は実にありがたいです。市民の皆さんに太い幹の部分をしっかり御理解いただいて、マイナンバーカードを持ってもらって、その枝葉となるサービスを有効活用していただけたら、今回ここに取り上げてみたかいもあるかなとも思います。新年度に向けて何かしら一つでも実現できますよう、ぜひのお取組をお願いいたします。 最後の項目になります。 「エコ広場」についてでありますが、市長肝煎りの常設エコ広場が10月から始まるんですよね。これについて始めるに至った経緯等を教えてください。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁をさせていただきます。 エコ広場につきましては、運用開始から20年余り経過しており取り巻く環境も大きく変化してきております。高齢化に伴い運営員の確保が難しくなってきているという課題もございます。 また、新宮市ごみ減量等推進審議会の答申において、資源物の排出機会を増やし分別を促進するということとされておりまして、このたび10月から常設エコ広場を開設する運びとなりました。 ◆2番(大坂一彦君)  なるほど。その分別促進というのも相まってという意味合いもあるんですね、今回。 開設時間内であれば、市内在住の方ならばどの地区の方が出しに来てもいいんでしょうか。その市内在住を示すのに、免許証とか先ほどのマイナンバーカードとかの提示はしたりするんですか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  開設時間は市役所の開庁日の午前9時から午後4時までとしておりまして、開設時間中は市内在住の方であればどの地区の方でも御利用いただけます。また、市内在住であるかどうかの確認につきましては実施する予定はございません。 ◆2番(大坂一彦君)  開設時間は市役所の開いている日の午前9時から午後4時までですね。 この常設エコ広場には、当初は担当課の職員さんが立たれ対応してくれる向きのお話でした。先々は運営員さんにお願いするんでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  10月3日から運用開始する予定で準備を進めているところですが、運用開始から当面の間は、利用状況から効果検証、分析等を行いたいと考えており、市民生活部に所属する職員が交代で分別指導、管理を行っていこうと思っております。 その後につきましては、方法の一つとしてエコ広場と同様、運営員さんに分別指導をお願いすることも考えられますが、常設エコ広場の利用状況等を総合的に判断しまして運営方法を検討してまいりたいと思っております。 ◆2番(大坂一彦君)  なるほど。もし仮定ですが、運営員さんにお願いするとなったら、その際の報酬というんでしょうか。朝各地で運営に携わってくれている皆さんと同じ計算になるんでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  報酬は同じ計算で行うことになろうかと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  この常設エコ広場を実施されるに当たって、現運営員さんからは、今後自分たちのエコ広場がどうなっていくのかとの不安の声も聞きました。 常設エコ広場が開設されても現在のエコ広場も続けていく予定なんですよね。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  議員おっしゃるそのとおりでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  以前、エコ広場について質問させていただいたときにも申しましたが、制度ができて20年余り、全国に誇れる大変すばらしい制度だと思うんですが、ここにも高齢化の波が押し寄せ、最初60代で運営員を始められた方も80歳を超える年齢になっておられます。私の地元の運営員さんも今までは4名体制でしたが、1人お体を患われ今は3名で大変厳しい状況ながら頑張っておられます。皆さんやはり御高齢です。担当課に増員を相談しましたが、どこも人数不足でなかなか補充いただくのは難しい様子でした。 当然ながら夏には暑く冬には寒い。雨の日もありますし御高齢には苛酷な環境であるに違いありません。重ねて、減っていく人員、ますます厳しくなっていくのが目に見えております。 この前、お話を伺いに行った別のところの方ですが、モチベーションアップのため、現在1分17円のところをせめて3円アップしてもろて1分20円にしてくれたら、まだ頑張りがいもあるんやけれどのと苦笑いの下、話をしてくれました。 この1分17円というのはいつ頃からこの金額なんでしょう。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  推進員の制度から運営員制度に変更された平成18年からと記憶してございます。 単価につきましては、和歌山県の最低賃金等も参考にしながら設定してきているところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  なるほど。これ何とかなりませんかね。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  運営員の報酬につきましては、議員おっしゃるように1分当たり17円、多くのエコ広場では1回当たり1,275円となってございます。議員御提案のように報酬を1分20円とした場合、1回当たり1,500円となれば、令和3年度の実績と比較しますと約256万円の増額という形になります。 すぐに増額というのは難しい情勢ではありますけれども、報酬改定に向けて検討を進めていく必要があろうかと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。昨日確認かたがた現況を聞きに生活環境課に参った際に、今の概算もお聞きしました。運営員さんの実人数は450名余り、ただ今お聞きした256万円余りのアップとなると、約830名余りの人が今のエコ広場に携わっておられる計算になります。ということは、1人で何か所か受け持っておられる方もおられるということになり、もしその方が万が一運営員を辞めなければならなくなったときなど考えると、抜ける穴が大きくなるわけで、どんどん運営員さんの確保が難しくなっていくんだと思います。 さらに、これからも高齢化が進み、運営員側としては人員確保がより難しくなってきていることを考える。また、ごみを出す側としても、エコ広場の会場までなかなか持っていけず、ふれ愛収集が増えてくることにならば、このエコ広場というシステム自体に無理が生じているのではないかと考えます。 今後、ますます運営は大変になっていくんだろうと思います。しばらくは現行制度を活用しつつとお考えであるならば、苛酷な環境下で頑張ってくださっている運営員さんに報いるためにも、報酬面も含め御検討いただきたいと思います。 そして、今回の常設エコ広場開設を機に、将来のごみ問題も含めさらに深く、また少々細かいところまで検討せねばならない時期なのではと思いますが、担当課としてはいかがでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  エコ広場の問題につきましては、これまでもいろいろと議論させていただいているところでございますけれども、直近の検討させていただいている事項でございますけれども、庁内での検討や、あと一般廃棄物収集運搬業協同組合様とも定期的な勉強会を始めたところでございます。 そのような中で、10月から市民の利便性の向上、排出機会の増加を目的として、常設エコ広場という新たな取組を行うこととしております。常設エコ広場の利用状況等をしっかり検証し、エコ広場を含めた中で資源物の収集方法について総合的に検討していく必要があろうかと考えております。 今後も引き続きしっかり検討してまいります。 ◆2番(大坂一彦君)  よろしくお願いします。繰り返しにはなりますが、現在の状況も維持しつつということであるならば、先ほど申した現運営員さんへの報酬を含めた環境改善の検討もお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 最後になります。 これから申すことは通告外なので御答弁は求めませんが、いつも申しております無駄を省いて稼げる自治体への一環として御紹介だけさせてください。 これなんですけれども、これは堺市に住む私の友人が、おまえの参考になればと送ってくれる堺市の広報紙ですが、タブロイド版サイズというんでしょうか、新宮市の広報紙より少し大きめで文字も少し大きく見やすくなっていると思います。 私は、我が新宮市の広報紙、議会だよりももちろん、全てにおいてすばらしくどの自治体にも負けない絶対自慢できる広報紙だと信じてやみません。ただ、この堺市の広報紙を見せてもらって、このぐらいのサイズが大きかったら見やすいやろうなと思ったのと、紙質もちょうど新聞紙のようなこの手のほうが、ともすれば安価に済むのではと思いました。 比較検討の数字までは出せておりません、申し訳ないんですが。抑えられる経費は極力抑える努力はし続けてやっと効果が現れてくるもの。その辺一度調査研究されてもいいのではと思い、今回最後に盛り込んでみました。 参考までに、よければ後ほどお渡ししますので、担当課で預かっていただければありがたいと思います。 結びに、コロナ禍で何かと動きの取りにくい現状ではありますが、職員の皆さんにおかれましては、どうぞ今後とも市民、住民のために重ねて御尽力をいただきますようお願いいたしまして、私の今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
    ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、午後1時30分まで休憩いたします。 △休憩 午後零時14分--------------------------------------- △再開 午後1時30分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △福田讓君 ○副議長(東原伸也君)  15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君) (質問席) 議長のお許しをいただきまして、申合せどおり1時間30分、市政について市長はじめ副市長、そして幹部職員、教育長の皆さんのお考えをただしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 釈迦に説法と申しますが、先ほど岡崎議員がおっしゃったように、市長も考え方がいろんな前向きの考え、そしてできないということよりもできることを考えて、職員の皆さんに努力をしていただきたいとお言葉がありました。全くそのとおりだと思いますし、我々議会議員は予算の執行権がございません。議場で一般質問によって、自らが市民の選挙で当選をさせていただき、選良という身を承って議場に来ております。ここにおられる議員各位は市民の皆さんのために働いております。そのためには、行政のトップである市長が心を動かして、市民の声を市民のために尽くすのが議員の務めでございます。私に予算をいただいてここにおられる13人の議員に予算をいただいて、それで自由に使っているようなことじゃありません。 市政のトップはあくまでも田岡市長です。議会は合議体でございます。議員一人一人が権力者です。最終は民主主義の根本にのっとりて多数決で決定いたします。これが民主主義の日本の法律国家の在り方でございます。各議員は知恵を出して、自分が市民の方に公約したいろんな事業、それを成功するためにはどうしても自分ではできません。ここで一般質問において、市長に対し質疑を行い質問を行い、市長がそれはいい考えですねという市長の心を動かさない限り、議員がここで幾ら提案提言しても、予算をつけられる権限を持っているのは市長だけなんです。 誰かが言っておりました。議長と市長はどっち偉いんだと。当然市政を担当するのは市長でございます。議会は15人で、今13人ですが、今欠員がございますが、議長というのは代表権を与えているだけでございます。命令権はございません。市長は命令権を持った一つの会社の社長でございます。議会は13人の議員が個々権力者です。最終的には民主的国家の一員として多数決で決定します。これは日本の国と国家と同じです。県議会とも同じです。いかに私だって市長、市長になりたいんですよ、心は。一遍予算を使って自分の市政をやりたい。若いときからありました。もう44年になります、議員になって。でも市長、町長、村長というのはなかなか1人の力でできません。だからこそこの議会、年4回の議会において市長と渡り合って、自分の考えを市長にぶつけて市長の心を動かして、市民のために尽くしているのが議員です。議員が予算を持っているわけじゃありません。 そこを市民の方にもちょっと御理解をいただいて、トップである市長に対して一般質問を行います。よろしくお願いします。 通告どおり選定療養費についてお伺いいたします。 これは2年前の9月議会において、大変かんかんがくがくと選定療養費の、厚生労働省から諮問された中央社会保険医療協議会が答申を出して、大きな病院、以前でしたら400床のベッドを所有する病院しか選定療養費はそれを使われないということがあったんですが、2年前にまた中央社会保険医療協議会が諮問を厚生労働大臣にされまして、200床ベッド以上を有する公立病院並びに私立病院も選定療養費を徴収しなければならないという法律が公布されているわけなんですよね。 そして、2年前の9月、思い出せば本当にかんかんがくがくと意見がございました。ある議員は近畿厚生局へ電話して、選定療養費を議決しなければペナルティーがあるのかと聞いたそうでございます。そうしますと、近畿厚生局の職員の方が黙っていたと。ペナルティーがあるとかないとかということはございませんでしたということでした。 私は市立医療センターが独自で、新宮市の予算と国・県の協力なしでは運営が難しいということをずっと私も研究してまいりました。新宮市で優秀な個人の先生方は自費で開業されて、そして運営されて利益を上げている。一般の方に申しいろんなことを聞きますが、お医者さんは金持ちやのうというて。当然でありますと私は言います。中学校、高校6年間一生懸命頑張って、新宮市でクリニックを開業されている先生は皆一生懸命勉強したんです。そして、なかなか入れない医学部に入学され6年間しっかり勉強された。そして、2年間は救急病院等に配置されて厳しい医療環境の中で腕を磨いて、その後自分自身が医師国家試験に受かって、脳外科になられるんか、心臓外科になられるんかということを自分で決められて勉強している。だから、お医者さんになろう思うたら30歳以上大体かかるんですね。 一般の大学を卒業して大学院に行っても2年ですから24歳ですね。お医者さんというのは30歳からなんですよ。それほど難しいところをクリアされた方です。私の知人にもお医者さんございます。今もう60歳近いんですが、佐賀県で精神科の大きな病院でやっております。もう60歳になっても福田さん、勉強しなければ医者はついていけません。若い方を指導するには死ぬまで勉強ですと。 今日ビデオで悲しいことを見ました。8チャンネルで45歳のケアの先生ががんに侵されて45歳でこの世を去った。その生前にビデオレターを作られてそれを今日、8チャンネルですか8時からのモーニングでやっていました。お医者さんだって病魔に襲われるときはございます。本当に今日は本当に悲しいテレビを見てこちらに出勤してまいりました。 そういうことで、医療というのは本当にお医者さん、看護師さん、医療に従事する方の皆さんのたゆまない努力によって医療センターがこうやって運営できている。それにはもちろん市長がトップとなって、知事、厚生労働省、近畿厚生局へいろんな働きをかけてやっていただいている。まして知事から認定を受けている地域支援病院として紀南で唯一の病院です。この病院を守っていかねばならないという私はずっと議員として今でも思っております。もちろん市長もその気持ちは同じだと思います。 さて、選定療養費というのは、国の中央社会保険医療協議会が厚生労働省の諮問を受けて出してきた決定事項です。これについていろいろ議論もありますが、まずこの選定療養費というのは10月から上がりますね。そのあたりちょっと御説明願いたいと思います。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  医療業務課、須崎から答弁させていただきます。 来月10月1日から医療センターでは、選定療養費につきまして、初診の場合、医科で5,500円を御負担いただいていたものが7,700円、歯科で3,300円が5,500円となります。また、再診の場合につきましても、医科で2,750円が3,300円、歯科で1,650円から2,090円になるというものでございます。 ◆15番(福田讓君)  2年前に5,500円が今度7,700円になる。これは以前からも申し上げておりますが、我が新宮市の2万7,500人の市民の中で、60%は国民年金で生活されている方がいる。現役のときは御商売で事業で生計を立てていた。しかし、年金となれば国民年金だけなんですね。そういった方、国民年金を40年掛けても6万5,000円、それは手取りじゃありません。これが選定療養費が高くなる。大変私もつらいです。 市民の方にいつも申し上げています。高いですけれども、これは国が決めた決まりですので守っていかなければ、医療センターが独自でこれを安くしたりそんなことできないんです。そういったことをすれば新宮市の医療センターの信用、知事の信頼、県の信頼、厚生労働省の信頼がなくなれば医療センターを守っていくことはできません。しかし、市民の方の声は十分私らも分かっております。しかし、そうなれば、この選定療養費に対してどのようにして市民の方に理解をしていただくか。 まず、選定療養費をこれを守っていかなければなりませんし、これを仮に守らなかった場合は、どういう厚生労働省や近畿厚生局からのペナルティーというのが、本当に表は出てきませんがどんなふうになってきますか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  もし、選定療養費を患者さんに御負担いただかなかった場合ということでございますが、近畿厚生局へ施設基準というのを医療センターから届出をするに当たり、過去6か月間の間に厚生労働省の基準に違反がない場合に、そういう施設基準が提出できることとなっております。 これが選定療養費を徴収しなかった場合には、例えば最近であれば、今年度に入ってHCUの運営を始めましたのでHCUの施設基準の届出をしたんですが、そういう新たな施設基準の届出が、厚生労働省のほうで受理していただけなくなる可能性があるというようなことが考えられます。 ◆15番(福田讓君)  そうしますと、新宮市だけがこれに対してノーと言った場合は、必ず厚生労働省、いろんな施設基準と今あなたが申されたように、診療報酬の加算、療単費、全てにおいてはっきり言いますけれども、新宮市の医療センターは国の基準を守っていただけないんですかということで、大変医療センターにとってプラスになるんですかマイナスになるんですか。今あなたのお答えでしたらマイナスになってくる。運営の面でも診療報酬の収入が減ってくる、そういう考えでよろしいんでしょうか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  今議員さんのおっしゃられた可能性があると考えております。 ◆15番(福田讓君)  そうですね。医療センターは会計が別ですね。独立で企業会計でやっています。お客様、すなわち患者様にたくさん来ていただいてそれによって診療報酬を徴収できる。なおかつ、新宮市内の個人開業医の先生方にも逆紹介と申しまして、一定の救急で来られた患者様が安定してきたときは、新宮市内の29の先生方、内科、外科、泌尿科、いろんな病科ありますが、そこへ紹介してまた紹介料が入ってくる。 根本的には、病院すなわち医療センターと個人開業との連携を深めるためのこれ法律という形でよろしいんですか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  二次医療機関である医療センター、それと開業医さんの一次医療機関、いわゆる病診連携をさらに推進するという観点からでございます。 ◆15番(福田讓君)  地域医療支援病院というこの紀南で唯一の医療センターが、そういう名誉ある知事からの認定を受けている。そして、地元の開業医さんと手を組んで、重篤な方のお世話は医療センター、救急と。そして、病態が安定してきた場合は地元の市内の開業医さんにお願いする、こういう役目を分けて医療を地域を守っていくというそういう考えだと私はそう思っています。 それでよろしいんですね。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  そのとおりでございます。 ◆15番(福田讓君)  さて、この選定療養費について一番頭を悩ませているのは、恐らく市長もはじめ執行者の皆さんだと思います。国の信頼、県の信頼、そして保険法を守っていかねばならない。それによって新宮市の医療センターが信頼が、独自でやっているわけではありません。 さあ、そうなればこの選定療養費は7,700円、だから私が申し上げているのは市民の方に頭を下げて、どうぞ奥さん、旦那さん、どうか個人開業医の先生のかかりつけ医師をもうつくってくださいと、それをお願いしています。だから、今回10月からまたこれ7,700円になる。医療センターへ行ったらそういう広報をしていただいていますが、今医療センターもコロナの関係で、午前中300人ぐらいの患者様がおられるところが200人少しになっています。私も大体1か月半に病院行っていますんで。 コロナのことは別として、執行者として医療センターとしては、この選定療養費を市民の方に御理解していただくためには、どのようなお考えでこれを進めていかれるんでしょうか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  選定療養費につきましては、先ほど御質問いただいたとおり、病診連携を推進という観点などからされているものでございます。 私どもとしましては、市民の皆様、また周辺住民の方になるべくこの選定療養費を御理解いただけるよう、ホームページとかSNS、そしてまたさきの6月議会でも議員さんの御指摘のありましたいわゆるペーパー的なもの、広報新宮であったり地方紙であったり、そういうもので皆さんへのお知らせをさせていただいているところでございます。 ◆15番(福田讓君)  それが市民の全ての皆様に御理解いただける、もうなかなか至難の業だと思います。だからそれを私らがどのように、今私が申し上げましたとおり、私はそう言ってお願いしています。 選定療養費、すなわち以前でしたら825円ですね、今度が7,700円になる。しかしながら、個人の開業医の先生のかかりつけのところへ行って紹介状を書いていただければ、恐らく800円、825円ぐらいでできるということなんで、その差があまりに開いているわけなんですね。これは本当に医療センターにとっても大変なことであるし、もう10月でしょう。広報されて値上げされるのはもう決まっていますから。 これ以前、選定療養費に関する増収増減表を頂いたんです。これは令和元年以降なんですけれども、選定療養費が実施されてこれは執行者から頂いた資料ですが、約1年間で1,800万円、2,000万円ぐらいですか、収入減になるんですね。これ50%の個人開業医へ病気が回復に向かった場合、50%の方が個人開業医に変えられた場合のことを想定していますけれども、この当時で大体収入額が1,567万円、減収が3,899万円ですね。ということは2,300万円ぐらいですか。 今でもやはりこれによって減収というのは、大体での数字で結構ですが、いかがでしょうか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  細かな数字の算出というところまではいってございませんが、やはり状況としまして、選定療養費が始まる、今の5,500円が始まる2年前の以前から比べると、初診の患者が減っているということが影響を受けている部分があろうかというふうに考えておりますので、やはり減収にはつながっていると。その分開業医さんのほうに患者さんが行っていただいているというふうに考えております。 ◆15番(福田讓君)  今回の10月からのシミュレーションというのはされていますか。10月以降、7,700円になったときに、現在の患者様の入り込み状態を考えて、前回は約50%ですか医療センターから個人開業へ移られた方を計算して、シミュレーションですね。10月からのシミュレーションはされていますか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  具体的なシミュレーションというものまではできてございません。実際には5,500円から7,700円、いわゆる2,200円アップすることによって、選定療養費を御負担いただいていた患者さんが開業医さんのほうに、2,200円上がるから開業医さんのほうに行こうかなというのがどれぐらいかというのは、かなり推しはかりにくい。 既に5,500円の時点である程度病診連携が推進しているというふうにも思われますので、さらなる病診連携を推進することによって、どれぐらいの患者さんがうちが減るかいうのは、数字的には出しておりませんが、以前ほどの大きな金額の減収とは考えてございません。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございます。以前の2,300万円の減収というよりも、少しは減になると、赤字というよりも失われる、選定療養費によって、お客様、患者様が来ないのによってどれだけの金額、今私が述べました2,300万円がそこまでいかないということで、一応計画はお持ちなんですね。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  具体的な数字の算出はできておりませんが、以前のほど影響はないというふうに考えてございます。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございます。それでしたら減収分が少なくなるということは、それだけ収入的に安定に向かっているということで私も安心します。 これは本当に私らも市民の方のお声を聞いて、しかし法律を守っていかねばならない。法治国家ですから。新宮市だけの医療センターだけがこれを守らなくてもいいんだというわけにいかない。そうなってしまったら、世の中の決まり、法律を守っていかなければ必ず信頼が落ちてしまいます。当然知事からの信頼はなくなる。厚生労働省や近畿厚生局からの信頼も。 そうすれば、今医師を派遣されている県立和歌山医大病院、奈良県立医大病院、三重国立病院、そして今回東京慈恵医大から産婦人科の先生が2名、世耕弘成先生の働きによって近畿大学医学部から2名も来ていただいている。まさに信頼関係があってこそです。特に、知事、野尻技監がよく頑張っていただいた。そして、世耕先生、そして国会議員、地元の町村長さん、市民の皆さんの後押しがあってこそこうやってできたということを、私は本当にうれしく思っています。 しかし、これからの経営において、次に述べますが、産婦人科医のことについて述べさせていただきますが、選定療養費のこともやっぱり常に職員の皆さんも心に決めて、もう広報活動というんですか、広報活動してもどこまで市民の方が御理解いただけるかというのはちょっと私にも考えつきません。何かいい方法ないかと。 国のほうにいろんなことに対しての御意見を述べる、やっぱり地元にも国会議員がおりますから。世耕先生、二階先生、鶴保先生、だから個人的にやっぱり市長らも親しい間柄ですから、そういった方はそういう政治的に動かれる方、政治家は政治家、政治的に動くし、知事とか官僚はもう法律で動いていますから、その辺りもこれ大変難しいと思うんですよ。国、県に対しての信頼を取り戻しながら、やはり紀南でやはり商売のまちとして、60%が国民年金で生活されているところですから、本当に市長も頭の痛めるところだと思います。 市長、いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  福田議員もおっしゃるように、特に年金生活の方々においては、この選定療養費を支払わなければならない状況になるのは本当につらいなというふうに思ってございます。ただ、国が決めたことを守らなければなりませんし、またこの目的でありますこの病診連携で、これをきっかけにかかりつけ医を持っていただける、そういうことになっていってくれればなというふうにも思ってございます。本当に難しい問題でございます。 ◆15番(福田讓君)  市長も頭を使わなければならないし、これから医師の働き方によって県立医大、国立病院を自前の先生を各自治体の公立病院へ派遣するのも厳しくなってきます。本当に市長、これからの市政というのは、大変市長にとっては本当に活躍というよりも、活躍の場はありますが大変難しい。そして、市民の命、近隣町村8万人の人の命を守るために、市長が近隣町村長と手を携えてこの医療センターを守っていかなきゃならない使命があります。 どうか市長、医療が常に安定していけるように努力していただきたいと思います。 選定療養費につきましては、以上で終わります。 続いて、今コロナのことで大変問題になっております。医療センターのほうではコロナの対応策、そして現況はいかがでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター庶務課、岡本が答弁させていただきます。 先日のクラスター報道では、入院中の患者さんや住民の皆様に御心配をおかけして申し訳ございませんでした。その後、発生元の病棟に対して新規患者の受入れを中止し、病棟患者や職員に対して複数回検査を行った結果、全て陰性であり安全であるということが確認できたため、現在は通常運用に戻っております。 ただ、少なくなってきたとはいえ依然として新規感染者が報告されている状況であるため、今後とも細心の注意を図り、院内にウイルスを持ち込まないよう全力で取り組んでまいりたいと考えております。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございました。新型コロナの感染というのは、感染しやすいオミクロンBA.1、BA.5ですか、誰でもかかる病気なんで、少し不注意にやって絶対かからないということじゃなりません。特に医療関係の院長先生をはじめ、病院のスタッフの皆さん、技術者の皆さん、事務方の皆さんも、よく心がけてやはり自分で身を守っていかねばならないと。特に医療従事者の方は、もしそれに感染すれば、即患者様、入院患者様に対しても御迷惑かかりますので、徹底的にやっていただきたいと思います。 私も医療センターへよく行きますが、以前と同じように2人の方を玄関に配置されて、階段、エレベーターのところにも4人も配置されて、徹底的にその手の消毒、マスクの着用を呼びかけておりますんで、中には医療センターへ行ったらうつったら悪いとか言って行かない人もおるらしいです。逆にマスクを外して話しする機会が多い方もいらっしゃいます。だから、自分のことは自分で守りながら、特に病院の医療従事者の方には日常生活においても御注意していただいて、人を守っていただいている方々ですので、今後とも院長先生をはじめ、皆さんで御留意願って患者さんのため頑張っていただきたいと思います。 今はもう県も、どこどこでクラスターが発生したとかあまり言わなくなってきていますんで、いずれはインフルエンザのような形の病気となってくると思っていますけれども、やはりかかったら今朝ほども言っていましたように、1週間、そして8日間御自宅で皆療養しております。 今後とも市長をはじめ職員の皆さんも、特に自分を守っていただける方法を、常にマスクを着用し手の消毒をしっかりと忘れずにやっていただきたいと思います。 産婦人科についてお聞きします。 今年の春から、去年10月に長くいていただいた石丸先生、よく頑張っていただいて産婦人科を支えていただいた18年間も。それにちょっとおんぶになっていたなという気もあるんですが、あんなすばらしい先生、夜でも飛んできてやっていただいた。それが医師の都合によって今度は転院された。さあ大変でした。近隣町村長の皆さんの御協力をいただいて、市長を先頭に市議会も議長も先頭にやっていただいた。やはり知事、野尻技監、そして国会議員の先生方、本当に大変なときでした。 おかげさまで6月から、3名の方、医師の常駐ができた。本当にこれほど早く医療センターに産婦人科の先生が赴任されたということ、私もびっくりしていました。あれだけNHKで2日間、和歌山関西系でもNHKの3日やっていたですね。それに医療センターが登場してきて、それほどやっぱりこれだけメディアの人が危機感を持って放映された。これもひとえに、新宮の市立医療センターがやっぱり選定療養費を守って法律を守って、知事、厚生労働省の信頼があってこそ、そして運営をしてこそやはり知事や国会議員の先生、そして慈恵医大からも来ていただいた。東京から来ていただいているんですからね。 でもこれ、慈恵医大の先生が、私の考えではいつまでもいてくれるかは私は判断できませんし、あの先生がこの紀州はいいね、紀南はいいね、新宮市はいいねと言って住んでいただければ、まだお若いし。近大の産婦人科の先生もやはりこちらを気に入ってくれて、こちらに住んでいただけるようになればもう最高なんですが、それは御本人の決めることですけれども。 これだけ近隣町村長さんのお力をいただいて、地元住民の方やそしてまた近隣町村から負担金も頂いている。これはこの負担金は一時的じゃなしに、これいつまでこういう負担金がしていただけるんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  現在お伺いしているところによりますと、ひとまず3年間という形で協定されているようです。 ◆15番(福田讓君)  3年間ということですか。もう一度お願いします。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  はい、そのとおりです。 ◆15番(福田讓君)  ということは、今年からですね。今年から数えて3年ということは令和6年までそういう各近隣町村からも支援がしていただけることですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  当院といたしましては、この状況がどれぐらいあと続いていくか分からないので、東京から派遣していただいている限りは続けていただけたらありがたいんですが、現状では3年間というふうにお伺いしております。 ◆15番(福田讓君)  こうやって各近隣町村の方の皆さんの御支援をいただいて、やっぱり新宮市立医療センターは、紀南で唯一の地域医療支援病院としてのこれ名誉を持っていますから、近隣町村長さんらもよく心がけていただいて協力していただいていると思います。 なおかつ、新しい産婦人科の機械で4Dのエコーを導入されたと。お聞きしますと、これは大体1億円以上のお金が要ると。1億円で利かないんかな、そういう機械も入れられて、国立病院と同じほどの技術ですか。今度来ていただいた慈恵医大の先生はそれを自由に操れると、それを診断できるということですから、これもお金はかかっているんでしょう。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  6月末にエコー導入が完了いたしまして、エコーは機械だけで大体4,000万円台のものとなっております。まだもう少し電子カルテとの接続等がまだ残っておるんですが、現在も慈恵医科大学の先生以下皆さんが、その新しいエコーを使って診察していただいております。 ◆15番(福田讓君)  ですから、尾鷲市から串本町までの御妊婦さん、宣伝というんですか、新宮市というのは今度すごいですよ、東京の慈恵医大からも来てくれた。そして、4Dのエコーで胎内のお子様の状態も監視できる。鮮明になっているということはお聞きしています。だから、これもっとどんどん宣伝してやっぱりPRして、串本町から尾鷲市までの妊婦さんが来ていただけるように、やっぱり執行者、医療センターの事務方の方として大きくやっていただきたいと思うんです。 どうですか、そういうこの宣伝というんですか、金もうけじゃなしにこういう機械が入っているからこそ御妊婦さんには安心して分娩できますよと。ちょっとないですからね。これお聞きしますと、国立病院から県立医大ぐらいのクラスのところじゃなかったら常備していないというんですけれども、間違いないんですね。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  当院クラスの病院では、なかなかこの辺ではないのかなというふうに伺っております。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。だから、今後とも事務方の事務長からはじめ、庶務課長等、宣伝していただきたいと思います。 1回載っていましたけれども、だからどんなしてこの医療センターがすごいんだと、こういうお医者さんもすごい、近畿大学医学部そして慈恵医大も来ていただいているというだけでもすごいネームバリューありますから。だからローカルじゃないんですよ。大都市からも来ていただいているという強みを持って、ほかの先生がじゃないんですよ。それだけのやっぱりネームバリューを持った医療センターであるということ。 やっぱり産婦人科に妊婦さんがお越しくださらなければ、収入ないですからね。さあ産婦人科の先生は招聘できた。しかし、子供を産んでいただける妊婦さんの数が確かに少子高齢化で減っていますけれども、やっぱり新宮市へ行ったら違うねと。安心して分娩できますねってそういうお声もあるんでしょう。 今までされた方。これ先生が来て6月から、このエコーとかそういうことによって何名ぐらい来られていますか、分娩されていますか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  6月1日から分娩再開されて通常運用に戻ったことによりまして、8月末現在では15名の方が既に当院で無事に出産されました。また、今後も95名の方が出産予定となっており、徐々に増加はしてきていると考えております。 ただ、以前の水準と比べますとまだ少ない状況ではあります。 ◆15番(福田讓君)  以前資料を頂いたときは年間約500人ぐらいでしたか、300人ですか。だからその倍ぐらいは少子高齢化ですけれども少子化ですけれども、やっぱり400人以上来ていただかねば収入がありませんし、まして今回のお医者さんを招聘するに当たり、給料の面でもちょっと差が出ていると思いますので、やはり別会計でやっていましても、一般会計から持ち出すよりもやはりそうやって患者様が多く来ていただける。そういった方にも事務方の方、トップ、課長含めて、もうどんどん医療センターはいいんですよ、すばらしいですよ、安心できますよということを、もう常々からアピールしてほしいと思います。ぜひやってくださいね。 やっぱり公務員の方は、どちらかというと宣伝的にはちょっとおとなしいんです。一般の企業やったらすごいでしょう、宣伝出すの。もうテレビでも同じことばっかりやっていますね。だから同じことをしてやっと分かるんですよね。医療センターはすごい機械が入ったということを皆口癖で、御妊婦さんがあそこ行ったらいいねとそれぐらい言われるぐらい、極端に言うたらほかの個人の開業の産婦人科さんには申し訳ないけれども、やっぱり医療センターはちょっと違うんですよということを宣伝していただきたいと思います。 よろしく頑張ってください。お願いします。 続きまして、医師の働き方改革について、以前もお聞きしましたが、これ令和6年度からこの働き方が厳しくなってきて、お医者さんは大変重労働です。医療センターの夜間においても医師2名が配置され、24時間365日医療センターは一日も休まず市民の皆様、そして近隣町村8万人以上の皆さんの命を預かってやっていただいています。 ところが、お医者さんも本当に疲れてきます。私は和医大に妻の関係で行ったときでも、本当に手術室の横で見ていましたけれども、本当によく働いて、もうおにぎり食べて手術しているぐらいの先生でした。だから、医療センターにお越しくださっている先生方は、三重国立、奈良県立、和歌山県立、そして慈恵医大、近大、皆さん働いている方ですから、個人開業じゃないですから、公務員と全く同じような仕事をしています。 これが2年後に働き方が厳しくなってきて、医者の時間外労働が決められてくる。そうしますと、今申し上げました各大学病院も、自分の大学の附属病院の医師を配置しなければ、きちっと配置しなければ、我々、海南、田辺、市立の病院がありますね。そこへ派遣するのも厳しくなってくると思います。 これに対してやはりこれはもう本当にトップである市長に頑張っていただいて、やっぱり医師確保というんですか、これ働き方を含めて取りあえず事務方から御説明願いたいんですが、医師の働き方について御説明ください。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  前回の一般質問でもお伝えしたとおり、先般から働き方改革関連法の制定により、時間外勤務に上限が設けられる等の施行がなされておりますが、約2年後の2024年からは医師にも適用されることになります。勤務時間の上限が定められるため、365日24時間患者の診療、治療、手術等に対応するためには、これまで以上に医師数の確保というのが病院では必要となってくると考えられます。 この結果、今先ほど議員おっしゃられたとおり、派遣元の各医大等においても、これまで以上に医師を多く配置することが必要になるため、地域の病院への派遣が難しくなるということがあるかもしれないと考えており、勤務できる時間が限られていることから、選定療養費が導入される要因と同じなんですが、病院の機能分化の議論というのがさらに活発化されて、これまで以上に病院や開業医との連携というところが重要になってくるのではないかと考えております。 ◆15番(福田讓君)  今お話いただいた分化というところを、もうちょっと一般の市民に分かるように御説明願いたいんですけれども。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  機能分化というところでしょうか。 当院はある程度、医大から専門的なお医者さんがいらっしゃって、重篤な患者さんに対して専門的な治療を行う二次医療というものがメインとなっております。市内にいらっしゃる開業医の先生方が一次医療を担っていただいて、まず患者さんはかかりつけのお医者さんで一次医療を受けて、どこが悪いのか、どういった症状なのかというところを一次医療で判断していただいて、その結果ちょっと重篤な可能性がある場合は当院に紹介していただいて、当院でいわゆる二次医療、専門的な治療を受けていただく。こういった一次医療と、開業医で行う一次医療と当院で行う二次医療のすみ分けというところが重要になってくると。 限られた時間で当院は二次医療の治療に専念していくというところが、大事なのかなと考えております。 ◆15番(福田讓君)  そうしますと、もう軽い病気はもうこれから先、医療センターでも医師がだんだん派遣が少なくなってきたら、重篤とまではいかなくても二次医療、簡単な病気はやはり個人の開業クリニックさんへ行っていただくと、そういうだんだん厳しくなってくるということですね。 救急はそのまま置けるんですね。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  救急については変わりございません。 ◆15番(福田讓君)  ますますこれ市長、医療センターの管理者として市長にかかってくる、背にかかってくる政治的な行動というのはますます多くなってきます。本当に市民の皆さん、そして近隣市町村の8万人の皆さんの命を守っていくために、地域医療支援病院をこれを維持していかねばならない。そして市長は、ここの開設者、管理者として、やっぱり市政を担当しながらもやっていかなきゃなりません。 本当にお医者さんが少なくなるということは、本当に我々田舎のこういう半島の小さな2万7,000人のまちとしては、私のところだけ医療センターだけ県立医大が派遣されているわけじゃありませんので、やっぱり市長の手腕にかかってくると思いますが、いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  御指摘いただいて御提言いただいていますとおり、この医療現場においても働き方改革が導入されれば、ますますこの医師確保厳しい状況になるわけでありますが、福田議員いつもおっしゃっていただいているように、基本的には国、県とのまずはこの信頼関係の構築、本当にまず大事だというふうに改めて思っております。 といいますのは、医療センター、和医大をはじめ大学からの医師の派遣をいただいて運営できている病院ですので、そういったところ、国、県、また大学病院ともしっかりと信頼関係をつくって助けていただかなければなりませんし、また人口減に伴ってこの近隣の市町村とも、この医療問題をはじめ様々な面で連携を取って今後解決していく時期にもあるというふうに思っておりまして、いろんなところとの信頼関係を構築するとともに、周りの連携を持って難題を乗り越えていきたい。しっかりやっていきたいというふうに思ってございます。 ◆15番(福田讓君)  ぜひとも頑張っていただきたいと思います。 市長、これもう過ぎたことなんですが、今、医療センターに眼科の田中才一先生が赴任されて、これ市長もよく頑張っていただいて、院長と2人で2年かけて和医大へ陳情に行って、やっと3年前にくろしお寄附講座というんですか、特別講座によって招聘してきました。その後、今すごい人気で、やっぱり優しくて親切で本当に私らも質問します。きちっと答えていただきます。やはりこれが公立の先生だなあというて思います。 あれよく市長よく頑張ってくれました。新宮市民病院が市立医療センターとなって蜂伏へ移転されてからもう20年。医療センターの広報を見せていただきましたが、その間なかなか眼科医の常駐の先生がなく、目をけがした夜間には皆新宮市の個人の先生は診ていただけませんので、よっぽどでなければ田辺市の紀南病院へ走りました。私の知人も走りましたし耳鼻科もそうでした。もう夜、鼻血が出た患者さんを連れて医療センターで処置をしていただいて、ここではできんからということで田辺市の紀南病院へ走りました。 あと市長、耳鼻科ですか。医師がだんだん少なくなっていく中で、やっぱり夜間でもおっていただいたら、耳鼻科の先生は月、火、水、木と来ていただいています。月、水は午後から診療、夜の7時まで。それで火、木は9時から7時まで診ていただいていますけれども、皆一旦帰られていますんで、眼科の田中才一先生が来ていただいて本当に患者さん増えました。びっくりしています。やっぱり優しいって。よくあれ中井院長と頑張っていただいてよく招聘してくれました。本当にありがとうございました。 市民の方々いろんな方からお礼の言葉を伺っています。近隣の紀宝町の方は友達多いんですが、よく言っています。今後とも市長の手腕にかかってきますので、医師の確保に向けて頑張っていただきたいと思います。 以上で、第1項を終わります。 続いて、常設エコ広場。 ○副議長(東原伸也君)  続けていきますか。 ◆15番(福田讓君)  いきます。1時間したら、休憩します。 常設エコ広場についてお聞きします。 実は、これは市長の選挙公約ということで、過日、紀南新聞さんにも社説でも載っておりました。いろんな紀南新聞の編集長からの御提言とか私も拝聴させていただきました。同僚議員もこれについて御質問はされておりますが。 私はこのエコ広場が10月から開設ということで、その中での紀南新聞さんが各市民の声を聞かれていろんな声がありました。「常設の時間が9時から4時までですか」「日曜日はないんですか」「仕事の帰りには持っていってもいいんですか」、そういうことも書かれておりました。 確かに市民の声、ニーズはたくさんございます。本当にたくさんございます。しかしこれ、紀南新聞さんの社説では、事業は市でやられた、やられるのは当然ですが、やっぱり民間的にやったらいかがですかという最後の締めくくりでしたが、私ね、市長、物事全て始まる前に必ずいろんな声が出てきます。そうしたら三輪崎の方に言われました。新宮だけで近いところ、私ら三輪崎はどないなるんだとかそういう話も出てきました。しかし、これは市長が選挙公約でもやるということですから、初めのうちの紀南新聞さんの社説の中では、取りあえず職員の皆さんがならし運転、試運転というんですか、どのような市民の声が出るかということでやっていただく。私も当然だと思うんです。物事をやる時初めから決めてやったときに、それがもしいろんなことで挫折してしまったらもう大変なことになります。 特にごみ問題というのは環境問題に関わることでして、エコ広場が現在、市民の皆さんのエコの協力員のおかげでこのように運営されているんですが、運営員さんも高齢者になってきまして、それを探すのも大変だということもお聞きしていますし、果たしてこれがうまくいっていただくことに対して私は本当にもうありがたいことなんですが、将来的に費用もかかります。 そして、なぜエコ広場が新宮市がこのように全国に先駆けてやられたということは、まずごみを選別して、リサイクルできるものは金に変換できると。アルミ缶等、プラスチック缶、そしてペットボトル再生します。恐らく年間においてクリーンセンターでその収益というんですか、販売のたしか一千四、五百万円あったと思うんですが、それをエコ広場で働いていただいている協力員の皆さんの日当というんでしょうか、払っていただいている。 しかし、将来的にエコ広場というのは、なぜエコ広場をつくったかというのは、新宮市が全国に先駆けてやったこういうシステム。やはりごみを出さない。まずあまり出さないようにする。そして、リサイクルできるのはリサイクルして、お金に換えられることを目的としております。そのことを考えれば、まずごみを少なくすることが基本ではないでしょうか。 課長、いかがでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁をさせていただきます。 エコ広場導入に当たりましては、やはり議員さんおっしゃるように、燃やせるごみの減量化、それから資源ごみの3R、リユース・リデュース・リサイクル、それからあわせて大気汚染の防止であったりダイオキシン類の排出削減、そういったところと、あと集積場に積まれていた過去のような可燃ごみ戸別収集として環境美化を図ってきたそういったところをやはり続けて、しっかり今後の今の課題をもってエコ広場の在り方も今後検討してまいりたいとそのように思っています。 ◆15番(福田讓君)  議長、すみません、休憩お願いします。 ○副議長(東原伸也君)  質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後2時29分--------------------------------------- △再開 午後2時43分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君) (質問席) 残り30分ちょっとです。よろしくお願いいたします。 御答弁いただきましてありがとうございます。 だから私の思いというのは、ごみを出さないようにする、それで分別をする。エコ広場の基本はそうですわね。それで資源ごみは回収してお金にできると。年間でうちで幾らぐらいありますか、分かる範囲で結構です。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  ちょっと正確な数字は持っていませんけれども、資源物を資源化したときに1,300万円ほどの収入を見込んでおります。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございます。その1,300万円が今、エコの御協力をいただいている運営員の方ですか。6時45分から8時まで1時間15分、本当に御苦労さまです。頑張っていただいています。 それが以前は1時間15分で1,245円やったのが1,270円になっているんですね。現在それでよろしいですね。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  先ほど大坂議員の一般質問でもありましたけれども、1回当たり1,275円です。 ◆15番(福田讓君)  1,275円ですね。かっぱとかああいうものを御購入していただいて、エコの皆さんに使っていただいて喜んでいます。今後ともエコ広場の皆さんにも健康に気をつけて頑張っていただきたいと思います。 ただ、私、市長のお考えをお聞きしたいんですが。エコを常設エコとされるということは、将来的に予算も伴うことですから、市長のお考えというのは、もうこれがうまくいった場合、今、エコの皆さんにお世話になっている、そういった方、必要な人数は要ると思いますが、常設エコ広場として各地区、熊野川町のどこどことか、三輪崎、佐野、蜂伏とそういう計画を市長としてはお持ちなのか、ただもう一つ、エコもしながらずっとこうして並行にしていかれるのか、そのあたりちょっと私も初めて聞くんですけれども、いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  基本的に既存のエコステーションは、そのまま継続でやっていきたいというふうに今は思ってございます。 この常設エコ広場は、比較的多くの方々から、なかなか既存のエコステーションに出しづらいという声がありまして、今年度からまず1か所スタートさせていただくことになりましたが、人口的に三輪崎、佐野、木ノ川、蜂伏地区もそこそこの人口がありますので、第2弾としてその地域にも必要かなというふうには思っているところでありますが、まずこの10月3日スタートの状況を注視していきたいというふうに思ってございます。 ◆15番(福田讓君)  今の御答弁では、市長としては、今現時点は常設エコ広場は、新宮の市役所の駐車場へ建設されていますね。それを一般の方にお世話になっているエコ広場の役員の皆さんと共にそれもしながら、私は究極のことを申し上げるんですが、最終的に費用のことも考えて、私はもう今のエコ広場ですか、あれを仮の話です、なくして、ふれ愛収集もあるし、それでもうその常設で市内何か所へ置かれるという考えじゃないんですね。 ◎市長(田岡実千年君)  今のところ、そういったことはまだ計画にはございません。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。私のここは一般質問で市長にお聞きしたかったので、私は、こうしてやっていかれるのか、今市長が御答弁していただいたように、私の考えとちょっと違うんですが、それはもう市長の考えなんで、今市長が答弁されたとおり市長は進めるということで。 現時点のエコ広場と、そして常設。これは市長、もう一件お聞きしたいんですけれども、もしこれがうまくいけば、ほかの地区ですか、これも考えられているんでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  まずは既存のエコステーションとともに並行して、常設エコ広場も運営していきますし、先ほど申し上げましたように、人口的なことを考えると、三輪崎、佐野、木ノ川、蜂伏地区にも1か所必要かなというふうには思ってございます。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。市長のお考え確かに承りましたので、ぜひとも、市長、これ成功してほしいんですよ。それで市民の皆さんに喜んでもらえるように、やっぱり職員の皆さんもしっかりと市長を支えていただいて。 市民の声というのはたくさんあります。1人の声もあれば何百人の声もある。だから市長はトップですから、全体のことを考えていただける人ですから、僕らみたいに議員じゃなしに。13人の議員が個々に後援会もあって、いろんな方と付き合っていますから、いろんな声が上がってきて、ここで市長にそういった方のお声を反映するために。でも最終的に予算をつけるのは市長ですから。市政のトップですからね。だから、やっぱりどこへ予算をつける、それは市長の考えです。 でも我々議員というのは、ここにおられる13人は、各地区で各地区の声を聞いていますから、一番市議会議員が市長よりもみんな13人が散らばって、皆市民とお付き合いしていますので。その中から市長がまとめられて、そして全体を考えてやっていただけるのは市長だと思っていますので。どうかもうこれうまくいくように私も願っております。よろしく、担当課長もしっかりとやっていただきたい。それが成功していただいたら一番いいと思っていますので、よろしくお願いします。 次の項に入ります。生活環境の保全と安全ということでございます。 実は、私が熊野川町の町議会議員をさせていただいて、7期やらせていただきました、28年。その間に、熊野川町は生活環境ということで条例を設置いたしまして、単刀直入に言いますと、熊野川町とか高田はもう山林に囲まれたまちでございます。新宮も一部山林に囲まれた、高田を抜けましても新宮でもございます。 そして、その山林に、終戦後、杉やヒノキを植えよという国の国策というんですか、たくさん植えてきました。そして、新宮市みたいに都市計画法によって住宅を建てられないところと建てられるところがありますが、御承知のとおり、町村は都市計画法に基づかずに畑に家を建てたり、田畑というよりも自分の土地へ家を建てたりしておりました。 それをずっと続けてまいりまして、家の周りに他人の方が木を植えました。そして、何十年、30、40年、50年たちますと、もう亡くなられる方もいらっしゃいますし、その木だけがだんだん大きくなって、30年、40年、50年となります。 杉の木というのは、御承知のとおり根が張っておりませんし、ヒノキも張っておりませんので倒れてきたり、木は大きくなるが枝打ちというのをしないので、それが近隣の町民の方に迷惑かかってきたと。自分の力ではできない。そして、それを切る能力もない。所有者もどこへ行ったか分からないという形になってきました。 そして、我々、当時の議会と町長が同じ考えだったもので、生活環境条例というんですか、そういった方が少しでもやっぱり安心して生活できるように、簡単に言えば新宮市の今やっていただいている空き家対策事業ですか、最高50万円、あれともよく似ているんですね。建てている人が撤去してくれない、そういったとき、空き家となったときは、市が最高50万円の費用を出して、50万円ではなかなか撤去できないんですけれども、そういうことをやっていただけることができました。 私も、以前から、これが平成20年まであったんですよね。平成17年10月に合併しました。そして、この事業が平成19年ですか、3年後にもうなくなったんですね。熊野川町と新宮市の申合わせで。 ところが、新宮市内を回ってみますと、やっぱりこういうとこが出てきているんです。私は高田と熊野川町ぐらいだと思っても、やっぱり新宮市にも山側の方もそういう方はいらっしゃるんですね。 そして、その木が倒れてきたら、本当にもう家屋2、3軒、もうぺっちゃんこです。そして、その持っている木の人がどこに行っているか分からない。そしたらこれ結局損害賠償も取れないような事態もあるんです。 だから私としては、もうこれをすぐにということじゃないんですが、そういったことも考慮されて、やっぱり少しでもその木を切って、できるもんやったら安全にするために、これ補助を出していたんです。当時は最高30万円です。でも市長、15年、20年になった木ね、私らでよう切りません。 過日、盆のときに公民館の掃除で木を大分切らせていただいたんですけれども、直径15センチになったらもう恐ろしいですね、切るには。やっぱり専門家に来ていただかなければ。それだとそういう専門家を頼んで、当時の町がそれを調査して、やはり環境条例というのがあってつくっていましたので、やっぱそれに適用しているものはやりました。 これについて、課長、今まで、竹田課長は当時熊野川町におられた係やね。だから、そのあたり過去において、新市になってからどのぐらいの使用がありましたでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  この制度につきましては、平成15年4月に旧熊野川町当時の制度で、自治会、区が集落景観の保全ということで取り組む支援策として、支障木の伐採等に対しまして、事業費の4分の3、30万円の補助限度額を設定しておりまして、実施主体は区という形で実施しておりました。 合併後も経過措置として、熊野川地域を限定として議員さんおっしゃってくれていますように、平成20年の3月末まで新市に引き継がれましたが、ちょっと新市全域での取組というのがかなり難しく、事業として限定的なものとして平成20年3月までの時限的制度として合意したというふうに伺っております。 実績としましては、平成15年度熊野川町の時代ですけれども、これちょっと件数は不明なんですけれども、補助金額にしまして570万円。平成16年度が680万円、合併、新市と熊野川町、平成17年度につきましては約200万円、これについては8事業を実施しております。平成18年度は140万円、これは7事業を実施しております。平成19年度、最終年度につきましては280万円、10事業。合併後においても地域への呼びかけ等により一定の実績はございました。 ◆15番(福田讓君)  これ、課長あれでしょうか、新市になってからは、これはあくまでも当時合併の申合せで旧熊野川町だけがやったということですね。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  議員おっしゃるとおりでございます。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。としますと、平成20年からは、一応この条例ももう廃止という形でなってしまったと。 ただ、私、市長にこれ提言させていただきたいのは、新宮市も出てきているんです、実際。やはり大きな木は切れませんし、だから今後検討課題として、やっぱりその木が倒れてきたら本当に2、3軒の家はもう崩落ってぺしゃんこになりますね。だから、それを持っている方というのは本当にどこにおられるのか分からないような状態で。 将来的に市民のやっぱり補助金という形で、山の専門の浦木林業さんとかに勤めている方でしたら、すごいです、早いです、切っていただくの。でも我々素人で切ったら自分の命が危ないです。過日8月に私も4本切りましたけれども、それも8人かかって。跳ね返ってきます。だからやっぱり危険が伴いますので、それはやめました、途中で。 だから私といたしましては、こういう条例が過去にありましたので、新市になって平成20年で廃止になったということなんですが、私は新宮市のまちの中でそういう声も聞きまして、やっぱり熊野川町のときはよかったなと思ったんです。 小さな町ですから、特に山林部の土地ですから。新宮市というたらもう都市と同じですから、まさか新宮市もこういうところがあると思わなかったんですが、一遍、市長、担当課とも協議していただいて。 予算の要ることですから、もちろん空き家の対策の予算も要りますが、何年かかけてやっぱりやっていただきましたので、一応検討していただくように私から提言させていただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  議員おっしゃるように、最近私ももう1か月ほど前に直接困ったという話をお聞きしました、実は。隣の太い樹木がかぶさってきて危険なんだということで、なかなかこの所有者に処理していただけないというような事例があったんですが、何とか所有者に理解いただいて、今、市の制度は、旧熊野川町のような補助はありませんので、何とかこの所有者に処理していただいたわけでございます。 ちょっと一度研究させていただきたいと思います。 ◆15番(福田讓君)  よろしくお願いします。この項はこれで終わります。 続いて公共交通につきまして。 現在熊野川行政局地域では、毎週金曜日1回、8時に神丸という地区のバス停から医療センターへジャンボタクシーが1台走っていただいております。これは、金曜日に病院へ行く希望の方は木曜日までに行政局へ届けて、そして人数が多いときは2台と。しかし、ほとんど1台だということをお聞きしています。そして、帰りは1便が12時半に医療センターを出発いたします。そして、2便が3時半という形で、ずっと行政局が担当してやってきましたが、そのあたり行政局としてお聞きしたいんですが、昨年度どのぐらいの人数の方の御利用がございますでしょうか。 ◎熊野川行政局長(下路拓君)  熊野川行政局、下路よりお答えさせていただきます。 医療センタータクシー運行事業は、週に1回の行き1便、帰り2便で運行しております。令和3年度は、行き27便、利用人数45名、帰り27便、利用人数39名、令和4年度8月までの行きは8便、利用人数11人、帰り7便、利用人数9人であります。 ◆15番(福田讓君)  行政局長、行政局へ行かれて半年なんですけれども、やっぱり少ないですね、案外。これ年間でしょう。ということは、国保直営の熊野川診療所がいい先生ばっかり来ていただいていますが、こちらでする方が多いんですか。やっぱりもっと増やしていただきたいということは、まず、2台とまでなかったですか、今まで過去には。 ◎熊野川行政局長(下路拓君)  利用者数を考えましても、過去にもそういう増やしてくださいという要望はないとお伺いしております。 ◆15番(福田讓君)  過日、熊野川町の方にお聞きしまして、これ集落の方で6人ほど来ていましたんですが、免許証を、市長、私らもあと10年たったら免許証をもう返さなあかんと思いますよ。だから新宮市へ出てくるのにも、もうそのときになったら私も市議会議員も恐らくしておりませんし、新宮市内と違って、新宮市内は今度公共交通が始まることですので安心していますけれども、熊野川町の場合は、熊野御坊南海バスでも1日4回ぐらいですね、走っているのは。それで免許証を返していく。熊野川町の高齢者比率も50%を超えていますので、もうほとんどの方が2人に1人が高齢者ということです。 そして、今、おかげさまで、市長をはじめ担当部長、課長が頑張っていただいて、国保直営熊野川診療所、熊野川町で今人口1,000人ちょっとなんですが、その中で毎年1名自治医大のほうから先生が来ていただいています。本当にありがたいです。いい先生ばっかりでね。25年お勤めいただきました浦先生、退職されて、その次に来られた中村先生、内科消化器の専門で腹腔技術の有名な方でした。その次は川端先生、今医療センターの内科におりますが、泌尿器科専門です。そして、今年来られた方は心臓外科医専門の先生です、田島先生。いい先生ばっかりで本当に喜んでいます。 今後、市長、私、これだけ人口が減ってくる。田岡市長が今4期目ですから、まだまだ頑張っていただいて、私は、この診療所をどうしても守っていかなければならんと思っているんです。高田も今まであったんですが、もうなくなりました。今高田で大体240人ぐらいですね、人口。私ところでもあと5年もたったら、もう600人になってくるのかな。昨年でも28名の方が亡くなりました。 だから、地元の熊野川町の山林に住む人にとって交通手段ですか、今、市長、本当にうれしいことは、職員の皆さんよく考えていただいて、デマンドタクシー100円で、どこまで行っても、熊野川町内100円です。新宮の方が大変羨ましがっています。それをしてくれと新宮も。でも新宮はタクシー会社もあるし、もうたくさん走る道があります。熊野川町は三つしかないんですよ。小口と篠尾、玉置口だけなんです。だからデマンドタクシーは本当に好評を得ています。 ありがたいと思っていますが、新宮にそのまま適用できるかは、皆さん方、幹部の人が考えられたと思うんですが、今度は200円バスですか、今度高田から医療センターへもバスが走っていただけることということも聞いていますし。 ただ、私が今住居を構えています熊野川町でしたら、免許証を返したとき、バスの便が1日4便ぐらいしかないですね。あとは奈良交通が夜走ってくれています、1日4便ですか。そんなことで、やはり公共交通の新宮へ来る手段ですから、中にはこういった話も行政局へ来ていると思います。お買物に行くための協力していただけないかと。私は行政局らへも住民からもお声があると思うんですが。 今、おかげさまで、下阪殖保さんが、熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会の会長が、公社の理事長となって行政局の開発センターでふれあいのお店を開いていただいています。ありがたいんですが。今後とも公共交通のこと、免許証を返さなきゃならない時代がもう目に見えています。そういったとき、今、田島先生という優秀な心臓外科医がいらっしゃるんですけれども、ただ今後ともそのバスの運行というのはなかなか難しいんですが、新宮までの直通というんですか、そういうこともやっぱり考えていただきたいなと思うんです。 それは1日に何本も行くわけじゃないんですが、今、医療センターへ走っていただいているバスは1台あります。そのあたり、これ企画政策部の新谷部長のところの担当だと思うんですが、公共交通の町内はいいんです、すごくこんないいアイデアをよく出してくれました。でも今度新宮まで、行政局から新宮市内まで22キロです。こういった方たちのこれ熊野御坊南海バスとの協議になるとは思うんですが、公共交通のこれからの課題というんですか、せっかくしていただいてありがたいです、第一交通の人らでも親切でね。本当に熊野川町の人は喜んでおります。 今度、新宮が10月から高田線から走ってきて新宮を回っていくと。巡回バスですね。これも担当の新谷部長と本当に今でも、もういろんな方から話が来ています。今まで走りやったルートが今度変わってしまうと。それで行きやった病院が行けなくなるとかね。もう何でも、新谷部長、物事を始めたら必ずいろんな声が出てくるんです。そのあたりよくお聞きいただいて、皆さんが便利に使えるような形でやっていただいておると思います。それも含めて熊野川町の公共交通についても、市長、これからもやっぱり考えていただきたいと思いますが、新谷部長どうですか。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  企画政策部、新谷がお答えします。 現状では、いろんな交通事業者を含めて地域のニーズを聞く中で、できる限りのことはやっていると我々は考えてございます。ただ、これからまだ社会情勢も変わる中で高齢化も進みます。そういった中で、また地域の声をお聞きさせていただきながら、その時代に沿った交通体系の在り方ということを我々としては考えていきたいと、そのように考えております。 ◆15番(福田讓君)  市長、一言よろしくお願いします。 ◎市長(田岡実千年君)  福田議員におかれては熊野川町在住ということで、大変熊野川町のまちづくりに日頃から御尽力いただいておりますことを心より感謝しております。 特に高齢化の中で、やはりこの公共交通の在り方が一番大事になってきます。そういう中でデマンドタクシーが予想以上に多くの方に利用いただいているのは、やってよかったなと改めて思っているところでありますが、またいろんな課題をしっかりと受け止めたいと思います。 ◆15番(福田讓君)  以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。--------------------------------------- △大石元則君 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、一般質問を続けます。 3番、大石議員。 ◆3番(大石元則君) (質問席) 一般質問を始める前に皆さんにお願いがあります。議長の許可を得て一般質問用の参考資料、担当課よりハザードマップをお借りしております。終わり次第返却いたしたいと思いますので、その点よろしくお願いしておきます。 これより私3番は、議長の許可を得て一般質問を始めさせていただきます。通告に従いやる予定でございましたが、必要に迫られ1項目めと2項目めを入れ替えてやらせていただくことになりました。議長、よろしいでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  どうぞ。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。 では、議長の許可を得て、この一年に行ってきた質問について、改めて現況と展望を問う、について始めさせていただきます。 おかげさまで、この9月定例会をもって議会活動も一回り、1年を経過することになります。2年半の空白のおかげで私にとって新たなスタートになりました。スタートとなった昨年の12月定例会で質問させていただいたのが、陸上競技の100メートル走と走り幅跳びで使用される全天候型の走路設置についてであります。 前任の教育長に引き続き、速水教育長にもその必要性と私の陸上競技にかける熱き思いを理解していただきました。その後の進捗はいかがでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  生涯学習課、野本より答弁させていただきます。 本件につきましては、施設の規模や整備場所などについて調査研究を進めているところです。今後は、陸上関係者や陸上競技団体の方へのヒアリングなどを実施していきたいと考えております。 ◆3番(大石元則君)  そのヒアリングなんですけれども、内容としてはどういったことを考えておられるのでしょうか。 ◎生涯学習課長(野本渉君)  施設の規模、走路の材質や附帯設備、完成後の利用頻度などについてお聞きしてまいりたいと考えております。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。 お願いしている施設は、陸上競技にとって必要不可欠の施設になります。実情をしっかりと認識していただき、競技のレベルアップに御助力いただければと考えます。引き続きよろしくお願いします。 次に、木ノ川区入り口の三差路の改善についてであります。 3月定例会の後、早速測量に取りかかっているのを見かけました。ほかにも区民の皆さんの中にも見かけた人がいます。その後動きが見られません。現場では、三差路のすぐ近くに新たにテイクアウトのお店の工事が終わろうとしております。さらなる混雑が予想されます。担当課のその後の進捗状況と、これから先の展望の説明を求めます。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  都市建設課、工藤から答弁します。 木ノ川入り口の交差点改良につきましては、現在和歌山県交通規制課と協議を重ね、渋滞が緩和され、視認性、通行性もよく、歩行者の安全も考慮に入れた交差点になるよう設計を行っているところであります。設計が完了次第、早期に工事着手してまいりたいと考えております。 ◆3番(大石元則君)  時期的には、どの程度を予想されておりますか。 ◎都市建設課長(工藤英二君)  設計の工期が11月になりますので、11月まで設計を行い、その後工事発注という計画になっております。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。一日も早い改善をお願いしておきます。 さて、同じ3月定例会において、王子団地についても質問させていただきました。担当課から、建て替えするまでの間は、王子団地の入居者が安心安全に生活できる対策として、修繕等の取組を行っていると答弁をいただきました。 このとき、避難路として設置されていたベランダの鉄板がさびついて抜け落ちていたところを指摘させていただいたところ、早速丈夫な網目の鉄材で修繕されているのを確認させてもらいました。本当にありがとうございました。 あと、答弁の中で理解できていなかったことがあるので、質問いたします。 通常鉄筋コンクリート造りの建物について、経年劣化によってコンクリートの圧縮強度が弱くなるわけではなくて、コンクリートのアルカリ性がpH12から13で維持される限り、鉄筋がさびずに建物が守られているという説明でした。 その後の答弁が大切になると思いましたので、改めて質問します。 経年劣化によって表面からコンクリートのアルカリ性が失われる中性化によって、中の鉄筋がさび、腐食し、膨張して、内部から膨らんでコンクリートの強度が保てないような現象になるので、現地調査なども踏まえて注視していきたいと考えているとあります。 いま一度お聞きします。実際、王子団地において、経年劣化によってコンクリートの中の中性化はどの程度進んでいるのでしょうか。毎年風雨にさらされてきているコンクリートであります。60年経過している建物もあります。当局はどのように対応されているのでしょうか、当局の答弁を求めます。 ◎管理課主幹(前地望君)  そのことにつきまして、管理課、前地から答弁させていただきます。 平成17年度に王子団地につきましては構造調査を行い、その中で安全は確認できましたが、約20年が経過する中、議員御指摘いただいた後、コンクリート及び鉄筋の構造調査を行いました。その結果、やはりコンクリートにつきましては、ある程度中性化は進んでいるものの内部の鉄筋までは進んでおらず、鉄筋の大きな腐食などは認められませんでした。 今後の対応につきましては、状態を注視しながら維持管理することが必要と考えております。 ◆3番(大石元則君)  これは素人の推測で申し訳ないんですけれども、今後経年劣化によって、どうしてもコンクリートの中性化は進むものと考えております。今後の先のことをどのように推測されているのでしょうか。 ◎管理課主幹(前地望君)  今後につきましては、王子団地に限らず市内全体、市営住宅のバランスを見ながら、市営住宅の整備を進め、計画していきたいと考えております。 ◆3番(大石元則君)  今のお答えから察しますと、今後率先して、ある意味建て替えのことも考慮に入れながら調査を進めていくという理解でよろしいんでしょうか。 ◎管理課主幹(前地望君)  建て替え、長寿命化など、人口減少や世帯の状況など変化が見られる中、その都度状況に合わせた適切な市営住宅の整備を考えていきたいと考えております。
    ◆3番(大石元則君)  当然、この間の財政シミュレーションの説明会で、王子団地の建て替えの案件も上がっておりました。そういうことも視野に入れながら対応されているということでしょうか。 ◎管理課長(岩上賢志君)  管理課、岩上より答弁させていただきます。 今年度は、新宮市営住宅長寿命化計画の見直しがなされているような状況でございます。その中で、市営住宅に入居されている方々が安心安全に生活できる取組に努めていきたいという考えで進めてございます。 ◆3番(大石元則君)  具体的で申し訳ないんですけれども、地震が揺ったときには、今のお話では安全が担保されていると考えてよろしいんでしょうか。 ◎管理課主幹(前地望君)  はい、そのとおりでございます。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。どうか住民の皆さんにとって納得のいく内容になるよう、今後の担当課の取組に期待しております。ありがとうございます。 次に移ります。 時は前後しますが、高田区の振興策についてお尋ねした経緯がございます。 その中で、高田区の振興はマンパワーが大切であるとお互いに共有しました。昨年の12月議会で地域おこし協力隊の増員を知りました。高田区における地域おこし協力隊と集落支援員の活動の現況と展望についてお尋ねします。 ◎高田支所長(平見仁郎君)  高田支所、平見より答弁させていただきます。 募集していました地域おこし協力隊員は、昨年の12月議会におきましてお答えして以降、高田区役員会と最終面接が昨年の12月17日に行われ、採用が決定いたしました。 しかしながら、予定されております協力隊員の仕事の都合から、来年度4月からの着任となってございます。年齢は35歳前後ですので、事務局長の補佐と各委員会の活動補佐を行っていただきたいと思っております。 また、予定されております協力隊員自身が、盆栽事業で起業したいとも面接で言っておりましたので、自身の起業に頑張ってほしいと思っております。 また、現在活動している1名の協力隊員は、昨年の4月より事務局補佐と各委員会の活動補佐を行いながら、有害鳥獣関連で高田区に貢献してくれております。今後1名が増員され2名となり、地域活性化に向けた活動がより一層促進できるのではないかと考えております。 一方、集落支援員は、事務局長、各委員会委員の6名が高田区の活性化に向けて活動してございます。今回、地域公共交通の見直しに伴いまして、新たに4名の集落支援員が着任する予定でございます。 主な事業内容は、高田区内で遠方に住まわれている区民の皆様を、バスの発着時間に合わせて交流センターまで送迎するもので、これも来月1日からの活動となります。 以上です。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。 いよいよ体制が起動しだすと理解いたしました。地域おこし協力隊と集落支援員の活動が区民の皆さんに理解され、協力の輪が広がっていくことを期待しております。 また、高田の振興にとって有益な施策についても触れました。新設されたテニス場や雲取温泉施設の活用を図ることでした。 そして、三佐木・蜂伏地区との連携を取るために、トンネルを抜いて風穴を開け、身近な憩いの地、住みよい高田区を実現させていきたいと考えました。このトンネルは、国家的予算を伴う課題ではありますが、夢に終わらせるわけにはいかないと思います。改めて申し添えさせていただいております。 そして、交流人口や移住者を呼び込むためにも、今回、全国に発信できる素材がこれからは大切ではないかと思いましたので、この点について触れさせていただきます。 そこで、高田区には近畿大学水産研究所新宮実験場があります。この施設について当局はどの程度把握されているのか聞きます。長いお付き合いがあると思います。新宮市民のためにウナギを販売されたこともあります。また、11年前の大水害も乗り越え研究を継続されています。最近では、地元紙によると、大豆イソフラボンを活用した雌だけを産ませる技術を確立したとあります。行く行くはキャビアやイクラの生産に多大な貢献をするであろうと予想されます。当局の見解を求めます。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(生駒貴男君)  農林水産課、生駒より回答させていただきます。 近畿大学水産研究所新宮実験場は、淡水魚類の養殖研究を目的とする実験場として、アユ、アマゴ、チョウザメの養殖研究に取り組んでいます。 熊野川漁業協同組合が漁業振興を目的に、毎年アユ、アマゴ等の放流事業を実施していますが、その際に、アユ、アマゴの稚魚を新宮実験場から購入し、高田川などに放流しています。 また、議員おっしゃるとおり、同実験場では日本で初、チョウザメに大豆イソフラボンを含んだ飼料を与えるだけで全雌化できる技術を開発しました。さらに世界で初、雄との交配後全て雌の卵を産卵するチョウメスという個体の開発にも成功したと聞き、今後、キャビアやイクラといった高級食材の効率的な生産に大きな期待を抱いているところでございます。 ◆3番(大石元則君)  そこで、研究所なのでシークレットな部分もあると思います。しかし、高田で研究を続けておられるので、それなりのつながりがあると思うので、今後の農林水産課としてのお付き合いはどのように考えておられますか。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(生駒貴男君)  昨日、初めて准教授にお会いしていろいろお話をお聞かせいただきました。今後も地域の振興につなげていけるように連携を図りたいと考えています。 ◆3番(大石元則君)  よろしくお願いします。 ところで、高田川の水は高田区民に限らず新宮市民にとっても大切な水です。今回、それを使って、近大の新宮実験場では世界レベルの研究がなされ、副産物はふるさと納税の産品にもなっていると知りました。 市長、私は、高田川の清流を守り活用していくことが、これからの高田区の地域おこしの一助になると考えております。市長の見解をお願いします。 ◎市長(田岡実千年君)  高田地域は大変風光明媚で、高田川という清流も流れておりまして、本当にすばらしい新宮市の自慢の中山間地域だというふうに思っておりまして、そういった価値も見いだして、近畿大学にもこの実験場を設置していただいているわけでございます。 また、そこで今言われていましたこのチョウザメの卵、キャビアが大変人気を博しているわけでありますが、今後ともこのすばらしい清流を守っていくために、管理者である県とも連携を図りながら、高田の地域振興につなげてまいりたい、そう思ってございます。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。県との連携を図られて初めて、今後新宮市にとっても、この研究施設が生きているということを知りました。後々よろしくお願いしたいと思います。 さて、次に、ご当地ナンバーについても質問いたしました。 この案件については、市民からの請願によって総務建設委員会でも継続審査中です。前回の定例会で取り上げさせてもらって、市長からも市議会での審議を注視するとお答えをいただいております。 これまでに、私は、幸いにも西牟婁郡の三つの町と田辺市の担当課に、ご当地ナンバーについてどう対応しているのか聞いて回る機会に恵まれました。県からの打診により、各市町村は市町村なりの対応状況をしていると知ることができました。 まず、田辺市は、市民からの要望が上がっていないので、これからだというところでした。 お隣の白浜町は、空港やビーチ、さらにパンダもあり、世界遺産熊野に頼らなくてもよい状況にあるにもかかわらず、共通認識を大切にするというお考えをお持ちのようでした。協議会が設置されれば、参加することも可能であるとのことでした。 また、すさみ町は、積極的なお考えをお持ちでした。 新宮、東牟婁地方においては、南紀熊野ジオパークを推進している串本町、地域おこしを積極的に推進している古座川町、いかだやジャバラの村、北山村についても、積極的な観光行政に取り組んでいる町村であるので、前向きであろうと思います。 太地町にあっては、既に県に参加の意向を表明されていると聞きました。 那智勝浦町は、新宮市の動向を見守りながら静観されていると思います。 以上、私の現況を述べました。申込みの期日も迫っている中で、担当課は、国が提案しているご当地ナンバーについて、現在どのように捉えているのか、今後の取組も含めてお聞かせください。 ◎企画調整課長(峪中直樹君)  企画調整課、峪中から回答させていただきます。 これまでも、和歌山県ですとか那智勝浦町をはじめとします周辺自治体に対しまして、継続して導入に向けました取組状況の把握等に努めておりますが、現時点におきましても、太地町を除きまして積極的に検討を進めている自治体というのは多くないというふうに認識をしてございます。 意向表明の申請期日が近づいてきてはおりますが、引き続き県も主導して取りまとめ等も行っていただいておりますので、周辺自治体の状況を注視していきたいというふうに考えております。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。 私は今回、ご当地ナンバーについて考える機会を得たことで、観光についても認識を新たにさせていただいたところです。どうすれば観光客を呼び込めるのか。この命題に南紀の市町村も果敢にチャレンジされてきております。 市長、太地町においては、限られた人口、面積、町勢を逆手にとって、町長自らトップセールスを行っています。積極的に国の施策を活用しながら、くじらの町太地町を全国に発信されております。今回のご当地ナンバー制度の導入も、単独では到底不可能な状況にもかかわらず、参加の意向をいち早く示されました。何事もスピード感を持って取り組まれている姿勢がうかがえます。 最近知り得たんですけれども、和歌山県は、いろいろある都道府県ランキングの中で、旅行宿泊魅力度ランキング総合満足度全国1位であります。来てみたら和歌山はとてもよいところだったということだと思います。また、白浜空港の取組も注目されております。我々も、いいところだから我々のところへもぜひ来ていただきたいと、声を上げるときだと思います。 そのために、ぜひご当地ナンバー協議会を新宮市から田辺市までの市町村でまず設立して、南紀州へ足を延ばしてもらえるようにアピールしてみようではありませんか。ドライバーの皆さんにも協力していただいて、地名と図柄を公募することを考えてみてはいかがでしょうか。 魅力ある地名と図柄によってご当地ナンバー制度は生かされると考えます。そのためには、どうしても協議会を立ち上げるべきだと考えますが、まず、企画政策部長の経歴をお持ちである向井副市長に見解を求めます。 ◎副市長(向井雅男君)  先月の末に、東牟婁郡、串本町から新宮市までの副市町村長会がございまして、議題ではなかったんですが、その他の項目でこのご当地ナンバーの導入の件が出ました。太地町はいち早く参加に表明をされたんですが、ほかの町村が、地元のやっぱり盛り上がりがこのことについてはすごく大事だと。それに行政が伴ってこの取組をしていくと。 ただ、皆さん一緒のこういう見解の中には、どうしても新宮市、東牟婁郡だけでは、このご当地ナンバーを成熟させられない物理的な問題があると。田辺市の意向が今議員おっしゃった意向だということでございますので、地元のそういった盛り上がりも含めて、もう少し静観したいということでございますので、今少し注視をしているという状況だということで、御理解いただきたいというふうに思います。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。 ただし、頭の片隅に置いていただきたいんですけれども、和歌山県の場合どうも奥ゆかしいところがあって、自ら積極的に観光行政に市民皆さんが取り組むというのは、なかなか難しい状況にあるというのは、県民性なのかよく知られているところであります。何かを起爆剤にして、それをきっかけにみんなでもって考えようじゃないかという方向性も大事だと少しは気づきましたんで、よろしくお願いしたいと思います。 では、地域の活性化には、関係人口を増やすことだと知りました。関係人口とは、みんなが関わることです。そのためには、どうしてもリーダーが必要になってまいります。観光行政においても田岡市長にその役割を期待したいと考えておりますが、市長の見解をお聞かせいただけたらと思います。 ◎市長(田岡実千年君)  大石議員には、このことについて西牟婁郡の市町への調査活動、本当にありがとうございました、お疲れさまでした。このご当地ナンバー導入については、現在、新宮市議会総務建設委員会で継続審査となってございますので、その審議内容も踏まえて今後判断していきたいと思ってございます。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。私も、今後の動向を引き続き見守っていかせていただきたいと思います。 ○議長(榎本鉄也君)  大石議員、ちょうど1時間程度になりましたから、休憩でよろしいですか。 会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後3時42分--------------------------------------- △再開 午後3時53分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 3番、大石議員。 ◆3番(大石元則君) (質問席) 引き続き一般質問をさせていただきます。あと1件、気がかりな案件がありますので、よろしくお願いします。 この案件については、食肉処理場の設備についてであります。この案件は、前回の6月定例会で質問させていただきました。その後の進捗状況と展開をお聞かせください。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁をさせていただきます。 来年度計画しておりました、老朽化に備えた浄化槽の固形物の分離器、これの入替えについてですが、改めて県と協議を進める中で補助金支援についても前向きな回答をいただきました。今年度前倒しで実施できるよう財政協議を進めているところでございます。 先日9月9日には、和歌山県に食肉処理場の現地確認をいただきました。県内唯一の処理場であり、地域の畜産業の維持振興に不可欠な施設です。引き続き計画的な施設整備、メンテナンスを行いながら維持管理し、さらに国・県への支援を求めてまいりたいと思います。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。緊急を要する案件であったと思いますので、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 これで最初の項を終わらせていただきます。 それでは、もう一つの項、自然災害対策についてを質問いたします。 今年も9月4日がやってきて、久しぶりに私も献花式に参加することができました。皆さんと一緒に亡くなられた方々の冥福を祈りました。 ところで、市長、今日は9月14日であります。誕生花とその花言葉をお尋ねいたします。 ◎市長(田岡実千年君)  今回も聞かれると思って調べてきました。私が調べたサイトによりますと、本日9月14日の誕生花はアゲラタムということでございます。花言葉は信頼とのことであります。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。まず、今日お誕生日を迎えられた皆さんに心からの祝福を送りたいと思います。おめでとうございます。 そのアゲラタムの花ですけれども、花の時期が5月から11月と聞いております。珍しく長期間にわたってお花を観賞できる品種だと聞いています。1日1日咲いてくれるアゲラタム。そういったところから信頼を得られるようになったのではないでしょうか。花言葉、信頼。私も、これからも市民の皆さんの信頼に応えられるように努めてまいりたいと思います。 それでは、早速お手元の新宮市ハザードマップを用意していただきたいと思います。 まず、8ページを開いていただきます。担当課から訂正の説明をお願いします。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田から答弁させていただきます。 ハザードマップの8ページ、9ページを御覧ください。 ここには市から発令します風水害時の避難情報の種類について掲載しております。昨年、令和3年5月20日から、この避難情報が変更となっておりますので、訂正させていただきます。 左から、警戒レベル3、これが高齢者等避難に変更しています。次に、警戒レベル4、これが避難指示に、警戒レベル5は、災害発生情報から緊急安全確保に変更となっております。これまで警戒レベル4が2種類ありましたが、避難指示の1種類となったことが特徴的です。 変更につきましては以上です。 ◆3番(大石元則君)  説明ありがとうございます。 このハザードマップの配布に当たっては、このような形で担当課からフォローしていただいております。 今回、自然災害の中で、洪水、土砂災害、津波の対策として、お手元のハザードマップを取り上げました。災害から身を守るには、事前にどのような災害リスクがあるかを知っておく必要があるからです。そのために、ハザードマップを理解しておくことが重要になります。最近では、テレビやラジオでハザードマップを取り上げられる機会が多くなりました。 お手元にあるハザードマップは、新宮市において令和2年12月に作成されたものと聞いております。また、複数の災害が記載されています。このハザードマップの作成に当たっての経緯と活用について説明を求めます。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  新宮市のハザードマップにつきましては、以前は、ほかの市町村でもよく見られるような、津波なら津波、洪水なら洪水と、災害ごとに作成した1枚のマップでしたが、令和2年12月に作成しましたハザードマップは、市民の方が確認しやすいように、この1冊を見れば全ての想定を確認することができるものにしております。 経緯につきましては、洪水については国から平成29年に、県からは平成31年に、また、土砂災害については県から令和2年にそれぞれ想定が公表されました。想定がそろったことに合わせて作成をしております。 作成に当たっては、東京大学大学院、片田特任教授に監修をいただき、災害時に起こり得る複数のリスク、大雨のときには洪水と土砂、地震の際には津波と土砂などを考慮した1冊のマップとするとともに、観光客や外国人も使用できるように、英語、中国語、韓国語に対応したパソコンやスマートフォンで簡単に閲覧できるウェブ版のハザードマップも同時に作成し、公開しております。 冊子版の配布につきましては、令和3年1月の広報配布時に全戸配布させていただき、配布後は周知のため、出前講座や家具転倒防止器具取付けの際にマップの使い方などを解説をしているほか、広報などでも機会を捉え、使い方等について掲載しているところでございます。 ◆3番(大石元則君)  それでは、この広報ですけれども、いろんな形でされていると思いますが、直近では、このマップを解説される予定はどうなっているでしょうか。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  直近でのマップの解説の予定等につきましては、10月12日から14日の3日間、三輪崎支所にて出張窓口を開設し、来所者に対しハザードマップの説明等を予定しております。 また、今年度実施しているものとしましては、6月から9月の間で6回の出前講座で解説を行っております。 ◆3番(大石元則君)  分かりました。新宮市の場合、このハザードマップは全戸配布して終わりではなくて、よりよく理解していただく取組がなされております。 ここで早速恐縮でございますが、実践していただきたいと思います。 このマップには、洪水・土砂災害逃げどきマップ判定フローがついております。この使い方を少しでも分かりやすく説明していただければ助かります。あわせて逃げどきタイミングの扱いについてもお願いします。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  洪水・土砂災害逃げどきマップの御説明をしたいと思います。 ハザードマップの14ページ、15ページを御覧ください。 今回はちょっと時間がないので新宮駅を例に御説明いたします。 新宮駅は15ページの中央にございます。こちらを見ますと、新宮駅には薄黄色がかかっております。浸水の深さは、14ページ左の浸水の深さで確認していただきます。これによりますと、新宮駅は最大で1.5メートルから3メートル未満の浸水が想定されていることが分かります。次に、新宮駅にいた場合の避難所で一番近いところは、すぐ左に緑色の色づけがされている新宮市福祉センターになります。 以上の情報を基に、洪水・土砂災害逃げどきマップ判定フローの御説明をいたします。 この14ページ、15ページを開いたまま、最後のページ、見開きになっていますので、このように開いてください。 先ほどの説明では、①逃げどきマップで自宅を探しましょうという部分を確認していただきました。色がついていないところに御自宅がある場合は滞在可となりますが、新宮駅は黄色の色づけがされているため②に進みます。この②ですから、スタートから順にやっていきます。 Q1からQ4、これは新宮駅は該当しませんのでQ5に進みます。このQ1からQ4に関しましては、土砂災害警戒区域であるとか家屋等氾濫等区域になりますので、新宮駅はなりませんのでそのままQ5に進みます。Q5のこちらの表で、新宮駅は薄黄色に該当します。下から2番目です。 次に、右の矢印に進み、2階建て以上であれば逃げ遅れた場合には滞在可、1階建て、平屋であれば滞在不可になります。不可と判定ができます。判定で滞在可となった場合でも、あくまで逃げ遅れた場合の判定ですので、まず早めの避難をお願いします。 これを基にハザードマップ裏面を御覧ください。 裏面の一番上、洪水・土砂災害が危険なときの避難先の記入をする場合、左側の河川の氾濫や土砂災害の危険が高まる前に避難、の避難先は新宮市福祉センターになります。右側の避難に危険を感じたら命を守れる場所へ、これは自宅の2階以上となります。 以上が洪水の逃げどき判定となります。 次に、津波のハザードマップの34ページと36ページにあります逃げどきタイミングの使い方についてですが、34ページから37ページを御覧ください。 これは津波の到達時間マップで確認して、避難を開始する地点の時間を、この左側の逃げどきタイミング1に記入します。次に、同様に自身で決めた避難先の時間を2に記入します。次に、避難先までどのくらい時間がかかるかを実際に歩いて計っていただきます。その時間を3に記入します。続いて2から3を引いた時間を4に記入します。最後に、1と4の短いほうの時間を5に記入し、地震発生から、この5に記入した時間までに避難を開始しなくてはいけないことが分かるようになっております。これが逃げどきタイミングの、以上で使い方となります。 本来であれば、出前講座などでは、これを30分ほどかけて市民の方に説明をいたします。今回は時間の制限がありますので、ごく簡単に説明させていただきました。 以上です。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。機会があれば30分かけて教えていただいた上で、自宅がどういう状況にあるか確認した上で、備えていきたいと思います。ありがとうございます。 あと幾つかこのマップの中で質問をさせていただきたいと思います。 それでは、28ページ、29ページを開いていただきたいと思います。 28ページのこの赤い部分、新宮港湾を見てください。全て赤で塗られております。ここに示されているシナリオによりますと、津波が来ると逃げるしかない場所だと思います。ここには、在来の企業や公設市場などもあるし、新たな企業も来ています。いざというときの準備が必要だと考えますが、担当課ではどのようにされているでしょうか。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  御覧いただいています新宮港につきましては赤色で塗られており、これは東海・東南海・南海の3連動地震、マグニチュード8.7により浸水が想定されている地域となりますので、南海トラフ巨大地震、マグニチュード9.1により浸水が想定される内陸側の黄色で塗られている地域より、避難が必要な場所となります。 そのことから、より危険を把握していただけるように今年度は3か所、3か所は三輪崎海岸、三輪崎漁港、公設市場の防災行政無線の屋外スピーカーのポールにパトランプを設置し、津波注意報以上の発表の際に点灯してお知らせできるようにいたします。また、毎年新宮港振興会により、新宮港内の事業者に呼びかけて避難訓練を実施しております。 以上です。 ◆3番(大石元則君)  通常、津波注意報が出たら、担当課ではどのような対応を取られているんでしょうか。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  津波注意報が出れば、新宮市では避難指示、佐野の海岸付近から相筋の河川敷付近にいる方に、そこから逃げるように指示をいたします。津波注意報でありますと、1メートル未満の潮位の変動が考えられます。ですので、釣りをしている方とか海水浴をしている方などがおれば、1メートル以内の潮位変動でも人命に関わることがありますので、海岸から逃げるよう指示を発表します。 ◆3番(大石元則君)  危険な場所におられる方に対しては、注意報であっても指示を出されているということですね。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  はい、そのとおりです。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。 次に、お隣の那智勝浦町に比べて、新宮市の場合は津波に強いと聞いております。市民の方に誤解されないようにしたいと思います。実際、新宮市においては、避難施設の建設には前向きでないように思われます。その点も含めて、このマップを使い、回答を求めます。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  新宮市の津波対策につきましては、先ほど言われた片田先生に助言をいただいて、逃げる防災ということを取り組んでおります。 ハザードマップの39ページを御覧ください。 これは標高を表しております。これを見ていただくと、新宮市の沿岸部は大半が黄色、6メートルから8メートルです。周囲が高く、那智勝浦町や太地町の沿岸部が1メートルから2メートルほどですので、比較すると津波には強い地形となっております。和歌山大学客員教授の後先生も、地元での講演で、新宮市は地形的に津波には強い構造であるとおっしゃられております。このことから、避難の時間が比較的あるため逃げることを推奨しております。 続いて35ページを御覧ください。 ここには、津波の到達時間が示されていますが、見ていただくと浸水区域の大半が紫色と肌色でございます。紫なら25分から30分、肌色であれば30分以上と比較的到達まで時間があることから、逃げる防災ということで取り組んでおります。 以上です。 ◆3番(大石元則君)  あと津波なんですけれども、第1波と第2波の違いはあるんでしょうか。今の到達時間そのものは、第1波のことを言われているんでしょうか。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  はい。到達時間は第1波、1センチ以上の津波が来る時間を計算しております。 ◆3番(大石元則君)  通常、第1波と第2波では違いがあるんでしょうか。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  東日本大震災でも見て分かるように、これは地域によって差がありますけれども、2波、3波のほうが大きな津波が来るというような想定もございます。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。 それでは、あと一つ、16ページを見ていただきたいと思います。 これによりますと、見ていただくと分かるんですけれども、三佐木・蜂伏地区において、木ノ川区にだけ洪水・土砂災害のときに必要になる指定避難所がありません。現況は、担当課より聞いていて個人的には理解しているつもりなんですけれども、現況では後へ後へと家が建ち、住民が増えております。こういった地区においては、将来的には必要不可欠な施設であると考えますが、当局の見解を求めます。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  現在、風水害時においては新宮市内10か所、熊野川地区を合わせると23か所の避難所を開設することとしております。議員のおっしゃられるとおり、その中には木ノ川区内の避難所はありません。地域ごとに避難ができる場所があることが最良と思っておりますが、現状、職員を配置し、コロナ対策等も行うことなどを考えると、今日の開設箇所となってしまいます。 現在はこのような開設ですが、今後、より避難がしやすいよう開設避難所の研究をしていきたいと思っております。 ◆3番(大石元則君)  今後ともよろしくお願いします。 さて、津波に対しては想定にとらわれず、できるだけ早く、できるだけ高いところへの避難が大切な命を守る一番の手だてと考えております。そのためには、今説明のあったこのハザードマップの利用が大切であると思います。また、洪水・土砂災害に対しても有効なハザードマップであります。命を守るためにハザードマップをどのように生かせるか、これからも大きな課題であります。 私は、このハザードマップを生きた地図にするためには、住民の皆さんに理解をしていただくとともに、行動が伴うものにすべきだと考えております。担当課の引き続きの活動に期待いたします。そして、さらなる積極的な施策をお願いしたいと思います。 これまで質問してまいりましたが、紀伊半島豪雨災害から11年、毎年繰り返されている豪雨災害、新型コロナ感染症の蔓延など自然災害への対策は待ったなしの状況であります。 最後に、一人の犠牲者も出さないと決意表明されている田岡市長のお考えを聞いて終わりたいと思います。いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  私たち、11年前にあの紀伊半島大水害を経験して、また平成29年の10月も、この市街地で観測史上1位の900ミリを超える集中豪雨を経験しております。 そういった中、特に11年前から、私は災害から一人の犠牲者も出さないという覚悟で、この防災に取り組んでまいってございます。改めてこれからも一人の犠牲者も出さないために何をやっていくか。これ防災対策課だけではなくて、全庁的な取組として、これからも引き続き頑張りたいというふうに考えてございます。 ◆3番(大石元則君)  ありがとうございます。 この災害から命を守る新宮市のハザードマップ、これからも皆さんにぜひ利活用していただいて、自らの命を守っていただきたいと思います。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で、一般質問を終了いたします。     (「議長、11番、動議」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  11番、竹内議員、どういった動議でしょうか。 ◆11番(竹内弥生君)  今議会、終わりでございます。昨夜一睡も寝ずに考えました。熟慮いたしました。 市議会議員は、いま一度襟を正すべきだと私は思います。よって、新宮市議会議員定数の削減を提案いたします。 ○議長(榎本鉄也君)  賛成者ございますか。     (「賛成」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  賛成者がありますので、動議は成立いたしました。 議事運営の都合により、あらかじめ本日の会議時間を延長いたします。 それでは、本動議の取扱いについて協議のため、暫時休憩いたします。 △休憩 午後4時24分--------------------------------------- △再開 午後4時48分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程追加変更について ○議長(榎本鉄也君)  お諮りいたします。 この際、議事日程を追加変更し、議員発案第2号、新宮市議会議員定数条例の一部を改正する条例を議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議事日程を追加変更し、議員発案第2号、新宮市議会議員定数条例の一部を改正する条例を議題とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △日程追加変更 議員発案第2号 新宮市議会議員定数条例の一部を改正する条例 ○議長(榎本鉄也君)  議員発案第2号、新宮市議会議員定数条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (登壇) ただいま議題となりました議員発案第2号、新宮市議会議員定数条例の一部を改正する条例につきまして御説明を申し上げます。 本案は、議案書2枚目の新旧対照表に記載のとおり、来年4月に執行予定の一般選挙から新宮市議会議員の定数15人を2人減らし、13人に改めるというものでございます。 現在、本市議会の定数は15名でありますが、2名の欠員があって、現状13名で議会が開かれております。 昨日、議会事務局で会議録を読ませていただきました。現在の15の定数は、4年前の平成30年9月定例会で、それまでの17名から議員定数削減条例を可決し、15名になったものです。当時、私は在職してはおりません。当時の会議録をひもときますと、議員定数、議員報酬、議会基本条例について議論が交わされ、議員定数においては市民アンケートを実施し、その調査結果が議員定数が多いとの回答が65%を占め、議員定数の削減改正が行われております。 私が在職してからは様々な闘争が起こり、この目で議会というものを見させていただきました。政治倫理条例を制定するべく特別委員会を設置して、夜も眠れずに地方自治を勉強し、議員各位の賛同を全会一致において新宮市政治倫理条例が可決され、品位と品格を持つ議会改革を進めていくはずでした。 しかし、現状は、今議会において全く違う展開となっております。 今回、新宮市議会議員定数条例の一部を改正する条例、すなわち議員定数を2名削減する条例改正案を岡崎議員の賛同を得て、私は以下に述べる理由により提案させていただくものであります。 新型コロナウイルス感染症によるコロナ禍が3年あまりも続き、市民の皆様は疲弊しています。苦しい思いをして生活をされております。そして、ロシアのウクライナ侵攻による世界情勢の激変や、急激に進む円安による物価高、地球温暖化による異常気象等自然災害への恐怖、このように、積み重なる厳しい社会情勢は、平時ではなく有事であると私は考えます。 事業者の皆様や市民の皆様は厳しく苦しい生活経済環境下に置かれています。こんなときだからこそ、市議会自ら率先垂範を示すため議会費の削減をし、身を切る改革をしなければならないと思います。 加えて、4年前の議員定数削減時と比べて新宮市の人口は著しく減少し、今は2万7,000人を割ろうとしている状況です。会議録をひもときますと、前回削減時は議員1人当たり2,000人の人口をカバーするのが妥当ではないかと述べられております。現在13名で議会が開かれている状況は、まさにその議論に合致するものだと考えます。 さらに、新宮市政治倫理条例を制定して、議会改革を進める動きとなりました。その政治倫理条例の趣旨をいま一度述べさせていただきます。議員各位は、他の公職を兼務せず、議会活動、議員活動に邁進し、市民生活の向上に寄与することが本意であったと考えます。 しかしながら、今議会初日の人権擁護委員の推薦については、条例に抵触しないとはいえ、政治倫理条例制定の趣旨からすれば、当然逸脱するのではないかと考えます。 議員定数につきましては、もちろん多くの市民の意見を反映させるために現状維持するべきだとのお声も認識しております。しかし、定数は15人ですが、私が入ってから病欠なさって1人いなかったり、今現状は15人の定数で13人で議会運営を続けております。こんな時代に15の定数に2人増やすということになります。市民の皆様がこういった社会情勢の中、苦しんでいる中、13人で運営しているのを15人にして2人増やすということは、私は違和感を感じ、この動議を発案させていただきました。 政治倫理条例に基づき、議員が議員活動、議会活動におき市民の信頼を高めるために、品位を持ち、少数精鋭で挑むべきだと考えます。私はまだ3年6か月間の議員生活ではございますが、新しく入ってきたからこそ市民の皆様の目線を日々感じ、愚直に市議会議員の役割というものを考察する日々を送っております。 その中で、現状の議会においては、市民生活において大切な予算の審査をする委員会が1日で終わり、常任委員会では、調査し、合意形成を目指して活発な議論が行われているのか、常々疑問には感じておりました。しかし、政治倫理条例が制定されているのだから、時間をかけて議員各位と共に議会改革を進め、そして現在の社会情勢を鑑みた上で、市民の代表である市議会議員の役割というものは、おのずと明確になってくると思っていました。 今議会は、初日から異常なほど議事進行が幾度となく起こり、混乱が生じました。市民の命と財産を守るための施策において、当局に対しチェック機関である議会の役割が現時点で果たされているのか、決定的に議論が不足しているのではないか、市民の意見を反映させることができているのだろうか、疑問が非常に強く今議会において湧き上がりました。 冒頭に申し上げましたが、新宮市の事業者の皆様、市民の皆様、現在日々非常に苦しい生活環境下に置かれていると存じます。市民目線で当局にも厳しく行財政改革を推進している中、我々市議会が自ら身を切る改革を実行し、少数精鋭で挑み、市民の多数意見を反映させることが議員の職責であると考えます。 申し述べた理由により、現行の13名が適正な議員定数だと考えます。 以上、議員発案第2号の提案説明とさせていただきます。議員各位におかれましては御賛同賜りますよう、そして議論していただきますよう、お願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。 1番、大西議員。 ごめんなさい、総務建設委員会の付託になりますので。     (「ああ、そうか」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  3番、大石議員。 ◆3番(大石元則君)  まず、竹内議員の勇気というか、自ら議員定数削減に向けての動議には、ある意味敬意を表したいと思います。 ただ、残念に思いますのは、正直申し上げまして、これまで議論されている中で、私が人権擁護委員に着任させてもらった経緯について、皆さんに議論をいただきました。それで倫理条例にも関わってまいりました。 正直申し上げまして、倫理条例においては、該当する事案があれば倫理条例の下で審査会は招集され、ちゃんとした答えをいただけると、倫理条例そのものには明記されております。私自身といたしましては、僣越ではございますが、議員活動も人権擁護委員としての任務も車の両輪だと考えております。この点において、私は疑義を持っておりますので、私の考え方が間違っているのであれば、ぜひ倫理条例の下で結論を出していただくのが本意だと思います。私の考えにおいて竹内議員と相違があるとすれば、その点において受け止め方が違うというのが分かりましたので、その点について、改めて竹内議員の趣旨をお伺いしたいなと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  お答えいたします。 政治倫理条例、倫理というものでございます。     (発言する者あり) ○議長(榎本鉄也君)  静かにしてください。静粛に願います。 ◆11番(竹内弥生君)  明らかに抵触しているものだと思われるという倫理条例違反であるのだったら、当局のほうも提案がなかったと私は思います。そして、この本会議場において議決におき、賛成多数で可決されたわけでございます。それは権利でありますので、大石議員におかれましては、大石議員のお考えが大石議員のお考えであると。 私は、倫理条例というものを議員の品位、または倫理というのは哲学になってくると思います、いろんな条例の決まり事以外。そういった感覚から、今年年内で公職である法務省から推薦を受けた新宮市、年内いっぱいで、なられたときは議員じゃなかったと思うんですね。議員にまた復活なされて12月いっぱいで期限が来る、それから向こう3年間、倫理条例は来年5月から施行されます。倫理という言葉の考え方の違いだと思います。 なので、これは意見の相違なので、お答えは私は今述べることしかございません。 ◆3番(大石元則君)  よく分かりました。今後ともよろしくお願いします。 ○議長(榎本鉄也君)  2番、大坂議員。 ◆2番(大坂一彦君)  今、竹内議員のおっしゃった襟を正す、今議会が初日から荒れて襟を正す、おっしゃるとおりだと思います。 これは質問というよりも、私、教育民生委員会に属しておりますので、総務建設委員会に付託ということなので申し上げたいんですけれども、先般の議員説明会でも申しました。今15人の定数で、総務建設委員会8名、教育民生委員会7名であります。 このコロナ禍にあって、先般9月議会の前の教育民生委員会、コロナ禍ということもあり4名の開催でありました。これ、今13人でできているというよりも、やむなく13人でやっているという私は認識であります。 正直、こういうことを申すと少し後ろ向きに思われるかも分かりませんけれども、私は2万7,000人の代表として、少なからずこの3年半、足りないかもしれませんけれども、思いをお伝えしてきたつもりでおります。その教育民生委員会4人で、もう一人例えば感染者が出たとしたら、この9月定例会の前の教育民生委員会が開催されることもできずというふうな危機感も持っております。 なので質問というよりも申し上げたいのは、しっかりした議論を進めていかなければならないということは全くおっしゃるとおりであります。襟を正さなければならない、おっしゃるとおりであります。ただ、これを13にすることによっての心配というのも、私は思っております。これに関して質問というよりも現状をお伝えしたいと思い、挙手をいたしました。 以上です。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。至極もっともだと思います。 ただ、私、当選させていただきましてから、成熟した議論が当局の施政におきまして、チェック機関として議論が積極的に活発に行っている印象は、正直申し上げて薄いです。 だから、議論が積極的に合意形成までいくような、納得をするという形が目に見えてあるのでしたら、それはおっしゃるとおりだと思います。もちろん、意見の相違もありますけれども、13人でもしっかり議論を合意形成まで持っていくということは、今後、さらに必要になってくると思います。 そして、この議員削減も、議員報酬も議会で決められるという日本国憲法、すばらしいです。民間だとこういうわけにはいきません。トップダウンがあり、いろんなところの機関があり削減、この大事な大事な人を削るというような案、また報酬面においてもこの中まで決められるというすばらしい法律だと思っております。 未来におきまして、例えばここで13人にして人口減少が起こっていって、この物すごい命をかけて戦う選挙、それに伴う報酬があるかというたらそうでもない、中途半端なこの制度に関しまして、これから未来に若者が出てくるかということに関しますと、また若者に入れ替わりをして、私も60歳過ぎでございます、入れ替わりをする年になってくる。そしたらまた若者たちが集まってきて、新宮市の未来を担うためにいろんな議論を活発にして、議員定数を20人、議論が合意形成をできる議員がそろうんであれば、20人にしてもよろしいと思いますし、その議会、議会によって決めていけるということは、これはすばらしいことだと思います。 ちょっと今の御意見に反してちょっと横道にそれていますが、いろんなその社会情勢において議会の中で決めていける、これは我々が決めていけるわけです、多数決によって議論をして。だからそこは柔軟に未来に向かって、デジタル時代に入っていきます。そのときには議員報酬を増やす、議員をもうちょっと増やす、いろんな形が見えてくると思うんです。そして、兼業に入る。 じゃ、兼業しなかったら議員ができないのか。私は、議員活動させていただきまして、議員活動と議会活動の2つを朝から一生懸命といったら全く時間がないんですよ。本当に勉強して家事をして、活動して、このたくさん来る資料を本気で目を通すと、物すごい時間がかかりまして、あっという間に1日が過ぎていく。 だから、自分の兼業の仕事と議員活動を両方やって報酬を少なくするような海外のやり方、土日に議会を起こすとかそういういろんなやり方ある。日本は一番中途半端だと思うんです。選挙を戦い、報酬にしても手取りにしたらそんなに大きな額ではなく、生活していくための必要額が今の路線だと思っています。 でも、その報酬のことをお話しするつもりはございません。今のままということで。でも、そのお話の中で、御不安とかそういったものに対しまして、私のあくまでも意見でございます。 ◆2番(大坂一彦君)  おっしゃる向き、理解もできます。理解もできますが、現実問題として、この前4人で教育民生委員会をやったときの危機感をお伝えさせてもらいました。今後、このコロナが終息するやどうや分かりかねますし、私もまだ3年半あまりの歴で伝えきれない思いのときも正直あったりするんですけれどもね。いい悪いは別とします。もう、ごめん、言葉選ばんとなりますが、いい悪いは別としますけれども、先輩方の大変危険な、それがぶっちゃけ聞きたくない話も正直あるんです。あるんですけれども、だからといって襟を正すのに人数を減らすというのは、ちょっと違うんじゃないかなという思いなんです。 当然のことながら考え違うことあると思います。あると思うんですけれども、その人たちの話も聞いた上で、だから私15人が適正かどうか私には分かりません。分かりませんけれども、今ここで2名を減らすこと、増やすとおっしゃったですけれども、先ほども申しました13人で辛うじてやっているものを決して増やすわけではなくて、元に戻すわけでありますので、この減らすことへの危機感をいま一度お伝えして、以上とします。総務建設委員会で御検討ください。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 ○議長(榎本鉄也君)  9番、久保議員。 ◆9番(久保智敬君)  竹内議員は、物事をはっきりといいものはいい、悪いものは悪い、その点はすばらしい人だなと尊敬しています。ただ、この議会のルールにのっとってこの動議を出されましたが、この定数削減という問題は議会全体のことになります。今のこと、今後のことも含めて。だから、重いものです。これを動議で出すというよりも、いろんな特別委員会を設置した上で議論を重ねて、皆の意見を吸い上げてまとめていく。倫理条例のときもそうでした。竹内議員も何日もやりました。これがこの議会の在り方だと僕は思っています。 だからこの定数というのは、やっぱりみんなで議論して、皆でまとめていって全会一致で出すというのが筋道だと僕は思います。いかがですか。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがたい御意見だと思います。久保議員の言うことを本当に認識いたします。 初めて動議を出させていただきますので、成り行きについては分かりませんが、しっかり議論がまずはされ、皆さんが合意形成に至る納得するまでの議論は必要だということは、私も理解しておりますし、それを止めるつもりはございません。 ○議長(榎本鉄也君)  よろしいですか。 14番、屋敷議員。 ◆14番(屋敷満雄君)  いや、僕は、今、久保議員のお話と同感で、この前もこの話でみんなでお話しさせてもろたんで、それはもう議長が骨を折ってくれて、議長の思いがあってね、やっぱりみんなで話しするべきやということだったから、こういう形が出るとは予想していなかったんです。そやから、やっぱりこれはみんなで時間をかけて、ある程度僕はやっていくことやと思うんですね。 倫理条例も、僕は発案させてもろうて、これをあんたが骨を折って作ってくれた。本来はこの前も話したように、僕は、あなたが言われるように13人にするか、15人でやるんやったらお金をちょっとずつ下げてもろてしたらええんやなと思うとったんやけれども、昨日の議事進行とかいろんなことを、三輪崎のことを言うと言うから、三輪崎の区民の方もかなりインターネットでも見られとった。 実際は、通告しているけれども一般質問の質問も何もなかった。どないなってんのやと。昨日も聞きにも来てくれとった。そういうことがまかり通るんやったら、もうもっと本来のそういう議論できる場をつくって、人間を増やして若い子、もう僕らみたいな年寄りは要らん、若い子が入ってきてもろて、今日でも岡崎君のあの一般質問すばらしかったよ。ああいうことの意見を反映されるように、もう15人でも20人でも構わん思うで。入ってきてもろうて、もうごり押ししてね。 今回でも、あなたこれつくってくれたときに、これ書いたあるんやけれども、読ましてもらうけれども、これはあなたが委員長で委員長報告です。 12月16日、あんたの説明の中で、附則として第1項、条例施行は議員の、時期か、開始日の令和5年5月1日から施行しますと、ね。第2項で、5項までは、第4条に関して、経過措置を認めてやりますというふうに明記されておるんですよ。それを今でもあらゆるところで違うと。メンバーでしたんですよ。そういうこともおっしゃるような、こんなことを言うんやったらやっぱりもう若い子が入って、人間を増やして、そういうようなもう変なことをごり押しするような人をなくすようにしてほしいんで、増やすほうに僕は変えますわ。 以上です。 ◆11番(竹内弥生君)  屋敷議員のおっしゃることもごもっともだと思います。 私も総会におきまして、15人のまましっかりとした議論が活発になってくることを望んでおりましたけれども、今議会で心変わりをいたしました。襟を正して、来年の選挙においてしっかり戦い抜く。戦い抜いて、私も分かりませんけれども、戦い抜いてその結果を見て、13人でしっかりやっていく。13人を15人に増やしてそれで議論が活発になるかというと、ちょっと分かりません。私には理解できません。 だから屋敷議員のお気持ちも分かりますし、私の理念は、今議会によって全く違ったものになったということでございます。 ○議長(榎本鉄也君)  ほかに、質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 着席いただきたいと思います。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  1番、大西議員、議事進行。 ◆1番(大西強君)  議長ね、いろいろ出て、それで僕がこれ質疑しようと思うたんよ。そしたら総務建設委員やから質疑させてくれんのやね。総務建設委員会でしなさいやだ。ところが、総務建設委員会はテレビ入っていないんや。 というのは、議長、僕はこの議案に反対するんですよ。そしたら市民から大西は反対だと取られるでしょう。議会だよりも大西は反対したというてそれしか載せへんのやから。だから、反対は反対の意見を市民に知らせてもらわなんだら。さっきも言ったように、本人が言うたように、議員が多いというのは65%あるんやだ。そやけれども、議員の給料が多いというのも70%以上あるんやだ。 それで今、提案者は議員の数が多いというのだけ言うて、議員の給料が多いというのは言わんのやだ。そやから、僕は議員の給料を下げよという提案しようと思ったら、議会で議員総会してみんなで協議して、そして出すべきやということで、僕の提案はそうやということで、取り下げた。提案せなんだんですね。 ですから、言うたように、僕はこれ以前に議員の給料の値下げを提案したかったんですよ。だけど、今意見言うたったように、こういう問題は議員みんなで研究して議論するべきやということで、僕は提案、提出しなかったですね。 そしたら、いきなりこれ出される。そして、提案者の説明の反論というか確認したくても、総務建設委員会でしなさいということになると、総務建設委員会はテレビ入っていないんやだ。 それは、議長、やっぱりこのやり方はちょっと納得いかん。 ○議長(榎本鉄也君)  大西議員、議会のルールにのっとって、竹内議員は動議という形で議案を提出されました。大西議員が値下げを提案すると言っていましたけれども、それは動議としては成立しない段階でございましたので。 ◆1番(大西強君)  ああ、それはそうですね。 ○議長(榎本鉄也君)  だから、全ては議会のルールにのっとった形で、この総務建設委員会に付託する、総務建設委員会のメンバーは質疑できないと、これはもう昔から決まっている議会のルールなんです。それで、それを今変えろとか、それから不公平じゃないかとかと言われても、これはちゃんときっちり、この議会のルールにのっとってやっていることですので、それを御了承願いたいと思います。 ◆1番(大西強君)  すみません、そういうルールは分かっているんですけれどもね。こういう微妙な件は何とか全体で審議できるようなことができないかと思って、今議長にお尋ねしたので、無理だということであれば、現行のやり方で仕方ないんでね。 だから一言ちょっと議長に、できればそうしてほしかったので要望しただけです。 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、本件は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △休会について ○議長(榎本鉄也君)  以上で、本日の議事日程は終了いたしました。 この際お諮りいたします。 議会運営の都合により、明日9月15日から9月28日までの14日間休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、明日9月15日から9月28日までの14日間、休会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  以上により、次回の本会議は9月29日午前10時から会議を開きます。 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これにて散会いたします。 △散会 午後5時21分...