新宮市議会 > 2022-03-08 >
03月08日-03号

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  1. 新宮市議会 2022-03-08
    03月08日-03号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 4年  3月 定例会          令和4年3月新宮市議会定例会会議録             第3日(令和4年3月8日)---------------------------------------議員定数15名、現在員13名、出席議員12名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  大石元則君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員 1名、氏名は次のとおり。                             8番  東原伸也君---------------------------------------議事日程 令和4年3月8日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(4)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           下  基君               商工観光課長           峪中直樹君               企業立地推進課長         小渕 学君               総務部               部長               稗田 明君               参事兼防災対策課長        竹田和之君               総務課長             赤木博伯君               市民生活部               部長               西山和視君               生活環境課長           竹田和博君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        北畑直子君               新型コロナウイルス感染症対策担当部長新型コロナワクチン接種推進室長                                山下泰司君               健康長寿課企画員         辻本美恵君               子育て推進課長          梶田卓哉君               保健センター長          福本良英君               建設農林部               部長               平見良太君               都市建設課長           木村雅洋君               管理課長             岩上賢志君               医療センター               事務長              奥  靖君               庶務課長             岡本真治君               医療業務課長           須崎誠久君               消防本部               消防長              越水 薫君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               尾崎正幸君               次長兼教育政策課長        澤原謙二君               教育政策課企画員         富田英之君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               議事調査係主任          大居佑介             第3日(令和4年3月8日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は12名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 本日、東原議員より、所用のため欠席の届出がありましたので、報告いたします。 日程に入ります前に、去る3月2日の議案第2号、令和4年度一般会計予算、第8款中、屋敷議員の質疑に対し、当局より答弁の申出がありますので、これを許可いたします。 ◎都市建設課長(木村雅洋君)  貴重なお時間ありがとうございます。 屋敷議員から御質疑のございました新宮道路予定地内での建築につきまして、回答させていただきます。 新宮道路につきましては、令和元年5月に事業説明会が開催され、広い幅の中で道路計画があることが地元の方々に示されました。その後、昨年10月に線形説明会が開催され、本年1月には幅ぐい説明会が開催されましたが、現在の建築物につきましては、線形が明らかになる以前に建築確認を受けていた建物となります。 現在、国土交通省では、道路法に基づく道路の区域指定を進めているところであり、時期は未定ですが、なるべく早く区域指定を行っていきたいとのことでございます。 以上でございます。     (「了解です、ありがとうございました」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  よろしいですか。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い、順次発言を許可いたします。 当局の答弁は、備付けのマイクを通して明快に答弁願います。 この際、お諮りいたします。 今期定例会の一般質問は議会運営の都合上、会議規則第54条の2の規定に基づき、あらかじめ発言時間の制限を、答弁を含めて1人90分にいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の一般質問の発言時間の制限を1人90分とすることに決定いたしました。 それでは、一般質問を行います。--------------------------------------- △大西強君 ○議長(榎本鉄也君)  1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) 一般質問を行います。 いつものように人事評価制度を例に取って、市長、教育長の政治行政理念を問いたいと思います。 教育長、一般質問の私が提出している通告表の要点のトップに損害賠償請求事件を上げていますが、これは総務部に対する質問趣旨じゃないんです。このセクハラ問題の損害賠償請求事件、この2月4日に判決があった件についてですが、これは人事評価制度の弊害についての教材としてそこへ上げているんで。 なぜか。 もともとこの損害賠償請求事件というのは、平成30年9月議会で、私が人事評価制度の弊害についての例として挙げたことから発生したと。それはどういうことかと言うと、教育長、いつも言うように、あなた方がやっている人事評価制度は差別制度だと。人権啓発、人権教育の妨げになるということで質問しているんで、教育問題として、私は人事評価制度を批判しているわけ。それは、明確な基準もなしに、科学的な基準もなしに人が人を評価すること、これ自体が差別制度なんです。そして、そういう評価に基づいて、人の、職員のランクを決めて、そして高い評価を受けた者の職員の給料を上げる。そういう人事管理、そういう利益誘導の人事管理、監督、指導、教育は、社会の諸悪の根源だと言っているんです。その例として挙げているんで、教育問題として追及しているんや。 これね、教育長、この間、北京で冬季オリンピックが行われていましたけれども、いいですか、このスノーボードの平野歩夢という選手が金メダルを取ったんですよ。金メダルを取ったこの選手が、この採点に主観が入る余地があるから、採点方法を厳密にやってほしいと可視化を求めているんですよ。金メダルを取った人が。これが、教育長、6人の審判員が1人100点満点で評価するんですよ。それで、両方、一番高いのと一番低い評価を外して真ん中の4人の審判員の平均を取って点数を出すんですよ。それでもまだ主観が入るから採点を厳密にしてほしいというコメントを出しているんですよ。 市役所の人事評価は、課長が部下を評価しとるんや。人が人を評価するときは、これぐらい慎重やなけなあかん。ですから、明確な基準も科学的な基準もない中で評価すること自体が差別制度。そういう評価に基づいて市長が職員の給料を上げるという、こういう利益誘導の教育で、現在、社会で起こっている不祥事件は、ほとんどこれによるものじゃないですか。 この間言うた、ちょっと12月議会で触れた香南市の課長が逮捕されたんや、官製談合で。これは、市議会議員が入札情報を当局から得た、賄賂を取って。それで、これが逮捕されたら、この市議会議員は、その情報を建設課長から得た言うたんで、建設課長が逮捕されたんや、これ。そしたら、真犯人は市長やったんや。裁判になったの、その市議会議員は、最初課長にかつけとったんや。ほんなら、これ、かつけられた課長、かなわんわ、逮捕されて。皆さん考えて、その間、家族らまち歩けんで、市役所の職員が逮捕されたら。そしたらこの市議会議員が、裁判になったら、課長じゃないんや言う、市長から聞いたんやいうて。この市長が人事評価やっているんやで。 もう一つ、これ、この間、和歌山県の海南市の係長が収賄容疑で逮捕されたんや。この係長は一級建築士や。建設部長、あんたところの係員に一級建築士、あるいは一級土木施工管理技士、何人おる。 ◎建設農林部長(平見良太君)  私の把握している範囲では、一級建築士が1名で、あと土木とかそういうものは数人、一級施工管理技士はおられます。 ◆1番(大西強君)  一級施工管理技士は何人もおるんか、土木やで。 ◎建設農林部長(平見良太君)  土木の一級施工管理技士は数人、はっきりした数は分かりませんが、数人は自分で試験を受けて取得している職員もおられます。 ◆1番(大西強君)  建設部長は。 ◎建設農林部長(平見良太君)  私、技術職でないんで、事務職なんで持っておりません。 ◆1番(大西強君)  新宮市で一級建築士は1人しかおらん。建設部長は免許を持ってない。免許の持ってない建設部長が一級建築士の能力をどう評価できるんですか。だから、多分、この海南市の一級建築士はSかAやろう、能力よ。いつも言やるように、医療センターの事務長がどうして看護部長の評価できるんやと言っている。 そこで、教育長、今度出た損害賠償請求事件、これは、平成30年9月議会で、私は、人が人を評価するときに評価するほうは必ず価値観が違う。だから、課長も部下を評価するが、それぞれみんな価値観が違う。評価するときに偏見が入らないか、利害関係が入らないか、その評価をするときに得た情報は正しい情報か。間違った事実で評価される、悪い評価をされる人は悲惨でしょうと例に挙げたんです。 この間、大西は、若い女性議員にセクハラされたいうて議長に訴えられたが、これが表へ出たときに、市民は、我々議員の評価者は市民、この市民はこの情報を得て、大西みたいな破廉恥な議員は辞めさせろと評価するでしょう。果たしてセクハラした事実は本当かどうかと例に出したんですよ。その例に出したことが議会での違法発言だと、不当発言だと。大西が処分要求議案を出されて懲罰特別委員会が設置されたんですよ。それが発生。そのときは教育長はおらなんだんで、今度の裁判からは教育長はおったけれども、今度の裁判は、その前の前回裁判のことが原因なんでね。いいですか。人が人を評価するときに、その評価をする基準、情報、それが正しいんか。誤った情報で評価されたら、それは悲惨ですよと。 それで、教育長に、この間渡してますが、いいですか、今回の損害賠償請求事件の報道です。新聞の報道を見てくださいよ。教育長、こう書かれているんですよ。いいですか。大西は市議会定例会で身の潔白が完全に証明されたなどと和解内容の事実に反する発言をし、さらに当事者間で合意した和解内容を逸脱し、虚偽の事実を示し、地裁は市議の発言が議員に与えられた権限の趣旨に背くなどとしており、国家賠償法上、違法とした上で当局に33万円の支払いを命じた。書いている。 この報道を、この新聞を読んだ我々市民は、大西は議会でうそを言うて、議員に与えられた権限の趣旨に背く違法な発言をした。それによって市民に損害を与えたので、新宮市に賠償責任、賠償命令が出たでしょう。これが事実やったら、大西は市議会議員してられますか。マスクできんからと議長を辞めんならんのやで。この議会でうそをついて、違法な発言して、市民に損害を与える。この報道が言いやるんやで。議員してられますか。それを言やんやで。人が人を、例に挙げて言やるんや。私は、いつも自分が体験したことでしか言えない、評論家と違うんでね。私は議員をやるのに、子供の頃からずっと体験した、このときうれしかった、このときつらかった、このとき悲しかった、そういう体験でこういう政策を取れば市民は幸せを感じるだろう、こういう政策を取れば市民が苦しいだろう、だからこの人事評価も、私は公務員だったんだが、辞める原因がこの人事評価制度だったんで、職員を苦しめたくない、こういう差別制度で苦しめたくないからやっているんや、体験に基づいて。 それで、大西は、教育長、この判決で負けたからと負け惜しみを言うていると思われたないので少し説明をしておきます。いいですか。 この判決はすばらしい判決だ。だから控訴するべきでない。いいですか、教育長。この損害賠償請求事件を教材に上げているのは、いいですか、日本の国民は、裁判を受けるときに、評価者は裁判官なんですよ。そうでしょう。ところが、裁判をして不満があったら、その判決に不満があったら高裁へ控訴できるんや。不満があれば、また最高裁へ控訴できるんや。三審制取っとるんや。人が人を評価するときには、裁判所といえども1人の裁判官の判断が正しいかどうか分からん。だから高裁へ行く。上へ行くごとに裁判官の数が増える。分かりますか。あなた方がやっているは、課長が部下を1人で評価しとるんや。それを言うているんやで、俺。だから、今回もそう。田岡市長は、市政は市民のためにあるんだ、その理念で行政やってるんやて、それを言うとるんや。口ばっかりやげ。巧言令色鮮し仁と。俺10年言やるんや。 そこで、教育長、この判決はすばらしい判決だから控訴するべきでないと。要するに、この判決をのめば、この件はもうトリ。この紛争は収まるわけ。それで控訴しない、私は。大西はこれを控訴しないで、これでこのセクハラ問題については終息させると。 ところが、この報道で、私が控訴しない、要するにこの判決を受け入れるということは、私はこの議会でうそをついたということを認めることになるでしょう。教育長、そういうことですよ、報道はそうなっているんやから。これに耐えられませんよね。判決はすばらしいんや。だから、それをのむことによって、私が控訴しなければこの事件は終わる。だけど、これを認めてしまうということは、私が議会でうそをついたということを認めてしまうことになるんで認められない。この板挟みですね。 そこで、議長に頼んだんや。これを終息さそうと思うたら、いいですか、これを終息させようと思ったら、俺が悪者にならなんだら終わらんと。だから、俺が悪者になると。大西が悪者になって、これを終息させると。しかし、これを報道された以上、これは市民に、大西の名誉がこれで失墜するにしても、せめて議会と市長の理解が欲しいと。私は控訴しないということは、これを認めるわけじゃないんだが、この紛争を解決させるための裁判所の温情判決だから、すばらしい判決だから、俺は甘んじて報道の侮辱は受けるけれども、せめて議会、市長にだけは理解してほしいんで、議長に頼んで議員説明会をしてもらったんですよ。だから、この判決がすばらしい、控訴するべきでないと。このすばらしい判決が最低の誤審、事実や。裁判所の事実誤認の不当判決になった。いいですか。 一転して不当判決になった原因は、この新聞報道と議員説明会での田岡市長の答弁や。いいですか。田岡市長はこう答弁したんや、議会に対して。議会からの質問に対して、私は控訴しませんと。この判決を真摯に受け止めて、田岡市長は控訴しないと言う。そして、この損害金は、大西議員に責任があるんだから、大西議員に請求すると。そう答弁したんやで。分かりますか。これでこの報道は我慢するつもりだったが、この田岡市長のこの差別発言は許すわけにいかんわけでしょう。議会で違法な発言をしたと。田岡市長が国家賠償法に背く発言しとるんです。どういうことや。 そしたら、大西は控訴せざるを得ないでしょう。通告表に書いておる、そこへ。教育長、愛なき正義は恐るべし、同情なき正義は呪うべき哉。これはどういうことかと言うたら、大西が控訴する、大西が控訴して、裁判所の判決は事実誤認やと、不当判決やと、調べ直せと裁判所へ異議を申し立てるのは大西の正義。不当判決は許さない。正義。その正義を通そうとすれば、誰が困るんですか。相手ですよ。相手のこの元議員は今は市民。若い1人の一市民ですよ。私が控訴することによって、この市民は、また弁護士費用も要る、高裁で判決がひっくり返る不安を抱えて苦しみが続くわけですよ。それに引き換え、大西がこれを控訴せなんでも、何にも困ったことない。自分の正義を立てるのに、相手のことを同情せんようなことでは、なぜかと、この判決はそういうことなんです。 今、ロシアがウクライナへ攻め込んどる。世界中の人がウクライナへ同情しているでしょう。違いますか。だけど、国連でも140か国ぐらいはロシアを批判しているんですよ。しかし、まだロシアを批判してない国が40か国ぐらいあるで。ですから、人の価値観というのは、我々から見れば大変な批判を受けるのでも違うでしょう。だけど、正常な考えがあったら、みんなウクライナに同情を寄せているじゃないですか。 ですから、市民もみんなも裁判ということが分かってない。裁判所というのは、正しいか間違うているかの判定するところと違うんです。民事裁判所というのは、紛争を解決するんや。紛争を解決する場所なんや。だから、裁判官というのは、その紛争がどう円満に解決するかということを考えるんや。 そしたら、この市民に対して、新宮市と市長と、この判決を書くときは、大西は議長やったんやで。市長と議長が手を組んで一市民を攻撃しとるんや。分かりますか。そのときに、裁判官は法の正義を発動するんです。法の正義、すなわち弱者救済の原則というのがある。裁判所は弱者救済の原則、これを発動するんや。 医療センターの事務長、あんたとこ、前に医療ミスで患者が裁判を起こしたことがありましたよね。いいですか。医療センターと市民が紛争にあるんやだ。そのとき、医療センターは医療ミスを認めたところで保険に入っとるんや。保険に入っていなかっても市がバックや。それと一市民とやる。すると市民は、特に我々議員は、市民に有利な判決を下ろしてほしいと祈るわけやね。違いますか。それが法の正義いうとんや。 そこで、裁判官は、今度の判決を下ろすときにこの判決を下した。だから、民事裁判というのは、利益の分け前を取り合いする紛争と、交通事故のように損害が発生した、その損害をどれだけ負うかの紛争や。 そこで、裁判所が、例えばこの判決が大西に有利な判決やったら、この市民、元議員は物すごい損害を負う。大変なことになる。ところが、今回、この判決することで、この判決を下ろしたからいうて誰が困るんや。大西は納得するやろう。市役所も納得するやろう。本人が納得するやろう。これで円満に紛争が解決するという判決を下ろす。要するに、弱者の味方をしたんや。そやからすばらしい判決や。それで収まったんや。裁判官、これが大西が有利な判決を下ろしたあたら、この元議員は不満を持つでしょう。納得いかんから控訴しますや。そやから終わらない。どういう判決を下ろしたら三者が納得するかで下ろした判決だからね。そやから、これは一も二もなしにこの判決を受けるつもりやったんやけれども、裁判官は想定してない、この報道を想定できてへん、できん。市長がそういう答弁をすると裁判官は想定してない。市役所の代理人やで。市役所の代理人いうのは市民の代理人や。これが、大西の発言が、何にも違法な、不当な発言やないから賠償する必要がないと言うてんねやで、裁判所で。だから、この判決を下ろしたところで、大西は何も損害もないんや。だから、大西は不満を持たんやろうと。要するに控訴しないだろう。そうですよ。何も損害ない。 それが、だから議会での議員の発言で他人に損害を与えても、議員個人には賠償責任がないんや。分からんか。大西に賠償責任があったら大西に請求してくれよ。違うか。国家賠償法になって、大西に責任がないから市を訴えてきたんや。たとえ大西に違反があったとしても、大西に請求できんのや。だから、裁判官は、市役所の代理人が大西に責任ないと言うとんやから、賠償金は大西に請求することはできん。できんから、この判決を下ろしたら、大西は不満ないやろうと。だから、市長は大西の責任で33万円損害が出たんやから、税金で払うのは納得できん、そうでしょう。 ところが、相手は330万円要求したんやで。330万円要求して33万円や。弁護士に払うたら何も残らん。向こうは不満あるかどうか分からんで。だから、その市民は、今度の裁判を起こしたけれども、みんなもこれ市民もよう聞いといてくれな。大西が起こした裁判と違うで。向こうが攻めてきたんや。こっちはロシアか分からんけれども、事が違うんや。力関係は、大西はロシアで向こうはウクライナか知らんで。そやけど、違うんやで。向こうから訴えてきたから、こっちは逃げようない。それで反撃したんや。そうやろう。だから、裁判官は、向こうは裁判を起こしたけれども、何にも得してない。いいですか。もろた賠償金を弁護士に払うたら、まだ足らんのやで。 大西はどうですか。大西の裁判の目的は、今言ったように、平成30年9月議会の大西の発言は適法やということを裁判所で認めさすこと。セクハラはなかったということを認めさすこと。その認めたことを議会で報告すること。これ三つが目的でしょう。大西は全部、100%満たされたある。分かりますか。大西が控訴するいわれ全然ない。立派な判決や。 ところが、市長が、この損害、真摯に言うたんやで。この判決を真摯に受け止めて、その賠償金を大西に請求するということは、市長が向こうへついたんや。     (「議長」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  ちょっと待ってくれよ。市長が向こうへついたんや、ええか。だから、言うとるやないか、同情のことを言うとるんや。市長が今度は向こうへついたとなったら、同情する必要はないやん。これからは市長とやるんや。ええか。市長がこの判決を真摯に受け止めて、賠償金を大西に請求する言うた。言うたら、ところが、新宮市の市長は、新宮市の代表のこの弁護人を、大西の議会での発言に何にも問題ない、不当性はないと、賠償する必要ない言うたんやで。分かりますか。そしたら、大西には控訴権があるんやで。この市長は、大西の控訴権を認めんのや。これどういうことな。 総務部長、あんたに、大西にはこの件の賠償責任はないという最高裁の判例もあんたに渡したあるはずやで。議員が議会で発言した、それが名誉毀損になっても議員個人には賠償責任がないというのは国家賠償法や。それをあんたに渡しとるんや。どういうあんたが市長に進言したんか知らんけれども。この市長は、大西を市民やと思うてない。控訴権もあるんや。議会の発言で、国家賠償法で、責任はないと保障されておるんや。だから、こうやってしゃべっとるんや。いいですか、総務部長、あんたは市長から給料をもらいやるんと違うんやで。市民からもらいやるんやで。この新宮市の顧問弁護士も市民の税金で雇うたあるんやで、市長が雇うたあるんと違うんやで。この新宮市の弁護士は、市民から税金で雇たあるんや。公平やなきゃあかんやろう。 だから、今回の件だけと違う。この前の裁判でも、この前の裁判は大西が訴えたんやで、市を。訴えられた市の顧問弁護士は、市民が雇うたあるから公平や。訴えられたほうの代理人が、市の顧問弁護士が裁判所で、平成30年9月議会の大西の発言は何ら問題ない。何ら問題ないいうて、それ証言したあるんやで。さすがや。言論表現の自由や、認められたあるから。議会の発言には何ら問題ない。公平やろう。 今回も、大西の発言は何ら問題ない。賠償金ら払う必要ない。言うとるやん。それが市長は、この判決を真摯に受け止めて、相手の言い分を、要するに大西が議会で違法、不当な発言したことを市長が認めたんや。新宮市の代理人弁護士は認めてないんや。当然、控訴するやろうと思ったから。負けたのは市の弁護士や。だから、市の弁護士は仕事やから、職業やから、負けたないんや。そやから、総務部長、礼言うといてよ言う。ええ判決を出してくれたいうて礼言うといて言うたやろう、あんたに。気の毒やもん。 だから、この市の代理人は認めたんじゃなくて、それと、一言言うておくけれども。それで、この間の総務建設委員会で、総務部長、言うて、市長が控訴すると言うたら俺はせんと。市長が控訴せんと言うたら俺は控訴する。謎かけみたいなことをあんたに言うたでしょう。このことや。いいですか。市長が控訴しないと、向こうの言い分を認めたということは、私が違法、不当な発言をしたことを市長は認めるということや。それやったら大西は納得いかん。この判決が間違うとると。大西は議会でうそも言うてないし、示談の約定に沿った何ら違反はないと。それを高裁へ訴える。訴えたんや。だから、今言うているのは、大西はこの判決はすばらしい判決やと。強いほうが負けたらなんだら、弱いほうを助けたらなんだらあかんということでしたあるのに、しかし大西の違法発言やと議会も理解してくれんし、市長も理解してくれなんだら、身の潔白は証明せんなんやろう。それが期限がこの2日やったんやだ。そしたら、その市長の答弁、大西に対して国家賠償法の権利も認めん、裁判を受ける権利も認めん。これを追及していこうと思うたら、口外禁止条項を認めてしもうたら質問できへん。できんから、やむなく大西は控訴したんや。控訴したから、口外禁止条項を認めてないから、こうして一般質問するんや。これからずっとやる。いいですか。そういうことを言うてんで。 まともな市長やったら、考えてやで、議会からどうするんやと言われたら、いや、国家賠償法の問題もありますので、顧問の弁護士の先生と相談して対処しますと言うて、誰でも言うと思うわ。そうやろう。そうやって言うたら、議長、頼むさかいうて、中に入ったってよいうて。俺、悪者になっても構わんから、賠償金は俺が払うても構わんから、控訴せんように、これで収めるように市長と話ししていうて頼んであったんや。ほいたら、説明会で控訴しません。損害金は大西に請求しますと言われたら、ああ、議長、もうあかんでって、で、すぐ控訴したんや。 休憩しよか。 ○議長(榎本鉄也君)  質問中ですが、10分程度休憩いたします。
    △休憩 午前11時00分--------------------------------------- △再開 午前11時13分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) 教育長に質問しようと思いやったけれども、いろいろやじも飛んどるから、事実関係については、総務部に質問せなんだらあれなんでね。 総務部長のう、今も言うたように、総務建設委員会で言うたように、市長が控訴すると言うたら、大西の発言は、あんたところの弁護士と一緒や。違法、不当な発言やないの。認めてくれて、控訴するんやったら損害金を大西にするということは、相手側の主張を市長は認めたいうことや。腹が立つんや。いいですか。 そこで、総務部長。いいじゃないですかと。この新聞報道のとおり、判決は、大西は違法、不当な発言をしたということを認めたとしましょうか。認めますよ。そしたら、どういう判決ですか。どういう裁判。いいですか。平成30年の9月議会の発言が違法、不当な発言やということで懲罰特別委員会にかけられたんや。そこで、大西はここで、懲罰特別委員会や。違法、不当な発言やということは、法的解釈がいるから裁判所へ訴えると。裁判所でセクハラがあったという認定をされたら、法治国家やから大西は議員を辞めると。だから、懲罰特別委員会の結論を裁判が終わるまで待ってくれと、ほいで裁判したんや、いいですね。そしたら、裁判所で、大西はセクハラがなかったということが認められたんや。ほいで、平成30年9月議会の大西の発言は、違法、不当なものは認められないと。言論表現の自由の範囲内やということが認められたんや。やじが来るからつらいんやけれども。大西が市役所を訴えたんや。訴えられたほう、被告が原告、大西の主張を認めたということは自白と言うんです。認めているじゃないですか。認めたのに、このときに当局、総務部が、福田議員の質疑に認めていませんと言うたんや。要するに、虚偽答弁。 ところが、一般質問終わった後やから発言できんので、9月議会に、どうして新宮市の代理人弁護士が、大西の9月議会の発言は何にも問題ないと言うているのに認めとるやないかと。口頭弁論の調書を見せたんや。なのに、何で認めてないんないうて、虚偽答弁やということで、これ、6月議会の発言も問題になっとんねん。分かったか。 だから、大西が、教育長、この報道が事実であったとしましょうかいうて。この報道を読んだら、市民はみんな大西辞めよと言うじゃないですかと。私も事実やったら辞めますよ。違うでしょうと、今言ったように。平成30年の9月議会の発言が違法やと。ほいたら、当局を訴えたんや。ほいたら、当局の弁護士は、代理人は、発言は問題ないと。発言は、違法性も不当性もないと。しかし、虚偽の事実で市長を批判したんであれば、当局としては遺憾やと。だから、セクハラがあったかなかったかについては、当局は関知せんから、元議員と大西とでやってくれということや。いいですか。 だから、大西の発言は、9月議会の発言は、違法やないことを認めたんや。それで、虚偽の事実、セクハラしておいてセクハラないとうそを言うたんやったら問題や言うから、あったかなかったか裁判になったんや、相手と。そしたら、セクハラなかったということを認めたんや。これ自白という。裁判所で相手の言い分を聞くことを自白という。裁判所の自白は絶対なんや。覆せない。警察の自白は覆せるけれども、裁判所の自白は覆せない。相手が、大西にセクハラがなかったということを認めたら、これはもう決定なんや。書いたある、認めるいうて。そして示談したんや。いいですか。 そしたら、今度の裁判、向こうは、議会で言うてもええと言うたのは、こうや。性的な意図を持ち、あえて触ったわけではないことを説明し、被告北村は、この説明に理解を示した。理解を示したということは言うても構わんけれども、セクハラなかったいうて認めたことは言うても構わん言うていない。そうやろう。ただそれだけのことやで。分かるやろう。後ろでやいやい。言うているでしょう。負けたとしても、この報道を見たら、大西の責任を追及される。政治生命終わる。分かるやろう。何うそ言うたんや。 だから、これ書いたあるんや、これ。判決文書いたあるんや。向こうはセクハラを認めた。認めたことは言うたらあかん。ほんだら、この判決文に書いたあるわだ。向こうを助けんならんから。だから、北村は、大西の処分要求議案を取り下げるのに…… ○議長(榎本鉄也君)  大西議員、固有名詞は控えてください。 ◆1番(大西強君)  いや、もう、これに書いたあるさか。 だから、それについては、相手は大西の議案を取り下げるのに何も言うていないと。和解したから取り下げるなと言うたあるのに、大西は、セクハラがなかったことを説明せなんだら、議案が取り下げられるかどうか分からんので説明したと言うとるが、相手は言うていないんやから、相手は何も言うていないのに取り下げられたんやから、大西は言う必要なかったと、言うにしても、相手はセクハラがなかったことに理解を示したということでとどめておいたらよかった。そんだけのことやで。そんだけのことやいうんやで、この裁判。何が大西がうそを言うたんな。 教育長に質問は、また次の機会にします。時間ないなってきた。 そこで、みんなに聞いといてもらわな。おかしいやろう。いいですか。この判決を下した裁判官も、和解のとき、条件を決定するときに現場におらんのやで。向こうの、この相手の弁護士も現場におらん。新宮市の代理人弁護士もおらんのやで。おったのは大西一人や。現場におらん人が、どうして真実が分かるんですか。現場におった大西が、これは約定どおりやと言うているのに、現場におらなんだ人らが、大西は和解条件に違反したあると、言うていないで。新宮市の代理人は、口頭弁論と大西が出した証拠、相手の証拠と検討して、現場におらなんだけれども、新宮市の代理人は、大西の言うとおりやと。何ら違法な不当な発言はないと。賠償する必要はないと。そしたら、現場におらなんだ裁判官は、大西のやることは信用できんと。相手の言うとおりやと、向こうの人、ただそれだけのことやで。認めたとしてやで、この違いだけ。 そこで、大西の言うことが真実かどうか、現場におったのは大西だけ。こう言うたんや。昔、若い頃、刑事しよったんや。一番大事なんやで。その場景。だから、このセクハラのときも議会の事務局や。これ、場景が大事や。これ、何いうて書いたある。こんな話らしたことない。これ、和解の条件。大西は、その相手の尻を触ったと言うけれども、臀部を性的な意図を持ち、あえて触ったわけでないことを認めるいうて。こんな話するか。ここでもそうやのに。相手自体がセクハラされたいうて。性的な意図を持って触ったか触っていないかと、文章に書いたらこうなるけれども、性的な目的で触ったんやなかったらセクハラやないやないか。それを言うとるんや。 そこで、こう書いとったんや。これ原稿。こないだもみんなに見せたやろう。 それで、裁判官が、「大西さん、向こうもセクハラなかったということを認めていますから和解してやってくれませんか」と言うから、「判事さん、それはできません」と。「私がこらえても、うちの後援会が相当怒っとるんですよ。後援会が何するか分からんから。そんな勝手なことができんので和解しません」と言うたら、ほんだら裁判官が「大西先生、セクハラなかったということを認めてくれたら、それでいいと言ったじゃないですか」と。「和解してお互い力を合わせて、新宮市のために働いてくれませんか」と言われたんや。いいですか。 それで、私は分かりましたと。物すごい調停の態度が、これ突っぱねたら悪いと思って、分かりましたと。ほいたら和解しますということになったんや。そしたら、大西と裁判官しかおらんのやで。誰もおらんのやで、ほかに。ほいたら裁判官が、いや、書記官おったんですけれども。こういう言い方なんやで。その相手の議員と同じぐらいの若い書記官や、女の人。そこ座っとる。判事さん、あんたこの子にセクハラされたと言われたら、訴えられたら、どうして証明するんですかと言った。していない言うしかないやろう。どうして証明するんですかと、こんなんやで、言い方が。そういう裁判官と大西だけ、相手側の弁護士とも新宮の弁護士とも一回も裁判所で顔合わせていないんやで。大西と裁判官。ほいで最後やだ。ほいたら、和解する言うたら、この間ここへ出した原案、ゲラ刷りの。この原稿を、これでどうですかいうて出してきたんや、裁判官が。ちょっとこれ読むわ。読んだら理解を示すといって書いたあたんや。 それで、こっちは和解したないから、こういう言い方やで。「判事さん、これ何ですか」いうて。「理解を示すとは何事や」と。「理解ら示して要らん」こう言うたんやで。ほいたら、裁判官が、すみません、ちょっと待ってくださいいうて出ていったんや、部屋から。そのときは、市の総務課長らも入っていないんやで。市の総務課長、外におるんや。大西と裁判官だけや。ほいたら、裁判官が電話で相手側の代理人と話したんやろうね。それも知らんのや。出ていったから、ほいだら帰ってきて審議を再開したら裁判官が、向こうもセクハラなかったということを認めていますから、これ書き直しますと言うて、こうや。裁判官がボールペンで、原稿やで、これ。「理解を示す」というところに2本線を引っ張って、「認める」に。これでいいですかと。俺は、はっきりセクハラなかったということを認めなんだら示談せんと言うたんやから、認める、今、外へ出ていって向こうの弁護士と相談したんやろう。何言うたか知らんがな、こっちは。帰ってきた裁判官が、ここをこう書き直しますねと言うた。あっ、いいですよと。そやけど、もうここは書いてあったんや、初めから。セクハラがなかったことを認めることが口外してもええと書いたあるわだ。除くいうて書いたあるから、書いたあたけれども、念を押したんや。判事さん、そやけど、セクハラがなかったことを議会にも市民に報告せなんだら、恥ずかしくてまち歩けんのやいうて。絶対、口外禁止かなんで、条項から外しといてよと念を押した。それが最後。それが5日。それで、清書が送られてきたのが11日や。これ知らんのや。この原稿を直して、これでいいですねと、これで終わった。 ほいで、清書が送られてきたのは、それから1週間ぐらい遅れてきたら、あえて、触ったわけではないことを認めると。それで和解になったんで、和解条項の中に、お互いの処分要求議案を取り下げるというのがあったから、ここへ来て、セクハラがあったいうて認められたら、俺、辞めるからと、議員。即刻辞めるからと言うとるんやから、セクハラがなかったことが認められたというのは当たり前やないか。だから、セクハラがなかったことが認められたんで、身の潔白が証明されたんで、和解したと。それで、書いたある、その取下げ議案いうの。それで、お互い新宮市民のために頑張るということになったんで、和解できたんで、お互いのを取り下げることになったんやと言うただけや。いいですか。 そのときに、本人がここにおったんや。ほいたら、この裁判になったらね、大西はそう主張したんや。そのとき本人が議会におったんやから、そんなこと認めていませんよと何で言わんのなと。1年半もたって何で今頃訴えてくるんなと言うたら、ほいたら、向こうは、いや、その議案のときは、私は排斥されていて外におったから、言えなんだんや言やんやで。言えなんだいうて、排斥されたってみんな外で聞くやないかい。違うか。こないだの屋敷議員とのときも、俺、外で聞きやったで。違うか。それで、俺がここで言いやるときに、屋敷議員はここで聞きやる。議事進行いうて、大西議員あれ言いやるけど契約違反やいうて何で言わんのな。そういう言い方や。向こうがうそ言いやるんやだ。ほいだら、裁判官は何も知らんから、だから、議場におるときに、大西が約束違反やったら、そのとき言わんかいうて。 この示談のときに、本人もおって、裁判官もおって、ほいで、こうしよういうて決めたんやったら、向こうが。だから、向こうは言うてもええと言うたのは、向こうは、理解を示すということだけやって思うたあたん違う。大西は裁判官にそう言うとるから、議会で言うてもええと思っただけのことや。それだけの違いやで。それだけの違いやのに、教育長のう、こんな何か大げさな、大西が議会で違法な発言してと、こんな問題かよ。ただ、それだけの違いや。認めたとしてや。 だから、それを分かってくれたら、控訴せんでもええやろうと。ところが、控訴せなんだら33万円損害が生じるやろう。大西の勝手で控訴せんのやから、議長に言うたように。当然その33万円は、大西が引き受けるのは当たり前やないか。違うか。そうやろう。大西の勝手で市民に損害かけるんやから。大西が認めるんやから、相手の言い分を。ほいで損害が生じたら、大西の勝手で控訴せんのやから、その損害は、大西が持つの当たり前や。 ところが、市長は控訴しませんと。市長は控訴せんと、33万円損害が発生するんやから、市長が払うたらええんや。違うか。だから、市長が控訴すると言ったら俺はせん。というのは分かってくれたある。市長だけと違うで。後ろでやじ馬議員がやいやい言うとるから、ああ、これは、もう議会でも理解してくれんなと。そこへもってきて、市長が、大西に責任追及すると言うから、これからは、相手が違うんや。これから市長が相手や。市長に同情すること要るか。4期もやりやる権力者やで。こっちが同情してもらわんとどうすんな。よれよれの老いぼれ議員や。そんなの同情らする必要ない。命がけでかかってくで。また、議長に怒られるんやよ。教育長、もう、乱暴な言葉を言うから、大西議員、そんな侮辱的な発言はやめてよいうて言われたあるんや。そやけどあんたは、教育長、国語の先生や。それで、議長に怒られるから、やじ馬議員いうの辞書で引いたんや。こう書いたあるんや。「自分に関係ないことを、人の後について、訳もなく騒ぎ回る議員」ほいで、やじ馬議員言うて悪いんやったらよ、いちいち自分に関係ないことを人の後について訳もなく騒ぎ回る議員がおるからと言わんなん。 この件でも、やじ馬議員おらなんで、大西と相手の議員だったら、裁判までせんでも話はついとるんや。周りから関係ないのに、わいわい言われる。そうなったら仕方ない、こっちは。裁判所で身の潔白を証明せなんだら。証明したんや。証明したって、判決文いうて和解調書にも入ったあるやん。だけど、向こうも責めたらあかんのや。向こうも現場におらなんだんで、大西議員が議会で言うてもええのは、大西議員のセクハラがなかったいうことの説明は理解を示したと。そこまでやったら言うてもええけれども、それ以上言われたなかったと言われたら、向こうは勘違いしたあたんやろう。第一、このセクハラ自体がそうや。事務局で、視察日程の説明を受けるときに、向こうが近寄ってきたんや。それを、どらよいうたときにちょっと当たったんや。それを、その議員はセクハラされたと勘違いしたんや。ただそんだけのことやで。それを議長のところへ訴えたさか、大ごとになってきたんや。簡単なことなんや。誰も、そやそやと、向こうの肩を持って、大西が悪いいうて、セクハラしたんや、触ったんやろう。触ったんやったらセクハラやとわいわい言うからよ、そんなんでかけられた。そんなん懲罰特別委員会で賛成多数で可決されたら、セクハラしたことが事実になってくるんや。だから裁判に訴えたんや。訴えたら、市長が記者会見で遺憾やと。何で遺憾なと聞いたら、「いや、訴えてきたさか、市民の税金で弁護士雇わんならんさか、予算要るさか遺憾やと言うたんや」何を言うとんのやいうて。 裁判を受ける権利は、国民の基本的人権やぞいうて、そのとき教えているんで。ほんなら、またこれや。控訴権は大西の権利や。まだええやん、市長は自分の独断で控訴しませんと言うたわだ。損害は大西にあるから、大西に請求しますと。できるか。請求してきたら、俺は債務不存在の確認訴訟、出し返すよ。そやろう。ほいたら、当局は、また訴訟費用かかるわだ。これ、訴訟費用かかるんやで。どうして迷惑かけるんなと、市民に。そやから、もうここは、これで終息させたらどうやと。ほいで、努力したんや。議長にも骨折ってもろたんや。だけど、そういうことで、後ろからも終息させてほしいと、控訴はせんといてほしいという要望もあったけれども、大西が議会でうそ言うたり議員に背くような発言らすることないやん。それを認めるということは、物すごい大西のプライドを傷つけることやけれども、みんな理解してくれるんやったら、議長にも骨折らせたけれども、もう終息させようと思うたけれども、こういう市長の自分に協力的な議員には有利な発言をして、ほいで、批判してくる議員には、こういう不当な発言をする。これ、許すわけにいかんので。 それで、この件については、もう控訴しましたんで、口外禁止条項、認めていませんので、あと、また、教育長、次の機会にでも質問させてもらいます。終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時46分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △竹内弥生君 ○議長(榎本鉄也君)  11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) マスクを外させていただきます。 一般質問、令和4年3月。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 質問に入る前に、今、世界情勢が激動しております。ウクライナの皆様が直面していることに関しまして、同じ人間として痛みを感じながら、日常の何気ない生活が崩されていく、消えてなくなってしまうという恐怖におきまして、計り知れることではありません。被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げ、そしてお亡くなりになられた方々に心から哀悼の意を表します。この悲惨な出来事が一日も早く終息することを願っております。 この間、報道で岸田首相が人道上の意味でウクライナの難民を受け入れるということをお聞きいたしました。新宮市でも、もしそういう事があったのならば、市長に対しましては難民受入れのほうを柔軟に対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、質問に入らせていただきます。 項目1、新宮市立医療センター出産休止等について。 3月、4月、5月、受入れ予定だった分娩予定者、医療センターに通っていた妊婦の方は転院を余儀なくされました。その妊婦の方の不安、御家族の方の不安をどうお考えになっているか、そして現在どうなっているかをお聞かせいただきたいと思います。 12月の一般質問でも取上げさせていただきましたけれども、私も11月5日の議員説明会で詳細をお聞きしましてから、自分なりに全国の地方の産婦人科医確保の難しさ等々を調べさせていただきました。妊婦の当事者の方、そして御家族の方のお話も聞かせていただきました。そして、この地方における産婦人科医確保が難しいという事実にぶち当たり、何て地方一議員って無力なんだろうと日々思っております。一生懸命考えてもならないこともある。だけど、これは結果を出さなければならないことだと強く感じております。 医療センターで子供を産むことができない、年間300人の赤ちゃんが産まれている、この状況は受け入れられません。これはもう一大事だと思っております。極端な例になりますけれども、道路を新しく造る、または文化ホールを建設するということにつきましては、予算をつけてできることです。人間の感情でいうとゼロか100かという感情ではない。そして、市民の皆様に、この医療センターの分娩の問題をどう思うかと問いかけることでもない。医療センター産婦人科は確実に要ります。文化ホールを建てる、建てないで賛否を問うことではない。これは人道上の問題で、絶対に確保する案件だと私は思っております。人命がかかっています。母体、そして赤ちゃん、2人の命がかかっているんです。これは議会における議論、そして採決、そういったものとは全く違う次元になります。 本当に現実に分娩する予定だった4月、5月、6月の方は、転院を余儀なくされることになったんですよ。このことは妊婦さん、そしてそのおなかの赤ちゃんに何が起きるかと分かっています、古今東西。お産は何が起きるか分からないということが分かっている事実なのに、放り出したことになるんです。何かあったとき、この責任、医療センターで産もうと産婦人科にかかっていた妊婦の方々がやむなく転院をした、それで遠くの病院に行くことになった、そのリスクに伴うことで何かあったときは、新宮市の政治が問われることだと私は個人的に思います。何が起きるか分からない、古今東西ずっと続いております。今のように医学が発達する前は、赤ちゃんが死んでしまったり、お母さんが死んでしまったり、そういう歴史を繰り返してきましたが、医療の発達によってここまで立派に子供を産み育てることができるようになってきたのが現実だと思っております。 一方、先ほど冒頭に申し上げましたとおり、市長をはじめ関係者の皆様方は、この医師確保に向かい全力で尽力をなさっていることもお聞きしております。総務建設委員会におきまして、私が提言いたしましたこの転院された方の緊急搬送におきましていかにリスクを負うかということ、おなかが張ってきた、出血をした、すぐ産まれるかもしれないというリスクに対して、緊急搬送におけるシミュレーションをしていただきたいと消防長にお伝えいたしました。速やかに消防長は準備を始めていただいております。消防長は私の総務建設委員会の提言に対しまして、医療センターでレクチャーを受け、シミュレーションを行い、救急搬送における準備を行っているとお聞きしております。そして、近隣の消防署との連携も行っているということでございます。 もう一つ私が提言いたしましたのは、いきなり妊婦の方に転院をしてくださいとお願いをしたということは、家庭的な経済的な不安も、経済的なことに関しても、妊婦さん方はその日初めて知るという、遠くに転院した方は交通費や宿泊費が要るということも、委員会で提言させていただきました。これも、転院された妊婦さんに係る交通費や宿泊費等、市長の即決の判断、速やかな判断によって交通費や宿泊代に予算をつけていただきました、臨時会で。緊急搬送における準備、そして経済面での準備、この2点は確実に現在決まっていることでございます。 そして、この場をお借りいたしまして、医療センターの従事者の方々、コロナ陽性者の対応、そしてワクチン接種、ふだんからの業務に加え、この57名の転院にかかる労力、そしてお一人お一人に電話をして伝えるといった、本当に予期しない出来事に奔走していただいた医療センターの従事者の方に心からお礼申し上げます。 医師確保におきまして、医療従事者に責任はございませんと私は考えます。これは政治の責任だと思っております。産婦人科医師確保に向けてプロジェクトチームを立ち上げているとお聞きしております。和歌山県でも懸命に医師確保に向けて進んでいるとお聞きしていました。昨年の12月の定例会におきましては、この経緯と私の思い、そして先ほど申し上げました提言を述べさせていただきました。 しかし、現在どうなっているのか、しっかり詳細はお聞きしておりません。新聞発表やネット配信、テレビ等を通じて、私は単発的に出てくる報道に対しまして憤りを感じております。この大変な事態、お産ができない、分娩ができないというこの事態に対しまして、本当にいろんな報道が出て、私はどうしたらいいのだろうと。市民の皆様はいろんな報道で、これで医療センターで産めるのではないかというようなお話をよく最近聞きます。 これが11月5日の議員説明会におきまして頂きました資料です。産婦人科医が辞められて、議員説明会に至るまでの経緯を話していただきました。そして、11月18日、このときに来年3月以降の出産予約休止と発表いたしました。後任医師確保に見通し立たず、これが11月8日です、昨年の。そして、令和3年の12月議会におきまして、搬送方法、そして経済等に係る財政負担についての要望をいたしました。 12月の教育民生委員会、これは皆さんはちょっと分からないかもしれませんけれども、市議会議員というのは、常任委員会は総務建設委員会と教育民生委員会、二つに分かれておりますので、私は総務建設委員会にいますので、教育民生委員会のほうに出ることはできません、傍聴はできますけれども。その教育民生委員会のほうでもこのことを取り上げております。 1月21日の臨時会におきまして、市長はきっちり予算をつけて、この宿泊代、交通費等を出していただくことをお示ししてくれました。この時点で、関東圏からの常勤医師を1人確保という情報がこの新聞に書かれております。 この前、2月15日に総務建設委員会が行われました。教育民生委員会に私は属していませんので、総務建設委員会におきましては消防に関するところしか発言できませんので、消防長にしっかりシミュレーションを行っているとお聞きしていますけれども大丈夫ですかと聞きましたところ、大丈夫だと。そういったやり取りをしたときに、2月10日にばーんと夜にニュースが出たんですよ。医療センター医師確保。2名確保、常勤医師確保。ええっと驚きました。ネットニュースでは出る、NHKでは出る、配信されている。これは聞いていなかった、どういうことだろうと。私はこのとき総務建設委員会で、副市長にこの報道は一体どういうことですかと、私たちはお聞きしていないですけれども、この常勤医師確保にめどがついたということを報道なされましたけれどもどうですかとお尋ねしました、どこから出たんですかとお尋ねしました。副市長も大変驚いており、全く知らなかったというふうにお聞きしました。こういうふうに単発的にいろんな報道が出始めていったわけです。それだけ重要な案件だと思います。 7月の時点ぐらいから産婦人科医の退職が決まり、11月5日までの議員説明会の間、8、9、10、11、12、5か月あります。この間は一体当局はどんな動きをしておられたのか。市長は当然、市長選という激動の中に入っておりました。市長は動けません。これは当然です。副市長に、副市長は市長の代わりに当局を率いるリーダーとして、このことに関してはどう動いていたのかとお尋ねをしました。どんなふうにお尋ねをしても、妊婦の方のやむを得なく転院されたことにつきましては、やりきれない思いでいっぱいでございました。 そして、今年2月8日に、ありがたいことに近大が提携協定をしていただき、常勤の産婦人科医を派遣してくれるということをお聞きしました。そして、報道で出ました。ここで常勤医師は、関東方面から来る常勤医師、そして近大から来る常勤医師ということがはっきり分かってきました。この2月18日の新宮市に産科医派遣という見出しで大きく載ったことに関しまして、市民の皆様、そして近隣の住民の皆様、那智勝浦町、紀宝町、御浜町の妊婦の方々、御家族の方、そして市民の方たちは、これで医療センターは大丈夫だろうという声をよくお聞きするようになりました。 2月17日、教育民生委員会でも委員長の濱田議員、そして大坂議員がこの報道に対することを提言しておりました。そして、やっと2月20日、関東圏からの医師確保、慈恵会医科大学から部長級の産婦人科の先生が来てくれるということを発表なされました。この時点で、皆さんはもう医療センターは大丈夫だと思っているんです。 市民の皆様が圧倒的にこの報道等を見て思っている事実に関しまして、私どもはまだ詳細をお聞きしておりません。もう3月になりました。やむなく転院をした妊婦の方、そして御家族の方、お隣の那智勝浦町、紀宝町、飛んで御浜町の方々にも、この今の正確な情報をきっちりお聞きしたいという思いで、報道の方もいらっしゃり、テレビで配信も流され、そして傍聴もでき、この一般質問でしっかり取上げさせていただくことといたしました。 医療センター事務局にお尋ねをいたします。医師確保について、常勤の先生は何名決まっていらっしゃるのか、非常勤の先生は何名決まっていらっしゃるのか、6月以降はしっかり分娩ができるのか。明確な事実を教えてください。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター、岡本より回答させていただきます。 まず、常勤医師についてですが、この3月に産婦人科部長が退職された後、4月からは東京慈恵会医科大学から産婦人科部長の医師が常勤で勤務される予定となっております。また、6月からは近畿大学を退職された医師が常勤で勤務していただける予定となっており、6月でようやく常勤医が3名になる予定になっております。 非常勤の医師につきましては、昨年度から継続される方を含めて、現在6名にお願いしております。来ていただける頻度は月1回や毎週来ていただける方とか、それぞれとなっております。 前部長は新宮市内に御自宅があったため、大変ありがたいことに急な呼出しについても御対応していただいておりましたが、4月以降来られる先生方は御自宅が遠方にある方ばかりとなり、週末を中心に手薄になってしまうため、さらに非常勤医師については各方面に依頼を続けております。 このように、医師確保については進んできてはおりますが、医療センターが責任を持って分娩に対応するためには、月曜日から日曜日まで、365日24時間分娩対応できる体制を取る必要があり、さらに緊急の帝王切開等の手術を安全に行うためには、時間外においても医師が2名以上必要と伺っております。少なくとも常勤医3名体制が取れない3月、4月、5月はそのような体制を組むことができないため、妊婦さんには申し訳ありませんが、当院で分娩を行うことはできません。 また、分娩再開時期につきましては、4月に着任する東京慈恵会医科大学からお越しいただく産婦人科部長や、関連する常勤・非常勤医師とウェブ会議等で協議を進めているところでありますため、現時点では再開時期を明確に申し上げることはできません。ただ、分娩対応の再開時期が決まりましたら、速やかに医療センターから皆様に御報告させていただきます。 ◆11番(竹内弥生君)  課長、もうちょっと次は大きな声でお願いしますね。耳、不安になってきて。ありがとうございます。 3、4、5月は、じゃ、産めないですね。そこはしっかりしておく。そうすると、転院された方は覚悟を持つ。もう転院したところしか産めない、医療センターには戻って来られないんだと、しっかり自覚を持つことになります。だから今の明確な事実は、この公の場で言ってもらうこと、大変助かります。 懸命な努力をして、常勤医師3名、6月から。非常勤が6名。その中でシフトを組んでいく。新宮市に住んでいないので遠方から来ていただくことになりますから、そのシフトの調整、皆様の要望とかを聞いて今調整をしているところですね。だから明確には6月何日からということは、今は言えないけれども、3、4、5月は転院した方は産めませんが、6月以降は産めるような体制が整ってきております。それもまだはっきり分かりませんけれども、分かったらお伝えします。 この最後の文言はずっと聞いておりますよ。6月にはなったら産めるのか。じゃ、3、4、5月の方の57名、新宮市は24名ですね。まあ言えば犠牲になりますよ。この子供が産めないというようなことを、途中で分かってほっぽり出すということは大変なことなんです。でも3月、4月、5月に転院をなされた方は、もう絶対に医療センターで産めませんよということがはっきりしたので、皆さん覚悟をしましょう。6月からは懸命な努力によりまして、当局、和歌山県の皆様の御尽力によりまして産めることを期待しておりますというか、しっかり前に進めていくようにお願いしておきます。 副市長にお尋ねします。この3、4、5月、結局去年の11月5日に議員説明会で私たちは知りました。そこから騒ぎになり、署名が集まったり各団体から陳情があったりしました。それで先ほど私が申し述べましたとおり、7月から11月まで市長は市長選に入っていた。副市長は預かっていた。公に私たちが聞いたのは11月、終わってからです。それも当然だと思います。でも、それはいろんな事情が重なり合って、しっかり一生懸命動き出した時期が外れていたとしてでも、このように、今事務局からお答えがありましたとおり、日本における産婦人科医確保が難しい中です。常勤医師3名、非常勤6名というのが決まってきつつある、常勤3名は決まっているというところまで来ております。副市長はこの転院を余儀なくされた57人の妊婦の方、御家族の方に対して、何かあったときはどう対処していくか、少しお聞かせください。 ◎副市長(向井雅男君)  妊婦の皆さん、また並びに市民の皆様には、このたびの件で大変御迷惑、御心配をおかけして、大変申し訳なく思っております。 私は若い頃に病院のほうに勤務しておりまして、一寸先は読めないのが産科の診療であるというふうに、ドクターまたは看護師のほうからよく言われていたと、口にしていたということをよく覚えてございます。 そういった中で、やはり今回転院をお願いした妊婦さんには、いろんなことで相談に乗ってあげるということが一番大事なことだというふうに思いますので、市のほうでいろいろ協議をした中で、医療センターのほうから、もしくは保健センターのほうから、転院をお願いする際に少しでも不安なこと、またささいなことでもいいですから、医療センターの産婦人科の外来のほう、もしくは保健センターのほうへお電話をいただいて、助産師または保健師のほうが何らかの御指導をさせていただくということでお話をさせていただいております。 また、先ほど議員も少しお話ししておりましたが、うちの消防本部においては、熊野市から串本町までの消防のほうにお声がけをさせていただいて、研修であったり実地訓練であったりというところを、非常に努力をいただいて、何かあれば即座に救急車を呼んでいただくという態勢も取ってございますので、その辺もヒアリングの際に妊婦さんのほうにお伝えしておりますので、その辺で対応をしていただきたいというふうには思ってございます。 ◆11番(竹内弥生君)  これから何があるか分からないということに対しまして、副市長、本当によろしくお願いいたしますね。 そして私は、この公の場なので、近隣の市町リーダーたちにも申し上げたい。那智勝浦町にも妊婦の方々はいらっしゃいます。紀宝町にも御浜町にも。御浜町のほうにも病院がある。那智勝浦町にも病院があります。でも医療センターに任せっぱなしでした。産婦人科がなかった。そして、今さっき副市長の答弁の中に、10年前からそういう危惧はあったと。これは日本全体の問題になってきます。予算をつけるのではなく、人を確保するということなので縛ることができない。総理大臣が、君、和歌山県の新宮市の医療センターに行ってやってくれたまえと言ってもお医者さんは動きません、そういうくくりがないので。これからはこのような抜けることがないような事態にしていくようなことを、国に、県に訴えていってほしいと思いますので、副市長、よろしくお願いします。 保健センター長にお尋ねします。交通費や宿泊費について、しっかり市長の敏速な対応について予算をつけていただきました。ここは確実にできるところですね。そして、今副市長も答弁いたしておりましたが、これから妊婦の方の心のほう、その相談の窓口とか、そういったものはお考えですか。 ◎保健センター長(福本良英君)  保健センター、福本よりお答えさせていただきます。 議員が先ほどおっしゃられましたように、1月21日の臨時会におきまして、補正予算(第12号)として妊婦健診・出産等臨時支援金の議決をいただき、要綱整備を進めてまいりました。 2月下旬から、案内チラシを送付するとともに、対象者等に対しまして、電話による周知と御相談対応を行っているところでございます。そうした中で保健センターといたしましても、出産期の御不安やお悩みが少しでも取り除かれるよう努めてまいりたいと考えております。 また、出産後につきましてですが、2か月から3か月の頃には助産師による新生児訪問を行い、体重測定や育児相談を行うとともに、産後ケア事業や定期的に健康相談を行っているところであります。その後も4か月健診、10か月健診、また1歳半、2歳半、3歳半と定期的に乳幼児健診等を実施していく中で、長くお子様や御家族を支援していくこととなりますので、出産に対しましてもしっかりと寄り添い、支援していきたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  保健センター長、しっかり寄り添っていってやってください。よろしくお願いします。 次は健康福祉部長にお尋ねするんですけれども、少し話はそれますが、皆さん、傍聴の方も、女性1人なんです、管理職。今年退職なされる。日本の女性管理職の数は世界的に最低でございます。大体、国際労働機関におきまして、女性の管理職の率は27%ぐらいなければ平等な意見が行われないだろうということを発表されておりました。日本は27%国際的に女性管理者が要るだろうということに対しまして、12%、最下位でした。ちなみにアメリカが43%、フランスは39%。いかに日本の女性管理職が少ないかということを、この景色を見ても、私は委員会でもよく言っておりますけれども、景色に反映されております。 昔の昭和の時代、男は仕事、女は家庭という高度成長期時代の習わしと申しますか、そういったことがまだまだ引きずっている。なかなか女性が前に出て、管理職等々になって、半々になって議論を交わしていくというのにはまだまだ時間がかかるとは思いますけれども、女性というものは現実的でございます。そして、細かいところにも目がいきます。なので、私は女性管理職が必要だと思っております。 現に私も、この90分の一般質問をつくる1週間前に買い出しに行きます。どっさり買物をして、冷凍をして、掃除をして、この原稿を作る準備に入るんです。御飯は何時に作って、何時ぐらいに原稿を作ってと段取りをしないと、女性は家事をしなければならないので、仕事と両立となると結構な一日労働になるんですよ。それでも女性が必要だということは、現実的に物を言えるということだと私は思っております。 話はそれましたけれども、北畑部長も今年退職されて、何十年も公務員生活を過ごされまして、部長にまでなられた唯一の女性部長でございます。本当にお疲れさまでございました。この緊急事態、産婦人科医がいなくなってしまって、3、4、5月と分娩ができないという事実におきまして、女性として、健康福祉部長としてはどうお考えかお聞かせください。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(北畑直子君)  今回、医療センターで出産ができないと報道されてから、出産を予定されている皆さん、またその御家族の方の心中やいかなものか、出産を経験した者として、またこれから出産しようとする子供を持つ親として、本当に深刻に受け止めております。このことは、このことが報道されてから1万人以上の方の署名を集めていただいたというところからも、市としての責任の重さを感じていたところでございます。 この3月に入って、妊婦健診を市外の病院で受診しなければならない皆さんのことを考えると、議会からの御提言から検討し、1月の臨時会で予算を御承認いただいた市外での健診・出産費用の臨時給付金制度は制定したものの、一日も早く市内の病院で健診や出産をしていただけるように取り組まなければならないと思っております。 所管の子育て世代包括支援センターは保健センターの中にございますが、保健センターの母子推進と子育て推進課で妊娠から子育てまでの支援を担当しておりまして、不安な妊婦さんに寄り添いながら、その不安な声を聞き、また今回の市の支援についてお話ししているところではございますが、引き続き医療センターや新宮消防といった庁内の関係機関と一緒になって、その対策を進めてまいりたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 どうしようもないですよね。副市長が先ほどおっしゃっていた10年前、私もこの11月5日に議員説明会をおきましてから、いろんなところにパソコンからググって入っていきまして、いろんな医師会の方の討論、そして論文とかを見ましたけれども、日本における産婦人科医師の問題は本当に深刻だと。10年前に論文を書かれていました北海道の、先生の名前は忘れましたけれども、すごく今の新宮市にそっくりだなという例を見ました。 産婦人科医師というのは365日24時間勤務です。だから、先ほど事務局からお伝えしていただきましたように、常勤医師3人、非常勤6人を確保しても、この新宮市に居住していなければ通うことになる。なかなかシフトが組みにくい。いろんな問題がありますので、先ほども申し上げましたけれども、これから継続して取り組んでいっていただきたいと思います。 そして、消防長にお尋ねします。これは本当に消防署が一番現場に携わってきます。消防長は総務建設委員会で私が提言いたしましたときに、直ちに準備をなさっていただきました。医療センターの医療従事者の方からレクチャーをしていただいて、いろんなことのシミュレーションを行っていただいていると認識しております。この57名、新宮市は24名の妊婦の方を緊急搬送するという、現実に現場に携わるのは消防署になります。夜間や天候が悪いときは、ドクターヘリも防災ヘリも飛びません。 私は12月定例会におきまして、自衛隊からのヘリコプターはないのかと、自衛隊からも聞きました。しかし、それは離島なので自衛隊から来られないというお返事をいただいたとお聞きしました。うちは紀南ヘリポートを持っていますし、災害のために自前で持っている。でも国は、わざわざ自衛隊がたった一人や二人の妊婦の方のために、離島でないから来られない。ここもちょっと本末転倒だと思いますけどね、1人の命も100人の命も同じだと思います。これは国に対して、私、地方議員が一人声を上げてもどうしようもないですけれども、声を上げ続けていきたいと思います。 そして、新宮市は代議士の先生たちが頑張っていただきまして、どんどん近くなってきた、大阪に行くのも、名古屋市に行くのも、愛知県に行くのも。でもまだまだ道半ばです。よっぽど、離島と国はおっしゃいましたけれども、陸の孤島だと思いますけどね。話は飛んでいきますので。 とにかく何かが起こったときに、遠くの病院に移転した妊婦の方たちにおきまして、搬送をしなければならない。くしもと町立病院、尾鷲総合病院、リスクのある人は田辺市の紀南病院まで緊急搬送しなければならないということは、消防署が携わる事実でございます。本当に申し訳ないですけれども、消防署の皆様方には御尽力をされることを心から願っておりますし、消防長もシミュレーションをしていただいていることに感謝をいたしております。 消防長、ここで私が総務建設委員会等で提言させていただきましたシミュレーション、緊急搬送における場合、もしかして赤ちゃんが産まれてしまうかもしれない場合について、少し詳細をお聞かせください。 ◎消防長(越水薫君)  消防本部、越水がお答えします。 消防本部では、医療センター、産婦人科のある周辺の公立病院、開業医、ドクターヘリなどと協議を行いました。 妊婦の方が救急車を要請する場合、いろんな状況が考えられます。対応を一つに決めることはできませんが、現場の救急救命士の判断で、安全で適切な対応ができるよう、妊婦の方からの119番に対し、車内での分娩を想定し、通常3名で出動する救急隊員を1名増やし4名体制で出動させます。また、既に出産している場合や出産が疑われる状況の場合は、母体と新生児を安全に別々に搬送することも想定し、2台の救急車を現場に出動させる体制を取ります。そして、搬送先が例えば田辺紀南病院など遠方への搬送中の急変に対応するため、途中の産科対応病院に立ち寄り、収容できるように協議、調整しております。 最後に消防本部として、市民、妊婦の方に安心・安全な救急搬送を提供できるよう、今後も危機感を持って対応してまいります。 以上でございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 3名から1名増やして出動していただく。そして、母体と新生児の安全のために2台の救急車で行く。先ほど申し上げました地域との連携、田辺市の紀南病院に行く場合におきましては、途中で産科病院の問合せをする。万全の体制を組んでいただいていると思います。 現実に、本当に救急車の中で産み落とすということが今までなかったですか、消防長。 ◎消防長(越水薫君)  あまりありませんけれども、数件ございます。私も現役の救命士のときには1回取り上げております。 ◆11番(竹内弥生君)  市長率いる新宮市の消防署は、平素は本当に肉体を鍛えないと何もできないと申しますか、かなり相当な訓練をして、火事等、災害等、救助等、いろんな活動を行っております。そういう中、この妊婦の方における緊急搬送、これも現実に消防署が全面的にかぶっていくことであります。間接的にはない。でも、今おっしゃっていただいたことは、多分庁内でも、そして市長でも、副市長でも、いろんな庁内で協議を行い、救命士を1人増やして、もう一台救急車をつけて、万が一のために2人の命を助けようとする試みに対しまして、心から安堵いたしますし、感謝申し上げます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 市長、4期目の政治力で、産婦人科確保に向けて懸命に挑んでこられました。何とか常勤3名確保に向けて進んできております。そして、私が2点申し上げました、緊急搬送について、そして交通費や宿泊費の予算について、緊急に決断していただきましたことを心から感謝いたします。 市長も、先ほど健康福祉部長の北畑部長に問うたように、この事態について、今どうお考えですか。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほど副市長からも申し上げましたが、まず大変迷惑をかけております妊婦の皆様、また不安な思いをさせてしまっております市民の皆様に、心よりおわびを申し上げなければならないと思っております。 今回、ありがたいことに6月から産婦人科の常勤医3名体制が実現の運びとなりました。これは昨年から議長をはじめ、議員の皆様にも一緒になってお力をいただきながら、いろんなところに要望も行って、その結果、こういったことが実現したこと、心より感謝を申し上げたいと思ってございます。 この医師不足、特に2年後の2024年から医療現場においても働き方改革が導入されるということで、特に地方の公立病院の医師不足がますます深刻な課題になるというふうにも予想されております。 先ほど竹内議員おっしゃったとおり、この医師不足問題は政治の問題だというふうに思っておりますので、地方の公立病院の医師不足の問題、これは全国的な問題でございますので、今後もずっと引き続き、この医師確保については、国会議員、また県議会議員にもお力をいただき、政府にしっかりと働きかけていく政治問題だというふうに思っておりますので、どうか今後とも市議会議員の皆様と共にこのことについてしっかりと取り組んで、今回、この産婦人科の医師問題で、市民の安心・安全の根幹は医療かなということを感じてございます。また今後、しっかりと共にお願いしたいと思います。ありがとうございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。市長の口からしっかり政治の問題だとお聞きしまして、私も安堵いたしました。 去年12月におきましては議長をはじめ、市長、那智勝浦町長、そして教育民生委員長の濱田議員、久保議員と共に、国会に代表として陳情に行かせていただきました。議長も本当に、我々市議会の先輩方の皆さんも、これには心を痛めております。前代未聞のことですものね。3、4、5月に産めなくなった、途中で追い出した。これは政治の責任である、これからも政治の責任であるということが明確となりました。 しかし、全力で取り組んでいく。今、市長からお聞きしましたように、令和5年度から働き方改革が医師のほうにもしっかり取り入れられていきます。産婦人科は5時に帰ってしまったらどうにもなりません。地方における内科医師、麻酔医、外科医等々、医療センターにおける医師の確保につきましては、先ほど市長からもお答えがありましたとおり、しっかりと真剣に取り組んでいく重要な課題だと思います。市長からその意をお聞きしましたので、安堵いたしました。私たち市議会議員も、先輩たち、そして議長をはじめ、これからもこの問題に取り組んでいく所存でございますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 この項の最後に、この和歌山県新宮市という、どこへ行くにも不便なところにある新宮市に、遠くから来てくださる産婦人科医師の先生の方々に心からお礼を申し上げます、この場をお借りして。本当に遠いとこから赴任してくださるということはありがたいことです。 世界情勢は極めて厳しい中、午前中、大西議員も言っておりましたけれども、我々は映画で見たことがないような現実に、今起こっているのが現実でございます。このハイブリッドにおきまして、SNS等などで発信される戦争、片一方は侵攻と申しておりますが、そういったことをじかに目にしまして、そうすると経済的には負担が出てくる。小麦や重油、ガソリン、それらも上がってくる。岸田首相はいろんなそういった取組に関してこれから施策を行っていくとおっしゃっていますが、なかなか世界情勢が、まさかこのコロナウイルスに2年間苦しめられた後に、このハイブリッド戦争のような人が人をあやめるようなことが起こってくる。そして、それによって経済がたちまちいろんなところで止まる。このような事態に、人間というものは変わっていくんですよ、日々。 だからこのような事態になって、3月、4月、5月、産婦人科医師も人間です。辞めるときもあります。だけど、地方だから産婦人科医師を連れてこれなかった。全国各地で問題になっている。でも、妊婦の方々や御家族の方々は、3月、4月、5月の方は転院をして、交通費も宿泊費もつきました。そして、消防長があれだけ明確に、1人増やして、救急車ももう一台増やして、人命を一から助けていくと明言されました。市長も政治の責任だと、医師確保につきましては、このことを明言していただきました。 私は今後もこの重要な課題につきまして、当局のほう、そして私たち、先輩議員含め、議長をはじめ、市議会のほうも努力を続けてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。 1項目め、これで終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  質問中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後1時46分--------------------------------------- △再開 午後1時57分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) マスクを外させていただきます。 項目2、令和4年度予算大綱について。 一般会計、特別会計、企業会計予算総額360億3,904万円、予算大綱案につきまして。 今回は、ある程度自分が提案して、提言をしていただいたことに予算がついたことについてお話しさせていただきたいと思います。 コロナ感染症対策。コロナ禍になり2年が過ぎます。和歌山県でもまん延防止等重点措置が出され、新宮市でもここ数か月陽性者が出ております。連日出ております。2年以上にわたり、事業の苦しみや市民の皆様の苦悩を訴え続けてまいりました。委員会や定例会の一般質問におきまして、支援策をどうしていったらいいのか、こうしてはいいのではないかと、ずっと支援策について私はお訴えを続けてまいりました。 今回は、この第6波は子供の感染が目立ち、小学校や幼稚園などが閉鎖となっております。陽性者がたくさん出て、閉鎖することが多くなっております。 ここ、2点お尋ねします。新宮保健所管内におけるここ数か月の子供の陽性者におきまして、重症な子供さんはいらっしゃらなかったのか。 そして、もう1点は、学校で陽性者が出たので、皆さん帰ってくださいねと下校させます。これは、いろんな小学校からの父兄の皆さんからの御意見をここで言わせていただきますと、小学生だと1年から6年生まで帰らされます。そうすると、家でひっそりと濃厚接触者の電話を待つというような事態になっております。その父兄の方々は、仕事へ絶対行ってはいけないという仕事の方もいらっしゃる。せめて学年だけでも、陽性者が出ましたのでということをお知らせいただけないかというお声をお聞きしました。 今は誹謗中傷というより、明日は我が身だと皆さんは思っていらっしゃる。これだけ長い期間続き、デルタ株からオミクロン、このようにクラスターが続いて出てくる。まん延防止等重点措置も出た。明日は我が身だと、陽性者を責めるようなことはほとんどない。だけど、今度は濃厚接触者じゃないかという不安が、仕事に行くのも考えさせられる。 この2点についてお聞きしたいです。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  教育政策課、富田より御回答させていただきます。 まず、最初にお聞きいただいた重症化の件につきましてですが、新宮市立の小中学校の児童生徒につきましては、現在のところ重症化の報告というものは届いておりません。 それから2点目の御質問でございますが、何年生で発生したかということだけでも教えてほしいということですけれども、基本的には罹患された方のプライバシー保護のためにも、保健所の発表以上の情報をお伝えするということは難しい現状であるということは御理解いただければと思います。 ただ、今のところ学校全体を閉鎖するということが多いのですが、そうすることによりまして、保護者の皆様の困っている感というのは教育委員会のほうにも伝わってきております。今後は学校全体をすぐに閉めるという形ではなくて、まずは当該学年であったりとか、当該学級のみを閉鎖しまして、多方面への影響を抑えるという方法を現在検討しているところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  そうですか。やっぱり上がっていますね。そうですよね。 保健所の罹患に関することにおきまして、プライバシーのことで言ってはいけないということは承知しております。しかし、新宮市の実際の教育委員会として、全校の閉鎖ではなく学年単位でしていくことを考え中ということですね。これはもう市民の皆さん、よく聞いておいてください。ありがとうございます。 ◎教育長(速水盛康君)  御心配をかけております。働く人への影響が非常に大きいという、そういった御心配であろうかと思います。 我々としても専門的な見地から、保健所さんの見解もいただきながら、今お答え申し上げましたように、学年あるいは該当する学級という、そういうところのみを今後閉鎖して、できるだけ影響を抑えたいと、そのように考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  教育長からしっかりとした答弁をいただきましたので、ありがとうございます。 市長をはじめ、地方自治体は国からの急な発信と申しますか、ワクチンもまだ届いていないのに早く打てますとか、報道でいろんなことを言って、地方自治体は結構混乱しています。学校教育におきましても、国からはこうしなさい、保健所はこうなのでプライバシーのために絶対言うてはいけませんよということですが、和歌山県は新宮市であったのか、那智勝浦町であったのか、串本町であったのかも言ってもらえない。これは、市長、何回も提言していただきました。せめて新宮市、自治体別に発表してほしいと、三重県のように。三重県は紀宝町、御浜町、熊野市、人数が出ております。でもこれは県の方針なので仕方がないと私は思っております。 でも、この教育委員会におけます、今の課長、教育長のお言葉で、学校は全部閉鎖ではなく学年単位でしていくことを考えておるということはありがたいことです。よろしくお願いいたします。 戸別受信機無償貸与です。戸別受信機です、皆さん。戸別受信機、受信機とずっと言い続けて、課長、課長、市長、市長と嫌がられるほど言いましたけれども、嫌がられずにしっかり調査してくれた。そして、市長は市長選で市民の声も聴き、市長の公約にも入れていただいた。ありがたいことです。一歩だと思います。 防災行政無線が聞こえない、聞こえづらい。私は議員になる前にこれを公約として、議員は執行権がないですけれども、これはしていただきたいと皆さんに明言してきました。防災行政無線が始まって、外へ飛び出ても聞こえないんですよ。雨風が降っているとドアを開けて見に行くわけにもいかない、余計聞こえづらい。こういったことを3年半にわたりずっとお訴え続けてまいりました。今年、この分厚い予算書の中で予算がついたことを本当に心からうれしく思っております、市長。ありがとうございます。 課長、この詳細を、高いです。予算がかかりますけれども、第一歩になる戸別受信機のことについてお聞かせください。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田から答弁させていただきます。 戸別受信機の無償貸与ですが、現在、新宮市では防災に関する情報を様々な媒体で発信しておりますが、それらの方法でも情報が取れない高齢者の方などを対象に貸与する予定としています。 これまでの経過としまして、12月から1月にかけ、75歳以上のみの世帯と要配慮者を含む世帯の約3,600世帯を対象に、防災に関する情報の受け取り方についてアンケートを実施し、45%、1,623世帯の回答をいただきました。その回答を基に、携帯電話などの通信機器をお持ちでない75歳以上のみの世帯や要配慮者を含む世帯に対して、戸別受信機を貸与する方向で考えております。 以上です。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 これは本当にずっと訴え続けて、第一歩を打つことができました。必要なところに必要なものをしっかり取り入れていくという、市長の明言されていましたことが実現されたということです。課長におかれましても、このアンケートの結果とか、いろいろなことを調査研究していただき、予算がついたことを心からお礼申し上げます。 新宮市の65歳以上の人口はといいますと、約2万7,000人の3分の1となってきております。75歳以上の独り暮らしの方の不安をまず訴えてまいりましたけれども、それがしっかり形になったということを心からお礼申し上げます。 これはいつ頃から、課長、実施されますか。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  配付方法につきましては、4月から早急に課内で協議していきたいと思いますが、アンケートの結果から、メール配信や電話配信の要望も多数来ておりますので、まずはその対応をしたいと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 3分の1が65歳以上の人口になって、30歳までが約3分の1、分かれておりますけれども、60歳以上から移行してくる、後期高齢者になってくる人数は、しっかりこの近い将来になっていきます。これは第一歩でございますが、これからも市民の安心・安全のために、アンケート結果を見つつも、次から次へと進んでいってほしい案件だと思っております。 メールに関しましても、スマートフォンをお持ちの方がしっかり登録をして、スマートフォンからも発信してくれるということは肝になってくると思います、これからの時代。しかし、高齢世帯がたくさん増えてくるとなると、スマートフォンをなかなか使いこなすことが難しい。それには防災のスマートフォンで受け取った受信メールの受け取り方とか、そういった教室とかも開いていくことも要ったかと思います。だから両手から攻めて、ハイブリッドのほうのスマートフォン、今までなかったような携帯からの通信、そして防災行政無線、そしてラジオ、いろんなとこから攻めて、しっかり市民の安心・安全を確保していっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。 続きまして、不良空家除却補助金。この空き家問題については様々な提言を行ってまいりました。空き家バンク、空き家利活用、空き家解体補助等々、近隣の自治体は行っているところもあり、新宮市は遅れているのではないかと定例会でも申し上げて、一般質問で申し上げてまいりました。それが今回、もうすっと、市長のスピード決断で、不良空家除却補助金、これは建設農林部長の尽力もあると思います。不良の空き家除却補助金というものが予算につきました。 私、犬の散歩とかをしまして、結構歩いていまして、空き家がたくさんあるのを認識しております。多分、自治体におかれますと、ここ最近はコロナ等のこともあり、空き家が何軒あるかということを正確に把握できていないと思うんです。ホームに入所されたり、いろんな事情が重なって空き家ということが分かっていない軒数につきましては、明確に分かっていないのではないかと私は推測いたしております。 しかし、近隣の皆様の苦情であったり、その空き家がいかにこれから深刻な問題であるかについて、私は様々な提案を申し上げてきました。今回予算におきまして、この補助金がついたことを心からお礼を申し上げます。 この不良空家除却補助金のことについて詳細をお聞かせください。 ◎管理課長(岩上賢志君)  管理課、岩上より答弁させていただきます。 新宮市不良空家除却補助事業につきましては、空き家対策総合支援事業の補助金を活用して…… ◆11番(竹内弥生君)  課長、もっと大きい声で言うて。もったいないで。 ◎管理課長(岩上賢志君)  不良空き家の除却を行うものでございます。 補助金の基準は、補助対象経費に3分の2を乗じた金額が補助金となります。この3分の2の補助金の限度額は50万円とし、50万円の内訳は国庫補助金が25万円、市補助金が25万円でございます。軒数は10軒計上してございます。 この補助金を活用するには三つの項目に該当する必要があり、一つ目はおおむね1年以上空き家となっていること、二つ目は居住の用に供される建築物、または床面積の2分の1以上に相当する部分が専ら居住の用に供される建築物、三つ目は構造物または設備が著しく不良であるために居住の用に供することが著しく不適当なものとなってございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 今の4件ぐらいの項目について、これは自分で申請していくという形ですか、各空き家の方の個人で。 ◎管理課長(岩上賢志君)  そのとおりでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  難しいところは、全く所在が分からない、近隣に迷惑をかけている空き家については、まだまだどうしようもないということですか、法律のくくりもあって。 ◎管理課長(岩上賢志君)  そのとおりでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  そこは、建設農林部長、全く人がいなくて空き家として物すごい迷惑を被っているけれども、法律の縛りがあってその人の所在が分からないというときは、これからどんなふうに進んでいくんでしょうかね、国とか、縛りとしましたら。 ◎建設農林部長(平見良太君)  議員おっしゃる案件につきましては、これまでも市として、まずは持ち主の調査を行いまして、その後お願いしたり、また指導したりして協力していただいて、解体していただいたという過去に事実もありますので、今後ともそういった案件があればしっかり調査をしまして、所有者に対しまして、周辺に対するいろんな影響等も分かっていただきながら、所有者自身で壊してもらうような形での進め方を進めたいと思っています。 しかしながら、うまいこといかない場合については空家特措法というのもありますので、そういった法律に照らし合わせながら、しっかり指導とか、また勧告とか、そういうこともできる可能性がありますので、そういうものも庁内で協議しながら、特定空家ということに認定をしまして進める方法も考えられますので、そういった点につきましては庁内で検討して進めていきたいと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  部長の明確な答弁、ありがとうございました。どうぞよろしくお願いいたします。 空き家問題、産婦人科問題、物価が上がっていく、そして恐ろしいようなハイブリッド戦争、人口減少問題。様々な困難なことに向かっていくこれからの地方自治体。市長は本当に4期目、リーダーシップを生かして取り組んでいってもらいたいと思います。 でも、この空き家補助金がつきました。今の建設農林部長のお答えで、困ったときには相談したらいいよというお答えをいただきましたので、ありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、養育費確保支援事業。これは昨年の6月の定例会の一般質問で取上げさせていただきましたところ、今回、予算に入っていましたので私は非常に驚きましたし、ありがたく思っております。 この養育費確保支援事業につきましては、私は独り親の貧困をなくそうと思い、今、離婚されても、なかなか養育費を払っていただいている方は少ないんですよ。その事実を昨年6月にお知らせをし、養育費を月々払っていただくために、公正証書をまいてきっちり法的な手続を取るということが必要だとお訴えしました。その手続に関します経費、手続の費用が3万円から5万円かかる、そこを補助していただけませんかということをお願いしましたところ、今回予算書に入っていたので、本当にありがたく思っております。 課長、この養育費確保支援事業の詳細をお聞かせください。大きな声でお願いします。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田よりお答えいたします。 養育費確保支援事業でございますが、離婚に伴い、困窮に陥るリスクが高い独り親世帯に対しまして、養育費確保のための支援を実施するというものになります。児童扶養手当を受給されている方、もしくは同程度の所得水準にある独り親世帯を対象といたします。 離婚の際の公正証書等作成費用の補助といたしまして上限3万円、養育費保証契約締結費用の補助といたしまして上限5万円、養育費強制執行費用の補助といたしまして上限3万円の補助を行います。独り親の生活の安定が促進されるという効果を期待するという制度でございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。本当にうれしいです。 独り親になるということは、うちのお父さんがこう言っていたわと、うちのお父さんがこういうから御飯は食べに行けないわと、お父さんがと言えなくなるんです。様々な理由で離婚することになり、一人になって、こういったふうに、法整備とまではいきませんけれども、しっかり自治体が支援をしていくということは本当にありがたいことだし、一手だと思っております。 続きまして、住居表示費。この住居表示費におきましては、令和元年度に総務建設委員会で、私は市民の方から、住居表示、新聞を見ると、火事とか事故が起こっても新宮市新宮何番地と表示されていても分からないと。昔のように丹鶴、蓬莱、広角、三輪崎、三輪崎は分かりますけれども、新宮市新宮となって変わってしまったところについてどうにかならないのかというお声をいただいていましたので、議員になり立て早々のときに委員会のほうで住居表示費についてお訴えしたところ、ここは直ちに審議会を立ち上げていただきまして、長らく休止いたしました従来の地名に変えていく、戻していくという事業が始まりました。本年度も引き続き予算をつけていただいております。ありがとうございます。 この住居表示費について、市民の方に周知していただくために詳細をお聞かせください。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁をさせていただきます。 分かりやすいまちづくりのために、昨年の7月1日、新宮市新宮から丹鶴一丁目、二丁目、三丁目と、丹鶴地域の住居表示を実施いたしました。13年ぶりの実施となりましたが、住民の皆様の御協力により、大きな混乱もなく事業を完了することができました。 また、令和3年度と令和4年度、この2か年で鴻田地域の住居表示に取り組んでおりまして、これを令和5年の2月1日実施に向けまして、現在事務処理を進めているところでございます。既に基礎調査を終えておりまして、今後、対象町内会、推進委員会、それから住民説明会を経て審議会を開催する予定としております。 コロナの影響等も考えられますが、町内会、地域の住民の皆様の理解が得られるよう、しっかり取り組んでまいりたいと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 この地域に関しますと、自分はこうだったとかああだったとか、地域の住民の皆様方のお声がたくさんあると思いますので、それをまとめて地名を変えていくということは大変御苦労だと思いますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。今度は鴻田になるんですね。令和5年度。 続きまして、旅館等宿泊避難支援事業。この旅館等宿泊避難支援事業につきましては、これも令和元年度総務建設委員会におきまして私はお訴えさせていただきました。これは、自らも少し旅館というか、ホテル業に携わっておりますので、毎年避難して来られる方がいらしたので、そこをうちの会社の社長はしっかり半額にして避難をしていただくということを取っておりました。そこから発案し、そしてそのところからネットでググるといいますか、入っていって調べますと、国からの交付金が少し出ていたので、総務建設委員会のほうで提言させていただきました。これは令和2年、令和3年、そして今年度も予算がついております。ありがとうございます。 この旅館等宿泊避難支援事業について、詳細をお聞かせください。 ◎総務部参事兼防災対策課長(竹田和之君)  防災対策課、竹田から答弁させていただきます。 旅館等宿泊避難支援事業ですが、令和2年度から行っている事業です。新宮市内の旅館またはホテルが避難のために宿泊した市民の宿泊料金を割引した場合、1人1泊につき、昨年まで2,000円でしたが、利用促進を図るため1,000円増額し、3,000円を上限として宿泊施設に対して助成するものです。 宿泊施設に避難を行っていただくことで、避難所への避難者を減少させ、避難所が過密状態になることを防ぐことで、感染防止対策としても有効だと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  この1,000円増やしていただいたということ、本当にありがたいんですよね。物すごい雨風が強くなる、台風が来るとか豪雨になるとかというときは、ホテル等とかも交通遮断のためにキャンセルになることがあります。なので、ある程度一定の額を減らして、3,000円補助をしていただくと、利用する方も増えると思います。1,000円払ったら泊まらせていただくというような形にしますと、コロナ禍におけるソーシャルディスタンスも保っていけるような避難所。避難する方、そして体の弱い方などは、この補助を使って泊まっていただけたらいいなと本当に思っていますので、ありがとうございます。 続きまして、結婚新生活支援事業についてでございます。これは子育てにかかる費用を少しでも自治体が支援し、このまちで子供を育てる環境をつくっていくというためにつくった支援事業だと思います。 私がお訴えをいたしておりました子供出産お祝い金、入学お祝い金、節目節目の支援金、こういったことを一般質問で取上げさせていただいております。今回の新生活支援事業につきましても、この一環だと思っております。このまちに住んで結婚してよかった、または来年にしようかなと、コロナ禍の中だし、なかなか積極的に結婚しようかなと思っても来年に延ばそうと思っている方たちが結婚していただくということは、簡単なように見えて大きな一歩だと思っております。 様々な支援策を提案してきました私は、本市は今後、人口減少、高齢化において、若者の居住、移住が少なくなることは、現実に起こり得ることです。これは止めることができないと思います。しかし、少しでもこういった支援策を出して、若者に居住してもらう、移住してもらう。これから様々な施策を打っていくことに関しましての大きな大きな一歩だと思っております。 この結婚新生活支援事業につきまして、詳細をお聞かせください。 ◎子育て推進課長(梶田卓哉君)  子育て推進課、梶田より答弁させていただきます。 この制度につきましては、新婚世帯に対しまして、結婚に伴う新生活のスタートアップに係る家賃や引っ越し費用などのコストについて支援を行うものです。 この事業の対象となるのは、令和4年1月1日から令和5年3月31日までに入籍した世帯で、所得要件といたしまして、夫婦の所得合わせて400万円未満であること。年齢要件といたしまして、夫婦共婚姻日において39歳以下であること。その他、市税等の滞納がないことなどの要件を満たすことが必要となります。 補助の対象となる費用といたしましては、新居となる住宅の購入費用や賃借費用、新居への引っ越し費用、結婚を機に改築を行った場合のリフォーム費用を対象といたします。これらの費用の合計額のうち、上限30万円を補助する制度となります。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 子育てにつきましても様々な問題があり、議員というものは提案をしていく、それを提言として行っていく。あとは当局が決めてくる執行権につきましていろんな意見を言う、質疑をする、討論をする。 しかしながら、私たち議員は市民の皆様からのお声の代弁者として、こういったことをしていただけませんかと提案していただきましたことに、こんなふうにしっかり施策として入ってくるということは、本当にうれしい限りでございますし、担当者の方におかれましては、慎重審査の上、調査研究を重ね、そして市長の決断によりこういった施策に散らばっていく予算なんです。この今申し上げました6件の施策につきまして、予算がつけられる運びとなったことに心から感謝いたします。 そして、この令和4年度の予算大綱の中の市長所信の中で、「市政は市民のためにあり」、そういった基本理念を初心として忘れることなく、渾身の力で市民に寄り添った諸事業に取り組んでいく、決意が伝わりました。私が議員にならせていただきましたときは、まだハード事業の残りと申しますが、大きな建設事業といったものが結構取り沙汰されていましたけれども、今回は細かいソフトな事業のほうも取り上げていたように思います。市長はハード事業からソフト事業への転換を図っていき、ウィズコロナ、アフターコロナを見据え、住民ニーズを的確に捉えながらしっかりと取り込むという意気込みが反映している予算だと、私は敬意を持って表します。 この中のこういった予算は、行財政改革を行いながら財源をつくり、施策として取り入れていく。様々な問題に、困難なことに対して、自治体としてはどういったことをしていったらいいか庁内で話し合われ、施策となって出てくる。それに対して私たち議員は、自分たちが市民のお声を代弁して提言していたものが取り入れられる。それは本当にきちっとした、二元の当局と市議会議員という役割がしっかり合致したというところでございますよ。提案を受け入れてくださり、市民の声を調査研究して行っていくという予算配分。 新宮市は2万7,927人の人口で、ゼロ歳から30歳までが6,166人、30歳から65歳までが1万1,336人、65歳以上の方が1万425人いらっしゃいます。約2万7,000人の人口の中で、65歳以上が1万人を超えている。これは近い将来、10年もたたず5年ぐらいでこの層が後期高齢のほうに入ってくるわけです。ということは、高齢者のほうの施策にもしっかり考えながら、教育、子育てのほうにもその予算を振っていく。バランス面において、国からの計画、いろんなものは下りてくると思いますけれども、医療とか介護におきますと、ある程度今は地方自治体が独断で決められるような仕組みになっていると思うんです。 それからこの市長の所信の中で、アフターコロナ、ウィズコロナ、そこを見据えながらしっかりと取り組むという意気込みに、私は本当に期待しております。市長も4期目突入でございます。この辺に関しますと、本当に経験をして積み上げていらした実績がおありになる。これからもその実績と経験を生かして、大きな市民のための予算を組むというバランス、そしてこのようなウクライナで起きている悲惨な世界の情勢に対しまして、いろいろな形で経済の面でも形が変わってくる。ある程度3年計画、5年計画で決まっていたようなことでも、しっかりとその都度、議案に対して、案件に対して、地方自治体が独自で決められることをしっかり吟味して、庁内で調査研究していただき、決めていっていただきたいと私は心から思っております。 市長、「市政は市民のためにあり」を訴え続けて12年。私が今お願いしたこと、行財政改革を通じて予算を取り、幅なくゼロ歳児から75歳以上までの市民の方を助けていく自治体になっていくということについて、市長の思いをお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  まず、この後半の竹内議員の一般質問に対しまして、竹内議員が議員になられて、この3年間で一般質問やまた委員会で御提言いただいたことを、各所管でしっかりと調査研究して、この令和4年度予算で幾つか盛り込んで実現できることになりましたこと、本当に提言に対して感謝申し上げたいと思いますし、このことによって多少なりとも市民の皆さんの生活の向上につながっております。大変ありがたく思ってございます。 初当選当初から理念として、やはり「市政は市民のためにあり」ということはしっかりと根本に持って、いろんな判断をするときにこの理念の下にいろいろ決めてきたところであります。 先ほど議員からも、最近では医療センターの産婦人科問題など、市政にいろんな課題があるということをおっしゃっておられましたが、本当に様々な課題、また日々新しく起こってくる課題、いろいろございます。これからもしっかりとこの理念に沿って、市民のために市政を運営していかなければならないと、改めて思っております。 それとあと、よく自助、共助、公助という言葉がありますが、やはり財源も限られた中で、市民の皆さんが安心・安全にして幸せで心豊かに暮らすためには、自助で、自分でできることは自分でやる。共助、隣近所とかお知り合いが共に支え合って、助け合って行っていくこともお願いしたいと思っております。最後、公助、しっかり市がやらなければならないことはしっかりやっていきたい。この自助、共助、公助で、住みやすいまち、住んでよかったなと思っていただけるようないいまちを、また議会と共につくっていきたい、そういう思いでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 本当にそのとおりでありまして、ここ10年、いや、もっと20年近くなりますか、15年ぐらいでしょうか。個々に動くという、スマートフォンが普及され、PC、IT時代に突入し、個人個人のコミュニケーションが取れなくなっているような現在ではございますが、このような世界情勢におきまして、今市長がおっしゃったとおり、近所での支え合い、そこは昭和のように、男が偉くて女が弱いというところに戻ったら困りますけれども、昭和の時代のように近所が助け合っていく。地方自治にとりましては、そういうことは一つの重要な課題だと思っております。そこには各町内会の会長たちがいろんな連携をしていただき、そしていろんな課題を市に上げてくる。そして、ここにいらっしゃる管理職の皆様、職員の皆様方、いろんな方が調査研究をして、その課題を取り上げていく。 私が本当に申し上げたいのは、何が起きるか分からないこの時代において、市長がさっきおっしゃっていましたように自助も大切です。公助も柔軟に実行していただきたいと強く思っております。 私も、本当に先輩たちに教えてもらいながら、特に今の議長、久保先輩、本当にいろんなことを教えてもらいながら、とうとう3年が過ぎまして、大きな声でこういうふうに提言してきましたことに予算がつきましたことを心から感謝申し上げますとともに、これからも市民の声をしっかり代弁していく、是々非々の態度で私は取り組んでいきたいと思っております。 これにて一般質問を終了いたします。--------------------------------------- △岡崎俊樹君 ○議長(榎本鉄也君)  一般質問を続けます。 5番、岡崎議員。 ◆5番(岡崎俊樹君) (質問席) 通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず、中学校の制服(ズボン)についてお伺いいたします。 2年前、私、中学生の制服にズボンを導入してほしいということを言わせていただきまして、昨年、城南中学校で導入していただきました。 昨年も一般質問をさせていただいた際に、教育長は、今年度、令和4年度の入学説明会では選択制について説明をする、そういう学校が一校でも出てくるように、校長会等でさらに働きかけていきたいと思っていますという答弁をいただきました。間もなくこの新年度が始まりますが、その後、ズボンの導入についてはどうなりましたか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君)  教育政策課、澤原のほうからお答えさせていただきます。 残り4校につきましても、来年度4月から導入予定となっております。 選択肢が増えることについては、生徒会、また入学説明会等で生徒のほうに周知済みでございます。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。 これで市内5校の中学校全てに導入してくださったということで、私が思っていたより早く導入されたかなと思い、本当にありがとうございます。 このズボンに関して、いいというか、メリットという点をもう一度だけ確認という意味でお伝えさせていただきますが、女性がスカートをはくと自転車に乗りにくいなど、あと走りにくいとか機能性の面であったり、あと防寒性、あと近年はジェンダー問題など、性の問題も難しくというか、なっておりまして、ズボンがいいというお声も多くいただいておりまして、そういった様々な問題がズボンとスカートを選択できるということから解決できるのではないかなと思い、私は提案させていただいておりました。 今回、新宮市内の中学校でズボンが導入されて、あと新宮高校なども導入されていると思うんですが、そういった選べるという環境がすごく私は大切だと思いますし、これがもっと和歌山県、そして全国で、全ての学校で導入していただける未来が来てほしいと思っております。ですので、まだ和歌山県でも導入されていない学校であったり、近隣の中学校、この辺だと那智勝浦町、串本町など、あと三重県も近いですので、その他和歌山県だけではないですが、いろんな地域でも早く導入されてほしいなと考えております。 ですので、教育長にお願いというか、教育長もいろいろな会議などあると思うんですが、そういった会議でも、新宮市、すごく私はいいことをしてくださったと思っているんですが、こういった活動をもう少し、もっとほかの地域でも伝えていただいて、導入していただける学校を多くしていただきたいと思うんですが、教育長、いかがでしょうか。 ◎教育長(速水盛康君)  ありがとうございます。 私の身近な教育長さん方との会議というのがありまして、県内では9市が集まる都市教育長協議会では、必ず情報交換会を行っております。近いところでは、郡内の6市町村が集まる教育長会というのも年に数回ございます。そこでも各市町村の情報交換会を、比較的丁寧にというんですか、時間をかけながら年に数回行っておりますので、そういう場を通じて、今回議員から御提言いただいたこと、新宮市では実際に来年度から実施予定であるということを、丁寧に詳しくというんですか、その経過を含めてお伝えする機会があればお伝えしていきたいと、そのように思ってございます。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。 和歌山県の高校では半数以上の高校で導入されているという情報があって、中学校は僕はちょっと調べ切れていないんですが、本当に新宮市内でも、以前、私、今年城南中学校に行く機会がありまして、その際にもはいている子がいましたので、やっぱり必要な方には必要なんだなと思いますし、夏はスカートをはいて冬はズボンという選択もできるのかなと思いますので、こういったことをもっと広めていただきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で、中学校の制服についての項目は終わらせていただきます。 次に、企業版ふるさと納税についてお伺いいたします。 ふるさと納税についても、私が議員になった頃からずっと言っているんですが、私が議員になる前、新宮市のふるさと納税の金額は約1,000万円ほどでした。今年度、現在分かっている範囲で幾らになっていますか。 ◎企画調整課長(下基君)  企画調整課、下から答弁させていただきます。 今年度のふるさと納税額につきましては、2月末時点で6,430万2,000円となります。昨年度は5,000万円の大口寄附がありましたが、その大口寄附を除くと前年同月時点で約2,200万円となり、おおよそ3倍程度に寄附額が増額しております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。 私がなったときは1,000万円、そして次の年が2,000万円で、今年度6,000万円と、少しずつ増えてきておりまして、来年度、令和4年度の予算では目標計画は1億円となっておりました。私個人的には、私が任期中の4年間で1億円を目指したいなと心の中では思っておりまして、それが現実的に見えてきたのかなと思って、うれしいというか、もっと頑張ってほしいなと思っております。 ただ、このふるさと納税なんですが、1億円が仮に入ってきたと考えましても、市が使えるお金としては約4割の4,000万円です。今回、来年度から市長の公約にあった給食費が無償化になりますが、この財源として行政改革や、あとふるさと納税を活用していきたいと市長がおっしゃっていたと思うんですが、先ほど申したとおり、1億円の仮に寄附があっても4割程度しか使えない上に、あとふるさと納税は寄附する際に使用目的というものも選べまして、この全ての金額を、じゃ給食費に使おうかというと、それは難しいということになっています。 今回、提案させていただきたいなというふるさと納税がございまして、それが企業版ふるさと納税でございます。今回、3月の補正予算でも企業版ふるさと納税の寄附についての予算があったとは思うんですが、ですので当局も企業版ふるさと納税については理解してくださっているとは思っております。 簡単に企業版ふるさと納税を説明させていただきますと、国が認定した地方公共団体の地方創生事業に対し、企業が寄附を行った場合に、最大で寄附額の9割が控除、軽減される仕組みです。例えばなんですが、企業が新宮市に100万円を寄附してくださった際に、市には100万円入ってきまして、企業様は10万円の負担で済むということになっております。この企業版ふるさと納税に関しては、一般のふるさと納税であれば100万円入ってきても40万円しか使えないんです。市としては40万円の財源としかならないんですが、企業版ふるさと納税に関しましては、100万円入ってきたら100万円を市の財源として利用することができ、一般のふるさと納税に換算しますと、約300万円相当が企業版ふるさと納税では100万円ぐらいというか、すごいざっくりした計算なんですが、に当たるかなと私は考えておりまして、市にとっても大きな財源確保になるのではないかと考えております。 こういった企業版ふるさと納税の活用についても、もう少し利用して、給食費であったり、その他市の財源として歳入に大きく貢献するのではないかなと考えますが、市として、まずこの企業版ふるさと納税の活用についてはどういったことをお考えでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  やはり歳入確保、事業の財源確保の有効な手段の一つだと考えてございます。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。 一般的な、今市民の皆様がしてくださるふるさと納税を、もっと1億円をまず目指し、その後は2億円、3億円とまた頑張っていただきたいと思うんですが、こういった違った形のふるさと納税、今回、企業版ふるさと納税のことを説明させていただいているんですが、そのほかにもガバメントクラウドファンディングなどといったふるさと納税もあります。 今回、この企業版ふるさと納税については、もう市も理解してくださっているということで、今後も活用をぜひしていただきたいと思っているんですが、私が考えるこの企業版ふるさと納税のデメリットというか、難しい点は、新宮市に寄附してくださる企業様なんですが、これは新宮市外の企業様になっておりまして、新宮市外の企業様に新宮市に寄附していただくというお願いというか、アピールをするのが非常に難しいのではないかなと考えます。 企業版ふるさと納税については、担当課が広報するというのもなかなかしづらかったりするとは思いますし、新宮市外の企業様にどうアピールするかというのも、私もこちらはなかなかいい案がないんですが、ここは市長にぜひ頑張っていただきたいなと思っておりまして、市長はいろんな企業様であったり、あと県人会とか、あと個人的なつながりもいろいろあると思うので、そういった企業様に、少しというと変ですが、こういった企業版ふるさと納税を活用しておりまして、ぜひ寄附していただけないかというアピールをしていただきたいなと思っております。 これは企業様も寄附していただくと社会貢献にもなりますし、企業様のアピールにもなると思います。ですのでこちら、市長、ぜひお知り合いというか、いろいろなつながりで企業様にアピールしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  議員おっしゃるとおり、企業版ふるさと納税は額面どおりの収入になりますので、非常にありがたいふるさと納税だと思っております。先月の下旬、信金中央金庫さんから観光振興にということで1,000万円を御寄附いただきましたし、また今月の中旬に農業振興にということで、企業様からも申出もいただいております。 本当に大変ありがたい企業版ふるさと納税でございますので、議員に提言いただいたとおり、例えば東海和歌山県人会なんか結構、今、ちょっとコロナで2年ほど休止しておりますが、毎年2月に大きな懇親会があったりしております。そういったところはチャンスがあるなというふうに今思いましたし、また今トップセールスとして企業誘致とか、クルーズ船の新宮港への寄港とかやっておりますが、それに加えて、また姉妹都市とか友好都市のところのつながりも生かして、議員におっしゃっていただいたような企業版ふるさと納税の獲得を今後しっかりやってまいりたいと思います。ありがとうございました。 ◆5番(岡崎俊樹君)  ありがとうございます。 市長もお願いしてくださるというと私は受け取ったんですが、私も知り合いの会社をされている方などには、こういった制度、最低金額は10万円からなんですが、そういったことをお願いしてやっていただけないかなということを、個人的にもアピールしていきたいなと思いまして、ここにいてくださる議員さんや職員の皆様でも、知り合いの方などにこういった活動というか、新宮市はやっているなということを伝えて、もし寄附してくださっている会社様がありましたら、そういった御協力を皆で一丸となって、この企業版ふるさと納税も活用していけたらいいかなと私は思っております。 今回、市長の公約にあった給食費であったり、防災行政無線、あとごみのステーションなど、私が思うに、結構年間の費用がかかるなとは思っておりますし、毎年行政シミュレーションでも、行革という中でも市の財源は減ってきているのは事実でありますし、ですのでせっかくやっていただける給食費無料化や、その他市長の公約というのはありがたいことでありますが、やはり私は市の財源というのがどうしても気になっておりますし、増やせるものをしっかり稼げる自治体、そして無駄な支出は減らせる自治体を私は目指してやっていきたいとなと思っておりますので、今後もこういったことを提案させていただきまして、また私も頑張りますし、市長、当局もぜひ頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で、私、岡崎の一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後2時58分--------------------------------------- △再開 午後3時10分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △福田讓君 ○議長(榎本鉄也君)  15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君) (質問席) お時間をいただきまして、なお、榎本議長の許可をいただきまして、1時間30分、一般質問をさせていただきます。当局の皆様、どうかよろしくお願いいたします。本日、最後の質問ですので、大変お疲れだと思いますが、何とぞ御回答よろしくお願いします。 医療センターの運営について、お聞きいたしたいと思います。 先ほど、同僚議員からも、医療センターの産婦人科の先生方の招聘につきましては詳しく御説明をいただきました。市長、産婦人科問題はもう全国的な問題なんですよね。ただ、今回、この産婦人科問題で、新宮市のために一生懸命尽くしていただいた石丸先生が御都合で退職されることによって、一気に婦人科の先生の必要性と、全国的に少子高齢化によって産婦人科の先生になられる方が少ないということは市長も御存じだと思いますし、本当にこれからも、後から質問させていただきますが、2024年の医療従事者の働き方問題も含めまして、ますますこれから大事なときなんです。これからやっぱり私が期待しているのは、田岡市長が4期目をやったと、新宮市始まって以来の3期目当選から、引き続き連続4期当選という、やはり市長がそれだけ市民の方に信頼を得て、やはり田岡市長にこれからもますます医療については頑張っていただけなければ大変なことになると思います。 このことは、NHKの朝の7時のニュースでトップ記事でした。私はびっくりしました、医師不足についてと。御存じでしょう、朝の7時のニュースで、項目が9項目ばっと出てきます。現在はウクライナの問題がトップ記事ですが、一番下から2番目に、産婦人科の医師が不足ということで、ぱっと見たとき分からなかったんですよ。それをひもといていったら、新宮市の医療問題、産婦人科問題のことがキャスターによって発表され、石丸先生や県福祉保健部の野尻技監が出演され、僅か5分ぐらいでした。それに引き続いて、また2月11日の今度は近畿の7時25分のビッグニュースと言うんですか、それでも出た。そして、その晩の2月11日の6時45分から、3回目です。6時45分の、これは和歌山県のニュースでも、医師不足というか。もう私は本当にこれ、マスコミの方のこともあるんですが、これだけのニュースを全国版、近畿版、和歌山県でやっていただいたんですよ。私は、市の職員の皆さんに見ましたかとお聞きしたら、そんなの見えるはずがないですね、仕事があって8時半出勤でしょう。ほとんどの方がそのニュースを見ていない方がいらっしゃいました。本当にやはり医療センターのことだけじゃなしに、全国的に産婦人科の先生が不足しているんですよね。 少子化、高齢化によって、先生方も、産婦人科の先生になってもお客が少なくなって、いずれ開業する先生方もいらっしゃるけれども、やはり厳しい状況は分かっていますから、今回このことによって和歌山県立医大も、産婦人科先生になっていただきたいということで特別枠をつくられるいうことで新聞でも載っておりました。ますますこれから地域における医療というのは、これはやはり紀南の雄である新宮市長が先頭に立って、熊野市、御浜町、紀宝町、新宮市、那智勝浦町、太地町、古座川町、そして串本町まで、こことこれから医療が連携していって、医療を守っていくという、公立の病院を守っていかねばならない使命がますます強調されてくると思います、お互いが協力し合って。現在においては、医療センターでは55%の方が市内以外の方です、医療センターを御利用していただいています。本当に、市長、これから市長の手腕にかかってくると思いますので、ぜひとも広域圏によって医療センターを中核として、紀南の医療センターあると、中核病院である、地域医療の支援病院ということで、市民の方にも申し上げているんですが、那智勝浦町の病院も立派です。そして、くしもと町立病院も。しかし、那智勝浦町では内科、循環器内科、糖尿病内科、眼科、リハビリしかないんですよ。脳外科から産婦人科まで、新宮市は18診療科目を運営しているんです。年間35億円以上の人件費、先生方や医療従事者の方に出し、これを賄っているんですよ。大変なんです。このことを、今回の産婦人科医の先生が退職されて、この契機が、もっと医療センターはそうか、そんなに重要なところかということを認識、私は少しでもしていただいて、大変よかったと思います。 でも、市長、お子さんを産まれる方は大変なんですよ。私の子供は帝王切開でした。普通分娩できなかったです。当時は、新宮市立市民病院で先生にお世話になって、帝王切開でおなかを切って、無事産まれました。3,650でした。本当にうれしかったです。だから、産婦人科の先生というのは、本当に神様のように私は思いました。うれしかったです。人の命が産まれるとき、必ずお母さんや産まれてくる子供にも危険が伴うんですよ。女性の方というのは大変ですよ。子供を産んでいない人は分からないと、そんな無責任なことを言う人もいらっしゃいますけれども、女性が子供を産むということは大変なことなんです。また、喜びもありますが、苦痛もあります、危険が伴います。だから、今回の産婦人科問題が、全国版にこれが放映されて、新宮市だけの問題じゃないということを再認識されたということは、私は本当によかったと思います。 そして、市長が近隣町村とともに、新宮市民の方々や近隣町村長の御協力を得て、やっぱりこれからの支援のために、医師招聘のために頑張っていただいた。榎本議長もよく頑張っていただいたし、公明党の熊野参議院議員もお医者さんですから、このことは大変、近畿の地域医療の幹部ですから、本当にありがたかったと思います。そしてなおかつ、世耕先生が、今度、近大と新宮市が提携を結ばれて、先ほどの同僚議員の質問の中で、近大を退職をされた方も来ていただく。そして、慈恵会医大の先生。本当にこれは、私は知事に感謝しておりますし、野尻技監に感謝しております。 後ほど私申し上げますが、選定療養費、2年前の9月の議会でかんかんがくがくと議論されました。あのとき、ある議員は近畿厚生局に電話されて、5,500円という選定療養費は高いと、これは何とかならないかという話をされたそうです。私にも言っていました。しかし、これを守っていかねばならないということで、私はそう思っていました。その方は、これが仮に、選定療養費を、法律を守らなければならないということで、私は本当に大変思いを込めておりました。市長、もし選定療養費が議会で1票差ですよ、たった1票差で可決になった。可決になったことは議会がきちっとしたから。これ可決にならなかったら、どうなっていますか。私は本当に、知事、野尻技監に顔向けできません。何と、新宮市というところは、法律を守らないようなことをするんかと。医大の先生や知事や福祉保健部の野尻技監が、今回どれだけ動いてくれて、東京まで行ってくれたんですか。 いっとき市議会ではかんかんがくがくとやったんですよ。しかし、新宮市議会は、1票差でもこれを可決したんです。否決したら、市長、知事のところへ、大変行くのが私はつらかったと思う。法律を守らないような病院、新宮市に対してどれだけの協力がしていただけるかと。厚生労働省へも野尻技監が足を運んで、どれだけ苦労されたんですか、知事も。そして、市長、議長、近隣町村の首長らも協力していただいて行ってくれた。選定療養費を否決していたらどないなります。その中で、医療センターの事務長、あのとき何て言ったんですか。他市町村、全国では、3月議会で提案する、医療センターは9月やと。遅い。今さら何だと言われた。でも、それはいろいろ事由があったと思いますけれども、法律は守っていかねばならないんでしょう。守らなかったらどうなりますか、答えてください。 ◎医療センター事務長(奥靖君)  診療報酬の改定といいますのは、病院の診療によって得られる報酬、それで企業会計、病院会計は成り立っております。このもととなる診療報酬の改定というのは厚労省が定めるものでありますから、これに従わないと、やはり病院としてはなかなか問題があるということになります。 ◆15番(福田讓君)  そうでしょう。当然であります。我々、市立医療センターは、新宮市だけで経営しているわけじゃないんですよ。先生方も県立医大から要請して来ていただいているんですよ。新宮市がお医者さんを育てて、新宮市で全てを賄っているわけじゃないんですよ。県立医大から約80%、三重大、奈良県立医大からも来ていただいているんですよ。それによって地域の医療が守られているんですよ。個人開業の病院じゃないんですよ。18の診療科目が、市民の皆さん、この近隣の市町村の約10万人の方を、十津川村から本宮町まで、そして東は熊野市、尾鷲市まで。これだけ重要な病院であるということを、今回の産婦人科の問題によって、私は提起されたと思っている。認識していただいて私はよかったと思う。公立だからできるんですよ。私、市民の方から言われました、個人の産婦人科にお世話になっていたら、もし先生が体の都合で閉院しなければならないといったら、先生一生懸命自分の出た大学、そしてつてを通じて、紹介はしてくれます。してくれますよ。しかし、今回のように、市立だから、公立病院だから、そういった産婦人科にお世話になっている妊婦さんのことに対する旅費も、市長、出していただいたんでしょう。個人は出さないと聞きましたよ。紹介状で、誠にすみません、私体が悪くなりましたので、誠に申し訳ないが、今回、閉院となります。その代わり、紹介だけはさせていただきますが、後は、そういう旅費は出してくれますか。市長、どう思いますか。 ◎市長(田岡実千年君)  基本的には、患者さんに旅費を出すというのは、なかなか難しいことだと思っております。 ◆15番(福田讓君)  そうでしょう。これは、やはり市立医療センターを守ってきたからだと私はそう思っています。私も自負しています。これが民営になっていたらどうかなと思っています。私は10年前に、民営を進めようとした院長に対して、厳しく議会でも毎議会ごとにおいて質問してまいりました。今、その院長は退職されていますが、私は本当に市立でよかったなと思って。妊婦さんのことを思えば、本当によかったと思っている。これからも、市長、経営は厳しくなりますが、広域的に、やはり市長の手腕によって、串本町から尾鷲市まで、この病院を守っていって、近隣の住民の皆さんの命も守っていく気概をぜひともお願いいたしたいと思います。 本当に、今回、慈恵会医大の先生、近大の先生も来ていただく。それで、近畿大学との提携、医療ではなしにほかの面でも、全ての面において、世耕弘成先生が理事長である近大とのつながり。そして、後から申し上げます東京大学との連携、本当はこれによって新宮市が全国的にもやはりすばらしいところである、歴史でも文化でも教育でも立派なすごいところだなということが私は立証されたと思います。どうか市長、今後とも、医療は大切ですから。私もライフワークは医療だと思っています。もちろん高齢者対策、お子様の対策、教育の対策、全てですけれども、やはり国の基幹も医療ですから、新宮市も市長は必ずやってくれると思います。ぜひとも医療の充実、そして市立医療センターを守って、近隣市町村とも提携を進めていただきたいと思います。 いかがですか、市長。 ◎市長(田岡実千年君)  ありがとうございます。 今回、この産婦人科医問題については近隣市町村も非常に協力的に取り組んでいただいてございます。紀伊半島南の中核病院として、これからも近隣の市町村にも協力いただきながら、しっかりと安定した経営ができるよう、運営ができるよう取り組んでまいりたいと思います。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございます。 続いては、眼科医の常駐につきまして、これも市長、全く市長はよく頑張っていただきました。5年前から、私は市長にもお願いしました。そして、市長は2年かけて、県立医大と交渉し、そして中井院長と共々に地道な活動によって、3年前に、くろしお寄附講座によって、現在の眼科医の先生、田中才一先生が常駐なんですよ。夜でも見ていただけるんですよ、救急で行った場合。市立市民病院のとき以来ない。先生は、医療センターに診療に来られても、皆、夜7時まで診ていただいて、医大へ帰るんですね。そして、朝、夜もし事故があっても、田辺市の紀南病院まで走らなきゃならないんです。今、耳鼻科が常駐がございませんので、大変つらいところもあるんですが、新宮市にも眼科医の立派な先生がいらっしゃいますが、これもやっぱり6時までですから、民間の眼科医の先生は救急の診療をやっておりませんので、これは仕方がないことです。だが、我が新宮市立医療センターは24時間体制ですから、ほんまに市長がよく頑張っていただいて、ありがとうございました。これについて、田中先生にも、この間、私2か月に1回、白内障でお世話になっています。先生にも何回も頭下げまして、先生おっていただけるんですかと言ったら、紀南の人はいい人ですねと言って、しかし市長が、要請があって県立医大とも調整していただいて、私はおってもいいですと、もう2年前から言ってくれました。今回は、また3年、契約が延長できるということで、うれしく思います、間違いないですね。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  医療センター、岡本から回答させていただきます。 現在、勤めていただいている田中先生は、平成31年4月に当院に来られ、今年度末で3年間の任期を満了いたしますが、和医大や先生との話合いの結果、今後またさらに3年間、当院で勤務していただけることになりました。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございます。大変よかったです。田中先生は優しいですよ、本当に。もう聞いて質問しても、きっちり答えが返ってきます。あそこで働いている眼科の看護師さんでも大変喜んでいましたよ、こんなにいい先生、うれしいと言って。またおってくれるんですかと。市長が要請して、県立医大もオーケーしてくれたらしいですよという話で喜んでいました。患者さんも大変喜んでいます、当然ですけれども。いい先生です。ありがとうございます。 続いて、高度治療室(HCU)についてお尋ねいたします。 私は、以前からもHCUについて質問させていただきました。県下で、紀南においての中核病院、地域支援病院としては新宮市が初めてです。これによって1億円以上の増収が見込まれると以前も聞いておりますが、今回同じ質問なんですが、よろしくお願いします。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  今回、医療センターのほうに設置するHCUなんですけれども、HCUに入院される患者さんは、重篤な救急患者や術後の全身管理を必要とする患者さんであるため、看護師の配置も4対1という、看護師1人に対して患者が4人までという手厚いものになっております。このため、人件費等が通常よりも多くなって、投入する薬品や医療資器材等、医療資源も多くかかるなど費用が多くかかることから、HCUに関しましては、診療報酬に約5万円の高度急性期病床加算というものがつきます。HCUの稼働状況にもよるんですが、稼働率を80%と見込んだ場合、高度急性期の加算分だけで約7,000万円プラスになるということになります。 ◆15番(福田讓君)  そうしますと、以前にお聞きしました1億円ぐらいの増収というのは、今のところ7,000万円ぐらいですか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  当然、HCUの加算分として7,000万円なんで、通常の入院代とかそういったものも加味しますと、1億円は見込めると思います。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございます。 これは中井院長を中心に、事務長、庶務課長、医療業務課長、これを進めていただいて、県下これ初めてですので、看護師1人に対して4人の体制、現在でしたら、看護師お1人に対して患者さん10人ですから、手厚い看護ができるということで、これを活用して、近隣町村からでも患者に来ていただいて、少しでもやはり医療センターの増収につながればいいと思っていますので、よろしくお願いします。 続きまして、先ほどの診療報酬、選定療養費についてお聞きします。 これは先ほど私も熱を入れて申し上げましたが、今回、またこれ上がるということで、7,000円になるんですね。しかし、私ら議員も市民のために働いていますから、この件について私らもどんどんアピールしていますよ。なるべくかかりつけ医をつくってくださいと、市もやっていますけれども、若い方はなかなかお若いから、元気だから病院に行かれる方は少ないと思うんですが、新宮市の高齢者比率は45%を超えていますから、だから普通の個人開業医の先生のところへ行かれたら、大体550円で紹介状を書いていただいていますので、今回7,000円になるんですね。これも、執行者として当局は、前回、他市町村では3月にこういう話出てきたけれども、9月頃に出してきたと、かなりお叱りを受けたと思う。今回は早々と、10月からであるんですが、この3月議会に、これの内容説明をしていただいたと思うんです。これも法律で、中央社会保険医療協議会が答申して、厚生労働省が進めることですから、またこれ議会の議決要るんでしょう。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  医療業務課、須崎から答弁させていただきます。 議員おっしゃられますとおり、選定療養費の金額の変更につきましては、議会の議決が必要となります。 ◆15番(福田讓君)  そうでしょう。だから、私は議会が決めることですから、議員一人一人の考えですから、多数決によって決まるわけなんです。だから、私は前回も厳しいことでありました。だから、私同じこと言うんですけれども、あのとき本当に上田議員が賛成してくれたから通ったんですよ。前も言ったでしょう。彼はやはり法律を守ってくれた。私は法律を守りますと彼は言ってくれたんです。法律を守らなかったら医療センターは守っていけなかったし、市議会議員が市民の命を守れますか、市長。 市長だってそうですよ。中国の習近平やロシアのプーチン、北朝鮮の金正恩、ああいう独裁政治じゃないんですよ。我々日本国は法律によって動いているんですよ、独裁政治じゃないんですよ。国の法律があって、県条例があって、そして市町村の条例があるんですよね。これ、本当に、新宮市では条例を否決となるんですが、国からのそういう指導であり、法律を守らなかったら、かなり厳しいことになるんじゃないかと私は心配していたんですけれども、しかし前回、2年前はこれを可決となったから、よかったね。本当に医療センターがこれによって、県立和医大の先生や知事からも、やっぱり医療センターは、新宮市はきちっと法律を守ってやっていただいたという、私は信頼感が増えたと思いますよ。そうでなかったら、これどうなるんですか。大変なことになっていたと思いますよ。消費税が安倍内閣のときに10%になったんですよ。新宮市だけが8%で進んでいけますか。それと同じでしょう。だから、法律というのはやっぱりきちっと守って、国会議員もあるんですし、国会で決定されてくる、最終的に。やはり新宮市立医療センターは、新宮市だけで運営しているんじゃないんですよ。県の支援、国の支援を受けて、先生方を招聘されているんです。信頼関係がなければ、ますます経営が厳しくなりますよ。あのとき私は賛成討論で言ったんですが、医大の先生からも、何と新宮医療センターは選定療養費を否決したんかと、そんなところですかと、私はそれが本当に大変心を痛めました。しかし、可決したんです。だから、可決したということは法律を守ったということでしょう。違うんですか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  選定療養費につきましては、医療センターが、200床以上の地域医療支援病院ということで、厚生労働省から定額負担を徴収する責務がある医療機関ということになりますので、厚生労働省の指針に基づき、対応しなければならないということでございます。 ◆15番(福田讓君)  そのとおりです。だから、これからはもっとやっぱり医療センターも広報をしていただいて、これは全国的に守っていかなければなりませんと。やはり市民の皆さんにも御理解をいただくためにも、私はもう常に言っていますよ。私の住んでいる熊野川町にも、新宮市立熊野川診療所というのがあります。ここの先生も、こういった地域医療の先生、自治医科大学から来ていただいているんですよね。人口僅か1,000人足らずの私の住んでいる新宮市熊野川町ですが、市立の診療所を運営しているんですね。だから、こちらへでもやはり新宮市から車で17,18分ですが、もしそれを御利用していただいたら、市立医療センターと市立熊野川診療所というのはもう密接な関係ですから、紹介状も書いていただけるし、立派な先生ですよ。今度来られる先生もまた立派な先生ということで、本当にありがたいです。私も、熊野川町のお世話になっている以上は、やはり高田の方を含めて、地域の田舎の高齢者のために、この診療所を守っていきたいなという考えを持っています。選定療養費は10月ですから、9月頃出されるんですか。 ◎医療センター医療業務課長(須崎誠久君)  令和4年度の診療報酬改定につきましては、先週の金曜日、3月4日に告示がされました。なるべく周知期間を長く取りたいということで、この3月議会の追加議案でお出しさせていただきたいということで、準備を進めさせていただいております。 ◆15番(福田讓君)  よかったですね。だから、今回は遅かったと言われることはないし、大分厳しい声があって、何で今頃出してくるんな、分かったあるやろうと言われたんですけれども、今回はもう先に出してきていただいて、まだ半年以上あるんですけれども、じっくりと検討して回答が出ると思います。それは議会が決めることですので、よろしくお願いします。 6項目の紀南医療圏域における医療センターの重要性というのは、先ほど産婦人科先生のところでも述べさせていただきました。市長も、これからも頑張っていただいて、医療センターを守っていただいて、公立病院を守って、そして市民の命を守っていくというお考えをお持ちですから、大変うれしく思います。先ほども申し上げましたが、やはり医療は、広域と近隣町村と手を組み合いながら。那智勝浦町というのはすごいんですよね、リハビリが。あそこ本当に厳しいぐらいリハビリしますけれども、回復力も早いんですよ。いっときは、阪神タイガースの一軍選手が、町立温泉病院で、オフでキャンプを張ってやっていました。それだけ那智勝浦町の町立温泉病院はスタッフは育っていますので、これからも、那智勝浦町長も県出身ですし、市長とも産婦人科問題では手を握っていただいて、紀宝町の西田町長とも一緒になってやっていただいておりますので、これからはやはり圏域も越えていく広域的な医療の体制というのも確立。消防もいよいよもう広域的になってまいりますので、地域の住民の皆さんの命を守っていく市立医療センターの役目はますます重要になってくると思いますので、職員の皆さん、先生はじめ医療従事者の皆さん、健康に気をつけて頑張っていただきたいと思います。なお今コロナで大変ですし、こういう時世ですが、アフターコロナに向けて、ますます医療の重要性、頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 続きまして、高齢者福祉対策についてお聞きいたします。 介護者等の負担軽減について簡単に質問させていただきます。 今、地域包括支援センターにおきまして、認知症をはじめとする御両親やお子様の介護をされている方がたくさんいらっしゃいますし、包括支援センターが出来上がって、これは屋敷議員が熱を入れてやっていただいて、静岡県まで視察に行って、屋敷議員の肝煎りで本当によく頑張って、こういう地域包括支援センターをつくっていただいて、そこで働いていただいている職員の皆さんも、そういう介護の方の悩みとかいろんなことを聞きながら進められていると聞いております。 そこで、私から提案なんですけれども、ある方からも投書があって、介護疲れというんですか、それで、もう大変お話を聞いていただいて本当にうれしいんですと、地域包括支援センターの河邉さんらがよく頑張っていただいています。しかし、今、お話を聞いていただいているだけでもうれしいんですが、何か私たちの介護の負担を軽減できる方法はないんでしょうかということでお話があり、私も一応は私なりに調べたり、また職員の皆さんにも調べていただいたら、福井県敦賀市で、介護をされている方に対して少しでも休暇を取っていただくとか、それというのは、特別養護老人ホームとかいろんな施設にショートステイで預けられる。少しでも体を休めたいと、そういった人に対して、敦賀市では上限4,000円として補助を出しているらしいんです。私、新宮市もそういう話はなかったので、近隣の和歌山県内も調べたんですが、ちょっと時間がなかったんです。だからそのあたり、今後の私の提言なんですけれども、やはりそういった方に対する心の安らぎというんでしょうか、そういったお考えはお持ちでないでしょうか。 ◎健康長寿課企画員(辻本美恵君)  健康長寿課、辻本から回答させていただきます。 本市におかれましても、認知症の人と介護者の集いを月に1回開催したりとか、あとまた、介護申請されている方については、担当ケアマネジャーに希望を伝えて、ニーズに合ったサービスを考えてもらったりとか、高齢者相談センターに相談をしていただいたりとかしておりますが、今のところ、今、議員がおっしゃってくださったような敦賀市のようなサービスはまだしておりませんが、今後、やはり介護者の負担を軽減するためには必要だと思っておりますので、研究していきたいと思っております。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございます。提言なんで、和歌山県でもそういうところがあるか、一遍調べていただいて、ただ、これ施行とかになってきてもやっぱり所得の関係等もあると思いますので、慎重に、そういった方の悩みというんですか、その間で自分がリフレッシュできると。敦賀市は上限4,000円です。御検討願ったら結構でございますので、よろしくお願いします。 そして、もう一点、地域包括支援センターについて、市長にお聞きします。 これも提言なんです、今、健康長寿課がございます。健康長寿課には、次長兼課長がいらっしゃいまして、地域包括支援センターは地域包括支援センターで、ここに地域包括支援センター長というのはないんですね。課長というのはいらっしゃるんですか。人事のことは市長が決めることなんで、私は地域包括支援センターにも再々足を運ぶんですが、仕事ぶりは本当に一生懸命やっていただいていまして、本当に仕事のことについて言っているんじゃないんです。やはり地域包括支援センターで15人ぐらいおるんですね。そこにおいて、課長というのがないんですよね。センター長というのもないんですよ。だから、組織として、私の考えなんですが、センター長という方、管理職ですね、それかセンター課長とか、そういったものを設置すべきではないんですかと市長に提言なんですけれども、いかがでしょうか。
    ◎市長(田岡実千年君)  提言ありがとうございます。 ちょうど今の時期、4月からの新体制の人事異動の作業を行っている、今、真っ最中であります。今、御提言いただいたことについては、この中で参考とさせていただきます。ありがとうございました。 ◆15番(福田讓君)  よろしくお願いします。 今、赤木課長が御出席いただいていますが、総務課において、赤木さんと言う方はいらっしゃらないと思います。必ず赤木課長、課長と言うでしょう。だから、そういうことを考えたとき、今、私の知っている限りでは企画員ですね、辻本さんは。だから、企画員さんと言うんか、やっぱり課長だと思います。保健センターに福本さんがいらっしゃる、保健センター長。それで、子育て推進課長とか、そういうことがありますので、市長、人事のことは市長ですが、そのあたり御検討よろしくお願いいたします。 この項は以上でございます。 予算大綱についてお聞きします。 経済対策については、3月17日ですか、クルーズ船が入ってきますね。そのクルーズ船に乗船の皆さんは、東京でPCR検査を2回受けている。そして、船の中にはお医者さんもあり、これほど完璧な観光客の方が来られるというのは、船だからできるんです。これからも、新宮市がアフターコロナに向けて、観光船、飛鳥、にっぽん丸といったお客様をこの新宮市にお迎えして、やはり経済の一つとして、新宮市の新宮港をアピールしていただきたいと思います。今年の入港予定はどんなんでしょうか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  企業立地推進課の小渕からお答えさせていただきます。 今年度につきましては、3月にあと2隻の入港予定がされておりまして、計8隻となる見込みでございます。また、4月以降につきましては、現在、9月末までの間で8隻ほどの岸壁の確保依頼をいただいている状況でございます。 ◆15番(福田讓君)  課長を先頭に、エージェントとも手を組んで、もう新宮港への客船誘致、頑張ってください。本当にお願いします。新宮市の新宮港埠頭を含め、埠頭会社もこれによって利益がある。そこで働いている方も雇用が生まれているんですから。まして、乗船客というのは、1週間前の乗船と乗船その日にPCR検査をすると。新幹線とかそんなんしていないでしょう。普通の一般の車で、自家用で来たって、PCR検査している、一々そんな検査できないですから。やはりそんなにきちっとしてくるクルーズ船というのは、新宮市にとっては本当にうれしいことです。どうぞ課長、今後とも企業立地推進課が先頭に立って、クルーズ船の誘致に努めてくれるようお願いしておきます。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  客船につきましては、今、議員御紹介いただいたとおり、多岐にわたるリスク管理の中で運航を行っていただいてございます。一層の周知PRを行いまして、地元の皆様にも安心していただけますよう、努力していきたいと思っております。 また同時に、経済効果の創出とかポートセールスなどを通じて、持続的に新宮港に入港いただけるよう努力してまいりたいというふうに考えてございます。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございました。 続いて、経済対策なんですが、過日の総務建設委員会でも、私も少し質疑させていただいたんですが、今回も、市長の肝煎りでプレミアム付商品券を発行していただけるということなんで、課長、なるべく買っていただける方法を頑張って考えてください。商品券を、同僚議員もおっしゃっていましたけれども、少しばらに値段を下げて販売するとか、そういうことも考えていただいて、もう80%いけるように頑張ってください。どうですか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  商工観光課、峪中よりお答えをさせていただきます。 今年度発行させていただいた商品券につきましては、約67%の販売率ということでございました。67%でしたけれども、約2億6,000万円という商品券が市内に流通したということになります。一定の効果はあったと思っておりますが、来年度においても、よりこれ以上に御購入いただいて、市内で流通できるように工夫していきたいというふうに考えております。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございました。 続いて、佐藤春夫記念館、旧チャップマン邸、西村記念館、丹鶴ホールについてお聞きします。 いろいろ執行者から提案されて、佐藤春夫記念館が移転ということで、今ちょっと遅延しておるそうなんですが、早く、教育長、これいつも私申し上げています。やはり大正時代をほうふつさせる旧チャップマン邸、佐藤春夫記念館、そして西村記念館、ここを一つのゾーンとして、新しい佐藤春夫記念館をこちらに移転して、市長が肝煎りで今後進めていただける、スクーターみたいな自転車ですか、市長、あれで市内を回っていただける、そういった市長の構想もありますし、やっぱり大正ロマン、こんなところないですよ。大正時代のことをこうやってきちっと守っているのは新宮市だけですよ、この近隣町村にありますか。西村記念館、旧チャップマン邸、佐藤春夫記念館、どこにもないじゃないですか。だから、新宮市は文化と芸術のまちなんですよ。この芸術文化のゾーンを、教育長、早くつくっていただきたいと思うんで、それだけお願いします。 ◎教育長(速水盛康君)  佐藤春夫記念館が移転することによりまして、今御指摘いただきましたように、その地域の文化力が非常に高まる、そういうような期待もしております。できるだけ、昨年3月の定例会で御指摘をいただきました点、課題を整理して全体事業をお示しできるよう、準備が済み次第、改めまして御提案をさせていただきます。必ず私も佐藤春夫記念館が移転することの、新宮市全体のまちなかが活性できるものと信じて、信念を持って進めていきたいと思ってございます。 ◆15番(福田讓君)  それで、教育長、もう一つ、東大との協定、どうぞこれからも東大の生徒さんや教授たちと熊野文化を再認識していただいて、やはり新宮市とかはすごいなと、文化と芸術と教育のまちということをどんどんアピールしていただきたいと思います。 答弁結構です。頑張ってください。 続いて、感染予防対策で、山下部長にお願いします。 これも簡単に申し上げます。 前回いろんな、コロナワクチンのことで苦情があったんです。今回本当に苦情がないんですよね。というのは、集団接種の方は集団接種を行っていただく、個別で行った人は個別でそこでやるということを、その基本を守っていただいている方なんです。だからこそできるんです。市民の方でも、集団から、都合があって個人に行きたいという方もいらっしゃいますが、そこはきちっとして、決めたことを守っていただいているからこそ、こうして市民の方からも親切に接種していただけるし、スムーズにやっていると思いますので、そこをきちっと守ってやってください。よろしくお願いします、どうぞ。 ◎新型コロナウイルス感染症対策担当部長新型コロナワクチン接種推進室長(山下泰司君)  新型コロナワクチン接種推進室、山下から答弁させていただきます。 今、議員おっしゃられましたように、2回目接種と同じ医療機関なり集団接種でやっていただくことを基本としております。市民の方もそれぞれそれを守っていただいて接種を進めているところでございます。今後も、集団接種につきましては、1・2回目接種と異なるワクチンになっておりますが、皆さん安全性確認されておりますので、早く接種できるワクチンから接種していただきたいと思っております。 ◆15番(福田讓君)  よろしくお願いします。 防災については、先ほど、同僚議員もおっしゃったように、避難場所のホテルが3,000円になるということで、上げていただいて本当によかったと思います。 以上です。 課長、すみません、よろしくお願います。 環境につきまして、市長が今回、新年度から肝煎りで常設のエコ広場をつくっていただくと、本当にありがたいことですが、担当課長に申し上げておきますが、できるということは本当にうれしいんですが、ただ私が心配しているのは、夜間でもほかから物を持ってきて入れられるとか、その管理ですか、きちっとしていただいて、やっぱり環境ですから、市民から批判のないような、やっぱり喜んでいただけるような常設エコ広場をつくっていただきたいと思います。どうですか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  生活環境課、竹田より答弁させていただきます。 議員おっしゃるように、初めての新しい施策でもあります。適切な分別、また不法投棄防止に向けて、適切な管理体制というのをしっかりつくり上げていきたいと思っております。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございました。 ○議長(榎本鉄也君)  会議中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後4時01分--------------------------------------- △再開 午後4時13分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君) (質問席) 残り時間39分21秒です。よろしくお願いします。 公共交通は今、高田ですね、よく総務建設委員会でも聞いていますが、大体もう進んでいただいていると思いますので、しっかりと高田の人の交通のことに対して頑張っていただきたいと思いますが、どうですか。 ◎企画調整課長(下基君)  企画調整課、下から答弁させていただきます。 議員おっしゃるとおり、現在、高田地域の再編を進めておりまして、令和4年10月を実施目標に、地域住民や交通事業者などと協議を進めております。 市街地、三佐木、蜂伏地域の再編につきましても、高田地域の再編と並行して交通事業者と意見交換や協議も行っているところですが、高田地域の再編後、順次進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆15番(福田讓君)  よろしくお願いいたします。以上で終わります。 続きまして、最後の項に入ります。 損害賠償請求事件につきまして、当局のお考えをお聞きします。 もともとこれは女性元市議会議員と現男性市議会議員との間における一般に言われるセクハラ問題で、新宮の市議会議場において、両者から過日、処分要求が提出されました。その後、現市議会議員から元市議会議員を名誉毀損で告訴され裁判に発展しましたが、その両者が和解されて解決できたものと私は思っておりました。しかし、今回さらに女性元市議会議員が、現市議会議員の発言で名誉を傷つけられ精神的苦痛を受けたとして、市に対し330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が和歌山地方裁判所であり、市議会議員の発言が名誉毀損に当たると認め、市に対し33万円の支払いを命じた記事が熊野新聞と紀南新聞に掲載されました。 我々議会は当局から何の説明もありませんから、新聞記事を見て、新聞記事の、今日も熊野新聞の記者も来ていただいていますが、新聞記事というのはそんな訳の分からないような記事を出すところはございません。これによりますと、先ほど私が申しましたとおりなんですが、判決によると元市議会議員はセクシュアルハラスメントをめぐり、市議会議員を訴えていたが、既に和解していた和解後の2019年3月と6月に、市議会議員市議会定例会で身の潔白が完全に証明されたなどと和解内容の事実に反する発言をし、さらに当事者間で合意した和解内容を逸脱し虚偽の事実を示した。地裁は、市議会議員の発言が議員に与えられた権限の趣旨に背くなどとしており、国家賠償法上違法とした上で、発言により元市議会議員の社会的評価は低下し、定例会はネット中継もされていることから発言内容は伝わりやすいと指摘した。市は、判決文が届いていないのでコメントができない。内容を精査した上で対応するということでございました。我々議会議員もこれしかないんですよ。市当局から判決文を私たちに見せてくれるわけでもない。 だから、市民の間では、たとえ議員同士の問題であっても、個人間の問題なので個人同士で争うのが筋ではないか。何ゆえ地方公共団体の市長が訴えられるのか。さらに裁判費用や弁護士費用を市の税金で支払うのかと多くの疑問と批判が私にも入っております。 国家賠償について詳しく説明を求めます。判決は和歌山地方裁判所において出され、敗訴となりました。この判決を受けて、市当局はどのように対応されるのか。市当局は判決内容を議会に公表していただけるのでしょうか。議会は、裁判費用を議決しております。 市は判決を不服として控訴するのか、それとも結審されるのか。結審するとなればその損害賠償金は誰が支払うのか。損害賠償請求事件に費やした費用はお幾らでしょうか。求償について御説明ください。 ◎総務課長(赤木博伯君)  幾つか御質問いただきました。総務課、赤木よりお答えいたします。 まず、個人の発言をなぜ市が訴えられることになるのかということでございます。 改めまして、今回の訴訟については、元市議会議員が現職市議会議員の議場における発言により名誉を毀損されたとして、損害賠償請求訴訟を提起したものでございます。ただ、市議会議員は特別職の地方公務員でありまして、国家賠償法第1条第1項の規定により、地方公共団体が賠償する責があるということで、市が訴えられたものでございます。 続きまして、その国家賠償法でございますが、もともとは憲法第17条に国家賠償の規定がございまして、この第17条には「何人も、公務員の不法行為により、損害を受けたときは、法律の定めるところにより、国又は公共団体に、その賠償を求めることができる。」というふうなものがございます。この条文中の法律の定めというものが国家賠償法のことでございます。 続きまして、判決の結果でございます。 国家賠償法第1条第1項に基づく請求としまして、相手側からは慰謝料300万円及び弁護士費用30万円の合計330万円並びにこれに対する遅延損害金の支払いを求める訴訟に対しまして、一審の判決の主文内容としては、被告である新宮市に原告に対して33万円及びこれに対する令和元年6月18日から支払い済みまで年5分の割合による金員を支払うよう命じるものでございました。 続いて、相手方への賠償につきましては、被告である新宮市が原告に対し支払うこととなります。 続きまして、今までに発生した費用に入らせていただきます。 今回の損害賠償請求事件に対しましては、令和2年度の予算におきまして、予算69万3,000円を計上させていただいておりまして、現在までその支出については23万8,500円の支出額となっております。 そして、求償に関することでございますけれども、こちらにつきましては補助参加人の控訴によりまして、現在、係争中の案件となっております。審理に影響を与えるおそれもあるため、具体的なお答えは控えさせていただきたいと思いますが、国家賠償法第1条第2項によりまして、故意または重大な過失がある場合については求償権を有するというふうな文言がございますので、これに基づきまして、現時点においては求償させていただきたいとそのように考えております。 以上でございます。 ◆15番(福田讓君)  ありがとうございます。 市長が訴えられたということでしょう。今、課長の御説明では、地方公共団体の長がその責務を負うということなんで、そういうことですね。 だから、この補助参加人となっているでしょう。でも、実際はこれ両者なんですよね。元市議会議員と現市議会議員ですから、一般の方はそんなこと分かりませんから、私もそれ聞いてびっくりしたんですけれども、何で市長が訴えられるんなと。しかし、今課長が御答弁されたように、公務員は県でしたら知事、知事がそれを賠償しなければならないということなんですね。しかし、実際は個人間の問題なんですよ。だから、市はこれを控訴しないということですね。 ◎総務課長(赤木博伯君)  市としては、控訴は行っておりません。 ◆15番(福田讓君)  だから、午前中に同僚議員はそれを質問されておりましたけれども、私は同僚議員のことに対してとやかく言うわけじゃございません。市として、市議会議員として、このような予算を検証しなければならないし、それを議決しなければならない責務があるんですよ。市民に、何でこんなことするんなと言われたら、答えなければならない義務があるんですよ。我々市議会議員は、市を監視する権限もある、予算を可決しなければならない、条例を可決しなければならない。だから、私はそのことについて、公平に市民に話します。 今回の場合も、たとえ元議員と現議員との争いであったとしても、国家賠償法によって市がこれに対応しなければならないとなっているんですからね。それは市民の方々の乖離がいっぱいありますよ。市長がそういう問題を起こしたわけじゃないんです。ただ、トップである地方自治体の長としてはこれを補償する、またこれに対応しなければならない、それだけなんですよ。 この件につきましては、屋敷議員が明後日、彼はいろんな知識を持っている方ですから、きちっと質問していただきますので、私はその前段ですけれども、私もこれに賛成した立場ですからお伺いしております。 としますと求償によって、求償ですか、現状でしたら市当局はそれを控訴しないということは33万円を現市議会議員に請求するということですね。 ◎総務課長(赤木博伯君)  まだ、一審の判決を受けて、補助参加人によって控訴がされております。そういった中で、一審の判決においては、仮執行宣言といいまして、市に対しても、現時点においても請求できるというふうな文言もついておりますが、現時点においては、その仮執行を行うというふうなことが出ておりませんので、まだ支払いについては現時点では行う予定とはなっておりません。 ◆15番(福田讓君)  先ほど同僚議員がおっしゃっていたように、控訴すると言っていたように私は思ったんです。そしたら、市の当局の説明の中で、今は当事者ではないが、自治体の長としてこれを受け入れた。しかし、市当局は、市長はそれを控訴しないと、ところが、補助参加人ですか、実際、問題の両者のうちの一人ですから、その方が今度は自分で控訴すると、そうなったらうちは切り離されるんですか。もうお二人でしてくださいとなるんですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  まず、補助参加人でございますけれども、民事訴訟法第42条におきまして、訴訟の結果について利害関係を有する第三者は、当事者の一方を補助するため、その訴訟に参加することができるというふうなこととされております。 また、同じく第45条におきまして、補助参加人は訴訟について攻撃または防御の方法の提出、異議の申立て、上訴の提起、再審の訴えの提起、その他一切の訴訟行為をすることができるとありますので、補助参加人が独自で控訴を行うことは可能となっております。 そして、補助参加人の控訴によりまして、市も引き続き控訴人となりまして、補助参加人と共に控訴審として対応していくことになると顧問弁護士からは伺っております。 ◆15番(福田讓君)  そうしますと、今まで市が出しております。なおかつ今度、当人が、現職市議会議員が控訴するとなったら、うちとしてはどのように進めるのか。あとそれ聞かな分からんもん。 ◎総務課長(赤木博伯君)  市も引き続き被告となりますので、控訴審のほうで対応していくこととなります。 ◆15番(福田讓君)  そのときの費用はどうなるんですか。当人が出してやるんですか、弁護士費用は。市も出すんですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  控訴に係る手数料につきましては、補助参加人が出すことになります。 ただ、市としても、例えば法廷に出廷したりですとか、あともろもろの手続、そういったものは一切何もしないというわけにはまいりませんので、引き続き、顧問弁護士のほうに委任していきたいと、そのように考えております。 ◆15番(福田讓君)  そうしますと、顧問弁護士にまた費用要るんでしょう。また議会に提案するんでしょう。 ◎総務課長(赤木博伯君)  顧問弁護士に対して追加費用は発生してまいりますが、こちらにつきましては、既存の予算がございますので、そちらのほうで対応していきたいと考えております。 ◆15番(福田讓君)  そうしますと、簡単にお聞きしますけれども、補助参加人が自分でこれは納得いかないと、今朝ほどもそうおっしゃられておりましたんで、やったらいいと思いますよ、私は。しかし、市が今度はその補助参加人に対して、逆に補助参加人みたいになっていくんですか。あくまでも被告は市になるんですか。今度は補助参加人が被告としてやるんですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  顧問弁護士にも確認しましたが、その関係は変わりありません。補助参加人は補助参加人でありますし、原告、被告もそのままでございます。 ◆15番(福田讓君)  ということはこの裁判がそのまま引き続いて、補助参加人がやると言った以上は、その補助参加人は自分で弁護士立てられるんですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  それは補助参加人の自由でございます。 ◆15番(福田讓君)  そしたら、うちの弁護士はどういう弁護士になるんですか。どういう、こういう進め方について、同じそのパターンでずっと進んでいくということですか。 ◎総務課長(赤木博伯君)  実際にどういった手続なり、どういった対応を行うかというのは今後の審理によるものでございます。ただ、非常に裁判という専門性の高い事項でもありますし、どういった不測の事態が起こるかも分かりません。当然、手続上の何かしらの瑕疵があってはならないものでございますし、様々な助言なり指導等もいただきたいと考えております。 そういった面で、引き続き顧問弁護士のほうに委任させていただきたいと、そのように考えております。 ◆15番(福田讓君)  私は、裁判というのはやっぱり決着をつけるのが裁判だと思うんですよ。その中で、お互いが寄り添って和解にするのは、それはお互いの考えですけれども、なぜ裁判するかといったら、正しいか悪いかでまずはやるんですよ。そうでなかったら裁判所は要らないですよ。裁判所の命令に従うんです。地方裁判所、高等裁判所、最後は上訴、結局、最高裁判所になるんです。そこの中で、最終的に和解とかいうのは、それは裁判所がお互いの両者に対して話を聞くだけであって、裁判というのは納得できないからやると思うんですよ、私。納得していたら裁判になりませんわね。 だから、内容的なことは私何も言いません。それは両者のことですから。ただ市としては、控訴しないということであっても、補助参加人がするとなったら、またそれに一緒になってこれに対応していくということでよろしいんですね。 ◎総務課長(赤木博伯君)  はい、そのとおりでございます。 ◆15番(福田讓君)  ちょっと我々法律家じゃございません。法律家というのは、司法試験に合格して、司法研修所を修了されて、それから弁護士になるか、判事になるか、裁判官になるだけです。法律家というのはそういうものなんですけれども、ここに誰も法律家はいらっしゃいませんね。市のほうでもないと思いますよ、一級建築士の方はいらっしゃいますけれども。だから法律というのは大変難しいと思うんです。だから法律家というんですよね。国家試験を受かってなかったら法律家と言いませんからね。だから、私らではちょっとなかなか難しいところがあって、まして我々もこれ市民の方に御説明するときに、私は別に両者のことに対して何も言いません。本人同士が決めることですからね。 しかし、これだけの費用を使って、まして税金でしょう。そのことに対して市民からのいろんな声が来てくるから、それに対して私らも対処しなければなりません。本人同士だといっても、国家賠償法によって市の税金を使っている以上は、私たちにも議決、可決する権限がありますから、どうでもええんだという考えじゃないですから、きちっとしていただいたほうがいいと思います、私は。市長、どうでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほども総務課長のほうから答弁いたしましたように、今回、補助参加人が控訴しましたから、今、引き続き係争中ということとなります。 今後、高等裁判所においても一審と同じような判決が仮に出た場合、こちらが敗訴ということになった場合は、市が原告に賠償金を支払うということになりますが、一旦支払いますが、ただこれは原因者であります議員に、市はやはり求償すべきだというふうに考えてございますので、そこはきっちり請求させていただきたい、そういう今、考えでございます。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。大体、課長の説明、または市長の答弁で、当人はこれを控訴するということで、高等裁判所で今朝ほどもそう言っておりました。内容的なことは何も言いませんけれども、するのであったらいいと思いますし、受けて立っていただいたら結構です。 何度も言いますが、裁判というのは本当に決着をつけるのが私は裁判と思っています。上告されて、最高裁判所へ行って、そこで一応もう結審になりますからね。かなり時間かかります。また費用も要ってきます。 我々、私も議員として予算に対する可決する権限もあり、否決する権限もあるし、そこをじっくり考えながら、この裁判を見守っていきたいと思います。一般の方はなかなか難しいようなことをやっぱり思われると思いますし、国家賠償法というのは国が決めた法律ですから、それに従って粛々と市長も受けて立つと。そういう問題を起こした人じゃないんですが、それははっきり私も申し上げておきますね。そこだけはっきりしてかなんだら、なぜ市長だけがこれ被告になるんだと、補助参加人というんですか。分からない方もいらっしゃると思いますので、今、課長にもお聞きしまして、市長にもお聞きさせていただきました。 今、私が質問している間、やじがないということで、先ほどこういう話がありました。やじ馬というのは、当人じゃないことを言いたいと。私、市長、新宮の市議会議員にさせていただいて17年来たんですよ。そのとき、ある議員が新宮の市議会はやじ多いねと言うたら、当たり前や、議場のやじは華やと言ったんです。今でも覚えています。だから、やじを飛ばしたら必ずやじを飛ばされるんですよ。私は、熊野川町の町議会議員のとき、やじなんて飛ばしたことなかったです。私が来て一般質問していると、後ろからばんばん来ましたわ。そうなったらこっちも考えもありますから、だから、そのようにしないほうがいいんですけれども、やっぱり考え方、皆違うんでね。しかし、我々は議長に正式に物を言うときは、議長何番と言わな駄目なんです。個人的にしゃべっても私語なんですよ。何も会議録に載りません。議長の許可なかったら、公式の発言じゃないんですよ。先ほどそのようなことがあったんで、私はあれ聞いてちょっと唖然としました。やじは議場の華やいうて、私は今でも覚えています。 少し時間早いんですが、この損害賠償請求事件はこれからも長く続くような気がいたします。高等裁判所、上告へ行くかも分かりませんし、引き続いて私も市議会議員として、両者の話を聞きながら、市長の考えを聞きながら、今後の予算の執行とかについては、自分なりの考えを持ってきっちりと市民のために、どちらがなるかということを考えながら進めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上で一般質問を終わります。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後4時38分...