新宮市議会 > 2021-03-10 >
03月10日-05号

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  1. 新宮市議会 2021-03-10
    03月10日-05号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-15
    令和 3年  3月 定例会          令和3年3月新宮市議会定例会会議録             第5日(令和3年3月10日)---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員14名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  松畑 玄君                             4番  上田勝之君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員 1名、氏名は次のとおり。                            12番  前田賢一君---------------------------------------議事日程 令和3年3月10日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(4)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(4)から(6)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           下  基君               商工観光課長           峪中直樹君               企業立地推進課長         小渕 学君               総務部               部長               尾崎正幸君               防災及び危機管理担当部長     山下泰司君               財政課長             小林広樹君               防災対策課長           佐藤尚久君               市民生活部               生活環境課長           竹田和博君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        田中幸人君               次長兼健康長寿課長        北畑直子君               建設農林部               部長               平見良太君               医療センター               事務長              奥  靖君               庶務課長             岡本真治君               水道事業所               所長兼業務課長          名古一志君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               平見仁郎君               次長兼教育政策課長        澤原謙二君               教育政策課企画員         富田英之君               生涯学習課長           南 拓也君               文化振興課長           福本良英君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第5日(令和3年3月10日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(久保智敬君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は13名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 本日、松畑議員より所用のため遅刻の届出がありましたので報告いたします。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(久保智敬君)  それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表の番号4から順次発言を許可いたします。--------------------------------------- △大坂一彦君 ○議長(久保智敬君)  2番、大坂議員。 ◆2番(大坂一彦君) (質問席) それではどうぞよろしくお願いいたします。 年度末を迎えるこの時期に来ても、新型コロナウイルスはいまだに日本国内にとどまらず世界に猛威を振るっております。世界中で苦しんでおられる方々が今もなお大勢おられるので、この表現は適切でないかもしれませんが、幸いに当地においては感染拡大は見られず、大変ありがたいと思っております。 ただ、その背景で大変多くの苦難を強いられている現状は、他の地域と何ら変わりありません。特に、経済においては危機的状況であります。ワクチン接種の見通しが立ってきた中、いよいよウィズコロナからアフターコロナへと少しでも早くよりよき方向に向かわせねばなりません。 ただ、現状は冒頭申したように、大勢の市民が苦しんでおられます。そんな中、今回もコロナ禍においての新宮市の取組をお尋ねさせていただくとともに、幾つかの御提案ほか、市民の皆様からお預かりした御意見を代弁させていただくために、今回は二つの項目に絞り込んで登壇させていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。 まず、質問に入る前にですが、過去の私の一般質問で何度か取り上げさせていただいたエコ広場を支えてくださっている運営委員さん方への環境整備の一つとして、雨がっぱの新たな支給をお進めいただきまして、その見通しが立ったとのこと、関係課から御連絡いただきました。ありがとうございます。早速、何人かの運営委員さんにその旨を御報告させていただきましたところ、そろそろ古くなってきていたので自費で買い換えんとあかんと思いやったからよかったわ、助かったと大変喜んでおられました。 ただ、このエコ広場制度、質問の都度都度にも申してまいりましたが、制度導入以来、年月も相当進みました。そろそろ限界も近づいてきているのではないかとも思います。今回はこれ以上触れませんので御答弁は結構ですが、今後の重要課題の一つであると考えております。 それでは、通告表に従って質問を始めさせていただきます。 まずは、コロナ禍における経済についてであります。 はや1年余りを経過したものの、いまだに多くの市民の皆さんは、その感染拡大防止のため出かけることを控え、大人数での飲酒や会食など様子を見る人が多数おられます。目に見えない病気に対する恐怖と不安からです。ただ、前回にも触れましたが、個人事業主の割合が7割にも上るこのまちの経済のことを考えると、どうしてもこのまま何もかも控えるというのはいかがなものかと思います。 冒頭申したように、この地域はまだ感染の拡大には至っておりません。今後もこの感染拡大していない状態を何とか維持しつつ、少しでも安定した生活を送るためには、正しい知識を持って市民全員が十分に注意を払いながらコロナに立ち向かい、感染の拡大を防止し、近々始まるワクチン接種により感染拡大が抑えられる日が決して遠くないことを信じて、懸命に生活していくことが大事と思います。 そんな中、先日ある方から、「この前、新宮市の料飲組合をはじめとする関係の三つの団体が市長に陳情やったか要請をした記事を新聞で見たんやけど、あれを見て正直不安になったんや」とある方はおっしゃいました。どういうことでしょうとお尋ねすると、「テレビとかでもとにかく飲食店の窮状がクローズアップされているやろう。確かに僕の知り合いの飲食の店もめちゃめちゃ苦労している、それは分かったあるんやで。そやけどよ、この前の記事みたいに、組合とか何らかの組織に加盟しているところは、ああやって組織で市長に要請や陳情できるけど、うちみたいなそんな組織のない業種のものからしたら、我々はあんな要請もみんなで固まってできんから、ついつい取り残され置いてけぼりになるんやないやろかと不安になるんや」とのことであります。この方は、お許しいただいて業種だけ申し上げるんですが、チラシや広告を主に扱うお仕事を長年お一人で切り盛りされておられる方です。 さらに、その方ですが、「この年になってもまだ引退とか辞めるという選択肢がないんや。やり続けていかなしゃあないんや。引くも地獄進むも地獄や」と大変つらいお話でした。実際、今のこの自粛ムードの中、市内の各店、各社は人を集めるようなチラシ、広告は避ける傾向で、例年やっていた売出しやセールも取りやめているとのお話を多く聞きます。そうなると、当然見込めていた売上げは上がりません。 さらに、その方ですが、「去年は国と県と市の給付金で何とか切り抜けさせてもろたけど、今年は」と頭を抱えておられます。これは市内のどの業種にも同じだと思います。そして、出してこられたのが毎日新聞のこのコピーであります。頂いてまいりました。田辺市の中小事業者に最大50万円の支援金という記事です。御存じだと思いますが、ちょっと御紹介させていただきたいと思います。 中小事業者に支援金、田辺市最大50万円給付。田辺市は新型コロナウイルスの影響に苦しむ市内の中小事業者に、最大50万円の支援金を給付する。対象は約3,000事業者を見込み、事業費は約3億5,900万円。対象は2021年1月から3月のいずれかの月の収入が前年か前々年同月比で50%以上減少したか、2020年の年間収入が前年比で30%以上減少した中小事業者。3月から約3か月間申請を受け付け、雇用者数に応じて50万円を上限に給付する。財源は国の地方創生臨時交付金を充てるとあります。そして、市は2020年売上げが減少した約2,100の小規模商工事業者に一律10万円を給付した。今回は対象に第1次産業や中小企業を加えたと。中抜きですけれども、そのような記事であります。 私がその方のところへお邪魔したのが2月の末でした。その方は、「うち、この2月は去年の49%やわ。去年だって決してええないのによ」と。さらに、「いや、新宮市の役所もいちいち俺らみたいな細々した意見を吸い上げやったら切りがないと思うんやで。ないんやろうけど、決してこれはうちだけの話やないんであんたに言うてみたんや」と付け加えられました。 そこでまず、担当課にお尋ねいたします。 田辺市で地方創生臨時交付金を財源に充て行われるこの支援金制度、新宮市で同じように行うのは難しいのでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  田辺市で行われております産業経済緊急対策支援金の事業でございますが、こちらが3月1日より申請が始まったということは承知してございます。 新宮市といたしましては、市内事業者におけます販売促進を図ること、そして市民の皆様の生活支援を行うことを目的としまして、プレミアム付共通商品券事業を実施させていただくべく当初予算に計上させていただいております。 また、その他事業所様への支援につきましては、市内の疲弊している状況もよく理解してございますが、今後、部内、庁内でもしっかりと協議をさせていただきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  この件に関しては、市長にもお伺いいたします。市長はどのようにお考えでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  田辺市と同じような支援ができないかということでありますが、同じ制度設計できるかどうかというのはちょっと申し上げられませんが、現状を見ていると何らかの支援、新宮市としては何ができるかということをしっかりと検討して実施してまいらなければならないというふうには思ってございます。 ◆2番(大坂一彦君)  私は常々、新宮市、いわゆる市民に給付金等を支給できるのは、国や県のレベルでないと難しいと考えております。市町村の自治体単位ではどうしてもやっぱり無理が生じてくると思うんです。だから、市はお金を配るのではなく、側面からの何らかのサポートや消費喚起を促すような施策を、十分な市場調査の上で実施することが大事だと考えています。市民にひとしくお配りしようものなら、市の基金はすぐに底をついてしまうようなことにもなりかねません。 ただ、今は未曽有の緊急事態です。先ほどのような国の制度を活用し、今のこの難局をみんなで乗り切るようにしなければならない最終局面だと思っております。厳しい財政事情はよく分かっております。分かっておりますが、ここはもう一度市長にお尋ねしたいと思います。いま一度中小事業者への支援、御検討いただけませんか。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほども申し上げたとおり、何らかの支援を考えたいというふうに思います。 ◆2番(大坂一彦君)  お願いいたします。 昨日、三栗議員への御答弁に、国・県の動きを見ながら新たな支援、新たな支援というふうな言葉も頂戴いたしました、検討したい旨の御答弁をなされておられました。市内業者のその声が届いておられるなら、ぜひの御検討を重ねてお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 続けて、経済の関連で、プレミアム付商品券のことをお尋ねさせていただきます。 市長の発せられた予算大綱に、冷え込みが懸念される市内経済の対策について、昨年に引き続き、プレミアム付商品券の発行、販売のほか、住宅リフォームされる方への一部助成として共通商品券を支給する事業、これにより地域内循環を強く推進していくとあります。 まずはこの前段のプレミアム付商品券についてですが、先般の予算の折にも、昨日の同僚議員もいろいろ質問しておられ、重ねての質問となり恐縮ですけれども、前回のプレミアム付商品券は62%の利用率とのことでした。この数字を担当課としてはどのようにお考えでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  今年度発行させていただきました商品券の発行事業につきましては、全市民の皆様を対象としまして引換券を送付し御購入いただくということで、初めての手法を取らせていただきました。購入率が約62%ということでございますが、商品券の発行額が約2億4,000万円になってございます。そういうことですとか、近隣自治体で発行されています商品券も同じような利用率でございましたので、一定の効果はあったのではないかというふうに考えてございます。 ◆2番(大坂一彦君)  私は、果たして本当に多くの市民に喜んでいただけているのかと少々疑問を抱く数字でありました。 これも新聞の記事なんですが、長崎県諫早市ですけれども、このような記事を見つけました。御紹介してみます。 商品券のプレミアム率、ここは30%だそうですが、ほかの地を上回っているが、市民の評価と不満が混在する。商品券の発行が始まった昨年7月中旬、市内で感染が拡大、消費喚起どころか感染におびえ、飲食店街のともしびは消え、1冊6,500円分を5,000円で販売した商品券だったが、年金生活者や低所得層にはハードルが高く映った。5,000円でも購入できない、発行事業費にかける予算を少しでも給付してもらったほうが助かる。それゆえか販売期限の9月末までに完売せず、12月末まで残りを追加で販売したとのことでありました。 これを見て思ったんですが、これは当地にも当てはまるんじゃないかと思うんです。62%の要因がここにあるのではと思われますが、いま一度お尋ねいたします。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  令和2年度で実施させていただきました商品券でございますが、こちらにつきましては市内の大型店、スーパー等での利用ができなかったこと、そして販売と使用していただく期間が3か月であったということが、利用率が62%だった要因の一つではあるというふうに考えてございます。 その点につきましては、令和3年度の事業におきましては、商品券の一部を大型店を含む市内の全店舗で御利用いただけるよう考えてございます。 ◆2番(大坂一彦君)  予算大綱を見せていただいても、今回の経済政策のメインとして据えておられるように思います。ただ、先ほどの5,000円でも購入できない、発行事業費にかける予算を少しでも給付してもらったほうが助かるという生の声もあります。ぜひそこを御検討いただきまして、さらには市内事業者さんのことを考えると、大型店で使用できるというのはいかがなものかと言わざるを得ないんですが、昨日、同僚議員がおっしゃっていましたけれども、一般の消費者、いわゆる市民の希望に耳を傾けると、いわゆる大型店で使えるように、そうせざるを得なかったのか、いずれにしてもこれによって市内の消費喚起の機運が高まるように願ってやみません。 重ねてお伺いいたします。業者の登録の仕方ですが、昨日の質問に答えておられましたが、少々難しかったのでいま一度お聞きいたします。今回は商工会議所を介さず、市独自で行う向きのお話でしたが、市内業者は改めて新宮市に登録をしてもらうんですか。そのあたりをお聞かせください。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  議員おっしゃられるとおり、今回につきましては市独自で商品券を発行させていただくということになりますので、取扱いしていただく事業者の皆様には、新宮市のほうに改めて御登録いただきたいというふうに考えてございます。
    ◆2番(大坂一彦君)  市への改めて登録を請うとのことですが、これはどのように依頼されどのように登録していただく予定でしょう。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  募集を開始させていただく際には、市ホームページや地方紙への記事、広告掲載等、広く周知をさせていただきたいと考えております。 詳細につきましては今後となりますが、御登録いただく事業者の皆様には、その申請書を商工観光課へ郵送または御持参いただく形になろうかと考えてございます。 ◆2番(大坂一彦君)  いずれにしても、メインの事業とお考え、少しでも多くの業者さんに御登録いただいて、少しでも多くの市民の皆さんに知っていただいてお求めいただけるよう、先ほどのことも踏まえ喜んでいただけますよう、さらなる御検討を重ねてお願いいたします。 また、これは前回にもお伝えしましたが、ある飲食を扱う業者さんのお話として、入金までのプロセスですが、うちは今日の売上げから明日の仕入れをするから、入金に日にちがかかるのは困るんやよねとのお話を御紹介申し上げました。このあたり、今回はどのようになりますでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  換金に係る詳細についてはまだ決まっておりませんが、今回の事業につきましては市が直接行わせていただくため、市の決済、財務規定により支給をさせていただくことになります。できる限り速やかな支出をさせていただきたいと考えてはございますが、ある程度の日数はかかるということは御承知いただければというふうに思っております。 ◆2番(大坂一彦君)  先ほどの飲食の方の御意見があります。ぜひ少しでも早く決済いただける方法をお考えいただきますようお願いいたします。 それと、これは消費者の方の御意見としてですが、使用できる期限として、前回のは2月21日までという決まりでしたですね。その方いわく、やはり年度末や年度初めにお金がかかる、できればそのときに使いたかったとの御意見もありました。その時期的なこともぜひ御一考いただきたいと思います。今回の御利用いただける時期は、いつ頃をお考えでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  商品券の販売につきましては、取扱いしていただく事業者様の募集が終わってからということになりますので、販売時期については夏頃からできればというふうに考えてございます。商品券の使用期間につきましては、開始後半年程度を想定してございます。 ◆2番(大坂一彦君)  利用できる期間は半年余りと決まっているんですね。 私は、このプレミアム付商品券を決して否定しているわけではありません。どちらかといえば推奨派です。自身、私の経験も踏まえ、恩恵にあやかり、喜んでおられる事業者さんのことも存じております。また、一般の消費者の方で喜んでおられるお話もお聞きします。ただ、先ほど御相談をいただいたチラシや広告を扱う事業者さん、いや、5,000円のものが求めにくいという方の声、あまりメリットを感じられないと言われる方々がおられるのも実情であります。ですので、もう少しの工夫といいますか、使い勝手のいい商品券であるべく研究検討が必要なのではないかと思います。せっかくの施策、ぜひ多くの市民、また市内の業者さんの理解をいただいて、少しでも多くの方に御利用いただき、市長のおっしゃる地域内循環を果たして、コロナ禍において苦しむ市内経済の活性化の一助になってもらいたいと思いますが、いかがでしょう。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  令和3年度で実施させていただきたいプレミアム付商品券事業につきましては、これまでの皆様からの様々な御意見をいただく中、市内部でも協議を行ってまいりまして、一部でございますが、大型スーパーやチェーン店などでも御利用いただけるよう、制度を考えてまいりました。使用期間も令和2年度と違いまして半年間を想定してございます。商工観光課としましても、少しでも多くの皆様に御利用いただけるよう、そして多くの事業者様に御登録いただけるよう、その結果が市内の経済の活性化につながっていければというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  もうぜひぜひ御検討いただきまして、お忙しいとは存じます。お忙しいとは存じますけれども、もう本当に最終局面であるというふうに御認識いただきまして、市内の事業所、それから市民の皆さんに何とか経済活性の一助となるべく御検討を重ねていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いします。 引き続きまして、その経済のことでお尋ねするんですが、住宅リフォームされる方への一部助成する共通商品券のことをお聞きする予定にしておりましたが、昨日、三栗議員が聞かれたこともあり、当局のお答えを聞いて私の中でまだまだまとめ切れませんでしたので、今回、そこは申し訳ない、飛ばさせていただきます。 続けます。 これも前回の質問で代弁し、お願いしたことでありますが、役所内にコロナ対策の経済支援救済の窓口をぜひつくって、助言、手引きをしてほしいとの御意見をお伝えさせていただきました。その後、新聞報道でもありましたが、経済支援の窓口だけではなく、コロナ全般に対する市民窓口、感染症対策室が開設されたとのことであります。私も一度表敬方々のぞきに行かせてもらいましたが、その後、市民の皆さんからのお問合せ等はいかがでしょうか。 ◎防災及び危機管理担当部長(山下泰司君)  議員おっしゃられましたように、1月25日から別館の1階のほうに、新型コロナウイルス感染症対策室を開設させていただいております。昨年4月から9月にかけて設置しておりました経済対策室、これにつきましては国等の経済対策に関する相談対応を主に行っておりました。今回設置させていただいております対策室につきましては、新型コロナ全般に関する相談対応をさせていただいております。 前回の経済対策室設置時に比べまして、相談件数はそれほど多くはございませんけれども、その中でも事業者の資金繰りに関する相談、例えば家賃支援金、持続化給付金、雇用調整助成金、これの申請などに関する相談が多いという傾向にございます。 今後とも長引くコロナ禍におきまして、不安に思っている市民の皆様に寄り添ったきめ細やかな対応を心がけてまいりたいと思っております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 実際、役所のどの階へ行ったらいいのか分からんしなかなか聞きに行きにくい、でもそんな窓口があれば取りあえずそこへ行ったら聞きたいことが聞けるやろうし、これ前回申し上げたことであります、との御意見を前回代弁させていただきました。 今回のは、コロナ関連の総合的な窓口のようですので、今後はワクチン接種などの御相談もあろうかと思われます。いずれにしても、今後もコロナで苦しむ市民の受皿と申しましょうか、窓口になってお支えいただきたいと思います。 さらには、新聞等で拝見もしましたけれども、まだお目に届いてない市民の方もおられるかも分かりません。さらなる告知、アピールをしていただきまして、こういう窓口がありますというふうなこともお広めいただきたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。 経済についての項の最後になりますが、いずれにしても現コロナ禍において、どのような施策を取るにしても、財政、財源とは切っても切れないわけであります。前回の質問で申し上げました自分たちで稼げる自治体として、毎度毎度恐縮ですが、やっぱりふるさと納税にもっと力を入れてみませんか。 まず、ふるさと納税の今年度の状況を教えてください。 ◎企画調整課長(下基君)  2月末現在になりますが、2件の高額寄附5,000万円を含め、1,316件、約7,200万円となっております。 ◆2番(大坂一彦君)  7,200万円。昨年最終が1,200万円余りでしたですよね。それに比べると随分増えたようですが、その要因としては何でしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  昨年7月に新たなポータルサイトを追加、また返礼品数を115品目まで増やしたことが主な要因として考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  ポータルサイトを増やしたから……その2件の高額寄附5,000万円、大変ありがたいです。それと、そのポータルサイトを増やしたりという御尽力もあると思います。ありがとうございます。ただ課長、私は新宮市のポテンシャルはこんなものじゃないと思っております。もっともっと増やせる可能性がまだまだあると信じています。 それと、先ほどの新たに追加したといわれるポータルサイト最大手のふるさとチョイスの見解ですが、今、ふるさと納税が空前の活況を呈していると書いています。要因は、新型コロナウイルスの感染拡大。人々が外出を控え、自宅で過ごす時間が増えたことがプラスに作用した。ふるさと納税はオンライン上で寄附を申し込むことができる。返礼品は自宅に送られてくることもあり、インターネット通販と同じ感覚で使う人も多い。コロナ対策を掲げる自治体への寄附の実入りが多くなることを意図して、返礼品なしの寄附も増加した。ふるさとチョイスでは、3月から10月の間に、前年同期比で返礼品なしの件数が約2倍になった。寄附金の使い道に関しても医療、福祉への支援を選ぶ寄附者が増えた。ふるさとチョイスの場合、2019年は医療関連は6番目程度だったが、2020年は最多となっている模様だというふるさとチョイスの記事を見ましたとの紹介がなされております。ピンチの今がチャンスということです。 さらには、これも新聞から得た内容で恐縮ですが、県内の御坊市、有田市の一般会計当初予算の記事中、歳入はどちらの市もコロナ禍において市税収入の減を書いているんですが、その後の記述に、両市とも好調なふるさと納税によりとありましたので、気になって調べてみました。有田市は14.3%増の40億円、御坊市においては58.8%増の8億1,000万円を見込むとありました。当然、両市ともそれらの収入見込みを財源として予算組みされます。現コロナ禍における支援事業にも用いられるそうです。大変貴重な大変大きな財源であります。 そこで、このことも質問の都度都度申しているので誠に恐縮なんですが、このふるさと納税に関して、それに特化した専用の部署、せめてふるさと納税係の新設を改めて御提案申し上げます。もちろん、どの課もそうだと思いますけれども、今の企画調整課においていろいろと兼務兼務で忙し過ぎると思うんです。税収アップ、財源確保の切り札となるべく、ぜひの御検討をお願いいたしたいと思います。ここに関しては、ぜひ市長に御答弁をお願いしたいんですけれども。 ◎市長(田岡実千年君)  議員御提案の専門部署、専門の係となりますと、現状の職員数や今の職員配置を見ると、なかなか今すぐには厳しいというふうに考えておりますが、ただおっしゃるとおり、このふるさと納税の額をもっともっと上げていくというのは、大変歳入の関係からも重要でございますので、今担当している企画調整課には、先日も改めてこのことに関してしっかりと取り組むという指示をさせていただいてございます。 ◆2番(大坂一彦君)  そのような御指示があったことをお伺いもいたしました。現コロナ禍、今後ますます税収、財源不足が予想されます。毎回申しておりますが、このふるさと納税はこちらから攻めていける施策だと思っております。人員の不足、職員の配置等を勘案するとのことですが、先ほどの市長の、ふるさと納税につきましては大変貴重な財源であると考えており、引き続き納税額の増額に向けて取り組みたいと考えておりますとおっしゃる割には、市長のそこへ向けての熱意というかやる気というか、そのようなものが残念ながらいま一つ見えないんです。 いま一度申します。どうか、ふるさと納税に特化した部署を新設して、市民の皆さんのお力と職員の皆さんのお知恵をお借りして稼げる自治体となり、そこでしっかりとした議論を重ねていただきますよう、またそれらをしっかりアピールして、皆さんに告知いただきますようよろしくお願いしたいと思います。これに関しては、もう御答弁は不要です、結構です。 以上で、経済の項を閉じさせていただきます。 続いて、次の項の学び(教育)についてお尋ねしていきます。 今回のこのお尋ねは、市の教育委員会には直接的には関係のないことだと思いますので少々恐縮なんですが、先般、新宮高校からバスに乗ってセンター試験に向かう高校生の出陣式の様子でしょうか、新聞で見ました。 そこで私ふいに思ったのですが、同じ和歌山県に住まい、勉学にいそしんでいる生徒さん、学生さんなのに、いわゆる我々紀南に住む者は、和歌山県では、和歌山市で3会場、紀の川市で1会場だそうです、へ受験しに行かなければならないんだろうかという素朴な疑問でありました。これってハンデにならんですか。センター試験というのは、これからの人生を左右するであろう大学入試をするための前段の学力をはかる試験だと私は思っております。 例えば、自分が行きたい志望校、この学校に行きたいということであるならば、その地まで受験に行くのは致し方ないと思うのですが、その学力をはかる全国一斉に行う試験、それをその地元で受験することができないものか。いわゆる新宮東牟婁の学生さん、生徒さんは新宮東牟婁で受験することができないんやろうかという素朴な疑問です。 簡単に言うと、紀南の生徒のために、せめて田辺市辺りにも1会場、それと紀南の我々のところにも1会場、いわゆる田辺市より南の我々のところにも1会場、センター試験を受験できる会場を用意してやってはもらえないものでしょうかと思いました。 送迎された熊野御坊南海バスさんにお尋ねしました。今年はコロナ禍でもあり密を避けるべくでしょうか、約70名を3台のバスに分乗いただきお連れしましたとのことであります。その試験は2日にわたり、前日に宿泊先のホテルにお送りして、先ほどの会社のお話ですが、試験当日初日に試験会場までお乗せし、試験終了後、また宿泊先のホテルまでお連れするんだそうです。そして、2日目も同じようにして、試験終了後、帰新するとのことでありました。バスに弱い子は電車で行かれたかもしれません。そしたらその子は試験会場までどうやって行ったんやろう。人生を左右するかもしれない試験を受けるときに、和歌山県の紀北在住の生徒さんは、いつもどおり自宅を出て試験に向かわれる。紀南に住む子たちは、前の日に出て不慣れであろうホテルに泊まり、翌日その同じ試験を受ける。私にはどうしてもそれがハンデに思えてなりません。 ただ、もちろん、そんな苦労をして受験しに行った子たちは、目に見えない何らかの力は得るんだとは思います。そして、それがその子の将来のプラスになるんだとは思いますが、ただ私はどうしても同じ和歌山県に住みながら、紀北へ受けに行かなければならないことに違和感を覚えました。 もちろん、何らかの取決めがあるからだとは思います。あるんだとは思いますが、例えば紀南のこの地から、いわゆる新宮市からこの現況を発信して、こちらでも受験できるように働きかけることは無理なことなんでしょうか。お考えの向きだけでも結構です、お答えいただければありがたいと思います。 ◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君)  大学入学共通テストにつきましては、独立行政法人大学入試センターが運営しております。試験会場につきましては、県内の複数の大学で設置している連絡会議で決められます。会場を増やすことは、受験者数、スタッフの確保、試験問題の輸送等を勘案すると困難であるという考えを示しているようでございます。 ただ、議員がおっしゃるとおり、紀南地方に試験会場があれば新宮東牟婁地方の受験者に利があると思いますので、機会があれば県教育委員会等を通じて、関係機関に声を届けていきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  そうなんですね。これに関して、お隣の三重県の教員をされていた方にも聞いてみたんですが、やはり三重県も紀南、いわゆる南牟婁、熊野市辺りでの受験はなくて、津市2会場、四日市市2会場、鈴鹿市で2会場、伊勢市1会場の全7会場へ行くそうです。奈良県もそんな感じでありました。何だか不公平な気がしてならないんです。 その旨、私の友達にそんな話をしてみたら、いや、それで当たり前やろうであったり、そんなこと考えたこともなかったわであったり、南のほうが人数少ないからしようがない違うん、とにかく何だか当たり前に捉まえている感じだったんです。今、次長おっしゃっていただきましたように、できましたらそのような機会をぜひおつくりいただきまして、紀南在住の生徒のために、このような声をお届けいただければありがたいと思います。 この件に関して、さらなる御答弁は難しいと思いますので、今のような疑問を呈してお願いを申し上げて、次に移ります。 次の内容も市の教育委員会には直接関係ないんですけれども、前回、上田議員も触れられておられました。昨今、県立高校の統廃合、再編がよく話題に上ります。私が新宮高校に在席していたときには、普通科11組、建築科1組、土木科1組の全13組でした。当然、今とは時代が違い同じようなことにはなりませんが、ただ数が少なくなってきているから減らしましょう、統廃合しましょう、再編しましょうではなく、減ってきているからこそしっかりとお考えいただき、今のこの時代や子供たちのニーズに合う統廃合、再編を切にお願いしたいと思っております。 そんな中、ある保護者から御相談を受けました。今のこの高校統廃合、再編に向けての一つの提案にもなると思い、今日の質問に組み込んでみました。 その保護者さんからは、今、我が新宮市には言語聴覚士や理学療法士の数が圧倒的に少ないという御意見でありました。それに関する資料も頂きました。何部かからにはなっているんですけれども、この資料、若干前のになりますが、これには平成22年から平成28年までの6年間の病院の言語聴覚士の従事者数、常勤換算だそうですけれども、の推移の表であります。和歌山市や紀の川、橋本、有田、御坊、田辺の各エリア、和歌山県内各保健医療圏の数字として、さきの各地の言語聴覚士の従事者数は年々増加しているのに対し、新宮市だけその伸びは低く、一部抜粋となりますが、和歌山エリアでは平成22年45.4人だったのが平成28年には54.4人、橋本エリアでは11人だったのが20.6人、御坊エリアでは4.0人だったのが9.1人、田辺エリアでは12.0人から17.6人と軒並み増えているんですが、ここ新宮エリア、新宮圏においては、2.0人から平成28年までに3.0人。他地域と比べ圧倒的に少なく、人員不足な状況だそうであります。 このような数字を関係課は把握しておられますか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  市教育委員会としては把握してございません。 ◆2番(大坂一彦君)  そうかもしれません。 医療センターでの言語聴覚士さんの現況はどうでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  当院には、言語聴覚士が2名在席しておりまして、主に脳内疾患で入院されている患者さんが言葉を出せなくなる失語症や、うまく発音ができなくなる構音障害、また高齢者に多い飲食物を飲み込む障害である嚥下障害に対して、機能回復訓練等を行っております。当院としても、患者の高齢化等に伴い需要が高まっている職種ではあります。 ただ、限られた職員定数で、当院において対応すべき患者数や費用対効果を検討したところ、当院においては現時点の2名で対応可能であるという結論が出されているところであります。 ◆2番(大坂一彦君)  私が聞かせてもらった話と大分見解の相違というか、足りないというふうに聞いております。現時点で2名で対応可能である、ちょっと開きがあると思うんです。 この言語聴覚士さんのお仕事というのは、大変貴重なんだそうです。現在は訪問リハビリも必要になってきていてどんどん増やしたいところ、ただ現状ではそんな余裕はないとの話を聞きました。先ほどお伝えした和歌山市であったり、橋本、御坊、田辺、軒並み増えているというのは、やっぱり必要であるからこそ増えていっているんだと思います。 この資料を下さった方の弁として、理学療法士や言語聴覚士は専門性が高く、学生の頃、病院で実習を受け、卒業後にまたぜひ来てほしいと病院が声をかけておく、こんなマッチングが多いんだそうです。反面、和歌山県の学生で言語聴覚士を目指しているニーズが少ない、どんな仕事か今の高校生に届いていないのではないかとも言われておられました。 言語聴覚士、理学療法士、作業療法士等々の仕事を十分理解できるよう、生徒さん、学生さんにお伝えいただいて、将来この地へ、その仕事のために戻ってきてもらって頑張ってもらう。先ほどの平成22年度2名から平成28年度に至るまで3.0名の伸びでとどめずに、この数字が、例えば5.0名、10.0名と伸びていく。すなわち、こちらに戻ってきてくれる人を増やすことによって、少子高齢化による人口の減少の少しでも歯止めになり、また都会への流出をも少々食い止めることができ、さらにはこの地のリハビリテーション作業の技術向上にも役立つと信じてやみません。さらに、例えば、さきに申した県立高校の再編において、このような専門分野の学科の創設、これ、上田議員も専門科の創設というふうに前回おっしゃっておられましたが、専門分野の学科の創設を検討いただく一つの材料となればとも思います。 この項の冒頭にも申しましたが、この件に関しても市教委の管轄外になろうと思います。ただ、先ほど御相談申し上げたセンター試験の件共々、この紀南の地より声を上げていただいて、働きかけていただいて、発信していくことが大事なのではないかと思います。よろしければ、その辺の教育委員会の御見解をお願いしたいと思います。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  ある特定の職種だけに焦点化した将来像を子供たちに指導する、それについては公教育としてはちょっと難しいかなとは思っております。ただ、子供たちが適齢期を迎えて就職について考える際、その際の選択肢を広げるために、職業調べであったりとか、職場体験などの取組を丁寧に続けていく、それがキャリア教育の視点における小中学校の役割ではないかというふうに考えております。 また、県立高校の再編に係る学科の創設、それにつきましては、市の教育委員会の管轄を越えておりますので、先ほどの大学入学共通テストの件と併せまして、機会があれば県教育委員会等関係機関に伝えていきたいというふうに思っております。 ◆2番(大坂一彦君)  冒頭申しました。市の教育委員会の管轄とは違うんだろうとは思うんですけれども、声を上げていくというか、素朴な疑問、南で受けさせてやりたい。将来の子供たちに、職種、こればっかりを教えてやってくれということでは決してないんですけれども、そういう仕事があるというふうなことを教えてあげるということは大事なことであろうと思われます。ぜひぜひ、機会があればとおっしゃっていただいたんですけれども、機会を見つけて声を上げていただきたいと思うんですけれども、重ねて、管轄外、申し訳ないですけれども、教育長はいかがお考えでしょうか。 ◎教育長(速水盛康君)  御参考までにですが、新宮市では今、校長会と新宮市のPTA連絡協議会、市P連と申しますが、そことが一つになって、毎年高等学校の定数への要求要望を県の教育委員会に行っております。 一つの事例として、例えば今回の件ですと、高等学校の保護者と生徒、あるいは校長会とが一つになって、県のほうに先ほどのセンター試験の会場については御要望されるというのが、一つの段階であるかなと思っております。ただ、直接私たち市町村とは関係がないとはいうものの、これは子供たちにとっては非常に重要なことでありますので、一度、一つの事例といたしまして、参考までにということで高等学校側のほうにも、私から直接お話をさせていただきたいと思います。 それから、先ほどのキャリア教育ですけれども、実は今年から新施策としてキャリアパスポートなるものができました。それは何かといいますと、小学校でやったキャリア教育をそのまま中学校に引き継いで、さらにそれを高等学校に引き継いでいこうという、一つのノートとして一冊化してやっていこうことが新施策で国・県から下りてきまして、新宮市も行っております。そういった意味では、小中高それぞれキャリア教育の中で様々な職業について補完し合いながらというんですか、そういうことをしていきながら、先ほどのいろんな職業をそれぞれ皆さんに、子供たちにも紹介もし、そして事実としてそういった職業認識を高めていくというようなことで、正しい職業観を身につけていくという意味では、議員おっしゃられたことは非常に重要な御提案だと思っております。そのように受け止めさせていただきたいと思ってございます。 ◆2番(大坂一彦君)  丁寧な御答弁ありがとうございます。 言語聴覚士さんという大変重要なお仕事だというのをこの前聞かせていただいて、今日取り上げさせてもらったんですけれども、今後、先々のことを考えると必須なようにも思います。今、教育長から大変力強いお言葉をいただきましたけれども、先ほども申しました、機会を見つけてよりも、機会を捉まえて、ぜひぜひお伝えいただいて、しかるべき方向に向かっていただければありがたいなというふうに思わせてもらいます。ありがとうございます。ぜひの御検討をお願いいたします。 今回の最後の質問としてなんです。これもちょっと幅広い質問といいますか、教育についてのことに関しては幅広い部分になるんですけれども、大人の教育、学びについてであります。 実は、先日、私の先輩から、尾鷲市にある三重県立熊野古道センターで、去年1年間コロナ禍ではありましたが、水彩画の教室といいますか、写生をしに行くという教室があったそうで、それを展示してくれているんでよかったら一回のぞいてみたってよと言われたので、平日、ちょっと足を伸ばして見せてもらってまいりました。 市長は尾鷲の県立熊野古道センターって御存じですか。 ◎市長(田岡実千年君)  はい、存じてございます。 ◆2番(大坂一彦君)  3棟から成る建物なんですが、私はこの秋より利用を開始される新宮市の文化複合施設丹鶴ホールのありようをそこに見た気がしましたので、今回の締めに取り上げさせていただきました。 その1棟の展示ブースで、このチラシのやつなんですけれども、水彩画で描く熊野古道と東紀州の風景、三重県の教育委員会のことですので東紀州の風景と題され、去年1年4回にわたって、那智勝浦町の大門坂や木本の鬼ヶ城等、熊野古道へ写生に出向き、画家の先生から指導を受けながら絵を仕上げていくという企画であります。水彩画教室です。参加費は全4回で3,000円、定員は先着15名、対象は中学生以上。 私がそこで感じたのは、その展示ブース内で毎回撮ってためたであろうスナップ写真を10分程度のスライドにしてテレビで流していました。その皆さんの書かれた絵を展示してある中に、テレビでそのスナップ写真をスライドにして流しておりました。とにかく皆さんの楽しそうな笑顔と教えを聞いているときの真剣なまなざし、皆さん生き生きとされておられました。 そのスライドを拝見した限り、聴講、受講された皆さんの年齢は、私より少し上の方が多かったと思いますが、そのお一人お一人が本当に輝いて見えたんです。私によかったら見に行ってくれと言われた先輩も、それまでは決して絵心を持った人ではなかったそうです。でも講師の先生に教わって仕上がっていく自分の絵が、何とも楽しくいとおしく、決してうまくはないけれどもできたら見てやってほしいと思われたそうであります。1年間頑張って通って、その他の方々は3枚、4枚提出し、展示されている方も多数おられましたが、その私の先輩は1枚だけ。それでもうれしいんやと照れながら話しされておられました。 そこでお尋ねいたします。我が新宮市において、このような事業といいますか、大人の教室のような催しはなされておりますでしょうか。絵画に限らず、書道、陶芸などいかがでしょうか。お聞かせください。 ◎生涯学習課長(南拓也君)  生涯学習課では、公民館本館事業の大人のピアノ教室と絵画教室、市内在住の60歳以上の方を対象にした講座、健人大学、そして明治大学との学術連携協定に基づく新宮市民大学と題した講座を開催しております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 そのほか、うちではこれをやっていますとかあれば、御答弁いただければありがたいと思います。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  健康長寿課のほうでは、新宮市老人クラブ連合会に委託しております創造的活動による健康で豊かな生活を送るための事業といたしまして、生きがい教室、はつらつ教室という名前の事業がございます。その中で、書道や絵画、生け花や陶芸といった教室もございます。また、新型コロナウイルス感染症の流行までは、市展やゆうゆうクラブ、老人クラブの芸能大会で展示をしておりました。令和2年度については展示はできてございません。 ◎文化振興課長(福本良英君)  文化振興課におきましては、教室、セミナーといたしまして、名誉市民西村伊作の偉業を顕彰するため、毎年夏に熊野芸術文化セミナーと、それに伴う絵画作品展を開催してございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 実は、広報等でそのようなことをしてくださっている旨も、全部ではないですけれども存じ上げております。ただ、今日改めて御答弁いただきましたのは、このようなものがあるということを知っていただく一つの機会になればと思ってお聞かせさせていただきました。 どちらの課にもといいますか、再度お尋ねするんですけれども、それぞれの教室等々募集に対して、応募数とか出席状況とかいうのはどうなんでしょう。 ◎文化振興課長(福本良英君)  文化振興課の芸術文化セミナーのほうでございますが、毎年夏に2日間かけて開催しておりますが、多くの方に参加していただいております。 ◆2番(大坂一彦君)  多くの方、はい。 若干減ってきているのではないか、その機会も、コロナ禍ということもあるとは思います。あるとは思いますが、少々減ってきている向きの話も聞かせてもらっております。今後、今は特に難しいのかも分かりませんけれども、ぜひ、先ほど申したような生き生きとした皆さんがおられるので、頑張っていただきたいと思います。写真や動画の撮り方教室とか、その後の撮ったものの作品展示、写真、動画もいいんじゃないでしょうか。市長のお得意の分野であろうと思われます。 今回の補正予算でも何かと話題に事欠かない丹鶴ホールであります。あれだけの紆余曲折を経て、建設することに決めたんですから、私は今後はこの施設の有効活用を一番考えるべきだと思います。建ててしまったら終わりではなく、とどまることなく有効活用できるすべを、市民の皆さんのお知恵も拝借しながら進めていただきたいと思います。 市長の出された予算大綱の最初に出てきています。多くの人が集まる文化活動の拠点として、ひいては市街地の再生へとつながる施設として、オープニングイヤーにふさわしい事業展開を図ってまいりたいとうたっておられます。それだけ大切な施設なんですからどうぞよろしくお願いします。 歴史と文化のまち新宮市の文化複合施設丹鶴ホールが、その名のとおり市民の皆さんに喜んでいただける施設になることを願ってやみません。大きなコンサートや大きなイベントでの集客事業もぜひとも御利用いただき、それ以上に市民の皆さんに喜んでいただきたいと思います。年間を通じてこのような教室を開き、その様々な作品を展示し市民に見ていただく。高齢化に向かうことはなかなか止められませんが、書く人、描く人、撮る人、それぞれが丹鶴ホールに展示されることを励みに、また誇りに思って頑張る、そのような方々、皆さんは総じてお元気であります。 結びに、そのあたりのお考えをぜひ市長にお伺いしたいと思いますが。 ◎市長(田岡実千年君)  大変貴重な意見ありがとうございます。高齢化に向かう中でということでありますが、各種大人の教室に関して、これは新宮市の事業ではないんですけれども、私が個人的に参加している写真教室では、後期高齢者の方が結構たくさんおられまして、そういった趣味を持っている方は非常に大変元気だというふうに感じておりますので、議員おっしゃるように、そういったいろんな教室に多くの高齢者が参加していただくということは、介護予防にも絶対なりますし、元気で心豊かな生活を送るということにもつながるというふうに強く思っております。 この丹鶴ホール、大ホールで大きなコンサートだけではなくて、ホワイエとか2階には大会議室とか、あるいは熊野学のホールもあったり、そういうところをしっかりと利活用して、議員おっしゃるような誰もが広く集える、そういった趣味の発表の場にもしていければと、全く同感でございますので、そこをしっかり頑張りたいと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  よろしくお願いします。 もちろん、御高齢の方々、我々の先輩の方々の健康のためにという向きもあるんですけれども、文化複合施設丹鶴ホールの有効利用ということでお伝え申し上げました。そういう方々が作ったもの、書いたもの、撮ったものを展示いただく場所として、それを励みにまた皆さん頑張る。それが皆さんの熱意ある目といいますか、生き生きした表情に映っていたと思われますので、どうぞ御一考ください。 今回、特に後半は、質問というより自分の思いをお伝えするばかりになってしまいましたが、文化複合施設丹鶴ホールの利用促進の観点から文化事業の御提案を申しましたが、少し目線を変えて生涯学習的な観点で申せば、運動、健康増進のため体を動かすような事業のさらなる展開も検討に値すると思っております。実際、少年野球のグラウンドのことや御高齢の方々がなさるグラウンドゴルフの会場のことも少しずつ御相談をいただいておりますし、今後も様々お預かりする御相談を代弁させていただきたいと思います。 市長におかれましては、現コロナ禍において強いリーダーシップを発揮いただいて、本日種々御相談、御提案申し上げましたことを、ぜひ前向きに御検討いただきますことを強く強くお願いいたしまして、今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(久保智敬君)  午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時08分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(久保智敬君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △竹内弥生君 ○議長(久保智敬君)  11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) まずは、紀伊半島大水害、10年になろうとしています。ここで哀悼の意を表します。そして、この場をお借りいたしまして、感染予防をしっかりなされている市民の皆様方に深く感謝申し上げます。 項目1、新型コロナウイルス感染症について新宮市の対策を問う。 今月の5日の緊急事態宣言延長のときに、菅総理大臣の会見もございました。そして、その5日の日に参議院の予算委員会で分科会の尾身会長が見解を示されておりました。人口の6割、7割、ワクチンを接種したと仮定したとしても、この冬には感染者が出、重症者も出ることだろう、もう一年、さらにもう一年過ぎ去り、季節性インフルエンザのように不安のない形になるまでしばらくの時間がかかるだろうという尾身先生が認識を示されておりました。 この先生の言葉は物すごく衝撃的でした。私たちの生活は、約1年前、今頃ですね、コロナウイルス感染症という悪魔のようなものに初めて出会い、1年が過ぎようとしております。このコロナウイルス感染症につきましては、毎回、私は1年間一般質問で意見を述べさせていただいております。去年の3月、4月の歓送迎会のあたりから人の流れが止まりました。その時点で、まだこれはどういったものか、どうなのかと分からなかったのです。そして、緊急事態宣言が出て学校も休校になり、ゴールデンウイークには緊急事態宣言が出ても和歌山県には出ていない、そして新宮市内におきます感染者はゼロなのにもかかわらず、ゴールデンウイークには市内の飲食業の皆さん、しっかり休業なされておりました。 この協力金も支援金もない状態で、3月、4月の歓送迎会のシーズンに売上げを落とし、そしてゴールデンウイークは人の流れがたくさんあります、そこもしっかり休業した新宮市の事業者の皆様の真面目さには本当に私も驚かされました。去年の今頃の飲食店の協力につきましては、初めてのコロナ禍というものがどういったものになるか分からない、いろんな誤解があり、新宮市議会は平等性を重視して、1事業所5万円の給付金、支援金を出すこととなりました。と議決したんですね。でも、事業者の中の3,000件を見込んでいたのにもかかわらず、結果は1,100店舗の申込みでございました。5万円の持続化給付金です。 でも、このときから人と人とが接する職業について、少しずつ様子が見えてきたように思います。第1回目の緊急事態宣言が出て、3月、4月の歓送迎会も人の流れが止まり、そしてゴールデンウイークにも人が止まり、夏の気配を感じる頃には、少しよくなってくるのかな、コロナも減少していくのかなと、皆さん心のどこかで思っていたことと思います。 そんな皆さんの思いが吹き飛ばされるように、第2波が来ました、うねりのように。新宮市は全体にイベント中止、お祭りも、そして帰省客や観光客が集まる花火大会、そういったものイベントが全て中止となりました。何でこんなことになっていくんだろう、事業者にとりまして、ひたすら衝撃的なことが続いていくわけであります。 地方は、日頃から人口減少の波の中にいます。商売人は疲弊しているんです。その中でも、一生懸命、1年のうち3月、4月の歓送迎会、ゴールデンウイーク、お盆、お正月、帰省客や観光客などで人口が2倍、3倍に膨れ上がるときに、1年の暇な時期のところ清算して一生懸命頑張ってきたんです。それが全て台なしになった、コロナウイルスのおかげで。人の流れが完全に止まったわけです。新宮市には感染者がゼロなのにです。飲食業を入り口として観光業、そしてその連なる卸売業、そしてイベント中止などにおけるパーマ屋さんであったり、そういった小売業、全てが売上げが激減していきました。でもこの時期はまだ政府の全国民10万円給付、そして事業者100万円、法人200万円上限の持続化給付金、そして県からの設備投資で20万円、そして先ほどの新宮市からの5万円、こういったお金で何とか何とか我慢して我慢してやりくりをしておりました。 政府は、こういった持続金、銀行に貸付けなどして何とか乗り越えてくださいと連日連夜、テレビやユーチューブ、ネット等で言っておりました。まだ、まだです。この給付金たちが下りて、そして貸付けをしてくれている時期は、まだまだ何とかなるんではないかなという、心の中ではふわっとしたものがあると申しましょうか、冒頭に申し上げました尾身先生が言った2年も3年も続くと思いながらも、もしかしたら、どこかで収束するのかもしれないという思いがあったと思います。 この貸付金に関しましては、行政は直接は関係ございませんけれども、この場をお借りいたしまして、貸し渋りのことをちょっとお話させていただきます。 コロナ禍で政府はお金を貸したってください。そして、皆さんを助けてあげてください。何とか経営を持続させてくださいということをしっかり言っているにもかかわらずです。貸付けを断られた、決算書の中身が悪いと言われた、まるで悪いことしているような追い詰められた気持ちだ、コロナ融資とは全く関係ない生い立ちまで聞かれた、今まで銀行などから全く声もかからなかったのに、コロナなので困ったらあれなので、小口資金いかがですかと。銀行と全く無縁だった方も銀行の営業マンさんから声をかけられて小口資金を借りた。日頃から付き合いもするお食事をしたり、銀行の方と仲よしの方もたくさんいらっしゃると思います。しっかりした大きな融資を受けられて、それでもまだ、なおかつコロナ禍であるからもう少し十分枠がございますよと言われて、また大きな融資を借りた方もいらっしゃいました。 何で本当に困っている人にお金を貸さないのか。コロナであかんようになってきた商売が、休業したら売上げがゼロになるんです。ゼロです。そんな日が10日も続き、1か月も続くと、瞬く間に手持ちの資金など、もうヒート。そういった現状を国からはお金を金融機関に貸したってくださいね、交付金からも貸したってくださいねと言っているにもかかわらず、どういう線引きをしてお金を貸さないのか。私は、地方議員になってこの問題を解決していきたいと、お聞きしたいです。金融庁の方でも。今日傍聴に来てくれている方が、1回倒産した、そしてまた、返すのを1回、2回忘れた、そういった方たちが貸付けができない、融資をしてもらえないという現状を訴えてきた人も、今、今日、いらっしゃっています。困っている人を助けるのが政治じゃないでしょうか。ここは行政とはちょっと話が違うかもしれませんけれども、私は皆様の御支援で市議会議員になったからには、そういったこともしっかりこれから研究して、精査させていただきたいと思います。 このように必死に頑張っても、銀行でお金貸してくれなくっても、頑張って、頑張って、苦しくても頑張って何とかなるんではないかと不安な日々を送っていらっしゃる事業者の方々が大勢いらっしゃるということです。この頃、市長は新宮市の経済を少しでも上向きにするように、プレミアム付共通商品券を発行いたしました。これはばたばたしております。国もばたばたしている、初めてのコロナに関しまして。行政もばたばたしました。どこから手をつけたらいいのか分からない。でも、プレミアム付共通商品券を出そうと、出していただきました。私は、総務建設委員会で全世帯に郵便で送るように、そうすると皆さんに周知していただけることを提案いたしました。それを取り入れていただきまして、郵便局から全世帯にはがきを送ることになりました。経費は少しかかりましたけれども、皆さんにプレミアム付共通商品券というものを新宮市が出したということを知ってもらいたかった。それをお使いいただいて、市内の景気の循環を促してもらいたかったのです。結果は60%超に終わりましたけれども、少しだけ経済が上向いたことには間違いないと思います。 ひょっとしたらこのまま少しよくなっていくんではないかなと思っている事業者さんたちの心を打ち砕くような第3波、強烈にやってきました。連日連夜500人、大阪600人、東京1,000人、1,500人、北海道、全国津々浦々に感染者が出ました。この時点で、相当皆さん苦しかったと思います。苦しんで、苦しんで、苦しみの中でまたもう一つ苦しむという感じです。 そんな第3波の恐ろしい出来事が連日連夜報道されているときに、そのときもまだ新宮市は感染者ゼロでございました。しかし、他県から仕事に来ていらっしゃった方から感染者が出て、新宮保健所管内から感染者が出たと発表されると、たちまちまちの動きはもうプレミアム付共通商品券なんか吹き飛ばして、経済の流れがぴたっと人の流れが止まったんです。ここで、この時点で、もう店を閉じなければならないのではないだろうか、どうやって生活していったらいいのか、出口はどこだ、この例えようのない怒りが、人の悪口を言ったり、誰かに攻撃をしたりするような衝動に駆られるほどの怒りや市民の事業者の方の皆様には起こり得てくる感情と申しましょうか。第3波がうねりのように起こり、新宮保健所内で感染者が見つかり、新宮市の市民ではないのにもかかわらず、人の流れは全く止まってしまった。 ここで出てきますよね、今年になって新宮市はいったい何をしてくれるんだ。今まで、コロナウイルス感染症というものに、新宮市も第1次補正予算、第2次補正予算合わせて、新宮市への国からの交付金は約7億2,000万円下りております。これは、先ほど申し上げました5万円の新宮市生活支援給付金2.8億円、すみません、1万円ですね、これは全市民にお配りした1万円が約2.8億円、そして先ほどの5万円で5,300万円、水道ただにしたので4,900万円、帰省した学生を応援するのに米などを送って230万円、プレミアム付商品券が8,000万円、旅館等宿泊避難支援事業が20万円、新型コロナウイルス感染症対策費、これは避難所のパーティションやエアコンなどです。福祉タクシー券交付事業、重度障害者のタクシー料乗車券の一部を助成、新型コロナウイルス感染症対策経費、これ障害施設での感染予防に対する必要な衛生費、備品等の購入です。介護サービス事業者等支援金補助金380万円、感染予防備品の購入する事業者に対し補助金上額10万円を支給、子育て世帯等応援商品券配布、子育て世帯臨時特例給付金の支給対象外高校生へ商品券1万円、新生児臨時特別定額給付金給付事業450万円、小児インフルエンザ予防接種助成事業、生後6か月から高校生を対象にインフルエンザ予防接種費用を助成、小中学校GIGAスクール整備事業1.1億円、生徒1人1台タブレット配備、AIドリルタブレット設定など、図書館の消毒液事業費、来庁者へのコロナウイルス感染症対策、これは市役所の入り口入ってきて検温してくれるという器械です。施設予約チケット販売システム整備、これは文化複合施設のものです。高田グリーンランドに空気清浄機、熊野川の市有施設さつき温泉、小口自然の家などに空気清浄機を設置、いろんなことをしているわけなんです、7億2,000万円。本市も一生懸命皆さんで知恵を絞っていろんな対策を行ってきて交付金頂いたのを使ったということです。 この時点で、尾身会長が言っているような季節性インフルエンザのように不安がないようなものに変わるまで、経済的に打破をしていくにはどうしても出口が見つからない。この時点に至りますと、新宮市の事業者の皆様方は行政に気持ちを見せていただきたい。私たちこんなに頑張っているんや、頑張っても頑張ってもどうしようもないところまで来ている、何かしてくださいと、全てを助けてくださいとは言っていない。 何かをして、このように第1次、第2次補正予算7億2,000万円使ったように、第3次補正予算も国から交付金として交付されてきていると思います。その使い道をしっかり考えてください。そして、持続化給付金等、昨年度に下りた給付金は全て事業費に使い込んだ、休業してお金がない、家賃も払えない、そういった方にスピード感を持って給付していただきたい、それが皆様の思いでございます。 新宮市議会議長宛てにも要望書等がたくさん届いております。有志の方々の300名超の署名活動もございました。これでどういった業種の方がお困りになっているか、確実にしっかり分かりました。運動していただいた、活動していただいた有志の方には、本当に感謝申し上げます。陳情書、嘆願書、いろいろ来てございます。どこに伝えればいいのか、言いようのない怒りがここに300人、そして組合の皆さん、様々な事業者の皆さんから陳情いただいております。 新宮市は感染者がゼロなのです。ゼロにもかかわらず、人の流れは止まっている。これだったらば、緊急事態宣言が出て、時短営業出てお金を頂く方がまだやっていけるという声もございました。飲食店が入り口となり、観光業、小売業、卸売業、そういった人と人が接する仕事に就く方は困り果てているのです。 でも、このコロナ禍における苦しみにつきましては、私たち新宮市議会、先輩方皆さんもみんなで苦しみを分かち合いたい、分かっていると思います。今回、あまりにもひどいこの1年も続くコロナウイルス、まだまだ続くかもしれないというコロナの恐怖に関しまして、施策を、新宮市議会の久保議長は全員で協議会を開いて特別にコロナのことを考えようではないかということを、この議会中に起こしてくれると言っていただきました。 この第3次補正予算のお金につきましては、市議会全員で当局に提案していきたいと思っております。この事業者だけではない、御飯を食べに行きたい、買物をしに行きたいという普通の生活をしているサラリーマンの方の御家庭も夫婦げんかになったり、子供が外に遊びに行かない、人と接しないので何だかいらいらしたり、また独り親、そして高齢者の方、独り暮らしの高齢者の方などは本当に不安で孤独で大変だと思います。その苦しみが病気になり、自殺者も出てくる。負のスパイラルがどんどん続いていく。これはどうにかしなければならない。ワクチン接種をしっかりして、一歩ずつ一歩ずつ踏み出していかなければなりません。 私は、現在において、どうしたらいいか、どうすればいいか、私なりに提言させていただきます。この1年で影響が出ている業種、そうでない業種とがはっきりしてきたと思います。政府の第3次補正予算、新宮市は新型コロナウイルス感染症対応分7,916万8,000円、地域経済対応分1億8,774万1,000円、合計2億6,690万9,000円、1億8,000万円超の交付金が新宮市に交付されると承知しております。まだこれは交付が下りて決定したわけではないので、今から当局の方々はいろんな私たちの要望、市民の要望を考えて、いろんな形を決めていくと思います。 私の提言は四つございます。 まず、現金給付をしていただきたい。これ現金給付、昨日から松畑議員、大坂議員、朝からの、和歌山県や田辺市の例を提言しておりました。ゼロ人から5人の方に10万円、5人から10人の方には15万円、20万円とそういった事業度に合わせて、状況に合わせての今年、令和3年1月、2月の売上げが落ちた方、事業者に対して支援金を出しましょうということが、和歌山県、そして田辺市、隣の三重県も給付金を出しております。 二つ目、現金貸付けをしていただきたい。お金を貸してくれない、どんなにしても生活をしていかなければならないような家族を持っている方が、どう言ってもお金を貸してくれない。今までは行政の在り方より、そんなとんでもないことは絶対できないと固定観念があると思うんですが、高野町で現金貸付けしておりました。これは昨日松畑議員も言っておりました。重複しますけれども、借りられない人にお金を貸し付ける。これはかつてまれに見る第2次世界大戦、比較するのはおかしいですけれども、それに同するようなひどいコロナウイルス感染症でございます。 現金給付、事業者に応じての現金給付と現金貸付け、そして先ほど庁舎内にも高田グリーンランド、そしてさつき温泉、空気清浄機等購入しておりました。これは、市内におきます事業者におきまして感染予防を徹底しているということをお見せするために、スーパーセンターなどで足で踏んで消毒する液と検温する器械が一緒になったようなのが、今、3万円台でございます。それを皆様に購入していただく、その補助金の一部を助成していただきたい。県から20万円、昨年度出ましたのは、あれは設備のほうだったんです。備品のほうではなかったんです。だから、第3次補正予算の中で、こういった感染予防を徹底するための備品についての補助金を出していただきたい。 これが一番、家賃支援金、これですね。まだ2年も3年も続くと、本当にお店は半分ぐらい閉じてしまいます。家賃の一部でいいんです。助成したってください。そして、独り親世帯や高齢者世帯におきまして、不安とか孤独と闘っていらっしゃる。若者世代におきましても、SNS等で悩みがいっぱいあると思います。この経済的にも、精神的にも、具体的に市民の皆様に寄り添っていただける一元的な相談窓口をつくっていただきたい。精神的にも、経済的にも困った人に寄り添うような一元的な相談窓口をつくっていただきたいと思います。 4点、御提言いたしました。市長、どう思われますか。 ◎市長(田岡実千年君)  この新宮市内の事業者中心に、御自身の経験の下だと思うんですけれども、大変把握されているというふうに、今、話聞かせていただいて感じておりますし、そういったところでの活動、大変感謝、敬意を表したいと思います。 そういう中で、それでは市が何をやるかということだと思います。今、いろいろおっしゃっていただいたことをしっかり胸に秘めて、今後の施策に反映してまいりたいと思いました。 ◆11番(竹内弥生君)  市長、どうぞよろしくお願いいたします。 今、皆さんがまさに関心があるワクチンにつきまして、現在この時点でワクチンはどのような形で進んでいっているのか、方向性を少し教えてください。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  まず、ワクチンについて説明させていただきます。 まず、ワクチンなんですが、御存じのように供給不足という状況の中で、国からの制度が二転三転して、その結果、我々もつくった計画がやり直しやり直しという状況の中で、市民の皆さんに十分な情報が出せていない。また、議会等においても、議員の皆さんになかなか説明できない、そういう点は大変申し訳なく思っております。 その上で、今後、新宮市のワクチンなんですが、新宮市医師会協力の下で集団接種と個別接種を取り組んでいきます。集団接種は、御存じのように体育館等で大勢の方に集まっていただく接種、それで個別接種は、市内のかかりつけ医で打っていただく接種という形を両方組み合わせていきます。一応、現時点では、個別接種のほうを大体7割ぐらいいけたらなと、特に高齢者の場合と思っております。そして、高齢者の接種に関しましては、3月末にクーポン券を配送させていただきたいと思います。そして、そのときには4月に1回は集団接種できるかと思っておりますので、そういう日程等もお知らせしたいと思います。 また、4月1日からコールセンターも開設して、市民からの問合せを行なったり、また4月の中旬からそういう集団接種や、できる場合には、電話とかインターネットで予約を受け付ける体制も整えております。 ただ、大変申し訳ないんですが、4月に、今のところ新宮市に配付されるワクチンなんですが、県から言われていますのは、4月12日の週に1箱と言われています。1箱というと大体1,000回分です。今のところ、そういう状況ですが、厚労省のホームページには、それ以外に4月26日の週にも全ての市町村に1箱というような表現があるので、4月中旬の配布以外のもう一箱来るのかどうかというところが、ちょっと分からない状況なんで、そういうことも分かり次第、またお知らせしていきたいと思います。ともかく、こういうワクチンの供給状況によりますけれども、高齢者の皆さんの接種の後には、16歳以上の接種というふうになっておりますが、やっぱり徹底して情報をお届けできるように、今後は、我々も取り組んでまいりたいと思っています。 なお、新宮市では、接種率、これは1月の段階で想定した数字なんですが、大体60%を想定しています。ワクチンに対するやっぱり期待感いうのが、この2月から3月にかけて上がってきていますんで、この数字はもう少し増えていってくれるんでないかと思っています。今のところはそういう状況です。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 これ、河野大臣が野党から追及されて、壊し屋、と言われたら、運び屋となりますとか言っていましたね、河野大臣。だから、国も河野大臣も世界からワクチンを一生懸命集めている。そして、実際はそれを待って、しっかりした準備は整っているということなんですね。まだ、数字については、はっきりは分かっていない、今おっしゃるとおり現時点で。どうぞよろしくお願いいたします。 この項の最後に、人と人とが接する仕事、そういった業種は完全に感染予防を行い、そして個々にその利用していただくほうが徹底的に感染予防をしている、利用されるほうも個々に感染予防をして、お互いに事業の継続と、そして私たちの飲食や買物は心の癒やしでございます。そこが連携をして環境をつくり上げていくということが大切だと思います。そして、感染者ゼロですけれども、一番になったら嫌やわという声をたくさん聞きますが、これはコロナウイルス感染症は人が悪いわけではない、コロナが悪いのです。絶対に誹謗中傷はしないと、市長も常日頃言っておりますし、情報が入ってきたとしても発表しない、そういったことになっていますので、うわさとかそういうデマに市民の皆様は惑わされないようにお願いいたします。この項を終わります。 項目2、令和3年度予算大綱について。 これは、ずっと紀南新聞に毎日毎日、大綱を掲載していたと思うんです。端から端まで聞きたいんですけれども、それはちょっと時間の都合上、難しいので、常任委員会のほうで聞かせていただきます。 政策①安心・安全に暮らせるまちづくりについてでございますが、これは情報のことについて聞きたい。でも、最後のほうに防災ラジオの項目がございますので答弁は結構です。 政策②心豊かな人を育むまちづくりについて。 これ丹鶴ホールの完成で、オープニングイベントの自主事業費が2,800万円予算ついておりました。簡潔で結構なんで、2,800万円の事業費の中身を教えてください。 ◎文化振興課長(福本良英君)  自主事業といたしまして、開館式典後の記念公演としてオーケストラ、またその後、ポップス、ロック及び漫才、漫談のジャンルのイベントを予定してございます。 ◆11番(竹内弥生君)  多種多様な文化、芸術を生み出す、いつも榎本議員が言っているような、すばらしい文化ホールができて、そういういろんな催しを考えているということですね、この予算は。 そのオープニングイヤーにつきまして、市民の方の団体、いろんな団体がございますね。そういったところからの申込みとかは、いつ頃から始まるんでしょうか。市が決めているのは、初日のこけら落としの日だけですよね。2日目以降は、オープニングイヤーに関しまして、きちっと決まっていないですよね。 ◎文化振興課長(福本良英君)  現在、丹鶴ホールは10月の開館に向けて準備を進めております。開館日は、開館記念式典や開館記念事業を実施する予定となっておりますが、開館後はできるだけ速やかにホールの貸出しの募集を行う予定としてございます。なお、ホールの貸出し受付は5月から開始する予定とさせていただいてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 あれですね、自主事業につきましては、そういう漫談やオーケストラやいろんなものをするのに予算をつけている。あとは、こけら落としの日以外は、つてもコネもない、まだ決まっていないわけですね、2日目、3日目。新宮市が充てている事業の日以外は、5月からの一般募集ということになりますね、それでよろしいですね。 ◎文化振興課長(福本良英君)  そのとおりでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 政策③共に支え合い幸せ感じるまちづくりについて。 これ、私、一元化した相談窓口の開始とうたっておりましたが、ワクチン接種推進室とワクチン接種推進連絡会を立ち上げていますが、これ市民の皆様が気軽に御相談できる仕組みになっていらっしゃいますか。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  先ほども申しましたように、なかなか情報が出せていなく、御迷惑かけている状況にございますが、まずワクチン接種推進室と連絡会なんですが、連絡会というのは庁内の組織で、ワクチン接種をスムーズにいかせるために庁内の協力体制を取るということで、例えば熊野川町で集団接種する場合、ワクチン接種推進室と熊野川行政局などが連携して行うと、そういうような体制を取るということで、こちらの連絡会をつくっております。そして、市民の皆さんに気軽に御相談いただけるような、今のところは広報でワクチン接種のページをつくったときに、保健センター内の推進室ということでしておりますが、間もなく別館の中に推進室をこっちに持ってきて、それで気軽に御相談していただけるように、電話番号を提示したり、あるいは4月1日からコールセンターつくりますんで、フリーダイヤルでも電話していただけるような形とか、そういう形でどんどん皆さんにお知らせしていきたいと思いますんで、ともかく何か不安なことがあったら電話いただいたり、あるいは市役所にお越しのときには、そちらに寄っていただけたら相談いただけるような体制づくりはしていきたいと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。今からつくられていくんですね。 ただ、窓口に来て、どこ行ったらいいんですかというのも、なかなか聞きにくい、相談しにくいという現実もございますので、やっぱり相談室というのを案内を示すようなやり方をしてあげてください。よろしくお願いいたします。 政策④安定した雇用を生み出すまちづくりについて。 地域資源を活用した雇用の場を維持できるよう努めていきます。地域資源を活用して雇用の場を維持できるよう努めていきますとは、具体的にどういったことですか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  新宮市にとりましては、第1次産業から第3次産業までございますが、どの産業におきましても、新宮市にとりましては重要なものであるというふうに考えております。 それぞれの分野での事業におきまして、この先も事業継承が図られていくことが雇用創出の面におきましても、非常に重要と考えております。そのような中で、事業縮小が抑えられるよう、そして事業者へのフォローアップや関係機関と連携しました相談体制の充実を図っていくとともに、新規創業に対する支援も充実させて、雇用の場の維持に努めていきたいというふうに考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  今、課長がおっしゃったようなことが現実的になれば、すばらしいですよね。雇用が生まれる。よろしくお願いいたします。 続きまして、プレミアム付商品券のことなんですけれども、これは、高齢者の方で紛失された、はがきをなくしてしまったんやけれども、どうしようかなというお問合せ、年金暮らしの方が5,000円だけでも買いたいと思っていたのに、はがきをなくしてしまった、紛失してしまった。隣の紀宝町では再発行しておりました、前回。今回、プレミアム付商品券を発行するということがほぼ決まっていると思いますが、この紛失した場合は、再発行についてどのようにお考えでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  議員さんから御指摘いただいております件につきましては、近隣の町村の情報も確認しつつ、そして交付金の透明性というところも確保する中で、再発行の対応につきましては検討させていただきたいというふうに考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  ぜひ、検討したってください。100%の予算を組んで、100%の売上げがあるわけではないので。新宮市の方、真面目なので、なくしたよいううそをついて、またなくしたんや言うて購入する方はほとんどいないと思います。ただ、行政というのは、しっかりルールづくりというものがあると思いますので、その辺の検討のほう再発行できるようによろしくお願いいたします。 政策⑤魅力ある文化がつなぐにぎわいのまちづくりについて。 これは、コロナ禍により外国人を含む観光客が減少する厳しい状況が続きますが、この時期だからこそできる情報発信とはどういったものですか。簡素にお答えください。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  コロナウイルス感染症拡大に伴いまして、国内外からのお客様というのは、もう非常に減っている状況が続いてございます。まずは国内、特に近隣地域からの誘客について強化をしたいと考えております。特に、コロナ収束後の時代に対応しました自然体験ですとか、古道歩き、まちなか観光など新宮市特有の観光の推進に努め、情報発信をしていきたいというふうに考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  本当に、物すごいこんなことになってしまって、観光客も激減して。高田グリーンランドに今年はテニスコートもすばらしいものが出来上がります。そこにスポーツ誘致であったり、いろいろなことが考えられると思うんです。どうぞよろしくお願いいたします。 政策⑥健全かつ効率的な行財政運営について。 歳入の確保や歳出の抑制などに向け、行財政改革を全庁的に取り組んでまいりますとありますが、コロナ禍でイベント中止で予算が大幅に減少していました。この機会に、今までずっと慣例、恒例のようにやってきたイベント、絶対に要るイベント、少人数だけでも市民の幸せ度が高いもの、少ないものというのをしっかり精査して、データを出して、それを基にしっかり精査して分析していただきたいと思います。 そういったことで、市民のお金はかかっても幸せ感が増すものにはお金をかける。幸せ感が少ないので、これはちょっと惰性でやっているのではないかというようなものがもしございましたら削っていく。そういった経費削減は、民間ではないのであれですけれども、要らないものはやめていく。少し要らないものはやっていくというバランスの難しいところだと思いますけれども、健全かつ効率的な行財政運営につながると思うんです。今回、初めてイベントを全てなくして、財源が減少したということは、どう思いますか。 ◎財政課長(小林広樹君)  新型コロナの影響によりまして、令和2年度において多くのイベントが中止となりました。また、いまだに新型コロナの感染の動向が見通せないということで、令和3年度の当初予算におきましても、一部イベント等について状況に応じた補正対応としたところでございます。 議員おっしゃられますことは、各事業の効果を再確認するということであると思いますので、事業内容を熟知しているのは各所管課ということで、改めてそちらで検証していただきまして、また、予算編成作業通しまして庁内において議論しながら、効果的な予算計上を行うということで、行政サービスの充実、そして、健全な財政運営が両立できるように努めていきたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  よろしくお願いいたします。 施策の大綱と市政の方向性についてたくさんございましたけれども、これはもう常任委員会のほうで聞かせていただきます。 ひとつ、第二期工業用地等に立地した企業に対する支援に注力し、引き続き雇用の維持、産業の活性化に向けた取組を行いますとありますが、ここの工業用地等で地元雇用をしっかりなされていますか。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  万が一、誘致企業の廃業や転出などが発生した場合には、地元経済、雇用に大変な影響をもたらす可能性がありますので、定期的に市長が直接誘致企業トップと面談するなどして、課題の把握や誘致企業の必要性を訴えるなど、立地だけでなくて、引き続きその後も地元雇用を守るフォローアップの活動を行ってございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 本当に、地元雇用を増やしていただきたいと思いますので、どうぞ引き続きよろしくお願いいたします。 項目3、防災ラジオについて。 これは申し訳ないぐらいラジオ、ラジオと、課長、2年間防災ラジオ、防災ラジオいうて、ほんまに毎回毎回言わせてもろうています。本当に聞きづらいんです。窓閉めて、雨が降っていたら、外へ出ていかないと聞こえないということが、まだまだ現実にあります。 これは、高市早苗総務大臣だったときに、地方に対して全国に交付金も出すし、今はバーチャルの世界に入りましてネットやスマホやそういったものももちろん活用しながらですが、何せ新宮市におきますと、2万7,894人だったかの人口で1万1,000人弱と思います、65歳以上の高齢者がいらっしゃいます。人口の3分の1ですよね。だから、高市早苗元総務大臣が言っていた、この防災行政無線が一番役に立つのではないか、あの方、当時おっしゃっていましたよね。交付金も出す、地方に。そして、メーカーに対して大量発注をするので、安く仕上げてもらうとおっしゃっていました。 でも、政治というものは、大臣も替わり、そしてこういう恐ろしいコロナ禍に入りまして止まっていると思います。だって、去年の令和2年9月の一般質問では、課長からは、せめて独り暮らしの高齢者の方について庁内で協議させていただきます、協議検討させていただきますといった少し前向きなお答えをいただいていたように思うんです。だけど、12月に入ったら全く変わっていた。スマートフォンやそういったものの活用をという、また振出しに戻った答弁だったんじゃないかなと思うんです。 これは財政の問題もありますし、毎回毎回課長にどうしているんや、これどないなったあるんやというのも、もうお気の毒なんですけれども、新宮市は安心・安全に暮らせるまちづくりというのをうたっているんです。安心・安全に暮らせるということは、災害が起こったときの有事を考えて情報をきっちり拾わなければならないんです。幾ら立派な建物を建てても、情報が入って来なかったら、自然災害が起こったときに、逃げれるのも逃げれないじゃないですか。だから原点に戻って、紀伊半島大水害10年前の、本当に犠牲者が出てお亡くなりになった方がいらしたときに、高田と熊野川町には防災ラジオを設置したんです。配備した。それから10年、旧市内も三佐木地区に関しましても、全然前に進んでいない。それはもう、防災対策課大変だと思います。このコロナ禍におきまして、3密を取ったような避難所の計画、課長は部下を連れて泊まってきてくれたり、いろんな活動をなされているのは、よく承知しております。 しかし、これは市長、全体としてこの情報、新宮市の人口の3分の1が高齢者であるということに関しまして、高齢者はスマホを持っている方も持っていない方もいる。若者は、私も60歳、あと5年で高齢者に入りますけれども、まだスマホ、ネット、そういったものを使える方はいいですけれども、ただ、大きな地震とかになると、それも通話できない、聞けない状態になると思うんです。 コロナ、緊急事態宣言が出たときに、前に戻りますけれども、市長が防災行政無線で、新宮市の皆さん、コロナに気をつけてくださいよと言ったのをみんな、あれ結構聞いていたんです。ああ、新宮市長はええこと言うてくれているわというぐらい、防災行政無線は。これからはスマホ、政府が進めているデジタル化、ああいうものをばんと一気に飛ばして65歳以上の高齢者が3分の1もいる新宮市、その他地方にもたくさんあると思うんですけれども、そういった高齢者飛ばして、いきなり市も市議会も全部スマホとかタブレットにしなさいと言われても、なかなか時間をかけて、こつこつと少しずつ固めていくような形になると思うんです。 そうしますと、現在、新宮市の状況では、防災行政無線鳴ったわいうたら、出ていって聞きにいくという形の方がたくさんいらっしゃると思うんです。それでも、財政も厳しい、いろんな形で福祉や教育や文化やいろんなことしていかなければならないこの行政において、市長、せめて独り暮らしの高齢者の方、雨降ってきたわ、今はもう百年に一度と言われてました自然災害、台風、豪雨、あれも千年に一度来るんじゃないかなというぐらいの勢いで、去年もすごかったじゃないですか。昨年、みんな家ものまれて、洪水で。 そういったことでインフラのことに関しても、国土強靱化のほうで国は予算をつけてばんばん直してくれていますけれども、新宮市は10年前の紀伊半島大水害において犠牲者を出しました。本当にお亡くなりになった方、お気の毒です。今でも御家族の方は胸傷んでいると思いますが、それにきっちり対応しまして、あれは市長が当時市長になられたときぐらいだったんかなと思いますけれども、あのときに高田と熊野川地域に防災ラジオを配布した。それからこっち、新宮旧市内と三佐木地区にはまだ進んでいないんです、課長。 だから、この防災行政無線というのは、高市早苗さんはもういらっしゃいませんけれども、大臣替わって、コロナ禍の渦に、コロナ禍でもう日本中政府は巻き込まれていますが、コロナ禍だからこそ3密を避けて避難所へ行く、その前に準備しなければならないじゃないですか、マスクを持ったり、消毒液を持ったり。それに3密を避けなあかんわ、地震は起きるわいうたら、もう何を、携帯通じへんわ言うたり、結局、防災ラジオやと私は思うんです。それも昔のではなく、今は、例えば、市長からの新宮市保健所管内で感染者が出ましたとかいうお知らせも、ラジオに一括してできるような仕組みのあるものが出てると思います。 だから、心の不安、弱者に寄り添うと、昨日松畑議員の質問に市長は答えておりました。弱者に寄り添うんであれば、やっぱり高齢者の独り暮らし、もう一つ踏み込んでいけば、独り親世帯です。ここら辺はまだ少しもうちょっと若いので、何とかかんとかスマホでいろんなグループでやっていけると思いますけれども、独り暮らしの高齢者世帯について、防災ラジオについて検討していただきたいと思うんです。今回、予算についていたのは、アンケートを取るということでしたね。アンケート、それはアンケートですよ。何でもアンケート、アンケート。アンケート取るにも、送って書いてもらってまた回収して分析して、じゃ、やっぱりこの人とこの人……これ時間かかるでしょう。前々から独り暮らしの高齢者は不安なんです。雨降ってきて聞こえへんから外へ出ていって、こけたらどうするんですか。そういったかわいそうなというか、私は母親を突然死で亡くしていますんで、高齢者見たら本当に長生きしてほしいと思うんです、健康で。なので、話は飛んでいきますが、情報をしっかり取るために防災ラジオ、大切だと思うんです。課長、どうぞ。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  大雨やいろんな災害のときに、気象警報などの情報、またあるいは避難所開設の情報などを確実、正確に受け取っていただくということは、本当に大事なことだと思います。避難情報の伝達手段の拡充などに関する検討につきましては、可能な限り迅速に進めまして、市としての方向性を定めてまいりたいと考えております。 そういう中で、予算大綱に記述しておりますとおり、新年度におきまして情報提供手段の研究を進めていくためのアンケート調査を実施することにいたしております。このアンケート調査は、市民のニーズや実態を把握することを目的に行うものでございます。 また、あわせて新年度におきましては、消防庁の災害情報伝達手段に関するアドバイザーの派遣を受けることになりました。このアドバイザーは、災害情報伝達手段の整備及び運営について技術的に助言などを行ってくれることになっております。今回、令和3年度のアドバイザー派遣事業に新宮市が手を挙げましたところ、全国では39の自治体が選出され、和歌山県内では新宮市だけが選ばれたところでございます。今後、これらのアンケート調査やアドバイザーによる助言などを生かしながら、防災情報の伝達手段の拡充などについての検討をさらに進めてまいりたいと考えております。 ◆11番(竹内弥生君)  よかったですね、課長、選ばれて。アドバイザー来るんですね、より一層励みになりますね。 まあアドバイザーが来ても、すばらしいコンサルが来ても、防災行政無線は聞こえづらいんです。市長、これからどうぞ検討のほどよろしくお願いいたします。 ◎市長(田岡実千年君)  防災ラジオについては、議員が2年ほど前に御就任されてから、今日で8回目の一般質問だと思うんですが、本当に毎回、心から御訴えをいただいている件でありまして、担当ともこれについてはよく議論しているところであります。 まずは高齢者という御提言でありますが、仮に1万5,000ほどの全世帯に設置するとなれば、10億円近い、大変大きな事業となります。ただ、命を守るという観点からは、大きい事業ですとともに大変重要な事業だというふうに思っております。そういう中で、スピード感ももちろん持たなければなりませんが、ちょっと慎重にもやっていきたいと思って、新年度においてアンケート調査を行い、そして消防庁から来る防災専門のアドバイザーの御意見、御教示もいただきながら、しっかりと進めてまいりたいというふうに思ってございます。 ○議長(久保智敬君)  竹内議員、休憩入れてよろしいですか。 ◆11番(竹内弥生君)  はい、お願いします。 ○議長(久保智敬君)  質問中ですが10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後1時58分--------------------------------------- △再開 午後2時12分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君) (質問席) 項目4、ゴミ袋について。 このごみ袋につきましては、市民の皆様の関心高く、本当に様々な意見をいただいております。21世紀のこれからの私たちの今までのライフスタイルを改め、資源循環を基調とする持続可能な循環型社会に転換する必要があると私は思っております。 平成14年から始まりましたエコ広場、人口減少、そしてエコ広場における高齢者の方々の御苦労など、ずっと続けてきたことを改革しなければならないような時期になってきたとは思います。 そして、平成14年にクリーンセンターができ、ごみの分別、市民の方が本当に努力をなされて、ごみの減量化を図られていることも承知しております。 でも、小さな子供がいる御家庭とか高齢者におきまして、まさに今、コロナの巣籠もり現象とかで、ごみ袋、全く足りないという市民のお声をたくさん聞かせていただいております。 このごみ袋も、本当に担当課の課長、部長、皆さんに2年間しつこいぐらい増量を訴えさせていただきました。週2回収集車が来るのに、ごみ袋年間に50枚やったら、どんなに考えても足りないのと違いますかと。ごみは減量化に進んで、環境問題が今世界を埋めている中、少し逆戻りをしているような感じはありますが、でも、この地方の、新宮市の実態として、生ごみを出すごみ袋が足りないということは実情でございます。 でも、今回、ごみ袋の特別配布について、御担当課で慎重に審議を開いていただきまして、もう今年度からです。50枚から60枚に、10枚増やしていただく運びとなりました。課長、詳細をお聞かせください、10枚増えた。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  特別配布につきましては、大きく分けて二つございます。一つは2歳未満の乳幼児、それから高齢者等で紙おむつを使用している方がございます。 増量に関しましては、実態把握、それから関係課協議、またごみ減量等推進審議会の中でも協議を重ね、50枚から60枚に、10枚増量する運びと決定いたしました。 子育て世代を支える環境づくり、経済的負担の減少、高齢者等福祉の推進、在宅で安心した生活支援につながる施策として考えております。今年度配布分から実施させていただいておるところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  もう本当にうれしい。これは担当課と市長率いる皆様の慎重なる御審議の上、10枚増やしていただいたことに、この場をお借りして深く感謝申し上げます。ありがとうございます。本当にうれしいです、10枚も増えて。市民の皆さん、少し不便なとこ、楽になります。 課長、関連して、先日、家庭に届いたごみ袋引換えのはがきの件について、ちょっとお尋ねしたいんです。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  今年度配布分のごみ袋の無料引換えはがき、ちょうどこの裏がオレンジ色のやつなんですけれども、各家庭に世帯主の方へ、数日前に多分届いているかなと思います。 はがきに記載の引換え店、33店舗ございますけれども、ここで3月10日から31日までの3週間の間に交換していただくという形になります。10日といいますと、本日まさに始まったところでございまして、生活環境課のほうでも、朝から大勢の方が交換に見えられて、ばたばたしている状況でございます。 また、市役所、それから各支所、行政局において、3月10日から翌年の2月末まで交換可能とさせていただいておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  本当にありがとうございます。これ、2年前から訴えさせていただいて、ごみ袋の増量、そしてコロナ禍におきまして、テークアウト等巣籠もり現象において生ごみが増えるので、本当にどうにかしてくれというお声がたくさんあったので、この時点で、今年度から10枚増やしていただきましたことに、市民の方に寄り添っていただいたということを、本当に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。ごみ袋10枚出ました。 項目5、黒潮公園の東屋について。 これも長い間、黒潮公園には日陰がないと熱中症になると、立派な公園なのに、人の出も多いのに、コロナ禍においてひきこもりになって、たまに晴れた日に外へ出る子供、そして高齢者の散歩、体操、いろんなことで、ちょっと日陰がほしいなということをさんざん訴えさせていただきました。 私も今議会に上程された、この大きな本、これです、皆さん。これに載ったんです。私、これ、もう本当にうれしくて、新人なので。この上程された新年度予算において、しっかり予算がついたこと、建設工事、財政課長から説明がありました。この予算書の中で見つけたとき、胸がいっぱいになりましたけれども、この説明を、担当課長、お願いします。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  今回、港湾費の中で、建設工事費といたしまして、黒潮公園へのあずまや設置、さらには、三輪崎荷さばき地の改修工事について、予算案として計上させていただきました。 予算をお認めいただきましたら、あずまやにつきましては、黒潮公園内の三輪崎側、佐野側の遊具そばにそれぞれ1棟ずつ設置を行いたいというふうに考えてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 本当に継続して黒潮公園のあずまやについては提言してきました。このあずまやの設置については、やっぱり一番安全面の熱中症対策などの観点を踏まえたものが多かったように思います。担当課のほうでも、安全性とかに関しまして、慎重に審議を重ねた結果、予算づけになったことと思います。粘り強く提言をしてきてよかったなと思います。 私はそう思っていますけれども、今回、当局がこういうふうに予算計上に至った考え方を、ちょっと課長、お聞かせください。 ◎企業立地推進課長(小渕学君)  これまで議員のほうからは、地域の声を代弁した形で御提言を賜りました。また、そのほか各所からも、黒潮公園をはじめ市の港湾施設に対して御指摘、御意見をいただいているところでございます。 私どもとして、今回しばらくの間、公園等の状況も含め港湾施設について確認をしてまいりましたが、公園につきましては、地域の住民の方々をはじめ多くの皆様方に御利用いただいていることが確認できました。 一昨年、新宮港はみなとオアシスに登録されたことも踏まえまして、今後の港湾振興を図る上では、船舶や企業用地以外の部分にも目を配っていかなければならないとの考え方に至ったということでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  課長におかれましては、本当に黒潮公園何回も見に行って、地域の皆さんにお尋ねして、はたまた田辺市まで見に行っていただき、いろんな御苦労をなされて、協議されて、あずまやを設置する予算を計上してくれたことと、私は本当に痛感しております。 これで、もう熱中症になるという若いお母さんから苦情もなく、黒潮公園がすばらしい市民の皆様の憩いの場となるように、そして本市におかれましては、県や指定管理者とともに、さらに連携を深めて、よりよい新宮港を目指してください。本当にありがとうございました。 大きな声で一般質問をさせていただいたわけでございますが、隅から隅まで言いたいこと、市民の声から聞いたこととか、たくさんございます。それは人それぞれ、個人個人の考えがあり、それが全ていいものか、悪いものかというものは、本当に提言をした私どもの提言など、いろんなところから当局の皆様が慎重に審議をして、いろいろ財源を考え、前に進めて方向性を出していくということは大変な作業だと思います。しかし、私たちは、市民の皆様に選ばれてきた市議会議員でございます。その提言をこれからもしっかり踏まえて、慎重審議の上、いろんなことを実現なされていかれることを強く提案いたします。 市長、コロナ禍におかれて、新宮市の皆さん、物すごく困っています。事業者の方と、サラリーマンの御家庭の方とかも、結局は御飯を食べに行ったり、飲みに行ったりとか、私も商売を長くやっていましたので、そういった心の癒やしが取れて、家の中でいる状態になっているじゃないですか。これは日本中、世界中。ただ、この新宮人の勤勉さと申しますか、感染者がゼロということはありがたいことですよね。市長は今回の第3次補正予算、国から来ました先ほどの1億8,000万円の予算の使い方、交付金の中身をしっかり庁内で協議して、提言を取り入れていただくことを、ここにお願いをいたします。 市長、最後にどうぞ、お考えを。 ◎市長(田岡実千年君)  最後におっしゃられたコロナ感染症に関して、もう1年が過ぎて、この歓送迎会時期、2回目の異常事態を迎えるわけであります。前半にも、大変貴重な御意見を賜りましたし、改めてということでありますが、国から頂けるこの対策への臨時交付金も含めて、しっかりとこの異常事態に対応していきたいというふうに思います。頑張ります。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。いろんなことに対しまして、皆さんそれぞれ意見がございます。反対もあれば賛成もある。その中からピックアップしていく難しさ、でも現時点で何が困っているのかを、今市長がおっしゃってくれたように、しっかり精査して、実施していっていただきたいと思います。 これにて、11番、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。--------------------------------------- △屋敷満雄君 ○副議長(東原伸也君)  一般質問を続けます。 14番、屋敷議員。 ◆14番(屋敷満雄君) (質問席) それでは、一般質問を続けます。 新宮城についてお尋ねします。 途中でいろんな文面を参考資料として朗読させてもらいますので、よろしくお願いします。 去る1か月ぐらい前ですか、新宮城の再建に向かって、地元有志の13団体の方がお見えになりまして、新宮城を再建していただきたいと。いろんな取組とか提案をされて、市長ともお話されておると思うんですけれども、ちょっと詳細的なお話と、今後どうやって、どういう要望で、どういう回答をされたかということをお知らせ願えますか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  要望につきましては、市内の13団体から、新宮城復元の早期着手を求める要望書という形で、令和3年2月18日付で提出いただいております。 最後の段の部分を御紹介させていただきます。令和元年11月に開催された水野家入部400年記念事業には、多くの市民の皆さんが新宮城址を訪れ、新宮城復元への期待は高まりを見せています。さらに、平成29年に日本城郭協会により続日本の100名城に選定され、他都市から新宮城址を訪れる観光人口も顕著に増加しています。文化財保護法改正の趣旨を生かし、今こそ時期を逸することなく、市民に夢と希望を与える新宮市のまちづくりを推進するため、早急に官民一体となった新宮城再建委員会等を組織するなど、新宮城復元へ向けての取組をお願いいたします。市長におかれましては、早期要望の趣旨を御理解いただき、早期の事業着手を強く要望いたしますというふうに提出いただいております。 ◆14番(屋敷満雄君)  内容としましては、お城を早く再建していただきたいということで、そのための再建委員会、官民一体の要望をしてきていると。大体その2点で集約されてよろしいんですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  要望をいただきました際、水の手町内の国史跡指定の追加指定と大手の復元を期待される発言などもございました。こういったことも含めて、新宮城復元への早期着手を求めているものと考えております。 ◆14番(屋敷満雄君)  今回、予算も上げていただきまして、本当の大手門を復元していくのに、予算とかもつけられておったと思うんですが、そういう僕の考えでよろしいんでしょうか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  そのとおりでございます。大手復元のための追加指定を含めて予算を計上させていただいてございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  非常にそれは、今まで進んでいなかったんですから、僕としては非常にありがたいお話だと思うんです。 ただ、市民の方には、その辺が御理解なかなかいかないんですよね。僕もそうなんですけれども、やっぱり建物のお城を何とかと。その辺が非常に食い違って、土台部分になる石垣とか、そういうことになってくるんですけれども、その辺のを一致さすというんですか、そういうときは、課長、どういうことでやっていったらいいんか、いいお知恵か何かないんですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  国指定史跡において建物を再建する場合には、復元や復元的整備の方法でなければ、いわゆる文化財保護法により許可されないと考えてございます。建物の意匠や構造など分かる建築部材、絵図、設計図、写真など、精度の高い資料や発掘調査による書籍など、遺構の発見が必要となります。 また、今回改正になりましたが、これらの一部が十分にそろわない場合におきましても、多角的に検証できる資料が必要となると考えてございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  その分の、ちょっと変わってきているような部分を、話を聞いたんですけれども、なかなか文化庁が、その辺をどの辺まで緩和してくれるんですかね。 前の委員会で、僕らは四国の丸亀城と高松城を視察したんですけれども、その高松城でのお話だったんですけれども、ロンドンのケンブリッジ大学でしたか、そこにお城の写真が存在するんですけれども、何せイギリスの方ですから、後ろに書いている表示が名古屋城と書いておったんやね、これ。それをたまたまお城に詳しい日本人の方が、名古屋城と違うん違うかと。で、調べたら高松城ということで、高松城のほうで、市のほうで喜んでおられたんですけれども、どっこい、その資料を、写真をそのまま文化庁が認めるかというと、また内部がどうなっているか分からんと。貴重な資料とは思うんですけれども、なかなかその辺のお許しがいただけない。やぐらの中に、階段の位置というのは大体お城って一定しているんだそうですけれども、そのやぐらが現存していますので、真ん中なのか、端なのか、その辺を言うんですけれども、どっこい、これは資料がないと、本物やないと認めていただけないというような状況。 もう一つ、高松市のほうはうちと違いまして、もう一人の専属の方がお城一本で頑張っておられたんですけれども、なかなか我が新宮市ではその辺が、たしか前議長の前田議員が教育長にもお願いして、県のほうで1人回していただけないかというお話があったんですけれども、そのときは、教育長、あかんかったんですね、県のほうも。そういうことで、なかなかその辺の話がいかない。 今、担当課とも話させてもろても、これも市民の方も一緒なんですけれども、2本のレールが交差しない。平行線のままでずっと行くと。最終的にこの話、僕は、今の状態は物理的にお城を建てるということは永遠に不可能な話になってきたんかなと思うんですけれども、担当課としてはどうなんですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  新宮城跡附水野家墓所は、平成15年に指定された国指定史跡であります。文化財保護法により、行政は保存が適切に行われるよう努めなければならないというふうに規定されております。また、国指定史跡に関し現状を変更するときは、文化庁長官の許可を受けなければなりません。 したがって、国指定史跡において建物を建設する場合は、復元や復元的整備の方法でなければ許可されないと考えてございます。 この復元とは、史跡等の建築物等の遺跡に基づき、往時の規模、構造、形式により遺跡の直上に当該建築物を再現する行為でありまして、当時の歴史的建造物の規模、材料、内部、外部の意匠、構造物等の一部について、学術的な調査を尽くしても資料がそろわない場合には、それらを多角的に検証して再現する行為というものが復元的整備ということになりますので、市としましても、引き続き遺構の資料の調査が進むことを願うばかりでございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  そうなると、課長、スケジュール的にどうなるのか、これ、もしできたとしたら。その話を聞いたら、僕らはもう天国へ行ったあるわね。
    ◎文化振興課長(福本良英君)  もし精度が高く良質な資料が発見された場合に、一般的な工程から考えますと、保存活用計画、整備基本計画が策定され、5、6年程度でまずは天守台の石垣の復元、そしてその後天守の基本設計、また国の専門委員会での審議や修正の後、実施設計、そして工事に着手する流れになるというふうに考えてございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  それ、合計何年かかるって、5年プラス……。順調にいってやで、これ、そうやろ。全部順調にいったとして言うて。 ◎文化振興課長(福本良英君)  順調にいきましたとして、15年以上はかかるかというふうに考えてございます。もちろん資料が出てきてからの話でございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  もちろんそうですよね。 ちょっと話を変えるわ。財政のほう、基金として新宮城の基金というのは、どういう項目でどういうのやと、詳細ちょっと教えて。 ◎文化振興課長(福本良英君)  新宮市丹鶴城址整備基金につきましては、昭和54年において、大桑勇氏が代表取締役を務める新宮市池田町の有限会社新和開発から、丹鶴城跡の公園整備費にと1億円の寄附があったもので、それを基に基金が創設されたものと聞いてございます。 その後、平成21年にも、新宮市馬町で模型店を経営していた岩橋氏から1,000万円の寄附を頂いており、令和2年度末見込みで2億4,563万1,000円の残高でございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  これ、昭和54年ということは何年なる、今やったら。     (「40年」と呼ぶ者あり) ◆14番(屋敷満雄君)  40年ぐらいか。それで約1.4倍になったんか。利子はどのぐらいつくんな、これ。じゃ、この1億円に対して、利子、昔やったらよかったんやから、利子がついていったのか、その利子を含めたのが、来年になったら利子プラスそれを上積みするようなシステムなのか。ちょっと、俺、金がないから、そんなこと分からんのやけれども、でなかったら、こんなに増えへんやろう。どういうシステムなの、これ。 ◎文化振興課長(福本良英君)  年度末残高としましては、利子額を含めまして、基金のほうに積立てさせていただいているところでございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  それで、その有利な条件というのはどんなんなのか。ちょっと財政課長、教えて。1億円積んで、何ぼつくんかな、年間。 ◎財政課長(小林広樹君)  今たしか0.01%から0.07%程度だったと思いますので、1億円あったとしても僅かな金額かなとは思います。 ◆14番(屋敷満雄君)  ちょっと待て。これは昭和54年度に契約したやつが、今変動で変わってくるんか、これ。そういうような利子のつけ方になんの、これ。 ◎財政課長(小林広樹君)  基金の運用につきましては、会計課のほうで預金という形でしておりまして、その都度1年間の発生した利子というのを積み立てているという状況ではございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  別途なん、それ、ほいだら、大桑の分も。全部ひっくるめて新宮市のになっていくということ。 ほいだら、これ15年後にお城がこのままいったら、うまいこといくとやで、15年後にできるんやったら、僕も生きているか死んでおるか分からんけれども、その辺の話になってきた場合、造らんかったらこの2億4,000万円の金がもっと増えるわな、これ。 お城以外に使えるのやったら、これ、どないなるの、最終的に。これ、できなんだら。 ◎文化振興課長(福本良英君)  基金につきましては、先ほども申し上げましたように、利子含めて積立てさせていただいてございます。 昭和五十何年当時につきましては、確かに利率もよろしかった時期もございますが、今、財政課長が申し上げましたように、昨今ではすごい少額となってございます。 この基金につきましては、名前のとおり丹鶴城址の整備に充てるということでございますので、今後、必要となる時期におきましては、庁内で協議いたしまして、利活用させていただくこととなるというふうに考えてございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  僕としては、市民の方もそうやと思うんですけれども、そういうような法の規制の下でできんのやったら、そういう文化財保護法を外していただいて、もう新宮市の市民のお城なんだから、僕としたらやぞ。自分らの力で、掛川城みたいにできたら最高やなと思っている。そうなると、そんなにまでも規制も要らんし。 ただ、この話になると、文化財の関係者はやっぱり国の指定で国のものとなってくるよな、これ。考え方とか、僕らはずるい人間やから、国指定やなかってもかまんと。国宝級やと。国の指定されるような同等品というんかな。それで市民が喜んでもらえるお城でええんやないかという気がしています。この話になると、またこれからかみ合わない。非常に難問なところに入っていきます。 非常に参考になるお話が、たまたまこの頃、前から本を取りやったんやけど、大事なところというのは、赤坂太郎という3ページぐらいの国の政治家の話のところだけ読みやって、だけど、ちらちらといろんな文面が目に入ったとき、時間のあるときに読みやったら、非常に金の集め方というんか、現状に合うた話が出てきたので、ちょっと御披露させてもらいますわ。これが、金の集め方やなしに、今の僕の現状がよく分かります。 有働由美子さんというのが文芸春秋に、マイフェアパーソンというコーナーがあって、そこへ今度、「『北の国から』感じる日本崩壊の危機」と倉本聰さんが、今コロナの時代やから、東京と富良野とのオンラインで結ばれた対談の記事があるので、ちょっと御披露させてもらいますわ、抜粋しますけれども。 「倉本さんは、2度目の緊急事態宣言が出されている東京を、富良野からどんなふうに見ていらっしゃいますか」「盛んに医療崩壊と言われていますけれども、僕は日本崩壊に近づいている気がしますね」と。 僕はコンピューターもワープロもいじれない人間ですが、人にSNSを見せてもらってびっくりしました。医師や看護師などの医療従事者たちの悲痛な叫びであふれていたんです。ひどいものですよ。ただでさえ罹患リスクがある命の最前線で過重労働を強いられているのに、いわれなき風評被害で保育園から登園拒否されたり、病院へのタクシーに乗車拒否されたり。医療従事者への誹謗中傷もたくさんありました。日本人は一体どうしてここまで品格のない民族に成り下がってしまったんだろうと思わずにはいられませんと。 それで、そういう非難する人は、自分が病気になっても病院へ行く資格はない。病院は病院でものすごく感染症対策をしているはずですよと。それを、盛り場で飲んだり騒いだりする人たちと同等に扱うということが、まず失礼やと。仮に感染しているとしても、最高の防御をした結果だと信じるしかないんじゃないですかと。反対にアメリカ人のSNSを見たら、日本とは全く違うことをしていると。アメリカの医者がタクシーに乗ったら、運転手が、いつも御苦労さんですと声をかけて、料金を受け取らなかった。看護師が喫茶店へ行ったら、コーヒー代をサービスしてもらうとか。これは、本当は日本人がそういう態度を取る民族やった。そういう幻想に抱かれているんですよ。覆された気がしますと。これは、ITの責任があると思いますと。日本人が大好きなツイッターは匿名でしょう。あんなこと、いけませんよ。例えば、僕だって作品を書いて99人の方に褒められても、1人が嫌な批評をしたときに、その嫌な批評をされた方に対して、気になってとても落ち込みますと。 この状態が僕の今の気持ち。この場所で、何の根拠もない。きっちりとした、本人は40年前、俺しか知らなんだと。ここで堂々と何の根拠もない、言って、またもう一つは、完全に作り話ですよ。僕たちは確かに山へ植林しましたよ。ただ、植林して数年、まだ木も大きくなっている段階で、関西電力から鉄塔設置の申込みがあって、それに協力して土地を買ってもらい、土地は区のものですよ。土地に植えた苗木の補償代と、ヘリポートの材料の置場と、それを提供してお金を頂きました。昨日の話は何ですか。木を伐採してですよ、木なんか伐採していませんよ、まだ小さいのに。鉄塔なんか建っていませんで。それを堂々とここで批判するんですよ。そういううそを言うような同僚の議員が先輩におるということ自体が、政治家が堕落した、新宮市議会が堕落した状態ではないですか。それはそれで、もうこれは、後は懲罰特別委員会でお任せしますけれども、そういうのが現状です。 で、匿名だからといって、人の悪口を言ったり人を誹謗するという行為は、犯罪に匹敵する邪道なことやと。僕は小さいとき、皆さんもそうですけれども、悪いことをしたら警察に捕まるで言われた。彼、元警察官やで。警察官、うそ言うてええんかい。そういうことが堂々とまかり通っているんじゃないですか、この議会は。世の中が進歩したといったって、すごく間違いやと思う。医療従事者への誹謗中傷は最たるものやと。そして、今の日本の現状で起きていることを正したいと、倉本さんが。少しでも気づいてもらいたいと思って、医療従事者を支援するためにクラウドファンディングを始めたと。それが、北海道医療従事者応援プロジェクト「結」、それをつくった。 すごいのは、市長、1月15日にこのプロジェクトを始めて、何ぼ集まったと思いますか、1週間で。ちょっと言ってくださいよ、何ぼやと思いますか。いいですよ、当てずっぽうでいいんやから。 ◎市長(田岡実千年君)  ちょっと見当つきません。 ◆14番(屋敷満雄君)  2,000万円。1週間やで。1週間で2,000万円集まって、寄附の際に添えられたメッセージを見ると、涙が出るぐらい温かかった。まだまだ日本人も捨てたものじゃないと思うと。このプロジェクトは、倉本さんはお金を集めたかったんじゃない、違うんやて。気持ちを集めたかった。気持ちが集まったという実感があるんで、ほっとしたと。このプロジェクトは3月31日までするけれども、北海道モデルとして全国に広がってくれたらうれしいと。これについて、倉本さんが北海道新聞に、政府は、経済優先の政策ばかり打っているけれども、民の立場からできることに踏み出しましょうと考えていると。 もう一つ、教育長、僕、これだけ教育長に聞きたい。国家は権力やとか、上から押さえつけていきよるけれども、市民自ら考えて行動すること、それが民度の高さ、新宮市民度の高さやと思うで。そやから、そういうような民度の高さを考えて、お城の新宮城再建のプロジェクトをつくって全国から金を集めたら、かなりの人間、新宮城の再建に、俺、協力してくれると思いますけれども、いかがですか。 ◎教育長(速水盛康君)  日本人の心といいますか、そういったものを今聞かせていただきまして、もう一度、日本人の心を取り戻していくと。その心を取り戻す、一つにしていくという意味では、一人一人が集まって、今回、新宮城のそういう復元を求める市民の要望という、そういった形で結集されておるという、そういった議員のお気持ちを、我々どう受け止めていくかということだろうかと思います。 私たちも願いは一つでして、やはり新宮城についての思いというんですか、何とか整備をして、でき得れば、高度な資料が出てくれば、天守閣も再建したいという思いは皆さん同じように持っていると思いますし、教育委員会としても、文化財を所管しているところでありますから、できるだけ元の形に近い状態に復元をしたい。そういった復元をしたい一人一人の思いが、先ほどの日本人の心ではないですけれども、一つになって大きな市民の要望として表れているということについては、深く私たちも受け止めております。 今、議員から御提案ございましたので、今後どのようにして市民レベルでのこういった行動、要望、そして文化財を大切にしていきたいというお気持ちを、我々として受け止めていくのかということはもう少し検討していきながら、一つ一つできるところから、まずは大手からというところで、しっかりと整備に向けて前向きに取り組んでいきたいと考えてございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  ありがたいお言葉、ありがとうございました。 今、本当に、これから政治なんかというのは、やっぱり市長がおっしゃるように協働という形が一番ベストやと思うんです。今後、三輪崎も、昨日大西議員も指摘されるように、いろんな意見があるんです、確かに僕に対しても、それは分かっています。ただ、やはりこれ新宮市も皆一緒なんですよね。 これ、今、僕、この辺で三輪崎を何とかああいう形がええなと思うているのが、那智勝浦町太田の、大江君がやっている、あの地区の体制と、ほいで、高田が今取り組んでいる入居者と今の区との関係いうのが非常にマッチしているんですよね。今、そういうことを目指して、僕らもみんな頑張って、ただ、市長も、松島洋右さんのとき、区の書記をされておったというのを聞いたんです。あの当時は、非常に区のほうも、御存じのように、三輪崎、本当にあれだけの中、まとまっとる思うんですよ、皆、区、あんだけの人間で。 確かに大西議員の発言については腹が立つけれども、やっぱり先輩の一人で、三輪崎におられた方やから。ただ、実情を知って、本当のことを知ってくれて言ってくれるんやったらありがたいんですけれども、詳細も何も分からず、そういうことをすぐにべらべらとおっしゃったので。たまたまよかったのが、須花さんが区長で、昭和56年の、須花のおじさんも気になったんでしょうね。あれ大変やと思うんですよ、ワープロで打ってくれたやつを文面にしたやつが、土曜日に見つかったんで、大西議員の言っていることを覆すことができたんですけれども、あれがなかったら、完全に僕はもう三輪崎の悪者ですよ。そういうようなこともありますけれども、そういうことがあって、ここで終わらせていただきますけれども、城のほうもそうなんですね。これも市民に理解してもらう、その状態をどうしたらいいか。それに尽きると思うんですよね。 取組として今一番ええのが、地域包括がやっている、米良先生をはじめお医者さん、ナース、薬剤師、施設の経営者、ケアマネ、ヘルパー、ほいで僕らも副議長も濱田議員もたまに行かせてもらうんやけれども、そういうデスクワーク、ディスカッションする場があって、非常に取組していく。 あれは、僕も議員になった最大の理由は、娘の精神、まあ統合失調症、高校生のときにかかって、それからこの難病とどうしていったらええかということで、5年間、僕は男が働いて、女は家事やと、子育ても嫁さんやとずっと思っておってんけれども、なかなか娘もうまいこといかんし、僕ともぶつかるし、しまいに娘が、父さんも母さんも病気のことをもっと勉強して私に当たれという話があって、やおき福祉会いうて、田辺にある一番横綱級ですよ。そこの家族会の会長とお会いさせてもろうて、たまたま彼女、出身が熊野市の井戸出身なんや。同級生が嶋先生、外科の、うちの、今ルピナスに行っている。これ、話飛ぶんやけれども、嶋先生と僕が言う札幌の山田先生は金沢大学の先輩、後輩。そういうこともあって、なんなんネットの関係もあって、山田先生ともいろいろと話があったんやけれども、そういうことがあって、議員にもならせてもろうて、それが僕は夢やったんやね。これを、皆さんの夢をかなえるにはどないしたらええんかとなるときに、夢のないのは、政治では、全部夢やと思うんや。市長もそうや。どうしていったらええかという夢を持っておられるんで、そういうことで、夢の実現に向かってしたいんで。 今、新宮市が、僕、ふくしあをずっとモデルにしてやっているんやけれども、今、新宮市、どの辺までふくしあと同じような感じまで来たのか、新宮の今やっている対応、ちょっとお知らせください。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  令和元年10月、議会とともに市当局も掛川市の「ふくしあ」を視察し、丁寧な御説明をいただきました。 新宮市地域包括支援センターは、高齢になってでも住み慣れた地域で、最後まで安心して暮らせるまちづくり、いわゆる予防、医療、介護、住まい、生活支援に取り組んでおります。 地域包括支援センターの職員は多職種にわたり、保健師、社会福祉士、主任ケアマネ、ケアマネ、事務職、そして医師会からの在宅医療介護相談窓口、そして新宮社協からの生活支援コーディネーターがワンフロアに集まり、相談者の対応に当たっております。 別館に移転して丸2年たちますが、高齢者相談センターの認知度も高くなってきたのか、相談件数も増えてきてございます。 また、最近増加してきている行政の施策や支援で対応できないような、いわゆるごみ屋敷や御近所間のトラブルのような制度のはざまの課題、8050問題のように複数の問題が重複するような課題について、幅広い専門職や地域の住民の方も含め問題解決に関わることができる人たちによるケア会議などでの協議を行い、問題解決に向けた対応を進めております。 掛川市の「ふくしあ」のような愛称はございませんが、市民の皆様に高齢者相談センターの認知度を高め、親しまれ、信頼される相談センターに、職員一同、日々努めてございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  やっと地についてきたね、課長。そこまでしたら大丈夫や。 市長、これ名前つけようよ、愛称。掛川市みたいな。やっぱり相談センターって言いにくいんよね。掛川やったら、もう「ふくしあ」で済むんやから。ぜひともその辺、ちょっとお考え、どうですか、市長、どんな計画ですか。 ◎市長(田岡実千年君)  ずっと前から、屋敷議員からはこのことについて御提言等をいただいておって、少しずつかも分かりませんが、進んできております。 今後もまた推進して、また御意見も聞かせていただければと思います。 ◆14番(屋敷満雄君)  やっぱりコロナで、二月に1回のあれができんのがつらいよね。ほんまに何とかしたいんで、早いことワクチンを打って、できるようにしたいな。 もう一つ続けるけれども、今、これ、ほんまにええこと書いてあるんや。読ませて、もうちょっと。 モデルにするけれども、今、日本がどうなっているかということで、これ、ちょっと非常にぴっちりしてあるものや。何で日本が間違ってしまったのかということで、政府は、経済と命をてんびんにかけて、ブレーキとアクセルという言い方をしていますと。せやけど、今の日本は、ブレーキはもうとっくに潰れているでと。 それと、もう一つが、高度成長期にバックギアという部品をつけ忘れてしまっていると。どういうことというと、車輪にも欠陥があると。非常にええ例えなんやけれども、戦後の、今の民主主義は、権利と義務という両輪で進んできた。そやけども、戦前は義務ばかりやったと。押しつけられてきた。戦後に権利を認められたんで、日本人は大喜びしたと。飛びついた。そやけど、次第に自分の義務を忘れてしまう。権利という大きな片車輪がこっちにできたと。片一方は、義務という小さい車輪ができてもうて、右と左の車輪のバランスが悪いから、走ったら1か所でぐるぐる回ってもうたと。それをずっとごまかしごまかしして、75年来てもうたと。それ以上、もう進めないいうことや。今の日本は、もう沈んでいっている動きのときやと。 ほんだら、走り続けたらどうなりますかと有働さんが聞いたら、分かりませんね、どこかで動かなくなりますでしょうねと。義務でいうと、もう入院拒否、休業命令と、応じない場合には、懲役または罰金を科すなど法律で縛りつける。で、これはお城の文化財保護法やねん。文化財保護法で、やれここしたらあかん、これしたらあかんということを縛りつけられておるから、うちらは手も足も出んという状態になっている。薄々さっき言ったように、一番いいのは、国の権力や、それから上から押さえつけるのではなくて、新宮市民自ら、自分らで考えて行動することやと。そやから、もう最初は、市長、彼らが言いやるように、官民協働の対策委員会か、そういう委員会をつけて、彼らの意見も聞いて、どないしたらいいんやということを、市民と一緒に進んでいくのが一番分かりやすくて、彼らも理解できる話になってくると僕は思います。 ○副議長(東原伸也君)  屋敷議員、休憩しますか。 ◆14番(屋敷満雄君)  はい。休憩します。 ○副議長(東原伸也君)  質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後3時10分--------------------------------------- △再開 午後3時23分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 14番、屋敷議員。 ◆14番(屋敷満雄君) (質問席) 質問を続けます。 コロナの状態の中で、非常に、僕も知らんかったんやけれども、コロナ報道をいろいろとされているけれども、実態、市長。特に重症患者、どんな状態かというと、倉本さんも肺がたまたま苦しくなられて、なので、呼吸困難に陥る状態になるんやけれども、痛みというのはみんなが知ったあるねんけど、酸素が吸えん状態に陥るんやて。 これが、ITの、今子供らが、皆誰もがITいうのは知ったあるねんで。皮膚感覚で分かっていない。体験していないから。ほんで、物事を皆皮膚感覚で分からんから、腹いっぱい、そういうようなSNSで悪口やへったくれいう世界になっていってると。分からんのやから、もうテレビで重症患者の苦しみを堂々と流すべきやと、どんな状態か。なかなか人の死に際、テレビではよう見せんと。そやけど、そうするのをせなあかんと。ほいだら、ある程度皆コロナ対策、恐怖も分かってくる。 市長、あんた、おじいちゃん、おばあちゃんの死のとき、一緒に同席したことあるか。俺もじいちゃん、ばあちゃん、隣のばあちゃんと見たんやけれども、そのとき、これ書いてあるの、死ぬとき、俺は知らんで、死ぬ瞬間いうのは、下顎でここの呼吸が、鼻呼吸というのはできんねん。過呼吸が起きるいうか、そら、はあはあ言うて、吸おうと吸おうとするんやて。空気を吸い込もうとするんやけれども、吸えない状態で、人間の最期、終わるんやて。それをテレビで見せて、コロナの。ほいだら、みんなコロナに対して非常に恐怖感を持って、せんやろうということ。 ほいで、これを例えて言うておるのが、iPS細胞の研究をしている山中伸弥さんが、コロナは表現すれば、プールに顔をつけて息ができなくなるぐらいの苦しみがある状態が長期間続くんやて。これをニュースで流したったら、見えるやないかと言うて、その怖さを伝えることやと書いてある。そういうこともあって、そういう怖さを、コロナについてはしてもうたら、これは、もう今から待つのはワクチン、待たなしゃあないけれども、そういうことを書いておったことがありました。 もう一つの表現で、あと、海抜ゼロから考えましょなんやて。何でも政策。言うのは、富士山に登るときも、富士山登ったでというて言うたら、5合目まで車で行けるんやて、俺、行ったことないから知らんねんけれども。娘が、お父さん、富士山登ってきましたでと言うて、何合目から登ったんなと言うたら、5合目やと。違うやないか、もっと下から登れと言うて、それから次の年、ほいだら、1合目から登りましたと電話で来てんて。それ、登ったことにならんぞと。それが、1合目やいうたら、海抜1,500メートルになるねんやて。富士山3,300メーターあるんやから、まだまだあるやないかというて言うたら、ほいだら、次の年、写真でメールを送ってくるらしくて、ピースして、田子の浦に足つけて、今から登ったでというて来たんで、ああ、よう頑張ったねというて褒めてやったんやて。 それで、何でも今進歩しやる、いっぱい。進歩しやるから、5合目までのやつが6合目まで行けるやろうと。だから、6合目から今度はエレベーターになるか分からん。7合目で今度はヘリコプターで行けるかも分からんと。それは進歩で行くんやけれども、だんだん登っていくのも距離短くなる。本当に富士山へ、5合目から登るときも、海抜ゼロから見るときも、景色が全然違うやないかと。上から見るのと違うやろうと。やっぱり下から物事が見えたら、いろんなことが見えてくるやないかと。 ○副議長(東原伸也君)  屋敷議員、通告と関係ありますか。 ◆14番(屋敷満雄君)  違うよ、この通告になるようになっているよ。 ○副議長(東原伸也君)  これ、通告と関係ある話やね。 ◆14番(屋敷満雄君)  富士山のほうは。富士山の視覚が見えることによって、市民の運動を盛り上げなかったらあかんというようなことを、僕は例えて言うとるんですから、悪いですか、副議長。 ○副議長(東原伸也君)  はい、失礼しました。どうぞ。 ◆14番(屋敷満雄君)  よろしいですか。ほいだら、続けさせてよろしいですか、はい。そういうことを、もうちょっと変わっていったけれども、そういうこと。ほいだら、もう話題変えますわ。ごめんなさい。そういう御指摘を受けたので。 はい、では、もう最後にします。 一つだけ、例えで言わせてね、悪いけれども。副議長、副議長もよく御存じの野村克也さんのお話だけで終わらせてもらいます。 野村さん、野球選手で頑張られて、最終的にこうしていろんなことをしたんやけれども、人を見るとき、やっぱり配球、頭を使うてせなあかんと。ほいで、お城を造るときでも、これ、物の考え次第で何ぼでも方法はある思うんやで。もう議事進行かけてくれたら結構やで。かけてくれたら結構やけれども、物の見方の中で、1年目は、選手を鍛えるときに、1年目は種をまくんや、何でも。ほいで、この運動の中でも、お城を造る運動でも、1年目は種まきになる。ほいで、2年目、人間集まって水をまいて、いろんな説明をしたり、そういうことで水まきしたらええと。それが3年目に花を咲かせたらええということは、そういうような段階を踏んで、そういう運動をせんことには、この問題は市のほうも説明できんし、市民のほうも納得いかんから、そういう運動をせんことにはあかんということを、野村さんがおっしゃっていたということを披露させてもらいます。 それで、市長、あなたも1期目、下川さんに、もうあんな強烈な岩みたいな人を破って上がってきて、頑張ってこられて、大変苦労されていろんなことをやってきて、ほんで2期目である程度いろんなことを、施策もでき、ほんで3期目に文化複合施設も今年の秋に完成するんやけれども、もう一つ、僕忘れたある思うんです。市長の目標の市民のための市政のスローガンが、まだまだ整っていない。市長もまだその辺の物足りなさもある。どうですか、もう一遍、今年の秋、頑張ってもろうて、市長選、いかがなんですか、教えてください。 ◎市長(田岡実千年君)  ありがとうございます。 3期目の任期満了まで7、8か月という時期に至ってまいりました。早いうちに後援会と相談して、立候補するのか、しないのか、はっきりさせたいと思います。 ◆14番(屋敷満雄君)  はっきりと市民の方にも、そういう態度を示していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 以上で一般質問を終わります。ありがとうございます。--------------------------------------- △延会の宣告 ○副議長(東原伸也君)  お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後3時34分...