新宮市議会 2020-06-17
06月17日-03号
令和 2年 6月 定例会 令和2年6月
新宮市議会定例会会議録 第3日(令和2年6月17日)
---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員14名、氏名は次のとおり。 1番 大西 強君 2番 大坂一彦君 3番 松畑 玄君 4番 上田勝之君 5番 岡崎俊樹君 6番 三栗章史君 7番 濱田雅美君 8番 東原伸也君 9番 久保智敬君 10番 榎本鉄也君 11番 竹内弥生君 13番 松本光生君 14番 屋敷満雄君 15番 福田 讓君
---------------------------------------欠席議員1名、氏名は次のとおり。 12番 前田賢一君
---------------------------------------議事日程 令和2年6月17日 午前10時開議 日程1 一般質問 別冊
一般質問通告表 番号(4)から
---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問 別冊
一般質問通告表 番号(4)から(6)まで
---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者 市長 田岡実千年君 副市長 向井雅男君 企画政策部 部長 新谷嘉敏君 商工観光課長 峪中直樹君
企業立地推進課長 小渕 学君 総務部 部長 尾崎正幸君 防災及び
危機管理担当部長 山下泰司君 総務課長 梶田卓哉君 防災対策課長 佐藤尚久君 市民生活部 生活環境課長 竹田和博君 健康福祉部 部長兼福祉事務所長 田中幸人君
保健センター長 赤松勇人君 建設農林部 部長 平見良太君 都市建設課長 木村雅洋君 医療センター 事務長 奥 靖君 庶務課長 岡本真治君 水道事業所 所長兼業務課長 名古一志君 教育委員会 教育長 速水盛康君 教育部 部長 平見仁郎君 次長兼教育政策課長 澤原謙二君
---------------------------------------本会議の事務局職員 局長 岸谷輝実 次長兼庶務係長 辻坂有美 庶務係主任 中尾 愛 次長補佐兼議事調査係長 岡崎友哉
議事調査係主任 大居佑介 第3日(令和2年6月17日)
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△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(久保智敬君) おはようございます。 ただいまの出席議員は14名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。
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△日程1 一般質問
○議長(久保智敬君) それでは、日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、
一般質問通告表の番号4から順次発言を許可いたします。
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△福田讓君
○議長(久保智敬君) 15番、福田議員。
◆15番(福田讓君) (質問席) おはようございます。 一般質問をさせていただきます。 まず、始まる前に議長にお許しを願いたいと思います。 質問事項を若干変更させていただきますので、よろしくお願いいたします。 今日ね、市長、これ、私知人からアマゾンで取ったんよ。ここへかけたら、いや、そんな意味はないんですけれども、また後で説明しますけれども、これ1枚250円。洗えますしね。私いつも職員皆さんの健康と安全を考えるため、
フェースシールドを買ってあげてくださいと言いやるさか、自分も買ったんですよ。またこれ使うときは、私、後でまた御説明しますけどね、ここでしたらちょっと違和感感じますので、やめときます。 では、1番目の項目、医療センターについて、当局の御意見を伺いたいと思います。 今、全国、世界におきましても、
新型コロナウイルスの脅威によりまして、多くの方々が感染され、日本でも1万9,000人、そして退院された方が1万8,000人ほどですか。日本は、世界に類を見ない、死亡者が少ないということで、日本のその対策、また日本人の気質というんでしょうか、人に迷惑をかけては駄目だというところが、御承知のとおり、サッカーとか、新聞とかテレビでも言われています。観客の皆さんが、サッカー場へ行った後、ごみ袋を持ってそれを入れて帰ったと。他国の方は、それ見てびっくりしたと。何と日本人ってすごい優しい、思いやりのある国民だなと言われています。それが、今回の
新型コロナウイルスの感染によっても、やはり日本人の気質というんでしょうか、それは失われていないと私は心からうれしく思っております。 しかしながら、これは病原体、ウイルスでございますので、幾ら自分で守ろうとしても、ウイルスのことは自然的に入ってくると。医学者の話を聞きますと、肺に入って繁殖すると。外の熱い日差しに置いたら1日、2日でなくなっていくんですが、しかしまだウイルスに対するそういう薬が、アメリカではこの9月、ヨーロッパでも10月といいますか、日本人のは、
中央社会保険医療協議会ですか、感染予防のスタッフの幹部の方なども、やはり日本というのは違うんですよね、ほかの国の人々と違って物すごい慎重なんですよね。ワクチンであっても、中国とかそういうところはもうどんどん、私から見れば人の命はもう実験台だと。そら、できますわね、独裁政治ですから。12億3,000万人の民を抱えている。日本は1億2,600万人ですか。やはり、日本人というのは、本当にいいなと思います。これからそれに対して市長も先頭に立ってコロナ対策をしていかねばならない、また経済もやっていかなならないという大変厳しい中であります。 今後とも、特に私はうるさく言いますが、職員の皆さん、また医療センターの従事者の皆さん、消防職員の皆さんが、もしそういうウイルスに感染すれば、誰が一番困るといえば、市民の皆さんなんですよ。だから、そこらあたりは、職員、市長にも口酸っぱく申しますが、職員の皆さんはじめ従事者の皆さん、消防署の消防職員の皆さん、くれぐれも日夜気をつけていただきたいと心から願っております。私もお医者さんでしたらいつでも飛んでいけるんですけれども、国会議員には弁護士もあるし、お医者さんも何人もありますからいいんですけれども、我々市議会にはそういったお医者さん出身の方もいらっしゃいませんし、偉そうなことも言えませんし、そのあたり十分気をつけていただきたいと思います。 では、医療センターについて、当局の考えをお聞きしたいと思います。
新型コロナウイルス感染症につきましては、5月25日に今国会での都道府県で緊急事態宣言が解除をされました。このことにより、人の移動も活発になり、完全な終息をしていない状況の中で、第2波の感染が拡大する可能性も否定できないところであります。ここは、気を緩めることなく、一人一人が引き続き感染予防対策をしっかりしていただき、それが感染の拡大を防ぐものと私は思っています。幸いにして、新宮東牟婁管内では、陽性患者が現時点では発生しておりません。これも地域住民一人一人の方々が感染予防対策をしっかりやっていただき、県外への移動の自粛や飲食店等の御協力による3密を避けるための非常に厳しい状況の中で、営業の自粛をしていただいたことであると私は感謝しております。 さて、ここで一つお聞きしたいんですが、全国的に感染者数は減少傾向にありますが、昨今では、東京でも毎日45名の方々が発生という形になっておりますが、現在の和歌山県の状況はいかがでございますでしょうか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) これまでの和歌山県内の感染者数は、6月15日現在で累計63名です。そのうち、既に陰性となり社会復帰された方が57名、退院後、自宅観察中の方が3名で、死亡された方は3名となっております。幸いにして、最近は県内で患者は出ておりません。
◆15番(福田讓君) ありがとうございます。 それでは、続いて、医療センターとして、
新型コロナウイルスの感染症に対して取り組んできた事象ですか、できれば教えていただきたいと思います。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) まずは、医療圏の中核病院である当院が、ウイルス感染により機能不全に陥ることは絶対避けなければならないということで、入院患者や医療スタッフを守るため、4月13日から面会禁止措置を取りました。また、これに伴い、出入口の封鎖措置も行っております。また、4月14日には、当院における里帰り分娩の注意点について、地方紙に掲載いたしました。4月22日に緊急を要しない手術の見送り、人間ドック等の健診の中止、実習生の受入れ中止を病院として決定いたしました。ただ、手術、内視鏡、カテーテルについては、6月22日以降は感染者の動向や物資の在庫量を見ながら、順次通常運転に戻す予定にしております。また、5月11日からは、慢性疾患をお持ちの患者さんの
感染リスク抑制のため、当院に通院されている慢性疾患患者に対して、電話による薬の処方についても実施しております。5月18日からは、外来患者に対しても、
新型コロナウイルス感染症に対する問診票の記入をお願いしております。
◆15番(福田讓君) ありがとうございます。 私も過日眼科へ行ってまいりました。田中才一先生、そのときもやはり皆さんに問診票を書いていただきました。ちょっと一つお聞きしたいんですが、医療センターとか新宮市が運営する診療所等において、我々の市立の医療センター、市立の診療所において、私も週1回医療センター行っています。大体ほとんどの方はマスクされているんですが、医療センターとしては、病院に来る方は恐らく患者様だと思います。健康な方は、今、検査というのはなかなか中止になっていると思いますので、マスクの着用というのは、これはできるかできんか分かりませんが、医療センターはもう市民の命を守る立場ですから、患者様として来られる、また付添いの方として来られる、そして付添いとして来られる介護施設の方々も全て医療センターの玄関で職員の皆さんは、ピストル型の非接触体温計測っていただいています。そして、消毒液で消毒して上がります。ありがたいことです。やっぱりマスクをしていない、私も巡回するんですけれども、ほとんどしていない人見たことないんですが、そのあたりの状況はいかがでございますでしょうか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 当院に入られる方は、基本的にもうマスク着用、絶対していただくようにお願いしております。
◆15番(福田讓君) ありがとうございます。 そこはもう幾ら市立でも、やっぱり市民を助ける命の最後のとりでですから、それは協力的に、私は強制的でもいいんです。他の患者様を守る、本人は患者様でいらっしゃるけれども、別にコロナそういうことじゃなしに、やはりいろんな面で、今この時代ですからやっていただいているんですね。ありがとうございます。私、それだけ気になって。 そして、玄関で事務職員の方々やいろんな医療従事者の方が検温してくれますね。あのときね、これ今日持ってきたいうのは、これはつけていないですね。だから、そのあたり、私の考えですよ、一般質問というのは。やはりあれだけの、1日500人の人が来るから。今日のNHKの7時からのニュースで、ゴム手袋ありますね、あれもやっぱりいろんなところ接触するから、なるべく早く外して新しいのに替えていただきたいということ、今日、陶生病院の医師ですか、やっていました。だから、病院というのは人の命を助けるところですけれども、患者様がメインですから、やはり私がいつも口酸っぱく言うのは、職員の皆さんがそういった方と接触しますから、そのあたりの防御というんですか、私の考えです、一般質問というのは。だから、こういうのも暑いと思うんですけれども、持ってきたんですよ。だから、つけてやられたほうがいかがかなと。別に院内はクーラーですか、空調設備が整っていますのでね。いかがでしょうか。私の考えです。別に医療センターの考えとしては、マスクと手袋とそれでええというんだったらいいんですけれども、いかがでしょうか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 一応、最大限防止するためにマスク着用して、職員によってはもう白衣を着て感染を防御しているところでありまして、また
フェースシールドについても、持ち帰ってまた検討していきたいと考えております。
◆15番(福田讓君) それは、院長先生、また事務長、庶務課長、看護師長、看護部長と御相談されて、絶対院内からの感染はしないというお覚悟を持ってやっていただいておりますが、私は私の考えを申させていただいていますので、それに従えとかいうんじゃないんです。ただ、皆さん方の御健康を考えたときいかがかなということで問いかけたわけでございますので、十分気をつけてやっていただきたいと思います。 続いて、医療センターは、
感染症指定医療機関となっています。当然、地域の中核医療機関としての責務を果たすべく、優先的に陽性患者を受け入れる病院になると思います。現在、感染症病床は4床と聞いております。これもね、いつもほかの議員各位からも何回もしつこいぐらい質問していると思いますが、これ以上の患者を受け入れるいうことになれば、これがどのように対処されているかということで、市長、これ、議員皆質問するんですよ。しかし、分かっていない方ほとんど多いんです、市民。これ、どんなしたらいいかって毎日考えるんですよ。 ここでテレビで映っていますから、聞いている方は分かる。ただ、紀南新聞と熊野新聞の方が来ていただいているけれども、1時間半しゃべったうちのほん600字ぐらいしか載らないんです。だから、これ、いつも思うんですけれども、そこらあたり、聞いてくんのは私らに聞いてくるんです。同僚議員も恐らくこの間から質問している、そのとおりです。患者、熱が高い、どうしたらいいんかと。救急車は呼ぶほどでもない。ただ保健所、ほんで保健所から医療センター、それでもなったら救急車というんですけれども、そのあたり、この広報見やって私感じたんですけれども、これ、広報、市長すばらしいんですよ。すばらしくきれいに小まめに書いています。中身は本当にミスがありません。しかし、これを読める方というのは。実は、この間の国からの10万円の給付金、あの中身ですか、封筒の中に書かれていること読んでも、字は読めるけれども、理解していない方が結構多いんですわ。だから、銀行の写し、本人の証明写しがないのがかなり来ていたと思うんですよ。だから、そこのあたりは、職員の皆さんが一生懸命になって、これは不備ですよとずっと電話されたと思います。かなりあったと思います。 私の友人の方で物すごいおしゃべりは上手、弁は立つ、私ら負けるぐらいですけれども、ちょっと話あって頼みに行ったら、銀行口座を書かずに番号書いてもう出すようにしていた。ほんで、ペケしていることに対してするんです。なぜかいうたら、高齢者の方、やはり認知症の方もだんだん増えていますね。あの文章読んでも理解できない方がいらっしゃいます。これ、私、事実見てきたからね。だから、市長、広報しても、これほとんど読める方ってどれだけありますか。ここにおられる議員の皆さんや職員の方は、全部読んでいると思いますよ。私も肝腎なところ全部読みます。でも、これはすばらしいんですけれども、高齢者のためにやったら、何かあった、こういうときは漫画化して、そういうことで見えるところへ貼っていただいて、もうそうこういうことで、21の9630ですか、保健所。そういった見て分かるようなことしていただかなければ、なかなかみんな迷うんですよ。 市長、物を買ったら必ず取扱い説明書があるでしょう。保険なんか見ますか。保険入る、自動車保険、生命保険。あんな保険証の説明ら絶対見ませんよ。それと同じでね、高齢者の方がやっぱり心配される。ほんで、子供お持ちの御家族の方も心配する。どこへ電話したらええんだと。ほんだら、答えてくれるんですよ、あなた方はきちっと。その人に返すんですよ、我々議員は。しかし、ほかの方なんかは、全く分かっていない人多いですよ。これ、どんなして広報したらいいかな。市長は、一時コロナ対策で防災行政無線を使ってやっていただきました。あれは全体のことですからありがたかったです。しかし、いざこういうことがあったとき、心配の方はどこへ電話したらええんかということ、この広報じゃ多過ぎてね、こうやってもう置いてあるだけです。 だから、私は何でも大事なのは、皆さん御家庭で何を使うかというたら、冷蔵庫なんですよ。冷蔵庫の表ぺたっと貼ります。次の病院行く日にち、何をするんだということ、そういうことを。高齢の方が、目立つところへ漫画化して、こういうことあったらここへ電話しなさい、ほいでイラストも入れてね。そういったことを考えたらいいんじゃないかと私は思うんです。みんなみんな若いときじゃありません。私も高齢になってきます。だから、なかなか浸透しないんですよね。ここで説明してくれることはもうここの議員は皆知っていますから、くどくど言いません。でも、肝腎なのは理解していただけるかということなんです。現実的に私は物を言っています。 その
あたり広報担当の方はどうですか。
◎副市長(向井雅男君) 市民の皆様お一人一人の方に完全に行政情報が行き渡るそういった媒体を考える、検討するということは、職員にとっても常々いろんなところで協議をしてもおりますし、いろんな媒体、市民の方が情報を知り得る媒体を提供していくというのが我々の使命でもあるかと思います。このことについては、常に議員各位、また市民の方から行き渡っていないというご指摘もいろいろいただいております。そういった中で、いろんな媒体を増やしていくというのが我々の使命でもありますので、議員の御指摘を受けて、検討してみたいというふうに思います。
◆15番(福田讓君) 全くそのとおりなんですよ。市民、2万8,200人ですか、今住民の登録で。この間、28億2,000万円の10万円の給付金、あの計算からいったら。認知症の方も高齢者が45%超えてきているでしょう。活字というのは、何人の方が読んでいるかです。いいことばかり書いています。私でもばっと読みます。ほいで、もう市民の方に言うんですわ。一番大事なんは後ろのほうで、市からのお知らせを絶対読みなさいと言うんです。ほかの、観光客が来てこういうクルーザー船が来たいうことも構わんけれども、一番大事なのは、市からの連絡事項はここしかないんですよね。 だから、私は、イラストで
パワーポイントいうんですか、簡単ですから、ああいうので、ここの職員、優秀やさかね。それを皆さん冷蔵庫のところに貼っていただきたいよ。こういうことあったらこういうことですよとしたほうが、これはすばらしいんですよ、本当に。僕ら分かります、読んだら。でも、それに対して、高齢者の方々や小さな家族を持つお母さん方でも忙しいときは、私の考えですよ、一般質問というのはこうやって問いかけているんですから、皆さんに。これはできないいうたらできないでいいんですけれども、一番何を開けるかいうたら、冷蔵庫なんですよ。食事全部入っているんです。そのマグネットで私はちゃんとしています。 だから、そういうことも考えて、目で見て、市民の高齢者の方や働き盛りのお母さんや御家族の方もそれどころじゃないでしょう。これ見て、何かあったらどこやろかってこうするよりも、つい1枚物でいいんですけどね。考えていただいたら結構です。私、結論こうしなさいと何も言いません。市長どうでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) 大変貴重な有益な御提言ありがとうございます。 福田議員におかれては、この広報のことに関して、以前も表紙のデザインの変更をすべきだということも提言いただいて、変更させていただいたりしました。おっしゃるように、高齢者の方々を意識して、例えばさっき言われていました今のこのコロナ禍の中で、例えば保健所の電話番号大きく印刷して折り込む等、今提言いただいたこと、実際実行していきたいと思います。ありがとうございました。
◆15番(福田讓君) ありがとうございます。 私も
パワーポイント昔よく使ったんです。民間会社のとき、自分でデザインして。会社で入賞の3位に入ったことあるんですけれども、
パワーポイントというのは、今使っていない人少ないです。電源開発は
パワーポイント使っていつも来ていますね、説明のとき。あれ、
パワーポイントと思うんです。だから、そのあたり、高齢の方にも分かりやすい形で、もう目で見たら分かるという形のをぜひともお願いしたいと思います。それはまた後ほどで結構です。よろしくお願いしたいと思います。 それで、先ほどの、医療センターは
感染症指定病院でございますので、現在の状態というんですか、これからの対応についてもう一度お聞きしたいんです。今聞いたんやったかね、聞いていなかったね。聞いていないですね。言いますよ。医療センターは
感染症指定病院になっています。この広報にも、中井院長も説明きちっとしてくれています。これをどれだけの方が読むかです。私は全部読みました。ちゃんと書いてくれています。だから、そのあたりも一応御説明願いたいと思います。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 当院は、
感染症指定医療機関として、6階に2室4床感染症病床を有しております。これまでにも回答させていただきましたが、仮に4床以上の患者を受け入れる必要が出てきた場合は、6階病棟を感染者専用のフロアに切り替える態勢を整えております。当然のことですが、その際は、現在6階に入院中の患者様については、ほかの階に移動していただきます。 なお、症状により、例えば軽症者については、新宮保健所の下、近隣の那智勝浦町立温泉病院やくしもと町立病院でも受入れしていただけることとなっております。 また、当院で感染症の重症患者数が増えるようであれば、他の病院に、これも新宮保健所の指示の下、搬送する場合がございます。
◆15番(福田讓君) ありがとうございます。 確かに那智勝浦町と串本町も同じ町立、市立です。お互いが協力体制でやっていただくと。最高で、そしたら6階は50床あるわけなんですが、もし、感染症の陽性の方を第2波、第3波によって医療センターが受け入れていかねばならないときは、大体最大どのぐらいの方をお受け、ということは今50床で一つの部屋で2床ですか。1部屋で……、50床ですね、25人ぐらいですね。そのあたりいかがでしょうか、大体マックスは。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) あくまでも新宮保健所がどの病院に入っていただくという指示を出すかというところになるんですが、当院といたしましては、専用スタッフのチームの配備状況とかそういうところも鑑みたところ、20人とか25人ぐらいというところかなとは思います。
◆15番(福田讓君) 了解しました。しっかりと医療センターとしての責務を果たしていただくことは、もう当然だと思います。 また、次に、マスク、今オークワ行ったら、安いのといったら324円で5枚、6枚。日本で有名なユニチャームとか白元、コーワ、ああいうところでも、もう7枚でも500円足らずで売っています。かなり出回っています。マスク、今こういうとき、シャープも出しました。今度ヨネックス、明日、明後日ユニクロが1,500円ほどの出すらしいです。恐らくスーパーセンターオークワらいっぱいだと、もう品切れだと思うんですけれども、このマスク、物すごい厚いんです。外が防護で、中でばい菌を取る。後ろで蒸れたのを吸収するということで、いろんなマスクあるんですけれども、これも友人に買っていただいたものなんですけれども、マスクというのは、やっぱり一番ばい菌から守る、ここで止めるという形なんですけれども、マスクの常備ですか、入荷状況、在庫は大丈夫でしょうか、現在において。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 御質問の在庫等ですが、全国的に感染者が拡大しておりましたので、感染症患者を受け入れた医療機関や検体採取等を数多く実施した医療機関などにより、全国的に不足が生じました。ただ、現在は、完全に元に戻っている状況ではございませんが、状況はかなり改善してきております。 また、当院は
感染症指定医療機関であるため、国や県からも配布を受けており、多くの物は一定量の在庫確保はできております。ただ、手術に使用する滅菌済みの手袋やガウンについては入荷がまだ遅れがちで在庫が不足する可能性もありますので、完全に従来どおりに戻るにはもう少し時間かかると思います。
◆15番(福田讓君) 全国、また和歌山県新宮市出身の方が、紀南新聞、熊野新聞で拝見させていただきますと、多くの方々、たくさんのマスクを寄贈されている。そして、市長は、医療センターとか子供たちのためにまたそれを回していただいているということをいつも記事でありがたく思っています。第2波、第3波が来るんで、今かなりマスクも市場に回っています。ましてコンビニでも安いんですよね。320円で5枚、6枚入っています。それ、日本製ですわ。私もこの間買ってきました、白元の。だから、今こういうときほどやっぱり備蓄されて、医療センターでも完璧にしていただきたいと。それは、やっぱり市民の命を守るとりでですからね、今後とも予算の中でマスク、また
フェースシールドとか手袋、防護服、あれは特殊なんですけれども、そのあたりもどんどん医療センターの職員がもうまず自分を防御していただく。医療従事者の方がそういった事態になったら大変ですので、よろしく頑張っていただきたいと思います。 それで、市長、アベノマスク、やっと来ました。小さいんですよね。私は、市民の方に問いかけています。これ、大人やったよりも子供はええさかね。学校へ寄附してくれいうて私頼みやるんや。かなりあると思います、あれは小さいですから。洗えますし、給食に、子供たちのために私頼んで、そのあたり市らでは。アベノマスク不評なんですよ、はっきり言うて。だから、お使いにならない方かなりあると思うんです。そんな方に対して、窓口でも寄附していただいて、それを学校の給食される方の子供たちのためとかそんなんに、私は持っていくつもりですけれども、いかがでしょうか。国から支給されて不評やからいうて言われてもそうじゃなしに、実際、もうマスクが出てきて、マスクをまだ持っていない方は仕方がありませんけれども、どうせこんなん使わないよと、どうぞという方に私はお願いしています。どうか小さいですから、子供たちにぴったりで、洗えますし、ガーゼですから、そのあたり、市としてはそんなことは考えられていませんでしょうか。難しいところですけれどもね。
◎教育部長(平見仁郎君) 議員の今の御提言、本当にありがたく思っています。せんだって私どももマスク届きました。小さいな、このマスクと思いながら、今おっしゃっていること、本当に私も同様に感じているところでございます。教育委員会としても、そういう寄附をしていただけるんやったら本当にありがたく思いますので、一度全体で検討していきたいなと、お願いするかどうか、そこら辺も含めて検討したいなと思います。
◆15番(福田讓君) よろしくお願いします。私は、もう会う人会う人に、知っている方にも、旦那さん、奥さん使いますかいうたら、要らんよというのを集めて学校へ持っていったらええと思うんですよ。だから、そういう受け入れてくれたらそこへ持っていったらいいしね、そういう考えです。あんまり小さくて。私のところへ来たのは、親類とか知人ところへ来たのはきれいです。黄ばんでもう汚いマスクじゃなかったです。だから、あれはアベノマスクと言われるぐらい、安倍首相が肝煎れて680億円ぐらいかけたんですけれども、もう郵便局さんが請負ってポストへぽっぽぽっぽ放り込むだけですから。表住所書いたら63円じゃない、もっと要るんかな。だから、もう郵送料はただですわね。請負としてやったと思う。だから日本郵便が請け負ったと思うんですけれども、大人にとっては小さ過ぎますね。でも、安倍首相は、もう意地になってあればかりつけている。何でか、我がが提唱したから。ほんで、我々から見たら、別にあればかりつけんでもええなと思うときあるんですけれども、安倍首相は、もういっつも徹底してあの小さい布のマスク、自分が提唱した以上は、やり遂げたいという気持ちなんでしょうね。それはそれの考えですけれども、私は、もう小さくてお使いにならない方のマスクがあれば、寄附したってください、学校へしたってくださいと言っていますので、今後とも、今教育部長がおっしゃったように、できる範囲で結構ですので、よろしくお願いします。 続いて、新型コロナによって、医療センターの経営にもやはり影響が出ていると私は思います。私も週1回医療センターへ足を運ばせていただいております。予約状況を全部見ております。他町村の公立では、医療収入がやはり減っていると。というのは、皆さん誰でもそうです。私もやっと今度歯医者へ行くんです。必ず3か月に1回ケアしていたんです。でも、いろんなことあって、やっぱり心配だから、3か月、今度4か月目になるんですよ。病院からも電話いただきまして行くようにしているんですが、やはりそういうことで、大きな病院へ行けばたくさんの患者様が入ってくる。その中で、やはりどういう方がいらっしゃるか分からない。そのこと言っていたらお医者さんは何もできませんけれども、そういった方で収入が少しずつ減る状態だと私は思っています。 今回、この状況、4月、5月の患者様の入り込み状態ですか、どのような形になっておるかお聞かせ願いたいと思います。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 確かに今回の
新型コロナウイルス感染症により、病院へ来院される方も不安であるという声も聞かれます。予約のキャンセルなども実際にありました。議員御質問の患者数については、昨年の同期、4月、5月の外来患者数と今年度同期の患者数の比較ですが、昨年度は2万2,085人で1日当たり平均566人でしたが、今年度は1万9,564人で平均502人となっており、1日平均で64人減少しております。入院患者についても、緊急性を要する手術以外の手術は、学会等からもコロナウイルス感染症対策として延期するなどの通知に従って行っていないということもございますので、5月の病床利用率は61%まで減少しております。これに伴い、収益面では、4月、5月の2か月間で昨年度と比較して、入院・外来合わせて約1割近い減少の1億5,000万円程度減少すると見込んでおります。
◆15番(福田讓君) 大きいですね。2か月で1億円。このままずっといったら、あと10か月ですか。まだ増える可能性もありますね。 こういったことは、国からの医療センターに対する補助金ですか、これはもう財政の方が一番詳しいんで、そのあたりの国の政策というんですか、恐らく国も大変ですから、特に医療に関しての援助ですか、そういう話はまだまだ来ていないんでしょうか。
◎総務部長(尾崎正幸君) 私も報道等での情報しかございませんが、現状では、コロナ患者の受入れに対応するために、空き病床を設けているところについては支援をするような話は出てございますが、それ以外のことについては、申し訳ございません、情報を持ち合わせてございません。
◆15番(福田讓君) 都会の個人の病院の方でしたら、かなりもう深刻な状態になっているということで、患者様が来なかったら経営が苦しくなる。これは、個人の病院だっても同じだと思います。だから、薬を出して、患者様来なくても薬で持っていくと、そういうことも取られる病院もおられると思うんです。これ、医者のカウントですから、診療報酬とまた病院から出される、薬局から出される医療の薬のことは、計算方法もいろんなことあると思うんです。今、これ、あと10か月ですか。かなりまた新宮の本庁からの補助金ですか、要ってくると思うんですが、これ、どうしても患者様が来なくては、我々自治体病院。別に医療センターはいいんです、すばらしいけれども、患者様が御遠慮すると。よっぽど悪くならな来ないという形で、私も3か月、4か月目です、申し訳ないんですけれども、歯医者行っていません。今度予約したら、この7月の末にあります。 市長、私、歯だけは10年先見てケアしているんです、絶対。そしたらね、私の同級生らでもほとんどもう入れ歯多いんですよ。やっぱりケアしていないんですよ。歯周病、歯石、それがやっぱり歯肉を劣らせて、掻爬とか入れ歯になってくるんです。だから、私はそればかり気をつけてずっとしてきました。だから、知人にも10年先を見て歯はケアしなさい。だから、職員の方でも歯磨いている方多いでしょう、終わってから。私いつも持っていますよ。個人的なことじゃないんですけれども、歯ブラシ持って食事したら洗っています。だからまだこんなけもつんですよね。だから、皆さん、自分の健康には気をつけられて、やっぱり自分で守っていかんならんものね。 だから、コロナだってそうなんですよ。後から言いますけれども、避難所へ行く。マスクを持ってこない。うちわ用意せえと。そんなことは、やはり基本は自分のことは自分で守ってほしいんですよ。でも、忘れている方に対しては、やっぱりうちがアフターしてあげる。だからこれにも書いていますね、いいこと書いていますよ。避難時の必要な物、マスク、体温計、うちわ、食料、飲料水、常備薬。全くええこと書いてくれた。でも、こういったこともやっぱり高齢者の方は、私もちょっと昨日、一昨日ですか、お聞きしたんですけれども、熊野川町の診療所などでも、田舎でもやっぱりマスクを持ってきていないんですよ。ほんで診療所が渡しているんです。それが広報だと思うんです。次に来るときは、やっぱりマスクしてきてくださいねということは、それも広報なんですよね。だから、その重要さというのをやはり繰り返し繰り返し言わなければ忘れてしまうんですよね。人間ってそんなものです。だから、この広報というの、本当に隅から隅までちゃんと書いてくれています。 ただ、もう一つ広報で言いますけれども、これ、インパクトないんですよ。なぜかいうたら、グリーンと黒でしょう。ばばっと目立つというんかな、目立つところへぱっとカラーを入れてやっていただきたい。別にクレーム言っているんじゃないんですよ。同じような形のこれ一番ええところです。支援制度のお知らせ、10万円給付、医療センターの。これ、皆同じ色なんですわ。こういうところ皆さんなかなか優秀な方ばかりですから。週刊誌の目立つの分かりますか、市長。読売新聞や朝日新聞の下に週刊ポスト誰々のスキャンダルいうてばんと書くでしょう。あんな形なんですよ。ほんだらみんな買うんですよ、これは面白いとかね。だから、これはいいんですけれども、インパクトがないんですわ。コロナは大変ですよ、人の命奪うんですよ。だから、おじいちゃん、おばあちゃん、子供さん、奥さん、お子さんらも大事にしてくださいというところのインパクト、これを考えていただきたいと思います。決してこれ、中身が悪いこと何もないんですよ。そこを一遍また考えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 最後に、この医療センターのことについて、事務長、一言お願いしたいんですけれども、やっぱり事務方のトップとして。下の医療業務課、かなり人が多いですよね。今、須崎課長が行ってくれたあるところ。ほんで、ニチイの方もいらっしゃるし、嘱託の職員も。そのあたり、2階の庶務課は上、空気がよく入って、職員の数もかなり違いますが、医療センターの受付の後ろ側の医療業務課は、かなり密集いうんですか、これ、仕事していただいている方が一生懸命しているんですが、特に換気ですか、そのあたりもよくやっていただきたいし、お願いしたいと思います。 それから、病院行ったら必ずドアを開けますね、診察室。みんな触っているね。だから、もうこれも一つ危険なんですよね。でも、最初玄関入ったら、皆これやっています、消毒してくれますね。後は、もうどこで触るか分かりませんけれども、そのあたり、診察室のドアノブ、ほかの東京やったら足とかできて、ぱっと入れるようになっている。うちは引かなあかんわけでしょう。だから、そのあたりもちょっときめ細かな消毒とか。100円ショップで100枚100円の薄い手袋あるでしょう。ご存じでしょうか、市長。100円ショップ、薄いぺんぺらのビニールの。私、あれ、3箱持っています。だから、毎日使っても300日使えるんですよ、100円ですからね。あれを持っていって、キャッシュでもボタン押すでしょう。ところが、オークワとかイオンには消毒液置いていないんですよ、みんなが使うから。第三銀行、紀陽銀行、銀行の玄関には必ず消毒液あります。でも、ほかのところはないんですよ。だからボタンタッチでしょう。あれをするんですわ。そして、押して、帰り抜くんです、スッと。ほいで、自分の車のごみ入れ入れるんですわ。そこまで私注意しているんですよ。 別にそれをまねせえと言うんじゃないんですけれども、やっぱり私も市議会議員として、市民から選ばれた人間として、こういう緊急のときは職員と同じなんですよ、議員も。自分の任務を遂行せなあかんのですよ。危険だからといって消防署の職員がそんなこと放棄しますか。議員だってそうですよ。市民の皆さんからいろんな相談事あったら、必ずマスク着用ですわ。ほんで、相手の方にマスクしてもらうように言います、話しするときは。そこまで私はやっています。だから、私は、市民の方に他人と話すときはマスクしてくださいねと。私も、毎日、議会でも来ている、いろんな方とお話している。だから、皆さんやっぱり自分の命は自分で守る、その心がけはやっていただきたいという気持ちなんです。だから、自分がそういう気持ちになっていなかったら、私ももしかしたら抗体検査したらかかっていたかも分からん。分からんでしょう。 事務長、PCR検査というのは、今日、和歌山の新聞では、知事が3,000人をやるんですね、抗体検査ですか。それは、紀北、紀中、紀南。紀南病院じゃなしに、うちはそこの中の患者様の許可を得て抗体検査をすると。それは、本人に通知しませんと。しかし、それを知事が掌握して、発表するかしないか分かりませんけれども、してもらわな困りますわね。 今日の和歌山版も載っていましたし、以前から言っていますけれども、それはうちの新宮市立医療センターもその中に入っているんですか。
◎医療センター事務長(奥靖君) 詳しい情報等はまだ当院のほうへ届いておりませんので、医療センターでということにまだ確定はしていないと思いますけれども、いずれそのようなことが通知されれば、うちも対応していくというふうになると思っております。
◆15番(福田讓君) 私もね、市長、受けたいですよ、構わんのやったら。一遍受けたい気持ちなんですけれども、どうしたらええかと。昨日、大西議員が言っていたように、何か簡易的なキットがあって、150万円でできるというけれども、同僚の議員は、いや、あれは検査すんのに検査技師が要るんやと。だから、そのあたり、分かる範囲で結構ですが、簡易的にできるいうても、必ずそれを検査する技師がなかって、事務方の事務長でも事務員の方でもできるんですか。そういうキット、今できたあるんですか。
◎医療センター事務長(奥靖君) すみません、素人ができるかどうかというところまではちょっと分からないですけれども、どうでしょうね、そのキット自体、僕も実際見たことないんで、まだ詳しいことは分かっておりません。ただ、どのようなものか、現実、昨日も検査技師のほうには聞いたんですけれども、うちのほうにもそういうキットまだ入っておりませんので、そこら辺はちょっと分からないよということでお聞きはしております。
◆15番(福田讓君) ただ、冒頭にもお聞きしましたが、患者様が、市民の方が熱が37度5分超えて熱い、ほんで救急車で走る。そのときは、救急車の消防署の職員が防護服着て、N95のマスクで全部手袋履いてきて患者さんも連れていくと。そして、検査するんですね、まず。保健所と打合せして、そういう患者様に対するPCR検査して、そういう順序ですね。
◎医療センター事務長(奥靖君) 現在は、PCRの検査は当院ではできません。あくまでも検体を採取して、県の検査機関へ送っているので、その場では判明することはできません。だから、大体今のところ6時間ぐらいかかるんで、和歌山市まで保健所の職員が持っていって、大体明くる日ぐらいに検査結果が分かるというような状態でございます、現在は。
◆15番(福田讓君) 分かりました。私の勘違いです。そうですね、新宮市では、検体を取って送って和歌山行くんですね。それから、その明くる日かぐらい、6時間後にその結果を見ると。その間の患者様は、収容というのはやっぱりどうされますか。
◎医療センター事務長(奥靖君) 基本的には、熱はあってそういう検体を採取するんですけれども、一応、自宅のほうで待機ということで、症状が重い方については、うちの感染室のほうへ一時入院させて結果を待つというようなことを対応しております。
◆15番(福田讓君) だから、もう本人もかなりだるさがあって、かなり熱が高いと、このまま家へ帰らせたら、またもしその方がそういう状態になったとき、御家族にも感染する場合がある場合は、そら、もう医療センターのドクターの判断で、今、事務長がおっしゃったように、感染室でも仮にとどめておくと、そういう場合もあるんですね。
◎医療センター事務長(奥靖君) そのとおりでございます。
◆15番(福田讓君) 分かりました。今後とも事務長を先頭に、看護部長、看護師長、庶務課長、医療業務課長、しっかりと健康に気をつけられて、市民の命を守っていただくために頑張っていただくよう、常にそれを心がけて頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
◎医療センター事務長(奥靖君) いろいろ御提言いただきまして、ありがとうございます。 当院のほうでも、まず院内感染、これを出してしまえばもう大変なことになりますので、職員もろもろ、入院患者さん、外来患者さん、全ての感染対策ということで十分な対応をさせていただいております。先ほど医療業務課のほうは、3密というか、委託業者が入っていたり、コスト計算するなどの人が密集しているんですけれども、この辺は手指消毒とかマスクの着用徹底させておりますので、今後とも感染者を出さないようにしたいと思っております。ありがとうございます。
◆15番(福田讓君) そしてね、市長、私なぜこれ買ったかと申しますと、シールド、今、特別養護老人ホームとかの面会はちょっと禁止になっている、もう緩和されるらしいんですけれども、だから、行くときね、母親もお世話になっていますので、これを250円です。知人に頼んでアマゾンで買ってもらいました。5枚で1,250円ですか。洗えますし、かぶって、ほいで家族と話すと。向こうに入っている、老人ホームに入っている方は持っていないんですよね、外へ出ていませんから。だから、外でお仕事とか、我々みたいな仕事をしているのは誰かと接触していますから、なるべくそれを。向こうもそれを望んでいるみたいですわ、恐らくね。だからこれ買いました。 市のほうからも市民全員に1万円の給付ですか、これ、もう6月末頃に大体配布できると聞いていますが、大体準備は進んでいますでしょうか。
◎総務課長(梶田卓哉君) 市からの生活支援給付金につきましては、現在、振込の準備を鋭意進めておるところでございます。昨日、6月16日に第1回目の振込をさせていただきました。また、明日18日に第2回、19日に第3回ということで、約1万4,000件の振込をさせていただく予定でございます。
◆15番(福田讓君) もう一度お聞きしますけれども、やっているんですか。紀南新聞等では6月末だと聞きましたんで、市民の方には6月末頃ですよと言っているんですが、早い人は6月10日過ぎに入っているんですか。
◎総務課長(梶田卓哉君) この振込につきましては、銀行と調整をさせていただきまして、当初6月下旬とさせていただいておりましたが、調整が順調に進みまして、今週振込ができるようになったということでございます。
◆15番(福田讓君) 分かりました。医療センターにつきましては、この項終わりたいと思います。 議長、すみません、休憩お願いします。
○議長(久保智敬君) 質問中ですが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午前10時54分
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△再開 午前11時06分
○議長(久保智敬君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 15番、福田議員。
◆15番(福田讓君) (質問席) 6項目にわたりまして当局の考えをお聞きしたかったんですが、時間がございませんので、続いて議長にお願いしたとおり、防災についてお聞きしたいと思います。 いよいよ梅雨時期に入りました。九州地方では、また関東では大雨が降り、大変な被害も出ているところもございます。 当地方では、多くの方々が避難され、犠牲を出しました紀伊半島大水害からはや9年目でございます。災害の教訓を生かして、新宮市は市長を先頭に、災害の復興を目指して頑張ってきておりますが、今回の
新型コロナウイルスは、それにまた追い打ちをかけるような人間の命を奪う大変な問題でございます。特に避難所への対策、これは本当に慎重に行っていかなければならないと私も考えておりますし、市長はじめ市の職員の皆さんも、私よりも優秀な方ばかりですから、お考えはお持ちだと思っております。 まず、過日に行われました新宮市の防災対策、コロナ対策においての指針ですが、これからの進め方についてもお聞きします。 まず、防災対策課では、25個の非接触型体温計を購入されると。これは、新宮市の各避難所への対応の形の、そこで利用する検温計でございますか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 非接触式の体温計25台買わせていただきました。これにつきましては、避難所におきまして、避難者の体調の確認などに使用したいと考えております。
◆15番(福田讓君) そして、毎度お聞きしますけれども、私の持っている
フェースシールド、そしてその対応ですか、職員の安全をまず第一に、それも準備は大体もう整っておられますでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君)
フェースシールドにつきましては、現在注文中でございます。500枚の購入を予定いたしております。
◆15番(福田讓君) あれはね、消毒もしたら再々使えますけれども、ただ、ここの表の透明度ですか、これが若干減ると思うんですけれども、特に手袋を履いていただいて、避難所へお越しになる方、それに対しての検温をやっていただきたいと思います。 それから、過日も市長からも御報告受けたホテルへの避難、これは、那智勝浦町は5,000円になっているんです。他町村のこと言うんじゃないですけれども、5,000円です。ということは、自分の負担がないと。新宮市の場合は、今、避難所へ行かれなくても、そういったところを御利用できるための補助金というんですね、それに対する補助出すということを発表されておりますが、現在、新宮市でこれに協力していただけるビジネスホテルは何軒、大体もうそのあたりの掌握はできておられるでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 今回の旅館等宿泊避難支援事業でございますが、一応、対象となりますホテル・旅館につきましては、旅館業法の旅館・ホテル営業の累計に該当する施設を考えておりまして、現に営業している旅館・ホテルは16軒ございます。ただ、この旅館・ホテル等のうち、何軒が今回の支援事業に参加していただくかということの意向の確認につきましては、まだ行ってはおりません。
◆15番(福田讓君) まだできていないんですね。これからですね。これ、一応、7月1日から施行というんですか、対応するということになっていまして、各ホテルの経営者とお話ししていただいて、これは避難準備・高齢者等避難開始が出たら、仮にそれを活用させていただいて、もちろん市の防災対策課のほうでそういったホテルの会社経営の方とお話をしていただいて、了解をいただいた方のリストアップ、いや、パンフレットみたいな簡単な、このホテルは御利用できますとか、そういった配布もまたしていただけるものなんでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 今後、旅館・ホテル等を訪問させていただきまして、御参画いただけるかどうかの確認していただいた上で、ホテルの名称あるいは所在地、電話番号などを市民の方々に周知していきたいというふうに考えております。
◆15番(福田讓君) どれだけのホテルの方が御協力をいただけるか私も分かりませんが、そういった方のお名前が分かれば、別に外注、発しなくても、
パワーポイントで簡単にカラーで印刷されたら、私は費用はかからないと思うんですけれども、職員の方は
パワーポイントとかエクセルとかいろんなことを承知している方ですので、そのあたりもなるべくお金かからないほうがいいと思うんですけれども、一つ作ったら印刷幾らでもできますから。それも一応、7月1日からもうできるって、今日はもう17日です。ということは、今、ここで議会をされているんですが、これ、予算が通らなければ会社の経営の方とお話はできない状態なんですね。前もって大体お話はされているんでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 全てではございませんが、ホテルにはこれまでに避難のために宿泊された方いますかというふうな話はさせていただいております。ただ、今回の事業の内容等につきましては、まだどこにも説明しておりませんので、本当に7月からスタートしたいと考えておりまして、時間がございませんが、何とか全員協力して間に合わせていきたいというふうに考えております。
◆15番(福田讓君) 分かりました。一応、この議会も最終25日ですか、あそこで議決という形を取れば、それもうすぐできると、予算が執行できるということでよろしいんですね。だから、早めにこれしていかなければ、もう今日で17日、あと今月いっぱい、2週間ですか。防災対策課の職員の皆さんも大変ですが、頑張ってやっていただきたいと思いますし、2,000円が結局キックバックの形で、仮に普通、ビジネスホテルの場合、料金聞きますと6,500円ぐらいですから、2,000円でしたら4,500円は御自分で払っていただくと。これも2泊が最高なんですね。 これは、来年3月となっておりますから、それまでに秋の台風も襲来するかも分かりませんし、それ含めて3月までは避難準備、避難のそういう指令が出たときは、いつでもこれを御利用できるという形なんでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 議員おっしゃいますとおり、新宮市が避難準備・高齢者等避難開始以上の発令をさせていただいているときに、今のところ2泊を上限に御利用いただけるという制度になっております。
◆15番(福田讓君) それから、一番私大事なことをお聞きしたいんですが、こちらの福祉センターとか、熊野川町でしたら小学校とか開発センター、避難される方いらっしゃいます。昨年の実績をこの間総務建設委員会で聞きました。熊野川町でもたくさんの方、たくさんと言っても新宮市と比べたら少ないんですが、そのとき、過日の紀南新聞で拝見させていただいたんですけれども、御浜町ですか、パーティションいうて、あれはうちも買われて準備されているんでしょうか。そういう疑わしい人があれば、その方を別にパーティションで隔離するんですか、そういった形の準備はされているんですか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) パーティションにつきましては、現在、市全体で80台を保有いたしておりまして、今年度から各避難所に配備をさせていただいております。こちらにつきましては、避難中に体調が悪くなった避難者が発生した場合で、別室が御用意できないような場合にパーティションで仕切った区画でお過ごしいただくために活用することを想定いたしております。
◆15番(福田讓君) これはもう職員の皆さんは、防災対策課、また一般職員でも携わってくれる方の訓練とかいうのは、組立てというのはもうしたことあるんですか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 今のところ、実際に避難所に行っていただく方につきましては、このパーティションまだ見たことが恐らくないと思います。今後、また時間を設けまして、なるべく早い時期にパーティションの扱い方について皆さんに説明したいなというふうに考えております。
◆15番(福田讓君) 今、職員の皆さんも大変忙しいですから、国の支給金から市の支給金、持続化給付金とかあって。まだ一回もそういう組立ていうんですか、大体何分ぐらいでぱっと組み立てられるとか、そういった試験的に訓練というんじゃないんですが、実施したことはないんですね。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 現在、市のほうで保有しております80のパーティションにつきましては、ワンタッチパーティションと申しまして、袋から出せば、ほぼ一発で形が出来上がるというものにはなっておりますが、実際それをやっぱり職員の方に見ていただくことが大事かと思いますので、なるべく早い時期にそれを見ていただきたいというふうに考えております。
◆15番(福田讓君) 分かりました。私も勘違いしました。あれ、組むんと思ったんですよ。風船みたいに、今、佐藤課長の返答では、開ければあれ、ボートみたいにぱっとやってしまう。ああ、そうですか。課長はそれまだ見たことないんですか、したことは。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 私自身は、2月に蜂伏会館で1泊避難体験させていただきましたんで、そのときに実際使って、その中で一晩寝かせてもらいました。
◆15番(福田讓君) 広さ、面積ってどのぐらいなんですか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 縦横は2.1メートル、高さは1メートルございます。
◆15番(福田讓君) 一人一人の仕切り、一人の方だけその方に疑いがある、熱があるとかそういった方に入っていただけるんですね。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 体調が悪い方に御使用いただく場合には、お一人で一つのパーティションということになろうかと思います。ただ、通常このパーティションの使い方につきましては、2、3人の御家族で一つの区画を使っていただくというふうなことが想定されているところでございます。
◆15番(福田讓君) これは私も見たことないんですが、もちろん窓なんか、密封みたいになってしまうんでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 議員御紹介の、先日紀南新聞に載っておりました御浜町のパーティションにつきましては、屋根つきのテントのようなものであったと思います。新宮市今配備しておりますものにつきましては、上がほぼ開いているような感じでして、国のほうの通知とか見ましても、熱中症のこともありますので、あまり全面的には締め切ってしまわないことも大事ですよというふうなことも載っているところでございます。
◆15番(福田讓君) それでしたらいいですね。やっぱり上が開いておいてか、空気が抜けて。もちろん同僚議員もおっしゃってくれていましたように、なるべく学校のクーラーのついたところへ避難していただきたいと、そういう学校の協力も求めたいということになっていましたんで、ああ、いいこと言っていただいたなと思ったんです。普通、体育館というのはほとんどクーラーないですからね。教育長、どうなんですか、そのあたり。
◎教育長(速水盛康君) 現在、市内の小中学校の体育館クーラーついてございません。
◆15番(福田讓君) 田辺市は、学校でも26校のうち、16校しかクーラーついていないんやいうて、びっくりしましたわ。というのは、うちはほとんど、もう全校でじゃないですか、教育長。
◎教育長(速水盛康君) 小中学校全校、普通教室及び特別教室にもクーラーが設置されております。
◆15番(福田讓君) 田辺市かなり遅れていますね。人口がうちと比べたら、近隣町村合わせて8万人弱ですか。大変ですけれども、新宮は、そしたら子供たちは、小中学生は皆クーラーの部屋で勉強できるということですから、これは教育委員会の皆さんがよくしていただいたと思っていますし、私ら子供のときらいうたらクーラーなかったですからね。だから、逆にいえば、夏でも勉強しよう思ったらできるんですよね。教育長、この遅れです。後で教育委員会のこと聞く時間ないんで簡単に聞きますが、4月の入学式から勉強ということで、かなり滞っていますから、そのあたり、夏にもクーラーあるし、この間何か説明していただきましたね。8月1日からは期間があって休みとかいうんですけれども、教育長としてやっぱり子供たちの学力一番心配して、もちろん健康が一番大事なんですが、そのあたり、クーラーが整備されています、新宮市の小中学校全て整備されている、特別教室もできていると。 子供たちの勉強環境においては、私はもう十分だと思うんですが、この間の話では8月1日から15日は休みなんですね。
◎教育長(速水盛康君) 8月1日から16日までが夏季休業中の予定にしておりまして、正式には今月の定例の教育委員会で御承認いただく予定にしております。できるだけ、今御指摘ありましたように遅れを取り戻すということと同時に、今後、学校行事等様々な、運動会、修学旅行等ございますので、そういったことも含めて子供たちのちょっとした楽しみのところでできるところと、精選をしていくところ等を今後検討していきながら、教育課程について実施していきたいと、そのように考えております。
◆15番(福田讓君) 本当にこの強烈な新型コロナによって、一番打撃を被っている経済、子供たち。勉強したくても感染したら困るということで大変だと思うんです。幸いにして、高齢者の方々は、健康であれば家で待機していただいている状態でありがたいんです。それ、また人との接触が少ないから認知症が増える可能性もあると、いろんな負の作用が出てきています。これから日本を背負っていく子供たちのために国も大変ですし、県も市も教育委員会も大変だと思います。修学旅行も楽しみにしているのもなかなか、東京とか北海道行けない、大変ですね。そのあたり、これから教育委員会としてPTA会議とか、それによって決められると思うんですが、普通はもう5月ぐらいやったんですね、修学旅行というのは。
◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君) 学校によってまちまちでございますが、多くの学校は春先に修学旅行に行くことが多うございます。
◆15番(福田讓君) 子供たちも勉強だけじゃなし、まず健康、そして勉強。親御さんの気持ちよく分かります。教育長を先頭に、教育のことに関しては教育長がナンバーワンですから、いろんな知恵を出して、少しでもやはり紀南の子供たちが勉強に遅れないでいけるように、そして健康であっていただきたいと思います。 それから、先ほどパーティションのことお聞きしました。アルミマットを今度買われるということなんで、これについてもちょっと御説明お願いしたいんです。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) アルミマットにつきましては、以前から配備いたしております。今回、避難者の間隔をしっかりと空けるという中で、アルミマットの有効活用ということにつきましても、現場の状況にもよりますけれども、必要に応じてそれも現場で対応してもらうというふうに考えております。
◆15番(福田讓君) 間隔を空けて、なるべく密集を防止するということになっています。このアルミマットというのは、1枚物で薄いんでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) アルミマットでございますが、大きさにつきましては、1メーター掛ける2メーターということでございます。薄さにつきましては、恐らく3層構造になっておりまして、中にクッション的なものも入っている。そんなに厚いものではありませんが、3層構造になっているということでございます。
◆15番(福田讓君) ただ少しクッションがあるということですね。もうぺんぺらじゃなしに、3層構造ですから、地べたの冷たいじゃなしに、温かさも兼ねたあるということですね。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) どうでしょう、1センチあるかないかぐらいの厚さです。ただ、私先ほど申しましたように、避難体験一晩させてもらいましたけれども、そのとき非常に寒い日だったんですけれども、アルミマットの上で寝たほうが、畳の上で寝るよりも温かかったというふうな実感がございました。
◆15番(福田讓君) 分かりました。くれぐれも避難所へ来られる方の安全を指揮していただく職員の皆さん、防災対策課が中心になってやっていただいているわけですが、特にまたこれも感染の予防だけは十分気をつけていただいて。でもね、課長、基本はね、やっぱりマスク、それは自分で持ってくるということははっきり申し上げていただきたいと思います。ただ慌てて飛んでくるんじゃなし、やはりこの広報に載っているとおり、自分の命は自分で守るという気持ちを、日本人というのは、先ほど教育長とも話したんですけれども、人間はすごくいいんですよね、お互いがというんやけれども。何でもかんでも市がしてくれるということじゃないんですよ。やっぱり自分のできる範囲、自分で常備すると。特にマスクなんかは、売っていなかったから買えなかっただけで、やっぱりそのあたりのことは市が全てすべきであるわけでもないんですよ。だから、いろんな市からの給付金もありますから、まず自分で用意していただくと。この広報に書いているとおりなんですよ。どうしても忘れてくる方はうちがマスクを支給すると。来る人全部これするわけじゃないですから。やっぱり自分で持って来ていただくということを確認していただきたいんですよ。そのあたり、自分のできることは自分でやると、自助ですから。それで、それを忘れてきた人に対しては、もううちが公助するという形なんで。基本は、日本人のいいところは、自分の命は自分で守る。しかし、それでもできない方に対して共助する、公助するということなんで、基本はやっぱり忘れてほしくないです。 今、どこの家庭でも2リットルの水、大体私行くところ、4本、5本置いていますわ。後はもう常備薬、うちわ、ほんでマスクね。賢い人らやったらヘルメットも置いていますわ。上から物落ちてきたらバーンといくようにね。やっぱりそういうことも日頃から言っていただきたいと思うんです。何でもかんでも市がするわけじゃないんですよ。だから、そのあたりの基本というのをやっぱりはっきり申していただきたいと思います。何回も言いますけれども、職員の皆さん健康に気をつけて、やっぱり自分の体だけは守っていただかなければ、一番困るのは市民ですから。手袋、マスク、この
フェースシールドですかね、250円ですから。 やっぱり入ってくる人皆検温するでしょう。どないするんですか、あれ。来た人に、すみません、一応検温させてくださいってするんですよね。そのあたりどうなんでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 検温につきましては、体調不良を訴えられた方、体調不良の方につきまして使用する、少なくとも使用したいというふうに考えております。 また、今、議員のほうから広報のこと御紹介いただきましたけれども、本当にマスクでありますとか体温計、さらにはうちわとか扇子についてもできるだけ御持参いただきたいというふうなことをお願いしているところでございます。 また、2食分程度の食料や多めの飲料水、これも熱中症対策などのためにも必要でございますので、こういった広報につきましてもしっかりと、またさらに分かりやすく重ねて広報していきたいというふうに考えております。
◆15番(福田讓君) 市民の方は、皆いい人ばかりですから、忘れてくる方もいらっしゃる、高齢者の方慌てて飛んでくる。やはり基本は、自分の身は自分で守るという形の徹底をしていただきたいと思います。災害の避難所に関して、特にそれだけ申し上げさせていただきます。 それで、今度市長にお聞きしたいんですが、私、3月定例会でも新宮市のまちの経済活性化のためにプレミアム付商品券のお考えはどうですかということをお聞きしました。この間、熊野市は後出しじゃんけんで、今度1万円へ4,000円つきます。5万円買ったら7万円になりますと、そういったキャッチフレーズでやってきましたね。市長は、そのときの御答弁では、これも考えていかねばならないということでやっておられますが。今後、新宮市としては、市長のお考えでは、これも第2波、第3波が来る予定なんですが、新宮市のまちというのは、本当に商業のまちなんですよ。68%がほとんど商売です。だから、一般のサラリーマンのまちじゃないんですよね、ほとんど商売のまちなんですよ。那智勝浦町もそうですけれども、あそこはいろんなホテル、旅館があって、そういうところなんですが、新宮市は、昔から物をつくって皆さんに来ていただくと。だから、昔は船町もすごいカフェであふれて、うちの父は、炭坑で、住友金属におって手をけがしまして、徴兵制度へ行けなくて終戦を迎えまして、熊野川町の宮井というところには六つの炭坑ございました。今、お客さんを運んでいただいている川舟よりもっと深いんですよ、底が。団兵衛船と申しまして、それで石炭を運んできて、相筋のあそこの川、あっこへ揚げたんですよ。帰りは、帆かけで上ったんです。だから、すごく栄えていたんです。私ら子供のとき、おじおばがある船町で、もう新宮へ来んのが楽しみで、映画館は東宝、東映、日活か。大相撲は来る、サーカスは来るってすごかったんですよね。ああいうとき私ら子供で新宮へ来んのが楽しみで、どこを歩いてもまちはもうお店だらけ。すごい活気あったんです。だから、その頃から新宮のまちってすごいなと。商業のまちですね。 だから、今、商業が衰退した。まして今度、新型コロナによって、飲食店の関係の方は、今なおかつ厳しい状態でございます。我々も少しでもお手伝いしたいと。 市長は、この間1万円の給付金をしていただいたのは、いろんなマスクとか所得の低い方が最低でも自分で防御できる、マスクも一時50枚で3,900円していましたからね。今、30枚で1,500円足らずですけれども、そういったことにも御利用できる。しかし、まだまだ商業、過日、市長が提案した5万円の持続化給付金、この間報告では500件ということ聞いているんですけれども、これ、7月31日でしょう。現在でどのぐらいございますでしょうか。
◎商工観光課長(峪中直樹君) 5万円の支援金の申請ですが、6月15日現在で618件の受付をさせていただいております。
◆15番(福田讓君) 600件ですか。市長が目標とした3,000件、1億5,000万円。この政策に携わるお金、これ、国からと市からのあれでしたかね、金額、1億5,000万円の内訳というのは。
◎商工観光課長(峪中直樹君) 国の交付金を充当させていただくということになってございます。
◆15番(福田讓君) 全額市の一般財源から出ないということですね。
◎市長(田岡実千年君) まずは一般財源からの支出ということにしておりますが、国からのコロナ対策に係るこの交付金を充当させていただきたいというふうに考えております。
◆15番(福田讓君) これね、市長、7月31日まで。同僚議員もおっしゃったように、昨日ですか、調査をされて、なぜ出てこないんかなということも発言されておりましたんですけれども、7月いうて、もうあと1か月ですね。うちが先それを支払って、後は交付金ということ、一般財源ですね、なら。そうなりますと、これ、市長、期日、7月31日と決まっていますけれども、そのあたり調査されて、知らない方とか、またなぜ増えないかと、そのあたりはどうされるお考えでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) 議員おっしゃるように、私たちもちょっと出足悪いなというふうに感じております。比較的大きな枠の広告を地元の新聞で打たせていただいたりしておりますし、会計士さんにちょっと聞きますと、結構会計士さんのところへまだ申請していない分が結構たまっていたりという話もありまして、これから徐々には、まだまだ増えてくるんだろうなというふうには思っておりますし、また期日に関しても、状況見ながら考えるべきかなというふうにも思っております。
◆15番(福田讓君) ぜひともそうしていただいて、やはり商業のまちを救うと。市長、私65歳超えていますから、年金受給者なんですよ。年金受給者の、まして私は厚生年金です。だから、厚生年金減るわけじゃないんです。若干増えているんですよ、2、3百円、今でも。物価スライドでですから。一番困っているのは、やっぱり商業のまち、新宮市の御商売人の方なんですよね。だから、私、今度プレミアム付商品券、市長、検討させていただきたいということで御答弁3月にいただいておりますが、9年前の大水害のときは、1万円で2,000円あったんです。あのとき、近所の人とか頼んで、もう30枚でも40枚でも買ったいう人あるんですよ。それも何か大きなもの買いたいからね。熊野市のキャッチフレーズは、5万円買ったら7万円になりますと、五四、二十ですから。だから、そういうキャッチフレーズです。もうこれ、後出しじゃんけんですわ。もう大体どこでもそうです。那智勝浦町は、今度7,000円ですわ。だから、もともと市長も考えられていた新宮市の商業活性化にプレミアム付商品券、これ、商工会がやっていただけると思うんですけれども、やっぱり考えていただきたいと思う。私らもやっぱりそれに対して、商業の方に御利用させていただきたいと思って。1万円は大体使える形です、誰でも。でも、今回は、商業の方に私らもお手伝いできるという気持ちがありますので、考えていただきたいと思います。
◎市長(田岡実千年君) ありがとうございます。 このプレミアム付商品券を年内に行うとすれば、次の9月議会に提案させていただかなければならないかなというふうに思っております。今、担当のほうでそのプレミアムの率とか、あと、総額の規模とかいろいろ協議して考えてもらっているところであります。 このコロナ禍において、使用する市民にも喜んでいただける、また事業者の活性化になって、事業者にも喜んでいただける、広く多くの方に利用していただけるような商品券にしたいというふうに思っております。
◆15番(福田讓君) 特に担当の商工観光課にお願いしておきたいんですけれども、要請なんですが、やっぱり今、熊野市だって1人5万円ということで、7万円ですから、以前の台風のときのように、人に買ってもろて、30万円、40万円買ったいうの私の知っているのあるんですよ。あのときは規制がなかったからね。だから、そのあたりも考えてやっていただきたいと思う。いかがですか。
◎商工観光課長(峪中直樹君) 販売方法等につきましても、他市もいろんな制度を用いてやっておりますので、3密にならないことも当然ですけれども、皆さんにたくさん買っていただけるように、特定の人がたくさん買うことないような制度も含めて検討していきたいというふうに思っています。
◆15番(福田讓君) やっぱり我々は同じ市民であって商業のまちですから、商業の皆さんの少しでもお手伝いをしたいという気持ちなんで、一人とかばかり、高額な物を買うためにじゃなしに、広く商業の活性化のためにこのプレミアム付商品券を使っていく目的なんで、そこらあたり十分考えてやっていただきたいと思います。 以上で、議長、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(久保智敬君) 昼食のため、午後1時まで休憩します。
△休憩 午前11時41分
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△再開 午後1時00分
○議長(久保智敬君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 本日、午前中の15番、福田議員の一般質問において、当局より追加答弁の申出がありますので、発言を許可いたします。 岡本
医療センター庶務課長。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) すみません、午前中の福田議員の御質問の中で、県の抗体検査についての御質問がございましたが、確認したところ、県の指定する医療機関で既に実施しているとのことで、当院で実施する予定は今のところないとのことでしたので、御報告いたします。
○議長(久保智敬君) それでは、一般質問を続けます。
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△竹内弥生君
○議長(久保智敬君) 11番、竹内議員。
◆11番(竹内弥生君) (質問席) 議長のお許しをいただきましたので質問させていただきます。 皆様のお力で当選させていただき、1年が過ぎました。市民の皆様の代弁者として、これからも是々非々で前に進んでいく所存でございますので、どうぞ叱咤激励のほどよろしくお願いいたします。 3月議会にも懸念をしまして、コロナウイルス感染症につきましてお話ししたんですが、懸念していましたとおり、緊急事態宣言が発令されるというような事態が起きました。私ごとではございますが、ホテルにおきましても4月20日から緊急事態宣言を受け、売り止めをし、ずっと泊まっていらっしゃるお客様が1日3人、3人の中で60部屋を空けているような状態が続きました。私どものホテルでは食事を提供していませんので、夕方からお食事にいらっしゃる方はいらっしゃいませんでしたが、近く近辺の飲食店も皆様お休みになられて大変暗いまちでございました。 ゴールデンウイーク中に人々がたくさん集まって感染をしないように、新宮の皆様、本当に辛抱強くて、しっかり休業なされていました。普通でありますと3月の歓送迎会から始まり、ゴールデンウイーク中は人がたくさん出て活気のある新宮市でございますが、今回は非常事態宣言の下、要請のほうに反するわけでございませんので、自粛ということで、皆様、休業されておりました。新宮市では感染者ゼロだったにもかかわらず、休業して、すごいなと思いました。しかし、ゴールデンウイークの真っただ中に、夜、車を飛ばして、私の後援者の若い人たちとまちをちょっと探索しに行きましたところ、もう本当に灯が消えて、このままだとゴーストタウンになるな、これは大変なことだと認識いたしました。 今日は、新宮市のコロナウイルス感染症の取組について、まず初めに関連書籍や新聞等から引用しながら竹内の考えを述べさせていただきます。この間、久保議長の下で市議会全体で新宮市議会
新型コロナウイルス感染症対策会議というものをつくりました。これでみんなによって一丸となってコロナの対策をしていこうという会議が出来上がりました。私は、今回の緊急事態宣言における休業要請や不要不急の外出自粛は人々の生活や精神にいきなり襲いかかってきたコロナショックだと思っています。今回の危機は、その広さと深さと長さにおいて今までの危機を上回るものだと思っております。 コロナウイルス感染症の第1波は、パンデミック、世界的大流行となり、生活がいきなり遮断され、元気だった方々が命を落とされ、経済は止まり、予告なしの疫病との闘いが始まりました。かつて経験したことのない闘いについて、これは終息するまで道のりは長期間を要するなと思いました。あの第1波で、たった2か月の間に精神も経済も破壊的な痛手を被っております。第2波、第3波が予想される中、今のところ第1波は少し静かに鎮静しておりますが、新宮市におきましても感染者がゼロではございますが、感染予防についてどうしたらいいか、そして新しい生活様式についてどうしたらいいか悩むところだと思います。 この新しい生活の様式でございますが、人との間隔を2メートル、ここから市長のところ、2メートルぐらいですね、市長。遊びに行くなら屋内より屋外、会話をする際は可能な限り真正面を避ける、屋内にいるときや会話をするときは症状がなくてもマスクを着用。家に帰ったらまず手を洗う、できるだけすぐに着替える、シャワーを浴びる、手洗いは30秒。こんなふうに政府はガイドラインとして出してくれていますけれども、普通のふだんの生活で2メートル空ける、家に帰ったら服を直ちに着替えてシャワーを浴びる、なかなか難しいと思います。でも、そういったことと共存していかなければなりません。 今回のコロナショックは、生産サイドと消費サイド両面で制約を受け、特に消費の事業の存続に直結する厳しいものだと思っております。企業や事業においてキャッシュ、お金の流れの大半、流入は売上げによるものです。それが消えるとあっという間にお金がなくなります。人間で言うと重度の出血状態になり、もうショートすれば直ちに死に直面する。この苛酷な現実は全ての業種や企業の大小構わずに巻き込んでいきます。 10年前のリーマンショックにおいては、米国において巨額の販売と金融債務を抱えていたGM、またクライスラーなどが倒産しました。このとき、経営基盤が極めて強固なトヨタでさえ、北アメリカで資金不足に陥り、国際協力銀行の協力を得て巨額の投資を送っております。日本では、そのリーマンショックのとき、もともと高額な固定費にもあえいでいたJAL、売上げが急減し、倒産に追い込まれました。10年前です。このときの資金減少の度合いはすさまじく、月単位で最大800億円、毎日10億円の現金が流れていき、金融機関の元払いを止めてもあと1か月余りで資金が全くなくなり給料も払えなくなる、燃料費も払えなくなる、全面運航停止により破産、消滅する寸前までいっていました。 今回のコロナショックでは、JALに代わり、日本が誇るエアラインANA、これは月間1,000億円レベルの資金流出、売上げ減にさらされ、日本政策投資銀行から急遽3,000億円を借り入れるというニュースが流れていました。たった2か月でこの売上げ減少です。経営における最大の危機は、課題はこのコロナウイルスとの共存、このコロナウイルスとの戦争について生き残ることだと思います。もうサバイバル経営になります。 日本は、昭和の後半の30年間、日本の経済と企業は戦後復興から高度成長期を走り抜け、国内的にはバブル経済のピークとなり、国際的にはジャパン・アズ・ナンバーワン、日本人の勤勉さと技術力は世界一に駆け上がりました。ところが、次の平成の30年間はバブル崩壊と日本経済の長期不振、そして売上げ、成長、収益力、時価総額、あらゆる面で日本企業の存在感が失われた時代となりました。平成の時代に、世界では物すごいスピードでグローバル化とデジタル化が進み、日本が取り残されたのは間違いないでしょう。 今回の危機、コロナショックにおいてテレワークやインターネット通販が大きな影響力を発揮しました。ビッグテックと言われるGAFAM、グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル、マイクロソフト、この5社の時価総額は世界を牛耳っていると言っても過言ではありません。日本は、昭和の後半の繁栄の30年、そして平成の停滞の30年、そして年号が令和に変わり、新たな30年が始まるこのタイミングでコロナショックに遭遇しました。いつの時代でもどこの国でも、失業、そういった不況の痛みは弱者に集中します。厚生労働省の加藤大臣が5月23日、コロナショック関連の解雇や雇い止めが1万835人に上ったと明らかにしています。これはまだまだ増えることと思われます。緊急事態宣言を発令した4月から急遽、5月だけで全体の7割を占めるということです。雇用情勢が急速に悪化していることが考えられます。 経営とか商売のリアルさというのは、たった2か月でそうなってしまいます。例えば、2か月の運転資金を1,000万円ためている、固定費は500万円、500万円として2か月分ある、そういった企業はほとんど少ないのじゃないでしょうか。大体、自転車操業と申しまして売上げから経費を払っていく。何とか一生懸命残したお金も、全く休業ということで売上げがゼロになると本当に止まってしまいます。 今回のコロナショックの危機につきますと、感染症リスクに備えるために人々が様々な経済活動を控えて、そういうところから始まっている。人々が様々な経済活動を自粛している。そこからすぐにもう実体経済から始まっているんです。リーマンショックのときは金融サイドから始まりました。今度はコロナショックは順番が逆であり、その分私たちが受ける影響は直ちに強烈なものとなっております。出入国はもちろん、外出制限までもかかり、打撃を受けているのは観光、宿泊、外食、小売、エンターテインメント、住宅関連など、ローカル産業であります。しかも、その多くが零細、中堅、中小企業によって担われており、非正規社員やフリーターの多い産業でもあります。 今や、日本の勤労者の約8割は中小企業の従業員、または非正規雇用であります。ひっくり返しますと、大企業や大組織は2割しか正社員がないということでございます。このローカルサービス業、ローカルサービス産業の危機は非常に多くの、しかも弱い企業や業種、その家族を厳しい状況に追い込む強烈な破壊的なものでございます。休業要請が解かれても極めて厳しい環境に置かれております。緊急事態宣言の対象では、人が密閉、密集、密接するタイプの業種による広範囲な休業要請、住民の不要不急の外出抑制が行われていましたが、こうした強い休業要請の多くはローカル産業であり、当面1か月とはいえ売上げはゼロになるわけで、従業員にも休んでもらわなければなりません。休業手当が出るとはいえ、従業員の給与は減少し、生活が不安になります。人の生命を守るために感染拡大の抑制が優先されることはもう当然のことです。しかし、この短期間で8割の国民の生活と人生に直結するこのローカルな経済圏がここまで痛むことはリーマンショックのときにはなかったと思います。 第2波、第3波を考えると生命の恐怖、経済の恐怖を感じながら、先ほど申し上げました新しい生活様式を取り入れながら生き残っていかなくてはならないのです。しかし、日本が、このローカル産業がおもてなしというビジネスシステム、このおもてなしのシステムは当然破壊されてきます。
リモートワークやネット宅配が伸びているからといっても、地方ではあまり関連性が薄く、リアルなおもてなし、人と人とのコミュニケーション、そういうことをする業種が多く、非常に厳しい闘いとなることは間違いありません。そして、リアルなおもてなしを伴うローカル産業の雇用はまさに大きく、代替など簡単にできないのが現実でございます。何度も申し上げますが、いかに感染予防をしながら経済においても生き残るかが今後の課題だと思います。 日本は、リーマンショックや東日本大震災の経験が生きていますので、政府は直ちに資金繰りや緊急融資枠の拡大、雇用調整助成金の補助率、大規模な緊急経済対策を策定し、中小企業向けを中心に比較的敏速な対応を行っているので、今のところは関連産業、何とかパニックにならずに持ちこたえています。不足なところも第2次補正予算で可決され、国を挙げて乗り越えようとしております。しかし、現実には現金が届かない、融資を断られた、貸し渋りされた、弱者の声も多数上がっています。新しい生活において、私たち地方のほとんどの業種、ローカル産業、どうしたら生き残っていけるか。理論、思考、科学的にも精神論でも、どんなに根性を出しても、頑張っても、需要が足りず、売上げが削減していくことは間違いありません。 このパンデミックにおいて人々が味わった恐怖は簡単に打ち消すことができず、今までのような外出を控えるような動きになります。人々の心理がウイルスへの恐怖感から解放され、健康面、経済の面で安心感が出てくるのは、先ほど述べたとおりでございます、ワクチンや抗ウイルス。かなり先になると思いますけれども、打撃を受けた上で、この改革のときに従来のやり方ではなく、行政も政治も柔軟に強く懸命にどうしたらいいのか、コロナウイルスと闘っていけるのか、住民のためにもう酷使して考えなければならないと思います。そして、地方自治体の財政の負担は今後大変になっていくと思います。少子高齢化にウイルス感染拡大のリスクも加え、改めて負担に関する社会的合意を極力早く形成しなければなりません。医療の提供体制も今回大きな課題となりました。医療・介護関係者の献身的な努力にもかかわらず、今回、病院などの現場は逼迫しました。高齢社会において、医療のニーズは急性疾患から慢性疾患へシフトすると言われていましたが、感染症への対応を含め、医療提供体制を再構築する必要性が明らかになりました。ここでも専門家の皆様に知恵を絞っていただき、行政、そして政治家は注意深く教えをいただき、住民のために必死に活動するべきだと痛感いたしております。 世界全体で温暖化へも進んでおります。情報通信技術を取り入れて生きていく、これも簡単にはいきません。でも、私たちは歴史の転換期に紛れもなく生きています。いま一度、立場を明確にし、しっかり皆で助け合うときだと思っております。 田岡市長、今回のパンデミック、第1波、新宮市は感染者ゼロでございましたが、いろいろ田岡市長におかれましても、給付金であり、いろんな補助を出していただきましたけれども、第1波に関しましてどのようにお考えですか。
◎市長(田岡実千年君) なかなか、今生きている我々誰もがかつて経験したことのないこの感染症で、本当にいろんなところに影響が拡大しているわけでありますが、比較的世界と比較すると日本においてはまだ患者数は、感染者は抑えられているのかなと思いますし、特に新宮市、この周辺においてもいまだに感染者ゼロという点では大変ありがたいことだなというふうに思っておりまして、市民の皆さん、国民の皆さんの日々の対策に感謝したいという思いもあります。ただ、先ほどから議員おっしゃっているように経済的な面では想像のつかないぐらい大変な事態になっております。これを立て直すには少し時間がかかります。行政としても、これから継続的にしっかり施策を打って対策してまいりたいというふうに思っております。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。これからも田岡市長を筆頭に、本当に皆様を助けていく施策を考えていただきたいと思います。 ここで、少しざっくりですが国と県の事業費についてお話しさせていただきます。 中小企業・小規模事業者への持続化給付金、中小企業資金繰り対策、全国全ての人たちへの給付金、子育て世帯への特別給付金、GoToキャンペーン事業の創設、GIGAスクールへの構想の加速による学びの保障、税猶予、困窮する独り親家庭に5万円給付、家賃支援、学生支援、雇用調整助成金、自治体向け臨時交付金、これは1次補正で国から1兆円、全国の自治体に交付金で渡しますから自治体で考えてくださいねというのが1次補正1兆円、今度の2次補正では2兆円、自治体に交付金として頂くことができるようになりました。感染症予防対策、全小中高に最大500万円、医師や看護師、介護士らにも慰労金、雇用調整助成金を引き上げ、資金繰り融資を従来の約3倍に、緊急小口資金を9月末まで延長。 県は、事業継続支援金として、国の持続化給付金を受けた事業所であれば業種は問わない、支援額は従業員数に応じて変わる、事業継続取組に対し、上限100万円支援、経営悪化が深刻な観光事業者の資金繰り支援最高3,000万円、検査体制強化に向けてPCR検査装置を1台購入、これまで1日最大60件だった検査能力が1台購入することにより最大100件になるそうです。これ仁坂知事の県の話。感染者が今後増加した場合は、帰国者接触者外来を医師会の運営の下、新たに県内7か所に設置となっております。県は、家族がコロナに感染して入院した場合、1人で生活できない高齢者や児童などに濃厚接触者のために一時的に病院に滞在してもらう制度など、売上げの落ち込んだ観光業界に半額プラン等々、いろんな事業を出しております。 では、今回新宮市、今までに出した政策をここでざっくり説明していただきたいんですが、よろしくお願いします。
◎防災及び
危機管理担当部長(山下泰司君) それでは、新宮市のこれまでの給付金、支援策等の取組について主なものを報告させていただきます。 まず、国の特別定額給付金でございます。これは1人につき10万円を給付する制度でございます。それと、市の生活支援給付金、これも同じく1人につき1万円を給付させていただいております。新宮市経営持続化支援金でございますが、これは30%以上売上げが減少した事業者の方に5万円を給付する制度でございます。帰省自粛学生の支援事業といたしまして、帰省を自粛していただいた市出身の学生さんに地場産米を仕送りさせていただいております。水道料金の全額減免といたしまして、市内の給水契約者の方、5月請求分の減免をさせていただきました。それと、事業者向けでございますが、消毒液の無料配布をさせていただいております。あとは、住宅確保給付金、子育て世帯への臨時特別給付金、
新型コロナウイルス感染症対策基金の設立などがございます。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。 その新宮市の全業種の5万円は、今何件ぐらい申請されていますか。あれは多分1億5,000万円の予算を組んでいましたよね、5万円で3,000件と見て。1億5,000万円の枠があったと思うんですけれども、現在はどれぐらい。
◎商工観光課長(峪中直樹君) 5万円の支援金につきましては、6月15日現在、618件の申請をいただいております。
◆11番(竹内弥生君) 課長、それって7月いっぱいまででしたか。
◎商工観光課長(峪中直樹君) はい。今の時点で7月末までとなっております。
◆11番(竹内弥生君) ということは、今のところ600件超ということですよね。さあ、当初思っていた3,000件の業種の中をきっちり分析できると申しますか、まだまだ申請されていない方がいらっしゃると思うんですけれども。この間、そういうことを少し申し上げましたら市長が早速防災アプリのほう流していただきましたし、新聞等にも広告を出していただきました。ありがとうございます。それから少し増えてきている。これからどんな感じですか、仕分は、業種でいいますと。今のところ、618件のうち。
◎商工観光課長(峪中直樹君) 申請していただいておりますのは、618件の中で、やっぱり多い業種につきましては飲食店、宿泊業が約30%、卸・小売業が23%、この二つの業種で5割超えるというところでございます。
◆11番(竹内弥生君) やはりここにも先ほどから申し上げていますローカル産業、おもてなしであり密接する業種が多いですよね。でも課長、これをしっかり分析しますと、7月末まで何件かもうちょっと増えると思います。それで、今回の第1波のパンデミックにおいてどの業種が業績が落ちたのとか分析できますよね。
◎商工観光課長(峪中直樹君) 議員のおっしゃられるとおり、この申請いただいた中である程度分析をさせていただくことは可能かと思っております。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。 せっかく市長が少ない財政の中、予算をつくってくれたのですから、これはしっかり、出しっ放しではなく、最後まで分析して次の段階に生かすようにしていただきたいと思います。 これ国から1兆円来て、2兆円増えることになるんですけれども、これでちょっと交付金というか、財源が確保されると思うんですが、これからは交付金をいただいた後の新宮市の対策を、ざっくりで結構です、お聞かせください。新谷部長、お願いします。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 経済対策といいましても、いろんな分野に及んでくるかと思います。我々、企画政策部の担当の中におきましては、昨日ちょっと御説明させていただきました商工会議所青年部のクーポン券の配布、これは市長、ぜひやりたいということの強い意志を持ってございますので、これは今議会にでも追加補正の計上をさせていただきたいというふうに考えてございます。また、もう少し、これ今議会にならないと思います、秋から冬にかけて、また消費喚起というところを促す意味でプレミアム付商品券の発行、こういったところのプレミアム率をもう少しちょっと我々のほうも検討させていただいて消費喚起を促していきたいと。我々、企画政策部の範囲におきましては、そういうことを一応念頭に置いて考えてございます。 また、このコロナ対策につきましては、当然、今年度で終わるものではありませんので、また今年度、ほとんどいろんな行事、イベントができていない状況でございますので、これは次年度以降で、限られた財源の中で、いろんなこれまでのイベント行事に絡めて効果的な財源の運用を図りながら、少しでも消費喚起を促していきたい、そういうふうに思ってございます。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。これからですもんね。よろしくお願いいたします。 まちの人々の声は、休業手当ももらえないし、資金繰りでは国は緊急対策として広げると言っているけれどもなかなか銀行のほうはそんなに自分が思っているほど貸してくれない、先が見通せない、悲痛な声をたくさんいただいております。その中で、これはもう本当に極端な前例のない取組だと思いますけれども、和歌山県高野町、画期的と申しますか、すごい取組が行われていました。1億6,000万円の金融対策。高野町では、経営が苦しい事業者に無担保で最大1,000万円を特別融資する。行政が貸付けを行うということは、改革を起こして町民を助けるという。こういう、行政がお金を貸すということは本当にあり得ないことでありまして、それだけコロナショックがひどい、それに敏感に反応したということだと思います。 現在は、結構国からの持続化給付金、市町村からの給付金、小口資金を借り入れたり、銀行からお金を借りたり、何とかキャッシュ、お金が入り、ローカル産業においても持ちこたえております。今回の第2次補正予算で家賃が大変やいう家賃支援も取り入れていただきましたし、独り親にも支援していただきます。ここで金融機関である程度のお金を借り、何とか数か月持ちこたえていこうという皆様のお声であります。ですが、これはもしも第2波が大きなうねりを発して新宮市、感染者ゼロのところに発生したとなったら、また休業要請、ゴーストタウンになります。入り口に戻るわけでございます。出なかったとしても恐怖感が物すごいある。何だかしゃべっているだけでうつるんではないかという、そういう恐怖感が、ワクチンが出るまではなかなか消費活動につながらない、そういう厳しい状況に追い込まれています。何回も申し上げておりますが。 でも、地方にとって、お店を閉めたらもう終わりなんですよね。次に開けるというのはなかなか難しい。そのお店を閉めずに何とかやりくりをして生き延びていく。少しずつでも新しい生活を取り入れながら何とか生き残っていく。それを、民の方が一生懸命頑張っているところを行政、こういった交付金がたくさん入ってくる。そういったもので知恵を出し合って助けていっていただきたい。もうただでさえ人口減少が進んでおります。高齢化です。少子化です。このままだと、ますますまちは停滞します。なかなか前例のないこんな高野町のことは難しいとは思いますけれども、前例のない対策も考えていかなければならないと思います。 お尋ねします。 これ副市長はどう思われますか、行政がお金を貸すということです。
◎副市長(向井雅男君) 高野町の施策について、私どもが答弁することは少し差し控えたいと思いますが、先ほど持続化給付金の5万円の話なんですが、昨日もちょっと私申し上げたんですが、飲食店だけでも千八百何がしの営業なさっている方がおられます。もし飲食店が、先ほどの課長の答弁もありましたが30%以上の昨年度比の収入減があるとすれば、6割でも1,000を超えるという形の中で、今回の申請についてはすごく不思議というか、私なりに少し、やはり精査する必要があろうかと思います。その上で、いろんな施策を打つことが必要なんですが、ただこの一昨日、昨日の報道の中で、抗体検査をさせていただく東京、大阪の率が低くて、その中で第1波よりも第2波のほうが大きくなるのではないかという予測も出ています。 そうした中で、ということは、現在症状が出ていない、もしくは感染されていない方が多数おられるということですから、新宮市の状況を見ればほとんどの方がかかっていないんだろうなという予測がつきますので、その中で感染予防に重点を置くのか、それとも景気対策に重点を置くのかというところで、すごく時間軸のタイミングというのがすごく難しいんだろうなというふうに感じています。ただ、日本中どこでも、国の施策も含めて景気対策の方向に今向いていますので、当然それと同じような形で新宮市も考えておく必要はあるかと思いますので、いろんな議員各位の意見も、そして市内の状況、今回の持続化給付金の状況も見ながら、いろんな多種多様な施策を考えていかざるを得ないのかなというふうには思っています。
◆11番(竹内弥生君) 副市長のおっしゃるとおりやと思います。多種多様の施策を考えていかなければならない、それも真剣に、早急に。ただ、感染対策が先か、経済対策が先かということは、どちらも言えません。感染予防しながら経済対策をしていくということを重複する必要があると思います。どうぞよろしくお願いいたします。 コロナ離職の独り親に、もう一件、神戸市が独り親を職員として採用しています。短期間でございますが、来年の3月まで。パートタイマーもフルタイムも。最大100人を採用すると案を出していました。高校生以下の子供を育てる神戸市内在住の独り親、勤め先の業績の悪化や学校の休校などで離職をやむなくした。年収にすると300万円単位を出すということになります。もうこの独り親というのは、本当に精神的にも経済的にも打撃を受け、今回第2次補正予算で国が第1子は5万円、第2子以降が3万円、また経済的に困っている人には5万円プラスというような案を出してくれておりますけれども、本当に独り親というのは心が苦しいと言おうか、寂しいと言うか、不安がたくさんあると思います。この独り親対策について、新宮市としたら国の施策に基づいて後追いするとしたらどんなことを考えられていますか。独り親です。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君) 新宮市も、独り親の給付についても検討はしていました。ただ、今回、国がああいう形でしていただけるということですので、まずは国の施策を早急に市のほうで給付できるような体制をつくろうということでさせていただきました。ただ、独り親の方からは、またいろんな面で休校中の食事の面とか、そういう負担があったということも聞いておりますし、また独り親に限らず、今までの施策でいろんな給付を受けていない高校生の部分があります。その部分についても、市としてはどうしていくのかということはちょっと考えていかなければならないということで、担当課のほうにはその点についてもちょっといろんな状況を調べるようにと指示はしております。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。部長おっしゃるとおりなんです。高校生、物すごくお金かかるんです。そこの施策が少ない。それを進めていっていただきたいと思います。 以前、氷河期世代の職員を募集していただきましたね、市長。今回も、コロナショックにおいても、もし第2波、第3波が来て、独り親がもう仕事がなくなったという状況になるとこういった給付金がずっと出し続けてもらえるわけではないので、短期的に職員を採用、職員として、パートでも採用していくとか、そういった踏み入ったお考えとか。今、急なんですけれども、いかがでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) 氷河期世代の採用については、昨年、竹内議員からの御提言もあって1年前倒しで実施させていただくことができました。今年度も、引き続き、氷河期世代の方の募集を行って、本当にもう即戦力でしっかり仕事をしていただけておりますので、引き続きやっていきたいというふうに思っておりますが、独り親家庭の親御さんを職員として採用するかということについては、ちょっといろいろ研究が必要かなというふうには考えております。
◆11番(竹内弥生君) コロナショックなんて誰しも生きている間に起ころうとは思っていなかったことが起こったのでありますから、研究していただいて新しいことにも取り組んでいただきたいと思います。 これまで給付金の遅れ、予算の執行面の遅れもあったり、いろいろな問題が起きていますが、これはもう国も県も市も私たちも、国民も市民も、こんなんを急に本当にこんな形で襲ってくると思っていないので、それはもう取り乱したり、いろんな施行するのに時間がかかったりすることがあろうと思います。でも、これ1回経験したのでありますから、第2波、第3波において政策の柔軟性とか実効性が重要だと思います。先ほど、副市長がおっしゃっていましたけれども、この5万円をなぜ30%減の方が600人しか申請してこないのか。そういったことをしっかり分析して、第2波、第3波について施策を意義ある施策になるようにお願いしたいと思います。 それと、もう一点、電子化行政の遅れ。これは経団連、中西会長のインタビューがありました。日本の最大の課題は行政を電子化するeガバメントの遅れだと指摘した。この中で、多くの企業が雇用調整助成金などを申請するが、行政のデジタル化の遅れもあって手続が滞っている。中西氏は、電子申請の方法が自治体によりばらばらについて、ばらばら、これは会社経営だったらすぐ潰れてしまうと非効率な手続を問題視しました。 今回の国の1人10万円給付金におきましても、新宮市が出したのは貼ったり切ったりするようなもの。近隣で言いますと封筒の中に入れたりするもの。これちょっと聞きたかったんですけれども、今回、国が1世帯、全国民に10万円を給付するときに貼ったり切ったりしたあれはどんな形で考えたんですか。説明おかしいですね。国の全国民に10万円給付するに当たりまして、送らないと駄目じゃないですか。その送るのが、封筒に入って中に印鑑とか押したりするのじゃなく、のりで貼ったりというものが届いたんですけれども、あれは新宮市がそっちを選んだということなんですか。那智勝浦町とかは封筒で来て、また違う方法だったんですけれども。教えてほしいんですけれども。
◎総務課長(梶田卓哉君) 国の特別給付金の申請書でありますけれども、新宮市が採用しておりますシステム会社の様式を使ってございます。
◆11番(竹内弥生君) ということは、そのシステム会社には委託金というかお金はもうふだんから払っているとか、どんな感じなんですか。
◎総務課長(梶田卓哉君) 今回の特別給付金が決定しまして、システム改修も行ってございます。そのほか、この申請書の印刷でありますとか、そういう業務を委託してございます。
◆11番(竹内弥生君) 10万円を頂いて、本当に何とかほっとして皆さん喜んでおりました。今、国会においても野党がコンサルに下請にこんなに金使っていいんかとかいろいろ言っていますけれども、やっぱり家庭の中で3人いたら30万円入ってくるということは本当にありがたいことでありました。これは新宮市役所だけではなく、日本がデジタル化において遅れていたということを証明しているということになると思います。 もう一つは、この新型コロナの緊急事態宣言の解除を受けて、政府は経済財政諮問会議の議論を始めたと新聞で読みました。これ民間議員入っております。サントリーホールディングスの社長とか経団連の会長とかです。これを民間議員の提言ポイントとして、行政の電子化、1年から2年、新たな生活様式やビジネスの定着、加速に向け、1年から2年で集中改革、行政手続や民間契約での対面、紙、判こをオンライン化して手続を一元化する、マイナンバーに口座ひもづけをして必要な支援をタイムリーに渡す、テレワークなどの流れを定着するため、成果型管理などを推進する、インターネット通信網を全国で利用できるように国が補助する、非対面サービスの導入を規制緩和や事業支援で新たなビジネスチャンスに。新型コロナはこれまでにない三重苦でございます。これを非常時と捉え、様々な案を取り入れていかなければならない、経済基盤を損なうことがないよう、財政金融政策を総動員すべきだと書いてありました。 ここでも、民間議員は感染予防との両立をにらみ、行政やビジネスでもデジタル化、これを集中的に進めるように提言したとありました。安倍首相は、感染リスクをコントロールしながらどうしたら実施できるか、そういう発想が大事だとも述べていました。首相のこうした方針を受け、感染防止と経済活性化の両立を柱とする新型コロナの専門家から成る基本的対処方針等諮問委員会がまとめたものとして、重点を置くのはやはり先ほどから申し上げていますように書籍とかで読みましたとおり出遅れている公的分野を中心としたデジタル化、行政手続や民間契約で残る紙とか判こ。やっと、判こはいつも思うんです、海外へ行くとサインだけで済む、カードもサインなのになぜこういったいろんな手続になると判こが要るのか、実印がいるのか。これやっと政府がこういうふうに、諮問委員会でございますが提言してくれた。これはもう皆さん思っていると思います、判こを押さなければならないことに関して。この複数の手続を一度で済ませるワンストップ、ワンスオンリーも必要とした。 新型コロナによる休業手当を補う雇用調整助成金におきましても、郵送かハローワークに行って労務士に頼んだり手続する必要があったんですが、5月にはオンライン申請システムが取り入れられた。それでも慣れないことなので、オンラインだけでも不具合がたくさん起こったということであります。民間議員におきますと、デジタル化の取組は失敗だったと猛省した。安倍首相も一律10万円の現金給付が遅れているとの指摘にIT化など十分に進んでいない点があると認めざるを得ないと話したと言っております。 マイナンバーにつきまして、口座番号を全部ひもづけすると個人情報でちょっと大変なことになりますけれども、たった一つの口座番号だけをひもづけしたら、今回も10万円の国からの給付金を振り込んでもらって、また市からも1万円振り込む。また今度は、何かはがきやクーポン券を出すのに郵送代がかかる。そういった手間を省くために、私はこの口座番号のひもづけというのは素晴らしいことだと思います。施策におきましては、自分自身、そして行政、いろんな専門家の声を聞いて、自己満足にならないように、本当に市民にとってそれは大切かどうか、市民が本当にそれで経済活性化ができるかということをしっかり考えなくてはいけないと思います。 ここでも遠隔医療や遠隔教育を念頭に、都市部と地方とのデジタル格差を生まないよう指摘していました。高速大容量のインターネット通信網を全国で利用できるように国が補助する、してほしいですよね、しっかりと。でも、なかなか補助すると言いましても、機器を立てて、そういう基地を立てて、時間がかかるものと思われます。固定電話が前提の旧来の日本の仕組みにおいて、その固定電話におけることも包括的に見直す方針ということも挙げておられました。コロナ後の社会をにらみ、新しい働き方、そして新しい仕組みを提言したものでありました。 テレワークの普及と並行すると、都市部は今でも東京がまだ何だかくすぶって40人、30人出ています。そういった都市部の働いている人もテレワークでできるということが今回分かったわけであります。ということは、地方に移住してもらえる可能性も出てきます。これは、おかしな言い方ですけれどもチャンスではないかなと思います。就職情報サイト、5月に発表した調査で地方への転職を希望する割合は36%、2月から14ポイントも増えていました。これはここの民間議員も指摘しております。地方の価値を高め、スマートシティ、この推進の取組をしていく必要が大事だと思います。非対面のビジネス、そういったものをテレワークによりまして、住んでいるところは田舎であっても、テレワークであるので感染率が高いような大都市圏で生活しなくても地方で生活してテレワークで仕事をするといった取組が行われてくる。そういったことも、これから交付金が2兆円下りた、移住してもらえるようないろんな試行をして熟慮していってほしいと思います。 飲食店でも、デジタルやソフト両面で支援が必要でした。飲食店でも、テレビを見ますと接客を伴う飲食店なんかもうやめたらどうなと言うたらいいぐらいの条件でしたよね、1メートル離れる。今日、福田議員が持っていたものをつける、
フェースシールド。マスクをする、そういうようなむちゃなガイドラインを出してくる。でも、それを守らないと感染する可能性がある。本当に恐ろしい疫病だと思います。だから、みんなそれでも食べていかなければならないのでそういったガイドラインを試しながら、恐る恐るお商売をしていく。飲食店におきましても、きちっとアクリルで作りまして隣の人と接触できないようにする。大きな声で話をしない。もう大きな声で話をしない、しゃべらないというと、もう外食していく意味もなくなっていくので、もう少し実現可能なガイドラインをつくってほしいなと思います。ワクチンが出て本当に安心感が出るまではこういったことをしないと感染リスクが高いので仕方ないと思うのですが。 マクロ経済の課題も挙げておりました。これまでのマクロ経済でよろしいのかと。新型コロナは、世界経済にもう民需の停滞、供給の寸断、先行き不透明という、これまで経験したことない三重苦を与えていると思います。市長、これ財政金融政策、いろいろもう総動員するべきだと思います。本当に皆さん、知恵を出して全力で助けていかないと、今はまだ第1波は新宮市にはゼロだった。みんな一生懸命本当に言うことを聞いて、直接休みなさいと言われたわけではないのに自分で自粛をして飲食店も皆さん閉められた。今のところ、持続化給付金とか下りている。それがなくなったら銀行からお金を借りています。売上げを上げないとまた銀行から借りなければならない。銀行もなかなかそうすると貸してくれなくなる。国も交付金を今どんと地方に自治体に渡しているけれども、もう何回もこんなことが起きるまでにお金をそんなに渡せなくなる。そこまでにワクチンの開発に一生懸命取り組まれると思いますけれども。 さっきは田岡市長、経営持続化支援金を一生懸命やってくれておりますけれども、ここのところを増やしていって、しっかりもらえるお金をもらうということが大事やと思います。これだけのことを国も県も急ピッチで進めていく、市もそうしている。じゃ一番身近な地方自治体は、あなたのところにこれだけ、国から今度補正予算で2兆円全国に渡します。じゃ和歌山県は幾ら来ました、和歌山県知事は新宮市長にこれだけ来ますということはまだまだ私たちには分かりませんけれども。そうすると、市長は物すごいリーダーシップを取って、言わば疫病との戦争の中の市長なのでございますから、職員の皆様が懸命に動けるような環境をつくって、もう必死に頑張っていくことが必要だと思いますけれども。 市長、地方はこの非接触の仕事って少ないんですよ。新宮市の中でテレワークをしてできるような仕事って少なくって、新しい生活様式は簡単に進みません。今回の急激なコロナ禍におきまして、職員の皆様も混乱したと思われますけれども、給付金一つ取っても自治体によってずれがあったり、バランスというものはなかなか有事においては取れないということがはっきり分かりました。バランスが取れない、急だから慌てる、何もできないというか、カオス化する、混沌化するということが、だから有事なのだと思います。でも、平時においていろんな準備をしておくと有事に少しでも市民が困らないような施策を打ち出していけると思うのです。 非常にストレスを伴うこれから社会でございます。感染予防しながら持続していく、挑戦していく。気の遠くなるような道のりですが、官民一体となり、実現していかなくてはならないと思います。 市長、どう思いますか。これからもうこの苦しい闘いを、どうしても感染予防と一緒に経済もしていかなければならない、官民一体としてやっていくということについて、市長はもう戦争の中のリーダーシップを取っていかなければならないと思うんですよ。市長、そういうことは職員さんがもう市長が横向いただけで動くというある程度の体制を取っていかなければならないと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) おっしゃるとおり、感染対策と経済対策、並行して進めるところの難しさ、矛盾点もあるんですけれども、やはり議員おっしゃるとおり両方しっかり行政のトップとしてリーダーシップを取って、職員さんの頭もしっかり回転してもらっていいアイデアも出してもらいながらやっていきたいというふうに思います。
○議長(久保智敬君) 質問中ですが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午後1時59分
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△再開 午後2時09分
○副議長(東原伸也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 11番、竹内議員。
◆11番(竹内弥生君) (質問席) いっぱい残っているのにしゃべり過ぎて、ちょっと巻いていきます。 観光業の処方箋、これ星野リゾート代表が言っていました。ワクチンとか治療法が確立されるまで1年半かかると想定している。今後、自粛と緩和を繰り返しながら需要は徐々に戻ってくるだろう。大事なのは1年半後を見越した計画を立てることだ。コロナ禍、観光業には様々な変化が起こる。大切なのは密集、密接、密閉の3密を回避すること。 観光自体がそんなことでよくないものだと思われないように、しっかり3密を回避して、安心・安全の旅を提供しなければならないと思います。回復までに時間がかかると思いますけれども、その回復までに三つの段階があると思います。 まず最初に観光客が戻ってくるのは、マイクロツーリズム、これは30分から1時間ぐらいで行ける範囲でございます。次に戻ってくるのは、新幹線とか飛行機とかで大都市圏から戻ってきます。そして、もう最後の最後にインバウンドです。 日本の観光的な市場は26兆円ある。実はインバウンド、インバウンドとここ数年言われていましたけれども、その26兆円の中、約2割しかインバウンドの市場はなかった。ということは、国内需要を伸ばせば乗り切れる可能性が高いということです。 日本人が海外へ行く。国内で旅行会社へ頼んで支払うお金も1兆円を超える、1兆円超ぐらいのお金を使って出ていっている。海外で御飯を食べたり、いろんなことするお金とすると、その1兆円の2倍の2兆円は使われているのではないかと。だからその海外旅行に行けなくなれば、日本の国内で需要は深まる。そこに来てもらうように頑張らないといけない。 こういう時期の売上げ対策、コントロール、集客は、なかなか難しいものではありますが、しっかり国内需要を信じて、国内の皆様に来てもらうように頑張っていくしかないとのことでした。 新宮市におきましても、観光なくしてまちの活性化はない。観光業とは奥深い。宿泊、飲食はもちろん、バスやタクシー、卸売業、全てその観光業によってひもづきがあります。その業者が回復していかないと、新宮市のお商売は冷え込んだものとなります。これはAIとかロボットとか、人工知能を酷使しても、どうしようもならないようなお商売であります。 新宮市におきますと、文化があり、世界遺産があり、スピリチュアルなものを求める。コロナ禍で疲れ果てた人々の精神が安定するような癒やしを求める旅、1時間ぐらいで行ってこようかなと。新宮市には熊野古道を歩いたり、速玉大社へお参りしたりとか、そういう精神的なスピリチュアルなものを求めてくる、そういったことがもう物があります。だから、あとはどういったふうに集客していくかということになると思うんですけれども。 課長、どうですか、この辺。集客に関しまして。
◎商工観光課長(峪中直樹君) 議員さんのおっしゃられるとおりで、今後はまず近場から、そして国内旅行、最後はインバウンドの旅行ということになっていくんだと思います。 この新宮市含めまして熊野地方は昔からよみがえりの地ということで、コロナからの復活を掲げて、周辺を含めて、もちろん地元の観光業者、関係業者の皆さんと連携しながら、周辺との共同の部分と、そして新宮らしさ、その差別化も図りながら、新宮市のよさを発信をしていきたいというふうに考えております。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。これからいろいろ課題がございますけれども、どうぞよろしくお願いいたします。 これちょっと四日市でさきめし券というクーポン券、これクラウドファンディングで商店街が集めた。最初5,000万円を集める予定だったのが2億円を超えている。来年の2月まで先にお金を渡す、飲食店に。200店舗ぐらいが入ってきたらそこはもう取りやめ、そこの飲食店は終わり。特に先にお金を頂く。クラウドファンディングでお金を集めた商工会とか商店街、そういったところがみんなで力を合わせてクラウドファンディングをしてお金を集めた。それを先に四日市市は補正予算で立て替えた。そして、飲食の困っている人にお金を渡す。そういうようなさきめし券ということも、いろいろ皆さん考えておられるなと思います。 新宮市にもたくさんアイデアを持っている若者たちがいます。各種団体、若者たちの意見も取り入れ、官民一体となった施策をしていきたいと思っております。 市長は最初、肝煎りのプレミアム付商品券なども発行していきたいとおっしゃっていましたが、それも時期的なもので物すごい効果があると思いますけれどもいかがですか。プレミアム付商品券について、市長。
◎市長(田岡実千年君) 前の議員の質問でも少し答弁させていただきましたが、この経済の活性化、この市内でお金を循環させるということに関しましては、大変効果のある取組だというふうに思っておりますので、今、プレミアム率をどれぐらいにするのか、本当にたくさんの人に広く浅く使っていただけるように考えて、これは一つの起爆剤としたいというふうに考えております。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。本当に時期によったら起爆剤になります。どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、学校への支援策です。 これもたくさん、文部科学省、2,763億円、補正予算に盛り込んでおります。小学校にパソコンを1人1台、これもICT環境を充実させるために費用も要り、そして時期、時間もかかると思います。実際にはその端末の購入とか、そういったことが追いつかないために、2020年度の整備完了は難しいと見られております。 これに関しますと、パソコンは1人1台お渡しするよ、ネット環境も整えるよ、でもネット環境がない児童生徒には自治体がモバイルルーター、同僚議員もおっしゃっていましたけれども、貸出しに行ってください。そこには補助金も出します、で進められていると昨日おっしゃっていました。 ここも感染リスクの高い学校では2メートル確保する、間隔ですね。学習も今年は終えることが難しいとしたら翌年度に繰り越すことも考えている。これは本当に、教育長を筆頭に職員の皆さん、学校の先生方、いきなり休校にされてびっくりしたと思います。それから2か月何とかかんとか乗り越えてこられた。 政府は今やっとサポートするスタッフを増やす、退職教員や学習塾、大学生などの起用を想定して、いろんなことをサポートしていく、このお金に310億円を投じる、こういったことも進めているとのことですが、まあ高野町はお金持ちなんですけれども、また高野町出てきました。コロナ対策において補正予算、オンライン教育を充実させるため小中学校にタブレット端末などを配備するための1,300万円を計上した。高野町は多分人口が……、お金持ちなんですね、きっと。でもタブレット端末をさっさと配付するというのは、何かすばらしい取組だと思います。 教育長、これいかがでしょうか。マスクとかそういったものは全て不備なく整っている環境で、これからオンライン化と申しますか、休業に当たるときにしなければ授業を、そういったタブレットなんか必要だと思いますけれども。
◎教育長(速水盛康君) 今、御指摘いただきましたGIGAスクール構想であったりとか、国の2次補正なども使いながらになりますけれども、今年度中には1人1台の端末を整備していきたいと、そういう予定で今取り組んでいるところでございます。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 そこで、課長、市民の皆さんからいただいた御意見なんですけれども、マスクですよね、登下校のときに、ちょっとある程度一定のマスクをしたら苦しい、これから熱中症にもなってくる。暑い苦しいという子供たちがたくさんいて、遠くから歩いて通ってくる子供たちはどこからどこまでマスクをつけたらいいのかとか、一定のガイドを学校のほうから言ってもらったほうがありがたいんやというお話を聞いたんですけれどもいかがでしょうか。
◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君) 登下校のマスクの着用につきましては、
新型コロナウイルス感染予防と、また今後、暑さが増します熱中症の予防を併せて行わなければならないというふうに考えてございます。 登下校におけるマスクの着用につきましては、一部の児童生徒はバス等の公共機関を使って通学する児童生徒もいらっしゃいますので、その生徒を除き、歩いて通学する児童生徒につきましては、十分な身体的な間隔を取ること、また向かい合っての会話を避けること、このようなことを留意すれば、登下校時のマスクを外してもよいということで、本日、各学校を通じて保護者のほうに通知させていただいたところでございます。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。子供さんを預かるというのは大変なことでございます。コロナ禍と一緒にやっていくことは大変でございますけれども、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 この医療機関、緊急病院、これも第二次補正予算でかなりの額が入っておりました。今回、新宮市は感染者ゼロだったんですけれども、根拠のないうわさやデマが飛び交って不安になったときもあると思います。ゼロの状態でもこんなふうになるんですから大変なことでございます。 この前、先輩議員おっしゃっていましたけれども、保健センターに電話する前に、例えば普通に熱があって3日ぐらい我慢したと。これからは行きつけの病院にそのまま電話して行ったらいいのか、いちいち熱が出るたびに保健センターに電話しなければならないのか、そういったきっちりした市民が分かりやすいガイドラインをつくってほしい。それで、そのかかりつけのお医者さんに行くと、きっちり熱が出たとか、37度5分の熱がある、せきがある、下痢が続くとか、そういった症状があるのだったら、かかりつけのお医者さんも感染対策をしているのか。そういったことをちょっとお聞きしたいですけれども。 熱が出て、せきがある。3日ぐらい家で我慢したけれどもやっぱり下がらないなということで、そのままかかりつけのお医者さんに飛び込んでいっていいのか。それとも、いちいち保健センターに連絡しなければならないのか。そういったことを教えていただきたいですけれども。
◎
保健センター長(赤松勇人君) ただいま御質問の件ですけれども、保健センターでは電話相談を受け付けておりますが、感染症の予防についての対応ということになっております。その相談の中で、息苦しさ、また強いだるさ、高熱等の強い症状のいずれかのある場合、また高齢者や基礎疾患、これは糖尿病とかいろいろありますが、のある方で、発熱やせきなどの比較的軽い風邪の症状がある場合、またそれ以外の方でも軽い風邪の症状が続く場合の相談は、新宮保健所に連絡していただくよう案内はさせていただいております。 特にお子さんなんですけれども、お子さんは小児科による診察が望ましいということになっておりますので、かかりつけの小児科があればまずはそちらに電話で相談していただいて、その指示に従って受診するなり、また新宮保健所に電話をかけるなりしていただきたいと考えております。 症状が出たときの相談目安、いわゆるガイドラインにつきましては、市のホームページでお知らせするとともに、広報新宮の3月号への折り込みチラシ、また6月号の広報新宮への掲載でも周知しているところですが、今後も広報を通じて周知を徹底していきたいと思っております。
◆11番(竹内弥生君) どうぞよろしくお願いいたします。 ドックとか検査とか、今、一斉止められていると思うんですけれども、それによって医療センター、経営とか風評被害、医療センターだったらうつるんじゃないかとか、何だか風評被害によってよう行かなかったという人もたくさんいるんですけれども、慢性疾患以外の方で。その医療センターの検査は、いつ頃から検査とかそういったものを再開される予定ですか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 健診につきましては、
新型コロナウイルスの関係で現在中止しており、現時点では7月31日までの中止が決定しております。再開時期についてですが、県内では感染者ゼロということなので事務局では8月からの再開予定と考えておりますが、全国的な
新型コロナウイルスの感染状況などを見ながら、今後、院内で協議することになります。
◆11番(竹内弥生君) 分かりました。結構コロナウイルスの闘い大変でございますが、がんであったりいろんな検査、ドックであったりそういったものを、なるべく早い時点で再開して、感染対策をしっかりしていらっしゃるのであればしてほしいなと思います。よろしくお願いいたします。 避難所におきますコロナ対策でございますが、これなかなか今までの避難所の猛烈な暑さといおうか、雑魚寝をするような状態が続いていたと思うんですけれども、コロナ禍におきまして3密を避ける、段ボールベッド、換気をする、台風なら換気もくそもありませんけれども、そういったことを新しいコロナ禍とともにガイドライン、ハザードマップ、そういったものをつくる御予定はありますか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) ハザードマップでございますが、まず今月の広報のほうに各地域限定版、抜粋版ではございますが、折り込みさせていただいたところでございます。また、ウェブ版のハザードマップにつきましても先月から公開させていただいておりますので、ぜひ御覧いただきたいと思います。 また、避難所に関する運営でございますが、今回、コロナウイルス対策の関係で、いろんな物品を買っております。そういうふうな物品の購入、あるいは間隔を空けるであるとか、そういうふうな取組、いろいろ変更点もございますので、これまでの取組に対して変更などを加えていきたいというふうに考えております。
◆11番(竹内弥生君) よろしくお願いいたします。本当に天災といいますか、ここら辺は水害、物すごい大変な目にも遭いましたし、これから地球温暖化によりまして大きな災害、豪雨だけでも水害は発生すると思うんです。ということは、災害によって避難していくと、3密じゃなくて何らかのコロナウイルスの疫病とかが入ってくると、もうそれこそ医療崩壊なり恐ろしいことになりますので、この防災、避難所、そういったものについては、しっかりとこれからもより一層工夫していただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 これは、もう時間もなくなってきたんですけれども、何回も何回も言っているんですけれども、防災行政無線で聞こえない。今、大雨降ります、スマホでぴぴんと入ってきました。ひどい雨、強い雨とかすごい雨とか入ってきますけれども、スマートフォンをお持ちでらっしゃらない方。これは高市早苗総務大臣が、もうこれは本当に防災行政無線は聞こえないので、国は配付しようと、1万台。日立国際電気にもっと安く作りなさいという指示も出しております。その1万台を日本全国に渡すと言っていた高市早苗大臣の、そういった防災ラジオにつきまして、新宮市にはどんなふうに届いているのか。そして、何回も何回も言わせてもらっておりますけれども、せめて高齢者の独り暮らしの方に防災ラジオを届けるとか、そういったことはできないのでしょうか。大水害のときです、9年前の、熊野川町の方、本当に今でもつらいと思いますけれども。そこにはちゃんと届けてある。起こってから届けるのではなくて、今もう地球温暖化がひどくてコロナ禍もあり、必ず情報が命を助けることになると思うんですけれども、防災ラジオについてどうなっていますか。進捗状況をお聞かせください。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 防災ラジオについてでございますが、今回の感染症対策を最優先に進めております中で、事前の予定よりも研究は進んでおらないというのが実態でございます。 議員御紹介の高市大臣の政策でございますが、昨年12月及び今年5月に消防庁のほうから希望調査がございました。例えば、今年の5月の分でございますが、募集をしていた戸別受信機のほうの機種が新宮市の防災行政無線と合致しないということで、希望はいたしておりません。ただ、議員のほうから総務建設委員会でも御紹介いただきました、高市大臣が戸別受信機を非常に安く作れるということも打ち出しているということで、新聞記事のほうを私のほうでも見つけました。我々の戸別受信機、1台5万円程度であるわけなんですけれども、大臣のほう、メーカーが研究すれば、多分1万円台で作れると思うというふうな御発言もありますので、もしこれが実現しますと、本当に我々驚くような本当にうれしい話でもございますので、こちらのほうの情報も引き続き注視しまして、戸別受信機の配付については、引き続き研究のほうを進めてまいりたいと思います。
◆11番(竹内弥生君) がっかりですね、進んでいない。コロナ禍におきまして、今、市役所、当局が抱えているいろんなものにつきまして節約をして、赤字をしているところから赤字回復をする。そういった細かいことを集めていくと、1人の高齢者の家に防災ラジオを1万円になるまで待って届かれへんということが普通についてくる、もう1年になりますけれども。情報がなかったら逃げられませんし、そうでなくても1人になったら寂しい、怖い。そういった防災行政無線が聞こえません、スマートフォンも持っていません、自治体近くの近隣の人の大雨の中どうですかと、そういう付き合いもございません。どうしたらいいか分からない高齢者の方がたくさんいるんですよ。だから課長、これですね、市長、高齢者の独り暮らしの方にぐらい配付できるように、しっかり前へ進めていただきたいと思うんですけれども、市長、いかがでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) 今、課長申したように、内部でしっかり協議を進めてございます。
◆11番(竹内弥生君) もう市長、しっかり協議とか、私議員になってまだ1年ぼっちなんですけれども、何となく役所用語というか、検討、勉強、協議、それはもちろん反問権がないのでそれしか言えないと思いますけれども。命を守ることが大事なので、1万円になるとしたら、高市早苗大臣のほうにもしっかり市長が今まで10年も政治家やってこられて、いろんな東京の方々にかわいがってもらっているということを聞いておりますので、そういったことを聞いて、安いところを紹介してもらって進めていくというように、実質的な行動に移ってもらいたいのですけれども、市長、どうですか。
◎市長(田岡実千年君) こちらとしても、なるべく早く実現したいというふうには思っております。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ごみ袋なんですけれども、巣籠もり現象というのがコロナで起こりまして、ごみ袋が全く足りない、この間配布されたばっかりなんですが、足りないと言うんですよ。あれだけ1か月、2か月家族の皆さんが家の中に籠もっている、学校が休校である、ごみがたくさん出ますよね。ということは、来年の配布、途中配布、これもコロナ禍による予算の中に入れておくべきだと思うんです。 それで、今回お聞きしたいのは、どういった業者がどういった金額で、ああいう新宮市の名前入りのを作って、どれぐらい在庫があるか。コロナ禍において、たくさんごみ袋を使っているので、給付してあげられるか。もっと業者に安くしてもらえないか。いかがでしょうか。
◎生活環境課長(竹田和博君) 議員おっしゃるように、外出自粛が続きまして在宅でいる時間が長くなる中で、ごみの排出量というのは増加が考えられます。そこで、担当課といたしましても、ごみ量の調査もさせていただきました。一応結果としまして、昨年度と比較しましたら、3月でいいますと約3トン、4月でいいますと19トン、5月でいいますと18トン、実際は減っているというような状況にありました。 議員おっしゃられますように、ごみ袋についてなんですけれども、一応ごみ袋については市内業者、一応3業種、競争入札という形で、市内業者による入札を行っております。昨年に関しましてはちょっと1者のみということで随意契約という形になった傾向はございます。ただ、市内業者で従来は入札という形を取らせていただいて、納入していただいているというところでございます。
◆11番(竹内弥生君) 競争論理といいますか、原則といいますか、市場におきまして、1者だけでは競争原理が働かないので安くならないということになるんです。だからコロナ禍によって分析されたと思いますけれども、三重県にほりに行った、やれ那智勝浦町にほりに行ったとかいろいろあります。だからそれだけでは一辺倒に分からないと思うんですよ。 そのごみ袋が高いんで、無償化で袋はそれ以上増やすことができないとしても、高いというのはほとんどの皆さんがおっしゃっています。ということは、生産自体から、最初の元からしっかり考えていって、どうしたら安くなっていくのか、もう少し市民のために安く提供できるのか、値段を研究していただきたいと思いますけれどもいかがでしょうか。
◎生活環境課長(竹田和博君) ごみ袋の有料化につきましては、クリーンセンターの建設の前提条件としまして導入させていただいたという、以前もちょっとお話しさせていただいたかと思います。それに基づきまして、当初、ごみ減量等推進審議会の答申を受けまして、大袋900円で当初開始いたしたところで、可燃ごみは25%の減量になりました。その後、平成15年9月に同じく審議会の答申を受けまして、現在の大袋600円という形になっております。 ごみ袋の無料化につきましては、ごみの減量化、それから市民の利便性を含め、ごみ減量等推進審議会の中で慎重に今後検討してまいりたいと、そのように思っております。
◆11番(竹内弥生君) 経過はよく分かりました。 だから、その競争原理、元からしっかり考えていって、コロナ禍において、いろいろこれから困窮していくわけですよ、生活が。だから、市ができるようなことは安くしてあげたい。それもコロナ対策ですよ、これから生きていくのに関して。今までの従来どおりの分析だけではなく、しっかり市場競争原理というものがあるんで、そうでなくても市場競争原理を伴わなく我慢しなければならないような業種が増えてきたんですよ、コロナ禍によって。だから少しでも値段を落としていくということは調査、分析していただいて前に進めてください。よろしくお願いいたします。 公園なんですけれども、全然しゃべり過ぎで時間ないんですが、都市公園とか黒潮公園、蓬莱公園、さつき公園の点検状況なんですけれども、課長、ざっくりお願いします。
◎都市建設課長(木村雅洋君) 都市建設課管理の都市公園や他課が管理します黒潮公園、蓬莱公園、さつき公園につきましては、腐食、変形、摩耗、部材の損失などの定期的な目視点検、また遊具専門業者による年1回点検を行っておりまして、遊具に不都合を発見した場合は早急に使用禁止の措置を取り、その後、修繕等を行っております。また、公園内清掃やトイレ清掃など、安全・安心、清潔な公園管理に努めているところでございます。
◆11番(竹内弥生君) ありがとうございます。じゃ安心して、子供たちはちょっと使えなかったけれども使っていけるということですよね。 さつき公園におきましても、大変大きな建設費、私まだ議員になっていなかったんですが、で造ったと。その中の実地状況というか利用状況を、この間ちょっと時間なくなったのですみません、説明していただきました。いろんな周辺施設と合わせた形で、ランチや日帰り入浴、飲物等も販売し、そういったメニューなどをPRしていきますとのことでしたので、せっかく大きな立派な公園があるのでPR活動をしっかりして、皆さんに活用してもらえるようにしていただきたいと思います。 黒潮公園のあずまやなんですけれども、取りあえず前回からちょっと申し上げているんですが、日陰がないんですよ、黒潮公園、全く。コロナ禍で家の中で過ごしていた。今度は外へ出られるようになったら梅雨だ。梅雨が終わったら台風が来る。遊びに行く範囲がほとんど少なくなってくるんですけれども、夏の暑い日はほとんど行けないんです、日陰がないから。それで、あずまやを造っていただけないでしょうかと、前回提言いたしましたけれども、その後、進捗状況はいかがでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 前回の御質問以降、御指摘いただきました黒潮公園のあずまやについて現地確認等を実施してございます。あずまやでございますが、現時点の方向性と、これで定めたというわけではございませんが、手作りで設置ができないかどうか検討しているわけです。ただ、安全性の担保、公園内の景観との調和などについて、もう少し議論が必要かというふうに考えてございます。
◆11番(竹内弥生君) 前へ進めているということでよろしいですかね。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) まずは、所管ができる範囲において、どうやったら実現できるかを念頭に検討してございまして、手作り案もそういった中の一つの案ということで御理解いただきたいと思います。
◆11番(竹内弥生君) 御理解できません、課長。そんな景観とかじゃなくて、陰が欲しいんです、子供たちは。親御さんも、おじいちゃん、おばあちゃんが連れていくのに、ちょっと陰があったら熱中症にならない。あそこ黒潮公園行ったらもう熱中症なるわと思わなくて済むんですけれども。御理解というか、簡単なものでいいので日陰をつくってもらえるようによろしくお願いいたしますね。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 引き続き検討してまいります。
◆11番(竹内弥生君) どうぞよろしくお願いいたします。市長もどうぞよろしくお願いいたします。 これにて、竹内、11番、一般質問を終わります。ありがとうございました。
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△濱田雅美君
○副議長(東原伸也君) 一般質問を続けます。 7番、濱田議員。
◆7番(濱田雅美君) (質問席) それでは、一般質問を始めさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症への対応について、その中の防災対策について初めにお伺いさせていただきます。 初めに、市民の方からのお声をお伝えさせていただきたいと思います。この方は神倉山に登ることを習慣にされている方でありますが、神倉山にも少しずつ観光客が増えてきていて本当にうれしく思うし、観光客が来てくれることは大変歓迎することなんですけれども、その地元の人はみんなマスクをしているのですが、観光に来ていただいている方はほとんどマスクをしてくれていない。また、神倉山に登るときには、やはり登りも行きも急ですので息が上がって、その息が上がった状態で擦れ違うのが大変心配だという声をお伺いしました。 また、観光客が訪れる主な場所といいますか、新宮市には大変たくさんあると思うんですけれども、そこにマスクの着用をお願いするような注意喚起の看板のようなものを設置することはできないものでしょうか。
◎商工観光課長(峪中直樹君) 当課が管理させていただいております浮島の森、徐福公園、旧チャップマン邸ですとか、教育委員会のほうの佐藤春夫記念館、歴史民俗資料館などの市が管理させていただいている施設につきましては、入り口のところでマスク着用のお願いですとか、手指消毒のお願いのような掲示はさせていただいております。神倉神社につきましては、議員おっしゃられるとおり、上りと下りは非常に大変ですし、厚生労働省のほうからも新しい生活様式におけます熱中症予防行動では、適宜マスクを外すということもうたわれておりますので、上り下りの際のマスク着用というのはちょっと強制は難しいと思うんですが、皆さんに配慮いただいたりできるようなやり方というか、周知の仕方を考えていきたいというふうに思います。
◆7番(濱田雅美君) 今、御回答いただいたように、野外でのマスクの着用というのは、人との距離が2メートル以上あるときには状況に応じて外してもいいとなっておりますし、これから厳しい暑さの中、熱中症にも十分注意していただかなければならないんですけれども、やはり本市においては、感染症を発症させていないという、地元の方にとっては大変安心で生活している状況、安心というか、発症者がいないということで、本当にこれからも発症者がないように、自分たちが注意をしてマスクをしてということで取り組んでいただいている中、県外からの観光客を歓迎するとともに、その方たちがマスクをしていないということに大変不安を持っていらっしゃる声をよく聞きます。 私も食品を買いに行ったスーパーで、県外ナンバーの方が降りてきた際には、一人もマスクを着用していただいていない状況だったので少しびっくりしたんですけれども、まちなかで何か所かというのは分からないんですけれども、強制はできないんですけれども、注意喚起のようなことはやっぱり必要かと思いますので、嫌みにならないような優しい広報ということを少し検討していただいて、皆さんに周知していただければと思いますので、ちょっと今後検討していただきますようお願いしておきます。 それで、防災の本題に入っていきたいと思うんですけれども、先週の水曜日に当地方も梅雨入りをして、またその日の夜には警報こそ出ませんでしたがかなりの雨が降りました。新宮市では、毎年梅雨の前後から始まって、秋、11月頃までは何度も大雨に襲われます。昨年もちょうど8月のお盆の時期と10月に台風が来て、避難所が開設されたと記憶しております。今年は
新型コロナウイルス感染症対策も求められる中での避難所の開設ということになり、新宮市でも対策は進めていただいていることと思いますが、そこでお尋ねいたします。 新宮市では、避難所において、どのような感染防止対策を行うことにしているのでしょうか。また、それに伴う新たな
新型コロナウイルス感染症対策というのを踏まえた避難所運営マニュアルというのを作成しているとのことでしたが、それを具体的に教えていただけたらありがたいです。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 新宮市では、人と人との距離を確保するといった、いわゆる3密を避けるという点と熱中症への対策、これに重点を置いて対策を進めております。 例えば、密閉対策では可能な限り換気を行うとともに、空気清浄機を配備することにしたいと考えております。また、密集対策では避難者同士の間隔を1メートル以上空けていただくことにしておりますし、それと念のためパーティションも今回避難所に配備しておりまして、必要に応じて活用したいと考えております。その他、密接対策としまして、避難所内では手指消毒液の使用を促すことや、できるだけマスクの着用をお願いすることにしておりまして、さらに熱中症対策としまして、避難者に水分摂取を促すことにいたしております。 なお、避難所に関するマニュアルにつきましては、避難所開設マニュアルを作成しております。
◆7番(濱田雅美君) その避難所開設マニュアルですか、それは
新型コロナウイルス感染症対策を踏まえたもので新しく作っていただいているのでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) マニュアルのほうは以前からあるわけなんですけれども、今回、感染症対策を受けまして、先ほど申し上げたような様々な取組、新たな対応が加わっておりますので、避難所の開設や運営に関する表現のほうも加えていきたいというふうに考えております。
◆7番(濱田雅美君) ニュースや特集で、各自治体がその対応に大変苦慮しているという報道を拝見しておりましたが、早急に新宮市のほうは対応して作成していただいたことに感謝したいと思います。 また、この運営マニュアルというのは、やはり
新型コロナウイルス感染症の新たな知見などを踏まえて、より実効性のあるマニュアルとなっていくように継続して見直していく必要があるかとも思いますので、その点もよろしくお願いしておきます。 さきの同僚議員の一般質問にもあったんですけれども、ほかの自治体では新しく作成したマニュアルに沿って、職員が避難所での運営やパーティションの組立ての研修を行っているとのことでしたが、新宮市においても行う予定としているということが答弁の中で分かりました。 日常業務も今大変多忙だとは存じますが、この研修というか訓練は、いつ頃実施できるとお考えでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 避難所の担当の職員などとも日程を調整することになるわけですけれども、できるだけ今月中には行いたいというふうに考えております。
◆7番(濱田雅美君) 今月中というか、思っていたより早くしていただけるようなのでうれしく思います。どうか一日も早く実施していただければと思います。 あと、これ千葉県の南房総市の避難者名簿というのであって、この千葉県南房総市の例なんですけれども、避難者の方にこのようなチェック項目をつくって、聞いてから避難所に入っていただく。この聞く中に、せき、のどの痛み、息苦しさ、鼻水、頭痛、そしてくしゃみ、倦怠感、味覚・嗅覚障害とあります。このようなものをチェックしていただいて避難所に入っていただければ、その方の見守りもできますし、また医療の専門家という方が避難所にいなくても、チェックすることが職員さんや地域の方でもできていくのではないかと思うんですけれども、その保護する部屋、中間的な部屋、元気に過ごしてもらう部屋と3段階程度に分けるべきであると今は言われておりますが、本市の対策はどのようにあるべきとお考えでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 今、議員御紹介いただいた件に関しましては、避難所での受付時のチェック、いわゆる避難者のトリアージといったお話になろうかと思います。新宮市におきましては、感染症対策の観点から、避難所内では少なくとも体調がよくない方とそれ以外の方が滞在していただく空間、もしくはお部屋を分けることにしたいと考えております。
◆7番(濱田雅美君) では、今、お部屋を分けることができない避難所もあると思うんですけれども、そこにおいてはこのパーティションを利用するというふうに理解してもよろしいでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) お部屋を分けることができない避難所におきまして、体調がよくない方が出た場合には、パーティションを使用するということになろうかと思います。
◆7番(濱田雅美君) あと、昨年の避難者数というのはどれぐらいだったのでしょうか。 また、その避難所のスペースにもよると思うんですけれども、先ほど3段階程度に分けることは可能なのでしょうか。その点はどのようにお考えなのでしょうか。教えていただけますでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 昨年の新宮市全体の避難者の人数でございますが、台風10号のとき、8月15日20時がピークでございましたが164名、また台風19号のときは、10月12日のお昼の12時が最大でございまして141人という状況でございました。 避難所のスペースを3段階に分けるということでございますが、これにつきましては、大きな体育館などで、例えば、中会議室、小会議室といったお部屋が多数あるような避難所でございましたら、避難者の健康状態などを考慮して、滞在していただくお部屋をお分けするといったことも可能でありまして、ある意味理想とも言えるかと思います。ただ、新宮市の場合、避難所の部屋数、また職員の数といった限られた資源の中で、できるだけの感染症対策を講じてまいりたいというふうに考えております。
◆7番(濱田雅美君) 必要以上に距離を離してしまうのではなくて、クラスターをなるべく小さく切り分けるという発想が必要になってくると言われておりますので、また新宮市の避難所の在り方というのも、これは否定できないと考えます。避難して来られる方の多くは高齢者であり、また基礎疾患のある方や妊婦の方、重症化しやすい方の感染リスクをできる限り少なくすることを徹底していただければと思います。 その中で、また一番心配なのが、誹謗中傷や差別が出ないようにするということなんですけれども、これもまた大変デリケートな困難な課題ではあるかとも思うんですけれども、職員さんには命を守ることのできる避難所の環境づくりというのに徹底していただけますようにお願いしておきます。 3密を避ける対策のためにパーティションも活用されるとのことですけれども、どのようなパーティションが用意されて、避難者全員がそれを利用できるかどうかということもお尋ねしたかったんですけれども、これもさきの一般質問において答弁で理解できましたので省かせていただき、その中で、パーティションが体調が悪い人に使用してもらうとのことだったんですけれども、その判断というのは誰が行うのか、またケースによっては保健所との連携というのも不可欠になってくると考えるのですが、その点はどうでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) パーティションを使うかどうかという判断でございますが、先ほど申しましたように、基本的には別室がある場合には別室、体調が悪い方が出て空間を分けないといけないときにはパーティションを使うということで、非接触式の体温計なども避難所のほうには配備させていただきましたので、それなども活用しながら、また御本人からの申告なども参考にしながら対応してまいりたいというふうに考えております。 また、避難前の体調の具合、また避難所での体調の具合によりまして、必要に応じて保健所のほうにも相談するということで、保健所のほうと話は進めております。
◆7番(濱田雅美君) 分かりました。 では、パーティションを避難者全員が使えないということはよく分かりましたが、ここで一つ提案させていただきたいのですが、広い集会所のような避難所へ赤ちゃんを連れて避難してこられた方の中で、授乳が必要な方、または雨に濡れて避難をしてこられた方が着替えをするスペースということで、パーティションを利用できればと思うのですが、このような利用の仕方というのは可能でしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 御提案ありがとうございます。避難所内でのプライバシーへの配慮、また女性への配慮といったことにつきましても、ただいま頂戴しましたような御意見も参考にさせていただきまして、進めてまいりたいと考えております。
◆7番(濱田雅美君) また次に、よく最近段ボールベッドのことが報道されているのですが、以前、私も何度か提案させていただいて、段ボールベッドを購入していただいたとの答弁をいただいているのですが、新宮市では何台保有されているのでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 段ボールベッドの購入につきましては、濱田議員から以前から何度も御提案をいただき、防災対策課のほうでも検討させていただいたということでございます。ただ、湿気や虫食いなどの面から長期の保管には適しにくいということで、購入には至らなかったというところでございます。新宮市では代わりに、折り畳み式の簡易ベッドを40台保有いたしておりまして、今年度から避難所のほうに1台ずつ配備させていただいております。
◆7番(濱田雅美君) 分かりました。 たしか、数年前の一般質問の答弁で購入したということを答弁いただいたんですけれども、私は段ボールベッドのことだと思って自分が勘違いしていたと思うんです。簡易ベッドでも十分それはそれでありがたいんですけれども、その簡易ベッドというのは保管はどこにされていて、1台幾らぐらいするものでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) これまで、簡易ベッドのほうは佐野にございます備蓄倉庫のほうに保管しておりましたが、今回、感染症対策のこともございますので各避難所のほうに配備をさせていただいております。 ちなみに、簡易ベッドのお値段でございますが、これまでの購入した実績で申しますと、1台約2万4,000円でございます。
◆7番(濱田雅美君) 1台2万4,000円というのは、意外とよいお値段だと思うんですけれども。 あと、段ボールベッドの値段というのはお幾らぐらいか分かりますか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 段ボールベッドのほうのお値段でございますが、パーティションつきのもので1台約1万円でございます。
◆7番(濱田雅美君) 分かりました。 避難所に配置していただいているのは22か所全部の避難所に簡易ベッドを配置していただいているんでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 実際は22か所に配備ということなんですけれども、いろんな物資を今回購入して避難所のほうに配備しています。という中で、段ボールベッドが置き切れないところが数か所ございまして、それについては市役所内に保管して、すぐに発災時には持っていけるような体制を取っております。
◆7番(濱田雅美君) 分かりました。 私は以前、段ボールベッドを購入していただきたいということをお願いしたのは、避難弱者の方が少しでも避難所で安心して過ごしていただけるように、また避難所の衛生面と避難所で命を落とすことのないように災害関連死を防ぐためにということでした。 避難所の環境整備ということで提案したんですけれども、避難所に今置いていただいている椅子なんですけれども、これパイプ椅子のようなものが多いと思うんです。それは、高齢者の方が座ってしまうと、立ち上がるときに手をつく場所がなくて立ち上がれない方がいらっしゃいます。ですので、ベッドなら横にもなれるし、立つときにもちろん手をついて立つことができるということもありました。 あと、床に直接横になるというのは、もう介助がないと起き上がれないという方もいらっしゃるので、横にならずに椅子に座ったまま一晩明かすとかという方も実際いらっしゃいます。高齢者の方は、細身の方も多くて、横になるともう体が痛くなってくる。それがすごい嫌やという人も中にはいらっしゃいました。マットがあるとはいえ、やはり長時間過ごすということは、高齢者やまた体に御不自由がある方にとっては大変厳しい状況であります。 段ボールベッドを私が提案したのは、空気の層ですごく暖かいそうなんです。揺れや歩行者の振動を伝えにくい。いびきとかせきの騒音を和らげてくれる。ベッドの中身が収納替わりになって荷物とかの整理もできる。コストが安くて簡単に作れて、また強度がある。長期の保管に適しにくいとのことでしたが、これも段ボール業界の団体と防災協定を締結しておいて、災害の際に対応してくれるように事前に準備しておけば、必要以上に本市が備蓄をしていく必要がないということも提案しております。衛生面においても、医学界の呼吸器系分野では、床から30センチ以上上げることとなっております。これは折り畳みベッドでも問題ないとは思うんですけれども。 あと、
新型コロナウイルスに関していえば、テレビで頻繁に報道されておりますので御存じかとも思いますが、口から放たれる飛沫は1.5メートルほど先に集中して落下します。飛沫にウイルスが含まれていれば、床では24時間以上感染力を持つと考えられています。その上を人が歩けば、ほこりに付着した飛沫も一緒に舞い上がり、さらにくしゃみやせきなどで空気が動くだけでも、ほこりは床から20センチほどの高さまで舞い上がると言われています。空気中のウイルスにも注意が必要なのですが、避難所の場合は、まず床面に落ちた飛沫の対策が重要と言われています。ウイルスが生存している時間が、段ボールでは約24時間以内と、ほかの場所に付着したときよりも短時間であるとのことが判明してきております。また、段ボールベッドにはパーティションがついたものなど、私がネットで見たものも、販売価格は1万円程度でしたが、パーティションがついているものは安眠にもつながりますし、また飛沫を防ぐことにも有効で、健康状態も把握しやすいと考えます。 実際、やはり私も避難所が開設されたときに幾つかの避難所を回らせていただくこともあるんですけれども、いつも避難されるところで、床に寝ると起き上がるのにえらいから、このまま座っていたほうが楽なんやよと一晩明かす方もいらっしゃいます。この方は本当に毎回、雨のたびに避難所に来られる方です。 あと、紀伊半島大水害の際にも、このとき私はまだこの議員職には就いていなかったんですけれども、その方が後からお話ししてくださった話なんですけれども、そのときはもう横にならずに座ったまま、しかも木の切り株みたいなのに座っていたらしくて、椅子もなくて、そしたらそのときは気がいっぱいで気が張っていたから分からなかったんですけれども、その後少しずつやっぱり体に異変が起きてきて、今では疾患を持ってしまったという方もいらっしゃいます。そのような姿を見て本当にやり切れないというか、避難所でも少しでも安心して楽な時間を何とか過ごしてもらえないかと考えてしまいます。 決して、簡易ベッドを否定しているのではなくて、市全体で40台ということですので、段ボールベッドも安価ですしパーティションもついています。備蓄せずに協定を結ぶ方法もありますし、選択肢の一つとしてまた検討していただければと思うんですけれども、もちろん簡易ベッドでも構わないんです。もっと本当に台数を増やしていただいて、必要な方に提供できるようにしていただきたいんです。避難所で健康状態が悪化しない環境と、衛生面を保つ取組に努めていただきたいと思うんですけれども、この点はいかがでしょうか。
◎防災及び
危機管理担当部長(山下泰司君) 高齢化が進む中で、ただいま議員から御紹介いただきましたような御意見、またそういう思いをされている避難所も少なくないとは考えております。もちろん、予算を確保いたしまして簡易ベッドの数を増やす、あるいは議員言われますように段ボールベッドを購入するといったようなことも考えられるわけでございますが、その一方で、避難者全員にベッドをお使いいただけるわけではございませんし、ベッドを御使用いただく避難者の優先順位づけと申しますか、ベッドを使える人、使えない人、この間の不平不満など様々な問題があると今考えているところでございます。
◆7番(濱田雅美君) 本市は高齢者が多いということで、避難所の運営で職員の皆さんも大変御苦労されていることも承知しております。ベッドを使っていただく避難者の優先順位をつけるということもなかなか難しいということは十分理解できます。しかしながら、避難所で横になることもできずに、また健康状態が悪化してしまっては本末転倒だと思うんです。お声をかけて必要とあれば用意するという体制を取ってはいけないでしょうか。何か解決できるようなよい方法というのは、今、御検討いただいてすぐ返事してくださいというのも難しいと思うんですけれども、何かないでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) ベッドのことの解決、なかなか難しいところでございますが、国におきましても適切な避難行動のポイントといたしまして、例えば、安全な場所にいる人まで避難場所に行く必要はありませんといったことや、安全な親戚や知人宅へ避難することも考えてみましょうといったことを掲げております。 新宮市におきましても、今月の広報に、これらの趣旨に沿った内容を掲載させていただいたところでございます。とは申しましても、やはり避難が必要な方につきましては、早めにちゅうちょすることなく避難をしていただくことがとにかく大切であります。 そこで、新宮市では
新型コロナウイルス感染症対策の観点から、新宮市が避難準備・高齢者等避難開始以上の発令をしたときに、市内の旅館またはホテルが避難のために宿泊をした市民の宿泊料金を割引した場合に、1人1泊につき2,000円を上限に、割引した金額を市が旅館等に対して助成する宿泊避難支援事業を実施したいと考えております。
◆7番(濱田雅美君) 宿泊避難支援事業ということですね。避難所以外の安全な場所も選択肢に入れるという今言われているマルチ避難というものであると思いますが、感染リスクの防止に効果的だと言われていて、風水害だけでなく地震や津波、また御自分の地域の災害リスクを正確に知っておいていただく必要もあります。この家の構造や家族の状況なども踏まえた上で、どんな避難がベストなのかの助言や、車中泊を選ばれた方であればエコノミー症候群のリスクもありますので、どのような危険があってどうすればよいかなどというきちんと行政が示していく必要もあるかと思います。 また、この宿泊避難支援事業というのを選択できる方はよいのですが、補助が出るとはいえやはりお金のかかることですので、行政が開設する避難所の環境整備というのは必要不可欠であると考えますので、よろしくお願いしておきます。
○副議長(東原伸也君) 濱田議員、休憩取ってよろしいですか。
◆7番(濱田雅美君) はい。
○副議長(東原伸也君) 質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午後3時09分
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△再開 午後3時20分
○副議長(東原伸也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 7番、濱田議員。
◆7番(濱田雅美君) (質問席) それでは、一般質問を続けさせていただきます。 先ほどの避難所に続いて、御自分の地域の災害リスクを正確に知っておいていただくためにも、今回広報と一緒に配布していただいたハザードマップがありますが、和歌山県による土砂災害警戒区域等の指定が遅れているため、洪水・土砂災害逃げどきマップの作成が遅れているとのことですが、完成できる予定はいつ頃になるんでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 和歌山県に確認しましたところ、現在意見照会など、指定の手続を進めているとのことでございまして、今後この指定完了がいつになると正確にお答えすることは難しいわけでございますが、指定が完了次第、ハザードマップにその内容を反映させ、冊子の印刷ということになります。年内には冊子が完成するものと今のところ考えております。
◆7番(濱田雅美君) 分かりました。 あと、先ほど申していただきました宿泊避難支援事業についてですけれども、先日、これ新聞にも掲載されていましたので、私の知り合いからも利用したいと言っておられる方もいらっしゃいました。その手続方法などを市民が理解できるよう丁寧に御説明を求めようと考えておりましたが、これも一般質問の中で御説明がありましたので、私の質問からは省かせていただきます。 その宿泊避難支援事業についての、感染症のこともあって、避難所へ避難することを不安に思っている市民の方にとっては、安心な選択肢を市が用意してくれるという取組でありますが、この割引を受けられるのは今年度だけということなんですけれども、避難所で一晩を過ごすことが大変な高齢者の方とか、お体に御不自由のある方、または幼いお子さんがいる家庭などにとっては、本当に大変助かる事業だと思います。 そこで、市長にお尋ねします。まだ始まっていない事業なんですけれども、予算が通れば本年度だけと言わずに今後も続けていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) 災害から命を守るというのは、何よりも早く避難していただくということだと思っております。そういう中で、今、コロナ禍において避難所の3密を避けるという状況をつくらなければなりませんので、また状況を見ながらそういったことも継続していくべきだということになれば、やっていきたいというふうに思います。
◆7番(濱田雅美君) 今、御答弁いただいた中に3密を避けるとありますが、この宿泊避難支援事業ですけれども、3密を避ける以外にも、私が思うのは、新宮市に高齢の親御さんがいまして、御自身が遠方にいらっしゃるお子さんなどはとても安心な施策だと思うんです。というのは、やはり高齢の方とかは避難所に行くことを拒む方もいらっしゃいます。そのような方が、子供さんが宿泊を予約して、もう予約したから避難してよというふうなことにもつなげていけるのではないかと思いますので、この取組はぜひ継続していただきたいと思います。 あと、そこで、新宮市内にいらっしゃる親族の方にも知っていただくために広く広報していただきたいと思うんですけれども、その広報をしていただいて利用につなげていただくということが大切かと思うんですが、その広報の仕方とかというのはどのようなものがあるんでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 今回の事業につきましては、市の広報やホームページ、またSNS、さらには町内会を通じた回覧板などによりましても周知を図ってまいりたいと考えております。 また、ホームページや回覧板には、旅館やホテルの名称や所在地、電話番号なども掲載したいと考えております。
◆7番(濱田雅美君) そうですね、回覧板で広報していただくというのは、私はとてもうれしく思うんです。というのは、やはり市内の皆さんが目にするものでもありますし、高齢者の方にとっては大変親切な取組だと思います。 ただ、正直回覧を丁寧に見るという人は少ないのかもしれないと思いますので、そこはぜひ見落とすことのないように、関心を持って見ていただけるような回覧板を作っていただきたいと思いますので、そこはちょっと工夫していただけますようよろしくお願いします。 先ほど、避難所の対策の一つとして熱中症対策のことも挙げておりましたが、新宮市の避難所には全てエアコンが整っているのでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 台風などの風水害の際に優先して開設しております22か所の避難所のうち、1か所、鎌塚集会所がエアコンが完備されておりませんので、今年度、熱中症対策のため扇風機を配備させていただきました。それ以外の避難所につきましては、エアコンがついていることを確認しております。
◆7番(濱田雅美君) 鎌塚集会所には、まだエアコンが設置されていないということなんですけれども、避難される方というのは例年何人ほどいらっしゃるのでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 鎌塚集会所につきましては、昨年8月の台風10号と、10月の台風19号の際には避難所を開設しましたが、いずれも避難をされた方はございませんでした。 ちなみに、過去5年間では、平成30年9月の台風24号のときに5世帯、5名の方が避難をされたのが最大でございます。
◆7番(濱田雅美君) やはり、全くいないというわけでもないわけですね。 今月の広報において、避難所へはうちわなどを持参するようにとなっておりましたが、市でも感染症や熱中症対策で予備的にうちわや水などを用意してくれているものと思いますが、感染症防止対策として換気を行うということもあり、天候が悪いときなどは、6月とはいえども、6月には限らないんですけれども、夏の季節といえども、夜とかは肌寒く感じることもあるかと思いますので、タオルケットなども必要かと思いますので、準備していただいて、必要な方には配布できるようにお願いしたいと思います。 あと、また広報のことに触れさせていただきますが、避難をする前に、検温してから熱があったら市役所に相談するとなっておりました。では、避難所において、先ほどの質問と関連してしまうのですが、熱が出てきたらどのように対応をされるのか決まっていますでしょうか。保健所との連携を密にしていただいていますでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 避難所におきまして発熱などの症状を確認された場合には、まず避難所内の別室などにお移りいただき、また速やかに保健所に連絡をして相談をさせていただくなど、症状や状況に応じた対応を行うことになっております。
◆7番(濱田雅美君) 分かりました。 先ほども申し上げたと思うんですけれども、熱が出たからといって必ずしも
新型コロナウイルス感染症の感染者というわけではありませんから、その方の人権や避難所から帰宅されてからの社会生活に影響が出ないような配慮もしていただきたいと思います。難しい問題であるとは思いますが、その点、どうか御尽力いただきますようによろしくお願いしておきます。 今回の補正予算で、避難所用の備品として空気清浄機を購入することになっておりますが、除菌やウイルス除去が目的ではなくて、ほこりを除去し、せきやくしゃみの防止のためという説明がありました。今はせきやくしゃみをするのにも周りの目が気になって我慢すると言われる方も多くいらっしゃいますので、これも避難者に配慮した新たな取組だと思います。 このように、環境整備のための新しい取組を積極的に行っていただきたいと思います。 あと、
新型コロナウイルスの感染予防を考えなければならないことをきっかけに、地域全体で防災を見直すきっかけになるのではないかと思います。これは避難所の運営を行政だけでなく、地域の方の力も借りて運営していける体制、官民共同で避難所をつくっていける取組というのを進めてみてはどうかと思います。3密を避けなければならない時期ですが、適切な時期を見て、その時が来たら実働できるような避難訓練の在り方というのも検討していただきたいと思います。 例えば、昨日、同僚議員も出ておりましたが、よく似た質問になってしまうのですが、高齢者の方が、避難所までは行けないけれども、自宅周辺の集会所や会館までなら行けるという方が、その地域に何人かいたとして、地域でリーダーシップを執ってくださる方がいれば、そこを避難所として開設し、避難訓練などでパーティションの組立てなども習得していただいて、地域の方が自分たちで開設して、またできないことは職員がお手伝いをするという形の仕組みづくりというか、もちろんそこが避難所として安全で適している場所であることは必須なんですけれども、3密を避ける避難と考えるなら、それもこれから選択肢の一つかと思います。 先ほど、避難所において、市民の方が協働してくだされば、先ほどの簡易ベッドが足らない問題とかも、ふだんから地域にはお世話してくださる中心的な人物というのが必ずその地域に何人かいらっしゃると思うんです。例えば、お世話をしてくださるのが大変好きというか、の御婦人とかは、結構遠慮なく、もし避難所でベッドを必要な方が後から来たとして、先に少しベッドを使っていてベッドが足らないときとかでも、ちょっとあんた、ごめんやけど、あの人来たからこのベッド代わったって、貸したってとか。悪いんやけど頼むわとかというふうに言ってもらったら、やっぱり地元同士の会話というのはそれほど嫌味なく済んでしまって、ああ、構んよというふうにベッドのやり取り、譲り合いとかという形にもなるのかなと思います。少なくとも職員が市民の方にすみませんとお願いするよりかは、地域の方との話合いでそういうふうに避難所のつくり方、環境を整えていくほうがスムーズにいくのではないかと思うんですけれども、そういった取組というのは今後行うことはできないでしょうか。
◎防災対策課長(佐藤尚久君) 先ほど、地域での避難訓練といったお話もいただきました。新宮市におきましては、5年ごとに総合防災訓練を実施しておりまして、次回は来年、令和3年度を予定いたしております。 この総合防災訓練につきましては、これまでは展示を中心とした防災フェアとして開催してきたわけでございますが、次回、来年につきましては、市民参加型の訓練を念頭に計画したいと、現時点では担当課としては考えております。 具体的には、例えば、大地震が発生して、行政からの支援が避難所までなかなか届かないような場合を想定しまして、市民の力、地域のお力で避難所を開設し、パーティションを組み立ててみる、発電機を動かしてみる、炊き出しを行ってみるといった実践的な体験型の訓練、市民参加型の訓練の実施につきまして研究を進めておりまして、今後内容を練ってまいりたいというふうなことを考えております。
◆7番(濱田雅美君) ありがとうございます。 担当課のほうでも考えていただいていたということなので、うれしく思います。とてもいい取組だと思いますので、ぜひ実行していただいて、それを新宮市へ定着させていただければと思いますので、どうか御尽力いただきますようにお願いしておきます。 その中に、若い層の方も参加してくださる工夫があれば大変うれしく思いますので、そこもお願いいたします。 もしも、大きな災害が起こったとしても、今までのようにコロナ禍の中、市外からの医療関係者の方とか、ボランティア団体の方が支援に来てくださるということが困難な状況になっているのではないかと思います。地元でしっかりと乗り越えていくことができるようにしておかなければなりません。災害が起これば臨機応変に対応していかなければならないとは思うのですが、最悪の事態でのシミュレーションというのも絶対に必要かと思います。その準備をしておけば、パニックに陥ることも混乱も軽減できるはずです。 ありがたいことに、新宮市では今のところ発症者もなく過ごさせていただいておりますので、平常に近い今のうちに準備をしていただく必要があるかと思いますので、ぜひ官民共同の防災で乗り越えていく。そこに医療と介護の協力も得られる体制づくりをお願いしたいと思います。 今後、台風などの風水害だけでなく、地震災害で避難所を開けることも考えておかなければなりません。感染症対策、また高齢者の方、基礎疾患をお持ちの方、妊婦や幼いお子さんなど、避難弱者の方々への配慮もしっかりとお願いしたいと思いますが、市長のお考えをお聞かせください。
◎市長(田岡実千年君) 避難についてでありますが、先ほど申し上げましたように、こういうふだんとは違う状況でありますので、しっかりと対策してまいりたいというふうに思います。
◆7番(濱田雅美君) ありがとうございます。本当にしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 災害関連死を招くことのないように、また様々な理由で避難所にいづらくなるようなことのないように、避難所の環境整備に御尽力いただきますようによろしくお願いして、この項を終わりたいと思います。 次に、医療体制についてでありますが、これも市民におかれましては、もし感染したら医療センターで診てもらえるのか、感染者が医療センターに入院したら通院できなくなるのでは、自分も感染してしまうのではと、医療センターだけでは回っていかなくなったらどうするんやろうとか、本当に様々なたくさんの不安と疑問を持ちながら日々感染防止に努めていただいております。 そこでお伺いいたします。今月の広報で医療センターからのメッセージがありました。その中から幾つかお尋ねします。 まず、
感染症指定医療機関であることから、「PCR検査実施体制も整えております」とのことですが、「感染の疑いがあるときは、まずかかりつけ医、あるいは新宮保健所に連絡して、医療センターでの対応が必要であるか、必ず御確認ください」とありました。同様の質疑がありましたが、再度お伺いいたします。PCR検査を実施した際はどのように行われるのか、順を追って詳しく教えていただけますでしょうか。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 当院が整えたPCR検査実施体制とは、新宮保健所等から紹介のあった患者に対して検体採取を行うということであります。PCR検査が必要であり、当院で検体を採取することになった方については、新宮保健所から患者さんに対し、当院へ来院時間と場所についての御連絡がございますので、その場所にお越しいただきます。また、新宮保健所から当院に対しても患者さんの情報等について連絡がありますので、検体採取の準備を当院も行います。検体採取については、専用の診察室、もしくは車に乗ったままのドライブスルー方式で行います。採取された検体は、新宮保健所が和歌山市にある検査機関に持ち込み、そこで検査が行われます。検査にかかる時間は6時間と聞いてございますので、大抵の場合、翌日に検査結果が判明いたします。検査を採取された方は、自宅で待機していただくか、当院の感染病床へ入院していただき、結果を待っていただきます。
◆7番(濱田雅美君) ありがとうございます。 また、マスク、防護ガウン、
フェースシールド等の供給不足があるとのことですが、不足しているのにはどのようなものがあるのでしょうか。この医療用物資や防護具を国が確保して、必要な医療機関等へ配布と備蓄を行うとなっております。医療センターも対象になると思いますが、確認させてください。
◎
医療センター庶務課長(岡本真治君) 医療用物資については、一時期は入手困難な物がございましたが、最近はかなり改善してきております。ただし、滅菌済みのガウンや手袋といった手術に使用するものについては、一部入荷日が遅れたりしているようです。 また、当院は
感染症指定医療機関でございますので、国からの支給のほうも受けております。
◆7番(濱田雅美君) テレビ等の報道で、やはりN95のマスクがいまだ不足しているとの報道をちょっと拝見したんですけれども、医療センターにおいてもどのような状況なのでしょうか。マスクの備蓄というのは間に合っているのでしょうか。N95のマスクです。
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医療センター庶務課長(岡本真治君) 当院においては、N95マスクは、6月15日現在で6,143枚備蓄しておりまして、現在の使用量を考えると、一定量は保有している状況であります。
◆7番(濱田雅美君) 分かりました。 報道されたテレビで、ドクターがN95のマスクをつけていないのは、ピストルを持った相手に丸腰で向かっていくようなものだというふうにおっしゃっていました。それほど
新型コロナウイルス感染症というのが極めて危険なものなんだというふうに初めて感じたんですけれども、医療従事者が安心・安全で治療に専念していただけるには、やはり備品の不足がないように御尽力いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 専任の感染管理者を配置して院内感染対策マニュアルの策定、研修等による職員の技術向上を図ってくださっているとのことでしたが、医療センターの感染管理者は何名いらっしゃるのでしょうか。また、専門医はいらっしゃいますか。
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医療センター庶務課長(岡本真治君) 当院には、感染管理者は1名いらっしゃいます。また、専門医については当院にはいませんが、基本的には内科系の医師が担当することになっております。ただし、今後患者が増えるようであれば、他の診療課の医師も診療に当たることになっております。
◆7番(濱田雅美君) 1名ということで、その方が研修を担っていただいて、大変重要、重責かとは思うんですけれども、御苦労もお察しいたしますとともに、本当にその方には感謝をお伝えしたいと思います。技術の向上をされた看護師さんとともに一緒に頑張ってくださると思いますので、心強く思います。 感染者が発生した場合に備えて、入院治療できるように診療体制を整えております。アビガン等の薬剤治療、呼吸器治療体制も整えてありますとのことですが、人工呼吸器は何台ありますか。
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医療センター庶務課長(岡本真治君) 人工呼吸器は11台ございます。
◆7番(濱田雅美君) 仮に、クラスターが発生し、人工呼吸器が足らないとかいった場合には、即座に準備できる態勢というのは整っているのでしょうか。
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医療センター庶務課長(岡本真治君) 当院に入院していただいたら、すぐに対応はさせていただけるかと思います。
◆7番(濱田雅美君) あと、新宮保健所を中心として、近隣の公立の病院や新宮市医師会等で構成された
新型コロナウイルス感染症医療体制検討会というのはいつ立ち上げられて、何度開催されたのでしょうか。そして、その協議して決定した内容というのを具体的に教えていただけますでしょうか。
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医療センター庶務課長(岡本真治君)
新型コロナウイルス感染症医療体制検討会については、4月14日に第1回の検討会が開催され、次に4月28日に2回目が開催されました。 内容については、各公立病院での発熱外来の実施や入院患者の受入れ等、
新型コロナウイルス感染症に係る医療体制について検討がなされました。
◆7番(濱田雅美君) 感染が拡大して入院患者が多く出た場合に、重症、中症、軽症の程度により受入れできる体制の確立について、その検討会で協議されていますか。 また、クラスターが発生した際、医師会のドクターが医療センターに支援してくださる体制というのもきちんと確立されているのでしょうか。
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医療センター庶務課長(岡本真治君) 先ほどお答えした、
新型コロナウイルス感染症医療体制検討会において検討されておりまして、また医師会の先生方については、PCR検査の検体採取の件数が増加した場合において応援してくださることに決定しております。
◆7番(濱田雅美君) コロナ感染症患者が発症した際、コロナ患者の対応に追われて、本来の入院患者のもともとの治療が不十分になってしまうということは本当に避けなければならないんですけれども、その最悪の事態を想定したシミュレーションを取っていただいているのでしょうか。その想定というのはされていますでしょうか。
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医療センター庶務課長(岡本真治君) 当院でコロナ患者の入院を受け入れた際のシミュレーションは行っております。
◆7番(濱田雅美君) その際、今申し上げましたように、入院患者のもともとの治療というのが不十分な状態になってしまわないように、そこは十分本当にお願いしておきたいと思います。 この
新型コロナウイルス感染症医療体制検討会は、専門者会議に値すると考えてよいのでしょうか。この会に市長は入っていますでしょうか。
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医療センター庶務課長(岡本真治君) 専門者会議かどうかというのは、その定義がどのようなものを指すのかちょっと難しいところではあるのですが、この会議には公立病院長や医師会長等、当地域の医療を担う代表者の方で構成されております。内容といたしまして、診療体制や医療連携に係る専門的な協議のため、公共団体の長は入っておりません。
◆7番(濱田雅美君) 広域での検討会というのも本当に非常に大変重要ではあると思うんですけれども、市長をはじめとした新宮の専門者会議なるものを構成して、第2波に備えた協議というのを行っていく必要があるかと考えますが、その点についてはどのようにお考えでしょうか。
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医療センター庶務課長(岡本真治君) すみません、医療センター側からの回答になってしまうのですが、あくまでも和歌山県が主導となって新宮保健所で考えていらっしゃるところでございまして、新宮保健所が各医療機関や公共団体との間で調整していくことになるのかなと思います。
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保健センター長(赤松勇人君) ただいま医療センターのほうからも答弁ありましたが、このコロナ関係につきましては、1市で対応というよりか、全体で対応していかなければならないと考えておりまして、当然感染症になりますので、県が中心となって、その中で一緒に市、また町、北山村も入ってきますけれども、動いていくというような考え方になろうかと思います。
◆7番(濱田雅美君) 広域での取組、また県の指導も受けてというのは、本当に大切なことだと私も理解しております。ただ、新宮市は新宮市において、やっぱり新宮市を守らないといけないというか、新宮市の市民と経済を守らなければいけないと考えたときには、やはり新宮市の市長をはじめとして、そこで新宮市では何ができるかというのをきちっと考えて、先手とか、先に手を打っていくということも必要かと思いますので、その広域での連携や、国・県からの指導というのも十分理解はできるんですけれども、市は市においてやはりできることというのを考えて、第2波に備えて行っていくということが私は必要ではないかと思いますので、またそこのことも今後検討してみていただきたいと思います。 また、軽症者等に対する宿泊療養については、県知事が感染拡大対象区域というのを設定した上で受入先を設定することになっていますが、これはどのように取り組まれるのでしょうか。感染が拡大してからのことなのでしょうか。
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保健センター長(赤松勇人君) 和歌山県内で
新型コロナウイルス感染症での入院患者受入れ確保病床数は、6月3日現在150床となっております。第1波の最大入院患者数は4月28日ですか、29人でしたので、第2波、第3波が同じような状況となったとしましても、あくまで計算上ですが、対応できるものと考えております。ただし、想定以上の患者が発生した場合など、軽症者については宿泊施設にて受け入れる予定だと県からは聞いております。
◆7番(濱田雅美君) その宿泊施設というのはもう決まっているのでしょうか。まだ決まっていないんですか。
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保健センター長(赤松勇人君) その辺については、決まっているという返事はいただいておりませんが、話はしているという状況ということになっております。
◆7番(濱田雅美君) また、そういうことも分かりましたら、皆、議会のほうにもお知らせいただければと思いますので、よろしくお願いします。
新型コロナウイルス感染症に対する医療従事者を支援する宿泊施設というのにおいても、東牟婁圏内には発症者がいないという理由からかもしれないんですけれども、今のところ宿泊先の登録はありませんでした。発症後ももしないとなった場合では、東牟婁圏内、これもまた県からの指示ということになるのかもしれないんですけれども、東牟婁圏内になければ医療従事者の方が本当にお気の毒に思うんですけれども、その点は、市のほうから県のほうに声を上げていくとかということで取り組んでいかれるというお考えでしょうか。
◎
保健センター長(赤松勇人君) 議員おっしゃられることは十分理解いたします。県が募集してもなかなかないというような状況とも聞いております。その辺は保健所等とも意見交換を行っておりますので、そういう議員の意見とか、そういう形も伝えていきたいと思っております。
◆7番(濱田雅美君) ありがとうございます。 昨夜の報道で、医療従事者が、もしも自分が感染していたらと考えて、防止対策の行動を取らなければならない。だから、家にも帰れないとおっしゃっておりました。そこで、動くホテルとして医療従事者を支援する宿泊施設がキャンピングカーでした。そのキャンピングカーは病院の駐車場に止めておりまして、利用する前は、その車内を空気清浄して、生活に必要な食料も備わっていて、エアコンもついていて、利用したドクターはなかなか居心地がよく、体を休められるとのことでした。 本地域でも、今言ったように、受入先の宿泊先が見つからない場合の選択肢の1つになるかと思いますので、お伝えしておきます。 高齢者が感染した際に、基本軽症であっても入院していただくようになっていると思いますが、介護が必要な高齢者を受け入れられる体制というのは整っていますでしょうか。
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医療センター庶務課長(岡本真治君) 入院した場合は治療を受けていただくことになりますので、通常の入院と同じように、要介護の高齢者の受入れも可能です。
◆7番(濱田雅美君) 要介護の方に限らず、医療的ケアが必要な子供であったり、重症化しやすい方々の受皿というのをしっかりと構築していただきますようにお願いしておきます。 大阪市立十三病院は、新型コロナ感染症患者を受け入れる拠点病院とし、民間の阪和第二病院も、重症化しやすい高齢者の軽症患者向けの専門病院としたとのことです。当地域においてこのような取組というのは適していないかもしれませんが、医療崩壊を防ぐためにも、早期発見して感染拡大を防ぐ、重症化させないということが重要であると思います。 さきにもお伺いしましたPCR検査ですが、政府の第2次補正予算においても、厚労省は、医療提供体制の確保として検査体制の充実、感染拡大防止、ワクチン・治療薬の開発を柱にしております。取組においては、PCR検査等のさらなる強化。地域外来・検査センターの設置とPCR検査と抗原検査の実施、検査薬・検査キットの確保と制度管理、抗体検査による感染の実態把握、検疫における水際対策の着実な実施とあります。 そこで、PCR検査、抗原検査、抗体検査を分かりやすく御説明いただけますでしょうか。
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保健センター長(赤松勇人君) PCR検査及び抗原検査につきましては、現在感染しているかどうかを調べるようなものになっております。抗体検査につきましては、過去に感染したことがあるのかないのか等を調べるようなことになっております。PCR検査につきましては、判定時間が約6時間程度かかると。抗原検査は15分から30分程度、抗体検査は十数分でできるというのが今の状況となっております。
◆7番(濱田雅美君) 抗原検査とPCR検査というのは目的が似ておりまして、いずれも
新型コロナウイルス感染症の新規感染を診断するのに適している。また、これに対して抗体検査は、その人が既に感染して回復したかどうかを判定するのにより適しているということが示されております。 第2波に備えて、政府もPCR検査、抗原検査、抗体検査をさらに強化し、実施していくお考えというのがよく分かります。PCR検査はもちろんなんですけれども、30分程度で結果が分かる抗原検査も承認されました。今は無症状や疑いのある患者さんにしかPCR検査は行いませんが、抗原検査を用いれば、市中感染の抑制にもなるかと思います。新宮市においても、各検査の強化を図る取組というのは、お考えはないでしょうか。またこれも県の指導ということになるんだとは思うんですけれども。
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保健センター長(赤松勇人君) 抗原検査につきまして、当初はPCR検査に比べて感度が低いことから、陽性の場合は診断を確定できるものの、陰性となった場合、再度PCR検査を行うこととされておりました。 ただ、昨日ですか、厚生労働省が感染が疑われる症状が出て2日目から9日目まではPCR検査の結果と一致率が高いことが確認されたとしまして、抗原検査のみで感染の有無を判断できるようにする方針を決めたという報道がございました。ただ、詳しいことはまだ分かっておりませんが、そういう状況と聞いております。 ただし、抗原検査につきましても、
新型コロナウイルス感染症に係る行政検査として行うために、PCR検査と同様に保健所、または医師が必要と判断した場合に受けることとなっております。
◆7番(濱田雅美君) それでは、地域外来・検査センターの設置とあるのですが、新宮市も個人情報をしっかり守られる状況下で、自ら望めば検査を受けられる体制の構築ということはできないでしょうか。
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保健センター長(赤松勇人君) 本市におきましては、既に新宮保健所と医療センターとの連携によりまして、専用の診察室やドライブスルー方式でのPCR検査体制も確立されております。検体採取件数が増加した場合も、医師会から医師の応援を受けられることが決定していることなどから、現時点では地域外来・検査センターの設置は必要ないと考えております。 なお、地域外来・検査センターにおきましても、医師が必要と認めた場合で検査が実施されるもので、自ら望んで誰でも検査を行うものではありません。 以上です。
◆7番(濱田雅美君) 次に、抗体検査によって感染の実態把握とありますが、
新型コロナウイルスの第2波に備えようと県は15日、県民を対象とした抗体検査を独自にスタートさせ、県内の感染者は現在……、失礼しました、16日現在です。63人が確認されていますが、それ以外にも感染したことがある人がいるのかどうかを調べて、実際の感染規模を把握し、県内3か所の指定病院で採血時に同意を得た方から3,000人のサンプルを集め、来月上旬に結果をまとめるとあります。 和歌山県では、5月12日に63人目の感染が確認されて以来、新たな感染者は出ていないのですが、県健康推進課では、依然東京では感染者が出ており、和歌山県でもいつ第2波が来るか分からない。県内での発生状況が落ち着いている今こそスピード感を持って抗体検査をする必要がある。3,000人分の検査結果が集まれば、統計学的に県内の感染規模が把握できる。確認されていない感染者をつかむことで、第2波に備えた今後の医療体制を考える参考とするのが目的であるとされております。 厚生労働省も、今月から実際の感染規模を把握しようということで、大阪、東京、宮城の3都府県で抗体検査を実施、民間でも抗体検査を行っている団体があります。新宮市におきましては、この抗体検査についてはどのようなお考えでしょうか。
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保健センター長(赤松勇人君) 新宮市で今のところ行う予定はありませんが、和歌山県が今回3,000人、紀北、紀中、紀南というブロックというような形で聞いており、詳しいことは分かりませんが、報道でなっておりますので、その辺の結果が出ましたら、分析結果といいますか、それによって今後の、例えば、新宮保健所管内の医療体制についてどうしていくのか。また、紀中、紀北という形で、またそれプラス和歌山県内全体でどうしていくのか、先ほど言いました入院できる150床と言いましたが、それが少ないのか多いのか、その辺も含めていろんな議論がされると思いますので、それに沿って県と協力しながら、コロナ対策を進めていきたいと考えております。
◆7番(濱田雅美君) 分かりました。 先ほどからの答弁で、PCR検査、また抗体・抗原検査は、行政検査として行う、望めば誰もが検査を受けられるものではないという御答弁をいただいていますが、行政検査におきましては、保健所と医療センター、そして広域です。もう本当に皆が連携をして検査体制も確立していただいて、本当に大変うれしく思い、感謝し、心強く思っているところでありますが、しかしそれとは別に、新宮市として何が取り組めるのかということを考えていただけないでしょうか。 県を差し置いてというのではなく、今も県と協力してということもおっしゃっていたんですけれども、県と並行しながら、新宮市は新宮市でできる限りの感染防止対策というのを率先して行うことが必要だと思います。県内で最初に感染者が出た際も、全てが初めてのことで、情報も不十分で、対応も不鮮明、ただ感染対策に力を入れて、新宮市で発生しないでほしいという恐怖と願いの中で生活をしていたと思うんです。国も県も第2波に備えて実際の感染規模を把握しようと今尽力していただいているんですけれども、新宮市は新宮市で把握するという政策を早急に取って、第2波に備えるべきかと思うんですけれども、例えば、できるかどうか、ちょっと私も分からないんですけれども、お伺いしたいんですが、市が抗体検査のキットを購入して開業医に検査を依頼し、実施してもらうということはできないんでしょうか。
◎
保健センター長(赤松勇人君) 現在のところは、保健センターとしては今のところ考えておりませんが、もしそれを行うのであれば、予算的なもの、市単独の費用で全部持ってやって、その後の分析といいますか、その辺のやっていただける先生がこの辺におられるのかどうか。いろんな課題がございます。その辺を、やらないという返事は今いたしませんが、ちょっと考えさせていただきたいと思います。
◆7番(濱田雅美君) 市が抗体検査のキットを購入するというのは、今このコロナ禍の中、開業医の方の経済的なことも困窮しているかと懸念しますので、できれば市のほうでお願いをして、開業医の方に協力してもらうということが適切なのかなと私は考えましたので、ちょっと提案させていただいたんですけれども。 また、あと、出産を通して医療従事者や赤ちゃんに感染が拡大する懸念があるとして、和歌山市の労災病院では妊婦をドライブスルー方式でPCR検査を行っています。国も「妊婦が出産の前にPCR検査を行うための費用を負担することにしています」とあります。新宮市では、妊婦のPCR検査というのを行う検討はありませんか。
◎
保健センター長(赤松勇人君) 新宮市独自でというのは今のところ考えておりません。あくまでPCR検査は
新型コロナウイルス感染症に感染したのではないかということで検査をするというような位置づけになっておりますので、新宮市もその位置づけで進めていきたいと考えております。
◆7番(濱田雅美君) でも、労災病院が行っているということは、絶対にできないということではないんですよね。行おうと思えば、県と協議をして進めていくということは可能なのでしょうか。
◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君) いろいろ議員の皆さんにも御指摘されるんですが、県と連携指示ということが、やっぱり今の状況では確かにお答えできることが、ちょっとなかなか前向きなお答えできずに申し訳ないんですが、労災病院のそういう御意見もいただきまして、その辺は確認させていただきます。 また、今回議会、その前の議員説明会でもいろんな御意見はいただいていますので、そのことについては、東牟婁振興局の健康福祉部もこれまでも定期的にいろんな協議していますので、やっぱりこういう御意見が市民の皆さんの不安を払拭するのに必要じゃないかということを、議会からもいろんな提言いただいていますということ、現実にいただいていますので、そのことを一つ一つまた県と、東牟婁ですが、いろいろ相談させていただいて、またその結果が来れば、また皆さんにお返ししたいと思いますので、ちょっとお時間いただきたいと思います。
◎医療センター事務長(奥靖君) 今、妊婦さんのPCR検査の件なんですけれども、今回、国と県のほうの二分一補助で、医療機関のほうにPCR検査を導入するという計画がございます。入れていただけるという計画がございます。ただし、これはあくまでも院内の感染を防ぐという目的になりますので、入院患者さんのPCR検査を行ったり、そして出産を迎える妊婦さんの検査を行ったりということで、一般の方の対象ではございませんけれども、そういう機器が導入されるということになっております。
◆7番(濱田雅美君) それはいつ頃導入されるのでしょうか。
◎医療センター事務長(奥靖君) 6月の後半から7月に入ってだと思っております。
◆7番(濱田雅美君) じゃ、今お尋ねさせてもらった、妊婦さんへのPCRというのは、それが入れば実施していけるということなんですね。
◎医療センター事務長(奥靖君) 当院にかかっておられる妊婦さんについては当然検査をいたします。
◆7番(濱田雅美君) 分かりました。ありがとうございます。 今、妊婦さんに限ってお話させてもらったんですけれども、できれば感染リスクの高い方、疾患があったりとかという方も医療センターにかかっておられる患者さんに対しても、そういうふうな対象になるように前向きに検討していただきたいと思いますので、お願いしておきます。
◎医療センター事務長(奥靖君) それと、先ほど議員のほうから、コロナ感染者、うちのほうに入院した場合に、そちらのほうに先生方が行って、一般のほうの患者さんのほうの対応がおろそかになるんじゃないかなというような心配あったと思うんですけれども、これ陽性患者入院受け入れましたら、チームを編成するように、もう人選しておりますので、医師、看護師、その他がもう専門的にそこに対応しますので、あとの診療については影響のないようには態勢は整えております。
◆7番(濱田雅美君) ありがとうございます。 そういうことをしっかりと発信していただければ、私たちも市民の方に御説明もできますし、また、市民の方も安心して通院したり、日常生活を送っていただけると思いますので、そういった市民に対しての広報というのも、しっかりと今後行っていただきたいと思いますので、よろしくお願いしておきます。 新宮市の実際の感染規模というのを把握、先ほどから私、PCRというか、抗原検査のほうです、抗体検査をこのようにちょっと念を押して確認しているのは、その感染規模を把握することによって、早め早めの手を打つということが、新宮市の経済と市民の命を守ることにつながると考えるからです。 確かに新型コロナ感染症に関しましては、国と県の指導の下に市は考えなければいけないというのも理解できているつもりですし、しかしながら、第1波を教訓に、新宮市は本当に感染者が出ていないというのが本当にありがたいことなんですけれども、その出ていないという、それを保つためにも、第1波を教訓にして新宮市が取り組む施策というのが、新宮市と市民を守ることができるというふうに考えて取り組んでいただきたいと思うんです。新宮市も県に対して要望を積極的に声を上げていただきまして、今も上げていただいているとは思うんですけれども、終わりの見えないコロナとの共存ということに今後も粘り強く声を上げ続けていただきたいと思います。 この医療従事者の皆様に関しましては、本当にこの
新型コロナウイルス感染症が世界を襲い、いつ感染するか分からない恐怖の中、使命感を最優先に治療にあずかっていただいておられます。そのことに本当に心から感謝を申し上げ、この項を終わりたいと思います。 次に、高齢者福祉についてですが、この高齢者福祉、介護事業者の皆様にも、いつ感染するかも分からない恐怖の中、使命感を最優先に介護にあずかっていただいておられますことを心から感謝申し上げたいと思います。 本来、この高齢者福祉についてですが、ちょっとたくさんお伺いすることもあって準備をしていたんですけれども、ちょっと時間が、申し訳ない、なくなってしまいましたので、私、最後に1つだけお伺いしたいと思います。 今回、国の補正予算にも介護者の支援対策というのを対象に挙げていただいております。その中で、
新型コロナウイルス感染症の第2波、第3波があると想定した場合、医療体制、検査体制をしっかりと確立させ、介護と医療の連携というのを強化していかなければならないと思います。第1波を教訓にしていただいて、落ち着いている今のうちにしっかりと確立していく必要があると思います。医療体制、検査体制が強化・確立されていれば、新宮市の経済の疲弊も緩和されることにつながるのではないかと思います。全ての施策の柱ともなり得ると考えております。 市長にお伺いします。新宮市の経済と市民の命を守るための市長のお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) まず、濱田議員におかれましては、コロナ対策において、防災のこと、また医療のこと、いろいろ貴重な提言いただいたこと、ありがとうございます。今回のコロナの感染症対策においては、様々な課題があります。一つ一つを確実に解決していくことということだというふうに思っております。 悪いことが続いていたが、その流れが変わって、いいことが起こり始めるという四文字熟語で、一陽来福という四文字熟語がありますが、今、この困難をもう一つ一つ乗り越えることによってこのような状態になるように、しっかりと頑張ってまいりたいと、そういうふうに思っております。
◆7番(濱田雅美君) ありがとうございます。 本来、高齢者福祉について聞けないのがとても残念ではありますが、今日聞きたかったことは次回の一般質問に回させていただきたいと思います。 今、市長にいただいたお言葉、一つ一つ確実に解決していく、そして明るい未来を信じて今頑張るという、その言葉を信じまして、本当に今自分の行動が誰かの命を奪ってしまうかも、そして自分の予防対策が大切な人の命を守っているという意識を忘れることなく、第2波、第3波が襲来したときも、新宮市は1人の感染者も出ないということを心から願い、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
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△延会の宣告
○副議長(東原伸也君) お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○副議長(東原伸也君) 御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。 本日はこれにて延会いたします。
△延会 午後4時19分...