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06月16日-02号

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  1. 新宮市議会 2020-06-16
    06月16日-02号


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    令和 2年  6月 定例会          令和2年6月新宮市議会定例会会議録             第2日(令和2年6月16日)---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員14名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  松畑 玄君                             4番  上田勝之君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員 1名、氏名は次のとおり。                            12番  前田賢一君---------------------------------------議事日程 令和2年6月16日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(3)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           下  基君               商工観光課長           峪中直樹君               総務部               部長               尾崎正幸君               防災及び危機管理担当部長     山下泰司君               財政課長             小林広樹君               税務課長             南  守君               防災対策課長           佐藤尚久君               市民生活部               生活環境課長           竹田和博君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        田中幸人君               建設農林部               部長               平見良太君               都市建設課長           木村雅洋君               医療センター               事務長              奥  靖君               庶務課長             岡本真治君               水道事業所               所長兼業務課長          名古一志君               消防本部               予防課長             古根川喜一君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               平見仁郎君               次長兼教育政策課長        澤原謙二君               教育政策課企画員         富田英之君               文化振興課長           福本良英君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第2日(令和2年6月16日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(久保智敬君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は14名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(久保智敬君)  日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い順次発言を許可いたします。 当局の答弁は、備付けのマイクを通して明快に答弁願います。 この際、お諮りいたします。 今期定例会一般質問は、議会運営の都合上、会議規則第54条の2の規定に基づき、あらかじめ発言時間の制限を答弁を含め1人90分にいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(久保智敬君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会一般質問の発言時間の制限を1人90分とすることに決定いたしました。 それでは、一般質問を行います。--------------------------------------- △大西強君 ○議長(久保智敬君)  1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) 市長及び教育長の行政理念について、一般質問を行います。 先日、私の家にほかの自治体の職員が食事に来て、強兄やんはいつも人事評価について一般質問をやりやるが、上、部課長やね、上は法律があるから仕方がないが、法律があるから仕方ないからやっているんだろうけれども、あんなくだらんことはないでと言うわけや。どうしたんやと言うたら、課長が、おまえに4つけたんやけれども、自分で3、Aやね、ここの、その自治体は人事評価、5、4、3、2、1やね、5段階評価。おまえに4つけたいんやけれども自分で3と言うてくるのに、自分で3と上げてくるのに4とつけれんから、4に書き換えよ言うてきたんや。 教育長、よう聞いといてよ。おかしいやろいうて。僕はみんなより優秀やと思っていないけれども、みんなよりあかんとも思っていない。そやんで、自己評価を3と上げとるんやと。そこで上はみんな見ているんやから、ほかの者よりようやると思うて4と評価したら、4と評価してくれたらええやないかと。 ちょっと彼は僕とよう似たところがあって、やんちゃなところがあるんです。それで、課長に言うたったんやいうて。自分の評価を4いうて上げる者おるんかいと言うてやったんやって。ええよ言うて。 いいですか、そこで私は、問題は市役所の職員もそう思うとるんと違うかなと思って何人か確認したんや。問題は法律があるから上も仕方ないんやろうけれども、法律があるから仕方ないから人事評価やっているんやろうけれどもと言っているんや。この点については、市長、教育長の責任だけと違う。総務部長、あんたら幹部にも責任ある。部下職員は、法律があるから仕方ない。幹部は法律があるから仕方ないからやっているんだろうというて、法律があるんか。そういう部下が、いや市議会議員の中にもおるから、法律があるから仕方ないんと違うやないか。市長、教育長がやれ言うからやっとるんやろ。 地方公務員法義務規定があるからと市長が答弁する。だから仕方なく人事評価は実施されとると思うとるんや。これが問題や言うんやで。人事評価をやろうがやらまいが各自治体の自由でしょう。何度も言うてる。地方公務員法第23条の2に、任命権者は定期的に人事評価を行わなければならないと書いてある。何が義務規定な。地方自治法、憲法は地方自治に係る法律、地方公務員法や、の解釈と運用は、各自治体の実情に応じて各自治体が自由にやればいいと書いているんから、義務規定やないんやから。基本規定やってずっと教えているのに、いまだに間違いを認めようとしない。それが問題や言うんや。 これ8年。教育長、8年教えているんやで。地方公務員法勤務評定義務規定だったら70年前から規定されとる、そうでしょう。1950年から規定されとるんやで。田岡市長が来るまでやってないやないか。8年これやっとるんや。やっとるのに、それはよその自治体の職員やけれども、これを8年もやっているんで市役所の職員はもう既に、ああ、これは自主規定で市長が人事評価を実施するように命じたからやっているんやと、市長の行政やないか。法律にかつけるな言うんや。 あんたら部下に勤務評定をしている、人事評価をしているあなた方が部下にそういう間違った法令の解釈、運用、自治法も正確に指導できない幹部が、どうして部下の勤務評定をする資格があるんな。だからこれは市長が、市長、教育長がやりやるから、市長、教育長を責めやるけれども、任命権者人事評価をやらなければならないて書いてるんや、部長以下任命されるほうや。任命権者は市長と教育長。 もういいかげんにしてくれなあかんで、8年もやりよるから。だから後ろの議員でもそう。人事評価義務規定やない。ないけれども人事評価は必要やと思って賛成するのは構わんよ、そうでしょう。人事評価を実施している市長、教育長は違法な行為をしとると誰も言うてないやないか。政策の話をしとる。政策には必ず賛成、反対あるんや。人事評価について私は反対、反対やから反対の道理を言うとるんや。市長が賛成の道理、1回も言ったことがない。8年間。よそごとばかり言って、こっちが聞いたことを全然答弁せんと。 このコロナ騒ぎに、大西は人事評価のことばっかりやっとると。市民の評価がそうじゃないか。何を言うとるんやと。市長が市民から負託されたある絶対的権限は執行権と人事権だけや。あとは全部議会のこと。市長の政治姿勢を追及するのに執行権と人事権しかない。そうでしょう。人事権は我々議会にないんや。 それで、教育長、この間も言うたように、これ、平成25年6月議会の私のこの一般質問人事評価制度に反対の一般質問のビデオや。1時間30分やっている。そのときに教育長、こういう評価基準の曖昧な中で職員の値打ちを5段階でランクづけする、その評価に権力者の恣意が入らないか。権力者の恣意が入ったらこれは差別制度だ。こういう制度を実施したら、本来市民のほうを向いて仕事せなならん職員が、市長のほうを向いて仕事をすることになるんやで。やめてくれ言うたんや。平成25年やで。 そしたら市長は、さきの市長選挙で、市民は、市役所の職員はぬるま湯につかっているという声が大きかったので、私は民間に倣って能力主義を導入するんですと。あくまでもやるなら、それなら私は市長選挙に立候補せんならん。田岡市長いうたら僕、私は恩人でしょう。私はやるというなら俺が市長選挙に立候補するぞと、辞めさせるぞと言うたら、この勤務評定地方公務員法実施義務が明確に規定されているんだと。だから誰が市長になってもやらんならんと答弁しているんや。 そしたら大西が市長になってもやらんならんということじゃないか。そう答弁しているんやで。だから違うやろうと。これは義務規定じゃないんやろ。基本規定やから、これを導入しようが各自治体の実情に合わせて自由にやったらいいと地方自治法に規定されているから、義務規定じゃないんでね。だからあなたは市長選挙に立候補するときに、私が市長になったら人事評価を実施すると公約したあるんやったら、応援していないんやから。だからあと4か月たったら市長選挙があるんやから、その市長選挙が終わってから実施してくれと、そうしないとあなたを市長にした私に責任があるからとそこまで言うとるんや。 言うとるのにやで、これは後ろの市議会議員に教えるために言うとるんや。市議会議員もそうやって思うとるんや。これは私が今言っているのは平成25年6月議会。それから5年後、平成30年9月の一般質問や。辻本議員の、30年いうて、おととしや。辻本議員はこう問うとるんや。「人事評価制度について根本的に国の法律に定められ義務づけられているわけであるから」、辻本議員やで、「任命権者である市長の与えられた人事権でもって、役目、責任を果たして粛々と進めるべきであると思うが、市長はいかがか」と質問しとるんや。それに対して田岡市長は「そのとおりだと思います」。 義務規定か。市長がそう答弁するから、職員は人事評価に矛盾を感じながらも法律があるから仕方ない、諦めとるやないか。これだけ8年もレクチャーしてきて、そういう職員に誤った指導をする。市議会議員はしょうがない、市民が選ぶんやから。あなたたちは公務員やで。地方自治の本旨、憲法。法律みんな知らんでもいい、少なくとも自治法ぐらいは正しい指導教育せなあかんのと違うんか。 教育長、だから田岡市長にはもう8年も言ってきた。あなたはこの間来たばかりやからそれまでのことは分かっていない。だからまだ教育長の真意いうのを私はまだ答弁もろうてないが、この間も言うたように、この人事評価を市長は実施している。実施している限り私は田岡市長を軽蔑しているんだよ。速水教育長も実施しているじゃないですか。あなたもやっている。田岡市長は僕に、人事評価の正当性について道理を、理論をただの一度も言うていない。私は反対の理論をずっと言っている。 速水教育長がどう理論を返すんか知らんけれども、している限り私は新宮の誇りある教育長として私は認めないんだよ。軽蔑しているというのは、あなたたちだけを軽蔑しているんやない、意味は。私は安倍内閣総理大臣も軽蔑しとるんや。いいですか。 それはね、教育長、安保法制。いいですか。何で私が人事評価を8年もやっているかということは、この人事評価を実施している、これを改めようとしない田岡市長の行政全て、この実施していることで田岡市長政治姿勢が分かる。安倍総理大臣安保法制のときの安倍総理大臣の対応、ごり押し、あれが安倍総理大臣政治姿勢なんや。全て表しているでしょう。その後、森友学園から桜を見る会からこの間の黒川検事長の問題から、恥ずかしいでしょう。我が日本国の総理大臣恥ずかしいじゃないですか。 ですから安保法制のときに反対して、一般質問で私は安倍内閣総理大臣のことを引き合いに出して、この人事評価についてした。だから安保法制安倍総理大臣の行動、そのときに中央公聴会で慶応大学の憲法学者小林先生が、安倍総理大臣を「たかが国の雇われマダムの分際で」と言うたんや。軽蔑したんや。それが問題になったけれども当たり前と僕は思ったですよ。憲法学者の9割以上が違憲やと言っている。それまで衆議院の法制局も違憲やっていう憲法解釈や。それを素人の安倍総理大臣が権力でごり押ししたわけや。これやで、権力。権力で道理の通らんことをやる、これが許せないんだ。軽蔑するんやで。 だから田岡市長は、8年も私に人事評価で追及されとるんや。この人事評価は必要やと、どうして理論を言えないんだ。権力だけでやっとるじゃないか。こんなくだらん制度を市役所の職員に押しつけとる。市役所の職員がこの人事評価歓迎しているか。この人事評価が市役所の職員の公正科学的な人事管理に寄与しているか。何のメリットがあるんな。 教育長、あなたは教師上がりやから、教員をしているから市内の校長先生人事評価をあんたがやっている。校長先生から上がってきた先生の人事評価をあんたが調整している。前の教育長は先生やなかったんやで。先生上がりの教育長が教職員の人事評価をするのは、公正に行われるかどうかは分からんとしても、理屈は通るやないか。だけど教員でもない、前の教育長は教員じゃないで。教員の経験ないやないか。それが校長先生人事評価をするんや。どういうことやいうんや。できるわけないやないか、初めから。 医療センターの事務長、あんたは医療センターの誰を人事評価しとるんや。 ◎医療センター事務長(奥靖君)  私が評価する対象となる方は、看護部長、そして医療技術者の例えば放射線技長、そして事務局の課長ということでございます。 ◆1番(大西強君)  何人な。 ◎医療センター事務長(奥靖君)  6人でございます。 ◆1番(大西強君)  6人やろう。看護部長をあんたは評価しているんや。教育長、その教育長いうの忘れてね、教育委員会のことじゃなくて、あなたも人事評価をやっとるんや。人事評価がいかにばかげたことかと僕は言うとるんや。 今、医療センターの事務長が看護部長、技長を評価しとる。看護師でもない事務長が看護部長の評価できるんか。病院の事務長が看護部長をBとつけれるか。8年やってきても後ろの市議会議員、こういうのがおるんや。情けない。できんやろう。レントゲン技師でもないのにどうしてレントゲン技師人事評価ができるんな。レントゲン技師でもないのにレントゲン技師の能力、業績をどう評価するんな。できんこと、ばかげたことを8年も言わすな。本当にもう。 事務長、あんたに責任ないんや。前の事務長ももうやめたいんやけれども、市長が言うてくるから仕方がないと、もう退職していったけど。みんな泣いとるんや、こんなばかげたことをやらされて。 今コロナ騒ぎで、これ今朝の新聞や。医療従事者に感謝。全国でも医療従事者に対して、市役所も、看護師を募集するのに医療センターに来てくれるんやったらと、今奨学金を出しとるんや。奨学金を出して看護師を募集しているんや。医療従事者に感謝と言いながら、医療センターの看護師、全部辞めていくと言うているんやで、これ。こんなうっとうしい人事評価、患者に寄り添う看護に何の効果もない。現場の看護師はこの人事評価で物すごいストレスがかかっとる。やめさせてくれとみんな言っとるんや。これ、8年言い続けとるんや。8年言い続けているのにや、病院から人事評価は必要やらいう投書ら1件もない。 答弁は要らんわ。まだ答弁せえ言いない。 私は孫が5人おるんや。尾崎総務部長は知っとる。最後の孫が尾崎部長のところの息子と同級生や。大学を出たんや。これで5人全部大学を出たんやで。全部よそ、1人も残っていないんや。それでこの間、おまえら、じいは新宮市議会議員やでと。おまえらみんなよそへ行ったら新宮の人口は減るばかりや。年寄りばかり残って若い者が増えてこん。帰ってきてくれよいうて頼んだんや。そしたら、上から2番目の孫が大阪の大きな病院で看護師しとるんや。この子は光洋中学校の剣道部や。光洋中学校に通わしたから。親の関係で子供のときから三輪崎の獅子舞の太鼓たたきをしよるから、この子は三輪崎が好きなんや。そしたら、今病院で循環器をやっとるんや。この循環器の期だけでも一人前スキルや。病院もいろいろある。産婦人科もありゃ、あるけれども、せめて循環器だけでも一人前になってから私は帰るよと言ってくれたんや。言うてくれたから、おまえところの病院、人事評価あるんかと言ったら、それは何と。何と言うから、看護師さんの仕事を師長さんが成績をつけて、よう頑張る看護師さんのボーナスを上げてくれるんや。そんなんないいうて。民間で当たり前や言うんやで、私に。やっていない。そうしたらどうなる。じいとしては、その子が帰ってきたときにちょっとでも医療センターが明るく働きやすい職場にしたいと思わんか。 もう口できれいなことばかり言って、医療従事者に感謝、これ昨日の紀南新聞。感謝しやるんやったら看護師さんが皆こらえてくれと、やめてくれ言いやること、やめたらいいんと違うんか。人事評価したからって何のあれもない。 この間も、うちへ出入りの看護師さんに医療センターの、おまえ人事評価上がったかと言ったら、私は万年Bやよと、Bでええんやてや。Bやさかいうて給料を下げられるわけやないし、あんな役にも立たん研修会ら出て何になるんないうて。Bでええんやよ言やるんや。師長さんに気を遣わんでもいいし、人事評価しやるからといって働きやる人はばからしくやるんやて、そんなこと相手にもしていない。もう横に見ているんや。 この前、教育長がおったかどうか知らん、市役所の職員から、僕も投書来たあたで。分かったと、人事評価ら気にせんでもええと。何のための人事評価な。今も言ったように。それだけでも分かるやろう。病院の事務長が看護部長の評価をするんや。看護部長が評価した看護師長の評価を調整する。できるか。初めからできんこと、それで公正や言う。看護部長だけ看護師長の評価をしやるんと違う。上で事務長が調整しやる。形式やろ。 もういつまで、これ8年になる。だから人事評価のことだけ言やんのや、政治理念を言やる。これを改めようとしない田岡市長、口ばっかり。巧言令色少なし仁。人事評価をやっているのは私ばかりやけれども、そやけど7年も8年もぶっ続けて聞いているんやから、後ろもちょっと理解すればと思う。 教育長、だからよそもやっているとか、やっていないところもあるやない。あんた今まで学校の先生やった。1956年から教職員の勤務評定が始まった。皆やりなかった。義務規定やったら何で法律できたときにやらんの。教職員組合が反対したから実施できなんだんやろ。そのうち教員の関係の法律で勤評が設定されてどこかの県で実施した。それで勤評闘争が始まった。それが中学生のとき。この前も言うたけれども私が中学生のときにどこかの県で、愛媛県かどこかの県で勤評が実施されたので、それで教職員組合が怒って勤評反対闘争が起こった。そうでしょう。 だから義務規定やったらみんな一斉にやらなあかんやないか。それから徐々に各県が実施し出して、和歌山県がいつからか知らんで。あんた先生やから分かっているやろうけれども。それで今は全国的に教員の勤務評定が行われている。行われていないところもある。そうやろう。だから義務規定やったら全国で行われなんだらあかんのや、人事評価も。隣の那智勝浦町はやっていない。どこでもやっているとか、今は知らんで、現時点は那智勝浦町は知らん。この前の副町長は僕の後輩や。警察官やった。警察のOB会で一杯飲みやったら、その副町長が、強兄やん、人事評価やってるのいうて。強兄やんらしいのういうて。当たり前やと。町長にやってくれと言ったけれども公正に評価できるわけないやないか。俺が幾ら公正にする言うたって、9人の課長が信用できん。前の町長派や何やと、そうでしょう。 だから町長が代わっても人事は年功序列と言ってるけれども田舎じゃないですか。前の町長についていた職員でも皆課長に取り立てるんや。その課長がや、前の町長派やといって今の町長を批判するんや。小さいまちや。その課長が部下を評価するときに政治色が入ってくる。そやから、俺は頼まれたけれども絶対せんで言うて、俺が助役しやる間は絶対せんで言うてせんかった。そしたら義務違反か。公正に評価できるわけないやないか。基準がない。 そうしたら教育長、あんた今やっている。やっているけれどもあんた何十年教員した。 ◎教育長(速水盛康君)  36年間です。 ◆1番(大西強君)  36年しているんやで。勤務評定受けてきたやろう。そうしたらさっき言ったように、安倍内閣総理大臣は、憲法学者の9割以上が安保法制は違憲やというのに権力でごり押しした。無理を通したんや。だから学者から評価されていない。僕も軽蔑しとる。案の定、それから森友学園から花見の会から今度の黒川。自由やろう。法律を変えてでもこっちの法律を使って何が何でも検事総長にしてくれと、こんな法律を変えてまで検事総長にするのに、国会で紛糾しているのにその検事長はどういう人物ですか。小学生か高校生並みの能力や。違うか。勉強は偉かったか知らんけれども、中学生、高校生の倫理観もないんと違うか。 どんな評価していたんや内閣総理大臣は。そういうことを言いやる。田岡市長と一緒。権力で。 だから、教育長、私は別に意見が違っても人の意見は尊重する。だから私は人事評価に反対しているけれども、市長はいいと思ってやっとるんや。市長やろう。僕は一介の市議会議員。強はそう言うけれどもこれは公務員で必要じゃないかと、何で私に意見を言えんのな。一回も書いたことない。 私は人が人を評価するとき、明確な基準と誰もが納得する基準、要するにオリンピックの金メダル、銀メダルを決めるルールと基準を決めて評価するのは、これは差別じゃない。これはコンペ。曖昧な規定で課長が嫌いな職員に悪い点をつける、差別や。 そこで教育長、あんたに聞いていたのは、先生の勤務評定、これを70年やってきた。やっているところもある。やっていないところもあるやろうけれども。これをこの先生の勤務評定が教職員の公正な科学的な人事管理に寄与しているか。教職員の勤務意欲、スキル、職能の発展に寄与していると評価している専門家、教育者、教育評論家、専門家があるんですか。あるんやろうけれども、大概やで、この教員の勤務評定は評価されていますか。 どっちが多いかどうかになったら、評価していないという人のほうが私は多いと認識している。そうじゃなくて、大西議員さんはそう言うけれども、これは教育の専門家、教育評論家からもこの教員に人事評価が有効やと、公正科学的な人事管理に寄与しているというのを、大阪はやっているんです。これに対して大阪の人事委員会の委員長が、この人事評価は決して職員の勤務意欲、職能に寄与し得ていないと勧告した。 ですから教育長は今やっているけれども、これはそういう教育の専門家と言われる人らのいい評価をもらっていますか、簡単に言うてください。 ◎教育長(速水盛康君)  いろんな御意見があると思っております。いろんな評価もありますので、一概に私が今ここで評価をされているか、されていないかという検証はちょっと差し控えたいと思います。難しい。非常に人事評価って難しい評価であると思ってございます。 ◆1番(大西強君)  もうやっているんで、評価をされていないと言えんわな。 ですから教育長、あなたの良心に訴えかけているんや。だからこの間の一般質問田岡市長に、大学の入試の新制度がなぜ白紙撤回になったのか、見送られたのかと。あなたに聞いたら正解を言うの分かっているから市長に振ったんや。そしたら受験生が膨大やから。もうおちょくっとるのか、そうでしょう。採点の公平性。択一式やったらマル・バツですから、正解、不正解が分かるが、筆記試験は評価者の価値観が入るんで評価がまばらになるんです。英語がそうでしょう。 都会で育った裕福なあるいは塾にも通っているそういう生徒は有利なんでしょう。ところが遠隔地にあって試験場まで遠い、あるいは生活が裕福じゃないんで塾にも行けない、あるいは受験機会が何度も受けられない、不公平でしょう。それで反対したら文科省出身の文部科学大臣が、身の丈に合うたので頑張れと言って、差別を助長するようなそんなのが文部科学大臣やった。それも文科省の事務次官やったんやろう。どういう能力か。そうでしょう。 それを聞いたら、私は公平性が確保できないから見送られた、白紙撤回になったんやと教育長は答弁するの分かっている。だから急遽市長に振ったらあのとおりです。とんちんかんな答弁をずっとする。そのときも、それは教育長が来てからや。 前の西側駐車場の払下げ問題で、そこで私は田岡市長に去年の12月、半年前、市民の健康と命を守る政策と市役所の駐車場の利便性とどっちが大事な政策か。私は駐車場の利便性なんか、市民の命と健康を守る政策からしたら取るに足らんことやけれども、あんたはどう思いますかと言ったら、性質の違うことだから比較できません、答弁できませんと言ったんや。 もう恥ずかしいやろう。私は比較して言うておる。わざわざ。駐車場の利便性なんか市民の健康を守る政策からしたら取るに足らんことやけれども、あんたはどう思いますかと言ったら、性質が違うんでどっちかは。答弁できんのや。性質が違うからどちらか答弁できませんと言う。性質が違うから比較できるんでしょう。 性質が一緒やったらどっちも大事やから答弁できんじゃない。 ○議長(久保智敬君)  大西議員、休憩よろしいですか。 ◆1番(大西強君)  待って、もう1分。 ですから、市民の命と健康を守ることと駐車場の利便性とどっちが大事か。市民の命と健康が大事だということぐらい子供でも分かる。平気や、そういう答弁。これ市長になってからずっとそういう答弁をするんや。 それを教育長、あんたの良心に訴えている。だからそれは市長が、それやったら駐車場を売れという追及が来ると思うから答えられん。そんなこと聞きないと言っているじゃないですか。理念を聞いているんやから。 逆に言ったら、そんな子供みたいなことを聞かんといてくれ、ばかにしたあるんかい。そりゃ市民の命を守るのが一番大事やないかと怒ってくるかと思ったんや。あのとおりや、全て。
    ○議長(久保智敬君)  質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前11時02分--------------------------------------- △再開 午前11時14分 ○議長(久保智敬君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) それでね、教育長。もう市長はこの人事評価だけでも8年やってきた。市長に何を言ってもあかんのや。赤線引いてもう何言うんかな、三輪崎で棒引く言うんやだ。赤線引いて相手にしてもあかん。諦めたある。だけど教育長に言うのは、教育長も特別職の長としてあんたも任命権者なんや。あんたもやっている。だからあんたもやっている限り、市長は僕に答弁せんのや、だから教育長もやっている限りは教育長の理念を聞かんことには。 だからこの間も言ったように、あなたは市長の子分じゃないんで、あなたを選んだのは我々。市民が選んだんや。あなたが、うちはちょっと、教育委員会人事評価を見直しますと、新制度ができるまで凍結しますとあなたが答弁しても構んわけや。 だから田岡市長が初めて市長になったとき、あんたと一緒。中学校の校長先生が教育長に指名された。せやけど議会が反対して否決されて教育長になれなんだ。市長が選びやるん違うで。ですから、こういうくだらん制度を実施していたら、私は同罪に見ますから。それであなたが、市長は政治家やからやりたいんです。あなたは教育者やから、そんな制度が人権啓発、市民に対する模範になるか考えてほしいから、だから田岡市長政治姿勢は。 そこへ通告でことわざを書いている。いつものようにことわざは、「過っては改むるにはばかることなかれ」というこの論語、これは2000年以上も前の孔子の言葉ですね。2000年の現代まで真理でしょう。私はこれを出すのは初めてやけれども、それまでは易経の「君子は豹変する。小人は面をあらたむ」、あんたをいさめる言葉やけれどこれと同じでしょう。過っては改むるにはばかることなかれということと、君子は豹変する、小人は面をあらたむ。田岡市長は過ちに気がつけば君子、立派な市長は直ちにこれを改めるが、ろくでもない市長は上辺だけ取り繕って見えを張る。それを言ってきた何回も。 そしたら何でそれを挙げたかと言ったら、この間の新聞の投書で僕と全く同じ意見が投書されたあたんでね、それを挙げた。いいですか。これは投書です。「安倍首相よ、過ったら改めて」と言うたんや。これを田岡市長よ、過ったら改めてと置き換えてくれたんや。今まで僕が言ったことそっくり書いてある。田岡市長に言うてきたこと。 論語に、過てば改むるにはばかることなかれとある。開会中の国会中継を見てつくづくこの言葉を思った。桜を見る会をめぐる安倍晋三首相ら政権幹部の説明だ。前日の夕食会の収支報告など様々な疑惑を追及されても、論点をはぐらかし証拠を示さず調べようともしない。募っているけれども募集はしないという趣旨の答弁まで飛び出した。まともな答弁は聞かれず、国民はいずれ忘れてくれると思っているのではないか。いつまでも桜をやっているのか、政策論議をという声をネットなどで散見するが、ぬかにくぎの答弁しか返ってこない。政策論議などできない。国権の最高機関での説明がこの実態では、社会のモラルは低下し子供の教育にも悪影響を及ぼすのではないか。私は老い先短いが妻や子供、かわいい孫もおり心配だ。首相らに過てばすなわち改むるよう求める。説明責任を果たすか即刻辞めるかどちらかにしてもらいたい。 市長はぬかにくぎ、馬耳東風、ずっと言ってきた。馬の耳に念仏と言ってきた。これ書いたある。ぬかにくぎ。この僕の発言が新聞に載ったこともある。田岡市長にやで。論点をはぐらかし証拠を示さず調べようともしない。これや。いつまで桜をやっているのか、政策論議をという声を聞く。いつまで人事評価をやっているんや、大西さんもうやめてよと。市役所の職員の給料らどうでもええやないか。もっと大事なことがあるやろうと。けれどもこの市長の偽善を見逃すわけにはいかん。いいですか。 これは今年の令和2年度の予算大綱、もうつらなってくるんや。こう挨拶しよるんやで。市長に就任以来、一貫して市政は市民のためにを基本理念とし、全ての職員と共に全力で市政発展に努めてまいりました。そうなんや。市長は初めて市長になる前から、市政は市民のためにと言うておる。 そして、これは今年の職員採用の新職員に訓示しとるんや。市長は、「理念として市政は市民のためにある。市民の誰もが元気で心豊かに暮らせるまちを大目標として掲げていく」。虫ず走るやろう。おかしいやろ。市政は市民のため、当たり前のことやろ。後ろに14人、議長も含めて15人。市政は市民のためにない議員は1人もおるか。もうこればっかり。市政は市民のためには当たり前やないか。誰のためにある。何を言いやるかさっぱり分からん。 のう教育長、当たり前。市政は市民のためにあるといったら、この経常収支比率が100%にもなっているときに、市長や議員のボーナスを上げてどうするんなと。市民のためになるんかといったら、人勧に基づいてって。関係ない。今言ったやろう。論点をはぐらかしている。関係ない。それが新聞に載るんや。 だから市政は市民のためにある言うさか、この人事評価制度が市民のためになっているんかって。こんな制度をつくるから、市役所の職員は市民のほうを向いて仕事をせなあかんのに、上司、市長のほうを向いてするんや。その上司は市長に部長にしてもらうんやから、部長になりたい者は市長の機嫌を取るのは当たり前やないか。それは市民のためにならんやろうと言っとるんや。それには答えんのや。聞いていることには答えんと聞いていないことばっかりや。 これ、この間の紀南新聞の社説や。本当に許せん。こう書いてある。「3期目のベテラン田岡実千年市長が、就任当初から掲げる市政は市民のためにが、今回の新型コロナ対策では実践されていない」と書いたある。「市政は市民のためにと掲げているが、今回の新型コロナ対策では実践されていない」。今回って田岡市長がやで。ほいだら、こう書かれている。「支援策として打ち出した飲食店の10万円給付が市議会で否決されたのは、リーダーシップを十分に発揮できずコミュニケーション不足だったからだ」と書いてある。今回らいうて冗談やない。田岡市長が市長になってからこの方、何回注意しているか。十何年、市議会議員らに何の相談もない。 私は市民の意見を聞くんだ言うて、我がが選んだ何とかの委員ばかり。その委員は選挙で選ばれたわけやない。予算を決定する権限は我々市議会議員が負託されているんやから、予算を伴うやつは議会に報告して相談してコミュニケーションを取るように、議会と、ずっと言いやる。のう教育長。市議会議員になって一発目やで。大浜の王子ヶ浜小学校の改修事業、市長に言うたらすぐ。提案してきて議会にクレームつけられて設計をやり直した。要するに修正された。予算案、議会とすり合わせてしたあたら1回の提案でいいわけやろ。無駄な予算を使うんや。設計やり直し。ほいで修正して、ずっとやで。 博物館はできないからやめよと言うてもやめんのや。私は市民の意見を聞く言うんや。市民の意見を聞くって予算を出してきて議会が認めなんだらできんのやから、議会へ報告せえと言ってもせん。ほいで、今、博物館できんじゃないですか。全部あんたとこなんや。その間に無駄な設計費、もう1億も余って無駄な予算をドブに捨てた。 今回はやないよ、市長になって今までずっと、市民のための政策ら何したんな。予算の無駄遣いばかり。そうやろう。 そして、コロナ。議会とすり合わせて出してきたら1回で済んだんじゃない。 だから市長の市政は市民のためにあるやけれども、今回だけ失敗したみたいなことを書いたある。それを言いやるんやで。口ばかりで、10年つぶさに見てきたけれども、田岡やな、さすがに俺が応援しただけあってええ政策取るなと感心したことなど一回もない。全然進歩していない。全くこれだけ学習能力のない人も珍しい。 ちょっとだけ言うとくけれども、時間がないから。こう書いたある。この社説に。 この間この社説は「10万円を議会は否決したが、それやったら公平性が保たれんからということでしたが、それやったら水道料金は公平か」と書いている。それはこの間言ったからもう省く。その後こう書いたある。「一般家庭で生活が苦しくなれば貯金を切り崩してしのぐのが普通だ。新宮も非常事態の今こそ貯金、財政調整基金、令和2年度末残高が24億円を市民のために使うときではないか」いうて論説しとるんや。社説や。 一般家庭ではそのとおりや。だから私は一般家庭ではいつ何どき何が起こるか分からん。お父ちゃんが会社倒産して失業するかも分からんし、誰が病気になるかも分からん。そのときのために貯金するんでしょと言うとるんや。それを言うてきたんや。平時に災害が起こったときにどう市民を救うか。財政力を保持しておかなあかんでと言うてきた。当たり前やろ。貯金使い果たせ言うんや、何を言うとるんや。 こっちに380億円も借金あるんやで。25億円ら貯金か。だからずっと言いやる。この間も言ったんやで、12月に。前の駐車場を1億円で売れ言うて。その1億円は水道へやったら10年水道料金を上げんでもええんや。違うか。もう2、3年したら水道料金を上げんならん。ほんで余計やろう、水道料金、ただにしたるんやから4月分。 だから平時にぜいたくするなと。金があれば駐車場も大きくしたらいいよ。こんな立派なものを建てたらいい。災害が起こったときに市民をどう助けるんな。だからこの貯金は置いておけと。災害が起こってさあお金がないと。どうせ代議士を頼むんやろう。政府へ助けてくれと言っても政府も金ない。分かりました、助けましょうと政府が金を出してくれるか。交渉する期間がある。右から左へ金ら出してくれるはずがない。その間どうしのぐんや。 それには、そういうふうに助けを求めていって助けが来るまでの間、それを持ちこたえる貯金を置いておかなんだら、全部使い切ってどうするんな。それを言うとるんやで。 だからこういうふうに新聞も市民の意見や、報道の自由、言論の自由はある。何を書こうといいけれども、議会の議決を批判するような記事を書いとる。ほかの議員は知らんけれども大西は黙ってられんのや。 それで教育長、私は公平性のことを言いやる。全てこれは長年議員を務めてきて、今日全国議長会から表彰されて重たいバッジをつけられて、45年間、私は公平性、市民が幸せやと感じるまちは、自由と公平性を担保してくれる行政、これが一番幸せなんや。 だからアメリカで黒人暴動が起こっているじゃないですか。香港でも暴動が起こっているじゃないですか。な、教育長。差別でしょう。黒人が差別されているから今怒っている。差別いうのは不公平性でしょう。警察は取り締まるんでも白人も黒人も同じように取り締まれと。黒人になるときついと。殺してくる。そういう差別、不公平性が暴動を起こす。 翻ったら、差別される不公平な扱いを受けるまちは住みにくいまちなんや。我々政治家は市民の自由と公平性を確保することが最も大事な政治信条なんで、45年、だから教育長、40年前に私は県議会議員に立候補したんや。そのときの市長に差別を受けた。2週間後の市長選挙へ私の嫁さんが市長批判して市長選挙へ出た。私は不公平が許せないんだ。 この間、新聞で大きく……。教育長、ですからね、時間ないから言うけれども、40年前に市長に差別待遇を受けて、嫁さんが市長にかかっていったんや。僕はそれぐらい首尾一貫している。不公平とか許さんのや、権力者の。いいですか。半端やないんでね。口だけと違う、田岡みたいに。これ、大きいに。 公平な税負担に一層尽力。和歌山は地方税回収機構の活動、公平な税負担にする。これは私がつくったんや。平成18年から実施したけれどもすぐにできたやろ。私がやれと言うてすぐできる。上野市長のとき私が議長やった。平成17年10月まで私は議長。私が命令してこの回収機構をつくったんや。つくらせた。いいですか。 そのときや、なぜか、住宅貸付資金から税金を、教育長聞いといてよ、これをつくった計画はあんたとこやから、いいですか。税のこの滞納、物すごい金。私だけなんや、私、監査やっておったから。監査委員に行くいうと皆これ。不公平やろう。真面目に税金払いやる人、不公平やないか。差押えしてでも回収せえと言ったら当局はどう答弁したか。回収するのに差押えして裁判したら回収する金額より費用のほうがようけかかるからできんのやと言うたんや。 僕は、かかっても構わん、そうせなんだら逃げ得、ごね得、真面目に税金を払っている者がばかを見るやないかと言うたんやで。そのやり取りしやった。そしたら、やらしたのが、給食を始めたんや、前の岸市長が。そうしたら給食費を払わん親がおる。僕が委員会へ行ったら学校の先生が未納者のところへ集金に行きやった。ほいたら親が逆ギレして怒り飛ばされて、それで僕が委員会へ行ったら、その金を払わん子供の給食を止めると言うたんや。僕は怒ったんや。親が子供の給食費払わんってその子供は不幸や。そんな親を持ったその子供は不幸やないかと。その上その子供の給食を止めるってどういうことやと。 だから借金取りに公務員を使うこと自体がおかしい。借金取りぐらいつらい仕事はないんや。ないから、だからこの問題は全県下の問題や。せやんで、うちだけで弁護士を雇ってやったら、そら経費は要る。要るから、もう事務的に県下に働きかけて、みんなでつくって、弁護士を雇って事務的に、何回催促しても説明しても支払い能力あるのにする人は、給料も家も差押えよと私がしたんや。それから準備に取りかかって平成18年度からこれ実施したんや。 見てみなさい。経費要るどころか物すごいこれで税の回収率が高くなったやろう。僕は公平ということを今。ですから、たかが人事評価じゃないんです。不公平になる査定が危惧されるのに黙って見ていられない。そこでうちはまだ私のところへ、パワハラで課長に人事評価を下げられたとそういう投書はないですよ。ないけれども全国で起こっているじゃないですか今。現実に民間も。だから今度、保護法、情報の、内部告発の保護法も改正になったじゃないですか。強化されたでしょう。 ですからそういうパワハラを人事評価へ反映した出来事はいっぱいある。ですからこういう何のメリットもないことに時間を割く必要もないじゃないですか。だから、大西議員さんはそう言うけれども、これをしたおかげて市役所の職員はこんなに伸びました、実績を残せました、のう教育長、先生の勤務評定をするから先生の質が上がったあるんや、今日言おうと思ったけれども、そうでしょう、セクハラで処分された教職員がどんどん増えているじゃないですか。男も女も何百人や。だから人事評価をしやるさかって、どんどん先生の質が悪くなっとるやないか。 そういうこともまだ先があるんで、時間すみません、そういうことで一般質問を終わります。 ○議長(久保智敬君)  昼食のため午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時48分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △大坂一彦君 ○副議長(東原伸也君)  2番、大坂議員。 ◆2番(大坂一彦君) (質問席) よろしくお願いします。 午前中登壇されました大西先輩は、45年の歴を持たれておられるそうであります。私はと申しますと、思えば昨年の6月、初めてこの定例会に参加させていただき、早いもので1年の月日が流れました。議員としてもまだまだ未熟で、いまだに毎日緊張の連続でありますが、市民の皆さんと同じ目線を大事にしながら、皆さんの考えや思いを代弁させてもらうため、通告書に従って4度目の一般質問とさせていただきます。 国の緊急事態宣言が解除されたとはいえ、新型コロナウイルスがこの世から消えてなくなったわけではなく、逆に共存していかなければならない、新しいより難しい局面を迎えたと思っております。 そこで、今回はこの難しい局面のコロナ禍において、今後の新宮としての取組方や3月議会にて質問、提案させていただいた事項の確認、また市民の皆さんからお預かりした御意見を代弁させていただくため、今回は内容を五つの項目に分けて質問させていただくことにいたしました。どうぞよろしくお願いいたします。 まずは、大打撃を受けている経済についてであります。 6月9日の新聞報道でありますが、世界銀行が今年の世界全体の経済成長率を5.2%減と見込んだとありました。これは、戦後では最悪レベル、1870年以降では世界恐慌、第二次大戦、第一次大戦の時期に次ぐ4番目の景気後退になる見込みだそうであります。さらに、今後感染拡大が長引くとなると、成長率は8%減とさらに落ち込むと書いておりました。 世界大戦に次ぐレベル、現在はそのとんでもない事態のど真ん中に我々はおります。我が新宮は、その7割余りが自営業者とお聞きしております。当然、そのほとんどの業種の方々が、今回のこの新型コロナ騒動の中、今まで経験したことのない未曾有の事態に落ち込んでおります。市内本当に冷え切っています。本当に苦しんでおられます。 こんな状況下で、今年度に税収アップなど予想ができるはずもないと思います。逆に、相当な目減り、大幅な税収ダウンが想定されるのではないでしょうか。そのあたり、担当課としてどのようにお考えでしょうか。 ◎税務課長(南守君)  今、議員おっしゃられたとおり、コロナウイルス感染症関連の影響を受け、課税税額が減少すると考えられるものとしましては、法人市民税や入湯税です。一方、個人市民税や固定資産税につきましては、令和2年度の課税額としては影響が少ないものと考えています。 ただ、いずれにしましてもコロナウイルス感染症関連の影響を受け、令和2年度の税全体の徴収率は低下することが予想され、それに伴って税の徴収税額も下がってくるのではと思われます。 ◆2番(大坂一彦君)  市長にも、同じことをお尋ねいたします。 市長の見込みやお考えをお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  今、税務課長から答弁があったように、今回のコロナウイルス感染症の影響で、徴収の税額は間違いなく下がるというふうに思っております。 ◆2番(大坂一彦君)  大変厳しい中、そのように考えるのが普通と思っております。そんな折、今できること、しなければならないことは、やはり無駄を省くということなのではないでしょうか。 さきの3月議会の一般質問の折、私は事務用品、文房具その他の用度品、消耗品類、は年間でどのくらい使用しどのくらい購入しているか、またその数字等は把握しておられますかとお尋ねしたところ、財政課の御答弁として、量的に把握するのは難しいですが、購入額につきましては消耗品費として年間1億円程度支出してございますとお答えになられ、またその文房具や用度品がなくなったときの発注の仕方はどうしておられますかに対しては、各課で必要となった物品の発注方法でありますが、庁内で使用頻度の高い物品につきましては年度当初に競争見積りによる単価契約を行っておりまして、その一覧表にある物品につきましては、単価契約済みの業者様に各課から発注するという方法で実施してございますとお答えいただきました。 あの折には、消耗品費として1億円、我々にしてはとてつもない大きな額ですと申し上げるにとどまってしまいましたが、今回はそこをもう少し詳しく教えていただきたい。消耗品費に1億円、その内容、例えばですが購入している品目であったり、それらの購入方法を一部お聞きいたしましたが、もう少し具体的にお聞かせください。 ◎財政課長(小林広樹君)  議員がおっしゃいましたとおり、3月議会の一般質問におきまして消耗品費として年間1億円程度支出しているという答弁をさせていただきました。その内容についてでありますけれども、消耗品といいましても庁舎内や各学校、そして消防等で使用するものなどいろいろな種類のものがございますけれども、コピー用紙であったりあとファイル、文具類等のいわゆる事務用品をはじめとする使用頻度の高い物品につきましては、年度当初の競争見積りによる単価契約により調達するということになってございます。 また、消耗品費の中には、クリーンセンターにおいてごみの焼却に必要な薬剤であったり、あと市民の皆さんに配布するごみ袋なども含めまして、ごみ袋などの金額の大きなものにつきましては入札を実施しているものもございます。いずれにつきましても、各物品におきまして適切かつできる限り安価となるような方法を選択しまして、必要な物品を調達しているというところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 今、お分かりかどうか分かりませんけれども、クリーンセンターにおいての必要な薬剤、市民の皆さんに配布するごみ袋等も含まれるというふうにお答えいただき、今、手元にその数字があるかどうか分かりませんが、例えばですが市民へのごみ袋代というのは1億円のうちのいかほどになっているんでしょうか。 ◎財政課長(小林広樹君)  大まかな数字でございますけれども、当該クリーンセンターの薬剤につきましては約1,000万円程度、そして市民の皆さんにお配りするごみ袋につきましても約1,000万円程度となっているということでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  薬剤について1,000万円、ごみ袋も1,000万円というふうにお伺いいたしました。ちなみにですけれども、購入先は基本的に市内の関係業者で購入されておられますか。 ◎財政課長(小林広樹君)  いずれの方法におきましても、原則市内の業者から調達しているということでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  今、お伺いしましたクリーンセンターの薬剤、ごみ袋等を含んで1億円、今の二つを引いても8,000万円という数字になろうかと思います。全庁内、全部の組織のというふうなことで分からなくもないんですけれども、1億円、8,000万円、大変な額だと思っております。 今お伺いすると、要するに購入価格に関しては入札で一番安く契約済みであるとのことでしたよね。ただ、今回申し上げたいのは、入札で安く買っているからこのシステムでいいんだということではなくて、無駄を省くにはここをこうすればとか、あれをああすればなどなど、どのようにしていったらよいかを、こんな非常時だからこそ職員の皆さんでいま一度御検討を重ねていただきたいと思うんです。 私は、決して職員の皆さんが適当に煩雑にそれらを扱っておられると申しているわけでは決してありません。皆さん、十分に気をつけて日常業務をされておられると思っております。ただ、このようなコロナ禍で世情不安定な非常時だからこそ、自分たちが使う備品類等にもさらにコスト意識を持ってもらい、細かいものでも細かいことでも無駄にしないという気持ちを今よりもさらに強く持っていただければありがたいという思いなんです。 前回も、私、30年やってきた小さい商売の例を取らせていただきました。それを申し上げることはいたしませんけれども、要するに小さい無駄を省いて利益を増やそうと頑張って皆さんはおられます。大きな無駄を省くのはもちろんですが、このような小さな経費の削減の積み重ねこそが、今一番この非常時には大事なことなんだと思いますが、そのあたり、いま一度担当課、お伺いいたします。いかがでしょうか。 ◎財政課長(小林広樹君)  確かに、議員おっしゃいましたように、小さいことから節約とかそういうのは考えていく必要があるかと思っています。財政課としましても、各年度で当初予算を組む際には、経常経費も根拠を持った削減率を設定しまして各課に通知させていただきまして、予算を組んでいるところでございます。 今後につきましても、行革という面で、その辺につきましては努めていきたいとは思ってございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 行政改革とは、税収を上げて無駄を省くことというふうに教えていただいたわけであります。前回、私、こちらへちょうど1年前になりましょうか、そのように教えていただきました。今、なかなか税収が上がりにくい現状であるとするならば、無駄を省くということは大事な大事なことになろうかと思います。ぜひのさらなる御検討をお願いしたいと思います。 それと、これは税収アップにつなげるため毎回申し上げていることなんですが、ふるさと納税についてであります。 前回、新宮として市長も積極的にこれを進めていきたいとの御答弁の下、私は前回、前々回での一般質問でふるさと納税に集中できる、それに特化した部署の設置を御提案申し上げましたが、この件についてその後いかがでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  ふるさと納税に特化した部署につきましては、3月議会一般質問での市長答弁にもありましたように、現状の職員体制では大変厳しい状況にあります。そのため、庁内各課からの推薦によりメンバーを募り、6月初旬にプロジェクトチームを発足しております。今後、ふるさと納税の増額につながる取組について議論し、有効な取組の実現に向けて進めてまいります。 ◆2番(大坂一彦君)  少しだけとは申せ、前進した様子ありがとうございます。このような非常時だからこそ、今までより知恵も体も使って、頑張って一丸となって税収アップにつなげる努力をすることが必要ではないかと思います。 適切な言葉ではないかもしれませんが、ふるさと納税はこちらから攻めることができる税制だと私は思っております。今、課長がおっしゃってくれたように、ぜひ増額につながる取組を議論し、有効な取組の実現に向けて歩を進めていただきたいと思います。 ふるさと納税について、きっと参考になるのではないかと思いまして、私の友人の話の一節を御紹介したいと思います。 横浜に住む彼は、新宮からふるさと納税の特例申告書が届いたので見てみると、昨年指摘した切手を貼った返信用封筒が同送されていて改善されていた、彼はそのことを大変喜んでおり、担当者へお礼の言葉も申しておりました。 ただ、ついてくる申請書はこれまでどおり。寄附金10億円を集める室戸では、最初から住所氏名が印刷されていて、個人番号の記入と捺印だけでオーケーとなっているそうであります。新宮も、もう少し頑張ってくれたら敷居がさらに下がるように思うんやけれども、とのことでありました。 さらに、これは彼の希望であり、一つの案やけれどもということでありますが、返礼品に、出身者だけれどももう新宮に家がない人などの帰省に役立つ宿泊券、その際のレンタカー券、ガソリン券などはできんもんやろうか、またお墓の草取り券とかも俺はめっちゃありがたいと思うんやけれどもとのお話でした。 御意見を参考に御検討いただければと思いますがいかがでしょうか。 ◎企画調整課長(下基君)  ワンストップ特例制度申請書につきましては、システム等を導入して住所氏名等を印刷して郵送されていると思われます。現時点でのシステム導入は難しいと考えておりますが、システム以外の方法を含め今後検討課題とさせていただきたいと思います。 また、宿泊、墓地清掃、レンタカー等のクーポン券につきましては、これまでも課内で協議をする中で返礼品の候補として挙がっており、今後返礼品登録に向けて検討していきたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 システムの導入は現時点では難しい、システム以外の方法を含め、システム以外の方法というのがちょっと分かりかねますけれども、システムがないとできないということではなかろうと思います。いろいろ手を煩わせることもあろうかと思いますが、システム以外の方法を含め今後の検討課題とさせていただきます。ぜひこれ実現に向けてよろしくお願いしたいと思います。併せて、レンタカーの件につきましても、重ねて御検討いただければありがたいと思います。 このふるさと納税とかに関して、一般質問のたびに申していて誠に恐縮なんですが、既存のどこの課にしてもいろいろ兼務するには限界があると思われます。どうしても無理が来ます。特に、この非常時をふるさと納税で頑張るんだ、税収アップにつなげるんだとお考えでしたら、やはりそれ専門の部署で先ほどのようないただいた意見をまとめたり、そのことに関して積極的に意見交換ができる体制を速やかに充実させていただくことが必要であると考えております。今回も、さらに強く御要望申し上げます。どうぞよろしく御検討のほどお願いいたします。 また、さらに、このコロナ騒動はまだまだ終わりが見えません。いつ終わるかが分からない、市民にはそれが大変なおもしとなっています。財政力に余裕のある自治体ならいざ知らず、今後、第2波、第3波が襲ってきたときのことを考えたとき、新宮として市民にどのような支援をお考えでしょうか。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  市内消費の喚起、経済の循環が非常に重要ということを考えてございます。時期等につきましては未定でございますが、プレミアム付商品券の発行も考えていきたいというふうに思っております。 また、国・県の支援ですとか補助メニューに注視しまして、国・県の支援が行き届かない部分への単独の施策も、商工観光課としても検討していきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  先ほども申しました、我々でいうと市内にウイルスが蔓延しないように、さらにはその上で経済を回していかなければならない、当初よりもとてつもない難しいときであると思います。今回のような、国の支援や県の支援に漏れる独自の売上げ30%減の全業種に、直接的な金銭支援を考えねばならないときもあるかもしれませんが、いわゆる市町村レベルのことで考えると、それが長期にわたるとやはり財政的に無理が来るように思います。残念ながら、それが現状であると思います。そうなると、大切なのは側面からの支援と申しましょうか、官民一体となっての支援等も重要な事業になりませんでしょうか。 先般、新聞で拝見しました、商工会議所青年部の皆さんが御発案のはがきにチケットを印刷して市民に郵送するや、今、課長が言ってくださったプレミアム付商品券の発行などなど、詳細については分かりかねておりますけれども、ウイルス蔓延に注意を払い、少しでも市民の皆さんの消費喚起につながる事業と深く連携して、そういう機運を高めていくことも大切ではなかろうかと思いますが、市長はそのあたりどのようにお考えでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  今、議員おっしゃったとおり、先週、新宮商工会議所の青年部が1,000円のクーポン券を市内全世帯に配布して、8月中に消費を促す事業の御提案をいただいたところでありまして、官民連携の事業として進めていきたいというふうに思っておりますし、またプレミアム付商品券の発行につきましても、時期はプレミアム率を今後検討して、この市民の皆さんの消費喚起、また何よりこの地元経済の活性化につなげていきたいというふうに考えてございます。 ◆2番(大坂一彦君)  何回も申します。その蔓延をしないように気をつけながら、市民も実はこわごわと動いておられます。我々が市内を回るにしても、そういうことでありますけれども、蔓延しないように気をつけながら市民の消費喚起を促す、経済の活性化の一助となる、大変難しいことであるとは思いますけれども、詳細を把握いただいた上で官民一体の事業となるようなことならば、ぜひ御協力をいただきたいと思っております。 この今回のコロナ騒動の中、先般のとしての経済施策が発表されるまで、正直市民の皆さんから、おまえら市民のマスクの1枚もよう出したらんのかなど、大変厳しいお声も多くいただきました。その反面ですが、先般の国からの10万円の特別定額給付金の際には、大変早く手元に届いた、あれはほんまに助かったとのお喜びの声も多数聞かせていただきました。大変コロナ禍で業務煩多な折だったと思いますけれども、市長をはじめ担当課、それに携わられた職員の皆様には本当に感謝申し上げます。ありがとうございます。 今後も、ぜひ市長の強いリーダーシップを御発揮いただきまして、よりよい方向にお導きいただきますようお願いをしまして、この項を閉じさせていただきます。 続いて、②であります。コロナ禍における防災(安全)についてであります。 先般の6月号の広報紙に、大変丁寧かつ分かりやすく避難についての御案内、ハザードマップ等々を頂きました。それを御覧になった、私、西道に住んでおりますが、西道にお独りでお住まいの高齢の御婦人が、「大坂さん、あれ見て思ったんやけどよ、私らの近くって福祉センターか橋本の隣保館ということになるんか。私ら足悪いし、そんなとこまでよう行かんわ」との正直なお気持ちを吐露されました。 それを聞いて、実は先日防災対策課を訪ね、そのままの御意見をそのままお伝えしたところ、避難に関してはなるべく早くお願いするようにして、雨風ひどくなる前に避難完了いただけるよう気をつけますので、ぜひの御理解をとのことでありました。また、その際に、昨年並みの避難状況ならば、このコロナ禍においても十分密にならずに過ごしていただけます、避難所ですね、ともお聞かせいただきました。 ただ、思うに、確かに単独の台風ということであるならば、接近による天気予報で知ることができたとしても、今いつ来てもおかしくないと言われる南海トラフ大地震などは、待ったなしであります。速攻の避難が必要となります。現に、ここ数週間、全国各地で震度3、4の地震が頻発している現状もあります。極端な最悪のことを例えて言えば、このコロナ禍で避難所の密を避けなければならない中、台風と地震が一度に起こらないなどとは言い切れません。残念ながら、被災状況はその都度違うもの。特に、御高齢の方は避難所を自宅に近い場所に求めるのは至極当然なことのように思います。 そう考えると、西道、神倉、磐盾地区にお住まいの人々の御希望として、神倉小学校、県立新宮高校を避難所にというお願いをとしてお考えいただくのは難しいでしょうか、お尋ねいたします。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  台風など風水害の際につきましては、今月の広報でもお知らせいたしておりますとおり、22か所の避難所を優先して開設することにいたしております。できるだけ、浸水等の実績がないところといった観点から、避難所の設定をしているところでございまして、どうしても避難所まで遠くなってしまう地域があり、御不便をおかけしているところではございますが、御理解をいただきたいと思います。 御紹介の西道、神倉、磐盾地区につきましては、先ほど申しました22か所の避難所のうち、最寄りの避難所は福祉センターあるいは橋本隣保館ということになろうかと思います。なお、台風など事前に降雨などが見込める場合につきましては、雨風が強くなって避難が困難な状態になる前に避難をしていただきたいという考えの下、雨や風が強くなる前、しかもできるだけ暗くなる前に避難準備・高齢者等避難開始を発令いたしまして、早く安全に避難場所まで避難をしていただけるよう努めているところでございますので、余裕を持って避難所にお越しいただければと思います。 一方、地震によりまして避難が必要ということになりました際には、神倉小学校の校舎また新宮高校の校舎共に指定緊急避難場所となっておりまして、津波などから一時的な避難をしていただけるようになっております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 神倉小学校、新宮高校の件に関しましては、以前教えていただきまして存じ上げております。存じ上げておりますが、先ほどのあの方のお話がどうしてもあったので、どうしても今日お伝えしたいと思いました。 今お伺いしても、避難所を決めるに当たり、市民の安全を第一に考えてくださっているのはよく分かります。さらに、今までの経験値や様々なお考えの下、今回の発表、今回の6月の広報だったと思いますが、先ほどのような市民の御要望もあります。西道、神倉、磐盾に限らずとは思います。 新しくといいますか、避難所を増設したりするのは職員の配置や手配等難しい点も多々あるんだとは思いますが、改めて避難所の増設を含めどうぞさらなる御検討をお願いいたしたいと思いますが。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  台風などの風水害の際には、先ほど申しました22か所の避難所を優先して開設させていただきますが、それでは収容し切れない避難者の数になるような場合には、開設する避難所を追加しまして対応させていただきます。 一方、地震の場合につきましては、まずはお近くの津波一時避難場所に避難していただくことになります。その後、中核避難所を中心に地震による施設の損壊状況などを確認した上で、避難者数などに見合った避難所を必要に応じて開設させていただくなど、状況に応じた対応を行ってまいりますので御理解をいただきたいと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  重ねての質問になってしまいましたが、御答弁ありがとうございます。 先日の地元夕刊にも取り上げておられました。コロナ禍にある現況を踏まえ、密を避けるために旅館等宿泊避難支援というお話、これを少し詳しく教えてください。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  今回提案させていただいております旅館等宿泊避難支援事業につきましては、新型コロナウイルス感染症対策の観点から、新宮が避難準備・高齢者等避難開始以上の発令をしているときに、市内の旅館またはホテルが避難のために宿泊をした市民の宿泊料金を割引した場合に、1人1泊につき2,000円を上限に割引した金額をが旅館等に対して助成するという事業でございます。 簡潔に申し上げますと、旅館等が料金を割引して、その後に申請すれば助成をするというものでございます。この事業は、市民が避難をする際の避難先の選択肢を増やすことによりまして、避難所の密度や感染症のリスクが軽減され、避難すべき市民が避難所へ避難をしやすくなる、安心して避難ができるといったことにつながる、ひいては市民の避難行動を促すことにつながるといったことを目的とした事業でございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 私の知り合いにも、大変御高齢の御両親、確か90代だったと思うんですが、御両親を避難指示が出るたびに自分で車に乗せて、毎回ホテルに連れて行かれている方がおられます。御自身の分も含めると3人分、それが2泊ともなると相当な出費になるようにお聞きもしております。 でも、命には代えられないからとおっしゃっておられます。毎回頑張っておられる旨の、そのお話も聞かせていただいております。そんな方であったり、または願わくばそうしたいとお考えの方には大変喜ばしいありがたい支援制度だと思います。ぜひ、実現に向けてよろしくお願いいたします。 次の項に移ります。 続いて、項目3、コロナ禍における医療体制についてであります。 今のところ、幸いにも我が町近辺に罹患者が出たとの報告は出ておりません。ただ、冒頭申したように、ウイルスがなくなったわけではない中、国が非常事態宣言を解除して経済の立て直しを図り、そうすることにより仕事とはいえ抑えていた他府県への往来、個々に自粛してきた様々な行いが少しずつなされ、十分気をつけているとはいえいつ何どきウイルスが入ってくるかは誰にも分かりません。今は、まだないから比較的落ち着いているかもしれませんが、それが不幸にして当地に感染者ありなどの報が一たびなされると、パニックになるのではと考えます。 先日の議員説明会の折、東原副議長がお近くの方の例を挙げ、まさかコロナではなかろうが、電話で軽々に相談するのも気を遣ってしにくいし、救急車の依頼となるとさらに気を遣って頼みにくいとの話を代弁されておられました。 また、榎本議員は、もしかしたらコロナかも、発症したらどうしたらいいなどの情報を一番欲しているのは市民の皆さんで、パニックにならぬよう「としてはこのように想定し、こう対応しますので安心して落ち着いて行動してください」のような道筋を、市長自ら力強く示していただいて少しでも安心いただくのが大事との御発言をされておられました。全くもって同感であります。そのあたり、市長の見解をお聞きいたします。 ◎市長(田岡実千年君)  少しでも、そういった症状に不安がある場合、前回も申し上げましたが、まずは新宮保健所に相談していただくことによって、的確な指示がいただけるということであります。コロナの対応に関しましては、この地域、新宮保健所が中心となって、医療センターやあと開業医それとか他の公立病院、また私どもの保健センターが一丸となって、しっかり連携を取りながら対応しているところでございます。 6月の広報にも、この特集でこういったことも含めてコロナのことを詳しく載せさせていただいておりますので、ぜひそれもまた市民の皆さんにしっかり読んでいただいて、慌てることなく対応していただきたいというふうに考えてございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 先般、市民に安心いただく一つの方法として、コロナ外来の設置を御提案してみました。お休みしておられる病院が市内に幾つかあります。そのような場所をお借りして、「もしかして私コロナ、熱あるし、私どうしたらいいんやろう」などの不安を受け止めフォローできる場所を、発症者が出てからではなく、状況が落ち着いている今だからこそ準備しておくことが大切ではないかと思います。 そのためには、当然、大変お忙しい中ではありますけれども、医師会や看護師会の深い御理解と御協力をいただけなければなりませんが、そのときのシミュレーションをして準備をしておくことが、パニックにならない今しなければならないことではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  採取が必要になった方に対しての検体採取は、以前から当院で行っております。ですので、シミュレーションといいますか、既に当院では外来で実践が始まっている状況です。これまでの説明の繰り返しになりますが、患者御本人がコロナを疑った場合には、まずは新宮保健所に電話していただいて電話にて問診を受けていただき、そこで検体採取の有無を判断していただきます。 当院で検体採取ということになれば、新宮保健所から当院に連絡がありますので、当院でも検体採取の受入れ体制を準備いたします。また、新宮保健所から本人に、当院への来院時間と場所の指示がございますので、それに従って当院にお越しいただくことになります。そして、当院スタッフが検体を採取いたします。検体採取の後は、新宮保健所が和歌山にある検査機関に検体を運びまして、検査機関で検査いたします。検査に要する時間は約6時間と聞いております。ですので、翌日になれば検査結果が判明いたします。それまでの間は、自宅待機もしくは感染症病床に入院していただき、検査結果を待っていただくことになります。 なお、当院で検体採取を行う場合には、専用の診察室もしくは車に乗ったままのドライブスルー方式で行いますので、一般の患者と接触することはございません。また、当院スタッフの防護衣等の脱着についても、当院の感染管理者を中心に研修を行っておりますので、院内にウイルスを持ち込むリスクについても減少させております。 ◆2番(大坂一彦君)  御丁寧な御答弁ありがとうございます。 何が心配といって、先ほど申した、私もしかしてコロナの不安を抱えたまま、ふだんいわゆるお付き合いのあるかかりつけ医へ不意に行かれるのも困ります。疑わしいときは、今教えていただきました、ずっと聞かせていただいております、まずは保健所へ電話というのも、正直皆さん大分浸透しているんだと思います。その上、万が一コロナと診断されたときには直ちに医療センターへも、十分御理解いただいていると思います。そして、その上で十分な御対応いただけるのも理解もしております。 ただ、その間の状況で、私はどうしたらいいのかというところに市民は不安を抱えておられます。その受皿となる医療センター以外、医療に関して知識があるわけではないですけれども、医療センターと違う場所に設けるというのが、病院内でのクラスター発生とかも十分に気をつけられるのは分かるんですけれども、医療センター以外のコロナ外来の設置、何度も申し上げるのはそういうことも含めてのことになります。 罹患者のいない今だからこそお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(岡本真治君)  先ほど市長も答弁されていましたとおり、やはり新型コロナウイルス感染症への対応は新宮保健所が中心になって行っております。ですので、独自でというよりもやっぱり当地域の医療機関が一丸となってコロナウイルス対策を行っていくことが重要であると考えます。 まずは、御自身で密を避ける行動を心がけて、その上でマスク着用や手指消毒を行っていただき、感染のリスクは避けていただきたいと思いますが、人の往来が盛んになりどこで感染しているか分からない状況ですので、発熱等でコロナをお疑いの方については、繰り返しになりますがまず新宮保健所に電話していただきたいと思います。 電話をかけていただいた後の行動については、新宮保健所の指示に従って行動していただきます。コロナウイルス感染症の可能性があるのであれば、先ほど申し上げましたとおり、当院でPCRの検査用の検体採取を行うことになってございます。 ◆2番(大坂一彦君)  パニックに陥らないための準備、あんなの用意していたけれども要らんかったねと、後日笑えるようになればええと思うんですけれども、今お聞かせいただいた想定の保健所、医療センターへの受診等々、今、詳しくもさらにお伝えいただいたので、お聞き及びになられたと思います。気をつけたいと思います。 続きます。 ④コロナ禍における教育についてであります。 これは、またある保護者の代弁になるのですが、来年3月修了、進級、進学するに当たり、年間授業時間の確保が難しいんやないやろうかと御心配されておられました。今後の来春までの全体の予定、見通し等をお教えいただけますか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  新宮市立小中学校におきましては、5月の臨時休業中、分散登校日を段階的に増やしてまいりまして、この6月8日から通常どおりの登校による教育を再開させていただいたところです。長期休業期間により、学習進度というものは少し遅れておりますけれども、これまでの登校日における授業時間の確保に加えまして、夏季休業を短縮することによって年間計画上必要な授業時間を確保することとしております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 夏季休業の短縮、これはどのぐらいをイメージというかお考えなんでしょうか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君)  現在、8月1日から16日までを夏季休業とさせていただいて…… ◆2番(大坂一彦君)  夏休み。 ◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君)  はい。 8月17日から2学期の開始ということで、今準備を進めておるところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  なるほど。 8月1日から16日までを夏休みとして、17日から2学期開始と。それで、冬休み等々を触らずに授業時間は確保できるということですか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君)  現在のところ、先ほどお答えいたしましたように8月1日から16日までを夏休みと。ただし、中学校3年生につきましては8月1日、2日が土日だと思いますので、その次の8月3日から月火水木金の1週間につきましては臨時登校日といたしまして、午前中の授業をしていきたいと考えております。 ただ、今、議員御質問にありました冬休みの部分につきましては、今のところはまだ決定しておりません。 ◆2番(大坂一彦君)  なるほど。 中学校3年生だけ、8月3日から1週間を午前中の授業にするということですね、中学校3年生だけ。 ◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君)  現在、その予定で準備を進めておるところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  分かりました。ありがとうございます。 次に、保護者がおっしゃったのは、時間は確保できたとして、いろんな想定をされておられました。今、具体的にお聞かせいただきましたけれども、その保護者もいろんな想定をされておられましたけれども、個々にある学力差を心配しておられました。休学中、課題をおのおの頑張った話とかも聞かせていただきました。 ただ、教室で先生を前に受ける授業と、自宅でやる、独りでやる課題とではどうしても違うように思いますし、心配もされておられます。やむなき状況だったとはいえ、大人である私たちでさえ自宅では緩んでしまうのは容易に想像できますし、それがまた幼い子供たちならなおさらであると思います。 今年は、特にコロナのせいで時間に制限があるため、どうしても詰め込みがちになるとは思うのですが、児童生徒、学生、個々人に配慮した教え方をぜひというのが親心だと思います。そのあたりのお考えはいかがでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  臨時休業中の家庭学習におきましては、子供たち本当に一生懸命頑張っていただきました。ただ、その内容について学校でも取り扱わないというわけではございませんので、そこもさらにもう一度やりながら進めていくというようなことになります。 当然、その学校の教育というものは教科書が終わればよいというものではございませんので、それぞれの授業の中で個人個人の状況を見ながら、新宮でも各校に学習支援員というものを配置しておりますので、そちらを活用しつつ丁寧な学習指導というのを進めてまいりたいと考えております。また、放課後の補充学習であったりとか、授業時間外のドリル学習なども計画的に実施して、学んだことが子供たちにしっかり身につくように取組を進めたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。ぜひぜひ、よろしくお願いしたいと思います。 コロナがために、先生方の御心痛、御苦労もお聞きしておりますし、さらにお願いとなり誠に申し訳ないんですが、未来を担う大切な子供たちのため、ぜひの御配慮をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 また、これは今の話に少し相反することを申すのですが、児童生徒には大切な教科外学習というのもあると私は思います。高校野球の大会を例に、最近よく報道もされておられます部活動であったり児童会、生徒会行事、今後これらはどのようなことになりますでしょうか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  運動部活動につきましては、今回のコロナウイルス感染症の影響を受けまして、中学校体育連盟の大会というものが全国、それから県等中止になりました。ただ、現在は当地方の中体連のほうで、各クラブで一斉に交流試合を実施するとかというところで、生徒の部活動に対するモチベーションを高めるための取組について協議しているというふうに聞いております。 また、学校というところは教室で教科について学ぶばかりではございません。集団における日常生活や、学校行事等の様々な場面の中で学びを大事にしていく必要がございます。感染症対策という部分をしっかりと講じながらですが、子供たちの健やかな学びを保障することを目指しまして、教育活動を行っていきたいと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 勝手なことを申すんですけれども、先ほど聞かせていただいたように夏休み等を短縮して、今言っていただいた行事というか予定というかというのは、成り立つというか大丈夫なんですね、予定的に。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  それぞれの行事を重点化しつつ対応していきたいというふうに考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  よろしくお願いします。 ただでさえ削られてしまっている授業数も確保し、今申し上げたようなこれらの行事もなるべくお願いしますと、大変難しいかじ取りではあろうかと思いますが、これは憎っくきコロナのせいでありまして、今年の子供たちには何の責任もありません。その辺、どうぞよろしくお願いしたいと思います。ケアのほうよろしくお願いいたします。 さらに、引き続きGIGAスクール構想でタブレットを子供たちにとのこと、簡単にこれを御説明いただけませんか。 ◎教育政策課企画員(富田英之君)  現代の社会においては、コンピューターであったりとかスマートフォンなどの情報端末を使って必要な情報を調べる、生活や仕事に活用していくということは一般的なものとなっております。今の小中学生が社会に出る頃、それらを使いこなしたりとか活用するということの重要性が、ますます高まっているというふうに考えられます。 ただ、教育の場におきましてはこれらのICT環境の整備状況、これに差が出てきておるところです。その差をなくして子供たちがその発達段階に応じて情報端末を使い、個人個人に応じた学びを受けられるようにすることが、今回のGIGAスクール構想における1人1台端末の整備というところになります。 また、今回のコロナウイルス感染症対策の臨時休業が全国的に非常に長引きました。そのため、第2波等に備えて家庭におけるオンラインの学習環境を、冒頭の構想を大事にしつつ、基盤としつつですけれども、整えていくということが求められておりまして、新宮としても1人1台端末の実現に向けて動き始めているところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  オンライン授業、それこそコロナがために耳にすることになったことが、より近く感じるようになったんですけれども、6月3日の毎日新聞なんですが、これ群馬県の高校生の例ですが、休校中のオンライン授業に一度も参加しない女生徒が気になり、担任の先生が電話をかけたところ、先生、実はうちにはWi-Fiがないんです、だから家ではスマホも使わない。そのため、オンライン授業の接続方法さえ分からないとのことだったそうです。本人の責任ではないのに、授業を受けられずつらい思いをさせてしまったと肩を落とした先生の話が書かれてありました。 また、別件で、家計を心配して無料Wi-Fiのあるコンビニに行く生徒もいたというふうにその記事では書いてありました。先生はそのことを知ったそうであります。 他県のこととはいえ、ネット環境の有無で各生徒の学習機会に差が生じたことは否めないと書かれてありました。また、親の立場としても、ネットの環境を整えてあげたいけれども、今の家計では無理との話もあります。ぜひ、前向きにお整えいただきたいオンライン授業ではありますが、その辺もしっかりお調べいただいた上でお願いしたいと思いますがいかがでしょうか。 ◎教育部次長兼教育政策課長(澤原謙二君)  このコロナの対応における国の補正予算の中で、Wi-Fi環境の整っていない家庭のモバイルルーターを購入するための補助金が準備されております。また、文部科学省からの要請を受けまして、インターネット環境、またWi-Fi環境の現在の御家庭の整備状況を、市内の小中学校に調査を今依頼しているところでございます。それを、このような情報を基にして、今後教育委員会においてこのモバイルルーターの購入する台数等を検討していきたいというふうに考えています。 さらに、そのモバイルルーターを使用する際の通信費ということも懸念されますが、この部分につきましては極力保護者様の負担にならないようなことを、現在協議しているところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。先ほども申しました前向きにお整えいただきたい施策といいますか、事象でありますけれども、十分お調べいただいた上、先ほどの群馬の例に倣いしっかりお調べいただいた上でお願いしたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 最終の5番になります。 ⑤コロナ禍における公共サービスについて、まずはごみの件であります。 幸い、現在この地で発症例がないとはいえ、回収業者は今まで以上に注意を払いごみを回収してくれていると思います。時間が今までより少し遅れるので、カラスや猫がとお話は少々聞くものの、今のところこの件に関して大きなトラブルもなく、業者の御尽力もあり進んでいると思われます。 ただ、この業者たちはそれぞれの会社でこのコロナへの対策を講じることができると思うんです。前回の一般質問で取り上げてさせていただいたエコ広場の運営員たちは、いわゆる丸腰であります。この人たちには、当局が何らかの対策を講じ、フォローしてあげないと大変危険な気がいたしますが、そのあたり担当課の御意見はいかがでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  可燃ごみの戸別収集に関しましては、現在、感染症対策といたしまして2班体制で収集業務を実施しております。通常より収集が遅れ、市民の皆様には御迷惑をおかけしているところでございます。収集業務につきましては、7月1日から通常の勤務体制に戻し、円滑な収集業務に努めてまいりたいと思っておりますので、御理解と御協力をよろしくお願い申し上げます。 また、運営員の感染対策としましては入手困難が続く中で5月初旬にマスクを購入し、1人当たり2枚にはなりますけれども、配付させていただいたところでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  確認いたします。 7月1日から、ごみ収集業務は通常に戻るという認識でいいわけですね。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  はい、そのとおりでございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 2枚、マスク2枚、これ後ほどちょっと触れたいんですが、前回も申しましたがエコ広場にごみを出しに来られる皆さんは、すごく真面目にきれいに洗って来られたり、ちゃんと分類して持って来られます。何か所か私行かせていただいて感じたことでありますが、またこれに対応される運営員も真面目にそれぞれを対応されておられます。 ただ、そんな皆さんではありますが、扱うのは大切に洗ってきてくださっていたり分類されている資源になるとはいえ、やはりごみであります。先ほども申しましたが、このシステムをお支えいただいている運営員は丸腰です。この人たちへのとしてのケアは、今のところマスク2枚。もし、このエコ広場からクラスター発生などとなると、の責任は重大であると考えます。 今のこのコロナ禍においては、軍手、帽子はお渡しいただいているとのことであります。また、前回の質問を踏まえ雨がっぱもここに御検討いただいていると聞いております。それに加え、このコロナ禍の今では、感染予防のために軍手の中にはめる薄いゴム手袋とか、せめて1回のエコ広場、1度のエコ広場に1枚のマスクを御用意いただくことはできませんでしょうか、お尋ねいたします。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  議員おっしゃられるように、運営員には分別指導、それから異物混入の確認作業等、重要な役割を担っていただき、スムーズな運営に御協力をいただいているところでございます。現在、運営員の感染症対策としまして、フェースシールドを発注しているところでございます。また、職員も6月9日から開催中のエコ広場を巡回させていただき、現地にて状況確認、それから手袋等の不足物品の補充、御意見等もお伺いさせていただいているところでございます。 今後も、一生懸命サポートしてまいりたいと思っております。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 フェースシールドというのは、いつ入荷予定なんでしょうか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  現在発注しておりまして、今週中には届くというような業者からの回答を得ております。 ◆2番(大坂一彦君)  それは、お一人に1枚ずつとか、何枚かいわゆる洗い替えとかいう予定はあるんですか。 ◎生活環境課長(竹田和博君)  現状、1人1枚という形で450枚ほど発注しております。 ◆2番(大坂一彦君)  大きな動きはないと思いますので、割れてしまったり汚れてしまったりというふうなことも……1枚ね、マスクよりは暑さもしのげるしいいかも分かりませんけれども、先ほど申し上げたように万が一エコ広場でクラスター発生とかというふうなことになることを避けるとすると、お金かかります、お金かかりますけれども命が大事ということでお考えいただくと、フェースシールドをせめてやり取りできる2枚であったり、それと先ほど申しました軍手の中にはめるゴム手袋、それそんなにお金かかると思えません。実際、それを着用されるかどうかは私分かりかねますが、十分な配慮をするという意味においては御用意いただくのがよろしいかと思いますけれども、さらなる感染拡大予防のために御尽力いただきたいと思います。 これから暑くなって、薄着にもなります。そんな中、感染予防に気を配らなくてはなりません。前回、市長はエコ広場はしばらくは続けたいシステムである旨の御答弁をされました。それをお支えいただいている運営員への御配慮を、いま一度強くお願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。 それから、今、河口大橋建設のためや文化複合施設建設のため、全国各地からその作業に来新しておられる方々が結構いらっしゃるようです。その方々は仕事に来られているのであって、ある意味歓迎しなければならないところ、このコロナ禍において自粛警察なる勝手な取締りをし、逆に肩身の狭い思いさえさせてしまっているのが実情であります。誠に残念な限りであります。 ただ、そのような仕事に来ておられる人たちを、新宮はどれだけの人がおいでかを把握されておられますか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  文化複合施設建設工事におきましては、5月7日以降、東京から6名、大阪から3名の方が作業に携わっております。 ◎都市建設課長(木村雅洋君)  建設農林部発注工事等におきましては、ゴールデンウイーク以降で申し上げますと4名が5月27日から28日の2日間、大阪府から来新してございます。また、実施中の業務では6月10日から18日までの9日間の予定で、大阪府から6名が来新してございます。 ◆2番(大坂一彦君)  ありがとうございます。 さきのゴールデンウイークを前に、その人数等を把握して、できればこの連休にはおとどまりいただくようにお願いしたほうがと申しましたけれども、次にはお盆休みや夏休みが想定されます。そのときの世情にもよると思いますし、いわゆる第2波の影響でそのようなお願いをまたしなければならないかもしれません。そのためにも、今把握しておくことが肝要かと思いますがいかがでしょうか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  施工者には、感染防止対策を十分に取っていただくとともに、また県外往来についても把握してまいりたいと思います。 ◆2番(大坂一彦君)  ぜひお願いいたします。 最後になりますが、今出ました文化複合施設の件ですが、工期の遅れ等が新聞にも出ました。同僚議員がそのあたりのことをお聞きすると思いますが、私はソフト面、行事のことなどを少しお尋ねいたします。 工期が遅れると、必然的にオープニング事業やこけら落とし公演の日程も変わってくるんですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  文化複合施設建設工事につきましては、契約工期内での完成を目指しこれまで施工者、工事管理者において鋭意工事を進めてまいりましたが、遅れを取り戻すことが難しい状況になっております。 今後、工期延長について協議を進めていくことになろうかと考えております。協議を踏まえまして、開館の時期を決定してまいる所存でございます。 ◆2番(大坂一彦君)  工期の遅れというのは、もう本当、コロナとはいえですけれども大変なことだと思うんです。さらに、予定する様々な事業の内容検討も、その遅れがために検討するのが難しいかもしれませんが、市民のために建てる、市民に喜んでもらえる施設にするとして建てようとしているのであれば、やっぱり文複できてよかったねと多くの市民に喜んでもらえるオープニング事業やこけら落とし公演を行っていただきたいと思います。 先日、担当課にお伺いしましたら、具体的なお名前、いわゆるこけら落とし公演ですね、や内容はいろいろと検討中とのことでありました。著名な方になればなるほど、このコロナ禍でスケジュールを押さえるのが難しいと思われますが、逆にこんな時期だからこそまだ予定が埋まっていないかもしれません。予定が変わったかもしれません。この苦境を、絶好のチャンスと捉まえて動いていただければと思います。そのあたり、担当課としていかがでしょうか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  そういったコロナの状況も踏まえまして、十分に準備してまいりたいと考えております。 ◆2番(大坂一彦君)  私でお役に立てるようなことあらば、一緒に汗をかかせていただきたいとも思っております。ぜひお声がけください。 最後になりますが、今回のこのコロナ禍において、今こそ市長の強いリーダーシップの下、種々御相談や御提案申し上げましたことを、ぜひ速やかに御検討いただきますことを強く強くお願いいたしまして、今回の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(東原伸也君)  質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後2時07分--------------------------------------- △再開 午後2時20分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △松畑玄君 ○副議長(東原伸也君)  3番、松畑議員。 ◆3番(松畑玄君) (質問席) 市長、1期目の選挙公約で、無駄をなくす係というか、無駄をなくすんだと、民間の意識で無駄をなくすということ、この思いについて3月にも議会で確認させていただきましたが、再度確認したいと思います。改めてその思いをお聞かせください。というのも、ここ数年、新宮って本当に身の丈に応じていないハード事業が続いて、その中でこのコロナショック、先行き不透明な中、新宮は無駄を絶対省いて予算をよりよく効果的に使わなければならないと思うんです。そこら辺について、市長、思いをお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  ここ何年間か、大型公共事業、続いているわけでありますが、これはその時代の年の回りといいますか、耐用年数等の関係でそのようになっているわけであります。その中でも、この庁舎にしても、機能的な事務所ビルというコンセプトの下、建設を行ったり、決してぜいたくな事業をしているわけではないというふうに思っておりますし、議員おっしゃるとおり無駄をなくすということも、就任当初から一つの大切な政策として考えております。具体的には、新宮行財政改革を掲げて一つ一つクリアしていこうということでやっております。この10年間でいろんな好条件もあって基金も20億円ほど増えていたり、そういった努力したところもつながっているんかなというふうには思っております。 ◆3番(松畑玄君)  本当に無駄を省いていかなければ、この先どうなるかということは目に見えておるわけなんですけれども、市長、1期目の公約なんで、無駄をなくすということを再確認させていただきました。 それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。 市長の政治姿勢について、今回は観光行政についてと、そして文化複合施設の進捗状況について問うという2点に絞って質問したいと思います。 まず、観光行政について問うということでありますが、3月議会ででも観光行政について質問させていただきました。早速6月の補正で観光看板等整備事業のデジタルサイネージ分800万円減額していただき、ありがとうございます。本当に無駄なものを購入するところでありました。実際このような商品を売りつけようとする会社、市長はどのように感じているのかお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  これはやはり新宮の観光にとって大変有効的な施策だと私は思っております。ただ、皆さんの御意見を伺った中で今回は断念させていただいたということであります。 ◆3番(松畑玄君)  有効なのは分かるんですけれども、結局はみんなの理解を得られそうになかったということで、市長的にはほんじゃ新宮にとって有効なものであったと思っているわけですね。 ◎市長(田岡実千年君)  当初予算、提案させていただく前には、何回も財政当局や所管課の説明聞いたりしているわけでありまして、その中でやろうというふうに判断させていただいたやつを提案させていただいております。そういう意味でもやるべきだというふうには思っておりました。 ◆3番(松畑玄君)  そうですか。私としたら本当に、ほかの実証実験と呼ばれるものの結果、そしてランニングコスト、全てにおいて新宮にとっては無駄なものになるんじゃないかという思いで質問させてもらいました。もう済んだ話なんであれなんですけれども。 観光振興計画、これについて3月でもさせてもらったんですけれども、市長にとって新宮の観光振興計画の位置づけ、平成30年4月に5か年の計画を策定して、楽天さんというコンサル使って、人、時間、コストをかけてつくってきたわけなんですね。そして観光振興策定委員会より市長に、どうにかこの振興計画を具現化してほしいということを要請されたわけなんですが、その後、5か年の計画策定で、その当時やってくれたコンサルではない業者が、昨年度、900万円、このデジタルサイネージ提案してきた会社なんですけれども、そことコンサルタント契約を結んで年度末で事業を終了しているわけなんですね。 観光振興計画に沿っていくのかなと思ったんですけれども、市長にとってそもそも観光振興計画の位置づけというのはどのように捉えられておられるんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  新しく新宮において第2次の総合計画を策定したわけでありますが、その中で、観光というところ、将来の新宮にとって大変重要になると。観光振興によって経済、商業の発展につなげるという中で、新宮の基幹産業として観光を位置づけていく必要があるというふうに考えてございます。そういう中で策定した計画だというふうに考えております。 ◆3番(松畑玄君)  分かりました。 市長、3月議会でも今の新宮の観光行政について意識共有させていただいたんですが、その現状と課題というのはどうなんですかね。市長にとって今の新宮の観光行政についての現状と課題について。 ◎市長(田岡実千年君)  なかなか一朝一夕には済まない施策であるというふうに思っております。ただ、このコロナ禍以前においては、特に外国人観光客が急増するなど市内の観光客の宿泊者数も堅調に伸びておりまして、少しこの振興計画の効果も現れてきているというふうには感じておりまして、今回不幸にも、豪華客船も本来なら今年度また十数隻入港いただくところが、今、実績でゼロという状況であります。このコロナの感染症が落ち着いた後は、また以前のようにしっかりと観光振興を頑張りたいというふうに思います。 ◆3番(松畑玄君)  3月に市長に申し上げた現状と課題、振興計画をつくったから効果が出るとかそういう問題ではないと思うんですね。まず、新宮において何が課題かといったら、やっぱり通過型の観光から脱却できていないということなんですよね。これをいかに宿泊型観光へ、これの環境づくりというのがすごい大事でありまして、そのためには何しなければならないかといったら、観光資源のブラッシュアップとそして商品化、これらをしなければ駄目だということで共有したはずなんですね、市長とは。 そして、現状どうかというたら、魅力となる観光資源が生かされていないと。あるんですけれども生かされていないということなんです。それらの磨き上げを十分行ってやっていかなければならない。観光客を呼び込む売り物の少ない状態なんですね。これは観光振興計画においても原石のままの観光資源ということで指摘されておりまして、ワークショップの分析でも分かるとおり、商品となるコースもなければ、強みとなるストーリーも明確ではないということです。一般の商店に例えるなら、お店を開いていても売り物となる商品のない開店休業状態でありますということをワークショップでも言われているんです。本当に、ちゃんとした資源あるにもかかわらずしっかりやっていない、ここらがやっぱり振興計画でも指摘されておるわけなんです。 本当に、観光の施策において、観光振興計画による観光まちづくりの共通指針に沿ってコンサルタント契約がされているのか、そしてなぜ観光振興の計画に関わった会社が次の誘客事業とかに委託されなかったのかというのをちょっとお聞かせいただきたいと思います。
    商工観光課長(峪中直樹君)  昨年度の業務につきましては公募型プロポーザルにより実施しております。策定に関わっていただいた会社からは御提案がなく、審査の結果、昨年度、業務を違う業者に発注したということになっております。しかしながら、観光振興計画を遂行していくことというのは当然のことでありますので、業者が変わったときに業務の引継ぎ等はしっかりこちらも入った上でさせていただいております。 ◆3番(松畑玄君)  5か年計画において、観光の視点から一貫した共通の目標というのをしっかり持って、明確な方針というのを明らかにすべきであると思うんですね。そのようなものって市長はありますかというか、この5か年でやっていく中で一貫した共通の、どの業者が来ようがとしてそういう共通の指針というか方針というか。 ◎市長(田岡実千年君)  いろいろ観光関係の会議する中で、議員おっしゃるとおり新宮には観光のスポット、大変価値のあるスポットがたくさんある、それを生かし切れていないということをよく聞かされるわけであります。そういう中で、振興計画を策定した中で積極的にモニターツアーなどを通して、熊野川町とか高田の自然の評価も非常に高くなって、それをSNSで発信したりしていただいておりますし、また何といっても新宮には速玉大社、神倉神社、阿須賀神社があります。このまちなか観光もやはり今後しっかりと組み立てていかなければならないというふうに思っております。 とにかく観光活性化のために、大自然の豊かさ、また文化のレベルの高いところをしっかりと組み立てていくということが基本だというふうに思っております。 ◆3番(松畑玄君)  これは私の感想なんですが、コンサルに丸投げしているんじゃないかと。ほんでコンサル自身も本当に自分の得意なことだけ好きなようにやっているように思えるんです。本当に新宮のためになっているのかというのが疑問なんです。 市長、そこら辺はどうですかね。去年の事業にしても、これ本当に新宮のためになっていますかね。 ◎市長(田岡実千年君)  やはりコンサルさんは専門性があってプロフェッショナルだというふうに思っております。おっしゃるとおり、ここに住む我々が中心とならなければならないと思いますが、専門家の知恵もお借りしながらつくっていくということだと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  昨年度の900万円の観光プロモーション事業支援業務委託なんです。これ、公募型のプロポーザルということで実施要領と仕様書を頂いたわけなんです。そして、業務目的にこのように書かれております。本は平成16年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録された。また、「吉野熊野国立公園」「南紀熊野ジオパーク」「日本遺産」にも指定されている。これらの歴史と文化に根づいた本市の素材と観光地域資源をブラッシュアップし、国内外に向けて観光プロモーションを行うことにより、リピーターの獲得、新宮ファンの増加につなげる。認知獲得により本の魅力を市内外に発信し、観光客の増加、地域振興につなげていくことを目的とする。 これらの目的というのは、この900万円を使うことによって達成されたのかどうかというのをお聞かせください。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  成果といたしましては、長期的な目で成果指標を検討していくものも当然ありますけれども、モニターツアーやファムツアーを通しまして、世代や旅行者の構成に応じました強みや弱みを洗い出し、新宮らしさのブラッシュアップを検討してまいりました。その検討を生かして、今年度、様々な事業をさらに展開していきたいというふうに考えております。 また、ウェブでの情報発信ですが、英語版のを紹介するSNSにおきましては半年間で「いいね!」の数が約2万3,000件に達したり、フォロワー数の多いインスタグラマーさんに来ていただきまして新宮の魅力を発信していただいております。 さらに、今後の観光を推進していくための組織づくりにつきましても、多業種の分野から意見聴取を行い、観光振興委員会としましても、今後の新宮の観光を盛り上げていく中でのあるべき姿の模索を行ってきたところであります。 ◆3番(松畑玄君)  先日、担当課からこの事業の成果物をいただきたいということで申し上げたところ、この新宮観光プロモーション事業支援2019実績サマリーというものをいただいたんですけれども、実際私が見ていても、ちょっとぺら一枚で内容が薄過ぎて何も伝わらないんですよね。実際に本当はこうなんやというのを見せてもらったら量がすごい多くて、それもまた。その中間ぐらいというか、誰が見ても分かるような報告書というのはいっていないんですかね。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  すみません。議員、お越しいただいたときに、ちょっとごつめのファイルを一緒に見ていただいたんですけれども、確認をいたしまして少し簡単に要約したものもございましたので、ちょっと御連絡が遅くなったんですけれども、また御覧いただければというふうに思っております。 ◆3番(松畑玄君)  この仕様書の中には観光素材と地域資源のブラッシュアップとあるんですけれども、何をどのようにブラッシュアップしたのかというのをちょっと具体的に教えていただけたらと思います。 ◎商工観光課長(峪中直樹君)  モニターツアーを年数回やってございます。そんな中で、先ほど市長も申し上げましたが、熊野川町ですとか高田の自然の評価というのがすごい高いという結果が出ておりますが、反面、情報量が非常に少なくて、これまで知らなかったという意見もいただいております。今回、高田の宿泊施設に宿泊しての滝巡りツアーですとか自然体験プランの造成を今は進めているところでございます。 そのほかですけれども、熊野速玉大社、神倉神社、阿須賀神社を紹介するものとして、世界遺産に登録されております新宮三社を巡るまちなかツアーも観光振興委員会の事業として進めてまいりました。特に今年度におきましては、日本書紀編さん1300年の記念すべき年でもありますので、さらにガイドウオーク等に重点を置いて推進をしていきたいというふうに考えてございます。 また、新宮城跡にしましても、昨年度、水野家入部400年という年で事業もさせていただいておりますが、続日本100名城にも選定されておりますし、石垣が日本の中でもトップクラスの状態で残っておりますので、そのあたりは城も生かしたまちなか観光というのをしていくべきだということで話をいただいております。 ◆3番(松畑玄君)  モニターツアーなりいろいろ言ってくれるんですが、それって結局はプロモーション事業になっちゃうんじゃないかなと思うんですよね。観光資源をブラッシュアップしていくということはそういうことではないと思うんですよ、僕としたらね。もともとあったものをどのように整備して、ほんでストーリー性つくっていって世の中へ出していくかということがブラッシュアップだと思うんですよ。滝がええとか石垣ええ、それは今あるそこに対してどういう手を加えたか。言ってられるのは本当にプロモーションだと思うんですよ。 だから、ここの会社なんですけれども、本当にプロモーションは得意だと思います、だけどブラッシュアップということに対しては多分やってくれていないと思うんです。だから、振興計画でもしっかりブラッシュアップしてということを、まず磨き上げを行わないとどんだけいいプロモーションしようが一緒だと思うんですよね。絶対成果は上がってこないと思うんですよ、元のものをしっかりとつくっていかんと。それができてからどんどん売っていくということなんですよね。本当に私の中ではコンサルというのはすごい恐ろしいなと思うんですよ。どの業界にしてもそうだと思うんですけれども。 6月15日付の新聞にこのような記事が掲載されていました。これは新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の3兆円を狙うハイエナコンサルタントに渡してはならないと。それぐらい、3兆円を国が出してくれても、それを狙っている本当にお金使っても効果がないコンサルって多分世の中にはごまんとあると思うんです。 だからこの会社、本当に私からしたらすごい信頼感がないわけなんです。800万円のものを売りつけようとしてきたり、900万円のあれして自分のやりたいことだけやっているように思うんですよね。ちゃんと本当に、プロモーションは確かに調べさせてもらったら得意な会社です、いろいろなところへ、だけど実際の、プロモーションしてくれたけれども、じゃそれがどんだけ新宮への観光につながったかといったら、数字として表れてこないわけなんですよ。「いいね!」が何万回来たとか。「いいね!」欲しさに金払っているわけじゃないですよね、もちろん。やはり900万円もかけるんであれば、しっかり来てもらう、観光客につながったという成果をしっかりと出してもらわないと。 実際、この報告書、実績として「いいね!」が何回あったとか書かれても、これ本当に、市長、900万円の効果があったか、対価としてどうなんかというところなんですよね。実際明らかにいっこもしてもらっていないわけなんですよ、このコンサルが入ることによって何人外国人来ましたよという。それは数字にしにくいと言うかも分からないですけれども、だけどそこを数字にするのがコンサルの仕事だと思うんですよ。目に見えない部分をいかに分かるように数字として伝えていくかということがコンサルの仕事だと思うんですよ。僕からしてみたら900万円もったいなかったなと思うわけなんですけれども、市長はどのように考えておられますか。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  この会社につきましては、いろいろ松畑議員からも3月議会でも御指摘をいただいてございます。会社としましては、我々、観光看板につきましてはいろんな反省するところもございます、ただ、提案いただいた内容は、単年度の中では提案にとどまっておりますけれども、今後それをどう磨き上げていくかというのは、これは我々地元の責任でもございまして、また観光協会、いろいろ観光に関わっている方の責務であるとも思ってございます。 そういった中、今年がちょうどこういったコロナ禍の中で実施と推進という形にはちょっと結びついていないわけでございますけれども、確かにコンサルタントの在り方につきましては、先般、実は部内でもそういう議論したんですけれども、コンサルに動かされっ放しでやりっ放しという形で成果が見えてこないというところは、これまでの、我々も教訓にすべきだと思ってございます。そういう意味におきまして、今後、必要な部分を、我々自前でやる中でどうしても手の届かない、専門性の届かない部分を絞って適正な業者にそれをお願いしていくと、そういうことをもう一度初心に戻って考えてみようということで、部内でも共通認識を図ったところでございますので、議員御指摘の点は、今、先般お願いした業者とも一旦関係性は切れている状況にございます。もう一度初心に戻ってその辺の在り方というのを検討していきたいと思います。 ◆3番(松畑玄君)  ありがとうございます。 これ私の個人的な感情、思いなんですけれども、全てのコンサルがそうではないと思うんですけれども、実際、無責任な本当に耳触りのいい言葉だけ並べて、中身がないんじゃないかなというのが今回の感想です。観光素材や地域資源のブラッシュアップ、そして事業者へのサポートと商品開発、サービス、観光、交通情報の整理とコンテンツ化、熊野エリアでの連携と差別化、これだって、私、地元の人間でもできる、そのような人材って個々に探せば必ずおると思うんですね、この地元ででも。ここらの地域のことを仕事受けてから調べるコンサルタントより、地元でそれぞれ得意な分野で能力を発揮してくれる人材って必ずおると思うんですよ。本当に地元でやれないかと、こういう観光をつくっていくには。本当にバイローカルというか、そういう意識でできたらやっていただきたいんですよ。やっぱりコンサルって仕事終わったら帰っていくだけですから。やはり責任持って地元でやってもらうということなんですね。やってほしいということなんです。 それで、市長は今年度も1,400万円計上しているわけですけれども、まさか同じ業者がプロポーザルで選ばれるようなことはないですよね。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  今年度、その予算でプロポーザル、予定してございました。ただし、繰り返しますが、コロナ禍によりまして観光が少し停滞している状況にございます。残りの期間を考えますときに、この残り9か月、もっと短くなる可能性がある中で、委託事業としての成果が得られるのかというところを、今、部内で議論しているところでございますので、できる限り、私から商工観光課のほうに指示出したのは、今年度については、ちょうどいい機会ですので課題等整理して、委託を見送るのも一つの選択肢として、自前でいろんなことの課題の洗い出し、また今後進めるべき観光の在り方を、もう一度、我々と観光協会と一体となってそういった議論をしてみようということで、今、部内のところでは議論しているところでございます。 ◆3番(松畑玄君)  コロナの影響で本当に観光の在り方が激変すると思うんですよね。インバウンド重視から国内観光重視へ、そして都市部から地方へと。国内でも本当にいろいろ誘客合戦というか、起こってくると思うんですよね。新宮においてもポストコロナ、これをしっかりと見据えていただいて観光戦略立てていただきたいと思います。 市長はその辺どのようにお考えですか。 ◎市長(田岡実千年君)  コロナが発生する前は、観光、長年いろんな取組やってきた中で、例えば世界的に著名な旅行ガイドブック「ロンリープラネット」とか、旅行サイト「ガイジンポット」「エアビーアンドビー」でも当地域は高い評価を得ていたところでありまして、そういったインバウンド等にもしっかりと力を入れていくというところだったんですが、議員おっしゃるとおり、今、やっぱりこのコロナ禍の中で、国内、日本人の観光客にいかに来ていただけるかというのが当分の課題だというふうに思っております。 冒頭指摘いただいたように、いい素材がたくさんありますので、それをどうやってパッケージにしていくかということをしっかりと考えてまいりたいというふうに思います。 ◆3番(松畑玄君)  今年度、委託しなくても、来年度、繰越ししたりはできるんですか、1,400万円って。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  これ、交付金を充てている事業でございます、その辺についてはまた今後協議が必要かと思いますけれども、一応、今、私聞いている中では繰越し可能だというふうには聞いておりますけれども、その辺、もう一度精査したいと思います。 ◆3番(松畑玄君)  せっかく1,400万円の予算があるわけですから有意義なものにしていただきたいと、そのようにお願いをしてこの項を終わります。 次に、文化複合施設の進捗状況について問うということで質問したいと思います。 工期が延長されるにしても来年度に完成する施設であります。様々なことが具体化されてきていると思うのですが、まずはランニングコストについてお伺いしたいと思います。 結局あの施設に係る経費はどのぐらい見込んでいるのかということです。図書館、ホール、熊野学、これらに何人の人を配置して、どれぐらいの人件費で、そして水道光熱費等もろもろの経費の総額は幾らになるのかということを教えてください。 ◎文化振興課長(福本良英君)  文化複合施設のランニングコストでございますが、まず人員といたしましては、現在、開館に向けて体制等も検討し、準備をしているところでございますが、以前にも御説明いたしましたが、ホール部門としまして5名、図書館部門としまして9名、熊野学部門として3名の計17名で考えてございます。 また、運営費、概算におきましては同じように1億3,200万円で、収入額を除きますと1億700万円、こういった額で御説明させていただいたとおりでございます。 ◆3番(松畑玄君)  5名の人件費で幾らとか、ほんで光熱費幾らというのは出て、1億3,200万円で本当収まるんですか、17名の。大丈夫なんですよね。例えば文化振興課は向こうへ行くんですよね。この中には文化振興課の人間は入っているんですか。増えた部分じゃなく、全体として幾ら要るんかということをしっかり教えてほしいわけなんですよ、経費として。 この中に文化振興課も入っているんですか。入っていて17名なんですね。 ◎文化振興課長(福本良英君)  前回、御説明の中では、3名の増員というふうに平成30年のときに御説明させていただいたかと思うんですけれども、当時の文化振興課の人員と3名合わせまして17名ということでございます。 ◆3番(松畑玄君)  そうなんですか。5名で回すのはホールやったですかね。図書館は9名で回っていくわけなんですね。今で何人使っているんですか、図書館って。 ◎文化振興課長(福本良英君)  現在、正職員のほうは3名ございます。また、会計年度任用職員のほう4名。 ◆3番(松畑玄君)  それで2名増えるということですね、9名やから。ホールが5名ですね。ホール5名というのは、これは新規で。ここへ文化振興課が来るということですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  ホールの2名及び熊野学の部分併せて文化振興課で所管するという、本庁側はそういうふうに考えております。 ◆3番(松畑玄君)  結局、ホールのこと、ほんで熊野学のことというのは文化振興課が担っていって、人員は何人あれなんですか、今は何人おられるんですか、文化振興課って。 ◎文化振興課長(福本良英君)  文化振興課につきましては、現在、課長1名、文化財係3名、そして市民文化係、正職員1名で…… ◆3番(松畑玄君)  5名ですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  はい。文化複合施設建設推進係、こちらのほうで4名、正職員でそういったところでございます。 ◆3番(松畑玄君)  じゃ、今、文化振興課が9人ですよね。向こうへ行ったら1人減っちゃうわけですか。ホールが5人の熊野学が3名、1人減ってしまうわけですね。 ◎文化振興課長(福本良英君)  現在、体制についても検討中でございまして、新しい施設の維持管理全体も含めましてきちんと検討してまいりたいと思いますが、現在のところはそういう計画でございます。 ◆3番(松畑玄君)  熊野学のこと、そしてホールのことというのは文化振興課が今の仕事をしながら受け持っていくということですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  当然、ボランティアの方とかいろいろ検討しながら、また熊野学研究委員会の方々とかにも御協力を仰ぎながら、熊野学及び文化財係含めて運営していくこととなろうかと考えております。 ◆3番(松畑玄君)  実際、物理的に無理でしょう。実際、今9人でやっているんですか、そこへ図書館の業務と熊野学の業務が乗ってきて、さらに1人減らしてやっていく。それはボランティアしてくれたらいいですよ。してくれますか。物理的に絶対厳しいですよ。だって今9人でやっていてもですよ、ほんでそれに図書館等乗ってくるわけですよ、熊野学の部分が。だから本当の数字ってしっかり教えてくださいよ。 ◎教育部長(平見仁郎君)  申し訳ないです。今、課長が申したとおりなんですけれども、実際に現在おる図書館のメンバーは向こうへ行きますね、図書館。今の文化振興課のメンバーも全員向こうのほうへ配置する予定となります。どうしても人が足らないとかスタッフが不足ならば、そこら辺は人事の関係で補充はしていただかなければならないのかな、そういうふうに考えております。 ◆3番(松畑玄君)  僕、絶対厳しいと思います。これも絶対自分のお金じゃないからそうやって簡単に言えるんやと思います。やっぱりちゃんと計画ってしっかり立ててもらわんと、実際、ホールと熊野学センターとそして文化振興課、今やっている仕事を1人減らしてやれるかといったら絶対やれないと思うんですよ。だからそこら辺をちゃんと伝えてもらわんと、後でやっぱり何人足りませんでしたわという話になって、それは話ちゃうんやないかと、建ってしもうたら勝ちかというところになるわけなんですよ。だから、それは分かるんですよ、数字動かしたくないのは。市長が最初に1億円と言ったところ、そこも多分無理くり根拠つけてきていると思うんですよ。結局いけん人数でいけると言うていること自体、無理くりなんです。そうじゃなく、やっぱりちゃんとした情報の中、しっかり議論していきましょう、本当に大丈夫なんかどうかと。そうやって言うてしもうたのはしゃあないにしても、しっかり正しい情報で議論されるほうがええと思うんですよ、本当に。そこら辺、今度ランニングコストについてもまた聞くと思うんですけれども、そのときに、本当に何人要るんか、ただの数字合わせじゃなく、こういう人材要って何人ぐらい要っていくということをしっかり頭に入れて議論したいと思うんですよ。本当にそこら辺はお願いしたいと思います。 次に、災害時の子供や高齢者、そして障害者への対応についてということで、昨年3月と9月にこの件について質問させてもらったわけなんですけれども、そもそも最上階に図書館を持ってくることが対応の難しさを増しているように思うんです。9月にこのような、いうたら対策について話し合われたかということを問うたところ、話し合われた形跡というのがなかったんですけれども、その後どうなっておられるのかお聞かせください。 ◎文化振興課長(福本良英君)  継続して検討しているところでございます。エレベーターが使用できなくなった場合の障害者や高齢者等の要配慮者に対する避難でございますが、屋内階段、屋外階段、それぞれ1か所ございます、火災発生時にはまず屋外へ避難するのが原則ですけれども、これにつきましては屋外デッキもございますので、そちらのほうに一時避難していただくこととなります。 また、地震発生時には、文化複合施設、これは耐震構造で十分な強度を有しておりますので、館内にとどまることが安全だとは思われますが、避難する際には歩行困難の方を乗せて階段を安全に避難することができるような非常用階段避難車、いわゆる車、これを設置して避難する、そういったことなどを検討させていただいております。 また、避難訓練につきましても、これは公立文化施設協会という団体がございまして、公立文化施設の危機管理ガイドブック、こういったものが発行されておりますので、これらを参考にしまして開館までに危機対応マニュアル、これを作成したいと考えております。これに基づいた避難訓練、これにつきましては消防本部とも連携しまして、避難訓練、また消火訓練にもつなげていけるような形で実施して、実効性のあるような訓練、これを実施していきたいというふうに考えております。 また、訓練で出た課題なども踏まえて、マニュアルの見直しや現場職員のレベルアップ、こういったものを図っていき、十分な対応をしていきたいというふうに考えております。 ◆3番(松畑玄君)  今、障害者、避難させていくということは本当難しいことなんです。障害者の方が安心して避難できる仕組みづくりというのは、全ての人が安心して避難できる仕組みにもつながりますので、本当にいろいろなことを想定して、特に障害特性、そこに応じて、歩行が困難な方や目の不自由な方、そして耳の不自由な方、いろいろ違います、そして最初にどのように災害であることを伝えるかから始まって、もちろん火災か地震なんかでも違いますし、ほんでその人を安全に避難させる、本当にいろいろなことを想定してやっていかんとあかんと思うんですよね。言葉だけになってしまったり、マニュアルや計画をつくるだけになってしまいますと、本当にそのときになったら役に立たないと思いますので、お願いしたいと思います。 そして、ここで提案なんですけれども、市長、どうですか、避難訓練、もう早々に実施して考えていただきたいんですけれども、どうでしょうか。 ◎教育部長(平見仁郎君)  ありがとうございます。 前々から議員のほうから、避難のリスクというんですか、特に図書館、上にあるので、そこらはよく考えよということは御指摘をいただいております。そこの辺は十分に私どものほうは理解しているところでございます。 ほいで、避難訓練につきまして、まだ今は3階部分から4階の部分の建物を建設していますので、ある程度の形が整いましたら開館までに避難訓練のほうは実施していきたい、そういう計画は立ててございますし、もちろん消防とも協議を進めていっておりますので、きちんとしたマニュアル、今後作成していきたいと思うし、よく議員言われているように実効性のあるようなマニュアルづくりを進めていきたいなと、そういうふうに考えております。 ◆3番(松畑玄君)  どこでもできると思うんです。例えば、ここ6階建てじゃないですか、ここから避難させるというところであったりとか、ものが建ち上がってこなくても、例えば3階、4階建ての建物を利用していろいろな場面に応じてやるような訓練というのをまずやってみて、その中で課題点というのを見つけながら、いきなり多分、避難計画やそういうのつくっても機能しないと思うんですね。やっぱり自分らでやってみて、何度か訓練重ねてみて、どういうところがえらかったとかいうところをしっかり捉えてからつくって、何回もやり直さないと本当に実効性のある計画できないと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 本当に最上階へ図書館を持っていくということ自体がリスクやったわけなんですね。容易に想像できることですし。前々から言っているんですけれども、施設ができる前から障害のある方たちを切り捨てるようなことはしないで、本当に真剣にやっていただいて、訓練重ねていいものつくっていただきたいと思いますが、市長、どうでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  おっしゃるとおりでございます。特に議員心配していただいている体の不自由な方の避難でありますが、消防のほうともその辺協議しておりますので、ちょっと消防から答弁させます。 ◎消防本部予防課長(古根川喜一君)  文化複合施設における避難計画についてですけれども、文化複合施設につきましては防火管理業務を推進するための防火管理者を選任する必要がございます。また、この防火管理者が防火に関する消防計画を作成し、計画に基づいた避難訓練や消火訓練を行っていただくことも必要となりますので、消防といたしましては、文化複合施設が開業するまでに、防火管理者の選任、また消防計画の策定、この計画に基づく訓練をしっかり実施していただきまして、万全の防火体制が構築できるよう助言、指導を行っていきたいというふうに考えてございます。 ◆3番(松畑玄君)  本当によろしくお願いいたします。ここ、すごい大事な部分なんで。 それでは、議会前の教育民生委員会でもちょっと気になったのが、文化複合施設の完成が遅れるということが担当課からのあれで明らかになったということであります。これ、一体どれぐらい工期が延びるのかというのをお聞かせください。 ◎文化振興課長(福本良英君)  先ほども申し上げましたとおり、これまで工期内での完成を目指し、工事の遅れを取り戻すべく鋭意工事を進めてまいりましたが、これを取り戻すことができない状況となってございます。4月の工事監理報告書、これは工事監理者のほうに報告されるんですけれども、4月30日現在で約60日程度の遅れとなってございます。 ◆3番(松畑玄君)  これ、もともと遅れていたわけなんですか、遅れを取り戻すという言い方する。僕、事あるごとに大丈夫なのかと、毎議会、委員会なり本会議で聞くんですけれども、順調に進んでいますということだったわけなんですよね。ということは、3月の時点で遅れは、その前から遅れがあって、取り戻すためにやってきたけれども駄目だったということですか。ほんじゃ順調には進んでいなかったということですね。そういう捉え方でよろしいですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  昨年の雨の影響等で遅れもありましたが、これを当然工事期間の中で完成すべく鋭意検討してまいったところでございますが、おっしゃいますように4月以降、なかなか取り戻すことが難しいというような判断をせざるを得ないような状況に至ったところでございます。 ◆3番(松畑玄君)  これは原因としては天候だけなんですか、昨年度の、工事が遅れる原因となったの。 ◎文化振興課長(福本良英君)  工事の遅れた理由としましては、施工者からの申出によりますと、昨年の雨の影響、天候不良等々、それに伴いまして鉄筋の圧接・溶接工が順調に行えなかったこと、またコンクリート打設、これの天候による日程調整ができなかったなどを挙げられております。 ◆3番(松畑玄君)  これ本当に60日で収まりそうですか。もともと工期延ばしてくれというたときの向こうの要望というのはもともとは60日やったわけなんですか。 ◎教育部長(平見仁郎君)  今、課長が答弁しましたように、4月末現在、今の分かる範囲では約60日の工事の遅れとなっています。今、議員おっしゃるとおり、もう少し遅れているんやないかということは、施工業者の申出で今のところございまして、その申出を私どもは工事設計監理者のほうできちっと精査してもらった上で、それが本当に正しいのか、不可抗力もいろいろ天候の関係でございますが、それのことを今後3者で協議をしながら、それ以上の遅れになるのか、そこら辺は協議して詰めていきたいと、そういうふうに考えてございます。 ◆3番(松畑玄君)  だけど、天候って工期延長の理由になるんですかね。もともとここらって雨の多い地域やし、それぐらい見込んでおいてもらわんと。それは当局としてはそれを認めるつもりなんですか。そこだけしっかり、方針だけ聞かせていただきたいと思います。 ◎教育長(速水盛康君)  約款の中では天候不良というのがありまして、ただ天候不良というのは、今、議員御指摘あったように不慮のことなので、果たして新宮にどこまでそれが責任あるのか、あるいは実際に施工業者がそこまで当然見込んでいるはずだろうという想定もありますので、そのあたりはしっかりとこれから、今、課長答弁しましたけれども、工事の遅れというのはあくまでも60日ですけれども、今後想定されるところがありますので、そういったこと含めて考えると、我々としたらまずしっかりとした、受注者側で工事、そして工事の監理者でしっかりとこれからの工期がどれぐらいになるのかというのをまずもんでもらって、その上で我々が入って協議して、どうしてもこういうふうな格好で、今、御指摘あったようにそういうことが認められるものかどうかということの責任の所在もお互いに分かち合いながら、工期の延長については考えていく必要があると、そんなふうな方向というか、そういうふうなことで当然我々としたらこのことについては協議をする必要があるなというふうに思っています。 ◆3番(松畑玄君)  協議に値するんかなと思うんですよね。去年の天候を見てもそんなに例年と変わらなかったんじゃなかったのかなと思うんですよ。本当に台風12号のときのようにすごい被害が甚大やったとか。天候不良ってそれは皆さん捉え方それぞれで、ある程度、一般論でやってもらわんと。 去年ってそんなにひどかったですか。天候不良ひどかったですか。そうですか、ひどかったですか。60日もそんなひどい日がありましたか。例年に比べて60日増えるぐらいの天候不良やったですか。だけど、これ認める、認めんってすごい大事なところなんですよ。天候不良ってどういうことをいうんよという話。想定の範囲内じゃないかなと思うんですよ。 ◎教育長(速水盛康君)  そのとおりでございまして、当然、我々としては想定の範囲内やろうと思っていますが、先ほども言いましたように受注者側、特に工事関係者側からすると、昨年の何月時にこれだけの雨量が例年に増してあったというようなことを具体的に示してもらわないと、そういった話にはなっていかないと思うんですね。ですから、そういったこと含めて、先ほど申し上げましたように、果たしてそのことによってどれだけの影響を受けているのかというのは、もしかしたらそれ以外の要因があるんじゃないかということを、我々側とすればしっかりと協議をしておく必要があるということを御理解いただきたいと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  ここ、すごい大事なところで、工期延長とそして金額というのはかなりセットになってきますので、ここの責任の所在ってすごい大事なんですよね。これ、金額については、この間ちょっと気になったのが、絶対セットやから金額についてどうですかといったら、福本課長、弁護士に相談させてもらいますと言っていたんですね。いや、ちょっと待ってと、いきなり1回目で弁護士に相談せなあかんような額を提示されたんかと聞いてもちょっと答弁がなかったわけで、そこら辺、工期延長と金額、すごい密接な関わりあるんで、金額についてはどうなんですかね。 ◎文化振興課長(福本良英君)  工事延長に伴う工事費用につきましては、先ほどもございました工事契約約款に基づき、工事監理者と施工者の申出がありました工事遅延の理由、妥当性、そういったものを今後精査してまいりまして、これについても今後、話合い、協議となると考えております。 ◆3番(松畑玄君)  提示はされているんか、されていないのかというところです。 ◎教育部長(平見仁郎君)  課長の今の答弁、訂正しますけれども、うちのほうとしてはまだ、向こうの受注者側から先ほども言いましたように申出がございまして、工事の遅れ等々あったんですけれども、金額云々については特に今のところございません。 ◆3番(松畑玄君)  これ、今のところ金額に変更がないと捉えてええものかどうか。大体こういうのってセットで出てくるんですよね、60日の遅れあって金額こうなるよと。個別にして、やっぱりちゃんと1回で協議していこうと思うたら、工期と金額というのはセットで出してくるべきで。 ほんじゃ今のところ金額増額するあれはないということですね。言うてきていないということですね。 ◎教育部長(平見仁郎君)  先ほどもおっしゃいましたように、一応向こうからの申出ということで、うちのほうはきちっと、先ほど言いましたように、これから協議していかなあかん中身かなと思います。それが妥当なのか、工事の遅れが、先ほど教育長も言いましたように。それとセットで後ほど金額のほうも向こうから提示来るのかなと思うんですけれども、今のところは全く金額の提示はございません。 ◆3番(松畑玄君)  来ますよね、多分、今はないにしても。だからそこら辺がすごい不透明なんですよ。やっぱり工期を延ばすんであれば金額も絶対、簡単に言うたら経費その分かかってくるわけですから。だから工期延ばす理由とその経費誰が持つんだという話なんで、そこの協議なんですよね。やっぱりそこら辺をしっかり示してもらわんと、これ行政の仕事なんできっちりしてもらわんと。民間でも当たり前だと思うんですよね。その都度協議、そのためには工期これだけ延ばしてほしい、金額幾らにしてほしいと。だからこれは後から来るけれども恐ろしいですよね。後でほんじゃすごい額、請求されたらどうするんですか。ここ、一回一回詰めていかんと。そこら辺。 ◎教育長(速水盛康君)  まずは、先ほども言いましたように、工期の延長幅が果たして御指摘あったように天候不良ということであるとすれば、そこが大きな原因であるとすれば、そこに起因している責任はどこにあるのかということから始まっていかないと、いや、そうじゃないと、そこに起因しているところよりもっと別のところに起因しているものがあるのかどうかというんをお互いに協議をしていく中で、工期の延長幅の次に、その次の工期の今御指摘のあった延長に係る費用についてはどうなるのかということの持分というのは当然これから話していかなければいけないんですが、まず、今その前段階の工期のことについて…… ◆3番(松畑玄君)  セットですよ。絶対金額一緒というわけじゃないんですから、工期延びるということは。普通はセットなんですよ。だから、ちゃんとやらなあかんときにやらなあかんことやっておかんと、後でそんな金あったかとなりますよ。だから、今、その都度その都度しっかり確認しながら、お互い協議しながらやっていかんと、まず工期やとかじゃなく、工期延びることによって金額も絶対セットで協議していかんと絶対大変なことなりますよ。だって向こうは根拠つくんのが仕事ですから、何とでも来るですよ。 そして、あれですよ、設計変更についても前にもお尋ねしたんですけれども、市長はずっと設計変更ないないといって言ってきたんですけれども、本当にないわけですか、設計変更は。もちろん設計変更自体がお金変わる要素、これも密接な関係あるわけなんですよ。工期もそうですけれども、設計変更することによって金額が変わってくる。だからそこら辺についてもちゃんと確認されているのかなというところを。 ◎文化振興課長(福本良英君)  毎週定例の会議を開催しておりまして、工事監理者を通じ、きちんと設計どおりに工事が進められるよう協議をして進めているところでございます。ただ、軽微な変更というのは、設計どおり工事を施工する中で実際の工事現場の取り合いとかの関係で発生する可能性はございますが、それにつきましても担当者、担当工事監督との間で定例会の中で協議して進めているところでございます。 ◆3番(松畑玄君)  軽微な変更でも変更は変更で、そこで金額の差って絶対出てくるわけなんです。そこを当局はちゃんと捉えてやっていますか。ちゃんと書類としてもらって、しっかり何か所ぐらい変更したかというところを把握されておるかというのはどうでしょうか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  監理者の中できちんと数量等、また改善案、修正案について報告を受けておりますので、そういった中で予定の金額の中で進めているというふうに考えております。 ◆3番(松畑玄君)  予定の金額の中でやるために設計変更はされていないですか。もちろん金額も大事ですけれども、こういう公共事業というのはやっぱり設計どおり造るということすごい大事なんですよ。だから予定内でやるために設計を落としてしまうとか、そういうことはあったらあかんわけなんですよ。ほんでそういうところもしっかり把握されているかというのをお尋ねしているんですよ。軽微な変更であろうがやっぱり変更は変更なんですよ。軽微な変更でもいっぱい重なったらえらいことなってしまうんで、そこら辺はしっかり監理できていますか。 ◎教育部長(平見仁郎君)  先ほど課長が答弁しましたように、毎週の定例会議の中、そこら辺のもし軽微な設計変更がありましたら、そこで3者で協議しまして、もし費用が発生した場合でも当初契約金額で収まるように同じ機能を維持したまま同じ価格でする提案、VE案というんですけれども、そこら辺を取り入れて進めてございます。 ◆3番(松畑玄君)  そこ、すごいVE案提案してくんのも分かるんですけれども、価格、本当やったら提案されて上下なかったらあかんのですよ。提案されたやつに対して、代用品使うから、同じ機能で、金額こうなりますと下がると、いうたら同じ額でやられたらどんどん質下がっていくんですよ。やっぱりメーカーによっては全然違うものあるんですね、同じ機能やったとしても。だけど設計どおり造るということはそういうことなんですよ。同じ機能やったらええんかと。どうしようもないときにVE案というのを使うわけなんですけれども、VE案ありきでやられたら、ほんじゃ建ってみたら同じ機能やないかとなりますよ。だからそこらをちゃんと監理してもらわな、建ってしまった後、こんなんじゃなかったのにと。 だけど同じ機能かどうかを確認するすべってどうなんですか。VE案を認めるんであれば何をもって同じ機能やということを判断されておるのかお聞かせください。 ◎教育部長(平見仁郎君)  現在、定例会議の中においても、うちの職員はもちろんのこと、市役所OBの技術職員の方も一緒に入ってその中で協議を進めていますので、そこら辺はある程度のお互い納得した上でのVE案の変更というんですか、そういうふうに進めてございます。 ○副議長(東原伸也君)  質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後3時25分--------------------------------------- △再開 午後3時36分 ○議長(久保智敬君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 3番、松畑議員。 ◆3番(松畑玄君) (質問席) これ本当にしっかり監理してもらわな、建った後にすごいえらいもの出来上がるんちゃうんかなと。市長にしても副市長にしても、金額は絶対範囲内で、予算内でやるんやということを強く明言されてやってきたんですから、ここら辺はきっちりやってもらわんと。大体、工期も守るというて、延びますわというて、本当言うたら「はい、いいですよ」というわけにはいきませんよね。これって新宮で初の住民投票しようとする動きがあって、私、そのときに議会で聞かせてもらったんですけれども、住民投票後に入札を行うような選択肢なかったのかというたら、市長は平成32年度末に施設を完成させるためには今月中に最低でも仮契約まで持っていかなければならないということで、市民のそういう市民権というか、そういう権利を無視してまで強行したわけですよ。その後、そして工期と予算というのをしっかり守ってやっていくということを約束してやってきたわけなんですね。 そこについては、市長、どのようにお考えですか。市長にお願いしたいと思います、ここは。 ◎市長(田岡実千年君)  もちろんそのつもりでありました。ただ、先ほどから担当のほうから説明しているとおり、特に昨年の天候不順で遅れているということ…… ◆3番(松畑玄君)  そこはもう聞きました。だから、市長は工期を守れなかったということに対する責任についてどうお考えですかという質問なんですよ。先ほど天候不順も聞いたし、今から協議していくという話です。住民投票を無視してまでした約束を、工期守れなかったということに対する市長の見解をお聞かせくださいという私の質問です。 ◎市長(田岡実千年君)  監理者の責任者の方に来ていただいて、そのあたり、ちょっとしっかりと協議したいというふうに思っております。 ◆3番(松畑玄君)  それは仕事です。だから、遅れたことに対する、ずっと守るよと言い続けてきたことを守れなかったということに対して市長はどのようにお考えですかと言っている。 ◎市長(田岡実千年君)  考えとしては非常に残念だと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  残念だけですか。市長、本当にあかんことやと思うんですよ。二度、住民裏切ったんですよ。そうやって住民投票でさせてくれと、賛否問わせてくれというときに、いうたらできたにもかかわらずそこを無視したわけなんですよ。ましてや市民と約束して工期守りますからといってやってきたことも裏切ったわけなんですね。だから、そこら辺についてはしっかりと責任感じてほしいわけなんですよ。実際今日もいろいろ、設計変更、金額、いろいろ工期についても聞かせてもらったけれども、本当にちゃんと監理できているのかなと。監理者がという前に、市長、やはり市長がしっかりと監理してあげやなあかんのじゃないかと。住民との約束というのをしっかり守ってほしいんですよ。そこについては、市長、どうでしょうか。 ◎副市長(向井雅男君)  当時答弁させていただいたことについては今も変わりはございません。一生懸命このことについて、半世紀にわたる一つの事業ですから、しっかりとこのことについては教育長とともに相談しながらやっていきたいというふうに思います。 今回のことについては注視をする中で、職員も含めて建築技術の担当さんを教育部門のほうに充ててございます。そんな中で、設計監理を、山下設計等含めていろんな協議をさせていただきながら進めてございますので、先ほど教育長のほうからも答弁がありましたが、この遅れについてどういった形で持っていくのかということについては、しっかり協議をさせていただいて今後のことをやっていきたいというふうに思っております。 ◆3番(松畑玄君)  遅れは協議すると聞いたから。 副市長、言わせてもらうけれども、今、市長に僕が言ってんのは、そうやって住民投票しようという住民の気持ちをないがしろにしてまでした工事やのに、工期遅れたことについて責任感じてくださいよと、しっかりだから監理してあげてくださいよということを、副市長、申し上げているんですよね。ほんで、その監理がしっかりできていないからこういうことになったと思うんですよ。遅れていったんだと思いますわ。だから、今後しっかり、金額ということ、ほんで設計変更というのに関してもちゃんと目光らしてやっていってほしいんですよ。せっかく造るんですから変なものにしたくないんですよ。だからそこら辺は市長、副市長、責任しっかりね。 工期遅れただけでも僕は大問題やと思うんですよ、実際。普通じゃあり得んですから、公共事業で工期遅れる。いや、そこで首かしげること自体、副市長、おかしいですからね。やっぱりきっちり、副市長、その感覚まずいですよ。工期を守るということは公平性なんですよ、行政としては。その工期をしっかり、その工期やからできんかった業者だってあるかも分からない、だから工期守らすということは行政として当然のことなんですよ。首かしげないでください。ちゃんと問題意識持ってやってくださいよ。お願いしますよ。 だけど本当に僕思うんですけれども、職員の中で指摘し合いすることができん組織になっていったんじゃないんかなと思うんですよ。実際聞いても答えもなかなか曖昧で。本当にここ数年なんですけれども、市役所の組織の中身見てみたら風通し悪いと思うんですよね。下からの意見しても上が聞かないとかそういう、意見しても無駄やという組織になっていっているんじゃないかと心配するんですけれども、市長、そこら辺どうでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  そのようなことはないと思っています。 ◆3番(松畑玄君)  ないんですね。 6月16日の新聞の記事なんですが、山口県田布施町の事件なんですけれども、税務課の職員がもともと固定資産税のときに手続ミスを上司に指摘したわけなんですよ。だけどその上司って動かなかったんですね、何も。何もしなかった。それで町議たちに告発したら、その人、人事異動等で不遇な思いをしたわけなんですよ。だけど本当に、その人は間違っていますよということを言うたんですけれども不遇な思いするわけなん。正直者がばか見るみたいな。 だけど文化複合施設のこの進め方見ていたら、そうじゃないかなと。あかんと分かっていて上に逆らえんからやらせているんじゃないんかなと思うんですよ。そういうことって本当に、市長、ないですか。大丈夫ですか。 ◎市長(田岡実千年君)  ちょっと違うような気します。 ◆3番(松畑玄君)  あるかないかです。 ◎市長(田岡実千年君)  ありません。 ◆3番(松畑玄君)  ありませんか。それやったら、市長、もう本当に大事な事業なんで、これだけお金使う事業なんで、しっかりとリーダーシップ発揮してやってもらいたいと思います。 本当に財政難来るでしょうし、コロナの影響というの、まだまだ波及してくると思います、本当に効率のよい予算の執行をお願いしたいと思います。 市長、ちょっと別の話になってしまうんですけれども、市民から、市長、いうたらコロナウイルスで自粛中、皆さん自粛せえよと、不要不急の自粛というときに、酒宴の席に出たんじゃないかということを聞いたってくれと言われたんですけれども、そういうお酒の席、そういうことはまさかないですよね。 ◎市長(田岡実千年君)  家族で食事は行ったことありますが、そういうお酒の席は出ておりません。 ◆3番(松畑玄君)  分かりました。よかったです。 ということで、一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(久保智敬君)  お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(久保智敬君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後3時46分...