新宮市議会 > 2020-03-10 >
03月10日-04号

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  1. 新宮市議会 2020-03-10
    03月10日-04号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 2年  3月 定例会          令和2年3月新宮市議会定例会会議録             第4日(令和2年3月10日)---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員15名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  松畑 玄君                             4番  上田勝之君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            12番  前田賢一君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 令和2年3月10日 午前10時開議 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から---------------------------------------会議に付した事件 日程1 一般質問      別冊 一般質問通告表 番号(1)から(4)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           下  基君               商工観光課長           勢古口千賀子君               総務部               部長               尾崎正幸君               総務課長             有本文彦君               財政課長             小林広樹君               防災対策課長           佐藤尚久君               市民生活部               部長               山下泰司君               生活環境課長           稗田 明君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        田中幸人君               次長兼健康長寿課長        北畑直子君               福祉課長             中上清之君               保健センター長          赤松勇人君               建設農林部               部長               平見良太君               都市建設課長           木村雅洋君               熊野川行政局               局長兼住民生活課長        久保欽作君               医療センター               事務長              小谷 充君               水道事業所               所長               宇井俊治君               消防本部               消防長              内野井愼搾君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               平見仁郎君               教育総務課長           澤原謙二君               学校教育課長           富田英之君               生涯学習課長           南 拓也君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第4日(令和2年3月10日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(前田賢一君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は15名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 一般質問 ○議長(前田賢一君)  日程に入ります。 日程1、一般質問を行います。 別冊、一般質問通告表により、その番号順に従い、順次発言を許可いたします。 当局の答弁は備付けのマイクを通して明快に答弁願います。 この際、お諮りいたします。 今期定例会一般質問の発言時間については、議会運営の都合上、答弁を含め1人90分以内といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(前田賢一君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会一般質問の発言時間は1人90分以内とすることに決定いたしました。 それでは、一般質問を行います。--------------------------------------- △大西強君 ○議長(前田賢一君)  1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) 市長及び教育長に対しまして、行政の理念について問いたいと思いますので。 実は、今日は財政問題について中心に質問しようと思っていたのですが、先日、私の支持者が病気見舞いに来てくれたんですけれども、「大西さん、具合どうですか」と言うので、「元気になってきましたよ。12月議会も一般質問もしたし元気に声も出せたので、もう大丈夫です」と言うたら、「よかったのう。頑張ってよ。応援するから頑張って。大西さんでなけりゃあかんので頑張ってよ。そやけど、もうあの人事評価制度、あの質問はもうやめてえよ。どこ行っても大西はあれしかやらんと言われるんや」て。誰々議員みたいに、後ろの議員やで、名前挙げて、「誰々議員みたいに市民受けのする質問をしてよ」と言ったんです。言ったので、私は「僕は人事評価制度をやめさすのに市議会議員しやるんで、人事評価制度に反対せんのやったら議員している必要ないんで。死ぬまで反対するで」と言うたあるんで、人事評価制度反対質問はやめへんのでの。「市民受けのする質問をしている議員を応援したってよ、結構ですから」と言って帰ってもろたんや。 それで、今日は財政のことをやるつもりだったんですけれども、そういうふうに変なメッセージを市民に送ることになったら悪いので、今日も人事評価制度反対質問を中心にやるんで。 そこでのう、教育長、これから僕の質問はこう。教育長に対する質問集中すると思うので、そこで通告しているように、この財政の問題も市長部局、市長、総務部に対する質問じゃないんです。私はこの財政問題も教育だと思う、教育。教育の観点から財政問題を質問したいんです。 それで、教育長に何でその財政の問題、俺に質問してくるんだと思われるとあれなんで確認しておきたいんです。というのは、あなたの前の教育長に、この人事評価制度反対質問を集中していたら、前の教育長は、差別のことになると私にばっかり質問集中してくるけれども、何の意図があるんですかと反問されたんです。そこで私は、何を言うとるんなと。人権啓発って、人権教育の問題を教育長に質問せんと誰にするんなとやり返した経緯がありますので。 それで今日は、人事評価制度についてするんですが、財政までいかんと思うんです。もう時間が足りないので。それで、なぜ財政問題も教育長に質問するかということについて、さわりだけ言うておきたいんです。それはなぜかというと、通告しています。通告の成句、成句の2番目、教育長、「恒産無くんば恒心無し」、孟子の成句ですけれども、こういうことなんです。「恒産無くして恒心有る者は、ただ士のみ能くすと為す。民のごときは則ち恒産無くんば、因りて恒心無し」。孟子の言葉ですが、これはまさに市長部局に対する孟子のメッセージ。決まった職業もなくて生活に苦しんでいても、生活に困窮していても、正しい心を持ち続けるのは正しい。市役所の職員だけだと。一般市民は職業がなくて生活に困ると正しい心を持ち続けなくて犯罪も犯すようになると。だから、市長は市民生活を安定させる政策を大事にしなければならないと言うんです。僕は教育長に質問したのはこの上です。前段の生活が困窮しても正しい心を持ち続けるのは正しい。士は武士の士です。学問や修行を積んだ王様に召し抱えられるような立派な人物は、生活が貧しくなっても正しい心を失わない。ですから、士は武士の士です。学問修養して、王様に召し抱えられる、要するに市役所の職員になるような人は、生活が貧しくても正しい心を持ち続けられる。そういう職員を育てなきゃならんのでしょう。ですから、景気が悪くなっても不正を犯さない。そういう人材を育てなならんということです。 そこで、教育長、あなたは教育者ですから、江戸時代の米沢藩の上杉……     (「鷹山、上杉鷹山」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  上杉鷹山、鷹山のことは、それはもちろん教育者ですから知っていると思うんです。 この米沢藩というのは、財政困窮で、財政難で、領地を幕府に返納するというところまでいっていた。破産や、今で言ったら。それで、上杉鷹山は養子だったんです。この若い上杉鷹山を領主にして藩政の大改革を行った。この大改革、大倹約政策。長い間大倹約政策で、領主自ら倹約に努めたんです。そういうふうに財政が非常に困難なときに、幕府からの支援米、今で言う交付金、これが支援米を食べてしまったらそれで終わりだと。だから藩政改革で藩を豊かにしようとするのなら人材の育成が大事だと、その厳しい中で藩校を、学校を建てたわけです。それを言うんですよ、教育長。そういう視点から財政を健全化させる。それが教育だと思うんです。 その視点から質問したいので、なぜかこれ教育長、紀美野町の建設課長が逮捕されているんです、この間。それで、そのおわびに、おわびって要するに、町長が謝罪しているんです。この紀美野町の課長が部下を人事評価しているんですよ。いかに人事評価というのが愚劣な卑劣な行為であるかということを言いたい。いいですか、この課長が部下を常時評価しているんですよ。そして、町長が常日頃仕事は真面目だったと謝罪の会見で謝っている。だから課長になるぐらいだから、常日頃は真面目だったんでしょう。どういう評価していたんですか。Bの評価、Cの評価していましたか。AかSじゃないのかと思いますよ。そしてこの課長が部下の評価をしているんです。いかに人事評価というのはいいかげんなものかということです。 それどころじゃないんです。総務省の事務次官ですよ、総務省の事務次官というのは全国の公務員のトップ、評価のトップです。このトップがかんぽの、教育長、郵政の副社長に情報を漏らしているんですよ。どういうことだ。総務部長、市長もずっと私に答弁してきている。総務省からの通達で人事評価をやっているんだと。そのあなたたちに人事評価をやってくれと言うているトップがこういう犯罪を犯す、不正を犯す。教育長、どこに問題があるか。だからずっとこの人事評価だけでも市長に8年、私は反対質問をしている、8年やで。 だから、私はこの前の12月でも、この人事評価制度が諸悪の根源だと、そういうことなんです。これは、教育長、平成25年6月の議会の私の一般質問のビデオや、7年前の私のこの一般質問や。こういう制度は、学校へ行っているときに、学校の成績のよかったやつがつくったんだろうと言うてるんです。こういう制度をやると、市民のほうを見て仕事をせなならん市役所の職員が、市長のほうを向いて仕事をすることになるんや。成績を上げれば報われるというのは、子供のときから学校の成績が優秀、それで政府の高官になる、成績を上げる、ポストが上がる、給料が上がる、常に利益を求めている。当然成績のいい者は報われるべきだと、田岡市長はそういって答弁しているんだ、僕に。よく頑張った職員が報われるように、成績をつけて成績のいい者に給料を増やすのは当たり前だとずっと答弁している。 教育長、そういう指導、教育がいいのか。生徒に子供に利益優先の成績優先の教育をして、それで政府のトップになって事務次官になったけれども倫理観がゼロでしょう。成績を優先していくと、成績さえ上げればいい、その教育がこういうことを生むんじゃないですか。今、全国、社会で起こっている不正は、元凶はこの能力主義、成果主義じゃないんですかと言っている。 その総務省の事務次官が監督する郵政の副社長になぜ情報を漏らすか。この副社長は元総務省の事務次官だったんです。先輩でしょう。副社長に入って、これが次の社長だと目されていたんです。実力者だったんでしょう。すると、この総務省の事務次官は、この副社長が社長になったら、自分が総務省を退職したら副社長に入れてもらえるからでしょう。天下りですよ。ですから、自分の利益のためにこの副社長の機嫌を取る。 ですから、処分内容を漏らすということは、例えば、消防長が来週の火曜日にあんたとこへ立入検査へ行くでと業者に言いますわね。そしたら業者は、慌てて消火器して、非常階段の周りの荷物片づけて、そこへ署員が検査に行ったってきれいになっているから問題ないでしょう。そういうことや。一緒のことや。そういう人にあんたらが評価されるんや。評価する資格があるのかって、これ。 市長、総務省自治行政局公務員部給与能率推進室から人事評価をやりなさいとあんたらを指導したんや。この指導に基づいて、あんたら人事評価やっとるんやで。やらしているトップがやで、これつくったん、トップがこういう犯罪を犯している。 だから、桜を見る会も加計学園も、どうしているんですかと、公務員が。国民のほうを見ないで、みんな上ばっかり見ているじゃないですか、現に。ですから、この平成25年6月、7年前の一般質問で、僕が言ったとおりになっている。今、これ7年後、だから同僚議員は僕を占い師やと言う。僕の意見を市長になって何にも聞かんけれども、必ず5年、6年、10年後には僕の言うとおりになってきているじゃないですか。僕はそう言うているんですよ。 そしたら、このときや、市長は何て答弁をしたか。人事評価、この制度は、地方公務員法義務規定があるから、誰が市長になってもやらんなんのやと答弁した。そういうふうにこの虚偽答弁をされて、だから今回も、教育長、議長にもう市長、教育長に対して侮辱的な発言は控えるように注意されているんです。ですから今後、私は侮辱的な発言は自粛しますけれども、私はもう世間の人も皆さんからも口が悪い、世間の評判悪いと。けれども、私は本来、人を差別したり人の悪口言ったり大嫌いです。私はみんなから、そういうふうに口が悪いと言われていますけれども議会だけなんです。それも市長、教育長、後ろの議員にだけです、僕、口が悪いのは。イメージで、大西さんは怖い、口が悪いというのはあるけれども、僕は高校2年生からこの方、人に迷惑かけたことないんです、生き方が。教育長来る前から言っているんですけれども、私は本来、ですから、ここから議会から帰って、まちへ行って、私1人失礼なこと言ったりすること絶対ないんです。それはどういうことかと言ったら、高校2年生から私はそう心に決めて生きてきましたので、私のアイデンティティーは仁義、思いやりと正義。教育長、アイデンティティーと言ったら、議長に訳の分からない横文字使うなと怒られるんやけどね。僕の仁義は私にとって何か言い表せないから、訳の分からない横文字を当てているんやけどね。だけれども、幸い、教育長は国語の先生やから、ちょっと気持ち分かってくれると思うんですが、これから議長に聞かれたら、教育長、いろいろ考えるんやけどなかなか出てこんのや、ええ言葉。 僕、今朝、来しなに、またアイデンティティーと言ったら、また訳の分からんってね、生きざまというふうに思うているんですけどね。私の政治の政治理念じゃないんです。いや政治理念なんですよ、孟子の言うところの仁義ですよ、思いやりと正義。正義はおのれの利益を後回しにして道理に従って市民、公共に尽くすことを、私らは正義の概念があるわけでしょう。ですから、この間来た私の支持者は悪気がないんです。私に市議会議員を続けてほしい。それには選挙に上がらんならん。選挙に上がるためには、人事評価制度をいつまでもやっていたらまずいからやめなさいと。ということは、大西の利益を優先しているんですよ。それは僕は選挙を有利にするための自分の利益を図るために信念を曲げるわけにはいかないので。 それを、教育長、高校2年生から私はずっと通してきたので、ですから私に対する世間の悪い評判、特に昭和50年に市議会議員になった45年前に、特にこれから現在まで、事件や暴力団の黒幕、高利貸し、この間のセクハラ、もうありとあらゆるそういう風評とかにさらされてきたわけやね。だけどね、私は、困った人がお金を借りに来て貸したことありますよ。しかし、利息を取るわけでもないし、貸したお金を返してもらえるというのはまずまれです。市民を助けるために暴力団とけんかしたことありますよ。交通事故やられて保険屋にいじめられて、保険屋の弁護士とけんかしたこともありますけれども、私は一般市民らともめごとなんか起こしたことないし、大嫌いなんです、紛争が。だから、私は、教育長、この間も言ったように、寂しがり屋のいじめられっ子だったので人と仲よくしたいんです。だから、人と紛争したりすることは大嫌いで、高校2年生から人に迷惑をかけることは絶対にしないと心に誓ってきていますから。だから、みんな私の私生活も何も知らんやないか、親しい人おらんじゃないですか。議長とは50年来の付き合いですけれども。 ですから、イメージでそういう、もう45年もやっていると定着する。なぜくどくどとそれを言うかといったら、通告表の一番上、子曰く、「君子は言を以って人を挙げず。人を以って言を廃せず」。君子、学問を修養して、道義、道理をわきまえた立派な市長、立派な教育長が、いいことを言うからといって、直ちにその人物を信用して登用しない。しかし、そして、常日頃から信用のできない、こいつは悪いやつだと思っていても、言うていることが正しいことを言っている場合は、その言うている正しい意見は採用するという。そういうことでしょう。それは市長も教育長も立派だったわけでしょう、君子だった。君子じゃなかったら大西みたいな悪いやつの言うことを聞く必要ない、初めから聞いてくれんということや、この裏を返せば。そうでしょう。だから大西は立派なことを言っていると。立派なことを言っているけれども、おまえセクハラしとるやないか、何言うとるんないうて市民から一言の下に意見を聞き入れない、何ぼ言うてもあかんですよ。だからこれ、市長に10年僕はいろいろ進言するけれども、何一つ聞いてもらったことない。それは、今言ったように、信用してもらっていないのかなと思うわけ。 そこで、今日は資料を持ってきたあるんやけれども、理論まで時間がないんで入れんと思うしの。これから教育長とやるんでね。 それで、田岡市長に、この人事評価だけでも8年やっているけれども、全部、虚偽答弁までは言わんけれども、僕の質問に答えたことないんです。田岡市長とやっていると、小学生とけんかしやるみたいな嫌な気持ちになってくるんです、情けなくなってくるので。それは何でかと言ったら、市長は経験がないんです。経験がないということは、無知ということや。無知といったら子供と一緒や。そやけど教育長、あんたは公立学校の先生、要するに公務員してきて勤務評定もされてきたし、校長として勤務評定もやってきたし、今も教育長として勤務評定やっている。やっているでしょう。経験者、あんたは。私も、教育長、大学は法学部ですけれども、先生になるために大学に行ったので、私はもう教職課程を専攻して、それで教員免許を取って新宮商業高等学校の教員になったんです。それから和歌山県警へ行って、警察官として勤務評定も受けてきている経験者なので。特に、教育長は勤務評定について、ずっと全国の教職員組合は、この勤務評定差別制度だと70年闘ってきたわけでしょう。だから、この勤務評定の弊害も知っているし、これをやめさせるのにどんなに難しいかということも知っているわけ。僕は、これ8年です。たった1人で、教員組合は70年闘っているんやけれども、まだやめさせられないじゃないですか。 ですから、私はこの人事評価制度差別制度だと言うていますけれども、全国の教員組合も勤務評定差別制度だと闘ってきたじゃないですか。勤評闘争起こったのは僕が中学生のときやで。先生休みや、うれしてかなわんのや。先生はストライキできんから一斉に休暇取るんや。授業ないから自習か、グラウンドに出てソフトするか。生徒はうれしいんや、授業ないから。そりゃ、親が怒ってくる、日教組はけしからんて。そりゃ日教組は怒るのは当たり前じゃないですか。この人事評価制度は、今の安倍総理大臣のおじいさん、岸信介が日教組を弾圧するために実行したんですよ。日教組を分断したから初めから差別制度なんですよ。 それで、今はもう形式的にはやっています、大体全国的に。だけど、市長部局は義務規定やと、義務規定と違うやん、これは基本規定だから。市長は各自治体の状況に合わせて運用したらいいんだと法律に書いてあるから義務規定じゃない。まだ言っている、まだ義務規定だと。それを後ろの議員にも分かってもらわなあかん、みんなに。分かってよ。市長は義務規定やと言い張るけれども、市長の後ろにこれだけのシンクタンクがあるわけやろう、スタッフが。その後ろに総務省があるわけでしょう。大西1人が義務規定やないんやと言っているのに、どうしてあんたたちは大西議員は間違っていると、義務規定やないかとどうして証明できるんですか。おかしいでしょう。僕は一介の市議会議員や、1人やもん。1人で義務規定やないて。義務規定や、その後ろに総務省ついとんのや。大西議員は間違うたあるって、どうして証明できんのな。 のう、教育長、それでね、教育長にさっきから言いやるように、それでね、僕の生きざまは思いやりと正義なんです。その私のアイデンティティーからしたら、この人事評価は絶対許されない。人を差別するということは絶対許されない。 それで、議長は侮辱発言はやめろということですけれども、教育長、私は新宮市民なんですよ。新宮市民の私はその新宮市民の代表でもある。だから新宮市民として、大石誠之助を名誉市民に推挙している新宮市民のプライドにかけて、こういう差別的な制度を実施している田岡市長と速水教育長を、教育長と認めたくない、認めないんです。分かってくれますか。私は認めない。新宮市民、大石誠之助を名誉市民に推挙しているこの誇り、新宮市民であることを誇りにしているのに、その市長、教育長がこんな差別制度を行っていることで、私は認めなくないんですよ。それで、断っておきますよ。ですから、私は速水さん、田岡さんを軽蔑することはないんです。田岡市長、速水教育長を軽蔑すると言っているんです、いいですか。 そこで、まだ速水教育長の理念はこの間教育長になって日が浅いので、この前の教育長は僕は認めなかったんです。だから再任にも反対したんです。今、速水教育長が来てくれて、これからやね。だから速水教育長は今やっているだろうけれども、速水教育長は独立執行機関の長として、あなたも任命権者でしょう。だから、速水教育長はどういうあれで、まだ私が考えるのは、速水教育長が使っている部下は市役所の職員なんで、独立してやれと言われても、本庁の市長部局の職員と整合性を取らんなんもんで、やむなくやっているのか。いや、大西議員さんに心配してもらわんでも、私は自分独自で人事評価を運用しますよと、そう言ってくれたら日本一の教育長ですよね、尊敬しますよ。だけど、普通の並の教育長は、やっぱり市長と歩調を合わさなあかんからね、成績で言うたら3や、B、それでやっているのか。僕は意志が分からないんです。前の教育長は長いことやりましたんで。 それで、さっき言ったように、僕と教育長と経験が一緒なので、これからまだ3年ありますので、この件は続けますが、教育長、続けますが、まだ3年あるので、そこまで僕が命もつかどうか、それは分からんけれども、死ぬまでやると言ってるのでやるんですけれども、教育長は経験があるので、教育長と私は互角で議論できると思うんです。それで当局に反問権はないんですけれども、僕は認めますから、教育長、遠慮せんと反問あれば、言ってくれたらいいので。認めますので、議長、許可してくださいね、答弁を。 いやいや、ちょっと、そう言いますけれども、やっぱりこの間も議事進行取ったでしょう。教育長、国語の先生や。日本語というのは、この前も問題あったんですけれども、最後まで起承転結、最後まで聞いてじゃないと。だから、この間議事進行取ったのは、僕は民間の医者に公的資金入れるの反対やのに、入れよと言うているということになっとるからやね。最後にならな分からんので、できれば僕の話を全部聞いた後で、大西議員のその指摘は私は受け入れられないとか、こういう理由でと反問してくださいよと。ですから、私はまだ……。 それで、先にちょっと時間あるので、その財政を教育長に何で質問するかという、教育長、俺に何でせんならんのなと言われたらちょっとあれなので、この財政のことで先生と同じ、学校の先生だった人が新聞へ投稿しているんですよ。これね、教育長、僕がずっとここで財政の問題について言ったことと同じことの投稿があるんや。それで読んでおきます。それで財政のことはひとまず置くんですが、これは、67歳の徳島県の男性ですけれども、元学校の先生みたいです。こう書いてある。 「サザエさんをさがして」で、1966年に戦後初の国債が発行されたと紹介していた。当時、私は中学生で、社会科の授業でそのことを話し合った記憶がある。その教員が建設国債によって橋や道路が残ると言ったが、私は橋も道路も収入の範囲内で造るべきだと反論した。家計と同じで、借金に慣れると支出が放漫になり国が破産すると心配したからだ。半世紀が過ぎ、国と地方を合わせた長期債務残高は、今年度末に国内総生産のほぼ2倍に達する見通し。世界有数の借金大国となった。私は小学校の教員を長く務めた。高学年の社会科では、戦後、日本が復興したのは大人の努力の結果、感謝しなければねと話した。しかし、国の借金が年々増えていく。返すのは自分たちの世代なので感謝する気にはなれないという児童もいた。返す言葉がなかった。今は、日本銀行が大量の国債を買い入れ保有していると。政府は本気で借金を返す気があるんだろうか。現実から目をそらしていないか。ある日突然、国家財政が破綻することはないのか。中学時代に抱いた不安が杞憂に終わることを願っているという投書です。 僕がずっと言い続けていることと同じこと、全く同じことで、やっぱり同世代、感じる。ですから、飽食に慣れた、平和に慣れた、それでいいのかな。ですから、健全財政を維持するというのは子供のときから教育しないと。 そういうことで、今後、財政のことも教育長に質問することになると思うんですけれども、意図はそういうことです。ですから、この財政の心構え、財政再建の心構えと人事評価制度と同じなので、利益を追求するという教育を続けていると、結果的にこういうふうな社会倫理がなおざりになって…… ○議長(前田賢一君)  質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前10時55分--------------------------------------- △再開 午前11時10分 ○議長(前田賢一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君) (質問席) 質問を続けさせていただきます。 これから、教育長、あなたに質問をさっきから言うように集中するので。 それで市長とは8年、この人事評価だけですよ、だけでももう8年やってきたんですから。それで、さっきその通告でした、言を以って人を挙げず。人を以って言を廃せず。だから、人から信用がないと、幾ら正しいことを言っても意見は採用されないという不安があるんです。そこで、教育長とはこないだ会うたばっかりで、教育長が何を考えているのか、教育長も僕のこと何も知らないわけですね。そうすると、世間のうわさだとかそういうことでしますので、私の職員あるいは議員、一般市民からの評判はすこぶる悪い、悪いのは知っているんです。ですから、市長が選挙へ立ったとき、市長に応援する約束をしたんです。したんだけれども、俺が応援したらお前1,000票票が伸びる。そやけど6,000票票が減るぞ言うて。だから、大西が応援しているのを世間が知ったら絶対上がれないから、だから大西が応援してくれているということを人に言うたらあかんし。だけど、裏切ることは絶対ないから。だから事務所にも行かへん。一切行ってないんですよ。もう事務所は一切行くことはない。けど、心配せんでも裏切ることはないから、心配だったら事務所閉めてから毎日でも構わんから、夜、寄ったらええぞと言うているんです。だから後ろにおる同僚議員も、うちの会員で大西さんのこと極悪人や言いやるでと、そういう会話をするんです。だから私が人から信用がないということは自分が重々知っているわけ。そしたら、なぜ人からの評価が悪いかということで、教育長に、なぜそれが僕は不満なのか、別に気にしていませんけれども不満なのかということを教育長に話しておきたいんで。教育長が、もしその僕の考えを信用してくれたら、それから議論に入った方がいいと思うので。 そこで、こないだ言うたように、教育長、僕はいじめられっ子だったんです。それがなぜ市長にこわもてやと言われるように、そういう評価を受けるようになったか、でしょう。僕は、高校2年生のときに追い詰められて躁鬱病を発症して自殺未遂をしたんですよ。躁鬱病は物すごいつらいんです。躁のときは大言壮語してしまうんです、俺は東大行くんやとか。そういってほら吹きや、ほら吹き強や、大ぼら吹きやとかって笑われるんです。で、鬱に入ったときにその自分で、自己嫌悪でもう生きていられなくなるんです。この繰り返しなんです。それで、岩崎病院に入院して退院してから、高校2年生のときに、退院してから考えたんです。ある日、人から攻撃を受けて怖くてつらい、悔しい、怖いということで逃げ回っていたわけです。それで、自分で死ぬのも反撃して殴り殺されても死ぬのは一緒やと心に決めたんです。ですから、これからは攻撃を受けたら必ず反撃する。相手がどんなに強いでも、相手が大勢であっても攻撃を受けたら反撃する。怖がって逃げたらずっと自分が悩む、と開き直ったわけです。それで、開き直ってから反撃したときにたたき殺されるわけにいかんから、それから本を読んだりいろいろして、一撃で相手を倒す術を研究して、それで佐野の神社の境内で毎日訓練。そして、文芸部ですから本は読むので、生半尺に反撃したら今度後から複数で攻撃される、報復されるの分かっていますから、私は相手が報復できんように、怖くて、恐怖で報復できないようにする。ですから、もうテレビ入っているからこれ以上言えないですけれども、要は後で、成人してからですよ、良かったな、人を殺さんで。殺してしまっていたらもう終わりです。それは、運が良かった。ところが、それをやりだしたら人間っていうのは全部殺気持ってくる。半年もしないうちにその界隈、界隈って、新宮高校はマンモス高校だったんで、商業も土木建築も皆あるから。その界隈でそういう暴力だとかそういう生徒というのは1割もないんです。みんな普通の生徒ですから。そしたら、半年もせんうちに大西にかもたらあかんぞと、あいつは、差別用語やったら、要するに異常やと、精神がおかしいと知れ渡るんです。不良だと言われる反面そのつらさもあるんだが、その界隈、そういう生徒の中で大西に構うなと、あいつは何をするかも分からんということになって誰も私に構うもんはなくなったんです。 そこで教育長、自分が強くなれば弱い者を助けられるとそこで知ったんです、そこで。それで、自分がこういう精神状態になったのは人の目を気にし過ぎだと。だから生涯私は人に迷惑をかけない。人に迷惑はかけないがその代わり私は私の思いどおりに、私の自由に生きたいと。自分が自由に生きる、それによって人からどういう評価を受けようが気にしないということを腹に決めた。ですから高校2年生から、私の性質は今でも変わらないです、あかんたれなんです。だけど、性格を変えたんです。変えて今まで、そこで人に迷惑をかけない限りですから、一切この年になるまで人に迷惑はかけない。ですから、私の生活は来る者は拒まず、去る者は追わず、徹底しているんです。ですから、私に関係のない人、一般人の人らに悪口を言うこともなければ関心がないんです、関心というか介入しない。そして、自分に関係のある人、関係のある人でも私を必要とする、私に相談があるときは乗るが私から人に無理を言うことはないんです。子供にでもですよ。この前も言ったように、隣におる息子のところに、20年おるけれども1回行っただけ、そういうことなんです。例えば、子供が「お父」言うて僕のところへ入ってきて「嫁さんもらうぞ」って言うでしょう。そうしたら「おう、相談に来たんか、報告に来たんか」と言うんや。そしたら息子は「報告に来たんや」と。「報告に来たんやったら好きなようにせえ」と、そうなる。私に相談に来たら乗る。私に頼みごとに来たら誠心誠意応える。けれども、私は、ですから45年前に市議会議員になってから市民に何一つ迷惑をかけたことないのに、なぜこんなに評判が悪いということでしょう。だからこうして仕方ないじゃないですか。こうして、これだけ議場の中におるけれども、僕を知っている人、親しい人っておらんじゃないですか。前田議長ぐらいや。顔は知っていますよ、ここで見とるから。僕も教育長は全然知らん。田岡市長は知っていますけれども、応援したから近所やもん。だけど、田岡市長が日頃どんな生活しているか全然知らんから。ですから、田岡市長と近所ですよ。田岡市長を応援した、田岡市長は僕とこへ来るけれども、僕は田岡市長のとこへ一回も行ったことがない。玄関も入ったことないです。僕は、田岡市長を応援したが、田岡市長に応援するな、僕を応援するなと言うぐらいで。僕は人を応援しても見返りなんか要求しない、誰にも。徹底したあるんや。徹底しているのになぜ大西が悪者やと言われるかと。だから、人事評価制度絶対に許せないんです。本当に評価するほうが正しい評価、正しい事実に基づいて評価しているかということはあるんです。 そこで教育長、議長に侮辱発言するなと言われたらはいって、これから以後一切しませんって言うてるんですよ、しませんよ。しかし、私はここでも口悪いです。罵詈雑言、市長にも教育長にも言いますけれども、後ろの、この議員らにも。私は、人を侮辱すること絶対にしない。さっきも言うたように。教育長や市長に、今言うたように攻撃を受けたら相手が市長であれ何であれ僕は反撃するんです。反撃しているところをみんなが見て大西って悪いやっちゃなって、口の悪いやつや、生意気なやつやなとそういう評価を受けるんです。僕は、いいですか、僕は今言うたように高校2年生のときから攻撃を受けたら相手が誰であっても、どんな力の強い人であっても反撃する。損得は関係ない。それだけじゃないんです。私は自分より弱い者に攻撃を受けても、私は反撃しないんです。高校2年生から。何でか。弱い者はそれをかわしたら後で必ず謝りに来る。後輩は先輩に謝りやすいんです。ところが先輩は謝りにくい。いっこも市長謝らんやろう。これから謝らすように言うけれども。それで、そういうことなんですよ。ですから、ここで僕が攻撃を受けたら反撃するのは前田議長だけです。僕は後ろの議員誰も怖くないです。そしたら、こういうことでしょう、そうしたら「こないだ大西さん若い女性議員をば反撃したやないか」と言うんです。だから僕はわざわざここで反撃するのは、彼女がこういうふうに窮地に追い込まれても彼女が男性やったらびくともしない。こういう件は相手が女性やから強い、怖いと言うているじゃないですか。だから後ろの議員も一人一人は弱いんです。そやけど複数で攻撃を受けるとそりゃ複数だから反撃に出るけれども。それぐらい徹底してるんです。権力のある人に攻撃されたら、そこで、田岡市長は、「僕は大西議員をば侮辱らしてないで」って、これが違うんやだね。みんな分かっていない。市民も。大西は田岡が言うこと聞かんいうていじめまくりやると。僕は、田岡市長に侮辱されたから、今言うたように、軽蔑していますから侮辱的な発言出てしまう。そんなに悪気ないんやで、三輪崎弁やけどね。そんなに、興奮するというか自分の感情を出すときはどうしても方言が出てしまうんで口が悪いように見えるけれども。いいですか、教育長。 田岡市長が初めて市長に出るとき、相手は元市長の息子、元県議会議長。これを相手にやった。元市長は僕と2人とも昭和50年の同期生です。ずっと一緒にやってきた。親しい。元県議会議長は、僕と同級生で同じクラス、クラスメイト。もちろん3者から応援の依頼はありました。しかし、私は田岡市長に応援したると約束した。そして、田岡市長を応援するときは僕はもう30年も余って議員をしとるわけ。そしたら「なんや大西のやつは。行政も政治もやったことない素人が、無責任や」って言われた。しかし、私は田岡市長のポテンシャル、潜在能力を買うて田岡を最後まで応援した。恐らく、田岡市長は大西がいなかったら市長になることはなかったです。立候補もしていないと思いますよ。僕のとこへ「やめる」って来たんだから。なってないと思う。99%にしとこか。 だから、そこで市長になって、その4年の間に田岡市長は人事評価制度やるんです。田岡市長が人事評価やるって公約していたら、僕は応援しないじゃないですか。公約もしていないのにこれをやるって8年前に言い出したんです。そこから反対を始めて教育長こうだったんですよ。これ、今、見せたビデオ。平成25年6月の僕の一般質問です。田岡市長にこう頼んだんです、いいですか。この人事評価制度の新制度の実施は平成28年からやと。平成25年はまだ3年も4年も前なんですよ。それで市長がこれをやるというから。法の施行はまだ何年も先やのに。それで6月ということは、あと4か月で市長選挙があるんですよ。そこで、私は田岡市長に、あんたをば応援して市長にした。そやけど、こういう私が絶対許せない制度をやるんなら、もうあと4か月待って、そしたら僕は今度の選挙応援せえへんから。それからはもう責任はないでしょう。だからこんなのして、人事評価するんだと言うて公約して上がってきたら私は文句言えんでしょうと。だから、待ってくれと言うたんや。分かりますか。4か月待ったさかって何にも市民に迷惑かけるわけでもなし、何にもないじゃないですか。そこで実施されたんで、強行されたんで、私は責任取って議員を辞めたんです。そしたら「辞めたんと違うやないか、我がが市長に立って落選したんやないか」と。当選できるなんて100%思うてないですよ。当選できるのは、可能性はゼロ。選挙運動もろくにせえへんのやから。私は責任を取って辞めたんや。そのときさっき言った答弁、その選挙もうあと4か月やのに。私はあなたを市長にした責任があるから、だからこんな悪辣な制度を実施されたら私はどうなるんやと。やるんやったら次の、あと4か月待って次の選挙終わってからやったら僕は応援せえへんのやから責任ないやろう、だからやめてくださいと言うたら、この地方公務員法で実施の義務規定があるんやと。だから誰が市長になってもやらんならん言う。違うやろうて。義務規定やないやないか、と言うても聞かなんだ。それで強行採決、実施された。僕にとったら物すごい侮辱なんやね。私が義務規定と違うんやと、これは。だから70年やってないんやで、新宮市は。新法ができたから、できたからじゃないじゃないですか。改正したんやないんや。もともと勤務評定いうのはあるんや。勤務評定いうのは、地方公務員法の第40条で、市長は、教育長が定期的に職員の勤務評定をして、それを承認、給料に反映する措置を取らなければならないと書いとるんや。一緒やん。勤務評定人事評価に変わっただけで、市民病院が医療センターに名前変わっただけで一緒なんです。義務規定やったら何で勤務評定やっていないんですか、文言は一緒やで。なあ教育長。だから、50年前に、1965年かな、50年頃やね、そうやろう。それでしいなかったんやで、勤務評定。これが、時の岸内閣の号令で初めて愛媛県で実施されたんで、日教組をはじめとする全国の教職員組合が安保闘争を始めて、いまだにやってるんや。その旗印が勤務評定差別制度やということやで。それはもう時間ないからまた次に回すけれども。そういうことやで。私は、極悪人みたいに言われるけれども、今言ったみたいに私は人から攻撃されなんだら絶対に人を攻撃するなんてことはあり得ない。 ところが、何を言うとるんなと。やりきっとるやないかと後ろで言いやる。我がが大西を侮辱したこと全然分かっていない。後輩が、私の、これ一般質問しやるのにやで、議事進行かけてやで、侮辱発言や、やめさせ言うて、一般質問になっていないと言うんやで。先輩の私に言う、一般質問になっていないって侮辱しといて、自分は侮辱したの分かってない。だから、私は人に反撃したり人に対して罵詈雑言浴びせるのはこの市役所だけ。それも、今言うたように市長、教育長、議員だけ。それも複数の議員でかかってきたときだけ。だから、そこで僕怒るでしょう、今も怒っているわけ、ずっと。市長に罵詈雑言浴びせてきたけれども。それで途中で教育長、市長が市役所の職員に市の職員に皆さん、人の悪口は決して言ってはならないと、悪口言うたら自分に返ってくるんだって訓示したのが新聞に載ったんです。それで僕は一般質問で、市長、みんな人の悪口言いやるのに何で悪口言うたら悪いんなって言うたら、言われた人の心に傷がつくって。そうでしょう。だから、悪口言うたら悪いんじゃなくて、心に傷をつけたら悪い。そうしたら、同じこと言われても平気な人と死ぬほどつらい人もおるわけやのう。それは価値観じゃないですか。だから市長は、別に大西さんに選挙世話になったけれども、市民のためにこれ人事評価実施するんやと。市民は選挙のときに皆言いやったと。市役所の職員ぬるま湯につかったあると。皆言いやったから民間の能力主義を導入するんやと言うたんでしょう、そのとき。だから、私は市長になったんやから、私は市長になったんやから私の政策しようと、大西に邪魔されることないから、私は大西を何にも侮辱していませんよと。だから罪悪感が全然ないんです。しかし、それやられた私はもう30年も40年も議員しとるんやだ。そこで、無理を言うてないでしょう。あと4か月待ってくれよと、あんたを俺は応援したんやから、次の選挙は応援せえへんから。ほったら今言うたように義務規定があるんやと。法律家の僕にやで、義務規定あるから誰が市長になってもやらんならん、虚偽答弁や。で、いまだに言うとるんや、義務規定やいうて。何回教えても聞かん。 教育長、後はまた6月も9月もあるんで、今言うたように僕を罰する、悪者や思うといてよ。僕は、自分はそれはいきさつでちょっとぐらい。それと、選挙は人に迷惑かけなんだらできんじゃないですか。選挙は人に迷惑かけなんだらできんから、選挙では迷惑かけますよ。そやけど、それはみんな選ぶための、市民の仕事やからこれは迷惑かけるのはちょっとこらえてもらわなね。私の個人的な損得で人に迷惑かけたことないということを教育長に言うときます。 それで、新聞報道もあるんで、議長、ちょっと一個だけ。教育長のう、市民に広報もせんならんし後ろに新聞記者もおるんで批判は批判。 教育長、これ城南中学校が表彰された。これ、教育長と市長と、校長真ん中に挟んで写真写って報道されたあるわだ。令和元年度文部科学大臣優秀教職員表彰の受賞者に新宮市立城南中学校が選ばれたと。これで、選ばれた理由はこう書いとる。生徒の自尊感情を高め、主体的な活動や学習意欲の向上を目指す研究を行ったこと。また、その後の取組も継続していることが評価されたと。教育長、生徒の自尊感情を高め、私がそう言うている、公務員に馬みたいに鼻先にニンジンをぶら下げて走らせるようなこんな政策が市役所の職員の自尊心を損なわないかと言うてんねん、言うてきたんや。公務員のプライドはどこへ行った。真面目な人のことを、公務員をば顔に書いたような人やというぐらい市民は公務員を信頼しとるんや。士や、武士、士。それを頑張って成績ようしたら給料上げたるとかそんな金で使うような醜いことやめてくれと言うてきたんや。それで、城南中学校は生徒の自尊感情を高めた、それが評価されて表彰しとるんや。 もう一点、ここの谷先生が人権尊重の講演会しとるんや。それも報道されとるんやで。その報道にどう書いてるか、教育長。差別撤廃、まず家庭から。谷先生が書いてある。家庭内での差別発言は、子供に差別意識を植え付ける。一例として、人権を守るお手本は家庭から、と自身の言動を慎み言動を顧みることを呼びかけた。教育長、谷先生に市長にマンツーマンで人権を守ろうという手本は市役所からやって教えたって。     (「議長、時間です」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  それで、ああいう武士の情けが分からん……     (「時間を守りましょう」と呼ぶ者あり) ◆1番(大西強君)  そうしたら、最後に一言。市長でもええ、教育長、こないだ英語の大学入試の民間試験、英語の見送られたでしょう。それは知っていますよね、教育長は。市長は知っとるかどうか知らん。国語、数学の記述試験が白紙撤回された。これはもう直前まで文科省が2020年から実施するってやって、大混乱の後に見送られたんや。教育長、あんたはもう分かったある。何で見送られたか一言だけ言うて。何で見送られたんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  私が認識しているのは、採点に膨大な労力がかかるため見送られたというふうに思っております。 ◆1番(大西強君)  な、教育長、ああいう答弁するでしょう。違うじゃないですか。公平性が確保できないからでしょう。公平性が確保できないから白紙撤回になったんです。採点の公平性が。ですから、この人事評価制度は評価の公平性が確保されていないから、政府でもここまできた事業も見送るんです。だから、研究して完全な制度ができるまで、公平性の確保ができない制度は一旦凍結して政府がやっとるじゃないですか。市長、ああいう答弁なんで、あんなんですよ。だから、そういうことで公平性が確保できないとここまできた大事業が頓挫した。それを5年前に僕はもう一般質問で言うてるんですよ。2020年からこういう制度になるけど、また今度言うけどね、僕は5年前にこの制度はできないと言うとるんですよ。できなかったじゃないですか、占い師やから。公平性が確保できないことはできない。そういうことでこれから、教育長、この問題についてよろしくお願いします。研究しといてください。
    ○議長(前田賢一君)  昼食のため、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時51分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。--------------------------------------- △濱田雅美君 ○副議長(東原伸也君)  7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (質問席) 通告表に従い、一般質問を行わせていただきます。 今、世界では新型コロナウイルスの感染が拡大しつつあります。感染されました方々には、一刻も早い御回復を願っております。 また、感染によりお亡くなりになられた方々に、心からお悔やみ申し上げます。 拡大防止を最優先とした政府の対策により、緊急に小中高の休校要請があり、学校関係者や保護者の方々におかれましては、その対応に御苦労されたことをお察しいたします。休校から約1週間が過ぎ、学校と学童を組み合わせ過ごしている子供たちが各学校で7名程度、学童も通常の半数程度の児童の利用でとどまっているとのこと、大半の児童は家庭で過ごしている様子で安堵いたしました。これは、共働き世帯などの保護者や御家族が子供たちのために最善の対応を取っていただいた結果であると思います。 それでは、新型コロナウイルスの感染が一日も早く終息し、平常な日常生活に戻ることを心より願い、一般質問を始めます。 予算大綱より、心豊かな人を育むまちづくりについてでありますが、1月31日、教育民生委員会において、岡山県岡山市の岡山ESDプロジェクトを視察させていただきました。岡山市の取組では、教育振興計画にESDを位置づけ、ESDの視点で学ぶことにより学びの質や問題解決能力を高め、持続可能な社会の担い手としての育成を目指していました。 本市の学校教育においては、神倉小学校ではヤタガラス子ども未来プロジェクトを大変熱心に取り組んでいただいており、うれしく思っております。 ふるさと教育を始め、本市のESDの観点を持った取組にどのようなものがありますでしょうか。 ◎学校教育課長(富田英之君)  来年度から実施になります新学習指導要領では、問題発見、それから課題解決、情報活用能力、これらの能力の育成が重要視されております。これは先行きが予測不能な社会を生きる子供たちが、他者とともに様々な困難を乗り越えていけるための基盤的な能力となるものです。 これらの力が、議員から御質問のあったESD、つまり持続可能な開発のための教育、これとつながっていくものとなります。通常の教科ごとの中で、課題解決の力をつけていくのはもちろんのことですが、教科単独ではなくて総合的な学習など複数の教科にまたがった形においても学びを進めています。 先ほど、議員がおっしゃられた神倉小学校のヤタガラス子ども未来プロジェクト、これはふるさと教育の一環で取り組んでおるものでございますが、そのふるさと教育や、また新宮市として力を入れさせていただいている防災教育の中で実践していっているものでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 教育の現場そのものがESDとつながっていると思いますが、新宮で学び育つ子供たちのために、今後も御尽力をお願いしておきたいと思います。 次に、イエナプラン教育について御紹介させていただき、質問をしたいと思います。少し長くなりますが、イエナプランの説明をさせていただきますので御了承ください。 イエナプラン教育とは、1924年(大正13年)ドイツのイエナ大学の教育学教授が始め、オランダで普及している一人一人を尊重しながら自律と共生を学ぶ学校教育スタイルであります。具体的には3学年の異年齢児童で30人程度の学級を編制し、教室内には輪になって話す場所、グループ作業の場所、一人で静かに遊ぶ場所などがあり、対話、自律、基礎学習(共同)、総合学習(催しと行事)の四つの特徴的な活動と遊びを循環させる時間割で学ぶというものです。 メリットといたしましては、子供たちをグループで活動させることでお互いが異なる存在であることを理解し、共に生きることの大切さを学べるように促します。学級が異年齢の子供で構成されているので、年上の子は年下の子よりも知識も経験も豊富で、必然的に上の子が下の子に教える立場を経験します。学んだことをアウトプットしやすく、学習したことも定着しやすいと考えられます。常に他者の視点を共有できる環境で学習するため、自分の学習方法について分析しやすくなり、適切な学習スタイルを身につけるのに役立つと考えられます。子供たちが自発的に学習できるように学習環境も重視され、校外活動を促すことで実物に触れる機会を多く取り入れることにより単なる知識伝達を主とする座学とは異なり、テキストを読むだけの授業よりも効果的な学習が期待できると考えられます。 ワールド・オリエンテーションという総合学習で、作ることと使うこと、環境と地形、めぐる1年、技術、コミュニケーション、共に生きる、私の人生の7項目に集約され、労働の意義や他者や自然との関わり、正しい科学技術の使い方を学び、学習の意義を子供に実感させ、おのずと子どもの学習意欲を高められると考えられています。子供の教育は、学校と保護者が連携して行うべきものとしており、保護者も教育活動に参加できる機会を設けていて、子供の学習状況を正確に把握できるものと考えられます。 イエナプラン教育は、実社会で生きるために不可欠な素養を身につけられる教育手法であると考えられております。もちろん完全な教育手法というわけではなく、少なからずデメリットもあります。子供たちの性格は千差万別であり人と関わるのが極端に苦手な子供もいます。 イエナプラン教育は、世界的に注目されている教育方法ではありますが、日本ではまだ浸透していない実情であり、日本の教育の学習効果が不明確であることなどが考えられます。広島県内では、広島県教育委員会が2019年度からイエナプラン教育を参考にしたカリキュラムの在り方を研究、2020年度以降、市町教育委員会と連携して県内公立小学校にイエナプラン教育のスタイルをモデル的に導入する考えを示しています。その中で、広島県福山市は、イエナプラン教育を行う学校の環境整備などについて地域や地元企業から提案があり、子供主体の学び、全教室展開を目指す福山市の考え方と方向性を同じくするものと判断、千年小中一貫教育校、これは仮称ではありますが、その再編のため2022年3月に閉校する常石小学校の施設を活用し、官民で協力して2022年にイエナプラン教育校を開校するとされています。 全国の公立小学校で初めてイエナプラン教育を取り入れる予定の動向に注目が集まっております。創設するイエナプラン教育校では、1年生から3年生と、4年生から6年生が異年齢でグループを編制し、1グループ30人で、全校児童数は180人程度となる。準備期間として2019年度から一部の教育活動を異年齢集団で実施、2020年度から2021年度にかけては、移行期間として1年生から3年生と、4年生から6年生の異年齢集団で教育活動を展開し、創設するイエナプラン教育校の実践内容を検証し、その結果をさらに全市へ普及、展開させていくとあります。 このイエナプランは、実社会で生きるために不可欠な素養を身につけられる教育手法であると考えられておりますが、イエナプラン教育のような取組は、子供たちが自分で考えて行動する、その子供のモチベーションを上げるきっかけになると考えます。 本市においても、1年に一度でもこのような異学年で構成される学習の取組を試みていただければ、子供たちは卒業までに数回の経験ができると考えますが、いかがでしょうか。 ◎学校教育課長(富田英之君)  異学年、異なる学年にまたがった学習、その効果につきましては学校としても様々な場面で認識して、実施しておるところでございます。その中で、上級生は下級生のお手本になろうとして頑張りますし、下級生は上級生のそのような姿を見て自分たちも将来、近い先ですけれどもそのような姿になっていくんだなと目標を立てることができます。 実際、小規模校、ごく少人数の高田小学校でしたり、熊野川小学校等では、特別活動の時間であったりとか行事については、常に異学年で交流をしながら学びを進めておるところです。 また、市街地にある大きな学校につきましても、例えば入学したばかりの1年生の世話を上級生が行ったりとか、自分たちが企画した祭りに下級生を呼んで一緒に遊ぶ活動であったり、そのような場面で学びを深めていっておるところでございます。 また、中学校につきましては生徒会活動であったりとか、行事の中で縦割り、1年生から3年生を幾つかのグループに分けた取組をしている学校もございます。 そのような形で異学年が交流する場面を年間通じて計画して、実施はさせていただいているところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  異学年交流は、学習は効果は学校としても認識していますということでしたので、今後とも子供たちがお互いを尊重して、共に生きることの大切さを学べる取組をお願いしておきたいと思います。 次に、学校に行きにくい子供たちの支援の取組には、はばたきの家や不登校支援員をはじめ、様々な学校関係者と先生方が手厚く御尽力をいただいており、感謝申し上げます。不登校の子供たちにワークショップを行ったところ、教師も保護者も気づかなかった子供たちの気持ちが見えて解決につながったという事例もあるようです。 現在、学校に行きにくい子供たちが学校に来れたときには、余裕教室での対応や、光洋中学校でははばたきの部屋など対応を行ってくださっていますが、市内でははばたきの家がフリースクールを担っていると考えます。 フリースクールは、不登校の子供たちにとって社会との接点を持つ場所であり、ソーシャルスキルのトレーニングの場ともなる重要な居場所であります。予算大綱に学校教育におきましては、引き続ききめ細やかな指導による学力の向上を図るとありますが、学校に行けない子供たちや保護者はやはり学習面においても不安や心配事は当然生じてきます。保護者も学校関係者の方々も、本当に大変な思いで尽力していただいていることは存じておりますが、本当に困難な問題であるとは思うのですが、誰一人取り残さない新宮市を目指して、学校、家庭、地域、行政が協働し、不登校ゼロのまち新宮市を実現させたいと思いますが、困難なことも大変多く、簡単なことではないと思うのですが、実際ゼロにした学校というのは存在しておりますし、いかがでしょうか。これについてどのようにお考えでしょうか。 ◎学校教育課長(富田英之君)  不登校児童生徒につきましては、登校への前段階としまして適応指導教室、先ほど議員がおっしゃられたはばたきの家であったりとか、はばたきの部屋ですけれども、そちらを活用しながら学校へ、教室へ向かう力を蓄えられるような支援をしているところでございます。 また、それ以外にもスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどを配置させていただきまして、子供たちや保護者の悩みを聞いたりとか、現状での課題を明らかにしたりと、場合によっては必要な関係機関につなげていくような取組というあたりを行わせていただいております。 更に、学校には来れるけれども、皆と同じ教室で勉強がしにくいというお子さん方につきましては、不登校支援員というものがございまして、別室で学習をしたりとか、そちらを支援させていただいたり、あと学校に来れないお子様につきましては、直接家を訪問させていただいて、一緒に勉強するための時間を取るような訪問支援員というような者を配置しております。 また、教室で学習をする際に、様々特別な支援を要する子供たちというのがおりますけれども、そちらの子供たちについては学校支援職員のほうが手厚く支えておるような状況でございます。 今後もこれらを活用しながら、議員が先ほどおっしゃられたような誰一人取り残さないという新宮市を目指していきたいと思っています。 ◆7番(濱田雅美君)  一人一人子供たちが抱えている課題というのがあり、本当に複雑な問題であると思います。 先ほど、訪問支援員のことも触れていただいたのですが、子供たちにとって、中にはたった一つの逃げ場所である家庭内にまで学校関係者の方が来たということで、また心を閉ざしてしまうというきっかけにもなってしまうとか、もう本当に一人一人の子供に合った支援というのは容易ではないということは、本当によく承知しております。 家から一歩外に出て、本当に社会とのつながりを持つことができるという取組を今後もきめ細かく、丁寧に、根気よく継続して見守っていただきたいと思います。本当に一歩一歩、少しずつでも前進していけばと考えます。 本市は、不登校ゼロという学校も過去にはそういう時代もあったと思います。選択できる教育の場が都会よりも少なくて、まして大学に進学するには新宮を離れざるを得ないのが現実であります。学校は小さな社会であり、実社会に出れば自分の力で問題解決しなければならない苦しい局面を何度も経験すると思います。学校という社会で問題解決能力を高めて、他者とのつながりを、共に生きることの大切さと自分を大切にして生きる力を持った持続可能な社会の担い手として育てて社会に出していくことができるよう、今後も御尽力いただきますようにお願い申し上げます。 さきに述べました岡山市のESD活動の特徴に、中学校区ごとに設置されている37の公民館をESDの拠点とし、地域の課題解決の学びや人材育成につなげているとのことでした。 そこで、公民館事業についてお尋ねしたいと思います。 本市では7つの公民館があり、公民館ごとに年間の行事を各公民館で予定して実行してくださっていますが、市では今このようなことに取り組んでいますとお伝えして、市の取組に賛同、協力を得られるよう伝えていってほしいと思うんですが、例えばSDGsであっても自分には関係ない、何のことか知らんわと言っている市民の方もいらっしゃいますし、公民館の行事に来て、今日は誰々さん来てないねと気にかけて、その方の家まで様子を見に行ってくれる地域での見守り、また溝にたまった落ち葉のせいで雨降ったら水流れんからね、運動がてら暇やから掃除してるんやよとかという、そういうことがSDGsにつながって、誰一人取り残さない社会の実現にしっかりと皆さん市民の方も参加してくれているんですよということを知ってほしいと思います。自分が役に立っていると感じれば、誰でもうれしくなります。子供や高齢者の方は特に照れくさそうに、でもとても素敵な笑顔を見せてくれます。 SDGsに限らず、新宮市では今このような取組をしていますと紹介していただき、新宮市が取り組んでいる事業を知ってもらって、強制ではなく無理なく協力してもらうこと、市民に理解を得ることが大切だと考えます。ぜひこの公民館の会議において、そのように新宮市の取組をお伝えしていただきたいのですが、いかがでしょうか。 ◎生涯学習課長(南拓也君)  公民館では、生涯学習を展開する上で市民の学習要求に応えるとともに、スポーツやレクリエーションを通じて地域のコミュニケーション形成を培う役目を担っております。7分館の分館長らが出席する公民館会議では、市が取り組んでおります各種事業、例えば公民館講座の開設や、うきじま学習教室の開催、市民大学、県人大学への協力、また人権教育の推進など、市の事業計画等について報告させていただいております。また、市で行っている地域との関わりの深い事業の情報発信も行っており、平成29年度には認知症について正しい理解を深めるために健康長寿課のほうから認知症サポーター養成講座について紹介させていただきました。 今後も、担当課で行っている公民館事業はもちろん、市全体で行っている事業等についても紹介し、発信していきたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  御丁寧な御答弁ありがとうございます。 地域の活動に、このように公民館であったりとか、いろんな活動に参加してくださる方は、SDGsを推進する核となる社会資源であると考えます。公民館をはじめ、ほかには町内会連絡協議会など、市民が参画していただける会議などはほかにもあると思うんですけれども、ぜひそのような場で市の取組を広報していただき、理解を得ていただくよう今後も取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に、予算大綱で、生涯にわたりスポーツができる環境の充実を図るとあります。本市では、市長が取り組んでいただいた朝のラジオ体操がありますが、ラジオ体操は健康づくりに大変有意義であり、老若男女負担もなく気軽に参加できるよい取組かと考えます。 この取組はいつから始まったもので、現在、参加者の動向はどのようになっていますでしょうか。始めたときよりも増えているとか、始めたときよりも減っているとかというのはお分かりになりますでしょうか。 ◎生涯学習課長(南拓也君)  ラジオ体操につきましては、王子ヶ浜の見晴らし台で平成24年3月から始まっておりますが、市長が取り組みましたラジオ体操につきましては、駅前、神倉が平成26年5月7日から始まり、三輪崎の黒潮公園、旧丹鶴小学校、三輪崎漁港前と広がりまして、現在では11か所で開催されております。 参加者につきましては、どうしても寒い時期や朝が暗いときには参加者が少ないと聞いておりますが、これらが暖かくなり朝も明るくなってくると参加者は増えてくると、参加者の方から聞いております。開催場所での参加者はいろいろでございますが、多いときには20人近くの参加があり、少ない所でも10人程度の参加があると聞いております。 当初からの人数につきましては若干少なくなったと思われますが、市民の健康増進を図る意味においても、今後広報活動に努めてまいります。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 市長が始めてからは約6年ほど続いているということで、朝早くて暗い、寒い時期というのはやっぱり参加する方というのはもう本当に少なくなるのは当然だと思うんですけれども、ほかにも様々な本市においては健康づくりのための取組がありますが、ラジオ体操について、若干参加者も少なくなってきている様子ですので、ラジオ体操からポイントをつけるというような楽しみを増やすというような取組はできないかと思うんですけれども、参加してくださっている方の中からポイントつけてほしいんやという話で、ほかの所は行事に参加したらポイントあって、ちょっとした物をくれるところもあるんやでみたいな、新宮市もそんなことしてほしいわというような声を何度か聞いたことがあるんです。 確かにポイントというのは、もう本当に一つ一つの小さなポイントもちょっとたまってきたら、よしみたいな感じで意地になってためてしまうということを皆さんもちょっと経験あるのではないかと思いますけれども、ラジオ体操に行くにもちょっと面倒だな、寒いなと思ってもポイントがやっぱりつくから頑張って行こうかなとかといって継続になることも考えられますし、またポイントついて何か楽しみがあるんやったら行ってみようかなと、今まで行っていなかった方が参加していただけるという参加者の増加にもつながる可能性も考えられると思うんですけれども、健康とお楽しみというのを同時に提供してみてはいかがでしょうか。 ◎生涯学習課長(南拓也君)  今年度も参加者にラジオ体操の基礎を学んでいただこうと考え、昨年10月14日に、NHKテレビラジオ体操指導員の田村恵美先生を新宮市にお招きいたしまして「めざせ生涯現役 新宮市民 みんなでラジオ体操会」を開催し、200人を超える参加をいただきました。 これからも参加者の増員に努めるため、議員の意見を参考にさせていただき、これからポイント制や継続につながるよう、何がよいのか参加者等にアンケートなどを行い、市民の健康増進につなげられるよう考えていきたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  前向きな御回答をいただいてありがとうございます。 本当にこれ例えばなんですけれども、50ポイントたまったら市のグッズ、ボールペン1本でもいいと思いますし、また1年間に近い300ポイントがたまったら、雨の日もあるのでこの300ポイントというのはちょっとどうなのかは分からないんですけれども、市の商品券とかあと財政のこともあって慎重に推進すべきかと思うんですけれども、財政的に苦しいのであれば表彰してその方に喜んでいただくとか、何か参加したことが記念になるというような取組ができればいいなと考えますので、今後、御検討いただきたいと思います。これは、もう健康寿命延伸の取組の一つであると考えますので、ぜひ今後も参加者を増やして継続していただきたいと思います。 ◎教育部長(平見仁郎君)  ありがとうございます。 健康増進に向けまして、議員の御意見を参考にしまして、前向きに検討していきたいなと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。よろしくお願いしておきます。 恐らくそれが実行されたら、本当に参加していただいている方は喜んでいただけるものと。結構、参加している方は高齢者の方が多いのかなと思うので、本当に少しした些細なことが楽しみに変わると思いますので、御検討いただきたいと思います。 次に、予算大綱からなんですけれども、共に支え合い幸せ感じるまちづくりについてお尋ねします。 予算大綱に、保健、福祉、介護、医療を含めた各機関等の連携強化し、共生社会に向けた地域包括ケアシステムの推進を図り、全ての市民が心身共に健やかで生き生きとした人生を過ごし、幸せを感じることができる取組を進めてまいりますとあります。地域包括ケアシステムの構築は、まさしく共生社会の構築を目指した取組であり、本市も尽力しているところであります。 本年度、教育民生委員会では、障害者を地域で支える取組を視察するため、社会福祉法人亀の子を訪問させていただきました。行政や社会福祉協議会や医師などと常に連携を取り、網の目の相談体制を構築し、支援を継続してきた結果、当初は自分の人生を決めるのは親であり、先生であるという考えでしたが、今ではメンバーの皆さんが力強く自分の人生の主人公は自分だという自覚と生きるエネルギーから生まれる元気と笑顔が人々を引き寄せ、地域の方々と共に歩むことができているとのことでした。代表者をはじめ、皆さんの元気とパワーは本当に視察させていただいた私たち委員のみんなも圧倒されるほどで、元気パワーをフル充電して帰ってくることができました。明るくお話をしてくださってはいましたが、ここに至るまでの御苦労は計り知れないものであったとお察ししました。 そこで、本市の障害者支援の現状をお教えいただけますでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  障害福祉サービスについてでありますけれども、御本人が地域で望む生活ができるよう障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス等の提供を実施しておりますが、その事業費は年々増加傾向にあります。また、近年多様なサービスの提供も求められており、計画相談を始めとした相談件数の増が大きくなっており、よりきめ細やかな対応が求められるところであります。 一方で、相談を受ける相談支援専門員の数が不足している現状がございます。昨年度には福祉事業団の新宮相談事業所ともが廃止し、また串本町の社会福祉協議会でも相談事業を廃止するということが続いております。 本市といたしましても、基幹相談事業所である美熊野福祉会のゆず、福祉事業団のともからも県域全体としての不足の相談がありまして、今後、広域行政と共に対応についての検討をしていく予定となっております。 ◆7番(濱田雅美君)  今、御答弁いただいた中に、相談件数の増が大きくなっておりとおっしゃっていたのと、あと新宮市と串本町の相談事業所が廃止になったということが御答弁の中にありましたが、この相談件数というのは年間どのくらいありますでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  基幹相談事業所の一般相談の件数についてでありますけれども、平成30年度1年間で3,200件余りです。また、障害福祉サービスの一つであります計画相談の月間件数は平成30年度で平均100件ありましたが、今年度は平均170件近くとなっております。 それと、廃止になった原因ということでありますけれども、廃止になった原因については、先ほども申しましたとおり相談支援専門員の確保が難しいというふうに聞いております。 ◆7番(濱田雅美君)  相談件数の数字だけなので、中身はまた、その相談内容というのも1件に対して大変時間のかかるものだと想像できるんですけれども、これだけの急激な相談件数の増加とともに、反対に相談件数が増加しているのに相談支援専門員が不足しているというのは、大変厳しい状況だということは本当に想像つくんですけれども、その中で相談支援専門員が不足しているという理由というか要因、それはお分かりになりますでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  相談支援専門員ですけれども、資格を取るためには実務者経験年数であったり、専門知識が伴う資格が必要なためでありまして、平成18年法改正以前までは通算3年以上の実務経験が必要でありましたけれども、法改正後、現在ですけれども通算5年以上の経験が必要というふうになっておりまして、あと講習や研修も受けなければならないというふうになかなかハードルが高いように聞いております。 ◆7番(濱田雅美君)  それでは、保健師であったり専門職というほうはどうですか。十分足りているとか、やはり不足している状況であるとかということはどうでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  保健師、専門職については、やはりかなり不足している状況であります。東牟婁圏域全体での資格所持者が少ないことと併せまして、民間での採用条件などの差が大きいのも一つの要因ではないかなというふうに考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  分かりました。 それでは、医療的ケア児についてお伺いしたいのですが、預けることのできる専門施設の現状というのを教えていただけますでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  医療的ケア児ですけれども、ケアの重度にもよりますけれども、通常のヘルパーではなく看護師の対応が必要な障害児者については、市内で対応できる事業所はありません。 また、日中預かり、デイケア的でありますけれども、日中預かり対応ができる事業所は東牟婁圏域では1か所であります。 ◆7番(濱田雅美君)  市内に対応ができる事業所がないというのは、非常に厳しいとは思いますし、日中預かり、デイケア対応ができる事業所も東牟婁圏内ではたった1か所、そしてまた宿泊可能な事業所、これが一番近い所で西牟婁圏内というのは、本当に今の話を聞いただけでも、支援が必要な方に本当に支援をするということが大変難しい状況ではないのかなというふうに感じたんですけれども、宿泊可能な事業所で一番近い所が西牟婁圏内となっておりますが、恐らく連れていかれるのは御家族様または御家族が駄目な場合は看護師なんでしょうか。 そういったことを考えると、家族の負担を軽減するために、たとえ一泊でもそういったサービスを利用したいというときにやはり断念というか、そこまで連れていくのが本当に大変だと思うんです。それならばとまた御無理をされておうちのほうで見るという状況に陥ってしまうのかと思います。 社会福祉サービスの支援というのが、必要な方に必要なサービスというのを現在提供できているという状況なんでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  現在、市内・市外の相談事業所で相談は受けていただいている状態であります。 もし、仮に自分の事業所で何らかの問題等で受けられない場合においては、ほかの事業所へ責任をもってつなぐようになっておりますので、相談が受けられないということはないと思われます。 ただし、相談件数が増えている現状において、1人当たりの担当件数が多くなりますと相談員の負担が大きくなると考えられております。 ◆7番(濱田雅美君)  きめ細やかなというと、一番大切なところが大変気になるんです。それでは相談員の厳しい状況というのは今理解させていただいたんですけれども、専門職の不足というのが、そういうことを理由にサービスを必要とする方にきめ細やかなサービスを提供できないということは、本当にあってはならないことだと思うんですけれども、そこに対してはどのようにお考えでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  サービスを必要とする人にサービスを提供できないということですけれども、先ほど答弁いたしました医療的ケア児の施設にしましても、またソフト、ハード面での課題が大きく、事業所の新規参入も難しいというふうに思われますけれども、その必要性をしっかり訴えながら新規参入が増えるよう新宮東牟婁圏域内の各事業所や県との協議を今後も進めてまいりたいと、このように思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  新宮圏域内の各事業所や県との協議を進めていただけるということなんですけれども、専門職の不足というのは本市だけの問題であって、新宮東牟婁圏内のほうではそのような問題はなく循環させることはできているのでしょうか。 ◎福祉課長(中上清之君)  専門職の不足ですけれども、実際に基幹相談事業所ゆず・ともですけれども、圏域内での相談支援員の数が不足しているので、行政としても一緒に対応を検討してもらいたいと意見をいただいているところであります。 昨年度は、ともの新宮事業所の廃止、今年度の串本町の社会福祉協議会の相談事業の廃止といったことも続いております。御本人が望む障害福祉サービスの提供を受けられないことがないよう、広域行政で相談事業所や、また自立支援協議会等の中で支援員の増員確保につなげるために引き続き粘り強く協議を進めてまいりたいと、このように思っております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 今、少しお伺いしただけでも本当に障害者支援の現状というのが厳しい、ハード面においても、ソフト面においても非常に厳しい状況であるということを理解したんですけれども、しかし、行政はやはりサービスを必要としている障害者の方とその御家族に対してはきめ細やかな支援を提供して見守っていかなければならないと思います。 また、相談員の皆さん、関係者の皆さんもきめ細やかなサービスの提供ができないということに大変心を痛めているのではないかとも考えるんですけれども、現在も、先ほど御答弁にもあったんですが、圏域内での取組は行っていただいているようなんですけれども、ここまで厳しい状況では、これまで以上にやはり広域と、先ほども行政としても一緒に対応を検討してもらいたいという意見をいただいておりますという御答弁をいただきましたが、やはり広域で行政と協働ができるという体制の構築が必要だと、早急に必要だと思うんです。 また、これは本市だけではとても前に進んでいけないのかと思いますし、また県のさらなる手厚い協力というのも必要かと考えるんですが、担当者の方は本当に今まで御尽力を十分していただいていると思います。 そこで、ぜひ市長のほうもこの解決に向けて御尽力いただきたいと思うんですけれども、市長、いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  これまでの議員からの質問、また担当課からの答弁でもありますように、本当に専門職の不足が大変大きな課題だというふうに思っております。担当課の答弁あったように、広域でしっかりと連携取って取り組んでいくことと、やはり和歌山県のほうにしっかりと支援をいただかなければなかなか解決につながらないというふうに思いますので、またしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思います。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。ぜひ本当に市長、サービスが必要な方にきめ細やかなサービスが提供できる新宮市になるように、また広域になるようにお願いしたいと思います。 あともう一つ、市長にお願いがあるんですけれども、市長も本当に連日超多忙な日々をお務めいただいていると思うんですけれども、職員を信頼して日常業務を任せているということはもう十分承知してはいるんですけれども、先ほどの担当課の答弁の中にもございましたが、担当課も専門職の不足によって職員の日常業務が大変過酷となって、体調管理に影響が出てくるようなことがないのかなと私はちょっと気がかりでして、これは福祉課に限らずなんですけれども、各課の現状を把握していただいて、有能な職員が能力を発揮できる環境づくりと人事配置というのをまた丁寧に考えていただきたいと思いますので、お願いしておきます。 次に、高齢者支援施策についてお伺いしたいと思います。 新規事業として、認知症の高齢者が徘回した場合に、関係機関と連携して早期に家族と連絡が取れるよう高齢者見守りシール交付事業を実施とありましたが、この取組の詳細を教えていただけますでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  来年度から実施します高齢者見守りシール交付事業は、認知症の症状として行き場所、帰る場所が分からなくなるような高齢者の方の御家族から登録申請していただきまして、衣類や靴などに貼るシールを交付するもので、シールの大きさは4センチ掛ける2.5センチほどの小さなものです。交付枚数は衣類用10枚、靴やつえ、バッグなどに貼るものを10枚と考えております。シールには登録番号とバーコードが書いてありまして、バーコードを読み込むと見守りの連絡先として、警察、市役所の健康長寿課の電話番号と受付時間が表示され、電話していただければ電話を受けた者が現場に駆けつけ、登録番号により御家族に連絡し、早期に御家族の元に帰すというものでございます。 この事業は、東牟婁郡内の町村も来年度同時にスタートさせます。郡内の町村の担当者と合同で新宮警察のほうへの説明と協力をお願いに行っているところでございます。 実施につきましては、4月から着手し、何分初めての事業でありますので、周知について新宮市の広報を始め、町内会の回覧、新聞記事への掲載お願い、またポスターを作成し、医療機関、商業施設、また小中学校にも掲示していただければ児童生徒の目にも留まり協力してもらえるのではと思っております。見つけて、連絡していただくのは市民の方、町で働いている方なので、御理解御協力していただけるようシールについて印象に残るような広報をしていきたいと思ってございます。実施は夏までの早い時期にと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  シールの枚数が、靴とかつえとか物に貼るものが10枚で、衣類用が10枚、確かに靴、かばん、つえとか物に貼るというのも必要であるかと思うんですけれども、やはりそういって家を出てしまう方というのは何も持たずに家を出てしまうことのほうが多いのかとも考えられますので、それならばやはり洋服とかパジャマとかに貼るほうがもしかしたら効率がいいのかなとも考えるんですけれども、今言った衣類用10枚であれば、季節ごとの洋服の着替えのことを考えるととてもじゃないけど足らないのかなと思うんですが、このシールというのは追加可能なんでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  議員おっしゃるようにその辺りも心配しておりますが、何分初めてのことでありますので、実施しながらまた増やしていったりとかということを検討したいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 また、シールもバーコードのようなものがついたシールということなんですけれども、見た目に印象のあるようなものというか、印象というか私は好感が持てるようなシールを作っていただければありがたいなと思うんですけれども、貼っていてバーコードみたいな味気ないものを貼るのは家族にとっても貼るほうも、また貼られるほうもちょっと抵抗があるのかなと思いますので、見た目に好感が持てるようなデザインにしてもらったらうれしく思いますし、またこの事業が本当にそういうふうに早期発見に大きな効果をもたらしてくれることを期待しております。よろしくお願いいたします。 以前、認知症サポーター養成講座を修了していただいた、シールつながりなんですけれども、家庭やお店、企業が分かるように、私、シールとかステッカーとかを表示していただけないかということを提案したと思うんですけれども、そういうことを表示することで認知症やその家族の方が安心してお店とか企業とかに行けるまちづくりの取組になるかとも思いますし、また養成講座の取組を知らない方々への周知にもなると思うんです。認知症を正しく理解してもらうというきっかけにもなり得ると思うのですが、いかがでしょうか。提案させていただいたその後、御検討いただいていますでしょうか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  議員おっしゃっていただいた内容につきましては、昨年9月に開催させていただきました認知症にやさしいまちづくりの講師の方が、泉北ニュータウンでの取組としてサポーター養成講座を受けたお店とか個人のお宅にシールを貼るというような取組を聞きました。まちぐるみで取り組むいいシステムだと思いました。 認知症にやさしいまちづくりへの有効な取組だと思いますので、本市においても検討してまいりたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  よろしくお願いします。 これもシールを作ると言えば幾らかの予算もかかることでしょうけれども、シールを貼ることによって、目についた方々にやはり認知症というか見守りについて意識を持っていただけるきっかけになるのではないかと思いますので、認知症にやさしいまちづくりの取組の一つとしてぜひ実施していただけますよう御検討をお願いします。 地域での見守りにおきましては、本当に推進しなければならないのがサポーター員だと思うんですけれども、個人や企業、団体にも養成講座の声かけを熱心に行ってくださっていますが、その後、順調に増加しているのでしょうか。現状や、また成果などがあれば教えていただければありがたいです。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  今年度、認知症サポーター養成講座11回開かせていただいております。306名の方に受講いただきました。受講者の方の内容といたしましては、老人クラブの方、一般市民の方、小学校4年生の方、市の新規採用職員、生命保険会社の方、郵便局、銀行の方となってございます。 成果でありますが、毎回、最後にアンケートを取らせていただいておりますが、受講前後では認知症についての認識が変わった、受講してよかったという御意見がほとんどです。 今後も、市民の方はもとより地域で働く現場の方への受講を呼びかけ、認知症の方が安全に安心して買物や用事ができるまちづくりを目指していきたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 少しずつでも順調にサポーター員とか養成講座を受けていただいている方が増えているようで、うれしく思っております。また、市の新規採用の職員にも受けていただいているということで、これは以前もお願いしたことなんですけれども大変うれしく思いましたので、今後とも継続して行っていただきますようにお願いします。 アンケートの結果を見ても、やはり少しでも意識を持っていただけるということは大変うれしいので、今後ともアンケートのほうの継続もお願いしておきます。 また、認知症の施策として、以前から提案し続けております認知症カフェ、この認知症カフェというのはよく分かるように認知症と言わせていただいているんですけれども、そういった居場所づくり、それの取組を御紹介させていただいた際に、担当課の方がお忙しい中、現場に行って視察をしていただいたということをお伺いしました。本当に忙しい中、足を運んでいただいてありがとうございました。 認知症の方とその家族にとっての居場所づくりは必須であると考えますので、ぜひまた視察をしていただいたのを参考にしていただいて、本市に合った形式を見いだしていただいて早期に実施していただけますよう、また今後とも継続して調査研究をお願いしたいと思います。私のほうもまた継続して取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  地域包括支援センターと社会福祉協議会で開設についての協議や近隣の視察、市内のサロンの様子など見学に行ってございます。 また、今年1月に民間のケアマネジャーの御協力で、認知症の方を介護されている方108件にアンケートを実施し、59件回答がございました。その回答を参考に、本市に合ったカフェの設置に向けて進めてまいりたいと思います。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。 これは、本当にずっと声を上げて提案しているんですけれども、なかなか足踏みが続いた状況であったりとか、あとなかなか本市に合った形式を見いだせなくて模索した時期があったんですけれども、今お伺いして、アンケートを取っていただいたりとか、現地に視察していただいたりとかという前向きな取組をしていただいていることを本当にうれしく思っております。 また、このように足踏み状態というか模索している状態から抜け出して、少し前進したのかなとも感じますので、今後ともよろしくお願いいたします。 ○副議長(東原伸也君)  濱田議員、まだ、休憩いいですか。 ◆7番(濱田雅美君)  はい。 ○副議長(東原伸也君)  質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後1時58分--------------------------------------- △再開 午後2時12分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (質問席) 休憩前に引き続き一般質問を継続させていただきます。 次に、子育て支援施策において質問をさせていただきます。 令和2年度の新規事業として、以前提案させていただきました視機能検査を3歳半健診に取り入れていただける予算の計上がありました。正直、こんなに早く実施していただけるとは思っておりませんでしたので、大変うれしく感謝申し上げます。ありがとうございます。実施予定は、この取組は何月頃になる見込みなんでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  視機能検査の実施につきましては、議会でこの予算が認められれば、4月に入りまして、時期は4月末頃と財政から聞いておりますが、物品入札を実施いたしまして、そして落札業者の決定、発注、5月中の納品で考えております。 検査機器が納品されれば、取扱いについて保健師等で操作を学んで、測定する職員によって差の出ることのないように技術を習得し、遅くても7月から実施したいと考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。正しい操作をして正しい検査ができるようにお願いします。 この検査を提案したのが、3歳頃に目の異常や疾病を発見して治療を開始すれば、小学校の入学までには良好な視力の改善が期待できると言われております。成長期の子供たちの視力低下というのは、勉強や運動をする上で、集中力や思考力、社会性や感情の発達にまでも大きな影響を与えると言われておりますので、この検査は新宮市で育つ子供たちの視力の疾患を防ぐことができ、また発達、成長にも大きな影響を与える取組であると期待しておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 また、次に、産後ケアの必要性も以前から提案しておりましたが、新規事業として実施していただけるということで、日常業務が大変山積している中で大きな決断をしていただいたと思います。ありがとうございます。 このような産後ケアなんですけれども、支援のプランというのを、どのような支援プランをお考えかお教えいただけますでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  ただいまの産後ケアについてでございますが、まず実施形態としましては、日帰りのデイサービス型を予定しております。内容につきましては、お母さんの体調管理や保健指導、沐浴や授乳方法の指導、乳児の成長、発達、療養に関する指導や相談を考えております。 当初、医療センター、また民間病院1か所及び助産院1か所の合計3か所を予定しておりましたが、昨年末より民間医院の1か所が休診となり、妊婦さんが医療センターに集中するというような状況となっております。ただ、民間医院が3月初めより外来を再開したと聞いておりますが、分娩はまだ再開されていないということで、本来は出産したところでの産後ケアがよいと考えておりましたが、このままでは助産院1か所にお願いする状況となってしまいます。ただ、この利用予定の助産院につきましても、近隣町村も利用しておりますので、調整が非常に難しい状況です。 今後、医療センター及び民間医院の状況を確認、また調整、協議を進めて、保健センターとしては3か所で実施していきたいと考えております。月末には医療センターとの打合せも予定しております。なるべく早い時期で実施したいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。 ◆7番(濱田雅美君)  ありがとうございます。当初予定していた民間の産院、それがちょっとあれですね、この取組に今のところ参加していただくのが難しい状況ということなので、先ほど言っていただいていた助産院1か所というのは、1か所ではとても対応し切れないかなと思います。医療センターのほうでも少し支援していただける体制を整えていただけるようにお願いしておきます。また、この3か所で実施していけるようになれば、また新宮市内での産後ケアの支援がしっかりとしたものに構築されるのかなと思いますので、お願いしておきます。 この支援も大変重要な支援であると考えますので、新宮市で出産して子育てをするお母さんが、以前申し上げたように、孤立、孤独を育てる孤育てではなくて、しっかりと子供を育てていく子育てとなるようなきめ細やかな支援というのをお願いしておきたいと思います。 本市は、高齢化率が36%を超えて就労人数が減少する中、いかに自主財源を保っていくかが課題であります。地域丸ごと共生社会の実現とは、支える人、支えられる人の問題ではなくて、新宮市がどうあるべきかのまちづくりの問題であると思います。共生社会は地域共生であり、地方創生へとつながっているものと考えます。本市の課題を危機感をもって早期に解決していき、持続可能な新宮市をつくっていかなければなりません。市長が目指す笑顔で心豊かに暮らせるまちづくりという取組に、行政と議会との両輪で令和2年度も尽力いたしたいと思います。 以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。--------------------------------------- △三栗章史君 ○副議長(東原伸也君)  6番、三栗議員。 ◆6番(三栗章史君) (質問席) コロナウイルス対策の大変な時期でございます。さくさくと進めてまいりますので、どうぞ皆様御協力よろしくお願いします。 通告表に従いまして一般質問をさせていただきます。 まず一つ目といたしまして、安心して、安全に暮らせるまちづくりということで、市長におかれましても安心・安全なまちづくりを常に唱えられて行政活動されておるということで、その中でまだまだ、これは切りがないんですけれども、まだまだいろんな部分で足りていない部分があるのではないかなと思ったりもしております。 そんな中で、私、知り合いの高齢の御夫婦の方でございますが、お話ししておりますと、御主人が車椅子を利用されていて、そんな中、新宮駅におきまして、御主人と電車で移動するときに大変なんだというお話をお聞きいたしました。私もそのお話を聞いて、紀伊勝浦駅と太地駅を見に行ってきたんですけれども、両駅にはエレベーターがついておりまして、車椅子の方や体の不自由な方も、駅員さんの手助けもなく自分で電車の乗り降りできるような設備になっております。そういうのを見てきて、新宮駅は階段を下りて向かいのホームに行きますと、また上がらなくてはいけないという造りになっております。 新宮駅に私も行きまして、駅員さんとお話しさせていただきました。現状でどのように車椅子の方なんかは移動されているんですかとお聞きしますと、駅員さん4人で、階段のところにスロープをつくりまして、そこを4人で下ろしたり上げたりしているそうでございます。それは大変ですねというお話をしておりまして、また実は自動で階段の上り下りをできる車椅子もあるんですというふうに紹介いただいたんですけれども、それは時間もかかって、やはり1人で乗ると恐怖心があるのでなかなか利用してもらえないということでお聞きしております。 そんな中、新宮市、安心・安全なまち、災害にも備えると言っているまちではございますけれども、また観光におきましても新宮駅というのは窓口でございます。そういった部分でまだこういう不備が残っているというのはいかがなものかなという気持ちでおります。実際にやはりあの階段を見ますと、車椅子使われている方は大変つらい思いをされるんじゃないかなと思うんですけれども、この新宮駅においての車椅子の高齢者の方の対応につきまして、当局のほうは今までどのような取組をされておったのか、ちょっとお聞かせください。 ◎企画調整課長(下基君)  私が紀勢本線沿線を中心とした自治体で構成しております紀勢本線活性化協議会の幹事となっておりますので答弁させていただきます。 毎年、協議会において、JR及び県に対しまして要望活動を行っており、これまでも誰もが安心して安全に駅を利用できるよう、新宮駅のバリアフリー化等について要望させていただいております。今年度におきましても、新宮駅のバリアフリー化の推進について、JR及び県への要望項目としまして、昨年12月に紀勢本線活性化協議会として要望を行ったところでございます。 その際のJRとしての回答ですけれども、原則、1日当たりの利用者数が3,000人以上の駅施設のバリアフリー化を優先的に進めているという回答をいただいてございます。 今後も関係自治体と協力しながら、JR、県に対し強く要望を行ってまいりたいと考えております。 ◆6番(三栗章史君)  当局としてもそういうふうに要望はしていただいているというお話ですけれども、私もそのお話を聞きに行ったときに、JRさん、これしてもらえんのですかと言ったら、ちょっとうちとこだけでは無理なんですというような返答をいただいておりました。3,000人以上の利用者があるところを優先ということは、それが済み次第2,000人のところもいけるのかなというふうに勝手に解釈しておるわけですけれども、お話を聞きますと、那智勝浦町なんかでも町がかなり負担されていると。金額を聞いたら結構な金額でびっくりしたんですけれども、それでもやはり、今後こういった場所、災害が起きたときにもし車椅子の方が駅におられて取り残されるというようなことになっても大変なことですし、やはり今後、粘り強く一刻も早い実現を目指して頑張っていただきたいと思うんですけれども、市長、どうでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  今、担当から答弁しましたように、利用者数の関係でJRとしての取組というのがなかなか進んでいないという現状があるんですけれども、毎年、紀勢本線活性化協議会において県とJRにこのことについても要望しているところでありますが、実現に至っていないというのが現状であります。直接、住民の方からも御要望もいただいておりまして、実現に向けていろいろ考えていきたいというふうに思っております。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。ぜひ実現に向けて頑張っていっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、安心して、安全に暮らせるまちづくりの災害についてということで御質問させていただきたいと思います。 本日は3月10日、明日は3月11日で、もう9年前のことになりますが、東日本大震災が発生した日であります。この災害で犠牲になられました多くの方々とその御遺族に対し、ここに改めて深く哀悼の意を表します。 さて、新宮市の安心して、安全に暮らせるまちづくりを防災、災害の面から伺いたいと思います。 毎年のように当地域を襲う台風、またいつ起こるか分からない地震などの自然災害に対して、新宮市が、また地域が各家庭が日頃からしっかりと備えておかなければなりません。その中で、昨年、家具転倒防止金具の取付けに関しまして、冷蔵庫も倒れるとかなり危険なので取付けを検討してほしいと一般質問でもお願いいたしましたところ、新年度から冷蔵庫の固定も始めるというお話をお聞きいたしました。そのことについて少し説明してもらえますでしょうか。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  昨年の9月議会におきまして、三栗議員から冷蔵庫にも転倒防止金具の取付けを行っている市町村もあるようなので検討してほしいとの御質問を受けました。冷蔵庫につきましては電化製品でありますので、これまでは転倒防止金具の取付けはお断りしてきたわけでございますが、三栗議員から御質問いただきました後、研究をさせていただきました。 そして、冷蔵庫への取付けが可能な器具が販売をされていることが分かりましたので、これを購入してみまして保育所などで取付けを試してみましたところ、器具の取付けが可能な冷蔵庫が半数以上ございました。 そこで、新年度から高齢者世帯等を対象に、冷蔵庫に対しても転倒防止器具の対象とすることにいたしました。 また、過去に茶だんすなどへ器具の取付けをさせていただいた方につきましても、今回、冷蔵庫への器具の取付けの申請をしていただけるよう要綱を改正するとともに、これらのことを市の広報を通じまして周知を図る予定にいたしております。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。この冷蔵庫は直接もちろん上から倒れてくるのも危険ですし、家から避難するときの通路を遮断されてしまう可能性も大いにありますので、やはり冷蔵庫とか大きなものは転倒防止の金具をつけていただいて固定してもらうことを進めていきたいと思いまして、今回そういうふうにしていただいたこと本当にありがとうございます。 ただ、今の答弁で、広報でお知らせするということでしたが、せっかくこれ大変いい取組だと思いますので、広報だけではなく町内会の回覧を使ってお知らせするというのも、ひとつ細かく周知徹底できるのではないかなと思いますけれども、その辺はいかがでしょうか。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  冷蔵庫への転倒防止器具の取付けを開始することにつきましては、来月の4月、もしくは5月の広報でお知らせする予定にいたしております。そして、その後の反響と申しますか、申請の件数の具合を見ながら、ただいま議員から御提案いただきました町内会への回覧のお願いでありますとか、また再度、広報に掲載するなどしまして、しっかりと周知を図ってまいりたいと考えております。 ◆6番(三栗章史君)  はい、よろしくお願いいたします。 続いて、災害に対する安心・安全に関しまして幾つか提言と質問をさせてもらいます。 まず、災害が発生したときのごみの問題についてでありますが、昨年、相次いで台風の被害を受けた東日本の各地で、大量の災害廃棄物、災害ごみの置場や処理に関する問題が発生しているということが報道されておりました。これは、復興の妨げにもなりますので、大変重要な問題だと思います。 そこで、新宮市においても、事前に災害ごみを集積できる場所を町内会単位で確保していくといったことが必要ではないかなと。高齢者の方なんかはなかなか大きなものも運べませんし、町内の中でしたら近所の人も運んでもらえたりもすると思うんです。町内会から候補地を挙げてもらい事前に交渉しておけば、いざというときにもスムーズに進むと思いますが、いかがでしょうか。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  御提言ありがとうございます。新宮市のほうでは、平成29年の台風21号の際に、佐野の技能学校の跡地をはじめ、別当屋敷町や下田、王子町など、計6か所に災害ごみの仮置場を設置し、ごみの受入れを行いました。災害発生時のごみの集積場所につきましては、担当の生活環境課のほうで、いざ災害が発生した際にすぐ確保に動けるよう、候補地をリストアップしていると承知いたしております。 ただいま議員から御提案いただきました町内会から候補地を挙げてもらうということも、事前の防災という点から有効な方法かと思います。防災対策課におきましても、今後、各町内会を訪問させていただいて、候補地の有無などの把握に努めてまいりたいと思います。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。やはり復興するときに最初に行うのは災害ごみとかの運び出し、それをどこに持っていっていいのかということで、市民の方も大変悩ましく思うところだと思います。こういうことは起こってから探しても全然間に合いませんので、どうか早い時期にそういったところの決定を一つでも多くしていただければなと思っておりますので、ぜひよろしくお願いします。町内会は一番その地域のことを御存じです。ぜひ進めてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それと、町内会で言えば、もう一つ、これも市民の方から私もお話を聞いたんですけれども、市内の道路の中では消防車や救急車が進入しにくいとか、袋小路になっている場所など多々あるように思います。市のほうでもそういった道路のことについては把握していると思いますが、そういう狭い道路に高齢者が住んでいる、あるいは要介護者がいる、そういった情報を、これも地域の町内会に協力してもらって把握すればよいのではないかなと思うのですが、いかがでしょうか。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  防災対策課から御答弁申し上げます。 市内の道路の中には、狭くて消防車や救急車が進入しづらかったり、袋小路、行き止まりの道も少なからずあります。いざというときの避難のことなどもございますので、そういった場所の把握、また高齢者など支援を要する方がお住まいでないかといったことを把握しておくということは大切なことでありまして、行っておくべきことだと思います。ただいま三栗議員から御提案のございました町内会に協力をしてもらってという点でございますが、確かにそれも一つ効果的、効率的な方法かと思います。 そういう中で、私ども防災対策課では、近々、自主防災活動の活性化を図るべく、市内全ての町内会を順次訪問することを予定いたしております。その際、防災上の危険な箇所、また高齢者など災害時に配慮を要する方の状況などにつきましてもお話を伺うことにいたしまして、その上でその結果や内容により、また必要に応じまして庁内の関係課とも情報の共有を図ってまいりたいと考えております。 ◆6番(三栗章史君)  町内会が一番よく分かっていると思うんですけれども、それ以外にも民生委員さんであったり、福祉委員さんなどもかなり地域に密着した活動をされておられます。そういった方からもいろんな情報をいただいて、細かい情報をたくさん集めていただきたいと思います。 また、道路なんかに関しましても、多少直せるところは連携を取っていただきまして、できることから順に進めていってもらいたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、次、安心・安全なまちづくり、もう一つ伺いたいのがブロック塀についてでございます。 平成30年6月の大阪府北部における地震では、ブロック塀の倒壊が原因で人命に関わる被害が発生いたしました。このことを受けまして、新宮市でも令和元年度から危険なブロック塀の撤去などへの補助金の交付を始めました。市内を歩いてみると、ところどころブロック塀だったところが金属製の軽量なフェンスに変わっているのを見かけます。ただ、小中学校の近くでも、子供の背の高さ以上ありそうなブロック塀がまだ残っておりますが、市ではその件数を把握して、所有者の方に撤去などをお勧めしているのでしょうか。また、撤去を促進するために何か対策を考えておられますでしょうか。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  通学路沿いのブロック塀につきましては、平成30年度に和歌山県が各市町村及び教育委員会からブロック塀に関する調査の結果報告を受け、さらにその後、建築士等に依頼をして危険度の判定を行いました。その結果、安全基準を満たさないと判断されたものにつきましては、東牟婁振興局新宮建設部のほうからブロック塀の所有者に対しまして、必要な措置を講じられるようお願いしますという趣旨の文書を送付いたしております。新宮市内ではそのような文書が発せられたブロック塀が29か所ございますが、令和元年度から市のほうで開始しましたブロック塀の耐震対策の補助を利用して改善された箇所は、そのうち1か所にとどまっております。 この状況を踏まえまして、市では地震発生時のブロック塀の倒壊によります人的被害や道路の寸断等を未然に防ぐため、道路沿いの危険なブロック塀の撤去、改修の一層の促進を図るべきと考えておりまして、令和2年度予算では補助金の対象件数を前年度の2倍の20件に増やし、撤去等の促進を図ることにいたしております。また、4月以降に防災対策課におきまして、通学路沿いの残り危険箇所28か所への戸別訪問を実施することにいたしております。 ◆6番(三栗章史君)  1か所ということで、かなり少ないんですけれども、これは撤去の費用ということで、今度は倍にしてということなんですけれども、私の知り合いの方も手紙が来ていて、せなあかんなというふうに思っているんやけれども補助とかあるんかなというふうにお聞きしまして、一度課長にお伺いしたことあったと思うんですけれども、そのことでお金もかかるのでと。 あと一つ、撤去費用ですけれどもこれは、撤去した後、金網の簡単な塀をまたつくりたいと、それもお金かかるからということで二の足を踏んでおられる方もおるのかなという気はしておりますので、その辺のところも少しちょっと考えていただけたらなお一層いいのではないかなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。市民の皆さん、特に子供たちが毎日通る通学路沿いのブロック塀の改修、ぜひ進めていってもらうことをお願いいたします。 それで、ブロック塀についてもう一点御質問させていただきます。 旧蓬莱小学校のグラウンド、子供たちも野球とかでよく使っておられます。この間私もちょっと見に行きますと、10人近くの方がここで遊んでおられました。そばには公園もあります。そのグラウンドや公園の北側、50メーター以上あるのではないかと思いますけれども、古いブロック塀がございます。このブロック塀なんですけれども、民家に近づいたところにあるわけですけれども、ひび割れをしていましてブロックも欠けたりしたところもございまして、かなり危険な状態だと思います。そういったところは市のほうは把握されておりますでしょうか。 ◎生涯学習課長(南拓也君)  議員がおっしゃるとおり、担当課としましても当ブロック塀の現状は把握しております。ブロック塀に隣接しております店舗等との境界画定のこともございますが、店舗等やまたグラウンド、公園などを利用する子供たちの安心・安全を確保するためにも、今後、関係各課と調整しながら協議を進めていきたいと思っております。 ◆6番(三栗章史君)  ブロック塀もかなり古くて、そういう壊れてきているところへ、その上にまだ金網、野球のボールとかよけたりするためのものでしょうか、そのブロック塀に柱をつけて立てているような状態でございます。グラウンド内に倒れますと子供たちに危険を及ぼしますし、逆のほうへ倒れますと民家に当たって民家を傷つけてしまうというようなかなり危険な状態ではないかなと思いますので、これ50メーターもありますので大変なことになるかとは思いますけれども、早急に対処していただけるように本当にお願いしたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。 この項は最後に、市長、ブロック塀のこと、狭い道路のこと、また災害時のごみの集積場のことなど、防災に関する様々な課題に対しては防災対策課を中心に庁内で連携をして進めていくべきだと思いますが、市長、いかがでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  三栗議員おっしゃるとおりだというふうに思います。 また、先ほどから御指摘、御提言もいただきました。この災害についての課題に対しましては、しっかりと各課が連携をして一つ一つを着実に解決することが大変大事だと私も思いますので、しっかり取り組んでまいります。ありがとうございました。 ◆6番(三栗章史君)  本当に各課で連携を取っていただかないと、なかなかこれ達成できないこともあると思いますので、一つの課だけでは。どうぞよろしくお願いいたします。 安心して、安全に暮らせるまちづくりは以上で終わらせていただきます。 続きまして、まちなみづくりについてでございます。 前にも質問させていただきましたが、文化複合施設から速玉大社にかけての通りでございますが、ただいま無電柱化事業というんですか、電柱、電線を地下に埋めるという工事を市のほうでしていただいているということでございますけれども、これの趣旨といつ頃完成するかということをちょっと教えていただけますでしょうか。 ◎都市建設課長(木村雅洋君)  御質問の事業につきましては、和歌山県が新宮城址から国道42号までを、新宮市が国道42号から速玉大社までの区間を、それぞれ電線の地中化を実施しております。本路線は新宮城址から文化複合施設を経由して速玉大社への重要な動線であり、電線の地中化による景観整備により、参詣者や散策者、施設利用者等の流れを創出、防災機能の向上、安全で快適な通行空間の確保を目的として実施してございます。 完成につきましては、県、市ともに令和4年度末を予定してございます。 ◆6番(三栗章史君)  ありがとうございます。景観につきましては、電線の地中化によってかなりよくなるのではないかなと感謝しております。 また、文化複合施設が完成後、そちらへ観光バスを止めて市内を歩いてもらうという案もあるようでございますけれども、今後、その歩いていただくいうのに関して、前回も言わしていただきましたが、現状、電線の地中化によって見た目はよくなりましたけれども、逆にお店等があまりないという中で、歩いていただく人にいかに満足をしてもらえるのかなということに関しては、大変不安を持っております。これはなかなか市が店を出しますというわけにはいきませんので、市でどうのこうのということは、直接するということはできませんけれども、やはり前にも言いましたように、お店を出しやすい環境をつくるということは、市はできるのではないかなと思います。 例えば、地元の町内会の方に、ここは歩いていただくのでそういう参道筋のようなお店を出していただいて、出すことに協力くださいとか、そういうビジョンを示して、その道沿いの家の持ち主の方に協力をしていただくような動きをするとか。現在、新宮市の商店街におきましては、家賃であり改修費の補助も行われております。それに類するような施策を考えるとか、そういうふうにやっていかないと、なかなか新たにお店をするといっても難しいのではないかなと思うんですけれども、その辺、当局のほうは文化複合施設から速玉まで、またそこから徐福公園等まで歩いてもらうまでの案というんでしょうか、そういうのは考えておられるのでしょうか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  地域の観光振興づくりにおきまして、議員おっしゃられました文化複合施設から熊野速玉大社、そちらのにぎわいの創出というのは大変重要なことだと考えております。議員おっしゃられた商店街、商店への補助など、そちらこの景観とか地域への問題もありますので、関係課と協議しながら、調査、研究してまいりたいと考えております。 ◆6番(三栗章史君)  そうですね、家賃補助等は商店街の活性化、中心市街地の活性化という中でしていただいた補助制度でありますので、それは現在僕が言わせてもらっている場所ではなかなか適合できないのかなとは思いますけれども、やはり今後、あの道沿いが活気のある商店街と言ったらおかしいですけれども、お店がたくさんできなくては、せっかくバスが文化ホールに止まってもらって歩いてもらう人がおっても1回で終わってしまうような気がするんです。ですから、かなり重要な部分になってくると思います。やはり観光に力を入れるという部分で言いますと、そういったことが本当に重要になってくるのではないかと思いますので、これは早急にぜひ考えていただきたい。ビジョンもちゃんと示していただいて、住民説明会じゃないですけれども、そういうふうに説明できるような形でやっていただきたい。これはやはり、市だけではなしに、商工会議所であったり地元町内会、観光協会などみんなを巻き込んで動いていかないと、なかなか大変だと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 この項はこれで終わらせていただきます。 続きまして、子供達へふる里新宮の魅力を伝えるということで質問させていただきます。 これも私の知り合いの方と話しているときに出たことなんですけれども、その方の息子さんが現在大阪に勤めておられまして、割と大阪で僕らなんかでも聞いたことあるようなしっかりした会社へ勤めているんですけれども、新宮へ帰ってきたいと、新宮が好きなんやということで言われたんだと。で、もう新宮へ帰ってきて結婚するんやというふうに言っているんだということで、大変うれしく心強いお話を聞かせていただきました。そんな中、どこか仕事ないかなというようなお話も出たんですけれども、そうやって思っていただける、やっぱり新宮市で最後住みたいんやよという、安全・安心もそうですけれども、そういう魅力を感じていただく、Uターンしてもらえるような環境づくりというのは、やはり小さいときから地元のことをたくさん知って、地元の魅力を感じていなくては、なかなかそういう気持ちにはならないと思います。 そういうことで前回もそういう新宮市の歴史であったり、そういったことを教えているんですかという質問をした際には、たしかされているということでお話を聞いたと思います。そこら辺、どのようなことをされているのか、ちょっとお話しください。 ◎学校教育課長(富田英之君)  ふるさと教育として、各校において生活科であったりとか社会科、それから総合的な学習の時間などを通して、子供たちが新宮市について知るというような学ぶ機会というのをつくらせていただいております。 内容につきましては、学校で独自に計画を立てておるところなんですけれども、例えば、近所のお店であったりとか商店街に見学に行って、そちらでお店の方のお話を聞くと、それを戻ってきてまとめたものをもう一度お店の方に紹介させていただいたりとか、世界遺産である熊野古道を実際歩いたりとか、そちらの歴史であったりとか伝説であったりとか、その辺りについて調べて、より新宮市のこと、新宮市の魅力を感じるというような教育を行っております。その際には、地域の方々をゲストティーチャーとして招きましてお話を聞かせていただくこともございます。 ◆6番(三栗章史君)  新宮市におきましては、たくさんの文化人の方や偉人の方が輩出された大変珍しいまちでございます。そういった方の紹介であったり、していただくことも大切だと思いますし、今言われたように、私も参加させていただいているんですけれども、ヤタガラス子ども未来プロジェクトのように、いろんな体験、この間も佐藤春夫記念館であったりとか旧チャップマン邸など体験したり、商店街を歩いてお店を1軒1軒質問したりというような貴重な体験、大変すばらしいことだと思うんです。そういったことをぜひとも積極的にさせてあげて新宮市のファンになっていただきたい。また、新宮へ帰ってきたいと思ってもらえるような教育をしてあげてほしいなと心より思っております。 これ、一つまた僕知り合いの方に聞いて、面白いなと思ったんですけれども、新宮市でもされたかもしれないですけれども、太地町のほうで子ども議会をされまして、当局に座っていただいて小学生の方たちが一般質問という形というんですか、質問されて、何かすごい斬新な質問をされて当局の方がおどおどしたとかいうようなお話も聞いております。そういったことも含めて、新宮市のいろんなことに興味を持ってもらう。政治についても興味を持ってもらうことも大切だと思いますので、いろんなことを、時間もいろいろあるとは思いますけれども、体験していただくようになお一層進めていっていただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは続きまして、燃えるゴミの処分方法ということでちょっと提言させていただきたいと思います。 ちょっと前にテレビでちょうど放送しておりまして、これ大変すばらしいなと思うことがありまして、香川県の三豊市というところでございますが、ここにおきまして三豊市は燃えるごみの処分を民間の会社に委託しているわけでございます。この会社は株式会社エコマスターといいまして、燃えるごみを微生物で分解、乾燥させて、そのごみを燃料に変えるという会社でございます。これをすることによりまして焼却炉が要らなくなるというのが、その燃料に変えたものを、この三豊市の周りは製紙工場なんかもございまして、そこへ石炭の代わりに、石炭よりもはるかに安い金額になるらしいですけれども、買い取っていただくというふうになっているそうでございます。 また、この処理方法は特許を取っておられるみたいで、これで処理することによりまして、微生物で分解して乾燥することによっても二酸化炭素の削減、その燃料を使って燃やしてもらうことによっても二酸化炭素の削減ができるということで、国のほうからも認められていると。低炭素というんですか、というふうなものでございます。 これ、私ここへちょっと電話しましてお聞きしたんですけれども、内容としましては、燃えるごみを市がここの業者に持っていきまして、1トン2万数千円で市がお金払うんですけれども、引き取ってもらうと。それをそういうふうに処理して、最寄りの工場でその処理したやつを燃料として使っていただくということになると思います。 そうなってきますと、クリーンセンターの焼却部分がもう要らなくなってくるのかなと思います。クリーンセンターにおきまして、ちょっと僕も詳しい数字は忘れたんですけれども、あれどうなんでしょうか、前回、今あるクリーンセンター建ったとき総額はどれぐらいで、例えばその焼却部分なんかはどんなものかいうのは分かりますでしょうか。 ◎生活環境課長(稗田明君)  クリーンセンター建設の総事業費として約38億9,000万円。そのうち本体工事として29億円ほどかかっております。 ◆6番(三栗章史君)  本体工事ということですので、焼却炉の部分がかなり大きく占める、全部ではないでしょうけれども、かなと思います。これ、たしか焼却するのに業務委託して、してもらっていると思うんですけれども、この委託料というのはお幾らぐらいかかっているんでしょうか。 ◎生活環境課長(稗田明君)  全体でクリーンセンターの維持管理費は年間約3億円程度かかっております。 ◆6番(三栗章史君)  その焼却に関する部分はお幾らぐらいか分かりますでしょうか。 ◎生活環境課長(稗田明君)  たしか焼却に関しては、その維持管理費の3億円のうち、業者といいましょうか、JFE環境サービスには約6,000万円ほどでお願いしているという部分もございます。 ◆6番(三栗章史君)  6,000万円ということで、年間6,000万円浮いてくると。ということは、ごみの処理もかなり違うのかなと。今後、今のクリーンセンターが耐用年数終わったときでも、焼却部分をつくらなかったらかなり安価なものでクリーンセンターできるのではないかなというふうに思います。 この会社はいろいろお話聞いていますと、やはり燃料をつくったとき、それを買い取ってくれるところがなくては駄目だということも問題点としてあります。その辺、新宮市におきましてはバイオマス発電も始まってまいりますし、どの程度使ってもらえるか、ちょっとこれは分かりません。提言ですのであれですけれども、そういう部分でかなり、お話ししていますと、うちいける可能性もありますねというようなお話は、ざっと話だけなんであれなんですけれども、言ってくれていました。建物等はこの会社が処分するのは建ててくれるみたいですので、あまり市もお金使わないと。将来的にももうクリーンセンターの焼却炉の部分が要らなくなるという部分では、大変安く上がる。ごみ袋の値下げにも貢献できるのではないかなというふうにも思っております。 これは、あくまでも三豊市の事例でございまして、全て新宮市でうまいこといくのかというのはまだ未知数ですので、これ担当課の課長、また市長、こういったものをまた研究していただいて、少しでも経費が減るような方向で考えていただいたらどうかなと思うんですけれども、市長、いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  当分、今のクリーンセンターを使うこととなりますが、また次のタイミングといいますか、それに向かっていろいろ研究はしていきたいというふうに思います。 ◆6番(三栗章史君)  大変クリーンなものでございますし、お金もコストもあまりかからないという部分におきましては大変ありがたいものではないかなとは思いますので、少し研究していただいて、実用できるように持っていっていただければ大変いいんじゃないかなと思います。 一般質問は一応ここまでなんですけれども、ちょっと通告表になかったんですけれども、今、コロナウイルス対策ということでいろいろ大変になっております。その中で、昨日もちょっと知り合いと話していましたら、商売されている方は大変みたいなんです。食事会とかもキャンセル、小口自然の家なんかもキャンセルも来ているということで、かなり経済的にも苦しいというふうな声も聞いております。新宮市としては、セーフティー対策というんでしょうか、そういう一時運転資金の補助であったり、今、マル経の金利の補助をされておりますけれども、その辺をもう少し手厚くするとか、そういったことを早急に考えていただけないかなと。かなりまちなかが人が少なくて、商売されている方の悲痛な声を聞きますので、早急にそういう対応もお願いしたいと思います。ということで、私の一般質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  14番、屋敷議員、議事進行。 ◆14番(屋敷満雄君)  ただいまの質問と答弁に、町内会に関する件がございまして、避難困難者とか大変な人がおられるんですけれども、これなかなか町内会では個人情報並びに限界があるんです。これはやはり当局のほうがいろいろな面で情報もお持ちなのでその辺は当局のほうで、それの反対に町内会のほうへこういう方があるでというような話をしていただかんと、なかなか各町内会でその面をカバーするのはできないと思うんですけれども、その辺お計らい、議長、よろしくお願いします。 ○副議長(東原伸也君)  これから休憩に入りますので休憩中にその協議を行って、後ほど返事させていただきます。 暫時休憩します。 △休憩 午後3時05分--------------------------------------- △再開 午後3時18分
    ○議長(前田賢一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど、14番、屋敷議員の議事進行についてでありますが、当局より再度答弁させます。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  私どものほうで町内会を訪問し、お話を伺います中で、個人情報のこともございますのでなかなか難しいとは思いますけれども、もしも情報をいただけることがございましたら、庁内に持ち帰りまして、各課と共有させていただきたいと考えております。御理解のほどよろしくお願いいたします。     (「了解」と呼ぶ者あり) ○議長(前田賢一君)  一般質問を続けます。--------------------------------------- △松畑玄君 ○議長(前田賢一君)  3番、松畑議員。 ◆3番(松畑玄君) (質問席) まず、市長の1期目の選挙公約、民間の意識で無駄をなくすというこの理念について、改めて市長にお伺いしたいと思います。その思いをお願いします。 ◎市長(田岡実千年君)  市政に関しても、いろんなところを見直すべきところがあるというふうに思っておりまして、特に最近、行政改革というところに力を入れておりまして、より歳入の確保と歳出の削減ということで、財政の安定化を図っていきたいというふうに思っております。 ◆3番(松畑玄君)  とにかく無駄をなくしてくれるという市長の思いですね。この思いを再度確認したところで、通告に従い一般質問させていただきます。 今回は市長の政治姿勢について、観光行政について市長の考え方を問うということでありますが、ここ最近、新宮市、特に田岡市長になってから、施策において言葉だけが躍っておりまして、若干、具体性に欠けると感じるのは私だけでしょうか。本日の質問に対する答弁においては、市長の簡潔で具体性のある答弁をお願いしたいと思います。 今後の新宮市の観光行政を実り多きものにしていく上で、現状のままではいけないと感じるのでありますが、市長はどのようにお考えでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  観光については、一言、二言では言い表せない部分もありますが、ここ近年、増加する外国人観光客をターゲットに誘客PRを展開しているところであります。熊野地方、特に熊野古道などにおける外国人の関心は、まだまだ未知数でありまして、今後のPR次第では、さらなる誘客増加につながるというふうに思っておりますので、具体的な施策をしっかりと進めてまいりたいというふうに思います。 ◆3番(松畑玄君)  2年前に、平成30年4月に、新宮市観光振興計画策定委員会により外部からコンサルタントを招き、委託設置され、人・時間・コストをかけ、平成30年度からの5か年計画で策定されました。そして、委員会から1、事業者のサポートと商品開発、2、サービス・観光・交通情報の整理とコンテンツ化、3、インバウンドへの取組と熊野エリアでの連携と差別化、この三つを施策として挙げ、委員会から単年度施策の具体化をしてほしいという要望がありましたが、2年たっても、いまだに市民にあまり提示されていないように感じるんですね。観光振興計画どおりに、順調に今、進んでいるのでしょうか。そして、観光振興への具体的な方策などあれば、市長、お聞かせください。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  観光振興につきましては、観光振興は目的ではなく、地域振興のための手段として観光振興を図っております。観光振興をすることによりまして、消費拡大につながる、滞在時間を増やす、そしていろいろな交流人口、関係人口の拡大、そして地元への愛着心の醸成など、そのようなものを図っていきたいと考えております。 ◆3番(松畑玄君)  まず、観光振興計画どおりというのは、この振興計画、5か年の成長をイメージということで、1期から5期目のコンセプトとして、1期目は調査分析、2期目は運営強化、3期目はプロモーションと商品強化、4期・5期は予算の増強、マーケット拡大ということですね。 来年度は3期目ということで、プロモーション、商品強化ということでよろしいでしょうか。そして、計画どおり進んでいるのかどうかというのをお尋ねします。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  3期目につきましては、議員おっしゃられましたようにプロモーション、商品増勢の強化をもちろん行っておきますが、3か年ということで、この5か年計画の見直し、そして受入れ、組織体制の検討も併せて実施していく予定にしております。 ◆3番(松畑玄君)  この1期目の調査分析、そして2期目の運営強化についての成果を具体的にお聞かせください。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  1期目は調査分析ということで、新宮市の弱み、強みを調査分析しようということで、モニターツアーなどを開催しました。 その中で、皆さんも御周知のこととは思いますが、新宮市にはビジネス客が多いというような結果がありましたので、ビジネス客を市内の飲食店に来てもらうための方策を立てたり、あと、モニターツアーで女子旅、そして家族連れも少ないけれども来ていないことはないということで名古屋からの誘客、そのプロモーションなどを行いました。 そして、また熊野川ヤタガラス米の商品開発なども行いまして、熊野川ヤタガラス米は今、ふるさと納税にも登録しております。 2期目につきましては、こちらの1年目の分析に基づきまして、委員会の皆さんとも委員会、またいろんな関係者とも、こちらの今行っております観光施策におきましての聞き取り、そして皆様の意見を踏まえまして、今後どうやって新宮市発展していくため、どのような組織がよろしいのかというような検討を進めております。 ◆3番(松畑玄君)  実際、ビジネスホテルのお客さんを飲食店に大体行かそうとして、どれぐらいの成果というか、どういう実績があったんですか。 というのも、新宮市なかなか、いろいろ泊まり方がほかの近隣の自治体とは違いまして、ビジネスの方も多いんですけれども、今の時代は結構、泊まることと食べることは分離されてやる観光というのも新たに出てきまして、それをビジネスホテルから飲食店へ促すことによって、どれぐらいの効果というか、どれぐらいやって、どれだけ行ったよみたいな調査はされていないんですか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  まさしく、議員おっしゃられるように、新宮市はビジネスホテル、そして今、ゲストハウスも増えてきておりますので、そのようなお客様に市内の飲食店で食べていただきたいと思っております。 今回のこのときの取組は、せんペロチケットといいまして、1,000円の商品をビジネスホテルで売っていただいて、市内のお客様に1,500円ぐらいの商品を食べていただく、それによってよりもっと、それだけじゃなくて、より3,000円とかそのようなお金を使っていただけるんではないかということをしました。2か月で110名ほどの利用がありました。 また、こちらにつきましても、いろんな英語版とかそのようなことも考えて、展開を図っていきたいと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  分かりました。 観光振興、具体化を進める上で、新宮市の観光の現状分析をして、何が課題なのかということをしっかり認識して、そして解決へ向かうということでなければならないと思うんですよね。 まず、市長、一番この新宮市の観光における課題というのは、どういうものだと分析しておられますか。 ◎市長(田岡実千年君)  具体的な課題というのは、なかなかいろいろあると思いますが、例えば今回、このコロナウイルスの感染拡大が大変気になるんですが、このようなことが発生した場合に、観光、大きな打撃を受けます。だから、こういった有事の際にはどうするかといったことも、やっぱり大事なのかなというふうに今は考えます。 ◆3番(松畑玄君)  コロナウイルスのように突発的なことを言っているんじゃなく、この今まで、やはり近隣の地域に観光の面では負けてきたと思うんですよね、比べたらすごく低迷、昔からなんですけれども。 私、考えることというのは、やはりもう通過型観光地となってしまっている。これはもう、私、物心ついたときからそうなっていると思うんですよね。大体10年前からしてみたら10万人から13万人前後で宿泊客というのは推移しておりまして、まちなか観光、散策することが少ないわけなんですよ。これをいかに宿泊型の観光へつなげていくかということが重要になってくると思うんです。 これ、なぜ、そしたら宿泊型の観光につながらないかという要因、市長が思っている要因というのはどのようなものが原因だと思いますか。 ◎市長(田岡実千年君)  そもそも、新宮市はどちらかといえば観光都市ではなくて、かつては木材とか商業のまちだったわけであります。観光といえば隣の温泉がたくさんある那智勝浦町、宿泊も大きなホテルがある那智勝浦町とか白浜とか本宮というところが観光の町だったと思うんです。 けれども、最近になって、やはり新宮市の歴史、文化、また自然が大変注目をされているというところで、新宮市の観光、これからの観光立市として大きな一本の柱をつくっていく時期だというふうに思っております。 ◆3番(松畑玄君)  つくっていく時期なんですけれども、先ほど市長、那智勝浦町とか本宮みたいに大きな宿泊、観光客を受け入れるキャパシティー、それは常々、市長は言われておりますよね。しかし、本当に実際に少ないのかということで調べてみました。新宮市の収容人数総数は、キャンプ場とかを除いて1,241人あるわけなんですよ。その内訳としては、ホテル10軒で776人、旅館が5軒で198人、民宿が5軒で129人、そしてユースホステルが1軒で13人、自然の家1軒で35人、そして民泊が13軒で90人であります。 平成30年度の和歌山県観光客の動態調査では、新宮市の宿泊客は14万656人なんです。これを1年365日で割りますと、1日385人泊まっているんですね。これを宿泊収容人数、総数1,241で割ると31%なんですよ。実質の回転率といったら31%なわけなんですね。それだけの新宮市には人を泊めるキャパがあると。だから、市長が先ほど那智勝浦町や本宮のように大きい宿泊施設がないからというところではないと思うんですよね。やはり実際、数字としてはあるわけなんです。けれども宿泊につながらないというところが、まさに課題であります。泊まるところがないわけではないです。 実際、そうしたらなぜ泊まらないかという要因はどこにあるのかなと思ったら、やっぱり新宮市の魅力となる観光資源が生かされておらず、磨き上げも不十分で観光商品化されず、いまだに新宮市へ観光客を呼び込む売り物の少ない状態が続いております。観光振興計画においても、このことは原石のままの観光資源ということで指摘されております。 本市の観光の状況を顧みますと、ワークショップの分析でも分かるとおり、いまだ商品となる観光コースもなければ、強みとなるストーリーも明確ではありません。 つまり、一般の商店に例えるなら、お店を開いていても売り物となる商品のない開店休業状態と言えます。そこが私、一番の要因だと思います、振興計画でも指摘されておられるように。それについては市長、どのように思っておりますか。 ◎市長(田岡実千年君)  なかなか具体的に、今、議員おっしゃったような観光商品がまだ、少しはまちなか観光でいろいろコースも設定して、観光ガイドの方々も活躍してくれてはおりますが、まだまだ十分ではないというふうに思います。 ◆3番(松畑玄君)  ここで一度、現状と課題、意識共有をさせていただきたいと思います。新宮市の観光施策は通過型観光から脱却できていないと。宿泊型観光への環境づくり、これが急務でありまして、そのためには観光資源の磨き上げと商品化をしなければならないということで、市長よろしいですね。 もう一つ、市長と観光振興について意識共有をしていきたいと思います。 市長は、今年、ある会合で、新宮市の将来観光振興につながる観光消費額は約100億円になるということをおっしゃっておりました。日帰り観光客が117万5,310人から150万人に大幅に増加するということで、経済効果が日帰り客の商品単価6,500円に150万人という数を掛けて多分100億円という効果を算出されたんだと思います。だけど、これって本当に市民に誤解を与えかねない表現であると思うんです。本当に100億円の効果があると市長は思っておられるんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  この150万人の中には宿泊の観光客も含まれておりまして、以前アンケートを取ったときに、宿泊また日帰りも含めて、おおよその平均が6,000円だったということで、掛け算してその効果を表させていただいたわけであります。 ◆3番(松畑玄君)  本当にそこが、認識がちょっと私と違うところなんですけれども、日帰りの観光客、新宮市、平成30年度で見た場合に121万1,130人、串本町で大体111万8,184人、那智勝浦町101万人と、本宮が約150万人、この数字というのは、やはり1人の観光客が複数の観光地へ行ってカウントされているものであって、純粋に新宮市に来た人のもちろん数ではないですし、それを効果が100億円あるということは、ちょっといかがなものかなと思う。実際の数は多分3分の1以下だと思うんです、効果って。実際、弱いですよね、那智勝浦町とか串本町、本宮に比べたら。 そして、大型クルーズ船のこともいろいろ言ってくれていましたよね、寄港してもらって経済効果あるんだと。だけど、これは熊野三山地域にとってはすごいメリットがあることだと思うんです。だけど、この観光振興につながる観光消費額の視点で捉えたら、那智勝浦、本宮に比べると、弱いがゆえに市内の観光、まちなかの観光の回遊性も低くて、やはり現状のままでは、新宮市への実質的な経済効果というのはあまり期待ができないんではないかなと思うんですけれども、市長どうでしょうか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  議員おっしゃられるように、確かに宿泊客はほかに比べて少ないところはあるのですが、県内でも新宮市は、多少ですがずっと増加し続けております。確かに那智勝浦、本宮等、観光として先行したところに比べると、新宮市は、今、後れを取っているかもしれません。ただ、新宮市は新宮市で個人客、特に新宮市、若い女性の一人旅などを中心に新宮を拠点としまして、いろんな熊野地方に楽しんでもらう旅の提案、そして体験メニューの造成などを今後も考えていきたいと思っていますし、また新宮市のことがネット上にあまり知られていないということもありますので、今年度につきましても、ネット上により新宮市の情報を載せてもらえるようなグーグルマイビジネスへの登録への支援など、そのような事業を行っていく予定にしております。 ◆3番(松畑玄君)  それは分かりますけれども、実際のところ100億円の効果が本当にあるかどうかですよね。市長どうですか、本当にあると考えておられるんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  アンケートの結果で、掛け算するとその額になるということでございます。 ◆3番(松畑玄君)  実際に、私自身はその100億円の効果がある観光につながっていないと思うんですよ。市長はつながっていると思われるわけですか。そうですか。そこら辺、やっぱり観光振興についてやっていくんやったら、ある程度意識共有していただかんと、本当に。市長は100億円の実感があるというわけですね。 ◎市長(田岡実千年君)  実感というか、アンケート結果に基づいた数字でございます。 ◆3番(松畑玄君)  数字じゃなく、私が言っているのは、本当に100億円の効果があるんかどうかということと、100億円の効果を実感できるかどうかということを聞いているんですよ、数字上の話……。だから言ったでしょう、1人のお客さんが何か所でもカウントされとるわけなんですよ。だから、それぞれの場所でカウントした数字というのは間違いないと思います。けれども実際にお金使っているんか、100億円の経済効果があるのかといったら、実感として市長にはあるかどうかということをお伺いしたいんです。そこの認識というのをしっかり共有していかんと。 ◎市長(田岡実千年君)  実感と言われたら、ちょっと分かりにくいところがありますが、そういった数字で出ておりますので、宿泊費でありますとか飲食費、また交通による燃料代とか土産とか、様々な分野で合計したらその額ぐらいになるんだろうなというような思いはあります。 ◆3番(松畑玄君)  思いじゃなく実感があるかどうか、そんな難しい話じゃないんですよ。数字の話でもなければ、市長が言われた100億円の効果があるよということに対して、市長が実感があるかないかの話なんですけれども、ちょっとなかなか答弁がかみ合わないんですけれども。 私なりに現状と課題というのを整理させていただきますと、観光については、やはり那智勝浦、本宮、串本よりとにかく今、弱いと捉えておるわけなんです、私自身。そして、新宮市は観光資源、多数あるが、まだまだ磨き上げというのが弱いと。商品化とかコンテンツ化、まだまだできていない。これらを克服して、通過型観光から宿泊型観光へシフトしていって、市内の回遊率の向上をいかに実現していくかということが課題になるんですね。それこそ官民一体となった取組が必要でありまして、そこにはまず市長も同じような、僕がずれているんかも分からないですけれども。それぞれの立場において、やっぱりビジョンとハードワーク、これしかないと思うんですよ。やっぱりビジョンをしっかり示して、一生懸命やるということなんですよね。特に行政のビジョン、市長のビジョンとリーダーシップというのがすごい問われる分野だと思うんです、観光については。現状と課題、これを行政としてはいかに地域経済の活性化につながる観光消費額の多い宿泊型へ具現化していくか、また観光振興の進むべき方向性を共有して取り組むつもりかというのを市長にお伺いしたいんですけれども、市長は100億円の実感はあると。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  先ほどから、観光振興計画策定委員会の話が出ております。 計画が既につくって2年目になります。この間、事業の推進ということに少し重きを置いていたように思います。今後3年目を迎える中で、議員御指摘のような検証、またいろんなリサーチ等も必要だと思いますので、しっかり弱みは弱みで受け止めて、新宮市の今後いいところを発揮できるようにしていきたいというふうに考えています。 ◆3番(松畑玄君)  本当にありがとうございます。 本当に観光振興に至っては、本当に行政の在り方というのは、もう本当にコーディネートと行政効率のいい、費用対効果のいい政策に誘導していくという。その誘導によって、しっかりやっていかないと駄目だと思うんです。ここ数年、いろいろ観光だけじゃなく、コンサル任せとすごく感じるわけなんです。 これ、本質のないまま計画して、実際1期目、2期目、ちゃんとできたんだったらいいですけれども、それがないままその計画が進行してしまうと、本当にもう言葉だけが躍ってしまって、市政自体も計画に踊らされるという、毎回コンサルを頼むときに、地方創生で交付金をいただけるからということを言われるんですけれども、本当にそういう観点でコンサルに全部任せてしまうと、本当に有意義なものはできないと思うんですよ。その点についてはどうでしょうか。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  あくまでもコンサルは、いろいろお手伝いをいただくと。やはりその主導権というんでしょうか、決定権であったりとか、しっかりその提案を受けて決めていくのは市のほうの責任だと思っております。 議員御指摘の件を踏まえて、観光振興計画がちょうど折り返しの地点に来ておりますので、この掲載された事業を検証しつつ、残りの3年間でいい結果が出るように進めていきたいと思います。 ◆3番(松畑玄君)  まずは、やっぱり分析してられるんであれば観光資源の磨き上げ、これしっかりやってほしいわけなんです。そういう中で、いろいろおもてなしの人材なり、いろいろそれも資源として捉えて、磨き上げというのをしっかりしてほしいわけなんですよ。 その中で一つ目、ガイドの件なんですけれども、数年前に比べたら、観光ガイドの方、まちなかを結構10人ぐらい引き連れてガイドしているのをよく見たわけなんです。だけど、最近ちょっとあまり見なくなったなというのが私の個人的な感想なんですけれども、ここ3年、4年ぐらいのデータとかあれば、教えていただきたいと思います。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  ガイドの案内件数は平成29年で384件、30年で431件、令和元年で480件と増加しております。 ◆3番(松畑玄君)  増加しているということなんですけれども、なぜ、僕、個人的に見なくなったんだということをガイドさんに聞き取りをしたところ、弊害というのは登録制にあるんじゃないかということを言われていて、その中で5点、指摘というか、登録制にすることによってガイドの必要性が低下しているのではないかということで元気がなくなってきたと、会自体に。 2点目が、ガイドの機会の減少や社会奉仕活動を含めたその他の活動ができづらくなったと、それで他団体への流出が始まったんじゃないかということと、3点目、ガイド全体の自主的勉強会の設定ができなくなり、レベル向上が図りづらいということと、5点目として新人が学んでいくのに費用がかかるということがあって、今後、新人の育成が望めないんじゃないかという声があったわけなんですね。 だけど、実際のところはガイドの件数は増えているわけなんですね。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  はい、増加しております。 ◆3番(松畑玄君)  まちなかのガイドがですか。それとも……、まちなかで見るのが減ったと思うんですけれども、まちなかでガイドしている人自体が増えてしまったということですね。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  はい。まちなかのガイドは増えております。 ◆3番(松畑玄君)  そうなんですか。 一部の意見なのかも分からないですけれども、新人に費用がかかるというのはどういう仕組みになっているんですか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  これまで平成元年度から、ガイドは新宮市観光協会の登録制となりまして、個人と観光協会が登録するという形で、新人研修のとき、先輩ガイドに随行するようになっていまして、先輩ガイドに対してガイド料の一部を新人ガイドが負担することとなっていましたが、本年1月より費用負担はなくしましたと観光協会が言っております。 ◆3番(松畑玄君)  そうなんですか。 じゃ、今後は大丈夫、そういう懸念もないということですね。今、順調に進んでいるということでよろしいですね。 ガイドにしても、やっぱりすごい観光資源だと思うんですよね。行政のコーディネート力というか、それをして、ずっと続いていけて観光客に喜んでもらえるようにコーディネートしていただきたいと思います。 次、先ほど三栗議員もおっしゃっていたんですけれども、コロナウイルスで飲食店が特に運営が厳しいということで、こういう意見って市長は聞かれますか、市内から。 ◎市長(田岡実千年君)  たくさん聞いております。 ◆3番(松畑玄君)  いろいろな業種で言えることなんでしょうけれども、市としてはどのような対策を考えておられるのか、お聞かせください。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  今、国のほうでセーフティネット4号、5号などの融資の緩和条件なども出ておりますので、セーフティネット4号につきましては、市の承認が要ります。そちらを承認してセーフティネットの融資を受けることになっています。 また、そのほかいろいろな国からの支援などにつきまして、商工会議所などとも連携しながら、広く皆さんにPRして利用していただくように努めてまいりたいと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  それは、市独自でというのは今のところ考えておられないですか。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  市独自につきましては、当然、財源も伴います。新年度予算の中にはそれも当然盛り込んでおりませんが、国等の動向も見ながら、また近隣の状況も見ながら、あるいはそれは市長、副市長とも相談しながら、遅くない段階で議会のほうにも御相談させていただくことも出てこようかと思いますので、まずは少し全体的な中で、近隣また国の動向を伺いたいというのが今、実情でございます。 ◆3番(松畑玄君)  実際のところ、専門家会議の中では、もう本当に収まるのに数か月、半年、年越すかも分からないという長い闘いになるであろうということを明言されておられますので、先々先手打っていただきたいと思います。実際、飲食業だけではないんですけれども、飲食業はまちなか観光に絶対必要であって、ちゃんとここをサポートしてあげないと、皆さん本当に、こういう状態が半年、1年続けば大変な状態になってしまいますので、市長には本当に臨機応変なサポート、本当にお願いしたいと思います。 ◎市長(田岡実千年君)  本当に、特に最近、飲食業を含めて小売店の経営者から悲痛な叫びが聞こえてきております。 今、商工観光課長、答弁させていただいたように、国においては、この資金繰りに関して、日本政策金融公庫の貸付け制度等、相談窓口を設けているところであります。 また、市独自でちょっと落ち着いた時点で、経済活性化の施策をやっていきたいというふうに思っておりますし、またできれば市内でお金を回す、例えば市民の皆さんがインターネットで商品を買っていたところを市内で調達できるのであれば、こういったときに市内の商店で購入いただくとか、いろんな取組を通して、少しでもこの難関からしっかりと対応したいというふうに思います。 ◆3番(松畑玄君)  分かりました。ありがとうございます。 次に、そして来年度の予算から1点質問させていただきたいと思います。 先日の本会議でも話題になりました観光看板等整備事業の1,150万円の事業について質問させていただきたいと思います。 聞けば聞くほど分からなくなってきているわけなんです。私の理解力がないのか、再度確認をしたいと思います。 まず、市長、この事業自体、本当にこれだけ1,150万円つけて価値がある事業なんでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  これは、半分国からも支援をいただけますので、特に年々観光客増えておりますし、特に外国人も日帰り、宿泊含めて多くの方がこの新宮市へ来ていただけるようになりましたので、やはり、この新宮市のスポットを気軽に分かりやすく見てもらうためには、こういった観光、このデジタルサイネージという電子的な看板というのは非常に有効的かなというふうに思っておるところでありまして、これは都市再構築戦略事業にも採択していただいたんで、進めたいというふうに思っております。 ◆3番(松畑玄君)  先ほども申し上げたように、半分国が交付金でくれるからとかいうレベルでされたらどうなんかなというところ、それやからええかといったら、多分別の話だと思うんですね。その感覚はちょっと置いて、本当にこの事業がいい事業なんかどうかということを考えながら答弁していただきたいと思います。 課長は、この業者の提案を受けようと思った一番のポイント、これは何であったのかと、またそして1,150万円の内訳ですが、800万円が本体代金で、残りの350万円の内訳というのをもう一度聞きたいということと、予算書に載っている手数料の150万円て何の手数料なのかというところをちょっと詳しく説明をお願いします。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  まず、この1,150万円の内訳なんですが、800万円がデジタルサイネージとAIによる自動回答システムの金額で、残りの200万円が、まちなかの今まである通常の看板の金額。そして、150万円というのが自転車のサイクリングロードにおけるブルーラインや矢羽根などの看板の費用となっております。 ◆3番(松畑玄君)  サイクリングロードの看板代ということ。 実際、観光看板というかデジタルサイネージにつく分というのは800万円ということですか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  デジタルサイネージとAIによる自動回答システムの金額が800万円です。 ◆3番(松畑玄君)  これは結構高額な値段なんですけれども、当然、比較検討されたと思うんですけれども、その内容について、大体何社ぐらいで、幾らぐらいかかってというのをお教えいただきたいと思います。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  こちらにつきましては、4社ほど比較検討させていただいたんですが、こちらにつきましてはプロポーザル、予算を通していただけましたらプロポーザルを行いまして、業者を決定したいと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  そしたら、最初予算立てをするときに何を基に、そういうときは1社決め打ちでやられるわけなんですか。僕が思っていたのは、予算決めするときも大体どれぐらいのものなんだろうと、ある程度市場調査というか、してから予算づけしてくるのじゃないかなと思ったんです。ということは、これ比較検討されずに、プロポーザルで決めるからということで、1社の金額でここへ予算として上げてきたということでよろしいですか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  こちら予算を計上するに当たりまして、この800万円見積りを取りました。それは申し上げましたこの言語を必要としない動画と、そしてAIによる回答システムの予算を計上させていただきました。 ◆3番(松畑玄君)  だから、見積りを取ったのは1社ということですかということを聞いているんですよ。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  これを選定するに当たりましては、まず当課のほうでデジタルサイネージを導入したいということで、インバウンドにとても有効なものであるということで。3社ほど検討しました。その中で、特に際立ったものがなかったので、こちらの業者の方に何かいいものはありませんかと相談しましたところ、このような最先端のものがありますので、どうですかというお話がありました。 ◆3番(松畑玄君)  その3社の際立ったものがなかったけれども、そのときの金額とか、そのときの見積りは持っておられますか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  1社につきましては1,000万円を超えるんですけれども、いろんなオプションによって金額が変わってきますし、ちょっと高額なので、それはやめました。あとのほかのものについても、機能について、あまりこちらで考えているものとは合致しないので、やめております。 ◆3番(松畑玄君)  じゃ、1社の見積りでされたわけですね、予算計上、そこに相談して、来たやつで予算計上してきたということですね。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  少し補足させていただきます。 先ほど課長申し上げましたように、高額なものについては1,000万円を超えるものもあるということで、それについてはいろんな機能もついていると思います。 また、先ほど都市再構築戦略事業の話を出しておりますけれども、この中で、当初採択された事業の観光看板に割り当てられた事業費が1,000万円と、その2分の1が国費で充当していただくということの中で、原課のほうとしたら1,000万円の枠の中で収まる中でいいものを導入したいという思いから、デジタルサイネージの今回計上させていただいている800万円というのを参考という中で計上させていただいているということで、先般も予算審議の中で、御提案もいろいろ、御意見もいただいておりますので、決め打ちでなくて、この予算の範囲内で、なるべく安価でいいものを、いろんな方式はあると思いますけれども、1社決め打ちではなくて、競争形式で導入していきたいというふうに考えてございます。 ◆3番(松畑玄君)  安くていいものの基準が、誰が決められたのかというところなんです。そこがすごい予算立てするに当たっても不透明で。じゃ、実際のところ、そこの業者を選んだのは誰なんですか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  こちらは担当課のほうで、機能がとても優れているので、そちらで見積りを取らせていただきました。 ◆3番(松畑玄君)  課長が選ばれたということですか、担当課ということは。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  はい、機能を比較検討した結果、とてもすばらしいものであるということで見積りを取らせていただいて、それにつきまして、予算を計上する場合の見積りとして取らせていただきました。 ◆3番(松畑玄君)  じゃ、課長が選ばれたということで、この事業、課長にとっては欲しいものなのか、必要なものなのかという問いなんですけれども。絶対に新宮市にとって必要なんでしょうか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  現在、インバウンドが増えている中、言語を必要としない動画というのがまたすばらしい、またAIによる回答システムということで、将来的には人1人分などの人件費が賄えるのではないか、また英語対応できる人材の不足ということもあります。それらを併せまして、この機能によってよりよいものができるのではないかと考えておりました。 また、AIというのも、今回、観光部門ということで連携しておりますが、将来的にもいろいろな事業にもつながっていくことも考えられるのではないかと思って、よりよいものだと思いました。 しかしながら、今お話しましたように、見積りの範囲内で予算を通していただいた場合には、プロポーザルによりよりよいものを決定したいと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  問いとしたら、課長はこれ本当に必要なんかというところを言いやるんです。交付金くれるからとかじゃなく、本当に新宮市の観光行政にとって必要なのか、それとも課長が欲しいだけなのかというところです。 決められたのが課長だと言われるので。本人に聞くのが、課長が欲しいものなんか、必要なもんなんかという、僕、問いをしているわけなんですよ。選んだ人じゃないと分からんじゃないですか、その気持ち。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  必要なものだと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  これ、例えば地元業者でやるとかいうようなことは一切考えられなかったわけですか。せっかくの地方創生でしてくれる事業ですよね。地元業者でどうにかならんかという相談なんかはされなかったのかということはどうでしょうか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  そちらにつきましても、今後プロポーザルをさせていただきますので、よりよいものを考えたいと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  じゃ、地元業者も入れてやっていくということですね。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  プロポーザルの方式によりまして、その条件に合致するところが、何か提案をしていただけるのであれば、プロポーザルしたいと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  なるべくやっぱりこういう機会なので、地元の業者も頭に入れといたってほしいんですけれども。 次、これのランニングコストについて再度確認させていただきたいと思います。 月額大体15万円ぐらいということなんですけれども、これ間違いないですよね、大体。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  合わせまして、AIの部分と動画の部分とで15万円ぐらいになると思っておりますが、何度も申し上げておりますように、こちらということでは決めてはおりません。 ◆3番(松畑玄君)  だけれどもそちらの業者が説明もしましたし。 これ、先日質疑で使用するほど管理費というかランニングコストが上がってくるとお伺いしたんですけれども、例えばどれぐらい使用すれば、どれぐらいの維持管理費が上がってくるのかというのをお聞かせください。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  こちら機能がありまして、触れたところによって、いろんな興味があるとかいうヒートマップ機能とか、そういうのでデータ収集とか、2万回の再生を超えたところで、再生につき2円なので、それ以上の金額が設定されるということですが、今のところそれほどは超えることはないかと思っております。ですし、すみません、これありきではありませんので、すみませんがよろしくお願いします。 ◆3番(松畑玄君)  だけれども、それありきでずっと話してきたじゃないですか。もう今さらそういうのはなしにしてくださいよ。これありきでやってきたじゃないですか、議論。今回、それで1回説明会あって、この間の本会議でも分からんから、こうやって一般質問に変えているんで、そうやって肩透かすようなことはやめていただきたいと思います。 本当に月額15万円ランニングコストですね。年間180万円なんですよ。5年で900万円、10年で1,800万円です。 市長、これイニシャルコスト800万円なんですよ。5年もせん間にランニングコストが本体価格を超えてしまうようなもの、市長、自分のものやったら買いますか。 ◎市長(田岡実千年君)  費用対効果が高ければ購入すべきだというふうに思います。 ◆3番(松畑玄君)  費用対効果が高いかどうかは分からないですよね。市長は雲上の人なんで、ちょっと聞くのが間違いやったかも分からないです。どうですか、部長やったら。趣味は部長何ですか、趣味。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  趣味はスポーツ全般です。 ◆3番(松畑玄君)  何かの用品を買うのに、何か買いましたと。5年かからん間にその額を超えてしまう維持費がかかるようなものって買いますか。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  そのときの財布の勘定次第で効果が見込まれれば、投資するかも分かりません。 ◆3番(松畑玄君)  お金持っていたら買うかも分からないですけれども、普通これからの新宮市を考えたら財政難ですよね。厳しい中で、5年もかからん間にランニングコストだけで本体超えていくんですよ。ランニングコストを考えて、800万円に対してどうと言っているんじゃないんですよ。ちょっと異常ですよね、5年かからないんですもの。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  そういう意味におきまして、本体費用も含めて、このランニングコスト、予算を認めていただいたらのことになりますが、プロポーザル方式にということは、やはり予算の範囲内で。我々が観光振興を進める上で、インバウンドということをいろいろ我々、焦点にはしておりますけれども、この機能が発揮されるものであれば、極力安価な中で、いい機能のものを導入していきたいということですので、当初は議員御指摘のとおり、いろいろ御紹介いただいた機種を、我々が描いていたわけですけれども、今回、先般の予算審議を受けて当局内で話し合った結果、やはりいろいろ公平性も担保する中で、先ほどから繰り返しになりますけれども、予算の中でいいものを今後を見据えて、機能を備えたものを選んでいきたいというふうに今のところは考えてございます。 ◆3番(松畑玄君)  そして、もう一個、すごい何度聞いても教えてくれない、他地域での実証実験の結果です。何度聞いても教えてくれないんですけれども、何か理由でもあるのかなと。もうそろそろ教えてくれてもええんじゃないかなと思うんですけれども。これなぜ教えられないんですか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  そちら、実証実験をした自治体にも問合せはしたんですが、やはり自分のところのそういうデータをほかに公表することは差し控えさせていただきたいということでした。 ◆3番(松畑玄君)  実証実験ですよね。もちろん検査の結果出されるのは分かっていてやっていますよね。そんなこと本当に言うんですか、自治体の人が。ちょっと考えにくいですね。実証実験で多分金額もかなり安く抑えていると思うんですよ。それはもちろん公表するのはありきでやっていると思うんですよ。これは本当ですか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  はい、そのとおりでございます。 ◆3番(松畑玄君)  課長自らが問合せされたんですよね。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  担当より問い合わせしましたところ、そのようなことでございました。 ◆3番(松畑玄君)  そうですか。おかしな話ですよね。実証実験の結果を言えない。そういうことに対して、市長、その実証実験の結果を言えないような業者って信頼度ありますか。
    ◎市長(田岡実千年君)  一般的に言うたらあまりないかもしれません。 ◆3番(松畑玄君)  あまりじゃなく、多分全然ないと思うんですよ。もしも、そして言えないんであれば、したことを言うなという話なんですよ。我々、説明会の中で、実証実験したんですとある自治体でと言うたら、じゃ、その結果どうだったんですかというところから入っていくわけなんですよね。いやそれ言えないんですわというて、ちょっとおかしな話じゃないですか。 その結果については、市長は知っておられるんですか、ここで言えないだけなんですか、それとも出してもらえないんですか。 ◎市長(田岡実千年君)  私も結果については存じ上げておりません。 ◆3番(松畑玄君)  課長も知らないということ。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  はい。 ◆3番(松畑玄君)  知らない。おかしな話。ちょっと次へ進めさせてもらいます。 本会議で岡崎議員の質疑で、どのぐらいの外国人の利用を見込んでいるかということを言うたら、1日70人から80人という答弁やったわけなんです。70人と想定した場合、325日で2万5,550人です。そして、80人と想定した場合には2万9,200人も、3万人近く想定されるわけなんですね。確かにこの地域、新宮市も外国人の観光客が増えておりますが、平成30年度の外国人の宿泊者数で見たら、14万656人に占める外国人の宿泊者というのは9,112人やったわけなんですよ。 ちなみに、この中に絶対日帰り客というのは数入れられないわけですね、この事業。デジタルサイネージ見るかどうか。日帰り客というのは、絶対次行くところ決めているんで、多分見ないと思うんですよ。ということは、これ本当に70人と想定した場合、泊まる人対象であったときに、9,112人、あと1万6,000人をどのようにして増やしていくんですか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  まず、そちらお答えしたのは外国人限定ではありませんので。 ◆3番(松畑玄君)  じゃ、日本人どれぐらい見込んでいるんですか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  合わせてそれぐらいではないかという見込みをしておりますが。 ◆3番(松畑玄君)  メインが外国人なのかなと思ったわけですよ。インバウンドどうやこうやと言うから、インバウンド対策でやるわけでしょう。外国人だけやったら厳しい。日本人もこれだけ見るということですね。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  外国人と日本人を合わせて申し上げましたが、こちらもまた先ほどからお答えしておりますように、提案したものではなくプロポーザルということになりますので、どのような機種になるかまだ分からないところではあります。 ◆3番(松畑玄君)  いやいや。まあ、結論から言うと、この手のツールというのは都市部では多分有効だと思うんですよ。東京、大阪、京都、見るところがいっぱいあるところやったら。新宮市のような都市で、大体こんな不便なところ来るのに、日本人にしても外国人にしても、ある程度観光コース、行く目的地は設定していると思うんですよね、ほとんどが。実際、旅はどこ行こうかと調べ出したときからもう始まっていますから、新宮市へ来るよとなったときに、行くコースって絶対調べているんですよね。市長どうですか、よそへ観光へ行くときに、向こうへ行って調べようかというふうにはなりませんよね。行くとこってある程度決めていきますよね。 ◎副市長(向井雅男君)  少し予算の計上の仕方で、議員また議員各位に少し丁寧さに欠けたところは、御迷惑をかけているところはおわびいたします。 ◆3番(松畑玄君)  いきなり謝るんじゃなく、質問に答えてくださいよ。 ◎副市長(向井雅男君)  新宮市の観光を考えたときに、当然、自然、文化あるいは気候、食、この四つのことが観光振興に対してすごく大事なキーワードになってくるんですね。そのキーワードの四つを全てが備えているというのが新宮市でもあるんですね。ただ、那智勝浦町あるいは串本町については、それなりに知名度が新宮市よりもたくさんあるというところから、少し観光客にとっては、先ほど言われたように滞在型が少し取られているというところにあると思います。 その中で、一番弱いのが情報発信…… ◆3番(松畑玄君)  副市長、その話終わったんですよ。あまり時間ないんで、質問にだけ。議長、そういうこと聞いてない。 ○議長(前田賢一君)  ちょっと一生懸命しゃべりやる、聞いたって。 ◎副市長(向井雅男君)  情報発信の中で、ネット上の中で、こういった映像を使ったものを戦略的に使ういうのは、すごく効果的だというふうに、私は見せてもらったときに判断をさせていただいたということです。 ただ、その在り方については、いろんな業者があるということでございますので、その辺はきちっと公正公明に判断をさせていただきたいと思いますし、この新宮市へ、そういった議員が先ほどおっしゃっていたように、旅行に出かけるときにはあらかじめ調べることはあるんですが…… ◆3番(松畑玄君)  ほとんど調べますって。 ◎副市長(向井雅男君)  目的がない場合もあるので、その中で時間設定する中で、いろいろな観光目的地を調べるということですから、それらを一元的に調べる効果があるというのも、この観光看板の効果的なところですから、それらを新宮市として導入していくということには、やはり大事なことなのかなと思いますので、その辺は御理解をいただきたいと思います。 当然、業者選定については、丁寧にやっていきたいというふうに思います。 ◆3番(松畑玄君)  副市長、実際、そういうことを聞いていなくて、そして目的なしにここへ来る観光客、どれぐらい見込んでいるんですか。そうなりますから、質問にだけ答えてくださいとなるでしょう。じゃ、違う引き出し開けてしまうじゃないですか。目的持たずに来ているんやと、じゃ、それを何人見込んでいるんですかと言って、こんな話にまたそれていきますから。だから皆さん旅をするときに、どこか行こうと思うんですとなったときに、前から調べませんかと聞いているんですよ。ほとんどの人間調べると思うんですよ。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  すみません、今、調査では、旅ナカでの情報検索が4割という結果も出ておりますので、有効になるのではないかと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  4割の人が目的持たずに、ここへ来てからどこへ行くかということを考えるということですね、4割ですね。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  これは民間の調査でそのような結果も出ております、参考までに。 ◆3番(松畑玄君)  先ほども市長に言うたんですけれども、数字とかそういうのじゃなく、実感でちょっとやってほしいよと。旅するときに、下調べなしに皆さん行きますかと。この中で4割の人が旅するときに目的持たんとその場所へ行くんですかと言うている。旅というのは、行こうかと場所を決めたときに、じゃ、どういうところ行こうか、次ここ行ったらここ行こうかと、調べるところから旅は始まっているわけなんですよ。そんな目的もないまま来れるほど、この熊野という地域は暇な人が来るところではないと思います、外国人にしても日本人にしても。熊野へ行きたいんやったらどこへ行きましょう、あそこ行きましょうというのをある程度立ててくるわけなんですよ。 ○議長(前田賢一君)  松畑議員、ちょっと1時間たったので休憩しよか。 質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後4時19分--------------------------------------- △再開 午後4時30分 ○議長(前田賢一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 一般質問を続けます。 3番、松畑議員。 ◆3番(松畑玄君) (質問席) これ市長、実証実験、結果公表できない業者、まさか大丈夫ですよね。あまり信用度ないと言っていたんで。まさか、そんなあんまり信用のないところを市長自らがおっしゃられたね、まさかないですよね。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほど、松畑議員の質問に対しては一般論として…… ◆3番(松畑玄君)  一般論でやってもらわな困るんですよ。ここは特別論、ここは皆さんの税金を預かって来年度の予算を審議しようかというところなんで、一般論でやってもらわな困るんですよ。 ◎市長(田岡実千年君)  議員にもプレゼンをしたということですが、その前に、私も機能等について実際に見せていただきました。そのときは大変すばらしいなという印象は持っております。 ◆3番(松畑玄君)  だけれども、実証実験の結果、公表できないですよね。一般論で考えたら、あまり信用できないですよね。ここはやっぱり行政なんで、あまり信用できない業者さんとお付き合いするのはいかがなものかなと思うんですよ。やっぱりちゃんとした業者とお付き合いすべきでありまして。 少し観点を変えて、この予算の公平性と透明性、このような予算計上の仕方自体が本当に適正なのかというところですよね。そこに関しては、市長、本当に公平性が担保されて、実証実験の結果を明らかにできない業者が透明性ある業者だと、市長はお思いですか。そこの見解をお聞かせください。 ◎市長(田岡実千年君)  今回、一つの観光の目玉として、このデジタルサイネージによる観光看板整備ということで予算計上させていただいておりまして、お認めいただければ、先ほどから説明していますようにプロポーザルを行って、複数の業者から一番いい提案をしていただいたところを選定するということで、全くもっておかしいことはないというふうに思います。 ◆3番(松畑玄君)  じゃ、一般的に見て、あまり信用できない、実証実験を明らかにしない業者は選ばれるようなことはないですわね。 ◎市長(田岡実千年君)  それは、そのときの提案で、選ばれることはないということは断言できないというふうに思います。 ◆3番(松畑玄君)  今回、来年度の予算、ほかにもこの業者が関わっている予算ありますよね。このような一般的にあまり信用できない業者、これ関わっていて大丈夫ですか。 観光振興・誘客促進事業ですよね、1,400万円。あまり一般的に信用できないですよね。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  そちらの予算も計上させていただいておりますけれども、これも今回、このデジタルサイネージの提案のあった業者ということで決まったわけではございません。こちらも新たに公募をしまして業者を選定するということになりますので、その業者が参画するかどうかも含めて、我々今のところは未定ではございますけれども、今、プロモーション事業の中で、ある程度、継承の事業でございますので、参画する可能性があるのではないかなということで我々は思っておりますけれども、必ずしもそこを随意契約等で決めるということはございません。 ◆3番(松畑玄君)  これ多分、自分のものを買う場合やったらすごく慎重になると思うんですよ。こんな買い方しないと思うんですよね。だけれどもここは市役所なんで、やはり自分のもの以上に慎重に、市民の税金でなるわけですから、やっていただきたいと思います。 実証実験の自治体の検査結果というのを教えてもらっていないというんですけれども、私、担当者と話させていただきました。あっさり教えてくれました。課長、本当に、私、自分の身分も明かして担当者に取り次いでいただいて、教えていただきました。実際、課長聞いておられるんやったら、その結果を聞いてどうでしたか。教えてくれましたよ、あっさりと。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  特にそれは聞いておりません。 ◆3番(松畑玄君)  教えてくれなかったんですね、本当に。それは、例えば業者さんがそうやって課長に言うたのか、本当に課長自身が担当に問い合わせたのか。実証実験でありますので、公表されるのも覚悟の上やと思うんですよ、その自治体は。教えてくれましたよ。市長、それ聞いてどう思いますか。 ◎市長(田岡実千年君)  どこまで教えていただいたか分かりませんので、ちょっと答弁しにくいです。 ◆3番(松畑玄君)  もちろん、全部はやめてくれというところ、例えば金額の面であったりというのはやめてほしいということ。だけれども、実際のところ、課長はどれぐらいの期間やったかというのも知らないですか、何も聞かれていないですか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  そちらにつきましては、昨年度行ったものと聞いております。 ◆3番(松畑玄君)  本当に、このものを導入するに当たって、誠心誠意、調査したかというところなんですよ。ええよええよという業者だけの提案で、はい買いましょうかと決めているんちゃうかなと思うんですよ。それはないですか。なぜ結果気にならないんですか。そして、課長には教えてくれんけれども、なぜ僕には教えるんですか。おかしな話ばかりじゃないですか。 そこの自治体は、その結果がよければ、ずっと導入していくつもりやったらしいです。そして、今入っていますか、それ、そこで。導入されていますか。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  ネットでの実証実験であったので、それをまだ活用して、ほかのものに使っているということは聞いております。 ◆3番(松畑玄君)  今は使われていないというわけですよね。 ◎商工観光課長勢古口千賀子君)  ネットで流して、そちらから導入するということをされたので、全く同じことをしているわけではないと聞いております。 ◆3番(松畑玄君)  だから、物を買うに当たって、ちゃんとやっぱり調べてからやってあげてほしいというところなんですよ。最低、その実証実験の結果ぐらいは持って予算計上してほしいわけなんですよ。ええもんや、ええもんやと口だけで言われても、全然響かないわけなんですよ。結局、課長は自治体のあれで教えてもらえなかったと言うけれども、教えてくれるわけなんですよ、ちゃんと言えば。市長、それでもこの事業必要ですか。ちなみに、外国人興味示さなかったらしいです、ほぼ。 ◎市長(田岡実千年君)  先ほどから申し上げていますように、このデジタルサイネージの看板は必要だというふうに思っておりますが、議員おっしゃっておられる業者に決まったわけではありませんので、一番いい業者のデジタルサイネージを導入していきたいというふうに思っております。 ◆3番(松畑玄君)  これはもう、じゃ市長の肝煎りの政策ですね、これ。本当に考えにくいことが多いんですよね。説明もしてくれない、実証実験したのに結果すら調べようとしない、そしてそれを言えば、ここでやるとは決まっていないと。一般的にあまり信用できん、そこを選ばれることはないのかと聞いたら、それでも分からんと。結局はこれプロポーザル方式って、業者ありきとか業者の決め打ちするための1個の手段じゃないかなと思うんですよ。いつでも疑義が残るんですよ。 今回のこの予算の計上にしても、本当に誠心誠意やってきたという自信はありますか。あります。もうだけれども、本当に私から見たら全然伝わってこないし、隠そう、余計なことは言わんとこうとか、そういうふうに。やっぱりどうせ議会も通っていくから、そんな対応でええんやという対応なんですよ。ちゃんと誠心誠意、聞いたことぐらい、ちゃんと答えてくださいよ。本当、不親切ですよ。 こうやってプロポーザルやといって、ランニングコストも考えてくださいよ。今後、財政すごいつらいわけなんですよ。そういう中で、本当にちゃんと説明責任果たせんような予算立てして、もう本当にこれ以上、市民に負担を背負わせないでくださいよ、市長。かかるんですよ、お金、毎月。年間180万円かかるんですよ。どう思っていますか、そういうところ。 ◎副市長(向井雅男君)  これから選定していく事業者の中で、ランニングコストについても丁寧に、仕様書の中を含めて選定していきたいというふうに思います。 ◆3番(松畑玄君)  だけど予算通ってしもたらね、このまま行かれるでしょう。実際、その業者が選定されると思いますわ。 今回、一般質問を通していろいろ、今、話していて、本当に率直な感想というのは、本当に手段の話ばかりしているんですね、我々。この件にしてもそうですし。まず何やらなければならないかと市長最初に言ったように、観光資源の磨き上げなんですよ。人がちゃんと来れるように。どれだけいい手段を得たとしても、その中身がなければ絶対観光振興なんてなりませんから。そういうことだけ市長しっかり、お金使うことばかりじゃなく、ちゃんと磨き上げ、同じお金使うんやったら、しっかりと資源の磨き上げというのをやってください。本当に今の新宮市は本当に手段が目的になっていっていますね。これは一個の手段やということ、ちゃんと目的達成するためには何をせなあかんかということを、市長しっかりと考えてください。そうお願いして一般質問を終わります。     (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(前田賢一君)  11番、竹内議員、議事進行。 ◆11番(竹内弥生君)  世界中はコロナで大変で、日本はコロナで大変で、新宮市の飲食店は死にかけています。 先ほどの松畑議員の質問と、予算質疑のときに答えられた課長の回答が全く違うんですけれども。何ででしょうか。インバウンド、インバウンド、これから大事になると言っていますけれども、私どもホテルやっていますが、キャンセルも相次ぎ、政府が見通ししている分には、まだまだ今年に収拾がつかないだろうということも発表されておりました。それで月15万円もかけていく。新宮市の飲食店はがらがらで、食べていけない人たくさんいるんですよ。それにわざわざこの看板をつける。半分国に出してもらっても、半分は国の税金、あとは市の税金じゃないですか。それをちゃんと納得のいくように、二転、三転しないで御回答していただきたい。勢古口課長、答え変わっていますよ。 ○議長(前田賢一君)  ちょっと竹内議員、待ってください。     (「議事進行違うわ、それ」と呼ぶ者あり)     (「何、じゃ」と呼ぶ者あり)     (「議長に聞くんや」と呼ぶ者あり)     (「すみません。新人なんで間違えました。議長すみません」と呼ぶ者あり) ○議長(前田賢一君)  議事運営の都合により、あらかじめ本日の会議時間を延長いたします。 今、竹内議員の発言を、当局の皆さんお聞きになったと思います。今後、納得のするような対応を取ってくれると思います。 以上でよろしいですか。 ◆11番(竹内弥生君)  よろしくお願いします。 ○議長(前田賢一君)  分かりました。 お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(前田賢一君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(前田賢一君)  本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後4時45分...