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03月03日-01号

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  1. 新宮市議会 2020-03-03
    03月03日-01号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    令和 2年  3月 定例会          令和2年3月新宮市議会定例会会議録             第1日(令和2年3月3日)---------------------------------------議員定数15名、現在員15名、出席議員15名、氏名は次のとおり。                             1番  大西 強君                             2番  大坂一彦君                             3番  松畑 玄君                             4番  上田勝之君                             5番  岡崎俊樹君                             6番  三栗章史君                             7番  濱田雅美君                             8番  東原伸也君                             9番  久保智敬君                            10番  榎本鉄也君                            11番  竹内弥生君                            12番  前田賢一君                            13番  松本光生君                            14番  屋敷満雄君                            15番  福田 讓君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 令和2年3月3日 午前10時開会     議長報告(文書報告)       1 熊野川濁水・治水関係要望       2 広角「道の駅」建設に関する協議       3 熊野川濁水・治水関係要望       4 熊野川対策及び道路整備に関する要望       5 熊野川濁水・治水関係協議       6 近畿市議会議長会第3回理事会       7 熊野川流域ダム下流団体協議会先進地調査       8 令和元年度和歌山県市議会議長会第2回総会       9 令和2年新宮周辺広域市町村圏事務組合議会第1回定例会      10 令和2年東牟婁郡町村新宮市老人福祉施設事務組合議会第1回定例会      11 三原市・新宮市「災害時相互応援に関する協定」調印式      12 道路整備及び熊野川濁水・治水関係要望      13 議員派遣の件 日程1 議会運営委員会委員長報告 日程2 会期決定について 日程3 会議録署名議員の指名 日程4 諸報告(文書報告)      1 例月出納検査の結果について 報告8件(地方自治法第235条の2第3項)      2 定期監査の結果について(地方自治法第199条第9項) 日程5 市報告(文書報告)      1 公設市場経過報告      2 新宮港経過報告 日程6 委員会視察報告     (総務建設委員会教育民生委員会) 日程7 議案第13号 新宮市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例 日程8 議案第14号 新宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 日程9 議案第15号 新宮市印鑑条例の一部を改正する条例 日程10 議案第16号 新宮市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例 日程11 議案第17号 新宮市介護保険条例の一部を改正する条例 日程12 議案第18号 新宮市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 日程13 議案第19号 新宮市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 日程14 議案第20号 新宮市文化複合施設条例 日程15 議案第21号 新宮市重要文化財旧西村家住宅(西村伊作記念館)条例 日程16 議案第22号 新宮市文化財保護条例の一部を改正する条例 日程17 議案第23号 東牟婁郡町村新宮市老人福祉施設事務組合規約の変更について 日程18 議案第24号 令和元年度新宮市一般会計補正予算(第5号) 日程19 議案第25号 令和元年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 日程20 議案第26号 令和元年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第3号) 日程21 議案第27号 令和元年度新宮市駐車場事業特別会計補正予算(第2号) 日程22 議案第28号 令和元年度新宮市水道事業会計補正予算(第2号) 日程23 議案第29号 令和元年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号) 日程24 議案第30号 辺地総合整備計画の変更について 日程25 議案第31号 市道路線の認定について 日程26 議案第32号 監査委員の選任について 日程27 議案第1号 令和2年度新宮市一般会計予算 日程28 議案第2号 令和2年度新宮市国民健康保険特別会計予算 日程29 議案第3号 令和2年度新宮市後期高齢者医療特別会計予算 日程30 議案第4号 令和2年度新宮市介護保険特別会計予算 日程31 議案第5号 令和2年度新宮市と畜場特別会計予算 日程32 議案第6号 令和2年度新宮市駐車場事業特別会計予算 日程33 議案第7号 令和2年度新宮市住宅資金貸付事業特別会計予算 日程34 議案第8号 令和2年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計予算 日程35 議案第9号 令和2年度新宮市土地取得特別会計予算 日程36 議案第10号 令和2年度新宮市水道事業会計予算 日程37 議案第11号 令和2年度新宮市簡易水道事業会計予算 日程38 議案第12号 令和2年度新宮市立医療センター病院事業会計予算---------------------------------------会議に付した事件 日程1 議会運営委員会委員長報告から 日程18 議案第24号 令和元年度新宮市一般会計補正予算(第5号)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              向井雅男君               企画政策部               部長               新谷嘉敏君               企画調整課長           下  基君               商工観光課長           勢古口千賀子君               総務部               部長               尾崎正幸君               総務課長補佐           梶田卓哉君               財政課長             小林広樹君               防災対策課長           佐藤尚久君               市民生活部               部長               山下泰司君               市民窓口課長兼国保直営熊野川診療所事務長                                須崎誠久君               生活環境課長           稗田 明君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        田中幸人君               次長兼健康長寿課長        北畑直子君               健康長寿課主幹          萩原桂二君               子育て推進課長          辻本美恵君               保健センター長          赤松勇人君               建設農林部               部長               平見良太君               都市建設課長           木村雅洋君               熊野川行政局               局長兼住民生活課長        久保欽作君               医療センター               事務長              小谷 充君               庶務課長             奥  靖君               水道事業所               所長               宇井俊治君               次長兼業務課長          名古一志君               消防本部               消防長              内野井愼搾君               教育委員会               教育長              速水盛康君               教育部               部長               平見仁郎君               教育総務課長           澤原謙二君               学校教育課長           富田英之君               文化振興課長           福本良英君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               岸谷輝実               次長兼庶務係長          辻坂有美               庶務係主任            中尾 愛               次長補佐兼議事調査係長      岡崎友哉               議事調査係主任          大居佑介             第1日(令和2年3月3日)--------------------------------------- △開会 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(前田賢一君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は15名であります。 定足数に達しておりますので、令和2年3月新宮市議会定例会を開会いたします。 なお、新型コロナウイルス感染症予防対策の一環として、当分の間、議場でのマスク着用について御理解、御協力のほどよろしくお願い申し上げます。 それでは、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。 当局より有本総務課長、病気療養のため欠席の届出がありましたので、報告いたします。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(前田賢一君)  今期定例会招集に当たり、田岡市長から挨拶の申出がありますので、これを許可いたします。 田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君) (登壇) 皆さん、おはようございます。3月定例会開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 まず、コロナウイルス感染症でありますが、全国的にまだまだ広がっていく中、新宮市においても様々な行事、また会議等が中止、延期されるといった異常事態となっておりますし、また学校においても、突然の安倍総理からの休校要請に新宮市においても対応しているところであります。 いろいろ混乱し、またいろいろ課題もある中でありますが、昨日、午後から新宮市の小中学校においては休校をさせていただいておりまして、予定として24日まで休校となっております。このことについては、この後、担当者より新宮市の現状、また今後の対応について御説明申し上げたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 さて、3月定例会でありますが、年度予算を審議いただく大変重要な会議だというふうに思っております。どうか慎重審議をお願いしたいと思いますし、また条例含めて32の議案を今回提出させていただいております。どうか皆様におかれましては慎重審議の上、全ての議案に対しまして可決いただきますよう、心よりお願い申し上げまして、簡単ではございますが開会の御挨拶とさせていただきます。どうか、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(前田賢一君)  市長の挨拶を終わります。--------------------------------------- △議長報告 ○議長(前田賢一君)  次に、議長報告をいたします。 別紙にて配付いたしたとおり、文書報告として13件の概要報告であります。御了承願います。 日程に入ります前に、大西議員より、昨年12月定例会の会議録について発言の申出がありますので、これを許可いたします。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君)  議長、昨年の12月議会の私の一般質問において、会議録を見ますと、質問の最後尾に、私が「市民の健康と命に関わることでしょう。だからかかりつけ医に公的資金を入れよと言うている」となっているんです。私は、かつて、新宮病院に公的資金を入れるのに大反対をして、これ否決した経緯がありまして、私は、かかりつけ医に公的資金を入れよと言うているわけじゃないと発言したんです。それは前段で「寄附せえ言やるんと違うでと。売るんやから」となっている。あと続けて、売るんやから寄附せえと言うているんじゃないと、公的資金を入れよと言うているわけじゃないやないかと言うたのが、入れよと言うているとなっているんですよ。僕の質問趣旨の真逆になっているんでね、これを訂正してもらわないと、後日、僕の質問の一貫性がなくなるんで、何とか議長のほうで適切な処置をしてほしいんで、よろしくお願いします。 ○議長(前田賢一君)  大西議員の指摘箇所について、改めて会議録を確認したところ、前後の文脈から察するに、民間経営による医療機関への公的資金の投入を否定していることは明らかであります。 よって、ただいまの大西議員の発言をもって訂正に変えていただくよう、御了承願います。よろしいでしょうか。     (「了解」と呼ぶ者あり) ○議長(前田賢一君)  次いで、新型コロナウイルス感染症対策に関する新宮市の取組について当局より報告させます。 田中健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  議会での時間をいただきましてありがとうございます。 それでは、新型コロナウイルス感染症関係について、市の現状について説明させていただきます。 配付させていただきました資料を御覧ください。 まず、1番の国内の概要から説明させていただきます。 この点につきましては、皆さんも既に御存じのことですので、要点のみとさせていただきます。まず、本年の1月15日に日本国内において初めて新型コロナウイルス感染症の患者が確認され、和歌山県においても2月13日に県内在住の方が陽性であるということが判明しました。 その後、国内の複数の地域で感染経路が明らかでない患者が散発的に発生する状況となり、2月24日に政府の感染症対策の専門家会議でこの一、二週間が急速な拡大に進むか終息できるかの瀬戸際であるという見解が出されました。そして、それを受けて政府による新型コロナウイルス感染症対策本部における基本方針が決定されました。 そして、その後、皆さん御存じのように2月27日に安倍総理大臣から、3月2日から全国全ての小学校、中学校、高校などについて春休みに入るまで臨時休校とするということを要請されております。 2番として、本市の体制といたしましては、2月4日に総務部長を会長とする新型コロナウイルス感染症対策連絡会を設置して会議を行っております。そして、2月14日ですが、市長を本部長とする新型コロナウイルス感染症対策本部を設置し、対策連絡会と合同会議を行っております。そして、昨日3月2日ですが、感染症対策本部及び感染症対策連絡会の第2回目の合同会議を行っております。 続きまして、3番で、感染症対策、拡大防止に向けた対応ということで、市民への周知について、まず1番の感染予防対策の市民への周知についてでございますが、1月29日からホームページでは新型コロナウイルス感染症について掲載して随時更新をしております。そして、2月6日に町内会の予防対策の回覧を行いました。そして、2月25日に市主催のイベント・会議等の開催についてということで判断基準を決定しております。そして、3月1日に、広報新宮において新型コロナウイルス感染症への対応についてということで配布させていただきました。また、保健センターにおいては、土日・祝日も当番で電話相談を受けておりますので、それもお知らせしておきます。 そして、2)のところで、市主催のイベント等の開催についての対応ということなんですが、これについても新聞報道等で御存じかと思いますが、一応イベント等については不特定多数が参加するイベント等については原則中止または延期とする。参加者が特定できるイベント等については、感染予防対策を行った上で開催する。また、三つ目として、高齢者や基礎疾患等のある方を対象とするもの及び参加者のほとんどが高齢者と見込まれるイベント等は原則中止または延期とするとさせていただいております。 裏面にお移りください。 そして、②としまして、外部委員が参加する会議についてですが、中止や延期が困難な会議等については感染予防対策を行い、会場設営や時間設定等も配慮した上で開催することとしております。書面決裁による方法で代替できるものについてはその対応を検討するということになっております。 続いて、4番ですが、冒頭市長からもありましたように臨時休校、休館に関する対応について報告させていただきます。 まず、学校教育関係です。市立小中学校、そちらに記載の神倉小、王子ヶ浜小、三輪崎小、緑丘中、城南中、光洋中、高田小中、熊野川小中につきましては、令和2年3月2日13時から令和2年3月24日まで臨時休校といたします。そして、卒業式の扱いについて、これは現時点、2月28日の時点でございますが、規模、時間を縮小して実施する予定となっております。 続いて、2番目のところで、社会教育関係ですが、①のところで市立図書館、佐藤春夫記念館歴史民俗資料館、熊野川B&G海洋センターについては、3月2日から3月24日までを休館とさせていただきます。また、②のところで、これは生涯学習課が行っております元気クラブしんぐうの各教室についても、令和2年3月2日から3月24日まで休止とさせていただきます。 そして、③のところで、浮島児童館、下田児童館、橋本児童館についても令和2年3月2日から3月24日まで臨時休館とさせていただきます。 そして、3番目、子育て推進課関係ですが、①のところで中央児童館、くろしお児童館、子ども広場くまっこ、高田キッズについては、令和2年3月2日から3月24日までは休館、そして②のところで、子育て広場つぼみについては、同じく3月2日から閉所となっておりますが、期間については上記の各施設の状況を見ながら判断させていただく予定となっております。 また、総理大臣からの要請のなかった施設、幼稚園、保育園、保育所、認定こども園については保育を実施しております。また、学童保育についても開設しているという点について御報告させていただきます。 以上、簡単ですが説明とさせていただきます。 ○議長(前田賢一君)  ただいまの報告に対して質問を行います。 14番、屋敷議員。 ◆14番(屋敷満雄君)  和歌山県において2月13日に陽性の人が出たと。結果的に13名でしたか、県下で。その後、どうなっているんですか。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  県内においては、広がりはなく、患者の方も増えておらず終息に近づいているというような、県内においては患者数で見たらそういう状況かと思っています。 ◆14番(屋敷満雄君)  聞いているのは、陰性になって退院された方もある、この13名のうちどうなっているか。1人が亡くなったんかな。あとは病院に入っているんか、治ってもう自宅へ帰って、健康でもう通常の生活ができているのか、その辺をちょっと詳しゅう教えてほしい。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  患者の個々の状況につきましては、我々もホームページ等で出ている状況しか県からは聞いておりません。 ◆14番(屋敷満雄君)  そしたら、今、新宮市、自分らも含めて和歌山県の人、その13名の方がどういう状態かいうのは分からんのやね、まだ。
    保健センター長(赤松勇人君)  13日に出まして、検査の結果、最大のときで13名の方が患者だったと思います。その後、3月2日、昨日の12時現在では和歌山県では11名まだ患者ということでなっております。あと2名については、退院された方、またお亡くなりになった方というふうに認識しております。 ◆14番(屋敷満雄君)  あのね、密室とかイベントとか、今一番問題になっているのがダイヤモンド・プリンセスか、船は。あれが香港で1人の患者が連絡が入って、その方がずっといろんなことで感染していったと。密室いうのが一番怖いやろね、やっぱり。検査もあれしたけれども一応非常に問題があったということがテレビで放送されているよ。ただ、あの状態で3,700人ぐらいの方が乗っておられて、かかった方が700人、3,000人の人は何もなってへんで。今日みんなマスクしてここに来てるでしょう。ただ1人、大西議員してないけれども。1人もこの新宮管内エリアで発病した人も症状も何もない状態やで。一番かかるのは僕と議長や。21日、22日、東京行ってきたわ。その前は出雲行ってきた。バスの中で中国人と僕らずっと一緒のところ、密室におった。ぴんぴんしてるがな。議長も僕も。何人も。 みんな一生懸命あおってるけれども。昨日もスーパー行ったら空や。食料品までない。そんな異常事態に。皆あたふたしてよ。それよか健康になるように免疫高めたらええんちゃうか。 3月、来週の日曜日に北海道のドクターと熊野川町で会うんや。そしたら北海道の先生が、ドクターが、「俺、行って、ほんまに困れへんか」と言うているんや。北海道から来るんやでいうて。それを、相手に、俺、昨日聞いたんや、どうするいうて。その人の奥さんドクターや。僕ら何ら問題ありませんよと。ドクター同士が何も問題ないということを全然何も知識のないやつがわいわい騒ぎや。 もう一つ、小学校は休ます、中学校も休んでもらう、非常に効果あるので。何もないけど。ただ、保育所と児童館は開けるんやろ。それで、児童館はあかんのやけれども学童保育の放課後のそれはオーケーなのか、どこがどう違うの、これ。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  学童については、総理大臣の会見の中でもありましたように保育所や学童については要請しないと。それで居場所の確保というようなことがありましたんで、それはもう全国的に大変そういう御意見はあるんですが開設の方向でしているという状況です。 ◆14番(屋敷満雄君)  子供がかかって、今、ほんないやろうけれども、1番やばいのが僕らみたいな70代以上やで。それが今2%、4%ぐらいの台になっているわな。あとは今のインフルエンザよりかよっぽど軽いかも分からんいうことやで。今の子供、小学校から中学生、家の中閉じ込めてどないするんや、これ。元気な子はもっとやっぱり出すべきちゃうんか。40日間もおまえ家の中でどないするんや、これ。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  屋敷議員がおっしゃるような御意見も分かります。ただ、政府として総理大臣の要請、こういう中で政治家としてというような責任を取るという要請があった。そういうことはやっぱり厳しい、我々としては厳しく受け止めなければなりませんし、総理大臣としては今後特別措置法への移行を含む検討を行うというような発言もありましたんで、そういうことになれば今後ますます強制を伴うような措置が出てくる可能性もあります。 また、現実には新宮市内では感染者の方は出ておりません。ただ、市中感染があちこちであり、そしてクラスターという集団が発生している状況を考えれば、総理大臣のそういう要請に対して、いや新宮市ではそんな発生していないから独自の道を行くというような、なかなかそういうような状況ではないと我々は考えておりますし、それを市の対策本部の中でも議論して市民の皆さんに御迷惑をおかけするけれどもこういうような措置を取らざるを得ないという決定を出させていただきました。 ◆14番(屋敷満雄君)  それやったら、保育所も学童保育も一緒に休ませよ、2週間やったら2週間。全部休ますんやったらええわよ。こっちだけは構わん、こっちはあかんておかしないか、それやったら。和歌山県の九度山町は学校は開いているんやで、もう。幾ら総理大臣安倍首相がこうせえ言うたところで、それ通してるところもあるんやろ。うちやるんやったら、ほいだら保育所も皆やめるんやったら、俺、納得するわよ。2週間ぐらい様子見ますいうて。2週間が限度なんやろ。そんな元気な子供をおまえどないするんよ。そっちのほうが問題ちゃうんか。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  屋敷議員がおっしゃることは十分我々も分かっているつもりですが、今回はこういう形を市としては取らせていただいたということでございます。 ◆14番(屋敷満雄君)  2週間ぐらい何もなくて一日も早く学校行けるように、子供が現実にできるような形を何とかしたってくださいよ。 以上です。 ○議長(前田賢一君)  4番、上田議員。 ◆4番(上田勝之君)  幸いにして、新宮市では今患者さんの発生がないということなんですけれども、もし万が一にも患者さんが発生した場合、医療センター等では感染症対策の病棟等がたしか以前から用意されていたかと思うんですけれども、医療センターの準備体制について御説明をいただけたらと思います。 ◎医療センター庶務課長(奥靖君)  御質問の医療センターの体制ですけれども、うちのほうで感染室というふうに標榜されているのが4床ございます。そして、いつでもそういう患者が発生すれば入院できるような体制を整えております。 ◆4番(上田勝之君)  いわゆる感染症対策の病室、病棟等があるということで、そこで十分対応できるということでよろしいんですよね。 ◎医療センター庶務課長(奥靖君)  そのとおりでございます。 ◆4番(上田勝之君)  あと、屋敷議員が先ほど話題に取り上げられていましたけれども、いろいろマスクやトイレットペーパーや、いろいろ紙製品の不足についてるる言われ、質問されておりましたけれども、トイレットペーパーなどの紙製品については、全国的に流通が整えば在庫等の問題はないかというふうな報道もされておるんですけれども、マスクについてはやはりこれがまだまだ行き渡らない、不足するんではないかと。 特に医療センターは備蓄があるのかもしれないですけれども、他の医療機関とか、あるいは高齢者施設、あるいはそういったような類するような施設等において、現在のところ不足するような状況に至ってはいないのか、そして仮に不足するような状況であれば市として備蓄はできているのか、その辺についてはいかがなんでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  マスクの件につきまして、うちのほうも医師会と綿密に打合せを行っておりますが、今のところ医療機関の関係についてはマスクのほうは大丈夫だという返事をいただいております。福祉関係のほうについてはちょっと私どもでは分かりかねます。 ◆4番(上田勝之君)  そういったところも、対策本部としては全体のそういった医療機関のみならず福祉関係の施設等々とも連絡を密にして、万が一にでも不足するような状況があればそういったような、全体的に品薄状況ですから市の備蓄がどれぐらいあるのかも含めて、そういったようなことに少しでも対応できるような形を取っていただければと思いますので、これは要望しておきます。 もう一点、PCR検査、いわゆるウイルス検査が今後、来週にも健康保険の適用になるということで、市内の医療機関等においてもそういった検査が受けられるようになるのかどうかといった点、これもまた厚生労働省が示したガイドラインに従って、37.5度やったっけ、高熱が4日間以上続かないと、保健所を通じてでないと健康保険が適用になっても検査を受けられないのか、それともその辺についてはどのような状況になっているんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(奥靖君)  その件につきましてですけれども、昨日新宮保健所のほうにも問い合わせいたしました。そしたら、まだ正式な通知というか、どのようにしたらいいかという方法がまだ届いていないということで、現状は従来どおり保健所のほうにまず連絡を入れて、そこから対応するということで、市内の病院、うちも含めてですけれども、検査するキットがございませんので、従来のように県の検査機関へ送るというような形になるかと思います。 ◆4番(上田勝之君)  健康保険適用になってということが話題になってきますと、やはりそういったようなどういうふうに検査を受けられる仕組みというようなあたりもしっかりと市としても広報啓発をしていただきたいと思いますので、その辺も要望しておきます。 ○議長(前田賢一君)  3番、松畑議員。 ◆3番(松畑玄君)  初歩的なあれなんですけれども、今、国として、どこの国から来てはいけないとかいう入国制限みたいなのは今その状況はどんな感じなんですか。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  今、韓国については、この間集団感染あった地域からは検討しているというのはニュースでは見ておりますが、特にそれ以外は今のところは聞いてはおりません。 ◆3番(松畑玄君)  中国からも大丈夫なんですか。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  中国は浙江省と、もう一つの省、武漢の、あの二つの省のところのままだと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  日本からはもうなかなか結構制限かけられているんですよね。結局、地方でこうやって安倍首相が学校を休みにしてくれとか要請していても国レベルで入れていたら結局広がってしまいますので、もちろんこちら側からもやっぱり国に要請してあげたらどうなんですか。このままずっとやっていてもどんどん入ってきたら結局一緒ですよね。やっぱり終息に向かう中、ましてや今年はオリンピックが開かれるときなんで、もしできるのであれば国に対してやっぱりちゃんと入国制限なりかけていただきたいという要請をしていただきたいと思います。 ○議長(前田賢一君)  よろしいですか。答弁を求めますか。 ◆3番(松畑玄君)  答弁、はい、していただければありがたいです。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  入国制限、要望がある、そこまでできるかどうか、それは内部とちょっと相談させていただきますが、ただ国はもう水際作戦はもう限界があるというようなスタンスで来ていますので、今後はそちらのほうの対応ということで、基本方針の中でも、ともかく集まりは避けてくださいと、外出は避けてくださいというようなことになってきていますので、多分そちらのほうに国は考えが行くのかなと思ってます。 それで、今後、現在新宮保健所管内では感染者が出ておりませんが、今日も皆さんもニュースで御覧になったかと思いますが、鎌倉市のほうでは感染者が出た施設で市の職員がそこにいたということで、そういう広がりの中で職員何百人が自宅待機処分になるということがありますので、もし新宮市なんかでもそういう感染者が1名でも出たら、そこの施設を利用した職員がいたら当然自宅待機とかそういうことになって、もう市の機能、そういう民間においてもやっぱり自宅待機となると民間の機能がもう失われるという意味で、クラスターの発生とかいう一面と、もう地域がストップしてしまうと、そのような怖さもありますので、我々としてもそこのところは大変厳しい状況にならないことを祈るというのはちょっと弱い言い方か分からんですが、本当にそういうような状況かと思っています。松畑議員のいただいた御意見についてもまた中で協議させてもらいます。 ◆3番(松畑玄君)  水際対策はもうそうじゃないんだと言われても、結局どれだけ気をつけていても入ってきたら一緒ですよね、また同じこと繰り返すわけで。必ず、だけど来ますよね、入れてたらまた。終息してもまた来るわけですから。ほかの国はなぜそうやって制限しているのかといって、2週間以内に日本へ渡航した人をもう来んといてくれということをやっているわけなんですよ。やっぱり、もちろんこうやって今広がらん対策も必要ですけれども、入れない対策も絶対に必要だと思いますので、そこは要望したいと思います。 ○議長(前田賢一君)  15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君)  私は、これ国家のほんまに危機やと思っていますよ。非常事態だと私は思っています。安倍総理も市長も同じく為政者として決定をしなければならない。全てそうですね。だから、市のことは市長があれですね、そして国家は安倍総理。安倍総理はやっぱり子供たちのことを考え、国家のことを考えて、そういうことを要請されたと思っています。今ほとんど毎日ぐらいテレビでやっていますね。そのとおり、私は本当に非常事態だと思っていますよ。国民は、日本人は全て賢人ばかりですから、他の独裁国家じゃないんですよ。皆さん知恵もようさん持っているんですよ。まず身を守るためにマスクをする、手洗いをする、これをやはり子供たちに伝えていく、そして教育長もよく決断したと思うんですよ。親御さんは大変ですよ、実際。家で子供を養っている、共稼ぎしている。大変だと思います。 しかし、国の大事なのは子供たちでしょう。いろんな意見があると思いますよ、私は。でも、私は非常事態だと思っています。しかし、それを守るのも我々市民と、そして行政を預かる、これ行政の方に出たらどうしますか、大変でしょう。だから、私職員に言うんですよ、マスクしてくれと。大丈夫。市民の方からも言われます、新宮市は来てない。冗談じゃないですよ、分からないですよ。私も新幹線乗っている。電車も乗っていますから。視察等で行っていますから。その辺り、これから我々新宮市民に対して、市長、ここの最高責任者として、これ決断しなければならないんですよ。 だから、私今回のことで本当に市民の方には大変御迷惑がかかっていると思います。しかし、命のほうが大事ですから。経済も大事、命も大事ですけれども、まず子供たちにこういう施策をやった、親御さんに本当に頭を下げてやっていただきたいと思いますし、子を持つ親の気持ちも分かります。 そして、今広報していただきたいのは、市民の方にも繰り返しでも結構ですけれども、こういうことをやっていただきたいことは市長が先頭に立ってやっていただきたい。それで、医療センター、民間ではなかなかこれは難しいと聞いていますし、個人の開業医では受付してくれない。当然であります。今やってるのはあれでしょう、保健所に通達して、県へ通達して、指示を仰いでいるんでしょう。もし仮に患者様が発生されたら、まずどういう段階でやっていくんですか、教えてください。 ◎医療センター庶務課長(奥靖君)  仮に患者が発生すれば、感染室を持っているのはこの近隣ではうちの病院だけですので、そちらのほうに入院という措置になります。 ◆15番(福田讓君)  そして、その患者様を医療センターの四つの隔離病室ですか、そこがあるんでそこでできるんでしょうか。 ◎医療センター庶務課長(奥靖君)  うちの感染室、いわゆる陰圧室と言いまして、その部屋の気圧を下げて、その部屋に入られている患者さんのウイルスが外に出ないというような部屋になっておりますので、一応対応は可能だと思っております。 ◆15番(福田讓君)  そうすると、テレビでやっています防護服とか、そういうことはもう全部用意されて、医師の中井院長をはじめ、コロナウイルス対策本部を立ち上げられているんですね。そして、医療センターとしてしなければならない公立の病院として、個人の病院じゃないですから、県の指示を受けながらやっていくということですね。 ◎医療センター庶務課長(奥靖君)  防護服も用意しておりますので、そのとおりでございます。 ○議長(前田賢一君)  11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君)  私は今回、毎日連日マスコミ等で放送で流れております情報とかにおきまして、小中学校の休校に関しまして、市長、教育長並びにもうトップの皆様方の決断は私個人的には正しかったのではないかなと思います。放課後クラブとか、こども園とかそういったところは開園していても大きな小中学校の団体の一堂に集まるということを防ぐということは、新型コロナウイルスにおきまして、危なくなるというか、重症になるというのは高齢者、そして疾患のある人ということを聞いております。子供にもし感染する、子供が感染するとおうちへ帰ったら高齢者がいらっしゃる方もたくさんいると思うんです。高齢者がかかると重症になる。ということは、もうたくさんの福祉関係、今まで立派に生きてこられた方たちを面倒見ていらっしゃる施設の方々等々、本当にこれはもう見えない生物との戦いで、そういうクラスターが起こらないように小中学校のほうを休校にしたということは、個人的には、本当にお母さん方、お父さん方は大変だと思いますけれども、辛抱のときだと思うのです、個人的に。 そして、今私の個人の意見ですが、お聞きしたいことは、例えば37度5分以上の熱が2日以上出る、高齢者または疾患持ち、そういう方々は2日、あと一般健常者におきましては4日、もし自分で4日以上37度5分が続くときは全て保健センターに自ら連絡をするということなんでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  37度5分以上を4日、また基礎疾患とか、高齢者の方は2日めどということで、保健所のほうへ連絡していただくということになっております。 ◆11番(竹内弥生君)  じゃ全ての自分でも疑惑があるな、おかしいなと思った方は保健所経由でございますね。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  そのとおりでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  保健所は、広報では夕方までの時間帯となっておりましたけれども、この間配られました。夜間はどういったお取組でしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  一応、保健所の電話は夕方まで17時45分ですか、なっておりますが、その電話が転送されるようになっておりますので、緊急の事態24時間対応可能となっております。 ◆11番(竹内弥生君)  ということは、24時間対応ということで間違いないですね。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  そのとおりでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  それと、もう一点、これも個人の見解になりまして、質問と違うと思いますけれども、今回新宮市では誰一人かかっていないということで、1番目になりたくない人がたくさんいると思います。1番目になりたくない。なぜかというと、被害者なのに加害者のように扱われる動きになると思うんです。だから、そこのところは広報でも新聞でもいろんな形で自治体が率先してそういう人権を、差別扱いをするとか、悪者扱いをしないようにといったことも掲載をしていただき、心のほうに、もう先ほど同僚議員がおっしゃいましたように緊急事態でございます。小学校、中学校は休む、トイレットペーパーはない言うて、この世の終わりのように固まって騒ぐ。それでもあるて言うてあるのに、国が。 そういったこと全てのことに関しまして思うのは、東日本大震災のときに風評被害で大変御苦労されたとお聞きしております。今回は、新宮市は一人も出ていないからこそ第1番目になった人は大変な風評被害に遭うと思うんです。 そこで、1番になられた方と言うたらおかしいですけれども、最初に感染なされた方に対しましてどこまでの情報を当局は発表というんですか、国のほうに報告するんでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  患者の方が保健所へ相談して、その後、病院で診断、その後検査、それでいわゆる陽性患者となった場合、保健所が一応対応になりまして、湯浅町のときもそうだったんですけれども、県知事が発表という形になろうかと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  それはどういった、住所までは言わないとか、例えば行政でありますと先ほどおっしゃったように1人が感染するとたくさんの人が待機しなければならないですが、一般人がもしなるとします。どこどこの何々に勤めていたというところまで発表するのでしょうか。それ全部県知事に委ねるんですか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  その勤めている方、また勤務先とかの条件によりまして、県知事、県が判断してどこまで発表するかというのを県のほうで決めるというふうに聞いております。 ◆11番(竹内弥生君)  はっきりしないんですね、じゃ要するに。県のほうがその人の個人的な思いというか、私のところは言わないでくださいとか、個人情報なんで伏せておいてくださいということは通らないですか。県のほうに全て相談して決めるんですか。自治体では決めないんですか、新宮市のことを。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  その点につきましては県の判断になります。 ◆11番(竹内弥生君)  今の時点ではそうおっしゃらなければならないのかなと思います。でも、新宮市民であるとしたら、感染しましたところで、もうどうしても言ってほしくないなという方もたくさんいらっしゃると思いますので、そこら辺は自治体の新宮市の市長のリーダーシップを持って考えていただいてから知事に、知事からこういった人はこうなんでこの人はどんなんやの全部報告して知事が決めますということもまだ決まっていないと思うんです。だから、それは自治体のリーダー、市長しっかりして、その人を被害者が加害者にならないように守っていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(前田賢一君)  6番、三栗議員。 ◆6番(三栗章史君)  まず最初に、対策連絡会、対策本部のメンバーというのはどういう方になっているんでしょうか。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  まず、対策本部は本部長が市長、副本部長が副市長となっていまして、あと教育長、部長級職員と総務課長、防災対策課長が本部員となっています。そして、連絡会というのは課長級職員が中心となります。会長には総務部長、そして副会長に私と市民生活部長と医療センターの事務長がなっております。そして、委員としては総務課長や防災対策課長をはじめ、そういう庁内の課長になっていただいていまして、対策本部は事務局を含めて18名、そして連絡会は事務局を含めて25名というふうになっております。 ◆6番(三栗章史君)  対策本部及び連絡会ですか、医療関係の方は、もう本庁の職員の方だけになるんでしょうか。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  これにつきましては、病院の事務長が入っておりますんで、病院の関係については事務長のほうが病院に帰ってしていただくというような形になっております。 ◆6番(三栗章史君)  ちょっとこの間、説明会か委員会のときだと思うんですけれども、新宮港におきまして客船がよく入ってきております。その中でストップしているというようなお話を聞いたんですけれども、1隻だけ新宮に入ってくるんやというお話だったんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。 ◎企画政策部長(新谷嘉敏君)  あの時点では、3月に予定していた2船のうち1船が取りやめということになっておりましたけれども、その後1船も取りやめの方向が示されまして、現在3月に予定していた2船は取りやめということになっております。 ◆6番(三栗章史君)  分かりました。もし来られていたんなら対策等をちゃんとされたのかなということをお聞きしたかったんですけれども、それでしたらあれですね。分かりました。結構です。 ○議長(前田賢一君)  1番、大西議員。 ◆1番(大西強君)  コロナウイルスの件ですが、感染して重篤化するのは高齢者、それと高齢者で既往障害を持っている人、がん、糖尿病とか、既往障害を持っているのは重篤化するんですね。かかっても症状の出ない人もおるぐらい。しかし、重篤化するのは高齢者で、がんとか既往症を患っている人が重篤化するわけ。そうすると、私は感染したら重篤化する可能性が大やね。しかし、そこで、いろいろ対策を取っているのを今説明を聞いたが、昨年12月、一般質問で私は市長に、市長、市の駐車場の利便性の確保と市民の命と健康を守る政策とどちらが大事な政策ですかと聞いた。私は、駐車場の利便性なんか市民の命と健康を守る政策からしたら雲泥の差、駐車場の利便性なんか取るに足らんことやと、あなたはどう思いますかと質問したんや。12月やで、3か月前。どちらとも答えられませんと言ったんやで。 さっきから同僚議員は危機的な状況やと言うてる。何を右往左往しているんですか。駐車場の利便性と、みんなマスクしてこうして対策しているが、市長は市民の命と健康と駐車場の利便性なんかどちらが大事か答えられませんと、そういう理念やで。 いいですか、私は感染したら一番重篤化する対象者や。せやけどマスクしていない。なぜか。マスクの使用の説明書を見てください。マスクして気分悪い人は外しなさいと書いとる。私は子供のときからマスクしたことがない。マスクアレルギーや。かけようとしたこともありますよ。ありますけれども、マスクすると気分が悪くなる。だから、私はマスクをしたことない。それで風邪を引いて喉が痛いときどうするかというたら、タオルへウイスキーをかけて、それでする。 だから、みんながマスクする、していると、自分はできない。どえらい後ろめたいわけや。そやけれども、感染が広がったら悪いから、しなさいというのは分かるけれども、マスクアレルギーの私はどうするか。なぜ言うか、私の家は飲食店街のど真ん中にあるんや。隣は公園や。この公園で私はリハビリやっとんのや。昨日も玄関出てうつむいたところへぼんと子供が蹴ったサッカーボールが顔へ当たって、もう痛いというよりもびっくりして、不意をつかれたんで。それで、そのボールを返しに行ったんだけれども、子供誰一人もマスクしていませんよ。 だから、政府から学校を休校にしてくださいというのに、教育長、それは各自治体に任せますと政府は丸投げでしょう。やろうとやるまいと各自治体の判断でしてくださいいうて。ところが、内閣総理大臣が学校を休校にしてくださいという要請があって、しなかって、それで発生したらどうなりますか。まして子供が罹患して死んだりしたら絶対に大変な問題になるんですよ。学校を休校にしてくれいうのにせなんだんやて、それはもう大変な問題になるからやらざるを得ないんですよ。ほれ見たことかと言われるから。それは分かるんです。 それで、だからうちの飲食店街のマスクして焼肉食べやる人ら一人もおらんで。私はそこでリハビリしよんのや。不審者と間違われて警察呼ばれるんです。だから子供らは誰もマスクしていない。休みやから公園へいっぱい集まってくるんや。学校で発生したら濃厚接触者を特定できるけれども、公園で広まったときにどこで感染したか分からないじゃないですか。特定できない。そしたら、公園で遊ぶ子らもみんなマスクしなさいよ。 なんか形式的な付け焼き刃みたいで信用できないんですよ。駐車場の利便性と市民の健康とどっち大事なん言われたらどっちか答えられませんというのは、市長が言うて、何を右往左往しているのか。命と健康が大事やから世界中で右往左往しているんでしょう。市役所の駐車場の利便性がちょっとぐらい悪なったさかいうて誰が右往左往するんな。そんなこういう事態になるとブームみたいに。当てつけでマスクしていないんちゃうで。マスクアレルギーやからや。 だから、こういう問題が起こるとすぐにブームみたいにやる。もっと現実的に考えてやってくれな。みんな責任逃れで学校休むが、休むさかいに公園へ遊びに来るんや。その子ら誰もマスクしていない。そこで罹患したときどこで罹患したか分からんやないか。学校あるほうがずっとええんちゃうか。発生したときに、学校でうつったということになると、みんなすぐに直ちに検査かかれるけれども、公園らでうつったら、あるいは飲み屋でうつったら、焼き肉屋でうつったら分からんようになる。 あまり神経質に、かかった人がみんな死ぬわけじゃないんや。かかったら抗体ができて、かかっていなかったらいつうつるか分からんで。一旦かかって、それを撃退したら抗体ができるから、これから大丈夫や、ワクチン打つようなんで。 せやから、あまり神経質になって、慎重は大事やけれども、あつものに懲りてなますを吹くということわざある。もっと現実的に考えてやらないと。そういうふうに、うちの隣が公園やから、これをどうするんな、これ、休んでみんな公園いっぱいや。マスクかけて公園で遊ぶようにと指導するんかな。 言うておくけれども、あまり神経質にならんようにしてもらわなんだら。大西一人だけや、マスクせんとおって。そう思われるのがかなわんやないか。 ○議長(前田賢一君)  マスクアレルギーは分かったんで。 ◆1番(大西強君)  それで、教育長、あんたら学校もこども園らも皆閉鎖しとるけど、横町公園閉鎖してないで。夜もいっぱいおったで。だから、その子らが肩身の狭い思いするようなことせんとよ、もうちょっと、協力はしてほしい、だけどこれは各自治体の実情に合わせて、新宮市は発生していないんやから。僕の意見だけとちゃうで。昨日、参議院の予算委員会しやったけれども、あれ立憲じゃなくて自由党かな、それの元厚生省の役人かな、これは発生していないところの学校まで閉鎖するのは得策じゃないという意見もあったで。僕だけじゃなくて。あまり行き過ぎたことをすると。それで総理大臣に質問詰め寄りやったけれども、やっぱり神経質になるばかりじゃなくて、やっぱりあくまでも自分の健康は各家庭で守ってくださいよというのを広報してもらわなんだら。してもらわなんだらいうことやで。そういうことです。 ○議長(前田賢一君)  質問中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前11時00分--------------------------------------- △再開 午前11時14分 ○議長(前田賢一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 質問を続けます。 7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君)  昨日の午後から学校がお休みになったということで、まだ混乱のほうも続いているのかと思うんですけれども、やはり一番気になるのが子供たちの居場所ということなんですが、学校と学童の今の対応、どのようなことを行って取り組んでいただいているかというのを御説明いただけますでしょうか。 ◎学校教育課長(富田英之君)  学校教育につきましては、昨日の午後からお休みに入っておりますけれども、本日から保護者様のお仕事の都合であったりとかでどうしてもお1人で家庭で過ごせないというような方がいらっしゃる場合におきましては学校のほうで相談、対応しておるところでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  学校に相談するということは、どうしても家庭の事情で子供たちを預ける場所がない、居場所がないということは、最終的にもう学校のほうでその子供に対しては対応していただけるということでよろしいでしょうか。 ◎学校教育課長(富田英之君)  はい。そういう対応でさせていただいております。 ◆7番(濱田雅美君)  それでは、学童のほうの対応はどのようになっていますでしょうか。 ◎子育て推進課長(辻本美恵君)  学童におきましては、たんぽぽクラブ、パンダハウスについては午後1時から5時、虹につきましては、長期対応といたしまして8時から18時の対応をいたします。パンダハウスとたんぽぽクラブについては、おやつ、食事等は感染リスクのためにありません。あと、体調管理ということで、利用依頼書として家できちんと体温を測ってくることを保護者にお願いしております。それと、あと家で見える方はなるべく見ていただけるよう協力をお願いしているところです。 ◆7番(濱田雅美君)  それで、ふだん学童のほうを利用していない方でも、この緊急事態において学童のほうを利用したいというような相談とかは今のところはどうでしょうか、ありますか。 ◎子育て推進課長(辻本美恵君)  今のところ、そういう相談があったとはお聞きしておりません。 ◆7番(濱田雅美君)  今後、そういうことがあれば対応というのは可能なんでしょうか。 ◎子育て推進課長(辻本美恵君)  そのところは相談になると思うんですけれども、基本は今登録されている方を見ていただくというふうに考えております。 ◆7番(濱田雅美君)  子供たちも、こういった何か不安がっている子供が多いと思いますので、やはりふだんどおりの生活をしていただけるようよろしくお願いしたいと思います。 あと、終息が見えずに大変流動的なので、今ここでどうということはお答えいただけないと思うんですけれども、やはり小中は1年間の授業の単位というのが決まっていると思うんですけれども、この長期の休暇においてそれが少し足りなくなってくるのかなというちょっと心配をしておりまして、その休んだ間の学習の習得の方法とか、今後先が見え始めたりとか決まったときには議会のほうにも御報告いただきたいと思いますので、それをお願いしておきたいと思います。 ◎教育長(速水盛康君)  今御指摘の点が、一番教育内容の部分に関わって大きな、私たちのところだけでなく今後の課題になってくると思います。取りあえず、今は大きく構えてこの状態をいかにして柔らかくしていくかというところで全力を出しているところでございますので、早速、正直言いましてその検討をしております。具体的に、新宮市において少しでもそういう教育内容を回復する方法がないのかということを今検討し、計画段階でございますので、ある程度先が見えてきた段階で学校や保護者様にもお知らせをしていきたいと考えてございます。 ◆7番(濱田雅美君)  また、そのときには議会のほうにも御報告いただきたいと思いますのでお願いしておきます。 以上です。 ○議長(前田賢一君)  5番、岡崎議員。 ◆5番(岡崎俊樹君)  このイベントのお知らせについてなんですけれども、国は前に発表があった際に今後2週間という期限を決められていましたが、市はこういった期限を決めないのは、ほかの部分でいうと図書館であったり、ほかの行事は3月24日までという期限を決めているのにこういったイベント等については期限は決めないのはいかがなものかなとは思うんですが、そちらはどういった考えでしょうか。 ◎保健センター長(赤松勇人君)  ただいまの御質問の期限につきましては、これを発表する前に会議の中でもいろいろと議論がありました。例えば、2週間にするのか、3月いっぱいにするのかなどなどあったんですが、例えば期限を切って、現実にほかの市町村のホームページなんかでも最初2週間程度がまた二十何日まで延びたとか、変更になってくる場合が出てきております。その辺を考慮しまして、当分の間という、ちょっと曖昧な形にはなりますが、状況を見ながら市民の皆様にこういう状況になりましたということで、これは日にちはいつまでになりますとか、そういう形で広報をきっちりしていきたいと考えております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  期限が延びるのは仕方ないとは思うんですけれども、その状況では。ある程度、ほかの機関とかと一緒に期限を決めてあげたほうが市民の皆様にとっては親切なのかなと思います。 今、ごみの引換期間かなとは思うんですけれども、そういったものは延長する予定とかはございませんか。ごみ袋です。はい。 ◎生活環境課長(稗田明君)  ごみ袋につきましては、3月10日から引換えが始まるわけでございますけれども、そのはがきの発送について準備をしているところでありますけれども、今のところは、ごみ袋についてやっぱり市民生活に関わることでありますので従来どおり行っていきたいというふうに考えております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  期間延長、そういったことは考えていないですか。 ◎生活環境課長(稗田明君)  市内の店舗につきましては、3月10日から31日までというふうになっておりまして、それ以外につきましては来年2月末までは市役所なり支所なり行政局で対応できますので、予定どおりこのままやっていきたいというふうに考えております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  そういったことも分かりやすくちょっとお知らせしてあげてほしいなと思います。 あと、今、学校給食の材料なども問題になっていると思うんですが、新宮市ではそういった問題はないでしょうか。 ◎教育総務課長(澤原謙二君)  学校給食のほうにつきましては、いわゆる食材を止められる部分につきましては現時点のほうで停止をかけているところでございます。ただ一部、例えば熊野川小学校の給食室につきましては、三津ノ保育所、また高田保育所の給食を作っておりますので、そのまま引き続きやらせていただくと。それから、蓬莱共同調理場につきましては、幼稚園の給食がありますので、一部停止させていただいておりますが、幼稚園の部門については引き続き調理をしていきたいというふうに考えております。したがいまして、神倉小、三輪崎小、それから王子ヶ浜小学校の給食の部分につきましては、停止できる部分につきましては業者にお願いして食材のほうを停止させていただいております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  停止についての余るという問題とかは、特に業者は問題になっていませんか。 ◎教育総務課長(澤原謙二君)  現時点では、そういうことは聞いておりません。 ◆5番(岡崎俊樹君)  あと、これは他の自治体なんですけれども、市の職員が毎朝検温して微熱など、ちょっと熱があるところはもう職員は出てくるなという自治体もあるらしいんですけれども、新宮市も職員に対してそういう対応などをする予定などはございますか。 ◎総務部長(尾崎正幸君)  実は、昨日の合同会議の中でもその議題が出まして、昨日中に市職員に通知を出したところでございます。内容的には、毎朝出勤前に検温をしていただくと。異常があれば報告いただいて、その指示に従って出勤を見合わせると、そういう対応をしていこうと考えてございます。 ◆5番(岡崎俊樹君)  それは考えで、まだ決定ではないのでしょうか。 ◎総務部長(尾崎正幸君)  先ほど申しましたように、もう既に市職員には通知を出しておりますので決定はしております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  毎朝検温をして来てくださっているわけですか。 ◎総務部長(尾崎正幸君)  はい。検温していると認識してございます。 ◆5番(岡崎俊樹君)  これちょっと難しい質問かも分かりませんけれども、もし今南海トラフなど起こった際のそういったときの感染症等の対策はされていますでしょうか。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  災害時の感染症等につきましては、伝染病等感染症の予防に関することという事務分掌におきまして、保健センターが応急救護衛生班として活動することになっております。 ◆5番(岡崎俊樹君)  今の時期、非常にこれ難しい質問かなと思いますけれども、そういったことも、東日本大震災などは3月に起こっているというのもあって、インフルエンザもかかりやすい時期ですので、そういったこともちょっと一緒に考えて、起こり得るということは考えて対策していただきたいなと思います。
    ○議長(前田賢一君)  14番、屋敷議員。 屋敷議員、2度目の質問なんで、できるだけ簡潔にお願いします。 ◆14番(屋敷満雄君)  はい。非常に簡潔に行いたいと思いますのでよろしくお願いします。 今、結局市民の方も非常にパニックに陥っている。病気だけやなしに、一番問題になっているのがもう日用品やね。トイレットペーパー、それからティッシュ、食料品。今、新宮市で備蓄品の中におむつとかトイレットペーパー、食料品、おむつの場合やったら大人用、子供用、こういうMとSやったかな、そういうような段階ある、今そういう日用品のリストをちょっと教えていただけますか。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  備蓄用品のリストにつきましては、後ほど御提供させていただきたいと思います。 ◆14番(屋敷満雄君)  その中にトイレットペーパーとティッシュは入っとったね。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  はい。トイレットペーパーについては備蓄はございますが、個数についてはそのリストには書いておりません。 ◆14番(屋敷満雄君)  このままいくと、昨日の新聞に載っているように、那智勝浦町の量販店、非常に並んどった。昨日、スーパーセンターもイオンも皆何もなかったわな。これもし今後このままいくと、紙やから在庫もあるし、国内で98%ぐらい作るのできるので出てくると思うんやけれども、このままのペースでいくと、これだけあおられたら品薄に絶対なるわ、今でもなってんのやから。 急遽、もう新宮市として、心配せんでも備蓄の用品、最悪の場合やったらうちのほうで用意しますぐらいのことを言えないかなと今思ったんですけれども、どうですか。 ◎防災対策課長(佐藤尚久君)  備蓄につきましては、先ほど岡崎議員からもありましたけれども、本来大災害、南海トラフ巨大地震等に備えて備蓄しているものでございます。これにつきまして、今回の新型コロナウイルス対策に供出するのかどうかにつきましては、庁内全体の議論が必要かなというふうに思います。 ◆14番(屋敷満雄君)  その見解おかしいで。大災害も今の新型コロナウイルスも同じ災害やで、こんなん。縦割りのうっといこと言わんと、きっちりとこういう非常事態の宣言のときには備蓄であろうが何であろうが使えるやつは使って市民を守ると、そういう考えでしていただかんと、あるものを使えんと市民がうろちょろしてんのやで。1か月もしたら店舗に皆並ぶよ、心配せんでも。その間にあるやつ今出して、困った人に使ってもらうのが一番いい方法、ベストの姿やないですか、どうなんですか。 ◎副市長(向井雅男君)  今回の新型コロナウイルスについては、初めての経験でもありますし、国を挙げてそういった専門家の意見を聞きながら対応しているところでありまして、それに伴って我々も追随する中で対応しているところです。何分不確定な要素が多い中での判断ということになっておりますので、そのことについては慎重に、また積極的に対応はしたいと思いますので、今議員御指摘の点も踏まえて、いろんな意味で検討はしていきたいというふうに思います。 ◆14番(屋敷満雄君)  前向きに検討してくださいよ。国を挙げての非常事態なんやから。総理大臣が何とかしようとしている段階に日常、市民が困るような形、困るんやから、それが新宮市の備蓄であるねんから、それは対応してください。 以上です。 ○議長(前田賢一君)  4番、上田議員も2度目ですので、できるだけ簡潔に。 ◆4番(上田勝之君)  すみません、先ほど、マスクの件をちょっと問わせていただいたんですけれども、ちょうど連絡をいただきまして、小学校が休校になって学童保育のほうに重点が移っているということで、学童保育のほうが、やはり学童保育を運営される先生、指導者の先生方も心配なんでしょうが、やっぱり子供たちにマスクをつけてくるようにと、そうでないと学童保育のほうに来てもらっては困るというようなお話があるそうなんですね。 そこで、ただそのマスク自体がやっぱり品薄状態で、子供たちも、先ほど大西議員も指摘されておるようにそこらみんなマスクはつけてないぞというようなお話もありましたけれども、結局マスクがないもので学童保育へ行かせられないというような状況が発生しているという現状は把握しておられますか。 ◎子育て推進課長(辻本美恵君)  すみません、把握はしておりません。 ◆4番(上田勝之君)  だから実際、いわゆる学校が休みになって、じゃ学童保育で午後から預かってもらえるとか、そういったような形は取られているんですけれども、実際にマスクがないという。ここにおる方がみんなマスクをつけていて子供たちがないというのは、じゃどうしたものなんかというあたりを、こういったようなところがないと実際に学校が休校の措置を取られて感染の拡大を防いでいく、予防していくというような趣旨からすると非常にそこの点についてもう少し何らかの対策が必要ではないかと。ただ、マスク自体が品薄状態で市の備蓄もどうなっているかというのもあるかとは思うんですけれども、ちょっとその辺の対策を検討していただかないと、どうしても子供さんは見てもらいたいとか、やっぱり学童保育で預けておかざるを得ない状況の保護者の方々も非常に困っておられるような状況があるようなんで、少し対策を検討していただきたいんですが。 ◎子育て推進課長(辻本美恵君)  委託先の学童保育の指導員と再度話合いをいたしまして詰めていきたいと思います。 ◆4番(上田勝之君)  ぜひよろしくお願いします。 ○議長(前田賢一君)  以上で質問を終わります。--------------------------------------- △日程1 議会運営委員会委員長報告 ○議長(前田賢一君)  日程に入ります。 日程1、議会運営委員会委員長報告を行います。 4番、上田議員。 ◆4番(上田勝之君) (登壇) それでは、議会運営委員会委員長報告を行います。 令和2年3月定例会に先立ちまして、去る2月26日に議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について御報告を申し上げます。 会期につきましては、本日より3月24日までの22日間とすることに決定いたしました。 日程といたしましては、お手元に配付いたしておりますように、まず本日は、会期決定、会議録署名議員の指名、諸報告、市報告、委員会視察報告の後、当局議案を一括上程し、市長から令和2年度予算大綱の説明を受けます。大綱説明後、条例、補正予算及び令和2年度予算等の当局議案32件を順次議題とし、提案説明、質疑を行い、委員会付託等を行います。 なお、議案の取扱いにつきましては、お手元に配付のとおりであります。 明日4日と5日は、引き続き議案審議のため本会議を予定いたしております。 6日から9日までは、補正予算の委員会審査及び議案調査のため休会を予定しています。 10日に再開し、13日までの4日間の予定で一般質問を行い、終了後、補正予算に係る委員長報告、質疑、討論、採決を行います。 翌14日から23日までは、条例及び令和2年度予算に係る常任委員会審査等のため休会の予定です。 24日に再開し、常任委員会の委員長報告、質疑、討論、採決を行い、本定例会を終了いたしたいと思います。皆様方の御協力をお願いいたします。 以上で議会運営委員会委員長報告を終わります。 ○議長(前田賢一君)  以上で報告を終わります。--------------------------------------- △日程2 会期決定について ○議長(前田賢一君)  日程2、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から3月24日までの22日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(前田賢一君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から3月24日までの22日間と決定いたしました。 なお、この際御報告いたします。今期定例会の一般質問は、3月10日からと予定しておりますので、一般質問の通告期日を明日3月4日午後3時までと定めます。 通告書につきましては、質問の要旨を御記入の上、文書で御通告願います。--------------------------------------- △日程3 会議録署名議員の指名 ○議長(前田賢一君)  日程3、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は議長において、5番、岡崎議員及び10番、榎本議員を指名いたします。--------------------------------------- △日程4 諸報告 ○議長(前田賢一君)  日程4、諸報告を議題といたします。 番号1は、文書報告として、例月出納検査の結果について、報告8件であります。 番号2は、定期監査の結果についてであります。御了承願います。--------------------------------------- △日程5 市報告 ○議長(前田賢一君)  日程5、市報告を議題といたします。 市報告は文書報告として、公設市場経過報告及び新宮港経過報告の2件であります。御了承願います。--------------------------------------- △日程6 委員会視察報告 ○議長(前田賢一君)  日程6、委員会視察報告を行います。 まず、総務建設委員会の報告を求めます。 15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君) (登壇) 視察報告を行います。 本委員会は、1月22日から23日にかけて、山口県周南市において防災情報収集伝達システムについて、福岡県宗像市におきましては空き家対策について視察研修をしてまいりましたので、その概要について御報告申し上げます。 平成15年に2市2町が合併し、誕生した周南市は、統一的な防災情報の伝達手段がなく、メール配信や広報車による街宣等、人力で行っていたことから、平成28年からの市庁舎整備に合わせ、統一的な防災情報伝達及び収集システム整備を行い、今年度より運用を開始いたしました。 なお、周南市は比較的災害の少ない地域と言われておりますが、地震や津波、土砂災害のほか、市内の石油コンビナート爆発事故が想定されています。 周南市の防災情報収集伝達システムは、情報提供型としてデジタル防災行政無線やコミュニティFM放送、小中学校の校内放送を利用したIP告知システム、情報交換型として簡易無線やIP無線、全市ネットワーク型として無線LANシステムや河川監視カメラ、雨量観測システムを包括した総合的な設備となっております。 コミュニティFM放送は、周南市の民間コミュニティFM放送局と連携し、もともと沿岸部のみだった可聴範囲を市が中継局などを追加整備し、市内全域で聞こえるようにして、市から緊急時に情報伝達する際はコミュニティFMの電波に割り込む形で放送できるようにしております。また、それに伴い、緊急放送時に自動で電源が入り、最大音量で流れる防災ラジオを1台2,000円で市民に配布しております。 周南市では、屋内への情報提供に関し、戸別受信機も検討されたとのことですが、ラジオと受信機それぞれにかかるコストの比較や、市内にコミュニティFM放送局があり、本システム整備以前より防災関連協定を締結していたことから防災ラジオを活用することになりました。今年度のラジオ活用事例としては、土砂災害の警戒に2回、大雨警戒に2回、台風第10号及び台風第17号の注意喚起に計3回、延べ7回緊急発令をしております。 コミュニティFMは、電波が山間部に届きにくく、難聴、不聴地区もあるため、子局、中継局の増設や有線対応の代替手段の検討等の課題もありますが、戸別受信機と比べ低廉なコストで整備ができることから、コミュニティFM放送局の設立さえできれば、防災ラジオは実用的なシステムであることを改めて認識した次第でございます。 次に、宗像市の空き家対策について御報告申し上げます。 福岡、北九州両政令指定都市の中間に位置する宗像市は、昭和40年代の大型団地開発を背景に人口が急増し、現在も人口を維持している良好な住宅都市であります。しかし、他の自治体同様、宗像市においても住宅の老朽化や空き家の問題が日に日に増えており、これまで6軒の空き家を特定空家に認定し、うち2軒を略式代執行により解体しております。行政による代執行の際は、跡地の管理、活用や代執行に要した費用の回収などが懸念されますが、宗像市では解体費用を含めた債権の全額回収ができなくとも跡地管理のために所有者を確定する意味から、相続財産管理制度を活用しております。 相続財産管理制度とは、相続人の存在、不存在が明らかでないときに、債権者が申立てを行った家庭裁判所が相続財産管理人を選任し、その財産管理人が被相続人の不動産売却等を行い、債権者である市へ支払うなどして清算を行い、清算後残った財産を国庫に帰属させる制度であります。財産管理人の報酬は相続財産から支払われますが、財産から支払えないと見込まれるときは申立人があらかじめ報酬相当額を家庭裁判所へ納め、そこから支払われる場合もあります。 また、宗像市では平成30年に都市再生課を新設し、団地再生推進事業、空き家利活用推進事業、空き家等対策推進事業の三つを柱として事業を進めております。空き家関係には職員1名と再任用職員1名を専従させ、金融機関や市内の建築業者等で構成する一般社団法人住マイむなかたとも連携し、管理不全な空き家が特定空家とならないための未然防止に取り組んでおります。 地域の特性上、宗像市と本市とでは異なる点も多いと思いますが、丹念な作業を行っている宗像市の例は大いに参考になるものでありました。 本委員会は、両市の取組を参考に、本市における防災、空き家対策について調査研究を進めてまいりたいと思います。 以上で報告を終わります。 ○議長(前田賢一君)  次いで、教育民生委員会の報告を求めます。 7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君) (登壇) 教育民生委員会視察報告を行います。 本委員会は、1月29日から31日までの日程で、島根県浜田市、大田市及び岡山県岡山市において視察を実施いたしましたので、その概要について報告いたします。 まず、浜田市では、シングルペアレント介護人材育成事業を視察いたしました。 これは、独り親家庭を対象とした事業であり、子供と共に浜田市に移住して、市が指定する介護サービス事業所で就労を継続する意思のある方を全国から募集することで、移住・定住の促進と不足する介護人材の育成を図ることを目的とするものです。 応募者の中から選ばれた方には、就労開始から1年間は研修生として各方面からの手厚い支援制度が設けられています。例えば、介護サービス事業所からは支度金30万円と通常どおりの給料が支給されるほか、介護の資格取得に対する支援が受けられます。 また、浜田市からは上限2万円の家賃補助と3万円の養育支援金が毎月支給されるほか、自動車販売会社からは中古自動車が無償で提供されます。さらに、1年間の研修終了後も、引き続き5年間就労すると奨励金100万円が介護サービス事業所から支給されるということです。 平成27年度以降、8回の募集で18名を研修生として受け入れ、現時点では研修生11名とその子供15名の計26名が定住しているとのことでした。 本事業は、マスコミに大きく取り上げられ、独り親の支援と言えば浜田市と言われるようになった反面、手厚い支援による公平性の観点で様々な議論もあったそうです。しかし、市としては、研修生が地域の一員として受け入れられ、活躍できる人材になっていただくことで市民の理解も得られるものと考え、研修生選考の際は福祉や教育部門とも連携しながら面談や事業所見学などを入念に行い、研修開始後は生活上の相談に対応していただく地域住民を相談員として配置するほか、事業所との情報交換を密にし、仲間づくりのための交流の場を定期的に提供するなど、金銭面以外のきめ細やかなフォローを継続することで研修生との信頼関係の構築に努めたとのことでした。 残念ながら、7名の研修生は定住につながらなかったそうですが、3回目以降に募集した研修生は全員定住していることから、試行錯誤しながらも定住につながる支援のノウハウを蓄積し、それが生かされた結果ではないかと感じました。 人口減少という課題に対し、独り親の支援と介護人材の確保を組み合わせた事業を職員自らが提案し、国の地方創生交付金を活用して思い切った事業展開をしている点で、大変参考になる取組でした。 次に、島根県大田市では、障害者を地域で支える取組を視察するため、社会福祉法人亀の子を訪問し、メンバーが主人公の施設を造りたいという熱い気持ちで社会福祉法人を設立した経緯や法人の基本理念に込めた思い、現在の状況などについてお話を伺いました。 支援に当たっては、メンバーの皆さんにとって法人の各施設が生きていてよかった、生まれてよかったと思える場となるよう、できないところや問題点には焦点を当てず、今できているところを認め、よいところや強みを引き出していくこと。さらに、市や社会福祉協議会などと常に連携を取りながら網の目の相談体制を構築すること。このような支援を継続してきた結果、メンバーの皆さんにも自分の人生の主人公は自分だという自覚が表れ、生きるエネルギーから生まれる彼らの元気印が法人の誇りである。そして、その笑顔が地域の人々を引き寄せ、地域の皆様と共に歩むことができているとのことでした。 病を雨に例えて当事者の気持ちを表した言葉として、雨が降ってきたときに傘を貸してくれるのもよいけれど、一緒に濡れてくれるほうがうれしい、元気が出ますという言葉が大変印象的であり、当事者の気持ちを知り、共感することでよい信頼関係が生まれるという相談支援の原点を学ぶことができました。 最後に、岡山県岡山市を訪問し、岡山ESDプロジェクトについて視察しました。 ESDとは、持続可能な社会づくりのための担い手を育む教育のことです。具体的に言うと、多くの町内会や各種団体などが行っている環境保全活動のように、身近な地域をよくしていこうとする活動もESDであり、さらには社会づくりや世界の未来といったグローバルな視点でいろいろな組織と連携しながら、学び、考え、行動し、持続可能な社会の実現に貢献していくことがESDです。 岡山市では、ユネスコや国連大学からの働きかけを受け、2005年からESD活動を積極的に進めています。岡山市の活動の大きな特徴は、市内の中学校区ごとに設置されている37の公民館を地域課題と向き合う学びの拠点、つまりESDの拠点と位置づけ、全ての公民館にESD活動をコーディネートする正職員を1名ずつ配置していることです。このコーディネーターを中心に、様々な団体が地域の課題を意識し、学び合い、活動の実践を繰り返すことで課題解決の学びや人材育成につなげています。 また、学校教育においては、教育振興計画にESDを位置づけ、各学校の地域特性に応じた課題をESDの視点で学び、継続して学習に取り組むことで学びの質や問題解決能力を高め、持続可能な社会の担い手としての成長を目指していました。 ESD活動に参加する市民団体や大学、企業などの数は、活動を始めてから15年の間に48から303に増え、それぞれの取組を進めながら互いに連携を図ることで優れた活動事例が増える中、岡山市独自で優秀な事例を世界中から募集し、表彰する取組も行っていました。 近年、国連の持続可能な開発目標SDGsが推進されていますが、SDGsを達成するための学び、これがまさにESDであり、ESDを推進していくことでSDGsの理念である誰一人取り残さない社会の実現を目指しているとのことでした。 岡山市では、市内だけでなく、世界規模で様々な活動を実践していましたが、本市においても、その考え方は十分に取り入れることができるものだと感じました。 本委員会は、今回の視察を参考に、本市における教育、福祉の充実に向けて、引き続き、調査研究を進めてまいりたいと思います。 以上で報告を終わります。 ○議長(前田賢一君)  以上で委員会視察報告を終わります。 昼食のため、午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時57分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○副議長(東原伸也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程7 議案第13号 新宮市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例 △日程8 議案第14号 新宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 △日程9 議案第15号 新宮市印鑑条例の一部を改正する条例 △日程10 議案第16号 新宮市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例 △日程11 議案第17号 新宮市介護保険条例の一部を改正する条例 △日程12 議案第18号 新宮市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 △日程13 議案第19号 新宮市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 △日程14 議案第20号 新宮市文化複合施設条例 △日程15 議案第21号 新宮市重要文化財旧西村家住宅(西村伊作記念館)条例 △日程16 議案第22号 新宮市文化財保護条例の一部を改正する条例 △日程17 議案第23号 東牟婁郡町村新宮市老人福祉施設事務組合規約の変更について △日程18 議案第24号 令和元年度新宮市一般会計補正予算(第5号) △日程19 議案第25号 令和元年度新宮市国民健康保険特別会計補正予算(第3号) △日程20 議案第26号 令和元年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第3号) △日程21 議案第27号 令和元年度新宮市駐車場事業特別会計補正予算(第2号) △日程22 議案第28号 令和元年度新宮市水道事業会計補正予算(第2号) △日程23 議案第29号 令和元年度新宮市立医療センター病院事業会計補正予算(第2号) △日程24 議案第30号 辺地総合整備計画の変更について △日程25 議案第31号 市道路線の認定について △日程26 議案第32号 監査委員の選任について △日程27 議案第1号 令和2年度新宮市一般会計予算 △日程28 議案第2号 令和2年度新宮市国民健康保険特別会計予算 △日程29 議案第3号 令和2年度新宮市後期高齢者医療特別会計予算 △日程30 議案第4号 令和2年度新宮市介護保険特別会計予算 △日程31 議案第5号 令和2年度新宮市と畜場特別会計予算 △日程32 議案第6号 令和2年度新宮市駐車場事業特別会計予算 △日程33 議案第7号 令和2年度新宮市住宅資金貸付事業特別会計予算 △日程34 議案第8号 令和2年度新宮市蜂伏団地共同汚水処理施設事業特別会計予算 △日程35 議案第9号 令和2年度新宮市土地取得特別会計予算 △日程36 議案第10号 令和2年度新宮市水道事業会計予算 △日程37 議案第11号 令和2年度新宮市簡易水道事業会計予算 △日程38 議案第12号 令和2年度新宮市立医療センター病院事業会計予算 ○副議長(東原伸也君)  日程7、議案第13号から、日程38、議案第12号までの32件を一括上程いたします。 ただいまから慣例によりまして田岡市長に予算大綱について説明を求めます。 田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君) (登壇) それでは、ただいまより令和2年度予算大綱を申し述べさせていただきます。 1、所信。 市議会3月定例会を開会し、令和2年度予算案及び諸議案の御審議をお願いするに当たり、今後の市政に臨む私の所信の一端と予算の大綱を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 市長に就任以来、一貫して「市政は市民のために」を基本理念とし、全ての職員と共に全力で市勢発展に努めてまいりました。今後におきましても、さらに議会と行政が一体となり、「暮らしやすいまちづくり」が展開できるよう、一生懸命各事業に取り組んでまいります。 とりわけ今回は、新しい元号となって初の当初予算措置となるわけですが、令和2年度におきましても、第2次新宮市総合計画に掲げる六つの政策目標の達成に向けた取組を進めるとともに、喫緊の課題である人口減少・少子高齢化問題に対しても総合的かつ計画的な取組を推進し、市民が夢と希望を持てるまちづくりを進められるよう予算編成を行ったところでございます。 初めに、「政策目標①安心・安全に暮らせるまちづくり」についてですが、大地震や豪雨災害に備えた防災・減災対策につきましては、事前防災の観点から中核避難所の設備の充実を進めるとともに、住宅の耐震改修やブロック塀等の除去・改修の推進、その他、道路・上水道等のインフラ整備により地域防災力の向上を図ります。 また、近年浸水被害が多発している市田川の浸水被害軽減対策につきましては、国・県とも強く連携し、内水排水ポンプ整備事業等を進めてまいります。その他、三輪崎支所及び消防派出所、分団詰所を統合し、災害時の防災拠点としても機能する複合的な施設として三輪崎庁舎(仮称)の建設に着手していきます。併せて防災上の観点からも分かりやすく住みよいまちづくりに向けた取組として、丹鶴地区の住居表示を行います。 次に、「政策目標②心豊かな人を育むまちづくり」についてですが、学校教育におきましては、引き続ききめ細やかな指導による学力の向上を図るとともに、市の魅力を伝える学びの環境を整えてまいります。また、生涯にわたりスポーツができる環境の充実を図るため、高田テニス場と若もの広場の整備を昨年に引き続き行います。今後は当施設を利用した合宿誘致や大会の開催などと併せ、高田地域の活性化を目指してまいります。文化複合施設の整備につきましては、建設工事が本格化するとともに開館に向けての諸準備を進めてまいります。また、開館の年に開催が予定されている第36回国民文化祭・わかやま2021、第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会の準備をしてまいります。 次に、「政策目標③共に支え合い幸せ感じるまちづくり」についてですが、本年も保健、福祉、介護、医療を含めた各機関等との連携を強化し、共生社会に向けた地域包括ケアシステムの推進を図り、全ての市民が心身ともに健やかで生き生きとした人生を過ごし、幸せを感じることができる取組を進めてまいります。特に子育て・高齢者支援対策としましては、子育て世代包括支援センターや高齢者相談センターを核に諸課題の解決に向けた取組を行ってまいります。 次に、「政策目標④安定した雇用を生み出すまちづくり」につきましては、地域資源を活用した新たな雇用の場を創出し、若者にも魅力のある良質な雇用の場を提供できるよう努めてまいります。また、働く意欲のある中高年齢者が能力や経験を生かし、年齢に関わりなく働き続けることができる社会の実現に向けた取組を実施し、地域の実情に応じた中高年齢者の多様な雇用、就業の機会を創出していきます。 次に、「政策目標⑤魅力ある文化がつなぐにぎわいのまちづくり」につきましては、特に本年はオリンピック・パラリンピックイヤーとなることから、本市でも聖火リレーが行われるなど外国人観光客の増加が期待されます。熊野地方においてもたくさんの感動を与えられるよう、観光客に満足度の高い観光デジタルサイネージ、映像を使った観光案内などの導入をはじめ、さらなる観光プロモーション施策により観光客の利便性と情報発信力を高めていきます。併せて、予約満室時期もある小口自然の家につきましては、需要の増加を踏まえ、隣接した市施設を有効活用することにより宿泊者の満足度の向上を図り、高田地域におきましても、国の地域おこし協力隊・集落支援員制度を導入し、地域の活性化を図ります。また、新宮港におきましては、港湾整備により大型船の着岸が可能となったことから、本年8月には乗船定員2,000人規模の大型客船の入港が予定されています。熊野の海の玄関口として、官民一体となったおもてなしの取組により、入港客船の増加を図り、観光を切り口にした産業振興にもつなげてまいります。 道路網・交通網の整備につきましては、紀伊半島一周高速道路の一日も早い完成に向け、引き続き国・県と連携し、円滑な事業進捗ができるよう取り組んでまいります。また、公共交通の再編につきましては、熊野川町域から見直しを行い、利便性を考慮したデマンドタクシーの導入を進めてまいります。今後、関係各機関と協議・調整を行い、高田地域のほか、市街地においても順次再編に向けて検討していくものとしております。 最後に、「基本目標⑥健全かつ効率的な行財政運営」につきましては、新宮市行財政改革プログラムを指針として、歳入の確保や歳出の抑制などに向け全庁的に取組を進めてまいります。また、国・県の補助制度や起債などの有効活用はもとより、関係機関への要望活動を精力的に行い、有利な財源を獲得してまいります。さらに、人づくりはまちづくりという観点から、新宮市人材育成基本方針の改訂を12月に行いました。職員一人一人のさらなる能力開発を推進するとともに良好な職場環境を構築し、効率的で質の高い行政サービスの提供を行ってまいります。 以上、市民の誰もが夢と希望を持ち、このまちに住んでよかった、住み続けたいと強く思っていただける魅力あるまちづくりを展開してまいります。 2、施策の大綱と市政の方向。 令和2年度の予算案の概要につきましては、一般会計、特別会計、企業会計の予算の総額は376億7,138万9,000円で、前年度予算と比較して3.2%の増であります。 会計別では一般会計が191億4,001万3,000円で、前年度予算と比較して7.3%の増であります。特別会計につきましては86億6,320万9,000円で、前年度予算と比較して0.1%の増であります。企業会計につきましては、水道事業会計が12億5,616万円で、前年度予算と比較して8.8%の減、簡易水道事業会計につきましては3億5,549万2,000円で、前年度予算と比較して53.4%の増となっています。病院事業会計につきましては82億5,651万5,000円で、前年度予算と比較して1.5%の減となっております。 以下、令和2年度予算案の主な事業と取組について申し上げます。 まず、公共交通の再編についてですが、熊野川町地域においては、利便性の向上を図るため交通体系を見直し、デマンドタクシーの導入を進めてまいります。 商工業の振興につきましては、意欲的な商業者団体の活動支援と関係機関との連携の下、繁盛店づくりに向けた個店対策や、中心市街地及び市内商工業の活性化に向けた取組を推進します。また、新規開業者向けの利子補給制度や、開業時の広告宣伝事業費に対する補助、商店街空店舗対策補助金を引き続き実施するなど、創業促進により働く場の確保に努めてまいります。併せて市内における消費喚起としまして、プレミアム付共通商品券の発行を実施いたします。 観光振興につきましては、新宮市観光振興計画に基づき、増加している外国人観光客をはじめとした観光客誘致を図るため、マーケティングや新たなプロモーションなどによる効果的な情報発信を行ってまいります。また、国際交流員を招致し、観光情報の発信やサポートなど、さらなる外国人観光客へのきめ細やかな対応を進めます。 消費生活関連では、年々増加し多様化する消費者トラブルの現状を踏まえ、警察機関との連携強化なども含め、引き続き相談体制を維持してまいります。 新宮港湾関係につきましては、新宮港第二期工業用地に整備されている木質バイオマス発電事業の推進とともに、この用地への企業立地活動や誘致企業に対する支援にも注力し、引き続き雇用の創出、産業の活性化に向けた取組を行います。また、クルーズ振興につきましても広域的な枠組みをさらに深め、受入れ環境の充実により持続的なクルーズ客船の入港数確保に努めてまいります。さらには、安心安全な新宮港を目指し、関係各所と連携し、適切な港湾施設の維持管理にも取り組んでまいります。 人権政策事業につきましては、人として幸せに生きる最も重要な権利が侵害される現状が今なお続いています。本年2月策定の第2次新宮市人権教育・啓発推進計画に基づき、市民の誰もが明るく笑顔で心豊かに暮らせる人権尊重のまち新宮市の実現に向け、人権教育・啓発に関する施策を推進してまいります。 防災対策事業では、大規模地震災害に対する平時の備えとして、住宅の耐震化の促進やブロック塀等の撤去・改修の促進、自主防災組織への活動支援、情報提供手段の研究・推進などの防災減災対策に取り組みます。また、中核避難所となる施設の整備や、三輪崎支所等の建て替えなどに併せて防災機能の充実も図ってまいります。 消防関係事業につきましては、耐震性貯水槽の設置を行い、大規模地震時にも対応した水利確保に努めます。また、消防団ポンプ自動車の更新など装備の充実を図り、引き続き消防団組織の強化に取り組んでまいります。 生活環境事業につきましては、引き続きごみの減量化と環境美化の推進に努めていくほか、紀南環境広域施設組合と共に廃棄物最終処分場の建設事業を進めてまいります。また、住所を分かりやすくするための住居表示についてですが、本年は第11次計画として丹鶴地区の住居表示を実施いたします。 福祉関連事業につきましては、障害のある方が地域で安心して暮らしていけるよう、生活や就労に対する支援の充実に努めながら、障害者総合支援法などに基づく事業を実施してまいります。また、生活に困窮されている方の相談や、就労に対する支援体制を強化するとともに、誰もが健康で文化的な生活を送れるよう、生活保護法などに基づく事業を実施してまいります。 高齢者施策につきましては、認知症等の高齢者が徘回した場合に、関係機関と連携して早期に家族に連絡が取れるよう、高齢者見守りシール交付事業を新たに実施します。また、高齢者の心配事や悩み事に対応する高齢者相談センターの機能を強化し、住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの推進を図ってまいります。 子育て支援につきましては、保育所体制強化事業及び保育補助者雇上強化事業などの補助金を活用しながら、子供たちに良好な保育環境を保障してまいります。また、多子世帯への経済的支援として、在宅育児支援手当の支給を継続して実施いたします。 保健事業につきましては、妊産婦等への支援として、子育て世代包括支援センターにおいて妊娠・出産・育児に関する相談に応じて、必要な情報提供・助言・保健指導等を行い、支援プランを策定するとともに、関係機関と連携することで妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を提供いたします。さらに、がん検診、特定健診の個別・集団健診につきましては、引き続き受診率の向上に努め、市民の健康づくりを推進してまいります。 都市計画事業につきましては、都市景観及び都市防災機能の向上等を図るべく、大橋通上本町線電線共同溝事業による無電柱化の整備を進めます。また、新宮紀宝道路の整備に伴い、増加する交通車両をまちなかへと呼び込み、まちなかのにぎわい創出につなげるため千穂王子ヶ浜線の整備事業に着手いたします。 道路事業につきましては、市道王子ヶ浜線や市道玉置口線等、経年劣化や道路幅員が狭い路線の改良、舗装工事を行い、安全で円滑な道路交通の確保や排水機能の向上を図ってまいります。併せて橋梁の長寿命化に伴う点検結果に基づき、第二王子橋等の補強補修工事も進めてまいります。 地籍調査事業につきましては、土地境界を明確にし、土地利用の促進を図るため、令和2年度については熊野地二丁目、三輪崎及び佐野、高田、熊野川町西の各一部、4地区分の一筆地調査を実施いたします。 空き家等対策事業につきましては、新宮市空家等対策計画に基づき、引き続き防災・衛生・景観・生活環境等の保全を図り、空き家等の適正管理や利活用を推進いたします。 農業の振興につきましては、農道の改良や農業用施設の維持修繕などの基盤整備を通じ、農業生産性の向上を目指します。また、鳥獣害対策につきましても、電気柵等による防除対策への助成及び有害鳥獣の捕獲駆除事業を引き続き行ってまいります。 林業の振興につきましては、林道上地平瀬線開設工事を進め、その他林道の維持管理に努めるとともに、熊野材の消費拡大につながる間伐や作業道開設などへの支援を行ってまいります。 水産業の振興につきましては、資源管理型の漁業を推奨するものとし、イセエビ、アワビ、アユなどの放流や藻場の育成事業など、漁場再生に向けた取組を支援してまいります。 学校環境整備につきましては、令和元年度に実施した施設の老朽化調査に続き、学校施設の長寿命化計画の策定を進めてまいります。 学力向上への取組につきましては、引き続き小中学校に学校支援職員などを配置し、複数教員による指導や少人数に対応した指導など、個に応じたきめ細やかな指導による学力向上を図ります。また、学習指導要領に対応した指導体制の構築や教材備品の充実など、小中学校における学習環境の整備に努めます。 防災教育につきましては、子供たちに地震や津波、土砂災害などの自然災害から自らの命を守る力を身につけさせるため、幼稚園、小中学校における防災学習の充実を図ってまいります。 生涯学習事業につきましては、昨年に引き続き、くろしおスタジアムの改修、高田テニス場・若もの広場の整備などを行います。 また、第9回新宮・那智勝浦天空ハーフマラソン大会や新宮市駅伝大会2021などのスポーツイベントを開催し、スポーツ関係団体等と連携しながらスポーツの普及・推進に努め、市民の健康増進と体力の向上を図ります。 公民館事業につきましては、市民一人一人が豊かな人生を送るため、子供から高齢者まであらゆる機会を捉え、幅広い学習の提供に努めてまいります。さらに、同和問題をはじめあらゆる差別のない明るい社会の実現を目指すため、人権教育・啓発のより一層の推進に努めてまいります。 文化財の保存と活用につきましては、修理事業が完了した重要文化財旧西村家住宅の公開再開や史跡新宮城跡附水野家墓所の景観整備等を行ってまいります。また、熊野学の情報発信や研究交流促進のため、東京大学の体験活動プログラムに協力してまいります。 市民文化の振興につきましては、歴史ある新宮市展や県展を開催するとともに、市民音楽祭や伝統芸能大会を開催するなど、創作成果の発表や鑑賞機会の場の提供を行うことで文化芸術意識の高揚に努め、市民が主体的に取り組んでいる団体の支援を行います。 特別会計としての国民健康保険事業会計につきましては、県が財政運営の責任主体となる国保広域化が施行されてから3年目となりますが、引き続き県及び県下市町村との連携を図り、さらにきめ細やかな国保保健事業の実施並びに適正な財源確保等に取り組み、健全な国保財政運営に努めてまいります。 医療センターにつきましては、平成13年5月の移転開院から20年目を迎えます。引き続き地域の中核医療機関として安心・安全、良質な医療の提供に努めるとともに、安定した病院経営が持続できるよう取り組んでまいります。また、和歌山県地域医療構想を踏まえ、高度急性期病床の整備など、今後の当地域における医療ニーズに応じたサービスの提供についてもしっかりと進めてまいります。 上水道事業につきましては、三輪崎配水池更新工事を引き続き実施し、令和元年度に設置した配水池の電気設備を整備するほか、老朽管の布設替え工事など、災害に強い施設づくりに努めてまいります。 簡易水道事業につきましては、耐震性を高め、水道水の安定供給を図るため、引き続き西高田簡易水道施設整備工事を実施し、設置済みの管理棟内にろ過設備等を整備します。 各水道事業につきましては、人口減少に伴う使用水量の減少は今後も予想されますが、計画的で適正な施設整備を推進しながら、より一層の経営効率化に努めてまいります。 以上のとおり、今後の市政に臨む私の所信の一端と予算の大綱を御説明申し上げました。 本市の財政運営は厳しいものがありますが、健全で持続可能な財政運営を確立するため、より一層の行財政改革を進めてまいります。また、市民の皆様の声を広く聴きながら、課題の一つ一つを着実に解決し、市民の誰もが笑顔で心豊かに暮らせるまちづくりに一生懸命取り組んでまいる所存であります。 議員各位をはじめ、市民の皆様の特段の御理解と御協力を賜り、提出議案に御賛同いただきますようお願い申し上げまして、予算大綱の説明とさせていただきます。 ありがとうございました。 ○副議長(東原伸也君)  以上をもって予算大綱の説明を終わります。--------------------------------------- △日程7 議案第13号 新宮市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例 ○副議長(東原伸也君)  ただいまから、先ほど一括上程いたしました日程7、議案第13号から日程38、議案第12号について順次議題といたします。 日程7、議案第13号、新宮市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 梶田総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(梶田卓哉君) (登壇) ただいま議題となりました議案第13号、新宮市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、令和2年4月1日から会計年度任用職員制度が開始されることに伴い、その任用形態や任用手続が様々であることから、地方公務員法第31条の規定に基づく服務の宣誓をそれぞれの職員にふさわしい方法で行うことができるよう改正を行うものでございます。 改正内容でございますが、2ページをお願いいたします。 服務の宣誓につきましては、第2条において新たに職員となった者は、任命権者または任命権者の定める上級の公務員の面前において定められております宣誓書に署名押印してからでなければその職務を行ってはならないとの規定がございますが、この第2条に第2項を追加し、会計年度任用職員の服務の宣誓については、任命権者は、別段の定めをすることができる旨を規定するものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(東原伸也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程8 議案第14号 新宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例 ○副議長(東原伸也君)  日程8、議案第14号、新宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 梶田総務課長補佐。 ◎総務課長補佐(梶田卓哉君) (登壇) ただいま議題となりました議案第14号、新宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 今回の改正は、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律(平成29年法律第29号)の施行に伴い特別職の職の整理が必要となったことにより、特別職の職員で非常勤の者の報酬を包括的に定めております本条例別表を次のとおり改正するというものでございます。 議案書の2ページをお願いいたします。 まず、福祉課関係では、市に対して隣保館運営や事業などの助言を行っていただくため、隣保館館長を特別職に位置づけ、これまでと同様の額を報酬として新たに条例別表に記載するものでございます。 生涯学習課関係では、活動を休止しております勤労青少年ホーム運営委員会委員について、今回別表から削除するものでございます。 生活環境課関係では、新宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例第7条において定めのあるごみ減量等推進審議会委員について、今回整理のため条例別表に追記するものでございます。 総務課、学校教育課、保育所関係では、いずれも既存の産業医、学校医・学校歯科医・学校薬剤師、保育所嘱託医を特別職として条例別表へ追加等を行うものでございます。 最後に附則といたしまして、この条例は令和2年4月1日から施行するというものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(東原伸也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程9 議案第15号 新宮市印鑑条例の一部を改正する条例 ○副議長(東原伸也君)  日程9、議案第15号、新宮市印鑑条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 須崎市民窓口課長。 ◎市民窓口課長兼国保直営熊野川診療所事務長(須崎誠久君) (登壇) ただいま議題となりました議案第15号、新宮市印鑑条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案につきましては、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律が公布され、併せて印鑑登録証明事務処理要領の一部改正が昨年12月14日に実施されたことに伴い、新宮市印鑑条例の一部に所要の改正を行うというものでございます。 議案書2ページをお願いいたします。改正後、改正前による新旧対照表を御参照願います。 第2条では、改正前「満15歳未満の者及び成年被後見人」の字句を、改正後は「15歳未満の者及び意思能力を有しない者」に改めるものです。 第5条第2項では、改正前「記録されている」の字句を、改正後は「記載がされている」に改めるものです。 第6条第1項第3号では「(法第6条第3項の規定により磁気ディスクをもって調製する住民票にあっては、記録。以下同じ。)」の字句を削除するものです。 附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するというものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○副議長(東原伸也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程10 議案第16号 新宮市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例 ○副議長(東原伸也君)  日程10、議案第16号、新宮市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 辻本子育て推進課長。 ◎子育て推進課長(辻本美恵君) (登壇) ただいま議題となりました議案第16号、新宮市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例について御説明申し上げます。 本議案は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律による児童福祉法改正に伴い、条例で定める放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を国の取扱い基準の例によるとするものでございます。 2ページをお願いいたします。 第1条は、趣旨でございます。児童福祉法では、法第34条の8の2第1項の規定により条例で定める放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を市町村の条例で規定することになっているため、本条例の設置が必要となります。 第2条は、定義でございます。 第3条は、新宮市が条例で定める基準については、児童福祉法に基づき規定された基準の例によると定めています。 第4条は、委任について規定しております。 以上、誠に簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(東原伸也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程11 議案第17号 新宮市介護保険条例の一部を改正する条例 ○副議長(東原伸也君)  日程11、議案第17号、新宮市介護保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 北畑健康福祉部次長兼健康長寿課長。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第17号、新宮市介護保険条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律による介護保険法の改正により、消費税による公費を投入し、低所得者の保険料の軽減強化を平成27年4月から一部実施しているところですが、昨年10月の消費税率10%への引上げにより、低所得の第1号被保険者の保険料のさらなる軽減強化を行うため、新宮市介護保険条例の一部に所要の改正を行うというものでございます。 2ページをお願いいたします。 改正の内容でございますが、第4条第2項では、令和2年度の第1段階の被保険者の年額の保険料について3万690円から2万4,552円に改正するものです。 第3項では、令和2年度の第2段階の被保険者の年額の保険料について5万1,150円から4万920円に改正するものです。 第4項では、令和2年度の第3段階の被保険者の年額の保険料について5万9,334円から5万7,288円に改正するものです。 なお、附則におきまして、施行期日を公布の日から起算して一月を超えない範囲内において規則で定める日から施行するものとし、附則第2項においては、経過措置として改正後の新宮市介護保険条例第4条の規定は、令和2年度分の保険料から適用し、令和元年度以前の年度分の保険料については、なお従前の例によると定めております。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○副議長(東原伸也君)  本案について質疑に入ります。 15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君)  今、御説明していただいて、大体介護保険料は安くなるんやね。どうして安くなって、市民にとって安くなることは本当にありがたいこととは思うんですけれども、その辺りちょっと御説明をお願いしたいと思います。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  介護保険料は、新宮市において基準額は年額8万1,840円と定めておりますが、消費税が、昨年度は10月からでありましたが、4月から10%ということで、令和2年度においては第1段階の方の軽減を30%、第2段階の方を50%、第3段階の方を70%ということで、対象の第1号被保険者の方は被保険者の約49%、半数に当たる方が軽減措置を受けるということでございます。
    ◆15番(福田讓君)  やっぱり安うなるいうことやね。了解しました。 ○副議長(東原伸也君)  以上で質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程12 議案第18号 新宮市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 ○副議長(東原伸也君)  日程12、議案第18号、新宮市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 奥医療センター庶務課長。 ◎医療センター庶務課長(奥靖君) (登壇) ただいま議題となりました議案第18号、新宮市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、地方自治法の改正に伴い当該条例の引用条文を改正するものでございます。 改正内容でございますが、2ページをお願いいたします。 新宮市病院事業の設置等に関する条例(平成17年新宮市条例第184号)の一部を改正するもので、第4条中、下線部の地方自治法「第243条の2」が「第243条の2の2」と改正されるもので、地方自治法第243条の2に条文が追加されたことによるものです。 附則といたしまして、この条例は令和2年4月1日から施行するというものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(東原伸也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程13 議案第19号 新宮市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例 ○副議長(東原伸也君)  日程13、議案第19号、新宮市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 名古水道事業所次長兼業務課長。 ◎水道事業所次長兼業務課長(名古一志君) (登壇) ただいま議題となりました議案第19号、新宮市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、地方自治法の一部改正に伴い所要の改正を行うものでございます。 恐れ入ります。2ページをお願いいたします。 改正内容でございますが、新宮市水道事業の設置等に関する条例第5条につきまして、地方自治法の条文が追加されたことにより「第243条の2第8項」を「第243条の2の2第8項」と改正するものでございます。 附則といたしまして、この条例は令和2年4月1日から施行するというものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(東原伸也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○副議長(東原伸也君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程14 議案第20号 新宮市文化複合施設条例 ○副議長(東原伸也君)  日程14、議案第20号、新宮市文化複合施設条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 福本文化振興課長。 ◎文化振興課長(福本良英君) (登壇) ただいま議題となりました議案第20号、新宮市文化複合施設条例について御説明申し上げます。 本条例は、令和3年度より供用開始となります文化複合施設につきまして、地方自治法第244条の2に基づき公の施設の設置及び管理に関する事項について定めるものでございます。 それでは、条例の概要を御説明申し上げます。 第1条は、市民の芸術文化の創造をはじめとする文化の向上及び交流を促進し、市民の教養の発展並びに魅力ある文化的財産の蓄積及び発信に資するため、新宮市文化複合施設を設置するというものであります。 第2条では、名称及び位置を規定してございます。 第3条では、文化複合施設は、文化ホール、新宮市立図書館及び熊野学センター機能をもって構成するとしております。 第4条では、事業について規定してございます。 第5条では、開館時間及び休館日について、午前9時から午後9時までと定めております。その他休館日等を規定してございます。 第6条から第7条では、使用の許可及び使用の制限について規定しております。 第8条では、使用料について、別表に定める使用料を前納しなければならないと規定しております。 恐れ入りますが、6ページの別表をお願いいたします。 別表(1)文化ホール基本使用料、(2)楽屋の基本使用料、(3)その他諸室等の基本使用料を規定してございます。また、備考におきまして徴収する際の加算等について規定してございます。 3ページにお戻りください。 第9条から第13条では、使用料の不還付、権利譲渡の禁止、使用者の責任、損害賠償、許可の取消しについて規定してございます。 また、第14条では指定管理による管理について、次のページの第15条では利用料金について、将来指定管理者となった場合にも対応できるよう規定してございます。 第16条には、規則への委任を規定するものでございます。 附則といたしまして、1、この条例は、公布の日から起算して1年6か月を超えない範囲内において教育委員会規則で定める日から施行するというものでございます。 2、運営準備に関し必要な手続きその他の行為については、この条例の施行前においても行うことができるとするものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○副議長(東原伸也君)  本案について質疑に入ります。 4番、上田議員。 ◆4番(上田勝之君)  文化複合施設の建設のほうは着実に進んでいるような状況を、私は近隣に住まいするものですから、着々と1階部分が建ち上がってきて、いよいよ来年度夏から秋にかけてのオープンに向けての諸準備のための条例整備だと思われるんですが、いずれにいたしましても少し早めの条例制定かなと思うんですけれども、この時期に条例制定をされる理由を、まずお答え願いたいと思います。 ◎文化振興課長(福本良英君)  会場の使用の受付につきましては、基本的に1年前を使用の受付開始と考えておりまして、当然、初年度につきましては、建設の関係上1年前というわけにはいきませんが、できるだけ早い段階で条例を制定することにより、そういった受付に対する準備等を行っていきたいというふうに考えてございます。 ◆4番(上田勝之君)  1年前に受付、オープンの1年前に条例制定を行っておく、各種の使用料等の定めを行っておくということで、この条例案の制定という議題になったのかと思うんですけれども、それがオープンの予定というのは、腹案としてはいつぐらいを考えられておるんですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  令和3年の夏を予定してございます。 ◆4番(上田勝之君)  夏というよりも、もう少し具体的に腹案を教えていただきたい。 ◎文化振興課長(福本良英君)  現在まだ確定したものではございませんが…… ◆4番(上田勝之君)  だから、腹案でええて。今、当局内で考えられている腹案をしっかりお示しいただきたい。 ◎文化振興課長(福本良英君)  失礼しました。7月ないし8月を想定しております。 ◆4番(上田勝之君)  それは7月1日、8月1日ということでよろしいか。 ◎教育部長(平見仁郎君)  今、課長が申したと思うんですけれども、大体完成のめどが令和3年2月か3月ぐらいなんで、そこから引っ越しとかもろもろ準備したら4か月ぐらいはかかるだろうという予測をしていますので、7月ないし8月、この辺になるのかなというふうに思ってございます。 ◆4番(上田勝之君)  こういった中で、本条例で文化複合施設という施設の設置条例であって、特にホール部分の設置が主であるように思われるんですが、その中で図書館の事業に関しては、別途、現在も図書館の条例がございますので、その中で、文化複合施設の条例の中に図書館の設置条例が含まれるというような形になってしまうんではないかと思うんですが、その点についてどういう御議論があったのかお示しいただきたいと思います。 ◎文化振興課長(福本良英君)  新宮市立図書館につきましては、現在も新宮市立図書館条例のほうで定まっております。今回提出させていただいた第3条第2項におきまして、前項に規定する新宮市立図書館の管理運営等については、新宮市立図書館条例に定めるところによるというふうに、図書館の部分につきましては図書館条例で規定させていただいております。図書館の条例につきましても、開館までに合わせまして改正等を行っていく予定でございます。 ◆4番(上田勝之君)  その中で第14条第2項に、第4条に規定する事業を指定管理者から除くと、図書館業務と熊野学に関しては、将来指定管理者に移行する場合には図書館は除くというふうにうたわれております。 ただ、文化複合施設の複合施設そのもの、施設自体の中に図書館が設置される中で、どうしても文化複合施設全体が指定管理者に委託をされるということになれば、その中の一部施設である図書館が指定管理者に縛られるという懸念はあるんじゃないかと考えるんですが、いかがでしょうか。 ◎教育長(速水盛康君)  そういうふうな懸念を払拭したいと、そういうふうにならないために図書館法に基づいて館を運営していくということを。 ◆4番(上田勝之君)  図書館は除くということですね。 ◎教育長(速水盛康君)  そう、図書館は除くということであります。指定管理から除くということはそういう意味であります。 ◆4番(上田勝之君)  これは質疑なんであれなんですけれども、実は、文化複合施設の中にいわゆる図書館の施設を設置するというようなことであれば、私は理解できるんですけれども、第4条第6号で図書館条例に規定する図書館事業を行うと明記しているんですよ。非常に文言のことなので、細かい点なのかもしれないですけれども、結局そのことが第14条では除くと、指定管理者として、指定管理には図書館は移行しないということ、指定管理は行わないということをうたいつつも、こちらでは、文化複合施設の中では図書館事業となっているんです。図書館の施設を設置するのみならず、図書館事業について、いわゆる文化複合施設の事業となっているわけです。 その辺の整合性について、私はいかがかなと思ったんで、この点をお尋ねしているわけなんですが。 ◎文化振興課長(福本良英君)  今回、この文化複合施設条例の中で、全体の文化複合施設としての事業として、目指すべき姿を規定させていただいた中で、また図書館部分についての条例制定については別に定めると、にて定めるというふうなことで規定させていただいたところでございます。 ◆4番(上田勝之君)  だから、そのためにその下で、第4条でいわゆる図書館事業を文化複合施設の事業として行うとなっているんです。図書館の施設を設置するということではないんですよ、これは。文化複合施設に図書館条例に定める図書館を設置するということではなくて、図書館の事業を行うとここに明記されていて、さらに第14条では、その部分は指定管理者としては除くんやけれども、指定管理者としては図書館事業を行うんですよ、事業として。ここに整合性があるのかなと。 ◎文化振興課長(福本良英君)  規定等につきましては、今後運用を進めていく中でですね…… ◆4番(上田勝之君)  これは運用の問題じゃないです。いわゆる条文上の問題なので、図書館の事業を文化複合施設の事業として行うというふうに第4条では定めているわけです。図書館条例に規定する、図書館事業を第4条においては文化複合施設が行うわけですよ。で、第14条では図書館と熊野学については指定管理者には移行しないんやけれども、全体として見れば図書館事業も文化複合施設の事業なんですよ、これやったら。だから結局、文化複合施設が指定管理者にとなれば指定管理者に縛られてしまうということですよ。 ◎副市長(向井雅男君)  今、議員御指摘の点は、図書館については第3条第2号に規定する管理運営を、平成17年新宮市条例第168号の管理運営を見に行くことになります。そして、御指摘の第4条の事業については、文化複合施設の事業に掲げるんですが、4ページの第14条第2項第1号により第5号、第6号を除くということにしていますので、それは指定管理の部分には入らないということになります。 ◆4番(上田勝之君)  ちょっと水かけ論になってしまいそうなので、その点はさておき、もう一点、第4条で熊野学に関する情報の収集及び提供に関することが文化複合施設の事業としてうたわれておりますが、これは一体、具体的にはどういった内容を、事業を考えられておられるのか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  文化複合施設におきます熊野学に関する情報の収集及び提供に関することにつきましては、いわゆる現在計画しております熊野学コーナーにおきまして整備される、熊野学の展示及び熊野学に関する研究のための居室等におきまして発信等していくことになろうかと考えております。 ◆4番(上田勝之君)  これまで市民会館条例とか、あるいは図書館の条例も当然ございます。熊野学に関しては、まだ規定がないわけです、そういったものに関しては。それをここでうたわれてということは、この文化複合施設の条例のそのほかの部分でどこに該当するのかどうかというあたりを教えていただきたいんですが。 ◎文化振興課長(福本良英君)  文化複合施設の、この条例の中で…… ◆4番(上田勝之君)  文化複合施設の設置条例ですよ。事業として熊野学に関する情報の収集及び提供に関することを第4条で文化複合施設の事業としてうたわれております。それに関連する後段以降の条文というものがないんですが。例えば、図書館であれば、新宮市立図書館条例に規定するとなっておるんですけれども、熊野学というものが条例上規定できるのかどうかという議論もございますが、そういった中で、文化複合施設自体が行う事業ですから、いわゆる文化複合施設の設置条例ではないので、文化複合施設が行う事業として明記されているんで。 ◎文化振興課長(福本良英君)  記載のとおりでございます。熊野学に関する情報収集及び提供に関する事業につきましても、第5条以下に書かれてございます開館時間及び休館日等、記載の事項に照らし合わしながら展示等の事業を進めていくことになろうかと考えております。 ○副議長(東原伸也君)  質疑中ですが10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後2時08分--------------------------------------- △再開 午後2時20分 ○議長(前田賢一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 引き続き、議案第20号の質疑を行います。 ◆4番(上田勝之君)  先ほど来の文化複合施設条例につきましては、これは意見の分かれるところであったり、あるいはその事業の捉まえ方自体が広義であったり狭義、広い意味での事業、狭い意味での事業というような捉え方ができる点が、この辺は整合性を持ってもう少し条例でうたうべきじゃないかなと考えたところと、指定管理者を今から、いわゆる将来的に設置するであろうということを施設条例においてうたわれるのは、どういったものなのかという点からお尋ねをしたところであります。この後、皆さんもいらっしゃいますので、この辺で終わります。 ○議長(前田賢一君)  15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君)  なかなかよい立派な質疑でした。 私は総務建設委員会ですので、ここで質疑しなければできませんので、上田議員も全く同じ所属でございます。 これ今までの6ページの中で、使用料というんですか、決定というのは今後できる立派な近隣町村の追随を許さないすばらしいものです。金額的にこれを設定されたというのは、どういうあれでこういう金額を設定されたか。同じ東京とか大阪とかいろんな近隣町村でこれだけの規模のあか抜けしたすばらしい施設ということで、この設定の仕方というんですか、ちょっと教えてほしいんです。 ◎文化振興課長(福本良英君)  基本利用料の設定でございますが、旧市民会館、県内の文化施設、また近隣施設、県外の人口規模や座席数の類似した例を収集して、それを基にしまして行ってございます。 計算方法につきましては、ホールであれば1席当たりの1時間の単価、これを算出し、他の諸室につきましては、平米数や畳数、畳ですね、畳数を基に算出したものでございます。それらの空調込みの平均値を原則として採用して算定してございます。 ◆15番(福田讓君)  そうしますと今までの新宮市の市民会館もかなり差があるということですね、それで今度立派な建物ができるわけですから。相当な差があるんでしょうね。 今までの市民会館、大体立ち見席入れて1,100人ですね、今回も1,000人ぐらいですし、その規模によってこういう設定されたということで、今お聞きしたんですけれども、旧市民会館と比べたらかなり金額的にはもう違うわけなんですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  旧市民会館の場合は、いわゆる使用料のほかに暖房、または冷房、これが別料金となってございまして、そういったことも加味した上、またほかの施設等の平均を出して、先ほども申し上げましたように算出しているところでございます。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。 もう一つ、これ市民の方も大変待ち望んでいます。これは全体全ての使用料の、使われる方の使用料金ですが、いや、私ちょっとお聞きしたいのは、市民に対するすばらしい文化ホールを使いたい方がたくさんいらっしゃると思うんですけれども、その辺りの市民に対する料金とそういうことは考えてはいないんですか。同じ全く市民も市外の方も同じという形なんですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  文化複合施設につきましては、熊野圏域を代表する施設というふうに考えてございます。近隣の住民の方も同一料金で使えるような条例とさせていただいております。これにつきましては、使い勝手、こういったことを、皆さんに使っていただけるということを基に判断いたしました。 また、稼働率、これにつきましても同一料金にすることにより好影響を与える一要素として考えてございます。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。それは執行者が、今度できる立派なホールですので、文化ホール、熊野学センター、そして図書館ということなので。私がお聞きしたかったのは、病院だってそうでしょう、他町村から4人部屋へ来ても2,500円要るんです。だからその辺り、それは同じようにならないかとも思いますけれども、特に市民向けというんですか、市内在住の方が使われる場合との差というのは、頭からもう考えはなしにこういうことで設定されたんでしょうか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  これにつきましては、管理運営検討委員会等でも議論がございました。例えば規則の中で、予約の際に申込時期について差を設けることができないかとか、そういったような議論もございます。こういったことにつきましては、また規則を定める段階で検討する余地はあろうかと考えております。 ◆15番(福田讓君)  分かりました。 ○議長(前田賢一君)  11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君)  まあ言えば1億円のランニングコストがかかる、それをどんなふうにランニングコストを出していくかというところを、今、教育委員会、その他担当課の方たち、コロナとかいう特殊なものが入ってきて大変御苦労されていると思っておりますけれども、最初からこの条例に指定管理者というのを見込んでくるのはちょっと不思議だなという感じがしたんですが。 先ほど上田議員もおっしゃったように、図書館と熊野学は同じ建物の中に存在するわけでしょう。そうすると電気代とかそういった細かいこともばらにしていく、設計の段階でそうなっているんだと思いますけれども。一定の建物の中で、ホールに関してだけ指定管理者を認定していく、どういった人が1億円のランニングコストを出していけるのか、そういったものもきちっと決めていかなければならないですし、別館に関しましてもどのような使い道かも決まっておりませんし、その全てのことがまだ、本当にお忙しいと思います。決まったことを私たちは聞いていないわけですが、指定管理者だけはここの条例にどんと入ってくるというのは、指定管理をしてもらおうというのは、まず、この熊野地方の起爆剤になるようなすばらしい待ちに待っている建物が建つんですよ、それはもう本当に市民も待っています。 だから、福田議員がおっしゃったように、新宮市民だけは、待ちに待った新宮市民に今まで御苦労をかけたわけじゃないですか、待っていただいて、その他の市町村に借りに行って。新宮市民だけは少し安くするとか。いろんな考え方があるんですけれども、質疑したいのは、なぜこういう早い時期に条例として指定管理者というのを持ってきたのかお聞きしたいです。 ◎文化振興課長(福本良英君)  この条項につきましては、将来的なことを見越した規定でございまして、管理運営検討委員会の中でも、当面の間、直営で行うというふうな提言もいただいてございますので、ただ、いざ指定管理ということになった際には、募集等の規定がないとなかなか進めることもできませんので、念のため規定させていただいているところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  それは、指定管理者にふさわしい人をもう教育委員会が決めて、この人がすばらしいからやってもらおうじゃないか、市の運営じゃちょっとうまくいかないな、ランニングコストに届かないというようなために指定管理者というのを先に条例に踏み込んでいくということですか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  そういうことではございませんで、もし指定管理に向けて方向性を変えるということであれば、当然のことながら皆様の御意見等を集めた上で検討していくことになろうかと思いますが、現状では直営というふうに考えてございます。 ◆11番(竹内弥生君)  安倍総理は、条例も法令もつくられて先に自分でリーダー決断をして、世間ではやいやいたたかれていますけれども、新宮市はきちっとこのように先取りをして、そのようなときになったら条例をつくっていったということですか。先に条例整備をしたということですか。 ◎教育長(速水盛康君)  議員御指摘の御心配なんですけれども、私たちあくまでも市民参画のできるだけこの館を皆さんとともにつくり上げていく、そういうような自主事業を、もちろんホールもそうですが、熊野学の部分も自主事業がありましょうし、図書館部分も利用した様々な読み聞かせ等の読書活動に関する自主事業も今後期待できると思っております。そういう意味では、皆さんの市民参画をいかに結集してその仕組みをつくり上げていくか。じゃ、一体、自主事業ってどこで誰が決めるんだと、そういった選定委員会含めて全体の仕組みをしっかりとつくって、その中で、この館を運営していくと。 ですから、直営でまずはやっていくことの意味というのは非常に大きな意味がございます。それも議員からも御指摘をいただいたとおりです。 その上で、将来的に様々な可能性を残しておく、そういう意味でこの指定管理の制度も一つの選択肢とあって、我々がやってきたものの上に立ちましてさらによくしていただけると、ランニングコストも含めてですけれども、そういった選択をしていく上での可能性として、こういうような中で、条文の中に指定管理ということの方向性も打ち出していると。 ただし、先ほど上田議員の御質疑もありましたけれども、図書館部分につきましては、図書館法に基づいて、これは公がしっかりと設置をしていく。熊野学部門につきましては、いろんな資料とか情報とかございますから、それについては市でしっかりと管理をしていきたいと、そういう意味で、このような形の条文ということでの御理解をいただきたいと思っております。 ◆11番(竹内弥生君)  ありがとうございます。 私が危惧をしているのは、指定管理者ありきということではないかなということで質疑させていただきましたけれども、今、御答弁いただきましたように、そういうときのためにという条例ということで承知いたします。 もう一点、ちょっと安くないですか、この金額。こういうふうに決めていってよろしいんでしょうか。1億円のランニングコストが要って。まあ言えば、この熊野地方で本当にすばらしい建物が建つんですよ。だから、尾鷲近辺、もっと向こうのほう、串本、古座、大体総一体の方が割と利用されると思うような設備がすばらしい。文化のことに関しましての事業だけではなく、有名人だったり芸能人だったりそういったことを呼べるようなすばらしい施設が建つのに、貸館料をこういうふうに安いというか、今までの他市町村と前市民会館の値段と同じような感じで決めていってもよろしいのでしょうか。 これはもう少し、例えば私たちが何かの会で事務所を借りたいときに、会合をするときに貸館料、結構商工会議所とか信用金庫とかに借りていますけれども、割と値段がするんです。駐車場もほとんどないところで借りていくでもそれぐらいの値段がする、同じような値段です。それを今度は駐車場もありきで、ましてやすばらしい建物になるということに関しまして、値段がちょっと安いんではないかなと危惧しますけれども、いかがでしょうか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  施設につきましては、確かにおっしゃいますように熊野圏域を代表する施設になって、皆さんに使っていただくことが大切かと思います。 価格につきましても管理運営検討委員会等に協議、継続的にしていただいてございました。価格を上げれば足が遠のく可能性もある、そういった中で、バランスといいますか、最適な解を求めたところでございます。 そちらに御覧いただいておりますように、備考におきましては、市外、申し訳ございません、入場料、またはこれに類するものを徴収する場合は割増し料金を徴収するというような規定もございます。そういったことも含めまして、運営費等の計算もさせていただいて利用料を決定させていただいたところでございます。 ◆11番(竹内弥生君)  お小遣い3万円、月収が25万円、子供が3人の家庭におきましても、市民のニーズというのは不思議なもので、安ければよしという時代ではなくなってきているんです。80円の牛乳を買うんだったら豆乳を含んだ200円のを1本買おうかという、ネット販売でブランド化したようなパンケーキ一つでありましてもそれを買いたいという、それが生きがいとなっていくようなニーズも変わってきています。 だから、たった100円、200円ではございますけれども、少し上げてもよろしいんじゃないかなと思って質疑させてもらいましたが、今、課長おっしゃったとおりのことで、こういうふうなほうになっているということなんですか。 ◎教育部長(平見仁郎君)  ありがとうございます。 議員御指摘のこともすごく分かります。ただやはり何度も何度も計算方式や類似の近似値や、そこら辺の目安を示して協議を重ねてまいりました。課長からもお話あったように、やっぱり熊野圏域を代表する建物施設としまして、やはり皆さんに使っていただきたい、これが一番の目的でありますので、そこらを御理解いただきたいと思います。 ◆11番(竹内弥生君)  もちろん理解はしていきたいと思いますけれども、本当にこの施設を建てるに当たりまして、私はまだ部外者でございましたが、もう皆さん御苦労されて本当に念願の施設が建ちます、来年。それによって、計算上であるとか、そういうことにくくりを置かないで、もう少し柔軟に値段というものを考えていただいてほしいなとは思います。御答弁、分かりました。 ○議長(前田賢一君)  10番、榎本議員。 ◆10番(榎本鉄也君)  もうかなり前の質問者が出した質疑なんで、申し訳ないです、重複になってしまうんですけれども、もともとやっぱり設置条例に指定管理というものを将来的になるかも分からないから先に条例に制定していくという、これはどう考えても一つの設置条例として、文化複合施設そのものの設置条例として、こういう設置の指定管理者になるかも分からない、ならんかも分からないような、まだそこまで議論がなっていない状態で、しかも先ほどからの答弁聞いていると、直営でいくんだということが大前提とある中で、指定管理の場合はこうしますというようなことを書くから、載せるから余計、上田議員が指摘したように、こっちの文言にすごく矛盾とか疑問点が出てきてしまうわけでしょう。 どうしてこういう条例の立て方をしたのかなという、これは、僕は設置条例としては絶対いかがなものかなと思うんです。きちんとした経営形態というか、経営形態はまだどうなるか分からないわけじゃないですか。だから、こういうことは、ついでに載せてまえみたいな条例になっているので、これはちょっとよくないと思います。 ◎文化振興課長(福本良英君)  先ほども申し上げましたように、当然のことながら、開館後につきましては直営で運営してまいりまして、当然のことながら行政経費とか運営手法について実践して効果的な運営について研究する中で、指定管理ということにつきまして、研究、継続していく必要はあろうかと思いますが、先ほど申し上げましたように、現状では直営ということになってございますが、そういったことも含めて規定だけはさせていただいたところでございます。 ◆10番(榎本鉄也君)  いや、今この設置条例で指定管理のことをこの条例に文言に入れるということ自体、必要ないじゃないですか。 じゃ、聞きますけれども、当局側で例えば指定管理者についてはどのようなイメージを持っていますか。新宮市内の、いや、もともと文化複合施設の建設の議論がずっともう何年前になりますか、その複合施設の議論の中で、そのときの何年前だったか分かりませんけれども、失念しましたけれども、管理運営というかそれに関してはサポーター制度を導入すると、覚えていませんか、それは引き継ぎありませんか。そういうことが、まず言われていたんです。もうそれがもうほとんど決定事項のような形で、議会には説明がありました。だから、そういうことも今後あり得るか分からないじゃないですか。 だから、指定管理だけここに入れ込むという、その意味が分からないんです。それで、そこに入れ込んだために、さっき上田議員がるる指摘したようないろんな文言に対して、これはどういうことですかと。まず、文化複合施設そのものの最初の建てるときに、図書館部分も熊野学センター部分もホール部分も全部併せて熊野学センターなんだという、こういう考え方をしたじゃないですか。熊野学を発信する施設じゃないか、そうなってくると指定管理のときに、図書館は指定管理じゃありませんよ、しませんよ、熊野学外しますよ、ホールだけですよみたいな話になってくると、指定管理者はどういうふうに、図書館とか熊野学センターをどういうふうに捉えて、どういうふうに維持管理をしていくのか、そんないろんな矛盾が出てくるわけでしょう。 だから、そういうことも解決できていないのに、設置条例に指定管理者、指定管理の場合とかいう形で載せることは、本当にこれは条例としてはどうなんですかね、成り立たん。成り立たないという表現はおかしいですね。設置条例としては、ちょっとそれは外すべきだというふうに僕は思います。 ◎副市長(向井雅男君)  設置条例上は、法的にも指定管理制度がございますので、その辺は法的には間違いないかと思います。設置条例をしていく中で、指定管理を入れとく、入れとかないことについては当然条例を制定する裁量によりますので、今、議員御指摘の点を踏まえて少しちょっと休憩を取っていただいて、これまでの設置条例も踏まえて、少し説明させていただきたいというふうに思います。 ○議長(前田賢一君)  暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時45分--------------------------------------- △再開 午後3時07分 ○議長(前田賢一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 ◆10番(榎本鉄也君)  先ほどの件に関しては、これから教育民生委員会に付託になると思いますので、そこでもう一度議論をしていただきたいなと思います。 ○議長(前田賢一君)  先ほどの指定管理の項目なんですけれども、再度、教育民生委員会のほうで議論を深めて結論を出していただきたいと思っておりますので、それでよろしいでしょうか。 ◆10番(榎本鉄也君)  はい。よろしくお願いいたします。 ○議長(前田賢一君)  じゃ、質疑続けてください。 ◆10番(榎本鉄也君)  もう一点だけ。ここの条例の4条第5号の熊野学に関する情報の収集及び提供に関することと、ここの文言をもう一つ研究という文言を入れてほしいなというか。やっぱり熊野学センターというのはもともと県の事業の熊野学研究センターから始まったわけでありまして、そこの熊野学のコンセプトの一番はやはり新宮市が熊野学というものの一番インテリジェンスというか、アカデミックというか、そこの拠点であるというところから、熊野学センターの中に、たしか研究室みたいなものも設置されていると思うんですね。 だから、やはりそこでただの情報の収集と提供というだけではなくて、熊野学の研究というこの文言をぜひ付け加えていただきたいと思うんですけれども、一応当局の考え方をちょっとお伺いします。 ◎教育長(速水盛康君)  熊野学研究委員会の皆さんが中心になって、この施設を御利用すると思いますので、当然、そういった研究機能の一部も含まれておると思っておりますので、そういう趣旨も十分踏まえまして検討したいと思います。 ◆10番(榎本鉄也君)  あとは、教育民生委員会の議論に委ねたいと思います。 以上です。 ○議長(前田賢一君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程15 議案第21号 新宮市重要文化財旧西村家住宅(西村伊作記念館)条例 ○議長(前田賢一君)  日程15、議案第21号、新宮市重要文化財旧西村家住宅(西村伊作記念館)条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 福本文化振興課長。 ◎文化振興課長(福本良英君) (登壇) ただいま議題となりました議案第21号、新宮市重要文化財旧西村家住宅(西村伊作記念館)条例について御説明申し上げます。 本条例は、保存修理事業が完了した旧西村家住宅について、国の重要文化財建造物として、保存を前提としながらも西村伊作を顕彰し、新宮の歴史文化を学べる記念館として適切な活用を図るため、必要な事項を定めるものでございます。 それでは、条例の概要を御説明申し上げます。 第1条では、本条例の趣旨を規定してございます。 第2条では、名称及び位置を規定しております。 第3条では、開館時間及び休館日について、開館時間は午前9時から午後5時までなどと規定してございます。 第4条では、入館料を定めるもので、恐れ入りますが、次のページの別表をお願いいたします。 大人1人1回につき220円、小中学生110円とするものであります。 前のページにお戻りいただきまして、第5条では入館料の減免について、第6条では禁止行為について、第7条では入館の停止等について、第8条では損害賠償について、また第9条では規則への委任を規定するものでございます。 附則といたしまして、この条例は令和2年4月1日から施行するというものであります。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(前田賢一君)  本案について質疑に入ります。 4番、上田議員。 ◆4番(上田勝之君)  先ほどの指定管理者の件と同様なんですけれども、旧チャップマン邸の条例では、指定管理者に行わせることができるとうたわれているんです。文化複合施設も、今、議論があったところですけれども、それもあって。この西村記念館についてはそういったことは、全く考えられていないか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  こちらにつきましては、国の重要文化財建造物という位置づけも評価もございます。建物自体が記念物というものでございますので、指定管理については記載してございません。 ◆4番(上田勝之君)  記載していないのではなくて、全く指定管理を未来永劫にわたって行うつもりはないということでよろしいんですか。 ◎教育部長(平見仁郎君)  未来永劫とはちょっと今言えませんけれども、現時点では考えてございません。 ◆4番(上田勝之君)  イメージとして、旧チャップマン邸と西村記念館というのは重要文化財と、解体修理を行った観光施設的な位置づけとして置かれているものでありますが、そういった中では近接する同様の売出し方と言ったら変ですけれども、そういったことをするのであれば一体的な管理というほうが望ましいんじゃないかとそこは考えるんですけれども、そこで、片や指定管理を行っていくつもりはないということなんですね。 ○議長(前田賢一君)  いいですか。 11番、竹内議員。 ◆11番(竹内弥生君)  また値段についてなんですけれども、大人が1回につき、重要文化財ということなので指定管理者にも指定できない、これはしっかり経営というか、管理していくということをさっき上田議員のほうからの質疑で承知しましたけれども、大人が220円、小中学生が110円、ここは要らないんじゃないですか、小中学生。これはどんなふうな考えで小中学生に、これから子供が少なくなっていく社会におきまして、新宮市も特に子供が少なくなっていく。100円、200円単位のお金というのは結構大きな金額になってくると思うんですけれども、大人の入館料はいいですけれども子供の小中学生のほうは無料でもよろしいのではないかなと思いますけれども、いかがでしょうか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  これにつきましては、現在、新宮市立歴史民俗資料館、こちらのほうが同じく220円、小中学生110円という設定にさせていただいております。 第5条にもございますように、市長は、教育上その他特別の事情があると認めるときは入館料を減額し、または免除することができるということがございますので、歴史民俗資料館等、学校の見学等があった場合には、申請により減額等もさせていただいておるところでございますが、同様に考えていきたいと考えております。
    ◆11番(竹内弥生君)  ちゃんと逃げ道を考えている、今読ませていただきましたけれども、分かりますけれども、総務建設委員会なんで、委員会ではできないので、これからは子供が少なくなっていくから子供からお金を取ったりすることがないようにしていったほうがよろしいのではないかなと思います。要望いたします。 ○議長(前田賢一君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程16 議案第22号 新宮市文化財保護条例の一部を改正する条例 ○議長(前田賢一君)  日程16、議案第22号、新宮市文化財保護条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 福本文化振興課長。 ◎文化振興課長(福本良英君) (登壇) ただいま議題となりました議案第22号、新宮市文化財保護条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本条例は、新宮市文化財保護条例において設置することと定めております新宮市文化財保護審議会について、より広範で多様な分野の知見から文化財の保存及び活用に関し調査審議を行っていただくため、条例の一部を改正するものでございます。 2ページをお願いいたします。 第18条、定数及び任期におきまして、「新宮市内に在住する学識経験者のうちから委員会が委嘱する」というものから、「新宮市内に在住する」という字句を削除するものでございます。 附則といたしまして、この条例は、公布の日から施行するものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(前田賢一君)  本案について質疑に入ります。 15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君)  ただいま御説明いただきました字句の変更なんですが、新宮市内に在住する学識経験者のうちからということでございますので、今まででしたら新宮市在住の方でなければ保護条例の、今回は一般、他町村の方でもこれはできるということですので、そのメリットはどういうところにございますか。 ◎文化振興課長(福本良英君)  先ほども申し上げましたように、新宮市在住の方以外にも広範で多様な分野の知見、学識経験者の方がいらっしゃるということで、新宮市の文化財を保護審議していただくためにも、そういった多様な知見の学識経験者の方に就任いただく可能性を担保するものでございます。 ◆15番(福田讓君)  御説明は分かるんですが、そのときそういう優秀な学識経験者というのが新宮市にいない場合として想定されているんでしょうか。そこを決めるのは、執行者側でしょうか、いかがですか。 ◎教育長(速水盛康君)  現在、新宮市の文化財等に関わって活躍しておられる方も実際におられまして、しかし住所のない方もございます。そういった実績も含めまして、今後、幅広く、現状を考えたときにいろいろな知見を持った方々に御参集いただくということが非常に大きな利益であると考えてございます。 ◆15番(福田讓君)  ただいまの御答弁でしたら、今でも、現在も、私はちょっと詳しいことはもう知りかねますところがあるんですが、新宮市在住じゃない方も文化財保護審議会の委員に入っていらっしゃるんですか、いかがですか。 ◎教育長(速水盛康君)  言葉足らずでありましたが、文化財保護審議会の委員には入っておりません。この規定によりますと新宮市内に在住する者でなければ、審議会の委員にはなれないです。ただ熊野学の関係で現在も研究員として御活躍されている方もおられますし、またそれ以外でも新宮市のこういった歴史文化に造詣の深い方々もございますので、そういった方々も含めて幅広く選択ができると、委嘱ができるという、そういったことを考えたときに新宮市の利益ではないかなというふうに思ってございます。 ◆15番(福田讓君)  ただいまの御答弁、私、教育長のお話で分かるんですが、私は決して造詣の深い人を集めるのが駄目だと言っている、質疑しているんじゃないんです。新宮市にそのような方がおるにもかかわらず、別の他町村からも引っ張ってくるんじゃないかということじゃないんですねということをお聞きしている。 だから、そこは執行者であるあなた方が、この人は市内の方が、Aさんがおったとき、Bさんの方がもっと造詣が深い、優秀なおかつ文化財保護審議会の委員には優秀と認めた場合はその人じゃなしに他町村の人を持ってくる用の条例ですかということをお聞きしているんです。 ◎教育長(速水盛康君)  今の御指摘ですが、そのようなことではなくて、先ほども言いましたが実際に新宮市に関わってくれているそういった実績、そういったものを基にして判断をすることになると思いますので、決して新宮市の方々をないがしろにして、そして他町村の方々を優先してという、そういった単なる知見なりそういったことの造詣が深い、あるいは浅いということだけではなしに、より文化財との関わりの中で、新宮市にとって有益な方々をより幅広く選択をしていくと、そういった意味の御理解をいただきたいと思ってございます。 ◆15番(福田讓君)  最後の質疑になりますが、今、市の職員の関係のちょっと絡めますけれども、今、新宮市の市役所の職員を採用の場合も全国からできます。それと同じように、今回の文化財保護審議会の委員の方も広く全国から新宮市に造詣の深い方を選出したいという考えで、こういう条例を設置されたということで理解してもよろしいでしょうか。 ◎教育長(速水盛康君)  先ほども申しましたけれども、現実に新宮市と実際に関わっておられる、そういった実績、経験のある、そういった方々との信頼関係の中で、我々は人選をしていくんだと考えております。広い意味でということになりますと議員の御指摘のところもありますが、今の段階ではそこまで広く全国からということは想定をしてございません。 ◆15番(福田讓君)  了解しました。 ○議長(前田賢一君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程17 議案第23号 東牟婁郡町村新宮市老人福祉施設事務組合規約の変更について ○議長(前田賢一君)  日程17、議案第23号、東牟婁郡町村新宮市老人福祉施設事務組合規約の変更についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 北畑健康福祉部次長兼健康長寿課長。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第23号、東牟婁郡町村新宮市老人福祉施設事務組合規約の変更について御説明申し上げます。 本議案は、東牟婁郡町村新宮市老人福祉施設事務組合が、移転前の養護老人ホームにおいて行っていた特定施設入居者生活介護事業等を廃止し、移転後の養護老人ホームで行っている老人福祉法による入所措置及び老人短期入所事業を共同処理するため、また現在副管理者を太地町の副町長としているのを当地域の高齢化が進む中、よりよい施設づくりを推進し今後の組合運営を行うため、他の構成市町村長から選任することとするため、その所要の整備、そのほか字句の訂正等を行うため、地方自治法第290条の規定に基づき、規約の変更について議会の議決を求めるというものでございます。 なお、附則におきまして、施行期日を令和2年4月1日とし、附則第2項において、経過措置として、この規約の施行の際、現に在職する副管理者は、その任期中に限りなお従前の例により在職するものと定めております。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(前田賢一君)  本案について質疑に入ります。 4番、上田議員。 ◆4番(上田勝之君)  ただいま御説明をいただきました太地町の南紀園に関しての副管理者が構成市町村の長を充てるという御説明だったんですが、どうしてそうなったかという理由をもう少し詳しく御説明いただけたらと思うんですが。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  このことに関しましては、平成31年2月の組合議会において、構成市町村長の方から太地町だけに管理者、副管理者をしていただくのではなく、副管理者について構成市町村長から出す案が出てまいりました。それについて、各町村長の意見を集約しまして、新宮市においても他の構成町村長がそれでいいというのであれば、新宮市も同意しますということで、この案が出てきた、決定したところでございます。 ◆4番(上田勝之君)  大きな理由といたしましては、なぜそういう提案が行われたかという点についてです。その点についてお答えをお願いいたします。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  やはり一番大きな問題は、南紀園の経営状態についての議論があったということです。これまでも南紀園につきましてはやはり特養の部分なんですが、それなりの稼働率はあります。現在も95%の稼働率は維持しているんですが、ただ経営の問題でなかなか厳しい状況にあると、そういう中で、組合議会の議員の中から、やっぱりこれについては太地町に任せるだけでなくて全体で議論していくべきではないかというような提案があり、それが議員の皆さんで承認されたというような経過です。 ◆4番(上田勝之君)  以前からこの南紀園の改築に伴っての際に組合議会に各構成市町村の議会議長を議員として含めるべきではないかと。あるいは構成する、これはこの南紀園の一部事務組合のみならずの話題なんですけれども、いわゆる組合議員に構成する議会の長、議長1名ずつではなく、いわゆる負担割合に応じてといったような、負担割合に応じて議員を出すべきではないかといったような議論もあったかと思うんです。当時、私、南紀園の改築の際のときには、そういった議論があったように思うんです。そういったようなことは、今回、議論にはならなかったんでしょうか。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  今回、そのような議員の定数の変更、そういうことは議論にはなっておりません。 ◆4番(上田勝之君)  先ほど、部長のほうからお答えいただきましたように、経営状態の問題があると言われておりましたが、その中で、第3条の改正において、老人短期入所事業、いわゆるこれショートステイのことですよね。ショートステイのことでよろしいんでしょうか。ショートステイですよね。ショートステイの事業を今後、南紀園としても始められるということですか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  第3条につきましては、平成26年に今の新しい場所に移転してきておりますけれども、それ以前の平成19年のときに、特定入居者生活介護というような介護保険法の事業も併せて行っていたということであります。 具体的にどのようなものかというと養護の施設の中にお風呂のサービスだけをしに見えたとか、そういうふうに聞いております。それはあまり利用率がなかったので、平成23年3月でもって廃止となっていたのですけれども、規約のほうがその整備ができていなかったという内容でございます。 ◆4番(上田勝之君)  削除された項目についてはそうだと思うんですが、新たに老人短期入所事業を始められるという、ショートステイ事業を始められるということですか。可能になったと言ったほうがいいのか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  新たなというのではなく、今、申し上げた事業を廃止して、従来から行っております措置事業、措置制度に伴うものの事業だけが残ったというようなことでございます。 ◆4番(上田勝之君)  これまでショートステイは行われていたんですか、そしたら、特養において。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  特養ではショートもやってございます。今回は養護老人ホームに係る事業の内容の変更でございます。 ◆4番(上田勝之君)  養護老人ホーム部分においてもショートステイというのが可能になるということですか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  ショートが可能になるというのではなくて、うちの寿楽荘がやっているような措置事業だけ、それが残るということでございます。 ◆4番(上田勝之君)  だから、老人短期入所施設事業というのはショートステイやというお答えがあったからそういうふうにお尋ねしているんですけれども。改正後ですよ。改正後が、老人短期入所事業というのが養護老人ホームにおいて行われるということは、新たに付け加えられるわけですよね。それは、要は養護老人ホームにおいてショートステイ事業というのが行われるということでよろしいんですか。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  すみません、ちょっとお時間いただいて調べさせてください。 ○議長(前田賢一君)  15番、福田議員。 ◆15番(福田讓君)  上田議員がしっかり聞いていただいていますが、私、今回、今までもそうです、以前の市長のときからも、南紀園に対する新築工事、新しい個室ができたときも、うちが8億円ほどの負担金を出しています。だから今回、今まで副町長がしていたのを今度は我々が、新宮市、那智勝浦町、そしてこれに加入している市町村長を今度、副管理者ですか、できるということなので、私は、これはよかったと思っているんです。新宮市が一番これ負担金出しているんです。それで、管理者は太地町長ですかね。それで、おまけに副も今までそしたら太地町がやっていたんでしょう。それを今度、広域でやっているから、那智勝浦の町長もできるということなんですね、いいことじゃないですか、これ。負担金は今まで新宮市が一番よく出しているんです。しかし、そこに以前からも、当時の市長にも申し上げたんです。一番負担金を出している新宮市からももっと、今、上田議員もおっしゃったように、やはりそれに合った議員とか、そういうのを出していただきたいと言ったけれどもなかなかそれは可能が難しかったこともお聞きしています。 だから、今回、そこの出席している町村長及び議会の関係者の方から声が出たと、そうでしょう。今まで太地町長でほとんど決めていたんでしょう、太地町が。あそこに設置しているから、そうじゃないんですかね。私も憤慨していました、今まで。新築するときから、やはり新宮市へも声かけて、新宮市も土地があったらこっちへしていきたいという私らもそう思っていたんですよ、もう10年になるかな。 だから、今回、今までのようなしきたりじゃなしに、組合に入っている市町村長及び議員の中から替えるべきではないかという声が出たんでしょう、いいことじゃないですか。替えなあかんよ、こんなもん。いつまでも太地だけの町長に任すわけにいかんで。どうですか、その辺り。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(田中幸人君)  先日も組合議会もありました。その中でも今までは比較的、担当課長の幹事会というところで議論をして、それを中心に議会へ出されていたわけですが、その在り方についても他の組合議員の方から、もう担当課長レベルではなくて、議員、首長なり議長おりますんで、そこのところでこの問題は、突っ込んだといいますか、厳しい議論をしていかないけない時期じゃないかと、そういう御意見もありましたので、これからはやっぱりそのことについて、田岡市長からもこれからの財政的なことを考えたらここ数年が厳しい瀬戸際だというようなそういう提案もありますので、そこでちょっと議論がされるものかと考えています。 ◆15番(福田讓君)  全くそのとおりです。うちの南清園だってそうでしょう。市長が管理者であって、副管理者は紀宝町、全く公平にやっているんですよ。何で今まで太地町だけが、管理者、副管理者が太地町の人ばかりがやっていたということで、もう私本当に憤慨していました、今まで。よくやってくれたですよ。やはり負担金が一番多い新宮市がないがしろにさせられて、私は本当に残念でした。 だから、今回こういうこと、今までずっと私らも議会の中でも話ししていたんです。でも、あなたがおっしゃったように、課長クラスの方々が組合の話をしていたんでしょう。今度そういう市町村長やそこの議員の皆さんが声を出したと、いいことじゃないですか。やはり太地町は南紀園があるおかげで、あそこに100人以上の雇用が生まれているんです。すばらしい、いいことですよ、しかし。 だから、やはり各市町村長もこれに対して厳しい目を向けた今回の経営のことも、こんなことを言ったらいいか、インターネットでよく書かれていました南紀園の赤字のこと、書くのは自由ですけれども、やはり今おっしゃったとおり、経営のことにやっぱり何かあったと、難があったと、だからそういう声が出てきたんでしょう。これ今、質疑ですから、だからこれ出てきたことは、私はそれだけ市町村長、そして議員がよく声を出していただいたと、私はそう思っています。 以上で終わります。 ○議長(前田賢一君)  上田議員への答弁、保留になったあるね。いいの、答弁求めてるんちゃうん。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  ショートステイということはちょっと聞いていなかったように思います。ただ契約入所というところに、今回入っていこうというような話は聞いております。ショートステイかどうかの確認については、もう少しお時間いただいてよろしいでしょうか。 ○議長(前田賢一君)  後刻でいいですか。 ◆4番(上田勝之君)  今それをいただかんと、最初に、だから、この老人短期入所事業というのはショートステイのことなんですかといったときにうなずいておられたんで、違うのかもしれないですけれども、そしたら。要は、新しい事業なのかどうかという点が、非常にお尋ねをしたいところやったんですけれども、それについて少し時間をくださいということやから、それは保留でしかないんですけれども。 ○議長(前田賢一君)  どうしますか。今、この場で欲しいですか、答え。 ◆4番(上田勝之君)  いや、この場で答えられんでしょう。だから、後で。 ○議長(前田賢一君)  じゃ、後刻で。 1番、大西議員。 ◆1番(大西強君)  15番議員が、副管理者が太地町の町長以外の市町村長から副管理者になるのはいいことじゃないですかいうて、何を言っとるんな。ちょっと負担金、割合、ちょっと言ってくれ。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  負担金の割合ですけれども、人口割が5割、均等割……。 ◆1番(大西強君)  人口割やなしに、もう全部言ってくれたらええよ。 新宮市、那智勝浦町、太地町、組合員の負担割合。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  年度予算の割合で申しますと、全ての三つの割合、合計で、3,000万円のうち新宮市が1,255万6,000円、41.8%になろうかと思います。那智勝浦町が859万9,000円、太地町が三百……。 ◆1番(大西強君)  パーセンテージ言ってくれ、大体でええから。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  那智勝浦町が28.6%、太地町が12.7%、古座川町が5.9%、北山村が3.7%、串本町が7.3%でございます。 ◆1番(大西強君)  新宮市が41.8%、その次に多い那智勝浦町が28.6%やで、利用率から考えてくれよ。肝腎の太地町12.7%や。ところが、組合の役員、役人が全部一緒や。新宮市が長、議長、この予算出しているのは、新宮市議会が出しとるんや。この管理について、広域の管理について予算を出している新宮市民、代表機関の議長1人しか行っていないんや。これ北山村の3.7%やで。新宮市41.8%、北山村3.7%の北山村も村長と議長が行っとんのや、2人や。あまりにもおかしないか。何十年俺が言うてきたんな、これ。副管理者はあてごうてもらうか、そんなことで済まされる問題やない。だから、議長は何年かごとに交代するんで、なかなか議長が代わると、その前の管理状態がどうなっているか分からんやないか。 だから、できたらもう1名、負担割合に応じて議会から組合員、1名、2名て言やるけれども無理やったら1名、そうすると議会から専任の管理者を送り込める。そうすると、長いスパンで管理できる。何で言うかといったら、俺も議長経験者や、何回も言っているんや。議長に選ばれて行ったら前のこと分からんのや、前年のことも。結局は太地町の言いなりなんや。分からんのやもん。だから、組合員の数、この負担に合わせて、要するに予算を出している議会から、当局は執行部やもん、だからこれを管理できる議会から出してくれるように、ずっと提案してくれとずっと言っているんやで。 なぜかといったら、これ建設のときもそうやったんやだ、新宮市が50%やったんや。那智勝浦町が30%やったんやだ。それで俺は、それは議長やなかったけれども行っとったんや、この建設の組合に。それで、那智勝浦町とけんかになって、認めんぞと、それやったら脱会する言うて、そしたら那智勝浦町の町長が分かりましたと、そしたら那智勝浦町40%、新宮市40%、建設やで、建設の負担金を那智勝浦町と新宮市と一緒にさせたんやで。そしたら、那智勝浦町から来ている代議員が町長とけんかになったんやで。当たり前やないかい。何で町長、那智勝浦町ようけ出さんならんことに応じるんなといって。俺も一緒やで、新宮市の代表者や。何で利用率が那智勝浦町より少ないのに、何でようけ出さんなんのなとなるんやよ。採決取ったらほかの市町村は関係ないから、新宮市が幾ら負担すると賛成、賛成言うから通っていくんや。 それで、広域で公設市場もやっとるわけや、一緒。8割も9割も持っている新宮市も2名や。それでは採決のときに新宮市の言い分通らんのよ。新宮市の不利な議決ばかりされるんやで、それで、20年前か25年前、おかしいじゃないかといって県へ乗り込んだんや。県が何とかしてくれと、この負担金。そしたら、新宮市は兄貴分やから持ったってくれ、その代わり文化ホールと熊野学センターは新宮市へ建てるというて、建ててくれんのやろう。そういう広域行政の中で、新宮市が一番犠牲になっとるんやだ。それを県が認めて新宮市は兄貴分やから持ったってくれ、その代わり新宮市へ立地する、その約束も破られとるんやで、それを言うとるんや。 だから、新宮市からもうちょっとこの組合の代議員に、議長だけじゃなくて増やしてもらえと、だから15番がちょっと副管理者出せると、副管理者、関係ないやないか、市長が行くだけやろう。副管理者じゃなしに新宮市議会から広域の組合へ負担率に応じて代議員を増やしてくれよ、そうすると管理できるでともう20年も25年も言ってきたのに、まだいっこも進展せん。 いや、今、もうその副管理者があてがってもらえるようになっただけでも進歩やら言うから、何もならんやないか、副管理者ら。市長が副管理者になったって何の発言力も増えるわけじゃないんやから。だから、それを言やるんで、みんなに聞いといてもらわなんだら。だから、建設のときも、もう50%見るんやったらもう要らん言って、脱会するから、木ノ川の老人ホーム改修してあそこへ建てるいうて、新宮市でやると言ったったんやで。そこまで言って、そしたら那智勝浦町が40%に上げて、うちが50%やったのに40%に下げたんや。せやけど、こっち老人ホームは今41%や新宮市は、那智勝浦町28%やで、これはまだええわ、これで。3.7%の北山村も2人、新宮市も2人、こんなん不平等じゃないか。いっこも進展せん。こっちは新宮市民の代表や、税金をばここに投入したない、新宮市民の。もうこれ20年も言いやるのに何にもよう進展させんやないか。言うてくれよ。 だから、ちょっと副管理者あてごうてもらえるようになっただけでも進歩やろうと言うさかけったくそ悪い、もっと考えろ。 ◆15番(福田讓君)  議場は、相手の議員を批判するところじゃないんです。私は、今、大西議員言やることは事実ですよ。しかし、今までは太地の町長が1人管理者であって、副管理者も太地町が持っていたと、しかし、そこで、分かるでしょう、皆さん。違いますか、執行者の方。そういう市町村長からも議員からも、やはりおかしいんじゃないかという声が出ると、一つの進歩じゃないですか。それをけったくそ悪いということは全く無礼ですよ、これ。人の発言に対してそういうことを言わせたらあかん。 だから、大西議員言やることは事実やけれども、そこまで進歩したあるから私はいいと言っているんですよ。だから、本来言うたら、今さっき言ったでしょう、私。南清園は市長が管理者、副管理者は紀宝町の西田町長、ちゃんとなってるよ。太地町だけが管理者も副管理者も自分ところが占めていたんよ。だから、今回は、これは私は進歩だなと言っている、それが質疑です。 以上で終わり。 ◎健康福祉部次長兼健康長寿課長(北畑直子君)  すみません、上田議員の先ほどの御質疑にお答えします。 改正後の老人短期入所事業と申しますのは、老人福祉法上の短期入所事業でありまして、養護老人ホームの空きベッドを、事業所と利用者の契約に基づき実施するもので、今まで実施していなかった新規事業となってございます。大変申し訳ございませんでした。 ○議長(前田賢一君)  よろしいですか。 ◆4番(上田勝之君)  施設と利用者の契約によるものという事業なんですけれども、これは具体的には、いわゆる介護保険事業のような形になるわけですか、ちょっとその辺を分かりやすく教えていただければと思うんですが。 ◎健康長寿課主幹(萩原桂二君)  この南紀園の短期入所事業は、今、課長が申し上げましたとおり、養護老人ホームの空きベッドを利用して、利用者と事業所の契約により実施するものです。これは介護保険法の短期入所事業とは違いまして、介護保険法の短期入所事業の場合は、介護保険法に基づく指定を行わなければいけません。事業所指定を行われなければいけませんが、これは事業所指定などをせずに、老人福祉法に基づいて空きベッドをもう直接利用できるというような制度となっております。 ◆4番(上田勝之君)  具体的にどういった高齢者の方々が利用されるのか、どういった高齢者の方が契約して利用されるのか、そういった具体的なイメージとしてはどういう形になるんですか。 ◎健康長寿課主幹(萩原桂二君)  介護保険法であれば要介護認定を受けたというような形になりますが、老人福祉法上なので、65歳以上の高齢者で何らかの形で、家で、在宅で一時的に生活が難しくなったであるとか、施設、短期入所の必要性がある方ということだと思います。 ◆4番(上田勝之君)  要は新しい事業を始められる、南紀園が始めるわけですよね。これまでは特定施設というのは、これは養護老人ホームのことなんですか、あるいは、構成する自治体の区域の住民ということなんでしょうか。 要は入所者及び老人短期入所者というのが、いわゆる太地町と東牟婁圏域、あるいは新宮市というような構成する自治体の住民の方が対象なのか、あるいはもっと広域に広がっているのかという点はいかがなんでしょうか。 議長、また後で聞かせていただきます。 ○議長(前田賢一君)  後で、いつや。 ◆4番(上田勝之君)  本会議終わってからでいいです。 ○議長(前田賢一君)  ああ、そう。 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。 会議中ですが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午後3時58分--------------------------------------- △再開 午後4時15分 ○議長(前田賢一君)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程18 議案第24号 令和元年度新宮市一般会計補正予算(第5号) ○議長(前田賢一君)  日程18、議案第24号、令和元年度新宮市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小林財政課長。 ◎財政課長(小林広樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第24号、令和元年度新宮市一般会計補正予算(第5号)について御説明申し上げます。 まず、1ページの第1条では、歳入歳出予算の総額に3億9,922万5,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を190億836万9,000円にするというものであります。 第2条では、地方債の追加及び変更は、第2表、地方債補正によるというものであります。 第3条では、地方自治法第213条第1項の規定により、翌年度に繰り越して使用することができる経費は、第3表、繰越明許費によるというものであります。 それでは、歳出からの説明に入るところでありますが、本補正予算につきましては、その他の特別職の報酬及び一般職の職員手当の補正を計上しておりますので、最初に人件費の総額について御説明申し上げます。 恐れ入ります、最後の44ページをお願いします。 給与費明細書の1、特別職について、比較の欄でありますが、その他の特別職の報酬を157万6,000円減額補正するもので、県議会議員選挙及び参議院議員通常選挙の投票管理者等に係る報酬の減であります。 次に、2の一般職につきましては、時間外勤務手当の補正でありますが、選挙執行経費の確定による減額と、マイナンバー関連のカード交付に係る増額補正で、比較の欄でありますが、合計で102万9,000円を減額補正するものであります。 前に戻っていただきまして、16ページをお願いいたします。 3歳出、2款総務費1項5目財産管理費は、説明欄記載の三つの基金への積立てを行うもので、各基金の年度末残高は、丹鶴城址整備基金が2億4,556万7,000円、退職手当基金が10億円、熊野川関連施設整備基金が1億50万円であります。 6目企画費も、説明欄記載の四つの基金へ利子等を積み立てるもので、各基金の年度末残高は、熊野川町区域ダム対策環境整備基金が66万3,000円、熊野川町区域まちおこし基金が1億5,790万7,000円、地域振興基金が3,453万7,000円、合併市町村振興基金が10億573万1,000円であります。 18ページをお願いします。 3項1目戸籍住民基本台帳費の通知カード及び個人番号カード交付事業は、国庫補助の対象となるマイナンバー関連業務に係る職員の時間外勤務手当の計上と、通知カード・個人番号カード関連事務委託料の増額であります。 20ページをお願いします。 4項2目和歌山県議会議員一般選挙費、3目市議会議員一般選挙費、4目参議院議員通常選挙費については、いずれも選挙執行経費の確定等に伴う減額補正であります。 24ページをお願いします。 3款民生費、1項2目障害者福祉費の説明欄1、介護給付事業及び2の障害児通所支援事業は、いずれも利用実績の増等による補正であります。 7目国民健康保険事業費については、財政安定化支援事業分に係る繰出金の減額であります。 9目介護保険事業費については、特別会計における事務経費の減等に伴う繰出金の減額であります。 26ページをお願いします。 4款衛生費、1項3目健康増進費の健康診査事業については、受診者数増により委託料を増額するもので、10目医療センター費は、医療センター事業会計の運営経費に対し3億円の補助を行うものであります。 28ページをお願いします。 6款農林水産業費、2項7目治山事業費の熊野川町篠尾地区県土防災対策治山事業は、令和元年度に県補助金を活用し、日足、篠尾の2地区の治山事業実施を計画しておりましたが、日足地区のみの採択となったため、篠尾地区に係る事業費を減額し、令和2年度当初予算で再度計上しております。 30ページをお願いします。 7款商工費、1項1目商工総務費の説明欄1、子育て世帯等プレミアム付商品券発行事業については、申請者数の実績から不用見込額について減額するもので、2のやましろ号運行維持費補助金については、医療センターへの通院バスの維持運営経費に対する補助金、3の路線バス運行維持費補助金については、市内循環バスなど14路線のバス運行維持に対し補助するものであります。 32ページをお願いします。 8款土木費、2項3目道路新設改良費、説明欄1から3の県営事業地元負担金については、急傾斜地崩壊対策が高田、日足、嶋津、東敷屋の4か所、小規模土砂災害対策は、鴻田、新宮、内ノ井の3か所、災害緊急がけ崩れ対策は赤木地区1か所の県営事業に係る地元負担金であります。 4目橋りょう維持費については、熊野川町小口地区にある3橋、市夜谷1号橋、高倉橋、木和田橋の補修工事に対する財源の一部を国庫補助金から辺地対策事業債に財源振替を行うものであります。 34ページをお願いします。 4項1目港湾管理費、説明欄1の新宮港保安対策事業負担金は、外航船の入港数増に伴い、延べ警備時間が増加したこと等による増額補正、2の港湾施設基金積立金については、預金利子を基金へ積み立てるもので、年度末残高は7,245万3,000円であります。 36ページをお願いします。 10款教育費、1項2目事務局費、説明欄1及び2のGIGAスクール構想関連事業については、国の補正予算に伴う補助金等を活用し、市内全ての小中学校に高速大容量の校内通信ネットワークを整備する経費について補正計上するものであります。 3目育英奨学事業費は、育英奨学基金への積立金で、積立て後の年度末残高は9,020万円であります。 38ページをお願いします。 5項13目文化複合施設整備費の文化複合施設整備基金積立金については、預金利子1万円を基金に積み立てるもので、積立て後の年度末残高は7,781万4,000円であります。 40ページをお願いします。 6項2目体育施設費の高田テニス場・若もの広場整備事業については、入札の結果、大きな差額が生じたため減額補正を行うものであります。 42ページをお願いします。 11款災害復旧費、2項1目道路橋りょう災害復旧費の坪井猿掛線道路災害復旧事業については、復旧工法の見直し等により大きな差額が生じたため減額補正を行うものであります。 以上が歳出であります。 次に、歳入でありますが、前に戻っていただきまして、12ページをお願いします。 2歳入、14款国庫支出金及び15款県支出金については、補助金等の名称、補助率等、その内訳はいずれも説明欄記載のとおりであります。 16款財産収入、1項2目利子及び配当金については、説明欄1の財政調整基金預金利子から、すみません、15ページの港湾施設基金預金利子まで各種基金に係る預金の利子収入であります。 14ページをお願いします。 17款寄附金について、商工費寄附金は公益財団法人軽井沢美術文化学院様からの寄附金5万円の計上、教育費寄附金5万円につきましても、同じく軽井沢美術文化学院様からの寄附金の計上で、商工費分は旧キャップマン邸、教育費分は旧西村家住宅の保存活用に対するものであります。 19款繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として平成30年度からの繰越金の一部を充当するものであります。 20款諸収入については、説明欄1、プレミアム付商品券売上収入の減額及び説明欄2、旧新宮地域職業訓練協会解散清算金について補正計上するものであります。 21款市債でありますが、1項4目の農林水産業債から8目災害復旧事業債まで、事業費の確定や国庫補助事業に伴う地方負担分の財源として補正計上するものであります。 以上が歳入であります。 恐れ入ります、4ページをお願いします。 第2表、地方債補正でありますが、2件の追加及び3件の変更で、起債の目的、限度額、借入れや償還の方法については、いずれも記載のとおりであります。 次に、6ページをお願いします。 第3表、繰越明許費でありますが、記載のとおり、17件の事業について年度内での完了が難しく、事業の繰越しをお願いするものであります。 2款5項防災費の洪水・土砂・津波複合ハザードマップ作成事業については、土砂災害警戒区域の指定の完了が次年度になることから、事業費の一部を繰り越すものであります。 3款1項社会福祉費の障害者福祉一般経費は、損害賠償請求事件の裁判に関する弁護士委任料の一部を繰り越すものであります。 2項児童福祉費の私立認定こども園整備事業補助金は、補助対象となるこども園2園のうち、1園の年度内完成が困難となったため補助金の一部を繰り越すものであります。 6款2項林業費の林道上地平瀬線開設事業は、豪雨等の影響により施工箇所の法面が一部崩壊したこと等により、工事費の一部を繰り越すものであります。 8款2項道路橋りょう費の橋梁に関する3事業については、いずれも技術者不足による入札不調等により施工業者の決定が遅れたことから工事費を繰り越すものであります。 5項都市計画費の水中ポンプ運転費は、昨年の関東地方で発生した台風被害の影響によりポンプ部品の資材の入手が困難となり、野田救急ポンプの点検修理委託料を繰り越すもので、市田川水系内水排水ポンプ整備事業についても、緊急対応用水中ポンプの年度内納入が見込めないため繰り越すものであります。 10款1項教育総務費の小学校及び中学校GIGAスクール構想関連事業につきましては、いずれも国の補正予算に伴い今回予算化しました補助金の対象事業で、その事業費の全額を繰り越すものであります。 5項社会教育費の文化複合施設整備事業は、昨年の台風や豪雨の影響等により進捗に遅れが生じたことなどから繰り越すものであります。 6項保健体育費の高田テニス場・若もの広場整備事業についても、台風や豪雨の影響から工事進捗に遅れが生じたことにより繰り越すものであります。 11款1項農林水産業施設災害復旧費の林道ホイホイ坂線災害復旧事業(平成30年災害)は、山林所有者との協議・調整等に時間を要したことにより繰り越すもの、林道篠尾峰線災害復旧事業については、補助査定等に時間を要し年度内完成が見込めないため繰り越すものであります。 2項公共土木施設災害復旧費の坪井猿掛線道路災害復旧事業は、平成30年7月豪雨による被災箇所の災害復旧事業でありますが、令和元年8月の台風10号により増破したため、年度内での完成が難しく繰り越すもの、広角高森線道路災害復旧事業については、昨年10月の豪雨で被災した箇所の災害復旧事業でありますが、補助査定等により時間を要し年度内完成が困難となったため繰り越すものであります。 以上、簡単ではありますが説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(前田賢一君)  本案について質疑に入ります。 3番、松畑議員。 ◆3番(松畑玄君)  17ページの退職手当基金積立金8,000万円補正しているんですけれども、これはなぜ補正することになったんですか。 ◎財政課長(小林広樹君)  今年度の退職手当が大変大きな金額となっておりまして、その中で当初予算につきましても一部繰入金を計上しておりまして、また補正予算にも繰り入れさせていただいております。 その中で、今回、決算見込みを立てる中で8,000万円の積立てということで、今後の一般財源の負担を平準化するために、今回8,000万円を積み立てさせていただいたということでございます。 ◆3番(松畑玄君)  来年度たくさん辞めていくんかなとか、いろいろ、それで要るのかなと思ったんですが、そういうのはあまり関係ないというか。 ◎財政課長(小林広樹君)  特に短期のというのではなくて、今後の一般財源の平準化といいますか、それに対するために積み立てさせていただくというものでございます。 ◆3番(松畑玄君)  前に、シミュレーションの中で退職基金がどんどん減っていって、何年か後になくなってしまうみたいな感じのシミュレーションをしていたと思うんです。そのときに、そうなったときにどうするんですかということで、退職手当債という借金でまた払っていくということを聞いて、すごく、私、不安に思ったんですけれども、その方針は今でも変わらないですか。 ◎財政課長(小林広樹君)  退職手当債につきましては、平成37年度までの制度で,使えるわけではありますけれども、借入れの条件が大変厳しくなっておりまして、退職手当債を使うのであれば、今後、多数の職員の方が退職されたときに活用するというふうにしておりまして、基本的には退職手当債を使わずに基金への積立て、そして繰入れも調整しながら、財源を平準化しながらしていくという方針にさせていただきたいと思います。 ◆3番(松畑玄君)  手当債といっても、有利や言うても借金は借金なんで、なるべく使わないようにお願いしたいと思います。 次、31ページの子育て世帯等プレミアム付商品券発行事業で7,000万円減額されているんですが、これの要因というのは。 ◎商工観光課長(勢古口千賀子君)  こちらは当初見込みが7,200名のところが、実績の見込みで4,400名になるということで、この分を減額するものです。 ◆3番(松畑玄君)  それだけ人気がなかったということですか、もともと7,200万円見込んでいて…… ◎商工観光課長(勢古口千賀子君)  特に一度購入するということなので、当初の見込みよりかなり少なかったものと思っております。 ◆3番(松畑玄君)  何か売り方に問題点というか、そういうのがあったんですか。有利じゃないですか、プレミアムがついて、それでもこんなに見込みより大幅に下回った原因というのは。 ◎商工観光課長(勢古口千賀子君)  こちら、給付ではなくて商品券を買うということが、やはりちょっと皆さんあまり買われる方が少なかった原因ではないかと思っています。また、新宮市だけでなく、全体的に全国的にも低い状況となっております。 ◆3番(松畑玄君)  全国的にというよりも、地元でお金を使うことにそんだけ魅力がないんだなって、改めてちょっと感じたわけなんですけれども、より皆さん、使ってもらえるような制度に、また考えていただければと思います。 ○議長(前田賢一君)  7番、濱田議員。 ◆7番(濱田雅美君)  19ページの通知カードなんですけれども、これ交付件数、本市では何件ほどになっていますでしょうか。 ○議長(前田賢一君)  濱田議員、教民。 ◆7番(濱田雅美君)  教民、すみません、失礼しました。 今、松畑議員も聞いていただいていたんですけれども、その7,200名の見込みが4,400名だったということで、かなり見込みが減になっているんですが、これ1回の購入で2万円でしたか。 ◎商工観光課長(勢古口千賀子君)  2万円まで購入できるんですが、4,000円ずつで5回に分けて購入は可能となっています。 ◆7番(濱田雅美君)  1回に別に2万円じゃなくても、5,000円でも購入可能ということですか。 ◎商工観光課長(勢古口千賀子君)  はい、そのとおりでございます。 ◆7番(濱田雅美君)  そういうふうな買いやすい形でもこれだけ減ったということは、子育て世帯なので、やはりいろいろ家庭のお金の使い方とかも考えたんでしょうけれども、商品券、これはやっぱり新宮市の指定があるお店だけだと思うんですけれども、PRというか、この子育て世帯のほうにプレミアム付商品券のPRはどのような形でされましたか。 ◎商工観光課長(勢古口千賀子君)  こちら子育て世帯等プレミアム付商品券で、子育て世帯と非課税の方の商品券となっております。子育て世帯の方につきましては直接送付しまして、非課税の方につきましてはお知らせをしまして、本人様の申請により購入いただくという形になっております。 また、広報につきましては、広報や新聞記事などで紹介し、また各方にも直接に勧奨通知などを送らせていただいております。 ◆7番(濱田雅美君)  分かりました。子育て世帯と非課税の方の購入がこれだけ少ないというのは、やはり商品券を買って少しでも得なのは得なんですけれども、その得さよりも、日々の毎日の生活のほうに家計を充てたいという気持ちがあったのかとも思いますので、今後もう少しプレミアム付商品券の在り方というのも考えてもいいのかなと思いますので、また考慮していただきたいと思います。 ○議長(前田賢一君)  質疑を終わります。 本案は、お手元に配付しております分割付託表のとおり、各常任委員会に付託いたします。--------------------------------------- △延会の宣告 ○議長(前田賢一君)  お諮りいたします。 本日は、この程度をもって延会いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○議長(前田賢一君)  御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 明日は午前10時から会議を開きます。 本日はこれにて延会いたします。 △延会 午後4時39分...