新宮市議会 2019-06-11
06月11日-01号
○議長(前田賢一君) 日程4、諸報告を議題といたします。 番号1は、文書報告として
例月出納検査の結果について報告8件であります。御了承願います。 次に、番号2、予算の繰越しについて、平成30年度新宮市
一般会計予算繰越明許費繰越計算書について当局の説明を求めます。 小林財政課長。
◎財政課長(小林広樹君) (登壇) おはようございます。 ただいま議題となりました平成30年度新宮市
一般会計予算の繰越しについて御説明申し上げます。 平成30年度事業のうち繰り越しとなりましたのは17件の事業で、
繰り越し事業費の総額は4億6,592万7,000円であります。 2款5項防災費の1
王子避難路整備事業は、用地交渉に時間を要したため繰り越しを行ったもので、1月の完了を予定しております。 6款2項林業費の2
林道上地平瀬線開設事業は、台風に伴う豪雨の影響により法面が不安定となり、対策工事に係る調査検討や、山林所有者との調整等に不測の日数を要したことにより繰り越したもので、8月の完了を予定しております。 8款2項
道路橋りょう費の3
高森線道路改良工事については、関係機関との協議に時間を要したことから繰り越したものでありますが、5月中に完了しております。 4の第一佐野橋架替工事は、和歌山県が実施する
佐野川改修工事に伴う橋梁架替工事負担金でありますが、たび重なる台風の出水の影響から工程におくれが生じて繰り越したもので、9月供用を予定しております。 3項河川費の5
木ノ川護岸改修工事は、工事が渇水期の施工となることや、必要な私有地の使用承諾に時間を要したため繰り越したものですが、4月中に完了しております。 5項都市計画費の6
都市計画道路計画決定業務は、
都市計画道路の見直しに伴う
都市計画道路変更でありますが、
市道王子ヶ浜線への交差点や線形等について、警察、和歌山県等との協議などに時間を要したことにより繰り越したもので、年度内の完了を予定しております。 10款2項小学校費及び3項中学校費の四つの事業につきましては、いずれも国の補正予算に伴う
臨時特例交付金対象事業として予算化した後、事業費の全額を繰り越したもので、9月の完了を予定しております。 5項社会教育費の11
文化複合施設整備事業は、平成30年度補正8号において計上した建設工事費の前払い金について、契約議決日の見込み等により繰り越したものでありますが、5月中に執行済みであります。 11款1項
文教施設災害復旧費の12
史跡新宮城跡災害復旧事業は、斜面復旧に係る工法の検討や、文化庁等との協議に時間を要したことにより繰り越したもので、年度内の完了を予定しております。 2項
公共土木施設災害復旧費の13
坪井猿掛線道路災害復旧事業については、昨年7月の豪雨により被災した後、9月の台風で被害が拡大したため、国の災害査定に伴い日数を要し、また工事量も増加したことから繰り越したものでありますが、本年4月の降雨により再度被災したことが確認されたため、国土交通省と変更協議を行うべく、復旧工法の選定に向けて現在調整中であります。 3項
農林水産業施設災害復旧費につきましては、台風20号により被災した林道ホイホイ坂線ほか林道2線の
災害復旧事業でありますが、14の林道ホイホイ
坂線単独災害復旧事業(台風20号)は、長期通行どめの影響などにより繰り越したもので、年度内の完了を予定しており、15から17の事業については、国の補助申請に必要な測量設計に不測の日数を要したことから繰り越したもので、15の
林道上地平瀬線及び17の林道田長谷線については6月、16の林道ホイホイ坂線につきましては、9月の完了を予定しております。 なお、
繰り越し事業に係る財源内訳につきましては、記載のとおりであります。 以上、簡単ではありますが、
繰越明許費繰越計算書の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(前田賢一君) ただいまの説明に対し質問を行います。 15番、福田議員。
◆15番(福田讓君) お尋ねしますが、坪井猿掛線ですか、日足地区の、かなり山が崩れて工期が今、御説明あったとおりですが、あそこの地質というのは、なかなかやわらかいんですよね。それについて国とか県との交渉というのは、どういう関係でやられていますか。
◎
都市建設課長(木村雅洋君) 坪井猿掛線につきましては、5月7日に増破が確認されたものでございまして、現在、国土交通省と変更につきましての協議を行うべく、工法の選定等につきまして調整しているところでございます。
◆15番(福田讓君) 確かによくやっていただいておりますが、あそこの山の地盤というんですか、岩だったらいいんですが、細かい砂利、粘土でしょう。私も先日、見てきたんですが、雨が降れば泥水が流れている状態なので、今後とも一層早く復旧できるように頑張っていただきたいと思います。
◎
都市建設課長(木村雅洋君) そうさせていただきます。
○議長(前田賢一君) ほかにありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) 以上で質問を終わります。 次に、番号3、予算の繰越しについて、平成30年度新宮市
水道事業会計予算繰越計算書について当局の説明を求めます。
登地水道事業所工務課長。
◎
水道事業所工務課長(登地義明君) (登壇) ただいま議題となりました平成30年度新宮市
水道事業会計予算の繰り越しについて御報告いたします。 平成30年度事業のうち繰り越しとなりました事業は、1款1項の第一佐野橋架替に伴う
配水管移設工事で、
繰り越し事業費は5,000万円でございます。 本工事は、和歌山県が事業主体であります
佐野川河川整備工事に伴い、同時に配水管の移設を行う予定でしたが、和歌山県の
河川整備工事が翌年度に繰り越ししたことにより、本工事につきましても繰り越ししたものでございます。 現在、7月中旬の完成を目指し事業を進めているところでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、
地方公営企業法第26条第3項に基づく御報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) 以上で質問を終わります。 次に、番号4、
一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について、当局の説明を求めます。
勢古口商工観光課長。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第13号、
一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いいたします。 まず、平成30年度の事業報告でございますが、徐福公園来園者数は2万7,667人で前年から1,313人の減少となりました。売店売り上げは、前年度と比べるとわずかながら減少しております。主な事業につきましては、記載のとおりでございます。 続きまして、平成30年度決算につきまして御説明いたします。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部では、流動資産と固定資産を合わせまして、資産合計1,643万8,410円、負債の部では、流動負債と固定負債を合わせまして負債合計44万3,813円、正味財産の部では、
指定正味財産と
一般正味財産合計1,599万4,597円となり、負債及び
正味財産合計が1,643万8,410円でございます。 3ページをお願いいたします。
正味財産増減計算書でございます。
一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益は1,299万9,213円、経常費用の事業費は1,276万8,668円となります。 4ページをお願いいたします。 管理費は159万8,903円となり、経常費用計1,436万7,571円となります。
当期経常増減額はマイナス136万8,358円となります。
一般正味財産期首残高1,736万2,955円から
当期一般正味財産増減額マイナス136万8,358円を差し引いた1,599万4,597円が
正味財産期末残高となります。
指定正味財産増減の部はございませんので、
正味財産期末残高は
一般正味財産期末残高と同額の1,599万4,597円でございます。 5ページをお願いいたします。 財産目録でございますが、貸借対照表で説明しましたとおり、資産の部、流動資産と固定資産を合わせた資産合計は1,643万8,410円でございます。負債合計44万3,813円を資産合計1,643万8,410円より差し引いた正味財産は1,599万4,597円となります。 続きまして、令和元年度の予算書について御説明申し上げます。 予算書の1ページをお願いいたします。 まず、事業計画についてですが、1、徐福に関する顕彰事業として、熊野徐福万燈祭の開催や同行事への招聘事業及び徐福に関するPR事業の推進などを上げております。 続いて、2、徐福に関する研究・交流事業といたしまして、徐福に関する情報提供、
国内外徐福関連都市との交流、
天台烏薬関連商品の販路拡大に関する事業などでございます。 3、その他としましては、物産展への協力などを予定しております。 続いて、2ページをお願いいたします。 収支予算書でございますが、主なものを述べさせていただきます。
一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益では、新宮市からの指定管理料658万円、
売店事業売り上げ436万2,000円となっており、経常収益計は1,326万3,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、事業費といたしまして1,349万7,515円、主なものといたしましては、給与手当277万8,300円、支払寄附金120万円、委託費405万7,000円、商品仕入れ200万円でございます。 3ページをお願いいたします。 管理費といたしまして171万9,503円、主なものといたしましては、給与手当100万8,700円、福利厚生費17万4,000円でございます。 以上、
経常費用合計1,521万7,018円を計上しております。 よって、経常収益計から経常費用計を差し引いた
当期経常増減額はマイナス195万4,018円でございます。 経常外増減の部は、経常外収益及び費用ともにございませんので、
当期一般正味財産増減額はマイナス195万4,018円でございます。
一般正味期首残高1,599万4,597円に
当期一般正味財産増減額を加えまして、
一般正味財産期末残高は1,404万579円で、
正味財産期末残高も1,404万579円でございます。 4ページには、評議員・役員名簿を添付してございます。なお、代表理事は山口泰郎氏となっております。 以上、まことに簡単ではございますが、
一般財団法人新宮徐福協会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) ただいまの説明に対し質問を行います。 4番、上田議員。
◆4番(上田勝之君) 決算報告書の3ページなんですけれども、
正味財産増減計算書の中で、支払寄附金の項で、公益目的支出計画に基づく新宮市への寄附が前年度800万円から120万円に下がっています。これでこの元年度の予算も120万円ということで、これは公益社
団法人改革に伴う一般社団法人化をされて、以前の新宮市からの出捐金を新宮市に戻すというような形のものやったんですけれども、これはこの減額になった部分というのは、減額になっている理由を教えていただきたいんです。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) こちらは今、議員がおっしゃられましたように、公益財団法人の改革によりまして、平成26年4月から公益目的支出計画を策定しまして、公益目的の財産額に相当する金額までの間を公益目的の事業、そして寄附金によってそちらを市への寄附を行っております。そうしまして平成26年から平成31年までの計画を立てていましたが、特定寄附の金額を見直しまして、令和7年度まで計画を延長しました。こちらによりまして、平成30年度から寄附金を120万円としまして、令和7年度までで事業計画、そしてこの経済の立て直しを図ろうと思います。 なお、こちらにつきましては、和歌山県の監督官庁にも報告して承認を得ていますし、3月議会において補正の承認も得ております。
◆4番(上田勝之君) そうですね、3月議会で確かに出ておりましたが、実際に5年間で出捐金分を寄附として市の会計に寄附をしていくというような形やったと思うんですけれども、今後、令和7年ということは、あと7年間、こういったような計画で順調に寄附が行っていけるんでしょうか。見込みはいかがでしょうか。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) そちらにつきましては、寄附と公益目的事業を行うことにしまして、一定の金額に達するまでそちらを行う、まず公益目的というのは徐福の顕彰事業なんですけれども、そちらを引き続き、こちらにつきましては、この今回の計画の変更はなく、引き続き行っておきます。120万円の寄附で令和7年度、こちらでずっと寄附をしまして、そうしましてその期間にこの徐福協会の立て直しを図っていこうということで、経営健全化方針を定めております。
◆4番(上田勝之君) 経営健全化計画ですか、経営健全化方針ですか。一度そちらのほうも見せていただきたいとは思うんですが。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) こちら先日の両委員会で報告させていただいております。
◆4番(上田勝之君) どこの委員会か。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) 教育民生委員会と総務建設委員会で。
◆4番(上田勝之君) わかりました。見ます。
○議長(前田賢一君) 7番、濱田議員。
◆7番(濱田雅美君) ここの今の3ページのところで、事業収益のところがマイナス25万4,068円、駐車場収益と
売店事業売り上げのほうも減少しているんですけれども、これは観光客であり来客数が減少したということで考えてよろしいんでしょうか。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) 駐車場のほうは、平成29年度に熊野交通の社屋の建てかえがありまして、その際の駐車場収入をいただいておりました。平成30年度はそれがなくなったので、通常の収入といいますか、そのような形になっております。また、観光客の減少により、少し売り上げも減ってはいるんですが、収益的には赤字とはいえそれほど減ってきてもいないので、このまま引き続いてPRをして、売店事業、いろんな商品を販売して収益を上げていきたいと思っております。
◆7番(濱田雅美君) じゃ、観光客数は、それほど増減がないということですか。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) 観光客もちょっと減ってきているので、ぜひこちらもより、特に台湾の方が団体から個人旅行に流れているということもありまして、また昨年は関西空港でちょっと来られなかったということもありますので、全体的に和歌山県でも減っておりますので、和歌山県のほうでもそのような分析をしております。引き続き県と一緒に台湾からの観光客、あと国内外からの観光客の獲得に励んでいきたいと思っております。
◆7番(濱田雅美君) その下のほうの商品仕入れのところもマイナス195万4,000円と大きな金額のマイナスになっているんですけれども、これはどういう理由でマイナスということか。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) こちらは平成29年度に徐福茶のペットボトルをつくっております工場が台風で被災しまして、そのとき平成29年度で2回発注をしました。その分、平成30年度はしていないので減っているのと、あと徐福茶のペットボトルをこのほど平成30年度から休止しておりますので、その分の減額ともなっております。
◆7番(濱田雅美君) それでは、今言った徐福茶の数的には例年、同じように利用しているということで、実際、商品を減らしたわけではないということで。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) 徐福茶につきましては、平成30年度でペットボトルのほうは休止させております。ただ、徐福茶のほうは、売り上げのほうは好調を維持していますので、これに乗じて今後もいろんなところでPRして販売を高めていきたいと思っております。
◆7番(濱田雅美君) 徐福茶にしても地元の物産になりますし、この徐福公園のほうも観光の一つになると思いますので、今後のPRのほうも力を入れていただきたいと思います。よろしくお願いしておきます。 以上です。
○議長(前田賢一君) 11番、竹内議員。
◆11番(竹内弥生君) 先ほど売り上げのほうが減っているということを課長からお聞きしたんですけれども、私、全国シティホテル連合というところに入っていまして、当社のほうで観光客、物すごくふえているんです。だからちょっとアイデアを工夫していただいたら、観光客が減っているということは余り考えられないですね。年々月々ふえているので、数字の上だけで考えないで、もっとアイデアをたくさん出して、それをお示ししていただきたいなと思います。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) 新宮市の観光客自体はふえております。徐福公園の来園者が少し減っておりますので、その辺、今、議員がおっしゃられたような、いろんな今、新規の商品の開発なども検討しておりますので、またいろんなアイデアを考えまして、徐福公園の売店の見直しを進めていこうと計画しております。
◆11番(竹内弥生君) その具体的な方法とかいったことをまた個人的でも。私、きっちり実績を上げておりますので、観光客がふえているのに徐福公園だけ売り上げが減っているということは何かの原因があると思いますので、具体的にいろいろ考えていただきたいなと思います。 以上です。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) 徐福公園、先ほども申し上げましたように、台湾の観光客が減っているということもありますので、そちらはより一層、台湾の観光客にまた個人客にも来ていただくように、そして新宮市全体の観光客がふえておりますので、そちらを徐福公園に来ていただくように、また新たに徐福公園に呼び込んでもらうための例えば看板ですとか、あと商品についても徐福茶を使いました新たな商品の開発も考えておりますので、よろしくお願いします。
◆11番(竹内弥生君) いろんなアイデアをもってもっと幅広く考えていったら、観光客がふえているんですから、現実として、徐福公園のほうも入っていただけるのではないかなと思います。 台湾につきましては、私どもの当社のほうでインターンシップをとることになりまして、1月も既に台湾、行ってきました。台湾の大学の学生といろいろお話をしたりして、物すごく新宮市というところに興味を持ってもらっていましたので、売り上げを上げるように具体的にアイデアを出してよろしくお願いいたします。 以上です。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) 具体的なアイデアを出して頑張っていきますので、よろしくお願いします。
○議長(前田賢一君) ほかにありませんか。 5番、岡崎議員。
◆5番(岡崎俊樹君) 3ページの下から6行目の委託費について質問いたします。 こちら駐車場委託料になっていると思いますが、こちらの金額と、あとそれに伴って売り上げが3万1,550円ということで、逆に無料に開放するなどしたほうがマイナスが減るのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) こちらの委託費は、駐車場の維持管理費のほかに公園の警備委託料や浄化槽の維持管理料なども入っております。公園の無料化につきましては、課内でもちょっと検討したところもございますが、それを含めまして実際いろんな方が新宮市に来られたときに、バスの駐車場としても置いておりますので、できたら無料ということも検討はしているんですけれども、ただ、この駐車場の管理費が指定管理の中の積算根拠ともなっているところもあります。その辺も含めまして、いろんな売店の売り上げも含めまして今後、アイデアを出して、この改善計画に基づきまして進めていきたいと思っております。
◆5番(岡崎俊樹君) では売店のそちらの方に駐車場管理を任すことはできないんでしょうか。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) そちらも今、売店、臨時職員で行っておりますので、こちら駐車場の管理だけじゃなくて公園の管理もしていただいております。その辺も含めまして、いろんな改革、考えていかないとと思っております。それが実際これの健全化計画も立てておりますので、その辺を含めまして検討を重ねていきたいと思っております。
◆5番(岡崎俊樹君) お願いいたします。
○議長(前田賢一君) ほかにありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) 以上で質問を終わります。 次に、番号5、
一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について、当局の説明を求めます。 久保熊野川行政局長。
◎熊野川行政局長兼住民生活課長(久保欽作君) (登壇) ただいま議題となりました新行住第21号、
一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成30年度の事業報告でございますが、1の川舟下りの利用状況につきましては、乗船者数は4,563人で、前年度比プラス645人、約16%の増となっております。乗船料収入では前年度比プラス323万8,700円、約24%の増となっております。これは外国人利用者が順調に増加したことが大きな要因となっております。 また、クラウドファンディングを利用しての川舟製作資金の調達に成功しておりまして、先ごろ新造船が完成し、進水式を行ったところでございます。 2の主な事業につきましては、記載のとおりでございます。 続きまして、平成30年度の決算につきまして御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部では、流動資産と固定資産を合わせまして資産合計3,955万1,485円、負債の部では、流動負債と固定負債を合わせまして負債合計237万4,738円、正味財産の部では、
正味財産合計3,717万6,747円で、負債及び
正味財産合計が3,955万1,485円でございます。 3ページをお願いいたします。
正味財産増減計算書でございます。
一般正味財産増減の部の経常増減の部では、経常収益計は2,472万3,083円、経常費用での事業費の計は2,489万8,013円、管理費の計は17万5,712円となっておりますので、経常費用の合計は2,507万3,725円で、
当期経常増減額はマイナス35万642円でございます。 次に、経常外増減の部では、(1)の経常外収益はございません。(2)の経常外費用として固定資産除却損といたしまして11万5,252円を計上しておりますので、
当期一般正味財産増減額はマイナス46万5,894円となり、
一般正味財産期首残高3,764万2,641円に
当期一般正味財産増減額を加えまして、
一般正味財産期末残高は3,717万6,747円でございます。
指定正味財産増減の部はございませんので、
正味財産期末残高は、
一般正味財産期末残高と同額の3,717万6,747円でございます。 4ページをお願いいたします。 次に、財産目録でございますが、貸借対照表で御説明いたしましたとおり、資産の部、流動資産と固定資産を合わせた資産合計3,955万1,485円でございます。負債合計は237万4,738円となり、資産合計から負債合計を差し引いた正味財産は3,717万6,747円でございます。 続きまして、令和元年度予算書について御説明申し上げます。 予算書の1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、事業内容としましては記載のとおりでございまして、今年度より、小口自然の家・キャンプ場及び交流促進施設さつきの指定管理を行っております。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、主なものを述べさせていただきます。
一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益では、事業収益、川舟乗船料、小口自然の家宿泊料、さつき入浴料収入5,319万5,000円、川舟売店、さつき食堂売上373万9,000円、小口自然の家・キャンプ場、交流促進施設さつき指定管理料及び道の駅の地域振興等施設管理委託料1,674万円、市補助金300万円等で経常収益計は7,715万7,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、主なものを述べさせていただきます。 事業費は、賃金2,718万3,000円、燃料費709万7,000円、光熱水費681万9,000円、委託費1,034万7,000円、商品仕入799万7,000円等で、事業費計は7,828万8,000円でございます。 次に、管理費でございますが、主なものとして租税公課8万5,000円、委託費5万4,000円等で、管理費計は14万7,000円でございます。 よって、事業費、管理費を合わせた経常費用計は7,843万5,000円で、経常収益計から経常費用計を差し引いた
当期経常増減額はマイナス127万8,000円でございます。 経常外増減の部は、経常外収益、経常外費用ともにございませんので、
当期一般正味財産増減額はマイナス127万8,000円でございます。
一般正味財産期首残高3,618万7,027円に
当期一般正味財産増減額を加えまして、
一般正味財産期末残高は3,490万9,027円でございます。 3ページには評議員・役員名簿を添付してございます。 以上、まことに簡単ではございますが、
一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) ただいまの説明に対し質問を行います。 6番、三栗議員。
◆6番(三栗章史君) クラウドファンディングを利用した資金調達となっておりますけれども、この調達の内容を教えていただけますでしょうか。
◎熊野川行政局長兼住民生活課長(久保欽作君) クラウドファンディングの方法につきましては、寄附をしていただく方法に7種類ございまして、まずさつきの温泉入浴券つきともう一つ、川下りの乗船券1名分がついて6,000円、二つ目が温泉入浴券つき、それと舟下りのペアの乗船券がついた口が1万2,000円、三つ目が新宮市のオリジナルブックカバー、トートバック、風呂敷等がついた金額が1万円、あと川舟センターのロビーにお名前を掲載ということで、これが5,000円、1万円、3万円のコースがございました。最後に川舟を貸し切りということで1口10万円、この7種類によってファンディングを行わせていただきました。
○議長(前田賢一君) 4番、上田議員。
◆4番(上田勝之君) ただいまクラウドファンディングによって川舟1そうと船外機一式が調達できたということですけれども、今後、この川舟に関して川舟もしくは船外機も老朽化等々、見込まれているんではないかと思うんですが、順次更新されるのは、どういった資金調達なり、どういうふうなお考えをお持ちなのでしょうか。
◎熊野川行政局長兼住民生活課長(久保欽作君) 船外機と舟の更新につきましては、基本的には自己資金で賄うのが基本であるというふうに思ってございます。もちろん収支の状況を見ながらではございますが、自己資金で賄えるよう、経営努力をしていきたいというふうに思っております。
◆4番(上田勝之君) それとあわせて船頭の育成といいますか、ここには令和元年度の事業計画書では、船頭確保のための広報等の実施となっておりますが、これ実際、もう船頭が今、大変厳しい状況になっているんではないかと思うんです。当然、お客様を乗せて運航するわけですから、資格の問題もございます。そういったようなことに対し、またそれとあと冬期は、どうしてもなかなか仕事量が当然、川舟の運航が渇水期は非常に厳しいために、そういった冬期の仕事の関係、そこの部分の雇用をどうしていくかということも当然あるんじゃないかと思われるんですけれども、この船頭の確保なり、確保というか育成ですよね、育成をどう図っていくかというあたりは、そういった資格取得に対する、いわゆる経済的な応援をしていくであるとか、冬期の雇用をどうしていくかというようなあたりについて、どのようなお考えをお持ちなのかお聞かせいただきたいと思います。
◎熊野川行政局長兼住民生活課長(久保欽作君) 船頭の確保につきましては、議員にいろいろ御意見いただき、御心配もおかけしているところでございます。 まず、今年度につきましては、地元の2級船舶の資格を持っている方などをまた改めてつてなどを頼りにしながら探してまいります。当然、マスコミ等にも募集の広告を掲載するわけでございますが、オフシーズンの関係につきましては、ふれあい公社の事業、例えば自然の家ですとかさつきも指定管理を受けていますので、ふれあい公社の事業の中で雇用できないかというふうなことを今、検討しているところでございます。 それと船舶免許を取るに当たっての援助といいますか助成なんですが、その件もまた今後検討していかなければならない課題だというふうには捉えております。
◆4番(上田勝之君) いずれにいたしましても、先ほど徐福公園の際にも議員の中から声が出ておりましたけれども、外国人観光客を含めて観光客の入り込みが大変ふえている。しかも川舟に御乗船いただく外国人の旅行者の方も大変多い。そういった中では、永続的にこの事業を育てていくためには、そういった人材の確保なり育成というものが急務ではないかと思いますので、その辺をよろしく御検討ください。
◎熊野川行政局長兼住民生活課長(久保欽作君) 御意見ありがとうございます。その辺、十分検討してまいります。
○議長(前田賢一君) 14番、屋敷議員。
◆14番(屋敷満雄君) この決算も予算もあるんですが、支払寄附金、新宮市300万円あるんですが、これはどういうことですか。
◎熊野川行政局長兼住民生活課長(久保欽作君) これは、先ほど
商工観光課長からもあったと思うんですが、15年間かけて、ふれあい公社の場合は新宮市のほうに特定寄附を行うということで、それの一部でございます。
◆14番(屋敷満雄君) 15年か。
◎熊野川行政局長兼住民生活課長(久保欽作君) ふれあい公社の場合は15年でございます。
◆14番(屋敷満雄君) 合計でか。
◎熊野川行政局
住民生活課長補佐(宮上圭巨君) 総額で5,300万円余りの資産を15年間かけて出していくと、使っていくということになってございます。
◆14番(屋敷満雄君) 足らん分は。5,300万円を15年やったら、300万円ずつやったら。
◎熊野川行政局
住民生活課長補佐(宮上圭巨君) 平成26年度に
一般財団法人に移行したときに保有していた資産というのが5,300万円余りということになってございます。
◆14番(屋敷満雄君) それで終わるんやね。 それともう一つ、乗船料が決算では約1,700万円ですね。これ予約があって天候とかでキャンセルされた、天候の場合は問題あるんですけれども、川舟が運航できない中に放流の水が足らないいうんですか、川舟の底が、プロペラですか、当たって運航できないようなキャンセルというのもあるんですけれども、そのお客さんの数はおわかりですか。
◎熊野川行政局長兼住民生活課長(久保欽作君) 令和元年度でございますが、渇水によるキャンセルが213名おったと聞いてございます。
◆14番(屋敷満雄君) 乗船料幾らですか、6,000円か。
◎熊野川行政局
住民生活課長補佐(宮上圭巨君) 3,900円となってございます。
◆14番(屋敷満雄君) これ掛けたら幾らになるんな。4,000円にしても、この方が皆、乗っておったとしたらこの分上積みできるわな。ですから、この辺の電源開発との調整がうまいこといっていないと思うんですけれども、その辺は今後どういうような対応を考えておるんですか。電源開発との話はできておるんですか。
◎熊野川行政局長兼住民生活課長(久保欽作君) 新年度に入りまして、屋敷議員のお力をかりまして1回だけ電源開発と熊野川行政局で協議をしたことがございます。今後につきましても、そのあたりの御協力を得ながら、また例えば維持流量をふやしていただくとか、そういったお話も必要かなというふうには感じてございます。
◆14番(屋敷満雄君) 今、議長になっている前田議長が非常に電源開発と交渉していただいていますので、議会のほうが非常にまだ話ができると思いますので、その辺も一応、アイデア出してもらったら僕らも頑張りますので。 以上です。よろしくお願いします。
◎熊野川行政局長兼住民生活課長(久保欽作君) ありがとうございます。またよろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) 以上で質問を終わります。 会議中でありますが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午前10時52分
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△再開 午前11時07分
○議長(前田賢一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、番号6、新宮港埠頭株式会社の業務報告について、当局の説明を求めます。 小渕
企業立地推進課長。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) (登壇) ただいま議題となりました新企推第36号、新宮港埠頭株式会社の業務報告について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 平成30年度の事業報告書でございますが、左側の数字が平成30年度、右側の括弧内の数字が平成29年度でございます。昨年度1年間に新宮港を利用した荷役船数は、外貨荷役が14船、内貨荷役が479船、客船15船、その他91船で合計599船となっており、前年度報告数と比べて77船の増でございます。 貨物取り扱いの主なものといたしまして、外貨荷役の木材揚荷が4万8,308立方メートルで、前年度より1万2,320立方メートルの増でございます。次に、内貨荷役の主なものとして、チップの揚荷が31万4,349ボーンドライトンで、前年度より2万9,952ボーンドライトンの減でございます。チップの積荷につきましては、20万7,440ボーンドライトンと前年度より9,527ボーンドライトンの増となってございます。その他、セメント揚荷が7万1,576トン、砂・砂利の積荷が11万9,766トン、再生土揚荷が8万3,133トンなどとなってございます。 続きまして、平成30年度の決算について御説明を申し上げます。 2ページをお願いいたします。 まず、財務諸表の損益計算書について御説明を申し上げます。 貸方の港湾運送事業営業収益、委託管理収益、養殖水産加工事業収益及び営業外収益の合計は9億3,712万2,699円で、内訳といたしましては、港湾運送事業営業収益が8億8,745万9,127円で、内容につきましては、外航船・内航船に対する荷役料収益が4億6,870万4,768円、積込料が1億2,521万2,569円、貨物保管料が1億393万2,697円、代理店収益が3,859万7,636円、貨物運送料が5,727万5,449円、タグボート作業による曳船料が1,560万5,500円、その他の収益7,813万508円は、日本マントルクエストからの業務委託料などでございます。 委託管理収益の2,149万3,241円は、港湾施設の管理業務委託料などでございます。 養殖水産加工事業収益1,220万8,250円につきましては、ブリ、ナマズなどの養殖水産加工品の販売収益でございます。 営業外収益の1,596万2,081円の内訳は、預金利息の金融収益1万1,870円と雑収入の1,595万211円につきましては保険金の収入等でございます。 これに対しまして、借方の港湾運送事業費用、養殖水産加工事業費用、一般管理費、減価償却費、営業外費用及び経常利益の合計につきましては9億3,712万2,699円でございます。内訳は、港湾運送事業費用の4億8,880万747円で、内容につきましては、外注費、施設使用料、人件費等でございます。 養殖水産加工事業費用の1,683万2,069円につきましては、材料費、人件費等の経費でございます。 次に、一般管理費の1億1,682万986円につきましては、人件費、租税公課、修繕費、水道光熱費などの事務的経費でございます。 減価償却費につきましては1億4,902万9,436円、営業外費用につきましては805万5,755円となっており、内訳は、新宮市との貸し付けつき土地売買契約の分割払いに係る利子を含む金融費用として785万4,816円と雑損失の20万939円でございます。収益と費用の差額であります経常利益につきましては1億5,758万3,706円でございます。これに固定資産売却の際、発生いたしました差額を特別利益として549万266円を加え、さらに法人税充当額を差し引いた1億803万748円が当期の利益でございます。 次に、3ページの貸借対照表をごらんください。 左側、資産の部における中ほど固定資産のうち、科目の一番下の行、土地前払金3億4,715万2,176円につきましては、新宮市との貸し付け特約つき土地売買契約に係る土地売買代金内金、契約保証金の売買代金充当額及び20回分割払いにおける第2回目までの支払い元金の合計となってございます。 右側、負債及び資本の部の上段、流動負債における短期借入金7,000万円につきましては、運転資金としての借り入れ、中ほど、固定負債、長期借入金につきましては、ナマズ事業の借り入れ等を含め、残高が3億6,993万1,000円となってございます。 次ページ以降、4ページには固定資産他明細書、5ページに剰余金処分計算書、6ページに監査報告書を付してございますので、お目通しのほどよろしくお願いを申し上げます。 続きまして、令和元年度新宮港埠頭株式会社事業計画及び収支計画書について御説明を申し上げます。 一枚めくっていただきまして、1ページ、事業計画のほうをお願いいたします。 木材、チップ等の取り扱い並びにナマズの養殖事業についての今年度の見込み等を記載してございます。 主な取り扱い貨物の状況でございますが、木材につきましては輸入材について在庫の関係から少し減少との予測でございます。チップにつきましては前年と同様の見込みであるとのことでございます。パルプにつきましては減少見込みとのことでございます。セメント、骨材につきましては増加傾向にあるとのことですが、今後の公共事業の動向にも左右されるとの説明もございました。 ナマズの状況でございますが、養殖設備は完成し、和歌山県の水産試験場にも協力をいただく中、生産体制は順調であるとの報告を受けてございます。販売につきましては、徐々にではありますが、取扱商品として採用していただいているところもございます。市内でも数店舗が取り扱いをスタートしていただいておりますので、地元における認知度も徐々に上がっているものと考えてございます。新宮港埠頭側では、熊野なまずのブランドとして周知を図るべく、サンプル品の提供等、営業に力を入れているところでございます。サンプル提供先や試食先でも味については好評価をいただいている状況にあります。市といたしましても側面からの支援により、商品の露出の機会を設けていきたいというふうに考えてございます。 続いて、2ページをお願いいたします。 令和元年度の収支計画書の経常収益でございますが、港湾運送収益は8億7,700万円を見込んでおります。内訳は、荷役に関する収益を初め記載のとおりでございます。 次に、代理店収入は3,800万円、養殖水産加工は、昨年度から少し下方修正いたしまして、水産加工全体で3,000万円を目標に掲げてございます。金融収益、雑収入を加えまして、令和元年度は9億4,810万円を経常収益として見込んでございます。 3ページをお願いいたします。 経常費用でございますが、港湾運送費といたしまして5億3,600万円を計上しております。内訳につきましては記載のとおりでございます。 次に、養殖水産加工事業経費につきましては、材料代ほかで2,200万円を計上し、一般管理費は1億3,570万円、減価償却費1億3,000万円に金融費用を加え、経常費用につきましては、合計8億3,070万円を見込んでございます。 これにより、収益と費用の差し引きは1億1,740万円となる見込みでございます。 以上、令和元年度の事業計画及び収支計画の説明とさせていただきます。 次ページには、役員名簿を添付させていただいております。 なお、本報告書につきましては、全て去る5月27日に開催されました新宮港埠頭株式会社の取締役会及び株主総会におきまして承認されたものを御報告させていただいております。 以上をもちまして、新宮港埠頭株式会社の業務報告についての説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) ただいまの説明に対し質問を行います。 3番、松畑議員。
◆3番(松畑玄君) これ、まずこの水産の加工事業1,200万円ですけれども、このナマズとブリとかのあれの割合ってどれぐらいですか、内訳というか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 平成30年度につきましては、ナマズのほうは、ほとんど売り上げがございませんで、およそですけれども100万円と1,100万円の内訳になってございます。
◆3番(松畑玄君) そうですか。ナマズ好調やと、去年の事業報告の中で計画見ていたら、ナマズ4,000匹出荷できるということやったんですけれども、これできなかったのはどういうことですか。技術的な問題なんですか、それとも取引先がなかった、どちらですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 御指摘のとおり、平成30年度の実績で目標に達しなかったという事実については十分認識して整理すべき点であると思います。御指摘のとおり、目標に達しなかったイコール売り上げが上がらなかった、単純に取引ができなかったというようなことでございます。現状ではPR段階にあるというふうに考えてございまして、もう少し時間を要するものというふうに考えてございます。
◆3番(松畑玄君) この4,000匹の行方はどこへいったんですか。4,000匹出荷できたわけですよね。だけどしなかった。技術的に例えばこのナマズ、共食いするとも聞いていますし、技術的に無理やったのか、それとも取引先がなかったのかということで取引先がないということなので、その4,000匹はどこへ行ったんですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 先ほど報告でもさせていただきましたけれども、取引先については、売り上げが100万円程度ということで若干ではありますけれども、ないこともなかったわけでありますけれども、その後、前回生産したナマズにつきましては、申し上げましたとおり、このPRのためにサンプル品として提供させていただいたり、いろんな客船が着いたときの振る舞い等、そういったところを主にPRの材料として今、使っていっているというところが現状でございます。
◆3番(松畑玄君) もしお金に換算したら幾らぐらいやったんですか、PRに使ったナマズというのは。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 詳しいナマズ1匹の価格につきましては把握はしてございますけれども、今、売り込みを行っている中で、現状の値段というのを詳しくここで申し上げることができないんですけれども、1匹当たり例えば2,000円と換算しますと4,000匹でございますので、そのまま掛けますと800万円というような形にはなろうかと思います。
◆3番(松畑玄君) 努力されているんでしょうけれども、去年の計画で見ていたら、水産加工の売り上げというのが5,000万円見込んでいるんですよね。そのうち3,000万円がナマズの売り上げなんですよ。実際、この平成30年度の決算終わってみて目標、去年度の計画の25%も達成できていないということに対して何か意見出なかったですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 当然、今の段階で、本当に繰り返しになってまことに申しわけないんですけれども、収支の売り上げの予測というところが完全に見込みが違っていたというようなところでございます。新宮港埠頭からは、今後の売り上げ、前を向いた形で報告がございまして、それについて取締役会等でも売り上げが行かなかったことに対する御指摘等については、むしろ前を向いた形であったというような形で認識してございます。
◆3番(松畑玄君) 前向かなあかんのでしょうけれども、それよりも前向くより目標額の達成率が25%以下やったということをしっかり把握されるべきやし、ちゃんと取締役会の中で指摘していかなければならないんじゃないかと思うんですよ。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 昨年は初年度ということもありまして、少し売り上げ見込みが過大になったということは反省してございます。議員御指摘のとおり、取締役会においても昨年度の実績を踏まえた中で、少し現実も見据えて、販路につきましては、いろんなところで芽が出つつあるところもあります。そういったところで昨年はPRに終始したわけでございますが、今年度、少し今、固有名詞は控えさせていただきますけれども、いろんなところの引き合いも昨年以上には来ているところは現実でございます。味についても好評を得ているというところがありますので、昨年は我々も少し三セクという中で反省すべき点は、県なんかは県の食品流通課からいろいろ前面に立って御支援いただいていると。市のほうも三セクという中で、我々も少し側面的な支援が足らなかったのではないかというところで、一緒になって今後、PR活動、またいろんな物産展、いろんな商品を売り込む機会を設けまして、新宮港埠頭ともども販売促進に努めていきたいというふうに考えてございます。
◆3番(松畑玄君) 側面の支援したところで100万円が3,000万円にはなりませんよ。根本的にずれとるん違いますかね。私、聞いたところによると価格ですよね。そこら辺に対する意識というのは、この取締役会ではどうだったんでしょうか。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 取締役会の中では、会社のほうから現状報告がある中で、特段、異論等は出なかったわけですけれども、新宮港埠頭役員会の中でも、あと我々、市の中においても今年度、実質2年目という中では、応援体制をしっかりして、議員御指摘のとおり、現実を見据えるという中で着実に販路拡大、またいろんなところの引き合いを逃さずPR活動、売り込みに積極的に努めていくというところを我々としては進めていきたいという考えでございます。
◆3番(松畑玄君) PRとか実際、この事業始まるまでいろいろ調べさせてもらったら、水温、ボイラー炊かなあかんのやったら合わんということを言われていたわけ、僕は聞いていたわけなんですよ。結局、価格帯というのは、もうこれ以上変えられないというのが現状なんですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 新宮港埠頭についての価格帯については、実際にその価格帯のこれからどうするこうするというような協議は、現実的にはさせていただいていないところが正直なところでございます。
◆3番(松畑玄君) 下げられないかどうかですよ。実際この調子でPRしたからって、多分、売れるという可能性って低いと思うんですよ。実際、やってみて100万円しか売れないんですもん、もともと3,000万円見込んでいたやつが。それを側面でサポートしたりPRしたからと売れるわけないと思うんですよ。やはり価格から見直して、しっかりとその指導を市がやっていかなければならないんじゃないかなと。とんだ見込み違いじゃないですか、これ去年のあれから見ると。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) その辺は、社長のほうとも御相談させていただきまして、大きな価格の変更ということは難しいかと思いますけれども、その辺はいろいろと取締役会になるのか、まずは新宮港埠頭のほうと御相談させていただきたいと思います。こういう場の意見等というのも社長、よく認識していただいてございますので、また本日の御意見もお伝えしたいと考えてございます。
◆3番(松畑玄君) それで、今年度は3,000万円売れると、これはナマズとブリの割合で言ったらどれぐらいの割合で予算立てしたのか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) この3,000万円のうち大体6割がブリ、4割がナマズというふうな予測を伺ってございます。ですので1,800万円と1,200万円というような形であろうかと思います。
◆3番(松畑玄君) 民間会社で言いにくいかもわからないんですけれども、この目標達成できないというのはかなり問題だと思いますので、そこら辺も含めて市がもうちょっと関与して、どんどん意見出してやってほしいと思います。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) その点につきましては、市長、副市長からも指示を受けまして、いろいろかかわりを昨年度以上に持つようにということを言われてございます。そういったところで新宮港埠頭のほうとも密にしながら今後、我々としてもできることを精いっぱいやっていきたいというふうに考えてございます。
○議長(前田賢一君) 14番、屋敷議員。
◆14番(屋敷満雄君) この前も6月2日でしたか、試食会で食べさせていただきまして、何食べてもおいしかったですわな、これ。僕、非常にこのナマズというネーミングが非常に抵抗感があるのではないかと僕自身、感じていますので、当局の皆さんも1回、社長にもその辺のネーミングを熊野にするのか紀州にするのか、その辺の変えていただくように、いいアイデアを知恵出していただくようにお願いいたします。 以上です。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) その点はお伝えしまして御相談させていただきたいと思います。
○議長(前田賢一君) 15番、福田議員。
◆15番(福田讓君) 今、御報告いただきまして、今、新宮市でこれだけの黒字を計上できるというところは、新宮港埠頭だけでしょう。徐福協会とかいろんなところの皆さん頑張っていただいておりますけれども、うちが50%出資し、なおかつ民間団体から50%出資して共同でやっているんですね。確かにいろんな意見がありますよ、議員の中にも。しかし我々は、この地元の経済を発展させるために、そういう今、順調にいっているところに対して新しい考えを持ってこのナマズをやりたいということでやってきたんですわ。そうじゃないんですか。赤字のときに新しい事業をできますかと私は言いたいんですよ。この新宮港埠頭ができて40年です。40年前はどうだったですか。反対もあった、あの美しい佐野の湾。万葉集に歌われたところにどうして新宮港ができたんだとすごい反対があったじゃないですか。しかし、政治というのは歴史が語るんですよ。これ質問ですから、議長、しゃべらせたってくださいね。今、この新宮港ができて新宮市のメーンじゃありませんか。そこにこの新宮港によって新宮港埠頭が新宮方式でできた、そうですね。だからこの新宮港埠頭が新宮式の埠頭会社として新宮市も利益を上げている。このときこそ新しい事業に着手していくのがナマズじゃないんですか。 今、同僚議員がおっしゃったとおり、ナマズというのはなかなか川のものであって、名前がちょっとネーミング的にウナギとまた違ったところあるんですが、これからも私は、今、屋敷議員が言われたように、この熊野のPRとしてナマズというのはネーミングを変えていくのがいいんじゃないかと思うんです。ましてこの決算書で1億円もこれ経常利益が上がっているところは新宮市にありますか。いろんな団体、公益団体あるけれども、ほとんど皆、赤字です。市長、どう思いますか。
◎市長(田岡実千年君) 本日、冒頭の御挨拶でも申し上げましたとおり、新宮港できて40周年を迎えました。そういう中で、この新宮港埠頭株式会社も先人の皆様方の御努力、また歴代の社長の努力によって、今期も平成30年度の決算も5,500万円の税金をいただいた上に1億円余りの利益を計上していると、本当にすばらしい会社に皆さんのおかげで成長していただけたなと本当にありがたく思っておりまして、新宮市にとって大切な会社でございます。
◆15番(福田讓君) だから市長、市長が一応ここの新宮市としての代表者ですから、新宮港埠頭の小池社長もいらっしゃると。この新宮港埠頭というのは、今、何回も申しますけれども、新宮方式で荷役事業をやっているんですよ。こんなん全国にないんですよね。だからそれをこれから生かして社長も新しく事業を展開したいということでやられていると思うんですよ。我々議会といたしましては、いろんな議員もおりますからね、これ考え方、私の考え、質問していますから、大いに今、利益を上げているときこそ新しい事業を展開していかなければ全然前へ進まないんですよ、政治と全く同じです。だから今回これ決算書見ていましても、1,200万円の貸方ですね、養殖水産の収益があって形では事業費ですか、ナマズによって1,600万円、差し引き400万円、赤字に出ていますけれども、これからこのナマズというのも新宮市の名物として売っていくんじゃないでしょうか。私は頑張っていただきたいと思うし、そうじゃないんでしょうか。市長、どう思いますか。
◎市長(田岡実千年君) 福田議員おっしゃるとおりだと思います。会社というのは、新しい事業も時代の流れとともにやっていかなければならないと思います。今、議員御指摘のように、ナマズの事業、水産事業だけ見ると460万円ほどのマイナスではございますが、おかげで荷役のほうで大変な利益が上がっております。早くこの水産事業単独で黒字ができるように、また当局といたしましてもいろいろ御支援をしていきたいというふうに思います。
◆15番(福田讓君) 市長、そのとおりなんですよね。行政というのは、地元の経済のために後押しをするんですよ。だからこれからも新宮港埠頭の株式の半数を市がお持ちなんですから、大いに社長と、また新宮港埠頭で参画されている企業の方々と十分話ししながら、やはり新宮市の発展のためにやっているんですよ。個人のためにやっているわけじゃないんです。だからこの新宮港埠頭ができて40年。本当に今、客船がこれだけの年間15隻ですよ、それに着岸料がいただける、積み込み料がいただける。こんなところこの近隣町村にございますか。私に言わせたら、新宮港のこの紀南の経済に与える貢献いうんですか、すばらしいと思っていますよ。 私、この間、小池社長ともお話しさせていただいたんですけれども、その中で北越コーポレーションですか、市長から功績があったということで感謝状をお渡ししましたね。私はありがたかったです。しかし、それを裏返せば、お隣の紀宝町の住民の皆さんの経済を支えている北越紀州製紙が、これ撤退されたら大変なことですよ。そこに2万6,000トンのパルプ船やチップ船が入ってきて、我々お互いが支え合っているんですよね。私はこの間、社長とそれはお話ししたんですよ。だけれども社長も民間上がりの方ですから、あの方は曳航船の水先案内の免許を持たれてずっと40年やってきた方なんですよ。これから新しい方にバトンタッチされると思いますけれども、この新宮港埠頭を我々、市も盛り上げて、今、営業利益が出ているときに新しい事業に展開していく、それを支援するのが新宮市の役目じゃないんでしょうか。市長、もう一度お答えください。
◎市長(田岡実千年君) 議員おっしゃるとおりだと思います。
○議長(前田賢一君) 1番、大西議員。
◆1番(大西強君) この新宮港埠頭の問題については、これは総務建設委員会の調査項目なので、私は総務建設委員会なので総務建設委員会のほうで調査するが、今、質問の中で、質問と当局、市長の答弁、市民に相当誤解を与えるから、そこだけは注意しておく。 質問の中で年間1億円の利益を出して、それで5,000万円からの配当を市へ落としていると、そんな会社どこにあるかと、当たり前やないか。新宮港埠頭株式会社は親方日の丸や。1社独占。それで利益を生むための投資は、我が新宮市が一部地元負担金を出して、県、国の予算で整備しとるわけや。一般企業はもうけるために投資せんならん、それを自分の力で投資するんや。もうかるのは当たり前の話で、そういう市民に誤解を与えたらあかん。そうやろ。新宮市だけでも港をつくるのに何十億円の負担を背負ってそれを借金として残っとる。その金利の負担から考えたら、当然、新宮港埠頭が投資して利益を生むためやったら、その利息も払っていかんなんのや。そんなのは全部税金でやっとるんやから、うまいところだけとる企業がもうかるのは当たり前で、それで一般質問でもやるが、誤解のないように、もうかってそのお金が税金で港を整備するんや。だからそこで利益を上げた新宮港埠頭の利益を市民に還元するために新宮港埠頭株式会社を設立したんやで。それを忘れたらいかん。 だから近隣の公害対策についても、新宮市の会社やと思っているから、三輪崎の港の近隣住民は公害に我慢してきたんや。これ一般企業やったら企業自体が住民の公害対策をせんならんのやで。その住民の不満を和らげるために、港の公園整備、物すごいきれいにサツキ咲いとったな、この間も。それは近隣住民に少しでも公害が及ばんように、そういう投資を新宮港埠頭株式会社がやっとるんと違うんや、税金でやっているんやで、あれ整備。だから一般の企業と比べて利益が上がっているじゃないかと、そういう短絡的な意見を言うと、中継見ている市民が誤解を招くから、そこのところ注意して答弁してくれ、市長やで。 これは総務建設委員会の調査項目でやるけれども、そやけれども今の意見を聞いていたら、市長はもう鬼の首でもとったように自慢しとる。違うんやで。そういうことを誤解のないように市民に知らせなあかんので、こういう一般質問でもまた後日やるけれども、余り議員の質問に対して事実と違うことをば、要するに当局の利益になる質問については、そのとおりですと、何がそのとおりな。ちゃんとそこのところは心得て答弁してくれ。
○議長(前田賢一君) 3番、松畑議員。
◆3番(松畑玄君) 市長、先ほどの答弁なんですけれども、荷役が調子がいいから赤字出てもいいというわけじゃないと思うんですよね。新宮港埠頭という会社は、50%以上、新宮市が株持っている会社なので、新宮市の本当、財産だと言ってもいいぐらいなんですよ。そういう中で黒字やから赤字出して。そして私、さっきさせてもらったのって、目標の25%も達成できなかったことに対して危機感持ってくれということなんですよ。これも新宮市の財産なんですよね。だから同僚議員がそうやって1億円出ているからええんやという話で済まさないでほしいんですよ。利益出やんかったときにどうするんなということも、しっかり一個一個の事業でちゃんと黒字出していく民間会社であるのならば、全てにおいて黒字目指してやってもらわんと困るわけなんですよ、新宮市のお金が入っているわけですから。そこら辺の認識、市長、本当に強く持っていただきたいんですけれども、どうでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) いつまでも水産加工関係で赤字というのはだめだというふうに思いますが、早い時期に黒字になるように、努力は必要だというふうには思います。
◆3番(松畑玄君) しっかり黒字になるようにさせてあげてください。気づいていないかもわからないんですよ、やっておる人は。商売の基本というのは、やれることは一生懸命やったらいいと思うんですよ。けれどもやれないことはやらないほうがいいんです。やれないかもわからないので、そこら辺は新宮市の財産預かっている長として、そこら辺の見きわめも早く、やれることやったら一生懸命やりましょうよ。よろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) 4番、上田議員。
◆4番(上田勝之君) 新宮港埠頭の事業については、今も両論があったように思うんですけれども、これは昨年、一昨年あたり、新宮港埠頭のチップヤードの土地売却の件から始まってナマズ養殖事業の進出、あるいは食縁への出資、あるいはブリの薫製でしたか、そういった新規事業についての各種の意見というのは、この議会、特に6月のこの諸報告のときには、いろいろ交わされてきたように思います。 そういった中で指摘をしておきたいのは、平成30年度にこういう事業計画、昨年ですよね、立てられた中で、この例えばナマズの養殖事業については、非常にこの平成30年度の実績と乖離があった。この点については、見込みの予想が大きくずれたわけですけれども、そういった新規に事業を開拓していく、事業を起こしていくわけですよね、このナマズ養殖。そういった中で、この平成30年度の事業計画については、もう少し精査をして、なぜこういうことに陥ったかというようなあたりを徹底的に指導をしていくということが必要なのではないかと思います。ただ、既にこの中でも用地から始まって稚魚の育成棟4棟及び成魚用13棟、ボイラーも2基完成させてという、かなり投資をしているわけです。一体この投資額というのはどれぐらいなんですか、ナマズ養殖事業に関して。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 当初の工事費ですけれども、3億2,000万円ほどかかったというふうに把握してございます。
◆4番(上田勝之君) それだけの投資をしているわけですよね。先ほど大西議員が指摘されていたように、いわゆる新宮港埠頭が利益を上げてそれを市民に還元する、それはどういった形でするかといえば、私の考えですけれども、新宮港の第二期の整備事業で出た負債について、それを新宮港埠頭の利益で返済をしていく、そういったことが一番求められるのではないかと思う。片やこの新宮港埠頭において事業を起こして雇用を創出していく、それによって地域に還元をしていくという考え方をとられた、そういったような説明であったかと思うんです。荷役はいわゆるチップ事業なりが将来の先行きを考えても新規の事業に展開しておくことが必要やというふうに御説明やったかと思うし、新宮港埠頭としての考え方もあったと思うんです。その中では3億円余りを投資してかけていく、それとその中でこの事業計画と実績において乖離が生じた。そういった中で新宮港埠頭が、じゃ、養殖という育てる技術に関しては取得をしてきたのかもしれないですけれども、では販売体制といったものは、どのようになっているんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 今、新宮港埠頭には新たに食品部というものを立ち上げてございます。その中で新宮港埠頭の中でも約10名ほどがこの食品部に携わっているというふうに聞いてございます。その中でも営業の人間がたしか2名ないし3名おって、そこが営業を担っているというようなことでございます。
◆4番(上田勝之君) その営業に当たられる方は、いわゆる水産加工品の販売なり営業なりの経験がおありの方を雇用されているのか、そういった体制はどうなっているんですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) その辺につきましては、過去の経歴等については確認はしていないところでございます。
◆4番(上田勝之君) 実はそのことが私は大変な問題だと思うんです。いろんな意見がある中で投資に踏み切って新規事業を起こしていかれたわけです。木ノ川へ行くと大きな養殖場がありますよね。そういった中で、じゃ、育てる技術は会社としては取得してきた。じゃ、それを今度はどうやって販売していくかということが大きな課題なんだろうと思います。課題というかこれは至上命題なんですよ、始めているわけですから。そういった点を、側面支援する側面支援するではなくて、もっと抜本的に、じゃ、どういうふうにやっていくのかというあたりにもっと積極的に関与する必要があるのではないかなと、市として。市の会社なんですから。その辺についてはいかがお考えでしょうか。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 昨年度は、先ほども申し上げましたように、初年度というところで我々の取り組みも甘かったというところがあります。まさしく上田議員言われるところは、今、新宮港埠頭とやりとりさせていただく中で、私自身も社長とのいろんな接触の機会はあるわけでございますが、現場との少し接触に、コミュニケーションにやや欠けていた部分があろうかと思います。営業部分があるということを課長申し上げましたとおり、先日も社長に申し上げましたんですけれども、そこと我々は、実務部分とのすり合わせ、連携をしっかりやらないとうまく稼動しないなというところは、社長ともお話しさせていただいております。そういったところは、今年度、平成30年度の反省に立って、今、我々も三セクというくくりの中で市としてしっかりとやっていきたいと考えてございます。
◆4番(上田勝之君) それは当然しっかりやっていただきたいとは思うんですけれども、実は経営というものに関して余り市は得手ているようには私は実は思わないんです。そういった中でどういったことをしていけるか。それと令和元年度の事業計画にしても、またこれはHACCPを取得していくためには投資をしていくわけです。その投資をしていくことによって、じゃ、どれだけの利益を上げていけるのかという見込みはどのように立てられているかを教えてください。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) この点は、もう私どもこの販売を得意としていない公務員というかそういうところには、なかなか理解がしづらいところでもあるんですけれども、社長の考え方といたしまして、機を逃さずに対応したいという思いがございまして、今のところは、このEU、アメリカのHACCP、輸出についてはまだないんですけれども、その体制をいつでも機を逃さず取り組みたいという思いからさせていただいているというようなことでございます。ですので、これに対して今、海外にどれだけの商品を売り込めるというようなことのお答えについては、なかったように記憶してございます。
◆4番(上田勝之君) 僕は今のところがすごく問題だと思って、要はそのことを、じゃ、事業計画に上げてきていいのかという問題があると思うんです。基本的に事業計画というのは、令和元年度の利益を上げていくために行っていく、そのためにどういう支援をしていくか、どういうことをしていくか。社長のお考えというのは、それはお考えとしてあるんだろうと思うし、こうして事業が始まっているんだから、やっぱり市の会社として支援はしていかなあかん。ただ支援だけではなくて、指導というものも必要なんだろうと思いますよ。全く市が関与できていないわけですよ。要は新宮市の会社ですよ、50%、しかも取締役も出している。その中で市は支援をしていく。これはもちろんこの事業が始まっているのでどんどん支援をしていって、何とか利益を出す体制に、利益を出せるようにもっていかないかんと思いますけれども、この新宮港埠頭に対する指導ということができていないんじゃないですか。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 我々事務職員でできる話は、当然、社長にも厳しいとまで言いませんが、我々としても可能な範囲でいろんな御指摘はさせていただいております。ただ、もっと踏み込んだ経営的な面、我々としては、ちょっと社長に申し上げにくい部分につきましては、当然、市長、副市長からもいろんなところでお話をしていただいているというところの中では、議員から御指摘のとおり、まだ不十分かと思いますけれども、これまでも同様に我々としてもいろんな苦言についても少し呈しているというふうに認識しております。
◆4番(上田勝之君) 苦言というか、この事業を成功させていくためにどうしていくかということをしっかり、支援するだけではなくて指導していく、そういったことが必要やと思いますし、部長は取締役にも入られています。以前には、これは大西議員やったかと思いますが、市長、会長職に就任すべきやないかというような提案もございました。そういったように新宮市の会社であるからこそ、皆さんがいろいろ応援をしたり心配をしたりしているわけです。新宮港埠頭自体の利益はやはり市民に還元する、それをどういった形で還元していくかということをしっかり議論、指導をしていただきたいと思いますので、その点についてよろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) 質問中ですが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。
△休憩 午前11時56分
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△再開 午後1時00分
○議長(前田賢一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質問を続けます。 14番、屋敷議員。
◆14番(屋敷満雄君) 新宮港埠頭の話で。 開港して40年。その前に、私が昭和51年に大阪から帰ってきたんですけれども、その当時、うちのおやじも三輪崎の区長いうのをやっとって、区長会議に三輪崎の話題が新宮港埠頭をつくる。和歌山から企業が来て埠頭の仕事をするのをとめなあかんと、新宮方式の荷揚げ方式をせなあかんのやという話が、僕帰ってきてすぐ持ち上がっておりました。結果的に新宮港埠頭という今の会社ができております。 その当時、新宮港埠頭の株主に三輪崎区区長、それから三輪崎漁業組合、そこがおやじらの話の中で入ることになったと。それがいつか決定したときには、三輪崎区長が外れて、違う方になっていたということで、あの当時の区長、役員が大騒ぎしていたということが、ずっと記憶に僕持っとんですけれども、もしその当時、三輪崎区長が株主であったならば、ここの中の役員に三輪崎区長、屋敷満雄いう名前が入っていたかもわかりません。 そういうような経過がありました。結果的に、この方式ができたので独占ですわな。独占して新宮方式で荷揚げを、荷役をやっていくと。その下に三港産業ができまして、その二つの企業が40年間で成長され、雇用もされている方が、課長にちょっと聞かんとあかんのですけれども、今その港湾関係並びにナマズの関係と三港関係、それでどのぐらいの従業員が雇用されとるんですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) こちらの数字は、恐れ入ります、毎年8月に港湾内の調査をさせていただいているものですから、ちょうどその切りかえ時期になって……。 (発言する者あり)
◎
企業立地推進課長(小渕学君) すみません。平成30年8月の数字になってしまって申しわけないんですけれども、三港産業は全部で25名いらっしゃいます。それと新宮港埠頭が、この調査の中では29名という形になっております。
◆14番(屋敷満雄君) 54名やね。家族の方も含まれますと、大体4人の方がこの人口の、新宮港埠頭関係で仕事されていると。これが仮に、進出された会社が来られとるんやったら、どれだけの雇用になって、地元の方やなくて、いろんな方面からの方が来られて、こちらで引っ越してくる方もおられますでしょうが、雇用のほうでもやはり非常に違う形になっておったんじゃないかと僕は思うんです。 やっぱりこの方式とったいうことは確実にもうかる。仕事も一定発展できる。40年たって非常に大きな成果が出ていると。 これはやっぱり三輪崎初め、みんなの方が協力してこの方式を育ててできてきたという結果が、この結果で言えば、の姿と思います。 それで、企業である場合、どんな企業であってももうかっているところは、次にどういうことを開発して、次の段階でやっていくかということはどこの会社でも当たり前のことで、それが、全部が100%成功するいう確率は、結果から見たら僕はない思うで。皆無のことに挑戦しやる思うで、みんな。全部どこの会社でも、どんな商売人でも、絶対もうかるとやるんやけれども、どこかでやっぱり間違ったところが行くというのは経済の大原則やだ、これ。それを、後からこうやないか、ああやないか言うて、さあ、やっていきましょうかいうときに批判ばっかりしたらどないなるん、これ。 一応、新宮港埠頭、やっぱり株式会社で、民間やで、これ。これ市長が中入っとっても、あんた、荷役についてはプロと全然違うと僕は思います。 ですから、みんなでここまで頑張って一生懸命黒字になった会社をつくってくれたんやから、雇用も発生して、新宮市に貢献しているんやから、みんなで頑張って育てましょうよ。 以上です。よろしくお願いします。
○議長(前田賢一君) 3番、松畑議員。
◆3番(松畑玄君) 先ほど、小渕課長の養殖水産加工事業費用が1,600万円余りと聞いたんですけれども、これの人件費も含まれているという話やったんですけれども、人件費と費用との割合というのはどれぐらいなんですか。というのは、先ほど食品部があって、10人そこで従事しているとなったわけなんです。人件費含まれていたら、じゃ、この人たち1人年収100万円ぐらいで働いておられるんですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) すみません。ちょっと説明不足で申しわけございませんでした。確かにナマズのほうにかかわっていただいている方が10名ほどいらっしゃるんですけれども、ナマズ、養殖水産なんですけれども、それぞれの過程がございます。例えばナマズが成魚じゃなくて、原魚になる段階まで育てる段階、それと製品になって残っている段階、それぞれの段階でかかわっている人間がおりますので、それぞれのところで人件費がかかってくるというような状況になっておりますので、10名全てがその中に入っているというような状況ではございません。 実際には、先ほど4,000匹どこへ行ったというような話もあったんですけれども、貸借対照表の中で仕掛品というところがございまして、その中にも、その在庫としてナマズの在庫が残ってございます。ですので、全てがサンプル品で出ているわけではなくて、その仕掛品の中にも人件費が含まれているということで、基本的には養殖をするところでは、約3名ほどの人件費が中へ組み込まれているというようなことを聞いてございます。
◆3番(松畑玄君) 実際、これ1,600万円で人件費おさまってないですよね。かかわる。1,600万円に対する人件費の割合って大体で大まかに。わからんじゃ困ると思うんです。10名が携わっているということで、僕言いたいのは、結局2、3年前から新宮港埠頭のちゃんとした決算書見してくれということを申し上げていて、結局数字遊びしているんじゃないかということなんです。結局見ていたら、売上と費用見たら400万円ぐらいの赤字で済んでいるんですけれども、それに携わる本当の実質の赤字を知りたいわけなんです。だから、決算書なり何なり見せてほしいということを、こういうダイジェスト版いうか大まかなのじゃなく、実際10人もかかわっていてやっていたら、多分赤字400万円で済んでいないと思うんです。だから、都合よくやっているだけじゃないかというのを。そこは当局として実質の赤字というのはちゃんと把握されておられるのかというところをお尋ねします。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) すみません。確かに全て把握しているかというと、そこのあたりが非常に足らないところもあるんですけれども、実際には、まだその赤字というか、仕掛品で在庫として残ってございますので、赤字という形で確定はしてないわけでございます。これが、仮に在庫を費用がゼロで売ってしまったというようなことになったときに、初めてそういった赤字が計上されるのかなというふうに思ってございます。 ですので、今の段階ではその費用、1,600万円ですか。これが平成30年度にかかった費用という形で、私のほうは考えてございます。
◆3番(松畑玄君) だけど、10人かかわっておられるわけなんです。その認識はちょっとおかしいと思います。10人携わっているわけでしょう。ここへいろいろな段階に合わせて10人携わっている。それが水産加工事業のですよね。どこからどこまでが水産加工事業なんですか。つくる段階は違うんですか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 今回養殖水産加工ということでございますので、当然最初のつくる段階から加工する段階まで、ここを養殖水産加工事業という形になってございます。 貸借対照表を見ていただいたら、仕掛品であったり原材料であったり、あと製品在庫の所であったり、そういったところへ人件費のほうは含まれていっているというようなことでございます。
◆3番(松畑玄君) いや、貸借対照表のところは人件費入っていかへんでしょう。費用幾らかかったかってところを聞いているんですよ。貸借対照表に人件費は入っていかへんですよ。だから費用、10人携わって養殖事業やと言うんであれば、その10人分の人件費入っとるか、入ってないかというところをまず聞きたいと思います。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) ですので、その原材料の中に人件費等も含まれていくというようなことでございます。
◆3番(松畑玄君) すみません。もう一回言いますよ。何回も言わせないでくださいね。 養殖水産加工事業費用の中に、10人携わる人間の人件費は入っとるんか、入っていないんかということを聞いているんです。イエスかノーかでお答えください。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) ちょっと説明が申しわけなかった……。
◆3番(松畑玄君) だから、イエスかノーかで、説明じゃなく。説明要りませんからイエスかノーかで、ここへ入っているか、入っていないかというところでお答えください。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) すみません。実際に……。
○議長(前田賢一君) ちょっと聞いたってよ。
◆3番(松畑玄君) もう一度言いますよ。実際はイエスかノーかでお答えください。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) この中へは結果としては入っていっていることは入っていきます。
◆3番(松畑玄君) 入っていないですね。入ってるんか。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 入っていっています。そこにも入っていっていますし……。
◆3番(松畑玄君) どっちですか、そこにはって。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 原材料のほうにも含まれていっているというようなことでございます。
◆3番(松畑玄君) 言いたいのは、この損益計算書の中で、10人携わっている人件費はどこに当てはまるのかということを聞きたいんです。だから、都合よく数字を動かしていないかということの確認なんです。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) その問いに対してのお答えであれば、損益の中の費用の中にも入っておりますし、原材料の中にも入っておりますし、そういう形になろうかと思います。
◆3番(松畑玄君) その損益計算書の中で、原材料というのはどこに。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 損益の中の養殖水産事業の中にも入っておりますし、貸借の中の原材料、仕掛品、そういうところにも材料については入っております。
◆3番(松畑玄君) 今、私言ってんのは、損益計算書の中のことを質問させてもらって、貸借対照表の事は置いといてください。 もう一度言います。1,600万円の中に養殖事業の中、10人携わる人件費は入っているのか、入っていないかっていうことを、イエスかノーかでお答えくださいって言っている。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) それは入っています。
◆3番(松畑玄君) これ10人分全員入っているんですね。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) そうですね、全員分という……。すみません、そこの分の細かい事務……。
◆3番(松畑玄君) 細かいとかじゃなく、養殖に携わる経費を少なく見積もっていないですかということを聞きたいわけなんです。10人携わっているのであれば、食品部という部署が10人分の人件費がここへ入っているかって……。入っているんですね。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) はい。この中へ入っていっています。
◆3番(松畑玄君) 全員分きっちり入っているわけですね。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) 費用で言いますと、ここに出てきている費用というのは全員分、1年間の分です。全員が入っていったら、先ほど議員おっしゃったとおり1,600万円ですので、10人かかったら160万円で1年間食べていっているのかという理屈になろうかと思います。 ですので、そう考えると、全員分の費用がここへ確定して入っていっているわけではございません。言っていますとおり、貸借の中の材料の中へ人件費も含まれていきますので。
◆3番(松畑玄君) 損益計算書なんで、かかった費用をちゃんと書いてもらわんと、粉飾しているのと一緒ですよ。だからちゃんと答えてよという話なんです。 結局は、じゃ、これごまかしとると捉えてよろしいですか。養殖にかかった経費というのは実際幾らなんですか。ちゃんと教えてください。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 課長言うているのは、いろいろ養殖水産加工事業、ナマズの加工事業、全体を見たときには10人延べでかかられていると、作業も含めて。ただ、専従的に見れば、恐らくその食品部のほうの2名、3名分がこちらに入っているんじゃないかというふうに思います。 ですので、全体的に見れば、新宮港埠頭のいろんな荷役とか、ほかの業務も兼務してやられていますので、水産加工そのものの専従という方のみこちらへ人件費が入っているというふうに認識してございます。
◆3番(松畑玄君) だけど、食品部なるものがあって、そこで10名雇用しているわけですよね。ほんで2名営業と言っていましたよね。結局これは、その人たちの人件費は2名分ぐらいしか入っていないということですね。じゃ、残りの8名、食品部という部署があるんですよね。違いましたっけ。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) そのとおりです。
◆3番(松畑玄君) じゃ、残りの2、3名ここへ入っていて、残りの分は違うところへ費用をつけ回しとるということですよね。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) すみません。説明がちょっと足らなくて申しわけないと思います。 一つの商品をつくり上げるのに、当然原材料を買います。そこには携わる人もかかります。その商品へ、それぞれかかった費用を乗せていくのが原価なのかなというふうに思ってございます。
◆3番(松畑玄君) 原価のことは聞いていないんですよ。人件費のことを聞いているんです。小渕課長、先ほどからちゃんと答えてくださいよ。私は1,600万円の中に人件費入っとるんかと言うたら、2、3名やということになった。じゃ、残りの費用はどこに入っているんですかということを聞いていて、最終的には、じゃ、実際かかった費用って幾らなんですかということを知りたいわけなんです。原価のことなんか聞いていません。貸借対照表のことも聞いていません。残りはどこいったの。どこ見たら本当の数字がわかるんですかということを聞いているんです。 それちょっと、議長、時間をとっていただいて、はっきりしてもらってよろしいでしょうか。決算書見せてもらえないんであれば、ちゃんと口頭ででもちゃんとしてもらわんと。
○議長(前田賢一君) 松畑議員、ちょっと当局答弁整理のため、暫時休憩します。
△休憩 午後1時18分
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△再開 午後2時11分
○議長(前田賢一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまの新宮港埠頭に関する松畑議員の質問に対しまして、市長が会期中に新宮港埠頭側のトップと話をして、質問者及び議会が納得する返事をもらってくるということで御了解願えますか。 (「わかりました」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) じゃ、次、質問を続けます。 1番、大西議員。
◆1番(大西強君) 市長、この件について、一般質問を通告しとるんで、一般質問の要旨をよう勉強しといてよ。 今から聞くのは、質問者がいろいろ言うとる、それに対して市長、自分の都合のええときは、そのとおりですと答弁するんや。そやけど、この新宮港埠頭株式会社つくった原因の真実を知っとるのは、新宮市に2人しかおらない。みんな真実を知らん人が質疑しとるけれども、真実を知っている人は2人しかおらん。それは私しか知らんと思っとったんや。そしたら、この問題が去年、委員会で議論になったのが新聞で報道されたんや。そしたら、もう一人来たあたんや。電話が来て、夜御飯食べやったら。その人は僕より10歳上、85歳や。これ42年前の話やから、かかったのは。開港40周年やけれども、港つくらなんだら開港できんのやから。港つくりだしたのが今から42、3年前の話。 そのとき、この新宮港埠頭株式会社の設立にかかわった人は各団体の長やから、みんな年いっとる。私は33歳やったんや。議員やった。議員やからこの設立にかかわったんやで。 ほいで40年たったら、去年40年たって、これが問題になったときに、生きたある人誰もおらんかった。そしたら1人おったんや。そしたら、その1人の人が、おまえよう言うたってくれた言うて、おまえおらんなったら新宮市はどないなるんなって電話がかかってきたんやで。いつも言いやるように、真実を知ったある人は、原因を知ったある人は結果もわかる。 そこで、いろいろ意見あるが、だから市長に聞くのは、新宮港埠頭株式会社の設立のコンセプト。何でこの会社をつくったか。その概念。なぜつくったか。どういうことですか。答弁してください。
◎市長(田岡実千年君) 新宮市が港をつくるために、そこでは荷役が必要になります。そのための会社設立だというふうに理解しております。
◆1番(大西強君) いいですか。全国の港で新宮方式をやっているのは新宮市だけ。これを大変な困難を乗り越えて新宮港埠頭の会社をつくって、新宮方式を実現したのは瀬古潔市長。新宮商工会議所の会頭が市長になって。なぜか。今言ったように、今あんたが答弁したやん。港の港湾荷役は心臓なんですよ。これを行政がコントロールする。これが設立のコンセプトや。心臓部を、そのために新宮港埠頭株式会社をつくったわけ。お金もうけのためにつくったわけじゃない。 それで、既にそのときに民間の港湾荷役の専門会社が進出してきたでしょう。そうすると、一般の業者に荷役を任せると、赤字になってくると荷役料上げんならんでしょう。違いますか。荷役料を上げると船が入ってきにくくなる。港のもうけだけを考えたら、船が入ってきにくくなると観光行政も廃れるわけやろう。 ところが、荷役会社はもうからんようになると荷役料上げます。大手は、入ってきたときは安くするんです。下請を市内の業者にやらしたとしても、もうからんようになると下請料を値切るか、あるいは荷役料を上げるか。それはその企業がやることやから、当局はこれをコントロールできない。それで、この心臓部である荷役を当局がコントロールするためにつくった。全国で新宮方式は新宮しかないんや。 会社がもうけるとか、もうけの話じゃない。極端に言うたら、新宮港埠頭が赤字になっても、港湾荷役料上げるか上げないかは、市長、あんたら市民に信を問わなあかん。どうしますか、新宮港埠頭は赤字ですよと。赤字になったら市がこれ補填せんならんですよ。そのためには荷役料上げますよと。ほったら上げよという市民もおるやろうけれども、そうすると観光行政が廃れてきますよ。どうしますか。と、そのときに我々市民の代表者で議会で諮った。そこで荷役料上げよという意見が多いか、赤字になっても構わんと、荷役料下げようと。あるいは、下請会社の荷役料下げるなとか、そういうのは市民に信を問うことでしょう、そのときに。 ですから、港の心臓部を行政がコントロールして、市の行政全体に港を有効活用するためにつくった会社やから、それにナマズ事業が何の設立の趣旨にも何にもならん。しかし、それをあんたが打ち出してきたときに、議員である私は何にも知らなんだ。何にも知らなんだから。だから、新しい事業起こすときは、市民、要するに市民代表者にその計画とかをちゃんと説明して、了解をとるべきじゃないかというところからこの議論が始まったんや。せやけど、もうやりやるんで、さっき言ったように。これをなし崩し言うんや。もうやりやるからね、市長。 やりやるんでね。だから、それに対してもうやめよとか、過去のこと言いやるん違う。それはもう議会で決まって実施しているんやから。言うているのは、であるから、この新宮港埠頭が赤字になれば、将来的に市民がもっと負担せんならんことになるかもわかりませんよと。それでどうするかにこういう議案を上げてきたときは、やっぱり市民に詳細に説明して、市民が納得するような報告をしてくださいよと言うているんやで。言うていることに対して、松畑議員の質問に対して、この人件費がどこへしたあるか、そんなことも答弁できんようでは信頼性がないでしょうということ言いやるんやで、市長。 だから、何も知らん。要するに真実を知らん者が質問して、市長はそれで我がのやっていることに有益なときはそのとおりですって、それが我慢ならん。鼻持ちならんということや。 せやから今言ったように、新宮港埠頭株式会社の設立趣旨は、港の心臓部である港湾荷役をコントロールする、行政が。それが趣旨やから、それを忘れんといてくれよと言いやるんやで。
○議長(前田賢一君) 質問を終わります。 次、番号7、
一般財団法人新
熊野体験研修協会の業務報告について当局の説明を求めます。 下路農林水産課長。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) (登壇) ただいま議題となりました
一般財団法人新
熊野体験研修協会の業務報告について御説明申し上げます。 それでは、1ページをお開きください。 まず、事業報告ですが、入浴、宿泊を含めた施設の利用者状況につきましては、インバウンドによる海外からの観光利用者の宿泊が増加しましたが、入浴利用者につきましては、シルバー世代のリピーター利用の減少が続いている状況であります。入浴、宿泊のトータルの利用客は、前年度と金額比較して増加し、当期純利益46万4,064円を計上しております。 また、収益事業につきまして、宿泊関係では、前年度1万374人に対し1,161人多い1万1,535人となっており、宿泊では278万503円の増額となっております。入浴では、利用者数は、前年度3万8,761人に対し3,192人少ない3万5,569人で、燃料費等の値上がりも影響し、売り上げは前年度に比べ131万1,975円の減少となっております。 売店関係の売り上げにつきましては、宿泊客の増加に伴いまして、前年度に比べ46万1,894円増加し、771万7,148円となっております。 次に、貸借対照表について御説明いたします。 3ページをお開きください。 まず、資産の部ですが、流動資産、固定資産合わせました資産合計が3,565万430円でございます。 次に、負債の部ですが、流動負債、固定負債合わせまして560万9,715円でございます。資産から負債を差し引いた3,004万715円が正味財産となり、当年度の純利益は、先ほど事業報告で報告させていただいた46万4,064円でございます。 貸借対照表記載に係る詳細は、4ページから5ページにかけての
正味財産増減計算書と、6ページから7ページにかけての財産目録に記載のとおりでございます。 なお、平成30年度の公益目的財産収支差額はマイナス246万9,592円で、公益目的財産残額は1,145万9,058円となっております。これにつきましては、協会において評議委員会を開催し、県のほうに報告する運びとなっております。 次に、令和元年度事業計画につきまして御説明いたします。 予算書の1ページ及び2ページをお願いいたします。 平成30年度同様、二つの公益事業と収益事業から成る事業で当協会を運営していくことになります。損益計算ベースでの収入については、3ページに記載のとおり、経常収益の総額は8,131万円を見込んでおります。昨年度と比較して8万5,000円の増額となっています。 一方、経常費用の総額も同様で、元の内訳は4ページから5ページに記載のとおりですが、令和元年度の正味財産の増額は見込んでおりません。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) ただいまの説明に対し質問を行います。 15番、福田議員。
◆15番(福田讓君) 令和元年度の事業計画について少しお聞きしたいんですが、行政バス運行業務委託という形になっております。私、ちょっとお聞きしたいのは、高田へは熊野交通の路線入っていますね。だから、熊野川町では熊野交通の運行過程に入っていないところを行政バスが走らせている。これは現実にやっていますが、これ兼ね合いはどういうことなんでしょう。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) すみません、バスの運行につきましては商工観光課のほうで取りまとめていただいておりますので、ちょっと農林水産課のほうでは把握し切れておりません。
◆15番(福田讓君) 私の質問がちょっと間違っていたかもわかりませんけれども、今、同僚議員からもちょっと御指摘あったんですが、行政バスというのは普通は行政で走らせていますでしょう。そのときは結局熊野交通と重複にならないように、熊野交通が走っていない路線を行政バスが今熊野川町では走っています。だから、そのような形でやられるんですかということをお聞きしたかったんです。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) 高田の行政バスは、口高田区から高田支所前を走っております。
◆15番(福田讓君) だから、そこを詳細に御説明していただきたいんです。 熊野川町でしたら、嶋津とか瀧本走っているでしょう。だから、どことどこという形で区切って走っているわけなんですか。
◎建設農林部長(平見良太君) 議員お尋ねの行政バスの運行につきましては、新
熊野体験研修協会に委託しまして、運行日を毎週火曜日に、先ほど課長が申しました口高田区から高田支所の間をグリーンランドのバスで利便性を高めるために乗っていただいて、それで口高田に着くと、熊野川町から走ってくる国道168号の路線バスと連結して乗っていただくいうことで、高田区内の方々の利便性を高めるためにやっている事業でございます。
◆15番(福田讓君) 了解いたしました。
○議長(前田賢一君) 7番、濱田議員。
◆7番(濱田雅美君) 予算書とはちょっと違うんですけれども、雲取温泉に団体とかで利用していただくときに送迎バスを出していただいていると思うんですけれども、その送迎のバスの中がかなり傷んでおりますが、御存じでしょうか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) 存じております。
◆7番(濱田雅美君) その中で、どちらのバスだったかわからないんですけれども、乗ったその前のところから金具が飛び出していて、ちょっと危険な箇所も見受けたんです、私も利用させてもらったときに。乗っている方が高齢者だったので、ちょっと荷物とかが引っかかったりとかして、すごく危なくて、そこをちょっと伝えさせてもらったんですけれども、予算的なこともあると思うんですけれども、ちょっとマイクロバスの中の金属が出ていたりとか、あと中の
装備もかなりカビのにおいとかがするので、ちょっとそちらの方、手当てできないものかなと思ったんですけれども、そちらのほうは、今そういうお考えというか、事業計画はございませんか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) 現状については十分確認しております。ただ、バス自体が高額になりますので、今後検討していきたいとは考えております。
◆7番(濱田雅美君) 買いかえるいうのは、やはり高額な予算が要ってくると思うので、中の清掃、ちょっと薬剤を使って拭いたら、カビとかもかなりとれるんじゃないかなとかと思いますし、金属が出っ張っている座席の前の部分とかは、ちょっと補修するとかということを、ちょっと手当早急にしていただきたいと思いますので、お願いしておきます。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) 一度確認して、すぐに対応できるものはすぐに対応したいと思います。
○議長(前田賢一君) 8番、東原議員。
◆8番(東原伸也君) 宿泊客の件でちょっとお伺いさせてもらいます。 高田の宿泊客の中で、くろしおスタジアム、もしくはやたがらすサッカー場でのスポーツ合宿誘致に関して訪れている方というのは、これのどれぐらいの割合になるでしょうか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) 毎年白鴎大学のほうの野球部は来ていただいているような状況は確認できております。 あと、テニスとか、いろいろ団体が、高校・大学ということで合宿に使っていただいている状況です。
◆8番(東原伸也君) そのとおりだと思うんですけれども、この宿泊客の売り上げの割合の中で、どれぐらいの割合その合宿が占めるんかというのがわかればありがたいなと思うんです。ちょっとそちらのほうに力を入れている1人としては今後の意欲にしたいなと思って。今わからなんだら、また教えてもらえますか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) その数字については現状を把握していないので、またお伝えさせていただきます。
◆8番(東原伸也君) 了解。
○議長(前田賢一君) よろしいですか。 以上で質問を終わります。 次に、番号8、
公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について当局の説明を求めます。 福本文化振興課長。
◎文化振興課長(福本良英君) (登壇) ただいま議題となりました新教文第37号、
公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について御説明申し上げます。 平成30年度決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成30年度の事業報告でございますが、掲載のとおり、①から⑩までの事業を行っております。年間の入館者数は3,293名でございました。資料の受け入れにつきましては、山野博史様ほか計11名の方より書籍類30点、三代目花柳寿美様ほか計4名の方より原稿など11点の品々を寄贈いただいております。 続きまして、平成30年度決算について御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部につきましては、流動資産と固定資産合わせまして資産合計6,322万9,557円となってございます。負債の部につきましては、流動負債が52万5,356円。固定負債はございません。 正味財産の部につきましては、
指定正味財産はなく、一般正味財産のみで6,270万4,201円となり、負債及び
正味財産合計は6,322万9,557円でございます。 3ページをお願いいたします。
正味財産増減計算書でございます。
一般正味財産増減の部の経常増減の部につきまして、経常収益は915万1,339円でございます。その主なものは、事業収益の911万5,549円でございます。 次に、経常費用でございますが、事業費は853万7,465円で、主なものといたしましては、給料手当の248万2,004円、臨時職員賃金の258万7,132円でございます。 4ページをお願いいたします。 管理費は41万4,380円で、主なものといたしましては、給料手当の18万6,817円でございます。事業費と管理費とを合わせた経常費用計は895万1,845円となり、
当期経常増減額は19万9,494円の増でございます。 経常外収益、費用はともにございませんので、
一般正味財産期首残高6,250万4,707円に増額分を加え、
一般正味財産期末残高は6,270万4,201円でございます。
指定正味財産はございませんので、正味財産の期末残高は6,270万4,201円でございます。 なお、5ページに財産目録、6ページに監査報告書を添付してございますので、御参照くださいますよう、お願いいたします。 続きまして、令和元年度予算書について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 令和元年度の事業計画でございますが、顕彰事業、資料の収集保存・研究・活用事業、交流・普及事業、管理運営・受託事業を行うものでございます。特に今年度につきましては、佐藤春夫記念館開館30周年を迎えるため、記念事業として図録の作成や記念講演会の開催、特別展を予定しております。 2ページをお願いいたします。正味財産増減予算書でございます。
一般正味財産増減の部、経常増減の部につきまして、経常収益は1,027万5,170円でございます。その主なものは、事業収益の988万1,000円。地方公共団体受取補助金の30万円などでございます。 次に、経常費用でございますが、事業費は969万2,700円でございます。主なものといたしましては、給料手当の252万9,600円、臨時職員賃金の281万円でございます。 3ページをお願いいたします。 管理費は58万2,470円でございます。主なものといたしましては、給料手当の19万400円でございます。事業費と管理費とを合わせた経常費用の計は、経常収益計と同額の1,027万5,170円を見込んでおりますため、当期経常増減はございません。また、経常外収益・費用ともございませんので、一般正味財産の期首及び期末残高は6,267万6,147円でございます。
指定正味財産もございませんので、
正味財産期末残高も同額の6,267万6,147円でございます。 なお、4ページには役員名簿を添付してございます。 以上、簡単でございますが、
公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) 以上で質問を終わります。
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△日程5 市報告
○議長(前田賢一君) 日程5、市報告を議題といたします。 番号1、
公設市場経過報告について当局の説明を求めます。
勢古口商工観光課長。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) (登壇) ただいま議題となりました平成30年度新宮広域圏公設地方卸売市場の経過、青果・水産物の取り扱い状況について御報告させていただきます。 お手元に配付させていただいておりますA3の資料をごらんいただきたいと存じます。 まず、上段の新宮中央青果株式会社の青果物でございますが、取り扱い量におきましては2,428トン、取り扱い額が8億3,406万8,000円でございます。対前年度比では、数量におきましては10.1%減の272トンの減、金額におきましては11.7%減の1億1,057万4,000円の減となっております。 次に、下段の新宮水産株式会社の水産物でございますが、取り扱い量におきましては214トン、取り扱い額が4億2,068万2,000円でございます。対前年度比では、数量におきまして9.7%減の23トンの減、金額におきましては11.3%減の5,355万7,000円の減となっております。 取り扱いにつきまして状況を御説明いたします。 青果物につきましては、気象状況により生産高と相場の変動に取引が左右された1年間であったと伺っております。相場は低迷したまま年度末まで続き、取引は苦戦を強いられたようであります。青果会社としましても、かんきつ類を農協や生産者から直接買い付け、取引拡大のための対応を行っておりますが、高齢化、後継者不足、また自家販売などで市場への出荷は減少傾向にあり、取り扱い高減少の一因となっております。 続きまして、水産物の状況ですが、全科目において取扱高は減少しておりまして、買い受け人の購買力の低下が売り上げ減少の主な理由として挙げられております。周辺スーパーの閉店、また当市場と取引のない大手小売店の開店による影響や、これまで取引していた宿泊施設が休業するなど、取引の縮小が売り上げ減の原因となっております。 会社としましても、これらの状況を踏まえ、何とか売り上げ増につなげようと量販店、スーパーなどへの営業や情報提供、また特売対応するなどの努力をしているようであります。 今後健全な経営をしていくために、コンサルや金融機関、管理事務所との会議を開き、管理事務所からは、時には厳しい指導を行いながら進めていると聞いております。 以上、まことに簡単ですが、公設地方卸売市場青果・水産物の取り扱い状況の報告とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) ただいまの説明に対し、質問を行います。 3番、松畑議員。
◆3番(松畑玄君) この件も毎回言わせてもらうんですけれども、これ船井総研入ったの平成何年やったですか。コンサル入ってもらって経営立て直そうとしたのは。もう10年超えてなってくるぐらいですか。
◎
商工観光課長(
勢古口千賀子君) 今、和歌山市の湯川会計事務所という別のコンサル会社の方と話をされております。
◆3番(松畑玄君) 今は和歌山のあれですか。船井総研入ったのは、多分10年以上前だと思うんですけれども、そのときかなりいい計画を聞かしてもらったんですけれども、そのとおりになっていないというか、もうずっと下がりっぱなしなんですよね。V字回復すると言っていただいて、なかなか底を打たんままずっと下がりっぱなしの状態なんですけれども、これ、やはり何か手を打たんとだめだと思うんですね、市長。このままずっと行くのが一番危険です、やっぱり。今後やっぱり新宮市って財政難迎えるわけで、新宮水産の保証の問題だってありますし、早く手打たんと。 その辺についてはどのような考えお持ちですか。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 船井総研にいろいろ御提案いただいたのは平成19年でございます。そこから10年以上経過しているわけでございます。 きょう御報告させていただきましたように、売上高、取り扱い量も年々減少傾向にあって、非常に厳しい状況でございます。そういった中で、歳入増を図らないと元金の返済に至らないというところは、もう当然のことでございますので、そのことにつきましては管理事務所のほうと情報共有もし、我々もいろんな提案をさせていただいているというところでございます。
◆3番(松畑玄君) 今までずっと具体策って聞いたときないんです。我々に入ってこないというか、こうして売り上げ、取り扱いを上げていくんやっていうところが全く見えない中で、ここもやはり市がどんどん介入していってやっていかんと、ずっと結局市民に負担をかける。年間どうですか、5,000万円ぐらいかけているんですか。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 金額は、これまでも御報告させていただいておりますように、広域のほうで、市も含めまして、いろんな水産のほうの損失補償をしているという中で、非常に厳しい状況の中で元金返済に至っていない状況がございます。残り令和6年5月が返済期間という期限迎える中で、先ほど
商工観光課長からも報告ありましたように、いろんな会計事務所も変わる中で、もちろん貸し主の新宮信用金庫も入る中でいろいろ経営指導を受けているわけでございますが、この3月の予算委員会の際にもいろいろ具体的な提案も受けてございます。我々としましても、そういった生の声を当然伝えるとともに、我々が発想できるいろんなあらゆる手法を、歳入増に向けたいろんな手段を、昨日も実は市場長お見えになっていましたのでお話をさせていただいてございます。 この広域の事務組合そのものは、担当課長で組織します幹事会、また首長、議長等で組織します組合議会がございます。その幹事会の中でもいろいろ議論はしているところでございますけれども、やはりこれからの残り限られた返済期間の中では、やはりその事務担当者同士の中での議論というのも限界がございますので、やはりいろんな提案するんですけれども、また議会を通しまして、今後の残り返済期間を含めた中でのいろいろ歳入増に向けた具体的な対策を協議いただくものというふうに、市長にも我々からもお願いしているところでございます。
◆3番(松畑玄君) これもう、例えば、返済期日を迎えて改善しない場合も、水産のほうはもうやめてしまうという、債務肩がわりしてという形にやはりなるんですか。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 返済期間の中でその後の延長がされるかどうかというところは、まだ具体的な協議には入っておりませんけれども、我々としましても、今この新宮信用金庫と、また市場からも聞く話の中では、当然元金の返済を少額でも開始することが何よりも先決であるというふうに認識しておるところでございまして、やはり、先ほどからの繰り返しになりますけれども、それにはいろんな経費の切り詰めも限界に来ていると思いますので、やはり経営改善であったりとか、歳入増につながる思い切った取り組みをやる必要があるのではないかということで、今、我々のほうもそういったところを提案しているというところでございます。
◆3番(松畑玄君) 提案しても結局どんどん下がっていっているじゃないですか。皆さんやってくれているのはわかるんですけれども、どんどん下がりっぱなしで、最終的なところもちゃんとイメージしとかんと大変やと思います、本当に。市場の存続自体が、結局はもう市民負担になっているだけで、やるならやる、ちゃんと。でも、やれないんやったらやらないほうがええと思うんですよね。ずっと結局市民負担なわけですから、そこら辺の決断も、やるんやったら確実にやれるように頑張ってもらわな、毎年その努力が余り見えませんので、そこら辺もよろしくお願いいたします。
◎企画政策部長(新谷嘉敏君) 残り5年と迫る中で、議員御指摘のとおり、これまでも放置していたわけではないんですけれども、いろんな中で販路拡大に向けた営業活動等、新宮水産、また公設市場のほうもやっていたわけですけれども、結果が出ていないというところの中では、ここでこれまでの体制だけではなくて、集中した議論、本当に今言われましたように、いろんな取捨選択も必要になってくるかと思います。そういったところの議論を、これまでにない回数、また頻度、内容も含めまして真剣に議論していく必要があるというふうに認識しております。
○議長(前田賢一君) 以上で質問を終わります。 引き続き、番号2、新宮港経過報告について当局の説明を求めます。 小渕
企業立地推進課長。
◎
企業立地推進課長(小渕学君) (登壇) 平成30年度の新宮港利用状況について御説明を申し上げます。 お手元の資料の1ページをお願いいたします。 外航船の状況でございますが、船舶数は21隻で、前年度より2隻の増となっており、貨物取扱量は37万5,227トンと、前年度より1万2,174トンの減であります。 次に、2ページをお願いいたします。 内航船の状況でございますが、船舶数は、木材、チップ、その他を合わせまして578隻と、前年度より75隻の増でございます。貨物取扱量につきましては53万6,943トンと、前年度より3万6,427トンの増でございます。 3ページには、外航船、内航船の入港船舶数及び貨物取扱量の合計を記載してございます。御参照をお願いしたいと思います。 以上、簡単ではございますが、新宮港利用状況の報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) 以上で質問を終わります。
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△日程6 議案第2号 新宮市
重度心身障害児者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例
○議長(前田賢一君) 日程6、議案第2号、新宮市
重度心身障害児者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 中上福祉課長。
◎福祉課長(中上清之君) (登壇) ただいま議題となりました議案第2号、新宮市
重度心身障害児者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。 本議案は、和歌山県
重度心身障害児者医療費補助金交付要綱の一部改正、令和元年8月1日施行により、補助金の交付対象となる重度心身障害児者の定義が拡張されることに伴い、当市条例における定義も同様に拡張するものであります。 議案第2号、2ページをごらんください。 改正内容としましては、第2条の重度心身障害児者の定義の規定に、5号として精神障害者保健福祉手帳の交付を受けており、障害の程度が1級に該当する方について新たに加えるものであります。 なお、附則第1項では、本条例は令和元年8月1日からの施行であります。 また、第2項では、この条例の施行の日以後に受ける医療に係る医療費の支給について適用し、同日前に受けた医療に係る医療費の支給については、従前の例によるというものであります。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますよう、よろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程7 議案第3号 新宮市保育所条例の一部を改正する条例
○議長(前田賢一君) 日程7、議案第3号、新宮市保育所条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 辻本
子育て推進課長。
◎
子育て推進課長(辻本美恵君) (登壇) ただいま議題となりました議案第3号、新宮市保育所条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、高田保育所として使用している高田公民館の老朽化が著しく、園児の
安全を確保する観点から、保育所機能を新高田会館に移転するものでございます。 2ページをごらんください。 第2条、保育所の位置について、新宮市高田1649番地を、新宮市高田1801番地の1に改正するものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、御説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(前田賢一君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) 質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。
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△日程8 議案第4号 新宮市
森林環境譲与税基金条例
○議長(前田賢一君) 日程8、議案第4号、新宮市
森林環境譲与税基金条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 下路農林水産課長。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) (登壇) ただいま議題となりました議案第4号、新宮市
森林環境譲与税基金条例について御説明申し上げます。 本年度より国から森林環境譲与税が譲与されます。目的として、森林の間伐や林業の人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や啓発等の森林整備及びその促進に関する費用に充てなければならないとされていることから、これを基金として積み立て、適正に管理し運用するため、新宮市
森林環境譲与税基金条例を制定し、条例でその管理等に関する事項を定めるものであります。 それでは、条例の内容について説明いたします。 議案書の2ページをお願いいたします。 第1条、設置では、森林整備及び促進に関する施策に要する費用に充てることを基金の設置目的として定めるものであります。 第2条、積立てでは、基金の原資は、国が市に対して譲与する森林環境譲与税をもって充て、その積み立てる額は、一般会計歳入歳出予算で定める旨を定めるものであります。 第3条、管理では、基金の属する現金の管理方法を規定するものであります。 第4条、運用益金の処理では、基金の運用から生ずる収益は、一般会計歳入歳出予算に計上して、基金に編入する旨を規定するものであります。 第5条、繰替運用では、財産上特に必要があると認められるときは、基金に属する現金を歳計現金に繰りかえて運用できることを規定するものであります。 第6条、処分では、基金の処分は、第1条の設置目的を達成するための事業に要する経費の財源に充てる場合、処分することを規定するものであります。 第7条、委任では、基金の管理に関して必要な事項を別に定めることができるように規定するものであります。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議お願いいたします。
○議長(前田賢一君) 本案について質疑に入ります。 ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。 会議中でありますが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午後3時00分
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△再開 午後3時14分
○議長(前田賢一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの
一般財団法人新
熊野体験研修協会の業務報告について、東原議員の質問に対して答弁をしたい旨の申し出がありますので、これを許可いたします。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) 貴重なお時間ありがとうございます。 先ほどの議員の質問に対して、一般団体宿泊者、大学以上の宿泊団体が48団体、高校生以下の学生団体宿泊者が52団体、合計で5,414人の延べ人数の宿泊となっております。
○議長(前田賢一君) よろしいですか。
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△日程9 議案第5号 新宮市火災予防条例の一部を改正する条例
○議長(前田賢一君) 日程9、議案第5号、新宮市火災予防条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 古根川
消防本部予防課長。
◎
消防本部予防課長(古根川喜一君) (登壇) ただいま議題となりました議案第5号、新宮市火災予防条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 今回の改正は、住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令等の一部改正に伴い、新宮市火災予防条例に規定する住宅用防災警報器等の設置の免除に係る要件を見直すとともに、そのほか所要の整備を行うものでございます。 恐れ入りますが、議案書2ページをごらん願います。 改正の内容でございますが、条例第16条第1項につきましては、不正競争防止法等の一部を改正する法律において、工業標準化法が産業標準化法に、日本工業規格が日本産業規格にそれぞれ改められたことに伴い語句の整備を行うものでございます。 次に、条例第29条の5第1号につきましては、閉鎖型スプリンクラーヘッドの技術上の規格を定める省令との整合性を図るため、「作動時間が60秒以内」の文言を「種別が1種」に改めるものでございます。 同条第6号につきましては、住宅用防災機器の設置及び維持に関する条例の制定に関する基準を定める省令の改正に伴い、宿泊施設等の用途部分が300平米未満の施設において、設置することができる特定小規模施設用自動火災報知設備を取りつけることにより、住宅用防災警報器等の設置を免除することができる規定を追加するものでございます。 附則といたしまして、本改正条例は公布の日から施行すること。ただし、条例第16条第1項の改正規定につきましては、令和元年7月1日から施行することとしております。 以上、簡単でございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(前田賢一君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△日程10 議案第6号 令和元年度新宮市
一般会計補正予算(第1号)
○議長(前田賢一君) 日程10、議案第6号、令和元年度新宮市
一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小林財政課長。
◎財政課長(小林広樹君) (登壇) ただいま議題となりました議案第6号、令和元年度新宮市
一般会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 まず、1ページ総則の予算の名称及び年度表記について、元号を改める政令が施行されたことに伴い、「平成31年度新宮市
一般会計予算」の名称を「令和元年度新宮市
一般会計予算」とするとともに、予算書及び予算説明書における年度表記につきましては、「平成31年度」を「令和元年度」と読みかえるものとし、平成32年度以降についても同様とするものであります。 なお、他の会計につきましても一般会計と同様に取り扱うものであります。 次に、第1条では、予算の総額に3,132万6,000円を追加し、補正後の予算額を178億6,589万8,000円にするというものであります。 それでは、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。 恐れ入りますが、10ページをお願いします。 3歳出、4款衛生費1項2目予防費の個別予防接種事業につきましては、国の緊急風疹対策に基づき、風疹に係る公的な予防接種の機会が与えられなかった昭和37年4月2日から昭和54年4月1日の間に生まれた男性を対象に、2022年3月31日までの3年間の時限措置として、抗体検査及び予防接種を実施する経費について補正するものであります。 次の12ページをお願いします。 6款農林水産業費2項2目林業振興費の1森林経営管理意向調査業務は、森林環境譲与税を財源として、平成30年度に実施した森林の経営管理意向調査準備の結果及び地域の森林・林業関係者への聞き取り調査等に基づき、長期の森林管理方針の作成と森林所有者への意向調査を実施するものであります。 2の森林環境譲与税基金積立金は、森林環境譲与税について、今後国から定められた使途に沿って計画的に執行するため、新たに基金を設置し、本年度譲与見込み額と事業費の差額を積み立てるものであります。 以上が歳出であります。 次に、歳入でありますが、前に戻っていただきまして、8ページをお願いします。 2歳入、2款地方譲与税4項1目森林環境譲与税については、令和6年度から課税される森林環境税の創設に伴い今年度より先行して譲与されるもので、県から示された今年度譲与見込み額について計上するものであります。 14款国庫支出金については、補助金の名称、補助率等いずれも説明欄記載のとおりであります。 19款繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として、平成30年度からの繰越金の一部を充当するものであります。 以上、簡単ではありますが、説明とさせていただきます。御審議賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(前田賢一君) 本案について質疑に入ります。 5番、岡崎議員。
◆5番(岡崎俊樹君) 森林経営管理意向調査について、もう少し詳しくお願いいたします。 ページ数は13ページです。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) 意向調査についてなんですけれども、森林環境譲与税が本年度から国から譲与されます。その費用を使って森林意向調査、森林の所有者を特定し、その中で特定した所有者に森林のこれからの維持管理をどうされていくのかということを調査をするということであります。
◆5番(岡崎俊樹君) そちら何年計画で新宮市内の森林全部を調査される予定でしょうか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) 新宮市の森林面積は、総面積の約91%が森林になりますので、それを何年でというのは今ちょっと答えられないです。ただ、年次的に私有林を中心とした木材を搬出できるような状況をつくれるような調査を進めていきたいと考えております。
◆5番(岡崎俊樹君) ありがとうございます。 あと積立金についてなんですが、こちらも積み立てて、どういったものに使用していくということをお考えでしょうか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) 森林環境譲与税につきましては使途が決まっておりまして、先ほども条例のときに言わしていただいたんですけれども、森林の伐採や林業者の人材育成・担い手の確保、木材利用の促進や啓発等の森林整備に使うということであります。
◆5番(岡崎俊樹君) 具体的にこういったものを今後どう使っていくかという案は、まだ考えられていないんでしょうか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(下路拓君) まだ、今のところ意向調査を優先してやっていきますので、意向調査を聞きながらどういうふうにしていくかというのを、これから考えて進めていきたいと考えております。
◆5番(岡崎俊樹君) 市町村によってはいろんな木育であったり、さまざまな市の建設物などにも使うなど、いろいろな使い方されているという、早いところでは進められているということです。そういったものにも有効活用していただきたいと思います。
◎建設農林部長(平見良太君) 森林環境譲与税につきましては、本年度より全国市町村におきまして始められる事業でありまして、新宮市におきましても、先ほど下路課長が申したとおり、非常に森林面積が多いのは議員の方、よく御存じだと思います。 今後、森林をどのように動かしていくかという中で、新宮市では当初の3年間については2,600万円程度、これからだんだん金額が上がりまして、今のところ予定では令和15年には8,800万円ぐらいの金額がいただける予定になっております。 その中で、今年度につきましては森林所有者、また山の持ち主等を調べまして、意向調査をしながら、短期、中期、長期というような計画を立てております。その中で、木材を搬出するには林道とか、また作業道とかそういうものが必要だと思いますので、そういうものにつきましても計画立てながら、森林の環境を守りながら、新宮のまちは、やはり木材のまちとして栄えてきたというような歴史がございますので、これを生かしながら、今後新宮のまちを木材で活性化するということも含めまして、計画を立てていきたいなと思っています。 議員御指摘のとおり、具体的なものにつきましては、意向調査をしながら、森林等の山林関係者等の方々との協議もしながら進めていきたいと思っていますので、御了解いただきたいと思います。
○議長(前田賢一君) 質疑を終わります。 本案は、お手元に配付しております分割付託表のとおり、各常任委員会に付託いたします。
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△日程11 議案第7号
過疎地域自立促進計画の変更について
○議長(前田賢一君) 日程11、議案第7号、
過疎地域自立促進計画の変更についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 下企画調整課長。
◎企画調整課長(下基君) (登壇) ただいま議題となりました議案第7号、
過疎地域自立促進計画の変更について御説明申し上げます。 本議案につきましては、過疎地域自立促進特別措置法の規定に基づき、
過疎地域自立促進計画を変更するものでございます。 変更内容についてでございますが、恐れ入りますが2ページをお願いいたします。 太線で囲まれた中の太字部分を今回追加変更いたしております。計画中のⅡ.産業の振興の(3)事業計画に「小口自然の家改修事業」を追加してございます。 3ページをお願いいたします。 Ⅲ.交通通信体系の整備、情報化及び地域間交流の促進につきましては、「谷王子町下田町線4号支線側溝改良」ほか、記載の6事業を追加するものです。 続きまして、4ページをお願いいたします。 Ⅳ.生活環境の整備の事業計画では、新宮市クリーンセンターの経過期間を修正するものでございます。 また、Ⅴ.高齢者等の保健及び福祉の向上及び増進の事業計画に、「私立認定こども園整備事業補助金」を追加するものでございます。 続きまして、5ページをお願いいたします。 Ⅶ.教育の振興の事業計画に、「くろしおスタジアム施設改修」「学校施設長寿命化計画策定」を追加するものでございます。 続きまして、6ページをお願いします。 過疎地域自立促進特別事業分を再掲した表に、「橋梁・トンネル長寿命化修繕計画策定」及び「学校施設長寿命化計画策定」を追加するものでございます。 変更の理由でございますが、財政的に有利な地方債である過疎対策事業債を有効に利用しようとするものでございまして、今年度の過疎対策事業債の充当を見込み、計画に登載するものでございます。 なお、過疎対策事業債につきましては、充当率が100%、元利償還金の7割が後年、地方交付税で措置されるという有利なものとなっており、事業の計画への登載と国の同意により事業費への充当が可能になるというものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(前田賢一君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△休会について
○議長(前田賢一君) 以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、明日6月12日から17日までの6日間、休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(前田賢一君) 御異議なしと認めます。 よって、明日6月12日から17日までの6日間、休会とすることに決定いたしました。
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△散会の宣告
○議長(前田賢一君) 以上により、次回の本会議は6月18日午前10時から会議を開き、一般質問を行います。 本日は議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これをもって散会といたします。
△散会 午後3時31分...