新宮市議会 > 2016-06-15 >
06月15日-02号

  • 試掘(/)
ツイート シェア
  1. 新宮市議会 2016-06-15
    06月15日-02号


    取得元: 新宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-29
    平成28年  6月 定例会          平成28年6月新宮市議会定例会会議録             第2日(平成28年6月15日)---------------------------------------議員定数17名、現在員17名、出席議員16名、氏名は次のとおり。                             1番  北村奈七海君                             2番  並河哲次君                             3番  杉原弘規君                             4番  大石元則君                             5番  松畑 玄君                             6番  前田賢一君                             7番  福田 讓君                             8番  辻本 宏君                             9番  榎本鉄也君                            10番  久保智敬君                            11番  濱田雅美君                            12番  上田勝之君                            14番  田花 操君                            15番  松本光生君                            16番  屋敷満雄君                            17番  大西 強君---------------------------------------欠席議員1名、氏名は次のとおり。                            13番  東原伸也君---------------------------------------議事日程 平成28年6月15日 午前10時開議 日程1 諸報告      6 一般財団法人熊野体験研修協会の業務報告について      7 公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について 日程2 市報告      1 公設市場経過報告      2 新宮港経過報告 日程3 議案第49号 専決処分につき承認を求める件            新宮市税条例等の一部を改正する条例 日程4 議案第50号 専決処分につき承認を求める件            新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 日程5 議案第51号 新宮市議会議員及び新宮市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例 日程6 議案第52号 平成28年度新宮市一般会計補正予算(第1号)---------------------------------------会議に付した事件 日程1 諸報告から 日程6 議案第52号 平成28年度新宮市一般会計補正予算(第1号)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              亀井寿一郎君               企画政策部               部長               向井雅男君               次長兼商工観光課長        中前 偉君               企画調整課長           新谷嘉敏君               企業立地推進課長         山本茂博君               総務部               部長               上路拓司君               次長兼財政課長          小谷 充君               参事(防災及び危機管理担当)   西 利行君               秘書課長             西山和視君               総務課長             尾崎正幸君               税務課長             平見仁郎君               防災対策課長           田中幸人君               監査事務局               局長               久保欽作君               市民生活部               部長               岡 雅弘君               市民窓口課長           赤坂幸作君               生活環境課長           岩崎誠剛君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        森本邦弘君               福祉課長             有本文彦君               健康長寿課長           河邉弘ミ子君               建設農林部               部長               垣本裕也君               都市建設課長           田坂 豊君               農林水産課長農業委員会事務局長 名古一志君               熊野川行政局               局長               伊藤順司君               会計管理者兼会計課長       澤 隆弘君               医療センター               事務長              豊田正志君               水道事業所               所長               坪井辰実君               業務課長             奥  靖君               消防本部               消防長              海野裕二君               次長兼庶務課長          日浦規行君               教育委員会               教育長              楠本秀一君               教育部               部長               片山道弘君               教育総務課長           北畑直子君               文化振興課長           畑尻賢三君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               畑尻英雄               次長兼庶務係長          岸谷輝実               議事調査係長           岡崎友哉               議事調査係主事          大居佑介            第2日(平成28年6月15日)--------------------------------------- △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は15名であります。 定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付したとおりであります。御了承願います。 本日、東原議員所用のため欠席、大西議員所用のため遅刻の申し出がありましたので、御報告いたします。--------------------------------------- △日程1 諸報告 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、日程に入ります。 日程1、諸報告を議題といたします。 諸報告、番号6、一般財団法人熊野体験研修協会の業務報告について当局の説明を求めます。 名古農林水産課長。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君) (登壇) ただいま議題となりました一般財団法人熊野体験研修協会の業務報告について御説明申し上げます。 それでは、1ページをお開きください。 まず、事業報告ですが、施設の利用者につきましては、国体の開催や連休が続いたことにより前年度と比較して増加し、当期純利益は181万2,493円を計上しております。また、公益目的財産収支差額はマイナス441万198円で、公益目的財産残額は2,008万4,520円となっております。 収益事業につきまして、宿泊関係では前年度より1,496人多い1万1,980人となっており、売り上げについても207万2,630円の増となっております。 2ページをお願いします。 入浴関係で見ますと、利用者数は前年度より1,451人増加し、売り上げにつきましても前年度に比べ31万8,092円の増額となっております。売店関係の売り上げにつきましては昨年並みで832万7,384円となっております。 次に、貸借対照表について御説明いたします。 3ページをお開きください。 まず、資産の部ですが、流動資産、固定資産合わせました資産合計が3,898万836円でございます。 次に、負債の部ですが、流動負債、固定負債、合わせまして588万7,028円でございます。資産から負債を差し引いた3,309万3,808円が正味財産となり、当年度の当期純利益は、先ほど事業報告でも報告させていただきましたが、181万2,493円でございます。 貸借対照表記載に係る詳細は、4ページから5ページにかけての正味財産増減計算書と6ページから7ページにかけての財産目録に記載のとおりでございます。 次に、平成28年度事業計画について御説明いたします。 予算書の1ページ及び2ページをお願いします。 平成27年度同様、二つの公益事業と収益事業からなる事業で当協会を運営していくことになります。損益計算ベースでの収入については、3ページに記載のとおり、経常収益の総額は8,281万9,000円を見込んでおり、昨年度と比較して251万円の減となっています。一方、経常費用の総額も同額で、その内訳は4ページから5ページに記載のとおりですが、平成28年度の正味財産の増額は見込んでおりません。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君)  事業費なんですけど、役員報酬かなり高額なんですけど、これはなぜこんだけ。ほかの財団法人だったら役員報酬とかいうの支払ってないと思うんですけど、なぜここには出てくるんですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  ここの役員報酬は、役員3名の給与、手当等全て入っております。あと、評議員の出席報酬、それも入ってございます。 ◆5番(松畑玄君)  役員も職員として働いてられるということですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  役員3名、全て職員でございます。 ◆5番(松畑玄君)  職員として働くなら、別に給料手当でいいんじゃないですか。そうでもないんですか、こういうのって。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  そこはまた、はい。向こうとそういうやり方がいいのかどうかというのを聞いてみますけど…… ◆5番(松畑玄君)  役員は常勤で働いてられるんですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  そのとおりです。常勤で。 ◆5番(松畑玄君)  皆さん働いてられるということなんですけど、皆さん職員として働いてられる方が理事を務めてくということに対して、全員そういう方ばかりというのは、ここは全然問題ないんですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  特に問題はないと考えております。 ◆5番(松畑玄君)  見てたら本当にかなり差があるというか、人件費の3分の2が役員のとこに流れてくような感じに見えますんで、また会計処理のほうもちょっと研究していただければと思います。 ○議長(榎本鉄也君)  14番、田花議員。
    ◆14番(田花操君)  この体験研修協会も、長山さんが頑張って、ずっと長いことここの職員から最後は理事長にまで来て今運営してくれてるということなんやけど、この長山さんは定年はないんか。半永久、本人が健康やったら勤めれるようなそういう規約なのか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  特にそういう規定はなかったように思います。 ◆14番(田花操君)  そういった規定というのはないんか。職員の規定というのは。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  今ちょっと資料を持っておりませんので、後ほど答えさせていただきます。 ◆14番(田花操君)  一生懸命、本当に彼、寝食忘れて頑張ってくれやる。周りから見やると、彼しかようやらんと思うぐらいで。だけど、それは一方から見たら異常なんやで。そういうのを、ちゃんと市長は認識したあるんかなと思うときあるよ。この役員構成にしても、ほかのとこは担当部課長充て職で入ったあるのに、ここだけ、以前入ったあたと思うんやけど、そっくり職員が引き揚げて入ってないの。 だから、こういった財団、第三セクターの結局はルール、基本的な考え、役員の選び方、運営の基本的な考えが市長にはないんやろと思うわ。これだけの大事なサービス業の中で、財団の中の。私は、この体験研修センターが一番えらいやろうと思うで、ほかの財団もえらいけど。より執行協会の体制を充実させてあげやんと、長山さん一人だけにおんぶにだっこでええんかと思たあるよ。何でこれ、市の担当者がこれだけ入ってないんか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  以前は入っておりましたが、一般財団への移行の中で、民間への委託ということで抜かさせていただきました。理事会等には、うち、職員も必ず参加して、特に発言権はないですけども、いろんな指導というのは行ってございます。 ◆14番(田花操君)  担当者が行きやるというのは何の資格で行きやるんか知らんけど、それなら。そういった話にはならん。 この監事の倉矢勇さんいうて、税経事務所所長いうて、どこの。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  税理士は大阪の方でございます。 ◆14番(田花操君)  いつも市長は地元のそういった方を雇用せえ、地元の方にと言うのに、大阪のそんな税理士に。市内に税理士、何十人もおるわだ。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  税理の関係なんですけども、職員がみずから勉強したり、地元の税理士にお願いしたこともあったらしいんですけども、当時、ふれあい公社か何かの関係で、今の税理士にお願いしてるという話でございます。 ◆14番(田花操君)  あれだけ地元に金をというて言いやるのに、言やることとしやることと本当に。 とにかく、これも市から運営、経営にかかわって、一緒になって長山さんらとやっていかなあかんのじゃないんか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  理事のことは別として、それはもうそのとおりでございます。 ◆14番(田花操君)  本当にばらばらというか何か。 それと、事業の中で熊野古道を歩こう会というイベントを1カ月半か2カ月に1回やってくれやるわ。これはありがたいことで、ぜひ山歩きを事業としてやってもらったらええと思います。 ただ、一つ心配するのは、事故があったときにどう対応するかいうことが心配される。相当えらいコースを行きやる。高野山から本宮までの小辺路を歩いたり、大峯の奥駈の南奥駈を歩かしたりしやるよ。それが、募集した、これインターネットか、ここのサイトかなんかでしやるんか、1回行った人にダイレクトで案内しやるんか、そらようわからんけど。相当厳しいとこを連れて回りやる。それで、参加した人に、私近くでおるんで、小辺路を三浦からずっと歩いたときには12時間ぐらい歩いた言うんやだね。ちょっと計画に無理があり過ぎると思うんやけどね。 だから、事業をして、やってくれるのは本当にええし、こういう事業いうのはなかなか市内で取り組むというのは、あそこにはバスがあり、運転手があり、こういうとこ行こうと思ったらバスがなかったら行けんのやよ。要するに、出発したとこまで送って、今度はまた到着するとこへ迎えに行く。あのマイクロバスを持ってなかったらほとんどできん。だけど、市内で持ったあるところというのは、フリーであるとこいうのはないからようせんのや。だけど、これはもう大変、高田のグリーンランドの、私は売り物でぜひやったってほしいけど。 どういう人があそこで歩きを指導しやるんかというて、私、その行った人に聞くと、職員がしてくれやると。一生懸命職員がやってくれる。だけど、事故がなかったらええけど、事故があったときには職員の問題、あるいはここの組織の問題になりかねんから、それだけはちゃんと事業計画なんか立てるときには、市内にそういう山歩きの専門家おるし、奥駈のそういった山小屋を管理しやる山彦ぐるーぷの人らもおるから、そういう人にアドバイスを顧問的に入ってもらっていただきながら私すべきやと思うんで、ぜひこういったことを体験研修センターがやりやるというのは、やっぱり市がやりやるように参加者は見たあるよ。これは、名古課長、こういう実態というのは知らんやろね。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  こういう実態というのは、山歩きされてるということですか。 ◆14番(田花操君)  だから、山歩きをどういう計画で市民を募集、市民だけじゃない、結構周辺から来て、あそこへ泊まって参加する、よそからも、和歌山市あたりからも来るらしいわ。大体15人から20人ぐらいを連れていきやると。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  ざっくりとは聞いてございます。 ◆14番(田花操君)  転ばぬ先のあれとして受けとめてほしいし、もし事故があったときにどういう対応が、そういう対応のことも頭へ入れて連れていくことをすべきやと思う。 ◎建設農林部長(垣本裕也君)  ただいま議員から御指摘いただいたことを十分考えまして、今後、事業計画についてはもう一度、協会のほうと計画させていただきたいと思います。 ◆14番(田花操君)  ぜひ、市からも役員にやっぱり入るべきやよ。入って、協会のそういった行事、運営、事業を把握して、いろいろ議論できるようにしとかなあかんと。だから、外れたことは私はええないと思うし、ぜひ入って一緒になってやっていくということを強くお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  まずは、予算の3ページと決算のほうの4ページで見比べてなんですけども、受託事業収入のほうが前年度予算だと1,000万円ほどになってるんですけども、決算で1,449万円ほどになってるんですけども、これはやらない予定やったものをやることになったとか、何か発電の設備の関係とかですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  デイサロンの部分の振り分けだと思います。 ◆2番(並河哲次君)  デイサロンがふえたということですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  振りかえたというような感じです。去年、指摘を受けたこともございまして、そこらを受託収入と…… ◆2番(並河哲次君)  項目を。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  そうです。公益事業の部分とちょっと振り分けてございます。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。 そしたら、今、予算の分の1,395万円の受託事業収入の指定管理、発電ほかと書いてあるんですけども、この内訳の事業を教えていただいてもいいですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  指定管理料が860万円、デイサービスの分が400万円、あとは小水力の遠方監視関係が180万円、草刈り等で24万円でございます。 ◆2番(並河哲次君)  バスの運行はまた別なとこなんですか。行政バス事業というのも受託事業に関する業務というふうに、お隣の2ページに書いてあるんですけど。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  その分は公益事業のほうに入ってございます。 ◆2番(並河哲次君)  デイサービスで400万円ということですか。これは公益事業ということなんですけど、今400万円というふうに言っていただいたんですけど。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  デイサロンには受託として受け取る400万円と、あと個人負担、1人当たり500円の個人負担分というのがございます。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。 この指定管理料の860万円というのは、新熊野体験研修協会になってからずっとですか、860万円というのは。あとは、それがどのぐらいの期間かというのも教えていただきたいんですけども。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  古くはあれですけども、平成18年度ぐらいからで4施設合わせて660万円で、平成23年度から860万円に増額させていただいております。 ◆2番(並河哲次君)  平成23年度あたりは水害の関係なのかなと思うんですけども、それ以降860万円にずっとしてあるというのは、その指定管理の契約の中でということですか、そのまま継続でという形ですか。指定管理がいつまでかもセットでお願いします。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  指定管理につきましては、平成26年度から平成30年度までの5カ年ということでございます。 あと、指定管理については、年度協定の中で860万円という金額をうたってございます。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。 あとは、財団法人がほかにもあって、昨日の徐福協会とか、ふれあい公社とか、それぞれ観光向けに考えてつくられているところなのかなと思うんですけども、それがメーンなのかなと思うんですけども、公益事業もあるにしても。これは相互に何か連携したりというのはしてるんですか。今、部署は別かなというふうに思うんですけども、観光それぞれのものとして連携して相乗効果を図っていこうみたいな部分というのはあるんですか。それぞれの場所で、お互いの情報発信、こういうのもありますよというふうに発信するとか、それとも、もう完全に請け負ってる部署が別ということで個別にされているという状態なんですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  そこを突き詰めて話をしたことはありませんが、うちは宿泊施設、それと温泉がございますので、そういった情報のやりとりというのは当然あるものだと思っています。 ◆2番(並河哲次君)  あるものだと思ってますということなんですけども、それはあるかどうかというのはちょっとわからないので、そういったところは積極的に協力、市が出資してきたということで、こういうふうに報告義務があるということになってると思うんで。 ◎企画政策部次長商工観光課長(中前偉君)  ふれあい公社、それから高田なんですけれども、舟へ行くお客様、マイクロバスを貸し借りさせてもらったり、あと財団じゃありませんけれども、さつき温泉と高田グリーンランドと温泉のキャンペーンとか、そういったこともやらしていただいております。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。 あとは、先ほどこちらの財団法人はもう役員も、一般財団法人へ移行したのを受けて、市の職員の方は抜けているという形になってるということなんですけども、これは要するに、完全に、例えば徐福協会とかふれあい公社は、結構、市が事務局を実質担ってるのかなというふうに思うんですけども、こちらのほうはもう事務局機能も完全に抜けて独立してやっていただいてるということの認識でいいですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  そのとおりでございます。 ◆2番(並河哲次君)  やっぱりそのような形で独立してしっかりと事業運営していただくという形をとっていくということが、非常に重要なのかなと思います。これは、ちょっとほかの二つが終わってしまったんですけども、しっかりほかの二つに関しても、指定管理にしているのに市が実質事務局を担ってやってるというのは、余り指定管理という形ではないと思うので、しっかりと独立してやっていただける形をとって、緊張感を持って指定管理をお任せするということができればいいのかなと思います。 あと、昨日言えなかったんですけども、財団法人とかも含めて、市が出資している団体含めてだと思うんですけども、総務省のほうで平成21年に第三セクター等の抜本的改革等に関する指針ということで出ていまして、その中に、議会への説明と住民への情報公開という項目があります。地方公共団体は、第三セクター等の法人の経営状態について、インターネット等も活用し、地域住民にわかりやすく公開するよう積極的に努めるとともに、情報公開制度に基づき、地域住民等の要請に応じて情報の提供を行う必要がある。また、地方公共団体は、第三セクター等に対しても、みずから積極的かつわかりやすい情報公開を行う指導に努める必要があるというふうにして、はっきりと、これ通知なんですごく強制力があるものではないと思いますけども、きのうの新宮港埠頭株式会社に関しても、第三セクターということで義務づけられている地方自治法第243条の3第2項の規定だけではなくてということで別の項でこういうふうに書いてありますので、やっぱり市としては、こういう第三セクターに対してもみずから積極的かつわかりやすい情報公開を行うよう指導に努める必要があるというふうに書いておりますので、株式会社なのでどうこうであるとか、一般財団法人なのでどうこうであるという話ではなくて、市が出資している団体として、市が主体性を持って積極的に指導していただきたいと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  10番、久保議員。 ◆10番(久保智敬君)  受託事業の中に高田小水力発電所の管理業務を行っていただいております。今回の議会の補正予算の中にも水力発電の修繕費用として出ておりまして、ちょっと気になって現場まで行かせてもらったときに、たまたま発電がとまっておりまして、農林水産課の職員の方と電気関係事業者の方が来ていただいてて、中にも入れていただいたんですが、そのときに思ったことなんですが、この管理業務、あそこの現場は管理するのに取水口まで行くのに大変な勾配のところをモノレールで行くんですが、これは大変やろなと思ってまして。この管理業務、今ここの職員の方が行っていただいてるんですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  上へ上がっていただいてるのは、シルバーを通しての地元の方2名でございます。 ◆10番(久保智敬君)  そしたら、そのシルバーの方が毎回、毎日ですか、見に行っていただいてるのは。お年は幾つぐらいでしょうか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  一人は70代、もう一方は80歳に近いかなと思います。 ◆10番(久保智敬君)  いやいや。このモノレール見たら皆さんびっくりすると思いますけども、本当に急で、こんなとこよう行くなというところで。今回の修繕費でも、これは耐用年数が来て修理をするということで載せていただいてるんですね。モノレールとかそういう管理するためのそんなとこは大丈夫なんか、えらい気になりました。あそこの現場は本当に、5年前の水害でも大分上から土砂が落ちてきて、それを取り除いてはいただいてますけども、それ以後、大きな石も転がってきてるんです。そういうとこだけに、この管理していただいてる方の状況というか気になるところでありますが、その点はどう考えてられるか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  索道の修繕等は今年度も当初予算に載せていただいておりますが、人の命を運んでますんで、そこは気をつけているつもりです。 ◆10番(久保智敬君)  高齢ということもあって、本当に1回乗ってみようかなという気にもなりません、ちょっと怖さがあって。そういうとこなんで。その辺、もしできるんであれば、もっと違うところから登れるところもあってもいいんじゃないかなと思ったところです。また、その点、気をつけていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君)  ちょっと聞き漏らしたんですけど、先ほどの役員報酬の件なんですけど、事業費と管理費の中へ二つ出てくるというのは、なぜこんなして出てくるんですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  協会のほうの会計上、いわゆる事業の部分と管理の部分というふうに分けてると、そういうことだと思います。 ◆5番(松畑玄君)  これ全て同じ人物に支払われてるという、役員3名だけに払われてるお金ですか、両方とも。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  先ほども申し上げましたけど、管理部門も事業部門につきましても人員同じ方3名の給与手当等全て含んだものと、あと評議員の出席報酬、そういうものが入ってございます。 ◆5番(松畑玄君)  役員報酬規程では、これどのようになっとるんですか。やっぱり、常勤で働く方というのは給料に該当するんじゃないかなと。役員報酬規程の中にそういうこともうたわれておるんでしょうか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  役員報酬規程が手元にございませんので、また調べさせていただきます。 ◆5番(松畑玄君)  やはり、どう考えても報酬と給料というのは全然性質が違うものだと思うんです。そして、ましてや給料より報酬のほうが多い会社、いかがなもんかなと思うんです。役員のためにある会社じゃないかなというふうにちょっと捉えてしまうというか。 そして、もう1点、先ほど税理士の話も出てきたんですが、予算書を見てたら、手数料の中で税理士手数料が129万3,000円、これもちょっといかがなもんかと思うんですけど。多分、常識じゃちょっと考えられない金額だと思うんですけど、そこら辺についてはどうでしょうか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  その辺につきましても、協会のほうに問い合わせしたいと思います。 ◆5番(松畑玄君)  そして、この税理士の方というのは監事でもあるわけですよね。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  そのとおりです。 ◆5番(松畑玄君)  これ監事にも報酬払っているわけですか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  監査時の出席報酬がどのようになってるかというのは、ちょっと時間をください。 ◆5番(松畑玄君)  これ、普通に考えて、評議員、理事ともらってて、監事がもらってないということはないと思うんですけど。監事が経営する税理士事務所に委託するというのも、これもいかがなもんかなとは思うんですけど。適正なんですかね、これ。やはり、監事である以上、ほかのとこへちゃんと会計業務委託すべきではないか。自分が、監査する立場の人間が帳面見てるというのは、会計処理してるというのはいかがなもんかなと思うんですけど、そこら辺についてはどうでしょうか。 ◎農林水産課長農業委員会事務局長(名古一志君)  そのことにつきましても、協会のほうに問い合わせしたいと思います。 ◆5番(松畑玄君)  実質、本当に言いたいのは、状況を把握されとるのかなと。財団法人でありながら、本当に野放し状態というか、報酬の件にしてもそうなんですが、本当に中身把握されとるかというのを心配するんですけど。今後、本当に精査して直すべきとこは直していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 次に、番号7、公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について当局の説明を求めます。 畑尻文化振興課長。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君) (登壇) ただいま議題となりました新教文第34号、公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について御説明申し上げます。 平成27年度決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成27年度の事業報告でございますが、掲載のとおり、①から⑩までの事業を行っております。企画展でも取り上げました太宰治が佐藤春夫に宛てた芥川賞の受賞を懇願する新発見の書簡は多くの注目を集めたところでございます。年間の入館者数は3,870名でございました。資料の受け入れにつきましては、高橋百百子様ほか計15名の方より書籍類53点、同じく高橋百百子様ほか計8名の方より書簡、写真などの26点の品々を御寄贈いただいております。 続きまして、平成27年度決算について御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部では、流動資産と固定資産を合わせまして、資産合計6,252万9,749円となってございます。負債の部では、流動負債が34万5,306円、固定負債はございませんので、負債合計34万5,306円でございます。正味財産の部では、指定正味財産はなく、一般正味財産のみの正味財産合計で6,218万4,443円となり、負債及び正味財産合計は6,252万9,749円でございます。 3ページをお願いいたします。 正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益は933万1,915円でございます。その主なものは、事業収益の916万6,250円、受取寄付金として11万円などでございます。 次に、経常費用でございますが、事業費は878万2,547円で、主なものといたしましては、給料手当の235万6,480円、臨時職員賃金の258万3,500円でございます。 4ページをお願いいたします。 管理費は48万5,788円で、主なものといたしましては、給料手当の17万7,369円でございます。事業費と管理費を合わせた経常費用計は926万8,335円となり、当期経常増減額は6万3,580円の増でございます。 経常外増減の部は、収益、費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額は6万3,580円の増となり、一般正味財産期首残高6,212万863円に増額分を加え、一般正味財産期末残高は6,218万4,443円でございます。 指定正味財産はございませんので、正味財産期末残高は、一般正味財産期末残高と同額の6,218万4,443円でございます。 5ページをお願いいたします。 財産目録でございます。 貸借対照表で説明いたしましたとおり、資産合計6,252万9,749円、負債合計34万5,306円、正味財産は6,218万4,443円でございます。 なお、6ページに監査報告書を添付してございますので、御参照くださいますようよろしくお願いいたします。 続きまして、平成28年度の予算書について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 平成28年度の事業計画でございますが、顕彰事業、資料の収集保存・研究・活用事業、交流・普及事業、管理運営・受託事業を行うものでございます。 2ページをお願いいたします。 正味財産増減予算書でございます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益は915万200円でございます。その主なものは、事業収益の901万1,000円でございます。 次に経常費用でございますが、事業費は858万9,755円でございます。主なものといたしましては、給料手当の240万5,329円、臨時職員賃金の239万1,967円でございます。 3ページをお願いいたします。 管理費は56万445円でございます。主なものといたしましては、給料手当の18万1,046円でございます。 事業費と管理費とを合わせた経常費用計は915万200円となり、経常収益計と同額のため、当期経常増減額はございません。 経常外増減の部は、収益、費用ともにございませんので、一般正味財産の期首及び期末残高は6,212万863円でございます。 指定正味財産もございませんので、正味財産期末残高も同額の6,212万863円でございます。 なお、4ページには役員名簿を添付してございます。 以上、まことに簡単でございますが、公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  まずお聞きしたいんですけども、この記念会の事業があるんですけども、この事業を実質的に行っているのは、この記念会の会員たちという理解でよろしいですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  佐藤春夫記念会館長以下職員で主に行ってございます。 ◆1番(北村奈七海君)  そうすると、御供茶式とか筆供養に私も参加させてもらったことがあるんですけども、そのときに、準備の段階から多分、教育委員会の職員の方が入ってると思うんです。その記念会の会員たちと職員たちと一緒に準備もやってるのかなと思うんですけども、そこら辺はどんな形で準備なんかされてるんでしょうか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  御供茶式につきましては、職員、いろいろ中の準備作業とかございますので、机の配置であったりそういった外回りのところとかは私ども教育委員会で担当させていただいたり、分担しながら効率的に行っているというところでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  協力関係にあるのはとてもいいことなのかなと思うんですけども、協力要請というのは、記念会のほうから毎年何らかの形で教育委員会に、協力要請というか依頼か何か来てるもんなんですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  特に協力要請といった形ではございませんけれども、毎年この日に行うということで、事前に打ち合わせをしながら行っている。私どもは佐藤春夫記念会に対してその管理運営をお願いしているわけですけれども、私どもも当然佐藤春夫の顕彰であったり、いろんな形で事業を展開しておりますので、その辺は協力関係として行ってございます。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 ちなみに、実質的に記念会の中でそういう事業を行うときに動ける人員というのは、具体的には何人おられるんでしょうか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  館長以下、臨時職員、嘱託職員を含めて4名程度で行っているということです。そういった事業の開催案内、これは佐藤春夫記念会が主催でございますので、そういった事務的な話は佐藤春夫記念会で行っております。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 この質問をしたのは、実際に自分がいろいろな市の文化的なイベントに行ったときに、すごく教育委員会の方が実質的にイベントの準備から片づけまでずっとその場にいて準備を行っているということを見ている中で、例えばこの佐藤春夫記念会だったら館長以下4名の方ではなかなか準備が厳しいということはすごくわかるんですけれども、自分が気になっていることとしては、この文化複合施設というものの建設があって、そこにしっかり力を投入していかないといけないという状況にある中で、ほかのイベントであるとか実際に文化振興課がやらないといけない事業というものがあるので、そういったイベントの準備であるとか片づけであるとかというところに自分が行く中ですごく忙殺されているように思えるんですけれども、そういったところの実態に関して担当課長がどういうふうに見ておられるのかなというのは、どんなふうに感じておられますか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  佐藤春夫記念会の御供茶式というのは、外回りで動いてるという姿は私どもの部分が見えるのかもしれませんけども、実質的な事務とか見えない部分での作業というのは佐藤春夫記念会が一生懸命やっていただいているというふうに感じております。 それから、今お気遣いいただいたように、それぞれ事業を抱えてではありますけれども、それほどこの業務については大した負荷にはなっていないというふうには考えてはございますが、それぞれ職員一生懸命協力しながらやっているというところがあるかと思います。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 ちょっと、そうですね。ただ、やっぱり土日も含めて、イベントというのは土日が多いですし、例えば文化複合施設のワークショップを現在やっているときに、日曜日は必ず出勤しているというふうになっていると思うんです。そういったところの職員配置に関して、教育長はどんな形で考えておられますか。今が適切だと思っておられますか。 ◎教育長(楠本秀一君)  適切かどうかということですけど、今、一生懸命職員の方が集中して頑張っていただいておるというふうに感じております。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 ちょっと、私が今、市内でそういった文化的なイベントに行って、職員の方たちが一生懸命されているというのはもちろんわかるんですけども、やはり休みというものを潰して、土日のどちらかにイベントに行って準備から片づけまで行って、その後、また日常的な業務に平日は従事するというやり方をやっていくと、すごく職員の負担が大きくなるのではないかなということと、やはり文化複合施設という大きな事業を抱えていく中で、そこに投入していく力というものがそがれていってしまうおそれもあるのではないかなというふうに思うので、この佐藤春夫記念館というものの事業に対してどれぐらい力を割いているのかなというのが質問の趣旨です。 ◎教育長(楠本秀一君)  職員への御配慮いただきましてありがとうございます。 私、毎週月曜日に教育委員会事務局職員の週報を報告いただいておるわけですけども、文化振興課の職員については、当然、土日も仕事に担当しておる報告もありますが、それ以外、土日、休日もとっておりますし、今のところ1名増員体制もできたというところで、その辺のことはオーバーワークには今必ずしもなってないと、休みもとれている状況で。ただし、集中するときは集中していただくということで、代休等の処理もしていただいてるいうふうに思っております。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。ありがとうございます。 そしたら、ちょっと事業内容のことについて聞きたいんですけども。予算書の1ページに事業計画がありまして、その中の3番の交流・普及というところで、(2)は類似文学館との交流、(3)文学関係団体や文学者との交流というものがあるんですけれども、ここは具体的に類似文学館というのはどういったところで、昨年度は、ちょっとわからなかったんですけど、今年度はどういったところと交流していく予定というのは、どんな予定でしょうか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  類似文学館というのはたくさんございますけれども、特に佐藤春夫につきましては、谷崎潤一郎、太宰治とかいったそういった方の文学館もございますし、さまざまな文学館交流だけではなくて、実践女子大の研究されている河野龍也先生など初め、いろいろそういった研究機関との交流も含めての事業というふうに捉えております。 ◆1番(北村奈七海君)  これは、交流をしていくというのは館同士の交流であって、例えばそういう研究者の方が新宮市に来られて交流をしているときに、交流内容とか佐藤春夫についての話をするというのを一般公開しているというのもこの交流に含まれるんですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  そういった交流ということではなくて、研究者同士の交流といいますか、情報交換といいますか、そういった調査・研究をする中での部分も含めて交流というふうに捉えております。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  決算のほうの3ページなんですけども、入館料のほうが昨年度よりも23万円ほどふえてるんですけども、これは何か改善とか工夫とかがあったのか、大きなイベントがあったのか、どういった形でしょうか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  入館者数については、平成26年度、平成27年度比べますと約400人程度増加しておりますけれども、これは、佐藤春夫記念館というのは単なる観光施設ではございませんので、そういった興味のある方が入られる、あるいは速玉大社に訪れた方がふらっと入られるといったところかとも思いますけれども、そういった入館者の増に向けての企画展、さまざまな形で行っております。昨年であれば、先ほど申しました①から⑩の間の中で、わんぱく時代の写真集とかギャラリートークを含めて谷崎潤一郎没後50年特別企画、いろんなさまざまな事業は行っておりますけれども、これによって誘客に結びついたかということは佐藤春夫記念会のほうもなかなか分析できていないというところでございます。さまざまな形で入館者数を増加していかなければならないというところでは努力しているようでございます。 ◆2番(並河哲次君)  この佐藤春夫記念館のほうが、指定管理が今年度までだったかなと思うんですけども、その辺、公益財団法人ということで公益事業をされてるということなんですけども、今後、来年度以降どのような検討状況でしょうか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  今おっしゃっていただいたように、今年度までが指定管理の期間となっております。私ども所管としましては、この佐藤春夫記念会というのは春夫に関する資料収集、保存、著者研究をもとにした顕彰活動によって市民文化の高揚に努めていただくということを目的としておりますので、また、この佐藤春夫記念会は平成22年度、先ほどからあります公益法人制度改革の中で一般財団法人また公益財団法人を選ぶかといったときに、その社会的信用価値の高い公益財団法人として選んだわけでございます。そういったことから私どもとしましては、これから検討しなければなりませんけれども、佐藤春夫記念館の業務委託についてはこの会でしかやり得ないだろうというふうな考え方は持っております。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。 その中で、公益事業ということなんですけども、例えば去年度であれば入館料がふえていて、また売店事業の収益もふえてるんですけども、この辺はどんどんふやしていけたらいいのかと思うんですけども、ここで収益を上げ過ぎると公益法人として余りよくないとか、そういった点はあるんですか、どうなんでしょう。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  今おっしゃっていただいたように、公益財団法人の会計処理につきましては、公益目的事業、収益目的事業、法人会計でございますけれども、収益的事業が50%を上回ってはいけない、公益法人会計については黒字となってはいけないというようなルールがございます。 ◆2番(並河哲次君)  だた、半分というところでいくと、まだ入館料とかもまだまだ入館していただいてそれをふやすということは、今はそこまで大きな問題にはならないのかなと思うんですけども。ですので、このあたりはふやしていけたら。先ほど、分析とかはなかなかできていけてないということだったんですけども、そのあたり、分析も含めて、入館していただいて。市として800万円以上の指定管理料も、公益とはいえども、やっぱり苦しい財政の中でそれだけ出していくというところからは、そこからも収入を積極的に得ていくという必要があると思うんですけども、その辺は今後どのように進められる形でしょうか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  公益財団法人という性格上のものもありますけれども、当然この入館者数をふやして収益を上げるという観点からよりも、いかに佐藤春夫について知っていただくかということを目的とした事業を行って、それが入館に結びつくといったことかと思います。また、その収益事業を上げるためには、入館者数の増というのもありますけれども、さまざまな使用料の適正化とかそういったことも勘案しながら、今後、指定管理料を把握する中で検討していきたいというふうには思います。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。 あと、もう1点だけなんですけど、こちらのほうも先ほどの北村議員の質問の中からも、かなり職員の方が入っていってやっている部分が多いのかなと思うんですけども、指定管理という形態の中で指定管理料もあるし、そこの団体に任せるという形でお金を支払ってるわけですよね。そこにまた職員の方が入ってって一緒に事業をお手伝いして行うとなると、その払ってるお金と、職員の方が手伝えば手伝うほど、じゃ、それはそんなにお金はいらないのではないかというところとの線引きがとても難しいものかなと聞いていて思いまして。やっぱり、指定管理という形は、本来的にはその団体にしっかりとお金も含めて任せるという形をとる必要があると思うんですけども、教育長、そのあたりはどうですか。指定管理料を払ってるわけですよね。 ◎教育長(楠本秀一君)  私も、新宮市が運営している、新宮市の佐藤春夫記念館ですけども、その運営については佐藤春夫記念会に指定管理としている。財政規模の大きなところでは、こういった文学博物館等にはかなりの予算というんですか、そういったもの持たせていると思うんですよ。新宮市みたいなところでは、当然、私ども教育委員会所管の施設でありますから、大きなイベントについてはやはりお手伝いをする。当然、それは名誉市民である佐藤春夫先生を顕彰していくということとなってきますので、今、職員がかかわっているのは多分、御供茶式と筆供養ぐらいのもんだと。あとの企画については、館長以下職員方が非常に専門性というんですか、自分たちの持っているものを十分発揮して佐藤春夫の顕彰、記念館を運営していただいておると認識しておりますので、その辺のことは、職員が手伝うのはどうかというそういう冷たいことは、私どもそういった関係は持ちたくありませんし、やはり指定管理料880万円、そういった中でもっともっと研究発表とか資料とかつくりたいという希望は記念会のほうも持っておりますが、そういったことも手がけていただいていない中で、やはり我々もできる範囲ではお手伝いをしていきたいなと、そのように思ってます。
    ◆2番(並河哲次君)  質問の趣旨としては、手伝うのはどうかということではなく、手伝うことが悪いと言ってるのではなくて、指定管理料を払っている中で、またそこに人が入っていくということの、じゃ、そのお金はそれで本当にいいのかという話になってきますので、税金を投入する中で。だから、そこはしっかりと、もちろん手伝われるということは別に悪いことじゃないと思うんですけども、本当に職員の方の通常業務としてそこに入っていくという形になると、やっぱり別の組織としてやっていただいてるという中での曖昧さというのは余りよくないかなというふうには思いますので、そこはしっかりと考えていただきたいと思います。 以上です。     (「議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  12番、上田議員、議事進行。 ◆12番(上田勝之君)  5番の松畑議員が指摘してた新熊野体験研修センターの報酬規程とか、あとさまざまな質問されてた件で、松畑議員のほうから、議長において今議会中に報告を求めていただけるようお願いしていただきたいということでございますので、よろしくお取り計らいのほどお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  私を介して松畑議員に言うわけですか。 ◆12番(上田勝之君)  当局に報告を求めてくれということです。今議会中に。 ○議長(榎本鉄也君)  わかりました。了解しました。 当局側もそういう答弁でございましたので、今議会中には出していただくように、こちらから申し入れます。 それでは、質問中ですけれども、10分間程度休憩をいたします。 △休憩 午前11時03分--------------------------------------- △再開 午前11時15分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 以上で番号7の質問を終わります。--------------------------------------- △日程2 市報告 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、日程2、市報告を議題といたします。 市報告、番号1、公設市場経過報告について当局の説明を求めます。 中前企画政策部次長商工観光課長。 ◎企画政策部次長商工観光課長(中前偉君) (登壇) ただいま議題となりました青果・水産物の取り扱い状況について御報告いたします。 お手元に配付させていただいておりますA3の資料をごらんいただきたいと存じます。 まず、上段の新宮中央青果株式会社の青果物でございますが、平成27年度の4月から3月までの合計で、取扱量におきましては3,268トン、取扱額が11億3,334万6,000円でございます。対前年度比では、数量におきましては5.6%減の195トンの減、金額におきましては0.2%増の251万1,000円の増となっております。 次に、下段の新宮水産株式会社の水産物でございますが、取扱量におきましては287トン、取扱額が5億5,305万6,000円でございます。対前年度比では、数量におきまして6.5%の減の20トンの減。金額におきましては0.1%増の61万1,000円の増と、前年度とほぼ横ばいの状況となっております。 青果の状況ですが、4月上旬と梅雨の長雨による日照不足で地場産青果物は大不作となりました。全国的に同様な状況で、葉物を初めとする野菜類のできが悪かったこと、また、果実につきましても、地元のハウスミカンや買い付けの桃など品質がよくない状況でございました。しかし、品不足による単価高で推移したことにより県外産地の買い付け野菜が売り上げを上げ、10月までは売り上げ増となりました。後半の状況は、冬場の気温高により野菜の出回りがよく価格が低迷し、特に鍋物野菜の回転率が悪く、11月から1月にかけ全国の他の卸売市場同様に取扱額が落ち込みました。地場産のミカンは例年に比べ、天候不順で11月以降大幅に減りましたが、県内の業者などに出荷協力を要請し、ミカン初め果実類の入荷をふやしてもらったことで取扱増となりました。2月、3月においては、地元三重県産の柑橘類の積極的な集荷と取引拡大につなげ、後半において果実類の売り上げを伸ばし、結果的に昨年を上回る状況となりました。 続きまして、水産の状況ですが、4月から6月にかけて勝浦港へのマグロ入港船が例年に比べて多く、買い受け人が直接勝浦から仕入れたことにより公設市場でのマグロの取引は減少しました。7月には台風の影響などで近海物の品物がほとんどなく、また土用の丑のウナギも高値続きで注文が少なく、前半は昨年を下回る状況となっております。夏以降は、買い受け人の多様なニーズに応えるため、新たなマグロの仕入れ先として東京の築地市場の仲卸業者と取引を始めております。この取引により多種多様なマグロを仕入れることができ、取引がふえ、売り上げも徐々に伸ばしてきているようであります。鮮魚においても、地元近海物を大阪の中央市場の仲卸業者へ転送販売したり、養殖魚や買い付け商品も順調に売り上げを伸ばしております。しかし、冬場のサンマが地元産はもとより全国的に水揚げが少なく、前年度に比べ減少しております。4、5年前に比べますと取扱量、取扱高ともに約半分の状況となっております。また、冷凍のカニやサケなどが流通事情の変化から価格が高騰し、冷凍商品の取引条件が厳しく、縮小傾向にあると聞いております。 水産会社におきましては、地元の取引業者はもとより他府県の取引業者へも積極的に提案し、取引拡大に努力しております。最近では、鮮魚の加工商品の開発も進め、他府県の給食業者などへ販路拡大に営業を重ねており、今後期待されるものであります。 以上、まことに簡単ではございますが、公設地方卸売市場取り扱い状況の報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 14番、田花議員。 ◆14番(田花操君)  今説明、報告あったけど、この市井、ちまたで聞くと水産の経営状況が悪いと。今も報告の中でありましたように、相当扱い量が減っていってると。以前に、借り入れ、債務保証をうちがしてきた経過があると。当時、新宮信用から借り入れた債務保証が議会の許可なくしてきたということ記憶にありますけど、実際はそういった借り入れ、新宮市が債務保証してる問題のそういったことは、どういった今、状況にあるんかお聞きしたい。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  企画調整課のほうが広域の事務組合の監事になってるということで、ちょっと回答させていただきます。 負債につきましては状況変わってございません。以前お借りしました金額についても、今、償還のほうは据え置きされているという状況でございます。ただ、市場におきましては、水産、青果におきましても、経営改善を図るべくコンサルタントの経営指導、また金融機関からの定期的な指導を受けまして、日々経営改善に向けて努力しているという状況でございます。 ◆14番(田花操君)  以前におった市場長が、いろいろ当時、再建策を立てて市場長主導で水産の再建を目指したと。その再建策は当時大丈夫なんやという話を聞いて、ずっと我々来て、結局はその再建案というのは、そのとおりあかなんだいう結果になっていきやるんかどうかお伺いします。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  当時の再建策、いろいろV字回復というようなことも言われておりましたが、なかなか現実は厳しい状況にございます。ただ、他の市場のことは持ち出すのはあれですけども、いろいろ厳しい毎年の気象状況の異変等もある中で、各市場も厳しい状況にあると聞いております。そういった中、いろいろ経費の削減も図るべく努力をしているところでございます。そういった中で、毎年によって取扱量はやや減っているものの、売り上げにつきましては微減もしくは横ばいという中で、非常に営業努力もやってるというように今のところは感じてございます。ただ、厳しい状況ということは変わってございません。 ◆14番(田花操君)  当時つくった再建策、私どもは見たこともないし、どういった再建策で再建がなされようとしているんかも全然わからない中で、もともと水産は公設市場をつくるときからいろいろ問題のある会社やって、社長がいろいろ交代したりして、相当、当時から課題を抱えながらずっとスタートした経緯があるかと。ここらも相当、これ市長の判断がまた求められる時期が来るんではないか。市長を含め、議会も当然判断していくべきときが来るんではないかなという気はするんです。とにかく、そういったことがちまたでささやかれてるという中で、相当、債権者等と、やはり水産だけじゃなく債権者、それから市と、そういった中で本腰を入れた議論をしていくべき時期ではないんかなというふうに、市長の認識というか、そういった話は当然耳に入ってるかと思いますけど、いかがですか。 ◎市長(田岡実千年君)  今、議員おっしゃられるように、厳しい面も伺っておるところではありますが、企業努力によって新しい加工商品の開発をしたり、いろんなところに営業活動に行ったり、売り上げを伸ばす努力とともに、また経費を少しでも抑えて安定した経営を目指しているところでありまして、何とか経営が軌道に乗ってくれたらなと、今、見守っているところでございます。 ◆14番(田花操君)  市が債務保証した限度額いうのは幾らだったのか、当時。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  1億2,000万円でございます。 ◆14番(田花操君)  それはもう目いっぱい。当然。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  限度額です。 ◆14番(田花操君)  これが滞ったら、当然、債権者の考えはあるかと思いますけど、大変なことになろうかと。ぜひ、行政が今までいろんな場面でかかわってきているかと思いますので、ぜひ最悪の状態にならないようにしっかりしてあげていただきたい。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  ちょっと初歩的な質問も含めてさせていただきたいんですが、そもそもこの報告自体は、公設市場に対して新宮市も一緒にやってるからと思うんですけども、これはどういう、法律的な位置づけの中ではどういった。先ほどの、例えば財団法人であったり第三セクターだったりは、地方自治法第243条の3第2項ということやったんですけども、この報告というのはどういった法令に基づいての報告になるんでしょうか。特に、市として自主的に出していただいてるものという。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  公設市場及び新宮港湾、港湾利用状況、これについては以前に議会からの要請を受けて報告しますということで、これまで報告させていただいているというふうに記憶してございます。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。ありがとうございます。 その中で、今、田花議員からも債務保証のお話があったんですけども、債務保証をしてるというのは、そもそも、この新宮中央青果株式会社と新宮水産株式会社と新宮市との関係というのはどういった関係なんでしょうか。例えば先ほどの財団法人であったり新宮港埠頭株式会社であったりだと、新宮市として出資している会社ということ、また組織ということなんですけども、こちらの新宮中央青果と新宮水産と新宮市との関係というのはどういった形になってるんでしょうか。出資であったり債務保証の関係というのをもう一度、両方とも教えていただいてよろしいですか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  まず1点、先ほどの答弁で訂正をお願いしたいと思います。債務保証につきましては広域事務組合でしているということでございますので、新宮市独自でということではございません。その辺、ちょっと訂正のほうをお願いしたいと思います。 この市場につきましては、水産と青果が二つあるわけですけども、広域圏事務組合という中で参画していただいてる自治体で組織してるわけなんですけども、そういった中で、一般会計と特別会計という中で事務組合を運営しているという中でございます。特に、特別会計の中で水産、青果ということの事業をやってるという中で、広域圏が水産と青果の監督というんでしょうか、そういった立場で経営状況とかいうことを管理、監督しているというような位置づけでございます。 負担割合でございますが、一般会計につきましては均等割2割、人口割8割という負担割合でございます。また、特別会計につきましては、今、四つほど項目がございます。一時借入利子の分、これにつきましては8対2ということで、新宮市が80%、他の町村が20%の割合でございます。二つ目に、市町村負担に係る事業費分ということで、これにつきましても新宮市と他町村は8対2という割合でございます。三つ目でございますが、市場事業所に係る繰出分ということで、これにつきましても新宮市と他町村は8対2ということでございます。最後になりますが、市場業者の経営支援ということの中で施設使用に係る減免の部分ですが、これにつきましては、新宮市85%、他町村が15%というような割合で負担をしてございます。 なお、これにつきましても構成市町村で組織しております当然この事務組合の議会のほうでも承認をいただいて、こういう取り決めをしてるということでございます。 以上です。 ◆2番(並河哲次君)  ちょっとまだ完全に理解が追いついてないんですけども、この株式会社に対して広域事務組合として出資しているという形ということですか。新宮水産という会社と広域事務組合は別の組織ですよね。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  当然、別でございます。市場の中に入っていただいてるのが水産と青果という中で、当然、事務組合はそれを管理、監督として、特別会計の中でこの市場事業をやっておりますので、全く組織としては別でございます。 ◆2番(並河哲次君)  そうですね。ですので、例えば新宮水産とか新宮中央青果に新宮市として何か直接お金の、毎年何かを支払っているとかという話ではないですよね。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  直接そういう支払いをしてるということではございません。 ◆2番(並河哲次君)  ことではないですね。なので、今あるというのは、その広域の事務組合で債務保証していて、最大1億2,000万円の支払いが生じる可能性があるということの理解でいいんですか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  最悪の事態はそういうこともありますけども、そういうことにならないようにいろいろと営業努力等日々努めているというところでございます。 ◆2番(並河哲次君)  今資料として出していただいてるのは、取り扱い状況というところで、実際に新宮水産の経営状況、債務の状況というのはこの資料ではわからないんですけども、それは広域の事務組合のほうに、議会のほうからも参画されてるんでしたかね、委員としては。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  議会からも出ていただいております。 ◆2番(並河哲次君)  では、そちらのほうではそういった状況も見れるということですね。経営状況とか債務の状況というのは、新宮水産のものは見れないんですか、どういう状況ですか。市としては把握されてますか。 ごめんなさい、訂正します。市として、新宮水産の経営状況とか債務の中身というのは、公式な形で把握されてるんでしょうか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  新宮市のほうでは、あくまでも広域圏の事務組合の一般会計及び特別会計に係る予算、決算ということで審議をしてございます。特にこの会社の決算状況とか経営状況については、私どもは情報等入手してございません。また、報告等も受けてございません。 ◆2番(並河哲次君)  そうすると、非常に不思議なんですけども。当時いなかったので非常に不思議なんですけども、会社の経営状況とか債務の状況が見えない、一つの企業で株式会社、全く別の組織なので見えないという中で、広域の事務組合で新宮市も含めて債務保証をして、しかも債務保証してるにもかかわらず経営状況とか債務の状況が見えない形をとっているというのはなぜなんですか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  当時、いろいろ議論はされてると思います。ただ、広域事務組合の共同処理事務ということでは、卸売市場法に基づく地方卸売市場の設置及び運営管理に関する事務ということで位置づけられてございまして、当然、先ほど言いましたように、この広域事務組合の一般会計ではなく特別会計の中でこの市場に関する管理運営をやっているという立場の中で、当然、参画している市町村が、この特別会計に係る部分についての報告を定期的に幹事会、また年2回の広域議会のほうで受けているという状況でございます。ただ、当然市場に入っていただいている水産、青果の経営難に対しまして、広域で協議をされる中で、広域的な運営を前提にやってきましたんで支援していこうということで、参画している市町村の中で理解いただいて、今、債務保証もしてるという状況でございます。 ◆2番(並河哲次君)  債務保証したということは変えられないと思うんですけれども、実際、広域の事務組合としてそこまでやっている中で、自治体から実質お金を出さないといけない事態が来るとすれば、そういう中で全く会社の情報をとれる状態にないというのはかなり困った状況なのかなと思うんですけども。 市として、広域事務組合を通してでも新宮水産の経営状況とか債務の状況というのを確認する手段というはないんでしょうか。検討されたことはありますか。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  もともと公設市場を設立しようということが起こったのは、この地域そのものが消費物価が非常に高いという状況がありました。そういう中で公設市場を、それまで個々に市場等が、魚市場あるいは青果市場等々があったわけですけども、そういった人たちに公設市場で適正な消費物価になるような協力をいただくという、これはもちろん県等の指導も当然あったわけですけども、そういう中で公設市場に入居してもらうというんですか、合併できる部分は合併していただいて、住民の消費物価をできるだけ下げていくという趣旨のもとに広域圏として取り組んできた事業であります。ですから、その当時は、当然行政としても、広域圏全体の中で行政としても協力していくという、県の協力もいただきながらやっていこうという趣旨のもとで発足した事業です。たしか昭和60年にオープンしたと思いますけども。そういう趣旨の中で協力。当時、市としてもこの市場を運営、ここでいう新宮水産あるいは中央青果に公設市場に入っていただくことによって、行政としてできる協力はしていこうという中で、財政的な支援等々もこれまでやってきたという経過があります。 御指摘のような新宮水産あるいは新宮中央青果の財政状況については、広域圏事務組合の中でその部分は把握しておるというふうに私どもは思っております。ですから、それは議会とかそういったとこへの報告はこれまでしてきてないとは思いますけども、事務局としては把握しておるというふうには私どもは思っております。 ◆2番(並河哲次君)  先ほど担当課長のほうからは、広域圏としても新宮水産の会社自体の、広域事務組合は別にして、会社自体のその中の情報については把握していませんという担当課長の御答弁やったと思うんですけど、今、副市長の御答弁は把握していると思いますということやったんですけど。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  広域圏事務組合として把握しておるという意味でございまして、それぞれの市町村がそれを受けて承知しておるということではないということでございます。事務組合が、新宮周辺広域市町村圏事務組合、これは当然、一部事務組合という言い方をしますけども、そこが先ほどの債務保証等々も含めて経営指導もしておるということですので、その辺は事務組合のほうで把握しておるという意味で答弁させていただいたということです。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。そうしますと、広域事務組合に新宮市としても加わっているわけなので、広域事務組合が新宮水産の経営状況、債務の状況を把握しているということは、新宮市も同様にそこからの情報として把握しているというふうに理解されるんですけども、それでよろしいでしょうか。 ◎市長(田岡実千年君)  そのとおりです。この広域圏事務組合には、新宮市からの再任用の職員に局長として行っていただいておりまして、毎月の新宮水産の試算表もしっかりと見させていただいておりまして、毎月ではありませんが、時々、私ここの管理者でありますんで、報告はいただいてるといった状況でございます。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。 また、今、これは全然見たことがないのでわからないんですけども、非常に厳しい状況であるという情報も同僚の議員の方もおっしゃってましたので、新宮市としても、田岡市長は把握されてるということなんですけども、しっかりと見ていただいて、今後どうしていくかということを検討いただければと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  7番、福田議員。 ◆7番(福田讓君)  今、同僚議員からも質問ありました。私、2点お聞きしたいのは、以前、上野市長ですか、あのとき、たしか9,400万円の債務保証をされたと思うんです。そして、それから3,000万円ほどふえて、今1億2,500万円ぐらいですね、債務保証されてるのは。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  今、1億2,000万円です。 ◆7番(福田讓君)  それから、一時、3年前ですか、大阪のほうの経営コンサルタントが来られて、我々全員、議会が承って、そのときこれからの経営方針を承って、かなり分厚いカラーでいただいたんです。その後、かなり経過たってるんですが、その債務保証の1億2,000万円、その返していくお金の債務のほうは減ってるんでしょうか。そのままの状態で、利子も払わなきゃならないし。 今、管理者は市長であって、当時、私は旧熊野川町でしたんで、那智勝浦町とか広域のために、亀井副市長がおっしゃったとおり、この地域の物価が高いということで要望もあって広域圏で公設市場を設置して、もっと入札というんですか、青果、水産の値段を下げれないかということで発足したことは、そのとおりだと思います。その後、なかなか経営の状況を見ますと、かなりだんだん人口も減っていく、そして売り上げも減ってく中で、債務保証の件だけが一番気にかかるとこなんですが、これ、業者の皆さんが努力されて少しでも返していく、それに対して新宮市、広域事務組合として債務保証を行っている。金額的にはほとんど増減というのは、いかほどのもんでしょうか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  今、償還部分については据え置きをさせていただいておる状況でございます。水産のほうは、特に今、新会社ということで新宮水産一本になって、会社の経営基盤を今固めているところでございまして、まだ償還には至っていないという状況がございます。 ◆7番(福田讓君)  最後で結構です。 では、その債務保証は、今でも1億2,000万円はあるということでよろしいでしょうか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  そのとおりでございます。 ◆7番(福田讓君)  以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  16番、屋敷議員。 ◆16番(屋敷満雄君)  今、亀井副市長が設立のお話に触れたんで、毎議会そうなんですけども、どうしても新しい議員が入ってくると今までの流れがわからんので、この広域も結局、この辺の市町村住民の方を何とか物価から助けてあげようということで設立されたという意味がわかってくれんので。そやから、そういうことを先に説明するときに、職員の皆さんも大変ですけども、そういう設立目的とか今までの流れを十分に説明してやってくれんと、こういう問題が常時、1議案1議案についてこういう時間がとられるということになってくるんで。御足労ですけど、その辺を。一番考えてるのがやっぱり新宮市、市民のために公設に参加されてここまで来てるということもあるんで、それが一番大きな目的なんで、そいうことを理解できるように、十分に御説明よろしくお願いします。それだけ言いたかったんです。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  いろんなタイミングというのがありますし、過去のいろんないきさつというのも当然出てくると思います。もし、そういういきさつ等々、担当課のほうへ来ていただいて質問していただくということであれば、理解も早くしていただけるものというふうに思います。そういうことは一切拒むということはいたしておりませんし、聞かれたことについては真摯に対応していきたいというふうには常に思っております。 ◆16番(屋敷満雄君)  そういうことなんで、今後、近々入られた方は、担当のほうへ行ってもらうとか、現場のほうへ行ってもらったら十分に説明いただけますんで、ぜひとも足を運んでもらえますように。やっぱり政治家は、足運んで動いて見てくるのが一番大事な仕事なんで、よろしくお願いします。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  1個だけ確認しておきたいんですけども、最大、広域の事務組合で1億2,000万円の債務保証しているということなんですけども、この中で新宮市が負担するとした場合の割合というのは、ほかの自治体との話の中で決まったりしてるんでしょうか。それとも、広域事務組合として、最大1億2,000万円までということだけでしょうか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  各市町村の割合というのは、そこまで取り決めはされていないというふうに認識しております。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。 債務保証ではない中での、いろんなこの広域事務組合の中での新宮市のお金の負担割合はどれぐらいだったですか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  新宮市が8割で、他町村が2割ということでございます。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 昼食のため午後1時まで休憩いたします。 △休憩 午前11時51分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 市報告の番号2、新宮港経過報告について当局の説明を求めます。 山本企業立地推進課長。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君) (登壇) 平成27年度の新宮港利用状況について御説明を申し上げます。 お手元の資料の1ページをお願いいたします。 外航船の状況でございますが、船舶数は19隻で前年度より2隻の減となっております。貨物取扱量は36万422トンと前年度より4万7,492トンの減少であります。 次に、2ページをお願いいたします。 内航船の状況でございますが、船舶数は木材、チップ、その他を合わせまして561隻と、前年度より109隻の減でございます。貨物取扱量につきましては65万1,215トンと前年度より22万6,337トンの減であります。 3ページには、外航船、内航船の入港船舶数及び貨物取扱量の合計を記載してございます。御参照をお願いしたいと思います。 以上、簡単ではございますが、新宮港利用状況の報告とさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  1点だけ。3ページの内地木材というのが平成26年度よりもすごくふえてるなと思ったんですけども、これは、木材を出してるんですか、それとも入ってきてるんですか。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  内地では入ってきております。主に名古屋港からと聞いております。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。 ○議長(榎本鉄也君)  4番、大石議員。 ◆4番(大石元則君)  きのう聞きたかったんですけども、2ページの客船9隻とあるんですけども、この内容について、なかなか9隻というのは、客船については誘致活動も難しいように思うんですけども、今後、この9隻が引き続き来ていただけるのか、その辺のことを踏まえてお聞きします。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  最近の国内ツアーの状況、それから、ことしに入ってですが、飛鳥Ⅱも既に1隻入りました。フランス船も今年度は2隻入港予定ということで、この数字を少しでも上回るように、2桁に乗るような形でポートセールスを続けていきたいと思います。 ◆4番(大石元則君)  ちょっと管轄は違うかもわかりませんけど、ただ来ていただくだけじゃなく、その後のフォローについてはどういうことを考えられてるでしょうか。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  特に飛鳥Ⅱが昨年、4年ぶりに11月に新宮港に入ったわけですけど、その後も、市長を先頭にそのときの御礼とか、今後また入港していただくようなアプローチとかをずっと続けております。東京出張の際には、企業訪問と重ねまして、船社も訪問しております。 新宮港の客船受入協議会をこの2月に立ち上げまして、今後、広域的に広げていって、広域でお出迎えしてお見送りできるような体制を整えていきたいなというふうに思っております。 ◆4番(大石元則君)  これからは新宮港がこの紀南地方の玄関口に引き続きなっていただいて、誘致活動、あと誘客、観光客の誘致を引き続けるための努力を今後ともよろしくお願いしたいと思います。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  頑張ってまいりたいと思います。 ◆4番(大石元則君)  以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  6番、前田議員。 ◆6番(前田賢一君)  外材の需要というのは、これ年々減っていってるんと違うんですか。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  はい、若干ではありますが、少しずつ減少しております。 ◆6番(前田賢一君)  これ、チップが多いんやね。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  はい、チップは堅調でございます。大体年間13隻。 ◆6番(前田賢一君)  これは熊野川町の紀州造林、これも外材扱っとったんやろ。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  これは南洋材という部分でございます。あの水害の後、たしか平成24年11月、この時点で南洋材はストップしております。 ◆6番(前田賢一君)  そやね。須川洋行さんももうこれ、会社やめたわね。ここも外材専門で、かなりの取引あったんちゃうん。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  この材料に関しましては、いろいろとハウスメーカーとか行ったり、かなりの需要があったというふうに聞いております。須川木材さんは、屋号はそのままで今もやっていらっしゃいます。 ◆6番(前田賢一君)  やってる。あ、そう。 今後、この荷役事業というのは減るか言うてもふえへんわな。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  木材チップの部分は今、堅調でございますが、公共事業など出てきますとセメント、骨材、そういったものの輸入の荷揚げもふえてくるとは思うのですが、今のところちょっと材木関係、そういったセメント、砂、骨材関係はちょっと減少傾向にあるというふうに聞いています。 ◆6番(前田賢一君)  もう大型の土木工事も、トンネルもほとんど掘ってしもたし期待できんわな。そんな中で、きのういろいろと論議あったけども、ナマズとか薫製、新たな商売展開を求めて模索せな仕方ないん違うかな、これ。えらい評判悪かったけど、ナマズも、じゃばらも。でも、企業の生き残りかけたら、やっぱり今から、今堅調なうちに手当てするというのが、これ企業の常識やと思うんやで。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  議員おっしゃるとおりでございます。やはり産業振興、それに伴う雇用という部分においては、やはり新しい産業が必要やというふうに感じております。 ◆6番(前田賢一君)  企画部長に頑張るように言うたってくれ。 以上。     (「議長、議事進行」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  2番、並河議員、議事進行。 ◆2番(並河哲次君)  昨日の答弁においては、この新規の事業について、まだ土地が購入されるまで、この土地の変更が認められるまでは、まだわからないですというような形の答弁をされて、そして今に関しては、積極的に進めていきたいですという明らかに答弁が違うんですけども、この点、ちょっと議長において、当局をただしていただきたいと思います。     (発言する者あり) ◆2番(並河哲次君)  明らかに態度が異なって、答弁も異なっています。     (発言する者あり)
    ◆2番(並河哲次君)  いや、個人ではないです。当局は、各議員の質問に対して、同じテーマのことについて違う答弁をしていては議会として成り立ちません。しっかりと答弁をしていただきたいと思います。 ○議長(榎本鉄也君)  こちらで精査しますので、暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時10分--------------------------------------- △再開 午後1時13分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 2番議員の議事進行につきまして、もう一度、山本企業立地推進課長より答弁をさせます。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  このナマズの事業に関しましては、現在この事業計画を練っているところというところで、研究費として1,000万円が計上されております。この後、事業がまた明らかになれば、また報告する機会が出てくるというふうに思ってますので、御理解お願いします。 ○議長(榎本鉄也君)  よろしいですか。 以上で質問を終わります。--------------------------------------- △日程3 議案第49号 専決処分につき承認を求める件新宮市税条例等の一部を改正する条例 ○議長(榎本鉄也君)  日程3、議案第49号、専決処分につき承認を求める件。 新宮市税条例等の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 平見税務課長。 ◎税務課長(平見仁郎君) (登壇) ただいま議題となりました議案第49号、専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、地方税法の一部を改正する法律が、平成28年3月31日に公布され、4月1日に施行されたことに伴い、市税条例等の一部に所要の改正を行うものであります。 地方自治法第179条第1項の規定により本年3月31日に専決処分を行いましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。 主な改正点は、個人市民税、法人市民税の延滞金の計算期間、法人市民税の税率、固定資産税の減額及び非課税の特例、医療費控除の特例、たばこ税の経過措置の字句等の改正でございます。 それでは、新旧対照表により説明いたします。 議案書の3ページをお願いします。 第1条では、新宮市税条例の一部を改正するというもので、内容につきましては下記からの改正後、改正前による新旧対照表記載のとおりでございます。 第19条は、延滞金の計算日数についての改正に伴う字句の訂正であります。 4ページをお願いいたします。 第34条の4及び第34条の6の2は、法人税割の税率を平成29年4月1日より12.1%から8.4%に、中小法人は9.7%から6.0%に改正するものでございます。 5ページをお願いいたします。 第43条は、個人市民税の延滞金について定めています。第1項から第3項までは字句の訂正、6ページの第4項につきましては、税務署で所得税の減額更正に基因して税額が減少した後、増額更正となった場合、納期限の翌日から減額更正の発布日までの期間及び減額更正の発布日から増額更正の発布日までの期間を増額部分の延滞金の期間の計算から控除するというものであります。 7ページをお願いいたします。 第48条は、法人市民税の申告納付について第3項、第4項は字句の追加及び訂正、8ページの第5項は、法人市民税を減額したあと修正申告により増額更正となった場合、個人市民税同様、納期限の翌日から減額更正通知日までの期間及び減額更正通知日の翌日から増額の修正申告提出日の期間について延滞金の計算期間から控除すると定めております。 9ページをお願いいたします。 第50条は、法人市民税の不足税額の納付手続について第2項、第3項では字句の追加及び訂正であり、10ページの第4項は、第48条と同様、延滞金の計算期間から控除すると定めております。 10ページ下段から11ページにかけた、第56条の改正につきましては、独立行政法人労働者健康安全機構が設置する医療関係者の養成所において直接教育の用に供するものについて、固定資産税を非課税とする特例措置が講じられることとなったため改めるものであります。 第59条は、その特例措置を受けられなくなった場合、市長に申告しなければならないことと定めております。 12ページをお願いいたします。 附則第6条は、個人市民税の医療費控除の改正でございます。平成30年度から平成34年度の間、医療費控除において、療養の給付として支給される薬剤との代替性が特に高い一般用医薬品等の使用を推進する観点から、特定一般用医薬品等購入費から88,000円を限度に12,000円を超える金額を所得控除することができるようになり、従来の医療費控除との選択制であり、どちらかのみしか適用できないと定めております。 次に、附則第10条の2は、固定資産税の課税標準となるべき価格に乗じる割合について、国が地方に対して特別の措置の実施を求める場合に、法律の定める範囲内で地方団体が特例措置の内容を条例で地域決定型地方税制特例措置について定めたもので、地方税法の改正により、第7項で津波防災地域づくりに関する法律に規定する推進計画に基づき新たに取得された津波対策の用に供する償却資産に係る課税標準の特例措置に基づいて、参酌する基準である2分の1に、第10項から第14項で電気事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法に規定する認定発電設備に係る課税標準の特例措置について、太陽光発電設備、風力発電設備にあっては参酌する基準である3分の2、水力発電設備、地熱発電設備、バイオマス発電設備にあっては参酌する基準である2分の1に、第18項で都市再生特別措置法に基づき、認定誘導業者が整備した公共施設等の用に供する家屋及び償却資産に係る課税標準額の特別措置について、参酌する基準である5分の4に定めるものであります。 13ページをお願いします。 附則第10条の3第8項は、熱損失防止改修工事が行われた住宅等に対する固定資産税の減額の申告事項の追加であります。 第5号において「及び令附則第12条第36項に規定する補助金等」の字句を追加するものであります。 地方税法では工事対象期間が、平成28年3月31日まででしたが、平成30年3月31日まで期間を延長しまして、減額基準も改修工事に要した費用から国または地方自治体からの補助金等を控除した額が50万円を超えるものと改正されました。これに対応するため、条例改正をするものでございます。 続きまして、第2条では、改正税条例の一部を改正するというもので、内容につきましては、下記からの改正後、改正前による新旧対照表記載のとおりでございます。 14ページをお願いいたします。 附則第5条は、たばこ税の経過措置であります。平成27年3月31日付けで行った旧3級品のたばこ税の特例税率を4年間で段階的に廃止することに伴って、旧税率で仕入れたたばこを新税率で販売することによる手持ち品課税に関する経過措置を定めたもので、条例の字句の明確化のため、改正を行うものでございます。 以下、附則としまして、第1条で施行期日を、第2条で市民税に関する経過措置、第3条で固定資産税に関する経過措置についてそれぞれ定めております。 以上、まことに簡単ですが説明とさせていただきます。よろしく御承認のほどお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第49号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第49号はこれを承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程4 議案第50号 専決処分につき承認を求める件新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 ○議長(榎本鉄也君)  日程4、議案第50号、専決処分につき承認を求める件、新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂市民窓口課長。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第50号、専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、地方税法施行令の一部を改正する政令(平成28年政令第38号)が、平成28年3月31日に公布され、同年4月1日から施行されたことに伴い、新宮市国民健康保険税条例の一部に所要の改正を行うというものであり、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。 議案書の3ページをお願いいたします。 新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の表中、第2条第2項で、基礎課税額が54万円を超える場合には、54万円とする。第3項で、後期高齢者支援金等課税額が19万円を超える場合には19万円とするというもので、課税限度額を引き上げるというものでございます。 次の第26条第1項では、基礎課税額を減額しても54万円を超える場合には54万円とする。後期高齢者支援金等課税額を減額しても19万円を超える場合には19万円とするというものでございます。 4ページをお願いいたします。 同項第2号においては、5割軽減の判定基準となる加算額を26万5,000円とする。第3号においては、下線の部分の字句を削除し、2割軽減の判定基準となる加算額を48万円とし、軽減措置に係る軽減判定所得を引き上げ、低所得者の保険税軽減を拡大しようというものでございます。 附則で、この条例は平成28年4月1日から施行し、改正後の規則は平成28年度以降の保険税に適用し、平成27年度までの国民健康保険税については従前の例によるというものでございます。 以上、まことに簡単ですが説明といたします。御審議のほど、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第50号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第50号はこれを承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程5 議案第51号 新宮市議会議員及び新宮市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(榎本鉄也君)  続いて、日程5、議案第51号、新宮市議会議員及び新宮市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 久保選挙管理委員会事務局長。 ◎選挙管理委員会事務局長(久保欽作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第51号、新宮市議会議員及び新宮市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 恐れ入ります。議案書の1ページをお開きください。 本議案は、平成28年4月8日に施行されました公職選挙法施行令等の一部改正に伴い、本市の議会議員選挙及び市長選挙における選挙運動用自動車の借り上げ料及び燃料費並びに選挙運動用ポスターの作成単価の公費負担限度額を、また本市の市長選挙における選挙運動用ビラの作成単価の公費負担限度額をそれぞれ改正するものでございます。 議案書の2ページをお願いいたします。 改正内容についてですが、第4条第2号アに定めます選挙運動用自動車使用の借り上げ料の公費負担限度額につきまして、1日当たり現行「15,300円」を「15,800円」に改めるものであります。 恐れ入ります。3ページをお願いいたします。 同条同号イに定める燃料代の公費負担限度額につきまして、1日当たり現行「7,350円」を「7,560円」に改めるものであります。 第8条に定めます選挙運動用ビラの作成につきまして、1枚当たりの作成単価の公費負担限度額、現行「7円30銭」を「7円51銭」に改めるものであります。 恐れ入ります。4ページをお願いいたします。 第11条に定める選挙運動用ポスターの作成につきまして、1枚当たりの作成単価の公費負担限度額、現行「510円48銭」を「525円6銭」に、企画費の公費負担限度額、現行「30万1,875円」を「31万500円」に改めるものであります。 議案書の5ページをお願いいたします。 附則としまして、この条例は公布の日から施行するというものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。 2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  公費負担、選挙の時の公費負担の上限の引き上げということだと思うんですけども、国のほうで3年に1回参院選に合わせて変えるということに、合わせてということなんですけども、これは前回、平成25年にも国のほうは改正してるのかなと思うんですけども、そのときにもこの条例は出ているんですか、改正って。 ◎選挙管理委員会事務局長(久保欽作君)  前回は平成20年12月に改正しております。そのときには市長選挙におけます選挙運動用のビラの配布が認められたことによって、この条例の一部を改正したものでございます。 ◆2番(並河哲次君)  3年に1回、参院選に合わせて国のほうは、この公費負担を見直すということでの今回は、大もとはその改正ではないんですか。 ◎選挙管理委員会事務局長(久保欽作君)  3年に一度見直されるんですが、単価の改正が行われるとは、そのときの情勢ですとかで限りませんので、今回たまたま消費税の関係がございましたので、国のほうで単価が引き上げられたということでございます。 ◆2番(並河哲次君)  そうすると、消費税が5%から8%に上がったタイミングがあったので、3%ほど上がっているということですか。 ◎選挙管理委員会事務局長(久保欽作君)  はい、議員のお見込みのとおりでございます。 ◆2番(並河哲次君)  はい、わかりました。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程6 議案第52号 平成28年度新宮市一般会計補正予算(第1号) ○議長(榎本鉄也君)  日程6、議案第52号、平成28年度新宮市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小谷総務部次長兼財政課長。 ◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) (登壇) ただいま議題となりました議案第52号、平成28年度新宮市一般会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 まず、1ページの第1条では、予算の総額に9,791万1,000円を追加し、補正後の予算額を183億3,925万5,000円にするというものであります。 第2条では、債務負担行為の追加は、第2表の債務負担行為補正によるというものであります。 それでは、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。 恐れ入りますが、12ページをお願いします。 3歳出、6款農林水産業費1項6目中山間地域施設費は、高田小水力発電施設の発電機に係る水車軸ベアリングについて、経年摩耗による修繕費用を補正するものであります。 次の14ページをお願いします。 10款教育費5項13目文化複合施設整備費は、旧丹鶴小学校敷地内で進めている新宮城跡・新宮城下町遺跡発掘調査について、第1次発掘調査に引き続き第2次調査を翌年度にかけて実施するもので、本年度に係る調査経費であります。 以上が歳出であります。 次に、歳入でありますが、前に戻っていただきまして10ページをお願いします。 2歳入、13款国庫支出金は、新宮城跡・新宮城下町遺跡の発掘調査に係る都市再構築戦略事業の交付金であります。 次に、18款繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として、平成27年度からの繰越金を充当するものであります。 歳入については、以上であります。 次に、前に戻っていただきまして4ページをお願いします。 第2表債務負担行為の補正は、文化複合施設整備に伴う新宮城跡・新宮城下町遺跡の第2次発掘調査を本年度から平成29年度までの期間において実施するもので、本補正予算計上額を除いた残りの金額を限度額として定め、計上するものであります。 以上、簡単ではありますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。 1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  まず聞きたいのは、予算の提案権が市長にあるということで、最初に確認させていただきたいんですけども、新宮城跡・新宮城下町遺跡の発掘調査事業の第2次調査の委託料というものは、これは前提としては文化複合施設の建物を建設していくという前提での予算提案ということでよろしいですか。 ◎市長(田岡実千年君)  そのとおりでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  そうすると遺跡の建設が前提にあるということは、この第2次調査というものが保存のための調査ではないということなんですよね。そこも確認させてもらってよろしいですか。 ◎市長(田岡実千年君)  あくまで建設のための発掘調査でございます。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 そうすると、この第2次調査というものは、私の理解している範囲では、こういった形で予算を出されて、施設建設のためということであれば、この第2次調査というのはいわゆる本調査というもので、本調査というものは遺構を全面的に発掘して、全て発掘し終わるということを前提に調査を進めていくということですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  今、市長から発言がございましたけれども、この第2次調査予算というのは、第2次調査予定面積を約5,500平米と想定した予算計上とさせていただいております。その中で、債務負担行為も含めて1億7,370万円という補正をさせていただいてるわけですけれども、この調査方法につきましては、第1次調査の発掘成果並びに遺構も重要ということを勘案しまして、さまざまな調査方法というのがとられるであろうというふうなところでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  そのさまざまな調査方法ということは、いわゆる本調査以外にも何らかの手段を考えている最中であるということですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  この発掘調査につきましては、第1次調査として、昨年度7月に試掘調査をしたところ、2面を想定しているというところでの発掘調査を始めたわけでございます。その発掘調査を進捗させるに当たって、それ以上の第3面の当初は江戸時代と考えていたところ、中世と考えていたところに加えた第3面、縄文と古墳、弥生というようなところまでの遺構面があるであろうということで確認がなされました。そういったことから、その遺構の重要性に鑑みまして、第2次調査の予定にしろどのように発掘していこうかというのは、今、議員お尋ねのさまざまな方法があろうかというところで県の教育委員会の指導を仰ぎながら、今進めようとしているところでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  はい、わかりました。 この調査の範囲なんですけども、私の今の理解では、第2次調査の範囲というのは、そもそも基本設計を確定させてどこに基礎を入れるかということが確定していないと第2次調査の範囲というのはちょっと難しくなるのかなというふうに思っているんですけども、基本設計の進捗状況というのは今どういった状態なんでしょうか。これは市長に聞いたほうがよろしいですか。 ◎市長(田岡実千年君)  今、発掘調査で重要遺跡が発見されてるということで、基本設計を今ちょっとストップしていただいてるところでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  ちょっといろいろ聞きたいことがあるんですけども、そうなると、今ストップしているということなんですけども、それは重要な遺構をまず第2次調査をして、発掘してその価値を確定させなければ、基本設計も行えないという理解でよろしいですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  当初予定していた計画の予定地として第1次調査を行った面積、当初は約2,400平米という計画をしておったわけですけれども、先ほど申しましたように3面目の遺構が発見されたというところで古墳時代から江戸時代にわたる人々の住居の痕跡が示されるという歴史上の、非常につながりのある遺構であるといったところから、その調査量の増大によって発掘調査が複雑化してるといったところでございました。そういったところも鑑みまして、第2次調査の予算計上させていただいてるわけですけども、その現地現状保存といった形でどのような設計上の配慮ができるかといったことも、今、設計者のほうにお願いしているところでございます。そういったところが固まって整い次第、その発掘調査方法も進んでいけるのかなというふうに考えております。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 もうちょっと聞きたいのが、5月10日の議員説明会の資料をいただいたときに、最後のページでは遺跡の取り扱いについてということで、記録保存目的の発掘調査を実施中、重要事項との評価によって県の教育委員会から記録保存じゃない保存措置も検討するようにと指導を受けて設計者と協議中というのが、今の課長からその説明をしていただいたことの内容かと思うんですけども、そのちょっとさかのぼって平成27年11月17日に、県の教育委員会から市の教育委員会に、記録保存のための発掘調査を実施という通知がまず来てると思うんですけど、それは今でも有効なんでしょうか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  その時点での通知としては有効というふうに考えてます。 ◆1番(北村奈七海君)  はい、わかりました。その時点でということは、同日に重要遺跡を発見の場合は、遺跡の保護上、必要な措置を県教育委員会と協議という通知も来ているので、どちらかというと今はそちらのほうが優先されているという理解なんですか。それは、どちらも有効であるということなんですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  先ほども申し上げましたように、第1次調査によって重要とされる遺構が存在した、確認されたというところで、第2次調査の適切な調査の進め方ということについて、県の御指導を仰いでいるというところでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  はい、わかりました。 そうすると、今の自分の理解では、県の教委から重要な遺構であるというふうに言われていて、保存をできれば記録保存ではない保存を検討しなさいというふうに言われていて、その協議をしているという中で、そもそもそれが1点目で、記録保存ではない形で保存していったほうがいいという協議をやりなさいという県の教委からの指導がまずあるということ。 それから、第2次調査の範囲がまだ定まり切っていないということが、私は二つ目の問題だと思っていて、それはなぜかというと、第2次調査をこのまま進めていくというところで、一度、第1次調査の結果として重要な遺構が出ている。第2次調査を行って、また重要な遺構が出てきた。そのときに、基本設計を今とめているということなんですけども、もっと重要な遺構が出てきたというときに、じゃ、その基本設計はどうするのか。もし、仮に基本設計を調査が進む中で同時期にやっていたら、実施設計のお金もどうなっていくのかということのこの二つ問題が出てくるのかなというふうに思うんですけども、そういった想定を今はどんな形で想定されているんでしょう。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  先ほど、市長からもありましたように、今、基本設計のほうはとめているというお話がございました。そういうことも含めまして、北村議員おっしゃられるように、その遺構の文化複合施設を建設するという前提の埋蔵文化財の調査自体が破壊行為になるんではないかというところかと思います。そういったところで、先ほどから申し上げさせていただいてますように、第1次調査の重要遺構の出現を含めて想定しますと、第2次調査においてもそういうことが考えられるであろうというところから、まずはその遺構を破壊する前提の調査ではなく、確認調査とかそういった方法もあるのではないかというところを県と御相談しながら進めていきたいというふうに考えております。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 ちなみに、その確認調査というものが私も必要かなというふうには、自分としては遺跡の保存ということを考えたら、本調査にまず入るのではなくて確認調査というものをまず行った上で、どういった遺跡が第2次調査で発見されるのかどうかというところを踏まえたほうがいいのではないかと思うんですけども、そこの点に関しては、市長は今どういうお考えですか。 ◎市長(田岡実千年君)  第1次調査が完了しましたので、それ以外の5,000平米ほどですか、そこを今これから調査していかなければならないというふうに思っております。 ◆1番(北村奈七海君)  そうですね。調査していかなければいけないということなんですけども、記録保存ではない保存措置を検討しているということが現状にはあると思うんですけども、その記録保存ではない保存措置を検討していながら、そこで遺跡の破壊行為につながる第2次調査を行ってしまうという予算を提案してきているというところには、ちょっと私は矛盾が生じるかなと思うんですけども、そういったことはないですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  あくまでこの予算計上させていただいてますのは、想定面積を5,500平米としたときの全体面積の積算、見積もりとして出させていただいてるということで御理解いただきたいと思います。第1次調査の状況というのが出ておるわけですから、十分その辺も配慮しながら、施設整備のため、あるいは遺構の保存のためといったところを十分慎重に調えながら進めていきたいと考えております。 ◆1番(北村奈七海君)  はい、わかりました。 最後に、1回だけちょっと確認させていただきたいのは、やはりその本調査と確認調査というのは別のものであるというふうに私は理解していますので、この第2次調査が本調査の性格を持つものであるとしたら、それはやはり予算計上をして第2次調査、本調査を行っていくという性質のものであれば、私はそれは早いと思いますので、もう少しどのような形できちんとした確認調査として遺跡を保存するということを前提に、置くということをまず考えていっていただけたらなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  6番、前田議員。 ◆6番(前田賢一君)  これは今回、第2次調査の予算ということで、大体、何次調査ぐらいまで予定してるんですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  この第2次調査で想定面積、建設予定地の全てを考えているというところでございます。 ◆6番(前田賢一君)  ちょっと教えてほしいんやけど、仄聞するところによると、この第1次調査で鎌倉時代の非常に貴重な遺構が見つかったということなんですけど、それは本当なんですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  はい、鎌倉時代の遺構が発見されております。 ◆6番(前田賢一君)  それはどういうものなんですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  中世の地下式倉庫、あるいは竪穴建物といった形で、有識者の見解では経済物流の痕跡が示される重要な歴史上意義のあるものではないかというふうに伺っております。 ◆6番(前田賢一君)  それは鎌倉市と新宮市しか今のところ見つかっていないというようなこともちょっと聞いたんですけども、それは本当なんですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  前田議員おっしゃられるように、私もそのように伺っておりますが、恐らく、その出どころというのは同じところからかと思っております。 ◆6番(前田賢一君)  これ、県云々やなしに文化庁が、国の史跡に匹敵するというようなお話が文化庁であったというんですけども、それも事実ですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  公式的には確認しておりません。 ○議長(榎本鉄也君)  7番、福田議員。 ◆7番(福田讓君)  報道関係で、今、前田賢一議員も質疑させていただいておると思うんですが、私、一番、市長にお聞きしたいんですけど、こういう遺構が出てきたと。そこがちょうど文化ホールの建てるところ、文化ホールがだんだん遅くなっていくと、それを危惧するわけなんですが、これによって文化ホールの建屋、いわゆる市民ホールですか、やっぱり考えてもっていかなんだら、今ただ発掘、発掘だと言っていますけど、そこは建てれないんでしょう。そうすると、文化複合施設の規模というものを変えていかなければならないんじゃないかと思うんです。 そしたら、あそこで市民会館が大体1,000人を収容できると、そして図書館。本当にできるんですか。いや、そのあたり、やっぱり新聞紙上によく載ってますわね。市長の決断はどうなったあるのかと。この遺構に対して私は文句言ってるんじゃないです。前田議員は詳しい方ですから、その遺構については。それを大事にしながら、そして、文化ホールを早急に建設しなければならないんですわね。その整合性というんでしょうか。果たして、国の都市再構築戦略事業ですか、戦略事業における補助金、今回でもこれ4,000万円、5,000万円。それで、市のお金が約5,000万円使われていますね。一体、これは大丈夫なんかということを心配するわけなんですけども。 質疑なんで、詳しくは特別委員会もできましたんでやっていただけると思うんですが、そのあたり、本当に大丈夫なんでしょうかという危惧を持ってるわけなんです。どうですか。 ◎市長(田岡実千年君)  まず、ホールと図書館の建設はどうしてもやらなければなりません。その中で、今回、第1次調査のこの重要遺構を含めまして、出現が想定されております第2次調査範囲の保存が設計上でどのように配慮できるかが調った時点で、しっかり文化複合施設整備の方向性を示していきたいと。 今、予定しております平成30年度完成というのは、ちょっと厳しい状況でありますので、少しでも早くやりたいとは思っておりますが、1年近く延びてしまう可能性も今出てきたかなというふうには感じております。 ◆7番(福田讓君)  そうしますと、決断をしていかなければならないという時期が来ると思うんです。というのは、その遺構がだんだん大きくなっていくと、今5,500平米ということをお聞きしたんです。5,500平米というたら1,700坪弱ぐらいですか。それが大きくなっていけばいくほど、文化ホール、図書館の建つ面積があるのかと。ちゅうちょすればするほどだんだんおくれていく。 だから、そのあたり、あそこに建てれないものは別のところへ、ほかのところへ建てていかなければならないというそういうお考えもお持ちで市長はこれから推し進められるのか。あそこでやっぱり文化ホールと図書館は建てる、遺構が出てきても、そこはその限度を決めてやっていくのか。今の状態をお聞きしますと、詳しくは県ですか、県と文化庁が調べていただくけど、我々素人じゃ無理ですから、そのあたり危惧するわけなんです。後手に後手に回っていくんじゃないか。 こうやって予算が出てくることは決して悪いことじゃないですよ。ただ、それによって市民が待ち望んでる文化と歴史のまちの文化ホールそして図書館、新しい図書館というのがおくれていったら大変な市民にとってマイナスにはなるんじゃないかと。遺構も大事でありながら。そのあたり、市長としては、どうしてもあそこが大きくなっていったときにもう別の所へ、文化ホールじゃなしに図書館を持っていく、市民ホールを持っていくという考えなんか、考えておられるんでしょうか。それともあそこで、市長はそのままもってくと、そのあたり1点だけ聞きたいんです。 ◎市長(田岡実千年君)  今回、発掘によって重要遺跡が出てきた中、いろんな課題が出ております。ただ、今回、都市再構築戦略事業の中での施設整備も行っているという中で、できましたらこの市民会館、また旧丹鶴小学校の跡地の中へできないかなということを今でも思っておりますが、今後の成り行きによっては、またいろいろ考えていかなければならないかなとも思っております。 ◆7番(福田讓君)  最後に、もう一回お願いします。市長、そのとおりで、私も市長の立場やったら大変迷うと思うんです。だから、あそこで本当にこれから遺構が発掘されて、だんだん大きくなってくる。これは大変な重要文化財だということとなってきたときに、大変にっちもさっちもならんなってくると。そしたら、文化ホールの市民会館と図書館の建設がだんだん縮小されていくという危惧をするわけなんです。それは間違いなく縮小されていくんじゃないかと、私はそう見てるんですが、本当にあそこへ二つの建物ができるんかと。その点は大丈夫なんでしょうか。最後の1点だけです。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  ただいまの御質疑ですけれども、第2次調査が進んでいない中で、現地現状保存しなければならない遺構というのがどこに出現するかというのは、第1次調査の面では重要な遺構という部分、石垣であったり、そういった柱穴であったりというようなところが出現しておりますけれども、そういったことも含めて、現地現状保存が前提とした建物の配置が可能かどうか、あるいは、現地現状保存をするためにどこがそういうふうな箇所なのかというところも踏まえて、保存、協議と調査、その調査の方法については確認調査あるいは本調査といった手法がございますけれども、本調査といったような現地現状保存をすべき場所はどこかというようなことも含めて検討した上で、最終的にどこを残せる施設づくりができるかといったようなことは、その時点でのお話かと考えております。 ◆7番(福田讓君)  はい、結構です。 ○議長(榎本鉄也君)  質疑中ですが、10分程度休憩いたします。 △休憩 午後2時01分--------------------------------------- △再開 午後2時13分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 質疑を続けます。 16番、屋敷議員。 ◆16番(屋敷満雄君)  ちょっと、今、話の中で、俺、一般質問するんやけど、大事なところが2点あったんや。 この第2次調査というのをして、今やったあるのは第2次を終わったんか、第1次が終わったんか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  第1次といいますか、第2次といいますか、昨年12月に補正をいただいた4,800万円余りの予算で調査を進めておると。そのときの計画は2,400平米。現在完了予定は約1,200平米といったところが第1次調査と言われているところでございます。 ◆16番(屋敷満雄君)  ほだら、今終わったのが、あれからまだ掘り下げるんか。あのままの状態で終わりか、今、言ってるの。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  当初は2面というところで、現在のところまでということでしたけれども、あくまで予定というところでは3面目が出現しましたので、その部分も含めまして5,500平米という中に組み込んでおります。予算としては組み込んでおります。 ◆16番(屋敷満雄君)  そしたら、広くするのと深くするのと、二つの方法をせんならんということか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  はい、その辺も含めてどういった調査方法がいいのかといったところで行う手法というのがございます。それが先ほど北村議員からありましたように、確認調査という方法があったりというところでございます。確認調査を行った上で、その重要な遺構があるかどうかということ、また重要な遺構があれば現地現状保存がどのようにしてできるかといったところを調べるための調査と、その上であとの残り、施設建設によって破壊される部分というのは埋蔵文化財の包蔵地内での開発に伴う調査ということで区分けして行うと、少し複雑な説明になりますけども、そういったことになろうかと思います。 ◆16番(屋敷満雄君)  これは議会も当局も全部一緒で、市民のためにやらんなんことは文化ホールと図書館つくらんなんのは大前提なはずなんや。それは市長、一緒やね。そうなると、このまま、それは遺跡が建物の下に出てきたら調査せんならんというのはわかった。それを保存するのは、この前聞いたように三つの保存方法しかないんやろ。ほいで、今のまま保存するというたら建物できんいうことやろ。今の現状保存というたら建物、建てれんわな。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  現状保存すべき場所というのがまだ確定されておりませんので、全体を残すということではなくて、そういった出現した遺構への配慮をどのようにして、設計上、遺構を残すことができるかというようなところを、先ほど市長が申し上げましたように、設計者のほうにお願いしているというところでございます。 ◆16番(屋敷満雄君)  俺、この前見せてもらったの21日やして、見学会させてもろて。あれから何日たつんな、きょうで。約20日以上たったあるんか。26日たったんやな。それで今ストップしてんねんやろ、いろんなことで。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  いえ、ストップしているというよりも、効率的には行っていただいております。 ◆16番(屋敷満雄君)  ほなこれ、全部の工程というんか、発掘の工程というのはいつで終わるんな。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  第1次調査の時点の保存協議といいますか、保存の方針を定めた上で、どのように進めていくかというのがございますけれども、今、現時点で予算をいただいている計画というのは、その保存協議が調った上でということではございますけれども、約13カ月を予定しているということです。 ◆16番(屋敷満雄君)  これから13カ月か。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  はい、保存協議などが調った上で始められるという前提での話ですけれども、13カ月の所要を見ているというところでございます。 ◆16番(屋敷満雄君)  来年8月まで、7月までかかるということか。
    文化振興課長(畑尻賢三君)  その前提としては保存協議が調った上でということではございますけれども、もし仮にその保存協議が調って7月から契約が行えたということであれば、議員おっしゃるように来年8月というのが13カ月目ということになります。 ◆16番(屋敷満雄君)  ほいだらこれ、文化ホール、建てるのは建てると。それから2年ぐらいかかるんやろ。そやけども、新宮市、もう若い議員ら言うように金ないんやから、都市再構築戦略事業の金使わなあかんのやろ。使わんことにはこの建物できんわな。都市再構築戦略事業は平成31年3月やろ。どない考えても日程足らんの違うか。何かそれ、からくりあるんか。教育委員会、それ掘るのと建てるのと両方で大変やろうけど、それどう考えてるんや、教育長。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  現時点で、計画の変更は行っておりません。そのまま進めさせていただいております。ただ、法的な関係で今、発掘調査をしておりまして、その中で施設整備の調査のために現在の発掘調査に係る分については2分の1認められておりますので、その分、予算措置をさせていただいております。 今、議員御指摘の点、市長のほうから指示をいただいておりますので、早急にその辺の計画期間の変更をさせていただきたく、県のほうに6月末か7月上旬には足を運びたいというふうに思っております。ただ、このことについては新聞報道等でも、県の担当のほうもよく御存じでして、事務的にはそのような形の情報共有は市のほうとしているというところでございます。 ◆16番(屋敷満雄君)  これ、最終的に、今、部長言うたように国交省やろ、都市再構築戦略事業というたら。文化財のほうは県の教育委員会なんか。どうなんや。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  国のほうは文化庁、県のほうは県教育委員会文化遺産課が所管となっております。 ◆16番(屋敷満雄君)  ほいだら、何でも根回しもきっちりとした説明も、これ物事するときの大原則や。根回しやって、きっちりと丁寧に説明して取引するのが、これその原則なんや。それやったら市長、教育長も、何で県とか文化庁行かんのな、おまえら。そんなもん決まってから、来年になって決まったから延長してくださいと行けるか。市長もそうや。市民から来て、こういうことしてくださいという要望あってやな、すぐはできるか。やっぱり請願も出し、紹介議員も連れてきて、こういう現状ですというて説明せんことには物事は何も進まんで。早急に行くべき違うんか、2人で。ほいで議会のほうも、議長も、今度の特別委員会の委員長になった上田議員も4人で説明に行くべきや思うねんけど、いかがなもんですか、皆さん。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  平成30年度までの計画については、既に国交省のほうでその事業計画の内容については採択をいただいております。この計画の内容を変更したいということになると思いますので、その変更をするためには、ある程度の内容が、どういったところをどういうふうに変更するんだというところが必要かと思います。 今、議員御指摘のとおり、市長、教育長におかれましても、当然そういった大局的には県、国のほうに要望はしていただきたいですが、事務的なことにつきましては、それなりの詳細が少し決まるまでの間、必要かと思いますので、それ以前にこういった形でやりたいということは早急に県のほうに足を運んでいきたいというふうに思っております。 ◆16番(屋敷満雄君)  文書ら要らんわだ。県の教育委員会通じて文化庁から、ほいで新宮市のほうで遺構はこれ残すとか、あれとかなしに、どれが重要かとかわかるんか。向こうの方が、これが重要とか言うてくれるんやろ。新宮市がこれ重要やとわかるんか。どんなんな、これ。新宮市の教育委員会に遺跡の担当で、これがすごい宝物やというのがわかるような人がおるんか。みんなそれ言うの、誰が言うんよ。教育委員会か、県か、国から来た人が言うん違うんか。誰が決めるんな、これ。遺構の重要性というのは誰が決めるのや、これ。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  ただいま和歌山県の公益財団法人和歌山県文化財センターのほうに発掘調査を依頼しておるわけですけども、こうしたそこの方たちも当然、専門性がある考古学専門の方たちではありますけれども、当然、有識者であるさまざまな方々にその遺構の評価というのをいただいております。そういった上で、うちの新宮市の教育委員会の文化振興課文化財係もそういったことを同時に確認できますし、また、県のほうもその重要遺構を見て、またその有識者たちの御意見も伺った上で、その価値づけというのがなされているというところでございます。 ◆16番(屋敷満雄君)  その人が、うちが大事な市民のための複合施設つくれんようになるような可能性がある事項について、県とか国とか行って、大事やから国交省も根回しもして説得して、今、市長、1年間猶予あるとのんきなこと言いやるけど、おまえ、こんなもんいけるんか。何にもしてなくて、おまえ、とんといって1年間延長してくれるか、市長。絶対無理やわ。飛んで行かなあかんよ、こんなもん。あれからでも25日か、たったんやぞ。これ、議会終わってみよ、1カ月や2カ月、すぐ飛んでいくがな。 それは、考古学者とかそういう人は興味あるわよ。それは、あの箸とか、そんなもんスプーンみたいなもんでちょこちょこ掘って、1年半も、何カ月もしてもらうけど、我が新宮市にして、そんなもん、何の効果もないぞ。思わへんか。 これは、あとは一般質問するけども、幾ら、市長、国はこんな5年間で切った猶予つけて半分もくれるようなそんなやつを何も根回しせんと何も言わんとって、あ、そうですかと、新宮市では遺跡出てきましたから延長しますわと絶対言うてくれへんわ。くれるはずないやろが。 こんなもん、教育委員会も行政も新宮市や。新宮市の市民をどうするかということやから、市民のことを考えたら一緒にするの当たり前の話違うんか、議会も。あっちやこっちやと皆思うとるけど、全然違うで、これ。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  幸いにも、この交付金につきましては、法ができた最初の初段の採択を受けたものであります。前例が全くありません。その中で、今、議員言われるように、しっかりと県、国のほうに状況を報告させていただきまして、何とか市長言われるような1年の延期を、期間を延期していただくような格好で変更申請を出していきたいというふうに思っております。 ◆16番(屋敷満雄君)  先にもう頼むからよ。2人で、もう県と国にでも行って足を運んでくれ。それだけ言うとくわ。ほいで、一般質問するわ。 以上。 ◎市長(田岡実千年君)  今、全然動いていないわけじゃありませんで、まず事務方のレベルで、この延長についても協議をお願いしているところでございます。 ◆16番(屋敷満雄君)  市長、勘違いしたらあかんで。事務方は事務方なんや。あんたはトップなんや。トップが行ってこうですと言うのが一番大事なことなんや。それだけわかってよ。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  先ほど聞きそびれてしまったことがあったので、ちょっともう1回お願いします。 まず、第2次調査の面積が4,400平米、もともと5月10日に議員説明会で第2次調査についてというところの説明上は4,400平米が対象ということだったんですけども、これが5,500平米に拡大されたというのはどういった経緯であったものなんでしょうか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  すみません。今、その4,400平米の資料が手元にございませんけれども、恐らく、この第1次調査で行った面積が約1,200平米でございます。そこの3面目の部分を足した面積をというところかなとは思ってます。第1次調査の部分は一旦埋め戻して再度やりますので、そこが仮にそのまま進むとすれば、約1,100平米をもう一度する。その3面目ももう一度するといったところで約2,200平米とかそういった数字になろうかと思いますので、全体面積が5,500平米になると。第1次調査の分を除いた面積が4,400平米かということかと思います。 ◆1番(北村奈七海君)  はい、わかりました。 あと、もう一つは、結構、文化複合施設の建設というのは、根本的には図書館とホールを建てるということに集約されていると私は今思ってるんですけども、先ほどの市長の答弁だと、旧丹鶴小の跡地にできればということで、成り行きによってはほかのところも考えるかもしれないということやったんですけども、それでいうと一つまず聞きたいのは、市長はこの出てきた第1次調査の分だけなんですけども、この新宮城下町遺跡の価値というものを現時点ではどんなふうに考えておられるのかなというふうに思うんですけども、そこはどういうふうに捉えられてますか。 ◎市長(田岡実千年君)  その辺のことをもともと余り詳しくないので、明確な答弁はしにくいところでありますが、いろいろな方々の御意見を伺っておる中では重要遺構だというふうには思ってございます。 ◆1番(北村奈七海君)  わかりました。 国や県に都市再構築戦略事業の例えば期間延長を本当に正式にお願いしていくということであれば、そこはもう市長がどのように判断して、遺跡を残すか、もしくは遺跡を記録保存でよしとしてそこに文化複合施設を建てるかということの判断を、結局は期間を延長したところで、今出すか、期間延長してその先も同じ問題に対してどのような回答を出すかという、何か本当にそこの部分がすごく大事になってくるんじゃないのかなと思うんです。期間延長というのは確かにゆっくり考える時間を残すという意味ではすごく重要なのかもしれないんですけれども、そこで最終的に出さなければいけない判断というのは、あそこの旧丹鶴小跡地に遺跡を壊してでも建物を建てるか、いや、そのまま保存するかということの2択かなと思うんですけども。やっぱりそこで市長が今、余り詳しくないということなんですけども、そこは市長が、自分が詳しくなるまで調べていただいて、それから事務方の人にこういうふうに自分は判断したから、国とか県とかに交渉に行ってくれというふうにしないと、事務方の方も市としての方針が定まらない以上、国とか県に行ったところで、いや市のほうできちんと方針を決めてからもう一回来てくださいという話になってしまうんじゃないのかなと思うんですけども、そこはどんなふうに考えられてますか。 ◎市長(田岡実千年君)  いずれの保存方法を選択したとしても、今予定しております平成30年度完成というのはなかなか厳しい状況になりましたので、この都市再構築戦略事業においては1年延長していただかなければならないと思っておりまして、今、順番を踏んで事務方から協議を始め、お願いに行ってるところでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  はい、わかりました。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  11ページの歳入の部分なんですけども、こちら社会資本整備総合交付金で、これが都市再構築戦略事業のお金で、ちょうど補正予算の第2次調査の半分ということで歳入としてついているのかなと思うんですけども、これは先ほど向井部長がおっしゃってた既に採択していただいてる金額の中に入っているものという理解でいいんですか。それとも、後から調査しないといけないとなってきた中で、これからお願いしていかないといけないものなのか、そこだけちょっと確認させてください。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  この予算につきましては、もう今採択いただいてる予算の中でやりくりするというものでございます。 ◆2番(並河哲次君)  そうしますと、採択していただいてる中でということなんですが、それはもともとの採択していただいてる分が52億数千万円の半分の26億円ちょっとだったと思うんですけども、その26億円少しの中に入ってるものということですか。そうすると、当初、市としては、この発掘はここまでは多分想定してなかったと思うので、26億円で採択されていた中で少しほかの部分を食っていくというか、当初予定していた中の予算を枠の中で使っていくという形になるんですか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  今のところは全体予算の中で、若干発掘調査によって工程がおくれぎみということもございまして、つけていただいてる予算が未執行な部分もございますので、その中の予算でやりくりして、また、次年度でこの事業につきましては年度間流用が認められてございますので、その分は次年度で調整していくということでございます。ですから、今回発掘で出てきました分も、今与えられてる予算の中でやりくりしながら、全体として対象事業費の2分の1の交付をいただくというように要望しているところでございます。 ◆2番(並河哲次君)  ちょっとわかりにくかったんですけども、聞き方を変えると、26億円少しだったと思うんですけども、その採択を受けましたということで説明を受けた最初のものは。その26億円の枠の中のものなのか、それとも何かしら、その後に国のほうに行って新たにとれた枠などがあるのか、どちらですか。もともとの枠という理解でいいんですか。 ◎企画調整課長(新谷嘉敏君)  現在のところは平成26年度から平成27、28年という3カ年が経過するという中では、当初に採択いただいた額で今やりくりしているという状況でございます。 ◆2番(並河哲次君)  以上です。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 本案は、お手元に配付しております分割付託表のとおり、各常任委員会に分割付託いたします。--------------------------------------- △休会について ○議長(榎本鉄也君)  以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、あす6月16日から20日までの5日間、休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、あす6月16日から20日までの5日間、休会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  以上により、次回の本会議は6月21日午前10時から会議を開き、一般質問を行います。 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これをもって散会といたします。 御苦労さまでした。 △散会 午後2時38分...