新宮市議会 2016-06-14
06月14日-01号
◎
クリーンセンター長(稗田明君) 同じく、4月1日付で
クリーンセンター長を命ぜられました稗田です。よろしくお願いいたします。
◎総務部長(上路拓司君) 以上でございます。ありがとうございました。
○議長(榎本鉄也君) 以上をもって異動紹介を終わります。
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△開議の宣告
○議長(榎本鉄也君) それでは、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりであります。御了承願います。
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△市長挨拶
○議長(榎本鉄也君) 今期定例会招集に当たり、田岡市長から挨拶の申し出がありますので、これを許可いたします。 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) (登壇) 皆さんおはようございます。 本日は、6月定例会招集の御案内を申し上げましたところ、皆様の御参集を賜り、まことにありがとうございます。よろしくお願い申し上げます。 さて、皆様も御存じのように、文化複合施設の建設予定地の発掘調査の第一次調査が終了しまして、そこから大変重要な遺構が発見されました。そんな中、第二次発掘調査を行うために、今議会に業務委託料の予算を提案させていただいているところであります。この出土した重要遺構をこれからどのように保存していくか、これからの新宮市のまちづくりにとって大変重要なことであります。引き続き、議員の皆様の協力をいただきながら、しっかりこのことを決めていきたいと思っておりますので、今後とも何とぞよろしくお願いを申し上げます。 今定例会に御審議をお願いしております案件は、条例の一部改正が3件、平成28年度補正予算が1件、報告といたしまして諸報告6件、市報告2件となってございます。議員各位におかれましては、慎重な御審議を賜まり、これを可とする議決をいただきますようお願い申し上げまして、大変簡単ではございますが議会冒頭の御挨拶とさせていただきます。 よろしくお願い申し上げます。
○議長(榎本鉄也君) 市長の挨拶を終わります。
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△議長報告
○議長(榎本鉄也君) 次に、議長報告をいたします。 別紙にて配付しましたとおり、
近畿市議会議長会理事会及び総会外5件の概要報告であります。御了承願います。
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△日程1
議会運営委員会委員長報告
○議長(榎本鉄也君) 日程に入ります。 日程1、
議会運営委員会委員長報告を行います。 5番、松畑議員。
◆5番(松畑玄君) (登壇) 皆さん、おはようございます。
議会運営委員会委員長の報告をいたします。 平成28年6月定例会に先立ちまして、6月8日及び昨日13日に
議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について御報告申し上げます。 会期につきましては、本日より30日までの17日間とすることに決定いたしました。 日程といたしましては、お手元に配付しておりますように、まず、本日は、会期決定、
会議録署名議員の指名、諸報告、市報告の後、専決処分を含め条例、補正予算の当局議案4件及び委員会発議による特別委員会設置についてを順次上程、議題として提案説明、質疑、討論、採決または委員会付託等を行います。 なお、議案の取り扱いにつきましては、お手元に配付のとおりであります。 あした15日から20日までは議案調査等のため休会を予定しています。 21日に再開して、24日までの4日間の予定で一般質問を行います。 24日の一般質問終了後から29日までは各常任委員会審査のため休会の予定です。 30日に再開して、各常任委員会の審査報告、質疑、討論、採決を行った後、閉会中の継続審査及び調査承認を願い、本定例会を終了いたしたいと思います。皆様方の御協力をお願いいたします。 以上で
議会運営委員会委員長報告を終わります。
○議長(榎本鉄也君) 以上で報告を終わります。
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△日程2 会期決定について
○議長(榎本鉄也君) 日程2、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、
議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から6月30日までの17日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から6月30日までの17日間と決定いたしました。 なお、この際御報告いたします。今期定例会の一般質問は6月21日からと予定しておりますので、一般質問の通告期日をあす6月15日午後3時までと定めます。 通告書につきましては、その質問の要旨を具体的に御記入の上、文書で御通告願います。
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△日程3
会議録署名議員の指名
○議長(榎本鉄也君) 日程3、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は議長において、7番、福田議員、10番、久保議員を指名いたします。
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△日程4 諸報告
○議長(榎本鉄也君) 日程4、諸報告を議題といたします。 番号1は文書報告として、例月出納検査の結果について報告9件であります。御了承願います。 次に、番号2、予算の繰越しについて当局の説明を求めます。 小谷総務次長兼財政課長。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) (登壇) おはようございます。 それでは、ただいま議題となりました平成27年度新宮市一般会計予算の繰り越しについて御説明申し上げます。 平成27年度事業のうち繰り越しとなったのは、14件の事業で、繰越事業費の総額は8億6,097万7,000円であります。 2款1項総務管理費の1市民とつくる新宮市魅力発信事業は、国の補正予算による
地方創生加速化交付金を活用して実施するため全額を繰り越したもので、平成27年度実施した発信事業をさらに推し進めるため、若年女性への意識調査や課題分析、課題解決のためのワークショップや女性起業家を招致してのフォーラム開催などを行うものであります。 2の庁舎建設事業は、平成27年度の建設工事と工事監理業務に係る契約出来高未執行分について繰り越しを行ったもので、完了は9月末を予定しております。 次の3
情報セキュリティ対策事業は、3月補正予算に計上した
社会保障税番号制度の
セキュリティー強化について、国のシステム仕様が未確定のことから年度内完了が難しく全額繰り越したもので、完了予定は年度末の3月であります。 次に、4
復興祈念公園整備事業では、現場での土質等の影響により工事進捗が円滑に図れなかったことから繰り越したものでありますが、工事は既に5月末に完成しております。 3項
戸籍住民基本台帳費の5通知カード及び
個人番号カード交付事業は、3月補正予算にて計上した事業などにおいて、交付申請等のおくれから年度内完了が難しく繰り越したもので、完了は年度末の3月を予定しております。 5項防災費の6水害対策事業は、
熊野川洪水ハザードマップ作成において、国の水防法改正に伴う浸水想定の見直しデータがおくれたことから繰り越したもので、完了予定は年度末の3月であります。 3款1項社会福祉費の7低
所得高齢者臨時福祉給付金は、3月補正予算に計上した平成28年度実施の準備経費等について継続的な事務を要するため繰り越したもので、完了は6月末の予定であります。 6款2項林業費の8林道上地平瀬線では、土質不良による法面施工方法や山林境界における所有者との協議に時間を要したことから繰り越したもので、工事の完成は6月末の予定であります。 7款1項商工費の9
訪新外国人いらっしゃい商店街づくりは、国の
地方創生加速化交付金を活用して実施するため全額を繰り越したもので、外国人観光客のさらなる誘客と商店街等への呼び込みとして、国別観光マップや買い物情報、観光施設の多言語化、
外国人接客セミナーなどを実施し、観光振興及び中心市街地の活性化等を図るものであります。 8款2項道路橋りょう費の10日
足地区避難路設置工事は、
復興祈念公園整備事業と同様で、現場での土質等の影響により工事進捗が円滑に図れなかったことから繰り越したものでありますが、工事は既に5月末に完成しております。 5項都市計画費の11
都市計画道路計画決定業務は、見直し素案の再検証及び関係機関との調整等に時間を要したことから繰り越したものでありますが、業務は既に5月末に完了しております。 10款5項社会教育費の12
文化複合施設整備事業は、基本計画の見直し及び基本設計に時間を要したことから、実施設計におくれが生じたため繰り越したもので、完了予定は年度末の3月であります。 その下、13
文化複合施設開設準備についても、基本計画の見直し及び基本設計に時間を要したことから、
管理運営計画策定支援業務におくれが生じたため繰り越したもので、完了は10月の予定であります。 次に、6項保健体育費の14旧
莱小学校跡地整備については、排水処理対策の検討及び公園遊具選定等に時間を要したことから繰り越したもので、工事の完成は10月末を予定しております。 以上、現時点における完了時期の未確定事業につきましては早期完了を目指し、事業の進捗を図るものであります。 なお、繰越事業に係る財源内訳につきましては、記載のとおりであります。 また、3月議会において、平成27年度補正予算における繰越明許費の議決をいただいたうち、金額が変更となっている事業は、2の庁舎建設事業、5の通知カード及び
個人番号カード交付事業、6の水害対策事業についての3件で、いずれも事業執行等により減額変更となっております。 以上、簡単ではありますが、
繰越明許費繰越計算書の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(榎本鉄也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 14番、田花議員。
◆14番(田花操君) 今、財政課長説明の中で、この繰り越して年度末の完成というのは余りにもちょっと長いというか、本来予算の単年度主義からいうても。まるまる2カ年でやるというようなこういう予算の配分というのはいかがなものかと。財政課長の御見解はどうか。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) 今、田花議員より御指摘をいただきました、今回、年度末の予定となっておりますのは、まず
戸籍住民基本台帳費の通知カード及び
個人番号カード交付事業。これにつきましては、国の施策においてとり行っておりますもので、国の状況に応じて新宮市のカードの交付事業が行われるわけですけど、これが国と一体となっておりますので、これにつきましては年度末までの完了がいたし方ないというように財政課長としては考えております。 次に、5項防災費の水害対策事業の
洪水ハザードマップ、これにつきましても国の水防法の改正がおくれておりましてそのデータがまだ完成できていないということで、国の影響によるおくれということでありまして、これにつきましても、予定でありますので年度末としておりますけれども、できる限り早期の完成を行いたいというふうには思っております。 次に……
◆14番(田花操君) 文化複合。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) そうですね。文化複合施設の整備に伴う実施設計につきましては、これは冒頭、市長のほうからも報告がありましたように、埋蔵文化財の貴重な遺跡が発掘されたということもありまして、それに伴う施設整備の実施設計につきましては、今年度をもとに計画を協議してということになっておりますので、年度末の3月までということで財政課としては考えております。 あと、まだ完了予定時期が未定な部分につきましては、今回、国の補正予算で地方創生関係でありますが、この2件については完了予定をお示しできなかったわけです。地方創生の地域の活性化のため、今年度中に誠心誠意完了できるように、早期に完了できるように努めていきたいというふうに財政課としては考えております。 以上です。
◆14番(田花操君) そういった個々の説明は了としますが、この予算の繰り越しについて、自治法ではこういった形で報告すると。これで、もう6月までに終わった事業についてはこういうような報告が受けられるけど、それでは6月以降の事業については、いつ終わったんか、どんな状況かということは一切、これで繰り越しの報告は終わりということになっていると。だから、終わってない事業については、毎議会やはり報告していくべきではないかというふうに思うけど、財政課長、そういった考えはどうですか。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) 田花議員におかれましては、昨年度も同じような御質問をいただいたというふうに記憶してございます。 そういった中で、当然のことながら市の予算、地方自治体の予算につきましては単年度予算で、単年度で事業を行っていくというのが原則でございます。ただ、しかしながら諸事情により、単年度で事業ができなかった場合においては、地方自治法に基づいて翌年度へ繰り越して事業を行っていくことができるということになっております。そういったことからも、当然、田花議員がおっしゃいますように、繰り越された事業については大変重要な部分があるのかというふうには認識してございます。そういった中で、毎議会ということはどうかと思いますけども、各それぞれの常任委員会においても繰り越しの状況というところも報告をしていくことも大事なのかなというふうには感じておりますので、今後考えていきたいというふうには思っております。
◆14番(田花操君) 私が言うのは、本来、自治法の施行令というのは、こういった次の年度に入って大幅な繰り越しをするということを想定してないんじゃないかと。大体6月までに終わりなさいと、繰り越ししても。そういう前提でこの自治法いうのはつくられてるから、この6月の直近の議会での報告で1回で終わりということを目途としてるんじゃないかと私は想定する。だけど、繰り越しのこの実態を見やると、年度末というもうほとんど新年度と同じような位置づけで事業執行をやられるということは、それは余り自治法は想定してないし、そういった事業であれば一旦予算減額して、新たに新年度予算として位置づけてとりなさいというそういった考えがあるんじゃないんかなと私は想定しますけど、財政課長の判断はどうかな。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) それは、予算を減額してまた本年度でというような形には、これは難しいと思います。といいますのは、もう既に契約行為を行って支出負担行為を行っている部分も大半でございますので、そういった部分においては、その予算を減額してという形のものはできないというふうに認識してございます。 以上です。
◆14番(田花操君) 私の言わんとすることは、やはりなるたけ繰り越しても早くその予算額も処理をしていくべきではないかということを言うておるんで、最近の予算執行の中は、この繰越制度というのを安易にちょっと使ってるというか、こしらえ、本来3月末で予算執行をやろうとする以前に繰り越しをしてゆっくり、ゆっくりというか時間をとってやられてるという、そういった職員の意思の部分が欠けてきてるように感じるんで、ぜひ、財政課から本来の予算執行のあり方を、職員研修もし、やっぱり今この新宮市のおかれてる現状の中で市の予算の執行がスムーズにいくことを。やはりまちの活性化にもつながっていくかというふうに思うんで、ぜひ、この繰り越しについても、6月で終わりじゃなしに、やっぱり執行完了してないやつは9月、12月、報告すべきやろうと思うんで。研究して丁寧な説明を議会でして、先ほど言った委員会での説明というのはまた別の話かと思うんで。この地方自治法の目途としてるとこ、趣旨を考えて予算の対応に努力していただきたいという。 以上です。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) 田花議員の御指摘等、大変ありがたく受けとめて、今後の予算執行の管理を徹底していきたいというふうに思っておりますので、各課へのまた執行について、周知の徹底を促していきたいというふうに思います。
○議長(榎本鉄也君) 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) 繰り越しの低所得者高齢者臨時福祉給付金給付事業なんですが、これは4月からいったアベノミクスの3万円、3万円じゃなしに、2月28日で締め切った6,000円の分だと思うんですが、2月28日で。6月になりますんで、そのあたりちょっと御説明をお願いしたいんです。
◎健康長寿課長(河邉
弘ミ子君) この分につきましては、今実施しております高齢者の3万円の給付金の分です。なので、今実施している分ですので、2月に終わった分ではありません。
◆7番(福田讓君) 私のお聞きしたかったのは、金額的に97万円ですね。単位が円ですね、ここに載ってるの。だから、繰り越してるのが97万円ということなので、3万円はまだ始まったばかりですね、夫婦で6万円ということで。ほとんど、だから締め切りはまだなってないですね。だから、私が申し上げてるのは、前年度2月28日までの締め切りで6,000円のありましたね、それが残って繰り越したんかなと思ったんでお聞きしたわけです。
◎健康長寿課長(河邉
弘ミ子君) この分につきましては、この高齢者の3万円の分の事務費の分の繰り越しです。97万円というのは、今回3万円の申請者の方に決定通知でありますとか封印でありますとかにつきましてアウトソーシングをするもので、その分の事務費の繰り越しです。
◆7番(福田讓君) もう一度御説明をお願いしたいんですけど、今回の3万円、3万円というのは5月8日から始まりましたね。それから今ずっと受け付けされて、年間、新宮市で5,084人の方がおられるということらしいです。その給付はもう既に終わってるんですか。
◎健康長寿課長(河邉
弘ミ子君) 給付はまだ、支払いのほうは第1回目がまだでして、第1回目の支払いが6月22日です。この分につきましては、年度終わりから年度初めにかけての事務の準備ということがありまして、システムの改修でありますとかそういう部分の事務費を補正させていただいて、その分の97万円が今年度に入っての事務に係る分なので、その分を繰り越しさせていただいた内容となっております。
◆7番(福田讓君) 今、御答弁いただきましたように、事務費で繰り越しただけですね。だから、その3万円というのは5月8日から受け付け始まって、第1回目の方が6月22日ですね。それから銀行へ振り込みされるということで、そのための事務的な経費の97万円を繰り越しただけですね。私、勘違いしてたんですけど、97万円少ないのになぜ繰り越しされたんかなと思ったんです。 以上です。わかりました。
○議長(榎本鉄也君) 2番、並河議員。
◆2番(並河哲次君) まずは、水害対策事業の
洪水ハザードマップなんですけども、国の水防法の改正のおくれに伴いということなんですけど、そうすると、ことしの出水期もう入ってると思うんですけど、にはちょっと間に合わないかなという感じということですかね。
◎防災対策課長(田中幸人君) 国のほうからの想定というのはまだ出ておりませんので、ことしには、出水期には間に合わないということになってます。
◆2番(並河哲次君) わかりました。国のほうから来ましたら早急につくっていただけたらと思います。 次に、
文化複合施設整備事業、12のほうなんですけども、これ先ほど財政課長の説明で実施設計という説明だったんですけども、基本設計に関しては3棟案の分だけで一応受け取ってると思うんですけども、その辺の基本設計に関してのお金というのはどうなっているんでしょうか。もう支払い済みなのか、この繰り越した中に含まれているのか、どういった形なんでしょうか。
◎文化振興課長(畑尻賢三君) ただいま御質問の基本設計の分でありますけれども、基本設計の予算分につきましては、平成26年度に計上した、その上で平成27年度に繰り越しさせていただいたわけでございます。予算額については6,200万円でございます。そういった中で、3棟案というところで進めてきた上で、基本設計の成果物としましては最終的に2棟案というふうな形にはなっておるわけではございますけれども、3棟案という成果物で受け取った上で、その6,200万円については支払い済みというふうにいたしております。
◆2番(並河哲次君) わかりました。 ということは、これは全て実施設計分の、基本設計の見直し及び実施設計分ということの理解でよろしいんでしょうか。
◎文化振興課長(畑尻賢三君) 予算の位置づけとしましては、実施設計分という形で繰り越させていただいております。
◆2番(並河哲次君) ただ、当初の位置づけとしてはそうだと思うんですけれども、これまでの話の中では実施設計の費用の中に基本設計の見直し分を含んでやっていただくということだったと思うんですけど、それはよろしいんですかね。
◎文化振興課長(畑尻賢三君) 繰り越させていただいた6,900万円及び今年度計上しております六千数百万円の中から、その限度額の中で基本設計の見直し分として契約したいということでございます。
◆2番(並河哲次君) わかりました。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) もう1点お伺いします。 この都市計画費、
都市計画道路計画決定業務が繰り越しとなってますけれども、これ新宮市の市道だけなんですか、計画的なことは。新宮駅から裁判所の間の道路ですか、この計画書の中にこれも入ってるんですか。
◎都市建設課長(田坂豊君) 都市計画道路の位置づけは、市道、県道、国道、また道路内区域についても計画案としては現在あります。これを長い間の月日の中で見直していくということがこの大きな課題でございまして、平成27年度に予算を計上させていただいております。その中には既存の県道もございます。既存の市道の拡幅もございます。既存の、今完了しましたが、国道の拡幅もございます。いろいろな道路管理者がやっていく事業と考えております。
◆7番(福田讓君) 私がお聞きしたいのは、その中で、ちょうどそこの市役所からおりていったとこまでは一応拡幅してますね。あれから裁判所までの拡幅はまだ計画には入ってないんですか。
◎都市建設課長(田坂豊君) 県道の今言われる国道までのタッチの部分でございます。役所から国道までのタッチの部分でございますけど、今でも都市計画道路としては存続しております。ただ、新宮市としても、和歌山県の事業として早期に着手していただけるように要望しているところでございます。
◆7番(福田讓君) ここはなかなか観光バスが入ってこれませんし、やはりちょうど市役所からおりていって、トムトムさんとこの角まで広くなってますね。やっぱり早く裁判所まで広げていくように、今後ともやっぱり計画の中に入れてやっていただきたいと思います。いかがでしょうか。
◎都市建設課長(田坂豊君) 今後とも、都市計画道路の整備の位置づけの中に和歌山県のほうに要望していきたいと、そういうふうに考えています。
◆7番(福田讓君) 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 以上で質問を終わります。 次に、番号3、
一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について当局の説明を求めます。 中前企画政策部次長兼商工観光課長。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第26号、
一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成27年度の事業報告でございますが、徐福公園来園者数は3万3,379人で、前年度比プラス2,124人、6.8%の増加となっており、ここ数年は増加傾向にあります。売店売り上げについてですが、前年度より増加していますが、収益的には依然厳しい状況が続いています。 主な事業については記載のとおりでございます。 続きまして、平成27年度決算について御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部では、流動資産と固定資産を合わせまして、資産合計3,733万6,691円、負債の部では、流動負債と固定負債を合わせまして、負債合計45万7,397円、正味財産の部では、指定正味財産と一般正味財産合計3,687万9,294円となり、負債及び正味財産合計が3,733万6,691円でございます。 3ページをお願いいたします。 正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益は1,367万2,308円となってございます。主なものとしましては、施設管理事業収益658万円、売店事業売上435万4,130円、徐福友好推進事業補助金212万円、受取寄附金27万5,000円がございます。 次に、経常費用の事業費は2,104万1,981円でございまして、主なものとしましては、給与手当260万97円、福利厚生費41万8,437円、旅費交通費23万6,000円、光熱水料費134万6,865円、支払寄附金800万円、商品仕入318万4,803円がございます。 4ページをお願いいたします。 管理費は156万9,943円となってございます。主なものとしましては、給与手当96万2,308円、福利厚生費16万231円がございます。 事業費と管理費を合わせた経常費用計が2,261万1,924円となりまして、経常収益から経常費用を差し引いた当期経常増減額はマイナス893万9,616円となります。 一般正味財産期首残高4,581万8,910円から当期一般正味財産期首残高マイナス893万9,616円の差額3,687万9,294円が正味財産期末残高でございます。 指定正味財産増減の部はございませんので、正味財産期末残高は一般正味財産期末残高と同額の3,687万9,294円でございます。 5ページをお願いいたします。 財産目録でございますが、貸借対照表で説明しましたとおり、資産の部、流動資産と固定資産を合わせた資産合計は3,733万6,691円でございます。 負債合計45万7,397円を資産合計3,733万6,691円より差し引いた正味財産は3,687万9,294円でございます。 続きまして、平成28年度予算書について御説明申し上げます。 次のページ予算書の1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、1、徐福に関する顕彰事業といたしましては、熊野徐福万燈祭の開催や同行事への招聘事業及び徐福に関するPR事業の推進などを上げております。 続いて、2、徐福に関する研究・交流事業としましては、徐福関係資料の収集のほか、徐福に関する情報提供、天台烏薬関連商品の販路拡大、中国等徐福伝承地との交流に関する事業などでございます。 3、その他としましては、物産展への協力などを予定しております。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、主なものを述べさせていただきます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益では、新宮市からの指定管理料658万円、売店事業売上505万7,000円、徐福友好推進事業補助金212万円、受取寄附金4万円などとなっており、経常収益計は1,407万8,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、事業費といたしまして2,187万1,726円。主なものといたしましては、給与手当270万2,700円、福利厚生費43万9,500円、旅費交通費42万8,000円、光熱水料費142万500円、支払寄附金800万円、商品仕入270万円などでございます。 3ページをお願いいたします。 管理費といたしまして173万2,968円。主なものといたしましては、給与手当100万300円、福利厚生費17万3,000円でございます。 以上、経常費用合計2,360万4,694円。よって、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額はマイナス952万6,694円でございます。 経常外増減の部は、経常外収益及び費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス952万6,694円でございます。 一般正味財産期首残高3,687万9,294円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は2,735万2,600円でございます。 4ページには、評議員・役員名簿を添付してございます。 なお、6月3日の理事会におきまして、代表理事が山口泰郎氏となっておりますので御報告いたします。 以上、まことに簡単でございますが、
一般財団法人新宮徐福協会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(榎本鉄也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) これ今説明して、私もきのうずっと見やったんですけど、3ページ、4ページ、こんな細かい字で、職員の方は見えるかもわかりませんけど、我々これ、私も目はいいんですよ、老眼かけるんやけど。これ夕べでも疲れてきたら、こんな細こい字で、なぜこんな細こい字になったか。別に内容的なこと言ってるんじゃないです。やはり我々も審議する以上は、この細こいのわかりますか、私わからんで、全然これ。はっきり言います。だから、こういう状態の書類出されたら、我々も夜これ見るんです、でも疲れてきて。これでも見えんです、天眼鏡で見やな。私も65歳超えてますから、皮肉で言ってるんじゃないですけど。やはりもっとこの、せめて見える程度にしていただきたいんです。おたくらまだ若いから、この予算書これ簡単に出てますけど、わかりませんよ、全然、私らこれ見ても。はっきり言うて。だから、これきのうでも天眼鏡で見やってんけど、これ老眼鏡ですよ、これでも全く。だから、私、中身のことじゃなしに、こういう予算書の出し方というんですか、別に中身が悪いというんじゃないです。だから、こういうことで私としては非常に残念やと。もっとわかりやすく、ふつうの一般の出してる形でできなかったんでしょうかということで、ちょっとお聞きしたいんですけど。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 大変失礼いたしました。次のふれあい公社も含めまして、次回から注意させていただきたいと思います。どうも失礼いたしました。
◆7番(福田讓君) せめて、平成28年度のこの2ページの収支予算書とか、これやったらわかりますよ。全く、これは本当に。この間も医療センターへ行ってきたんです。そしたら、検査結果もこんな小さいんです。私、言うたんです、こんなん見えるかって言うて。だから、やはりもっと執行者としても、我々議案に対して審議をしていただくという。職員の方は若い方がいらっしゃって目がいいと思うんですけど、そのあたりも今後やっていただきたいし。こういう小さい字では、なかなか私らはこれ見るのに苦労します。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 14番、田花議員。
◆14番(田花操君) 今、字の細かさを言うてもろたんでよかったです。もう私もこれ拡大鏡なかったら見えんなと思って。 それで、この徐福協会は、できてもう何年たつんかな。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 平成元年の10月21日に設立でございます。
◆14番(田花操君) 平成元年というたら28年。もっと前からないか。田阪市長のときであったで。いずれにしろ古いと思うわ。それで、これ一般財団法人で、公益には何でならなんだんか、公益法人には。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 売店の営業が収益事業ということで、一般財団法人のほうを選択しております。
◆14番(田花操君) 収益事業があるというても、市から繰り出しとかして管理料払わんと、その収益だけじゃペイというか、経営できていってないんやろ。市から公的な金を出さんと。
◎企画政策部長(向井雅男君) 当初、公益法人になるには収益的な収支と公益的な収支のたしか割合があったかと思います。その割合の関係で、どうしても目指せなかったというところでございます。
◆14番(田花操君) そうしたら、これは確定申告しやるんやね。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) はい、行っております。
◆14番(田花操君) これで、税金は、大体幾らぐらい所得税かかる。事業税か。法人税。法人税と消費税とそれから固定資産税。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 消費税、固定資産税ほか合わせまして31万7,403円でございます。
◆14番(田花操君) これは平成27年度決算。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) はい、そのとおりです。
◆14番(田花操君) 31万円もかかる。 それと、理事会、評議員会を開催してこの協会の運営をやられてるということを書いてますけど、この評議員会とか理事会というのは年間何回ぐらい開いたん。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 当初一度。通常は1回、ただ、いろんな案件がありましたら、理事会、評議員会はその都度開いてございます。
◆14番(田花操君) この協会の代表は市長がなったあるのか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 現在、代表理事は山口泰郎氏でございます。6月3日に理事会で選任されております。
◆14番(田花操君) これは、何で市長から明け渡したのか。市長、えらなってきたんかな。ずっと長年、歴代市長が理事してきたあると思う。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 山口氏の前任は西義弘さんです。
◆14番(田花操君) 観光協会長、元。市長やりやった時代というのはないかな。 (「財団が名前変わってから変わった」と呼ぶ者あり)
◆14番(田花操君) 周りのほうが詳しいさか、周りから答弁してくれてるけど。わかりました。 これで、この徐福協会の運営、活動をもっともっとやっぱり活性化していかなあかん。 この役員、これ肩書どういう、皆さん肩書があるんか。この肩書のある方らが、やはり当初からずっと何人おるんか、ちょっと教えて欲しい。評議員の上からずっと、何年この協会で役員をされてるか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) ちょっと現在、資料を持ち合わせておりませんが、恐らく理事につきましては、当初のほう、平成元年から継続されております。理事については、山口泰郎氏それから仲田恵子氏、西和代氏、あと私と山崎氏については近年になっていると思います。 それから、評議員については、西田氏、中岸氏が永年、当初からだと思っておりまして、向井企画政策部長、森本事務局長については近年というふうに考えております。
◆14番(田花操君) なんかちょっとはっきり。 この監事は。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 監事は、磯部氏と商工会議所の奥村氏です。
◆14番(田花操君) 市長、何を私が言いたいかいうのわかったあると思うけど、徐福協会というのは、長い伝統の中で皆さん運営、活動してきてくれてる。やっぱり、評議員会、理事会、年に1回というこんな協会は私はないと思う。もっともっと協会での議論、皆さんの思いを取り入れて、それを生かしてこの本来の目的を達成していくような、そういう協会にしていくべきやろ。新宮市の観光の拠点、目玉にして。ひとつの新宮市の売り物でもある。そういった中で、やはりこの協会をもっと行政と一体となって、もっともっと盛んにしていくべきやと。 特に、田岡市政になってから、こういう外郭団体とかいろんな市の市長の諮問機関、いろいろ人選を見やると、ほとんどもう田岡カラーが出てない。これ言い出すと一般質問になるんで、この程度にするんで、ぜひ、やっぱりこういった組織を盛り上げて、活性化していくのもまちづくりの一つやろと思うし。一定の、そら長くやってくれてる方には敬意を表したいけど、やっぱり時代が変わっていくと、ある程度の年限で新たな人にバトンタッチをしていくということが必要やろ。この人らの平均年齢も聞きたかったけど、もう聞かんけど。ぜひそういったことを一つ一つ改善、改革していくとこはやっぱりしていかなあかんと思うで、市長。続きはもう一般質問で。 以上。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) ありがとうございます。 理事会、評議員会については、理事会にかけなければならない案件というときに開催しておりますけれども、それ以外に、いろんなフォーラムの参加であったりそういうふうなことであったり、そういった場面では理事、評議員などといろんな話し合いを持っておりますので、御意見いただいた中で、これからも意見交換といいますか協議を重ねていく場を設けていきたいと思っております。
◆14番(田花操君) 案件があるときだけじゃなしに、やっぱりあそこへ来てくれる日々にいろんな変化があると思うで。そういうことをやっぱりちゃんと、どういう対応、どういう運営、経営を今求められてるか、そういうことをやっぱりしっかりこの役員の人にわかってもらうようにしていかなあかん。それが、年に1回の案件報告で終わるようなら、もう形骸化し過ぎたあるで。形骸的に位置づけてある何物でもない。ここらもまた続き。 以上。
○議長(榎本鉄也君) 質問中ですが、15分間程度休憩いたします。
△休憩 午前11時01分
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△再開 午前11時16分
○議長(榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質問を続けます。 6番、前田議員。
◆6番(前田賢一君) 1ページの主な事業についてですけど、5月に市長が連雲港市表敬訪問ということなんですけども、これどこかから要請があったんですか。
◎市長(田岡実千年君) 向こうからの要請ではなくて、こちらから訪問させていただいたということでございます。
◆6番(前田賢一君) その目的は、こちらから行ったいうことは何か目的があって行ったわけでしょ。
◎市長(田岡実千年君) 北京で、日本からの大訪問団で中国へ行く機会がありまして、そのついでといっては何ですが、友好都市である連雲港市も訪問させていただいたということでございます。
◆6番(前田賢一君) 連雲港市とは友好都市とかそういうことは結んでないわね、結んでるんか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 結んでおりません。
◆6番(前田賢一君) 結んでないんやろ。 市長、これ徐福が生まれたとされる徐福村、ここは行ってきたんですか。
◎市長(田岡実千年君) 訪問させていただきました。
◆6番(前田賢一君) そしたら、何かつくってくれとったん違うんか。 田岡市長が前に訪問したときに、この徐福村を。 (「田阪市長」と呼ぶ者あり)
◆6番(前田賢一君) 田阪市長。何か新宮市歌を歌って、歓迎も、楼門みたいなんつくってくれて、新宮市歌を歌って熱烈歓迎してくれたんやというようなことが報告されてんけども、市長のときもそういう歓迎があったんですか。
◎市長(田岡実千年君) そういうのはありませんでした。向こうの政府の方数人と一緒に連れていっていただいたんですけど、そういう熱烈歓迎は、今回はございませんでした。
◆6番(前田賢一君) 国外に、サンタクルーズ市はこれ合気道通じての姉妹都市提携で古いんですけども、やっぱり徐福が生まれたとこと徐福が亡くなったとこということで、徐福村と友好都市提携でも結ぶような方向でいったらいかがですか。連雲港市ではちょっと大き過ぎるで、これ。江蘇省でしょ、連雲港市カン楡県徐福村。県もこれかなりの人口あるんちゃうん、連雲港市というたら何百万人の都市違うか、これ。だから、そういうとことは難しいけども、せめてカン楡県か徐福村か、そこと国際交流やったらどうですか、その方向で。これ、前に、羽曳野市のあの人、もう理事も評議員もやめたな、誰いうんやったかな、あの方がいつも提案しとったんやけど。どうですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) ただいまの御意見は理事会のほうに報告していきたいと思います。
◆6番(前田賢一君) それと、10月のこの徐福文化国際フォーラム参加。これはどなたが行かれたんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 仲田理事と丹羽評議員です。
◆6番(前田賢一君) どういう会議なんですか、これ。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 今回の徐福フォーラムについては、日中韓において徐福を世界遺産にしていこうというようなそういう動きがございまして、メーンはそういったことが、各国から意見交換があったというふうに聞いてます。
◆6番(前田賢一君) その下、その他のとこで、大阪の八尾市、これ物産キャンペーンで徐福茶等の販売となってるんですけども、八尾市とは何かつながりがあるんですか。これ八尾市でやったんでしょう。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 旧熊野川町と八尾市が友好姉妹都市ではないですけれどもいろんな交流をやってたということで、現在もそういった交流会をやってるというふうには聞いております。
◆6番(前田賢一君) 旧熊野川町と八尾市で定期的に交流やってるんですね。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 合併後は新宮市として、河内音頭まつりですか、あの日に新宮市の物産などを持っていって販売させていただいています。
◆6番(前田賢一君) わかりました。八尾市なんかともこれを御縁にいろいろとおつき合いしたらいかがかと思いますけどね。 それと、この平成28年度の計画書なんですけども、これ本当に、毎年同じような項目書いとるんやね、これ。前回もこれ指摘させてもろたと思うんですけれども、何か目新しいものはないんですか。評議員会とか理事会でそういう話は出ないんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 目新しいもの、計画書の表現はこういうふうにさせてもらってますが、今後この中身については具体化していく予定になってますが、昨年の大きな動きとしましては、日韓中の徐福伝説を世界遺産にしていこうという動きの中で、まず日本の徐福協会を設立しようという動きがございました。佐賀県のほうで設立総会も開催されましたので、その日本徐福協会への参加、これらをメーンに活動をしていきたい。 それと、商品については昨年も2点ほどちょっと新しい商品をつくったわけですけれども、中国の観光旅行会社の方が見えられたときに、売店で今一番、もし売れるとしたら何かいいアドバイスいただけませんかというふうに尋ねましたところ、昆布が徐福が求めた霊薬というような地域もあると。八丈島のアシタバのように、昆布が中国では今注目を浴びているということで、今、徐福にちょっと関連づけた昆布の商品をつくっていきたいなというふうに考えております。
◆6番(前田賢一君) 日本徐福協会というのは、前はなかったんですか。日本徐福会やったんですか。協会というのはいつ設立されたんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 前は日本徐福会というふうに聞いてます。ただ、日本徐福会については有名無実で、ほとんど活動も何もしてなかったというふうに聞いてますが、今回、世界遺産の動きの中で、とりあえず日本のそういった会議を持っていこうという中で日本徐福協会というのが設立されております。会長については、神奈川徐福研究会会長の田島様になってございます。
◆6番(前田賢一君) これ、ふるさと活性化のキャンペーンの一環やったと思うんですけど、歌を、「徐福夢男」、鳥羽一郎さんが歌ってる。これを、星野哲郎作詞かな、中村典正作曲「徐福夢男」。これ、星野哲郎さん、新宮市へ来て作詞したんですよ。当時、誰が市長やったんかわからんけども、そのときに前身の日本徐福会、ここからクレームがついて徐福渡来は新宮市だけやないということで、3番の歌詞「木の香も床しい日の本に」とこうなったんです。でも、神倉山出てきて、那智の滝出てきて、新宮市でしょ、これ。もうちょっとこれ頑張ってもらえなんだんかなと思ってね、当時の市長に。この歌の効果というのは大きいわね。「襟裳岬」、襟裳の春は何もない春ですというて、これ議長は上手やけど。この襟裳の人怒ったらしいんや、何ちゅう歌を歌うてくれるんやと。でも、そのおかげで観光客がすばらしいほどふえたと。だから、この「徐福夢男」、どこの市へ行ってもカラオケ入ってますよ、これ。大きなPR効果なんで、ぜひ、これ会社どこかわからんけども、日本徐福協会からこの歌を、これ大きなPRになりますよ、世界遺産にするとか何とかいうような話が出てるんでしたら。この徐福協会設立を機に、そこからぜひ鳥羽さんに歌っていただきたいと。これ、ええ歌なんですよ、故郷ネームが入って。課長、知ったあるやろ、この歌。歌うたことないか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 私は歌ったことはないですけど、前田議員の。
◆6番(前田賢一君) この間、信金友の会か、あれにも来とったんや、これ、去年。ことしか、ことしやったかな。去年、俺も見に行ったんや、嫁はんと。年金もらいよるから、わずかばかりの。それで、那智勝浦町でやったんで、「熊野灘」とか「徐福夢男」歌う思たんや、地元の歌。歌わんのやこれ、生意気らしいわ、こいつな、言うたら悪いけど。信用金庫からもぜひ地元の歌を歌ってくださいという要請はしたらしいけど、いやそれはできませんというようなことやったんやと思うで。 だから、やっぱりそういう徐福協会とかそういう設立を機に、徐福のPRということで歌の力というのは大きいと思うんで、それひとつ申し込んでください。よろしく。どうですか、課長。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 日本徐福協会の会議の中で、新宮市の考え方としてお伝えしたいというふうに思います。
◆6番(前田賢一君) もし、鳥羽さんが歌わなんだら、小芝陽子さんも上手やけど、坂本冬美、これにお願いするか。せっかくええ歌あるんで、もったいないと思うんです、これ。徐福の墓へヒット祈願したんやで、鳥羽さん。徳川で一杯飲ませてやの。あくる日に市民会館で歌って、歌。うまかったわ、歌。でも、歌詞間違ごうたあた。「木の香も床し新宮に」いうとこ「この香も床し」いうて歌うてん。それは、星野哲郎さんが、徐福会で歌うたときにも歌詞覚えてなかってんて、鳥羽さん。「鳥羽君、君も歌手なんだから歌詞ぐらい覚えてきなさい」と怒られたらしいわ。それは別として。そこら辺ひとつ、絶好のPR材料なんで、やってください。 それと、前に提言させてもろたんやけども、まちなか観光の観点からも、いかに新宮市で滞在時間延ばすかというのが大きなテーマなんです。今、徐福公園来られる方、台湾、香港あたりの方が多いと思うんですが、恐らく滞在時間というたらそんなとらんのやないかと思います。前にお話しさせてもろた7塚の重臣の、これ台湾の方が勉強してるんです、事前に。塚町へ来てお参りしよったっちゅうんやね。だから、徐福の墓を中心にして北斗七
星の形に7人の重臣の塚があったということなんで、それも一つのロマンやわね。滞在時間延ばす一つの手段やと思うんや。その辺も前に提言したんやけども、それは取り上げてもろてないんですか、1年たって。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 担当に塚町の現場を確認させまして、できればですけれども、今年度ちょっと改修してみたいなというふうには考えております。
◆6番(前田賢一君) 改修も結構やけども、もう家が建って、史実どおりに、北斗七
星の形にできるのは難しいかわからんけども、でも仕掛けにはできる可能性があるんで。 前に香港行ったときに、この徐福の関係で長寿橋というの、ライオンズクラブが寄附して、香港のつくっとったやつ。渡ったら1週間寿命が延びると、戻ったら3日間寿命が縮むというような、まあ遊び心やね。だから、徐福もスタンプか何か押して回ってもろたら、7人やから、一つずつ押して七つ押したら1週間寿命が延びるというようなことをやったら面白いんじゃないですか。 そういう、やっぱり発想の転換ちゅうんかな、いかにしたらこの徐福さんでもっと来てくれるかと、滞在時間延ばしてくれるかということをやっぱり考えてもらわんと。通り一遍の計画書、これ恐らく、天台烏薬関連商品の販路拡大とあるけど、全然伸びてないやろ、これ。伸びたあるかい。恐らく伸びてないと思うわ。 それと、この間の新聞で、阿須賀神社が世界遺産になると、これ間違いないわね、もう。イコモスが勧告するんでしょ、これ、ユネスコに。だから、そういうチャンスもあるんやで、やっぱり阿須賀神社との動線も仕掛けなあかんと思うで。ここは徐福上陸の地、徐福の宮。天台烏薬見つけたということになってある、蓬莱山で、そういうロマンがあるんで。それと、やっぱり七塚のこの復元。こういうことやれば、結構この徐福さんで滞在時間延びて、まちなか観光のプラスになるんやないですか。これ、やりようによっては物すごい大きな観光資源になると思うんです。香港とか台湾なんかでは、徐福さん神武天皇やと言いやるんやからね。これ海外の人、徐福即是神武天皇というて書いてある、皆。だから、大きな観光資源、これは国際的な。そういう宝があるんやから、もっとやっぱり大事に育てなあかんわね、磨かなあかんわね。付加価値つけなあかん。市長、どうですか。
◎市長(田岡実千年君) 御提言ありがとうございます。できるところから一つ一つ実現していきたいと思います。
◆6番(前田賢一君) えらい長々と悪いけども、構わんかな。
○議長(榎本鉄也君) 大丈夫です。
◆6番(前田賢一君) 以前、新宮市出身の湊口先生が勤めておられた岐阜大学の第二内科。ここで、湊口先生は助教授やったときに、名前ちょっと忘れたんやけども、その人が天台烏薬の研究をしてくれたんやね。それは、湊口先生が進言したらしいんやけども。その湊口先生のお兄さんというのが腎臓悪くしたらしい、小さいときに。山歩きの人が天台烏薬をとってきてくれて、自生の。これを煎じて飲ませなさいというたら治ったんやてね、そのお兄さんが。それで、幼心に、僕がそういうような立場になった場合はこの天台烏薬の研究をしたいということで、その教授に進言したら教授がやってくれて。その結果、肺がん、あるいはリンパ腺がんの抑制効果があるということが朝日新聞の一面に一回載ったんです。すごい売れたんやだね、一時期。これはもう今、つき合いないんですか、全然。湊口先生がまだおるかどうかもわからんのか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) ここのところちょっと、おつき合いはさせていただいてません。
◆6番(前田賢一君) これね、やっぱり。これ農林水産課やったと思うんやけど。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 前田議員おっしゃられたのは藤原教授のことだと思いますけども、湊口先生も含めて、今そういう連絡はとってございません。
◆6番(前田賢一君) とってないん。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) とっておりません。
◆6番(前田賢一君) これ、先人がそういうことで、先輩が、あなたの課の、やってくれたんやね。やっぱりそういうの大事にしていかないかんと思うで。今、じゃばらなんか花粉症に効くということで、すごい売れ行きやわね、北山村の。 それともう一つ、岡山大学の森昭胤さんという名誉教授。この人が、自然界にある活性酸素というのは体に悪さしとるやつやね。天台烏薬は活性酸素の消去作用が自然界では抜群やと、すごいという研究成果を発表してくれて、何回も新宮市にも来られた。講演もしてくれたんじゃないか。私も、当時の課長らと岡山大学まで訪問したこともある。これ、森先生はもう高齢やったけど、これも連絡ないわの。亡くなったかどうかもわからんな。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 聞いてございません。
◆6番(前田賢一君) ございませんやろ。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) はい。
◆6番(前田賢一君) これ、活性酸素の消去作用が自然界で抜群やと、類を見ないと、他にということなんで、専門の研究所へ行って成分分析できると思うんです。そういう科学的なことで、機会あればこの天台烏薬の商品化というのはもっと飛躍的にいろんなバリエーションが出てくる思うんです。これも一遍、理事会や評議員会の場であれしてください。提言してください。 これ、いつから議員が入らんようになったんな、これ。理事会とか評議員会。 これ一遍、どんな話しやるんか会議録見てみたいな、これ。会議録とりやるわの。会議したら会議録とるでしょ。 向井部長、評議員なってるから現場よう見えて、わかるわな、どんなこと話してるか。
◎企画政策部長(向井雅男君) 今、議員御指摘の点の天台烏薬の薬効の分については、農林水産課長と協議させていただいて、一度ちょっと調べてみたいというふうに思います。
◆6番(前田賢一君) もったいないわね、これ、せっかくね。今、十何万本植えてるんでしょ、課長。高田に。これ、一朝一夕でふえるもんやないんで。 今の湊口先生の上司の教授に話聞いたときに、その藤原教授が、中国に天台山というのがあるんやて、そこのもんがよいとされておるという植物図鑑で書いたある。そこからも取り寄せる。薬のメーカーからも取り寄せる。それで、新宮市産高田の天台烏薬も取り寄せる。全然違うんやて効能が、芋の色も。高田の、新宮市産のこれ抜群やて、物によっては何倍もの効果がある。だから、もったいない。本当に宝の持ち腐れよ、これ。だから、もうちょっとこの天台烏薬というのを世に出すためにも、いろんな角度からアプローチしたらどうですか、部長。企画やろ。
◎企画政策部長(向井雅男君) たしか、この場所でその講演会を聞いたことをちょっと記憶しております。少し時間はたっておりますけれども、もう一度、垣本部長と相談させていただいて、健康志向がさらに近年高まっておりますので、その辺も含めて調査させていただきたいと思います。
◆6番(前田賢一君) この先生、学者なんで、活性酸素の消去作用を研究、かなりした先生なんで、何にもデータもなしに自然界で抜群の効果を発揮するということは言うたんでないと思います。あくまでも、やっぱりそういう公的な試験場で分析して、体に悪さしよる活性酸素の消去作用が抜群やということになれば、いろんな商品展開を考えられるんで、ひとつよろしくお願いします。 以上。
○議長(榎本鉄也君) 12番、上田議員。
◆12番(上田勝之君) 先ほどから前田議員のほうが話題にされておりました日本徐福協会、これは、事務局はどちらが受け持っておられるんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 佐賀徐福会。
◆12番(上田勝之君) 佐賀ですか。ことしは大きな大会が佐賀で開催されるということは。開催されたんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 設立総会を開催いたしました。
◆12番(上田勝之君) それが開催されたわけですね。 それで、一番危惧するのは、今もちょっとお声が上がってましたけれども、やはり国内何カ所か徐福渡来伝説といいますか、徐福の地ということでどこも名乗りを上げてる中で、新宮市はどういうふうに考えられておられるのか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) やはり、徐福さんのお墓があるのは新宮市だけということで、やはり新宮市としては、学術的な部分より徐福が渡来したという伝説、これを新宮市としては大事にしていきたいというふうには思ってます。
◆12番(上田勝之君) それでは、なぜ事務局を新宮市で受け持つとかいうような工夫はされなんだんですか。そういう動きはされたんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) そういった動きはございません。佐賀県のほうでお声掛けをいただいて、理事長も御高齢のこともありまして、賛同するという形をとらせていただいています。
◆12番(上田勝之君) 既に佐賀に出おくれの感があるんですが、その辺、当局の捉まえ方はいかがですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 学術的な部分ではいろんなところが研究も進んでおられて、ただ、新宮市はお墓があるということで、そういう意味では唯一、新宮市としてはほかには例のない……
◆12番(上田勝之君) だんだん苦しなってきやるような気がしますけど。 伝承の地で売っていくんであれば伝承の地で売っていくというような、やはり新宮市の徐福さんというようなことを念頭にどういうプロモーションを行っていくんかというあたりは、どのようにお考えですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) それは、いろんな機会あるたびにプロモーションもやっていきます。 いろんな徐福のフォーラムの中で、やはり研究者の中で新宮市を物すごくPRしていただいてるというふうには聞いてます。
◆12番(上田勝之君) え、聞いています、主体的ではないんですね。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 新宮市はお墓があって、徐福に関しては伝統のある、伝統といいますか新宮市の顕彰について評価をされているという報告は受けてます。
◆12番(上田勝之君) この徐福国際フォーラムというのは、毎年参加すると。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) このところ参加しております。
◆12番(上田勝之君) ことしはどこで開催ですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 今年も佐賀県です。5月19日から21日まで、徐福文化国際フォーラムが佐賀県で開催されました。
◆12番(上田勝之君) それはもう済んで、参加してるんですね、そしたら。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) そのとおりです。
◆12番(上田勝之君) どなたが参加されましたか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) これは、うちの担当が参加しております。
◆12番(上田勝之君) 市を代表して。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 市というか徐福協会からです。
◆12番(上田勝之君) 新宮市は代表を送らないの、人は。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 今回はちょっと欠席させていただきました。
◆12番(上田勝之君) それで、旅費交通費が前年に比べて結構伸びがあるんですけれど、別に市を代表して送らないのに旅費は結構伸びがあるんですけど、それはどういったわけか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 先ほど申し上げましたように、昨年の10月15日から17日に徐福文化国際フォーラム、これが連雲港市であったんですけれども、これに仲田理事と丹羽評議員が参加させていただいております。それ以外にも日本徐福協会の設立総会であったり……
◆12番(上田勝之君) 違います。それは前年度決算でしょ。 平成27年の決算と比べて平成28年の予算が、またさらに伸びてるわけです。ことしは佐賀へ職員を送られて、でもそれは別に市を代表するわけでもないというお答えやった割には、23万8,000円から42万円ぐらいにふえてるんです。だから、この旅費の増加というのはやっぱり市を代表して送るとか、どなたかが行かれるとかいうような意味合いで旅費を増額されてるんかなと思ったんですけども、既に開催が終わってるということで。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) それと、たまたま6月14日から16日まで、日中韓徐福文化象山フォーラムというのがございまして、これは中国なんですけれども、仲田理事、それから丹羽理事、現在、丹羽さんは理事になりましたんで、丹羽理事とうちの職員が参加しております。
◆12番(上田勝之君) それで、あしたからですけど、もう行ってはおられるわけやね。 そういったことででも、やはりこれ続けていかれるおつもりがあるんであれば、やはり弁慶の二の舞にならんようにすべきなんじゃないかとは思うんですが、どうも佐賀市にやられちゃうんじゃないかという感は持つんですけど、いかがですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 佐賀市も新宮市のことを評価していただいてますので、こういった表に出てくる部分だけじゃなくて……
◆12番(上田勝之君) 表に出てこなんだら、とられるんじゃないですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 徐福といえば新宮市というふうになるようには、そういった取り組みはしていきたい。
◆12番(上田勝之君) 市長は、連雲港市を表敬訪問されたわけですよね。市長のお考えはいかがですか、そういうことの。
◎市長(田岡実千年君) 連雲港市を訪問したときには、連雲港市長も出迎えてくれまして、いろいろ大変友好的な話もさせていただきました。これからどうやってこの友好を深めていくかということをまた考えていきたいと思っております。
◆12番(上田勝之君) 例えば今、日本も国中を上げてインバウンドの、特に中国系の方々、経済状況でどうなるかわかりませんけど、交流人口といいますか、訪れていただく人をふやすための施策を国を挙げてやってる中で、中国との縁がある、徐福さんが中国本土でどれほどのメジャーか、知名度があるんかというのはまたありますけれども。そういった中で、この徐福協会、毎年1,000万円近くずつ取り崩しを行っているわけですよ。あと3年ぐらいで枯渇するんじゃないですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) これは、公益目的財産を特定寄附として新宮市へ800万円ずつ6年間寄附していく計画になってます。
◆12番(上田勝之君) それ以外としては、収支は合っていくわけですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) なかなか厳しい状況で、この寄附終了後に300万円の自己資金、これが2年連続して割ると解散というふうになります。
◆12番(上田勝之君) つまり、ということは力を入れてPRしていくということとお金がついてきてないわけです。非常に矛盾がありませんか。この徐福協会、今後どうしていくんか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) そのあたり、例えば去年も台湾へ直接行きましてPR、プロモーションもやってございます。世界徐氏宗親会というんですか、栄誉理事長の徐鴻進さんと御令嬢と面会しまして、近況報告も行う中で、徐福式典には、実現するかどうかもわかりませんけれども、ことしはぜひ参加したいということで、観光客誘致に向けた協力もやっていきたいというふうなお言葉をいただきました結果、平成27年度は台湾からの入園者が2割増というふうになってございます。 議員おっしゃるとおり、なかなか厳しい中で、まず売店の売り上げとか入園者数の増加に努めていきたいというふうに思ってます。
◆12番(上田勝之君) お答えを返すようで申しわけないんですけども、そういう事業があれば、徐福協会の事業報告なり事業計画なりにもしっかりとそういうことを記載されるべきなんじゃないですか。これ、聞かなかったらわからないじゃないですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) わかりました。次回からは詳しく別添資料をつけさせていただきたいというふうに思います。
◆12番(上田勝之君) ただ、そういった地道な努力というか地道な活動も続けておられるんであれば、やはり今お答えいただいたようにそうしたことも記載していただいた中で、どういった活動をやっているんだということがわからないと、では、毎年毎年お金はどうなっていくんだという話のとこでなかなか理解を得れんのじゃないかと思うんです。それと、やはりしっかりとPRとか、新宮市の徐福さんということで売っていかれるという強い意志を示していく、佐賀に負けないというようなあたりしっかりと。であれば、やはり財源面も必要となってくるんだろうと思うんですけど、その辺のお考えはいかがですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 今、先ほども申し上げましたように、やはり売り上げも伸ばしていかなければなりませんし、指定管理料についても維持していただきたいというふうには考えています。
◆12番(上田勝之君) だから、指定管理料なんかもどうしていくんかというあたりは、所管の商工観光課だけのお話じゃないと思うんです。これは、市全体でどういう方向でいくんだというようなあたり、どのようにお話をされてるのか伺いたいんですが。どこも考えてらっしゃらない。
◎企画政策部長(向井雅男君) 先ほど来から、中前次長のほうから説明があったとおり、法人そのものからどうしたらいいのかということは、内部的にはかんかんがくがくさせていただいております。その上で、今やれることをやっていきたいというふうに思ってございますので、まずは売店の販売の内容とか、今進んでおります世界遺産に向けての徐福の関係とか、そういったことを進めながら、どういったところが一番着地点なのかというところも含めて検討させていただきたいというふうに思ってます。
◆12番(上田勝之君) ぜひ、そういった議論の経過といいますか、プロセスのほうも開示をしていただいてお答えをいただいて、しっかりとした市の方針を示していただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
○議長(榎本鉄也君) 質問中でありますが、昼食のため午後1時まで休憩いたします。
△休憩 午前11時57分
---------------------------------------
△再開 午後1時00分
○議長(榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質問を続けます。 13番、東原議員。
◆13番(東原伸也君) 徐福協会の近ごろの議論は、観光関係の議論でありますか。観光関係の観光にかかわる議論というのは、徐福協会のほうでやられてますか、今。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) やはり、顕彰事業が主になっています。
◆13番(東原伸也君) ここに事業計画がありますけども、観光というのはやっぱり徐福の万燈祭のイベントと、あとは観光関係のイベントとか物産展の協力というぐらいの実績なもんじゃないじゃないですか。その上で、僕のあれとしては、やっぱり徐福と徐福を使った観光というのは切り離すべきもんやなと思います。それと同時に、売店も切り離すべきやと思うんですけども、その辺、これは公益財団から一般財団に移行するときにも僕は申し上げておると思うんですけども、その辺の検討、いかがですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 確かに、市の施設であり公の施設であります徐福公園それから売店の管理、これについては切り離すということも考えられると思いますので、今後検討させていただきたいと思います。
◆13番(東原伸也君) ぜひ、早急に検討して、やっぱり顕彰事業ということ、これはまた文化とか学術的な徐福という分野と、他市町村、もしくは世界に売り出すという部分の観光の部分というのはやっぱり当然分けるべきやと思います。その上で、予算も限られていますので、これは市で担わなあかん部分として観光というのがあるんではないかなと思いますので、その辺ぜひ早急に検討していただきたいと思います。 それと、一つだけお願いしておきたいのは、徐福協会というのは、やっぱり徐福という名前は先ほど佐賀市の話とかいろいろありましたけれども、必ず残していただいて、事務局というのはやっぱり新宮市が持つという意義というのをもう一遍再確認していただいて、ぜひこれまで以上にまた進めていただきたいと思いますし、先ほど連雲港市の話も出ましたけれどもよく言われるのは、中国の関係の人から新宮市はやっぱりなかなか来てくれんという話がいつも出てくるんで、それはほかのイベントでもそうだと思うんですけれども、それも含めて協会の予算じゃなしに違う意味で、例えば市長が行くんだったら市長の交際費とかそっちのほうで取るような予算にして、徐福協会自体はなるべく顕彰、研究、そっちのほうの事業に傾けるべきものじゃないかと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(榎本鉄也君) 続いて、2番、並河議員。
◆2番(並河哲次君) まずなんですけれども、この徐福協会の指定管理は今年度までだったんですか、来年度までだったんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 今年度、平成28年度までです。
◆2番(並河哲次君) 平成29年3月ということですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) そのとおりです。
◆2番(並河哲次君) わかりました。 その中で、理事会とか総会で、そういった会議の中でどんな、そのあたりの議論というのはあったでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 現在、特命でやられているということで、現在のところそういった議論は出ておりません。
◆2番(並河哲次君) 出ていない。わかりました。 では、まず中身も聞いていきたいんですけども、決算の3ページの委託費というのが一番この支出の中では給与に次いで大きいのかなと思うんですけども、市への支払寄附金とかを除くと。この徐福公園及び駐車場管理委託というのは、どちらにされているんだったでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) シルバー人材センターと警備会社でございます。
◆2番(並河哲次君) 内訳は、金額的にはどういう内訳になっているんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) すみません、ちょっと資料を今持ち合わせておりませんので、後ほどお答えしたいと思います。
◆2番(並河哲次君) わかりました。ちなみに、こちらの徐福協会が平成元年からということなんですけれども、平成元年から今までずっと同じ委託先なんですか。その辺もわからないですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) すみません、その辺もちょっと。
◆2番(並河哲次君) じゃ、後ほどまたお願いします。 ちなみに、この指定管理料と、あと徐福友好推進事業補助金で870万円ほどあると思うんですけども、これは平成元年からずっと同じですか、違うんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 指定管理料については、平成24年から変わりはないと思います。徐福友好推進事業補助金については、年度はちょっとわかりませんけれども途中から上がっているということです。
◆2番(並河哲次君) 平成24年から指定管理は変わらなくて、それ以外ではちょっと補助金は変わっている部分もあるということなんですけども、仮にずっと同じ金額だったとすると28年とかやっているともう2億5,000万円近くになってくるのかなと思うんで、その辺もトータルでこれまでどのぐらいかけてきたかというのはちょっと一度、今年度で指定管理が終わるというところも含めて、一度これまでのこの徐福協会に対して市が払ってきたお金というのをまとめて出していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 調査させていただきます。
◆2番(並河哲次君) それから次に、徐福公園のほうなんですけれども、平成23年度2万2,050人、24年度2万3,378人、25年度2万7,230人、26年度3万1,255人で、27年度が今回ここに書かれています3万3,379人で、平成23年度から1万人以上ふえているんですけども、今回予算を見ると、やはり指定管理料も補助金も変わらないわけなんですけども、4年で1万人訪れる人はふえていて、台湾の方がすごく多いみたいなんですけれども、明らかに来る人としてはふえていて、収益がどうもまだそこまで上がってはいないということだと思うんですけども、市としてお金を出すに当たって、明らかにその来る人はふえているけれども結果が出ないということに対して変わらず指定管理料を支払っていくというのはどのように決められているんでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) これはもう5年間の指定管理の中でこの金額と決められていますので、その金額で管理料を払っているということになります。
◆2番(並河哲次君) その5年間での指定管理料というのは、最初の契約をしてしまえば、後は契約変更することはできないということで理解していいんでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) そのように考えています。毎年毎年、その分を覚書のような形でお支払いしていくということになります。
◆2番(並河哲次君) わかりました。 では、次なんですけれども、毎年市のほうに支払寄附金ということで800万円支払いが来ていまして、この表を見ると、この当年度の残高が3,680万円ほどですか。800万円払っていると、あと4年後にはこの300万円というのを切るぐらいになってきて、2年連続したらもう解散ということだということなんですけども、このペースで減っていくと、あと4、5年あるいは6年ぐらいで、この次の指定管理はどうするかは別にして、もし仮にやり続けたとしても次の4、5年ぐらいで解散というような形になるのかなと思うんですけども、そのあたりどういう御認識でしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 先ほど、東原議員の質問に答えましたように、次の指定管理をどのようにしていくかということも検討していかなければならないので、その状況によっては解散ということもあり得るのかなと。受け皿がなければこのまま協会のほうでやっていくのか、その辺は今後の課題だと、検討していくことになっていくと思います。
◆2番(並河哲次君) 今後どうするかは検討されるということなんですけれども、受け皿がなければというのは例えば指定管理は公募するけれども、もしそれがなければ徐福協会が続ける形をとって、もし指定管理をするというところが徐福協会以外にあれば、その時点で徐福協会を解散するということですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 徐福協会については、いずれにしましても顕彰事業という形で残していくというふうに考えています。また、売店については、もう一つ考えられるのが直営ということも考えられるというふうに思っています。
◆2番(並河哲次君) すみません、もう一度お願いします。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 公募はやるかどうかは別としまして、受け皿がない場合は、徐福協会に引き続きやってもらうか、直営という選択肢もあると。
◆2番(並河哲次君) 今、直営というお話も出たんですけども、今、実際、事務局は市のほうに商工観光課のほうで実質、中前次長になるのかわからないんですけれども、実質商工観光課のほうで担っていただいているという状況で、何かそんなに直営と大きな違いというのもないのかなと思うので、やはり指定管理、顕彰事業の部分はどうするかは別にして、売店、公園など指定管理に出すか、徐福協会が続けるかということだと思うんですけども、その顕彰事業として例えば一応徐福協会が続いていく場合も、市への支払寄附金800万円というのは、指定管理を受けなくなったとしても支払い続けていくものなんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) はい、そのとおりです。平成28年度までに市に寄附として。
◎企画政策部長(向井雅男君) すみません、指定管理の問題とその財団の問題とは切り離して考えていただければありがたいかと思います。法の趣旨で、一般財団に変わった時点で、公益的なもので今まで培ってきたもの、現金であったり資産であったりしたものは、今後その額を公益的なものに使いなさいということになってございます。その法人が、これを新宮市に寄附するという形で計画を立てさせていただいておりますので、800万円を6年かけて徐々に新宮市へ寄附して、その公益的な資産を寄附するという形で使っていくということなので、指定管理とはまた別な形で考えていただきたい。 指定管理は、いろんな公園管理の形でうちから支払いをしてるんですが、いろんな事業を行う中の整合性の中で特命指定ということで今はさせていただいていると。次長から答弁させていただいたのは、今後次の段階で特命がいいのか悪いのかも含めて、議員各位からいろんな意見をいただいておりますので、その辺も含めて議論をさせていただきたい、検討させていただきたいということであります。
◆2番(並河哲次君) 6年間、財団法人として支払寄附金として支払っていくのは、平成27年は何年目ですか。あと何年残ってるんですか。
◎企画政策部長(向井雅男君) たしか、平成26年から支払いしていると思いますので、26、27と2年目だと思います。
◆2番(並河哲次君) ということは、あと平成28年以降4年間残っているということですね。わかりました。 今後、どうしていくかというところで、今後といっても平成28年度までということなので、早々にもし指定管理を募集するんであれば、もう募集の準備とかに入ってきている段階なのかなと思うんですけども、そのあたりの今のこの6月時点、もう次回、終わったら7月になると思うんですけれども、今年度中にこの指定管理が終わるという中での直近の検討状況というのを教えていただいてもよろしいでしょうか。今検討中ということだったんですけども、もう間もなくそれをしなければいけないタイミングだと思うので、直近の検討状況を教えてください。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 現在のところまだ検討に入っておりませんが、早急に入っていきたいというふうに思っています。
◆2番(並河哲次君) まだ検討に入っていないということなんですけども、仮に来年度から公募をした団体にやっていただく場合には、遅くともいつまでに公募をかけるといったようなスケジュールになるんでしょうか。
◎総務部長(上路拓司君) 公募を前提に言いましたら、まず公募の募集要項等を定めまして、その後、公募期間というのを25日以上設けます。その後、ヒアリングをして選定委員会を開いて指定管理者の候補者を決定いたしまして、議会のほうへ御承認いただいて債務負担行為をとってというのが一連の流れになってございます。 ですので、必要な期間というのは、公募期間25日間というのはこれはもう確実に必要ですので、それ以前に募集要項を定めるということになると思います。
◆2番(並河哲次君) ちなみに、指定管理を公募する、最近、指定管理を公募したものについて、大体これはどのぐらいのタイミングでこの公募って行っているんですか、どのぐらい前のタイミングで。
◎総務課長(尾崎正幸君) 公募要項等含めまして、7月、8月検討しまして要項を出しまして公募という形になりますので、秋口ぐらいに選定委員会を開きまして次の指定管理者を選定していくという手順になろうかと思います。
◆2番(並河哲次君) わかりました。そうしましたら、もう6月議会が終われば、仮にそういった公募する場合にはもう早急に作業に入られるという形になるということですね。 あと、特命指定にまたなるのか指定管理になるのかというところが、これからの検討だと思うんですけれども、すごく観光客の方、実際に来られる方はふえ続けている中で、また新たに契約するときに同様に指定管理料を払っていきます、補助金も払っていきますということは、市の厳しい財政状況を考えてもそれはちょっと違うのかなと思うんですけども、市長、今後この徐福協会、そして徐福公園の管理をしていくに当たって、どのようにお考えですか。この八百数十万円というのを毎年出し続けるというのは、市にとってはかなり大きな金額だと思うんですけども、観光客は明らかにふえている、でもこの徐福協会自体としてはそこまでの、1.5倍になっている中での1.5倍の効果は上がってない中で、そのまま指定管理にしてまた八百数十万円をお支払いしてお願いしていくのか、違った形を検討していくのか、どうお考えでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) この徐福公園に関しては、徐福の顕彰事業とも関連がありますので、特命指定というのが適当かなというふうには思っておりますが、ただ、この売店の売り上げが伸びてないというのは前々から気になっておりまして、最近、特に外国からの観光客がふえている中で土産物をもっと日本の商品に変えるべきじゃないかなというようなことも話しておりまして、ここをしっかりと売り上げが上がって少しでも指定管理料が減るようにならないかということは、議論を時々しているところでございます。
◆2番(並河哲次君) そういった売り上げが上がるようにという議論をしているということは、ずっとこの6月の議会の場で毎年毎年出てきていて、そこが大きく変わらないところだからこそ、また毎年その質問が出てくるというところなのかなと思うんですけども。 昨年、職員の研修といいますか、接客の方法とそういったところも、これから改善しなければならないと思っていますと、そして研修会を通じてサポートしていただける方も通じて向上していきたいというお話や、観光客の実態についてマーケティングが弱いと考えますと、ですので商工観光課のほうで指示をしてマーケティング、観光客の動きを把握するということで御答弁あったんですけども、そういったマーケティングや観光客の動向の把握はどのようにされましたでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 昨年そういう答弁をさせていただきましたが、ことしの地方創生の加速化の関係で、訪日外国人のいらっしゃい商店街づくりが見えてきましたので、この中で動向調査をやっていきたいというふうに考えております。
◆2番(並河哲次君) それは、平成28年度の事業でということですね、平成27年度ではなく。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) はい、そのとおりです。
◆2番(並河哲次君) そういうふうに先延ばし先延ばしになっていって、今年度、指定管理の更新というか指定管理の終了があるわけだと思うんですけども、普通に考えて、その顕彰事業というのは別にして考えたときに、一般財団法人、もう普通の企業ですよね、限りなく。そういったときに結果が出ていない、出せていなくて、去年もこれをやりますというふうになっていたことがそれの指定管理の終了までにできていないということが事実として残っているんであれば、通常はまたそこに同じ条件でお願いしていくということは考えられないかなと思うんですけれども、市長いかがですか、またそのまま特命指定をされるんですか。
◎市長(田岡実千年君) 特命指定するか、公募するかは、まだ決めかねておるといいますか、これから決めていきたいというふうに思っております。
◆2番(並河哲次君) 本当に、これだけ観光客の方が来られてたら、十分にその事業の内容によっては市が出すお金というものは減らしていけるでしょうし、ということをできるということをしっかりと、本当にいろいろな議員も御提案いただいていることを含めてやっていけばできると思いますので、今の状況をずるずると続けるということは決してないようにしていただきたいと思います。集中と選択をしていくというふうに常々市長がおっしゃっていて、厳しい縮小を選択する事業もあれば、まちとしごとの中で医療費の無料化を図ってほしいという話もありますし、幾らでも財政需要はあって、切るところは市長は切られてるわけなんで、そこは本当にこの一つ一つをしっかりと見てやっていただきたいと思います。 最初のほうに出させていただいた資料、質問させていただいたことに関しての資料に関しては、今議会中に御提出いただければと思いますが、いかがですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 先ほどの質問の委託料の件でしょうか。
◆2番(並河哲次君) そうですね、委託料、これまでかかってきた金額というところもそうですし、これまでずっと徐福協会が始まってから市が徐福協会に対して支払ってきたお金というところ、それから、3ページのところの委託費の徐福公園及び駐車場の維持管理のところでシルバーと警備会社ということだったんですけれどもこの内訳がどうなっているのかと、委託先がずっと同じなのか、途中でかわっているのか、そういったところもわかればと思います。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 資料が見つかりましたのでお答えします。 まず、委託料につきましては、警備会社が約26万円、それからシルバー人材センター駐車場の管理が280万円程度、残りは浄化槽点検とかそういった部分でございます。 それともう1点、徐福友好推進事業補助金については、平成19年度から212万円というふうになっております。それ以前はちょっと変動がございまして、平成16年度が200万円、17年度が180万円、18年度が223万2,000円ということで、現在ちょっと積算については不明でございます。 それと、徐福協会に支払ってきた総額については、今議会中にお調べしたいと思います。
◆2番(並河哲次君) 今御答弁いただいた中身についても、やはり資料として提出していただければと思います。本当に一つ一つの団体の決算ということは出さないといけないということでいただいてるんですけども、今の状況というのをできる限り詳しく知れたらと思いますので、資料としていただければありがたいです。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 今お答えさせてもらった分については、作成させていただきたいと思います。
◆2番(並河哲次君) 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 11番、濱田議員。
◆11番(濱田雅美君) 3ページのレンタサイクルとあるんですけど、これのレンタサイクルの件数的にはどのぐらいあるんでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 約20件程度でございます。
◆11番(濱田雅美君) この保険料というのは、ここに上がっている分はこのレンタルをしたときに入るんでしょうか、それともこの今持っている自転車に対して入ってる保険料なんでしょうか。それとも、レンタしたときに、その都度入るという形なんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 年間通してでございます。
◆11番(濱田雅美君) あと、天台烏薬についてなんですけど、多分、天台烏薬といったらおそばとかあったと思うんですけど、そういったのは今、食すところというのはどのようなところがありますか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) ちょっと、聞こえなかったので。
◆11番(濱田雅美君) 天台烏薬を使ったおそばとかもあったと思うんですけれども、今はそれはまだつくられていて、食すところとかというところもあるんでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 今は、そばはございません。
◆11番(濱田雅美君) そしたら、お茶は一応ペットボトルとかお茶の葉ですごく有名なんですけど、おそばとか、あとは新宮はやっぱり城下町だったんで、和菓子の歴史とか伝統とかですごく高い評価も受けていると思うんですけど、そういった観光協会とか、あと個人的な職人とかともこうタイアップして、天台烏薬を使った商品開発とかということをお考えにはなっていないんでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) お菓子については、お菓子屋のほうからいろんな提案もございましたらそれを取り入れていきたいなというふうに思っています。その他、特に今あれこれというのは考えていませんけれども、いいアイデアがあれば取り入れていきたいというふうに考えています。
◆11番(濱田雅美君) 菓子組合とかというところもあるとは思うんですね、いろいろ市内には。そういったところに提案していただいたりとか、こちらからお話をかけていくとかということは、話し合いは前向きにしていっている形はとっていないんでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 今のところございませんけれども、1店舗からいろいろ話し合いしながら、お菓子の開発とかも考えていただいているところでございます。
◆11番(濱田雅美君) 先ほどの話で、おそばはどうしてつくられなくなったか、何か理由はあるんですか。おそばをつくっていただく人がいないとか、そういったことはあるんでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 申しわけありません。ちょっとその経緯は私、わかりません。
◆11番(濱田雅美君) わかりました。一応、先ほど前田議員もおっしゃっていましたけど、天台烏薬を使ってもっともっと新宮市をアピールしていく方法はあると思いますし、やっぱりそういったこと商品化すること、先ほど昆布とかもおっしゃっていただいていたんですけど、この天台烏薬をもっと利用していって商品化、付加価値をつけていって新宮市のPRにもつなげていっていただけるかと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(榎本鉄也君) 1番、北村議員。
◆1番(北村奈七海君) 三つ質問があるんですけど、一つ目は、平成28年度で指定期間が満了になるので、指定管理料の見直しというのはこのタイミングでしかできないのかなというふうに思うんですけども、その補助金と指定管理料というのは別物であるということは去年の質問で把握しているんですけど、その指定管理料の見直しというのは、たしかそのときの質問では、債務負担行為で初年度に行ってそこから定額でその年度その年度こう払っていくということやと思うので、今聞いていると年度途中で変動させるということは難しいと思うので、やっぱり初年度にどういう金額にするかがすごく大事になってくると思うんですけれども、この指定管理の公募をするかどうかもすごく大事だと思うんですが、指定管理料の見直し自体もするのかどうかというのはどう考えておられますか。
◎企画政策部長(向井雅男君) 特命指定の指定管理が終わった場合、あるいは公募で確定した指定管理者がその期限を満了した場合、当然そのときには、次にどういった形で指定管理をお願いするのかということは、公募であれ特命であれ、協議の材料にはなるかと思います。
◆1番(北村奈七海君) そのときに、金額もあわせて変わっていくんですか。
◎企画政策部長(向井雅男君) そのとおりです。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。 もう一つは、債務負担行為として起こしたら必ず1年度定額ということで、例えばこの徐福協会だったら5年間なんですけど、5年間で大体650万円ずつということなんですけども、これは定額にしていかねばならないという決まりがあるんですか。
◎企画政策部長(向井雅男君) 指定管理の目的は、受けていただく方のいろんなノウハウを活用させていただいて、そしてその施設の有効活用をしていこうというところに狙いがあります。なので、その指定管理料を決めるときに多分、行政的にはかかる経費、維持管理経費については当然それは支払うべきであろうと、ただそこで収益的事業が行えるのであればそのうちの幾らかは収益的事業で賄っていただくことも想定して指定管理料が決まってくるかと思います。なので、この650万円が次の指定管理料でふさわしいのかどうかというのは、ここ何年かのそういった経費と今後の取り組みの中で妥当なのかどうかということを、また指定管理については総務部門との形でやっていただいておりますので一緒に協議させていただくということになるかと思います。
◆1番(北村奈七海君) 債務負担行為について聞いたのは、指定管理をするということはやっぱり民間の活力を有効に利用しようということが根底にあると思うんです。でも、そのときに毎年度定額のお金が手に入るというふうになったら、そこは来年度もこれぐらいのお金が入るであろうということが想定されるので、そこはなかなかその民間の活力というのも使いづらくなってしまうのかなと思ったので、私はここでちょっと言いたかったのは、債務負担行為というのは必ずしも毎年度定額でなくてもいいという使い方ができるのであれば、年度を追うごとにその指定管理料を減らしていくということはできないのかなという質問がしたかったということですね。なので、そうすると民間の人たちは、翌年度というか次の年度、次の年度と指定管理料が下がっていくということがもう目に見えてわかっているので、じゃ、その分は自分たちで稼いでいこうということができないのかなと思ったんですけれども、それはどうでしょうか。
◎企画政策部長(向井雅男君) その辺はなかなか難しい問題で、指定管理をしていただく期間の年限をどれぐらいにもっていくかというところで、その1年では余りにも収益的業務をしていただく中で本当にその力を発揮できるのかどうか、それが3年でいいのか5年でいいのかというところにすごく難しいところがございますので、その辺はいろいろ考えさせていただいて、一応3年で切ってみるとか5年で切ってみるとかいうところを踏まえながら、次の指定管理へ向けてまた議論させていただいているのかなというふうに考えております。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。そうですね、そういう検討の中に今私が言ったような債務負担行為というものがもっと自由度が高く使えるのであれば、何かそういうやり方も検討していってもらえたらなということもちょっと念頭に置いていただけたらと思います。 あともう二つ目が、補助金に関してなんですけども、先ほど同僚議員の方の質疑の中で、補助金自体は平成19年度から変わっていないということだったんですけども、補助金に関しては庁内の中で補助金等の審査会というのがあるんですよね。それで、その都度その都度、補助金を幾らにするかというふうに考えているのかなと思うんですけども、平成19年度から変動がないということは、この内部の審議会というのはどういう話をして毎年度の補助金を決めているのかなと思うんですけども、そこはどんな感じで決められているんでしょうか。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) 補助金審査会等の所管が財政課でございます。毎年、予算のヒアリング等において補助金の審査会に諮って決定していっているところであります。それで、この徐福の関係の補助金につきましては、先ほど中前次長のほうから報告ありましたとおり、平成19年度からは変更されていないという中であります。徐福の友好の推進に当てるための補助金という形で、この業務に当たっての補助金の性質から見て、現在、増額もせずに変更なしで推移しているということでありますけど、予算に当たっては、これだけにとらわれずに全体予算の中で種々検討しながら決めていっているという状況でございます。
◆1番(北村奈七海君) 審査会のあり方と、どういうふうに決められているのかというのは理解しました。 そうすると、この指定管理料と補助金という二つのものがあって、それが徐福協会の大きな収入を占めているということであって、その中で指定管理料というのは年限の中でなかなか変動させづらいということであれば、私としては、補助金で、例えば儲かっているなというときは補助金を減らすとか、徐福協会ことしはちょっと大変そうやなというときにはふやすという形で、調整弁としての役割というのも果たせ得るのではないかというふうに思って、平成19年度までは何かそういう形でやっていたのかなというふうに思ってしまったんですけれども、何かそういう形で今後、調整弁的な機能をこの補助金に持たせるということは何らか考えておられませんか。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) 今年度で指定管理の期限を迎えると、来年度以降、また新たな指定管理のもとにという形でございますので、先ほど所管課のほうからもございましたように、そういった指定管理料、また補助金等も含めて種々検討をしていきたいというふうには思っております。
◆1番(北村奈七海君) ぜひ検討いただけたらと思いますので、それはよろしくお願いします。 あと最後なんですけれども、平成27年度の事業報告書の1ページで、主な事業についてというところで、市長が連雲港市というところを表敬訪問されているということなんですけど、これは市長がこういう表敬訪問をされたというときは徐福協会のお金を使って行かれてるんですか。
◎市長(田岡実千年君) 先ほど6番議員の質問にもお答えしましたが、日中友好の大訪問団、北京での大訪問団へ参加してからの連雲港市訪問でありまして、一部プライベートな要素もありましたので、今回はもう全て私費で行きました。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。これで気になったのは、私費で行かれてるということやったらプライベートのことなのかなということで、その市長として行ったということと余り整合性が出てこなくなるのかなということと、ここに、市長が仮にプライベートで行ったとしたら、徐福協会の事業報告書に載せる性質のものなのかなと思ったんですけど、ちょっとそこら辺がわからなかったんですけど、どういう理解で……。
◎市長(田岡実千年君) 旅費は今回私費だったんですが、連雲港市に関しては、こちらから正式に向こうの連雲港市に面会のお願いもして、また連雲港市の市長も出迎えていただいて歓待を受けました。ある意味、公式訪問ということかなというふうには思っております。
◆1番(北村奈七海君) ある意味、やっぱり公式訪問だった。私費で私の費用ということですよね。なので、やっぱりある意味公式な訪問というんやったら、やっぱりそこはそのプライベートなお金でしたということではなくて公費使いましたということやと思いますし、仮に公費で行ったとしても、ここの理事の方たちの名簿の中に市長の名前は特にないので、ここのところに何で市長の表敬訪問というのが入っているのかがちょっと私にはわからなかったんですけど、何でここは入っているんでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 徐福村のほうへ訪問していただいたということで、一つの実績として上げさせていただいております。
◆1番(北村奈七海君) 徐福協会として、PRであるとかその他の目的を達成するために必要な事業ということで、お金は支払っていないけれども、そういう徐福協会の事業目的に沿った内容であると判断したからここに載ってるということですかね。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) そのとおりです。
◆1番(北村奈七海君) わかりました。ちょっと、そこがすごく気になったので。やっぱりプライベートで行くのか公費で行くのかというところと、徐福協会として事業目的にどんな形で市長の表敬訪問が沿っているのかというところは、また明確にしてもらえたらと思います。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 4番、大石議員。
◆4番(大石元則君) 私は、選択と集中でもって質問させていただきたいと思います。 1点だけ。去年の7月に徐福公園において、中華人民共和国駐日本国特命全権大使が御縁でもってともに植樹させていただいておりますけども、そのときに植樹していた樹木は順調に育っているんでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) はい、順調に育っております。
◆4番(大石元則君) 私的には、特命全権大使がはるばるやって来られたということは、どんな御縁があるにしろ中華人民共和国へのパスポートをいただいたんじゃないかなというふうに受け取っておりますけども、その点について、市長、今後この植樹された木が大きくなるように前向きに取り組んでいかれる、今の質問でもありましたように、公費でもって中国を訪れるという機会は、今後どういうふうに御検討されているんでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) 今、ちょっと具体的な訪問の計画等はございませんが、午前中に6番議員からの御提案もいただいたように、我々の市は徐福の墓もありまして、この徐福村がある連雲港市、カン楡県等ともやはり友好的な交流はしていくべきだと思っておりますので、また今後いろいろ考えたいと思います。
◆4番(大石元則君) 徐福さんが生まれた中国、遥か遠くから来ていただいた。墓もある新宮市にとっては、今後積極的に取り組まれていっていただきたいものと思いますので、ぜひその点よろしくお願いしたいと思います。
○議長(榎本鉄也君) 以上で質問を終わります。 次に、番号4、
一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について当局の説明を求めます。 中前企画政策部次長兼商工観光課長。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第25号、
一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成27年度の事業報告でございますが、1の川舟下りの利用状況におきましては、利用者数は3,932人で前年度比プラス689人、21.2%の増加となっております。また、乗船料収入では前年度比271万6,000円、23.0%の増加となっております。前年度は合併10周年や川舟就航10周年イベントなどの影響もあり利用者数が増加したものの、収益的には依然厳しい状況が続いております。 2の主な事業につきましては、記載のとおりでございます。 続きまして、平成27年度の決算について御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部では、流動資産と固定資産を合わせまして資産合計4,697万2,834円、負債の部では、流動負債と固定負債を合わせまして負債合計138万7,178円、正味財産の部では、正味財産合計4,558万5,656円で、負債及び正味財産合計が4,697万2,834円でございます。 3ページをお願いいたします。 次に、正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部の経常増減の部では、(1)の経常収益計は1,864万353円、(2)の経常費用での事業費の計は2,147万4,496円、なお、一般財団法人に移行した関係で、平成26年度から寄附金として300万円を新宮市に支出することとなってございまして、事業費はこれを含んだものとなってございます。 恐れ入ります、次の4ページをお願いいたします。 管理費の計は21万6,118円となってございます。経常費用の合計は2,169万614円で、当期経常増減額はマイナス305万261円でございます。 次に、経常外増減の部では、(1)の経常外収益、(2)の経常外費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス305万261円となり、一般正味財産期首残高4,863万5,917円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は4,558万5,656円でございます。 指定正味財産増減の部はございませんので、正味財産期末残高は、一般正味財産期末残高と同額の4,558万5,656円でございます。 5ページをお願いいたします。 次に、財産目録でございますが、貸借対照表で御説明しましたとおり、資産の部、流動資産と固定資産を合わせた資産合計4,697万2,834円でございます。 6ページをお願いいたします。 負債合計は138万7,178円となり、資産合計に負債合計を加えますと、正味財産は4,558万5,656円でございます。 続きまして、平成28年度予算書について御説明申し上げます。 予算書の1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、川舟の運行に関する事業についてですが、乗船者数は回復傾向にあるものの、依然、紀伊半島大水害以前の水準には及ばず、経営的に厳しい状況が続いておりますので、今後もマスメディアや旅行会社等へ積極的にPR活動を行いながら、記載事業を実施してまいります。 (2)のその他につきましても、記載の事業を予定してございます。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、主なものを述べさせていただきます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益では、事業収益、乗船料収入1,591万円、市補助金400万円などで、経常収益計は1,999万8,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、主なものを述べさせていただきます。 事業費は賃金662万8,600円、福利厚生費98万円、消耗什器備品費45万円、修繕費125万6,000円、燃料費134万円、保険料95万円、委託料589万9,000円、支払寄附金300万円などで、事業費計は2,293万7,100円でございます。 次に、管理費でございますが、主なものは委託料12万9,600円、租税公課8万1,000円などで、管理費計は23万8,600円でございます。 よって、事業費、管理費を合わせた経常費用計は2,317万5,700円で、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額はマイナス317万7,700円でございます。 3ページをお願いいたします。 経常外増減の部は、経常外収益、経常外費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス317万7,700円でございます。 一般正味財産期首残高4,558万5,656円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は4,240万7,956円でございます。 4ページには評議員・役員名簿を添付してございます。 以上、まことに簡単でございますが、
一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(榎本鉄也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 14番、田花議員。
◆14番(田花操君) このふれあい公社は、唯一、旧熊野川町地域にある財団かと。今までは、このふれあい公社というのはさつき温泉も管理者やったよね。今はもう舟だけかな。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) はい、そのとおりでございます。
◆14番(田花操君) さつき温泉、何か管理していくという方法はないんかな。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) さつき温泉、現在直営で営業しておりますが、やはり直営以外ということになると指定管理の方法というふうになるのかなと。また特命ということもあり得ますけれども、前回公募しておりますので、公募という向きもあるというふうに考えています。
◆14番(田花操君) 公募。公募していく、さつき温泉は。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 台風以前は公募でございました。
◆14番(田花操君) さつき温泉、せっかくオープンしてくれて、再開してくれて地元の人は喜んだ。これだけじゃやっぱり、皆さん昔のああいう施設が熊野川町にあったらという思いを持っている方が結構おられるんで。あの建物もったいないし、あのつかった建物というのは、もうそのまま置いてあるのかな。あれはどこが管理しやるか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 商工観光課所管でございまして、昨年1年少し、JAの件でいろいろ協議をしていた関係でちょっと長引いておりますが、部長からも指示を受けておりますので、今後の運営の仕方について検討していきたいというふうに思っております。
◆14番(田花操君) このふれあい公社も、もっともっと地域の活性化というか、地域振興のためにここが果たす役割というのはいろんなところにあるやろと思う。やっぱり、地域の人らで組織してこういう財団をつくったあるのやから、もっともっとこういろんな事業もやっぱりできる範囲でやっていかなあかんと思う。その一つには、の郷なんかも、せっかく道路ができてもったいない話。旧熊野川町の時代に相当な投資をして、ああいうような形というのは余りにも行政らしい問題を抱えたあると。ああいうところもふれあい公社なんかでやっていけるのかとか、やっぱり熊野川町の本当の振興のためにもっとここが頑張らんとあかんと思う。ここも基本、委員会とか理事会というのは年に1回なのかな、開催は。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) これまでは、通常の予算決算1回のみでございます。
◆14番(田花操君) 全てのこういう財団が、年に1回の評議員会、理事会だけで、1年間の事業なんかもう本当に地に着いたものになり得るわけない。地域の人らがどういうものを求めたあるかという議論もないやろと思うし、先ほど6番議員言うたような話なんかも、年に1回やったら議論する入り口以前の問題や。それを、ぜひもっと本当に問題意識を、行政がしっかりそういうニーズ、方向をやっぱり持たなあかんわ。これ、ほかの財団も、本当にばらばらというか、評議員の人数、理事の。一緒なのは幹事2名というのだけは一緒や、皆。あとはばらばら。それから、人数がばらばらやったら、こういうものの人選というのも、これ一定のルールもないし、本当にばらばらやろうと思う。 今、地方再生、地方振興のことが言われて、一番これ行政がここをよりどころにいろんな施策を吸い上げやっていく大事なところやろうと思う。それがついもう形骸化してしまう。これはもう田岡市政の一番悪いところやと私は思う。ぜひ、これ、このふれあい公社の皆さんの職業というか、ほかには職業書いて任期まで親切に書いてくれてある財団があれば、こういうようにもう粗い書き方をして本当にばらばらやし。 この中で川舟しかやっていないとなったら、川舟のセンター長というのはこの中で誰が受け持ってくれたあるん、この役員の中で。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 理事の森本博也さんでございます。
◆14番(田花操君) この人はもう当然専任で、いつごろからこの方持って。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 2年ほど前だというふうに記憶しております。
◆14番(田花操君) 3年前ていうてこの周りで言うてくれやるんやけど。 いずれにせよ、本当に熊野川町の活性化のために、やっぱりここをうまく、うまくというか、ここを一緒になって行政と生かしていくことが私は大事やろうと思うし、今度は伊藤熊野川行政局長が代表理事に。これ、今までは誰がなったのか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 森本さんです。
◆14番(田花操君) どうしてかわったんかな。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 安全統括管理者を伊藤行政局長にやってもらっていたわけなんですけれども、代表理事がやるべきかというようなこともありましたのと、あと退職後の雇用保険の関係もありまして現在交代をしていただいております。
◆14番(田花操君) 伊藤局長にしても、再任用の中で身分は市の職員。一般財団法人という本来の法人からいえば、やっぱり民間人を選んでその人に頑張ってもらって、伊藤局長には局長の本来の仕事があるし、こういう中へ入っているのは行政とこの団体との連絡設定役をすべき立場の人じゃないんかなと思うし、伊藤局長も嫌やったんじゃないんかと思う。 だから、やっぱりその辺の役割分担もしっかりして、これを形骸化せんようにやってほしいと思う。もう、年に1回の理事会、評議会なんかだともう本当に形式で、ほとんどの、市長、財団は1回ぐらいしかやっていないんやね、これ。それじゃ、本来の地域振興、活性化なんていうのはもうほど遠い話で、そんなではもう今の地方創生の中で目指すものがないと思うんやだ。もう長なるんで、もうぜひ考えて。 以上。
○議長(榎本鉄也君) 質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午後2時09分
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△再開 午後2時21分
○議長(榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質問を続けます。 2番、並河議員。
◆2番(並河哲次君)
一般財団法人熊野川ふれあい公社についてなんですけども、利用者数が昨年よりもふえて3,932人になってということなんですけども、これも例えば直近のところ、平成26年は3,243人で、平成25年は2,794人なんで、どんどんふえてきてるのかなと思うんですけども、平成25年と比べると1,200人ほどふえてるのかなと思います。また、その中で、乗船料も比べると、この平成27年度は1,454万円なんですけども、乗船料が、この平成25年のとき、2,794名のときは939万円で500万円以上、乗船料が伸びているのかなと思うんですけども、実際にこういった形でお客さんも来ていて、乗船料がここ数年で500万円以上伸びているんですが、今回、決算として補助金400万円支払っていて、また平成28年度も400万円変わらず支払うという形になってるんですけども、この運営状況から見て、補助金の審査会の中でどういったお話し合いがあったのかを聞かせていただけますでしょうか。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) 平成28年度におきましては、補助金等の審査会で審査を行いました。先ほど、並河議員からもおっしゃっていただきました乗船料並びに乗船者数もふえているという状況ということでございますが、台風12号以後、かなりの客数また収入も落ち込んでいたと思っております。それからいきますと台風以前というんですか、その部分まではまだもう少し持ち直してはいないのではないかというふうにも判断しておりますし、まだまだ経営状況といたしましてもかなり厳しいという所管課からの要望というんですか、予算要求もございましたので、平成28年度におきましても前年度並みの補助金といたしたところでございます。
◆2番(並河哲次君) ちなみに台風12号以前のお客さんの数というのはどのくらいで、そのときは補助金はどのぐらいだったんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 平成22年度に限って言いますと、乗船人数が5,176人で、補助金は250万円でございます。
◆2番(並河哲次君) ちょっと数年分、平成21年とか平成20年も教えていただいていいですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 平成20年度が4,882人で300万円、平成21年度が4,591人で250万円、平成22年度は今申しましたように5,176人で250万円です。平成23年度は2,426人で900万円です。
◆2番(並河哲次君) ありがとうございます。 4,591人で250万円のときもあってということなんで、今回、四千人近くで400万円、前回が四千人近くで、また来年度400万円を続けるということなんですけども、ちなみに来年度の利用者数の見込みというのはどのくらいなんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 平成29年度は4,200人を見込んでおります。
◆2番(並河哲次君) 4,200人を見込んでおられるという中で、この補助金が400万円ということなんですけども、今の御答弁だと平成21年度に4,591人のときに250万円という補助金ということだったんですけども、これは来年度の見込みが4,200人で400万円、平成21年度は4,591人に対して250万円ということで、結構、利用者数としては近い中で大きな補助金の開きというのがあるんですけども、この辺は何か違う算出の仕方というのはされてるんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 平成20年度以降、船外機、舟等については更新はなかったわけですけども、かなり老朽化が激しくなってきまして、平成28年度では船外機、平成29年では川舟、平成30年度でも船外機というふうに購入していく計画でありますので、そういった計画の中で400万円を平成29年度までお願いしたいというふうに考えております。
◆2番(並河哲次君) その船外機というのは、平成28年度交換するということなんですけども、その費用は、ここに船外機というのは出てきてるんですか。ちょっと船外機というのは、この小分けの消耗什器備品費、これが45万円。この費用が平成21年と比べると違うところということなんですけども、45万円となると、例えば平成21年のやつに45万円を足すと295万円かなという形で、300万円弱なんですけど。ということは4,591人に対して同様に船外機のつけかえをしたとして300万円弱、来年度の見込みで4,200人に対しては400万円ということなんで、やっぱり一定差があるのかなという、細かいのかもしれないんですけども、どういう基準でこの50万円とか100万円単位で補助金を決めてるんですか。積算を細かくしてるわけでもないんですか。何人に対して、どのぐらいのお客さんの見込みがあって、それに対して1人当たりの単価があって、このぐらい稼げるでしょうと、それで什器とかの入れかえも含めて幾らになるでしょうということなのかなと思うんですけども、今の御説明だと、近いお客さんの人数でも100万円とは言い切れないかもしれないですけども、100万円近い形での補助金の差というのがちょっと見えるんですけども、その辺はどういう計算になってるんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 乗船人数から歳入、運航収入を出しまして、必要経費を実績等々から推測して差し引き、それに船外機、川舟の費用を足して差額を出していると。そんな中で近年、旅行会社を通しての乗船客が非常にふえておりまして、それに係る手数料がかなりふえてきております。あと、乗船客数ふえることによって収入は上がるんですが、それに伴ってやはり語り部であったり船頭の賃金などもふえてきますので、一概に乗船人数に比例して上がっていくというものではないというふうに考えております。
◆2番(並河哲次君) そうすると一定補助金の金額というのは、はっきりとはこれとこれとを積算したものを入れていくような取り決めというか、何かガイドラインというか、そういうのはあるということですか。市としては、補助金を出す基準を持ってるということですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) それは予算の積算資料の中で、やはりまだ体力がついていない、苦しいですということで、財政課のほうへ要求させていただいて、財政のほうから補助金審査会のほうにかけていただいた結果であるというふうに考えてます。
◆2番(並河哲次君) 補助金審査会のメンバーはどういった方々になるんですか。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) 6部長に私、財政課長が入っており7人という形です。
◆2番(並河哲次君) 6部長と財政課長ということで、新宮市としてもかなり財政状況が厳しい中でやっていると思うんですけども、それを十分に御理解されてるメンバーだと思うんですけども、その辺、お客さんが伸びてる、そして収入も伸びてるという中での議論というのは余り起こらなかったですか。ただ400万円でいこうということなんで既に初めから合意していったのか、それとも減らしていくということも業績の上向き方でいうと考えられるんじゃないかという議論があったのか、そのあたり詳しく知りたいんですけども。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) 最初から400万円ありきというような形ではございません。先ほど、中前次長のほうからも報告がありましたとおり、これまでの補助金の経緯といいますか、そういった中でやはりこの金額についてはできるだけ抑えていきたいということでございました。ただ、先ほどもありましたように、今後の運営に当たって、船外機並びに川舟等の購入をもってさらに経営の安定化を図っていきたいという中で、審査会といたしましては、平成30年度までは400万円での補助金でいくべきであろうというような方向が出たわけであります。
◆2番(並河哲次君) 平成30年度まで400万円でという方向性が出たということなんですけども、それはこのふれあい公社のほうにもそういったことでお伝えをされているということですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) はい、そのとおりです。
◆2番(並河哲次君) 先の見込みというのをお伝えするというのは大事なことかなとは思うんですけども、と同時に、やはり逆に先々までの補助ということが確定というかされていると、それに対しての経営努力、その部分での運営の努力ということは、また逆に難しくなる部分はあるのかなと思うんですけども、平成30年まで400万円でということで、それ以降はまた下げていくことも含めて考えていますよということもお伝えしているんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 今の計画では平成29年度まで、平成30年度から300万円ということで、平成31年度で4,800人ぐらいを見込んでまして、平成32年度ぐらいからは5,000人を目指していきたいと思っております。ですから、船外機それから舟がなければ、努力しようにもできないというような状況ですので、この辺はいま一度、体力のつくまでは400万円でお願いしたいというふうに考えています。
◆2番(並河哲次君) はい、わかりました。市の中でも議論をしていただいてるということで、今後も本当にシビアな財政状況だと思いますので、しっかりと検討していただきたいと思います。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 12番、上田議員。
◆12番(上田勝之君) 平成27年度の事業報告書の中で、アンケートを実施されているんですけども、これ以前、熊野川濁水・治水関連対策特別委員会の中でもいろいろこのアンケートの内容について種々議論があったところだと思うんですけど、アンケートの結果はいかがですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 9月15日から11月30日まで川舟キャンペーンということで、アンケートに答えていただきました。130通回収しました。アンケート結果につきましては、いろいろ性別・年齢などの属性から始まりまして、宿泊地、料金であったり、景観に関する感想であったり、川舟、語り部の対応であったり、そういったことをアンケート項目に挙げさせていただいております。
◆12番(上田勝之君) 以前、私ども議会の熊野川濁水・治水関連対策特別委員会の中で出されたようなアンケート形式というようなのは、そのアンケートの内容に付加していただけたんでしょうか。全く、それはしていただけなかったのかお伺いしたいと思います。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 川舟下りを観光された感想についてをお聞かせくださいという中で、景観の項目の中に、満足・普通・不満足という項目を入れされていただきました。
◆12番(上田勝之君) 景観の項目ですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) はい、そのとおりです。
◆12番(上田勝之君) 若干趣旨が違うんじゃないかと思いますけど。特に、外国人の乗船されたお客様に対してのアンケート等はされてないですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 外国人には配布しておりません。
◆12番(上田勝之君) してないんですか。その辺をお願いしたんじゃなかったですか。覚えがないんであれば結構でございます。 それと、今度は事業計画の中で、その他の項目でおもてなしを充実した事業展開というのは、これはどういうことなんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) ここは語り部の技術向上といいますか、そこらあたり。それから、今、篠笛とか吹かせていただきますけれども、もっとほかに何か情緒のあるようなことができないかとか、そういうこと考えていきたいと思っています。
◆12番(上田勝之君) 法人の事業計画なんですから、そのような抽象的な文言でよろしいんでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 御指摘を受けまして、検討していきたいと思ってます。
◆12番(上田勝之君) それと、さっきの役員の件なんですけども、安全統括管理者が代表理事になれないということなんですか。もしくは逆に、安全統括管理者が代表理事に就任すべきなんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) そういう縛りはございません。
◆12番(上田勝之君) 先ほどお答えでそういうお答えがあったから聞いてるんですけど。縛りがないんやったら答弁じゃないじゃないですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 負担を軽くするという意味でそうさせていただいた、そういう意味です。
◆12番(上田勝之君) 安全統括管理者が代表理事であるべきでないというお考えなんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) ですから、代表理事と安全統括管理者と負担が重いということで、かわったということです。
◆12番(上田勝之君) その雇用保険の関係というのはどういうことなんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 代表理事、報酬はありますので、役員が退職された場合に、雇用保険ですか、失業保険ですかね。
◆12番(上田勝之君) 雇用保険ですね。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) あれがなんかもらえないかもしれないというふうに聞いています。
◆12番(上田勝之君) 聞いてるから、異動したわけですね。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) それも一つです。
◆12番(上田勝之君) それも一つと、じゃ、どれが理由なんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 両方です。
◆12番(上田勝之君) その二つだけ。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) はい。
◆12番(上田勝之君) 所管外の部長級の方が代表理事を務められるということに関してはどのようにお考えか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 特に問題はないと思いますし、理事会で全員……。
◆12番(上田勝之君) それはわかってるんです。問題ないからなられてるんやけど、そのことについてどのようにお考えかということです。普通、所管の部長がそういうことを兼務されるんであれば、その業務に精通している上でまだ受け持たれるというなら話はわかりますけど、所管外じゃないですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 理事については、所管は……。
◆12番(上田勝之君) 別に、所管、それはわかってます。別に問題がないからそういうふうに就任していただいてあるんだとは思いますけども、そのことについてどう考えられてるかということです。所管外の部長がその代表理事を務められることと、所管される部長が代表理事を、役員を務められるということの点について、どのように考えてそういうことをされやるかということです。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) そこら辺は案がなかったというか、地元の熊野川町ですので、適任かなというふうに考えております。
◎企画政策部長(向井雅男君) 財団が特にその事業を行うに当たっては、財団の事務の方々がいろいろ検討なさってやっていたんです。ただ、その事業を行うには当然役員会に諮らないといけません。その役員会に、当然、補助金を出している新宮市の市役所の担当部長が入るということは、それなりに適任なんかなというふうには思っております。その中で当然、いろんな市の思い、あるいは法人の思い等々がありますので、その中でかんかんがくがくしていただくのはそれなりに意義があるのかなというふうには考えております。
◆12番(上田勝之君) その辺についていろいろ議論があるところなんですけれども。 それともう一つ、もう最後に。いわゆる1船を運航させるに当たって、そもそも損益が合うんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 乗船人数にもよりますけれども。
◆12番(上田勝之君) だから、1船に何人乗れば、ここ以上はペイしているとか。分岐点です。これに合致してるんですか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 半分以上、6人、7人では合ってくると思います。
◆12番(上田勝之君) まあいいです。ありがとうございます。
○議長(榎本鉄也君) ほかにありませんか。 1番、北村議員。
◆1番(北村奈七海君) 1点だけ。この川舟というのは地元の熊野川を生かして観光にもつなげていけるという事業やと理解してるんですけども、それを継続的に続けていくためにはお金と人がやっぱりすごく大事だと思うんですけど、私もお金の計算というのは、これを見ていてお金のことで思ったのは、正味財産増減計算書の平成27年度の分を見て、それが4,558万5,656円が最後の期末残高ということで、その5ページの財産目録を見ると、この残高で多くを占めてくるのは定期預金だと思うんですけども、ちょっと、毎年、大体300万円から400万円ぐらいの赤字ということが今後も仮に予算上でも示されるということは、だんだんとこの期末残高自体が減っていくということで、結局はこの定期預金というのも取り崩しになっていってしまうんではないのかなと思ったんですけども、そういう理解で合ってますか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) 先ほども申し上げましたが、計画の中では平成29年度が240万円、それから平成30年度がマイナス145万円、平成31年度で90万円、平成32年度でとんとんに持っていきたいなというふうに考えております。
◆1番(北村奈七海君) それを市がもらっていくということなんですよね。そういう理解をさせていただいたんですけど、その400万円の補助金を出すということを3月の当初予算のときにも話をしたときに、その事業の継続性という意味で、人の話になってくるんですけど、舟とか船外機が幾ら修理をしていっても、当初予算のときに船頭の高齢化が進んでいるという話をたしかしたと思うんです。この事業の計画だとか、正味財産の増減の計算書というのを見ても、後継者の育成というところにどんなふうにお金をかけていくのかということがちょっと見てとれないので、今後どういった形で人の投資をしていくのかというのは、どういうふうに考えておられますか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) ちょっとすみません、まず先ほどの答弁の中で、平成32年度でとんとんに持っていきたいというのは、特定寄附を除いた部分で収支のバランスをとんとんに持っていきたいという意味で、300万円の特定寄附については、平成41年まで15年間の計画になってございます。 それと、船頭の育成についてですけれども、これは収益を上げていく上でも必ず必要でして、総合戦略でも上げているんですけれども、なかなか人材が見つからない状況です。いろんなところにお話をして、いい人がいないかというふうにお願いして、見つかれば現役の船頭の中で研修を行っていきたいというふうに思ってます。
◆1番(北村奈七海君) そうですね、人を集めるということに関しては、声をかけていって人を見つけていくというところで、人材がもしかしたら見つかるかもしれないんですけど、通常の企業であれば、お金を稼いでその稼いだ余った分とか投資の分として人材育成に充てていくと思うんですけども、毎年少しずつ赤字になってしまっている、もちろん、市に特定寄附金としてお金を出しているというところを差し引いても、少し赤字に近いのかなというふうに思うので、なかなか人材に対して投資していくというところが厳しいんじゃないのかなというふうに私は理解してまして、その中でやっぱりこういった事業を本当にやっていくのであれば、もう少し人材に対してお金を投資していくということで本当に補助金の額というのも決めていっていただけたらなというふうに思うんですけども、その点も踏まえて補助金の金額というのも決めていかれているんでしょうか。
◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) わずかですけれども、400万円の中の10万円は船頭育成の費用というふうにお願いしております。
◆1番(北村奈七海君) はい、わかりました。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 以上で質問を終わります。 次に、番号5、新宮港埠頭株式会社の業務報告について当局の説明を求めます。 山本
企業立地推進課長。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) (登壇) ただいま議題となりました新企推第38号、新宮港埠頭株式会社の業務報告について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 平成27年度の事業報告でございますが、左側の数字が平成27年度、右側の括弧内の数字が平成26年度でございます。昨年1年間に新宮港を利用した荷役船数は、外貨荷役が19船、内貨荷役516船、客船9船、その他36船で合計580船となっており、前年に比べて91船の減でございます。 貨物取扱量につきましては、外貨荷役の木材が3万2,836立方メートルで、前年度より4,372立方メートルの増加でございます。パルプについては1万6,429トンで、前年度より3,014トンの増加となっております。 次に、内貨荷役の取扱量でございますが、揚荷、積荷を合わせまして、前年度対比129船減の516船でございます。その内容でありますが、チップは揚荷で北越紀州製紙のチップ専用船ホクエツアイビスやベトナムからのチップを含めまして32万1,099ボーンドライトンと、前年度より5万5,775ボーンドライトンの減でございます。積荷につきましては19万9,701トンと前年度より497トンの減となっております。内地木材が7,001立方メートル、その他、道路用路盤材に使用される高炉スラグが21万3,458トン、セメントが9万8,098トン、砂・砂利の積荷が7万3,126トンでございます。 続きまして、平成27年度の決算について御説明を申し上げます。 2ページをお願いいたします。 まず、財務諸表の損益計算書について御説明を申し上げます。 貸方の営業収益及び委託管理収益、営業外収益の合計は9億2,459万2,990円で、内訳は港湾運送事業営業収益といたしまして8億9,817万8,363円でございます。この内容でございますが、外貨荷役及び内貨荷役の荷役料収益が4億8,431万8,771円、積込料は1億4,715万5,331円、貨物保管料は1億663万7,694円、代理店収益は3,022万6,181円、貨物運送料は5,998万815円、タグボート作業による曳船料が1,268万3,000円で、その他の収益5,717万6,571円は積込料、土場料、綱取放料、玉切料などでございます。 委託管理収益の2,136万490円は、港湾施設管理業務委託料などでございます。 営業外収益の505万4,137円の内訳は、預金利息3万7,438円の金融収益と自動販売機手数料などの雑収入501万6,699円でございます。 これに対しまして、借方の営業費用、営業外費用及び経常利益の合計は9億2,459万2,990円でございます。内訳は港湾運送事業営業費用の9億6,755万9,689円で、内容につきましては、港湾運送費の6億3,281万9,490円で、これは外注費、施設使用料、人件費等の直接経費でございます。 一般管理費の1億1,287万5,262円につきましては、港湾施設管理業務委託にかかわる費用と給料、手当、租税公課、水道光熱費など事務的経費で、間接経費であります。 営業外費用の591万6,603円の内訳は、金融費用の458万3,634円と借入手数料の128万7,500円でございます。 収益と費用の差額であります経常利益は1億7,298万1,635円でございます。経常利益に固定資産売却益を加えた税引前当期利益から法人税充当額を差し引いた1億2,499万3,578円が当期利益であります。 3ページ以降に貸借対照表、固定資産他明細書、剰余金処分計算書、監査報告書を付してございますので、お目通しのほどよろしくお願いを申し上げます。 続きまして、別冊の平成28年度の事業計画及び収支計画について御説明を申し上げます。 1ページをお願いいたします。 木材、チップ、パルプ、セメント、骨材等の荷役、薫製事業・ナマズの養殖、じゃばらの栽培、今年度の見込み等を記載してございます。 続いて、2ページをお願いいたします。 収支計画書の経常収益でございますが、港湾運送収益は8億2,600万円を見込み計上しております。内訳は、外航船荷役料収入4,100万円、内航船荷役料収入4億3,000万円、積込料1億2,000万円、保管料1億300万円、その他収入1億3,200万円でございます。それに代理店収益3,000万円、金融収益10万円、雑収入300万円を加えまして、8億5,910万円の経常収益を見込んでおります。 3ページをお願いいたします。 経常費用でございますが、港湾運送費といたしまして5億200万円を計上いたしております。 内訳といたしましては、外注費、施設使用料、人件費などでございます。また、一般管理費は1億1,110万円で、人件費とその他経費などであります。それに減価償却費7,500万円、研究開発費1,000万円といたしましては、新規事業に対する開発費で、金融費用620万円につきましては、支払利子割引料などでございます。 経常費用は7億430万円を見込んでおり、収益と費用の差し引きは1億5,480万円となっております。 なお、これらは全て去る5月24日に開催されました取締役会及び株主総会におきまして、原案のとおり承認をいただいております。 以上をもちまして、新宮港埠頭株式会社の平成27年度決算報告並びに平成28年度の事業計画及び収支計画の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします
○議長(榎本鉄也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 4番、大石議員。
◆4番(大石元則君) 基本的なことを質問させていただきます。 まず、最初の4ページの固定資産他明細書についてでありますが、関係会社の株式3,000万円とあります。この内容についてお尋ねいたします。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) これにつきましては、株式会社食縁への出資金でございます。
◆4番(大石元則君) 全額、これは食縁の株式なんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 食縁へのこの分につきましては、株主で参入してますから、その分のお金でございます。3,000万円です。
◆4番(大石元則君) ちょっとお伺いしたいんですけども、食縁はベンチャー企業ということで一番注目されている、水産業ではある意味、全国的に注目されてると思うんですけども、ベンチャー企業のよさとしては革新的な内容だと思うんですけども、株式に至ってはただの紙切れになる可能性もあるのですけど、その見込みについてはどのようにお考えなんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) この養殖ブリの事業でございますが、先般からメディアでも放送されております。今後、海外への輸出も計画的に進められておりますし、もちろん国内においても販売実績を積んでおりますので非常に期待できる事業と、私どもはそう確信しております。
◆4番(大石元則君) あと資金的には、地元の紀陽銀行などが食縁の融資を進められていると大手の新聞に出ておりましたが、資金面のほうはいかがなんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) やはり、建屋にしましても相当なお金がかかっておりますので、その辺の融資のことについては、私もちょっと細かいことはわかりませんが、やはりこれだけの巨費を投入してる事業なので、しばらくはそういった返済も伴いながら事業が早く黒字になっていければなというふうに思っております。
◆4番(大石元則君) 期待しております。 次に、事業計画の中で1,000万円の研究費を捻出されて新規事業に取り組まれるとお聞きいたしました。さらに、その1,000万円の財源の中では、チップヤードの敷地の購入について、昨年2億5,000万円を支払いとあります。これは新宮市のほうに入るお金なんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) この2億5,000万円につきましては、昨年、平成27年9月30日に新宮市に既にもう納入されております。研究費1,000万円につきましては、今年度、ここにも記載されてますとおり、薫製事業の販売の開始、あとナマズの養殖、じゃばらの栽培というふうな新規事業に充てるというふうに聞いております。
◆4番(大石元則君) 2億5,000万円を支払うというか、これはもう全額支払うことになるんですけど、あと残ってるとすれば幾ら残ってるんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) これは貸付特約つき土地売買契約でございますので、一旦、今、月額一定の額を支払っていただいて、来年、平成29年3月に満了を迎えますから、それまでに埠頭側と協議いたしまして、残りの分については協議をしていきたいと、今後協議を進めていきたいと。現在はちょっと、まだ、はい。
◆4番(大石元則君) 金額的には幾らが残ることになるんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) その辺も含めまして、今後、協議進めていきたいというふうに思っております。
◆4番(大石元則君) 2億5,000万円よりかまだたくさん残ってるんでしょうか。確定してないのか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 2億5,000万円は既に入金してくださってますので、その残りの分の支払いのほうについて、新宮港埠頭側と今後、お話を詰めていきたいということでございます。
◆4番(大石元則君) 確定はされてないということですね。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 現在、確定しておりません。
◆4番(大石元則君) わかりました。 あと、チップヤードの関連で、建設費については、ことしも6月に終了予定とあります。あとベルトコンベアのリース料ということの話なんですけど、これは軽減されるというふうに記載されていますが、どういうことで軽減されることになるんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) このベルトコンベアでありますが、チップヤードに接続されておりますコンベアでございます。リース期間というのがもう一応終わりを見まして、現在は再リースということで聞いております。その再リースの期間も、再リース料につきましても月額全体のリース料の1カ月分、要するに1年分のリース料の1カ月分の料金で、今、リース料を支払いしてるというふうに聞いてます。
◆4番(大石元則君) 本題に入りますけども、決算書を見ても1億円何がしの経常利益が出てるように思います。新宮埠頭株式会社としては、本来の業務で目的は達成してきてるように思いますが、いかがでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 平成27年度におきましては、セメント、砂、骨材、その他、その辺がちょっと減少ぎみではありますが、非常にチップヤードは堅調でございまして、今後も平行線は続いていくと、好調が続いていくというふうに、私どもは判断しております。何とか年間100万トンの荷役量の取り扱い量をキープしながら、非常に港そのものの事業としては順調にいっていると思っております。
◆4番(大石元則君) 株式会社ならではの取り組みをというのが、今回出てきてると思うんですけども、本業の業務の中で利益を出しているということが確認できましたけども、さらに新規事業に取り組まれるということはどういうことなんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) やはり、農林水産業の振興という部分では、農業と水産業、特にとりわけこの水産業につきましては、今、食縁も頑張っておりますし、このナマズの養殖を手がけていきたい。そしてまた、この農地を使った、農地を利用したナマズの養殖ということで、現在は用地の確保のために今後動いていくと。農用地区域からのそういう除外申請というのももう既に出されております。農業委員会のほうにもかかっておるというふうに聞いております。非常にこの事業は、今メディアで話題になっていますウナギ味のナマズ、このナマズを養殖するということなので、非常に期待のできる事業じゃないかと、そのように思っております。
◆4番(大石元則君) 場所はどこを考えておられるんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 新宮市の木ノ川地内というふうに聞いております。
◆4番(大石元則君) 今のそのナマズの養殖なんですけども、食縁ともつながりのある新宮港埠頭株式会社でありますので、販売のほうも考慮されてこの事業を始められようとしているんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 私ども現在聞いておりますのは、新宮港埠頭株式会社が事業主体になると、埠頭の事業というふうに聞いております。
◆4番(大石元則君) 大変結構なお話だと思うんですけども、農地を、それも水田など米を耕作している農地でもってナマズを養殖されるという点においては、米づくりにおいてはちょっと競合するものがあるように思うんですが、その点はいかがでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) その点においては、恐らく埠頭側と地権者との話になろうかと思います。今後、その点については、事業を進めるに当たって交渉が進んでいくんかなというふうに思います。ただ、現在耕作されている方、当然この方たちの同意が必要と思いますので、そこで決裂ということになれば、話はまた違った方向に行くと思いますが、今そういう話で地権者との今後交渉を進めていくというふうに聞いてます。
◆4番(大石元則君) 交渉を見守っていくということでよろしいんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) はい、そのとおりです。
◆4番(大石元則君) あと、そのナマズのほかにも薫製事業とあります。全然中身はわからないんですけども、三輪崎酪農組合においてもジビエの薫製事業、考えたことも過去にあるんですけども、この薫製事業とはどういうものなんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 地元の魚と聞いておりますが、まずは食縁の養殖ブリなんかの利用と、あとシイラという魚があります。これは太平洋側、各地域で捕獲される魚ですけども、そのほかやはり地元の魚を利用して薫製事業を展開していきたいというふうに聞いております。
◆4番(大石元則君) 本来の魚で薫製をやるということですね。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) もう1回お願いします。
◆4番(大石元則君) 本来、新宮港埠頭、食縁を通じて魚を扱われてるんで、魚のほうで薫製事業をやりたいということなんですね。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) はい、そのとおりです。
◆4番(大石元則君) あと、じゃばら栽培も表記されておりますが、私はこれで質問を終わりたいと思います。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 14番、田花議員。
◆14番(田花操君) この新宮港埠頭株式会社のこの業務報告だけ表紙が立派なんで、やっぱりこの新宮港埠頭の景気がええんやろなというふうに想定。 そういった中で、5ページの剰余金処分計算書の中で、相当利益がたまってきて、これは埠頭関係の人の努力やろうと思うし、役員の努力がようやく実ってきた。今までのこの利益では最高益を出したあるんじゃないかなと思うけど、その点いかがか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 最近では、非常に右肩上がりに結構いい数字が出ております。
◆14番(田花操君) それで、この利益の割には利益処分の額が、配当金が少ないように感じるけど、これはどういったことからこんな1割にも満たん0.何%やなんか若干、ちょっと疑問に思うけど。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) この額の決め方というのは、当然、新宮港埠頭が決めたことなんですが、参考に新宮市にもこの分の中で100万円、毎年、御配当いただいておるところでございます。
◆14番(田花操君) 例年、そうしたら利益の多寡、関係なしに、190万円毎年分配しやるよということか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 大体その前後だと記憶しておりますが、この100万円、新宮市の100万円の配当というのは、ここ十数年来ずっと続いておる額であります。
◆14番(田花操君) これはもちろん出資割に応じて分配来やるから、うちが一番多いということやね。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) はい、500万円です。資本金1,000万円のうちの半分ですから、500万円なので一番多いです、うちが。
◆14番(田花操君) この9億7,000万円もあって、もっともっと分配してしかるべきじゃないかと思うし、今まで相当、新宮市に新宮港埠頭も返すことができるようになった。一般企業はどういう形か知らんけど、もっと分配をふやすべきじゃないんかというふうに。
◎企画政策部長(向井雅男君) 先ほど、田花議員おっしゃるとおり、経営努力により、最近出資状況がようございます。ただ、見ていただいたとおり、港での骨材等の利用についてはやはり減少の傾向にあります。会社としては、その辺に危機感をすごく感じておりまして、そういった余剰金と申しますか、利益をもちましてほかの事業に展開をさせていただきたい、投資をしたいということで、新たな事業展開が先ほど山本課長のほうから説明があったとおりだと思います。そこら辺のために、分配金についてはごらんのとおりの数字になったかというふうに思っております。
◆14番(田花操君) ええことなんで。この9億7,000万円は、この貸借対照表でいえばどこにそれが。どれを足せばこの9億7,000万円になるんか、ちょっと。9億7,000万円やら、8億5,000万円か。前期。9億円のお金というのは、この貸借対照表で当然、資産の部に、資本の部分の中にちりばめられた現金とか当座預金とか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 3ページの繰越利益剰余金、この中に含まれております。
◆14番(田花操君) それで、当然、最後に資本の部と資産の部とは一体になってあるから、この金は資産の部ではどこらへばらまかれておるんかということを聞いてる。要するに、流動資産の中の現金、当座預金、普通預金に多分入っていったあるんやろね。それから、それ以外に繰越利益剰余金9億7,377万9,680円はどういったところに、どれを足せばこれになるんですいう。また、教えてください。どういう形で。 それと、この28年度の事業計画の中で、いろんな経営は当然、株式会社でありますからできる。だけど、本業を忘れたらあかんと思うんで、やっぱりこういった先ほど言われておる薫製事業とかナマズの養殖・じゃばらの栽培とかいうのは、これは本来の新宮港埠頭株式会社の設立目的からいえばおかしな話で、やってはあかんとは言わんけど、当初の定款にはなかったと。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 確かに当初の定款にはございませんでした。ただ、平成27年12月、昨年12月18日に臨時取締役会の開催をもって、定款変更をさせていただいたというところでございます。中身につきましては、果樹の生産販売、養殖業、水産物の加工販売を追加させていただいております。
◆14番(田花操君) 本来は荷役を中心として、ここの保管業務を主としていくということが本来の、私は目的やと。だから、よそなんかの企業なんか見ると、やっぱり全然違う、畑違いのところへ手を出していって、本来の仕事を見誤って潰れているのは身の周りの企業でもあるんであって、こういうところは慎重にやっていく。食縁との出資程度までだったら、私はやむを得んかなと思ったけど、こういうように水産業や農業やこういったところへ手を出していくというのは本来の新宮港埠頭のあり方じゃないと思うんで、ここは出資者としてしっかりやっぱり言うていくべきやと。
◎副市長(亀井寿一郎君) 新宮港埠頭の設立当初の目的は、今、田花議員御指摘のとおりであります。設立して、もう40年近くになってくる中で、こういう利益を生める会社に育ってきたという中から、地元貢献ということも踏まえて、雇用の拡大あるいはそういう地域の人たちが少しでも職につけるとかいうようなことで、じゃばらやとか、ナマズの養殖とか、ナマズの養殖というのは近大との絡みの中で協力していただくという部分もあるわけですけれども。そういうことで、本来は確かに新宮港の荷役というのが主でしたけども、そういう地元貢献を含めて今後展開していくということですので、決して収益だけを目的としてこの事業展開を図っていくということではないというふうに思っております。
◆14番(田花操君) 私の心配する二足のわらじ、俗に。やっぱり本来のあり方を見失っていく危険性があるから、慎重にやはり今後の成り行きを見守るとともに、本来の本業を主でこれを設立していったという経過というのを、だんだん40年、年とともに忘れていかないようにお願いしたい。 それと、このナマズの養殖、先ほど、大石議員も、木ノ川行くとナマズの養殖というのがきれいな木ノ川の田園風景のそういったあれを潰して、ナマズの養殖。こういうことで、地域の人は不安がったある。 それというのは、土地を持ってる、直接かかわってくれる人は何らかの収入が入ってくる。それ以外の隣接の方らというのはやっぱり環境が変わる。今まで同じ作物をつくっていたのが、今度は違う施設がそこへ張りつくとどうしても影響を受ける。心配してるのは、騒音がそういうナマズの養殖で、浜松市なんかのウナギの養殖なんかも水に酸素を送ってがんがん回転したある。ナマズはそういうのは要らんのかな。あれを回転させることによって、水の音、モーターの音が当然出てくる。だから、ああいう新幹線で見て、浜松市なんかは相当民家がない。だけど、木ノ川の場合はそういったところ、民家の近くもある。もろもろ、そういう心配はされてるという。土地を提供して、土地を何らかの形で買ってくれる所有者とか、借りてくれるところは、そのものはそれなりの還元があるけど、現金収入が。それ以外のところはやっぱり。 今、大体計画してるのは何ヘクタールぐらいしたある。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) ちょっとそこまでは。現在、面積とか詳細は、私どもはまだ知らされておりません。
◆14番(田花操君) それはもう、農用地の除外をしようかというのやから、当然……。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 事業計画が全体で1.14ヘクタールでございます。
◆14番(田花操君) 1.14ヘクタール。それを今、除外しようと。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 農地除外につきましては、そのうちの9,040平方メートルでございます。
◆14番(田花操君) その中には農業振興地域外もあるんやね。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 今の差が農業振興地域外に、農業地区域外になります。
◆14番(田花操君) それで、日本の農業というのは農業基本法という法律があって、それで農業をやりやる。だけど、その企業が今まで農業をできなんだ。それは、そういった農業基本法が変わってきて、企業はできるようになったんかな。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) まずその前に、先ほどの事業面積ですが、1.14ではなくて、1.44です、1.44ヘクタール。 それと、企業の参入につきましては、数年前の法改正によって、貸借であればできるというふうになってございます。
◆14番(田花操君) それは面積制限はないん。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 特にそういうのはなかったと思います。
◆14番(田花操君) そしたら、今回、木ノ川でやられているのは賃貸借で、借りるということになるんやね。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) ナマズの養殖ということになれば、農業ではなくて転用ということになります。
◆14番(田花操君) そうしたら売却できるということなんやね。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) はい、売却はできます。
◆14番(田花操君) 農業以外の転用いうことになったら、農業委員会も当然、農地法の第5条の対象になるということやね。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) はい、そのとおりでございます。
◆14番(田花操君) その前に国土法の届け出要るわね。1万平米超えたら。1万平米いってないか。1ヘクタールというたら。国土法の届け出はしたあるん。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) その辺も私ども、まだちょっと今つかんでいないところでございます。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 国土法については、うちは所管ではないんですけども、農地法の申請の前段での今、農振法による除外申請ということでございますので、まだ、そういった話にはなってございません。
◆14番(田花操君) 手続、いろんな手続は経やなあかんと思うで。だから、これは市の農業委員会の許可にはならんわね、面積が広いから。県知事、もとの県知事の許可になるんやろ、農地法は。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 転用については、今でも第4条、第5条、全て県知事の許可ということでございます。
◆14番(田花操君) うちへ権限移譲されてきてないん。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 農地法につきましての県内の市につきましてはまだ移譲されておりません。
◆14番(田花操君) いずれにしても、1万平米以上の土地を売買なりする場合は国土法の許可が要る。だから、そういうことが前段で農地法の第3条、第5条が適用されてきて、何か手順が逆なような感じするけど。国土法の担当はどこがやりやるのか。
◎企画調整課長(新谷嘉敏君) 届け出は企画調整課で受け付けております。あそこにつきましては、都市計画区域外ですので、出していただくとすれば1万平米以上ということになってございます。まだ、受け付けてはございません。
◆14番(田花操君) 相談にも来てないか。
◎企画調整課長(新谷嘉敏君) 現在のところ、相談も受け付けてございません。
◆14番(田花操君) それは、所有者は知らんのやろう。農振法の手続はしやるんやろ、除外の手続の。何かちょっと矛盾した進め方やで。新宮港埠頭の誰がやりやるんか知らんけど、こういうことへ。 教えたってください、議会でそういう心配をしてたというてね。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) はい、了解いたしました。
◆14番(田花操君) それで、この新宮港埠頭、一生懸命ここまで、最初の設立からかかわってくれた今の社長、すごい頑張って、本当にこの地域の人間になり切って頑張ってきてくれたと思う。だけど、この方ももう相当な高齢になってきて、いつまでもこの方におんぶにだっこということはできんと思う。やっぱりどこかで後継者、やっぱり誰かにその流れを受け継いでいってもらわなあかん。そういった話というのは、内部ではまだ出てないか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 現在のところ聞いてございません。
◆14番(田花操君) 以前に、新宮港埠頭の社長は市長よりも給料も高いというて問題化された。今はもうそんなことないんやろね。当然、市長よりも安いんやろね。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) すみません。給料明細の部分は手元に持ってませんので、申しわけございません。
◆14番(田花操君) だけど、あんたら役員やろ、新宮港埠頭の。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 取締役でございます。
◆14番(田花操君) ぜひ、市長を上回らんようにのう、市長。市長のほうが大概下げたあるから、新宮港埠頭の社長のほうに抜かれたかわからんな。まあ、だけど、本来おかしな話で、市長も機会あったら言わなあかんで。もし、高かったら。 それと、もう1点だけ。一般質問でしようかなと思ったけど、もうここで。 木ノ川のある住民の方から、山本課長にはもう本当に御足労を願いしたけど、市長は御存じかな。御存じか、木ノ川の地域の住民から、荷役の騒音が夜やかましいと。今、窓あけて夏はおると、その荷役が。ほいで、私は昼間するのや日常へ、日常らやかましいらいうたら仕事にならんから、そんなことはまかり通る話やないいうて私はその人に。いや、違うんやと。深夜、荷役すると、夜中。ほいで、木ノ川よりもさらに近い佐野の人が言うんやったらわかるけど、その風の流れか角度か何かによって、その木ノ川のその特定の人の地域がうるさいと。もう、山本課長に大概御足労したけど、深夜するというのはいかがなものかという形を。 それでこの方は新宮港埠頭へ行くんやけども、新宮港埠頭ではもう話がなかなか門前払いされるらしい。あそこの新宮港は、関空のように24時間、県は認めたあるんかな、あそこの営業。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) この荷役、チップ荷役に関しましては、それぞれ三輪崎、佐野、木ノ川、蜂伏の代表の方との協定がございます。公害防止協定がございます。それにのっとって、荷役時間が午前5時から夜中の1時までの20時間となっております。ただ、この荷役自体はぎりぎりいっぱいまでじゃなくて、例えば12時過ぎぐらいに終えて、片づけなんか終えて、少し早目に終わってもらうことがほとんどだと思っています。 ただ、その音に関しましては、恐らくは船体がただいま、ホクエツアイビスという船が入っておりますけども、このチップ船の上空と恐らく今、木ノ川のたくさんの上空を結ぶ線が非常に高い位置で非常にレベルにいってると。その民家は、岸壁から約500メーター、600メーターぐらいのところなんですが、そこの苦情はなくて、1キロ離れた木ノ川の方が非常に騒音を気になさってるというふうに聞いております。風向きによって、これは多少そういうこともあろうかと思いますが、私どもといたしましても新宮港埠頭とともに、夜間の騒音測定等、これまで調査を重ねてまいりましたので、その中では何かカエルの音のほうが65デシベルほどあったり、非常に車の騒音も通ったときにはうるさいと。ただ、そんなこともありまして、今後、引き続き調査、研究をそのように進めていきたいと、調査を続けていきたいなというふうに思います。
◆14番(田花操君) 私はその方に、新宮港埠頭の事業者のところに行ってもそういう門前払いを食らったり、やっぱりそれに対する騒音を感じる人とそうじゃない人、感じる人の立場に立って、何とか軽減する方法を相談して、やっぱり親切に対応はすべき。もし、それがあかんのなら、県に公害紛争何とか委員会というのがあるんで、そこへもう提訴したほうがええんじゃないんかというて、私はインターネットで県のホームページの中にあるんで、そういう手続踏んでやったほうがええんじゃないんかと言うたんやけど。そういうような感情的な話になる前に、市長、そういった状況もあるいうことは認識しといたってください。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 質問中でありますけども、10分間程度休憩いたします。
△休憩 午後3時35分
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△再開 午後3時45分
○議長(榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 質問を続けます。 12番、上田議員。
◆12番(上田勝之君) 端的に聞かせていただきます。貸付特約つきの売買契約が平成29年3月で終了するということで、これは平成27年度ですか、2億5,000万円を内払いで新宮市に土地購入代金の一部として支払って、残額がまだ不確定というんですけど、やはり新宮港埠頭、これだけ利益出しやるんやったら当初の金額で買わすべきじゃないんですか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) そのことにつきましては、また今後、新宮港埠頭側との協議になろうかと思います。
◆12番(上田勝之君) 課長のお答えは、それ以上のことはなかなか難しいと思うんですけど、やはりこれだけ利益を出しておいて、市が第三セクター等改革推進債で土地開発公社の清算をしている中で、新宮港埠頭が利活用を行って、当然利活用を行って事業収益を上げていくということが非常に望ましい形になったことだと思います。ただ、新宮市の借り入れの部分を少しでも減らしていくためには、当初金額、こうやって新宮港埠頭が他事業に大きく手を広げていく前に、やはり新宮市民の借金を減らしていくことを考えるべきじゃないんでしょうか。いかがですか、市長。
◎市長(田岡実千年君) 他事業といいますか事業展開を広げていくには、今は順調でありますが、今後、荷役のほうが仮に縮小、売り上げとか減るということも予測されている中で社長の考えとしたら、何本か新しい柱もつくっておきたいと。雇用の確保といいますか、まず今の社員をこれからも守っていくためには、新しい事業もやっていくべきだというふうな考えだということをお聞きしております。 また、土地の契約は交わしているわけでありますが、議員御存じのように、3年ほど前から周辺のすぐ横の土地、北越紀州製紙でありますとか福山通運に買っていただいて、その契約金額と大きな開きがあります。やはり今の実勢価格というのもちょっと考慮すべきかどうか、これからちょっといろいろ考えていきたいと、そういうふうに今思っております。
◆12番(上田勝之君) それでは、お言葉を返すようですけれども、新宮市の借入金に対してはどのような、これすなわち新宮市民の借金ですよね。第三セクター等改革推進債で土地開発公社を清算されて、その分を肩がわり、新宮市がしたわけですよね。ということは、すなわち新宮市民ですよね。片や、かなり利益を出していながら他事業への展開を考えている。内部留保して、いわゆる荷役が減ってきたときのために備えるんだというんであればまだ話はわかるんですけれども、事業は大きく広げていこうという点、しかし借金したある、借金じゃないけど買い受ける金額は実勢価格というか、他の事業者に売却した価格になるかどうかは別として交渉をしたい。それは企業側としてはそうなんでしょうけど、ところが、これが純粋な民間企業とは言えない、新宮市が50%を出資しているという会社であります。しかも取締役には職員2人、名を連ねているではありませんか。事業展開を幅広くしていく中で、利益の内部留保と、いわゆる土地購入価格を下げていく折衝というんですか、それと新宮市として第三セクター等改革推進債でしたか、ここの返済の部分と、どのように考えておられるんでしょうか。やはり私は、第三セクター等改革推進債を少しでも早く減らすべきだと考えるんですが、そのための努力をするために市から取締役が行ってるんじゃないんでしょうか。
◎企画政策部長(向井雅男君) 議員御指摘のとおり、その辺は非常に難しい問題です。平成27年6月にお金を一部入れていただいておりまして、平成27年のその以前、お金を入れる前に、新宮港埠頭株式会社のほうから、そういった賃料のほうについては近隣の状況を見て勘案していただきたいということの協議を受けております。この協議については、絶対、市のほうから何らかの形で新宮港埠頭株式会社のほうに返さなければいけません。しかも、平成29年3月にその満期日を迎えます。これまで賃料で、来年の3月ですと、およそ2億円ぐらい賃料で払っていただいている格好になります。その辺からいいますと、本当にその額が妥当なのかどうかということも、議員が言われてるような額を言われているかどうか非常に難しい問題ですので、今後、内部のほうで市長と協議させていただきながら、この契約については当然議決案件ということでございますので、年内の議会のほうにはお示しをさせていただく。当然、残額の支払いの方法についても決めていただくということになりますので、その辺は市と新宮港埠頭株式会社と協議させていただきながら、今後協議していきたいというふうに思っております。
◆12番(上田勝之君) 今、向井部長がお答えいただいたように、いわゆる賃料相当額というのか、その辺をどう相殺するのが妥当なんかという考え方もありますが、さまざまにその辺は購入価格を交渉していく上では十分に検討していただいて、市の借り入れを少しでも減らしていくという方向にしていただきたいんですけど、平成27年度に2億5,000万円入ったのは、これは第三セクター等改革推進債の返済に、これ一括返済じゃないとできないんですよね。一部返済なんていうことは第三セクター等改革推進債の返還なんていうのはできないんですか。どのようになってるんですか、受け入れた市側としては。
◎総務部次長兼財政課長(小谷充君) 平成27年度の12月補正におきまして予算を計上させていただいたわけでありまして、その受け入れました2億5,000万円につきましては、即時借り入れ金融機関であります近畿労働金庫に一部繰上償還という形で償還をさせていたただいているという状況です。
◆12番(上田勝之君) それと、先ほど来、大石議員や田花議員が聞いておられました事業の多角化についてなんですけれども、取締役が2人、職員が入られておられて、事業計画そのものもやはり提示すべきではないかと思うんです。このナマズ、じゃばら、薫製、これらの新規事業については我々にも提示すべきなんじゃないかと思うんですが。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 新宮港埠頭側と協議いたしまして、お示しできるものはお示ししたいと。
◆12番(上田勝之君) 当然、取締役は御存じなんでしょうね、事業計画。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 現在、私はまだ土地の用地のこととかそういった詳細について、現在、すみません、まだ知らされてませんもので、その辺また勉強させていただきたいと思います。
◆12番(上田勝之君) ぜひ、役員さん方は事業計画は知った上で、これ承認してるわけでしょう、役員会で。そういった点はぜひ、50%を出資しているという純粋な民間会社ではないんで、こうやって諸報告がある限りは、そうやって新規事業で多角化を進めたい意向であれば、しっかりと事業計画を示して、それをどうするかというのはその50%を出資している新宮市の中で議論をすべきではないかと思うんですが。つまり、新宮港埠頭がどんどん拡大していってよろしいんでしょうか。事業の展開の仕方を、多角化を進めていっていいんでしょうか。市としては、そこの辺をどのようにお考えなんでしょうか。
◎企画政策部長(向井雅男君) 先ほど副市長のほうからもありましたとおり、新宮港内の取り扱えるのをそういった今後永続的に続くかどうかということと、これまでの中で新宮港埠頭株式会社が蓄えてきたそういったお金を何とか地域に還元させていただきたい。地域に還元する中で、産業振興で雇用あるいは産業の振興に寄与するならばそれにこしたことはないという話の中で、この調査費として1,000万円が上げられているというふうに思っております。 今後、その進みぐあいの状況によれば、当然何らかの形で報告はさせていただくかと思いますし、それなりに新宮港埠頭株式会社のほうが公表するなりするかもわかりませんが、当然、今後予算が進む中で、その辺は役員として意見はさせていただきたいというふうに思っております。
◆12番(上田勝之君) 私は、御答弁を少し返させていただくようですけど、地域振興とかが新宮港埠頭の目的になってはいけないと思うんです。新宮港埠頭自体は、やはり単一目的の新宮港湾の荷役を目的とする会社です。そこら利益が上がったからといってそれで多角化を進めていく、利益をどんどん拡大していく方向であっていいのかどうかという議論がまず抜け落ちてるんじゃないかと思います。 それと、事業計画が非常に不明確な中で、どれだけ本当にそれは地域振興につながり、産業振興につながっていく、その辺が非常に不明確なまま進んでいくというのは、食縁への出資よりも非常に問題があると思います。新宮港埠頭自体が多角化を進めていくこと自体がいいのかどうかというあたりが完全に抜け落ちてる議論だと思います。その辺を十分しっかりと議論をしていただきたいと思います。
○議長(榎本鉄也君) 7番、福田議員。
◆7番(福田讓君) 同僚議員のいろんな質問と若干重複する可能性もありますので、私は、新宮港埠頭は社長を初め頑張っていただいて、9億円という相当な金が利益に上がっていると。薫製とかじゃばらということで、きょうこの案が出てきたということは、ここに新聞記者の方が来てますから一応これは、きょう、ニュースソースですわね。だから、市民の方に恐らくこれが、新宮港埠頭がこういう事業をこれから行っていくということを、きょう発表されてますから。そのあたり、私はこれは質問ですから自分の意見も言えます。やはり多角的に経営するということは、本当に雇用の拡大にもつながることはもう間違いございません。だから、私はそれに対しては異議がないんですが、同僚議員がおっしゃったように、1.4ヘクタールというたらすなわち3,500坪ぐらいですか、そんなぐらいの土地を確保しなきゃならんと。そして、新宮市が50%を出資されていて役員が3名入っております。だから、我々が心配するところは、確固たる事業計画というんでしょうか、やっぱり市民にお見せできるようにしていかなければいけないと思うんですけど、そのあたりどうですか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) あらゆる機会を通じまして、委員会とそれからこの事業計画が明るみに、これが決まって、詳細が決まってくれば、しっかりとその辺は報告したいというふうに思っております。
◆7番(福田讓君) そうしなければ、新宮市が50%を出資されて、すなわち優良企業ですわ、はっきり言うたらね。これは我々一般の公務員の方が経営する第三セクターじゃないですよ。やっぱり小池社長がそれだけの水先案内ですか、ああいう免許を持たれて。この間、テレビやってて見てました。名古屋港の水先案内人の仕事はすごいなと思いました。20万トンのタンカーを1人が登っていって、そのタンカーを急旋回してタグボートで寄せていくと。それ全部、水先案内人がするんでしょう。すごい仕事だと思いました。だから、それだけ民間から来られて、こうして新宮港埠頭にかかわりを持って、長いことこれだけ営業利益を出していただいたということに対しては本当に感謝申し上げてますし、それに新宮市が出資してこれだけの利益を上げたと。新宮市でそれだけの利益を上げた第三セクターに似たこういう会社はないんじゃないでしょうかね、私はそう思います。 ただ、今後、荷役もこれが縮小されるかもわからんし、これは国の世界情勢ですか。今、イギリスがEUから離脱するとかいろんな問題で株価も下がっておりまして、港湾事業というのは本当に多難な時代というんですか。それを考えていろんな工作というんですか、地元に貢献したい、そして地元の雇用を確保したいという社長の考えだと思うんですけど、それは私も理解できます。 ただ、一番心配してるのは、うちが、新宮市が出資している50%、役員が持たれてると。やはり自信を持って市民の方に、こういう事業を行っていくんだという確固たる計画性を持って進めていかなければ、後で何かあったときに新宮市は何しやったんかと。50%出資してるのに、なおかつ職員の方もその中で取締役になっていると。そこらあたりの懸念というんですか、ありますから、そこを十分に市民の方に御説明できるような計画案というんですかつくっていかなければ、もうきょう既にこれ、新聞に載りますからね。後ろに紀南新聞の方と熊野新聞の方が来てますから、今も話したんですけど、こういう事業を新宮市が、新宮港埠頭がやるということは、地元の物すごい話題というんですか、注目されるお話だと思います。私もこれ初めて聞いたんですよ。だからやっぱりそのあたりしっかりとして、執行者としても市民に対しても説明できるような計画性を持ってやっていただきたいと思います。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) これ、計画が進んでいけば、またちゃんとあらゆる場面で報告させていただきたいなと、重ねてそう思っております。よろしくお願いします。 (「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 17番、大西議員、議事進行。
◆17番(大西強君) あのね議長。この新宮港埠頭株式会社をつくった責任者は俺一人なんやな、ここで。それで福田議員が今質問したけどよ、議長、新宮港埠頭株式会社をなぜつくったか。新宮港の荷役を地元方式、新宮市民で荷役をすると。それを打ち出して地元方式をとってる港湾荷役は日本で新宮市しかないんや。そのときに、既に反社会的勢力に属する荷役業者が港へ入ってたんや。それが、新宮市が地元方式を打ち上げた途端に、官が民業を圧迫するんかと、これが反対派のコンセプトやった。既に入ってる荷役業者を出ていけと市が言うた。荷役は新宮市でやるんだと、地元でやるんだと言うたんで、それでその既存の荷役業者は民業を官が圧迫するんかと、それなら全国で港湾荷役のストライキすると言ったんやで。それで行き詰まったんや。それで、それならということで新宮港埠頭株式会社をつくったんや。民業にしたんや。それで出資者を民間から募って株式会社の形態をとったけど、形態をとったあるだけで、あくまでも新宮港埠頭株式会社は新宮市の会社なんや。その整合性をとるために、官が民業を圧迫するんかということに対する方便としてこの新宮港埠頭株式会社をつくったんで、さっき上田議員が言いやったことが正しいんや。コンセプト、これをつくったコンセプトはそういうことやったんで、そのときにつくった責任者が残ってるのは俺一人やからね。それを度外視して議論されると、おかしいんと違うかと。 だから、俺は総務建設委員やから港のことは扱うけども、教育民生委員会におる新しい議員もいっぱいおるわけやろ。これからこの問題を議論するときに、そのことを含んで、議長、皆議員はそのことを含んで議論してくれよ。もう主客転倒してきてるから。それ心配するんで、議長。今後、当局にも、最初これをつくったコンセプトについて、議員にも職員にも周知徹底するようにしてくれ。もう残ったのは俺しかおらんから。誰もおらんからね。責任者として、変な方向へ行って、これが失敗すると責任になるのや、俺の。そこをちゃんと、議長、して議論するように頼んどくわ。
○議長(榎本鉄也君) 了解しました。 質問は続けさせていただきます。 それでは、2番、並河議員。
◆2番(並河哲次君) そしたら、ちょうど今の議事進行もあったんで質問なんですけども、今の当局としては、新宮港埠頭のでき方というのは、今、大西議員が説明された形で始まったというコンセプトの認識というのは、今の当局もお持ちですか。
◎副市長(亀井寿一郎君) はい、認識しております。
◆2番(並河哲次君) わかりました。 それを踏まえて質問させていただきます。 まず、このナマズの養殖やじゃばらの栽培ということで、農振農用地域からの除外申請を既にされているということなんですけども、市としてはその農地を、僕の認識だと例えば熊野川町でフラワーツーリズムという形でされていたりして、市としては農地をできる限り守っていこうというスタンスで事業をされてきているのかなというふうに思うんですけれども、今回の場合でいくと、特に休耕田とか耕作放棄地になっているわけではない木ノ川の地区のエリアを新宮港埠頭が農地ではない場所に、ナマズの養殖に関しては農地ではない場所にしていくということで、その点、市として農地を守っていくということと、農地ではなく、恐らく養殖場にすると農地として復帰させるのはとても難しくなると思うんですけども、どういった考え方をされているんでしょうか。これは市長にお聞きしたいんですけども。
◎市長(田岡実千年君) まだちょっとその計画については、はっきり伺ってないんで、はっきりしたことは言えませんが、今、多分予定地になってるところは、長年何もつくっていない、利用してない田んぼかなというふうには思ってございます。
◆2番(並河哲次君) ちょっと今、市長のほうからはっきり計画について聞かれていないということで、それは本当に正直な御答弁なのかなと思うんですけども、そうすると、その中でただ市として半分出資している新宮港埠頭という会社が今行おうとしていること、市長がはっきりと知らない中で進んできているということを僕は認識しました。 今、計画の農地は休耕田、耕作放棄地、そういった現在耕作をしてない場所ではないかという市長の御発言でしたが、僕の認識ですと、現在まさに今、稲が植えられて耕作をされている場所、全部ではないかもしれないですけども、はっきりと含まれているという認識なんですけれども、そのあたり企業立地推進課であったり農林水産課のほうでは、どのように把握されてますか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 市長はちょっと違う場所を勘違いされたと思うんですけども、今回のナマズの養殖場の申請地につきましては、現在は耕作をされております。
◆2番(並河哲次君) 市長、現在やはり耕作されている場所ということで、市としてこれまで農地を守っていこうという取り組みの応援を熊野川町のほうとかでは特にされてきていると思うんですけれども、今回耕作されている場所を農地ではない形で転用して利用していくということを市が半分出資している会社として進めていくということが、もう既に理事会などで決定されているということなんですけども、市として農地をどういうふうにしていくかということの考え方、それから今回のこの新宮港埠頭の事業、どのように考えられますでしょうか。市長にお伺いしたいです、市としての。
◎市長(田岡実千年君) 失礼しました。ちょっと勘違いというか、認識がありませんでした。 先ほども申し上げて、ちょっと詳しく把握できてないんで、今の私の考えを述べさせていただきますと、田んぼの所有者が近い将来どういう考えがあるのか、これからずっとそういった田んぼを続けていくかどうかとか、そういった意向も聞いて、いろいろ総合的に判断するべきかなというふうに思います。
◆2番(並河哲次君) 所有者の意向も聞きつつということなんですけども、所有者とはそのあたりは合意された形で進んでいるんですかね。その辺はどうなんですか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 農地の除外の申請は、転用事業者と土地所有者連名で申請がなされます。
◆2番(並河哲次君) はい、わかりました。 それでは、ちょっと一つ今の市長の計画についてはっきり聞かれてなかったという御答弁の中で、実際に耕作されてる場所かどうか把握されてなかったという御答弁から気になったんですけども、この新宮港埠頭株式会社の役員の中に新宮市の職員として取締役として入られてると思うんですけども、市長がはっきりとそのあたりの事情を知らない中で、取締役に入られてる職員は誰の指示に基づいて取締役会の中で発言し、また議決をされているんでしょうか。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 取締役会の中で、このナマズの養殖の事業という説明はございました、確かに。ただ、今、農用地転用の手続も済んでいて、まだ事業計画はこれからだという説明を受けています。
◆2番(並河哲次君) 先ほどの同僚議員の質問の中からも、はっきりと事業計画のほうを市として、取締役の方もはっきりとした事業計画を把握されてないということで、市長御自身も把握されてないということなんですけども、このような状態で市が出資している会社で、しかも先ほど副市長が御答弁で大西議員の発言されてるコンセプトもはっきりと市としては理解していると。要するに、市としてつくってきた会社であるということを副市長は理解されてるということなんですけども、その中で市長も取締役に入られてる職員の方もこの新規事業について詳しく知らないということで進んできているというのは、かなり異常な状態だと思うんですけども、これは取締役会の中の話などというのは、この取締役だけではなくて、そうするとどなたがその取締役会で向井部長や山本課長が入っていて、その中の話というのはどのようにして市の上層部のほうに、最終的には市長のほうに上がっていってるんですか。
◎副市長(亀井寿一郎君) 新宮港埠頭の当初の設立の動機というのは、先ほど大西議員が言われたとおりであります。ただ、その当時は新宮港埠頭そのものを設立とするわけではなくて、当初の目的というのはあくまでも当時、新宮港湾公社ということで、その公社の中で荷役事業を進めていくということから始まっております。これは当時の近畿海運局の許可を得てということで始まったんですが、許可の段階でなかなか荷役事業を公社でやるということはなじまないというようなことから、荷役専門にということで新宮港埠頭を後々設立するという方向で進んで、現在に至っておる。当初はもちろんそういうことで設立されたわけですけども、今の経済社会情勢の中で新宮市地域、周辺地域においてでもなかなか民間からの投資が進まない。いろんな事業がなかなか広くなってこないという中では、やっぱり新宮市が出資する新宮港埠頭がそういう部分も含めて貢献してもらうというのは意義あることやと、現在はそういうような状況を思っております。 当然、現在役員に入っておる、取締役に入っておる職員については、その都度、役員会があれば当然報告というのは上がってきておりますし、口頭での報告というのを私も受けておりますから、その辺のことは理解しておるつもりです。
◆2番(並河哲次君) 今わかったことは、役員の中に入られている職員からの情報は、少なくとも口頭で副市長までは上がっているということはわかったんですけども、それは書面というものはないのか、そして市長まで上がっているのか、そのあたりはどうでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) 重要なときは私まで報告をいただいております。
◆2番(並河哲次君) 今回の新宮港埠頭が荷役以外の新しい事業に入っていく、しかも、今、農地として使われているところを転用して使っていくという、かなり大きな変化が起こっているときで、明らかに重要なタイミングだと思うんですけども、その中で先ほど市長は計画についてはっきり御存じなかったんですけども、ということは今回は重要な事業ということで市としてはみなしていなくて、書面での報告も市長までは上がってきていなかったということですか。
◎副市長(亀井寿一郎君) 今回のナマズの養殖の関係については、新宮港埠頭そのものは現在、用地確保という部分で進めておるということです。ですから、この用地確保ができなければ、この事業そのものは変更を余儀なくされる。もし続けていくとすれば、変更を余儀なくされる。 (「それは違う」と呼ぶ者あり)
◎副市長(亀井寿一郎君) いや、そういうことだと思います。用地が確保できなければ、現在考えておるところは適地、水の関係とかいろんな部分では適地だという判断のもとに進めておるというふうに聞いております。ただ、具体的にはこれからそういう事業展開をしていく中で可能になるのかどうかということになってくるというふうには思っております。
◆2番(並河哲次君) 今後のプロセスではどうなるかわからないという副市長の御答弁だと思うんですけども、先ほどの説明の中で、平成27年12月18日に臨時で取締役会を開かれて定款変更をした、これはこれまでの会社のルールを大きく変えたということで、別に今後この事業が本当に用地確保ができて、できるかできないかにかかわらず、会社のルールを変更して新たな事業に乗り出すという明らかに大きな意思決定だと思います。その内容というのは、報告が市長までは届いていなかったということでいいんですか。
◎市長(田岡実千年君) いえ、その後、ナマズの養殖の事業を始めたいということは報告いただいております。そのときに、先ほど上田議員の質問にお答えしましたが、今後、荷役のほうが縮小する可能性もある中で、今ある社員でありますとか、またこれからの雇用拡大、雇用の創出を考えたときに、新しい柱も立てておきたいという社長の思いは直接私は伺っておりまして、それは大変いいことだなというふうに私は感じております。
◆2番(並河哲次君) 実際に今、どんなふうにして、聞いていますということだけなので、どんなふうなプロセスでこの事業が取締役会でその職員の方が判断して、これ、市長がはっきりわかってないのに職員の方が判断しているわけなんで、取締役会で。そして、またその話がはっきりとは市長まで届いてないという状態なんですけども、本当にちょっとこれに関しての事業計画と取締役会の12月のときの議事録と事業計画とそれから市長までの報告、市長の職員の方への指示、これの文書を提出していただいてもいいですか、議会に対して。本当にこういう状態で物事が進んでいったらいけないですよね。
○議長(榎本鉄也君) 並河議員。地方自治法第98条と第100条による資料提出要求でなければ、私の命でも当局は資料請求に応じる必要はありません。そのことを踏まえておいてください。
◆2番(並河哲次君) はい、わかりました。 それはわかっていますが、やっぱりそういったことは、されてしかるべきだと思います。明らかに、この資料だけで、さらに今の御答弁だけでは到底このまま市が進んでいっていいというふうには言えません。ここは何かを決定できる場ではないですけども、きょうの資料と質問を踏まえて非常に曖昧な中で、市が半分出資している会社の動きが決まっていってるのではないかという大きな疑念を抱きました。 それでは、続けて質問させていただきます。 これは以前にも質問させていただいたんですけども、市がつくってきたというコンセプトの中で財団法人は情報公開の要綱に入っているんですけども、新宮港埠頭だけが情報公開の要綱の中には入っておらず、情報が非常にわかりにくい組織になっています、外から。情報公開しようと思っても、要綱に入っていないのでできない。でも、一般財団法人はできるんですよね、要綱に入っているということで。市が500万円出資して、半分出資している法人で、他市を見てもやっぱりこういった自治体が出資している法人というのは、要綱なり規則なりでしっかりと情報が公開できるようになってるんですけども、これは新宮市としてはなぜこれをされないんでしょうか。情報公開の要綱の中に、この新宮港埠頭も入れていくべきではないでしょうか、ほかの財団法人と同じように。市長、どうお考えですか。
◎企画政策部長(向井雅男君) すみません、整理をさせてください。 定款を変えられて営む事業をこのような形でやりたい、いわゆる果樹、あるいは養殖、水産物等々の中で、その中で……
◆2番(並河哲次君) 質問のお答えですか、それは。
◎企画政策部長(向井雅男君) その前に整理をさせてください。 あくまで事業として、業はまだ起こっておりません。あくまで研究開発費として今上げてございます。当然これが業に変わったときには、当然それなりの経費、費用が出てくるかと思います。それは、ですからその辺は役員として注視はしていきたいというふうに思います。
◆2番(並河哲次君) ちょっと今の質問とは違ったんですけども、一応お答えいただいんでそれについてまたお聞きしたいんですけども、実際に今、農振農用地の除外申請は出されていて、農地転用の手続にも入っているというお話の中で、事業にまだ着手していないですのでというような、そしたらそのレベルの逆に意思決定の中で、そんな農地転用とかしていいんですか。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(名古一志君) 農地転用の事務は進めておりません。農振除外の措置、これから受け付けて農業委員会のほうで話はしましたけど、実際の農地転用の話はこれから4カ月とか、ずっと先の話となります。
◆2番(並河哲次君) 農地転用は許可にはまだ入っていないということなんですけれども、先ほど農振農用地域の除外申請はもうしておられるということなんで、実際に今回の事業の目的に沿った行動が始まっているということですよね、それは。それは始まっているという、こちらは認識をするんですけれども。
◎
企業立地推進課長(山本茂博君) 私も先ほど冒頭、大石議員からの質問等々で、まずこの農地の転用に関しましては、既にもう所有者のお名前も入って、先ほど名古課長も申し上げたように、今その除外申請の手続は要するに出されております。農業委員会も終わっております。今後は、その申請が県に行って、もちろん市長の権限です。それで、県知事の同意があって、その後に農地転用の手続というふうに聞いておりますので、計画そのもの、詳細にはまだ現時点での状態では本当に詳しい事業計画というものは今のってきてないということでございます。
◆2番(並河哲次君) いろんな御説明をされるんですけども、事業として進んでいるということは、進めてきておられるということは明らかかなというふうには認識します。 先ほどのこちらの質問としては、この新宮港埠頭だけが、ほかの財団法人は情報公開の要綱に入っているんですけども、新宮港埠頭の場合については市が半額出資しているにもかかわらず入っておらず、情報が非常にわかりにくい、外に対して公開されにくい状態になっているんですけども、これはやはり市がもともと市として荷役をやっていくということも含めて、市がつくっていくんだということで始まったもの、そして今も続いているもの、これはこのまま情報公開の要綱にも入れずに、インターネットで検索しても電話番号ぐらい、出てくるのはホームページすらもなくて、本当に情報が見えない、不透明な形で公の自治体が半分出資しているところが事業をしていくというのは、やっぱり今の時代に本当にそぐわないものじゃないのかなと思いますけども、市長、今後、一般財団法人も本当に公益財団法人になれなかったのは民間的な事業をしているからですよね。なので、一般財団法人と同じように新宮港埠頭についてもしっかりと情報公開ができる形にしていただきたいと思うんですけども、市長、いかがでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) 今の私の認識としては、市が株の半分持ってるという中ではありますが、一般的な企業だというふうな認識をしておりまして、そういう中で市の情報公開にはなじまないというふうには今考えております。ただ、第三セクターで市が半分株を持っておりますので、毎年6月の今まさに説明中でありますが、こうやって説明させていただいて、議会を通して広く市民の皆さんに内容をお知らせしているところであります。 ただ、今議員から御提言もございましたので、また一度ちょっと勉強してみたいと思います。
◆2番(並河哲次君) 引き続き質問させていただきます。 これは、2年前にも質問させていただいた内容です。そして、市長が今、一般的な企業だという認識ということだったんですけども、これは先ほどの副市長の御認識とはちょっと違うんじゃないですかね。あくまでも先ほど大西議員が言われた、市として立ち上げてきたというコンセプトを持った組織である。なので、確かに株式会社ではありますけれども、ほかの新宮市が一切関与していない会社とは全く違いますよね。実際に自治体で例えば見たのは、2年前も例に出させていただいたのは、神戸市の港湾関係の第三セクターだったんですけれども、そこもはっきりと情報公開の要綱に含まれていますし、インターネット上でもしっかりとそれが見えるようになっています。 ですので、市長の姿勢、市の姿勢として、新宮港埠頭の情報公開に関する要綱をしっかりと定めて、外部にも透明性を持たせていただけませんかという質問です。勉強ということだったんですけども、これは市の市政としてどうするかという話でしかないと思いますので、市長いかがでしょうか。
◎市長(田岡実千年君) いろいろ勉強してみたいと思います。
◆2番(並河哲次君) 非常に不透明な状態で、市長もはっきりと把握されていない状態で、今、事業が進もうとしまっているというのは、その事業のよしあしではなく、非常によくない状態だと思いますので、しっかりと改めていただきたいと思います。 以上です。
◎副市長(亀井寿一郎君) 市長からはそういう答弁があったんですが、これはやっぱり市が独自に情報公開をするという判断を表明するのではなしに、新宮港埠頭という組織がありますから、そこでもって公開するかどうかということは判断していただけるというふうに持っていけたらというふうに思います。 新宮市としては、2分の1の資本金を出資しておる関係上、地方自治法に基づいて、こうして毎年事業報告で事業計画等を議会に報告させていただいておるということで、義務そのものは十分果たしておるというふうに思っております。
◆2番(並河哲次君) 最低限の義務はもちろん果たしていただいているということなのかなと思います。その中で市の姿勢として、ほかの一般財団法人とかは新宮市の情報公開の要綱に入れている中で新宮港埠頭だけ外しているので、それをもし取締役会に聞かなければいけないということなのであれば市長から指示をしていただいて、議論していただいて、新宮市の情報公開の要綱にほかの一般財団法人と同じように入れてもよいかという確認をとっていただいて、その作業をしていただく、それでいいんではないでしょうか。
◎副市長(亀井寿一郎君) これまでの新宮市の公益法人は全て100%新宮市が基本金を出資して、出捐して設立してきた法人です。新宮港埠頭そのものは民間の会社と同じであります。ただ、2分の1の出資をしておるということの違い、この違いというのははっきりしておりますので、先ほどからの答弁をさせていただいたとおり、新宮港埠頭に判断を委ねるということにしたいというふうに思います。
◆2番(並河哲次君) 財団法人の改革の中で、結局、一般財団法人になって、今、支払寄附金として出資金を戻してもらってるんじゃないんですか。なので、そこはもうルールは変わっているわけで、今実際に僕が求めているのは、そうしなければいけないというはずだと言っているわけではなく、自治体として、新宮市として、しっかりとみずからがかかわる企業に対する透明性を持たせる状態をほかの自治体と同様につくってほしいですということを言っています。その御検討をお願いしていいですか。
◎副市長(亀井寿一郎君) 公益法人の改革ということで一般財団化された部分というのは当然あります。現在、出捐した部分については、何年かかけて返還、新宮市への寄附という格好で受けているのは事実です。この返還が終われば、一般の法人ということになってきますので、報告そのものを果たして続けていくのか、もう報告しなくてもよいのかという判断も当然その時点では出てくるというふうには思ってます。 (「議事進行、12番」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 12番、上田議員、議事進行。
◆12番(上田勝之君) 市長のお答えの中で、これが一般の株式会社であるということと、市が半分の出資をしていることで第三セクターということであるというふうな両方の認識をお答えになられるんですけど、その辺を議長において一度、市長に対して整理するように申し伝えていただきたいと思います。その認識をはっきりしないと、ここは非常に答弁が曖昧になるような感を受けますので、よろしくお願いします。
○議長(榎本鉄也君) ただいまの議事進行、これより市長と精査してお答えさせていただきます。 その前に議事運営の都合により、あらかじめ本日の会議時間を延長いたします。暫時休憩します。
△休憩 午後4時40分
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△再開 午後5時12分
○議長(榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど12番議員の議事進行に際しまして、市長より答弁をいたさせます。
◎市長(田岡実千年君) 先ほどの上田議員の議事進行につきまして、答弁をさせていただきたいと思います。 新宮港埠頭株式会社は商法に基づく株式会社でありまして、民法に基づく公益財団法人であるその他の財団とは性格を異にするものでありまして、新宮市が50%以上出資する第三セクターであることも事実ではありますが、情報公開については会社の取締役会の決定事項となります。新宮港埠頭には取締役として2名の職員を出しておりますので、今後の取締役会では、きょうのこのことについてまた話をしていただきたく思っておるところでございます。 また、自治法による議会への報告につきましては、今後、当局といたしましてはしっかりと情報を共有した答弁に努めてまいりたいと思います。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) よろしいですか。 それでは、質問を続けます。 16番、屋敷議員。
◆16番(屋敷満雄君) 長い間ちょっと時間をいただきますけども、今、市長がおっしゃったように、一般の法人の株式会社の場合、それは社内の中にうちから取締役の人、2人で入っておられますけど、今度、株式会社の法人のほうの中の内部のお話をこの場でせえというのは、それはかなり僕は無理あると思うんやで。というのは、やっぱり法人格持ったところは、今後いろんな展開するときには、この場合でも1,000万円のとりあえず今のところ新規の事業に使いたいという事業の中の3点が今書いておられますよ。これも今後どういう展開になっていくかわかりませんけども、市でもそうですけど何事も結果がどうであるかということが非常に大きな問題になるんで、あなた方も守秘義務があるように、僕も精神障害者抱えて、精神のことについては守秘義務を守ってます。そういうのであって、言えることと言えないことがあると思います。 これについては、本来この場では報告する義務があって、これについての内容をどうやこうやと、質問はありますけども、先ほどずっと見てみますと一般質問のような形をとられるんですけど、いかがなものでしょうか、議長。この辺の見解は僕の考えが間違うとるんでしょうかね。報告だけでよろしいんや思うんですけど、いかがですか、これ。 これは一応こういうことで、一応40年たったらいろんなことで変わってきます、確かに。僕が昭和51年に三輪崎に帰ってきたんですけど、昭和52年に確か新宮港が最初の埋め立てが完成して、瀬古潔市長があって、その当時、三輪崎も騒然としてました。ただ、先ほど大西議員がおっしゃったように、事務所も建って、港湾をどうするかということで、うちのおやじもその当時、区の役員をしてましたものですから、うち以上に濱口宇之次郎さんが区長で17名の区長以下、騒然と1週間に何回も詰めてやっておりました。一応これは先ほど大西議員おっしゃったように、皆さんの総意のもとで一応新宮港は公社ですか、できました。その後、その当時、荷役の一番大きな材木の外材が主で、まだ砂利のほうとかそういうのはまだなかったと思いますけどね。そういうことからいろいろに発展して40年後の現在があります。 一つの転換になったのが、チップヤードがあそこに完成して、今までベトナムからチップを持ってきたのが、大分のほうへ荷揚げされたやつを内航船で一旦、三輪崎へ持ってきて、その当時、三輪崎の方が運送業を始めてました。それで鵜殿まで陸送で運んでると、そういう状態がかなり続きました。その後、新宮港へ、大分から内航船が鵜殿港へ、鵜殿の港まで来て、その運送屋さんがおやめになりました。 その後、今後チップヤードをつくったらどうなんという話がかなり前から僕らもあるということはお聞きしてました。ただ、一番問題になるのが、その前、運送業やってた方が、それをやるんやったら次はわしのところがするというような何か覚書か念書があるとか僕は知りませんけれど、そういうことがあってなかなか紀州製紙がその同意をもらえてなかったと。それが何年間続きました。その当時、使用する外材が極端にだんだんと落ちてきまして、新宮港埠頭のほうも今後どういう展開したらええんやということで、非常に売り上げが落ちてきて、それは僕の知ってる方が下請でも働いてますし、いろんな方で関連している方があの中で何十人という方が新宮港埠頭の下でも働いておりました。その後、僕らもよく聞きました、仕事もなくなってここもわからんと、新宮港埠頭がうまいこといくかどうかわからんのやという話は三輪崎でも話はありました。 結果的に、チップヤードをつくるためには、その運送屋と話をつけんことにはできないということになりまして、ここにおる亀井副市長がその運送屋と1年半ぐらいかかったと思いますよ。彼がその人と話をつけてなかったら、悪いですけども今皆さんがおっしゃったような議論も、9億何千万円の売り上げも、それだけ成長した会社は新宮市にはできなかった。できておりません。亀井副市長がその方と話をして、わかったと、お前の言うことわかったというようなお話をされて、その人が全面的に協力してもらうようになったんで、あそこへチップヤードを紀州製紙がオーケーして、新宮港埠頭が10年間でしたかの契約で最初は賃貸で、10年後は払うという話になったと思う。そこは副市長、それでよろしいですか。いかがですか。
◎副市長(亀井寿一郎君) いろいろ経過はありましたけれども、最終的にはそのとおりです。
◆16番(屋敷満雄君) ですから、確かに僕、上田議員がおっしゃったように、絶対買うてもらわなあかん。これは市の税金で、市民のためにしたんやから。ただ、これは今のところ問題あるのは、確かにおっしゃるように、地価というのがやっぱり変動してるんで、福山通運のときも僕行ってきましたよ、松本哲也議員と福山通運に来てもらうときに。そのときも僕も三輪崎の方から、家へ来て、何とか残すように力してくると言うたけど、僕断られましたよ。 福山通運が来てくれて、あそこで運送業始めてくれたら、今後どれだけメリットがあるかわからんということで、僕もおたくの方と松本哲也議長と一緒に大阪へ行きました。そのときの支社長から嫌み言われましたよ。私のところは四日市と同じように今回ターミナルつくりますと。どこへ行っても喜んでくれますと。新宮市だけですと、反対されたの。そういうように確かに新宮市というところは、僕の生まれ育った三輪崎もそういうようにいろんな反対する人もありますけど、長い目で見たら、その当時のお金と今度新たに、それはやっぱりある程度変動あるんで、ある程度の折り合いはつけんことには、これ。せやから一日も早いこと、これは努力して払ってもらって、早いことこれはするべきやと思う。 今、企業というのは結果や。もうからんことはあかんねん。もうかるからこそ1,000万円の新規事業。せやから新宮港埠頭が確かに本来の道筋と違うことを今考えとるかもわからんけども、食縁の場合もそうや。ああいうように魚で勝負せんことには、この新宮が何かで雇用をふやそう思ったら、市長、無理なんや。高速道路はない。それで消費地の東京や大阪、名古屋からでも時間かかる。近辺にいっぱいあるわな、来てもらうようなとこ。まして、もうそうなったら有路先生もおっしゃるように、サケにかわるのやったら、やっぱり近大で養殖した魚を売り出すのが一番早いんやと。今確かに日本食のブームやから、6次産業でもしこれが、僕はうまいこといくと思うけども、回転すしでも全世界の人が食いだしたら、しょうゆから酒から器から調味料からみんな要って、それからじゃばらのほうもいろんなことでまた活用もできるかもわからんから、彼らが考えてることは別に僕らがやいやい言うことでもないと思うよ。協力することはせんなんし。 せやから、今後こうなったら40年前のことらいうたら今の若い子ら生まれても何にもないんや。せやけど、いろんな歴史があって企業らいうの。そらいろんなことある。現時点でいくと、どうやらこうやら言い出したらそんなもの物事何も進まんよ。せやから、今後いろんなことあるけど、温かく新宮港埠頭を見守ってほしいし、いろんな問題あるやろうけども。せやから今後、新宮港埠頭もこういう報告があるんやったら、一応きめ細やかなのがあればしてやってほしいんやけど、とりあえず金のほうは売却代金、土地の代金は早いこと話してもらってください。 以上です。
○議長(榎本鉄也君) 17番、大西議員。
◆17番(大西強君) あのね、市長。さっきの市長の答弁、上田議員の議事進行の答弁は了解した。 だけど、今、16番議員は三輪崎やでよ、出身が、地元がね。その意見と、俺も三輪崎やから、市長に言うとかな。さっき田花議員が木ノ川で港湾荷役の騒音がうるさいと言ったやろう。市長、あんたのところ近くやで。江川のところから海岸、旧防波堤の並び、南側の窓をあけれんのやで、知ったあるか。家はみんな南側に建つんやで。そうでしょう。だから、みんな海岸線の家は全部南側に窓があるんや。せやけどあけれんのや。どうなるんや、夏。窓あけれんということは温室になるんやで。それで泣いてるんやで。しょっちゅう苦情来る。荷役の丸太の皮のほこりが、バークが舞い込んでくる。それをどうして三輪崎の区民が我慢してるんな。江川もそうやけど。そうやろう。江川は市役所の職員やさか。市役所の職員であろうと、新宮港埠頭株式会社が民間の企業やったらどうして我慢するんな。補償金もらいに行くで。あそこの沿岸、俺の支持者おるんや。しょっちゅう苦情来るんや。なんで辛抱せんならん。新宮港埠頭株式会社は新宮市の会社やから、気まま言えんからみんな我慢しておるんや。一般の企業やったら、おまえ、どうせ被害受けたら補償もらいに行くのが当たり前やないか。そういうことをするんやったら、こっちも考えあるで。だから、それはつらいやろうけど、あれで新宮市が潤うとるんやと、辛抱してくれよということで辛抱してもらいやんねや。そういうことも考えなあかん。 だから、同じ三輪崎であっても、屋敷議員はああいう意見言うけど、俺は違うと思うで。もうけたらええんか。もうけたら新宮港埠頭株式会社が民間の純然たる、さっき答弁しやったけど、民間の純然たる企業なんやと、会社の利益上げるために何をしようと自由なんやと、議会らに相談する必要ないんやというんやったら、してくれたらええ、もうけてくれたら。そのかわり俺は委任状とって新宮港埠頭へ賠償金の交渉に行くからな。やる言うたらやるんやから。いいかげんにせなあかん。みんな辛抱しやる、新宮市のために。自分らだけ言えれんというて、せっかく建てた家も窓あけれんねん。そういう我慢している区民のことも考えて物を言え。
○議長(榎本鉄也君) 以上で質問を終わります。
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△日程順序変更について
○議長(榎本鉄也君) この際、お諮りいたします。 会議規則第21条の規定により議事日程の順序を変更し、ただいまより日程10、委員会発案第1号を議題といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、議事日程を順序変更し、ただいまより日程10、委員会発案第1号を議題とすることに決定いたしました。
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△日程10 委員会発案第1号
文化複合施設建設に係る遺構発掘調査及び都市再
構築戦略事業調査特別委員会設置について
○議長(榎本鉄也君) 日程10、委員会発案第1号、
文化複合施設建設に係る遺構発掘調査及び都市再
構築戦略事業調査特別委員会設置についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。
議会運営委員会委員長、5番、松畑議員。
◆5番(松畑玄君) (登壇) 委員会発案第1号、
文化複合施設建設に係る遺構発掘調査及び都市再
構築戦略事業調査特別委員会設置について。 本市議会は、
文化複合施設建設に当たり遺構出土に伴う発掘調査の影響と都市再構築戦略事業交付金等を総合的に調査研究することにより、文化複合施設整備における最善の方向性を明確にし、当該施設整備を実現することを目的に、実施計画が完了するまでの間、集中的に調査可能とする構成人員12人による「
文化複合施設建設に係る遺構発掘調査及び都市再構築戦略事業調査特別委員会」を設置する。 平成28年6月14日提出。
議会運営委員会委員長、松畑玄。 提案理由の説明については、ただいまの議案の朗読をもって説明とさせていただきたいと思います。議員各位の御賛同、よろしくお願いいたします。
○議長(榎本鉄也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 質疑を終わります。 本案については、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたします。 討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、委員会発案第1号は原案のとおり可決いたしました。 ただいま設置されました
文化複合施設建設に係る遺構発掘調査及び都市再構築戦略事業調査特別委員会の構成人員12名の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において1番、北村議員、2番、並河議員、3番、杉原議員、4番、大石議員、5番、松畑議員、8番、辻本議員、10番、久保議員、11番、濱田議員、12番、上田議員、13番、東原議員、14番、田花議員、15番、松本議員、以上12名を指名選任いたします。 特別委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。
△休憩 午後5時35分
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△再開 午後5時56分
○議長(榎本鉄也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に行われました特別委員会の正副委員長互選の結果について、次のとおり選任されましたので、御報告いたします。
文化複合施設建設に係る遺構発掘調査及び都市再構築戦略事業調査特別委員会委員長に12番、上田議員、副委員長に11番、濱田議員、以上のとおり報告いたします。 なお、特別委員会委員長より、お手元に配付のとおり、その目的、実施設計が完成するまでの間、閉会中の継続審査及び調査に付されたい旨の申し出があります。 お諮りいたします。 特別委員会委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、特別委員会委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査に付することに決定いたしました。
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△延会の宣告
○議長(榎本鉄也君) それでは、お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(榎本鉄也君) 御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定をいたしました。 あすは午前10時から会議を開きます。 御苦労さまでした。
△延会 午後5時58分...