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06月09日-01号

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  1. 新宮市議会 2015-06-09
    06月09日-01号


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    平成27年  6月 定例会          平成27年6月新宮市議会定例会会議録            第1日(平成27年6月9日)---------------------------------------議員定数17名、現在員17名、出席議員17名、氏名は次のとおり。                             1番  北村奈七海君                             2番  並河哲次君                             3番  杉原規君                             4番  大石元則君                             5番  松畑 玄君                             6番  前田賢一君                             7番  福田 讓君                             8番  辻本 宏君                             9番  榎本鉄也君                            10番  久保智敬君                            11番  濱田雅美君                            12番  上田勝之君                            13番  東原伸也君                            14番  田花 操君                            15番  松本光生君                            16番  屋敷満雄君                            17番  大西 強君---------------------------------------欠席議員 なし。---------------------------------------議事日程 平成27年6月9日 午前10時開会     議長報告(文書報告)      1 近畿市議会議長会第1回監事会      2 新宮周辺広域市町村圏事務組合議会第1回臨時会      3 近畿自動車道紀勢線(熊野市~新宮市間)建設促進期成同盟会総会      4 平成27年度一般国道42号那智勝浦新宮道路建設促進協議会理事会・総会      5 平成27年度熊野川流域対策連合会理事会・総会      6 近畿地方整備局訪問      7 風屋ダム、二津野ダム等現地調査      8 議員派遣の件 日程1 議会運営委員会委員長報告 日程2 会期決定について 日程3 会議録署名議員の指名 日程4 諸報告(文書報告)      1 例月出納検査の結果について 報告9件(地方自治法第235条の2第3項)     諸報告      2 予算の繰越しについて         平成26年度新宮市一般会計予算繰越明許費繰越計算書      3 予算の繰越しについて         平成26年度新宮市簡易水道事業特別会計予算繰越明許費繰越計算書      4 予算の繰越しについて         平成26年度新宮市水道事業会計予算繰越計算書      5 一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について      6 一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について      7 新宮港埠頭株式会社の業務報告について      8 一般財団法人新熊野体験研修協会の業務報告について      9 公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について 日程5 市報告      1 公設市場経過報告      2 新宮港経過報告 日程6 議案第36号 専決処分につき承認を求める件            新宮市税条例等の一部を改正する条例 日程7 議案第37号 専決処分につき承認を求める件            新宮市半島振興対策実施地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例 日程8 議案第38号 専決処分につき承認を求める件            新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 日程9 議案第39号 専決処分につき承認を求める件            新宮市介護保険条例の一部を改正する条例 日程10 議案第40号 新宮市重度心身障害児者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例 日程11 議案第41号 新宮市乳幼児等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例 日程12 議案第42号 新宮市老人憩いの家条例の一部を改正する条例 日程13 議案第43号 平成27年度新宮市一般会計補正予算(第1号) 日程14 議案第44号 平成27年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号)---------------------------------------会議に付した事件 日程1 議会運営委員会委員長報告から 日程14 議案第44号 平成27年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号)まで---------------------------------------地方自治法第121条の規定による出席者               市長               田岡実千年君               副市長              亀井寿一郎君               防災監              井上 登君               企画政策部               部長               向井雅男君               次長兼商工観光課長        中前 偉君               企画調整課長           新谷嘉敏君               企業立地推進課長         山本茂博君               総務部               部長               上路拓司君               秘書課長             西山和視君               総務課長             小西儉弥君               財政課長             小谷 充君               税務課長             平見仁郎君               防災対策課長           西 利行君               情報管理課長           宇井 淳君               市民生活部               部長               岡 雅君               市民窓口課長           赤坂幸作君               生活環境課長           岩崎誠剛君               健康福祉部               部長兼福祉事務所長        森本邦弘君               福祉課長             有本文彦君               子育て推進課長          南 拓也君               健康長寿課長           河邉ミ子君               建設農林部               都市建設課長           田坂 豊君               農林水産課長兼農業委員会事務局長 名古一志君               熊野川行政局               局長               伊藤順司君               会計管理者兼会計課長       西久保 敏君               医療センター               事務長              豊田正志君               水道事業所               所長               坪井辰実君               業務課長             久保欽作君               工務課長             宇井俊治君               消防本部               消防長              岡本秋久君               次長               切畑屋利一君               教育委員会               教育長              楠本秀一君               教育部               部長               片山道弘君               次長兼国体推進室長        前田圭史郎君               教育総務課長           北畑直子君               文化振興課長           畑尻賢三君---------------------------------------本会議の事務局職員               局長               辻 篤樹               参事兼次長            畑尻英雄               次長補佐兼庶務係長        渡爪 薫               議事調査係長           岡崎友哉               議事調査係主事          大居佑介            第1日(平成27年6月9日)--------------------------------------- △開会 午前10時00分 △開会及び開議の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  おはようございます。 ただいまの出席議員は17名であります。 定足数に達しておりますので、平成27年6月新宮市議会定例会を開会いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、別紙にて配付いたしたとおりでございます。御了承願います。 なお、当局より、垣本建設農林部長忌引のため欠席の届け出がありましたので、報告をいたします。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(榎本鉄也君)  今期定例会招集に当たり、田岡市長から挨拶の申し出がありますので、これを許可いたします。 田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 6月定例会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 議員各位にはこのように6月定例会に御参集いただきまして、まことにありがとうございます。どうかよろしくお願い申し上げます。 また、一昨日、新宮紀宝道路、熊野川河口大橋の事業着手式、中心杭の打設式に多くの議員の皆様とともにお祝いすることができましたのも、本当にありがたくうれしく思っているところであります。 ちょうど2年前の6月定例会の御挨拶で新宮紀宝道路が事業化されたという御挨拶をさせていただいておりますが、あれから2年、順調に予備設計も進んでおりまして、一昨日の事業着手式となったわけであります。式典の中で、二階自民党総務会長の御祝辞の中で、事業が始まってから完成まで10年と言わず6年ぐらいで何とか完成できないかというお話もありまして、我々これから早期の完成に向かって、一致団結して頑張らなければと新たに思ったところであります。 あの道路は、命の道、また観光の道、産業の道、そしてふだんの生活の道として一石四鳥、本当に重要な道でございます。今後ともどうかよろしくお願いを申し上げます。 さて、この定例会、条例の一部改正が7件、そして補正予算が2件を上程させていただいております。どうか慎重審議の上、可決いただけますようお願い申し上げまして、冒頭の御挨拶とさせていただきます。 どうかよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(榎本鉄也君)  市長の挨拶を終わります。--------------------------------------- △議長報告 ○議長(榎本鉄也君)  次に、議長報告をいたします。 別紙にて配付しましたとおり、近畿市議会議長会第1回監事会外7件の概要報告であります。御了承願います。--------------------------------------- △日程1 議会運営委員会委員長報告 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、日程に入ります。 日程1、議会運営委員会委員長報告を行います。 5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君) (登壇) 皆さん、おはようございます。議会運営委員会委員長報告をいたします。 平成27年6月定例会に先立ちまして、6月3日に議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について御報告申し上げます。 会期につきましては、本日より25日までの17日間とすることに決定いたしました。 日程といたしましては、お手元に配付しておりますように、まず、本日は、会期決定、会議録署名議員の指名、諸報告、市報告の後、専決処分を含め条例、補正予算の当局議案9件を順次上程、議題として提案説明、質疑、委員会付託等を行います。 なお、議案の取り扱いにつきましては、お手元に配付のとおりであります。 あす10日から15日までは議案調査等のため休会を予定しています。 16日に再開して、18日までの3日間の予定で一般質問を行います。 19日から24日までは常任委員会審査のため休会の予定です。 25日に再開して、各常任委員会の審査報告、質疑、討論、採決を行った後、閉会中の継続審査及び調査承認を願い、本定例会を終了いたしたいと思います。皆様方の御協力をお願いいたします。 以上で議会運営委員会委員長報告を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で報告を終わります。--------------------------------------- △日程2 会期決定について ○議長(榎本鉄也君)  日程2、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から6月25日までの17日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から6月25日までの17日間と決定いたしました。 なお、この際御報告いたします。今期定例会の一般質問は6月16日からと予定しておりますので、一般質問の通告期日をあす6月10日午後3時までと定めます。 通告書につきましては、その質問の要旨を具体的に御記入の上、文書で御通告願います。--------------------------------------- △日程3 会議録署名議員の指名 ○議長(榎本鉄也君)  日程3、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は議長において、2番、並河議員及び16番、屋敷議員を指名いたします。--------------------------------------- △日程4 諸報告
    ○議長(榎本鉄也君)  日程4、諸報告を議題といたします。 番号1は文書報告として、例月出納検査の結果について報告9件であります。御了承願います。 次に、番号2、予算の繰越しについて当局の説明を求めます。 小谷財政課長。 ◎財政課長(小谷充君) (登壇) おはようございます。 ただいま議題となりました平成26年度新宮市一般会計予算の繰り越しについて御説明申し上げます。 平成26年度事業のうち繰り越しとなったのは、26件の事業で、繰越事業費の総額は4億9,850万6,000円であります。 なお、このうち14件の事業につきましては、本年3月議会の補正予算で議決いただきました国の補正予算に伴う、地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策としての交付金及びまち・ひと・しごと創生法に基づく地方版総合戦略の策定と、その策定に先行して行う事業の交付金である地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金の地域消費喚起型及び地方創生先行型の対象事業であります。 それでは、1ページをお願いいたします。 まず、2款1項総務管理費の1市民とつくる新宮市魅力発信事業は、市民とともに専門家による講習会などを通して、女性を意識したシティプロモーションの一つとして、地域の人に焦点を当てた新宮市を紹介する電子版ガイドブックの制作などを行うもので、2の地方版総合戦略策定事業は、まち・ひと・しごと創生法に基づき、地方版の総合戦略策定を行うもので、いずれも国の交付金対象事業として、事業費の全額を繰り越したものであります。 3の社会保障・税番号制度導入事業は、国のシステム仕様等がおくれていることから繰り越したもので、業務の完了は、12月末の予定であります。 4の熊野川地域フラワーツーリズム推進事業補助金は、熊野川地域における耕作放棄地、休耕地を利活用し、花畑や景観作物づくりを行うもので、観光資源の開発及び推進体制を築くため、熊野川地域フラワーツーリズム推進協議会へ助成するもので、国の交付金対象事業として全額を繰り越したものであります。 次に、3款2項児童福祉費の5私立保育園整備事業は、マリア保育園の園舎改築についての補助金で、園舎の設計業務等に時間を要したことから繰り越したもので、完了予定は12月末であります。 6款2項林業費の6熊野材需要拡大事業補助金は、市内で製材された熊野材での新築、増築に対し補助を行い、木造住宅の建築促進を図り、熊野材の需要拡大と地域経済の波及効果を見込むもので、国の交付金対象事業として、全額を繰り越したものであります。 7の林道上地平瀬線は、残土処理場の調整等に日数を要したため、年度内完成が難しく繰り越したもので、完成は6月末の予定であります。 次に、7款1項商工費については、いずれも国の交付金対象事業として全額繰り越したもので、8の住宅リフォーム助成事業は、市内の工務店などを利用して住宅のリフォームを行うに当たり、その経費の一部助成として商工会議所が発行する共通商品券を交付するものであります。 9の新規開業にぎわい支援事業補助金は、市内で開業する者に対し、開業当初の広告宣伝事業に要する経費の一部を助成し、開業時の負担軽減による開業促進等を図るもので、10のインターネット活用販路拡大事業補助金は、市内で新たにインターネットショップの開設又は出店する者に対して、経費の一部を助成して販路拡大やサービス向上を図り、商業の活性化を促すものです。 11プレミアム付共通商品券発行事業補助金は、商工会議所が発行する共通商品券にプレミアム率20%、発行額1億3,000万円に対する補助を行うもので、地域内の消費意欲の拡大や、まちのにぎわい及び商工業の活性化を図るものであります。 12の観光プロモーション事業は、国内観光客の誘客を図るため、旅行博覧会出展や商談会、観光素材のPR用DVDの作成や観光情報誌発行などを行うものと、海外からの観光客の誘客を図るため、大手テレビ局による新宮市の観光旅行番組を制作し、アジア地域でのテレビ放送や多言語の観光パンフレット作成などを行うもので、13の観光客誘客促進・おもてなし向上事業は、観光客誘致を図るため、大手旅行会社による都市圏からのモニターツアーを実施し、調査・検証により、旅行商品の開発や情報発信を行うとともに、観光マネジメントを行う人材育成のためのセミナー等を開催するものであります。 14の観光施設整備事業は、国内外からの観光客のために市内の主要観光施設に無料公衆無線LANを整備して、観光サービスの向上を図るもので、15のふるさと旅行券交付事業は、観光客の誘客と市内での消費促進を図るため、市内宿泊者に市内共通商品券の配布と、県内レンタカー業者のレンタカーによる市内宿泊者に宿泊料金を助成するもので、16のツアーバス助成事業は、県外から誘客促進を図るため、市内での宿泊等を条件にバスツアー経費の一部を助成するものであります。 次に、2ページをお願いいたします。 8款2項道路橋りょう費の17日足地区避難路設置は、全体事業費や工法等の見直しに時間を要したことから、年度内完成が難しく繰り越したもので、完成は7月末の予定であります。 18の楠橋補強補修は、入札不成立により工事着手がおくれ繰り越したもので、完成は7月末の予定であります。 19の第二佐野橋架替は、県事業実施の佐野川改修工事で、台風や集中豪雨により工事進捗がおくれたことから繰り越したもので、完成予定は、年度末の3月であります。 20の暮ヶ谷橋補強補修は、入札不成立により工事着手がおくれ繰り越したもので、完成は8月末の予定であります。 21の第一荒木橋架替は、県事業実施の荒木川改修工事で、集中豪雨により工事進捗がおくれたことから繰り越したもので、完成予定は7月末であります。 次に、4項港湾費の22客船誘致モニターツアー事業は、客船で来航する観光客誘致のため、国内船関係者を招きモニターツアーによる新たな観光ツアーの開発と、外国客船入港に向けたポートセールスを行うもので、国の交付金対象事業として全額を繰り越したものであります。 次に、5項都市計画費の23上本町磐盾線電線共同溝は、地元調整等に時間を要したことから、年度内完成が難しく繰り越したもので、完成予定は7月末であります。 次に、9款1項消防費の24消防救急デジタル無線整備は、県下共同で進めている無線整備で、県施工工事のおくれにより繰り越したもので、完了予定は年度末の3月であります。 次に、10款1項教育総務費の25学校施設等非構造部材耐震化は、王子ヶ浜小学校の屋内運動場天井材等の落下防止事業について、施工内容等経費の増加により3月議会の補正予算にて議決いただいたもので、6月に工事の入札を行い、10月末の完成を見込むものであります。 5項社会教育費の26文化複合施設整備では、基本計画の見直し及び基本設計について、全体事業費や財源の計画等に時間を要したことから繰り越したもので、完了予定は、12月末であります。 以上、現時点における完了時期の未確定事業につきましては早期完了を目指し、また、未契約の事業につきましては早期着手を目指し、事業の進捗を図るものであります。 なお、繰越事業にかかる財源内訳につきましては、記載のとおりであります。 また、3月議会において、平成26年度補正予算(第7号)の議決をいただいた第3表繰越明許費からの繰越額の変更は、3の社会保障・税番号制度導入事業についての1件で、システム改修の一部完了に伴う支出により減額となっております。 以上、簡単ではありますが、繰越明許費繰越計算書の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 7番、福田議員。 ◆7番(福田讓君)  繰越明許費についてお聞きしたいんですが、住宅リフォームの今回2,400万円ですか、新聞紙上でおうかがいしますと申し込みがたくさん来てまして、もう締め切ったという記事が載っておりました。市民の皆様にとって大変有意義なリフォームの補助金だと思うのですが、今回2,400万円繰り越しされているんですが、この事業というのは、まだほとんど国の国庫支出金なんですが、締め切っておられるんですが、まだこれは国に対してまた追加というのは考えられているのか、まずお聞きしたいんです。それとも、これで一応国からの国庫支出金はこれで打ち切りかと、その点について御説明をお願いしたいんですが。 ○議長(榎本鉄也君)  中前企画政策部次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  予算20万円の120件分ですから2,400万円とらせていただきましたけれども、5月21日に予算を全て使いまして、全体で159件の申し込みがございました。繰り越しの補正予算で地方創生の消費喚起型ということで、今年度については追加する予定はございません。 ◆7番(福田讓君)  追加はないんですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  予定はありません。 ◆7番(福田讓君)  そうしますと、これは国からの国庫支出金ということなんで、一発回答でこれしかないということでよろしいんですね。全額国庫支出金ですので、これは全国ですか、和歌山県新宮市だけではないんで、そういうことで理解させていただいてええんですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  全額国庫交付金ということで。ただ、リフォーム助成をそれぞれの市町村でやっているかということについては、それぞれのまちのアイデアでもってやっておられるので、ほかのまちがやっているかどうかということについては今のところ調査はしておりません。 ◆7番(福田讓君)  今の件で一応理解させていただきました。そして、プレミアム付共通商品券なんですがこれも繰り越しされているんですが、だいたいこれはいつごろ発行にかかるんでしょうか。そして、これはたしか前の質問でもあったと思うんですが、1万円につき2,000円のプラス、それでよろしいんでしょうか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  これはプレミアム率20%でございます。それで、スケジュールとしましては7月5日に福祉センターと熊野川町の開発センターで販売を予定しております。 ◆7番(福田讓君)  よく市民の方からお聞きするんですが、これは商工会議所に対して補助を出して、そして商工会議所の中で事業を行っていくことなんですが、市民の方、よくお話されているのは、1世帯にこれを何枚とかというのは、そういうところはちょっと他市町村と違ってまして、先日、熊野市の方にも質問をされたんですが、熊野市では1軒に対して2万円とか、新宮市は一昨年、1世帯の1人に対して5万円ということもお聞きしているんですが、事業を行うのは商工会議所ですか、そのあたりでわかっている範囲で、今回の発行に対しては世帯数とか人によって最高どれだけの金額を買えると、そのあたりわかりましたらお答え願いたいんですが。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  新宮市の場合は1世帯当たりというか、上限は決めておりますけれども、世帯当たり、例えば子供世帯に幾らとか、そういう制度ではございませんで、自由に買えて自由に使えるという制度で、世帯当たりの制限につきましては後ほど回答させていただきます。 ◆7番(福田讓君)  なぜ質問するかと申しますと、一昨年以前でしたか、1人5万円と、4人の家族があったら20万円まで買えたわけなんです。そしたら、1万円に対して2,000円がついてくるということで、5万円買ったら1万円ですね。4人あったら4万円という金額が少しお得になるんです。そしたら、買う市民にとっては、少しでももうちょっと市民の商工会議所の加入している店やから、もうちょっといいものを買ってあげようとか、そういうところがあるわけなんです。そのあたり、今申し上げましたように熊野市では最高二つ、2万円ということになってまして、今回発行されるのは総額1億3,000万円ということで、大体、枚数にしてかなり多いんですが、一応、市民の皆さんに全体的に新宮市が活性化できるために皆さんに満遍的に買っていただくというのがこの趣旨だと思うんです。 そのあたり、市民の皆さんからよくお聞きするのは、最高何枚でしょうかというのを聞いてくるんで、そのあたりわかりましたら。うちも補助金を出している以上、商工会議所に対しても指導もしていただきたいし、10%のときはなかなか売れていなかったんです。前回もありました。私も買いに行かせていただいたんですが、かなり余ってました。そして、締め切ってからでもかなり残ってましたんで、どうぞお買い上げくださいということを言ってましたんで、今度は2割ですから、かなりやっぱり2割といったら大きいんですよね、今申し上げましたように。以前のように1人5万円買ったら、1万円浮いてくる、1万円のお得になると。5人の世帯があったら5万円浮くわけなんですね。だから、そういうことを考えますと、いかがにして、どのようにして、今後商工会議所と執行者が考えられているのか。やっぱり、皆さん、私たち議員に対してもお伺いしてくるわけなんです。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  先ほど、世帯幾らという制限と申し上げましたが、世帯の制限はございませんで、1人幾らという制限がございます。通常は1人5万円で、代理2名まで可能ということになりますが、今回は1人10万円で代理1名まで可能ということになります。 ◆7番(福田讓君)  ということは、1人10万円買えるということで、代理という意味はどういう意味ですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  1人で10万円買いまして、もう1人、例えば親の代理で来ましたということで、もう10万円買えるということです。 ◆7番(福田讓君)  そうしますと代理で行ったら20万円を買えるということですね。確かに、私らでもお金があれば買ってあげたいという気持ちは十分あるのですが、そのあたり、全体的に行き渡るというんですか、それでうまくいくんかなということがありますんで、それ一応決定されているんですか。商工会議所としては1人10万円、人によって代理だったら20万円買えると。20万円買えるということは、それだけでかなりお得になりますんで、そうなったときに殺到しないかなという気もするわけなんですが、そのあたりはいかがでしょうか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  これまでは列もできたいうふうには聞いております。今回、枠が1億3,000万円ということで、大きな枠がありますので、その辺はちょっとわかりませんけれども、販売の体制としては市の職員も動員して、混乱のないようにしていきたいというふうに思っています。 ○議長(榎本鉄也君)  2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  2ページの日足地区避難路設置工事についてなんですけども、これは前回の議会でも議論が出ていて、道路が結構太いということでそれが必要なのかというお話も出てたと思うんですけど、今の設計ではそのまま、2車線でできるような形になっているんですか。 ○議長(榎本鉄也君)  田坂都市建設課長。 ◎都市建設課長(田坂豊君)  道路の幅員に関しましては5メーターの幅員でございます。十分ではないですけど、一般の乗用車であれば対面で交差できる幅員でございます。 ◆2番(並河哲次君)  それはもう避難路ということで、ふだんそんなに道行き交うということではないのかなと思うんですけども、やっぱり気になってるのは、ここは結局、公園もセットでつくりますよという中で、そこに行き交える道路ができて通っていくと、極端な話、ここでの避難路は別に歩いて避難するというレベルの避難路でもいいのかなという、高台に行けるという意味の避難路である、すぐ近隣をつないでいるものですよね。ですので、5メートルにしてというところの意味というのはどういうふうな感じですか。 ◎都市建設課長(田坂豊君)  基本的には、上にも集落がございます。沿線には公園を予定しております。下の集落と上の集落を結ぶためには物資の輸送も考えておりますので、やはり自動車の交通も必要と考えております。 ◆2番(並河哲次君)  質問は以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  14番、田花議員。 ◆14番(田花操君)  この繰越明許のこの総額というのは、3月の繰越明許費のトータルと符合いうか、一緒いうことやね。 ○議長(榎本鉄也君)  小谷財政課長。 ◎財政課長(小谷充君)  先ほども説明の中で最後のほうで申し上げましたが、3番の社会保障・税番号制度導入につきましては3月の補正予算から一部委託が終わっておりますので、支払いが発生しておりますので、この部分では減額となっております。そのほかについては変更はございません。 ◆14番(田花操君)  この繰越明許費というのは地方自治法は余り細かく規定してない。どちらかいうたら執行者、当局が自由に使えて、余り議会のチェックも繰り越した後、目が届かん。一番自治法の中でも改正していかなあかん話ではないんかなといつも思いやる。これ、トータル7億4,500万円ほど繰り越しして、この6月現在でこういう1枚の報告で後、報告はないんやの。 ◎財政課長(小谷充君)  今、田花議員がおっしゃっていただいた繰越額7億円というのは、これは当初の予算現額でございます。その右の翌年度繰越額4億9,850万6,000円でございます。これにつきましては、平成27年度に繰り越しておりますので、また平成27年度の決算のときに報告をさせていただくという形になります。 ◆14番(田花操君)  私、言やるのは、要するにこれ以後、この繰越事業についての議会としての当局からの詳細な説明いうのはこれで最初で最後ということになるのか。 ◎財政課長(小谷充君)  当初予算におきましても説明、またその後の委員会での説明という形をとらせておりました中で、平成26年度で今回27年度に繰り越した事業につきましては、先ほど説明させていただいたとおりでございまして、あと、大きな事業については、本年度の委員会等でも説明できる場所もあるのかなというふうには思っておりますけれども、最終的には平成27年度の決算報告という形になると思っております。 ◆14番(田花操君)  決算いうことになれば、最後の執行終わった後の話で、執行中のいろいろ状況というのが議会として知り得られないということを心配するのと、やっぱり繰り越しをなるたけ、いろんな要因があって繰り越してあると思うわ。だがなるたけ、やはり繰り越しを少なくしていくことが執行、市長の責任やろなと思うから、やっぱり最近は国自体も年度途中で割り当ててきて、もう繰り越しをせざるを得んというのがこの中見たら多い。だから、国にもしっかりしてもらわなあかんやろと思うんやけど、ちょっとそんな気がする。小谷課長、どうかな。 ◎財政課長(小谷充君)  議員、常々おっしゃっていただいていることはよく理解、また認識もしております。今回につきましては、26件という事業の繰り越しということで、そのうち14件が地方創生関係、地域の活性化並びに人口減少の抑制に向けて地方の創生を行っていく上での先行型の事業というのが14件ほどございます。それ以外の12件につきましては、気象条件や社会条件によりまして、やむを得ず繰り越しを行わざるを得なかったということでございまして、議員御指摘のように、市といたしましてはできる限りは当年度で事業を執行していきたい。これは基本原則でございますので、それは常々認識もし、事業の進捗等も勘案し行っているところでございますので、これからもその点を十分踏まえて取り組んでいきたいというふうに思っております。 ◆14番(田花操君)  それで、最後の文化複合施設整備事業が繰り越しして12月までかかると。これは債務負担行為でなかったかな。 ○議長(榎本鉄也君)  畑尻文化振興課長。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  全体では2億円の予算をいただいております。この6,200万円につきましては、平成26年度分の予算計上いたしておりまして、平成26年度中には1億3,800万円の別に債務負担を議決していただいております。 ◆14番(田花操君)  心配するのは、債務負担打ってこういうように大幅な繰り越しをしていくと、債務負担行為が崩れていくんじゃないかなと心配する。その辺、どうかな。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  設計管理につきましては、債務負担行為としては平成28年度までの期間を議決いただいております。そういった中で、その期間内に設計が終わるようにというところで、今、事務を進めているところであります。 ◆14番(田花操君)  そしたら、影響はあり得んと、これだけ繰り越しがあってもという意味で捉えていいんかな。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  全体の事業計画につきましては、3カ年という、今年度を含めて来年度まででございますけれども、鋭意進めているところではございますけれども、その設計協議であったり、いろんな課題を整理していく中で、平成28年度中には完成させたいと。全体事業のスケジュールもございますので、平成28年度中には完成させたいと思います。 ◆14番(田花操君)  こういう大きな事業の出足のところで、こういうようにつまずきやったらあかんのではないかなと心配するので。 あと、財政課長に1点だけ。地方自治法はこういうような計算書のこういう様式で議会に報告しなさいと。財政課長、そこでるる細こうに説明したあの中身を書いた添付のそういったものがもっと、いつまでにこの事業は終わる、いつまでにやっていくといったようなそういう附属の添付資料というのはつける意思はないんかな。 ◎財政課長(小谷充君)  これは地方自治法に基づきまして、この報告もさせていただいておりますし、この書式につきましても地方自治法の施行規則で定められた様式でございますので、今のところはこの様式をもって報告とさせていただきたいというふうには考えております。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 次に、番号3、予算の繰越しについて当局の説明を求めます。 宇井水道事業所工務課長。 ◎水道事業所工務課長(宇井俊治君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 ただいま議題となりました平成26年度新宮市簡易水道事業特別会計予算の繰越しについて御説明申し上げます。 平成26年度事業のうち繰り越しとなりました事業は、1款1項の宮井簡易水道におきます導配水管移設事業と発電機棟建設事業の2件で繰越事業費は、3,809万4,000円であります。 導配水管移設事業につきましては、県が事業主体となって行っている宮井大橋のかけかえ工事に伴うものでありまして、県の進捗に合わせた施工であり、年度内の完成が難しくなって繰り越ししたものであります。 現在、県のほうで上部工の工事を行っており、今月中旬から導配水管の取りつけ工事にかかる予定でありまして、8月末の完成予定で進めております。 また、発電機棟建設事業につきましては、2回の入札不成立により月日を要したことから、年度内の完成が困難となり、繰り越ししたものでありますが、5月に完成いたしました。 現在工事中の事業につきましては、一日も早い完成を目指し、進めているところであります。 以上、簡単ではございますが、繰越明許費繰越計算書の説明とさせていただきます。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 次に、番号4、予算の繰越しについて当局の説明を求めます。 久保水道事業所業務課長。 ◎水道事業所業務課長(久保欽作君) (登壇) ただいま議題となりました平成26年度新宮市水道事業会計予算の繰越しにつきまして御説明申し上げます。 平成26年度事業のうち繰り越しとなりましたものは、資本的支出の第1款第1項建設改良費におきます第一荒木橋かけかえに伴う配水管移設工事、事業費1,700万円であります。本事業は、県が事業主体となって行っている佐野川河川整備工事に伴うものでありまして、平成26年4月29日の大雨によりまして工事進捗がおくれましたことから繰り越したものであります。なお、本工事につきましては、平成27年4月20日に完成しております。 以上、まことに簡単でございますが、地方公営企業法第26条第3項の規定に基づき議会に報告するものであります。よろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対して、質問を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 次に、番号5、一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について、当局の説明を求めます。 中前企画政策部次長兼商工観光課長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第10号、一般財団法人新宮徐福協会の業務報告について、御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成26年度の事業報告でございますが、1、徐福に関する顕彰事業といたしまして、8月12日から13日にかけて、熊野徐福万燈祭を新宮市観光協会等との共催で開催いたしました。12日の徐福供養式典には、県外からも多くの関係者に御参列いただきました。また、徐福研究会会報(第11号)を発行いたしました。 続いて、2、徐福に関する研究交流事業といたしまして、こちらは随時ではございますが、国内研究会との情報交換を行っております。また、3月30日には、講師に作家・翻訳家の池上正治氏をお招きし、「徐福のいま(第2部)~中国・韓国・日本を歩いて~」と題して徐福講演会を開催いたしました。約60名の方にお越しいただいております。 3、その他については記載のとおりとなっております。 続きまして、平成26年度の決算について、御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部では、流動資産と固定資産を合わせまして、資産合計4,616万1,229円、負債の部では、流動負債と固定負債を合わせまして、負債合計34万2,319円、正味財産の部では、指定正味財産と一般正味財産合計4,581万8,910円となり、負債及び正味財産合計が4,616万1,229円でございます。 3ページをお願いいたします。 正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益は1,329万5,478円、経常費用の事業費は1,993万4,011円となります。 4ページをお願いいたします。 管理費は154万5,145円となり、経常費用計2,147万9,156円、当期経常増減額はマイナス818万3,678円となります。 一般正味財産期首残高5,400万2,588円から当期一般正味財産期首残高マイナス818万3,678円の差額4,581万8,910円が正味財産期末残高でございます。 指定正味財産増減の部はございませんので、正味財産期末残高は一般正味財産期末残高と同額の4,581万8,910円でございます。 5ページをお願いいたします。 財産目録でございますが、貸借対照表で説明しましたとおり、資産の部、流動資産と固定資産を合わせた資産合計は4,616万1,229円でございます。 負債合計34万2,319円を資産合計4,616万1,229円より差し引いた正味財産は4,581万8,910円でございます。 続きまして、平成26年度予算書について御説明申し上げます。 次のページ予算書の1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、1、徐福に関する顕彰事業といたしましては、熊野徐福万燈祭の開催や同行事への招聘事業及び徐福に関するPR事業の推進などを上げております。 続いて、2、徐福に関する研究・交流事業としましては、徐福関係資料の収集のほか、徐福に関する情報提供、天台烏薬関連商品の販路拡大、中国等徐福伝承地との交流に関する事業などでございます。 3、その他としましては、物産展への協力などを予定しております。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益といたしまして、賛助会費収益10万円で、こちらは徐福友の会の会費収入でございます。 事業収益といたしまして1,192万7,000円、内訳としては施設管理事業収益658万円、こちらは新宮市からの指定管理料でございます。駐車場収益5万円、売店事業売上529万7,000円となっております。 受取補助金等として、徐福友好推進事業補助金212万円、雑収益として18万円2,000円でございます。 よって、経常収益計は1,432万9,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、事業費といたしまして2,263万3,884円、主なものといたしまして、給与手当265万9,500円、支払寄附金800万円、委託費380万2,000円、商品仕入331万4,000円でございます。 3ページをお願いいたします。 管理費といたしまして175万3,768円、主なものといたしましては、給与手当97万1,500円、福利厚生費16万8,500円、諸謝金10万9,000円でございます。 以上、経常費用合計2,438万7,652円でございます。 よって、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額はマイナス1,005万8,652円でございます。 経常外増減の部は、経常外収益及び費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス1,005万8,652円でございます。 一般正味財産期首残高4,581万8,910円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は3,576万258円でございます。 以上、まことに簡単でございますが、一般財団法人新宮徐福協会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 8番、辻本議員 ◆8番(辻本宏君)  今、中前商工観光課長から御報告いただいた前年度の正味財産増減計算書の中に、これざっと見て赤字ですよね、徐福の一般財団法人のやつ。その中に赤字にもかかわらず、支払寄附金というところで800万円、新宮市への公益目的支出計画に基づく新宮市への寄附というふうになっているんですけど、これはどういった意味内容のものなんですか。 ○議長(榎本鉄也君)  向井企画政策部長。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  公益法人の改革がございましたので、その分の公益的目的に持っていた資産を寄附扱いで支払いをしていくというものです。 ◆8番(辻本宏君)  そしたら、赤字にかかわらずこれは払わないといけないという義務があるわけですね、公益法人を一般財団法人に変えてから。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  計画監督官庁である県に対して計画を出しますけれども、その中で6年間で寄附をしていくということになっております。 ◆8番(辻本宏君)  6年間、そうですね、6年間でしょうから、次年度の損益計算書ですか予算書のほうにも次の金額では、これも同じく800万円というふうに計上されて、それで赤字が、損失が1,000何万円というふうになってきますね。これを6年間でやっていると、どんどん赤字が膨らんできて、どういう意味があるんだろうなというふうに思います。というのは、財産目録で一応、現金流動資産4,500万円くらいあるんですけど、こういうふうなやつをできるだけ処分していこうと、6年間で、という考え方なんですか、会計上というか運営上は。どうですか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  法の趣旨から言えば、これまでの公益的なために蓄えてきたそういった資産、現金あるいは動産も不動産もそうなんですが、そういった資産については公益的なもので使ってくださいという趣旨ですので、それをここの法人が寄附行為でそれを賄うという選択をしましたので、それは法的に県へ出しているそういった措置に準じて支払っていくということになろうかと思います。 ◆8番(辻本宏君)  それは、一般財団法人徐福協会の赤字にもかかわらずやらないといけないということなんですか。これずっと6年間赤字ですよ。それで処分して、今度は自立して、自前でできるだけ採算ベースに合わせていこうかと。そこで体力が出てくるのかなというふうな、将来、経営企画で考えると思うんですけれど、その法律と実態、実際がギャップがあるような気がするんですけど、その点いかがですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  そのあたり公益目的支出計画実施報告書というのを県が出している中で、800万円については公益目的の寄附として市に寄附していくという中で、その間に売り上げであるとか、そういったものをふやしたりして、その間に体力をつけていかんならんかなというふうには思っています。 ◆8番(辻本宏君)  これ以上問いませんけど、とにかく売り上げということを頼りにできるんかなという心配があるんで、私、問わせてもらったんですけど、そこら辺行政のほうもしっかり弾力的、柔軟的に考えるべきじゃないかなと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  6番、前田議員。 ◆6番(前田賢一君)  ここ4、5年の来場者の推移というのはわかりますか、徐福公園に関する。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  平成22年度が3万252人、平成23年度が2万2,250人、平成24年度が2万3,378人、平成25年度が2万7,230人、平成26年度が3万1,255人です。 ◆6番(前田賢一君)  横ばいかな。それで、台湾の方が多いと思うんですけども、その国別、香港とか中国本土、台湾、日本国内、これは分析されていますか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  平成26年3万1,255人の内訳ですが、日本が940人、台湾8,949人、香港56人、中国本土527人、欧米が82人で、これらはバスで来られた方の統計ですので、バス以外の方はちょっとわかってませんが、2万701人ということです。 ◆6番(前田賢一君)  来場者をふやす施策といいますか、毎年、事業計画同じようなことばっかりなんですよね。目新しいものが一つもないと。どういう施策を打って来場者をふやそうとしてるんでしょうか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  前田議員からは去年も質問をいただいております。我々としては、販売店の中身の内容であったり、それから、ことし地方創生のほうでプロモーションビデオとかもつくる予定ですので、そういった発信とか、商品の中身の見直しとか、そういうことをやっていきたいと思ってます。来場者については平成23年から徐々にふえつつありますので、これからもこの傾向を守っていきたいというふうに思ってます。 ◆6番(前田賢一君)  この徐福万燈祭、8月12日にやっていますよね。これは、徐福さんの命日ということで、やっているんでしょうけど、私の誕生日も8月12日なんで毎年徐福万燈祭に参加しているんですけど、以前は台湾徐氏宗親会とか香港徐福会からたくさんの方がいらしておったんですけども、最近少ないんですよね。もう交流がないんですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  昨年は王副総領事、周副領事、それから今の中国、中華人民共和国大阪総領事館のお二方と関西崇正会から陳会長と安田副会長がお見えになっていただいております。以前はもっとたくさんの方がおいでいただいたという話は聞いておりますので、そこらあたりも先ほど言いましたプロモーションの関係で現地へ行って、招聘したいなというふうにも思ってます。 ○議長(榎本鉄也君)  質問中でありますが、10分間程度休憩いたします。 △休憩 午前10時59分--------------------------------------- △再開 午前11時10分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 6番、前田議員。 ◆6番(前田賢一君)  どこまでいったんかな。 市長も何年か前の予算大綱の中で、今後、新宮市の主たる産業を観光産業と位置づけて将来展望を切り開くということをおっしゃってましたですけども、徐福も今お聞きのとおり、香港、台湾、中国本土、あるいは在日華僑、この辺がたくさん来ているわけですよね。やりようによってはこれが国際的なすばらしい観光名所になるんやないかと思うんですけど、今後、この徐福にどういう付加価値をつけて観光客を呼び込むかというようなことは、理事会あるいは評議員会で検討されておりますか。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  そこらあたり、今後、理事会、評議員会で検討していかなあかんかなというふうに思ってます。 先ほども申し上げましたけれども、地方創生のほうで台湾それから東南アジアのほうにプロモーションビデオを流す予定になってますので、そのあたりにも徐福の紹介とかを入れていきたいというふうに思っています。 ◆6番(前田賢一君)  課長、速玉大社へ年間60万人の観光客、全国から来ているわけなんです。だから、その速玉へ来る観光客を少し努力して徐福さんのほうに来れるようにしたらいいと思うんです。そうでしょう。これ、エージェントなんかに営業してるんですか。これ、毎回、毎回、理事会、評議員会で集まって、そういう提案も出ないというようなことでは宝の持ち腐れやわな。あれだけのすばらしい観光資源を、と思うんですけど、それどう思いますか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  主に東海圏、関西圏のほうへは営業はさせていただいております。速玉大社に参拝者の方がこちらに誘導できるような、これからまちなか観光の推進ということも言われてますのでそこら辺も工夫するとか、昨年、前田議員がおっしゃられた北斗七の重臣の関係ですとか、そういったことをこれから研究させていただきたいなというふうに思ってます。 ◆6番(前田賢一君)  駐車場も今ありますけども、バスは2台か、それぐらいかな、とめられるのは。2、3台か。今度、戸田の米屋の土地を新宮市が買収したということもあるんですけども、あれはどういうふうな利用方法を考えてるんですか。隣接してるんですけど、駐車場に。 ○議長(榎本鉄也君)  向井部長。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  旧蓬莱小学校、都市再構築戦略事業に交付金をいただく中で今整備をさせていただいてるんですが、その玄関口をどうしても駅サイドに向けたいという中で土地の御協力をいただいて、その囲いはしているところなんですが、それとあわせて、今議員御指摘の中で、まちなか観光の一つとして徐福も当然あるわけですから、そういった中も含めて、土地を観光バスがとめれるような形も含めながら、今後少しでもまちなかを歩いていただけるような、そういった戦略にしていきたいというふうに思ってございます。 ◆6番(前田賢一君)  それと、徐福の墓と阿須賀神社の関係なんですけども、これも何回も指摘しているんですけど、あそこに徐福渡来の地という碑ありますよね、上陸之地かな。それと徐福の墓はもともと阿須賀神社にあったんです。それを紀州藩主徳川頼宣があそこへ持ってきたわけです。だから、切っても切れんところなんですよね。あそこへうまいこと動線をつくれないですか。そういう工夫せないかんと思うよ。 それと、さっき課長ちょっと言うたように、徐福の墓を中心にして北斗七の形で7塚、重臣の墓があったということで、今、塚町にしか残ってないんですけども、あれなんかでも香港やったかな、行ったときに、ライオンズクラブの寄贈やったらしいんですけども、長寿橋というのがかかっているんです。渡ったら3日ほど寿命が延びると、引き返したら3日寿命が縮むというような、遊び心やね。それも、まちなか観光いうのは滞在時間を延ばして1泊する観光、コース設定をするということが大目標なんで、だから七塚のところを回って、判こ押したら1日寿命が延びると。7塚回ったら1週間寿命が延びるとかいうような、そういう工夫もやっぱりせないかんのやないかな。 蓬莱山、あれは阿須賀神社の御神体なんやけども、岡本好古さんという京都在住の作家が「徐福渡来伝説」で、徐福一行があそこで天台烏薬を見つけたということで締めくくってあるわけです。そういういろんな関連があるんでもっと付加価値をつけて、すばらしい観光資源に磨き上げなあかんと思うんですけどね。 例えば、佐佐木綱先生やったかな、当時の岸市長との対談の中で「徐福さんは海を渡ってきた人やから海の見えるところに、高台に迎新の塔を建ててやってもおもしろいんではないか」というようなアイデアも提供してくれてました。迎新の塔ということは徐福像を建立したらいいわけです。それはずっと僕も研究してきたんですけども、東高森は難しいです。民地がたくさんあって、歯抜けのとこもあるし、水もないということで、西高森のあたりにそれは考えられんですか。いろんな可能性を求めてやらんと、今のままではマンネリですわ、正直。 だから、発想の転換やな。阿須賀神社の件、徐福像建立の件、不老長寿の丘というのかな、それと七塚の、そういうやっぱり遊び心を持った付加価値をつければ来てくれると思うんですよ。だから、天台烏薬も、徐福さんが売れれば天台烏薬の商品も必ず販路拡大について回ります。その辺どうですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  徐福公園の業務日報を見せていただいたら、結構バスは入っているというふうに思っています。ただ、売店でちょこちょこと買ってそのまま帰っていくという方が多くて、周辺のお店でも買い物をされているというふうに聞いているんですけれども、そういった今議員の御指摘の件、いろんなストーリーを考えながらPRして、少しでも多くのバスに来ていただいて、少しでも長い時間、新宮市にいていただけるような工夫をさせていただきたいと思いますので、今後とも前田議員のいろいろお知恵をおかりしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆6番(前田賢一君)  今、課長言われたように徐福の公園に来るだけやなしに、近隣で買い物をされる、そのケース知ってます。やっぱり経済効果は出るわけです、来てくれたら。いかに徐福公園へ人を誘導するか、観光客を誘導するかと。少なくとも速玉大社には60万人来ているんですから。今度は文化複合施設もできる、新宮城も整備計画ある、チャップマン邸も交流する、西村伊作もある、浮島の森もあると。すばらしい観光資源があるんで、それにいかに付加価値をつけてすばらしい観光資源に磨き上げるかということが観光立市構築の基本やと思うんです。 それで、トイレなんですけど、あそこのトイレもウォシュレットじゃないでしょう。ちょっと狭いという話も出てるんです。速玉大社もそう、神倉神社もそう。これは政教分離の関係でちょっと難しいかもわからんけども、徐福はこれできますんで、やっぱり観光地のトイレというのはきれいですよね。皆。太地町なんかすごいでしょう。だから、そういうことも総合的に考えて、このままではもったいないと思うんです。恐らく、そういういろんなことをやれば、徐福というのは観光資源として大化けすると思います。よろしくお願いします。 以上。 ○議長(榎本鉄也君)  2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  まず、平成26年度から一般財団法人に移行したということなんですけども、一般財団法人て非営利型というのとそうじゃないものがあるんですか。非営利型だと税制の優遇措置があるというふうに書いてあったんですけども、この徐福のほうは一般財団法人でもどういうものになるんですか。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  一般財団法人に非営利型とそうでないものとあるということで、ちょっとそのあたり今資料を持ち合わせておりませんので……。 徐福協会については収益事業が入っておりますので、非営利型ではないのかなというふうに思います。 ◆2番(並河哲次君)  一般財団法人というと、ほかの、普通の会社というか民間企業に近いニュアンスになったのかなと思うんですけど、その辺はそういう認識でいいんですか。 ○議長(榎本鉄也君)  向井部長。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  法人改革のときに、多分徐福協会そのものが行っている事業が非営利的なのか営利的なのか、そのあたりの事業の区分けをしながら、これでは公益的な事業としての財団へは持っていけんだろうという中で一般財団を選択したんだと思います。ただ、今選択していただいた一般財団の中でも、当然非営利的な事業も、市の事業を受けて、委託を受けてやるでしょうし、その辺はこれまでの経過の中でそういった選択をなさって、それまでの財団が持ってた、蓄えてた資産を市のほうに寄附という形で移行したというところだと思います。 ◆2番(並河哲次君)  財団のほうから市に今の資産を毎年寄附していくということで。6年間ということなんですけど、これは指定管理の期間と同じなんですか。指定管理は短く、一旦終わるんですか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  今、おっしゃっているのは先ほどの800万円の件ですか。
    ◆2番(並河哲次君)  そうです。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  この計画は、県へ出すときにそういった公益的な資産をどういうふうに使うかいうのは財団に、その団体に任されてるというふうに聞いています。なので、その中で県に対して、何年間でそういった寄附をしながら、公益的なお金を使っていくというふうになってございますので、それは3年である団体もありますでしょうし、20年の団体もあるでしょうし、ただ、徐福協会は6年で返していくということを選択して県のほうに報告したということであります。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  徐福協会の指定管理は平成29年度までとなっております。 ◆2番(並河哲次君)  そうすると、平成29年度までが一応今回の指定管理期間で、それ以降、6年間よりも短いわけですよね。ということは市としては、徐福協会のほうから引き続き寄附を続けてもらうためには少なくとももう一度指定管理をお願いするというようなお考えを持っているんですか。その辺の関係は、どういう感じなんですか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  団体が公益的な法人であれば、例えば佐藤春夫記念館とかです、公益的な事業で収支を賄っているところであれば、特命という形で指定管理をとれるかと思いますが、一般財団の法人であれば特命という形がとれるのかどうかというのはちょっとクエスチョンなので、その指定管理の切れる前にはそういったことも加味しながら、公募なのか特命なのかということも考えながら庁内でも協議が必要かと思います。 ◆2番(並河哲次君)  ありがとうございます。 あとは、内容が、話題が変わるんですけども、平成23年から結構訪れる人がふえているのかなと僕は数字をお聞きして思ったのですが、やっぱり市が毎年、指定管理料と徐福の推進事業の補助金ということで800万円以上支払っているので、そこをそれこそ一般財団法人にもなっているので、市としては抑えていくということを進めていったほうがいいのかなと思います。 売店の売り上げがちょっとふえているんですけども、例えば3ページとかだと40万円ぐらいふえているんですけど、来られている観光客のふえ方よりもちょっと少ないのかなと思ったりするんで、さっき前田議員がいろんな提案をされてたんですけども、指定管理料とかを減らしていく方向で、十分これだけ人が来ているんであれば公園のほうで、法人の努力によって収入を上げていくことがすぐできそうな感じがするんですけども。そもそも人が来ていなかったら難しいですねというところは多いと思うんですけれども、来てるという中でのやり方はあるのかなと思うんですけど。例えば売店の方とかというのは、中国語をお話されたりはするんですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  今、職員2名おりますが、できないと思います。 ◆2番(並河哲次君)  やっぱりふえている中で、どういった方がふえているのかという中で、さっきの台湾とか中国系の方が多いのであれば、単純にそこの方にいろいろ理解してもらったり、アンケートなんか声も聞いてというところからやっていけば事業としては上向いて、そこができていなくても例えば売店の売り上げは少し上がっているわけで、もっとやっていけば収入はふえて、市の支出は逆に減らすことが十分にできるのではないのかなと思いますので、誰が来ているのかを知って、その人に対応するようにということの指示というか、指示はできないかもしれないですけど、市から財団法人のほうに伝えることはできますか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  まず、職員の研修といいますか、接客の方法とかそういったこともこれから改善していかなければならないというふうには思ってます。そして、積極的に商品をPRしていって買っていただくと、そこら辺を研修会を通じて、またサポートしていただける方も通じて向上していきたいというふうには考えています。 ◆2番(並河哲次君)  誰が来ているのかというところを見て、そこに対応するのがすごく大事だと思います。市としても800万円以上払い続けるというのは、財政が厳しくなっている中で、それをずっと続けていきたいとは考えておられないと思うんで、そこは改善を求めていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  12番、上田議員。 ◆12番(上田勝之君)  先ほど来、出てます公益法人の改革による一般財団法人への移行で、資産が800万円ずつ6年間、この公益的資産というものはこの定期預金そのものなんですか。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  5ページにある財産目録にあるとおりでございます。 ◆12番(上田勝之君)  そうですよね。定期預金そのものを全部市に寄附するということで理解していいんですね。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  おおむねそのとおりでございます。 ◆12番(上田勝之君)  そうしましたら、平成26年度が実質赤字、平成27年度もマイナスに、赤字になってきますよね。指定管理料と受託料。そうすると、実質定期預金がないものとしていけば、市へ返すわけですから、その後の徐福協会の運営はどのように考えられているのか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  やはり、先ほどから申し上げてますとおり、事業収益を上げていく方法を考えていかなあかんのかなというふうには思ってます。あと、300万円の自己資金が最終的に2年間続いてなければ解散というふうになるというふうに聞いてますので、そこら辺を考えながら収益を上げていくということが必要になってくるのかなというふうに思ってます。 ◆12番(上田勝之君)  ということは、近い将来的には解散もあり得るということも視野に入れてるわけですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  そこら辺は別途、例えば経費を節減するとか、あと指定管理料も見直していただくとか、その辺はまだちょっと未定でありますけれども、今、即解散と、近い将来に解散というふうには考えてません。 ◆12番(上田勝之君)  それと、市のほうが寄附を受け入れるわけですけど、この800万円かける6年。800万円かける6年と考えてええんですか。 市のほうで受け入れるとすると、この4,800万円かな、合計で。4,800万円、市のほうとしてはこの徐福関連に使うということは考えられているのか。それとも、全くそこのところは検討されていないのか。 ○議長(榎本鉄也君)  小谷財政課長。 ◎財政課長(小谷充君)  今のところは一般寄附で受けておりますので、一般財源として取り入れてるわけでございまして、観光的な施策に対して財源として活用していきたいというふうには思ってます。 ◆12番(上田勝之君)  ただ、色はついていないからわからんわけですよね、そうなってしまうと。もともとはこの4,800万円というのは市の出資ですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  そのとおりです。 ◆12番(上田勝之君)  そうですよね。それを市へ返還するわけですよね。徐福の関係のために、4,800万円を市は徐福協会を設立するときに出資をしているわけです。それを返してもらって。そうするとやっぱり政策的な判断になるかと思うんですけれども、その4,800万円を徐福関係あるいは徐福公園関係に使っていくということを考えるべきか、もしくは徐福協会そのものをどうしていくかというところの議論になっていくんじゃないかなと思うんですけども。そこら辺はまだ検討をされてないのか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  今のところはまだ、例えば、直営にするであるとかそういうことは検討しておりません。 ◆12番(上田勝之君)  それと、前田議員や並河議員のほうから質問があったんですけれども、結構、徐福公園を訪れる、特に外国人観光客が非常に多いようなのは私も見受けますし、駅周辺でも中国語の方、これ当然、円安効果もあるんでしょうけど非常にふえているという印象は持つんですけれども、先ほど来、並河議員が質問されておったんですけれども、やはりその実態をしっかりと調査なり、把握されているのかというところが非常に疑問に思うところなんですけども、例えば前年比どれくらいふえているとか、そういった細かいデータといいますか、そういったマーケティングみたいなことをされているのかどうかというところですね。されてますか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  来場者のうち、先ほども申し上げましたけども、バスで来られる方については統計をとっております。バス以外の部分についてはなかなか統計をとりづらいというふうになってます。 ○議長(榎本鉄也君)  向井部長。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  今回、機構改革の中で企画調整課と商工観光課と同じ部内となりました。その中で、先ほど来から次長のほうが申しておりますまちなか観光の計画をたてていかないといけないという命題がありまして、その中で観光客の実態について少しマーケティングが弱いような、議員御指摘のとおり、少し弱い部分がありましたので、その辺、今、商工観光課のほうには指示をしておりまして、マーケティング、やっぱりしっかり把握した中でどういった観光客の動き、そういった動きをしっかり把握する中で、速玉大社の20分から30分しか新宮の中にいないという状況が言われていますので、それをどう2時間、3時間あるいは宿泊という状態に持っていくためにはそういった観光客の動き、あるいは車で来た、電車で来たという動きの中とそういった動きの動態を見ることが必ず必要になってまいりますので、その辺、今、指示をさせていただいておりますので、その辺についてはまた地方創生の中で、また議員各位にもお知らせする機会があるかと思いますので、その辺は御報告だけ申し上げたいというふうには思います。 ◆12番(上田勝之君)  ぜひその方向でしていただきたいとは思うんですけど、しっかりとそういったことをつかんでいかないと、例えば売店の売り上げ収入が平成26年度、確かに少し伸びているんですけど、平成27年度さらに100万円くらいアップしているんです。平成27年度の予定では。例えば、この平成26年度は423万円の売り上げで、平成27年度の予算では529万円の売り上げなんです。100万円の売り上げ上げるというのはどうやってやるんかなと。そういったことの根拠というのはあるんですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  来場者もここのところふえつつありますし、特に外国人の方がふえておりますので、期待感もありますが、いろいろ先ほども申し上げましたけども現地でのPRとか、そういったことも含めて売り上げアップにつなげていきたいなというふうには考えております。 ◆12番(上田勝之君)  要は、その売り上げ目標、売り上げの予算書という売り上げの目標があるやないですか。その中で100万円アップを見込んであるんであれば、その100万円を上げるためにどうやって売り上げを伸ばしていくかということをしっかりと考えるためには、やっぱりもともとの、その先ほど向井部長や中前次長がお答えいただいたような部分をしっかりと調査した上で動向をつかんでいかんと、それでこういうお客さんが見えてくれるからこれくらいのこういうものを売っていこうとかいうところがなければ、とても100万円のアップなんかにつながらんと思うんですけどね。もともとパイがちっちゃいんで。だから、そうでないと、要は指定管理料と補助金で賄っているののさらに赤字が増していくということに当然なりますよね。そうではないですか。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  議員いろいろおっしゃっていただいているんですが、売店の中身の売り上げについては、隣、周辺の商売をなさっている方との兼ね合いもございますので、その辺もいろいろ加味させていただきながら、いろんな形で法人のほうにも意見を出していきたいというふうには思っております。 ◆12番(上田勝之君)  向井部長がおっしゃられることは理解できるんですけども、先ほどの例えば予算の繰越明許でも地域創生、地方創生の中でかなり観光関係が各種施策として取り入れられてるんですけども、もちろん市内、ほかの所でも、たくさん新宮市を訪れてくれる方が多いのはわかりますけれど、結構伸び率としては徐福公園いいと思うんです。しかも外国人観光客だと思うんで。そういったところをしっかりと把握された上で、徐福協会が一般財団法人になって今後どういうふうにしていくんかというところもしっかりと考えていくべきやないかと思います。この役員構成なんか見ると観光協会とかなり似通った構成になってるような感じも見受けられますし、市の職員の方以外を除けばです。そういった意味では、観光協会と一体となるようなことも考えていってはいいんではないかと、そういったもう少し全体ビジョンの中で徐福公園どうしていくかということもしっかりと考えていく。あるいはこの法人に対してもどうしていくかということを検討されるべきなんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  御意見いただいた中で、そういったこともこれから理事会、評議員会の中で考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 17番、大西議員。 ◆17番(大西強君)  ちょっと確認なんですけど、議長。今、ずっと質問と言ってますけど、質疑ですか質問ですか。 ○議長(榎本鉄也君)  質問です。 ◆17番(大西強君)  質問ですか。意見を言えるわけですね。 ○議長(榎本鉄也君)  大丈夫です。 ◆17番(大西強君)  わかりました。 ○議長(榎本鉄也君)  次に、番号6、一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について当局の説明を求めます。 中前企画政策部次長兼商工観光課長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第11号、一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について、御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成26年度の事業報告でございますが、1の川舟下りの利用状況につきましては、利用者数は3,243人で、前年度比プラス449人、16.1%の増加となっております。また乗船料収入では前年度比243万3,000円、25.9%の増加となっております。前年度は世界遺産登録10周年の影響で利用者数が増加したものの、収益的には非常に厳しい状況が続いております。 2の主な事業につきましては記載のとおりでございます。 続きまして、平成26年度の決算につきまして、御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部では、流動資産と固定資産を合わせまして資産合計4,962万1,314円、負債の部では、流動負債と固定負債を合わせまして負債合計98万5,397円、正味財産の部では、正味財産合計4,863万5,917円で、負債及び正味財産合計が4,962万1,314円でございます。 3ページをお願いいたします。 次に、正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部の経常増減の部では、(1)の経常収益計は1,598万508円、(2)の経常費用での事業費の計は2,040万9,723円、なお、一般財団法人に移行した関係で、平成26年度から寄附金として300万円を新宮市に支出することとなってございまして、事業費はこれを含んだものとなってございます。 次の4ページをお願いいたします。 管理費の計は15万4,584円となっております。経常費用の合計は2,056万4,307円で、当期経常増減額はマイナス458万3,799円でございます。 次に、経常外増減の部では、(1)の経常外収益はございません。(2)の経常外費用として固定資産除却損として2万4,719円を計上しておりますので、当期一般正味財産増減額はマイナス460万8,518円となり、一般正味財産期首残高5,324万4,435円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は4,863万5,917円でございます。 指定正味財産増減の部はございませんので、正味財産期末残高は、一般正味財産期末残高と同額の4,863万5,917円でございます。 5ページをお願いいたします。 次に、財産目録でございますが、貸借対照表で御説明しましたとおり、資産の部、流動資産と固定資産を合わせた資産合計4,962万1,314円でございます。 6ページをお願いいたします。 負債合計は98万5,397円となり、資産合計に負債合計を加えますと、正味財産は4,863万5,917円でございます。 続きまして、平成27年度予算書について御説明申し上げます。 予算書の1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、(1)川舟の運航に関する事業についてですが、乗船者数は回復傾向にあるものの、紀伊半島大水害以前の水準には遠く、経営的に厳しい状況が続いておりますので、今後もマスメディアや旅行会社等への積極的PR活動を行いながら、記載事業を実施してまいります。 (2)のその他につきましても、記載の事業を予定してございます。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、主なものを述べさせていただきます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益では、事業収益、乗船料収入1,295万円、市補助金400万円などで、経常収益計は1,704万7,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、主なものを述べさせていただきます。事業費は賃金627万4,400円、福利厚生費98万円、消耗什器備品費40万円、修繕費121万1,000円、燃料費125万円、委託料505万4,000円、支払寄附金300万円などで、事業費計は2,081万7,245円でございます。 次に、管理費でございますが主なものとして、委託料7万5,600円、租税公課7万1,000円で、管理費は17万4,600円でございます。 よって、事業費、管理費を合わせた経常費用計は2,099万1,845円で、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額はマイナス394万4,845円でございます。 3ページをお願いいたします。 経常外増減の部は、経常外収益、経常外費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス394万4,845円でございます。 一般正味財産期首残高4,863万5,917円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は4,469万1,072円でございます。 4ページには評議員・役員名簿を添付してございます。 以上、まことに簡単でございますが、一般財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 15番、松本光生議員。 ◆15番(松本光生君)  あれからの川の増水から川舟の事務所がしばらくないんですけども、熊野川行政局ですか、利用しているのは。これ、事務所というかそういう川舟基地の場所、つくる計画はないですか。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  お客様にも大変不便をおかけしている状態なので、一応計画上には上げさせていただいております。また、道の駅としてもそうした情報発信施設であったり、地域振興施設がない中で、やはり川舟センターをあそこに持って行く必要があるのじゃないのかなというふうには考えてます。 ◆15番(松本光生君)  市長のお考えをちょっとお聞きします。 ○議長(榎本鉄也君)  田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  今、次長が申しましたように、何とかもとの場所にそういう施設ができないかというのは、今、検討中でございます。 ○議長(榎本鉄也君)  6番、前田議員。 ◆6番(前田賢一君)  1ページに、前年度は10周年の影響で増加したものの収益的には非常に厳しい状況が続いているとあるんですけど、損益分岐点というのはどれくらいで見てるんですか。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  客数で申し上げますと、やはり5,000人ぐらいというふうに考えています。 ◆6番(前田賢一君)  今、船頭さんは何名、語り部さん何名で、乗船料はいくらなんですか。 もうええわ。後で教えて。そない100人も200人もないやろ、船頭。 それと、5,000人が損益分岐点ということなんですけども、今後、どういう方法で5,000人目標に観光客の増加活動を行う予定ですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  こちらもインバウンド向けのPRビデオでPRしてみたり、あとイベントと、最近、語り部さんが篠笛を吹いて乗船していただくというようなことも非常に人気になっておるらしいので、そういったイベントも民間の方で今考えていただいております。そちらのほうもネットで配信していただけるということなので、そういったことであるとか、舟をふやしていったり、そういったことも考えていきたいというふうに思っています。 ◆6番(前田賢一君)  紀伊半島大水害以降の濁水で、やっぱり観光客がふえん、乗船客がふえんということはあるでしょう。その乗船客の反応はどうですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  大分、当時に比べましたら改善はされているというふうに聞いてますし、最近は外国の方がとても多いということも聞いてますので、外国人の方の印象もなかなかよいというふうには聞いています。 ◆6番(前田賢一君)  市長、これね、J-POWERのあれに言うて、おまえとこ一遍乗りに来いと、一遍現状把握してみいと。世界遺産なんかこんなもんやということで。どっさり、今月は何名とかいうて、あれしやったら、これ5,000人になるんちゃうか。それぐらい言うたらなあかんと思うで。 ○議長(榎本鉄也君)  16番、屋敷議員。 ◆16番(屋敷満雄君)  昼食前で悪いんやけど、外国人が来る言うて話しとったやろ。外国人が来るの、これ舟乗りにくるんちゃうやろ。実際は本宮が外国人を職員に雇って、インターネットで熊野古道の誘客をばりばりやってんのやね。そのついでに来た人が川舟に乗ってくれやる。勘違いしたらあかんで、お前ら。 そやから、新宮市もやっぱり外国人を、さっきの並河君やないけども、中国語ができるとか英語ができる人をやっぱりばりばりとインターネット、こんだけの先ほどの前田賢一議員も言やるようにうちの新宮市が持っている観光産業に使える要素いうのはどこのまち、日本の中で一番観光的な財産持っているまちや思うで。車でたった15分で新宮市内走れるんやし、歩いてもろても1時間あったらほとんどのまち歩いてもらえるわ。そういうことをもっと活用するいうんかね。やっぱりまずは外国人と話ができる方が発信していただくと。 これもうちも残念なんやってんけど、市長も御存じのように山本さんいうてクロアチアから来られて、彼が亡くなってなかったら、残念ながら、彼は紀州熊野応援団でそういう発信を県からも委託されてやっていただくような予定で僕らも頑張っとったんや。残念なことに白血病で逝去されたんでできんけども。 やはり市長、本宮は何でこんだけ観光客が来るかいうたら、その位置が俺、大や思うで。いうのはうちも一緒。学校の教師でカナダ人が来られとったんや。その教師が本宮の太鼓にほれてそれで残ったんよ。彼は結局、発信のほうをやる、そういうようなところへ市が雇ってん。新宮市もこの前ずっとおったんちゃうんかいな。外国人、あの子どこへ行ったんや、あの人。あの外国人どこへ行った。去年から2年くらいまでおったんちゃうんか。今、新宮で雇ってないんか。どないしてんねん。ウェインさん。ウェインさん、どないなってんねん。 そういうね、やっぱり育てるということが新宮市は下手なんやね。それがやっぱり一つの問題点や思うで。やっぱりそういう発信力のある人に発信してもらう。僕ちらっとテレビしか見らんけど、北海道、ニュージーランドとかオーストラリアの人間が来て、ほれ込んで、あれどこのまちやったか、観光客がどっさり来よんの。スキーやらラフティングとか自然をね、飛行機でやってきとるがな。市長どう思う、真剣に考えてよ、これ。こういうこと、話したことないんか、部長。 ○議長(榎本鉄也君)  向井部長。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  議員御指摘の点は部内でもいろいろ議題に上っている点であります。今後、先ほど来も何回か答弁させていただきましたが、まちなか観光の中で、外国人を含めた中で、いろんな戦略を練りたいと思っておりますので、そういった戦略の案ができるまで、いましばらくお待ちいただいて、またお示しできるときがあると思いますので、議員各位から御意見いただいたものを踏まえまして、そういった策定に向けて努力していきたいというふうに思います。 ◆16番(屋敷満雄君)  最後に一つだけ言わして。地域包括ケアシステムの件でも、掛川市の件でも、あんたらもどうしてもまねせえということはできんけど、やっぱりええとこは市長、よそがやっとるええことはうちもまねしたらええんや、そんなもん。ぜひともそれ考えてよ。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  質問中ではございますけれども、午後1時まで昼食のため休憩をいたします。 △休憩 午後零時01分--------------------------------------- △再開 午後1時00分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほどの16番、屋敷議員の発言中、一部不穏当と思われる発言がございましたので、16番、屋敷議員の発言については議長におきまして会議録を調整し善処いたします。     (「了解」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  それから、もう1点。休憩前、6番、前田議員の質問について中前企画政策部次長から答弁の申し出がありますので、これを許可いたします。 中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  先ほど前田議員からの御質問ですが、船頭は現在11名、それから語り部19名です。乗船料につきましては大人3,900円、子供2,000円。チャーター船については運航時間内であれば3万5,000円、時間外であれば4万5,000円というふうになっています。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、質問を続けます。 1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  正味財産増減計算書の中の市の補助金のことについて質問させていただきます。 平成26年度は、世界遺産登録の10周年だからということで、ここの補助金が400万円だったかと思うんですけれども、ことしの平成27年度も同様に400万円の予算が計上されてるんですけど、それはどういった理由があるのでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  通常は300万円というふうになっております。ただ、まだ台風以降、収入もなかなか戻らない状況の中で、平成26年度に続きまして平成27年度も400万円をお願いしているところです。 ◆1番(北村奈七海君)  そうしますと、前は10周年ということで100万円の増額だったと思うんですけど、これに関連して何かイベントみたいなことをされるんでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  向井部長。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  本年度9月ごろの予定で、10周年イベントを何かしたいなというふうな計画はしております。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。去年はされなかったということでよろしいんでしょうか。去年というのは平成26年のことなんですけど。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  昨年は世界遺産10周年の関係で少し割り引き的なイベントをしたかと思います。ただ、今回についてはそういった形ではなく、ちょっと別な観点からのイベントを少し考えているところであります。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 10周年ということで、イベントとかをされるということでその100万円という支給の金額が決まっているのであればとてもわかりやすいかなと思うんですけど、100万円という金額の上乗せがどうしてされているのかなというところで、去年の6月の定例会でも同じような質問があったかと思うんですけど、補助金の算定基準というのは何かあるのかなと思って、何か定められている基準があるのでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  小谷財政課長。 ◎財政課長(小谷充君)  この川舟については、それなりの経営状況等なりを考えまして、本年度も昨年と同額の400万円という形でありますけど、その他事業につきましては、それぞれの事業の運営等も鑑みた上で補助金を決めているところでございまして、特段基準的なものがあるかと言われれば、現在、定まったものがないというところもありますので、今後はその点も含めまして考えていきたいというふうには思っております。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 去年も今後もぜひ考えますということだったんですけど、ことしも考えていただけるということであれば、どういった形で設置基準を決めていくスケジュールとかというのはどういった形で立てられていくのかなと思うんですけど。 ○議長(榎本鉄也君)  上路総務部長。 ◎総務部長(上路拓司君)  一般的なことを申しますと、補助金についてはその都度その都度、予算協議の中で額とか必要性に応じて決めているわけなんですけども、内部的には補助金等審査会という組織がございまして、所管課が要求してきた補助金については全てその審査会で可否あるいは金額を協議いたしまして決定した後、市長に報告して許可いただいてるというのがやり方でございます。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 そしたら、その審査会にかけられて予算というか補助金が決まるということですね。ありがとうございます。 そしたら、ちょっとまた質問が変わるんですけど、ことしはその事業受託収入というのがなくなってるんですけど、そこは何か理由があるんでしょうか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  昨年度は緊急雇用の事業を受けまして、嘱託職員1名の給与に充てさせていただいておりますが、ことしはございません。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 以上で質問を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  4番、大石議員。 ◆4番(大石元則君)  川舟の運航について1点お尋ねいたします。 晴天のときでも熊野川が土色に濁るときもあるんですけども、そのときは運航されているんでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  安全上支障がない場合は運航させていただいております。 ◆4番(大石元則君)  わかりました。 ただ、そういった場合、普通に考えると乗客からしたらちょっとイメージダウンになるんじゃないかという危惧がありましたんで質問させていただきました。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 次に、番号7、新宮港埠頭株式会社の業務報告について当局の説明を求めます。 山本企業立地推進課長。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君) (登壇) ただいま議題となりました新企推第44号、新宮港埠頭株式会社の業務報告について御説明を申し上げます。 1ページをお願いいたします。 平成26年度の事業報告でございますが、左側の数字が平成26年度、右側の括弧内の数字が平成25年度でございます。昨年1年間に新宮港を利用した荷役船数は、外貨荷役18船、内貨荷役647船、客船6船、その他20船で合計691船となっており、前年に比べて70船の減でございます。 貨物取扱量につきましては、外貨荷役の木材が2万8,464立方メートルで、前年度より3,253立方メートルの減少でございます。昨年から揚荷されておりますスターチは4,499トンで、前年度より599トンの増加、パルプにつきましては1万3,145トンで、前年度より516トンの増加であります。 次に、内貨荷役の取扱量でございますが、揚荷、積荷を合わせまして、前年度対比48船増の647船でございます。その内容でございますが、チップは揚荷で北越紀州製紙のチップ専用船ホクエツ・アイビスやベトナムからのチップを含め37万6,874BDT(ボーンドライトン)と前年度より7万3,857BDT(ボーンドライトン)の増でございます。積荷は20万198トンと前年度より8,198トンの増でございます。木材が5,312立方メートル、その他、道路用路盤材に使用されます高炉スラグが25万6,674トン、セメントが17万9,183トン、砂・砂利の積荷が15万3,544トンなどでございます。 続きまして、平成26年度決算について御説明を申し上げます。 2ページをお願いいたします。 まず、財務諸表の損益計算書につきまして御説明申し上げます。 貸方の営業収益及び委託管理収益、営業外収益の合計は12億6,584万6,714円で、その内訳は港湾運送事業営業収益として9億9,838万8,246円でございます。その内容でございますが、外貨荷役及び内貨荷役の荷役料収益が5億7,183万5,635円、積込料は1億5,825万5,528円、貨物保管料は1億1,377万5,026円、代理店収益は3,370万3,567円、貨物運送料は4,440万8,069円、タグボート作業による曳船料が1,484万4,000円で、その他収益6,156万6,421円は積み込み料、土場料、綱取放料、玉切料などであります。 委託管理収益の2億6,553万9,165円は、環境省の委託事業、港湾施設管理業務委託料でございます。 営業外収益の191万9,303円の内訳は、預金利息5万4,427円の金融収益と自動販売機手数料などの雑収入186万4,876円でございます。 これに対して、借方の営業費用及び営業外費用の合計12億6,584万6,714円でございます。内訳は港湾運送事業営業費用の9億6,755万9,689円で、内容につきましては港湾運送費の6億6,039万3,549円で、これは外注費、施設使用料、人件費等の直接経費であります。 一般管理費の3億716万6,140円につきましては、環境省の委託事業、港湾施設管理業務委託にかかわる費用と給料、手当、租税公課、水道光熱費など事務的経費で、間接経費であります。 営業外費用の788万1,051円の内訳は、金融費用の643万1,420円と借入手数料の128万7,500円でございます。 収益と費用の差額であります経常利益は、2億9,040万5,974円でございます。経常利益に固定資産売却益を加えた税引前当期利益から法人税充当額を差し引きました1億8,814万5,181円が当期利益であります。 3ページ以降に貸借対照表、固定資産他明細書、剰余金処分計算書、監査報告書を付しておりますので、お目通しのほどお願いいたします。 次に、別冊の平成27年度の事業計画及び収支計画について御説明を申し上げます。 1ページをお願いいたします。 木材、チップ、パルプ、セメント、骨材等の荷役、環境省との委託事業の終了、土地購入費の一部入金について今年度の見込み等を記載してございます。 2ページをお願いいたします。 収支計画書の経常収益でございますが、港湾運送収益は9億5,200万円を見込み計上をしております。内訳は、外航船荷役料収入4,100万円、内航船荷役料収入5億3,000万円、積込料1億3,000万円、保管料1億1,300万、その他収入1億3,800万円であります。それに代理店収益3,100万円、金融収益10万円、雑収入200万円を加えまして、9億8,510万円の経常収益を見込んでおります。 次に、3ページをお願いいたします。 経常費用でございますが、港湾運送費といたしまして5億5,000万円を計上いたしております。内訳といたしましては、外注費、施設使用料、人件費などであります。 また、一般管理費は1億3,110万円で、人件費とその他経費などであります。それに減価償却費7,800万円、研究開発費1,000万円につきましては、新規事業に対する開発費で、金融費用820万円につきましては、支払利子割引料などであります。 経常費用は7億7,730万円を見込み、収益と費用の差し引きは2億780万円となります。 なお、これらは全て去る5月29日に開催されました取締役会並びに株主総会において原案どおり承認をいただいております。 以上をもちまして、新宮港埠頭株式会社の平成26年度決算報告並びに平成27年度の事業計画及び収支計画の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  事業の計画のほうです。平成27年度の計画のほうの1ページになるんですけど、1、2、3、4、5、6、7とあって、土地の購入についてというところで、チップヤードの敷地約1万坪を10年契約で賃貸して、その一部をというふうに書いてあるんですけど、これについて詳しく御説明をお願いします。 ○議長(榎本鉄也君)  山本課長。
    ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  これにつきましては、非常にここ数年、順調な収益が埠頭株式会社、続いております。そのような中で、当然、現在は賃貸契約でございますが、平成29年3月に買い取りの時期が来ると。そのための内金として入金していただけるというふうに伺っております。 ◆2番(並河哲次君)  これは埠頭から市に支払いが行われている。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  はい、埠頭から市へ支払われるものでございます。そのとおりです。 ◆2番(並河哲次君)  この金額は当初契約した金額での支払いということになるんですか。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  当然この辺は支払賃貸料の支払いが終わった後に再度協議するということが契約書にもうたわれてますので、その時点で再度、新宮港埠頭側と協議ということになろうかと思います。 ◆2番(並河哲次君)  ちょっとまだ、ごめんなさい、完全に理解できてないんですけども、購入費の一部2億5,000万円を支払って支払賃貸料の減額を図りたいということは、10年間賃貸料を支払うお金と最後に買い取りをするお金というのがあって、そこを買い取りをするお金を早く払う分、その賃貸料を割り引くということになったんですか。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  賃貸料につきましては、平成27年4月から平米当たり55円のところを30円に値引きした形で賃貸料は値下げと。そして、その賃貸が終了いたします平成29年3月の時点での買い取り、これはこの価格というのは今わかりません。そのときになってまた協議しないといけません。そのためのそこへの内金というふうにお考えいただきたいと思います。 ○議長(榎本鉄也君)  向井部長。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  新宮港埠頭株式会社とこの土地の貸し付けについて特別な売買契約をしてございます。それが平成29年3月22日に満期を迎えるんですが、そのときに当然その契約にうたった金額で購入していただくということで履行していただくことになるんですが、その契約書の中に一部その金額を支払いをすることができるというふうにうたってございまして、この経営状況の中である程度、今、資金繰りの中でその一部を先に支払いをしておきたいという申し出がございましたので、その分、一部2億5,000万円ですね、その内金として支払いたいというのがこの項でございます。 ◆2番(並河哲次君)  理解が遅くて申しわけありません。一部先に払っていただけるということはわかったんですけど、わからない部分が、支払賃貸料の減額を図りたいというのは新宮港埠頭が支払賃貸料の減額を図りたいということなんですよね。その減額は、これはいつの分の減額を図りたいということに、どのぐらいの減額という、さっきの御説明をちょっと。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  新宮港埠頭株式会社から賃貸料について近年のそういった状況を鑑みる中で、要望書が出されております。その中で種々議論をさせていただきながら、平成26年度中については、これまでの賃貸料ということで支払いをいただいております。平成27年度について何らかの答えを出さないといけないというところがここの文言になってるかと思います。 ◆2番(並河哲次君)  そうすると、市としてはその要望書を受けて今、平成27年度、もうでも始まっているので平成27年度の賃貸料が先ほど引いた形でというお話やったんですか。ちょっともう一度お願いします。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  そのとおりでございます。平米55円のところを平米30円にさせていただきましたので、その分、引いた形で平成27年この4月からお支払いをいただいております。 ◆2番(並河哲次君)  その辺は市がもらう契約が変更になったというところだったんですけど、その辺は総務建設委員会とかではもう説明とかはあったんですか。 ○議長(榎本鉄也君)  亀井副市長。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  ここでの減額という意味は、これまで新宮港埠頭に対して、はっきりした面積はちょっと覚えてないんですが、多分1万坪あったと思います。1万坪に対して月々幾らという単価でいただいておりました。今回この2億5,000万円を内金としていただくことによって、面積そのものも当然減ってきますので、その辺は新宮港埠頭株式会社としたら賃貸料が安くなると。今まで平米当たり幾らということでうちのほうへ支払っていただいておったんですが、その面積が少なくなるということになりますので、埠頭株式会社としたらその賃貸料が安く済むという意味でここへ書かれておるということで御理解いただきたいと思います。 ◆2番(並河哲次君)  今の副市長の御説明、わかりやすかったんですけども、では55円から30円というのは、この面積、内金で支払っていただいた面積の変化に合わせて積算されている数字という理解でいいんですか。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  この減額につきましては、変更契約の申し出、埠頭からの文書に基づいて、先ほど企画部長も申し上げましたように、これは改定できると契約書にもありますから、その辺は現状の不動産鑑定評価とかそういうものにも照らし合わせての減額ということでございます。 ◆2番(並河哲次君)  新宮港埠頭のほうから税収もあるでしょうし賃料もあるでしょうしということでと思うんですけども、何かそういった契約、当初していた契約の変更ということをそれこそ委員会のほうに説明して変更するというような話というのはできたらよかったんかなと思ったんですけれども。 ◎企画政策部長(向井雅男君)  副市長のほうから言われましたことについてとは別に、先ほど僕、要望書の件を言いましたけど、平成26年度から出てて、そのことについて何らかの回答をしていかないといけないと。そのことについては、今年度協議をさせていただきながら、どうでしょうかね、9月前の総務建設委員会のあたりでは何らかの報告をしなければいけないのかなという判断はしてございます。 ◆2番(並河哲次君)  今後についてはそういうことだと思うんですけども、既に賃料を変更しているという分については特に話がなかったということだと思うんで、そこはその次のとき、この購入の段階では事前にお話をしていただけたらいいのかなと思いました。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  賃貸料の件については、平成26年度当初予算の中で減額で見込んでおりました。といいますのは、用地そのものというのは非常に評価額そのものは落ち込んでます。福山通運への販売やとかそういった金額というのも、鑑定評価に基づいた金額で売買いたしました。そういう全体的な話の中で、賃貸料かなり高いやないかと。端的に言えば、当時の坪10万3,000円だったと思いますけども、10万3,000円に基づいた金額で面積で賃貸料をいただいておったんですが、福山通運とのそういった評価額そのものが5万円程度の金額になってきたというような中で見直しを図っていくということで、平成26年度の当初予算で減額ということで予算編成をしたんですが、現実的には新宮港埠頭のほうへは平成26年度に安くするという部分は適用せずに、そのままの金額でいただいてきたということです。 平成27年度については、その辺も含めてこれから詰めていく必要があるというふうに思っておりまして、委員会のほうへはまだまだお話しできていないという部分もあります。そういうことで、これから金額的なものも含めて協議していく必要があるというふうには思ってます。 ◆2番(並河哲次君)  わかりました。お願いします。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  12番、上田議員。 ◆12番(上田勝之君)  今、副市長から並河議員に対するお答えがあったわけですけれども、私もちょうど同様にここの点が非常に気になったんですけれども、先ほどの副市長の答弁ですと、一部もう買うわけですよ、内金じゃなくて。面積が減って賃料が減るというようなお答えやったんじゃないですか。じゃ、もう買い取り価格平米当たり決まってこなおかしいんじゃないんですか。面積が減るんでしょう、賃貸料。 ○議長(榎本鉄也君)  副市長。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  今回、新宮港埠頭との関係の処置については、あくまでも内金処理ということですから、面積的な部分というのは何平米分ということは決めておりません。 ◆12番(上田勝之君)  ということは、面積は減らないということですよね。先ほどのお答えと違いますよね。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  全体的には面積は減らないです。ただ、実際上、内金としていただいた以上は、丸々その内金を除いた金額でいただくということはいかがなものなのかということになりますので、こういうような、新宮港埠頭としたらこういう処置をしていきたいということだと思います。 ◆12番(上田勝之君)  実際に平成29年3月末を迎えるのが2年を切ってきた中で、新宮港埠頭の経営がある程度順調なように、特にチップの関係に関しては順調なように見受けられるんですけれども、じゃ、販売価格としてはどういうふうな方向性をお考えなんですか。 ○議長(榎本鉄也君)  山本課長。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  平成29年3月が到来いたしましたそのときの鑑定評価等々を加味しまして、お互い協議の上で、それは購入価格を決めていきたいというふうに思っております。 ◆12番(上田勝之君)  つまり土地開発公社を解散して三セク債、清算する起債を起こしたわけですよね。そのときに新宮市はもとの簿価で買い取ってるわけですよね。当時の約束と、順調なわけですから経営が。そこら辺をどのように考えていかれるかというと、今の当局側の答弁を聞かれると、やっぱり下げていかざるを得んなというふうな方向性というのは、ある程度ニュアンス的には感じられるわけですけれども、その辺は十分協議をしていかれるということですか。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  そのとおりでございます。 ◆12番(上田勝之君)  それと新宮港埠頭、食縁という会社に出資をしてるわけですよね。今後、ここの7番から下にまた新たに新規事業を立ち上げようとしていかれるわけですよね。こうやってどんどん手を広げていかれるという考えが非常に強く打ち出されてるんですけれども、その辺についてはいかがですか。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  この事業に関しましては、食縁とは別に新宮港埠頭株式会社が調査・研究するための費用として計上させていただいております。主にはブリのカマを用いた燻製、もちろんこれはブリだけでなくほかの魚も、近辺でとれる魚もいけるんじゃないかというようなことを聞いております。 ◆12番(上田勝之君)  例えば、食縁から出る部分を生かして新宮港埠頭が実際に事業に乗り出すというような考えのもとにこの研究を進めていくということですか。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君)  当然ブリのカマの燻製にするもとはといいますと、食縁から出るブリの頭、カマの部分を使ってやるということでございます。そのように聞いてます。 ◆12番(上田勝之君)  新宮港埠頭というのは、どんどんそういう事業範囲を広げていきたいというお考えなんですね。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  新宮港埠頭からお聞きしてるのは、確かに今、課長からも話がありましたけれども、食縁との絡みもあろうかと思います。ただ、地元の企業、組合とも協議しながら、その辺のことをこれから計画していくと。新宮港埠頭独自でこの事業を計画していくという意味ではないと思います。周辺のそういった漁業組合ともその辺の話というのはされておると思います。ですから、独自に全てを計画中ということではないというふうにはお聞きしてます。 ◆12番(上田勝之君)  新宮港埠頭、先ほど来、新宮港第二期工事の用地の買い取りの件があります。それ以降、それがきちんと済むまでは余りどんどん進んでいく、広げていく、そこまで経営が順調でしっかりと買い取っていただかないと、いわゆる第三セクター等改革推進債、清算における起債の返済というのが狂いが生じてくる可能性もありますよね、当然。やはり土地の購入代金を下げるということは、第三セクター等改革推進債を使って清算をした部分とその辺の整合性をしっかりと考えていただくようにしていただきたいと思います。終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 次に、番号8、一般財団法人新熊野体験研修協会の業務報告について当局の説明を求めます。 名古農林水産課長。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君) (登壇) 一般財団法人新熊野体験研修協会の業務報告をさせていただきます。 それでは、1ページをお開きください。 まず、事業報告ですが、利用者は前年度と比較してかなり減少しておりますが、入浴料金の値上げ及び燃料の値下げや歳出削減に努めた結果として、当期純利益32万6,867円を計上しております。 また、公益目的財産収支差額はマイナス231万1,481円で、公益目的財産残額は2,449万4,718円となっております。 収益事業につきまして、宿泊関係では昨年度より687人少ない1万484人となっており、売り上げについても221万4,440円の減少となっております。 なお、宿泊者数は前年度より1,123人少ない1万44人となっております。 2ページをお願いします。 入浴関係で見ますと、利用者数は4万8,049人で、前年度より8,535人減少しておりますが、売り上げは入浴料の値上げにより昨年度に比べ185万282円の増額となっております。売店関係につきましては、利用者数の減少や買い控えにより前年度に比べ112万2,175円の減収となっております。今年度におきましても、電気代の値上げや利用の手控えが予想される中、いかに売り上げ増を図っていくかが課題となっております。 次に、貸借対照表について御説明いたします。 3ページをお開きください。 まず、資産の部ですが、流動資産、固定資産合わせました資産合計が3,624万5,643円でございます。 次に、負債の部ですが、流動負債、固定負債合わせまして496万4,328円でございます。資産から負債を差し引いた3,128万1,315円が正味財産となり、当年度の当期純利益は、先ほど事業報告でも報告させていただきましたが、32万6,867円でございます。 貸借対照表記載に係る詳細は、4ページから5ページにかけての正味財産増減計算書と6ページから7ページにかけての財産目録に記載のとおりでございます。 次に、平成27年度事業計画について御説明いたします。 予算書の1ページ及び2ページをお願いします。 平成26年度同様、二つの公益事業と収益事業からなる事業で当協会を運営していくこととなります。損益計算ベースでの収入については、3ページに記載のとおり経常収益の総額は8,532万9,000円を見込んでおり、昨年度と比較して9万5,000円の増となっています。一方、経常費用の総額も8,532万9,000円で、その内訳は4ページから5ページに記載のとおりですが、差し引き同額となり、平成27年度の正味財産の増額は見込んでおりません。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君)  収入のほうで、収益で受託事業というのは去年度もその前も1,500万円近く一千四百何十万円とあるんですけど、平成27年度の予算では1,000万円くらいしか計上してないんです。それはなぜなんでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  名古課長。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  すみません。そこは確認しておりません。ちょっと時間をください。後ほどお答えさせていただきます。 ◆5番(松畑玄君)  去年の予算額と比べてことしも同じ額なんです、1,000万円ちょっとで。400万円以上変わってくるような、しっかりと精査してまた教えてください。 ○議長(榎本鉄也君)  亀井副市長。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  平成27年度の収支予算書を見る限りは1,006万4,000円の金額というのは前年度と同じです。ただ、平成26年度の事業の中で恐らく受託した事業がふえてきた結果、決算のほうは1,500万円近くになっているということだと思います。 ◆5番(松畑玄君)  去年度もその前も、大体この受託の収入はそんなに変わってない、1,450万円ぐらいありまして、だけど予算額ではことしも去年度も1,000万円ちょっとと。こういう中で、400万円も超えて変わってくるような予算の立て方はいかがなものかなと思いまして、ちょっと聞かせてもらいました。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  中身そのものはちょっと私も承知してない部分がありますので、後で確認して担当課のほうから答弁したいと思います。 ○議長(榎本鉄也君)  2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  宿泊者数が千何人減少したということでよろしかったですか、今の御説明。 ○議長(榎本鉄也君)  名古課長。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  本当の宿泊者につきましては1,123人少ないということです。 ◆2番(並河哲次君)  ここの事業報告書を見ると、宿泊者も1,123人減少して、観光客の利用も減少して、非常に厳しい状況ですというふうに読めるんですけども、和歌山県とかこの辺の周辺市町村でも観光客とか宿泊客というのが今、減っているわけではないはずで、むしろ変わらないか微増ぐらいの形だと思うんですよね、出てる数字としては。そういう中で、市としてはここに今は指定管理料860万円とか、ほかの施設の管理も受託してもらったりとかをしてると思うんですけども、環境としては、さっきの徐福公園もそうですけど、環境としては変わらないか上がっていってるはずという中で、でも来る人は減っていて施設としては厳しいですということに対して、市としては例えば川舟だと先ほど300万円だったのが400万円に上げてる状態なんですけども、ここの施設に関しても、このまま例えば状況としては変わらないか上向いているのにこのまま同じ指定管理料を支払ったり、ここが厳しくなればそれをふやすということになるんですか。どういう考え方ですか。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  指定管理料につきましては、そういう考え方でいいのかなと思います。 ◆2番(並河哲次君)  厳しくなったら指定管理料はふやしていく方向ということですか。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  もちろん中身については、経営状況等については、うちもしっかり見ますけど、その辺は協議の余地はあるのかなと思います。特に平成26年度に利用量が減った要因としまして、平成26年4月に値上げさせていただいた、あと、中に書いてますけども、市内にそういう宿泊施設ができた、そういう部分もありますので、平成26年度はかなり落ち込む、そういう報告をいただいております。 ◆2番(並河哲次君)  市内に宿泊施設ができたということとかは、それはもちろん影響はしてるのかもしれないですけれども、だからここの経営状況が厳しくなったから市がお金をさらに払いますというのは絶対あり得ない話なわけで、なのでこの一つの事業体の経営状況がどうかというだけじゃなくて、じゃ本当に宿泊業とかというのは厳しい今、状況に置かれている、周辺は、というのも市としては見ないと変ですよね、明らかに。周辺は上向いているのに、ここは下がってて、それに対して市はこれまでどおりのお金を払います、もしくはさらに下がったらふやしますというのは。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  ふやすということを断言してるわけじゃなしに、そういうこともあり得るという、そういう趣旨です。 ◆2番(並河哲次君)  逆に、今、状況としては例えば環境が、ここがどうかではなくて周辺の宿泊業とかの環境がどんどんふえてると、観光客がふえてる、宿泊数がふえてるという中で指定管理料は、ここの事業がどうではなくて、そっちがふえてれば減らすということも十分できるはずだからこのぐらいの額に減らしていきますよということも言っていかないと、事業体としての、これだけいつもお金をもらいますというふうに決まってたら企業努力のモチベーションにつながりにくいと思うんですけども。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  それは当然あると思います。 ◆2番(並河哲次君)  そこはあるということなんで、市としてお金を、1,000万円近いお金をずっと支出し続けるということにもいかないと思うので、これに関しては、ここだけじゃないですけども、指定管理料とか受託してもらう補助金に関しては、市として今後こういう意思でいますという、例えば下げていくこともあり得ますということもしっかりと言って事業をしていただく必要があると思うんですけど。 ○議長(榎本鉄也君)  亀井副市長。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  指定管理料そのもをふやすふやさないということは、そう簡単にできることではないと思います。指定管理料そのものは、その施設を維持管理していく上で必要な経費として市で予算を組んで指定管理をお願いするということですから、経営状況を中心にして指定管理料を算出しておるということでは決してありません。ただ、事業を受託した財団としては、当然事業活動の中でそういった収益を目指していくと、事業収入をふやしていくということは努力していただくということになりますので、指定管理料を要するに経営状況が非常に悪いから指定管理料をふやすという考え方で金額を決めておるということではないので、その辺は御理解をいただきたいというふうには思います。 ◆2番(並河哲次君)  副市長の観点もあると思うんですけど、市としてこれだけのお金をずっといろんなところに何百万円、何千万円というお金を出し続けれるのか。例えば指定管理者として、ここは特命指定にしてますよね、たしか。先ほど向井部長は特命指定はほぼしない、一般財団法人とかに対してはなかなかしないものであるというお話だったですけど、ここは水害のときも含めて特命指定にして指定管理者、だから860万円ももらわなくてもできますよというところが来るかもしれなかった。でも、それはしなかった。市としては860万円プラスもうちょっとほかの事業もどんどん払い続けている。だから、市はそれを選択したんですよね。もうやってもらうというのを、ここにやってもらうというのを意図的に選択したわけですよね。なので、じゃ、ほかのところにやってもらってもうちょっと安くできないかとかの検討は少なくとも前回はしなかったわけなんで、じゃ、やっぱりここにやってもらう中でどうするのかというのを市としても考えて動いていかないといけないと思います。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  名古課長。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  先ほどの松畑議員の質問なんですけども、受託事業が1,400万円程度、決算で出てますけども、予算のほうで1,000万円ほどしか上がっていないということなんですけど、予算書の損益計算ベースの地域社会の発展事業の470万円、これが1,400万円の部分の一部になります。予算書の470万円の地域社会の発展事業とその下の受託事業収入とを足していただいたのが予算という形になります。 ○議長(榎本鉄也君)  5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君)  それと、自然文化体験事業というのは、これは何なんですか。これも受託に、上にある300万円というのは。 ○議長(榎本鉄也君)  名古課長。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  それは山登りツアーとかそういうもので協会が企画してやるもので、受託事業ではございません。 ◆5番(松畑玄君)  それはこの1,400万円の受託はこの二つ足した額がということ。この中で指定管理料とかも全部入って1,400万円。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  決算でいう1,400万円何がしという数字はそういう部分を全部足した、いわゆる受託する部分の事業を全部上げております。予算のほうはちょっと公益事業と収益事業と分けておりますけれども。 ◆5番(松畑玄君)  それやったら大体この額になるということですね。わかりました。 ○議長(榎本鉄也君)  16番、屋敷議員。 ◆16番(屋敷満雄君)  こういうこの施設も最初は新宮市が直営でやっておって、年月がたって指定管理になってきたんやけども、若い議員になると今までのいきさつがわからんから、指定管理にお金がかかるとか何やかんやいう問題は今後とも発生すると思うんですよ。ただ、僕も16年前、議員にならしてもろたころ、たしか高田のグリーンランドは大変な状態やったと記憶しておるんです。どうするこうするいうことが常時議題になっておったと思うんです。ただ、その当時、高田の今のメンバーがかなり苦労された時期があったと。転機になったのが、白鴎大学が春季の野球のキャンプに来ていただいた。それから、社会人の三菱重工名古屋、それから王子製紙、近畿大学、いろんな大学がキャンプに来ていただき、またもう一つ、使用したくろしおスタジアムが非常に設備がいいと。その中でとりわけ雨天練習場がなかったもので、雨天練習場をその当時の市長に白鴎大学の黒宮監督が直訴されて、あのとき3億何千万円かかって雨天練習場を整備し、たまたまあの当時、今ソフトバンクでレギュラーになって頑張ってる高谷君がスカウトの目にかかり、8球団のスカウトが来られて、あの球場と雨天練習場を見られ、非常によい球場やということをマスコミ関係とともに口コミで発表されたと。その翌年には、ヤクルトで今、頑張ってる飯原君がスカウトにかかり、まあそういうように徐々に認知され、あのキャンプで近畿大学の前監督の榎本君が新宮高校野球部出身やったというので、広島県でキャンプしてたのをこの地でやっていただくようになったと。それで今や、2月、3月はもうどこの球団、学校も、来てもいっぱいで使用できないという状況になっていると。 確かにその瞬間瞬間を見ていけば、確かに今、今回見ていくと8,000人ですか、温泉に入浴される方が少なくなったと。これは確かにもう400円から入浴料を500円に100円上げた影響やと思うんですけど、どうですか、当局、減った理由は、8000人も減った理由は。どう考えておられますか。僕は100円のその違いは、かなり大きいと思いますけど、どうですか。 ○議長(榎本鉄也君)  名古農林水産課長。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  はい、それはあると思います。 ◆16番(屋敷満雄君)  今、見ますと、ボイラー代が、重油代が燃料が高くなるということで言われとったんですけど、本年の予算を見ますと1,700万円、前年度が2,000万円、300万円程安くなっておるんですよね。やはり人間、100円の入浴料が高くなるということは、地元の人が入るんですから、僕もたまには行かせてもらってるんですけど、大きいですよ。ある程度それは400円で我慢するべきやったんじゃないかと思ってますよ。 もう一つ、今後、来年のキャンプで近畿大学は来るんですか、どうですか。これ、いかがですか。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  申しわけありません。そこは聞いておりません。 ◆16番(屋敷満雄君)  その辺は非常に大きな問題なんです、市長。うちは熊野市と違って、担当が役所もある、グリーンランドもある、くろしおスタジアムも、三つのところをばらばらで通さんと球場がとれない。片や、熊野市のグラウンドは旅行会社かな、市役所と、もう一つ何かあるんやな、その三つがもう1本にしとんで。これだけうちみたいにばらばらで担当がわからんいうとなると、これは非常に問題あるよ。ですから、これはやっぱり営業的にも、向こうも幾ら努力しても、議会では指定管理料が高すぎるやないかと怒られる。一生懸命頑張っても頑張りようがない。窓口を一つにして営業にも行く、これは僕は市長にも亀井副市長にも、みんなに見せてますけど、白鴎大学はキャンプに新宮に来たいと年賀状まで書いて、来たいと言うとるねん。たまたま近畿大学の動向によって来ることができるかどうかわかるから来ないんで、白鴎も近畿大学と一緒にキャンプしてくれる。たまたま1週間のずれで重なる部分が出てきたから、白鴎大学は1回、近畿大学に譲りましょうということで、来年、来ようと思ったら来れんかったと、そういう事情があるんよ。ここは温暖な地域で、まして人間が非常に温かいということで、キャンプする野球関係者にとって非常にありがたい場所なんよ。そういうような本当に来たい人が使えるような球場はどこにもない。市長、これはどうしても1本にまとめて、来やすい環境をつくってくださいよ。いかがですか。 ○議長(榎本鉄也君)  田岡市長。 ◎市長(田岡実千年君)  そういうところも研究しなければなりませんが、今のところ宿泊とグラウンド、別々の申し込みということで御指摘でありますが、これから研究を……。 ◆16番(屋敷満雄君)  もう一つ、民間の新宮市内の宿泊施設の方が、全部うちのほうへキャンプの依頼があっても全部、高田グリーンランドを押さえられておるという不満もあるんよ、これ。そやから、その辺もきっちりと窓口を一つにして、それでこれが誰からも文句を言われず、文句ができないような形をつくってください。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  12番、上田議員。 ◆12番(上田勝之君)  先ほどの松畑議員が聞かれておった点なんです。 地域社会の発展事業が、正味財産増減計算書4ページのところでは25万5,960円で、平成27年度の収支予算書(損益計算ベース)という平成27年度の予算書では470万円になってるわけですよね。その受託事業の合計としては1,400万円余りということで両方とも総額としてはそう変わらないと思うんですけど、ここら辺の平成26年度の正味財産増減計算書の書き方と平成27年度の収支予算書の書き方の差異というのは、どういうことなんですか。 ○議長(榎本鉄也君)  坪井水道事業所長。 ◎水道事業所長(坪井辰実君)  申しわけないです。3月まで農林水産課長でおりましたんで、ちょっと御説明させてもらいますが、まず松畑議員の受託事業の金額の差異、これにつきましては受託事業、決算書では公益事業、収益事業をまとめてとにかく受託事業としては1,400万円何がしありますよと。それで、予算書のほうを見ていただくと、ここの2ページの3番、受託事業に関する業務という中で、公益事業ではデイサロン事業、(1)、(2)、(3)、(4)とあるんですが、その中の3ページの470万円、これがデイサロン事業で、地域社会の発展事業の受託の470万円と下の受託事業収入の1,000万それを合わせて1,500万円ぐらいになりますよと。上田議員がおっしゃる地域社会の発展事業、決算のほうでは二十何万ですが、それはこの地域発展事業の中の受託を除いた部分で地域発展事業の中の二十何万、細かい話ですがもろもろそういう公益事業をやってると、そういう形の理解をしていただきたいと思います。 ◆12番(上田勝之君)  公益事業とそれ以外の部分ということに分けられるかと思うんですけども、それでしたら例えば収支予算書のほうなり何なりもう少しそこら辺の記載というんですか、そういったことをぜひ検討いただけたらと思いますんで。 ○議長(榎本鉄也君)  名古課長。 ◎農林水産課長兼農業委員会事務局長(名古一志君)  そうします。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 15分程度休憩いたします。 △休憩 午後2時04分--------------------------------------- △再開 午後2時17分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 番号9、公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について当局の説明を求めます。 畑尻文化振興課長。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君) (登壇) ただいま議題となりました新教文第44号、公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について御説明申し上げます。 平成26年度決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成26年度の事業報告でございますが、掲載しておりますとおり、①から⑪までの事業を行っております。入館者数は3,436名でございました。資料の寄贈につきましては、菊池なつみ様ほか計14名の方々より書籍類30点、また高橋百百子様ほか計7名の方々より書簡、写真などの76点の品々を御寄贈いただいております。 次に、平成26年度決算でございますが、2ページをお願いいたします。 初めに、貸借対照表でございます。 資産の部では、流動資産が283万3,940円、固定資産が6,000万円で、資産合計は6,283万3,940円でございます。負債の部では、流動負債が71万3,077円、固定負債はございませんので、負債合計は71万3,077円でございます。 正味財産の部では、正味財産合計が6,212万863円、負債及び正味財産合計が6,283万3,940円でございます。 3ページをお願いいたします。 次に、正味財産増減計算書でございます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益でございますが、その主なものといたしましては、基本財産運用益として4万6,510円、事業収益として904万5,710円、内訳につきましては、入館料、受託事業収益、施設管理事業収益、売店事業収益でございます。それらを合わせた経常収益計は940万3,769円でございます。 次に、経常費用でございますが、事業費は889万6,513円で、主なものといたしましては、給料手当が228万9,863円、臨時職員等の賃金が221万4,637円でございます。 4ページをお願いいたします。 管理費は43万6,741円で、主なものといたしましては、給料手当が17万2,355円でございます。事業費、管理費を合わせた経常費用計は933万3,254円でございます。経常収益計から経常費用計を差し引き、当期経常増減額は7万515円でございます。 また、経常外増減の部は、経常外収益として、前期損益修正益の計上により、当期経常外増減額が2万9,871円となり、当期一般正味財産増減額は10万386円でございます。一般正味財産期首残高6,202万477円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は6,212万863円でございます。 指定正味財産はございませんので、正味財産期末残高は、一般正味財産期末残高と同額の6,212万863円でございます。 5ページをお願いいたします。 次に、財産目録でございますが、貸借対照表で御説明しましたとおり、資産合計6,283万3,940円、負債合計71万3,077円、正味財産は6,212万863円となります。 なお、6ページに決算監査報告書を添付してございますので、御参照くださいますようお願いいたします。 続きまして、平成27年度の予算書について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 まず、平成27年度の事業計画でございますが、一つ目に顕彰事業、二つ目に資料・研究事業、三つ目に交流・普及事業、四つ目に管理運営と受託事業を行うというものでございます。 2ページをお願いいたします。 正味財産増減予算書でございます。 一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益でございますが、その主なものといたしましては、基本財産運用益として3万7,500円、事業収益として911万1,000円、内訳につきましては、入館料、施設管理事業収益、売店事業収益でございます。それらを合わせた経常収益計は917万9,240円でございます。 次に、経常費用でございますが、事業費用は857万9,920円で、主なものといたしましては、給料手当が235万7,503円、臨時職員等の賃金が249万8,600円でございます。 3ページをお願いいたします。 管理費は57万5,510円で、主なものといたしましては、給料手当が17万7,447円でございます。事業費、管理費を合わせた経常費用計は915万5,430円でございます。経常収益計から経常費用計を差し引き、当期経常増減額は2万3,810円でございます。 経常外増減の部は、経常外収益、経常外費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額は2万3,810円でございます。 一般正味財産期首残高6,202万2,693円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は6,204万6,503円でございます。 指定正味財産はございませんので、正味財産期末残高は、一般正味財産期末残高と同額の6,204万6,503円でございます。 以上、平成27年度予算書の報告とさせていただきます。 なお、4ページには役員名簿を添付してございます。 以上、まことに簡単でございますが、公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 2番、並河議員。
    ◆2番(並河哲次君)  3ページなんですけども、決算のほうの正味財産増減計算書のほうなんですけど、入館料が減ってるのは来られた方の人数が減ったからだと思うんですけども、逆に売店の事業の収益は上がってるんですよね。これはなんかちょっと、どういう、どのぐらい人が減ってでも収益が上がったのかというのをちょっと、なぜ収益が上がったのかというのを御存じでしたらお願いします。 ○議長(榎本鉄也君)  畑尻課長。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  佐藤春夫記念館の入館者数につきましては平成25年度3,115名でございます。平成26年度については3,436名で上がっておりまして、この関連性につきましては、無料の入場者がふえていると、小中学生については土日が無料であるとか、あるいは命日の際には無料で入館していただいてるといった状況で、そういった関連性になっております。 また、収益につきましては、売り上げの部で入館者数とは関係なく購入されるという部分があります。図録の「佐藤春夫」であったり、またレターセット、一筆箋といった販売をやっておりますので、そういった売り上げが伸びているというところでございます。 ◆2番(並河哲次君)  ほかのところとの比較でお聞きしてみたいのが、ほかのところは結構観光の方というので、外国人の方がふえているという話があるんですけど、こちらのほうはそういったことというのはあるんですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  特に入館者数の国別の統計というのはとってございません。そういった中で、佐藤春夫につきましては台湾、中国のかかわりもございますし、昨年については台湾と中国、憧憬の地台湾と中国に寄せてという企画展も行いましたし、そういった関連性はございますが、特にそういったことでの国別の入館者数ということについては分析しておりません。 ◆2番(並河哲次君)  こちらの場合は公益財団法人になるんで、もっと人が来てもっと例えば指定管理料を減らしてみたいなふうには短絡的にはならないとは思うんですけど、入館者数的には1日10人いないのかなという感じなんで、そこは施設を生かすという意味ではもうちょっとできることはあるのかなというのがこれを見させてもらった印象ですが、新しく何かをしていくというわけではないのですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  特に新しくということではございませんが、毎回特別展であったり企画展というのを企画してやっております。そのことについては、佐藤春夫記念館の入館者数の増にもつなげますし、また佐藤春夫自身を顕彰していこうという目的でもありますので、別の会場でやったりもしております。 ◆2番(並河哲次君)  以上であります。 ○議長(榎本鉄也君)  1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  ちょっとまた補助金のことで質問があるんですけど、平成25年から平成27年度の予算にかけて補助金の金額が801万1,000円となっているんですけど、これは3年間変わらずこの金額になってるんですけど、3年間の中で補助金の見直しというのはないのでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  畑尻課長。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  はい。ただいまの801万1,000円につきましては、指定管理料としてお願いしている料金でございます。この額については、平成24年度から平成28年度までの指定管理の契約となってございまして、特に変更予定はございません。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 そしたら、平成28年度で指定管理が終わった後はどうなるんですか。 ◎文化振興課長(畑尻賢三君)  はい。その時点につきましては、また、この佐藤春夫記念会につきましては公益財団法人というところで、公益目的を主にした特別な事業を行っていただいております。そういった中で、平成28年度に指定管理が切れる際には、その収益あるいはいろんな動向を鑑みまして、その指定管理料については検討していくということになろうかと思います。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 そしたら、そのときには、さっきふれあい公社の話でもあったような補助金の審査会というものにかけられて、また補助金というものは、金額は決定されていくんでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  小谷財政課長。 ◎財政課長(小谷充君)  北村議員が今おっしゃっていただいたのは指定管理料のほうなので、補助金のほうとはまた別の形になると思います。補助金については、先ほど総務部長からもおっしゃったように、補助金審査会のほうで審査しながら図っていくということになります。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 そしたら、平成28年度の見直しのときに、やっぱり私としては基準があったほうが、市のお金を使うという意味でもやっぱりあったほうがわかりやすくて、なおかつ審査会のときに都度都度基準が変わっていってしまうとその恣意的な形での運用というのもできなくはないかなと思うんですけど、やっぱり基準というのはそのときには考えられていくんでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  上路総務部長。 ◎総務部長(上路拓司君)  指定管理料というのは一種の委託料でございまして、補助金とはかなり性格の違うものでございます。指定管理、先ほどから出てますように特命であったり公募であったりと決めてるということなんですけれども、例えば3年間の指定管理料を積算したら、議会のほうには3年間の債務負担行為を打たせていただきまして金額を決定する。それについては年度間協議は行いますけれども、基本的には例えば3年であれば3年間の毎年の指定管理料は変わらない、その一定の金額でもって指定管理を受けていただいた団体が御自分の経営努力でもって収益が上がるように努力していただくということになりますので、恣意的に金額を決めたりとかするわけではなくてそのときの、例えばグリーンランドであれば軽油の値段であったりとか維持管理にかかる経費であったり、あるいは人件費の経費であったりを積算して適正な指定管理料を決めております。補助金とはかなり性格を異にするものでございますので、その点は御理解をいただきたいと思います。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 質問を終わります。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。--------------------------------------- △日程5 市報告 ○議長(榎本鉄也君)  日程5、市報告を議題といたします。 番号1、公設市場経過報告について当局の説明を求めます。 中前企画政策部次長兼商工観光課長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君) (登壇) ただいま議題となりました青果・水産物の取り扱い状況について御報告いたします。 お手元に配付させていただいておりますA3の資料をごらんいただきたいと存じます。 まず、上段の新宮中央青果株式会社の青果物でございますが、平成26年度合計で取扱量におきましては3,463トン、取扱額が11億3,083万5,000円でございます。対前年度比では、数量におきましては3.8%減の135トンの減、金額におきましては1.6%減の1,821万5,000円の減となっております。 次に、下段の新宮水産株式会社の水産物でございますが、同じく平成26年度合計で取扱量におきましては307トン、取扱額が5億5,289万5,000円でございます。対前年度比では、数量におきましては12%減の42トンの減、金額では3.3%減の1,911万4,000円の減となっております。 青果におきましては、年度前半は産地の天候不順による出回り減により高値で推移した品目もあったことなどで、金額では前年実績を上回る月もございましたが、後半のとりわけ11月は気温高のもとで白菜、大根などの鍋商材の販売が不振を極めたこと、さらに大手取引先の量販店が本部からの自社流通量を増やしたことにより、数量、金額ともに大きく落ち込んでおります。 水産におきましては、11月の売り上げの主力となるサンマの南下がおくれたこと。また、12月には冷凍カニの全国的な単価高により前売り分が低調であったこと、マグロの入荷が振るわなかったこと。さらに昨年も本年もカツオの入荷が少なかったことにより、取扱量、売上金額が前年より減少しております。 青果会社につきましては、量販店への営業努力を強化するということでございます。 水産会社におきましては、新商品のトンボシビのみそ漬け商品を今月大阪の万博記念公園で開催されましたうまいもん市に出張販売するなど、新たな売り上げ拡大に努力されております。また、船井総合研究所とは別に、水産会社が和歌山県信用保証協会の補助を受け経営改善計画の策定に取り組んでおり、既に和歌山市の会計事務所より本年に入ってから管理事務所、新宮信用金庫同席のもと、5回のヒアリングが行われております。 水産会社の経営は厳しい状況が続いておりますが、人件費の削減、業務内容の見直しなど、経営改善が進められているところでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、公設地方卸売市場取り扱い状況の報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。 5番、松畑議員。 ◆5番(松畑玄君)  新宮水産の経営改善ということで、これまた保証協会を使ってまたお金を借りられるということですか。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  債務保証をしておりますので、そのまま据え置きという措置をさせていただいております。 ◆5番(松畑玄君)  もう何年か前に借りたやつの元本を払えてないという状況になってるんでしょうか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  そのとおりでございます。当初3年の据え置きでしたが、毎年1年ずつ延ばしていただいております。 ◆5番(松畑玄君)  これもし経営改善できなかったら、新宮市がその負債をかぶらなければならないということになるんですよね。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  最終的に経営改善できずに会社が成り立たないということになると、債務保証をしている市町村が持つということになると思います。 ◆5番(松畑玄君)  据え置きということだけで、まださらに借りるということは絶対にないわけですね。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  そのあたりは会社の経営のことになりますので、毎年の赤字分をどうされているかというのは把握しておりません。 ◆5番(松畑玄君)  経営改善を今していこうという中で、経営改善をするためには僕らが思うのは、また追加でお金を貸してくれということにはならないかどうかというのを、経営の中身じゃなく。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  構成市町村で債務保証して新たな借入金をするということは今のところございません。 ○議長(榎本鉄也君)  7番、福田議員。 ◆7番(福田讓君)  今、同僚議員がおっしゃった、以前、船井総合研究所というところが来て議員に説明をしていただいて、債務保証を今後ともこういう形で減らしていくということでいただきましたですね、立派な計画書。あれは現在どのように進んでいるんでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  債務保証しております1億2,000万円については、平成21年度の借り入れとなっておりまして、平成21、22、23年、3年間の据え置きを元利償還していくという計画であったと思いますが、ことし、平成27年度にもそのまま据え置き措置となっております。 ◆7番(福田讓君)  そうしますと、結局、船井総合研究所ですか、当時の部長が来られて、計画書をつくられて議員の皆さんにも説明していただきました。そのとき、皆さん一応納得をされて、そのように進んでいったわけなんですが、今お聞きしますと、なかなかそれも順調には進んでないわけですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  はい。当時の計画どおりにはいってない現状にあります。一つは東日本大震災の関係もありますし、紀伊半島大水害の関係で消費が落ち込んでるという面もあります。それと、大手量販店が自社流通に切りかえていったとか、那智勝浦町の量販店が倒産とか、いろんな要因がありまして、なかなか計画どおりできてないというような現状にあります。ただ、利息分については確実に支払っております。 ◆7番(福田讓君)  利息を支払ってるということなんですが、将来的に、同僚議員がおっしゃったように、返済できない場合はこれ市が債務保証ですので、そのあたりは将来的に執行者としてはやっていける、返していただけるめどというのはあるわけなんでしょうか。簡単に御説明願いたいと思います。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  はい。船井総研の指導も以前は2カ月に1度だったのを毎月になったり、その中で毎月の目標設定を立てさせて、それをチェックしているという状況にあります。チェックというのは、本当にその目標に対して努力してるかどうかということをチェックしていただいております。 あと、正社員を平成24年から3名減らしたり、先月もパート職員を減らしたり、そういった形で経費の面でも経営努力をされていまして、営業損失については年々改善されております。 ○議長(榎本鉄也君)  17番、大西議員。 ◆17番(大西強君)  今の答弁で、この新宮水産の債務保証については広域で保証してないんだと。新宮市単独ですか。 ○議長(榎本鉄也君)  中前次長。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  広域でございます。 ◆17番(大西強君)  広域やろ。新宮水産の経営は昔からえらいんで、家賃も払えんような状況で、ずっと問題になってたんやね。その中で、公設市場自体の経営が、損失がずっと続いてきた。それで、公設市場の赤字を、損失をまた補填するに当たって、広域で新宮市の損失補償を8割やったのを9割にせえと、そういう議題が上がるんやの。そして、採決をとったら、当然新宮市は役員を出してるの、委員出してるのが二人か三人で、ほかの6町村については代議員が出てきておるから、損失補償を新宮市に9割持てという議案を出されて採決したら、当然新宮市が持つということになるわの。それで問題になったんや。問題になって、9割も出すんやったらもう新宮市単独で運営したらええんやないかというところで議論になったんやんか。おかしいでしょう。 そこで、広域ではまとまらんから、我々新宮市が県へ行って、広域のことやから、その損失補償をふやさんならん分、県も負担してくれということで陳情に行ったんですよ、みんなで。そしたら、やっさもっさやったんやけど、県はこの公設市場の損失補償を新宮市は広域の兄さんやから9割持ったってくれと、そのかわり県民文化会館は新宮市へ立地すると約束したんやないか。このことを覚えといてもらわなんだら。それが取りやめになったわけやろ。今でも広域の公設市場の損失補償を新宮市が9割持ってるんで、その後、県は、約束どおり県民文化ホールの立地を新宮市へしてくれてないじゃないですか。そのとき以来もう十何年になるで。それで、この公設市場の運営については、それやったら県も補償してくれと、県も力を貸してくれという運動をせなあかんのに。 我々は新宮市民の代表として、この公設市場の赤字を9割も新宮市が補填するのは無理やということで陳情に行って、それをまとめるのに、そのかわり県民文化ホールは新宮市へ立地すると約束したわけやの、それで引いてきたんやから。今度はそれを、約束を守ってくれなんだらやっぱりおかしいじゃないかと。9割も新宮市に持てということはおかしいじゃないかということを、広域のことやから県もこのことについては助力してくれという運動をまた起こさなあかんわけや、起こさなあかんで。その点について当局はどう取り組んできたのか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  まず、損失補償の新宮市の負担は85%であります。 それから、ちょっと我々、組合の負担金を商工、特別会計のほうは商工観光課、一般会計のほうは企画調整課で負担してるわけですけども、今、議員おっしゃった文化複合施設の絡みというのはちょっと私知り得てない部分もございます。 ◆17番(大西強君)  聞いてないて言われたらね。広域の施設なんやね、これ、事務組合。だから、県もかかわりあるわけやね。それで、経営がうまくいかんので、新宮市が主体的に運営してるんやで。そこでまた、これ埋め合わすお金がないから、今度補填する分は新宮市が持ってくれということになってきて、9割やったのが85%になったんか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  9割というのは、当初の起債の償還分の2分の1が9割だったというふうに聞いております。 ◆17番(大西強君)  それで、ですから事業を起こすときは、何年後にあの港の売れん土地を広域が買うというようにうまいことばかり言うて、当局の計画はそういうことを言って議会をだましたいうたらおかしい、また怒られるけど、議会にええことばっかり報告するわけや。そやけど、やり出したらうまいこといかんのやだ、水産も特に。その中で赤字が膨らんでくる、それについて新宮市が補填してきやるんやけど、そのときに、当然やのに新宮市民としたら、県も力をかしてよと、県も助けてくれと言うていくの当たり前やの、我々議会は。それで、県へ行ったんやという話やで。みんなで県へ行って知事部局とやったわけやの。そしたら、そのときに何で我々は新宮市民を代表して県に要望に行って、子供の使いじゃあるまいしただ帰ってくるわけにいかない、だから持ちましょうと。県も文化ホールは新宮市へ立地しますと言うてくれたんです、それやったら持ちましょうと戻ってきたんやだ。それが、県が約束を守ってくれなんだら、文化ホールと公設のことは違うんやけどね、全体の話やんか。そこで、県も文化ホールの件については、県が約束を守ってくれんのやったら、そのまんま8割5分も新宮市がこれからずっとこれについて補償していかなあかんのかと。それについてはおかしいでしょうと。もっと県も力かしてくれんかという運動は起こすべきであって、要するにそのところに戻して、県に対して要望、公設市場のこの運営について県も助成してくれという要望を当然せなあかんのよ。だまされっぱなしで、そのまま新宮市民がこの損失を補填していきやるというのは僕はどうかと思うんでね。その話を聞いてないんやったらどうですかと。もう一遍、やっぱり我々も財政がえらいんやから、県もできるところは県にも助けてもらわなあかんのに、またその運動を起こすべきじゃないですかということを言やるんで。 ○議長(榎本鉄也君)  亀井副市長。 ◎副市長(亀井寿一郎君)  公設市場と文化ホールの関係性というのは、私は初めてお聞きいたしました。明確には覚えてない部分がありますが、公設市場の損失補償そのものは平成のかなり後だったと思います。佐藤市長が広域圏の管理者のときにそういう損失補償という話がありまして、その次の市長もそれに絡んでのいろんないきさつというのはあったようには記憶しています。 ただ、大西議員が言われるような損失補償そのものは新宮水産に対しての広域圏としての補償ですから、これはかなり後だったと思います。公設市場当時での市の負担そのものは、おっしゃるとおりだと思います。当初、新宮市が2分の1のうちの80%、その後の運営の中で2分の1の90%というのは市の持ち分としてありました。しかし、これは全て起債そのものも全て完了いたしております。ですから、公設市場ができてもう30年になると思います。その起債の償還も全て終わりました。 ただ、今後の運営については、いろんな使用料の関係とかそういう部分はいまだに入社というんですかね、公設市場に入っておる会社とのいろんな対応というのは今も続けておるという状況だと思います。したがいまして、文化ホールとの絡みというのは私どもよく承知はしてないということだと思います。 ◆17番(大西強君)  市長、今、政治的なこと言いやるんでね、政治の話やで、文化ホールとこれ関係ないんと違うんやから。我々は、新宮市がそのとき公設市場、これ広域やのに、広域事業組合でやってることやで、県にも責任のあることなんで、事業なんで、それで運営がうまくいかないからというて新宮市にばかり負担をさせるのはおかしいでしょうということで、みんなで行ったんや、前田議員もおる、けんかになったんやで副知事と。彼らは、もう奈良県に行く言うて、奈良県は海ないさかいに、奈良県と一緒になったほうが大事にしてくれるで、県は何もしてくれないいうて大げんかになったんや。そりゃそうや、我々は代表として、新宮市民の代表で、新宮市にっかり負担をさせられたら困るから、県も助けてくれと言いに行ったんやで、その結果、どうなったかというたら、県は、新宮市は広域の兄さんやから持ったってくれよと、そのかわり文化ホールは新宮市に立地するからというて言われたから、それやったら見ましょうと帰ってきたんや、僕ら議員団がの、議員団が帰ってきたんよ。それで、してくれると思っとったんや、文化ホール建ててくれると思いやってね、そやのに、結局今になったら、文化ホールを県はやると言わない、やろ、新宮市がやるんでしょう。 そしたら、僕言うてるのは、そういうことで帰ってきたんやから、やっぱり広域の運営、今、質問あったんでね、新宮水産の損失補償してるわな、水産が潰れたら補償している我々はこれ見やんならん、そのとき、見やんならんときに、85%か90%か見やんならんでしょう、それはおかしいでしょうと。新宮市にばかり無理を押し付けられるのはおかしいでしょうと。太地町の養護老人ホームの件も一緒やない、やるわな当然、新宮市にばかり負担させられたら悪いから、新宮市の代表立ててそら反対や言うけども、採決をとったら負けるのよ広域やもん、向こうのほうが数が多いんやから、新宮市が損することには向こうは賛成してくるし、新宮市が得することには向こうは反対してくるでしょう。それをずっと言うてきたんや、僕は。なので、僕、この広域の市場の件が今出てきたんやろ、済んだことはしゃあないわ、しようがないんで、全部知らんというてるんやから。だから、当然そのときの議会は、新宮市にばかり負担を押しつけられるのがかなわんからと言うて抗議に行ったんよ、県へ。そしたら、県は甘いお土産くれたんよ、それで帰ってきたんで、それがかなわんのやったら、この件ももう一遍新宮市の負担が少なくなるように、それは広域が許さんから、それやったら県の要望に、今後この公設市場の運営について県が助成してくれという働きかけというか要望というか、そういうことをしてかなあかんと違いますかと言うてるんやけど、それについてどうですか。 ◎企画政策部次長兼商工観光課長(中前偉君)  広域のほうでも県要望とかの活動はやっておりますので、私、幹事ではないんですが、企画調整課長が幹事ですので、そういったことが考えられるのかどうかということを企画調整課のほうで考えて、組合の幹事会でそういうことが可能かどうか、検討いただけるのかどうか提案をしてみたいと思います。 ◆17番(大西強君)  それで、市長、そのときに、この損失補償を9割にするのを我々は認めたわけやだ、そのとき議員やったんや、僕、前田議員も。だから、おかしいということで抗議に行ったんやで。責任あんのや。議決したそのときに、議員として新宮市民が損することを議決したんやで。それは許されることやないんやけども、そのとき、県が文化ホールを新宮市に建てたる言うたんで、新宮市民がみすみす損することを我々はのんだんや、のんだ責任やて。それをのんだ責任が僕の肩にあって、その理由は文化ホールをつくったるということやったんや。それをつくってもらえんのやということになったら、これをもとに戻さんならん。僕らそのとき議決した責任があるんやもん。そやさかいに、新宮市民がちょっとでも損せんように、またこの広域の公設市場の運営についてももっと積極的に、してんねんよ、公設市場も県へいろいろと要望はしてるのはわかったあるけど、今言ったように、新宮市が損せんように、もっと県に助成してもらえるように運動、もとに戻さなあかんのと違いますかということやで、市長。 あなたはそのとき市長やなかったけど、僕は議員やったからこの予算は賛成したんや。僕は違うんやで、僕は反対したんや。広域ら抜けよと、1割ぐらいやったら新宮市が全部運営するいうて、それは大変、当たり前やろ。そうしてるのに、したんやでそこまで。したんやけども、みんなでいってきちんと話しようと。あんまり新宮市にばっかり、病院もみんな新宮市に押しつけて、新宮市は財政えらいのに県が助けてくれんということで抗議に行って、結果そうやったんや、市長。それをあなたも覚えておいてくれな、そのときあなた市長やないけども、そういう約束があって、今度は県が文化ホールをつくってくれんわけでしょう。みんなこれ、太地町の老人ホームもこの広域の公設市場も、みんな新宮市民ばかりが大きい負担を強いられてんのや。それはあるんやろ、市長。それも頭に入れておいてもらって、文化ホールの行政にしても、こういう約束があったということを腹に入れておいてもらわなんだら。知らん者はみんなそんな話は知らんのやということで通っていくけど、僕は知っているから、物すごく県に対して不満持つのは当たり前やの。知らん人は皆仕方ないで済むけど、僕はそんな無責任やないんでね。この予算を可決して、市民が不利になる予算を可決した新宮市民の代表である議員として、したある。それを県が約束を守ってくれなかったから、もとに戻して苦情を言うていくべきや。そういうのがあるんで、大変なあれやったんよ。そこは市長も、あなたも覚えておいてもらいたいんやだ。 以上。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。 次に、番号2、新宮港経過報告について当局の説明を求めます。 山本企業立地推進課長。 ◎企業立地推進課長(山本茂博君) (登壇) 平成26年度新宮港利用状況について御説明を申し上げます。 お手元の資料、1ページをお願いします。 外航船の状況でありますが、船舶数は21隻で前年度より12隻の減、貨物取扱量は40万7,914トンと前年度より3万4,745トンの増加となっております。 次に、2ページをお願いいたします。 内航船の状況でございますが、船舶数は木材、チップ、その他を合わせまして670隻と、前年度より58隻の減、取扱量につきましては87万7,552トンと前年度より9万7,532トンの増であります。 3ページには、外航船、内航船の入港船舶数及び取扱量の合計を記載してございます。 以上、簡単ではございますが、新宮港の利用状況の報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの説明に対し質問を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  以上で質問を終わります。--------------------------------------- △日程6 議案第36号 専決処分につき承認を求める件            新宮市税条例等の一部を改正する条例 ○議長(榎本鉄也君)  日程6、議案第36号、専決処分につき承認を求める件。 新宮市税条例等の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 平見税務課長。 ◎税務課長(平見仁郎君) (登壇) ただいま議題となりました議案第36号、専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、地方税法の一部を改正する法律が平成27年3月31日に公布され、4月1日に施行されたことに伴い、市税条例等の一部に所要の改正を行うものであります。 地方自治法第179条第1項の規定により本年3月31日に専決処分を行いましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。 それでは、主な改正点を御説明させていただきます。 議案書の2ページをお願いいたします。 第1条では、新宮市税条例の一部を改正するというもので、内容につきましては、下記からの改正後、改正前による新旧対照表記載のとおりでございます。 初めに、表中、第2条は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー制の制定により改正を行うもので、市税の納付書、納入書について、法人にあっては、所在地、名称及び法人番号等の記載事項を明文化するものであります。 3ページをお願いいたします。 第6条は、新宮市行政手続条例の適用除外に関する同条例の一部改正に伴う適用条文項ずれによる字句の訂正であります。 第23条第2項は、外国法人に対する納税義務者等の適用について定めたもので、法人市民税における恒久的施設に係る規定を法人事業税の規定にあわせて字句の訂正を行うものであります。 第31条は、第2項に掲げる表から第4項にかけまして法人市民税均等割の税率適用区分である資本金等の額に係る改正に伴う所要の措置であります。 4ページをお願いいたします。 第33条第2項は、所得税における国外転出時課税について、個人住民税は所得税法の計算の例によらないとする旨のただし書きによる追加でございます。 第36条の2第8項につきましては、法人市民税の申告について、法人番号の規定を整備するものであります。 次の第36条の3の3第4項、個人市民税に係る公的年金受給者の扶養親族申告書及び次の第48条第6項、法人市民税の申告納付並びに次の5ページの中段、第50条第3項、法人市民税の不足税額の納付手続につきましては、いずれも引用条文のずれにより所要の整備を行うものでございます。 恐れ入ります、6ページをお願いいたします。 第51条第2項は、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー制の制定に伴い、市民税の減免申請書類への必要事項の明文化による字句の訂正及び括弧書き号の追加であります。 次の第57条及び第59条につきましては、いずれも固定資産税の非課税の規定の適用に関する地方税法の適用条文ずれによる字句の訂正であります。 7ページをお願いいたします。 次の第63条の2から9ページの中段にかけまして、第149条までの改正につきましても、マイナンバー制による各市税の申請記載事項の個人番号または法人番号等の規定の明文化。また、軽自動車税及び特別土地保有税の減免申請期限の変更に伴う字句の追加及び訂正であります。 続いて、同じく9ページの中段以下から附則でありますが、第4条は、法人市民税の納期限の延長に係る延滞金の特例について、法人税法適用条文の改めによる字句の訂正でございます。 10ページをお願いいたします。 附則第7条の3の2は、個人の市民税の住宅借入金等特別税額控除について定めたもので、適用期限を平成41年度に、居住年を平成31年にそれぞれ延長するものです。 附則第9条及び次の11ページ、第9条の2は、個人の市民税の寄附金控除に係る申告、いわゆるふるさと納税の特例等を定めるもので、確定申告が不要な給与所得者等がふるさと納税する際、寄附する団体数が少ない場合等に限り確定申告をすることなく納税先団体から居住地市町村への納税情報の通知により、ワンストップで寄附金控除を受けられる特例を定めるものであります。 同じく11ページの下段の附則第10条の2は、第6項から次の12ページ、第12項まで、いずれも固定資産税の課税標準の特例措置の割合を条例で定めたもので、都市再生特別措置や津波防災地域づくりあるいは高齢者の居住の安全確保など各種関連法の規定に伴う条文の追加、また地方税法の適用条文のずれによる字句の訂正等であります。 同じく12ページ、附則第10条の3は、新築住宅等に対する固定資産税の減額の規定の適用を受けようとする者がすべき申告について定めたもので、第1項から次の13ページの第9項まで、いずれもマイナンバー制に伴う記載事項中の個人番号または法人番号の明文化等、所要の規定の整備を行うものであります。 次の附則第11条から16ページにかけまして附則第15条第2項までの改正につきましては、宅地や農地あるいは特別土地保有税など、いずれも各種固定資産税の特例年度の延長に伴う字句の訂正であります。 次の16ページ下段、附則第16条は、第1項から17ぺージ、第3項にかけまして軽自動車税の税率の特例を規定するもので、一定の環境性能を有する軽自動車について、その燃料効率に応じた税額の軽減、いわゆるグリーン化特例の規定を定めるものです。 次の附則第16条の2は、たばこ税の税率の特例について定めたもので、旧3級品の製造たばこに係る特例税率が段階的に廃止されるため、本条を削除するものです。 18ページをお願いいたします。 附則第22条は、東日本大震災に係る固定資産税の特例の適用を受けようとする者がすべき申告等について定めたもので、マイナンバー制に伴い記載事項中の個人番号、または法人番号の明文化等、所要の規定の整備を行うものであります。 続きまして、19ページをお願いいたします。 第2条では、改正税条例の一部を改正するというもので、内容につきましては、下記からの改正後、改正前による新旧対照表記載のとおりでございます。 初めに、表中、附則第16条の改正規定は、軽自動車税の税率の特例としまして、原付及び小型特殊を除き、新車登録から14年を経過した軽自動車税について経年車重課として、平成28年度より税率引上げの規定を定めたもので、同条第2項から次の20ページにかけた第4項につきましては、さきの16ページから17ページに記載の、一定の環境性能を有する軽自動車についてその燃料効率に応じた税額の軽減を定めた新条例第1条中の附則第16条、各項の規定を追加するものであります。 同じく20ページ、下段からの改正附則についてですが、第1条の括弧書き第3号及び21ページ、第4号につきましては、軽自動車税の税率改正中、二輪及び小型特殊自動車については適用開始を1年間延長することによる字句の訂正及び追加であります。 第2条は、第1条第3号の改正に伴う字句の訂正であります。 次の第4条につきましても、軽自動車税に関する経過措置として、二輪及び小型特殊自動車については適用開始を1年間延長することによる字句の訂正及び第2項の条文追加であります。 第6条は、次の22ページ表中の最終にかけ、平成27年3月31日以前に新車登録を受けた三輪以上の軽自動車税については条例改正前の税率とするほか、新車登録から14年を経過した経年車重課税の規定が新条例において附則第16条第1項となったための字句の訂正であります。 以下、附則といたしまして、第1条で施行期日を、第2条で市民税に関する経過措置、第3条で固定資産税に関する経過措置、第4条で軽自動車税に関する経過措置、第5条で市たばこ税に関する経過措置、第6条で特別土地保有税に関する経過措置、第7条で入湯税に関する経過措置についてそれぞれ定めてございます。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。よろしく御承認のほどお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。 田花議員。 ◆14番(田花操君)  これだけのあれを、地方自治法第179条第1項の規定によりこれが専決処分として認められる。第1項というのはどういう内容になったあるん。これだけの長い、上位法が結局は変わってこういうように市条例も変えらんとあかんというのはわかるんやけど、その上位法というのはこれ、どれだけの上位法がこれ変わったことによってうちの市税条例が変わるのか、その点。 ○議長(榎本鉄也君)  上路総務部長。 ◎総務部長(上路拓司君)  まず、地方自治法の第179条第1項、一言で言いますと、議会を開くいとまがない、時間がないとき、市長において専決処分をすることができるというのが自治法上の規定でございます。 それと、今回の市条例につきましては、地方税法の一部を改正する法律、これが本年の3月31日に公布されまして、一部を除き4月1日から施行されることが決まりましたので、3月31日において市長において専決処分をする必要が生じたため、第179条第1項の規定により専決処分をさせていただいたということでございます。 ◆14番(田花操君)  そうしたら上位法いうのは地方税法とか所得税法とか、ここでいう軽自動車なんかもいろいろ入ってるけど、上位法というのはどれだけのものが変えることによって、今回うちの市条例がこういうような形に変えるに至ったいう、その辺がちょっとこれ今の説明の中でようわからん。 ○議長(榎本鉄也君)  平見税務課長。 ◎税務課長(平見仁郎君)  今の御指摘なんですけど、国のほうで、ことしの3月31日に閣議決定されまして、そちらのほうで、先ほどの話やないんですけど、専決処分を今回させていただいたような、毎年のことなんですけど、それと、地方税法もやはり国税、国の法律ですかね、そちらにのっとってのほとんど関連の法律が地方税に多いがため、新宮市だけじゃなく全国どことも自治体ではこういう形になっていると思います。 ◆14番(田花操君)  その上位法が変わって、当然、それぞれの自治体の条例というのはそれを受けて変えらなあかんいうのは多いから、こういう場合は、先ほどこの第1項いうのは議会を開くいとまがない場合というけど、こういう上位法が変わったら当然それを変えていかんとあかんやろうと思うんで、そういった場合は、もう議会に諮る時間がないとかそういうあれとはまたちょっと違う感じがするけど。やっぱり自治法のこの第1項というのは、基本は議会へ諮りなさいやから、やっぱり幾ら上位法が変わったとしても、それに見直していかざるを得ん話も、専決処分じゃなしにやっぱり議会へ議案として出しなさい、極力、その辺がね、上位法が変わって結局はこういう手間をなるたけ簡素化というたらちょっと誤解があるかな、簡単に議会手続できるようにしていくべきではないかなと思うけど、その辺の対応いうのは各自治体、これ専決処分してない自治体もあるんやろ。 ◎総務部長(上路拓司君)  説明が悪かったかもわからんですけれども、法律が3月31日に公布されて4月1日から施行されるということは、条例を改正するタイミングは3月31日しかございません。ですから、3月31日付で臨時議会を開くかあるいは専決処分をするかという二者択一になると思います。当然そういうことはいたしませんので、全国の自治体において3月31日付で専決処分したものと思っております。 ◆14番(田花操君)  国の法律というのは公布、発行、地方自治体に時間的余裕を持たすために、成立してやで、これは何月何日から公布すると。その成立した後こういう見直しというのは、うちはできるんじゃないんか、そんな間際まで云々言う話やなしに。 ◎総務部長(上路拓司君)  公布されてから施行されるまでに期間のある法律もございます。その法律であれば、その間で定例会が開かれたらそのときに議案を上程することは可能でございますが、今回は3月31日に公布されまして、明くる日の4月1日に施行されますので、そのいとまがございません。 ◆14番(田花操君)  そういう時間のないやつについてはこういう専決でできるという形で、各自治体もこういうスタイルをとって6月議会に皆さん専決で出しやるんやろね。こういうのが多いわ、国の法律改正によってうちが条例をいやが応でも見直していく話が。この提案議案の中でもぎょうさんあるわだ。これをやっぱり何とか簡素化へ、議会と手続をできるようなルールいうか、もう少し上手にできるようなシステムにならんのかな。これだけいっぱい。やることの意義が伝わってないかわからんけど、ちょっと上位法が変わることによってこういうように一つ一つ議案として出す、今はそういうルール以外にないという形で、総務部長。 ◎総務部長(上路拓司君)  自治法で認められているのが第179条第1項の規定でございますので、これ以外ではできないと思います。 ○議長(榎本鉄也君)  3番、杉原議員。 ◆3番(杉原規君)  きょう初めてです。ちょっと教えてほしいんですが、例えば20ページの第82条第2項第2号アと書いてるこの表なんですが、これ3,900円、右側が2,000円と、こうなってますね、これはどういう見方をするんですか。例えば2,000円から3,900円になるということなのでしょうか、逆になるんですか。 ○議長(榎本鉄也君)  平見税務課長。 ◎税務課長(平見仁郎君)  ちょっと表のほうが見にくいと思うんですけど、左側のが今の金額で、それが右のほうに改正されますということになります。 ◆3番(杉原規君)  そうすると安くなるという。 ◎税務課長(平見仁郎君)  安くなる、そうです。 ◆3番(杉原規君)  それは言うことないですね。 ○議長(榎本鉄也君)  2番、並河議員。 ◆2番(並河哲次君)  マイナンバー制で法律が変わって、条例が変わってということなんですけど、そのマイナンバー制によって、今後、一般の方というか市民の方がしなければならないことというか大きく変わることというのはどういうふうになっていくんですか。 ○議長(榎本鉄也君)  平見税務課長。 ◎税務課長(平見仁郎君)  税に関しましては、特に市民の方がこうこうするというのはございません。こちらのほうで番号のほうもつけさせていただきます。 ○議長(榎本鉄也君)  以上で質疑を終わります。 それでは、お諮りいたします。 議案第36号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第36号はこれを承認することに決定いたしました。 15分間程度休憩いたします。 △休憩 午後3時26分--------------------------------------- △再開 午後3時41分 ○議長(榎本鉄也君)  休憩前に引き続き会議を開きます。 日程に入ります前に、総務部長から先ほどの議案について訂正の申し出がありますので、これを許可いたします。 上路総務部長。 ◎総務部長(上路拓司君)  申しわけございません。先ほど御承認いただきました、議案第36号及び次に議題となる議案第37号につきましてミスプリがございますので訂正をお願いいたしたいと思います。 議案書の中で、地方自治法第179条第1項と記載すべきところ、第179号第1項となってございます。号と条の間違いでございます。まことに申しわけございません。訂正をお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの訂正の申し出について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第36号及び第37号の訂正について、これを許可いたします。---------------------------------------
    △日程7 議案第37号 専決処分につき承認を求める件            新宮市半島振興対策実施地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(榎本鉄也君)  それでは、日程に入ります。 日程7、議案第37号、専決処分につき承認を求める件。 新宮市半島振興対策実施地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 平見税務課長。 ◎税務課長(平見仁郎君) (登壇) ただいま議題となりました議案第37号、新宮市半島振興対策実施地域における固定資産税の特別措置に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、半島振興法の一部を改正する法律が平成27年3月31日公布され、4月1日施行されたことに伴い、同条例の一部に所要の改正を行うもので、地方自治法第179条第1項の規定により本年3月31日に専決処分を行いましたので、これを報告し承認を求めるものでございます。 それでは議案書の裏面、2ページの具体的内容について御説明申し上げます。 改正後、改正前による新旧対照表を御参照願います。 第1条の趣旨でございますが、半島振興法の認定を受けた新宮市産業振興促進計画に定められた事業の用に供する施設・設備を新設または増設した者に対する固定資産税の不均一課税による特別措置を受けることのできる業種につきまして、これまでの製造業及び旅館業に加え農林水産物等販売業及び情報サービス業等を追加するため、所要の整備を行うものであります。 附則といたしまして、この条例は平成27年4月1日から施行するというものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御承認のほどお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  以上で質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第37号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第37号はこれを承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程8 議案第38号 専決処分につき承認を求める件            新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 ○議長(榎本鉄也君)  日程8、議案第38号、専決処分につき承認を求める件。 新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 赤坂市民窓口課長。 ◎市民窓口課長(赤坂幸作君) (登壇) ただいま議題となりました議案第38号、専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、地方税法施行令の一部を改正する政令(平成27年政令第161号)が平成27年3月31日に公布され、同年4月1日から施行されたことに伴い、新宮市国民健康保険税条例の一部に所要の改正を行うというものであり、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。 議案書の2ページをお願いいたします。 新宮市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の表中、第2条第2項で、基礎課税額が52万円を超える場合には52万円とする。第3項で、後期高齢者支援金等課税額が17万円を超える場合には17万円とする。第4項で、介護納付金課税額が16万円を超える場合には16万円とするというもので、課税限度額を引き上げるというものでございます。 3ページをお願いいたします。 次に、第26条第1項では、基礎課税額を減額しても52万円を超える場合には52万円とする。後期高齢者支援金等課税額を減額しても17万円を超える場合には17万円とする。介護納付金課税額を減額しても16万円を超える場合には16万円とするというものでございます。 同項第2号においては、5割軽減の判定基準となる加算額を26万円とする。第3号においては、2割軽減の判定基準となる加算額を47万円とし、軽減措置に係る軽減判定所得を引き上げ、低所得者の保険税軽減を拡大しようというものでございます。 附則で、この条例は平成27年4月1日から施行し、改正後の規則は平成27年度以降の保険税に適用し、平成26年度までの国民健康保険税について従前の例によるというものでございます。 以上、まことに簡単でございますが、説明といたします。御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第38号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第38号はこれを承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程9 議案第39号 専決処分につき承認を求める件            新宮市介護保険条例の一部を改正する条例 ○議長(榎本鉄也君)  日程9、議案第39号、専決処分につき承認を求める件。 新宮市介護保険条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 河邉健康長寿課長。 ◎健康長寿課長(河邉ミ子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第39号、専決処分につき承認を求める件、新宮市介護保険条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律により介護保険法が改正され、平成27年度分の保険料から基準を定めた介護保険法施行令の改正が平成27年4月10日に公布されたことに伴い、新宮市介護保険条例の一部に所要の改正を行うというもので、地方自治法第179条第1項の規定に基づき専決処分を行いましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。 2ページをお願いいたします。 改正の内容でございますが、新宮市介護保険条例附則第11項に、平成27年度から平成28年度までの保険料率について、公費を投入し低所得者の第1号被保険者の保険料の軽減を強化することに伴い、保険料基準額に対する割合を現行の0.5から0.45に軽減し、年額3万8,640円から3万4,776円に規定するもので、平成27年度の介護保険料から適用するものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第39号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、議案第39号はこれを承認することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程10 議案第40号 新宮市重度心身障害児者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(榎本鉄也君)  日程10、議案第40号、新宮市重度心身障害児者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 有本福祉課長。 ◎福祉課長(有本文彦君) (登壇) ただいま議題となりました議案第40号、新宮市重度心身障害児者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案は、訪問看護に係る自己負担分を本年8月診療分から対象とするため、一部改正を行うものでございます。 2ページをお願いします。 第2条第3項において規定する医療に関する給付に訪問看護療養費、家族訪問看護療養費を追加するものです。 附則といたしましては、本条例につきましては平成27年8月1日から施行するものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程11 議案第41号 新宮市乳幼児等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(榎本鉄也君)  日程11、議案第41号、新宮市乳幼児等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 南子育て推進課長。 ◎子育て推進課長(南拓也君) (登壇) ただいま議題となりました議案第41号、新宮市乳幼児等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 今回の条例改正につきましては、乳幼児医療費の県補助要綱の一部改正等に伴いまして所要の改正を行うものであります。 まず、本条例の題名及び第1条、第2条、第3条、第4条、第5条、第6条、第8条、附則における「支給」の文字を「助成」に改めまして、また第2条第4項において訪問看護療養費、家族訪問看護療養費を助成の対象として追加するものでございます。 次に、3ページ、第6条第3項の申請における1年の短期時効を削除するもので、4ページ附則といたしまして、本条例は平成27年8月1日から施行するものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。 1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  ちょっとお聞きしたいんですけど、この中の第2条の中で訪問看護療養費と家族訪問療養費という文言になっているんですけど、これは訪問看護療養費と家族訪問療養費でよろしいんですかね。家族訪問看護療養費という書き方ではなくて。 ○議長(榎本鉄也君)  南課長。 ◎子育て推進課長(南拓也君)  抜けております。正式には、家族訪問看護療養費となります。 ◆1番(北村奈七海君)  そしたら、これは「看護」が入るという理解でよろしいんでしょうか。 ◎子育て推進課長(南拓也君)  そういうことになります。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 ○議長(榎本鉄也君)  訂正ですか。 当局側は、訂正でありましたら訂正の申し出をしてください。 上路総務部長。 ◎総務部長(上路拓司君)  まことに申しわけございません。 議案第41号、新宮市乳幼児等医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例の議案におきまして、第2条、訪問看護療養費、家族訪問療養費となっておりますが、正式には訪問看護療養費、家族訪問看護療養費の間違いでございます。訂正をお願いいたします。 ○議長(榎本鉄也君)  ただいまの上路総務部長による訂正に対し御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  異議なしと認めます。 よって、訂正を許可いたします。 質疑を続けてください。 ◆1番(北村奈七海君)  あと、この全体の支給という文字が助成に変更されてるんですけれども、これには何か意味があるのでしょうか。 ◎子育て推進課長(南拓也君)  県要綱に合わせて、今回から支給から助成に改めるものでございます。 支給から助成に変更したことにつきましては、医療費の支給といった表現につきまして、給付、いわゆる与えるといった意味合いが強いことから、乳幼児等医療費の助成の制度からも助成、いわゆる援助、支援すると明確化しておりまして、助成といった表現が適切であるというものでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 そしたら、議案第41号は議案第40号と同様に、県の制度上、支給というか助成の枠が広がったので、こういった形で条例に入ってくるという理解でよろしいでしょうか。 ◎子育て推進課長(南拓也君)  そのとおりでございます。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 それと、最後の質疑なんですけど、第6条の中で第3項が削除されてるんですけれども、この第3項が削除されたのはなぜなんでしょうか。 ◎子育て推進課長(南拓也君)  保険法の改正がございまして、条文化している市町村につきましては住民の混乱を招く可能性が高いことから、県の指導もございまして、削除するよう指導を受けております。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程12 議案第42号 新宮市老人憩いの家条例の一部を改正する条例 ○議長(榎本鉄也君)  日程12、議案第42号、新宮市老人憩いの家条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 河邉健康長寿課長。 ◎健康長寿課長(河邉ミ子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第42号、新宮市老人憩いの家条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 新宮市老人憩いの家条例第2条、名称及び位置について、4カ所ある老人憩いの家のうち、昭和45年に建築された不老閣が老朽化のため平成26年9月30日に供用を廃止し、平成26年度中に解体が完了したため、新宮市老人憩いの家不老閣の名称と位置を削除し、所要の整備を図るものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。 1番、北村議員。 ◆1番(北村奈七海君)  この壊した後の跡地の利用というのは、今はどういったことを考えられてるか教えていただいてもよろしいでしょうか。 ○議長(榎本鉄也君)  森本健康福祉部長。 ◎健康福祉部長兼福祉事務所長(森本邦弘君)  あの土地は大変地盤が傾いてございまして、今は普通財産のほうに移管してございます。特に予定はございません。 ◆1番(北村奈七海君)  ありがとうございます。 以上です。 ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △日程13 議案第43号 平成27年度新宮市一般会計補正予算(第1号) ○議長(榎本鉄也君)  日程13、議案第43号、平成27年度新宮市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 小谷財政課長。 ◎財政課長(小谷充君) (登壇) ただいま議題となりました議案第43号、平成27年度新宮市一般会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 まず、1ページの第1条では、予算の総額に2,910万2,000円を追加し、補正後の予算額を180億7,031万7,000円にするというものであります。 それでは、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。 恐れ入りますが、10ページをお願いいたします。 3、歳出、2款総務費1項11目電子計算費の社会保障・税番号制度については、マイナンバー制度の導入でありまして、個人番号の利用開始に向けて既存システムの改修等を行う経費を当初予算で計上しているところですが、今回、送付先宛名管理システム等の仕様変更に伴う追加改修費用の補正を行うものであります。 次に、12ページをお願いします。 3項1目戸籍住民基本台帳費の通知カード及び個人番号カード交付事業については、マイナンバー制度の施行に当たり、個人番号の通知カード及び交付に関する行政手続きの関連事務について、あらかじめ国から示されております地方公共団体情報システム機構へ委託するための経費であります。 なお、個人番号の通知は10月から、個人番号カードの交付は翌年1月からの予定となっております。 次に、14ページをお願いします。 3款民生費1項10目介護保険事業費の介護保険特別会計繰出金については、本年4月の介護保険制度の改正により低所得の高齢者の保険料軽減を強化するため、国・県並びに市の公費負担による特別会計への繰出金であります。 以上が歳出であります。 次に歳入でありますが、前に戻っていただきまして、8ページをお願いいたします。 2、歳入、13款国庫支出金及び14款県支出金については、負担金、補助金の名称、補助率等その内訳については、いずれも説明欄記載のとおりであります。 次に、18款繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として、平成26年度からの繰越金を充当するものであります。 歳入については、以上であります。 以上、簡単ではありますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 本案は、お手元に配付しております分割付託表のとおり、各常任委員会に分割付託いたします。--------------------------------------- △日程14 議案第44号 平成27年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号) ○議長(榎本鉄也君)  日程14、議案第44号、平成27年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 河邉健康長寿課長。 ◎健康長寿課長(河邉ミ子君) (登壇) ただいま議題となりました議案第44号、平成27年度新宮市介護保険特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 介護1ページをお願いいたします。 第1条、歳入予算の補正につきましては、款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入予算の金額は、第1表、歳入歳出予算補正によるものであります。 今回の補正は、平成27年度介護保険制度改正に伴い、低所得者の介護保険料の軽減強化による介護保険料の減額と、減額分に相当する公費負担分を一般会計から介護保険特別会計に繰り入れるものでございます。 歳入の内訳のみの変更で、歳入歳出の総額の増減はございません。 それでは、事項別明細書の歳入の御説明を申しあげます。 恐れ入りますが、介護6ページから7ページをお願いいたします。 歳入、1款保険料1項介護保険料1目第1号被保険者保険料から1,132万8,000円を減額し、7款繰入金1項一般会計繰入金4目その他一般会計繰入金として1,132万8,000円を補うものです。1,132万8,000円の内訳は、特別徴収保険料が962万9,000円、普通徴収保険料が169万9,000円となっております。 また、公費の内訳は、国が2分の1、県が4分の1、市が4分の1を負担するものです。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 ○議長(榎本鉄也君)  本案について質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  質疑を終わります。 本案は教育民生委員会に付託いたします。--------------------------------------- △休会について ○議長(榎本鉄也君)  以上で本日の議事日程は終了いたしました。 この際、お諮りいたします。 議会運営の都合により、あす6月10日から15日までの6日間、休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(榎本鉄也君)  御異議なしと認めます。 よって、あす6月10日から15日までの6日間、休会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(榎本鉄也君)  以上により、次回の本会議は6月16日午前10時から会議を開き、一般質問を行います。 本日は、議事日程のとおりその議事を終了いたしましたので、これをもって散会といたします。 △散会 午後4時09分...