新宮市議会 2013-06-11
06月11日-01号
◎
水道事業所工務課長(田坂豊君)
水道事業所工務課長を拝命いたしました田坂と申します。よろしくお願いします。
◎教育部長(平見善宣君) 教育部長を拝命いたしました平見です。よろしくお願いいたします。
◎教育部参事[国体準備担当]兼国体準備室長(中岡保仁君) 国体準備室長の中岡でございます。どうかよろしくお願いいたします。
◎市民福祉部長兼福祉事務所長(浜前泰弘君) 市民福祉部長兼ねて福祉事務所長を拝命しました浜前です。どうかよろしくお願いします。
◎建設農林部長(渕上崇君) 建設農林部長を拝命いたしました渕上です。どうぞよろしくお願いいたします。
◎都市建設課長(垣本裕也君) 都市建設課長を拝命いたしました垣本です。よろしくお願いいたします。
◎建設農林部次長兼管理課長(中地清剛君)
建設農林部次長兼ねまして管理課長を命じられました中地です。よろしくお願いします。
◎生活環境課長(貝持正志君) 生活環境課長を拝命しました貝持です。どうぞよろしくお願いします。
◎教育総務課長(北畑直子君)
教育委員会教育総務課課長を拝命いたしました北畑です。よろしくお願いいたします。
◎学校教育課長(宮本雅史君) 学校教育課長を拝命いたしました宮本と申します。よろしくお願いいたします。
◎文化振興課長(岩崎誠剛君) 文化振興課長を拝命いたしました岩崎でございます。よろしくお願いいたします。
◎
熊野川行政局住民生活課長(丸石輝三君)
熊野川行政局住民生活課長を拝命しました丸石です。よろしくお願いします。
◎
消防本部予防課長(須川誠吾君)
消防本部予防課長を拝命いたしました須川です。よろしくお願いします。
◎消防署長(新家守司君) 消防署長を拝命いたしました新家です。よろしくお願いします。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(坪井辰実君) 農林水産課長兼ねて
農業委員会事務局長を拝命しました坪井です。よろしくお願いします。
○議長(辻本宏君) 以上をもって異動紹介を終わります。
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△市長挨拶
○議長(辻本宏君) 今期定例会招集に当たり、田岡市長から挨拶の申し出がありますので、これを許可いたします。
◎市長(田岡実千年君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 6月定例会招集の御案内を申し上げましたところ、本日このように全員の議員の皆様の御出席を賜りました。まことにありがとうございます。 さて、先月でありますが、私たちの長年の悲願でありました熊野川の河口に橋がかかることが決定しました。一般国道42号新宮紀宝道路という事業名でスタートすることになったわけでありますが、これまでの長年の議員の皆様の御尽力、改めまして感謝申し上げたいと思います。本当に御苦労さまでございました。 これからは、一日も早い完成に向かって、また何かと御協力を賜らなければならないと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 さて、本定例会に御審議をお願いします案件は、条例の新制定、一部改正が5件、平成25年度補正予算案が8件、その他といたしまして
過疎地域自立促進計画の変更外4件を上程させていただきたいと思っております。また、報告といたしまして、諸報告9件、市報告2件となっております。議員各位におかれましては、慎重な御審議を賜り、これを可とする議決をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 最後に、今、この4月1日付で異動がありました幹部職員から自己紹介がありました。改めまして、市政は市民のためにありという理念を共有して一生懸命頑張っているところであります。今後も、皆様方の叱咤激励、御指導・御鞭撻をいただきながら一丸となって頑張っていきたいと思っておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げまして御挨拶とさせていただきます。 よろしくお願い申し上げます。
○議長(辻本宏君) 市長の挨拶を終わります。
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△議長報告
○議長(辻本宏君) 次に、議長報告をいたします。 別紙にて配付いたしたとおり、
近畿市議会議長会定例総会外6件の概要報告であります。御了承願います。
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△日程1
議会運営委員会委員長報告
○議長(辻本宏君) 日程に入ります。 日程1、
議会運営委員会委員長報告を行います。 9番、松畑議員。
◆9番(松畑玄君) (登壇) 皆さん、おはようございます。
議会運営委員会委員長の報告をいたします。 平成25年6月定例会に先立ちまして、6月5日に
議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果について御報告申し上げます。 会期につきましては、本日より6月27日までの17日間とすることに決定いたしました。 日程といたしましては、お手元に配付しておりますように、まず、本日は、会期決定、
会議録署名議員の指名、諸報告、市報告、
総務建設委員会委員長報告、
災害復興対策特別委員会中間報告、
常任委員会委員の選任、
議会運営委員会委員の選任、その後、当局提案の議案を順次議題として提案説明、質疑、委員会付託等を行います。 なお、議案の取り扱いにつきましては、お手元に配付のとおりであります。 12日から17日までは休会を予定しています。18日に再開して21日までの4日間、一般質問を行います。一般質問終了後、各
常任委員会審査を行います。24日から26日までは休会とし、27日に再開して各常任委員会の審査報告、質疑、討論、採決を行った後、閉会中の継続審査及び調査承認を願い、本定例会を終了いたしたいと思います。皆様の御協力をお願いいたします。 以上で
議会運営委員会委員長報告を終わります。
○議長(辻本宏君) 以上で報告を終わります。
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△日程2 会期決定について
○議長(辻本宏君) 日程2、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、
議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から6月27日までの17日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から6月27日までの17日間と決定いたしました。 なお、この際御報告いたします。今期定例会の一般質問は、6月18日からと予定しておりますので、一般質問の通告期日をあす6月12日午後3時までと定めます。 通告書につきましては、その質問の要旨を具体的に御記入の上、文書で御通告願います。
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△日程3
会議録署名議員の指名について
○議長(辻本宏君) 日程3、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は議長において、5番、並河議員及び11番、田花議員を指名いたします。
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△日程4 諸報告
○議長(辻本宏君) 日程4、諸報告を議題といたします。 番号1は文書報告として、例月出納検査の結果について報告9件であります。御了承願います。 次に、番号2、新宮市土地開発公社の諸報告について当局の説明を求めます。
山本企業誘致対策課長。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) (登壇) おはようございます。 それでは、ただいま議題となりました新宮市土地開発公社の諸報告について、地方自治法第243条の3第2項の規定により、平成24年度新宮市
土地開発公社決算について御報告申し上げます。 前から3枚目をお開きください。 この決算書につきましては、本年5月17日、公社清算人会で可決されたものであります。 それでは、決算書の1ページ、平成24年度新宮市
土地開発公社事業報告書について御説明申し上げます。 1の土地処分状況ですが、次の事業用地の処分を行っております。 (1)の公有地取得事業といたしまして、次の2件を処分いたしました。 一つは、上本町
あけぼの線道路改良事業代替地、新宮市春日6800番28ほか5筆、336.44平方メートルを7,636万29円にて新宮市へ、二つ目は、一般国道42
号那智勝浦道路改築工事に伴う残土処分用地、新宮市新宮字広角2330番1ほか15筆、2万4,565.62平方メートルを4億5,083万361円にて、こちらも新宮市へ、あわせて2件を処分いたしました。 続きまして、(2)の土地造成事業といたしまして、次の2件を処分いたしました。 新宮港第二期工業用地、新宮市佐野字中地2122番9、1万6,239.68平方メートルを2億5,983万4,880円にて
北越紀州製紙株式会社に、同じく新宮港第二期工業用地の新宮市佐野字中地2122番13、6,612.10平方メートルを1億579万3,600円にて
近畿福山通運株式会社に、あわせて2件を処分いたしました。 続いて、(3)の代物弁済ですが、新宮市が第三
セクター等改革推進債により、公社借入金に対する債務保証を履行したことに伴う求償権の行使に対して、次の用地について土地価格の見直しの上、新宮市に対して代物弁済を行いました。なお、この代物弁済を行ってなお残る債務につきましては、新宮市が新宮市議会の議決を得て、公社に対して債権を放棄したことにより、新宮市に対する本公社の債務は解消しております。 用地の内容につきましては、新宮港第二期工業用地、新宮市佐野字中地2122番3ほか6筆、13万5,695.70平方メートルを、28億2,950万3,800円にて新宮市に代物弁済をいたしました。これら処分用地のそれぞれの箇所につきましては、添付の箇所図を御参照願います。 次に、2新宮市土地開発公社の解散についてですが、公有地の拡大の推進に関する法律第22条第1項の規定に基づき、平成25年3月31日付で和歌山県知事の許可により、新宮市土地開発公社を解散いたしました。 以上、簡単ではございますが、事業報告書の説明とさせていただきます。 続きまして、9ページの平成24年度新宮市
土地開発公社決算報告書について御説明を申し上げます。 最初に、収益的収入及び支出でありますが、収入について、1款事業収益が決算額8億9,281万8,870円となっております。内容は、1項公有地取得事業収益、1目公有用地売却収益のいわゆる春日用地336.44平方メートルといわゆる広角用地2万4,565.62平方メートルの2件分の売却及び2項土地造成事業収益、1目完成土地売却収益における新宮港第二期工業用地2件分、2万2,851.78平方メートルの売却によるものであります。 次に、事業外収益について決算額が3,168万2,259円となっております。内容は、1項1目の受取利息4万2,588円と2項1目雑収益の3,163万9,671円となっております。内訳につきましては、備考欄記載のとおりであります。 次に、3款特別利益は決算額12億7,949万6,200円となっております。内容につきましては、1項その他の特別利益、1目債権放棄益といたしまして、新宮市による第三
セクター等改革推進債を財源とした公社借入金の代位弁済に伴い、公社が代物弁済を行ってなお不足する額に対する新宮市の債権放棄額を収益計上したものであります。 以上により、収入合計は22億399万7,329円となっております。 次に、10ページをお願いします。 続きまして、支出について申し上げます。 まず、1款事業原価につきましては決算額が13億5,998万8,777円となっております。内容は、1項公有地取得事業原価、1目公有用地売却原価のいわゆる春日用地336.44平方メートルといわゆる広角用地2万4,565.62平方メートルの2件分の売却及び2項土地造成事業原価、1目完成土地等売却原価における新宮港第二期工業用地2件分2万2,851.78平方メートルの売却によるものであります。 次に、2款販売費及び一般管理費は決算額8,192万3,889円となっており、内容については、1項販売費及び一般管理費、1目経費における4の需用費3万9,968円、5の役務費234万6,025円、7の委託料537万7,260円、8の使用料及び賃借料8万6,436円、10の公租公課7,406万5,200円及び11の雑費9,000円となっております。それぞれ内容詳細につきましては備考欄記載のとおりであります。 続いて、3款事業外費用は決算額7,254万9,666円となっております。内容につきましては、2項1目支払利息であります。内訳は、長期借入金利息5,565万3,106円と短期借入金利息1,689万6,560円であります。 次の4款予備費の支出はございません。 次に、5款特別損失でありますが、決算額21億2,915万1,340円となっております。内容は、1項代物弁済損、1目代物弁済損といたしまして、新宮市が公社に代位弁済を行うことに伴う求償権の行使に対して、公社が新宮市に代物弁済を行う際の用地価格見直しにより発生した簿価と時価の差額の21億2,221万6,540円と、2項過年度損益修正損、1目過年度損益修正損といたしまして、貸し付け特約つき売買契約時に預かった保証金につきまして、市への引き渡しのための過年度損益修正の2件分693万4,800円を、それぞれ損失計上したものであります。 以上、支出合計36億4,361万3,672円となってございます。 続きまして、12ページをお願いいたします。12ページの資本的収入及び支出について御説明を申し上げます。 収入につきましては、1款資本的収入が14億3,400万円となっております。内容は、1項1目長期借入金6億9,700万円と、2項1目短期借入金7億3,700万円で、いずれも金融機関からの借り入れとなっております。収入合計につきましては、14億3,400万円であります。 次に、支出は、1款資本的支出が決算額24億7,872万3,139円となっており、内容につきましては、1項1目公有地取得事業費872万3,139円、13ページに移りまして、2項1目長期借入金償還金7億6,200万円及び3項1目短期借入金償還金17億800万円となっております。それぞれ詳細は備考欄記載のとおりであります。支出合計24億7,872万3,139円であります。 以上、決算報告書の説明とさせていただきます。 なお、2ページに貸借対照表、5ページに損益計算書、6ページにキャッシュフロー計算書、8ページに財産目録、14ページ以降に附属明細表を添付してございますので、御参照のほどお願い申し上げます。 簡単でございますが、以上により、平成24年度新宮市
土地開発公社決算の説明とさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
○議長(辻本宏君) ただいまの説明に対し質問を行います。 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 市のほうに売却した広角用地については、その後何か進展はありましたでしょうか。
○議長(辻本宏君) 並河議員、この議案に対しての、かかわることでの質問でお願いします。
◆5番(並河哲次君) はい。
○議長(辻本宏君) ほか、ないですか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。 次に、番号3、予算の繰越しについて当局の説明を求めます。 小谷財政課長。
◎財政課長(小谷充君) (登壇) ただいま議題となりました平成24年度新宮市一般会計予算の繰越しについて御説明申し上げます。 平成24年度事業のうち繰り越しとなったのは26件の事業で、繰越事業費の総額は13億4,363万2,417円であります。なお、このうち一昨年の台風12号災害に係る復旧事業は9件であります。 それでは、1ページをお願いいたします。 まず、2款1項総務管理費の1庁舎建設事業では、基本計画及び基本設計について、業者選定や内部協議等に時間を要したため繰り越したもので、6月末に完了する予定であります。 次の5項防災費の2防災行政無線デジタル化整備事業では、実施設計業務において、近畿総合通信局との調整に時間を要したため繰り越したもので、6月末の完了予定であります。 3款1項社会福祉費の3介護基盤緊急整備等臨時特例補助金につきましては、事業者側の事業着手のおくれにより、年度内完成が困難となり繰り越したもので、入札を既に終え、完成は平成26年2月末の予定であります。 次の養護・特別養護老人ホーム南紀園改築工事負担金では、事業開始時期のおくれにより、年度内完成が困難となり繰り越したもので、平成26年2月末完成予定であります。 2項児童福祉費の5統合保育所建設事業は、建設地の地盤や保育環境の変化及び津波浸水想定等を勘案し、設計業務を繰り越したものであります。 6款1項農業費の6グリーンランド施設管理費は、ベランダ間仕切りや露天風呂目隠しなどの改修を本年3月議会の補正予算にて議決いただいたもので、改修などは4月末に完了済みであります。 2項林業費の7林道上地平瀬線開設事業は、掘削等に相当日数を要したため繰り越したもので、6月末の完成予定であります。 8款2項道路橋りょう費の8宇浪2号線側溝新設工事では、新設区間において、地下埋設物の移設などが生じたことから繰り越したもので、側溝工事は既に完成しており、残りの舗装分については、7月に入札を行う予定であります。 次の9市道ストック総点検業務は、本年3月議会の補正予算にて議決いただいた橋梁及びトンネルの点検調査を行う業務で、10月の着手予定であります。 次の10第1王子橋補強補修工事は、通信ケーブルなどの添架物の移設に日数を要したため繰り越したものですが、5月末に完成しております。 次の11田鶴原橋歩道拡幅工事では、入札不成立などによる事業着手のおくれや、河川占用に係る工事実施時期等の関係から年度内完成が困難となり繰り越したもので、事業の完成は平成26年3月末の予定であります。 次の12池田町第1王子橋線歩道設置工事は、測量設計業務において関係機関との調整などに時間を要したため、年度内完成が困難となり繰り越したもので、平成26年3月末の完了予定であります。 5項都市計画費の13上本町磐盾線道路改築事業では、用地交渉などに時間を要し、またJR委託工事の工期短縮に伴う橋梁周辺工事の着手などにより繰り越したもので、6月末の完成予定であります。 10款2項小学校費の14蓬莱・王子小学校統合校建設事業は、校舎大規模改修の工期延長に伴い繰り越したもので、運動場、外構整備工事及びプール改修工費は6月末、また太陽光発電設備設置工事については10月中の完成予定であります。 恐れ入りますが、2ページをお願いいたします。 11款1項農林水産業施設災害復旧費の15林道ホイホイ坂線災害復旧事業は、台風12号災害復旧で、入札不成立などにより事業着手がおくれ繰り越したもので、7月中の完成予定であります。 次の16林道高田線災害復旧事業は、台風12号災害復旧で、昨年の台風16号の山腹崩壊により堆積土砂などの撤去処理に日数を要したため繰り越したもので、8月末の完成予定であります。 次の17林道大平多線災害復旧事業は、昨年の台風16号の災害復旧で、本年3月議会の補正予算にて議決いただいたもので、入札を既に終え、完成は9月末の予定であります。 次の18神丸地区農地災害復旧事業、その下の19平野地区農地災害復旧事業は、台風12号災害復旧で、昨年の豪雨などの気象条件により、施工の中断や残土処理場の整備に日数を要したため繰り越したもので、両事業ともに7月末の完成予定であります。 2項公共土木施設災害復旧費の20横手船山線道路災害復旧工事は、台風12号災害復旧で、県の災害治山事業の下部で行う工事で、県事業のおくれにより本工事においても年度内完成が困難となり繰り越したもので、7月に入札を行う予定であります。 次の21東敷屋小津荷線道路災害復旧工事は、台風12号の災害復旧で、残土処理場の変更に伴い排水計画などに時間を要したことなどから、年度内完成が困難となり繰り越したもので、事業の完成は平成26年3月末の予定であります。 次の22西谷口線道路災害復旧工事は、昨年9月の豪雨による災害復旧で、災害補助査定の関係から事業着手がおくれ繰り越したもので、6月末完成予定であります。 次の23岩の谷川河川災害復旧工事(平成23年災害)は、台風12号の災害復旧で、昨年5月の豪雨、また台風17号による河床洗掘復旧に日数を要したため、年度内完成が困難となり繰り越したもので、事業の完成は平成26年1月末の予定であります。 次の24岩の谷川河川災害復旧工事(平成24年災害)は、昨年9月の豪雨による災害復旧で、災害補助査定の関係から本年3月に工事着手となり、年度内完成が困難となり繰り越したもので、平成26年1月末完成予定であります。 3項その他公共施設・公用施設災害復旧費の25会館・集会所災害復旧事業は、台風12号災害復旧で、木ノ川会館フェンス災害復旧工事について繰り越したものですが、5月末に完成済みであります。 次の26木ノ川字立石法定外水路災害復旧工事は、台風12号の災害復旧で入札不成立などにより事業着手がおくれ繰り越したものですが、5月末に完成しております。 以上、現時点における完成時期の未確定事業につきましては、早期完成を目指し、また未契約の事業につきましては、早期着手を目指し、事業の進捗を図るものであります。なお、繰り越し事業に係る財源内訳につきましては、記載のとおりであります。 以上、簡単ではありますが、繰越明許費繰越計算書の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(辻本宏君) ただいまの説明に対し質問を行います。 11番、田花議員。
◆11番(田花操君) 今、財政課長、説明してくれたこの繰越額について、3月補正で繰越明許の承認を得た額と、この繰り越した最終的繰越額が幾つか違ってきているのは、これはどういう理由かな。 一つは統合保育所、3月補正では1,250万円の承認を求めて、実際繰り越したのは1,050万円、これは何に差ができてきたのか。差のできたの、幾つかある。次の8番の宇浪2号線側溝改良、それから田鶴原歩道、これら一つ一つなぜこういうように額が落ちてきたのか、説明ください。
○議長(辻本宏君) 小谷財政課長。
◎財政課長(小谷充君) ただいまの御質問でありますけれども、まず最初の統合保育所建設事業につきましては、平成24年度内において設計費の出来高払いを200万円執行しております。その額との差額であります。 あと、8の宇浪2号線、そして11の田鶴原歩道拡幅につきましては、平成24年度内において事業執行並びに不用額との関係から3月議会での承認を得た繰越明許費額との差が発生しておるということでございます。
◆11番(田花操君) この統合保育所の建設事業が200万円減になってきたと。そうしたら、これは、200万円は、平成24年度で払って、200万円の繰り越しはしなかったいうことで理解してええんかな。
◎財政課長(小谷充君) はい、そのとおりであります。
◆11番(田花操君) そうしたら、3月の補正のこの見積もりの中は、当年度に200万円使わないようになった。要するに、平成24年度の最終の3月の補正で、ある程度支払いできる見込みを立てた上で、支出できない部分を繰り越すというのが本来であって、3月の補正で200万円の処置はしてたということやね。
◎財政課長(小谷充君) 3月議会で上程した時点においては、まだ200万円の出来高払いの支払いは確定できておりませんでした。
◆11番(田花操君) そうしたら、議会へは3月の補正第9号いうのは、実際とは違ってたいうことかな。
◎財政課長(小谷充君) 3月議会の補正予算第9号においては、あくまでも繰越明許費を承認していただく限度額でございますので、これから3月議会後において、出納整理期間内において執行した額については、当然変更が生じてくるということでございます。
◆11番(田花操君) そうしたら、3月の補正予算書では200万円、平成24年度使う補正にはなってなかったけど、繰り越した額の中で出納整理までに平成24年度で支払いできるからそうしたと、200万円を支出したということなんかな。
◎財政課長(小谷充君) その200万円しなかったということではなくて、3月議会の上程時においてはまだ出来高払いの確定はできていなかったという状況の中で、1,250万円の繰越明許費の限度額を上げさせていただいたということでございます。
◆11番(田花操君) その繰越明許費はわかるんやよ。 ただ、繰越明許を平成25年度に繰り越さんと平成24年度内に使えんから、その金額を3月の補正で繰越明許で繰り越したあると、そういう形で3月の補正の予算書も議会へ上げてきたと。だけど、実際は繰り越した額の200万円は既にもう平成24年度として支出してあると。 そしたら、そういう補正の中身に歳入歳出がなったあるかというたら、なってないんじゃないんかなと。言いやること、わからんかな。
◎財政課長(小谷充君) その1,250万円というのは、3月議会の上程においては当初予算で承認していただいた総額でございまして、その中で、その3月議会の上程時においてはまだ200万円の出来高は確定していなかったという時点の中での3月補正予算の繰越明許費は1,250万円でお願いしたというものでございます。
◆11番(田花操君) 3月の補正予算を議会で承認を求めるいうのは、もうこれは平成24年度の不用額は別として、継続でやる事業であれば、本来、平成25年度に繰り越しますよという額を議会へ報告しておいて、それで、いや、平成24年度に事業が部分的にできたんで、その部分を平成24年度で払うというのは、会計経理上いけるんかな。 そのいけるんかいうのは、議会に対してはこういうように繰り越しますよと言うておいて、ほいで平成24年度の出来高もないんで繰り越しますよと。要するに、繰越明許いうのは、平成24年度に実行できんから理由があって平成25年度に繰り越すというのが本来。それが、議会の承認の3月の補正を終わった後に、いや、平成24年度で一部できてあったんで、それを出納閉鎖期間で支払いしましたいうのは、3月のこの補正の予算の見積もりとして、議会へ、そういうような差額が大きく出るような形での議案の提出いうのはいかがなもんかなというふうに思うんで、だから、この当時は3月の補正のときは、統合保育所1,250万円、全て平成24年度で支払いが難しいから繰り越しますよいう形で、3月の補正予算を出しておきながら、今度はこの6月議会で予算の繰り越しの報告の中では200万円の差が現実できた。 この200万円どこへ行ったんかいうたら、平成24年度で払ったということは、3月のときの説明とその200万円の説明が食い違うんじゃないんかなと。これだけじゃない、ほかにも幾つか繰越額のあれと実際の形のあれが違ってきたわけやね。何でそうなったんかなと。本来、繰り越しされた額いうのは、平成25年度の中での処理が本来であって、出納整理期間といえども、平成24年度ではそれを支出できないいう理由があって繰り越したんのに、いや、平成24年度でやりましたいう、その説明はちょっと矛盾があるんじゃないんか。それで、3月の補正の議案の説明とは少しおかしいんではないんかということで、今、聞かせて。 議長、わかるかな、言やること。
○議長(辻本宏君) 私に問われても、答えることができませんから。
◎財政課長(小谷充君) 議員おっしゃっていただいていることは、あくまでも3月議会への補正予算の上程時においては必ずしもその額が絶対、その限度額において繰り越すというものではないものであります。当然、3月末までの事業執行年度がありますので、その期間において、所管においてはその年度末までに事業をなし遂げたいというもので執行しておりますので、その議会議決後において、その後執行額が発生してくるということは当然あり得ることでありますので、このような差額は当然発生してくるということであります。
◆11番(田花操君) その辺、議会へは、3月補正でこういうように繰り越してこの事業を進めていきますと言うて、実際6月の報告受けたら、こういうように金額に差が出るような事業の執行いうのはいかがなもんかなと。本来は、やはり3月補正の説明どおりに、やはり事業実施していくいうのが本来であって、6月になって違うんやというのは、やっぱりその事業の進め方、もっと慎重にやるべきじゃないかなと。
◎財政課長(小谷充君) 議員おっしゃいますように、本来は全てが年度内の執行をすべきものであります。 ただ、しかる事情によりまして、どうしても年度内でできない場合については繰越明許という制度が設けられているということでありまして、この3月議会においての承認していただいた限度額においてもきちっと精査した中での数字、金額で繰り越すというものが本来であります。 ただ、先ほども申し上げましたように、3月末までの執行において支出負担が出るというのは、これはやむを得ないものだというふうに思っておりますので、できるだけ3月議会で承認を得る時点においてはきちっとした数字で上げさせていただくように、各所管にもまたこれからも周知等々徹底して、事業の執行を適正にしていきたいというふうに思います。
◆11番(田花操君) 今、課長言うように、繰り越し制度いうのがあるんやから、あかんとは、私は言わん。ただ、やはり予算は単年度を基本にしてあるから、安易に繰り越して、やっぱりそれだけ住民サービスがおくれていくし、それで本来繰り越しいうのは慎重にやるべきやし。 これ、国の補助事業やったらとても今のような繰り越し事業は、国は認めてくれやんと思う、補助事業やったら。単独やから、まあまあでいってるような感が強いんで、ぜひ、財政課長、その辺、厳正に、やはり繰り越す、やむを得ず繰り越しせなあかんやつは、これはもう仕方ないと思うよ。これは、もう誰もね。ただ、それをしっかりと、財政で管理監督して。 はい、以上。
○議長(辻本宏君) 1番、東原議員。
◆1番(東原伸也君) 10番の教育費の中の蓬莱・王子小学校統合校の建設事業の中で、グラウンドとプールがまだでき上がってないんで、6月末の完成予定という話でしたけども、これは間違いないですか。
○議長(辻本宏君) 北畑教育総務課長。
◎教育総務課長(北畑直子君) ただいまのところ八十数%ぐらい進捗率はいっておりまして、6月28日でプールを使えるようにということで進めております。
◆1番(東原伸也君) 先ほど課長のほうから説明あった、この完成予定という言葉なんですけども、これは、工期を区切っているというか、繰り越しをしたときに工期を切っているという理解でいいんか、それだけちょっと教えてください。
○議長(辻本宏君) 小谷財政課長。
◎財政課長(小谷充君) 完成予定につきましては、各所管からの聞き取りによりまして、工期の完成時期というふうに認識しております。 (「議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 14番、大西議員、議事進行。
◆14番(大西強君) 議事進行。 議長ね、今、11番議員がこの繰越明許のことで質疑したんだけど、3月議会でも、この繰越明許について紛糾したわけですよ。 我々議会の最大の任務は予算を決定することなんです。ですから、この繰越明許自体が、会計年度独立の原則に反する特例、例外規定なんですよ。ですから、例外規定だから非常に慎重に、制約のある中で許される措置なんですよ。ですから、11番議員がこの繰越明許について厳しく質疑するのは当然なんですね。当然なんです。 それで、3月議会の11番議員の質疑が、発言が、行き過ぎた経緯もあると思うんですけど、そこで、11番議員がこの発言を取り消したわけですね。取り消したことによって、取り消したのにもかかわらず、その後、市の部長会なるものが、議長にこの議員の発言について要望という名のクレーム、抗議があったことが新聞で報道されたわけですよ。 私は、これからも質疑、今議会でも一般質問を用意してますが、この、議長ね、取り消した11番議員のその発言について。部長会というのは一般公務員ですね。市民代表である議員の意見に対して、まして取り下げたものに対して抗議があった。これが新聞やらに報道されたんですよ。これについて、議長はどのように取り扱ったんですか。
○議長(辻本宏君) 14番議員の議事進行について、今までのその事件についてのことを申し上げますと、実際取り下げた。11番の田花議員が発言を取り下げられたと。その間調整はしてて、その後、幹部会のほうからそういった要望をいただいた。それは、市長にも確認して、こういうふうなことが出てきたけれども市長は知ってるかということを確認して、最終的には差し戻しました。戻しました。それが、経過報告です。
◆14番(大西強君) 部長会なるものが、11番議員のその質疑の発言を捉えて、地方自治法第123条ですか、に規定されている質疑、質問の品位の確保を要望した。要するに、11番議員の発言が地方自治法第123条かな、ちょっと確認して、に規定されてる質疑、質問に対する品位の保持に違反すると指摘してましたね。地方自治法第123条に、質疑、質問の品位の保持が規定されてますか。規定されてるんですか、議長。
○議長(辻本宏君) ですから、そういうふうなことも考えて、鑑みて、私自身の判断として差し戻しました。
◆14番(大西強君) いや、違うんです。議長の見解を聞いてるんですよ。11番議員の質疑は、私は、何も違法性もなければ、議員として当然の質疑やと思ってるんです。 ところが、それに対して当局側の、まして部長会って、一般公務員のほうから、市長と議会との間の政治的な折衝だったらわかるんですよ。一般公務員が指摘するのに、地方自治法第123条に違反する行為だと、指摘してるじゃないですか。違法行為だと。ですから、第123条に議員の品位の保持が規定されてるんですかと聞いてるんです。 いや、結局、規定されてるんかどうか、ちょっと、議長、教えてよ。違法行為だと言って指摘されてるから。違法行為であれば、我々質疑できないじゃないですか。
○議長(辻本宏君) その地方自治法第132条というのは私自身の……
◆14番(大西強君) 第123条じゃないか、132か。
○議長(辻本宏君) 第132条というのは、はい、言論の品位ということで規定されてますね、地方自治法では。
◆14番(大西強君) 言論の品位。
○議長(辻本宏君) はい、言論の品位。第132条、普通地方公共団体の議会の会議又は委員会においては、議員は、無礼の言葉を使用し、又は他人の私生活にわたる言論をしてはならない。
◆14番(大西強君) そうでしょう。どこに品位の保持を書いてるんですか。
○議長(辻本宏君) 品位という言葉はないですね。
◆14番(大西強君) そうでしょう。無礼の言動をしてはいけないと、個人にかかわることを発言してはならないということでしょう。個人のプライベートでしょう。 11番議員がどこにその無礼な、個人の問題にかかわる問題に発言ありましたか。 ですから、11番議員が質疑したことに対して、私は、11番議員が取り消すべきじゃないと思ったんですよ。思ったんだけども、11番議員は取り下げたんですね。それに対して、今ここで問題にする気はないんですよ。ないんですが、その後、当局側から第132条違反だと、132条に品位の保持が規定されてると、それに反すると。 そしたら、11番議員が第132条に違反する発言だったら、これから我々は質疑あるいは質問できないじゃないですかと聞いてるんですよ。第132条に議員の品格の保持は規定されない。 というのは、議長、この前も言うたように、私は、総務建設委員会で委員長に大西委員の質疑は品がないと、品格を持って質疑をしろと注意されたんですよ。そうしたら、当局が指摘するように、議員の発言が、品位の保持が第132条に規定されているなら、私の質疑は違法な質疑だということになるんでね。それを当局の部長が指摘してきたわけでしょう。だから、それが間違いだということであれば、その部長が、これから課長を人事評価していくんでしょう。それを質疑するんで、それが間違ってるかどうか、部長が議会に対してクレームをつけてきた、その第132条違反だということが、議長、正しいんですかと、議長の見解を聞いてるんです。 第132条に議員の品位の保持について規定されていませんよ、規定されてないでしょう。ですから、いや、第132条には、職員あるいは市長の、個人、プライベートなことについて発言してはならないと規定されてるんですよ。 ですから、僕は、あの繰越明許のときに、11番議員が財政課長の資質を問う発言があったんですよ。これ、取り消したけど、議長、議論の中の、それ、アクセントでしょう。自分の意見を強調するために言ったことであって、別に財政課長の個人的なことについて発言したんじゃないじゃないですか。公の職務上のことについて、議員が自分の意見を強調したわけですね。それ、アクセントでしょう。と、私は認識してるんですよ。 それが、品位の保持にかかわる第132条違反だと言われたら、違法行為だということになれば発言できない、要するに言論・表現の自由というものを束縛されていると。ですから、違法かどうか聞いてるんですよ、当局が違法だと言うて議会にクレームつけたことが第132条に違反ですかと、議長、どうですかと、議長に、議長の見解を聞いてるんですよ。
○議長(辻本宏君) いいですか、ですから、正しいか間違ってるか、違法かというふうに問われると、その判断が難しところがあると思いますけれども、ただ、その部長会から出てきた文書にしても、私の記憶では法律上の第百三十何条というのは記入されてなかったんじゃないかなと……
◆14番(大西強君) 書いてます。
○議長(辻本宏君) 書いてたかな。そこら、ちょっとようわからないんですけど…… 10分間程度休憩いたします。
△休憩 午前11時00分
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△再開 午前11時15分
○議長(辻本宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 14番、大西議員。
◆14番(大西強君) 議長、私の発言の趣旨は、この当局の申し入れに対しての今、クレームで言うとるのと違うで。議長に申し入れたのは、この繰越明許というのは、会計年度独立の原則の例外規定なんですよ。我々議会は、予算を決定するのが最大の任務なんやね。当然、不明瞭な予算の執行に対しては神経質になるのが当たり前じゃないですか、ね。 そこで、今回の3月の繰越明許は、非常に例外規定の中でも、また、法の趣旨を拡大解釈してる節がある。だから、例外規定を拡大解釈するということは極めて違法に近い、近い問題で神経質になった議員が、私でも言いたい。そこで発言したことが、私は、第132条違反じゃないと思ってるんですよ。当然、議員は議論が加熱したら、極端な意見、極端な言葉を使うのは、これは議論上のストレスアクセントであって、私は、当然のことだと思うんですよ。 だから、ところが、その議員は取り下げたんですよ。ですから、これが第132条違反かどうか微妙な、微妙なんでしょう。微妙であって、違反じゃないと思いますが、微妙であって、その中で議員が取り下げた問題に対して、後日、その市の執行部がその発言に対してクレームをつけるということは、議会に対する言論の抑制につながる。私は、絶対許せないんですよ。いいですか、民主主義の根幹にかかわる問題なんで。 明らかに議会が法律違反だと言うんだったら、それはクレームものむと思うんですよ。ところが、今回の問題は、非常に微妙な問題でしょう。ですから、議長に申し入れしたいのが、今後当局と議会と、この繰越明許について、もっと明確に調整してほしいと思うんですよ。それを、当局が、その繰越明許について、議員が批判してきたことに対して、今度はその議員に対して、品格を持って質疑せいというような申し入れをしてくるということは、議会軽視というか、議会に対する侮辱じゃないですか、ね。だから、当局のほうは、職員の信頼を市民に失わせる行為やと、ね。議会の行き過ぎか、職員の能力を市民が誤解するいうて書いてるんですよ、ね。反対やろ。僕は、あの記事を読んで反対やろと。議会を冒涜してるのは執行部じゃないかと、私は思ったんですよ。 思ったんで、ですから、我々は真剣に議論してるんです、のう。そやさかい、そこで、議長、ああいうふうに、ああいう問題についてマスコミにたたかれるというたらおかしいけど、ああいうものをしないように、今後この繰越明許については不明瞭なところがあって、それでまた今その質疑になったんで、やはり私は、何でこれ議長に申し入れてるかというたら、今度予定している一般質問の内容にかかわるんで、議長に対して、やっぱり当局も反省してもらわなんだら、のう。お互い真剣にまちのことを論じてるんやから、せやから、議員の立場、立場というのは、要するに議員の意見の表明、論評についてはやはり真摯に受けとめてもろたらいいと思うんですよ。 だから、今回のことで別に財政課長が心傷つけられたわけじゃないですから。財政課長は抜擢されてるんですよ、部長に。何も職員の品位を汚すようなことになってないやないですか、ですから……
○議長(辻本宏君) 14番、大西議員、よくわかりました。 地方自治法での言論の品位ということもあるんでしょうけれども、今回は、まずは1点、大西議員が言われる幹部職員から申し入れが来たということについては、私も、議長として道義的判断で差し戻しました。 それで、あと繰越明許費のことなんですけれども、その繰越明許費のことは、それぞれいろいろ思いがあるでしょうから、この件。市担当のほうへ詳しく説明するように申し伝えますんで、よろしくお願いします。 よろしいですか。
◆14番(大西強君) はい。
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。 次に、番号4、予算の繰越しについて当局の説明を求めます。 葛原水道事業所業務課長。
◎水道事業所業務課長(葛原勇君) (登壇) ただいま議題となりました平成24年度新宮市水道事業会計予算の繰越しにつきまして御説明申し上げます。 本予算の繰り越しは、平成24年度新宮市水道事業会計予算、第4条に定めた資本的支出の第1款第1項建設改良費のうち、市道天王谷線外1線導水管布設替工事につきまして、工事着手後、当初設計時に予測しておりませんでした導水管の埋設箇所に岩盤及び転石があり、これを除去するため、コンクリートブレーカーによる破砕の追加施工が必要となったため、年度内完成が困難となり、地方公営企業法第26条第1項の規定に基づきまして、全体事業費の77.3%、5,100万円を、翌平成25年度に繰り越したものであります。 なお、繰越額の財源内訳につきましては、繰越計算書に記載のとおりであります。 以上、まことに簡単ですが、地方公営企業法第26条第3項の規定に基づき、議会に報告するものであります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(辻本宏君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。 次に、番号5、
財団法人新宮徐福協会の業務報告について当局の説明を求めます。 勢古口経済観光部次長兼商工観光課長。
◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第40号、
財団法人新宮徐福協会の業務報告について御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成24年度の事業報告でございますが、一つ目は徐福に関する顕彰事業、二つ目は徐福に関する研究交流事業、三つ目はその他の区分としてございます。事業内容につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。 続きまして、平成24年度の決算につきまして御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 収支計算書の収入の部でございますが、基本財産運用収入の決算額9万2,700円は、基本財産5,000万円に対する預金利息でございます。会費収入4万9,000円は、徐福友の会の会費収入でございます。 続いて、事業収入875万6,700円につきましては、管理受託収入として指定管理料及び駐車場収入が663万6,700円、徐福友好事業収入としまして徐福友好推進事業補助金の212万円でございます。 3ページをお願いいたします。 寄附金収入の100万円ですが、これは香港徐福協会、李子文会長からの寄附受け入れによるものでございます。 次に、雑収入の3万4,979円は預金利息等でございます。これに前期繰越収支差額142万3,058円を加えました当期収入合計は1,135万6,437円となってございます。 次に、4ページをお願いいたします。 支出の部でございますが、事業費は101万677円で、そのうち顕彰推進事業費は78万901円で、その主なものは徐福供養式典関係費用、倉庫借り上げ料等でございます。また、研究推進事業費は22万9,776円で、中国徐福会代表団一行の来日に際しての交際費や来園者に対するガイド費用などでございます。 次の管理費は840万1,004円で、その主なものとしましては、職員給料の198万4,286円と福利厚生費32万8,578円、需用費の154万2,555円、役務費の113万895円は備考欄記載のとおりでございます。その下、委託料の334万7,800円は、備考欄記載の駐車場管理業務及び公園事務所警備業務委託料でございます。 以上、当期支出合計は941万1,681円で、当期収入合計から当期支出合計を差し引いた当期収支差額は194万4,756円となってございます。 次に、6ページに貸借対照表、7ページには財産目録を添付してございますので、御参照のほどお願い申し上げます。 続きまして、8ページをお願いいたします。 特別会計収支計算書につきまして御説明申し上げます。 収入の部でございますが、事業収入の決算額は548万5,182円で、内訳は売店収入でございます。その下、雑収入の7万8,618円は預金利息と自動販売機の設置手数料でございまして、事業収入と合わせました当期収入合計は556万3,800円となっております。 次に、9ページの支出の部でございますが、事業費の決算額は600万2,565円となっており、主なものとしましては、嘱託職員1名の給料が182万6,104円と福利厚生費27万9,136円、商品仕入代に係る原材料費347万3,056円などでございます。 以上、当期収入合計から当期支出合計を差し引いた当期収支差額は、マイナス43万8,765円となってございます。 10ページ以降に特別会計貸借対照表、特別会計財産目録、12ページ以降には収支計算書総括表、貸借対照表総括表、決算審査報告書を添付しておりますので、御参照のほどお願い申し上げます。 続きまして、平成25年度事業計画及び収支予算書につきまして御説明申し上げます。 1ページ目をお願いいたします。 平成25年度の事業計画でございますが、1に徐福に関する顕彰事業、2に徐福に関する研究・交流事業、3にその他と、3項目に分けて記載のとおり事業方針をまとめさせていただいております。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、本年度からは新会計基準に基づいた損益計算ベースで計上させていただいております。 一般正味財産増減の部、経常増減の部の(1)経常収益といたしましては、当年度の基本財産受取利息としまして7万2,000円、賛助会費収益としまして10万円、事業収益としましては1,240万円で、内訳として、市から指定管理料658万円、売店事業売上を582万円見込んでおります。その下、受取補助金としましては、徐福友好推進事業補助金が212万円となっております。受取寄附金は科目の設定でございます。雑収入としましては預金利息、その他雑収益として備考欄の記載のとおりで12万円となっております。それらを合わせた経常収益の合計は1,481万3,000円となってございます。 次に、(2)の経常費用ですが、事業費につきましては合計1,381万5,613円で、主なものとしましては、給与手当が264万円、光熱水費が115万3,250円、委託費として備考欄の公園事務所警備委託料及び駐車場管理委託料等で379万9,000円、商品仕入代金としまして350万円を計上しております。 次のページの管理費でございますが、合計198万8,930円を計上しております。その内訳としましては給与手当以下、記載のとおりでございます。 以上、事業費、管理費を合わせました経常費用の合計は、1,580万4,543円となっており、経常収益計から経常費用計を差し引いた当期経常増減額はマイナス99万1,543円となる見込みでございます。 経常外増減の部では、経常外収益、経常外費用ともございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス99万1,543円となり、一般正味財産期首残高5,473万5,944円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は5,374万4,401円でございます。 その下、指定正味財産増減の部はございませんので、正味財産期末残高は、一般正味財産期末残高と同額の5,374万4,401円でございます。 以上、平成25年度の予算書の報告とさせていただきます。 なお、最後に参考としまして、新会計基準に基づいた平成24年度の決算報告書も添付させていただいておりますので、御参照願います。 以上、まことに簡単ではございますが、
財団法人新宮徐福協会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(辻本宏君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。 次に、番号6、財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について当局の説明を求めます。 勢古口経済観光部次長兼商工観光課長。
◎経済観光部次長兼商工観光課長(勢古口博司君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第41号、財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について御説明申し上げます。 決算報告書の1ページをお願いいたします。 平成24年度の事業報告でございますが、川舟事業における利用状況につきましては、2の主な事業の①にありますとおり、4月から6月までの3カ月間の運行再開半額キャンペーンの実施効果もあり、利用者は2,863人で、前年度比437人、18.0%の増となっており、徐々にではございますが、回復してきている状況にございます。他の主な事業につきましては記載のとおりでございます。 続きまして、平成24年度の決算につきまして御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 収支計算書の収入の部でございますが、基本財産運用収入の決算額19万9,432円は、基本財産5,000万円に対する預金利息でございます。その下、事業収入831万6,810円につきましては、川舟事業収入の内訳として乗船料収入が830万5,500円と売店等収入が1万1,310円でございます。次の補助金の600万円は新宮市から川舟事業に対しての運営補助金でございます。委託料の440万円は緊急雇用創出事業に係る新宮市からの委託料でございます。雑収入の18万8,187円は受取利息等でございます。次のページ、寄附金5万2,550円とを加えました当期収入合計は1,915万6,979円となっております。 続きまして、4ページをお願いいたします。 支出の部でございますが、事業費決算額は2,009万9,787円、うち川舟運航事業決算額は1,569万9,787円で、その主なものとしましては、賃金の526万4,950円は川舟センター職員3人分の賃金でございます。需用費の302万8,541円は川舟や船外機の修繕費、燃料、光熱水費、川作代などでございます。役務費の129万8,499円は船舶や傷害保険、通信運搬費ほかでございます。委託料の425万6,700円は船頭や語り部の委託費用でございます。 次のページの緊急雇用事業の決算額は440万円で、その主なものとしましては、賃金の256万3,000円は緊急雇用職員2人分の賃金でございます。需用費の94万8,213円は川岸整備における苗木や消耗品などでございます。使用料及び賃借料26万5,177円は作業用トラックの借り上げ料でございます。 次の管理費につきましては、決算額が21万2,700円で、その主なものとしましては、報酬は評議員8名分の6万4,000円、委託料の7万3,500円、公課費の7万1,000円は備考欄記載のとおりでございます。 以上、当期支出合計の決算額は2,031万2,487円となっており、当期収入合計から当期支出合計を差し引いた当期収支差額はマイナスの115万5,508円となってございます。 6ページ以降に貸借対照表、財産目録、決算審査報告書を添付しておりますので、御参照のほどお願い申し上げます。 続きまして、平成25年度の予算書について御説明させていただきます。 予算書1ページをお願いいたします。 まず、平成25年度の事業計画でございますが、(1)の川舟の運航に関する事業につきましては、昨年4月の運航再開以来、徐々にではありますが、乗船客は戻りつつあります。ただ、厳しい経営状況は続いており、今後もメディアや旅行会社に積極的にPR活動を行っていきます。また、夏から秋にかけましては、熊野川河口での夕涼みクルーズも計画したいと考えております。 (2)のその他としましては、標記の事業等実施してまいります。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、これにつきましても、本年度から新会計基準に基づいた損益計算ベースで計上させていただいております。 まず、一般正味財産増減の部、経常増減の部の(1)経常収益の主なものとしましては、基本財産運用収入として6万7,000円、事業収入として乗船料収入を1,470万円、売店収入を5万円見込んでおり、また事業受託収入が168万円で、これは緊急雇用事業でございます。その下、市補助金としまして300万円、雑収入として預金利息も含め3,000円となっており、それらを合わせた経常収益の合計は1,950万円でございます。 次に、(2)の経常費用でございますが、事業費につきましては合計2,016万7,979円で、主なものといたしましては、賃金が610万6,000円、需用費が245万8,000円、役務費が168万2,000円、委託料が581万1,000円、備品購入費が38万5,000円、公課費が30万円、減価償却費が73万7,979円で、内容につきましては、いずれも備考欄記載のとおりとなっております。 また、緊急雇用事業につきましても、1名分の賃金99万9,600円ほか、事業に要する費用を計上しております。 次に、管理費につきましては合計31万5,902円で、その主なものとしましては、役員報酬が6万4,000円、委託料が10万円でございます。 事業費、管理費を合わせた経常費用計は2,048万3,881円となっており、経常収益計1,950万円から経常費用計2,048万3,881円を差し引いた当期経常増減額はマイナス98万3,881円の見込みとなっております。 2ページ下段から3ページにかけてお願いいたします。 経常外増減の部では、経常外収益、経常外費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額はマイナス98万3,881円となり、一般正味財産期首残高5,668万924円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は5,569万7,043円となってございます。 指定正味財産増減の部はございませんので、正味財産期末残高は、一般正味財産期末残高と同額の5,569万7,043円でございます。 以上、平成25年度の予算書の報告とさせていただきます。 なお、最後に参考としまして、新会計基準に基づいた平成24年度の決算報告書も添付させていただいておりますので、御参照のほどお願い申し上げます。 以上、まことに簡単ではございますが、財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(辻本宏君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。 次に、番号7、
財団法人新宮港湾財団の業務報告について当局の説明を求めます。
山本企業誘致対策課長。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) (登壇) ただいま議題となりました新企対第48号、
財団法人新宮港湾財団の業務報告について御説明申し上げます。 恐れ入ります、1ページをお開きください。 平成24年度の事業報告でございますが、一つ目は港湾諸作業の発達、改善及び流通の合理化、二つ目は広報活動事業、三つ目には収益事業、四つ目は港湾施設の指定管理者業務、五つ目は年次計画で進めております荷さばき地の修繕事業、六つ目は港湾の利用促進事業となっております。それぞれ記載のとおりでございます。 続きまして、平成24年度の決算について御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 収支計算書の収入の部でございますが、基本財産運用収入の決算額2万6,049円は基本金2,808万700円の預金利息でございます。基本財産取崩収入191万7,300円は新宮港湾会館の耐震診断手数料として基本財産を取り崩したものでございます。 事業収入1,725万3,200円は新宮市からの指定管理料1,600万円と船舶給水事業収入125万3,200円でございます。補助金等収入の39万3,859円は保安対策業務に係る和歌山県からの補助金でございます。雑収入136万1,089円は受取利息と散水料その他でございます。他会計繰入金の217万円と前期繰越収支差額50万4,160円を加えました収入合計は2,362万5,657円でございます。 次に、3ページをお願いいたします。 支出の部でございますが、管理費決算額は755万771円で、その主なものは修繕費146万1,555円、法定福利費132万2,338円、租税公課92万2,900円、負担金54万6,500円、手数料250万7,755円でございます。固定資産取得支出の35万1,750円は船舶給水メーターの器具購入費でございます。 4ページをお願いいたします。 事業費決算額は1,628万2,258円で、その主なものは、外注賃金84万円、労務賃金773万1,250円、光熱水費482万2,890円、賃借料の103万9,500円、諸謝金の65万7,032円はクルーズ客船入港時の歓迎セレモニーなどに要した費用でございます。積立金支出の94万6,388円は平成24年度減価償却分を預金するものでございます。 以上、当期支出合計は2,513万1,167円となり、収入合計との収支差額はマイナス150万5,510円でございます。 5ページ以降に正味財産増減計算書、貸借対照表、財産目録を付しておりますので、御参照のほどお願い申し上げます。 続きまして、8ページをお願いします。 特別会計収支決算について御説明申し上げます。 収入の部でございますが、事業収入は690万8,700円で、内訳は宿泊・食堂施設及び事務所賃貸収入で618万8,700円と雑収入72万円でございます。これに前期繰越収支差額7,079円を加えた収入合計は691万5,779円でございます。 次に、9ページの支出でございますが、事業費決算額691万2,577円で、その主なものは燃料費133万7,804円、光熱水費225万247円、繰出金217万円でございます。 以上、収支差額は3,202円でございます。 10ページ以降に貸借対照表、財産目録、それから12ページ以降に収支計算書総括表、貸借対照表総括表、決算審査報告書を付しておりますので、御参照のほどお願い申し上げます。 以上をもちまして、平成24年度事業報告及び収支決算についての説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(辻本宏君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。 諸報告中でありますが、昼食のため午後1時まで休憩します。
△休憩 午前11時51分
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△再開 午後1時00分
○議長(辻本宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 楠本教育長、午後から忌引のため欠席の届出がありましたので、報告をします。 番号8、新宮港埠頭株式会社の業務報告について当局の説明を求めます。
山本企業誘致対策課長。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) (登壇) ただいま議題となりました新企対第49号新宮港埠頭株式会社の業務報告について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 平成24年度の事業報告でございますが、左側の数字が平成24年度、右側の括弧内の数字が平成23年度でございます。昨年1年間に新宮港を利用した船舶数は外航船37船、内航船593船、客船4船、その他98船で合計732船となっており、前年度に比べて9船の増でございます。 貨物取り扱い量につきましては、外航船の木材が3万4,330立方メートルで前年度より2万344立方メートルの減少でございます。チップは北越紀州製紙のチップ専用船ホクエツアイビスやベトナムからのチップを含め32万2,123BDT(ボーンドライトン)と、前年度より2万3,504BDT(ボーンドライトン)の減でございます。 次に、内航船の取り扱い量でございますが、揚荷、積み荷を合わせまして、対前年度比52船減の593船でございます。その内容でございますが、木材が1万1,047立方メートル、チップが18万3,000トンでございます。その他道路用路盤材に使用される高炉スラグが25万2,186トン、セメントが18万4,529トンなどでございます。 続きまして、平成24年度決算について御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 まず、財務諸表の損益計算書につきまして御説明申し上げます。 貸方の営業収益及び営業外収益の合計は8億7,195万4,227円で、その内訳は、港湾運送事業営業収益として8億6,792万2,594円でございます。この内容でございますが、外航船及び内航船の荷役料収益が4億9,660万9,435円、代理店収益は2,965万8,694円、貨物運送料は4,286万1,286円、タグボート作業による曳船料が2,012万6,500円で、その他の収益2億7,866万6,679円は積み込み料、土場料、綱取放料、玉切料などでございます。 営業外収益の403万1,633円の内訳は、預金利息2万4,533円の金融収益と港湾施設管理業務委託料などの雑収入400万7,100円でございます。 これに対しまして、借方の営業費用及び営業外費用の合計は8億7,195万4,227円でございます。内訳といたしまして、港湾運送事業営業費用の7億98万4,573円で、内容につきましては、港湾運送費の6億308万9,929円で、これは外注費、施設使用料、人件費等の直接経費であります。 一般経費の9,789万4,644円につきましては、給料、手当、租税公課、水道光熱費など事務的経費で、間接経費であります。 営業外費用の1,068万194円の内訳として、金融費用の907万6,260円と借入手数料の128万7,500円でございます。 収益、費用の差額であります経常利益は、1億6,028万9,460円でございます。経常利益から特別損失などを差し引いた税引前当期利益から法人税充当額を差し引いた9,938万2,219円が、当期利益でございます。 3ページ以降に、貸借対照表、固定資産他明細書、剰余金処分計算書、監査報告書を付しておりますので、お目通しのほどお願い申し上げます。 次に、別冊の平成25年度の事業計画及び収支計画について御説明を申し上げます。 1ページをお願いいたします。 木材、木材チップ、セメント、骨材等の荷役について、今年度の見込み等を記載してございます。 続いて、2ページをお願いいたします。 収支計画書の経常収益でございますが、港湾運送事業の営業収益は8億5,500万円を見込み計上しております。内訳は、港湾運送収益8億2,500万円、代理店収益3,000万円でございます。それに営業外収益510万円を加えまして、8億6,010万円の経常収益を見込んでおります。 3ページをお願いいたします。 経常費用でございますが、港湾運送事業の営業費といたしまして、6億9,380万円を計上いたしております。内訳といたしましては、港湾運送費6億2,500万円、内容は外注費、施設使用料、人件費などでございます。 また、一般管理費は6,880万円で、人件費とその他経費などでございます。 営業外費用といたしましては、金融費用1,000万円で、内訳は支払利子割引料などでございます。経常費用は7億380万円を見込んでおり、収益と費用の差し引きは1億5,630万円でございます。 なお、これらは全て去る5月24日に開催されました取締役会並びに株主総会において原案どおり承認をいただいております。 以上をもちまして、新宮港埠頭株式会社の平成24年度決算報告並びに平成25年度の事業計画及び収支計画の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(辻本宏君) ただいまの説明に対し質問を行います。 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 新宮港埠頭株式会社のほうも出資して、凍結加工のための輸出のための食の縁と書いて食縁という会社が設立されたというふうに聞いたんですけども、食縁のほうに新宮港埠頭を含めて出資している会社と出資額を教えていただいてもよろしいでしょうか。
○議長(辻本宏君)
山本企業誘致対策課長。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) 出資しておりますのは、新宮港埠頭及び株式会社自然産業研究所でございます。 金額につきましては、新宮港埠頭9,000万円と自然産業研究所が1,000万円、合わせて1億円ということでございます。
◆5番(並河哲次君) 埠頭のほうが出資したその9,000万円というのは、この収支計画書の中ではどれに当たるんですか。
○議長(辻本宏君) 鈴木経済観光部長。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 出資金でございますが、確かに現金としては動いてはございますが、この経常費用等々の中には、結局出資金でございますので、最終的には今のところプラスマイナスゼロというような形で、こちらのほうには、支出のほうには上がってきてはございません。恐らく、貸借対照表の中で、決算時のほうで出資金というような形で上がってくるというふうに思います。
◆5番(並河哲次君) 昨年の近畿大学のほうが調査を開始されるというときのニュースだと、ことしの3月までに調査を終えて、それで来年の7月に事業化をしたいというような形だったと思うんですけども、それはそういうスケジュールで今も進んでいるんですか。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 議員おっしゃるとおり、昨年の7月、確か15日だったと思いますが、記者発表、記者会見の後、新宮港埠頭と自然産業研究所のほうで、その事業に向けての可能性の調査というようなことで進めました。おっしゃったとおり、当初は2年間をかけてという話であったのですが、思いのほか早く進んで報告書が上がるというふうなことになったようでございまして、その結果、食縁という会社がまずは設立されたと。それで、要はこの食縁を中心に今後その報告書にのっとって事業化に向けて精査をしていくというふうな形になってございます。
◆5番(並河哲次君) まずは報告書に関してなんですけども、どのぐらいの規模の金額の事業になるとかは、今はまだわからないんですか。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 大枠な数字は出ているようでありますが、ただ、これはまだ確定ではございません。要は、いろんな形での例えば国からの支援であるとか、補助であるとか、こういったところがまだまだ未確定でございますので、そういったことで、まだまだ確定の数字はないというふうなことだけはお伝えできるとは思います。
◆5番(並河哲次君) もう1点なんですけども、新宮港埠頭のほうが市が500万円出資している法人ということで、その割合としても50%が市の出資ということで、情報公開というのをしっかりと市の制度の中でも定めていくべきではないのかなと思ってます。ほかの、今いろいろ報告いただいた財団法人とかは情報公開の条例ではなくて要綱に一応入っていて、それでこの新宮港埠頭だけが今、だけではないんですかね、入ってない状態ということなんですけれども、やっぱり今実際に新宮港埠頭が9,000万円出資したというのが、一応情報出していただいていると言ってもここには載ってないというふうに、やっぱりわからない情報というのもすごく出てくるわけですよね。そういった中では情報公開ができるように定めるというのは大事だと思うんですけども、今そういった進め方はしてないんですか。
○議長(辻本宏君) 上路総務部長。
◎総務部長(上路拓司君) 情報公開制度を情報公開条例に定めているのは市の持っている公文書というくくりになりますので、当然今までの財団法人であったり、三セクであったりについては対象になってございません。その中で以前に第三セクターについては、議員先ほどおっしゃったように、要綱を定めまして市の条例に沿った形での取り組みをしていきたいと思います。ただ、これもそれぞれの財団がそういうふうに定めていただいたということでございまして、市が何らかの強制力を持ってやっていたというふうではございません。そのときにも、新宮港埠頭株式会社については商業的利益を追求する団体でございますので、そのときには市のほうからもそういう要請はしておらなかったというのが実情でございます。
◆5番(並河哲次君) 新宮以外でも、港、神戸とかは近畿だと大きいと思うんでぱっと調べてみたんですけども、神戸港埠頭も第三セクターで、でも情報公開は一応神戸市も要綱でやっていて、神戸港埠頭も情報公開制度にのっとる形になってるんですね。そういうふうに流れとしては基本的に公的なものが絡んでいるというところに関しては、情報公開を、当然、商業的といえどもしていくべきだと思うんですけども、その当時はそういうふうに情報公開を求めなかったということなんですけども、今から求めていくということはないんですか。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 基本的に、先ほど総務部長が答弁しましたとおり、いわゆるその情報公開法の中でいきますと、そういうふうな形で三セク、それも一企業としての三セクというようなことで求めても、要するに対応する必要はないというようなことでございますが、今、並河さんおっしゃってるのは、あくまでも市が50%出資している三セクであるから、要はそういったところに鑑みて公開条例を制定すべきではないかというふうなことやと思います。 我々担当とすれば、先ほども私どもの課長が決算報告等御報告申し上げましたとおり、その収支等についてはこの6月議会での報告、これが一つの大きな皆様方への公開情報というふうに捉えております。 それと、もう一つ御理解いただきたいのは、ここでも先ほど経常的な、いわゆる収益ですね、利益が約1億円弱上がっておる会社でございますので、これの実績というのは、やはり非常に新宮市内見渡しても大きなものであると。いわゆる企業としては、非常に、どういったらいいんでしょう、頑張っていただいているというふうに評価もしてございます。そういった中で、内容的には、今言いましたような年度の決算報告等々で、我々としたら要はそういうふうなことで内容を公開させていただているというふうに解釈をしてございます。
◆5番(並河哲次君) この決算書をもっての公開ということと、あとは利益もしっかり上がっている会社ということなんですけども、その利益が上がっているというのはそれはすごくいいことだと思うんですけども、それと情報公開というのは全く別の話で、情報公開というのは、全然業績がいいとか悪いとか関係なく基本的にはやるべきものだと思うんですね。それで、市が50%の新宮港埠頭の株を持っているということは、新宮市として、やっぱり第三セクター情報公開していこうという判断を下せば、それは新宮港埠頭という会社が情報公開をしていくことになるんではないんですか。その判断をしない理由は何ですか。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 確かに、議員おっしゃるように、業績と公開情報の内容を求めることとは違うというふうにおっしゃるかもわかりませんが、我々所管といたしましては、そういうふうな日常的な活動、あるいはこういうふうな業績の結果等々を見て、要はどちらからもそういうふうな公開条例等々で、どう言ったらいいんでしょう、一般的には公開条例となりますと、何か責められてるような感覚をするわけでございますけれど、我々としたら何ら問題なくやってくれていただいているというふうに思いますので、特にそういうふうな条例の制定には必要がないというふうに我々思っております。
◆5番(並河哲次君) 引き続き、僕は必要だと思うので、求めていきたいと思います。 以上です。
○議長(辻本宏君) 11番、田花議員。
◆11番(田花操君) この埠頭ができて30年超える中で、社長がもう当初からずっと専務から社長になり、長くずっとかかわってきてくれてる。当初、この方が新宮港埠頭の役員に入る理由の一つには一定の水先案内の資格を持って、それがなかったら港の出入りもろもろに支障を来すということで、この方が来ていただいてずっと新宮港埠頭の経営をしていってる。今は、そういう水先案内がなければ新宮港への出入りはできないいう状況なんですかね。
○議長(辻本宏君)
山本企業誘致対策課長。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) そういうことだと思います。
◆11番(田花操君) そしたら、この方もだんだん年をいってると思いますし。定年はないんかな、この会社は。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) 特に、定年というのは聞いておりません。
◆11番(田花操君) やっぱり、後継者いうか、そういうあれも会社を今後継続していくためには考えるべきじゃないかなというふうに思いますけど、市長、いかがかな。
○議長(辻本宏君) 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) 基本的に役員は定年がなくて、何歳までも就任していただいているところもある中でありますが、やはりある一定の年齢に達してきますと、体力的にもいろいろ問題が出てくると思います。そういう中で、5年、10年後を見据えて、そういう後継者ということも意識してるというふうには思っております。
◆11番(田花操君) 今の社長が倒れたら、港の出入りが、そういう意味で水先案内というそういう資格がなかったら港の運営ができていかないということになれば、やっぱり何らかの対応も考えておくべきじゃないかなという。 それと、2点目に、チップヤード、新宮港埠頭でお金を借りてつくってる。このチップヤードの自体は、今お金を借りてつくったわけですけど、この土地を市からこれ、あと何年かしたら買う、そういう契約になったあると聞いてたけど、いつごろ新宮港埠頭はこの土地を契約どおり買わんといかん時期いうのは来るんかな。
○議長(辻本宏君) 鈴木経済観光部長。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 今の議員御指摘の点でございますが、土地開発公社との間で平成19年に賃貸の特別契約つきの賃貸契約というのをしていただいております。これは、10年後に買っていただけるというふうなことでございまして、平成29年に買い戻しをしていただくということになってございます。
◆11番(田花操君) このチップヤードができて荷役も当然新宮港埠頭の仕事もふえたやろうと思いますけど、このチップヤードのこの土地の買い戻しから、この施設の整備もろもろ入れて今の北越紀州製紙のこのチップの荷役等で、大体何年ぐらい先に、この借入金相当ありますね、これの完了がされていくいうめどいうのは、把握してないか。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) そこまでちょっと詳しい点は把握してございませんが、先ほど課長が申し上げました損益計算書の中の荷役料収益、ここの数字、5億円に近い金額出ておりますが、これはもちろん北越紀州製紙さんだけの荷役料ではございませんが、多くはやはり北越さんのそういう荷役というのが相当な額を占めているということでございます。
◆11番(田花操君) そしたら、この3ページの貸借対照表の中でチップヤード建設に伴って借入金として残っているのは、この固定負債の長期借入金3億6,400万円とその流動負債の中にもあるんですか。
○議長(辻本宏君) 亀井副市長。
◎副市長(亀井寿一郎君) 当時、私、担当した部分もありますので、ちょっと記憶をたどりながら回答したいと思います。 当初、新宮港埠頭がチップヤードを建設いう際に銀行からの融資を受けました。その融資の返済期間いうのが、10年だったと思います。今日、予定より半分ぐらいの経過があるわけですけども、今のところ順序よく金融機関からの融資というのは返済してきておると。その上で、なおかつ剰余金、利益が出ておるという状況ですから、順序よく返済されておると。当時、銀行から、これは1社の銀行ではないですけども、銀行の制度の中で、ちょっと名前が出てきませんが、いろんなそのローン的な借り入れの制度があったものですから、それを活用したと。複数にわたる銀行からの融資と。それが、多分約6億円近く、5億5,000万円余りだったと思いますけども、そういった融資、あるいはここにも出ておると思いますが、リース等の絡みの中で、返済と、設備を整えて返済してきたということになっておると思います。
◆11番(田花操君) その、今、この前に北越紀州製紙が保管倉庫を立派なのを建てた。やっぱり、あの荷役も当然新宮港埠頭が絡んでやっていってるということですか。
◎副市長(亀井寿一郎君) 北越紀州製紙そのものが製品を搬出するという変更の中で新宮港を活用していくいうことになったわけですけども、当然その分についても、全てではありませんが、新宮港埠頭がかかわっている。それで、搬入についてもパルプ等を搬入して荷役等も行っておりますので、新宮港埠頭ももちろん関係しておるということだと思います。
◆11番(田花操君) もう1点。この役員名簿を見ると、市から監査役入れて3名。ぜひ、この新宮港埠頭の経営にうちからも行ってるんで、議会でのいろんな意見も踏まえてぜひ会社運営に積極的にかかわったっていただきたいと。この中で、この6ページに監査報告書の中で2人監査役おるけど、この最後の名簿見たら監査1人になってる。これは、交代したいう意味かな。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 1名につきましては、過日やめられたというふうなことでございまして、定款には2名以内というふうな表記がございまして、当面の間1名でいくというふうなことでございます。
◆11番(田花操君) そしたら、平成24年度は監査役2名で、平成25年度は1名になったと。 はい、以上です。
○議長(辻本宏君) 12番、上田議員。
◆12番(上田勝之君) 午前中の
財団法人新宮港湾財団というのは、たしかこれ平成24年度で清算するわけですよね。それで、それを新宮港埠頭で引き継がれるんじゃなかったですか。その辺、そういった港湾財団の業務事業については新宮港埠頭が引き継ぐというような、以前説明があったかと思うんですが、その辺はいかがですか。
○議長(辻本宏君)
山本企業誘致対策課長。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) これまで財団が担ってきた業務そのものは、新宮港埠頭株式会社が引き継ぐということでございます。
◆12番(上田勝之君) それでは、この新宮港埠頭の平成25年度事業計画にはそのような点は触れられていないんですが、それらの点について、どういった事情なのかということをお尋ねします。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) 平成25年度のこの事業計画の中で、この4点挙げさせていただいている木材の入荷、それから木材チップの荷役、セメントの荷役、この部分の4番の骨材等の荷役につきましては、当然財団が担っていたものを今度は新宮港埠頭がやるということでございます。
◆12番(上田勝之君) 要は何が言いたいかというと、新宮港埠頭の平成25年度事業計画というのは、これは、以前、いわゆる前年踏襲型というか、業務自体はそんなに変わるものではないと思うんですね。ただ、その新宮港湾財団の業務事業というか、業務自体がこれは全てが新宮港埠頭に移るわけではないだろうとは思いますけど、例えば新宮港湾の指定管理業務なんていうのは、これ新宮港埠頭に請け負わせるわけですか。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) そうでございます。
◆12番(上田勝之君) それでは、例えば平成25年度の事業計画にそういったことは盛り込まれないんでしょうか。新宮港埠頭の平成25年度事業計画のほうには盛り込まれないのか。そういう指定管理。
○議長(辻本宏君) 鈴木経済観光部長。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 今、議員御指摘の部分、特に港湾財団が担っておりました主な点でいきますと、公園の管理といったものが主な点になるわけでございますが、それが今回新宮港埠頭指定管理というような形でその部分を担っていただくというようなことになろうかと思います。そこのところの費用等々につきましては、一般管理費等々のほうで組み込まれてくるのかなというふうには思っております。
◆12番(上田勝之君) いや、だから、公園の維持管理であるとか、例えば港湾会館の運営なんかも港湾財団の大きな柱やったかと思うんですね。そういったことが新宮港埠頭に移ってくる、あるいは市が直接いうふうな、新宮市が受け持つことにするのか。指定管理で新宮港埠頭に業務や事業を引き継がせていくのかというあたりが、この平成25年度の事業計画では全然明らかではないと思うんですが。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) 新宮港の港湾会館のその施設管理運営、これにつきましては新宮市が受け持つこととなっております。ただ、ここの事業計画の中に確かに明確に個別では載せていませんが、新宮市で管理していくと、4月から管理になっています。
◆12番(上田勝之君) 本来であれば、そこの事業計画にそういった内容が記載されてしかるべきではないかと思うんですが。
○議長(辻本宏君) 亀井副市長。
◎副市長(亀井寿一郎君) 新宮港湾財団そのものの解散というのは、近畿運輸局の許可というのが要ります。この許可がおりた後、これまでの、一応清算はこういう格好に、新宮港湾財団そのものは清算されますけども、これが認可された後、解散の成否、あるいは新宮市から新宮港埠頭へ委託する部分というのは具体的に出てくるということになると思いますので、この時点ではまだ新宮港埠頭の事業計画の中では入れていないということだと思います。
◆12番(上田勝之君) それでは、平成25年の4月1日からの指定管理というのはどうなっているんですか。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 今、副市長が申し上げましたのが、全ての清算業務の終了がことしの7月……
◆12番(上田勝之君) 港湾財団の清算ですよね。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) はい。ということでございまして、今議員御指摘のように指定管理等々につきましては、この4月1日から新宮港埠頭のほうへ指定管理をさせていただいているという現状がございます。
◆12番(上田勝之君) ということであれば、やはりこの事業計画に何らかその旨の記載がされてしかるべきではないんかなとは思うんですが。
◎副市長(亀井寿一郎君) 私の先ほどの答弁、ちょっとまずい部分がありましたので、訂正させていただきます。 それと、今御指摘の点については、確かにそういうことには必要だと思います。今回、ちょうど過渡期なもんですから、事業計画そのものは新宮港埠頭のほうで作成されたものです。その辺のことについては、今回の指摘を受けて新宮港埠頭のほうへもお話ししたいというふうに思います。
◆12番(上田勝之君) よろしくお願いします。 それで、もう1点関連してですけども、新宮港湾会館については市のほうが直接受け持たれるということなんですけど、これは所管課は企業誘致対策課ですか。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) 私ども企業誘致対策課が所管してございます。
◆12番(上田勝之君) それと、先ほどの食縁に関連してなんですけども、出資が新宮港埠頭が9,000万円、自然産業研究所が1,000万円、この自然産業研究所というのは何なんですか。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 自然産業研究所と申しますのは、主に自然資源、農林、水の自然資源を生かして地域活性化に寄与するというふうな、基本的にはコンサル業がメーンの会社でございます。それで、ここの経営陣に近畿大学の先生方が中心になった皆さん方が入ってらっしゃると。ただ、これの会社につきましては、資本金等々については近畿大学、法人の近畿大学としては何らタッチはしてない会社でございます。教授陣にそういうふうな近畿大学の関係者の方々が入ってらっしゃると、そういうふうな会社でございます。
◆12番(上田勝之君) つまり、先生方が経営されてる会社で、近畿大学とは無関係ということですか。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 法人組織の設立については無関係というふうに聞いておりますが、仕事の内容等々の中で近畿大学だけではなくて、他大学のほうのそういうところも含めて教育機関と密に連携をしてるというふうに聞いております。
◆12番(上田勝之君) それで、この食縁という会社の取締役等はどういう方がなられてるの。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 食縁の取締役につきましては、まずは新宮港埠頭株式会社の取締役、それからこの自然研究所の取締役等が入ってございます。
◆12番(上田勝之君) 代表は。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 代表は新宮港埠頭の小池社長でございます。
◆12番(上田勝之君) それで、新宮港埠頭が9,000万円、これはちょっと報道でしかわからないんですけど、これ報道では新宮市と近畿大学が会社設立のように言われてますよね。実質は新宮港埠頭と全くの別個の法人がされてるわけでしょ。それと、事業化を検討する調査を始められるときには、たしか市長も立ち会いのもとで三者で記者会見をされてますよね。そういった意味では、今回法人を立ち上げられたということは、何らか公に発表をされるということはあってしかるべきじゃないんかなとは思うんですが。なぜ、こういうふうに隠密裏に進められるのか。
○議長(辻本宏君) 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) 特に、隠密に進めてるつもりはございません。近々、また三者で発表したいというふうに思っております。
◆12番(上田勝之君) いえいえ、近々ではなくてもう設立されてるし、報道もされてるわけですからね。それは、少し、いろいろ市長御自身も当然、非常に、先行きというか光明の見える事業ではありますんで、広くいろんな場でもアピールをされてるように思うんですけれども、やはりきちんとした形でこの事業化の検討の調査報告であるとか、それで、それに向けて、今度は事業化に向けての法人を設立したんであるとかといったことは広く情報開示というか、広報していくほうが望ましいんじゃないかと思うんですよ。もう、法人を立ち上げられて、一部のマスコミのみに載っていく、あるいは新聞に、地方紙上にいわゆる事務員さんの、経理事務の職員採用の募集が載る、しかも新宮港埠頭内になってますよね、あれ。だから、そういったような非常に不透明な形での事業の進め方というのはいかがなもんかと思うんですけれども。
◎市長(田岡実千年君) 先ほども申し上げましたが、不透明な進め方だとは……
◆12番(上田勝之君) いえいえ、そうではなくて、何を言いたいかというと、地方紙上に新宮港埠頭内に食縁という会社で事務員さんの募集が載るわけですよね。なら、その新宮港埠頭の中に食縁という会社、何なのかと。誰もわからんわけじゃないですか。しかも、新宮港埠頭が9割出資でしょ。しかも、新宮港埠頭は新宮市が50%出してるわけじゃないですか。しかも、事業化検討の際には市長立ち会いのもとで三者で記者会見もされてるわけでしょ。
◎市長(田岡実千年君) この新宮港埠頭の事業については、議員の皆様にも勉強会という形で結構詳しくお話しさせていただいたりしておる中であります。今回、株式会社食縁が5月に設立されたことについては、間もなく、また産官学の三者でそろって記者会見を開きたいと思っておりますので、御理解よろしくお願いいたします。
◆12番(上田勝之君) その辺は見解の相違なんだろうとは思いますけれどね。ただ、そのいわゆる社員を募集される際にああやって地方紙に社員募集の、いや、ハローワークで出てるわけですよね。それで、やっぱりそれが新宮港埠頭内にある、なんですよ、申し込み先がね。そうすると、先ほど並河議員も言われてましたけど、いわゆる情報開示に必要性というものに関して。それは、株式会社で50%の比率しかないかもしれないですけど、これはやっぱり広く情報開示をしていくべきなんじゃないかと。決して義務ではないから、その辺の見解の相違はあるかもしれない。ただ、9割方、9,000万円出資していくわけですよね。今後また本格的な事業になれば、またかなりその法人自体が大きな借り入れを起こしてやっていくわけでしょう、事業化のめどとしては。それで、やはりこの事業化検討の調査をされた報告というのは、市としては見られてるんですか。
◎市長(田岡実千年君) 計画書は……
◆12番(上田勝之君) それは事業費、食縁の事業計画書ですか。じゃなくて、例えばその産官学で市長記者会見された。いわゆる三者で市長立ち会いのもとに事業化の検討の調査をされるという記者会見をされて以降、その調査の報告書なんていうのは市としては見られてるのか。担当課、いかがですか。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 市長以下、私どもも説明は受けております。
◆12番(上田勝之君) それは、どういった内容ですか。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) ここが、ちょっとポイントでございまして、我々まだまだ理解してないところも多々あるんですけれども、要は報告書にこれから沿っていろんなことを会社自体が一つ一つ潰しながら事業化の可能性を最終的に探っていくと。それで、その報告書そのものが、我々説明受けた段階、今でもそうなんですが、非常に、どういったらいいんでしょう、やっぱり企業としてのコンセプトといいますか、この事業化に対しての、動きに対しての非常に細かいコンセプトが入っておりますので、そういったところから、今この時点で、例えば他へその内容が流れていったりすると、この事業のコンセプトそのものが少し危うくなる可能性もあるというふうなことでございまして、来るべきタイミングが来るまで、我々としても、外へは、あるいは多弁は必要ないと。多弁はやめてもらいたいというふうな指示もございます。そういったことで、その点は御理解をいただければなというふうに思います。
◆12番(上田勝之君) なぜ、こういういうことをお尋ねするかといいますと、新宮港埠頭、先ほど田花議員も聞かれておりましたけども、チップヤードの買い取りというものが、買い戻しといいますか、買い取りという大きな案件がありますよね。そこに新たにグループ会社、子会社とはいえ新たな事業を行っていくわけですよね。そうすると、その事業自体が、もちろん光明の見えることやし、非常に明るい話題ではある思うんですね。ある程度の雇用も見込まれたり、いろんなことで新宮港を活用していただけるというのは、非常にこの当地によっては水産業の振興から始まって非常に光明の見える事業ではあると思うんです。ただ、そこに、本格的に事業をしたことのない会社と言っちゃあれですけども、いわゆる商いをしてる会社ではないんで、もともとこの自治体も商いをするところではないんで、そういったところでいわゆるその事業化に対して多額の出資をして多額の事業化をしていくあたりの、しかも9割方新宮港埠頭のグループ会社であるというあたり、その辺についての見解はどうなんですか。
◎市長(田岡実千年君) 商いをしたことがない会社というのはちょっとニュアンスが違うんじゃないか。本当に経営的に立派な会社でありまして、この港湾をきちっと経営していく手腕がある会社は、この水産加工という、少し業種が違っても新宮港埠頭の経営の実力で十分発展できていくような気はしております。 また、新宮港埠頭の先ほどチップヤードの話がありましたが、その買い戻しは新宮港埠頭が買い戻すといいますか、今リースの部分を何年か後には買っていただくわけでありますが、今回事業する、水産加工の事業するのはまた別会社の食縁という会社でありまして、双方で別々のことをしっかりとやっていっていただいて、この新宮の活性化につなげていただきたいといいますか、いただけるような気がしております。
◆12番(上田勝之君) 非常に希望的観測といいますか、確かに光明の見える非常に明るい話題だとは思うんです。だからこそ、しっかりとしたフレームをつくっていかないと、やはり、何でも先にバラ色を言って、後で処理をするのがこれまでの通例のような感があるんで、市長その辺も御存じあるんかないんかわかりませんけど、やはり一般的にはそういうような感覚を持ってしまいます。だから、その点では、市が50%出資する会社がさらに9割方出資して行っていく、そこに経営感覚というものがきちんと入っていくかどうかというのは非常に、これは別に新宮港埠頭がどうこうというもんではないですけど、これまでの通例からすると、やはり少しその辺では心配をする部分ではあります。先ほど市長お答えいただいたように、気がするとか、そういったような希望的観測だけではやっぱりこの何千万や何億円というようなお金を出資していくのは非常に問題があると思うんですね。だから、ある程度、それは当然、例えば福山通運の際にもそうですけれども、ある程度その情報開示、ただ、地元業種や関連同業種、他地域との競争の中ではやっぱり企業秘密の部分もあるんだろうとは当然思いますけれども、ある程度アウトラインとか、そういったことはやっぱり広く開示していくべきやと思いますし、もっとそういうことを示した中で事業化に向けて進めていただけたらと思うんですが、いかがですか。
◎市長(田岡実千年君) 本当に、全然隠すつもりは毛頭ございません。いろいろ言うべきときに言うべきことをきちんと公表させていただいて、一緒になって発展をしていくべきだと思っております。ただ、今のところ、今議員もおっしゃっていただいた企業秘密の部分が大変まだまだありまして、まだちょっと公表できないという段階でありますので、早いうちに時期を見て、言うべきことはきちっと説明していきたいと思っております。
◆12番(上田勝之君) ぜひ、くどいようなんですけど、本当にアウトラインだけでも、やはり。こうやってNHKではインターネット上でも出てるわけですよ。出てるんですよ、実際。だから、やっぱり広くアウトラインだけでも開示をすべき、しかもこれではやっぱり新宮市が直接出資みたいな形になっているんでね。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 今おっしゃっていただいた、そのNHKの記事なんでございますが、要は本当に結論を申しますと、近畿大学のほうからクレームがつきました。要は、今議員御指摘のように、近大が共同出資者というふうな形の表記になっているので、学校法人としては、大学としては1銭も出資してないというふうなことでございまして、我々のほうにも、これはどういった形でニュースソース、リリースしたんかというふうなクレーム、あるいは直接、うちのほうはそういうニュースソース、リリースしてございませんので、近畿大学が直接放送局のほうへ、支局のほうへ電話を入れて、抗議をされたということも聞いてます。その結果、今議員お持ちのその文書、それがその後でカットされた、省略されたというふうなことも聞いております。
◆12番(上田勝之君) だから、だからこそ、要はこれ新宮市と近畿大学というふうにイメージは先行しているわけですよね。それで、実際の出資というのは新宮港埠頭であり、自然産業研究所なわけですよ。この自然産業研究所というのは近大の先生方がつくられてる会社ということなんだと思いますけど、そこに間違った、誤ったイメージがどんどん浸透していく。そこのように、そこではやはりアウトラインとかきちんと公表すべきなんだろうなと。もともとその事業化検討というときに華々しく、当然、記者会見されてるわけですから。
◎副市長(亀井寿一郎君) 新宮港埠頭の社長が、非常にこの件に関しては慎重な進め方をしておるところです。マネジメントにしても、非常に先行きの見える方というふうに私どもも思っております。これが具体的に事業化になるまでには課題としてある部分を解決していく必要がある。その課題が幾つもあるというふうには聞いております。ですから、調査そのものは完了しておりますけども、それを一つ一つ、いろんな、私どもにはわからない課題も、難しい課題もあるというふうには承っております。ですから、そういうものは事業化に向けてこれから検討していくということでございますので、その辺については、やっぱり代表取締役社長という立場でいろんなことを考えておられるというふうに思っておりますので、その辺は理解していただきたい。
◆12番(上田勝之君) もう、全く繰り返しになって申しわけないんですけど、別に、新宮港埠頭の代表取締役が経営云々という話、経営の資質云々という話じゃなくて、新宮港埠頭も立派に経営していただいてると思ってますし、資質云々を問うわけではないんですけれども、やはり新宮港埠頭というのは新宮市が半分出資していますし、今後数年間の後にはチップヤードの用地も買い戻してもらわんと、非常にその三セク債じゃないけど、新宮港の清算については非常に大きな支障を来すわけです、順調に経営していただかないとね。だから、その中で、私どもにもわからないとかというのは、企業秘密の部分はあるとして、そういう専門職的な部分の企業秘密の部分はあるにしても、やはり副市長や担当される部長方がやっぱりしっかりと把握した上で事業化に向けて検討を進めていただきたい。私どもにもわからんところがあるというのは、非常に心もとないような気がしますが。
◎副市長(亀井寿一郎君) 正直な話、やっぱり事業そのものを運営していくということになれば、私どもわからない部分、正直な話、あります。具体的にいろんな絡みというのが出てきますから、関係する事業者いうのが当然出てきますから、わからない部分があってお答えできないという部分もありますので、その辺は御理解ください。
◆12番(上田勝之君) いや、全て開示せよと言ってるわけではないですよ。ただ、皆さん方がわからないというのは非常に心もとない。それと、やっぱり新宮港埠頭の役員、取締役には新宮市の職員が2名入られてる。それで、監査役も職員ですよ。その中ではある程度しっかりと把握された上で、アウトラインとしては公表できる部分、企業秘密としてまだ開示できない部分というのは当然あるんだろうとは思いますけど、そこら辺はしっかりと把握した上で、我々や広く市民にも公表してしかるべきなんじゃないかなと。だから、私、実際正直なお答えやとは思いますけど、正直にわかりにくい、わからないというのは、やはり何千万円も出資していくわけですから。それは、でも、直接ではないですけれども、新宮市が半分出資する会社がさらにグループ会社を立ち上げていくわけですから。
◎副市長(亀井寿一郎君) 具体的には取締役会も組織されてますし、あるいはその後また総会等で当然具体的な話も出てこようかと思います。市からは確かに3名の役員というのは出しておりますけども、具体的に細かい事業中身についてももっともっとこれから取り組みを図られて、公表できる部分は公表していくということになろうかと思います。
◆12番(上田勝之君) そうです。もう、3名の役員出されておるし、50%出資比率あるし、指定管理者にもなられる。当然、実際新宮市の会社というイメージも非常に強い、50%ですけどね。だから、そういった意味ではこの食縁についても、そういったアウトラインの公表は早く行っていただきたいと思います。 以上です。
○議長(辻本宏君) 当局の皆さんには、マイクを通してはっきりと、しっかりと御答弁願うことをお願いしておきます。 それでは10分間程度休憩します。
△休憩 午後2時00分
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△再開 午後2時12分
○議長(辻本宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 17番、屋敷議員。
◆17番(屋敷満雄君) 新宮港、第一期埋め立てしたのは昭和52年やったか。
○議長(辻本宏君) 亀井副市長。
◎副市長(亀井寿一郎君) 昭和53年に完成したと。埋め立ては、それ以前から始まっておりましたけど。
◆17番(屋敷満雄君) 何年ぐらいでした、話が最初終わったのは。瀬古潔市長のときやね。
◎副市長(亀井寿一郎君) 谷市長のときに埋め立てが始まって、完成したのは瀬古市長の当時だったと思います。
◆17番(屋敷満雄君) それで、大先輩の大西強議員も、第1期目の新宮市議やった当時や思うんやけど、僕は、ちょうど昭和51年に帰ってきて、こっちへ。うちのおやじが三輪崎の区の役員やっとったんですよ。それで、そやから昭和53年にできてんやったら35年、できてね。そうしたら、今の中で並河議員なんかはまだもちろん生まれてないときの話やわな。ほんで、その当時、これできたのは、やっぱり新宮のあそこ埋めて、そして働く場、企業誘致して、やっていかなあかんと。巴川製紙も、紀州製紙も、王子製紙もまだあって、巴川も何とかもとから、あそこで使っていただきたいいう思いもあった思うんやで。その当時、三輪崎には、大西議員も議員で大変苦労されたんやけど、荷役をどういう方式でやっていくかということで、それで和歌山から荷役の会社が来られると、非常にそれやったらまずいということで、新宮方式いう方式をとって今の新宮港埠頭ね、小池社長の会社が今存在してあるということで間違いないですよね。
◎副市長(亀井寿一郎君) 間違いないです。当時、三輪崎には新宮港が開設する前に和歌山の業者が事務所をもう構えておりました。そんな中でいろいろかんかんがくがくあったんですが、最終的に地元方式、新宮方式ということで地域の人たちの集まりの中で、企業として地元の組織を確立していくということから新宮方式で始まったと。その際に、先ほどちょっと出ましたが、港に経験のある人いうのがほとんどおりませんでした。そういう中で現在の新宮港埠頭の代表取締役であります小池さんが、当時、港のことについては非常に詳しかったというようなことからこちらへ来ていただいて。昭和53年から54年にかけてだと思います。それ以来、ずっと埠頭で頑張ってきていただいているということです。
◆17番(屋敷満雄君) これは、たしか浜口元三輪崎区長が海のこととか、そういうことも非常に熟知された方で確かにお声がけもあった思うんですよ。それで、僕は、ちょうど帰ってきて、あれができて、ほんで今となってみれば、やっぱり方式としては新宮方式が大成功やったと思ってますよ。それで、企業の中で東洋ハーネス、あれが話が来たときは、たしか田阪市長のときやったと思うんですけども、あれも降って湧いたような話で、それで三輪崎でもどんな会社来るんやろうと、うまいこといくんかいなという話はありましたよ。結果的に、あそこでかなりの人間が雇用されて、非常に優秀な会社が来られて、大成功の一つの企業誘致の模範になるんですよ。それで、企業の場合、やっぱり行政と違って、確かにいろんな情報を公開せんなんということはありますよ。そやけど、やっぱりこれ金もうけやからね。ライバルもあることやし、この前の福山通運のときでも、僕も、皆さん騒がれたけど、僕は、あれ結構正解やと思いますよ。あれが事前に出とったら、もっと反対運動もすごくて、それで、いろんな誤解もいっぱいあった思うんですよ。僕も、確かに副社長と大阪でお会いさせてもらって、うちは紙は扱いません言うんですよ。ユニクロとイオンへ、私ところの従業員が直接、物を納めるヤマト方式を貫くんですとおっしゃってましたよ。やっぱりその企業企業の方針があって、そういうことを事前に、うちはここへ行くんやでいうことは絶対言えへんことやもん、言えるはずがない。 それで、今の小池社長も名前出たんで、パイロットで来られて、ここまで引き上げたのは小池社長と亀井副市長ですよ。これを見ればわかるように,木材はだんだん減っていってる、外材はね。あれを、あのままいったら新宮港埠頭株式会社は潰れたかも。そやけど、チップヤードをあそこへ、紀州製紙のチップヤードをあそこへ設置できたいう、あれが非常によかった。それで、あれは、皆さん御存じやないけども、僕ら、よう知っとんねん。やっぱり、その運送業をやってる三輪崎の、ある業者の方がおられて、それでその方は三輪崎からチップを紀州製紙へ運んでた。それをやめたときに、そのやっぱり補償みたいなものがあって、結果的にそれが話がつかなかってん、何年やっても、紀州製紙が。それを、あなたが1年半かかって彼をくどいたからこういう結果ができたんや。そやから、新宮港埠頭も、新宮港があそこまで成長したのもあなたですよ。 それで、やっぱり企業でも何でもそうですけど、トップに立つパワーがない人が経営しても、企業はうまいこといきませんよ。人材ですよ。いい人材がトップに立てば、企業は必ずよくなりますよ。それで、パイロットも、今、もう1人若い子おる。僕も、近くで倉庫持ってますから、あの周りよくわかるんですけど、若いパイロットも育ってますよ。 それで、やはり今後、チップヤードがなくて、福山通運がなくて、あの面積空やったら、市民からまた何言われるやわからん。あの二つが埋まったから、もう第二期工事の、埋め立てもある程度、あと近大どんななるか知りませんけども、そういうことがありますんで、今、うまいこといったから、いろんな積み重ねがあって、ここまで皆歴史があるんですよね。それを今になって、過去を忘れてですね、ああやこうやいう話は、僕は、ナンセンスや思うよ。そやから、今後みんなで温かく、あそこを近大の成長も、新宮港もまだまだ残ってるんやから、みんなで苦労して頑張って埋めるように努力していきたいと思ってます。 以上でございます。
○議長(辻本宏君) 14番、大西議員。
◆14番(大西強君) 今の17番議員の発言の中で、第一期工事、港ができたときに並河議員はまだ生まれてなかったということなんで、一言。ほとんど、ほとんどいうか、港つくったときから残ってるのは僕だけなんで、一つだけ、大事なこと言うときたいんですけど。新宮方式、地元で荷役するというたときに、既に事務所を構えてた企業は港湾荷役のプロ、専門店だったんですね。それで、我々が地元方式でやるということに対して、それに対する抵抗は、こうだったんですよ。公共が民業を圧迫するということはどういうことやと。やるんやったらやってみよと。全国の港湾、荷役でストライキを打つとおどされたですよ。のう、議長。それを乗り越えて、新宮方式を実現したんです。非常に厳しいものがあったということを、わかってほしい。 それで、今度はこの港を生かすために、過去のことは別としてこれからどうするか。その中で起こってきたのが、この近大との協定した水産加工業のこの基地、輸出基地にするというような我々もレクチャーを受けて、これからするんですけど、しかし、12番議員が言ったことは、公共が入るとき、今17番議員と意見を異にするんですけど、やはり公共事業である限り公明正大に進めていくということは絶対なんですよ。なぜか。それなら、12番議員が指摘したように、公設市場を開設するときの当局の説明と全然違ったでしょ。今、その損失補償、我々9割持ってるんですよ、今みたいに。やるときは夢ばっかり、メリットばっかりを主張して、結局どうなったんですか。存続はして、それは地域経済に貢献はしてることは事実ですよ。しかし、それに対して、我々公共がどれだけの予算をつぎ込んできたか。ですから、これからやるのに対して、市民の理解を得られるように公明正大に進めて、そして市民が損しようが得しようが、やっぱり市民全体が納得するという進め方をやってほしい。レクチャーを受けたときに、近大の先生がこう言ったんですよ。民間でやれば、民間はもうからなければ撤退してしまうと。しかし、こういう仕事はうまいこといくばっかりじゃないの。辛抱強くやらなあかんから、公共が、行政が介入するということも必要なんだということは、重々民間の、民間というか、学校の先生ですけど、会社をつくってシミュレーションしている人たちも非常に難しい仕事だということをば言うてるんと一緒でしょ。ですから、うまくいくと言ってないんですよ。うまくいかないときは民間はすぐ撤退してしまうが、行政が介入していると気長にいくと。気長にいくということは、それだけうまくいかないときは予算をどんどんつぎ込んどるいうことですよ。だから、そういう面で、この事業がたとえ失敗してもやっぱり市民全部が納得するという形で進めてほしいということなんですよ。それで、今意見が分かれたんでね、僕は、港をつくった最初からおる者として、十分、その点、みんなに理解してほしいんです。そういうことなんで。
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。 次に、番号9、一般財団法人新
熊野体験研修協会の業務報告について当局の説明を求めます。 坪井農林水産課長。
◎農林水産課長兼
農業委員会事務局長(坪井辰実君) (登壇) それでは、一般財団法人新
熊野体験研修協会の業務報告をさせていただきます。よろしくお願いします。 1ページをお開きください。 まず、業務報告ですが、入浴、宿泊ともに前年を上回り、トータルで200万円余りの正味財産の増加となりました。しかしながら、これは台風12号災害があった昨年度との比較でございますので、実質は減少しております。とはいえ、財団の懸命な努力により、災害前のにぎわいを取り戻しつつありますことを御報告いたします。 次に、決算について御説明いたします。 2ページをお開きください。 まずは、収入を御説明いたします。 収入総額予算8,320万円に対しまして決算額が8,027万2,253円となり、差し引き292万7,747円の収入減となりました。 収入の主なものは事業収入で総額7,963万4,577円となり、内訳は事業活動収入、委託事業収入、売店等収入、受託事業収入でございます。 次に、支出の部を御説明いたします。 3ページをお開きください。 支出総額予算8,320万円に対しまして決算額が7,603万1,237円となり、差し引き716万8,763円の支出減となりました。 支出の主なものは事業費と管理費で、事業費では6,590万6,080円、管理費は1,012万5,157円となり、その内訳はそれぞれ記載のとおりでございます。 続きまして、貸借対照表について御説明いたします。 5ページをお開きください。 まず、資産の部ですが、流動資産、固定資産合わせました資産合計が5,358万5,086円でございます。次に、負債の部ですが、流動負債、固定負債合わせまして2,263万648円でございます。資産から負債を差し引いた3,095万4,438円が正味財産となり、当年度の正味財産の増額が、先ほど事業報告でも報告させていただきましたが、正味財産増加額223万623円でございます。 次年度からは新会計基準での報告となります決算報告書を末尾に添付しておりますが、その2ページの一番下段の正味財産合計を御覧いただければ前年度と今年度の比較が出ておりますので、当期の正味財産増加額がおわかりいただけると思います。 次に、平成25年度予算について御説明いたします。 予算書の1ページをお開きください。 本年の4月に公益法人から一般法人への移行をした関係から、二つの公益事業と収益事業からなる事業で当協会を運営していくことになります。これは、平成24年度決算のほうも事業の組みかえ等で反映させてはいますが、今年度からが本格稼働となります。 次に、損益計算ベースでの収入について御説明いたします。 2ページをお開きください。 収入総額は8,610万6,000円を見込んでおり、その主なものは事業収益の8,555万4,000円で、そのほかは記載のとおりでございます。 続いて、支出の部でございます。 支出総額は、事業費、管理費合わせて8,560万6,000円で、その内訳は3ページから4ページに記載のとおりでございます。差し引き平成25年度の正味財産増額は50万円を見込んでおります。 以上、簡単ではございますが、御説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(辻本宏君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。 次に、番号10、
公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について当局の説明を求めます。 岩崎文化振興課長。
◎文化振興課長(岩崎誠剛君) (登壇) それでは、ただいま議題となりました新教文第73号、
公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について御説明を申し上げます。 報告書の1ページをお願いいたします。 平成24年度の事業報告でございますが、掲載しておりますとおり、①の事業から⑨の財団法人佐藤春夫記念会解散までの事業を行っております。入館者数は3,347名でございます。資料の寄贈につきましては、山野博史様ほか計20名の方々より、書籍類25点、また古木悦子様ほか計6名の方々より、書簡など18点の品々を御寄贈いただいております。 次に、平成24年度決算でございますが、2ページをお願いいたします。 まず、収支決算書の収入の部でございますが、1項1目基本財産運用収入の決算額3万3,083円は基本財産6,000万円の預金利息でございます。 2項1目の事業活動収入は、1,250万2,058円でございます。内訳は、図書・絵はがき等の販売によります売店収入が19万68円、緊急雇用創出事業及び熊野文化発信事業による受託事業収入が362万3,000円、指定管理料としての施設管理運営事業収入が801万1,000円、それと施設入場料としての利用料金が67万7,990円でございます。 次に、4項1目寄附金収入につきましては、1万3,800円の3件でございます。 5項1目雑収入につきましては、2万3,286円でございます。 次に、6項1目預金取崩収入につきましては、413万円でございます。これは、職員の退職金の預金取り崩しとなります。 次に、7項1目退職共済金につきましては、57万8,040円でございます。 これによりまして、収入合計は1,728万267円となります。 以上が収入の部でございます。 次に、3ページをお願いいたします。 支出の部でございますが、まず1項1目の事業費の決算額は1,643万4,484円でございます。内訳は備考欄のとおりでございますが、支出の主なものといたしましては、1節の職員1名分の人件費281万6,163円、2節の職員の退職金368万3,490円、そして9節の嘱託職員1名分と緊急雇用創出事業による臨時職員等の賃金で357万856円、12節の印刷製本費は、企画展のチラシ、パンフレット等の印刷代で33万9,780円、14節の光熱水費は54万3,237円でございます。 続きまして、4ページをお願いいたします。 20節の報償費は館長の報償費で36万円、22節の租税公課は140万2,000円、23節の手数料は浄化槽清掃、法人移行費等で134万5,088円でございます。 これによりまして、決算額は1,643万4,484円となっております。収入合計から支出合計を差し引きますと当期の収支差額は84万5,783円となり、これを次年度へ繰り越すというものでございます。 以下、5ページに貸借対照表、6ページに財産目録、7ページに決算監査報告書を添付しておりますので、御参照いただきたいと思います。 続きまして、予算書の部でございます。 予算書の1ページをお願いいたします。 まず、平成25年度の事業計画でございますが、一つ目に顕彰事業、二つ目に資料・研究事業、三つ目に交流・普及事業、四つ目に管理運営と受託事業を行うものでございます。 2ページをお願いいたします。 次に、収支予算書でございますが、本年度からは新会計基準に基づいた損益計算ベースで計上させていただいております。 まず、一般正味財産増減の部、経常増減の部、経常収益の主なものといたしましては、基本財産運用益として4万5,000円、事業収益として911万1,000円、その内訳につきましては、入館料、施設管理事業収益、売店事業収益でございます。それらを合わせた経常収益の計は、917万6,000円でございます。 次に、経常費用でございますが、事業費につきましては865万2,170円で、主なものといたしましては給料手当が220万380円、臨時職員等の賃金が235万5,000円でございます。 次に、管理費につきましては52万3,830円で、主なものといたしましては給料手当が16万5,620円でございます。 事業費、管理費を合わせた経常経費は、917万6,000円でございます。経常収益計から経常費用計を差し引き、評価損益等の計を加えた当期経常増減額は6,000円の減でございます。 経常外増減の部は経常外収益、経常外費用ともにございませんので、当期一般正味財産増減額は6,000円の減でございます。 次に、一般正味財産期首残高でございますが、こちらは6,174万2,058円に当期一般正味財産増減額を加えまして、一般正味財産期末残高は6,173万6,058円でございます。指定正味財産増減額の部はございませんので、正味財産期末残高は一般正味財産期末残高と同額でございます。 以上、平成25年度予算書の報告とさせていただきます。 なお、最後に参考といたしまして、新会計基準に基づいた平成24年度の決算報告書も添付させていただいておりますので、御参照願います。 以上、簡単ではございますが、
公益財団法人佐藤春夫記念会の業務報告とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(辻本宏君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。
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△日程5 市報告
○議長(辻本宏君) 日程5、市報告を議題といたします。 市報告の番号1、
公設市場経過報告について当局の説明を求めます。 嶋田広域担当理事。
◎理事[広域担当](嶋田喜久一郎君) (登壇) それでは、平成24年度の新宮広域圏公設地方卸売市場の青果物及び水産物の取り扱い状況について御説明申し上げます。 お手元に配付しております資料で御説明申し上げます。 まず、上段の新宮中央青果株式会社の青果物でございますが、平成24年度合計で取り扱い量におきましては4,101トン、取り扱い額が12億4,842万1,000円でございます。対前年度比では、数量におきましては5.7%減の250トンの減、金額におきましては3.2%減の4,104万2,000円の減となっております。 次に、下段の新宮水産株式会社の水産物でございますが、同じく平成24年度合計で取り扱い量におきましては421トン、取り扱い額が6億4,430万7,000円でございます。対前年度比では、数量におきましては2.1%減の9トンの減、金額では0.9%増の551万4,000円の増となっております。 青果につきましては、ミカンが裏年に当たったこと、また寒波など気象の影響により近郊等を含めた受託作物の入荷量が前年に比べ約10%減少しております。水産につきましては、インターネットやカタログを利用しました本広域圏外への販路拡大に努めておりますが、まだ安定した受注にはつながっておりません。今月の飲食店情報を集めたウエブサイトを運営する企業を活用しまして広告を行うことになっており、試供品のカジキマグロを都会の10数軒の飲食店に発送するなど、売り上げを向上すべく努力されております。 青果・水産ともに、年度の後半から売り上げが前年を大幅に下回っております。これは、昨年12月に那智勝浦町内に2店舗を持つスーパーが倒産したことが大きく影響しております。 以上、まことに簡単ではございますが、公設地方卸売市場取り扱い状況の報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(辻本宏君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。 市報告の番号2、新宮港経過報告について当局の説明を求めます。
山本企業誘致対策課長。
◎
企業誘致対策課長(山本茂博君) (登壇) 平成24年度新宮港利用状況について御説明申し上げます。 お手元の資料、1ページから2ページをお願いいたします。 外航船(輸入)の状況でございますが、船舶数は37隻で前年度より16隻の減となっております。貨物取り扱い量については35万6,453トンと、前年度より4万3,848トンの減であります。 次に、3ページをお願いいたします。 内航船の状況でございますが、船舶数は、木材、チップその他を合わせまして695隻と、前年度より25隻の増、取り扱い量につきましても82万5,332トンと、前年度より2万3,776トンの増でございます。 4ページに、外航船、内航船の入港船舶数及び取り扱い量の合計を記載してございます。 以上、まことに簡単ではございますが、新宮港利用状況の報告とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(辻本宏君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。
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△日程6 陳情第26号 災害時透析患者の防災と透析の確保についての陳情書
○議長(辻本宏君) 日程6、陳情第26号、災害時透析患者の防災と透析の確保についての陳情書を議題といたします。 付託なった総務建設委員会委員長の報告を求めます。 13番、福田議員。
◆13番(福田讓君) (登壇) 委員長報告を行います。 平成24年12月定例会において、総務建設委員会に付託され継続審査となっておりました陳情第26号、災害時透析患者の防災と透析の確保に関する陳情書について、委員会の審査の経過並びに結果を御報告いたします。 本陳情の趣旨は、地震、津波発生時における各病院の避難場所、避難施設の早期創設、人工透析のできる施設の確保、被災後近隣で透析が受けられない患者の移送の確保を求めるものであります。 大災害時には、透析患者に限らず、医療を必要とする多数の患者が発生することが想定されます。現在において、透析患者は新宮市内の四つの医療機関で264人が治療を受けており、仮に医療センター以外の医療機関で透析治療が不可能となった場合、医療センターのみでの対応は困難であると考えられますが、災害時には負傷者等を速やかに治療できる医療機関に搬送する広域災害救急医療情報システムの運用により、当地方においては第三広域防災拠点である紀南グラウンドから南紀白浜空港を経由し、被災地外への患者の搬送が計画されているとのことであります。当局としても、透析治療における各医療機関の現状を把握し、課題を抽出するとともに本陳情の趣旨に沿った取り組みを行っていきたいとのことでありました。 願人の患者会においても、自助、共助による透析患者の生命維持の取り組みがなされておりますが、本委員会では自助、共助だけでは解決できない災害時の不安を少しでも軽減させるため、公助の部分において行政が取り組んでいくべきであるとの判断から、陳情第26号について全員異議なく採択すべきものと決定をいたしました。 以上で報告を終わります。
○議長(辻本宏君) 委員長の報告について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 質疑を終わります。 本案について討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 討論を終わります。 お諮りいたします。 委員長の報告に御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 御異議なしと認めます。 よって、陳情第26号は委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
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△日程7
災害復興対策特別委員会中間報告
○議長(辻本宏君) 次に、日程7、
災害復興対策特別委員会中間報告を行います。 委員長の発言を許可いたします。 2番、前田賢一議員。
◆2番(前田賢一君) (登壇) それでは、災害復興対策特別委員会の中間報告を行います。 平成23年9月2日から4日にかけて襲来した台風12号は新宮市に大規模な洪水及び土砂災害等をもたらし、死者、行方不明者14名のとうとい人命や多くの家屋等の財産を奪い、道路、水道等のライフラインが途絶えるなど、過去の災害に比して類を見ない甚大な被害を生じさせました。 災害発生から約1週間、議員においては各地域の被害状況の把握や地域住民への支援等に没頭した状態であり、新宮市全体が混乱を極める中、平成23年9月6日に
新宮市議会定例会を開会し、新宮市災害対策本部長である市長から被害状況等の報告を受けました。 この報告を受け、新宮市議会は、台風12号の甚大なる被害はダム放流を幾度も実施した行為によるもので人災とさえ言えると、電源開発株式会社水力・送電部西日本支店に対し、ダム操作等の説明と本市の被害状況の確認を議長名で求めました。これを受け、9月14日に電源開発西日本支店長以下10名が新宮市役所において、新宮市議会及び熊野川流域対策連合会に対し、台風12号の際の出水状況、ダム操作について説明を行いました。電源開発の回答は、「各ダムは洪水調整の目的を持たない発電専用の利水ダムで、事前放流は規定上できない」、「放流量は流入量を超えず、適正であった」、「台風時は通常より水位を下げ対応した」等々、ダム操作の正当性の主張に終始したものでした。 その後、熊野川町地域及び高田、木ノ川地域等の被害状況が明らかになるにつれ、現状では直ちに災害復旧の見通しが立たず、市民不安が日増しに強まっている状況を鑑み、議会としての対応を協議し、9月定例会最終日に、災害対策及び復興対策に関する調査・研究を行い、住民の安心・安全を確保することを目的に全議員で構成する災害復興対策特別委員会を設置したところであります。 また、同日、人命最優先を念頭に、電源開発株式会社及び河川管理者である和歌山県、国、政府に対し、ダム操作規定の見直しを含め、ダムの弾力的な運用を強く要望し、熊野川下流域の安全・安心に努めることを決議するダムの弾力的な運用を求める決議書を全会一致で可決しました。 第3回災害復興対策特別委員会では、被災地の現場を視察後、委員各5名で構成する被災地現地調査部会、災害時避難対策部会、復旧復興生活再建部会の3部会を立ち上げ、各部会はそれぞれの目的達成のために独自に調査を実施しました。 被災地現地調査部会では、熊野川流域を中心に現地調査を行い、具体的な対策と取り組みを展開するため、地域住民の方々にアンケート調査や聞き取りを実施したところであります。 調査の結果から、次のような課題が浮き彫りになり、今後の取り組みについて考察を行いました。具体的には、ダム放流・操作規定の見直しとして、今後利水目的の一方的なダム放流と操作を認めていくことは到底できないため、治水機能を付加したダムに変更していくよう電源開発株式会社にその対応を強く要求するものである。 次に、熊野川総合治水対策の推進として、国において熊野川の持つ治水、利水、環境などの全ての機能を総合的に調整、検討し、新宮川水系河川整備基本方針の抜本的な見直しを行い、河川管理者が定めなければならない河川整備計画の早期策定を求めるものである。 そのほか、避難所の設置場所の見直しや防災情報システム等の情報伝達体制の充実並びに洪水ハザードマップの見直しと周知など五つの項目を取りまとめ、水害時の避難行動調査から見るこれからの洪水対策として調査報告書を作成し、市当局へ提言を行ったところであります。 平成23年11月には正副議長、正副委員長が和歌山県知事に、またその後、国土交通省や電源開発株式会社本社、地元選出国会議員を訪問し、河床の砂利採取やダムの事前放流、操作規定の見直し等を強く要望しました。 平成23年12月には、市長、正副議長、正副委員長が近隣市町村とともに上京し、野田総理大臣ほか関係大臣に対し、台風12号災害に関する重点要望を行いました。12月末には電源開発株式会社に対し、提出していたダムの弾力的な運用を求める要望についての回答を西日本支社長から説明を受けました。内容については、ダムの改善等については今後ダム操作に関する技術検討会で検討するとの回答でありました。 平成24年2月には正副議長、正副委員長、各部会長等が鹿児島県さつま町の鶴田ダム、熊本県八代市の荒瀬ダムを視察いたしました。特に、鶴田ダムにおいては、平成18年の災害以降460億円をかけ、新たに3本の放流管を設け、治水機能を強化し、洪水調整を行い、下流住民の安全確保に努めていました。 平成24年3月定例会最終日には、熊野川での治水対策に関する決議を可決し、4月には和歌山県知事、国土交通省及び地元選出議員を訪問し、国直轄事業の延長や多目的ダムへの変更等について要望書を提出いたしました。同じく4月には、電源開発株式会社の二津野、風屋ダム、関西電力の旭ダムを、また5月には電源開発の池原ダム、七色ダム、小森ダムを視察し、出水時のダム操作について調査を行いました。8月には、正副議長、正副委員長が市長に同行し、国土交通省、地元選出国会議員を訪問し、熊野川の治水対策について要望書を提出いたしました。11月には本特別委員会が姉妹都市である宮城県名取市を訪問し、東日本大震災の復興状況について市役所での説明の後、海岸に伸びる延長30キロにもなる防潮堤や復旧が進みにくい閖上地区などを視察し、復旧が困難な現状や課題について説明を受けました。 平成25年2月には、正副委員長が当局と同行し、鶴保庸介国土交通省副大臣及び地元選出国会議員を訪問し、熊野川の土砂撤去及び治水対策について協議を行いました。 また、3月には正副委員長が当局とともに和歌山県庁河川課、県議等を訪問し、熊野川の土砂撤去等について協議をいたしました。3月30日には、本特別委員会及び市長、市幹部職員が熊野川町田長の道の駅で二階俊博衆議院議員に対し、堆積土砂の撤去について要望活動を行いました。 4月には、正副議長、正副委員長、市長が鈴木英敬三重県知事を訪問し、和歌山、三重県議同席のもと知事に熊野川堆積土砂撤去について要望いたしました。 また、5月には市長、議長及び委員長が上京し、4月に開催された3県知事会議において、熊野川の堆積土砂撤去について3県が足並みをそろえて国に要望していくことに合意をしたことを受け、二階俊博衆議院議員を初め、地元選出国会議員に重ねて要望を行いました。 災害復興対策特別委員会は、平成23年10月13日に第1回を開催し、現在まで災害後における復旧・復興についてさまざまな視点から17回の協議を重ねてまいりました。災害発生後1年9カ月が経過し、被災地の復旧がある程度進み、一定の静寂が戻ったように感じられますが、熊野川河床については、まだまだ土砂の撤去が進まず、下流地域に住む住民にとっては濁水問題や出水時の不安は全く解消されていない状況であります。 本特別委員会は、今後も引き続き、国・県への要望活動、電源開発株式会社に対する提言、交渉活動、復興計画の進行管理等を中心に活動を行ってまいりたいと思います。 以上で災害復興対策特別委員会の中間報告を終わります。
○議長(辻本宏君) ただいまの報告に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 以上で質問を終わります。
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△日程8
常任委員会委員の選任
○議長(辻本宏君) 日程8、
常任委員会委員の選任を行います。 常任委員の選任は、委員会条例第8条第1項の規定により、議長の指名によることとなっております。 よって、議長において、お手元に配付いたしております氏名表のとおり、総務建設委員会委員には、2番、前田賢一議員、4番、榎本議員、7番、三栗議員、12番、上田議員、13番、福田議員、14番、大西議員、15番、前田 治議員、17番、屋敷議員、以上8人を指名いたします。 次に、教育民生委員会委員には、1番、東原議員、3番、久保議員、5番、並河議員、6番、本、8番、松本哲也議員、9番、松畑議員、10番、松本光生議員、11番、田花議員、16番、杉原議員、以上9人を指名いたします。
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△日程9
議会運営委員会委員の選任
○議長(辻本宏君) 日程9、
議会運営委員会の委員の選任を行います。 議会運営委員の選任は、委員会条例第8条第1項の規定により、議長の指名によることとなっております。 よって、議長において、お手元に配付いたしております氏名表のとおり、
議会運営委員会委員に、1番、東原議員、3番、久保議員、5番、並河議員、8番、松本哲也議員、9番、松畑議員、12番、上田議員、17番、屋敷議員、以上7人を指名いたします。 ただいま選任されました各常任委員会及び
議会運営委員会の正副委員長互選のため、暫時休憩いたします。 総務建設委員会は第2委員会室、教育民生委員会は第1委員会室にて開催いたします。 なお、
議会運営委員会は、各常任委員会終了後、第1委員会室で開催いたしますので、よろしくお願いいたします。
△休憩 午後3時02分
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△再開 午後3時30分
○議長(辻本宏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に行われた各常任委員会及び
議会運営委員会の正副委員長互選の結果について、次のとおり選任されましたので、御報告いたします。 総務建設委員会委員長に13番、福田議員、副委員長に15番、前田 治議員。教育民生委員会委員長に16番、杉原議員、副委員長に8番、松本哲也議員。
議会運営委員会委員長に3番、久保議員、副委員長に17番、屋敷議員。 以上のとおり、報告いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
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△日程10 議案第38号 専決処分につき承認を求める件新宮市税条例の一部を改正する条例
○議長(辻本宏君) 日程10、議案第38号、専決処分につき承認を求める件。 新宮市税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 西総務部次長兼税務課長。
◎総務部次長兼税務課長(西寛君) (登壇) ただいま議題となりました、議案第38号、専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、地方税法の一部を改正する法律が、平成25年3月30日に公布され、4月1日施行されたことに伴い、市税条例の一部に所要の改正を行うものであります。 地方自治法第179条第1項の規定により、本年3月31日に専決処分を行いましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。 主な改正点を、御説明させていただきます。 議案書の2ページをお願いいたします。 第34条の7は、寄附金税額控除の字句の追加であります。 第54条第5項は、地方税法施行規則の改正に伴う字句の削除であります。 4ページをお願いいたします。 第131条第4項は、先ほどと同じ、地方税法施行規則の改正に伴う字句の削除であります。 附則第3条は、延滞金の割合等の利率の見直しであります。 5ページをお願いいたします。 第4条は、先ほどと同じ、延滞金の利率の見直しであります。 6ページをお願いいたします。 第4条の2は、租税特別措置法の改正による項の繰り下げに伴う字句の訂正であります。 第7条の3の2は、期限の延長であります。 7ページをお願いいたします。 第7条の4は、2ページで述べた第34条の7第2項と同じ、寄附金税額控除の字句の追加であります。 第10条の2は、第1項は下水道で規定する、下水道を使用する者が設置した除害施設に対する特例であります。第2項は特定都市河川浸水被害対策法に規定する対策工事により設置された、雨水貯留浸透施設に対する特例であります。第3項は都市再生特別法に規定する管理協定の対象となった備蓄倉庫に対する特例であります。 8ページをお願いいたします。 第22条の2の第1項は、文言を表に改めたものであります。 10ページをお願いいたします。 第2項は、東日本大震災の被災者の相続人に対する規定であります。 11ページをお願いいたします。 第23条は、東日本大震災により居住用家屋が滅失等をした納税義務者が、住宅の再取得等により平成26年4月から平成29年12月までの間に居住の用に供した場合、個人の市民税の住宅借入金等特別控除の控除限度額を、所得税の課税総所得金額等の合計額の100分の3が100分の4.2としたものであります。 12ページをお願いいたします。 以下、附則といたしまして、第1条では、この条例は、平成25年4月1日から施行するというものであります。ただし書きとしまして第1項では、第34条の7第2項の改正規定並びに附則第3条、第4条、第4条の2、第7条の4、第17条の2及び第22条の2の改正規定並びに次条並びに附則第3条第1項及び第2項の規定は、平成26年1月1日から施行するというものであります。第2項では、附則第7条の3の2及び第23条の改正規定並びに附則第3条第3項の規定は、平成27年7月1日施行するというものであります。 第2条では、延滞金に関する経過措置についての規定ですが、改正後の附則第3条の規定は、延滞金のうち平成26年1月1日以降の期間に対応するものについて適用して、同日前の期間に対応するものについては、なお、従前の例によるというものであります。 第3条では、市民税に関する経過措置についての規定ですが、第1項では、附則第4条の2の規定は、平成26年度以降の年度分の個人の市民税について適用し、平成25年度までの個人の市民税については、なお、従前の例によるというものであります。第2項では、附則第22条の2第2項の規定は、市民税の所得割の納税義務者が平成25年1月1日以後に行う同項に規定する土地等の譲渡について適用するというものであります。第3項では、附則第23条の規定は、平成27年度以降の年度分の個人の市民税について適用し、平成26年度までの個人の市民税については、なお、従前の例によるというものであります。 第4条では、固定資産税に関する経過措置についての規定ですが、新条例の規定中固定資産税に関する部分は、平成25年度以降の年度分の固定資産税について適用し、平成24年度分までの固定資産税については、なお、従前の例によるというものであります。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(辻本宏君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第38号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論を行い、採決をいたします。 議案第38号について討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第38号はこれを承認することに決定いたしました。
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△日程11 議案第39号 専決処分につき承認を求める件新宮市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例
○議長(辻本宏君) 日程11、議案第39号、専決処分につき承認を求める件。 新宮市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 生駒市民窓口課長。
◎市民窓口課長(生駒明君) (登壇) ただいま議題となりました議案第39号、専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、地方税法の一部を改正する法律が、平成25年3月30日に公布され、同年4月1日から施行されたことに伴い、新宮市
国民健康保険税条例の一部に所要の改正を行うものであり、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、専決処分を行いましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。 議案書の2ページをお願いいたします。 国民健康保険の被保険者は、75歳になりますと国民健康保険から後期高齢者医療制度に移行いたします。そのときに、その人と同一世帯に国民健康保険被保険者が残る場合には、5年目まで国民健康保険税の世帯平等割の2分の1を減額してございます。 今回の改正では、新たに、その5年終わった次の6年目から8年目までの3年間を4分の1減額するというものでございます。したがいまして、世帯の中から後期高齢者医療に移行する人がいた場合の国保税は、5年間は世帯別平等割が2分の1に、6年目から8年目までは4分の1を減額して4分の3の額になります。 第6条第1号により、世帯別平等割額は、一般の世帯が2万1,120円でございますが、最初の5年間は、第2号によりまして、特定世帯として2分の1を減額した1万560円となります。6年目から8年目までの3年間は、第3号が適用になりまして、特定継続世帯として4分の1を減額した1万5,840円になります。 次の3ページをお願いいたします。 第10条第3号では、後期高齢者支援金等課税額についても、特定継続世帯の規定が適用されまして、6年目から8年目までの3年間、4分の1減額するものでございます。第1号の一般世帯の場合は、5,280円から4分の1を減額した3,960円になります。 第26条は、所得額が33万円以下の場合で、その場合は7割軽減となる場合の減額の規定でございます。今回の改正になります特定継続世帯では、4分の1減額した金額から、さらにその額の7割分を減額します。 軽減額は、第1号イ、(ウ)の1万1,088円になります。 次のエは、後期高齢者支援金等課税額の7割軽減の減額規定でございまして、特定継続世帯の軽減額は、(ウ)によりまして2,772円になります。 第2号は、5割軽減となる場合で、特定継続世帯の軽減額は、4ページのイ、(ウ)によりまして7,920円。後期高齢者支援金等課税額では、エの(ウ)により1,980円になります。 第3号は、2割軽減となる場合で、特定継続世帯の軽減額は、イ、(ウ)により3,168円。後期高齢者支援金等課税額では、エの(ウ)により792円になります。 5ページの附則第22項につきましては、地方税法における、東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長の特例の規定でございまして、地方税法改正に伴い、条項を整理するもので、内容には変わりありません。 附則といたしまして、第1条で、この条例は平成25年4月1日から施行し、附則第22項の改正規定につきましては平成26年1月1日から施行するというものでありまして、第2条では適用区分を定めてございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(辻本宏君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。 議案第39号は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 御異議なしと認めます。 よって、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論を行い、採決をいたします。 議案第39号について討論ありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第39号はこれを承認することに決定いたしました。
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△日程12 議案第40号 新宮市職員の給与の臨時特例に関する条例
○議長(辻本宏君) 日程12、議案第40号、新宮市職員の給与の臨時特例に関する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 岡総務課長。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) (登壇) ただいま議題となりました議案第40号、新宮市職員の給与の臨時特例に関する条例について御説明申し上げます。 本条例につきましては、厳しい財政状況及び東日本大震災に対処する必要性に鑑み、一層の歳出の削減が不可欠であることから、平成24年4月1日より2年間の時限的措置として、国家公務員が給与減額措置を行っていることにつきまして、本年1月24日の閣議決定により、各地方公共団体においても国に準じた措置を講ずるよう要請されたことを受けまして、新宮市においても一般職の給与減額措置を行うため、給与の臨時特例について定めるものであります。 また、特別職の給与につきましては、国は各地方公共団体において判断すべきものとのことでありますが、今回の臨時特例にあわせまして、特別職の給与の減額につきましても定めるというものであります。 議案書の2ページをお願いいたします。 第1条におきましては、平成25年7月1日から平成26年3月31日までの9カ月間を、給与の減額を行う特例期間として定めるというものでございます。 第2条においては、市長及び副市長の給料及び期末手当を、第3条においては、教育長の給料及び期末手当をそれぞれ10%減額するというものでございます。 第4条においては、一般職の給与減額についてを規定しており、第1項から第4項におきましては、給料月額を各給料表の級別に減ずる割合や管理職手当、期末手当、勤勉手当を一律に減額する規定などを定めております。また、第5項におきましては、医師は減額の対象外とすることを規定しております。 4ページをお願いいたします。 第5条から第6条にかけましては、介護休暇を取得する場合及び育児休業のうち部分休業を取得した場合における、勤務1時間当たりの給与額の減額についての規定でございます。 第7条から第8条にかけましては、端数計算及び委任の規定となってございます。 なお、附則といたしまして、この条例は、平成25年7月1日から施行するというものでございます。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(辻本宏君) 本案について質疑に入ります。 田花議員。
◆11番(田花操君) 今の説明で大体わかります。国は2年間、実施……。
○議長(辻本宏君) 岡総務課長。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) 議員おっしゃるとおり、平成24年4月1日から平成26年3月31日までの2年間行ってございます。
◆11番(田花操君) そしたら、それを受けて地方自治体も国に倣えという形で今回やるいうと。その大体県下、ほかの市も、こういった7月から来年の3月までの、何カ月になる、10カ月、9カ月、ああ、大体横並びの話かな。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) 県下各市におきましても、6月議会に上程を現在予定しておるというふうに伺っておりまして、上程の期間につきましては、今議員おっしゃられましたような9カ月間の期間という形で上程していくというふうに伺ってございます。
◆11番(田花操君) それは、県下で市長会か何か県の指導か、そういうものがあったんかな。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) 市長会のほうからという、特に決まりはございません。ただ、今回の要請に対して市長会といいますか、地方6団体の中での要望等は行っておりますが、県内の市でのそういう横並びの取り決めというのは特にございません。
◆11番(田花操君) これは、国が早くからやったと、2年間、今やってると。そうしたら、自治体に相当ばらつきがあるんかな。早いところは早く実施してるし、遅いところはまだやってない。これからいうところの、そういったばらつきはどんなんかな。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) 国からの要請におきまして、7月1日からの実施を要請されてございます。その関係で、この6月議会のほうへ各市とも上程してくる予定というふうに伺ってございます。
◆11番(田花操君) 今回、市長、副市長、教育長まで同じように減額していくと。やはり、議会もしていかなあかん、そういう自治体はないんかな。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) 現在、私どもで各市との情報交換の中で、議員につきましては各議会のほうの判断でお決めいただくということになってございます。
◆11番(田花操君) 市長、議会へ、議会もこういった形の減額いう要請いうのはされたのか。
○議長(辻本宏君) 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) 特に、議会には、要請はこちらからはしておりません。
◆11番(田花操君) 同じ自治体を構成する立場であれば、やはり同じく減額の方向を議会も考えていくべきではないかというふうに思うし、ほかの自治体の議会なんかで同じように減額したいう話は聞いてないか。
○議長(辻本宏君) 辻次長。
◎議会事務局次長(辻篤樹君) 県下9市の議会の減額状況なんですけども、きのう現在で聞いたところによりますと、9市のうち海南市議会が一律7%減額するという方向で、あと当局もやるんだったら前向きに検討していこうかというところが3市ありますけども、まだそこは確定してないというような状況であります。
◆11番(田花操君) これは、また議長に申し入れしますわ。 それで、今回のこの条例によって平均幾らぐらい、皆さん。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) 今回の減額措置についてですが、一般行政職では平均4.5%の減額になろうかと思います。
◆11番(田花操君) そしたら、金額に直したら幾らになるの。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) 今回の市全体での減額でございますが、総額で1億1,800万円余りという額が減額となる予定になってます。
◆11番(田花操君) そしたら、それを、600か700の職員数で割ったら1人当たりの平均が出てくるかな。それは、もう看護師も医者もそうかな。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) 今回の減額措置の中から医師は除かせていただいております。
◆11番(田花操君) 除いた理由は何。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) 医師につきましては、ドクターの不足でありますとか、いろいろな諸般の事情等々考慮いたしまして、今回の措置からは除外させていただいたところでございます。
◆11番(田花操君) それは、医療センターと協議した中で除外したいうことかな。一方的にやったいうことか。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) 医療センターからの意見も、お伺いしております。
◆11番(田花操君) はい。まあ、この程度で。
○議長(辻本宏君) 10番、松本光生議員。
◆10番(松本光生君) 田花議員が、いろいろと聞いてくれたんやけども、それに付随して、海南市の市議会議員の報酬額を参考のためにちょっと言うてください。
○議長(辻本宏君) 辻議会事務局次長。
◎議会事務局次長(辻篤樹君) 海南市は、議員の報酬が44万円、副議長が48万円、議長が月54万円となっております。
◆10番(松本光生君) それをカットされると、どれだけなりますかね。
◎議会事務局次長(辻篤樹君) 議員44万円の7%ですと、3万800円になります。月3万800円の減額になります。
◆10番(松本光生君) 41万円。新宮市は、これ長年報酬上げてないですよ。県下でも一番低いんです。これ、誇りに思ってますよ。そして、職員のこの給料ですけども、実際は、僕らは反対ですね。やはり、一昨年台風12号で新宮市も大変やったんですよ。同じ被災地です。東日本と一緒です。だから、それに合わすこと自身が、僕は、ちょっと遺憾に思います。そして、当然その職員の給料が減るということは、新宮市に落ちる金も少ななると。一番新宮市で、新宮市役所が企業の中で一番大きいということですからね。やはり、住民に対する影響、企業に対する影響があると思いますよ。その辺を鑑みて、十分、また総務建設委員会で検討してください。 以上。
○議長(辻本宏君) 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 総額で1億1,800万円の減額ということだったんですけども、その分地方交付税が、ちょうどその分だけ減額の措置があるということの理解でいいんですか。
○議長(辻本宏君) 小谷財政課長。
◎財政課長(小谷充君) ただいまの質疑でございますけれども、国のほうでは、今回の削減に当たりまして、簡易な計算方法を示されております。その試算によりますと、約1億円ほどの交付税が減額されるという試算でございます。
◆5番(並河哲次君) わかりました。
○議長(辻本宏君) 16番、杉原議員。
◆16番(杉原弘規君) これ、国から要請あったと、こういうことですね。一つ、私は、国が復興の責任を持ってやらなあかんやつを地方自治体にかぶせてるというふうに思ってます。それで、そういう点では国の責任放棄ではないかと、こう思います。 それと、もう1点聞きたいんですが、嘱託職員とか臨時職員について言葉がなかったですが、そこの部分は省いてるんですか。それも入るんですか。
○議長(辻本宏君) 岡総務課長。
◎総務課長兼高田支所長(岡雅弘君) 今回の措置につきましては正職員を対象としてございまして、嘱託、臨時職員につきましては対象外とさせていただいております。
◆16番(杉原弘規君) それは当然だというふうに思います。ぜひ、それはやってはならん。やはり、市の行政を嘱託職員がかなりの部分で支えていますからね。しかも、正職員の皆さんからいえば安い賃金でなっていると思うんですよ。それには絶対手をつけないように、ひとつお願いしておきます。
○議長(辻本宏君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△日程13 議案第41号 新宮市
熊野川出水災害危険区域に関する条例
○議長(辻本宏君) 日程13、議案第41号、新宮市
熊野川出水災害危険区域に関する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 垣本都市建設課長。
◎都市建設課長(垣本裕也君) (登壇) ただいま議題となりました議案第41号、新宮市
熊野川出水災害危険区域に関する条例について御説明申し上げます。 本条例は、熊野川の出水による災害を未然に防止し、地域住民の安全を図るため、建築基準法の規定に基づき、災害危険区域の指定及び災害危険区域内における建築物の建築の制限を条例で制定するというものであります。本条例の制定によりまして、熊野川町日足地区、能城山本地区で和歌山県が進めています熊野川土地利用一体型水防災事業により、輪中堤が築造されることに伴いまして、輪中堤よりも外側の区域を災害危険区域として定めるものであります。 議案書の2ページをお願いいたします。 第1条は、建築基準法第39条の規定に基づき、同条第1項の災害危険区域の指定及び災害危険区域内における建築物の建築の制限について必要な事項を定めるというものであります。 第2条は、熊野川の出水により危険が著しいと認める区域を災害危険区域として指定する場合の規定であります。 第3条は、災害危険区域内においては、災害危険基準高に50センチを加えた高さ未満に、住居とする建築物を建築してはならないという規定であります。 第4条は、災害危険区域内で建築物を建築しようとする者は、着手前にあらかじめ認定を受けなければならないというものであります。 第5条は、建築物の認定に当たり建築しようとする土地への立入調査を規定するものであります。 続きまして、3ページをお願いいたします。 第6条は、建築物の認定を受けず、または虚偽の申請により認定を受けた建築物に対し、必要な措置をとるための勧告ができるというものであります。 第7条は、この条例の施行に関し必要な事項は規則で定めるというものであります。 なお、本条例は公布の日から施行するというものであります。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(辻本宏君) 本案について質疑に入ります。 田花議員。
◆11番(田花操君) これは、今の説明のとおり、輪中堤の建設に伴って住宅の規制をかけるいう条例。あそこは建築確認申請、建築基準法適用されるところなのか。
○議長(辻本宏君) 垣本都市建設課長。
◎都市建設課長(垣本裕也君) 建物を建てるときには、建築上関係しております。
◆11番(田花操君) 熊野川町の日足、能城山本地区は建築確認が要るいう地域か。
◎都市建設課長(垣本裕也君) はい、そのとおりです。
◆11番(田花操君) それで、見せてもらってるこの図面、これ要するに輪中堤の外側へ建てる場合にこの規制がかかるいう意味か。
◎都市建設課長(垣本裕也君) 輪中堤の外側、河川側のほうに建てる場合の規制であります。
◆11番(田花操君) 輪中堤の中やったら、この規制はかからんいうことかな。
◎都市建設課長(垣本裕也君) 輪中堤の内側につきましては、輪中堤よりも今後高くなるいうことで、規制にはかかっておりません。
◆11番(田花操君) そしたら、この図面で地盤かさ上げいう工法書いてある。これは、実際は建てる人がこれだけかさ上げした上に、こういうような高さ以上に居住部分を設けなさいいう意味かな。
◎都市建設課長(垣本裕也君) 施主がかさ上げをした場合、その上に建築物を建てる場合は、かさ上げした部分よりも住居部分が50センチ以上、要するに輪中堤の高さよりも50センチ以上かさ上げした部分を住居部分にしてくださいということです。
◆11番(田花操君) そしたら、全てこういう工事含めて、かさ上げも含めて施主がやりなさいということなんやろ。
◎都市建設課長(垣本裕也君) はい、そのとおりです。
◆11番(田花操君) そしたら、もう相当建築費も高騰するやろうから、まず建てる人いうのは具体的にないんじゃないかなと想像する。それと、最後の罰則規定が勧告だけで、勧告だけやったら、これを守らんでも建てて住む人が出てくるのかなと思うて心配してる。大体、一般的には勧告程度でもう、もっと厳しい罰則規定を設けたらんととは思う、一方でね。
◎都市建設課長(垣本裕也君) 議員の言うとおりですけども、この条例の中では勧告という程度でやりたいと思っております。
◆11番(田花操君) はい、以上です。
○議長(辻本宏君) 3番、久保議員。
◆3番(久保智敬君) 一つ、聞かせてください。 今回は、今言われたみたいに、この輪中堤の外の部分の規制、ということは、輪中堤の高さから50センチということは、輪中堤の高さ、これを決められたということは、内側は安全ですよという証明になるんですね。その高さは、どんなして基準決められたんですか。
◎都市建設課長(垣本裕也君) 輪中堤の高さなんですけども、計画高なんですけども、県がこの事業を計画するに当たって決めたわけなんですけども。
背後地の地盤高を参考にして、この高さにつきましてはTP33.1メートルを基準としてるわけなんですけども、この高さにつきましては平成16年8月の台風11号で浸水深がそのときでTPプラス33メーター、それを参考にしてこの計画高を決めたというように聞いております。
◆3番(久保智敬君) そしたら、今回の、一昨年の水位の高さとはどうなんですか。
◎都市建設課長(垣本裕也君) 平成になるんですけども、過去に平成2年の9月、台風19号でTPプラス33.9メーター、平成9年の7月、台風9号でTPプラス35.2メーター、平成23年の9月の台風12号でTPプラス40.2メーターというようなことがあります。
◆3番(久保智敬君) 台風12号に合わすと大分高くなるんですね。だから、今回その危険区域を指定するんであれば、こっちが安全な地域であるという証明にはならないわけですね。
◎都市建設課長(垣本裕也君) 今までの実績をもとに、ある程度の高さをもとにしてこの計画高を出したというふうに聞いておりまして、台風12号を考えると膨大な費用になってくるというようなことも聞いております。
○議長(辻本宏君) 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 県のほうから工事の期間とか工事の総額とか、大体聞いてたりはしてますか。
◎都市建設課長(垣本裕也君) 現在、地元説明を行っておりまして、それの終了後、詳細測量をやって事業費等を決めていきたいというふうに聞いております。
○議長(辻本宏君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。
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△日程14 議案第42号
新宮市営住宅条例の一部を改正する条例
○議長(辻本宏君) 日程14、議案第42号、
新宮市営住宅条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 中地建設農林部次長兼管理課長。
◎
建設農林部次長兼管理課長(中地清剛君) ただいま議題となりました議案第42号、
新宮市営住宅条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 議案書2ページをお願いいたします。 本議案は、平成24年度中に解体を行い、全ての住棟が除却された市営住宅が2団地ありましたので、別表に記載してございます。名称としましては、「大浜一」のうち「新宮市王子町3丁目5152番地の1」の1団地と「同所2丁目5160番地」の1団地の計2団地の位置等を削除するというものでございます。 附則としまして、この条例は公布の日から施行するというものでございます。 以上、簡単ではございますが説明とさせていただきます。御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(辻本宏君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 質疑を終わります。 本案は総務建設委員会に付託いたします。 お諮りいたします。 本日はこの程度をもって延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(辻本宏君) 御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会とすることに決定いたしました。 あすは午前10時から会議を開きます。 皆さん、お疲れさまでした。
△延会 午後4時13分...