新宮市議会 2012-06-12
06月12日-01号
◎
医療センター事務局医療業務課長(垣本正道君)
医療センター事務局医療業務課長兼ねて栄養係長を拝命いたしました垣本でございます。よろしくお願いします。
◎
水道事業所業務課長(葛原勇君)
水道事業所業務課長を拝命いたしました葛原です。よろしくお願いします。
◎消防本部次長兼予防課長(切畑屋利一君) 消防次長兼予防課長を拝命いたしました切畑屋利一と申します。よろしくお願いいたします。
○議長(松本哲也君) 以上をもって異動紹介を終わります。
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△市長あいさつ
○議長(松本哲也君)
今期定例会招集に当たり、田岡市長からあいさつの申し出がありますので、これを許可いたします。 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) (登壇) 皆さん、おはようございます。 議員各位におかれましては、6月定例会、何とぞよろしくお願い申し上げます。 さて、
近畿自動車道紀勢線の
ミッシングリンクの解消に向けまして、4月6日にすさみ太地間と熊野市大泊新宮間について計画段階評価を進めるための調査を実施することが発表されておりましたが、きのう、このことにつきまして
近畿地方整備局、
中部地方整備局合同で
社会資本整備審議会道路分科会が開催されました。6月中旬には
アンケート調査などが行われるということであります。この機運を逸することなく、来年度の事業化に向けて、また皆様とともに今後も運動を展開してまいりたいと思いますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。 また、本日からの定例会におきまして、補正予算等11の議案を上程させていただきます。どうか、皆様におかれましては慎重審査の上、御承認いただけますようお願い申し上げまして、開会のごあいさつとさせていただきます。どうかよろしくお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) 市長のあいさつを終わります。
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△議長報告
○議長(松本哲也君) 次に、議長報告をいたします。 別紙にて配付いたしましたとおり、
近畿市議会議長会理事会外6件、概要報告であります。御了承願います。
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△日程1
議会運営委員会委員長報告
○議長(松本哲也君) 日程に入ります。 日程1、
議会運営委員会委員長報告を行います。 6番、辻本議員。
◆6番(辻本宏君) (登壇) 皆さん、おはようございます。
議会運営委員会委員長の報告をいたします。 平成24年6月定例会に先立ちまして、6月6日に
議会運営委員会を開催いたしましたので、その結果を御報告申し上げます。 会期については、本日より27日までの16日間とすることに決定いたしました。 日程といたしましては、お手元に配付いたしておりますように、まず本日は、会期の決定、
会議録署名議員の指名、諸報告、市報告を行い、その後、当局提案の議案11件、請願2件を順次議題として、提案説明、質疑、委員会付託を行います。 なお、議案の取り扱いにつきましては、お手元に配付のとおりであります。 あす13日から18日までは議案調査等のため休会を予定しています。19日に再開して21日までの3日間一般質問を行います。22日から26日までは
常任委員会審査のため休会の予定です。27日に再開して各常任委員会の審査報告、質疑、討論、採決を行った後、閉会中の継続審査及び調査承認を願い、本定例会を終了いたしたいと思います。皆様の御協力をよろしくお願いいたします。 以上で
議会運営委員会委員長報告を終わります。
○議長(松本哲也君) 以上で報告を終わります。
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△日程2 会期決定について
○議長(松本哲也君) 日程2、会期決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、
議会運営委員会委員長の報告のとおり、本日から6月27日までの16日間といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 御異議なしと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から6月27日までの16日間と決定いたしました。 なお、この際、御報告いたします。今期定例会の一般質問は、6月19日からと予定しておりますので、一般質問の通告期日をあす6月13日午後3時までと定めます。 通告書につきましては、その質問の要旨を具体的に記入の上、文書で通告願います。
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△日程3
会議録署名議員の指名について
○議長(松本哲也君) 日程3、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は議長において、9番、松畑議員及び16番、杉原議員を指名いたします。
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△日程4 諸報告
○議長(松本哲也君) 日程4、諸報告を議題といたします。 諸報告の番号1は、文書報告として例月出納検査の結果について報告9件であります。御了承願います。 次に、番号2、新宮市
土地開発公社の諸報告について当局の説明を求めます。
浮田企業誘致対策課長。
◎
企業誘致対策課長(浮田和宏君) (登壇) それでは、ただいま議題となりました新宮市
土地開発公社の諸報告について地方自治法第243条の3第2項の規定により、平成23年度新宮市
土地開発公社決算について御報告申し上げます。 前から3枚目、お開きください。 この決算書につきましては、本年5月18日、公社理事会で可決されたものでございます。 それでは、決算書の1ページ、平成23年度新宮市
土地開発公社事業報告書について御説明申し上げます。 まず、1の土地処分状況でございます。次の事業用地を売却してございます。 1、土地造成事業、新宮港工業用地、新宮市佐野字上地2117番1、8,143.23平方メートルを2億8,636万9,317円で新宮市に
公設卸売市場用地として売却をしてございます。 なお、処分箇所につきましては、別添箇所図、参照願います。 2のその他、1の
公社公営経営健全化・公社組織の解散について、平成23年度においては、設立団体である新宮市と公社組織の解散を視野に入れた
公社経営健全化の抜本的な取り組みについて協議を実施いたしました。今後は、これをさらに進め、公社解散に必要となる事務について具体的な検討を行ってまいります。 以上、簡単ではございますが、事業報告書の説明といたします。 続きまして、11ページの平成23年度新宮市
土地開発公社決算報告書について御説明申し上げます。 最初に、収益的収入及び支出であります。 収入について、1款事業収益が決算額2億8,636万9,317円となっております。内容は、2項
土地造成事業収益、1目完成土地等の売却収益で新宮港工業用地8,143.23平方メートルの売却によるものであります。 次に、2款事業外収益が3,544万1,744円となっております。内容は、1項1目の受取利息2万2,054円と2項1目雑収益1項の土地賃貸料3,541万9,272円であります。この内訳については、備考欄記載のとおりでございます。 2のその他の雑収益が418円となっております。 以上により、収入合計は3億2,181万1,061円となってございます。 12ページをお願いします。 続きまして、支出について申し上げます。 1款の事業原価は、決算額2億8,636万9,317円となり、内容は、2項
土地造成事業原価1目の
完成土地等売却原価であり、新宮港工業用地8,143.22平方メートルの売却によるものであります。 2款1項の販売費及び一般管理費は148万3,797円となってございます。内容は、1目の経費であり、その内容については2の旅費が1万4,020円、4の需用費が3万7,421円、5、役務費が17万8,495円、6の広告宣伝費4万8,510円。13ページ、7の委託料が97万3,260円、8、使用料及び賃貸料が9万8,091円、10、雑費といたしまして13万4,000円であります。 詳細につきましては、備考欄記載のとおりでございます。 3款事業外費用は、決算額7,489万2,991円となってございます。内容は、2項1目支払利息であります。内訳については、1の
長期借入金利息3,134万2,436円と、2の
短期借入金利息4,355万555円であります。 4款予備費の支出はございません。 以上、支出合計は3億6,274万6,105円となってございます。 14ページの資本的収入及び支出について申し上げます。 収入については、1款資本的収入が41億8,100万円となってございます。内容は、1項1目長期借入金25億7,500万円と、2項短期借入金16億600万円で、金融機関からの借り入れでございます。 次に、支出は、1款資本的支出が41億6,584万7,033円となり、内容は、1項1目の
公有地取得事業費が1,484万7,033円で、内訳は5の諸経費が22万8,000円、6の支払利息が1,461万9,033円であります。 詳細については、記載のとおりであります。 15ページ、2項1目の
長期借入金償還金が10億5,200万円、3項1目の
短期借入金償還金は30億9,900万円となっております。期日到来に伴う借入金の償還でございます。 なお、2ページに貸借対照表、5ページには損益計算書、6ページにキャッシュ・フロー計算書、8ページに財産目録、16ページ以降に
決算附属明細書を添付してございます。御参照のほどお願い申し上げます。 以上、簡単ではございますが、平成23年度新宮市
土地開発公社決算の報告とさせていただきます。どうかよろしくお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 11番、田花議員。
◆11番(田花操君) 公社の問題については、もう本当にこの新宮市の存続を左右しかねない大きな本当に課題であると。しかしながら、この大きな課題の議論が余り議会あるいは市民との中でされてきていないのが、私は一番危惧するところで、そういった中で、毎回、私、決算書の中で3ページのこの一番下の準備金の使われ方について質問をさせていただく。今回のこの決算書の中で過去10年間はこの当期純損益いうのはあり得なかった、すべて純利益で計上されていた。今回、純損益といったこの取り崩しいいますか、使われ方、どういう意味か、説明ください。
○議長(松本哲也君) 浮田課長。
◎
企業誘致対策課長(浮田和宏君) 今期の当期純損失4,093万5,000円ほど、これは、5ページの損益計算書、ここで当期、今期は4,093万5,000円ほど損益計上をしてございますので、これまで準備金を計上しておりました、これを取り崩して補てんをするということになってございます。
◆11番(田花操君) その今までの説明の中では、ここの準備金にはもう実際のお金はないんやと、数字だけの計上であると。それに、それからまた損失を引いてほかのところへ使う、これは結局は、数字の上での操作をしているんじゃないんかと。お金がないのに損益に使っていく、これは余りにも理解しがたいし、準備金の金はもう既に土地の価格を下げるためにすべてもう使ってしまって、ここにはもう現金はないんやと、それは一定の理解をする。ただ、その使われ方が、どういうところへ土地の価格を抑えるのに使うたかいう説明はいっこもされんまま、私らずっと来ている。矛盾していないですか。
◎
企業誘致対策課長(浮田和宏君) ただいまの準備金の話につきましては、私どもの公社の経理基準をちょっと説明しますと、まず貸借対照表には、資本の部、これには設立団体からの出資金500万円、それと準備金、今おっしゃられた数字、これに分類して記載するということになっております。この準備金については、前事業年度の損益計算上発生する利益、これは当然後年に繰り越しされます。損金の場合は、前期の準備金をもって取り崩すと、補てんをすると、こういう要綱がございます。現在、約14億4,500万円の準備金が、貸借上、計上されております。この主なものが公共残土の処分料収益、これまでに約10億4,500万円ほどがこの準備金として繰り入れられております。当然、これは現金ではございません。既に、土地の取得、土地の造成、こういったものに充てられております。通常の一般企業のように、私どもの準備金、これは利益準備金でもございませんし、当然、現金では保留すると、そういう規定にはなってございません。
◆11番(田花操君) この準備金が、こういうように過去何年間の中で膨れてきたというのは、もうこのお金は国交省の那智勝浦道路の残土のお金がここへずっと積み立ててきたと。本来なら、その金いうのは借入金の返済に回すべき金であって、そういうことをせず、土地の価格を下げるために使ったと。そしたら、どういう使われ方しました、こうこう使いましたいう明細の説明がないいうのは、私は理解できんいうことで、毎回この問題を、土地の価格を下げた、そしたらどういう使われ方をしたんかいう話は一向にないから、私は、毎回ここに注目してずっときています。
◎
企業誘致対策課長(浮田和宏君) 2ページの貸借対照表、これは、まず資本の部、この中に(3)完成土地等57億8,400万円、これが新宮港に投資された金額でございます。それをどのようにして投資したかといいますと、この資産は、その下の負債、要するに借入金、これと資本、資本の中の準備金、これを合わせてこの資本が成り立っているということを御理解いただきたい。それで、どういうふうにその10億円が適用されるのかといいますと、この完成土地57億8,400万円、これが新宮港の現在の資産の価格です。これ、単純に平米案分しますと坪12万円となります。この中に、先ほど申しました資本、資本の中の準備金ですね、約10億4,500万円、これが繰り越しされてございますので、この57億8,400万円から10億4,500万円引くことによって新宮港の保有原価が安くなる、要するに損金を発生しても、この準備金をもって補てんができるということであります。ですから、10億4,500万円引きますと坪当たり約9万8,700円。ですから、先ほど12万円と言いましたけれども、坪当たり9万8,000円までは、損失補てんはこの準備金からできるというようなものでございます。
◆11番(田花操君) この中でも完成土地はこういう金額で完成したという前提で、今、説明された。私らは、あの新宮港の造成計画、造成のあり方、結局はなぜ予定よりも高くして余分な金も使った。そういうような埋め立て造成計画が、私から言えば、ずさんなところはなかったんかということの説明がほとんどない。なぜ、そうなるのか。だから、当初の計画どおりすれば、こんなに土地造成費がふえてくることはなかった。やはり、造成の中、工程の中で無駄な造成の仕方をしてきたんじゃないかというふうに思うし、ここでは時間の関係で細かくは聞きませんが、いずれにしても解散整理をしていかんと、これは、私もあかんと思う。このままとんでもない先送りしていく、どこかで痛みを市民の皆さんにお願いせんといかんと思う。そのときに、もっと市民に情報開示して、市民の皆さんになぜこうなったかいうことを説明していくべきやと思うし、ほとんど広報をずっと見ていても、広報で
土地開発公社のこの今の現状を市民に訴えたことなんか余り見たことないです。ぜひ、市長、これ解散整理に向けて、大変なことやろうと思うし、市民は聞いたらびっくりするやろうと思うし、私らも市民に説明する責任が、もっと市民に情報開示をして、市長からこの問題の処理に対する考えを示していくべきかと思いますけれども、市長、いかがですか。
○議長(松本哲也君) 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) ありがとうございます。しっかりと今の現実を見据えて、今後、解決に向けて努力しなければならないと思います。
◆11番(田花操君) これ、いきなり議案としてここへ出すと、議会も困るし、そうかといってこのまま先送りできない。これでは、やはり市民を多分二分する話になりかねんと思うんで、ぜひ、市長、その解散時期をある程度もくろむんだったら、市民とこの問題に対して十分な説明責任果たしていただきたい。 以上です。
○議長(松本哲也君) ほかにありませんか。 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 仮に今の段階で、このままの状態で公社解散した場合に、市のほうには借金としては幾ら来る状態ですか。
○議長(松本哲也君) 浮田課長。
◎
企業誘致対策課長(浮田和宏君) 今の、といいますと、今年度という意味でございますか。それとも、計画の24年度末ということでよろしいですか。
◆5番(並河哲次君) 24年度末、はい。
◎
企業誘致対策課長(浮田和宏君) 現在、約51億4,500万円、借入金ございます。それにともなって、ことし1年間経費が加わります、これに。それから、現在、資本の現金預金、これ3億円引きます。それと、公有用地、これも買い戻しをしていただくという中で、さらに残る部分、これについては約43億6,000万円前後、こういう数字が残るかなと思います。
◆5番(並河哲次君) 全額市の負担で返していくという形でよかったでしょうか。
○議長(松本哲也君) 向井財政課長。
◎財政課長(向井雅男君) 現在のところは、ただいまの数字の予定であります。
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。 次に、番号3、予算の繰越しについて当局の説明を求めます。 向井財政課長。
◎財政課長(向井雅男君) (登壇) おはようございます。 ただいま議題となりました平成23年度新宮市一般会計予算の繰越しについて御説明申し上げます。 平成23年度事業のうち繰り越しとなりましたのは、台風12号災害による復旧事業、また災害のために事業執行ができなかった事業などを含め、合計90件の事業で、繰り越し事業費の総額につきましては24億6,496万943円というふうになってございます。 それでは、1ページをお願いいたします。 まず、2款5項防災費でありますが、1の防災啓発事業では繰り越しとなりました啓発用の防災グッズと、2の防災備蓄事業ではアルファ米などの購入が既に5月末に納品となってございます。3の防災備蓄拠点倉庫整備事業では、事業費の全額を繰り越したものでありますが、7月には市民運動競技場への建設に向け入札を行う予定となってございます。4の衛星携帯電話整備事業は6月中に納品される見込みとなってございます。 次に、4款1項保健衛生費でありますが、5の家屋解体事業費は解体前の事前申請にも対応できるよう繰り越したものでございますが、5月に完了してございます。6の災害廃棄物処理事業では、災害ごみ仮置き場の整備など完全な撤去完了が見込めないことから事業費の66.7%を繰り越したものでありますが、完了は7月末の予定となってございます。7の南檜杖地区住家土石流等収集撤去事業は、作業道路修復工事の経費を繰り越したものでありますが、4月末に既に完了しております。 2項清掃費、8のごみ減量等推進審議会費については、平成25年3月を目標に一般廃棄物処理基本計画を策定する予定となっております。 次に、6款2項林業費でありますが、9の林道上地平瀬線開設事業は、11月末の完了予定であります。10の林道ホイホイ坂線舗装事業は、5月末に既に完了しております。11の木質バイオマス供給施設整備事業補助金は、事業者の施設整備への事業着手が7月ごろの予定であることから、補助金の支出は平成25年3月の見込みであります。 次に、7款1項商工費でありますが、12のご当地グルメコンテスト開催事業はコンテスト受賞作品の商品化などに係る経費を繰り越したものであります。13の新宮市観光カレンダー製作事業は、カレンダー製作にかかる経費を繰り越したもので、平成25年版カレンダーとして現在製作を進めております。 恐れ入りますが、2ページをお願いいたします。 8款2項道路橋りょう費については、14から21の8事業のうち、16の西敷屋篠尾線道路舗装工事は、既に事業着手し、8月末の完了予定となっております。その他の事業につきましては、6月以降に順次入札を予定してございます。 5項都市計画費、22、都市計画マスタープラン策定業務につきましては、8月末を目標に策定する予定となってございます。23の上本町磐盾線道路改築事業につきましては、登坂橋かけかえ工事など事業費の92.2%、1億2,307万5,000円を繰り越したものでございまして、完了は平成25年3月の予定となっております。 9款1項消防費でありますが、24の自家給油施設整備事業は、全額を繰り越したもので、6月には入札を行う予定であります。25の衛星携帯電話整備事業は、6月中に納品される見込みであります。26の消防団等救命ボート整備事業は、既に入札を終え、7月末の納入予定となっております。27の熊野川消防出張所災害対応経費は、通信機器などを繰り越したもので、6月末に完了する予定であります。28の消防団災害対応経費は、熊野川地区消防分団への業務用簡易無線機を繰り越したもので、4月末に既に納入されております。 次に、10款教育費でありますが、29の千穂・丹鶴小学校統合校建設事業については、仮設校舎の撤去など事業費の3.7%、4,322万円を繰り越したもので、5月末に事業は完了しております。30の蓬莱・王子小学校統合校建設事業については、全体事業費の66.0%、6億7,773万7,000円を繰り越したものであります。31の中学校給食モデル事業は、既に給食用リフト設置工事の入札を終え、実施は2学期の中ごろの予定であります。32の千穂・丹鶴統合幼稚園建設事業につきましては、全体事業費の54.5%、7,798万5,000円を繰り越したもので、完成は8月末の予定であります。33の世界遺産災害復旧費補助金は、熊野速玉大社が実施する御旅所の復旧事業が12月ごろの完了予定であることから、補助金の支出は、年末の見込みとなってございます。 恐れ入ります。3ページをお願いいたします。 次に、13款1項公共土木施設災害復旧費でありますが、34から60までの27事業のうち55のイラハラ線道路から59の九重峯線道路までの5事業については、7月以降に入札を行う予定であり、そのほかの事業につきましては、既に事業着手しており、6月以降に順次事業が完了する予定となってございます。 恐れ入ります。4ページをお願いいたします。 13款2項農林水産業施設災害復旧費でありますが、61から82までの22事業のうち、63の椋井地区農地及び64の赤木地区農地、そして71の相賀地区農地から77の三輪崎水路までの7事業、また80の林道北谷線については、6月から9月までの間に入札を行う予定であり、そのほかの事業につきましては、既に事業着手しており、11月までには順次事業が完了する予定となっております。 次の3項文教施設災害復旧費、83の中学校につきましては、熊野川中学校の校舎復旧については、4月末に既に完了しておりますが、体育館は、既に入札を終え、8月中旬に完了する予定となっております。84の新宮城跡については、北西側斜面及び水ノ手郭石垣崩壊など全体事業費の60.4%、3,785万円を繰り越したもので、7月から9月に入札を行う予定としております。 次の4項その他公共施設・公用施設災害復旧費、85の防災行政無線については、熊野川町地区の家庭用戸別受信機の復旧を繰り越したもので、6月中には納品される予定であります。86の熊野川歯科医師住宅及び87の瀞の郷管理棟解体事業については、いずれも6月中に完成する予定であります。 次の5項厚生労働施設災害復旧費については、3事業とも、5月中に既に完成をしております。 以上、現時点での完成時期未確定の事業につきましては、早期完成を目指し、また未契約の事業につきましては、早期着手を目指し、事業進捗を図っているところであります。なお、繰り越し事業に係る財源につきましては、記載のとおりであります。 以上、簡単ではありますが、繰越明許費繰越計算書の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 1ページの総務費の防災費の中の衛星電話と消防費の中の衛星電話なんですけれども、6月中に納品見込みということなんですけれども、もう具体的に、はっきり、日もはっきりしている、間違いなく入ってくるんでしょうか。
○議長(松本哲也君) 井上防災対策課長。
◎防災対策課長(井上登君) 納品については、もう入ってくることになっておりまして、現在設置工事に向けて手続を進めている状況であります。
◆5番(並河哲次君) 設置工事は、どのぐらいかかるんでしょうか。すぐ終わるんでしょうか。
◎防災対策課長(井上登君) 工事としては簡単な工事だと思いますけれども、それの設置に向けて細かい詰めというか、関係機関との調整というところも若干ありまして、今そこの作業をしておりまして、ちょっと発注に至っていない状況でありますが、それが解決すれば発注作業のほうへ入っていきたいと考えております。
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。 次に、番号4、予算の繰越しについて当局の説明を求めます。 垣本水道事業所工務課長。
◎水道事業所工務課長(垣本裕也君) (登壇) ただいま議題となりました平成23年度新宮市簡易水道事業特別会計予算の繰越しについて御説明申し上げます。 平成23年度事業のうち繰り越しとなりました事業は、3款1項の三津ノ簡易水道と宮井簡易水道の災害復旧事業で、繰り越し事業費は565万円であります。繰り越しとなりました事業は、台風12号で水没しました三津ノ簡易水道と宮井簡易水道の自家発電機を更新するもので、自家発電機につきましては、受注生産のため製作に時間を要するなど年度内の完成が難しく繰り越ししたものであります。工期につきましては、7月下旬となっておりますが、一日も早い完成を目指し、現在事業を進めているところであります。 以上、まことに簡単ではございますが、繰越明許費繰越計算書の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対して質問を行います。 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 7月下旬に自家発が完全に完成するまでのその対応としては、どういった形なんでしょうか。
○議長(松本哲也君) 垣本工務課長。
◎水道事業所工務課長(垣本裕也君) 現在、各施設に仮設の自家発電機を設置させていただいております。
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。 次に、番号5、予算の事故繰越しについて当局の説明を求めます。 向井財政課長。
◎財政課長(向井雅男君) (登壇) ただいま議題となりました平成23年度新宮市一般会計予算事故繰越し繰越計算書について御説明申し上げます。 事故繰越しとなりましたのは記載の2件で、まず1件目は、千穂・丹鶴小学校統合校建設事業でありまして、平成24年1月に株式会社コトブキと締結の外構工事、及び平成24年3月に土木建設業和信建設と締結の遊具設置工事に係る支出負担行為額4,105万6,050円のうち、台風12号により、神倉掘畑下水路沿いの既存石積みが崩落したため、安全対策への工事を優先したことに伴い、外構工事におくれが生じ、その影響により遊具設置にもおくれが生じたことから、平成23年度内に支出が終わらなかった経費2,952万6,050円について、翌年度に繰り越しさせていただいたというものであります。 なお、外構及び遊具設置工事につきましては、完了予定は6月末ということになってございます。 次に、2件目でありますが、平成22年度から繰り越しの岩の谷川河川災害復旧工事でありまして、松原加賀特定建設工事共同企業体と締結の災害復旧工事に係る支出負担行為額5,138万400円のうち、台風12号により、施行中の工事箇所がさらなる被災を受け、工事の一時中断、また工事工法の再検討を求められたことから、平成23年度内に支出が終わらなかった経費2,199万5,400円について、さらに翌年度に繰り越しさせていただいたというものであります。 なお、本工事の完了予定は9月末であります。 以上、簡単ではありますが、事故繰越し繰越計算書の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対して質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。 次に、番号6、予算超過の報告について当局の説明を求めます。 豊田医療センター庶務課長。
◎医療センター庶務課長(豊田正志君) (登壇) ただいま議題となりました新宮市立医療センターの予算超過について報告いたします。 地方公営企業法第24条第3項の規定に基づき、地方公営企業に認められている予算の弾力条項を適用したもので、業務量の増加により、材料費の予算に不足が生じたので増加する収入から不足する経費に財源を充当させたものです。 本来、費用の増加や収益の増加が早期に見込まれる場合は補正予算を提出すべきものですが、今回、さきの議会に補正予算を提出しましたが、予想以上に業務量が増加したため行ったものです。 平成23年度決算では、約4,570万円の黒字決算となりました。増収した病院事業収益の入院収益から病院事業費用の材料費の支出額の財源充当額として6,634万4,000円充当するものであります。それによって、病院事業収益予算額が62億7,213万6,000円に、病院事業費用が63億6,545万7,000円になるというものでございます。 以上、簡単ではございますが、報告とさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 直接必要な材料費に不足が生じたということなんですけれども、どんな材料で、またどういったことで必要になったんでしょうか。
○議長(松本哲也君) 豊田庶務課長。
◎医療センター庶務課長(豊田正志君) 今回、2月、3月分の入院収益、外来収益、大体前年対比で175%の増収となっております。診療科につきましては、主なものとしましては循環器科というふうなことで、内容は、薬品費や治療行為に当たる診療材料費というふうなことになっております。
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。 質疑中でありますが、10分程度休憩いたします。
△休憩 午前10時52分
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△再開 午前11時10分
○議長(松本哲也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、番号7、
財団法人新宮港湾財団の業務報告について当局の説明を求めます。 岡商工観光課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第112号、
財団法人新宮港湾財団の業務報告について御説明申し上げます。 恐れ入りますが、1ページをお開きください。 平成23年度の事業報告でございますが、一つ目は港湾諸作業の発達、改善及び流通の合理化、二つ目は広報活動事業、三つ目は収益事業、四つ目は港湾施設の指定管理者業務、五つ目は年次計画で進めております荷さばき地の修繕事業、六つ目は港湾の利用促進事業、七つ目は市より受託いたしました新宮港環境整備事業となっており、それぞれ記載のとおりでございます。 続きまして、平成23年度の決算について御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 収支計算書の収入の部でございますが、基本財産運用収入の決算額3万1,936円は、基本金3,000万円の預金利息でございます。 事業収入1,217万1,900円は、新宮市からの指定管理料1,045万円と船舶給水事業収入118万6,900円、市民の森管理料収入の53万5,000円でございます。 補助金等収入の16万2,055円は、保安対策業務に係る和歌山県からの補助金でございます。 委託料の1,153万8,833円は、新宮市から受託いたしました新宮港環境整備事業の委託料でございます。 雑収入172万3,095円は、受取利息と散水料その他でございます。 他会計繰入金の259万円と前期繰越収支差額56万6,339円を加えました収入合計は、2,878万4,158円でございます。 次に、3ページをお願いいたします。 支出の部でございますが、管理費決算額は436万1,767円で、その主なものは修繕費172万2,864円、法定福利費59万6,650円、租税公課62万100円、負担金54万6,500円でございます。固定資産取得支出の24万3,000円は、動力噴霧器の器具購入費でございます。 4ページをお願いいたします。 事業費決算額は2,269万1,460円で、一般事業決算額1,115万2,627円における主なものは、労務賃金375万8,750円、光熱水費500万9,226円、諸謝金の61万7,830円は、クルーズ客船入港時の歓迎セレモニーなどに要した費用でございます。 新宮港環境整備事業決算額は、1,153万8,833円における主なものは、労務賃金553万2,500円、賃借料168万300円、原材料の223万4,400円は、苗木購入代等でございます。 積立金支出の98万3,771円は、平成23年度減価償却分を預金するものでございます。 以上、当期支出合計は2,827万9,998円となり、収入合計との収支差額50万4,160円は、次年度で処理するというものでございます。 5ページ以降に、正味財産増減計算書、貸借対照表、財産目録を付しておりますので、御参照のほどお願い申し上げます。 続きまして、8ページをお願いいたします。 特別会計収支決算について御説明申し上げます。 収入の部でございますが、事業収入は690万8,700円で、内訳は、宿泊・食堂施設及び事務所賃貸収入で618万8,700円と雑収入72万円でございます。これに前期繰越収支差額5,942円を加えた収入合計は、691万4,642円でございます。 次に、9ページの支出の部でございますが、事業費決算額は690万7,563円で、その主なものは、燃料費100万3,973円、光熱水費213万1,822円、繰出金259万円でございます。 以上、収支差額の7,079円は、次年度への繰り越しとなります。 10ページ以降に、貸借対照表、財産目録、12ページ以降に、収支計算書総括表、貸借対照表総括表、決算審査報告書を付しておりますので、御参照のほどお願い申し上げます。 続きまして、平成24年度事業計画及び予算について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、一つ目は港湾諸作業の発達、改善及び流通の合理化に関する調査研究、二つ目には広報活動、三つ目には宿泊施設などの管理運営、四つ目には港湾施設の指定管理業務、五つ目には財団法人解散手続の業務を行います。詳細につきましては記載のとおりでございます。 2ページをお願いいたします。 一般会計予算の収入の部でございますが、基本財産運用収入といたしまして5万円、基本財産取崩収入といたしまして195万円、事業収入といたしまして1,730万円、補助金等収入20万円、雑収入163万円、他会計繰入金265万円、これに前期繰越収支差額を加えまして、収入合計は2,428万4,000円となってございます。 次に、3ページの支出の部でございますが、管理費として703万8,000円を計上してございます。その主なものは、修繕費の160万円、法定福利費120万円、負担金55万円、手数料250万円で、手数料につきましては、港湾会館の耐震診断の実施に係る経費を含んでおります。 4ページをお願いいたします。 事業費は、一般事業として総額で1,629万円を計上してございます。その主なものは、労務賃金の780万円、光熱水費の500万円、賃借料の89万円でございます。昨年度実施いたしました新宮港環境整備事業につきましては、今年度の計上はございません。 積立金支出の94万6,000円は、減価償却積立金でございます。 以上、支出合計は、収入合計と同額の2,428万4,000円でございます。 次に、5ページの特別会計収支予算につきまして御説明申し上げます。 収入の部でございますが、事業収入は691万円で、その内訳は、宿泊・食堂施設、事務所の賃貸収入619万円と雑収入72万円でございます。これに前期繰越収支差額を加えまして、収入合計691万7,000円計上してございます。 次に、6ページをお願いいたします。 支出の部でございますが、事業費といたしまして、収入額と同額の691万7,000円を計上しております。その主なものは、光熱水費の218万8,000円、繰出金の265万円でございます。 7ページに予算総括表を付しておりますので、お目通しのほどお願い申し上げます。 以上をもちまして、
財団法人新宮港湾財団の業務報告を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 13番、福田議員。
◆13番(福田讓君) 24年の予算なんですが、4ページですね、事業費、一般事業で労務賃金が、当初予算780万円、前年度予算が440万円ですので、340万円の増となっています。これについて詳細説明をお願いしたいと思います。
◎商工観光課長(岡雅弘君) こちらのほうの労務賃金につきましては、指定管理で委託しております事業の中で、人数が増加したことに伴いまして、労務賃金がそれに伴って増加したというもので、340万円増加したというものでございます。
◆13番(福田讓君) 今の御答弁なんですけれども、ふやした、なぜふやす、その事業が何か大きくなったとか、それによって予算が増額になったかということをお聞きしたいわけなんです。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 恐れ入ります。指定管理の関係でございますが、新宮港、港湾施設の指定管理料を港湾財団のほうに委託しております。指定管理者となっております。その関係で、今回、実質は昨年度から第二期分の緑地部分等々もふえておるわけでございますが、面積的にいきますと、約、これまで第一期分の指定管理料のみの、昨年までは一期分の緑地部分まででございましたが、今年度から二期分の緑地も含めまして、緑地部分の面積がおおよそ倍になった関係で作業員の増員を図っていただいたところでございます。その中で、それに伴いまして労務賃金が増加したというものでございます。
◆13番(福田讓君) 御説明いただいて、理解もできるんですが、私、現場見たことないんですよね。それで、今、課長の、詳細、説明いただいたんですが、二期分が今度ふえると、場所が、管理するところが。それは、ささいな質問ですけれども、ふえたというのはどういう理由でふえられたかと。それも、ちょっとお聞きしたいわけなんです。
◎商工観光課長(岡雅弘君) これまで、指定管理の中では一期分、それから港湾施設のほうすべて指定管理としてお願いしておったところなんですが、今年度からにつきましては、公社から市のほうに二期分の緑地を移管された関係で、商工観光課で所管するということになりました。それで、その部分を指定管理の中に含めさせていただきまして、港湾の一体的な指定管理という中で今回増額をさせていただいたところでございます。
◆13番(福田讓君) 大体、これでわかってきたんですけれども、今まで開発公社がそれをしていたのが、今度担当が変わったと。今まで開発公社でそれやっていたいうことですね。だから、その労務賃金がふえたいうけれども、今まで公社でやっていたものをこっち、横滑りしたと、そういうことで理解してよろしいんですか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 公社で所管していた面積を商工観光課で所管となりましたんで、その部分の管理に要する労務を指定管理のほうに追加させていただいたというところでございます。
○議長(松本哲也君) よろしいですか。
◆13番(福田讓君) 後で、はい。
○議長(松本哲也君) 11番、田花議員。
◆11番(田花操君) この24年度の事業計画の中で、財団の解散の手続業務に入っていくと。これは、もう24年度で、そしたら解散するということか。
○議長(松本哲也君) 岡課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 港湾財団の、公益法人の改革という、現在、国の議決に基づきまして、現在作業を進めておるわけでございますが、この法改正に伴いまして、23年の5月に、港湾財団の理事会、評議員会におきまして、解散の方向でということで了承をいただいております。その中で、現在作業を進めてございます。それで、現在、監督官庁でございます近畿運輸局との協議を進める中で、種々作業を進めておるところでございますが、現在のところの目標といたしましては、平成25年3月解散を目標に作業を進めていっているところでございます。
◆11番(田花操君) そしたら、来年の3月で港湾財団は解散するということになるわな。
◎商工観光課長(岡雅弘君) はい、そのとおりでございます。
◆11番(田花操君) そしたら、今まで港湾財団が担ってきたこの業務いうのは、どういう形で引き継がれていくか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 港につきましては、今、議員も御存じのとおり、港湾財団、それから新宮港埠頭株式会社、2団体がございます。そんな中で、公益法人の制度改革ということがございます中で、いろいろ種々協議してきた経緯の中で、これで、これの現在までの港湾財団の経緯の中で、ある程度の目的は達成されたのではないかという判断のもと、今回こういう法改正がございます、それらに伴いまして解散という方向を出したというものでございます。 議員、お話のございました業務の内容等につきましてですが、こちらにつきましては、現在、財団、それから事務局等々の中でどういう形での受け入れ先をどういうふうにしていくかを協議しているところでございます。
◆11番(田花操君) ちょっと、何か、そういう受け入れ、どう業務を引き継いで対応していくんかいうことがはっきり決まって解散いう話になっていくのに、先、解散ありきで、それでその後、今言った本来のこの業務いうのはなくなることはないし、なくすこともできんやろうと。だから、その辺、市長が、これ理事長になっておる中で、今、財団の見直しが公によって、公益と一般に、公益的な要素が強いから公益で残そうと思ったら残せるし、公益であかなんだら一般でも残せたと思うんやけれども、その点、市長自身、なぜ解散して、なくしていく、その決断に至ったか、ちょっとお聞きさせて。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 現在、港湾財団のほうで担っております業務につきましてですが、すべてというわけにはいかないとは思いますが、ある程度の部分は埠頭のほうでも賄えるというふうに、事務局としては考えておるところでございます。
◆11番(田花操君) 埠頭と、この財団とはもう趣旨、目的が違う、役割が。そしたら、こういうことは埠頭へもう任せていくいう話なんか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) その中身の一つ一つの細かい部分につきましては、現在、協議進めているところでございますが、ある程度の部分では埠頭で賄ってもらえるのではないかというふうには思っておるところでございます。
◆11番(田花操君) ちょっと、初めて解散いうことを聞いて、少し中身の議論が尽くされているんかどうか、不安になるんで、また機会見つけて聞きたいと思います。 以上です。
○議長(松本哲也君) 2番、前田賢一議員。
◆2番(前田賢一君) 25年の3月で財団法人が解散するということなんですけれども、これ財団法人と新宮港埠頭とはどういうすみ分けしていたんですか、今まで。
○議長(松本哲也君) 亀井副市長。
◎副市長(亀井寿一郎君) 昭和52年、53年、54年にかけての経過が、まずあります。当初、新宮港湾財団の組織を立ち上げる中で、近畿運輸局の許可を得て、荷役も含めた事業を展開していきたいという方向性いうのが、まずありました。ただ、その方向性を進める中で、やっぱり公益法人が荷役事業をするというのはなじまないというような監督官庁の話の中から、それでは新宮港埠頭株式会社を立ち上げて荷役だけを新宮港埠頭でやろうということで二つに分かれた経過があります。もともと、そういう経過をたどってくる中で、今の状況からいえば、港湾財団が担ってきた中身はほとんど新宮港埠頭でもやれるというような方向性いうのが見えてきましたので、今回、公益法人の改正、法律改正の中で、協議会、評議員会等でも、やっぱり解散に向けてスリム化するという方向性が決まってきたということかと思います。
◆2番(前田賢一君) 港湾荷役は、三港産業が実質やっていますよね。これは、新宮港埠頭株式会社の下請業務なんですね。違うんですか。
○議長(松本哲也君) 岡商工観光課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 三港産業さんにつきましては、新宮港埠頭の業務を請け負っていただいております。
◆2番(前田賢一君) 下請なんやろう。新宮港の。これ、先ほど副市長の答弁ありましたけれども、荷役は財団法人は関係していないわけやね。それができないということで、新宮港埠頭株式会社をつくったということなんですね。
◎副市長(亀井寿一郎君) 新宮港埠頭の下請ということは、もう明確になっています。ただ、設立当初から荷役は地元方式ということで貫いてきたいう中で、地元の企業として新宮港埠頭で、その下請として、今、三港産業あるいはまた運輸関係等々が、今、新宮港内で事業展開をしているという状況です。
◆2番(前田賢一君) じゃ、この24年度の事業計画書にも書いていますけれども、ここに書いている財団法人の業務はすべて新宮港埠頭株式会社で賄えると。それで、今後、荷役その他について新宮港の事業に対しては支障がないということで理解してよろしいですか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) ほとんどの部分は大丈夫というふうに考えております。
○議長(松本哲也君) ほかにありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。 次に、番号8、新宮港埠頭株式会社の業務報告について当局の説明を求めます。 岡商工観光課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第113号、新宮港埠頭株式会社の業務報告について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 平成23年度の事業報告でございますが、左側の数字が23年度、右側の括弧内の数字が22年度でございます。 昨年1年間に新宮港を利用した船舶数は、外航船53船、内航船645船、客船4船、その他21船で、合計723船となっており、前年度に比べまして146船の減でございます。 貨物取り扱い量につきましては、外航船の木材が5万4,674立法メートルで、前年度より9,574立法メートルの増加でございます。チップは、北越紀州製紙のチップ専用船ホクエツアイビスやベトナムからのチップを含めまして34万5,627BDT(ボーンドライトン)と、前年度より6万6,422BDT(ボーンドライトン)の増でございます。 次に、内航船の取り扱い量でございますが、揚げ荷、積荷を合わせまして、対前年度比50船減の645船でございます。その内容でございますが、木材が4,468立方メートル、チップが20万1,600トンでございます。その他道路用路盤材に使用されます高炉スラグが32万2,843トン、セメントが12万2,220トンなどでございます。 続きまして、平成23年度決算について御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 まず、財務諸表の損益計算書につきまして御説明申し上げます。 貸方の営業収益及び営業外収益の合計は9億1,033万8,439円で、その内訳は、港湾運送事業営業収益として8億9,850万5,485円でございます。その内容でございますが、外航船及び内航船の荷役料収益が5億8,146万7,568円、代理店収益は2,784万7,716円、貨物運送料は3,961万3,624円、タグボート作業による曳船料が2,633万7,500円で、その他の収益2億2,323万9,077円は積み込み料、土場料、綱取放料、玉切料などでございます。 営業外収益の1,183万2,954円の内訳は、預金利息13万7,046円の金融収益と港湾施設管理業務委託料などの雑収入1,169万5,908円でございます。 これに対しまして、借方の営業費用及び営業外費用の合計は7億4,892万2,920円でございます。内訳は、港湾運送事業営業費用の7億3,457万3,109円で、内容につきましては、港湾運送費の6億1,953万2,108円で、これは、外注費、施設使用料、人件費等の直接経費でございます。 一般管理費の1億1,504万1,001円につきましては、給料、手当、租税公課、水道光熱費などの事務的経費で、間接経費でございます。営業外費用の1,434万9,811円の内訳は、金融費用の1,077万7,481円と借入手数料の128万7,500円でございます。 収益と費用の差額であります経常利益は、1億6,141万5,519円でございます。経常利益から特別損失などを差し引きました税引前当期利益から法人税充当額を差し引きました9,413万110円が、当期利益でございます。 3ページ以降に、賃貸対照表、固定資産他明細書、剰余金処分計算書、監査報告書を付しておりますので、お目通しのほどお願い申し上げます。 次に、別冊の平成24年度の事業計画及び収支計画について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 木材、木材チップ、セメント、骨材等の荷役について、今年度の見込み等を掲載してございます。よろしくお願いいたします。 2ページをお願いいたします。 収支計画書の経常収益でございますが、港湾運送事業の営業収益は7億5,700万円を見込み計上しております。内訳は、港湾運送収益7億3,600万円、代理店収益2,100万円でございます。これに営業外収益1,213万円を加えまして、7億6,913万円の経常収益を見込んでおります。 3ページをお願いいたします。 経常費用でございますが、港湾運送事業の営業費といたしまして6億3,510万円を計上いたしております。内訳としまして、港湾運送費5億6,500万円、内容は、外注費、施設使用料、人件費などでございます。 また、一般管理費は7,010万円で、人件費とその他経費などでございます。 営業外費用といたしましては、金融費用1,100万円で、内訳は、支払利子割引料などでございます。経常費用は6億4,610万円を見込んでおり、収益と費用の差し引きは、1億2,303万円でございます。 なお、これらはすべて去る5月25日に開催されました取締役会並びに株主総会において原案のとおり承認をいただいております。 以上をもちまして、新宮港埠頭株式会社の平成23年度決算報告並びに平成24年度の事業計画及び収支計画の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 2番、前田賢一議員。
◆2番(前田賢一君) 以前にもお聞きして、答えていただいたと思うんですけれども、この埠頭株式会社の出資比率、もう一度お聞かせ願えませんか。
○議長(松本哲也君) 岡商工観光課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 現在、出資比率につきましては、52%、ほぼ52%という数字になってございます。
◆2番(前田賢一君) いや、だからどこがどうと言うて、ここは詳しく言うてくれな、わからん。
○議長(松本哲也君) 亀井副市長。
◎副市長(亀井寿一郎君) 新宮市の出資が1,000万円に対して500万円、50%です。あとは、木材協同組合あるいは三輪崎漁業協同組合等々で残りの50%を持っていただいておるということでございます。
◆2番(前田賢一君) この収支計算書見ても、これなかなか優良企業やね、この会社。次期繰越金が4億3,700万円、これ以外に、この業務以外に何か新しい事業展開なんか考えてるんですか、この会社。
○議長(松本哲也君) 鈴木経済観光部長。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) この間、株主総会、取締役会等々ございました。その中で、いろいろと、るる報告を受ける中では、現在、新宮港を利用いたしましたいわゆる魚、魚類の冷凍・加工というふうなところに、今、着目をしていると。そういったことの中で、そういういろいろと冷凍加工について研究等々を広く経済的なリサーチも含めまして行っている皆さん方と連携をして、ことし、いろいろとリサーチを始めたいというふうなことはお伺いしております。
◆2番(前田賢一君) これの下請が三港産業、これ従業員、今何人おるんですか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 恐れ入ります。三港産業につきましての従業員数は、手元に資料ございません。また後ほど御報告させていただければと思います。
◆2番(前田賢一君) かなりの人数、雇用されていると思うんですよ。今、経済観光部長が答弁にあった新たな事業展開になると。また、新たな雇用が創出するということで、これは一つ、埠頭株式会社と市当局、力を合わせて新たな事業展開に取り組んでほしいと思うんですけれども、企画政策部長、いかがですか。
○議長(松本哲也君) 坂地企画政策部長。
◎理事[災害復興担当]兼企画政策部長(坂地伸三君) いろいろと、調査、市場調査等も含めて、雇用環境が少しでも上がるように、埠頭とか、いろんな企業を絡めて考えていきたいと思います。
○議長(松本哲也君) 14番、大西議員。
◆14番(大西強君) 議長、今、副市長、新宮市の持ち株比率が50%という答弁あったんやけど、以前この問題で議決権を完全に掌握すべきやというんで、それで50%以上の株をやっぱり新宮市が保有するべきじゃないかという意見あったんですよ。そのときに、第三セクターなので50%以上取得できないんだという答弁だったんですけど、今50%ということは完全に議決権を掌握しているということなんで、そのときに、それで48%か49%にしてるんだという答弁だったと思うんですよ。それで間違いないんか、今50%言うたのは間違いないんか、ちょっと確認してください。
○議長(松本哲也君) 亀井副市長。
◎副市長(亀井寿一郎君) はい、ちょっと確認させていただきます。
○議長(松本哲也君) 昼食のため、午後1時まで休憩いたします。
△休憩 午前11時47分
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△再開 午後1時00分
○議長(松本哲也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 午前中の、2番、前田議員の三港産業の従業員に関する答弁と、それから大西議員からありました新宮港埠頭株式会社に関しての答弁をさせます。 岡商工観光課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 午前中、御質問のございました三港産業様の従業員についてでございますが、お伺いしましたところ、現在従業員につきましては26人の方がお勤めになられているというふうに伺ってございます。また、ちなみに新宮港埠頭につきましては14名、財団のほうでも4名という形で従業員がございます。 それから、出資の比率につきましては50%というふうに、市の所持比率は50%でございます。 それから、大西議員からのお尋ねいただきました議決権掌握するための50%持つべきではというお話でございます。先ほどの繰り返しになりますが、現在新宮市につきましては埠頭の株の50%を所有しております。それで、50%を所有しておりますと、地方自治法第243条の3第2項の規定によりまして議会への報告義務が定められているというものでございまして、新宮市におきましては50%の株を保有してございます。
○議長(松本哲也君) 14番、大西議員。
◆14番(大西強君) 今の答弁について確認したのは、この新宮港埠頭株式会社、要するにこの港の港湾荷役を地元方式ですね、地元でこの荷役を、権利を獲得するのには、物すごいエネルギーが要ったわけですね。それで、新宮市が出資して、50%以上の議決権があるということは、実質、主導権は当局にあるわけですよ。そこで、何で確認したかというと、この前までは当局から社長を出してたんですよね、社長を出してたんですよ。それで、前の議会でその点が問題になったときも、民間の社長にかわったわけです。そうすると、この民間が入ってるから、第三セクターですが、今報告があったように50%やから報告義務があるんだけどね、けど社長を当局から出してたときは、やっぱり我々は、議会がチェックできるわけです。今の副市長も多分社長で行ったことあると思うんです。それが、今は社長が民間なんですよ。議決権も、半分は民間に持たれてるわけです。そうすると、我々は第三者団体に対して、議会のチェックはきかないんですよ。 それなら、民間に社長を任さないで当局から社長を出してくれたら、株式会社だから営利企業団体ですから、それに対して我々地元方式獲得した新宮市民全体の利益のために、やっぱり公平な運営して、今、公平じゃないて言うてないんですよ。第三者団体で、我々のチェックがきかんところに、開発公社にしても口出しすんな言われるのに、民間の入った第三セクターの、第三者団体に対して我々議会が苦情言うたり、チェックするのは阻害されるんで、議決権を半数以上持ってるんだったら、社長も当局から行かしてくれると、我々は安心できるし、どうせ経済部長かそういう人が今まで行ってたんで、そうすると、ここで、我々は、疑問になるところは堂々を質問もできるし、答えてもらえるし、僕は、それのほうが、この港湾荷役を地元で独占できるようにした、苦労した先人の思いが果たせると思うんですよ。まして、今回その港湾財団のほうを解体して、その業務というか、その責任も埠頭株式会社のほうへ移譲するようになれば、ますます社長は当局のほうから出してしかるべきだと、私は思うんですよ。それで、したんですけど、市長、僕のその疑問点について答弁してください。
○議長(松本哲也君) 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) 新宮市が50%株を保有してるということで、毎回この6月議会にはこの埠頭の業務報告をする義務があってやってるわけであります。ここで、しっかりチェックしていただいて、疑問点もあれば、この場でいろいろ御指摘をいただけたらと思いますが。
◆14番(大西強君) そうしたら、社長の給料なんかも全部公表してくれるんですか。
○議長(松本哲也君) 亀井副市長。
◎副市長(亀井寿一郎君) 中身的にはいろいろあろうかと思いますけども、社長等の報酬については年額幾らまでということは、もう株主、取締役会でも定められておりますので、その範囲内におさめられておるというふうに思っております。それから、市のほうからは一応50%の株を保有しているという中で、2名の取締役として、経済観光部長、それから商工観光課長ですね、2名、新宮港埠頭の役員の中へ入っておりますので、中身的には市が全然関与しないと、関知しないということではありません。ですから、現在、このページの報告書の中の最後のページに役員名簿添付しておりますけども、その中には2名入れておるということでございます。
◆14番(大西強君) いや、そこでね、ここで何で問題になるかというたら、ぶっちゃけた話、社長の給料高過ぎへんかとか、以前から、もうこれ35年、40年近くなってくるんで、その中で何度もあったんですよ。だから、今、情報公開がされる中で、多分新宮市からも監査役は出てるんだと思うが、我々は、そういう従業員の給料、あるいは役員の報酬まで聞けるんですかと。今の副市長の答弁では、聞かれりゃ報告しますよと言うてくれた。それは、ありがたいですけど、果たしてその株式会社の役員の報酬、給料から、それを答えるのは今の法体系の中でできるんかなと。
◎副市長(亀井寿一郎君) 私、お答えしたのは、取締役会の中で役員報酬が年額幾らまでというふうに定められておりますから、それは取締役会の取り決めの中で、その範囲内におさめると、役員の報酬についてはその範囲におさめるいうのは当然のことだと思います。取締役会で定められたことによって決まっていくというふうに思います。
◆14番(大西強君) いや、ということは、ここで、我々が経営内容まで質問したときに、幾らまでやない、今、社長は幾らもらってるんですかという、その具体的な金額まで聞いたら、それに対して答えてくれるんですかと。だから、今質問してたのは、黒字だと、黒字でしょう。これ、赤字になったら市から補てんせんなんのですよ。ところが、埠頭株式会社は、ありがたいことに黒字なんですよ。黒字であれば、我々は、できる限りその黒字分を市民に還元してほしいというのが議会の本質でしょう。そうすると、経営内容まで知りたいわけですね、知りたいわけ。ところが、今までは当局から社長出してたんで、我々は安心してたんだけども、報告する義務があるからって報告してくれるけど、経営内容まで我々はチェックできないと、できないでしょう。だったら、議決権を半分以上有してるんだったら、当然社長は当局から出すべきじゃないんですかと言ってるんですよ。 そうすると、我々議員は、少しでも埠頭株式会社の経営実態にチェックできる、迫れるから、議会としては当然じゃないですか、要求するのは。それを、役員行ってるからいうんじゃなくて、社長は民間じゃないですか。その社長のことで非常に問題になったことが何度もあるから言うてるんですよ。
◎副市長(亀井寿一郎君) 私も、確かに社長も経験しました。民間団体としていろんな企業経営を続けていく中で、市から代表取締役を送るということになれば、それなりのリスクが伴います。いわゆる経営上、どうしてもやっぱり銀行融資というのは必ずついてきます。枠も決まってきます。その中で、保証人になるのが、代表取締役が保証人になります。そういうリスクは、必ず代表なることによってついてきます。ですから、今の状態の中であれば、代表取締役を市が出しておりませんので、以前のような状況ではないですから、個人のそういったリスクは伴わないというのが今の現状です。ですから、私の場合は、これ古い話ですけども、相当な額の保証人という格好でやってきました。今は、それは職員は保証していないということですから、リスクそのものは相当変わってきておると思います。
◆14番(大西強君) そういうことで、まあまあ、これから先は一般質問のほうでやるべきことだと思うんですけど、今いろいろあって、この件はもう40年前から、僕は、かかわってる問題なんで、やはり我々議会人とすれば、当局から、要るものは要るんやから、今黒字やさか補助にならんで済んでるけど、赤字になったら、なるんですよ。ですから、そういう健全な運営を続けてほしい。その中で、我々議員がチェックするとすれば、市長、やっぱり今までみたいに当局の部長か、だれか知らないですけど、やっぱり有能な、有能ないうたら、そこの職員を社長にすれば、相当我々は安心できるんです。そういうことをね、それを民間へって、社長も民間だと、民間のその議決権が半数あるんだと、そういうことになると、やっぱり不安なんですよ、変わってきてるのが。そういうことあるんで、考慮して、今の体制でいいんだというんでいいんですけど、私は議員として、でき得ればそういう形で検討してもろて、またお互い議会と当局と、この埠頭株式会社のことについて何らかの機会での、議長、話し合いしていきましょうよ。それをお願いしておきます。
○議長(松本哲也君) 13番、福田議員。
◆13番(福田讓君) 13番、私、質問したかったこと、今の同僚議員がほとんど質問しました。私、1点お聞きしたいのは、これ、ずっと、私、合併前には小さな町の町議会議員でしたから、この新宮港埠頭というのが新宮方式で荷役関係をやるということで、画期的なこというて、私らも聞いてましたし、今回お聞きして、同僚議員からも、持ち株ですか、半分持ってるということで、やはり明朗な運営だということで感心してたわけなんですけど、まず一番後ろに載っているね、この役員名簿ですか、そうしますと、三輪崎漁業組合、新宮木材協会、観光協会、いろんなんあります。この持ち株の比率というんですか、うちは50、あとの方の会社の持ち株は何%、答えていただけますか。
○議長(松本哲也君) 岡商工観光課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 新宮市が50%、それから三輪崎漁業協同組合さんが20%、そのほか新宮木材協同組合10%、あと巴川製紙、北越紀州製紙が各5%ずつというふうになっております。
◆13番(福田讓君) そうしますと、三輪崎漁業協同組合が20、新宮市木材協同組合が10、新宮市が50、そして、今、北越紀州製紙5%、巴川製紙5%。ということは、あとの10%はどこになるんですか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) あとの10%につきましては新宮港埠頭などの持ち株となっております。
◆13番(福田讓君) 私、合併からきて、たしか社長ですか、小池さんって方、これは個人の方ですか、その会社の何か役持ってるんですか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 社長につきましては、取締役、役員でございますが、個人ということになります。
◆13番(福田讓君) 埠頭株式会社の役員なんですね、この小池さんというのは。確認だけ、ちょっとさせてほしいんですけど。
○議長(松本哲也君) 亀井副市長。
◎副市長(亀井寿一郎君) 埠頭株式会社を設立後、新宮港の荷役の関係で昭和54年から社員として勤めてきた方です。
◆13番(福田讓君) 確かに、埠頭株式会社は今決算書を見ても、なかなかこうして利益を出していただいているいうことは、なかなか新宮市にとってもありがたいことですし、やっぱり新宮港を活用してやっていただいてるということに感謝するわけなんですよね。今、同僚議員からもちょっと質問あったいうのは、50%出資してることは、議決権がぎりぎりですか、50、50いうたら、そうですね、51%やったら市がもうほとんど持ってるけど。 以前、社長を新宮市の職員ですか、部長級の方が持ってたと。そのときは、恐らく給与ですか、二重ではできませんので、そのときはもらってなかったと思うんですが、その分は全部取締役のほうへ、給与の分ですか、行ったわけなんですか。単純な質問ですけれど、職員であって二重で給料は取れないですからね。今でしたら、これ給料取れる状態ですからね。
◎副市長(亀井寿一郎君) 当然のことながら、市から役員として送った職員については、報酬等は一切ありません。
◆13番(福田讓君) 今後、埠頭株式会社がこういう経常利益上げていただくことに対して、本当に、私も、今言ったように感謝してるし、やっぱり今後、もっとこれ、この会社がいろんな事業やってくと。一番大事なのは、同僚議員今おっしゃったように、我々も報告していただけるから、これに対して質問できると。明瞭にいけると思うんです。 先ほど、ちょっと話あったんですけど、こういう会社やったらどのぐらいの給料取られてるかと、社長が。株式会社で社長ですから、年収ですね、日産のゴーン社長のように年間9億円とか10億円と、そんなことないと思うんですけど、1,000万円、そして1,500万円とか。大体、お聞きしたいのは、答えできなかったらいいですけど、我々としてはどのぐらいの給料取られているんかなと、これだけの売り上げ上げて、優良企業ってなってますから、答えれる範囲で結構ですから、ちょっとお答え願いたいんです。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 役員報酬でございますが、新宮港埠頭の定款上は、役員報酬の総枠額が年間2,000万円いうふうな形で表記されております。
◆13番(福田讓君) 再度質問しますけど、役員報酬が年2,000万円言うた。そうですか。 (「2,000万までや」と呼ぶ者あり)
◆13番(福田讓君) その全体の役員ですね。特に、ここにいらっしゃる、ここに載ってます8名の方ですね。その方の総額報酬が2,000万円という形で理解させていただいたらよろしいでしょうか。 岡課長が入ってませんからね。そうやね、鈴木部長も入ってませんから、6人で2,000万円という年報酬ですか、それでよろしいでしょうか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) あくまで役員報酬の総枠額としての2,000万円でございます。部長、それから私のほうについては、先ほど述べさせていただきましたように、報酬はございませんので、そういう形で御理解いただければと思います。
◆13番(福田讓君) 質問ですから、答えなかったって結構なんですよ。一応、我々、先ほども申したように、ここはもうはっきり言うて一つしかない、新宮方式の埠頭会社ですから、ここの社長でどのぐらいの年収を取られてるかってぐらいのことは、私らも知りたいわけなんですよ。これ、独占企業ですからね、はっきり、一つの。独占って失礼な言葉かもしれませんけど、一つのここが取り仕切ってやっていただいてる。だから、そこの社長が、今、市長で70万円の給料いただいてる。それと同じで、トップでどのぐらいあるんですかと、そのぐらいのことは答えられないんでしょうかということ、税金のこともあるかしりませんけどね、どうでしょうか。 いや、答えられないんやったら、それで結構ですよ。
◎副市長(亀井寿一郎君) 個人的な部分もありますので、ちょっとお答えは控えさせていただきたいと思いますが、全体的な荷役事業の中で、職員も含めて新宮港埠頭の人件費というのは、全体で5,000万円以内ということです。
○議長(松本哲也君) 福田議員、よろしいですか。
◆13番(福田讓君) いいですよ、どうぞ。
○議長(松本哲也君) 12番、上田議員。
◆12番(上田勝之君) 全然、話題変わるんですけど、その新宮港埠頭に港湾財団の業務のほうを移管していくような計画というふうに、先ほど説明があったかと思うんですけども、新宮港埠頭が社員が14名、港湾財団のほうが従業員が4名ということで、この港湾財団のほうの従業員さんの雇用というのはどのように考えられておられるのか、継続雇用ですかね。それで、新宮港埠頭のほうの社員として業務移管をするんであれば、雇用を守っていかれるお考えがあるのかどうか、お伺いします。
○議長(松本哲也君) 岡課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) この件につきましては、埠頭とも今後協議を進めていかなければならないというふうに思っておりますが、事務局といたしましては、継続していただければありがたいなというふうに、雇用を守る意味でも、そういうふうに継続雇用していただければありがたいかなというふうには思っております。
○議長(松本哲也君) 2番、前田賢一議員。
◆2番(前田賢一君) 先ほど来の話で、この埠頭株式会社の役員やね、総額2,000万円以内やな。その中で、市職が2人入ってるでしょう、この取締役。監査も1人入ってるわけですよね。この監査役にも報酬払ってるんですか。
○議長(松本哲也君) 岡課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 監査役につきましては、報酬はございません。
◆2番(前田賢一君) ないやろ。そうすると、漁業組合長と、それで木材協同組合理事と、北越紀州の工場長、それと社長と4人やな。4人の中で常駐は、この小池社長だけと違うのか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 常勤につきましては、代表取締役のみでございます。
◆2番(前田賢一君) そこで、総額2,000万円以内というけども、果たしてこの非常勤の方にどれぐらいお支払いしてるんか、代表取締役はどれぐらいって、これ聞きたいわな、これ、議員として。非常勤で、これ割る4で500万円らいうことないでしょう。そうすると、市長の給料よりか大分ようなるんと違うの、これ。 だから、51%の株持ってると、やるでしょう、これ議会で。でも、50%いうのはこれ微妙なんやよね。だから、そういうことを追及いうんか、深いところまで聞かれたらいかんから、こういう比率にしたいうような気もするんやけどね、昔。
○議長(松本哲也君) 亀井副市長。
◎副市長(亀井寿一郎君) 会社の秘密を保持するために50%にとどめたということではないです。ただ、設立経過の中で、当初、新宮港湾公社1億円の出捐金で公益法人を設立しました。そのときには、先ほど申し上げましたように、荷役作業は、公社では、公益法人ではなじまないというようなことから、荷役を専門とする会社を別に、同じ比率で、出資比率でつくったという経過があります。ですから、財団法人にしても新宮港埠頭株式会社にしても、市の出資比率というのはどちらも50%です。ですから、今の御質問のような趣旨でつくったということではございません。
◆2番(前田賢一君) じゃ、非常勤の方で報酬やね、これ幾らお支払いしてるんか、この場では言えないんですか。非常勤3名。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 非常勤の役員の方につきましても、報酬はゼロでございます。報酬はございません。
◆2番(前田賢一君) そうすると、代表取締役さんがただ1人この役員の中で報酬を取ってると、それが2,000万円以内と。じゃ、幾らなんですか。
○議長(松本哲也君) 暫時休憩いたします。
△休憩 午後1時32分
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△再開 午後1時40分
○議長(松本哲也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど、2番、前田賢一議員の質問に対する答弁をさせます。 坂地理事。
◎理事[災害復興担当]兼企画政策部長(坂地伸三君) 私も、過去、埠頭の取締役をしておりました関係で、ちょっとお話しさせていただきたいと思います。 定款上は、役員報酬は2,000万円以内ということになっています。現実に、社長の今の報酬についてはそれ以下ですけども、金額的にはちょっと個人的なプライバシー的なものがございますし、デリケートな部分がございますので、ここではちょっと差し控えさせていただきたいというふうに思います。
○議長(松本哲也君) 2番、前田賢一議員。
◆2番(前田賢一君) この社長、昔、水先案内人かな、やってたですよね。それで、大先輩の木村先輩が議場で再三これを取り上げてやったというのを思い出してるんですけど、この方はそれはやめられてるんですか。
◎理事[災害復興担当]兼企画政策部長(坂地伸三君) 社長が水先案内人を兼務しておりまして、その経費のことで木村議員から、御指摘ありましたように、現在お年もかなりなってきておりますので、そこの分については外注してるというふうに聞いております。
○議長(松本哲也君) よろしいですか。 以上で質問を終わります。 次に、番号9、
財団法人新宮徐福協会の業務報告について当局の説明を求めます。 岡商工観光課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第111号、
財団法人新宮徐福協会の業務報告について御説明申し上げます。 平成23年度の事業報告でございますが、まず1ページをお願いいたします。 1つ目は徐福に関する顕彰事業、2つ目は徐福に関する研究交流事業、3つ目はその他の区分としてございます。具体的な事業につきましては、記載のとおりでございます。 続きまして、平成23年度の決算につきまして、御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 収支計算書の収入の部でございますが、基本財産運用収入の決算額9万2,956円は、基本財産5,000万円の預金利息でございます。 会費収入7万4,500円は、徐福友の会の会費収入でございます。 続きまして、事業収入875万5,100円につきましては、新宮市からの指定管理料ほかで663万5,100円、徐福友好推進事業補助金で212万円でございます。 3ページをお願いいたします。 雑収入の3万2,381円は預金利息等でございます。これに前期繰越収支差額を加えました当期収入合計は956万7,925円でございます。 4ページをお願いいたします。 支出の部でございますが、事業費は63万900円で、そのうち顕彰推進事業費は53万2,550円、その主なものにつきましては、徐福供養式典関係費用並びに倉庫借り上げ料などでございます。 また、研究推進事業につきましては9万8,350円、中国徐福会代表団一行の来日に際しましての交際費並びに御来園いただいた方々に対するガイド費用などでございます。 続きまして、管理費は751万3,967円で、その主なものにつきましては、需用費の145万9,326円で、消耗品費・光熱水費などでございます。委託料の336万9,265円につきましては、公園事務所の警備並びに駐車場の管理業務委託料でございます。 以上、当期支出合計は814万4,721円で、当期収支差額142万3,058円につきましては、次年度への繰り越しとなるものでございます。 6ページに貸借対照表、7ページには財産目録を付してございます。 8ページをお願いいたします。 特別会計収支計算書につきまして御説明申し上げます。 収入の部でございますが、事業収入の決算額は461万1,248円で、内訳につきましては、売店収入でございます。雑収入は、預金利息と自動販売機の設置手数料でございます。事業収入と合わせました当期収入合計は468万5,962円でございます。 次に、9ページの支出の部でございますが、事業費の決算額は517万1,736円でございます。主なものといたしましては、嘱託職員の給料198万1,970円と、福利厚生費32万9,328円並びに商品仕入れの原材料費246万4,722円などでございます。 以上、当期収入合計から当期支出合計を差し引きました当期収支差額はマイナス48万5,774円でございます。 10ページ以降に、貸借対照表、財産目録、収支計算書総括表、貸借対照表総括表、決算審査報告書を付しておりますので、お目通しのほどお願い申し上げます。 続きまして、平成24年度事業計画及び収支予算書につきまして御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、一つ目に徐福に関する顕彰事業、二つ目は徐福に関する研究・交流事業、三つ目にその他と、記載のとおりでございます。 2ページをお願いいたします。 収支予算書でございますが、収入の部の主なものといたしましては、事業収入の870万円、内訳につきましては、新宮市からの指定管理料と徐福友好推進事業補助金でございます。 3ページをお願いいたします。 寄附金収入、雑収入、前期繰越収支差額を加えまして、収入合計は1,033万1,000円でございます。 次に、支出の部でございますが、事業費といたしまして155万1,000円を計上しております。 顕彰推進事業費として86万6,000円、4ページの研究推進事業費といたしまして68万5,000円を計上してございます。内訳につきましては、記載のとおりでございます。 5ページの管理費でございますが、事務局費といたしまして878万円を計上してございます。内訳は、記載のとおりでございます。 以上、支出合計額は1,033万1,000円でございます。 次に、6ページの特別会計予算書の収入の部でございますが、事業収入は500万円でございます。内容につきましては、売店収入でございます。雑収入を加えまして、収入合計額につきましては508万円でございます。 次に、7ページの支出の部でございますが、事業費といたしまして508万円を計上してございます。内訳は、嘱託職員の給料並びに商品仕入れ代の原材料費等を記載してございます。 なお、8ページに予算書総括表を付してございます。 以上をもちまして、
財団法人新宮徐福協会の業務報告を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 2番、前田賢一議員。
◆2番(前田賢一君) 去年の徐福万燈祭なんですけども、関西崇正会より2名、香港徐福会よりが1名、これ少なくなりましたよね。それで、台湾の徐氏宗親会、最近来られてないんじゃないですか。それは、どういう理由なんでしょう。
○議長(松本哲也君) 岡課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 今、前田議員おっしゃられましたように、昨年は御来園いただきました御来賓の皆様方、少ない状況でございました。その前、一昨年は多くの皆様方に御来園いただいたわけでございますが、昨年は残念ながら寂しい状況ではございました。 台湾の徐氏宗親会の皆様方につきましても、3月11日の震災後、その後に総会等々予定されておりまして、いろいろ活動等も自粛する中のようでございました。その中で、これは私の個人的な思いでございますが、その中で、こちらのほうにも控えられたのかなというふうには思っております。 その後、これは今年度へ入ってからでございますが、徐氏宗親会のほうから総会を行うという御案内をいただきましたもんですから、そちらのほうに、私、それから部長、参加させていただきまして、徐氏宗親会の皆様方と交流を深めさせていただきまして、ことしまたぜひお越しくださいというようなお願いをしてきたところでございます。
◆2番(前田賢一君) 徐福の楼門入って左側に、今まで御寄附をいただいた人の銘板ありますよね。あれは、仮の銘板であって、いずれ大理石に刻んで長く顕彰するということなんですけども、いつ建てるんですか、あれ。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 銘板につきましても、当初の計画につきましては、現在の銘板につきましては仮のものというふうに、私も、前任の担当のほうから引き継いでおりまして、その時期につきまして今ここで明言することはなかなか難しゅうございますが、今後その点につきましても十分考えていかなければならないというふうには思っております。
◆2番(前田賢一君) 大阪に今住んでる人なんですけども、随分以前にそういう手紙いただいたんですよ。 それと、佐藤春夫先生が「徐福の舟」という詩を書いてるんですよ。これ、すばらしい詩なんで、それも大理石に刻んで、観光客の皆さんに見ていただいたらどうなと、一般質問でも取り上げておるんですけども、そういう話はもう全然ないんですか。だから、徐福のお墓はあれ以上拡大するいうこと無理ですよね、面積。だから、その中で少しでも滞在時間を延ばしてもらうという工夫もせないかんのやないですか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 今、議員おっしゃられましたように、徐福公園での滞在時間のさらなる延長につきましては、非常に大きな課題というふうにとらえております。その中で、面積の拡大につきましては、これはもう非常に厳しい状況かというふうに思っております。その中で、いろいろなものを設置するスペースにもなかなか厳しい状況がございますので、一つ一つ進めていければというふうに思っております。
◆2番(前田賢一君) だから、そういうことで、去年の当初予算のときにも指摘したんですけども、毎年この事業計画が同じなんですよね。何ら目新しいもんがないと。これ、徐福協会の理事会も評議会もやってるんでしょう。年に何回やってるんですか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 前年度は、理事会、評議員会各1回でございました。
◆2番(前田賢一君) その中で、こういうことをやったらどうなと、こういうことをやれば徐福さんで誘客が図れるんじゃないかというようなアイデア出ないんですか。もったいないでしょう、これ。徐福、天台烏薬、これは取り組みによっては、海外からの、香港、中国本土、台湾、かなり誘客見込めると思うんですよ。天台烏薬の商品化も、もう一つやわね、いろんなものつくってくれてるけど。これ販路の問題やと思いますわ。ですから、ある程度のメーカーと提携せんと、この天台烏薬のよさというのがPRできないでしょう。今の、どこやった、相生発酵のクリーム、これも鳴かず飛ばずやろな、アゼラン化粧品、どう、その後。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 今、お話のございましたアゼランにつきましてですが、アゼランの大もとになっております相生発酵さん、こちらのほうに現況等々も確認させていただいております。アゼランゼロの販売につきましては、23年度の夏に若干生産を行いましたよという話はお伺いしておりますが、その後の進展については余り思わしくないというような状況のようでございます。その中で、相生発酵さんといたしましては、天台烏薬の抗酸化の効果については非常に高い評価をいただいておりますので、他の企業を当たりまして、そのあたりで新商品の開発につなげていきたいというようなお話もお伺いしておりますので、今後ともいろいろ相生発酵さんのほうから情報はいただきたいなというふうに思っております。
◆2番(前田賢一君) これ、担当課として、いろんな企業にこの天台烏薬を使った商品の売り込みなどは全然今やってないんですか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 今、天台烏薬を使ったお茶につきまして、市にゆかりのある方から製品化についての話なんかもいただいておりまして、商工観光課としても、その点、積極的に協力していっておるところでございます。
◆2番(前田賢一君) ポッカコーポレーションね、これはお茶だけやなしに食品としても関心持ってましたよ。やはり、いろんなところに営業かけんと、もったいないですもん。 それと、徐福のお墓から阿須賀神社、昔、阿須賀神社に墓があったんですからね。それを、紀州藩主徳川頼宣が今のところへ持ってきたわけですよ、李梅渓に、碑、書かせてね。それで、阿須賀神社の近くに徐福上陸の地もあるし、そことの接点やね。それと、それ行くまでに七塚の碑があったでしょう、今、塚町しかないですけども。これは再三言うけども、徐福の墓を中心に北斗七
星の形になっていると、それは再現できると思うんですよ。そういういろんな仕掛けをするべきやわね。これ、毎年こういうマンネリで、徐福に関する顕彰事業やとか交流事業やとか、全然徐福でまちおこししようというような思いも意気込みも感じられないですよ、これ。つい、聞いてるだけかな、指摘を。
○議長(松本哲也君) 鈴木部長。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 確かに、毎回議員からいろいろな御指摘をいただいております。それで、議員のこれまでの御意見、幾つか本当に参考にさせていただいて、勉強、研究もこれまでしてきたつもりでございます。徐福に関しましては、やっぱり大きく二つ、三つの道筋といいますか、徐福を利用させていただいての活性化の方向があろうかと思います。 一つは、やはり徐福の関係地の皆さん方との友好をさらに深めていって、そしてこちらのほうにおいでいただくという一つは交流人口を、特に海外、あるいは国内からいかに醸し出すかと、こういう方法。それと議員御指摘の天台烏薬を利用した、そういった形の商品開発でもっての特異性を持ったPRの方法。もう一つは、そういう町に徐福の色合いをもっともっと醸し出すと。そして、ひいては交流人口につなげていく、あるいは市民の皆さん方の思いにつなげていくと、こういった方法かと思います。そんな中で、特に一つは天台烏薬を利用した商品開発ということにつきましては、我々としても、いろんなタイミング、あるいはお話をいただく中で、原材料を御提供するという基本に立って、いろんなところに御協力、お話があれば必ず協力をさせていただいてるというところがございます。 ただ、それが、議員御存じのように、例えば医薬品の開発等々になりますと、企業レベルにいたしましても、非常にお金がかかるというようなことでございまして、企業ベースでの医薬品の開発等にはなかなかつながっていかないという現実もあります。医薬部外品につきましても、やっぱり医薬品に近い形で臨床実験とかいろんな形での経費と時間がかかると、そういった点もございます。そういったことで、なかなか企業ベースで動く際に、我々が、例えば多額のお金でもって協力するというようなことができればいいんですが、なかなかそういったことも難しいという現実があります。 ただし、基本は、先ほど申しましたように、天台烏薬を使って研究したい、あるいは製品、商品、医薬品を開発したいというふうなお話があれば、原材料について本当に基本的に協力したいというように思ってます。 最後、今御指摘のあったまちづくり等々につきましては、我々としましても、まだまだ具体的なアイデアに至っていないというところでございまして、この点につきましては、要は急いで何とかそういう残された伝説とか、あるいは残された、それこそ遺跡等々を利用して、そういうふうな形でまちづくりの基盤をつくっていきたいというふうに思います。
◆2番(前田賢一君) 懇切丁寧な答弁ありがとうございます。 原材料の提供という話、今、部長しよったね。以前に、アサヒ飲料、アサヒビール飲料、ここへ売り込みに行ったんですよ。そうすると、マーケティング室長というんかな、アイデアといい、天台烏薬というネーミングといい、すばらしいと。しかし、果たしてこの東京で何人知ってますかと、徐福さん、天台烏薬を。恐らく皆無でしょう。だから、自治体の力で徐福、天台烏薬を全国区にしてくださいよと。そうすれば、この商品はついて回りますわということから、それでは、話題を提供するのに日本一の歓迎門つくろうやないかと、楼門を、ということになったんですよ。そのときに、浄財を募るのに、当時、大西議長やったですかね、飛行機に乗るの嫌言うのを、無理やりに行きましょうということで、あれ香港やったんかな、台湾やったですか、行ったんですよ。香港も行ってきたんですわ。だから、いろんなアイデアを出してやらんと、せっかくの宝の持ち腐れやと思うんやで、これ。だから、今あれでしょう、岐阜大学の第2内科なんかも、これ没交渉でしょう。リンパ腺がん、肺がんの抑制効果があるという研究ずっとしてくれてるんですよね。マウスでは、もうかなりの実験、結果出てると思うんですけどね。前教育長の大江さんがこれ熱心で、それで新宮市出身の湊口教授、以前助教授やったんですけど、今教授になってるみたいですね。この方も、何とかこの天台烏薬を世に出したいという思いで一生懸命やってくれてるんですよね。そういうつながりは、もうないんですか。
○議長(松本哲也君) 津呂建設農林部次長兼農林水産課長。
◎建設農林部次長兼農林水産課長兼
農業委員会事務局長(津呂建二君) 湊口先生につきましては、昨年ですか、今まで研究はある程度した。今度は、木の葉っぱでできないかいうことで、2年ほど研究していただきました。また、先生より、もうある程度、震災等ありましたんで、この辺で終わって、また何かあったら言うてくださいいうことで当初予算へは計上しておりませんが、県の技術センターが天台烏薬いろいろ研究してくれますんで、いろいろそこから紹介していただいたところに今材料等提供して、私どもも、新宮市の天台烏薬をPRしてくれるのは大変ありがたく思ったんで、そのように努めていきたいと思っております。
◆2番(前田賢一君) せっかくそういうルートを先輩がつくってくれてるんですから、これを大事にしていただきたいと思うんですよ。市長は湊口教授にお会いしたことあるんですが、三輪崎の人やからね、この人。
○議長(松本哲也君) 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) 当選させていただいて、2回ほど市長室のほうへ寄っていただいたことがあります。昨年は、台風のお見舞いに来てくれておりました。
◆2番(前田賢一君) 以前、当時の須川県議が、県議会の一般質問で、木村知事だったと思うんですけども、東高森へ不老長寿の丘構想、大きな徐福像建立して、海を渡ってきた人ですから、そこへいろんな仕掛けをするということで、したことあるんですよ。そのときに木村知事は、そういう大胆な発想が必要やというふうに答弁してたのは思い出すんですけども、やはりこの徐福、天台烏薬、これはもうすばらしい歴史がありますから、これを生かした観光立市の大きな一つの核として、今後位置づけて取り組んでもらいたいと思うんですけど、市長、いかがですか。
◎市長(田岡実千年君) また、知恵おかりしながら頑張りたいと思います。
○議長(松本哲也君) 14番、大西議員。
◆14番(大西強君) 今の当局の答弁なんですけど、この徐福の楼門をつくったのは20年前なんです。当時のことを知ってるのは、もう前田賢一議員のほか2人か3人なんで、なってしまったんですよ。それで、今の答弁で、やはりその後の人が歴史認識を間違うてもろうたら困るんでね。徐福の楼門ができるまでは、中国、台湾の徐氏徐福顕彰会と交流は台湾が主流と、ほとんど台湾だったんですよね。その後、中国と国交を回復して、それまで台湾の人がずっと来てたんです。さっきも言うたように、僕は、飛行機嫌いでよう乗らんというのに、前田議員らに引っ張られて、台湾へ2回も行ってきたんですよ。ですから、あれをつくる、徐福楼門をつくるための協力はほとんど台湾だって、やっぱりそのときの貢献してくれた人の、井戸を掘った人の恩義というのは忘れたらあかんと思うんです。 ところが、現在、台湾がほとんど来ない。来なくなったのは、国交回復した後、台湾が来ると中国のほうが連雲港市初め機嫌悪うなったんですよ。国際的な問題で、それで台湾が来れなくなったというか、なったのが今言うように台湾がこのごろ来ないのは、そういう理由だったんです。そのときは、台湾と中国は一触即発の状況やったんですけど、そやけど、このごろ台湾と中国自体が経済交流が盛んになってきて、台湾の総統自体がそういう考えになってきてるんで、ある程度雪解けムードだと思うんですよ。だから、その後台湾が来れなくなったのは、中国の政治的な圧力があったんですよ。だから、僕らとしたら、20年前徐福の楼門建てるときに、台湾の徐福協会に物すごく協力してもらってしたのに、その後台湾が訪れなくて、中国ばかり。その来れなくなったいきさつは、政治的なことだったんで、それをやっぱり答弁してもらわないとね。それで、この間招かれてきたんだろうけど、今はそういう台湾と中国が雪解けムードみたいになってるんで、今だったら、やはり招待したら来てもらえる状況だと思うんですよ。そういう新宮市の徐福の問題についての歴史的なやつは、やっぱり正確に、あんたところのサービスが足らんから台湾が来なくなったんじゃなくて、そういう政治的ないきさつで来れんようになったんやから、それはそれでちゃんと議会に対して、質問に対する正確な答弁をしてやってくれないと、皆、その後の人ばっかりなので。そういうことなもんで、その点もちゃんと懇切に正確な答弁したってほしいんで。
○議長(松本哲也君) 鈴木部長。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 確かに、今、議員おっしゃった点、我々も先輩諸氏から聞いております。例えば、まだまだ台湾と中国が、非常にそういう政治的な問題で、まだまだ同席するのを拒んだ時期があって、たまたま新宮の万燈祭、徐福の式典で席を同じゅうしたと。そういった中で、中国の方が怒って席を立ったというようなことも過去にあったということは聞いております。しかしながら、私どもが、今現状で台湾あるいは中国の皆さん方と密におつき合いをさせていただく、日程的には10年ほどぐらい前からにはなると思いますが、そういう雪解けの中で、現状はそういうあからさまな行動というか、あからさまな態度はもう全くございません。そんな中で、じゃなぜ、先ほども前田議員から質問がありましたように、台湾の方がなぜ最近来られてないのかということでございますが、私どもは、例年、徐福万燈祭への式典への御招待といいますか、御案内、必ず差し上げております。そういう中で、最近3年ほど見えられてないという現実があります。 ただ、いわゆる徐氏宗親会で、例えば新宮のほうへ、徐氏宗親会だけで台湾の関係の方がこちらへお越しになるのかといえば、そうではなくて、現在徐氏宗親会の会長さんが徐鴻進さんという方でいらっしゃいますが、この方は、いわゆる台湾の桃園市のほうの非常に実力者でございまして、徐福だけの会長だけではなくて、いろんな肩書きをお持ちです。そういった別の団体の皆さん方の一団を連れて、徐福のほうへ来ていただいたりとか、そういう徐氏宗親会とかは別に来ていただいたというようなことも過去3年間のほどにありました。 そういったことで、徐氏宗親会としてはここ3年ほど現実的にはお見えになっておりませんが、ただ、これまで関係を持たせていただいた皆さん方は別の形でも新宮のほうへお越しいただいてるというのが現実でございます。
◆14番(大西強君) 部長、そういうことで、僕ら、やっぱり20年前に楼門建てる、それまではほとんど台湾の徐福顕彰会とのおつき合いで、それがその後、やっぱり中国本土の圧力がそういう形で出てきて、そして御恩になってる人たちが新宮へ訪れなくなったと。それで、今許される状況になったんで、ぜひとも温かく迎えてもらわないと、何かずっと僕らはつらい思いしてるんで、ぜひ、もう今はできると思うんで、そういう点もかんがみて、できる限り万燈祭とか、そういうときに積極的に台湾の徐福会の人らを来てもらえるように、温かく迎えられるような準備をしてやってほしいんで、ぜひよろしくお願いします。
○議長(松本哲也君) 11番、田花議員。
◆11番(田花操君) 先ほどから、この徐福協会の運営のあり方の議論をされてる中で、この財団法人徐福協会の体制いうか、執行体制をしっかり、そういう形にしていかんとあかんと思いますけど。この中で、定款がついてないんでようわからんのですけど、市長が理事長になって、理事さんがおられる。一方、下のほうに評議員いうのがある。この理事の方らと評議員の方らの役割いうのはどんなんですか。
○議長(松本哲也君) 岡課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 理事の皆さん方、理事会のほうへ御出席いただいておりますが、理事会につきましては、規定いたします事業計画、収支予算の承認でありますとか、基本財産の処分とか、そういうものも議決していただく形での役割を担っていただいておるところでございます。 評議員会の皆様方につきましては、それぞれ諮るべき事項につきましての、審議していただく中で助言をいただくという形での役割を担っていただいておるところでございます。
◆11番(田花操君) そうしたら、このオブザーバー的な評議員は別として、市長以下理事会で徐福協会の趣旨目的の執行運営をしてくということでええんですかね。
◎商工観光課長(岡雅弘君) そのとおりでございます。
◆11番(田花操君) それなら、今回、財団の報告があるんで、新宮市の財団がすべてこの6月議会へ報告がされてる中で、市長が理事長してるのは、これと、後ほど出てくるふれあいで、あとの財団は民間人が代表をされてると。これは、徐福協会の理事長をずっと市長がやってきてるという、大きな、やはり市長なければあかんという理由いうのはあるんですか。
○議長(松本哲也君) 鈴木部長。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) 徐福の大きな特徴、先ほど来申し上げてますように、外国の皆さん方との交流というのが大きなメーンになっております。それで、特に中国、あるいは台湾の皆さん方の考え方といいますか、その中に、やはり徐福でもってそれぞれ日本と中国、日本と台湾、あるいは日本と韓国というふうにおつき合いするときには、よく彼らは外交辞令という言葉を口にいたします。要は、レベルは少し大きくなりますが、本当に国と国との交流というふうな立場でこの徐福交流というのがとらえられております。そういった観点から、私どものほうも、理事長のほうに市長に座っていただいて、そういう外交辞令等々にも対応してくというふうなスタンスがございます。
◆11番(田花操君) そういうようなことがこの徐福協会の目的なのか。
◎経済観光部長(鈴木俊朗君) もちろん、それだけではございませんが、やはり徐福のそういう大きな顕彰していく一つの意味の中に、そういう外国の関係の皆さん方とも交流をしていくというのが大きな前提としてあろうかと思っております。
◆11番(田花操君) 私は、市長は市長としての日常24時間仕事がある中で、こういうやはり財団なんかのはもっと徐福に精通した、徐福に熱心に思いをしてる方に譲っていくほうが、皆さん、先ほどから言われてる、この協会を活性化していく必要の中で、年に1回しか集まってないこと自体が、本来、そうしたらこの理事会もしてないという話になれば、1年の事業のチェックいうのはどこで議論して、どこでやっていくんかということになりかねんと思うんで、ぜひ市長はこれと、あとふれあいの公社も持ってますけど、やはりそういったところから市長がやる気を出していかんことには、結局はまた来年同じ議論で終わってしまうような感じするんで、ぜひ市長はこの会議へ、ただもう理事長になってるから出て、年に1回やられてるいう形式的な要素が強いように感じるんで、ぜひ、市長、その点十分市長自身がやっぱり考えて前へ進め、取り組めるようにしていくべきじゃないかというふうに思います。
○議長(松本哲也君) ほかにありませんか。 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 今、鈴木部長が、外国の方との交流がすごくメーンになってくる部分があるとおっしゃったんですけども、せっかく中国との交流があるということで、これ見てると何となく大人の交流というか、それがメーンになってきてるのかなと思うんですけども。前に、サンタクルーズみたいな感じで連雲港のほうにもこっちから行ってたとお聞きしたことがあるんで、何かもう完全にそういうふうに子供の交流という形でお金を使っていくような方向に切りかえるとかいうことはできないんでしょうか。
○議長(松本哲也君) 田岡市長。
◎市長(田岡実千年君) 議員も評議員なんでよく御存じのこととは思いますが、中国の交流、どうもこのホームステイの関係がうまいこといかなくて、ちょっと続いてないというふうに、私は聞いております。
◆5番(並河哲次君) 何らかの形でうまくいくようになればいいなと思いますが。
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。 10分程度休憩します。
△休憩 午後2時21分
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△再開 午後2時37分
○議長(松本哲也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、番号10、
財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について当局の説明を求めます。 岡商工観光課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) (登壇) ただいま議題となりました新商観第114号、
財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告について御説明申し上げます。 恐れ入ります。1ページをお開きください。 平成23年度の事業報告でございますが、川舟事業における利用状況につきましては、紀伊半島大水害の影響によりまして9月2日から3月末まで運航を休止したことによりまして、利用者数は2,304人ということで、前年度比2,872人、44.5%の減となってございます。 主な事業につきましては、記載のとおりでございます。 続きまして、平成23年度の決算につきまして御説明申し上げます。 2ページをお願いいたします。 収支計算書の収入の部でございますが、基本財産運用収入の決算額13万6,284円は、基本財産5,000万円の預金利息でございます。事業収入819万5,555円につきましては、川舟の乗船料817万780円と売店収入の2万4,775円でございます。補助金の900万円は、新宮市からの川舟事業に対しての運営補助金でございます。委託料の422万5,015円は、緊急雇用創出事業に係ります新宮市からの委託料でございます。雑収入の10万9,250円は、預金利息等でございます。寄附金2万円と正味財産取崩収入131万8,890円を加えました当期収入合計は、2,300万4,994円でございます。 4ページをお願いいたします。 支出の部でございますが、事業費決算額は2,206万9,140円、うち川舟運航事業決算額は1,784万4,125円で、その主なものといたしましては、賃金557万2,778円は、川舟センター職員3人分の賃金でございます。需用費の472万7,520円は、川舟・船外機の修繕費、川作費用、燃料・光熱費などでございます。委託料の331万4,400円は、船頭並びに語り部などへの委託料でございます。 5ページをお願いいたします。 緊急雇用事業決算額は422万5,015円で、その主なものといたしましては、賃金の215万2,250円、こちらは嘱託職員2名分の賃金でございます。需用費の101万2,721円は、苗木代、消耗品費などでございます。使用料及び賃借料42万9,000円は、作業用トラックの借り上げ料でございます。管理費決算額は26万6,409円で、その主なものといたしましては、委託料の8万6,940円、公課費の8万514円でございます。 以上、当期収入合計2,300万4,994円から当期支出合計2,233万5,549円を引いた当期収支差額は、66万6,994円でございます。 6ページ以降に、貸借対照表、財産目録、決算審査報告書を付しておりますので、御参照のほどお願い申し上げます。 続きまして、平成24年度事業計画及び収支予算書について御説明申し上げます。 1ページをお願いいたします。 まず、事業計画でございますが、1の事業内容といたしましては、一つ目に川舟の運航に関する事業、二つ目にその他として記載させていただいておりますので御参照ください。 2ページをお願いいたします。 収支予算書の収入の部でございますが、基本財産運用収入といたしまして8万1,000円、事業収入といたしまして1,185万円、これは、川舟事業の乗船料収入並びに売店収入などでございます。補助金の600万円は、川舟運航事業に係ります市補助金でございます。委託料の440万円は、緊急雇用創出事業に係ります市からの委託料でございます。これに雑収入を合わせまして収入合計は、2,236万1,000円でございます。 次に、支出の部でございますが、3ページをお願いいたします。 事業費といたしまして総額で2,209万8,000円を計上してございます。川舟運航事業といたしまして1,769万8,000円、その主なものにつきましては、賃金の627万円、需用費の264万円、委託料の541万3,000円でございます。緊急雇用創出事業といたしましては、440万円、その主なものといたしましては、賃金の258万円、需用費の50万円でございます。 4ページをお願いいたします。 管理費、事務費といたしまして26万3,000円を計上してございます。内訳につきましては、記載のとおりでございます。 以上、支出合計2,236万1,000円でございます。 以上をもちまして
財団法人熊野川町ふれあい公社の業務報告を終わらせていただきます。 よろしくお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 13番、福田議員。
◆13番(福田讓君) これ、今年度の予算なんですけど、緊急雇用ということで、これも川舟の関係で今の市の緊急雇用、平成24年度の、これ、その国からの補助金があるわけなんですか。
○議長(松本哲也君) 岡課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 緊急雇用、24年度も延長されましたので、その枠の中で財団法人ふれあい公社のほうに委託事業ということで、委託したいというふうに考えております。
◆13番(福田讓君) それは、今、市などでも緊急雇用で採用していますね。それと全く同じ枠内の採用の仕方でいくんですか、これは。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 採用方法につきましても同様の形。ただ、ふれあい公社のほうで採用させていただきますので、採用の主たるところは公社のほうになります。 その選考とか募集の関係は、全く同じでございます。
○議長(松本哲也君) よろしいですか。
◆13番(福田讓君) はい。
○議長(松本哲也君) ほかに。 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 2ページの市からの補助金ですけども、予算のほうですね。昨年に比べて350万円多くなってる分は、内容的にはどういったもんでしょうか。
○議長(松本哲也君) 岡課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 今年度につきましては、先般、市の予算のほうお認めいただいたところでございますが、ことしの乗船人数を、対象数を少なく計算しております。その関係で、これは台風、大水害の影響等々によりまして、近年ちょっと減少傾向になっている状況をかんがみての数字の予測でございます。 そちらのほうで計算しまして、収支、支出等々がある中で、収入が減少となってしまうということで、市からの補助金を増額させていただいたところでございます。
◆5番(並河哲次君) もう一件、場所に関して特にまた何らかの検討というのは、今しているんでしょうか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 川舟センターの事務所の件かということで、事務所につきましては、御乗船いただきますお客様には御不便おかけしている状況というふうに思っております。 その中で、開発センター内にフロアを借用いたしまして、現在事務を行っておるところでございますが、何分まだ4月から始まって、まだ4月、5月、2カ月余りの状況でございます。 その中では、今をどういうふうに乗り切っていくかということを、まず第一に考えております。その中で、少し落ち着けば、またその中でも事務所をどういうふうにするべきかということも考えていく必要があるかというふうには思っております。
○議長(松本哲也君) 11番、田花議員。
◆11番(田花操君) 川舟運航、意外と早く始めたのは、それはもう関係者の努力はあったとしますけど、実態を見ると、受け皿いうか、今の道の駅の状況、トイレもああいう状態。そして、事務所も今の行政局の裏へ。だけど、実際の出発は田長のとこから出ている。川を見ると、もう雨降るたびにもう流れがころころ変わるから、底の維持管理に、大変やろうなと思って、私も。 余りにも、ちょっと早く、何分体制もしっかりつくらないままスタートしたんではないかというふうに思うけど、結局はよそから時間かけて来てくれた方に、本当にそれに見合うサービスの提供になっているんかいうの、物すごく心配になるわけ。 現実、やり始めてもう何カ月になるのかな、この間で、苦情とかいろんな要望とか。トイレもないのに舟へ乗せていくらいうのは、ちょっと理解もできんし、そういうよそから来て乗って下ったけど、こんな状態でという苦情とか、そういうあれは来てないか。
○議長(松本哲也君) 岡課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 議員おっしゃいますように、御乗船いただきますお客様に対しまして、かなりの御不便をおかけしているというふうな認識はしております。 受け付けする場所が開発センター、それから乗船していただくのが田長ということで、その間約10分程度距離が離れております。その関係で、田長にはトイレもございません。そういう状況の中で、乗船されるお客様からのお申し込みをいただいた際には、必ず開発センターのほうにお越しいただいて、そこで用を済ませていただいた上での御乗船ということを、必ずといっていいほどアナウンスさせていただいております。 ですから、開発センターのほうで必ず用を足してからの乗船というのを、まず義務づけをしておるところでございます。 それから、先ほどおっしゃっていただきました乗客からの苦情でございます。 4月、始めました当初、何件か事務の引き継ぎ関係でトラブルは発生いたしました。その関係で、苦情といいますか、提言を、逆にいただいております。こういうふうに職員間の連携をうまくしないといけませんよでありますとか、もう少しアナウンスをきっちりと伝えてくださいでありますとか、議員おっしゃいましたように、トイレの件は特に要注意でございました。 そういう点は、そういう御意見をいただいた中で、改めて事務局の中で協議を行いまして、必ず伝達は行う、アナウンスは必須であると、確認を行うという点等々、確認を進めていく中で、至らぬ点についての改善を図っていってるということが実情でございます。
◆11番(田花操君) その田長のそういう本来の施設の整備なんかの予定いうのは、どういう形で川舟を本来の形に戻そうとしようとしたのか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 事務所につきましては、もうしばらくどういう形がいいのか、検討が必要かというふうに思っております。 それから、トイレについてでございますが、こちらのほうも、かなり、どうするということで、先般も県のほうへ要望を行ってきております。 その中で、県のほうからは、設置をするというふうなお答えをいただいております。ただ、本格的な改修になるので、これから手をつけても完成についてはかなりの月日を要すると。早くても年明け2月ぐらいにはなるんではないかというふうなお話をいただいております。 じゃ、それまでの間どうするかということでございますが、仮設トイレの設置を県のほうでしていただく中で、市のほうで維持管理を進めていきたいというふうに考えておるところでございます。
◆11番(田花操君) 課長は、今回熊野川がああいうように大きく被災した後、この川舟に乗って下ったことあるのか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 私は、災害後3回ほど乗船はしております。
◆11番(田花操君) これで安全運航できると、あんたは感じたのか、3回乗って。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 改修前、改修後という形で乗船はしておりますが、現在の箇所につきましては、問題といたしましては水位が下がっております。その関係で、現在川舟の待機する場所は檜杖で行っておるわけですが、渇水状態の中で田長まで上がっていく状況が、非常に厳しい状況が続いております。 現在のところは、午前の便は休んで、運休して、午後の便だけ運航している状況がここ何日か続いておる状況でございますが、航路の中で危険と思われる箇所につきましては、先般も川作を実施いたしまして、大きな岩等は取り除いたところでございます。
◆11番(田花操君) 今の説明では、何かわからんような話やったけど、運航しやる船頭なんかと話ししたことあるのか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) はい、ございます。
◆11番(田花操君) 船頭は何って言いやる。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 最大のネックでありましたマナイタの瀬というところがございます。これは、相賀でございますが、そこが一番瀬の部分が非常に厳しくて、また岩もかなり多かった状況でございましたが、こちらにつきましては川作作業を実施する中で、蛇行する状況での運航でございましたが、現在は真っすぐ一直線で運航できる状況に改良いたしましたので、その点の難しい箇所は解消できたというふうに思っております。
◆11番(田花操君) 私は、ある船頭から話聞いたけど、船頭はもうこの雨季を迎えて、雨降るたびにもう川の流れが変わりよる、それでそのたびに底をしゅんせつしたりいろいろしやると。もう、いたるところに河原に大きな流木が突き刺さったり、車の破片や上流から流れてきたものがもうあちこにちに、きのうはなかったのに、雨降った後出て、それがもう表面に出てきて、物すごい危険や言うてる。 あんたの言うことと、どちらを信じたらええんか、私は、ようわからんけど。 本当に、大変な河原の、自然を相手に川舟事業を、今頑張ってやろうとしていることはわかるけど、もうくれぐれも絶対事故のないように。河原を掘ったら、今度は自分の足で一回河原をずっと歩いて、ほとんどの川は、今まで川いうのは大体流心いうか、川の流れがもうしっかりして、そこを大体流れるんやけど、今、その流心がもう浅くなって、もう、これ何年か、3年から5年でその流心がまたでき上がってくるんやろうと思うけど、なかなかつい簡単にユンボで掘ったぐらい、とてもあれだけの自然、相手にできるもんじゃないし。 ぜひ、老婆心ながら、私は、河原、大変な状況になってるんで、皆さんで、ぜひそこは注意して、本当に一生懸命やろうとしてやっていただいているのはあれやけど、船頭なんかも、やはり下りながらすごい神経使うと言いやる。ぜひ、十分、その人らの意見も聞いて安全運航に心がけたってほしいと。 以上です。
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。 次に、番号11、財団法人新
熊野体験研修協会の業務報告について当局の説明を求めます。 津呂建設農林部次長兼農林水産課長。
◎建設農林部次長兼農林水産課長兼
農業委員会事務局長(津呂建二君) (登壇) ただいま議題となりました新農第53号、財団法人新
熊野体験研修協会の業務報告について御説明申し上げます。 1ページをお開きください。 平成23年度の事業報告につきまして御説明をさせていただきます。 今年度は、9月に熊野地方を襲った台風12号による災害のため、約3カ月間の休業を余儀なくされました。その影響が大きく響き、大幅な減収となっております。 平成23年度の宿泊者数は8,208人で、前年度比2,842人の減少でございました。収入金額は2,507万7,000円で、前年度比952万9,000円の減額となりました。個別に挙げますと、スポーツ関係が、白鴎大学、近畿大学を初め、野球、ソフトボールなど4,691人、1,280万8,000円、土と水と緑の学校が、96人、15万3,000円、熊野古道を愛する会につきましては、春季ツアーのみの開催となり36人、13万5,000円となっております。 温泉入浴者数は4万2,196人で、前年度比1万6,650人の減少でした。収入金額は1,337万8,000円で、529万8,000円の減額となりました。温泉水事業につきましては、123万7,038円の売り上げがございました。デイサロン事業につきましては、延べ803人の御利用がございました。 復興が進む中で、離れてしまったお客様をどのように集客していくかが、今後の課題と考えます。また、公益法人の制度改革に伴う法人の移行についての会議を、理事会を含め実施しましたが、被災の影響により申請に係る事務処理がおくれました。来年度は、改めて年度末に移行できるよう準備を進めております。 2ページをお願いいたします。 収支決算書でございます。 まず、収入の部でございますが、1項1目基本財産運用収入、これにつきましては出捐金3,000万円の定期預金利息でございます。 2項1目事業収入でございますが、1節の事業活動収入は、入浴料、宿泊料、温泉水協力金ほか4,026万8,638円でございます。2節の委託事業収入は、食堂、喫茶の委託料収入173万793円でございます。3節売店等収入は、自動販売機、食品等販売収入によるもので786万9,043円でございます。4節受託事業収入は、指定管理料ほか4件の受託事業1,398万円でございます。 5項1目雑収入は、普通預金利息3,182円、温泉水宅配手数料ほか106万8,490円でございます。前期剰余金繰入金として、557万6,763円を計上させていただいております。 以上により、当期の収入合計額は7,052万8,495円でございます。 次に、3ページから4ページをお願いいたします。 支出の部でございます。 1項1目事業費6,018万3,525円は、職員4名、臨時職員6名の給与、賃金、そして13節温泉営業に係りますA重油等の燃料費や、14節の電気代、19節租税公課費、29節販売飲料等の原材料、仕入れの金額が主なものでございます。 次に、2項1目管理費は938万5,067円で、内訳は、2節の給料手当、職員1名、嘱託職員1名、21節委託費として、浄化槽保守点検152万4,000円が主なものでございます。 以上により、当期の支出合計は7,052万8,495円でございます。 次に、5ページから7ページにかけまして、貸借対照表、財産目録、監査報告書を添付しておりますので、御参照のほどお願いいたします。 続きまして、平成24年度の予算書でございます。 1ページをお願いいたします。 事業計画でございますが、新熊野体験研修センター、農林漁業体験実習館、健康保養館、多目的軽スポーツ施設の指定管理業務と、財団設立目的に沿った研修、学習、合宿等の利用増加に向けまして活動を展開するとともに、市からの受託事業に取り組んでまいります。 2ページをお願いします。 平成24年度の予算でございますが、第1条、収入支出予算の総額をそれぞれ8,320万円と定めるものでございます。 5ページをお願いいたします。 収入の部、1項1目の基本財産運用収入は、出捐金3,000万円の利息でございます。2項1目事業収入8,279万1,000円は、1節事業活動収入5,481万5,000円、2節委託事業収入220万円、3節売店等収入1,170万円、4節受託事業収入1,407万6,000円で、備考欄記載のとおりでございます。 5項1目雑収入37万9,000円は、備考欄記載のとおりでございます。 次に、6ページから7ページをお願いいたします。 支出の部でございます。 1項1目事業費でございますが、7,235万3,000円となっております。これは、2節の給料手当、職員4名分、3節賃金、臨時職員6名分の人件費や、13節燃料費及び14節の光熱水費、19節租税公課費、7ページの29節原材料費等が主な支出で、備考欄記載のとおりでございます。 2項1目の管理費でございますが、984万7,000円となっております。これは、2節の給料手当、職員1名、嘱託職員1名分の人件費でございます。21節委託費及び23節手数料が主なものでございます。 3項1目返還金は、100万円を計上しております。 次のページに、役員名簿を添付しておりますので、御参照のほどお願い申し上げます。 以上、まことに簡単でございますが、当財団の業務報告とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) おふろのボイラーはパウダーのやつで動き出したんでしょうか。
○議長(松本哲也君) 津呂課長。
◎建設農林部次長兼農林水産課長兼
農業委員会事務局長(津呂建二君) ボイラーにつきましては、昨年6月にもう稼働したんですが、台風の被害に遭いまして今試運転として、来週の月曜日から本格的な稼働を予定しております。
◆5番(並河哲次君) 来週ですか。
◎建設農林部次長兼農林水産課長兼
農業委員会事務局長(津呂建二君) はい、来週6月18日の週に本格稼働を予定しております。
◆5番(並河哲次君) はい。
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。 次に、番号12、
財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について当局の説明を求めます。 中岡教育部参事兼文化振興課長。
◎教育部参事[
文化複合施設担当]兼文化振興課長(中岡保仁君) (登壇) ただいま議題となりました新教文第62号、
財団法人佐藤春夫記念会の業務報告について御説明申し上げます。 報告書の1ページをよろしくお願いいたします。 平成23年度の事業報告でございますが、掲載しておりますとおり、①の事業から⑪の平成23年度講演会・シンポジウム記録集発行までの事業を行ってございます。入館者数は、3,249人でございます。資料の寄贈につきましては、佐藤尚子様ほか計29名の方々より、書籍類71点、そのほかに書簡など68点の品々を御寄贈いただいてございます。 次に、平成23年度決算でございますが、2ページをよろしくお願いいたします。 収支決算書の収入の部でございますが、1項1目基本財産運用収入の決算額6万1,000円は、基本財産出捐金6,000万円の預金利息でございます。 2項1目の事業活動収入は、1,244万2,441円でございます。内訳は、図書、絵はがき等の販売によります売店収入が24万3,761円、緊急雇用事業及び熊野文化発信事業による受託事業収入が360万4,830円、指定管理料としての施設管理運営事業収入が801万1,000円でございます。そして、施設入場料としての利用料金が58万2,850円でございます。 3項1目地方公共団体補助金収入につきましては、市人権尊重委員会からの負担金収入が10万円でございます。 4項1目寄付金収入につきましては、2万円の1件でございます。 5項1目雑収入につきましては、6,112円でございます。内訳は、普通預金の利息4,112円、コピー代等の2,000円でございます。 これらによりまして、収入合計は1,262万9,553円となりまして、予算額1,318万6,000円に対しまして55万6,447円の差異となってございます。 以上が収入でございます。 続いて、3ページをよろしくお願いいたします。 支出の部でございますが、1項1目の事業費の決算額は、1,247万6,702円でございます。内訳は、備考欄のとおりでございますが、支出の主なものとしましては、1節の職員1名分の人件費283万3,791円、9節の嘱託職員1名分と、緊急雇用事業による臨時職員等の賃金で383万7,548円、12節の印刷製本費は、館報、記録集ほかの印刷代で67万816円、14節の光熱水費は53万8,526円でございます。 4ページをよろしくお願いいたします。 20節の報償費は、館長の報償費で36万円、23節の手数料は、浄化槽清掃ほかで36万1,939円でございます。 これらによりまして、決算額は1,247万6,702円となり、予算額に対しまして70万9,298円の差異となっております。この結果、先ほどの収入合計が1,262万9,553円に対しまして、支出合計が1,247万6,702円で、差し引きしますと、当期の収支差額は15万2,851円となり、これを次年度へ繰り越すというものでございます。 以下、5ページに貸借対照表、6ページに財産目録、7ページに決算審査報告書を添付しておりますので、御参照いただきたいと思います。 続きまして、平成24年度事業計画及び予算につきまして御説明申し上げます。 予算書の1ページをよろしくお願いいたします。 まず、事業計画でございます。 ごらんいただきますとおり、4項目の事業計画となってございます。顕彰事業、資料・研究、他の文学館との交流や普及事業、館の管理運営と受託事業となってございます。 次に、2ページをよろしくお願いします。 平成24年度の予算でございますが、第1条で収入支出予算の総額を、それぞれ1,513万9,000円と定めるというものでございます。 5ページをお願いいたします。 まず、収入の部でございます。1項1目基本財産運用収入につきましては、出捐金基本財産利息としまして5万1,000円でございます。 2項1目事業収入につきましては、1,138万4,000円。内訳としまして、売店収入が30万円、受託事業収入が212万3,000円、施設管理運営事業収入としまして801万1,000円、利用料金として95万円でございます。 3項の補助金収入1,000円、4項の寄付金収入の1万円は、目の設定でございます。 5項1目の雑収入は、普通預金利息2,000円と資料コピー代7,000円を予定するものでございます。 6項1目の預金取崩収入につきましては、職員の退職手当の充当分としまして310万8,000円を預金から取り崩すものでございます。 7項の繰入金収入につきましては、同じく職員の退職手当として57万6,000円を退職共済掛金から繰り入れするものでございます。 本年度収入合計は1,513万9,000円で、前年度と比較いたしまして195万3,000円の増となってございます。 6ページをよろしくお願いいたします。 次に、支出の部でございますが、1項1目の事業費につきましては、1,513万9,000円でございます。主な支出といたしまして、1節の職員1名分の人件費277万7,000円、2節の職員1名分の退職金368万4,000円、9節の嘱託職員ほか賃金として389万9,000円、12節の印刷製本費43万円、14節の光熱水費が57万円、20節の報償費は館長報償費として36万円でございます。 これらによりまして、支出も収入同様1,513万9,000円となるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、
財団法人佐藤春夫記念会の業務報告とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。
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△日程5 市報告
○議長(松本哲也君) 日程5、市報告を議題といたします。 市報告の番号1、新宮港経過報告について当局の説明を求めます。 岡商工観光課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) (登壇) 平成23年度新宮港利用状況について御説明申し上げます。 お手元の資料1ページから2ページにつきましてお願いいたします。 外航船の状況でございますが、船舶数は53隻で前年度より8隻の増。貨物取り扱い量につきましても41万1,104トンと、前年度より7万7,887トンの増であります。 次に、3ページをお願いいたします。 こちら、内航船の状況でございますが、船舶数は、木材、チップその他を合わせまして670隻と、前年度より154隻の減、取り扱い量につきましても80万1,556トンと、前年度より14万1,825トンの減となっております。 4ページをお願いいたします。 外航船、内航船の船舶数、取り扱い量の合計を記載してございます。平成23年度におきましては、船舶数で146隻、約16%の減となっておりますが、砂、砂利並びにその他の内航船の減少が主な要因となってございます。また、貨物取り扱い量につきましても6万3,938トン、約5%の減となっておりますが、引き続きまして120万トンを超える数字を維持しておるところでございます。 以上、簡単ではございますが、新宮港の利用状況の報告とさせていただきます。 よろしくお願いいたします。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 2番、前田賢一議員。
◆2番(前田賢一君) この南洋材、北米材、これの受け入れ先はどこなんですか。 このときには、まだ紀州造林が営業していたときですよね。ですから、紀州造林もあったと思うんですが、ほかにどれが受け入れ先ですか。
○議長(松本哲也君) 岡課長。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 南洋材につきましては、紀州造林さんのほうだったと思います。 そのほかにつきましては、須川洋行さんだと思います。
◆2番(前田賢一君) その2件だけか。
◎商工観光課長(岡雅弘君) 今、覚えておりますのは、その2件程度だったかなと思うんですけれども。
◆2番(前田賢一君) だから、外材をひいている製材所は須川洋行だけということですか、この近辺で。
○議長(松本哲也君) 亀井副市長。
◎副市長(亀井寿一郎君) 災害前は、台風前はほかにもおりましたけれども、台風後、一応休止しているというふうには聞いておりまして、今のところ須川洋行さん1社というふうには聞いております。
○議長(松本哲也君) ほかにありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。 次に、番号2、
公設市場経過報告について当局の説明を求めます。 嶋田広域担当理事。
◎理事[広域担当](嶋田喜久一郎君) (登壇) それでは、平成23年度の新宮広域圏公設地方卸売市場の青果物及び水産物の取り扱い状況について御説明申し上げます。 お手元に配付しております資料で御説明申し上げます。 まず、上段の新宮中央青果株式会社の青果物でございますが、平成23年度合計で取り扱い量におきましては4,351トン、取り扱い額が12億8,946万3,000円でございます。対前年比では、数量におきましては0.6%の減、金額におきましては2.7%の減となっております。 次に、下段の新宮水産株式会社の水産物でございますが、平成23年度合計では、取り扱い量におきましては430トン、取り扱い額が6億3,879万3,000円でございます。対前年比では、数量におきましては11.7%の減、金額では1.5%の減となってございます。 青果、水産物ともに、昨年9月の大水害が生産・流通・消費に大きく影響し、特に水産物におきましては、9月の取り扱い量が大きく落ち込んでおりますが、年末にかけ徐々に回復しております。青果におきましては、温州ミカンが表年であったこともあり、取り扱い量は微減にとどまっております。 今後も、少子高齢化が進む社会状況により、特に広域圏内では購買力の低下が見込まれ、厳しい状況でございますが、青果・水産両卸売会社ともに体制の強化を図り、水産では、新たな販売先を探るなど、売り上げの向上に努めているところでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、公設地方卸売市場の経過報告とさせていただきます。 よろしくお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) ただいまの説明に対し質問を行います。 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 新宮中央青果のほうなんですけれども、大体入ってきているもののどのぐらいの割合がこの近辺でとれているものになるんでしょうか。
○議長(松本哲也君) 嶋田理事。
◎理事[広域担当](嶋田喜久一郎君) 近郊につきましては約27%、ほかは大阪とか和歌山とかからの買い付けになっております。
◆5番(並河哲次君) わかりました。ありがとうございます。
○議長(松本哲也君) 以上で質問を終わります。
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△日程6 議案第51号 専決処分につき承認を求める件 新宮市税条例の一部を改正する条例
○議長(松本哲也君) 日程6、議案第51号、専決処分につき承認を求める件を議題といたします。 当局の説明を求めます。 西税務課長。
◎税務課長(西寛君) (登壇) ただいま議題となりました議案第51号、専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、地方税法の一部を改正する法律が、平成24年3月31日公布され、4月1日施行されたことに伴い、市税条例の一部に所要の改正を行うものであります。 地方自治法第179条第1項の規定により、本年3月31日に専決処分を行いましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。 主な改正点を御説明させていただきます。 議案書の2ページをお願いいたします。 第36条の2関係は、公的年金等の源泉徴収票の様式が変更されたことに伴う字句の訂正であります。 3ページをお願いいたします。 第54条及び附則第10条の2は、字句の訂正、条名の変更でございます。 4ページをお願いいたします。 第11条の標題は、引き続き平成24年度から平成26年度まで継続するというものであります。その他は、字句の訂正であります。 第11条の2は、引き続き平成25年度分または平成26年度分まで継続するというものであります。 5ページをお願いいたします。 第12条は、住宅用地の特例について、引き続き平成24年度から平成26年度まで継続するというものであります。第2項以下では、評価の負担上限を80%から90%に引き上げるというものであります。 7ページをお願いいたします。 一番下ですが、第13条は、農地に係る特例についても、引き続き平成24年度から平成26年度まで継続するというものであります。 8ページをお願いいたします。 第15条は、特別土地保有税の課税の特例につきましても、引き続き平成24年度から平成26年度まで継続するというものであります。 9ページをお願いいたします。 第21条の2は、特例民法法人から移行した一定の一般社団法人または一般財団法人が、固定資産税の非課税措置を受ける場合に必要な提出書類についての規定であります。 10ページをお願いいたします。 第22条の2は、東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地の譲渡期限を、現行の3年から7年に延長するものであります。 11ページをお願いいたします。 第23条は、字句の訂正及び読みかえ規定であります。 以下、次のページですが、附則といたしまして、第1条では、この条例は平成24年4月1日から施行する。ただし、第36条の2第1項ただし書きの改正規定は、平成26年1月1日から施行するというものであります。 第2条では、附則第23条の規定は、平成24年度以後の個人の市民税について適用するというものであります。 第3条では、新条例の固定資産税に関する部分については、平成24年度以後の年度分の固定資産税について適用するというものであります。 以上、まことに簡単でございますが、説明とさせていただきます。 よろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第51号は、これを承認することに決定いたしました。
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△日程7 議案第52号 専決処分につき承認を求める件 新宮市
国民健康保険税条例の一部を改正する条例
○議長(松本哲也君) 日程7、議案第52号、専決処分につき承認を求める件を議題といたします。 当局の説明を求めます。 生駒市民窓口課長。
◎市民窓口課長(生駒明君) (登壇) ただいま議題となりました議案第52号、専決処分につき承認を求める件について御説明申し上げます。 本議案は、地方税法の一部を改正する法律が、平成24年3月31日公布されまして、同年4月1日から施行されることに伴い、新宮市
国民健康保険税条例の一部に所要の改正を行うものであり、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、専決処分を行いましたので、これを報告し、承認を求めるものでございます。 議案書2ページをお願いいたします。 改正内容につきましては、地方税法において、東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長の特例が設けられたことにより、新宮市
国民健康保険税条例の附則にその特例規定を追加するものでございます。 以上、簡単でございますが、説明とさせていただきます。 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 質疑を終わります。 お諮りいたします。 本案は、委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 御異議なしと認めます。 よって、本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。 討論に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 討論を終わります。 お諮りいたします。 本案について御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第52号は、これを承認することに決定いたしました。
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△日程8 議案第53号 新宮市印鑑条例の一部を改正する条例
○議長(松本哲也君) 日程8、議案第53号、新宮市印鑑条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 生駒市民窓口課長。
◎市民窓口課長(生駒明君) (登壇) ただいま議題となりました議案第53号、新宮市印鑑条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案につきましては、平成24年7月9日施行の外国人登録法の廃止及び住民基本台帳法の改正に伴い、新宮市印鑑条例の一部に所要の改正を行うものでございます。7月9日以降は、外国人は、住民基本台帳に登録されることになります。 2ページをお願いいたします。 主な改正点は、外国人登録の関連規定を削り、国から通知のありました印鑑登録証明事務処理要領の変更通知に基づきまして条文の整備を行うものでございます。 第2条の(登録資格)の規定につきましては、「外国人登録」の関連規定を削り、条文を整備させていただきました。 3条の(登録の申請)の規定につきましては、第2項を削りました。 3ページをお願いします。 第4条の(登録申請の確認)の規定につきましては、「外国人登録証」を削ってございます。 第5条の(登録申請の不受理)の規定につきましては、条文の整備と、第2項に例外規定をつけ加えてございます。 第6条、印鑑の登録の規定につきましては、条文の整備と、新たに第7号をつけ加えました。 4ページのほうをお願いします。 第8条の(登録事項の変更)及び、第11条の(印鑑登録の抹消)の規定につきましては、「外国人登録」の関連規定を削りました。 附則といたしまして、この条例は、平成24年7月9日から施行するというものでございます。 以上、簡単でございますが、説明とさせていただきます。 御審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 質疑を終わります。 本案は、教育民生委員会に付託いたします。 10分程度、休憩いたします。
△休憩 午後3時33分
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△再開 午後3時44分
○議長(松本哲也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△日程9 議案第54号 新宮市手数料条例の一部を改正する条例
○議長(松本哲也君) 日程9、議案第54号、新宮市手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 生駒市民窓口課長。
◎市民窓口課長(生駒明君) (登壇) ただいま議題となりました議案第54号、新宮市手数料条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 本議案につきましては、平成24年7月9日施行の外国人登録法の廃止及び住民基本台帳法の改正に伴い、新宮市手数料条例の一部に所要の改正を行うものでございます。 2ページをお願いいたします。 変更の内容につきましては、附則の別表第1(第2条関係)中、「第10号、外国人登録法に関する証明、1通につき300円」の項目を削り、第11号以降の番号を1ずつ繰り上げるというものでございます。なお、削除になります、「外国人登録法に関する証明」は、同条第5項の「住民票の写しの交付、1件につき300円」の適用になります。 附則といたしまして、この条例は、平成24年7月9日から施行するものでございます。 以上、簡単でございますが、説明とさせていただきます。 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 質疑を終わります。 本案は、教育民生委員会に付託いたします。
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△日程10 議案第55号 新宮市
消防手数料条例の一部を改正する条例
○議長(松本哲也君) 日程10、議案第55号、新宮市
消防手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 切畑屋消防本部次長兼予防課長。
◎消防本部次長兼予防課長(切畑屋利一君) (登壇) ただいま議題となりました議案第55号、新宮市
消防手数料条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。 今回の改正は、2点ございまして、1点は免除規定の改正、2点目は、危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令が、平成23年12月に公布され、特定屋外タンク貯蔵所のうち、タンク内部に浮き蓋を有する屋外タンク貯蔵所の地震時の安全性を確保するため、技術上の基準が新たに規定されました。これを受けまして、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部も改正されましたことから、所要の整備を図るものであります。 改正の内容につきましては、2ページをごらん願います。 表中の、改正前の第4条「市長が特別な理由があると認めるときは、第2条第5号に規定する手数料を免除することができる」の第2条第5号とは、「火災その他の証明に関するもの」の免除の規定であるものを、改正後の「市長は、規則で定めるところにより、手数料を減額し、又は免除することができる」とし、火災その他の証明のみに限定せず、危険物、火薬類、高圧ガス、液化石油ガスのすべての手数料に適用し、規則に定めることと改めました。 続きまして、浮き蓋付特定屋外タンク貯蔵所の許可に係る手数料につきましては、表中の改正後の別表第1、消防法及び新宮市火災予防条例関係手数料に追加するものでありまして、3ページをお願いします。 改正後の下段の片仮名のオの欄に定めるもので、浮き屋根式特定屋外タンク貯蔵所と同様の手数料の額となっております。 また、2ページの片仮名のエの欄につきましては、特定屋外タンク貯蔵所の手数料を定めており、括弧書きにて先ほど説明いたしました片仮名オで記載されております浮き屋根式特定屋外タンク貯蔵所と今回新しく追加されました浮き蓋式特定屋外タンク貯蔵所等は除くとなっております。 附則としまして、この条例は、公布の日から施行するとなっております。 以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 質疑を終わります。 本案は、総務建設委員会に付託いたします。
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△日程11 議案第56号 新宮市火災予防条例の一部を改正する条例
○議長(松本哲也君) 日程11、議案第56号、新宮市火災予防条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 切畑屋消防本部次長兼予防課長。
◎消防本部次長兼予防課長(切畑屋利一君) (登壇) ただいま議題となりました議案第56号、新宮市火災予防条例の一部を改正する条例につきまして、御説明申し上げます。 今回の改正は、消防法の危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令が、平成23年12月21日に政令第405号にて公布され、平成24年7月1日に施行されることに伴いまして、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物という物質が、新たに危険物として追加されました。 この改正により、指定数量の5分の1以上指定数量未満の当該危険物を貯蔵し、または取り扱う場合は、新宮市火災予防条例の技術上の基準が適用されることとなるため、技術的・経済的負担を軽減し、また経過措置を設けるため、附則の改正を行うものであります。 改正の内容につきましては、2ページをごらん願います。 表中の改正後、新宮市火災予防条例の附則第4項の次に、第5項から8項までの四つの項を加えるものであります。 第5項におきましては、炭酸ナトリウム過酸化水素付加物が危険物に追加されることにより、新たに指定数量の5分の1以上指定数量未満の危険物を貯蔵し、または取り扱う場所となるもののうち、配管にあっては、十分な強度を有し、かつ漏れない構造であれば、条例に定める技術上の基準は適用しないというものであります。 第6項に記載されております第31条の2第1項第16号イとは、収容する容器への表示基準であり、この規定は、施行日となる平成24年7月1日から1年半後の平成25年12月31日までの間は適用しないという経過措置であります。 2ページから3ページにかけての第7項におきましては、当該危険物質を貯蔵し、または取り扱う場所の位置、構造及び設備に係る技術上の基準については、施行日から1年後の平成25年6月30日までの間は適用しないという経過措置であります。 第8項におきましては、新たに指定数量の5分の1以上指定数量未満の危険物を貯蔵し、または取り扱うこととなる者及び個人の住居においては、指定数量の2分の1以上の場合は、消防長に届け出する義務がありますが、施行日から半年後の平成24年12月31日までに届け出すればよいこととする経過措置であります。 附則としまして、この条例は、平成24年7月1日から施行するとなっております。 以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 質疑を終わります。 本案は、総務建設委員会に付託いたします。
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△日程12 議案第57号
新宮市立幼稚園条例の一部を改正する条例
○議長(松本哲也君) 日程12、議案第57号、
新宮市立幼稚園条例の一部を改正する条例を議題といたします。 当局の説明を求めます。 平見教育委員会次長兼
学校教育課長。
◎教育部次長兼
学校教育課長(平見善宣君) (登壇) ただいま議題となりました議案第57号、
新宮市立幼稚園条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 議案書の2ページをお願いいたします。 本議案は、丹鶴幼稚園の新築移転に伴いまして、園舎設置位置を改正するというもので、現在地の新宮市下本町二丁目2番地の1から新宮市新宮451番地の22に移転するというものでございます。 附則としまして、この条例は、平成24年8月1日から施行するというものです。 なお、園舎は既に完成しておりますけれども、現在外構工事を実施しておりまして、完了後夏休み中に引っ越ししまして、2学期かから開園する予定にしております。 以上、簡単ではございますが、説明とさせていただきます。 よろしく御審議のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(松本哲也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 質疑を終わります。 本案は、教育民生委員会に付託いたします。
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△日程13 議案第58号 和歌山県
後期高齢者医療広域連合規約の変更について
○議長(松本哲也君) 日程13、議案第58号、和歌山県
後期高齢者医療広域連合規約の変更についてを議題といたします。 当局の説明を求めます。 生駒市民窓口課長。
◎市民窓口課長(生駒明君) (登壇) ただいま議題となりました議案第58号、和歌山県
後期高齢者医療広域連合規約の変更について御説明申し上げます。 本議案につきましては、平成24年7月9日施行の外国人登録法の廃止及び住民基本台帳法の改正に伴い、和歌山県
後期高齢者医療広域連合規約の条文の整備を行うもので、地方自治法第291条の11の規定に基づき、規約の変更について議会の議決を求めるというものでございます。 2ページをお願いいたします。 変更の内容につきましては、附則の別表備考、第1項及び第2項中、「及び外国人登録原票」を削るというものでございます。 附則といたしまして、この規約は、平成24年7月9日から施行し、改正後の規約別表の規定は、平成26年度以後の年度分の関係市町村の負担金から適用し、同年度前の関係市町村の負担金の額については、なお従前の例によるというものでございます。 以上、簡単でございますが、説明とさせていただきます。 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) 本案について質疑に入ります。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 質疑を終わります。 本案は、教育民生委員会に付託いたします。
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△日程14 議案第59号 平成24年度新宮市
一般会計補正予算(第1号)
○議長(松本哲也君) 日程14、議案第59号、平成24年度新宮市
一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 当局の説明を求めます。 向井財政課長。
◎財政課長(向井雅男君) (登壇) ただいま議題となりました議案第59号、平成24年度新宮市
一般会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 まず、1ページの第1条では、予算の総額に13億9,676万円を追加し、予算の総額を167億2,520万2,000円にするというものであります。 第2条では、地方債の追加及び変更は、「第2表 地方債補正」によるというものであります。 それでは、事項別明細書の歳出から御説明申し上げます。 恐れ入りますが、14ページをお願いいたします。 3歳出、2款総務費1項7目自治振興費については、被災した旧四瀧集会所の移築に伴い、新たな用地の強度検証が必要なため、地質調査に要する経費を補正するものであります。 19目総務管理費台風12号災害対応経費、説明欄1の熊野川行政局災害対応雇用創出事業については、県の緊急雇用補助金を活用し、災害物資の備蓄調査などを行うため、臨時職員1名分を補正するものであります。その下の、2の災害記録写真集作成事業は、3,000部を増刷し、販売用などの不足に対処するものであります。3の台風12号災害記録DVD作成事業も、販売用など3,000本のプレス製作に係る経費を補正するものであります。4の紀伊半島大水害犠牲者新宮市追悼式については、台風12号災害によりお亡くなりになられた方々の追悼式をとり行うために要する経費であります。 次の16ページをお願いします。 5項1目防災費については、県の緊急雇用補助金を活用し、備蓄物資の見直しや台帳整理などを行うため、臨時職員2名分を補正するものであります。 次の18ページをお願いします。 3款民生費1項3目老人福祉費、説明欄1の介護基盤緊急整備等臨時特例補助金及びその下の2の施設開設準備経費助成特別対策事業補助金につきましては、民間事業者が実施する介護老人福祉施設の整備に対するハード及びソフト事業に交付される県の補助金であります。3の養護・特別養護老人ホーム南紀園改築工事負担金につきましては、建物の設計金額22億5,900万円のうち、県の補助金及び南紀園の負担分を除いた額に対する新宮市の負担金を補正するものであります。なお、財源といたしましては、過疎債を充当しております。 次の20ページをお願いいたします。 2項1目児童福祉総務費、説明欄1の児童手当システム改修事業については、県の補助金により児童手当法の一部改正に対応するためシステム改修を委託するものであります。2の子育て家庭応援事業、その下の、3の子育て支援センター運営費についても、県の補助金を活用し、育児講座の開催、また臨床心理士による専門的な相談等などにより、児童虐待の早期対応や具体的支援を実施するものであります。 次の22ページをお願いします。 4款衛生費2項1目清掃総務費については、新宮市土建協同組合から受けた寄附金を原資に、新たに美化活動に取り組んでいただいているボランティア団体に対する花苗代など補正するものであります。6目清掃費台風12号災害対応経費については、約1万4,000トンの災害ごみの収集運搬処理に要する経費及び仮置き場3カ所の警備委託料を補正するものであります。 次の24ページをお願いします。 6款農林水産業費2項2目林業振興費、説明欄1の林業従事者社会保障充実対策補助金から4の間伐対策事業補助金までについては、林業従事者の就労改善や林業の活性化のための助成であります。6目市有林管理費については、樹下植栽に係る手数料などを補正するものであります。 次の26ページをお願いします。 7款商工費1項1目商工総務費については、県の交付金を活用し、悪質商法などに対する啓発物品の全戸配布や専門員による消費生活相談窓口などにより、被害の未然防止活動を行うものであります。 次の28ページをお願いいたします。 9款消防費1項2目非常備消防費については、本年3月31日付で退職された11名の方の消防団員退職報償金であります。 次の30ページをお願いします。 10款教育費2項1目学校管理費については、王子小学校内の学童農園移設に係る経費の全額を減額するものであります。4目学校整備費については、蓬莱・王子小学校統合校大規模改修工事に伴うトップライト工事及び外装工事費などの増額補正を行うものであります。なお、財源といたしましては、過疎債を充当しております。 次の32ページをお願いします。 5項8目図書館費については、県の緊急雇用補助金を活用し、郷土資料の整理、図書館システムへのデータ入力などを行うため、臨時職員2名分を補正するものであります。 次の34ページをお願いします。 6項2目体育施設費については、県の緊急雇用補助金を活用し、体育施設の維持修繕、施設周辺の環境整備を行うため、臨時職員1名分を補正するものであります。3目スポーツ振興事業費については、姉妹都市である名取市のサッカー少年団とのスポーツ交流に要する経費を補正するものであります。 次の36ページをお願いします。 11款災害復旧費5項1目社会教育施設災害復旧費については、このたび災害補助査定を完了し、復旧工事に要する経費を補正するもので、説明欄1のB&G海洋センターについては、屋内プール施設延べ床面積1,147平方メートルの鉄骨鉄筋コンクリート造の復旧及び施設備品の購入を、2の高田第1自然プール及び3の高田第2自然プールについては、更衣室及びトイレの復旧などに係る経費を補正するものであります。 以上が歳出であります。 次に、歳入でありますが、恐れ入ります、10ページをお願いいたします。 2歳入、9款地方交付税については、本補正予算に必要な一般財源として、特別交付税で不足する額を充当するものであります。 13款国庫支出金については、社会教育施設の災害補助査定に伴う補助金、また災害ごみ処理経費に伴う補助金であります。 次の14款県支出金については、補助金の名称、補助率等、いずれも説明欄記載のとおりであります。 18款繰越金については、本補正予算に必要な一般財源として平成23年度からの繰越金の一部を充当するものであります。 次の19款諸収入については、災害記録写真集及びDVDの売上収入と、共済基金から消防団員11名分の退職報償金を受け入れるものであります。 次の20款の市債については、次の13ページにかけて、事業の名称、充当率、いずれも説明欄記載のとおりであります。 以上が歳入であります。 次に、前に戻っていただきまして、4ページをお願いいたします。 「第2表 地方債の補正」でありますが、2件の追加、2件の変更で、起債の目的、限度額、借り入れの償還の方法については、いずれも記載のとおりであります。 以上、簡単ではありますが、説明とさせていただきます。 よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。
○議長(松本哲也君) 本案について質疑に入ります。 14番、大西議員。
◆14番(大西強君) 31ページの、蓬莱・王子小学校統合校建設事業の2億1,000万円の追加工事の予算ですが、これはこの学校関係の建設協議会の意見を踏まえて基本設計をしたんですね。それで、その後、当局は、予算と見合わせて予算に圧縮するために、必要がないということじゃないんでしょうが、予算に合わせて、できる限り絶対必要でないというものを削る、修正したと思うんですね。 この追加工事は、基本設計、それで一たん工事を、極端に言えば、必要ないということで、グレードを下げるとか、あるいは設置しないとか、いろいろなところを削って、それで実施設計して、それに基づいてしたと思うんです。 今度、これ2億1,000万円出してきたのは、基本設計にできる限り近づけるというか、そうですね。実施設計のもとに工事をしたんですけど、不備だったんで新たに追加するということじゃなくて、基本設計に戻すべきだということで出してきたんじゃないですか、どうですか。
○議長(松本哲也君) 平見教育部次長兼学校教育課長。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 議員おっしゃるように、基本計画に戻してほしいということで、建設協議会でも意思統一されましたので、もとの基本計画に戻すために今回補正予算を上程させていただいたという次第でございます。
◆14番(大西強君) そこなんですよ。基本計画なるものがあって、それであなたのほうが、ちょっと言いにくいんだけど、ここまでは不必要だと、要はね。予算と見合わせて必要ないということで、基本設計にあるものを削ったわけですね。それを言うてるんですよ。削ったんでしょう。その削ったことが間違いだったんですかと聞いている。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 確かに、一部計画を変更いたしました。これについては、冒頭、説明もありましたように、トップライト、天井、天窓の部分なんですけども、それから天井材とか、そういったところを変更いたしました。 その際に、天窓なんか設けますと、かなり明るくて非常にいいクラスになるんですけれども、教室になると思うんですが、一部やはり温室状態になるといいますか、暑くなるんじゃないかというふうなもこと懸念されてまして、それでもう天井材をボードにかえてしまったということもあります。
◆14番(大西強君) いや、ですから、聞いてるのは、基本設計ができた、その中で予算がある、我々は予算があるんですよ、予算と見合わせて、今言ったような、その時点で、あなたところはこれが不必要だと、もっと安い方法でも十分教育効果は出せる、あるいは教育環境を整備できるということで、それは基本設計からすればグレードを落としたりすることでしょうけど、それはその時点で、あなたのところは、予算と見合わせてですよ、不必要だということで削ったんでしょうと言うてる。 それを、今の答弁聞いたら、そうなんだけど、協議会等からのクレームがついたんで、また基本設計に戻すべきだという意見があったので、戻したと。こんな無責任なことがありますか。 そしたら、いいですよ。そしたら、その建設協議会という協議会は、あなたたちが執行権者として実施設計にかかるのに、自分たちで一番予算が安くて効率なところをあなたたちが修正して、議会へ提案して、それで議会が承認したんですよ。 それを、建設協議会なるものにクレームをつけられたから、それで基本設計に戻すということになれば、その建設協議会というのは、どういう法的根拠のある委員会あるいは団体ですか。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 建設協議会につきましては、教育委員会の諮問機関でございまして、この学校統合建設を始めるときに各界から委員としてなっていただいて、ずっと協議をしてございます。 前市長の時代から、この建設協議会については、極力その答申については配慮していきたいということもいただいてましたので、やはり建設協議会の発言も重く受けとめながら、私どもも、今回、補正予算を上程させていただいたということです。
◆14番(大西強君) 我々議会は、地方自治法で法的根拠があるんですよ。建設協議会というのは、あなたところの諮問機関でしょう。ですから、関係者の意見を聞くため、市民の意見を聞くためにあんたところが設置して、その協議の中で、市民の意見、市民のニーズを酌んで、あなたたちがやるのは当然ですよ。 当然ですから、そこで上がってきた意見を100%満たしたいから基本設計出したんでしょう。そしたら、12億円かかったんです。そんだけ予算出せないからということで、その意見を最大尊重しながら、不必要だと思われる部分を削って、あるいは工法を変更して予算を圧縮したわけやね。圧縮した行為は、あなたのところの執行権者としての権限と責任においてやったんでしょう。 それを、出てきたのを議会にかけたら、議会がそれを承認したんですよ。承認して、やったら、建設協議会からか、関係者からクレームがついたんですよね。 いいですか。そこで、あなたたちは、当然ですがな、建設協議会を設置して意見を聞いて、その意見のもとに基本設計して、それをあなたのところの事情で、予算との兼ね合いで変更したわけですよ。当然、建設協議会に、変更の説明と了承をもらうのが当然じゃないですか。 当然だけど、当然だけども、これはあくまで道義的責任ですよ、法的責任はないんです。その法的根拠のない諮問委員会が答申したことを、忠実にしなければならないという法的根拠はどこにあるんですかと聞いている。ないんでしょう。
○議長(松本哲也君) 大西議員、大西議員……
◆14番(大西強君) ないんだから、それを聞いてるんや、今。ないんでしょうと言うてるんや。
○議長(松本哲也君) 教民の委員会で必要なものを削ったらいいという発言ないのに、ないんやったらないと訂正してくださいよ、おかしいですよ。教民の話と違うやないですか。
◆14番(大西強君) えっ、これ教民の予算と違うんかい。
○議長(松本哲也君) いや、教民ですけど、大西議員。補正予算の、予算書の質疑なんですけど、今の内容聞くと、一般質問になってきてるんですよ。
◆14番(大西強君) うんうん、違うか。 えっ、そうかな。
○議長(松本哲也君) うん。だから、この予算書の中の質疑にしてください。 余り、何か今聞いていると一般質問と同じようになっているんで。
◆14番(大西強君) いや、この予算を上げてきた経緯を聞きやるんやで。経緯を聞いてるわけですよ。わからんのやもん、こっちは何も、総務建設委員やから、教民でどんな話ししたか、協議会も入ってないからわからないからね。 法的根拠はないんでしょうといって聞いている。なかったらない言うたら、それでええんや。
○議長(松本哲也君) 丸山教育部長。
◎教育部長(丸山修市君) 法的根拠は確かにございませんが、これまで数十回にわたって建設協議会の皆さんに意見を聞いてまいりました。これを、尊重するのは当然でございまして、そういう意味においては十分責任がございます。 先ほどの予算につきましては、教育民生委員会等でも協議いただいて、私どもとして、復元する、もとに戻すために必要な予算として今回上程させていただきました。
◆14番(大西強君) その答弁が、さっき聞いたように、基本設計にしたのは、基本設計を実施設計のときに予算を削減したと。必要があったから削減したんですよ、あなたたちはね。それを、議会へ上げてきて、議会は了承したんですよ。それ、承認したんですよ。 議会に法的根拠があるのに、それした後、法的根拠のない建設協議会にクレームをもらって、またそれを追加予算を出してくると、出してきたんですねと。それはおかしいんと違いますかって、聞いてるんで。聞いたら、あなたところの答弁は、いや、実施設計に予算を下げたことが間違いやったというんやったら、間違いやったんやから戻すべきやということで出させてもらったんですというんやったら話はわかる。その答弁がないじゃないですか。 そしたら、間違いだったんだと。間違った設計した、間違った予算を提案したんだというんだったら、責任者を出してもらわなんだら。このおかげで、何百万円か何千万円かの損害が出るわけでしょう、予算。どぶへ捨てるということになるんでしょう。 それを聞いてるんで、まあ、いいですわ。議長、言うように、一般質問になったら悪いんで、ただ確認しときますよ。ね、そこのところ、もうしょうないわ、一般質問でやるから。 だから、あなたたちの今答弁を聞いたら、議会よりもその協議会の意見を重視しているように聞こえるからね。そうでしょう。予算の決定権は議会にあるんであって、それを変更、追加工事を出さなきゃ仕方なかったんだという理由に、建設協議会にクレームもらったんで2億円からの追加工事を出すということを、こっちが「はい」と言えませんよということや。 わかりました、一般質問で。
○議長(松本哲也君) 5番、並河議員。
◆5番(並河哲次君) 同じく31ページの蓬莱・王子小学校統合校建設事業のことなんですけども、ちょっと経緯も含めてお聞きしたいんですが、今の大西議員の質疑ともちょっと重なる部分もあると思うんですけども。 まず、最初に、実施設計の段階で、基本計画に出てきていた図面に基づいたものではなくて、国基準をもとに算定していたほう、予算、7億5,000万円でしたか、のほうに実施設計を近づけてくれというふうに言った理由は何でしょうか。
○議長(松本哲也君) 平見学校教育課長。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 当初予算に、まず国基準によります金額で予算をとらせていただきました。その後、実施設計を、それに応じた金額で設計をお願いしたわけなんですが、それ以上の金額で、まず出てきたのがありました。 それで、再度それを国基準で合わせた金額で設計していただいて、そのときに、問題になってます部分が、まことに申しわけなかったんですけども、事前説明もなく変更してしまいまして、そこが変更になってしまったと。 ですから、事業費を圧縮する中で、一部変更になってしまったということでございます。
◆5番(並河哲次君) その変更に関しての建設協議会であったり、議会であったり、教職員の連絡協議会であったりに説明がなかったのは、何か理由はあるんですか。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 課内の連絡ミスというふうに考えてございます。
◆5番(並河哲次君) 連絡ミス。その課内のというのは、どういう……。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 学校教育課内部での、教育委員会の中での調整、連絡調整ミスであったというふうに考えてございます。
◆5番(並河哲次君) その実施設計の仕様書のほうが、一応新宮市との契約という形で、その最後に、実施設計ができたときには甲というのが新宮市だと思うんですけども、新宮市のほうに打ち合わせの議事録であったり、完成した明細書であったり、工事の内訳の明細書を出してくださいというふうになっているんですけれども、これは新宮市のほうなんで、課内だけではないですよね。市当局のほうにも、市長部局のほうにも行ってる話ですよね。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 決裁行為は、教育委員会教育長、それから市長まで行ってると思います。
◆5番(並河哲次君) そうすると、市長、教育委員会が実際に建設協議会や議会に対して説明を、課内の連絡不足で、議会や建設協議会に対して相談できなかったというだけではなくて、一応市長部局のほうも同じようにこういうふうに情報が回ってきて、打ち合わせの議事録も含めて回ってきていて報告できてなかったということもあると思っていいんでしょうか。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 基本計画から実施設計へ移した段階での一部変更部分については、そのような状況になったかと思います。連絡が行ってなかったというふうに思います。
○議長(松本哲也君) 並河議員、先ほど大西議員にも言ったんですけども、ちょと内容が一般質問になってきてるんで、予算の内容でお願いします。
◆5番(並河哲次君) はい、わかりました。 予算のほうで出てきているのが、一つ、その仮設の建物のリース料として、長引く分が出てきてると思うんですけども、このリース料のほうが、どんどん学校がおくれていることによって後ろに長引いてきていると思うんですけども。 まず、最初に、設計が平成22年7月に契約して、実際に設計業者さんが設計スタートしたのが22年の12月ということで、5カ月おくれたということなんですけども、これはなぜでしょうか。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 基本計画と、それから途中から実施設計者のJVの方々にも会議にも入っていただいて、意思伝達というものをやっていただきました。これは、委員の皆さんから出された意見がその設計者にも十分伝わるようにということで、その間ダブって協議にも入っていただいて、それから基本計画づくりにかかわったコンサルタントの協議も、その間にずっとやっていただいたということで、その間はすぐ設計という段階には至らなかったということがあると思います。
◆5番(並河哲次君) 設計に入っていても、7月に契約して、ただ実際に設計のゴーサインが出たのが12月というのは、何でしょうか。10月に一応基本計画は少なくとも出ているわけですよね。 短く見ても10月、12月に始めるに当たっても、10月に基本計画が出て、そこから2カ月あるんですけど。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) その後、先ほど議員もおっしゃられてましたように、教職員との連絡協議会というのを別個またつくっておりまして、そういったところとのやりとりは、何回も何回も協議しながら、そしてまたそれを持ち帰っていただいて先生方で協議していただくというようなことも繰り返してましたんで、そういったことの意見収集という形でずれ込んでしまったということもあると思います。
◆5番(並河哲次君) その教職員の連絡協議会なんですけども、平成22年7月以降に開かれている教職員の連絡協議会が7月22日と7月28日と8月25日、平成22年8月25日で一応一たんぷつんと終わっていて、その次に、僕が、ちょっと聞いているのは、平成23年10月というふうに聞いているんですけども。 なので、平成22年7月から平成22年の実際に設計が始まった12月までの間では、最終の教職員連絡協議会は8月25日のはずだと思ってるんですけども、何か間違ってますか。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 8月25日に、教職員との連絡協議会行っております。その後、10月4日に建設協議会を行っておるんですけども、ただ、部分部分、養護の先生方と保健室をどうするかとか、そういった協議も継続して行ってますから、並行して。そういった部分が、まだまだ細かく詰め切れてなかった部分があると思います。
◆5番(並河哲次君) それは、現段階では、今この予算が上がってきた段階では、教職員連絡協議会とは、もう話は完全に詰め切れているんですか。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 会議を直接持ったわけではございませんけども、先ほどの黒板の修理がそうなんですが、これは一たん教職員連絡協議会の中では上下式の黒板にかえておりました。それは、実施設計の中でそういう方向に向かってたんですが、今回のことがありまして、再度教職員と協議、学校のほうでしてもらいまして、それをスライド式に変更したということがあります。
◆5番(並河哲次君) そのスライド式の黒板に関しても、段差がついてないもののつもりが、ついてるようになりそうになっていたり、実際に先生にちょっとお話を聞いたりして、まだ部屋の中のボードの位置であったり、実際に机を配置するときの、ちょっと、構造、小さな壁も含めたところ、まだ監督さんともちょっと相談して、話がしたいということがあるんですけれども、実際、今回の問題が、ゴールデンウイーク前ぐらいですか、実際4月の末に発覚してから建設協議会は何回か開かれていると思うんですけども、それから教職員の連絡協議会に対しては、何か開いてますか。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 教職員連絡協議会は開催してございません。
◆5番(並河哲次君) 今回、予算が、もう長いことプレハブに子供さん入っていて急ぐということなんですけども、結局建設協議会さんはいろいろ気づいて、直接、また教育委員会のほうにお話が行ってると思うんですけども、実際に学校を使う先生方の教職員連絡協議会ときっちりと話が詰めれていなければ、また今回上がっている予算に関しても、また無駄な部分が出てしまったりという可能性があると思うんで、ぜひ教職員連絡協議会とも、もうちょっと詰めていただけたらと思います。
◎教育部次長兼学校教育課長(平見善宣君) 今回のことがありましてから、校長先生のほうで教職員からの意見を吸い上げて、それで先ほどの黒板の話にもなりましたし、それからこの今回の補正の中で二重ガラスにする部分もあるんですけども、これは蓬莱小学校にことばの教室というのがありまして、これが王子小学校のほうに今度移ってきます。その部分で、南側のほうを電車が走ってますんで、騒音で、聴音、音の測定をするときに静かにしてほしいということで、防音にしてほしいという先生方の意見がありました。 そういったことも、これ、くみ上げておりますから、大部分は教職員の意見も吸い上げておるというふうに考えてございます。
◆5番(並河哲次君) 大部分は吸い上げてるという認識はあるかもしれないんですけども、まだ、結局、建設協議会は開いていて、教職員連絡協議会は開いていないということがあるんで、実際に監督さんや設計士さんにも入ってもらって、また同じ無駄が起こらないようにはしてもらいたいと思うんですけども。
◎教育部次長兼
学校教育課長(平見善宣君) 今回のことがありまして、現在工事も一部ストップしておりますんで、再開する際には、再度先生方の意見も取り入れながら工事進めていきたいというふうに思います。
◆5番(並河哲次君) 実際、その予算が出てきている中で、重なっている、一回壊してまたつくり直す部分というのは、額はどのぐらいになるんでしょうか。
◎教育部次長兼
学校教育課長(平見善宣君) 一部報道で2,500万円と流れておったわけですけれども、その中には、先ほど言いました仮設校舎のリース料等7カ月分があるわけなんですけれども、その解体工事のために7カ月もかかるはずはございませんので、全体でいきますと、この仮設校舎のリース料ですとか、それから足場を組んだり、また建築家の方の委託料、管理料なんかも入ってくるんですけども、これらは全体事業の約3%ということで、全体でいきますと、550万円程度の手戻り工事というようになると考えてございます。
◆5番(並河哲次君) 今、つくってしまった分というのもその額には入ってるんですか。今できてる分にも、その予算が必要だと思うんですけど、それは入ってるんですか。
◎教育部次長兼
学校教育課長(平見善宣君) つくってしまった部分が入ってまして、これを解体する部分の工事費用も入ってございます。
◆5番(並河哲次君) 今とまってる分も入ってる。5月からずっと、今までとまってる分も入ってる……。
○議長(松本哲也君) 並河議員さん、すみません。先ほど言ったんですけど、一般質問になってますんで、ほかの方もいらっしゃいますし、ちょっと時間のほうがまだありますんで、この際皆さんにお諮りしたいと思いますが。どうでしょう、あした特別委員会入ってるんですが、きょうはこれぐらいにしといていただいて、あした10時から本会議して、終了後特別委員会ということも考えてるんですが、いかがでしょうか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
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△延会の宣告
○議長(松本哲也君) それではお諮りします。 質問中でありますが、本日はこの程度をもって延会したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(松本哲也君) 御異議なしと認めます。 よって、本日はこれをもって延会することに決定いたしました。 あすは午前10時から会議を開きます。 なお、先ほど言いましたが、災害復興対策特別委員会は本会議終了後開催する旨、委員長から連絡ありましたので、御報告いたします。 本日はお疲れさまでした。
△延会 午後4時41分...