田辺市議会 > 2020-12-09 >
令和 2年第7回定例会(第4号12月 9日)

  • "������"(/)
ツイート シェア
  1. 田辺市議会 2020-12-09
    令和 2年第7回定例会(第4号12月 9日)


    取得元: 田辺市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-20
    令和 2年第7回定例会(第4号12月 9日)              第7回田辺市議会定例会会議録              令和2年12月9日(水曜日)           ―――――――――――――――――――    令和2年12月9日(水)午前10時開会  第 1 一般質問           ――――――――――――――――――― 〇会議に付した事件  日程第1            ―――――――――――――――――― 〇議員定数 22名 〇欠  員  0名           ――――――――――――――――――― 〇出席議員              議席番号   氏   名               1番  松 上 京 子 君               2番  柳 瀬 理 孝 君               3番  浅 山 誠 一 君               4番  前 田 佳 世 君               5番  川 﨑 五 一 君
                  6番  久 保 浩 二 君               7番  宮 井   章 君               8番  福 榮 浩 義 君               9番  髙 田 盛 行 君              10番  北 田 健 治 君              11番  橘   智 史 君              12番  尾 花   功 君              13番  二 葉 昌 彦 君              14番  市 橋 宗 行 君              15番  安 達 幸 治 君              16番  安 達 克 典 君              17番  小 川 浩 樹 君              18番  塚   寿 雄 君              19番  佐 井 昭 子 君              20番  中 本 賢 治 君              21番  出 水 豊 数 君              22番  陸 平 輝 昭 君           ――――――――――――――――――― 〇欠席議員  なし           ――――――――――――――――――― 〇説明のため出席したもの              職  名      氏     名             市長        真 砂 充 敏 君             副市長       林   誠 一 君             副市長       木 村 晃 和 君             教育長       佐 武 正 章 君             企画部長      早 田   斉 君             企画広報課長    山 﨑 和 典 君             総務部長      松 川 靖 弘 君             総務部理事     桐 本 達 也 君             総務課長      西   貴 弘 君             新庁舎整備室長   竹 中 孝 雄 君             財政課長      木 村 博 充 君             危機管理局長    原   雅 樹 君             市民環境部長    中 村   誠 君             環境課長      井 澗 伴 好 君             廃棄物処理課長   久 畑 弘 幸 君             保健福祉部長    虎 伏   務 君             障害福祉室長    馬場崎   栄 君             商工観光部長    前 川 光 弘 君             農林水産部長    北 川 弘 泰 君             農業振興課長    合 川   弘 君             梅振興室長     橋 本 善 行 君             森林局長      清 水 健 次 君             山村林業課長    榎 本 安 幸 君             建設部長      栗 山 卓 也 君             管理課長      前 溝 浩 志 君             土木課長      桒 畑 昌 典 君             中辺路行政局長   一 岡 真 成 君             消防長       安 田 浩 二 君             教育次長      宮 﨑 和 人 君             スポーツ振興課長  中 野 哲 二 君             文化振興課参事   中 川   貴 君             水道部長      岩 本   章 君             業務課長      新 谷 恭 伸 君             工務課参事     榎 本 浩 和 君           ―――――――――――――――――――出席事務局職員             議会事務局長    千 品 繁 俊             議会事務局次長   前 田 敦 司             議会事務局主任   松 本 誠 啓             議会事務局主査   松 本 早也香  開 議 ○議長(安達克典君)    皆様、おはようございます。  定足数がありますので、ただいまからお手元に配付の日程により、令和2年第7回田辺市議会定例会4日目の会議を開きます。               (午前10時00分)          ――――――――――――――――――― ○議長(安達克典君)    それでは、日程に入ります。 ◎日程第1 一般質問 ○議長(安達克典君)    日程第1 一般質問を行います。  4番、前田佳世君の登壇を許可いたします。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    皆様、おはようございます。4番、日本共産党前田佳世です。  今回は大項目一つ、新庁舎整備事業について質問いたします。  新庁舎整備事業に関連して、オークワ新店舗の借地貸付料についてと、新庁舎移転候補地が東山に決定される経過について質問いたします。  それでは、小項目一つ目です。  お手元の参考資料1を御覧ください。  当局は、市庁舎整備基本的方針の答申を受けてから2か月後の2016年10月に候補地選定調査を開始し、僅か3か月で候補地を3か所選び、さらにその3か月後に候補地選定調査報告書を発表し、移転先を東山と決めました。お手元の参考資料の右側に当たる地図がその報告書によるものです。  発表された調査報告書によれば、資料の右側で御覧いただけますように、オークワ社は東山で営業を続けない想定になっており、建築平面図案では、当該敷地、赤の四角でC-2というのがありますが、そこでは、平面駐車場を設置し、オークワ店舗3階入り口前から南のほうに向かって、田辺高校方面に下る道路整備なども想定がなく、報告書では道路整備費はゼロ円とされておりました。この調査報告書のおよそ半年後に出された基本計画では、道路整備を行い、新店舗つき立体駐車場を設置することに変更されています。この計画変更の経緯をお聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    4番、前田佳世君の質問に対する当局の答弁を求めます。  総務部長、松川靖弘君。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  基本計画策定までの経緯といたしましては、まず、平成29年3月に東山を最適地とする候補地選定調査報告書を取りまとめ、公表をさせていただいており、この報告書の中では3か所の候補地において、安全性、連係性、利便性、実現性、そして費用の評価項目についての比較検討を行っております。  そして、候補地を東山とすることを公表後、地域住民の皆様方から生活の必需施設であるスーパーの存続を望む声が多数上がってまいりましたことを受け、また、議員の皆様からも特別委員会等において、市民の御要望を伝え聞く中で、スーパーの存続は本事業における課題の一つであると認識をしてございました。  そうしたことを受け、市といたしましては、オークワ社と協議を重ね、平成29年8月におけるオークワ社との基本協定において、営業の継続について双方が協力することを確認いたしました。そして、続く平成30年3月における確認書の締結時には、地域住民の暮らしの利便性を確保するために、新店舗による切れ目のない営業を継続する方向で双方が協力することを確認し、取組を進めてまいりました。そうした中で、平成30年3月31日に提出された南部ブロックに属する11町内会からの要望書におきましてもスーパーの存続が要望されており、市といたしましては、スーパーの存続は、地域住民の皆様方の生活基盤を支える上で必要不可欠であると改めて認識したところでございます。  以上のような経緯から、平成30年8月に策定をいたしました新庁舎整備基本計画の中で、現在店舗駐車場棟を建設しているBゾーンの施設の配置計画を定めたところでございます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    基本計画を策定する中で周辺住民の方々から買い物のことについての意見があったという、そこから変更していったということなのですけれども、平成29年の9月議会、市長の答弁では、移転候補地の選定調査を行い、新庁舎の位置に最もふさわしい場所として、本市東山にある株式会社オークワ様のオーシティ田辺店紀伊田辺シティプラザホテルの敷地を選定し、本年3月22日に公表しました。4月には社長にお会いし、新庁舎の敷地としてお譲りいただけないか交渉を進めていただきたいという申入れをさせていただきました。その後、担当レベルでの交渉では、用地や建物の金額に関することはもちろんですが、地域の皆様の日常の買い物の利便性を確保できるのかといったことを中心に協議を重ねたということが答弁されております。  確認なのですけれども、候補地調査選定報告書のこの調査の段階で、オークワ社が東山での営業継続をしないという想定になっていますが、実際そうなるか否かでは事業費も大きく変わることは容易に想像できますが、実際8億円余りの事業費が増えたのですけれども、市は、オークワ社に東山では営業を続けない旨を確認したのでしょうか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇)
    ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  候補地選定調査時におきましては、市のほうで調査を進めさせていただきまして、そうしたところでございますので、その時点では撤退する、撤退しないというのは、確認はしておりません。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    では、ここの地図にあります調査報告書建築概要図案には、オークワは継続しないということは、確認しないで勝手にそうなるだろうという想定だったということなのですね。  答申に基づいて移転先候補地を選ぶために候補地選定調査が行われ、その調査を基に選んだ候補地3か所から1か所に決める選定評価の柱として、先ほど御答弁にもありました、安全性、利便性、実現性、費用などを基に決めたということです。  しかし、候補地選定調査報告書では、翌月に営業継続の協議によって調査結果が崩れ、事業費が大きく変わるようでは、この調査に500万円近く使われていると思うのですけれども、何のための調査だったのかということになるのではないでしょうか。厳しい言い方ですが、ずさんな調査に基づいて、市は移転先の東山では、参考資料右を御覧のとおり、店舗及び立体駐車場を整備することと決めたということです。  次に、新店舗の借地権の貸付料について質問します。  2018年、平成30年12月にオークワ社と交わした新庁舎整備事業に係る店舗・駐車場棟の整備に関する覚書には、貸付料については、田辺市行政財産の使用許可に係る使用料条例の規定に準じる方向で検討すると書かれています。使用料条例貸付料算定式についてはお手元の参考資料2を御覧ください。  では、お伺いします。オークワ新店舗の借地権の貸付料について、現段階で当局が検討しておられる内容をお聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  平成30年12月3日に交わした田辺市新庁舎整備事業に係る店舗・駐車場棟の整備に関する覚書に規定をしておりますとおり、新店舗及び新店舗用駐車場につきましては、それに必要となる事業用定期借地権を設定する方向で検討を進めております。貸付料につきましては、議員からも御紹介をいただきましたが、田辺市行政財産の使用許可に係る使用料条例の規定に準じることといたしまして、普通財産の貸付料について規定をしている田辺市財産規則第32条第1項による適正な貸付料を設定する方向で検討を進めております。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    その適正な貸付料の設定というところで今日は議論なのですけれども、参考資料2の黒丸のところを御覧いただきますと、これがその使用料条例の基準になる、貸付料の基準になる算定式になるわけなのですが、私ども日本共産党の会派として、新庁舎整備室に対する調査により分かったことで申し上げますと、この単位面積、平方メートル当たりの価格というのは、鑑定評価の平米単価ということで、現在のところ大体5万1,500円と聞いております。使用面積は大体3,000平米とのことです。これをこの算定式に当てはめますと、年間貸付料は約264万円で、月額およそ20万円程度になります。坪でいいますと、大体これが1,000坪弱ですので、それが月額約20万円で借りることができる。商売する側からすればこんなお得な物件はないと思います。  民間取引に貸付料相場は、国道筋でいいますと坪単価が1,500円、少し中に入りますと750円、東山だと大体坪単価1,000円ぐらいなのだそうです。田辺市の貸付料月額20万円程度だと坪単価は大体250円ということになります。市民感覚では理解に苦しい取引ではないでしょうか。  次に、田辺市が現在、貸付料の設定根拠としている行政財産の使用許可に係る使用料条例について伺います。  田辺市が、現在この条例を適用している相手方とその使用目的をお聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部理事、桐本達也君。            (総務部理事 桐本達也君 登壇) ○総務部理事(桐本達也君)    議員の御質問にお答えします。  田辺市行政財産の使用許可に係る使用料条例を適用している行政財産の一時使用について、その主なものを申し上げますと、携帯電話会社の基地局、路線バス会社の停留所、金融機関のATMボックス公衆電話ボックスの設置の使用などが挙げられます。  一方、同条例を適用している普通財産の貸付けについては多岐にわたりますが、建設工事会社等の資材置場、町内会館敷地、国の機関等の公共標識等の敷地としての貸付けが主なものでございます。            (総務部理事 桐本達也君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    それでは、この条例の制定の意義は、公有財産を公共の利益のために使用したり、町内会活動に対する住民福祉や、ここの本庁舎の下にもあります売店などを例でいいますと、身障者組織に対する社会福祉、または職員に対する福利厚生を目的で有効活用されるよう規定されていると思うのですね。単位面積当たりの価格に100分の4を掛けるということで、民間取引と比べ貸付料のハードルを低くするところにこの意義もあるのではないかと思うのですが、オークワ社の事業は、この公共の利益に類しますか、あるいは、田辺市による住民福祉、社会福祉、福利厚生に当たるのでしょうか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  一般論で申し上げますと、スーパーの運営は、営利事業であるとは存じます。ただし、本件に関しましては、これまでの経緯から、スーパーの存続は、地域住民の皆様方にとって生活基盤を支える上で必要不可欠であり、地域住民の皆様方のライフラインを維持するものであると認識をしております。したがいまして、本件に限っては、一定の公共性を有するものとして、オークワ社との協力の下、官民協働で整備を進めてきたものでございます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    100%営利目的のスーパーの事業が公共の利益とはとても言い難いと思います。  買い物難民が出るという直接的な原因は、庁舎移転なのか、オークワ自身の問題なのか、そこは田辺市は事前調査をしていないということでしたよね。こちらが全く責任を負う必要はなく、だからオークワ社との基本協定では、営業継続については協力するということになったのだと思います。東山での営業継続は、あくまでも営利活動であって、そこの線引きははっきりしていただかないと、このまま条例をそのまま適用するというのはふさわしくないと考えます。  次に、お手元の参考資料3を御覧ください。田辺市財産管理規則第25条との整合性について伺います。  これは、使用許可する場合は以下のものとなるというふうに1号から5号まで書かれております。(1)職員及び当該行政財産を利用する者のため、食堂、売店、その他厚生施設の用に供する場合、(2)学術調査、研究その他の公共目的のため、講演会又は研究会の用に短期間供する場合、(3)国、他の地方公共団体その他公共団体又は公共的団体において、公用若しくは公共用又は公益を目的とする事業の用に供する場合、(4)災害その他の緊急事態の発生により、応急施設として短期間使用させる場合、(5)前各号に掲げる場合のほか、市長が特に必要があると認めるときとあります。このうちどれにオークワ社は当てはまるのでしょうか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  本件建物の底地につきましては、先ほども御説明を申し上げましたが、事業用定期借地権を設定することとなりますので、区分上は普通財産となりますので、議員のおっしゃられる財産管理規則第25条は適用範囲外となります。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    普通財産とは、行政財産以外の財産のことをいうのですよね。今工事しているのは駐車場ですよね。市役所の駐車場になる施設ですよね。ということは、完成した暁は行政財産だと思います。普通財産ではありません。なので、それでいいますと、この管理規則にそぐわないということになるのではないですか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  先ほど申し上げましたのは区分上の考えでございまして、その上でお答えを申し上げますと、本件土地に関しましては、市の駐車場のみではなく、オークワ社の店舗も含まれますので、普通財産とすることとしてございます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    オークワ社が入る建物もあるので普通財産だというのですけれども、登記でいいますと、あそこは地目でいうと雑種地ですよね。雑種地というのは、駐車場とかの場合、雑種地になるということなのですけれども、しかも、この条例適用する場合に消費税を課税しないということに算定式ではなってるのですけれども、なぜ消費税をかけないかというのは、そこが駐車場だから。駐車場の場合には消費税法では課税しないというふうな基本方針だということは契約課の方から伺いました。ですから、あそこは駐車場となると行政財産ではないですか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  行政財産、普通財産というのは区分上のお話でございまして、先ほども申し上げましたように、本件、このBゾーンにつきましては、行政財産である市の駐車場もございますし、一方ではオークワ社の店舗もございます。そこへ事業定期借地権を設定する以上、普通財産としているところでございまして、こうした事例につきましては全国的にも幾つかございます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    部長それおかしいです。  参考資料2のこの条例の算定式、(1)の土地にあってはというとこなのですけれども、当該土地の使用が消費税法施行令第8条に該当する場合は、当該額に100分の110を乗じた額を乗せると書いてるのですね。これは、消費税のことなのですけれども、当局が今検討している貸付料の算定方式には、この100分の110を乗じてないのですね。ということは、オークワの店舗ではあるのですけれども、貸付料としては駐車場として貸し付けるという値段設定だと思うのですね。そうなると普通財産ではないと思うのです。行政財産だと思うのです。そこは、またお調べいただいて、私ももうちょっと勉強しますけれども、精査させていただきたいと思います。  このように、オークワ社の事業というのは、田辺市が使用料条例を適用させている住民福祉や社会福祉、福利厚生でもありません。電気や通信事業など公益事業でもない営利を目的とした事業です。財産管理規則の基本項目にもなく、非常に特異なケースだと思います。  庁舎内に商業施設が入っている他市事例はありますが、行政財産管理規則で使用許可の対象となるような住民福祉や社会福祉、福利厚生ではない、公益を目的としない営利事業に対して、使用料の条例は田辺市とは随分違っています。横浜市や長岡市を例に挙げますと、公有財産管理規則に行政財産の目的外使用にかかる使用料というのが定められており、さらに横浜市の条文では、当該土地価格に1,000分の2.5を乗じて得た額を基準として、市長が近隣地域又は類似地域の貸付料水準その他の事情を考慮して定める額と書いてあります。また、使用期間は1年間で、延長も可能なようですが最長3年までというように、民間事業者に対する公平性も担保されています。横浜市では、新庁舎整備構想の中で商業施設などを建物の中に民間施設として整備するとはっきり打ち出し、それに合わせて条例改正も行っています。横浜市の新庁舎整備そのものは賛否が様々あったようですが、民間施設を庁舎内に整備するに当たり、一部の事業者への優遇だと言われないための最低限の対応だと思います。  次に伺います。オークワ社への貸付料設定に現行の条例を適用させることは適当でないと考えますが、認識をお聞きかせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  まず、市では、行政財産、普通財産を問わず、企業等に使用させる、あるいは貸し付ける場合は、使用料または貸付料については、この田辺市行政財産使用許可に係る使用料条例を基準に考えてございまして、そうした中で、先ほども述べましたが、本件土地は普通財産ですので、財産管理規則第32条第1項による適正な貸付料としたいと考えておりまして、この貸付料につきましては、土地の鑑定を基にオークワ社と協議をしてまいりたいと考えております。適正な鑑定を基に協議してまいりたいと考えております。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    私どもの調査で、庁舎推進室がおっしゃったのは、この算定は何を基準にするのですかと聞きましたら、田辺市行政財産の使用許可に係る使用料条例だとおっしゃいましたよね。この条例、行政財産の使用許可に係るというふうに書かれてるのですね。ずっと今まで部長は普通財産だとおっしゃるのですけれども、どうもそこはもうちょっと精査したいと思います。  先ほど、貸付料の民間相場というのは、東山では大体坪単価1,000円と紹介しました。これを平米で換算して、平米単価3,300円に100分の4を掛けるのをちょっと省きまして、専有面積割合0.4を掛けますと、貸付料は月額33万円ぐらいになります。それと、横浜市の条例に当てはめて計算してみますと月額は38万円ぐらいになります。これだと民間相場に非常に近く、妥当な金額ではないでしょうか。横浜市の例はほんの一例ですが、やはり近隣地域、類似地域の相場を考慮している辺りが重要なポイントだと思います。貸付料の検討、見直しを求めます。御答弁を願います。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  まず、議員のおっしゃる月額20万円といったことにつきましては、確定をしたものではなく、土地の価格と、そして貸出し面積を仮定した場合に計算したものでございまして、あくまでも概算でございます。その上でお答えを申し上げますと、土地の貸付料といいますのは、その土地の売買価格とは異なりまして、広さ、形、日当たりなど、土地が持つ様々な要因だけにとどまらず、貸し手あるいは借り手の必要度なども大きく影響いたしますので、相場が形成されにくいと言われております。  議員の御質問にあった事例につきましては、詳細は分かりませんので何とも言いようがございませんが、市といたしましては、事業用定期借地権による貸付けというのは初めての事例でございまして、この適正な貸付料の算定に当たりましては、先ほども申し上げましたが、不動産鑑定士に御相談をさせていただいているところでございまして、この行政財産の使用許可手数料条例に規定されている年4%というのにつきましては妥当であるとの意見も頂いているということでございます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    まだ決定していないということなのですけれども、オークワ社との協議をされるので、この場で当局としては細かい数字は言えないということだと思うのですけれども、そして、協議をされた上で特別委員会に報告されるとのことなのですが、議会への報告をもって決定するのでは遅いから、今異議申し立てを立てております。しかも契約事項ですから、これは議決により承認も得られることと思っておりますが、いかがですか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。
     議会での議決という御質問でございましたでしょうか。そういうことでお答えをいたしましたら、先ほども申し上げましたように、不動産鑑定士にも妥当であるとの意見も頂いておりますし、そしてまた、加えて弁護士にも御相談をさせていただいたところ同様の御意見も頂いておりまして、市といたしましては、この貸付料の算定方法については適正であると考えております。したがいまして、議員のおっしゃられる地方自治法の規定には該当せず、議決は必要ないと考えております。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    先ほど御答弁で、まだこの20万円ぐらいの額については決まってないというふうにおっしゃりながら、弁護士を通じて妥当な金額であるという答えを得ているというのは、ちょっと何かおっしゃることがよく分からないのですけれども、もう結構ですそれは。  田辺市は、オークワ社の敷地を譲ってもらう際に、田辺市は、営業補償しない代わりに店舗を市の負担で取り壊し、営業継続に協力する基本協定を組んでいますが、営業のためのハード整備をするところまでが協力であって、その後使用料については田辺市の問題。ひいては公有財産ですから市民の財産の問題ではないでしょうか。一体どこまでが営業継続のための協力なのか。きちんと線引きをしていただきたいと思います。貸付料に関しては、検討を見直し、契約に関しては議会に承認を得るべきだと改めて申し上げたいと思います。  次に、財産管理規則第2章第27条第4号との整合性についてお伺いします。  お手元の参考資料3を御覧ください。  これは、第4号の条文には、使用期間の満了又は取消しによって使用を終了した時は、速やかに原状に回復して返還することとあります。駐車場用の敷地に商業スペースを設けるということは、規則に照らし合わせて、原状回復というのなら駐車場に戻すという解釈になりますが、これとの整合性についての認識をお聞かせください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  本件建物は、区分所有建物でございまして、3階、4階、そして屋上部分は、本市の駐車場となっておりますので、そうした更地に戻して平面の駐車場にすることが原状回復であるとの認識は持っておりません。  なお、契約満了時におきましては、オークワ社から本市に対して、同社所有部分である1階、2階部分を無償で譲渡していただくこととなっております。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    先ほども申し上げましたが、あそこは店舗を建てられることになりますが駐車場ということですね。したがって、原状に戻すということであれば、平面の駐車場に戻してほしいということを言うてるのではなくて、オークワの店舗の部分をどうするのですかということなのですけれども、現実問題として、あそこを駐車場に戻すなんてことは現実的ではないというのは承知の上での質問なのですけれども、この破格の貸付料、こちらが主張します破格の貸付料ですけれども、それに加え、オークワが万が一撤退する場合は明け渡すだけでよいということになれば、これが万が一、建物が35年後で老朽化していても改修は市の負担となります。前段で候補地選定調査がずさんだったと申し上げましたが、それだけに、移転先に東山を選んだばかりに、立体駐車場を造らなくてはいけない羽目になり、田辺市は大きな負担を抱えてしまうことになるのではないでしょうか。造ってしまえば後は野となれ山となれと考えてはいないとは思いますが、将来をきちんと見据えた計画を立てていただきたいです。  次に、小項目3、N氏所有の土地売買についてお伺いします。  2016年に田辺市が紀州のドンファンと言われたN氏所有の土地取引に関わって、市がN氏に4,000万円を振り込んだという情報が日本共産党市議団にありました。その事実確認をする中で、市はオークワとN氏との三者による契約であったことが明らかになりました。しかし、これまでもあった新庁舎移転先選定の疑義がなくなるためには、事実関係の確認をさせていただきたく、契約の経過について質問いたします。  長らく頓挫していた市道あけぼの東山2号線整備は、2009年にオーシティ前で宣伝したある方が、その場所が公衆用道路でないと注意を受け、それはおかしいのではとその方が市役所に来て抗議されたことが契機となり、2010年11月にオークワ社との協議が再開し、翌年1月にオークワ社から協力すると回答があったと議会に報告をいただいておりますが、この協議段階で、オークワ社のほうから店舗を東山から撤退するというような意向を聞いておりましたか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田議員、今、発言された中で、多分三者契約のことだと思うのですけれども、市は個人名を出してないので、その辺について御理解の上、答弁をお聞きください。  建設部長、栗山卓也君。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員御質問にお答えします。  そういったことはお聞きしておりません。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    平成27年度に道路概略設計を地権者に事業説明をした際に、もうそのときに私道をもらうということだったのでしょうかという久保議員の質問に対し、副市長は、そのとおりでございますと御答弁されておりますが、寄附を受けるということが分かったのはそれより前ということはありますでしょうか。具体的に言いますと、2011年、平成23年にオークワから道路整備に協力すると回答があったとのことですが、私道の寄附の話はこの頃からのことですか。それから、オーシティを東山から撤退するというようなことを協議の中で聞いておりましたでしょうか、副市長に御答弁お願いします。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    副市長、林 誠一君。             (副市長 林 誠一君 登壇) ○副市長(林 誠一君)    議員の御質問にお答えいたします。  今、議員の御質問の中で、オークワのほうから聞かれていたかと言われたのですけど、私のほうで聞いている話の中では、一番初めに道路が、さきの質問の中で、あそこで宣伝活動をやっているときに、オークワさんのほうで、それは市道でない私道ですよと言われた中で工事が始まったと言われましたが、実はそうではないのです。その中には、あそこの入り口の一個人の方から、そろそろもう道もできるという話の中で、私も協力したいということの中で工事が始まった事業です。その中で、平成27年に道路概略設計及び土地所有者に対する事業説明を行う段階でオークワ社のほうから、こういうことは前に礫坂大橋、それでもう一つの橋、ちょっと名前は忘れましたが、丸紅側のマンションのほうの橋のときも道路については寄附をするという話をいただきました。  以上です。             (副市長 林 誠一君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    では、三者契約の発案は、いつ誰から行われましたか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  公共事業に協力し、道路用地として市に土地を買収される方から代替地を求められた場合において、代替地を提供していただいた方についても譲渡益に対して、税の特別控除を受けることができるよう三者契約という税制上の制度があります。市としましてはこうした制度を相手方に説明する義務がありますので、誰かが意図的に発案するといったものではございません。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    では、三者契約をオークワ社、N氏と協議した市の担当者はどなたですか、役職でお答えください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  通常、道路事業における税務署との事前協議は建設部管理課職員が担当します。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    管理課職員たくさんおられるのですけれども、用地係の方かなというふうには思うのですが、さらにお伺いします。契約者N氏のサインは手書きですか、そしてまたそれは本人の自筆でありますか。本人の自筆である確認は取れておりますか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  他の情報と併せれば個人を特定できるような符号を用いた御質問でありますので、お答えを控えさせていただきます。  なお、これ以降の御質問についてでありますが、まず、市長を含む私ども市職員については、国の機関等を対象としている行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律ではなく、市の個人情報保護条例が適用されることを御理解ください。  そうしたことを踏まえた上で、特定個人を名指しした御質問、また符号を用いた場合であっても、他の情報と併せれば個人を特定し得るような御質問に関しましては、当該個人情報保護条例の目的に照らし、あるいは個人情報の侵害となるおそれがありますことから、お答えを控えさせていただく場合がありますので、御了承ください。  そして、議員の御質問の本人の自筆によるものかと、その確認は取れているものかということに関しては、これに関しても市情報公開条例に抵触する内容に関する御質問でありますので、お答えを控えさせていただきます。  以上でございます。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    この契約書について確認したいことがあるのでこの質問をさせていただいているのですが、本人が特定されないと逆にこちらとしてはまずいと考えているのですけれども、この記名に立ち会った職員さんは、役職はどなたですか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  通常、道路事業において、契約書の記名に立ち会う者は建設部の職員でございます。  以上です。            (建設部長 栗山卓也君 降壇)             (議席から発言する者あり) ○議長(安達克典君)    静粛に、静粛に。議長が判断します。議長が判断しています、そのままお聞きください。  前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    では、次に、三者契約に関する説明についてお伺いします。  平成28年度当初予算審査時、あるいは決算審査時に説明がなかったのはなぜですか。  そして、私が7月10日、用地買収費に関する聞き取りに伺った際にも、この支払いは地権者さん、そのときはオークワさんだったのですけれども、オークワさんにお支払いしたのですねということを確認しましたが、その際も三者契約に関する説明をされませんでした。それはなぜだったのですか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  当初予算審査、あるいは決算審査において、事業の概要及び予算額、または決算額については説明しておりますが、個々の具体的な契約の中身については従来から説明することはございません。  また、7月10日の件でございますが、御指摘がありました議員からの聞き取りにおきましては、契約の詳細についてまで説明を求められるものではなく、お求めのあった用地費、補償費に関する資料をメールにて回答させていただいた次第でございます。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    7,000万円という大きな予算でした。それに関する契約について、そのことを意図して聞いたとはしなかったとしても、説明をこちらが情報公開請求するまでされなかったというのは非常に疑念が深まるのですね。  ちょっと時間が迫ってきましたので、質問少し飛ばさせていただきます。
     説明を本当に伏せられてきたのかというような疑念を抱かれても仕方がないようにも感じます。そこで、市長とN氏との関係性についても確認させていただきたいと思います。  N氏と田辺市の関係で特筆できることは、N氏の遺言により、遺産を全額田辺市に寄附されるということです。役人嫌いであったと言われる故人が市に財産を全額寄附するとは、よほど田辺市に、あるいは市長との間に信頼感があったのではないかと感じます。そして市長も、故人の遺志を尊重し、遺産を受け取ることとしたという旨を取材でお答えになっております。ある週刊誌で、N氏との関係性について、市長のコメントがこう書かれています。「もう数十年前から存じています。私の選挙の出陣式にも顔を出していただいたりすることもあって、支援者の1人です」と書かれております。これは、市長がお答えになったことですか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    議員の御質問にお答えします。  まず、今回の質問は大項目、市庁舎整備事業に関連してということでございまして、今の質問は関連がないものというふうに思いますし、相手方の個人情報の侵害となるおそれもございますので、先ほどからも答弁申し上げてますように、お答え申し上げることはできません。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    先ほどこちらが契約書についてのことでありますとか、本人の自筆のものであるかとか、やっぱり事実関係を確かめないと疑義が解明されないということからお伺いしているのであります。そのことによって、市の財産が使われている、予算が、お金が使われているということで、やはり市長としてもお答えいただきたいと思います。  さらにお伺いします。ある週刊誌では、2009年に都内高級ホテルで、高級かっぽう料亭で撮られた写真として、市長とN氏が写っていました。記事には、N氏は東京の定宿としていたこのホテルに市長御夫妻を招き接待をしました。かっぽうだけでなく1泊10万円は下らない宿泊代も面倒を見たと聞いています。この写真は、2009年に撮られたものですが、これ以前も以後も真砂市長とN氏は友人関係にあった。N氏は何度も真砂市長の家に出かけてますし、田辺市内の高級ホテルで会食したともあります。2009年の東京でのN氏との会食は、これは事実ですか、そしてこのときは公務で東京に行かれたのですか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田さん、今も言われたように、市の庁舎の関係のないところでの御質問なのですけれども、その上でお答えさせていただきますけどよろしいですか。それを踏まえた答弁になると思いますけど、よろしいですか。             (議席から発言する者あり) ○議長(安達克典君)    久保議員、静かにしてください。今は前田議員の質問です。             (議席から発言する者あり) ○議長(安達克典君)    議長の采配しております。それでいいのではないですか。             (議席から発言する者あり) ○議長(安達克典君)    議長の采配です。その上での答弁になります。よろしいですか。 ○4番(前田佳世君)    どこが個人の問題に当たるのでしょうか。 ○議長(安達克典君)    市長の言われるように、市役所の庁舎整備事業に関しての大項目で今回一般質問をされているので、それに対しての関連の質問であればということなのですけれども。 ○4番(前田佳世君)    私が聞いているのは、市長は公人で。 ○議長(安達克典君)    公人であっても公人のところと。 ○4番(前田佳世君)    ちょっと最後まで聞いていただけますか。市長は公人で、N氏の土地を売買されたということは、この市庁舎整備においても、市道あけぼの2号線においても非常に関係のあること。でも、これまで当局の皆様に質問しても何ら納得の得られる回答が得られてないから、だから疑義が深まるから事実確認をさせていただきたいのです。 ○議長(安達克典君)    個人にあっても、市長であっても、公人のところ、それから、行政で行うところ、それから政務で行うところ、個人であるところ、それを三つに分けたときに、それがどこに当てはまるかということなのです。その上での市長の答弁です。 ○4番(前田佳世君)    私の伺った質問はどこが個人的なものなのですか。どこが例えば個人的なのですか。 ○議長(安達克典君)    そしたら個人で動かれる時間が。             (議席から発言する者あり)          (10番 北田健治君「議事進行」と発言) ○議長(安達克典君)    10番、北田議員。           (「何のために」と発言する者あり) ○議長(安達克典君)    議事進行がかかりました。             (10番 北田健治君 登壇) ○10番(北田健治君)    ただいまありました前田議員の小項目4の質問、市の一般事務については言い難いものであるというふうに思います。また、個人情報保護条例に抵触する内容を含んだ答弁でもありますし、一般質問のていを、今の状態を見ていただいたら分かりますが、一般質問のていを成してないというふうに思います。議長において、この取扱いどうか対応をしていただきたい、このように思います。             (10番 北田健治君 降壇)  休 憩 ○議長(安達克典君)    暫時休憩します。               (午前10時58分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(安達克典君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午前11時55分) ○議長(安達克典君)    議事進行がかかりましたが、協議の上、答弁を続行したいと思います。  総務部長。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    市長の公務としての東京出張に関する御質問であったかと思いますので、私のほうからお答えをいたします。  当然公務として毎年何度か東京へ出向かれたことはありますが、さきの御質問にありました、そうした出来事が定かではないことからお答えはいたしかねます。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    では、さらにお伺いします。オークワ、もしくはN氏の土地売買に関して、ないとは思うのですけれども、市長は利益供与がありましたか。なければないとお答えください。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    市長。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    そういった事実は一切ございません。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    続いて同じく、その三者の土地の取引についてですが、オークワからは道路整備の協力を得、N氏とは長らくの関係がある中、田辺市は一切この二者の取引に関与はしてないということなのですけれども、助け船は出さなかったのですか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    市長。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    御質問にお答えします。  助け船という意味がよく分かりませんが、先ほどから申し上げておりますように、そのいろんな用地交渉も含めて、そうした場面で市長が関与したり、口を利いたり、そういうことは一切ございません。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(安達克典君)    前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    では最後に、市民との協働のまちづくりについてお伺いします。  直接請求のために寄せられた4,000筆の署名の中には、当局が計画する東山の移転について賛成の方も賛否を問うことではよいことなので署名をしてくださった方もおられます。そういう多様性を鑑みまして、今後のまちづくりに対しても、非常に場所は重要であると思うのですが、そのことについての賛否を問うことによる市民の協働のまちづくりについていかがお考えですか。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    総務部長。  残り時間が迫っておりますので、簡潔にお願いします。            (総務部長 松川靖弘君 登壇) ○総務部長(松川靖弘君)    議員の御質問にお答えいたします。  新庁舎整備事業につきましては、それぞれの段階において、庁内の議論にとどまらず、市民の皆様のお考えをお聞きするなど、それぞれの段階において取り組んできたものでございまして、そうした経緯につきましては協働のまちづくりに沿ったものであると考えております。            (総務部長 松川靖弘君 降壇) ○議長(安達克典君)    まとめて終わってください。  前田佳世君。             (4番 前田佳世君 登壇) ○4番(前田佳世君)    結論から申し上げまして、今後のまちづくりに非常に重要なポイントである場所について、やはり有権者、主権者である市民に対し賛否を問うことは非常に重要なことと考えます。よって、直接請求の、住民投票の実施を決断していただくことを強く求めまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。             (4番 前田佳世君 降壇) ○議長(安達克典君)    以上で、4番、前田佳世君の一般質問は終了いたしました。  休 憩 ○議長(安達克典君)    この場合、午後0時5分まで休憩いたします。               (午前11時59分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(安達克典君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 0時05分) ○議長(安達克典君)    続いて、8番、福榮浩義君の登壇を許可いたします。             (8番 福榮浩義君 登壇) ○8番(福榮浩義君)    8番の篤志会、福榮でございます。どうぞよろしくお願いします。  議長のお許しをいただきましたので一般質問をさせていただきます。今回質問させていただくのは2点。  それでは、一つ目の質問に入らせていただきます。  ちょうど1年前に発症したと言われる新型コロナウイルスの感染症は、今なお猛威を振るい、私たちの生活を脅かし、今まで経験したことのない恐怖と日々向き合っています。  今から2年以上前に女優の石原さとみさんが主演し、米津玄師さんが主題歌を歌ったLemon、これが大ヒットしたテレビドラマ、アンナチュラルの第1話名前のない毒では今回のコロナ騒動を予言していたかのような場面がありました。新型コロナウイルスの感染者が出たことで、まちの人々は皆一斉にマスク姿になり、テレビでは連日コロナ関連の報道、ネットでは、感染者をまるで犯人のようにあぶり出し、本人や家族への異常ともいえる誹謗中傷など、本当に怖いのはウイルスなのか人間なのか。ドラマの中では、当時聞き慣れない濃厚接触やPCR検査という言葉も出てきます。当時、ドラマを見てウイルス一つで何て大げさだと思いましたが、それから1年以上たって今回のコロナ禍で実際起こったことは、それはドラマ以上の状態でした。  本来、こんなときこそ他人を思いやる優しい気持ちが大切だと思うのですが、今では、マスクの着用は当たり前、3密を避けるために他人との接触をできるだけ避けるように、友人宅、知人宅への訪問も遠慮がちになってしまいました。市内に一番多い独り暮らしの高齢者の方など、1日誰とも会わずに過ごすことが珍しくなくなったと聞きます。こんな生活が続く中で、気晴らしや健康を維持するために散歩、ウオーキングなど外へ出歩く方が多くなったと思われます。例えば、前は1日1回散歩に出ていたが今は2回になったとか。途中で会う人と挨拶したり、公園のベンチで休んで話をするのが楽しいなど、コロナ禍の状況の中でもできる新しい暮らし方が少しずつ始まってきているように思います。ウィズコロナ、アフターコロナと言われるこれからの暮らしの中で、屋外で風通しのよい公園という施設の大切さを改めて感じさせられました。  平均寿命が延びていき、高齢化が進み、長生きできることはとてもうれしいことですが、せっかく寿命が延びても健康で元気でなければ人生を楽しむことができません。そうです、健康寿命が大切なのです。  厚生労働省の都道府県別健康寿命ランキングでは、和歌山県の女性は47都道府県中41位、男性は44位と決してよい状況とは言えません。いつまでも心身の健康を維持するためには、緑豊かで開放的な屋外で体を動かし、運動し、地域の人など他人と交流することが大切です。公園はその力を持っています。
     昨年の6月議会の一般質問でも公園について質問させていただきましたが、このコロナ禍において改めて思うところがありますので、しつこいようですが取り上げさせていただきます。  公園のベンチにしても、真夏に座れる日陰への設置や目的を持って運動できる健康遊具の設置など、健康で長生きしてもらえる環境をつくるために市としてできることがあると思います。前にも言いましたが、扇ヶ浜公園の健康遊具を利用される方が大変多く、もっと健康遊具を充実すればさらに公園の魅力が上がります。さらに、大きな総合公園だけでなく、各地の児童公園、小公園と呼ばれる公園にも健康遊具を設置することで、これからの公園の新しい形や魅力、公園の持つ底力が見えてくるはずです。もちろん、安全・安心に遊べる子供用の遊具を充実させることも大切です。  昨日の松上議員の一般質問にもありましたが、公園の魅力はまだまだ上がる要素を持っています。  コロナ禍によって様々な制限がある中で、健康で新たな生活の形をつくっていくためにもすてきな魅力ある公園づくりをお願いしたいのですが、当局のお考えをお聞かせください。  また、今年のゴールデンウイーク辺りでは、感染防止のため公園の駐車場の閉鎖や公園遊具の使用禁止等の対策を取られていましたが、ウィズコロナ、アフターコロナと呼ばれる環境の中、公園は屋外で密になりにくく、また、皆様マスクの着用など感染防止に努めておられる状況において、今後公園の閉鎖や使用禁止などといった対策を取るお考えがあるのかもお答えいただけたらと思います。             (8番 福榮浩義君 降壇) ○議長(安達克典君)    8番、福榮浩義君の質問に対する当局の答弁を求めます。  市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    議員御質問についてお答えいたします。  昨今の新型コロナウイルス禍により、新たな生活様式の定着が進んでいますが、感染予防対策を行うとともに、一人一人の心身の健康を保つことも重要となっております。そのような中、緑豊かで開放的な環境の下で散策、遊び、休息、スポーツなど、健康的な生活に欠かせない活動を楽しめる公園の需要が高まってきております。  議員御指摘の公園への夏の日差しを和らげる設備につきましては、藤棚やあずまやの設置等の方法が考えられますが、いずれも大規模な改修が必要となりますので、各公園の状況を考慮しながら、今後の改修計画の一環として取り組んでいく必要がございます。  また、健康遊具につきましては、現在、和歌山県が扇ヶ浜の交流広場において整備したものが8基と、その他市内6か所の公園に計13基ありますが、特に扇ヶ浜交流広場の健康遊具は、大人や高齢者の方々にも御好評をいただいております。  健康遊具の設置につきましては、昨年6月議会の一般質問の際にも建設部長よりお答えいたしましたが、小公園は元来児童公園として整備されてきたという経過もある中で、子育て環境の整備は少子高齢化の進展とも相まって重要なテーマの一つでもありますので、子供用遊具の維持も考慮した上で先進自治体の事例等を参考に、健康の保持・増進といった福祉施策の視点も勘案しながら検討してまいりたいと考えております。  次に、新型コロナウイルス禍における今後の公園の開放についてですが、本年4月25日から5月16日の期間において、都市公園の中でも県外からの利用者が多い新庄総合公園及び内之浦干潟親水公園の使用禁止措置を取らせていただきましたが、冒頭でも御説明したとおり、コロナ禍の現在、公園の需要が高まり、国からの通知においても公園の継続的な活用が推奨されています。  市といたしましては、感染予防対策を市ホームページに掲載するとともに、特に利用者の多い新庄総合公園、内之浦干潟親水公園、扇ヶ浜公園については、啓発看板にて利用者の皆様へ御協力を呼びかけた上で公園の使用禁止等の措置はできるだけ行わない方向で考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(安達克典君)    福榮浩義君。             (8番 福榮浩義君 登壇) ○8番(福榮浩義君)    御答弁ありがとうございました。各地の小公園が児童公園として造られたきたのは十分承知しております。しかし、公園を造った頃の時代や状況が変わってきている中、それも事実です。コロナ禍でいろんな制限がある中で、市民の皆様が健康で長生きしてもらえるまちになるように重ねてお願いして、この質問は終わりたいと思います。  続きまして、二つ目の弓道場の選手控室等の確保についての質問に移らせていただきます。  今年10月に、念願であった合気道の開祖、植芝盛平翁の記念館を併設した新武道館が完成しました。合気道の聖地として、合気道だけでなく柔道や空手等、当地方の新たな武道の拠点ができました。  これにより、昭和46年黒潮国体に併せて建設した目良の旧武道館は、建物の老朽化や耐震不足によりその役目を終え、解体撤去されることになり、今後、各種武道の練習場所や大会は新武道館で行われることになりましたが、この旧武道館がなくなることで大変困ったことがあります。それは、旧武道館に隣接されている弓道場の大会等の選手控室の確保についてです。  弓道場は、紀の国わかやま国体のときに整備され、的までの距離が28メートルの近的場と60メートルの距離がある遠的場の両方を備えた県下で最大、西日本でも最大級と言われる施設です。田辺市周辺の高校には弓道部があり、全国大会でも数々の優秀な成績を上げています。  また、江戸時代、日本一の弓術家と言われ、京都の三十三間堂の西縁、全長121メートルの軒下空間約5.5メートルを射通す通し矢で一昼夜1万3,053本を打ち、8,133本を成功させるという驚異的な記録を残した和佐大八郎の墓所が当市古尾の浄恩寺にあり、現弓道場には、通し矢で使用されたとされる和佐大八郎の弓が展示されるなど、当市と弓道のつながりは深く、前弓道場の頃から長年にわたり、高校総体をはじめ、県下で行われるほとんどの大会がこの目良の弓道場で行われています。  今まで大きな大会のときには、隣接している旧武道館を選手の控室や更衣室として使っていたのですが、解体撤去されてしまうと控室や更衣室がなくなり、弓道場での大会が行えなくなってしまいます。  ねんりんピックのときには、スポーツパーク体育館を選手控室に使いましたが、弓、矢を持ち、はかま姿でバスの移動は不都合が多く、現実的ではありませんでした。せっかくすばらしい施設があるのに使い勝手が悪くなってしまいます。  スポーツパークとともに、大会や合宿等、スポーツ観光のまち田辺としてもこの状況をぜひ考えていただきたいのですが、いかがでしょうか。             (8番 福榮浩義君 降壇) ○議長(安達克典君)    教育次長、宮﨑和人君。            (教育次長 宮﨑和人君 登壇) ○教育次長(宮﨑和人君)    議員御質問の弓道の大会時における選手控室や更衣室の確保についてお答えいたします。  田辺市立弓道場は、平成27年の紀の国わかやま国体の開催に向け、12人立ちの近的場と9人立ちの遠的場を併設した西日本最大級の施設として平成25年度に整備をしたもので、現在では、市民の方々はもとより大会や合宿での利用など、県外からも多くの皆様に御利用いただき、高い評価をいただいております。  これまでも国体のほか、昨年秋に開催された高齢者のスポーツと文化の祭典、ねんりんピック紀の国わかやま2019や近畿地域弓道選手権大会、近畿高校弓道大会がこの弓道場で開催されているとともに、本年、新型コロナウイルスの影響で中止にはなりましたが、全日本弓道遠的選手権大会の開催も予定されていたところであります。こうした大会では数百人規模の選手が出場することから、一般的に試合会場である弓道場とは別に、選手や監督の控え所や巻きわら練習場が必要となってまいります。そのため、国体では、弓道場の前の駐車場に大型の仮設テントを設置したり、また、ねんりんピックでは、田辺スポーツパークの体育館を控え所として利用したりしてきましたが、その他の大会では、道路向かい側にある旧武道館がその役割を担ってまいりました。  しかしながら、旧武道館の老朽化に伴い、平成25年6月に総合的な武道館と植芝盛平記念館の建設について3万人を超える署名を添えた要望書が提出されるなど、多くの方々から建て替えの御要望をいただく中で、平成29年4月、新たな施設を扇ヶ浜公園に整備することに決定をいたしました。その後、平成30年度から令和2年度までの3か年事業として建設を進め、本年秋に無事完成し、去る10月11日から供用を開始しているところでございます。  そうした中、本年1月27日、和歌山県弓道連盟、和歌山県高等学校体育連盟弓道専門部から旧武道館閉鎖に伴う代替施設設置の要望書を頂戴いたしております。市といたしましても、大会開催時における弓道場の控え所の必要性については十分認識をしているところでございますが、代替えとなる施設を整備する場合、大会に参加する選手や監督など全員を収容することのできる施設となりますと相当規模の広さが必要になってまいります。  また、仮に弓道の大会時における控え所だけの施設となれば、年間の利用日数が限られることになりますので、整備に当たっては、施設の規模と併せて多目的な用途に活用できる施設としての検討が必要になってまいります。  いずれにいたしましても、今後も弓道場の有効活用を図り、県外からの大会や合宿を誘致し、交流人口の増加と地域の活性化を積極的に推進するため、弓道連盟等とも連携を図りながら、大会時における控え所の在り方について、また、隣接する目良多目的グラウンドでの競技の際の利活用等も含めて十分検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。            (教育次長 宮﨑和人君 降壇) ○議長(安達克典君)    福榮浩義君。             (8番 福榮浩義君 登壇) ○8番(福榮浩義君)    御答弁ありがとうございました。当局もこの状況を御理解いただけているようで安心いたしました。今後は多目的グラウンドでの競技の利用も含めて十分御検討いただき、弓道場が有効に活用できるようにお願いして、私の一般質問を終わらせていただきます。             (8番 福榮浩義君 降壇) ○議長(安達克典君)    以上で、8番、福榮浩義君の一般質問は終了しました。  休 憩 ○議長(安達克典君)    この場合、午後1時15分まで休憩いたします。               (午後 0時23分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(副議長 陸平輝昭君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 1時15分) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    続いて、2番、柳瀬理孝君の登壇を許可いたします。             (2番 柳瀬理孝君 登壇) ○2番(柳瀬理孝君)    皆様、こんにちは。議長より登壇の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問を行います。  では、まず大項目の1番、田辺市手話言語条例制定後の取組についてです。  本市においては、昨年9月に田辺市手話言語条例が制定され、本年4月1日から施行されております。  本条例においては、第1条でその目的として手話が言語であるとの認識に基づき、手話に対する理解及びその普及に関して基本理念を定め、市の責務並びに市民及び事業者の役割を明らかにするとともに、手話の普及に関する施策を推進するため、基本的事項を定めることにより、全ての市民が心豊かに共生することができる地域社会の実現に資すること。  そして、第2条では、手話は、手話を必要とする人が心豊かな日常生活、または社会生活を営むため、大切に受け継いできた独自の言語体系を有する文化的所産であることを理解しなければならないということを基本理念として掲げております。  さらに、第7条の施策の推進においては、(1)手話に対する理解及び手話の普及に関すること、(2)手話により情報を取得する機会の拡大に関すること、(3)手話による意思疎通の支援の拡充に関すること、(4)手話奉仕員の養成に関すること、(5)学校教育の場において、児童及び生徒が手話に接する機会の提供その他の手話に親しむための取組に関すること、(6)その他市長が必要と認める事項が掲げられております。  私自身、先日、田辺市聴覚障害者協会の方々と手話言語条例制定後の協会としての取組や今後の方針、そして諸課題について意見交換をさせていただきました。  本年は、新型コロナウイルスの影響により、市としても思うような活動ができていない現状は把握しておりますが、田辺市手話言語条例が制定され1年余りが経過した今、本市における現状の取組や考え方についてお伺いします。             (2番 柳瀬理孝君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    2番、柳瀬理孝君の質問に対する当局の答弁を求めます。  保健福祉部長、虎伏 務君。           (保健福祉部長 虎伏 務君 登壇) ○保健福祉部長(虎伏 務君)    議員の御質問にお答えいたします。  本市では、令和元年9月の市議会定例会において、手話は言語であるとの認識に基づき、手話を必要とする全ての人が広く社会参加する機会を得て、心豊かに暮らせるまちづくりを進めるため田辺市手話言語条例を制定し、令和2年4月1日より施行したところでございます。  手話は、音声言語とは異なり、手指や体、目、口などの動きや表情を使って視覚的に表現する言語です。この条例は、市民の皆様に手話を理解してもらい、普及するための基本的な考え方を定め、市の責務や市民の皆様や事業者の皆様の役割、市の基本施策等について定めたものでございます。  本市における現状の取組といたしましては、障害福祉室に手話通訳士を1名配置しているほか、手話を必要とする人が通院や会議、講演会等に参加する場合に手話通訳者を派遣する手話通訳者等派遣事業、手話で日常会話が行える程度の手話レベルや手話表現技術の取得を目指す手話奉仕員養成講座等がございます。  手話奉仕員養成講座につきましては、平成30年度から開催をしており、平成30年度の入門課程と翌年度の基礎課程を17名が修了されております。  手話を使用しやすい環境整備に努めているところでございますが、今年度においては、新型コロナウイルス感染拡大防止のため講座の開講を中止とさせていただいたところでございます。  また、田辺市社会福祉協議会では、小・中学校の児童を対象に、福祉教育・学習の機会を提供することにより、福祉の心を育てることを目的とした子供ボランティア推進助成事業がございます。  この事業は、市内の小・中学校が同校の児童に対して福祉教育や福祉体験学習を実施する際の必要な経費を助成するもので、助成対象事業として手話体験学習も含まれており、例年小・中学校合わせて15校ほどの申請がございますが、今年度はコロナの影響で10校ほどの申請となっている状況でございます。なお、同協議会では、小・中学校からの依頼があった場合、講師のあっせんも行っております。           (保健福祉部長 虎伏 務君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    柳瀬理孝君。             (2番 柳瀬理孝君 登壇) ○2番(柳瀬理孝君)    手話奉仕員養成講座についても答弁がありましたけれども、入門講座、基礎講座を通して17名の方が修了されたとのことですので、少しずつではありますが、手話の普及につながっているのではないかと思います。  本年は新型コロナウイルスの影響により、手話奉仕員養成講座自体が中止となっていたり、社会福祉協議会の小・中学校への手話体験学習も申請件数が減っている現状については伺っております。これについては、市当局にとっても想定外であったと思います。コロナ禍にあって、人を集めることが難しいことは大いに理解していますので、手話を必要とする人が住みやすい環境づくりのため、今できることを考えていただきたいと思います。  それでは次に、小項目の2番について。介護施設等における手話対応の現状についてです。  先ほども少し申し上げましたが、先日の田辺市聴覚障害者協会の方々との意見交換の中で、本市において手話を必要とする高齢者の方が老人ホームや在宅介護といった介護サービスを受ける際に、手話対応できる介護職員の方が少ないため利用しにくい現状があるといった意見がありました。  また、コミュニケーションが取りづらいために、そういった介護サービスを受けること自体がおっくうになり、引き籠もりがちになってしまうことや、たとえ介護施設に入所してもほかの入所者とのコミュニケーションが取れずに孤立してしまう方もいるとのことです。  和歌山市においては、2018年11月に聴覚障害者向け有料老人ホームきのくにの手が開所されました。この施設は、和歌山県聴覚障害者協会をはじめとした大勢の方々の尽力の下、手話と必要とする高齢者のため多くの寄附金や土地提供を受け、実現した施設であり、職員全員が手話によるコミュニケーションを取ることができる施設であります。  また、職員の約半数が聴覚障害者の方であり、音やアナウンスの代わりに光や振動で連絡を伝える機器を設置するなど、手話と必要とする人にとって過ごしやすい環境が整っております。  ここまでの施設が存在する自治体は全国的に見ても数えるほどしかありませんが、現状、田辺市において、手話を必要とする人が介護サービスを受ける際の手話対応についてお伺いいたします。             (2番 柳瀬理孝君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    保健福祉部長。           (保健福祉部長 虎伏 務君 登壇) ○保健福祉部長(虎伏 務君)    議員の御質問にお答えいたします。  高齢で聴覚に障害のある方が介護サービスを利用する際に、手話対応可能な事業所の利用を希望された場合、現状、ほとんどの事業所や施設では日常会話として手話ができる職員が配置されておらず、事業所の選択肢が限られている状況であり、手話に代わる方法として、身ぶり手ぶりや表情、唇の動きを読んだり、筆談などの方法を用いて意思疎通が図られています。  そのため、手話を必要とする人にとっては十分なコミュニケーションが取れているとは言い難く、誤解を招いたり、良好な関係性が保ちにくいため、利用を控えるということがあると伺っております。  手話は、聴覚に障害のある方にとって、他者との意思疎通を図る上で必要な言語であり、自身の思いや選択を相手に伝えるための方法としても重要なものであることは、介護サービス事業所も認識をされていますが、支援者の成り手不足など十分な体制を取ることが困難な現状であります。  市としましては、手話対応可能な事業所がどの程度あるのか、まずは状況の把握に努めていくとともに、介護事業所において手話の必要性をより認識し、聴覚に障害のある方への理解を深めていただけるよう働きかけていきたいと考えております。           (保健福祉部長 虎伏 務君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    柳瀬理孝君。             (2番 柳瀬理孝君 登壇) ○2番(柳瀬理孝君)    筆談を用いる等の工夫はされているということですけれども、ほとんどの事業所で手話ができる職員さんというのはおらず、現状は対応が難しいとの内容であったかと思います。福祉分野における人材不足に関しては、支援者の成り手がいないというお話もありましたが、福祉分野における人材不足というのは、長年にわたり問題視されており、本市においても例外ではありません。そして、そうした状況において、手話を扱える人材を介護施設で一から採用していくというのは非常に難しいと思います。それよりも、現在介護施設で働いている職員の方々に手話への理解を深めていただくほうが実現性が高いと考えます。  そこで次の項目です。次に、小項目3、介護人材の手話奉仕員養成講座への誘導についてです。  先ほども述べたように、和歌山市には、全職員が手話対応可能な聴覚障害者向けの有料老人ホームきのくにの手が開設されております。もちろん、和歌山市と田辺市では手話を必要とする高齢者の数も違いますし、同等の施設を建設することは難しいと考えております。  しかしながら、本市においては手話言語条例が制定され、手話を必要とする人がその他の人々と遜色ない生活ができるような環境づくりに努めなければなりません。そのため、まずその第一歩として、介護施設との連携により、本市で行われている手話奉仕員養成講座に介護人材を誘導し、少しでも手話対応ができる介護人材を育成していってはどうでしょうか。恐らく手話奉仕員養成講座を受けても完璧な手話が身につくわけではないと思いますが、少しでも会話ができれば、手話を必要とする高齢者の方も介護サービスを利用しやすくなるのではないでしょうか。当局の見解をお聞きいたします。             (2番 柳瀬理孝君 降壇)
    ○議長(副議長 陸平輝昭君)    保健福祉部長。           (保健福祉部長 虎伏 務君 登壇) ○保健福祉部長(虎伏 務君)    議員御質問の介護人材の手話奉仕員養成講座への参加についてお答えします。  厚生労働省で定められたカリキュラムを基に、平成30年度から田辺市手話奉仕員養成講座を実施しております。この講座は、相手の手話が理解でき、特定の聴覚障害者であれば手話で日常会話が可能なレベルまで到達することを目的に、1年目は入門課程、2年目は基礎課程の内容で行っております。平成31年度にこの講座を17名の方が修了され、修了者の中には介護施設等に勤務されている方もおられます。  手話奉仕員の資格を得て、手話通訳者、手話通訳士へとスキルアップするためには、経験年数や、国や県が実施する認定試験に合格が必要なことから、介護施設等において直ちに手話対応可能な方を増やすことは困難ではありますが、市としましては、議員から御提案いただいた介護施設職員に参加していただきやすいよう、手話奉仕員養成講座に一定の参加枠を設け、参加を呼びかけてまいりたいと考えております。           (保健福祉部長 虎伏 務君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    柳瀬理孝君。             (2番 柳瀬理孝君 登壇) ○2番(柳瀬理孝君)    一部介護職員の方も手話奉仕員養成講座を受けられていたということですので、よりそれを推し進める形となればいいと思います。  答弁にもあったように、手話通訳者や手話通訳士といった専門性の高い職員さんを直ちに配置することは難しいと思います。しかし、介護職員の方を手話奉仕員養成講座に誘導し、少しでも手話を扱える職員の方が増えれば、手話を必要とする高齢者の方は介護サービスを利用しやすくなります。手話奉仕員養成講座に介護職員の方向けに一定の枠を設けていただけるということなので、その枠が無駄にならないよう、積極的な呼びかけを行っていただきたいと思います。  では次に、小項目の4番、今後の取組についてです。  ここまで、冒頭で田辺市手話言語条例の制定から今日に至るまでの取組について御説明いただきましたが、本項では今後の取組について伺います。  田辺市聴覚障害者協会との意見交換の中では、今後の方針として、まず何よりも田辺市民の皆様に手話について興味を持ってもらい、そして手話に親しんでもらうことが当面の目標になるのではないかということを話し合いました。  条例においても、第7条施策の推進において、1項に、手話に対する理解及び手話の普及に関することについて記載されております。その方法として、まず一つ目は、田辺市聴覚障害者協会として、市主催やそれに類するイベントに積極的に参加し、手話に関するブースを出したり、例えば、田辺祭においてゲタ踊りに参加したりといったイベント参加による手話の普及活動が考えられます。  また、二つ目として、手話に関する広報の発行により、少しでも田辺市民の方に手話になれ親しんでいただくことも考えられます。もちろん市が独自に取り組む施策もあるでしょうが、田辺市聴覚障害者協会としては、まずこれらの取組を市とともに行っていきたいとの考えを伺っております。こうした市主催へのイベントへの誘導や手話に関する広報紙の発行に関して、市として共に取り組んでいっていただけるのか、当局の考えをお聞きいたします。             (2番 柳瀬理孝君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    保健福祉部長。           (保健福祉部長 虎伏 務君 登壇) ○保健福祉部長(虎伏 務君)    議員の御質問にお答えします。  令和元年9月に田辺市手話言語条例が制定されたことをきっかけに、市におきましても手話を言語として認め、広く周知することにより、聴覚に障害のある方々が安心して必要な情報を受け取ることができるような環境づくりを推進したいと考えております。  そのような中、職員それぞれが障害のある方への理解を深めるための研修や、窓口における筆談対応、最近では、聞こえをよくするための対話支援機器を導入するため、試験的に設置を行っており、聞き取りに不便を生じさせないような取組も行っております。  また、日頃から、田辺市身体障害者連盟におかれましては、市の福祉行政各般にわたり御意見を頂いておりますことに感謝を申し上げます。  同連盟聴覚障害者部会の方々におかれましても、市民向けに手話啓発活動を行う準備をされていることをお聞きし、大変ありがたく思っております。  市としましては、田辺市主催のイベントの中で、聴覚障害者部会の方々が参加可能な情報を提供するほか、啓発活動時に御活用いただけるような手話啓発パンフレットの作成を行いたいと考えております。  またこのほか、市のホームページにおいても初心者向けに手話を分かりやすく説明できるような動画を配信できればと考えており、先進地の例を参考にしながら取り組んでまいります。  将来、田辺市において、聴覚に障害のある方に対し、手話で挨拶ができ、スムーズに筆談や必要な支援を行うことができること、聴覚に障害のある方々が地域参加しやすくなったと感じてもらえるような田辺市へと変化していけるよう、田辺市身体障害者連盟ほか関係団体、関係機関の皆様方の御協力をいただきながら取組を進めてまいりたいと考えております。           (保健福祉部長 虎伏 務君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    柳瀬理孝君。             (2番 柳瀬理孝君 登壇) ○2番(柳瀬理孝君)    答弁をお聞きして、市においてもホームページでの動画公開であったり、手話啓発のパンフレットの発行ということを考えておられるということ、また、手話を必要とする方々が地域参加できるような、そうした前向きな答弁をいただいたと思います。また、市主催のイベントへの参加についても情報提供だけではなく企画や参加方法等、田辺市聴覚障害者協会やその他関係団体と連携を密にしながら取り組んでいっていただきたいと思います。  それでは、次に大項目の2番、有害鳥獣捕獲期間の通年化及び有害鳥獣捕獲地域の制限緩和についてです。  有害鳥獣の捕獲に関しては、鳥獣被害防止に向けた集中捕獲キャンペーンとして、先日、田辺市立の武道館において決起集会が開かれるなど、全国的にも取組が進められています。決起集会においては、和歌山県猟友会会長が県内の捕獲数は年々増加しているが、被害の軽減はまだまだ道半ばである。農家の方々と協力し、例年以上に捕獲できるように頑張っていきたいといった趣旨の決意を述べられました。猟友会と農家が協力して有害鳥獣の捕獲を進めるとのことですので、その前提において質問を行います。  それでは、小項目の1番の有害鳥獣捕獲期間の通年化についてです。  まず、狩猟期間と有害鳥獣捕獲期間について簡単に確認しておきます。  基本的な考え方として、許可された野生鳥獣を捕獲してよいのは狩猟期間だけです。しかしながら、野生鳥獣の農作物や木々への被害を勘案し、有害鳥獣として指定された獣種に関しては、有害鳥獣捕獲期間に指定された期間に限り、許可を受けて捕獲してもよいとされております。本市においては、特にニホンザル、ニホンジカ、イノシシによる被害が多く、平成28年のデータでいうと、農作物への被害のうち8割以上がこの3種によるものでした。  では次に、これら3種の有害鳥獣捕獲期間について確認いたします。ニホンザル、ニホンジカについては、狩猟期間と有害鳥獣捕獲期間の区別のための数日間を除き、有害鳥獣捕獲期間はほぼ通年化されており、1年中の有害捕獲が可能ですが、イノシシについては、11月1日から3月15日までは狩猟期間として設定されており、その間は有害鳥獣捕獲期間から外れております。そのため、11月1日から3月15日までは狩猟による捕獲、それ以外の4月1日から10月24日までは有害捕獲による捕獲となります。どちらでも1年を通して捕獲できることに変わりはありませんが、有害捕獲は国・県・市においても推奨されており、その期間に捕獲した場合には、鳥獣捕獲に係る経費として捕獲補助金が支払われます。しかし、狩猟期間に捕獲した場合にはそういった捕獲補助金は支払われません。つまり、ニホンザルやニホンジカの場合は、有害鳥獣捕獲期間が通年化されているため捕獲補助金も1年中支払われます。一方、イノシシの場合、4月から10月までは有害鳥獣捕獲期間なので捕獲補助金が支払われますが、狩猟期間の11月から3月までは、捕獲はできるが有害鳥獣捕獲期間ではないため捕獲補助金は支払われません。当然、イノシシによる被害は11月から3月までの期間になくなるわけではありません。捕獲に係る経費が安くなるわけでもありません。地域によっては、中山間地域等直接支払制度等を活用し、独自に捕獲補助金が支払われている場合もありますが、こうした各地域の鳥獣害対策委員会のような組織は、予算規模も小さく、捕獲補助金を支払い続けることには限界があります。  市においても狩猟免許の取得及び有害捕獲を推進するのであれば、イノシシの有害鳥獣捕獲期間を通年化する必要があるのではないかと考えますが、当局の見解をお聞きします。             (2番 柳瀬理孝君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    農林水産部長、北川弘泰君。           (農林水産部長 北川弘泰君 登壇) ○農林水産部長(北川弘泰君)    議員の御質問にお答えいたします。  田辺市における野生鳥獣による農作物被害につきましては、市内各地で発生しており、大変厳しい状況が続いております。  そのような中、市では、被害軽減に向け関係機関と連携しながら防護と捕獲の両面で対策を講じており、捕獲については市内の各猟友会に所属する有害鳥獣捕獲従事者の方々の御協力の下、市内全域において銃やわなによる捕獲に取り組んでいただいているところであります。  有害鳥獣捕獲期間につきましては、現状では、鹿、猿については和歌山県第12次鳥獣保護管理事業計画に基づき、被害防止目的での捕獲と登録狩猟を区別するため、4月1日から狩猟期間の7日前である10月24日までの上半期と11月1日から狩猟期間終了日である3月15日までの下半期に分けて有害捕獲許可を出しております。  一方、イノシシにつきましては、猟期を除く4月1日から10月24日までを期間とし、有害捕獲活動に取り組んでいただいているところであります。  そうした中、議員のお話にもありますように、近年では、農家自らが狩猟免許を取得し、自分の農地を守るため有害捕獲期間、狩猟期にかかわらず1年を通して被害対策が行われておりますが、猟期中のイノシシの捕獲に対しては有害捕獲補助金が出ないことから、わな代や捕獲に要する経費がかさむなど、経済的にも大きな負担となっているとともに、関係町内会や一部の猟友会からの狩猟期も有害捕獲として取り扱えないかと、こういった御意見、御要望があることについては十分認識しているところでございます。  市といたしましては、イノシシによる被害が拡大する中、さらなる農作物被害の対策強化を図るため、引き続き農家の皆様をはじめ有害鳥獣対策に取り組んでいただいている皆様の御協力が必要不可欠であると考えておりまして、こうした実情を踏まえ、有害捕獲期間の通年化について県や猟友会をはじめとする関係機関と協議検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。           (農林水産部長 北川弘泰君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    柳瀬理孝君。             (2番 柳瀬理孝君 登壇) ○2番(柳瀬理孝君)    イノシシの有害期間が通年化されていないことによる影響については、当局においても十分認識されているとのことです。有害対策において、関係自治会やその農家との連携が不可欠であるとの答弁もありましたので、ぜひともイノシシの有害期間の通年化について検討していただき、早期に実現していただきたいと思います。  それでは次に、小項目の2番について。田辺市ごみ処理場の捕獲鳥獣引取りの通年化についてです。  先ほどとも関連しますが、先ほどは、捕獲補助金を中心にイノシシの有害鳥獣捕獲期間の通年化について聞かせていただきました。この項目では、有害鳥獣捕獲期間の通年化に関連して、捕獲鳥獣の処分といった観点から質問させていただきます。  捕獲鳥獣の処分については、以前から何かしら市で処分する方法を考えてほしいとの声も多く、それに応える形で、市は、本年6月に田辺市ごみ処理場の動物専用焼却炉を改修し、捕獲鳥獣の引取りを拡大いたしました。これについては、これまで捕獲鳥獣の処分に困っていた人たちにとってとてもありがたいものとなっており、持ち込み数も一定あると伺っております。  しかしながら、先ほどの前項と関わることですが、有害鳥獣期間のイノシシは田辺市ごみ処理場で引き取ってもらえますが、狩猟期間のイノシシについては引き取ってもらえません。有害鳥獣期間のイノシシは害獣扱いなので引取り、焼却できるが、狩猟期間は害獣扱いではないので引取りも焼却もできないということだと思われるのですけれども、捕獲鳥獣の処分に困っているのは主に農家であり、畑を守るために仕掛けたわなにかかったイノシシに狩猟期間と有害期間の区別はありません。  せっかく拡大した田辺市ごみ処理場の焼却炉を有効活用すべく、田辺市ごみ処理場における捕獲鳥獣の引取り期間を通年化していただきたく思いますが、当局の見解をお聞きします。             (2番 柳瀬理孝君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    農林水産部長。           (農林水産部長 北川弘泰君 登壇) ○農林水産部長(北川弘泰君)    議員の御質問にお答えいたします。  田辺市ごみ処理場での有害捕獲鳥獣の受入れについては、昨年度の施設の改修により100キログラム程度までの個体の受入れができるようにしておりまして、昨年度98件の搬入に対して、本年度は11月末時点で100件を超える搬入をいただいている状況です。  田辺市ごみ処理場では、現在、有害捕獲許可が出ている獣種のみ無料で搬入できるものとなっております。  市といたしましては、鳥獣の焼却については、大切な農作物に被害をもたらしている有害捕獲許可の出ている有害鳥獣に限定して焼却処理を受け入れているものであり、今後につきましてもその考えは同様であります。  したがって、有害鳥獣の受入れについては、捕獲期間の通年化と一体のものであり、今後、有害捕獲許可の獣種や期間が変更された場合には、速やかに受入れができるよう対応してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願いいたします。           (農林水産部長 北川弘泰君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    柳瀬理孝君。             (2番 柳瀬理孝君 登壇) ○2番(柳瀬理孝君)    田辺市ごみ処理場での捕獲鳥獣の引取りについては、有害鳥獣捕獲期間と一体のものであるとの答弁がありました。それを実現するためにより一層有害捕獲期間の通年化に取り組んでいっていただきたいと思いますが、もしそれができない場合には、そうしたしゃくし定規な考えではなく、改めてごみ処理場の引取りについて通年化できる方法を考えていただきたいと思います。有害鳥獣捕獲期間が通年化することができれば、ごみ処理場もできるということなので、まずはそちらに尽力していただきたいと思います。  それでは次に、小項目の3番。班体制による有害鳥獣捕獲地域の制限緩和についてです。  現状、旧市内においては、有害鳥獣対策のためのわなを仕掛けるためには、地域ごとに編成されている有害鳥獣対策の班に所属しなければなりません。それぞれの班には担当地域があり、担当地域以外にはわなを仕掛けることはできません。  ここで問題になるのは、先ほどから申し上げているような農家がわな免許を取得した場合です。農地は、1か所にまとまっている場合より複数か所にわたる場合のほうが多いと思います。そして、その複数の農地で、先ほど述べた担当班が異なる場合、自分の畑であるにも関わらず免許を取得してもわなを仕掛けることができないといった事態が発生します。  農家のわな免許取得者が増加している昨今において、また、市においてもそうした農家の免許取得を推進しているこの現状において、こうした班体制による弊害に対応するため、制限の緩和を検討していただきたいと考えますが、当局の見解をお聞きします。             (2番 柳瀬理孝君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    農林水産部長。           (農林水産部長 北川弘泰君 登壇) ○農林水産部長(北川弘泰君)    議員の御質問にお答えいたします。  田辺市には旧市町村単位で五つの猟友会があり、それぞれの分会に有害捕獲許可を出しております。  市では、この有害捕獲を効果的に行うことを目的として、鳥獣捕獲に熟知されている各分会に依頼し、各分会からの推薦者に対し市から有害捕獲従事の許可を出すこととなっております。このように、有害捕獲は通常の狩猟とは異なり、市からの依頼の下、該当する地区班等が捕獲を行うものです。  現在、田辺分会の範囲内である旧田辺市内においては、地区ごとに班を編成し、その班に所属することで銃、わなそれぞれに有害捕獲が可能となっておりますが、わなの管理や事故防止の観点から、猟友会との申し合わせにより、各班には最大で2班までしか所属することができないこととしております。  議員御質問の班体制による有害駆除地域の制限緩和に関して、自己の園地を守るため、有害の班にかかわらず有害捕獲ができないかといったことにつきましては、2班までは可能となりますが、それ以上については現在のルールでは難しいものとなっております。  しかしながら、近年では、農地の貸し借りが拡大する中、所有地以外の他の地域の農地を耕作されている方も多くなっており、これに伴い守らなければならない農地が広域化しているのも実情であります。  いずれにいたしましても、深刻化する有害鳥獣被害は農業者にとって切実な問題であることから、このことにつきましては、今後猟友会とも協議してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。           (農林水産部長 北川弘泰君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    柳瀬理孝君。             (2番 柳瀬理孝君 登壇) ○2番(柳瀬理孝君)    今後猟友会とも協議されるとのことですのでよろしくお願いいたします。  また、答弁にもありましたように、農地の貸し借りや流動化ということを進めるに当たって、農地が広域化していくことは、今後も恐らくますます広域化していくことになると考えます。今回は、旧市内に焦点を当てて質問させていただきました。旧市内においては、有害鳥獣班の所属が2班までといった制限があるという話でしたけれども、そこの制限緩和だけでなく、田辺市だけでなくより広域的な考えとして、当然農家さんは、例えば日置に畑を持っていたり、市外に畑を持っていることもたくさんありますので、市や町をまたいでも、自分の畑の周りには自分でわなを仕掛けられる、そういった環境の整備について検討をお願いいたします。  では次に、大項目の3、大学農学部の誘致についてです。  本項目では、田辺市の未来について質問させていただきます。  本年2月28日、和歌山市にて大学農学部についての勉強会が開催され、私も参加しておりましたが、本市の農業振興課の職員も何名か参加されていたと記憶しております。また、明日の県議会においても一般質問で和歌山県における農学部についての一般質問が行われる予定となっております。近畿地方で見ても農学部やそれに類する学部が存在しないのは和歌山県だけであり、近畿でも随一の農業県である本県において農学部の設置への期待は高まっているように感じております。  私は、和歌山県に農学部を設置するのであれば、最適なのはこの紀南地方であると考えています。和歌山県の農作物として象徴的な梅、ミカンの産地であり、かつ林業、水産業についても対応可能であること。白浜空港があり、東京へのアクセスもよいこと等、農学部を受け入れる素養は十分にあると考えております。  そして、農学部を誘致することができれば、本市に与える影響は非常に大きいとも考えております。農学部における研究が農作物に与える影響はもちろん、農学部の学生と農家との交流により、例えば、アルバイトとして収穫作業を手伝ってもらうことができれば、本市の課題となっている労働力不足についても一定の効果が得られるのではないでしょうか。これは、あくまで副次的な効果ですけれども、学生が集まることにより活気が出ることは明確であり、また、地域の子供たちにとっても近くに大学があることで一つの目標にもなり得るでしょう。  和歌山県に農学部を設置しようという動きが少しずつ表面化する中で、本市としてこの紀南地方への農学部誘致に向けた調査、準備を始めるべきではないかと考えますが、当局の見解をお聞きいたします。             (2番 柳瀬理孝君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    議員の御質問にお答えします。  本市では、関係人口創出の一環として、大学はないけれども大学生はいるまちをテーマに、県内外の大学生と市民との交流やフィールドワーク等を通じて、田辺市に関心と愛着を持ってくれる若者を増やす取組を進めています。  また、大学との連携や共同研究等により、地域が抱える課題の解決につながる取組も進めているところであります。  大学をはじめとする高等教育機関が立地することで、地域のにぎわいにつながり、また、地域が抱える諸課題の解決に大学が持つ知的資源を活用することにより、地域活性化につながっていくことは、議員の御質問のとおりでありますし、地域の主要産業である梅やかんきつに関係の深い農学部であれば、地域に与える影響も大きなものになると考えます。
     議員御質問の農学部の誘致につきましては、今後関係団体とも連携を図りながら調査、研究を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    柳瀬理孝君。             (2番 柳瀬理孝君 登壇) ○2番(柳瀬理孝君)    大学はないが大学生がいるまちといった言葉が答弁にもありました。そうした取組によって、この地域に愛着を持ってくれる若者が1人でも増えるのであれば、そうした今後も推進されるべきであると思います。  また、大学農学部が本市に来た場合に地域に与える好影響についても十分に認識されているということです。先ほどおっしゃった大学がないが大学生がいるまちといった施策を推進すると同時に、今回私が一般質問させていただいた大学農学部の誘致について調査をすることは、並行してやっていけることであると考えております。  そのため、田辺市の未来のためにどうすれば実現することができるのかという視点を持って、市主導により誘致に向けた調査や情報収集を行っていただきたいと思います。  それでは、これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。             (2番 柳瀬理孝君 降壇) ○議長(副議長 陸平輝昭君)    以上で、2番、柳瀬理孝君の一般質問は終了いたしました。  休 憩 ○議長(副議長 陸平輝昭君)    この場合、午後2時10分まで休憩いたします。               (午後 1時59分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(安達克典君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 2時10分) ○議長(安達克典君)    続いて、15番、安達幸治君の登壇を許可いたします。             (15番 安達幸治君 登壇) ○15番(安達幸治君)     皆様、こんにちは。15番、くまのクラブの安達幸治です。どうぞよろしくお願いいたします。  本日は、大項目1として、地球温暖化と環境問題について。同じく大項目2として、田辺市長としての来期にかける意気込みについて質問させていただきます。  まず、大項目1、そのうちの小項目1の気候変動についてお伺いをさせていただきます。  人々は苦しんで死にかけている。全ての生態系が崩れかけている。私たちは大量絶滅の始まりにいます。それなのに、あなたたちが話しているのはお金のことと経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり。恥ずかしくないのでしょうか。温暖化解決のために具体的な行動を取らないのであれば、結果とともに生きなければいけない若い世代はあなたたちを許さない。  これは、2019年9月23日、ニューヨークで開かれた国連気候行動サミットにおけるスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥーンベリさん、当時16歳の涙ながらの訴えです。環境問題に多少取り組んでいる私にとっても大変大きな衝撃を受けました。  言われるとおり、地球は今大変な危機状態です。まず、世界に目を向ければ、温暖化による北極海の氷の溶解、例えば、グリーンランドにおいては1日110億トンの氷が溶けています。そのせいでたくさんのホッキョクグマが餌不足に陥り、死滅しています。ロシアでは永久凍土が融解し、大量のメタンガスが発生、温暖化をもたらしています。記憶に新しいオーストラリアの森林大火災、1か月で東京ドーム150個分の森が消失し、全土に及びました。多くの死者や住宅、土地の焼失、生態系や環境などに甚大な被害が出ています。数え切れないほどの動物が焼死しました。蚊によるデング熱が広がり、いまや百数か国に及んでいます。アフリカの干ばつ、ヨーロッパの熱波、アフリカ東部における大量のバッタの襲来。農作物も食べ尽くしています。特にオーストラリアでは、昨年12月の気温が50度、また、ドバイでは最高63度を記録しました。  また、我が国においても海水温の上昇で、日本近海にて次々と大型台風が発生、海、山を問わず線状降水帯が発生し、至るところで大量の雨を降らせます。そのため、各地で風や雨による家屋の倒壊、地滑り、河川の氾濫などが起こり、多くの犠牲者が出ました。木の実が実らなくて野生の動物がまちに出てきます。北陸や関東以北においては、ツキノワグマが日常的にまちに出て、人々に危害を加えます。ニホンミツバチが激減しています。ダニの影響も考えられますが、温暖化の影響も大でしょう。  2,000年でたった平均が1.1度上がっただけでこれだけの異常事態。これが2度以上になるともう止められません。結果、食糧不足、貧困、病気、また地球からほとんどの昆虫が消え、ミツバチが全滅するだけでも人類は破滅すると言われています。海面上昇により人々は移住、二酸化炭素を吸収するサンゴ礁が壊滅、海の生き物3,000万トンが死滅、阻止不可能な負のスパイラルが始まります。  なぜこのようなことが起きるのか。便利さと強欲、そして無関心、グレタ・トゥーンベリさんは、この環境問題に対し理解していると皆様が答えたとしても、その言葉だけでは信用できないと言っています。行動を起こしてこそ初めて理解することになるからです。  この危機迫る環境問題に対して、たとえ田辺市のような小さなまちからでも日本いや世界に向けて大きな声で発信していく必要があると考えます。  幸いにして、菅新総理も、2050年までに温室ガスを実質ゼロにする目標を掲げられました。小泉環境大臣にとっても強い追い風となります。  また、令和2年1月22日の衆議院代表質問に立った自由民主党幹事長、二階俊博氏が、気候変動を緩和するために脱炭素社会に向けた取組を加速する必要がある。その質問を当時の安倍総理に対して行っています。それに対し、前安倍総理も大変前向きな発言を返されています。  そして、東京都の小池知事も2030年までに東京都で販売する新車を全て脱ガソリン車とすることを明言されました。二輪車については2035年までということです。このように国も東京都も大きく動き出しました。  真砂市長は、一昨年の田辺市文化賞の席上にて、経済や効率ばかりが優先される文化からの脱却が大切と話されました。今まさにそのときが訪れています。  お金は大切です。しかし、それを重んじるばかりに、人間にとってかけがいのない自然が奪われていきます。自然は人間を必要としませんが、人間は自然がなくては生きていけません。  我々が誇る熊野古道も自然を生かしてこその遺産です。この自然豊かな田辺市だからこそ、今のうちに進んで地球温暖化防止と環境問題に取り組んでいくべきだと考えます。田辺市として今後どのような取組を行っていくのか、具体例を示してお答えください。  続いて、小項目2でございます。気候非常事態宣言についてお聞きいたします。  パリ協定、世界の平均気温の上昇を産業革命以前に比べ1.5以内に抑える目標を掲げたものですが、これは、2015年にパリで開かれた温室効果ガス削減に関する国際的な取り決めを話し合う国連気候変動枠組条約締約国会議、通称COPで合意されました。  気候非常事態宣言は、世界では1,000を超える国や自治体が宣言を行っています。日本でも2019年9月25日、長崎県壱岐市はじめ現在までに34の自治体が宣言をし、13の自治体が決議を行っています。そして、その中には長野県と神奈川県、東京都が含まれています。東京都は、気候非常事態を超えて行動を加速する宣言です。  また、国においても12月19日、衆議院本会議にて気候非常事態宣言の決議を採択し、続く12月20日、参議院でも同じように本会議で可決されました。これは、与野党ともに脱炭素社会に向けて足並みをそろえるということです。これにより、国は2050年に温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする、その方向に大きくかじを取ることになりました。  私たちが今住んでいる和歌山県、特に紀南は自然と文化の宝庫です。観光に訪れる方々はその豊かな自然や文化、そして昔と変わらぬ住民の優しさに触れるために訪れてくれているのです。そんな豊かなまちだからこそ進んで気候非常事態宣言を行い、そして、これよりは今まで以上に自然を守り、文化を尊び、市民一人一人の意識を高める必要があると考えます。和歌山県も先頭を切って気候非常事態宣言を行うべきだと考えますが、御見解をお聞かせください。  続いて、小項目3でございます。いのち育む森づくりについて。  さきにも述べたように、オーストラリアの大火災、カリフォルニアの大火災では大きな森を失い、また、住民や家屋にもたくさんの被害が出ています。これは、あくまでも自然災害ですが、ブラジルのアマゾン川流域においては、農地を開発するためたくさんの密林が無残にも切り開かれています。森林は我々の命の源です。多くの酸素を我々に与えてくれています。そして、命の源が脅かされています。まさにこれは危機状態です。  私たちの日本は、土地のほとんどが山林で覆われ、その影響が少ないように思われますが、この森林も世界の人々に広く酸素を供給しているのです。そして、その日本の山林も今ではほとんどが姿を変え、我が田辺市においてもその多くが杉やヒノキです。時代の流れでやむを得ない事情もありましたが、この山の姿は本来理想とするものではありません。  田辺市内のある林業家は、山で拾ったドングリを育て、植栽する事業を始めています。やがて成長し、ドングリの実が実り、その多くを山の動物たちが食べ、それにより彼らは里に下りてくる必要がなくなってきます。また、食べ残したドングリもやがて成長し、大木となり、再び多くの実をつけることでしょう。もちろん森に必要なのはドングリのなる木だけではありません。やはり命の水を守るためにも、多種にわたる広葉樹が必要です。  現在、アジアの中でも水道の蛇口をひねってすぐに水が飲めるのは日本とアラブ首長国連邦、このたった2か国だけです。また、世界に目を向けても、フィンランドやアイスランドをはじめとして全体で17か国ほどしかありません。こんな貴重な水ですが、いつもきれいな水が目の前を流れている日本人にとっては当たり前過ぎてピンと来ない方も多いのではないでしょうか。ぜひ、ここで命の水の大切さを世間の人々に伝える意味合いにおいても、今後の森づくり構想を具体的にしっかりとお示しいただくことが大事かと考えますが、御見解をお聞かせください。  以上、よろしくお願いいたします。             (15番 安達幸治 降壇) ○議長(安達克典君)    15番、安達幸治君の質問に対する当局の答弁を求めます。  市民環境部長、中村 誠君。           (市民環境部長 中村 誠君 登壇) ○市民環境部長(中村 誠君)    議員御質問にお答えいたします。  議員1点目の御質問の気候変動の大きな要因となっている温室効果ガスは、私たちの生活や産業活動等により排出される二酸化炭素が最も大きな原因と言われており、議員御指摘のとおり、地球温暖化による環境問題は深刻であり、近年、日本では、記録的な高温や台風等の巨大化、豪雨、大洪水、さらに世界を見ますと大規模な山火事、深刻化する干ばつなど、気候変動に起因する自然災害が多発し、被害や死者数も増加している状況にあります。  本市の取組につきましては、温室効果ガス排出抑制等田辺市実行計画を策定し、昨日の浅山議員の御質問の際にもお答えさせていただきました内容と重なる部分ではありますが、これまでも小・中学校の市有施設への太陽光発電の設置、文化交流センターたなべるや田辺スポーツパークを含む新たな公共施設への太陽光発電の設置、電気自動車充電器の設置、電気自動車の導入やハイブリッド自動車、低燃費型車両への更新、省エネエアコンの導入、熊野古道沿いへのバイオマストイレの設置、既設防犯灯のLED化、温泉施設等への木質チップボイラーと再生エネルギーの導入促進や省エネルギー化に取り組んでまいりました。  また、こうした市自らの行動に加えて、田辺市環境美化連絡協議会による環境を考える市民の集いといった環境教育活動や街頭啓発活動等を通じて市民や事業者の環境保全に配慮した自主的な取組を促進してきたほか、平成22年度から平成25年度にかけて、既設の防犯灯をLED型照明に交換することによる普及啓発、田辺市まちづくり学び合い講座を通じた啓発、広報田辺やラジオ広報による広報活動に取り組んでまいりました。  今後、国が目標に掲げた2050年温室効果ガス排出実質ゼロに向けた具体的な施策が打ち出されるものと考えておりますので、そうした施策に対応するとともに、新エネルギーや省エネルギー導入に関する情報収集に努め、市の豊かな自然環境や文化を将来世代へ残していくための取組を検討してまいります。  次に、議員2点目の御質問についてお答えいたします。  気候非常事態宣言につきましては、国、自治体、学校や各種団体といった組織が気候変動について異常な状態であることを認める宣言を行い、同時に緩和するための積極的な施策、取組を打ち出し、市民や事業者などの関心を高め、気候変動への行動を加速させることを目的としております。  田辺市では、気候非常事態宣言は表明してはおりませんが、深刻化する地球温暖化の原因の一つとされる温室効果ガスの排出抑制は大きな課題であると認識しており、本市の豊かな自然環境や文化を将来にわたり守っていくための施策や取組を推進するためには、市民の皆様一人一人が問題意識を持っていただくことが不可欠であります。市といたしましては、より一層の地球温暖化対策に対する周知及び啓発のための取組を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願い申し上げます。           (市民環境部長 中村 誠君 降壇) ○議長(安達克典君)    森林局長、清水健次君。            (森林局長 清水健次君 登壇) ○森林局長(清水健次君)    議員御質問の3点目、いのち育む森づくりについてお答えいたします。  森づくり構想につきましては、森づくりにおける市としての理念や将来像、基本方針が重要であるとともに、森林環境譲与税の使途方針の決定過程を明確にしていく必要があることから、本年10月に田辺市森づくり構想策定等委員会を設置し、来年12月の策定に向けて取組を進めているところです。  委員会につきましては、これまでに4回を開催し、本市の森林・林業の現状や森林経営管理制度の把握、熊野古道や林業施業地などの現地調査、林業関係者との意見交換など、委員の皆様に本市の森林・林業の現状等を理解していただけるよう努めながら運営を進めており、今後は森林・林業のほか山村地域の現状等も御説明しながら、森づくり構想の審議を進めていくこととしています。  森づくり構想の策定におきましては、これまでに林業関係者をはじめ様々な分野の方々から頂いた御意見、御提案等も十分に踏まえた上で、水源の涵養や二酸化炭素の貯蔵、大気の浄化など、森林の有する公益的機能を発揮するための森林環境保全をはじめ、山村地域の維持や林業振興に関わる方向性について、委員会の審議過程の中でしっかりと議論いただけるものと考えております。  構想策定後におきましては、先ほど申し上げました方向性に基づき、将来像に近づけるための施策を推進していく中で、議員の御質問にありました美しい水を育むことも十分意識しながら取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。            (森林局長 清水健次君 降壇) ○議長(安達克典君)    安達幸治君。             (15番 安達幸治君 登壇) ○15番(安達幸治君)    大変御丁寧に説明いただきました。ありがとうございます。田辺市においては、温室効果ガス排出抑制等田辺市実行計画を策定し、既に実行しているとのこと。確かに以前から庁内放送により、市職員は必要外の電力使用を控えており、またいろんな施設においても省エネに努めております。これは大いに評価すべきことですが、ただ、この地球温暖化は大変深刻な問題ですので、このことだけにとどまらず、広く市民に知らしめる必要がございます。特に地球温暖化に対してどれほど危機感を持った市民がいるのかはかることはできません。また、たとえ危機感を持ったとしてもどのような行動をしたらよいのか迷われる方々も多いでしょう。今、田辺市としてやらねばならないこと。現在置かれている世界の現状、あるいは日本の現状を市民に知っていただくことです。そこで初めて市民もこの状況に気づき、小さな一歩を踏み出す方も出てくるでしょう。その意味において、以前にも増しての啓発活動をお願いいたしたいと思います。  また、気候非常事態宣言についても宣言された各行政機関の状況を十分把握された上で、やはり必要だと感じられたならば素早く宣言されることを強く要望させていただきます。  3点目のいのち育む森づくりについては、従来の切る林業だけではなく、切らない林業にも力を入れ、豊かな森づくりに力を注いでいただきたいと考えます。  また、田辺市森づくり構想策定委員会の意見だけではなく、まことの山を知り尽くした方々の意見も多く取り入れていただきたいと思います。  市長も御承知のとおり、地球温暖化や環境問題に取り組まれているメンバーの中には、子育て真っ最中の方もおられますが、彼女たちはそれも懸命に取り組んでいます。言い換えれば、子育て中だからこそ子供たちの未来を案じ、何とか昔のようなきれいな地球、きれいなふるさとを残したい、そんな思いが強いのではないでしょうか。  私も孫がおりますし、その心は同じです。私自身の今後においても、この温暖化問題、環境問題について政治生命をかけて取り組んでまいりたいと考えております。このことをお誓い申し上げ、次の質問へと移ります。  続きまして、大項目2点目でございます。田辺市長の来期に向けての意気込みについてお聞かせ願いたいと思います。  この質問は、紀新会、清新会、公明党、誠和会、篤志会、くまのクラブを代表しての質問となります。よろしくお願いいたします。  5市町村が合併して来年ではや17年目を迎え、4月には市長選挙と市議会議員選挙が同時に行われます。真砂市長におかれましては、これまで、この広い田辺市を細やかに治めてこられました。  私個人の感想としては、多少厳しい目を持ちながらも、本当によく頑張っておられたと思いますが、恐らく真砂市長本人はまだまだと首を横に振られるでしょう。よく過去の市長さんと比べられる方もおられますが、確かにこれまでの市長さんもよく頑張ってこられましたし、それぞれ御功績を残されておられます。しかしながら、それは旧田辺市におけるものであって、合併以来旧5市町村をくまなく回られ、市政を進めてこられた真砂市長とは比べられるものではありません。  真砂市政の4期16年の功績は一つ一つ申し上げなくても誰もが知るところでありますが、最近のものを中心に少し例を挙げますと、中心市街地では、JR紀伊田辺駅の建て替え、景観まちづくり刷新事業、新武道館・植芝盛平記念館の建設、扇ヶ浜海水浴場第2期工事の完了、教育面では、大坊小学校や三里小学校の完成、生活環境面では広域最終処分場や斎場の整備、そして防災面では津波避難タワーの整備、防災行政無線のデジタル化と戸別受信機の整備など多数に上ります。  また、世界にも無名であった田辺市、そして熊野古道を世界に知らしめたのも真砂市政であり、近年の外国人観光客の増加は目をみはるものがありました。新型コロナで今は厳しい状況ですが、必ずや以前のようににぎわいが復活すると信じております。  もちろんこうした市政運営の影には、職員のたゆまぬ努力があったことは見逃せない事実ですが、その一方で職員を統括し、市民に信用される職員を育てていくことも求められます。  また、今後に目をやると、待望の新庁舎もいよいよ建設を間近に控えており、私自身も一日も早い開庁を待ち望んでいます。令和4年度に行われる全国花いっぱい田辺大会も楽しみです。  田辺市全体もそうですが、山間部も人口が激減しており、住み続けていくためにはなお一層の力の注入が求められます。そして、田辺市は紀南の中心都市です。  私は、気力と体力が充実し、そして何よりも市民の幸せを第一に考えていく、その心をお持ちの方に市政を担ってほしいと考えます。その意味において、私は、真砂市長は今が一番充実した時期に入っていると思いますし、また、これまで行ってきた多くのハード面に対して、今後は市民とともに魂を吹き込む大きな仕事が残っております。そこで、田辺市長として、来期5期目にかける熱い思いをこの場でお聞かせいただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。             (15番 安達幸治 降壇) ○議長(安達克典君)    市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    議員の御質問にお答えいたします。  初めに、議員から私の市政運営に対する過分な評価をいただきましたことに心からお礼を申し上げます。  さて、私が田辺市の市政をお預かりさせていただいて4期目となり、15年が経過いたしました。これまでの市政運営については、議員各位をはじめ多くの市民の皆様に支えていただきながら今日まで歩み続けてくることができたと実感しているところでありますが、私なりにこれまでの取組について振り返ってみたいと思います。  私は、就任当初から合併協議会に関わった者の一人として、合併してよかったと思っていただけるよう、市民の皆様にお答えしていくことが責務であることを肝に銘じ、まちづくりに取り組んでまいりました。最初の10年につきましては、市町村建設計画と第1次田辺市総合計画で定めた「自然と歴史を生かした新地方都市田辺」を目指し、産業、交通・情報通信、教育・文化・スポーツの基盤整備や防災対策を進めるとともに、世界に開かれた質の高い観光地づくり、市民の皆様の主体的な地域づくり活動の支援など、合併後のまちの骨格づくりに取り組んだ期間であります。  中でも世界文化遺産の追加登録、世界農業遺産の認定、吉野熊野国立公園への編入など、田辺市の歴史・文化・自然環境のすばらしさを国内外から認めていただきましたことは大きな出来事であったと思います。  そして、この5年間につきましては、4期目の当初に策定いたしました第2次田辺市総合計画のまちの将来像である「人と地域が輝き、未来へつながるまち田辺」の実現に向け、合併の成果に立脚して、未来へ向けた新たな価値の創造とまちの基盤のさらなる充実に取り組んで来た期間であり、議員の御質問でも代表的な事業を御紹介いただきました。  中でも、3期目にスタートいたしましたシティプロモーションやたなべ未来創造塾など、価値創造の取組が地方創生の成功事例として全国から評価されて注目していただいております。  このように、最初の10年間は合併後のまちの骨格づくりを、その後の5年間は未来に向けたまちの基盤づくりを進めてまいりました。  現状では、大きなハード整備はおおむね完了し、また、豊かな地域資源を生かした市民と行政による地域づくりが市全体に広がりを見せてきていると考えております。  また、田辺市の行財政基盤につきましては、合併直後より行財政改革を着実に実行してまいりました。その結果、財政の健全化を判断する指標の一つである実質公債費比率につきましては、平成17年度の19.7%から令和元年度には8.7%と一桁台になっており、早期健全化基準の25%を大きく下回っています。基金につきましても、合併時の108億円から令和元年度には228億円まで上積みをしております。これで十分ということではありませんが、新庁舎整備の財政負担を含めたとしても今後のまちづくりに対応できる一定のレベルには達していると考えております。  申し上げるまでもなく、市政に対する評価は自らするものではなく、市民の皆様に行っていただくものであります。その上で、これまでの私の仕事を市民の皆様に評定していただき、また、引き続き田辺市のかじ取り役としてお認めいただけるのであれば、人と人とが互いに尊重し、助け合う関係を大切にしながら、まちの活力を生み出し、田辺市の持つ貴重で多様な地域資源を再度見直し、それらを守り、さらに発展させ、未来へと継承していく持続可能なまちづくりを進めていくことでその責任を全うしたいと考えております。  まちづくりには、終わりはありませんので、いつの時代にも課題は尽きないものでございます。これまででき得る限りの取組を進めてまいりましたが、人口減少には歯止めがかかっている状況ではありません。これは、周辺自治体も同じであり、行財政運営の効率化だけでなく、地域の振興や大規模災害時の相互補完のためにも広域行政の充実強化は重要な課題であります。加えて、ウィズコロナ、ニューノーマルといったこれまでとは違う観点での取組も必要になってまいります。
     元号が令和に変わり、我々を取り巻く環境も大きく変わりつつあります。  また、田辺市においては、大きなハード整備がおおむね完了し、今後はソフト戦略が中心になってまいります。まさに世界的にも、また、田辺市にとっても大きな転換期を迎えていると思います。  その上で、新庁舎や文里湾横断道路の一日も早い完成はもちろんのことでありますが、これまで投資してきた公共基盤を最大限に活用するとともに、田辺市が有する自然、歴史、文化といった地域資源を再度見直し、市民の皆様や民間事業者の方々と協働し、あるいは民間の知恵や投資を引き出し、未来へつながるまちづくりを進めていかなければならないと考えています。  そうした中で、本年3月に策定いたしました第2期の田辺市まち・ひと・しごと創生総合戦略では、①地方への人・資金の流れを強化する、②Society5.0やSDGsといった新しい時代の流れを力にする、③人材を育て生かす、④民間と協働する、⑤誰もが活躍できる地域社会をつくる、⑥地域経営の視点で取り組むといった六つの新たな視点を加えて地方創生をさらに進めていくこととしておりまして、5期目のまちづくりにおいても重要な視点となると考えています。  少し具体的に申し上げますと、まず、地方への人・資金の流れを強化するという視点につきましては、これまで取り組んできた交流人口や関係人口の拡大といった取組を継続・強化するとともに、民間と協働するという視点を加えて、市が保有している財産について、民間事業者とともにまちの活性化につながる利活用を考えていくといったことも積極的に進めていきたいと考えています。  次に、人材を育て生かす、誰もが活躍できる地域社会をつくる、地域経済の視点で取り組むといった視点についてです。  町内会、自治会といった自治組織への加入率が低下する中、地域住民同士のつながりが希薄化し、地域住民による協働、共助の力も低下してきていることが課題となっていますが、これは、単に町内会、自治会という組織だけの問題だけでなく、防災、生活の安全、福祉、子育て、教育、地域文化の継承など、幅広い分野の課題であると考えています。  人口減少が今後も続くことが予想される中、たなべ未来創造塾で実践してきた地域の課題をビジネスで解決していくという発想を様々な分野で広げていき、地域の持てる力を総動員し、地域コミュニティーの再構築や活性化につなげていく仕組みづくりを進めていきたいと考えています。  さらに、これらの取組を支えていくためには、新しい時代の流れ、特にデジタル技術を活用していくことも求められてまいります。  デジタル技術が人々の生活をあらゆる面でよりよい方向に変化させるという観点で、市民生活の利便性の向上、社会的活動の活性化、また、民間事業者の経済活動のビジネスチャンスにもつなげていきたいと考えています。  そして、新しい時代の流れを力にするといった視点にSDGsがあります。SDGsは、2015年に国連で採択された持続可能な開発のために必要不可欠な2030年までの行動計画であります。持続可能な開発には、経済、社会、そして環境の三つの側面があります。それらを調和させることが重要であるとされております。  SDGsには17の目標と169のターゲットが設定されていますが、これらは行政が取り組んでいることと重なる部分が数多くあり、行政の施策をSDGsの視点で再度見直してみるという取組も必要であると思います。  そして、SDGsでは、誰一人取り残さないということを原則としており、この考え方は合併直後から掲げている田辺市の総合計画の一人一人が大切にされ、幸せを実感できるまちづくりの理念と目指すところは同じであると考えております。  先ほど、まちづくりに終わりはないと申し上げましたが、私の5期目にかける思いは、これまでと何ら変わるものはございません。これまでと同様、議会や市民の皆様とともに持続可能な未来へつながるまちづくりを進めてまいりたいと考えております。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(安達克典君)    安達幸治君。             (15番 安達幸治君 登壇) ○15番(安達幸治君)    ありがとうございました。市長の来期5期目にかける熱い思いを力強くお答えいただきました。そして、私自身の胸でしっかりと受け止めさせていただきました。4年に1度の市議会議員選挙と市長選挙が来年4月に同時に行われます。今のところ市長の対抗馬が誰も名乗りを上げておりません。これも市長が常に地域を意識し、くまなく歩いているせいだと思われます。市長に対して、不平不満が多いのあれば、強い対抗馬が出るはずですが、これも市民から市長が認められている結果の表れです。  市議会議員の選挙において、現在の市長さんに何点つけますという問いが毎回ございます。大変失礼ながら、申し訳ないのですが、私はいつも市長には辛口で6点しかつけておりません。決して市長の政治が悪いわけではありません。逆に市長は本当によく頑張っておられると思います。しかし、市長にしても、私、議員にしても、いつまでたっても満点を頂ける立場にはありません。次から次へと仕事がありますし、市民の中には生活困窮者もいます。障害者や病気で苦しむ方がいます。そんな方が1人でもいる限り、決して及第点は頂けないのです。あとの点は未知の4点です。  串本町に現在88歳の町議会議員さんがおられます。13期も当選された方です。それでも彼の後援会の人たちは決して彼に辞めろと言わないそうです。伺いますと、彼はいつもこつこつと地域を歩き、町民の意見を聞いて回っているそうです。そして、これをずっと歩み続けてきたそうです。まさに議員のかがみです。  真砂市長も常に地域に赴き、素直に意見を聞いておられます。今後もこの姿を貫き、常に市民に愛される市長であっていただきたいと思います。  お互い、市長と議員の差はあれ、市民の幸せを願う気持ちは一つです。今後とも共に議論に議論を重ね、市民にとってすばらしいふるさと田辺でありますよう共に頑張ろうではありませんか。  来期における真砂市長の力強い活躍に期待して、一般質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。             (15番 安達幸治君 降壇) ○議長(安達克典君)    以上で、15番、安達幸治君の一般質問は終了しました。  休 憩 ○議長(安達克典君)    この場合、午後3時5分まで休憩いたします。               (午後 2時52分)          ―――――――――――――――――――  再 開 ○議長(安達克典君)    休憩前に引き続き会議を開きます。               (午後 3時05分) ○議長(安達克典君)    続いて、12番、尾花 功君の登壇を許可いたします。             (12番 尾花 功君 登壇) ○12番(尾花 功君)    皆様、こんにちは。12番、紀新会の尾花です。  議長より登壇のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。  本日の一般質問の最後となりますが、最後まで御清聴よろしくお願いしたいと思います。  今回は、本市主力産品であるかんきつ類、梅の生産量及び販売状況について、上芳養関谷地区山腹崩壊現場の復旧について、芳養浦海岸の保全について、以上、大項目3点についてそれぞれお聞きしたいと思います。  それでは、大項目1項目めの本市主力産品、かんきつ類、梅の生産量及び販売状況について4点質問をさせていただきます。  まず最初に、かんきつの作柄についてお聞きします。  早出しのミカンの収穫、出荷も一段落し、今後は、宮川早生ミカンの収穫が本番を迎えようとしていますが、今年は、生理落下が思いのほか多く見受けられ、生産量の低下が心配されましたが、出荷がほぼ終了した極早生ミカンの生産量と、今後出荷が最盛期を迎える宮川早生ミカンの生産量についてはどのように見ていますか。また、来年春先に出荷を控えている晩柑類の生産量の見込みについてお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。             (12番 尾花 功君 降壇) ○議長(安達克典君)    12番、尾花 功君の質問に対する当局の答弁を求めます。  農林水産部長、北川弘泰君。           (農林水産部長 北川弘泰君 登壇) ○農林水産部長(北川弘泰君)    議員の御質問にお答えいたします。  かんきつの作柄についてですが、本年は開花以降、6月の気温が平年並みからやや高めに転じたことに加え、降雨量が少なかったことから、例年以上に生理落下が多く発生したこともあり、平年よりやや全体的に少ないと予想されておりました。  また、今年は全国的に猛暑日が続いたことから果皮が、かんきつの皮でありますね、皮が日焼けする被害が多発し、品質の低下を招くなど、極早生ミカンは特にダメージを受けた状況です。  こうした中、本市における今年産の生産量ですが、JA紀南によりますと、出荷がほぼ終了した日南や由良などの極早生ミカンについては、対前年比94%の2,329トンとやや減少しております。また、これから出荷の最盛期を迎える宮川早生を中心とする早生ミカンについては、対前年比で99%の5,455トンを見込んでおり、年明けから始まる中晩柑類につきましても対前年比99%の2,330トンを予測しております。  これから収穫期本番を迎える早生ミカンや中晩柑類につきましては、極早生ミカンのような被害も少なく、糖度も高くおいしく仕上がっているということで、今後の販売に期待をしているところであります。           (農林水産部長 北川弘泰君 降壇) ○議長(安達克典君)    尾花 功君。             (12番 尾花 功君 登壇) ○12番(尾花 功君)    答弁ありがとうございました。自分もミカンは作ってはいるのですが、本当にかなりの生理落下をしてあるということで非常に心配をしていたのですが、思った以上の生産量が、余り落ち込んでいないということでほっとしています。実感としては、トン数は落ちてはないかも分かりませんけれども、大玉傾向にあるような気がします。このことを上芳養の生産農家の方に聞くと、右腕をぽんとたたいて、やっぱり腕やというふうに言われましたけれども、でも生産量が落ちなくて大変よかったなというふうには思っております。  それでは、次の小項目2のかんきつの販売価格及び販売量についてお聞きします。  市中では、現在、新型コロナウイルスの発症が、第2波から第3波へと移行しているという報道がされています。発症が落ち着きを見せ、GoToトラベルやGoToイートなど経済活動を支援する施策が国より発せられ、市・県におきましても様々な経済対策が取られていますが、ここに来ての感染拡大は心配されるところであります。しばらくなかった田辺保健所管内においても発症が確認されています。  この質問を書いたときにはまだまだということですが、最近ニュースを見ていても和歌山がゼロということが余りないというか、ほとんどないので、かなりこの発症率が上がってきているなというふうには実感しています。  それと、やっと、少しずつではありますが、街なかに戻ってきつつあった人の流れが停滞してしまう懸念が大きくなってきています。今後の動向によっては経済活動が停滞する心配が出てきています。  6月に行った一般質問の中で、9月以降は、主力産品であるかんきつ類の販売が始まりますが、これに対応する計画はなされていますかという質問をさせていただきました。その回答としては、市においては、市、JA紀南、生産者農家で田辺市柑橘振興協議会を組織し、これまでも国内では首都圏を中心に、海外では香港やシンガポール、マレーシアなどにおいて販売促進活動に取り組んできている。海外向けの販売促進活動の中では、昨年、一昨年とマレーシアやシンガポールでの店頭販売の状況をオンラインを通して産地に情報を発信し、情報を提供する取組も実施しており、本年度につきましては、今後の新型コロナウイルスに対する国の動向を注視しながら検討してまいります。また、国内においては、緊急事態宣言も解除され、都道府県をまたぐ移動についても緩和された中ではありますが、梅での経験を生かし、産地と消費地をつなぐ新たな手法も検討して販促活動を実施してまいりたい。新型コロナウイルスの関係で販売環境が変化する中、農協や市場関係者をはじめとする関係機関と連携を図りながら随時情報収集に努め、必要な対策を講じてまいりますとの答弁をいただきました。  9月中旬から始まった極早生ミカンの販売価格及び販売量の実績、また、今後出荷のピークを向かえる宮川早生ミカン等の販売価格及び販売量について市場の動向を含めてお答えください。             (12番 尾花 功君 降壇) ○議長(安達克典君)    農林水産部長。           (農林水産部長 北川弘泰君 登壇) ○農林水産部長(北川弘泰君)    議員の御質問にお答えいたします。  本年の販売情勢ですが、JA紀南によりますと、9月から10月にかけて販売が始まる極早生ミカンについては、この時期に全国的に柿やブドウ、梨などの競合する品目が例年に比べ少なかったこともあり、キロ当たりの平均販売単価が昨年の209円に対しまして本年は228円とやや高値で取引されておりますが、JAでの販売量については、昨年の2,337トンに対して本年は2,177トンとなっており、約7%の減少となっております。  また、出荷が本格化する主力の早生品種については、木熟を中心に例年市場から引き合いが強く、本年も同様に、特にM、Sサイズを中心に非常に市場からの要望をいただいている中で、今後の販売価格に期待を寄せているところであります。  そうした中、海外への販売促進活動については、今年度におきましても、田辺市柑橘振興協議会において、引き続き東南アジアを中心に実施することとしております。以前より田辺の早生ミカンの輸出を行っているマレーシアでは、既に2トンの出荷が予定されており、例年、現地の方からは甘くておいしいと好評であると伺っております。本年については、JA紀南とも協議する中で、アジア圏で購買が活発となる2月中旬頃の旧正月に向けて、香港、台湾において、現地販売員による販売促進活動を行う予定としております。  いずれにいたしましても、本市のかんきつについては梅に次ぐ主力品種であり、国内のみならず海外での消費拡大、産地ブランド化はもちろんのこと、ウィズコロナ時代を迎えた今、新しい生活様式の定着に伴う消費動向の変化を捉え、オンライン等を活用した新たな販売促進活動の検討など、引き続き田辺市柑橘振興協議会を中心に取組を進めていきたいと考えております。  以上でございます。           (農林水産部長 北川弘泰君 降壇) ○議長(安達克典君)    尾花 功君。             (12番 尾花 功君 登壇) ○12番(尾花 功君)    御答弁ありがとうございました。今お話にあったように、極早生ミカンについては、販売量は多少落ちたようですけれども、その分、販売価格が少し高値で取引されたようです。また、今後本格化する主力の早生品種の販売にも期待が持てそうです。  また、海外向けの販売についても、昨年と同様な販売になりそうですが、まだまだコロナ禍の中、田辺市柑橘振興協議会との連携を密にしながら進めていただきたいと思います。  今年の年末から年始にかけては、いろいろなところで帰省の自粛とかというふうなことが叫ばれておりますけれども、昔日本の風物詩こたつにミカンというのがまた復活しそうな気がしますので、期待はしたいと思っております。  それでは、次に小項目三つ目、梅干しの販売価格及び販売量についてお聞きします。  9月定例会の一般質問に対する当局の答弁の中で、本年産梅の生産量がJA紀南の調査では、平年比で約60%と近年にない凶作となったとの答弁がありました。今までも不作と言われる年は何度かありましたが、作柄が凶作であったとの報告は、記憶ではなかったように思います。梅干し生産農家の方からは、今年の梅干し作業はもう終わってしまったとの早い終了の声も聞かれます。  生産量の減少は原料価格の高騰を招き、白干し梅の価格にも大変な影響を与えていると思いますが、白干し梅の販売価格及び生産量についてお答えください。また、市中での梅干しの動向についてもお答えください。             (12番 尾花 功君 降壇) ○議長(安達克典君)    農林水産部長。           (農林水産部長 北川弘泰君 登壇) ○農林水産部長(北川弘泰君)    議員の御質問にお答えいたします。  田辺市における今年度の梅生産量ですが、JA紀南の調べでは、南高梅、古城梅、小梅など、全体で1万2,804トンであり、前年比では64%、過去10年間の収量と対比した平年比では60%となっております。議員御指摘のとおり、最近では、平成22年の生産量1万5,961トンが最も少ない年となっておりましたが、それをも大きく下回る結果となりました。  白干し梅の梅干し原料としての販売価格につきましては、A級2Lサイズ、10キロたるで税込み価格が1万円を超える金額で推移しているとしております。令和元年度より約2,000円以上高値で推移している状況であります。特に、外やキレなどの格外品は、過去に例を見ないぐらい高値で取引されており、原料としての白干し梅の価格が全体的に高騰しております。  販売量については、多様な流通経路があり、的確に把握することは難しいのですが、JA紀南によりますと、流通している漬け梅用の塩から換算しますと、生産たる数は150万たる前後で、昨年の60%弱ではないかと推測されております。  また、白干し梅の動向につきましては、紀州田辺梅干協同組合によりますと、現時点では原料確保ができているようですが、予想されている生産たる数が昨年の60%弱と少ないため、今後の原料確保を不安視している加工業者もいるということでございます。  以上でございます。           (農林水産部長 北川弘泰君 降壇) ○議長(安達克典君)    尾花 功君。             (12番 尾花 功君 登壇) ○12番(尾花 功君)    御答弁ありがとうございます。梅干し生産農家の方にとっては高値はありがたいことではありますが、急激な原料梅の高騰は梅加工業者の方の販売量、価格にも影響を与え、それは梅干し製品を買っていただく消費者の方をも直撃します。やはり一定量の確保ができ、安定した価格での販売が望まれます。  そこで、小項目4番の今後(来期)の梅の安定生産に向けてにつながっていきたいと思います。  今年の梅の不作を受け、ますます安定的な生産への取組の重要性が増してきます。農地の基盤整備、優良農地の確保であったり、計画的な改植であったり、改植の際、交配樹の混植であったりと生産安定化に向けた取組がされています。これらの事業は長期にわたり、安定した生産の確保には非常に有効で重要な事項になってきます。  しかしながら、いずれも安定化するまでに少し時間がかかります。今ある資源を残し、有効に使いながら切り替えを進めていくことが生産者の皆様にとっても、梅干し販売業者の皆様にとっても実りのあることだと思います。  そこで、忘れてならないのがミツバチの存在です。6月にもミツバチ、特にニホンミツバチの減少についてということで一般質問をさせていただきましたが、皆様も御承知のように、南高梅は自家受粉がしにくく、受粉を促進するためにはミツバチは欠かせません。しかし、よいとは分かってもなかなか浸透していないのが現実です。その一因として、借受け価格にあります。農地の基盤整備であったり、改植事業については補助金が出ていますが、ミツバチを借りて畑に置くことへの補助金はありません。農地基盤整備、改植、ミツバチを生産安定の3点セットと捉え、JA紀南さんや関係機関と連携しながら補助対象に加えていくことはできないでしょうか。             (12番 尾花 功君 降壇) ○議長(安達克典君)    市長、真砂充敏君。             (市長 真砂充敏君 登壇) ○市長(真砂充敏君)    議員の御質問にお答えいたします。  今年の梅の不作の原因につきましては、県果樹試験場うめ研究所やJA紀南によりますと、暖冬で開花が早かったことで不完全な花が多かったことに加え、ミツバチなどの花粉媒介昆虫の活動が弱く、さらに、葉の展葉が遅かったことで、果実に十分な養分を供給することができず、実太りが悪かったものと推測されております。
     梅の生産量につきましては、気象の影響などにより、今までも豊作、凶作を繰り返してきたところではありますが、産地を維持していくためには安定生産・安定供給が非常に重要であると認識しており、農地の基盤整備、改植・土壌改良、事業の推進はもとより、自家受粉する梅の研究、病害虫対策など、産地一体となって取り組んでいるところでございます。  議員御提案の、安定生産のために南高梅の受粉を手助けするミツバチの巣箱借受けに対する補助金をということにつきましては、みなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会の生産振興部会でも議論された経過がございます。ですが、ニホンミツバチの保護との整合性に課題があること、場所によって養蜂業者が異なり、設置場所にも制限があること、そして、借り受けるセイヨウミツバチの巣箱そのものの数が限られていることなどといった課題も多く、現時点では、産地全体としての事業化は厳しい状況であります。  そうした状況の中で、本市ではJA生産者組織や集落組織を中心に、中山間地域等直接支払交付金事業などを活用して巣箱を設置している地域もあり、市としては、そうした取組を引き続き支援してまいりたいと考えております。  なお、安定的な生産量の確保に向けては、県果樹試験場うめ研究所において、南高梅と多品種を掛け合わせたNK14や橙高など、自家受粉できる梅の品種改良が進み、こういった交配樹との混植や、成木に受粉品種を接ぎ木する高接ぎなど、栽培技術の向上が図られてきております。また、時間はかかりますが、安定生産に向けては、老木園などの若返りなどの改植更新が大変重要で、市としましては、本年の凶作等の現状を踏まえ、JAが事業主体で改植等の事業を実施しております果樹経営対策事業において、南高梅の新植などが実施できるよう、対策事業の拡充に向けて、関係機関とともに取り組んできたところであります。  いずれにいたしましても、梅産業は地域経済への影響が大きい、大変裾野が広い基幹産業であります。市といたしましては、地域の梅産業を維持、発展させていくため、今後とも生産者やJA、和歌山県など、関係機関等と十分連携しながら、梅の安定生産と安定供給に向けた様々な対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。             (市長 真砂充敏君 降壇) ○議長(安達克典君)    尾花 功君。             (12番 尾花 功君 登壇) ○12番(尾花 功君)    御答弁ありがとうございます。いろいろな対策を取って、安定生産に向けてやっていただけるということで、梅生産農家にとっては大変ありがたいことです。  しかしながら、やはり受粉を手助けするミツバチの存在は、大切な安定生産の一要素です。また、6月の一般質問で取り上げましたが、ニホンミツバチとの共生にも課題はあります。セイヨウミツバチが、ニホンミツバチの巣を襲って蜜を搾取することから、近くに巣箱を置かないでくれという話も聞いております。たくさん巣箱を設置するにしても問題は山積みしているというのは理解しております。  南高梅が最優良品種に認定されてから約半世紀以上がたっています。この間、いろいろな梅の研究がなされてますが、南高梅を超える梅ができていないのが現状です。今後は、自家受粉する南高梅が見つけ出せればこういった問題は解決されます。  今あるようなパープル南高とかパープルクイーンとかというような、パープルクイーンは白王の枝変わり、パープル南高は、南高梅の枝変わりということで、それを選抜しながら一つのパープルクイーンであったりパープル南高という種類をしてますが、何とかその枝変わりの中で受粉する南高梅というのが見つけられれば、一番この南高梅というブランドを守っていけるとは思うのですが、高田梅とかという、明治のところからしてくる中に、約100年以上になってくるのですけれども、その中でそういう枝変わりというのがないということ、見つかってないということは、非常にこれが難しいのかなというふうには思いますけれども、何とか南高梅を守るためにも、いろんなDNAというのか、そういうところも引き継いだ南高梅でなかったら、やっぱりこのブランド力が余りにも強過ぎるので、幾ら自家受粉する南高梅と掛け合わせた梅を作っても、やはり南高梅ではないというところが一番問題というより、本当に南高梅のよさというのがここにあるのやなというふうには思っております。今後とも関係機関と連携しながら、安定生産に向けた取組を進めていただきたいと思います。  それでは、大項目2の上芳養関谷地区崩壊現場の復旧について2点お聞きします。  まず最初は、工事の進捗状況についてお聞きしたいと思います。  平成23年8月30日から9月4日にかけて、四国から中国地方を縦断した台風12号の影響により和歌山県南部を中心に激しい雨に見舞われ、多くの観測地点で観測史上最高値を記録するなど記録的な大雨となりました。田辺市では、特に伏菟野地区の深層崩壊、熊野地区の大規模山腹崩壊により尊い人命が奪われました。  上芳養においても、各所で崩土や市道の通行止め、河川の氾濫等が発生しました。その中で、特に関谷地区においては、梅畑の斜面が大規模に崩落し、谷川を埋めてしまい、一時、土砂ダムが出来上がっていました。幸いなことに、土砂ダムが決壊するような大事には至りませんでした。その後、復旧に向けて県・市が取り組んでいただいていますが、復旧初期の県の説明では、5年をめどに復旧作業を進めていくということでした。また、事業主体は、山腹崩壊箇所本体は県が行い、市道と河川復旧は市が担当するということでした。  工事をスムーズに進めるために、現場までの市道が狭隘なため、石神パイロットから工事用道路を設置するため、関係者に協力を求めたり、残土処分場の場所を提供したりと、早期の完成に向けて地元が一体となり取り組んできました。  ところが、当初5年をめどにという話でしたが、5年を過ぎ、9年目を迎えた現在でも完成にはまだまだ時間がかかりそうです。この工事が災害復旧工事であるとの認識で見てきましたが、疑問が湧いてきました。  そこで、和歌山県県土整備総務課から出ている「紀伊半島大水害からの復旧状況」というサイトでこのことを確認しました。平成29年3月末で、公共土木施設、道路、河川、砂防施設、港湾、海岸、被災箇所の100%の復旧が完了しました。国直轄工事は除くですけれども、どの被災の箇所であっても100%の復旧が完了しましたということです。また、詳細では、河川は840か所、砂防は36か所、100%完成とありました。工事箇所表を見ましたが、関谷地区の記述はありませんでした。このことから、関谷地区は、災害復旧工事ではなく、砂防施設か治山事業として進められてきたことになります。当初に説明を受けていたのを勘違いしていたのか、県工事ではありますが、どのように進められてきた工事なのか、進捗状況、今後の見通しを含めてお聞かせください。             (12番 尾花 功君 降壇) ○議長(安達克典君)    森林局長、清水健次君。            (森林局長 清水健次君 登壇) ○森林局長(清水健次君)    議員御質問の上芳養関谷地区の工事経緯と進捗状況、及び今後の見通しについてお答えいたします。  当該箇所につきましては、議員御質問にございましたように、平成23年9月の台風12号により山腹が大規模崩壊し、上部農地や下流域への大きな影響が懸念されたことから、早急な復旧に向け、和歌山県と協議を重ねてまいりましたところ、崩壊した山腹が一部保安林に指定されていたため、復旧治山事業として和歌山県森林整備課が取り組むこととなりました。したがいまして、災害復旧事業として、和歌山県県土整備総務課のサイトには掲載されていない状況であります。  工事につきましては、平成25年に総事業費約3億円で事業着手し、工事用道路の開設等を行っておりましたが、平成28年11月に、当初大規模崩壊した対岸の山腹に新たに亀裂が生じ、土塊の変状が見受けられたことから、調査やその対策工事に約3年の期間を要しました。それに伴い事業費も当初計画よりも約2億円増額の約5億円へと増加しております。今年度は、既に完成した堰堤の下流部へさらにもう1基堰堤を設置するための準備を進めているところです。現在の進捗率は約70%という状況で、治山工事の完了予定が令和4年度となっております。  復旧治山事業の実施に当たりましては、工事用道路用地や残土処分場の提供等、地元の皆様の多大な御協力をいただいているところであり、また、下流域への悪影響等を踏まえ、早期に工事が完成するよう県に対して強く要望してまいりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。            (森林局長 清水健次君 降壇) ○議長(安達克典君)    尾花 功君。             (12番 尾花 功君 登壇) ○12番(尾花 功君)    御答弁ありがとうございます。今、御答弁をいただいた中で、工事の進捗状況が70%となっているというふうにお答えをいただきましたが、それと、完成が令和4年度となっているというふうにお答えをいただきました。  現場を見る限り、本当に進捗率が70%なのか、令和4年度に完全に完成するのかというところは、本当に現場を見る限りはちょっと疑問に思います。今後とも強く県に要望していただいて、早期の完成に向けて御尽力を賜りたいと思います。  次に、小項目2の市道復旧及び河川整備についてお聞きします。  本体工事は県が行っているということで、令和4年にその工事が完成するということですが、県工事が終了してから河川整備が行われるのですけれども、上流からの土砂の流入が続き、被災当時は河川との境界も分かっていましたが、現在は、谷全体が河川となり、河川に沿って梅畑が広がっていましたが、それも土砂で埋まってしまい、栽培されていた約70本ほどの梅の木も土砂の下となっています。  また、石神パイロットからの河川も合流地点が土砂によりせき止められ、合流地点の市道近くに建てられていた倉庫には、大雨のたび濁水が流入してくるようになり、中に保管していたものが水没する被害に遭っています。  早期の復旧を地元としては強く望んでいますが、被災当時より年数がたっているため、元の河川に復旧するには多量の土砂撤去が必要となります。また、撤去した土砂を場外に持ち出すにしても、急勾配になる仮設道路であったり、運搬する車両に制限があったりと多額の工事費と時間が必要となることが予想され、現実的ではないように思います。  被災当時には、河川横に広がっていた農地の地権者の同意を得て、堆積土砂を敷きならし、農用地ができるような形状に造成するなど、できるだけ工事費を抑えるというふうなことを提案していましたが、現在、このお願いしていた地権者の農地も堆積した土砂で埋まっています。ですから、被災当時より約3倍ぐらいの土砂がもう流出してしまっているので、これを取り除くには、本当に大変な時間がかかるかなというふうに思っています。できるだけ早く工事をしていただいて、早く埋まった農地を取り戻していただきたいと、農家の人も切に願っております。  また、皆平地区側のほうから市道を通行して畑などに行っていましたが、山腹崩壊により市道が通行できなくなったため、シダオ谷側から大きく迂回して皆平地区対岸に通っています。現在は、石神パイロットからの作業用道路を利用し、被災現場に仮設道路を整備してもらい畑などに向かっています。  しかしながら、工事が発注されているときは、受注者が荒れた仮設道路の保全を行ってくれていますが、工事が完了し、次の工事が発注され、受注業者が決定するまでの間は、仮設道路の保全がなされずに荒れ放題となって困っています。このことは県にも何度か協議を申し上げました。でも、なかなか工事が発注されていないということで保全対策は取れていないのが現状です。何とかする妙案はないでしょうか、お聞きしたいと思います。             (12番 尾花 功君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長、栗山卓也君。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問の市道復旧及び河川整備についてお答えします。  河川につきましては、市管理の普通河川、瀬谷川、また、上芳養石神地区から合流している普通河川、皆平川でございます。  現在の河川の状況につきましては、平成23年の台風12号による斜面崩壊箇所から下流約600メートルまでの区間において土砂が堆積しており、周辺の農地では樹木などが土砂に埋まっている状況となっております。  この河川の復旧につきましては、以前には約1万立米の土砂の撤去が必要であると算出しておりましたが、それからさらに数年が経過していることから、土砂の量は増加しているものと思われます。そのような中、河川の土砂撤去につきましては、毎年町内会からも御要望をいただいております。  市としましても周辺及び下流への影響、また、河川の維持及び保全の観点から速やかな対応の必要性を認識しておりますが、まずは、上流部からの土砂流入を防ぐため、県が実施する復旧治山工事の完成を待ち、その後、速やかに対応できるよう、関係部局とも協議及び情報共有を図っているところでございます。  しかしながら、議員の御質問のとおり、土砂を場外に持ち出すには、多額の費用と時間を要することが考えられる中、今回、県の復旧治山工事は、令和4年度の完成を予定していると伺っていますので、今後、議員からの御提案がありました周辺で土砂を盛り土するような施工方法や河川の機能が確保できる効果的な手法も含め、引き続き検討を重ねてまいります。  また、復旧治山工事の仮設道の保全につきましては、路面が荒廃し、通行の妨げとなっていることから、県には工事終了後、速やかに次の工事発注を行っていただくなど、地域の方々とも連携し、農作業の通行に支障を来さないように、保全に努めてまいりたいと考えております。  平成23年の台風12号から9年が経過する中、地域の方々の御不便は十分認識しておりますので、今後も県西牟婁振興局農林水産振興部林務課と連携を図り、早期復旧に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    尾花 功君。             (12番 尾花 功君 登壇) ○12番(尾花 功君)    御答弁ありがとうございます。どちらにしても、この本体工事が終わらないとなかなか河川、市道整備というのはつながらないのですが、あとちょっと再質問ですけれども、先ほど、皆平地区からシダオ谷にかけての市道ということをお話させていただいたのですが、最近、廃止されたというふうになっています。山腹崩壊により通行止め処置を取っているための措置と思われますが、工事現場以外の道路は、畑作業などをする方々が利用されております。本体の事業が完成するまでは令和4年ということで2年、それ以降本格的に市が工事を完成するまで、工事規模にもよりますが、さらに二、三年が必要だと思われます。この間の道路の維持管理について、この皆平、シダオ谷間についての道路の維持管理についてお聞かせください。             (12番 尾花 功君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員の御質問にお答えします。  治山事業の仮設道路を除く被災をしていない道路部分につきましては、安全に通行ができるよう市によって維持管理を行ってまいります。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    尾花 功君。             (12番 尾花 功君 登壇) ○12番(尾花 功君)    御答弁ありがとうございました。しっかり対策は取っていただけるということなので、安心して、地元の方にもお伝えしたいと思います。  それでは、最後の質問に移りたいと思います。大項目三つ目の芳養浦海岸の保全についてをお聞きしたいと思います。  芳養浦海岸と聞いても皆様多分、地図にも何も載ってないと思うので分からないと思うのですが、八幡神社の中で、ここで潮垢離行事というのをやっているのですが、その際の祝詞を上げるときに芳養浦海岸というふうにやっているそうです。自分たちは通常中浜というふうに理解しているのですが、今回はこの祝詞の中で芳養浦海岸というふうになっているので芳養浦海岸というふうにさせていただきました。  八幡神社の宵宮祭が行われている芳養浦海岸は、今から800年ほど前に、岩清水八幡より御神体が分祀して、船で運び、芳養浦海岸に到着し、そこから現在の八幡神社にお祭りをしたことから、現在もこの地で潮垢離祭が行われています。八幡神社のお祭りは、11月3日の秋の例大祭は有名ですが、その前に行われる宵宮祭については、余り語られていません。  しかしながら、この宵宮祭は、11月2日の朝、各地の氏子が馬主の元に馬を借受けに出向き、その足で芳養浦海岸上の広場に陣取り、昼食を取った後、浜辺に下りて潮垢離神事に挑みます。この潮垢離神事は、3日の例大祭が無事に終われるようにお清めをし、海岸でそれぞれが用意した竹筒に海水をくんで各当家さんの家に持ち帰り、お清めの水として利用されます。浜辺には、8区総勢約100人余りの関係者及び氏子ときらびやかな飾りをした8頭の馬を中心に浜辺に整然と並ぶさまは、勇壮で厳かな儀式です。このような、潮垢離神事を行っているところは珍しいようです。何か、今はやってない30年ほど前に途絶えたというところが、またやりたいというふうなことを言っているということでしたけれども、なかなか実行はできないということでした。  しかし、現在の芳養浦海岸は、隣に芳養漁港、隣に海岸を埋め立てた団地ができており、この間だけが海岸として残っています。地図、マップなんかで上空からの写真を見ていただくと分かるのですが、そこだけが海岸として残っています。  また、護岸工事や河川整備等による砂の流入減、潮流の変化などによる海岸の浸食で、満潮時などは多くの関係者が集まっての潮垢離行事を行うことが難しくなってきています。何度か満潮に当たったために、場所を確保するために仮設の桟橋を設置し、その上で神事を行ったことがありました。  また、台風による国道への越波対策だと思われますが、すぐ脇の小川からテトラポットが横に並べられ、随分景観が変わってきています。  地球温暖化による影響であったり、潮流の変化による砂の供給減であったりといろいろな要因はありますが、何とか伝統ある祭りを継承していけるように、養浜であったり、越波対策などの防災対策であったりと、防災対策、浜辺環境対策を同時に進行していく対策は取れませんか。  また、神事を行う前に、海岸清掃、整備を宮総代の方々が行っていますが、台風が襲来した年などは、海岸へと下りるスロープに砂が堆積し、取り除くのに大変な思いをしています。  また、神事を行う浜辺も防波堤と水辺の幅も砂が打ち上げられることにより狭くなっています。できれば重機を利用し、神事が滞りなく行えるような場所を確保するために整地をすることはできないでしょうか。よろしくお願いします。             (12番 尾花 功君 降壇) ○議長(安達克典君)    建設部長。            (建設部長 栗山卓也君 登壇) ○建設部長(栗山卓也君)    議員御質問の芳養浦海岸の保全についてお答えします。  議員御説明のとおり、県の無形民俗文化財に指定されている芳養八幡神社の秋祭は、毎年11月2日、3日にかけて開催される勇壮な馬駆けで知られる祭礼です。2日の宵宮に芳養・中浜海岸で行われる渡御と潮かけも、今から800年近く前に八幡神が中浜の海岸から現在地に鎮座するまでの足跡を再現するものとして、大変趣深いものがございます。  この中浜海岸は、和歌山県が管理する田辺海岸芳養・元町海岸であり、所管する西牟婁振興局建設部管理保全課に整備に関する状況を問い合わせたところ、現在は、定期的に巡視を行っており、今後も引き続き現地の状況を注視しながら適切な対応を行うほか、神事を行う際に関係者が行う海岸のならしなど整地の許可などの申出につきましても、歴史のある慣例行事であることを考慮して、迅速に審査を行いますとのことですので、御理解賜りますようよろしくお願いいたします。            (建設部長 栗山卓也君 降壇) ○議長(安達克典君)    尾花 功君。             (12番 尾花 功君 登壇) ○12番(尾花 功君)    答弁ありがとうございました。最初、この場所が漁協関係の管理区域であるの違うかとか、いろいろあったのですけど、西牟婁振興局が所管であるということなので、今お答えいただいたように、ちょっと整地とかその辺りは考慮していただけるということであるので、今後、宮司さんや宮総代さんと相談して、また来年の潮垢離行事の前には振興局のほうへ行かせていただいて、いろいろ御相談させていただいて、少しでも広く取れて、神事が滞りなくできるように県のほうへ行って御相談したいと思います。  なかなか今回の八幡神社の最初の宵宮祭については、今回、世界農業遺産のカレンダーを頂いたのですが、11月のところに芳養八幡神社の九十九火清祓式かな、何かの火を回して神事をやっているというところの写真を掲載されてましたけれども、正直氏子である私にとっても、なかなかそれをやっているというのを今まで知らなかったので、あれを見てますますこういういろんな行事がやられているというのを改めて認識しました。本当に今後長く続けていく上でも、この芳養浦海岸を保全していただいて、いつまでもこの行事が続けていけるようにまた御協力をよろしくお願いしたいと思います。  これで私の一般質問は終了させていただきたいと思います。御清聴ありがとうございました。             (12番 尾花 功君 降壇) ○議長(安達克典君)    以上で、12番、尾花 功君の一般質問は終了いたしました。  お諮りいたします。  本日の会議はこの辺にとどめ延会し、明日12月10日午前10時から再開いたします。  これに異議ありませんか。              (「異議なし」の声あり) ○議長(安達克典君)    異議なしと認めます。  よって、さよう決しました。  延 会 ○議長(安達克典君)    それでは、本日はこれをもって延会いたします。               (午後 3時55分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。   令和2年12月9日                    議  長  安 達 克 典
                       副議長   陸 平 輝 昭                    議  員  二 葉 昌 彦                    議  員  安 達 幸 治                    議  員  塚   寿 雄...