田辺市議会 2020-11-27
令和 2年第7回定例会(第1号11月27日)
教育長 佐 武 正 章 君
企画部長 早 田 斉 君
総務部長 松 川 靖 弘 君
総務部理事 桐 本 達 也 君
総務課長 西 貴 弘 君
危機管理局長 原 雅 樹 君
市民環境部長 中 村 誠 君
市民課長 那 須 肇 君
保健福祉部長 虎 伏 務 君
商工観光部長 前 川 光 弘 君
農林水産部長 北 川 弘 泰 君
森林局長 清 水 健 次 君
建設部長 栗 山 卓 也 君
中辺路行政局長 一 岡 真 成 君
消防長 安 田 浩 二 君
消防次長 戎 嶋 健 君
教育次長 宮 ア 和 人 君
水道部長 岩 本 章 君
――
―――――――――――――――――
〇
出席事務局職員
議会事務局長 千 品 繁 俊
議会事務局次長 前 田 敦 司
議会事務局主任 松 本 誠 啓
議会事務局主査 松 本 早也香
開 会
○議長(安達克典君) 皆様、こんにちは。
それでは、
地方自治法第113条の規定による定足数がありますので、ただいまから本日招集の令和2年第7回
田辺市議会定例会を開会いたします。
(午後 1時00分)
◎
市長招集挨拶
○議長(安達克典君) 日程に入るに先立ち、市長から本
定例会招集の挨拶のため発言を求められておりますので、これを許可いたします。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) 本日、令和2年第7回
田辺市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私にわたり何かと御多用の中を御参集いただき、誠にありがとうございます。
本定例会の冒頭に際し、さきの、市の関係する
各種団体等における不適正な
会計処理事案につきまして、議員並びに市民の皆様、関係機関の皆様に多大な御迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます。
改めまして、これまで以上に服務規律及び事務の適正な執行の徹底について強く指導し、一日も早く市政に対する市民の皆様からの信頼が回復できるよう総力を挙げて取り組んでまいる所存でございますので、議員各位におかれましても、何とぞより一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
さて、月日のたつのは早いもので、令和2年も残すところあと1か月余りとなり、年の瀬に向けて徐々に慌ただしさが漂ってくる時期となってきました。
和歌山地方気象台からは、例年観測を行っているイチョウの基準木の黄葉がほぼ平年どおり、先週20日に観測されたと発表がありました。中辺路町福定の
宝泉寺境内にそびえ立つ立派な大イチョウも先週末に見頃のピークを迎えたようです。樹齢450年以上と言われ、市の天然記念物にも指定されているこの大イチョウは、国道からも立派な姿を見ることができ、また、黄色の落ち葉で敷き詰められた黄金のじゅうたんのような敷地の光景は、今年も県内外から訪れる多くの人々を楽しませてくれていることと思います。
気象庁が行っている植物の開花や紅葉、動物の初見や初鳴きなどで季節の進み具合を調べるこの
生物季節観測ですが、令和2年いっぱいで動物の観測は終了すると発表されました。気象庁によりますと、
地球温暖化や都市開発の進展などで対象の鳥や昆虫を見つけること自体が難しくなっているためとのことで、ここにも
地球温暖化の影響が及んでいることに懸念を抱くとともに、昭和28年以来続けてきた季節の進み具合を把握するための手法の一つがなくなることに一抹の寂しさを覚えます。
翻って、今年は、年初から
新型コロナウイルスによって、人の移動や行動が制限されることとなり、私たち国民がこれまでとは違う生活行動を強いられると、社会や経済に大きな混乱と影響を及ぼすということをまざまざと実感させられる年となりました。
田辺市でも落ち込んだ社会経済を活性化させるため、本市の
キャンペーン事業や
地域活性化商品券事業などの各種施策をはじめ、和歌山県や国の
キャンペーンなどを背景にして、皆様の相互協力の下で取り組んできた結果、観光客や宿泊客、飲食客なども増加し、社会経済が復調し始めている一方で、11月に入り、またじわりと3回目の波が形成されつつあるように見受けられます。本当に悩ましいのが、社会経済を活性化させていくという、いわゆるアクセルと、感染拡大を防止するというブレーキとの
踏み込み加減、
バランス感覚です。
これまでの経験則からも、
感染症対策はこれで一気に解決というものはなく、やはりまずは3密回避や手洗い・手指消毒、
マスク着用といった
感染拡大防止対策の徹底が基本となります。今、国内で感染者数が増えてきていますので、市民の皆様も感染対策が長期化して疲れてきているところだと思いますが、今年は特別な冬だと思って、冷静にそして基本を徹底しながら行動していただきたいと思います。
繰り返しになりますが、市といたしましても市民の皆様との助け合いの下、常に市民の皆様へのきめ細かな対応と対策に努め、必要とあらばちゅうちょなく新たな対策を講じて、市民の皆様が安心して暮らせるように努めてまいる所存でありますので、議員各位におかれましても、引き続き御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。
さて、本議会におきましては、専決処分の報告1件、条例に関するもの9件、予算に関するもの6件、その他24件につきまして御審議をお願いするものでございます。よろしく御審議の上、御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、招集に当たっての御挨拶とさせていただきます。
(市長 真砂充敏君 降壇)
開 議
○議長(安達克典君) それでは、お手元に配付の日程により、本日の会議を開きます。
(午後 1時06分)
――
―――――――――――――――――
◎報告
○議長(安達克典君) 7番 宮井 章君から欠席の届出があります。
◎諸般の報告
○議長(安達克典君) この場合、事務局長をして諸般の報告をいたさせます。
議会事務局長、千品繁俊君。
(
議会事務局長 千品繁俊君 登壇)
○
議会事務局長(千品繁俊君) 報告申し上げます。
去る11月20日付、田総第284号をもって、市長から本定例会に提出の案件として、7定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正についてなど議案39件、及び7定報告第1号
専決処分事項の報告についての報告案件1件、並びに
議案参考資料の送付がありました。
いずれもお手元に配付いたしております。
以上でございます。
(
議会事務局長 千品繁俊君 降壇)
○議長(安達克典君) それでは、日程に入ります。
◎日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(安達克典君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第89条の規定により、本定例会の
会議録署名人として、13番 二葉昌彦君、15番 安達幸治君、18番 塚 寿雄君、以上3人の諸君を、また、
会議録署名の予備議員として、19番 佐井昭子君、20番 中本賢治君、以上2人の諸君を指名いたします。
◎日程第2 会期の決定
○議長(安達克典君) 続いて、日程第2 会期の決定を上程いたします。
お諮りいたします。
本定例会の会期は、本日から12月21日までの25日間といたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から12月21日までの25日間と決定いたしました。
◎日程第 3 6定議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてから
日程第18 6定議案第39号 令和元年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算に
ついてまで一括上程
○議長(安達克典君) 続いて、日程第3 6定議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてから、日程第18 6定議案第39号 令和元年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算についてまで、以上16件を一括上程いたします。
ただいま上程いたしました16件については、さきの第6回定例会において、それぞれ所管の
常任委員会にその審査を付託し、かつ閉会中の継続審査としていたものであります。
この場合、順を追って各
常任委員会委員長から報告を求めます。
まず初めに、
総務企画委員会委員長の報告を求めます。
11番、橘 智史君。
(11番 橘 智史君 登壇)
○11番(橘 智史君) 皆様、こんにちは。
総務企画委員会から
委員長報告いたします。
本委員会は、去る9月15日の本会議において付託を受けた議案7件のうち、閉会中の
継続審査事件でありました令和元
年度各種会計歳入歳出決算3件について、10月14日、15日及び11月27日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、6定議案第29号 令和元年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第38号 令和元年度田辺市
四村川財産区
特別会計歳入歳出決算についての2件は全会一致により、同議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分は賛成多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況と併せて、
行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、
市民生活費の
公益社団法人紀の
国被害者支援センター補助金に関わって、
犯罪被害者支援の取組及び今後の展望についてただしたのに対し、「
犯罪被害者支援に関する
情報提供等については、今年、市の
ホームページを開設し、
庁内関係各課や
外部団体等と連携を図りながら周知に取り組んでいるが、今後とも
ホームページの充実や広報田辺による情報発信に努めていきたい。また、住宅支援については、
庁内関係各課と調整を図っていきたい」との答弁がありました。また委員から、
性犯罪被害者支援について、現在県内において治療や支援を
ワンストップで受けられる施設が1か所しかないため、紀南地方の中核である本市への設置について検討するよう意見がありました。
次に、
防災対策費の
自主防災組織育成事業費補助金に関わって、高齢化が進み長年役員等に変更がない
自主防災組織への指導についてただしたのに対し、「指導等は行っていないが、今後高齢化が進む地域の
自主防災組織については、近隣の
自主防災組織との再編等も検討している」との答弁がありました。さらに委員から、
自主防災組織活動への
市職員参画の必要性についてただしたのに対し、「市職員が
自主防災組織活動に参画することは非常に重要であるため、今後、市職員に対する
周知啓発方法について検討したい」との答弁がありました。
次に、
常備消防費の
緊急度判定等電話相談業務委託料に関わって、#7119の利用状況及び相談体制についてただしたのに対し、「令和元年度の着信件数は1,708件で、1日の
平均着信件数は4.6件である。#7119は24時間体制で相談を受け付け、オペレーターの看護師が回答している。また、看護師が回答できない相談内容については、
救急専門医が回答している」との答弁がありました。さらに委員から、#7119をより多くの方に周知し認知度が高まれば、救急車の
適正利用推進にもつながるため、機会を捉えて啓発活動に取り組むよう要望がありました。
以上、
委員長報告といたします。
令和2年11月27日、
総務企画委員会委員長、橘 智史。
(11番 橘 智史君 降壇)
○議長(安達克典君) 続いて、
産業建設委員会委員長の報告を求めます。
12番、尾花 功君。
(12番 尾花 功君 登壇)
○12番(尾花 功君) それでは、
産業建設委員会委員長報告を行います。
本委員会は、去る9月15日の本会議において付託を受けた議案12件のうち、閉会中の
継続審査事件でありました令和元
年度各種会計歳入歳出決算5件について、10月12日、13日及び11月27日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、6定議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第28号 令和元年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第36号 令和元年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第37号 令和元年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第39号 令和元年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算について、いずれも全会一致により、原案のとおり可決及び認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況と併せて、
行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、
農業振興費の
紀州田辺うめ振興協議会補助金に関わって、梅の
機能性研究の現状について説明を求めたのに対し、「これまで当協議会では、和歌山大学と和歌山県立医科大学に研究を依頼している。
梅酢ポリフェノールには、
インフルエンザウイルス等に対する強い
増殖抑制作用や消毒作用があるという研究成果が出ている」との答弁がありました。さらに委員から、
新型コロナウイルスへの効果について説明を求めたのに対し、「
新型コロナウイルスは、
インフルエンザウイルスと同じく
エンベロープウイルスであるが、現時点では臨床試験ができていない」との答弁がありました。
次に、
商工振興費に関わって、移住創業・
テレワーク推進情報発信事業委託料の実績について説明を求めたのに対し、「
ウェブサイト『たなごこち』において、移住者である10名のライターにより、本市での暮らしや旬な情報を発信している。同
ウェブサイトは、令和2年3月26日の開設以来、2万5,000ページビューを超えている」との答弁がありました。これに対し委員から、当地域では子育て中のテレワーカーが増えており、子育てが一段落すれば働き手になり得る存在であるため、そうした方の人材活用について検討されたいとの意見がありました。
次に、観光費の
南紀エリア観光推進協議会負担金及び熊野エリア観光推進協議会負担金に関わって、委員から、来年、串本町に完成するロケット発射台は、観光の一つの目玉になることが予想される中、両協議会において、滞在日数を増やすという観点から、広域的な観光について議論していただきたいとの意見がありました。
次に、都市計画総務費の不良空家等除却補助金に関わって、不良度判定が100点以上である空き家の状況について説明を求めたのに対し、「これまで、当該補助金の申請数は157件であり、そのうち補助対象となったのは77件である。このほか、平成30年度に実施した空き家実態調査において、危険度がC判定またはD判定に該当する空き家が88件あったが、今年の9月末時点では75件に減少している」との答弁がありました。さらに委員から、今後、空き家対策を進めていく上で、予算の増額や人員体制についてどのように認識しているのかただしたのに対し、「不良空き家の問合せは年々増加しており、令和元年度では68件の新規相談があった。そのうち50件を解体し、補助金を活用したのが27件となっている。現在、相談を受けている分については、おおむね予算の範囲内において対応できている。また、人員体制については、2名体制で新規相談等に対応している。難しい案件は残っているが、所有者の方との相談により大半を解決させている」との答弁がありました。
次に、住宅管理費に関わって、旧町村部における市営住宅の空き室を活用するため、家賃の引下げなど対策を講じているかただしたのに対し、「市営住宅の家賃は、公営住宅法に基づき算定しているため引下げは難しいが、少しでも多くの方に入居していただけるよう、単身の方でも世帯向けに入居できないかなど要件の緩和を検討している」との答弁がありました。これに対し委員から、旧町村部でも光ケーブルが整備され、リモートワークやテレワークの環境が整っていることもあり、空き室を移住希望者の受皿として活用することは可能である。資産活用の観点から、要件を緩和してでも移住希望者が入居できる制度構築を検討していただきたいとの意見がありました。
次に、議案第39号 令和元年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算についてに関わって、経営的観点から給水人口の減少などによる水道料金引上げの可能性の有無についてただしたのに対し、「今後、建設改良事業を進めていくにしたがって内部留保が減少し、現時点では令和8年度から令和9年度にはなくなる見込みである。内部留保がマイナスにならないように、料金改定についても考えていかなければならない」との答弁がありました。
以上、
委員長報告といたします。
令和2年11月27日、
産業建設委員会委員長、尾花 功。
(12番 尾花 功君 降壇)
○議長(安達克典君) 続いて、文教厚生委員会委員長の報告を求めます。
6番、久保浩二君。
(6番 久保浩二君 登壇)
○6番(久保浩二君) 文教厚生委員会の
委員長報告を行います。
本委員会は、去る9月15日の本会議において付託を受けた議案19件のうち、閉会中の
継続審査事件でありました令和元
年度各種会計歳入歳出決算10件について、10月8日、9日及び11月27日にそれぞれ委員会を開催し、当局の説明を聴取し慎重に審査をいたしました。
その結果、
委員会審査報告書に記載のとおり、6定議案第30号 令和元年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第31号 令和元年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第32号 令和元年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第33号 令和元年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第34号 令和元年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について及び同議案第35号 令和元年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算についての以上6件については、全会一致により、6定議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分、同議案第25号 令和元年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について、同議案第26号 令和元年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について及び同議案第27号 令和元年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算についての以上4件については、賛成多数により、いずれも原案のとおり認定することに決しました。
各会計における予算の執行状況と併せて、
行政効果等を主眼に審査を行いましたが、その中で委員からの質疑等の主なものは、次のとおりであります。
まず、議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についての所管部分のうち、社会福祉総務費に関わって、生活困窮家庭の子供に対する学習支援事業の現状について説明を求めたのに対し、「当該事業は、生活困窮者自立支援法に基づく任意事業として、生活が苦しい世帯の子供向けに開いている学習塾で、NPO法人に委託して旧田辺市内に1か所開設している。市内在住の小学校4年生から高校生までを対象としており、令和元年度は18名の利用があった」との答弁がありました。さらに委員から、年々子供の貧困が社会
問題化する中で、潜在的な利用希望者の掘り起こしに向け、学校や保護者と連携し、もう一歩踏み込んだ取組を行うよう求めたほか、旧田辺市内だけでなく市域全体の子供たちが利用できるよう要望したのに対し、「今後の支援につながるよう、保健福祉部内での情報共有や教育委員会との連携をはじめ、委託事業者にもさらなる制度の周知をお願いしていきたい。また、市域全体としての対応については大きな課題と認識している」との答弁がありました。
次に、教育指導費に関わって、いじめや不登校、児童虐待、貧困などの
問題に対応するスクールソーシャルワーカーの業務内容及び活動状況について説明を求めたのに対し、「スクールソーシャルワーカーは、課題を抱えた子供を支援するためにその対応策などを話し合うケース会議に出席してアドバイスを行ったり、学校からの要望に応じて個別に相談に乗ったりしている。令和元年度の活動状況については、相談件数が68回、ケース会議への出席が27回であった」との答弁がありました。さらに委員から、虐待やいじめ
問題等の未然防止に向けたスクールソーシャルワーカーのさらなる活用について、考え方をただしたのに対し、「まだ十分とは言えない活動状況の中で、制度を広く周知し積極的に学校に入っていけるような体制づくりに取り組みたい」との答弁がありました。
次に、美術館運営費に関わって、市立美術館の利用状況についてただしたのに対し、「令和元年度の来館者数は、本館が8,217人、中辺路分館が3,591人、平成30年度は本館が9,363人、中辺路分館が3,682人、平成29年度は本館が9,579人、中辺路分館が4,318人となっており、展覧会の内容等に左右される」との答弁がありました。さらに委員から、来館者数が減少傾向にある中で、例えば市内の子供たちの絵を展示したり、美術館独自の賞をつくったりするなど、広く市民に利用してもらえるような工夫、あるいは芸術に親しむ次の世代の育成に向けた取組を検討されたいとの要望がありました。
続いて、議案第35号 令和元年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算についてに関わって、龍神、大塔及び本宮地域の各診療所における土曜日診療の状況とその考え方について説明を求めたのに対し、「土曜日の診療については、現在いずれの診療所においても休診となっており、今後検討していきたい」との答弁がありました。
以上、
委員長報告といたします。
令和2年11月27日、文教厚生委員会委員長、久保浩二。
(6番 久保浩二君 降壇)
○議長(安達克典君) 以上で、各
常任委員会委員長の報告が終了いたしました。
これより質疑に入ります。
ただいまの
委員長報告に対し、一括して質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 質疑なしと認めます。
これより、討論に入ります。
討論は一括して行います。討論はありませんか。
(「討論あり」の声あり)
○議長(安達克典君) 討論があるようですので、この場合、認定に対する反対討論の発言を許可いたします。
反対討論の発言はありませんか。
6番、久保浩二君。
(6番 久保浩二君 登壇)
○6番(久保浩二君) 議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算、議案第25号 令和元年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算、議案第26号 令和元年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算、議案第27号 令和元年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算、以上4件について、反対の立場で討論を行います。
まず、一般会計について、議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算に対し、不認定の立場で討論をいたします。
新庁舎整備事業に関わって、新庁舎アクセス道路ネットワーク調査業務委託料が1,116万円余り支出されております。平成29年3月に候補地選定調査結果を公表された時点では、東山はアクセス道路がたくさんあることが有利で、いずれも改良の必要がないと市道整備費がゼロ円であったのに、候補地を決めた後で、礫坂交差点改良、跨道橋撤去など、市道整備が必要と2億5,000万円増えました。その後、田辺高校方面からの南側交差点改良が加わって3億円になり、跨道橋撤去方法の変更で3億3,000万円と膨らみ続けてきました。そして、基本計画では、県道田辺白浜線とあけぼのの間に二つも交差点があり、いずれも改良の検討が必要とされており、庁舎が東山に来ることによってかかる道路整備は数億円になると予想されます。市当局は、東山はアクセスが多様だと高評価していることで、結果的に費用が増える要因になっているのではないでしょうか。昨年の決算審査時にも指摘しましたが、候補地を東山と決める以前にしっかり調査し、たった3か月などではなく、時間をかけて慎重に検討すべきだったということです。
次に、同じ新庁舎整備費に関わって、公有財産購入費1億270万円が支出されていますが、現在、オークワ社の新店舗建設が行われている土地の中に、先月より
問題が指摘されていたN氏の土地が存在していました。移転先を東山と決定する前に田辺市はその土地取引に関わっていたのですが、当局は、あけぼの東山2号線の道路整備と市庁舎整備の事業を別個のものとして関係性がないと主張しますが、N氏の土地取引は明らかに庁舎整備のターニングポイントになっています。
さらに、田辺市がN氏へ4,000万円送金したことの事実関係を私たちが情報公開請求しなければ明かされなかった土地取引の詳細については、以前より市民から伺ってきた声として、最初から決まっていたのではないかと感じるという疑念をますます深めています。
当局は議会の議決をよりどころにしていますが、市民に直接審判を仰いだわけではなく、市民団体は住民投票を求めており、市民の声を聴いてほしいとの署名する市民の思いは広がってきています。多くの市民から歓迎される市庁舎整備となるよう、住民投票によって市民の声を聴くべきではないかということです。
次に、プレミアム付商品券事業費については、低所得者及び子育て世帯向けに割増金のついたプレミアム商品券の売上げは予定の8割にとどまりました。今までにも低所得者向けのプレミアム付商品券事業は、割増しの商品券販売は余り評判はよろしくなく、今回の最高5口、2万円で5,000円のプレミアム商品券であれば、プレミアムつきでなく、5,000円の商品券を配るほうが消費税増税に苦しむ低所得者や子育て世帯にとってありがたい施策であるように思います。今後再考することを要望します。
次に、国保特別会計について。国保税については、田辺市は収納率が上がり、収入未済額が減少している現状は、以前に比べ改善してきていると言っていますが、加入者の7割が年金生活者、非正規労働者で、加入世帯の平均所得は全国平均で140万円、和歌山県内では100万円余りと1990年代前半から減り続けている現状があり、今でも高過ぎる水準にあります。協会けんぽ、組合健保、共済などの他の公的医療保険と比べても大きな格差があり、国保税をさらに引き上げれば、住民の命と健康、暮らしを脅かされるだけでなく、国民健康保険制度そのものの存立さえ脅かすことになり、この道は絶対に止めなければなりません。
全国知事会、全国市長会、全国町村会など、地方団体は、今の国保制度には、被保険者の所得水準が低く、保険税の負担率が高いという構造
問題があることを強調し、その解決のために抜本的な公費投入増により保険税引下げを国に求めています。
全国知事会は、2014年、国保に公費を1兆円投入することで、国保税を協会けんぽ並みの負担率にすることを国に要求し、国保の都道府県化が実施された2018年以後も引き続き国の定率負担の引上げを求めています。全国市長会も、国庫負担割合の引上げを要求しています。国保税を協会けんぽ並みに引き下げる方法として、事実上の人頭税である均等割、平等割、世帯割をなくすことも提案しています。
国保財政への公費負担は、国と都道府県で4.6兆円、国75%、都道府県25%であり、これを1兆円増やせば国保税を協会けんぽ並みに引き下げることができます。これが国保加入者の願いです。
次に、
後期高齢者医療制度は、国民を年齢で区切り、高齢者を別枠の医療保険に囲い込んで負担増と差別を押しつける悪法です。2008年の制度導入後、既に5回にわたる保険料値上げが強行されました。高齢者差別への国民の批判をかわすため、制度導入時に、当時の自公政権は、低所得者の保険料を軽減する仕組み、特例軽減を導入しましたが、安倍政権はその特例軽減を打ち切り、保険料を値上げする改悪を2017年度から実行に移しています。また、財務省や財界からは、75歳以上の窓口負担を現行の原則1割から原則2割に引き上げることが度々提言され、国民の中に不安が広がっています。欧州諸国など先進国では、窓口負担は無料または少額の定額制です。現役並み所得者も含めた全ての高齢者の窓口負担を1割とし、窓口負担ゼロの医療制度へ戻すべきです。
介護保険制度について。介護保険特別会計は、保険制度存続の危機にあると言っても過言ではありません。介護保険制度に従事する方は慢性的に人手不足で、ハローワークの有効求人倍率は全国平均で4.3倍、和歌山県でも3倍となっていて、求人をかけても人が集まらない状況は改善されていません。介護職の給与は全産業の平均月収に比べ9.2万円低く、年間110万円も少ない実態があります。事業所も人集めに苦労しており、必要な人材の確保もままならず、利用者に必要なサービス提供が厳しい状況にあります。訪問介護を支えている人材も55歳以上が6割以上を占めており、若い方の支え手が増えないと近い将来サービス提供ができなくなるおそれもあります。
現在、コロナ禍で事業所が感染防止対策に苦慮したり、高齢者が感染を恐れてサービスの利用を控えたりで経費が増え、売上げが減ったなどで経営が厳しくなったという話もあります。
2025年
問題も深刻です。団塊の世代が75歳以上になるとますます介護需要が高まり、今後、介護従事者が数十万人以上必要になると試算されています。制度を維持するためには、介護の担い手確保は国民的課題です。保険料も全国平均で制度開始の2,900円から今年度までの第7期では5,869円と倍増しています。ちなみに和歌山県は6,538円と全国4位の保険料となっています。今後も制度改定のたびに大幅な保険料の引上げが検討されています。
介護保険料は3年ごとの見直しで、保険料の計算は介護サービス総額の掛け率を65歳以上の人口の第1期では17%だったものが、第7期では23%に引き上げられ、今後も引き上げられることが予想され、第9期、2024年から2026年では、全国平均で基準額が月平均で8,165円になると予測されています。利用料も原則1割負担から2割負担、3割負担と利用者への費用負担を押しつけています。国の責任で国庫負担割合を抜本的に拡大し、保険料、利用料の負担を減らし、介護報酬を引き上げ、人材を確保して制度維持に努めるべきです。
以上、反対討論といたします。
(6番 久保浩二君 降壇)
○議長(安達克典君) 続いて、認定に対する賛成討論の発言を許可いたします。
賛成討論の発言はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 他に討論はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(安達克典君) それでは、これをもって討論を終結いたします。
これより、ただいま議題となっております16件について、順次採決に入ります。
◎日程第3 6定議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 6定議案第24号 令和元年度田辺市
一般会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第24号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(安達克典君) 起立多数であります。
よって、6定議案第24号は、認定することに決しました。
◎日程第4 6定議案第25号 令和元年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第25号 令和元年度田辺市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第25号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(安達克典君) 起立多数であります。
よって、6定議案第25号は、認定することに決しました。
◎日程第5 6定議案第26号 令和元年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第26号 令和元年度田辺市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第26号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(安達克典君) 起立多数であります。
よって、6定議案第26号は、認定することに決しました。
◎日程第6 6定議案第27号 令和元年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第27号 令和元年度田辺市
介護保険特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
本件については、起立により採決いたします。
議案第27号は、委員長の報告のとおり認定することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(安達克典君) 起立多数であります。
よって、6定議案第27号は、認定することに決しました。
◎日程第7 6定議案第28号 令和元年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第28号 令和元年度田辺市
分譲宅地造成事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第28号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第28号は、認定することに決しました。
◎日程第8 6定議案第29号 令和元年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第29号 令和元年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第29号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第29号は、認定することに決しました。
◎日程第9 6定議案第30号 令和元年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第30号 令和元年度田辺市
農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第30号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第30号は、認定することに決しました。
◎日程第10 6定議案第31号 令和元年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第31号 令和元年度田辺市
林業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第31号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第31号は、認定することに決しました。
◎日程第11 6定議案第32号 令和元年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第32号 令和元年度田辺市
漁業集落排水事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第32号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第32号は、認定することに決しました。
◎日程第12 6定議案第33号 令和元年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第33号 令和元年度田辺市
特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第33号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第33号は、認定することに決しました。
◎日程第13 6定議案第34号 令和元年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第34号 令和元年度田辺市
戸別排水処理事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第34号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第34号は、認定することに決しました。
◎日程第14 6定議案第35号 令和元年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第35号 令和元年度田辺市
診療所事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第35号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第35号は、認定することに決しました。
◎日程第15 6定議案第36号 令和元年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第36号 令和元年度田辺市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第36号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第36号は、認定することに決しました。
◎日程第16 6定議案第37号 令和元年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第37号 令和元年度田辺市
木材加工事業特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第37号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第37号は、認定することに決しました。
◎日程第17 6定議案第38号 令和元年度田辺市
四村川財産区
特別会計歳入歳出決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第38号 令和元年度田辺市
四村川財産区
特別会計歳入歳出決算についてお諮りいたします。
議案第38号は、委員長の報告のとおり認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第38号は、認定することに決しました。
◎日程第18 6定議案第39号 令和元年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算について
○議長(安達克典君) 続いて、6定議案第39号 令和元年度田辺市
水道事業会計利益の処分及び決算についてお諮りいたします。
議案第39号は、委員長の報告のとおり可決及び認定することに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、6定議案第39号は、可決及び認定することに決しました。
◎日程第19 7定報告第 1号
専決処分事項の報告についてから
日程第54 7定議案第35号 令和2年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)まで一括上程
○議長(安達克典君) 続いて、日程第19 7定報告第1号
専決処分事項の報告についてから、日程第54 7定議案第35号 令和2年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)まで、以上36件を一括上程いたします。
提出者の説明を求めます。
市長、真砂充敏君。
(市長 真砂充敏君 登壇)
○市長(真砂充敏君) ただいま上程されました議案は、専決処分報告1件、条例に関するもの9件、予算に関するもの6件、その他20件でございまして、その概要について御説明申し上げます。
まず、報告第1号
専決処分事項の報告については、交通事故1件、その他の事故2件の損害賠償について専決処分したものの報告であります。
議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正については、職員及び市長等の期末手当に係る支給割合を改定するほか、所要の改正を行うもので、議案第2号
田辺市議会議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部改正については、議員の期末手当に係る支給割合を改定するもので、議案第3号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正については、市長、副市長及び教育長の給料を減額するため改正するものです。
議案第4号 田辺市
地域経済牽引事業促進区域における
固定資産税の特別措置に関する条例の一部改正については、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うもので、議案第5号 田辺市斎場条例の一部改正については、新斎場の完成に伴い使用料の改定を行うもので、議案第6号 田辺市
林業開発センター条例の廃止については、林業開発センターを廃止するもので、議案第7号 田辺市
火災予防条例の一部改正については、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、急速充電設備の基準等について、所要の改正を行うものです。
議案第8号
工事請負契約の締結については、田辺市庁舎新築に伴う既存建物解体
工事請負契約の締結について、議案第9号
工事請負変更契約の締結については、文里地区津波避難施設整備
工事請負変更契約の締結について、議案第10号
工事請負変更契約の締結については、会津川左岸地区津波避難施設整備
工事請負変更契約の締結について、議案第11号
工事請負変更契約の締結については、近露福定線(逢坂隧道)道路改良
工事請負変更契約の締結について、議案第12号
工事委託変更契約(
委任変更協定)の締結については、紀勢本線紀伊新庄・紀伊田辺間第二神子浜架道橋新設
工事委託変更契約(
委任変更協定)の締結について、それぞれ議決をお願いするものです。
議案第13号 田辺市
高齢者複合福祉施設たきの里の
指定管理者の指定についてから議案第24号 田辺市
奥熊野古道ほんぐうの指定管理者の指定についてまでは、それぞれの施設の
指定管理者の指定について、議案第25号
市町村建設計画の変更については、東日本大震災等に伴う合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の一部改正により、合併特例債の発行期限が延長されたことに伴い、令和7年度まで計画期間を延長することについて、議決をお願いするものです。
次に、議案第26号 令和2年度田辺市
一般会計補正予算(第12号)につきまして、その概要を御説明申し上げます。
今回の補正額は2億3,976万7,000円で、歳出全般において、人事院勧告及び職員配置の変動等に伴う人件費の補正をしております。
歳出の主なものを申し上げますと、総務費では、利用者の減少に伴う地方バス路線運行維持対策費補助金を増額するほか、住民基本台帳及び戸籍附表システムの改修費等を、民生費では、まろみ保育所が実施する保育業務負担軽減システムの導入を支援する保育所等業務効率化推進事業費補助金のほか、浄財を頂いたことにより、窓口業務等における対話を支援するためのスピーカー購入費等を、衛生費では、
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、休日急患診療所の診療収入が著しく減少したことによる田辺周辺広域市町村圏組合負担金のほか、最終処分場造成工事費の増加に伴う紀南環境広域施設組合負担金等を、農林水産業費では、小川谷水道組合が実施する飲料水供給施設の整備を支援する山村地域力再生事業費補助金、林道施設点検業務委託料等を、土木費では、災害復旧事業に係る国庫支出金返還金のほか、歩道新設事業の予算の組替え等を、教育費では、高等教育無償化制度により紀南看護専門学校が実施する授業料等の減免に係る負担金等を、災害復旧費では、農林施設の復旧費用を、諸支出金では、国民健康保険事業特別会計繰出金等を補正するもので、今回の補正に要する財源としましては、地方交付税、国庫支出金、県支出金、繰越金、市債等をもって充てることにしており、このほか繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正をしております。
議案第27号 令和2年度田辺市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)につきましては、制度改正に伴うシステムの改修費、
新型コロナウイルス感染症の影響による保険税の減免措置等に伴い還付金等を補正するもので、議案第28号 田辺市
後期高齢者医療に関する条例の一部改正については、
後期高齢者医療保険料に係る延滞金の割合の特例について、所要の改正を行うもので、議案第29号 令和2年度田辺市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきましては、制度改正に伴うシステムの改修費を、議案第30号 田辺市
介護保険条例の一部改正については、介護保険料に係る延滞金の割合の特例について、所要の改正を行うもので、議案第31号 令和2年度田辺市
介護保険特別会計補正予算(第2号)につきましては、制度改正に伴うシステムの改修費、保険給付費等を補正するものです。
議案第32号及び議案第33号 権利の放棄については、住宅新築資金貸付金等に係る債権を放棄することについて、それぞれ議決をお願いするもので、議案第34号 令和2年度田辺市
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、債権放棄に伴う財源の更正を行うもので、議案第35号 令和2年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)は、水道事業変更認可業務に伴う測量・調査委託料等の補正を行うものです。
以上、提案いたしました議案について御説明申し上げましたが、詳細につきましては、関係部課長から説明いたさせますので、よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願いいたします。
(市長 真砂充敏君 降壇)
○議長(安達克典君) 続いて、補足説明を求めます。
総務部長、松川靖弘君。
(総務部長 松川靖弘君 登壇)
○総務部長(松川靖弘君) それでは、議案書に基づきまして、補足説明をさせていただきます。
1ページをお願いします。
7定報告第1号
専決処分事項の報告については、損害賠償の額を定め、和解することについて、
地方自治法第180条第1項の規定による指定に基づき専決処分したので、同条第2項の規定によりこれを御報告するものです。
まず、1件目の内容といたしましては、令和2年8月15日午後6時40分頃、本市消防職員が救急自動車で出動し、Aさん宅の敷地内で救急自動車を発進させたところ、当該車両の右後輪が敷地内の浄化槽の蓋に乗り上げ、これを損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が2万3,430円を相手方に支払うものです。
次に2ページ、2件目の内容といたしましては、令和2年9月20日午前9時頃、本市消防団員が、龍神村宮代132番地の3、龍神支団上山路分団宮代車庫敷地内において草刈り機を使用していたところ、小石が飛び散り、Bさん所有の軽貨物自動車のリアガラスを損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が9,900円を相手方に支払うものです。
次に、3件目の内容といたしましては、令和2年9月15日午前9時20分頃、本市管理課職員が、目良公園内において、草刈り機を使用していたところ、小石が飛び散り、Cさんが運転する軽乗用自動車のフロントガラス及び左側後部ドアガラスを損傷させたもので、この損害に対する賠償金として、本市が15万2,944円を相手方に支払うものです。
次に、3ページをお願いします。
7定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、10月の人事院勧告による国家公務員のボーナスの改定に準じて、市長、副市長、教育長、職員の期末手当に係る支給割合を改定するほか、所要の改正を行うものです。
10月の人事院勧告は、期末手当については0.05月分引き下げるものでありました。
本市におきましても、国の人事院勧告に準じて職員の期末手当の支給割合を改定するものでありまして、内容といたしましては、職員の期末手当について、0.05月分引き下げ、期末勤勉手当を年間4.45月分とするものです。
次に、市長、副市長及び教育長の期末手当の支給割合につきましても、0.05月分引き下げ、年間4.3月分とするものであります。
なお、会計年度任用職員と任期付職員の期末手当については、本年度は据え置くものであります。
次に、5ページをお願いします。
7定議案第2号
田辺市議会議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、議員の期末手当に係る支給割合を改定するもので、0.05月分引き下げ、年間4.3月分とするものです。
次に、7ページをお願いします。
7定議案第3号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、市の関係する
各種団体等における不適正な
会計処理事案に関して、市政への混乱を招き、市民の信頼を失墜させたことから、市長、副市長及び教育長の給料を減額するものです。令和3年1月分及び2月分の給料月額について、市長は88万円から79万2,000円に10%減額し、副市長は73万2,000円から65万8,800円に10%減額し、教育長は66万円から59万4,000円に10%減額するものです。
次に、9ページをお願いします。
7定議案第4号 田辺市
地域経済牽引事業促進区域における
固定資産税の特別措置に関する条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、中小企業の事業承継の促進のための中小企業における経営の承継の円滑化に関する法律等の一部改正により、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律第25条が第26条に条項移動することに伴い、省令名が変更されたことによる所要の規定の整備を行うものです。
次に、11ページをお願いします。
7定議案第5号 田辺市斎場条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、新斎場の完成に伴い、使用料の改定を行うもので、市内料金を12歳以上は1万円から2万円に、12歳未満は5,000円から1万円に改め、市外料金については、12歳以上を5万円から6万円に、12歳未満は2万5,000円から3万円に改定するものです。なお、死胎・死肢等の改定はございません。
次に、13ページをお願いします。
7定議案第6号 田辺市
林業開発センター条例の廃止について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、平成31年3月31日をもって休館している田辺市林業開発センター深山荘を廃止するものです。
次に、15ページをお願いします。
7定議案第7号 田辺市
火災予防条例の一部改正について、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、急速充電設備の基準等について所要の改正を行うものです。
概要を申し上げますと、現行の急速充電設備の基準につきましては、全出力20キロワットを超え50キロワット以下について定められていますが、大容量の電池を登載した電気自動車の普及等に伴い、最大出力200キロワット以下までの基準等を追加するものです。
次に、18ページをお願いします。
7定議案第8号
工事請負契約の締結については、田辺市庁舎新築に伴う既存建物解体
工事請負契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は田辺市庁舎新築に伴う既存建物解体工事、契約の方法は条件付き一般競争入札、応札者数は3共同企業体、入札年月日は令和2年11月10日、契約金額は6億8,607万円、契約の相手方は裏地・菅原・丸山特定建設工事共同企業体、代表者、株式会社裏地工務店、代表取締役、裏地崇男氏でございます。
なお、工事概要等につきましては、別冊参考資料1ページを御参照願います。
次に、19ページをお願いします。
7定議案第9号
工事請負変更契約の締結については、文里地区津波避難施設整備
工事請負変更契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は文里地区津波避難施設整備工事、元契約金額は2億7,335万円、変更契約金額は2億7,650万7,000円で、315万7,000円の増額です。契約の相手方は株式会社裏地工務店、代表取締役、裏地崇男氏です。
変更理由といたしましては、掘削面が崩れたことに伴う土留め工、並びにくいの支持層の深さが当初想定と相違が生じたことに伴うくい工事の追加等により契約金額の変更を行うものです。
次に、20ページをお願いします。
7定議案第10号
工事請負変更契約の締結については、会津川左岸地区津波避難施設整備
工事請負変更契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は会津川左岸地区津波避難施設整備工事、元契約金額は1億8,095万円、変更契約金額は1億8,278万7,000円で、183万7,000円の増額です。契約の相手方は東宝建設株式会社、代表取締役、澤井憲一氏です。
変更理由といたしましては、掘削面が崩れたことに伴う土留め工等の追加により契約金額の変更を行うものです。
次に、21ページをお願いします。
7定議案第11号
工事請負変更契約の締結については、近露福定線(逢坂隧道)道路改良
工事請負変更契約の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は近露福定線(逢坂隧道)道路改良工事、元契約金額は4億9,085万4,100円、変更契約金額は5億4,399万2,900円で、5,313万8,800円の増額です。契約の相手方は尾花・テンコーライフ特定建設工事共同企業体、代表者、株式会社尾花組代表取締役、谷口庸介氏です。
変更理由といたしましては、トンネルの覆工の裏側にある空洞や緩み土の範囲が設計と比較して大きかったことなど、施工によって判明した現場諸条件に合わせて必要な空洞充填工、先行ロックボルト工の追加施工等を行うため、契約金額の変更を行うものです。
次に、22ページをお願いします。
7定議案第12号
工事委託変更契約(
委任変更協定)の締結については、紀勢本線紀伊新庄・紀伊田辺間第二神子浜架道橋新設
工事委託変更契約(
委任変更協定)の締結について、田辺市議会の議決に付さなければならない契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定により議会の議決をお願いするものです。
工事名は紀勢本線紀伊新庄・紀伊田辺間第二神子浜架道橋新設工事、元契約金額は5億7,605万6,000円、変更契約金額は3億3,975万3,535円で、2億3,630万2,465円の減額です。契約の相手方は、西日本旅客鉄道株式会社和歌山支社、執行役員和歌山支社長、冨本直樹氏です。
変更理由といたしましては、施工時の現場諸条件に合わせた工種変更及び数量増減に伴って生じる経費の増減を精算し、不用額を減額するため契約金額の変更を行うものです。
次に、23ページの7定議案第13号から34ページの7定議案第24号までは、本市の公の施設12施設について、それぞれの
指定管理者を指定するため、
地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決をお願いするものです。
まず、23ページの7定議案第13号 田辺市
高齢者複合福祉施設たきの里の
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である田辺市たきない町22番1号、社会福祉法人田辺市社会福祉事業団、理事長、福田安雄氏を令和3年4月1日から令和8年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、24ページの7定議案第14号
田辺市立松風荘の
指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市高雄一丁目23番1号、社会福祉法人田辺市社会福祉協議会、会長、野見陽一郎氏を令和3年4月1日から令和8年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、25ページの7定議案第15号 田辺市立やすらぎ荘の
指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市高雄一丁目23番1号、社会福祉法人田辺市社会福祉協議会、会長、野見陽一郎氏を令和3年4月1日から令和8年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、26ページの7定議案第16号 田辺市
紀州備長炭記念公園の
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である田辺市秋津川1491番地の1、秋津川振興会、会長、大澤 晃氏を令和3年4月1日から令和6年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、27ページの7定議案第17号 田辺市
龍神総合交流拠点施設「
季楽里龍神」の
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である田辺市龍神村龍神189番地、一般財団法人龍神村開発公社、代表理事、手谷新一氏を令和3年4月1日から令和6年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、28ページの7定議案第18号 田辺市
龍神温泉センターの
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である田辺市龍神村龍神37番地、有限会社龍神温泉元湯、代表取締役、平岡照章氏を令和3年4月1日から令和6年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、29ページの7定議案第19号 田辺市
龍神宮代オートキャンプ場の
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である田辺市龍神村宮代341番地、上宮代区区長、五味 巧氏を令和3年4月1日から令和8年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、30ページの7定議案第20号
田辺市川湯キャンプ場の
指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市本宮町土河屋1043番地の2、石部林業、代表、石部ジョージ巽氏を令和3年4月1日から令和8年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、31ページの7定議案第21号 田辺市
龍神木族館の
指定管理者の指定については、現在の
指定管理者である田辺市龍神村東401番地、龍神村森林組合、代表理事組合長、眞砂佳明氏を令和3年4月1日から令和6年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、32ページの7定議案第22号 田辺市龍游館の
指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市龍神村福井511番地、こすげパーク振興会、代表、松本 泉氏を令和3年4月1日から令和8年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、33ページの7定議案第23号 田辺市
熊野古道中辺路の
指定管理者の指定については、公募による選考の結果、田辺市中辺路町近露2474番地の1、有限会社ふれあい、代表取締役、森 昌子氏を令和3年4月1日から令和8年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、34ページの7定議案第24号 田辺市
奥熊野古道ほんぐうの指定管理者の指定については、公募による選考の結果、東牟婁郡那智勝浦町大字天満122番地、みくまの農業協同組合、代表理事組合長、漆畑繁生氏を令和3年4月1日から令和8年3月31日までの間、当該施設の
指定管理者として指定するものです。
次に、35ページをお願いします。
7定議案第25号
市町村建設計画の変更については、市町村の合併の特例に関する法律附則第2条第2項の規定により、なおその効力を有することとされる同法第5条第7項の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、東日本大震災等に伴う合併市町村に係る地方債の特例に関する法律の一部を改正する法律の施行により、合併特例債の発行期限が延長されたことに伴い、令和3年度から令和7年度までの5年間、
市町村建設計画を延長するものです。
次に、42ページをお願いします。
7定議案第26号 令和2年度田辺市の
一般会計補正予算(第12号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億3,976万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ568億362万5,000円とするもので、繰越明許費の補正につきましては46ページを、債務負担行為の補正につきましては47ページ及び48ページを、地方債の補正につきましては49ページをそれぞれ御参照願います。
補正予算の内容につきましては、歳出の54ページから御説明いたしますが、各費目の給料、職員手当等、共済費のうち、給与条例の改正に伴う期末手当の減額及び職員配置の変動による人件費の補正につきましては、その説明は省略させていただきますので御了承願います。
なお、人件費につきましては、給与費明細書を76ページから78ページに、工事請負費につきましては、工事明細表を79ページに、併せて別冊参考資料の2ページから5ページに、工事事業箇所図を掲載していますので御参照願います。
それでは、54ページをお願いします。
議会費につきまして、議員期末手当については、
田辺市議会議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部改正に伴い減額するもので、総務管理費、一般管理費につきましては、
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正に伴い市長及び副市長の給料を減額するものです。
55ページにまいりまして、
市民生活費につきましては、路線バス事業者の運行実績により、地方バス路線運行維持対策費補助金を増額するものです。
56ページをお願いします。
徴税費、賦課費につきましては、令和3年度の
固定資産税の評価替え及び税制改正に対応するため、
固定資産税賦課システムを改修するもので、戸籍住民基本台帳費につきまして、システム改修委託料については、住民基本台帳法等に基づき、令和6年度から国外転出者によるマイナンバーカード等の利用ができるよう、住民基本台帳システム及び戸籍システムを改修するものです。
次に、58ページをお願いします。
社会福祉費、社会福祉総務費につきまして、国庫及び県支出金返還金については、生活保護費国庫負担金をはじめ、障害者福祉、高齢者福祉、児童福祉施策等に係る各種負担金及び補助金の令和元年度の精算に伴うものです。
次の障害者福祉費につきまして、電子計算機処理業務委託料及び、次のページにまいりまして、システム改修委託料、ソフト使用料については、障害福祉サービスに係る制度改正等に対応するため、所要の費用を計上するものです。
同じく59ページの児童福祉費につきましては、保育業務の負担軽減を図るため、まろみ保育所が実施する業務支援システムの導入に対して補助するものです。
60ページをお願いします。
老人福祉費につきましては、
新型コロナウイルス感染症対策を目的とした御寄附を頂いたことから、窓口等において、
マスク着用による会話の聞き取りにくさ等を解消するため、難聴者対話支援スピーカーを導入するものです。
次に、62ページをお願いします。
保健衛生費、保健衛生総務費につきましては、
新型コロナウイルス感染症対策を目的とした御寄附により滅菌器等を購入するほか、田辺周辺広域市町村圏組合負担金については、
新型コロナウイルス感染症の影響により、当組合が運営する休日急患診療所における診療収入が減少していることから、運営に係る負担金を増額するものです。
国庫及び県支出金返還金については、健康増進事業等に係る国庫及び県補助金の令和元年度の精算に伴うものです。
63ページにまいりまして、清掃費、塵芥処理費につきましては、紀南環境広域施設組合が実施している広域廃棄物最終処分場の整備に係る建設工事費の増加に伴い、組合への負担金を増額するものです。
64ページをお願いします。
林業費、山村振興費につきましては、県の補助採択を受けて、小川谷水道組合が実施する施設整備に対して補助するもので、65ページにまいりまして、林業土木費、林道維持費につきましては、点検する橋梁数の増加等により、林道施設点検業務委託料を増額するものです。
林道舗装費につきましては、当初予定していた林道嘉森線の舗装について、山林所有者との調整により実施を延期し、林道下ノ川支線に事業箇所を変更するもので、これに伴い予算の一部を減額するものです。
次に、67ページをお願いします。
土木管理費、土木総務費につきましては、平成30年8月の台風20号豪雨により被災した普通河川音無川の災害復旧事業について、令和元年8月の台風10号豪雨により再度被災し、やむなく復旧工事を打ち切ったため、既に収入済みの平成30年度の国庫負担金を返還するものです。
68ページをお願いします。
交通対策費、歩道新設事業費につきましては、あけぼの東山1号線の自歩道整備委託料を実績により減額する一方、三栖67号線の歩道整備工事費を増額する予算の組替えを行うもので、都市計画費、都市計画総務費につきましては、69ページの不良空き家等の解体除却に対する補助金について、交付実績を踏まえ、予算を増額するものです。
70ページをお願いします。
教育総務費、事務局費につきましては、
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正に伴い、教育長の給料を減額するものです。
71ページにまいりまして、教育振興費につきましては、公立紀南病院組合が運営する紀南看護専門学校について、国の高等教育無償化制度に基づき、授業料等を減免することに伴い、その減収分を負担するものです。
次に、小学校費、学校管理費につきましては、
新型コロナウイルス感染症対策を目的とした御寄附を頂いたことから、寄附者の意向を踏まえ龍神地域内の小学校に手洗い用物品を配備するもので、72ページにまいりまして、中学校費、学校管理費につきましても、御寄附により龍神地域内の中学校に手洗い用物品を配備するものです。
74ページをお願いします。
保健体育費、保健体育総務費につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響により延期となっていた東京2020オリンピックの聖火リレーについて、開催日程が来年度の令和3年4月9日に決定したことから、本年度予算に計上の消耗品費及びイベント用備品借料等を減額するものです。
農林施設災害復旧費、現年度林業施設災害復旧事業費につきましては、令和2年7月の梅雨前線豪雨で被災した林道小広和田川線について測量等を実施した際、地すべりの兆候が見られたことから、測量・設計委託料の残額を減額し、地すべり災害に係る測量・調査・設計委託料を計上するものです。
現年度耕地災害復旧事業費につきましては、令和2年9月6日から7日にかけての台風10号豪雨等により被災した農地1件、農業用施設2件の復旧工事を行うものです。
75ページにまいりまして、特別会計繰出金につきましては、国民健康保険事業特別会計から介護保険特別会計における補正予算に対応し、必要となる一般会計からの繰出金です。
以上、今回の補正に伴う財源といたしましては、地方交付税をはじめ、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰越金、市債などをもって充てています。
次に、80ページをお願いします。
7定議案第27号 令和2年度田辺市の
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)は、次に定めるところによる。
第1条 事業勘定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ129万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ98億2,345万9,000円とするもので、人件費につきましては、給与費明細書を87ページ及び88ページに掲載していますので御参照願います。
補正予算の内容につきましては、85ページの歳出をお願いします。
総務費、総務管理費につきましては、給与条例の改正及び職員配置の変動に伴い人件費を補正するもので、徴税費につきましては、令和3年度からの制度改正に対応するため、国民健康保険システムの改修を行うものです。
86ページをお願いします。
諸支出金、償還金及び還付加算金につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響による保険税の減免実績等を踏まえ、医療給付費、後期高齢者支援金及び介護納付金に係る過誤納還付金を増額するものです。
なお、補正に伴う財源といたしましては、県支出金を増額する一方、繰入金及び繰越金を減額しています。
次に、89ページをお願いします。
7定議案第28号 田辺市
後期高齢者医療に関する条例の一部改正については、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、地方税法の改正に準じて、延滞金に係る特例基準割合が延滞金特例基準割合に改められたことにより、所要の改正を行うものです。
次に、91ページをお願いします。
7定議案第29号 令和2年度田辺市の
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ612万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ20億8,193万1,000円とするものです。
補正予算の内容につきましては、95ページの歳出をお願いします。
総務費、徴収費につきましては、令和3年度からの制度改正に対応するため、後期高齢者システムの改修を行うもので、補正に伴う財源といたしましては、国庫支出金及び繰入金をもって充てています。
次に、96ページをお願いします。
7定議案第30号 田辺市
介護保険条例の一部改正については、
地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましても、地方税法の改正に準じて、延滞金に係る特例基準割合が延滞金特例基準割合に改められたことにより、所要の改正を行うものです。
次に、98ページをお願いします。
7定議案第31号 令和2年度田辺市の
介護保険特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ9,777万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ93億7,810万7,000円とするもので、人件費につきましては、給与費明細書を110ページ及び111ページに掲載していますので御参照願います。
補正予算の内容につきましては、105ページの歳出をお願いします。
総務費、総務管理費につきましては、給与条例の改正及び職員配置の変動に伴い人件費を補正するもので、システム改修委託料については、令和3年度からの制度改正に対応するため、介護保険システム等の改修を行うものです。
介護サービス等諸費から108ページの特定入所者介護サービス等費までの各種保険給付費につきましては、各介護サービスの対象者数、利用件数等の実績状況を勘案し、それぞれ補正するものです。
108ページの地域支援事業費、介護予防・生活支援サービス事業費につきましては、国庫支出金の交付に伴う財源更正で、次の包括的支援事業・任意事業費につきましては、次のページにわたりますが、人事配置の変動に伴う人件費の補正のほか、国庫支出金の交付に伴う財源更正です。
なお、補正に伴う財源といたしましては、国庫支出金、支払基金交付金、県支出金、繰入金及び繰越金をもって充てています。
次に、112ページ及び113ページをお願いします。
7定議案第32号及び第33号の債権の放棄については、
地方自治法第96条第1項第10号の規定により議会の議決をお願いするものです。
本件につきましては、住宅新築資金及び宅地取得資金の貸付けを受けた2人に対する5件の債権を放棄するものです。
まず、112ページの7定議案第32号につきまして、放棄する権利の内容は、住宅新築資金貸付金及び宅地取得資金貸付金2件に係る債権で、債務者は故人Dさんです。
放棄する債権の額は、住宅新築資金貸付金653万8,292円、宅地取得資金貸付金が316万7,143円及び135万7,399円です。理由といたしましては、債務者は平成12年に死亡し、相続人は平成13年に相続放棄をしています。平成16年に他の債権者からの申立てにより貸付け対象物件が競売されましたが、本市への配当はなく、残債権については回収できませんでした。また、連帯保証人は、令和元年に死亡しています。
次に、113ページの7定議案第33号につきまして、放棄する権利の内容は、住宅新築資金貸付金及び宅地取得資金貸付金に係る債権で、債務者は故人Eさんです。
放棄する債権の額は、住宅新築資金貸付金858万4,378円、宅地取得資金貸付金が416万8,056円です。理由といたしましては、昭和58年に他の債権者からの申立てにより貸付け対象物件が競売されましたが、本市への配当はなく、残債権については回収できませんでした。債務者は平成20年に死亡し、相続人は同年に相続放棄をしています。また、連帯保証人は、令和元年に死亡しています。
今回債権放棄する5件の金額を合わせますと2,381万5,268円となりますが、国費・県費補助金で56.8%、1,352万6,000円が交付されることにより、残る43.2%の1,028万9,268円が、実質的に市が債権放棄をする金額となります。
次に、114ページをお願いします。
7定議案第34号 令和2年度田辺市の
同和対策住宅資金等貸付事業特別会計補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第1条 歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ4億8,549万4,000円とするもので、内容につきましては、議案第32号及び第33号に基づき、住宅新築資金貸付金等に係る債権を放棄することにより、県補助金が交付されるため、歳入の財源更正を行うものです。
次に、117ページをお願いします。
7定議案第35号 令和2年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)です。
第1条 令和2年度田辺市水道事業会計の補正予算(第2号)は、次に定めるところによる。
第2条 令和2年度田辺市水道事業会計予算(以下「予算」という。)第3条に定めた収益的支出の予定額を次のとおり補正する。
第3条 予算第4条中本文括弧書きを次のとおり改め、資本的支出の予定額を次のとおり補正する。
第4条 予算第8条に定めた経費の金額を次のとおり改める。
内容につきましては、118ページをお願いします。
収益的収入及び支出につきましては、支出において、給与条例の改正及び職員配置の変動に伴い人件費を減額するものです。
119ページにまいりまして、資本的収入及び支出につきましては、支出において、給与条例の改正に伴う人件費の減額のほか、水道事業変更認可業務の実施に伴い小泉浄水場内と周辺の公図訂正等が必要となったことから、測量・調査委託料を計上するものです。
なお、人件費につきましては、給与費明細書を120ページ及び121ページに掲載していますので御参照願います。
以上をもちまして、補足説明を終わらせていただきます。
よろしく御審議の上、御賛同賜りますようお願い申し上げます。
(総務部長 松川靖弘君 降壇)
○議長(安達克典君) 以上をもって提出者の説明が終了いたしました。
お諮りいたします。
日程第19 7定報告第1号
専決処分事項の報告について及び、日程第22 7定議案第3号
田辺市長等の給与に関する条例の一部改正についてから、日程第54 7定議案第35号 令和2年度田辺市
水道事業会計補正予算(第2号)までの以上34件については、審議の都合上、後日審議願うことにいたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
続いて、日程第20 7定議案第1号 田辺市職員の給与に関する条例等の一部改正について及び、日程第21 7定議案第2号
田辺市議会議員の議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部改正についての以上2件について、これより一括して質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 質疑なしと認めます。
それでは、ただいま議題となっております2件については、会議規則第37条第1項の規定により、所管の
総務企画委員会に付託いたします。
この場合、お諮りいたします。
本日の会議はこの辺にとどめ散会し、明日11月28日及び29日の2日間は休会とし、11月30日午後1時から再開いたします。
これに異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(安達克典君) 異議なしと認めます。
よって、さよう決しました。
なお、一般質問の通告につきましては、11月30日午後2時までに事務局へ提出願います。締切り後、抽せんにより質問順位を決定し、通知申し上げます。
散 会
○議長(安達克典君) それでは、本日はこれをもって散会いたします。
(午後 2時35分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
令和2年11月27日
議 長 安 達 克 典
議 員 二 葉 昌 彦
議 員 安 達 幸 治
議 員 塚 寿 雄...